新潟県伝統工芸品に阿賀野市から三つの工芸品が指定されました!
「新潟県伝統工芸品指定制度」について
新潟県には、地域の歴史と風土に培われ、県民の生活の中で受け継がれてきた工芸品が数多く存在します。
この度、伝統工芸品産業のより一層の発展に資するため、このような工芸品を「新潟県伝統工芸品」として指定する制度を創設するとともに、指定を希望する工芸品を新潟県が第一回目の募集を行いました。
この度11品目が指定され、そのうち3つの工芸品が阿賀野市の伝統工芸品です。
阿賀野市内の新潟県伝統工芸品
庵地焼 旗野窯
(沿革)庵地での陶器生産は1878年に始まり、その後明治41年に旗野直太朗氏により旗野窯が独立築窯され、庵地焼(旗野窯)として現在に至る。
(特徴)創業当初より、庵地で産出される粘土や、地元のケヤキを使った自家製の釉薬を用いて製造している。土作りから成形工程までを全て手作業で行うこだわり。
(所在地)
阿賀野市保田148-3
安田瓦鬼瓦(長場鬼瓦工場、村秀鬼瓦工房)
(沿革)起源は、天保年間(1830~1843 年頃)にあるとされ、産地では安田瓦とともに手工業である鬼瓦も製造されており、瓦生産の増加により郷土の産業として定着した。
(特徴)1200 度以上の高温と還元焼成による十分な焼き締めや、表面ばかりでなく裏面迄釉薬を付けるなどの焼成方法により、安田瓦と同じ銀鼠色の風合いを持ち、凍害や塩害に強く丈夫であることが特徴。
(所在地)
長場鬼瓦工場 阿賀野市保田6185-1
村秀鬼瓦工房 阿賀野市保田6090
越後本染注染手拭(藤岡染工場)
(沿革)大阪発祥とされる注染手ぬぐいの技術を、1914 年頃に名入れ手ぬぐいの量産のため導入したとされる。
(特徴)手ぬぐい一枚ずつに糊置きをし、40 枚程度重ねたものに上からジョーロを使って染料を注ぎ、その後に裏返しして表と同じように染料を注ぐことで糸の芯まで染料が入り、裏表の
ない仕上がりとなることが特徴。
(所在地)
阿賀野市中央町2-11-6

新潟県伝統工芸品に関する問い合わせ先
新潟県産業労働部 地域産業振興課 地場産業・日本酒振興室
新潟市中央区新光町4番地1
電話:025-280-5243
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更新日:2022年05月16日