算数のまち水原
和算(わさん)とは
和算とは、江戸時代に発達した日本独自の算術です。
西洋数学の代数・幾何・三角関数に匹敵しており、
関孝和(せき たかかず)が創始者であるといわれています。
まるで難しいパズルのような問題と解答を競い合うもので、
大名から一般民衆にまで広く親しまれました。
和算家・山口和
水原出身の山口和(やまぐち かず)は、江戸時代末期に和算家として活躍した人物です。
山口和は江戸に出て関流の和算を学び、その後全国を旅して道中日記を記しました。
この道中日記は、和算研究や歴史民俗史料として貴重なもので、
1965年に水原町の文化財に指定されました。
また、1958年には山口和を称える石碑が地元の有志によって建立されました。
この石碑は現在、水原八幡宮(外城町)の境内にあります。
算数のまち水原 ~商店街を歩いて算数の問題に挑戦してみよう!~
山口和を称えて平成12年には「算数のまち水原」という企画が立ち上がり、
水原本町商店街に算数の問題が設置されるようになりました。
問題は小学校から一般向けです。
現在は、商店街内の一部店舗で解答用紙を配布しており、
答えは「白善商店」にあります。3問正解すると粗品がもらえます。
毎年4月頃に新しい問題へ入れ替わりますので、
ぜひ水原本町商店街を歩きながら算数の問題にチャレンジしみてください。



拡大図は下記をご覧ください。
算数好きの方は少し難しい問題に挑戦!
「商店街の小学生向け問題は簡単すぎる」という算数好きの皆さまへ
山口和が全国行脚した際に書き記した問題を、現代風にアレンジして出題します。
腕に自信のある方はぜひ挑戦してみてください。
今回の問題は下記リンクをご覧ください。
問題(令和6年5月更新) (PDFファイル: 109.1KB)
問題の解答は下記リンクをご覧ください。
更新日:2022年05月30日