平和に関する取組
阿賀野市は、非核三原則の遵守と核兵器の根絶を求め、世界の恒久平和への願いを込めて非核平和都市宣言を行いました。この宣言に基づき、市民に核兵器の恐ろしさやその被害の悲惨さ、平和の尊さを伝えるため、様々な事業に取り組んでいます。
非核平和都市宣言
私たちの願いは、世界の恒久的平和と緑豊かな地球環境を守り、未来の人々に残すことです。
しかし、この願いに反し、核兵器の開発と軍備拡大競争は今なお続き、世界の平和と安全、地球環境が脅かされています。
私たちは、世界で唯一の被爆国民として、これからも原爆の悲惨さと平和の大切さを伝え続けるとともに、非核三原則を遵守していかなければなりません。
私たち阿賀野市民は、全ての国の核兵器がすみやかに廃絶されることを強く訴え、世界の全ての人々が、平和で豊かなくらしを送り、ともに繁栄し、永遠の世界平和が実現することを目指し、ここに阿賀野市を「非核平和都市」とすることを宣言します。
平成22年10月9日
新潟県阿賀野市
平和首長会議に加盟しています
平和首長会議とは、広島市長を会長とし、核兵器廃絶に賛同する都市で構成され、世界恒久平和の実現に貢献することを目的とした団体です。
(注意)令和7年6月13日現在、166か国の国や地域(8,487都市)と、日本国内の1,740都市が加盟しています。
原爆絵画展
目的
阿賀野市非核平和宣言の趣旨にのっとり、多くの市民が戦争や原爆被害の実情を知ることで、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現について考え、未来に向かって平和な社会を築くことを目的として開催しました。
令和6年度
期間中、市内4会場で「被爆体験証言者と高校生との共同制作による原爆の絵」を展示しました。
会場・開催日時
阿賀野市笹神支所(阿賀野市山崎77)
7月24日(水曜日)~8月15日(木曜日)、午前8時30分~午後5時15分
土・日曜日、祝日は閉庁
阿賀野市立図書館(阿賀野市曽郷1028)
7月24日(水曜日)~8月15日(木曜日)、午前9時30分~午後7時00分
月曜日は休館、土・日曜日、祝日は午後5時00分まで
水原中学校市民図書室(阿賀野市学校町9-9)
7月24日(水曜日)~8月15日(木曜日)、午前9時30分~午後7時00分
金曜日は休館、土・日曜日、祝日は午後5時00分まで
阿賀野市安田交流センター「風とぴあ」(阿賀野市保田1756-1)
7月24日(水曜日)~8月15日(木曜日)、午前9時00分~午後8時00分
来場者数
期間中の来場者は、4会場合わせて約9,667人でした。
来場者の感想
- 見るたびにつらい。二度とこのようなことが起きない平和な世界になってほしい。(50代)
- どの絵も生々しく恐怖を感じるものだった。今回の原爆絵画展で初めて知ったことも多くあり、とても勉強になった。このような企画は風化させないために毎年続けた方が良いと思った。争いのない平和な世界になっていくことを願っている。(10代)
- 世界平和が何よりも大事だと思いました。(小学生)
- 原爆は二度とおこさないことです。命の大切さ、世界が一段となって守っていかないといけないということです。(60代)
- 被爆体験者が年々減っていく中、後世に伝えていく手段として、体験者と高校生が共同制作して絵をかくという方法があることを初めて知りました。原爆資料館や原爆ドームなどにも行ってみたいと思います。(30代)
- 教科書でしか知らなかった。経験者の話は想像できないほど悲惨だと感じた。原爆の威力、被爆するとどうなるのか、少し知ることができた。今の平和に感謝が湧いたし、守らねばならないと感じた。(20代)
- 今の平和が長く続くよう、また現在、幸せでいられることがありがたく思いました。二度とこのようなことが起こらないよう願います。(70代)
- 写真よりも原爆のリアルさが伝わってきた。(30代)
- 大変意義のある展示だと思いました。ありがとうございました。(40代)
- 図書館で借りた「はだしのゲン」という本を見たことがあり、どんな被害、人間たちがどのようなことで亡くなったかは、少し知っていましたが、絵画展を見て、その時の気持ち、その日の風景が頭に浮かびました。切ない気持ちでいっぱいでした。(中学生)
原爆絵画展に寄せられた感想の一部を掲載させていただきました。
どれも原爆の悲惨さに心を痛め、二度とあってはならないとの訴え、世界平和を切に願う心情が伺えるものでした。
懸垂幕の掲出
令和6年度は7月下旬~8月中旬に、京ヶ瀬支所に「なくそう核兵器」という懸垂幕を掲揚、市役所本庁舎にはロシアによるウクライナ侵攻に反対する懸垂幕を掲揚しました。
黙とうの呼びかけ
阿賀野市役所では、原爆と戦争で亡くなられた48万4千人を超える犠牲者の追悼と、世界の恒久平和を祈り、黙とうを行いました。
また、広報紙で市民に黙とうの呼びかけを行いました。
- 広島原爆の日 8月6日 午前8時15分
- 長崎原爆の日 8月9日 午前11時2分
- 終戦記念日 8月15日 午後0時
広島平和記念式典中学生派遣事業
目的
世界各国から5万人が参列する「広島平和記念式典」に参列することにより、核兵器廃絶と世界平和の重要性を自らの課題として捉え、また、世界で唯一の被爆体験国として核兵器の脅威を学習することで、平和教育の推進に貢献することを目的としています。
概要
令和6年度は、市内全中学校(安田中・京ヶ瀬中・水原中・笹神中)の生徒12人と、引率者2人、随行職員1人の合計15人が参加しました。
年度 | 生徒 | 引率・随行 | 計 |
---|---|---|---|
H29 | 4人 | 2人 | 6人 |
H30 | 8人 | 2人 | 10人 |
R1 | 8人 | 2人 | 10人 |
R2 | - | - | - |
R3 | - | - | - |
R4 | 12人 | 3人 | 15人 |
R5 | 12人 | 3人 | 15人 |
R6 | 12人 | 3人 | 15人 |
備考:R2、R3は、広島市が平和記念式典の参列者を縮小したため、派遣なし
更新日:2025年07月01日