食品・農産物の乾燥・粉末加工に関する情報提供
目的
阿賀野市の基幹産業の1つである「農業」「食品関連業」を“もうかる産業”にします。稲作中心で、地域を代表する園芸農産物を有しない阿賀野市の農業においては、6次産業化に代表されるような農産物の付加価値化と収益の向上が求められます。また、食品関連業においても同様に、差別化された商品づくりやサービス提供が求められます。
その実現のために、市内に食品乾燥研究施設を設置し、新たな常温乾燥技術を有する大学発ベンチャー企業と連携することで、食品乾燥技術を活用したビジネスを創出できる場を提供します。
ここでは、市内の農業者や事業者が規格外品農産物の利用など、ビジネスを創出するために必要な農産物等の乾燥に関する加工データを提供することで、食品乾燥技術や市の施設をどのように活用すべきかをお伝えます。
データは随時更新します。
農作物等を乾燥・粉末化する一般的なメリット
生産者のメリット
農産物等を粉末化すると、規格外品や廃棄される原因となる大きさや傷などの欠点がわからなくなります。また、乾燥することで保存性が向上するので、余剰農産物等の利用も可能となります。
今まで有効利用できなかった農産物等を販売することができることにより、収入向上につながります。
加工業者のメリット
水分が少なくなるため、小麦粉など他の粉末と混ざり易くなるなど加工適性が向上します。また、栄養成分が濃縮することから、食味が向上することもあります。
また、農作物等は季節性があるため、乾燥・粉末化することで、貯蔵性が向上し、1年中材料として利用することができます。
流通業者のメリット
農産物等の乾燥粉末は乾燥することにより重量・容積が減少し、水分も極めて少なくなるため、貯蔵・輸送などが容易になります。
加工データ
いちご


乾燥

粉末

大根


粉末

玉ねぎ


粉末

じゃがいも


乾燥

粉末

枝豆


粉末

中玉トマト


乾燥

粉末

ミニトマト


乾燥

とうもろこし


粉末

とうもろこし加工データ (PDFファイル: 203.9KB)
いちじく


乾燥

粉末

黒いちじく


乾燥

かぼちゃ


粉末

パッションフルーツ


粉末

パッションフルーツ加工データ (PDFファイル: 255.6KB)
バターナッツかぼちゃ


乾燥

粉末

バターナッツかぼちゃ加工データ (PDFファイル: 205.7KB)
ブロッコリー

乾燥

ブロッコリー加工データ (PDFファイル: 292.6KB)
カリフラワー

乾燥

カリフラワー加工データ (PDFファイル: 244.8KB)
自然薯

乾燥
粉末

ビーツ

乾燥
粉末

数値の見方
水分活性
同一条件下における食品の水蒸気圧を純水の水蒸気圧で除した値になります。
水分活性を低く抑えることができれば、食品中の微生物の増殖を抑えることができます。
ブランチング処理
製品の変色等を防ぐための、軽い湯通し等の加工を指します。
施設概要
施設の処理能力
食品乾燥機1台が設置してあります。
1日の処理検体数は1検体です。1週間に2検体の受入れが可能です。
乾燥処理能力は1検体あたり5キログラムです。検体によって、処理量は異なります。
検体(農産物等)の洗浄、カットは、当施設で行います。
農産物等のカットの仕方はさまざま対応できます。施設利用には申請が必要です。

連携企業(作業受託者)
当事業は、新たな常温乾燥技術を有する大学発ベンチャー企業と連携しています。
企業概要
企業名
株式会社ベジア
更新日:2020年12月01日