平成22年度第19回阿賀野川写真コンテスト入賞作品

更新日:2020年12月01日

ページID : 1756

フイルム部門

阿賀野川治水協会会長賞

はしけを引っ張って阿賀野川を進んでいく船と川にかかる赤い鉄橋の写真

「現場に向う」
渡辺 隆(新潟市西区)

講評

構図のバランスが素晴らしいです。川で働く舟が印象的です。

新潟フジカラー賞

薄い雲の隙間から光がさしている川を一艘の船が進んでいる写真

「阿賀野川を行く」
小沢 寿長(五泉市)

講評

阿賀野川の自然を的確に表現した力作です。舟がポイントとなっています。

特選

赤い水上バイクに乗っている親子連れと水上バイクに乗って宙返りをしている男性の写真

「阿賀野川の夏を楽しむ」
植木 元(柏崎市)

講評

水上バイクのダイナミックさをシャッタースピードを考えた作品。作者の技術を評価します。

特選

霧が立ち、水面がオレンジ色に輝いている川に人が乗っている一艘の船が写っている写真

「霧わく朝の阿賀」
佐藤 稔(新潟市江南区)

講評

光と影を表現した風景写真。人物を点景にしたところが良かったです。

入選

朝日が昇り、空と川の水面がオレンジ色に輝いて、手前には船のシルエットが写っている写真

「朝日を浴びて」
木下 正一(新潟市北区)

講評

前景に舟をシルエットにした力強い構図を評価しました。

入選

川沿いの線路を白い煙を吐きながら走っているSLの写真

「D51阿賀野路を走る」
藤巻 佳一(新潟市中央区)

講評

D51は珍しい写真ですね。黒煙が力強いです。

入選

河川敷の公園にある花壇の傍の芝生の斜面に腰を下ろし三人並んで焼きそばを食べている女の子の写真

「焼きそば食べる三少女」
川崎 久松(新潟市西区)

講評

公園で仲良し三人組の姿が楽しそうですね。三人の表情がもっとあればと悔やまれる作品です。

入選

河川敷の公園の花壇の傍で、青と紫の衣装を着て踊っている人たちとそれを見ている見物客の写真

「春の床固め公園」
野瀬山 信夫(新潟市江南区)

講評

踊りの楽しさが撮影されています。できればもう少し踊りの人達を大きく撮影してほしかったです。

入選

田んぼの中の土手に立っている、釣り竿を持った案山子とのぼり旗の写真

「案山子の商売」
浅利 譲(五泉市)

講評

視点の良い作品です。のぼりの字がもっとハッキリ写っていればと思います。

ほのぼの賞

川沿いに生えている大きな桜の木と畑で農作業をしている2人の人物の写真

「春爛漫」
阿部 重男(新潟市秋葉区)

講評

桜の木と人物、バランスの良い写真です。季節感が表現されています。

デジタル部門

阿賀野川治水協会会長賞

オレンジ色の空と白く朝もやのかかった川、遠くに連なる山脈と無数の白鳥の写真

「暁にとぶ」
本間 一人(新潟市江南区)

講評

格調高い素晴らしい作品です。朝焼けの茜雲と白鳥、朝のグラデーションが作品に表れています。

北陸建設弘済会理事長賞

蛇行して流れている阿賀野川と真っ白く雪化粧をした周辺の田んぼや畑や民家、雪が積もった木の枝の写真

「厳冬の阿賀野川」
中林 俊樹(新潟市江南区)

講評

大蔵山からの撮影、白一色の風景がとても印象的です。前景に枝を入れた構図も評価します。

特選

水面が波を打ち、模様のように浮かび上がっている川と一艘の船の写真

「波紋」
塚原 幸子(新潟市東区)

講評

造形的な風景、作者の視点の良さを評価します。本当に美しいです。

特選

鉄橋を黒煙を吐き出しながら走っていくSLに向かって、カヌーに乗ったまま手を振っている人々の写真

「早出川とばんえつ物語号」
大竹 俊夫(見附市)

講評

夏の早出川とSL、カヌーを入れた作者の感性、ベテランの撮影ですね。夏の季節感が良く表現されています。

入選

s字のカーブを描きながら水しぶきをあげて走っていく2台の水上バイクの写真

「駆け抜ける」
山森 尚(新潟市東区)

講評

水上バイクの蛇跡がS字になる構図が素晴らしくシャッターチャンスも的確です。

入選

川にかかる赤い鉄橋と船が進んだあとの水面が緩やかに波打っている川の写真

「阿賀滔々」
小宮 和巳(新潟市西区)

講評

空気感のある風景写真、撮影アングルが印象的です。

入選

ピンク色の花が満開の八重桜の木と川の中を進んでいく屋形船の写真

「春の遊覧船」
佐藤 孝雄(村上市)

講評

季節感を考えた作品です。八重桜と船だけの構図ならば、もっと力強くなったでしょう。もう少し右から写せたらと思います。

入選

民家の間に赤や黄色の明かりが灯っている夜景の写真

「阿賀浦橋を望む夜景」
松沢 淳一(五泉市)

講評

色合いは素晴らしいです。中間の橋に車のライトでも写っていればもっとインパクトが出たかもしれません。

入選

黄色や茶色に紅葉した山々と川にかかっている大きな橋、川で大根を洗っている農家の夫婦の写真

「清流の恵みを受けて」
太田 安恵子(新潟市中央区)

講評

好日の秋、大根の収穫でしょうか。もっと人物に寄った撮影であればと悔やまれます。

ほのぼの賞

雪が積もった公園で遊んでいる母親と2人の子供たちの写真

「やめてー!」
太田 誠二(新潟市中央区)

講評

冬の公園、楽しそうですね。人物3人をもっと大きく構図していれば、インパクトのある作品になったでしょう。

総評

 第19回阿賀野川写真コンテストを終えて、昨年より出品作品も多く、また、力作揃いでした。フイルム部門・デジタル部門ともに表現力があり、テーマである阿賀野川の四季が観察力を持って撮影されています。特筆すべきは入賞された作品です。しっかりと被写体を見てシャッターチャンスを考え、作品にしているところです。また、残念ながら入賞できななかった作品の中にも、もう一歩の作品が多くありました。次回、再チャレンジしてもらいたいです。

(注意)総評・評価コメントは、社団法人日本写真家協会会員山田昌男氏から頂きました。

この記事に関するお問い合わせ先

産業建設部 建設課 庶務係

〒959-2092
新潟県阿賀野市岡山町10番15号

電話:0250-61-2480 ファックス:0250-61-2037
メールフォームによるお問い合わせ