平成20年度第17回阿賀野川写真コンテスト入賞作品
一般部門
阿賀野川治水協会会長賞

「にぎわう川面」
本間 一人(新潟市江南区)
講評
阿賀野川の美しさを巧みにとらえた力作です。
早朝の空気感と色あい、前景に漁をする人物を点景に置き、中景に白鳥の群れ、ベテランの技術を感じます。
新潟日報社賞

「SL、白煙残し春を引く」
島村 宏一(新潟市秋葉区)
講評
阿賀野川とSLは、とてもマッチングする場所がいくつもありますが、その中にあって作者の独創性を感じます。
生活を結ぶ二本の橋が川の雄大さを表現しています。
新潟フジカラー賞

「練習」
手塚 昭子(加茂市)
講評
川とスポーツ、特に西会津・津川は盛んです。
川面を行くボートが爽やかです。横の線でまとめたところを評価しました。
特選

「不安の一日」
野瀬山 信夫(新潟市江南区)
講評
大水が出た川を見つめる人々が印象的です。
立ち尽くす人々の声が聞こえてくる様子が伝わってきます。
特選

「朝もやの中を」
小沢 寿長(五泉市)
講評
花鳥風月の世界ですね。
川霧の中の一艘の舟が印象的です。
入選

「泰平の輝き」
木下 正一(新潟市北区)
講評
写真は光と影。橋に光が当たり、とても美しく見えた瞬間を写しています。
露出をもう一段マイナスにすれば、もっと強調できたでしょう。
入選

「阿賀野川の冬景色」
阿部 重男(新潟市秋葉区)
講評
三川地区の冬の風物詩・雪見舟。被写体として魅力があります。
もう少し舟を近づけて撮影すれば、上位作品になったでしょう。
入選

「カヌーで遊ぶ」
桜井 俊雄(五泉市)
講評
赤い橋がダイナミックに表現されています。
川と親しむ様子が伝わります。
入選

「夜明けの阿賀野川」
星 正一(加茂市)
講評
この場所も数々の作品が賞を取っている撮影ポイントです。
これからも挑戦してください。
入選

「小春日和」
金究 繁雄(新潟市中央区)
講評
春の万願寺付近でしょうか、本当に春の美しいところです。
人物が手前にあれば、もっと良くなったでしょう。春のにぎわいも入れてほしかったです。
ほのぼの賞

「待ちくたびれて」
三浦 忠彦(新潟市北区)
講評
河川公園の野球場の様子。子どもたちが出番を待って、まだか、まだか。
赤いユニフォームが印象的です。
デジタル部門
阿賀野川治水協会会長賞

「ふたたび春が」
近 伸太郎(新潟市東区)
講評
川と生活は、切っても切れないものです。田畑に水、人間の生命です。
人物を入れることで、人と川がうまく表現された力作です。
北陸建設弘済会理事長賞

「夕日を受けて」
増田 とし雄(神奈川県横須賀市)
(注意)「とし」は人偏に次
講評
水門をシルエットにして造形的に表現したところを評価しました。
特選

「桜沿線」
大竹 俊夫(見附市)
講評
上手ですね。三川中学校付近でしょうか、私も撮影したことがあります。
でもこれは道の駅「阿賀の里」ですね。時期を合わせた作者の確かな感性を評価しました。
特選

「阿賀野川に染まる」
松沢 淳一(五泉市)
講評
水中花火の色あい、長時間露光での技法を高く評価しました。
入選

「レディー・ゴー」
吉富 達夫(新発田市)
講評
レガッタレースのスタート風景。
オールの水しぶきがあれば、もっと臨場感が伝わります。
入選

「泰平橋夕景」
小関 淳司(新潟市西区)
講評
美しい夕景を的確に撮影された風景、遠景に橋がある構図を評価しました。
入選

「足元、気をつけて」
山森 尚(新潟市東区)
講評
川遊びの様子が伝わります。
子供が楽しく、そして川と親しむ、こんな風景がいつまでも続くといいですね。
入選

「家族で楽しむ川辺の1日」
太田 誠二(新潟市中央区)
講評
楽しい河川公園の様子がうまく表現されています。
入選

「河童たち」
渡辺 一寿(三条市)
講評
夏休みでしょうか、楽しそうですね。
手前の人物の入れ方がうまいです。もっと近づけば上位作品になりました。
ほのぼの賞

「やめてー!」
山森 恵子(新潟市東区)
講評
心がやすらぎます。本当に楽しくしている様子が伝わってきます。
川は本当に大切ですね。作者のやさしさが分かります。傑作です。
総評
第17回阿賀野川写真コンテスト、どの作品も力作揃いです。回数を重ねる度に、すばらしい川の風景、生活を再発見させられました。今後も作者の方々の傑作を期待しております。
(注意)総評・評価コメントは、社団法人日本写真家協会会員山田昌男氏からいただきました。
更新日:2020年12月01日