平成20年度第17回阿賀野川写真コンテスト入賞作品

更新日:2020年12月01日

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一般部門

阿賀野川治水協会会長賞

薄い紫色の空と川、水面に佇む無数の白鳥の群れと船に乗り漁をしている人物の写真

「にぎわう川面」
本間 一人(新潟市江南区)

講評

阿賀野川の美しさを巧みにとらえた力作です。
早朝の空気感と色あい、前景に漁をする人物を点景に置き、中景に白鳥の群れ、ベテランの技術を感じます。

新潟日報社賞

阿賀野川にかかる2本の鉄橋のうち奥の鉄橋は白い煙を吐きながらSLが走っている写真

「SL、白煙残し春を引く」
島村 宏一(新潟市秋葉区)

講評

阿賀野川とSLは、とてもマッチングする場所がいくつもありますが、その中にあって作者の独創性を感じます。
生活を結ぶ二本の橋が川の雄大さを表現しています。

新潟フジカラー賞

レガッタの練習をしている5人の女子生徒の写真

「練習」
手塚 昭子(加茂市)

講評

川とスポーツ、特に西会津・津川は盛んです。
川面を行くボートが爽やかです。横の線でまとめたところを評価しました。

特選

増水した川を、横一列に並んで河川敷から眺めている人々の写真

「不安の一日」
野瀬山 信夫(新潟市江南区)

講評

大水が出た川を見つめる人々が印象的です。
立ち尽くす人々の声が聞こえてくる様子が伝わってきます。

特選

霧のかかった川に一艘の船が浮かんでいる写真

「朝もやの中を」
小沢 寿長(五泉市)

講評

花鳥風月の世界ですね。
川霧の中の一艘の舟が印象的です。

入選

光に当たって黄金色に輝く鉄橋が川の水面に写っている写真

「泰平の輝き」
木下 正一(新潟市北区)

講評

写真は光と影。橋に光が当たり、とても美しく見えた瞬間を写しています。
露出をもう一段マイナスにすれば、もっと強調できたでしょう。

入選

川の中を進む雪見船と川岸に生えている木の枝に雪が積もっている写真

「阿賀野川の冬景色」
阿部 重男(新潟市秋葉区)

講評

三川地区の冬の風物詩・雪見舟。被写体として魅力があります。
もう少し舟を近づけて撮影すれば、上位作品になったでしょう。

入選

川にかかる大きな赤い色の鉄橋と黄色、緑、青、赤のカヌーに乗って遊んでいる人々の写真

「カヌーで遊ぶ」
桜井 俊雄(五泉市)

講評

赤い橋がダイナミックに表現されています。
川と親しむ様子が伝わります。

入選

濃い紫と薄い紫のグラデーションが美しい山々が川の水面に映っている写真

「夜明けの阿賀野川」
星 正一(加茂市)

講評

この場所も数々の作品が賞を取っている撮影ポイントです。
これからも挑戦してください。

入選

川沿いに植えられている赤、黄色、オレンジ、ピンク、紫色の花と日傘をさして花を眺めている女性の写真

「小春日和」
金究 繁雄(新潟市中央区)

講評

春の万願寺付近でしょうか、本当に春の美しいところです。
人物が手前にあれば、もっと良くなったでしょう。春のにぎわいも入れてほしかったです。

ほのぼの賞

赤と白のユニフォームを着て緑色の柵に座って野球の試合を眺めている子供たちの写真

「待ちくたびれて」
三浦 忠彦(新潟市北区)

講評

河川公園の野球場の様子。子どもたちが出番を待って、まだか、まだか。
赤いユニフォームが印象的です。

デジタル部門

阿賀野川治水協会会長賞

川の傍の畑で小さなビニールハウスを作る作業をしている農家の人の写真

「ふたたび春が」
近 伸太郎(新潟市東区)

講評

川と生活は、切っても切れないものです。田畑に水、人間の生命です。
人物を入れることで、人と川がうまく表現された力作です。

北陸建設弘済会理事長賞

大きな水門と太陽の光が反射して黄金色に光っている川の写真

「夕日を受けて」
増田 とし雄(神奈川県横須賀市)
(注意)「とし」は人偏に次

講評

水門をシルエットにして造形的に表現したところを評価しました。

特選

ピンク色の花が咲いた木の枝の間から橋の上を走っているSLが見えている写真

「桜沿線」
大竹 俊夫(見附市)

講評

上手ですね。三川中学校付近でしょうか、私も撮影したことがあります。
でもこれは道の駅「阿賀の里」ですね。時期を合わせた作者の確かな感性を評価しました。

特選

水中花火の光が反射して水面が紫色に光っている阿賀野川の写真

「阿賀野川に染まる」
松沢 淳一(五泉市)

講評

水中花火の色あい、長時間露光での技法を高く評価しました。

入選

4つのチームが一斉にオールをこいでスタートしたレガッタレースの写真

「レディー・ゴー」
吉富 達夫(新発田市)

講評

レガッタレースのスタート風景。
オールの水しぶきがあれば、もっと臨場感が伝わります。

入選

紺色、紫色、オレンジ色のグラデーションが美しい空に浮かぶ三日月と大きな木が影になって写っている写真

「泰平橋夕景」
小関 淳司(新潟市西区)

講評

美しい夕景を的確に撮影された風景、遠景に橋がある構図を評価しました。

入選

川の中の浅瀬を歩いている1人の大人と虫取り網をもって歩いている2人の子ども、虫かごをもって歩いている1人の子供の写真

「足元、気をつけて」
山森 尚(新潟市東区)

講評

川遊びの様子が伝わります。
子供が楽しく、そして川と親しむ、こんな風景がいつまでも続くといいですね。

入選

川の中の浅瀬を歩いている1人の大人と虫取り網をもって歩いている2人の子ども、虫かごをもって歩いている1人の子供の写真

「家族で楽しむ川辺の1日」
太田 誠二(新潟市中央区)

講評

楽しい河川公園の様子がうまく表現されています。

入選

水中眼鏡やシュノーケルをつけて川遊びをしている子供たちの写真

「河童たち」
渡辺 一寿(三条市)

講評

夏休みでしょうか、楽しそうですね。
手前の人物の入れ方がうまいです。もっと近づけば上位作品になりました。

ほのぼの賞

ピンク色のじょうろを持った母親と小さな男の子が河原で水遊びをしている写真

「やめてー!」
山森 恵子(新潟市東区)

講評

心がやすらぎます。本当に楽しくしている様子が伝わってきます。
川は本当に大切ですね。作者のやさしさが分かります。傑作です。

総評

 第17回阿賀野川写真コンテスト、どの作品も力作揃いです。回数を重ねる度に、すばらしい川の風景、生活を再発見させられました。今後も作者の方々の傑作を期待しております。

(注意)総評・評価コメントは、社団法人日本写真家協会会員山田昌男氏からいただきました。

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