平成27年度第23回阿賀野川写真コンテスト入賞作品
入賞作品一覧
阿賀野川治水協会会長賞

「航跡」
田村 卓(新潟市中央区)
講評
阿賀野川の朝景色を一艘の舟と光跡で川のスケール感を存分に表現した作者の感性を高く評価しました。
北陸地域づくり協会理事長賞

「水面に映える」
山森 恵子(新潟市東区)
講評
川面に写し込んだレガッタの風景が印象的です。露出をアンダーにしたことで、より力強い作品に仕上がっています。
新潟フジカラー賞

「大きな木の下で」
中林 俊樹(新潟市江南区)
講評
大きな欅の木の下でミーティング中なのでしょうか。それとも集合撮影中なのでしょうか。いずれにしろ木が主役となった良い風景です。
ほのぼの賞

「僕たちもお手伝い」
太田 誠二(新潟市中央区)
講評
収穫のひととき、子どもが大根を持って楽しげな様子が的確に写されています。シャッターチャンスのすばらしさを感じます。
特選

「大河の夜明け」
木下 正一(新潟市北区)
講評
大河の夜明け。五頭連峰より朝日が昇る瞬間を待っての撮影。点景に舟でもいたらもっと上位に入ったでしょう。
特選

「夕方の漁場へ」
井上 栄子(新潟市中央区)
講評
構図が、まずすばらしい。左下に三艘の舟と右に人物を入れて川の生活感まで表現した所が良かったです。
特選

「大河を行く」
伊藤 昇(三条市)
講評
左右の光のコントラストを考えた構図に舟を入れることで風景の大きさを感じます。
特選

「河川敷の朝作業」
杵鞭 範雄(新潟市江南区)
講評
澄んだ空気感を感じさせる風景に仕上げた力作です。人物を入れることで川の生活感も出ています。
特選

「よいしょ、よいしょ!」
手島 岱月(田上町)
講評
かわいい少女がやっと捕えたであろう鮭を岸に引き上げる様子が良く表現されています。
特選

「春日和」
小柳 信子(新潟市西区)
講評
季節感の表現がすばらしいです。点景に人物を配した所がこの作品の良さです。
入選

「秋晴れ」
外山 満(弥彦村)
講評
鹿瀬ダムを縦位置に構図することで、ダムの放水の白さと川面のブルーが際立った力作です。
入選

「漁場の朝」
本間 一人(新潟市江南区)
講評
朝の白鳥が飛び立つ瞬間と舟のバランスがすばらしいです。阿賀野川ならではの風景に仕上がっています。
入選

「特等席で」
太田 安恵子(新潟市中央区)
講評
満願寺水門近くの公園でしょうか。少女たちが遠巻きに見学している所が楽しさを感じさせます。
入選

「さあ!行こう。」
畠山 正樹(新潟市東区)
講評
ボートの練習風景。人物の動きを的確にとらえています。奥行きのきいた風景です。
入選

「指定席から…」
島村 宏一(新潟市秋葉区)
講評
イベントの楽しさを一人の女性が、時間が経つのを忘れて見入っている様子がすばらしいです。
入選

「春の足音」
羽田野 正雄(新潟市秋葉区)
講評
川砂を運ぶ作業船と赤い橋が印象的です。冬ならではの風景に仕上がっています。
入選

「小阿賀に寿舟」
松沢 淳一(五泉市)
講評
寿舟が小阿賀野を渡る様子が楽しく、人々癒してくれる風景です。このイベントが長く続くと良いですね。
入選

「出会い」
帆苅 重夫(新潟市秋葉区)
講評
揚川ダム付近でしょうか。SLとカヌー楽しむ二人が印象的に感じました。
入選

「新緑の阿賀路」
水吉 力(阿賀野市)
講評
新緑とSL、前景に舟を入れることで、より一層、川の雰囲気が出た風景に仕上げた作者の感性を評価しました。
入選

「萌ゆる季節」
田代 孝(新潟市江南区)
講評
春の季節感が表現されています。背景に二王子岳が写っている所が気に入りました。
総評
第23回の写真コンテスト審査を終えて、上位の作品は、どの作品も狙いが的確で阿賀野川の時期・時間を観察した撮影が印象的でした。応募作品を通じて気になる所は、同じ季節・同じ場所が多々あった所です。もう少し秋と冬の作品があっても良かったのかなと思いました。
(注意)総評・評価コメントは、社団法人日本写真家協会会員山田昌男氏からいただきました。
更新日:2020年12月01日