いつもの暮らしにがん検診を
国民の2人に1人が「がん」になり、3人に1人が「がん」で亡くなっています。
阿賀野市でも最も多い死亡原因は「がん」で、全体の約22%を占めています。
また、その部位別死亡状況は、肺がん、大腸がん、胃がんが上位を占めています。
しかし、これらの「がん」は市で行なう検診で早期に発見することができます。
「いつもの暮らしにがん検診」を、「年に1回はがん検診」を心がけましょう。
順位 |
死因 |
割合 |
集団健診の有無 |
---|---|---|---|
1位 |
肺がん |
21.3% |
市のがん検診で受診可能 |
2位 |
大腸がん |
12.9% |
市のがん検診で受診可能 |
3位 |
すい臓がん |
12.4% |
|
4位 |
胃がん |
9.6% |
市のがん検診で受診可能 |
5位 |
胆のう・胆管がん |
7.3% |
|
6位 |
食道がん |
5.6% |
|
7位 |
前立腺がん |
2.8% |
市のがん検診で受診可能 |
7位 |
肝臓がん |
2.8% |
|
7位 |
悪性リンパ腫 |
2.8% |
|
10位 |
乳がん |
2.2% |
市のがん検診で受診可能 |
(注意)死亡統計は健康づくり推進協議会資料を参照
受診で早期発見!!
初期のがんは自覚症状がありません。検診では、初期段階のがんを発見することができます。
その後、早期に適切な治療を受けることで、体への負担を少なくすることができるとともに、生存率も大きく高まります。
早期発見は進行後発見よりも、こんなに生存率が高い
種類 |
発見時期 |
5年生存率 |
---|---|---|
胃がん |
早期(I) |
98.7% |
胃がん |
進行後(IV) |
6.2% |
肺がん |
早期(I) |
85.6% |
肺がん |
進行後(IV) |
7.3% |
乳がん(女) |
早期(I) |
100% |
乳がん(女) |
進行後(IV) |
38.8% |
子宮頸がん |
早期(I) |
93.6% |
子宮頸がん |
進行後(IV) |
26.5% |
出典:全国がんセンター協議会加盟施設における5年生存率(2011~2013年診断症例)
- 20歳を過ぎたら子宮頸がん検診を受けましょう。
- 40歳を過ぎたら肺がん・胃がん・大腸がん・乳がん検診を受けましょう。
- 50歳を過ぎたら前立腺がん検診を習慣として受けましょう。
阿賀野市のがん検診
市では集団健診でがん検診を受診することができます(子宮頸がん検診・乳がん検診は指定の医療機関での個別検診も可能)。
がん検診は、少ない自己負担で受診することができます。がん検診を定期的に受けることを習慣にしましょう。
検査項目 |
対象者 |
内容 |
料金 |
---|---|---|---|
肺がん検診(胸部レントゲン検査) |
40歳以上の人 |
エックス線撮影を行います。肺がんや結核等の病気を見つけることができます。なお、65歳以上の方は、感染症法により年1回の検診が義務付けられていますので、胸部レントゲン検診を受けてください。 |
無料 |
喀痰検査 |
40歳以上の高危険群(注釈)の人 |
3日間痰を採取します。レントゲンでは分からない肺がんを見つけることができます。 |
1,000円 |
胃がん検診 |
40歳以上の人 |
バリウムを飲み、エックス線撮影を行います。内視鏡検診は実施しておりません。 |
1,000円 |
大腸がん検診 |
40歳以上の人 |
2日分の便の潜血を検査します。(便潜血検査) 申し込みした方には、前もって受診票とともに検査キットを送付します。 |
500円 |
乳がん検診 |
40歳以上の年度末 |
問診、マンモグラフィ検査(乳房専用のエックス線撮影) |
50歳以上の人 1方向1,000円 40歳代の人 2方向1,500円 |
子宮頸がん検診 |
20歳以上の年度末 |
子宮の入り口の細胞を採取し検査します。 |
1,000円 |
前立腺がん検診 |
50歳以上の男性 |
血液検査で前立腺特異抗原(PSA)の量を検査します。検査により異常がないと診断された方は、2~3年に1回の受診間隔となります。 |
1,000円 |
(注釈)高危険群とは、以下の1.~2.のいずれかに該当する人をいいます。
- 50歳以上で喫煙指数(1日本数×年数)600以上の人
- 重クロム酸・石綿等を取り扱う業務や鉱業に従事したことがある人
更新日:2025年03月14日