百日咳に注意しましょう

更新日:2025年02月28日

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百日咳とは

百日咳は、百日咳菌による気道感染症で、特徴的な咳が数週間続きます。

症状の経過

カタル期→痙咳期→回復期の三期の経過をとります。

カタル期(約2週間)

普通の風邪症状から始まり、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなります。

痙咳期(約2~3週間)

連続する咳が続き、咳き込んだ後に苦しくなり、息を吸うときにヒューという音が出ます。咳込んだ後に、嘔吐を伴うこともあります。

回復期(2~3週間)

激しい咳は徐々に治まりますが、時折発作性の咳が見られます。

こどもの場合

1歳以下(とくに6か月以下)の乳幼児では、咳により呼吸ができなくなるために全身が青紫色になったり(チアノーゼ)、けいれんを起こすことがあります。また、窒息や肺炎等の合併症が重症化し、致命的となることがあります。

大人の場合

大人の百日咳は、咳は長く続きますが、典型的な発作性の咳を伴うことが少なく、気づかないうちに自然と治まってしまう場合もあります。

単なる咳として放置してしまうと、気づかないうちに感染源となってしまうことがあります。

潜伏期間

5~10日(最大3週間程度)

主な感染経路

飛沫感染(咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる百日咳菌による感染)

接触感染(排出された菌が手などを介し、口や目などの粘膜に入ることによる感染)

治療

抗菌薬が治療に有効とされています。

抗菌薬の内服を途中で止めてしまうと、抗菌薬が効かない菌(耐性菌)が増えることになり、その後の治療がとても大変になります。

医師の指示に従い、しっかり飲み切りましょう。

予防方法

予防接種

予防接種により重症化を防ぐことができます。

百日咳ワクチンを含む「五種混合」ワクチンが定期予防接種として行われています。
生後2か月から生後90か月の間に合計4回接種するワクチンです。

百日咳ワクチンの免疫効果は4~12年で減弱するため、既接種者も発症することがあります。

感染対策

飛沫感染予防には、手洗い、うがい、咳エチケットが有効です。

咳症状がある場合は、マスクを着用しましょう。

体調管理

百日咳は、非常に感染力の高い感染症です。
軽症でも菌の排出はあるため、予防接種をしていない新生児・乳幼児がいる場合は、感染に対する注意が必要です。

いつもと違う咳が出る、咳が長引いている場合は、早めに受診するようにしましょう。

一般的な感染症予防として、十分な睡眠・栄養を摂り、体調管理に努めましょう。

関連情報

詳細はこちらのページをご確認ください。

この記事に関するお問い合わせ先

民生部 健康推進課 健康づくり係

〒959-2092
新潟県阿賀野市岡山町10番15号

電話:0250-61-2474 ファックス:0250-62-2513
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