A群溶血性レンサ球菌咽頭炎に注意しましょう

更新日:2024年07月18日

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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは

「A群レンサ球菌」という健康な人の鼻や皮膚にいる常在菌に感染することで引き起こされる上気道の感染症です。

レンサ球菌は、菌の侵入部位や組織によっていろいろな症状を引き起こします。日常よくみられる疾患として、急性咽頭炎の他、膿痂疹、 蜂巣織炎などがあります。まれに重症化し、喉や舌、全身に発赤が拡がる「猩紅熱(しょうこうねつ)」に移行することがあります。合併症には肺炎、髄膜炎、敗血症、リウマチ熱、腎炎などがあります。

主な症状

38℃以上の発熱と咽頭痛(発赤)の症状が現れます。
舌が赤く腫れぶつぶつが広がる「苺舌」と言われる症状が見られることがあります。また、しばしば嘔吐を伴います。
熱は3~5日以内に下がり、1週間以内 に症状は改善します。 

適切な診断と治療を早期に受ければ経過は良好です。咽頭痛等がある場合は早めに医療機関を受診しましょう。

潜伏期間

約2日から5日です。潜伏期間の感染性は明らかになっていませんが、症状の出始めに感染性が最も強いと言われています。

好発年齢

学童期の小児に最も多く、3歳以下や成人では少なくなっています。

主な感染経路

主な感染経路は、咳、くしゃみ、会話等のウイルスを含む唾液による飛沫感染、飛沫の付着物に触れた手指を介した接触感染です。

予防方法

A群溶血性レンサ球菌に有効なワクチンはありません。

感染者との接触により感染しますので、接触を避けることが重要です。流行しているときは人混みを避けたり、体調が悪いときは外出を控えましょう。

飛沫感染予防には、マスクの着用咳エチケットうがいが有効です。
・石けんと流水による手洗いを行いましょう。
・タオルの共有は避けましょう。

関連情報

詳細はこちらをご確認ください。

この記事に関するお問い合わせ先

民生部 健康推進課 健康づくり係

〒959-2092
新潟県阿賀野市岡山町10番15号

電話:0250-61-2474 ファックス:0250-62-2513
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