けしの花に気をつけましょう
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庭に咲いていませんか?こんな花…
不正大麻やけしは麻薬の原料となることから法律で栽培が禁止されています。しかし、このことを知らずに栽培したり、自然に発生するケースが多く見られます。植えてはいけないけしや大麻、またはその疑いがあるものを見つけたときは、新発田保健所医薬予防課(電話:0254‐26‐9651)までご連絡ください。
植えてはいけないけしの特徴
ケシ(ソムニフェルム種)
- 一重咲きの花は、花びら4枚で、色は赤、桃、紫、白などがあります。また、多数の花びらがついた八重咲きの花もあります。
- 開花期の草丈は、100~160センチメートルです。
- 花が終わると雌しべが発達してふくらみ、だ円または球形で、上部が平たい皿のような形をした大きな果実(長さ3~7センチメートル、径3~6センチメートル)になります。

アツミゲシ(セティゲルム種)
- 花は、花びら4枚で、色は薄紫や赤があり、ソムニフェルム種より小形です。
- 開花期の草丈は50~100センチメートルです。
- 葉、茎、つぼみなどの外観は緑色で、よく枝分かれします。
- ソムニフェルム種よりも毛が多く、つぼみの表面やつぼみの下の茎には毛があります。
- 葉は互い違いに茎につき、上部の葉は柄がなく、その基部は茎を抱き込むような形をしています。葉の大きさはソムニフェルム種よりも小形です。
- 果実はソムニフェルム種よりも小形です。

ハカマオニゲシ(ブラクテアツム種)
- 初夏に、径9~12センチメートルの鮮やかな深紅の大きな花を咲かせます。花びらは4~6枚で、基部に黒紫の鮮明な斑点があります。花びらのすぐ真下に4~6枚のハカマ(苞葉)があります。
- 草丈は60~100センチメートルで、葉や茎全体が白く硬い毛で覆われています。
- 葉は濃緑色で、鳥の羽のような形に深く切れ込んでいます。地面に近い部分の葉は密についており、長い柄があり、長さは柄を含め20~25センチメートルです。
- つぼみの表面には、硬く伏した毛が多数ついています。
- 果実は、表面に毛がなく、青緑色です。

大麻の特徴
- 大麻は、春から夏にかけて生育し、成長が早く、大きいものは草丈が3メートルにもなりますが、種子をつけた後は枯れてしまいます。
- よく成長した茎は太くまっすぐに立ち、浅い縦すじが通っています。

問い合わせ
新発田保健所医薬予防課(電話:0254‐26‐9651)
更新日:2020年12月01日