特別支援教育に関すること
特別支援教育とは…
子ども一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善または克服するため、適切な指導および必要な支援を行うことです。
- 特別な支援を必要とする子どもが在籍する全ての学校において実施されています。
- 障がいの有無や個々の違いを認識しつつ、様々な人々が生き生きと活躍できる共生社会の形成の基礎となるものです。
もっと詳しく…
平成19年4月、「特別支援教育」という言葉や概念が法的に位置づけられ、教育現場に正式導入されました。
特別支援教育の理念、各学校における体制整備、特別支援学校における取組、教育委員会等における支援、保護者との連携等、細部にわたり具体的な方策が文部科学省から示され、日本中どこに住んでいても「特別支援教育」を受けることができるよう取組が進められてきました。
阿賀野市の特別支援教育
阿賀野市では、支援を必要とする子どもとその保護者が、必要な時に、必要な支援を受けることができるよう、乳幼児期から始まり、成人期に至るまで、様々な取り組みを進めています。
「特別支援教育」は様々な取り組み中の一つで、主に、学齢期における教育分野での支援です。
市教育委員会における取組
就学相談
就学先(在籍する学校や学級等)や学校で受ける支援について教育委員会担当者と話し合いをします。
相談対象者
これから小学校へ就学する予定の子ども
実施時期
8月末まで。必要に応じて9月以降も行います。
相談場所
阿賀野市教育委員会 (阿賀野市山崎77番地 笹神支所内)
実施案内
(来年度小学校へ就学する予定の子どもの保護者へ配付)
申込方法
1.または2.のどちらかでお申し込みください。
- 就学相談申込書に記入し、教育委員会へ郵送または窓口へ提出してください。
- 申し込みフォームに入力し、送信してください。
教育支援委員会
児童生徒の適正な就学を実現するため、専門家が就学先や就学先の学校での支援について話し合い、その結果を保護者へ提供します。
開催時期
- 7月
- 11月
各小中学校における取組
通常の学級
通常の学級では、担任の先生の指導と支援を受けて、学級みんなで教科ごとの学習をします。学級活動などの特別活動もみんなで力を合わせて行います。
集団での活動を基本とする通常の学級において、どの子にも分かりやすい教育をするために、子どもたちの状態に合わせてたくさんの工夫がされています。
学習の流れをはじめに知らせること、教材を視覚的に提示すること、個別の声がけや励まし等の支援の例があります。さらには、少人数学習や習熟度別指導などによる授業を行う場合もあります。
特別支援学級
特別支援学級では、子どもの可能性を最大限に伸ばすために、一人一人に応じた学習環境、学習内容、学習方法で学習を進めます。比較的少人数で、個別的な支援を受けることができます。
交流学級(通常の学級)でみんなと一緒に学習したり、活動したりする時間を交えて、着実な成長を目指した教育が行われています。
通級による指導
通常の学級に在籍しながら、ことばや学習、行動面に課題を抱えている児童生徒は、その改善または軽減していくための指導を通級指導教室で受けることができます。
週1~8時間程度、その時間だけ通級指導教室へ行って、子どもの状態に適した指導を受けます。
通級指導教室パンフレット (PDFファイル: 466.0KB)
特別支援教育コーディネーター
子どもの状態に応じた教育環境を整備するために、各小学校・中学校には、特別支援教育の窓口となる教員が必ず一人います。
校内の支援体制を整えるとともに、保護者からの相談を受けたり、教育・福祉・医療などの関係機関との連絡調整をしたりして、特別支援教育の推進にあたっています。
特別支援学校、盲学校、聾学校
一人一人のもつ特性に応じたきめ細かな教育を行う学校です。
子どもの可能性を最大限に伸ばすために、子どもの状態に応じて、柔軟に教育課程を編成し、学習上または生活上の困難を克服し、自立を図るための教育が行われます。
特別支援学校は、その専門性を生かし、地域の幼稚園・小学校・中学校および高等学校等の要請に応じて支援を行う特別支援教育のセンター的機能も果たしています。
阿賀野市内には、「県立駒林特別支援学校」があります。
早めの相談が、子どもの可能性を広げます
お子さんのことで、気になることや心配なことがありましたら、まずは、ご相談ください。
子どもの成長や発達は一様ではありません。その子の特性に合った適切な支援が大切です。
お気軽におたずねください。
阿賀野市教育委員会学校教育課 電話 0250-62-2790
更新日:2022年05月10日