食育通信令和元年7月号
阿賀野市民の栄養課題とは?
阿賀野市の健康課題(主要死因)に脳血管疾患があります。この大きな病気になる原因のひとつが高血圧です。阿賀野市の40~64歳の働き盛り世代は、県内の他市町村に比べ高血圧(高血圧+予備軍)の人が多く、課題です。
この高血圧に大きく関わっているのが阿賀野市民の栄養課題「塩分」です。市民へのアンケートでは、塩分をとり過ぎている可能性のある人がほとんどでした。
阿賀野市民に多い「塩分とり過ぎ食習慣」
(1)食事を満腹になるまで食べる
食べ過ぎ=塩分のとりすぎ。肥満防止のためにも注意したい習慣です。
(2)麺の汁を3分の1以上飲む
外食やコンビニなど麺類を食べる機会が多くありませんか?麺類のスープは特に要注意です。
(3)煮物を1日に4皿以上食べる
煮物は塩分が多くなりがち、サラダや和え物など様々な食べ方をしましょう。
(4)毎日飲酒する
飲酒習慣のある人は食べ過ぎ傾向や、つまみの分だけ塩分が多くなります。ぜひ、休刊日を。
血圧は塩分摂取量に比較して年々上昇します。若い人・血圧がまだ高くない人ほど減塩は重要で、特に子どもたちほど塩分をとり過ぎているとも言われています。みなさんも(1)から(4)の食習慣に当てはまるものがあれば1つずつ変えていきましょう。
生活習慣 |
性別 |
県平均に比べて |
---|---|---|
喫煙者 |
男 |
有意に多い |
喫煙者 |
女 |
有意に多い |
30分以上の運動習慣がある人 |
男 |
有意に少ない |
30分以上の運動習慣がある人 |
女 |
有意に少ない |
毎日飲酒をする人 |
男 |
有意に多い |
毎日飲酒をする人 |
女 |
多い |
肥満者 |
男 |
少ない |
肥満者 |
女 |
有意に多い |
平成27特定健診・特定保健指導に係る健診等データ報告書(新潟県)
塩分のとり過ぎや、よくない生活習慣は、除々に体(血液検査)に現れます。年に1度の健診で、自分の健康をチェックしましょう。
問い合わせ
(注意)この記事に関す問い合わせは、健康推進課 成人係へ 電話0250-62-2510(内線2632)
みんなで健康チェック 年に1度は健診を!
市の集団健診が7月8日(月曜日)から始まります。阿賀野市では2人に1人が特定健診を受診しています。(60歳以上の国民健康保険の方)あなたもご自分の健康チェックに市の集団健診をご活用ください。詳細については市のホームページや健康づくり日程表をご覧ください。
会場 |
日程 |
---|---|
安田体育館 |
7月8日(月曜日)~7月12日(金曜日) |
京和荘 |
7月16日(火曜日)~7月19日(金曜日) |
ふれあい会館 |
7月22日(月曜日)~7月26日(金曜日) |
水原公民館 |
8月28日(水曜日)~8月29日(木曜日) |
水原保健センター |
8月30日(金曜日)~9月6日(金曜日)(注意)土曜日、日曜日含む |
にいがたの郷土料理 笹団子づくり教室を開催しました!
阿賀野市食生活改善推進医院協議会では、米どころ新潟が生んだ、郷土のお菓子「笹団子」を伝承していくために、毎年6月に「笹団子作り教室」を開催しています。由来は様々ありますが、笹団子は笹の葉の持つ防菌と殺菌作用を利用した携帯保存食として生まれたと言われています。端午の節句の供物とされ、各家庭で作られていた郷土食です。
今年度の「笹団子づくり教室」は6月1日(土曜日)に京和荘において開催されました。当日は子ども19名、大人19名の総勢38名の参加でした。食推さんから作り方のデモンストレーションをみんなで聞いたあと、笹団子づくりに挑戦です!団子の中に餡を入れて俵形に丸め、笹の葉でくるみ、スゲで結びます。参加された皆さんは大人も子どもも食推さんに教えてもらいながら、真剣に笹団子づくりに挑戦していました。
一生懸命に作った笹団子をお湯で茹でて仕上げたら、出来たての笹団子をみんなで美味しくいただきました。参加したお子さんからは「スゲで結ぶのが難しかったけど、出来て嬉しかった」「次はもっといっぱい作りたい」お母さんからは「地元の笹団子づくりを子どもに見せることができて良かった」との感想が聞かれました。自分たちで作った笹団子はお土産にお家へ持って帰りました。
問い合わせ
(注意)この記事に関するお問い合わせは、健康推進課 健康づくり係へ 電話0250-62-2510(内線2621)
更新日:2020年12月01日