ダニ媒介の感染症に注意しましょう

更新日:2025年07月24日

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主なダニ媒介性疾患

つつが虫病

つつが虫病リケッチアを保有するダニの幼虫(ツツガムシ)に刺されて起こる感染症です。潜伏期は5~14日で、高熱、発疹を伴って発症します。

日本紅斑熱

日本紅斑熱リケッチアを保有するマダニに刺されて起こる感染症です。潜伏期は2~8日で、高熱、発疹を伴って発症します。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

SFTSウイルスを保有するマダニに刺されて起こる感染症です。発症した猫や犬から人に感染するケースも報告されています。潜伏期は6日~2週間で、発熱、全身倦怠感、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)、血小板減少、白血球減少などので症状が出て、重症化すると多臓器不全や死に至る場合もあります。

ダニ媒介脳炎

ウイルスを保有するマダニに刺されることによって感染する疾患です。潜伏期は7~14日で、発熱、頭痛などの症状が出て、髄膜炎に進展して死に至る場合もあります。

予防方法

ツツガムシ類やマダニ類は山林や草むらに生息しています。

山林や草むらに入る場合は、

・虫よけ剤を使用しましょう。

・長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子や手袋を着用し、首にタオルを巻くなど、肌の露出を少なくしましょう。

・明るい色の服を着るとマダニを目視しやすくなります。

・上着や作業着は家の中に持ち込まず、屋外活動後は入浴やシャワーを浴び、刺されていないか確認しましょう。

・猫や犬などのペットがマダニを付けて持ち帰ることもあります。散歩後はマダニが付いていないか確認しましょう。ダニ駆除剤も有効です。使用にあたっては獣医師に相談しましょう。

刺された場合

無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、病原体を自分の体内に注入してしまったりするおそれがあるため、皮膚科などの医療機関で処置をしてもらってください。数週間程度は、体調の変化に注意をし、発熱等の症状がみられた場合は早めに受診しましょう。

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