平成30年度埋蔵文化財の活用

更新日:2021年01月06日

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平成30年度 埋蔵文化財活用事業の実施状況

生涯学習課では、遺跡発掘調査や出土品の整理・収蔵・展示などについて、多くの市民の方々に活用していただけるような取り組みを実践しています。

平成30年度に行った活動をご紹介します。

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見学会や研修会の様子

7月12日、市役所にインターンシップに来た新発田南高校2年生4名が、市道建設に先立ち発掘調査を実施している蕪木遺跡(堀越地内)の発掘調査現場を見学しました。遺跡では、約千年前の土器が出土している様子、地震の痕跡などの説明に、興味を持って聞き入っていました。

また、7月23日~8月3日の2週間、ドイツ・テュービンゲン大学の留学生2名が研修に来ました。現場事務所での作業のほか、阿賀野市内の見学等を通じ、本市の魅力を満喫されました。

 [写真左は高校生インターンシップの現場見学の様子。右はドイツ・テュービンゲン大学の留学生研修の様子。]

ヘルメットを被り作業服を着て長靴をはいて見学している4人の高校生と発掘作業をしている作業員の写真
机に向かって作業をしている留学生2人と1人の女の子、傍で作業の様子を見ている1人の女性の写真

遺跡の一般公開

9月10日~15日の6日間、遺跡発掘調査現場を一般公開しました。開催期間中、152名もの大勢の方々が見学に来られました。また、市内だけでなく、周辺市町村から見学に来られた方も多くいました。みなさん、本当にありがとうございました。
ふだん見ることができない発掘調査の様子をご覧になられた見学者からは、「こんな間近で見ることができて、うれしい!!」、「近所にこんな遺跡があるなんて、すごい!!」などの感想をいただきました。
また、出土品ミニ展示コーナーでは、昨年度に発掘調査を実施した村北遺跡・砂田遺跡出土品も併せて展示しました。縄文土器や石器、平安時代の文字が記された墨書土器など様々な出土品があることにとても驚かれていました。
引き続き、市教育委員会では、遺跡の公開・活用に取り組んでいきたいと思っています。

遺跡発掘調査現場で遺跡や出土品を見学している小学生と説明している調査員の写真
遺跡から発掘された出土品の展示を見学している来場者の写真

博物館などへの資料貸し出し

9~11月には、市教育員会が収蔵・展示している資料について、県内の博物館・資料館への貸し出しを行いました。貸し出し内容・貸し出し先などは以下のとおりです。

  1. ツベタ出土資料4点/津南町教育委員会なじょもん/秋季企画展「火焔土器の魅力」のため
  2. 石船戸遺跡資料8点・ツベタ遺跡資料1点/村上市教育委員会 縄文の里・朝日/秋季企画展「縄文の願い—縄文人の思いをこめたモノ—」のため

今、世界中で空前の縄文ブームが起きています。市内にも多くの縄文時代の遺跡があります。火炎土器や土偶など特徴的な出土品がたくさん収蔵されている収蔵庫に、ぜひみなさん見学に来てください。お待ちしています。

表面に柄や模様が刻まれた土器の写真
出土した土偶や土器の展示品の写真

この記事に関するお問い合わせ先

民生部 生涯学習課 文化行政係

〒959-1919
新潟県阿賀野市山崎77番地

電話:0250-62-5322 ファックス:0250-63-2115
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