平成28年度第24回阿賀野川写真コンテスト入賞作品

更新日:2020年12月01日

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入賞作品一覧

阿賀野川治水協会会長賞

水面に浮かぶ白い靄と川の中を進む船、船が進んだあとの水面に静かに波がたっている写真

「瀧雲へ」
田村 卓(新潟市中央区)

講評

大変にムードのある静寂な川風景に感動しました。技術もさることながら、時を止めた様なシャッターチャンスがすばらしいです。

北陸地域づくり協会理事長賞

川岸に停泊している何艘もの白いボート、川の上空を飛んでいる白い飛行機の写真

「河口」
須田 幸栄(新潟市西区)

講評

松浜橋下流の風景写真。前景の白いボート、赤い誘導橋、そして飛行機の白。とても良いカラーバランスと構図。本当に計算しつくされた力作です。

新潟フジカラー賞

川の浅瀬で黄色いライフジャケットを着て魚取りをしている子供たち、傍で網を構えている男性、赤いカヌーの写真

「魚とり」
小沢 寿長(五泉市)

講評

まず構図のすばらしさ、縦位置にして点々と人物3組の魚とりの様子、川遊びの楽しさが伝わってきます。

ほのぼの賞

トラックの荷台に籠に入れて載せられている収穫後の大根とかごに入った大根を運んでいる夫婦の写真

「積み込み」
大竹 俊夫(見附市)

講評

大根の収穫。ご夫婦の動きのある様子とトラックに積んだ大根を広角レンズでのデフォルメが迫力を感じます。

特選

遠くに見える青い山脈、船が進んだあとの水面に大きく波がたっている写真

「大河の拍動」
小山 覚(新潟市西区)

講評

早朝の阿賀野川。色合いと空気感、船の航跡をダイナミックに取り入れた技術が光ります。

特選

遠くに見える工場群の煙突からは白い煙がでており、川を渡る橋は緑と黄色の照明できらきらと輝いている写真

「明けゆく松浜橋」
中野 金吾(新潟市中央区)

講評

夕景の松浜橋。遠景に工場群、撮影時間の的確さは、撮影場所に何度も行かれて出会った1枚でしょう。長時間露光撮影が、より雰囲気を感じさせます。

特選

しだれ柳の花火が空一面に大きく広がって金色に輝いている写真

「ござれや花火」
吉原 徹(新潟市東区)

講評

何枚かある花火の写真の中で一番、目を引いた作品です。橋いっぱいに広がる花火が印象的でした。

特選

川でボートに乗っている8人の子供のうち1人の男の子がボートの先端から両手を挙げて川に飛び込もうとしている写真

「夏休みダ!」
伊藤 昇(三条市)

講評

まず動きのある作品ですね。ボートの右端の人物がとても楽しそうで良いです。右上のカヌーを入れてバランスを取ったところもすばらしいです。

特選

円錐形になるように組まれた竹や稲わらが燃えている様子を少し離れたところから眺めている人々と近くで待機している消防車の写真

「川辺の賽ノ神」
太田 誠二(新潟市中央区)

講評

賽ノ神でしょうか。河原でスルメを焼く様子、無病息災を願っているところ、初めて見る風景でした。

特選

両側に満開の桜の木の枝、その間から見える川の奥でSLが白い煙を吐きながら走っている写真

「桜吹雪」
三浦 忠彦(新潟市北区)

講評

すばらしい撮影地ですね。両サイドに桜、遠景にSLとなかなか撮れない1枚です。季節感が良く表現されています。

入選

河川敷に停泊している白いボートとその上空を飛んでいく飛行機の写真

「河口のにぎわい」
畠山 正樹(新潟市東区)

講評

冬空と飛行機、タイミングが良いですね。広がりのある風景にしたところを評価しました。

入選

夕暮れ時の薄い紫色の空と等間隔に明かりが灯っている橋が水面にきれいに反射して映っている写真

「夜明け前」
木下 正一(新潟市北区)

講評

夜景の橋、鏡面の川面、バランスの良いシンメトリーな構図が光ります。

入選

一面雪で真っ白の川岸と川にかかっている橋の上を赤い傘をさして歩いている人物が映っている写真

「雪の日」
高橋 幸一(五泉市)

講評

冬の季節、橋に赤い傘の人物、モノクローム調に仕上げたところが良かったです。

入選

3つのチームが横一列に並んでレガッタをこいでいる写真

「若き力」
関口 範夫(新潟市西区)

講評

津川地区のレガッタレースでしょうか。横一線に並んで力強さを感じるスポーツ写真です。

入選

大きな鍾馗様の藁人形を担いで川沿いの道を練り歩いている祭りの参加者たちの写真

「鍾馗様が通る」
渡邉 隆(新潟市西区)

講評

津川地区の恒例行事、川を入れたところがこの写真の良さです。コンテストを考えた力作です。

入選

オレンジ色の空に浮かぶ赤色の雲が水面に映っている写真

「夜明け」
西脇 和男(新潟市江南区)

講評

よく見かける早朝の阿賀野川ですが、縦位置で水面に写る赤い雲が印象的です。

入選

多くの人が川にはいり、ビニール袋をもって魚を捕まえようとしている写真

「新保川でサケの手捕み」
川崎 久松(新潟市西区)

講評

大勢の人々が魚を捕まえようとする様子。川いっぱいの人物が迫力を感じさせます。

入選

河川敷で2人乗りの自転車に乗っている2人の男の子と、その様子を眺めている自転車に乗った男性の写真

「仲良しサイクリング」
中林 俊樹(新潟市江南区)

講評

川辺で二人乗り自転車。その様子を伺う人物のバランスが楽しさを引き立てます。

入選

川岸には雪が積もっており、降りしきる雪の中で赤いボートに乗っている2人の人物の写真

「寒さに負けず」
近 伸太郎(新潟市東区)

講評

冬の川でボートの練習でしょうか。降りしきる雪が人物を際立たせています。

入選

川の向こうには紫色の藤の花、手前には新芽が生えた柳の木の枝が写っている写真

「水辺の春」
田代 孝(新潟市江南区)

講評

春の川面、背景のフジの花、新芽の柳がバランス良く撮影されています。新しい川の表現が写されています。

総評

 会長賞に選ばれた田村さんは、2年連続の受賞と聞き、すばらしいと感じました。各賞に選ばれた作品は、どれもすばらしく、阿賀野川の四季折々が思い思いの表現でとらえています。今回も感動する作品に出会わせてもらい感謝しています。写真は二度と無い時間・空間の芸術です。残念ながら選外となった方々は再度、挑戦してください。最後に、皆さま、阿賀野川はすばらしい被写体です、来年も楽しみにしています。

(注意)総評・評価コメントは、一般社団法人日本写真家協会会員山田昌男氏からいただきました。

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