レジ袋の有料化について

更新日:2020年12月01日

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 7月1日からレジ袋が有料化されます。これは海洋プラスチックごみなどの環境問題が深刻化している中で、その問題解決への第一歩として実施されるものです。すでにマイバッグを持参して買物をしている方も少なくありませんが、まだの方はこの機会にライフスタイルを見直し、環境にやさしい社会の実現にご協力ください。

有料化の目的

 プラスチックは、私たちの生活の様々な場面に利用され、日々の暮らしを快適なものにしてくれました。しかし、その一方で、大切な資源を消費し、海洋プラスチックごみや地球温暖化などの環境問題を生み出しました。

 国内のレジ袋の年間消費量は約305億枚、1人当たりでは年間約240枚を使用していると言われており、これは石油約50万リットルに相当します。

 レジ袋の有料化は、ふだん何げなくもらっているレジ袋を有料化することにより、レジ袋の使用を抑制するとともに、生活スタイルを見直すきっかけとすることを目的としています。

有料化の対象となるもの

 対象となるものは、スーパーやコンビニなどの小売業者が提供するレジ袋(プラスチック製の買物袋)です。

 なお、次のようなものは有料化の対象外とされます。

有料化の対象外となるもの

  • プラスチックフィルムの厚さが50マイクロメートル(0.05ミリメートル)以上のもの。(繰り返し使用することが可能で、レジ袋の使用が抑制されるため。)
  • 海洋生分解性プラスチックの配合率が100%のもの。(微生物によって分解されるため、海洋プラスチックごみ問題対策に寄与するため。)
  • バイオマス素材の配合率が25%以上のもの。(植物由来でCO2総量を替えない素材のため、地球温暖化対策に寄与するため。)
  • その袋に入れるものが商品でないもの(例:景品、商品、商品券などを入れる袋など)
  • 役務の提供に使うもの(例:クリーニングの衣類にかけている袋など)
  • 持ち手のない袋(例:食品売り場などで生鮮食品等を入れるための袋や複数の細かい商品をまとめるために使われる持ち手のない袋など)

レジ袋の価格

 レジ袋の価格はそれぞれの小売業者が設定することになります。しかし、1枚当たりの価格が1円未満となるような価格設定は、有料化には当たらないとされています。

当市の現状

 レジ袋の1人当たりの年間使用量を240枚とすると、当市では年間約1,000万枚のレジ袋が使用されていることになります。

 不用になったレジ袋を処分するときは、京ヶ瀬・水原・笹神地区ではプラスチック製容器包装ごみに、また安田地区では燃やせるごみに出していただきます。

 しかし、現在五泉市や阿賀町とともに計画をしている新しいごみ処理場が令和6年度に完成するのにあわせまして、安田地区でもプラスチック製容器包装ごみの分別収集を開始し、リサイクルを進めたいと考えています。

環境にやさしい社会の実現に向け…

 毎日の生活で多くのレジ袋が使用・廃棄されていますが、その量はプラスチックごみ全体の2%程度と言われています。

 このため、レジ袋の有料化によって、海洋プラスチックごみなどの環境問題が直ちに解決するというものではありません。

しかし、このことをきっかけに、生活スタイルを見直し、環境にやさしい資源循環型社会の実現に向けご協力をお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先

民生部 市民生活課 脱炭素・SDGs推進室 環境係

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新潟県阿賀野市岡山町10番15号

電話:0250-61-2473 ファックス:0250-62-7444
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