令和7年第2回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)

                       令和7年2月26日(水)午前10時00分開会

日程第 1 会議録署名議員の指名                             
日程第 2 会期の決定                                  
日程第 3 諸般の報告                                  
日程第 4 施政方針・一般行政報告                            
日程第 5 議案第 2号 阿賀野市副市長の選任について(大橋晋一氏)           
日程第 6 議案第 3号 阿賀野市教育委員会教育長の任命について(小泉明美氏)      
日程第 7 議案第 4号 阿賀野市教育委員会委員の任命について(福井真弥氏)       
日程第 8 議案第 5号 阿賀野市固定資産評価審査委員会委員の選任について(須田幸英氏) 
      議案第 6号 阿賀野市固定資産評価審査委員会委員の選任について(長谷川香一氏)
      議案第 7号 阿賀野市固定資産評価審査委員会委員の選任について(片桐正英氏) 
日程第 9 議案第 8号 令和6年度阿賀野市一般会計補正予算(第8号)          
日程第10 議案第 9号 令和6年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)    
日程第11 議案第10号 令和6年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第5号)   
日程第12 議案第11号 令和6年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第4号)      
日程第13 議案第12号 令和6年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第3号)        
日程第14 議案第13号 令和6年度阿賀野市下水道事業会計補正予算(第3号)       
日程第15 議案第14号 令和6年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第3号)        
日程第16 議案第39号 阿賀野市総合計画基本構想について                
日程第17 議案第40号 工事請負契約の変更について(京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事(建築))
      議案第41号 工事請負契約の変更について(京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事(電気))
      議案第42号 工事請負契約の変更について(京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事(機械))
日程第18 議案第15号 令和7年度阿賀野市一般会計予算                 
      議案第16号 令和7年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算           
      議案第17号 令和7年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算          
      議案第18号 令和7年度阿賀野市介護保険特別会計予算             
      議案第19号 令和7年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算       
      議案第20号 令和7年度阿賀野市水道事業会計予算               
      議案第21号 令和7年度阿賀野市下水道事業会計予算              
      議案第22号 令和7年度阿賀野市病院事業会計予算               
日程第19 議案第23号 阿賀野市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について
      議案第27号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について    
日程第20 議案第24号 阿賀野市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について  
日程第21 議案第25号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について     
日程第22 議案第26号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正に
             ついて                             
日程第23 議案第28号 阿賀野市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について    
日程第24 議案第29号 刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例
             の制定について                         
日程第25 議案第30号 阿賀野市国民健康保険税条例の一部改正について          
日程第26 議案第31号 阿賀野市介護保険法に基づき地域包括支援センターの設置者が遵守すべ
             き基準に関する条例の一部改正について              
日程第27 議案第32号 阿賀野市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について   
      議案第33号 阿賀野市環境センター条例の全部改正について           
日程第28 議案第34号 阿賀野市五頭山麓いこいの森の設置及び管理に関する条例の一部改正に
             ついて                             
日程第29 議案第35号 阿賀野市上下水道局布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道
             技術管理者の資格基準に関する条例の一部改正について       
日程第30 議案第36号 阿賀野市上下水道局企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部
             改正について                          
      議案第37号 地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関す
             る条例の一部改正について                    
日程第31 議案第38号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について     
日程第32 議案第43号 市道路線の認定について                     
      議案第44号 市道路線の変更について                     
      議案第45号 市道路線の廃止について                     
日程第33 発議第 1号 国民健康保険制度の改善を求める意見書の提出について       
日程第34 一般質問                                   

出席議員(16名)
   1番   菅  原  道  明  君      2番   披 田 野  勝  幸  君
   3番   清  水  博  英  君      4番   阿  部  順  三  君
   5番   天  野  市  榮  君      6番   荒  澤  浩  和  君
   7番   遠  藤     孝  君      8番   松  ア  良  繼  君
   9番   清  野  栄  一  君     10番   天  野  美 三 男  君
  11番   市  川  英  敏  君     12番   村  上  清  彦  君
  13番   風  間  輝  榮  君     14番   宮  脇  雅  夫  君
  15番   遠  藤  智  子  君     16番   大  滝     勝  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
       市     長    加   藤   博   幸   君

       総 務 部 長    保   科   和   文   君
       (総 務 課長)

       民 生 部 長    吉   川   麻   子   君

       産 業 建設部長    阿   部   信   隆   君
       (建 設 課長)

       産 業 建設部長    大   橋   晋   一   君
       (商工観光課長)

       市 長 政 策 ・    齋   藤   和   彦   君
       市 民 協働課長

       危 機 管理課長    五 十 嵐   広   貴   君
       企 画 財政課長    西   潟   治   子   君
       管 財 課 長    渡   邉   健   司   君
       税 務 課 長    小   池       勉   君
       市 民 生活課長    星           豊   君
       健 康 推進課長    江   口   教   子   君
       社 会 福祉課長       橋   正   人   君
       高 齢 福祉課長    山   嵜   美   佳   君
       生 涯 学習課長    塚   野   敏   之   君
       農 林 課 長    遠   藤   忠   弘   君

       公 園 管 理    小   林   勝   浩   君
       事 務 所 長

       上 下 水道局長       橋   健   治   君
       会 計 管 理 者    辻       直   樹   君
       教  育  長    小   泉   明   美   君
       学 校 教育課長    羽   田   正   佳   君
       農業委員会会長    見 尾 田   正   行   君

       農 業 委 員 会    五 十 嵐   明   彦   君
       事 務 局 長

       代 表 監査委員    照   田   伸   宏   君

       監 査 委 員    遠   海   美 穂 子   君
       事 務 局 長

       消防本部消防長    吉   川   雅   史   君

本会議に職務のため出席した者の職氏名
       事 務 局 長    陸       俊   弘
       主     任    小   林   妙   子
       主     任    青   山       愛

               開 会 (午前10時00分)
    開会の宣告
議長(大滝 勝君) 皆様には御参集いただき、ありがとうございます。
  本定例会は、新年度予算を審議いただく重要な議会でありますので、円滑に進行できますよう、議員各位の御協力をお願い申し上げます。
  定刻になりました。
  ただいまの出席議員数は16名です。定足数に達しておりますので、これより令和7年第2回阿賀野市議会定例会を開会いたします。
  また、新潟日報、澁谷真由美さんから写真撮影の申出がありましたので、今会期を通じ、撮影を許可いたしました。
                                            
    開議の宣告
議長(大滝 勝君) これより本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
議長(大滝 勝君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、9番、清野栄一さん、10番、天野美三男さん、11番、市川英敏さん、以上3名を指名します。
                                            
    会期の決定
議長(大滝 勝君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
  お諮りします。本定例会の会期は、本日26日から3月14日までの17日間としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、本定例会の会期は2月26日から3月14日までの17日間に決定いたしました。
                                            
    諸般の報告
議長(大滝 勝君) 日程第3、諸般の報告を行います。
  2月5日から昨日までの主な会議、行事等の状況につきましては、お手元に配付しております会議・行事等の開催状況報告書のとおりです。
  本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、加藤市長をはじめ26名であります。
  本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から議案44件が提出されました。議会からは、請願3件、発議1件、申出関係3件、議員派遣についてです。
  受理いたしました請願は、お手元の請願文書表のとおり所管の常任委員会へ付託しましたので、御報告いたします。
  去る2月17日、議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議いただいた結果、お手元に配付の会期日程により運営することといたしました。
  以上で諸般の報告を終わります。
                                            
    施政方針・一般行政報告
議長(大滝 勝君) 日程第4、加藤市長からの施政方針並びに一般行政報告を求めます。
  加藤市長。
               〔市長 加藤博幸君登壇〕
市長(加藤博幸君) 皆さん、おはようございます。本日、令和7年第2回阿賀野市議会定例会の開会に当たり、議員各位の御健勝をお喜び申し上げます。
  また、日頃より、市政発展のために御尽力をいただいておりますことに、深く敬意を表しますとともに、感謝をまずもって申し上げます。
  まだ記憶に新しい能登半島地震の発生から、1年が経過いたしました。
  地理的要因などから、復興の遅れが心配されておりましたが、その後、復興のさなかの9月に豪雨に見舞われ、被害はさらに甚大となりました。
  地震によってお亡くなりになった方は、令和7年2月14日時点で535人、うち災害関連死は307人、9月の豪雨でも16人もの方が亡くなられ、現在も約230人の方が、避難所に身を寄せて生活されています。
  改めて、お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
  一日でも早くふだんの生活に戻れるよう、お祈り申し上げる次第であります。
  それでは、施政方針に移らせていただきます。
  本日、令和7年第2回阿賀野市議会定例会におきまして、令和7年度の予算案、並びに、関連議案の御審議をお願いするに当たり、市政に取り組む所信の一端を述べさせていただきます。
  令和7年は、戦後80年、昭和の元号で100年、合併して20年が経過したこととなります。さきの当初予算説明会の折にも触れましたが、これまでの歩みを確認し、ようやく阿賀野バイパスが全線開通することを踏まえ、これからの阿賀野市を考え、様々な施策を「第3次阿賀野市総合計画」として、新たなスタートを切る年であります。
  しかし、取り巻く環境を見渡しますと、何げない毎日が、いかに貴重か、身にしみて感じる出来事が世界各地で起きており、これが収まり、安寧なときが来ることを心から願うばかりであります。
  また、我が国の政治、経済、金融等を取り巻く情勢は流動的であり、そして今、少子高齢化をはじめ家庭・地域集落構造の変化、経済や金融、物流、労働などを含む社会構造の変化を要因として、社会保険制度、社会保障制度、医療制度、教育制度の在り方をどうするのか、その検討が喫緊の課題となっており、国会でも議論されていますが、将来に対する不安は解消されていない状況にあります。
  このような中、人口減少の流れにあらがうことが難しいことを認識し、その上でも何をなすか考え、限られた人材と財源の中で、最も有効な手だてをもって、さらに次の世代へどのようにつなげていくか、常に最適解を求めていく姿勢が大切であると認識しております。
  加えて、地域の持つ潜在力を引き出し、阿賀野市の魅力と合わせ、新たな「ヒト、モノ、コトの流れを生み出していこう」というアクティブな気持ち、自己解決を図ろうとする意識の醸成が必要であると考えており、市民の皆様、自治会などとの連携強化を通じ、このことに努めてまいります。
  特に、人口減少下では、官民が一体となり、単に知識や能力があるだけではなく、歴史や文化を大切にする人材や人を思いやる人材、阿賀野市にとって不足している人材の育成に取り組むことが、ひいては未来の阿賀野市のためにも有効であり、Uターン奨学生への奨学金返済支援の復活強化をはじめ、医療的ケア児保育支援、ひとり親家庭子供学習支援、私立認定こども園の改修費補助など、子育て環境の整備を進めてまいります。
  さらに、教育環境では、京ヶ瀬中学校グラウンドの整備や市内小学校のプールの再編整備を進め充実を図ってまいります。
  さて、本市には、1,700を超える優良・有望な企業が存在し、地域の雇用や経済を支えていただいておりますが、国内には、従業員数2,000人以下の中堅企業が約9,000社あり、中小企業を含めますと120万以上の企業があります。その多くの企業から、本市に関心を持っていただき、そして立地につながるよう、引き続き企業誘致を推進するとともに、関係機関・組織と協議を行いつつ、新技術・環境技術の活用を支援し、サステナブルで確実な成長につながるよう、フォローアップに努めてまいります。また、市内企業と市内就業希望者のマッチングを通じ、人材が確保できるよう環境の整備を行い、併せて地域おこし協力隊や専門的知識を有する人材を活用し、農業や観光、デジタル分野などの担い手の育成を進め、地域の活性化と市民サービスの向上を図ってまいります。
  地場産業の安田瓦につきましては、近年、瓦ロード周辺の整備が進み、交流人口拡大のための拠点の一つとなっており、加えて、「北限の瓦づくり」としての文化的評価の向上も目指しながら、普及のための支援を拡充いたします。
  また、待望の阿賀野バイパスが、4年ほど遅れとなりますが、全線開通いたします。これをチャンスと捉え、観光の振興と交流の推進を体系立てて取り組むとともに、ふるさと寄附金を活用した、瓢湖水きん公園など観光施設の整備による集客力の向上と合わせ、市内観光の利便性向上と活性化により観光事業者への支援を展開してまいります。このことは、阿賀野市の地政学的位置づけを自ら理解した上での取組が大切であり、暮らしやすいまちづくりにおいても、重要な要素であると考えております。
  そして、暮らしやすいまちづくりの重要な要素の一つに、安心して医療を受けられる体制の維持がありますが、人口減少や薬価等診療報酬の改定などの影響により、医療・病院運営が困難な状況となっており、現在、これからの医療体制についての議論が国、県などで進められています。
  私たちも医療を受ける側としてどうであったか、また、これからどうあるべきか考えていく必要があり、それぞれの役割を果たしていくことが求められております。
  市としては、県、並びに、厚生連との情報共有や人的つながりを活用しつつ、引き続き医療資源の確保、また、将来を見越し、デジタル技術を活用したオンライン診療などの可能性について、検討を進めてまいります。
  議員各位におかれましては、従前より願っておりますが、医師の確保にさらなるお力添えをいただけますよう、改めてお願いを申し上げる次第であります。加えて、多額の費用を必要とする、あがの市民病院の医療機器の更新は、今後も継続的に発生する見込みでありますが、それに見合う基金残高が少なく、一般財源からの繰入れが想定されます。このことにつきましては、あらゆる方策を検討し、対処していきたいと考えておりますので、御理解くださいますようお願いいたします。
  また、予防医療の観点や医療現場が逼迫しないよう医療負担の軽減を図る上でワクチン接種は大切であります。市では、引き続き、中学生以下のインフルエンザ予防接種費用の助成を行うとともに、国の方針に基づき、全体的に免疫力が低下する高齢者の皆様を対象とした、帯状疱疹ワクチン接種、新型コロナウイルスワクチン接種に係る費用を計上するほか、子宮頸がん予防のためのHPVワクチンのキャッチアップ接種についても、その費用を計上いたします。
  そして、年々増加している空き家でありますが、暮らしやすいまちづくりのために、その解消に向けた取組や施策の実行が待たれております。市としましては、それらを実行することによって、防災や防犯などの安全面や衛生面をはじめとする生活環境、都市環境の整備が図られることから、空き家の除却に対する支援を行うこととしております。
  さて、言うまでもなく、本市の生産基盤は稲作であります。近年は、その生産基盤を脅かす天候の異変、加えて、人、家畜・家禽を問わず様々な感染症が発生し、生活環境の著しい変化を実感せざるを得ない状況となっています。大量廃棄など、地球の生態系の循環能力を超えた人間の行動により「地球丸」がきしみを始めているのかもしれません。D.モンゴメリーとA.ビクレーが書いた「土と脂」では、健康に生きるために必要な食の在り方を取り上げ、土壌の重要性に係る研究結果を例に引き、健康な作物の生育には土壌微生物が必須であり、人間の健康は健康な作物に、健康な作物は健康な土によることを示し、「土、地球、人間自身のために環境の回復の道を選ぶなら、まだ間に合う」と、土作りの農業、環境再生型農業の重要性を説いています。
  また、国際有機農業連盟は、「有機農業は伝統、革新、科学を組み合わせて人間にも環境にも利益をもたらし、関与する生物と人間の公正な関係を築き、生活の質を高めます」とうたわれており、必要な食料を作るために、生活基盤である生態系を破壊しては、生きる場所がなくなる、という意思が読み取れます。我が国が瑞穂の国と言われ、さらに稲作と牛が密接な連携によるものであることを考えれば、幸いにも本市には、その基盤が備わっていると言えます。
  地域の生態系の循環に順応し、畜産の面からの「牛づくり、草づくり、土づくり」は、まさに「米づくり」に通じるものであり、本市の生産基盤環境に合致していることから、関係者や関係機関、関係団体と共に、有機農業・オーガニック農業の推進を加速化してまいります。
  一方、これら多岐にわたる施策、事業を実施する中で、市が保有する公共施設について、これまで施設修繕など、実施を先送りしてきた事項が数多く残っており、町村合併以降、手つかずの案件として残っていることは、誰もが承知していることであります。建設から相当の年数がたち、昨年辺りから次々に、施設の利用に一部不都合が生じております。また、次の世代のためにも、「やるべきことは、やる」ことが求められております。これらの負託に応えるためにも、人口の減少のダメージをいかに少なくするかを意識しつつ、縮小社会適応策を展開していくスタートの年でもあります。市民の皆様や将来世代に負担を強いることにならないためにも、対応策におけるダウンサイジングを新たな創造の結節点として位置づけ、スクラップ・アンド・ビルドではなく、ビルド・アンド・スクラップという視点や、各事業の組合せにより新しい強みを生み出せるよう心がけ、施設保有量の適正化を進めるとともに、維持管理の適正化、施設運営の適正化に取り組んでまいります。
  そうでなければ、結果的に市民の皆様や将来世代に負担を強いることになります。議員各位からの御理解をいただきながら対処してまいりますので、御協力くださいますようお願いいたします。
  そして、同時に先ほど申し上げた「牛づくり、草づくり、土づくり、米づくり」に加えて、もう一つ大きなポイントがあります。
  それは「人づくり」であります。人口の減少、言い換えれば労働人口の減少においては、業務プロセス全体の点検と見直しを図り、データの利活用により新たな価値を創出することが求められています。
  私たちを取り巻く情勢は、刻一刻と変化しております。国、県が示す方向を確認しながら、本市の取組も柔軟にカスタマイズしなければなりません。「今までこうであったから、これからもこうでいい」という意識を一度脇に置き、物事を、少し角度を変えて見てみる、そして見たことをしっかりと見極め、行動に移せる人材、また、課題はテーマごとにカンファレンスを行い、なぜこのようなことに至ったか、至るまでの経過を確認し、きちんとした診断と、その後の対処方針が決められる人材の育成と確保に努めてまいります。無論、このことに関しましては、人的資本を弱めたり壊したりすると、組織の持続可能性も壊すことになることを自覚し、取り組んでまいります。
  一方、職員にとって、職員としての行動規範はとても大切であります。
  「社会のためになるか」「市民のためになるか」「組織・職員のためになるか」という行動規範と「公平」「公益」を矜持とし、ラグビー競技で言われている「品位・情熱・結束・規律・尊重・貢献・寛容・探求」という言葉をもって「ワンチーム」として、そして3つのS、「Strong強く」「Spread広く」「Socia1社会とのつながり」、この3つのSを意識して職務に当たることを期待しているところであります。
  現在も、職場環境の改善を含め、職員の意見、諫言を聞きながら取り組んでおりますが、市民の皆様から「これまでより職員の表情が明るくなった」という声をお聞きしております。来庁される市民の皆様、加えて、市外からお越しの皆様からも、明るい気持ちになったと言われるような、ウエルビーイングが感じられるように、またオフィスエンゲージメントを高めて集まりたくなるような、成長につながるような市役所を、リーダーシップより、フォロワーシップをもってつくってまいります。こちらにつきましても、議員各位からの一層の御理解と御協力をお願いする次第であります。
  結びに、令和7年度当初予算並びに政策・事業につきましては、さきに申し上げましたとおり、「第3次阿賀野市総合計画」において、新たに策定する6つの分野別政策、及び、総合的政策に基づき取り組むものであります。残念ながら、議員各位からのパブリックコメントはいただくことができませんでしたが、まちづくりの目標である、「住みよい、いきいき元気なまち」の実現に向けて、「みんなで創る阿賀野市」の理念の下、「人がつながることで、環となり、今をつなげることで、未来につなぐことができる」という思いを込め、職員と共に「ワンチーム」となり、前に進めてまいります。
  議員各位におかれましては、重ねての御理解を衷心よりお願い申し上げ、私の施政方針といたします。
  続きまして、一般行政報告を申し上げます。
  初めに、季節性インフルエンザ、及び、新型コロナウイルス感染症の流行について、申し上げます。
  県内の感染者数定点把握の推移でありますが、季節性インフルエンザは、12月9日の週から定点把握数が10人を超え、その後、12月23日の週には30人を超え38.08人となりました。特に、新発田保健所管内は42.71人と県平均より高く、前の週から24.42人も増加という経過をたどり、新型コロナウイルス感染症は、季節性インフルエンザと同じく12月23日の週には7.98人となり、特に、新発田保健所管内は16.14人と県平均の約2倍になり、新発田保健所管内では、1月に入ってからも両感染症とも高い状況で、定点把握数の上下を繰り返しました。結果、季節性インフルエンザは、1月6日の週に42.71人となり、これを受け、県内全域にインフルエンザ警報も発令され、県内小中学校では、学級閉鎖をせざるを得ない事態となりましたが、幸い、阿賀野市内の小中学校では、学級閉鎖に至るまでの流行は見られませんでした。
  当市としては、今後も引き続き、手指消毒などふだんの生活における基本的な感染防止対策などを含め、ふだんからの健康管理を、市民の皆様へ広報等を通じ促してまいります。
  続きまして、市民元旦マラソン大会について、申し上げます。
  21回目となる、毎年恒例の「市民元旦マラソン大会」を1月1日に開催し、私も3キロコースに参加いたしました。
  1.2キロコースには、最年少、2歳の子供さんをはじめ131人の方が、3キロメートルコースには、最年長、86歳の方をはじめ139人と、昨年よりも54人多い、総勢270人の皆様から参加していただきました。
  時々雪がちらつく曇り空ではありましたが、けが等もなく無事、参加された皆様全員が、それぞれのコースを完走しました。
  参加された皆様の、新年の抱負や目標はそれぞれ違うものと思いますが、まずは「けがなく、無事、完走する」という、参加者全員の一致した「目標」は達成されたものと思っております。ぜひ議員の皆様方も元旦マラソンに御参加くださるようお願いいたします。
  ランニングやウオーキングはそれらを防いだり、改善したりする効果があります。これからの時間、少しずつではありますが、暖かくなり、過ごしやすくなります。市民の皆様からは、ランニングやウオーキングなど無理をしない程度で、健康づくりに取り組んでいただければと思っております。
  続きまして、消防出初式について、申し上げます。
  1月12日、安田交流センター風とぴあをメイン会場に挙行いたしました。
  消防出初式は、1年の無火災を祈願するとともに、市民の方々の防火意識の高揚を図るため、開催するものであります。
  当日は、緊急走行、一斉放水、市中行進、式典と予定していた全ての行事を挙行いたしました。
  近年はコロナ渦のため、令和5年1月に式典のみを3年ぶりに開催し、昨年は、能登半島地震の発生により、消防出初式の一連の行事を全て中止としましたので、全行事を挙行するのは、令和2年以来5年ぶりとなります。
  市民の皆様方からは、一連の行事を挙行する中で、阿賀野市消防団の雄姿を応援していただき、消防団員の士気は高まったものと思っており、併せて市民の皆様の防火意識の高揚も図られたものと思っております。
  消防団員の皆様からは、なりわいを持ちながらも、市民の皆様の生命、財産を守るため、日夜献身的な活動を行っていただいており、感謝申し上げるとともに、今後も、郷土を守るという郷土愛護の崇高な消防精神と強い責任感の下、精励されることをお願いするものであります。
  続きまして、農業に係る2つの行事について、申し上げます。
  2月1日、アートホテル新潟駅前において「食料農業推進協議会中間報告会」が開催され、NPO法人食農ネットささかみ様の活動報告や阿賀野市オーガニックビレッジ事業の報告、併せて次年度計画案の説明、また昨年10月6日に開催されました「にいがたオーガニックフェスタ」阿賀野会場の報告が、実行委員会やパルシステム生活協同組合連合会様、日本自然環境専門学校様から行われました。
  そして、翌2日には、ふれあい会館において、「ゆうきの里振興大会」が開催されました。
  この大会は、JA新潟かがやき様とNPO法人食農ネットささかみ様の共催によるもので、大会では、笹岡小学校と神山小学校の「新之助 有機栽培の取り組み 一年の振り返り」として動画発表や、子供も大人も育ち合い共に地域を創る会会長の小川寛子様から、「笹神中学校弁当の日」の実施報告などが行われました。
  本市は今年度、オーガニックビレッジ宣言に向けて、有機農業の生産から消費まで、地域と一体となった取組を進めており、その一環として1月23日には、安田小学校におきまして、有機米生産者と児童との交流給食会を開催したところであります。
  また、オーガニックビレッジ事業を推進する上でその中心となる、有機米の産地化を実現するためには、事業主体となる食料農業推進協議会と今年度設立したオーガニック推進協議会の果たす役割が大変重要であり、加えて、この2日間、御参加をいただきました、農業者の皆様、JA新潟かがやき様、パルシステム生活協同組合連合会様、本市拠点施設の「道の駅あがの」、さらには学校給食で関わりのある教育委員会など、様々な関係者と市が連携し、一体となって取り組む必要があります。
  そして、このことが近い将来、市全域に広がり、人、自然、農業との共生が図られるものと思っております。
  最後に、世界の多くの人が、平和を願っているところですが、ロシアのウクライナへの軍事侵攻が始まってから、2月24日で3年が経過しました。
  今もウクライナ各地で激しい戦闘が続いており、戦闘のさらなる長期化は避けられない状況と言われております。報道によれば、戦争終結に向けた交渉が始まる可能性は見えるものの、何の罪のない市民の犠牲者は、国連の発表で2月11日時点、少なくとも1万2,605人となり、その中で子供の犠牲者は1,000人近くになるのではないかと言われ、実際にはもっと多い可能性があるとしています。
  そして、令和5年10月7日のイスラム組織ハマスのイスラエルへの大規模攻撃から始まった、パレスチナガザ地区での両者の戦闘は、開始から1年を超えましたが、令和7年1月19日に停戦が発効され、早々、ガザ地区の110万人を飢餓から救う人道的支援のため、まずはWFP国際連合世界食糧計画が食料と共に現地に入りました。
  待望の停戦がスタートしたものの、ガザ地区では、住宅やインフラの大部分が破壊され、少なくとも4万6,000人以上が犠牲になり、女性や子供、高齢者が占めるその割合は70%を上回るとしています。
  また、イスラエルでも約1,700人が犠牲になったと言われています。
  このような状況の中、「ガザ地区」の復興のためとして、アメリカの長期的所有発言など、情勢は混沌としています。
  実際に戦闘が行われているウクライナやパレスチナの人々、さらには、市民の医療救護や支援に当たっている赤十字などの医療関係者や国連の関係者も、毎日、命の危険と隣り合わせという状況になっています。
  武力による紛争は、何の罪のない人々から全てを奪い、「悲しみ」や「憎しみ」「怒り」だけを生み残します。
  本当に、この地球上から一日でも早く紛争がなくなり、世界のどこでも、平和で、笑顔があふれる日常が戻ることを願うばかりであります。
  以上、令和7年第2回議会定例会における、一般行政報告とさせていただきます。
  結びに、私が市長の職に就いてから、昨日で10か月が経過しました。
  この間、議員各位、市民の皆様方よりいただきました御支援に対しまして、この場をお借りし、厚く御礼を申し上げる次第であります。
  今後も引き続き、変わらぬ御支援をお願いいたします。
  そして、施政方針の中でも、申し述べさせていただきましたが、このたびの議会定例会は、今後8年間の「第3次阿賀野市総合計画」、4年間の「基本計画」の初年度に当たります。令和7年度の市政執行のための基本方針、「人がつながり、未来につなぐ。阿賀野市の挑戦」として編成した新年度予算を御審議いただく、大変意義深い議会であります。
  提出いたしました全議案に対しまして、慎重な御審議を賜り、その趣旨とするところ十分に御理解をいただき、満場の賛同により、御承認をお願い申し上げます。
  なお、11月29日以降の「会議・行事等」の主な出席につきましては、お手元に配付させていただいております報告書どおりでありますので、後ほど御確認くださるよう、併せてお願い申し上げます。御清聴ありがとうございました。
議長(大滝 勝君) 以上で施政方針並びに一般行政報告を終わります。
                                            
    議案第2号 阿賀野市副市長の選任について(大橋晋一氏)
議長(大滝 勝君) 日程第5、議案第2号 阿賀野市副市長の選任について 大橋晋一氏を議題といたします。
               〔産業建設部長 大橋晋一君退場〕
議長(大滝 勝君) ただいま大橋産業建設部長が退席されました。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第2号、副市長の選任について提案理由を御説明申し上げます。
  阿賀野市副市長に大橋晋一氏を選任したいので、議会の同意を求めるものであります。
  大橋氏は、昭和63年に旧水原町役場に入庁されてから、総務民生関係を中心に多くの部署を経験され、令和元年からは企画財政課長、令和4年からは商工観光課長、令和6年10月から産業建設部長を務めるなど、行政経験豊富、人柄温厚にて職員からの信頼も厚く、商工会や観光協会、また市内にある各事業者の皆様方からも高く評価されております。このようなことから、大橋氏からは、3部長と共に行政経験が浅い私をフォローしていただき、阿賀野バイパスの全線開通を見据え、人口減少対策、商工振興、観光誘致、交流人口の増加などの課題に取り組んでいくためにも適任であると考え、議会の同意を求めるものであります。
  よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は人事案件でありますので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定いたしました。
  これから議案第2号を採決します。
  お諮りします。議案第2号、大橋晋一さんを阿賀野市副市長に選任することについて同意することに異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第2号は同意することに決定いたしました。
               〔産業建設部長 大橋晋一君入場〕
議長(大滝 勝君) ただいま大橋産業建設部長が出席されました。
  御本人がいらっしゃいますので、一言挨拶をお願いします。
産業建設部長(大橋晋一君) ただいま副市長に御同意いただきました産業建設部長の大橋でございます。私は、昭和63年4月、旧水原町役場に入庁し、総務、福祉、財政、企画、商工観光などの部署に勤務してまいりました。その経験と知識を生かしてまいります。
  また、私は希望、期待が大きな力になるというふうに思っております。そのため市民の皆様、市議会の皆様、あるいは関係機関、団体、企業の皆様が阿賀野市に希望、期待を持ち、阿賀野市の発展のために大きな力となるよう、市長と共に取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。
議長(大滝 勝君) ありがとうございました。
                                            
    議案第3号 阿賀野市教育委員会教育長の任命について(小泉明美氏)
議長(大滝 勝君) 日程第6、議案第3号 阿賀野市教育委員会教育長の任命について 小泉明美氏を議題といたします。
               〔教育長 小泉明美君退場〕
議長(大滝 勝君) ただいま小泉教育長が退席されました。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第3号、阿賀野市教育委員会教育長の任命について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、令和7年5月21日で任期満了となる教育委員会教育長の小泉明美氏について、再任したいので、議会の同意を求めるものであります。
  よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は人事案件でありますので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定しました。
  これから議案第3号を採決します。
  お諮りします。議案第3号、小泉明美さんを教育委員会教育長に任命することについて同意することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第3号は同意することに決定しました。
               〔教育長 小泉明美君入場〕
議長(大滝 勝君) ただいま小泉教育長が出席されました。
  御本人がいらっしゃいますので、一言挨拶をお願いします。
教育長(小泉明美君) 皆様、ごめんください。ただいまは、私の教育長再任の議案に御同意くださいまして、誠にありがとうございました。大変光栄に思っております。
  阿賀野市の未来を担う子供たちが知・徳・体のバランスの取れた生きる力を身につけていけるよう、精いっぱい努める所存でございます。引き続き議員の皆様方、市民の皆様方から御指導、御鞭撻をよろしくお願いいたしたいと思います。ありがとうございました。
議長(大滝 勝君) ありがとうございました。
                                            
    議案第4号 阿賀野市教育委員会委員の任命について(福井真弥氏)
議長(大滝 勝君) 日程第7、議案第4号 阿賀野市教育委員会委員の任命について 福井真弥氏を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第4号 阿賀野市教育委員会委員の任命について提案理由を御説明申し上げます。
  令和7年5月21日で任期満了となる教育委員会委員の酒井里佳子氏の後任として福井真弥氏を任命したいので、議会の同意を求めるものです。
  よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は人事案件でありますので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定しました。
  これから議案第4号を採決します。
  お諮りします。議案第4号、福井真弥さんを教育委員会委員に任命することについて同意することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第4号は同意することに決定しました。
                                            
    議案第5号 阿賀野市固定資産評価審査委員会委員の選任について(須田幸英
           氏)
     議案第6号 阿賀野市固定資産評価審査委員会委員の選任について(長谷川香
           一氏)
     議案第7号 阿賀野市固定資産評価審査委員会委員の選任について(片桐正英
           氏)

議長(大滝 勝君) 日程第8、議案第5号から議案第7号までを一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第5号から議案第7号まで、阿賀野市固定資産評価審査委員会委員の選任について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、令和7年5月23日で任期満了となる固定資産評価審査委員会委員の3名につきまして、適任であると考え、再任したいので、議会の同意を求めるものであります。
  議案第5号は須田幸英氏を、議案第6号は長谷川香一氏を、議案第7号は片桐正英氏をそれぞれ再任したいというものであります。よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は人事案件でありますので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定いたしました。
  これから議案第5号から議案第7号までを採決します。
  採決は議案ごとに行います。
  初めに、議案第5号を採決します。
  お諮りします。須田幸英さんを固定資産評価審査委員会委員に選任することについて、同意することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第5号は同意することに決定しました。
  次に、議案第6号を採決します。
  お諮りします。長谷川香一さんを固定資産評価審査委員会委員に選任することについて、同意することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第6号は同意することに決定しました。
  次に、議案第7号を採決します。
  お諮りします。片桐正英さんを固定資産評価審査委員会委員に選任することについて、同意することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第7号は同意することに決定しました。
                                            
    議案第8号 令和6年度阿賀野市一般会計補正予算(第8号)
議長(大滝 勝君) 日程第9、議案第8号 令和6年度阿賀野市一般会計補正予算第8号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第8号 令和6年度阿賀野市一般会計補正予算第8号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第8号として、歳入歳出それぞれ11億3,283万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ282億9,070万6,000円とするものであります。
  補正予算の主な内容は、令和7年度に実施を計画していた公共事業等について、国の補正予算を活用し、前倒しをし、取り組むための費用を計上するほか、追加交付を受けた交付税を主な財源として、今後の財政需要を見据えた基金への造成費を計上いたしました。
  歳入の主なものは、国税収入の補正に伴い追加交付を受けた普通交付税2億5,569万3,000円の増額を計上いたしました。また、国の補正予算に基づき、社会資本整備総合交付金1億8,260万9,000円や学校施設環境改善交付金761万円を増額計上いたしました。
  歳出の主なものにつきましては、国の補正予算による事業採択を受け、令和7年度に実施を予定していた消雪施設維持修繕工事費3億7,700万円を増額計上したほか、水原小学校体育館の照明について、LED照明に改修するため、小中学校長寿命化等改修工事費として2,300万円を新たに計上いたしました。
  また、追加交付を受けた普通交付税について、国から示された交付目的を踏まえ、臨時財政対策債の償還や将来的な事業への財源として積み立てるため、財政調整基金積立金3億8,007万3,000円及び減債基金積立金7,561万1,000円を計上いたしました。
  第2表の繰越明許費の主なものは、物価高の社会情勢を踏まえ、さきの市議会において可決された各種緊急支援事業について、対象者への周知や申請期間を十分に確保するため、年度内での完了が困難となったことから計上いたすものです。
  第3表の債務負担行為補正につきましては、令和7年度当初から開始する業務について、3月中に契約事務を行う必要があるものを追加したほか、事業の完了に伴い、期間中に債務を負担する見込みがなくなった事業について廃止いたしました。
  第4表の地方債補正は、国の補正予算に基づき計上した事業への財源の追加や実績に基づく調整について補正いたしました。
  よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  5番、天野市榮さん。
5番(天野市榮君) それでは、一般会計補正予算第8号について4点ほど質問いたします。
  説明書、これに基づいて質問させてください。説明書の6ページに歳入予算、市債がございます。ここの下のほうに農林水産業費ということで2億440万円計上されております。中身見ますと、主に県営の土地改良事業の、これ市が負担する金額でしょうか、それについて市債を発行するというものなのですが、私記憶ですと、この県営土地改良費の市の負担金については、これまで合併特例債を使っていたような気がするのです。御存じのとおり特例債は後で交付税措置が分厚いわけなのですけれども、農林水産業債になるとちょっと交付税の措置率落ちると思うのです。この補正予算の中で合併特例債はもう使えないのか、もう枠を消化したのか、その辺もし分かりましたら教えてください。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議員、前の議会でも何度か御説明してございますが、合併特例債については、それは全部五泉にある中間処理施設のほうで使っております。御承知かと思いますが。
議長(大滝 勝君) 天野市榮さん。
5番(天野市榮君) 続きまして、民生費、歳出予算ですか、13ページ、ここにそれぞれ定額減税、あるいは住民税非課税世帯、そして住民税均等割世帯、それぞれ支援金ということで載っているのですが、かなりの金額が減額補正になっておりまして、たしかこれらはいずれも申請なしで交付される給付金と考えておるのですが、かなり金額が、減額する補正額が大きいものですから、この把握、算定で少し何かそごがあったのかなと、その辺もしお分かりになりましたら教えてください。
議長(大滝 勝君) 橋社会福祉課長。
社会福祉課長(橋正人君) ただいまの質問にお答えいたします。
  給付金につきましては、予算の段階で見込みを含めまして上げさせていただいております。家計急変とか、読めない部分もございますので、その分も含めて予算計上しておるところでございます。その結果、この金額が残額として残ったという形になっております。給付金につきましては、送付した世帯の80%、90%ぐらいは支給しておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(大滝 勝君) 天野市榮さん。
5番(天野市榮君) 同じ民生費なのですが、15ページ、説明書、こちらには一時預かり事業費という、あるいは未満児保育事業費、それぞれ減額補正になっているのですが、これいずれも実施要件が整わず、申請がなかったというふうに書いてあるのですが、これは利用する施設にとってなかなか申請しづらい要件だったのか、要件が厳しいとか、何かそういう事情があるのでしょうか。もしお分かりになりましたら。
議長(大滝 勝君) 橋社会福祉課長。
社会福祉課長(橋正人君) 質問にお答えします。
  いろいろ要件がございまして、一時預かり等、延長保育とかありますが、一応保育士の数とか決まっておりまして、その辺がある時点では整わなかったというような場合はちょっと減額されますし、例えば30分延長だと保育士何人、あと1時間延長だと保育士何人というのがあるのですが、その際に1時間の要件に満たない場合は30分の要件の2掛けとかになったりしまして、その辺で減額される場合がございますので、その辺を含めて減額しているものでございます。
議長(大滝 勝君) 天野市榮さん。
5番(天野市榮君) 最後に、説明書の20ページ、農林振興費ということで、ここで地域おこし協力隊地域計画推進事業費ということで210万円が減額で載っています。これ内訳見ますと、会計年度職員関係費ということで160万ということで、これはいわゆる人件費部分だと思うのですが、この協力隊員の方、阿賀野市で農業やりたいということで協力隊員になられたと思うのですが、これが160万円減っているというのが、どんな事情があって減っているのかなと。地域計画というのは、ほ場整備進めるに当たって、それぞれ地域ごとに今農地をどういうふうに集約化していくのか、そういったことを地域単位で決めていく、それで計画をつくるのですけれども、その辺の人件費のところで減額があったものですから、どんな事情でなったのかちょっと教えていただきたいのです。
議長(大滝 勝君) 遠藤農林課長。
農林課長(遠藤忠弘君) 御質問にお答えいたします。
  こちらの地域おこし協力隊の地域計画に係る推進事業費ですけれども、地域おこし協力隊を、予定ではもう少し早めに採用する予定でしたけれども、この来月、3月に2名を任命するということで、その雇用しなかった期間の分を減額させていただくというものでございます。よろしくお願いいたします。
議長(大滝 勝君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第8号を採決します。
  お諮りします。議案第8号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第9号 令和6年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
議長(大滝 勝君) 日程第10、議案第9号 令和6年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第4号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第9号 令和6年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第4号について御説明いたします。
  歳入歳出に1億4,207万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ43億5,957万3,000円とするものです。
  補正予算の内容として、歳入については、保険給付費の増額に伴い、保険給付費等交付金のうち普通交付金1億200万円の増額、病院事業会計繰出金の増加に伴い、保険給付費等交付金のうち特別交付金4,007万9,000円の増額を計上しました。
  歳出の主なものについては、保険給付費の増加が見込まれることから、療養給付費7,000万円、高額療養費3,200万円の増額を計上したほか、あがの市民病院の電子カルテ導入費用、代診医確保費用の補助金分として、病院事業会計繰出金4,007万9,000円を計上しました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第9号を採決します。
  お諮りします。議案第9号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第10号 令和6年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第5号)
議長(大滝 勝君) 日程第11、議案第10号 令和6年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第5号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第10号 令和6年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第5号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第5号として、歳入歳出それぞれ205万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ10億2,508万4,000円とするものであります。補正予算の主な内容としまして、歳入については、後期高齢者医療保険料で491万円の増額を計上するほか、繰入金では新潟県後期高齢者医療広域連合への納付金額確定による保険基盤安定繰入金479万5,000円、広域連合共通負担経費繰入金166万5,000円の減額を計上いたしました。また、諸収入では人間ドック受診者数の見込み増分として後期高齢者医療特別対策交付金3万2,000円の増額、保険証の一体化に伴う周知広報等事業費補助金58万6,000円の減額を計上いたしました。
  歳出につきましては、郵便料80万6,000円、新潟県後期高齢者医療広域連合の納付金額確定による後期高齢者医療広域連合納付金155万円の減額……
               〔何事か呼ぶ者あり〕
市長(加藤博幸君) 失礼しました。保健事業費では、人間ドック受診者数の見込み増分として、人間ドック委託料30万円の増額を計上いたしました。
  よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第10号を採決します。
  お諮りします。議案第10号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第11号 令和6年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第4号)
議長(大滝 勝君) 日程第12、議案第11号 令和6年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第4号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第11号 令和6年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第4号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第4号として、歳入歳出それぞれ438万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ54億5,265万8,000円とするものであります。
  補正予算の主な内容は、歳入については、介護給付費及び地域支援事業交付金に係る変更申請等により、国庫支出金1,472万2,000円、支払基金交付金5,349万8,000円、県支出金21万7,000円の減額、一般会計繰入金では、地域支援事業費の減額に伴い、636万1,000円の減額を計上いたしました。また、補正財源として前年度繰越金7,041万円の増額を計上いたしました。
  歳出の主な内容としましては、歳入減額に伴う財源調整のほか、執行見込みによる地域支援事業費1,040万円の減額を計上いたしました。また、基金積立金では、介護給付費準備基金造成費587万8,000円の増額を計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第11号を採決します。
  お諮りします。議案第11号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第11号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第12号 令和6年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第3号)
議長(大滝 勝君) 日程第13、議案第12号 令和6年度阿賀野市水道事業会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第12号 令和6年度阿賀野市水道事業会計補正予算第3号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、収益的収入及び支出について、支出を14万6,000円減額し、総額11億8,780万円とするものであります。
  補正の内容としましては、消費税の再計算に伴う費用の減額により営業外費用を14万6,000円減額いたしました。
  資本的収入及び支出につきましては、収入を1,141万1,000円減額し、総額5億4,600万8,000円とするものであります。
  補正の内容としましては、生活基盤施設耐震化交付金の減額により国庫補助金を161万1,000円減額したほか、管路耐震化事業及び自家発電設備整備出資金の減額により出資金を980万円減額いたしました。
  よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第12号を採決します。
  お諮りします。議案第12号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第12号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第13号 令和6年度阿賀野市下水道事業会計補正予算(第3号)
議長(大滝 勝君) 日程第14、議案第13号 令和6年度阿賀野市下水道事業会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第13号 令和6年度阿賀野市下水道事業会計補正予算第3号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、収益的収入及び支出について、収入を1,690万5,000円減額し、総額18億2,722万8,000円とし、支出を1,263万8,000円減額し、総額17億9,187万8,000円とするものであります。
  補正の内容としましては、収入について、分流式下水道等に要する経費の再算出に伴う他会計負担金を減額するほか、長期前受金戻入れ、戻入の増額により、営業外収益を1,690万5,000円減額いたしました。支出につきましては、決算見込みによる管渠費、処理場費等の各目費用の増減により、営業費用を1,263万8,000円減額いたしました。
  資本的収入及び支出につきまして、収入を1,044万1,000円増額し、総額12億4,045万2,000円とし、支出を641万4,000円増額し、総額17億399万7,000円とするものであります。
  補正の内容は、収入につきましては、事業費の精査等に伴い、他会計出資金を31万4,000円、他会計補助金を1,012万7,000円、それぞれ増額いたしました。支出につきましては、流域下水道事業に係る建設負担金の増額により、流域下水道建設費を641万4,000円増額いたしました。
  よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第13号を採決します。
  お諮りします。議案第13号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第13号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第14号 令和6年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第3号)
議長(大滝 勝君) 日程第15、議案第14号 令和6年度阿賀野市病院事業会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第14号 令和6年度阿賀野市病院事業会計補正予算第3号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、収益的収入及び支出につきまして、収入を2億1,491万円増額し、総額5億9,721万2,000円に、支出を2億1,506万3,000円増額し、総額9億8,921万3,000円とするものであります。
  補正の主な内容としましては、収入については、あがの市民病院の令和6年度決算見込みにおいて、収支計画の費用に対し収入が不足する額を年度協定に基づき支出するため、政策的医療等交付金に係る一般会計繰入金を1億7,851万円増額するほか、国保調整交付金の収入見込みにより国保会計繰入金を4,007万9,000円増額いたしました。
  支出につきましては、あがの市民病院の費用に対し、収入が不足する額等の政策的医療等交付金に係る委託費を1億7,491万円増額するほか、固定資産除却費を15万3,000円増額いたしました。また、収入見込みの国保調整交付金を一般会計に返還するため、医業外費用を4,000万円増額いたしました。
  よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  5番、天野市榮さん。
5番(天野市榮君) 説明書の39ページに病院の事業会計が載っているのですが、この中で、この資料を読みますと、一般会計繰入金ということで政策的医療等交付金、これは費用に対して収入が不足する額1億7,851万計上されているのですが、市民病院も、どこもそうなのですけれども、コロナ関連の国の補助金があって、それで収支がとんとんという状況があったわけなのですが、コロナ関連の補助金がなくなって、いろいろ赤字が出てくるという状況が出たのかなと思っております。今回市民病院のこの赤字補填というのは、これはコロナが終わってから出てきたのでしょうか。コロナのときには国の補助金も結構入っていて、なかったのかなとは思うのですが、その辺分かりましたら教えてください。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) お答えします。
  議員も病院関係の委員されておりましたので、コロナ禍前の状況はお分かりになると思いますが、当然コロナ禍が終わりましたので、国の交付金はございませんので、それが大きな影響と来院数の低下ということもあります。あと諸物価が高騰していることもありますので、委員の御推察のとおりでございます。
議長(大滝 勝君) ほかに質疑ありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第14号を採決します。
  お諮りします。議案第14号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第14号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第39号 阿賀野市総合計画基本構想について
議長(大滝 勝君) 日程第16、議案第39号 阿賀野市総合計画基本構想についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第39号 阿賀野市総合計画基本構想について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、市の総合的かつ計画的な行政運営の指針となる総合計画の基本部分である基本構想を定めることについて、阿賀野市まちづくり基本条例(平成23年阿賀野市条例第2号)第19条第3項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
  よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第39号を採決します。
  お諮りします。議案第39号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第39号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第40号 工事請負契約の変更について(京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工
            事(建築))
     議案第41号 工事請負契約の変更について(京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工
            事(電気))
     議案第42号 工事請負契約の変更について(京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工
            事(機械))

議長(大滝 勝君) 日程第17、議案第40号から議案第42号までを一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第40号から議案第42号、工事請負契約の変更について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、令和6年5月21日、制限付一般競争入札に付した京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事につきまして、工事請負契約を変更するものであります。
  議案第40号、京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事、建築につきましては、建具改修工事や内装改修工事、防水改修工事等において設計変更が生じたことに伴い、契約を変更するものであります。
  議案第41号、京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事、電気につきましては、受変電設備工事等において設計変更が生じたため、契約を変更するものであります。
  議案第42号、京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事、機械につきましては、給水設備工事等において設計変更が生じたため、契約を変更するものであります。
  以上、3件につきまして、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第40号から議案第42号までを採決します。
  初めに、議案第40号を採決します。
  お諮りします。議案第40号は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第40号は原案のとおり可決することに決定しました。
  次に、議案第41号について採決します。
  お諮りします。議案第41号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第41号は原案のとおり可決することに決定しました。
  次に、議案第42号について採決します。
  お諮りします。議案第42号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第42号は原案のとおり可決することに決定しました。
                                            
    議案第15号 令和7年度阿賀野市一般会計予算             
     議案第16号 令和7年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算       
     議案第17号 令和7年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算      
     議案第18号 令和7年度阿賀野市介護保険特別会計予算         
     議案第19号 令和7年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算   
     議案第20号 令和7年度阿賀野市水道事業会計予算           
     議案第21号 令和7年度阿賀野市下水道事業会計予算          
     議案第22号 令和7年度阿賀野市病院事業会計予算           

議長(大滝 勝君) 日程第18、議案第15号から議案第22号までを一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第15号から議案第22号まで、各会計の令和7年度予算について提案理由を御説明申し上げます。
  初めに、議案第15号は一般会計予算であります。令和7年度当初予算は、将来にわたり持続可能な阿賀野市を見据え、市民と事業者、そして市職員のつながりを大切にし、誰もが明るい未来を描くことができるまちを目指し、一般会計予算総額を224億6,000万円としております。具体的には、過去最大規模であった前年度予算と比較し、28億5,000万円、11.3%を抑制しつつ、人口減少対策、人材の育成及び産業の振興の3つの重点施策を編成方針に掲げることで、目に見えるものをつくるだけでなく、市民サービスの向上につながる役務の充実を図ったバランスの取れた予算を目指しました。
  人口減少対策では、引き続きこれまで進めてきた子育て支援事業の着実な推進に加え、新たにひとり親家庭の子供に対する受験料の支援や、市の奨学金を利用して進学した若者に対する定住を条件とした返済支援などを盛り込むことで、教育に係る負担の軽減と若者の定住促進を図ります。また、人口減少社会への対応を見据え、老朽化した小学校プールを統合し、校外拠点型の屋内プールを整備するため、詳細の設計を進めるほか、決裁事務を電子化することで、市役所業務の効率化に取り組みます。
  2つ目の人材の育成につきましては、市民や事業者を対象とした地域活性化に資する取組のほか、市役所業務における生産性の向上を目的として、新たな視点で重点化したものであります。地域活性化に資する主な取組では、市独自の就職ガイダンスを開催することで市内事業者の雇用確保と意欲ある人材の就職につなげます。就職後は、リスキリングに必要な研修費を支援し、事業者の人材育成を図ります。市役所業務の生産性向上に資する取組としましては、引き続き民間事業者からデジタル技術の専門的知見を有する人材を受け入れることに加え、業務改善を加速化させるため、新たに職員一人一人の意識改革を目的とした研修に取り組み、持続可能な市民サービスにつなげます。
  3つ目の産業の振興につきましては、市の基幹産業である農業をはじめ、商工業、観光の振興について新たな取組を構築いたしました。農業では、オーガニックビレッジ宣言を見据え、有機農産物の産地化を目指し、生産から消費までの一貫した取組を進めるほか、老朽化した堆肥製造施設について、計画的に設備更新を行うことで有機農産物の生産拡大と併せ、効果的な耕畜連携につなげます。商工業では、新たに創業を目指す方を支援し、市内でチャレンジできる機運の醸成を図ります。加えて、創業後は他事業者との交流機会を提供することで、創業から事業展開まで包括的に支援を行います。観光では、瓢湖水きん公園の駐車場整備や遊歩道の新設を進め、さらなる魅力の向上を図ります。
  なお、歳入におきましては、合併特例事業債の発行期間が終了したことに伴い、市債の借入れを抑制する一方、目標としていた積立額の達成が確実となった財政調整基金や大型整備事業を見据え、これまで積み増しした特定目的基金を効果的に繰入れすることで、これらの取組を支える財源をしっかりと確保し、計画的かつ完全な財政運営に配慮しております。
  なお、歳入歳出の詳細につきましては、予算書及び予算概要を御覧ください。
  次に、議案第16号、国民健康保険特別会計予算であります。国民健康保険は、公費による医療費の財源確保が確実となったことにより、安定した国保事業運営が行われるようになった一方、高齢化の進展や医療の高度化等により、1人当たりの医療費が増加傾向にあり、引き続き医療費の削減に向け、特定健診の受診勧奨など、被保険者の健康づくり事業に取り組む予算編成としております。令和7年度当初予算は、総額を41億4,303万1,000円とし、前年度比で2,690万3,000円、0.6%の減額となります。
  次に、議案第17号、後期高齢者医療特別会計予算であります。後期高齢者医療制度は、新潟県後期高齢者医療広域連合が保険者の役割を果たし、市町村と事務を分担しながら運営を行っております。制度の円滑な運営を行うため、広域連合と連携を図り予算編成を行っております。令和7年度当初の予算につきましては、総額を10億857万4,000円とし、前年度比で1,739万円、1.8%の増額となっております。
  次に、議案第18号、介護保険特別会計予算であります。第9期介護保険事業計画の2年目となり、達成状況の点検、評価による適切な見直しを行い、健全な介護保険財政を維持できるよう配慮いたしました。また、高齢者の地域での生活を支えるため、適切なサービス量を確保するとともに、市民の福祉活動に対する支援をはじめとした地域ぐるみで助け合いができる仕組みづくりや介護予防、重度化防止の推進にも引き続き取り組む予算編成としております。令和7年度当初予算は、介護保険事業計画を基本としつつ、それぞれのサービス費の実績を踏まえ、保険給付費の増額が見込まれることから、総額を53億4,448万4,000円とし、前年度比で4,540万3,000円、0.9%の増額となっております。
  次に、議案第19号、押切外四ヶ大字財産区特別会計予算であります。財産区山林の維持管理に要する経費のほか、4年に一度実施する松くい虫予防剤注入業務委託の費用を計上いたしました。令和7年度当初予算は、総額を549万4,000円とし、前年度比で48万6,000円、9.7%の増額となっております。
  次に、議案第20号、水道事業会計予算であります。令和7年度当初予算は、収益的収支につきまして、収入13億106万1,000円、支出12億3,765万円で、収支差引き6,341万1,000円となっております。収入につきましては、受託工事収益の増額等により、前年度比で2,748万7,000円、2.2%の増額となっております。支出につきましては、受託工事費の増額等により、前年度比で3,126万7,000円、2.6%の増額となっております。この結果、損益計算における当年度純利益は約1,164万円を計上できる見込みであります。
  資本的収支につきましては、収入4億2,279万円、支出10億6,797万7,000円となっております。収入につきましては、企業債3億9,650万円、工事負担金1,350万円、管路耐震化事業に係る国庫補助金1,277万円を計上し、収入合計は前年度比で1億5,630万円、27.0%の減額となります。支出につきましては、主要事業として配水設備工事費1,883万円、管路耐震化事業費3億1,220万9,000円、浄水設備改良費2億8,358万9,000円、新規事業として2か年の継続事業で実施する遠隔監視設備更新事業費6,256万円を計上したほか、企業債償還金3億8,543万円を計上し、支出合計は前年度比で1億369万1,000円、8.8%の減額となっております。この結果、資本的収支差引きで6億4,518万7,000円の不足額が生じますが、損益勘定留保資金等により補填するものであります。
  次に、議案第21号、下水道事業会計予算であります。令和7年度当初予算は、公共下水道整備予定区域の早期概成に向けた施設の整備及び既存施設の改築更新並びに安定した下水道サービスの継続に努めるための予算を計上しております。収益的収支につきましては、収入18億1,437万6,000円、支出17億8,106万6,000円となっております。収入につきましては、営業収益で下水道使用料等4億8,974万9,000円、営業外収益で他会計負担金等13億993万9,000円を計上し、収入合計は前年度比で2,970万2,000円、1.6%の減額となっております。支出につきましては、維持管理費を中心とした営業費用15億8,044万4,000円、企業債利息等の営業外費用1億9,642万2,000円を計上し、支出合計は前年度比で1,045万2,000円、0.6%の減額となっております。この結果、損益計算における当年度純利益は約2,849万7,000円を計上できる見込みであります。
  資本的収支につきましては、収入13億426万6,000円、支出17億4,715万3,000円となっております。収入につきましては、企業債6億5,590万円、他会計補助金等の一般会計繰入金4億1,788万7,000円、国庫補助金2億910万円等を計上し、収入合計は前年度比で313万5,000円、0.2%の増額となっております。支出につきましては、主要事業として下水道施設整備等の建設改良費5億3,464万2,000円を計上したほか、企業債償還金12億343万9,000円等を計上し、支出合計は前年度比で1,252万7,000円、0.7%の減額となっております。この結果、資本的収支差引きで4億4,288万7,000円の不足額が生じますが、損益勘定留保資金等により補填するものであります。
  最後に、議案第22号、病院事業会計予算であります。令和7年度の当初予算は、あがの市民病院の医療機器の購入に係る固定資産整備費及び病院建設時の企業債償還金を計上した予算としております。収益的収支につきましては、収入3億7,150万8,000円、支出7億2,532万5,000円となっております。主な収入につきましては、医業収益では一般会計繰入金501万1,000円、医業外収益では一般会計繰入金3,385万9,000円、国民健康保険特別会計繰入金100万円、指定管理者からの施設利用料2億5,025万6,000円、長期前受金の収益化に係る長期前受金戻入れ、戻入8,136万2,000円をそれぞれ計上し、収入合計は前年度と比較して1,036万3,000円、2.7%の減額となっております。主な支出につきましては、医業費用では給与費686万6,000円、政策的医療等交付金1億2,807万円、医業外費用では企業債支払利息3,739万4,000円をそれぞれ計上し、支出合計は前年度と比較し3,824万9,000円、5.0%の減額となっております。
  資本的収支につきましては、収入2億1,158万4,000円、支出3億697万2,000円となっております。主な収入につきましては、一般会計繰入金2億1,158万4,000円を計上し、収入合計は前年度と比較して4,982万9,000円、30.8%の増額となっております。支出につきましては、建設改良費では固定資産整備費1億1,257万4,000円、企業債償還金では1億9,439万8,000円を計上し、支出合計は前年度と比較して7,857万8,000円、34.4%の増額となっております。この結果、資本的収支差引きで9,538万8,000円の不足額が生じますが、この不足額につきましては損益勘定留保資金等により補填するものであります。
  以上、各会計の令和7年度予算につきまして、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
                                            
    予算審査特別委員会の設置及び付託
議長(大滝 勝君) お諮りします。
  議案第15号から議案第22号までは質疑を省略し、議長を除く議員15人による予算審査特別委員会を設置して、これに付託したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第15号から議案第22号までは質疑を省略し、議長を除く議員15人による予算審査特別委員会を設置して、これに付託することに決定しました。
  なお、予算審査特別委員会の正副委員長の互選は改めて行います。
                                            
    議案第23号 阿賀野市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正
            について
     議案第27号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について

議長(大滝 勝君) 日程第19、議案第23号と議案第27号についてを一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第23号 阿賀野市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について、議案第27号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、令和6年度の人事院勧告及び新潟県人事委員会勧告に準拠し、一般職の任期付職員の業績手当、住居手当及び勤勉手当、一般職の職員の給料表の号給の切替え、配偶者及び子に係る扶養手当の段階的見直しのほか、通勤手当、単身赴任手当等について、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第23号と議案第27号は、総務文教常任委員会に付託されます。
                                            
    議案第24号 阿賀野市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正につ
            いて

議長(大滝 勝君) 日程第20、議案第24号 阿賀野市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第24号 阿賀野市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、民間労働法制及び国家公務員の措置を踏まえ、仕事と生活の両立支援を拡充するため、超過勤務免除の対象となる子の範囲の拡大、仕事と介護の両立支援制度を利用しやすい勤務環境の整備等について、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第24号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第25号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
議長(大滝 勝君) 日程第21、議案第25号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第25号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部改正に伴い、引用している条項を改正するものであります。
  よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第25号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第26号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一
            部改正について

議長(大滝 勝君) 日程第22、議案第26号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第26号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、阿賀野市特別職報酬等審議会の答申に基づき、議員報酬を改定するため、所要の改正を行うものです。
  よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第26号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第28号 阿賀野市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について
議長(大滝 勝君) 日程第23、議案第28号 阿賀野市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第28号 阿賀野市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、消防職員のうち唯一の国家資格である救急救命士について、救急業務のための出動や必要な措置等を行う際に医療関係者との連携を一手に担うことから、責任や精神的な負担が大きくなっており、業務の専門性から一般隊員との差別化を図るため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第28号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第29号 刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関
            する条例の制定について

議長(大滝 勝君) 日程第24、議案第29号 刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第29号 刑法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、刑法等の一部を改正する法律が令和7年6月1日に施行されることにより、懲役及び禁錮が廃止され、新たに拘禁刑が創設されることから、関係条例の所要の改正等を行うため制定するものであります。
  よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第29号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第30号 阿賀野市国民健康保険税条例の一部改正について
議長(大滝 勝君) 日程第25、議案第30号 阿賀野市国民健康保険税条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第30号 阿賀野市国民健康保険税条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、国民健康保険財政の健全化を図り、円滑な事業運営を行うため、国民健康保険税率の見直しを行うものであります。
  主な改正内容といたしましては、医療給付費分の税率について、所得割額を6.8%から7.0%に、均等割額を2万5,400円から2万5,000円に、平等割額を2万3,200円から2万4,000円に改め、後期高齢者支援金等分の所得割額を2.1%から2.7%に、均等割額を7,500円から7,000円に、平等割額を7,000円から9,000円に改め、介護納付金分所得割を1.7%から2.3%に、均等割額を1万2,000円から1万5,000円に改めるものであります。
  また、課税税率の改正に伴い、それぞれの均等割額及び平等割額の軽減額及び未就学児に係る均等割額についても改正するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第30号は、産業厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第31号 阿賀野市介護保険法に基づき地域包括支援センターの設置者が
            遵守すべき基準に関する条例の一部改正について

議長(大滝 勝君) 日程第26、議案第31号 阿賀野市介護保険法に基づき地域包括支援センターの設置者が遵守すべき基準に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第31号 阿賀野市介護保険法に基づき地域包括支援センターの設置者が遵守すべき基準に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、介護保険法施行規則等が改正されたことに伴い、地域包括支援センターの職員配置について柔軟な配置を可能とするため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第31号は、産業厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第32号 阿賀野市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正につい
            て
     議案第33号 阿賀野市環境センター条例の全部改正について

議長(大滝 勝君) 日程第27、議案第32号と議案第33号について一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第32号 阿賀野市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、並びに議案第33号 阿賀野市環境センター条例の全部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、令和7年4月1日から五泉地域衛生施設組合の新中間処理施設が稼働することに伴い、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第32号と議案第33号は、産業厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第34号 阿賀野市五頭山麓いこいの森の設置及び管理に関する条例の一
            部改正について

議長(大滝 勝君) 日程第28、議案第34号 阿賀野市五頭山麓いこいの森の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第34号 阿賀野市五頭山麓いこいの森の設置及び管理に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、コロナ禍から続いた景気低迷、燃料費や資材などの物価高騰に伴い、指定管理者の運営が厳しい状況であることから、経営の安定を図るため、現在の利用状況を反映した料金体系に改正するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第34号は、産業厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第35号 阿賀野市上下水道局布設工事監督者の配置基準及び資格基準並
            びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部改正につい
            て

議長(大滝 勝君) 日程第29、議案第35号 阿賀野市上下水道局布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第35号 阿賀野市上下水道局布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、生活衛生等関係行政の機能強化を目的とした水道法施行令等の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第35号は、産業厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第36号 阿賀野市上下水道局企業職員の給与の種類及び基準に関する条
            例の一部改正について
     議案第37号 地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整
            備に関する条例の一部改正について

議長(大滝 勝君) 日程第30、議案第36号と議案第37号についてを一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第36号 阿賀野市上下水道局企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について、並びに議案第37号 地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、令和6年度の人事院勧告及び新潟県人事委員会勧告に準拠し、扶養手当、定年前再任用短時間勤務職員の手当、暫定再任用職員の手当等を見直すため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第36号と議案第37号は、産業厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第38号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について
議長(大滝 勝君) 日程第31、議案第38号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第38号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、健康診断等に要する使用料及び手数料の一部を改定するため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第38号は、産業厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第43号 市道路線の認定について
     議案第44号 市道路線の変更について
     議案第45号 市道路線の廃止について

議長(大滝 勝君) 日程第32、議案第43号から議案第45号までを一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議案第43号 市道路線の認定について、議案第44号 市道路線の変更について、議案第45号 市道路線の廃止について提案理由を御説明申し上げます。
  初めに、議案第43号は、国道49号水原バイパスの整備により市道が分断されることに伴う1路線及び地元要望による2路線をそれぞれ新規認定するものです。
  次の議案第44号は、国道49号水原バイパスの整備により市道が分断されることに伴う1路線及び市道安野川右岸線の取付道路の改良に伴う1路線をそれぞれ変更認定するものであります。
  最後に、議案第45号は、県営湛水防除事業安野川7期地区により整備された、市道の工事が完了するまでの間、通行可能としていた堀越寺社線について、工事完了に伴い、路線廃止するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  9番、清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 路線認定でありますけれども、この松井町4線、資料を見ますと行き止まりなのです。公道というのは、不特定多数が通るから公道と、そういうような考え方があろうかと思いますが、なぜここを市道認定するのか。それから、権原はどうなっているのか。それと、この隣にある、JRの変電所がありますが、これは市道認定されているのですか、その辺併せてお聞きします。
議長(大滝 勝君) 阿部産業建設部長。
産業建設部長(阿部信隆君) 今ほどの御質問に対してお答え申し上げます。
  今回認定する松井町4線につきましては、阿賀野市合併前から町道として、同じようなレベルでの管理及び除雪を行ってきた路線でございます。それにより、実情に合わせる形で今回市道に認定するものでございます。
  それから、その隣の東日本旅客鉄道の水原変電所のところの路線については、すみません、今手元にないのですが、恐らく市道認定はされていないと思われます。後で確認してお知らせいたします。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) それでは、特に行き止まりであっても、地元の要望があれば認定をするということなのですか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) この事例もありますが、実は私どもの停3自治会でも、町から市に変わるときに見落とされていた道路が幾つかあります。そういうのが後になって、今出てきているのかなと思っております。ほかにもそういうところがないのかどうか確認を一応させておりますが、今までの経過からいきますと、町道として除雪等を今までやってきたという実務がございますので、それに準じましてやらせていただきました。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) あと、権原どうなっているのか。
議長(大滝 勝君) 阿部産業建設部長。
産業建設部長(阿部信隆君) それも後ほど確認してお知らせいたします。
議長(大滝 勝君) ほかに質疑ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第43号から議案第45号までは、産業厚生常任委員会に付託します。
                                            
    発議第1号 国民健康保険制度の改善を求める意見書の提出について
議長(大滝 勝君) 日程第33、発議第1号 国民健康保険制度の改善を求める意見書の提出についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  8番、松ア良繼さん。
               〔8番 松ア良繼君登壇〕
8番(松ア良繼君) 松アです。発議第1号 会議規則第14条第1項の規定により、国民健康保険制度の改善を求める意見書を提出します。
  令和7年2月26日。阿賀野市議会議長、大滝勝様。提出者、阿賀野市議会議員、宮脇雅夫ほか、記載のとおり4名、国保運営協議会の委員であります4人の議員で提出をいたしました。
  提案理由について御説明します。市町村が運営する国民健康保険は、ほかの医療保険に加入していない全ての国民を被保険者とすることで国民皆保険を支えています。加入者の所得が低い国民健康保険がほかの医療保険より保険料が高く、負担が限界になっています。また、ほかの医療保険にはない均等割の存在がとりわけ子育て世帯に重荷になっています。これを解決するため、公費投入、国庫負担を増やし、保険料、保険税を引き下げることを国に求めるものであります。
  よろしく御審議の上、御賛同いただきますようお願いいたします。
議長(大滝 勝君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  発議第1号は、産業厚生常任委員会に付託いたします。
  ただいまから13時30分まで休憩いたします。
               休 憩 (午後 零時02分)
                                            
               再 開 (午後 1時30分)
議長(大滝 勝君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  午前中の清野議員からの質問について、執行部からの回答したいとの申出がありましたので、許可します。
  阿部産業建設部長。
産業建設部長(阿部信隆君) 午前中の議案第43号 市道路線の認定について、清野議員からの御質問にお答えいたします。
  今回市道認定いたします松井町4線の底についてですが、阿賀野市の名義であることを確認してまいりました。また、隣接していますJRの水原変電所に行きます道路については、市道ではないことを御報告させていただきます。上程した議案の基礎的なところをお答えできず、大変申し訳ございませんでした。
                                            
    一般質問
議長(大滝 勝君) それでは、一般質問を行います。
  あらかじめお知らせしてありますとおり、本日の一般質問は、順番1番、阿部順三さんから順番5番の清水博英さんまでといたします。これに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 異議なしと認めます。
  したがって、本日の一般質問は順番1番から5番までとすることに決定しました。
  それでは、順次発言を許します。
  4番、阿部順三さん。
               〔4番 阿部順三君登壇〕
4番(阿部順三君) 議員番号4番の阿部です。本日、令和7年第2回議会定例会におきまして、また最初の質問者となれて大変光栄に感じております。質問は3つございますので、よろしくお願いします。
  1つ目、経済、金融情勢に対する認識について。長期にわたるデフレから脱却の中にある現在の経済、金融状況をどのように捉え、また国が示した補正予算や115兆円台と言われる国の来年度予算の活用を含め、どのように来年度予算の編成に反映させていくかを伺いたいと思います。
  2つ目、地場産業の活性化と情報発信について。地域産品の育成、維持、展開を通じ、地場産業の活性化やにぎわいのあるまちづくりを期待できる。また、文化、観光との組合せにより交流人口の確保が保たれる。さらに、地域おこし協力隊のノウハウの活用も事業展開に有効である。地域経済の付加価値創造と情報発信について、市長の考えを伺いたいと思います。
  最後、3つ目でございます。デジタル化の進捗状況について。人口減少が進み、担い手、働き手の確保が困難となる中、住民の窓口業務や機器、システムの更新に合わせたデジタル化を進め、行政サービスの効率化、利便性の向上が求められております。当市の状況と今後の取組について伺いたいと思います。
  以上3点、よろしくお願いいたします。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 阿部議員の御質問に順次お答えいたします。
  初めに、経済、金融情勢に対する認識についてであります。国では、経済財政の運営と改革の基本方針2024におきまして、33年ぶりに高水準を達成した賃上げ率や史上最高水準の設備投資額を踏まえ、令和7年度以降も積極的に政策展開を進めることとしております。一方で、市が独自に実施した事業者へのアンケート結果における市内経済の景況感は横ばいの状況が続いており、採用の満足度も依然として低いことから、国の景況認識と市内経済にはいまだギャップがあると感じているところであります。こうした景況認識を踏まえまして、令和7年度の当初予算では、最小の投資で最大の効果が発揮できるよう、国の政策をしっかりと捉えながらも、地域に寄り添い、独自の視点から取組を構築するため、人口減少対策、人材の育成及び産業の振興の3つの施策を重点として予算編成方針を示したところです。また、令和7年度事業として予定しておりました消雪パイプ等の改修工事や小学校体育館の照明LED化工事など、合わせて4億300万円の事業費を国の補正予算に基づく事業として前倒しして採択を受け、積極的な財源の確保に努めたほか、日本銀行による政策金利の引上げに伴う市中金利の動向を見据え、交付税の算入率が高い市債を厳選して予算化するなど、持続可能な財政運営に配慮した予算を構築したところです。具体の取組につきましては、お配りいたしました当初予算案概要で御確認いただきたいと思います。
  次に、地場産業の活性化と情報発信についてお答えいたします。本市の地場産業としては、瓦産業が掲げられますが、安田瓦は日本北限の瓦産地として古くから生産しているものの、近年の気候変動や地震災害、住宅事情の変化に伴い、瓦産地として厳しい状況に置かれているところであります。そのため安田瓦協同組合では、耐久性、耐寒性の優れた高品質の安田瓦の伝統技術を活用し、文化財建造物の屋根瓦復元や修理などへの利用促進を図る考えであることから、市では安田瓦協同組合と連携しながら、関係機関とのつながりを模索し、安田瓦の文化的、技術的な価値を広くPRして認知度の向上を図るとともに、安田瓦作りづくりを見て、聞いて、体験する観光コンテンツを構築することで、文化と観光を融合させた取組を進め、情報発信してまいります。
  また、地域おこし協力隊の活用についてでありますが、議員のおっしゃるとおり、地域課題の解決のため、その分野のスキルを持った人材を活用することは有効な方法と考えております。一方で、隊員の定住、定着を図るためには、隊員自身がやりたいことの実現につながるものであることも必要でありますので、市としましては、隊員の自己実現と地域貢献の両方がかなうよう人材の活用を図ってまいります。これらの取組を進めることで地域経済が好循環となり、新たなものが生まれる環境づくりになると考えているところであります。
  次に、デジタル化の進捗状況についてお答えいたします。本市のデジタル化に向けた取組については、令和3年9月に阿賀野市デジタルトランスフォーメーション推進計画を策定し、これまで様々な取組を推進してきたところであります。代表的なものといたしましては、証明書等のコンビニ交付サービス、いつでも、どこでも申請、届出ができる電子申請システム、入札事務の効率化を図る電子入札システム、窓口手数料等におけるキャッシュレス決済の導入、市営バスの運行効率化や利便性向上を図るAIを活用したオンデマンドバスの運行開始、またGPSを用いて除雪車の位置を確認できる除雪管理システムの導入などが掲げられます。また、全庁横断的な取組として、今年度においては、庁内の財務事務の効率化を図る観点から、財務会計システムの更新に併せ、電子決済機能や電子請求サービスの導入作業を進めているほか、来年度においては電子決済機能を有する文書管理システムへの更新作業と併せ、職員の業務端末のモバイル化に向けた取組を段階的に実施しながら、庁内業務のペーパーレス化や職員の執務環境の改善等を図ることとしています。
  なお、これまでのデジタル化の推進状況を踏まえた課題といたしましては、庁内全体におけるデジタル分野への苦手意識や、日々進歩するデジタル技術や活用ノウハウ等に係る知識の不足などの点が掲げられるところであり、デジタル技術を活用した業務の変革を担うことができる人材の育成が急務と考えているところであります。人口減少や少子高齢化の進行する社会状況の中で、本市における行政サービスの質の維持を図る観点からも、今年度策定したデジタル人材育成計画に基づき、職員のマインド醸成、スキルアップに向けた取組を計画的に進めながら、職員全体の意識改革及び組織強化を図り、さらなる業務の効率化、利便性向上を目指した取組を進めていくこととしております。よろしくお願いいたします。
議長(大滝 勝君) 阿部順三さん。
4番(阿部順三君) 御答弁ありがとうございました。それでは、幾つかの再質問をさせていただきます。
  最初に、来年度予算に関連してお聞きします。国も経済の活性化や金利のある世界に向けて取り組んでいますが、歳出のうち4分の1は新たな国債で補うことから、依然として財政健全化には遠い状況にあると思います。また、日銀は金融緩和策の見直しを図っております。借入れ負担増加で企業収益が持ち出され、加えて為替円安の影響も大きい来年度の税収の見通しをお聞きしたいと思います。
議長(大滝 勝君) 小池税務課長。
税務課長(小池 勉君) 来年度の税収見込みについてでございますが、市民税は法人市民税でエネルギー、原材料価格の高騰による市内業者の動向を慎重に見込み、前年度比で5,045万4,000円の減収を見込んでいます。個人市民税では増額を見込み、市民税全体では前年度比3,431万5,000円の増額を見込んでおるところでございます。また、固定資産税では太陽光発電事業所の償却資産について、減価償却に伴う減少を見込む一方で、新築家屋の評価額の上昇による増加を考慮し、前年度比4,095万6,000円の増額を見込んでおります。市税全体では、前年度比6,540万2,000円の増、トータルで48億3,492万5,000円を見込んでいるところでございます。よろしくお願いいたします。
議長(大滝 勝君) 阿部順三さん。
4番(阿部順三君) ありがとうございます。もう一つ確認したいのですけれども、日銀の政策金利が0.5%となりました。当市の来年度予算への影響はどのように見ているか、ちょっとお聞きいたします。
議長(大滝 勝君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 御質問にお答えいたします。
  これまで発行いたしました市債のほとんどは固定金利ですので、直接即座の影響は少ないというふうに考えております。ただ、今後発行する市債には影響があるものと考えております。そのため令和7年度予算では、市債を極力少なくしております。また、先ほど市長答弁にもございましたように、借入れする場合でも、交付税算入率が高いものを厳選して予算化しており、後年負担に影響を与えないように考えております。加えまして、これから発行いたします令和6年度の市債につきましては、金利の上昇があると、影響を受けるものと見込んでおりますので、令和7年度にその分の予算を計上いたしております。
議長(大滝 勝君) 阿部順三さん。
4番(阿部順三君) ありがとうございました。資源高により利益が増加する業種、あるいは減少する業種と変容の動きが激しくて、企業の景気感も格差があると思います。必要に応じた機動的な対応が求められると思いますけれども、市長の考えをちょっとお聞きしたいと思います。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) お答えいたします。
  施政方針の中にも申し上げたとおり、市内にはいろんな業態の企業がございます。ここへ来まして為替が149円というふうになっております。これが今度円高傾向に進めば、いわゆる海外からの素材の輸入している企業につきましてはプラスに働きますし、あるいは自動車関連の輸出関連に関連する企業につきましては、かなりタイトになってくるのだろうなと考えております。いずれにしましても、特にアメリカでトランプ政権ができまして、各国に関税を設けてきております。これら、特に自動車関係につきましては、かなりの影響が今後想定されるのかなと思っております。自動車関連の機器、部品を製造、関与している企業が市内にどのぐらいあるのか、その把握をある程度していきたいと思っておりますし、状況に応じては、皆さん方の声を聞きながら、機動的に対応するのであれば対応していきたいというふうに考えております。
議長(大滝 勝君) 阿部順三さん。
4番(阿部順三君) ありがとうございました。
  県の来年度の予算案について公表されましたけれども、県の事業と連携、連動させての政策、事業の展開について、これまた市長の考え方を確認しておきたいと思いますけれども。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 県は、1兆2,600億円余の県の予算を掲げてございます。県知事が申し上げているとおり、住んでよし、訪れてよしの新潟県ということで事業展開を図られるかと思います。ただ、御承知のとおり、県の財政状況が非常に厳しくて、公債費の実質負担は31年がピークになります。そういう中でどのような事業を、施策を展開してくるのか、これは県の現業部門と連携を図りながら、当市における事業とどのようなマッチングをさせていくのかを考えながら、対処していきたいと思っております。ただ、県知事のほうでは、子育てに優しい社会の実現、あるいは持続可能で暮らしやすい地域社会の構築、それからもう一点は、高い付加価値を創出する産業構造への転換ということを挙げてございます。そういう中でも、特に子育ての関係では、共働きの家庭などを支援する放課後児童クラブへのサービス拡充というのも挙げております。これなんかは阿賀野市だけではなく、県内各市町村が県と連携して取り組める事業かなと思っております。いずれにしましても、当市にとって必要な事業につきましては、県の事業と連動させながらやっていきますが、特に当市の稲作、水田というふうに考えますと、県の予算で農業関係の予算は600億余がついてございます。特に基盤整備、ほ場整備につきましては、何らかの形で、また私どもの当市は基盤整備が遅れている状況の中で、何とか県の予算を活用しながら、これからも積極的に県にお願いしながら事業展開を図っていきたいと、そのように思っております。
議長(大滝 勝君) 阿部順三さん。
4番(阿部順三君) ありがとうございました。当市のスタッフは、しっかりとその役割を理解し、財政のかじ取りを担っていると思っております。これからもよろしくお願いします。
  それでは、次に移ります。先般市長は、東京、名古屋と県人会に参加されてまいりましたけれども、所感をお聞かせ願いたいと思います。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 年を明けまして、東京の県人会で椿山荘行ってまいりました。昨年も初めて行ってきたのですけれども、しばらく東京県人会、あるいはその後の関西県人会、またその後の名古屋県人会、残念ながら当市から出席が首長はなかったということで、それぞれの地域で御活躍されてきた阿賀野市出身の方々の参加者数がだんだん、だんだん減ってきて、実に最初に、昨年行った東京県人会はお一人もいなかったということでございました。その後、新年、椿山荘行ってまいりましたが、私どもが出向くということをお聞きして、笹神の地区の方々が、それから安田の会長が来ていただきました。そこでお話を聞きましたところ、笹神の阿賀野市出身者の県人会は解散するという声をお聞きしました。せっかく市政20年たっているわけですので、笹神、安田、水原、京ヶ瀬含めまして、何とか阿賀野市1市として1つにまとまって、阿賀野市出身の首都圏の県人会、維持できないものかなというふうに考えております。今週の土曜日、笹神の県人会の方が解散に向けてお集まりになるということですので、改めまして私も出向きまして、場合によっては安田の会長もお越しになると聞いておりますので、もしお越しになれば、今ほど申し上げたとおり、阿賀野市全体の県人会として維持できないのかなというふうに御提案をさせていただきたいと思っております。
  なお、関西県人会におかれましては、阿賀野市出身の方が2名ほど役員をされておられます。久々に昔話に花が咲きまして、非常に喜んでおられましたので、引き続きの参加を目指していきたいなと思っております。
  あと、名古屋につきましては、名古屋県人会の会長様が、私どもが提供した五頭温泉郷の旅館、おいでになる、2万円相当の宿泊、抽せんでお当たりになってございますので、阿賀野市への来訪をお願いしてきたところでございます。
  いずれにしましても、各地区の新潟県人会、特に阿賀野市出身の方々、それぞれの地域で一生懸命頑張っておられます。それぞれ高齢化が進んでございますけれども、それぞれのところで次の世代につなげるように、私どもも積極的に出向いていって、つながりを構築していければなと思っております。
議長(大滝 勝君) 阿部順三さん。
4番(阿部順三君) ありがとうございました。
  情報発信に関して、どのようなツールを使っていく予定か、またホームページの見直しなどを考えているかどうかちょっとお伺いいたします。
議長(大滝 勝君) 齋藤市長政策・市民協働課長。
市長政策・市民協働課長(齋藤和彦君) 御質問にお答えいたします。
  現在市のほうでは情報発信ツールとしまして、広報あがの、ホームページ、あとLINE、ユーチューブ、インスタグラム、フェイスブック、エックスといったメジャーな部分、この部分で情報発信させていただいております。また、防犯、あと防災に関しましては、安全安心メールということでスピーディーに情報発信しているという状況でございます。何を使うか、つくれるかという部分でございますが、まずはこの今使っているツールをもっともっとグレードアップさせていただきたく思っておりまして、そのように考えております。
  また、ホームページにつきましては、特にトップページ、画面開いたときの最初の画面でございますが、当市におきましては、市民の皆様へ向けた部分が強いものとなってつくっております。その部分に関しましては、間違いではないというふうには考えておりますが、外から見ますと、阿賀野市がどのようなところなのか、またどの辺に力点を置いているのか、観光施設はとかいうふうな声もお聞きする場合がありますので、来年度、トップページの見直しを考えております。特に本市の観光など、魅力を外のほうに情報発信していきたいと考えておりまして、7年度予算にそこに係る経費、計上させていただいておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
議長(大滝 勝君) 阿部順三さん。
4番(阿部順三君) 人材確保については、どのように図っているつもりでございましょうか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 現在職員の中で、やはり女性の職員の方が多いという中で、お子さんを産むということで産休に入られる方もおられます。それからあと、育児、あるいは介護ということで、お休みになる方もおります。そういう中で、限られた人数の中で業務を回していくには、さすがにデジタル化を進めたとしても、やはりタイトであるなというふうに感じております。私も議員の時代から申し上げているとおり、例えば看護師にしてもそうですし、保育士についてもそうですし、1級建築士、2級建築士含めてそうですし、市行政に関わる職種の人材が不足しております。このことは県知事ともお話をさせていただいて、県全体で不足している職種につきましては、県が窓口になって一体的に人材の確保を図れないかと、そんな意見交換もさせていただいております。場合によっては、市単独でジョブ型の人の人材の採用といいますか、そういうのも考えていかなければならないなと思っております。いずれにしましても、人材が不足していることを認識しておりますので、関係部署と相談しながら、何とか人材の確保、場合によっては人材の育成、そこに着手していければなと思っております。
  残余につきましては、総務部長のほうから説明させます。
議長(大滝 勝君) 保科総務部長。
総務部長(保科和文君) 御質問にお答えいたします。
  人材の育成につきましては、阿賀野市人材育成確保基本方針というふうなものを昨年の12月に策定をしております。それに基づきまして、全市の職員、職位、職階ごとに求められる姿というものをここに明記しておりますので、そちらを基づきまして育成をしてまいりたいと思いますし、当然その中には今市長が申し上げたような資格を有するような職員、これは阿賀野市以外もやはり人材が不足しておりますので、その辺につきましては、市の中でも、限られた人数の中でも人材育成をしていくということが求められているかと思います。
  あと、本当に足りないところについては、市長が申し上げたとおり、新潟県と一体になって人材を育成する、そういったところも当然進めていく必要があるかというふうに考えております。
議長(大滝 勝君) 阿部順三さん。
4番(阿部順三君) 人材確保については、大変な時代に入ってきておりますので、阿賀野市に興味、関心を持たれて、行ってみよう、住んでみようとなるように、しっかりした取組をお願いしたいと思います。
  次に、デジタル化について再質問をさせていただきます。デジタル庁、地方自治体窓口で住民が手書きをする申請書をなくし、同じ窓口で複数の申請書等ができるよう、いわゆるワンストップ化はどの程度進んでいるかをお聞かせ願いたいと思います。
議長(大滝 勝君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) お答えいたします。
  いわゆる書かない窓口とか、ワンストップ窓口と言われるものかと思いますが、これの実現を図るツールにつきましては、窓口DXSaaSと言われる、デジタル庁が選定して、複数の業者が提供するものがあるのですけれども、そちらだけではなく、いろいろな方法があるというふうに認識しております。具体的には、デジタル田園都市国家構想交付金におきまして、200を超える団体が書かない窓口に関して何らかのツールを導入して、採択を受けているところでございます。本市におきましても、書かない窓口のためにデジタルツールを導入させていただきましたほか、支所においてはワンストップ窓口が実現できているものと思っておりますし、また市役所におきましても、関係する部署の職員が申請にいらっしゃった住民の目の前に、そこの椅子に交代交代で、代わる代わる座ることでワンストップ化を図っているほか、申請書に関しましても、先ほど申し上げましたように、コンビニと同じようなシステムを既に導入しておりまして、そこにマイナンバーカードをかざしていただくことで住民票を取得することができたり、また運転免許証などのマイナンバーカード以外のものをかざすことで申請書を自動的に発行するようなシステムを導入いたしております。ただ、そういった書かない窓口とか、ワンストップ窓口につきましては、単にシステムを導入するだけではなく、窓口対応の在り方や、またそれを支えるバックヤードの部分、こういったものをきちんと構築していく、連携させていくことが重要と考えておりまして、これからシステムにつきまして標準化が行われることから、それが終わったらというか、それらの導入に併せて市の体制を考えていきたいものと思っております。いずれにいたしましても、デジタル化の推進といたしましては、キーマンとなります各部署におきますデジタル化推進リーダーというものを今後設けていく予定にしておりますので、そちらとの連携を図っていくことが重要と考えております。
議長(大滝 勝君) 阿部順三さん。
4番(阿部順三君) デジタル化を進める中で、周辺市町村との業務連携による市民の利便性が向上するということも考えられます。どのような考えを市長は持っているのかお聞かせ願いたいと思います。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 市長に就任してから阿賀町、あるいは五泉市との連携を深めているところでありまして、各部門ごとの情報交換会、あるいはあるべき方向について議論を交わしているところであります。そういう中で1つ事例を挙げますと、今図書館で、図書館のシステムが県全体で取り上げようと、標準化しようというような動きが出てきております。そういうものをすれば、例えば阿賀野市民の方が五泉市の図書館へ行って、借りてみたい本を選ぶことができますし、あるいは阿賀野市に本を返却するということもできるのかなと思っております。それと、デジタル化が進めば、どこの図書館にどんな所蔵物があるのか全部分かりますので、そういう面では利用する方の利便性が上がると思っております。今県のほうが中心になって、そのシステムの導入に向けて検討しているところでありますので、例えば単独でデジタル技術を導入しなくても、広域的にすることによって財政的な負担が収まるのであれば、ぜひこういうのも活用していきたいというふうに考えております。
議長(大滝 勝君) 阿部順三さん。
4番(阿部順三君) ありがとうございました。いずれにしても、デジタル化を進めるに当たり、職員の負担感、また払拭をする手だても必要になってくると思われますので、丁寧に、また目的をしっかり示しながら、対処をお願いしたいと思います。
  これで私の再質問を終わらせていただきます。御答弁ありがとうございました。
                                            
議長(大滝 勝君) 質問を改めます。
  9番、清野栄一さん。
               〔9番 清野栄一君登壇〕
9番(清野栄一君) 9番、清野です。事前に3問通告しております。
  1つ目、取り返しのつかない出生減について。本市の住民基本台帳によれば、1月末における過去1年間の出生数は139人、1年前の201人と比較して、1年間で30%も減少しております。仮にこのままいけば、100人割れは来年かもしれません。出生数の低下は、人口減少、高齢化社会に直結し、経済、社会保障、地域社会など、あらゆる面に大きな影響を及ぼします。この状況に対し、本市においては危機感はあるのか。また、ある場合の新規対策について伺います。
  2つ目であります。高騰する消費者米価と米不足について。昨年の7月頃から、スーパーやネットにおいて米の在庫がなくなり始め、お盆過ぎの頃からは毎日米がなくなった映像がメディアで報じられ、それに伴い小売価格も上がり始め、秋以降は前年比1.5から2倍と思える価格になっております。そこで、消費者米価の高騰による影響と可能な対策及び米不足の実態について伺います。
  3つ目であります。冬期道路交通確保策について。日常生活や社会、経済活動を維持するため、冬期の道路交通確保は極めて重要な施策であります。本市においては、機械除雪と消雪パイプにより、市道の交通確保を図っております。そこで、以下の点について伺います。
  @消雪パイプと機械除雪のコスト比較。
  A過去10年間の消雪パイプ関連費用。
  B新発田市などでは、新たな消雪パイプの敷設は原則行わないこととしているが、本市の取組方針。
  C機械除雪委託契約においては、個人の玄関前や駐車場前に除排雪は残置しないような仕様としてほしいということであります。
  以上、3問質問いたします。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 清野議員の御質問に順次お答えいたします。
  初めに、出生減についてであります。新潟県福祉保健年報によりますと、本市の出生数は、平成25年度までは300人台、平成26年度からは200人台、令和3年度からは200人を下回り、100人台へと推移しております。出世数の減少は、ここ数年で起きた事象ではなく、長い期間を経て続いており、常に注視してまいりました。市といたしましても、これまで子供を産むことを希望される方へのサポート、取組として、出産育児助成、特定不妊治療費助成、妊産婦医療費助成を実施しており、それ以外にもプレママ・プレパパ教室、相談事業を実施してまいりました。また、将来に不安なく子育てができるようにと、その思いから、2歳までの第2子以降の保育料の無償化、高校を卒業するまでの医療費全額助成、中学生以下のインフルエンザ予防接種助成、小中学校給食費の3分の1補助なども行ってまいりました。これからも出産、子育ての支援は継続して取り組んでいく考えであり、この取組を知っていただき、それぞれの希望するサポートにつながるような広報、周知の戦略を練ってまいりたいと考えております。しかしながら、単に出生数という数字のみにとらわれるのではなく、多様な価値観が尊重される現代におきましては、子供を産み育てたいという願いを持っている方に対しまして、その希望をかなえられるように支援すること、また阿賀野市で子供を産み育てたいと願う市民を増やすことが市の果たすべき大切な役割だと思っております。そのため令和7年度当初予算案には、人口減少対策として、若者から市に定住してもらうために、奨学金返済に対する助成事業や就業、創業への支援事業などを計上しております。まずはこの地域の将来を担う若い世代の方に本市に住んでもらい、これからのライフプランに合わせた各種サポートへつなげてまいりたいと考えています。
  加えて、現実的な視点では、人口減少社会は今後も続く見込みでありますので、そのような社会でも市民の方が安心して暮らせるような持続可能なまちづくりに向けて、今後も議員の皆様方と共に考え、行政運営を進めてまいります。
  次に、高騰する消費者米価と米不足についてお答えいたします。初めに、消費者米価の高騰の要因と影響についてでありますが、昨年夏頃から続いている米の品薄状態や価格高騰は、高温、渇水の影響により精米歩留りが低下した令和5年産米の需要量の増加に加え、報道されているとおり、南海トラフ地震臨時情報の発表により災害用備蓄が増えたことやインバウンド需要の増加など、複数の要因が重なったことによるものと認識しているところであります。最近におきましても、米の価格は高止まりではなく、上昇を続け、5キログラム4,000円で販売されるなど、消費者には受け入れ難い価格帯となっており、ますます米離れが一方で進むことが懸念されます。対策につきましては、このような状況から、米の流通量及び民間における米の在庫量が不足していることは明らかでありますので、長年にわたって継続されている米の生産抑制策の見直しを含め、国の責務において、食料の安全保障を確保すべきと考えております。先般政府は、深刻な不作や災害時などに限って放出する備蓄米の市場放出を決定したことから、早期実施により米の価格安定につながることを期待するものであります。
  次に、冬期道路交通確保策についてお答えいたします。初めに、消雪パイプと機械除雪のコスト比較についてであります。消雪パイプについては、電気料や施設の点検、修繕などに係る維持費のほか、施設の耐用年数等に応じた更新が必要となり、それらの経費を過去5年間の実績を基に試算しますと、1キロ当たり年間390万円となります。また、機械除雪は除雪作業に係る委託費や市が保有する除雪機械の更新費用などが必要であり、同様に過去5年、この実績を基に試算しますと、1キロメートル当たりの経費は年間65万円となっております。
  次に、過去10年間の消雪パイプ関連費用でありますが、消雪パイプの新設、井戸更新を含む敷設替え及び維持費の合計として62億3,000万円を支出しております。
  次に、本市の消雪パイプ整備の取組方針であります。冬期間の道路確保は、機械除雪を基本としておりますが、両側に民家があるなどの住宅連担地であることや、道路の幅員が狭く、機械除雪が困難なところなどの条件を総合的に評価し、消雪パイプの整備を行うこととしております。
  次に、機械除雪委託契約において、玄関前や駐車場前に除排雪は残置しない仕様としてほしいということについてでありますが、本市では阿賀野市除雪計画を策定して、その計画、基準により除雪作業を実施しております。除雪の目標として、幹線市道は2車線幅員を確保すること、住宅地などの生活道路は1車線幅員で必要な待避所を設けることを原則としておりますが、現状としては利用者の利便性を考え、広めに除雪を行っているところです。除雪委託契約において、除排雪を残置しない仕様とすることは、限られた時間の中で道路交通の確保と除雪を行う上で難しいと考えております。いずれにしましても、改めて除雪対応を検証し、迅速かつ適切な除雪対応ができるよう、除雪計画のより一層の充実を図り、冬期の円滑な道路交通を確保してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) それでは、再質問を行います。
  先ほど市長の施政方針の中で、人口減少の流れにあらがうことが難しいことを認識しというような報告がありました。普通に言えば、そうなると思います。ただ、私的には、本当にもう取り返しのつかない状況になっては困るなと。私は、できるだけあらがいたいと、できる限りあらがうと、そんな気持ちでいます。ただ、力と金はありません。先ほども質問しましたが、前年1年間で200人の出生が、この1年間では30%減ったのです。60人も減っているのです。この減少、私から見たら本当に驚愕の数値、大事件、阿賀野市の危機、消滅都市まっしぐら、そんな感じを受けました。市長、私のこの冒頭の質問については、直球では答えられていないので、まずどのように思うのか、30%も減ったことについてどう思うのか、ちょっと所見を伺います。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 以前にも議員とは人口減少のやり取りをさせていただいております。前も申し上げたとおり、こういう事態になることは60歳、70歳、80歳の方々も想像できたはずなのですが、なかなか私も含めて対処し切れていなかったのではないかなというふうに思います。過去40年、50年間の振り返ってみて、私個人としても、若い頃はそういうものに関心事が低かった。今この場所になって、この年になって、それを置き去りにしてきたこと、個人としてもやっぱり反省しなければならぬのだろうと思います。議員も同様に感じておられるのかと思います。
  先般全国市長会の会議がございました。そのときに総務省の総務審議官がおっしゃっておりました。少子化対策は行うが、人口は減少すると、これを前提にして政策を進めるということで、国もその方向で進むのだろうと思います。国のほうも、今私が申し上げたとおりの諸施策を実施してこれなかったということがあろうかと思います。そういう中で新技術なり、例えばデジタルを使って、少しでも生産性が低下しないように、阿賀野市も含めて生産性が低下しないように、また市民の方々が継続して生活できるような、そういうまちづくりをやはり示していかなければならないのだろうと思っております。私も議員と同様に、できるだけあらがいたいと思っております。そういう中で、前にも議員にも申し上げたとおり、この施策をやったから、すぐ効果が出るというものはございません。議員も十分御了解しているかと思います。皆さん方と事業の効果、それの程度を検証しながら、できるだけ複層的に、総合的な施策を打っていきたいなと思っております。
  直近の数字を申し上げますと、そのあらがいが、あるいは議員も含めて一生懸命活動していただいたおかげなのかどうか、150人ということで、直近年間150人ということで、このラインが今踏みとどまっております。昨年とほぼ同様な出生数、これは母子手帳の交付の状況から見ても、ほぼ昨年並みになるのかなということで、減少傾向が今やや足踏み状態になってくれているのかなということで期待しているところであります。いずれにしましても、この状態が少しでも長続きするようなことをやっていければなと思っております。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 昨年というのは、住民基本台帳を見れば201人、1月末現在で出生があります。今年の1月末現在では139人しかなかったので、30%減っていると、これは大事件だと、そういうことで質問しています。今の市長の答弁、150人あると。どのような捉え方なのですか、それ。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 毎月担当課から出生数の数を報告受けております。先ほど申し上げたとおり、母子手帳の交付の状況からいくと、今年度も150人ぐらいだろうというふうに報告受けておりまして、昨年並みになるのではないかという報告、その報告をもってお答えさせていただきました。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 前年度は200人出ているのです。それ市長が管轄している住民基本台帳を見れば分かるのです。202人です。今年度、今の状況を見ると139しかないと、そういうことです。
  では、健康推進課長に伺いますが、母子手帳の発行部数って何部ありますか。
議長(大滝 勝君) 江口健康推進課長。
健康推進課長(江口教子君) 清野議員のただいまの母子手帳の数の御質問のほうにお答えいたします。
  令和6年1月から12月、母子保健につきましては、年度ではなくて、年で数を見させていただいておりますので、令和6年の母子手帳の発行数につきましては、161件161人となっております。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 161としても、200と比べると8割なのですよね。2割減っているのです。来年、これから161人生まれてくるということだと思うのですが、いずれにしても今回の比較をした場合は3割も激減したわけですよね。3割も激減すれば、普通その理由、どういう要因なのだろうなということは究明したいと思いますよね。究明したいと思います。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) これも前議員とやり取りしておりますが、承知の上で御質問されているかと思いますが、議員はどういうふうにお考えなのか分かりませんが、前も議員とお話ししました。婚姻数が少ないということがありますよね。それから、最近新聞でも出ていますが、首都圏に女性が進出している、そういうことが直接的な背景にあるのだと思いますよ。議員はどうお考えなのか、ちょっと分かりませんけれども。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) いや、要因としては今市長がおっしゃったことだと思うけれども、単年度で、前年度と比較して3割も減ったと、これは今までの施策が効果を上げていないということにつながらないのですか。本当にその政策が、施策展開が正しかったのかなと。子供を産みたいという人たち、母集団、母親になれる人減っていますよ。減っているから、なおさら今やらなければ、完全に手後れになってしまうのです。私は、そういう意味で言っているのです。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) コロナ禍が収まり、それから経済の回復ということで、女性を中心に流動性が増したと思います。恐らく議員もそう感じておられるかと思います。そういう中で、先ほども御答弁させていただきましたが、これをやったからこうだということはなかなか難しいのではないかと思います。例えば今私が申し上げた要因を議員も共有されておられるならば、こうしたほうがもっと効果的になるというお考えがありましたら、ぜひお聞かせ願いたい。それを施策に反映していきたいと思います。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 私139人の出生している地域、旧町村別にちょっと調べさせてもらいました。
               〔「市長の質問みたいなのは駄目なんだよ。反問権を行
                 使して……」と呼ぶ者あり〕
9番(清野栄一君) いやいや、時間がなくなるから。いや、ありがたいけれども。
  139人のちょっと内訳を調べたら、笹神地区が10人、安田が21人、京ヶ瀬が31人、あと水原が七十何人なのです。これずっと同じ傾向なのです。だから、そこに構造的な要因があるわけです。だから、出生対策はその地域を深掘りして、なぜそこがそうなのかということに行き着く必要があると思うのです。だから、若者の定住が少ない、そういうことがあろうかと思いますが、そういう意味では前にも言ったのですけれども、笹神地区、安田地区に若者が定住できるような施策展開をしていく、それが重要なのかなと。本当にそれが全部ではないですよ、一つはそういうことも取り組めるのかなというようなことも提言はしたことはあります。住宅取得支援事業、笹神と安田地区にはインセンティブを与えて、少しでも若者が定住してくれれば、将来限界集落になる可能性のあるところが多数あるわけです。仮に限界集落になってしまうと、その後を見るというのも、いろんな問題が出てくるわけなのです。だから、そういう意味からも、多少インセンティブは与えても若者に来てもらう、住んでもらうというのが大事なのかなと。そういう話をしたら、阿賀野市は一律でやるのだというような答弁がありましたけれども、やっぱり個々に細かく、その地域、地域の状況を分析した上で施策を考えていく必要もあるのかなと思っています。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 各地域にも例えば就職、働く場所が優良なところもございます。先ほども申し上げたとおり、7年については、そのガイダンスも含めて、若者が阿賀野市で働くような取組の一環として、そういうガイダンスも取り組んでおります。また、東部産業団地においても、昨年の議会でもお話ししましたが、何社かの進出、あるいは規模拡大というのがあります。そういうのを通じながら、議員のおっしゃるような環境づくりをやれるところはやっていきたいし、これからもやっていく、そういうつもりでおります。
  また、自治会長会議のお話も前回させていただきましたが、そこの世帯において、その集落、地域で住んでおられた中で、御家族の中でのお話合いができていないというのもございます。それから、地域の集落内のお話合いができていないというのもございます。自治会長会議でそういう話合いをしてきたかどうかも振り返ってみて、ぜひ次につながるような話合い、そんな中で一定のこういうことが必要だということであれば、お話し願いたい。ただ、してこなかった中で、これできなくなったので、全て行政に頼むというのはなかなか私どもも賄い切れませんので、ただ先ほど来申し上げたとおり、そういうことも含めて今まで何ら私どもも促してこなかったというのが悪かったかなというふうに反省はしております。そういう意味で自治会長会議を通じまして、改めて地域、家庭内での話をお願いしているところであります。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 私も何としても少子化を抑制したい、この流れって、大きな流れって変わらないと思います。なかなか大変なことなのです。その中で少しでも時間稼ぎをして、いい状況に持ち込めればなとは思っています。
  それで、ちょっと細かいことなのですが、答弁の中で、福祉保健年報によるとということで、年度ごとの人数書いてありますが、福祉保健年報というのは暦年なのです。年度という、これ答弁になっていますけれども、年度に置き直したのかどうなのか、そこら辺りちょっと人数が違うものだから、確認をさせてください。
議長(大滝 勝君) 吉川民生部長。
民生部長(吉川麻子君) お答えいたします。
  保健福祉年報は、年の統計になっておりますので、これは年の数になります。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 同じことを言いますけれども、福祉保健年報は暦年なのです。答弁書には年度というふうに書いてある。福祉保健年報によると、令和3年度は何人、令和何年度が何人というふうな記述になっているので、少し捉え方が違うのかなと、そういう意味で別に大したことないのだけれども、間違っていると悪いなと思って。
  あと、ちょっとこれ出生に関連して、反対の死亡が物すごく増えています。年間700人。出生と死亡との対比を見ると、笹神地区が1対12.7、安田が8.5、水原が3.9、京ヶ瀬が3.0ということで、そこら辺りももう少し大きな目で見て、人口減少を抑制できればなというふうに考えています。
  それから、阿賀野市で総合計画を今策定、完成したのでしょうか。完成したのか、これからなのか分かりませんが、そこで人口ビジョン出てきます。この人口ビジョンというのは、職員が出したのか、あるいは委託をしたのか、そこら辺りも確認もさせてください。
議長(大滝 勝君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) お答えいたします。
  職員が出しました。製作に当たってはコンサルタントにはお願いいたしましたけれども、最終的には職員が作成したものです。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 考え方があそこで説明として示されていましたので、いい取組だなとは思っています。そういう意味では、前よりもよくなっているなと思っていますが、この人口ビジョンに示された人口というのは、2027年度の人口、3万7,900人なのですけれども、3万7,900人、もう既に今年の1月1日現在の人口が3万7,900人なのです。人口ビジョンは、2027年、3万7,800人でした。失礼しました。そういう意味で、もう既に2年先まで追いついていると。だから、人口ビジョンが間違っているとか、そういう意味ではないのです。ただ、それだけ早く出生数が減っているという意味を認識して、対策を急いでもらいたいなという思いがあります。
  今回の新年度予算、奨学金の人材を定住してもらうというような説明がありましたが、何人ぐらいを想定しているのですか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) この制度につきましては、一時廃止、中止となったものを復活、拡充させていただきました。かなり当事者の方からいろいろな御意見をいただいております。そういうことを踏まえて、将来を見越して、見直しをかけて、拡充をさせたところです。数字的なものについては、後でお出しますが、もし仮に対象者の方が手挙げで大勢来られたら、不足する分については、しっかり手当てしていく、そのつもりでいます。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) ぜひ満額を対応してもらいたいと思います。ただ、もともとの基礎というのは何人ぐらいを考えているのですか。
               〔「数字持ってきていないので」と呼ぶ者あり〕
9番(清野栄一君) つかみでも分からない。
議長(大滝 勝君) 羽田学校教育課長。
学校教育課長(羽田正佳君) ただいまの御質問にお答えします。
  奨学金の貸付けの数というふうに捉えましたが、そうではなくて……
               〔「政策の考え方。何人ぐらいを想定するのか」と呼ぶ
                 者あり〕
学校教育課長(羽田正佳君) 失礼いたしました。
               〔「それでは、いいです。また別の機会にします。時間
                 がなくなるので、別の機会に」と呼ぶ者あり〕
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 阿賀野市が未来設計サポート事業、国の地域少子化対策重点推進交付金を使って取り組んだ事業があります。昨年の11月ぐらいに報告書が出ているのですが、市内の中学校を対象として事業を執行したのですが、この報告書を見ると、笹神がないのです。笹神はしなかったのですか。
議長(大滝 勝君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 4校全てで実施いたしました。現時点においては、全て載っておるかというふうに認識しております。失礼しました。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) では、私のパソコンが悪いのかもしれません。何回見ても3つしか出てこないものだから、どうなっているのかなと思いました。
  それを見ると、いろんなセミナーをやって、アンケート結果を取っています。なかなかいいことをやってくれたなと。やったことについては、私もそれなりに賛成しているし、よかったなと思いますが、この結果、課長は全部把握していますよね。報告書の結果、分かりますよね。それで、気になるのは、将来どこで暮らしたいか。阿賀野市で暮らしたいというのが、学校によっていかなり差があるのです。やっぱり困るのは市外で暮らしたいという、このセミナーをやった結果、市外で暮らしたいと。安田中学校が77.2%が市外で暮らしたいと。それから、水原中学校が53.7%、それから京ヶ瀬中学校が46.7と。京ヶ瀬は、市内で暮らしたいという人も一番高かった。22%ありました。だから、こういうものを、せっかくいいデータがあるわけですから、いかに役立てていくか、それが大事だと思うのですが、そこら辺りは考えていると思うのですが、どうでしょうか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 先般、各学校長とのいろんな意見交換をさせていただきました。笹神でも、安田でも、地域で一生懸命地域のよさを認識していただいて、いろんな教育を、イベントも含めまして展開しております。そういう中でも多感な時期の子供については、やはり県外、市外のほうへ行きたいという思いがあるのだろうと思います。ただ、何もしていないということではなくて、本当に各学校一生懸命取り組んでいただいております。先般、餅つき大会を笹神地区においては、コロナ禍でずっとしてこなかったやつを開催して、やっぱり笹神にいてよかったという声も校長自ら生徒からの声として話しておりますので、地道な活動かもしれませんが、そういうのはこれからも続けていければなと思っております。
  あと、これから阿賀野バイパスが開通します。どのように人、物、事が流れが変わるのか、この辺も注視しながら、議員のおっしゃるような施策を、できるだけ阿賀野市に愛着が持てるような取組をやっていきたいと思っております。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 非常に前向きな市長の答弁でありますが、課長もこのアンケート結果、報告書をアップすればいいということではなくて、次の事業につなげるということだと思うのですが、しっかりとそこら辺りも対応していただきたいなと。せっかくのいいデータがあるわけですから、活用していただきたいなと思います。
  人口減少は、出生減はいろんな社会的な条件も関連して、なかなか今すぐよくなるということもないと思うし、そもそも母集団、母になれる人たちが物すごく減っていますから、大変だと思うのですが、だからこれからは2人、3人、4人、5人、できるだけ産める人から産んでもらうような施策も大事なのかなと。こういうことを言うと、またいろいろ批判が出るかもしれませんが、もう日本を守るために、阿賀野市を守るためには、多少何か言われたとしても、そういう出生対策を、500万くれたっていいではないですか。子供がいなくなれば、終わりなのだから。そういう思いで太っ腹な市長、頼みますよ、出生対策、しっかりとお願いしておきます。補正予算でも何でもいいので、よろしくお願いします。
  それから、米。米は、本当に困りましたね、高くなって。今日のNHKのお昼のニュースでも、米の値上がりが止まらないと。高値を更新したというような報道がありました。本当に今ここに、答弁書に書いてあることだけが要因なのかどうか。いろんな情報を探ってみると、農林中金が1.9兆円の欠損を出していると。それの穴埋めのために米がある程度価格操作されているというような情報もまことしやかに流れています。私もある程度その辺りは信憑性がない話ではないのかなと。キヤノングローバル研究所の山下さんとかも一時そんな話もしたような記憶ありますので、そこら辺りJAに詳しい市長からちょっと一言。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) そういう話を振られましても、なかなか。私は、今の状況は答弁書に書いてあるとおりがベースだと思います。そういう中で、その前に米の先物取引が始まりましたね、堂島で。そういうところになれば、それこそシカゴ相場ではありませんが、投機筋が動いているのは間違いないと思っております。現にニュース等でもありましたとおり、米とは全く関係ない人が動いているというニュースもございますよね。恐らく承知でお聞きになっているかと思いますが。それと、やはり大きいのは、一番最初に起きたのは、今申し上げた先物取引ではなくて、御家庭の中でも、本来ならばなくなれば米を買いに行くところが、実はもう1袋あるとか、2袋あるという御世帯が相当数ございます。それだけでも相当なトン数になります。恐らく21万トンのうちの半分はそうだろうというような見方をされております。残りの半分は、恐らくそれぞれの現場であるのだろうと思います。議員御承知のとおり、確かに高くなってございますが、生産農家からすれば、今のところでようやくとんとんなのだろうと思います。二、三日前、報道もございました。川上から川下までの流通を考えると、川上に近いところほど赤字になっています。それが野菜農家でもです。そういうことであれば、ただ単に高いというわけではなくて、適正な流通量が確保できれば、適正な価格のところに落ち着くのだろうというふうに私も考えております。いずれにしましても、行き過ぎる値段は投機筋の動きだろうと私は思っております。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 最初の答弁にもありましたが、行き過ぎれば当然米離れにもつながっていく。逆効果なのですが、ただ生産者にそれなりのものが行っているかというと、生産者にはそこまで渡っていないと、そんなような状況もあるようであります。私懸念するのは、備蓄するのは、ある程度備蓄しておいたほうがみんないいのかなとは思っています、個人的には。みんな思っていますけれども、食料供給困難事態対策法が4月に施行されます。何かそういうものを予感させるのかなと、今回の動きとか見ていると、そんな感じもしています。
  それで、これは2月14日の日本農業新聞の記事なのですが、「今夏も米不足か 在庫量、本紙が独自試算 国の予測に疑問符」という記事が出ていました。大手米卸は、既に通年供給が難しい在庫水準と判断し、家庭向けの販売制限を決めたと。こんなのが実際表に出てくると、やっぱり米騒動が起きるのかなと、そんな思いもあります。ただ、これを緩和するには、そもそも生産量が足りないのかなと。国の生産調整、いろいろ経済連とか調整しながら生産量をつくっているのでしょうけれども、もうちょっと自由に作らせたらどうなのかなと。余裕を持って作らせてほしいなと、これは市長会に対して要望してもらいたいという思いがあるのですが、いかがでしょうか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議員も御承知のとおり、日頃から私は適地適作と言っておりますので、この地域は米を作る地域でありますので、そこを基本だと思っております。ただ、市内の圃場の状況を見ますと、米を作らなくてもいい場所もあります、水はけのいいところで。そういうところで稲作のほかに何かやるのであれば、それはそれとして、基本は稲作だと思っております。
  それとあと、食料安全保障の中で、そういうある程度のものを作っていくというのは、やはり重要だと私思っております。当然市長会の中でも、適地適作ではありませんけれども、米の政策についての見直しを提言しておりますので、それは引き続きやっていきたいと思っております。
  あともう一点は、飼料米がどうする、こうするという話がありましたけれども、今の農水大臣、ちょっと見直しという発言もございました。前も私のほうで申し上げたとおり、仮に米が備蓄米を、今の備蓄米もさばき切れなければ、みんな家畜の餌になっているわけです。逆にそのトン数は、十分畜産の世界ではけるわけです。そういう面でも全体の需給考えながら、米の生産というのはやっていくべきなのだろうなとは思っております。この後世界がどうなるか分かりません。小麦は、この後高騰してきます。ロシアが不作ですし、今小麦の生産頼れるところはウクライナだけです。そうしますと、恐らく小麦関係の製品は上がっていくのだろうと思います。そういうことを考えますと、我が国はやっぱり瑞穂の国ですので、稲作を中心にして生産基盤、食料基盤をしっかりとしていくことが大事だと私も考えております。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 日本の食料自給率、38%ということで、先進国の中でも非常に低いわけですけれども、市長から今小麦も上がるという話が出ましたが、昔は小麦を裏作で作っていたのですよ、市長がまだ生まれる前でしょうけれどもね。だから、昔は日本だけで500万トンも小麦の生産力があったのです。だから、そういう農業政策を少しやっぱり見直していただきたいなと考えていますので、ぜひ力を発揮してもらいたいと思います。よろしいでしょうか。いやいや、いいです、いいです。
  それで、この米の値上がりによって生活困窮者、非常に困っています。市長も御存じだと思いますが、エンゲル係数が物すごく上がっていまして、何十年ぶりの高水準、43年ぶりの高水準というように言われています。そこで、学校給食とか値上げをするのでしょうか。
議長(大滝 勝君) 羽田学校教育課長。
学校教育課長(羽田正佳君) 学校給食費の単価自体は、いろんな食材の高騰により、全体的に値上げをせざるを得ないという状態で予算を予定しております。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 市長も今聞かれたと思いますが、値上げを予定しているそうですが、一般家庭もみんな困っているのです。米も上がる、野菜も上がる、いろいろ困っているので、そこら辺りは少し学校給食分は市で賄うという市町村も幾つか出てきています。そういう市も出てきているのです。市長は、その情報をちゃんと取っているかどうか分かりませんが、私の調べた範囲では、市が全部差額は持ちますよということで対応しているところもありますので、値上がり分は父兄には付加しないで、市のやりくりでちょっとやってもらいたいなと思います。要望です。
  それから、さっきちょっと言いかけましたが、生活困窮者、本当に困っている人もいっぱい出てきています。それから、決められた金額の中でしか生活できない生活保護受給者、これも非常に困っているという話も聞いているし、そういう実態も見ています。もう御飯3回食べるところを1回にしているとか、減らしているとか、薄くしているとか、そんな話も聞きます。そこで、阿賀野市の生活保護の級地って最低ランクなのです。そこら辺りもうちょっと改善してもらいたいなと思うのです。1ランク違うと2.5%違うのです。生活保護級地、今6段階になっています。そこら辺りもぜひ、市の中で阿賀野市だけなのです、最低ランク。こんなばかにした話はないですよね。最低なのです。中条も入っていますけれども、胎内市と阿賀野市だけが最低ランクなのです。市長、これに関しても、ちょっと意見を言ってもらいたい。阿賀野市のどこが最低なのだということで、川を渡って横越に行けば、9ポイント上がるのです。本当の川を渡って豊栄に行ってもそうです、9ポイント。新津に行ってもそうなのです。阿賀野市よりも人口減少が高い、高齢化率が高い、出生率も低い五泉市が阿賀野市よりも上なのです。どう考えてもおかしいのです。そこら辺りちょっと改善に向けた対応をしてもらいたいなと思っていますので、お願いをしておきます。いいでしょうかね、承ったという。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) どういう状況なのか、もう一度よく私の目で確認したいと思います。その上で所要な対策が必要なら検討していきたいと思いますが、恐らく歴史的なものも含めて、食生活の内容も含めて、今議員がおっしゃった地域とは阿賀野市と違う特徴がありますので、そういうところも含めてよく確認させていただきます。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) それで、あとまた時間があれば戻りますけれども、まず消雪パイプと除雪の関係で質問をさせてください。コスト比較ありがとうございました。これ本当に計算してくれたのですよね。ありがとうございました。私もそれなりにあちこちデータを集めていましたが、大体同じような、5から10の間に入るのですよね。これは、いろんなところで試算をしたのがありますが、そういうことだと思います。いや、真面目に計算してくれて本当にありがたかったなと、お礼を言っておきます。ありがとうございました。
  それで、これコストが6倍もかかるのです。コストが6倍もかかるのに、何でほかの市町村よりも5倍も多いのかなと。これしかやることがなかったのか。ほかの事業をやめても、これしかやることがなかったのか。私いろんな市に聞きました。新発田市、五泉市、新津市、それから長岡市とか、上越市とか聞きました。積極的なところはないのです。市長、消雪パイプに積極的なところはないのです。なぜかというと、みんな人口減少で高齢化が進んでいて、造ってしまうと維持管理が大変だ、金もない。そういうことを見越せば、もう造れないと。はっきり原則もう新規はしませんとうたっている市町村がいっぱいあります。そこで、阿賀野市はどういう方向性なのか、そこら辺りちょっとお願いします。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 私も基本的にはそういう方向です。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 何でこんな話をしたかというと、本当に公の施設とかいろいろ見直しを進める中で、統廃合とか、廃止とかあるのです。そうすると、廃止される施設のあるところに行くと、いろいろ苦情も言われるのですけれども、だけれども、消雪パイプだけはいっぱい造っているではないかとか、そういう話も出たりするものですから、ちょっと言わせてもらいましたけれども、本当に将来を見据えた場合は、やっぱり我慢するところは我慢してもらわなければ駄目なのかなと思っています。では、これからは新規はよっぽどの限りではない限り、大きな力が働かない限りはないということでいいでしょうか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 施政方針のときにも述べさせてもらいましたけれども、ダウンサイジングをしなければいけない。それから、やれやれ、やれやれでいきますと、やれやれ民主主義が通りますと取り返しがつかなくなりますので、しっかりとスクラップ・アンド・ビルドではなくて、ビルド・アンド・スクラップ、その中で消雪パイプも代替で機械除雪というのはできるわけですから、しっかりやっていかなければならぬと思っております。
  それと、一斉に更新の時期が来て、お金がかかるというのも皆さん御承知のとおりであります。ここは旧水原ですので、水の原ですけれども、実は水が、非常に地下水位が下がってきている。たまたま地盤がいいので、地盤沈下は起こしていませんけれども、実際はほかの土地行ったら地盤沈下を起こすのではないかというぐらい心配しております。そんなことになったら、まさしく次の世代に負の遺産を負わせることになりますので、しっかりと我慢するところは我慢していただいて、将来のために頑張っていければなと思っております。議員からもぜひお力添えをお願いいたします。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 私も今までからずっともう慎重派でしたので、要望も来ます、私にも。おまえさん反対しているから、うちつかないのだとか言われたりもしますけれども、本当に地盤沈下、水位の話もしたりして、それなりに納得はしてもらっていますけれども、それでも本心は皆さん欲しいのです、いいところを見ていると。私何でこの話を出すかというと、私の周辺でも、ほとんど全部機械除雪なのです。母子家庭、お母さん昼間働きに行く、朝早く働きに行く、シフト勤務ですから。そうすると、子供が除雪して置いていった雪を排除しているわけです、排雪しているのです。川も捨てるなと言われたりするし、なかなか大変なのですけれども、私のお願いとしては、片側空いている場合は片側に置いてもらいたいと。片側しか住家連担がないところは片側に寄せてもらいたいと、そういうふうにきれいにやっているところもあるのです。本当に業者によって違うのです。それで、仕様書にそういうふうに書いてほしいというような願いを書いたわけですけれども、ただ言葉がちょっと足りていなくて、片側が空いている場合、片側にしか人家がない場合というような前提でやってもらえたらなと思うのです。
  それと、仕様書に、住宅の前に置くなとか、駐車場の前に置くなという仕様書を作っている市町村もあるのです、現実に。いやいや、信用しないかもしれないけれども、あるのです。持ってこいと言えば、その仕様書持ってきますけれども、そういうところもあるし、現実にそういう仕様に書いていなくても、例えば学校教育課長の町内とか、あの辺のところは完全に片側だけみんな置いて、人家が本当にきれいにもう残っていないというような除雪をしていますので、業者によっていろいろ対応が違うかもしれませんが、何とかそこら辺りだけでも、うちの町内も結構消パイのないところはほとんど限られたところなので、私のところとか、そういうところなのですけれども、高齢者になってきて、なかなか大変だと、そういうこともありますので、清野さん、消雪パイプ要望してくれないかね言われているのだけれども、いや、俺は駄目だと言っていますので、直接市長のところに行けと言っていますので、消パイまでは言いませんけれども、除雪だけちょっと人家の前とか、そこら辺りは配慮してもらいたいなと思いますが、どうでしょうか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 確かに大変な状況は分かりますが、これ先ほど申し上げた自治会長会議のときにも申し上げましたし、私どものところは、そういうところについては、地域の自治会がやはり力を発揮していただかないといけないなと思っていますし、実際私の自治会もそういうふうにして、いざとなれば役員中心に対処しておりますので、自治会力の向上をぜひお願いしたいと思っています。
  それから、今議員が申し上げた片側云々につきましては、業者によって差があるのであれば、どうしてその差が生じるのか、あるいは対応は可能なのか、来期に向けまして検討を進めていきたいと思っております。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 特にそういうふうに指示していなくても、うちのところでもきれいにそういうふうに抜けてくれる方もいらっしゃいます。だから、オペレーターによると思うのです。気づきがある人といまいちの人との差だと思うのですが、あまり角が立たないように、清野が言ったなんていうとまた、そこら辺りちょっと上手にやってもらいたいなと思います。
  それと、この前建設部長にお願いしたのですが、県の維持管理しているところの県道、物すごく水の出が悪いものですから、瓢湖の前の水原出湯線のところが交差できないのです、雪が降ったときに。あと、歩道。歩道除雪はしてくれるのですけれども、出入口がない。雪の山になっていて、それ使えないわけです。そこから、県道から入るときに。そこら辺りもこの前部長から新発田整備局に言ってもらって、対応してもらいましたが、市のほうも道路パトロールをしたときにそこら辺りも、仮に自分のところの所管ではなくても、通行に支障がある場合はしっかりと対応してもらいたいなと思うのですが、いかがでしょうか。
議長(大滝 勝君) 阿部産業建設部長。
産業建設部長(阿部信隆君) 市道に限らず、県管理、国管理の道路についての状況、これについても、我々のほうでも気がついたところはこれまでも情報提供してきたところですが、さらにその辺、現地のほうを確認して、一般の市民の方々にしてみれば、国、県、市の管理道路は関係ありません話ですので、快適な道路交通ができるよう、していきたいと考えております。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) 最後に、もう一つ、今の確認だけ。できるだけ片側しか人家のないところは反対側に置いてもらうというお願いをしてもらうということでよろしいでしょうか。
議長(大滝 勝君) 阿部産業建設部長。
産業建設部長(阿部信隆君) 道路の状況によっていろいろ違うと思いますが、そういった情報をいただけましたら、協力業者の方々と、その情報も共有しながら、できる限り対応はしていきたいと思います。ただし、今回の2月7日、8日ですとか、ああいった大雪が短時間で降るようなときは、ちょっと大変難しいことがあることを御承知いただければと思います。
議長(大滝 勝君) 清野栄一さん。
9番(清野栄一君) くどいようですけれども、あの大雪のときにそういうふうにきれいに片側だけ抜けてくれるところは幾つもあるわけです。だから、それを見れば、何でうちらはうちの前に置いていくのだねとかいう話になりますので、しっかりと消パイ我慢しているのですから、そういうことで。
  あと、昔は……やめようか。これでやめます。では、お願いします。
議長(大滝 勝君) ただいまから15時10分まで休憩いたします。
               休 憩 (午後 3時03分)
                                            
               再 開 (午後 3時11分)
議長(大滝 勝君) 再開します。
  質問を改めます。
  15番、遠藤智子さん。
               〔15番 遠藤智子君登壇〕
15番(遠藤智子君) 遠藤智子でございます。今回は、3点にわたり質問をさせていただきます。
  1点目は、妊産婦医療費助成事業についてでございます。本市では、平成30年度から、妊産婦医療費助成の対象者を市町村民税非課税世帯に属すること、令和3年度から全妊産婦に助成が拡大されて、妊産婦の適切な医療受診と経済的負担が軽減されておりますことは理解いたしておりますが、現在県内の20市における助成状況は、各自治体の公費助成により7市が保険診療の診察者自己負担分の全額助成により、妊産婦の経済的負担が軽減されております。妊産婦医療費助成事業につきましては、晩婚化の傾向にある昨今、高齢妊娠や保険診療を必要とする妊婦が本市でも増加傾向にあり、本市でも妊産婦医療費の一部負担金を撤廃し、全額公費負担で妊産婦の出産を支えることは母体を守ることの支援も子育て環境の中で大切な支援との認識から見解を伺います。
  2点目は、多胎妊産婦等支援についてでございます。多胎妊産婦というのは、2人以上の子供のことでございます。国は、多胎妊産婦への支援について、多胎ピアサポート事業や多胎妊産婦等サポーター等派遣事業を実施することにより、誰もが子育てしやすい環境を整えることとした多胎妊産婦等支援事業を令和2年度に創設いたしました。実施自治体は市町村で、令和5年度は2つの事業がそれぞれ109自治体で実施されていると聞かれます。県内では、2市で多胎妊婦の健康の保持と胎児の健やかな発育を支援するため、妊婦健康診査受診票14回分を超えて自費で妊婦健診を受けた場合の費用の一部を助成してあり、また本市でも妊婦健康診査受診票14回分を超えた場合、受診は無料となっておりますが、今後における多胎妊産婦支援事業についての考え方をお伺いいたします。
  3点目は、歴史民俗資料館の今後の方向性についてであります。歴史民俗資料館には、市ゆかりの人物をはじめ、市内各遺跡からの出土品や瓦の展示など、歴史的、学術的に高く評価され、子供たちの学習の場や市内外の方たちに歴史、文化を学ぶ機会が提供されている大切な資料館と認識いたしておりますが、今後の運営に当たり、次の点について見解を伺います。
  建物の経年劣化による補修について。
  展示物、資料の劣化が防げる温湿度管理のできる保存室の急務について。
  温暖化対策のための室内空調整備について。
  集客数の増加対策についてでございます。
  以上で1回目の質問を終わります。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 遠藤議員の御質問に順次お答えいたします。
  初めに、妊産婦医療費助成事業についてであります。本市では、全妊婦を助成対象者として妊産婦医療費助成事業を実施しておりますが、それ以外にも安心して出産を迎えるために、市独自の母子支援策である妊婦健診の15回目以降の助成や、出産育児助成事業として経済的支援を実施しております。遠藤議員からは、妊産婦医療費助成を全額公費負担に拡大という御提案でありますが、令和4年12月議会でもお答えしたとおり、妊娠期から子育て期までの途切れない支援の中で、全体の予算配分を考えながら判断してまいります。
  次に、多胎妊産婦等支援についてお答えいたします。多胎児の妊娠、出産は、単胎児に比べ、妊娠中の母体の負担や早産の危険等のリスクも高く、また、出産後も2人以上の育児を同時に行わなければならないため、手厚い支援が必要と考えております。そのため本市では、平成23年度に妊婦を含め多胎児を持つ家族への支援として、双子を持つ家族のための交流会を開始し、継続して実施しているところであります。また、令和5年度に宿泊型産後ケア事業、令和6年度には訪問型産後ケア事業を開始し、育児に不安のある多胎産婦に対し、医療機関での宿泊ケアや助産師による訪問での心身ケアを実施しております。多胎児に関する悩みや必要とする支援は、成長の過程によって変化しますので、助けを得たいときに発信してもらえるよう、またサインを見落とすことがないよう、今後も妊娠中からの継続的な関わりを持ち、同じ体験をしている保護者同士の交流会や育児負担軽減のための支援に努めていく考えであります。
  次に、歴史民俗資料館の今後の方向性についてお答えいたします。初めに、建物の経年劣化による補修についてであります。歴史民俗資料館は、閉校した旧山手小学校を活用し、令和3年度より市の歴史や文化を伝える施設として開館いたしましたが、建物自体は昭和57年建設で、築42年が経過しております。建物の耐震性は確保されているものの、老朽化等による施設設備への不具合は少なからず生じていることから、施設を安全に見学ができるよう、随時点検、修繕を実施しているところであります。
  次に、展示物、資料の劣化が防げる温湿度管理のできる保存室についてであります。現在は、定期的な観察、点検等により、早期の対処と劣化等の防止に努めていることから、現在のところ保存室の整備は予定しておりません。
  次に、温暖化対策のための室内空調設備についてであります。もともとが小学校施設であり、各教室への空調設備がない状態であることから、現在は見学者へ注意喚起を行いながら、見学をいただいている状況です。近年は猛暑が続いており、来館者の皆様が安全に見学していただくことが第一ではありますが、日々の来館者が多い施設ではないことから、設備投資については、費用対効果も含めながら検討してまいります。
  次に、集客数の増加対策についてであります。展示につきましては、通常展示のほか、例年特別展も企画、実施をしております。今後もSNSやホームページ等による情報発信をしていくとともに、特別展につきましても、市単独による実施だけでなく、他自治体との合同による企画展等を計画するなどして、持続的な集客力向上に努めてまいります。
  以上、よろしくお願いいたします。
議長(大滝 勝君) 遠藤智子さん。
15番(遠藤智子君) それでは、再質問させていただきます。
  1点目の、妊産婦医療費助成についてでございますが、この質問につきましては、私3年ぶりの質問となりますが、助成につきましては、全体の予算配分を考えながら判断したいとのことでございますが、昨年度いただきました令和6年度の保険実施計画の中に妊婦に対するいろんな注意点とか載っておりますが、そこで妊娠または出産期の課題として、やっぱり今時代の背景もあるかもしれませんが、出産年齢の高齢化や妊産婦自身の健康課題も多いとありました。妊産婦医療費を必要とする方や、また母子の健康を守るために、妊産婦医療費の全額公費助成により出産を支えるべきではとの思いから質問させていただきましたのですが、妊娠と出産は女性にとりまして、個人差はありますが、10か月間自分の胎内の中で胎児を守り育てるわけでございますし、またそれには、個人差はございますが、当然母体への負担もかかります。女性が安心して出産に臨めるように、妊産婦医療費の無料化を決められた先進自治体の事例を参考等にしながら、本市でも妊娠、出産、子育ての切れ目のない包括支援において、前向きな検討をしていただきたいと思うのでございますが、いかがでしょうか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 御質問ありがとうございます。基本的に阿賀野市につきましては、妊娠前のところから、生殖医療のところから、妊娠されて、それから分娩された後の乳児、幼児、児童に至るまで一気通貫の施策展開が必要だと認識しておりまして、そのようなまず体制をつくっていくことが大事だなと思っています。その上で、それぞれの妊婦に対しましてどのような支援をしていくかということになりますが、確かにこれが妊産婦医療費の無料の市町村、県内にも幾つかありますけれども、一連の体系立てた中で、どこに重点的に予算を効果的に使っていくかと、このことをやはり大事にしていかなければ駄目なのだろうなと思っております。確かにいろいろな妊婦の方々に対する支援がございますが、議員御承知のとおり、今国のほうでもその辺のところの見直し、あるいは支給というものを考えられておりますので、その辺の状況を見ながらのやはり検討というふうになっていくかと思いますので、御理解をいただければと思っております。特に、人口減少対策にもつながるのかもしれませんが、まずその前に、多胎の妊娠をされるということは、その前のなかなか妊娠しづらいという中でいろんな治療とか対応をされたとなると、やはり多くの受精卵が着床してしまいますので、あるいは場合によっては減数処理という場合もありますし、母体に対する影響もかなりあるのだろうなと思っておりますが、どのようなやり方がいいのか、当市における対象の方々を含めて、もう少し様子を見ながらではないと動けないのかなと思っております。
  あとは、多胎でなされたときの、むしろ多胎であることに対する、心といいますか、精神的なやっぱり負担、ストレスというのが相当あるのだろうと思っております。御答弁の中に申し上げたとおり、いろいろな支援体制を整えておりますし、私も市長の立場から現業部門を見ていますと、一生懸命対応してくれているなと感じております。引き続きこの体制は強化していきたいと思っております。
議長(大滝 勝君) 遠藤智子さん。
15番(遠藤智子君) 今清野議員も先ほどちょっと再質問の中にもございましたが、そういう人口減少というふうな観点からも見れるわけではございますが、私はやっぱり女性が妊娠をいたしまして、それで無事に出産できること、それをまず私は第一に考えております。そして、結果として人口減少にも寄与できているとは思っておりますが、まず私は出生する、出産するまで、その部分が同じ同性といたしまして経験もございますし、やっぱりそちらのほうに力を入れさせていただきたいと思っております。
  あと、今市長のお話では、国のほうも支援の動きもちょっと聞かれるというふうな答弁もございましたが、私ども県内の女性議員の会でもやっぱりこの1月、先月、1月23日でしたでしょうか、県内の女性議員の会20名くらいで県知事に、花角知事に要望、妊産婦医療費助成につきまして、県でもやっぱり支援を考えてほしいというふうな要望書を直接知事に手渡して、要望書を提出させていただきました。そのことを一言申し添えさせていただきまして、まずこの1点目の質問を終わりたいと思います。
  2点目の多胎妊産婦等支援についてでございますが、当市においては、多胎妊産婦等支援事業につきましては、また担当課の皆様方の御努力によりまして、やっぱり平成23年度より双子を持つ家族のための交流会の開催や、令和5年度に宿泊型産後ケア事業、また6年度には訪問型産後ケア事業が開催されて、育児に不安のある多胎妊産婦に対し、宿泊ケアや訪問ケアの実施により支援が図られているとお聞きしまして、大変心強く思っております。ぜひ担当の方皆さんで本当に多胎妊婦の方を支えていただいて、今後もよろしくお願いしたいと思います。
  それと、また国の支援の中で多胎妊産婦等サポート事業といたしまして、多胎妊産婦や多胎家庭の下へサポーター派遣ですね、サポーターを派遣し、また外出時の補助や日常の育児に関する介助を行う。また、当該サポーターを派遣する前に、多胎妊産婦等への支援に際して必要な知識等を習得するための研修を実施するようにとありますが、この事業につきましては、担当のほうではどのようにお考えでしょうか、お願いいたします。
議長(大滝 勝君) 江口健康推進課長。
健康推進課長(江口教子君) 遠藤議員の今の御質問にお答えします。
  多胎妊産婦サポーター等事業についてでございますが、今のところ宿泊型とか、訪問型とか、あと訪問看護ステーションといって、母子保健特有の訪問看護ステーションも今使っていらっしゃる方もいるので、それで今対応しているところになります。そのサポーター事業につきましては、これからまた現状を把握しながら、どういうふうにして展開していくかも含めて考えていきたいと思っております。
議長(大滝 勝君) 遠藤智子さん。
15番(遠藤智子君) ぜひ今後の支援をまた期待いたしております。
  多胎妊産婦にありましては、高齢出産や核家族の進展により日常生活のサポートは必要になってくるとは思われますが、このサポート、またそれを実現するためにはいろいろと準備なり、いろんなことが必要になるかと思いますので、そんなにすぐ急いでというわけではなくて、やっぱりそちらのほうでそういう必要性を判断しながら、ぜひ進めていっていただきたいと思っております。これで多胎妊産婦の質問を終わらせていただきます。
  3点目の歴史民俗資料館の今後の方向性についてでございますが、答弁をまず見させていただきましたとき、いや、もうどういうふうな再質問をしていいかちょっと悩みました。これをやりますよというふうなあれであれば、すごくもう希望を持ってまた再質問できたのですけれども、なかなかやっぱり費用がかかるものでとの答弁も理解はできますが、ちょっと私なりに再質問させていただきたいと思います。建物の劣化した箇所の補修についてでございますが、私やっぱりちょっと気になりましたのは、資料館に入る玄関、建物ですね。玄関というのは、その建物というか、資料館の顔となるわけでもございますが、そこの玄関のひさしの雨どいございますよね、あそこが、雨どいが結構みんな劣化して穴が開いて、天気のよい日は全く関係ありませんが、雨降ったりすると、その開いた穴からやっぱり雨が落ちてくるのです。これでは、この部分は私やっぱり早めに修理していただいたほうがいいのではないかなと思って、今回ちょっと上げさせていただきました。何せ修理するということになれば、当然お金もかかってくる問題でありますので、私も本当はお金をかけなくてできるような質問もしたいのでございますが、この資料館の施設に対しましては、やっぱりちょっとお金がかかる部分がたくさんあると私も自覚はしております。
  次は、展示物、資料の劣化を防ぐ湿度管理室の急務につきましては、現在保存室の整備の予定はないとのことでございますが、そこは阿賀野市の歴史、文化を学ぶ機会が提供されている資料館であると認識しており、この点につきましては、再度お聞きいたします。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 御質問ありがとうございます。最初の雨どい関係についての軽微なものについては、現地を確認して、必要に応じて対処していきたいと思っています。
  それからあと、収蔵物については、あそこに移転してから、私も議員時代、それから市長になってからも私の個人的な考えも言わせていただいておりますけれども、まず収蔵物については、阿賀野市にとっての歴史、文化もありますが、新潟県、あるいは新潟県以外も共通して似たようなものがいっぱいあります、各市町村においても。どれが本当にあそこで展示していったらいいのかの取捨選択が必要だと思っております。あるいは、本当に訪れて見ていただく方のために見ていただく品物は何なのかという検討も必要だと思います。恐らく今までの流れの中で、今まであったものをあそこに集めて、あそこであるというだけの話であって、収蔵の目的と、展示の目的と、伝承の目的が少し曖昧になっているのだろうと思います。そういうことで、問題提起を内部でさせていただいております。しっかりと議員の皆様方とも相談しながら、あそこに今展示して、山手にありますけれども、あの建物も含めて今後の在り方はやっぱり皆様方と相談しながら、進めていかなければならないと思っています。そういう中で本当に必要なもの、それから本当に残していかなければならないもの、これについては、専用というわけではないのですけれども、建物内の収蔵といいますか、建物内の温湿度ができるような収蔵施設、この辺もやはり考えていかなければならないだろうと思っております。当然これは吉田東伍記念博物館にも言えることでありますので、阿賀野市全体で、先ほど来申し上げているとおり、何を残していくのか、しっかりと、カビが生えないように、どういう資料を評価して残していくのかということを進めていきたいと思っております。いついつまでにということはあれですけれども、みんな問題意識持っておりますので、何らかの形でこれを具現化、具体化させるためにはどうしたらいいか、新年度考えていきたいと思っております。特に吉田東伍のところについては、貴重な資料がカビが生えているような状況にもなっておりますので、何とかこれは早急に対処しなければいけないなと思っております。ですから、山手だけではなくて、阿賀野市全体の資料的な価値をもう一度確認しながら進めていきたいと思っております。
議長(大滝 勝君) 遠藤智子さん。
15番(遠藤智子君) 今市長がおっしゃられました収蔵物の全部が全て貴重なものかどうかという、そういうふうな、分けるってあれですけれども、必要なものと、必要でないって変ですけれども、みんな必要なのでしょうけれども、そういう問題につきましては、どのくらい前でありましたか、新潟日報の、ちょっと私席戻るとあるのですが、博物館の場合、そういういろいろと持ってきていただいているけれども、それがたまりにたまって、博物館がもう満杯になってしまって大変なので、そこで必要なものと、ちょっと除外してもいいものをその中で何かやっぱり委員ですか、そういう検討委員会を立ち上げて、そういうふうに手分けしていかなければならないというふうなお話、お聞きしております。ですから、今の民俗資料館の中でもやっぱりそういうふうな議論も必要なのかななんていうふうにも私も思いつつ、質問はさせていただきました。
  それから次に、室内の空調整備についてでございますが、来館者が安全に見学していただくことは第一ではありますが、答弁では日々の来館者が多い施設ではないことから、費用対効果も含め検討されたいとのことでございましたが、私この集客数が上がらなければ空調整備は考えられないのかななんていうふうな考え、ちょっとはてと思ったのですけれども、この空調整備の件につきましては、集客ですね、とにかく集客が増加傾向であり、大勢の方から来ていただければ、それなりのまた収入も増えてあれなのですけれども、だからその集客を増加するために空調整備を訪れやすくするのがいいのか、来館者が増えたら整備するのがいいのかというふうな、私も自分の考えでもどっちが先というふうな、行ったり来たりのあれになってしまいまして、自分でも、いや、どっち先というふうな考えに、どういうふうにお話しさせていただければいいかななんて迷ったりもいたしました。それと、集客数の増加対策については、こちら市のほうとしては、いろいろ展示とか、そういうふうなのはやっておりますが、今後SNSやホームページ等で情報発信をしたり、他自治体との合同企画展を考えているとのことでございますが、この点につきましてはぜひ期待したいと思いますが、この点につきましてはもう一度お願いいたします。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 先ほどの答弁にも関連するのですが、まずあそこに収蔵されているものの価値をもう一度よく確認しなければいけないと思っております。その上で、展示するもの、展示しないもの、それから現実あそこに来館していただく方の来訪者の数、それから来訪の目的。具体的にこれを見たいので、ここへ足を運んできたと、いわゆる積極的な来訪なのかどうかも含めてだと思います。ですから、繰り返しになりますが、しっかりと収蔵されているものの価値を見極めることが先だと思います。その価値があるのであれば、何もあそこの場所で展示しなくても、例えば代官所とか、あるいは公民館とか、いろんなところでそれなりの企画展は可能なのだろうと思っております。何もあそこで、あの場所でということで固定しなくてもいいのかなという考えも持っております。もう少し検討の時間をいただいて、繰り返しになりますが、まずはあそこにある物をどう扱っていくのか、そこを整理しないと、エアコンにしても、何にしても、先に進まないのだろうと思っております。
議長(大滝 勝君) 遠藤智子さん。
15番(遠藤智子君) 私も私なりにあの民俗資料館の存続につきましては、何が一番あれなのかなというと、一番はやっぱり集客数の増加が一番いろんな問題点の解決にもなるのかなって。市長の言われる、そういう中に収蔵物の整理ももちろんでございますが、やっぱり集客数の増加対策が一番に強く感じられました。
  それと、私その集客につきまして、どういうふうなあれがいいのかって今ちょっとそういう各職員、瓦ロードとか、いろいろこの資料館とかも行ってお聞きしましたが、それで民俗資料館へ来たお客様が、瓦ロードってどこでしょうかとかというふうなやっぱりお話、そういう聞かれるときあるらしいのです。それで、瓦ロードといいますか、マップを置いてありますけれども、かわらティエでしょうか、あそこへ行って聞くと、やっぱり民俗資料館ってどこにあるのだろうねというふうに聞かれたりするらしいのです。聞かれることもあるということですので、私これは瓦ロードのマップなのですが、こういうふうな資料も近隣で近くにある、そういう施設なんかにはお互いやっぱり置いてもらうというか、置いて、それで、いや、こういう施設もありますよというふうなあれで来ていただいた皆さんにそういうお勧めするというのも集客を図る一つの手段ではあるかと思っております。
  それと、これはもう市長はじめといたしまして、職員の皆さん、課を乗り越えて皆さんで思ったことを、感じたことがあったら意見を出し合って、それでその施設をやっぱり育てていくというのも大事なのではないかなというふうに感じました。今日の市長の施政方針の中でもちょっとお聞かせいただきましたが、そこで私やっぱり大変心強い所信をお聞かせいただきました。その中で、ちょっと続けて読みますが、やっぱり人口減少下にあって官民一体となり、歴史や文化を大切にする人材や人を思いやる人材の育成に取り組みたいと述べられておりましたので、私心の中で拍手させていただきましたことを申し述べまして、質問を終わらせていただきます。
                                            
議長(大滝 勝君) 質問を改めます。
  14番、宮脇雅夫さん。
               〔14番 宮脇雅夫君登壇〕
14番(宮脇雅夫君) 日本共産党の宮脇雅夫でございます。私は、3点の質問をいたします。
  まず最初に、訪問介護の支援について伺います。介護保険は、介護の社会化を目指し、基本的な考え方は、住み慣れた家と地域で介護を受けられる在宅介護であり、訪問介護を柱として制度設計されてきました。ところが、東京商工リサーチによると、国が昨年4月に報酬を引き下げた訪問介護を主に行う事業者の倒産や休廃業、解散が昨年過去最多の529社に上り、介護事業者全体の倒産や休廃業、解散は過去最多の784社だったが、そのうち訪問介護事業者が全体の7割近く、67.5%を占め、過去最多だった2023年の427社を102社上回る急増とのことです。同社は、報酬削減の影響が出た。今年は、コロナ禍で事業者が借り入れた福祉医療貸付の返済が始まる。報酬減によるマイナスも積み上がり、倒産や休廃業が増加し続けるとしております。24年末では、訪問介護事業所ゼロ自治体は半年前の97町村から107町村へと増加し、事業所が残り1自治体は半年前の277市町村から272市町村になり、事業所ゼロと残り1の自治体合計で全自治体の5分の1強を占めることになりました。新潟県は、ゼロが粟島浦村、1が弥彦村、田上町、出雲崎町、湯沢町、津南町、刈羽村、関川村で、全自治体の4分の1超となっております。まさに介護崩壊が中山間地もある阿賀野市にも迫ってきている事態だと思います。根本的解決の道は、国が訪問介護報酬引下げを撤回することですが、村上市の市長は、何で訪問介護だけが下がったのか、事業所は大丈夫なのか聞いてくれと訪問介護事業所のアンケートを実施し、回答で、もうやっていけない、やめなければならないとの切実な声を聞き、ゆゆしき事態と危機感を持って、支援策を検討したそうです。そして、訪問介護報酬削減分を昨年4月に遡って、国が見直すまで3年間補助すると、この3年間で4,200万円だそうですけれども、1年に直すと1,400万程度です。それから、ヘルパーのガソリン代補助を、車1台、月3,000円を支給しています。さらに、利用者宅まで7キロ以上かかる訪問介護に1回50円を上乗せしております。財源は、介護保険給付費等準備基金です。阿賀野市でも、利用者宅まで行くのに車で片道20分、駐車場の除雪に30分かかるところもあると、あるヘルパーは言っておりました。しかし、介護報酬には、基本的にこれらの経費は含まれておりません。村上市の市長は、子供の医療費助成や学校給食費無償化と同じ考え方で、この基金がなくても、一般財源を投入してでもやったと思うと述べております。そこで、以下の点をお伺いします。
  1、介護保険の訪問介護の位置づけと訪問介護の報酬引下げの影響についての市長の認識について。
  2、村上市のように事業者に支援を実施すべきだと思いますが、見解を伺います。
  3番目、訪問介護事業所の介護職員の処遇改善の実施状況と今後の対策について伺います。
  2点目に、オンデマンドバスの運行について伺います。昨年10月から定時定路線の市営バス11路線のうち5路線をオンデマンドバスに切り替え、今年10月からは分田線と五頭温泉郷線を除き全市にオンデマンドバスを運行する計画となっておりますが、これまでの利用者数の計画と実績、運行上の課題、問題点について伺います。
  3点目に、市営住宅について伺います。公営住宅法第1条、目的では「国及び地方公共団体が協力して、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、又は転貸することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与する」と定められております。阿賀野市の市営住宅の現状は、若葉住宅12戸、学校町住宅32戸、源四郎住宅第2団地10戸は、老朽化のため入居募集を停止しております。入所可能な源四郎団地20戸は20戸入所、県営の安野住宅では78戸のうち76戸入所、これは令和5年3月現在ですけれども、しているという状況です。この県営住宅で空いているのは、エレベーターのない4、5階で、高齢者や身体障がい者の入居は無理だというふうに聞いております。阿賀野市は、要するに新たに入居できる公営住宅はほぼなし、ゼロということになると思います。本市は、ひとり親などで子供の貧困率が高い状況です。所得の低い単身者や世帯も多く、民間家賃の負担が重くのしかかり、困窮している住民がたくさんおられます。市営住宅入所は、客観的にはニーズは非常にあると思いますが、市営住宅数があまりにも少な過ぎ、市営住宅に入るということが選択肢にそもそも入らないという状況になっていると私は思っております。対策としては、市営住宅の新規建設を進めることや、空き家や民間住宅、賃貸住宅を借り上げるなどして、市営住宅の供給を抜本的に増やすことが必要だと思いますが、市長の見解をお伺いします。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 宮脇議員の御質問に順次お答えいたします。
  初めに、訪問介護の支援についてであります。介護保険上の訪問介護の位置づけにつきましては、自身や家族だけで日常生活を営むことが難しくなった要介護者にとって、在宅生活を続ける上で重要なサービスであると認識しております。また、令和6年4月の報酬引下げにつきましては、昨今の物価高騰も重なり、訪問介護事業所の経営に少なからず影響を与えているものと考えております。
  次に、事業所支援についてであります。介護給付費準備基金は、条例により、介護保険の保険給付等に不足が生じた場合の費用に充てるために設置されたものであることから、本市としては、当該基金を財源とした事業所支援は考えておりません。
  次に、訪問介護事業所の介護職員の処遇改善の実施状況と今後の対策についてであります。介護職員の処遇改善の実施状況につきましては、市内の全事業所が介護職員等処遇改善加算を取得していることを確認しております。本市でも、介護保険制度を維持していくために、訪問介護をはじめとする事業所への支援は重要であると考えております。国の交付金を活用した物価高騰に対する支援を令和7年2月臨時会で上程して、実施したところでありますが、訪問介護の介護報酬につきましては、前にも答弁、おつなぎしたとおり、全国市長会からも既に昨年より見直しの要望を国にしており、併せて県にも要望しているところであります。引き続き県と共にこれに取り組むとともに、国の動向を注視してまいります。
  次に、オンデマンドバスの運行についてお答えいたします。まず、利用者の計画についてでありますが、該当する5路線の令和4年度の実績を基に、運行方法変更による増加分も加味し、1日平均利用者数を96.8人と目標値を設定いたしました。実績につきましては、令和6年10月から令和7年1月までの1日平均利用者数で68.7人となっており、目標値に28人及ばない結果となっております。しかしながら、この実績値につきまして、オンデマンドバス移行前の5路線と比較するとほぼ同数となっていることから、利用者を増やす取組については課題があるものの、運行の効率化という点では改善されたものと考えております。また、利用者の6割以上が女性でありまして、利用者の半数以上が65歳以上という運行結果から、本市における交通弱者の実態を把握することができました。利用されるバス停では、あがの市民病院、ウオロク水原店、かがやき福祉会前などが上位を占め、通院、買物、就労施設への通勤に多く利用されております。
  次に、運行上の課題、問題点としては、次のことが掲げられます。1つ目として、予約時間が午前中に集中し、予約の取れない状況が度々ある点であります。これにつきましては、予約動向を注視しながら、配車システムを随時調整することで、乗り合いになる割合を増やし、解消できればと考えております。
  2つ目として、バス停の位置やバス停表示が分かりにくい点です。似たような表記のバス停があることや、バス停標識がある場所、ない場所などが混在し、バス利用に当たり混乱が生じております。これらにつきましては、本年10月の市内全域開通までには、利用者にとって分かりやすく、利用しやすい方策を示してまいります。
  3つ目として、利用者がなかなか伸びない点でありますが、1月末時点で利用登録者数が563人にとどまっており、まだまだ浸透させる余地があると考えております。今後も継続して広報紙や市ホームページ、LINEを活用した広報活動、自治会単位や個別の説明会などを実施し、市民の皆様に普及、定着を図ってまいります。そのほかにも、市民の皆様からはAIオンデマンドバスに関する様々な御意見、御要望をお寄せいただいております。これらにつきましても、一つ一つ整理した上で、本年10月の市内全域開通に向けて準備を進めてまいります。
  次に、市営住宅についてお答えいたします。本市が管理する市営住宅、県営住宅につきましては、令和6年12月末現在で合わせて130戸入居しており、入居募集している市営源四郎団地と県営安野住宅につきましては、現在いずれも満室となっておりますが、毎年住宅を退去する世帯が数世帯あることから、空き次第順次案内や入居募集をし、入居いただいております。また、福祉部局が関わっている住宅困窮世帯の入居につきましても、その世帯状況など情報共有を図りながら対応しているところであります。
  一方で、住宅に入居する世帯の中で、既に入居当時から収入状況が回復し、収入基準を超過したまま住み続けている世帯も数世帯あります。議員がおっしゃるとおり、公営住宅は低額所得者などの住宅に困窮する方に提供するものである趣旨から、現在収入基準を超過した入居者に対しては住み替えのお願いをしており、真に住宅に困窮する世帯に対して住宅が提供できるよう努めているところです。市では、今のところ市営住宅を新たに建設する予定はありませんが、市内に民間賃貸住宅や空き家が多くあることから、それらを活用した居住支援策も検討しながら、適正な住環境整備を進めてまいります。
  以上、よろしくお願いいたします。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) では、再質問いたします。
  まず、訪問介護の支援についてでありますが、最初に私質問したのですけれども、訪問介護の位置づけについて、これは住み慣れた家と地域で暮らせるため、介護を受けられるために、訪問介護を柱として制度設計されたということになっておりますが、まさに根幹となる事業だというふうに、介護保険の根幹として在宅介護があるのだという位置づけなのです、この介護保険というのは。施設とか、そういうことではないのです。やはり基本は、在宅介護なのだということを言っているわけです。そういう点で在宅生活を続ける上で最も重要なサービスだというふうに位置づけてありまして、単にいろいろなサービスある中で、それないと駄目だわと、重要だという位置づけではないということだと私は思うのですけれども、その辺の認識いかがでしょうか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 私もそのように思っております。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) そういう点で村上市は、市長の詳しい、新聞にも載りましたし、日報にも載りましたね、この前。やはりそれだけ非常に的確な判断をして、思い切ってやったなということで、私は非常にすばらしいということで評価しているわけですけれども、この村上市のやられた、今まで削減された分だけでなくて、今後これが変わらなければ、次の介護報酬改定まで3年間補填するということです。それと、訪問介護に必要なガソリン代も月3,000円支給するという大変思い切ったことをやっているわけですけれども、この村上市の施策について、市長はどうお考えでしょうか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 村上の市長といつもいろいろ情報交換はさせておりますので、詳しい内容はお伝えできることと、お伝えできないことがございますけれども、議員も御承知のとおり、村上においては、山形県境のところまで1時間20分かかります、ただ車を運転しただけで。そういう地理的要件が新潟県内において、村上市においては、相当やはり一番タイトなところだと、そういうことでいろいろな市内の介護施設の方々とお話をして、これをしないと撤退するというお話が出たということで、同時にこの介護サービスについては、既に答弁にも申し上げたとおり、地方においては大変なことになるということで、昨年からずっと国、厚生労働省には申し上げてまいりました。村上の高橋市長もそうですし、私もそうですし、上京するときには国の担当官等にも直接申入れをしてまいりました。そういう中で、村上の場合、そういう地理条件が大変タイトな中でせざるを得ないと、国が動くまでせざるを得ないということで実施したと、これがすぐどこの市町村にも当てはまるものではないねと、高橋市長はそうおっしゃっておりましたし、私もそう思っております。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) 私も村上市は、朝日、山北という非常に広大な地域でありますから、ここで事業所が廃業になったら、もう一挙に崩壊するという事態があって、非常に危機感を燃やしたなというのはありますけれども、先ほど私が言ったように、町村段階では新潟県ももう既にゼロというところが非常に多く生まれているわけです。阿賀野市だって、合併しなければ笹神なんてもうゼロということで、京ヶ瀬もゼロと、安田はたった1つということになって、それでこの間、前期には2社が廃業しているわけです。そういう点では、村上の特殊事情では私はないというふうに考えるのです。やはりどこでもこういう事態が内包しているということです。本当にもう何で訪問介護だけが下げられたのだと、現実に合わないでしょうというのは、都市部では確かに高齢者のマンションがあって、その中に事業所があるということになれば、効率がよくて、そこは収益上がっているけれども、質的にはいろんな問題があるらしいです。もうどんどんサービスを押しつけるということが盛んにやられて、とにかく収益を上げろということですけれども、ここで私も実際に事業所に行って聞いたところ、村上は、先ほど言いましたように、片道30分かかるところ、結構多いのだそうです、車で。それで、今20分除雪だと、そういう話をしたら、阿賀野市は30分もかからないけれども、片道20分かかって、この前の雪のときは車の置き場所がないけれども、利用者が待っているから、30分自分の車を、ヘルパーの車を入れるところを除雪して、それでやっと行ったら大変喜んでくれたというふうに言っておりましたけれども、そういう大変な苦労もあるし、だんだんやはり遠くに行かなければならなくなってきたと、そういう経費が全く見れないように、さらに削減されたと。本当にこれはもう、ヘルパーは、私は信じられないと。私みたいなのはちょっと人がよ過ぎるのだねと。だけれども、もう一方では、訪問介護の役割というのは非常に尊いもので、私に、ぜひ学校の子供たちに、自分たちがただ女中ではないと、どういう仕事をして、この仕事は本当に人間の尊厳を守る、地域で生きていく上では最も大事な仕事をやっているのだということで、学校の子供たちにも教えたいと、そういう場をできれば提供してくれませんかということで、非常に誇りは持っているのです。だけれども、現実的にはなかなかこういう仕事、成り手がいませんということをもうしみじみと言っておられました。そういう点では、やはり村上のように、もう完全に支援するということをやっているところありますが、そういうふうにもなかなかならないという点があると思うのですけれども、阿賀野市でやられたのは、この前の臨時議会で、ガソリン代は1台につき9,000円でしたか、これも私はよその施策を見たら、介護事業所全般、そういう施設に対してガソリン代を補助しているというところはそんなにないのです。商品券ばらまいているというのがいっぱいあるみたいですけれども、そういう点では配慮してくれたなというふうに思いますけれども、何せ1台9,000円、それきりですので、ずっとこれはそういう事態が続くので、これではちょっとやはり不十分ではないかなと、もう少しよく状況を見て検討したほうがいいのではないかなというふうに思うのです。
  それで、もう一つ、市長は介護給付金の準備基金、これは事業者支援には使えないのだというふうに答弁しておりますけれども、村上はこれを使っているのです。これは、「等」というふうになっているから、必ずしも国が設定した、市が設定した介護保険の今までの報酬を補填するという点でも、これは使うと駄目だなんていうことは全然書いていないのです。そのために、「等」というのが入っているのです。だから、これは使えないというのは、私はこれは誤りだというふうに思いますけれども、どうですか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) そこの「等」というのは、ある程度、ある場所では柔軟性を出しているのかなと思いますけれども、具体的にではそれを実行するのかどうか、制度設計も含めて、条例改正も含めて、いろいろ皆様方と相談しなければならないと思いますし、また継続性もそうでございます。もう少し検討を進めなければならないのだろうと思っております。村上がそうだから、では阿賀野市ということではないとも思っていますし、何が一番現実解なのか、最適解なのかは確認していきたいと思っております。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) 私は、この阿賀野市介護給付費準備基金条例、これ全部読んでみました。やはりこれは別にそれを使ってならないなんていうのは、この基金を流用するというのはいろいろ厳しい制限がありますけれども、介護保険のいろんな補填に使うというのは、別にこれはいいのです。
  それで、お伺いしますけれども、今年度末で阿賀野市の介護保険のこの準備基金は幾らぐらいになる予定、見込みでしょうか。
議長(大滝 勝君) 山嵜高齢福祉課長。
高齢福祉課長(山嵜美佳君) 御質問にお答えいたします。
  今年度末の見込みですけれども、約3億3,800万程度になる見込みでございます。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) 今年度に上げましたしね、3億3,800万。それで、村上市のように、村上市は平均すると、この報酬引下げ分を大体1,400万ぐらいになるというふうに計算しているのですけれども、阿賀野市は計算するとどのぐらいになるでしょうか、この引き下げられた分。
議長(大滝 勝君) 山嵜高齢福祉課長。
高齢福祉課長(山嵜美佳君) 御質問にお答えします。
  補填に関する試算のほうは現在行っておりません。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) 村上市が1,400万ですから、阿賀野市は多分それを相当下回るというふうに思うのです。だから、1,000万としても、3年間を村上市のように補填しても、3,000万なのです。ですから、この基金の一部を、ほんの一部を取り崩すだけで、別に一般会計からなんて今必要ないのです。村上市のように、このほんの一部、1割程度を取り崩せば、3年間分の補填ができると。1年間分なんてもっと少ないですよ、多分。多分1,000万程度だと思うのです。3億3,800万のうちの1,000万程度を取り崩せば、こういう介護報酬減った分を補填できるのです。これは、ぜひよく見て検討していただきたいのですけれども、その点ではどうでしょうか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 当市の事業所が他市とどのような状況なのか、その辺の状況もよく確認してからというふうになろうかと思います。冒頭申し上げたとおり、当市の場合、都市部の場合と違って、地方の場合は違うということで、それぞれの全県的に、あるいは全国的に、この介護報酬については見直しを国に求めているところでありますので、国の動きを見ながらというふうに当然なると思います。また、この基金がほかの要素、用途に当然大きく影響してまいりますので、全体的な状況を見ながら、把握しながら検討したいと思います。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) 私は、以前の議会で、介護事業所の実態やっぱり調べたほうがいいということでやって、調べてもらっています。去年の10月です。4事業所あります。その実態がどうなっているのか、これ全部は相当長いので、特徴点をちょっとお知らせ願いたいのですけれども、設問1は、報酬改定の影響がどうなのかということです、事業所の。それから、3番目は、人材確保の課題としてはどうなって、人材不足の要因は何かと。5番目としては、処遇改善加算の取得状況、これ半分ぐらいですけれども、これが一番分かりやすいかなと思って、その状況がどういう状況だったのかというのを、ちょっと担当課のほうで報告をお願いしたいのですけれども。
議長(大滝 勝君) 山嵜高齢福祉課長。
高齢福祉課長(山嵜美佳君) 御質問にお答えします。
  まず、設問1の介護報酬改定による経営への影響についてでございますが、いずれの事業所も同じような改定で経営は厳しくなったと回答されています。
  それから、設問3の人材不足の主な要因につきましては、職員の高齢化ですとか、中には、市が積極的に人材育成をしてこなかったことも影響しているといった御意見もございます。
  それから、介護報酬改定の内容についてですけれども、市内の事業所、4事業所のみとなっておりますので、ここでの言及は控えさせていただきたいと思います。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) これは非常にリアルに、ちょっと時間がないので、そんなに詳しくはありませんけれども、介護報酬の引下げによる影響について、基本報酬が下がった分、経営が厳しい。加えて、利用者も減っている。もともと経営が厳しかったので、今回の改定で下げられ、さらに経営に影響が出ているというふうにして、もう共通してみんな非常に厳しくなったというふうに4社とも答えております。
  それから、人材確保の問題です。これは、特徴的なのは、ヘルパーは資格がないと働けず、現場1人で対応し、全責任がかかるため、他サービスと比べて敬遠されていると思う。給料が上げられず、やりがいに関しても、受ける仕事はほぼ生活援助のみで、お手伝いさんと勘違いされており、ヘルパーの仕事について魅力がなくなってきている。また、市が積極的に人材育成していないことも影響していると思うということで、これは先ほどちょっと言いましたけれども、位置づけの割には評価されないから、やりがいがやっぱりもう一つないということです。そういうことが言われております。
  それから、処遇改善加算が4事業者みんな取っているって言いますけれども、これ見ますと、加算は5段階あるわけですよね。それの非常に低い段階しか取っていないのです。現実は、今特に訪問介護事業所の、ヘルパーもいいですけれども、大体給与水準はほかの産業から比べてどのぐらい差があるというふうに認識しておりますか。
議長(大滝 勝君) 山嵜高齢福祉課長。
高齢福祉課長(山嵜美佳君) あくまで私見ですけれども、ほかの産業よりは低い報酬になっているかと思われます。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) 大体七、八万低いのです、他の産業、40歳で比べると。これ決算資料にも出ていますから、これはヘルパーのが出ています。給料一覧表出ていますけれども、非常に低いのです。ですから、国も処遇改善策をやってくださいということにしたけれども、何でこれは最高1万幾らとかになって、2万5,000円ぐらいなのもあるのですけれども、ところがなかなか厳しくて、その基準が。研修に行って、資格を取りなさいと。それから、環境がどういうふうになっているかをもう全部改善しなさいということで、なかなかこれはいっぱい加算をさせるというのは難しくて、この回答、加算5というのは月給1万2,000円なのです。これをやっと取ったと。それ以上はもうとっても暇もないし、研修なんてやられないから、取れませんということで、阿賀野市の加算取っているところはもう低いところが多いです。加算1から5まであるのですけれども、加算5、3、4というのが一番多いのです。要するに実務も大変だし、研修やったり、資格取ったり、環境整備、そんなことをする余裕がないということが圧倒的なのです。ですから、私は非常に阿賀野市も危ないというふうに思います、この介護事業所。もっと廃業する可能性が私はあると、いろんな状況を見ますと。この介護事業所と、実態をよく聞いて、どういう支援をして、何が問題なのかというのをもっとやっぱりよく調べたほうがいい。懇談会もぜひやっていただきたいなと。本当にこれがなくなると、もう取り返しがつかない状況になると、これからは、今ちょっとお客が少ないということを言っている事業所もありますけれども、これはどうしてそうなっているか分かりますかって言ったら、阿賀野市は1つは施設整備がよそよりも、特養が要するに多いということです。そこにすぐやってしまうと。だけれども、そこに行けない人は、お金がそこに施設に払えるような金も全くないし、サービスを受けられるような余裕もないのだと。そういう人がいっぱいいて、受けたくても、受けられないと。受けられる状況なのだけれども、なかなか受けれないという状況だと思いますと、現場知っている人はそう言っています。だけれども、今私どもみたいな人、団塊の世代がこれからどんどん高齢化すると、これは施設に全部入れなんていうのはできませんから、やはりもう現実的に在宅介護者は客観的には必要な方は非常に増えると。だけれども、こういう状況ではとても在宅介護の介護保険の言っているような状況にはとてもできませんというふうに言っておりましたけれども、そういう点でこの問題を見てほしいのです。これからどうなるのか、阿賀野市はどういうふうになるのかということです。その点いかがでしょうか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 少子高齢化の中でどのように人口が年代別に推移しているかも当然注視してまいりますし、今議員がおっしゃったところには論点が2つあると思っております。事業所に対しての支援が有効的なのか、そういう事情で施設に入れない方々への支援が必要なのか、いずれにしましても、訪問介護の仕組みが今の現状では合わないというのは分かりますので、先ほど来申し上げているとおり、見直しと適正な対応、制度設計をお願いするということを本当に粘り強くずっと国に申し上げております。非常に壁が高いのですけれども、また来月、春になりますとありますので、またそこでも申し上げてくる予定でおります。そういう中で、阿賀野市として何ができるのかということを、先ほど申し上げたとおり、実情はどうなのか、どこに支援が必要なのか、どこを対象にすればいいのか、やはりそこを確認しながら、皆さん方と相談しながらということになろうかと思います。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) 介護事業者の方と事業主の方と、4社しかありませんから、ぜひ市長も直接話を聞く機会を設ければよく分かると思います、どういうふうになっているのか。ぜひそれをやっていっていただけないでしょうか。
  今日時間がないからあれですけれども、ケアマネジャーの問題もあるのです。ケアマネジャーも阿賀野市は、現在11事業所で、28人がおられるということになっていますけれども、ケアマネも、ケアマネというのはやはり計画を立てて、その人に合ったサービスを提供する要です。この方も非常に全体として高齢化して、後継者がいないという事態なのです。だから、組み立てる人がいなくなるという事態だと思うのですけれども、この辺の認識はいかがでしょうか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) その人材ということについては、それはケアマネジャーだけではなくて、ほかの部門もみんなそうだと思います。これから必要になる資格を持った方をどうやって確保するのか、市としてやればいいのか、あるいは地域としてやればいいのか、あるいは医療機関でやるのがいいのか、地域の訪問医療も考えた中でトータルで考えていく必要があるのかなと思っております。いずれにしても、ケアマネジャーのやはりかなりこういうのも現実的にあるという声も現場から聞いておりますし、またその辺の平準化というのも問題になっているのだろうと思いますが、いずれにしても頭数をそろえなければいけないという認識があります。ただ、あとはもう一つは、施設が多くありますけれども、2030を見越せば、施設数がそれで足りているのか、足りるのか、あるいはオーバーフローするのではないかということもありますので、先ほど、これは介護施設だけではなくて、こども園なんかもそうですけれども、今後の人口動態を考えた中で、関係する方々の意見交換、これは進めていくつもりでおります。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) ぜひ実態を、できれば懇談会を開いていただきたいなというふうに思いますが、よろしいですか。では、お願いいたします。
  次に、オンデマンドバスの問題に移ります。時間があまりありませんので、簡単に聞きます。これは、予約時間が午前中に集中して、予約が取れない時間帯もあるということですけれども、この対策として配車システムの調整をするというふうに言っていますけれども、これは具体的にはどういうふうに今しようとしているのでしょうか。
議長(大滝 勝君) 保科総務部長。
総務部長(保科和文君) 御質問にお答えいたします。
  こちらの配車システムの調整といいますと、こちらのほう、まずAIオンデマンドバスに設定をする、乗降するときのかかる時間を設定しております。これを幅を持たせることによって、少しかかる時間が延びますので、そうしますと、そこの間に乗り合いが生じやすくなってくると。ですから、1便の中により多くの人が乗っていただくことができるような調整になりますので、その分予約が取りやすくなってくるというふうなところがございます。
  あともう一点は、今現在予約を取られる方の7割は、大体2日前に予約を取られるという状況が実績として把握をしてございます。電話に関しては1週間前、ウェブに関してはもう2日前から予約ができますので、早めに予約をしていただくような形でのお願いをしていきたいというふうに考えております。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) あとは見ますと、バス停も今いろんなバス停があって、ぱっと見てどこがオンデマンドバスか本当に分からないですよね。これ説明会のときは何か分かりやすいので貼り替えますというふうに言っていて、ぜひやっぱりこれはここがオンデマンドバスの乗り場だなという、年寄りもよく分かるようにしていただきたいなということです。
  そういう点と、常に私が聞いている、利用されている方は、便利になって、年寄りにばかよくなったと、そういうふうに評価する人も結構います。自分は、いつも予約して乗って、前よりも本当によくなったと。これはいいやね、前のように空バスばかり走っていないよねという声が聞こえますけれども、やっぱり高齢者からは、オンデマンド、あのバスの名前を言えないと。何とかバス、ほら、あれって。オンデマンドバスがなかなか分からない。それと、アプリなんていっても、ますます分からなくなると。スマホを持っていても、アプリよく分からない人もいるし。そういう点では、本当に面倒なことは面倒だなというふうに思います。そういう点では、広報と説明会を丁寧にこれからも開いて、アプリを活用できるようになるまでやっぱり支援しないと駄目だなと。アプリが分からない人からでも、アプリを活用できたというふうにする必要があると思うのですけれども、その点でバス停の問題とかの、もっと利用者を増やすために、アプリの活用まで支援するという点ではどうでしょうか。
議長(大滝 勝君) 保科総務部長。
総務部長(保科和文君) 御質問にお答えいたします。
  初めに、バス停についてでございますけれども、宮脇議員おっしゃったとおり、バス停が分かりにくいところが幾つかございます。こういったところについては、今年の10月からの本格導入に向けまして、バス停の位置の再確認をしながら、適切なバス停はどこなのかというのは、また自治会長の意見等を聞きながらですが、バス停のほうを設定して、見直しをしていきたいと思います。
  それから、さらなる利用者の向上ですけれども、これについては、今現在も自治会であったりとかいろんな団体、そういったところから説明会をしてもらいたいという要望に対しては、随時担当者が出向いて、説明会を行っております。そこでもできるだけスマホからの予約ということで、登録方法もその場でお手伝いをしているような状況でございます。10月全面移行に関しまして、その間にはまた各地区での説明会だったり、自治会に出向いたりとか、いろんなところで説明会を実施したいと思っておりますし、場合によってはスマホ教室か何かを開催をして、スマホでの登録をしていただいて、利用していただける方を増やしていきたいなというふうに考えております。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) 今年の10月から全面移行、2路線残してですけれども、このぐらいの地域でAIオンデマンドバスで全面的な運行をするというのは新しい挑戦だと思うのです。それで、新潟県内の各地も、特に中山間地とか、魚沼のほうも結構問合せが来るのです。私の、これ質問したのをネットで見るのかな、阿賀野市のAIオンデマンドバスはどんなだねと、俺のところもどうしていいか、いろんな意見があって、これから模索状況だと、ぜひ成功したら見に行きたいから、成功させてくれと。阿賀野市もなかなか難しいことは難しいのだよと、でもみんな同じだと思うのですけれども、そういう声もあって、やはりこれからは本当にこれを成功できるかどうかが一つの大きな、阿賀野市も成功すれば、結構まだこれからのところ多いですから、先進地として視察に来たいという方、特に行政関係とか、そういう交通関係の方は必ずいっぱいいるというふうに思うのです。ぜひこれは、いろいろ困難があって大変ですけれども、成功させていただきたいなというふうに思っております。
  それと、次に移りたいと思います。市営住宅の問題です。これは、私がこの質問をしたのは、生活が困窮している方の多くは、よく見ると、民間の賃貸住宅を借りているわけです。それが収入の大半を賃貸に、家賃にいろいろ回ってしまっているという状況が根底にはあるのです、よく聞くと。そういう方が本当に明日の生活もままならないということで家賃も滞納してしまって、今度は家主も困って、どうしたらいいのか、もう行くところがないのは分かっているから、あんまり叱られないというふうに、家主も悩んでいるところが結構多いのです。おとついも、私ある人、家主から、誰々さんがなかなかもう払えないというふうに言って、毎月何千円ずつ持ってきて、それがもう精いっぱいみたいだということを言って、本当にこういう人、我々のところは5万円だというのですけれども、そういう人、収入聞いたらひどく低くて、取り過ぎだよねと、だから言えないのだというふうに言っておりますけれども、そういう、根本にはこの公営住宅法で定めている、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、または転貸することによりということで、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与するという目的を掲げ、これはやっぱり非常に崇高な目的だなと。だけれども、我々ずっとこの問題について、私も含めて、この居住の問題というのはあんまり注意を払ってこなかったし、市営住宅というのはもう入れないのだという思いがあって、結局これ諦めていたというふうに思うのですけれども、これでいくと、まさにこの公営住宅の整備は、国と地方自治体の責務になっているわけです。阿賀野市を見ると、28年間も市営住宅の建設はゼロなのです。全く建設していない。それで、今は退去者が出れば、当然埋めるというのは、それは当たり前だけれども、そんなに退去者が一挙に出るなんていうことはないわけです。ですから、困窮している方が入居可能なところをすぐ探してくれと言われたって、ゼロなわけですよね。そういう状況になっているわけです。何でこういうふうになっているのかと、建設計画がないのかというふうに思うので、こういう大事な法律に基づいてなっているのに。それで、この市営住宅を建設する場合、国、県の補助制度というのはどういうふうになっているのかをちょっと教えていただきたいのですけれども。
議長(大滝 勝君) 阿部産業建設部長。
産業建設部長(阿部信隆君) 今ほどの質問にお答えいたします。
  建設に係る国、県の補助については、今この場で承知しておりません。後ほど調べてお知らせいたします。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) やっぱり分からないというのは、全くこれはもう視野になかったわけですよね、28年間。失われた30年といいますけれども、阿賀野市も失われた30年なのです、この住宅の問題は。全くもう、今老朽化50年ですよ。50年で健康で文化的な生活を、そこに住んでいる方がそこで生活できるかというふうに考えられないのです、私は、50年も建っているところで。それで、いろんな、居座る人も、どこでもいますよ、それは。そういうのを理由に、不当な人がいるという、そればかり、それは確かにあれですけれども、肝腎の公営住宅法に基づく精神で阿賀野市は居住を整備すると、居住、生きる権利に入りますよね、これを整備するということを全くやってこなかったというのは、私はこれは非常に重大な落ち度だというふうに思うのです。加藤市長はいなかったからあれですけれども、どうでしょう。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) まず、当市に限らず、新潟県はやっぱり持家を持ちたいという方の意識が高い地域なのかなと思います。そういう中で、やむを得ずこういう公営、市営住宅に入らざるを得ない、特に低所得を余儀なくされている方々もあろうかと思います。一方で、市内の不動産関係を含めて、私ども、こういうところがあるのだから、ぜひ活用してほしいという業界もございます。どれだけいわゆる市営住宅、あるいはそれに代わるもののニーズがあるのか、いろいろともう一度確認したいと思います。ただ、非常に生活困窮されている方々については、担当部署でしっかりとフォローアップはできておりますし、そういう中でまたいろんな声を拾い上げて、確認してみたいと思います。今までそういうことを一切していなかったと思いますので、確認して、適切に対処したいと思っています。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) 私は、この居住の問題、生活保護でも入居費基準が今2万8,000円でしたか、ですよね、家賃の支援の基準。2万8,000円のところなんていうのは本当にないですよ。だけれども、無理やり探して、大変な話ですよね。そういう点では、建設がすぐ間に合わないなら、やっぱり常にそういう困窮した人が入れるような住宅を阿賀野市が整備しておくと。民間から貸与して、それなりの改築を必要ならするというのもいいのですけれども、この居住の問題をどう考えるかだと思うのです。公営住宅法は、何でこういうことを言っているのか、阿賀野市はこれに当てはまらないのか、そんなことは私はないと。持家率が阿賀野市は一番高いですけれども、これは公営住宅というのはあんまり視野に入れないで、うちというともう自分で造らないと駄目だという思い込みが非常に強くて、面もあったと思うのです。それだけではないかもしれませんけれども。やっぱり持家が一番いいのではなくて、公営住宅にもちゃんとそこで健康で文化的生活を営む権利があるのだよと、そういう道もあるのだよということを示してこなかったと私は思うのです。ですから、阿賀野市のこの公営住宅の施策、これもう一度私は本当に見直さないと駄目だと。全く計画がない。それで、困窮者がいたって、何とかなっているなんていったって、そんな何とかなんてなっていないですよ。みんなこの居住するところにつっかえるのです。そういう認識持って、ぜひ早急に建設計画とか、民間の賃貸住宅とか、空き家等の活用計画立てて、現状を打開して、困窮者がすぐでも入れるようなところを市がやっぱり常に用意をしておくという状況をつくっていただきたいというふうに思うのですけれども、どうでしょうか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) ですから、議員も御質問の中にあるとおり、ニーズが確実にどのぐらいあるのか確認してからが大事だと思います。まず、本当にどのぐらいニーズがあるのかどうかです。それからあと、中には今居住されている方もおられますが、大分傷んでいる長屋的なところで、建物が傷んでいるところも議員も一緒に議員時代、視察で見てまいりましたけれども、例えばあそこの場でも、こちらのほうに移っていただいて、ここのものを取壊しして、新たな云々という議論も当時したかと思います。その可能性もありますけれども、いや、そこから動きたくないという方も、隣だけれども、動きたくないという方もいます。いろんなニーズがあると思いますので、まずそこを確認していかなければいけないなと思っております。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) この議会で、産業建設常任委員会、ここで令和5年5月10日で視察して、報告書が上がっているのです。私はこの産業建設常任委員会でなかったので、これには直接は行っていないです。これにちゃんと現状と問題点というふうに考えているのです。今後これがやはり重要だという点を、現状を詳しく述べて、家賃が一番高いところで安田の源四郎団地、これは一番新しいところですけれども、1万7,000円から、最高で3万400円です。この方は、あんまりいないと思うのです。源四郎第2団地も最高で2万1,400円、県の水原の団地も最高で2万4,000円程度です。あと、若葉住宅は、1,700円から2,600円とか、これはもうとうに償却施設、減価償却も過ぎているから、そういう状況ですけれども、これをこれだけ見ても、やっぱり民間で、健康でそれなりの文化的な施設をこの値段でなんていうのは無理ですよ。やっぱりそれをやれるのが市ですよ。福祉の増進ということを目的にしている阿賀野市ならば、こういうこともできるのです。ですから、今日は私は補助制度も分からないというのもちょっとびっくりしましたけれども、いかに市は何かニーズという前にこういうのを開拓して、こういうところを用意しましたよと言えば、もう殺到すると思いますよ、私は。それをなしに、何かニーズありますかというふうに言っても、長年、先ほど言いましたように、28年間新しいのを造ってこなかったのですから、市営住宅というのは視野にない人がいっぱいいるのです。そういう状況ですので、これは客観的には、私は非常に示せばニーズはもう絶対あるというふうに確信しますので、この分野の問題ぜひ取り組んでいただきたいなと、真剣にと思うのですけれども、どうでしょうか、部長でも。
議長(大滝 勝君) 阿部産業建設部長。
産業建設部長(阿部信隆君) 今ほど市長もおっしゃったようにニーズの把握、そこもできていない状況であります。これについて、まずは早急に確認してまいりたいと思っております。
議長(大滝 勝君) 宮脇雅夫さん。
14番(宮脇雅夫君) 終わります。ありがとうございました。
                                            
    会議時間の延長
議長(大滝 勝君) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長します。
                                            
議長(大滝 勝君) 質問を改めます。
  3番、清水博英さん。
               〔3番 清水博英君登壇〕
3番(清水博英君) 日本共産党の清水でございます。皆さん、お疲れさまでございます。私からは、3項目についてお尋ねいたします。
  1項目めでございますが、阿賀野市の平和行政推進についてお伺いいたします。阿賀野市は、平成22年、非核平和都市宣言を行い、世界の恒久平和への願いを込め、原爆絵画展や庁舎での懸垂幕掲出など、毎年核兵器の廃絶、平和の尊さを市民に伝え、様々な平和記念事業に取り組んでいますことに敬意を表します。中学生の広島平和記念式典派遣は、戦争や核兵器の使用を繰り返さないために何ができるか考えるきっかけとして、とても大切な事業と思います。昨年12月、1956年、昭和31年に結成され、被爆者の立場から70年近くにわたり国内外で核兵器の非人道性を訴え、核兵器のない世界の実現を目指して尽力してきました日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞いたしました。また、今年は戦後80周年を迎えますが、この節目を契機に、中学生の広島平和記念式典派遣後に、新たな取組として、市民と共に平和について考える中学生広島派遣事業報告会、仮称でございますが、開催することはとても意義のある取組となるのではないでしょうか。そして、何より一層平和行政を推進するためにも、国内外の非核平和都市が集い、核兵器のない平和な世界の実現に向けた大きな潮流をつくるために開催されます平和首長会議総会への参加について市長にお伺いいたします。
  2項目めですが、小中学校体育館の冷房機器の整備についてお伺いします。学校の体育館は、児童生徒の教育活動の場であると同時に、部活動の地域展開移行によるクラブ活動の場や災害時の防災拠点、指定避難所として大変重要な施設です。近年の記録的な猛暑では、体育の授業や部活動にも大きな影響を及ぼしかねません。このような状況を一日も早く解決していく必要があることから、小中学校体育館の空調設備の整備状況や計画についてお伺いいたします。
  3項目めです。市道の交通安全対策についてお伺いいたします。市道若葉町安野川線は、JRアンダーパスを経由し、水原バイパス月崎交差点から新潟方面等への車両通行量が増大しております。当該市道は、ゾーン30の外周道路でもあり、制限速度、時速30キロ規制ですが、速度超過する車両も見受けられます。現在、注意を促す立て看板が数か所設置してありますが、車両速度抑制や通学路でもある交差点などの交通安全対策により効果的な交通事故防止対策を講じていただけないかお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 清水議員の御質問に順次お答えいたします。
  初めに、阿賀野市の平和行政推進についてであります。毎年8月6日に開催される広島平和記念式典に市内4中学校から3人ずつ中学生を派遣しております。派遣後には感想文を書いてもらい、活動報告書に掲載するほか、ホームページでの紹介や、4中学校において12人全員の感想文を事業の様子とともに1か月程度掲示し、活動成果を周知、共有しております。また、現地に行って感じたことを自分の声で全校生徒に伝えるため、各中学校において全校集会で報告会を行っているところであります。
  御提案のありました中学生広島派遣事業報告会を市民向けに実施する場合、そのための資料や原稿作り、発表練習など、本人と学校に少なからず負担が生じます。派遣に参加する中学生は、平成29年の事業開始から全て3年生でありまして、派遣後は通常の教育活動に加え、9月には定期テストと体育祭、10月には合唱祭があり、受験勉強と両立しながら、様々な活動を行っておりますので、前の議会でも御答弁があったように、これ以上負担かけることは難しいと考えております。また、さきの新聞報道にもありましたとおり、授業のこま数が過重になっており、その時間調整も含めて非常にタイトであると考えております。来年度以降、これまでの活動に加え、市の広報紙への感想文の掲載や中学校での報告会の様子を市のホームページで紹介するなど、各中学校と連携しながら、取組を充実してまいります。
  次に、平和首長会議総会への参加についてであります。平和首長会議は、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けた取組を進めるため、昭和57年に設立以来、現在は166か国、地域の8,466都市が加盟しており、本市もその理念に賛同し、加盟しております。平和首長会議の会議につきましては、4年に一度、広島と長崎の両市で交互に開催される国内外の加盟都市が一堂に会する総会と、毎年、国内加盟都市が集う国内加盟都市会議総会の2種類があります。本市は、これまでも平和首長会議の事業の趣旨に賛同し、市内公共施設における原爆絵画展の開催など様々な取組を展開しておりますが、総会への参加につきましては、日程等を考慮して総合的に判断しているところであります。次回の総会につきましても、平和首長会議からの正式な案内受領後に、参加の可否について判断してまいります。世界では、依然として紛争やテロが絶えず、核兵器廃絶への道のりは厳しい状況でありますが、本市といたしましては、平和首長会議の一員として、非核平和事業の継続をはじめ、ほかの加盟市町村と情報共有を図りながら、核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現へ向けて引き続き取り組んでまいります。
  次に、小中学校体育館の冷房機器の整備についてお答えいたします。本市における小中学校屋内体育館の冷房機器の整備状況ですが、現段階では残念ながら、全校に整備されていないのが現状であります。屋内体育館を含む学校施設の改修等につきましては、阿賀野市学校施設長寿命化計画、個別施設整備計画に基づきながら、各学校施設の課題を精査し、優先順位をつけて、整備に取り組んでいるところであります。議員のおっしゃるとおり、学校の屋内体育館は子供たちの学習、生活の場であるとともに、災害発生時には地域の避難所としての機能も有しておりますので、近年の猛暑による熱中症対策のための冷房機器の整備は、今後全国的に加速していくことが予想されます。当市といたしましても、国や県、他市町村の動向を注視するとともに、関係課と連携を図りながら、補助金等の情報収集を引き続き行い、必要に応じて整備計画の見直し、検討を行ってまいります。
  次に、市道の交通安全対策についてお答えいたします。議員の御質問のとおり、市道若葉町安野川線は、水原市街地と水原バイパス月崎インターチェンジを結ぶアクセス道路として大変重要な路線となっており、バイパスの部分供用後、交通量が増加しているものと認識しております。当路線は、平成28年にゾーン30として規制された緑町、若葉町、稲荷町エリアの外周道路となっており、制限速度が時速30キロメートルに規制されているところであります。こうした速度規制や一時停止など、道路交通法の規制を伴う交通安全対策につきましては、新潟県公安委員会の所管であり、阿賀野警察署において必要な交通安全対策を講じるものであり、市では注意、啓発看板の設置を地元自治会と連携して実施しておりまして、当路線につきましては、2車線の車道と歩道が整備されているところでありますが、交通車両量増加のため、若葉町自治会からの相談を受けて、注意看板等を設置したところであります。令和7年度に国道49号水原バイパスが全線供用することや、市道安野川右岸線の供用により、周辺の交通環境も大きく変化することと想定されますので、交差点などの安全対策として、視覚的に速度を抑制させるドットマーク等の設置など、対策を講じてまいります。よろしくお願いいたします。
議長(大滝 勝君) 清水博英さん。
3番(清水博英君) それでは、項目ごとに再質問させていただきます。
  最初の阿賀野市の平和行政推進についてですが、繰り返しになりますが、今年は戦後80周年を迎える節目として提案させていただきました市民向けの中学生広島平和式典派遣事業報告会は開催が難しいということについては、通常の教育活動や準備など生徒の負担を考慮し、判断したことと理解し、受け止めました。その上で、これまでの活動に加えて、広報紙への感想文の掲載や、学校での報告の様子をホームページで紹介するとあります。今後の取組の充実に期待いたします。
  さらに、核兵器廃絶を目指す国内外の自治体首長でつくる国際NGO、平和首長会議総会の市長の参加についても、前向きに検討いただくことを願ってやみませんが、市長が常日頃からおっしゃっています職員の人材の育成の観点や事業全般に対するスキルアップを目的とした広島平和記念式典への派遣も含めて、お考えがありましたらお伺いいたします。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) まず、平和首長会議の点でございますけれども、2025年でしょうか、1月16日、17日に、実は第12回の加盟都市会議総会が武蔵野市で行われております。残念ながら、当市には御案内が来ておりません。長崎市と広島市が交互に行われますが、2017年8月長崎市で第9回が、2022年10月広島市で第10回が開催されております。恐らく4年に一度が5年になったのは、コロナ禍の影響なのかなと思っております。次は、2026年、長崎で開催される予定になっておりますが、これにつきましても、先ほど答弁にありましたとおり、ほかの会議、あるいはいろんな行事との兼ね合いもございますので、その際に適切に判断させていただければと思っております。
  また、平和記念式典への参加につきましては、議員の御質問にあったとおり、私も議員時代あるいは御質問させていただいておりますけれども、広い観点から、いわゆる生徒、先生だけではなくて、場合によってはうちの職員が、業務の都合上日程がつくのであれば、一緒に1名でも随行させて、いろんな経験を積めばなというふうな考えは持っております。
議長(大滝 勝君) 清水博英さん。
3番(清水博英君) また、毎年日本全国から広島へ目指して、日本全国で国民平和大行進が行われております。阿賀野市でも、昨年6月に行われました。私の記憶では、半世紀ほど欠かさずやっているというふうに思います。コロナ禍は別ですが。行進後は、代表団による市との表敬訪問、懇談の場を設けていただいております。昨年は、加藤市長からも御出席をいただきました。ありがとうございました。私は、当日、阿賀野市原水協事務局長として参加しておりましたが、市長は御挨拶の中で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に抗議し、核兵器の脅威が増大していることに懸念を表し、非核平和都市宣言を行っている当市として、二度と悲惨な核被害を繰り返さないため、確固たる決意を持って取り組んでいると話されました。そして、その場で、日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書の提出について賛同署名をいただきました。その署名は日本被団協に送られたと、当日同席しておりました新潟県原水協事務局長からお聞きしております。加藤市長の平和に対する思いと願いが伝わってまいりました。そこで、市長にお尋ねいたします。
  3月に開かれます核兵器禁止条約、第3回締約国会議に、広島、長崎両市長や日本被団協が、政府に参加するよう要請していましたが、先週政府はオブザーバー参加を見送ると報道されていました。市長は、この政府の姿勢についてどう思われますでしょうか、お伺いいたします。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 政府は、世界的ないろんな状況を踏まえてそういう判断したのかなと思います。全国市長会の会長は、今広島市長です。それで、懇談の場でもいろいろ話をさせてもらうときがありますが、私は個人的に政府のそういう判断は、ちょっと残念に思っております。出席する、しない、あるいは出席するにしても、出席の仕方、やり方があるのになというふうに考えております。そういう面では、非常に残念な思いもしております。もう少し、言葉が適切かどうか分かりませんが、上手なやり方があるのではないかというふうに考えております。
議長(大滝 勝君) 清水博英さん。
3番(清水博英君) ありがとうございました。世界恒久平和の実現に寄与することが自治体に課せられた重大な使命であることは言うまでもありませんが、改めて今ほど市長としての平和の実現に向けた思いに対して敬意を表しまして、次の質問に移ります。
  2項目めの小中学校体育館の冷房機器の整備についてお伺いいたします。市長も議員時代に質問をされていたとお聞きしております。また、昨年6月議会における遠藤議員の同様の質問に対しまして、自ら状況の確認を行った上で効果的な室温低下対策を、特に避難所として指定されているところは早急に詰めていきたいと市長は御答弁されています。また、阿賀野市学校施設長寿命化計画、個別施設整備計画期間は、令和2年度から令和10年度までの9年間を計画期間として、その期間内においても、改修の実施状況や各学校施設の劣化の進行状況などにより、必要に応じて適宜見直しを行うこととしますとあります。整備計画の折り返しの年度も過ぎています。御答弁では、学校施設の課題を精査し、優先順位をつけて整備に取り組んでいるとありますが、整備計画期間内に学校体育館に何校か、例えばですが、冷房設備を設置できる学校があると考えてよろしいのでしょうか、お伺いいたします。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 現在いろんな施設がございますけれども、清水議員がおっしゃるとおりの現状を把握しながら、財政的な裏づけがしっかりと中長期的に取れることを確認しながら、いかにして具体的に物事を進めていくかということを今内部で検討しているところであります。
議長(大滝 勝君) 清水博英さん。
3番(清水博英君) 私も少し調べましたが、国も補助制度を設け、冷房設備の設置を後押ししています。ただし、断熱性が必要という要件がネックとなり、断熱改修工事に多額の費用がかかり、活用が広がらないのが現状のようです。そこで、他市町村の動向を注視するとありますが、昨年7月の新潟日報の記事によれば、燕市は児童生徒の学校生活での健康と安全を守るため、市内の全19小中学校、14の小学校と5つの中学校の体育館に約2億円をかけて移動式のエアコンを導入し、生徒からは、暑かった昨年の夏よりずっと快適、小まめに休憩を取る必要もなくなり、練習に集中できると喜ぶと報道されておりました。また、お隣の阿賀町では子供ファーストを掲げた予算を組みまして、昨年度から25年度にかけまして、小中学校5校に冷房を設置するようです。三条市も2025年から一部の学校で冷房設置を検討中とのことです。部活動の地域展開移行も進む中で、室内競技の指導者から私直接聞いた話があるのですが、夏場は体育館が異常に暑くて、時々練習を中断して、外に出てクールダウンしていると。いわゆる屋外のほうが涼しいという意味ですが、本当笑うに笑えない練習環境だそうです。ぜひ財政的に難しくても、熱中症対策や避難所となります小中学校の体育館、快適な環境を整えるためにも、移動式やスポット冷房機の導入についても検討できないかと考えますが、この点についてはいかがでしょうか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 議員がおっしゃるとおり、スポット、移動式も含めて、どのようなことが一番いいのか検討しているところでございます。また、移動式のほかに最近はいろんな効率よく冷やす、効率よく暖めるという機器も紹介を受けておりますので、どういうやり方がいいのかも含めて検討しているところであります。
議長(大滝 勝君) 清水博英さん。
3番(清水博英君) よろしくお願いいたします。ぜひ教育環境の充実に向けまして、整備計画を後送りすることなく、確実に進めていくことを要望しまして、次の質問に移ります。
  次に、市道若葉町安野川線の幹線化に伴います交通安全体制についてお尋ねいたします。この路線は、御答弁にありますように、水原駅前道路からJRアンダーパスを経由し、水原バイパスの月崎交差点から新潟方面等への車両通行量が増大しております。特に朝の通勤時間帯は、沿道の住宅では騒音や振動も気になるとの声や、ごみステーションへ道を挟んで横断するのも大変とお聞きしております。答弁と重複する部分もありますが、当該道路の現状を申し上げれば、2016年、平成28年に検討を始めた翌年に導入されましたゾーン30の、この路線は外周道路に当たりますが、エリア内には病院や医院、保育園、介護施設、グループホームなどの施設があり、歩行者の通行が多いことや水原駅への送迎車両の抜け道利用が多いため、生活道路の安全確保に向けた取組として、ポールによる道路の狭窄や、緑町の保育園の前ですけれども、あと稲荷町の公園の脇とか、道路狭窄とか、最近でもカラー舗装を行って、車両の通過速度を抑制するなどの対策を行っておるのは承知しております。市は、生活道路の安全確保に向けた取組として、国土交通省よりビッグデータなど分析結果などの技術的支援を受けながら、関係機関と連携し、継続的な取組を進めていくとホームページ拝見しましたが、このゾーン30導入後の検証はなされていますでしょうか、お伺いいたします。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) 以前岡部議員にも同様な答弁をさせていただいておりますが、このたび阿賀野バイパスが全線開通します。開通前と開通後での物の流れが変わってきますので、当然それも確認し、なおかつ商業施設ができますので、それによってまたさらに人、車の流れも変わってまいります。議員の言う道路も、あるいは商業施設の周辺の道路も含めて、安全確保を図らなければならないということは十分認識しておりますので、阿賀野警察署と情報を共有しながら対処してまいります。
議長(大滝 勝君) 清水博英さん。
3番(清水博英君) ありがとうございます。そして、今後の、市長が今申し上げたことも重複するのですが、周辺の交通環境変化について申し上げましたら、春先には、今ほどおっしゃいました大型スーパーが開店します。これ私説明会にも少しお邪魔したことがあるのですが、本体の営業時間は深夜12時までと聞いております。テナントは10時頃、それはそれぞれのテナントのお考えあると思いますが、さらに市道安野川右岸線の併用と併せて、市長がおっしゃいましたように、さらなる交通の増大が予想されます。ちょっと循環するような感じになるのでしょうか。このたび御答弁で、視覚的に速度を抑制させるドットマークなどの対策を講じていただけるとあります。これは、私は道路のカラー舗装のことと理解しておりますが、今後具体的に進めるに当たりまして、例えば路線のほぼ中央に当たります、通学路での小学生の集合場所でもあります若葉公園の交差点、特にそこでのカラー舗装とか、ちょうどすぎはら整形外科の前にもあります赤いレッドゾーンの枠取りで、さらにそこに埋め込み式の点滅の装置といいますか、機械があるのです。それなどももし検討していただけるのであれば、夜間のスピード抑制の効果が期待できるのではないかと思いますが、御検討いただけないでしょうか。
議長(大滝 勝君) 加藤市長。
市長(加藤博幸君) いろんな交通安全対策があると思うのです。議員御承知のとおり、例えば菅原神社の前のあの五差路なんか、あえて信号つけないというのもありますし、あるいは49号線真っすぐ行って、本町通りの交差点の手前の天朝通りの交差点で事故が起きるというのは、本町通りの信号を見て、手前の信号を見ないというようなことがあります。そういう状況について、阿賀野警察はどういう原因で事故が起きているかというのもよく把握しておるようでございますので、どういうやり方が一番効果的なのか、それをやっていきたいと思います。また、すぎはら整形外科のところは、例えば埋め込み式の点滅がいいのか、あるいは昔、過去には水原地区でそういうのがありましたけれども、今それがない地区もありますし、物、車の性能も変わってきておりますし、今申し上げたとおり阿賀野警察と連携は深めながら、情報共有しながら対処してまいります。
議長(大滝 勝君) 清水博英さん。
3番(清水博英君) どうも前向きな御答弁ありがとうございます。私も今ほど申しました公園、あの交差点で出会い頭の事故、何度か実は見ております。昨年また自治会長の要望で、立て看板を3つほど設置していただいたのも承知しております。ぜひ、地元の自治会からも交通安全対策の要望を受けておりますので、より効果的な交通事故防止対策を進めていくことをお願いいたしまして、私からの質問を終わります。どうもありがとうございました。
                                            
    散会の宣告
議長(大滝 勝君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれで散会いたします。
  なお、あした27日の午前10時から、本日に引き続き一般質問を行います。
  御協力ありがとうございました。
               散 会 (午後 5時19分)