令和6年第4回阿賀野市議会定例会議事日程(第2号)
令和6年6月5日(水)午前10時00分開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 諸般の報告
日程第 3 議案第52号 工事請負契約の締結について(京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事(建築))
議案第53号 工事請負契約の締結について(京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事(電気))
議案第54号 工事請負契約の締結について(京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事(機械))
日程第 4 一般質問
〇出席議員(15名)
1番 荒 澤 浩 和 君 3番 遠 藤 孝 君
4番 百 都 順 也 君 5番 大 滝 勝 君
6番 松 ア 良 繼 君 7番 清 野 栄 一 君
8番 天 野 美 三 男 君 9番 近 山 修 君
10番 岡 部 直 史 君 11番 村 上 清 彦 君
12番 風 間 輝 榮 君 13番 宮 脇 雅 夫 君
14番 山 口 功 位 君 15番 遠 藤 智 子 君
16番 市 川 英 敏 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
市 長 加 藤 博 幸 君
総 務 部 長 保 科 和 文 君
(総 務 課長)
民 生 部 長 吉 川 麻 子 君
(健康推進課長)
産 業 建設部長 阿 部 信 隆 君
(建 設 課長)
市 長 政 策 ・ 齋 藤 和 彦 君
市 民 協働課長
(危機管理課長)
企 画 財政課長 西 潟 治 子 君
管 財 課 長 渡 邉 健 司 君
税 務 課 長 小 池 勉 君
市 民 生活課長 星 豊 君
社 会 福祉課長 橋 正 人 君
高 齢 福祉課長 山 嵜 美 佳 君
生 涯 学習課長 塚 野 敏 之 君
農 林 課 長 遠 藤 忠 弘 君
商 工 観光課長 大 橋 晋 一 君
( 公 園 管 理
事 務 所 長 )
上 下 水道局長 橋 健 治 君
会 計 管 理 者 辻 直 樹 君
教 育 長 小 泉 明 美 君
学 校 教育課長 羽 田 正 佳 君
農 業 委 員 会 五 十 嵐 明 彦 君
事 務 局 長
農 業 委 員 会 大 瀧 秀 樹 君
事 務 局 次 長
監 査 委 員 遠 海 美 穂 子 君
事 務 局 長
消防本部消防長 吉 川 雅 史 君
〇本会議に職務のため出席した者の職氏名
事 務 局 長 陸 俊 弘
事 務 局 次 長 唐 崎 裕 児
主 任 小 林 妙 子
主 任 青 山 愛
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(市川英敏君) おはようございます。定刻になりました。
ただいまの出席議員数は15名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
なお、松ア美苗さんから写真撮影の申出がありましたので、本日の撮影を許可いたしました。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(市川英敏君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、7番、清野栄一さん、8番、天野美三男さん、9番、近山修さん、以上3名を指名します。
〇諸般の報告
〇議長(市川英敏君) 日程第2、諸般の報告を行います。
既に議員各位に配付のとおり、本定例会に執行部から議案第52号 工事請負契約の締結について京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事建築、議案第53号 工事請負契約の締結について 京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事電気、議案第54号 工事請負契約の締結について 京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事機械が追加提出されました。
この追加議案につきましては、5月24日の議会運営委員会で協議いたしましたので、お手元の議事日程により上程してまいります。
以上で諸般の報告を終わります。
〇議案第52号 工事請負契約の締結について(京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工
事(建築))
議案第53号 工事請負契約の締結について(京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工
事(電気))
議案第54号 工事請負契約の締結について(京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工
事(機械))
〇議長(市川英敏君) 日程第3、議案第52号から議案第54号までを一括して議題とします。
一括して提案理由の説明を求めます。
加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 議案第52号から議案第54号の工事請負契約の締結について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、京ヶ瀬小学校校舎の長寿命化及び同校に隣接する京ヶ瀬学校給食センターを整備するため、制限付一般競争入札に付した工事につきまして請負契約を締結するものです。
初めに、議案第52号は、京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事建築につきまして、小林・帆苅・小菅特定共同企業体と6億9,949万円で契約を締結するものであります。
次に、議案第53号は、京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事電気につきまして、今井・五頭特定共同企業体と2億7,689万2,000円で契約を締結するものであります。
次に、議案第54号は、京ヶ瀬小学校長寿命化改良等工事機械につきまして、安田・加藤工業所特定共同企業体と3億1,130万円で契約を締結するものであります。
以上、3件につきまして、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
12番、風間輝榮さん。
〇12番(風間輝榮君) ちょっと確認をしておきたいのですが、約13億の今回契約になっています。それで、私が一番心配しているのは、今資材の高騰、いろんな意味で人材の不足もして、工期が遅れる場合だとか資材の高騰で、また追加補正予算って出る可能性はあるのでしょうか。その辺のところちょっと確認しておきたいのですが。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) この案件につきましては、議員おっしゃるとおり最近の情勢を考えますと、その懸念がございましたので、それぞれの対象の企業体と十分打合せをした上で実施しております。さらに、学校ですので、授業の影響、遅延しますとそちらのほうにも大きく影響しますので、そのことを十分含めた中で打合せをして、この結果になっております。なお、さらに生徒たち、児童たちが影響を受けないように、あるいはその工期、場合によってはさらに簡便化して迷惑かけないように、工期が延長しないように、その手法も常に考えながら対処するということをお聞きしておりますので、今の時点ではそういう懸念を私自身持っておりません。ただし、しっかり注視して、見守っていきたいと思っています。
〇議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
〇12番(風間輝榮君) もう一点、今回の学校の建設費用は合併特例債適用だったと思うのですが、そうなったときに阿賀野市の負担というのはどのぐらいになるのか、その辺の金額の内訳をちょっと教えていただければありがたいのですが。
〇議長(市川英敏君) 羽田学校教育課長。
〇学校教育課長(羽田正佳君) ただいまの御質問にお答えします。
合併特例債を充当させていただくのは、京ヶ瀬学校給食センターの設置部分、校舎の部分につきましては特例債を借りるものではございません。そちらのほうの費用の95%がお借りすることができて、それに対して70%の交付税算入、返済時にあるという状況でございます。
〇議長(市川英敏君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第52号から議案第54号までを採決します。
お諮りします。議案第52号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第52号は原案のとおり可決することに決定しました。
次に、議案第53号について採決します。
お諮りします。議案第53号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第53号は原案のとおり可決することに決定しました。
次に、議案第54号について採決します。
お諮りします。議案第54号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第54号は原案のとおり可決することに決定しました。
〇一般質問
〇議長(市川英敏君) 日程第4、昨日に引き続き一般質問を行います。
本日の一般質問は、順番5番、天野美三男さんから順番9番、大滝勝さんまでといたします。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本日の一般質問は順番5番から9番までとすることに決定しました。
それでは、順次発言を許します。
8番、天野美三男さん。
〔8番 天野美三男君登壇〕
〇8番(天野美三男君) 天野美三男でございます。通告に基づいて、1つの質問をさせていただきます。
獣害対策についてであります。新潟県の令和4年度野生鳥獣による農作物被害金額は、約24億円となっております。以前は鳥類の被害が大半を占めていましたが、近年は阿賀野市もそうでありますが、イノシシの被害が多くなっております。また、昨年は熊の大量出没と人身被害の多発が全国的に大きな話題や問題となりました。全国の人身被害に遭われた方々の数は212名、そのうち6名の方がお亡くなりになり、統計開始以降、最多となっております。特に東北地方での被害が大きいのが特徴であります。また、新潟県鳥獣被害対策支援センターの情報によりますと、令和6年5月の時点でツキノワグマ目撃情報は86件となっております。人身被害はゼロ件でありましたが、先般5月31日、阿賀町の黒岩で50代の男性が熊に襲われ、大けがにあったという情報が入っております。新聞報道によると、他県では既に人身事故が発生している状況であります。
このような状況の中で、集落で獣害を発生しないように、放任果樹の伐採や耕作放棄地のやぶを刈って、隠れ家をなくす活動をしている集落も多くなったと思われますが、現状の取組状況等を伺います。
@農地を守る(自助)の取組状況について。
A集落を守る(共助)取組を実施している地域についてであります。
B高齢化や人口減少が著しい中での学校との連携です。
Cジビエの利用についてであります。
以上、よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 天野議員の御質問にお答えいたします。
獣害対策に係る農地を守る自助の取組状況についてでありますが、安田地区及び笹神地区の山間地域において、イノシシやニホンザルの侵入を防ぐため、農業者自ら農地の周りに設置した電気柵が13か所、防護柵や防護ネット等を設置している箇所は多数確認しております。
次に、集落を守る共助の取組状況についてであります。中山間地域等直接支払交付金事業では、笹神地区の4集落で鳥獣害対策チームが立ち上げられ、猟友会と連携した捕獲おりの設置管理や鳥獣対策に必要な人材を確保するため、狩猟免許の取得等に取り組んでいるところであります。また、多面的機能支払交付金事業では、笹神地区の2集落において、鳥獣対策として緩衝帯の整備や農地周りのやぶの伐採等を実施しております。そのほか鳥獣対策協議会の25関係集落では、花火を使用したニホンザルの追い払い活動を行っており、地域住民が協力して獣害対策に取り組む地域が増加傾向にあります。
次に、学校との連携についてお答えいたします。令和4年度より児童生徒安全対策事業として、熊等の出没が頻繁にある地域の児童生徒を対象に、登下校時の熊等との遭遇を抑止するため、熊よけ鈴を無償で配付しているところであります。実際に熊等の目撃や痕跡などの情報を入手した場合の学校の対応につきましては、各学校において児童生徒に注意喚起を促すとともに、学校教育課も含め、登下校の見守り活動を実施し、安全確保に努めております。また、周知方法につきましては、防災行政無線及び安全安心メールのほか、児童生徒の保護者へは今年度から校務支援システム、保護者連絡帳アプリを利用し、各学校から一斉配信による注意喚起を行っております。
最後に、ジビエの利用についてでありますが、市内において野生鳥獣肉、いわゆるジビエの処理加工施設はなく、ジビエ料理を提供する飲食店等についての情報は把握しておりませんが、捕獲した個体を地域資源として有効活用する取組が全国的に広がっていることは事実であります。鳥獣被害防止総合対策交付金を活用し、食肉利用等の施設整備や処理加工施設の衛生管理向上、販路拡大などの取組が可能であることから、本市においてジビエを活用する事業の具体的な相談があった場合には関係機関と連携して、対応してまいりたいと考えております。
有害鳥獣対策については、人身被害防止をまず最優先し、農作物の被害軽減に向けた対策として隠れ家となるやぶの刈り払いや放任果樹等、誘引物の除去など寄せつけない対策が重要でありますので、引き続き地域の方々の声を聞きながら、状況に応じた対策を進めてまいります。
以上、よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 天野美三男さん。
〇8番(天野美三男君) 答弁ありがとうございました。
それでは、何点か再質問をさせていただきます。まず、1点目でありますが、有害鳥獣の保護区、阿賀野市であれば瓢湖鳥獣保護区、五頭連峰鳥獣保護区、山崎鳥獣保護区に対して県といろいろ見直しの協議とかなされているというふうにお聞きしたのですが、現在の状況等についてちょっと御説明いただきたいと思うのですが、よろしくお願いします。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 先般新発田のほうで振興局の方とお会いした際に、これらの保護区の見直しの状況についてどうなのかということも一応確認はさせてもらいましたが、具体的な回答が実際には出てきていませんでしたので、改めてその辺の進捗状況をどういうふうに見ているのか、あるいは進めていくのか、一応もう一度報告を願えればありがたいということでお伝えしております。
〇議長(市川英敏君) 天野美三男さん。
〇8番(天野美三男君) その保護区に対して獣害がいて、確かに見直しをしたり、保護区でありながら捕獲できるようなのも協議しているというふうにお伺いしましたので、その辺できるだけもっと分かりやすく、早めに御連絡いただければなと思いますので、その点についてはよろしくお願いいたします。
続きまして、阿賀野市獣害防止の計画についてであります。私も猟友会のメンバーでありますので、過去の阿賀野市の鳥獣被害防止計画というのを随時追っかけて、見させていただいております。最新版が令和5年度に計画が策定されております。過去のやはり計画から見て、状況の判断として、非常に水稲とか豆類、野菜とかいろいろ被害があるのですが、具体的にここでも書いてあるのですが、タヌキとかハクビシンとかニホンジカというのは若干多くはいると思うのですが、なかなか被害状況が分からないという状況であります。私が個人的に感じているのがやっぱり山手地区のほうを巡回しますと、いろいろな俗に言う獣害がいて、稲作はもちろんなのですが、畑作も非常に苦慮しているというふうな状況を伺っております。先般も森林環境税について実は早めにちょっと質問した経緯もあるのですが、予算の執行、使い方も踏まえて、あらかじめちょっと先に質問させていただいたのですが、この件とやはり獣害対策、特に山間地のほうが非常に苦慮しているという状況を平場に住んでいる方はなかなか分からないと思うのですが、阿賀野市全体の問題としてぜひ捉えていただきたいなと思っております。
その中で、ここで、昨日も何かニュースで報道されていましたが、おりではなくて、くくりわなに熊がかかってしまったということで、非常に危ない状況で、けがをする可能性があると。私も実際イノシシの駆除をしたことがあるのですが、そのワイヤーの長さが2メートルか3メートルか、4ミリか5ミリかで相当違うと思いますので、また被害の状況を確認するのにいろいろな受信機とかも今配付しているというふうにお聞きしたので、課長のほうで、もしその辺どういう状況か、あったらお聞かせください。
〇議長(市川英敏君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤忠弘君) ただいまの御質問にお答えいたします。
わな用の発信機の状況でございますが、令和3年度に当市といたしまして4セット購入しております。受信機1台につきまして、発信機7台分の受信ができるというものでございまして、半径2キロ以内に近づけば捕獲状況が確認できるような受信機の内容になっておりますが、2セットについては猟友会と申しますか、実施隊のほうに配付済みでございますし、2セットはまだ市のほうで保有しておる状況です。必要に応じて活用を図ってまいりたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 天野美三男さん。
〇8番(天野美三男君) まず、発信機と、事故防止のために、そういったもの今後かなり必要になってくるのかなというふうに思っております。私も実際くくりわなを何か所かかけているのですが、毎日やはり確認に行かなければいけませんので、駆除のために精いっぱい努めていたのですが、なかなか時間が取れない状況もありましたので、実際猟友会の皆さんが資格を取られた方結構多いですし、集落のために精いっぱい頑張っている方おられるというのも十分把握私もしておりますし、なかなか毎回くくりわなを確認に行くというのが非常に困難だというのを私も実感しております。ですので、できるだけ、事故防止もありますので、その辺の発信機をもう少し猟友会の方とよく説明しながら、住民の方に監視をお願いすると、やはり事故が起きやすいというふうに私も感じております。実際イノシシとか、熊は私くくりわなにかかったことはないのですが、イノシシがやはりかかったときに、林のというか、木の陰に隠れているのです、やっぱり。実際それで狩猟に向かった人間がいたときに、2メートルか3メートル、いろんな方がワイヤーの長さ決めているのですが、それが感覚がちょっと分からなくなってしまって、ついつい前に出てしまうという。昨日報道されたのも猟友会の方と市の方もいらっしゃったと思うのですが、多分その距離の感覚がちょっと分からなかったのかなということで熊に襲われたのかなというふうな感触がありますので、ぜひ安全に猟ができるような体制を、もう少し猟友会のほうにも配慮していただければなというふうに思っております。
あと、定期的に被害の軽減の内容とかも改善されていますし、パトロールの状況とか今後の取組等についても過去の計画から見ると大分内容が濃くなっているというのは感じておりますので、引き続き時代というか、地域の環境によって変化するものが多いと思っております。まして今回は結構国のほうでも獣害に対する、特に熊に対する被害が大きいものですから、多分法律の改正等も今後出てくるのではないかということもありますので、ぜひその計画等も再度追加したり見直しして、住民の皆さんとか猟友会の方に御説明していただきたいなと思っております。
最近よく報道などであるのですが、住宅街に近い状況で出没している事例が非常に多いです。私は、直接住宅近くでそういったのに遭遇したことはないのですが、非常に住民の方がやはり夕方も散歩できない、朝も散歩できない。非常に大変な状況の中で、ただ、でもそういった獣害は確実に里のほうに下りてきているというふうに認識しております。その駆除の方法についてもいろいろ国のほうで変わってくると思いますし、昨年ですか、昨年市長も資格があります獣医が猿の駆除に行ったときにけがをしたとか、いろいろな難しい駆除の問題があるのですが、その辺市長は農業に関する、畜産から一般に関してかなり知識が豊富だと思うのですが、市長のほうから何か考え方とかアドバイスをいただければと思います。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 確かにわなとかおりに捕まってしまった例えば熊とかイノシシ、これをではどうするかと。恐らく議員も先ほど国のほうでも考えているのではないかという御発言がございましたけれども、人が住んでいる近くで銃は使えませんので、その銃の距離といいますか、それの見直しを国ではやっていると聞いておりますので、それを準じればもう少し捕まった熊とかイノシシなんかの処置についてはやりやすくなるのかなと思います。ただ、猟友会の方にお願いしてそういう処置をする前に、やはり当市では獣医師が私を含めて、ほかの市町村よりは多くの方がおられますので、例えば危害を、あるいはおりに捕まった、あるいはわなに捕まった鳥獣害を処置するときに、やはり麻酔で鎮静化させるのがまずは大事なのだろうと思っています。ただ、新潟県内では麻酔銃があるのは村上市にしかないということで、捕まってしまった熊を処置するのに、わざわざ麻酔銃を借りに村上まで行って帰ってくるという非常に非効率的なことになっていますので、麻酔銃ではなくても、あるいは吹き矢的なもの、あるいは鎮静剤、特に熊とかイノシシなんかは少量、4ミリ、5ミリぐらいの鎮静剤をぽんと打つだけで静かになりますので、そうなった後に安心、安全、事故のないように処置はできるのかなと思っております。その辺の仕組みも含めて、新発田振興局の担当部長にはどういう対応ができるのか考えてほしいということも先ほどと同じようにお願いはしております。近々日程調整した上で、御本人が私のほうにその経過説明、今後の対応について来ると言っておりますので、それを受けましたら、また議員のほうに御報告をさせていただきたいと思っております。
それと、あと猟友会の方とのやはり定期的な意見といいますか、すり合わせは必要なのだろうと思っております。特に熊の場合は大型ですので、やはりその沈静、あるいは麻酔銃のほうが必要になろうと思っていますし、イノシシについては牙がありますので、うまくいくかどうかは別として、トンキーパーといって、鼻のところにワイヤーでかけて絞って、ぐっと引っ張ってあげると保定される、動けなくなる。そうなったときにいろんな処置ができるというのもありますので、どんなやり方がいいのか、そういうことも含めて、技術的なことも含めて猟友会との定期的な情報交換は必要であると思っております。
〇議長(市川英敏君) 天野美三男さん。
〇8番(天野美三男君) ありがとうございます。
あと、現在学校についての答弁書の中で、鈴を子供たちに配って、学校の帰り、登校の見守り等実施、安全保護に努めていますということです。実際お迎えに来たり、学校の行き帰りで保護者の方とか、PTAの方とか、いろいろ一緒に登校されていると思うのですが、その辺の状況とか、何か問題点あったらお聞かせいただけますか。
〇議長(市川英敏君) 羽田学校教育課長。
〇学校教育課長(羽田正佳君) 学校における対策ですけれども、例えば笹岡小学校付近で発生した場合、目撃とかあった場合、金屋もしくは次郎丸とか、そういったところについては通学バスでの緊急の運行とか、そういったことを対応させていただいておりますし、そういったものも含めて時間的な問題もあります。人的に対応する場合もありますけれども、急に出た場合の対応とかがやっぱり重要なものだというふうに考えております。
〇議長(市川英敏君) 天野美三男さん。
〇8番(天野美三男君) 特に御家族の方とか急に迎えに行くという緊急事態も確かに分からぬことではないのですが、できるだけ協力し合えるような仕組みづくりも自治会とかPTAのほうでつくってもらいたいなというのも事実でありますし、緊急対応としてバスでの送迎がしていただけるのであれば非常に安全かなというところはありますので、そこはぜひまたお願いしたいなと思っております。
いずれにしましても獣害対策についてはかなり多くの課題があると私は認識しておりますし、また最後にジビエの活用についても今後多くの獣害が発生して、その処理についても非常に問題になってくるという部分も多くなっています。また、駆除が発生した場合に、それに係る費用というのも今報道などで問題になっているのですが、高いのか安いのか私は判断はできないのですが、いずれにしろ猟をする人たちも駆除という使命感を持っている方が多いというふうに認識しておるのですが、その辺も踏まえて市長のほうから総合的な見解をお伺いしたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) これだけ、特にイノシシ、熊、これらの対応は、ジビエ活用、あるいはニホンジカ含めてなっておりますけれども、当市に観光でお越しになって、温泉にお泊まりになる方々は、どちらかというとジビエ料理よりは、やはり地元の料理といいますか、そういうところがやはりおもてなしの所望されてくるのだろうと思っております。そういう中で当市においてのジビエ料理というのは、なかなか採算性も含めて、ニーズとはマッチングしづらいのではないかなというふうに考えています。
そういう中で、まずは駆除したイノシシなり熊をどう処置するかということになりますけれども、たまたま車に当たって道路上で亡くなってしまったイノシシ、熊は、あくまでもこれは生ごみになってしまいますので、そういう大型の生ごみをどのように処置するかというふうになりますと、本来であれば焼却場に持っていければいいのですけれども、投入口が小さいと入らないということもありますので、どうしても解体が必要になります。そういう解体の処置について猟友会の皆様方、大変御苦労されているのだろうというふうに私も認識しております。その上で、ではどういう処置の仕方がいいのか。これは、やはり解体した後は当然埋却処分というふうになると思いますけれども、気をつけなければならないのは特にイノシシです。イノシシの場合は豚熱、昔でいう豚コレラウイルスを保有していますので、それが全国的に広がっていると。たまたま当市には養豚農家の方がいませんので、いいのですけれども、隣の新発田市、あるいは隣接する市町村には養豚農家の方がおられます。実際に全国で発生して、その影響もありまして、豚肉価格が今国産牛肉並みの相場になっています。そういうことを考えると、イノシシの処置というのは慎重にやはりする必要があるのだろうと考えております。この辺につきましては家畜保健衛生所なり、人間のほうの保健所含めてどのような対応が適切なのか。これからは常に、まだ未整理のところがあるのだろうと思いますので、県のほうと連携を取りながら、その対処について猟友会の皆様方にもお伝えしながら対処していきたいなと思っております。気をつけなければなりませんのは、埋却のときの水資源の汚染がならないように、あるいはウイルスが拡散しないような、それを一応念頭に置きながら、どのような処置がいいのか考えていきたいと思っています。
〇議長(市川英敏君) 天野美三男さん。
〇8番(天野美三男君) ありがとうございます。今回の私の質問は、1点に絞って獣害対策についてお話をさせていただいたのですが、非常に前向きな御答弁をいただきましたので、私の質問はこれで終わります。ありがとうございました。
〇議長(市川英敏君) 質問を改めます。
10番、岡部直史さん。
〔10番 岡部直史君登壇〕
〇10番(岡部直史君) 日本共産党の岡部直史でございます。
通告の1番、狭隘道路と周辺の危機管理について。市内の狭隘道路及びその周辺の傷病者の搬送、火災発生時の対応の検討についてお伺いします。
質問2番です。阿賀野バイパス開通に関わる交通安全対策について。バイパス開通に伴い、インターに接続する道路(住宅地、通学路)の車両交通量が増大することに伴う道路安全対策についてお伺いします。具体的な箇所として、市道若葉町安野川線の道路及び交差点でございます。
質問の3番、柏崎刈羽原発の再稼働の是非について。(1)新潟日報社が実施したアンケートについて、同社5月15日付社説で、再稼働の是非については県会議員や市町村長の間でさえ議論が深まっているとは言えない現状を示したと報道されておりますが、再稼働の是非について市長の見解をお伺いします。
(2)柏崎刈羽原発に事故が生じた場合、阿賀野市は避難する長岡市民を受け入れる計画ですが、果たして実行可能な計画なのか疑問でございます。県や長岡市との連携、調整等についてお伺いをいたします。
質問の4番でございます。自転車ヘルメット購入助成について。自転車ヘルメット着用率の向上のため、ヘルメット購入助成制度の創設についてお伺いします。
以上、よろしくお願いします。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 岡部議員の御質問に順次お答えいたします。
初めに、市内の狭隘道路及びその周辺の傷病者の搬送、火災発生時の対応についてであります。まずは傷病者の搬送への対応については、道路幅が狭いなどの理由で救急車が進入するには難しいもしくは進入することができない道路の場合は、離れた場所に車両を停車し、救急隊員が徒歩により資機材を傷病者の下まで携行して救急活動を行う場合があります。また、通報内容から重傷と判断される場合は、救急車のほかに消防車を同時に出動させ、救急隊は救命処置を最優先とし、ストレッチャー運搬など搬送に係る活動は消防隊が行う体制としております。
次に、火災発生時の対応についてでありますが、消防車が進入できない離れた現場では、可能な限り現場に近い場所に消防車が到着した後、距離に見合ったホースを延長いたしまして、後続の消防車から給水を受けながら消火活動を行う体制としております。いずれの場合も道路の状況が活動に大きく影響するため、その新たな対策として出動指令書の地図に狭隘道路を表示させることを進めてまいります。これにより隊員が出動前に道路状況を認識することができるようになりますし、迅速、的確な活動方針の決定につながるものと考えております。狭隘道路への対応については、消防活動を行う上で重要な課題と捉えておりますので、平常時の道路調査など、引き続き現状の把握に努めながら対処してまいります。
次に、バイパス開通に関わる交通安全対策についてであります。議員の御質問のとおり令和4年12月の水原バイパス部分開通によって、市内交通の流れが変わり、バイパスにアクセスする道路の交通量が増加していることは承知しております。また、具体的な箇所として御指摘のありました市道若葉町安野川線につきましても、JR水原駅前から水原バイパス月崎インターチェンジへのアクセス道路として交通量が増加しているものと認識しています。このような中、速度制限や一時停止など、道路交通法の規制を伴う交通安全対策につきましては新潟県公安委員会の所管であり、阿賀野警察署において必要な交通安全対策を講じておりますが、市におきましても住宅地や通学路などの通行の際に注意を促す注意啓発看板の設置を地元自治会と連携して実施しているところであります。具体的には市が看板を用意し、自治会は設置とその後の維持管理を行っていただくというものでございます。今回御指摘があった市道につきましても、本年4月に若葉町自治会長より速度注意の看板設置について御相談があり、既に注意看板が設置されております。
なお、道路の車両交通量につきましては、周辺環境の変化によって今後も大きく変わることが想定されることから、必要に応じて交通量調査や通学路点検を行うとともに、周辺自治会からの要望も取り入れながら、阿賀野警察署と共に必要な交通安全対策を講じてまいります。
続きまして、柏崎刈羽原発の再稼働の是非についてお答えいたします。柏崎刈羽原発において重大事故が発生した場合には、そのときの天候や風向きにもよりますが、その影響は広範囲に及ぶ可能性があると考えております。再稼働の是非は、県内全市町村に関わる問題でもあります。再稼働すべきかについては、現時点では判断できるデータなどが示されていないため、不安が払拭されておりません。住民の安全が確実に担保されない状況では、再稼働の議論をする以前の問題であり、判断できないものと考えております。
次に、県や長岡市との連絡調整についてであります。避難者の受入れに関しましては、新潟県が作成した原子力災害広域避難受入調整マニュアルと長岡市が事務局となっている市町村による安全対策に関する研究会が作成した原子力災害時の避難所運営マニュアルに沿って対応することになっております。柏崎刈羽原発で重大事故が発生した場合に、本市はUPZ、避難準備区域内の長岡市神田地区、川崎地区の住民の避難先となります。この場合には県からの受入れ可否について連絡があり、可能な場合には直ちに本市職員が避難所の開設準備を開始いたします。避難者は、原則バスで随行の長岡市職員と共に本市に向かって避難し、途中新潟市内でスクリーニングを行い、現在本市の中継経由所となっている市立図書館に立ち寄ります。市立図書館では車両ごとに避難所を指定し、バスを振り分け、指定された避難所に向かっていただくことになります。また、避難所では随行やその後到着する長岡市の職員が慣れるまでの間、本市職員が主として避難所運営を行うことになります。なお、地震など複合災害の場合で本市も被災したときは、避難者の受入れを制限もしくはほかへ行っていただくなど、県との調整を行うこととなっております。
避難者を受け入れるまでの流れは今お話ししたとおりでありますが、避難を必要とする重大事故が発生した場合において、その要因が地震など複合災害の場合は本市においてもその影響が心配されます。加えて基本的な避難行動をはじめ、複合災害を想定した避難経路の確保など、解決しなければならない課題がまだまだ多くあると思っております。先ほどの再稼働の是非にも関係いたしますが、国や県、立地自治体並びに近隣自治体だけではなく、県内全市町村が十分問題解決のための協議や訓練を重ねる必要があると考えております。
次に、自転車ヘルメット購入助成についてお答えいたします。遠藤智子議員の御質問でもお答えしたとおり、新潟県の補助制度を活用して、特に自転車に乗る機会が多い若年層に浸透させることや子育て世代への支援を目的に、阿賀野市自転車ヘルメット購入費補助金交付要綱を9月補正予算編成前までに制定する予定としております。また、交通安全に関する事業を交通安全協会、警察、行政が連携を密にして実施しているところですが、本事業に限らず、今後自転車ヘルメット着用率が向上するような取組を3者協力して実施してまいります。
以上、よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) では、1番についての再質問ですが、これは御承知のとおり4月に若葉町に狭隘道路の関係で、救急車が出動してうまくいかなかったという事案がありまして、それで私も質問をするわけなのですが、4月の時点で、今御答弁にありましたように狭隘な道路の地図を出動指令書に表示させるというふうなことですが、4月の事案の時点では市内の狭隘道路というものについての調査を行っていたのかどうか。それから、行っていたにしても、出動する際にそのことを出動する職員の方に知らせるというようなシステムといいますか、決まりというのはなかったのでしょうか。まず、お答えください。
〇議長(市川英敏君) 吉川消防長。
〇消防本部消防長(吉川雅史君) 岡部議員の質問にお答えいたします。
4月のこの時点では、まだそのような調査は行っておりませんでした。職員に知らせる方法としても特に決められたことはなく、それまでの経験を生かして活動していたということになります。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) では、そういう状況をある意味反省をして、今後のいろんな問題に備えていくというふうな趣旨の先ほどの答弁だったと思いますが、では取りあえずは出動指令書の地図を狭隘道路の付近から救急の知らせが来た場合表示をさせるという、そういう改善案だというふうに思いますが、そうしますと市内の狭隘道路の調査というのはまだ今やっている最中なのですか、それは。
〇議長(市川英敏君) 吉川消防長。
〇消防本部消防長(吉川雅史君) 岡部議員の質問にお答えいたします。
市内の調査については、4月末現在終了して、確認はしております。ただ、この先も実際活動したところ、そういうところが出てくる可能性がありますので、そこについては出動した際、それからふだんの道路調査の際に適宜付け加えて、改善していきたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) ぜひお願いをいたします。救急出動については命に関わる問題でありまして、2分、3分の違いが大きな違いとなりますし、また質問しておりますように火災の件、初期消火というのが大事になってきますので、その辺は十分今後検討されて、市民の皆さんの安全を守っていただきたいということをお願いをしたいと思います。
それで、2番の関わる問題ですが、特に市道はこの辺ということで質問をさせていただいたのですが、以前、令和3年にこの地域の方から消パイの水の出具合が悪いので、改善してほしいという議会への請願を頼まれまして、私紹介議員になった経緯があるのですが、その際もちろん消パイの出が悪くて、道路の雪がなかなか解けないということは、そこに住んでおられる住民の方の問題であると同時に、やはりそこを、その時点ではもう460号に、新津のほうに通じるアンダーパスができておりましたので、それなりの交通量があって大変だと。そこを通る車が雪のために、消パイがうまく機能しないためににっちもさっちもいかなくなって、付近の方が出て、自分の前ですから、出て押したりしたりして苦労したという、そういう話を聞いて、私も請願の紹介議員になった経過があります。
それで、今回また新たにバイパスインター、いわゆる前山インターですか、接続をするということで、当然ですが、早くバイパスに乗りたいと、阿賀野市の市民の方は。どういう道路を通っていけば近く、時間をかけずに行けるのかということをいろいろ調べながらドライバーの方は通勤をしているわけなのです。それで、私も2日間、ちょっと朝どんな状態になっているのかなと思って、現地をちょっと私なりに調べてみました。それで、幾つかの点が私分かったので、質問したいのですが、駅前からその道路へ行くと。それで、アンダーパスに右折する前までに4か所ほど交差点がたしかあると思います。それで、まず最初に御質問したいのは、一番最後のアンダーパスの手前の交差点です。私朝立ってそこを、車の流れいろいろ見てみました。ちょっとさま変わりしているのです。白鳥荘の脇を通って安野川線へ通じる道路、前は反対側は田んぼだったのですが、今さま変わりして、御承知のように大型のショッピングセンターが今建設中です。あの道路ですけれども、あの道路は、当然ですけれども、その道路を通って、それで安野川線に行くところと交差して、左折をしてアンダーパスのほうへ行くという一つの流れがあるのですが、案外その反対に、その道路を通って、左折ではなくて右折をして水原の中心部、駅前のほうに行く車両も結構多いのです。そうしますと、駅前からその道路へ行く最初の交差点は、前からちょっと幅が狭くて危険な交差点だと言われていたのですが、多分分田、堀越方面から来る車だと思うのですが、駅前方向に走っていって、今言ったようにちょっと狭隘な交差点、駅前から曲がると最初の交差点ということになるのですが、かなりそこの交差点が交通量あるものですから、お互いにやっぱり止まるわけです、信号機もないのだから。そうすると、付近の人に聞いたのですが、相当交通量が激しいものですから、それで車がストップするものですから、道路のアスファルトが穴空いているというか、すごく傷んでいるのです。建設課のほうでもちょっとペイントか何か塗られていましたけれども、あそこの箇所というのは根本的にちょっと修理するのでしょうか。アスファルトが上からちょっと塗られているのですが、そこはあれでは不十分だと思うのですけれども、根本的に舗装する計画はあるのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 道路の舗装の件だと思いますけれども、議員も御承知のとおり道路の傷みが出た場合は各自治会の御協力も得ながら、指摘があったところは状況を確認して適宜保守、修繕ということで対処をしているところであります。今議員が御指摘のところ、私もよく通りますけれども、ちょっと確認しておりませんので、私自身も後で確認したいと思います。状況を見ながらそういうものは対処していくというふうにさせておりますし、私も自治会長時代そうしてきましたので、適切に対処したいと思います。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) それから、注意看板ですが、これ何か所に設置をされておりますか。
〇議長(市川英敏君) 保科総務部長。
〇総務部長(保科和文君) 御質問にお答えいたします。
駅から向かって右に曲がって道路に入りまして、本田クリニックからですけれども、1つ目、それから2つ目の交差点のところに2か所、スピード落とせというふうな黄色い立て看板を設置してございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) それから、先ほども話ししましたけれども、大型のショッピングセンターが今工事中と。ちょっと私ものぞいてみたのですが、かなり大きなものができますよね。例えば今のウオロクぐらいの規模の計画なのでしょうか。どんな計画ですか。把握しておられます。あそこやっぱりできると、道路からどういうふうに乗り合いになるのか分かりませんけれども、やはり交通量とか、そういう懸念されることがあるのではないかというふうに私感じているのですが、その辺はどうでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 今の原信があるところなのですけれども、かなりお借りになっていて、実は県内の原信の店舗の中で一番職場環境が厳しいと言われているところでございました。そういうこともありまして、新たにようやく移転して、今造成しているというところでございます。そうしますと、議員が御心配しているとおり交通量も変わってくると思います。当然今あそこ稲荷町ですので、稲荷町の一番南側になるのでしょうか。あそこの通りがいわゆる分田県道へ通じるように、道路をある程度整備していく予定にしておりますので、それができますとみどり保育園のところから白鳥荘へ今通って、よく車が、交通量多いですけれども、その流れも変わってくるのかなと。それである程度安全確保が図れればいいかなというふうに考えております。いずれにしましても交通量の把握は、私も議員時代に質問させていただいておりましたけれども、随時把握しながら、特に子供たち、お年寄りの安全確保には努めていきたいと思っております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 交通量の調査というのは、これからやる計画があるというのは先ほどの答弁で分かりましたけれども、今までやっておられますか。やったことありますか。
〇議長(市川英敏君) 保科総務部長。
〇総務部長(保科和文君) 御質問にお答えいたします。
今まであちらの線は、調査したことは一切ございませんです。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 今までの質問と答弁のとおりだと思いますので、やはり交通量というものが気になるわけですから、ぜひお願いをしたいというふうに思います。
3番の柏崎刈羽原発の再稼働の是非について、これ新潟日報でも各市町村長にアンケートを出して、加藤市長もそれについてお答えをされているわけなのですが、その内容で今答弁をされているというふうに思いますが、風の具合というようなことも加藤市長質問されていたと思うのです。やはりこの問題の流れといいますか、今回の石川県の能登半島地震が発生する前はかなり安全神話といいますか、楽観的な意見というのが多かったように感じているのですが、能登半島地震が起きまして、県内の市町村長も、あるいは県議会においても全体として慎重な意見が今のところは多数を占めているというような状況であるかというふうに思います。
それで、市長に1つお伺いしたいのは、県知事はいずれは県民の判断を仰ぐということで、そのやり方、方法についてはずっと示していないのですが、例えば市長はどんなやり方がいいというふうにお考えですか。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 報道関係のほうからのお問合せの中で、そういう質問項目もありました。私のほうは、県民の負託を受けて選ばれた知事でございますので、県知事が県議会と十分協議しながら判断を進める、これがまず大前提だろうというふうにお答えしております。
それと、季節風の話、風の話をされていたというふうな御指摘ありましたけれども、私は能登半島地震が起きる前から、福島の原発事故のことを考えれば、風向きによってあれだけの影響が出ているわけですので、風向きが変わって、今度はぐるりと関東方面へ流れて、それがまた上昇して、結果的に本県の中魚沼、南魚沼にもいわゆる放射性物質がやってきたという状況になっております。そういう中で、新潟に暮らしていて、冬になればあれだけの強い季節風が吹くわけですから、恐らく冬場で季節風が強くて、なおかつ雪が多くてというふうになると、かなり避難に関しては相当な制限が加わるのだろうと思っております。そういうところの心配を、ある程度課題をクリアして、問題提起を受けながら検討を進めて、その上で初めて再稼働についての議論がなるのだろうと私は常々思っておりました。そういうことで慎重な討議、あるいは協議、検討はこれからもしていく必要があると、そういうふうに思っております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 私も歴代の市長といいますか、田中前市長、またその前の市長にも議場から原発のことについて質問をさせていただいたのですが、このたびの風の向きということについても加藤市長おっしゃっていたので、私も注目をして質問したわけなのです。これは、科学的な知見といいますか、それに基づいたものだというふうに思いますし、風向きの問題については、私原発にどちらかというと反対な団体に以前加入しておりまして、10年ほど前でしたか、いろいろな講演会とかそういうところへ出たところで、今の風向きの問題を専門に調べているというか、民間会社なのですけれども、様々な風向きや気候の状況によって、仮に柏崎刈羽原発が事故を起こした場合にどういうふうになるのかという幾通りものシミュレーションをつくって、ただこれは、この会社は別に原発に反対する会社ではないのです。そういう気候や風向きによって、新潟県内にどういうふうな影響を及ぼすのかというデータをつくって、それを簡単に言えば提供して売る民間の会社なのですが、そういう方の講演といいますか、そういうのをお聞きしましたので、風向きというのは、これ今までの市長はどちらかというと70キロ離れているから、大丈夫なのではないかというようなちょっと答弁も返ってきたこともありますし、それからやはり原発というのは国の政策なのだから、阿賀野市の議会の中であんまりやり取りする問題ではないということで、はっきりした回答を避けてきた市長もいますけれども、そういう点で一歩突っ込んだ答弁でないかなというふうに私なりに理解をしたわけなのです。
ただ、知事がどういう形で県民の意思を問うのかというのは理解できない点があるのですが、県議会で最終的に決めるというのは、これは議会制民主主義の中で一つの方法だろうというふうに思うのですが、ただ私はこの問題というのはやはり全県民の安全に関わる問題なので、県議会議員の方が去年選挙があって、それぞれ当選したわけなのですが、必ずしも原発の問題で意思を問うというような形でそれぞれが県会議員になっておられないのです。中にははっきり自分の考えを言って、それで当選されている方もいらっしゃるので、必ずしも知事と県議会だけで決めていいものかなと。私は、やっぱり一番正しいといいますか、県民の意思が尊重されるのはやはり住民投票ではないかなというふうに思います。それで、まずその件再度お伺いしたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 最終的な判断は、知事あるいは県議会もそうですというふうにお答えしましたが、その前の前提があります。仮に県民の方がお決めになるにしても、その前にどれだけのデータ、あるいは説明がなされるのか。それが十分でない中で判断を問うということになれば、やはり感情的なもの、不安感、いろいろ入り乱れた中で判断されてしまうのだろうということが懸念されます。そういうことで、安全について理解はしたとしても、安心につながるかどうかが分かりません。ですから、なおのこと丁寧な協議、あるいは検討、あるいは課題の提示、それは県民の皆さんもそうですし、各議員もそうですけれども、そういうプロセスが大事だということを申し上げていることであります。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 具体的に長岡の市民の方を、これまでも私質問してきましたけれども、1万7,000人の方を受け入れるという想定だというふうに理解をしておりますが、そういう中で答弁にもありましたように原発事故が起きる、どういう原因で起きるかということなのですが、今の福島の原発事故や能登半島の状況を見ますと、いわゆる複合災害といっても、やっぱり地震による災害というのが割合としては多いというふうに思うのです。そうしますと、答弁にもありましたように、長岡市民を1万7,000受け入れる。県のほうから要請があればそういうふうに動くわけなのですが、しかし地震ということになりますと先般の能登半島の地震でもあるように、この阿賀野市自体もそれなりの被害を、地震の規模によりますけれども、被害を被るわけなのです。それから、先ほどの風の問題、70キロの問題を考えますと、受け入れなければならない反面、阿賀野市民の方が被害を被った場合によっては市民の方自身が避難しなければならないという、この二重の災害に対する対応というのがやっぱり求められるのですが、その辺についてもっとちょっと詳しく考えをお聞かせ願いたいのですが。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 地震の場合は全員が同時に被災者になりますので、原発事故の風の向きとかそういうのは抜きにして、まずそこが大事。そのときどうするかということになります。そこで原発事故というふうになったときに、風向きが南西の風でしたら当市には受け入れることができません。ダシ風のときだったら受け入れられるかもしれません。ですから、いろいろなパターンを想定した上で対処する必要があるのだろうと思っております。そういう面では昨日ですか、御質問の中にあったかどうかちょっとあれですけれども、危機管理の中で洪水対策と地震対策では違うということを申し上げました。今岡部議員がおっしゃられたことも含めて、フェーズ1、フェーズ2、あるいはパターン1、パターン2というのを想定しながら危機管理体制を再構築していきたいと思っております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 一番いいのは再稼働をしないということが一番いい方法であり、それに尽きるというふうに私は思うのです。
それで、最後のヘルメットの購入の関係ですが、昨日も質問がございました。年齢、県の補正予算、それに基づきますと、あるいは隣の新発田市では既に実施をしておりますけれども、18歳未満の方に対する助成というふうに理解をしているのですが、阿賀野市で18歳以下という方は何人いらっしゃるか分かりますか。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) すみません。今手持ちの資料がありません。18歳以下何人というふうになりますと、ちょっと後で御報告させてください。よろしくお願いします。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) これ御承知のように新潟県、ヘルメットの率が非常に悪いということで、県のほうで考えたのでしょうけれども、県の予算で1,800万円です、たしか。1万8,000人の方を該当、1人1,000円だと思いました、たしか県のほうは。それで、利用する市町村については1,000円までですが、そのほかについては、それ以上については市の持ち出しになると。新発田においては、そこへプラス1,000円で2,000円補助。大体これヘルメットというのは、それはピンからキリまであるのでしょうけれども、平均的に値段というのはどのくらい、何千円ぐらいなのですか。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) それこそ今日の大手量販店の折り込みチラシ見ますと、5,980円というサイクルヘルメットがチラシに載っておりました。恐らくそれを中心にして、幾らか上下するのだろうと思います。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) それから、昨日もちょっと話出ましたけれども、補助するヘルメットの何マークというのでしょうか、そういう製品、何でもいいというわけにいかないと思うのですが、その辺は県のほうはどういうふうに決められているのかということと、確かにそういう何とかマークという物を買いましたということの証明というのはどういうふうにチェックするのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 自転車ヘルメット購入助成金ということで、一応県ではありませんが、これ新発田のほうなのですけれども、恐らく共通していると思います。例えば昨日も申し上げましたが、SGマークがついているとか、あるいは日本自転車競技連盟の安全認証、JCFマークがついているとか、これを皆さんも見たことあるかと思いますが、あとCEマーク、これはもう欧州連合ですので、見たことありませんが、恐らくは日本では、県内では皆さんも見たことあると思いますSGマークとJCFマーク、これは一つの目安になると考えております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) では、9月の補正ということで、実施をしていただきたいと思います。
それと、今市役所の入り口にヘルメットに関する子供が作ったあれありまして、髪型より命が大事という、あれはすごくいいなと思いまして、私も孫に適齢期の女の子いますけれども、まず髪型ばかりいじっているので、髪型よりも命が大事というあれはすごくいいなというふうに感じておりましたので、ぜひそういう形で大勢の方が利用されるような制度にしていただきたいというふうに思います。お願いして質問を終わります。
〇議長(市川英敏君) 質問を改めます。
6番、松ア良繼さん。
〔6番 松ア良繼君登壇〕
〇6番(松ア良繼君) 日本共産党の松アです。私は、今回3点にわたって質問いたします。
最初に、農業、農村の危機にどう対応するかということであります。農水省の統計で、全稲作農家の時給が平均10円という信じられない状況が2021年、22年と2年連続する中で、大規模農家、法人の農業経営体でさえ後継者がいなくて離農したり、経営縮小を余儀なくされているというのが実情ではないでしょうか。農業従事者の平均年齢は、2022年で68.7歳、このままでは多くの農村が崩壊しかねません。
今国会で、政府は共産党や立憲民主党などの反対を押し切って、食料・農業・農村基本法改定を強行いたしましたが、こうした農業、農村の疲弊を食い止める立場に立っているのでしょうか。これまでの基本法の柱であった食料自給率の向上を食料安全保障の確保に関する目標の一つに格下げをし、海外農業生産への投資など輸入の一層の拡大を掲げています。平時における食料自給率向上を投げ捨てながら、不測の事態には農業者にサツマイモなど高カロリー作物の栽培などを強制をする戦時食糧法とも言える食料供給困難事態対策法も現在成立させようとしています。これらを含めて加藤市長の見解を伺います。
異常気象の通常化、紛争の頻発、中国の食料輸入、備蓄政策、インドの食料輸出政策の転換など、金さえ出せば海外から安い食料を買える時代は終わりました。国内の農業生産を支えること、ヨーロッパやアメリカでやっているような農家への所得補償、赤字補填の仕組みこそ必要と考えます。軍事費を2倍に増やすのではなく、その半分を農業予算増に割り当てれば農水予算は倍の5兆円となり、米農家への10アール当たり3万円の支給、酪農家の赤字補填750億円、米備蓄の現在の100万トンから500万トンにすることも全て実行できます。安全保障を言うなら、農業、食料自給にこそ大幅予算増を国に求めるべきだと思いますが、市長の見解を伺います。
自治体が農業者、農業、消費者団体と協力して有機農産物を学校給食や直売所で消費、地域循環を広げることが全国で広がっています。阿賀野市が昨年度のゆうきの里ささかみ協創モデル創出事業に続いて、今年度はオーガニックビレッジ事業に取り組み、有機農業の地産地消を図ろうとしていることは大いに評価をいたします。取組を全市的に広げるため、国の交付金だけでなく、市独自財源も組んで進めることをぜひやってもらいたいと思います。市長の考えを伺います。
次に、会計年度任用職員制度の改善についてであります。新潟県公務公共一般労働組合がこの春に行った阿賀野市会計年度任用職員へのアンケート調査では、複数の方から要望、意見が出された子供が病気等になった場合の看護休暇について、一般職員は中学就学前まで使えて有給なのに対して、会計年度任用職員は小学校に上がるまで、しかも無給という格差について、これについてはすぐにでも是正すべきと思いますが、答弁を求めます。
人事院勧告に基づく給与改定が1年遅れになっている問題で、これは昨年度から度々取り上げてまいりましたが、昨年度市はシステムが間に合わない、県に倣ったなどの理由で、国が財源も示して一般職員と同様の同年4月に遡る支給を求めているのにもかかわらず、翌年1月改定にとどまりました。全国では今年度から実施を決めたところを含めて、半数を超す自治体が4月遡及を決めています。今年度はぜひ実施をすべきと思いますが、加藤市長の英断を求めます。
最後に、ジェンダー平等の前進をということであります。パートナーシップ条例制定を求める声が広がり、制定する自治体が増えています。つい最近の報道では、新発田市も制定に踏み出すということが報道されました。阿賀野市でも制定に踏み出すときが来たと思いますが、答弁を求めます。
市の幹部職員の女性登用がこの数年前進していません。政策決定部門での女性比率は、男女半々にすべきというのが国際的な流れであります。少なくとも早急に3割まで引き上げるようにすべきと思いますが、市長の認識と女性登用増の具体策を伺います。
以上、よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 松ア議員の御質問にお答えいたします。
初めに、農業、農村の危機にどう対応するかについてであります。食料・農業・農村基本法は、農政の基本理念や政策の方向性を示すもので、制定からおよそ四半世紀が経過し、世界的な食料情勢の変化に伴う食料安全保障上のリスクの高まりや地球環境問題への対応など、我が国の農業を取り巻く情勢が大きく変わってきていることから見直しが行われ、5月29日に改正法が成立したところであります。改正法については、食料安全保障の確保、環境と調和の取れた食料システムの確立、農業の持続的な発展、農村の振興を新たな4本柱としており、生産現場から経営安定、所得確保に向けた政策の強化が期待されていることから、適正な農畜産物価格の形成に向けた文言が明記されたものと捉えております。また、食料供給困難事態対策法案につきましては、穀物など国内で食料が不足する有事の際に農業者などに生産拡大や生産転換の要請や指示ができるようにする法案で、平時に不要な統制を行うものではなく、有事に備えた生産基盤の確保を目的としたものと認識しております。これらについて農業、農村及び国民の食料を守るという点では不十分と考える専門家もおられますが、国民の食料を安定的に確保する観点から、必要な改正、必要な法律と考えております。この基本法は、あくまでも考え方でありまして、これからは基本計画というものが策定されてまいります。議員の言う御懸念のところにつきましては、この基本計画の中でどのように反映されていくのか、私自身も注視していきたいと思っております。
次に、農業、食料自給にこそ予算を大幅に増額すべきとの御意見であります。農家への所得補償をはじめ、農業予算の増額については、全体のバランスを考慮し、この中で国の責務において判断すべきものと考えます。しかし、お金を出せばいつでも安く食料を輸入できる時代ではなくなりましたので、やはり国内生産を増強し、農家が経営継続できる仕組みづくりを農業県である新潟県が一体となって訴えていかなければならないと考えております。
また、有機農業の地産地消の拡大に対して、市の一般財源を活用してはどうかとの御意見でありますが、今年度実施しておりますオーガニックビレッジ事業は学校給食への有機農産物の試験供給、直売所における有機農産物の販売など、生産加工、流通、消費といった様々な取組に対して農林水産省の定額補助制度を活用しております。有機農業の地産地消を拡大させる上で、国の制度を活用することは有効な手段と考えております。一方で、市独自の取組として、有機農業に関する職員の専門実務の向上のために、有機米給食の先進地である千葉県いすみ市への実地研修を計画しております。また、有機農業の拡大を市全体の取組とするために、有機農業に関する新たな組織の立ち上げを関係機関と協議しており、市の一般財源も活用しながら有機農業の地産地消を進めてまいります。
次に、会計年度任用職員制度の改善についてお答えいたします。まず、会計年度任用職員の子の看護休暇についてであります。本市の会計年度任用職員の勤務条件等は、国の非常勤職員並びに県の会計年度任用職員との均衡を考慮して決定しております。御質問のとおり子の看護休暇につきましては、一般職員は中学校就学前までの子が対象で有給休暇となっており、一方会計年度任用職員は小学校就学前までの子が対象で、無給休暇となっており、異なっています。なお、休暇の日数については一般職員、会計年度任用職員とも5日の範囲内、子供が2人以上の場合は10日の範囲内の期間となっております。会計年度任用職員の勤務条件等については、今後も国、県の動向に注視し、必要に応じて改正してまいります。日数、対象児童等の年齢など、それぞれの状況、条件を確認し、考慮した対応が必要と考えております。
次に、会計年度任用職員の人事院勧告に基づく給与改定の遡及についてですが、令和6年度に人事院勧告に基づく給与改定が実施された場合の遡及については、県に準じて実施の可否を判断してまいります。
次に、ジェンダー平等の前進についてお答えします。初めに、パートナーシップ制度についてでありますが、これらの導入自治体数は、民間団体の調査では令和5年11月時点で全国360以上の自治体が導入しており、県内でも議員がおっしゃられたとおり新潟市、長岡市、三条市、上越市、村上市で制度を設けています。また、今年度中に新潟県においてもパートナーシップ制度を導入する方針と報道等で承知しているところであります。本市におきましても、この県の制度導入を注視し、これから検討してまいりますが、議員各位、議会でも御検討、協議をお願いしたいと考えております。
次に、市の幹部職員の女性登用についてお答えします。令和6年4月1日時点のそれぞれの職位における女性職員の割合は、部課長級で18.2%、課長補佐級で48.6%、係長級で42.2%、係長級以上全体で39.7%となっております。私も部課長級の女性職員が少ないと感じておりますが、当庁内には半分以上の女性の方がおられます。今後は阿賀野市特定事業主行動計画の中で係長以上の地位のある女性職員の割合を40%とすると目標としておりますことから、女性職員のキャリア形成の支援並びに人事異動の際に管理職等への積極的登用に努め、全ての女性職員がその能力を発揮し、活躍できる組織づくりに取り組んでまいります。
以上、よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 松ア良繼さん。
〇6番(松ア良繼君) それでは、再質問させていただきます。
農業、農村問題ですけれども、市長はこれまでずっと農業畑を歩んでこられたということで、市民の中にも一定の期待が存在していることというふうに思います。
それで、今回の御答弁をお聞きしまして、1つは国の食料・農業・農村基本法、これにとどまりませんが、基本的に日本の、主に自民党の進めてきた農政というのが戦後一貫して食料自給率を引き下げてきたと。当初はアメリカの余剰農産物を日本に消費をしてもらうということを大きな理由にして日本人の食生活まで変えるというところまで、様々な手段を通じて、今までの米中心の食生活から小麦を多様する粉食中心の、その比率を高めてきたと。それは、アメリカの、特に飼料穀物を日本に売り込むということを行ってきたわけですけれども、その後の農業基本法、それから改定前の食料・農業・農村基本法の中において、自由化の流れが一層進められてきたと。この改定前の食料・農業・農村基本法では、45%を目指すという自給率向上を柱として掲げて、それから基本計画では45%自給率を目指すということを定めておきながら、実はこれは一度も達成をしたことがなくて、ついには37%、38%というところに落ち込んできたということは御承知のことだと思います。
これが今回一番国会審議で焦点になったのは、食料自給率の向上をどう位置づけるかということなのですけれども、これは実は基本法の中では結局それを柱にしなかったという。市長がおっしゃったように、これから定める基本計画の中で反映させるということも言っているのですが、これも数ある目標の一つになるだろうと、そういうふうにしていくという方向であります。これでは日本農業を本当に再生をするということにはならないのではないかということが指摘をされているわけです。世界的な食料情勢の変化に伴う改定なのだということなのですが、しかしヨーロッパや世界各国、これはこの間むしろ自給率を引き上げてきたと。イギリスは、戦後の40%から70%引き上げると。それからスイス、これは日本以上に条件不利な農地が多い、そういうところなのですけれども、農家所得の90%を国費で支援をするということで、50%台の食料自給率になってきています。今回の食料・農業・農村基本法では、外国依存を一層強めるものになるのではないかというふうに、そういう大きな指摘があるし、私もそう思いますが、再度加藤市長の見解を伺いたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 我が国の土地の条件とヨーロッパ各国の土地の条件は、そもそも違うのだろうと思っております。平たんで丘陵地帯の多いヨーロッパで寒冷で冷涼な地域であれば、我が国のように多種多様な品目は作れない、そういう条件だと思います。そういう中で、草資源を利用して酪農を中心に、あるいは酪肉を兼用で畜産を中心にしながら、その堆肥を農地に還元して、それに対応できる作物を作ってきた。結果的にはその自給率を上げてきたということになるのだろうと思います。我が国の場合は、山岳地帯が多い中で、あるいはモンスーン気候の中で作れる作物は稲作中心になりますが、逆にこういう状況、温帯ですので、いろんな品種が作れるということで、結果的には人口の減少、後継者の不足ということも相まって、今の生産性が下がってきているのだろうと思っております。
そういう中で自給率の問題を議員はおっしゃられましたけれども、今度の基本計画の中では単にカロリーベースの自給率ではなくて、例えば肥料、その辺の産地はどこかと、そのところも視野に入れながら目標設定するのだろうと思っております。そういう中で関係者がどのような複数の要素を含めた中でどのような目標設定するのか、それも含めて注視していきたいと思っております。そういう中で、その目標設定をする中でいろいろな議論が交わされてくるのだろうと思います。いずれにしましても、基本計画の中でしっかりと我が国の農業の在り方が反映できるような、そのことが求められると思っておりますので、先ほど申し上げたとおり注視していきたいと思っておりますし、要請するべきところは要請していきたいと思っています。
〇議長(市川英敏君) 松ア良繼さん。
〇6番(松ア良繼君) 去年の秋に私、新潟県の共産党の農業関係の皆さんと一緒に農水省と直接お話をすると、特に干ばつ、それから稲作の大幅な品質低下、これに対する救済を要請をしたという機会があったのですが、主に農水省の課長補佐クラスの方々と議論したのですが、かなり現場のことは御存じで、いろいろやっぱり試行錯誤、考えているということを感じました。ただ、やはり輸入拡大、それから輸入依存、特に前の農業・農村・食料基本法の下で進められてきたTPPだとか日豪とか、日米とか、日本・ヨーロッパの貿易自由化協定、こういうものの中で農産物を次々に自由化に投げ出すとか、際限なく受け入れるという、こういう大きい方向、これがやっぱり本当の意味で日本農業を守ると、農業政策いろいろメニューは出していますけれども、それを本格的に進めるということを阻害をしているのではないかというふうに思います。ただいまの答弁でも今後の動向を注視をしていきたいというふうに述べておりますので、私もそのように思っています。
食料安全確保法案、食料困難なときの食料供給困難事態対策法案、これについては確かに有事のときには、備えるという意味では必要なのだろうという御意見だと思うのですが、ただ農水省が出している食料困難に陥ったときの例えば食生活のメニューなど、これを見ますと、例えばサツマイモをもう必要なカロリー確保の中心に据えると。農業生産の割合もサツマイモをもう今の10倍以上に引き上げて2倍以上にするとか、現実にはちょっと我々想定し難いようなことまで、そういう試算も出してやっていると。これについてそのようなことを考えるよりも、今現在やっぱり農業、これを担っている農村を、これを崩壊させないで、農家、農地をしっかり支えるということをやらないで、そういう事態になるということを一方で想定をするなんていうのは間違っているというふうに思います。
農業予算について、市長は全体のバランスの中で国が考えるべきなのだという御答弁でしたけれども、この間の農業予算、それから防衛費の推移を見ますと、1980年には農水予算は3兆5,000億円、このとき防衛費は2兆2,000億円で農業予算が上回っていたのです。ところが、本年2兆2,000億円というのが農水予算であって、防衛費はここ2年に急激に増えまして、7兆9,000億円と。全体のバランスの中ということなのですけれども、これはあまりにもひどいのではないかというふうに思います。安全保障を言うのであれば、食料生産基盤を支えて強化することと、これをまず第一にすべきでないかというふうに思いますけれども、この辺りについてはどういう見解をお持ちでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) かなり前の時代では、防衛予算も装備品もそれほど高額なものではなかった。あるいは、ある程度装備もそろえていなかった。ところが、これだけ国際情勢が変わってくると、あるいはデジタル化、あるいは電子戦というふうに言われるような時代になってくると、なかなか装備が我が国の安全、安心を守るためには脆弱なものなのだろうと思っております。その中で今一生懸命見直しを図って、結果的に防衛予算が膨らんでいるのだろうと思っております。特にそれを製造するメーカーは、そのときにしか造れませんので、やはり高額なものにならざるを得ないのだろうと思います。
一方、農業予算ですけれども、今日の農業新聞にも掲載されておりました。関係議員が政府に対していろいろと要請活動をしております。最低限国内生産を維持できるような中で、あるいは貿易国でありますので、貿易国としての日本の立ち位置を考えたときに、どのような農業予算が適正なのか、そこのところも踏まえた中でバランスよい予算づけをしていただければと思っております。特に所得補償等々の話題もありますけれども、常にこの間価格差補填制度とか長期平均払制度というような制度設計もされて、農業政策の経営の後押しをしておりますので、そういう制度設計も生かした中で農業生産基盤を維持していければなと思っております。特に価格差補填制度と長期平均払制度は、農家経営の安定化に資するものだと思っておりますので、それを活用、これを充実していくことも大事だと思っております。
〇議長(市川英敏君) 松ア良繼さん。
〇6番(松ア良繼君) 中山間地域の直接支払制度、それから多面的機能の支払制度という日本型の直接支払制度、制度としてはこれは悪くないというか、そういう地域農業を支えるということで一定の役割は果たしているのだと思うのですが、いずれにしてもこれは額があまりにも少ないと。先ほど言いましたように、米農家の全国平均が所得で1万円とか、時給にすると10円とか、それから酪農はマイナスでしたけれども、この間。こういう状況を支えるには、仕組みはつくったけれども、予算があまりにも少ないというのが、これが現実ではないかと思うのです。
それで、防衛費のことをちょっとお話しされたのですけれども、今日は防衛費の議論をする場ではないのだけれども、日本はやはり軍事力ではなくて、平和国家として外交と、それから貿易で日本が成り立っていくということを誓って歩んできたわけですので、防衛費が異常に増えたというのはこの2年間なのです。これは、岸田内閣がアメリカで約束をして、それで倍増すると、11兆円まで増やしていくと。そういう今状況にあるわけなので、これを仕方がないことだということは到底私たちは認めることはできないということであります。
それから、次に有機農産物の拡大と学校給食への提供、販路の確保という問題ですが、これも方向性は本当によいと思うのですが、試験供給の段階から全市的な本格的な取組にするには、これは今ほどずっと言ってきたように予算が痩せ細り続けている。国の制度活用だけでは限界があるというふうに思います。いすみ市では職員の研修に、派遣をするということで、本当によいことだと思うのですが、これは昨年度から小中学校の給食費を全額補助に踏み切っているのです。しかも、有機米を100%提供するということで、いすみ市の制度をざっと見ますと有機農業推進にも一般財源を相当つぎ込んでいるということだと思います。ですから、実務だけではなくて、予算の使い方もぜひ学んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) いすみ市の取組については、全般的なところを見てきてもらう予定でいますので、参考にすべきところは参考にしたいと思っていますが、昔は減減とか、それから始まって、堆肥を入れて有機というふうになりましたけれども、だんだん、だんだんこれが各市町村、全国的に展開してきます。そうすると、最終的には差別化ということは薄れてくるのだろうと思います。そういう中で、今オーガニックという言葉が出てきているのだと思います。ただ、地球環境とかいろいろなことを考えれば、これは行政として錦の御旗を振っていく立場であると思っています。そのことがまず大事だと思っています。それに実際にやっていただける生産者の方がいるのかどうか、いや、なかなか大変だから、できないよという生産者の方もおられると思います。しかし、行政としては錦の御旗を振って、ぜひできるところから取り組んでもらいたいと、こういう姿勢が大事だろうと思っていますので、それを共有して事業展開、事業の施策の展開を図っていきたいと思っています。
〇議長(市川英敏君) 松ア良繼さん。
〇6番(松ア良繼君) 市長言われたように、JAS有機認証に挑戦する農家を広げるということは大事だと思うのですけれども、それだけでは確かに限界があるのです。やはり全農家が取り組める多様な形で有機減減栽培、アグロエコロジーというふうに言っていますが、そういう農業を推進をしていくということが必要だと思うのです。ゆうきの里宣言をした笹神地区では、現在でも半数以上の水田で減減栽培行っていまして、これは加藤市長も一緒に去年の2月に全農を訪問いたしましたけれども、そのときに全農の幹部が笹神のゆうきの里宣言について触れて、生協との交流を長期間続けてきていると、これを全国の模範にして広めたいのだということを、こちら聞いたわけではないのですけれども、幹部の方から言われてびっくりしたという、そういうこともありますけれども、ぜひこの多様な形での安心、安全の農産物作りを全市規模で再構築をしていくということを行っていただきたいと。
この中で堆肥の施用が、これちょっと後退をしているのです。有機センターが、これが廃棄をして、グリーンアクアセンターに統合するという方向が今出されているように思うのですが、これはやはり歴史がある有機センター、ぜひ再検討をして、いま一度やっぱり堆肥活用を柱にして減農薬、減化学肥料栽培を本当に全農家が取り組めるような形で広げていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 何か勘違いされておられるかもしれませんが、堆肥といいますか、有機をやめるということではなくて、それこそ議員が言うように誰もがハンドリングがよくなるように、今まで遅々として進んでこなかった2つのセンターを1つにして、あるいはペレット化してハンドリングがいいようにしてやっていこうという予定でおりますので、議員のおっしゃるような堆肥を軽視してということではありません。
〇議長(市川英敏君) 松ア良繼さん。
〇6番(松ア良繼君) 軽視しているというふうには言いませんけれども、やはり高齢化もあって、手間のかかる減減栽培に取り組むという人も減りつつあるというのが現状だと思うのです。この点やはりぜひそういう方向を広げるということを一緒に頑張っていきたいというふうに思います。
まだ大丈夫ですか。どうしましょう。次いいですか。
では、次の会計年度任用職員制度の問題ですけれども、この子供の看護休暇、これはただでさえ低収入で、厳しい会計年度任用職員が明確な格差があると。これに対しては、子供に対する差別ではないかという声さえあります。多額の予算が必要なものではないわけですので、ぜひ早期に是正をしてもらいたいと思いますけれども、再答弁をお願いします。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) まず、最初の御質問にお答えしたとおり、私自身も同じ親なのに、どうして日数が違うのかという疑問のところあります。その辺の考え方も含めて、必要ならば県のほうにも意見具申しながら、よい方向に持っていければなと思っております。
〇議長(市川英敏君) 松ア良繼さん。
〇6番(松ア良繼君) 新潟市、それから長岡市では中学校就学前まで、それから全国でも札幌市とか、東京の葛飾区とか、兵庫県豊岡市、大阪の豊中市など12歳まで対象を広げて、新潟市も有給で実施をしています。そういうことで、県がちょっと私は動きが鈍いと、ぼさっとしているというふうに感じるのです。次の遡及の問題でもつながりますけれども、市町村は県とは上下関係ではないわけですので、ぜひ率先をして、そういう合理的な理由がつけられないような、そういう格差、差別については急いで是正をしていただきたいというふうに思います。
それから、人事院勧告に伴う給与改定の遡及の問題ですけれども、これは会計年度職員というのは原則が任期1年というふうになっているのです。遡及しなければ、阿賀野市の場合は4月分から12月分までの9か月分が人事院勧告から見ると不払いになるということになります。一般職員との格差も明確にあるわけですので、これは場合によっては労働基準法違反の可能性だってあるのではないかということも指摘をされています。自治労連の調査では、今年度から4月遡及を行うという自治体も含めますと、57.4%の市町村が4月遡及に踏み切るというふうになっています。人事院勧告は、公務員の労働基本権制約の代償であります。最大限尊重、実施されなければならないと思いますけれども、今年度実施について再度踏み込んだ答弁をお願いしたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 保科総務部長。
〇総務部長(保科和文君) 御質問にお答えいたします。
たしかこれ今年の3月の予算審査特別委員会でも松ア議員から御質問があったように記憶してございます。そのときは、そのときの状況によって判断をしてまいりますというふうな答弁をさせていただいたと思いますが、今回は、今のところは市長答弁にもございましたように、県に準じてというふうな形を考えてございます。あくまでもやはり何か基準があるべきものではないかなというふうに考えていることから、今のところはそのように考えておりますけれども、今後他市の状況を見ながら、またそれは再検討していくことも必要かと思っております。
〇議長(市川英敏君) 松ア良繼さん。
〇6番(松ア良繼君) 会計年度任用職員の多くは現場や窓口で市民に直接接しているという、そういう職務を行っている人が多いと思います。市民に優しい市政をということであれば、なおさら担当する職員の方がそういう優しくない状況に置かれているというのは、これは矛盾でもありますし、是正が急がれるというふうに思います。ぜひとも改善をお願いしたいということを指摘をしておきます。
ずっとやりますか。
〇議長(市川英敏君) 最後までやりませんか。
〇6番(松ア良繼君) では、あと17分ありますので。
最後のジェンダーの問題ですけれども、パートナーシップ制度、これは新発田市も制定したと。先ほども言いましたけれども、制定をするということが報道されました。これについては検討するという御答弁だと思うのですが、これはいつまで検討して、今年度中には結論を出したいとか、そういう方向は、踏み込んだ答弁ができますでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) スケジュール的なものはまだ頭の中にありません、正直なところ。先ほど答弁にも申し上げたとおり、市民の皆さん方含めていろんな総意、合意が必要なのだろうと思います。そのための考え方の一つとして示せということであれば示していきたいと思いますが、同時に大事にしたいのは皆様方とのやっぱり協議も必要なのだろうと思います。そういう意味で議会サイドのほうでも、総文がいいのかどうか分かりませんけれども、皆様方の御意見もお聞きしながら、私ども執行部だけで考えて決めるというものではないのだろうと私は思っています、このパートナーシップ制度というのは。非常にセンシティブなものだと思いますので、丁寧に進めたい。否定するものでありません。制度を取り入れないということではございません。丁寧に進めていきたいということです。
〇議長(市川英敏君) 松ア良繼さん。
〇6番(松ア良繼君) これは、当事者の方が声を出すというのがなかなか難しい問題なのです。ただ、やっぱりそういう多様な性指向の在り方、それを尊重していくのが今世界の流れでありますし、日本でもそういう動きがずっと高まっているというところだと思うので、ぜひ前向きに検討していただきたいというふうに思います。議会のほうにも検討してほしいという、投げられましたが、これはそうなのかなという気もするけれども、正面からそんなものはやる必要はないというような意見は恐らくないと思うので、ぜひやっぱり執行部のほうがリーダーシップ取ってやっていただきたいというふうに思います。
それから、女性登用の問題ですけれども、課長補佐級、それから係長級で非常に40%以上ということで、健闘されているというふうに思います。これは、今後につながるのではないかというふうに思います。ただ、やっぱり一番の要は意思決定のところですから、その要である部課長級で、私が議員になって4年余り、全く増えていないということだと思うのですが、ここはなぜ増えないのかということも前にどなたかの質問で答えていただいたこともたしかあったような気がするのですけれども、市長はどう考えますでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 議員が私の性格といいますか、分かっていただければありがたいのですが、私男女の差はないと思っていますので、適切に私なりに判断して、結果的に管理職に就く、ライン長に就くということになるのだろうと思います。区別するという考えは全く持っておりません。
〇議長(市川英敏君) 松ア良繼さん。
〇6番(松ア良繼君) 実は私の集落は、5年ほど前に役員体制の改革を行ったときに女性枠を設けまして、選挙で選ぶのですけれども、3分の1を女性にするということで来ています。女性の方が、集落の役員というと、一家の代表みたいな形ですので、どうしても男性ばかりというふうになってしまうのですけれども、女性が入ることによって、やはり様々な面で集落行事が身近になってきたということを感じています。今、これをやはり半々にするということをすべきではないかという議論も行っています。
世界的にはつい最近メキシコで女性の大統領が誕生しましたけれども、やはり国のトップや大臣級でも女性がどんどん増えているということで、加藤市長が述べられたように男女の差はないというのが、私も全くそう思います。残念ながら、この議会議員が現在遠藤さんただ1人ということで、これはやはり議会としては遅れているなというふうに、日本共産党も以前はおられたのですけれども、現在は男子だけということなので、一緒に努力をしていくということだと思うのですが、阿賀野市のやはり課長、部長、部長は今回就任しましたので、3分の1ですけれども、部課長でいうと先ほど答弁されたような数字ということなので、ぜひとも改善をしていただきたいというふうに思います。これについて具体的にどう進めるのかというのをもう一つ答弁していただきたいと思うのですが、それを聞いて。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 具体的にいろいろ配慮してというつもりはありません。あくまでも人を見て、判断してまいります。そこには男性も女性もありません。ただ、冒頭申し上げたとおりこの組織内は半分以上が女性です。必然的に増えていくのだろうと思いますが、そこの判断についてはよく人となりとスキルを見て判断してまいります。そこには男も女もありません。獣医学的見地を入れながら、しっかりと平等に扱ってまいります。
〇議長(市川英敏君) 松ア良繼さん。
〇6番(松ア良繼君) 獣医学的見地というお言葉がありましたが、様々な生物の中では女性上位というのはたくさんありますので、上位がいいというわけではないのですが、ただ女性の方には大きなやっぱりハンディキャップがあるわけです。家庭内の問題だとか、子育てとか、そういう点をやはり具体的に援助をすると、支援をするということも職場を通じてでもやっていかないと、なかなか前進しないのではないかというふうに思います。そういうことも要望、提案をいたしまして、お昼を待っている皆さんが多いと思うので、少し時間はありますけれども、終わりにしたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 恐らく歴代の方々、口に出すのがなかなかおっくうだったと思いますけれども、私自身は今職員のところへできるだけ出向いていろいろな話をしております。特に現役時代もそうですけれども、職員の生理、更年期障がい、そのことも話題にしながら対処してきた経験がございますので、当然そういうことも含めて職員と接していきたいと思っておりますし、女性が働きやすい職場でなければ男性も働きにくいですので、そのことを念頭に置いて対処してまいります。
〇議長(市川英敏君) 松ア良繼さん。
〇6番(松ア良繼君) 注視をしていきますので、よろしくお願いします。
以上で終わります。
〇議長(市川英敏君) これから13時30分まで休憩します。
休 憩 (午後 零時07分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
1番、荒澤浩和さん。
〔1番 荒澤浩和君登壇〕
〇1番(荒澤浩和君) 1番、荒澤浩和でございます。通告に基づき、2項の質問をいたします。
1項目、市道の白線の点検、補修について。今年度も桜の開花とともに、幼稚園、保育園、小学校、中学校で入園式、入学式が行われ、子供たちの学校生活がスタートしました。新しいクラスや新しい担任、新しい生活に希望や期待を抱きながら新生活が始まり、毎日多くの園児、児童生徒が徒歩や自転車、御家族の車などで登下校をしております。また、通学路には歩道がなく、車通りが多いところを自転車や徒歩にて通学する子供たちを毎日見ますが、その通学路の道路を見ますと路側帯の白線や停止線、横断歩道が消えていたり、かすんで薄くなっていたり、止まれの文字が完全に消えている状態の道路を多く目にします。各担当課も日々市内を回り、要望や連絡があった場合には現地を確認し、迅速な対応をしていると思うのですが、万が一重大な事故が起きる前に地域の安心、安全、交通安全の観点から次のことをお伺いいたします。
@横断歩道、停止線、止まれ、路側帯の白線の点検と、より早急な補修を可能とするための市の対応。
A横断歩道、停止線、止まれ、路側帯の白線の点検、補修等はどのように行っているのか、また優先順位的なものがあるのか。
2項目め、中学校の部活動の地域移行について。スポーツ庁と文化庁は、令和4年12月、部活動の地域移行に向けた学校部活動及び新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドラインを策定いたしました。公立中学校などの休日の部活動から段階的に地域移行することを基本とし、令和5年度から令和7年度までの3年間を改革推進期間と位置づけることにいたしました。学校の先生方、教員の長時間勤務の問題や少子化に伴い、野球やサッカー等の団体競技においてチーム編成が困難になる学校も出てくることが見込まれ、これまでの部活動の維持が難しくなると考えているようです。
当市でも土曜日、日曜日などの休日に地域指導者が指導する地域クラブを令和5年度に陸上長距離、剣道、軟式野球の3競技で開設し、令和6年度は女子バレーボール、ソフトテニス、女子バスケットボールの3競技で開設しました。令和8年度には部活動の休日の活動を地域へ移行できるように運動部、文化部とも地域クラブ設置を進める予定を発表しています。当市は誰でもスポーツに親しむことができるよう、競技力の向上、試合の勝利のみにこだわらず、人間性の育成を目指して地域クラブへ移行を取り組むこととありますが、以下の点をお伺いします。
@地域移行だけでなく、現部活動の継続や共存も視野に入れた部活動改革の考えはないか。
A令和5年と令和6年に移行した地域クラブの現状、練習体制や指導者が替わることなど。
B移行したクラブへの問題点や改善点などのアンケートの実施はしたか。
C部活動と同等以上の支援は地域クラブにもできるのか。
Dコーディネーターは、指導者や学校との連携は取れているか。
どうぞよろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 荒澤議員の御質問に順次お答えいたします。
初めに、市道の白線の点検、補修についてであります。交通標識等を含む通学路の危険箇所の点検については、学校ごとで毎年4月に実施しており、前年までの通学路点検の検証内容も併せて確認しているところであります。点検の結果、対策等が必要な危険箇所は、道路に関するものは道路管理者に、安全確保のための交通標識等については警察に報告しており、順次対策が進められております。また、日常の登下校の際に児童生徒や保護者が発見した箇所についても、報告があった時点でその都度関係機関へ報告することとしております。
次に、横断歩道、停止線、止まれ、路側帯の白線の補修の対応や優先順位についてですが、横断歩道や停止線などの交通規制に関する白線は新潟県公安委員会が所管しており、路側帯の白線につきましては道路管理者である国や県、市が設置及び維持管理をしていることから、市といたしましては通学路の点検結果や地域の要望に基づき、迅速に所管機関へ補修を要請しております。
なお、市道につきましては通学路を優先して補修に当たっているところでありますが、交通量の状況や道路幅員を考慮して、危険度が高いと判断されるところから順次改善を行っております。
次に、中学校の部活動の地域移行についてお答えします。初めに、現部活動の継続や共存も視野に入れた部活動改革についてでありますが、現在は休日の部活動の地域移行を進めているところであり、当面の間は平日の部活動と共存していくこととなります。平日の部活動の地域移行については、国の方針に基づき進めていくことになりますが、国や他自治体の状況を確認しつつ、学校や地域クラブ、生徒、保護者の意見を聞きながら慎重に進めていく必要があると考えております。
次に、移行した地域クラブの現状についてお答えします。平日の部活動と休日の地域クラブで練習体制や指導者が替わることで生徒が困惑したり、不安になるという懸念がありますが、昨年度1年間活動した3つの地域クラブに所属する生徒や保護者から今のところそのような指摘はなく、各地域クラブにおきましても指導者が部活動の顧問と連携を取りながら練習を実施しているほか、中には部活動の顧問である教員が指導者を兼職している地域クラブもあることから、生徒の不安が軽減されていると認識しております。
次に、移行したクラブへのアンケートの実施についてでありますが、これまで地域クラブに所属している生徒や保護者にアンケートを実施したことはありませんが、円滑な移行を図る上でも適宜、必要に応じ実施したいと考えております。
次に、部活動と同等以上の支援は地域クラブにもできるのかとの質問でありますが、現在地域クラブに対しては新潟県下越地区中学校体育大会へ参加する際の貸切バス使用料等の補助や県大会に参加する児童生徒への参加費や交通費、宿泊費の補助の支援を実施しているほか、指導者へ謝礼を支給しており、部活動と同等程度の支援を行っていると認識しております。今後地域クラブが増えていく中で継続できる支援を実施していきたいと考えており、また近隣市町村の状況、事例なども参考にしながら、必要に応じて見直してまいります。
最後に、コーディネーターと指導者や学校との連携についてお答えします。地域クラブの指導者とは、電話やメール、面談のほか、毎月提出いただく部活動実績報告書を通じて連携を取っており、学校とも部活動顧問を訪問するなどしております。引き続き生徒が安心して活動できるよう、学校及び地域クラブと積極的に連携して対処してまいります。よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 御答弁ありがとうございます。それでは、順次再質問のほうさせていただきます。
まず、市道白線点検及び補修についてでございます。ちなみに、市道の白線点検なのですけれども、市内にたくさんあるのですけれども、主にまず学校周辺のほうの点検というか、そちらについての質問にさせてください。答弁でも各場所、所管機関への補修要請しておりますというように答弁いただきましたけれども、ちなみに現段階で要請している件、またあるいは要望されている案件など、今出している案件などありましたら、またそれが何件ぐらいあるのか、もしありましたらお聞かせください。
〇議長(市川英敏君) 羽田学校教育課長。
〇学校教育課長(羽田正佳君) 御質問にお答えいたします。
現段階で道路管理者のほうにこちらのほうから白線等の関係で要望出させていただいたばかりのものが1件ございます。そのほかにこの春に学校からいろいろ点検していただいて集約した中に、外側線等、議員おっしゃられるような白線に関するものについて2件ほどありますので、それにつきましても精査して、要望してまいりたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 分かりました。では、ある程度のやつは終わっているような感じというか、要請されているやつは終わっているような感じになりますけれども、学校周辺とか通学路のほうの点検関係というのは定期的にやっている、もしくは各学校の先生方が見ているとは思うのですけれども、当市ですとやっぱり除雪があるとどうしても白線とかが削られてしまって、消えてしまったりとかするので、それも冬明けてしまうと今まで大丈夫だった場所も薄くかすんでしまったりとか結構するところあると思うので、今最近いろんなニュースで子供たちの通学路の事故が多く出ていると思うのですけれども、それもありまして、どうしても通学路、危険にならないように点検してもらえればなと思っていますので、要望関係が全て大体市で上げてあるのであれば、安心しております。
次、部活動の地域移行についてのほうで再質問させていただきます。質問の@のほう、現部活動の継続や共存を視野に入れたということで質問したのですけれども、答弁で当面の間、平日の部活等の共存をしていくということで答弁いただきましたけれども、ここで教育長にちょっとお聞きしたいことがございます。全国でも部活動の地域移行が結構実施され始めているのですけれども、それでメディアとか等にも結構意見が取り上げている中で、一部の学校でどうしても地域移行を目的化しているように、出ているようなケースも多々あるのですけれども、どうしても本来、そこの教員の長時間労働のほうも本当に大事な問題なのですけれども、子供たちの選択肢を選べるように、増やすための本来の目的もある中で、現段階で地域移行だけではなく、現部活動の継続や共存といいますかで残していくというような考えとかというのはお持ちであるかどうか。なぜかというと、どうしても地域移行にしていけば、問題点がいろいろと今山積みになっているのですけれども、どうしても指導者が減ったりとか、あとはスポーツ部であればいいのですけれども、文化部とかの指導者がいなくなったり、どうしても子供たちが少なくなってくると部を廃部にするというケースがほとんど出てくるのです。廃部にするということは、子供たちが選ぶのがだんだん減ってくるという形にもなってしまうので、文化部ってなるとどうしても学校で教えてやったりとかすることも多くなると思うのですけれども、そうすると指導者がなかなか学校での指導ができなかったりとかして、そうなってくると部活動の廃部というのが結構目に見えてくるのですけれども、そういうのも踏まえまして、今教育長の考えとしてお聞きできればなと思うのですけれども、お願いします。
〇議長(市川英敏君) 小泉教育長。
〇教育長(小泉明美君) 荒澤議員の御質問にお答えいたします。
中学校の部活動の地域移行は、当市におきましても最重要教育課題の一つと認識しております。中学生にとりまして、部活動はスポーツ、文化、芸術活動を通して体力、技能を高めるとともに、異学年交流によって人間関係能力、構築力を高めていくという、すばらしい教育意義を有していると認識しておるところです。そこに関して荒澤議員に関心を寄せていただいて、本当にありがたいなと思います。
おっしゃったように、当市では昨年度から休日、土曜日、日曜日のうち、1日は休みで1日は地域クラブとして数時間地域の指導者から御協力いただきまして、地域クラブ移行を始めたところで、昨年度3競技、本年度プラス3競技、6競技実行しているところでございます。来年度に向けまして、取りあえず休日の地域クラブ、地域の指導者を何とか見つけ出して確保して御協力を得て、休日に関しては地域クラブとしての活動、そこに学校教員が地域クラブ指導者として入るという形で共存していくと予定して、今努力しているところです。それ以降になりますが、平日のクラブ活動、部活動、名称はどちらになるか分からないのですけれども、夕方からの指導者確保は休日よりも一層困難になるかなと考えております。となりますと、本当に学校の職員に、これまで運営主体としても、実施主体としても大変御苦労をおかけしてきたところなのですが、ほかの指導者が見つからない限り学校の先生方のお力をまだまだ頼っていかなければならない部活動が多くあるかなと思います。加えて地域の指導者の方で、平日夕方とか夜間指導できるよという方が確保でき、それに伴う費用とか報酬とかのめどがつきましたら、その部から順次地域クラブに移行するということが今考えられている予想ラインでございます。私たちは、総合的ガイドラインに示されている地域の子供たちは学校を含めた地域で育てるというような意識を高めて、粘り強く、中学校生徒の望ましい成長を指導できるように、地域移行について努力してまいりたいと存じます。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) ありがとうございます。本当、でもそのとおりいろいろな問題があって、なかなか難しいところではやっぱりあります。今教育長が言っていただいたとおり外部の指導者が見つからない場合は、先生方、職員の方々にお願いするしかないほうになってしまうのも確かにあると思います。令和6年度の段階ですか、たしか教職員たちにアンケートを取った中ではやっぱり大変、負担が大きいという回答が結構多かったのですけれども、中にはやっぱりそれでもやりがいを感じて、教えていきたいという先生方も、何割ぐらいでしたっけ。3割ぐらいでしょうか、4割ぐらいですか。39.1%ぐらいの割合で、そのようにやりがいを感じているという先生方もいらっしゃる中で、やっぱりそういう先生方にもぜひ教えてほしいと思いますし、こちらの次のAの質問にもあるのですけれども、指導者と先生の、昼のほうの学校の部活動と土日の指導者の指導方針に関しても、今のところたしか阿賀野市の部活動の地域クラブに移行した7クラブでの中ですと部活動の先生、職員の先生が入っていないチームはなかったですよね。全部たしか7クラブとも学校の先生もいて、あと外部指導者もいる形でしたっけ。1個だけ違いましたっけ。
〇議長(市川英敏君) 羽田学校教育課長。
〇学校教育課長(羽田正佳君) ただいまの御質問にお答えします。
地域クラブ発足のときは、できたらできるだけ学校の先生にも入っていただいて、軌道に乗るまでは一緒に連携を取っていただきたいというふうなお願いをした地域クラブもございましたけれども、現状ではもうそういった段階を過ぎて、学校の先生がいらっしゃらなくても、地域クラブのもともとの指導者でやっていけるというところもありますので、いらっしゃらない地域クラブも複数ございます。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 分かりました。地域クラブの指導者だけというのも別に問題はなく、いいと思うのですけれども、先ほど言ったように指導方法が、答弁でも今のところそういう声は上がっていないということで答弁いただいておりますけれども、それであれば本当にいいのですけれども、ただこのBの質問の中で、地域移行にしたクラブチームへのアンケートの実施についてですけれども、まだこれまで実施したことがないということが書かれていたので、その中でやっぱりアンケートを実施しないので、結構生の声が聞けるのかなという心配、また先生が入っているのであれば、その先生から通して話も聞けるのだろうかなとは思ったのですけれども、先生がいないクラブチームもあるということで、なおさらアンケート実施については早急にしてもらいたいなということもありますし、また指導者、また保護者、あと生徒にもやっぱりクラブチームに入っている子たちがいろいろと思うところとか、こうしてほしいとか、こうだったという話も結構話を聞いたりとかするので、それに関してはアンケート取ってもらって、移行したチームの問題点とか改善点を本当に聞いてほしいのですけれども、今後アンケートを実施する予定というのは考えておられます。それとも、日にちが決まっていれば教えてほしいのですけれども。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 再質問ありがとうございます。私も議員時代、放課後、いわゆるクラブ活動の地域移行の質問を何度かさせてもらった経過がありますけれども、なかなか思うような、正直なところ答弁をいただけなかった経験があります。そういう中でこの場に立たせていただいた中で、この地域移行については、今スポーツ、体育会系のほうが先行してやって、これから文系のほうが入ってくると。その状況を見ながら移行していくのですけれども、幸いにも当市は総合型のクラブ、スポアですので、体育会系のほかにもいわゆる文系のほうも対応できるタイプの機関だと思っております。向こうの代表者の方、あるいはマネジャーの方々とも話をしておりまして、昨年までは結構そういうお互いにお話合いをするような場が設定されていなかったので、定期的にまずお互いに情報共有を図って、荒澤議員がおっしゃったような課題も含めて話合いの場を設けましょうということにしてありますし、担当部署にはちゃんとそちらのほうとやり取りをするように指示しております。その中で、さらに子供たち、あるいは保護者の方々の御意見、あるいは状況を、意見を聞いてみたいということであれば、それに応じて必要であればアンケートを取って、あるいは状況を確認する意味のアンケート取りというのもしていけるのではないかなと思っていますので、いずれにしても円滑な地域移行、その大きな枠組みをしっかりとつくってほしいということで指示しておりますので、アンケート結果をする、しないという回答になりませんけれども、状況としてはそういう方向で今動いております。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 分かりました。ぜひその考えというのでしょうか、お願いしていきたいとは思うのですけれども、今回地域移行されてから、6クラブチームの移行になっているのですけれども、そろそろ大会とか、昨年度もそうなのでしょうけれども、大会とかがあった中で、今までは学校が主体としてバスの使用の申請とかいろいろと行っていたと思うのですけれども、クラブチームに移行してしまうとその準備のほうが多分コーチもしくは指導者もしくは保護者の代表という形になるとは思うのですけれども、その辺の申請についての手順だったりとか、申請については順当、問題なく行われているのか、また結構面倒でお願いされていないのか、各チームから申請がちゃんとできているのかお伺いしたいのですけれども。
〇議長(市川英敏君) 羽田学校教育課長。
〇学校教育課長(羽田正佳君) ただいまの御質問にお答えします。
議員おっしゃるとおりに今ちょうど中体連等の地区大会、スポーツであればそういうふうな時期になっております。ですので、地域クラブの団体の方、そういうような事務を扱っている方等から窓口に来ていただいたり、実際電話で照会いただいたりということで、こちらのほうからこういった制度ありますという案内をさせていただいておりますので、それを使ってやりたいのですけれどもと実際の手続について照会を受ける件が多くなっている。今までやられたことがない方ばかりですので、まずはどういった形でやったらいいのでしょうかというふうなことでいらっしゃっておりますので、それについては丁寧に対応するようにいたしております。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 分かりました。そのように問合せとかのが来ているというのであれば安心しておりますけれども、ぜひ本当に多分分からないという保護者の方とかも多いと思いますので、そちらのほうのフォローだけしていただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。
また、質問事項のD、コーディネーターと指導者や学校との連携は取れているのかということで答弁いただきましたけれども、当市、コーディネーターの方は1名いらっしゃるのですけれども、コーディネーター1名で指導者、学校との連携なのですけれども、先ほど言うようにアンケートを取っていればいろんな問題が出ているのかなと思ったのですけれども、今アンケートがない状態で、コーディネーターの方がどこまで指導者や学校との連携ができているかなということでお伺いしたのですけれども、ほかの自治体ではコーディネーターを2名置いているところもあるのですけれども、何で2名置いているのだろうなと思って調べたりとかしたら、やっぱりコーディネーターによって得意な分野だったり、不得意な分野だったりあるということで、運動系の運動部のほうと文化部で分けて2人用意しているというところも中にはあったのですけれども、そういうふうな感じで両方見ているという形になっているとは思うのですけれども、今現在。そこに関してのコーディネーターの大変なところとか、苦労とか、ちゃんと対応はできているのかなという、ちょっと心配なところもあるのですけれども、それも踏まえてどのように連携を取っているのかなというのをもう少し詳しく教えてほしかったなという状況なのですけれども、先ほど答弁にも学校のほうにも訪問して、話を聞いたりとかということで動いていらっしゃると答弁されたのですけれども、その中で、では顧問とのやり取りの中で問題点とか要望などは上がったりとかしなかったのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 羽田学校教育課長。
〇学校教育課長(羽田正佳君) 御質問にお答えします。
コーディネーターの方に関しましては、定期的に地域クラブのほうは報告もいただくこともありますし、やり取りすることも多いわけでございますが、学校に関してもいろいろ情報をいただきたいということで、部活の顧問の先生等と連絡を取りながらやらせていただいているところですけれども、やはり部活と地域クラブの大会の出方、大会を出るために、部活から出るのか、地域クラブから出るのかといういろいろな問題もありまして、いつの段階で生徒の方々も地域クラブに行ったらいいのかというふうな選択に迫られているところがあったりとか、そういった相談はいただいておりますし、そういったことが子供たちの不利にならないように取り組むというのが一番の問題になっているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 今羽田課長より、さっき言ったように今大会関係の出る、出ない、どちらで出るか、出ないという話を上げてもらったのですけれども、本当に今クラブと部活動の中体連の大会が今直近であると思うのですけれども、そこに関して部活動であれば普通に上がっていけるけれども、地域クラブでは出れないとか、また地域クラブで参加しても、こちらの下越大会は出れるけれども、北信越の大会は出れないとかいう競技もあったりとか、そういうのでなかなか子供たちも不安になってみたりとか、指導者にしても、だったらでは部活動のほうがいいのではないのかとか、そういう問題点も結構今出てきまして、それに関しては当市がどうのこうのという話ではない問題ではあるのですけれども、どうしても、だからしようがないよねというわけにもまたいかないと思いますし、せっかく子供たちが頑張って練習して、大会を目指して、大会に出て、勝ち上がって次の大会に行けるかなと思ったら行けませんでしたとかということになってしまったら、今までの我慢と頑張りが無駄になってしまったり、本当に子供たちが残念がるとは思うので、当市としてもやっぱり県の中体連だったりとかにもいろいろと連携しながらといいますか、話を上げていただきながら、子供たちが途中で出れなくならないようなやり方とかというのも動いていってほしいし、要望していってほしいと思います。
先ほど市長言ったように、地域クラブに変更して指導者関係とか、文化とかもこれから始まってくるとは思うのですけれども、どうしてもまだまだ国、県が、答弁にもあるのですけれども、その方針に基づいてとか、ほかの自治体を見ながらというのも確かにそのとおりなのですけれども、どうしてもそれを待っているとなかなか先に進まない。国、県は、ほとんど各自治体にお任せみたいな感じの内容でしか出していないと思いますので、当市独自の考えというか、進め方をできるのであれば取っていただきたいと思いますし、どうしても子供たちのためによりよいやり方を取ってもらいたいし、せっかく指導者も、手を挙げてくれている方に対しても、決まりだったりとかはあるとは思うのですけれども、そこら辺のニーズに応えながら、指導者にも話を聞いていただきながら、やりやすい方向、また今後も指導者が手を挙げていただけるような当市としての独自の方針でしょうか、そういうのも上げていってあげればなと思いますので、ぜひそこのほうだけお願いいたしまして、私からの……
〔何事か呼ぶ者あり〕
〇1番(荒澤浩和君) では、お願いします。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 御指摘ありがとうございます。先ほど申し上げたとおりいろいろな計画とかプランはあるのでしょうけれども、具体的なグランドデザインが私どもも見えない。どうしたらいいのか分からないというような状況なのだろうと思っていますので、グランドデザインをしっかり描くためにもまず総合型クラブとよく話合いを持ってもらいたいと思っています。その上で種目別に、またいろいろと違うのです、県レベルの種目別の競技会というか、競技主体の考え方が。荒澤議員がおっしゃったように、大会に出れる、出れないという話も私も承知しております。一番やっぱり避けなければならないのは、子供たちが伸び伸びと、気兼ねなくいろんな大会に行けることが大事なのであって、大人の都合、あるいは競技主体の団体の都合によって、結果的に子供たちが損するようなことは絶対避けるようにと言っておりますので、議員の指摘されたことを十分肝に銘じながら対処していきます。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) ありがとうございます。その言葉が聞ければ、子供たちも安心してスポーツ、部活動が取り組めると思いますので、ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。
では、一般質問終わります。ありがとうございました。
〇議長(市川英敏君) 質問を改めます。
5番、大滝勝さん。
〔5番 大滝 勝君登壇〕
〇5番(大滝 勝君) 5番、大滝勝です。本日最終の質問をさせていただきます。
私からは、緊急時における阿賀野市からの高齢者への周知の方法についてお尋ねします。当市では、安全安心メールやLINEによって緊急時の情報発信をしているが、スマートフォンの所有率の低い高齢者には伝わりにくいと思われる。いかにしてデジタル難民と言われる人たちに素早く正確な情報を伝えていくのか、市長の見解を伺います。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 大滝議員の質問にお答えいたします。
携帯電話やスマートフォン、パソコンなどの情報端末機器をお持ちでない割合が高いと思われる高齢者の皆様への災害時における情報伝達手段を確保することは、喫緊の課題であると思っております。この課題への対応といたしましては、防災行政無線での放送をはじめ、広報車両による広報、自治会長や民生委員、消防団の訪問や見回り等により情報伝達を図っております。特に避難情報については、県を通じ、テレビにテロップ表示されますので、これら様々な手段を活用して対応しているところであります。特に大事になってきますのは、それでも伝わらない場合のカバーをどうするかということだと考えておりますので、各自治体あるいは町内、自治会の皆様方の御協力を得ながら、いざというときにはその動きをお借りしながら対処していきたいと考えております。
以上、よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 大滝勝さん。
〇5番(大滝 勝君) それでは、再質問させていただきます。
災害時には様々なツールを使って対応されているようですけれども、やはりスマートフォンによるメールやLINEが一番確実で早い伝え方だと思います。LINEやメールであれば、私も使えます。最近d払いも覚えましたので。
そこでお聞きします。当市の高齢者のスマホ保有率なんて分かりましたらお聞きしたいのですけれども。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 高齢者の方のスマートフォンの普及率、これモバイル社会研究所というところの資料からの抜粋になりますけれども、スマートフォンで60代で91%、それから70代で83%、80代前半で62%ということで、意外と高い数字。恐らくこれは、都市部の方々も入っているので、こういう数字になっているのだろうと推測します。これがそのまんま私ども阿賀野市を含めて、地方ではどうなのかというと、これよりはやはり低いのだろうと思っております。
あと、従来の携帯型なのですが、これが60代で8%、70代で12%、80代前半で21%となっております。私の家内もまだこうやるのを持っておりますが、この前の地震の緊急速報はぱかっとやるやつでもしっかり来るのだなと思って、感心しておりました。そういうことで、緊急避難含めて、そういう情報は伝わるように通信各社のほうも考えているのかなというふうに感じたところです。
〇議長(市川英敏君) 大滝勝さん。
〇5番(大滝 勝君) ありがとうございました。随分高いのですね。多分この阿賀野市になると、マイナス40ぐらい引かねばならないかと思われますけれども、そうすると当市においてはまだまだスマホの持っていない方の割合が高いのではないかと思われますけれども、それで私考えましたけれども、最近あがのポイントがスマホでも使えるようになりました。私は、高齢者にスマホに興味を持ってもらうには、今あるあがのポイントをもっと魅力的にしたら保有率が上がると思い、ちょっとあがのポイントについて調べてみましたが、あがのポイント、まちづくり付与事業ですけれども、すごくいっぱいあるのです。市長、幾つあるか分かりますか。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 残念ながらまだ不勉強ですので、あちこちで使えることは分かっていますけれども、例えば健康とか、ドックとか、そういうのありますけれども、では具体的にどの項目というのは残念ながら不勉強で、大変申し訳ないです。
〇議長(市川英敏君) 大滝勝さん。
〇5番(大滝 勝君) 何と33項目もありました。中には議会広報、議会報告会や自治会等が開催する出前報告会に50ポイント、メタボ脱出チャレンジ、メタボリックシンドローム改善予防できた方へ1,000ポイントもくれるのです。非常に私もこれ見て、すごい事業だなと思いました。こんなすばらしい事業が本当に市民の方に周知され、理解されているのかなと。PR方法なんてありましたらお聞かせください。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) あがのポイントの紹介、活用は、従前から各担当部署で一生懸命広報等を通じてやっているのですけれども、やはりその活用については、むしろ一定の人といいますか、ある程度決まった人が活用しているような状況になっていると漏れ聞いておりますので、議員がおっしゃるとおり広く市民の方に活用してもらうにはどういうやり方がいいのかこれからも検討して、直せるところは直していく必要があるのかなと思っています。ただ、大事なのは、あがのポイントを例えば今のスマホでいわゆる通学定期のように使えるような、切符買えるような、ああいう汎用性が高いわけですけれども、それを使いこなせるまでにも、あるいはあがのポイントをそれでやるにしても、やはり議員が最初に申し上げたとおり高齢の方々にいかにしてスマホを持っていただくかということになろうかと思います。そこのところはやはりスマートフォンの操作の研修といいますか、そういうのも設定しておるわけですし、JAのほうでもそれをやっておられますので、まずは大事なのはスマホを持っていただければと思っていますし、一番やはり大事なのは議員がおっしゃったとおりLINEですね。LINEの友達つながりがやはり一番情報をその人に伝達しやすいですので、あがのポイントもそうなのですが、阿賀野市とLINE友達になるような仕組み、これがいろんな情報も含めてその方にお伝えすることができますので、封書で紙で送っても、なかなか見ていただけないというところがありますので、LINE友達でのやり方がいろんな面でも有効に使えると思っていますので、そこら辺の研究をしていきたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 大滝勝さん。
〇5番(大滝 勝君) 今ほど市長のほうからLINE友達というお話ございましたけれども、今のLINEだと一方通行ですよね。ぜひその辺も改善していただければありがたいと思います。
また、あがのポイントの話に戻りますけれども、市長も行かれました、社会厚生常任委員会で八王子へ。行っていないっけ。あそこでは高齢者向けに歩いたり、バランスよく食べたり、脳トレをしたりするとポイントがつく。そういう地域ポイント制度もこれと併せて当市でも実現したら、すばらしいポイント事業になると思うのですけれども、またポイントサービス加盟店、約20店舗ありました。これは、何年も同じような店舗で、商工会とか通じて募集はされているのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 今回商工会のほうが、4つの商工会が1つになりましたけれども、御挨拶に伺ったときも、私も議員時代から何でこれが全市的に広がらないのかなと、どういうところに課題があるのかなと。どこに壁があって、それをどうやったら取り外して、もっと広くというところでありますと、やはりお店なりそれぞれの方々の考えがいろいろ複雑だなというのを感じております。気持ちは私も大滝議員と同じで、1つにまとまって、全市的にいろんな事業に展開できればなと思っておりますが、そこはやはりいろいろそれぞれの事情があるのだろうというのを感じておりますので、そこは丁寧に商工会の皆様方、あるいはあがのポイントなり、商店街の皆さん方とどういう方向が一番いいのか協議を重ねていくしかないのかなと思っております。方向は1つになってほしいなとは思っています。
〇議長(市川英敏君) 大滝勝さん。
〇5番(大滝 勝君) また八王子の話に戻るのですけれども、地域ポイントをPayPayに八王子では変換しているのです。等価ではございませんけれども、0.7掛けだったか、そんなような感じで、それなら店舗数なんて少なくても、どこ行っても買物できるわけですから、その辺も含めましてあがのポイントをもっと魅力的にされまして、高齢者に興味を持ってもらい、スマートフォンを普及させ、緊急時の情報伝達を迅速化、また健康管理、フレイル予防、そして商店の活発、活性化になると思われます。それらのことから大きな効果があると思われる事業を市長、前向きにやっていただけませんか。
〇議長(市川英敏君) 加藤市長。
〇市長(加藤博幸君) 議員の言うようにPayPayとか、d払いとかいろいろあると思うのですけれども、それぞれのやっぱりいいところと、あるいはちょっと負担が増すところとかいろいろあるのかもしれません、システム導入なんかによって。その辺のところも勉強していきますが、いずれにしても議員がおっしゃるのはちゃんとDXをやれということだと思いますので、DXができるような体制づくりを今やっているところですが、私自身この場所にいますと、何とこの庁舎の中は紙が多いことかということで困惑しているぐらいですので、まず市庁舎内のデジタル化も進めながら、DXが実現できるように取り組んでいきたいと思っておりますので、御協力をよろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 大滝勝さん。
〇5番(大滝 勝君) これは、1つの部課ではできることではないと思います。庁舎一体となって高齢者、弱者に優しいまちづくりを進めていただくようお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
〇散会の宣告
〇議長(市川英敏君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれで散会します。
6月6日午前10時から本日に引き続き一般質問を行います。
御協力ありがとうございました。
散 会 (午後 2時20分)