令和6年第2回阿賀野市議会定例会議事日程(第3号)

                       令和6年3月15日(金)午前10時00分開議

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 議案第12号 令和6年度阿賀野市一般会計予算
      議案第13号 令和6年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算
      議案第14号 令和6年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算
      議案第15号 令和6年度阿賀野市介護保険特別会計予算
      議案第16号 令和6年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算
      議案第17号 令和6年度阿賀野市水道事業会計予算
      議案第18号 令和6年度阿賀野市下水道事業会計予算
      議案第19号 令和6年度阿賀野市病院事業会計予算
日程第 3 議案第20号 阿賀野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に
             関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条
             例の一部改正について
      議案第21号 阿賀野市監査委員条例の一部改正について
      議案第22号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正に
             ついて
      議案第23号 阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正
             について
      議案第24号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
      議案第39号 阿賀野市火災予防条例の一部改正について
      議案第41号 阿賀野市過疎地域持続的発展計画の改訂について
      請願第 1号 治安維持法犠牲者に国家賠償法の制定を求める意見書の提出を求める請
             願
日程第 4 議案第25号 阿賀野市体育施設条例の一部改正について
      議案第26号 阿賀野市立学校施設使用条例の一部改正について
      議案第27号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基
             準を定める条例の一部改正について
      議案第28号 阿賀野市介護保険条例の一部改正について
      議案第29号 阿賀野市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定め
             る条例の一部改正について
      議案第30号 阿賀野市介護保険法に基づく指定介護予防支援事業者の指定の要件並び
             に指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等
             に係る介護予防のための効果的な支援の方法に係る基準に関する条例の
             一部改正について
      議案第31号 阿賀野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する
             基準を定める条例の一部改正について
      議案第32号 阿賀野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営
             並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的
             な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
      議案第38号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について
      議案第40号 和解することについて
      議案第42号 下越福祉行政組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更について
日程第 5 議案第33号 阿賀野市都市公園条例の一部改正について
      議案第34号 阿賀野市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
      議案第35号 阿賀野市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
      議案第36号 阿賀野市水道給水条例の一部改正について
      議案第37号 阿賀野市道路占用料徴収条例の一部改正について
      議案第43号 市道路線の変更について
日程第 6 委員長報告第1号 閉会中の所管事務調査報告(総務文教常任委員会)
      委員長報告第2号 閉会中の所管事務調査報告(社会厚生常任委員会)
      委員長報告第3号 閉会中の所管事務調査報告(産業建設常任委員会)
日程第 7 閉会中の継続調査申出について(総務文教常任委員会)
      閉会中の継続調査申出について(社会厚生常任委員会)
      閉会中の継続調査申出について(産業建設常任委員会)
      閉会中の継続調査申出について(議会運営委員会)
日程第 8 議員派遣について

出席議員(15名)
   1番   荒  澤  浩  和  君      2番   天  野  市  榮  君
   3番   遠  藤     孝  君      5番   百  都  順  也  君
   6番   大  滝     勝  君      7番   松  ア  良  繼  君
   8番   清  野  栄  一  君      9番   近  山     修  君
  10番   岡  部  直  史  君     11番   村  上  清  彦  君
  12番   風  間  輝  榮  君     13番   宮  脇  雅  夫  君
  14番   山  口  功  位  君     15番   遠  藤  智  子  君
  16番   市  川  英  敏  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
       市     長    田   中   清   善   君

       総 務 部 長    菅   原   博   徳   君
       (総 務 課長)

       民 生 部 長    山   ア   善   哉   君
       (市民生活課長)

       産 業 建設部長    田   村   大   樹   君
       (建 設 課長)

       市 長 政 策 ・    齋   藤   和   彦   君
       市 民 協働課長
       (危機管理課長)

       企 画 財政課長    西   潟   治   子   君
       管 財 課 長    相   馬   繁   行   君
       税 務 課 長    小   池       勉   君
       健 康 推進課長    吉   川   麻   子   君
       社 会 福祉課長       橋   正   人   君
       高 齢 福祉課長    小   見   江 梨 子   君
       生 涯 学習課長    塚   野   敏   之   君
       農 林 課 長    田   邉       徹   君

       商 工 観光課長    大   橋   晋   一   君
       ( 公 園 管 理
       事 務 所 長 )

       上 下 水道局長       橋   健   治   君
       会 計 管 理 者    大   岡   延   子   君
       教  育  長    神   田   武   司   君
       学 校 教育課長    羽   田   正   佳   君
       農業委員会会長    見 尾 田   正   行   君

       農 業 委 員 会    五 十 嵐   明   彦   君
       事 務 局 長

       代 表 監査委員    照   田   伸   宏   君

       監 査 委 員    遠   海   美 穂 子   君
       事 務 局 長

       消防本部消防長    加   藤       昭   君

本会議に職務のため出席した者の職氏名
       事 務 局 長    保   科   和   文
       主     任    坂   井   信   子
       主     任    青   山       愛

               開 議 (午前10時00分)
    開議の宣告
議長(市川英敏君) おはようございます。定刻になりました。
  ただいまの出席議員数は15名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
議長(市川英敏君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、9番、近山修さん、12番、風間輝榮さん、13番、宮脇雅夫さん、以上3名を指名します。
                                            
    議案第12号 令和6年度阿賀野市一般会計予算
     議案第13号 令和6年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算
     議案第14号 令和6年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算
     議案第15号 令和6年度阿賀野市介護保険特別会計予算
     議案第16号 令和6年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算
     議案第17号 令和6年度阿賀野市水道事業会計予算
     議案第18号 令和6年度阿賀野市下水道事業会計予算
     議案第19号 令和6年度阿賀野市病院事業会計予算

議長(市川英敏君) 日程第2、議案第12号から議案第19号までを一括して議題といたします。
  予算審査特別委員会への付託事件でありますので、委員長の報告を求めます。
  大滝予算審査特別委員会委員長。
               〔6番 大滝 勝君登壇〕
6番(大滝 勝君) 予算審査特別委員会の審査報告を行います。
  令和6年3月15日。阿賀野市議会議長、市川英敏様。
  2月27日に議長を除く議員全員により本委員会が設置され、付託された8件の令和6年度会計予算を審査しました。
  審査状況は、3月11日、12日、13日の3日間、担当部課局長等から予算概要の説明を受け、質疑を行い、市長に対する総括質疑を行いました。
  審査結果を報告します。議案第12号、議案第13号、議案第16号から議案第19号までは全会一致で、議案第14号、議案第15号は賛成多数で可決と決定しましたので、会議規則第110条の規定により報告します。予算審査特別委員会委員長、大滝勝。
議長(市川英敏君) これで委員長の報告を終わります。
  お諮りします。本特別委員会は、議長を除く議員14人により構成した特別委員会ですので、委員長報告に対する質疑を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、質疑は省略いたします。
  これから自由討議を行います。
  初めに、議案第14号 令和6年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算について自由討議を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 自由討議なしと認めます。
  これで自由討議を終わります。
  次に、議案第15号 令和6年度阿賀野市介護保険特別会計予算について自由討議を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 自由討議なしと認めます。
  これから討論を行います。
  議案第12号、議案第13号、議案第16号から議案第19号までについて討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  次に、議案第14号について討論を行います。
  7番、松ア良繼さん。
7番(松ア良繼君) 後期高齢者医療特別会計予算案に反対の討論を行います。
  予算案は、令和6、7年度の保険料を均等割が3,800円引き上げて4万4,200円に、所得43万円以上の人にかかる所得割率が0.77ポイント引き上げて8.61%に、賦課限度額が14万円上げて80万円となることが前提となっています。年金額200万円未満の人にも年6,000円以上の負担増で、年金が物価上昇以下に抑えられている中で大幅引上げは耐え難いものとなります。
  国は、後期高齢者の保険料負担率を2年の改定ごとに引き上げることを決めていますが、特に今回は11.72%から12.67%へと過去最大の引上げとなっています。その一方で国の負担割合は、老人保険制度がスタートした1983年度は45%だったものが現在では33%にまで落ち込んでいます。現在の都道府県連合制度は、市町村後期高齢者医療特別会計の独自財源がないため、福祉的な追加措置を行うことが難しく、住民の声が反映しにくいものになっています。住民の不満や反発を気にせずに保険料引上げや給付削減を進めたいという国の思惑があることは明瞭であります。
  こうした中でも、全国後期高齢者医療広域連合協議会が昨年6月に国に提出した要望書で、高齢者医療を真に持続可能とするために国庫負担割合の増加を求めています。市独自の予算編成を行うことが難しいことは理解をしていますが、高齢者の医療制度改悪に抗議し、広域連合の要望を後押しする意味においても、本予算案には反対を表明して討論といたします。
議長(市川英敏君) 次に、賛成の方の討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) これで討論を終わります。
  次に、議案第15号について討論を行います。
  13番、宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) 介護保険特別会計に反対する討論を行います。
  来年度から3か年の阿賀野市の第9期介護保険料は、所得段階を前期の11段階から15段階に変更しましたが、基準額で前期比6.8%引上げで年額7万7,800円を8万3,100円としております。これは、阿賀野市合併時の2.1倍の引上げになります。所得の第1段階は1.3%引上げに抑えましたが、15段階では前期比、何と50.7%、年額6万7,100円の大幅引上げです。県が実施した高齢者基礎調査、これは令和4年8月1日ということになっておりますが、によりますと、介護保険料の負担については、現在の介護保険サービスの水準を維持するためにも保険料引上げもやむを得ないという方が23.3%と、介護保険サービスを削減してもやむを得ないので、保険料は現状の程度のままがよいが23.3%と並んでトップとなっています。つまり保険料を上げるならサービスを上げてくれと。それが駄目なら、多少削減しても、もう介護保険は限度だというのが県の調査でももう明確で、これがトップになっております。果たして介護保険はこれらの願いに応えているのでしょうか。
  介護保険制度から23年となりました。介護保険のサービスの向上が図れた制度は、私の見たところサービス向上はゼロです。特養入所を要介護3以上に線引きするとか、一定の所得があると利用料を引き上げるなど、改悪の連続でした。国は、国民の批判で先延ばししておりますが、今後も利用料の原則2割化、または2割負担、3割負担の対象を拡大する、要介護1、2の訪問、通所介護の自治体任せの総合事業への移行、ケアプランの作成の有料化、福祉用具のレンタルから買取りへの変更、介護保険料の徴収年齢の39歳以下の引下げ等を計画しております。先ほど述べた県民の願いに応える施策は一つもありません。反するものばかりです。さらに許せないのは、来年度、9期の介護報酬改定で訪問介護の基本報酬を2ないし3%引き下げようとしていることです。現在約4割の訪問介護事業者は、赤字の状態が少なくても2020年度以降3年連続で続いていることが厚労省の資料で分かりました。東京商工リサーチによると、昨年の訪問介護事業所の倒産は過去最多の67件で、その96%が資本金1,000万円未満、85%が従業員10人未満の小規模零細事業所です。阿賀野市でも2件廃業、倒産ですか、がこの間しております。
  また、22年のホームヘルパーの有効求人倍率は、全国平均ですが、15.5倍と8割の事業所が人手不足で、要介護認定が出ても、新規利用者はすぐに利用できないという事態も起きているそうです。冒頭紹介した県の調査では、人生の最期を迎えたいという場所は自宅がトップです、これ52.8%。自宅や地域で暮らし続けるために必要なことは、医療、看護体制の整備と介護サービスの充実が65.1%でトップです。住み慣れた地域で清掃、洗濯などの生活援助や家事援助を支えている事業所のますますの経営悪化が危惧され、在宅介護の崩壊の危険も高まっております。在宅介護が崩壊すれば、家族が仕事を辞めて介護をせざるを得なくなり、地域経済もますます悪くなるのは目に見えております。最大の解決策は、介護保険の国庫負担を現在の25%から10%引き上げ、将来は50%も引き上げて自治体負担分を含めた公的負担を75%にする、これしかありません。しかし、住民の福祉の増進を図る任務を持つ自治体として何もしないわけにはいきません。柏崎は、市独自で介護施設の夜間勤務者に対して夜勤手当の増額のための支援をしていると聞いております。阿賀野市でも住民税非課税世帯に在宅介護の利用料を半額にしていると、こういう今まで努力をしてきたのです。ところが、最近こういう努力がされていないと、市としてもやろうと思えばできることあるはずなのです。それで、これからやはり在宅介護事業所の実態を本当によく調査して、独自支援が必要というのが本当に必要であります。実態調査もしていないし、予算案にも今回入っておりません。よって、この介護保険特別会計予算案には反対です。
議長(市川英敏君) 次に、賛成の方の討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) これで討論を終わります。
  これから議案第12号、議案第13号、議案第16号から議案第19号までを採決します。
  お諮りします。本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第12号、議案第13号、議案第16号から議案第19号までは委員長報告のとおり決定しました。
  次に、議案第14号を採決します。
  この採決は起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は可決です。
  お諮りします。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
               〔起立多数〕
議長(市川英敏君) 起立多数です。
  したがって、議案第14号は委員長報告のとおり可決されました。
  次に、議案第15号を採決します。
  この採決は起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は可決です。
  お諮りします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
               〔起立多数〕
議長(市川英敏君) 起立多数です。
  したがって、議案第15号は委員長報告のとおり可決されました。
                                            
    議案第20号 阿賀野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の
            利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報
            の提供に関する条例の一部改正について
     議案第21号 阿賀野市監査委員条例の一部改正について
     議案第22号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一
            部改正について
     議案第23号 阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の
            一部改正について
     議案第24号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
     議案第39号 阿賀野市火災予防条例の一部改正について
     議案第41号 阿賀野市過疎地域持続的発展計画の改訂について
     請願第 1号 治安維持法犠牲者に国家賠償法の制定を求める意見書の提出を
            求める請願

議長(市川英敏君) 日程第3、議案第20号から議案第24号まで及び議案第39号、議案第41号、請願第1号を一括して議題といたします。
  総務文教常任委員会への付託事件でありますので、委員長の報告を求めます。
  百都総務文教常任委員会委員長。
               〔5番 百都順也君登壇〕
5番(百都順也君) 委員会審査報告書。令和6年3月15日。阿賀野市議会議長、市川英敏様。総務文教常任委員会委員長、百都順也。
  令和6年3月6日、総務文教常任委員会を開催し、本委員会に付託された議案及び請願について審査した結果、議案第20号から議案第24号、議案第39号、議案第41号はいずれも全会一致で原案のとおり可決と決定したので、会議規則第110条の規定により報告いたします。
  なお、請願第1号は賛成少数で不採択とすることに決定したので、会議規則第143条の規定により報告いたします。
議長(市川英敏君) これで委員長の報告を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  これから自由討議を行います。
  請願第1号 治安維持法犠牲者に国家賠償法の制定を求める意見書の提出を求める請願について自由討議を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 自由討議なしと認めます。
  これから討論を行います。
  議案第20号から議案第24号まで及び議案第39号、議案第41号について討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  次に、請願第1号について討論を行います。
  10番、岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 私はこの請願に対して賛成の立場で討論を行います。
  この請願は、政府に対して3点求めております。国が治安維持法が人道に反する悪法であったことを認めること。2番、国は治安維持法犠牲者に謝罪をし、賠償を行うこと。3番、国は治安維持法による犠牲の実態を調査をし、その内容を公表すること。この実態そのものもまだ調査すらもしていないという、こういう状況の中で、日本弁護士連合会主催の人権擁護大会は、治安維持法犠牲者は日本の軍国主義に抵抗し、戦争に反対した者として、その行為は高く評価されなければならないと指摘をし、補償を求めております。また、外国の例でも、アメリカをはじめ幾つかの国では、この戦前の問題を反省をし、賠償を行っているということがあります。皆さん御承知のように、ポツダム宣言を受諾したことによって、戦争中に大変な悪法であります犠牲者を伴った治安維持法はポツダム宣言を受諾したことにより悪法として廃止をされました。もちろん政治的自由も勝ち取ったことになりますから、私自身もこういう政治に参加してきましたけれども、戦前の治安維持法の下では到底これはできないわけで、この治安維持法が廃止をされ、戦後日本国憲法を決められ、その政治的自由の下で私どもは選挙に参加をしたり、議員に候補者として立候補するというような自由が認められているわけでありますから、ぜひともこの治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の方たちが進めている趣旨に賛同して、請願を通していただきたいと思います。
  なお、この団体は今国に対してもいろいろ運動を行っておりまして、署名数は累計で1,000万を超えているということを聞いております。この人たちの団体の後押しをする上でも、ぜひ当議会において請願が採択されますようにお願いをいたします。賛成でございます。
議長(市川英敏君) 次に、請願第1号に反対の方の討論を行います。
  12番、風間輝榮さん。
12番(風間輝榮君) 私は、治安維持法の請願に反対する立場で意見を述べさせていただきます。
  治安維持法は、皇室や私有財産を否定する運動が過激化、暴動などに発展することを取り締まることを目的にされた法律です。当時適法に制定されたものであり、同法違反の罪に関わる拘留、拘禁は適法であり、刑の執行も裁判所によって言い渡された有罪判決に基づいて適法に行われたものであって、違法があったとは認められません。よって、国が損害賠償すべき理由はないと思われます。当時の立法府が適法に制定した法律であり、これを人道に反する悪法であったと一方的に決めつける理由もありません。
  よって、この請願の採択には反対です。
議長(市川英敏君) 8番、清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それでは、賛成する立場で意見を述べさせてもらいます。
  治安維持法は、名称だけを見れば人々の平穏な生活を守るというようないい印象があるかもしれません。今風間議員が申し上げましたことは、治安維持法の施行から約10年間そういう本来の目的でやられたと思いますが、その後昭和16年に改正されていまして、軍部に対する批判や反戦活動、そのほか芸術活動とか、要は体制に都合の悪いものは全部弾圧されたのです。ここの部分というのは、人々の思想や自由を抑制したものであって、数十万人が逮捕されました。そして、7万5,000人が送検され、2,000人が虐殺されているということで、県内の宗教関係者とかも獄死しております。そういう意味では、参議院にも請願が出されていますし、先ほど岡部議員が言いましたように、ほかの国でも補償をするというような動きがありますので、ここのあたりは補償について真摯に考えていただきたいなと思っています。
議長(市川英敏君) 次に、反対の方の討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) これで討論を終わります。
  初めに、議案第20号から議案第21号、議案第23号から議案第24号及び議案第39号、議案第41号を採決します。
  お諮りします。本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第20号から議案第21号、議案第23号から議案第24号及び議案第39号、議案第41号は委員長報告のとおり決定しました。
  次に、議案第22号について採決します。
  この採決は起立によって行います。
               〔「議長、意見って言いましたっけ」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 意見。
               〔「討論」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論終わりました。交互にやりますので。
               〔「いやいや、22号」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 休憩します。
               休 憩 (午前10時26分)
                                            
               再 開 (午前10時27分)
議長(市川英敏君) 再開します。
  先ほど議案第20号から議案第24号まで及び議案第39号、議案第41号について討論を行いますというふうに申し上げた中で、議22号もこの20号から24号までのところに入っておりまして、そういうことでよろしいでしょうか。
               〔「基本的には反対じゃなくてもいいんですけど」と呼
                 ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) それでは次に、議案第22号について採決します。
  この採決は起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は可決です。
  お諮りします。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
               〔起立多数〕
議長(市川英敏君) 最後に、請願第1号を採決します。
               〔何事か呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 失礼しました。
  起立多数です。
  したがって、議案第22号は委員長報告のとおり可決されました。
  最後に、請願第1号を採決します。
  この採決は起立によって行います。
  本件に対する委員長の報告は不採択です。
  お諮りします。請願第1号は、採択することに賛成の方は起立願います。
               〔起立少数〕
議長(市川英敏君) 起立少数です。
  したがって、請願第1号は不採択とすることに決定しました。
                                            
    議案第25号 阿賀野市体育施設条例の一部改正について
     議案第26号 阿賀野市立学校施設使用条例の一部改正について
     議案第27号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に
            関する基準を定める条例の一部改正について
     議案第28号 阿賀野市介護保険条例の一部改正について
     議案第29号 阿賀野市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基
            準を定める条例の一部改正について
     議案第30号 阿賀野市介護保険法に基づく指定介護予防支援事業者の指定の
            要件並びに指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指
            定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法
            に係る基準に関する条例の一部改正について
     議案第31号 阿賀野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営
            に関する基準を定める条例の一部改正について
     議案第32号 阿賀野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備
            及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予
            防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一
            部改正について
     議案第38号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について
     議案第40号 和解することについて
     議案第42号 下越福祉行政組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更に
            ついて

議長(市川英敏君) 日程第4、議案第25号から議案第32号まで及び議案第38号、議案第40号、議案第42号を一括して議題といたします。
  社会厚生常任委員会への付託事件でありますので、委員長の報告を求めます。
  大滝社会厚生常任委員会委員長。
               〔6番 大滝 勝君登壇〕
6番(大滝 勝君) 委員会審査報告書。令和6年3月15日。阿賀野市議会議長、市川英敏様。社会厚生常任委員会委員長、大滝勝。
  令和6年3月7日に社会厚生常任委員会を開催し、本委員会に付託された議案について審査した結果、議案第25号から議案第27号、議案第29号から議案第32号、議案第38号、議案第40号、議案第42号はいずれも全会一致で原案のとおり可決、議案第28号は賛成多数で原案のとおり可決と決定したので、会議規則第110条の規定により報告いたします。
議長(市川英敏君) これで委員長の報告を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  これから自由討議を行います。
  議案第28号 阿賀野市介護保険条例の一部改正について自由討議を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 自由討議なしと認めます。
  これで自由討議を終わります。
  これから討論を行います。
  初めに、議案第25号から議案第27号、議案第29号から議案第32号及び議案第38号、議案第40号、議案第42号について討論を行います。
  8番、清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 議案第40号ですが、和解することについてであります。本来消費税が非課税の業務委託契約の案件でしたが、双方とも契約の段階で課税案件と勘違いをした結果、7年間消費税課税のまま契約をしていたということで、消費税の還付請求の手数料の事案が出てまいりまして、双方話合いの結果半分ずつ負担するということになったようでありますが、阿賀野市が納め過ぎた還付請求できない消滅時効にかかった2年分は阿賀野市の負担となります。そこの部分が阿賀野市が損害を被るわけですが、本来和解のときにおいてはそこの部分も双方で負担するのが適切なのかなというような思いがありまして、今回意見を言わせてもらいました。今後は、そういうことがないようにぜひ気をつけていただきたいと思います。
議長(市川英敏君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 次に、議案第28号について討論を行います。
  13番、宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) 先ほども言いましたけれども、反対の立場でございます。
  先ほど言ったのは省略しますけれども、最近のまた報道によりますと、総務省ですか、家計調査をやったところ、エンゲル係数がどんどん上がって、もう最高クラスになっていると。要するに食べないと死にますから、食べるのがもう精いっぱい、それも家計のもうぎりぎり、毎月上がっていると。一方では年金も下がりっ放し、給料も中小企業はほとんど上がらないという状況で、これを先ほど言ったように、介護保険を今上げたらますます生活破壊になるというのは目に見えた、もう限界なのです、既に。それをまたしゃにむに突破しようということは、これはよくないというふうに思いますので、反対いたします。
議長(市川英敏君) 次に、賛成の方の討論を行います。
  12番、風間輝榮さん。
12番(風間輝榮君) 今の反対理由も理解はできます。しかし、この制度を維持していくとなりますと、誰かがその分を負担をしなければ、この制度は成り立たないわけです。阿賀野市の場合は、そういう施設整備については県内トップクラスの施設を維持しているわけですし、それと低所得者に対しては国からの交付金の約1億2,500万近くのものを低所得者に投入をして、できるだけ低所得者に負担のかからないように今回の介護保険料を設定したはずなのです。確かにそれ以外の所得の多い方々にとっては、負担は確かに私自身もそれはできれば避けたいなと思っておりますが、積立金の一部を取り崩して投入したとしても、1人当たり500円程度の減額しかならない。先ほども話をしましたけれども、誰かが支えていかなければ、この制度は成り立たないと私自身は思っております。
  それともう一つは、一時的に毎月保険料を納めていって、確定申告の時期になりますと税額控除の対象になります。そういったところを考えますと、確かに一時的に負担は増えるかもしれませんけれども、確定申告時においてはそれなりに控除の対象になるということを考えれば、やはり先ほども申し上げましたように、誰かが支えていかなければこの制度は破綻していくわけですから、そういった意味では私はいかがなものかなと。ですから、賛成をせざるを得ないというふうに思っております。
議長(市川英敏君) ほかに討論ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) これで討論を終わります。
  初めに、議案第25号から議案第27号、議案第29号から議案第32号及び議案第38号、議案第42号を採決します。
  お諮りします。本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第25号から議案第27号、議案第29号から議案第32号及び議案第38号、議案第42号は委員長報告のとおり決定しました。
  次に、議案第28号について採決します。
  この採決は起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は可決です。
  お諮りします。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
               〔起立多数〕
議長(市川英敏君) 起立多数です。
  したがって、議案第28号は委員長報告のとおり可決されました。
  最後に、議案第40号について採決します。
  この採決は起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は可決です。
  お諮りします。本案は、委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
               〔起立多数〕
議長(市川英敏君) 起立多数です。
  したがって、議案第40号は委員長報告のとおり可決されました。
                                            
    議案第33号 阿賀野市都市公園条例の一部改正について
     議案第34号 阿賀野市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
     議案第35号 阿賀野市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
     議案第36号 阿賀野市水道給水条例の一部改正について
     議案第37号 阿賀野市道路占用料徴収条例の一部改正について
     議案第43号 市道路線の変更について

議長(市川英敏君) 日程第5、議案第33号から議案第37号及び議案第43号を一括して議題といたします。
  産業建設常任委員会への付託事件でありますので、委員長の報告を求めます。
  山口産業建設常任委員会委員長。
               〔14番 山口功位君登壇〕
14番(山口功位君) 委員会審査報告書。令和6年3月15日。阿賀野市議会議長、市川英敏様。産業建設常任委員会委員長、山口功位。
  令和6年3月8日に産業建設常任委員会を開催し、本委員会に付託された議案について審査した結果、議案第33号から議案第37号及び議案第43号については全会一致で原案のとおり可決と決定したので、会議規則第110条の規定により報告いたします。
議長(市川英敏君) これで委員長の報告を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  これから議案第33号から議案第37号及び議案第43号について討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第33号から議案第37号及び議案第43号を採決します。
  お諮りします。本案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第33号から議案第37号及び議案第43号は委員長報告のとおり決定しました。
                                            
    委員長報告第1号 閉会中の所管事務調査報告(総務文教常任委員会)
     委員長報告第2号 閉会中の所管事務調査報告(社会厚生常任委員会)
     委員長報告第3号 閉会中の所管事務調査報告(産業建設常任委員会)

議長(市川英敏君) 日程第6、委員長報告第1号から委員長報告第3号までを一括議題といたします。
  各常任委員会の閉会中の所管事務調査報告については、お手元に配付いたしましたとおりです。
  これで委員長報告第1号から委員長報告第3号までの報告を終わります。
                                            
    閉会中の継続調査申出について(総務文教常任委員会)
     閉会中の継続調査申出について(社会厚生常任委員会)
     閉会中の継続調査申出について(産業建設常任委員会)
     閉会中の継続調査申出について(議会運営委員会)

議長(市川英敏君) 日程第7、閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
  各常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元のとおり閉会中の継続調査の申出があります。
  お諮りします。各常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、各常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。
                                            
    議員派遣について
議長(市川英敏君) 日程第8、議員派遣についてを議題といたします。
  お諮りします。会議規則第167条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり議員を派遣したいと思います。
  なお、内容に変更が生じた場合は議長に一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議員派遣につきましては配付いたしましたとおり決定し、その内容の変更については議長に一任いただくことに決定しました。
                                            
    閉会の宣告
議長(市川英敏君) これで本日の日程は全て終了しました。
  以上をもちまして、本定例会の会議に付された事件は全て終了いたしました。
  慎重な御審議をいただき、誠にありがとうございました。
  これで本日の会議を閉じ、令和6年第2回阿賀野市議会定例会を閉会いたします。
  大変お疲れさまでした。
               閉 会 (午前10時45分)