令和6年第2回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)

                       令和6年2月27日(火)午前10時00分開会

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 施政方針・一般行政報告
日程第 5 議案第 3号 阿賀野市教育委員会教育長の任命について(小泉明美氏)
日程第 6 議案第 4号 阿賀野市教育委員会委員の任命について(佐久間正浩氏)
日程第 7 議案第 5号 令和5年度阿賀野市一般会計補正予算(第12号)
日程第 8 議案第 6号 令和5年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第 9 議案第 7号 令和5年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
日程第10 議案第 8号 令和5年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程第11 議案第 9号 令和5年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第3号)
日程第12 議案第10号 令和5年度阿賀野市下水道事業会計補正予算(第3号)
日程第13 議案第11号 令和5年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第2号)
日程第14 議案第12号 令和6年度阿賀野市一般会計予算
      議案第13号 令和6年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算
      議案第14号 令和6年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算
      議案第15号 令和6年度阿賀野市介護保険特別会計予算
      議案第16号 令和6年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算
      議案第17号 令和6年度阿賀野市水道事業会計予算
      議案第18号 令和6年度阿賀野市下水道事業会計予算
      議案第19号 令和6年度阿賀野市病院事業会計予算
日程第15 議案第20号 阿賀野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に
             関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条
             例の一部改正について
日程第16 議案第21号 阿賀野市監査委員条例の一部改正について
日程第17 議案第22号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正に
             ついて
日程第18 議案第23号 阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正
             について
日程第19 議案第24号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
日程第20 議案第25号 阿賀野市体育施設条例の一部改正について
日程第21 議案第26号 阿賀野市立学校施設使用条例の一部改正について
日程第22 議案第27号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基
             準を定める条例の一部改正について
日程第23 議案第28号 阿賀野市介護保険条例の一部改正について
日程第24 議案第29号 阿賀野市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定め
             る条例の一部改正について
      議案第30号 阿賀野市介護保険法に基づく指定介護予防支援事業者の指定の要件並び
             に指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等
             に係る介護予防のための効果的な支援の方法に係る基準に関する条例の
             一部改正について
日程第25 議案第31号 阿賀野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する
             基準を定める条例の一部改正について
      議案第32号 阿賀野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営
             並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的
             な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
日程第26 議案第33号 阿賀野市都市公園条例の一部改正について
日程第27 議案第34号 阿賀野市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
日程第28 議案第35号 阿賀野市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
日程第29 議案第36号 阿賀野市水道給水条例の一部改正について
日程第30 議案第37号 阿賀野市道路占用料徴収条例の一部改正について
日程第31 議案第38号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について
日程第32 議案第39号 阿賀野市火災予防条例の一部改正について
日程第33 議案第40号 和解することについて
日程第34 議案第41号 阿賀野市過疎地域持続的発展計画の改訂について
日程第35 議案第42号 下越福祉行政組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更について
日程第36 議案第43号 市道路線の変更について
日程第37 報告第 2号 第5次阿賀野市障がい者計画の報告について
日程第38 一般質問

出席議員(14名)
   1番   荒  澤  浩  和  君      2番   天  野  市  榮  君
   3番   遠  藤     孝  君      5番   百  都  順  也  君
   6番   大  滝     勝  君      7番   松  ア  良  繼  君
   8番   清  野  栄  一  君     10番   岡  部  直  史  君
  11番   村  上  清  彦  君     12番   風  間  輝  榮  君
  13番   宮  脇  雅  夫  君     14番   山  口  功  位  君
  15番   遠  藤  智  子  君     16番   市  川  英  敏  君

欠席議員(1名)
   9番   近  山     修  君

地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
       市     長    田   中   清   善   君

       総 務 部 長    菅   原   博   徳   君
       (総 務 課長)

       民 生 部 長    山   ア   善   哉   君
       (市民生活課長)

       産 業 建設部長    田   村   大   樹   君
       (建 設 課長)

       市 長 政 策 ・    齋   藤   和   彦   君
       市 民 協働課長
       (危機管理課長)

       企 画 財政課長    西   潟   治   子   君
       管 財 課 長    相   馬   繁   行   君
       税 務 課 長    小   池       勉   君
       健 康 推進課長    吉   川   麻   子   君
       社 会 福祉課長       橋   正   人   君
       高 齢 福祉課長    小   見   江 梨 子   君
       生 涯 学習課長    塚   野   敏   之   君
       農 林 課 長    田   邉       徹   君

       商 工 観光課長    大   橋   晋   一   君
       ( 公 園 管 理
       事 務 所 長 )

       上 下 水道局長       橋   健   治   君
       会 計 管 理 者    大   岡   延   子   君
       教  育  長    神   田   武   司   君
       学 校 教育課長    羽   田   正   佳   君
       農業委員会会長    見 尾 田   正   行   君

       農 業 委 員 会    五 十 嵐   明   彦   君
       事 務 局 長

       代 表 監査委員    照   田   伸   宏   君

       監 査 委 員    遠   海   美 穂 子   君
       事 務 局 長

       消防本部消防長    加   藤       昭   君

本会議に職務のため出席した者の職氏名
       事 務 局 長    保   科   和   文
       主     任    坂   井   信   子
       主     任    青   山       愛

               開 会 (午前10時00分)
    開会の宣告
議長(市川英敏君) おはようございます。皆様には御参集いただき、ありがとうございます。
  本定例会は、新年度予算を審議していただく重要な議会でありますので、円滑に進行できますよう、議員各位の御協力をお願い申し上げます。
  定刻になりました。
  ただいまの出席議員数は14名です。定足数に達しておりますので、これより令和6年第2回阿賀野市議会定例会を開会いたします。
  なお、9番、近山修さんから欠席の届出がありましたので、御報告いたします。
  また、新潟日報、市長政策・市民協働課から写真撮影の申出がありましたので、今会期を通じ、撮影を許可いたしました。
                                            
    開議の宣告
議長(市川英敏君) これより本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
議長(市川英敏君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、5番、百都順也さん、6番、大滝勝さん、7番、松ア良繼さん、以上3名を指名します。
                                            
    会期の決定
議長(市川英敏君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
  お諮りします。本定例会の会期は、本日2月27日から3月15日までの18日間としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本定例会の会期は2月27日から3月15日までの18日間に決定しました。
                                            
    諸般の報告
議長(市川英敏君) 日程第3、諸般の報告を行います。
  2月8日から昨日までの主な会議、行事等の状況につきましては、お手元に配付しております会議・行事等の開催状況報告書のとおりです。
  本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、田中市長をはじめ23名であります。
  本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から議案41件、報告1件が提出されました。議会からは、請願1件、委員長報告3件、申出関係4件、議員派遣についてです。
  受理いたしました請願は、お手元の請願文書表のとおり所管の常任委員会へ付託しましたので、御報告いたします。
  去る2月16日、議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議いただいた結果、お手元に配付の会期日程により運営することといたしました。
  以上で諸般の報告を終わります。
                                            
    施政方針・一般行政報告
議長(市川英敏君) 日程第4、田中市長から施政方針並びに一般行政報告を求めます。
  田中市長。
               〔市長 田中清善君登壇〕
市長(田中清善君) おはようございます。本日、令和6年第2回阿賀野市議会定例会の開会に当たり、議員各位におかれましては御健勝のことと存じます。
  また、日頃より市政発展のために御尽力をいただいておりますことに深く敬意を表しますとともに、感謝申し上げます。
  初めに、1月1日16時10分に発生した能登半島地震について申し上げます。
  輪島市と志賀町では震度7を、本市では震度5弱を観測いたしました。
  県内では、新潟市西区を中心に大規模な液状化により、また上越市や糸魚川市などでは建物や擁壁の被害が発生をいたしました。
  この地震によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
  この地震により、とてつもない困難に立ち向かっている被災地の皆様に一日でも早くふだんの生活が戻りますように、市といたしましてはこれからも県及び県内市町村と連携して、必要に応じて被災地への支援を行ってまいります。
  なお、本市のこれまでの被害状況や被災地支援の状況でありますが、本日お手元にお配りいたしました「令和6年能登半島地震での阿賀野市の状況について」のとおりであります。
  被災地の一日も早い復旧と復興を心よりお祈り申し上げます。
  それでは、初めに施政方針について申し上げます。
  本日、令和6年度の予算案並びに関連議案の御審議をお願いするに当たり、市政に取り組む所信の一端を述べさせていただき、議員各位をはじめ、市民の皆様の御理解と御支援を賜りたいと存じます。
  初めに、令和6年度は「総合計画2016―2024」で策定した基本構想期間9年間の最終年度に当たります。
  予算編成におきましては、市民生活や市内経済をしっかり支えながら、多くの方から魅力あるまちとして選ばれるよう、まちづくりの目標である「元気で 明るく 活力のある 魅力的なまち」の実現に向けて、子育て政策の一層の充実を図る内容としました。
  さらに、阿賀野市総合計画に掲げる3つの重点施策、「人口減少対策」、「デジタル化の推進」、「防災・減災対策」に「地域経済の活性化」と「脱炭素社会の推進」を加えた5つの施策に財源を重点的に配分し、その中でも特に子供、子育て施策を含む「人口減少対策」を最重要課題として定め、集中的に財源を配分いたしました。
  出生数が120万人程度であった1990年代に生まれた人たちは、今がちょうど結婚や出産に適した20代から30代になっておられます。これらのことを踏まえれば、今後の10年間が少子化対策に取り組む最後のチャンスになると考えられております。
  中国のことわざに「点滴石をうがつ」という言葉がありますが、小さな取組でも積み重ねていけばいずれ魅力的なまちとなり、「子育てするなら阿賀野市」と多くの方に思っていただけるまちになると信じております。
  これらを踏まえ、一般会計の当初予算は、対前年度比14.2%増となる総額253億1,000万円といたしました。
  それでは、令和6年度当初予算の重点施策について申し上げます。
  初めに、「人口減少対策」についてであります。
  人口減少問題は、従来から大きな課題であり、これに歯止めをかけるべく、「子育て環境日本一のまち」をキャッチフレーズに掲げて、子育て環境充実の取組を進めてきたところでありますが、今さらなる取組を行わなければ手遅れになるとの危機感から、抜本的な強化を図るものであります。
  まず、子育て世帯への支援として、第2子以降の保育料の無償化について、これまでの年収500万円以下の所得制限を撤廃いたします。これにより、第2子以降の子供に係る保育料は全て無償となります。
  また、副食費についても国の基準単価を上限に無償化いたします。
  子供の医療費助成については、高校3年生までの入院、通院にかかる医療費について、これまでの通院時の自己負担を撤廃し、全額助成いたします。
  また、令和3年度から実施してまいりました中学生までの子供に対するインフルエンザ予防接種費用の全額助成についても継続してまいります。
  放課後児童クラブについては、利用者が増加している京ヶ瀬地区のコスモス児童クラブの施設を拡充することで、定員を増やしてまいります。
  次に、学校教育への支援でありますが、まず子育て世帯の負担軽減を図るため、小中学校に通う子供たちの給食費の3分の1を補助いたします。
  また、児童生徒がよりきめ細やかな指導を受けることができるよう、学習支援教員を増員いたします。
  加えて、スクール・サポート・スタッフを増員し、教員の負担軽減を図ってまいります。
  続きまして、「デジタル化の推進」についてであります。
  行政のデジタル化による業務の効率化や市民の利便性向上を図る取組を進めてまいります。
  まず、行政事務の効率化として、議会にタブレット端末とペーパーレス会議システムを導入し、印刷資料の削減と円滑な会議進行を図ってまいります。
  また、電子入札システムを導入し、事務の効率化と事業者の利便性の向上を図るとともに、競争性、透明性を高めてまいります。
  市民の暮らしの利便性向上といたしまして、市営バスに予約状況に応じてAIによる最適な路線を運行できるAIデマンドバスを導入いたします。
  また、GPS機能によって除雪の稼働状況などを確認できるシステムを導入し、効率的かつ安全な除雪作業を推進いたします。
  続きまして、「防災・減災対策」についてであります。
  まず、自然災害等に対する防災・減災対策として、築後40年を経過する京ヶ瀬小学校の改修を実施し、児童の安全確保と建物の長寿命化を図ってまいります。
  また、日常生活における防災・減災として、火災や災害時に効果的な役割を果たせる消防団体制をつくるため、消防団組織の再編を推進いたします。
  続きまして、「地域経済の活性化」についてであります。
  まず、事業者、就農者への支援として、有機農産物の栽培技術の向上に関する取組への支援や有機米等の学校給食での提供、「道の駅あがの」での販売による販路の確保など、生産から消費まで一貫した体制整備を進めてまいります。
  就農に至るまでの1年間の費用助成と手厚い相談体制により、新規就農を目指す人の育成と確保を図ってまいります。
  また、地域おこし協力隊を任用し、農業の担い手が不足する集落で新規に就農を進められる環境を整えることで、新規就農につなげてまいります。
  次に、交流人口の拡大についてであります。瓢湖水きん公園のあやめ園の環境整備を進め、観光地としての魅力を向上させることで交流人口の増加を図ってまいります。
  次に、「脱炭素社会の推進」についてであります。
  まず、省エネ・創エネの推進として、公共施設に太陽光発電設備等を導入いたします。
  地球温暖化対策実行計画に基づくCO2削減の取組として、笹神体育館に太陽光発電設備と蓄電池等を整備いたします。
  設備導入により災害時に停電が発生してもエネルギー供給を可能とし、避難所機能の強化も同時に進められるものであります。
  加えて、京ヶ瀬屋内運動場の照明をLED化して消費電力を減らすことで、CO2削減につなげてまいります。
  次に、環境保全の推進として、森林環境譲与税を利用し、植栽や間伐、林道整備など森林が適正に管理されるよう支援することで、CO2の吸収源となる森林の保全を図ってまいります。
  以上、5つの重点施策について申し上げました。
  続きまして、総合計画の7つの政策に基づく主な事業内容について申し上げます。
  初めに、1つ目の政策の柱、「安全・安心な暮らしの実現」についてであります。
  「防災減災体制の充実、防犯対策の充実、および交通安全対策の推進」では、先ほど申し上げました京ヶ瀬小学校の長寿命化等改修のほか、消防団組織の再編により統合した村杉、大日、今板、出湯地区の消防器具置場を建て替え、再編による効率化と消防体制強化の両立につなげてまいります。
  また、災害時に認証不要機能を有する公共施設のWi―Fi機能について、現在の5か所からさらに3か所を追加いたします。
  加えて、空き家対策事業として、管理不全かつ所有者が不在の空き家について、災害時における倒壊の未然防止や近隣の生活環境の向上を図ってまいります。
  継続事業といたしましては、木造住宅耐震診断、改修の費用助成、自治会管理防犯灯の灯具取替等の費用助成、カーブミラー等の交通安全施設の整備事業を継続いたしてまいります。
  「地域医療体制の充実、健康づくりの推進」では、新たにがん患者医療用補整具購入費助成事業を開始し、がんの治療を受けている方に補整具(医療用ウイッグ、人工乳房等)の購入費を補助し、外見の変化に悩みを抱える方への負担軽減と社会復帰につなげてまいります。
  また、県と市が連携した地域枠・医師養成修学資金貸与制度への負担金を支出し、あがの市民病院での継続的な医師確保を進めることで、将来にわたる地域医療の充実につなげてまいります。
  そのほか、引き続き生活習慣病(糖尿病)予防、消化器疾患及び運動器疾患(整形外科)の3部門で新潟大学医学部による寄附講座を継続してまいります。
  また、健診を受診しやすくするため、休日健診の開催及び特定年齢者への無料クーポンの配付を継続いたします。
  加えて、市民が運動を習慣化し、健康づくりにつなげるため、誰もが気軽に参加、利用できるものとして、ラジオ体操健康塾の開催や市立図書館及び安田交流センターへのフィットネス機器の設置を継続してまいります。
  次に、「子供の育成支援の充実」についてであります。
  第2子以降の保育料の完全無償化、子ども医療費助成、放課後児童クラブの拡充、中学生以下のインフルエンザ予防接種無償化については、先ほど申し上げたとおりであります。
  そのほか、新たに新生児の聴覚検査にかかる費用を助成いたします。
  また、妊娠初期から出産までの1人当たり10万円の支給に加えまして、出産から1歳の誕生月までにかかる費用として10万円を助成する妊産婦医療費助成事業を継続し、安心して子供を産み育てられる環境をつくってまいります。
  さらに、独り親家庭等の保護者が就労するために必要な資格を取得する費用を助成するひとり親家庭就労支援事業、独り親家庭で民間賃貸住宅などに入居している方に月1万円を助成するひとり親家庭家賃助成事業を継続し、経済的に苦しい立場にあると言われる独り親家庭の支援に努めてまいります。
  次に、「学校教育」についてであります。
  先ほど申し上げたとおり、新たに小中学校に通う全ての子供たちの給食費の3分の1の補助を行うことで、子育て世帯の負担軽減を図ってまいります。
  また、京ヶ瀬小学校の長寿命化等改修と併せ、学校給食センターを整備し、安全、安心で快適な学習環境の整備と学校給食の効率的な運営体制を整えてまいります。
  さらに、小中学校へのスクール・サポート・スタッフ、学習支援教員の拡充配置を行うほか、中学校の部活動の地域移行に伴い、部活動地域コーディネーターを配置いたします。
  次に、「高齢者福祉の充実」についてであります。
  まず、77歳以降の長寿の祝いを迎える市民に市内で使えるお菓子クーポン券などの記念品を贈り、健康と長寿をお祝いする敬老事業を実施いたします。
  また、低所得の高齢者や障がい者のいる世帯を対象に、屋根の雪下ろし経費について2万円を限度に助成いたします。
  このほか、塾のコンビニラジオ体操健康塾、水中運動など、健康づくりや介護予防の推進に引き続き取り組むとともに、高齢者地域見守り支援事業や介護予防把握事業などを継続し、住み慣れた地域で自立し、生きがいのある充実した生活を続けることができるよう取り組んでまいります。
  次に、「障がい者福祉の充実」についてであります。
  重度心身障害者医療費助成事業については、重度の身体障がい児(者)や知的障がい児(者)にかかる医療費自己負担について、これまでの支援に加え、高校を卒業するまでの子供の入院、通院にかかる医療費を無償化いたします。
  また、障害児・者紙おむつ等購入費助成事業では、紙おむつ等の購入費用への補助について、より幅広い支援を行うため、所得要件を緩和いたします。
  このほか、障がいのある方が自己選択に基づき、住み慣れた地域で日常生活または社会生活を営むことができるよう、必要な障害福祉サービスに係る給付、地域生活支援事業を実施してまいります。
  次に、「地域経済の活性化」についてであります。
  「農業の振興」として、オーガニックビレッジ事業では、先ほど申し上げましたとおり、有機農産物の栽培技術の向上に関する取組支援や有機米等の学校給食での提供、道の駅での販売など、生産から消費まで一貫した体制を整備し、有機農産物の産地化を進めてまいります。
  また、市内産の堆肥を散布する農業法人、農業者に対し、化学肥料、化学合成農薬の削減割合等に応じ段階的に費用を助成することで、有機農業の産地化と環境保全型農業の拡大につなげてまいります。
  さらに、地域おこし協力隊を活用し、担い手が不足する集落で新規に就農を進められる環境を整えることで、地域計画に基づく将来の担い手農業者を確保する取組を行ってまいります。
  農業収入保険加入促進事業については、令和5年度補正予算により既に取組を開始しておりますが、収入保険への加入費用を支援し、避けられない自然災害等による農業者の収入減少リスクを低減することで、農業経営の安定を図り、離農者の抑制につなげてまいります。
  次に、「商工業の振興」「観光の振興」では、本市の貴重な観光資源であります五頭連峰登山道入り口にある登山者カードポスト・情報掲示板について3か所の修繕と、三の峰コース入り口への新設を進め、事故等への迅速な対応と周辺観光のPRにつなげてまいります。
  また、若者就労促進支援事業として、就労について悩みを有する15歳から49歳までの若者の就労を促すため、企業でのジョブトレーニングを継続いたします。
  このほか、4月から新しく発足する阿賀野市商工会に対しまして補助を行い、引き続き本市の商工業の発展を支援してまいります。
   次に、「生活に密着した住環境整備の促進」についてであります。
  「道路環境の充実」では、消雪施設の整備を含め、引き続き修繕を計画的に実施し、雪や災害に強い道路づくりを進めてまいります。
  また、先ほども申し上げましたが、新たにGPS機能を活用し、機械除雪の稼働状況等を確認できるシステムを導入することで、効率的な管理体制と効果的な除雪作業につなげてまいります。
  また、脱炭素社会を推進するため、笹神体育館の大規模改修と併せ、太陽光発電設備と蓄電池等を整備するほか、京ヶ瀬屋内運動場も大規模改修と併せ、天井照明をLED化して省エネ化を進めてまいります。
  そのほか、人口減少対策として、市外から転入を促進するため、空き家対策や住宅施策について取組を強化してまいります。
  また、「市営バス運行事業」では、市営バス江端線、前山線、寺社線、大室線、駒林線について、AIを活用したオンデマンドバスに移行し、効率的かつ利便性の高い運行に変更いたします。
  次に、「市民協働の推進」についてであります。
  文化財保護事業では、本年1月、NPO法人京都文化協会様及びキヤノン株式会社様から寄贈を受けた池田孤邨筆「紅葉に流水・山景図屏風」の高精細複製画について市施設への常設展示を進め、本市にゆかりのある偉人の業績に市民が間近に触れられる機会を創出いたします。
  最後に、「信頼される行政経営」についてであります。
  先ほど申し上げたとおり、デジタル化の推進を進め、人口減少に対応した行政のスリム化、行政事務の効率化、職員の生産性を高め、併せて市民の利便性を向上させる取組を推進いたします。
  前にも述べました議会へのペーパーレス会議システム、除雪管理システム、電子入札システムの導入のほか、財務会計システムの更新によりまして、伝票処理と請求書受領の電子化を進めることで、市内事業者の利便性向上と業務効率化を図るとともに、証明書等の取得に必要な窓口手数料の支払いにクレジットカードや電子マネーが利用できるシステムを導入し、市民の利便性を向上させます。
  また、「ふるさと納税促進対策事業」では、引き続き本市の魅力を全国の方から知っていただくため、PR活動やポータルサイトを最大限活用し、かつ体制の強化を図り、寄附金の増額を目指してまいります。
  結びに、私は市の広報紙の表紙に毎回「対話と共感」という言葉をキャッチフレーズとして掲載させていただいております。これは、私の政治の基本理念であります市政運営を行うに当たり、一番大切にしているものであります。
  私ども行政と市民の皆様が意見を交わし、お互いに話を聞き、また話すことによって共感が生まれるものと思っております。
  そして、そのことにより、将来に希望を持てる「元気で 明るく 活力のある 魅力的なまち」阿賀野市が未来永劫輝き続けるものと信じております。
  議員各位におかれましては、これからも円滑な市政運営になお一層のお力添えを賜りますよう改めてお願い申し上げまして、私の施政方針といたします。
  続きまして、一般行政報告を申し上げます。
  初めに、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種について申し上げます。
  令和5年9月20日から始まりました秋開始接種分でございますが、接種対象者数に対する2月16日現在の接種率は40.7%となっております。
  この秋開始接種は、1、2回目を接種済みの全ての方が対象で、本市の接種の最終日は3月26日となっております。
  まだ接種をしていない方は、お早めの予約と接種をお願いいたします。
  また、県内の感染者数定点把握の状況では、1月8日の週から増加傾向にあり、1月29日から2月4日の週は18.92人、特に新発田保健所管内は30.57人と県内で最も多く、前の週から11.57人も増加しています。
  全国的には11週連続で増加しており、第10波との見方をする専門家もおられます。
  市といたしましては、今後も国、県の方針に基づき、ワクチン接種を中心とした感染防止対策を実施するとともに、手指消毒など、ふだんの生活における基本的な感染防止対策の実施について引き続き市民の皆様への広報を行ってまいります。
  続きまして、市民元旦マラソン大会について申し上げます。
  水原総合体育館をスタート、ゴールとする毎年恒例の市民元旦マラソン大会を1月1日に開催しました。
  1.2キロメートルのコースでは、参加最年少の2歳の子供さんをはじめ112人の方が、3キロメートルのコースには参加最年長の85歳の方をはじめ104人の、総勢216人の皆様から参加をいただきました。
  例年より気温が高く、いつ雨が降ってきてもおかしくないような曇り空ではありましたが、けが等もなく、無事参加された皆さん全員がそれぞれのコースを完走いたしました。
  恐らく参加された皆様の新年最初の目標と思われます「けがなく、無事完走する」という目標は達成されたのではないでしょうか。
  生活習慣病の大きな原因は運動不足と言われています。ランニングやウオーキングは、それらを防いだり改善したりする効果があり、またストレス解消にも役立ちます。
  3月になりますと、少しずつ暖かくなり過ごしやすくなります。ランニングやウオーキングには最適な時期になりますので、市民の皆様からは無理をしない程度で外に出て、健康づくりに取り組んでいただければと思っております。
  続きまして、日本大学、新潟県、阿賀野市との「地域枠に係る協定締結」の調印式について申し上げます。
  1月31日、県庁におきまして、日本大学、新潟県、阿賀野市とで、医学部で学ぶ学生の修学資金を貸与することの調印式に出席し、協定を締結してまいりました。
  この協定は、令和5年度から始まりました新潟県医師養成修学資金貸与事業に基づくもので、制度の目的は、医師不足を少しでも解消するため、大学の医学部に地域枠を設け、県と市町村が連携して地域枠の医学生に修学資金を貸与し、貸与を受けた医学生が卒業後の一定期間医師として当該市町村に所在する病院に勤務するというものであります。
  修学資金として貸与する額は、6年間の合計で1人当たり3,660万円、市町村の負担額は1,500万円で、残り2,160万円が県の負担となります。
  また、県内の自治体では、現在、北里大学が3つの市と、獨協医科大学が2市と、帝京大学が1市と、日本大学が本市を含む4市と協定を締結済みで、もしくは締結する予定となっております。
  本市のみならず、県内自治体のほとんどが、また新潟県そのものが医師の確保に苦慮しており、この事業が少しでも県内の医師不足解消のための救世主になることを期待するものであります。
  続きまして、農業に係る2つの行事について申し上げます。
  2月3日、JA新潟かがやき ささかみアグリセンターにおきまして食料農業推進協議会中間報告会が開催され、NPO法人食農ネットささかみ様の活動報告やパルシステム生活協同組合連合会様とJAを中心とした笹神地区との40年間の交流についての講演などが行われました。
  翌4日には、ふれあい会館におきまして、2024ゆうきの里振興大会が開催されました。
  この大会は、JA新潟かがやき様とNPO法人食農ネットささかみ様の共催によるもので、大会では笹岡小学校と神山小学校の「新之助 有機栽培の取り組み 一年の振り返り」として動画発表や、元農林水産大臣の山田正彦様より「子どもを壊す食の闇」と題した記念講演などが行われました。
  市では、今年度、有機米の産地化と若者就労者の確保に取り組むゆうきの里ささかみ協創モデル創出事業を国の交付金事業により実施しております。
  有機米の産地化を実現するためには、事業主体であります食料農業推進協議会が果たす役割が大変重要でありますが、加えてこの2日間、御参加をいただきました農業者の皆様やJA新潟かがやき様、パルシステム生活協同組合連合会様、本市拠点施設の「道の駅あがの」、さらには学校給食で関わりのある教育委員会など、多種多様、様々な関係者と市が連携をし、一体となって取り組む必要があります。
  そして、このことが近い将来、地域ぐるみで有機農業の推進に取り組むことを宣言するオーガニックビレッジ宣言につながればと思っております。
  最後に、ロシアのウクライナ軍事侵攻が始まってから2月24日で2年が経過いたします。
  ウクライナ東部では今も激しい戦闘が続いており、報道では戦闘のさらなる長期化は避けられない状況と言われています。何の罪もない市民の犠牲者は、国連の発表で昨年11月20日には1万人を超え、その中で子供は560人以上、実際にはもっと多い可能性があるとしています。
  そして、昨年10月7日のイスラム組織ハマスのイスラエルへの大規模攻撃から始まったパレスチナガザ地区での両者の戦闘では、ガザ地区の住宅を含む建物が14万棟から17万5,000棟、同地区の建物の5割から6割が破壊されたと言われております。
  病院や学校も破壊され、戦闘が始まった1か月後には何の罪もない市民の犠牲者は1万人を超え、その後、12月20日には2万人に達し、その中で子供は1万人以上とも言われております。
  この戦闘が始まるきっかけとなった10月7日の大規模攻撃では、イスラエルで1,200人が犠牲になったと言われております。
  今戦闘地域となっているウクライナやパレスチナの人々、さらには市民の医療救護や支援に当たっている赤十字などの医療関係者も毎日命の危険におびえ生活し、またその任務に当たっております。
  武力による紛争は人々から全てを奪い、悲しみや憎しみ、怒りだけを生み残します。
  この地球上から一日でも早く紛争がなくなり、世界のどこでも平和な笑顔があふれる日常が戻ることを願うばかりであります。
  以上、令和6年第2回議会定例会における一般行政報告とさせていただきます。
  結びに、提出いたしました全議案に対し慎重御審議を賜り、その趣旨とするところ十分御理解をいただき、満場の賛同により御承認をお願い申し上げる次第であります。
  なお、12月2日以降の会議、行事等の主な出席につきましては、お手元に配付させていただいております報告書のとおりでありますので、後ほど御確認くださいますようお願いを申し上げます。
議長(市川英敏君) 以上で施政方針並びに一般行政報告を終わります。
                                            
    議案第3号 阿賀野市教育委員会教育長の任命について(小泉明美氏)
議長(市川英敏君) 日程第5、議案第3号 阿賀野市教育委員会教育長の任命について 小泉明美氏を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第3号 阿賀野市教育委員会教育長の任命について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、令和6年3月31日をもって健康上の理由により退任する神田武司氏の後任として小泉明美氏を任命したいので、議会の同意を求めるものであります。
  小泉氏は、新潟大学教育学部を卒業後、38年間、新潟県小学校教員として、専門教科である国語教育を中核として授業を磨き、児童の育成に尽力してこられました。平成25年度から勤務した新潟県立教育センターでは、新規採用教員研修から12年、教員研修までの基本研修において主に国語教育と幼稚園教育を担当し、各年代に合わせた研修の企画、運営及び指導に携わり、教員の指導力向上に寄与いたしました。副参事としてなってからは、県の学力向上や管理職研修、道徳教育、いじめ対応等研修の幅を広げ、教員の資質、能力の向上に努めてこられました。校長として勤務した笹岡小学校では、自らの専門性を生かし、各活動と「対話による深い学びの創出」をテーマに掲げ、児童が学ぶ喜びや分かる楽しさを味わえる授業づくりに邁進してこられました。幼児期から教員の在り方が問われ、児童生徒の学力向上やいじめ、不登校等課題が山積している現在、新たな視点から阿賀野市の教育改革を推進していくために適任であると考え、議会の同意を求めるものであります。
  よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は人事案件ですので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定しました。
  これから議案第3号を採決します。
  お諮りします。議案第3号、小泉明美さんを教育委員会教育長に任命することに同意することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第3号は同意することに決定しました。
                                            
    議案第4号 阿賀野市教育委員会委員の任命について(佐久間正浩氏)
議長(市川英敏君) 日程第6、議案第4号 阿賀野市教育委員会委員の任命について 佐久間正浩氏を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第4号 阿賀野市教育委員会委員の任命について提案理由を御説明申し上げます。
  令和6年5月21日で任期満了となる教育委員会委員の中野稔氏の後任として佐久間正浩氏を任命したいので、議会の同意を求めるものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は人事案件ですので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定しました。
  これから議案第4号を採決します。
  お諮りします。議案第4号、佐久間正浩さんを教育委員会委員に任命することに同意することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第4号は同意することに決定しました。
                                            
    議案第5号 令和5年度阿賀野市一般会計補正予算(第12号)
議長(市川英敏君) 日程第7、議案第5号 令和5年度阿賀野市一般会計補正予算第12号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第5号 令和5年度阿賀野市一般会計補正予算第12号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第12号として、歳入歳出それぞれ6億7,923万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ247億7,089万3,000円とするものであります。
  補正予算の主な内容としましては、令和6年度計画として実施を予定していた公共事業等について、国の補正予算を活用し、前倒しして実施するための費用を計上するほか、交付税の追加交付に伴い、今後の財政需要を見据えた基金への造成費等を計上いたしました。
  歳入の主なものにつきましては、国税収入の増額補正に伴い、追加交付を受けた普通交付税1億1,714万9,000円の増額を計上いたしました。また、国の補正予算に基づき、新潟県が前倒しして進める安野川地区湛水防除事業、かんがい排水事業及びほ場整備事業への負担金の財源として、農林水産業債1億9,790万円を新たに計上いたしました。
  歳出の主なものにつきましては、県営排水事業及びほ場整備事業等への負担金について、合わせて2億2,249万8,000円を計上したほか、同じく国の補正予算を活用した事業として、消雪施設維持修繕工事費1億6,060万円を増額計上しました。また、追加交付を受けた普通交付税について、国から示された交付目的に基づき、令和6年度以降に見込まれる臨時財政対策債の償還費用や将来的な事業への財源として積み立てるため、財政調整基金積立金1億円及び減債基金積立金5,913万4,000円をそれぞれ計上したほか、公共施設等整備基金積立金として3億5,000万円を増額計上いたしました。
  第2表の繰越明許費は、制度改正に対応するために計上済みである電算システムの改修費用について、国による詳細の制度構築に想定以上の時間を要していることで、年度内に執行することが困難となったため計上いたしました。
  第3表の債務負担行為補正については、令和6年度当初から開始する業務について、3月中に契約事務を行う必要があるものを追加いたしました。
  第4表の地方債補正の主なものにつきましては、事業実績に基づく財源調整や国の補正予算に基づき計上した事業への財源について追加をするため補正いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  2番、天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 私のほうからこの補正予算12号について質問させていただきます。
  まず、私今手元に持っているのは説明書というのがございまして、その中のまず歳入予算、その中の市債の項目がございます。この7ページに農業振興事業(過疎地域持続的発展特別事業)という形で100万円減が計上されておりますし、次の8ページの消防費、民生費、商工費、教育費も事業の括弧書きで過疎地域持続的発展特別事業というふうに書いてございます。この事業についてなのですが、御存じのとおり、笹神地区は過疎法の過疎地域に指定されております。過疎地域に指定された地域においては、起債をしたときに、その返済時に元利金7割が交付税措置されるという非常に有利な起債になるのですが、この過疎債が適用できる事業ということであろうかと思っていますが、その点と、確かに笹神地域だけで完結する事業であれば全額適用になるのですが、阿賀野市全域にわたる事業、例えば消防施設整備事業ですと事業費の全部過疎債は充てられないのですが、人口割して、案分して、要は笹神地区の人口分について過疎債が充当できるのかなと、私はその辺をそういうふうに理解しているのですが、その点についてちょっと教えていただきたいのですが。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 御質問にお答えいたします。
  過疎地域に対する起債をこのたび減額させていただいておりますが、当初予算にこの事業を行いますその財源につきましては、過疎対策事業債をもって充てることといたしますといった形で予算計上させていただいておりました。このたび、年度末におきまして、事業の精算に伴い、ここまで借入れする必要がないと確定しましたものについて減額するものでございます。
  それから、算入の割合でございますが、議員御推察のとおり、人口割によって算入しているものもございますし、また一部道路延長面積など、合理的な方法によって見積もっております。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 続きまして、歳出についてお尋ねします。
  総務費についてでございますが、まず説明書の9ページに財産管理費ということで庁舎維持管理事業費957万7,000円の減額補正で出ています。ここ内容を見ますと、請負差額のほか当初予算に計上した業務内容を一部変更したことに伴う減額補正というふうに書いてあるのですが、どういった内容をどのように変更したのかちょっと教えてください。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) この業務委託につきましては、庁舎並びに水原保健センターの当直の業務を委託するものでございますけれども、当初の計画では労働基準法第4条の休憩時間、これを確保するため、1日2人体制という形で設計をして入札に出したものでございます。落札した業者が新発田ビルサービス株式会社でございますけれども、実はこの会社が労働基準法第41条第3項の規定によりまして、労働局より許可を得ていればさっき申し上げた第34条の休憩の規定が除外されて、1人でも従事してもよいということとなったことから、2人体制ではなくて1人体制に変更したための変更かつ減額ということでございます。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 続きまして、これ企画費でしょうか、10ページのほうに地域おこし協力隊推進事業費、これも334万2,000円の減額補正になっているのですが、当初予算で計上したこの地域おこし協力隊員の採用人数は何人だったのでしょうか。私のちょっと一般質問と関係するのですが、令和5年度は2人採用したという報告をいただいているのですが、その辺教えていただけますでしょうか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) お答えいたします。
  総務費で計上しております地域おこし協力隊推進事業費につきましては、当初2人を採用する予定でございましたが、情報発信業務につきまして採用いたしましたのは結果として1人でございました。ですので、今回1人分について予算を減額するものでございます。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 同じく企画費になりますが、デジタル・トランスフォーメーション推進事業費、800万の減というふうになっていますが、これ説明見ますと予定より受入れ期間が短かったことから減額計上という説明なのですが、これは短期間でその目的といいますか、事業が達成したというふうに理解していいのか、あるいはこの人材会社から派遣された人材の方が何らかの理由で、人材派遣会社が引き揚げたとか、そういう理由なのか、その辺ちょっとお聞かせください。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) お答えいたします。
  民間企業からデジタル化推進のための人材を派遣していただきたいということで、昨年の1月ぐらいから数社と協議を進めてまいりました。最終的に1社と調整が整いまして、おたく様からぜひ受入れしたいというふうに申出をしておったところですけれども、その会社でなかなか私が行きますという手挙げがなかったこと、またそういった事務の調整に遅れが生じたことなどから、年度前半において任用することができなかったものですから、結果として予算の減額となったものでございます。
  なお、引き続き来年度もデジタル専門人材について配置する予定にいたしております。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 最後の質問ですけれども、お試し空き家暮らし体験事業費、これも34万5,000円の減で出ているのですが、当初予定していた、これ空き家の借り上げ料になっているのですが、当初予定していた借り上げ日数に対して実績はちょっと多分下回りそうなのかなと思うのですが、その辺ちょっと教えてください。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) お答えいたします。
  当初の見込みよりも少なかったというのが実態のところでございます。現時点におきまして、4組8人の御利用、延べ48日間の実績がございます。また、3月中に1件、12日間御利用いただく予定がございます。
議長(市川英敏君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第5号を採決します。
  お諮りします。議案第5号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第5号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第6号 令和5年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議長(市川英敏君) 日程第8、議案第6号 令和5年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第2号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第6号 令和5年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第2号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第2号として、歳入歳出それぞれ748万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ42億2,189万2,000円とするものであります。
  補正の内容としまして、歳入の主なものにつきましては、国民健康保険税医療給付費分滞納繰越分340万円、後期高齢者支援金等分滞納繰越分120万円、介護納付金分滞納繰越分45万円、保険税一般被保険者延滞金300万円の減額を計上した一方、産前産後保険料繰入金2万円、前年度繰越金1,682万5,000円の増額を計上いたしました。
  歳出の主なものにつきましては、基金積立金において納付金準備基金造成費766万8,000円の増額を計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第6号を採決します。
  お諮りします。議案第6号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第7号 令和5年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議長(市川英敏君) 日程第9、議案第7号 令和5年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第7号 令和5年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第3号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、歳入歳出それぞれ1,334万3,000円減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億1,904万3,000円とするものであります。
  補正の内容としまして、歳入につきましては、後期高齢者医療保険料で282万6,000円の減額を計上するほか、繰入金では新潟県後期高齢者医療広域連合への納付金額確定による保険基盤安定繰入金287万5,000円、広域連合共通負担経費繰入金764万2,000円の減額を計上いたしました。
  歳出につきましては、新潟県後期高齢者医療広域連合への納付金額確定による後期高齢者医療広域連合納付金1,334万3,000円の減額を計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第7号を採決します。
  お諮りします。議案第7号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第8号 令和5年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議長(市川英敏君) 日程第10、議案第8号 令和5年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第8号 令和5年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第3号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、歳入歳出それぞれ385万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ54億4,913万9,000円とするものであります。
  補正予算の主な内容としまして、歳入につきましては、介護給付費及び地域支援事業交付金に係る変更申請等により、国庫支出金466万7,000円、支払基金交付金3,923万1,000円、実績見込みにより、基金繰入金6,398万円の減額を計上した一方、介護給付費及び地域支援事業交付金に係る変更申請等により、県支出金3,537万5,000円、補正財源として前年度繰越金7,579万6,000円の増額を計上いたしました。
  歳出の主な内容としましては、介護給付費及び地域支援事業交付金の歳入減額に伴う財源調整のほか、介護給付費準備基金造成費881万3,000円、地域支援事業費再確定に伴う返還金57万3,000円の増額を計上した一方、執行見込みにより、地域支援事業費600万円の減額を計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第8号を採決します。
  お諮りします。議案第8号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第9号 令和5年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第3号)
議長(市川英敏君) 日程第11、議案第9号 令和5年度阿賀野市水道事業会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第9号 令和5年度阿賀野市水道事業会計補正予算第3号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、収益的収入及び支出について、支出を2,550万3,000円増額し、総額12億4,210万1,000円とするものであります。
  補正の内容としまして、4か年継続事業の中央監視設備更新工事の竣工に伴う固定資産除却費の増額、除却に伴う減価償却費の減額により、営業費用を2,599万8,000円増額したほか、企業債償還利息額確定に伴う支払い利息の減額により、営業外費用を49万5,000円減額いたしました。
  資本的収入及び支出につきましては、収入を84万9,000円減額し、総額4億6,940万1,000円とするものであります。
  補正の内容としまして、管路耐震化工事費の減額に伴う生活基盤施設耐震化交付金の減額により、国庫補助金を54万9,000円減額したほか、管路耐震化出資金の減額により、出資金を30万円減額いたしました。
  この結果、当年度純利益につきましては、2,550万3,000円減少し、2,583万8,000円となる見込みであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第9号を採決します。
  お諮りします。議案第9号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第10号 令和5年度阿賀野市下水道事業会計補正予算(第3号)
議長(市川英敏君) 日程第12、議案第10号 令和5年度阿賀野市下水道事業会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第10号 令和5年度阿賀野市下水道事業会計補正予算第3号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、収益的収入及び支出について、収入を2,504万3,000円減額し、総額18億1,253万8,000円とし、支出を1,277万9,000円減額し、総額17億8,044万3,000円とするものであります。
  補正の内容としまして、収入につきましては、決算見込みにより、下水道早期接続促進事業に係る国庫補助金及び分流式下水道等に要する経費の再算出に伴う他会計負担金を減額するほか、長期前受金戻入れの増額により、営業外収益を2,504万3,000円減額いたしました。支出につきましては、決算見込みによる管渠費、処理場費等の各目費用の増減により、営業費用を1,277万9,000円減額いたしました。
  資本的収入及び支出につきましては、収入を4,395万6,000円増額し、総額12億7,492万8,000円とし、支出を2,820万円増額し、総額17億656万6,000円とするものであります。
  補正の内容としまして、国の第1次補正予算関連事業として、内水浸水想定区域図作成等に係る委託料、横峰中継ポンプ場耐震補強工事に係る工事請負費の合計2,700万円とその財源を計上するほか、事業費及び財源の精査に伴い、収入及び支出をそれぞれ増減いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第10号を採決します。
  お諮りします。議案第10号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第11号 令和5年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第2号)
議長(市川英敏君) 日程第13、議案第11号 令和5年度阿賀野市病院事業会計補正予算第2号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第11号 令和5年度阿賀野市病院事業会計補正予算第2号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第2号として、収益的収入及び支出につきまして、収入を6,279万5,000円増額し、総額4億853万円に、支出を8,754万9,000円増額し、総額8億2,159万7,000円とするものであります。
  補正の主な内容としまして、収入につきましては、あがの市民病院の令和5年度決算見込みにおいて、収支計画の費用に対し収入が不足する額を年度協定に基づき支出するため、政策的医療等交付金に係る一般会計繰入金を6,465万5,000円増額いたしました。支出につきましては、赤字補填分の政策的医療等交付金に係る委託費を6,465万5,000円増額するほか、固定資産除却費を2,132万4,000円増額いたしました。
  資本的収入及び支出につきましては、収入を2,128万1,000円減額し、総額7億1,760万4,000円に、支出を2,128万1,000円減額し、総額7億6,436万6,000円とするものであります。
  補正の内容としまして、収入につきましては、固定資産整備費の減額に伴い、他会計補助金を1,064万円、他会計出資金を1,064万1,000円減額いたしました。支出につきましては、決算見込みにより、固定資産整備費を2,128万1,000円減額いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第11号を採決します。
  お諮りします。議案第11号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第11号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第12号 令和6年度阿賀野市一般会計予算
     議案第13号 令和6年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算
     議案第14号 令和6年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算
     議案第15号 令和6年度阿賀野市介護保険特別会計予算
     議案第16号 令和6年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算
     議案第17号 令和6年度阿賀野市水道事業会計予算
     議案第18号 令和6年度阿賀野市下水道事業会計予算
     議案第19号 令和6年度阿賀野市病院事業会計予算

議長(市川英敏君) 日程第14、議案第12号から議案第19号までを一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第12号から議案第19号まで、各会計の令和6年度予算について提案理由を御説明申し上げます。
  初めに、議案第12号、一般会計予算であります。令和6年度当初予算は、子育て環境日本一のまちづくりを目標に掲げ、先行きの見えない物価高が続く社会情勢においても、誰もが安心して子育てができるまちとなるため、一般会計予算総額を253億1,000万円としております。当初予算編成に当たりましては、阿賀野市総合計画に掲げる3つの重点政策である人口減少対策、デジタル化の推進及び防災・減災対策に地域経済の活性化と脱炭素社会の推進を加えた5つの柱を重点としつつ、その中でも人口減少対策を最優先課題として掲げ、特徴的かつ効果的な予算配分を行いました。また、五泉地域衛生施設組合による広域ごみ処理施設整備事業のピークに伴う負担金をはじめとした大型整備事業等が予定されていることにより、全体予算規模の増加要素があることから、これまで以上に事業の取捨選択を進めることで、積極的に重点課題への取組を盛り込みつつも、前年度当初予算と比較し、総額で31億4,000万円、14.2%の増額にとどめたものであります。
  最優先課題として掲げる人口減少対策では、認定こども園や保育園に通う第2子以降の保育料の全額無償化に加え、高等学校を卒業するまでの子供に係る医療費の全額無償化、小中学校の児童生徒に係る給食費の助成を実施することにより、子育て世帯の経済的な負担について総合的に軽減を図ります。また、宅地造成等に伴い、子供たちの居場所づくりが求められる京ヶ瀬地区におきまして、新たに放課後児童クラブを整備するほか、京ヶ瀬小学校の長寿命化大規模改修工事を実施することで、子供たちの健やかな成長と安全で快適な学習環境を整え、子育てするなら阿賀野市として選ばれるまちづくりを進めてまいります。
  2つ目の柱であるデジタル化の推進では、市営バス11路線のうち6つの路線についてAIを活用したオンデマンドバスに移行し、乗りたい場所や時間にスマートフォン等から簡単に乗車予約ができるようにするほか、市役所窓口での証明書類の取得に必要な手数料にキャッシュレス決済を導入し、デジタル技術の活用による市民の利便性向上につなげてまいります。
  3つ目の柱である防災・減災対策では、消防団組織の再編方針に基づき、老朽化した器具置場を計画的に整備することで、効率的で迅速な初期消火活動につなげてまいります。また、引き続き木造住宅について耐震診断と耐震改修に必要な費用を補助することで、万が一の地震災害等に強いまちづくりを進めてまいります。
  4つ目の柱である地域経済の活性化では、有機農産物の栽培技術向上に関する取組への補助や有機米の学校給食への提供などを通して、生産から消費まで一貫して支援することで、有機農産物の産地化に向けた総合的な取組を推進いたします。
  5つ目の柱である脱炭素社会の推進につきましては、笹神体育館に太陽光発電設備や蓄電池等を整備することで、二酸化炭素の削減につなげるとともに、万が一の災害によって停電が発生した場合においてもエネルギー供給が可能な施設となり、指定避難所としての機能向上を図ってまいります。
  以上の主な取組を計上することで、前年度当初予算と比較して予算規模につきましては大きく増加しておりますが、大型の施設整備事業の実施に当たっては、発行可能期間の最終年度を踏まえた合併特例事業債の効果的な活用や、これまで計画的に積み増しした特定目的基金を繰入れするなど、後年への財政負担が最小となるよう、健全な財政運営に配慮した予算としております。
  なお、歳入歳出の詳細につきましては、予算書及び予算概要を御覧ください。
  次に、議案第13号、国民健康保険特別会計予算であります。国民健康保険は、公費による医療費の財源確保が確実になったことにより、安定した国保事業運営を行えるようになった一方、高齢化の進展や医療の高度化等により、1人当たりの医療費が増加傾向にあり、引き続き医療費の削減に向け、特定健診の受診勧奨など、被保険者の健康づくり事業に取り組む予算編成としております。令和6年度当初予算では、総額を41億6,993万4,000円とし、前年度比で2,627万3,000円、0.6%の減額となります。
  次に、議案第14号、後期高齢者医療特別会計予算であります。後期高齢者医療制度は、新潟県後期高齢者医療広域連合が保険者の役割を果たし、市町村と事務を分担しながら運営を行っております。制度の円滑な運営を行うため、広域連合と連携を図り予算編成を行っております。令和6年度当初予算は、総額を9億9,118万4,000円とし、前年度比で7,398万6,000円、8.1%の増額となっております。
  次に、議案第15号、介護保険特別会計予算であります。第9期介護保険事業計画の初年度に当たり、第8期計画における実績の確認や事業の見直し等を行い、健全な介護保険特別会計を維持できるよう配慮いたしました。また、地域における高齢者の生活を支えるため、適切なサービス量を確保しつつ、引き続き市民のボランティア活動に対する支援や介護予防、重度化防止の推進に取り組む予算編成としております。令和6年度当初予算は、各サービス給付費等の実績を踏まえ、施設サービスにおける給付費の増加が見込まれる一方、在宅サービスにおける給付費の減少がそれを上回ることから、総額を52億9,908万1,000円とし、前年度比で1,281万8,000円、0.2%の減額となっております。
  次に、議案第16号、押切外四ヶ大字財産区特別会計予算であります。財産区山林の維持管理に要する経費を計上しております。令和6年度当初予算は、総額を500万8,000円とし、前年度と同額となっております。
  次に、議案第17号、水道事業会計予算であります。令和6年度当初予算は、収益的収支につきまして、収入12億7,357万4,000円、支出12億638万3,000円で、収支差引き6,719万1,000円となっております。収入につきましては、受託工事収益の減額等により、前年度比で3,897万1,000円、3%の減額となっております。支出につきましては、受託工事費の減額等により、前年度比434万2,000円、0.4%の減額となっております。この結果、損益計算における当年度純利益は約2,143万円を計上できる見込みであります。
  資本的収支につきましては、収入5億7,909万円、支出11億7,166万8,000円となっております。収入につきましては、企業債3億4,490万円、工事負担金1億5,550万円、管路耐震化事業等に係る国庫補助金3,687万円、出資金4,180万円を計上し、収入合計は前年度比で1億884万円、23.1%の増額となります。支出につきましては、主要事業として排水設備工事費1億6,083万円、管路耐震化事業費2億8,048万8,000円、浄水設備改良費3億2,648万8,000円を計上したほか、企業債償還金4億121万7,000円を計上し、支出合計は前年度比で3,692万7,000円、3.3%の増額となっております。この結果、資本的収支差引きで5億9,257万8,000円の不足額が生じますが、損益勘定留保資金等により補填するものであります。
  次に、議案第18号、下水道事業会計予算であります。令和6年度当初予算は、公共下水道整備予定区域の早期概成に向けた施設の整備及び既存施設の改築、更新並びに安定した下水道サービスの継続に努めるための予算を計上しております。収益的収支につきましては、収入18億4,407万8,000円、支出17億9,151万8,000円となっております。収入につきましては、営業収益で下水道使用料等4億9,218万6,000円、営業外収益で他会計負担金等13億4,144万円等を計上し、収入合計は前年度比で549万7,000円、0.3%の増額となっております。支出につきましては、維持管理費を中心とした営業費用15億8,834万6,000円、企業債利息等の営業外費用1億9,907万2,000円等を計上し、支出合計は前年度比で1,145万9,000円、0.6%の減額となっております。この結果、損益計算における当年度純利益は約4,816万円を計上できる見込みであります。
  資本的収支につきましては、収入13億113万1,000円、支出17億5,968万円となっております。収入につきましては、企業債6億7,760万円、他会計補助金等の一般会計繰入金3億7,917万3,000円、国庫補助金2億1,835万円等を計上し、収入合計は前年度比で3,702万8,000円、2.9%の増額となっております。支出につきましては、主要事業として、下水道施設整備等の建設改良費5億5,495万2,000円を計上したほか、企業債償還金11億9,424万4,000円等を計上し、支出合計は前年度比で5,693万8,000円、3.3%の増額となっております。この結果、資本的収支差引きで4億5,854万9,000円の不足額が生じますが、損益勘定留保資金等により補填するものであります。
  最後に、議案第19号、病院事業会計予算であります。令和6年度の当初予算は、あがの市民病院の医療機器の購入に係る固定資産整備費及び新病院整備時の企業債償還金を計上した予算としております。収益的収支につきましては、収入3億8,187万1,000円、支出7億6,357万4,000円となります。主な収入につきましては、医業収益では一般会計繰入金117万1,000円、医業外収益では一般会計繰入金3,539万8,000円、国保会計繰入金100万円、指定管理者からの施設使用料2億5,567万7,000円、長期前受金の収益化に係る長期前受金戻入れ8,860万5,000円をそれぞれ計上し、収入合計は前年度と比較して3,632万2,000円、10.5%の増額となっております。主な支出につきましては、医業費用では給与費646万円、政策的医療等交付金1億4,175万円、医業外費用では企業債支払い利息3,904万9,000円をそれぞれ計上し、支出合計は前年度と比較して8,418万2,000円、12.4%の増額となっております。
  資本的収支につきましては、収入1億6,175万5,000円、支出2億2,839万4,000円となっております。主な収入につきましては、一般会計繰入金1億5,900万5,000円を計上し、収入合計は前年度と比較して5億7,713万円、78.1%の減額となっております。支出につきましては、建設改良費では固定資産整備費3,565万1,000円、企業債償還金では1億9,274万3,000円を計上し、支出合計は前年度と比較して5億5,725万3,000円、70.9%の減額となっております。この結果、資本的収支差引きで6,663万9,000円の不足額が生じますが、この不足額につきましては損益勘定留保資金等により補填するものであります。
  以上、各会計の令和6年度予算につきまして、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
                                            
    予算審査特別委員会の設置及び付託
議長(市川英敏君) お諮りします。
  議案第12号から議案第19号までは質疑を省略し、議長を除く議員14人による予算審査特別委員会を設置して、これに付託したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第12号から議案第19号までは質疑を省略し、議長を除く議員14人による予算審査特別委員会を設置して、これに付託することに決定しました。
  なお、予算審査特別委員会の正副委員長の互選は改めて行います。
                                            
    議案第20号 阿賀野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の
            利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報
            の提供に関する条例の一部改正について

議長(市川英敏君) 日程第15、議案第20号 阿賀野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第20号 阿賀野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(平成25年法律第27号)の改正により、別表第2が廃止されることに伴い、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第20号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第21号 阿賀野市監査委員条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第16、議案第21号 阿賀野市監査委員条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第21号 阿賀野市監査委員条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、地方自治法(昭和22年法律第67号)の改正に伴い、引用している条項を改正するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第21号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第22号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一
            部改正について

議長(市川英敏君) 日程第17、議案第22号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第22号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、阿賀野市特別職報酬等審議会の答申に基づき、議員の報酬月額28万7,800円を29万6,400円に改正するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  8番、清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 特別職報酬審議会の答申があったということで提案されていますが、諮問はいつやったのでしょうか。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 特別職報酬等審議会への諮問は、令和6年1月17日に諮問しております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) ということは、12月議会で議員報酬も人勧のアップによって改定されていますけれども、そこら辺りの資料は当然資料としては出ているのですよね。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) そのときの改定が期末手当の月数の改定だったと思いますけれども、それも含めて資料として委員の皆様には提供してございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) これは多分委員の皆さんの採決で結果が決まると思うのですが、その採決結果はどんな状況でしたでしょうか。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 市の財政状況とか市の景況感、これによって据置きが妥当だろうという意見もございましたけれども、やはり若い方から議員として活動していただきたいために、やはり議員の報酬、他市の額から比べれば若干低くなっているので、そこら辺はきちんと手当てをすべきだろうという意見が大勢を占めたところでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 結果を聞いているので。大勢とか小勢とか、そんなことを聞いているのではないのです。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 人数のところまで、資料持ってきませんでしたので、反対、賛成が何人というお答えはちょっと今できません。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それは答えてもらえるのですか、もらえないのでしょうか。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) お答えできます。
議長(市川英敏君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第22号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第23号 阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の
            一部改正について

議長(市川英敏君) 日程第18、議案第23号 阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第23号 阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、地方自治法の改正に準拠し、会計年度任用職員に勤勉手当を支給するため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第23号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第24号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第19、議案第24号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第24号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の改正に伴い、勤勉手当の基準日に育児休業をしている会計年度任用職員に勤勉手当を支給するため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第24号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第25号 阿賀野市体育施設条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第20、議案第25号 阿賀野市体育施設条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第25号 阿賀野市体育施設条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、令和6年3月31日で京ヶ瀬体育館を閉館するため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第25号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第26号 阿賀野市立学校施設使用条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第21、議案第26号 阿賀野市立学校施設使用条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第26号 阿賀野市立学校施設使用条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、令和6年3月31日で京ヶ瀬体育館を閉館することに伴い、令和6年4月1日以降、京ヶ瀬体育館で実施している個人利用、一般開放を京ヶ瀬小学校体育館において実施するため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第26号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第27号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に
            関する基準を定める条例の一部改正について

議長(市川英敏君) 日程第22、議案第27号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第27号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(令和5年法律第58号)が公布されたことにより、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律が一部改正されたことに伴い、引用している条項等を合わせるため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第27号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第28号 阿賀野市介護保険条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第23、議案第28号 阿賀野市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第28号 阿賀野市介護保険条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、介護保険法施行令等が改正され、所得段階区分のさらなる多段階化や標準乗率、低所得者の減額賦課に係る基準の見直しが示されたことに伴い、第9期介護保険事業計画の計画期間である令和6年度から令和8年度までの介護保険料を定めるため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第28号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第29号 阿賀野市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基
            準を定める条例の一部改正について
     議案第30号 阿賀野市介護保険法に基づく指定介護予防支援事業者の指定の
            要件並びに指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指
            定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法
            に係る基準に関する条例の一部改正について

議長(市川英敏君) 日程第24、議案第29号及び議案第30号を一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第29号 阿賀野市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第30号 阿賀野市介護保険法に基づく指定介護予防支援事業者の指定の要件並びに指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に係る基準に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令(令和6年厚生労働省令第16号)の公布に伴い、ケアマネジャー1人当たりの取扱い件数の引上げ、居宅介護支援事業所が介護予防支援事業所として市の指定を受けることで、地域包括支援センターの委託を受けずに介護予防支援ができるようにすること、重要事項のウェブサイト掲載の義務づけ等の規定が改正されたことから、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第29号及び議案第30号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第31号 阿賀野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営
            に関する基準を定める条例の一部改正について       
     議案第32号 阿賀野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備
            及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予
            防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一
            部改正について

議長(市川英敏君) 日程第25、議案第31号及び議案第32号を一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第31号 阿賀野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第32号 阿賀野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、指定居宅サービス費等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令(令和6年厚生労働省令第16号)の公布に伴い、地域密着型サービス事業者または地域密着型介護予防サービス事業者に対して、身体拘束等の適正化を図るための措置や重要事項のウェブサイト掲載、入所、入居を伴うサービス事業者と協力医療機関の新興感染症発生時の対応協議の義務づけ等の規定が改正されたことから、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第31号及び議案第32号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
  これから13時30分まで休憩いたします。
               休 憩 (午前11時58分)
                                            
               再 開 (午後 1時30分)
議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  初めに、議案第22号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、総務部長から発言の申出がありましたので、これを許可します。
  菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 清野議員の特別職報酬等審議会における議員報酬に関しての採決の結果についてお答えをいたします。
  委員の総数が、委嘱した数が10名でございます。審議会当日、欠席をされた委員が1名でございました。それで、会長が議長を務めてございますので、議長を除く8名で採決を行ったところでございます。結果でございますけれども、据置きが妥当とする委員が2人、引上げが妥当とする委員が6人という結果でございました。
                                            
    議案第33号 阿賀野市都市公園条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第26、議案第33号 阿賀野市都市公園条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第33号 阿賀野市都市公園条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、新潟県の都市公園使用料が改正されたことに伴い、本市の都市公園使用料を県に準じて改正するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第33号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第34号 阿賀野市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第27、議案第34号 阿賀野市水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第34号 阿賀野市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、地方自治法(昭和22年法律第67号)の改正に伴い、引用している条項を改正するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第34号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第35号 阿賀野市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第28、議案第35号 阿賀野市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第35号 阿賀野市下水道事業の設置等に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、地方自治法(昭和22年法律第67号)の改正に伴い、引用している条項を改正するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第35号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第36号 阿賀野市水道給水条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第29、議案第36号 阿賀野市水道給水条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第36号 阿賀野市水道給水条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、生活衛生等関係行政の機能強化のための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、水道法等における権限が厚生労働大臣から国土交通大臣及び環境大臣へ移管されるため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第36号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第37号 阿賀野市道路占用料徴収条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第30、議案第37号 阿賀野市道路占用料徴収条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第37号 阿賀野市道路占用料徴収条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、道路法施行令(昭和27年政令第479号)の改正により、国及び県の道路占用料が改正されたことを受け、当市の道路占用料を国及び県に準じて改正するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第37号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第38号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第31、議案第38号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第38号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、地方自治法(昭和22年法律第67号)の改正に伴い、引用している条項を改正するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第38号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第39号 阿賀野市火災予防条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第32、議案第39号 阿賀野市火災予防条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第39号 阿賀野市火災予防条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、地方公共団体の手数料の標準に関する政令(平成12年政令第16号)が改正されたことに伴い、製造所等の設置許可に係る手数料の額を改定するため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第39号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第40号 和解することについて
議長(市川英敏君) 日程第33、議案第40号 和解することについてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第40号 和解することについて提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、介護予防事業に係る業務委託契約について、消費税法第6条の規定により非課税であるべきところ、平成27年度から令和4年度までの契約において、契約額に消費税相当額が加算されていたため、消費税相当額129万7,222円が過払いとなりました。市と相手方は協議を重ね、消費税相当額の過払い金の返還額と消費税還付に要した事務経費について、それぞれ負担する額を決定し、和解するに当たり、地方自治法第96条第1項第12号の規定により、議会の議決を求めるものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第40号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第41号 阿賀野市過疎地域持続的発展計画の改訂について
議長(市川英敏君) 日程第34、議案第41号 阿賀野市過疎地域持続的発展計画の改訂についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第41号 阿賀野市過疎地域持続的発展計画の改訂について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、阿賀野市過疎地域持続的発展計画に令和6年度実施予定事業を追加するに当たり、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法(令和3年法律第19号)第8条第10項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第41号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第42号 下越福祉行政組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更に
            ついて

議長(市川英敏君) 日程第35、議案第42号 下越福祉行政組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第42号 下越福祉行政組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、下越福祉行政組合が設置、管理する下越広域伝染病舎の土地と建物を令和5年6月1日付で新発田市に譲渡(土地交換)を行い、当該施設の管理及び事務の共同処理の必要がなくなり廃止するため、下越福祉行政組合規約の変更をするものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第42号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第43号 市道路線の変更について
議長(市川英敏君) 日程第36、議案第43号 市道路線の変更についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第43号 市道路線の変更について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、県営湛水防除事業安野川5期地区工事により橋梁の撤去が行われたことに伴う2路線、国道49号水原バイパス工事の進捗により、バイパス取付け道路に変更が生じたことに伴う1路線、経営体育成基盤整備事業(ほ場整備事業)下里地区内に市道の一部が編入されることに伴う1路線をそれぞれ変更認定するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第43号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    報告第2号 第5次阿賀野市障がい者計画の報告について
議長(市川英敏君) 日程第37、報告第2号 第5次阿賀野市障がい者計画の報告についてを議題といたします。
  報告を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 報告第2号 第5次阿賀野市障がい者計画の報告について御報告いたします。
  本市における障がい者施策の基本的方針を定めた現行の障がい者計画が令和5年度を最終年度としていることから、令和6年度を初年度とする新たな計画を障がい者福祉計画及び障がい児福祉計画と一体的に策定したので、障害者基本法(昭和45年法律第84号)第11条第8項の規定により報告するものであります。
議長(市川英敏君) これで報告第2号についての報告を終わります。
                                            
    一般質問
議長(市川英敏君) 日程第38、一般質問を行います。
  あらかじめお知らせしてありますとおり、本日の一般質問は順番1番、清野栄一さんから順番2番の宮脇雅夫さんまでといたします。これに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本日の一般質問は順番1番から2番までとすることに決定しました。
  それでは、順次発言を許します。
  8番、清野栄一さん。
               〔8番 清野栄一君登壇〕
8番(清野栄一君) 8番、清野です。去る1月1日に発生しました能登半島地震においては、消防庁の資料によりますと、関連死を含め256人の方が亡くなられております。また、住戸損壊4万1,479戸と、甚大な被害が発生しております。お亡くなりになられた方の御冥福と被災された皆様にお見舞い申し上げます。
  さて、田中市長は4選不出馬を表明され、今議会が最後の議会となります。私の田中市長に対する一般質問も最後となりますが、有意な質疑になればと思っております。
  それでは、質問に入ります。3問通告してあります。1問目であります。学校給食無償化について。過去幾度となく質問、要望しています学校給食の無償化、12月議会では、極めて時限的ではありましたが、市長からの無償化提案がありました。しかしながら、反対多数で否決されました。新年度予算では、3分の1の助成案が提案されましたが、全国的には学校給食無償化に取り組む市町村が増えております。
  そこで、@学校給食無償化の支援効果と本市の考え方。
  Aふるさと納税寄附を原資とした無償化の可否について伺います。
  2問目であります。有機農業の推進と食の安全について。国は、令和3年にみどりの食料システム戦略を策定し、有機農業の推進を掲げています。笹神地区においては、三十数年前から有機米の生産に取り組んでいる方がいらっしゃいます。本市では、さらなる推進を図るため、今年度、交付金を活用したゆうきの里ささかみ共創モデル創出事業を実施しています。
  そこで、@ゆうきの里ささかみ共創モデル創出事業の成果について。
  A国はみどりの食料システム戦略を踏まえ、有機農業に地域ぐるみで取り組む産地、オーガニックビレッジの創出に取り組む市町村の支援に取り組んでいますが、本市の対応の見通し。
  B食の安全と農業政策としての学校給食での地産の有機農産物提供の展望について伺います。
  3問目であります。田中市政3期12年について。市長3期目の任期も残り2か月となりました。
  そこで、@田中市長の金看板であった子育て環境日本一のまちづくりの達成度。
  A12年間の任期における成果と残された課題について伺います。
  以上3問、答弁お願いします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 清野議員の御質問に順次お答えをいたします。
  初めに、学校給食費の無償化についてであります。学校給食費無償化の支援効果については、子育て世帯の経済的負担の軽減と、それにより安心して子育てができる環境づくりにあるものと考えております。少子化については、子供をもうけない要因の一つに経済的不安があるとされており、学校給食費の無償化は子育て世帯の経済的負担の軽減につながることから、実施する自治体が増えてきていると認識しております。そこで、令和6年度予算においては、事務事業の見直し等による財源の捻出を行って、学校給食費の3分の1を補助する事業費を計上したところであります。
  次に、ふるさと納税寄附を原資とした無償化についてであります。ふるさと阿賀野市応援寄附金を原資として積み立てている基金残高は、堅調に増加しているところではありますが、安定的な収入が見込まれないことから、継続的な事業の財源としては適さないと捉えているところであります。
  以上のことから、学校給食費の無償化に当たりましては、より一層の行財政改革を進め、継続的かつ安定的な財源の確保を進めながら、引き続き検討してまいります。
  次に、有機農業の推進と食の安全についてお答えをいたします。まず、今年度実施しておりますゆうきの里ささかみ共創モデル創出事業についてでありますが、有機米の産地化と若者就労者の確保を目的に、雑草の繁茂を抑えるロボットの実証、学校給食への有機米の試験的な供給など、農業者や農協など関係者とともに取組を進めてまいりました。その成果といたしまして、省力化に資する技術向上の足がかりをつくることができたこと及び学校給食への有機米導入について児童、保護者、学校から好意的な評価を得られ、生産意欲が高まる販路として学校給食に活路を見いだせたことなどが挙げられます。また、これらの取組は、笹神地区以外の若手農業者が有機米の生産に取り組むきっかけにもなっております。
  次に、オーガニックビレッジについてでありますが、今ほど申し上げたゆうきの里ささかみ共創モデル創出事業での実証を生かし、来年度においては有機米のさらなる産地化に向けて、農業者、農協、市だけでなく、学校や道の駅など、様々な関係者が一体となって取り組むオーガニックビレッジ事業の実施を計画しているところであります。このオーガニックビレッジ事業では、有機米の生産拡大をはじめ、学校給食への有機米の試験的な供給を拡大する計画を盛り込んでおり、引き続きコスト面での改善を含めた供給体制の構築に取り組みます。
  次に、学校給食における有機農産物提供の展望についてであります。オーガニックビレッジ事業では、米以外の有機農産物の実証栽培も計画をしており、将来的には地元産の有機農産物が学校給食へ供給されるよう、多くの農業者が有機農産物の生産に取り組むことができる環境づくりに努めてまいります。また、これにより、子供たちにより安心、安全な農産物を食べさせたいという保護者の期待にも応えるものと考えております。
  次に、私の市政3期12年についてお答えをいたします。まず、子育て環境日本一の達成度についてでありますが、昨年の3月議会の一般質問において清野議員の御質問にお答えしたとおり、成果と達成度をはかる一つの指標として、市の総合計画の成果指標があります。この中の「子どもの育成支援の充実」の項目では、36指標のうち基準年である令和元年度と比較して19指標が向上しております。また、目標値に対する達成度で見ますと、36指標のうち9指標が目標達成、達成率が50%以上は7指標、50%未満は9指標、マイナスとなっているのが9指標となっております。具体的には、市民アンケートでの子育てしやすい環境になっていると感じる市民の割合は71.2%、この地域で子育てがしたいと感じる乳幼児の保護者の割合は97.3%と、高い評価になっております。これらを総合的に評価しますと、子育て環境の充実につきましては着実に向上しておりますが、まだまだ課題が残っていると評価しております。これまで子育て環境日本一のまちづくりを掲げ、分娩費用と紙おむつ費用合わせて10万円を助成する出産育児助成事業、特定の不妊治療に要する費用の一部を助成する特定不妊治療費助成、妊娠届の翌月から出産後1か月までの医療費を助成する妊産婦医療費助成、中学生以下のインフルエンザ予防接種全額助成などの手当・助成事業や、各種子育て教室や相談事業、放課後スクールなどの教育支援等、多くの事業に取り組んできたところでありますが、本日議案として提出いたしました令和6年度予算では、さらなる子育て環境充実のため、先ほどの小中学校給食費を3分の1補助するほか、2歳までの第2子以降の保育料を所得にかかわらず無償化、高校を卒業するまでの医療費を全額助成などを御提案したところであります。
  次に、12年間の任期における成果と残された課題についてであります。初めに、成果でございますが、昨年の6月議会の一般質問において遠藤孝議員の御質問にお答えいたしましたが、一つ一つ自分から申し上げるのはおこがましいとは思っております。あえて幾つか申し上げますと、先ほどの施政方針でも申し述べさせていただきました「子育て環境の整備」以外では、あがの市民病院を中心とした地域医療の充実が特徴的なものであると考えております。あがの市民病院は、私たち阿賀野市民の健康を守る中核病院として、その役割を担っております。平成27年10月の新病院の開院以来、生活習慣病予防治療センター、消化器病センター、骨関節疾患センターを開設し、診療機能の強化と併せて医師の確保を図ってまいりました。
  2つ目は、国道49号水原バイパスの部分開通と「道の駅あがの」のオープンが挙げられます。地方にとって道路は文化であり、文化は道路であります。また、地域、産業の活性化になくてはならないものであります。国道49号水原バイパスと「道の駅あがの」は、既に本市に新たな人の流れをつくり出しており、今後も地域経済の活性化に向けた重要な交流拠点となるよう、さらなる発展を期待するところであります。
  3つ目には、防災・減災対策が挙げられます。防災行政無線の設置や土砂災害警戒区域内の住宅への防災行政無線戸別受信機の整備、市内8か所の主要避難所の自家発電設備の整備を行ったほか、長年の懸案事項でありました阿賀野川のJR羽越本線阿賀野川橋梁との交差部における特殊堤防が昨年6月に完成したところであります。この特殊堤防の完成によりまして、避難判断水位が従来より高くなり、新潟市秋葉区側と阿賀野市側両岸の水防水位が同じ高さになりました。このことにより、防災、減災面での対策の強化を図ることができたものと思っております。
  以上、幾つか挙げさせていただきました。
  最後に、残された課題についてでありますが、地域の情報発信と人口減少対策ということになろうかと思っております。これらについては、現在も取組を継続、拡充しており、令和6年度予算に様々な対策費用を盛り込んでいるところであります。そして、もう一つ、課題ではありませんが、私が自問し、そして道半ばの思いもあるとお話をした阿賀野の魅力を十分つくり上げることが果たしてできただろうか、住みやすく暮らしやすい、どこにも負けない阿賀野の魅力をより多くの人が感じてもらえたのだろうかということは今でも日々思っているところであります。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それでは、再質問を行います。
  まず学校給食無償化ですが、最近の報道によりますと、青森県が無償化に踏み切ると。それから、東京都区部においても、23区ありますが、練馬区以外はほぼ今年の4月から実施をすると。練馬区も微妙で、実施するかもしれないというような状況があります。そういう中で、全国的に無償化の流れが大きくうねりとなっているわけですが、12月議会において追加議案で無償化案、極めて短い期間ではありますが、無償化の案が市長から提案されました。残念ながらこれ反対多数で否決されましたが、この状況を見て提案者である市長はどのように感じられたのかお伺いします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 否決された要因は、あくまでも昨年高温で農家の方々の稲作が非常に問題が発生したということで、そちらを最優先にすべきではないかということで、学校給食は反対ではないのだけれども、そういうことで予算のバランスといいますか、配分を考え直してみてくれないかということで反対があったものと理解しております。したがいまして、学校給食についてはほとんどの方々は賛成であると思っております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) この件に関して私も市内の方から、いろんな方からいろんな御意見を伺いました。それはそれとして、学校給食は学校給食、それから農家支援は農家支援として別に、分けて考えるべきではないかと。せっかく給食の無償化の提案があったのだから、それはそれで賛成すべきだったのではないかというような話も数人、何人かの方々、大きな農家をやっておられる方の御意見も、そういう御意見も伺いました。
  それで、市長はどのように感じたのかなということで伺ったわけですが、では特に市長はそれが可決されなかったことについては何も考えはないということなのでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 私としては、特段皆さんから、先ほども申し上げましたとおり、農業支援、優先的にすべきだというお考えだなということを思ったところであります。清野議員も行政経験が長いわけですので、財源には限りがあると、その財源の中で何を優先していくかということになりますので、両方、あれもこれもというわけにはいかないということで、前回の補正予算の場合は農業被害、農業者の方々が営農意欲をなくさないように、しっかりとまた今年度の春先の、間もなく始まりますけれども、農作業に取り組めるような環境づくりをさせていただいたところであります。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 私も12月議会においては農家支援、10アール当たり5,000円やったらどうかというような質問もしています。それから、学校給食の無償化も要望しています。だから、併せてやれればいいのかなと思っていたのですが。併せてやるべきだったのではないかなとは思っております。
  それで、12月議会には、義務教育に通っている保護者の方2,100名もの学校給食無償化の請願が議会に届けられました。それが今回の3分の1の助成につながったのかなとも思っているのですが、そこら辺りはどのように考えられていましたでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 清野議員はいろいろなことを申されますけれども、私としては前々から子育て環境の日本一を目指すためにはやはり御家庭の方々の経済的な負担、あるいは精神的な負担、そういったものを軽減していくのだということで取組をさせていただきました。この学校給食につきましては、例えば一例で申し上げますと、中学生と小学生のお子さん2人いたときに、今回3分の1補助しますと3万円ちょっとの負担軽減につながります。そうなれば、3万円という金額からしますと非常に、子供たちの成長にとってなくてはならないいろんなものに保護者としては使える、そういう余裕が、余裕といいますか、そういう財源が出てくるということで、子育てがしやすくなるわけです。そういったことを踏まえて今回のような取組をさせていただいているところでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 新年度予算、最優先課題として人口減少対策を挙げております。その中で、給食費の支援3分の1、約5,700万。事務事業を見直して5,700万捻出したとあります。これ主な見直した財源というのはどのようなものが対象になったのでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 一つ一つ挙げると切りがないものですから、いろいろなものから少しずつ、あるいは廃止したり見直したりしながら財源を捻出したところであります。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 3分の1、ありがたいなとは思いますけれども、やらないよりはずっといいのですが、何となくインパクトが薄いなという感じがしないでもないのです。これ私の感じですよ。そうやって少しずつ見直した結果が5,700万。捻出したわけですけれども、これ半分にすると8,500万ぐらいなのです。これは私、5,700万から計算すると8,500万ぐらいかなとなるのです。だから、そこら辺りもう少し事務事業を見直してもう少しだけ、これはあと幾らあればいいのですか。2,800万なのです。出せないこともないですよね、田中市長のその、太っ腹な市長なわけですから。そこら辺りもうちょっと捻出できなかったのかなと。そうすれば半分。これはかなりインパクトがあると思うのです。そこら辺りどうなのですか。もう絶対ぎりぎりだったのでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 私は4月24日までの任期ですので、市政に空白を生むことなくつなげていきたいということで予算を編成させていただいたわけであります。その部分につきましては事務事業の見直し徹底的にやったわけですけれども、その後は新しい方が皆さん方一緒になって事務事業の見直しを進め、今の時代の流れは学校給食無償化というのはもう避けて通れない状況になっていますから、確実に前へ進むものと確信しております。御存じのとおり、東京都知事、小池さんが給食費無償化する自治体に対して半額を補助しますと、すごく大胆なことを言い始めました。これはもう時代の流れなのです。青森県の話先ほど出ましたけれども。あとは、問題は横浜のような大都市、給食をやっていない地域がありますよね。こういったところが新たに給食センターを造ったりしていくと相当なまた時間と費用がかかってくる。こういったところが全国的にはどう対応するのか分かりませんが、国では恐らく近い将来、学校給食完全無償化なるものと確信しております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 私は、一般財源が厳しいのであればふるさと基金でどうなのかなということも以前から提案していますが、今の基金の積立て残高は幾らになっていますでしょうか。
議長(市川英敏君) 齋藤市長政策・市民協働課長。
市長政策・市民協働課長(齋藤和彦君) 御質問にお答えします。
  今現在ということであれば、令和5年度分も含めてというような解釈でよろしいでしょうか。令和6年1月末現在で見ますと、17億3,000万ということになります。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 多額の積立金があるわけですよね。だから、多少そこら辺りを利用しようと思えば利用は可能ではないかなと思うのですが。ふるさと基金を使って無償化を実施している市町村がかなり増えてきているのですが、その辺の状況は把握していますでしょうか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 報道等で承知いたしております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 報道だけだとどれぐらい把握できるのですか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 具体の資料を持っておりませんし、また来年度どこの市町村で給食を無償化するといった一括の資料もございませんので今確認はできておりませんが、先ほど市長述べましたように、大きな自治体をはじめとして給食の無償化を実施している、またそこについてふるさと納税の資金を充てていることは承知しております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 答弁によりますと、ふるさと納税を使うのは安定的な収入が見込まれないからというようなことわりになっていますけれども、安定的に不安定な部分があるから基金で積んでいるわけですよね。私はそういうふうに取りますけれども。そういうことからいけば17億もあれば、1回に1億6,000万とか1億7,000万の世界ですから、十分対応は可能なのかなと思うのです。どうなのですか。これやろうと思えばできないことはないですよね。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) お金の使い方というのはいろいろな考え方があろうかと思います。我々のほうは、ふるさと納税というのを3つの使い方を提案させていただいているのです。全額子育てに使うというのではなく、あくまでも瓢湖の環境をよくしたり、自然環境を守ったりするためにも使うということで寄附をお願いさせていただいております。ですから、今ほど言った17億とかいうお金、これ全額が子育てに回せるというお金ではないのです。それから、これが安定的な財源になるかというと、やはりでこひこがありますので、非常に不安定な財源であります。そういったことを考えますと、どうしても我々が今ちゅうちょするのは全額をこの給食費のほうに充てることができるかと。その辺は一生懸命シミュレーションをかけながら、今年度は3分の1補助ということにさせていただいたところであります。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 最近、2022年度からふるさと基金を使って給食費の無償化をしている自治体があります。もちろん全国にいっぱい自治体あるのですけれども、これがちょうど阿賀野市と同じ程度の規模の市町村でして、人口が4万2,000、面積が150平方キロ、中山間地域が大半を占める市なのですが、ここの市がふるさと納税を使って22年度から給食費の無償化を実施しています。それで、ふるさと納税の納付額ですけれども、平成20年度に始めたのですが、年間570万でした。それが平成23年度に2,200万、それから平成27年度になると2億400万、それが令和元年度ですと20億、令和3年度で64億という、もう驚異的な伸びを示しているのです。私も阿賀野市がこういうことができるとは思っていませんけれども、この市は市民に対してもふるさと納税を増やすために提案してほしいとか、いろんな会合とかでもいろいろこういう話を出して、少しでも市のためになるようなことを提言してほしいというような取組をしています。私は、阿賀野市が全然そんなことをやっていないと言うつもりはないのですが、もちろん返礼品の内容にもよると思います。そういうこともいろんな条件があると思いますが、しっかりとふるさと納税基金、これおいしい財源だと思うのです。そこら辺りもうちょっと力を入れてやって、給食費の無償化もできるようにしてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) ふるさと納税に力を入れながら、県内でも三条市なんかはあっという間に50億に、あるいは前々から南魚沼あるいは魚沼、そういったところは50億前後のお金を寄附いただいていると。そして、胎内市も二十数億円まで引き上げてきました。工夫によっては、既存の返礼品の中でもやり方によっては伸びる要素はあるのかもしれません。我々も昨年からアドバイザー的に1人お願いをさせていただいて、工夫しながら今伸ばしている最中であります。今後についてもしっかりと、伸びたというものが確信を持てるようになれば、安定財源という位置づけにして学校給食等にも回せるのかもしれません。それはこれから私の後を継いだ人が考えるのであって、私がこうです、ああですと言うわけにはいきませんので、その辺は御理解をいただきたいと思います。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) そういう話は以前から出していました、しっかり稼いでほしいと。丸もうけなんて言うと悪いですけれども、これによって地元の産業も活性化するわけです。だから、そういう関連があるので、しっかりと取り組んでもらいたいなという思いでずっと言ってきました。学校給食に使うということを表に出して募集している市町村もありますので、これからもしっかり対応していただきたいなと思います。
  次に、有機農業なのですが、オーガニックビレッジ、この仕組みが始まったのは令和4年度からでしたでしょうか。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) そのとおりでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) これオーガニックビレッジに指定されることによって、指定されたところにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) 指定されたメリットといいますか、やはりこれ地域づくりの一つだと思っております。有機農業のやはり地産地消、こういったことがその後の農業振興であり、あるいは人口の転入でありと、そういったふうなものにつながっているものと思っております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 簡単に言うと、有機農産物の産地化を進めるということでいいのでしょうか。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) 産地化ももちろん、そちらのほうにも進むものになりますけれども、やはり先ほど申し上げましたように有機農業を地産地消することによって、地域の皆さん方の食の安全、安心もございますし、何といっても農業者の皆さんが心を込めて作ったものが地域の子供たちあるいは地域の住民に供給されると、そういったものだというふうに思っております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 6年度の重点施策で、有機農産物の産地化を進めというふうにあります。これで、品目としては米以外にどんなものが考えられるのですか。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) 有機農業の産地化に向けまして、笹神地区だけでなく、市内全域にまず有機米のほうを拡大していこうというようなことが1つございます。それ以外に例えば米の次に面積の多い大豆、それから野菜の中で今うららでやっていますトマト、こういったものを有機でできないかというようなことで、チャレンジしてみようというようなことで考えております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 昨年の3月議会で、市長から有機米をふるさと納税の目玉にしたいというような答弁がありました。お話がありましたが、それは今どんな状況なのでしょうか。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) 令和5年の作付面積から換算しますと、大体生産量が八十二、三トンなのでございます。もちろん作っている方は自分たちの飯米として食べているものがあろうかと思いますし、ほぼそのほかは生協、パルシステムのほうに供給されているというふうに認識しております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) ふるさと納税の目玉にしたいという市長のお考えがありましたが、そこに沿った対応はできているのかということでお聞きしたのですが。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) そちらに回るまだ供給量がないというようなことでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) あと、有機農業の推進のところで、環境保全型農業直接支払交付金制度ありますけれども、10アール当たり1万2,000円ですか、これ今阿賀野市の該当面積あるいは該当者数というのはどれぐらいありますでしょうか。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) 該当面積は、有機農業だけで19ヘクタールぐらいです。該当者は、この事業は団体で取り組むものでございますので、1つは法人が取り組んでいます。もう一つは笹神の、ささかみ米の団体でございまして、その中に数人有機農業でカウントしてもらっている、そういう状況でございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) これ取り組むと、10アール当たり1万2,000円交付されますよね。これ1万2,000円もらっても全然労力的には大変なのですか。もう合わないのですか。それで進まないのですか。私は、これからはやっぱり有機農産物の時代だと思っているのです。大きな流れになっていますよね、それがね。ぜひともそこら辺りも啓蒙していただいて、増やしていただきたいと思います。
  それから、給食への提供なのですが、有機農産物の学校給食への提供、これもオーガニックビレッジの中で推進することになるのでしょうか。違うのですか。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) オーガニックビレッジ事業は、基本は3年でございまして、1年目にいろいろな実証をやって計画を立てまして、2年目に宣言をする、3年目には本格的な取組に入るというようなことで私今思っておるのですけれども、まずは有機米で給食のほうに提供できればと思っていますし、それに付随しましてやはり野菜、こういったものが少しでも広がればいいなというようなふうに考えております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) オーガニックビレッジって3年なのですか。5年だと思ったけれども、3年なのですか。では、私の勘違いなのですかね。
  それとあと、学校給食どれぐらい利用しているのですか。去年から、もっと前からですか、小学校の給食に自校で作った米を使っているという話はお聞きしていますけれども、これを推進していくというようなことが方針としてあるようなのですが、どれぐらい提供できるのですか、学校給食に。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) 今現在、各小中学校で給食に提供されているお米は全て阿賀野市産でございます。ただ、有機米になりますと限られてございますので、必要量を申し上げれば、全市で導入した場合、年間約40トン必要になってきます。野菜については、学校教育課のほうでお聞き願いたいと思います。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 私、今年の2月4日のゆうきの里振興大会も傍聴させてもらいました。なかなかいい取組がいっぱいあると思っています。阿賀野市もずっとそれをやっているというのもすばらしいと思います。
  それで、この中の資料で気づいたのが、宮崎県綾町、これもふるさと納税で有名なところなのですが、オーガニック給食条例をつくったのです、2023年3月。昨年の3月ですけれども。町の責務として、学校の責務としてオーガニック給食を推進するとあります。それで、基本方針で有機の使用割合を高めていく、そういうふうに決めております。安全、安心なやっぱり食を求めるというのが一番大事で、子供が今病気になりやすいとかいろんなものが出ていますけれども、韓国ではほとんどの学校給食は無償化で、また有機食材を大量に使っているというような情報もありますので、しっかりと有機の農産品づくりにはたっぷりお金を使って支援してもらいたいと思いますが、大丈夫でしょうか。たっぷりお金を使って支援していただきたいと思います。それで、道の駅でもたっぷり売ってもらいたいと思います。ちょっと時間の関係で、時間があればまた戻りますけれども、取りあえずそういうことでお願いをしておきます。
  それから、田中市政3期12年についてでありますが、子育て環境日本一のまちづくりの達成度ということでお聞きしました。これまさに田中市長の金看板だと思っております。それで、達成度はどうなのでしょうかということでお聞きしたのですが、そこについて素直に答えられていないのですよね。何かよく分からないのですが。乳幼児の保護者の割合は97.3%と。この地域で子育てしたいと感じる乳幼児の保護者の割合は高い評価になっておりますと。子育て環境の充実は着実に向上しておりますが、まだまだ課題が残っていると評価しておりますと。これ10点満点でいくと9点ぐらいなのでしょうか。その辺伺います。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 自分でやってきたことを評価するというのは非常に難しいのです。自己自慢の方々にすれば120点ですと言いたくなるかもしれませんし、謙虚な方にすれば、いや、20点ぐらいかなといったような人もいると思います。ですから、これは市民の皆さんがどう評価してくれるか、それでいいのではないでしょうか。私、自分自身でこうです、こうですという話をしたくございません。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 市長は謙虚な方なので、そういうような答弁になったのだと思いますけれども、ただ一般の人から見れば、阿賀野市は子育て環境日本一をうたっているのだということで、実際はどれぐらいなのだろうなと。ほかの市町村もいっぱいうたっているところあるわけです。そういう中で、前にも言いましたけれども、デパートみたいに細かい政策はいっぱいあるのです。そういう部分は小さいところも目が行き届いているなというふうに感じられるのでしょうけれども。今回、学校給食の無償化、対応していただいたのですが、これも半分ぐらいあれば相当に点数は加点されたのかなと思います。
  それで、田中市長がおっしゃっている、課題が残っているというふうに評価しておりますという。まだまだ課題というのは、これはどんなことを指すのでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 子育てには切りがないといえば切りがないのです。保護者の方は衣食住、この部分は保護者の方が最低限面倒見られると思います。それ以上にかかる部分、経済的な部分でいえば全てを行政が面倒見てもらえれば最高なわけです。そのほかにメンタルな部分、精神的な部分で、子供たちを自由に遊ばせる環境、そういったものも必要になってまいります。我々のまちにも今子育て支援センターにこにこありますけれども、あれも今まで医療機関で使っていた施設が空いたということで、それを使わせてもらって今やっている段階で、狭いのです。あれがもっともっと例えば、具体の名前出すとあれですけれども、新潟や、あるいは長岡、大きな都市になりますと広々とした、子供を自由に遊ばせることができる施設がいっぱいあります。こういったものが十分にそろえることができなかった部分、これが今大きな課題かなと思っているところであります。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) ちょっと時間もなくなってきているのですが。それで、成果のほうですけれども、任期における成果ですね、1つ目があがの市民病院。市長が就任されたときに、救急指定を目指すというような答弁をされていました。だけれども、現状を見たときに、それに近いような対応になっているのかなと思いますので、あえて今日はここの部分については問題提起はしませんけれども、これも医療を充実させるというのは大事なことだと思っています。
  それと、2つ目に水原バイパスの部分開通が挙げられています。これ新しい横雲橋ができて30年たつのです。今回、去年ですか、水原バイパス部分開通しました。開通してみると、私よく新潟に行くのですが、現道といいますか、旧道といいますか、もう走りやすくなりました。非常にやっぱり効果があったなと、造ってもらってよかったなと思っています。当然市長も相当陳情に国交省のほうにお邪魔したと思うのですが、できればもっと早くできてほしかったなと思います。市長が何にもしていないなんていうのではないのですよ。一生懸命やられたと思います。でも、走ってみるとやっぱり実感します。
  それで、このバイパス、バイパスできてもバイパスのほうは8,600台しか走らないのです。現道のほうが1万3,100台。これ国交省の調査による資料なのですが、バイパスが少ない要因というのはどのように考えていますか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) それは言うまでもなく、全線が開通しておりませんから、今土橋のセブンイレブンさんのところから曲がって入っていく、あれを考えるとやはり不便だなと思う方々がおられると思います。ですから、全量が、通過交通の全部がバイパスに乗り入れるかというと、現道のほうを走っていく車もある。それから、今新潟方面にだけ行くものを特化して考えていられますけれども、東港あるいは新発田のほう、そういう方面に行かれれば車も相当量あるわけです。それらをトリップ調査やっているわけではありませんから。行き先を聞いてやるこういう調査をトリップ調査というのですけれども、そういったものを国交省さんがやって、それを仕分して、そのうちの何%が今バイパスに乗り入れているとかという分析ならば話は別ですけれども、今ののは全部東港、新発田、いろんなところに行く方面の車を全体量としてバイパスに乗り入れたものが何%、こういう評価をしていますので、必ずしも、最初に申し上げました全線開通していない部分で少しマイナスなのかなとは思いますが、そうでない部分も結構あったのだなというような理解をしているところであります。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 私も市長とやや同じような感想を持っていまして、460号の新発田方面から入ってくる車も結構ありますので、こういう状況になっているのかなと思います。
  それで、非常に走りやすくなったということで感じているのですが、窪川原の交差点で、交通量の多い1万3,100台通るほうからの信号待ちが日中でも2回待つときがあるのです。バイパス側が少ないのに何でこっちが2回も待つのだというような思いもしているのですが、その辺は国交省とか警察のほうでしっかりと状況を見ながら交通信号を操作していると思うのですが、そこら辺りなるべく待たないでもいいような、1回程度で済むようなことで申入れとかできないのでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) にいこくのほうからは、新潟方面から来る車だと思いますが、窪川原の交差点から左折するのではなくて、途中から旧道が斜めに入っていますけれども、あれを利用した形で車の乗り入れを今考えているという話を聞いております。ですから、窪川原の交差点の部分についての渋滞、そういったものは関係者全員が認識を共有しておりまして、改善に向けて今検討ないしは取り組むということで方針が決まっております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 水原方向から行く場合、やっぱり急いで行きたいときとかあると、もう2回待たせられるといらいらしてくるのです。そこら辺りもちゃんと交通量に見合った信号間隔にしてもらいたいなと思いますので、そこら辺り要望をお願いしたいと思います。お願いしておきます。
  それと、この残された課題を見ますと、人口減少対策ということではっきり言ってくださいました。私も全くこれは同じ思いであります、人口減少対策。
  それで、昨年の8月に社人研で2050年の推計人口を出していますが、これを見てどのように思いますでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 社人研の推計よりも、増田さんの推計がいっとき消滅可能性都市ということでセンセーショナルなものも発表されたことは記憶されていると思います。
               〔「最新のやつがこれの」と呼ぶ者あり〕
市長(田中清善君) まあまあ聞いてください。あのときには阿賀野市は消滅可能性都市、あれ50%減った場合の前提で、阿賀野市は入っていないのです。ところが、今回の場合には今度減り方がちょっと、生産年齢人口が大きく減るということで公表されました。当然のごとく、高齢化が進み少子化が進めば途中の生産年齢人口が減っていくのは、足し算、引き算を分かる人ならば誰でも分かるわけです。そこを何とかしなければいけないということで、全国の地方自治体が、みんなが一生懸命になってその部分の取組を今しているわけでありまして、我々のまちも今少子化対策、全力で今取り組んでいると。何遍も言いますけれども、1990年代、120万の出生数があったのが、それが今20代、30代になっているわけです。これを逃したらもう80万人世代に入っていってしまう。あるいは、70万。そういった方々の世代に入れば、当然出生数が伸びても限界があります。ですから、今これからの10年間がラストチャンス。ここでいかにして増やせるか、魅力ある阿賀野市、子育てするなら阿賀野市、そういった環境をつくっていけるかがポイントになっておりますので、その辺は議員も十分承知して質問されているのは重々承知しておりますけれども、そこを突いてもあまり意味がない議論になりますので、よろしくお願いします。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 社人研の2050年の推計人口って承知している人いらっしゃいますか。阿賀野市の推計人口、2050年。
               〔「時間がもったいないんで言いますね」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 時間がもったいないので言わせてもらいますが、2万4,000人なのです。それで、五泉市が2万6,000人。2020年と比較すると、五泉市は56%、阿賀野市は61%なのです。新潟県が70%なのです。新潟市が80%ぐらいなのです。新潟市も非常にやっぱりばらつきがありまして、中央区、江南区、ここだけが生き残るような、東区も入るかもしれませんが、ここだけが生き残る8割ぐらいの数字になっているのです。大変なことなのです。それと同時に高齢化も進んでいく。ですから、私も何回も言っていますけれども、明石市みたいなやり方を参考にして少子化対策できないのかと。公共事業を3割、4割削減して子供支援策に特化したわけです。思い切ってやらないと人口減少なんか止まりませんよ。そういうような世の中になっているのですから。そういう意味から、田中市長もう任期も終わりなのですけれども、そこら辺りもっとちゃんとしてもらいたかったなとは思っています。あんまり、今回もまた下水道は、概成の関係もありますが、人口が2万4,000人台になったときに維持できるのかどうか。そこら辺りも、余計な心配なのですけれども、私もう生きていないのですが、余計な心配しているわけです。そこら辺りを見通した下水道の整備とかもやったわけでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 先ほども申し上げましたけれども、行政経験長いわけですので、何事も計画をつくるときの基本があります。基準年を定めて、目標年次を定めて、そのときの人口推計をしながら施設整備の計画をつくってやっているのが今の日本の社会のあらゆる各種計画のもとのやり方であります。ですから、今下水道特化して、私がたまたま下水道に携わったということで言われているのかも分かりませんが、20年後を見据えて全て計画がつくられております。ですから、今が基準年にすれば、これから20年後の人口を、あるいは地域の状況を推定しながら排出量を想定して物事を定めていますので、それが大きく乖離してくるというのは社会の動きがシミュレーションした時点と大きく乖離してきているということでありまして、それに対するものまで計画した人が、おい、おかしいのではないかと、そういうような物の考え方というのはちょっと不合理かなと思っております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 市長に不合理と言われましたけれども、市町村によっては慎重な対応をして、前にも言いましたけれども、豊栄であれば長浦とか岡方地区は公共下水はやめたわけです。将来負担が大きいということで、浄化槽に替えたわけです。ですから、市町村によっては三条市も大胆に見直していますし、そういうような見直しをしてほしかったなと。今言っても始まらないのですけれども、そういう対応の仕方もあるということで言わせてもらいます。
  それから、住みやすく暮らしやすい、どこにも負けないということの条件の中には公共交通は欠かせない要件だと思います。公共交通に対する市長の姿勢というのは非常に後ろ向きだったのかなと思っています。時間がないのでもうやめますけれども、そこら辺りは非常に残念だなと思っています。水原駅も無人化になります。その無人化の対応で、前に聞いたときは誰かが売店とかそういうことをやれるように、にぎわいが減らないような対応をしたいというようなことで答弁されていましたけれども、何にもしていないと思うのです。聞きませんけれども。そういう意味では非常に残念だったなと思っています。
  残り時間も少ないので、市長に対して一言言わせてもらいます。田中市長、12年間お疲れさまでした。まだ2か月ありますが、お疲れさまでした。今日を入れて、今回を入れて私30回、一般質問のお相手をさせてもらいました。思い返せば、はぐろの里とか、新潟交通の水原新潟線の話とか、あるいはし尿処理問題とか、非常に市長とバトルになったのもあります。そのほか小バトルもいろいろありました。私が市長に対する思いというのは、市長は頭のいい人だなと、まずそれ思っています。この中で一番いいのではないかなと。この中ですよ。一番いいのではないかと思っています。ただ、市長は自分の間違い分かってもなかなか直さないというところがあるのかなと、そんな思いがあります。ですから、それがあれば、し尿処理の問題とか、はぐろの里の問題とかそもそもこじれなかったのではないかなと。ちょっと耳の痛いことを言わせてもらいましたが、そう思っています。市長は頭がいいので、ここら辺りの問題が直れば総理大臣にもなれるのだなと思っています。いずれにしましても、12年間お疲れさまでした。大変御苦労さまでした。
  以上で質問終わります。
議長(市川英敏君) これから15時ちょうどまで休憩いたします。
               休 憩 (午後 2時49分)
                                            
               再 開 (午後 3時00分)
議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  一般質問を続けます。
  13番、宮脇雅夫さん。
               〔13番 宮脇雅夫君登壇〕
13番(宮脇雅夫君) 日本共産党の宮脇雅夫でございます。私は、地球温暖化対策について質問いたします。
  第1に、欧州連合の気象情報機関、コペルニクス気候変動サービスによると、昨年2月から今年1月までの12か月の世界の平均気温が史上最高となり、産業革命前の水準を1.52度上回ったと2月8日に発表しました。地球温暖化対策の国際的枠組み、パリ協定では、産業革命前からの気温上昇について、1.5度を下回ることを目標にしています。1.5度の上昇で気候災害は壊滅的な規模になると予測されていましたが、1年単位で上回ったことになります。C3Sによると、今年1月の平均気温は13.14度で、過去最高を記録しました。「温暖化ガスの排出の急速な削減が世界的な気温上昇を食い止める唯一の方法だ。エネルギー生産、消費のやり方を数年以内に根本的に変えない限り、我々は大参事に向かって進むことになる」と指摘したと報じられております。このことについて市長はどう認識されているのかお伺いします。
  第2に、政府の国・地方脱炭素実現会議は、「地域で利用するエネルギーの大半は輸入される化石資源に依存している。2015年度の市町村別のエネルギー代金の域内外収支を産業関連表を用いて算出したところ、約9割の市町村で域外の支出が上回っていた」(「地域脱炭素ロードマップ」2021年6月9日)と指摘しております。これまでのように、域外から買ったエネルギーを消費する地域から域内にある再エネ資源を生かしてエネルギーを生み出す地域に変わっていくことが地域の希望ある未来になるのではないか、市長の見解を伺います。
  第3に、当市は2023年に第二次環境基本計画の素案、第2期地球温暖化対策実行計画「区域施策編」(素案)を作成しました。この計画は、国の2050年に温室効果ガス排出実質ゼロ、2030年度までに2013年度比46%削減と同じで、低い水準です。この素案について住民からの意見、要望はどのようなものがあったのか、この計画はいつ決定するのか伺います。
  第4に、当市の取組について以下の点を伺います。
  1点目、市の公共施設、公共事業、自治体業務でどれだけのCO2を削減するのか。目標と計画を立てて実行することが必要ではないか。
  2点目、太陽光発電設置、小水力発電設置、電気自動車導入、バイオマス発電設備等の推進のための助成や地元企業との協定が必要だが、具体的な取組方向はどうか。
  3点目、市民参加の下で、市がゾーニングを行い、地域の環境と両立した形で再生可能エネルギーが導入できる場所とできない場所を可視化する必要があるのではないか。
  4点目、住宅の断熱リフォーム実施は、温室効果ガス削減効果が最も高い施策であり、抜本的に取組を強化することが求められています。住宅の窓からの熱の出入りは、夏場は71%、冬場は48%に達する(経産省「カーボンニュートラルと地域企業の対応」)と述べています。窓の断熱性能を高めれば、無駄にエアコンやストーブを使わずに済み、CO2排出を減らすことにつながります。同時に、この取組は地元に仕事と雇用を生み出すことが重要です。現在の市の住宅リフォーム助成制度を耐震工事と併せて抜本的に拡充することが必要ではないか。
  以上伺います。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 宮脇議員の御質問にお答えをいたします。
  初めに、昨年2月から今年1月までの世界の平均気温や今年1月の平均気温が過去最高を記録し、さきに開かれたCOP28においても温室効果ガスの排出削減が急務であるとの認識で各国が一致したと承知しております。
  次に、域外から買ったエネルギーを消費する地域から域内にある再エネ資源を生かしてエネルギーを生み出す地域に変わっていくことが地域の脱炭素化を推進する上で重要であると認識しており、今後、再生可能エネルギーの導入促進を図る必要があると考えております。
  なお、現在、市内には新潟県東部太陽光発電や民間開発によるメガソーラー発電所が数か所あり、年間9万4,417メガワットアワー、一般住宅に換算して約1万8,000軒分の発電をしているところであります。
  次に、現在策定中の第二次環境基本計画(素案)と第2期地球温暖化対策実行計画(区域施策編)(素案)についての住民からの意見、要望と計画決定時期はいつになるのかという御質問でありますが、昨年12月11日から本年1月10日までのパブリックコメント期間中にお寄せいただいた件数は1件であり、内容は「循環型社会」を「循環型社会の環」とする表現方法の見直しに関するものでありました。
  なお、現在、市のホームページにおいて結果を公表しております。
  また、計画決定時期については、令和6年3月5日に阿賀野市環境審議会から答申がある予定であり、その後となる見込みであります。
  次に、当市の取組についてであります。まず、市の施設や事業等々の自治体業務におけるCO2の削減目標及び計画が必要ではないかとの御指摘についてでありますが、市では本年度、当市が実施する事務事業に係る温室効果ガスの削減計画として、阿賀野市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)を策定したところであります。この計画では、市の事務事業に係る温室効果ガス排出量を令和12年、2030年までに平成27年、2015年度比で46%、約5,320トンのCO2削減を目標としております。今後、本計画に基づき温室効果ガス削減に向け取り組んでまいります。
  次に、太陽光発電設置、小水力発電設置、電気自動車導入、バイオマス発電設備等の推進のための助成や地元企業との協定についてでありますが、国、県の再生可能エネルギー導入や電気自動車導入に関する補助事業を市民や事業者の方々にホームページや広報で周知し、導入に向けた後押しを行うとともに、地元企業との協定については申出があった際に検討することとしております。
  次に、ゾーニングについてでありますが、市内のゾーニング調査は再生可能エネルギーによる企業誘致等に対するインセンティブの強化が見込まれる一方、事業として採算が取れなければ事業の撤退も考えられること及びゾーニング調査の費用対効果が不明瞭であることから、他の自治体の事例を研究して、調査の有効性について検討してまいります。
  最後に、住宅リフォーム支援制度についてでありますが、国において省エネ改修や断熱リフォーム支援事業など各種補助制度がありますので、有効に活用していただけるよう努めてまいります。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) では、再質問をさせていただきます。
  まず最初に、かつては再エネ導入にはコストが高いというハードルが非常にありました。しかし、この間の技術革新や世界での大量普及によって、再エネのコストは劇的に下がっております。特に太陽光や風力発電は劇的に下がっています。今石炭火力や原発による電気のほうが何倍も高い電力になっております。石炭火力は太陽光、風力の約3倍、原発は4.6倍もコストが高くなっているそうです。石炭火力や原発などは巨大装置産業であり、初期の設備投資には莫大な費用がかかる上に、規制強化によりいずれ操業できなくなる可能性があります。もはや原発と石炭火力に依存する時代ではないというふうに私は強く思っておりますが、市長はこの点でどう思っておられますか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 地球温暖化の面を考えるのか、あるいは今言われるようないろんな諸般の事情、そういったものを考えるのかによって違ってくるとは思いますが、我々としては既存の火力も原発も利用しなければ今の電力供給かなり厳しいものになる。ですから、既存のものを利用しながら再生可能エネルギーのほうに方向転換していくというのが現実的な対応ではないのかなと思っております。既存のものを即やめれば、その間の電力不足、こういったものにどう対応していくのか。その道筋が示されない限りは、既存のものを即やめる、そういうような判断にはならないものと思っております。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) 当然今すぐやめたらもうエネルギー供給できなくなりますけれども、今国は残念ながら石炭火力も新しい発電をするし、輸出もすると、原発も新しく原発を造って進めるということで、この比率はもうずっと維持するということで基本的には考えているのです。だけれども、それはもうすぐ今の既存の石炭火力と原発をやめるということではなくて、やはりこれは計画に沿って、ヨーロッパでやっているように、順次やっぱりこれは縮減していくということが今、これは必ずそうしなければもうできないというふうに思うのです。能登半島地震でも分かるように、原発というのは本当にいかに危険か、この地震大国で。特に新潟は柏崎刈羽原発がもうあるわけですよね。もう志賀原発どころの規模でないわけですので。そういうふうなことを考えたら、やはりこれからはこういう極めて危険で未来がないようなのは、コストももうかかりますし、これはやはり計画的に廃止していくということが一番いい方向だというふうに私は思います。
  それで、私の最初の質問、コペルニクス気候変動サービスがエネルギー生産、消費のやり方を数年以内に根本的に変えない限り我々は大参事に向かって進むことになるということを2月に発表しているわけです。非常に危機的だというふうな認識でいるのです。このことについて市長は、こういう記事お読みになったと思うのですけれども、どう考えておられますか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 議員が御指摘のものは読んでいませんので、内容は承知しておりませんけれども、地球温暖化がかなり進んできているというのは認識しております。ですから、COP28でも議論が大いに盛り上がったわけでありますので。ただ、パリ協定にCOP21で確約された部分が実行されていないのが非常に残念だなと思っております。議員も御指摘というか、承知していると思うのですが、今、日本の社会のエネルギー基本計画、これは当然御承知だと思うのですけれども、その中で再生可能エネルギーの割合を高めていることは承知していただければなと思っております。ですから、国挙げて2050年カーボンニュートラルに向けて取組をこれから強化していく、そういうような段階に入ったものと理解しております。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) ここで指摘しているのは、戦争の影響もあると思うのですけれども、産業革命前の1.5度を上回らないというのを既にもう1年で上回ってしまったと。もう大変な、今ニュースでもあっちこっちでやっていますけれども、大規模火災があっちこっちで発生しているわけです。こういう状況がさらにひどくなるということで、非常に危機感でコペルニクス気候変動サービスはそういう声明を発表したということで、これは本当にもう重大な事態なのだというふうに思いますけれども、それにふさわしいやはり取組を我々も、小さい力ですけれども、この阿賀野市でやっていく必要があるというふうに思うのです。
  それで、当市では、県の東部太陽光発電と民間のメガソーラー発電をやっております。これ答弁にありますように一般住宅に換算して約1万8,000軒分の発電があるというふうにしておりますけれども、問題はこれは東北電力に売電しているわけです。阿賀野市の住民に使っているというのではなくて、東北電力に売って、それを阿賀野市の住民は東北電力から買っているということで、本来の姿は地産地消で、地域で発電したのを地域で使うということが本来の在り方だと思うのですけれども、そういう域内の循環というふうにはなっていないのです。税収はあるものの、地域の雇用や経済に大きく貢献しているというふうには言えないのではないかというふうに思うのです。私が先ほど言ったように、再生可能エネルギーで地域で循環をさせるということを目標にして、今後それをよく考えてやる必要があるというふうに思うのですが、その点の考え方どうでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 覚えておられるか分かりませんが、地域電力という考え方ありましたよね。地域の重要な産業を担っている方々も資本参加をしながら、地域で起こした電力を地域に供給するような電力会社、こういったものをつくっていく。今柏崎市がそれをやろうとしておりますけれども、阿賀野市においても地域の企業の皆さんがそういう方向で一致すればできないわけではないのです。この約100キロ、幾らでしたっけ。9万4,417メガワットアワー。このソーラー発電が地域の主力な電源として、地域電力の核として、地域の方々で協力して体制をつくれば、今宮脇議員が言われるような考え方にも結びついていくわけであります。しかし、やはり設置した時点で、売電契約を結んで設備を造っておりますので、東北電力へ売りますよ、その許可をもらって設置している。ですから、地域電力としての考え方からスタートは切っていないので、理想的な宮脇議員の発想ですけれども、蓄電ももっともっと技術開発が進んで低コストで蓄電ができるようになれば、そういった宮脇議員が御指摘のような地域電力というのも現実に見えてくるのかなとは思いますが、現段階では非常に難しい部分が、課題が多くあるなというのが私の率直な考えでございます。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) 蓄電池の問題があるわけですよね。それで、私のところも実はソーラーやっているのですけれども、蓄電池を聞いたら当時、もう10年もなりますけれども、すさまじく高くて、これはちょっとあまりにも高過ぎるということで、当時は売電、仕方がないかと。ところが、最近非常に蓄電技術も発達して、小型化して、値段も当時の半分ぐらいにようやくなってきているのです。そのメーカーによっても違うのでしょうけれども。そういう点では前よりも、この蓄電技術は日本非常に遅れていたわけです。蓄電技術が発達してきて、そういう可能性があるというふうに思うのです。それと、地域電力でよく最近紹介されるのは、こういう阿賀野市、農業、水田がたくさんありますけれども、あと川がありますけれども、農地の上に太陽パネルを設置して、それで米も作れるというのは、長野あたりはもうかなりやっているということです。それから、太陽光とか風力発電を組み合わせて発電すると。そういうのも今、進んでいるところは、そういう地域電力を中心として、そういう取組が非常に盛んになってきて、新潟県も柏崎刈羽原発の配電を利用すれば、幾ら発電を増やしても東京にも送れると、今の原発の電線を利用すれば。送電線ですね。そういうことを言う方もいて、新潟県は非常に有望だと。もっと自然エネルギー何でやらないのかと。長野の方ですけれどもね。長野は、銀行ももうどんどん乗り出しています。そういうふうな展望でやると非常にいいのではないかなと思うのです。
  それで、当市の取組、今答弁をお聞きしましたけれども、パブリックコメントが1件しかなかったという答弁でしたけれども、これはどうして、こういう重大な問題なのにたった1件しかない。それも、ちょっと私も見てみましたけれども、名称の問題だけですよね。中身は全然ないですよね。なぜこういう結果になっているのかというのをどうお考えですか。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 宮脇議員の質問にお答えをします。
  このたびの計画なわけですけれども、私も策定ちょっと関わらせていただいたときに、実は昨年これやるつもりでいたのですが、昨年の段階では非常にお粗末な計画でありましたので、いいものをつくろう、来年もっと委員から納得のいただけるものをつくろうではないかということで1年延ばした経緯がございます。このたび策定する中で、全庁的に関係各課に照会をするなどして、かなり濃密な計画が出来上がったものと私も捉えているところなのですが、委員から、昨年と比べると随分完成度が上がりましたねと、中身も見させてもらうと近隣の自治体と比べると結構踏み込んでいますねということで、専門の先生方からもそのような意見を頂戴していると聞いております。したがいまして、このたびそうシビアな意見が出てこなかったというものは、やはり計画そのものの出来が比較的よろしかったのではないかなと私自身は考えているところでございます。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) いや、私はそうは思いませんね。やはり広報活動が非常にまだ不足しているのです、この分野で。今いかに、先ほど私が一例を挙げて、危機的な状況で、これをどう打開するかというのは待ったなしだということで、大いにこれをアピールすれば、みんなもそう考えている人がいるのだけれども、市はどうするのだろうというのはよく見えないから、意見を言えといってもないという状況ではないかなと。それはいろんな見方あると思うのですけれども。まだまだやっぱり市民的には、この問題を自分のものとして住民全体が考えないと駄目だと。それと、地元の企業もこれを真剣に考えねばならないというところにまで、これからだと思うのですけれども、まだいっていないから、パブリックコメント1件だけだなと。私は、そういうふうに見ているのです。それはまだこれからなのです。本当にこれからが勝負です。
  そういう点で幾つか聞きたいのですが、やはりまず市が先頭に立って推進するということが大事で、目標、計画立てて実行することが必要だというふうに思って質問したところ、今計画を立てている状況だということです。それで、今細部計画検討中のようですけれども、今市としてまず率先してやるものはどういうのをやるかというのをほぼ計画ができているけれども、まだ最終的な仕上がりはなっていないというようなことをちらっと聞いたのですけれども、どういうのを考えているかちょっと教えていただけますか。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 宮脇議員の質問にお答えをいたします。
  市が今取組を進めようとしているものでございますが、この地球温暖化計画の事務事業編に書いてございます。昨年の10月に策定済みのものでございます。まだ皆様にお知らせしていないのは、この第二次環境基本計画と第2期地球温暖化対策実行計画の区域施策編というものも、答弁書にありましたとおり、3月5日に答申をいただいて、それを再度私どものほうで内容を確認して、市長の決裁を得てからということになりますので、もうしばらくちょっとお時間が必要になるわけですが、これとセットにしてやはりお示しする必要があるだろうということで、今は公にしていないというのが理由でございます。しかしながら、事務事業編で書かせていただいているのは、現在市が保有している施設整備の運用を見直して省エネルギー化を進めていこうではないかといったもの、あとヒートポンプとか省エネルギー型の空調への更新を極力進めていこうではないかというようなこと、そしてグリーン購入環境配慮契約等の推進ということで、市のほうで阿賀野市グリーン購入推進要綱というものを策定してございます。ここで示されたそういったものについて、コピー用紙はグリーンエコマークのものを買っていこうとか、そういった身近なものから推進していこうということ。あと、再生可能エネルギーの導入。今、予算でも御提案中のものでありますが、来年度、笹神体育館のほうで現行の電球からより省電力の、電気を食わないLEDを使ったりとか、蓄電池であるとか、太陽光発電であるとか、そういったものを導入して、まず公共施設のほうから進めてまいりたいと。まず笹神体育館が取っかかりでありますが、今後構想としては本庁であるとか、そのほかの公共施設にも波及していければいいがなということで、構想自体は持っているところでございます。あと、職員の日常の取組、例えば今もやっていますけれども、不要な照明を消すであるとか、電気製品は小まめに消すということをもっと意識的にしてやっていこうではないかという取組や、電気自動車等の導入についても進めていこうというようなことです。
  以上、そのようなことで事務事業編のほうには書いてございます。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) 市はもういっぱい施設もありますので、よそでやっているような屋根だけでも相当ありますよね、学校も含めると。屋根貸しだけでも相当できると思うのです。そういうやはり見本を示して、こういうふうに市は率先してやっているというのを示さないであなたたちやりなさいだけでは駄目なので、もうそういうのをやはり市が率先して姿を見せると。真剣にやっているというのが見えることが大事なので、事務事業編ですか、これぜひ早く議会にも示していただいて、ぜひこうやりたいというのを、イメージがそうすると湧きますので、やっていただきたいなというふうに思います。
  それから、もう一点、地域内循環を進めるという観点です。これによって重荷になるのではなくて、地域経済が発展するというのが、結びつけると非常に明るい展望が出てくるというふうになると思うのです。それで、それのためには地域の住民だけでなくて、やはり企業にもこれを働きかけて、企業にもよく説明をしてやる必要あると思うのです。阿賀野市にも経営者の団体もありますので、そういうところに説明する計画はあるのですか。そういうところ理解得たほうがいいと思うのです。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 質問にお答えをいたします。
  今のところ、事業者への研修、説明会というのは考えてございません。それよりも前に、先ほど市民の方への周知が足りないのではないかというような趣旨のお話がございました。まずは国で、もしくは県でどういった省エネへの補助メニューがあるのかといったところもこれまで周知をして、し尽くしてきたかというと疑問も残るところがございますので、県でやっているZEHですか、ネット・ゼロ・エネルギー、エネルギー収支をゼロ以下にする家とか、こういったところに補助金も出ているようでありますので、こういった国での施策、この補助事業、県の補助事業を広く市民の方に知っていただけるような取組を進めていくところから始めていきたいなと、このように考えているところでございます。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) 私は、市民はもちろん主体になりますけれども、地元の経済団体、ここにやはり懇談をするなり説明するなりしてやはり、地元の企業の協力を得るし、地元の企業も頑張ればこの方向でまた利益も出て、経済的にも十分やっていけるよというのを示さないと駄目だと思うのです。個々の住民だけの力では私はできないと。やはり阿賀野市の結構頑張っている企業もいっぱいいるわけですから、その説明会なり懇談会をやってやっぱり意見を聞いたほうがいいと思うのです。それはぜひ、それが私は欠落しているなと。住民に対してもですね。ネットで調べれば国の補助いろいろもうありますよね。非常に分かりづらいですよね、ネット見てもね。私も見てみたのだけれども。それと、リフォームしたら後で建築会社からこういう国の補助がありましたなんていって、何か取ってつけたように後から補助金出たりして。企業の人も本当にそれを売りにして、こういう助成制度、補助があるからぜひこういうふうに変えましょうという働きかけはほとんどしていないと思うのです。そういう到達点ですよね、私が感じるのは。だから、国の補助もいいのだけれども、やはりそういうのをよく研究して、どうやって活用したら地域の企業も住民も元気になるかという点をぜひ検討していただいて、説明会なり何なりぜひこれはやってほしいというふうに思うのですけれども、どうでしょうか。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 事業者の方にとりましては、どれぐらい投資してどれぐらいのリターンがあるかというのがやはり重要だと私は思っております。ですので、やみくもにこれがどうだということではなくて、幸い阿賀野市でこれから公共施設に対して投資と省エネと、その効果をはかれる事業に取り組もうとしているわけでありますので、その辺を十分見定めながら、その阿賀野市が取り組んだ実績といいますか、中身といいますか、そういった生の率直な意見を蓄積して、今後、市内の事業者の方にお伝えできるまずはその要素というか、材料を蓄積した後にそういった今御提案をいただいた取組に進めていかないと絵に描いた餅になってしまうのかなと思いますので、まずは阿賀野市が取り組む施策と、その結果何がどうなったかというところのまず蓄積と検証から始めて、よければこんなにいいことがありましたよということでお伝えをさせていただくことが大事なのかなと考えているところであります。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) これからですけれども、そういうふうにいろいろあらゆる可能性と力を引き出すということが大事だと思うので、ぜひお願いしたいと。
  それから、住宅リフォーム助成制度、これは私何回か言っていますけれども、この制度をやはりもっと見直す必要があるというふうに思うのです。今耐震構造も叫ばれていますけれども、私が質問した、せめて二重窓にするということです。この効果は抜群なのです。皆さんのうちも二重窓にしているところ最近ちょっと出てきましたけれども、それだけでも非常に暖房費が減るのです。ところが、現実的には日本は夏向きのほうがいいということで、古い家は窓がいっぱいあるのです。それも一重の窓。それで、ガラスももう熱を通すというような。日本はそういうガラスが多いのです。ですから、あれが考え方を、夏向きの家はもう駄目だと。やはり耐熱です。熱を遮断するような構造にする第一歩は二重窓だと、一番簡単なのはね。そういう点で、この住宅リフォーム助成制度もただ下水につなぐときにという、そういうふうな発想が今までは非常に多かったのだけれども、今そういう発想ではなくて、地球温暖化対策の一番身近ですぐやれるのがこの二重窓、あと断熱材の使用だと思うのです。そういうのをアピールして、この住宅リフォーム助成制度をもっと膨らませて、こういうふうにしたらいいと、ぜひしてください、そのために支援しますというアピールを今するべきだと思うのです。ただ、今までも住宅リフォーム助成制度あるからいいねかと、その程度ではこれは進まないのです。こういう施策に今なぜ必要なのかという点をこれもアピールして、この住宅リフォーム助成制度、私はもっと補助金額を上げる必要があると思うし、用途も今のこの地球温暖化対策にふさわしいような例もどんどん示して促進を図るということが今求められているときではないかというふうに思うのですけれども、その点どうでしょうか。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 質問にお答えします。
  今ほどの御質問は、私は住宅リフォーム事業に二重サッシも該当になっているのかなという、そういう思いでおりますので、あとはアプローチの仕方の違いかなというところでありますので、その辺につきましてはリフォーム担当の担当課と、あと私どものほうの省エネの担当課のほうで今後協議してまいりたいなと、そのように今御質問を受けて感じたところでございます。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫議員。
13番(宮脇雅夫君) 住宅リフォーム助成事業は、どういう用途で使われているのですか、直近の実績だと。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 最近の実績でございますけれども、工事種別的には外装が48、内装40、屋根30、下水道が29件、トイレが20件、浴室27件、キッチン23件というような形で、いろいろな形で利用されています。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) 私が言っているのは、今この段階で特に地球温暖化対策として耐熱、二重窓を中心にして、ぜひこれも適用なるからこれに使ってもらいたいと。国、県の、国の補助もありますけれども、これはかなり大規模なのとか新設ののでいろいろ補助ありますけれども、補助率は非常に低いわけです。そういう点で、これ新しく、この地球温暖化対策としてこれも使ってほしいという、これもアピールだと思うのですけれども、ぜひこれをしていただきたいというふうに思うのです。今までだったらそういう状況だと思うのです。下水とつなぐときとかトイレの改造とか、台所の改造とか、そういうのですけれども。当然それも必要だけれども、特にこれが今大事だということで、これのリフォーム制度をぜひ活用してほしいと、枠も広げるということが、私はそういう構えでやるということが大事だと思うのですけれども、市長はどうでしょうか、この点ね。一番身近な点で。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 宮脇議員は今、もう清野議員はちょっと耳が遠くなっているかもしれませんが、先ほどの質問と少しリンクするのです、財源的な部分で。事務事業の見直しとか一生懸命やらないと新たな新規のニーズには応えられませんよということで先ほど議論をさせていただいたわけですけれども、それと少し矛盾するのかなというような御質問が今出てまいりましたけれども、それに対してお答えをさせていただければ、今補助率が非常に低いという国の制度、国は今断熱あるいは省エネ住宅、これに積極的に取組をやっているのです。ただ、直でやっているので、どのぐらいの数阿賀野市から利用がされているのか少し分かりづらいのですけれども、我々としても住宅リフォーム補助制度、これをその方向に持っていく。要するに今結構幅が広くなっているのです、利用者の。我々のほうの指導も悪いのか分かりませんけれども。そこを絞って、むしろ省エネ、断熱、そういった住宅づくりのほうにシフトするとすれば、今の住宅リフォーム補助制度、有効に地球温暖化対策に活用できるのかなというような思いを持っております。ただ、今の段階では、むしろもうこの事業は役割を終わったのかなというような気もしております。したがいまして、その辺も今後の議論の中で進めていただければなと思っております。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) 私は、役割は終わらなくて、ますます重要になっていると。中身を今の時代に合わせて、断熱、省エネという方向が今重要だというアピールをすれば応える人がいると思います。だから、今の時代に合わせて、やっぱり発想があれをつくったときは地元の大工たち、建築業の支援をするということと下水をつなぐというときにリフォームが必要だということから始まってきた。もうかなりの年月がたちますよね。あれは、それで地域に、地元の建築屋に直結するわけだから非常に貢献したと思うのですけれども、やはり今の時代に合わせてこの住宅リフォーム制度を発展させると、それでPRもするということが私は非常に大事になっているなというふうに思いますので、財源の問題は私は、清野議員とちょっと似ている面ありますけれども、ふるさと納税、ふるさと振興基金か、あれだけに限るということはないと。あれは、やはりよその地域から税収を持ってくるという、そういうちょっとゆがんだ面がありますから、それはそれだけに。それを活用するのはいいことですけれども、それをもっともっと進めてやれというのは私はちょっとどうかなというふうに思いますけれども。財源のほうは今、今日はやる気ありませんので、ぜひそういう形で住宅リフォームを現代の時代の要請にふさわしいのにぜひ発展させていただきたいというふうに思います。最後は課長ですか、お願いします。考え方。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 市民が二重サッシにしたいなとお思いになられれば、二重サッシにしたいのだけれどもということでリフォームの窓口に行っていただければ、そのとおりに市民の要望に応えるのが私どもの務めであるのかなと。また、地球環境の担当課としては、二重サッシにすることでおたくの灯油代が、電気代が下がるという効果がありますよと、地球環境にもいいですよということにつきましては、アピールする価値といいますか、そういう部分はあると思っておりますので、今後、広報紙などを通じてそういったPR、周知というものも部内で、課内で考えてまいりたいなと、そのように考えてございます。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) 最後に、私もそれなりに調べたところ、地域的には長野県がもう断トツです、この対策はね。特に飯田市。国のモデル地域にもなっていますから。まさに地域ぐるみでこれを進めて、非常に大きな成果も上げています。それとあと、私どもが今度視察へ行く予定の伊那市。あそこも長野ですけれども、あそこもやはり調べると結構進んでいるのです。ですから、実践的に地域の経済ももう振興させて、この地球温暖化対策もぐっと進めているところ、オーガニックの農業をやっているところ、農業委員会か、農業関係者がその人の職員ですか、連れてきて話を聞いて非常によかったというふうに言われましたけれども、ぜひ阿賀野市も、やはりまだこの意味が浸透していないというのが大きいと思うのです。ぜひその辺から、長野の先進的なところから講師を呼んで講演会を開くということをすればみんなもう、ああ、この方向だというふうに絶対なります。私も1度聞いたことあるのです。先ほどのソーラーパネルと農業を両立させているので。ぜひそういうのも企画して、やはりみんなが、市民と地元の企業が、よし、これでいこうと、これでやろうという気になるようにぜひPRなり、そういう行事もこれから積極的に計画していただきたいなというふうにお願いいたしまして、私の質問終わります。
                                            
    散会の宣告
議長(市川英敏君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれで散会します。
  なお、明日28日午前10時から本日に引き続き一般質問を行います。
  御協力ありがとうございました。
               散 会 (午後 3時51分)