令和５年第５回阿賀野市議会定例会議事日程（第２号）

令和５年第５回阿賀野市議会定例会議事日程（第２号）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和５年９月６日（水）午前１０時００分開議

日程第　１　会議録署名議員の指名
日程第　２　諸般の報告
日程第　３　発議第７号　健康保険証の存続を求める意見書の提出について
日程第　４　一般質問

〇出席議員（１６名）
　　　１番　　　荒　　澤　　浩　　和　　君　　　　　　２番　　　天　　野　　市　　榮　　君
　　　３番　　　遠　　藤　　　　　孝　　君　　　　　　４番　　　加　　藤　　博　　幸　　君
　　　５番　　　百　　都　　順　　也　　君　　　　　　６番　　　大　　滝　　　　　勝　　君
　　　７番　　　松　　﨑　　良　　繼　　君　　　　　　８番　　　清　　野　　栄　　一　　君
　　　９番　　　近　　山　　　　　修　　君　　　　　１０番　　　岡　　部　　直　　史　　君
　　１１番　　　村　　上　　清　　彦　　君　　　　　１２番　　　風　　間　　輝　　榮　　君
　　１３番　　　宮　　脇　　雅　　夫　　君　　　　　１４番　　　山　　口　　功　　位　　君
　　１５番　　　遠　　藤　　智　　子　　君　　　　　１６番　　　市　　川　　英　　敏　　君

〇欠席議員（なし）

〇地方自治法第１２１条の規定により会議に出席した者の職氏名
　　　　　　　市　　　　　長　　　　田　　　中　　　清　　　善　　　君

　　　　　　　総　務　部　長　　　　菅　　　原　　　博　　　徳　　　君
　　　　　　　（総 務 課長）

　　　　　　　民　生　部　長　　　　山　　　﨑　　　善　　　哉　　　君

　　　　　　　産 業 建設部長　　　　田　　　村　　　大　　　樹　　　君
　　　　　　　（建 設 課長）

　　　　　　　市 長 政 策 ・　　　　齋　　　藤　　　和　　　彦　　　君
　　　　　　　市 民 協働課長
　　　　　　 （危機管理課長）

　　　　　　　企 画 財政課長　　　　西　　　潟　　　治　　　子　　　君
　　　　　　　管　財　課　長　　　　相　　　馬　　　繁　　　行　　　君
　　　　　　　税　務　課　長　　　　小　　　池　　　　　　　勉　　　君

　　　　　　　市 民 生活課長　　　　小　　　野　　　美　和　子　　　君
　　　　　　　補　　　　　佐

　　　　　　　健 康 推進課長　　　　吉　　　川　　　麻　　　子　　　君
　　　　　　　社 会 福祉課長　　　　髙　　　橋　　　正　　　人　　　君
　　　　　　　高 齢 福祉課長　　　　小　　　見　　　江　梨　子　　　君
　　　　　　　生 涯 学習課長　　　　塚　　　野　　　敏　　　之　　　君
　　　　　　　農　林　課　長　　　　田　　　邉　　　　　　　徹　　　君

　　　　　　　商 工 観光課長　　　　大　　　橋　　　晋　　　一　　　君
　　　　　　　（ 公 園 管 理
　　　　　　　事 務 所 長 ）

　　　　　　　上 下 水道局長　　　　髙　　　橋　　　健　　　治　　　君
　　　　　　　会 計 管 理 者　　　　大　　　岡　　　延　　　子　　　君
　　　　　　　教　　育　　長　　　　神　　　田　　　武　　　司　　　君
　　　　　　　学 校 教育課長　　　　羽　　　田　　　正　　　佳　　　君
　　　　　　　農業委員会会長　　　　見　尾　田　　　正　　　行　　　君

　　　　　　　農 業 委 員 会　　　　五　十　嵐　　　明　　　彦　　　君
　　　　　　　事　務　局　長

　　　　　　　代 表 監査委員　　　　照　　　田　　　伸　　　宏　　　君

　　　　　　　監　査　委　員　　　　遠　　　海　　　美　穂　子　　　君
　　　　　　　事　務　局　長

　　　　　　　消防本部消防長　　　　加　　　藤　　　　　　　昭　　　君

〇本会議に職務のため出席した者の職氏名
　　　　　　　事　務　局　長　　　　保　　　科　　　和　　　文
　　　　　　　主　　　　　任　　　　坂　　　井　　　信　　　子
　　　　　　　主　　　　　任　　　　青　　　山　　　　　　　愛

　　　　　　　　　　　　　　　開　議　（午前１０時００分）
　　　　〇開議の宣告
〇議長（市川英敏君）　おはようございます。定刻になりました。
　　ただいまの出席議員数は15名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
　　なお、９番、近山修さんから遅刻の連絡がありましたので、御報告します。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　〇会議録署名議員の指名
〇議長（市川英敏君）　日程第１、会議録署名議員の指名を行います。
　　本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、４番、加藤博幸さん、５番、百都順也さん、６番、大滝勝さん、以上３名を指名します。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　〇諸般の報告
〇議長（市川英敏君）　日程第２、諸般の報告を行います。
　　昨日設置いたしました決算審査特別委員会の正副委員長の互選結果を報告いたします。
　　委員長に５番、百都順也さん、副委員長に１番、荒澤浩和さんが互選されましたので、報告いたします。
　　次に、本日議員各位に配付のとおり、本定例会に岡部直史議員ほか１名から健康保険証の存続を求める意見書の提出についての決議案の提出がありました。
　　この追加議案につきましては、議会運営委員会で協議いたしましたので、お手元の議事日程により上程してまいります。
　　以上で諸般の報告を終わります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　〇発議第７号　健康保険証の存続を求める意見書の提出について
〇議長（市川英敏君）　日程第３、発議第７号　健康保険証の存続を求める意見書の提出についてを議題といたします。
　　提案理由の説明を求めます。
　　10番、岡部直史さん。
　　　　　　　　　　　　　　　〔10番　岡部直史君登壇〕
〇10番（岡部直史君）　発議第７号、会議規則第14条第１項の規定により、健康保険証の存続を求める意見書を提出します。
　　令和５年９月５日。阿賀野市議会議長、市川英敏様。提出者、阿賀野市議会議員、岡部直史ほか記載のとおり２名でございます。
　　提案理由の説明。
　　健康保険証の存続を求める意見書の提出について。
　　マイナンバーカードの取得や健康保険証、公金受け取り口座などのひもづけは、本来個人の自由であるにもかかわらず、2024年秋の健康保険証廃止を法律で定め、事実上マイナンバーカード取得を強要することになります。マイナンバーカードを健康保険証として使用する際に、誤登録や機器の不具合などから医療機関の窓口でオンライン資格確認ができないなどのトラブルは全国保険医団体連合会の推計で108万件にも及ぶとされています。マイナ保険証を持たない人には、健康保険証に代わる資格確認書を交付することになりますが、万が一間違いが起これば国民は安心して医療機関にかかることができません。健康保険証の廃止は、国民皆保険制度の崩壊にもつながりかねず、中止、延期を求める声は各世論調査で７割を超えています。このような状況を鑑みて、誰もが安心して暮らし、医療機関にかかれるよう、健康保険証の存続を国会及び政府に強く求めるものでございます。
　　意見書につきましては、皆様のお手元に配付してありますので、朗読を省略いたします。
　　よろしく御審議の上、御賛同いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
〇議長（市川英敏君）　これで提案理由の説明を終わります。
　　これから質疑を行います。
　　　　　　　　　　　　　　　〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長（市川英敏君）　質疑なしと認めます。
　　これで質疑を終わります。
　　発議第７号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　〇一般質問
〇議長（市川英敏君）　日程第４、昨日に引き続き一般質問を行います。
　　本日の一般質問は、順番４番、松﨑良繼さんから順番８番、遠藤智子さんまでといたします。これに御異議ありませんか。
　　　　　　　　　　　　　　　〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長（市川英敏君）　異議なしと認めます。
　　したがって、本日の一般質問は順番４番から順番８番までとすることに決定しました。
　　それでは、順次発言を許します。
　　７番、松﨑良繼さん。
　　　　　　　　　　　　　　　〔７番　松﨑良繼君登壇〕
〇７番（松﨑良繼君）　７番、日本共産党の松﨑です。日照りの質問通告をしたところ、今日は物すごい豪雨にたたかれながらやってまいりました。頑張って質問したいと思います。
　　最初に、この夏の異常高温の実情と対策についてであります。７月下旬以来、１か月半に及ぶ小雨、高温は私たちがかつて経験したことのない異常気候だったと思います。まず、農業への影響ですが、日照りに不作なしと言われてきましたが、山手の水田では水が行き渡らなかったり、連続台風の影響によるフェーン現象、強風で白穂発生や枯れ死する稲が多発しました。減反の大豆もところどころで枯れるほ場が見られます。園芸、野菜も水やりしても間に合わず、枯れ上がる状態で、直売所も葉物、ナス、キュウリなど夏野菜がそろわず、客の求めに応えられない状態となっています。水稲、園芸ともあらゆる資材費、燃料費の高騰と農産物価格の低迷の中で追い打ちとなったこの異常干ばつで、このままでは生産費が賄えず、離農、耕作放棄が一層加速するのではないかと危惧をされます。そこで、以下の点について伺います。
　　（１）今回の異常気象の現状、梅雨明けした７月21日から８月末までで最高気温35度以上の猛暑日の日数と過去との比較。
　　（２）干ばつ、高温による農産物の被害状況。
　　（３）農業経営維持、再生産のためにかん水のためのポンプ燃料費、水道代などへの助成、スプリンクラー設置費用助成など、園芸維持のための直接支援の考えはあるかどうか伺います。
　　（４）秋野菜の種まきをやり直す農家への種代支援を求める声がありますが、見解を伺います。
　　熱中症警戒アラートが連日発令されましたが、以下の点について伺います。
　　（５）として、この間の熱中症の疑いで救急搬送した件数、そのうち入院、点滴などが必要になった中等症以上の方の人数。
　　（６）低所得世帯などへのエアコン導入費助成事業の前年度と今年度の実績。
　　（７）エアコン購入費助成事業、この制度を市民税均等割世帯までを対象にするとか、５万円の助成限度額を10万円程度まで引き上げるなどの拡充をすべきと考えますが、いかがでしょうか。
　　（８）エアコンの風に当たるのは嫌だ、電気代が高いなどで、エアコンを持っていても使わない高齢者もあって、室内での熱中症発生原因の一つと言われています。１万円前後で購入できる冷風扇というものが最近普及をしていますが、別枠で助成対象にしたらどうか伺います。
　　２つ目に、災害時の緊急避難対策についてであります。山手地区の土石流、阿賀野川の堤防決壊など、緊急に発生する水害対策では住民の命を守る緊急対策が最も重要と考えます。そこで、以下の点について伺います。
　　（１）地域自主防災組織の組織状況について。
　　（２）地域避難場所を設定している自治会数。
　　（３）要支援者への避難支援に関し、避難行動要支援者名簿登載者で自治会長や民生委員等への地域支援者に事前に名簿提供をすることに同意をしない要支援者への支援はどのように行われるのか伺います。
　　以上、御答弁よろしくお願いいたします。
〇議長（市川英敏君）　田中市長。
〇市長（田中清善君）　松﨑議員の御質問に順次お答えをいたします。
　　初めに、この夏の異常高温の実情と対策についてであります。まず、本年を含む過去５年における35度Ｃ以上の猛暑日の日数でありますが、消防本部の観測で猛暑日となった日は、令和５年が４日、令和４年はゼロ日、令和３年は１日、令和２年はゼロ日、令和元年は２日であります。
　　次に、干ばつ、高温による農産物の被害状況についてでありますが、笹神地区の山手を中心に水稲、枝豆、大豆、里芋で渇水による干ばつ被害が確認されております。また、フェーン現象による葉の損傷などが水稲のわせ品種中心に見受けられ、品質の低下は避けられないのではないかと懸念されているところであります。
　　次に、かん水のためのポンプの燃料費、水道代などへの助成やスプリンクラー設置費用や秋野菜の種代支援など、園芸への直接支援についてでありますが、かん水しても生育が悪く、出荷できなかった、あるいは成長が早まり、出荷を前倒ししたなどといった話は聞いておりますが、秋野菜の種まきをやり直す農家から種代の支援を求める声は特にいただいておりません。したがって、幅広い生産資材や燃油で価格が高騰していることは認識しておりますが、御質問のような直接支援は現段階では考えておりません。
　　なお、前例のない猛暑からの打開策、農業を継続するモチベーションの維持向上が急がれますので、まずは県普及指導センターや農協、土地改良区などと検証を行い、水源確保の検討や干ばつの影響を受けにくい栽培方法の構築、万一に備えてのセーフティーネットとしての収入保険の加入推進に努めてまいります。
　　次に、熱中症警戒アラート発令中の熱中症に関する救急件数と、入院が必要と思われる中等症以上の人数についてお答えをいたします。なお、本来症状の判断は医師によるところですが、医師の見解が聴取できておらず、なおかつ書面等による報告のないものは現場で対応した救急救命士の判断を計上しておりますので、御了解ください。７月23日から８月21日までの熱中症による救急件数は31件、うち中等症以上の搬送人員は８人でありました。
　　次に、エアコン購入費助成事業の前年度と今年度の実績についてでありますが、助成実績は令和４年度が７件、今年度は２件でありました。
　　次に、助成限度額の拡充についてでありますが、見直しの必要性について検討してまいります。なお、地域包括支援センターが熱中症注意喚起時に行ったエアコン使用状況の確認によれば、247件中未設置が16件あり、そのうちの12人が制度を知らなかったと回答していることから制度の周知を図ってまいります。また、生活保護世帯では12世帯が未設置であり、より利用しやすい制度への必要な見直しを行い、エアコンの設置を希望する未設置世帯の解消に向け取り組んでまいります。
　　次に、冷風扇への別枠の助成についてでありますが、冷風扇は体に直接冷風を当てることで心地よさを感じるもので、一定の効果を期待できるものの、部屋全体の温度を下げる効果は限定的であることから、特に考えておりません。
　　次に、災害時の緊急避難対策についてお答えをいたします。初めに、自主防災組織の状況についてであります。本市では、自治会単位で組織されており、組織済みの自治会数が239、未組織の自治会数が41となっており、組織化率は自治会数ベースで85.4％となっております。
　　次に、地域避難所を設定している自治会数についてであります。地域避難所とは、阿賀野市地域防災計画におきまして自治会集会施設や地域の公園など、自治会等が独自で定めた地域の避難場所として本市が独自に規定しているものであります。現在市が把握している設定済みの自治会数は、土砂災害警戒区域内の17自治会となります。これは、昨年の県北豪雨を受けて、土砂災害警戒区域内にある自治会に対して、地域避難場所の決定と自治会員の皆様への周知及び避難訓練の実施をお願いした際に把握したものであります。
　　最後に、事前に名簿提供することに同意しない要支援者への支援についてであります。災害時に命が助かるための避難行動は、自助、共助、公助により行われるものであり、この３つがそろってこそ強力なものになると言われております。避難行動要支援者の皆様は、自助の部分がどうしても弱くなるため、共助と公助をより強くして支援することになります。名簿提供に同意がない場合は、実際には隣接する世帯や地域の支援があるかもしれませんが、大切な共助が欠けることになります。そのため、公助、すなわち警察や消防、市職員等が避難を支援することになっております。
〇議長（市川英敏君）　松﨑良繼さん。
〇７番（松﨑良繼君）　それでは、順次再質問させていただきます。
　　経験したことのない、１か月半に及んで雨がほとんど降らないと。朝のニュースでは、新潟市秋葉区ではゼロミリだったと。阿賀野市もほぼ同程度だったと思うのですが、豪雪については豪雪、これ自体が災害であるというのは新潟県からそういう言葉が発せられて、今定着していると思うのですが、このような異常高温、小雨というのは、こういう現象、これ自体が災害ではないかというふうに思うのですが、市長の見解はいかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　田中市長。
〇市長（田中清善君）　災害の定義には位置づけされていないとは思いますけれども、くそ暑いということで災害クラス並みの今年の暑さかなと思っております。
〇議長（市川英敏君）　松﨑良繼さん。
〇７番（松﨑良繼君）　ここ数日のニュースで、平場も含めて全体でこの高温、フェーン現象による、わせ稲を中心に品質低下、収量はまだはっきりしていませんけれども、明らかになりつつあるように思います。昨日、おとといのニュースでは、このＪＡ新潟かがやきの管内でも１割から２割、１割台だと、１等米比率が、そういうふうに伝えられています。今後もっと暑さに弱いと言われるコシヒカリとか、それからおくての新之助などが収穫に入るわけですけれども、心配をされているというふうに思います。園芸や果樹も、転作田などで畝間かん水ができるところは何とか生育しているわけなのですけれども、毎日水やりをしてもそれ以外のところではもう枯れていくというような状態だと思うのです。こういう状態について、御答弁では被害状態もまだよく分からないけれども、かなり被害があるらしいと、ただまだ要望も来ていないので、様子見だというような答弁だと思うのですが、これは既に県内でも各地で対策、支援に乗り出しているところもあるわけなので、報道でもやられていますけれども、新潟県も不十分だと思うのですけれども、市町村の取組に対して援助をすると、支援をするということも報道されています。こういう中で、これはさっき農家のモチベーションという話があったのですが、それをやはり維持していただくためにもいち早く支援の姿勢を打ち出していただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　田邉農林課長。
〇農林課長（田邉　徹君）　議員がおっしゃるような被害、今後明らかになってくるケースもあるのかなというふうに考えております。そういった中で、県が行う市町村の支援につきましては、主にかん水用の機械とか、そういう整備に使ったためにポンプを買ったとか、借り上げたとか、そういうケースが多うございまして、実際皆様方が支援を求めるような部分、あるいは燃料費ですとか電気代とか、そういう部分は対象外になっているような状況でございます。そういった意味で、本当に例年はこのぐらい取れるのだけれども、今年はこのぐらいなのだというふうな客観的な数字などもぜひお見せいただいて、そういった中でこのぐらいやっぱり厳しいというようなのを示していただければいろいろと考える余地があるのかなというふうに考えております。
〇議長（市川英敏君）　松﨑良繼さん。
〇７番（松﨑良繼君）　今言われたかん水のポンプの購入とか借り上げ、それから燃料費の助成というようなことを、上越とか魚沼、近くでは五泉市などでも行うということが報道されていますけれども、阿賀野市も、数は少ないと思うのですけれども、290号線沿いとか、安田の山手地区とか、これはやっぱり稲に水が行き渡らなくて枯れているところが非常にたくさん見られているという状況の中で、実際にポンプを設置して、阿賀野川などから水をくみ上げてというのをやっている人がおられます。ですから、少ないといってもやはりそういう方がいるわけですから、ぜひそういう助成を考えていただきたいというふうに思うのです。
　　私は、うららの森で農産物直売所にも関わっているのですけれども、この夏は葉物はほぼ全滅なのです。それから、夏の直売所の稼ぎ頭といいますと枝豆とか、あとキュウリ、ナス、ピーマンやゴーヤなどの夏野菜です。これがほとんど出荷が激減ということで、新潟日報の報道では、新潟の直売所ですけれども、夕方早々と品物がなくなると言っているのですが、村杉なんかではもうお昼前にお客が来ても買うものがないというような状態が、特に８月のお盆過ぎからはずっと続いているような状態であります。それから、お盆に、これは市の広報などでも紹介をしていただいて、盆花販売、これ毎年非常に大がかりにやるイベントなのですけれども、これもやはり異常高温で７月前には早々と花が咲いてしまったり、８月に入るともう葉っぱも花も枯れ上がっていくというような状態で、例年の半分以下の出品しかできないということで、非常に多くの方が早朝から並んで、お盆前、12、13日買いに来られるのですけれども、お客さん１人当たりの束数を制限したりしたのですが、それでも100人以上のお客が買えなかったというような状態で、販売高も半分ぐらいしかなかったというような状態であります。それから、果樹、おけさ柿、これが分田地区とか笹神のほうでありますけれども、これも日照り続きで実の肌が焼けてしまうという状態で、生産農家の話を聞くと干し柿にもできないということを話しています。それから、ブルーベリーやっていらっしゃる方も、うららの森農園でもやっていますけれども、これもわせのほうは６月から７月初めのほうはかなりよかったのですが、なかてからおくて、これがほとんど実がなってもしなびてしまうというようなことで、とても生食用には販売できないと。それだけでなくて、水不足に弱い植物なものですから、かなりやはり水まきをやっても枯れていくというのが続いています。非常に広範に被害が出ているという状態だと思うのですが、ぜひこれは被害実態の調査を農業団体任せにしないで、品目ごとにつかんで、全体像を明らかにするということが必要だと思うのですが、いかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　田邉農林課長。
〇農林課長（田邉　徹君）　実態把握というのは非常に大事なことだと思いますので、私どももＪＡ、それからＮＯＳＡＩ、こういったところと連携しながら、今までも……ちょっと細かな数字はまだあれですけれども、ある程度把握はしてきておりますが、さらに必要であればそういう今議員がおっしゃったような調査も行ってまいりたいと思っております。
〇議長（市川英敏君）　松﨑良繼さん。
〇７番（松﨑良繼君）　種代の支援は考えていないという、非常ににべもない答弁なのですけれども、特に熱心に直売所等に出しておられる方は相当な額になるのです。夏まきの秋野菜の種は、既に白菜とか大根とかもうとっくにまいて育っていく時期なのだけれども、８月中に水をやって種まきしたところでもほとんど枯れてしまって、またまき直しをしなくてはいけないと。キャベツなんかは、もうこれからまいても秋までに、冬前までにまきませんから、だから結局苗を買ってきて植えるということをやらざるを得ないということで、市のほうにはそういう声は来ていないのだというのだけれども、実際私らは何とかここは種代や苗代援助してもらいたいという話は聞いています。春の種まきは、これはだんだん気温が上がっていくわけだから、１日、２日、１週間遅れてもそう収穫には影響はないというのですが、夏まき、秋まきのこの時期の作物というのは、これはだんだん寒くなっていくわけですから、１日遅れると１週間遅れるということが言われています。ですから、やっぱり今日の雨というのは本当に干天の慈雨というか、一斉に種まき始めているということだと思うのですが、ぜひその点は支援を考えていただきたいと。ただでさえ資材の高騰とか農産物価格の低迷で、割に合わないというのはみんな実感しているのです。それにこの日照りの被害ですから、再生産費を賄えないということになれば、ますます野菜作りでも、田んぼでももうやめてしまうと。若い人がいても、後を継いでくれとはなかなか言えないと、耕作放棄が広がるということになりかねないと思うのです。
　　今回頂いた令和４年度の決算資料を見ても、耕作放棄地は筆数で21から41ですから２倍、面積では2.5から2.6倍ですよね。そういうふうになって、今まで何とか保ってきたそういう農地が、これは農業委員会なんかも非常に苦労してパトロールしたり、推進していらっしゃるのですけれども、これが広がりかねないというふうに思います。農家や農業団体から特に要請がないから考えていないということでは、これは行政、阿賀野市は農家、農業のことをまともに考えてくれていないのではないかという声が広がりかねないと思うのです。ぜひともこういうゼロ回答ではなくて、何とか支援の方法を進めていただきたいと思うのですけれども、市長、いかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　田中市長。
〇市長（田中清善君）　先ほど担当課長が述べたとおり、まずは実態把握、その辺がまず重要であると思っておりますので、今後調査をさせていただきながら、その中で松﨑議員の言われることが実態としてそのとおりなのかどうか確認をさせていただきたいと思います。
〇議長（市川英敏君）　松﨑良繼さん。
〇７番（松﨑良繼君）　実態は疑う余地はないのです。言われたとおりかどうかなんていうことは口にしていただきたくないなと思います。
　　それから、収入保険のことについて、これは前の議会でも触れられましたけれども、これは収入保険、私も実際自分でやってみないと状態は分からないと思うので、それで去年加入をしたのですけれども、これはそれを推進する共済組合の担当の方もこんなに面倒な制度だと思わなかったということを言っているのです。当初は、青色申告の決算書があれば大体それで申請ができるだろうというふうに思われていたというのですが、実際は青色申告の決算以上に煩雑な書類を整えるという、そういう仕組みになっているのです。農業収入の中に、例えばほかの農家から都合してもらって、足りないので販売したというようなのがあればそれを差し引いたり、それから加工販売についても農業所得に当たるかどうかというのをかなり細かく判定をしていくということなので、非常に煩雑で、これは一般の農家が広くこれに加入をするような制度ではないなというふうに感じているのですが、収入保険についての見解ってやはり農林課長でしょうか。
〇議長（市川英敏君）　田邉農林課長。
〇農林課長（田邉　徹君）　まさしく今年のような天候の際には、この収入保険が威力を発揮するのかなというふうに思っておりますが、私は実際そんなふうな収入保険をやっているわけではないので、議員ほど中身は詳しくないですけれども、農家の皆さんも気持ちを、今までの作る一辺倒ではなくて、やはり経営者というふうな考えの下で自分の経営を見詰め直す、そういう機会にしてもらいたい意味合いも実はこの収入保険にはあるのかなと思っておりますので、そういう意味では現在白色をやっている方も簡易な青でも入れるというふうな要件でございますので、ぜひ一人でも多くの方がチャレンジしていただければなというふうに考えております。
〇議長（市川英敏君）　松﨑良繼さん。
〇７番（松﨑良繼君）　簡易な青色でも、簡易帳簿でそれでも入れると。入れるのだろうけれども、実際に書類をそろえるとなると、複式帳簿の品目ごとに非常に細かく区分をした、そういう整理をしないと対象になりませんよということなのです。これは、最初の触れ込みとはどうもかなり状況が違うのではないかと。収入保険そのものは、米とか特定の品目だけでなくて、農家の収入全体を対象にするということなのだから、それは必要なことだし、いいことだと思うのですけれども、現状のような、こういう書類をそろえるとか、そういう手続ということになると、ちょっと大多数の農家がそこに加入するというようなことはそうはできないのではないかなというふうに思います。
　　それから、根本的には過去５年間の収入を基にして基準収入を算出するわけです。それに対して、減った分の９割を補填するとかいうことになっているので、今年のように突発的に１年だけどんと下がったという、これはナラシや何かでも同じだと思うのだけれども、有効なのですけれども、この農産物価格の低迷とか資材の高騰とか、だんだん状況が悪くなることについては基準収入も減ってきますから、同じように、だからこれは決め手にはならないというふうに思います。この点は、やっぱり国に対してぜひ自治体、現場と接しているのは市町村ですから、そういう声を大いに上げていただきたいと。農業委員会なんかも、今は昔と違って農政に意見を言う場もあるのでしょうか。ぜひそういう要望、意見を上げていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。農業委員会会長、何か一言。
〇議長（市川英敏君）　見尾田農業委員会会長。
〇農業委員会会長（見尾田正行君）　お答えいたします。
　　松﨑議員おっしゃるとおり、農家の今の現状からすると、収入保険、これは昔でいう一筆方式がなくなりまして、今は品質、事細かくいろんなのあるのですけれども、あと稲経、経営安定対策のほうの保険と申しますか、そういったのがあります。農家の方も最近の天候不順、こういったので非常に今大変な状況でございますので、農家の方も今後は、課長おっしゃいますように、農家の経営を自分でどうするかということを考えて、確かに収入保険はいい保険なのですけれども、今言うように非常に難しい書類審査とか、そういったのがあるものですから、なかなか一般の方は確かに入りづらいと。農業関係の法人の方等は入る方がいらっしゃると思いますけれども、一般の農家の方はなかなか入りづらいというのが現状だと、こういうふうに思います。
〇議長（市川英敏君）　松﨑良繼さん。
〇７番（松﨑良繼君）　ぜひ農政のほうも同じようにそういう意見も上げていくと、補填を自治体がやるということを進めていただきたいというふうに思います。
　　農業のことについては以上にいたしまして、もう一つ、熱中症対策で低所得世帯へのエアコン購入の助成金、助成制度があるわけですけれども、これは全く今まで持っていなかった世帯というのが対象なのですよね。買換えとか、壊れたエアコン、古いエアコンを買い換えるということに対しての支援も対象にしていただくべきではないかなというふうに思うのですが、これについてはいかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　小見高齢福祉課長。
〇高齢福祉課長（小見江梨子君）　ただいまの御質問にお答えいたします。
　　答弁書にも記載をさせていただきましたが、今のところまだ設置をしていない世帯も私どもの高齢世帯で把握しているところでは16件、あと生活保護世帯で12件の未設置世帯がまだ一台も持っていないという状況があります。まず、そういったところからなるべく設置していただけるように関わっていくというところを重点的に行うとともに、また壊れたもので使えない世帯、そういった方々がどのような暮らしをされていらっしゃるのかというところも併せて訪問等で把握しながら、そこの実態をつかみつつ、今後またそこの部分は考えていくものと考えております。
〇議長（市川英敏君）　松﨑良繼さん。
〇７番（松﨑良繼君）　この夏、先日、２週間ぐらい前になるのですけれども、私の知り合いで訪問したらエアコンが止まっていて、そこで物すごく暑い中寝転がっているのです。どうしたのですかと言ったら、エアコン壊れたのだと。それは早く直してもらわないと熱中症なるよという話をしたのですけれども、そんな話をした数日後に、その方は結局そういう状態で家の中でふらついて、転んで頭を打って出血をしたのです。それで、自分で救急車を呼んで救急搬送されて入院したということなのですけれども、これはエアコンが壊れると……直してもらえばというのだけれども、簡単ではないのです、なかなか。実は私のうちも、エアコンではないけれども、エコキュートと、それから農業用の保冷庫がほぼ同じ時期に故障しまして、メーカーとか農機具屋を呼んで見てもらったのだけれども、結局連絡を取っても直せませんと。エコキュートのほうは９年なのです。それから、保冷庫のほうはもう十四、五年たったやつなのですけれども、結局ネットで見ても10年から15年でもう壊れるのが多いと。しかも、もう部品も作っていなくて直せないと。買換えの見積書なんか持ってこられたりしたのですけれども、そういう状態で、そういう古いエアコンを直してまた使ってもらうというような状況でないのです。特にこの暑い時期ですとなおさらですけれども。
　　ちょっと調べてみたら結構、新潟県ではないのだけれども、全国では東京の江戸川区とか、岩手県の山田町とか、そういう故障したエアコンの買換えも対象にするというところが出てきているのです。江戸川区では、これは所得基準はあるのですけれども、非課税世帯だけではないのですが、５万4,000円の助成をすると、壊れたエアコンの買換えも対象にするということになっています。それから、初日の加藤議員の質問にもありましたけれども、ゼロカーボンに向けた取組の中に位置づけて、これは低所得者世帯だけでなくて、全世帯を対象に省エネエアコンに買い換えると。これは、福祉のほうとはまた違う話になると思うのですけれども、そういうことをやっている自治体も埼玉の狭山市とか、東京の小平市とかやっています。緊急に必要なのは、やっぱりそういう古い、壊れたりしたエアコンを買い換えるということも対象にするというのがまず必要なのではないかなというふうに思います。未設置世帯がまだ何件かあるのでということなのだけれども、このままですとやっぱり年に、今年は暑いから来年はという人もいるかもしれませんけれども、数件ですよね。それが片づいてからということになればもっと先になってしまうわけなので、ぜひとも制度の拡充とともに検討していただきたいと思うのですが、これは課長、どうですか。
〇議長（市川英敏君）　小見高齢福祉課長。
〇高齢福祉課長（小見江梨子君）　先ほどもお答えしたとおりであります。まず、未設置世帯に、また包括のほうでも暑い時期に何度か訪問して注意喚起を行い、また暑い日には特に電話等で何とか体を冷やすとか、何とか設置するとか、そういったふうなところは啓発を続けているところであります。まず、そういったところの設置の働きかけ、あと先ほども申し上げましたが、買換えについてはまた状況を把握する段階としておりますので、というところであります。
〇議長（市川英敏君）　松﨑良繼さん。
〇７番（松﨑良繼君）　この中で、生活保護世帯では12世帯が未設置ということで、これは新しく生活保護を受給する方についてはセットで入れるというふうなことになっていると思うのですが、この未設置の世帯については、これはやはり急いで、今年はもうあれだかもしれないですけれども、来年に向けてエアコン設置を、未設置の世帯がなくなるようにするということをすべきではないかなと思うのですが、これはいかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　髙橋社会福祉課長。
〇社会福祉課長（髙橋正人君）　お答えいたします。
　　今ほど議員が言われたように、生活保護の受給を開始した時点で、最初の夏にエアコンを入れる場合は生活保護の対応ということでお金が出るというような形で、今ほど言われた未設置の保護者につきましては、うちのほうのケースワーカーもエアコンどうしますかというようなことで何回も確認はしておりますが、本人の意向等を確認しながら設置に向けて勧奨しているところでございます。
〇議長（市川英敏君）　松﨑良繼さん。
〇７番（松﨑良繼君）　そこは、エアコンない世帯というのは本当に大変な思いをしたと思うので、来年に向けてだと思いますけれども、今年もまだ残暑厳しいですから、早く導入できるところはぜひ進めていただきたいというふうに思います。
　　それから、先ほど言いました省エネエアコンに切り替えると、これは低所得世帯だけでなくて、全世帯を対象にということで、取り組んでいる自治体はそういうふうにやっているようですが、狭山市では、これは市内業者から購入をした場合には購入費用の半分、50％で６万円を助成すると。それから、東京の小平市は、これもやっぱり市内業者からの購入というのが条件になっていますけれども、これは４分の１で最高３万円ということで、そういう省エネ対策、ゼロカーボンへ向けた施策の一つとしてやっているということがあります。これについてはいかがでしょうか。市長、検討どうですか。
〇議長（市川英敏君）　田中市長。
〇市長（田中清善君）　ゼロカーボン、カーボンニュートラルに向けての取組として、各自治体いろいろなことをやっておりますけれども、狭山市は狭山市なりに自治体としてそれを最優先課題として取組をしているのかなと思っております。我々としては、まだまだやるべきことがいっぱいありますので、そこまでは今のところ考えておりません。
〇議長（市川英敏君）　松﨑良繼さん。
〇７番（松﨑良繼君）　これは、狭山、小平はエアコンだけでなくて、様々な製品について省エネ対策というのをメニューをつくっているということになっています。ぜひ調査研究していただきたいというふうに思います。
　　それでは最後に、災害対策ですけれども、今日思いがけずというか、天気予報にも若干ありましたけれども、集中豪雨的な雨がこの明け方からありました。新潟県の観測所のデータ、これネットで取れるのだけれども、調べてみたら、奥村杉の雨量観測所で、これが56ミリという、朝の３時過ぎから７時頃までにかけて非常に大きな雨が降って、実際に、私のところは大荒川流れていますけれども、やはり濁水が流れてきたというようなことになりました。災害対策ももちろんいろいろあるのですが、一昨年８月にもかなりの集中豪雨があって、阿賀野市は笹神と安田の山手地区に避難指示を出して、一時ふれあい会館とか風とぴあに避難を呼びかけるということがありましたけれども、これは実際問題あのときも、ほかの機会でもちょっと述べたのですけれども、緊急に命を守るということでの避難誘導とか、これが非常に難しいとは思うのだけれども、やはりそれが一番大事だと思うのです。一昨年８月の豪雨の場合は、大体６時前後、５時から６時過ぎぐらいまでに大変な集中豪雨があって、避難指示は７時過ぎに出されたのですが、ほぼ山手の場合はもう雨が収まって、日が昇ってきて、散らかった土砂や何かの片づけをしているというところに避難指示というのが来て、何人かというか、笹神の場合だと結構数十人がふれあい会館に避難をするということをやったのですが、ちょっと実情とは合わないのではないかと、その頃からそういう声があったのですけれども、そういう場合の緊急避難というのが、先ほど御答弁にもありましたけれども、自治会と市と相談をしながら設置をした地域の避難場所、これへの避難というのが必ずしもうまくいっていないのではないかと。大雨警報が出ると、それから最近ではもっと精度が上がってきて、集中豪雨が起きますよと、二、三時間前からそういう予報が出るような時代になってきたわけなので、これを活用するという取組をもっと自治会と行政と習熟をするということが必要なのではないかなというふうに思います。
　　私どもの畑江自治会と勝屋自治会に関しては、勝屋工業団地にあるバイオテックジャパン、これが会社からの申出もあって、災害時の避難場所として開放するということになっているのです。実際にそこへの避難とか見学も兼ねて、そういうこともやったことがあるのですけれども、この場合利用する際の流れとしては、市からバイオテックジャパンへ要請の上、自治会の皆さんが利用できますと。そういう災害のおそれがあるときには、それを利用できることを確認できた後に自治会長に連絡しますというふうになっているので、そうしますとちょっと間に合わないのです。大きい集中豪雨がありそうだというときには、空振りになってもいいわけなのだから、自治会長と、それから自治体と連絡を取り合って、やはりそこに避難をしようというふうに、これはそういうことを訓練の中でも、それから実際の中でもやっていかないとちょっと厳しいのではないかと。一番大変なときに指示がなくて、それで収まってから、むしろ一昨年のときは山手はもう収まっているけれども、下流のほうは安野川なんかもかなり水位が高くなってきたところなのです。その水位の高いところ目がけて避難をするというようなことになってしまうので、そこら辺の避難の手順とか、そういう研究をやっぱり訓練も含めて進めていただきたいと思うのですが、危機管理課長、いかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　御質問にお答えいたします。
　　今回、昨年の10月ですか、地域避難場所ということで土砂災害警戒区域の自治会の皆様にお話をして、お願いをして、設定をして、住民に周知をしていただいて、避難訓練をしてくださいというお手紙を出させていただきました。その際に、市のほうも協力をしますし、一緒にやりますよということでお話ししているわけでございますので、できれば避難訓練を実施の際に一緒になって打合せをしてやっていければというふうに考えております。
〇議長（市川英敏君）　松﨑良繼さん。
〇７番（松﨑良繼君）　そういう点で、私らのところでは三、四年前にやりましたけれども、防災塾というのですか、ああいう取組は非常に有効だなと思っているのですが、現在どれくらい、例えば今年、去年あたりやられていますでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　御質問にお答えいたします。
　　昨年は、コロナ禍の影響もございまして、３自治会予定しておったのでございますが、１自治会ちょっとキャンセルがありまして、２自治会ということになりました。今年度、今のところは小松、藤屋、中ノ通、この３つを予定しておりまして、あと自治会ではないのですけれども、弥生町の高齢者のサロンの会というのがございまして、そちらのほうを予定しております。
〇議長（市川英敏君）　松﨑良繼さん。
〇７番（松﨑良繼君）　そういう防災塾、それから実際に地域単位の避難訓練というのが非常に大事になるのではないかというふうに思います。ぜひそういう取組を進めていただきたいというふうに思います。
　　それから、要支援者への避難の声かけというか、誘導というか、これは地域の民生委員とか自治会長が担っているわけなのですが、問題は名簿があるわけなのだけれども、それが個人情報保護のことや何かいろいろで、御本人に地域の支援する、そういう自治会長とか民生委員とかにあらかじめその名簿を渡してもいいだろうかという同意を取るのだけれども、それ同意しない方が結構おられるのではないかと思うのですが、これが先ほどの答弁では警察や消防、自治体職員で行うということになっているのですが、さっき言いましたように、非常に短期間に連絡を取って行動しなくてはいけないということになるので、ちょっとそれだとやっぱり置いてけぼりになったりすることがあり得るのではないかと思うのですが、その辺はどういうふうになっていますでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　御質問にお答えいたします。
　　先ほど市長答弁にもございましたとおり、どのような状況にあるかというものがこちらから出向かないと分からない、もしくは御本人様から御連絡をいただかないと分からないという状況になります。よって、それからの救助、支援ということになりますので、どうしてもタイムラグという部分は発生してしまうと思っております。できれば情報提供するように同意をいただいて、皆さんの分を作らせていただきたいというふうに考えております。
〇議長（市川英敏君）　松﨑良繼さん。
〇７番（松﨑良繼君）　そういう名簿があれば、ふだんはともかく、そういう災害の発生時にはとにかくその人に声をかけるとか、安否を確かめるとか、そういう行動にいち早く出なくてはいけないわけですよね。それは、同意あるなしに関わらず、すぐにでも地域の自治会長とか民生委員とか、民生委員の方というのは幾つかの集落、笹神なんかでも担当しているので、やはり自治会長だと思うのですけれども、そこに連絡をいち早く入れて確認してほしいというふうにしていかないと漏れが出てくるのではないかなというふうに思うのですが、最後もう一回お願いします。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　御質問にお答えいたします。
　　今松﨑議員言われたように、できるだけ多くの皆様が御同意いただけるよう、また自治会長の皆様のほうにも、向こう三軒両隣ではないですけれども、声かけしていただけるようなお願い等をしていきたいというふうに考えております。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
〇議長（市川英敏君）　質問を改めます。
　　３番、遠藤孝さん。
　　　　　　　　　　　　　　　〔何事か呼ぶ者あり〕
〇議長（市川英敏君）　休憩いたします。
　　　　　　　　　　　　　　　休　憩　（午前１１時０４分）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　再　開　（午前１１時０７分）
〇議長（市川英敏君）　休憩前に引き続き会議を開きます。
　　一般質問を続けます。
　　３番、遠藤孝さん。
　　　　　　　　　　　　　　　〔３番　遠藤　孝君登壇〕
〇３番（遠藤　孝君）　休憩時間をいただき、ありがとうございました。それでは、通告に基づきまして、新風あがの、遠藤孝、一般質問に入りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。今回は、阿賀野市の地域経済の活性化と住環境整備の推進について何点かお伺いいたします。それと、もう一点が６月の定例会において、私の一般質問でありますが、その答弁を市長にお答えいただくべく、市が考えるまちづくりの目標についてもお伺いしたいかと思いますので、よろしくお願いします。
　　１番目の阿賀野市の地域経済の活性化、住環境整備の推進についてでありますが、阿賀野市の７政策、28施策、115基本事業の中で、観光の振興、土地の有効利用、公共交通の充実について今回はお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
　　まず、観光の振興についてですが、現在水原バイパスは最終地点の土橋信号機付近に村杉、今板、出湯温泉の五頭温泉郷及び市内の観光案内の看板がありません。その１つ手前の月崎の信号機には瓢湖への道路標示がついています。今後全線開通時までに、阿賀野市の観光案内的看板が必要になってくるかと思います。これについて、市の見解を伺いたいと思います。
　　続きまして、阿賀野市の花としてコスモスについてお伺いしたいと思います。コスモスロードや10月に開催を予定されているコスモスきょうがせまつりがあります。市の花であるならば、将来的にもっとコスモスを京ヶ瀬地区発信で阿賀野市全域に普及していかなければならないと思いますが、これについて市の見解もお伺いしたいと思います。
　　また、続きまして阿賀野市の木でありますが、これは桜です。市全域に桜の名所があります。桜の木は維持管理が大変かと思いますが、今後の植樹事業の予定について伺います。
　　そこで、桜の木、コスモスも含めて、土地の有効利用が不可欠になってくるかと思いますが、観光振興についても農業、商工業の産業振興と住環境向上の施策、事業展開についてお伺いいたします。
　　続きまして、公園の維持管理と整備の充実についてでありますが、市全域に公園と名のつく場所はたくさんありますが、利用頻度が少ないように感じます。このことについて、市の見解をお伺いしたいと思います。
　　続きまして、公共交通機関、市営バスについて、新規事業として２次交通実証事業のＡＩデマンドバスの運行事業がありますが、水原駅等から市内観光地まで試験的に運行するこの事業の現在の進捗状況をお伺いしたいと思います。
　　２番目でありますが、市長が考えるまちづくりの目標についてであります。６月の定例会において、私の一般質問で市長は、私が目指す「元気で明るく活力のある魅力的なまち」の実現としてはまだ道半ばの思いもあると答弁されていましたが、その道半ばについてどのような思いがあるのかお伺いしたいと思います。
　　以上、大きく分けて２点について、御答弁のほどよろしくお願いいたします。
〇議長（市川英敏君）　田中市長。
〇市長（田中清善君）　遠藤議員の御質問に順次お答えをいたします。
　　初めに、阿賀野市の地域経済の活性化、住環境整備の促進における観光の振興、土地の有効利用、公共交通の充実についてお答えをいたします。
　　まず、観光の振興でありますが、水原バイパス土橋交差点付近に五頭温泉郷や観光案内の看板がないとの御指摘でありますが、多くの観光客から当市を訪れてもらうためには適切な案内が欠かせないと認識しております。現在市道大野土橋線に大野交差点を直進して五頭温泉郷へ向かう案内看板を暫定的に設置したところでありますが、今後全線開通時までにデジタル社会に対応した手法も含め、効果的な観光案内の計画を検討し、観光振興に取り組んでまいります。
　　次に、市の花でありますコスモスについてでありますが、まさにこれからの季節の身近な花として市民の皆様に愛されております。今後もコスモスロードやコスモスきょうがせまつりなどを通じて、市の花コスモスを普及させてまいります。
　　次に、市の木である桜についてでありますが、直近では今年３月に民間団体から結桜33本を寄贈していただき、「道の駅あがの」に植樹したところであります。また、新江の桜並木や瓢湖、天朝山公園、五頭山麓うららの森などの桜については、植樹から40年以上経過していることから、市内において桜の植樹を推進している民間団体の皆様と相談しながら、今後の植樹を考えてまいります。
　　次に、土地の有効利用についてであります。市では、令和４年７月に都市計画マスタープランを改定し、持続可能なまちづくりの方向性を示したところであります。今後もマスタープランに即して、農業、商工業、住環境の調和が図られたまちづくりを推進してまいります。
　　次に、公園の維持管理と整備の充実についてでありますが、市が維持管理している公園につきましては、都市公園条例に基づく公園が13か所、公園条例に基づく公園が27か所、児童遊園設置条例に基づく公園が４か所の合計44か所と多くの公園があります。しかし、議員の御指摘のとおり、少子化が進む中、多くの公園で利用者が減少していることから、市のシンボル公園である瓢湖、「道の駅あがの」、各地区の基幹公園を集中的に充実させていきたいと考えております。
　　次に、公共交通の充実についてお答えします。２次交通実証事業ＡＩデマンドバスの運行事業についての御質問でありますが、本事業は市内の駅などの交通結節点と市内観光地を結ぶ２次交通として機能するかを検証するために行う事業であります。水原駅など市内３つのＪＲの駅や安田インター高速バスの乗り場といった交通結節点と瓢湖、やすだ瓦ロード、五頭温泉郷などの14か所の観光地や市役所及び支所といった行政施設を乗降場所として設定し、利用者はスマホなどから予約フォームにアクセスして予約を行い、ＡＩが最適なコースを設定して運行するものであります。これまで実証運行に向け、６月に地域公共交通協議会、地域公共交通会議から承認を受け、７月にシステム委託契約及び運行業務契約を各事業者と締結し、８月に実施に向けた調整や広報活動を行ったところであり、９月２日の土曜日から運行を開始し、11月までの３か月間、土曜、日曜、祝日に限定し、２台の車両で実証運行を行う予定であります。実証運行を終了した後は、利用者アンケートや乗降データなどを集積、分析し、事業効果を検証するとともに、今後このような形態の地域公共交通が市内交通弱者の利便性につながるかについても検討してまいります。
　　次に、さきの６月議会定例会での一般質問における議員からの御質問に対して、まだ道半ばの思いがあると答弁したことについてお答えをいたします。私としては、市長になって11年、常に頭の中で考えていることは阿賀野市の魅力についてであります。この魅力をこの11年間で十分つくり上げることが果たしてできただろうかと自問する中で、道半ばとお答えさせていただいたところであります。住みやすく、暮らしやすい、どこにも負けない阿賀野市の魅力をより多くの人から感じてもらえるように取り組むという覚悟でございます。
〇議長（市川英敏君）　遠藤孝さん。
〇３番（遠藤　孝君）　御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問させていただきます。
　　まず、観光案内看板についてでありますが、阿賀野市内、バイパスも含めて移動して歩くとあまり観光的な看板というのは目にしたことが、私だけなのか分かりませんが、道の駅にもあるかと思います。道の駅に寄ればいろんなパンフレット等は置いてありますが、もっと阿賀野市内、観光名所かなりの数あるかと思います。それに準じて、やはり市の美観も、今ほど市長もおっしゃいましたけれども、魅力の一つかなと。やっぱり市内観光の魅力を引き出すには、やっぱり観光案内看板が必要になってくるのかなと。そこで、先ほどからバイパスの話もありましたけれども、やはり国道、県道となるとなかなか観光案内看板を立てるのもいろんな条件ついてきて、ちょっと難しいのかなという思いもあります。例えばの話、水原バイパスずっと走ってきて、今土橋の段階で、あそこで右折、左折されるわけですけれども、逆に言えば野球場のバックネットの辺りに大きな観光案内看板など、ぱっと目に入るようなやつが今後、あくまでも参考ですけれども、あればまた車の流れも、人の流れも変わってくるのかな。市内の飲食店やら、観光に関わるお店、関わらないお店等が、車の動き、人の動きが変わって、多少なりとも阿賀野市のためにはなってくるのかなと思いますので、その点についてもし市内できめ細かな看板立てるとすればということでちょっとお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
〇議長（市川英敏君）　大橋商工観光課長。
〇商工観光課長（大橋晋一君）　議員の質問にお答えいたします。
　　市内の案内看板については、答弁にもございますとおり、今いろんなところに実際案内看板はございますが、適切な案内看板ということで、本当に適切な案内をしているものがあるのかなというところも検証しなければいけないと感じております。また、バイパスに関しましては全線開通ということで、そこまで見据えまして案内看板等を検討させていただきたいというふうに考えております。
〇議長（市川英敏君）　遠藤孝さん。
〇３番（遠藤　孝君）　その点またいろいろと検討していただき、立てる場所はどこでも立てられるわけではありませんので、当然のことながらでありますが、またよりきめ細かな、派手な、人の目につく観光案内看板をぜひよろしくお願いしたいと思います。我々もそうですけれども、皆さんもそうでしょうけれども、よそへ行くとやっぱり看板を見るとどうしても興味のある方は立ち寄りたくなるのが我々人間の常でありますので、その点も考慮して、派手な、なるべく人の集まりそうな看板をひとつよろしくお願いしたいと思います。
　　続きまして、市の花コスモスについてでありますが、京ヶ瀬下黒瀬時代にコスモスの花があったのは私も記憶しているのですが、恐らくバイパス関連の工事で道路が変更になったりして、あそこはなくなったのかなという思いがありますが、10月何日でしたっけ、10月８日でしたっけ、第25回コスモスきょうがせまつりが開催予定になっています。ここに関しても、当然のことながらふるさと公園でイベント、コスモスきょうがせまつりを開催するわけでありますが、市の花としてうたってある中で、コスモスきょうがせまつりもある中で、コスモスの花が一向に見当たらないというのが私の思いでありまして、この答弁書にもありますが、これから順次やっていこうというお話ではありますが、下黒瀬時代にあったものがなくなってからもう大分年数がたつのに全然動きがなかったというのが、ちょっとその辺をお聞きしたいところでありますが、いかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　齋藤市長政策・市民協働課長。
〇市長政策・市民協働課長（齋藤和彦君）　御質問にお答えいたします。
　　下黒瀬にあったコスモスの花というのは、下黒瀬の自治会におられますコスモスロードを育てる会というボランティア団体の皆様が植えていたものでございます。その植えるに当たりましては、国土交通省のボランティア・サポート・プログラムという部分の協定を結びまして、コスモスの種、肥料等々を国のほうから頂いて、それを使ってコスモスを育てていたというのが現状でございますが、なかなか後継者が育っていないという現状がございまして、見栄えがいいようにと言うと失礼な話になるかもしれませんけれども、見た感じうまく作れなかったというのが今までの現状でございます。
〇議長（市川英敏君）　遠藤孝さん。
〇３番（遠藤　孝君）　ありがとうございます。私の言いたいのは、そのコスモスの花壇があった経緯につきましては今ほど市長政策・市民協働課長からお聞きして分かりますが、そういうことではなくて、今まであったものがなくなればまた転用してみたり、いろんなことを考えて、阿賀野市のどこでもいいと言うと言い方が変なのですが、それこそコスモスきょうがせまつりを開催される場所であれば、そこはもう市の管轄になるかと思いますが、ふるさと公園のところでもこれから第25回となると結構な回数やっているわけですが、その間もコスモスの花も咲いていないところでコスモスきょうがせまつり。逆に言えば、想像してみてください。あそこにコスモスの花がこれから開催されるときに満開のところで本当のコスモスきょうがせまつりを開催すれば、来る人たちも華やかになるし、のど自慢大会もゲストの歌手の方も来るみたいですけれども、新潟プロレスも参戦と書いてありますが、何をするにもやはり花があれば、当然コスモスまつりなので、コスモスを市の花としてうたっているのであれば残念だなという思いで今回ちょっと上げさせてもらいました。できれば、今後市としてもこれからいろんな面で市の花であることを、市民の皆さんに愛され、今後もコスモスロードやコスモスきょうがせまつりなどを通じて市の花コスモスを普及させてまいりますという答弁をいただきましたので、これからは期待できるのかなという思いがあります。できれば、京ヶ瀬発信で、ちょうど阿賀浦橋渡れば京ヶ瀬地区、ずっと京ヶ瀬、水原、笹神、当然最後安田になりますが、本当のコスモスロードができることを祈念申し上げたいと思いますが、笹神地区にはうららの森もあります。あそこもちょっとあれすれば、それこそこれから秋のシーズン、観光客、五頭温泉郷に来る人もいるでしょう。あそこでちょっとコスモス畑でも感じて見ていただければ、またリピーターの方もコスモスを見に宿泊しに来る可能性はなきにしもあらずということで、ましてや五頭山麓、五頭登山に来る方ももし昔のスキー場の跡地の辺りでコスモスが満開に咲いていれば登山の疲れも癒やせるのかな、そういったことも感じておるわけでありますが、市の花でありますので、ぜひともこれ復旧させていただきたいと思います。
　　続きまして、市の木である桜でありますが、答弁書にもありますように、結桜33本を寄贈していただき、道の駅に植樹したということで、今後またこの動きも、寄贈してもらうばかりではなく、今度は市としてもその木を育て上げ、発祥の地であります阿賀野市の結桜をこれからもまた普及していっていただきたいなという思いであります。そこで、市の答弁によりますと、市内における新江の桜並木とか瓢湖とか天朝山公園、五頭山麓うららの森などについて、大分古しくなったので、その辺も植樹をしていくというお答えではありますが、瓢湖の水きん公園、あそこも本当に、先回の６月定例会においても私花の話しさせてもらったのですが、市長の答弁、ちょっと記憶にあるかないか分かりませんが、瓢湖へ行くと花いっぱいあるではないですかというお話をいただきましたが、そういう問題ではなくて、それはそれとして、瓢湖は今日私も来るときぐるっと回って見てきました。今ハスの花もまあまあ今が盛りなのか、これから終わりなのか、まだ咲いていましたが、その瓢湖の裏手にある広大な土地、あそこはラムサール条約やら、いろんな環境省の特別鳥獣保護区にもなっておるかと思います。当然ながら湿地帯ではありますが、あそこを利用して、あそこには桜もあります。ハスもあります。アヤメもあります。そこにもコスモスやら結桜を植えて、春には桜が見れます。夏になると何が咲くのだ、あそこは。春は桜とアヤメです。夏はハス、秋はコスモスやら咲いて、冬は当然白鳥が飛来するということで、本当に３種の桜を楽しみながら水きん公園になるかと思いますので、あそこをまたコスモスの花の普及とともに観光事業にも役立つのかなと思いますが、その点の水きん公園の今私が言ったことに対してちょっと御答弁いただければありがたいです。
〇議長（市川英敏君）　大橋商工観光課長。
〇商工観光課長（大橋晋一君）　御質問にお答えいたします。
　　議員のおっしゃるとおり、瓢湖は四季折々の花とか、そういうものをいろんな方、観光客の方に楽しんでいただいている場所でございます。議員の御提案もございますので、市の花、木、そういうのを中心に、見せ方もあろうかと思いますので、考えてまいりたいと思っております。
〇議長（市川英敏君）　遠藤孝さん。
〇３番（遠藤　孝君）　ありがとうございました。先ほどから市長もおっしゃっていた、市民の皆さんの顔も当然見れば和むかと思います。私は、あそこ今日ちょっと朝通ってきたら、結構散歩している人がいました。あと、やっぱりあそこ瓢湖の水というか、環境がいいのかどういうのか分からないけれども、ハスの花というと普通水辺に葉っぱが開いて、花がちょんとあるようなイメージでしたが、あそこは育ちがかなりいいみたいで、大分背丈も高くなっていました。ただ、残念なことに、横山から来る隣接した農免道路をずっと走ってきたのですが、草ぼうぼうでちらっちらっと花が見える程度でした。ただ、こっちのほうの池、何という池でしたっけ、あそこの辺りはもう草ぼうぼうなので、あそこはあやめ池ですか、向こうのほうはもう草ぼうぼうで、もうハスも何もないので、その辺のところにそれこそコスモスを植えて、市民の皆さんから見ていただいたり、散歩していただいたりしてもらうには絶好の場所なので、今後ともよろしくお願いいたします。
　　次に、再質問させていただきますが、公園の維持管理と整備についてでありますが、今ほど市長のほうからも道の駅、あそこにも桜33本植えたと、あそこにもコスモスを植えていただきたいのでありますが、道の駅の裏に籠尻川河川公園というのがあるのですが、道の駅の土手を上ってすぐ下りたところにあるのですが、あそこも広大で、誠に私も今まで知らなかったのですが、バーベキューしたりいろいろできるばかいい公園あるのですね。あの辺も、それこそ管轄は国の管轄になるのかとは思いますが、自然をそのまま生かすのであればあの辺にもコスモスを植えたり、いろんなことをしていただきたいと思いますが、あの公園の利用頻度もちょっと上がるし、道の駅に隣接しているので、道の駅の誘客にもつながるかと思うのですが、その辺ちょっといかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　大橋商工観光課長。
〇商工観光課長（大橋晋一君）　議員の御質問にお答えいたします。
　　管理しているのは、公園管理事務所になります。あちらのほうは、バーベキューサイトとか敷地も広いので、楽しんでいる方もいらっしゃいます。道の駅が開所しまして、道の駅の臨時駐車場などにも使っておりますが、あちらのほうについてもいろいろ維持管理はしておりますが、今議員の御指摘のとおり、そういうような花とか植えられるかもちょっと検討させていただきたいと思います。
〇議長（市川英敏君）　遠藤孝さん。
〇３番（遠藤　孝君）　ぜひよろしくお願いいたします。なかなか地元の人でないと分からない場所かと思うのですが、道の駅大分にぎわっているので、道の駅のあたりにもそういうふうな宣伝して、阿賀野川の泰平橋近くの河川敷でバーベキューしたりしている人も結構いますけれども、そういった面でなかなか今バーベキューする場所もないので、家族ぐるみで来られる方用にひとつ市としてもできることをお願いいたしたいと思います。
　　あと、私もう一点気になっているのが、気になっているといいますか、阿賀野市の東部産業団地のところにも風の丘公園あるのですが、あそこ上がると本当にメガソーラーを一望できて、なかなか風光明媚ないいところであります。その横には、調整池であがの池という名のついた池もあるのですが、あそこも瓢湖同様かなりの水鳥たちが来るし、市民の人たちの散歩コースにもなっているし、ランニングコースにもなっているし、誠にすごく整備されたいいところなのですが、いかんせんあそこも瓢湖同様草だらけなのですが、その辺も市として、県のほうになるのかと思いますが、公園整備のほうをお願いできるのか、できないのか、そこもちょっと重ねてお聞きしたいところであります。
〇議長（市川英敏君）　大橋商工観光課長。
〇商工観光課長（大橋晋一君）　御質問にお答えします。
　　そちらに関しても公園管理事務所で管理しておりますので、維持管理ということで草刈りとか、そういうのは行っておるのですけれども、順次公園を草刈りとか管理をしておりますが、時によってはちょっと草が伸びている状況もございますが、維持管理はして、市民の皆様から一応散策とかはしていただいている状況でございます。
〇議長（市川英敏君）　遠藤孝さん。
〇３番（遠藤　孝君）　維持管理の話ばかりで申し訳ないのですが、私が言いたいのは阿賀野市にもいろんな条例に基づく公園がかなりあるのに、市民の皆さんからもっと有効に使っていただきたいという思いからお話しさせてもらっているところでありますので、ひとつ御了承ください。
　　続きまして、観光ＡＩデマンドバスの試験運行について、当然市営バスも含めてはいませんけれども、これはこれとして観光ＡＩデマンドバスということで９月から試運転しているかと思いますので、これについてまた当然お知らせ等にも市民の皆さんに周知していただいているかと思いますが、私もしかりで、棚に上げるのもなんなのですが、ＡＩデマンドバスとは、当然説明は書いてあります。この説明に関しても「人工知能（ＡＩ）が最適な経路を導き出し、指定の停留所まで送迎します」、この辺までは理解できるかと思うのですが、利用方法がちょっと難しいのかな、これ一般論でいえば難しいのかな、老若男女問わずの話でいくとＡＩデマンドバスに乗る人たちのターゲットはどういう人たちをターゲットにしているのか、まず一つお聞きしたいところでありますので、よろしくお願いします。
〇議長（市川英敏君）　菅原総務部長。
〇総務部長（菅原博徳君）　お答えをいたします。
　　答弁にもございましたとおり、要は市内の観光地へ向かうとき公共交通を利用されて来た方が、そこから観光地へ行く公共交通機関がないということで、そういう２次交通としてこういうデマンドバスが有効かどうかということを実証する取組でございます。したがいまして、主たるターゲットは市内の観光地に市外から訪れるといった方がメインターゲットというふうに考えてございます。
〇議長（市川英敏君）　遠藤孝さん。
〇３番（遠藤　孝君）　ありがとうございます。全くそれも本当に大事なことで、水原駅も当然潤うことかと思いますし、高速バス等で来る方もおられるかと思います。そういう人たちのためにデマンドバス運行を試験的にやるということで、本当に浸透して、阿賀野市へ行くと観光ＡＩデマンドバスあるよということで、また多くの方から阿賀野市内の観光名所に来ていただければ幸いかと思いますが、市内の高齢者の方々、行ったことのない市内観光当然あるかと思うのですが、これスマートフォンで、モバイル端末などで会員登録する、市外の方にはどういうふうな周知の仕方をして会員登録してもらうのかな、来てからしてもらうのかなというのもあるのですが、その辺詳細に書いていないので、私もこれ、んっと思ったわけで、ちょっと今お聞きしているのですが、予約フォームからの乗車、降車、バス停、時刻を予約すると。このバス停に関しても、市営バスのバス停とはまた違う、そこの観光地専用の、ＡＩデマンドバス専用のバス停を設けるのですか、それとも市営バスと兼用するのですか。その辺ちょっと分かったら教えてもらえますか。
〇議長（市川英敏君）　菅原総務部長。
〇総務部長（菅原博徳君）　お答えいたします。
　　先ほどターゲットは市外から訪れる観光客という説明をさせていただきました。私どもも、こういう取組をやっているということをどういうふうにしてお客様のほうにお知らせしていくことが前から課題として捉えておりまして、駅なり、あるいは新潟交通観光バスなり、主要なところにポスターなりチラシを置かせてもらってＰＲをすると。一番のＰＲは、やっぱりホームページということを考えてございます。
　　それから、ではどういったふうに利用するかということでございますけれども、市のホームページからそのサイトにアクセスをしてもらって、会員登録をやってもらいます。そうしますと、スマホの画面のことを説明すると、スマホのところに地図の画面が出てきます。その地図の画面のところにどこから乗れるかという乗降ポイントが表示されます。例えば乗降ポイントとしては、市役所、それから３支所、それからＪＲの３駅と安田のインターチェンジのバス停が乗降場所になります。観光地としてどこがあるかということですけれども、これはちょっと１つずつ御紹介をいたしますと、まず「道の駅あがの」、それから水原代官所、瓢湖、五十嵐邸ガーデン、旦飯野神社、村杉温泉、今板温泉、出湯温泉、吉田東伍記念博物館、かわらティエ、やすだ瓦ロード、ヤスダヨーグルト、安田温泉やすらぎ、サントピアワールド、この14か所を観光施設という形で設定してございます。ですので、市営バスの停留所と共有するところもございますけれども、例えば「道の駅あがの」では現在市営バスの停留所はございませんので、そういうふうに観光施設として独自に設けたバスステーションもあるということでございます。
〇議長（市川英敏君）　遠藤孝さん。
〇３番（遠藤　孝君）　きめ細かな御答弁、ありがとうございました。私もこれを見て、そこだけ、ううん、私ができないからみんなできないとは思わないですが、私もこういうのは苦手なほうで、本来質問するのであれば来るとき、もう９月から施行されているので、スマートフォンで調べてみればよかったのかなと思いまして、これは部長にちょっと御足労いただきましてありがとうございました。これから私も調べて、皆さんが使い勝手のいいようにもしできるようだったら、私のほうからもどんどん広めていきたいと思います。
　　そこで、今ほど観光地ということでお話しいただきましたけれども、私もそれどこかでこの間見たのだけれども、その資料を探したけれども分からなかったので、今お聞きした中でありますが、前にも、これ話変わるのですけれども、大体市営バスもそうなのですけれども、乗っている方々は高齢者の方が多いかと思うのですが、中学生も今、父兄が送り迎えしている子供たちもいますけれども、大雨が降ったりなんかすると市営バスの時間帯が悪くてバスに乗って来られないとかという人たちもいたので、この観光ＡＩ、オンデマンドとはいいつつも、将来的には市営バスにも利用していくのかなと、その考えはあるのかな、どういうのかなというのもちょっと重ねてお聞きしたいところであります。
〇議長（市川英敏君）　菅原総務部長。
〇総務部長（菅原博徳君）　私も実際９月２日の日にこのＡＩデマンドバスを使って、京ヶ瀬駅から「道の駅あがの」まで乗車をしてみました。まだ利用登録は少ない状態だったので、前日から予約ができるのですけれども、私の場合８時半頃に乗ろうと思って、そのページにアクセスして、今すぐ来られますかという、そういうボタンを押したところ、大体10分ぐらいたったら行きますよという返事が返ってきたわけです。これならすぐ乗れるなということでそれに乗ったわけでございますけれども、要はＡＩデマンドのいいところは即時に乗りたいときにまず来てもらえると。これが利用が非常に多くて、いろいろな予約があればちょっと待ち時間が長くはなるかと思うのですけれども、実際何時頃に乗りたいのだという予約を入れます。そうすると、向こうから例えば私８時半に乗りたいのだけれどもと予約を入れたときに、８時45分なら行けますという返事が返ってくるわけです。それでよければ、ではそれでお願いしますと、そういうやり取りをします。それではちょっと時間間に合わないよというのであれば、それはキャンセルという、そういう方式を取っておりますので、例えば市内で今度実際にそういったことをやろうかと考えたときに、これは私が乗った感覚では非常に使い勝手はよくなるのかなと思いますが、ただ一つの問題は高齢者の方がスマートフォンをちゃんと操作できるかという、ここがちょっと懸念材料になりますけれども、そういったやり方も一緒に周知をしていくということをやれば、今の段階では私は有効なのかなというふうには思ったところでございます。
〇議長（市川英敏君）　遠藤孝さん。
〇３番（遠藤　孝君）　ありがとうございます。私もそこが一番懸念するところなので、私もそういうのですが、例えば観光地においてそこに従事して勤める方々、いる場所に応じて登録できない、しづらいというとき、その場に従事する従業員の方にお願いすればしてもらえるようなことも一つ頭の中に置いていただき、指導していただければありがたいのかなと。どうして私そういうことを言うかというと、昔は何でもかんでも買物するとポイントカードとかといったのですが、今携帯のほうでみんなポイントカード絡みになってしまって、私もそうなのですが、店の人からみんな入れてもらったりしているのですが、これ自慢できる話ではないのですが、これから今後ともいろいろと使えるようにはしていきたいと思いますので、しばらく慣れる間はそこに従事する人たちから聞いたら、ああ、いいですよという感じでＡＩデマンドバスをより一層使っていただけるように、そういうスマートフォン、モバイル端末などで登録などをしていただき、予約していただいたほうがいいのかなと。その辺もひとつ御指導のほうができたらよろしくお願いしたいと思います。
　　私こうやっていろんなことを横道それてしゃべると、また次話しすることを忘れてしまうのですが、土地の有効利用についてでありますが、これについては先ほど答弁いただきましたとおり、都市計画マスタープランに基づき、今後農業、商工業、住環境の調和をこれから20年かけてやっていくのかなというところはありますが、いろんな時代の時勢は変わるかと思いますが、よりマスタープランに沿った計画を遂行していっていただきたいところでありますが、先ほどから公園管理いろいろとお話を聞かせていただきましたので、ぜひとも今後ともよろしくお願いしたいと思います。
　　そこで、質問事項２として、市長が考えるまちづくりの目標について、６月定例会において私が質問したことの回答を市長のほうからいただきましたが、阿賀野市において、市長が思う阿賀野市の魅力っていっぱいあると思います。市長が道半ばとお答えになった中には、胸のつっかえとしては住民の皆さんが住みやすく過ごしているかな、暮らしやすく過ごしているかなという政策、施策の中で、事業展開した中で、市長がそれを懸念材料としてまだまだ自問するところで道半ばとおっしゃったと私も思うのですが、世間一般論で考えて阿賀野市の存在そのものが他市に比べてまだまだ行き届かない市であると、そういうところの道半ばというふうに解釈もできるのですが、令和２年、３年の頃でしたか、市民アンケートによると約70％の人が住みやすいまちという私の記憶があるのですが、この辺は当然100％という答えを市長は望んでおるところと思いますが、100％というとなかなか難しいところでもあります。阿賀野市に対する市長が思う魅力というのは、このほかに挙げるとすれば、細かく挙げてもいいです、市長が思うところでもいいですけれども、阿賀野市ってこういうところがいいよね、どこかにないよねというふうな魅力でもいいのですが、市長の掲げるもう一つの魅力としてお聞きしたいところであります。
〇議長（市川英敏君）　田中市長。
〇市長（田中清善君）　先ほど来遠藤議員がコスモスの花から桜等々、そしてまた公園の話、すばらしいお話をされておりましたけれども、まさにそういったところが阿賀野市の魅力になっているのではないのかなと思うのです。ただ、その部分で十分とはなっていないと。例えば新潟であれば鳥屋野潟公園をはじめとして、すばらしい公園が幾つもありますよね。ただ、大小は別にして、やはり充実した公園、そういったものが阿賀野市に果たしてあるだろうか、そしてまた至るところに花が咲いている、そういうふうな場所があるだろうかと、そう思うとやはり少し魅力が欠けるかなという思いが一つあります。
　　もう一つには、今また同じく御質問にありました公共交通、利便性ですね、阿賀野市の利便性の部分で非常にほかの地域に比べると劣っているなと。ですから、公共交通がやはり車を持たない方々が阿賀野市に住んで暮らしやすいかと思うかというとそうでもないのではないのかなというような思いがございます。そういったところが、阿賀野市の魅力として私は欠けているのかなということで、そこがもっともっと充実強化、阿賀野市が本当にいいまちだねと言っていただけるような評価をいただけるようなまちづくりが不十分だったところがあるというような思いをただ淡々と述べさせていただいたところであります。先ほど遠藤議員が結構長くいいお話をされました。あれをしっかりとテープ起こしして、それを実行する魅力づくり実行プランというのですか、そういうようなタイトルをつけて市職員にこれを実行してくれというようなお話をしようかなと先ほど来聞いておりまして思いました。そういったところを今後精いっぱい取組をさせていただきたいと思います。
〇議長（市川英敏君）　遠藤孝さん。
〇３番（遠藤　孝君）　市長に拍手を送りたいところであります。今ここにいる部課長方々、当然傍聴の方々もおられますが、皆さんから一斉の拍手をもらいたいところでありましたので、ぜひともひとつそういった面でよろしくお願いしたいと思いますが、市長が思うほど、昨日もそうですが、清野議員が明石のお話しされました。今日も松﨑議員が狭山の話をされました。当然阿賀野市は阿賀野市で、阿賀野市の特色、魅力、山あり、川あり、平野あり、ないものは本当に海ぐらいなもので、これはもうねだっても無理な話でありますが、よそから見れば阿賀野市は最高に風光明媚ないい土地柄だと私は思っています。今ほど市長も隣の近県、近県でもいいですが、近隣市と比べてはいますが、みんなそれこそ、昨日から市長もおっしゃっているとおり、モデル市になれるような突出した魅力ある何かがあれば、私はそれでもう十分かなと思います。オールマイティー、一から十までよその市に劣らない市政をするのは市長の役目でもありますし、職員一同、民、官ですね、市民と一体になってやっていくのが本当に住みよい阿賀野市づくり、これからも当然していかなければならないかと思います。でも、よそと比べてみて、いいところはいいところでまねできればまねするということで、ほかの市の方々も、ほかの県の方々も阿賀野市を見習うべく、そういった特化した魅力をこれからでも遅くないし、今現在あるかと思いますが、それを引き出して全国的に広めていかれれば大宮での物産展もまた盛況を呼ぶのかなと思うところであります。私は、阿賀野市の魅力、本当にそれこそここにもあるとおり、これは阿賀野市の五頭のふもとのうんめ水って、こういうのもあります。当然空気もおいしいです。子育ても充実していると思います。よそから来る人が、阿賀野市へ行くと空気はきれいだし、水はうめえし、田んぼの米も、農作物も何でもうめえし、土地も今空き家とか住宅造りの支援もあるし、本当にそういう点では阿賀野市はすばらしいし、当然市長が11年間築き上げたものと思うところであります。今後ともこれを引き続きやっていただき、また転入者が増え、人口も増え、より住みよいまちになればいいのかなというところでありますので、私の一般質問は再質問のほうもこれで終わりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。皆さん、どうもありがとうございました。
〇議長（市川英敏君）　これから13時30分まで休憩します。
　　　　　　　　　　　　　　　休　憩　（午前１１時５７分）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　再　開　（午後　１時３０分）
　　　　　　　　　　　　　　　〔９番　近山　修君入場〕
〇議長（市川英敏君）　休憩前に引き続き会議を開きます。
　　近山議員が出席されました。出席議員数は16名です。
　　一般質問を続けます。
　　５番、百都順也さん。
　　　　　　　　　　　　　　　〔５番　百都順也君登壇〕
〇５番（百都順也君）　５番、百都順也です。今回は、避難所の運営について通告に従いながら質問いたします。
　　この夏の猛暑、酷暑の中で、台風や線状降水帯などによる大雨、豪雨が九州をはじめ全国各地で起こり、多くの方が犠牲となっております。この場を借りまして、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。新潟県内においても、昨年８月に県北の豪雨水害が発生し、その傷痕を直接目にするたびに阿賀野市も他人事では済まされないという防災体制の大切さを改めて思い知らされます。
　　2011年３月の東日本大震災では、当市の一部避難所も避難者の受入れを行い、その際私自身も早朝から灯油の納入に伺いました。それほど寒い時期ではなかったにもかかわらず朝は冷え込み、寒さをしのぐために多くの灯油ストーブが出されていました。対応に追われる市職員の方々、不安と緊張の中避難している方々で殺伐とした状況だったことが思い出されます。不安そうに毛布にくるまる避難者の姿を思い出すたびに、より整った環境で避難者を迎えられる避難所の必要性を感じます。一方で、当市の指定避難所にはふだん利用されていない廃校となった小学校の体育館なども含まれており、近隣の方々からはこうした避難所がふだんからきちんと管理され、有事の際に速やかに利用できる状態か不安の声も聞かれます。そこで、当市の避難所運営について、以下の４点お伺いします。
　　１点目、初動期における避難所開設基準について。当市の避難所運営計画では、避難所開設について「当該地域への避難指示等発令後速やかに開設」、「住民等が避難所施設に自主的に避難してきた場合は速やかにこれを受入れ」とされています。同時に複数の地域で避難所の開設が必要となり、自主避難者も想定される際に、誰がどのような手順、優先順位で施設の開錠、開設に当たるのか、またその基準となるマニュアル等の策定状況についてお伺いします。
　　２点目、避難所のバリアフリーとプライバシー確保について。近年の災害避難所運営の事例から、避難所となる施設の整備に当たっては高齢者に配慮したバリアフリー化や、女性の更衣室、授乳室確保などのプライバシーへの配慮といった課題が生じております。当市の避難所運営計画の中でも、「要配慮者への配慮」、「男女共同参画の視点に立った避難所運営」として留意点が盛り込まれておりますが、これに向けた具体的な取組や今後の考え方についてお伺いします。
　　３点目、自主防災組織による避難所の運営について。自主防災組織は、平時では防災意識啓発や避難訓練、災害発生時には初期対応や避難活動、避難所運営など重要な役割を持っております。避難所の運営を考えたときに、この自主防災組織はなくてはならない存在と考えますが、当市の自主防災組織の具体的な活動状況を阿賀野市コミュニティ助成事業補助金の活用状況も含めてお伺いします。
　　４点目、避難所施設の発電、空調設備について。自治体によっては、ネットワーク型エネルギーである電力に頼らない自立型の発電、空調設備を小中学校の体育館に導入し、避難所のレジデンス向上に成功している事例もあります。当市においては、空調設備が整っていない体育館や武道場で、特に夏場にとても暑いという声も聞かれます。こうした施設に停電時にもエネルギーを確保できる自立型の発電、空調設備を整備することは、災害時の避難所としての機能と平時の利用者にとっての利用価値という両面から重要であると考えますが、今後の整備について当市の考え方をお伺いします。
　　以上、４点お伺いいたします。よろしくお願いいたします。
〇議長（市川英敏君）　田中市長。
〇市長（田中清善君）　百都議員の御質問にお答えをいたします。
　　初めに、初動期における避難所開設基準についてであります。マニュアル等策定状況につきましては、災害時職員初動マニュアルを策定しており、これにより初動態勢を取ることになっております。マニュアルでは、警戒レベルの基準に合わせて配備体制が定められており、原則警戒レベル３の高齢者等避難の発令目安となった場合、あらかじめ避難所担当職員に充てられた者が避難所の開錠、開設を行うこととしております。
　　次に、避難所のバリアフリーとプライバシーの確保についてでありますが、学校体育館等でスロープが設置されていなかった施設について、大規模改修の際にスロープを設置し、併せて多目的トイレも整備したところであります。また、プライバシー確保については、更衣室や授乳室等を確保することが難しい施設についてはパーティションを設置し、スペースを確保することとしております。
　　次に、自主防災組織による避難所の運営についてでありますが、災害時には自助、共助、公助が一体となって最小限に被害を抑えていかなければならないことから、共助の中心となる自主防災組織の活動は大変重要と考えております。ここ数年は、コロナ禍の影響により自主防災活動は縮小せざるを得ない状況でしたが、このような中でも昨年度は堀越地域の大字堀越会が避難訓練を実施したほか、福永自治会と千唐仁自治会で防災塾を開催いたしました。また、今年度は今のところ３自治会が防災塾の開催を予定しております。市といたしましては、今後も引き続き自治会に対しまして防災塾の開催を呼びかけていきたいと考えております。
　　また、阿賀野市コミュニティ助成事業補助金の活用状況でございますが、過去10年間では学校町自治会、下里自治会、下学校町自治会から３件の申請があり、160万円から200万円を交付し、防災活動のための資機材の購入に使用されております。
　　最後に、避難所施設の発電、空調設備についてでありますが、整備に当たっては相当の費用が必要になり、今のところ新たな整備予定はありませんが、今年の暑さを考えますと、平時での使い方を含め、今後の検討課題として捉えているところであります。
〇議長（市川英敏君）　百都順也さん。
〇５番（百都順也君）　それでは、御答弁いただいた内容に沿って、順次再質問させていただきます。
　　私の地元にある指定避難所といいますと旧寺社小学校になりますけれども、先月20日に私の地元の子供会の行事でこの施設の一部を利用させていただきました。指定避難所となっているこの施設も本当に久しぶりに入ってみたのですけれども、そこで初めて分かったことですとか気づいたことなどがありましたので、それらも踏まえながらお伺いいたします。まず、１点目の初動について１つ確認させていただきます。現在阿賀野市の指定避難所、これが33か所あるわけですが、初動で御答弁にあったように開錠、開設に当たる担当職員というのは何人体制で行われるのでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　御質問にお答えいたします。
　　１施設３人でございます。
〇議長（市川英敏君）　百都順也さん。
〇５番（百都順也君）　１施設３人ということで、33か所分全部に担当がいるというわけではないということですか。
　　　　　　　　　　　　　　　〔「33か所全部にいます」と呼ぶ者あり〕
〇５番（百都順也君）　全員で３人。
　　　　　　　　　　　　　　　〔「違います」と呼ぶ者あり〕
〇５番（百都順也君）　３人が33か所分あるという。相当な体制でございますけれども、それを受けましてお伺いしますが、通告内容にもこれはちょっと重なる部分はありますけれども、例えば多くの地域でレベル３以上の発令が出された場合、極端な話、例えば市全域で避難指示が出たというような場合、この33施設の中からある程度優先順位をつけて絞り込んだ施設から初動の開設を行っていくのか、それとも一斉に33か所同時開設というようなことも想定していらっしゃるのか、その辺の基準といいますか、ポリシーというのをお伺いいたします。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　御質問にお答えいたします。
　　当市におきましては、各地区２か所公民館施設、あと体育館施設を主要避難所としております。全部で８か所あります。こちらをまず優先的に開所、開設させていただきまして、人数が多くなってきた場合は徐々に周りを開けていくというような方式を取らさせていただきたいというふうに考えております。
〇議長（市川英敏君）　百都順也さん。
〇５番（百都順也君）　避難所のその利用状況に応じてというところなのでしょうけれども、警戒レベルごとにですとか、あとは災害種別ごとにどの避難所を開設するというのはあらかじめ基準ですとか開設方針というのがありましたらお伺いしたいのですけれども、いかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　御質問にお答えいたします。
　　当然河川氾濫、河川の増水とかなれば、使えない避難所というのは出てまいります。阿賀野川であれば、京ヶ瀬地区の避難所はまず使えない、分田地区も使えない、安田地区の川に近いところは使えないということになりますので、水原地区、笹神地区、あと安野川であれば笹神地区は使えるけれども、京ヶ瀬地区もやはりまた使えないところが出てきますのでというような形で、その災害種別、発生場所等々をある程度決めて開く避難所の順位等々を決めております。
〇議長（市川英敏君）　百都順也さん。
〇５番（百都順也君）　おっしゃるとおり、災害種別ですとか、また同時に多数の開設が迫られたときに拠点となるような施設がある程度決まっているということで、もしそういう方針があるのであれば、市民の方々にもやはりそれをある程度きちんと周知しておくべきではないかなというふうに考えております。市としては、この場合にこの避難所に避難してもらいたいと、そういう方針があって、でも地域の方々はとにかく近くの避難所に逃げようとするというような食い違いといいますか、そういうのがあれば間違いなく混乱は生じるだろうと思います。それについていろいろ私も調べまして、例えば事例として三重県桑名市というところがあるのですけれども、こちらは桑名市ですから、どちらかというと洪水災害が多いところで、水害にフォーカスした計画を策定しているようなのですが、ホームページを見ますと市の避難所の基本的な開設方針と開設のタイミングというのを開示しております。ちょっと読ませていただきますが、まず避難所の開設方針についてはまちづくり拠点施設を優先すると。これまでの災害においては、体育館などの硬い床での避難生活でエコノミークラス症候群になり、災害関連死や後遺障がいに至った事例がありましたと。避難所は、和室や空調設備を備えるまちづくり拠点施設等から優先的に開設して、状況に応じて段階的に学校等を開設していくという方針だそうです。それこそ災害種別ですとかタイミングについても明示してありまして、例えば警報発表時にはこの施設を開設しますと。例えば警戒レベル３、高齢者等避難発令時にはこの施設を開設しますと、レベル４になった場合にはここを開設しますというようなところを段階とか状況別に表示しているのです。非常に分かりやすいなと思ったのですが、阿賀野市にも方針がもしあれば、こういう形で市民の方に知らせて、この場合はこの施設ではなくてこちらなのだなというようなのが分かれば、そうした市の方針と地元の方々の意識というようなところのギャップというのもある程度解消されるのかなと。それが、初動の一つの混乱を避ける分かれ目というか、ポイントになるのではないかなというふうに私ちょっと感じたのですが、その辺り認識としていかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　今の御質問にお答えいたします。
　　本市におきましては、広報紙等でこれまで自治会等で定めていた避難所はやめまして、これからは市が指示する場所に避難してくださいというような形になっているのです。使えない避難所もあると悪いということで。ただ、今のお話を聞くと、いいところはどんどんまねしていくというのも変ですけれども、そういうふうに取り入れていきたいというふうに考えております。
〇議長（市川英敏君）　百都順也さん。
〇５番（百都順也君）　私がこういうことを申し上げるのも、それこそさっき言った寺社小学校に地域の行事で入ってみて、その企画段階でちょっと私も危機管理課の職員と段取りはさせていただいたりしたのですけれども、そこで恥ずかしいことに初めて分かったこともあったのです。私も、何かあればとにかく寺社小学校に逃げればいいというふうに思っておりました。鍵に関しても、地域の誰かが持っているのだろうという認識で、私でもそう思っていたのですけれども、寺社の多くの方々に聞いてみても、ここの鍵は誰が持っているのだろうとか、あと避難所であるから当然そこに逃げれば何とかなるのだろうというように、非常時ですから情報収集とか云々より、まず反射的にそこに逃げるというのが意識としてあるのだろうと思うのです。ですので、そういう市の開設方針というのがあれば食い違うというようなことがないように、日頃から地域の方々と共有すると、特に自主防災組織というのも、さっき松﨑議員の質問でも、85％程度でしょうか、あるわけですから、連携しながら啓発ですとか方針の共有に取り組んでいただきたいと、そういうふうに思っております。ちなみに、寺社小学校に関しては、ちょっと個別の話になりますが、開設に関してはかなり優先順位としては低いというように担当職員の方にお話聞いていて感じたのですけれども、１次避難場所としてはもちろんそこに避難していただいて構わないのだけれども、避難所としての滞在というところに関してはできれば風とぴあのほうに誘導したいというような考えがうかがえたのですが、その辺りちょっと確認させていただけますでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　ただいまの御質問にお答えいたします。
　　寺社小学校につきましては、まずハザードマップ上は白地でございます。なので、安野川、都辺田川、阿賀野川、全ての川においても白地ということで、開設順位自体は低いのでしょうけれども、安全な場所であるという認識で私どもはおりまして、低いというよりも中位ぐらいというふうなことで考えております。
〇議長（市川英敏君）　百都順也さん。
〇５番（百都順也君）　その担当職員の方の話を聞いていて思ったのは、寺社の方々は風とぴあに逃げるというのが感覚としてちょっとあまりないのではないかなというふうに感じたのです。ですから、その辺りも含めてちょっと意識のほうを今後変えていかなければならないというか、市の方針とアジャストしていかなければいけないのかなということで、今後も防災訓練、防災塾などを通して、そういうのを意識の共有を図っていきたいなというふうにも感じました。また、避難所の開錠についてなのですけれども、市の担当職員がこれを行うと答弁にもありましたが、職員自身の被災とか、あと人命救助を優先しなければならないというような状況、事情があった場合に避難所の運営に手が回らないということも想定されるのだろうと思います。先ほど１施設３人ということでしたので、すごい体制だなとは思うのですが、また避難者の細かいニーズに対応するという意味でも避難所には地域の自主防災組織、こちらによる主体的な運営というのがやはり重要になると思うのですけれども、例えば自治体によっては町内会ですとか自主防災組織向けの避難所運営マニュアルというものを策定しております。内容を見ますと、避難者、地域団体、担当職員、施設管理者、それぞれがマニュアルを共有した上でのそれぞれの取るべき行動、役割というのが確認できますし、あと時系列に沿ったチェックリストですとか、避難所のレイアウトなどが載っております。阿賀野市においても、先ほど答弁で職員のマニュアルがあるということでしたけれども、こういう避難所運営についての現場のマニュアルをそうした団体と共有することで、行政と地域の協力体制づくりというところにもつながるのではと思いますが、当市としての考えはいかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　ただいまの御質問にお答えいたします。
　　避難所運営マニュアルにつきましては、今職員用と、あと市民用ということで、前回指摘を受けた部分もありまして、市民用をホームページのほうに上げさせていただいております。マニュアルの中では、２日目から避難してきた人の中で役割分担を決めて運営していきましょうというようなマニュアルになっております。この辺まだ周知のほうは足りていないかもしれませんが、今後広めていきたいというふうに考えております。
〇議長（市川英敏君）　百都順也さん。
〇５番（百都順也君）　マニュアルにしても、また直接災害時を想定したことでなくても、例えば町内会や自主防災組織に協力していただけるということはいろいろあると思います。例えば先月また私が寺社小学校に入って感じたのは、ふだん誰も使っていない施設ですので、かなり管理状況がよろしくないと。特に誰も入っていないところですので、子供たちなどがそこを利用するに当たっては父兄の方々が事前にお掃除、清掃をしていただきましたが、大分大変だったというように聞いております。あれだけ掃除したのですけれども、私もちょっと廊下歩きましたらもう足の裏が真っ黒になっておりました。ただ、それでも利用したからこそ地域の方がそこを掃除しようという機会になりましたし、設備の状況、我々が避難するこの施設がどういう状況なのかというところも直接確認、把握できたわけです。ですから、特にこういうふだん利用されていない施設こそ地域の方に積極的に御利用いただいて、集会所と同じように定期的に自治会の方々に清掃活動に入っていただくというような体制ができればと思うのですけれども、これも管財課になると思うのですが、そういう体制というのは難しいものなのでしょうか。いかがでしょう。
〇議長（市川英敏君）　相馬管財課長。
〇管財課長（相馬繁行君）　大変いい提案をいただきました。確かに自治会のほうで管理したいと、使いたいということになれば、私どもも大いに貸出しはしたいと思っております。それがまたボランティアであればなおよろしいと思っております。
〇議長（市川英敏君）　百都順也さん。
〇５番（百都順也君）　また父兄の方々もちらっとおっしゃっていたのは、ふだんこうやって利用できるのであれば掃除に入ってもいいよねみたいな声も聞かれましたので、ぜひその辺り、現状ですと本当に誰が管理しているかも分からないですとか、入ってはいけないのではないかというような意識の方々も実際いらっしゃいますので、ぜひとも、町内会の中から声が上がらなければ難しいかもしれませんけれども、取り組んでいただきたいなと思っております。最近では、分田小学校も同じようにまだ利活用されていない、廃校として管理されているかと思いますけれども、ぜひよろしくお願いいたします。
　　次に、避難所のバリアフリーについて２点確認させてください。答弁にありましたスロープ設置、多目的トイレ整備についてなのですが、避難所全体の中での進捗状況、整備状況はいかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　御質問にお答えいたします。
　　バリアフリーのトイレにつきましては、ついていないのが旧山手小学校、赤坂小学校、大和小学校、旧寺社小学校です。学校関係ですとその関係になります。あと、スロープにつきましてはもう休校になった小学校以外の学校につきましては全てついているのですけれども、今ほど言いましたように旧赤坂小学校、大和小学校、寺社小学校、あとかがやき苑の体育館ですね、そちらのほうと阿賀野高校の体育館についていないという状況でございます。
〇議長（市川英敏君）　百都順也さん。
〇５番（百都順也君）　それから、要配慮者への支援についてもお伺いいたします。
　　福祉避難所の確保という課題もあろうかと思いますけれども、要配慮者のための避難所といいますか、福祉避難所、その辺りの整備の現状、また障害者福祉施設との協定など、体制づくりとして当市で取り組まれているところなどありましたらお伺いしたいのですが、いかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　小見高齢福祉課長。
〇高齢福祉課長（小見江梨子君）　ただいまの御質問にお答えいたします。
　　避難所の種別の中で、指定避難所、福祉避難所、緊急入所というふうに施設のほうを分けさせていただいておりまして、まず初めに指定避難所に避難するわけですが、そこのところで福祉が必要になれば、介護が必要だとか、そういった手当てが必要な人についてはそういった福祉避難所のほうに順次振り分けさせていただきながら、そちらのほうに入所していただくというところで、市内であれば各特別養護老人ホーム、あとデイサービスセンター、あと障害者施設というところと協定を結びまして、大体受入れ可能人数10名程度というところで協定を結んでおります。
〇議長（市川英敏君）　百都順也さん。
〇５番（百都順也君）　ありがとうございます。
　　では、４点目に質問いたしました避難所施設の発電、空調設備について再質問させていただきます。この後岡部議員も同じような質問をされるようなので、少しだけお伺いいたします。例えば水原体育館ですとか中学校の武道場、こうしたところは夏の酷暑の中で活動する方にとっては大変危険なレベルなのではないかなと思っております。空調の設置については、利用者からも要望が市のほうに届いているかと思いますけれども、今年に関してはこういう酷暑ですから、通常どおり利用されているのかどうか。施設の利用状況はいかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　塚野生涯学習課長。
〇生涯学習課長（塚野敏之君）　お答えいたします。
　　施設の利用状況ですけれども、利用のほうを予定どおりといいますか、通常の方々が十分利用されております。
〇議長（市川英敏君）　百都順也さん。
〇５番（百都順也君）　要望としては何か把握しているところとか、こういう声が上がっているというようなのはありますでしょうか。いかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　塚野生涯学習課長。
〇生涯学習課長（塚野敏之君）　大変暑うございましたので、皆さんの声としては非常にスポーツするのにも困難だなというような状況かとは思いますけれども、設置をお願いしたいというような要望等は頂戴しておりません。
〇議長（市川英敏君）　百都順也さん。
〇５番（百都順也君）　武道場に関しては、畳が敷いてあるということもありまして、社会厚生常任委員会でも現地調査させていただきましたけれども、避難所といざなったときに要配慮者へのスペースというような形で、非常に避難所としても利用価値の高い重要なスペースと想定されます。学校については、国の支援制度ということもありまして、通常教室、特別教室にはありがたいことにエアコンを設置していただきましたけれども、こうした武道場のような施設にも空調設備だけでも導入するというような計画がありますでしょうか。現在どのような状況かお伺いいたします。
〇議長（市川英敏君）　塚野生涯学習課長。
〇生涯学習課長（塚野敏之君）　今現在空調設備、特に冷房につきましては、笹神体育館のほうが設置はされておりますけれども、他の施設のほうでそういったものはない状況でございます。今後につきましても、今現在では予定をしていないところでございます。
〇議長（市川英敏君）　百都順也さん。
〇５番（百都順也君）　また、体育館のほうですけれども、空調発電設備についても今のところ整備予定がないという話ですけれども、学校の体育館については断熱性確保の工事からも補助対象ということだそうでございますので、引き続き前向きな御検討をお願いいたします。空調についてなのですけれども、この議場も昨日からちょっと空調が故障しているということで、昨日は特に暑い思いを皆さんなさって大変だったかと思いますけれども、昨日も涼しいところで市民の皆様にはスポーツを楽しんでいただきたいなというのを改めて実感いたしました。また、避難所の機能としても、やはりこれはしっかりと整備していただければ、ふだんのスポーツをなさる皆様にも大変喜ばれるでしょうし、避難所としてもしっかりと整備されているのだなとメッセージにもなります。市民の皆様の安心、安全を守るというところについても、市長もこれまで取り組んでこられたと思いますけれども、今後もこういったところにしっかり予算を充てて、力を入れていただきたいなというところを御検討いただきたいのですが、市長、いかがでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　田中市長。
〇市長（田中清善君）　大変貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございます。連日９月１日が関東大震災100年ということで、ＮＨＫのテレビがいろんな番組を放送しておりました。今、日本列島というのは災害列島でございます。いつどこで何が起きるか分からないような時代、やはり災害対応がしっかりとしていることが何よりも重要になっております。そういった面から、我々として何を優先してやっていくか、そういったものを常日頃考えているわけでありますが、先般私三条へ行ってきたのですが、三条市の体育館、新しい施設がありまして、全て空調が抜群にいい状況でありました。その前には、胎内市に行ってまいりました。そちらのほうの体育館も空調が抜群によくて、この暑い夏でも立派にいろんな形で利用が進んでおりました。そういったものを考えますと、我々の地域、全てをフルスペックで改良していく、改善していくというのは難しい部分はありますけれども、優先順位を決めながら、しっかりと災害にも対応できるような施設づくり、そういったものを考えていきたいなと思っております。
〇議長（市川英敏君）　百都順也さん。
〇５番（百都順也君）　そのとおり、段階的にでも結構でございます、着実に進めていただければと思います。最後になりますけれども、特に避難所の運営ですとか整備については、最後私もちょっとお金の話をしてしまいましたけれども、それ以上に大事なのは、申し上げたように、市の避難所の運営方針とか、そうした考え方と地域の方々の意識というのがしっかり共有されているかどうかというところだと思います。これは、もうお金がかからないところでございますので、しっかりと地域コミュニティを確保していくというところにもつながります。私もこの議会の中で再三市民協働というテーマ、キーワードを掲げさせていただきましたけれども、まさに災害への備えというところで、こうした市民と行政、市の連携体制といいますか、協力する関係性というか、そうした体制が問われているのではないかなと思っておりますので、今後も皆様の力添えといいますか、御尽力を期待申し上げて、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
〇議長（市川英敏君）　質問を改めます。
　　10番、岡部直史さん。
　　　　　　　　　　　　　　　〔10番　岡部直史君登壇〕
〇10番（岡部直史君）　日本共産党の岡部直史でございます。
　　質問の１番は、マイナンバーカードについてでございます。マイナンバーカードの取得は任意とされていたにもかかわらず、マイナンバーカードと健康保険証を一体化させることにより、マイナンバーカードの利用を国民に強制することにつながります。共同通信社が実施した世論調査によると、政府方針に関し延期や撤回を求める声が72％にも上ったと報道されています。６月市議会でも問題点を指摘させていただきましたが、改めて次の事項について見解をお伺いしたいと思います。
　　（１）寝たきりの人や認知症、独り暮らしの高齢者や心身に障がいがある方たちは、来年秋までに保険証の一体化ができるのでしょうか。いわゆる資格証の発行は、具体的にどういう方法で行うのか、資格証の発行は何人を見込んでいるのかお伺いをしたいと思います。
　　（２）マイナンバーカード取得者のうち、カードを健康保険証として使っている方の割合はについてお伺いします。
　　（３）マイナンバーカード取得に関するメリットが政府広報で宣伝されていますが、一つの例として確定申告の際に医療費控除も領収書類なしで可能とのことでありますが、市民がどの程度このメリットを活用しているのかお伺いしたいと思います。
　　次に、２番、災害対策についてでございます。（１）避難行動要支援者の個別避難計画について。計画作成自治会数について。避難時における自主防災組織、自治会、福祉関係者などの連携について。
　　（２）スマホ等の情報端末を持っていない、いわゆる情報弱者に対する対策について。
　　（３）指定避難所の冷暖房設備、自家発電設備についての今後の計画について。
　　（４）駒林川改修計画について。工事着手から完成予定まで約30年となっていますが、近年の異常気象による集中豪雨や線状降水帯の多発などを考えると早期の改修完了が求められますが、見解をお伺いします。
　　以上、よろしくお願いします。
〇議長（市川英敏君）　田中市長。
〇市長（田中清善君）　岡部議員の御質問に順次お答えをいたします。
　　初めに、マイナンバーカードについてお答えをいたします。最初に、寝たきりの人や認知症、独り暮らしの高齢者や心身に障がいがある方たちは来年の秋までに保険証の一体化ができるのかとの御質問でありますが、保険証の一体化にはマイナンバーカードの取得が前提となりますが、病気や障がい等で市役所への来庁が困難な場合は郵送やインターネットにより申請することができるほか、意思表示ができる場合は代理人による申請や代理交付も可能であり、また意思表示が難しい方の場合でも親権者や成年後見人等が法定代理人として申請や受け取りが可能となっております。また、資格確認書の具体的な発行方法でありますが、マイナンバーカードからのオンライン資格確認を受けることができない方を対象に、全ての国民が現行どおりの保険診療が受けられるよう、国民健康保険をはじめとする各保険者が発行いたします。令和５年６月９日に公布されたマイナンバー法等の一部改正法によれば、健康保険証廃止後も発行済みの健康保険証を最大１年間有効とする経過措置が設けられており、この経過措置終了後に各保険者が健康保険証の利用登録がされたマイナンバーカードを持たない人に資格確認書を職権交付する方針が国により示されているところであります。市といたしましては、国の示した方針に基づき、適切に対応してまいります。なお、資格確認書の発行見込みでありますが、市町村別のマイナ保険証保有者数を国が公表しておりませんので、市では把握しておりません。
　　次に、カードを保険証として使っている方の割合についてでありますが、市町村別や医療機関別の利用割合を国から公表されていないため、把握できておりません。
　　次に、マイナンバーカードの活用による確定申告の利点である医療費控除の領収書なしの申告者の状況についてでありますが、令和４年分の確定申告者数6,858人のうちマイナポータル連携を活用した申告者数は641人、9.3％でありました。医療費控除に活用している人数は、税務署が未公表のため不明であります。なお、国税庁の報道発表によれば、全国のマイナポータル連携による控除証明等の取得者は令和３年分の４倍であることから、マイナンバーカード利用の申告は進んでおり、利便性は向上しているものと考えております。
　　次に、災害対策についてお答えをいたします。初めに、避難行動要支援者の個別計画についてでありますが、計画作成自治会数は37自治会となっております。また、避難時における自主防災組織、自治会、福祉関係者などとの連携についてでありますが、避難支援個別計画では高齢者や障がい者など支援を必要とする避難行動要支援者一人一人の状況に合わせて、安否確認や避難誘導等の避難の支援を行う避難支援者など、避難行動要支援者の能力に応じた支援体制を決め、声がけや介添えが必要な場合は共助として自治会など地域からの支援により避難し、移動に専門性を要する場合は公助として福祉関係者や医療関係者なども加わった支援により避難することとしております。
　　次に、スマホ等の情報端末を持たない情報弱者に対する対策についてであります。災害等の緊急時においては、即座に情報を発信できるデジタル媒体の活用が有効であり、市としてもデジタル媒体による情報発信を強化しているところでありますが、スマートフォンやタブレットなどの情報端末をお持ちでない方への伝達手段の確保は難しい課題であると認識しているところであり、この課題への対応として防災行政無線での放送をはじめ、広報車両による広報、自治会長への電話連絡のほか、県を通じて避難情報をテレビのテロップやデータ放送画面で確認できるようにしているところであります。また、避難行動要支援者個別計画を作成することにより地域での情報伝達を補えることから、防災塾や出前講座などを通じて避難行動要支援者個別計画作成の取組を強化してまいります。
　　次に、指定避難所の冷暖房設備、自家発電設備についての今後の計画についてであります。現在指定避難所33か所の中で、冷暖房設備を有する施設が11施設、自家発電設備を有する施設が、令和２年度に整備した７施設を含め、８施設となっております。整備に当たりましては相当の費用が必要になり、今のところ新たな整備予定はありませんが、今年の暑さを考えますと、平時での使い方を含め、今後の検討課題として捉えているところであります。先ほどもこの点については、百都議員にお答えをさせていただいております。
　　最後に、駒林川改修計画についてでありますが、平成17年から国道49号、山口橋を起点とし、安野こども園までの延長1.1キロについて整備が進められ、現在起点から下山口農村公園脇の橋梁までの間約520メートルが完了し、延長の進捗率はおおむね47％であります。今年度の整備状況でありますが、ケアハウスシンパシー脇の市道橋下流側の排水樋門及び護岸工事の整備を進めているところであります。事業の完成のめどは令和13年度と聞いておりますが、当市としても市街地の浸水被害をなくすため、早期の改修完了を河川管理者である新潟県に要望してまいります。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　再質問ですけれども、それで冒頭お聞かせ願いたいのですが、先ほどの昼のＮＨＫニュースで、この雨の関係で、県が長岡市と阿賀野市に警戒警報を出したという、それで私もびっくりしたのですが、そうしたらすぐこの庁舎と駒林川が放映されまして、駒林川の水位が上がっている云々というような報道がありましたけれども、このことについて冒頭、対応していると思うのですが、短くちょっとコメントをお聞かせいただきたいと思います。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　ただいまの御質問にお答えいたします。
　　本日、もう９時半、議会が始まる前に相当周りが見えないぐらい雨降りましたので、その頃からの話になりますが、雨量データの観測、村杉、出湯、瓢湖、あと河川水位、安野川、あとパトロールによる駒林川と安野川等々の点検をしております。そんなさなかに、11時２分に警報が発令されましたので、その後土砂災害の情報、通常スネークラインと言われるものなのですけれども、危険度を見るグラフがございますので、そちらのほうを確認するようにいたしました。ちなみに、あと13時25分警報解除になっておりますことをこの場でお伝えしておきます。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　では、後ほど水害については質問しますけれども、通告どおり、順序どおり、まずマイナンバーカードについてでございますけれども、６月議会でも質問いたしました。その後いろいろな問題が全国的には出てきまして、マスコミあるいは実際事務を請け負う自治体からもいろいろな声が上がっているのが実情でございます。私は、やはり来年の秋までに全部やるという、もう尻を決めてしまって、それでもっていろんな矛盾があるのにやろうとしている姿勢というのは問題だというふうに思うのですが、それで最近の新聞報道によりますと、市町村長からもいろいろな声がここに至って上がってきております。自治体の名前は言いませんけれども、県内でも地方交付税そのものの意義、存在理由に照らして無理筋であると。いわゆる地方交付税の判定基準にカードの普及率を反映するという、そういう国の方針に対してこういう声も上がっております。無理筋だと、乱暴であると。それから、自治体の間で普及率を競わせる政策、結果としては国、自治体、住民の信頼関係を失って、責任のなすり合いのようになってきているとか、あるいはマイナポイント事業に、２万円のことを言っていると思うのですけれども、スーパー、ドラッグストアの特売ではないのだと、あまりにも安易であると。あと、マイナンバー関連の業務が急増している、限られた人員で業務を行っており、これ以上の負担増にならないようにしてほしいと。それから、理解はできるけれども、最終的にマイナカードを持たない人は不利益を被ることがないよう対策を講じてほしい等々、県内の市町村長からもいろいろな声が上がってきていると。それから、新聞も例えば産経新聞とか読売新聞、どちらかというと政府のやることにはあんまり批判的でないような新聞でも、９月、来年の秋というふうに決めるのは拙速でないかという意見が上がってきておりまして、それで私心配して質問するのは、最終的には不利益を被るのは国民、全体ではないかもしれないけれども、少数かもしれませんけれども、市民、それから自治体でも阿賀野市ではどうなっているか分かりませんけれども、非常に人員も含めて仕事量に負担がかかってきているというふうなことが今報道されておりますし、心配されておりますけれども、その点の自治体に対する業務量の増加といいますか、その辺については実際今阿賀野市ではどんなふうになっており、そういうふうに報道されているとおりなのでしょうか。どうですか、その辺。負担に感じているかどうか。
〇議長（市川英敏君）　山﨑民生部長。
〇民生部長（山﨑善哉君）　議員の質問にお答えします。
　　市への業務量の負担はどのぐらいになっているかということでありますが、専門のチームを、特別の班を設置して、そして人員を確保して従事しているということでありますので、市への負担は全くないということではないものと理解をしております。ただ、国策でありますので、市長答弁にもありますとおり、適切に対応していくのみという理解でおります。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　国策ですから、そういう答弁になると思います。臨時的な職員の方も配置をされているのかということと、もし臨時であろうと、チームであろうと、実際今までの通常の仕事にはないことをやっているわけですよね。コロナもある意味でそういうのだろうけれども、それらの人件費の負担というのは全部阿賀野市でしょっているわけですか。国策だと言ったのだけれども、国のほうからの補助というのはないわけですか。
〇議長（市川英敏君）　小野市民生活課長補佐。
〇市民生活課長補佐（小野美和子君）　ただいまの質問にお答えいたします。
　　マイナンバーカードに関する人件費につきましては、全額補助になっております。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　どこの補助、ちょっと聞きにくかったのですけれども、実際マイナンバーカード取得するのに市役所へ行くと、当然ですけれども、臨時の職員と思われる方が全部対応しているという話聞いておりますけれども、それどこの補助というのはちょっと聞こえなかったのですけれども。要するに阿賀野市でやっているのか、よそから補助が来ているのか。
〇議長（市川英敏君）　小野市民生活課長補佐。
〇市民生活課長補佐（小野美和子君）　失礼いたしました。国の補助です。よろしいでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　100％ですか。
〇議長（市川英敏君）　小野市民生活課長補佐。
〇市民生活課長補佐（小野美和子君）　はい、100％です。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　それで、答弁書を読ませてもらいましたけれども、６月２日ですよね、ちょうど私質問している日だけれども、国会が通ったのですが、答弁書を読みますと、その１週間後ですから、６月９日に要するに経過措置ということで、ちょっと私意味が読んでも分からないのですけれども、マイナンバー法の一部改正があったと。それで、健康保険証廃止後も健康保険証を最大１年間有効とする、使うことができる経過措置が設けられているということなのですが、これ具体的にどういうことなのですか。健康保険証は、今たしか更新は８月ですよね、国保。後期高齢者は７月でしょうかね。期限が来た人でも一定の期間それ使えるということですか。
〇議長（市川英敏君）　西潟企画財政課長。
〇企画財政課長（西潟治子君）　御質問にお答えいたします。
　　議員お見込みのとおり、現在発行されている保険証の更新というか、有効期限が例えば来年の７月31日になっていたとします。この法律の適用後は、１年間延ばすことができるというふうに考えていただいて結構です。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　来年の秋というので、何月というのは特定できないのですが、今言ったように７月は秋ではないですよね。だから、それを経過した後も来年の７月なら７月までできるという、保険証が。では、この期間だけれども、別にいろんな理由で手続しなくても、今使っている保険証は使えるのだと。その期間ですよ。そういうことですよね。最大１年間というのは、ちょっとよくまた分からない点があるのだけれども、そういう特例がいったという。そういう面倒なことをやるのだったら、そのまんま今の保険証とマイナカードと両方ずっと使えるようにすればいいのではないかなと私は思うのですが、分かりました。それが１つです。
　　それから、資格確認書の発行見込みが、市町村別のマイナ保険証保有者が分からないから、国が公表していないので把握できないというのですが、これ国が公表していなくても阿賀野市で分からないのですか。それと、この保有者数が分からないと資格確認書の発行、見込みですよね、あくまでも。今正確な数字言えというのではなくて、あくまでも見込みですよね。ということは考えても、困難な方、例えば阿賀野市で介護保険の適用になっているから何割、それから障害者手帳を持っている人は何割、例えば全員でなくても、推計ですけれども、その人たちの何％が困難になるのではないかというような、そういう推計というのは、ここには公表できないかもしれませんけれども、部内でも全然これ検討していないのですか。例えば今日冒頭に意見書の案出ましたけれども、国のほうでは二百何十万という、資格証の発行についてはこれぐらいという予算出ているわけですよね。予算出ているということは、何人ぐらいというのは、国のほうですけれども、推計はしていると思うのだけれども、国のほうが把握していないので、数は公表今できなくてもいいですけれども、部内で全然そういうこと推計も検討もされていないのですか。
〇議長（市川英敏君）　吉川健康推進課長。
〇健康推進課長（吉川麻子君）　ただいまの質問にお答えいたします。
　　市民全体のというと、いろんな保険に入っているので、その辺りの数については把握はできておりませんが、国民健康保険の被保険者に関しましては５年７月１日現在、利用登録者数が5,317人で、登録の割合が61.87％、そうすると被保険者数が8,593人なので、発行の見込みは3,276人。後期高齢者医療に関しましては、被保険者数が7,159人で、利用登録済者が3,678人で、登録割合が51.38％で、資格証の発行見込みは3,481人となっております。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　予想したより大きい数字だと思います、正直言って。これから１年ありますから、発行がどの程度進むのか分かりませんけれども、ただいろんな数字があって錯綜するのだけれども、マイナカードに切り替えた人全部は保険証のひもづけをしていないわけですよね。七十何％だとかという、そういう数字ではないですか。ひもづけをした人も、今現在それを医療機関で使っているかというとそうでない。そのうちの５割とも６割とも言われている。カードを作って、ひもづけの作業もしたけれども、これは２万円の関係もあるのでしょうけれども、だけれども何となく面倒だというか、何か感じて、それはそれだけれども、従来の保険証で医療機関でやっていると。こうなりますと、これはあくまでも推計の話だけれども、恐らく市民全体の中で半分ぐらいでしょう、半分以下かもしれない、マイナカードで医療関係で使っているのは。だから、今の保険証でいろんな面でいいと思うのです。例えば私も新潟の大きい病院慣れないところ今年行って、保険証をなくしてしまいましたけれども、この係に言えばすぐ発行してくれるわけです。マイナカードを仮になくした場合、再発行というのはそんなにすぐできるのですか。
〇議長（市川英敏君）　小野市民生活課長補佐。
〇市民生活課長補佐（小野美和子君）　ただいまの御質問にお答えします。
　　カードを紛失した場合は、一旦取下げというのですか、の手続をして、また新たに申請が必要になりますので、やはり時間のほうはかかってまいります。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　かなりかかるのですよね。それで、そういう点も政府のほうでは国会やその辺で指摘されて、これから何か特別な、なくした場合、その期間は３日なのか、４日なのか分かりませんけれども、特急で早くやるような体制を取るというようなこと、これからなのでしょうけれども、河野大臣が言っておられるそうですけれども、考えれば考えるほど本当にどうしてそんなに面倒くさいことするのかなと思っております。それで、先ほどお聞きしましたけれども、国民健康保険と後期高齢者だけでも、今の状況でいくと6,000人近くの方が来年の秋に資格証の手続になるのではないかというようなことが数字でも示されましたし、懸念をされるところでございます。
　　それと、ちょっと戻りますけれども、意思表示が難しい方で、この答弁書によると親権者や成年後見人等を代理人としてできるのだということですが、まず意思表示が難しいというのは、これは恐らく市が判定するわけで、保険者が、難しいかどうかという判定とか、そういうことの証明というのはどういうふうに指示が来ているのですか。難しい人というのは分かりますけれども。
〇議長（市川英敏君）　山﨑民生部長。
〇民生部長（山﨑善哉君）　御質問にお答えします。
　　国のほうから具体的な例が示されているわけではございませんが、意思表示がなかなか難しい方ということは認知症とか、そういったことで自分の考えを……それが真偽のほどもよく分からないというような方だと考えております。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　それから、同じくですけれども、これは皆さんの答弁は国のほうのいろいろ言っていることをそのまま、この部分については答えるよりほかにないと思うのですけれども、成年後見人といいますけれども、これもかなり難しいですよね。成年後見人が必要な方は、阿賀野市で何人いるか分かりませんけれども、そういう方をつけるというか、選ぶのはそう簡単ではないですよね。やっぱり具体的にお金はかかるし、それからこれは第三者の証明も要るのでしょう。例えば家庭裁判所とか。この人はこの人の後見人にふさわしいとか。その辺は、非常にそう言われるように簡単ではないと思うのですけれども、どうですか。
〇議長（市川英敏君）　山﨑民生部長。
〇民生部長（山﨑善哉君）　質問にお答えします。
　　マイナンバーカード、個人の権利とか、そういったものに帰するものでありますので、カードと暗証番号、この２つがその方のいろんなものに影響するものでありますので、やはり代理人云々となるとそれなりの親権者であったり、また扶養義務者であったり、あるいは成年後見人であったりという責任を取れる方々が代理をするということになるのだろうと考えております。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　それから、いろんな問題が出てきたので、総点検で11月までやるのだということで国のほうでは指示しているそうですけれども、でもこれは全部の保険者にやれということではないらしい、一部分的らしいのですけれども、阿賀野市は総点検の対象には入っているのですか。
〇議長（市川英敏君）　西潟企画財政課長。
〇企画財政課長（西潟治子君）　お答えいたします。
　　本日午後３時に総務省デジタル庁からそのことについて公表されますので、それまでは回答を差し控えさせていただきます。すみません。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　デジタル庁でいろんなことをやって、公表もなるべく市町村に教えないで、自分たちだけで情報を持って握っているような気がしてならないのです。下手にそういう数字が出た場合に、今問題になっているものだから、やっぱりマイナンバーの交付の進み具合に影響があるのではないかというふうに思っている。だから、何回も言いますけれども、もう来年の秋というふうに区切って、いろんな問題や意見が出てくるものだから、岸田首相は一人も残さず、取り残さないでやるという、来年の秋までという絶対の期限を切って、一方では一人も取り残さないということで一見矛盾するのですけれども、一人も取り残さないというのは私も同じ考えで、そういう立場で質問しているのだけれども、それでまた最近言い始めたのは、この11月かららしいのですけれども、特にお年寄りの方なのでしょうけれども、マイナンバーの作成に当たって自分の暗証番号、これを決めてやるのですけれども、暗証番号の記憶がどうもあやふやというか、言い方は悪いですけれども、作ったはいいけれども、暗証番号をずっと自分で覚えていられるかどうか、いざというときに出てこないおそれというか、不安があるという人がいるものだから、これは11月からなのだそうですけれども、暗証番号なしでもカードできますよというような国のほうの方針が今あるらしいのですが、それは承知していますか。
〇議長（市川英敏君）　山﨑民生部長。
〇民生部長（山﨑善哉君）　お答えをいたします。
　　承知しております。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　そうしますと、いろいろ複雑になってくるのです。資格証の発行と今の保険証をずっと来年の秋以降も部分的には使えると。それから、さっき言いました、実際にマイナカードを持っても便利だ、便利だと言われている医療現場にはそれを使わないで今までどおりと。お薬手帳もカードでもうすぐできますよといっても、皆さんそれあんまり使っていないで、自分は薬もらうのは確実にお薬手帳を持っていって、カードでできるのだそうですけれども、というのがやっぱり実情なのです。それに暗証番号をつけなくてもいいですよということになると、マイナカードを作る、暗証番号や顔認証があって、その上で29項目ですか、つなげることができるという、そういうことで発足したわけなのだけれども、暗証番号なくてもいいカードというのは、では今の保険証とどう違うのだという話になってきて、非常にこれ分かりづらい。何かもうパズルかクイズみたいな話で、あるお年寄りの方とお話ししたのだけれども、本当に不便な世の中になりましたねと。本当は、マイナカードで便利な世の中をつくるというのが政府の方針なわけです。お年寄りの方は、もう今私がいろんなことを言ったケースがあるものだから、本当に不便な世の中になりましたねというこの一言が、私はこのマイナカードの、全体とは言いませんけれども、一つの矛盾を示しているのではないかなというふうに思います。
　　それで、冒頭の話に戻りますけれども、田中市長にお聞きしますけれども、相当県内の市町村長でも疑問を感じて、国策だからはっきりやめろとは皆さんの立場で言えないのだけれども、一生懸命間に合わせるように、それが市民のためになるというふうに市役所では仕事をしなさるのだろうけれども、しかし実際いろんな矛盾が出てきているということについて、田中市長はどういうふうにお考えなのですか。
〇議長（市川英敏君）　田中市長。
〇市長（田中清善君）　岡部議員は、マイナンバーを相当に勉強されているので、いろんなことをうんちくを持っておられるから、私として答えにくい部分がありますけれども、ただ１点、私も素人的に申し上げて申し訳ないですが、国はちょっと急ぎ過ぎているのではないかなと、あまりにも拙速に物を進めようとするから混乱を招いている。ですから、併用というのも当然出てくる問題でありますし、担当大臣、申し訳ないですけれども、本当に勝手に一人で走ると、この部分は非常に我々としても、私としても苦言を申し上げたい、そのような気持ちでございます。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　マイナンバーカードという名前が悪いのだなんて言ったり、また来年の秋以降にどうなるか分かりませんけれども、26年にはカードをまた新しく何か切り替えて、新しいカードにするのだとかと全く訳の分からない状況なのですが、やはり不利益になったり、あるいは職員の皆さんの過重労働というか、そういうふうにならないように願って、この質問は区切りをつけたいというふうに思います。
　　それで、災害対応についての質問に移しますけれども、冒頭今日の警報について一言。安心安全メールで事細かにふだんいろんな情報をいただいているのですけれども、今日の警報というのは、これは雨の状況を見ると一段落で、今日限り、これからはあんまりそんな心配することはないというふうに思うのだけれども、安全安心メールにちょっと載ってこなかったので、これは何か載せるほどでもなかったのかな。市民の皆さんに発信するほどでもなかったのでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　御質問にお答えいたします。
　　安全安心メールにつきましては、市民の皆様から緊急の行動を起こしてもらうようなときに出したいというふうに考えておりまして、警報が出たから安心安全メールを発信すると、イコールではないということでございます。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　今までの松﨑議員、それから百都議員の質問と大分かぶりますので、また改めて同じような質問はなるべく避けたいと思いますが、それでいわゆる情報弱者に対する問題ですが、答弁の中では防災無線だとか広報車による広報、自治会長への電話連絡ということが考えられ、県を通じて避難情報をテレビのテロップやデータ放送で確認できるようにしたいと。この議場でも何人かの方から質問ありましたけれども、おととしですか、実際朝大雨降りましたよね。そのときには、実際この防災無線だとか、車両の広報だとか、自治会長への電話連絡というのはやりましたというような答弁の記憶があるのですが、それちょっと確認したいのと、実際それやって効果あったのだろうと思うのですけれども、100％ではないと思うのだけれども、その辺ちょっとお聞かせください。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　御質問にお答えいたします。
　　おととしの資料をちょっと今持ってきていないので、大変申し訳ないのでございますが、当然防災行政無線で流れれば何が流れたのだろうということになりますし、広報車はエリアが限定されますので、広報車両のほうも効果があるというふうに考えております。特に自治会長様への連絡につきましては、一番効果があるのかなというふうに考えております。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　それでは、同じくですが、県のほうを通じて避難情報をテレビのテロップやデータ放送画面で確認できるようにしているということですが、例えばこの阿賀野市、この辺の場合は安野川ですよね。今日のような雨が長時間続いた場合、テロップで阿賀野市の安野川の水位の情報とか、そういうのは可能なのでしょうか。県のほうから協力してもらって、テレビのテロップに流すというようなことは。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　御質問にお答えいたします。
　　水位を見るのに関しましては、阿賀野川は可能でございます。ただ、安野川につきましてはたしか見れなかったというふうに考えております。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　それから、百都議員も質問しましたけれども、自主防災組織、二百幾つですか、八十何％一応組織してあるのですけれども、それで先ほども幾つかの自治会で講座を開いているというようなことは担当課のほうの努力でそういうふうになっていると思うのですけれども、ただその八十何％、二百四十幾つですか、自主防災組織をつくっているというのですが、そこの中身というのはちょっと私もよく理解できないところがあるのです。それは、当然自治会によって、二百四十幾つの自主防災組織をつくったところが均一に全部毎年毎年何かやっているということではないとは思うのだけれども、その辺自治会というのは御承知のように、例えば自治会長が何年間もずっと続けておられて、力を持っているというか、知見がある自治会と、自治会の存続そのものが役員の成り手がいないのだと、それからアパート住まいや新しい方は自治会に入ってこないとかで、すごく差があるわけです。そういう中で、一律に自主防災組織ができているといっても中身は非常に大変なのだろうと思いますし、そこを指導していなさる皆さんは大変な面があると思うのですけれども、実際の、八十何％組織しているというのですけれども、その中身というのはどういう状況になっているのでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　齋藤危機管理課長。
〇危機管理課長（齋藤和彦君）　御質問にお答えいたします。
　　今ある組織している、239だと思うのですけれども、こちらにつきましては平成20年度から申請に基づいてだんだん増えてきて今の数字、239になっているものでございます。なので、相当前の段階で組織したところで自治会長が替わられたとかなった場合に、当時と同じような活動ができているかと言われるとなかなかちょっと疑問もあるという部分もあります。私どもその部分も含めまして、防災塾につきましてはそういう組織の活動が少なくなったところ、全くしていないところももしかするとあるかもしれません。そういうようなところの掘り起こしといいますか、そういう部分も含めてやっていきたいというふうに考えているところでございます。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　先ほど市長も言われたとおり、関東大震災から100年ですか、そういう年であって、今回も私も含めて３人の方が災害対策をやる。これは、今皆さんの体制が不十分だという意味ではなくて、不十分なところは直してもらいたいのですが、市民の皆さんへも防災塾をはじめ、それから自主防災組織への指導をはじめ、市役所のほうは一生懸命やっているので、やはりそれを受けて各自治会も積極的にやってほしいと、私はそういう願いを込めて質問しているつもりなのです。今おっしゃったように、ずっと数だけ積み上げてきているのですけれども、早い頃に自主防災組織をつくったところはある意味自治会長やそういうメンバーも替わってきているのです。あるいは、病気になったり、亡くなられたりして、有名無実とまではいきませんけれども、やはり自治会が自覚的に防災について、うちは形の上では自主防災組織になっているからいいではないかということではなく、改めて考えていただきたいなと思いますし、それについての指導を担当の課でぜひよろしくお願いをしたいというふうに思うのです。
　　それから、避難所の関係ですが、これも百都議員が再三再四言いましたけれども、予算の関係がありますので、冷暖房装置やその他の設備やりたいところであるけれども、限界があるということなのでしょうけれども、一方では見方を変えると柏崎刈羽原発にもしものことがあった場合に、計画上は阿賀野市は長岡市の市民の方１万人以上ですか、受け入れるという、こういう大変な計画はあまり知らない方も大勢いらっしゃるのですけれども、それに対応するだけの施設を造れとは言いませんけれども、長岡市から１万人以上もどうやって阿賀野市まで原発事故のパニックの中でたどり着くのかなという、そういう疑問もありますけれども、計画ではそういうふうになっているわけで、それ100％対応というのは難しいけれども、しかしそれに対応して近づけていく避難所の体制、設備、そのことが結局は大きな災害があった場合、阿賀野市民の4,000人、5,000人という方を避難者として避難所に受け入れるという想定があるわけですよね。そういった場合は、現在の冷暖房設備や、この間総務文教常任委員会で見てきましたけれども、灯油式の発電機、それから可搬式の発電機等ありましたけれども、絶対数がやっぱり足りないと思うのです、予算との関係がありますけれども。ぜひその辺は努力をしていただきたいというのと、最近は何か、私は灯油だけだと思っていたのですが、発電機の燃料、ガス。水原中学校の設備は、ガスを使ってやっている設備になっているのですか。分かりません。冷暖房設備はありますよね。
〇議長（市川英敏君）　羽田学校教育課長。
〇学校教育課長（羽田正佳君）　ただいまの御質問にお答えします。
　　水原中学校については、暖房設備ガスを使っているということでございます。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　そういう燃料といいますか、燃料についても私必ずしも、灯油だけかなと思ったら、考えてみたら灯油はやっぱり何年かたつと劣化しますよね。ガスはそういうことがないし、いろんなやり方があるということをこの質問準備の段階で私自身も勉強いたしましたので、同じ質問になって市長に申し訳ないのですが、冷暖房設備、それから避難所の設備というのはお金がかかりますけれども、最大限の努力をお願いしたいというふうに思いますが、どうでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　田中市長。
〇市長（田中清善君）　この件につきましては、先ほど百都議員にお話しさせていただきましたけれども、やはりそういったところ優先順位をつけながら、やるべきことをしっかりとやっていく、そういう考えでおります。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　それから、駒林川ですけれども、先ほど警戒警報ということで34.5かな、35ミリでしたか、県のほうで出したのは。ただ、午前中松﨑議員の質問の中で、奥村杉のところでは56ミリなのです。だから、私のうちも駒林川がかなり水位が上がると、自動的に私のうちの前の道路も上がることになっているというか、近年、何年間もそういう状況はなかったのです、相当降っても。ところが、今日昼にうちへ帰ったら、もう道路が川のようになったと。あるいは、予期せぬところで道路に水が上がったという話を今日は聞きました。というのは、恐らく県の発表は34.5か35ですけれども、さっき松﨑議員が言ったように、山手のほうは56ミリ降るとそれがどっと市街地に押し寄せてきて、思わぬところでというか、今まであんまりなかったのだけれども、水が上がったという箇所が今日何か所かあると思うのです。それちょっと建設課のほうでしっかり、やっていると思うのですけれども、記録に残しておいて、やはり短時間で雨が降る場合はこういうところにも影響があると。駒林川は、降った場合はこことここと大体決まっているのです、昔から。ここは交通止めにするとあるのだけれども、今日はちょっとそれ以上の箇所で水が上がったようなので、もちろん承知していると思うのですが、それはやっぱり一応今後のために記録にとどめるなり、こういう場合はどうすればいいかということを考えていただきたいというふうに思うのですが、どうでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　田村産業建設部長。
〇産業建設部長（田村大樹君）　質問にお答えします。
　　今議員がおっしゃったとおり、駒林川の水位が上がるとこういったところということで、建設課のほうも事前にパトロールに入ったり、あと通報に伴いまして現地確認させていただいておりますので、その辺の情報をしっかりと把握して次回につなげていきたいというふうに思っております。
〇議長（市川英敏君）　岡部直史さん。
〇10番（岡部直史君）　それから、駒林川ですけれども、それは順次予算がつくことなので、すぐというのは無理だというふうに思います。なるべく早く県のほうにも要望したいと思うのですが、工事の進捗は進捗として、溢水をする箇所というのはかなり決まったところがありますし、そういう川幅が狭くなったり、あるいは蛇行したりというようなところはこれまでも工事の早期進行と同時に、河床掘削なり、そういうことをやって、今言ったようななるべく多方面に溢水ができないような工事の進捗と併せてそういうことが必要だということを、前の駒林出身の議員の方も議場でおっしゃられたし、私も要望しておきたいと思うのです。それが１つと、皆さんで分かる人はネックになっているところ一つあるのです。下条のＪＲの下です。陸橋の下というのが、非常にあそこはネックになっているという、その辺について考え方はどうでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　田村産業建設部長。
〇産業建設部長（田村大樹君）　今御指摘された、ＪＲと水原停車場線の橋梁部の改修のことだと思っております。これについては、市のほうでも認識しておりまして、毎年県のほうに要望させていただいております。先日も県事業要望会ございましたので、県の幹部のほうから現地を見ていただきまして、改めて要望させていただいたところでございます。河床掘削につきましても県のほうに要望させていただいておりまして、昨年度についても実施していただいております。今整備区間外のところにつきましても、適切な維持管理を県のほうに積極的に要望してまいりたいというふうに思っております。
〇議長（市川英敏君）　これから15時20分まで休憩いたします。
　　　　　　　　　　　　　　　休　憩　（午後　３時０２分）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　再　開　（午後　３時２０分）
〇議長（市川英敏君）　休憩前に引き続き会議を開きます。
　　一般質問を続けます。
　　15番、遠藤智子さん。
　　　　　　　　　　　　　　　〔15番　遠藤智子君登壇〕
〇15番（遠藤智子君）　15番、遠藤智子でございます。本日の一番最後となりましたが、なるべく簡潔にしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
　　それでは、今回は２点質問させていただきます。１点目は、書かない窓口についてでございます。阿賀野市デジタル・トランスフォーメーション推進計画の実施計画に、ＩＣＴを活用した行政窓口サービスの充実を図り、住民に書かせない、迷わせない窓口の実現と示されています。導入時期につきましては、デジタル庁の動向を踏まえ、窓口支援システムの導入効果や課題等について調査、検討を進めてからとありますが、自治体における窓口ＤＸ、書かないワンストップ窓口の導入は高齢者層の方にも広く窓口支援が期待できるものと考えます。先進自治体である北海道北見市では、2016年度から住民サービスの向上を目指して、業務改革とシステムの活用による書かない窓口が導入されております。住民票などの各種証明書の交付を受ける際、本人確認に身分証明書を提出すると職員が必要な書類を聞き取り、システムに入力、申請者は内容確認と署名するだけで手続は完了します。必要であればほかの課の手続もその場でできることから、市民からは申請書を書く手間が省け、待ち時間が短縮されありがたいとの声もあり、行政の効率化に役立っているとのことです。当市での窓口サービスの充実について、進捗状況を伺います。
　　２点目は、帯状疱疹の予防接種費用助成についてでございます。帯状疱疹は、子供の頃に感染した水ぼうそうが治癒した後もウイルスが体内に潜伏していて、過労やストレスで免疫が低下するとウイルスが再び活性化し、皮膚の発疹や神経の炎症、痛みが起こる皮膚の病気です。神経の損傷がひどいと、皮膚の症状が治癒した後も痛みが続く後遺症が出る人もいるそうでございます。50歳代ぐらいから発症率が高くなり、80歳までに３人に１人が発症すると言われております。50歳以上の人は、帯状疱疹の発症や重症化、後遺症の軽減を図るため、帯状疱疹予防接種をすることが勧められておりますが、費用が１回接種の生ワクチンは8,000円、２回接種が必要な不活化ワクチンは４万円程度と高額な自己負担がかかるため、50歳以上を対象とした帯状疱疹予防接種費用の一部助成事業が全国の自治体で広がっており、県内でも南魚沼市で始まりました。当市でも助成の検討が必要と考え、見解をお伺いいたします。
　　以上２点、この場で質問しまして、あと再質問は質問席でいたしたいと思います。
〇議長（市川英敏君）　田中市長。
〇市長（田中清善君）　遠藤議員の御質問に順次お答えをいたします。
　　初めに、書かない窓口についてであります。書かない窓口サービスの提供に際し、必要となるいわゆる窓口入力支援システムについては、新潟県内においても見附市、出雲崎町、弥彦村で導入されているところでありますが、県内の導入自治体においては職員が住民から申請内容の聞き取りを行い、システムに手入力をする運用となっている関係もあり、現時点では職員の負担軽減、業務効率化といった観点を含めた形での導入効果は限定的な状況と承知しているところであります。窓口入力支援システムの導入効果を最大限に引き出すためには、システム導入前の準備として窓口における応対手順の見直しなどのアナログ面での業務改革の取組が重要とされているほか、住民記録システムなど、いわゆる基幹系業務システムとの連携が不可欠とされていることから、当市における窓口入力支援システムの導入に向けた検討については令和７年度末までに完了することとしている基幹系業務システムの標準化に向けた取組と一体的な形で進めていくこととしております。
　　なお、市民の利便性の向上を図る観点から、各種証明書等のコンビニ交付サービスの提供や、電子申請システムの導入による行政手続のオンライン化に向けた取組など、いわゆる行かない窓口の実現に向けた取組を進めているほか、窓口に来庁される市民の負担軽減を図る観点から、証明書等の取得の際に必要となる各種申請書にマイナンバーカードや運転免許証等を利用して、氏名や住所、生年月日などの基本情報が自動転記される簡易的な申請書作成支援ツールの導入に向けた検討を進めているところであり、今回の９月補正予算において当該ツールの導入に係る費用を計上し、審議をお願いしているところであります。
　　次に、帯状疱疹の予防接種費用助成についてお答えをいたします。帯状疱疹の発症や重症化、後遺症の軽減を図るためにはワクチン接種による予防が有効である一方、接種費用が高額なため、ワクチン接種をためらう人がいるということは承知しております。帯状疱疹ワクチンは現在任意接種となっていますが、国において定期接種化を検討されているワクチンでありますので、国の動向を注視してまいります。当市独自の接種費用の助成についてでありますが、これまでのところ市民の皆様から要望がないことや、高齢者のインフルエンザワクチンの費用助成を行っていることなどを踏まえ、予算全体の中で判断してまいります。
〇議長（市川英敏君）　遠藤智子さん。
〇15番（遠藤智子君）　それでは、再質問させていただきたいと思います。
　　１点目の書かない窓口についてでございますが、現在県内の３自治体に導入されている窓口支援システムは、職員が来訪した市民から申請内容の聞き取りを行い、システムに手で入力する運用方法で、職員の負担軽減、また業務の効率化といった観点から導入効果は限定的と認識しておられることから、当市では窓口入力支援システムの導入につきましては来庁した市民の負担軽減を図る観点から、証明書等の取得に必要となる各種申請書にマイナンバーカードや運転免許証等を利用して、氏名や住所、生年月日の基本情報が自動転記される簡易的な申請書作成支援ツールを導入するため、検討を進めているとの理解でいいのでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　西潟企画財政課長。
〇企画財政課長（西潟治子君）　お答えいたします。
　　今議員おっしゃったとおりでございまして、９月議会、今議会におきましてその補正の費用104万1,000円を計上いたしております。
〇議長（市川英敏君）　遠藤智子さん。
〇15番（遠藤智子君）　現在当市における本年３月末の高齢化率なのでございます。65歳以上の方の高齢化率は、約35％程度でございましょうか。また、マイナンバーカードの65歳から79歳までの最近の取得率でございますが、平均で80％強となっているようでございますが、高齢者自身の窓口支援システムの利用の増加が少し考えられるのではないかとは考えておりますが、またその高齢者の方が自分でそういう窓口に出向くことによりまして、その高齢者自身の健康維持にも寄与できるのではないかと思っておりますが、デジタル化での対応方法は時間が短縮されるなど、よいことだとは思いますが、またその中で市民と職員との会話の大切さも考慮した書かない窓口について工夫、推進していただきたいと思っておりますが、どうでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　西潟企画財政課長。
〇企画財政課長（西潟治子君）　お答えいたします。
　　議員おっしゃることはよく分かりますが、市長先ほど答弁申し上げましたように、市民にとって便利になるだけでなく、市役所の職員にとっても業務を効率化させることが真のＤＸというふうに私ども考えております。現在県内で３市町村で導入されていますものは、市民の方の利便性だけが向上されて、職員にとってはあまり効果がないという報告がなされていて、それでは我が市の目指すＤＸ、真のＤＸにはちょっとまだ違うのかなといったところで考えているところです。
　　それから、市民との対話について必要ではないかというお話でございましたが、ごもっともなことでございまして、窓口で申請書を書かれたものをお持ちになられた市民の方には、やはりただ受け取るだけではなく、この内容で間違いないかを点検するとともに、それから御本人様確認のための証明書などを御提示いただいて、そのときに会話をすることもあるかと思いますので、親切丁寧な窓口対応はこれからも続けてまいりたいと考えております。
〇議長（市川英敏君）　遠藤智子さん。
〇15番（遠藤智子君）　また今後これからの進展とそういう対応につきまして、よろしく御配慮をお願いしたいと思います。
　　それでは、２点目の帯状疱疹の予防接種費用助成について再質問させていただきます。答弁では、帯状疱疹ワクチンの予防接種効果や接種費用が高額で接種をためらう人がいることは行政でも承知しておられる、また市独自の接種費用の助成につきましては市民より要望の声は来ていないとのことでございますが、高齢者のインフルエンザワクチン助成事業を踏まえて、予算全体の中で助成が可能か判断したいと考えておられるということでございますが、本当によろしくお願いいたします。また、今後定期接種化に向けた国の動向を注視していきたいとのことでございますが、市民の方から要望の声は今のところないということでございますが、健診などで病状などについてそういう質問といいますか、健康推進課のほうが担当になるかと思いますが、そういうふうな問いかけとかはいかがでございましょうか。
〇議長（市川英敏君）　吉川健康推進課長。
〇健康推進課長（吉川麻子君）　ただいまの質問にお答えいたします。
　　今現在健診の場等で、帯状疱疹になったことがあるかという既往については、特に確認はしておりません。帯状疱疹のワクチンの助成をお願いしますという声も実際にはいただいていないのですが、また今後医療機関のほうにもどれぐらいの人が接種をしているのかとか、あとは訪問等に行ったときに実際そういうふうに罹患をして困ったというような声があるかどうかというところは、注意をしながら状況の把握に努めてまいりたいと思います。
〇議長（市川英敏君）　遠藤智子さん。
〇15番（遠藤智子君）　ありがとうございます。それで、まだそういう接種助成についての要望の声はないということでございますが、また新潟県もまだそれほど、今費用助成しているのは南魚沼市でございますが、新発田市は現在接種費用の助成はしておりませんが、ホームページなどで帯状疱疹にかかったときとか症状が出たときにこういうふうな対応とか市に聞いてくださいよとかという、そういうふうな帯状疱疹に対する啓発的な意味でホームページに載せていらっしゃいましたので、そういうこともとてもいいことではないかなというふうに感じましたので、今ちょっと申し上げさせていただきましたが、市のほうでもそういうふうな、いきなり金銭の助成をするといっても、やっぱりそういうお金のかかることでございますし、まず皆さんに啓発を進めていくというふうなこともとてもいいことなのではないかなと思って、新発田市のホームページを見させていただきました。その点につきましてはどうでしょうか。
〇議長（市川英敏君）　吉川健康推進課長。
〇健康推進課長（吉川麻子君）　御提案ありがとうございます。やはり助成はしていなくとも、帯状疱疹の予防にはワクチンの接種が有効であるとか、あとは免疫機能が低下したりしたときに発症する危険性があるということで、日頃からの体調管理に気をつけましょうというような形での啓発は今後してまいりたいと思います。
〇議長（市川英敏君）　遠藤智子さん。
〇15番（遠藤智子君）　私先ほど南魚沼市で県内で初の助成を行っているというふうにお話ししましたが、その南魚沼市では帯状疱疹の助成に取り組んだ経緯は、現場を回る市の保健師がそういうふうな症状の方とかのお話をお聞きしたり、実際その人たちを見たりしまして、それで保健師が市の担当課のほうに帯状疱疹にかかる市民が多いですよというふうなお話を伝えまして、その話を受けて南魚沼市では高齢者の健康をどういうふうにして守るか課題となり、その中で日常生活の質を低下させる帯状疱疹について保険の適用外であるワクチンの接種推進を検討し、さらに地元医師の助言を踏まえて助成を決められたと聞いておりますが、帯状疱疹の予防接種の対象となる50歳以上の市民は南魚沼市では約２万8,000人程度の対象者がおられることから、本年度はそのうちの３％に当たる860人ぐらいの申請を見込んで、事業費は500万円の予算計上をされたとのことでございます。
　　また、それと昨日宮脇議員の質問にも発言といいますか、お聞きしましたのですが、ちょうど宮脇議員の質問に対して、新潟日報にもちょっとそれに関する記事があったというふうにお話しされておりましたが、私もたまたまこの一般質問を提出しましたその翌日に、新潟日報に県内30市町村のそういう帯状疱疹に対する記事が詳しく載ってありまして、ありがたくそういういろんな30市町村のを見せていただきましたのですが、調査日は７月の末日時点でということと、30市町村における助成内容では開始済みの南魚沼市を除いて、検討中という市町村が６市町村で、まだ未定であるという市町村は、当市も含まれておりますが、19市町村、そして今後も予定なしが４市村となっておりました。また、帯状疱疹に詳しい新潟市の内科医院の院長先生の、実名では出ておりましたが、ここではちょっと実名は申し上げませんが、市町村はできたら国による定期接種化の実現まで自治体独自の費用補助が広がってほしいと紹介されてありました。
　　当市のそういう50歳以上の高齢者といいますか、接種対象となる人は約2,200人ぐらいと推計されていますが、帯状疱疹は３人に１人が罹患すると言われております。予防接種により、罹患や症状が軽く済むことが期待できるとも言われております。当市での、先ほどもちょっと健康推進課長のほうからもそういう答弁をいただいておりますが、まだいきなりのそういう費用の助成というものは難しいということは私も承知しておりますが、そういう費用助成についての検討を進めることはいいことではないかと思っておりますので、ぜひその検討を期待しまして、今回短く終わってしまうみたいなのですが、これで質問を終わりたいと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　〇散会の宣告
〇議長（市川英敏君）　以上で本日の日程は全て終了いたしました。
　　本日はこれで散会します。
　　なお、明日７日午前10時から本日に引き続き一般質問を行います。
　　御協力ありがとうございました。
　　　　　　　　　　　　　　　散　会　（午後　３時４９分）