令和5年第2回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)

                        令和5年3月2日(木)午前10時00分開会

日程第 1 会議録署名議員の指名                             
日程第 2 会期の決定                                  
日程第 3 諸般の報告                                  
日程第 4 施政方針・一般行政報告                            
日程第 5 議案第 2号 阿賀野市教育委員会委員の任命について(小川寛子氏)       
日程第 6 議案第 3号 専決処分の承認について(専第3号 令和4年度阿賀野市一般会計補正
             予算(第10号))                       
日程第 7 議案第 4号 令和4年度阿賀野市一般会計補正予算(第11号)         
日程第 8 議案第 5号 令和4年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)    
日程第 9 議案第 6号 令和4年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)   
日程第10 議案第 7号 令和4年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第3号)      
日程第11 議案第 8号 令和4年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算(第2号)    
日程第12 議案第 9号 令和4年度阿賀野市下水道事業会計補正予算(第2号)       
日程第13 議案第10号 令和4年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第3号)        
日程第14 発議第 1号 阿賀野市議会の個人情報の保護に関する条例の制定について     
日程第15 議案第11号 令和5年度阿賀野市一般会計予算                 
      議案第12号 令和5年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算           
      議案第13号 令和5年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算          
      議案第14号 令和5年度阿賀野市介護保険特別会計予算             
      議案第15号 令和5年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算       
      議案第16号 令和5年度阿賀野市水道事業会計予算               
      議案第17号 令和5年度阿賀野市下水道事業会計予算              
      議案第18号 令和5年度阿賀野市病院事業会計予算               
日程第16 議案第19号 阿賀野市情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する条例の一
             部改正について                         
日程第17 議案第20号 阿賀野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に
             関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条
             例の一部改正について                      
日程第18 議案第21号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例
             の一部改正について                       
日程第19 議案第22号 阿賀野市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正につ
             いて                              
日程第20 議案第23号 阿賀野市特別会計条例の一部改正について             
日程第21 議案第24号 阿賀野市国民健康保険条例の一部改正について           
日程第22 議案第25号 阿賀野市体育施設条例の一部改正について             
      議案第26号 阿賀野市立学校施設使用条例の一部改正について          
日程第23 議案第27号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める
             条例の一部改正について                     
      議案第28号 阿賀野市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の
             一部改正について                        
      議案第29号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基
             準を定める条例の一部改正について                
日程第24 議案第30号 阿賀野市病院事業経営改革審議会条例の一部改正について      
日程第25 議案第31号 阿賀野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正
             について                            
日程第26 議案第32号 阿賀野市過疎地域持続的発展計画の改訂について          
日程第27 議案第33号 市道路線の認定について                     
日程第28 報告第 2号 専決処分の報告について(専第2号 損害賠償の額の決定及び和解につ
             いて)                             
日程第29 委員長報告第1号 阿賀野市し尿収集運搬業務委託及び複合ごみ資源化処理業務に関す
               る調査特別委員会調査報告                  
日程第30 議案第34号 阿賀野市職員等の給与の特例に関する条例の一部改正について    
日程第31 一般質問                                   

出席議員(16名)
   1番   荒  澤  浩  和  君      2番   天  野  市  榮  君
   3番   遠  藤     孝  君      4番   加  藤  博  幸  君
   5番   百  都  順  也  君      6番   大  滝     勝  君
   7番   松  ア  良  繼  君      8番   清  野  栄  一  君
   9番   近  山     修  君     10番   岡  部  直  史  君
  11番   村  上  清  彦  君     12番   風  間  輝  榮  君
  13番   宮  脇  雅  夫  君     14番   山  口  功  位  君
  15番   遠  藤  智  子  君     16番   市  川  英  敏  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
       市     長    田   中   清   善   君

       総 務 部 長    菅   原   博   徳   君
       (総 務 課長)

       民 生 部 長    山   ア   善   哉   君

       産 業 建設部長    田   村   大   樹   君
       (建 設 課長)

       市 長 政 策 ・    齋   藤   和   彦   君
       市 民 協働課長
       (危機管理課長)

       企 画 財政課長    西   潟   治   子   君
       管 財 課 長    相   馬   繁   行   君
       税 務 課 長    小   池       勉   君
       市 民 生活課長    権   瓶   勝   栄   君
       健 康 推進課長    吉   川   麻   子   君
       社 会 福祉課長    塚   野   敏   之   君
       高 齢 福祉課長    小   見   江 梨 子   君
       生 涯 学習課長    羽   田   正   佳   君
       農 林 課 長    田   邉       徹   君

       商 工 観光課長    大   橋   晋   一   君
       ( 公 園 管 理
       事 務 所 長 )

       上 下 水道局長       橋   健   治   君
       会 計 管 理 者    大   岡   延   子   君
       教  育  長    神   田   武   司   君
       学 校 教育課長       橋   正   人   君
       農業委員会会長    見 尾 田   正   行   君

       農 業 委 員 会    宮   嶋   正   憲   君
       事 務 局 長

       代 表 監査委員    照   田   伸   宏   君

       監 査 委 員    遠   海   美 穂 子   君
       事 務 局 長

       消防本部消防長    加   藤       昭   君

本会議に職務のため出席した者の職氏名
       事 務 局 長    保   科   和   文
       主     任    坂   井   信   子
       主     任    青   山       愛

               開 会 (午前10時00分)
    開会の宣告
議長(市川英敏君) おはようございます。皆様には御参集いただき、ありがとうございます。
  本定例会は、新年度予算を審議いただく重要な議会でありますので、円滑に進行できますよう、議員各位の御協力をお願い申し上げます。
  定刻になりました。
  ただいまの出席議員数は16名です。定足数に達しておりますので、これより令和5年第2回阿賀野市議会定例会を開会いたします。
  また、市長政策・市民協働課から写真撮影の申出がありましたので、今会期を通じ、撮影を許可いたしました。
                                            
    開議の宣告
議長(市川英敏君) これより本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
議長(市川英敏君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、3番、遠藤孝さん、4番、加藤博幸さん、5番、百都順也さん、以上3名を指名します。
                                            
    会期の決定
議長(市川英敏君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
  お諮りします。本定例会の会期は、本日3月2日から3月17日までの16日間としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本定例会の会期は3月2日から3月17日までの16日間に決定いたしました。
                                            
    諸般の報告
議長(市川英敏君) 日程第3、諸般の報告を行います。
  1月16日から昨日までの主な会議、行事等の状況につきましては、お手元に配付しております会議・行事等の開催状況報告書のとおりです。
  本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、田中市長をはじめ24名であります。
  本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から議案32件、報告1件及び議案第34号阿賀野市職員等の給与の特例に関する条例の一部改正についてが提出されました。議会からは、請願2件、発議1件、委員長報告4件、申出関係4件、議員派遣についてです。
  受理いたしました請願は、お手元の請願文書表のとおり所管の常任委員会へ付託しましたので、御報告いたします。
  去る2月20日、議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議いただいた結果、お手元に配付の会期日程により運営することといたしました。
  また、議案第34号については、本日、議会運営委員会で審議方法を協議いただき、お手元に配付しております議事日程により上程することといたしました。
  以上で諸般の報告を終わります。
                                            
    施政方針・一般行政報告
議長(市川英敏君) 日程第4、田中市長から施政方針並びに一般行政報告を求めます。
  田中市長。
               〔市長 田中清善君登壇〕
市長(田中清善君) 本日、令和5年第2回阿賀野市議会定例会の開会に当たり、議員各位の御健勝をお喜び申し上げます。
  また、日頃より市政発展のために御尽力をいただいておりますことに深く敬意を表しますとともに、感謝申し上げます。
  さて、今冬は例年になく気温が下がり、寒い冬だったと感じております。県内では、初冬の12月17日から19日にかけて大雪となり、国道8号など長時間に及ぶ車の立ち往生が発生いたしました。日本列島には、その後も数回にわたり大寒波が襲来し、交通機関の乱れや停電、低温による水道管の破損が相次ぎました。県内でも漏水が原因で貯水不足となり、計画断水が実施された自治体もあり、この凍えた冬はあらゆる生活インフラに影響をもたらしました。近頃は日中は気温も上がり、ようやく春の気配を感じられるようになってきたのではないでしょうか。
  それでは、初めに施政方針について申し上げます。
  本日、令和5年度の予算案並びに関連議案の御審議をお願いするに当たり、市政に取り組む所信の一端を述べさせていただき、議員各位をはじめ、市民の皆様の御理解と御支援を賜りたいと存じます。
  御承知のとおり、阿賀野市は平成16年4月1日に北蒲原郡南部郷4町村の合併により誕生し、令和5年度は市制施行20年目の記念の年になります。これまで本市の礎を築き、支えてくださいました先達の御尽力に対し感謝申し上げる次第であります。今後も関係各位の御支援を賜りながら、市政運営に当たりましては市民の安全、安心な暮らしを第一に、引き続き誠心誠意努めてまいります。
  さて、国内で初めて新型コロナウイルス感染症の感染者が確認されてからこの1月で丸3年が経過しました。
  政府は、5月8日から感染症法の分類を2類から季節性インフルエンザと同等の5類に移行することを決定し、これに先立ち、3月13日からマスクの着用を原則個人の判断といたします。
  これによりまして、経済や私たちの生活が一変するわけではありませんが、コロナ前の日常を取り戻すための大きな第一歩になるものと認識しております。
  新型コロナウイルス感染症は、いまだ予断を許さない状況ではありますが、私たちの生活環境は新しい日常、ウィズコロナから少しずつ変わりつつあり、これからはますますポストコロナ社会に向けた取組が重要になってまいります。
  このようなことを踏まえ、令和5年度の当初予算編成に当たりましては、コロナ禍によって疲弊した地域経済の回復と活性化を最重要課題として位置づけ、さらに人口減少対策、デジタル化の推進、防災・減災対策を加えた4つの柱を優先的に取り組む重点施策として、必要な予算を計上いたしました。
  この4つの柱を総合計画に掲げた7つの政策とともに一体的に推進することで、ポストコロナ社会の実現に努めてまいります。
  令和5年度予算は、まちづくりの目標である「元気で明るく活力のある魅力的なまち」を実現する上で大変重要なものとなります。
  これらのことから、一般会計当初予算は対前年度比8.4%増となる総額221億7,000万円といたしました。
  それでは、初めに令和5年度予算の4つの柱、重点施策について申し上げます。
  まず、最重要課題である「地域経済の回復と活性化」でありますが、昨年から続く物価の高騰に対応するため、令和4年度と同様に、全市民を対象として、市内で利用できる商品券1万円分を配付いたします。これを地域経済の回復の糸口として、市民の皆様と市内事業者の活気を一日も早く取り戻すよう実施するものであります。
  給食材料費の高騰に対しましては、子供たちに栄養バランスの取れた給食を提供するため、市立小中学校及び認定こども園並びに保育園の給食材料費を支援してまいります。
  給食費については、無償化の動きが全国で加速しておりますが、それには理由があると考える一方で、財政の持続性も考慮しなければならず、議員の皆様から引き続き御議論いただき、また御協力をいただきながらも、国の議論にも期待していきたいと考えております。
  また、経済の活性化には、人への投資も欠かせません。
  事業者支援として、市内の事業所が人材育成のため就労者に一定の研修を受講させる場合の研修費用を助成し、企業の生産性を向上させる一助といたしてまいります。
  農業では、新規就農支援として、就農に至るまでの1年間の費用助成を行うとともに、手厚い相談体制を整え、新規就農を目指す人の育成と確保を図ってまいります。
  なお、これらの制度は本市において初めて行う事業であることから、対象者にアンケートを実施し、地域経済の活性化及び効果的な人材育成につながるのか検証を行う考えでもあります。
  次に、「人口減少対策」についてであります。
  子育て支援として、安心して子供を産み、育てることができる環境の充実を図ってまいります。特に少子化対策は、今後10年間がこれに取り組む最後のチャンスになると言われております。
  そこで、認定こども園や保育園に通う年収500万円以下の世帯で、2歳までの第2子の保育料を全額無償化いたします。
  また、令和3年度から続けてきた市立図書館の児童図書の拡充整備を継続するとともに、学習スペースの機能向上を図ってまいります。
  移住・定住者の増加につきましては、移住体験プランの作成、交通費を支援し、空き家を利用した1か月程度の移住体験の実施など、移住、定住を検討する人をサポートしてまいります。
  加えて、住宅取得や空き家改修の費用を支援し、定住化につなげてまいります。
  また、地域おこし協力隊では、これまでのSNSを活用した市の魅力情報発信業務に加え、新たにうららの森農園での業務を行う協力隊員を募集し、新規就農者の増加に取り組んでまいります。
  これらの取組を通じて、本市以外の地域に住む方々に対して本市への移住、定住を促進し、地域の人口増加を図るとともに、地域に新たなコミュニティが生まれ、住みよい地域となることで、行く行くは多くの人たちが住み続けられることを期待するものであります。
  次に、「デジタル化の推進」についてであります。
  行政のデジタル化による業務の効率化や市民の利便性向上を図る取組では、オンラインでの予約や料金支払いを可能にする体育館等の公共施設予約システムの導入やAIによるデマンド交通バスの試験運行に取り組んでまいります。
  また、外部のデジタル専門人材を招聘し、職員研修の充実を図るとともに、更なる市役所内のデジタル化を推進してまいります。
  学校教育におきましては、市立小中学校11校に校務支援システムを導入し、教職員の事務の効率化を図ることによって、教師が子供たちと向き合う時間を確保してまいります。
  また、試験的にメタバース空間に学習塾を構築し、実際に子供たちから参加してもらい、ICTを活用した学習支援についての検証を行ってまいります。
  デジタル化技術の活用は、市民一人一人の暮らしを便利で豊かなものに変えてくれるものであり、引き続き市民の皆様が生き生きと安心して暮らせるまちを目指して取組を進めてまいります。
  次に、重点施策の最後の「防災・減災対策」についてであります。
  平時からの備えは万が一の際の防災、減災にとって大変重要であります。
  救急体制では、かがやき分署に配備している高規格救急車を最新のものに更新することで強化を図ってまいります。
  また、防災、減災には、市民の皆様が自主的に行動を起こすことも求められております。そのため、引き続き防災意識の向上を図るための防災塾の開催や情報発信にも力を注ぐとともに、地域を守る消防団員の報酬を増額し、団員の加入促進と士気の向上につなげてまいります。
  さらに、市内の見守りカメラの設置事業を継続し、増設することで、地域の安全確保と犯罪の未然防止につなげてまいります。
  自然災害等に対する防災・減災対策では、高齢者のスマートフォン購入費助成を継続し、新規購入や旧型の携帯電話からの切替えを促進し、併せて使い方の教室を開催することで、緊急時の速やかな情報伝達体制の強化につなげてまいります。
  また、森林環境譲与税を活用することで、土石流等を防止するための林道の整備や修繕などの維持管理を計画的に進めてまいります。
  続きまして、その他の施策について、総合計画の7つの政策の柱に沿って申し上げます。
  まず初めに、「安全・安心な暮らしの実現」についてであります。
  防災・減災体制の充実、防犯対策の充実及び交通安全対策の推進では、令和4年度3月補正予算となりますが、認定こども園や保育園、児童クラブ等の送迎バスへの降車したことを確認するための安全装置の取付けを支援してまいります。
  また、学校や警察等と合同で実施した通学路点検に基づき、より安全を確保するためのガードレールやカーブミラー等を新設整備いたします。
  さらに、市内の防犯灯のLED化について、令和7年度での100%を目指し、自治会管理防犯灯取替費用助成を継続してまいります。
  こうした市民や団体の取組をしっかりと支え、かつ長期的な視点でハード面での取組を着実に進めることで安全、安心な暮らしを実現してまいります。
  次に、地域医療体制の充実、健康づくりの推進では、引き続き生活習慣病(糖尿病)予防、消化器疾患及び運動器疾患(整形外科)の3部門で新潟大学医学部による寄附講座を開設してまいります。
  また、あがの市民病院の医療情報システムを更新し、市民の健康と生命を守り、安心して暮らせるまちづくりのさらなる推進を図ってまいります。
  インフルエンザ予防接種に係る費用については、新型コロナウイルス感染症との同時流行を防止するため、引き続き中学生までの児童生徒並びに高齢者について無償といたします。
  また、不妊治療に係る自己負担分と保険対象外治療の一部についての助成を実施することで、子供を持ちたいと願う人の経済的な負担を軽減してまいります。
  さらに、健診を受診しやすくするため、休日健診の開催及び特定年齢者への無料クーポン券の配布を継続してまいります。
  加えて、市民が運動を習慣化し、健康づくりにつなげるため、誰でも気軽に参加、利用できるものとして、ラジオ体操健康塾の開催や市立図書館及び安田交流センターへのフィットネス機器の設置を継続してまいります。
  続きまして、「子どもの育成支援の充実」についてであります。
  子育て支援でありますが、妊娠初期から出産までに1人当たり10万円を支給し、経済的な負担の軽減を図るとともに、切れ目のない相談支援体制を構築してまいります。
  また、継続事業である妊産婦を対象に、医療費に係る自己負担分を軽減する妊産婦医療費助成事業、出産から1歳の誕生月までにかかる費用として合計10万円を助成する出産育児助成事業、高校を卒業するまでの子供の医療費を軽減する子ども医療費軽減事業、そして重点施策で申し上げた2歳までの第2子保育料の無償化と併せて、出産、子育てに係る経済的負担を軽減し、安心して子供を産み育てられる環境をつくってまいります。
  さらに、ひとり親家庭等の保護者が就労するために必要な資格を取得する費用を助成するひとり親家庭就労支援事業、ひとり親家庭で民間賃貸住宅などに入居している方に月1万円を助成するひとり親家庭家賃助成事業を継続し、経済的に苦しい立場にあると言われる独り親家庭の支援に努めてまいります。
  加えて、子育て支援センターにこにこ運営事業では、引き続き子育てに悩みを持つ親子同士の交流や、助産師や栄養士などの専門職による無料相談など、子育て世帯が誰でも気軽に利用することができる運営を行ってまいります。
  次に、学校教育についてであります。
  小中学校の老朽化した机、椅子について更新を進め、安全かつ快適な学習環境を整えてまいります。
  また、特別支援学級に通う児童生徒の支援のための介助員や児童生徒の個々の学習状況に応じてきめ細やかな指導を行う学習支援教員を引き続き配置し、学習環境の充実を図ってまいります。
  経済的な理由で学び続けることを諦めずに済むよう、奨学貸付金制度を引き続き実施するとともに、それぞれの事情に応じて借入金額の選択ができる制度を継続してまいります。
  令和4年度から広島平和記念式典に派遣する生徒数を各中学校2人から3人に増員した非核平和事業では、非核平和への理解を深めてもらうため、引き続き各校から3人の合計12人の生徒を派遣してまいります。
  また、学習意欲のある児童生徒への学習支援の場として、小学校5、6年生を対象とした放課後スクール、中学生を対象とした温故塾を継続し、子供たちの学びを社会全体で支えてまいります。
  続きまして、「高齢者福祉」についてであります。
  高齢者福祉に係る事業及び介護保険の進捗管理を行い、事業の見直しと給付の適正化を図るため、令和6年度から計画期間が始まる高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画の策定作業を進めてまいります。
  デイサービスセンター運営管理事業では、第二永寿園と第二わかばの里の設備更新を行い、利用環境の向上を図ってまいります。
  また、エアコンの設置に係る費用の支援、屋根の雪下ろし経費の支援及び住宅改修に係る費用の支援を継続し、高齢期の生活における経済的負担を緩和してまいります。
  さらに、住み慣れた地域で自立し、生きがいのある充実した生活を続けることができるように、在宅介護を受けていて常時おむつが必要な高齢者への紙おむつ等の購入支援や生活支援協議体の設置による地域の支え合いの仕組みづくりについても引き続き取り組んでまいります。
  次に、「障がい者福祉」についてであります。
  障がいのある方の社会への参加を促し、日常生活や医療等に係る経済的負担を軽減する各種事業を展開することで、障がいのある方が地域の中で自立しながら安心して暮らせるまちづくりを行ってまいります。
  こどものことばとこころの相談室などの事業所においては、児童発達支援や放課後等デイサービスの提供、保育園、認定こども園、学校などへの訪問など、多様な支援を行ってまいります。
  また、通所作業所や授産施設等に通う方に交通費を支援してまいります。
  さらに、知的障がいのある方や在宅で障がいのある方を介護する家族を支援するための手当を支給してまいります。
  軽・中等度難聴者補聴器購入助成事業では、身体障害者手帳の対象とならない18歳以上の軽、中等度の難聴者を対象とした補聴器購入費用を助成し、認知症・鬱病・ひきこもり等の予防及び経済的負担の軽減に努めてまいります。
  また、精神障害者医療費等助成事業、障害児・者紙おむつ等購入費助成事業、人工透析通院費助成事業につきましても、障がいの有無にかかわらず経済的自立と社会経済活動への参加を促進するため、継続して取り組んでまいります。
  続きまして、「地域経済の活性化」についてであります。
  まず、農業の振興では、肥料価格等の高騰により多くの農家が影響を受けていることから支援を行うとともに、有機肥料の利用促進による化学肥料の減量化を進めてまいります。
  また、新規就農者につきましては、技術指導並びに資金面の両方で支援することで、その確保に取り組んでまいります。
  肥料高騰対策堆肥活用耕畜支援事業では、令和4年度に引き続き、グリーンアクアセンターで製造する堆肥を市が買い上げ、新たに堆肥を使用する農家に無償提供をしてまいります。これにより畜産農家、耕種農家を支援するとともに、耕畜連携や堆肥の活用を促進し、地域内資源循環を生み出してまいります。
  地元の堆肥を使用したブランド枝豆えんだまの産地化推進事業では、味や食味の向上による消費拡大を目指して、引き続き堆肥散布経費の2分の1を助成してまいります。
  また、環境保全型農業直接支援事業、安全安心農産物生産推進事業におきましても、堆肥散布に係る経費の一部を助成して環境保全に努める農家を支援し、安全、安心な農産物を提供できる環境をつくってまいります。
  村杉地区のうららの森農園では、勤務する地域おこし協力隊員を1名募集し、この分野でも新規就農者の確保に向けた取組を行ってまいります。
  また、過疎地域である笹神地区の新規就農者を支援するため、農業次世代人材投資資金の支給、就農に至るまで1年間の費用助成を行うとともに、手厚い相談体制を構築してまいります。
  笹神地区の有機米生産量の増加と就農者確保のため、雑草抑制機械の購入、新商品の開発、半農半Xモデルの検証を行うゆうきの里ささかみ協創モデル創出事業を実施してまいります。
  ほ場整備事業では、中ノ通、堀耕東、滝沢、発久、勝屋、下里地区を継続し、新たに関屋を加えた7地区で実施し、稲作の生産効率の向上を図ってまいります。
  畜産農家支援としては、引き続き自給飼料の栽培に係る種子購入費やホールクロップサイレージ用稲の購入費の一部を助成してまいります。
  次に、商工業振興では、地場産業である安田瓦を活用した地域活性化事業である地場産業が息づく活力と賑わいのまちづくり事業が3か年計画の最終年度となり、ホームページのリニューアルや市場調査を踏まえた新商品開発による販路拡大など、具体的事業に着手してまいります。
  継続事業としては、安田瓦を使用して建物の新築、増築、屋根ふき替え工事を行ったときに係る費用の助成、東部産業団地に進出する企業の用地取得費の助成を引き続き実施し、産業の育成に努めてまいります。
  次に、観光振興では、瓢湖水きん公園のあやめ園及び周辺環境の整備を進め、水原代官所の表門や石畳の改修を行い、観光施設として魅力の向上を図ってまいります。
  続きまして、「生活に密着した住環境整備の促進」についてであります。
  道路環境の充実や消雪施設の整備については、引き続き修繕を計画的に実施し、雪や災害に強い道路づくりを進めてまいります。
  次に、生活環境の保全では、人口減少対策として、市外からの転入を促進するため、空き家対策や住宅施策について取組を強化してまいります。
  空き家対策事業では、移住者や子育て世帯に加算する制度を強化して、空き家の取得や改修に係る費用を支援してまいります。
  また、倒壊など危険な状態にある空き家に対しては、撤去に向けた検討を進めていくとともに、緊急に対応する必要が生じた場合、安全対策が取られるよう準備を進めてまいります。
  その他、市外からの転入促進策として、子育て世代や多世代の定住化を促進するため住宅取得費用の一部を助成する虹の架け橋住宅取得支援事業や住宅リフォームの費用の一部を助成する住宅リフォーム補助事業を引き続き実施してまいります。
  市営バス運行事業では、市内全域の通勤、通学、通院、買物などの交通手段を確保するため、75歳以上の市営バス利用の無料化を含めて従来どおりの運行を継続してまいります。
  続きまして、「市民協働の推進」についてであります。
  冒頭に申し上げましたとおり、令和5年度は阿賀野市が誕生してから20年目の記念の年であります。そこで、市民の皆様と歩んできたこれまでの足跡を振り返るとともに、市制20周年記念事業を実施いたします。
  内容は、式典や市民の皆様が参加するイベントの開催を予定しており、また市民の皆様がふるさと阿賀野の魅力や歴史を語り合い、誇りや愛着を感じていただけるよう、市民団体との協働により冊子阿賀野市の歴史を作成してまいります。
  ふるさと納税促進対策事業では、本市の魅力を全国の方から知っていただくため、PR活動やポータルサイトを最大限活用し、かつ体制の強化を図り、寄附金の増額を目指してまいります。
  また、市民の皆様とともにまちづくりを進めるためには、情報発信力、広聴力の強化が欠かせません。公式ホームページの機能充実を図るとともに、広報紙の一部をカラー化し、見やすく分かりやすい情報提供を行うとともに、インターネットを活用した市政モニター制度、自治会活動を支援する自治会集会施設建設補助事業や自治会活動応援事業を継続してまいります。
  続きまして、「信頼される行政経営」についてであります。
  人口減少に対応した行政のスリム化を進めるため、行政のデジタル化を一層推進して行政事務の効率化、職員の生産性を高めるとともに、併せて市民の利便性を向上させる取組が必要となります。
  新たに各種の申請やイベント申込みができる汎用型電子申請システムの導入を行うほか、引き続きAI(人工知能)を活用した議事録の作成システムの活用や職員が行う定型的な事務作業へのRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の活用を進めてまいります。
  結びに、ポストコロナ社会への兆しが見え始めた今、令和5年度は新型コロナウイルス感染症との闘いを収束させるための第一歩が始まる大事な一年になります。
  市民一人一人が少しでもコロナ前の日常に戻ってきたと実感できるよう、また未来に希望が持てるよう、行政と市民が一丸となってポストコロナ社会に向けた新たなスタートを力強く踏み出さなければなりません。
  そのため、私を含めて市職員はその職務を全うし、併せて市の使命の根本である市民の生命と財産、安全、安心な暮らしを守ってまいります。
  議員各位におかれましては、円滑な市政運営となお一層のお力添えを賜りますよう改めてお願い申し上げまして、令和5年度に向けての施政方針といたします。
  続きまして、一般行政報告を申し上げます。
  初めに、2月6日にトルコ南部シリア国境付近で発生しました大地震についてであります。
  2月27日には死者数が5万1,000を超え、倒壊もしくは倒壊の危険があるとして早急に撤去する必要があると言われる建物は少なくとも11万8,000棟以上、また191万人以上がテントでの避難生活を続けています。
  捜索活動もほとんどの地域で終了しており、いまだ行方不明になっている御家族の悲しみはいかばかりかと、拝察申し上げるところでございます。
  仮設住宅への入居など復興に向けた動きも始まっておりますが、まだ僅かであります。
  地理の上では遠く離れておりますが、同じ地震大国に暮らす者として、できるだけ早く未来を考えられる状況になるよう願っております。
  それでは、12月定例会以降の行政執行について報告を申し上げます。
  初めに、ワクチン接種について申し上げます。
  オミクロン株対応の二価ワクチンの接種状況につきましては、2月27日現在、ワクチン接種対象の人口比で62.8%となっております。なお、年齢別では、15歳未満の年少者人口では35.1%、15歳から64歳までの生産年齢人口では52%、65歳以上の高齢者人口では82%となっております。
  市では、まだ二価ワクチンを接種していない方を対象に、月に数回補完接種を行っておりますので、お早めに接種していただきたいと思っております。
  なお、本市における感染者数は、県が公表しているもので、2月19日現在、延べ8,081人となっております。
  続きまして、市民元旦マラソン大会について申し上げます。
  水原総合体育館をスタート、ゴールとする恒例の市民元旦マラソン大会に、今年は2歳から78歳までの総数198人の皆様が参加いたしました。
  参加された皆様の新年の抱負や目標はそれぞれ違うものと思いますが、まずはけがなく、卯年最初の無事完走するという参加者全員の一致した目標は達成されたものと思っております。
  生活習慣病の大きな原因は運動不足と言われています。ランニングやウオーキングはそれらを防いだり、改善したりする効果があり、またストレス解消にも役立ちます。
  これからの時期、春の気候は過ごしやすく、ランニングやウオーキングには最適な時期になります。市民の皆様からは、無理をしない程度で外に出て、健康づくりに取り組んでいただければと思っております。
  続きまして、消防出初式について申し上げます。
  1月7日、水原公民館を会場に、新型コロナウイルス感染症の影響により、3年ぶりに挙行いたしました。
  この出初式は、1年の無火災を祈願するとともに、市民の防火意識の高揚を図るため開催するものであります。
  コロナ禍ということで市中行進は行われなかったため、市民の皆様から阿賀野市消防団の雄姿を応援していただくことはできませんでしたが、消防団員の士気は高まったものと思っております。
  消防団員の皆様からは、なりわいを持ちながらも、市民の生命、財産を守るため日夜献身的な活動を行っていただいており、感謝申し上げるとともに、今後も郷土愛護の崇高な消防精神と強い責任感の下、市民のために精励されることをお願いするものであります。
  続きまして、農業に係る2つの行事について申し上げます。
  初めに、阿賀野市農業再生協議会臨時総会についてであります。
  2月8日、JA新潟かがやき、あがのアグリセンターにおきまして、令和5年産米の参考値や配分率の設定、産地交付金活用計画などについて審議するため開催されました。
  その中でも、需要に応じた米生産に係る取組の推進については、生産者所得の最大化のための多様な米づくりの推進、大豆麦等の作物の誘導・拡大の推進、園芸の導入・拡大の推進、耕畜連携による新たな粗飼料生産体制の構築、農地を次世代に引き継ぐための集積や集約の計画を進めることなどが承認されました。
  次に、2023ゆうきの里振興大会についてであります。
  2月12日、ふれあい会館におきまして、大勢の参加者の中、盛大に開催されました。この大会は、JA新潟かがやき様とNPO法人食農ネットささかみ様の共催によるもので、遠方からもパルシステム生活協同組合連合会様、取組事例発表者として兵庫県豊岡市様、千葉県いすみ市様、佐渡市様から本市にお越しいただきました。
  大会では、米・食味分析鑑定コンクール国際大会の小学校部門で昨年に引き続き金賞を受賞した笹岡小学校と神山小学校の学童農園体験の動画発表や、先ほど御紹介しました3市の有機農業に係る取組報告、またオーガニック給食についてのパネルディスカッションが行われました。
  今後も、40年以上続いておりますパルシステム生活協同組合連合会様との産直・交流事業を核とした環境保全農業の推進と、都市と農村の交流がさらに発展し、末永く続くことを願っております。
  今、農業は高齢化等による担い手の減少や耕作放棄地の増加、米消費量の落ち込みなど様々な課題がありますが、その中で課題解決の鍵と言われているのが持続可能な農業の実現と言われています。
  本市が行っております肥料高騰対策堆肥活用耕畜支援事業、阿賀野モデルはその一端を担うものと思っております。ぜひ多くの農業者の皆様から申込みをお願いするものであります。
  続きまして、国、県への事業要望について申し上げます。
  12月中旬から1月中旬にかけて、国、県に対しまして道路整備に係る事業要望を行ってまいりました。
  国へは、12月19日に国道49号水原バイパス事業促進に関する要望書を国土交通省本省の技監並びに道路局長に直接提出して、早期全線開通をお願いしてまいりました。
  また、私が会長を務める新潟県国道49号整備促進期成同盟会としても、1月17日に北陸地方整備局長並びに新潟国道工事事務所長に直接要望書を提出し、国道49号水原バイパスの早期全線開通や道路防災などについてお願いをしてまいりました。
  県へは、12月22日に国道290号及び国道460号の整備に関する要望書を提出し、引き続き道路幅員の確保や歩道の整備についてお願いをしたところであります。
  安全で利便性がよい道路環境を整えるためにも、これからも国、県に対しては機会を捉えて要望活動を行ってまいりたいと考えております。
  最後に、ロシアのウクライナ軍事侵攻について触れさせていただきます。
  侵攻が始まってから先月の24日で1年が経過いたしました。ウクライナ東部では今も激しい戦闘が続いており、1メートルをめぐる攻防と報道されております。
  何の罪もない市民の犠牲は、国連の発表で2月26日時点、少なくとも8,101人となり、うち子供は488人となっております。
  また、国外へ避難している人の数は1,800万人以上にもなっております。
  ウクライナの人々は、ミサイル攻撃と停電、そして冬の厳しい寒さの中で新しい年を迎えました。そして、新年の願いは、ただただ普通の生活に戻ることであります。
  しかしながら、ウクライナを支援するNATOとロシアの対立は深まるばかりで、対話の糸口さえ見つからず、長期化するにつれて深刻な状況になっております。
  改めて、この軍事侵攻を始めたロシア自らが止める決断をすることを願うばかりであります。
  なお、市役所で受付しました救援金並びに市役所庁舎や各支所等に設置しております救援金募金箱にいただきました善意でございますが、2月26日現在、累計で106万7,126円となっており、日本赤十字社を通じてウクライナへ送らせていただいております。
  以上、令和5年第2回議会定例会における一般行政報告とさせていただきます。
  結びに、このたびの議会定例会は、令和5年度の市政執行の基本方針を御審議いただく大変意義深い議会でございます。
  提出いたしました全議案に対し慎重御審議を賜り、その趣旨とするところ十分御理解をいただき、満場の賛同により御承認をお願い申し上げる次第であります。
  なお、12月7日以降の会議、行事等の主な出席につきましては、お手元に配付させていただいております報告書のとおりでありますので、後ほど御確認くださいますようお願いを申し上げます。
議長(市川英敏君) 以上で施政方針並びに一般行政報告を終わります。
  2番、天野市榮さん、何ですか。
2番(天野市榮君) 今ほどの一般行政報告で1点だけちょっと確認の質問させていただきたい。
議長(市川英敏君) 質問は予定しておりませんので、別な機会でお願いいたします。
                                            
    議案第2号 阿賀野市教育委員会委員の任命について(小川寛子氏)
議長(市川英敏君) 日程第5、議案第2号 阿賀野市教育委員会委員の任命について 小川寛子氏を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第2号、阿賀野市教育委員会委員の任命について提案理由を御説明申し上げます。
  令和5年5月21日で任期満了となる教育委員会委員の瀧澤圭子氏の後任として小川寛子氏を任命したいので、議会の同意を求めるものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は人事案件でありますので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定しました。
  これから議案第2号を採決します。
  お諮りします。議案第2号、小川寛子さんを教育委員会委員に任命することに同意することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第2号は同意することに決定しました。
                                            
    議案第3号 専決処分の承認について(専第3号 令和4年度阿賀野市一般会
           計補正予算(第10号))

議長(市川英敏君) 日程第6、議案第3号 専決処分の承認について 専第3号 令和4年度阿賀野市一般会計補正予算第10号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第3号 専決処分の承認について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、令和5年2月9日に専決処分した補正予算について議会の承認を求めるものであります。
  令和4年度阿賀野市一般会計補正予算第10号として、歳入歳出それぞれ1億1,158万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ225億7,504万8,000円としたものであります。
  今回の補正は、1月下旬の強い冬型の気圧配置の影響による大雪に伴い、市内全域での除排雪作業を緊急的に実施したことにより、不足が見込まれる費用について専決処分をしたものであります。
  歳入につきましては、前年度繰越金1億1,158万9,000円の増額を計上いたしました。
  歳出につきましては、除雪作業委託料1億81万3,000円をはじめ、道路除排雪に係る費用として、合計1億1,158万9,000円を計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第3号を採決します。
  お諮りします。議案第3号は承認することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第3号は承認することに決定しました。
                                            
    議案第4号 令和4年度阿賀野市一般会計補正予算(第11号)
議長(市川英敏君) 日程第7、議案第4号 令和4年度阿賀野市一般会計補正予算第11号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第4号 令和4年度阿賀野市一般会計補正予算第11号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第11号として、歳入歳出それぞれ4億6,251万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ230億3,756万6,000円とするものであります。
  補正予算の主な内容としましては、令和5年度当初予算への計上を予定していた公共事業等について、国の補正予算を活用し前倒しして計上するほか、今後の財政需要を見据え、基金への造成費を計上いたしました。その他、実績に基づく増減などを計上いたしました。
  歳入の主なものとしましては、国税収入の補正に伴い、追加交付を受けた普通交付税1億1,975万5,000円の増額を計上いたしました。また、国の補正予算に基づく事業として、保育対策総合支援事業費補助金280万1,000円を新たに計上したほか、社会資本整備総合交付金1億575万6,000円の増額を計上いたしました。
  歳出の主なものとしましては、国の補正予算に基づく前倒し事業として安野川地区湛水防除事業負担金、かんがい排水事業負担金及びほ場整備事業負担金について、合わせて2億2,305万3,000円の増額を計上したほか、消雪施設維持修繕工事費2億1,491万円を増額計上いたしました。また、認定こども園、保育園、幼稚園及び放課後児童クラブにおける送迎バスへの児童の置き去りを防止するため、国の指針に基づく安全装置の整備に係る費用として合計315万1,000円を計上したほか、財政調整基金積立金1億円、公共施設等整備基金積立金3億円を新たに計上いたしました。
  第2表の繰越明許費の主なものとしましては、半導体の供給不足等により、年度内に完了することが困難となった備品整備事業や普通建設事業について計上いたしました。
  第3表の債務負担行為補正は、令和5年度当初から開始する業務について3月中に契約事務を行う必要があるものを追加したほか、事業の完了に伴い、期間中に債務を負担する見込みがなくなった事業について廃止したものであります。
  第4表の地方債補正の主なものにつきましては、国の補正予算に基づき計上した事業の財源等について調整するため補正をいたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  2番、天野市榮さん。天野市榮さん、お願いがあります。十数目の事前通告されておりますので、1件ずつお願いできますか。
2番(天野市榮君) 分かりました。
議長(市川英敏君) では、よろしくお願いします。
2番(天野市榮君) それでは、まず1点目ですが、この補正予算書の5ページに第2表、繰越明許費というところがございます。その中のまず1点目、衛生費、環境センター延命化事業費で1,754万5,000円が計上されております。説明書には、計上の理由として、伝熱管の納期が契約時で6か月以上かかることからというような理由を挙げているのですが、この事業の契約した時期というのはいつでしょうか。
議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問にお答えいたします。
  契約締結日につきましては、令和5年1月26日でございます。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) この事業費というのは、当初予算でもう承認されている予算なのですね。当初予算を見ると、4,454万5,000円なのです。何でこんなに遅くなったのでしょうか。当初予算というのは、年度内で執行するという前提で議会で審議、承認しているのです。発注時期が遅かったのではないですか。その辺どうなのでしょう。
議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
市民生活課長(権瓶勝栄君) 当該工事費用でありますA系白煙防止用熱交換器の伝熱管の修繕工事につきましては、当初予算で予定されていない工事です。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 当初予算に予定されていない工事だったということですね。
  では、2点目です。小中学校長寿命化等改修事業費、1,934万4,000円計上しているのですが、これも説明書には工事発注を予定する令和6年度の単価を反映させるためというふうにあるのですが、翌年度に繰り越すわけですから令和5年度の単価になるのかなというふうに私思っているのですが、その辺ちょっと御説明いただけますでしょうか。
議長(市川英敏君) 橋学校教育課長。
学校教育課長(橋正人君) 御説明申し上げます。
  6年度工事に向けて5年度に作業するというものですので、6年度で間違いございません。よろしくお願いいたします。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 繰越明許の中の土橋遺跡発掘調査事業費で6,246万7,000円載っております。これも説明書には新型コロナウイルス感染症の影響により、出土焼人骨分析作業というのですか、等に遅れが生じたためとありますが、これは業務を受注した業者の都合なのでしょうか。例えば作業員がコロナウイルスに感染したとか、あるいは濃厚接触者になって作業が遅滞したということなのでしょうか。その辺よく分からないので、ちょっと御説明いただきたいのですが。
議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
生涯学習課長(羽田正佳君) ただいまの御質問にお答えします。
  土橋遺跡から出土した焼人骨の分析作業につきましては、自然人類学、解剖学を専門とし、権威である教授がおられる新潟医療福祉大学リハビリテーション学科に協力いただき、無償で分析が進められております。こちらの大学における新型コロナウイルス感染症拡大の影響により作業に遅延が生じておりまして、分析結果も含め、有識者から多くの助言を受け、それを取りまとめて報告書を作成する必要があるため、年度内に完了ができなくなったため繰越しをお願いするものでございます。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 続きまして、歳出科目についてお尋ねします。
  まず、総務費の地域おこし協力隊推進事業費ということで、387万6,000円の減額補正が載っております。説明書には、減額理由として、想定より隊員の採用期間が短かったことなどが挙げられておりますが、たしか道の駅に配置されている2名の隊員、週で交代で1週間の中で勤務されているようですが、1人は長期休暇をされていたり、もう一人は年度途中、1月末ですか、何か退職されているようですが、これまで道の駅での移住相談窓口が開設された期間というのはどれくらいになるのでしょうか。そして、この道の駅での移住相談の実績というのはどれくらいあるのでしょうか。それ分かりましたらお知らせください。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) ただいまの御質問にお答えいたします。
  道の駅での移住相談につきましては、8月から道の駅がオープンいたしまして、約3か月間開設いたしておりました。その後につきましては、お二人目の協力隊員が活動を行っておりましたけれども、当該隊員が阿賀野市に移住して間もないため、相談に応じることは困難であると判断し、道の駅での移住相談はその後開設いたしておりません。相談実績につきましては、今年度、市外イベントでの相談を除きますと17件、移住相談を受けております。ただし、道の駅での相談はございませんでした。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 続きまして、総務費、スマートフォン購入費補助金で220万の減額補正が出ています。これ当初予算で300万計上したのです。ですから、80万しか使っていないと。今年度のこの補助金を利用した方の数というのは何人くらいになりそうなのでしょうか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) ただいまの御質問にお答えいたします。
  今年度の見込みといたしましては、145人くらいと3月末までの執行を見込んでおります。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) スマートフォンの購入費補助金については、市の広報でもたしか何度か見たことはあるのですが、実績見ると当初予算に比べればあまり利用されていないと。市内にいろんな携帯電話の代理店とかお店がいっぱいあるのですけれども、そういったところに市がこの補助金出しますよなんてチラシみたいなものを配ったりしているのか、あるいは市の広報でお知らせしている程度なのか、その辺どうなのでしょう。もっと普及させるためには広報をもうちょっとやれば、工夫すればもっと、今ガラケーからスマホに移行する時期なので、利用はあったのかなと思うのですが、その辺どうなのですか。周知の仕方。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) ただいまの御質問にお答えいたします。
  議員おっしゃるとおり、広報を通じて私ども御案内をいたしておりました。また、市内の業者さんにもこういった制度がある旨の周知はさせていただいておりますが、その店舗等が私どもの制度をどう御紹介するかまでは関与しているところではございません。ただ、こういったよい制度を設けていると自負しておりますので、これらにつきまして3月末まで引き続き広報を努めてまいりたいと思います。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 続きまして、民生費の住民税非課税世帯に対する臨時特別給付金ということで、1,922万4,000円が減額ということで計上されております。ここに減額理由として実績見込みに伴いというふうに書いてあるのですが、この給付金というのは申請がないともらえない給付金だったのでしょうか。該当世帯数に対する実際給付世帯数、どれくらいの割合での利用があったのか、分かりましたら教えてください。
議長(市川英敏君) 塚野社会福祉課長。
社会福祉課長(塚野敏之君) ただいまの御質問にお答えいたします。
  この給付金ですけれども、まず申請方法といたしましては、令和4年度分の住民税の非課税世帯、この税情報が把握できる部分につきましては、こちらのほうから、プッシュ型といいますか、直接支給したというふうな内容でございます。あと、その後、転入者の税情報については阿賀野市のほうでは把握できていないというふうなところで、前年度の、前の所在地のほうで税の情報が確定してきますので、そちらの方につきましては申請をいただいて給付するという形になってございます。あと、家計急変世帯につきましても、申請というふうな形の中で支給してございます。
  給付世帯の割合なのですけれども、当初650世帯のほうを見込んでおりましたけれども、実績といたしましては467世帯でございました。71.8%というふうなことでございます。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 同じく民生費ですが、延長保育事業補助金、これが302万4,000円の減額、一時預かり事業補助金、こちらが267万6,000円の減額、未満児保育事業補助金、こちら1,520万7,000円の減額、保育環境改善事業、障害児受入補助金、これが168万1,000円の減額、市単独障害児保育事業補助金、これが77万円の減額とありますが、この説明書には減額理由として実施要件が整わず申請がなかった、また申請したのだけれども申請取下げというふうな説明書きがあるのですが、これはどういう意味なのでしょうか。当初は申請予定であったのだけれども、実際その実施要件が厳しいということが分かって申請に至らなかったのでしょうか。その辺ちょっと教えてください。
議長(市川英敏君) 塚野社会福祉課長。
社会福祉課長(塚野敏之君) ただいまの御質問にお答えいたします。
  実施要件が大変厳しくてという、それが分かってというふうなことではなくして、その内容のほうは皆さん御了解いただいています。そうした中で、特に当初対象と考えておった園児、児童の受入れといいますか、申出のほうがなかったであるとか、いなかったであるとか、そういったところが主な要件が整わなかった要件の内容になっております。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 続きまして民生費ですが、ひとり親家庭家賃助成金で130万の減額になっています。これ当初想定した世帯数はどれくらいあったのか。実際、見込みですが、利用している世帯って何世帯があるのか。もしお分かりになったら教えてください。
議長(市川英敏君) 塚野社会福祉課長。
社会福祉課長(塚野敏之君) お答えいたします。
  当初この世帯を70世帯というふうに見込んで予算の計上をさせていただきました。現状としていたしましては、今現在、3月1日時点では61世帯というふうな内容でございます。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 今度は衛生費でしょうか、PCR検査助成費で120万円の減額となっています。これ当初予算で200万円計上していたと思われるのですが、当初想定した利用者数はどれくらいあったのか。実際の利用者数、見込みですけれども、今年度お分かりになりましたら教えてください。
議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
健康推進課長(吉川麻子君) お答えいたします。
  PCR検査助成費用の当初の想定人数ですけれども、助成金額を2万円と見込みまして、100人分見込んでおりました。実際の助成の実績ですけれども、2月末現在で42人であります。助成金額のほうですけれども、平均1万円となっております。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 意外と利用が少なかったなと思います。これPRといいますか、市の何か広報で、それ以外は特にやっていなかったのでしょうか。
議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
健康推進課長(吉川麻子君) お答えいたします。
  市の広報等でのPRは行いました。それ以外に少なかった要因といたしましては、県のほうで薬局等の無料検査等を行っていたことによるものと思われます。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 同じく衛生費の妊婦・乳幼児健診診査事業費で、これ200万の減額になっております。当初想定した利用者数はどれくらいあったのか。実際利用者数の見込み、今年度、それはどれくらいになりそうなのか。また、市民病院での利用者の数どれくらいあったのか、それも併せてお聞かせください。
議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
健康推進課長(吉川麻子君) お答えいたします。
  妊婦・乳幼児健康診査ですけれども、委託している健診は妊婦健診と妊婦の精密検査、あと乳幼児の精密検査の3つであります。当初の想定人数は、妊婦健診が220人、妊産婦精密検査が2名、乳幼児の精密検査が80人で見込んでおりました。実績は、2月末現在で妊婦健診が170人、妊婦の精密検査はゼロ人、乳幼児精密検査45人であります。うち市民病院の利用者は、妊婦健診が1名、乳幼児精密検査は8人であります。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 続きまして農林水産業費ですが、土地改良区等電気料金高騰対策支援事業補助金で、これ新たに536万2,000円が計上されているのですが、この説明書には随伴補助というふうにあったのですが、これは県も補助を出すから市も補助をしてねというようなあれなのでしょうか。その補助割合ってどうなっているのか、それちょっと教えてください。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) この事業は、土地改良区等の管理施設の令和4年4月から12月までの電気料高騰分、これを県と市で2分の1ずつ補助するものでございます。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 続きまして、土木費の木造住宅耐震支援事業費なのですが、こちらは227万円の減額になっております。これも当初予算で274万4,000円計上していたのですが、ほとんど使われないまま残ってしまっている状況なのですが、利用促進を図るための周知はどのようにやっているのか。耐震診断だけでは利用というのは進まないと思うので、空き家を活用したリフォームとか、そういった中で耐震診断と組み合わせれば結構利用できるのかなと思うのですが、その辺ちょっと教えてください。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 御質問にお答えします。
  まず、周知につきましては、年3回、広報あがののお知らせ版に本事業の募集を記載しております。令和4年度につきましては、5月15日、8月15日、11月1日号に掲載しております。また、ホームページにおきましても、新着記事となるように毎回更新している状況でございます。あわせて、11月1日に自治会回覧にて周知、広報をしております。今後につきましては、リフォームや防災など、関連事業等と併せた周知方法も検討してまいりたいと思います。今し方リフォームという話がありましたけれども、この事業が耐震に特化したものでございまして、リフォームと組み合わせるとこの事業が使えないということで、その利用につきまして県とか国に対しましてももう少し利用しやすいような形ができないのかというようなまた相談等をさせていただきたいと思っております。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 続きましても土木費なのですが、道の駅整備事業費、公共下水道事業受益者負担金で110万円の減額補正があります。説明書では、下水道認可区域外のため受益者負担金が不要になったという説明ですが、ここの道の駅の汚水処理はどのように行われているのでしょうか。合併浄化槽なのでしょうか。公共下水につながっていないということなのでしょうか。この説明書だとその辺ちょっと疑問に思ったものですから、教えていただきたいと思います。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 御質問にお答えします。
  この接続につきましては、許可区域外ではありましたが、県に区域外流入の協議を行いまして、許可後に流域下水道に接続しまして汚水処理を行っております。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 続きまして、消防費の防災行政無線戸別受信機購入費というのがあります。642万円の減額があります。説明書では実績見込みに伴い減額とあるのですが、これいつ予算補正されたのかちょっと私調べ切れなかったのですが、いつ補正し、実際何戸の利用といいますか、想定されていたのか、それちょっとお聞かせください。
議長(市川英敏君) 齋藤危機管理課長。
危機管理課長(齋藤和彦君) 御質問にお答えいたします。
  こちら当初予算で900万円計上しておりまして、51台分計上しておりました。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 最後、公共施設等整備基金造成費で、今回の補正で3億円計上しておるのです。令和4年当初予算だと、2万5,000円しか計上していない。これ聞いたら、たしか預金利子だと。今回いっぱい余りそうだから基金に造成したのかなと思われるのですが、これ何か積立額についてルールはあるのでしょうか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 御質問にお答えいたします。
  積立金につきまして、ルールを特に設けておりません。中期の財政計画を毎年度末に策定いたしております。ここにはある程度の事業費を盛り込んではおりますが、特に近年の感染症の流行をはじめとする突発的な災害などによりまして、実際には年度ごとに財政事情が大きく変わることがございます。基金に積立てを行うかどうかは、その年の財政運営の状況、将来の事業計画など、判断できる材料をそろえて、その都度判断いたしているところでございます。今年度は、11月の議員全員協議会におきまして皆様にお示しいたしました公共施設等総合管理計画におけるアクションプランに基づきまして、将来的な事業財源として積立金を計上するものでございます。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 最後の質問になりますが、今回の補正予算を見ていますと民生費、衛生費、商工費、教育費などの科目で多額の減額補正が行われているのです。もう当初予算に計上されているものもありますし、補正予算ももちろんあるのですけれども、これ議会の承認でした予算なわけなので、それは年度内に執行するという前提で、いろんな事情で執行できないのもあるかもしれませんけれども、どうも年間の執行額、見込額が分かっているにもかかわらず、適宜適切に補正が行われていないものもあるのではないかと。これを早く補正減すれば、スクラップ・アンド・ビルドの観点で、執行見込みのない経費を早期に減額すれば、それを財源に新規の立ち上げというのも可能になると思うのです。特に今非常に物価高で市民の生活も苦しいわけです。市もプレミアム商品券とか、令和5年度にも新規に1人1万円の商品券、一応事業を計画しておりますが、こういった機動的な予算の編成もできると思うのですが、その辺は財政担当課として予算管理についてどのような考えで行っているのかちょっと教えてください。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 御質問にお答えいたします。
  事業の実績見込みに基づく予算の減額は、当課から3月補正予算の編成方針といたしまして精算をするよう通知しているところでございます。3月に精算を行う理由は2点ございます。1点目といたしまして、国、県支出金を伴う補助事業のほとんどが事業終了を見据えた3月に実績報告の提出を求められているため、この実績報告における内容と整合性を図った上で、歳入と併せて歳出を減額するものでございます。2点目といたしまして、市の単独事業におきましては、年度途中において予算額と比して著しく実績が伴わない場合、原因の検証を行った上で事業の再周知を図るなど、年度末までに成果、効果を高める取組を行うことから、年度途中の減額は想定いたしておりません。以上のことから、決算の見通しが立つ3月の補正により、やむを得ず予算額に達しなかった事業について減額しておるものでございます。
  また、年度途中における新規事業への財源についてでございますが、地方自治法第209条において定められている予算単一主義の原則にのっとり、原則といたしまして当初予算を通年予算として編成いたしております。そのため、年度途中における新たな政策的な事業は、コロナ禍の昨今の状況を除いては例外的な措置であると考えております。
  なお、年間の当初予算の事業量と規模を想定しながら、補正予算ごとに前年度繰越金を一部予算化するなど、過度な補正予算とならないように対応しておるところでございます。しかしながら、社会情勢等の変化により、前年度繰越金で賄えない大規模な事業を構築する場合は、必要に応じて基金等を財源にするなど、柔軟な対応も想定しておるところでございます。
議長(市川英敏君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第4号を採決します。
  お諮りします。議案第4号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第4号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第5号 令和4年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議長(市川英敏君) 日程第8、議案第5号 令和4年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第5号 令和4年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第3号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、歳入歳出それぞれ195万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ45億3,105万1,000円とするものであります。
  補正の内容としまして、歳入につきましては保険給付費等交付金(特別調整交付金)195万円の減額を計上いたしました。
  歳出につきましては、一般管理費において、特別調整交付金申請支援業務委託料195万円の減額を計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第5号を採決します。
  お諮りします。議案第5号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第5号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第6号 令和4年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議長(市川英敏君) 日程第9、議案第6号 令和4年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第6号 令和4年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第3号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、歳入歳出それぞれ667万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億9,010万6,000円とするものであります。
  補正の内容としまして、歳入につきましては後期高齢者医療保険料710万2,000円の増額を計上するほか、繰入金では広域連合共通負担経費繰入金139万7,000円の減額を計上いたしました。また、諸収入では、人間ドック受診者数の見込み増分として、後期高齢者医療特別対策交付金6万2,000円、被保険者証再交付経費補助金42万5,000円の増額を計上いたしました。
  歳出につきましては、新潟県後期高齢者医療広域連合への納付金額確定による後期高齢者医療広域連合納付金637万9,000円、保健事業費では人間ドック受診者数の見込み増分として人間ドック委託料の30万円をそれぞれ増額計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第6号を採決します。
  お諮りします。議案第6号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第7号 令和4年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議長(市川英敏君) 日程第10、議案第7号 令和4年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第7号 令和4年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第3号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、歳入歳出それぞれ1,622万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ53億4,039万2,000円とするものであります。
  補正予算の主な内容としまして、歳入につきましては介護給付費及び地域支援事業交付金に係る変更申請等により国庫支出金493万8,000円、支払基金交付金3,089万5,000円、県支出金239万4,000円の減額を計上し、一般会計繰入金では地域支援事業費等の減額に伴い、239万4,000円の減額を計上いたしました。また、実績見込みにより、基金繰入金5,746万4,000円の減額を計上したほか、補正財源として前年度繰越金8,186万1,000円の増額を計上いたしました。
  歳出の主な内容としましては、歳入減額に伴う財源調整のほか、執行見込みによる地域支援事業費2,370万円の減額を計上いたしました。また、基金積立金では、介護給付費準備基金造成費797万6,000円の増額を計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第7号を採決します。
  お諮りします。議案第7号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第8号 令和4年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算(第2号)
議長(市川英敏君) 日程第11、議案第8号 令和4年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算第2号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第8号 令和4年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算第2号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第2号として、歳入歳出それぞれ627万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3,014万4,000円とするものであります。
  補正の主な内容としましては、令和4年度の決算見込みにより、各費用の不用額を減額計上いたしました。
  歳入の主なものとしましては、施設使用料497万2,000円、食事代等実費徴収金308万4,000円を減額計上したほか、一般会計繰入金として209万3,000円を増額計上いたしました。
  歳出の主なものとしましては、会計年度任用職員報酬79万3,000円、燃料費81万円、その他手数料49万7,000円、調理業務委託料306万5,000円を減額計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第8号を採決します。
  お諮りします。議案第8号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第9号 令和4年度阿賀野市下水道事業会計補正予算(第2号)
議長(市川英敏君) 日程第12、議案第9号 令和4年度阿賀野市下水道事業会計補正予算第2号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第9号 令和4年度阿賀野市下水道事業会計補正予算第2号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第2号として、収益的収入及び支出について収入を6万5,000円増額し、総額18億4,971万3,000円とし、支出を168万5,000円増額し、総額18億1,799万7,000円とするものであります。
  補正の内容としまして、収入につきましては決算見込みによる長期前受金戻入れの減額や分流式下水道に要する経費の再算出に伴う他会計負担金の増額により、営業外収益を6万5,000円増額いたしました。支出につきましては、決算見込みによる減価償却費の増額により、営業費用を168万5,000円増額いたしました。
  資本的収入及び支出につきましては、収入を797万9,000円増額し、総額11億5,071万7,000円とし、支出を1,297万9,000円増額し、総額15億9,488万7,000円とするものであります。
  補正の内容としましては、国の第2次補正予算関連事業として、横峰中継ポンプ場耐震補強工事に係る工事請負費等1,200万円とその財源を計上するほか、事業費の精査に伴い、収入及び支出をそれぞれ増減いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第9号を採決します。
  お諮りします。議案第9号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第10号 令和4年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第3号)
議長(市川英敏君) 日程第13、議案第10号 令和4年度阿賀野市病院事業会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第10号 令和4年度阿賀野市病院事業会計補正予算第3号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、収益的収入及び支出につきまして、支出を223万円増額し、総額8億9,145万6,000円とするものであります。
  補正の内容としまして、支出につきましては医療機器の更新による現有機器の処分に伴い、資産減耗費を223万円増額計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第10号を採決します。
  お諮りします。議案第10号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
                                            
    発議第1号 阿賀野市議会の個人情報の保護に関する条例の制定について
議長(市川英敏君) 日程第14、発議第1号 阿賀野市議会の個人情報の保護に関する条例の制定についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  宮脇議会運営委員会委員長。
               〔13番 宮脇雅夫君登壇〕
13番(宮脇雅夫君) 発議第1号 会議規則第14条第2項の規定により、阿賀野市議会の個人情報の保護に関する条例を別紙のとおり提出します。
  令和5年3月2日、阿賀野市議会議長、市川英敏様。阿賀野市議会運営委員会委員長、宮脇雅夫。
  本案は、個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)の一部改正により、令和5年4月1日の法施行以降、市の実施機関と個人情報の取扱いに差異が生じないよう条例を制定するものです。
  よろしく御審議の上、御賛同いただきますようお願いいたします。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  本案は、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略します。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから発議第1号を採決します。
  お諮りします。発議第1号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、発議第1号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第11号 令和5年度阿賀野市一般会計予算
     議案第12号 令和5年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算
     議案第13号 令和5年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算
     議案第14号 令和5年度阿賀野市介護保険特別会計予算
     議案第15号 令和5年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算
     議案第16号 令和5年度阿賀野市水道事業会計予算
     議案第17号 令和5年度阿賀野市下水道事業会計予算
     議案第18号 令和5年度阿賀野市病院事業会計予算

議長(市川英敏君) 日程第15、議案第11号から議案第18号までを一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第11号から議案第18号まで、各会計の令和5年度予算について提案理由を御説明申し上げます。
  初めに、議案第11号、一般会計予算であります。令和5年度当初予算は、コロナ禍からの経済活動の再開を見据え、地域経済の回復と活性化に向けて必要となる取組を着実に進めるため、一般会計予算総額を221億7,000万円としております。当初予算編成に当たりましては、阿賀野市総合計画に掲げる3つの重点政策である人口減少対策、デジタル化の推進及び防災・減災対策に地域経済の回復と活性化を加えた4つの柱を重点施策として方針に掲げ、財源を集中的に配分しております。具体的には、五泉地域衛生施設組合による広域ごみ処理施設整備事業に係る負担金及びあがの市民病院における医療情報システムの導入費用など、大型整備事業に係る予算の計上に加え、市民生活支援や地域経済対策事業につきましても積極的に予算化することで、前年度当初予算と比較し、総額17億1,000万円、8.4%の増額とするものであります。
  重点施策の1つ目であります地域経済の回復と活性化では、市民1人当たり1万円の商品券を配布することで、物価高騰により負担が増す市民生活を支援し、地域経済の早期回復を図ってまいります。また、市内事業者に対しましては、就労者への研修に必要な費用を支援することで就労者のスキルアップを促し、事業の生産性向上につなげてまいります。
  2つ目の人口減少対策では、認定こども園や保育園に通う2歳までの子供の保育料につきまして新たに第2子分を無償化することで保護者の経済的負担の軽減を図るほか、国の取組に基づく出産・子育て応援給付金の10万円に加え、当市独自の事業といたしまして、出産から1歳までの誕生月までに係る費用としてさらに10万円を助成することで、妊娠から出産、子供の健やかな成長まで引き続き手厚く切れ目のない支援に努めてまいります。また、移住、定住支援策として、当市を移住先に選んでいただくため、それぞれの意向に合わせた宿泊体験プランを用意し、交通費を助成するほか、空き家を有効活用し、1か月程度の生活体験に係る費用を助成することで市の魅力発信の強化に努め、市外からの定住者の増加を図ってまいります。
  3つ目のデジタル化の推進であります。体育館等の公共施設につきまして、スマートフォン等を使用したオンラインでの利用予約ができるよう環境を整えるほか、水原駅から市内観光地までAIを活用したデマンドバスを試験的に運行し、市民の利便性向上につなげてまいります。
  4つ目の防災・減災対策では、かがやき分署に配備する救急車両を最新の高規格救急車に更新するほか、小中学校の通学路について、関係機関と実施した合同点検に基づき、グリーンベルトやカーブミラーなどの安全施設を新たに整備し、児童生徒の安全な登下校の環境を整えてまいります。
  一方、歳入におきましては、広域ごみ処理施設整備事業への負担金及びあがの市民病院における医療情報システムの導入費用への財源として、前年度当初予算と比較し、市債及び特定目的基金繰入金を増額しておりますが、いずれも計画に基づき予算化するものであり、健全な財政運営に配慮した予算としております。
  なお、歳入歳出の詳細につきましては、予算書及び予算概要を御覧いただきたいと思います。
  次に、議案第12号、国民健康保険特別会計予算であります。国民健康保険は、公費による医療費の財源確保が確実となったことにより、安定した国保事業運営が行えるようになった一方、医療費につきましては高齢化の進展や医療の高度化等により1人当たりの医療費が増加傾向にあり、引き続き医療費の削減に向け、特定健診の受診勧奨など、被保険者の健康づくり事業に取り組む予算編成としております。令和5年度当初予算は、総額を41億9,620万7,000円とし、前年度比で3億1,614万3,000円、7%の減額となっております。
  次に、議案第13号、後期高齢者医療特別会計予算であります。後期高齢者医療制度は、新潟県後期高齢者医療広域連合が保険者の役割を果たし、市町村と事務を分担しながら運営を行っております。制度の円滑な運営を行うため、広域連合と連携を図り、予算編成を行っております。令和5年度当初予算は、総額9億1,719万8,000円とし、前年度比で5,486万4,000円、6.4%の増額となっております。
  次に、議案第14号、介護保険特別会計予算であります。第8期介護保険事業計画の最終年度に当たり、3か年の実績の確認、点検や強化により、第9期介護保険事業計画に向けて適切な見直しを行い、健全な介護保険特別会計を維持できるよう配慮をしております。また、高齢者の地域での生活を支えるため、引き続き市民の福祉活動に対する支援や介護予防、重度化防止の推進に取り組む予算編成としております。令和5年度当初予算は、それぞれのサービス費の実績を踏まえ、保険給付費の増額が見込まれることから、総額を53億1,189万9,000円とし、前年度比で7,331万4,000円、1.4%の増額となっております。
  次に、議案第15号、押切外四ヶ大字財産区特別会計予算であります。財産区山林の維持管理に要する経費を計上しております。令和5年度当初予算は、総額を500万8,000円とし、前年度比で5万9,000円、1.2%の減額となっております。
  次に、議案第16号、水道事業会計予算であります。令和5年度当初予算は、収益的収支につきまして、収入13億1,254万5,000円、支出12億1,072万5,000円で、収支差引き1億182万円となっております。収入につきましては、給水収益の増額等により、前年度比で2,322万5,000円、1.8%の増額となっております。支出につきましては、動力費の増額等により、前年度比で2,746万円、2.3%の増額となっております。この結果、損益計算における当年度純利益は、約5,095万円を計上できる見込みであります。
  続きまして、資本的収支につきましては、収入4億7,025万円、支出11億3,474万1,000円となっております。収入につきましては、企業債3億6,400万円、工事請負金9,539万7,000円、管路耐震化事業に係る国庫補助金723万3,000円、出資金360万円を計上し、収入合計は前年度比で4,199万8,000円、9.8%の増額となっております。支出につきましては、主要事業として排水設備工事費1億1,605万9,000円、管路耐震化事業費2億7,761万3,000円、浄水設備改良費2億2,968万8,000円、令和2年度から4か年の継続事業で本年度が最終年度となる中央監視設備更新事業費8,850万円を計上したほか、企業債償還金4億1,983万3,000円を計上し、支出合計は前年度比で7,028万2,000円、6.6%の増額となっております。この結果、資本的収支差引きで6億6,449万1,000円の不足額が生じますが、損益勘定留保資金等により補填するものであります。
  次に、議案第17号、下水道事業会計予算であります。令和5年度当初予算は、公共下水道整備予定区域の早期概成に向けた施設の整備及び既存施設の改築、更新並びに安定した下水道サービスの継続に努めるための予算を計上しております。収益的収支につきましては、収入18億3,858万1,000円、支出18億2,297万7,000円となっております。収入につきましては、営業収益で下水道使用料等4億8,367万7,000円、営業外収益で他会計負担金等13億4,444万7,000円等を計上し、収入合計は前年度比で841万3,000円、0.5%の減額となっております。支出につきましては、維持管理費を中心とした営業費用15億8,760万4,000円、企業債利息等の営業外費用2億1,127万3,000円等を計上し、支出合計は前年度比で762万4,000円、0.4%の減額となっております。この結果、損益計算における当年度純利益は約2,647万円を計上できる見込みであります。
  続きまして、資本的収支につきましては、収入12億6,410万3,000円、支出17億274万2,000円となっております。収入につきましては、企業債6億3,710万円、他会計補助金等の一般会計繰入金4億1,868万6,000円、国庫補助金1億7,050万円等を計上し、収入合計は前年度比で1億3,069万7,000円、11.5%の増額となっております。支出につきましては、主要事業として下水道施設整備等の建設改良費5億2,748万3,000円、企業債償還金11億6,052万5,000円等を計上し、支出合計は前年度比で1億2,710万9,000円、8.1%の増額となっております。この結果、資本的収支差引きで4億3,863万9,000円の不足額が生じますが、損益勘定留保資金等により補填するものであります。
  最後に、議案第18号、病院事業会計予算であります。令和5年度当初予算は、あがの市民病院の情報システム更新費及び医療機器の購入に係る固定資産整備費並びに新病院整備時の企業債償還金を計上した予算編成としております。収益的収支につきましては、収入3億4,554万9,000円、支出6億7,939万2,000円となっております。主な収入につきましては、医業収益で一般会計繰入金168万6,000円、医業外収益で一般会計繰入金3,615万4,000円、国保会計繰入金100万円、指定管理者からの施設使用料2億2,003万6,000円、長期前受金の収益化に係る長期前受金戻入れ8,141万1,000円を計上し、収入合計は前年度比で7,456万1,000円、17.7%の減額となっております。主な支出につきましては、医業費用で給与費601万4,000円、政策的医療等交付金1億5,975万円、医業外費用で企業債支払利息4,068万7,000円を計上し、支出合計は前年度比で7,077万1,000円、9.4%の減額となっております。
  続きまして、資本的収支につきましては、収入7億3,888万5,000円、支出7億8,564万7,000円となっております。主な収入につきましては、一般会計繰入金7億3,613万5,000円を計上し、収入合計は前年度比で5億987万6,000円、222.6%の増額となっております。支出につきましては、建設改良費で固定資産整備費5億9,454万2,000円、企業債償還金では1億9,110万5,000円を計上し、支出合計は前年度比で4億9,147万7,000円、167.1%の増額となっております。この結果、資本的収支差引きで4,676万2,000円の不足額が生じますが、この不足額につきましては損益勘定留保資金等により補填するものであります。
  以上、各会計の令和5年度予算につきまして、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
                                            
    予算審査特別委員会の設置及び付託
議長(市川英敏君) お諮りします。
  議案第11号から議案第18号までは質疑を省略し、議長を除く議員15人による予算審査特別委員会を設置して、これに付託したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第11号から議案第18号までは質疑を省略し、議長を除く議員15人による予算審査特別委員会を設置して、これに付託することに決定しました。
  なお、予算審査特別委員会の正副委員長の互選は改めて行います。
  これから13時30分まで休憩いたします。
               休 憩 (午後 零時01分)
                                            
               再 開 (午後 1時30分)
議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                            
    議案第19号 阿賀野市情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する
            条例の一部改正について

議長(市川英敏君) 日程第16、議案第19号 阿賀野市情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第19号 阿賀野市情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、阿賀野市議会の個人情報の保護に関する条例が制定されることに伴い、関連する箇所について所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第19号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第20号 阿賀野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の
            利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報
            の提供に関する条例の一部改正について

議長(市川英敏君) 日程第17、議案第20号 阿賀野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第20号 阿賀野市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、国におきまして生活保護の医療扶助でオンライン資格確認が導入され、令和5年度中に本格運用されるところであり、外国人の生活保護法に基づく保護に準じた保護の受給者がオンライン資格確認を行うためにオンライン資格確認等システムを利用できるようにするため、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(平成25年法律第27号)第9条第2項の規定に基づき、生活保護法(昭和25年法律第144号)に準じて実施する生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置に関する事務をマイナンバーの独自利用事務として定めるため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第20号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第21号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関
            する条例の一部改正について

議長(市川英敏君) 日程第18、議案第21号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第21号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、検査項目の増加や試薬価格の上昇に伴い、学校薬剤師の報酬を改正するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第21号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第22号 阿賀野市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部
            改正について

議長(市川英敏君) 日程第19、議案第22号 阿賀野市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第22号 阿賀野市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、阿賀野市特別職報酬等審議会の答申に基づき、教育長の給料月額を改正するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第22号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第23号 阿賀野市特別会計条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第20、議案第23号 阿賀野市特別会計条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第23号 阿賀野市特別会計条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、阿賀野市少年自然の家について、当該施設の設置の目的に照らし、教育機関として社会教育事業や子育て支援事業と一層連携して運営する必要があることから、一般会計において経理するため、所要の規定の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第23号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第24号 阿賀野市国民健康保険条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第21、議案第24号 阿賀野市国民健康保険条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第24号 阿賀野市国民健康保険条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、健康保険法施行令の一部改正に伴い、出産育児一時金の支給額について40万8,000円を48万8,000円とするため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第24号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第25号 阿賀野市体育施設条例の一部改正について
     議案第26号 阿賀野市立学校施設使用条例の一部改正について

議長(市川英敏君) 日程第22、議案第25号及び議案第26号を一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第25号 阿賀野市体育施設条例の一部改正について、議案第26号 阿賀野市立学校施設使用条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、共に分田小学校が令和4年度をもって閉校になることに伴い、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第25号及び議案第26号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第27号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準
            を定める条例の一部改正について
     議案第28号 阿賀野市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定め
            る条例の一部改正について
     議案第29号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に
            関する基準を定める条例の一部改正について

議長(市川英敏君) 日程第23、議案第27号から議案第29号までを一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第27号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第28号 阿賀野市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第29号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  議案第27号につきましては、厚生労働省が定めた放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準において、安全計画の策定等やバス送迎に当たっての安全管理の徹底に係る規定を加える改正が行われたため、所要の改正を行うものであります。
  議案第28号につきましては、厚生労働省が定めた家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準において、安全計画の策定等やバス送迎に当たっての安全管理の徹底に係る規定を加える改正が行われ、また民法の一部を改正する法律(令和4年法律第102号)の一部の施行により、民法(明治29年法律第89号)及び児童福祉法(昭和22年法律第164号)における懲戒権に関する規定が削除されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。
  議案第29号につきましては、厚生労働省が定めた特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準において、民法の一部を改正する法律(令和4年法律第102号)の一部の施行により、民法(明治29年法律第89号)及び児童福祉法(昭和22年法律第164号)における懲戒権に関する規定が削除されたため、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第27号から議案第29号までは、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第30号 阿賀野市病院事業経営改革審議会条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第24、議案第30号 阿賀野市病院事業経営改革審議会条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第30号 阿賀野市病院事業経営改革審議会条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、新公立病院改革プランの対象期間が終了し、新たに持続可能な地域医療提供体制を確保するため、国から公立病院経営強化プランの策定を求められたことにより、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第30号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第31号 阿賀野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の
            一部改正について

議長(市川英敏君) 日程第25、議案第31号 阿賀野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第31号 阿賀野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、令和3年4月13日付消防団員の報酬等の基準の策定等についての消防長からの通知に基づき、消防団員の加入促進、退団者の抑制など、消防団員の処遇改善に向け年額報酬を引き上げるため、改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第31号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第32号 阿賀野市過疎地域持続的発展計画の改訂について
議長(市川英敏君) 日程第26、議案第32号 阿賀野市過疎地域持続的発展計画の改訂についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第32号 阿賀野市過疎地域持続的発展計画の改訂について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、阿賀野市過疎地域持続的発展計画に令和5年度実施予定事業を追加するに当たり、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法(令和3年法律第19号)第8条第10項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第32号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第33号 市道路線の認定について
議長(市川英敏君) 日程第27、議案第33号 市道路線の認定についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第33号 市道路線の認定について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、地元要望による1路線、宅地造成により整備された1路線を市道路線として新規認定するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第33号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    報告第2号 専決処分の報告について(専第2号 損害賠償の額の決定及び和
           解について)

議長(市川英敏君) 日程第28、報告第2号 専決処分の報告について 専第2号 損害賠償の額の決定及び和解についてを議題といたします。
  報告を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 報告第2号、専決処分を行いました損害賠償の額の決定及び和解について御報告いたします。
  本件は、令和4年12月2日、阿賀野市安田地内において、消雪パイプの散水が通常どおりに行われず、市道に隣接する駐車場まで水が飛び、駐車していた車両のフロント部に当たり、着色及び変色を生じさせたものであります。
  以上、専決処分を行いました損害賠償の額の決定及び和解について御報告申し上げます。
議長(市川英敏君) これで報告第2号についての報告を終わります。
  清野議員、何でしょう。
8番(清野栄一君) ちょっと質問があるのですが、よろしいでしょうか。
  散水がかかっただけで変色するのでしょうか。長期間、期間的にはどれくらいだったのですか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 今の御質問にお答えします。
  12月1日の夜間に散水したものでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) では、本当に短時間なわけですね。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) そのとおりでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 色がつくということは、水質が非常にやっぱり鉄分が含まれているとか、通常の水道水、地下水の範疇を超えているということですか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 今の御質問にお答えします。
  通常、水道水よりもやっぱり地下水につきましては鉄分等が多くて、路面とか茶色くなったりする状況もございますけれども、場合によってはそういうふうに変色するということで、保険屋さん等とも確認して支払うに至ったというものでございます。
                                            
    委員長報告第1号 阿賀野市し尿収集運搬業務委託及び複合ごみ資源化処理業
              務に関する調査特別委員会調査報告

議長(市川英敏君) 日程第29、委員長報告第1号を議題といたします。
  地方自治法第117条の規定により、15番、遠藤智子議員の退席を求めます。
               〔15番 遠藤智子君退場〕
議長(市川英敏君) ただいま遠藤智子議員が退席されました。
  阿賀野市し尿収集運搬業務委託及び複合ごみ資源化処理業務に関する調査特別委員会、山口委員長から委員会調査報告書が提出されております。
  委員長の報告を求めます。
  山口委員長。
               〔14番 山口功位君登壇〕
14番(山口功位君) 委員長報告第1号、会議規則第110条の規定により、阿賀野市し尿収集運搬業務委託及び複合ごみ資源化処理業務に関する調査特別委員会の検査報告を行います。令和5年3月2日、阿賀野市議会議長、市川英敏様。阿賀野市し尿収集運搬業務委託及び複合ごみ資源化処理業務に関する調査特別委員会委員長、山口功位。
  本委員会は、令和4年第5回議会定例会において、し尿収集運搬業務委託及び複合ごみ資源化処理業務の不適切な事務処理について、事件の事実確認や背景、要因、人事管理、内部統制などの検査、検討を行うことを目的に設置されたもので、検査結果がまとまったことから報告するものであります。
  令和4年9月22日、第1回の委員会を開催して以来、令和5年2月20日まで委員会を11回開催し、検査、検討を行いました。検査結果は検査報告書のとおりでありますが、市はこのたびのような事件を二度と起こすことがないよう、検査報告書に記載いたしました。提言について実行に努め、再発防止に取り組まれることを強く要望し、委員会報告といたします。
  以上、報告をいたします。
議長(市川英敏君) これで山口調査特別委員会委員長の報告を終わります。
  阿賀野市し尿収集運搬業務委託及び複合ごみ資源化処理業務に関する調査特別委員会の調査はこの委員会調査報告のとおりとし、調査を終了したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、阿賀野市し尿収集運搬業務委託及び複合ごみ資源化処理業務に関する調査特別委員会の調査は委員会調査報告書のとおりとし、本特別委員会の調査を終了することと決定しました。
  これで委員長報告第1号の報告を終わります。
               〔15番 遠藤智子君入場〕
議長(市川英敏君) ただいま遠藤智子議員が出席されました。
                                            
    議案第34号 阿賀野市職員等の給与の特例に関する条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第30、議案第34号 阿賀野市職員等の給与の特例に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第34号 阿賀野市職員等の給与の特例に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、し尿収集運搬業務及び複合ごみ資源化処理業務委託に係る一連の不適正事務処理の管理者責任により、令和5年4月1日から令和5年4月30日の間、市長の給料月額の100分の20の減額を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  2番、天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 今ほど市長のほうから御自身の給与月額20%カット、1か月というようなお話がございました。私の市長時代もちょっと思い起こしますと何か軽いなと思いましたし、また昨年ですが、津南町の桑原町長が30%カット、6か月というような厳しい処分を行ったわけです。これは、町立保育園の統廃合をめぐる、統合先の保育園の増改築工事の入札が2回不調に終わったという責任を取って、厳しい処分を自ら下されたわけです。新聞等の報道によりますと、議会との力関係、そういったのもあったのかななんて思っていますが、田中市長はこれで御自身の責任は果たしたというふうに考えていらっしゃいますか。その辺お聞かせください。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 今ほどこれで責任が終わったかという御質問でありますが、一つの区切りとしまして給料の20%1か月減額を提案させていただきました。これで全てが終わったとは理解しておりません。この後は組織の課題、そういった部分を直しながら、あるいは職員の研修制度、そういったものに取り組みながら、二度と同じようなことがないようにしっかりと取組を進めていく、それが責任ではないかなと思っております。
議長(市川英敏君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第34号を採決します。
  お諮りします。議案第34号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第34号は原案のとおり可決されました。
  田中市長。
市長(田中清善君) ただいま発言の時間をいただきました。このたび、委員会調査報告書が山口委員長のほうから提出されましたけれども、私としまして皆様方、議員の皆さん、そしてまた市民の皆さんにこのたびの不適正な事務処理、こういったあってはならないことが発生したことに対して深くおわび申し上げる次第であります。今後は、二度と同じようなことが起きないようしっかりと、先ほども申し上げましたが、組織の問題点を洗い出し、そしてまた職員の研修、そういったものを積み重ねながら、二度と発生させないように取組を進めてまいりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
                                            
    一般質問
議長(市川英敏君) 日程第31、一般質問を行います。
  あらかじめお知らせしてありますとおり、本日の一般質問は順番1番、加藤博幸さんから順番3番の清野栄一さんまでといたします。これに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本日の一般質問は順番1番から3番までとすることに決定しました。
  それでは、順次発言を許します。
  4番、加藤博幸さん。
               〔4番 加藤博幸君登壇〕
4番(加藤博幸君) 御苦労さまでございます。会派新風あがのの加藤です。本議会に当たり、質問の機会を得られたことをまずは感謝申し上げます。また、さきに発生したトルコ・シリア地震で多くの方が亡くなられました。御冥福を祈るとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げる次第であります。加えて、ロシアがウクライナに侵攻し1年が経過しました。早期の解決を願うところであります。
  さて、振り返り私たちの場合、新型コロナウイルス感染症の状況が変わりつつあり、政治、行政実務、金融経済、生活などに新たな対応が求められています。令和5年年頭に当たり、市長におかれては先を見据えた考え方を持ち、しっかりと取組を進めてほしいと訓示されていますが、施策や事業設定、業務を円滑に進めるために、取り巻く情勢の把握と見通しは重要な始発点でもあります。市長自ら新年度予算を構築するに、資源、金融、債権、株式などの経済情勢をどのように捉え、また114兆円台と言われる国の2023年度予算案が審議されている中、これら国の施策動向をどう踏まえているのか、市長の所見とともに新年度予算との結びつけについてお伺いします。
  あわせて、市長の思いを乗せた新年度予算、事業を確実に実施していくには市の組織力強化が欠かせません。以前より申し上げてまいりましたが、職員の方々のスキルアップを含め、そのアプローチ、組織機能の強化について新年度予算にどう組み入れたのかお伺いします。
  続いて、少子化対策、デジタル化に関しては、一寸先の変化を捉えながら取組をしていかなければならないとも市長は述べられています。さきの1月臨時議会では、国の補正予算に基づく妊娠・出産包括支援事業が採択されましたが、国、県の施策を踏まえながら、市長として少子化対策とデジタル化対応をどのように取り組むよう具体的に指示されたのかお伺いします。
  次に、市町村合併以降、数ある施設の運営、不稼働資産が一部重荷になっております。また、承知の上で手つかずの物件、案件があるのが現状で、市長と現場の職員の思いとの乖離を懸念する、あるいは懸念視している市民の声もあります。公共施設等総合管理計画ではPPP、PFIの導入方針について述べてありますが、その対象は学校、美術館、スポーツ施設、公営住宅など多岐にわたり、多くの自治体で取り組んでいます。それぞれの立地条件を生かし、再利活用を通じた新たな事業展開なども含め、何をどのように進めていくこととしているのか、プランニングの検討状況を伺います。
  以上、大きく3点について市長の答弁を求めます。以上、よろしくお願いいたします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 加藤議員の御質問に順次お答えをいたします。
  初めに、経済情勢に対する認識についてであります。ロシアによるウクライナ侵攻の長期化などに伴う物価高騰により、地域経済の落ち込みは大きく、加えて資源の供給不足が個人消費や企業活動の停滞に拍車をかけているため、経済の回復には時間を要する見通しであると認識しているところであります。一方で、国は令和5年度予算において、経済財政運営と改革の基本方針2022に基づき、コロナ禍からの経済立て直しを見据えた主要項目に財源を配分しており、併せて新型コロナウイルス感染症について5類に見直しすることで、社会経済活動の再開を進めているところであります。当市の令和5年度予算におきましては、さきに述べた地域経済の見通しを踏まえ、地域経済の回復と活性化を最重要課題と位置づけ、積極的な予算配分を行い、併せて総合計画の3つの重点施策である人口減少対策、デジタル化の推進及び防災・減災対策を国が掲げる主要項目にしっかりと結びつけることで、国からの補助金の確保に努め、具体的な取組を構築したところであります。
  なお、施策ごとの具体の取組内容につきましては、当初予算案概要にお示ししたとおりでございますので、御覧くださいますようよろしくお願い申し上げます。
  次に、市の組織強化についてであります。新型コロナウイルス感染症などの新たな疾病やAI技術の急激な進化により、将来の変化を予測しにくくなっている現状におきまして、これまでの経験や価値観、常識では通用しない事象が多くなってくると容易に想像できます。こういった社会の急激な変化に対応し得る職員や組織とするためには、職員一人一人が新しいことに肯定的にチャレンジする姿勢が必要であり、またチームとして状況を的確に判断し、柔軟に対応していくことが求められます。組織力を強化していくために職員一人一人の自己研さんを基本としながら、外部研修を職位、職階で体系化し、より深い知識の獲得を目指すとともに、組織内のOJTを強化することでコミュニケーションの活性化と職員同士の信頼関係の構築を図ることにより、ワンチームで物事に取り組み、実行できる組織づくりを目指してまいります。
  次に、少子化対策とデジタル化対応についてお答えをいたします。まず、少子化対策についてでありますが、年頭に職員向け訓示でも話しましたが、令和3年では合計特殊出生率が1.15と過去最低となりました。合計特殊出生率が低迷している要因としましては、未婚化、晩婚化、晩産化の傾向に加え、出産世代の転出超過や子供の養育費の増加、女性の社会進出などの要因が複合的に影響しているものと考えております。行政の役割としましては、本当は産みたいのに環境が整わず産めないという人に対して安心して産み育てられる環境を提供することと認識しており、それぞれのライフステージを通じて切れ目のない支援を続けることが必要と考えております。そのため、子育て支援施策全体の整理を行い、現在不足している部分への必要な支援策の検討と優先順位をつけて事業構築を行うことを指示いたしました。御承知のとおり、国、県ともに少子化対策に向けて新たな施策を打ち出しております。国は、出産育児一時金を42万円から50万円への引上げや児童手当の拡大、県は入園時、入学時に5万円ずつ支援する事業を新たに実施するようでありますが、本市といたしましては認定こども園や保育園に通う年収500万円以下の世帯の2歳までの第2子の保育料を全額無償化する取組を提案させていただきます。この取組につきましては、子育てに係る経済的負担軽減をより一層図るものであります。
  次に、当市におけるデジタル化についてでありますが、阿賀野市デジタル・トランスフォーメーション推進計画を基に、地域課題の解決、住民サービスの向上に向けた取組を推進しているところであります。例えばさきに述べた少子化対策の観点で申し上げますと、子育て世代の市民が必要な情報に簡単にアクセスできる環境や様々な行政手続をストレスなく行うことができる環境の整備がとりわけ重要と考えております。当市におきましても、LINEなどのSNSを含め、様々な媒体を活用しながら、子育て世代向けの情報について発信を行っているほか、国の整備したぴったりサービスの仕組みを活用して、一部の行政手続についてオンライン申請が可能な環境を整備しているところでありますが、来年度におきましてはこれらの取組に加え、県の電子申請システムの共同利用に参加し、オンラインによる申請等が可能な手続の拡大を通じてさらなる利便性の向上を図ることとしております。また、国におきましては、昨年12月にこども政策DX推進チームが設置され、地方自治体における手続、事務負担の軽減に向けた検討などが進められているところでありますが、こうした国の動向を注視するとともに、RPAなどのデジタルツールを効果的に活用しながらさらなる業務効率化を図り、職員が施策や事業の検討に注力することのできる環境を整備するよう指示しているところであります。
  次に、PPP、PFIの活用によるまちの活性化についてお答えをいたします。初めに、公共施設等総合管理計画では、現有施設の延べ床面積削減や予防保全による長寿命化、民間活力の導入を施設の管理運営の基本方針としており、11月の議員全員協議会では21の施設の取組方針を示した第1期アクションプランを説明したところであります。当面の取組としては、第1期アクションプランの推進、施設保有量の削減並びに施設の更新年及び更新費用の平準化を優先的に取り組んでいくこととしております。なお、PPPなど官民連携手法については、施設の管理運営において指定管理者制度を活用し、行政サービスの向上を図っているところであります。施設整備については、「新しく造る」から「賢く使う」を基本方針として事業展開を進めているところであります。しかしながら、民間事業者の意見や提案を集中するサウンディング型市場調査やPFI、DBO方式などによる整備手法については、まちの活性化に有効な手段と認識しておりますが、参考となる事例も少なく、活用には至っておりません。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) 御答弁ありがとうございました。新年度の予算についてはこれから予算審査特別委員会で審議が進むわけですけれども、1つその前に市長にお伺いしておきたいのが、いろいろと予算組みの中で御苦労されているかと思うのですけれども、今の市の財政の状況をどんなふうに考えておられるのか。先行きは不透明ながらも、しばらくは安定的に推移するのか、あるいはそれを踏まえた中で予算組みをしてきているから、これからも今のベースでやっていけるのか。いわゆる今の市の財政状況はどんなふうに感じておられますか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 市の財政状況についての御質問でございますが、御存じのとおり、市の今の借金の状況というのは特別会計、企業会計等も含めますと500億円ぐらいになっております。これは一般会計予算の倍に達しておりますので、そういった面から外観的に見ますと厳しいのかと言われる部分がございますが、それらにつきましては全て優良起債等を使っておりますので、比較的交付税措置が後年において行われてまいります。そういったものを考え合わせますと、今の市の財政状況、年度ごとには財源不足も発生しますけれども、比較的安定的な財源になっているものと思っております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございました。
  次に、今回の当市の予算編成に大きく影響すると思うのですけれども、当市を含めて地方が大きく依存しております地方交付税、この辺国のほうの状況も非常に厳しいものがあります。国民1人当たり1,000万余の借金を負っているような状況の中ですけれども、この財源確保の見通しについて、特にこの辺地方交付税の動向をどう見ておられるのかお伺いいたします。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) ただいまの御質問にお答えいたします。
  令和5年度の国の地方財政計画におきましては、地方交付税財源を前年度比で3,000億円の増額として確保しているところでございますが、当市におきましては普通交付税の算定対象となる公債費の償還が終了したことなど、具体的な状況を試算いたしまして、令和5年度の当初予算におきましては前年度比約2億500万円の減となる72億円を計上いたしてございます。地方交付税は、どの地域に住む国民にも一定の行政サービスを提供できるようにするとともに、地域間の財政力格差を是正するために必要不可欠な地方固有の財源と考えております。国には、その総額を確保、充実するとともに、個々の地方団体レベルでの一般財源の確保、充実にも留意し、財源保障機能と財源調整機能の維持、充実を図ることを引き続き求めていきたいと考えております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございました。国の状況がそういう状況ですので、なかなか大変かと思いますけれども、引き続きよろしくお願いしたいと思います。
  そこで、最近の状況を見ますと、例えば日銀、新しい新総裁決まろうとしておりますけれども、今の金融緩和政策の出口を求めて動き始めるのかなというふうに思います。そうなってきますと、金利の上昇が当然なるわけでございまして、これらの長期金利の動きと地方債、いわゆる私どもの阿賀野市にとってどんな影響が想定されるのかなということを認識しておられるのか御確認したいと思いますが、よろしくお願いします。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 御質問にお答えいたします。
  議員おっしゃるとおり、市場の金利は上昇傾向にあることは十分承知しており、令和5年度以降の当初予算及び中期財政計画におきましても前年と比べまして0.2%から0.5%程度引き上げて計算して提示をしておるところでございます。また、市債の残高は、一般会計におきまして今年度までに約203億4,500万円であり、市債残高の99%は利率2%以内で借入れをしております。なお、金利につきましては、ほとんどが固定金利となっております。令和4年度に発行いたします市債は約11億円であり、仮に利率が0.1%上昇すれば10年間の負担はおよそ720万円に増加するものと見込んでおります。なお、借入れに当たりましては、合併特例債や過疎対策事業債をはじめといたしました元利償還金について、地方交付税の算入率が高い市債を最大限活用することで、金利の上昇による財政影響への負担、そういったものが小さくなるように努めてまいります。
  また、財政調整基金や特定目的基金への積立てを行うことで、合併特例債の発行期限を迎える令和7年度以降におきましても、借入れ時点での利率を踏まえた、借入れした場合としない場合の負担額を比較した上で、有利な方法を選択し、将来の負担が軽くなるように取り組んでまいります。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございました。かなり予測がつきにくい財政金融情勢なので、そのかじ取りといいますか、実務は大変かと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
  それと、今回広報あがのにも出ておりましたけれども、市内企業の景況感が掲載されております。場合によっては必要に応じた機動的な対応が求められるかもしれませんし、いろいろな新年度予算の中でいろんな対策、あるいはコロナ対応で今までも対応してきたわけですけれども、もしそのような状況になったときには必要に応じて対策を打つという心構えでいるというふうに受け止めていいのか、市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 今後の動向は、先ほど冒頭でも申し上げているとおり、先の見通しが非常に不確実な時代に入っております。今加藤議員からも新たな日銀の総裁候補、植田さんのお話も少し出たようでありますけれども、その金利の動向、これによって市内の企業の皆さんどういう方向で影響を受けるかというのは大体想像に難くないわけでありますけれども、これ次第によりまして、市としてももしそれが悪い方向に出るようなことがあればそれなりの考え方で対応していかなければならないだろうと思っておりますが、今の見通しでは夏場頃には大分物価高騰のほうも抑えられてくるだろうという見通しが立てられております。ただ、植田さんの新総裁就任以降の動きがやはり金融緩和にある程度ブレーキがかかるのかなというような思いも持っておりまして、その辺を今注視しているところでございます。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございました。恐らくかなりの課題が多かれ少なかれ出てくるのだろうと私も思っております。柔軟な対応をぜひお願いしたいなというふうに思います。
  次に、長年経済が低迷してきたわけですけれども、今までも政府もいろんなお金を出して生産性の向上に取り組んできたと思うのですけれども、今回、新年度予算にも市内の企業に対する新たな取組の予算をつけていただいております。今回のこの事業が、市内企業がこの先将来に向けていろんなことをクリエートしていく上では一つのきっかけになったのかなと思いますし、今回のこの予算措置が今回だけで終わらずに市内の企業の皆さんのこれからの成長を後押しするようないろんな対応を提案していく時期でもあるのかなと思います。例えばアフターコロナを見据えてデジタル化、あるいはSDGs、いろんなものに取り組もうとしている市内の企業に対して、今言ったように成長を後押しするような施策、実は頭の中に、腹の中にも持っているのであればぜひどんなお考えがあるのか市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 今市内の企業の皆さんからお話というのはあまりないのです、正直申し上げまして。ただ、あるのは農業関係が一部、取組をしたいということで手挙げがあります。それについては新年度予算のほうにものせてございますけれども、有機農業に向けた取組、そういったものを支援するのは市として今取組をさせていただいておりますが、その他一般商工会関係、そういったところからはあまり提案がございません。しっかりと今後そういう提案があれば我々として取り組めるのかどうか見極めた上で、支援をしてまいりたいと考えております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございました。ぜひよろしくお願いしたいと思います。
  そこで、先ほど市長も若干触れられましたけれども、喫緊の課題で新型コロナウイルス禍で対処された生活福祉資金など特例貸付の返済、これがいろいろ話題になっておりますし、いわゆるゼロゼロ融資の返済問題が指摘されておりますが、企業の倒産の件数も全国的に増加していると東京商工リサーチなんかも発表しておりますけれども、当市の直近の状況、現状把握のほうは、あるいは金融機関との情報共有というのは担当部署でやっておられるのかどうかちょっとお聞かせ願いたいと思います。
議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
商工観光課長(大橋晋一君) ただいまの御質問にお答えいたします。
  市では、新型コロナウイルス感染症の影響が出始めた令和2年3月以降、市内金融機関及び商工会に寄せられた事業者の相談件数、相談内容及び市内金融機関の融資件数について2週間ごとに調査し、状況を把握しているところでございます。また、市の制度融資であります地方産業育成資金や中小商工業振興資金の融資枠に対する残高を必要に応じて状況を把握しております。加えて、市内金融機関や商工会等の関係機関による創業支援等の事業計画に関する関係機関連絡会を毎年度開催し、意見交換や情報の共有に努めております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございます。きめ細かな対応をしていただいているということが分かりましたので、これをお聞きになっている方々も安心したのかなと思います。何が起こるか分かりませんし、不測の事態もあろうかと思いますが、引き続きの対応をよろしくお願いしたいと思います。
  ところで、県の来年度予算について先般公表されております。住んでよし、訪れてよしの新潟県づくりということで県知事取り組んでおられますが、一方で県も厳しい財政状況から歳入歳出の改革を行っております。補助事業削減の影響を受ける市町村に2019年度から説明会を開いているという新聞報道もありましたが、念のために、これは当市は関係ないと思いますが、よろしいでしょうか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 御質問にお答えいたします。
  まず、補助事業が削減されるところだけでなく、新潟県からは随時担当者向けに担当者との連絡、私どもの担当者とも密な連絡を取りまして、予算の方針の説明などありまして、市町村に影響はあるかないか含めてお話をさせていただいているところでございます。行財政改革に関する説明会につきましては、当市の職員向けという形よりもむしろ県が行います休日や夜間の説明会、それからユーチューブでの配信などを私ども拝見させていただいているといったのが本当のところでございます。あと、例年1月の下旬から2月上旬にかけまして県の予算説明会がございますので、各担当がその説明を聞いて県の情報を得ているところでございます。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございました。市長の答弁にもありましたとおり、国、県の予算、本当に有効に活用して、確保して進められるような事業があればぜひまたよろしくお願いしたいと思います。
  あと、組織力の関係ですが、市長の御答弁にもありました。組織力の強化では、年度に関係なく常に取り組むべきものがあると思うのです。特に今般はコンプライアンス研修計画というのは必須なのだろうと思います。以前頂いた研修計画の資料にはこれがなかったので、私気づかなかったのかもしれませんが、ちょっと不安を覚えておりました。これから職員含めて組織の中での、当然ライン長も含めてですが、コンプライアンス研修をどんなふうに位置づけて実施していく予定なのか、市長に考えをお聞かせ願いたいと思います。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 先ほども議員の皆様、そしてまた市民の皆様におわび申し上げたわけでありますけれども、やはり職員のコンプライアンス意識、この部分が欠如して今般の不適正な業務執行があったものと認識しておりまして、やはり行政組織としてもコンプライアンス研修、これは非常に重要なものであると認識しております。私ども昨日も一部職員とお話しする中で、朝からコンプライアンス研修に行ってくるのですと、えっ、そんな研修あるかなと思っていたのですが、実際あったのでしょうか。今後、私としては個人的にはしっかりと、先ほど申し上げましたとおり、組織の体制の改革と併せて職員の研修、取組を強化してまいりたいと考えております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) 私自身も過去においては、全職員を例えば3つとか4つのグループに分けて、必ず年に2回から3回はコンプライアンス研修を受けてきた経過があります。やっていてよかったなと思いますし、全職員には守らなければならないガバナンスコードを机の上に置いて、自分が今やっている業務は正しいのかどうか、その確認を常に意識づけをしてもらうような対応をしてきた経験がございます。ほかの組織の事例なんかも参考にして、ぜひそのガバナンスを利かせていただきたいというふうに思っております。
  それから、職能別研修計画、それから職員の学び直しの機会の設定とかいろいろあるのですけれども、新年度予算はこれからになりますけれども、具体的にこの研修に関してですけれども、職能別、職制別に新年度以降研修体系、今のコンプラもそうですけれども、織り込んでいくことにしているようですけれども、その体系立てはもう済んでいると理解してよろしいのでしょうか。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) お答えをいたします。
  先般、こういった形で職員研修計画というものをつくりました。どういう考え方で研修をやっていくかといいますと、これまでは職位、職階の研修、例えば主事級、主任級、それから係長級、補佐級、課長級、これの職務はどうあるべきかとか、役割はどうあるべきかという、こういう研修は職員にまず必ず受けさせていたわけでございますけれども、やっぱりそれでは物足りないわけでございまして、これまでスキルアップをできるような、例えばマーケティングの基本の手法とか、あるいは戦略的な情報発信のやり方とか、またはデータの分析、それをどう活用していくかといったような、そういった技術を向上していくような研修についてはこれまで職員からの手挙げ方式だったのです。希望する人はまず研修に手を挙げてくれというやり方をしていたわけですけれども、来年度以降はその研修メニューをこちらで設定して、それはまず必ず全職員が受けられる、受けてもらうという体制に切り替えます。主事であれば、これまでであれば最初の新任の研修と、あとそれ以後の研修は次の主任までないというような状況であるわけですけれども、それをほぼ毎年何らかの研修を受けられるように、受けてもらうように、そういった計画が先ほど言ったこの計画でございます。それに絡めてコンプライアンスの研修も、先ほど市長が昨日やったようだがという話でございますけれども、昨日全職員を対象にコンプライアンス研修を実施いたしました。これは当然のことながら毎年やっていくわけでございますけれども、今加藤議員が御指摘されたように、やり方、昨日の研修は一方的な講師、先生からのお話で気づきを与えるというような、そういう研修だったわけでございますけれども、やはりディスカッションをするなりして、そこででもコミュニケーションを図っていけるような、そういう研修を考えていきたいと思っております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございました。2年ぐらい前に同様な質問をさせてもらいましたけれども、今回のことがきっかけに非常によくなるのかなというふうに私も今感じましたので、ぜひ確実な実践をお願いしたいなというふうに思っております。いろいろと、この組織力の強化も含めてですけれども、先ほど来言っておりますアフターコロナ、これを見据えて時代に合った阿賀野市、あるいは市役所の組織力を発揮していく必要があると思うのですけれども、市長のお考えの中で求められる機能、あるいは今後必要になってくる機能を具備していくためには組織機能の再編というのも考えておられるのかちょっとお聞かせ願いたいと思います。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 組織と言えるかどうかは問題がありますけれども、今私どもの職場で一番機能していないと思われるのが係のラインです。係長を筆頭に係がチームとして本来であれば業務をやるのですけれども、なかなかコミュニケーションが十分に取られていないのか、ラインではなく、スタッフ的な動きになっていると。ですから、1人が休むとその業務が止まってしまう、そういうような状況も見受けられる部分があります。私どもとしては、やはりチーム力、係のチーム力をまず最優先で強化していきたい、そのように考えております。ですから、係長が中心となって係をまとめ、そしてまた仕事の指示、徹底を図っていく、そういうような組織づくりに取り組んでまいりたいと考えております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございます。限られた人数なのでしょうけれども、今市長の御答弁いただいたやつがやはり大事かと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
  次に、ちょっと少子化対策とデジタル化対応について再質問させていただきます。少子化対策、国の少子化対策等がいろいろ課題があったということで御答弁いただきましたけれども、私自身は、今国会でいろいろ議論されておりますけれども、非常に国の少子化対策は遅過ぎたというふうに感じておるわけですけれども、その辺のところも踏まえた中で当市としてはいろいろな対応を設定してきたというふうに考えておりますが、当市のその対策は他の市町村より充実しているというふうなことを市長も前おっしゃったような気がするわけですけれども、今時点で新年度いろいろな事業が出ていますけれども、他市町村に比べても見劣りしないぐらいの体系、対策は講じられているというふうに自負しておられるのでしょうか。一つ最初に確認させてください。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 個別の対策をラインナップさせていただきますと、非常にバラエティーに富んで、そしてまた結婚、妊娠、出産、子育て、そういった一貫した流れ、これについても非常に取組としては私自身は自負を持っております。ただ、それが十分に体系的に整理されていない、そしてなおかつ一般の方々への周知、お知らせが十分になされていないのかなと。その部分がもっともっと周知され、取組の内容が若い方々に理解できればそういった部分で活用が進み、そしてまた子育てしたいと思われる方々が積極的にそういった環境へ入ってきていただけるのかなと、そのように思っております。したがいまして、まずラインナップを整理する、これが重要かなと思っております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございました。次のところでその意気込みをちょっと確認したかったのですが、今市長のほうが先にもう、ラインアップを整理したいという御答弁をいただきましたので安心します。
  その中で、今国、県もいろいろな施策を打ち出そうとしています。そこで、市長が自負されている当市のいろんな対策があります。それがいわゆる人口減少対策、あるいはひいては高齢化対策、あるいはまちづくり対策、いろんなのに絡み合ってくると思うのです。そういう中で、これは子供対策、少子化対策だというふうに決めつけないで、トータルで体系づくり、ラインアップづくりをする必要があるのかなと私は思っているのですが、市長のお考えはどうですか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) まさにそのとおりだと思います。少子化対策それ一辺倒ではないので、まちづくりの基本になっている部分もございますので、当然そのような形で整理が必要だと認識しております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。
  そこで、1点、もう一つ確認しておきたいのですけれども、国、県で議論されていろんな対策がどんどん、どんどんこれから明示されて下りてくると思うのです。そうなったときに、当初の人員といいますか、体制のほうは大丈夫でしょうか。それは心配するなということであればぜひそのお言葉を聞きたいのですが。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) そこは今のデジタルツールをいかにうまく使い、そしてまたその結果として職員がその分野から手を引けると、そしてそれが、その職員が新たなニーズにしっかりと応えていける、これが理想としている形態でございます。ですから、RPA、これを今真っ先に研修会で全職員が使えるように取組をし、その結果として空いた手をそういった今言われる部分に回していくというのが必要かなと認識しております。私としても、今の現有マンパワーでは非常に新たなニーズ、これには応えていけない、スクラップ・アンド・ビルドも積極的に進めれば少しずつは手が回るのかもしれませんが、その辺もまだ十分ではありませんので、そういったことも含めてしっかり取組をさせていただければと思っております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ぜひ職員一人一人の負荷、負担にならないように、それがやりがいに通じるような形で導いていただきたいというふうに思います。
  今までのいわゆる大勢一挙に高齢に達してしまうというその世代のまた子供たちがこれから60代、50代になっていくわけで、そうなったときに、私も地元でいろいろ自治会の業務をしていますとやはり20代、30代、40代の方々の意見って昔のようではないなと思いますし、私どもが感じているいわゆる年代格差というのを感じるときがあるわけですけれども、市のいろんな施策、これがもっと生かせるためには各世代の声も聞いてみるのがいいのかなと思うのですけれども、例えば現場の担当部署で各世代の声を聞いてみて市政に生かすというような取組というのはされておるのでしょうか。ちょっとそれ確認したいのですが。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) お答えいたします。
  近年におきましては、コロナ禍もありまして、なかなかそういったことをするのが難しい状況でございました。しかし、政府の方針転換もありまして、来年度におきましてはぜひそういった対話協働型の事業を進めてまいりたいと現在計画しておるところでございます。よろしくお願いいたします。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) よろしくお願いしたいと思います。既に皆さん方も御覧になっているかと思いますが、若い人たちに聞くと、効果があった政策は住居、家賃支援39%、それから子育て支援26%、これには医療費補助や保育料支援などが含まれていますけれども、次に移住体験、関係人口づくり11%というふうに、やはり若い世代の方々、ああ、こういう施策、支援策があると助かるなという声があるようですし、阿賀野市が設定しているその支援策が果たして効果があるのかということを確認していくにも若い人たちの声を聞きながら施策に反映していくことが重要だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
  それと、若い人たちへの対応の中で、住居、家賃支援の関連で1点だけお聞かせ願いたいと思います。先ほどもこれから金利が上がっていくというふうになると若い世代の人たちの住宅取得、あるいは火災保険料の負担増が非常に心配になってきて、若い人たちが非常に持家を造るにも、あるいは取得するにもかなりの負担が予想されるというふうに言われております。いわゆる空き家対策なり移住促進対策と連動させた保険料負担を補助する制度についても、やれということではなくて、考えておく必要もあるのかなというふうに考えているのですけれども、その辺は内部で何か話をしたりとか、あるいはさらに若者、若い世代へのフォローアップということでどんなものが考えられるのかなというようなことは内部検討されているのでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 御質問にお答えいたします。
  火災保険料が昨年10月以降順次引き上げられているということでございますが、こちらは自然災害のリスクが上昇して引上げにつながっているものと認識しております。先ほども申し上げましたように、市民の声を広く伺う機会がこれまでございませんでしたので、現在のところ御提案いただいたような内容につきましては検討しておらないところですが、また今後広く声を聞く機会においてそういった声があったときには検討してもいいのかなと今私考えておりますが、またそういったものを庁内に反映させて庁議でまとめていきたいと考えております。
  それから、直接の保険料の補助は考えておらないところでございますが、空き家リフォーム補助金の拡大ですとか、それから転入者及び子育て世帯に対する加算制度を設けておりますので、そういったところでフォローしていければと考えております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) よろしくお願いします。
  今空き家の話が出たのですが、皆さんも御承知のとおり、線路沿いの空き家が倒れかかって、道路に倒れそうになっております。所有者の方とのやり取り、市のほうも大変苦労されているかと思うのですが、ちょっと気になるのは、電線ではないので大丈夫なのかなと思いますが、あれは恐らく電話線か何かと思うのですけれども、それが倒壊しかかっている家とつながっていますので、あれが倒壊してしまったら何か支障があるのかなとちょっと心配しておりますので、これは回答要りませんが、確認のほうをぜひお願いしたいと思います。
  次に、デジタル化の関係なのですけれども、いろいろと取り組んでいただいているというふうになっておりますけれども、若い世代が申請手続も含めてやりやすいようにというふうになっているわけですけれども、前にもいろいろやっていますが、要はいろんな手続がシンプルにデジタル化になっただけのような気もするわけです。それはそれでいいのですが、おいでになった方がワンストップで事が済むような体制はこのデジタル化と併せて済んでいるのでしょうか。どの程度進んでいるのかお聞かせ願いたいと思います。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) ただいまの御質問にお答えいたします。
  御提案いただいた内容で本来であれば業務を進めたいところではありますが、現在システムが共通化、標準化という作業を控えておりまして、こちら令和7年度に行う予定なのですけれども、そちらの改革を済ませてから取り組みたいというふうに考えております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ぜひその標準化に、どこの市町村も標準化に向けて取り組むことになると思うのですけれども、その先、今のワンストップ化も含めてその先も見据えて何かやっていかないと、今言ったように単なるデジタル化しただけの話で、DXにはつながらないので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
  それから、人材育成とも関わるのですが、前にもお尋ねしましたベンダーに任せっきり、あるいは専門家を呼んできてもそれはやはりいかがなものかということで、新卒採用を含めてそういう担当の人材の確保というのは新年度、あるいは来年度予定しているのでしょうか。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 今のところ、デジタル人材というか、そういったデジタル技術者の募集は行っておりません。ただ、来年度予算でも外部の人材をまずお招きをして、そういったデジタルに関わる分野の仕事のアドバイスをいただく予定にはしておりますけれども、そこら辺でもやはり民間のほうの需要が大きいので、なかなか自治体のほうにまでということになると難しい面がございます。その辺そういった事情があるのでそうせざるを得ないという、今そういうような状況でございます。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) 国も新卒採用を1年早めてやるぐらいやはり人材が不足しているのだろうと思います。いろいろ新採用を含めて大変かと思いますが、場合によっては以前働いていた場所がシステム関連の方も阿賀野市内には何名かいるというふうに聞いておりますので、ぜひ連携しながら、あるいは情報共有しながら、そういう人材の方がもし最初のところを卒業して市のほうのシステム化に貢献できるのであればそういう人の採用もあるのかなと思いますので、その辺の御検討といいますか、情報収集、共にやっていければなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
  時間も限りがなってきましたので、最後のほうで1点だけまちの活性化についてお尋ねしたいと思います。第1期アクションプランで各施設ごとの個別計画が記載されております。その中には現状維持とされているものが結構多くあるのですが、何もしないでいますと経年劣化を早めて、年数たったから廃止というようなことになろうかと思います。市長も答弁に賢く使うということで御答弁がありました。この現状維持を図るために、施設ごとに不具合が出る前にマニュアルなり手順書というのがあると思うのですが、それに基づいてメンテナンスチェックをしていると思うのですけれども、そういう理解でよろしいでしょうか。
議長(市川英敏君) 相馬管財課長。
管財課長(相馬繁行君) そのとおりであります。当方で公共建築物点検マニュアルというものを作成しております。ここには写真つきで点検のポイントなども記載しております。あと、チェックシートを用いて点検をしていただいております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) そこで、先般常任委員会で京ヶ瀬体育館に行ってきたのですけれども、私も議員になりたての頃にこの京ヶ瀬体育館のことについて御質問をさせていただきました。では、何であそこまでほっておいたということなのですが。
議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
生涯学習課長(羽田正佳君) 御質問にお答えします。
  京ヶ瀬体育館につきましては、公共施設等総合管理計画策定以前から老朽化が進んでおりました。今後の、その後の方向性を検討している段階ということでございましたので、基本的な機能の維持を優先し、維持修繕をこれまで行ってきたということで、大規模改修などの多額の費用を要する修繕を今まで行ってこなかったというところでございます。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) 確かに大規模な改修に至る前に、そうならないために今示された手順書とかマニュアルに基づいて物事は進めてきたのではないかというふうに思うわけです。あそこの体育館の中に入るといきなり入り口の右上の天井が落ちているとか、あれを見るとやはり首をかしげたくなると思うのです。似たような案件がほかの施設にあるのかないのか分かりませんけれども、予算の関係でなかなかできないのだというのであれば仕方ないですけれども、最低限何か対処はできるのではないかと思います。ぜひ足元の施設もう一度よく確認していただければと思います。京ヶ瀬体育館については存続も含めて今議論が開始されておりますけれども、これに限らずに、ほかの施設をもう一度チェック、点検をお願いしたいなというふうに思います。
  それから、市長のほうは以前ユニバーサルデザインを採用してやっていきたいという御発言もございました。新年度予算に当然ユニバーサルデザイン、障がい者の方々を含めて配慮が必要な施設整備が盛られていると思うのですけれども、毎年どの程度のペースで整備していくことにしているのか。当市の金額ベースでも物件ベースでもいいですけれども、どのぐらいあってどのぐらいのペースで進めるというようなことはあるのでしょうか。
議長(市川英敏君) 相馬管財課長。
管財課長(相馬繁行君) ユニバーサルデザインにつきましては、既存の施設のバリアフリー化と違いまして、大方新規の建設やら大規模改修、そのようなときにデザインをしていくことが多いと思っております。そのようなことで、新年度の予算には計上はしておりません。なお、取り組まれる事項、ピクトグラムとか、色を使ったサイン看板、それらについてはできるところから対応してまいりたいと考えております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) 了解しました。今の御答弁の中にありましたが、バリアフリー化はどのように進める予定ですか。もう当市の場合は大体整備は終わっているという、そういう理解でよろしいですか。
議長(市川英敏君) 相馬管財課長。
管財課長(相馬繁行君) 新年度予算におきまして、どこかの施設の階段、段差解消を行うということでありますが、全ての施設バリアフリー化が図られているかというとなかなか進んでいないといいますか、終わっていないところがあります。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) 非常に広範囲ですので一挙には当然できないと思いますし、ましてや当議会も全然バリアフリーになっていないわけですから、そういうことを考えると一挙手一投足で全て解決するわけではないのでしょうけれども、やはり市民の皆さん方がふだん目にするようなところ、例えば点字ブロックが剥がれてもう何もなくなっているとか、そういう身近な課題のところをぜひ確認していただいて、限られた予算なのかもしれませんが、障がい者の方々に少しでも寄り添っていただけるような対応をぜひお願いしたいなと思っております。いずれにしましても、めり張りのある施策なり制度設計がこれからさらに求められてまいりますので、財政規律に基づく対応を当然していただいているかと思いますし、また持続可能な行財政運営を行うという御答弁もいただきましたので安心はしておりますけれども、繰り返しのようになりますが、そのような運営をするに当たりましても市の組織力強化は必要でございますので、ぜひ市長を先頭に、現状維持といいますか、現状維持のトラップに陥らないように、やはり少しでも前に進めるもの、いいものはそれを評価して取り組むというようなことで、活力ある組織づくりをぜひ市長にお願いしたいなと思います。私も側面から御支援したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
  長時間にわたり市長、各部課長より丁寧な御答弁をいただきました。感謝申し上げます。新年度予算、これから審議が進みますけれども、お伝えしたいところは委員会の中でさらにお伝えして、いい方向に持っていければと思っておりますので、よろしくお願いし、私の再質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
議長(市川英敏君) これから15時15分まで休憩します。
               休 憩 (午後 3時01分)
                                            
               再 開 (午後 3時15分)
議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  一般質問を続けます。
  9番、近山修さん。
               〔9番 近山 修君登壇〕
9番(近山 修君) 9番、近山修です。通告に基づき、2項目について質問させていただきます。
  まず1項目めは、市内小学校の統合についてであります。分田小学校が4月より堀越小学校と統合となります。今後も少子化が進み、小学校の統合は考えられます。統合に向けての市の考え方を伺います。
  2項目めは、通学路の安全対策についてであります。令和3年6月28日、千葉県八街市で起きた交通事故で児童5人が死傷した事故を受けて、当時の菅総理大臣が全国の教育委員会に通学路の総点検を指示し、危険箇所の改善に予算をつけると発表していました。令和3年9月議会で同じ質問をさせてもらいましたが、そのときはまだ通学路の総点検は実施していませんでした。その後、阿賀野市として通学路の総点検を行ったと思いますけれども、危険箇所の改善を要求し、改善したのか伺います。
  以上、2項目についてよろしくお願いします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 近山議員の御質問に順次お答えをいたします。
  初めに、小学校統合に向けての市の考え方についてであります。市の学校統合等の計画を定める小学校整備計画は現在策定しておりませんが、統合に当たっては保護者や地域の皆様の意向を確認した上で進めていくべきものと考えております。現在、1学年1クラスの小学校も出てきており、将来を見据え、地域の意向、児童数の減少見込みを考慮して、教育環境の適正化などを総合的に検討した上で判断してまいります。
  次に、通学路の安全対策についてお答えをいたします。当市では、これまでも通学路における危険箇所の確認や合同点検等を実施してまいりましたが、議員御指摘のとおり、一昨年に起きました千葉県八街市の交通事故後において、車の速度が上がりやすい箇所、大型車の進入が多い箇所、ヒヤリハット事例があった箇所等の観点を踏まえた再確認の実施について、文部科学省、国土交通省及び警察庁からそれぞれの関係機関に通知があり、当市においても通知の観点を加えた通学路の総点検を令和3年10月7日、11日、12日の3日間実施したところであります。点検の結果では、対策の必要な箇所が22か所ありました。関係機関ごとの対策箇所数としては、教育委員会、学校が8か所、道路管理者が13か所、警察が4か所となっております。なお、3か所は重複している対策箇所となっております。点検後は速やかに改善等を図っており、道路区画線の設置や路面標示の設置、児童への安全指導など10か所について既に対策が完了し、1か所が現在対策実施中となっております。そのほか道路改修が必要な11か所についても、実施に向け内容の整理をしており、1か所が今年度中に改修予定、9か所が令和5年度以降で実施予定となっており、残り1か所のみ整備計画が調整中となっております。なお、令和5年度以降実施予定の9か所のうち7か所については、国土交通省に令和5年度予算要望を行っているところであります。
議長(市川英敏君) 近山修さん。
9番(近山 修君) ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきます。
  小学校整備計画は現在策定していないとのことですが、分田小学校の統合については、最初阿賀野市から平成18年に水原小学校と統合したいという提案がありました。子供たちの教育環境の変化や分田地域から子供たちの声が聞こえなくなると地域のにぎわいがなくなってしまうという意見があり、市は計画を中止しました。その当時の生徒数は全部で98名でした。100名を切っているのです。その後、統合の話はありませんでしたが、平成30年に当時の学校教育課長から平成35年度には複式学級が2クラスになる、市としては統合について提案しないので、分田小学校の今後について話し合ってくれないかと私に提案がありました。私から当時のPTA会長に、PTAでまず話し合ってくれるようにお願いしました。その後、PTAでは、学校教育課長から小学校に来てもらい、勉強会を開催しながら、いろいろPTAで話合いをしながら現在の統合となった次第であります。答弁では、将来を見据え、地域の意向、児童数の減少見込みを考慮して、教育環境の適正化など総合的に検討した上で判断していくとありますが、統合については市からどのようにして該当する学校に提案するのか伺います。
議長(市川英敏君) 橋学校教育課長。
学校教育課長(橋正人君) 御質問にお答えいたします。
  市から提案という話ですが、そういった話ではございませんで、地域の意向、今回であれば分田の関係でございますが、複式学級が2学級になるということで、それで最終的に地域の判断ということでこちらのほうから提案させていただいたのでは、最終的には教育委員会の考えはどうだという話で教育委員会の考え方といたしましては複式学級が2学級もあるのはちょっと好ましくないということで、統合を考えておりますということで話をさせていただいて、地域の方に御理解をいただいたところでございます。
  あと、そのほかの今後の統合につきましては、地域の意向を当然考えることもございますし、あと施設の老朽化もございまして、その辺を加味しながら、統合ありきではなくて、その学校の在り方につきまして検討させていただいて進めていきたいと考えてございます。
議長(市川英敏君) 近山修さん。
9番(近山 修君) 確かに統合ありきではないと思いますけれども、さっき言ったように、その18年当時の阿賀野市の考え方では、100名を切っているので合併の話が最初ありました。そう考えますと、この分田小学校が今統合となったのは、先ほど言ったように、当時の学校教育課長からそういうような提案があって、それから四、五年かかってやっと統合というような形になったのです。そうすると、あらかじめ人数分かるかと思いますけれども、それで児童数の減少により5年後には、令和10年ですか、その当時になると堀越小学校は分田小学校と合併したにもかかわらず99名なのです。それで、神山小学校は74名というふうな形で、楽に100切っているのです。そうなると、そんな、今課長言われたようにある程度地域の意向等を図るにしても、やっぱりある程度聞くような対策をしていかないと地域で多分、市のほうから何にも話がないと、ああ、ずっとこのままでいいのだというようなことで話合いもしないと思うのです。そういうときの場合に備えてやっぱりある程度市の考え方を話ししていったほうがいいかと思うのですけれども、その辺いかがでしょうか。
議長(市川英敏君) 神田教育長。
教育長(神田武司君) お答えします。
  市の考え方ということでありますが、分田小学校のときも複式ができることを契機にアンケートを取ったのです。そのときに、統合を進めるべきだというふうな数が大変多かったのです。その数をまとめて、そして話合いを進めてくださいと。では、教育委員会はどう考えているのか、教育委員会の方向を示してくれとそのときに言われたので、今の状況を見ますと統合のほうが、それも堀越小学校と統合したほうが子供たちにとってよりよいだろうと判断をいたしますというふうなお返事をしたわけで、そこから話が進んでいったと。神山を例に挙げますと、令和3年度、新入生が6人、10人切ったのです。そのときに、本当にこのまんまでいいのかというふうな話が出てきたのでしょう。アンケートを取ったのです、ほうっておくわけいかないので。そのときに、進めたほうがよいというのが37%。ですから、すごく現状維持というふうな考えは強かったので、PTAのほうから現状のままでいかせてもらいますというふうなお返事をいただいたので、それを覆すとか計画を出すというふうなことはいたしませんでした。ですので、100人切るとかというふうな、ある程度の人数は必要ですけれども、地域の意向とか学校の状況を総合的に判断して、これはやっぱり統合すべきであるというふうな頃合いといいますか、また建築の年数も考慮しながら総合的に考えていく、そのタイミングがやっぱりある。大切な地域の学校ですから、しゃくし定規に計画をぼんと出してどうだ、どうだというふうなわけにはいかないだろうというふうに考えております。
議長(市川英敏君) 近山修さん。
9番(近山 修君) ありがとうございました。分田小学校の統合については、先ほど言った平成18年にはやっぱりそのような意見がありました。要するに複式学級になるとどうなるのかとか、そういうのがよく分からなくて、いろんなPTAの会員の話では先生と子供で、大規模校とは違うマンツーマン形式で、かえって教育にゆとりが持てるのではないかという、そういうふうな意見が多数あったのです。それだけでなく、教育していくにはやっぱり今度社会へ出たときに大勢の方たちとお付き合いしていかねばならないので、その少人数のところばかりにいては、いきなり中学、高校へ行ったときに大きいところとか入ると非常にまた子供たちの教育環境もよくないのではないかというような意見もありました。やっぱりそんないろんな意見を交わしながらやっていかないと統合するまでは難しいと思うのです。だから、アンケートを取って1年やそこらですぐ統合とならないと思いますので、ぜひともその辺状況を見ながら教育委員会のほうから、すぐ統合ありきではなくて、ある程度今後どうしますかみたいに問いかけながら、子供たちのためを考えて取り組んでいただきたいと思います。
議長(市川英敏君) 神田教育長。
教育長(神田武司君) 状況を見ながらというふうなことで、その状況が大変判断が難しいわけですけれども、今日言って明日というふうなことではなくて、やっぱり何回か話合いを積んで決まっていくというふうなことは、私も本当にそういうふうに考えておりますので、状況を見ながらPTA会長と相談しながら、また話を切り出すそのタイミングを考えていきたいと、こういうふうに思います。ありがとうございます。
議長(市川英敏君) 近山修さん。
9番(近山 修君) どうもありがとうございました。それでは、そのように子供たちのことを考えて、よろしくお願いしたいと思います。
  2点目の交通安全対策についてでありますけれども、令和3年9月の議会の一般質問で問題を取り上げた時点では、9月中に関係機関による点検をまだ実施していないので、その実施後に国に要望したりするというような話でありましたけれども、その点検後に実際国に要望して、ここで22件まずはどうのこうのあります、箇所あるって書いてありますけれども、国に要望して危険箇所の改善になったところはあるのでしょうか。その辺伺います。
議長(市川英敏君) 橋学校教育課長。
学校教育課長(橋正人君) お答えします。
  国に要望しているのは、4年度に要望してございまして、5年度以降でお願いしておるところでございます。
議長(市川英敏君) 近山修さん。
9番(近山 修君) 今ではもう菅総理は辞めていますけれども、その菅総理大臣のときにそういうふうな要望はしなかったのでしょうか。
議長(市川英敏君) 橋学校教育課長。
学校教育課長(橋正人君) 先ほど申しましたとおり、令和3年10月に実施しておりまして、各機関でどうするというような話をして、それで令和4年に要望を出したということでございます。
議長(市川英敏君) 近山修さん。
9番(近山 修君) 令和4年に要望を出して、改善した箇所、具体的に分かりましたらお願いしたいと思います。
議長(市川英敏君) 橋学校教育課長。
学校教育課長(橋正人君) 国が改善したということでございますか。国に令和4年に出して、5年度以降でお願いしておるというような状況でございますので、国が改善したところは今のところございません。
議長(市川英敏君) 近山修さん。
9番(近山 修君) では、言葉は悪いですけれども、菅総理の号令には国のほうは誰も従わなかったということでよろしいのでしょうか。
議長(市川英敏君) 橋学校教育課長。
学校教育課長(橋正人君) お答えいたします。
  そういうわけではございませんで、うちの要望が令和4年度になったものですから、5年度以降の実施予定ということでお願いしているところでございます。
議長(市川英敏君) 近山修さん。
9番(近山 修君) 国のほうで本当にそういうふうな菅総理の言うことを聞いて、一生懸命その気になってやるのであればいろいろ改善できたかと思うのですけれども、そうすれば、この間天野議員が12月議会で一般質問したように、例えば安野小学校の辺りとか、あの辺はある程度国に一生懸命要求しておけば、菅総理の言葉があるので、その辺なったかと思うのですけれども、全然まだ改善されていないということで、どういうことなのでしょうか。ちょっとお願いします。
議長(市川英敏君) 神田教育長。
教育長(神田武司君) 改善箇所といいますと、国が直接行うというふうなことではなくて、それぞれの管理者が改善した箇所は何か所かあります。次郎丸の道路の区画線の設置とか、安田小学校通学バスの駐車場の路面標示、あと信号機の時間の調整、水原小学校校門前、大室地内の道路の拡幅とか、あるいは危険なところを警察及び道路の管理者と回って、できるところから改善していっている状況が分かります。
議長(市川英敏君) 近山修さん。
9番(近山 修君) ありがとうございました。そうすると、金かかったのは道路拡幅1か所ぐらいなのですか。あとはみんな線引いたりなんか、本当すぐにできるような対策はすぐできたと思うのですけれども、菅総理は本人大々的に新聞やテレビでPRした割にはその改善箇所がさっぱり、私の頭では思いつかなかったといいますか、一般の人は普通そういうふうに総理大臣が一生懸命説明したのであれば大体そういうふうにある程度金が回ってきて改善になるのかなと思っていましたけれども、国の言うことはやっぱり当てにならないのでしょうか。本当にそんな感じで今、菅総理大臣うそつきだなというような、そのように感じていましたけれども、市長は国のそういうふうな予算というか、その改善の仕方について何か考えありましたらお願いしたいと思います。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) この危険箇所の解消、これに向けては国がどうのこうのというよりも、むしろ我々のほうが施設の管理者に対してしっかりといついつまでに改善をしてくれと、そういうような形でお願いをする、これが基本になろうかと思っております。ですから、順次改善が図られております。また、今新年度におきましても、1か所改善を市がやる箇所も出てきておりますし、そういった形で施設の管理者に改善をお願いする。国では特段関係はありません。
議長(市川英敏君) 近山修さん。
9番(近山 修君) ありがとうございました。あんまり納得はしませんけれども、取りあえず子供の通学路の安全については市を挙げて取り組んで、今後の改善等つなげていただきたいと思います。ありがとうございました。
  以上で質問を終わります。
                                            
議長(市川英敏君) 質問を改めます。
  8番、清野栄一さん。
               〔8番 清野栄一君登壇〕
8番(清野栄一君) 8番、清野栄一です。私のほうからは、事前に3問通告してあります。
  まず1問目でありますが、子育て環境日本一のまちについて。岸田首相は、異次元の少子化に対して最優先で児童手当の拡充などの少子化対策に取り組むとの方針を表明、3月中にたたき台をまとめ、6月に具体策を示す予定となっております。また、花角知事も2月20日、県議会において県政の重要課題として、2023年度中に経済的支援に取り組むとの報道がありました。本市においては、平成27年度より子育て環境日本一のまちを目指し、安心して出産、子育て等ができるよう各種サービスを充実し、サポートを行っていると公表しております。そこで、本市独自の取組、市単独事業における成果と課題及び今後の施策展開について伺います。
  2問目であります。水原駅のみどりの窓口廃止への対応について。1990年、平成2年に開設の水原駅のみどりの窓口が2月28日をもって業務を終了しました。無人化はされませんでしたが、切符の販売は近距離の自販機による切符だけで、東京などへの切符や通勤、通学の定期券、各種企画切符等の販売は行わないことになりました。公共交通は、住民の足を確保し、地域の生活を支える公益的使命があり、採算性による合理化のみを推し進めるべきではないと思います。市長は、市民の安全で使いやすい公共交通を確保するという観点から、JR東日本に定期券や切符販売の再開など打開策を求めるべきと考えますが、見解を伺います。
  3問目であります。有機農業の推進と学校給食への食材利用について。国は、令和3年5月、みどりの食料システム戦略を策定し、有機農業推進の目標を掲げています。本市においては、平成2年から旧笹神村で首都圏の生協と連携して有機米の生産に取り組んでいます。また、昨今は遺伝子組換えや残留農薬問題など食の安心への問題が高まる中で、自給率の向上や高騰する輸入食料、農薬に頼らない食料生産が課題とされています。そこで、本市においても有機農業の知見を生かし、安心できる農産物の提供と農業所得の向上策として有機農業を推進すべきと考えますが、いかがでしょうか。また、地域で生産された有機農産物は、安心、安全な食材として学校給食への利用が適切と思いますが、所見を伺います。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 清野議員の御質問に順次お答えをいたします。
  初めに、子育て環境日本一のまちについてであります。加藤議員の御質問でもお答えいたしましたが、これまでの市の取組といたしましては、出会いの場の提供や経済的な理由により結婚に踏み切れない若い世代への支援など、出会い、結婚、妊娠、出産、子育てといったライフステージを通じて切れ目のない支援を行っております。その中で、本市独自の取組、市単独事業といたしましては、分娩費用と紙おむつ費用、合わせて10万円を助成する出産育児助成事業、特定の不妊治療に要する費用の一部を助成する特定不妊治療費助成、妊娠届の翌月から出産後1か月までの医療費を助成する妊産婦医療費助成、中学生以下のインフルエンザ予防接種全額助成、子ども医療費助成を独自で上乗せをして18歳まで拡大するなどの手当・助成事業や、各種子育て教室や相談事業、放課後スクールなどの教育支援等多くの事業があります。その成果をはかる一つの指標として、市の総合計画の成果指標があります。この進捗状況について、まちづくり報告書としてまとめ、市民の皆様にお示しをしていますが、子どもの育成支援の充実の項目では36指標のうち22の指標が向上しております。また、市民アンケートでは、子育てしやすい環境になっていると感じる市民の割合は76.4%、この地域で子育てをしたいと感じる乳幼児の保護者の割合は97.1%と高い評価となっております。その一方で、課題といたしましては、婚姻数の減少と合計特殊出生率の低迷が挙げられます。婚姻数については、平成28年に165件あったものが令和3年には93件と5年間で大幅に落ち込み、合計特殊出生率は令和3年に1.15と過去最低になりました。今後の施策といたしましては、出会い、結婚を支援するため、県が実施しておりますマッチングシステム、ハートマッチにいがたへの登録促進、結婚を機に本市で生活を始める新婚世帯の居住に関わる費用を支援する結婚新生活支援事業の拡充、子育てに係る経済的負担を軽減する年収500万円以下の世帯の2歳までの第2子の保育料の無償化を行うこととしており、子育て支援の認知度の向上のための積極的な情報発信に努め、若者の人口増加と定住促進を図ってまいりたいと考えております。
  次に、水原駅のみどりの窓口廃止への対応についてお答えをいたします。本件につきましては、事前にJR東日本より説明を受けており、みどりの窓口は廃止されますが、当面無人化される予定はなく、また時間は短縮されますが、これまでどおり職員が常駐し、来客対応や駅の管理などを行うということでありました。市民の皆様には、みどりの窓口廃止により、乗車券や定期券の購入に際し御不便をおかけいたしますが、近距離ではスイカサービスの普及、近距離以外ではえきねっとなどのチケットレスサービスの利用が多くなっている実態を踏まえての判断と捉えております。なお、現在のところ、本件に関する意見、苦情等につきましては市でもJRでも受けておりません。市といたしましては、今後も地域公共交通を確保するために、現在の路線の維持、拡充を継続して要望してまいります。
  次に、有機農業の推進と学校給食への食材利用についてお答えをいたします。国では、持続可能な食料システムの構築に向け、令和3年5月にみどりの食料システム戦略を策定いたしました。そこでは、環境負荷の低減を図る観点から有機農業の拡大を目指すこととしておりますが、本市においても有機農業は農薬及び化学肥料を使用しない、環境と調和した持続可能な農業の実現につながる重要な取組であると認識しております。市では、経営面での支援として、耕種農家の肥料価格高騰対策及び酪農家のふん尿処理費用の負担軽減のため、堆肥の無償提供を行うこととしておりますが、堆肥散布により土壌中に炭素を貯留することで温室効果ガスの削減効果もあることから、今後の継続利用を促し、有機農業への一層の取組につなげてまいりたいと考えております。一方、食の安全、安心への関心から、有機農産物は近年国内で需要が高まり拡大傾向にありますが、一般的な栽培に比べて品質、収量が安定しない、手間がかかるなどの課題もあります。このような中、笹神地区では有機米の産地化に向け課題解決に取り組むことが計画されており、市といたしましても全面的に支援すべく、ゆうきの里ささかみ協創モデル創出事業として来年度当初予算案に計上させていただきました。また、令和4年7月に施行されましたみどりの食料システム法に基づき、令和5年2月に策定されました新潟県基本計画を踏まえ、有機農業のさらなる取組拡大を積極的に推進し、市内全域に普及、啓発を進めていきたいと考えております。
  次に、有機農産物の学校給食への利用についてでありますが、当市の学校給食におきましては、市内農協と協力して地場産農産物を積極的に活用するよう生産物一覧表を作成し、各調理場に利用を促しているところであります。なお、有機農産物は一般的な農産物に比べ価格が高いというコスト面の課題があることから、有機農産物に特化して積極的な活用を促すことはしておりません。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それでは、再質問を行います。
  まず、有機農業に関してでありますが、昨年7月施行のみどりの食料システム法、これに基づいて都道府県と市町村が基本計画をつくることになっております。それで、今年の2月末、県が基本計画を公表しました。この県との共同作業といいますか、阿賀野市の割当て分、あるいは目標分といいますか、その辺はどうなっていますでしょうか。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) お答えいたします。
  今の御質問でございますけれども、国の法律に基づきまして各都道府県で策定しましょうというようなことでの国のほうの方針でございました。それに基づきまして、新潟県では県と県内の全市町村、30市町村でございますけれども、が一緒になってこの新潟県基本計画の策定に取り組み始めたわけでございます。その中で、県の方針としては、まず県が主導で取り組みますよと。ポイント、ポイントで市町村の意見を聞いたりとか、そういった形で進められてきました。具体的な阿賀野市の現状、あるいは目標でございますけれども、現状につきましては現在の本当の有機農業に取り組んでいる面積、あるいは環境保全型農業に取り組んでいる面積、これらが数字の基礎となっておりまして、その後、令和6年度、あるいは令和10年度、令和6年度が中間目標、それから令和10年度が目標でございますけれども、それぞれ現状値に比べまして15%、あるいは35%増加を見込んだ数字でございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) その比率、何%を増やすとかそういうものは目標として私も分かりますけれども、これが阿賀野市全体としてどれぐらいの面積になるのか、あるいは農家の方はその辺を承知しているのかどうか、その辺をお聞かせください。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) 現状値は、阿賀野市全体の約1割でございます。農家の皆さんが目標値を承知しているかというようなことでございますけれども、細かく農家のほうにはまだ周知はしておりませんが、市のホームページ、それからLINE等でお知らせしたところでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 2028年度までに化学肥料、減農薬農地は1.35倍にするというふうな、県はそういう目標を出しています。その目標をやっぱり達成するためには市としてどういう対応が図られるのか。せっかく計画をつくっても未達成の目標では意味がないわけです。そういうことで、実際の農家の方にどのように伝わっているのかとか、そこら辺りが計画目標達成の鍵になると思うのです。2028年度ですから、もう何年もないわけです。そういう意味でお聞きしましたけれども、そこら辺りは協力してくれる方は大勢いらっしゃるのですか。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) そういった目標を見据えた中で1月に補正予算をお願いいたしました堆肥の無償提供ですとか、来年度事業のささかみ協創モデル事業、こういったところでまず取り組んでいきたいというようなことでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それと、答弁の中にありました令和5年度総務省過疎地域持続的発展支援交付金事業ですが、この事業は事業主体のほうから申出があったのですか、それとも市のほうから提案をしたのでしょうか。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) 事業主体は、食料農業推進協議会でございます。JAですとか農業者、その中には市も絡んでおりまして、数年前から有機米の産地をどうしたら拡大できるか、あるいは就農者の減少をどうしたらとどめること、増やすことができなくても多少やはり維持できるか、あと給食のほうにどうしたら地元のものを、あるいは安全、安心なものを提供できるか、そういったことは数年前から議論してきたところでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) この募集に係る交付要綱によりますと、補助事業者としては市町村が補助事業者になるということで、あとは財源確保を含めて翌年度以降の活動、翌年度以降もしっかり活動してくださいねということなのです。この事業というのは単年度の交付金事業なのです、1,500万。そこら辺りは十分分かった上でこの事業を採択してくれると思いますけれども、予定しているということでよろしいですか。それで、この事業に取り組んで、どういうものに取り組むかというと、そのメニューを見ますと、商品開発としてふるさと納税用の有機米、それから有機の酒、有機パック御飯となっています。非常にいい試みだと思います。これでふるさと納税がどんと増える可能性があります。どんどん宣伝してもらいたいと思います。それから、販路拡大として、販路開拓として学校給食への利用ということがあるのです。5年度は仮に採択されれば交付金で賄えるわけですけれども、その後これは市として負担してくれるのでしょうか、この差額。有機米との差額。販路拡大、販路開拓、ここにかかる部分。大事なとこなのです。市は学校給食で使えませんよということになれば、これ問題になるのです。そこら辺りは十分承知の上で取り組んでいくということでいいですか。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) 事業は単年度だというようなことはもちろん承知の上でございます。この事業の大きな目的としましては、生活支援か、あるいはなりわいの創出、どちらかを選択して進んでいくというようなことでございまして、このたびはなりわいのほうで応募しているわけでございますけれども、当然この実証をしていろいろな課題が見えてくると思いますし、その中で何ができるか、どこまでできるか、こういったことが分かるかと思いますので、令和6年度の予算がどうなるかというようなのはまたこれからだというふうに考えております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 同じ話をしますけれども、募集に係る留意事項に、財源確保も含めて翌年度以降の見通し、十分な計画を立てることとなっているのです。それ当然分かっていますよね。だから、今年度交付金事業でやれば来年度は市町村のほうでそこら辺りもちゃんと担保してくださいねということだと思います。ぜひ学校給食に使ってもらいたいと思います。
  それで、この前、先ほど市長の施政方針の中でも話題が出ましたが、2月12日、ふれあい会館でゆうきの里振興大会が開催されました。そこでは、先進地のいすみ市とか、あるいは豊岡市、佐渡市から事例の発表がありまして、本当に子供たちに安全、安心なものを食べさせたいという思いが伝わってきました。佐渡市では、特に100%佐渡市産の有機のものを使うと。しょうゆから全て。大豆、小麦、全て。佐渡市はそれを目指してやりますというような思い入れの発表がありましたが、これを機に阿賀野市も有機農業を農業の柱の一つにしてもらいたいと思いますし、それから無農薬、無化学肥料の食材を学校給食に使用してもらいたいと思います。
  そこで、最後の決断をするのは市長しかいないので市長にお伺いしますが、ぜひともその有機農業が進展するように、そのためには販路といいますか、使用先、学校給食に利用して子供たちにいいものを食べてもらいたいと思います。ぜひ、市長の決断がなければこれ進まない話だと思いますので、市長から一言お願いします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 有機米の学校給食への導入についてでありますが、今現在、学校給食、米飯給食は週4日実施しておりまして、笹神農協さんと市がお米の購入助成を行っております。お米は特別栽培米を提供して、非常に減農薬の減肥料、非常においしいお米を安全でおいしく食べられるものを提供している状況にありますが、今言われるように有機米、完全100%オーガニックのお米を出すというのは、今回千葉県のいすみ市の方が言っておりましたけれども、それが評判となって、ある程度非常に好評だったというような話がありました。ただ、栽培面積を見ますとどちらの、今回来た先進事例の3自治体ともにそれほど多くを栽培しているわけではなくて、やはり課題が多くある。ですから、今後の取り組む各地の取組によるものだとは思っておりますけれども、阿賀野市としても宣伝効果としては十分に使えるので、今回栽培されたものを見て判断していきたいなと思っております。できるだけ今ふるさと納税にも活用すれば大いに寄附額が増えてくる可能性もありますので、その辺は戦略的に取組をさせていただければと思っております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 明るい見通しの答弁をいただきました。ぜひともゆうきの里阿賀野市にしていただけるようお願いしたいと思います。
  次に、水原駅のみどりの窓口廃止についてであります。事前にJRから説明を受けておりというような答弁でしたが、事前にというのはどれぐらい前のことを指すのでしょうか。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) お答えをいたします。
  JRの担当の方が私どもに説明においでになった日は、1月17日でございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それで、当面無人化される予定はなく、時間は短縮されますが、駅員の方が常駐してくれるというような答弁ですけれども、何か言葉尻を捉えているようで悪いのですが、当面というのはどれぐらいのことを指しているのでしょうか。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 私どももそこの部分がちょっと気になったというか、引っかかったというか、再度どのくらいのスパンなのですかという質問をやりましたけれども、そこまでまだ具体の話ではないというお答えでしたので、それ以上は申しませんでした。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 菅原部長も多分御存じだと思うのですが、2021年からですか、どんどんみどりの窓口が廃止されて、駅員もいなくなって無人化も進んでいます。その状況を見ていると、大概1年前後なのです。早いと数か月、長くても1年程度。例外はあるかもしれませんが、そこら辺りやっぱり無人化される可能性が高いのではないかなと、ほかの周りの状況を見ると。その辺は承知していましたでしょうか。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 我々もやっぱりそういうのがこの次にあるのかなという感じはいたしましたので、では次はどのくらいの時期にそういうことが起こるのでしょうかという質問をさせていただいたところです。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 12月議会でも申し上げたのですが、もう多分そんなに長くないと思うのです。そういう意味で、これはまさに市長の決断になるのですが、この後無人化をそのまま無人化のままやるのか、あるいは市町村が簡易委託を受けて駅員を常駐させるのか、そこら辺り市町村によって対応が違うのですけれども、場合によっては市町村が、市町村の委託を受けた人がマルスを動かしている例もあるのです。マルスというのはみどりの窓口で使う発券機なのですけれども、発券機撤去したのでしょうけれども、市町村でそれをやっているところもあります。それから、今撤去されているところで利用者が1日1,000人以上のところはリモートマルス、話せる券売機をつけているのです。水原はそれよりもちょっと下なものですから、そういう対応がなされなかったのです。必ずしも1,000人ではないのです。ですけれども、燕は今月みどりの窓口を廃止されます。燕駅の掲示板は、燕三条を利用してください、三条が廃止されたときは東三条駅を利用してくださいというふうに場所を特定して説明があったのです。ここは何にもないのです。だから、お好きなところに行ってくださいというような言い方です。新津に行くか、豊栄に行くか。それぞれ10キロぐらいありますけれども。そういうことで、非常に不便になるなと。2月28日、私に一般の市民の方から電話が来ました。「清野さん、私、いつでもではないんだけど、時々大阪とか東京に用事で行くときがあります」、自営業者の方です。「こんなことになりましたらどうしたらいいんでしょうか」と、「ますます阿賀野市が地盤沈下しますね」と、そんなこともおっしゃっていましたし、私のところに時々来る方も定期券を利用してJRで通勤している40代の方いらっしゃいます。その方も「本当にどんどん何かこう、ここが寂しくなりますね」というような話をしていかれました。私も本当にこれは残念なのですけれども、このまんま無人化というのは非常に残念だと思いますので、市長から何とか、市長は前回シミュレーションしていますというような答弁がありましたが、そこら辺りもうちょっと前向きに、無人化はしませんというようなことで一応答弁をいただければと思いますが。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 無人化をさせない云々というのは、今の時代の流れを見ていますとまず無理だろうと。全国的にいろんな今無人化に対しての取組、地域の方々がそこで店を出すとか、あるいは代行するとか、いろんなやり方が今全国展開されております。そういったものを我々もしっかりと勉強しながら、今後あるべき姿、市民が喜ばれるような姿、そういったものを模索していくのも一つ手だてではないのかなと常日頃テレビを見ながら感じております。ただ、一歩一歩、荻川にせよ、今言われる燕駅にせよ、県内の駅が、取組がこれから見えてまいりますので、我々としても早めに対応する形で取組をさせていただく、そのためにも組織強化を図ってまいりたいと思っております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) ここにさっきの答弁で意見、苦情等につきましては受けておりませんと、全くないというような答弁になっています。別にここについては私答弁を求めていなかったのですけれども、御親切に書いてくれたのだと思いますが、ただ私の知り合いも、それから私も、駅には行って今後どうすればいいのだというような相談とか、苦情ではないというふうに言われれば苦情ではないのですけれども、結構心配して、お父さん、お母さんが子供さんの定期を買うのにどうしたらいいのだとか、そういうような相談も行っています。だから、こういうことで、一切受けておりませんということではなくて、心配されて動いている方もいらっしゃるということで言っておきますけれども。
  あと、チケットレスサービスの利用が多くなっている実態を踏まえての判断というふうに答弁されましたよね。どれぐらいなのですか、チケットレスサービス。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 水原駅に限ってのそういうデータではないかと思いますけれども、JRが公表しているペーパーでは8割がそうだというふうに書いてあります。
  それともう一点、先ほどの苦情云々の話ですけれども、それについてはJRのほうへこちらから電話いたしまして、苦情等はございますかという問合せをした上でお答えをしたものでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 80%も、そんな使っていることはないでしょう。それ目標ではないですか。首都圏における目標だと思います。2025年度の目標値だと思います。そんなに普及しているわけないですよ。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 今言ったのがJR東日本のニュースのペーパーなのですけれども、近距離以外の御利用においては約8割がみどりの窓口以外の切符の販売サービスにより御購入をいただいておりますといったような記述がございまして、これをちょっと紹介させていただいたので、水原駅の話かと言われるとそうではなくて、全国の話なのかなというふうに思います。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) いずれにしましても、駅はやっぱり地域の拠点ですので、何とか無人化になったとしても市のほうでしっかり補完をしていただきたいと思います。市長、そこら辺り約束はできないかもしれませんが、できるだけ約束をしていただきたいのですが、どうでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) これだけは約束はほとんどできない案件です。だから、どういう形で代替できるのか、あるいは駅を利用してもっと別な有効な活用、そういったものを検討することはお約束できますけれども、今言われる部分ではちょっと難しい部分がございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 12月のときに、仮に無人化されたら市のほうでそこで地域の拠点として情報発信とか、観光PRとか、そういうものに使ったらどうかというような提案はさせてもらいました。そのとき市長は、ではしっかりシミュレーションをして、できるだけ空白が起きないように対応すると、そういうような答弁だったと思うのですが、今回みどりの窓口が予想外に早く廃止されたものですから、それで確認という意味で言っています。それは大丈夫ですよね。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) それは、取り組むという市民の方が出てくればの話なので。ですから、やはり昔みたいにキオスクみたいにあったところ、私なんかはよくあそこ毎朝新聞買いに行ったものです。ああいう形で、考え方一つによってにぎわいの拠点にもなるのです。ですから、必ずしもみどりの窓口がなくなった、JR職員がいなくなった、だからもう終わりだ、そういう発想ではなくて、またそれを利用しながら、あるいは代替の方法を考えながら取り組んでいくことが重要ではないのかなと思っております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 私も全く市長と同じ考えですので、ぜひとも地域の拠点になるように取り組んでいただきたいと思います。では、安心して無人化を迎えられますよね、そういう意味ではね。
  それでは次に、子育て環境日本一のまち。子育て環境日本一を標榜しているといいますか、日本一ということで表現している市町村って結構あるのです。ちょっと数えてみたら数え切れないぐらいありました。それで、阿賀野市の子育て環境日本一というのは具体的に何を目指すのか。これは、ここに書いてあるとおり子育て環境の日本一を目指すといったときに、それぞれがほかの市町村とかがいっぱい出てきているわけです。そういうときに、頂上といいますか、最高の目標というのはあるのかどうか、あるいはほかの市町村が競り合ってきたときにどうするのか、そこら辺りから伺います。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 御質問にお答えいたします。
  どの分野において子育て日本一というふうに特に目標も設けておりません。ただ、先ほど市長の答弁にもございましたように、この地域で子育てをしたいと感じる乳幼児の保護者の割合が97.1%と非常に高い値を示しており、私どもはこの市で育てたいといった人を100%を目指して頑張っておるつもりでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それで、先ほど今年度新規で子育て環境の子育て支援策として2歳までの第2子の保育料を無償化するというような説明がありましたが、これは該当する人数、それから金額的にはどれぐらいになるのでしょうか。
議長(市川英敏君) 塚野社会福祉課長。
社会福祉課長(塚野敏之君) 今の御質問にお答えいたします。
  人数といたしましては、該当する者は71人ほどになるかと思います。金額にいたしましては、1,300万ほどになろうかと思います。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) いろいろメニュー的に幅広くやっていただいていると思います。そこら辺りはメニューを見ると非常にもう隙間なく埋めてきているなとは思いますが、これはある子育ての方から言われたのですが、メニューだけはデパートだと、いっぱいいろいろ対策をしていただいていると。それよりも我々、普通の方ですよ、子育て世帯、40代の方ですが、学校給食の無償化とか、あるいは出産祝金、そういうものをどんと出してもらったほうがずっとありがたいと。これはその人の御意見なのですけれども、そういうお話もありました。そこら辺りは市長はどのように考えられますか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 今日も新聞で出雲崎のケースが出ていたと思うのですけれども、今日ではなかったですか、出雲崎町、非常に子育て環境が充実して、転入者数が転出を上回っているという。そういった中での出産祝金が、幾らだったのかな、かなりの金額出しています。それから、結婚かな、2種類ぐらいお金出している。財政的に出雲崎の場合には、自治体の特性として財政的ゆとりを持っていますのでそういうことができる。我々としては、自分の身の丈に合わせて最大限できる取組は今全てやって、ラインナップさせていただいているところでありまして、よその芝生を見てうちもと言われると少し、やはり身の丈に合わせた取組とせざるを得ない事情というのがあるということを御理解いただきたいと思います。
  あと、やはり若い世代の方々が求めているものは何なのかと。そこが経済的負担なのか、あるいは精神的負担なのか、その辺というのもはっきりしていないのです。
               〔「いや、両方あると」と呼ぶ者あり〕
市長(田中清善君) 両方あるのだけれども、まだそのほかにもいっぱいあるのです。ですから、今結婚しない、未婚化の傾向が非常に高くなってきている。ここも非常に大きな課題。ですから、晩婚だけではないのです。未婚が大きな問題。そして、晩産が問題かというとそうでもない。ですから、その辺も明快に、もう少し若い世代との交流を通して課題を整理しながら取組をさせていただければなと思っております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 先ほど合計特殊出生率の話も出ました。平成21年からずっと県平均を下回っているのです。ずっと下回っています。それで、もう12年ぐらい下回っているのですか、この間どんな対応をしているのか。これ当然原因が、先ほど市長が幾つか言われていました。若い人がいないとか、そういうような話がありましたが、だからといってこのまま対応していないでいいのでしょうか。ずっと12年も最低、最低といいますか、最低のときもありますし、県平均も下回っています。そこら辺りはどう考えて、どのように今まで対応を図ってきたのか伺います。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 私も正確ではないのですけれども、例えば出産適齢期の方々が多くいる自治体、女性ですね、それが少ない自治体、これによって大分合計特殊出生率の計算が違ってくるのではないでしょうか。ある意味、低いというのはそういった若い世代の出産適齢期の女性が多く在住している、いいまちなのだと、そういう捉え方もできるのではないのかなと思っております。ですから、この10年低い、低い、これをネガティブに捉えるのではなくて、本当に実際子供を持ちたいと思っていても持てない状況にあるのか、あるいは数字的なマジックでそういうデータが出ているのか、この辺も我々組織力を強化して分析に当たっていきたいなと思っているところであります。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 県が出しています合計特殊出生率の市町村別、これを見るとよく分かるのですが、聖籠町、過去10年間で1.8以上が8回なのです。平均すると、10年間の平均が1.87です。それから、津南町、これも10年間で1.8以上が7回あって、平均すると1.74と。ですから、ほかの市町村の状況を、ほかの市町村は何でこんな数字なのかなというようなことを検証はしているのでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 先ほども申し上げましたけれども、対象となる女性の数によって数字は動きます。ですから、今津南町、あるいは聖籠町の例を出しましたけれども、どう見ても私から見れば対象となる女性の数が少ないから合計特殊出生率は高くなる、そういうようなものではないのかなと。これは、分析してみないとはっきりは申し上げられません。ただ、今直感でそういうような思いを持っているところでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) ですから、私の言うのは、何でその分析をしないのかなと。直感だけの話ではなくて。直感だけの話ですと説得力ないですよね。やっぱり客観的にこれこれこういう事由だから、阿賀野市はここの部分が足りないからいつまでたっても低いのだと。まさにそこだと思うのです。どうでしょうか、その辺。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) まさにそのとおりでございます。ですから、何度も繰り返しになりますが、組織力を上げて分析能力も高めながら取組を進めていきたい、そう思っております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 私は、市長は非常に頭のいい方で、もう既に10年ぐらいですか、市長をやられているわけなので、そこら辺りはこの10年の間にしっかりとその辺の認識、取組をされているのかなと。されていなかったということですか、ここの分についてはね。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 今ほどの清野議員の質問にお答えします。
  当市でも阿賀野市の出生数の推移と、そしてその年度に市の施策でどういうことをしたかというところで今整理をし始めているところでございます。今ほどでは、平成24年度から令和4年度まで合計特殊出生率の数字を挙げて、24年度が1.32、下がったり上がったり、25年度が1.39、28年度は1.33、平成30、31がそれぞれ1.3とか1.31と、令和に入りまして2年度が1.29、3年度が1.15、4年度が1.2と、若干微増、微減傾向ではありますが、今目下整理をして、政策と特殊出生率の関連性を今整理している段階でありますので、何にもしないということではなくて、原課では今それに取り組んでいるところでありますので、その辺を紹介させていただきたいと思います。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 県平均を下回っても10年以上、12年も13年もたっているわけです。それを今頃というのは、ちょっと失礼な言い方だけれども、何を考えていたのかなと。言い過ぎたら勘弁してください。まあいいです。
  それと、今年の新入学生、これは何人いるのでしょうか。新年度。
議長(市川英敏君) 橋学校教育課長。
学校教育課長(橋正人君) お答えいたします。
  2月24日現在でございますが、302人となってございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 令和5年度の新入生が302人いるそうです。それで、今年1年間のゼロ歳児、これ190人ぐらいだと思うのですが、たった6年間で35%も減るわけです。危機感を持たないとおかしいですよ、これ。さっき合計特殊出生率の話もしましたけれども、今度実数で、人数で数えていくと35%も減るのですよ。何をしていたのかなと。阿賀野市のことを思っているのかどうか疑問に思うのですけれども、言い過ぎたら勘弁してください。時々言い過ぎますので。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) お答えいたします。
  確かに出生数は今年度が、令和4年が199、令和3年も199、2年度が218で元年度が239ですので、やはり減ってはおります。その出生率が減っている要因がやっぱり市が魅力的でないから減っているということではなくて、来てくださっている市民の方、今現に住んでいる市民の方の満足度は97.何%ほどで十分高いわけですので、来ていただけさえすれば十分充実しているなというのは実際お感じいただけるのではないかと。問題は、来ていただけるためにどうするかというところも今後、移住、定住のほうも考えていかなければならないと。来た方に対してのフォローは健康推進課、社会福祉課、頑張って取組を強化してきておりますけれども、いかんせんその引っかかりのところが弱いのかなという思いで今いるところであります。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それで、総合計画を見ますとゼロ歳から14歳までの人口、元年度で4,577人、目標年度令和6年4,565人。では、今月末何人いるかというと4,270人です。元年度より300人も減っています。こんなので目標達成できるのですか。この目標設定の考え方ってどうなっているのでしょうか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) お答えいたします。
  総合計画に記載ございますように、社人研の推計を基に、私どもの独自推計を加えたところで設定いたしております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) これ、では1回つくって終わりなのですか。つくって終わり。元年度の数字、それから6年度の目標書いてありますよ。それから1年ごと、2年ごと、3年ごととか半年ごととかデータ出てくるでしょう。何でそういう見返りとか見直しとかやらないのでしょうか。それをやることによって問題点が顕在化してくると思うのです。それをやらないでこれは計画だ、それではつくる意味がないのですよ。相当なお金もかかっているでしょうから。
  それと、この保護者負担の軽減というのもあります。子供のための経済的支援の助成総額5,400万。5,400万です、令和元年度。これは今年幾らになっていますか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) お答えいたします。
  令和4年度の見込みでは、5,665万円でございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) これでそれなりの効果も出ているのでしょうけれども、本当にやっぱり随時見直しをしながら見て、疑問を持って対応してもらいたいなと思っています。
  それから、少子化の原因の大きなもう一つは未婚化、これありますよね。これを見ても、結婚意識の向上、元年度3.0、6年度3.9とあります。この目標3.9というのは、何を根拠に3.9を出しているのかなと。現実はもう3.1ぐらいですか。もっと低いですか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) お答えいたします。
  婚姻率につきましては、平成28年度が3.9ございましたので、少なくともそこまでは持っていきたい、回復させたいということで設定いたしております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それでは単なる願望を書いただけなのです。願望を書いただけであれば、こんなの何にもあれですよ。根拠を持った数字ではないではないですか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) お答えいたします。
  平成28年度におきまして3.9という数字を示しておりますので設定したというふうに申し上げましたが、当時の合計特殊出生率は阿賀野市におきまして1.33という数字になっております。それでも十分今よりはいい数字でございますので、その数字を維持したいというところで設定いたしております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 明確な根拠はないけれども、それぐらいになるだろうという、合計特殊出生率からいってそれぐらいだろうというようなことだと思いますが、これはどうやって啓蒙するのですか。意識の向上。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) お答え申し上げます。
  現在、私どもでは、結婚機運の醸成といたしまして、新潟県が運営する婚活サイトへの登録をお勧めいたしております。こちらにおきましては、登録料が9,000円から1万1,000円するものですから、半額を助成するということで御案内して、登録の手続をされた方には半額を助成いたしております。また、当市独自ではありますが、婚活イベントを開いておりまして、今年度も1月の末に開催しましたところ、およそ15名ほどの男性、女性お集まりいただいて、お知り合いになっていただくことになりました。細々とではありますが、当市においてそういった取組を展開するとともに、周辺市町村とも併せてそういった活動することで、より広い範囲で知り合いの数を増やしていただきたいと考えております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 婚活も取り組んでいただいてありがとうございます。
  それで、ここの地域だけでやるとやっぱりしょしなのです。それで、もうちょっと広域に、下越とか新潟とか、北区とか江南区とか入れてもらえばかなり気持ちも楽になると思うのです、出てくる人もね。そういうような取組をぜひ推進してもらいたいし、それからこれ前に何度か聞いているのですが、仲人事業もやっていましたよね、仲人。仲人を募集してやっていましたよね。その辺の活動というのは今休眠状態なのですか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) お答え申し上げます。
  縁結び会員、縁結びサポーター、縁結び応援団の事業を展開しておりましたけれども、近年やはりコロナ禍というものもございまして、直接お会いするという件数が非常に少なくなっておりました。今年度から先ほどお話しいたしました新潟県の婚活システムに登録することのほうへ助成することにかじを切りましたので、今年度をもちましてこちらの事業につきましては一旦終了と考えております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 終了なんて言わないで、いろんな手段を考えて取り組んでもらいたいと思います。財政課長が担当しているのだから、予算は幾らでもつけられるではないですか。
  それと、ゼロ歳から14歳までの人口が物すごく極端に減っています。これは人口減少でしようがないのでしょうけれども、減り方がちょっと大きいので、何とかこれをゆっくりにするために出産祝金とか、そういうものも考えてもらいたいと思うのです。南魚沼市が2021年度から子育ての出産祝金を出しているのです。もう皆さん当然承知していると思いますけれども。それで、効果を見極めるために時限でやっているのです、5年間で。5年間、出産祝金事業をやっています。その辺も、効果があるかどうかいろいろ意見もありますので、そういうところもちょっと見ながら、できれば取り組んでもらいたいと。子供を産めない理由、これ73%ぐらいが経済的な理由なのです。これは最近の調査です。いろんな調査があって、その都度数値が違うのですけれども、その経済的理由は徐々に減ってきているようなのです。減ってきてはいるけれども、やっぱり若者の雇用環境が全然よくないので、どうしても経済的な理由というような理由がまだ七十数%あります。あと20%ぐらいが精神的なものというようなこともありますので、ぜひそこら辺りも、経済的理由ばかりではないのだけれども、出産祝金を出してバックアップしてもらいたいと思います。南魚沼市、5年間です。市長、どうですか。考えていただけませんか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) これも繰り返しになりますけれども、身の丈に合わせた取組が今必要ではないのかなと思っております。南魚沼市というのは、御存じのとおり、今新幹線の駅が浦佐駅、そして東京から1時間。ここは新潟から30分、車で。どちらに住みたいと思うか、この辺を勘案しながら考えていけばよくお分かりだと思いますので、よろしくお願いします。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) すみません、もう時間がないのですが、一言。
  笹神地区の有機給食、今年国の金で施行ですけれども、来年度以降もぜひ支援いただきますようお願いします。阿賀野市ゆうきの里づくり、お願いします。
  以上、終わります。
                                            
    散会の宣告
議長(市川英敏君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれで散会します。
  なお、来週月曜日、6日の午前10時から本日に引き続き一般質問を行います。
  御協力ありがとうございました。
               散 会 (午後 4時39分)