令和4年第5回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)

                        令和4年9月5日(月)午前10時00分開会

日程第 1 会議録署名議員の指名                             
日程第 2 会期の決定                                  
日程第 3 諸般の報告                                  
日程第 4 一般行政報告                                 
日程第 5 議案第67号 専決処分の承認について(専第19号 令和4年度阿賀野市一般会計補
             正予算(第4号))                       
日程第 6 議案第68号 令和3年度阿賀野市一般会計決算の認定について          
      議案第69号 令和3年度阿賀野市国民健康保険特別会計決算の認定について    
      議案第70号 令和3年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計決算の認定について   
      議案第71号 令和3年度阿賀野市介護保険特別会計決算の認定について      
      議案第72号 令和3年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計決算の認定について
      議案第73号 令和3年度阿賀野市少年自然の家特別会計決算の認定について    
      議案第74号 令和3年度阿賀北広域組合一般会計決算の認定について       
      議案第75号 令和3年度阿賀野市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について
      議案第76号 令和3年度阿賀野市下水道事業会計決算の認定について       
      議案第77号 令和3年度阿賀野市病院事業会計決算の認定について        
日程第 7 議案第78号 令和4年度阿賀野市一般会計補正予算(第5号)          
日程第 8 議案第79号 令和4年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)    
日程第 9 議案第80号 令和4年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)   
日程第10 議案第81号 令和4年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第1号)      
日程第11 議案第82号 令和4年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第1号)        
日程第12 議案第83号 阿賀野市情報通信施設の設置及び管理に関する条例の廃止について  
      議案第87号 阿賀野市インターネット・サービス運用基金条例の廃止について   
日程第13 議案第84号 阿賀野市職員の定年等に関する条例の一部改正について       
      議案第85号 地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関す
             る条例の制定について                      
日程第14 議案第86号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について     
日程第15 議案第88号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基
             準を定める条例の一部改正について                
日程第16 議案第89号 下越福祉行政組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更について 
日程第17 議案第90号 損害賠償の額の決定及び和解について               
日程第18 議案第91号 市道路線の変更について                     
      議案第92号 市道路線の認定について                     
日程第19 発議第 5号 フェムテック製品の改正医薬品医療機器法上の位置付けの早期明確化を
             求める意見書の提出について                   
日程第20 報告第15号 令和3年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告につい
             て                               
      報告第16号 専決処分の報告について(専第17号 損害賠償の額の決定及び和解に
             ついて)                            
      報告第17号 専決処分の報告について(専第18号 損害賠償の額の決定及び和解に
             ついて)                            
日程第21 一般質問                                   

出席議員(15名)
   1番   荒  澤  浩  和  君      2番   天  野  市  榮  君
   3番   遠  藤     孝  君      4番   加  藤  博  幸  君
   5番   百  都  順  也  君      6番   大  滝     勝  君
   7番   松  ア  良  繼  君      8番   清  野  栄  一  君
  10番   岡  部  直  史  君     11番   村  上  清  彦  君
  12番   風  間  輝  榮  君     13番   宮  脇  雅  夫  君
  14番   山  口  功  位  君     15番   遠  藤  智  子  君
  16番   市  川  英  敏  君

欠席議員(1名)
   9番   近  山     修  君

地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
       市     長    田   中   清   善   君

       総 務 部 長    菅   原   博   徳   君
       (総 務 課長)

       民 生 部 長    山   ア   善   哉   君

       産 業 建設部長    田   村   大   樹   君
       (建 設 課長)

       市 長 政 策 ・    齋   藤   和   彦   君
       市 民 協働課長
       (危機管理課長)

       企 画 財政課長    西   潟   治   子   君
       管 財 課 長    相   馬   繁   行   君
       税 務 課 長    小   池       勉   君
       市 民 生活課長    権   瓶   勝   栄   君
       健 康 推進課長    吉   川   麻   子   君
       社 会 福祉課長    塚   野   敏   之   君
       高 齢 福祉課長    小   見   江 梨 子   君
       生 涯 学習課長    羽   田   正   佳   君
       農 林 課 長    田   邉       徹   君

       商 工 観光課長    大   橋   晋   一   君
       ( 公 園 管 理
       事 務 所 長 )

       上 下 水道局長       橋   健   治   君
       会 計 管 理 者    大   岡   延   子   君
       教  育  長    神   田   武   司   君
       学 校 教育課長       橋   正   人   君

       農 業 委 員 会    宮   嶋   正   憲   君
       事 務 局 長

       代 表 監査委員    照   田   伸   宏   君

       監 査 委 員    遠   海   美 穂 子   君
       事 務 局 長

       消防本部消防長    加   藤       昭   君

本会議に職務のため出席した者の職氏名
       事 務 局 長    保   科   和   文
       主     任    坂   井   信   子
       主     任    青   山       愛

               開 会 (午前10時00分)
    開会の宣告
議長(市川英敏君) おはようございます。皆様には御参集いただき、ありがとうございます。
  本定例会につきましては、円滑に進行できますよう、議員各位の御協力をお願い申し上げます。
  定刻になりました。
  ただいまの出席議員数は15名です。定足数に達しておりますので、これより令和4年第5回阿賀野市議会定例会を開会いたします。
  なお、9番、近山修さんから本定例会中の欠席の届出が前もってありましたので、皆様に御報告いたします。
  また、新潟日報から写真撮影の申出がありましたので、今会期を通じ、撮影を許可いたしました。
                                            
    開議の宣告
議長(市川英敏君) これより本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
議長(市川英敏君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、12番、風間輝榮さん、14番、山口功位さん、1番、荒澤浩和さん、以上3名を指名します。
                                            
    会期の決定
議長(市川英敏君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
  お諮りします。本定例会の会期は、本日9月5日から9月22日までの18日間としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本定例会の会期は9月5日から9月22日までの18日間に決定しました。
                                            
    諸般の報告
議長(市川英敏君) 日程第3、諸般の報告を行います。
  6月21日から昨日までの主な会議、行事等の状況及び議員派遣につきましては、お手元に配付しております会議・行事等の開催状況報告書並びに議員派遣一覧のとおりです。
  本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、田中市長はじめ24名であります。なお、見尾田農業委員会会長から本日9月5日から7日まで欠席の届出がありましたので、御報告します。
  本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から議案26件、報告3件です。議会からは請願1件、発議1件、委員長報告3件、申出関係4件及び議員派遣についてです。
  受理いたしました請願は、お手元の請願文書表のとおり所管の常任委員会へ付託いたしました。
  去る8月26日、議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議いただいた結果、お手元に配付しております会期日程により運営することといたしました。
  以上で諸般の報告を終わります。
                                            
    一般行政報告
議長(市川英敏君) 日程第4、田中市長から一般行政報告を求めます。
  田中市長。
               〔市長 田中清善君登壇〕
市長(田中清善君) おはようございます。一般行政報告を申し上げます。
  本日、令和4年第5回阿賀野市議会定例会の開会に当たり、議員各位の御健勝をお喜び申し上げます。
  また、日頃より市政発展のために御尽力をいただいておりますことに、深く敬意を表しますとともに、感謝申し上げます。
  初めに、8月3日から4日にかけて、停滞する前線の影響によりまして、新潟、山形県境付近で線状降水帯が発生し、これまでに経験したことのない豪雨となりました。
  この間、県北地域では記録的短時間大雨情報が合計16回発表され、浸水被害や土石流が発生するなど、甚大な被害となりました。
  この災害により被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。
  なお、今回の県北地域における豪雨災害への本市の支援等の状況でございますが、8月4日には消防本部の救助隊と上下水道局の給水車を派遣、6日からは被災者の体調管理のため保健師を、そしてその後、マンホール点検業務やチームにいがたの一員として住宅被害認定調査業務、現地対策本部マネジメント業務、避難所運営支援業務、罹災証明発行業務に職員を派遣いたしました。
  災害は他人事ではありません。常にいつ発生するか分からないという危機感を持ち、これからも災害発生の未然防止、発生時の避難及び防災体制に万全を期し、市民の生命と財産を守ってまいります。
  さて、新型コロナウイルス感染症は、感染力が大変強いオミクロン株BA.5の猛威により第7波に突入し、各都道府県で連日のように過去最多の感染者数を更新するなど、全く収束が見えない状況であります。
  県は、国が新設したBA.5対策強化宣言を8月5日から8月31日までとして発令しましたが、感染者数の減少には至らず、その期間を9月30日まで延長することを決定いたしました。
  また、オミクロン株BA.5の猛威は、本市でも8月21日の県発表で感染者数97人と、1日での過去最多を更新しました。
  このような状況の中、3年ぶりに行動制限のないお盆では、飛行機や新幹線などの交通機関を利用した人は前年の約2倍になるなど、コロナ前の水準にほぼ回復した路線もありました。
  帰省や旅行などでお盆休みを楽しみ、イベント等での人数制限もなく、またスポーツ観戦でも指定された試合や段階的に声を出しての応援が解禁になるなど、コロナとの共存、ウィズコロナは確実に加速しているように感じております。
  市といたしましては、今後も引き続き国、県の方針に沿い、ワクチン接種をはじめとする基本的な感染防止対策、あわせて経済対策をはじめとする地域活性化のための対策を推進してまいりたいと考えております。
  御理解と御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
  それでは、6月定例会以降の行政執行について報告を申し上げます。
  まず初めに、新型コロナウイルス感染症対策について申し上げます。
  ワクチンの接種状況につきましては、8月28日現在、人口比で1回目接種済みの方が86.9%、2回目が86.5%、3回目が75.1%、また4回目の追加接種でございますが、接種対象者のうち接種券発送済者数との比率で67%となっております。
  なお、本市における感染者数は、8月28日現在、延べ3,583人となっております。
  次に、イベント等の状況について申し上げます。
  阿賀野ウォーク&イートin五頭、五頭スカイランニングは9月25日に、あがの市民まつりは10月9日、あがのわくわく産業フェアは10月16日にかけ開催するとした一方で、コスモスきょうがせまつりは中止となりました。
  なお、敬老会につきましては、重症化しやすい高齢者の皆様が安心して参加できる状況でないと判断し、中止といたしましたが、健康長寿と商工業の振興、地域活性化を目的として、昨年に引き続き、本年度中に喜寿、米寿を迎える皆様を対象に、市内の和洋菓子店で使えるクーポン2,000円分を贈呈いたしました。利用期間は今月末日までとなっており、大いに利用していただきたいと思っております。
  また、令和2年度、3年度と中止いたしました地域防災訓練でございますが、コロナ禍でもそのときの状況に応じた内容とし、行える訓練は実施することとして、10月16日、笹神体育館を会場に、笹岡小学校区の自治会を対象に実施することとしております。
  次に、阿賀野市生活応援ごずっちょ商品券について申し上げます。
  コロナ禍における物価高騰に直面する市民の生活応援と地域経済の活性化のため、市民全員に市内登録店で使用できる商品券をお一人1万円分配布したもので、7月15日に世帯主様宛てに引換券を発送し、7月29日から引換えを開始いたしました。
  今回の商品券の引換えは、29日の水原総合体育館会場、30日、31日の市役所本庁と安田体育館会場において通常の窓口方式と、暑さや密にならないための対策としてドライブスルー方式の2通りの方法で行いました。
  ドライブスルー方式で引き換えられた方からは、車から降りる必要がなく、楽に引換えができてとてもよかったと声をお聞きしているところでございます。
  使用期限は10月31日までとなっておりますので、お早めに御使用いただき、商品券配布の目的である市民の皆様の家計と地域経済への支援につながってくれればと思っております。
  なお、配布対象者数は引換券発送時点で4万568人、引換え済みの人数は8月26日現在、3万9,031人で、引換え率は96.2%となっております。
  続きまして、7月21日に行いました農業委員の辞令交付について申し上げます。
  選出方法が公選制から任命制に移行して3期目となりますが、6月議会定例会におきまして同意をいただきました15人の皆様に、農業委員として令和7年7月19日まで、任期3年間の辞令を交付いたしました。
  これからの農業委員会には、国から農業者の意向等を勘案し、将来の農地利用を定めた目標地図の素案作成が課せられるなど、その役割と責任が重くなってきていることを踏まえ、農業委員の皆様からはその責務を果たしていただけるものと期待しております。
  続きまして、「道の駅あがの」のオープンについて申し上げます。
  8月5日に待望のオープンを迎え、当日は開店前に約200人が行列をつくるなど、市内外約4,000人の皆様からお越しいただきました。
  オープン初日は大きな事故もなく、大変うれしく思うと同時に、皆様からの期待の大きさを感じたところであります。
  その後も6日の土曜日は約5,000人、7日の日曜日には約6,000人の皆様からお越しいただき、オープンから1か月たちますが、現在も1日約3,000人の皆様からお越しいただいております。
  10月にはレストランが開店する予定となっており、あわせて休日には様々なイベントも予定されております。
  「道の駅あがの」は、単なるトイレ休憩の場所ではなく、観光地として、また子育て世代の憩いの場として、市内外の大勢の皆様からお越しいただけるよう、指定管理者である株式会社あがのと連携し、一体となった運営に邁進してまいります。
  続きまして、8月6日に開催されました広島平和記念式典への中学生の派遣について申し上げます。
  同式典への中学生の派遣は、今年度、3年ぶりに自治体席が設けられましたので、令和元年度以来となります。
  また、これまでは各校2人の合計8人を派遣しておりましたが、今年度はより多くの生徒から貴重な経験をしていただきたく、各校3人として、合計12人を派遣いたしました。
  参加した生徒たちからは、阿賀野市の中学生を代表しているという強い意識を持ち広島平和記念式典に参列し、阿賀野市の中学生全員で作った千羽鶴を届け、また平和記念資料館の視察を通じて原爆の悲惨さを肌で感じ、改めて平和の尊さを実感してくれたものと思っております。
  そして、この経験をぜひ周りの生徒にも伝えていただきたいと思っております。
  今を生きる私たちの使命は、世界が平和であるために、戦争の事実を風化させず、次の世代につなげることであると思っております。
  続きまして、移動スーパーとくし丸の出発式について申し上げます。
  株式会社ウオロク様が事業者となる、本市では第1号車となる移動スーパーとくし丸の出発式が8月23日、ウオロク水原店で行われました。
  とくし丸は、高齢の方や障がいのある方が日用品や食料を店舗まで買いに行けないため、定期的に地域に出向き、販売する移動スーパーであります。
  買物に行くことが難しい方々にとって大変ありがたく、心強い存在であり、また地域へ定期的に訪問することによって、見守りや安否確認についても行っていただけるとのことで、大変感謝しているところであります。
  今後台数を増やす予定であるとお聞きしており、安全、安心なまちづくりに貢献していただけるものと期待するところであります。
  続きまして、事業の執行状況について申し上げます。
  市の公共工事の発注状況は、8月末現在、予算額約29億円のうち発注率は約60%となっております。
  また、その他の事業の執行率は、住宅リフォーム補助事業では約67%、地場産瓦利用補助事業では約40%、自治会集会施設建設補助事業では約78%の執行状況となっております。
  なお、虹の架け橋住宅取得支援事業の執行状況は約91%でありますが、申込みは既に100%に達しております。
  今後も引き続き市内の経済状況等を的確に把握しながら、商工業の下支えに努めてまいります。
  最後に、ロシアのウクライナ軍事侵攻について触れさせていただきます。
  侵攻が始まってから先月の24日で半年が経過いたしましたが、戦闘地域は広がり、状況はさらに悪化、長期化も懸念されております。
  また、ウクライナ国内にある欧州最大規模の原子力発電所の附帯施設が攻撃を受けているとの報道もあり、万一の場合、大惨事になるおそれもあると伝えられています。
  このような情勢の中、新型コロナウイルス感染症の流行で2年間延期されていました核拡散防止条約の再検討会議が8月1日から国連本部で行われましたが、最終日の8月26日、核の使用に具体的な制限措置を盛り込んだ最終文書は、この軍事侵攻で核の使用をも否定しないロシアの反対によって採決できませんでした。
  全く終息の見通しが立たない今、ロシアからは戦闘で失った大きな代償と悲惨な現実、世界の人々が平和を願う声を聞き入れていただきたいと切に願うものであります。
  なお、市役所で受け付けました義援金並びに市役所庁舎や各支所等に設置しております救援金募金箱に頂きました善意でございますが、8月23日現在、累計で103万7,683円となっており、日本赤十字社を通じてウクライナへ送らせていただいております。
  以上、令和4年第5回議会定例会における一般行政報告とさせていただきます。
  結びに、このたびの議会定例会において提出いたしました全議案に対し、慎重御審議を賜り、その趣旨とするところ十分御理解をいただき、満場の賛同により御承認をお願い申し上げる次第であります。
  なお、6月7日以降の会議、行事等の主な出席につきましては、お手元に配付させていただいております報告書のとおりでありますので、後ほど御確認くださるようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) 以上で一般行政報告を終わります。
                                            
    議案第67号 専決処分の承認について(専第19号 令和4年度阿賀野市一
            般会計補正予算(第4号))

議長(市川英敏君) 日程第5、議案第67号 専決処分の承認について 専第19号 令和4年度阿賀野市一般会計補正予算第4号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第67号、専決処分の承認について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、令和4年8月23日に専決処分した補正予算について議会の承認を求めるものであります。
  令和4年度阿賀野市一般会計補正予算第4号として、歳入歳出それぞれ118万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ212億7,711万4,000円としたものであります。
  今回の補正は、国によるマイナンバーカード普及促進事業の9月末日の期限を見据え、事業終了までにマイナンバーカード取得率の向上を図ることを目的に、「道の駅あがの」において申請窓口の設置や商品券の配布といった取得促進に関わる取組を期間を限定して実施するため、必要な費用について専決処分したものであります。
  歳入につきましては、前年度繰越金118万円の増額を計上いたしました。
  歳出につきましては、個人番号カード事務費において報償費100万円及び需用費18万円を計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  7番、松ア良繼さん。
7番(松ア良繼君) 金額的には僅かな補正予算なのですけれども、マイナンバーカード取得の向上を図るということで、国、政府が2万円のプレミアムをつけて促進の……
議長(市川英敏君) 途中ですみません。松ア議員、これはどなたに対しての質問になりますか。
7番(松ア良繼君) 執行部なのですが。
議長(市川英敏君) 担当課長ですか。
7番(松ア良繼君) そうです。
議長(市川英敏君) これ総務文教常任委員会で審議を行いますので、そのときに質問いただけますか。よろしくお願いします。
議長(市川英敏君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。
               〔「付託でないよ、これ」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 松ア議員、大変失礼しました。この件につきまして、ここで採決しますので、先ほどの質問、もしよろしければお願いします。
  7番、松ア良繼さん。
7番(松ア良繼君) 私もそう思って質問したのですけれども、これは国がそういうふうにキャンペーンをやっているという中でのことなのだけれども、わざわざ市が独自の支援金を出してまでこの促進事業をやるということの理由づけといいますか、市民から見たメリットというか、その辺もう少し説明願いたいのですが。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 松ア議員の御質問にお答えいたします。
  今ほど市長からの提案説明もございましたように、このたびの道の駅での実施につきましては、このキャンペーンを行うことによりまして、今まで取得されておりませんでした約6割の方に向けて、こういったキャンペーンがあります、ですから皆さん取得してくださいということをお知らせすることを目的といたしまして実施するものでございます。
議長(市川英敏君) 松ア良繼さん。
7番(松ア良繼君) こういうのがありますからお知らせしますというだけの理由で、しかしわざわざ補正予算、専決までしてやる必要があるのかなということでもう少し説明いただきたいと思ったのだけれども、マイナンバー取得するかどうかというのは、それは住民の任意の申請によってなので、そういうキャンペーンにさらに、国がやるというのだから、国の事業に関しては、それは市がそれをやるというのはやむを得ないと思うのだけれども、さらに上乗せをしてこういうことをやるというのの意義づけといいますか、もう少しないのでしょうか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) ただいまの松ア議員の御質問にお答えいたします。
  キャンペーンを行うことによりまして、これまで直接お話をすることのなかった市民の方に向けまして、職員が対話する形でこのマイナンバーカードのメリットを直接お伝えできるものと考えております。実際私も昨日申請窓口におりましたけれども、マイナンバーカードの持つメリットはという御質問をいただきまして、お伝えしたところでございます。そういった機会を増やしたいと今後も考えております。
議長(市川英敏君) 13番、宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) これ報道によりますと、低い自治体には要するにペナルティーを与えると、国が。交付税を減らすとかいうおどかしをして、無理やり引き上げるということも今報道されていますけれども、阿賀野市の今の到達点はどうなのか。
  それと、メリットと言いますけれども、我々が、今度は松ア議員が一般質問でやりますけれども、デメリットというのもいっぱいあると思うのですけれども、その辺どう考えているのですか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 御質問にお答えいたします。
  まず、地方交付税のことについて御質問いただきましたけれども、報道は確かにございますが、詳細のペナルティーというか、どういった形でデジタル化に関して加算があるのかといったこと、詳細につきましてはまだ不明でございますので、その点についての回答につきましてはお答えいたしかねます。
  メリットにつきましては、先日、9月1日の広報あがのにおきまして一緒にチラシをお配りさせていただきまして、各世帯にマイナンバーカードを申請するとこんなメリットがありますというふうにお伝えさせていただきましたので、よろしければそちらの6点、チラシを御確認いただければと考えております。デメリットにつきましては、申し訳ございません、私今のところ、持たないことのデメリットにつきまして全く想像がつきませんので、ちょっとお答えいたしかねるのですが、よろしいでしょうか。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) 今取得率も聞いたのだけれども。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 失礼いたしました。取得率につきまして申し上げます。7月末現在の取得率につきましては、7月現在は34.9%、目標は57.9%と掲げておりますが、34.9%でございます。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) デメリットも、特に情報がどこで管理されるのかというので非常にやはり危惧している人は多いのです。ちゃんと勉強している人いっぱいいるのです。メリット、メリットしか書いていないけれども、自分の情報がどこで管理されて、誰が管理して、どこで利用されるのかというのは非常に今危惧される状況なので、一地方自治体のほうでそれを全部知れというのも難しいかもしれませんけれども、そういうのを市民はよく考えて、これは危ないぞという人もいっぱいいるのです。ただ知らないでやらないとか、面倒くさいということだけではないのです。その辺をやはりデメリットもよく研究してほしいのです。国から言われるメリット、メリットばかり、2万円というのばかり言っていますけれども、そういう状況ではないのだと、市民もそれをちゃんと理解している人がいて取得しないのだということをぜひ考えて勉強してもらいたいのですけれども、どうでしょうか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) お答えいたします。
  先ほどお話しさせていただきました9月1日広報で折り込みましたチラシには、マイナンバーカードの安全性についても、皆さんの御質問、特にあるものについてお答えさせていただいております。具体的に、マイナンバー制度につきましては国があらゆる情報を一元管理する仕組みではないということ、ICチップは何のためにあるのかということを記載させていただいております。さらに、マイナンバーカードを落としたときの不安についてもお答えさせていただくような記載をさせていただいておりますので、ぜひそちらお読みいただきたいと考えております。
議長(市川英敏君) 7番、松ア良繼さん。
7番(松ア良繼君) 総務省のホームページ見ますと、全国で交付率、それから伸び率が低い団体に対して、これは数も上げて、595なのかな、の首長に対して、知事や副知事を通じて国の方針や取組等の周知徹底とか、交付率の全国順位を提供するとか、こういう頑張ってくださいよということだと思うのですけれども、そういう徹底を実施するというふうにあるのですけれども、阿賀野市に対してはそのような働きかけがあったのでしょうか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) お答えいたします。
  そのような指定がございますので、強化すべきと考えております。
議長(市川英敏君) 4番、加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) 2点ほど確認させていただきたいと思います。
  そもそも論になるのかもしれませんが、なぜ「道の駅あがの」での申請としたのか。先ほどの御答弁の中にも市民の方々に広く周知を図るためということでした。そこで道の駅を利用する、利用できるようなクーポンといいますか、商品券も配るというふうになっていましたけれども、あれを御覧になった市民の方の中には、我々がわざわざ道の駅まで行って申請しなければならないのかという声も一部から聞かれております。なぜ「道の駅あがの」で「道の駅あがの」に来た人だけにそういう対応をするのかというのは当然質問として出てくると思いますので、その辺のところもある程度予想はしていたと思うのですけれども、その辺「道の駅あがの」で行うことについての内部検討はどのように進めていたのかお聞かせ願いたいのが1点です。
  それからあと、2万円分のマイナポイントがもらえるということで国のほうも、今御説明あったチラシも作られておりますけれども、実際は2万円のポイントが即もらえるわけではなくて、5,000円分とか、あるいは7,500円分というふうになるわけで、やはり年配の方々についてはその辺の理解のところがなかなか難しい方もおられますし、私自身も勘違いしていたところもございます。そういう面では国から来たチラシだけではなくて、もしマイナポイントをもらえるのであればどうするのか。例えば一番最初に5,000円分というふうになっていますが、5,000円分はいいから7,500円分と7,500円分のポイント下さいというふうに言われたらどうするのかとか、あるいは5,000円分が先行しないと次の7,500円、7,500円はならないのかとか、あるいは5,000円分もらえると思ったら、実際2万円分のチャージをしないと5,000円分のプレミアムはつかないとか、実際行ってみてどうだったというのがかなり戸惑いの声があちこちから聞こえております。そういう面では、そういうもののポイントの取得の流れ、方法なんかも年配の方々を中心に御説明が必要ではないかと、いわゆる取得率を上げるためにはそういうことも必要なのかなというふうに考えておりますが、以上この2点についてよろしくお願いいたします。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 2点質問いただきましたので、お答えさせていただきます。
  まず、1点目の道の駅で実施することにしました理由についてでございます。私ども7月の数値を見まして、全く申請率が上がらないことに非常にショックを受けております。何としてでも市民の皆様にこのマイナンバーカードを取得したいというお気持ちを持っていただくために、何をしたら一番いいのかということを検討させていただきました。このたび道の駅が開業したことにより、多くの皆様の注目が集まっていることにつきましては、今ほど市長の行政報告にもあったとおりでございます。市民の皆様からもこの道の駅を御利用いただきたいと考えております。ついては、この道の駅でマイナンバーカードの出張申請会を実施することによりまして、皆様の道の駅へ行ってみたいというお気持ちに乗っかることができるのではないか。また、道の駅でのクーポン券を配ることによりまして、道の駅で阿賀野市の特産物を買っていただいて、そして皆様に阿賀野市のものがこんなにいいものだというふうに改めて思っていただけるのではないかと。阿賀野市のいいものを知った上でマイナンバーカードも取得できる。こんなにいいのであれば、ぜひ行ってみようというお気持ちになっていただきたいと考えまして実施することといたしました。マイナンバーカードの申請につきましては、今までも市役所で行っておりますし、この8月、9月は各支所でも巡回して出張申請を受付しております。また、広報でもお知らせしておりますように、例えば卓球や囲碁、将棋などのスポーツクラブなどで団体の皆様が申請会を開いてほしいという要望がございましたら、いつでも出張する予定にいたしております。こういった点から、皆様に広く知っていただき取得していただきたいという機会の一環として設けたものでございます。
  2つ目のマイナポイントのもらい方のお話でございますが、議員おっしゃるように確かに複雑な部分がございます。6月30日からマイナポイントの付与が始まりまして、市役所におきましてもマイナポイントをもらうためにどうしたらいいのかと連日お客様が、市民の方がいらっしゃっている状況です。マイナポイントを取得されている方の約5分の1が市役所に訪れて、市役所で申請手続をしていらっしゃいます。手続に当たりまして、先ほど議員おっしゃられたようないろいろな御質問をいただきますので、それにつきまして皆様の御質問に一つ一つ丁寧にお答えして、その疑問を解決していくように図っております。9月からは業者に委託しておりますので、直接企画財政課の職員が当たることはないのですが、同様の質問がありましたらこちらについてもお答えすることとし、来年2月までこのサービス、ポイント取得のための申請のお手伝いをさせていただくようにしておりますので、皆様よろしければこの機会を捉えて2万ポイントをぜひ取得していただきたいと考えております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございました。取得率低い中で、要は道の駅との相乗効果ということを念頭に置きながら対処したということで理解したいと思います。
  あと、実際取得率が低い中でも、取得したのだけれども、マイナポイントを申請していないという方の問合せもかなりあると思うのですけれども、その人たちへの周知というのは広報とかでやっていると思うのですけれども、実際私の周りにも初めて知ったと。自分はマイナンバーカード持っているのだけれども、もう作ってあるので、ポイントはもらえないと思っていたという方がかなり周りにおられます。それと、今御答弁の中にありましたとおり、いろいろな問合せがあって、それにお答えしているわけですけれども、その辺のQ&A的なものをやはり広報の中でも入れて、市民の皆様方への理解してもらうような手段も考えられると思いますので、答弁は要りませんが、その辺のところをよろしくお願いしたいと思います。
議長(市川英敏君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
  7番、松ア良繼さん。
7番(松ア良繼君) 専決処分に反対の討論をいたします。
  デジタル化そのものは便利になる面ももちろんありますし、その活用を行政としても支援することは必要なことだと考えます。ただ、このマイナンバーカードの発行、交付、これは法律上も住民の申請に基づくというふうに定めていまして、申請するか否かは住民の意思、任意によるものだと思います。国が様々な特典をつけてまでカードの取得を勧めても、国民の多数がカードを作ろうとしない。全国的にも7月末時点で40%台と、阿賀野市においては30%台と。これは、やっぱり国民から見て必要性を感じられないことと、それから情報漏えいや企業のための個人情報の活用の方向、こういう方向に不安と懸念を持っているからだと思います。
  マイナンバー制度は、全国民に割り当てるマイナンバーと本人確認を行うためのマイナンバーカード、それから政府が管理、運営するウェブサイトであるマイナポータルという3つの構成部分、要素で成り立っていると思いますが、このマイナポータルを利用するためのキーであるのがマイナンバーカードであって、このためにデジタル庁は今年度中に全ての国民にマイナンバーカードを取得してもらうというような目標さえ発言をしております。もともとは税、社会保障、災害の3分野に限定されていたマイナンバーカードですけれども、今では健康保険証や運転免許証としての利用、預金口座とのひもづけなど、なし崩し的に利用範囲が拡大されようとしているというふうに思います。この問題山積の、課長は先ほどこんなにメリットたくさんの、なぜカードの取得が進まないのだろうとおっしゃいましたけれども、こういう問題山積なのですよね。このマイナンバーカード取得促進を市が独自支援を上積みしてまで行うことはないというふうに考えます。
  以上をもって反対討論を終わります。
議長(市川英敏君) 次に、賛成の方の討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
  これから議案第67号を採決します。
  この採決は起立によって行います。
  議案第67号は、承認することに賛成の方は起立願います。
               〔起立多数〕
議長(市川英敏君) 起立多数です。
  したがって、議案第67号は承認することに決定しました。
                                            
    議案第68号 令和3年度阿賀野市一般会計決算の認定について
     議案第69号 令和3年度阿賀野市国民健康保険特別会計決算の認定について
     議案第70号 令和3年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計決算の認定につい
            て
     議案第71号 令和3年度阿賀野市介護保険特別会計決算の認定について
     議案第72号 令和3年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計決算の認定
            について
     議案第73号 令和3年度阿賀野市少年自然の家特別会計決算の認定について
     議案第74号 令和3年度阿賀北広域組合一般会計決算の認定について
     議案第75号 令和3年度阿賀野市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定
            について
     議案第76号 令和3年度阿賀野市下水道事業会計決算の認定について
     議案第77号 令和3年度阿賀野市病院事業会計決算の認定について

議長(市川英敏君) 日程第6、議案第68号から議案第77号までを一括して議題といたします。
                                            
    決算審査特別委員会の設置及び付託
議長(市川英敏君) お諮りします。
  議案第68号から議案第77号までの令和3年度決算の認定議案10件は、提案理由の説明並びに質疑を省略し、議長を除く議員15人による決算審査特別委員会を設置して、これに付託したいと思います。御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第68号から議案第77号は提案理由の説明並びに質疑を省略し、議長を除く議員15人による特別委員会を設置して、これに付託することに決定しました。
  なお、決算審査特別委員会の正副委員長の互選は改めて行います。
                                            
    議案第78号 令和4年度阿賀野市一般会計補正予算(第5号)
議長(市川英敏君) 日程第7、議案第78号 令和4年度阿賀野市一般会計補正予算第5号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第78号 令和4年度阿賀野市一般会計補正予算第5号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第5号として、歳入歳出それぞれ2億9,206万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ215億6,917万5,000円とするものであります。
  補正の主な内容としましては、新型コロナウイルス感染症の影響に加え、燃油価格や物価の高騰が長引く社会情勢を踏まえ、新たに構築した事業や国県補助事業の内示等に基づく農業関係事業費の追加などを計上いたしました。
  歳入の主なものは、市税につきまして今年度の税額決定に基づき固定資産税1億6,167万9,000円を増額計上したほか、国による交付額の決定を受けて地方交付税2億3,202万3,000円の減額を計上いたしました。また、県支出金としまして農業費補助金2,743万7,000円の増額を計上したほか、繰入金におきましては新型コロナウイルス感染症対策事業への財源として財政調整基金繰入金450万円を新たに計上いたしました。
  歳出の主なものは、堅調に推移するふるさと阿賀野市応援寄附金の収入状況を受け、ふるさと納税関連事業費1億538万9,000円の増額を計上いたしました。また、農業費では新型コロナウイルス感染症の拡大に加え、飼料価格の高騰により負担が増加した酪農事業者の安定経営を図るため、市独自の取組として酪農経営支援補助金450万円を新たに計上いたしました。教育費におきましては、市立図書館における子育て環境の充実のため、一般会計補正予算第2号で計上した寄附金を活用し、視聴覚室への大型モニターの設置や読み聞かせコーナーへの空調設備の整備等に必要な費用として319万円を計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  13番、宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) 飼料価格の高騰により負担が増加したところの酪農事業者の市独自の取組をすると、支援をするということになっておりますけれども、農業も肥料高騰とか資材の高騰で非常に困っていると思うので、国がある程度補助するようですけれども、酪農家にまた特別上積みをするというその理由はどうなっているのですか。これに対する国、県の支援はどういうふうになっているのか。それで足りないから上積みするということだと思うのだけれども、その内容について聞かせてほしいのですけれども。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) お答えいたします。
  今議員がおっしゃるように農業関係、肥料、飼料、資材、様々な面で高騰しております。議員がおっしゃったように、肥料につきましては国のほうで制度が設けられました。また、飼料のほうも配合飼料、この辺は国の配合飼料価格安定制度、こういったものもございますし、県のほうでもそこに上乗せしたような形で飼料価格高騰緊急対策事業、こういったものを設けております。ただ、酪農は、御存じかと思いますけれども、生産費の半分が餌代になっておりますので、その中でも特に濃厚飼料のほかに粗飼料を多く給与する酪農、県の酪農の発祥の地でもございます。その辺で支援を考えたところでございます。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) 専門でないのであれなのですけれども、今ほかの農業も肥料、飼料、資材ですね、国、県からやっている。これがいいということですよね。これはそれで我慢してくれということですけれども、そういう状況なのですか。ちょっと詳しい補助内容、国、県の補助がどういうふうになっているのか。それで、ほかの農業の分野はいいけれども、酪農が特別大変だというのはちょっと資料としてこれもらいたいのですけれども、どういうふうになっているのか。国、県の補助制度と、それと市独自で支援するというのはどういう分野でやるのかという。酪農家、そんなにないと思うのですけれども、これは何件、何社というかでこれ支援するのですか。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) 酪農家の支援は、市内で営んでいる15軒を考えております。
  あと、先ほどの農業全般の肥料高につきましては、国のほうで肥料価格高騰対策事業、こういった制度をつくりまして、これから動き始めるのでございますけれども、いわゆる肥料のコスト増加分に0.7を掛けまして、それを支援するというふうな事業でございます。
議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
13番(宮脇雅夫君) その詳しい資料下さい。いいですか。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) ホームページ等を見ればいろいろ出ていますので、そちらのほうが早いのかなと思っていますけれども。
               〔「くれと言って言及したんだから出しなさいよ」と呼
                 ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) では、準備させてもらいます。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ただいまの関連して確認したいと思います。
  今宮脇議員のほうからの質問ありましたけれども、基本的に配合飼料については配合飼料価格安定基金制度がありますので、通常補填と異常補填の中で、生産者、飼料メーカー、国が積み上げておりますので、これが異常価格になったときに補填し切れないということでその見直しが今進められていますよね、国で。配合飼料のほうはそれでいいのですけれども、肥料とか、そういうものは配合飼料と違って価格安定制度がないので、その制度が出来上がるまでの間、今答弁にもあったとおり緊急的に国が広く農業者に対する支援を行う。そのためには今0.7云々という話が出た制度を緊急対策的にやるということですよね。一方、酪農家の方については、1日当たり食べる配合飼料のうちの約半分以上が粗飼料。粗飼料といってもいろんな粗飼料がありますけれども、酪農家の場合はほとんどアメリカ、カナダからのチモシーとかアルファルファとかいう乾牧草ですよね。これが昔はキロ30円ぐらいだったのが、今キロ70円ぐらいまで倍以上に高騰している。この粗飼料の乾牧草については、価格安定制度がないということで国も手当てしていない。そういう制度がない。そこを見て県のほうが、JAグループからの申請もあり、一部対応に動いています。そこのところに対して、酪農家に限っての対応なのですが、そこでは賄い切れないので、阿賀野市は酪農発祥の地でもあるし、酪農家の支援のために県が及ばない部分を上乗せしてでもフォローしてあげたいということでのこの案だろうと私は思ったのですけれども、いかがでしょうか。
議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) 議員のおっしゃるとおりでございます。
議長(市川英敏君) 2番、天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 私のほうからはふるさと納税促進対策事業費、あと基金造成費についてお尋ねしたいのですが、この補正額を見ますと7,500万基金で造成すると。一方で、記念品代あるいは利用料、決済手数料等々で3,000万ほど経費がかかっていると。大体どうなのですか、基金の額に対して経費の比率というのは、これを見ると4割くらいが経費でかかるのかなというふうに感じているのですけれども、個人の寄附もあれば法人の寄附もあると思うのですが、その辺寄附額に対する経費の比率みたいなのは大体どれくらいなのでしょうか。もしお分かりでしたら教えてください。
議長(市川英敏君) 齋藤市長政策・市民協働課長。
市長政策・市民協働課長(齋藤和彦君) お答えいたします。
  返礼品につきましては30%、あと手数料につきましては、今の7月末現在の数字でございますが、9.4%かかっております。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) もう一つ、電気料ですか、京ヶ瀬支所と笹神支所の電気料ということで増額補正あるのですが、ここにも書いてありますように新電力事業者の経営破綻で電力供給者が変更になったと。電力の小売が自由化されて新電力に加入、契約された個人の方、あるいは事業所も多いと思うのですが、新電力、その業者が経営破綻したときにセーフティーネットということで、この辺ですと東北電力が代わって電力供給をすると。ただ、料金が通常東北電力に加入している方の料金よりも物すごく高い料金取られる。そして、1年以内に新しい電力会社のほうに移行してくれなと、そんな話もあるのですが、今回これだけ増えたというのは電力供給者を替えたというか、セーフティーネットで東北電力なのでしょうか。その辺のやっぱり事情があると思うのですが、そこを少しお話しいただければと思いますが、いかがですか。
議長(市川英敏君) 相馬管財課長。
管財課長(相馬繁行君) お答えいたします。
  新電力、笹神支所、京ヶ瀬支所、ホープエナジーという会社でありましたが、3月で倒産したと。それによって今議員おっしゃられるとおり、セーフティーネットで最終保障供給契約ということで東北電気ネットワークと今現在契約しておりますが、それによりまして新電力との差が約1.5倍の料金となりました。これが9月末までの契約となっております。また、その後につきましては、もう一月延ばしていただきまして、11月からは新しくまた大本の東北電力と定額料金で契約するということで、新電力とネットワークの料金の差がここに出ているというものであります。
議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
2番(天野市榮君) 教育費のところに、これ体育館でしょうか。水原総合体育館の転落防止用強化ガラスが破損したと、修繕費で91万3,000円が計上されているのですが、このガラスの破損というのは何でしょうか。誰か利用者が誤って破損したのか、老朽化で破損したのか、その辺ちょっと詳しい事情、状況をちょっとお尋ねしたいのですが。
議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
生涯学習課長(羽田正佳君) 御質問にお答えします。
  ギャラリーの手すりのところにつけてあるガラスが破損したということでございますが、朝の点検の際に見つかったもので、原因が特定できないというふうな状況でございます。そういった状況で割れておりましたので、警察にもこういう被害があったと、事故なのか故意なのかも分かりませんが、そういうふうな届出はさせていただいたところでございます。
議長(市川英敏君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第78号は、お手元の議案付託表のとおり各常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第79号 令和4年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議長(市川英敏君) 日程第8、議案第79号 令和4年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第1号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第79号 令和4年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第1号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第1号として、歳入歳出それぞれ274万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ45億1,509万9,000円とするものであります。
  補正の内容としまして、歳入につきましては、あがの市民病院医療機器整備事業に係る保険給付費等交付金の特別交付金として274万9,000円の増額を計上いたしました。
  歳出につきましては、諸支出金において病院事業会計繰出金274万9,000円を計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第79号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第80号 令和4年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議長(市川英敏君) 日程第9、議案第80号 令和4年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第1号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第80号 令和4年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第1号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第1号として、歳入歳出それぞれ2,054万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8億8,287万6,000円とするものであります。
  補正の内容としまして、歳入につきましては、前年度の精算により前年度繰越金850万4,000円、前年度療養給付費広域連合納付金精算返納金1,203万8,000円を計上いたしました。
  歳出につきましては、前年度の精算により後期高齢者医療保険料精算納付金740万9,000円の増額を計上したほか、一般会計繰出金1,313万3,000円を新たに計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第80号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第81号 令和4年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第1号)
議長(市川英敏君) 日程第10、議案第81号 令和4年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第1号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第81号 令和4年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第1号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第1号として、歳入歳出それぞれ6,608万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ53億466万5,000円とするものであります。
  補正予算の主な内容としまして、歳入につきましては、前年度の低所得者保険料軽減負担金確定に伴う精算分として一般会計繰入金156万3,000円及び前年度繰越金6,442万9,000円の増額を計上しました。
  歳出につきましては、前年度の事業費確定に伴い、介護給付費負担金及び地域支援事業交付金の償還金として国庫支出金返還金3,557万6,000円、県支出金返還金924万8,000円、支払基金交付金返還金297万9,000円並びに一般会計繰出金1,818万9,000円の増額を計上いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第81号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第82号 令和4年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第1号)
議長(市川英敏君) 日程第11、議案第82号 令和4年度阿賀野市病院事業会計補正予算第1号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第82号 令和4年度阿賀野市病院事業会計補正予算第1号について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、補正予算第1号として、資本的収入及び支出について収入総額2億2,900万9,000円、支出総額2億9,417万円とするものであります。
  補正の内容としまして、収入につきましては、固定資産整備に係る一般会計繰入金を274万9,000円減額した一方、国保会計繰入金を274万9,000円増額いたしました。
  支出につきましては、固定資産整備費の建物附属設備を716万1,000円減額した一方、器機整備を716万1,000円増額いたしました。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第82号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第83号 阿賀野市情報通信施設の設置及び管理に関する条例の廃止につ
            いて
     議案第87号 阿賀野市インターネット・サービス運用基金条例の廃止につい
            て

議長(市川英敏君) 日程第12、議案第83号及び議案第87号を一括して議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第83号 阿賀野市情報通信施設の設置及び管理に関する条例の廃止について、議案第87号 阿賀野市インターネット・サービス運用基金条例の廃止について提案理由を御説明申し上げます。
  議案第83号は、村杉地域に設置した阿賀野市情報通信施設で行っていたインターネットサービスを民営化したこと及び当該施設の撤去工事が完了したことに伴い廃止するものであります。
  議案第87号は、インターネットサービス事業の運営において生じる余剰金及び積立金利子等を積み立て運用していたインターネット・サービス運用基金について、当該事業の廃止に伴い廃止するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第83号及び議案第87号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第84号 阿賀野市職員の定年等に関する条例の一部改正について
     議案第85号 地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整
            備に関する条例の制定について

議長(市川英敏君) 日程第13、議案第84号及び議案第85号を一括して議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第84号 阿賀野市職員の定年等に関する条例の一部改正について、議案第85号 地方公務員法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、地方公務員法の一部を改正する法律の施行等を踏まえ、職員の定年を引き上げるほか、関係条例について所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第84号及び議案第85号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第86号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
議長(市川英敏君) 日程第14、議案第86号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第86号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、人事院規則の改正に準じ、妊娠、出産、育児等と仕事の両立支援のため、育児休業の取得回数制限の緩和等について改正を行うものであります。再度の育児休業の取得要件に係る条例で定める特別の事情の適用範囲を拡大するほか、非常勤職員について1歳以降の育児休業の取得を柔軟化し、育児休暇を取得しやすい環境を整備いたします。このほか地方公務員法の一部改正を踏まえ、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第86号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第88号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に
            関する基準を定める条例の一部改正について

議長(市川英敏君) 日程第15、議案第88号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第88号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、厚生労働省が定めた特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準において、書面での記録、作成等に電磁的記録等を追加する改正が行われたことに伴い、所要の改正を行うものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第88号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第89号 下越福祉行政組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更に
            ついて

議長(市川英敏君) 日程第16、議案第89号 下越福祉行政組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第89号 下越福祉行政組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更について提案理由を御説明申し上げます。
  本件は、下越福祉行政組合が設置する福祉型障害児入所施設である中井さくら園内に令和5年4月1日付で特定相談支援事業所を設置することとし、同事業に関する事務を共同処理するため、下越福祉行政組合規約を変更するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第89号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第90号 損害賠償の額の決定及び和解について
議長(市川英敏君) 日程第17、議案第90号 損害賠償の額の決定及び和解についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第90号 損害賠償の額の決定及び和解について提案理由を御説明申し上げます。
  令和2年度複合ごみの資源化処理に関する損害賠償について、損害賠償の額を決定し和解するに当たり、地方自治法第96条第1項第13号の規定により議会の議決を求めるものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  12番、風間輝榮さん。
  すみません、どなたに答弁を求めるものですか。
12番(風間輝榮君) これは市民生活課長ですよね。
議長(市川英敏君) どうぞお願いします。
12番(風間輝榮君) それでは、この損害賠償額、ここには載っていませんでしたが、説明書を見ますと418万2,640円というふうになっておりますが、この内訳を教えていただけますか。
議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問についてお答えさせていただきます。
  内訳でございますけれども、この中身につきましては、令和2年11月から令和3年3月までに複合ごみの処分費用、実費相当ということで計上させていただいた金額でございまして、毎月請求があったものでございます。その月の請求を積み上げたものが今回提案させていただいております金額でございます。
議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
12番(風間輝榮君) 私が質問しているのは、418万幾らが損害賠償金額ではないでしょう。契約金額があって、それでそれに基づいて算定基準があって損害賠償金額が出てくるわけです。418万二千幾らが丸々損害賠償金額ではないはずなのですけれども、ですからその内訳をまず教えていただきたいということなのです。
議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
市民生活課長(権瓶勝栄君) 大変失礼いたしました。ただいまの御質問にお答えいたします。
  まず、この金額につきましては、契約がなかったものでございます。したがいまして、契約がなかった中で、市の粗大ごみ収集運搬の業務の一環として、複合ごみの処理ということで新たに発生した処理費用でございます。したがいまして、令和2年度分については契約がないものですから、これが内訳といいますか、金額の全てでございます。
議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
12番(風間輝榮君) そうしますと、この418万2,640円が丸々相手方へ行くということですか。この418万2,640円の算定根拠をちょっと教えてください。
議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
市民生活課長(権瓶勝栄君) お答えいたします。
  毎月中間処理事業者は、その複合ごみの処分をするに対しまして、最終処分場業者のほうに処分のほうは委託をして行っております。そして、その業者のほうに実際処分のほうをお願いして、そして発生した金額でございます。金額のほうはその処分業者、最終的に引渡しを受けた業者の処理費用でございます。金額については、ちなみに1キロ当たり80円ということでございます。
議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
12番(風間輝榮君) 課長にお聞きしますけれども、この418万2,640円、実際業者がそれまで契約はなかったけれども、やった金額がこれになるということですよね。職員が立て替えた部分についてはどういうふうに考えているのですか。職員が立て替えているでしょう。70万、80万の150万ぐらいは立て替えているのではなかったですか。8月5日の議員懇談会ではそういう説明だったのではなかったですか。
議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
市民生活課長(権瓶勝栄君) お答えいたします。
  立て替えたということでございますけれども、職員のほうからそういう金額のほうが処理業者のほうに振込があったということでございますけれども、業者のほうはそのお金は一切処理費用で立て替えるということではなくて、そのお金を受け取らないというような意思表示でございまして、そのお金については業者のほうで今現在保管している状態でございます。
議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
12番(風間輝榮君) おかしな説明するのではないですよ。この間の議員懇談会で説明したのは、たまたまこのごみの問題はし尿処理問題から来ているのです。最後の最後でごみの問題が出てきたという簡単な説明で終わっているのです。これは、では今回9月議会にこの議案をまだしっかり内容の精査も終わっていない中で何で出してきたのですか。私からするとこんな出し方はないと思います。あなたが考えて出してきたのか。最終的には誰が責任を持ってこれ出しなさいという指示をしたのですか。
議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問についてお答えいたします。
  今ほど精査されていないのではないかというような御発言がございましたけれども、当方といたしましては調査を終えて、精査をした上で今回の上程に至ったという認識でございます。
議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
12番(風間輝榮君) 私は、この議員懇談会のときにも言いました。職員が立て替えたり、相手方の業者に未払いがあるのであれば、一刻も早く契約をして支払ってくださいよというお願いもしました。だけれども、こんな議案の提出というのはいかがなものですか。例えばし尿処理問題とごみの問題、同じ職員がやってきた問題なのです。どうしてこういう問題が出てきたのか。それから、再発防止のためには今後こういうふうにしていきます。それから、職員の問題についてはこういうふうな処分をしていきたい。また、その管理責任も含めて議会へ提案をして、議会の承認を得るのが筋だと思います。何の説明もなくて突然のように議案を出してきて、これを認めなさいなんていうこと自体が議会軽視も甚だしいです、俺から言わせると。そう思いませんか。私が一番心配しているのは、職員が立て替えていることなのです。この間の議員懇談会でも執行部、市長以下みんな一職員がやったことだということで逃げているではないですか。そこまで至る、職員が追い込まれた気持ちなんかも含めてあなた方にも責任があるのです。そう思いませんか。こういったものをぱっと議会に出して、議会で通るという安易な考えはやめていただきたいのです。あえて苦言を申しておきたい。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 風間議員にお答えをいたします。
  まず、お尋ねのこの問題につきましては、まずこのような形で御提案申し上げましたのは、業者が実際には仕事をしているわけであります。そして、経費もかかっているということで、業者に迷惑はかけれないということでまずこちらを、業者が損害を被った部分について至急解決をしなければならないということで、今回業者から損害を得たという請求を頂戴いたしまして、それに基づいて損害を賠償するという形で損害について早急に解消をいたすこととしたわけであります。
  続きまして、議員が御指摘のとおり、こういった事態に至った原因、そして要因につきましては、今後しっかりと再発防止も含めて明らかにして、必要な対応をしてまいるのが本筋であると、私はこのように考えております。
議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
12番(風間輝榮君) やっぱりやめるつもりだったけれども、今部長の話だと、いや、だからそういうことであれば、9月議会前に時間があったはずです。この議案を提案するに当たって、こうこう、こういう理由で事件が発生したと、不祥事が起きたと。再発防止についてはこういう形で考えているのだと。それと、その職員の処分、それから管理責任も含めてこういう形でやりたいので、ぜひこの418万2,000円については何とか議会でも認めてほしいというのが筋ではないですか。あなた方行政のプロですよ。素人ではないのだよ。そんなことで簡単に議会が通るという安易な考えはやめていただきたいのです。
  それと、一番の問題は、業者で払うのは分かります。契約書もないのでしょう。それで、私が心配したのはさっきも言ったように、業者の支払いもさることながら職員が150万以上も金を立て替えているのです。あなた方調査したときに、あまり議場では言いたくないけれども、大変な思いをして金を集めて立て替えて払っているのです。それはあなた方が一番よく知っているでしょう。このほかにし尿処理問題でも多額な金を立て替えて払っているのです。総額430万以上になるでしょう、計算すると。一職員がそんな額を立て替えてまでやっている。それは一職員がやったことだから、悪いことかもしれない。しかし、その裏ではそこまで追い詰められた職員のことも考えてやらなければかわいそうではないですか。そう思いませんか。出し方が間違っているのです、俺から言わせると。そんなきれいごとで再発防止云々、それだったら最初から出しなさいよ、議会に。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 風間議員の今の質問にお答えいたします。
  これにつきましては令和4年8月5日、懇談会のときに資料にも提示をさせていただいております。そのときにも経緯について御説明をさせていただきました後に原因につきましてもお伝えをしてございます。今後の対応ということで、賠償金の支払いを予定しておりますということでお伝えをさせていただきまして、再発防止につきましても全課で課全員に徹底するよう指示をいたしましたということで御報告はさせていただきました。今後でございます。二度と起きないようにどうするかも含めて、担当者に対するいろいろな配慮をしながら、追い詰められているという議員の御指摘もありましたので、それも配慮しつつこちら側から聞くべきことは聞く、されどもこちらから過度な追い詰めるようなことはしないというような配慮を持って詳しく調べて、そして必要な対応を取ってまいりたいと。今後、明らかになったことについては、当然議員の皆様にも報告をさせていただかなければならないと、このように私は感じておるところでございます。
議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
12番(風間輝榮君) 私は、さっきでやめようと思った。だけれども、部長、山ア部長らしくないです、俺から言わせると。こういう損害賠償請求を議会に議案として出す場合、先ほどの再発防止も含めて、それに関わった職員の管理責任というのはあるのです。だから、し尿処理問題とこのごみ問題の職員が違えば、まだこういう形で出してきたのかなというふうに考えられますけれども、同じ職員なのです。ですから、このし尿処理問題、それからごみの問題、同じ職員が関わっているわけですから、きちっとその辺の調査、精査を終わって、職員が立て替えた分も分かっているでしょう。430万円以上になっているのです。ですから、そういったものも含めて調査結果が終わりましたと。それで、損害賠償額としてはこのぐらいになります。職員が立て替えた分については金額的にはこういうふうになります。議会の皆さんからも理解していただきたいというのが筋でしょうが。そんなの今部長が再発防止について云々なんて口頭で言っているけれども、きちっと議会に示して報告する義務があるのですよ。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 報告する義務は確かにそうかもしれませんが、ですから報告しないなんて一言も言っていないのです。今私が言うのは、風間議員は全てセットにして、そして賠償も含めて最後にという御意見のように承りましたが、まずは損害を受けている業者、令和2年のことでありますので、ここの部分をまずは、先ほども言いましたが、解消をすべきであるということで、まずはそこの部分、できるところからやっていくということであります。
  あと、先ほど職員が立て替えたというふうな御発言がありましたが、私どもは職員が立て替えたということではなくて、なぜか知りませんが、職員が業者のほうに振り込んだと。業者もなぜか振り込まれたので、これは一般的な市の支払いとは違うということで保管をして棚上げにしているということでありまして、市から損害金として費用が支払われた後は、業者はその保管金を適切な形で対応したいというふうに聞いておるところでございます。
議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
12番(風間輝榮君) そんな話、通用する話ではないです。こういうさっきも言ったように損害賠償請求書を議会に議案として出す場合、きちっと今までの経過、そしてどうしてこういった問題が起きたのか、それで再発防止に向けてはこういう形で部内できちっといたしますと。それから、職員の立て替えた部分についてもこういうふうになりますよと、詳細にわたって調査を終わって話をしなければ駄目なのです。だから、確かにごみの問題で相手方には御迷惑かけたのは事実だ。だけれども、し尿処理問題だって同じことでしょうが。だから、これはし尿処理問題もごみの問題も一つの問題としてきちっとやっぱり精査をしながら、あなた方の責任も含めてきちっと出さなければ意味ないのです。そう思いませんか。感覚がずれている。行政マンとしては失格。悪いけれども。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) お答えをいたします。
  これは、今回は議論を一緒くたにするのではなくて、今のお話はあくまでも損害賠償に関わる部分でございますので、それについてお答えをさせていただいたということであります。損害賠償は損害賠償、別件は別件ということで、あくまでも別事件として私は捉えております。それぞれ適正にお答えもいたします。また、それぞれに分けてどういった経緯になっているかというのは今後、職員がやったことは人事に関わることでありますので、そこの担当部局のほうで聞き取りをし、私も含めて適正な対応、処分も含めて適正な検討がなされ、そして結果が下ると、このように私は認識しております。
議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
12番(風間輝榮君) そんなきれいごとで済むような問題ではないですよ。これだけ大きくなっている。それで、職員が立て替えた分は別なのだなんていう感覚が、五百何十万のうちの275万って説明しているではないですか、この間も。立て替えているのはあなた方も知っているでしょうが。ごみの問題については、あの当時は370万かそのぐらいの金額だったと思うのですけれども、その中で150万、70万、80万の支払いを立て替えていることは事実ではないですか。し尿問題だってそうです。275万立て替えているのです。総額430万以上の金を立て替えているのです、一職員が。それを5日のときの議員懇談会であなた方は全部一職員の責任にして説明をしていました。だけれども、職員がそこまで追い込まれたことも含めてもっと深く調査をして、立て替えた分があるのであれば、一職員に早く返してあげなければ駄目なのです。業者へ払うのは分かります。だけれども、もともとはごみの問題、し尿処理問題に関わった職員は1人なのです。別々に考えているなんていう話は議会では通用しませんよ、悪いけれども。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 今ほど処分等々の話が出ておりますけれども、風間議員おっしゃるとおり、今回の案件、し尿処理の契約の問題に端を発して複合ごみの問題も分かったわけですよね。議員おっしゃるとおりに、関わっている職員がまず同一の職員だということで、本来であれば損害賠償の議案を出す、議員おっしゃるとおりに説明をして、これは実際8月5日の日に説明をさせていただいたわけですけれども、8月5日の日にこれこれこういう経緯があって、こうですと、処分についてはこう考えます、これからの体制としてはこう考えますというのを本来であればそこで御説明をすべきものというふうには思っておりますが、今ほど言われたとおり案件が複数、2つあるわけですので、それぞれ構図としては似たようなところがございます。ですので、これだけ切り出してまずやるよりは全部を見て、それでその処分を考えるべきだろうなといったことに判断をしたわけでございます。ただ、ごみの損害賠償については、双方でまずそういう事実があったということを確認をしているわけですので、これは一刻も早く業者がやられた仕事に対してお金はすぐ支払わなければならないので、今回まず上げさせていただいたということです。ただ、し尿のほうについては、我々のほうとしても早く解決をしたいわけでございますけれども、残念ながらまだそこまで至っていないことから、そこまで待っていて、そのごみ処理の賠償金をそれも待ってくれというわけにはまずいきませんので、それでこのたびこれだけは切り離して議案として提出をさせていただいたということを御理解いただきたいと思います。
議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
12番(風間輝榮君) 何度も言うけれども、そんなのあなた方の詭弁なのです。関わった職員が別々であればまだしも、同じ職員が関わってごみの問題、し尿処理問題が出てきているのです。中できちっと調査も終わらない。どうしてこういう問題が起きたのか。あなた方のこの間の説明は、一職員がやったことだということで逃げているではないですか。こういう損害賠償請求の場合はきちっとやっぱり精査をして、職員の処分についてはこういうふうにしていきたい。金額的にはこういうふうになります。職員が立て替えた分についてはこういうふうになりますと詳細を議会に示さない限り議会が判断できるわけないではないですか。そう思いませんか。あなた総務部長でしょう。山ア部長もそうだけれども、もっとそういったことも踏まえて判断をしないと、行政のプロなのだから、俺から指摘されてこうだああだ、これは別な案件だから云々なんて、そういう話ではないです。そういうふうに思わないということが頭がおかしくなっている。あなた方もこの間言ったでしょう、8月5日の日に。職員が立て替えて大変な思いをしているので、できるだけ早く職員のためにもこの問題を解決したいという話だったのではなかったですか。今日この9月5日までに議会のほうに、文書でもいいですよ、こんな1枚でもいいから、こういう形で処理させてもらいたいと。普通はそうでしょう。A4判にまとめたものを、こういう形で、考え方としてはこういう考えなので、ぜひ議会として認めていただきたいというふうに出してくるのが筋だと思います。一旦はこの間は、8月5日のときは職員が万が一のことを考えるから云々って心配なさっていたではないですか。私も心配しているからあえて言わなかったのです、細かしいことは。それと、やっぱり時間がたってきましたから、いろんなうわさ、悪いうわさも立ってきています、はっきり申し上げて。それが事実かどうかというのは、私双方から確認していませんから分かりません。延びれば延びるほどそういう情報というのは入ってくるものなのです。あなた方に本当にまとめようという気はあるのですか。全くそういう姿勢は見られない。何か安易に考えているのではないですか。この問題とし尿処理問題は別だなんていうその感覚が分からない。同じです。一職員が関わって大変な思いしているのです。あなた方は、横領したのではないからいい、立て替えたのだという感覚でしょう。この職員のことを考えてあげてください。一方的な情報を聞いている限りは、カード会社から数社から金を借りて金額を工面したのだという話も入ってきているのです。そんなの調査で分かっているはずでしょう、あなた方が。430万を例えば全額でなくても借りれば、年利18%ですよ。大変な額になります。全てみんな一職員がやったことだというふうにして逃げるのですか。職員が悪かったかもしれない。だけれども、管理責任、執行部のあなた方も、市長もはじめ皆さんが責任を負わなければ駄目だ。逆に言えば職員が立て替えた分、おまえがやったことだから、この損害賠償の418万もその中から払えということなのですか。どこで精算するのですか、職員に対して。相手方には分かります。今回議会を通ればこれをごみ処理の相手方に払うというのは分かります。だけれども、職員の話は一切出てこないではないですか。職員にはどうするのですか、立て替えた分は。答えられますか。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) まずは、風間議員の御質問にお答えをいたします。
  先ほどから立て替えたということでおっしゃっておりましたが、お金の流れといたしましては、私どもは業者から損害を被ったという請求がありましたので、その部分を今回お支払いをさせていただきます。これ全額です。業者は、一市役所の職員から振り込まれた部分に、金額につきましては非常に不安を感じていたと。先ほども申し上げましたとおり、市の通常の支払いではないというようなことが明らかになりましたので、それで保管を、市が払ったということではなくて、そういう認識はございませんですから、これは一担当者が振り込んだものと先方は理解しておりますので、市から得た損害が解消されれば、保管をしているということですので、振り込んだ人に返すのだろうと、返しますというふうな意思表示を得ているという報告はいただいております。
  あと、私どものほうでは議員がおっしゃるように、いろんなところから資金をかき集めたかのようなお話がありましたが、そういった確証は得ておりませんし、そういった事実も確認はいたしておりません。今後その辺そういった確信が持てるようなお話でございましたら、ぜひ参考にさせていただきたいと思いますので、差し支えのない範囲内でお聞かせいただければと、このように感じているところでございます。
議長(市川英敏君) ここで休憩します。
               休 憩 (午前11時51分)
                                            
               再 開 (午前11時55分)
議長(市川英敏君) 再開します。
  田中市長。
市長(田中清善君) 風間議員の主張も分からぬでもありませんが、我々執行部、先ほど山ア民生部長が説明したとおり、全てをセットで議論するのではなくて、この支払いがされていないという案件についてまず解決を図る。その後に今後の対応、対策、再発防止に向けた対応を考える。そして、それに関わった人たちの処分問題、これを考えていく。ですから、段階を踏んで解決を図りたいというのが我々の提案でございます。それに対して風間議員からは先ほど来、全て一緒くたでやれというのであれば、この議案審議なかなか進みませんので、一旦保留という形にせざるを得ないのかなと考えているのが現状でございます。
議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
12番(風間輝榮君) これは、418万二千幾らにして、ごみの問題は別な業者ですから、それは分かります。早く決裁をして払ってあげたい。し尿処理問題もまだ解決していないわけですよね。契約も結んでいない、この時点まで。早く解決するから云々という、俺は話は違うと思います。一職員が起こした不祥事です。ただ、皆さん方の感覚では、横領したわけではないからいいみたいな感覚で私らのところに情報入ってくるけれども、これだけ多大な迷惑をかけているのです、公社にも。相手方のごみの問題でも。そんなに解決までに時間かかりますか。今市長がおっしゃったのであれば、なぜ総務部長なり山ア民生部長に議会に丁寧に説明して、こういう形で基本的な考え方としてはこういうふうにやっていきたい。ぜひ議会のほうも理解を示してほしいということで、今日の朝一番にここへ出してもらえば私はこんな質問しません。黙っていれば通過すると思っていたのでしょう、多分。そういう姑息なやり方というのは俺非常に嫌だ。だから、事前に議会にこういう形にさせてもらえませんかと。今回だけはこのごみの問題だけでも通していただきたいという話をやっぱりそれなりの説明をした上で、ただ私からするとこの損害賠償請求というのは、出すときというのは気をつけなければ駄目なのだ。今までの経過、経緯、それから再発防止、それから職員の処分、管理責任はどうするのか、そういったのを明確にした上でこういった形で損害賠償請求を議会へ請求させていただきたい。これが筋なのです。私も長年やっていますけれども、こんな出し方初めてです。せめて部課長ぐらいは、議長のほうにこういった形でやらせてもらえませんかという説明をしましたか。議長のところへ行って、突然だけれども、こういう形で処理させてもらえますかって説明しましたか。議会軽視も甚だしい、私から言わせると。こんな議案を通せば議会は笑われてしまいます。あえて私は先ほどで止めようと思った。だけれども、部長が話ししてきたから踏み込んだ話をしました。しかし、あなた方の考えがまた違うのであれば、また次の情報も出します。悪い情報がいっぱいあるのです。私は、あえて議場でそういった議論をしたくないから、金額の内容はどうなっているかという話をしただけだ。行政のプロがこういう判断、議会へ対する目配り、気配りもないではないですか。そういう配慮が足りないからお互いに誤解を招く。例えばごみの問題もそう。し尿処理の問題もそうです。数年前からお互いの関係がこじれているのです。信頼関係が薄れているからこういう問題が出てきた。一職員だけの問題ではないです、俺から言わせると。あなた方は、一職員にかこつけて逃げているけれども、とんでもない話です。せめてあなた方は部長なのだから、これはこうしていかなければ駄目だ、こうしていきましょうという話をしないのですか、内部で。こんな話が通ると思うのですか、これは別だなんて。同じ職員が起こしている問題だ。確かに分かります。別だから早く払ってあげたい。だけれども、職員に対する話は一切ないではないですか。このごみの問題では150万以上立て替えているのです。し尿問題では275万立て替えているのです。その話に一切触れないではないですか。我々、職員がかわいそうです。確かに職員は悪いかもしれない。だけれども、そこまで追い詰めて、追い詰められた職員の気持ち、あなた方管理者が察知しないで誰が察知するのですか。そういう職員の思いも含めて内部の体制、物は言えない、言ってもみんなはねられる、そういう状況だったという話も入ってきているのです。決して一職員がやったことに責任を転嫁すること自体がおかしいです。それ以前にそういう段階を踏んでいったけれども、はねられたと。だから、相手方の交渉の中に迷惑かけるから自分の金を立て替えたのだという話まで入ってきているのです。それは事実かどうか分かりません。しっかりしてください。あなた方は行政のプロなの。私に言われて気分悪いでしょう。私もこんな問題を議場で話しするなんていうのは嫌です、悪いけれども。8月5日の説明以降何も議会で説明ない。し尿処理問題もそう。ごみの問題についてもこういうふうにしたい、A4判でまとめたものでいいではないですか。こういう経過で今交渉中だとか。だけれども、このごみの問題についてはこういうふうにしていきたいと、簡単なメモでいいのです。それがきちっと議会に事前に話があれば、私こんな公の席で話しするような問題ではないのです、悪いけれども。ただ、私は社厚の委員会に所属していないから、あえてこの90号議案のときに話をさせてもらった。しっかりしてください。あえて苦言を申しておきます。
議長(市川英敏君) 4番、加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) 風間議員の思い、執行部の皆さん方も十分受け止められたかと思います。いずれにしましても、ナイーブな問題だけに今まで以上に議会に対してのきめ細かな情報提供あるいは事前協議、あるいは事前報告、予備報告といいますか、そういう説明が欲しいなという思いだったかと思います。ここは、ぜひ市長からもそこの思いを酌み取っていただいた上で、十分これからは配慮しながら物事を進めるというお言葉をいただければ、各常任委員会で十分このところを審議してもらえればいいのかなと私自身思っておりますので、市長、よろしくお願いいたします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 加藤議員から御提案ありましたが、私の至らないところがありまして、議会の皆様方に議案の内容の十分な説明が至っていないと、この点については深く反省する次第であります。私としても、今後に当たっては議員の皆様の事前の御理解、御協力をいただけるようにしっかりと説明をしながら対応していきたい、そう思っております。今回のこの議案についても、今ほど常任委員会のほうでまた御議論いただくということでございますが、その点についても精いっぱい担当職員に説明するよう伝えておきますので、どうかよろしく御理解のほどお願いいたします。
議長(市川英敏君) 2番、天野市榮さん。
2番(天野市榮君) この議案、詳細については常任委員会でお尋ねしますが、1点だけちょっと確認の意味でお尋ねしたいのですが……
議長(市川英敏君) どなたに答弁を求めるものですか。
2番(天野市榮君) これは、では担当部長よろしいですか。
議長(市川英敏君) そうであれば常任委員会で御質問等お願いします。
2番(天野市榮君) 分かりました。ではあれか……
議長(市川英敏君) ではこれではなくて、常任委員会でお願いいたします。
  ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第90号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第91号 市道路線の変更について
     議案第92号 市道路線の認定について

議長(市川英敏君) 日程第18、議案第91号及び議案第92号を一括して議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第91号 市道路線の変更について、議案第92号 市道路線の認定について提案理由を御説明申し上げます。
  初めに、議案第91号でございます。本件は、県道水原亀田線の道路改良工事に伴い、市道1路線に変更が生じたため、変更認定するものであります。
  次に、議案第92号でございます。県道新関水原停車場線の一部の移管を受け、市道路線として新規認定するものであります。
  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第91号及び議案第92号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    発議第5号 フェムテック製品の改正医薬品医療機器法上の位置付けの早期明
           確化を求める意見書の提出について

議長(市川英敏君) 日程第19、発議第5号 フェムテック製品の改正医薬品医療機器法上の位置付けの早期明確化を求める意見書の提出についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  4番、加藤博幸さん。
               〔4番 加藤博幸君登壇〕
4番(加藤博幸君) それでは、私からフェムテック製品の改正医薬品医療機器法上の位置付けの早期明確化を求める意見書の提案理由を意見書の内容を要約して読み上げ、御説明に代えさせていただきます。
  新型コロナウイルス感染症により一層女性の孤立化や生活困窮が社会問題となり、生理用品を必要とする人が経済的理由で購入できない、いわゆる生理の貧困問題が表面化しました。一方、女性の体などの悩みを最近の技術で解決する、いわゆるフェムテックが注目され、低価格な製品が流通するに至っています。しかし、生理用品を製造販売する事業者は、改正医薬品医療機器法や生理処理用品製造販売承認基準に基づき、都道府県か厚生労働省から承認を得る必要がありますが、機能的にも優れた製品が法や基準に当てはまらない事態になっています。結果的に法的整備の遅れが女性活躍の障壁となっています。
  このため、国会において検討が行われた結果、骨太方針2021にフェムテックの文字が初めて盛り込まれ、産官ワーキンググループで議論が進められたものの、事務連絡対応でとどまっております。
  アフターコロナを見据え、女性の活躍を後押しし、我が国の社会活動の活性化を高めるためにも早期に方向性と結論を示すことが重要であり、法令上の位置づけが不明確では粗悪品の流通も懸念されることから、国においては下記の事項を早期に確実に実現されるよう強く国に求め、意見書を提出するものであります。
  その内容は、実情、実態に即し、最新技術によって生産される吸水ショーツ、月経カップ、あるいは各種デバイス機器など、各種フェムテック製品の改正医薬品医療機器法上の位置づけを必要な規制とともに早期に明確にすること。女性が活躍できる環境整備をさらに強化することの2点であります。
  提出先は、衆議院議長以下記載のとおりです。
  なお、提出者は私、加藤を含め、山口功位議員、百都順也議員、荒澤浩和議員の4名です。
  よろしくお取扱いくださるようお願い申し上げ、提案理由を終わります。御清聴ありがとうございました。
議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  発議第5号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    報告第15号 令和3年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報
            告について
     報告第16号 専決処分の報告について(専第17号 損害賠償の額の決定及
            び和解について)
     報告第17号 専決処分の報告について(専第18号 損害賠償の額の決定及
            び和解について)

議長(市川英敏君) 日程第20、報告第15号から報告第17号までを一括して議題といたします。
  一括して報告を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 報告第15号から報告第17号までを報告いたします。
  初めに、報告第15号 令和3年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告について報告いたします。健全化判断比率のうち、実質公債費比率は前年度より0.2ポイント上昇し、8.5%となりましたが、前年度に引き続き、起債に当たり県知事の許可が必要となる18%を下回っております。また、将来負担比率は前年度より27.6ポイント改善し、96.5%となり、前年度に引き続き財政の健全性が保たれている結果となっております。なお、実質赤字比率及び連結実質赤字比率につきましては、前年度と同様に赤字ではなかったことから、早期健全化基準と財政再生基準に該当しておりません。資金不足比率につきましても、各企業会計におきまして、会計上資金不足は生じていないことを報告いたします。
  続きまして、報告第16号及び報告第17号、専決処分を行いました損害賠償の額の決定及び和解について報告いたします。初めに、報告第16号につきましては、5月27日、市道市役所水小線において、刈り払い機で草刈り作業を行っていた際に小石が飛び、市役所駐車場に駐車していた自動車の後部ガラスに当たり破損させたものであります。
  次に、報告第17号につきましては、令和3年10月22日、中島町地内十字路交差点において、直進しようとした公用車が右手側から直進してきた相手方車両に衝突し、損傷させたものであります。
  以上3件につきまして御報告申し上げます。
議長(市川英敏君) これで、報告第15号から報告第17号までの報告を終わります。
  これから13時30分まで休憩いたします。
               休 憩 (午後 零時13分)
                                            
               再 開 (午後 1時30分)
議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                            
    一般質問
議長(市川英敏君) 日程第21、一般質問を行います。
  あらかじめお知らせしておりますとおり、本日の一般質問は順番1番、荒澤浩和さんから順番4番の岡部直史さんまでといたします。これに御異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
  したがって、本日の一般質問は順番1番から4番までとすることに決定しました。
  それでは、順次発言を許します。
  1番、荒澤浩和さん。
               〔1番 荒澤浩和君登壇〕
1番(荒澤浩和君) 1番、荒澤浩和でございます。今回は通告に基づきまして、4つの項目について質問いたします。
  質問事項1、道の駅について。8月5日金曜日に「道の駅あがの」がオープンいたしました。阿賀野市のシンボル、五頭山をモチーフにした三角屋根が5つ並んだ建物が目に入り、オープン当日はたくさんの人が開店を待って並んでいました。開店時刻になると、駅長のカウントダウンに合わせて、お客さんに配られたクラッカーが鳴り響き、楽しみにしていた皆様が笑顔で入っていく姿が報道されていました。8月5日のオープン時点では一部施設と駐車場が工事中で、今秋に完成する予定ですが、今後の進捗についてお伺いします。
  @駐車場の完成について。
  A駐車場の完成までの臨時駐車場について。
  Bオープン後の問題点について。
  C近隣の交通状況について。
  D今後の市としてのサポートについて。
  質問事項2、マイナンバーカードについて。政府は最近、全国1,741市区町村のカードの交付率をランキング形式で公表し始めました。交付率を地方交付税の算定に反映させることも検討すると発表しました。マイナンバーカードの普及を促進するため、金子総務大臣は来年度の地方交付税を算定する際に自治体ごとのカードの交付率を反映させると示しました。マイナンバーカードについて、政府は来年3月末までにほぼ全ての国民に行き渡ることを目標としていますが、7月時点の都道府県マイナンバーカードの交付率は新潟県で43位の39.4%、阿賀野市の交付率は34.9%となっていますが、阿賀野市の取組についてや考えについて伺います。
  @現時点での交付率。
  Aマイナポイント申込み支援について。
  B8月の申請場所支援での本所、各支所での申請枚数。
  C株式会社フルキャストの出張申請への業務、予約状況について。
  D10月以降の申請支援についてです。
  質問事項3、冬期通学バス利用について。市より令和3年12月21日に冬期通学バスの運行に関するアンケートが実施されました。教育委員会では、今後の冬期バス運行計画を検討するため、保護者の皆様の運行ニーズについて確認をしたいとの考えでアンケートを実施いたしました。冬期通学バス利用について伺います。
  @アンケート結果について。
  A検討結果について。
  質問事項4、令和4年度し尿収集運搬業務委託の未契約事案についてでございます。当市は、し尿収集運搬業務に関して、例年阿賀野市合理化事業計画に基づき、随意契約により阿賀野市環境事業公社に委託しています。しかし、令和4年度のし尿収集運搬業務委託が未契約のままの状態ですが、収集運搬の業務が続いている状態と8月5日に当市より説明をいただきました。その後、経過について伺います。
  @令和4年度し尿収集運搬業務委託の契約について。
  A委託料の適正さについて。
  以上、よろしくお願いいたします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 荒澤議員の御質問に順次お答えをいたします。
  初めに、道の駅についてであります。1つ目の駐車場の完成についてでありますが、新潟国道事務所に確認したところ、10月頃に完成すると聞いております。
  次に、駐車場の完成までの臨時駐車場についてでありますが、オープン当初やお盆中の混雑時でも対応できるように、あらかじめ民間用地や籠尻川公園も臨時駐車場として指定管理者が準備したところであります。
  次に、オープン後の問題点についてでありますが、当初から混雑時の交通渋滞の発生が懸念されておりましたが、臨時駐車場の確保や誘導員を多く配置させたことで渋滞の発生には至っておりません。また、来場者からは出入口の段差が気になる、蜂の巣があるので撤去してほしいなどの御意見をいただいておりますが、その都度市と指定管理者で確認し、対応をしております。
  次に、近隣の交通状況についてでありますが、先ほど申し上げましたとおり、道の駅を起因とする交通渋滞は発生しておりません。
  最後に、今後の市としてのサポートについてでありますが、市の広報と連携した情報発信などによって、「道の駅あがの」の魅力を広めていきたいと考えております。また、水原バイパス暫定2車線の全線開通を一日でも早く実現させることが道の駅にとっての一番のサポートになるものと考えております。
  次に、マイナンバーカードについてお答えをいたします。マイナンバーカードの現時点での交付率ですが、8月21日時点の交付枚数は1万4,739枚となっており、交付率は35.6%となっております。
  マイナポイントの申込み支援については、市役所において健康保険証利用の申込み、公金受け取り口座の登録と併せ支援を行っているところであり、マイナポイント第2弾がスタートした6月30日から8月31日までの間に1,086件の支援を行っております。
  また、市役所、各支所でのマイナンバーカードの申請枚数でありますが、市役所では8月1日から8月31日までの間で612件の申請を受け付けたほか、支所においては8月8日から8月12日までの間は安田支所、8月22日から8月26日までの間は京ヶ瀬支所、8月29日から9月2日までの間は笹神支所に特設会場を設け、8月31日までに計135件の申請を受け付けたところであります。
  株式会社フルキャストの出張申請の実施状況でありますが、9月中に延べ10日間、「道の駅あがの」に出張申請窓口を設けて申請を受け付けることとしているほか、市内の事業所等に働きかけて出張先の開拓を進めているところであります。
  最後に、10月以降の申請支援についてでありますが、マイナンバーカードのメリットや安全性についてのPRを図りながら、また国、県などにおけるカード普及策の今後の動向にも注視しながら、一人でも多くの市民の方からカードを申請していただけるよう、事業所や商業施設等における出張申請の積極的な実施を含め、委託事業者とともに十分に連携を図りながら取組を進めていくこととしております。
  次に、冬期通学バスの利用についてお答えをいたします。議員御指摘のとおり、昨年冬期通学バスの運行に関するアンケートを実施いたしました。本アンケートは、一部の保護者から運行期間の見直し要望があったことから、見直しの必要性を検討するため実施したものであります。アンケートの対象者は、令和3年度に冬期通学バスを利用する児童生徒433人とし、375世帯にアンケートを送付し、256世帯から回答を得て、回収率は68%となりました。アンケートでは、運行の開始時期及び終了時期並びに利用者負担への希望についてお聞きし、終了時期をもう少し遅くてもよいと答えた方が36%おりましたが、負担が増えるのであればこのままの運行期間でもよいと答えた方が27%いたことから、保護者負担を増やして運行期間を延ばすことについて全体的コンセンサスを得ることは難しいと判断し、令和4年度以降の冬期通学バスの運行については当面変更等は行わないことといたしました。
  最後に、し尿収集運搬業務委託の未契約の事案について、8月5日に議員の皆様にお伝えした以降の経過についてお答えをいたします。初めに、令和4年度の契約に関しましては、いまだ契約書の締結ができていない状況でありますが、市といたしましては速やかな契約を望んでおり、また阿賀野市環境事業公社からも8月1日付で通知書が提出され、契約締結に向けた協議を行うよう求められたことから、8月10日に公社が選任した代理人弁護士3人を含めて公社と協議を行いました。協議では、委託料や契約当事者などについてお互いの考えを述べ、次回までに歩み寄りの余地について検討することを確認し、引き続き22日に協議を行うことといたしました。8月22日には市から改めて委託料を提示し、公社からは公社代理人弁護士が仲介し、笹神衛生社の再加入について検討することの提案がありました。市といたしましては、市内業者5社が従前のとおり公社に一本化されれば、公社1社との随意契約が可能であることを伝え、引き続き協議を継続することで合意し、次回協議を29日といたしましたが、公社側の都合により延期となりました。また、公社代理人弁護士からは、次回協議に際して、これまでの協議経過を整理した覚書を提示するので、検討願いたいとの話があったところであります。今後とも市民生活に影響が生じることのないよう、緊張感を持って対応してまいります。
  次に、委託料の適正さについてでありますが、当市の10リットル当たりの委託料は、税抜きで平成16年が116円でありましたが、平成27年が131円、公社を設立し定額制を採用した平成28年が148円、平成29年が156円、平成30年が172円、令和元年が182円、令和2年が205円、令和3年が189円であります。県内では新発田市が74円、五泉市が115円、直営である柏崎市を除く県内19市の平均が176円であり、当市は19市中7番目の金額でありますので、他市と比べても大きく逸脱していることはなく、おおむね適正価格であると考えております。
  なお、公社代理人の弁護士との協議、8月29日、一旦中止になりましたが、9月1日に協議をしております。その経過については、特別進展はございませんでした。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) 御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきます。
  まず、質問事項の道の駅についてお伺いしたいのですけれども、@の駐車場の完成が10月頃に完成するとの答弁がありましたが、防災拠点でもありますので、出入口が1か所では、災害時にスムーズに避難ができるようにと国交省がもう一つ出入口をつくっていただき、車両や徒歩でも通行可能で道の駅に到着できるように市道33号線に整備していただいていますが、そこの出入口のゲートを取り付けると市のほうから伺いましたけれども、そのゲートとはどのようなゲートをつけるお考えなのか聞きたいのですけれども。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 議員の質問にお答えしますが、ゲートの形成につきましてはまだ決まっていない状況ですので、また決まりましたら御説明をさせていただきたいというふうに思っております。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) まだ決まっていないのでしょうけれども、そのゲートは取り外しができるのか、それともこういうタイプなのか、そこら辺もまだそんな検討ではないでしょうか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 基本的には取り外しができるという形で、当初安易な通行がないようにということで閉めている状況という話もございましたけれども、また地元のほうからふだんも使いたいとか、その辺のいろいろな御意見がございますので、そういったことを考えまして、どのような形状が一番いいかというのは、また御相談させていただいて決めるような形にしたいと思っています。基本的には農耕車とか、そちらのほうが優先で、常に一般車両が通行するようになると、また逆に地元のほうとしては使いづらくなる部分も出てくると思いますので、そういったものを加味した考えで進めていきたいというふうに思っています。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) 私のほうもそこを利用する農家のほうとか、農道を使っている農家の方とかも話を聞いたりとか、近くの地域の方々から聞いて、今部長が言ったとおり、常に開放していただいてもいいと。そのゲートを取り付けてくださいという理由は、最初のほうは裏口をつくるために、なぜつくれないかというので、それであれば農道なので、農家に危険が及ぶから裏口の入り口はつくれませんよという理由から、それであればゲートをつくって制限すればいいのではないのというためのゲートだったので、裏口を1個つくってもらえるということであれば、別にそのゲートはなくても、近隣の皆さんはそういう考えもありましたので、どうしてもゲートをつけてくれというわけでもなく、また近くの農家も常に出入りできるようにしてもいいですよというような声も聞いていますので、そちらも今言ったとおり検討してもらえればいいと思います。
  それで、これから今度冬になりまして、冬になると雪が降ってきまして、除雪に関してなのですけれども、駐車場内は指定会社のほうが多分管理するとは思うのですけれども、その出入口に関しての除雪についてはどのように、考え方を伺っていいですか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 議員の質問にお答えします。
  出入口のところにつきましては、国交省の管理の道路になりますので、国土交通省のほうで除雪をするような形になっております。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) 裏口の市道33号線のところは今度市道にもなり、途中まではあれですよね。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 申し訳ございません。国道からの入り口のほうの答えを先ほどさせていただきまして、裏の市道の除雪につきましては、すみません、今まだ私答え持っていませんので、改めて確認してお答えをさせていただきたいというふうに思っております。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) ぜひ、除雪はしなければならないであろうとは思うのです。なぜかといったら、避難所としての利用の道になっていますので、雪が降ったから通れないというわけにはいかないと思いますので、ぜひその道も常に通れるように除雪作業のほうも考えていただければと思いますので、決まり次第、もしだったら教えていただければ。お願いいたします。
  次、Bのオープン後の問題点についてですけれども、来場者からのアンケートや意見箱ですか、そのような意見を聞けるような、そういう設置箱とか用意とかは今後、もしくは今されていますでしょうか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) ただいまの質問にお答えいたします。
  今意見箱を準備しておりまして、そういった形でいろいろな御意見をお聞かせいただいて、できればその意見に対しても、スーパーのようではないですけれども、目に見えるような形でお答えを示していけるような形がいいのではないかなというふうに指定管理者のあがのとは話をしていたところでございます。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) ありがとうございます。こちらの先ほどの答弁で、出入口の段差が気になるという意見があったと答弁あったのですけれども、その入り口の段差というのはどこの入り口の段差のことなのでしょうか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) お答えします。
  施設と芝生広場のほうに行くところで、屋外と屋内の出入口のところで少し段差ができていたということで、今対処としてはプラスチック製のこういう坂になるような形の施設を配置させていただきまして、解消させていただいているところでございます。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) 今田村部長から裏の芝生の出入口ということで話あったのですけれども、そのことで私のほうでも来場者からちょっと声があったのですけれども、そこの通り道に裏の駐車場ありますよね。裏の駐車場と芝生広場までの遊具のところまで通路がありますよね。そこの駐車場と通路の境目に何も区切りがない状態なので、子供が歩いているとすぐ隣に駐車場に止める車が動いてしまう状態の感じになっているので、ちょっとそこを子供が通るのは結構多いと思うので、ぜひ区切りとかがないと、万が一運転ミスで入ってしまったりとか通路側に入ってしまうと、多分すんなり入ってしまうような状態に今なっているので、そこら辺の区切りでしょうか、そこら辺のほうも考えているようであれば話が聞きたいのですけれども。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 御質問にお答えさせていただきます。
  確かに仕切り等がないというのを認識しておりまして、先生がおっしゃるとおり、何らかの境は設置していく方向で考えさせていただきたいというふうに思っています。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) ありがとうございます。そうしてもらえるのであれば安心して子供たちも通ることができると思いますので、お願いしたいと思います。
  そのように来場者からいろいろな意見があるのですけれども、段差であったり、駐車場との区切りだったり、ほかでいえば施設内のブラインドでしょうか、ブラインドのひもが下まで垂れているので、子供が歩いていると首に引っかかったとか、大人でもボタンが引っかかったとか、だからもっとそのひもを上のほうにつけたほうがいいのではないのとかいう意見とかもありましたので、そのようなのは施設を造る過程、もしくは完成したときにそのような確認だったりとか、専門の検査だったりでしょうか、そういうので確認とかはしていないのか、それともこれからするのか、どのようにお考えでしょうか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 専門の検査というのはやってございません。施設を造ったときにうちの監督員のほうが検査をさせていただいて、それは施設が言ったとおりにできているかという検査であって、施設のそれ自体の安全性とか改めてというところは実際やっていないのが今の現状でございます。逆に言うと、皆様からそういった様々の意見を、当然すぐに危ないものについては到底駄目ですけれども、一つ一つ気づいた点を教えていただきながら、それで我々と指定管理者のほうも含めて改めてもう一回総点検をするような形をして、少しでも危険なものはなくすような形でこれからも進めていきたいと思います。ありがとうございます。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) ぜひ危険なところ、本当に早くしなければならないところも多分あるとは思いますので、施設に関しては当市のほうだとは思いますので、指定管理者のほうの意見も聞きながらフォローしていただければなと、速やかにしていただければなとは思いますし、今裏口の話でまたちょっと戻るのですけれども、もう一つ意見として裏口の手洗い場、子供たちが洗う手洗い場があるのですけれども、どうしても外にある手洗い場ですけれども、上に屋根がついているところでありますよね。そこの手洗い場の手を洗うときに、子供に手を洗わせるときに親が、このコロナ禍なので、今どき蛇口の手洗いなのかと、自動で出るタイプではどうしてないのだろうというような御意見もいただいておりまして、確かにそうだなと思いながらも、外にある蛇口だからなのかななんか思いながらも、でも上には屋根がついているので、雨には当たらないのかなと思うのですけれども、その蛇口、このコロナ禍なので、自動にしていただきたいなという意見が、ちょっと話があったのですけれども、そこら辺のほうはどう思いますでしょうか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 先生の質問にお答えします。
  自動のほうがよかったのではないかなというふうに感じているところは実際のところはございます。その辺また今後考えていきたいなとは思うのですけれども、というところでございます。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) 部長がそう言っていただけるのであれば本当に、ほかの施設内は全部自動で出るので、その中に行って洗ったなんてその保護者の方も言われていたので、中は全然しゃぼんも出るしなんか言って喜んではいたのですけれども、どうしてもやっぱり外、子供が出入りするところ、この時期というか、この状況なので、なおさら気難しく考えることもあるとは思うので、もし可能であれば早めにでもできればいいのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
  次に、Dの今後の市としてのサポートなのですけれども、市の広報と連携した情報発信などによって「道の駅あがの」の魅力を広めていきたいと答弁でありますが、道の駅にあるインフォメーションのコンシェルジュの地域おこし協力隊でしょうか、の方にそこで案内や情報発信をしていくと、たしか3月の議会の質問でもそのようにお聞きしたのですけれども、そのインフォメーションに来た意見や指定管理者との連携はいかがなのでしょうか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 荒澤議員の御質問にお答えいたします。
  まず、道の駅におけるコンシェルジュ業務につきまして、いま一度お話しさせてください。「道の駅あがの」の指定管理者を募集いたしましたときに、業務要求水準の中で観光情報や地域情報の収集、発信を行い、にぎわい交流施設において1名以上の職員を配置し、利用者に観光案内を行うことと示しております。それに応じる形で株式会社あがのから示されました事業計画書につきましても観光情報、地域情報の発信を行うこととして取り組むとしています。したがいまして、施設の案内や観光情報発信につきましては、コンシェルジュ業務はもともと「道の駅あがの」指定管理者が配置するものと考えております。ただ一方、市が採用いたしました地域おこし協力隊の活動内容でございますが、移住関連の情報発信といたしております。隊員が活動を行うに当たりまして、道の駅の知名度を生かした情報発信ができること、また移住者等の相談を市役所という堅い場所ではなく、より気軽に相談できるのが道の駅ではないかというふうに考えまして、道の駅を活用して隊員を活動させることといたしました。したがいまして、道の駅における市の情報発信と隊員の業務の重なる部分があることから、情報発信及びその取材活動の合間に「道の駅あがの」における観光案内業務、それから施設案内などのコンシェルジュ業務を行っているものでございます。また、インフォメーションに寄せられました意見につきましては、随時株式会社あがのと協議いたしまして、対応できるものについては鋭意努力してまいりたいと考えております。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) ありがとうございます。そのようであれば分かりましたけれども、こちらも来場者からの意見として上がっていたのですけれども、なかなかいつ行ってもインフォメーションに人がいないだとか、聞きたいことがあっても誰も人がいないということが話が、結構意見が多かったので、常にいるものではないのかな、インフォメーションなどはと思いながらも、ちょっとそれはおかしいのではないのかななんて思いながらお聞きしたかったのですけれども、今答弁のほうでそのような指定管理者との話であればいいのですけれども、ただ今の話が、その指定管理者との話を取って理解されているのであればいいのですけれども、理解されていないのであれば「道の駅あがの」からも普通だったら置くべきのところなのですけれども、そこも誰もいないということは、どっちの話が、話合いで、では空いている日は指定管理者が入る、入れるときはコンシェルジュが入るというような順番で入ればいいのだろうけれども、それができていないのは、ちょっとどうなっているのかななんて今思ったので、話を聞いた上でなおさらそこの連携というのがちょっとできていないのでは。また、指定管理者との、向こうもそれを知っているのであれば置いているはずなのだけれども、置いていないのは何でだろうなと今ふと感じたのですけれども、そこら辺は連携は取れているのでしょうか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 荒澤議員の御質問についてお答えいたします。
  今ほど私申し上げましたように業務水準の中で、要求する水準の中で設けることとしておりましたけれども、オープン当初、株式会社あがのにおいても非常に業務が多忙であったというふうにお伺いしております。また、私どものコンシェルジュ業務を行う地域おこし協力隊員におきましても1名しか配置しておりませんので、ほかのお客様の接客業務に当たっている際には席を外しておったものと考えております。また、「道の駅あがの」からも、もう少し市からも協力していただきたいというお話もございますが、今後協議させていただきまして、その点についていま一度どの部分を市が請け負うのか、請け負うというか、分担するのか。また、株式会社あがのがどこをどう配置していくのかといったところ、役割分担をもう一度しっかりしていきたいと思いまして、近々協議する予定にしておりました。
  また、地域おこし協力隊につきましては、現在1名の配置といたしておりますけれども、10月以降2名に増員する予定でございまして、そういったところ、できるだけ穴を空けないように、市としましても「道の駅あがの」を支援する体制として整えてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) その言葉を聞いて安心しました。本当に地域おこし協力隊の方の行動ですか、ネット配信の情報とか見ていると、なかなかいろいろあちこちで活動していただいて、いろんな情報を発信してくれるので、すごく頑張っておりますし、いろいろとあちこち出ているので、時間あるのかななんて思いながらも、そこでまた「道の駅あがの」のインフォメーションの中でやっているのかななんかいろいろ思いながらも心配だったのですけれども、それで1人でなんてなかなか厳しいよななんて思いながら、もし可能であれば1人ではなくて、2名とかまた増やしてもらえればななんて思いながらも今話を聞いたのですけれども、また10月以降に2名にするということも検討しているということであれば、またそこら辺の解消もできるのかなと思って安心して聞いておりました。
  次に、道の駅での周辺の道路やバイパスなどの道路のことで、関連づけでちょっと最後にお聞きしたいのですけれども、バイパスや道路などの問題で近隣の市民の方々から要望などがたくさん出ているところで、前回の議会のときに風間議員のほうから質問で、田中市長に市民に対して丁寧な回答をしてくださいということで、市長のほうからは丁寧な回答をいたしますということを言っていただいたのですけれども、そのおかげがありまして、その要望に対してすごく丁寧な回答をいただいたと地域の方からも伺っておりまして、それは本当にありがたいと思っております。ただ、その回答に対してですか、あまりにも丁寧に細かく書いてくれていたおかげで、またさらにここを聞きたいなと、またここをもう少しどうなのだろうなという、聞きたいなという意見が上がってきたりとかしてありますので、その際にはまた近隣住民に説明をしていただけるのかなと思いまして、一度回答書は頂いているのですけれども、さらに細かいことをちょっと聞いてみたいななんていう市民の声があるのですけれども、そこら辺は聞いて、お願いしていいでしょうか、市長。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 要望書については、私も目を通させていただきました。非常に多岐にわたる、そしてまた数の多い要望という感じで受けておりますけれども、それに対してはうちの担当職員、それなりに丁寧にお答えをさせていただいている。ですから、あまりにも絞っていないといいますか、要望内容が絞られていないものですから、聞く人、見る人については感じ方として大くくり、大ざっぱな説明になっているのかなと感じているかもしれません。ですから、できれば今後はもう少し要望の事項を絞って言っていただければ、それなりにお分かりいただけるような回答文が出るのだと思います。ですから、それやるやらないは別にして、説明しにくいものが非常に多く含まれておりますので、その点御理解をいただきたいと思います。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) 分かりました。市長、住民の方々の意見としてもぜひ説明をしていただきたいとかいう声もやっぱり多く上がっていますので、そのときになりましたらまた協力していただければなと思いますので、少しでも検討いただければ、よろしくお願いいたします。
  続きまして、質問事項2について再質問させていただきます。マイナンバーカードについての再質問です。まずは、職員の方々や受付業務の皆様には市役所、また各支所での特別会場をつくり、休日にもかかわらず出張申請を受け付けていただいたりとかしていただきまして、本当にありがたいと思っております。先ほど議案第67号でも松ア議員がいろいろと話しておりましたけれども、私はまたちょっと松ア議員と違って、この申請率、交付率を上げることに対して賛成というか、もっとしなければならないのかなと思っているのですけれども、@の現時点での交付率ですが、8月21日時点で交付枚数が1万4,739枚、交付率35.6%の答弁がありました。政府の地方交付税に各自治体ごとの交付率を反映されるという考えはいかがなものかなと思います。しかし、阿賀野市の当初の目標であった、7月末までに目標交付率は57.9%としていたのですけれども、実際は34.9%の目標達成にはまだまだ至らないところで、せっかく全国のコンビニで住民票、また印鑑証明、各たくさんの証明書の発行がコンビニでできるようになって便利になっていますので、市民の皆さんにもぜひマイナンバーカードを発行していただき、利用していただきたいなと思っているのですけれども、また職員の方々が各支所に出張所をしていただいているのですけれども、8月の支所での申請枚数が135件ですか。なかなか伸び悩んでいる感じがするのですけれども、Cの出張申請で「道の駅あがの」での実施とありますが、補正予算をつけ「道の駅あがの」で使用できる商品券を阿賀野市民にマイナンバーカード申請後にプレゼントするとありますが、この9月3、4にも実施しておりますけれども、そのときの2日間の申請件数などはもう集計出ておりますでしょうか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) ただいまの御質問にお答えいたします。
  9月3日の申請件数は61人、9月4日の申請は68人でございました。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) ありがとうございます。2日間合わせて129人でしょうか。増えているとは思うのですけれども、今後の申請支援ですが、これまでもいろいろな支援をしていただいて感謝はしているのですけれども、その中で1つ提案といいますか、今後いろいろと動く中で、職員の皆さんには本当にちょっと御苦労をおかけするとは思うのですけれども、一つの案として、各自治会と連携して、各自治会ごとにマイナンバーカードの申請をしたい方の名簿集めをしていただいて、集まったときに日程調整を相談して、各自治会の集落センターなどでまとめて出張申請に伺うというのをしていけば、やっぱり発行しない方は興味がないとか、心配だという方も中にはおられるとは思うのですけれども、それよりもやっぱりなかなか出向くのが大変だとかいう方も結構いらっしゃると思います。また、高齢者になればなるほど、また用事がある方もいると思いますので、そうなれば集落に集まったときに日程調整してやろうかなんて声をかけてもらえれば、結構あんまり出れない方々も来てくれるのかななんて思って、その分結構大変なことだとは思うのですけれども、ただ日程調整をして無理なく動けるときに動いてもらうような形で確実に申請受付が取り組めると思いますので、そのようなこともぜひ、職員の皆さんの体には気をつけて、そういうのも提案していただければなと思っているので、ちょっとその提案だけの一言でしたので、そんな答弁は要らないので、ちょっと聞いていただければなと思ったので、ぜひお願いします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 出張申請のやり方で、今非常にいい提案いただいたなと思っております。確かに自治会の皆さんからは、負担が発生しますので、特に理解を得るのは一苦労かなとは思いますけれども、私としては例えば今「道の駅あがの」での交付申請には1,000円の商品券を配布しております。それと同様に、協力していただける自治会の皆さんには自治会への協力金お支払いというのも一つの手かなと、案ですけれども、今即興的に私としてどうしたら普及が進むのかなと考える中で、今日も自治会長も来られておりますから、そういった方々からどうやって協力を得るか、非常にいい案だなと思っておりますので、今後検討させていただきたいと思います。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) ありがとうございます。市長に褒められて、ありがたいです。本当に道の駅での1,000円、周りからどうしてあそこだけなんていう意見もやっぱり出るのは当たり前とは思うのですけれども、それはそれでまた道の駅が活性化してくれれば、またお客さんが、来場者が増えればいいなと思いながらも、そこのほうはあんまり突っ込まずに今話をしたのですけれども、やっぱり今市長が言ったように、そのようなこともまた検討できるのであればすごくいいことだなと、またそれで職員の方もそんなに苦労せず、苦労というか、そんな体力を使わずにできるのであれば一番いいのかなと思っていますので、ぜひ可能であればよろしくお願いいたします。
  続きまして、質問事項3の冬期通学バス利用についてお伺いしてもよろしいでしょうか。アンケート結果で開始時期についての回答がもう少し早くてもよいが31%、ほぼよいが35%、そして終了時期の回答結果が、答弁でもお聞きしましたが、もう少し遅くてもよいというのが36%、ほぼよいが29%ですが、開始も終了も回答者の半分は検討してほしいという意見が、回答があるのですけれども、ただ答弁の中で、負担が増えるのであればこのままの運行期間でもよいが27%としたところから、保護者の負担を増やして運行期間を延ばすことについては難しいと判断したとあるのですけれども、そもそもそうなってくると利用している保護者で回答の半分が運行時期の検討を願っているのですから、次に検討してほしいというのは、また有償利用の使用料の見直しになってくるのではないのかなと思うのですけれども、市として利用料の見直しについてはどうお考え、またはその検討の余地があるとかは思いませんか。
議長(市川英敏君) 橋学校教育課長。
学校教育課長(橋正人君) 御質問にお答えいたします。
  今ほどのアンケートの結果なのですが、回答者の半分ぐらいが見直していただきたいという話なのですが、そのほかに未回収というのがございまして、そちらのほうの意見も考えて結論を出したという次第でございます。といいますのは、無作為のアンケートではなくて、対象者を絞ってしたアンケートでございますので、未回収も含めて集計させていただいたと。未回収につきましては、今のままでよいとか、どうでもよいとか、単に出すのを忘れたというような意見などが多分考えられるかと思いますが、少なくとも改善してほしいという意見は少ないという意見だということで理解しており、今回の判断材料の一つとさせていただきました。したがいまして、今ほど学校教育課といたしましては、当面冬バスにつきましては現状のままでいきたいというような意見でございます。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) 今課長が言ったように無回答というのもあったのですけれども、無回答が32%なのです。でも、もう少し早くしてほしいが31%、もう少し遅くしてほしいが36%なのです。また、その無回答に関してはちょっとどうなのかなというのが、今言ったように、そうは思うのですけれども、そもそもたしか有償利用と無償利用の区切りというのは通学距離でしょうか、長さ、何か3キロ未満だか3キロの区切りでしたっけ。それが3キロ未満であれば有償の対象ということでいいのでしょうか。それがここ近年異常気象、異常気象なんか言っていろいろとありますけれども、それも1回や2回、また毎年のようにこのように異常気象なんか言われていれば、やっぱり通常気象というような感じにはなってくるとは思うのです。その中でやっぱり保護者からの意見、半分もしくは半分以上の回答で運行の検討をしてほしいという意見がありますので、万が一下校でも何かあったらやっぱり心配ですし、ほんの短い期間ちょっと延ばしたり、早めたりする期間だけでもまた予算のほうは結構変わってくるとは思うのですけれども、でもこれだけ保護者からの意見もある中で、やっぱりこのアンケート結果に基づいて、また検討の余地がまだまだあるのかななんて思いながらも、負担が増えるのであればこのままでいいという意見だけを拾って何もしないというわけではなく、そこをまた一つ料金の検討だったり、有償、無償の区切りだったりとかもいろいろと考えていくところではないのかなとは思うのですけれども、どのようにお考えでしょうか。ちなみに、地域によってはもうだんだんと人数が減ってきて、登校班でも本当2人、3人だけで遠くから歩いてくる子もいますし、高学年がいる登校班であればいいけれども、3年生、4年生が一番上で登校してくるという登校班もまた出てきたりとかすると、やっぱりどうしても保護者も心配ですし、もし何かがあったらなんていうのもやっぱり心配もありますので、そこら辺も踏まえてちょっとどのように今後またしていくのかななどをお伺いしたいのですけれども。
議長(市川英敏君) 橋学校教育課長。
学校教育課長(橋正人君) お答えいたします。
  今ほどの距離の関係なのですが、一応おおむね3キロ以上の方につきましては無償でバスを運行してございます。そのほかにつきましては、おおむね3キロ未満、2キロ以上3キロ未満、今でいいますと1.8ぐらいまでは見ておるのですが、その方につきましては冬バス、冬のバスにつきまして有償で乗っていただいておると。それもまた全員ではございませんで、冬バスを利用するということで照会いたしまして、冬バスを料金払ってでも利用するという方が今現在冬バスを利用しておるというようなところでございます。それで、時期につきましては、一応補助金の支給に関する要綱等で連続する3か月ということで決めてございますので、その関係で、後ろのほうも大体卒業式頃までに合わせて、それから3か月前ということでやらせていただいておりますので、単純に1週間延ばせというのには、またちょっと要綱の改正等もございますので、その辺は検討する余地はあるのですが、今のところそのような状況でございます。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) そうですよね。その3か月というのもやっぱりお伺いしていたので、分かってはいたのですけれども、やっぱり結構保護者が言われるのは、3学期が終わるところまでたしか運行しないのですよね。ちょっと前に終わってしまうのですよね。何かそこら辺もやっぱりどうせならもう二、三日運行してくれれば3学期は全部バスなのになんていう意見もやっぱり、わがままかもしれませんけれども、そういうような意見もありますので、先ほど利用料の検討も、減額してほしいと私のほう話もしたのですけれども、アンケート結果にも利用者が負担を増加してでも運行期間を延ばしてほしいというたしかアンケート項目もありましたよね。そのところの項目が結構高かった気がしたのです。利用者負担が増額となっても運行期間を延ばしてほしいというのが35%の回答。先ほど私は減額してほしいと言ったのですけれども、増額してでも、運行期間だけのことを考えればその意見もまたちょっとあるのかななんて思いますので、少しまたそこら辺のほうもいろいろな意見が上がっていると思いますので、また内容を変えたアンケートを取っていただいたりとか、ちょっと検討してまたアンケートを取ってもらえれば、どんな状況なのかなというのをまた検討していただければと思いますので、よろしくお願いします。
議長(市川英敏君) 神田教育長。
教育長(神田武司君) 貴重な意見ありがとうございました。通学バス、距離と補助金ということで、どこで線引きするかというのは大変難しいわけなのでありますが、取りあえず期間、3か月というふうな定期の期間を最大限に使ってできるようにというふうなことで職員には話をしているところであります。いつもどれくらい雪があるかと思って気になってしようがないのですが、12月2日、始める頃はまだ根雪になっていない。ただ、寒いことは、子供厳しいのですよね。根雪になっていない。ちょうど3月3日とか4日は中学校の卒業式、あしたがいよいよ一般入試だというときにちょうど終わると。雪も歩く道がないというふうな状況ではなくて、よく見ていると歩道も空いているというので、もう少しやはり様子見させていただいて、子供の様子とか雪の様子、保護者のニーズ、併せてまた検討してまいりたいと思います。ありがとうございます。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) わざわざありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
  時間も時間なのですけれども、すみません、最後ですが、質問事項4、し尿処理の未契約事案についてちょっとお伺いしたいのですけれども、先ほどの議会のときにもいろいろな話が上がっていたのですけれども、少し出ていたかもしれないのですけれども、今この@の契約についてですけれども、回答の中で市といたしましては速やかな契約を望んでおり、協議では委託料や契約当事者などについてお互いの考えを述べ、次回までに歩み寄りの余地について検討することを確認すると答弁があったのですけれども、そもそも8月5日に当市より説明をいただいたときには公社が代理人弁護士を立てている説明はなかったのですけれども、8月5日の議員懇談会での説明から5日後の8月10日に弁護士3人を含めて公社と協議をしていますが、なぜそんなふうに話が急にこうなったのかななんていうのも知らないふりで聞こうかなと思っていろいろと先ほど考えていたのですけれども、一応聞いてもいいでしょうか。
議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの質問についてお答えいたします。
  1日付の通知書が届いたのがたしか2日ぐらいでありました。あの時点では皆さんのほうに通知書、こういうものが届いて、こういうことがあるというところについて、お示しするという判断にはまだちょっと至らなかったと、中身のほうもちょっとよく読み込んでというところもありまして、特にお知らせしなかったところでございます。
議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
1番(荒澤浩和君) 先ほど風間議員も言ったように、ちょっと細かいのかもしれないですけれども、ちょっとでも何かがあったら報告で教えていただければまた話は違ったのかななんて思いながらも、またこうやって見ていると、説明からちょっとしただけでもまた変わっていたりとか、何か契約について常にややこしくなっていっているようにしか思えなくて、当初公社の契約の話ではそんなにややこしい話ではない内容のはずなのです。それ以外の問題では、またさっき風間議員が言ったようにいろいろと問題はあるかもしれませんけれども、公社と当市の契約についてに関してはそんなややこしい話ではないのに、何かだんだんややこしくなっていっているような、また説明もだんだんと違ってきているように受け取れるのですけれども、そもそも当市は公社が従前のとおり市内業者の5社でなければ契約できないとあるのですけれども、これは5社でなければ絶対に契約できないのでしょうか。
議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
市民生活課長(権瓶勝栄君) 笹神衛生社が公社と分かれたことについて、契約の相手先が2社になったということで、一者随契は難しくなったということでございます。
                                            
議長(市川英敏君) 質問を改めます。
  4番、加藤博幸さん。
               〔4番 加藤博幸君登壇〕
4番(加藤博幸君) 会派新風あがのの加藤です。まずは質問の機会を得られたことに感謝申し上げつつ、先月発生した県北豪雨で被災された方々に心よりお見舞いを申し上げるとともに、早期の復旧を願うところであります。
  さて、新型コロナウイルス感染症は、オミクロン株派生型BA.5が7月中旬頃から急激に広がり、第7波の到来となり、当市においても8月5日に陽性者数が66人となりました。さらにこれにBA.2.75への置き換わりやRSウイルス、手足口病の発症、流行も重なる事態となりました。第7波の推移を見ると、リスクの高い外出先と言えそうな飲食店、遊興施設、劇場、集会場、展示場で60代以上の方が感染した人は少ない一方、20代、30代は事業所、会社、飲食店で多くの人が感染していること。データの解析から人流抑制よりワクチン接種、換気で感染経路を遮断できること。そして、65歳以上の高齢者を対象とした行動抑制より若い世代への働きかけが重要であると指摘されてきましたが、結果的に病床使用率の逼迫を招いたことから新潟県は対策強化宣言をし、現在に至っています。オミクロン株の病性や従来とは異なる感染拡大の仕方であることを踏まえ、当市におけるワクチン接種、ワクチン接種率の経時的推移等をどう認識し、対応しているのか市長に伺います。
  次に、デジタル化の進捗状況についてお尋ねします。当市は、阿賀野市デジタル・トランスフォーメーション推進計画基本計画の推進手段として、令和4年3月に同実施計画が策定され、現在具体的な取組がなされていますが、このデジタル化並びにトランスフォーメーションの内容、進捗状況について伺います。
  続いて、台風シーズンを控え、災害時の対応体制についてお伺いします。地球温暖化の影響により異常気象、自然災害の発生リスクが高まっていますが、当市ではその地理的条件から洪水、土砂災害に対する防災力を高めるべく、国、県の対策事業を積極的に活用した防災強靱化が進められています。また、阿賀野市地域防災計画ではそれぞれが担う役割が定められ、水原商工会青年部が主催となって作成したお役立ち便利帳、令和4年度保存版は、市民の防災意識の向上にも役立っています。幸いにも長期にわたる避難所設営という事態は発生していませんが、各種対策の実効性を高める取組やふだんからの確認点検、机上演習、防災訓練の実施が災害時の対応力の維持、強化には不可欠であります。そこで、今までの点検、演習、訓練を通じ、得られた課題と成果を伺います。
  次に、がん検診へのデータ活用についてお尋ねします。当市は、人間ドック受診の奨励並びに助成措置を講じ、あがの市民病院では特定健診プラス追加検査セットを提供し、市との連携を通じ、市民の健康維持に寄与しています。また、得られたデータの活用を通じ、重大疾病の早期発見やフレイル予防に役立て、健康寿命の延伸につなげています。コロナ禍においても受診者の大幅な減少が見られなかったことは、市民の健康に対する意識が高いこともうかがえます。一方、高齢化や診断技術等の進歩により、がんの発見、発症率が高まってきており、市民の方々が安心に暮らせるまちとして、医療機関と行政が一体となったがんの早期発見と早期治療への結びつけが一層求められています。この体制整備について市長の考えを伺います。
  以上、4点について市長の答弁を求めます。よろしくお願いいたします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 加藤議員の御質問に順次お答えをいたします。
  初めに、新型コロナウイルス感染症への対応についてでありますが、当市における新型コロナウイルス感染症の第7波は、7月21日の24人を確認して以降、流行期に入ったものと考えております。手足口病の流行については、新潟県が7月13日に全県を対象に3年ぶりに警報を発令し、感染予防のための手洗いの徹底とタオルの共用を避けるなどを呼びかけておりますが、8月26日現在でも収束の兆しは見えておりません。これらの感染症は、主に子供を中心に飛沫や接触などで感染、流行し、特に5歳以下の乳幼児の感染がほとんどであるのが特徴であります。感染予防対策でありますが、現在RSウイルスや手足口病に有効な予防、治療薬がないことから、乳幼児健診時に保護者の皆様に小まめな手洗いやおもちゃの消毒、排便後の適切な処理の徹底をお知らせしております。加えて、5歳未満の乳幼児は新型コロナウイルスワクチン接種の対象外であり、新型コロナウイルス感染症との同時罹患もあり得ることから、乳幼児を守るためには周囲の大人が感染しないように気をつけること、ワクチン接種が有効であることを引き続き市民の皆様に周知してまいります。
  次に、新型コロナウイルスワクチンの接種状況でありますが、乳幼児の保護者世代における20歳代から40歳代の3回目ワクチン接種率は、3回目集団接種が終了した5月22日現在では20歳代が56.9%、30歳代が60.9%、40歳代が72.7%であり、ほかの年代と比べても低位であることから、若い世代の流行によるお盆帰省期間の感染拡大の予防を目的に、7月15日と8月1日に接種勧奨のチラシの全戸配布を行い、8月5日に集団接種の日程を追加し、接種率向上に努めるとともに、感染した場合の検査や受診の手順について、16日にチラシを全戸配布したところであります。8月26日現在の3回目接種率は20歳代が63.4%、30歳代が66.1%、40歳代が76.8%となっております。9月に入りましても3回目の接種を実施してまいります。このほか、乳幼児の祖父母世代に当たる60歳以上の4回目ワクチン接種については、8月26日現在、接種率は54.4%でありました。なお、3回目と4回目ワクチン接種は今月末で終了となりますので、接種を希望する全ての方には接種機会を逃すことなく接種いただきたいと考えております。
  次に、デジタル化の進捗状況についてお答えをいたします。主な進捗状況としては、暮らしの利便性の向上の観点から、住民票や税証明などのコンビニ交付サービスの導入や、介護保険料、後期高齢者医療保険料のコンビニ収納などの取組を進めてきたところであり、また行政運営の効率化の観点からは、昨年度よりパソコン上の定型的な事務作業等をソフトウエアで自動化するRPAの導入を進めているほか、AIを用いた音声認識システムを活用することで、文字起こしの作業を自動化するAI議事録作成システムを今年度新たに導入し、運用を開始しているところであります。また、デジタルディバイド対策に関わる取組については、スマートフォンを持っていない人を対象とした体験教室の開催に加え、スマートフォン保有者向けの講習会を国のデジタル活用支援推進事業を活用して、今年10月から開催することとしております。そのほか、全国の自治体において取組を求められている自治体情報システムの標準化、共通化への対応や行政手続のオンライン化に向けた取組について、地方創生人材支援制度による外部専門人材からのアドバイスを活用しながら検討を進めているほか、デジタル化の推進に向けた庁内の機運醸成、人材育成を進める観点から、デジタル化に関する直近の動向や当市の取組の現状等に係る情報を共有するための職員研修会を延べ7回開催したところであります。いずれにいたしましても、デジタル化の分野においては、技術動向の変化もとりわけ激しい状況でありますが、国、県などの動向を注視した中で、現在阿賀野市デジタル・トランスフォーメーション推進計画を基に、今後の社会情勢等の変化にも柔軟に対応を図りながら、地域課題の解決、住民サービスの向上に向けた取組を推進してまいります。
  次に、災害発生に備え実施した点検、演習、訓練を通じ、得られた課題と成果についてお答えをいたします。災害時においては、何よりも命を守る避難行動が最も大切であることを踏まえ答弁させていただきます。最初に、課題でございますが、これまで市民の皆様をはじめ、自治会役員や市、防災関係機関等を対象とした阿賀野市地域防災訓練、自治会員や地区の消防団などを対象とした防災講座や避難訓練、市職員を対象とした避難所開設訓練等々を行ってまいりました。その中で最も難しい課題は、高齢化が進み、自ら行動することが困難な方が増えていることから、災害時にその方々からどのように避難していただくかであります。昨年5月に改正されました災害対策基本法では、一人一人に対して、誰が、どのように、どこへ避難をさせるのか決めておく避難行動要支援者避難支援個別計画の作成が市町村の努力義務となりました。個別計画の作成につきましては、支援者となる生産年齢世代は仕事などのために日中は不在となること、また、支援者の責任の重さや二次災害の危険性などから難しいものとなっておりますが、市といたしましては、今後も引き続き自治会や関係機関等に御理解と御協力をお願いしていきたいと考えております。
  次に、成果でございますが、市民の皆様から様々な訓練等に参加していただいたことにより、ハザードマップの確認や家庭内備蓄など、災害への備えや避難行動について御理解をいただけたものと思っております。その経験が御家族で共有され、また、避難の際、御近所への声かけなどにつながり、最終的には避難行動要支援者避難支援個別計画の作成につながってくれればと考えております。なお、令和2年度以降は新型コロナウイルス感染症の影響により、以前のような防災訓練等の実施が困難な状況にありますが、今年度は訓練内容を工夫しながら10月16日、笹神体育館を会場として、笹岡小学校区の自治会を対象にした地域防災訓練を実施する予定であります。
  次に、がん検診へのデータ活用についてお答えをいたします。議員御指摘のとおり、各種健診による病気の早期発見、早期治療に関し、市と地域医療機関が濃密に連携することで市民の健康増進が図られ、安心感も増大するものと考えております。各種がんの早期発見、早期治療は、市民の健康寿命延伸のためには最重要課題であると捉えており、検診結果から必要に応じて精密検査を受診していただき、さらに治療する医療機関にて検査を受けていただくことで、病気の治癒へと着実に進めることが大切であります。阿賀野市では、集団健診及び人間ドックでがん検診を実施しております。集団健診では、肺、胃、大腸、前立腺の各種がんについて各地区に出向き、特定・一般健診と同時に受診できる体制を整えております。また、子宮頸がん検診は集団と施設による方法から選択していただき、乳がん検診は施設にて受けていただいております。いずれも受診率の向上を目的に、5歳刻みの節目年齢での無料クーポン検診を御案内しているところであります。
  早期治療への促進策といたしましては、要精密検査となった方が確実に精密検査を受けることができるように、検診結果を速やかにお伝えし、精密検査を実施している医療機関を御案内するとともに、年度末までに精密検査を受けていない方に対しては、保健師等が頻繁に受検を勧奨することで早期治療につなげております。幸いにも当市では、各種検診から精密検査の受検を経て必要に応じた治療まで1か所で完結できる検診医療機関でありますあがの市民病院を有しております。あがの市民病院では人間ドックも実施しており、基本健診のほか、希望検診のオプション検査も可能で、がん検診においても子宮頸がん、乳がんのほか、肺がんを発見する喀痰検査、肺がんCT、マンモグラフィー、腫瘍マーカー検査などは希望により受けることができ、検診時期についても利用者の都合に合わせた予約が可能でありますので、ぜひあがの市民病院で検診を受けていただきたいと考えております。今後も市民の皆様が希望する場所で検診を受けることができ、必要に応じ精密検査が速やかに受けられ、早期の治療へ進められるよう、受診体制のさらなる改善に努めてまいります。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) それでは、再質問のほうに移らせていただきたいと思います。
  最初に、新型コロナウイルス感染症への対応について再質問させていただきます。第7波につきましては7月21日からという考え方は私も正しいと思っております。ただ、当市のワクチン接種率の推移と併せまして、その第7波の特徴、広がりをどう捉えておられたのか。この19日頃から改良ワクチンの配送が始まるという報道もございます。これらの接種順序にも影響してくると思っておりますが、この辺の対応も含めまして、市長の見解を確認したいと思います。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 本市における感染者については一般行政報告、あるいは今ほども御説明させていただきましたけれども、8月21日には1日の発表として最も多い97人となりました。我々は、県あるいは国が新設しましたBA.5対策強化宣言、こちらのほうを8月5日から8月31日まで発令をさせていただきました。しかし、今般まだまだ感染者数が減少しないということで、県のほうにおきましては、8月30日に開催されました第75回の新型コロナウイルス感染症対策本部会議、そちらのほうで知事のほうから延長すると、9月30日まで延長して取組をするということが伝えられました。我々としても引き続き感染対策、これまでのワクチン接種、そういったものにプラスして、また従来からの手指消毒、そういったものをしっかりと取組を進めながら、感染者の増加、そういったものを抑えていきたい、そう考えております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) 恐らく4回目の接種のワクチンを終えた方もいますし、これから4回目、それからもっと若い世代は3回目というふうに進んでいくと思いますが、場合によってはこの改良ワクチンの配送との兼ね合いの中で、現場はかなり錯綜してしまう場合も想像できますので、その辺の組織としての体制の強化のほうよろしくお願いしたいと思います。
  あと、WHOのほうでも出ておりますけれども、今回のオミクロン株の潜伏期間は大体6.7日、約1週間です。そして、5歳から14歳の発症率は6.2%、それから15歳から24歳の発症率は14.3%と言われています。そうしますと、当市の5歳から11歳あるいは12から17歳のワクチン接種対象者、これらの数字等を計算していくと、少なくともやはり毎日30人から50人ぐらいはどうしても陽性者が出てくる。その30人から50人の数字が多いか少ないかは別として、今のオミクロン株についてはそのぐらいの陽性者が常に出てくるということをやはりある程度覚悟といいますか、周知しておく必要があるのかと思います。また、それを市民の方々にもお知らせして、適切な対応をこれからもお願いしたいということを情報発信をする必要があると私は考えております。それと、人流抑制より換気が効果的でありますし、高齢者が出かけていって感染してしまう事例というのは少ないということで、知事もその宣言の発出については大分悩んでおられたかと思いますけれども、このことも含めまして、市長には今まで以上に県知事との意思疎通をぜひお願いしたいというふうに思います。
  そこで、新型コロナウイルスに感染した場合の備えとして、自宅待機療養中の在り方、それから感染した方は、陽性となった方は野外ワクチンを打ったと同じことになりますので、今後のワクチン接種の進め方等々を確認し、お伝えする必要があるかと思います。あるいは、自宅で検査できる医薬品抗原検査キットの確保とか、あるいは市販の解熱剤の常備とか、また日用品、食料品の備蓄などが大事だと思うのですけれども、これら市民の方々への働きかけ、情報提供の進め方はどうなっているのか、民生部長にお聞きいたします。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 加藤議員の質問にお答えをいたします。
  これまでも市民の方々には市のほうで、その前に陽性者になった方、また濃厚接触者になられた方というのにつきましては、県のほうから、保健所から適切な指導がなされております。そして、市のほうでは先般申し上げておりましたとおり、自宅での療養者が把握できないものですから、なかなか支援というのには手が届きません。というところで、日頃からの食料の備蓄であるとか、そういったものにつきましては、県の指導の下でしっかり守っていただければなと、このように感じているところでございます。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) それでは、次の質問に移らせていただきます。一応これらの一連のコロナ禍で、母親、お母さんたちの孤立が深まっているという報道もございます。例えばお父さんにおかれては立会い出産ができない、あるいは1人で入院、マスクして出産、面会もできないなど、妊婦さんの孤立も言われております。あるいは、子育てに悩み、相談もできないでいたり、いらいらのせいで知らず知らずに子供にきつく当たったりすると。いわゆる母親の孤立、これを心配している声もございます。これらに対する見守り、相談、アドバイスという事例は当市ではあるのかお伺いいたします。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 加藤議員の質問にお答えをいたします。
  幸い当市におきましては、母子健康手帳で全員の方と当市の担当者、そして保健師もしくは助産師が面談をして関係性ができております。そういうことから常日頃から心配事であるとか、そういったものについては把握はできておりますし、またにこにこ等でもこちらから話しかけたり、またそういった相談があると、そういった形でデイケアもやっているよというようなことをお知らせしつつ、または必要に応じては自宅のほうまで訪問をして、いろいろケース・バイ・ケース、必要に応じた支援を行っているというふうに報告を受けております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) それでは、引き続ききめ細かな対応、見守りをお願いしたいと思います。
  そこで、コロナを鎮静化させる手段といたしまして、ワクチンと検査とのパッケージというのは言われていますけれども、これはまた100%大丈夫ではありません。感染のスピードを緩めて増殖の場を少なくするのに有効なのはやはりワクチン接種、それプラス新しい生活様式と考えております。コロナウイルスもインフルエンザウイルスと同様なタイプのウイルスですので、いずれインフルエンザウイルスのようになっていくのではないかということを以前申し上げました。いわゆる人とウイルスとの共存化であります。また、一連の対応に対して市は何しているのだという声もありますし、また検査でコロナを封じ込んでいくというような声も一部にありましたけれども、自らこれらウイルスの状況の変化を冷静に受け止めまして、情報を整理し、なされている対応を確認して、不安を持たれて相談を受けた場合は、その方に逆に教えてあげるというような役割が我々議員にもあるのだろうと考えています。
  それはそれといたしまして、市長の動き、声が聞こえない、見えないという声も実はございます。特に若い世代へのワクチン接種率向上に向けて一応チラシ配布をしておりますけれども、それこそデジタルを活用して、市長自ら若い世代にワクチン接種を考えてもらえませんかというようなアプローチの仕方をしてもいいのかなというふうに私は考えるわけです。特に子供でも急性脳症の心配があります。若い世代の親御さん、保護者の方々へのアプローチ、市長、考えてはおられませんでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) なかなか私の苦手分野、IT関連は苦手でございまして、今多くの方々がSNS等々を使いながら、情報発信されている方もおられます。ですから、今加藤議員はそういった媒体を使いながら、若い世代が一番精通しているSNS、そういったものでまた情報発信をしながら感染防止に努めたらどうだと間接的に言われているのかなというような今気もしたのですが、私も常日頃からホームページを通しながら、感染防止しっかりと取り組むように市民の皆さんにお知らせをさせていただいています。加えて今言ったようにLINE、こちらも使いながら多くの方々に感染防止のための必要な対策しっかりとやってくださいということでお願いをさせていただいております。加えて今後SNSの活用、そういったものも考えていきたいなと思っております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございました。毎回このようなチラシが、3回目のワクチンというふうにありますけれども、例えばこのチラシのどこか一部に空欄を設けて、自分がワクチン接種する日はいつという自ら記入する欄を設けると、その人が忘れずにワクチンを接種しに行こうというふうに言ってくれる、ナッジを活用した誘導というのも必要だと思いますので、御一考願いたいと思います。
  いずれにしても、この先も長いコロナ対応が強いられてまいります。担当部署の御労苦に感謝いたします。ワクチン接種率を高く確保するために、今申し上げたとおり取組の強化と、それから深化をお願いしたいと思います。それを願いまして、次の質問に移らせていただきます。
  デジタル化の進捗状況についてでございます。まず、基本的なスタンスを確認したいと思います。市民の方は市のDX、デジタルトランスフォーメーションについてはどこに注目して進めているのか、あるいは市長は何を目指しているのか。あちこちで効率化という言葉が出てきますけれども、効率化ありきではないと私は考えております。業務執行の最適化と強靱化のためにデータをデジタル処理する、それがデジタル化だと私は思うのですが、ですからデジタル化したほうがよいものはすればいいし、デジタル化する必要がないものはしなくていいと思うのですが、そういう基本的なスタンスで取り組んでいるということで理解してよろしいでしょうか。市長にお伺いいたします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) アナログをデジタルにすることによってどれだけ業務が改善されるのか、効率化されるか。そしてまた、ある意味ITを活用することで市民のサービスが向上してまいります。そういったことを我々は最終的に狙っているわけでございまして、先ほど来出ていますマイナンバーカード、こういったものもそういう行政サービスを向上するために絶対最低限の必要なツールであるということで我々取組を強化させていただいておりますけれども、今後も引き続きしっかりとDXの取組を推進しながら、市民サービスの向上、そしてまた市役所業務の効率化に向けて取組を進めてまいりたい、そう考えております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) データがデジタル処理されたことによって得られた価値といいますか、さらにその価値から得られた価値を創出して次の世代に、あるいは継承していくことが大事なのだろうと思います。その価値を創出するために、デジタル処理したデータをいかにしてトランスフォーメーションするか、あるいはトランスフォーメーションしてみましょうということであって、目的ビジョンが明確でなければDX、デジタルトランスフォーメーションは成立しないと考えています。単にデジタル化しただけの話で終わってしまいますので。ただ、基本計画には目的ビジョンが記載されているのですけれども、デジタル処理したデータをどうトランスフォーメーションして市長の掲げる目標、目的を達成しようとしているのかちょっと分かりづらいのですけれども、効率化とかコスト削減との関連性は、むしろIoTのほうが強いのではないかと思うのですけれども、その辺のところちょっと履き違えている感もするのですが、当市のDXは今言ったようにIoTの側面しか見えないような気がするのですけれども、市長はどう思われていますか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) IoTの部分しか見えない、これは正直なところだと思います。我々も今推進室を設けまして、5人体制で一生懸命今取組をして一歩一歩進めておりますけれども、やはり手探りの部分が多少ございます。ですから、どうしてもIoTの部分が特化して見えてくる。これは、やむを得ないものと思っておりますが、これは時間の経過とともに非常にDXが進めば、おのずとDXってこういうものなのかというのが改めて認識され、理解されるものと思っております。私も正直に具体の例を挙げながらこうなのですと、これ御説明できないのです。私もIoTのほうが優先的に、これがデジタル化かなというような理解をしておりますけれども、本来のDX、目指すべき方向にしっかりと歩みを進めていきたい、そう思っております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ぜひ進むべき方向を目指していただきたいと思います。
  そこで、企業、組織がIT化やデジタル化を今急いでおるわけですけれども、一方で職員の能力を高める教育投資が必要でありますし、この点につきましては前にも申し上げました。DXを進めるにも人材、この人材育成とDXの推進役であるCDO、最高デジタル責任者の設置が各行政でも広がりつつありますけれども、当市でも専任の担当を確保して進めているわけですけれども、先々のことを考えて、当市でのCDOについての考え方はお持ちなのか。また、DXにおいて得られたものを人材に投資し、職員の学び直しとかスキルアップにつなげることが大事だと思うのですけれども、単に効率化、効率化ってなると人ばかり減っていくような感じを受けてしまいます。職員1人当たりの年間の教育研修、人材育成費はどのぐらいなのか、このことも含めて総務部長にお伺いいたします。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 御質問にお答えいたします。
  このデジタル化の部門で特化して職員を他のところに派遣しているとか特別に研修をしているといったようなことは今現在は行っておりません。ただ、情報通信会社から来ていただいている専門家からいろいろアドバイスを受けているのと、先般は要は市が進めようとしているDX計画、これは職員がまず知らなければ始まりませんので、まず職員を対象にした、そういう何をしようとしているのだということの共通認識を持っていただくための研修会なんかは開いているところであります。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) このDX、デジタルに関わるだけではなくて、後でよろしいので、職員1人当たりの教育費用、研修費用についての投資額は後で資料として提出をお願いしたいと思います。
  次に、市全体で考えれば人的投資、人材投資につなげて、もって将来の当市の活性化、少子化対策に資していかなければならないとは私は思うのですけれども、そういう中で道の駅も出来上がりました。交流人口の増加のツールが1つ増えたと私は思っております。デジタル技術の活用も含めまして試験的な一時移住、あるいは当市のよさを生かした提案型来訪者の誘致、あるいは交流人口増加対策の実施は、将来のまちづくりの中で体系的に取り組んでいく必要があるだろうと私は考えております。しかし、やろうとしていることが市民と共有が図られているのかなというような気もいたします。このデジタル、今時点はデータのデジタル化とか、そういうことでIoTに重きを置いているのかもしれませんが、先ほどコロナのところで申し上げたとおり、市長自らオンライン、ユーチューブ、いろいろなところで、例えばプレスリリースにしても直接顔が見えるような形でのオンライン発信とか、そういうことが今後いろんな面で必要になってくるのだろうと思います。この市民との一体感をどういうふうにつくり出していくのか、このオンライン発信について市長の考えをお伺いいたします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 高度になって難しい質問になってくるもので、こういった部分というのは専門知識にたけた人間が答弁したほうが加藤議員もかえって分かりやすいのかなと思いますので、うちで一番このITに精通している企画財政課長、ちょっと説明していただけますか。
議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
企画財政課長(西潟治子君) 御質問にお答えいたします。
  オンライン技術を使った市長のメッセージ発信についてということでありますが、大変いい御提案だったと思っております。私どもも広報の方法につきまして、従来の方法だけでなく、新たに阿賀野市専用ユーチューブチャンネルを設けたりとか、そういった発展的なことができればいいと考えておりますが、いかんせんその技術にまだ追いついておらないのが実情でございます。今のところ、確実にできておりますのがLINEによる情報の発信、それからツイッターにおける情報の発信などでございますので、まずはこちらを確実に見ていただける市民の増加に努めまして、あわせて先ほど申し上げましたユーチューブの発信なども力を入れていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございます。よろしくお願いしたいと思います。
  次に、こういうデジタル化を進めていきますと、事業実施を円滑化するに当たって内部の稟議とか決裁手続のデジタル化も当然必要になってくると思うのですけれども、これをやるにはやはり大前提になってくるのが事前協議です。これは職員、ライン長、市長との、あるいは部課内、組織内での課題、問題、目的、情報の共有にもつながると思います。既にその事前協議が当市の組織内で定着しているのであればいいですが、その辺の状況を再確認したいと思います。事前協議がデジタルの前にもう既にこの組織として、いわゆる庁舎の組織内としてシステムとして確立しているのか、総務部長にお伺いします。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 今ほどの質問、事前協議がシステムとして確立をしているかという御質問かと思いますけれども、組織内の意思決定につきましては、事務決裁規程に基づいた起案文書などの合議のみならず、決裁権者に対しまして必要な報・連・相を行うことを基本としております。案件の重要度や困難度が高いものについては、上位の決裁権者や関係部局に対して事前の協議を行い対処しているところでございます。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) デジタル化の前にその事前協議のシステムが必ずしも現状に合っているのかどうかとなると、やはり情報の共有のところでまだ不足しているところがあるのかなと思います。また、規約に基づいて、規程に基づいてやっているということでございますが、それも細々とどういうふうに決まっているのか分かりませんし、基本的には先ほど申し上げたとおり、先々を見越すのであれば直せるものは現状に即し、風通しをよくしたいのであれば風通しをよくするための事前協議というシステムを今から確立しておいたほうが、デジタル決裁、電子決裁する場合には非常に有効だと思いますので、ぜひ取組の検討をお願いしたいと思います。
  それから、市民の方がこういう庁舎の、組織の頑張っているなというふうに評価していただける、あるいは身近なところでいい方向に変化しているなというふうに感じることからまず最初大事なのだろうと思います。職員、それから職場の活力、活気、清潔感、職員の職の接遇力向上、それから障がい者の方や来庁者に優しい環境確保、あるいは市民目線での文書の出し方、説明、それから消えかかっている案内板、側溝、街路樹などの管理、自治会との連携強化などなど、恐らく市民の皆さんが身近なところで我々の動きを見ているのだろうと思います。こういうところを意識しながら、既に来年度予算編成に向けて織り込み済みかと思いますけれども、既にそういうところをちゃんとやっていこうということを市長は概に指示を出されているのか確認したいと思います。市長よろしくお願いします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) それなりの指示は常に出しておりますけれども、1点、行政の一番悪いところというのは、いろんなものを出しますと、今度はほかの案件がおろそかになってきたりする部分もございます。また、それに対応した人員の要求、そういったものも出てまいりますので、その辺の今整理も頭の中でやっているところであります。来年度予算の編成というのは大体11月頃からスタートを切りますので、それまでの間にそういった部分、これまで考えていること、そして指示したこと、そういったものを整理しながら取組をさせていただければと思っております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) いずれにしましても、社会のためになるのか、市民のためになるのか、職員のためになるのか、組織のためになるのか、この視点を持ってDXを進めながら、組織、職場環境が滑らかになるようにぜひ市長にはお願いしたいと思います。
  続いて、次の質問に移らせていただきます。災害時の対応体制についてでございます。先般本庁の空調施設が故障しました。これは直っているので、今日の暑い中で大変助かっているのですけれども、この故障の原因は何だったのでしょうか。いざというとき本庁機能の維持に障害はないのか、特に電源、その点検状況についてまずは確認したいと思います。
議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) お答えをいたします。
  この夏、暑い時期に空調機が故障して皆様方に迷惑をかけたことに対しまして、まずもっておわびを申し上げたいと思います。空調機の故障の原因でございますけれども、空調機の熱回収をする機器、ここの部分が経年劣化によりまして穴が空いてしまったと。ここは実際真空状態にして、冷気をまず作るというような、そういった部分なのですけれども、穴が空いてしまったことによってそれができなくなって、冷房ができなかったということでございます。現在、今復旧をしておりますけれども、100%の状態ではございません。実際今ある規定の圧をかけられない状況で、60%の稼働となっております。したがいまして、補正予算でも計上させていただいたとおり、補正予算通った後に直ちにその部分、全体の部分をまず更新をして備えたいというふうに思っております。
  次の質問、電源の関係でございますけれども、電源設備については年1回の法定点検と、それ以外にも機能点検というものを実施しております。一番気をつけなければならない部分が停電時の非常用発電機でございますけれども、これについてもきちんと対応しておりますし、要はかなり東日本大震災とか新潟大停電のときに燃料の供給、非常用発電装置はディーゼルエンジンでございますので、軽油で稼働するものでございますけれども、あのときたしか燃料の供給がなかなか難しくなったということがございまして、それらを踏まえまして、今72時間稼働できるように軽油を備蓄してございます。今後でございますけれども、今回のような冷房の故障、今までは事後保全という形で対応していたわけでございますけれども、それでは今回のような、これまでは壊れても大体すぐ1日ぐらいで直ったのですけれども、今回はどこが穴空いているかというのがなかなか特定できずに相当な期間を要したということでございますので、予防保全、壊れる前に必要な部品は取り替えていくというような形で対応してまいりたいと思います。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございました。非常に今予防保全という前向きな言葉が出ましたので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
  防災計画では当面3日間とか1週間以内とか、かかる日数に応じたトイレとか飲料水の確保、これをするようにと記載されておりますけれども、これらのことを含めまして物資の確保、それから手配、運搬体制含めていざというとき大丈夫なのか、安心してよろしいのかということがございます。場合によっては、被災の状況によってはいろんな人の協力を得なければならないのだろうと思いますけれども、それはそれといたしましても、その計画書に記載されていない必要な物資について庁内で検討はしてあるのか、危機管理課長にお願いいたします。
議長(市川英敏君) 齋藤危機管理課長。
危機管理課長(齋藤和彦君) 質問にお答えいたします。
  防災計画に記載のない物資につきましては、私どものほうにあります阿賀野市災害等備蓄計画に基づきまして、56品目、計画、備蓄量等を定めているものでございます。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) 前にも質問させていただきましたが、どんなものがどのぐらいの量、それから期限はどのぐらいまでというようなリストの一覧表の資料を後で頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。
  それとあと、大規模水害では給水車も届かない、そういう場合も想定してあると思いますけれども、そういうふうに理解してよろしいですか。
議長(市川英敏君) 齋藤危機管理課長。
危機管理課長(齋藤和彦君) お答えいたします。
  給水車が来るまでの間、早期の対応ということになるかとは思いますけれども、飲み水につきましては水原小学校にあります飲料水の地下タンク、6,000リットルあります。あと、私どもで備蓄しているペットボトル水が4,700リットルございます。こちらで給水車が来るまでの間対応させていただきたいと考えております。なお、これらのペットボトル水につきましては、各4地区にあります主要避難所、こちらのほうに分散備蓄しておるものでございます。
  また、飲み水以外でございますけれども、トイレとか生活用水、こちらにつきましては前保管しておりました賞味期限切れとなったペットボトル水、こちらのほう9,500リットルをまだ備蓄しております。こちらのほうを使って生活用水として使っていただきたい。また、各小学校、中学校、安田小学校、安田中学校、京ヶ瀬中学校、水原中学校、水原小学校、あと笹神中学校ですか、こちらのほうに防災井戸、こちらのほうも備えてありますので、こちらのほうも活用したいというふうに考えております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございました。このような情報を年に1回ぐらいはやっぱり市民の皆さん方にもお知らせしておいたほうが安心感を呼ぶのではないかなと思いますので、よろしくお願いします。
  ところで、市内では中小河川、側溝等がいろいろありますけれども、バックウオーターあるいは側溝から水があふれてしまう、そのような状況がありますが、それは何か所あって、改修済みの箇所を含めて、あるいはこれから改修を予定しているような場所があるのであれば、それを教えていただきたいと思います。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 御質問にお答えいたします。
  冠水する箇所としましては、駒林川によるものでございますが、7か所把握しておりまして、白鳥通り、天朝閣付近、天朝山脇、堰場付近、無為信寺前、南安野町国道460号、中島地内の7か所を把握してございます。改修済みの箇所につきましてでございますが、駒林川の改修事業は平成17年から国道49号山口橋から安野こども園までの延長1,100メーターの整備となっておりまして、現在下山口農村公園までの520メーターが改修済みとなっているところでございます。水原市街地の排水対策につきましては、駒林川を放流先としまして、三辺川を含め都市下水路が平成元年で整備済みとなっているところでございます。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) 下流のほうから改修してくるのが河川改修の定石なのですけれども、特に駒林川については昔の市道を造って舗装して、そこに側溝を造っているわけですけれども、昔の駒林川の中での道路の側溝ですので、堰場のところも含めて、無為信寺の前も含めて側溝の川への出口が水面、川面より低い。ですから、河川改修して水流がよくなったとしても、水かさが増えれば出ていかないので、側溝からあふれるのです。これはもう何十年も続いているわけです。ですから、駒林川を改修しても、恐らく出ていけないので、あふれると思うのです。だから、そこのところの検討を、もう何十年続いている中で、庁内で検討した経過はあるのか。あるいは、直していこう、対処していこうという気があるのか。駒林川が改修されれば確かに発生する回数は減るかと思いますけれども、根本的なところの側溝の高さを変えないといつまでもあふれる。これについては、恐らく今日の答弁では結論は出ないと思いますので、また産建の中でお聞きするかもしれませんが、いずれにしても何十年もそのままだということが市民の皆さん方が非常におかしいのではないということだと思いますので、ぜひ業務の進め方として内部で検討をお願いしたいと思います。
  時間が少なくなってまいりました。最後にこの関係で、一応環境省が平成30年に人とペットの災害対策ガイドラインを発行しています。令和3年には人とペットの災害対策ガイドライン、災害への備えチェックリストを策定しています。当市の対応状況を伺います。
議長(市川英敏君) 齋藤危機管理課長。
危機管理課長(齋藤和彦君) 御質問にお答えいたします。
  避難時のペットの対応でございますけれども、ペットと一緒に避難していただくことにつきましては構わないというような回答をしているところでございます。ただ、中には動物アレルギーの方とか、そういう方もおられますので、何らかの、中に入らないでゲージ等々で対応させていただきたいというふうに考えております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) 今回の県北豪雨でも新聞等でも報道がありましたけれども、かなりやはり現地ではいざとなると混乱していたようでございます。せっかく市内でもそういう体制が阿賀野市の場合はできると思いますので、関係する先生方との調整をして、いざそうなったらどうしようではなくて、いろんなものが必要になってくると思いますので、県の指導も仰ぎながら、阿賀野市としての体制整備をぜひ進めていただきたいと思います。
  最後に、がん検診のデータについてお伺いします。一応がんでも、中でも皆さん、非常に周りにも残念ながらそういうふうに罹患してしまった人がいると思いますが、特に膵臓がんであります。発見が遅れて気づいたときは手後れという場合が多いわけですけれども、実は広島県の尾道市では、膵臓がんを地域のお医者さんと連携して、積極的に膵臓がんを見つけに行くという取組をしております。例えば家族に膵臓がんの患者がおられるとか、糖尿病、肥満、喫煙などのものがあるとか、腹部エコー検査を積極的に進めて、結果的に尾道市の膵臓がんの5年生存率は全国を大きく上回る21.5%、平均が12.1%ですので、倍以上の成果が出ております。これは、地域含めたデータのやっぱり共有、活用をしているのだろうと思います。
  そこで、当市の人間ドックでは膵臓がんを含むマーカーチェックはオプションでありますけれども、腹部エコーはメニューにあるのでしょうか。市民病院の特定健診では頸部エコーはありますけれども、ホームページ上では見つけることができませんでした。一応確認をさせてください。
議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
健康推進課長(吉川麻子君) ただいまの質問にお答えいたします。
  当市、あがの市民病院での人間ドックには、オプションではなく基本の健診項目として腹部超音波検査のほうが含まれております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) それでは、そういうことであれば、しているのであればなおのことその出たデータの共有、それからそれに対するがん予防のアプローチの仕方というのはできると思うわけです。家族、生活習慣、病歴のデータもある中で、ましてやせっかく市民病院という施設もあります。検査の機械もありますし、市民の方々の人間ドックに関する関心も高い。そうなると、市としましてもデータを活用したヘルスチェックの強化、がん検診を含め、積極的に取り組める体制づくりはできると思うのですけれども、市長はいかがお考えでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 膵臓がんとかがんのがん検診、阿賀野の場合は非常に遅れているのが課題でありまして、我々も今いろいろな方法でがん検診の受診率高めようと、健康推進課を中心に毎年取組を強化してきております。そういった面からも、今年から健康推進課長、また再び女性に戻りました。女性であればこそできるものもあります。そういった視点で強化をして取組をやっていきたい、そう思っております。
議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
4番(加藤博幸君) ありがとうございました。やはり市長の5つの政策の柱であります安全・安心な暮らしの実現に関して非常に大きく関わってくると思います。がん検診というのはやっぱり大事なのだろうと思っております。
  そこで、もう一つ、市民病院では透析をされる方が非常に多くなってきております。そういう中で1型糖尿病の患者さんはおられるのか。1型糖尿病ですとかなり重層的なフォローアップが必要かと私は思うのですけれども、状況を把握しているのであればお聞かせ願いたいと思います。
議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
健康推進課長(吉川麻子君) ただいまの質問にお答えいたします。
  1型糖尿病の患者数はということでございますが、正確な患者数の把握はできておりません。1型糖尿病については、医療機関に特に届出の義務が課されていないために患者数を把握することが困難であります。ただ、厚労省の研究班が調査した結果、1型糖尿病で治療している患者数は全人口の0.09%から0.11%、人口10万人当たり約90人から110人ということが言われていますので、当市に当てはめると、約36人から44人程度おるのではないかと思われます。
4番(加藤博幸君) ありがとうございました。時間が来てしまいました。再質問を含めまして真摯に市長、関係部課長から御答弁いただきありがとうございました。感謝申し上げ、これにて終わりといたします。ありがとうございました。
議長(市川英敏君) これから15時45分まで休憩いたします。
               休 憩 (午後 3時32分)
                                            
               再 開 (午後 3時45分)
議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  一般質問を続けます。
  8番、清野栄一さん。
               〔8番 清野栄一君登壇〕
8番(清野栄一君) 8番、清野栄一です。今回4問事前通告しております。
  まず、1つ目でありますが、し尿処理業務委託についてであります。この件は、6月議会でも質問しましたが、今日現在契約未了であります。契約を締結しない中で事業者側は、自治事務のし尿くみ取り等の行政サービスを提供しております。これの法的位置づけ及びくみ取り手数料の法的性格と徴収の根拠、また未収手数料の債権管理について伺います。
  2問目、一般県道水原出湯線、金屋、次郎丸地区の道路改良についてであります。国民保養温泉地指定の五頭温泉郷や五頭連峰県立自然公園へのアクセス道路の一般県道水原出湯線、金屋及び次郎丸地内では急なカーブや幅員が狭隘であります。観光や新過疎地域振興において重要路線であり、早急な改良が必要と思いますが、見解を伺います。
  3問目、災害対策、内水及び土砂災害についてであります。全国的に豪雨被害が頻発、本県においても8月3日から5日にかけて、下越地区を中心に浸水や土砂災害が発生しました。そこで、本市における内水対策の進捗状況と土砂災害指定地区の避難方法や避難訓練状況について伺います。
  4問目であります。天然記念物の取扱いについて。瓢湖のオニバスは、群生地として県の天然記念物に指定されております。指定の状況と現状及び文化財保護法では現状を改変する場合事前協議が必要とうたわれております。ハス刈りは改変に当たるのか。当たる場合は事前協議を行ったのか伺います。
  以上4問、答弁をお願いします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 清野議員の御質問に順次お答えをいたします。
  初めに、し尿処理業務委託についてであります。現状のし尿処理業務委託の法的位置づけでありますが、地方自治法及び阿賀野市財務規則の規定からいえば、現在事業者との契約は確定していないことから、残念ながら法的根拠を持たないことになります。しかし、市と事業者双方とも契約締結の意思があり、現在も速やかな契約の締結に向け協議中であることから、事業者による業務の履行はこの契約締結を前提としたものであり、契約を締結した際にはこのような法律上の瑕疵も治癒されるものと考えております。しかし、し尿くみ取り手数料の法的性格と徴収の根拠でありますが、地方自治法第227条において、自治体事務で特定の者のためにするものにつき、手数料を徴収することができるものと規定しており、し尿くみ取り手数料もこの地方自治法上の手数料に該当しております。また、阿賀野市廃棄物の処理及び清掃に関する条例第25条においては、一般廃棄物の収集、運搬及び処理について、占有者から別表第1に定める手数料を徴収することの規定があり、これが徴収の根拠であります。
  未徴収手数料の債権管理については、市と委託契約を締結したし尿くみ取り手数料徴収業者が市に納付するまでの一定期間適切に管理するものと考えております。今年度の場合は、当該委託業務契約は未締結となっておりますが、さきにお答えしたとおり、市と事業者の双方が契約締結に向け協議中であることから、未収手数料の管理につきましても契約締結を前提としているものと考えております。また、市へ納入後の手数料につきましては、し尿くみ取り手数料徴収事務を委託している業者から提出される報告書を基に管理しております。なお、未納者に対しましては、次回のくみ取り時に徴収したり、受託業者が各戸訪問し徴収しております。
  次に、一般県道水原出湯線の道路改良についてお答えをいたします。議員御指摘のとおり、一般県道水原出湯線は五頭温泉郷や五頭連峰県立自然公園など、当市の観光地域にアクセスする非常に重要な路線であると認識しております。また、本路線の金屋及び次郎丸集落内の道路はカーブし、幅員も狭いことから、通行の安全性を高めるためには拡幅などの道路改良が必要であると考えます。なお、金屋地内につきましては、県が過去に交差点付近の道路拡幅事業を進めたことがありますが、地元の合意が得られず実施に至らなかった経緯があります。今後、水原バイパスの供用により一般県道水原出湯線の重要性は一層高まるものと考えられ、申し述べました経緯や地元の意見などを踏まえ、安全な道路整備について県に要望してまいりたいと考えております。
  次に、災害対策、内水及び土砂災害についてお答えをいたします。まず、市内の内水対策でありますが、水原市街地につきましては、既に駒林川を放流先として都市下水路の整備が完了となっております。しかし、放流先の駒林川が改修途中であり、豪雨のときに浸水被害が無為信寺前や白鳥通り、中島地内で発生している状況があります。この駒林川の改修は、平成17年から国道49号山口橋を起点とする安野こども園までの延長1,100メートルにおいて整備が進められており、現在起点から下山口農村公園脇の橋梁まで約520メートルが完了しており、延長の進捗率ではおおむね47%であります。今年度の整備状況ですが、市道橋のケアハウスシンパシー脇の市道橋下流左岸側の築堤、護岸整備を進める予定となっております。また、駒林川以外にも大通川の改修や都辺田川、大荒川の河床掘削等の治水対策を河川管理者であります新潟県から行っていただいているところであります。
  次に、土砂災害指定地区の避難方法についてでありますが、市では原則、風水害を対象に作成しております避難指示等の判断・伝達マニュアルに沿って避難情報の発令を決定しております。なお、マニュアルでは新潟気象台が発表する大雨警報や土砂災害警戒情報と合わせて新潟県の土砂災害警戒情報システムで確認できる土壌雨量と今後の降雨量の予測により判断し、避難情報を発令することとしております。また、避難所は安田地区は風とぴあ、笹神地区はふれあい会館や笹神体育館を想定しており、車を使っての避難になることから、避難経路付近にある中小河川の水位の状況も考慮し、避難情報を発令することとしております。
  次に、避難訓練状況についてであります。防災塾がスタートしました平成28年度以降の数でございますが、実際にお住まいになっている方がおられる17自治会中7自治会での実施となっております。なお、今年度はコロナ禍に対応するよう訓練内容を工夫した中で、10月16日、笹神体育館を会場として、笹岡小学校区の自治会を対象にした地域防災訓練の実施を予定しており、笹神地区の土砂災害警戒区域にある15の自治会へも避難訓練と併せ安否確認訓練への参加をお願いしているところであります。
  最後に、天然記念物の取扱いについてお答えをいたします。瓢湖は、水原のオニバス群生地として昭和34年3月に県の天然記念物に指定され、現在まで指定内容に変更はございません。指定区域につきましては、瓢湖の東部及び南部の水際から幅10メートル、長さ延べ519メートル、面積5,090平方メートルの水域でありますが、現状オニバスは北西部にも多く見られ、全域の水面にハスまたはヒシが繁茂している状況となっております。ハス刈り船によるハス刈りが現状変更に当たるのか及び事前協議が必要なのかについて県観光文化スポーツ部文化課に照会したところ、指定区域のオニバスに与える影響の有無が判断の基準になるとの説明がありました。現在県において影響の有無について確認中であり、その回答を待っているところでございます。ハス刈りの実施につきましては、オニバスの群生や白鳥の飛来に関し非常に重要な環境管理措置と認識し、判断したものであります。今後の対応でありますが、県の回答を待ち、現状変更届や維持管理報告の必要性について改めて確認し、必要に応じて所定の手続を行ってまいります。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それでは、再質問をお願いします。
  まず最初に、一般県道水原出湯線についてお伺いします。水原出湯線、皆さん御存じだと思いますが、横山バイパスが平成4年に開通しています、もう既に30年経過しているのですが、先ほど質問させていただいた金屋、次郎丸、この地域が非常に狭隘でカーブが大きいというようなことで何とか改善をしてもらいたいと常日頃思っております。また、新潟市から五頭温泉郷や五頭登山に向かう重要な道路であります。それらも踏まえて質問させてもらいましたが、金屋地区で住民の合意が得られずというような答弁がありましたが、これはいつ頃の話でしょうか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 御質問にお答えいたします。
  それにつきましては平成24年頃の話です。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) そうすると、10年ぐらい前の話になりますが、その後はもうそれで終わりになってしまったのでしょうか。交差点改良ということで事業の種類もあるのでしょうけれども、金屋の交差点から先もまた次郎丸まではかなり狭隘なのです。冬場は凍結していて落ちる車も、左側田んぼに落ちる車もあるということで、何とか早期の対応をしてもらいたいという話も290号線沿いの人からも話が聞こえてくるのですけれども、その辺はどんな対応をされる予定でしょうか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) お答えします。
  先ほど市長の答弁にもございましたが、市としても非常に重要な路線だと考えておりますので、ただ当然地元の御協力がいただけないと事業も進められない部分もございますので、地元の意向等をよく確認をしながら県のほうに要望、または一緒になって考えさせていただきたいというふうにお願いをしていきたいというふうに考えております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 阿賀野市が合併する前の古い話なのですが、県の新市建設における支援事業の中に次郎丸バイパスが上げられているのです。上がっているのです。同じくそこに上がっていた分田バイパスとか小浮バイパスはもう既に供用しているのですが、何で次郎丸バイパスが残っているのか。それで、法線の測量も終わっているというような話も聞いておりますが、御存じでしょうか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) お答えさせていただきたいと思います。
  この事前質問が来た後に、この辺の状況が分からないかということで確認させていただいたのですけれども、笹神時代の平成10年頃にそういった構想があったという話を当時の担当者から聞いている程度でございまして、具体的な法線も含めてその構想がどの程度進んで、どうしてしなかったのかという経緯までは把握できませんでした。県のほうにも何か資料が残っていないかというふうに確認させていただいたのですが、現時点の県の中にはそういった資料はなかったということでございました。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 私が、もう辞めた職員なのですけれども、そこのバイパスの測量に関わった人の話を聞くと、もう法線もある程度決まっているのだと、測量も終わっているのだと、あとはゴーサインだけなのだというような話も聞いていたのです。これ多分10年ぐらい前の話なのですが、そのまんま立ち消えになったということなのでしょうか。どんな事情があってそうなったのか分かりませんが、重要な路線であるという認識は変わらないので、ここは力と知恵のある市長からぜひ打開に向けて、早期着手に向けて個別の要望をしてもらえないかなと思うのですが、いかがでしょうか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 水原出湯線、先ほど申し上げましたとおり大変重要な路線であると認識しておりまして、今ほどの御質問の中で金屋の交差点改良、24年というような今説明がありましたけれども、あれっと、私も24年から今市長をやっているものですから、記憶にないのですけれども、そのぐらいどのような協議をしたのか、この辺は後でまた確認させていただきたいと思いますが、今言われる次郎丸もカーブのところ、特に昔火の見やぐらがありまして、いつ撤去したのかよく分かりませんけれども、本当にいつになったら道路改良するのか、私もいつも危惧しながら、機会があれば要望していきたいなと思っているところであります。ですから、今清野議員から御質問いただいたからどうのこうのではなく、阿賀野市の発展のために、そのためには絶対に必要な道路であると認識しておりますので、しっかり取組をさせていただければと思っております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) しっかりと取り組むということで心強い答弁をいただいたのですが、今年の要望会には上がっていないみたいなのですが、過去で要望した経緯ってあるのでしょうか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 自治会要望などの過去10年ほどの記録を確認しましたが、要望等はしておりませんでした。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それでは、市長答弁にありましたように市長からもしっかり要望して対応していただきたいと思います。よろしくお願いします。
  次に、し尿処理業務委託について再質問します。この件は6月でも質問しました。ただ、既に未契約のまま6か月目に入っているのです。私に言わせれば、不適切極まりない案件なのかなと思います。答弁にもありましたが、現状法的根拠のない状態。非常に曖昧な状態なのですね。それで、先ほどの答弁の中で気になるのは、契約を結べば治癒するというような答弁がありました。これは、どういう意図でこういう答弁書いたのか。取り方いろいろ出てくると思います。契約を締結すれば瑕疵はなくなるのだからいいだろうと、何をおまえそんなしつこく言っているのだというふうにも取れるし、私はそれ以外には取れなかったのですけれども、それでなぜこのような答弁が必要なのか、まずそこからお聞きします。
議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問についてお答えいたします。
  なぜこのような答弁が必要だったのかということでございますが、現状契約をされていないということは事実でございますので、この答弁書に書いたとおり、契約をしたいという気持ちは変わらない中で契約を結んだ場合、法律上の瑕疵も治癒されるということでこういう答弁書の形で答弁させていただいたところでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) ちょっと私もうがった見方をしたのが悪いのかもしれませんが、治癒するからいつでもいいのだと、多少遅れてもいいのだと、そういうふうにも取られかねないですよね、こういう答弁は。答弁審査もどこかでしているのでしょうけれども、その人もどう思って審査をしたのか、オーケーを出したのか分かりませんが、私としては非常にやっぱりこれは疑念を招くなというふうに思いました。
  それで、くみ取り手数料の公的性格、徴収の根拠、未収手数料の債権管理ということで後段のほうで伺っているのですが、この質問は契約を締結しない中でどうなるのかということで伺っているのです。だから、この答弁は通常の場合の答弁ですよね。それで、手数料の徴収も契約未締結では不可だと思うのです。どうでしょうか、山ア部長。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 清野議員の質問にお答えします。
  答弁書にもありますとおり、締結をしておりませんので、本体というか、業務委託と同様に双方の契約をすることを前提に、非常に不安定な、危うい状況にあるということで認識しております。したがって、法的な根拠があるのかと言われれば、業務委託と同様に、この答弁書にもそういう趣旨で書いてあるかと思いますが、業務委託も根拠がない。そして、徴収事務についても前提としたもので、危うい状況の中で今成り立っているということで、法的根拠はないものと認識しているところでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 前回も指摘したのですが、これ業者が徴収するには地方自治法に基づいた告示が必要なのですよね。契約を締結しない中では告示できないのです。その辺は十分承知の上だと思うのですが、そういう中で手数料を取りなさいとは言えないのですよね、業者も取る根拠がないわけですから。分かっていますよね。それで、答弁では納入後の手数料を業者からの報告書を基に管理しているというような答弁になっていました。今年度のことを聞いているのですが、本当にこれを確認した上で言っているのですか、山ア部長。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) ここの記載につきましては、通常のときに頂いたものについてはそれを管理をするということは書いておりますし、今年の場合については今議員御指摘のとおり契約がなされていない。ですが、業者の方が契約を前提にくみ取りをなされていただいておりますし、その契約を前提に徴収事務をなされて、私どものほうとしては、くみ取った業者が保管をしてくださっているものと思っております。それが法的にどうかと言われれば、好ましい状況ではないとは思いますが、今現実そのような状況になっているということでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 好ましい状況かどうかという話以前に基本的に法令違反になるわけですよね。だから、業者は何の根拠もないわけです。徴収する根拠も保管する根拠も何にもないのです。くみ取りする根拠もないのです、この場合。ですから、一刻も早く契約を締結する必要があるのです。それで、契約を締結すれば瑕疵は治癒するというようなことを言っていますけれども、契約を締結するまでの間のこの料金、業者は保管しておく義務があるのですか。責任を持って保管しておく義務があるのですか、伺います。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 法的な義務はないかと思います。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) では、仮に契約が締結されましたというときに、ここの部分はどうなのですか。事業者にこの分は払ってくださいねということは言えるのですか。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) お答えをいたします。
  くみ取り業務が契約なされて、それだけの、協議の中で前提としては市の相手方、契約の相手方との協議の中で双方合意をしたとなれば、その協議に基づきまして、私らが想定しているのは、本体業務も、要はくみ取り業務もなされ、そのときにはその協議の中には、この徴収業務も協議の中で協議がなされ、通常と同じように遡り契約を締結されれば、その契約内容に従ってお支払いをさせていただくという意味においてということであります。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 契約の中に遡及する条項を入れれば当然それはできるのですけれども、ただ契約結ぶまでの間に事業者がくみ取り手数料とか保管とか、それは何にも根拠ないわけですよね。だから、知りませんと言われたらそれまででしょう。でも、予算書には収入を計上していますよね。いろんな問題が出てくるのです。まず、業者には義務がないということで確認していいですか。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 法的には今はないということであります。ただし、先ほど申し上げましたとおり、業者はこれまでの、昨年度の末までの経緯を反映して、また市民とのこれまでの実績というのが業者と市民の間でできているかと私のほうでは想像しています。そういった業者の配慮から今のような形になっているものと捉えておりますが、あくまでも法的にそういったものがあるのかと言われれば、私はそこまで業者に要求することは法的にはできないのかなと考えております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 今言ったその債権、債務については、業者はそういう責務はないということで確認していいですか。いいですよね。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 今協議している中ですので、それは今後の業者とのお話合いの中で決まることだなと、今ここで清野議員にお話ししていいのかどうかということで、今後業者とお話の中で決まっていくものであろうと、私のほうではそのような形で考えております。ただ、法的にどうかと言われる部分においてのみ今お答えしたところであります。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それはその話であって、別な話なのです。公的な話と、次は任意の事業者の対応の話なので、それはもうすぱっと切って考えなければ駄目なのです。法的にはないということでいいですよね。確認させてもらいますが、いいですよね。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) くみ取り業務も含めまして、今契約をしておりませんので、それ以上でもそれ以下でもないのかなということでございます。契約していないわけですので、今そういった部分について契約ないわけですから、義務も権利も今はフラットの白紙の状況であるのは、先方と私どものこれまでの協議でもって行われている事実というのはありますので、事実は存在するわけですので、その事実に基づいて協議の中で決めていくのかなと考えております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) もう同じ話何回もしたくないのですけれども、法的に見たときに事業者が使用料を保管したり徴収する義務、責務があるのかどうか。ないでいいのですよね。あとは任意の話合いでやればいい話ですから。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 法律の専門家ではありませんので、私のほうでは今契約が成り立っていないので、何とも申せないと、それだけでございます。専門的な部分で、契約はしていないので、そこの部分については現況が分からないとお答えさせていただきます。あるのは事実そういった形で業者がくみ取り、そして契約を前提に徴収をしているであろうということは察しておりますが、それについてどうのこうのということはちょっと私のほうでは存じ上げておりません。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 徴収をしているのは、業者もちゃんと保全しているというような話を聞いておりますので、そこら辺りは契約締結後にちゃんと話合いをして正常なものにしてもらえばいいと思うのですが、ただ業者に義務があるかどうかだけを私は確認をしたのですが、私はないと思いますけれども、そういう意味でもしこの分が足りないとか、本来おまえさんが取るべきだったのだろうとか、そういう話にならないようにしなければ駄目だと思います。遅らせているのは市の側にも責任があるわけですから。分かりますよね。いいですか。
  それから、くみ取り事業者、6か月目に入っているのですが、いろんな費用がかかると思うのです。経費、人件費とか燃料費とか、そういう部分への支払い、必要経費への支払いとか本来もらえるはずの委託料相当、そこらはどういうふうに手当てする予定ですか。
議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問にお答えいたします。
  協議の中でもそのことについて先方のほうからも要望があったところでございます。我々のほうもその支払いの手法について、契約がなされていない中で取りあえず、御迷惑をおかけしているところもありますので、支払いができる方法がないかというところを検討しているところでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 支払うとすれば、さっきの午前中もめたああいうようなやり方しかできなくなるのでしょうね、現状では。現状ではですよ。例えば仮に委託料を去年と同じに想定すると1か月330万ぐらいになるのです。これ6か月目に入ったということで大変な負担になっていると思うのです。そこら辺り業者も本来市がやるべき業務を善意で代行しているわけですから、業者がやめた言えば皆さんが今度くみ取りしないと駄目なのですよ、これ市町村事務ですから。そこら辺りも踏まえてちょっと支払い方法も検討していただきたいと思います。
  それから、8月5日に議員懇談会において時系列に報告がありました。課長は、4月15日に担当から事実を聞いたというような報告でしたが、その後の課長の対応、その報告を聞いてからどのような対応を行いましたか。
議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの質問にお答えいたします。
  まず、事実関係の把握に努めたところと、私自身も異動したばかりでありまして、そもそもその業務の中身のところの理解のところもありましたので、そういうところでその報告を受けてから、まず起きていることについてどういうことなのかというそしゃくのところと、あと内部のほうに相談したりして、早期の解決に向けてそういう形で動いていたのですけれども、ちょうどその報告受けたのも金曜日で土日を挟むとか、あの頃はし尿の電話がちょうど連休前でいろいろ来ていたりと、あと連休が絡んだというところもありましたので、ちょっと時間を要したところでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 当然これ市長へ報告する重要な案件だと思うのです。これを聞いたら、私であればすぐ何が何でも、例えば夜聞いたのであれば夜中に市長のところへ行きます、夜中でも。市長が酒飲んで寝ていようがどうしようが。そこでお聞きしたいのですが、上司への報告はどのような対応をしたのですか。
議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
市民生活課長(権瓶勝栄君) お話というか、その報告を受けたのが4月15日でしたので、その翌週早々に上司のほうには報告したと。
               〔何事か呼ぶ者あり〕
市民生活課長(権瓶勝栄君) 翌週でございます。
               〔何事か呼ぶ者あり〕
市民生活課長(権瓶勝栄君) まず最初、担当政策員のほうに相談をしたところで、報告をしたところでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 政策員に報告も何もいいのですけれども、政策員って実質的な権能あるのですか。組織のことはよく分かりませんけれども、部長にも報告しないのですか。私はまず部長を飛ばしても、私だったら市長に報告しますけれども、どうなのですか。部長聞いたのはいつですか。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 清野議員の質問にお答えをいたします。
  私がこれを聞きましたのは4月18日、月曜日でございます。これを受けまして、たしか私一人ではなくて、数人で聞いたかと記憶しております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) すぐ途切れるのですが、その後どうしました。市長へはいつお伝えしたのですか。これ市のトップには、まずすぐ伝えないと駄目なのです。異常事態、非常事態、大変な事態なのです。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 4月18日に私がお聞きしまして、何が起きているのかさっぱり分かりませんでした。そこで、理解をするのにもしばらく説明を聞かなければ分からないし、いろいろ説明をしてもまだ分からないことがたくさんございました。そこで、分からない話をある程度整理をして、私が聞く立場で聞いたときに分からないことがあまりにも多過ぎましたので、そのまま上司に伝えても分からないことだらけだなということで、担当課のほうには何が起きているのかを伝えて、分かるようにまず伝えなければ、何が起きているのか分からないだろうということは指示をさせていただいたところでございます。たしかこれはどうなっているの、あれはどうなっているのというお聞きをしても、いや、分かりません、これから確認中ですということでは上司のほうに伝えても、それでは報告にはならないということがございまして、まずはそこの整理だよということで指示をさせていただいた記憶がございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) トップには詳細な説明よりも、まずは事実、こういう事実がありましたと、詳細については後日またその都度報告します。そういうことではないのですか。組織としての動きは。市長へは全然教えていなかったのですか。
議長(市川英敏君) 山ア部長、少し趣旨をよく聞いて、的確な答弁をお願いします。
  山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) そこの場で、関係者で何が起きているのかを整理をして、市長のほうにこれは報告をしなければならないだろうということを話し合いました。そして、市長にいつ報告したのか、私のほうでは存じ上げておりません。
議長(市川英敏君) 山ア部長、何度も言いますが、的確な答弁お願いします。
  山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 4月18日にこの話を聞いたことは記憶しておりますけれども、今手元にそのときにどういった話で、市長のほうにいつ報告をしたのかというのが今ちょっと持っている資料にありませんので、ちょっと後ほど確認したいと思います。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それ課長も今手元に記録はないのですか。
議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
市民生活課長(権瓶勝栄君) 連休の前だったと思いますけれども、今ちょうどその資料を今日ちょっと持ってきておりませんで、正確な日にちを、あまりにも動きがたくさんあったものですから、ちょっと今はっきりは、確認しないとです。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 報告の日は、後日またきちっとしたもので教えていただきたいと思います。
  私、これ6月4日でしたか、質問したときに、市長はそんなことは聞いていないと。市長には何回も聞きましたが、市長はそんなことはあり得ないと、公的機関が契約をしないまま業務をやらせることはあり得ないのだというような答弁でした。今聞いたとしても市長も困るでしょうから、今は聞きませんけれども、そういうことで非常に矛盾しています。
  何でこれが長引いているのか。ちょっと話がまた前に戻りますけれども、3月31日、笹神衛生社が来所して、4月からもう業務をやめてくれと言われたと、公社から。だけれども、4月1日以降の予約もあるので、やめられないと。担当者は、その場で独断でそのままやってもいいというような指示を出したのだそうですけれども、それは間違いではないと思いますが、ただこの期限というのは設定してあったのでしょうか。いつまでだったらいいよとか、その間に調整をしてねとか仲直りしてねとか、無理かもしれないですけれども、ずっとエンドレスで今も笹神衛生社が単独でやっているようなのです。私は、どこがやると悪いとかやってもいいとか、そういう判断を私はできませんけれども、非常にやっぱりおかしな状況が続いているのです。それで、このままいけば、もうなかなか決裂ということもあり得るかもしれないのですよね。その辺の感触はどうですか。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) お答えをいたします。
  9月1日にお話合いをさせていただきました。先ほどの市長の答弁にもありましたが、進展はなかったということで、話合いに合意点は見いだすことができなかったということでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 改めて聞きますけれども、契約できない理由というのは笹神衛生社が公社から離脱した件と、それから委託料の単価というか、委託契約額が合わないというこの2点なのですか、契約できないというのは。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 大きく分けて3点でございます。まず、笹神衛生社の部分でございますが、それと相手様は市内全域の収集にかかる収集の車両が3台必要だという部分でございました。それと、今回のこの現在起きていることが阿賀野市の合理化事業計画に合致しているのだというこの3点であったかと思います。そして、笹神衛生社の部分でありますが、市は地方自治法で規定している部分がございます。市が扱う委託料は全て税金でございますので、公平性を持って、そして一番効率的な方法で契約をしなければいけない。原則競争入札だよと規定してございます。そして、特例がありまして、特例の場合に基づいて随意契約ができるのだとしております。この随意契約ができる規定というのは限定でもって列挙されてございます。これまでは、平成27年度までは5社がございましたので、それぞれ関係する5社と随意契約、これまでの実績に基づいて随意契約をさせていただくと。それが実績に基づいての契約でありますので、それは大変、法的にも特段支障となるものはございませんでした。ただ、当時の5つの業者から一本化というような部分もございまして、そこはなかなか厳しいということで、28年度に公社が設立をされたことをもって、阿賀野市は相手方が1つになったわけでありますので、これで地方自治法の規定も、そして地方自治法の施行令の規定も、市の財務規則も……
               〔何事か呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 長いので、もういいですけれども、本当にこれ市のほうとして契約を締結する意思、意欲があるのであれば、やっぱり自分の言い分だけではなくて、それぞれ言い分を調整した上で妥協点というのを探る必要があると思うのです。いつまでもこんなことできるわけないでしょう。ぜひ解決に向けて対応してもらいたいと思いますが、市長いかがでしょうか、最後に。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) これは、ずっと冒頭お話ししたとおり、速やかに契約を締結したいのだと、その方向で今努力をしてきたと。ただ、最終提案、向こうからいただいたものは、要約しますと先ほど3点という話ありました。定額制、それから車は3台、そして随意契約と。この3点については、今現在笹神衛生社と公社と2社いる中では非常にのめない案件。ですから、笹神衛生社が戻るのであればという前提条件をつけながらお話をしてきましたが、それは無理だというお話が返ってきました。今そういった状況で、宙ぶらりんというようなところでございます。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 非常にいろいろな思いがあって難しいと思うのですが、契約は、合理化事業計画からいけば、もう事業公社一本でいいのではないのですか、法的にいけば。要は内紛だと思うのです、外から見ていると。あとは事業公社と笹神衛生社の間で調整なり調停なりをやればいい話なのではないのでしょうか。私は、そういうふうに見ていますけれども、取りあえず市民に迷惑がかからないように対応するのが市の責務だと思っていますので、市民に迷惑がかからないようによろしくお願いします。
  次に、文化財についても質問しているのですが、ちょっと時間がなくなってきたので、文化財、指摘したいことは、文化財保護法に決められている看板と標柱がないのです。これは、重大な文化財保護法違反なのです。そういうことで早急な対応をお願いしたいと思いますが、一言お願いします。
議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
生涯学習課長(羽田正佳君) 今ほど標柱と説明板というお話でございましたけれども、説明板については以前あったものが今はないというものが確認できましたので、早い段階で予算措置を含めて事務手続を進めてまいりたいというふうに考えております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 次に、災害対策、内水なのですけれども、先ほど加藤議員にもバックウオーターの話が出ましたが、今回県北の災害、水害の特集を昨日民放のテレビ局がやっていました。それで、荒川地区、坂町地区は非常に浸水が多かったのですが、それバックウオーターによるものなのです。そういうことからいくと、そこら辺りさっき加藤議員も言いましたが、そういう対応、対策を早急に取る必要があるのではないかと思います。
  それで、駒林川は毎秒20立米でしたっけ、流量の計算、計画は。駒林川は平成17年からやっているのですが、最終的には何年度で終わるのですか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 今の御質問にお答えします。
  今、県のほうに確認したところ、令和13年度を予定しているというふうに聞いております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それでは、あと10年ぐらいかかると。バックウオーターは想定していないということなのですね。ということは、抜本的に駒林川が直ったとしても、その抜本的な対策としてはバックウオーター等も考慮しないと常に浸水の可能性はあるということでいいですか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 御質問にお答えします。
  今の計画が進めば、基本的には解消されるというふうに今現時点は考えております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) バックウオーターもないということですか。
議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
産業建設部長(田村大樹君) 現時点ではそう考えております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それから、昨日のテレビの県北水害の特集を見ていると、土砂災害、小岩内地区というような地域が出ていましたけれども、非常に土石流と流木が流れてきて、非常に避難するにもこれ車では避難できない状況なのです。だから、そこら辺りも避難計画は踏まえてあるのかどうか。車では無理ですよ、昨日の状況を見ると。テレビの映像を見る限りでは。そうしたときに、村上の小岩内地区は垂直避難ということで高台へ避難したのです、安全な高台へ。ですから、阿賀野市もレッド地区ってかなりあるのですよね。笹神地区がいっぱいあるのですが、そういうところでも住民への周知、それから避難方法の検討、ちゃんと確認してもらいたいのですけれども、どの地域はどういう避難方法がいいのか、一律ではなくて、避難所はここだよということではなくて、個別な検討が必要だと思いますが、いかがですか。
議長(市川英敏君) 齋藤危機管理課長。
危機管理課長(齋藤和彦君) お答えいたします。
  緊急指定避難場所というような解釈でお話しさせていただきますけれども、自治会のほうとお話をして決めてまいりたいと。私ども地域防災計画の中で地域避難場所というのを定めておりますので、その辺を含めて話ししていきたいというふうに考えております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) 自力で避難できない人も、笹神地区ではレッド地区で何人かおられるのですよね。複数でしたか、十数人でしたか。そういう人への対応というのはどんな対応になるのですか。
議長(市川英敏君) 齋藤危機管理課長。
危機管理課長(齋藤和彦君) お答えいたします。
  避難行動要支援者ということになろうかと思いますけれども、それも含めまして自治会の中で、誰が、どこへ、どのようにというような形で決めていきたいというふうに考えております。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) それから、これ1つ住民から連絡が、電話があった件なのですが、先ほど市長の一般行政報告にありましたが、8月3日から4日にかけて線状降水帯で県北地域は水害が発生したと。災害は他人事ではないと、常にいつ発生するか分からないという危機感を持ちというような行政報告がありましたが、この日県の要望会があったのですね。そういう中で、私要望会があるというのは聞いていましたけれども、当然こんな状況であれば延期されるのかなというふうに思っていました。延期をしないでやられたようでありますが、その後また懇親会があったのですね。住民の方は、こんな非常時に懇親会をしていてもいいのかと、危機管理意識が薄いのではないかと、そういうような御指摘がありました。私も、それはやむにやまれぬ事情もあったのだろうけれども、本来であればやるべきではないよねという答えをさせてもらったのですが、その辺市長も非常に苦渋の決断だったと思うのですが、その辺決断した市長から一言お願いします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 我々は、常日頃から危機管理意識というのは、先ほど来の質問のとおり、対策、対応をさせていただいております。当日の状況につきましても逐一情報として入ってきておりまして、阿賀野市がどういう状況にあるか、それは全て承知、掌握しておりました。県の要望会というのは年に1度しか開催できない、大変阿賀野市にとっては貴重な機会であります。そういった情報の収集、そしてまた要望の機会、こういったものを両立させるという形で我々のほうは対応させていただいたというところであります。
議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
8番(清野栄一君) ここの地域は何もなかったから、結果オーライみたいでしたけれども、ぜひ住民の安全、安心を第一に、私は懇親会をやるなとは言いません。できればそういうことを踏まえて延期するなり対応していただきたいと思います。
  以上、終わります。
                                            
    会議時間の延長
議長(市川英敏君) ここで皆さんにお諮りします。
  本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長します。よろしいでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(市川英敏君) それでは、本日時間を延長いたします。
                                            
議長(市川英敏君) 質問を改めます。
  10番、岡部直史さん。
               〔10番 岡部直史君登壇〕
10番(岡部直史君) 日本共産党の岡部直史でございます。
  質問事項の1、元首相の国葬について。岸田内閣は、世論調査で反対が多数を占めている安倍元首相の国葬を閣議決定で一方的に決めました。国葬は法的根拠がなく、思想良心の自由を侵害するものであると思います。また、憲法に照らしても、第1に憲法14条、法の下の平等に反することであります。岸田首相は、安倍氏にだけ国葬を実施する合理的理由を示せていません。結局時の内閣や政権党の政治的思惑、打算によって特定の個人を国葬にするという特別扱いをすることにほかなりません。憲法が規定する平等原則と相入れないことは明らかであります。
  第2に国葬の強行は、憲法第19条、思想及び良心の自由に反することであります。岸田首相は8月10日の会見で、国葬は故人に対する敬意と弔意を国全体として表す儀式だと述べたことでありますが、我が国は国民主権の国でありますので、ここに述べられている国全体とは国民全体ということになります。すなわち、首相の発言は、国葬は故人に対する敬意と弔意を国民全体として表す儀式だと述べております。これは、憲法に照らして違反していると思います。
  そこで伺いますが、仮に国から弔意を促すようなことを求められた場合、阿賀野市としてどう対処するのか。また、教育委員会は学校等に弔意の表明を国から要請された場合どう対処するのか伺います。
  2番、新型コロナ感染に対する対応について。(1)当市の7月及び8月の感染者数についてお伺いをします。また、新潟県が発出したBA.5対策強化宣言に対して効果を疑問視する声もありますが、市としてどう評価しているか伺います。
  (2)第7波での当市の学校及び各施設でのクラスター発生状況について伺います。また、重症者、中等症者の数は第6波と比べてどうであるか。増加しているかどうか伺います。
  また、学校現場の学級閉鎖等の指針について、このたび文科省は閉鎖基準のガイドラインを変更しましたが、この対応について当市教育委員会としてはどうするのかお伺いをしたいと思います。
  (3)発熱外来の受診希望者が増加しております。病院やかかりつけ医に受診できない場合、どうすればよいのか伺います。
  (4)PCR検査、抗原検査の体制強化について。高齢者施設等での頻回検査、学校、保育施設などを通じて検査キットの配布をし、風邪症状のある人への対応をしたらどうかと思いますが、これについてお伺いします。
  (5)濃厚接触者が待機期間短縮のため、検査キットを自主的に購入した場合の補助について伺います。
  最後3番、瓢湖水きん公園の管理についてでございますが、瓢湖水きん公園の管理に関して、市民より苦情の声が今年は多く聞かれたというふうに認識をしておりますが、今後の管理の改善策についてお伺いをいたします。
  以上、よろしくお願いします。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) 岡部議員の御質問に順次お答えをいたします。
  初めに、元首相の国葬についてであります。御質問の仮に国から弔意を促すよう求められた場合の市の対処についてでありますが、現在までの報道によれば、国は地方自治体や教育委員会に弔意表明の協力を求めないとしており、今のところ具体的に対応は考えておりませんが、今後社会の動向を見極めて判断することになろうかと考えております。また、教育委員会につきましても市と同様であるとのことであります。
  次に、新型コロナ感染に対する対応についてお答えをいたします。初めに、当市の7月、8月の感染者数でありますが、7月は382人、8月は1,525人でありました。
  次に、県が発出したBA.5対策強化宣言についてでありますが、重症化リスクの高い高齢者等の命と健康を守ることを目的とし、家庭内での人の交流が盛んになるお盆前後の注意喚起の周知を行ったものであります。当市においても7月15日と8月1日にチラシの全戸配布を行い、感染防止について市民へ協力をお願いいたしました。議員の御指摘のとおり、感染者の減少が見られず効果を疑問視する声もありますが、当市の60歳代以上の年齢別感染者数、感染者割合は7月の24.6%から8月は22.2%と減少しており、一定の効果はあったものではないかと考えております。なお、県は8月30日の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で宣言の効果検証を行い、一定の効果が見られた一方、課題も残るとして、高齢者の命と健康を守るBA.5対策強化宣言と名称変更の上、宣言期間を9月30日まで延長し、引き続き協力要請を行うことといたしました。
  次に、第7波における当市の学校、施設でのクラスター発生状況についてでありますが、学校では陽性者発生に伴う学年または学級閉鎖の措置は7月に10件程度実施しておりますが、それぞれ感染の拡大には至っておらず、またその後夏季休業もあったことから、8月25日現在、学年、学級を母体とするクラスターは発生しておりません。保育施設では、7月下旬から8月下旬の1か月間で6園となっており、発生の規模は10人未満が2園、10人以上20人未満が3園、20人以上30人未満が1園となっております。高齢者施設では、施設内における5名以上のクラスター発生施設は7か所でありました。重症者、中等症者の数についてでありますが、県に確認したところ、第6波については重症者ゼロ人、中等症者延べ66人、第7波では重症者がゼロ人、中等症者が延べ18人でありました。
  文科省の学級閉鎖基準の新ガイドラインの対応についてでありますが、学級閉鎖を実施する際の基準などが変更されております。当市といたしましては、国や県のガイドラインを参考にしながら、引き続き地域の実情に応じて、感染拡大の防止と学びの継続の両立に取り組んでいきたいと考えているところであります。
  次に、発熱外来やかかりつけ医に受診できない場合についてでありますが、新潟県では、発熱、せき、喉の痛み等コロナ感染が疑われる異変を感じた場合、65歳未満で基礎疾患等のない重症化リスクが低い方については、抗原定性検査キットを県ホームページから申請をしていただき、自宅に届いた検査キットで検査をし、陽性の場合は陽性者登録センターに登録し、自宅療養をしていただくことをお願いをしております。また、重症化リスクが高いとされる高齢者の方や基礎疾患がある方、妊婦さんにおかれましては、かかりつけ医や24時間対応している県受診・相談センターに連絡をしていただくようお勧めしております。これらの場合に応じた対処の方法につきましては、8月16日にチラシを全戸配布し、周知に努めたところであります。
  次に、PCR検査、抗原検査の体制強化についてでありますが、既に高齢者施設等の重症化や集団感染のリスクが高い人のいる施設等においては、検査の強化が図られております。高齢者施設においては、風邪症状や感染の不安がある利用者及び職員に対して随時検査を実施しております。保育施設では、職員を対象に風邪症状などの体調不良時に加えて、濃厚接触者となった場合等の感染の心配があるときに、施設内あるいは家庭に持ち帰って検査を実施しております。検査が陽性になった場合には医療機関を受診しております。
  次に、濃厚接触者の待機期間短縮のため、検査キットを購入した場合の補助についてでありますが、濃厚接触者につきましては、現在県でも全てを把握しておらず、陽性者からの連絡を受けて待機している状況であり、市として濃厚接触者であることを証明する方法はありません。そのため、待機期間短縮のための検査キット購入への補助については考えておりません。
  次に、瓢湖水きん公園の管理についてお答えをいたします。まず、議員御指摘の瓢湖水きん公園の管理に対する苦情についてでありますが、今年度苦情があったものとしては、瓢湖あやめ園の管理に関するものであり、あやめの草取りが遅れたため、ところどころであやめが咲いていない、あやめが咲き始めているのに草取りが終わっていないなどの御意見がありました。この主な原因については、年度当初の除草作業から人員確保ができずに対応が後手に回り、6月の上旬まで除草作業が続いたことによるものでありました。瓢湖水きん公園は、阿賀野市において重要な観光地であり、初夏を彩るあやめは市民をはじめとして多くの皆様から愛され、親しまれていることから、その意識と適正管理の徹底を担当部署に指示したところであります。今後の瓢湖水きん公園の管理につきましては、あやめ園を含め、近郷の公園の管理方法を参考としたり、専門家の意見を聞きながら、現在の管理方法を見直すことで適正管理に努めてまいります。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 国葬問題ですが、1つお伺いします。
  9月1日付の新聞報道によれば、岸田首相は記者会見で、地方自治体や教育委員会などに協力を求める予定はないというふうに明言をしているわけなのです。私から言わせればできないと、国民の判断を誤ったのではないかという、そういう報道もあります。先ほどの昼休みのある民放の報道では、世論調査で岸田首相の国葬に対する説明、これは納得できないというのが63%というふうに出ていました。そういうことですから、今答弁見ますと、今のところ具体的に考えておりませんとか社会の動向を見極めて判断するという、どうもいろいろ取りようではどうなるのかなという文章ですけれども、はっきり岸田首相が求めていないということですから、国が求めていないことはやりませんという答弁にはならないのでしょうか。
  それと、もう一つはこの国葬の問題、国が判断することですから、市長にこういうことを求めることはできないと思うのですが、しかし実際このやり方、決め方、これはかなり乱暴だと思うのです。国会軽視、無視ですよね。閣議決定で決めて、それで国会にも審議しない。それから、予算も幾らかかるか分からないと。30億なのか50億なのかやってみなければ分からないという、こういう姿勢について、私どもは地方自治法に基づいて市長の立場、議会や議員の立場、違いありますけれども、午前中もいろいろ厳しい質問ありましたけれども、そういうルールの中で我々はやっているのだけれども、この国の決め方というのは市長どう思われますか。
議長(市川英敏君) 田中市長。
市長(田中清善君) いきなり国の決め方どう思いますか言われても、国は国の思いが、あるいは考えがあって行動されていると思いますので、私のほうからどう思いますか言われてコメントできるような立場にはございません。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 教育委員会、確認しますが、たしか文部科学大臣も弔意は求めないという発言あったと思うのですけれども、確認しますが、教育委員会としても学校等に弔意を求めることはやりませんね。
議長(市川英敏君) 神田教育長。
教育長(神田武司君) お答えします。
  国の通知に基づいて判断をするというふうなことで、基本的にそういう考えでございますので、そうなるかなと思うのですが、市とまたバランスを欠いてもよくありませんので、市の側とまたよく話し合いし、調整を取りながら対応については決定していきたいと。ただ、黙祷というふうなことについては、これは強制はしないというか、してはいけないものだと、自由意思だというふうに考えております。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 報道によれば国葬、今月の27日ですか。午後2時というのは恐らく学校現場等でも授業中だというふうに思うのですが、そういう点も十分配慮して、世論に沿って決めていただきたいというふうに思います。
  それで、新型コロナ関係ですが、やはり県のやり方というのを疑問視するというのは地元紙の報道でもあるのです。それで、答弁では、しかし年代別の感染者割合は、7月から8月にかけて60歳以上の感染割合が2.4%減ったから効果あるのではないかということですけれども、しかしこれパーセントもそうだけれども、実数で増えているのでしょう。60歳以上の方は実数、パーセントではなくて。今の答弁では、阿賀野市においても7月の382から8月、1,525、4倍近くに増えているわけだから、60歳以上の感染者の実数も増えていることになるのでしょう。
議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
健康推進課長(吉川麻子君) ただいまの質問にお答えいたします。
  実数ですと、7月は60歳代が39人、70歳代が23人、80歳代以上が32人、8月は60歳代が150人、70歳代97人、80歳代92人ということで実数では増えております。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 県のやり方で殊さらに批判する気はありませんけれども、しかし実際は効果は得ていないのです。だから、9月まで延長して、名前も一応名称変更ということになっていますけれども、延長せざるを得ないということは事実でございますので、指摘をしておきたいというふうに思います。
  それで、加藤議員の質問にもありましたけれども、阿賀野市でも一定数感染者が出るというのは、ある意味阿賀野市だけではないので、やむを得ない部分もありますけれども、しかし保健所からの情報が、前よりも日々中身が報告されてこないので、実数だけが50人だとか60人だとかというかなり多い数字が出て、報道されていて、中身が分からないものですから、非常に市民は不安を覚えております。それで、私今のような質問をしましたけれども、結局かなり学校、それから保育園、保育施設、特に保育施設です。20人以上30人未満というのが1園あったというようなことを初めて聞いてびっくりしているのですが、学校においても学級閉鎖は、これは7月10件ですけれども、新学期以降は出ていますか。
議長(市川英敏君) 神田教育長。
教育長(神田武司君) お答えします。
  新学期以降、中学校が1校、8月31日から9月3日まで学級閉鎖です。同じ中学校が1校学級閉鎖、今日から3日間。ですので、8月の後半から2学期は始まったわけですが、学級閉鎖は2件ということでございます。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) そのうちの1件は、私具体的に学校名とか人数聞いておりますけれども、それにいたしましても、先ほど最初に質問しましたけれども、文部科学省がガイドラインを変えた、いわゆる緩和したというふうに理解、意図はそう言わざるを得ないのです。ただ、これ文章を見ても非常に何を言っているのか分かりにくい。学校で感染して広がるおそれがなければ閉鎖しなくてもいいとか、これどこで判断するのか。家庭から感染したのと学校で生徒同士の横の感染のおそれがなければ機械的に閉鎖しなくてもいいのだという、この捉え方、実際それどういうふうに判断するのでしょうか。実際何件か閉鎖あったわけなのですが、この文科省の新ガイドラインを考えながらやったということですか。その辺考え方ちょっと。
議長(市川英敏君) 神田教育長。
教育長(神田武司君) 今検討中、固まっているのですが、ほぼ国のガイドラインに沿った形で閉鎖を考えておって、それでもって感染爆発といいますか、学校内感染は今のところ起きておりません。5件判断して、そのうち危ないと思った事例が今先ほどお話しした2件の学級閉鎖ということです。簡単に言いますと3点ありまして、同一学校で複数の感染というふうなことです。これは、阿賀野市では1人目感染した、その3日以内にもう一人感染したら、同じクラスでとか関係ある人で感染したら学級閉鎖だというふうに捉えています。2番目は、感染が1人でも風邪症状を有する者複数、これは複数ではなくても、完全にクラスで感染したとなれば1人でもこれは学級閉鎖。風邪症状プラス、これは新潟県ではないのですが、濃厚接触者と思われる、つまり長時間接近した話合いとか、そういうふうなことを授業で行っていると認められた場合は、これも学級閉鎖ということですので、狙いは感染防止と授業数の確保と両面を狙うということですが、私自身厳しく見てもらうと、先生方に。そういうふうな感じを受け取っています。これは、甘く見ると感染が広がるもとをつくっているようなものですから、ここは厳しく見ていこうというふうにしてやっております。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 今日現在、今日の報道では現在では阿賀野市で延べで3,820人感染です。これ人口で割ると10人に1人よりも余計、9.5人に1人ぐらいに、実際もう感染が身近なものというか、広がってきているという状況があります。先ほど第7波で中等症が延べ18人と、この18人の方というのはどういう対処なのですか。入院なのか、それとも自宅待機なのか、両方なのか。
議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
健康推進課長(吉川麻子君) 質問にお答えいたします。
  県のほうから重症者、中等症者の数をいただきました。多分重症者、中等症者の方というのは入院中の方だと思われます。はっきりしたところは確認はしておりません。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 県が新たなこの形で名前を変えて9月末まで延長したというのですけれども、今の県の、先ほど市民向けにチラシ配ったと言いますけれども、なかなか分かりづらいですよね。こういう場合は県のここへ相談する、こういう場合は県に相談する、いろいろ言われておりますけれども、実際それが効果を発揮しているのかどうかというのは、私は効果なしとは言いませんけれども、非常に疑問に思っているのです。それから、今日も感染したような、自分自身で発熱とかせきとかある場合にいろいろ保健所とか問合せした場合は、ここの阿賀野市の場合は大型の県の検査センターというのは、聞くところによると距離的には島見、近いのは。それから、新発田の五十公野というふうに聞いているのですけれども、そういう形でそちらのほうへ紹介するわけですか。
議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
健康推進課長(吉川麻子君) お答えいたします。
  県のほうの、異変を感じたときというか、発熱があったりしたときでしょうか。そのときは、ホームページのほうから申請をしていただいて、検査キットのほうを届けてもらって、それで陽性であればかかりつけ医や県の相談センターのほうへ相談をする。それ以外は陽性者の登録センターに登録をするという形になっておりますが、あと市のほうで発熱外来のほうをやっておりますのが、あがの市民病院のほうで発熱外来等をやっておりますので、調子が悪いと感じたときにはそちらのほうを予約して受けていただいております。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 通常はそういうことなのですけれども、病院、ここの市民病院もやっている。それから、かかりつけのお医者さんもやっていると思います。しかし、簡単に言えば満杯状態なのです。ここの市民病院は、1日30件しか引き受けられませんと。それ以上電話かかってきた場合はお断りをしているというお話でありました。それから、開業医の方も全部やっているわけではないのです。たまたま1か月ぐらい前に私ある開業医の方のところへ受診に行きましたけれども、駐車場に車がずらっと並んでいるのです。要するに発熱外来として診察してほしいと、いわゆるドライブスルーで、車駐車場で待っているのだ。市民病院もそういう状態です。だから、大げさに言えば発熱外来どうしていいか分からない難民とか、どこへどういうふうにすればいいか分からない。あるいはまた、さっき数字が出てまいりましたけれども、クラスターが発生したり、いろいろ何人かの方が感染すれば家族の方、周辺の方は濃厚接触者になるわけでしょう。濃厚接触者は、やはり心配だから検査を受けたいと思う。確かにドラッグストア、ここ2件、水原で2件、県のほうの委託でやっておりますけれども、必ずしも毎日やっていないのです。検査キットが少なくなったから今日はできませんとか、そういう状況にあるのではないかというふうに思いますけれども、どう思われますか。
議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
健康推進課長(吉川麻子君) ただいまの質問にお答えいたします。
  確かに市内でも診療、検査の医療機関というのがあがの市民病院を含め8か所あります。ただ、やはり発熱の方たちが多いと、なかなか混雑している状況であるとは思います。県のほうでも医療機関の診療の逼迫等を防ぐという意味でも、症状があって重症化リスクが低い方は県のほうの検査キットのほうを申請して、自宅で検査をしてくださいということでお願いをしておりますので、その部分について周知いたしましたし、今後も周知をしていきたいと思っております。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 担当の方、課の方を責めるわけではないのですが、県のやり方がやっぱりちょっとよく分からないのです。今いろいろ県のほうでやれば検査キットを送ってもらえるとか、その結果をまた届出するわけでしょう、県のほうへ。先ほどの市長の話ではないけれども、インターネット環境がちゃんと整って、そういう形で実際やれる人はいいですよ。だけれども、やれない人もいるわけだ。検査キットが来て、自分で検査しますと、これ登録すると。その写真を送らなければならないのですよね、検査結果の。そういうことって誰でもできることではないので、ちょっとこれは県のやり方というのは欠陥があるのではないかというふうに思います。とにかくこれは最終的にはやっぱり医療機関に負荷をかけない、医療崩壊なんていうことでやらないように県のほうとしてはいろいろやっているのだろうけれども、必ずしもうまくいっていないというふうに私は感じているのです。私の知り合いの方にもやはり感染をして、いろいろ迷った結果、一番手っ取り早いのは保健所だろうと思って何回も電話かけるのだけれどもつながらない。やっとつながりました。話をすると、とにかく保健所の方は病院のほう、医療機関のほうへ行かないでくださいと、こういうやり方があるからということで、何とか医療機関に負荷をかけないようにということは分かるのですけれども、その辺は必ずしもうまくいっていないのではないかなというふうには私は感じているのです。県がやっていることだから、それ以上どういうふうに効果が、やればいいのかというのは皆さんのほうではちょっと分からない点があるかと思うのですが、そういう現状だということの認識ありますか。
議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
健康推進課長(吉川麻子君) お答えいたします。
  市のほうにもやはり相談の電話のほうが来ております。どこに電話をすればいいかとか、どこに受診をすればいいかということで電話のほうを受けておりますので、実際症状のある方等は非常に不安を感じているのだなというのは感じておりますので、全県的にもなかなか感染者が減らずに大変な状況でありますので、やはり感染の予防というところを周知しながら、検査等については、また県の方法なかなか分かりにくいところもあるのですけれども、なるべくお願いをしていければと考えております。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 屋上屋を重ねるようなことになるかもしれませんけれども、相当数いろんなことでどうすればいいのかという方は今もいるし、これからも増えてくると思うのです。検査や感染ばかりではなくて、先ほど言いましたように学校のクラスター、それから保育施設のクラスター出てきますと親御さんもどうしていいか判断に迷うというようなこともあるでしょうし、そういうやり方が効果があるかどうか分かりませんけれども、とにかく市役所にコロナ関係の何でも相談電話みたいな形で、提案なのですが、そういう形で開設をして取り組んだほうがいいというふうに思うのです。電話は行くと思うのですけれども、どこへどういうふうにして電話していいか分からないという人も相当いると思います。その辺ちょっと提案ですが、どうでしょうか。
議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
民生部長(山ア善哉君) 岡部議員の質問にお答えをいたします。
  現状陽性者となった方、もしくは濃厚接触者になった方、大きく分けますと高齢者の方、そして学童に、学校、保育園に通っている方、その他の方というふうに大きく分けられるのかなと。市民の方におかれましては、高齢者施設を利用されている方であれば高齢福祉課のほう、そして学童のほうでは学校、教育委員会、もしくは保育園、社会福祉課、その他ジャンルがちょっと分からない方は健康推進課のほうというようなことで、結構そういうような形でカテゴリーで電話はいただいているのかなと承知をしているところでありますので、今の状況、推移を見させていただきながら、次の今議員がおっしゃられる何でも相談的な部署が必要なのかどうかというものについては、今しばらく推移を見させていただきたいなと考えております。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) PCR検査に対する補助制度をつくりましたよね。最高2万円でしたっけ、ちょっと忘れましたけれども。これは実際何人とか、運用はどういうふうになっていますか。
議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
健康推進課長(吉川麻子君) お答えいたします。
  PCR検査に対する助成につきましては、県外へ出かけるとかイベントに参加するとかということで陰性のほうの証明をしたいというような方が対象になっております。自費で検査を受けていただいたその費用の分を上限2万円まで助成をするというものであります。妊婦さんが今出産する前にPCR検査をしている医院もありますので、妊婦さんと立会い出産をするということでその御主人、2人がPCR検査を受けたということで申請された方もおりますし、ちょっと正確な数字のほうを把握していなかったのですけれども、十七、八件くらいの今申請のほうは受けております。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) たしか100人かな、200人分ぐらいの予算だと思うのですけれども、その割に少ないというか、ただそれはもちろんですけれども、一旦自分で負担して、領収書でもってやると。私この中の質問の中で、検査キットで検査をした場合の補助ということは同じ考えだというふうに思うのです。自分でキットを買うなりしてやって、その領収書ということではできないのですか。県の指導では、例えば医療機関や高齢者施設の濃厚接触者、それから保育所や小学校、幼稚園の濃厚接触者、これ行政検査でやるのでしょう。やるのではないかと思うのですけれども、たださっきも言いましたけれども、同居の家族の方等は全部自費で検査をしなければならないわけなのです。その辺に対する補助というのは考えられないのですか。
議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
健康推進課長(吉川麻子君) お答えいたします。
  濃厚接触者の待機期間短縮のための検査キットの補助ということで、待機期間の短縮というのが社会経済活動を回すために例えば早めに職場に復帰をするというような理由で検査をする方というのが多いかと思うのですけれども、それらにつきましては各事業所のほう等で検査等のキットを用意しているようなところもありますし、答弁書のほうでもお答えしているように濃厚接触者であるということが証明できるものというのがなかなか難しいところがありますので、今のところは検査キットへの補助については考えておりません。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 検査で全部抑え込むなんてことはちょっとできませんけれども、やはり広がりを抑えるという意味で、そういうこともぜひ考えていかなければならないと思うのです。どこまで収束するか分からないわけですから。せっかく待機期間をそういう形でやれば短縮して社会的な活動ができるというふうに制度を変えても、そういう補助制度というものがなければやはりなかなか実効性が薄くなるというふうに考えますので、その辺は確認方法という問題もあるかと思いますけれども、ぜひ今後検討をしていただきたいというふうに思いますけれども、ほとんど検討もできませんか。
議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
健康推進課長(吉川麻子君) お答えいたします。
  抗原検査のキットになりますけれども、やはり抗原検査、2日目と3日目に検査をして陰性の場合には待機期間を短縮できるというものなのですけれども、やはり濃厚接触者の場合、人によっては2日目、3日目で陰性であっても、またその後に陽性になったりというような場合もあって感染が広がったりということもありますので、検査の補助というのもあるとは思うのですけれども、できるだけ市民の皆さん一人一人がやはり感染しないようにということで、再度感染予防の徹底のあたりをしっかりと周知をしていきたいと思います。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) それから、一般的にも換気が大事だというふうに言われております。私も、私自身はかかりませんでしたけれども、身近な人が結構感染しているのです。よく聞くと、やっぱり私は換気に問題があると。マスクはもちろんだけれども、やっぱり何人か集まって、特に暑い夏でしたから、クーラーを回して、それでもちろん窓を開けると熱風が入ってくるから。ところが、クーラーはよくないと言われているのですよね、菌を回すわけですから。換気扇ならいいのだけれども。そういう点私も本当に換気が大事だし、聞くところによると換気に手抜かりがあったのではないかなという、複数見られます。ですから、確かに手の消毒とか、そういうのも必要なのでしょうけれども、専門家でも今一番大事なのはやっぱり換気だと言われておりますので、その点はやっぱりもう少し市民の皆さんに発信してもいいのではないかなというふうに思いますけれども、どうでしょうか。
議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
健康推進課長(吉川麻子君) お答えいたします。
  確かに換気については非常に重要な感染予防対策だと思っております。市のほうでもLINEでの配信で、感染予防の対策ということで換気についても呼びかけ等を行っているのですけれども、さらにどのような形で換気をすればよいかとかというところをもう少し分かりやすく今後周知をしていきたいと思っております。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 水きん公園の質問に移りますけれども、今瓢湖のほうへ行きますと、草の管理はなかなか大変ですけれども、それでも浮島の工事、それから園内の橋の工事、それから園内の遊具の設置というのがやられておりまして、これはしょっちゅう瓢湖を使う皆さんといいますか、散歩する皆さんといいますか、非常にいい環境にやっぱりなるということでは喜ばれているのですが、残念ながら答弁にもありましたようにあやめ園を中心とした除草、草取りの作業がちょっと遅れたということで残念なのですけれども、これ人員確保ができずに後手に回ったということなのですが、実際予算が少なかったとか、予算はあったのだけれども、手が足りなかったとか、その辺のところをちょっと聞かせてください。
議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
商工観光課長(大橋晋一君) 議員の御質問にお答えいたします。
  草刈りの人員についてでありますけれども、例年3月頃から作業を進めておるのですけれども、そちらのときに例年委託しています、業者委託をしている業者ございますが、人員不足で、約10人ほどを考えたのですけれども、2人から3人ぐらいしか派遣できないという状況がありまして、その状況が分かった段階で別途作業委託を早急にすればよかったのですが、それが遅れたことによって、職員とか別途作業委託により作業を進めてまいりましたけれども、対応が遅れて咲き始め頃に草取りがずれ込む状況になったところでございます。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 業者というのはシルバー人材センターのことですか、それとも別な民間のそういう仕事をする業者ということですか。
議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
商工観光課長(大橋晋一君) 例年お願いしている作業委託はシルバー人材センターでございます。あと、シルバー人材センターが不足のところは別途違う委託業者にお願いしたところでございます。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 改善点でこういうふうにということで答弁ありましたけれども、重要な観光地である云々はそのとおりでありますし、それから道の駅も、市長の報告にもあったり、一般質問にもありましたけれども、かなり期待をされる。そうすると、やっぱり道の駅に来られた方が瓢湖にも、ほかの観光地もそうですけれども、瓢湖にも足を延ばしてみようかということに期待をするわけですよね、交流人口の増ということで。そういうことになればなおさら水きん公園、瓢湖というのは重要にますますなってきていると、なってくるというふうに思い期待をするわけなのですが、この答弁書では適正な管理、これは当たり前なのだけれども、近郷の公園の管理方法を参考にしたりというのは、例えば近郷というと思いつくのは新発田でしょうか。新発田ばかりではないと思うのですが、近郷の公園の管理方法を参考とする、あるいは専門家の意見を聞きながらという、専門家というのは具体的にどういう方をいうのですか。
議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
商工観光課長(大橋晋一君) 近郷の新発田市のあやめ園ございますので、そこに8月上旬頃、あやめの管理方法などを聞き取りに行っております。また、専門の者というのは専門の造園業者なのですが、そちらのほうにどのように管理するのか確認中であり、その内容を踏まえて、現在の管理方法もそれがいいのか、全て見直しを考えております。
議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
10番(岡部直史君) 繰り返しますが、これから阿賀野市にとっても非常に重要な場所になりますし、また瓢湖について非常に地元の人も含めてですが、愛着を持っている方はたくさんいらっしゃるので、今回のことのようなことがないよう、ぜひ気をつけて管理をしていただきたいというふうに最後に要望を申し上げまして、5時半過ぎました。私の質問終わります。どうもありがとうございました。
                                            
    散会の宣告
議長(市川英敏君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれで散会します。
  なお、明日6日午前10時から本日に引き続き一般質問を行います。
  御協力ありがとうございました。
               散 会 (午後 5時36分)