令和4年第3回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)
令和4年6月7日(火)午前10時00分開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 一般行政報告
日程第 5 議案第38号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(阿部萬紀夫氏)
議案第39号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(上松千恵氏)
議案第40号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(笠原尚美氏)
議案第41号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(小林章男氏)
議案第42号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(齋藤正人氏)
議案第43号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(齋藤瑞穂氏)
議案第44号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(菅井 茂氏)
議案第45号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(曽我憲司氏)
議案第46号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(中村孝幸氏)
議案第47号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(本田 充氏)
議案第48号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(本間多佳子氏)
議案第49号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(見尾田正行氏)
議案第50号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(皆川光浩氏)
議案第51号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(渡邉 悟氏)
議案第52号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(渡辺 隆氏)
日程第 6 議案第53号 専決処分の承認について(専第5号 阿賀野市介護保険条例の一部改正
について)
日程第 7 議案第54号 専決処分の承認について(専第6号 阿賀野市国民健康保険税条例の一
部改正について)
日程第 8 議案第55号 専決処分の承認について(専第7号 阿賀野市税条例の一部改正につい
て)
日程第 9 議案第56号 専決処分の承認について(専第9号 令和3年度阿賀野市一般会計補正
予算(第13号))
日程第10 議案第57号 専決処分の承認について(専第10号 公の施設に係る指定管理者の指
定(変更)について(阿賀野市農業総合管理センター))
議案第58号 専決処分の承認について(専第11号 公の施設に係る指定管理者の指
定(変更)について(阿賀野市農産加工食品貯蔵庫))
議案第59号 専決処分の承認について(専第12号 公の施設に係る指定管理者の指
定(変更)について(阿賀野市笹神農民研修所))
議案第60号 専決処分の承認について(専第13号 公の施設に係る指定管理者の指
定(変更)について(阿賀野市笹神地区農産加工所))
議案第61号 専決処分の承認について(専第14号 公の施設に係る指定管理者の指
定(変更)について(阿賀野市ゆうきセンター))
日程第11 議案第62号 令和4年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)
日程第12 議案第63号 阿賀野市犯罪被害者等支援条例の制定について
日程第13 議案第64号 阿賀野市立幼稚園設置条例の一部改正について
日程第14 議案第65号 阿賀野市都市公園条例の一部改正について
日程第15 報告第 4号 令和3年度阿賀野市一般会計繰越明許費繰越報告について
報告第 5号 令和3年度阿賀野市一般会計事故繰越し繰越報告について
報告第 6号 令和3年度阿賀野市水道事業会計継続費繰越報告について
報告第 7号 令和3年度阿賀野市水道事業会計予算の繰越報告について
報告第 8号 令和3年度阿賀野市下水道事業会計予算の繰越報告について
日程第16 報告第 9号 専決処分の報告について(専第2号 損害賠償の額の決定及び和解につ
いて)
報告第10号 専決処分の報告について(専第3号 損害賠償の額の決定及び和解につ
いて)
報告第11号 専決処分の報告について(専第4号 損害賠償の額の決定及び和解につ
いて)
報告第12号 専決処分の報告について(専第8号 損害賠償の額の決定及び和解につ
いて)
日程第17 一般質問
〇出席議員(14名)
1番 荒 澤 浩 和 君 2番 天 野 市 榮 君
3番 遠 藤 孝 君 4番 加 藤 博 幸 君
5番 百 都 順 也 君 6番 大 滝 勝 君
7番 松 ア 良 繼 君 8番 清 野 栄 一 君
10番 岡 部 直 史 君 11番 村 上 清 彦 君
12番 風 間 輝 榮 君 13番 宮 脇 雅 夫 君
15番 遠 藤 智 子 君 16番 市 川 英 敏 君
〇欠席議員(2名)
9番 近 山 修 君 14番 山 口 功 位 君
〇地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
市 長 田 中 清 善 君
総 務 部 長 菅 原 博 徳 君
(総 務 課長)
民 生 部 長 山 ア 善 哉 君
産 業 建設部長 田 村 大 樹 君
(建 設 課長)
市 長 政 策 ・ 齋 藤 和 彦 君
市 民 協働課長
(危機管理課長)
企 画 財政課長 西 潟 治 子 君
管 財 課 長 相 馬 繁 行 君
税 務 課 長 小 池 勉 君
市 民 生活課長 権 瓶 勝 栄 君
健 康 推進課長 吉 川 麻 子 君
社 会 福祉課長 塚 野 敏 之 君
高 齢 福祉課長 小 見 江 梨 子 君
生 涯 学習課長 羽 田 正 佳 君
農 林 課 長 田 邉 徹 君
商 工 観光課長 大 橋 晋 一 君
( 公 園 管 理
事 務 所 長 )
上 下 水道局長 橋 健 治 君
会 計 管 理 者 大 岡 延 子 君
教 育 長 神 田 武 司 君
学 校 教育課長 橋 正 人 君
農 業 委 員 会 宮 嶋 正 憲 君
事 務 局 長
監 査 委 員 遠 海 美 穂 子 君
事 務 局 長
消防本部消防長 加 藤 昭 君
〇本会議に職務のため出席した者の職氏名
事 務 局 長 保 科 和 文
主 任 坂 井 信 子
主 任 青 山 愛
開 会 (午前10時00分)
〇開会の宣告
〇議長(市川英敏君) おはようございます。皆様には御参集いただき、ありがとうございます。
本定例会につきましては、円滑に進行できますよう、議員各位の御協力をお願い申し上げます。
定刻になりました。
ただいまの出席議員数は14名です。定足数に達しておりますので、これより令和4年第3回阿賀野市議会定例会を開会いたします。
なお、9番、近山修さんから本定例会中の欠席の届出、14番、山口功位さんから6月7日から9日までの欠席の届出がありましたので、御報告いたします。
また、新潟日報から写真撮影の申出がありましたので、今会期を通じ、撮影を許可いたしました。
〇開議の宣告
〇議長(市川英敏君) これより本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(市川英敏君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、13番、宮脇雅夫さん、15番、遠藤智子さん、1番、荒澤浩和さん、以上3名を指名します。
〇会期の決定
〇議長(市川英敏君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りします。本定例会の会期は、本日6月7日から6月17日までの11日間としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本定例会の会期は6月7日から6月17日までの11日間に決定しました。
〇諸般の報告
〇議長(市川英敏君) 日程第3、諸般の報告を行います。
3月3日から昨日までの主な会議、行事等の状況及び議員派遣につきましては、お手元に配付しております会議・行事等の開催状況報告書並びに議員派遣一覧のとおりです。
本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、田中市長はじめ22名であります。
本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から議案28件、報告9件、議会からは請願3件、委員長報告3件、申出関係4件及び議員派遣についてです。
受理いたしました請願は、お手元の請願文書表のとおり所管の常任委員会へ付託しましたので、報告いたします。
去る5月27日、議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議いただいた結果、お手元に配付いたしております会期日程により運営することといたしました。
以上で諸般の報告を終わります。
〇一般行政報告
〇議長(市川英敏君) 日程第4、田中市長から一般行政報告を求めます。
田中市長。
〔市長 田中清善君登壇〕
〇市長(田中清善君) おはようございます。本日、令和4年第3回阿賀野市議会定例会の開催に当たり、議員各位の御健勝をお喜び申し上げます。
また、日頃より市政発展のために御尽力をいただいておりますことに、深く敬意を表しますとともに感謝申し上げます。
さて、新型コロナウイルス感染症は次から次へと変異を繰り返し、いまだ収束が見えない状況にあります。
昨年11月に国内で初めて確認された感染力が大変強いオミクロン株は、その後も変異を繰り返し、さらに感染力を高め、半年が過ぎた今でも猛威を振るっております。
本市でも3月30日には過去最多となる58人の感染が確認され、その後は徐々にではありますが、減少傾向に転じ、4月17日には1月12日以来、95日ぶりに感染者が確認されませんでした。
しかしながら、感染拡大を心配しておりました大型連休後、再び増加に転じたことから、市公式LINE等を通じ、基本的な感染対策の徹底をお願いしたところであります。
本市では、このような状況でありましたが、ワクチン接種の効果により、3年ぶりに行動制限のない大型連休では、都道府県をまたぐ移動をした人が全国で感染拡大前の約82%まで戻り、また訪日観光客の受入れ再開やイベント等の人数制限がなくなるなど、少しずつではありますが、緩和の方向へ向かっております。
今は感染防止対策を講じると同時に、地域の再活性を図り、経済も元の姿に戻していくという転換期に来ているものと感じております。
今後も国、県の方針に沿い、ワクチン接種をはじめとする感染防止対策、あわせて経済対策をはじめとする地域活性化のための対策を推進してまいりたいと考えております。
御理解と御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
それでは、3月定例会以降の行政執行について報告を申し上げます。
まず初めに、新型コロナウイルスの感染症対策について申し上げます。
ワクチンの接種状況につきましては、6月2日現在、人口比で1回目接種済みの方が85.4%、2回目が85%、3回目は72.8%となっております。
また、4回目の追加接種でございますが、60歳以上の方へは6月20日より、3回目の接種終了後、5か月を経過した方から順次接種券を発送いたします。
18歳以上で基礎疾患がある方につきましては、これまでの接種時に既に申請済みの方は、3回目の接種終了後、5か月を経過した方から順次接種券を発送し、市が把握していない方につきましては、個々の申請に基づき順次接種券を発送することとしております。
接種会場及び開始は、3回目接種と同じく風とぴあほか4か所の特設会場は7月16日から、あがの市民病院、脳神経センター阿賀野病院の2か所の病院会場は7月11日から、また個別接種会場の安田診療所、京ヶ瀬診療所の2か所は7月3日から予定しております。
ワクチン接種業務におきましては、引き続き市民の皆様に不安を与えることがないようにしっかりと取り組み、一日でも早く本来あるべき日常を取り戻してまいりたいと考えております。
なお、本市における感染者数は、6月2日現在、延べ1,729人となっております。
次に、イベント等の状況でございます。
市民の感染防止を図る観点から、五頭連峰山開き、やすだ瓦ロードフェスティバル、瓢湖あやめまつり、ふるさとだしの風まつり、水原まつりを中止とした一方で、市民ナイターソフトボール大会は6月4日に開幕、スポーツ&レクリエーションフェスティバルは6月12日に開催することといたしました。
また、地区ごとに開催しております敬老会でございますが、重症化しやすい高齢者の皆様が安心して参加できる状況ではないと判断し、中止とさせていただいたところであります。
このような中、5月4日、みどりの日に水原総合体育館において、はたちを祝う会を十分な感染防止対策を行い開催いたしました。
これまでは成人式として開催してきましたが、民法の改正により、令和4年4月から成人年齢が二十歳から18歳になったことに伴い、はたちを祝う会として開催したものであります。
また、新緑が鮮やかなみどりの日に開催されるのは、令和元年度以来3年ぶりで、色鮮やかな振り袖やスーツに身を包んだ280人の二十歳の皆さんが出席されました。
私からは、阿賀野市に誇りと愛着、つながりを持ち、新しい時代の阿賀野市を共に築き上げていくことをお願いし、お祝いをしたところであります。
また、平成27年度から実施しております20歳の健康プレゼント事業では、108人の皆さんから受診していただきました。
この機会をきっかけとして、今後御自分の健康に留意され、健康な体で希望に満ちた未来の大いなる飛躍を期待するものであります。
次に、2回目となるプレミアム付商品券の販売でございます。
長引くコロナ禍や燃料、原材料費の高騰、生活関連商品の値上げなどによる家計への影響を考慮し、市民生活の支援並びに地域経済の活性化を図ることを目的に3月31日から販売を開始し、4月5日には用意した5万冊が完売いたしました。
販売初日で半分近い2万2,067冊が販売され、市民の皆様の期待と関心の高さがうかがえる結果となりました。
販売目的である市民の皆様、特に家計への支援につながってくれるものと期待するところであります。
続きまして、5月13日、14日の2日間開催されました第36回地域医療現地研究会について申し上げます。
この研究会は、全国国民健康保険診療施設協議会、国民健康保険中央会、開催地である新潟県国民健康保険診療施設協議会並びに新潟県国民健康保険団体連合会の共催により開催され、九州から北海道まで全国各地の病院から、病院長をはじめ150人余りの地域医療を支える皆さんが参加されました。
私からは、13日の初日、開講式の会場となりました朱鷺メッセにおきまして、新潟県内の市町村を代表して歓迎の御挨拶を申し述べさせていただき、その後現地視察先として、あがの市民病院、あがの市民病院介護医療院、水原保健センターにお越しいただきました。
また、健康推進課が「めざせ!!健康寿命日本一」と題し発表を行い、本市の取組とその成果を紹介するなど、全国の地域医療を支える皆さんとの有意義な意見交換をさせていただいたところであります。
この研究会を機に、今後もなお一層市民の皆様の健康施策に取り組んでまいりたいと考えております。
続きまして、5月25日に開催されました提言フォーラムについて申し上げます。
新潟日報社様が紙面等で展開しております「未来のチカラin阿賀路」の一環として開催されました。
「10年後さらに輝く地域へ」と題し、本市、五泉市、阿賀町、西会津町の2市2町から選ばれた住民の皆様7人がまとめられた提言の発表、その後提言者の皆様、田邊五泉市長と神田阿賀町長、私とで提言内容についてパネルディスカッションを行いました。
提言者の皆様方に共通していることは、住んでいるところは皆違いますが、地域愛の強さ、地域の課題に対して冷静かつ真剣に向き合う姿勢、そして何よりも行動力がすばらしいと感じたところであります。
続きまして、事業の執行状況について申し上げます。
市の公共工事の発注状況は、5月末現在、予算額約27億円のうち、発注率は約29.1%となっております。
また、その他事業の執行率は、住宅リフォーム補助事業が34.9%、虹の架け橋住宅取得支援事業が48.4%、地場産瓦利用補助事業が19%、自治会集会施設建設補助事業が60.8%の執行状況となっております。
今後も引き続き市内の経済状況等を的確に把握しながら、商工業の下支えに努めてまいります。
最後に、ロシアのウクライナ軍事侵攻について触れさせていただきます。
侵攻が始まってから先月の24日で3か月が経過しましたが、いまだ終息が見通せず、今もなおまちが破壊され、何の罪もない人々が犠牲となり、国を追われ、命を奪われております。
一刻も早くウクライナに平和が戻ることを願うものであります。
3月にこの場所で皆様にお知らせさせていただきましたが、ロシアのウクライナ軍事侵攻に強く抗議するとともに、市民の皆様からその思いに寄り添っていただくため、懸垂幕を作成し、3月25日から市役所本庁や京ヶ瀬支所に掲げております。
また、市役所で受け付けました救援金並びに市役所庁舎や各支所等に設置しております救援金募金箱にいただきました善意でございますが、5月25日現在、累計で73万4,589円となっており、日本赤十字社を通じてウクライナへ送らせていただいております。
以上、令和4年第3回議会定例会における一般行政報告とさせていただきます。
結びに、このたびの議会定例会において提出いたしました全議案に対し、慎重御審議を賜り、その趣旨とするところ十分御理解をいただき、満場の賛同により御承認をお願い申し上げる次第であります。
なお、3月1日以降の会議、行事等の主な出席につきましては、お手元に配付させていただいております報告書のとおりでありますので、後ほど御確認くださいますようお願いを申し上げます。
〇議長(市川英敏君) 以上で一般行政報告を終わります。
〇議案第38号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(阿部萬紀夫氏)
議案第39号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(上松千恵氏)
議案第40号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(笠原尚美氏)
議案第41号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(小林章男氏)
議案第42号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(齋藤正人氏)
議案第43号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(齋藤瑞穂氏)
議案第44号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(菅井 茂氏)
議案第45号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(曽我憲司氏)
議案第46号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(中村孝幸氏)
議案第47号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(本田 充氏)
議案第48号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(本間多佳子氏)
議案第49号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(見尾田正行氏)
議案第50号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(皆川光浩氏)
議案第51号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(渡邉 悟氏)
議案第52号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(渡辺 隆氏)
〇議長(市川英敏君) 日程第5、議案第38号から議案第52号までを一括議題といたします。
一括して提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第38号から議案第52号まで、農業委員会委員の任命について提案理由を説明申し上げます。
本件は、令和4年7月19日に任期満了となる農業委員会委員につきまして15名を選定したので、農業委員会委員に任命することについて同意をお願いしたいというものであります。
議案第38号は阿部萬紀夫氏について、議案第39号は上松千恵氏について、議案第40号は笠原尚美氏について、議案第41号は小林章男氏について、議案第42号は齋藤正人氏について、議案第43号は齋藤瑞穂氏について、議案第44号は菅井茂氏について、議案第45号は曽我憲司氏について、議案第46号は中村孝幸氏について、議案第47号は本田充氏について、議案第48号は本間多佳子氏について、議案第49号は見尾田正行氏について、議案第50号は皆川光浩氏について、議案第51号は渡邉悟氏について、議案第52号は渡辺隆氏について同意を求めるものであります。
以上15件につきまして、よろしく御同意賜りますようお願いを申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
お諮りします。本案は人事案件でありますので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
〔「議長、すみません」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 2番、天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) 私からは、市町村長による任命制になったわけで、そのことについてちょっと事務局長にお尋ねしたい点があるのですが、それは許可いただけますでしょうか。よろしいですか。
農業委員会等に関する法律改正が平成27年8月に成立し、以来選挙制プラス市町村長による選任制であったものが市町村長による任命制へと移行したわけでございます。そうしますと、今回15名の方が新たに任命されるわけですが、この任命の基準というのですか、いわゆる15名の方の地区、4地区の配分とか、あるいは委員の補充というのが、欠けたときに補充するのかどうか。そして、そういうのがなければずっと同じ方が選任され続けるのか。というのは、やっぱりこの新陳代謝というのは必要だと思うのです。農業というのは目まぐるしく変わっていますので。そして、新しい人が農業委員になりたいといったときにどういう形で選任されるのか、その辺の考え方ちょっとお聞かせいただきたいのですが、よろしくお願いします。
〇議長(市川英敏君) 宮嶋農業委員会事務局長。
〇農業委員会事務局長(宮嶋正憲君) それでは、ただいまの御質問についてお答えをさせていただきます。
今回農業委員のほうにつきましては、市民の皆様のほうに応募をさせていただきましたところ、合計で自薦、推薦合わせまして18名の方からの応募がございました。今回定数は一応15名ということでしたので、3名が超過ということでしたので、評価委員会というものを設けまして、その中で適任の方を選任したというふうな次第でございます。評価委員会のほうにおきましては、その評価基準というものを定めて、それに基づいて選考したというふうな経緯がございますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) ただいまの天野市榮議員の質問内容によりますと、個々の方々に対しての賛成、反対ではなくて、その選任に対しての方法論でありますので、したがって委員会付託並びに質疑、討論をこれで省略することに決定しました。
これから議案第38号から議案第52号までを一括して採決いたします。
お諮りします。議案第38号から議案第52号までは同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第38号から議案第52号までは同意することに決定しました。
〇議案第53号 専決処分の承認について(専第5号 阿賀野市介護保険条例の
一部改正について)
〇議長(市川英敏君) 日程第6、議案第53号 専決処分の承認について 専第5号 阿賀野市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第53号、専決処分の承認について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、令和4年3月29日に専決処分した阿賀野市介護保険条例の一部改正について議会の承認を求めるものであります。
本件は、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少したこと等による介護保険料の減免措置について、令和3年度に引き続き令和4年度も実施するため、減免対象期間等の規定を国からの通知に伴い改正したものでありますが、施行日が令和4年4月1日であったため、専決処分したものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第53号を採決します。
お諮りします。議案第53号は承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第53号は承認することに決定しました。
〇議案第54号 専決処分の承認について(専第6号 阿賀野市国民健康保険税
条例の一部改正について)
〇議長(市川英敏君) 日程第7、議案第54号 専決処分の承認について 専第6号 阿賀野市国民健康保険税条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第54号、専決処分の承認について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、令和4年3月31日に専決処分した阿賀野市国民健康保険税条例の一部改正について議会の承認を求めるものであります。
地方税法施行令等の一部を改正する政令、令和4年政令第133号が令和4年3月31日に公布され、施行日が令和4年4月1日であったため、専決処分をしたものであります。
主な改正内容としましては、国民健康保険事業における課税限度額の引上げの規定を改正したものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第54号を採決します。
お諮りします。議案第54号は承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第54号は承認することに決定しました。
〇議案第55号 専決処分の承認について(専第7号 阿賀野市税条例の一部改
正について)
〇議長(市川英敏君) 日程第8、議案第55号 専決処分の承認について 専第7号 阿賀野市税条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第55号、専決処分の承認について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、令和4年3月31日に専決処分した阿賀野市税条例の一部改正について議会の承認を求めるものであります。
地方税法等の一部を改正する法律、令和4年法律第1号、地方税法施行令等の一部を改正する政令、令和4年政令第133号及び地方税法施行規則等の一部を改正する省令、令和3年総務省令第27号が令和4年3月31日に公布され、施行日が令和4年4月1日であったため、専決処分をしたものであります。
主な改正内容としましては、住宅借入金等特別税額控除の延長、見直し、商業地等に係る固定資産税の負担調整措置などの規定を改正したものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第55号を採決します。
お諮りします。議案第55号は承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第55号は承認することに決定しました。
〇議案第56号 専決処分の承認について(専第9号 令和3年度阿賀野市一般
会計補正予算(第13号))
〇議長(市川英敏君) 日程第9、議案第56号 専決処分の承認について 専第9号 令和3年度阿賀野市一般会計補正予算第13号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第56号、専決処分の承認について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、令和4年3月31日に専決処分した補正予算について議会の承認を求めるものであります。
令和3年度阿賀野市一般会計補正予算第13号として、歳入歳出それぞれ87万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ238億2,155万6,000円としたものであります。
補正の内容としましては、歳入につきましては、国からの交付決定に基づき森林環境譲与税56万1,000円の増額を計上したほか、補助事業の採択内示に伴い、県支出金として灯油購入費助成事業補助金517万2,000円を新たに計上いたしました。
歳出につきましては、事業費の精算や指定寄附金の実績に伴い、地域福祉基金、森林環境譲与税基金及び奨学貸付基金につきまして所要の積立金の増額を計上いたしました。
第2表の繰越明許費補正につきましては、繰越額が未確定のため、3月議会定例会に提出した補正予算に計上できなかった繰越明許費の追加、変更について24件、総額14億3,986万9,000円を計上いたしました。
今回の補正につきましては、実績額の確定から年度末までの時間がなく、緊急を要する案件がありましたので、専決処分をしたものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
2番、天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) 私からは、繰越明許費の件で何点かお尋ねします。
この議案書の57ページ以下、一覧表で金額も含めて載っております。そして、繰り越した理由として、令和3年度補正予算の説明書の3ページに載っております。これ2つ突合すると、繰越明許費に計上した理由が書いてあるのですけれども、理由が分からないのが幾つかありまして、順次予算科目ごとにお聞きします。
まず、総務費、総務管理費の電算システム運用管理事業費、これ487万円ほど次年度に繰り越していますが、これはどういう理由でこうなったのでしょうか。ちょっと理由書いていないものですから。上の公用車維持管理事業については分かるのですけれども、その辺ちょっとお聞かせください。
〇議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
〇企画財政課長(西潟治子君) お答え申し上げます。
〇議長(市川英敏君) 2番、天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) 時間かかりそうなので、あとほかに繰越し理由書いていない費目がありまして、これから申し上げますので、後でいいのですけれども、簡単でいいのですけれども、どういう理由で繰り越したのかお聞かせください。
次がこれ土木費の道路橋りょう費なのですが、道路維持管理事業費、これ211万7,000円、道路改良事業費929万2,000円というのも理由がちょっと書いていないので、これはどういう理由で繰り越したのか。
それともう一つ、教育費の教育総務費、小中学校長寿命化等改修事業費、そしてその下の小学校維持管理事業費も繰り越されていますので、どういう理由で繰り越されたのか、簡単でいいのですけれども、後でペーパーでも頂ければと思っておりますが。
〇議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
〇企画財政課長(西潟治子君) 天野議員の御質問にお答えいたします。回答が遅くなりまして申し訳ございませんでした。
この議案の57ページ以降に記載しておりますのは、3月議会におきまして既に繰越明許といたしたものも含んで一覧として掲載しておるものでございます。今回の専決処分をいたしましたものにつきましては、こちらの議案説明書に書いてあるとおりでございますので、お願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) 3月議会でもう説明済みというふうに理解してよろしいですか。ありがとうございます。
それと、同じく繰越明許費で事故繰越になっています土木費の都市計画費、道の駅整備事業費繰越明許分、これは8,300万以上ですか、これ次年度、令和4年度に繰り越されています。ここに説明がありまして、要は1月以降、県内の全域を対象としたまん延防止等重点措置の適用等により、予定していた生活道路の迂回計画について地元関係者への個別説明ができなかったため、調整に想定を上回る期間を要し、年度内の完成ができなかったものというふうな説明書きがありまして、これはたしか新聞でも報道されたように2月26日土曜日、京ヶ瀬地区の姥ヶ橋の京和荘で地元説明会が開催されたという新聞報道があるのですが、それとのやっぱり関連でしょうか。それで、まん延防止が全域に適用になった期間というのは、これ民生部長、お分かりになりますか。ここには1月以降、まん延防止が県内全域に適用されたというので、その期間まずお分かりになりますか。もしお分かりになりましたら。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) すみません。今少し聞き取れなかったので、もう一度お願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) ここに書いてあるので、1月以降、県内全域を対象としたまん延防止等重点措置が適用されたと書いてあるのです。そうしますと、阿賀野市も当然含まれますので、これがいつからいつまでされたかというのをもしお分かりであれば。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) 天野議員の質問にお答えします。
今記憶の中で、新潟県が何日から何日までまん延防止であったかというのはちょっと今記憶に定かではないのですが、当市におきましては1月8日から第6波に突入をしたのかなと。108人目の感染が確認をされて以降しばらく、ついこの間まで拡大をしていたということでありますので、県のそういったまん延防止の期間中であったということは十分考えられるかと、このように認識しております。
〇議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) この地元説明会、個別の説明会を開催しようと思ったのだけれども、そのときにはまん延防止が県内全域に適用されていたので、できなかったというようなこの説明なのですけれども、イベント等とか、そういうのなら分かりますけれども、これ大事な地元説明会ですよ。ちゃんと感染予防していれば、説明することできたのではないでしょうか。3月議会でしたか、私がこの関連の質問をしたときに、2月26日は市長をはじめ市の職員は欠席しているのです。国会議員とか県会議員とか市会議員とか、新潟国道事務所の人が来て姥ヶ橋の京和荘で説明しているのです。要は大事な説明会をもっと早くしなければならない。それで、その代わりに何か地元に回答したと、私あるいは全議員もらったのですが、もっとやっぱりちゃんと感染予防対策を講じた上であれば地元の説明会ってできたはずだと。あまり深追いはしません。風間議員の一般質問とも重なるのですけれども、その辺どうなのですか。ちょっと事情をお聞かせいただければと思います。
〇議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
〇産業建設部長(田村大樹君) 回答させていただきたいと思います。
これは昨年度、今年の2月26日の説明会だけのことを言っているわけではなくて、前年度からのコロナが蔓延している段階での、当然我々も丁寧な説明したいのですけれども、相手方もいることでございます。相手方にとってもなかなかコロナ禍の中で説明に来ないでくれというようなお話もあったというところもあると聞いていますので、そういったところを加味して説明会が遅れた部分が出てきたというところでございます。基本的には丁寧な説明が必要だというところで、それが少しできない部分、コロナのおかげでできない部分があったということで、結果として事故繰越の状況にまでなったというふうに考えております。
〇議長(市川英敏君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第56号を採決します。
お諮りします。議案第56号は承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第56号は承認することに決定しました。
〇議案第57号 専決処分の承認について(専第10号 公の施設に係る指定管
理者の指定(変更)について(阿賀野市農業総合管理センター))
議案第58号 専決処分の承認について(専第11号 公の施設に係る指定管
理者の指定(変更)について(阿賀野市農産加工食品貯蔵庫))
議案第59号 専決処分の承認について(専第12号 公の施設に係る指定管
理者の指定(変更)について(阿賀野市笹神農民研修所))
議案第60号 専決処分の承認について(専第13号 公の施設に係る指定管
理者の指定(変更)について(阿賀野市笹神地区農産加工所))
議案第61号 専決処分の承認について(専第14号 公の施設に係る指定管
理者の指定(変更)について(阿賀野市ゆうきセンター))
〇議長(市川英敏君) 日程第10、議案第57号から議案第61号までを一括議題といたします。
一括して提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第57号から議案第61号まで、専決処分の承認について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、令和4年3月31日に専決処分した公の施設に係る指定管理者の指定変更について議会の承認を求めるものであります。
議案第57号、阿賀野市農業総合管理センター及び議案第58号、阿賀野市農産加工食品貯蔵庫につきましては北蒲みなみ農業協同組合を、議案第59号、阿賀野市笹神農民研修所、議案第60号、阿賀野市笹神地区農産加工所及び議案第61号、阿賀野市ゆうきセンターにつきましてはささかみ農業協同組合を指定管理者に指定しておりましたが、令和4年4月1日に北蒲みなみ農協及びささかみ農協がほかの3つの農協と合併したことに伴い、合併前に各農協が行っていた全ての事業は合併後の新潟かがやき農業協同組合に承継されたことから、指定管理者の指定変更について専決処分をしたものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから一括して質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第57号から議案第61号までを一括して採決いたします。
お諮りします。議案第57号から議案第61号までは承認することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第57号から議案第61号までは承認することに決定しました。
〇議案第62号 令和4年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)
〇議長(市川英敏君) 日程第11、議案第62号 令和4年度阿賀野市一般会計補正予算第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第62号 令和4年度阿賀野市一般会計補正予算第2号について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、補正予算第2号として、歳入歳出それぞれ6億9,236万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ211億6,536万3,000円とするものであります。
主な補正の内容としましては、新型コロナウイルス感染症の影響に加え、燃油価格や物価高騰の影響を大きく受ける市民生活の負担軽減を目的として新たに取り組む事業や、国、県補助事業の採択に伴う事業の追加などを計上いたしました。
歳入につきましては、国庫支出金としてマイナポイント事業費補助金963万5,000円、個人番号カード交付事務費補助金2,437万3,000円の増額をそれぞれ計上したほか、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金3億3,554万9,000円の増額を計上いたしました。県支出金としましては、補助事業の採択内示に伴い、農業法人等による農業機械の購入を補助するため、農林水産業総合振興事業費補助金3,612万2,000円、強い農業づくり総合支援交付金4,511万5,000円について、それぞれ歳入歳出に同額を計上いたしました。
歳出につきましては、国の制度構築に伴い、住民税非課税世帯等を対象に1世帯当たり10万円の給付を行うため、必要となる事業費6,849万1,000円を計上したほか、低所得の子育て世帯を対象に子供1人当たり5万円の給付を行うため、子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費として3,428万6,000円を新たに計上いたしました。加えて、市独自の取組としまして、市民の経済的な負担の軽減と地域経済の支援を目的として、全ての市民を対象に1人当たり5,000円分の商品券を配布するため、新たに生活応援商品券プレゼント事業費2億2,438万2,000円を計上したほか、プレミアム商品券を発行するために必要な費用1億830万円を計上いたしました。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
2番、天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) 私が所属していない総文に関わる総務費についてお尋ねします。
これ見ますと、マイナポイント事業費で963万5,000円、そのうちのマイナポイント申込等支援業務委託料で577万5,000円、もう一つ個人番号カード事務費で2,437万3,000円の内訳でマイナンバーカード申請受付及び交付業務委託料645万1,000円が計上されています。お聞きしたいのは、このマイナポイントの業務委託料、それとマイナンバーカードの申請交付業務委託料というのはそれぞれ計上されているのですが、これはいわゆる業者への委託と考えてよろしいのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
〇企画財政課長(西潟治子君) 天野議員の御質問にお答えいたします。
議員お考えのとおりでございます。
〇議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) このマイナポイント、個人番号カードも極めてこれ個人情報、大事な情報を扱うわけですので、その辺委託業者を通じてこの個人情報が漏れるということは絶対あってはならないことなのですが、その辺の守秘義務といいますか、情報保持といいますか、そういったものはしっかりとこの業者と契約といいますか、必要だと思うのですが、その辺の考え方ちょっとお聞かせください。
〇議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
〇企画財政課長(西潟治子君) 天野議員の質問にお答えいたします。
天野議員おっしゃるとおりでございまして、個人情報の保護につきましては、締結した業者にしっかりとした保守を義務づけてまいります。
なお、このたび考えております委託業務の内容につきましては、申請いただいた個人の方の御本人様確認をするためのものではございませんで、申請書の記載の仕方などについて指導していただくための委託を考えております。
〇議長(市川英敏君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) これで質疑を終わります。
議案第62号は、お手元の議案付託表のとおり各常任委員会に付託いたします。
〇議案第63号 阿賀野市犯罪被害者等支援条例の制定について
〇議長(市川英敏君) 日程第12、議案第63号 阿賀野市犯罪被害者等支援条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第63号 阿賀野市犯罪被害者等支援条例の制定について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、犯罪被害者等の被害の早期回復及び軽減を図り、市民の誰もが安全で安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与すべく、犯罪被害者等基本法に基づく犯罪被害者等の支援に関する基本理念を定め、市、市民及び事業者の責務を明らかにし、また犯罪被害者等の支援の基本となる事項を定め、当該支援のための施策を総合的に推進するため、条例を制定するものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
ただいまの議案第63号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第64号 阿賀野市立幼稚園設置条例の一部改正について
〇議長(市川英敏君) 日程第13、議案第64号 阿賀野市立幼稚園設置条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第64号 阿賀野市立幼稚園設置条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、令和5年3月31日をもって安田幼稚園を閉園することとするため、所要の改正を行うものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第64号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第65号 阿賀野市都市公園条例の一部改正について
〇議長(市川英敏君) 日程第14、議案第65号 阿賀野市都市公園条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第65号 阿賀野市都市公園条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、「道の駅あがの」を都市公園とするため、所要の改正を行うものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第65号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇報告第4号 令和3年度阿賀野市一般会計繰越明許費繰越報告について
報告第5号 令和3年度阿賀野市一般会計事故繰越し繰越報告について
報告第6号 令和3年度阿賀野市水道事業会計継続費繰越報告について
報告第7号 令和3年度阿賀野市水道事業会計予算の繰越報告について
報告第8号 令和3年度阿賀野市下水道事業会計予算の繰越報告について
〇議長(市川英敏君) 日程第15、報告第4号から報告第8号までを一括議題といたします。
一括して報告を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 報告第4号から報告第8号までの案件につきまして御報告いたします。
初めに、報告第4号 令和3年度阿賀野市一般会計繰越明許費繰越報告についてでございます。本件は、国の補正予算の内示に基づいて3月補正予算に計上した事業等について、実施期間や工期等の理由から27件の事業を翌年度へ繰越明許費といたしました。
次に、報告第5号 令和3年度阿賀野市一般会計事故繰越し繰越報告についてでございます。本件は、翌年度への事故繰越として3件を報告するものであります。内容につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、道路照明維持修繕事業費長寿命化事業繰越明許分において、半導体等の供給が停滞したため、工事に必要なLED灯が年度内に取得できない事態となったことや、道の駅整備事業費繰越明許分においては、まん延防止等重点措置の適用に伴い、地元関係者への個別説明ができなかったことなどからそれぞれ令和3年度での事業完了が不可能となり、事故繰越したものであります。
林業施設災害復旧費繰越明許分は、林道五頭山麓南線1号箇所災害復旧工事において、工事完了期日の直前に発生した豪雨により工事箇所が再び崩落したため、工法等の見直しや関係機関との調整に想定以上の期間を要し、令和3年度での事業完了ができなかったことから翌年度への事故繰越といたしました。
次に、報告第6号 令和3年度阿賀野市水道事業会計継続費繰越報告についてでございます。本件は、中央監視設備更新事業について、計算書のとおり翌年度への繰越額が確定いたしました。
次に、報告第7号 令和3年度阿賀野市水道事業会計予算の繰越報告についてでございます。本件は、水道管の移設工事に関わる関連工事との工程調整等により工期を延長したもので、配水設備工事事業及び浄水設備改良事業につきまして、地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越しとして翌年度へ繰越しいたしました。
次に、報告第8号 令和3年度阿賀野市下水道事業会計予算の繰越報告についてでございます。本件は、横峰中継ポンプ場耐震診断業務委託事業につきまして、耐震診断業務発注のための事前調査に時間を要したもので、地方公営企業法第26条第1項の規定による建設改良費の繰越しとして、流域接続点水質調査業務委託事業につきましては検査分析期間不足し工期を延長したもので、同条第2項のただし書による事故繰越として、それぞれ翌年度へ予算繰越しいたしました。
以上5件につきまして、お手元の計算書のとおり御報告申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで報告第4号から報告第8号までの報告を終わります。
〇報告第 9号 専決処分の報告について(専第2号 損害賠償の額の決定及び
和解について)
報告第10号 専決処分の報告について(専第3号 損害賠償の額の決定及び
和解について)
報告第11号 専決処分の報告について(専第4号 損害賠償の額の決定及び
和解について)
報告第12号 専決処分の報告について(専第8号 損害賠償の額の決定及び
和解について)
〇議長(市川英敏君) 日程第16、報告第9号から報告第12号までを一括議題といたします。
一括して報告を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 報告第9号から報告第12号まで、専決処分を行いました損害賠償の額の決定及び和解について御報告いたします。
初めに、報告第9号につきましては、1月6日、阿賀野市宮島地内において、公有車が凍結した路面でスリップし、沿線のデリネーターポールに衝突。1本を破損させたものであります。
次に、報告第10号につきましては、昨年12月6日、阿賀野市山口町地内において、市道管理の瑕疵による道路陥没箇所が原因で車両右側の前輪ホイール1本を損傷させたものであります。
次に、報告第11号につきましては、2月26日、阿賀野市西岡地内において、市道管理の瑕疵による道路陥没箇所が原因で車両左側の前輪、後輪ホイール2本を損傷させたものであります。
最後に、報告第12号につきましては、2月20日、阿賀野市分田地内において、市道管理の瑕疵による道路陥没箇所が原因で車両左側の前輪、後輪、タイヤ2本を損傷させたものであります。
以上、4件につきまして御報告いたします。
〇議長(市川英敏君) これで報告第9号から報告第12号までの報告を終わります。
〇一般質問
〇議長(市川英敏君) 日程第17、一般質問を行います。
あらかじめお知らせしてありますとおり、本日の一般質問は順番1番、加藤博幸さんから順番4番の岡部直史さんまでといたします。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本日の一般質問は順番1番から4番までとすることに決定しました。
それでは、順次発言を許します。
4番、加藤博幸さん。
〔4番 加藤博幸君登壇〕
〇4番(加藤博幸君) おはようございます。会派新風あがのの加藤です。一般質問の機会を与えていただき感謝申し上げます。
冒頭、ウクライナの平和が早期に回復することをまずは願い、また新型コロナウイルス感染症に対処し、学びの場を維持するに奮闘されている教育現場やエッセンシャルワーカーの方々、引き続きワクチン接種の対応に当たられる現業部門の方々に感謝申し上げます。
さて、新型コロナウイルス感染症の影響により、世界全体の社会経済活動やサプライチェーンが停滞、原油、穀物を含む資源価格等が高止まり、さらに日米金利差の拡大、円安による輸入品目を中心とした価格が上昇、日常生活にタイト感が出ていたところにロシアによるウクライナ侵攻問題が加わり、世界全体に先行き不透明感が漂い、混迷の度合いが強まっています。一方、我が国の財政状況は、各種対策が積み上がった結果、国の長期債務は1,000兆円を超え、国のみならず県、市町村の財政運営が今後一層厳しくなるとともに、若い世代への負担が将来にわたり増加していくことが確実となっています。これら現下の状況を鑑み、当市の総合計画における基本計画の政策体系の実現に対する影響をどのように捉え、これを踏まえてどう対応されるのか、市長の考えをお伺いします。
次に、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種が順調に推移し、今後は基礎的疾患のある方や65歳以上の方への4回目のワクチン接種が開始される予定となってまいります。しかし、当市のワクチン接種率の推移を見ると、課題も散見されるようです。3月以降の陽性者数の推移についての認識と今後のワクチン接種の進め方について考えをお聞かせ願います。
続いて、ヤングケアラーについてお尋ねいたします。この問題は、以前から質問をしてきたところですが、国、県でもその実態調査が進みました。厚労省調査では、小学校6年生の15人に1人が世話をしている家族がいると答え、平日1日当たり7時間以上これに費やす子供の割合は7.1%となっています。新潟県もこれら調査を受け、県ヤングケアラー支援検討会議にて対応整備に向けた意見集約がなされました。改めて当市のこれまでの対応と今後の進め方を伺います。
また、女性の仕事、家事、子育て負担は大きく、シングルマザーでは特に顕著であると言われています。仕方なく後回しになってしまう女性自身の健康、これが確保できる環境づくり、政策の実施が必要と思いますが、市長の考えをお伺いします。
次に、学校部活動の対応について伺います。教員の過重労働や少子化を背景に、働き方改革の一環として学校での部活動の在り方が課題となり、スポーツ庁の有識者会議では、休日の公立中学校の運動部の部活動を2025年度末までに地域の外部団体の運営とする提言をまとめ、昨日室伏長官に提出しています。学校部活動に対する市長の認識と対応についてお尋ねいたします。
以上、大きく4点について市長の答弁を願うものであります。よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 加藤議員の御質問に順次お答えをいたします。
初めに、まちづくりのビジョンについてであります。議員がおっしゃるとおり、経済、社会情勢については、新型コロナウイルス感染症の影響による経済、社会活動の停滞や、ロシアのウクライナ侵攻に伴う物価高騰により厳しい状況にあると認識しております。議員が懸念されている総合計画基本計画の政策体系への影響でございますが、評価結果がある直近の令和2年度の状況を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の影響により実施計画どおりに事業を実施できなかったことから、施策の成果指標のうち全体の19%に当たる10指標の対前年比で低下といたしました。逆に向上した指標は22指標、全体の42%を占めていることから、大きな影響はなかったものと考えております。
次に、指標が低下した事業への対応につきましては、例えば令和2年度の五頭温泉郷の宿泊キャンペーン事業や令和3年度のプレミアム商品券事業を通じてウィズコロナ時代に対応した事業への転換を促しつつ、地域経済の活性化を図り、市民生活の安定に努めてまいりました。令和3年度の施策成果の内容につきましても、事業の成果や効率性を検証した上で、ウィズコロナ時代にふさわしい事業として見直しを行いながら、政策実現のための課題解決を図ってまいります。
次に、新型コロナウイルスワクチンの対応についてお答えをいたします。まず、春先の陽性者数の推移についての認識でありますが、2月から4月にかけて認定こども園や小学校での感染が多く見られたことが特徴であります。1月28日の堀越小学校での陽性者の確認以降、2月に入って水原地区の複数の認定こども園や水原小学校で陽性者が次々と確認され、水原小学校ではなかなか収束せず、4月中旬にようやく収束に向かいました。また、3月下旬には京ヶ瀬地区の認定こども園でのクラスター発生が確認され、3月30日には58人と最多陽性者となりました。11歳以下の陽性者の占める割合の推移でありますが、2月は92人で28.8%、3月は205人で45.3%、4月は70人で23.1%でございました。感染の継続や拡大の要因でありますが、小学生においてはワクチンが未接種であったり、保育園児等においては接種の対象外であることが感染につながったものと考えております。また、学校や保育園内でのクラスターの発生については、集団行事や異学年での交流活動などが原因と考えられます。
次に、今後のワクチン接種の進め方についてでありますが、4月28日付の国からの事務連絡に基づき、7月3日からの接種開始に向け準備を進めているところであります。4回目接種の対象となる方は60歳以上の方、18歳から59歳の基礎疾患等を有する方、そのほか重症化リスクが高いと医師が認める方で、いずれも3回目接種完了から5か月を経過した日以降に接種可能となります。接種対象者は、約1万6,000人と見込んでおり、終了時期は3回目補完接種、小児接種を含め、国が示す9月末までに終了することとしております。接種券は、60歳以上の方は6月20日から接種可能時期到来順に発送してまいります。また、基礎疾患を有する方で1回目接種時に既に申請が済んでおられる方には、3回目接種日を確認し、順次接種券を発送いたします。市への申請をお済みでない方は、接種券を発行するための申請が必要となりますので、広報あがのや市の公式LINE等を使い周知してまいります。予約につきましては、3回目接種と同様に接種券が届いたら予約が可能となり、コールセンター、インターネット、市役所の本所、支所の臨時窓口で予約を受け付けることといたします。集団接種会場でありますが、特設会場は安田交流センター、京和荘、水原公民館、ふれあい会館、笹神体育館の5か所、病院会場はあがの市民病院、脳神経センター阿賀野病院の2か所、個別接種会場は安田診療所、京ヶ瀬診療所の2か所の計9か所に実施してまいります。
次に、ヤングケアラーへのこれまでの対応と今後の進め方についてお答えをいたします。まず、これまでの取組についてでありますが、昨年の夏、市内の小中学校及び高校の先生と家庭内の介護の実態を把握していると考えられる介護サービス事業所の介護支援専門員に対し、国が作成したヤングケアラーチェックシートを配布し、ヤングケアラーに関する啓発を行うとともに、ヤングケアラーに該当すると思われる子供がいた場合には、市の担当まで御連絡くださるよう依頼をさせていただきました。また、今年4月には関係者の認識を深めるため、福祉関係者、民生委員、地区組織へチラシを配布し、5月には社会全体で共通認識を持つため、ヤングケアラーに関する記事を広報へ掲載し、広く市民へ周知、啓発を図ったところであります。
次に、今後の進め方についてでありますが、7月に市独自のヤングケアラー実態調査を行い、9月から10月には調査結果を集約し、実態の把握及び課題の整理を経て、11月頃には施策方針を取りまとめ、実効性のある支援につなげていきたいと考えております。
次に、子育て世代の女性の健康確保についてであります。男女共同参画に関する市民意識調査では、6割以上の方が女性は子供が小さいうちは子育てに専念するほうがよいと考えており、特に働く女性にとっては家事、子育てと仕事の両立を図ることが大きな負担となっております。母親だけでなく家族全員で子育てをする意識を醸成するため、市ではあがの父子手帳、あがの孫育て手帳を作成し、子育て支援センターにこにこなどで配布することにより意識啓発を行うなど、母親の子育ての負担軽減に向け取り組んでいるところであります。引き続き子育てと仕事の両立のため、延長保育や一時預かり保育、放課後児童クラブなどの多様な保育サービスの提供に努めるとともに、ファミリーサポートセンターなどにおいて家庭の事情に応じた支援をしてまいります。また、独り親の方には家賃補助や医療費助成のほか、就職に有利な資格を取得する経費の一部を補助するなどの就労支援を行っており、経済面での負担軽減を図っているところであります。今後も女性が子育てと仕事がしやすい環境を整えてまいります。
最後に、学校部活動への対応についてお答えをいたします。学校の部活動については、教育活動の一環として、教科学習とは異なる集団での活動を通じた人間形成の機会や、多様な生徒が活躍できる場として定着してきたと認識しております。一方、部活動指導の多くが教員のボランティア的な取組によって支えられていること、少子化に伴う学校規模の縮小や教員数の減少により、部活動が生徒のニーズに応えることができない状況が生じていることなどから、今後中学校の部活動を補う受皿を地域で創出し、中学生がスポーツに親しむことができる場や機会を増やしていく必要があると考えております。令和2年9月に文部科学省が示した学校の働き方改革を踏まえた部活動改革についての中で、令和5年度以降、休日の部活動を段階的に地域に移行していくこととされました。そして、令和4年4月に開催されましたスポーツ庁の有識者会議においては、令和5年度から3年間を改革の集中期間として、休日の部活動を地域に移行させる提言案がまとめられたところであります。当市においても、令和5年度以降にまず運動部から段階的に移行できるよう準備を進めており、本年2月17日に地域のスポーツ団体などと情報共有する会議を開催いたしました。今後中学校担当者も交えて協議を進めてまいりたいと考えております。
非常に分かりづらい、長い回答とさせていただきましたが、よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) 御答弁ありがとうございました。それでは、早速再質問に入らせていただきたいと思います。
最初にお聞きしたのは2年度とか3年度のことではなくて、現在進行中の令和4年度事業がどうなるのかということ、そういう答弁を期待しておったのですが、若干ずれていたかなという感じを受けております。それでは、市の立地適正化計画、都市計画マスタープランの策定が現在行われておりますけれども、この策定に当たって先ほど申し上げたいろんな状況、情勢、影響を考慮していく予定があるのかお伺いいたします。
〇議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
〇産業建設部長(田村大樹君) 御質問にお答えいたします。
立地適正化計画、都市計画マスタープランでございますけれども、いずれの計画も令和元年から作業を進めており、庁内の策定委員会において作成した素案を基に都市計画審議会による複数回の審議を得て、既に市民への説明会やパブリックコメントによる意見聴取を終えており、先週の6月3日金曜日に開催いたしました阿賀野市都市計画審議会において計画書の最終的な御承認をいただいたところでございます。この計画、いずれの計画につきましてもコロナやウクライナなどに関連した記述はございませんけれども、来週の産業建設常任委員会で御報告を申し上げ、来月の計画公表を予定しているところでございます。また、これらの計画につきましては、今後定期的な進捗管理と見直しを予定しており、次回の改定や見直しの時点において、こうした世界的な情勢が継続し、計画に影響すると判断されるようであれば、改定案等を作成するときに考慮していく必要があると考えております。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) 大変ありがとうございます。刻々と周りの情勢は変わっていくので、弾力的な対応をぜひお願いしたいと思います。
私は、この適正化計画なりマスタープラン案を見て、すごく論点整理ができていると感じております。特に計画案では、第1章、第2章では現況と課題をデータに基づいて分かりやすく記載されておりますし、第2章の終わりにはまちづくりの課題の整理を、特に50から53ページにかけては課題解決の方向性を本当に明示しているなと思っております。第3章以降には、これからのまちづくりの方針がコンパクトにまとめられているのかなと感じております。こういうせっかく皆さん、職員の方々一生懸命つくって策定していただいておるわけですけれども、何せこういう取り巻く情勢がどう変わるか分かりませんので、重ねてのお願いですが、そういう状況も踏まえながら、柔軟な対応をよろしくお願いしたいと思います。
そこで、あとこのまちづくりの中で確認したいのですが、先日開催された提言フォーラムで市長、いろいろ御意見を述べられておりますけれども、先ほどのお話にもありました。その中で里山を通じた交流拡大というお言葉がございました。市長のこの考えは、今後のいわゆる政策の中で、あるいは計画の中で反映されていくのか、市長にお聞きしたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 確かにフォーラムの中では、2市2町の共通したものとして里山が挙げられるのではないのかなということで申し上げさせていただきました。そのときに申し上げたのは、十日町の竹沢で今カール・ベンクスさんが住宅の再生をしながらまちづくりを行っております。そういったものが眼中にありまして申し上げたわけでございます。私としては、この都市計画マスタープランあるいは立地適正化計画、その中にこの部分を盛り込むという部分では考えておりませんけれども、今後のまちづくり、または交流の考え方としては里山、そういったものをテーマに交流を図り、あるいはまちづくりを進めていきたい、そのような考えでございます。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。まさしく関係人口、交流人口を増やしていくためにはいい方策の一つだと私も考えております。ただ、難しいことには里山にはそれぞれ地権者の方々もおられますので、なかなかその辺の交通整理は難しいかもしれませんが、ぜひ取組をお願いしたいなというふうに考えております。
次に、これからのまちづくりに大きく影響を与えますが、喫緊の課題であります物価高騰についてお尋ねしたいと思います。政府は、ガソリンや灯油などの補助に1.5兆円を充てることを決めております。自動車利用の多い地方では、その恩恵は大きいかと思います。ただ、家計には電気代の負担や、1万点以上と言われる食料品等の値上げが重くのしかかるのではないかと思います。またそのしわ寄せは長期にわたるものと推測されます。当市では、このたび3回目のプレミアム商品券の発行などを予定しているようでありますけれども、詳細は常任委員会に委ねるといたしまして、このたびの事業実施、制度設計に当たっての狙いを冒頭確認、事業実施に当たって確認したいと思います。よろしくお願いします。
〇議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
〇企画財政課長(西潟治子君) 加藤議員の御質問にお答えいたします。
加藤議員のほうからもお話しいただきましたが、本日上程されました補正予算第2号におきまして、全市民の生活支援を目的とした独自の事業により、市民の皆様の生活を支援することといたしております。内容といたしましては、燃油価格や物価の高騰が全ての市民の生活に負担がかかるものであることを踏まえたものでございまして、地域経済の活性化と市民生活の負担軽減を同時に図る取組を行うものでございます。この内容につきましては、商品券、実は2種類ございまして、具体的には商工会が実施いたしますプレミアム付商品券の販売に必要な費用への補助と、それからこのプレミアム付商品券と同じ店舗で利用できる5,000円分の商品券を全市民に配布するものでございます。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) 広範囲といいますか、フォローする範囲を広げた中で、時を得てこういう事業を提案していただいたわけで、ぜひうまくいくように支援したいと思いますが、ただ市内で、まちなかで食料品を買うお店の数が大分変化してきておりますので、その辺の使い勝手がいいような、また検討を今後させていただければと思っております。
それから、御承知のとおり当市の基幹産業の農業に大きな影響を与えます、肥料価格も大幅な値上げ改定になります。政府も対策を検討しているようでありますけれども、みどりの戦略にも有機肥料の使用を促進させる観点とか、あるいは効率化、生産性向上を図る農家への支援とか、あるいは資金借入れの借換えに対する利子補給など、何らかの生産基盤の下支えが必要ではないかなと私は思うのですが、市長にはこの先そういう考えを検討してみるというようなお気持ちがあるのか確認させてください。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 農業の肥料の高騰、これは大きな影響を受けているものと思っております。そういった面から今議員が御指摘のとおり、国のほうで対策を今検討されている。あわせて、今日の新聞にも出ておりますけれども、環境に配慮した農業の在り方、そういったものを今後進めていくという方向性が示されております。我々の地域も以前からゆうきの里づくりということで、笹神地区を中心に有機農業を進めてきたわけでありますけれども、今後もそれをさらに強化、拡大できるように、旧ささかみ農協と連携をしながら取組をさせていただければと思っております。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ばらまき的なものではなくて、やはりこれからアフターコロナを見据えてどうあるべきかと、その方向性、ベクトルに合うような農家の方、あるいはゼロカーボンに取り組むような農家の方、そういうところの方に支援をやはり強化していくというようなことも大事かなと思っております。
そこで、もう一つ、1点確認したいのは、中小企業の厳しい現状も新聞等で報道されております。特に運送関係は、以前より厳しいところにさらに追い詰められている状況と聞いております。また、この業界はセーフティーネットもないという業界でございます。金融機関等と連携して状況把握して、支援策が必要となるのかどうか。いずれにしろアクション、リアクションを起こすためにも状況把握を常にしておくことが大事かと思いますが、このことは答弁は要りませんが、よろしくお願いしたいと思います。
次に、市長が常日頃から申し上げております、まちの活力には雇用の創出は不可欠ということでございますが、半導体、デジタルトランスフォーメーション、カーボンニュートラル、あるいは情報データ産業、サプライチェーンの再構築、あるいは製造拠点の内製化など、これからの方向性は示されているかと思うのですが、これら新たな産業、雇用の創出、誘致に向けてどのように取り組まれるのか。特に経産省が東部産業団地を含めたデータセンターの新設に前向きな土地のリストを発表しております。これに対して当市は実効性を担保しながら、これへの対応外に取り組んでいると思いますが、現状をお聞かせ願いたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 議員のおっしゃるとおり、新たな産業による雇用の創出は、まちの活力に不可欠と考えております。さて、国のデータセンターの新設についてでありますが、国が関東地域に集中しているデータセンターを地方分散するもので、当市は今年の1月に経済産業省の計画発表直後から県営東部産業団地がデータセンターの候補地にならないかと県と協議をし、国が候補地を募集するための前段に行われたオンライン事前相談会に新潟県企業局とともに積極的に参加しており、県営東部産業団地が候補地としての要件を満たしていることから、その意向を国に伝えた結果、今年の4月12日、経済産業省が発表したデータセンター候補地、全国78か所のうち、本県3か所に当市の県営東部産業団地が入っているリストが公表されました。国では、2026年度に第1弾として2か所程度を着工するため、事業者が立地先を絞る際に活用するとともに、国と事業者の意見交換に活用するとしておりますが、現在国や事業者からの照会等はないところでございます。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) うまくいけば一番いいのでしょうけれども、うまくいくようにぜひ取組を強化していただきたいと思いますし、市長からも県あるいは国との連携を深めて対応をお願いしたいと思っております。
あと、まちづくりに関連して、やはり地域のまちづくり、これは自治会との連携が不可欠だと私は考えております。市民参加の促進の一環として、市、自治会それぞれが共通に取り組む事業、あるいは自治会に担ってもらいたい事業、業務、その実施について何年かに1度は当該の自治会とすり合わせが必要ではないのかなと思っております。コロナの関係で皆さんが集まる自治会長会議は延期されておりますが、これとはまた別にそういう設定が必要なのではないかなと思いますが、市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) まちづくりに住民参加というのは大変重要な要素であります。今我々としても自治会の皆さんを中心にいろいろなまちづくりの将来ビジョン、そういったものをいただければなということでお願いをさせていただいておりますけれども、なかなかまだ時間的なものもあるのでしょうけれども、具体のものが上がってきません。そういった部分これからも各自治会の皆さん、しっかりと働きかけをしながら、いい提案をいただければなと思っているところであります。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) なかなか自治会役員になる方々も少ないというような状況にもなっておりますけれども、であればこそ市との連携というのは大事になってくるのだろうと思いますので、よろしく対応のほうお願いしたいと思います。
次に、新型コロナに関する再質問をさせていただきます。3月のときと違いまして、5月の連休明け以降の陽性者の動き、特に多くが児童だったわけですけれども、この場合は児童から周辺関係者へ感染が拡大したのではないかなと感じております。子供は無症状、または軽い症状であるという受け止め、それからワクチン接種済みでも濃厚接触者になると行動が制限されてしまうと。結果、周りへ影響を及ぼすことになると。この辺のところの理解不足があったのではないのかなと思います。また、通園、通学バスの中の状況はどうだったのか、この辺がちょっと確認、チェックが足りなかったのではないのかなというふうに思っています。これらの経験をぜひ次に生かしてもらいたいと思いますが、その中でも今後も大事なのはやはり5歳から11歳までの子供へのワクチン接種率をどうするかがポイントになると考えておりますが、どう進める御予定かお教えください。
〇議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
〇健康推進課長(吉川麻子君) 加藤議員の質問にお答えいたします。
5歳から11歳までの子供のワクチン接種につきましては、オミクロン株に対するエビデンスが確定的でないことも踏まえ、厚生労働省は小児接種については現段階では努力義務の規定は適用しないとしていることから積極的な接種勧奨はしておりませんが、ワクチンの感染予防効果と副反応について十分に理解し、納得して接種の決定をしていただけるように周知を行ってきた次第です。しかし、ワクチン未接種の子供たちに感染が拡大したことは、接種率の低さも要因になった可能性は否めません。議員のおっしゃるように、濃厚接触や行動制限など接種しないことによる間接的なリスクについても今後は周知してまいりたいと考えております。なお、6月以降のワクチンの小児の予約枠については、まだ6割くらいになっておりますので、その辺も含めてまた周知のほうをしていきたいと思っております。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございます。ぜひこういう絶え間ない対応といいますか、働きかけが大事だと思います。また、今日の新聞にも報道されておりますけれども、子供の急性脳症の問題、それから成人でもコロナで感染して症状が回復したとしても、脳に対する影響が残るというものが報告されております。我々成人もそういうことを考えると、陽性になって、治ったからいいということではなくて、その後の追跡といいますか、調査、状況というのも今後必要になってくる可能性もありますので、幅広い、あるいは弾力的な対応をぜひお願いしたいと思います。
それから、今回の幼児、児童への感染なのですが、結果的に野外抗体を得たことになりますので、事態は徐々に落ち着いていくと思います。実際陽性者の数も落ち着いてきているので、大体予想した動きかなと私は考えております。ただ、ウイルスは増殖を求めて動きますので、新たな強毒株が出現すれば別ですけれども、4回目の接種が7月から始まることとか、現行のオミクロン株という状態ならばワクチン接種率をとにかく高めて、ルールを守りながらの行動で経済社会活動は可能と思うのですけれども、今回市長のほうでは冒頭の報告の中でイベントを中止したもの、開催するものという言葉がありましたけれども、このイベントの開催についてのする、しないの目安といいますか、その市長の考えを確認したいと思いますが、よろしくお願いします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) イベントにも主催する側、市が主体的に取り組むものもあれば、商工会とか、そういった各種団体の皆さんが中心になって動くイベントもあります。今回例えば水原まつり、あるいは花火大会、そういったものについては水原商工会が中心となってものを考えておりますし、コスモスきょうがせまつり、あるいはだしの風まつり、そういったものは安田商工会あるいは京ヶ瀬商工会が中心となってやっております。そういったものについては各種団体の判断、それを尊重させていただくことにしております。祭りというのはどうしても密が避けられません。そしてまた、大きな声を出したりする場合も非常に多くなる。そういったことから各団体におきましては、私が報告を受けているのは、今年度についてはやはりまだリスクがあるということで中止させていただきたいというお話を伺っております。我々がやる部分につきましては、冒頭でも申し上げましたけれども、敬老会、そういったものについてはやはり高齢者が中心になります。そしてまた、体育館等の1か所、狭い空間に大勢の人が集まっていただく。これもまたリスクが非常に高いということで中止をさせていただいておりますが、そのほか屋外でやる、そういった密ではない、感染リスクの低いような状況が考えられる場合については実施していきたいと。やはり地域の経済のことも考えられますし、市民活動についてもやはり活性化していくためにはそういったものを、全てを中止、中止一辺倒ではなく、やはり状況的なものを判断しながら検討させていただいているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。やれるところはやっていくといいますか、実施していくのがいいことなのかなと、私も経済を回す意味でもいいのかなと思うのですが、ただ市民の方々の目から見れば、例えばですが、長岡まつり、あるいは柏崎の祭り、新潟のほうでも花火が上がる、隣ではござれや花火が上がる。確かに水原まつりは商工会のほうでやるのですけれども、花火が上がらないとなると、ほんの1点のところだけ捉えてしまいがちになりますが、では何で花火上がらないのだろうなというふうに素朴にやっぱり疑問を感じる方も多いと聞いておりますので、この場をお借りしてやはり丁寧な説明が必要なのかなと。シンプルに中止しましたという、コロナのことを考えて中止しましたというだけでは、そろそろそういうことではなくて、もう少し丁寧な説明が必要になってくる時期になってくるのかなと思いますので、関係者からの相談がありましたら、ぜひ市のほうもその相談に乗っていただいて、よい方向に持っていっていただければというふうに思います。
ちなみに、地元の私どもの菅原大祭については、当然灯籠は出しませんけれども、灯籠連合のほうでは灯籠を3年ぶりに作成して、その灯籠を境内に並べて皆さん方から見ていただくということとか、私どもの地元につきましては、にわかを3年ぶりに出す予定でおります。ただし、地元自治会内を回る予定でおります。7月の初めの会議で正式決定したいなとは思っておりますけれども、やはりやれるところはやっていける。あるいは、自治会内にのぼりを立てて祭りの雰囲気を味わってもらう、子供たちにそういう雰囲気を経験をさせてあげたいというふうに考えておりますので、やれるところからやっていく。そういう面では市長が言うように、団体の主催者の意見を尊重するという言葉が今の時点では私も適切なのかなというふうに考えております。
そこで、コロナの関係で最後に1点お聞きしますが、4回目の接種のお話が出ました。4回目の接種は一応対象者が限定となります。予防効果、抗体維持は3回までと比較しても長続きしないと。重症化、死亡の予防効果はあるというのですけれども、データがまだそんなに十分ではない。ですから、そういうことも丁寧な説明が必要かと思いますが、これをよろしくお願いしたいということと、それからお医者様が判断するリスクを持っている方、特にBMIが高い方、なおかつ喫煙者、この方は自分では大丈夫だなと思っていても、非常に酸素の状況を見ると一気に悪化してしまう。自分ではそんなつもりはないのだけれども、ただ健康診断とか、そういうところで自分が本当に高リスク者なのかどうか把握していない場合もある。そういう方々に対するアプローチはどのように考えておるのか、その辺も含めてお願いします。
〇議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
〇健康推進課長(吉川麻子君) 加藤議員の質問にお答えいたします。
確かに4回目の接種の対象者は、今までと違い重症化予防を目的としているため、60歳以上の方、それから基礎疾患を有する方が対象となっております。基礎疾患と重症化リスクが高いと医師が認める者については、初回の接種時と同じく疾病のほうは決まっております。慢性の呼吸器の病気、高血圧を含む心臓病、慢性の腎臓病、慢性の肝臓病、治療中の糖尿病、血液の病気、免疫の病気、ステロイド等で免疫の機能を低下させる治療を受けている方、免疫の異常に伴う神経疾患、神経疾患が原因で体の機能が衰えた呼吸障がい等、染色体異常や重症心身障がい、睡眠時無呼吸症候群、重度な精神疾患や療育手帳等を有する方、それから先ほどおっしゃったようにBMIの高い方等が該当になります。1回目の申請のときに既に申請されている方は、こちらのほうも把握しておりますので、接種券のほうは送付したいと考えております。自分が該当するかどうかというところがよく分からないという方に対してですけれども、医師会のほうにもこのような方たちが該当になりますので、もし受診されている方で接種を受けたほうがよいと思われる方に対しては、接種のほうを勧めてくださいということでお願いをしております。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。漏れができるだけないように、知らないうちに自分が重症化してしまったということがないように、ワクチンは必ずしも感染を防ぐわけでございませんので、よろしくお願いしたいと思います。
次に、ヤングケアラーと子育て世代への対応について再質問させていただきます。当市でもいろいろ調査を行って対処するという御答弁をいただきました。今時点で当市の実態の中で緊急を要する事例があるのかをお聞かせ願いたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
〇健康推進課長(吉川麻子君) 御質問にお答えいたします。
緊急を要する事例ということでありますが、昨年ヤングケアラーに該当する子がいた場合に市の担当へ御連絡くださいとお願いをしていましたが、最近まで連絡のほうはございませんでした。ただし、最近になってから、要保護児童対策地域協議会で管理しているお子さんではありますが、学校のほうから事例の検討をしてもらいたいと連絡を受けている事例が2例ございます。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。いずれにしても、そういうことが出てきたということはいいことだなと思います。これが隠れてずっと先行していくよりはやはり出てきて、皆さんが意識を持って届出、申出をしてくれたということで大変ありがたいなと思います。
いろいろなもの、解決に向けて動き出すと思うのですけれども、よく言われているのが解決を目指すのも大事なのでしょうけれども、やはりその人、その子供、ヤングケアラーと言われている方々とのつながり、人と人とのつながりとか、その後のケアが大切だというふうに指摘されておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
それからあと、この女性の問題で人口の減少問題とも関連するのですが、当県では就きたい職業、職種を求めて市外、県外へと人が流れてしまいます。それに経済的理由や労働環境、あるいは労働や生活に対する考え方などもあって、女性では結婚、出産へとつながりにくくなっているのではないかと考えています。こういう社会構造になっている中で単発的な支援では人口減少対策にはつながりにくく、総合的な体系的な支援と時代と情勢に即した労働、生活環境の整備が求められているのではないかなと思っております。その中で女性1人で子育て、家事、仕事をこなすのは大きな負担でもありますし、子供のために自分の健康管理を後回しにしてしまいがちになるのではと心配しているところです。当市では子宮頸がん、乳がん検診費用無料クーポン券を交付して健康管理を支えているわけですけれども、その対象年齢の設定、この根拠を確認したいと思いますが、よろしくお願いします。
〇議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
〇健康推進課長(吉川麻子君) ただいまの質問にお答えいたします。
クーポン券の発送の対象年齢ではなく、検診を受診する対象の根拠ということでお答えしたいと思います。科学的根拠に基づくがん検診を推進するために研究を行っている国立がん研究センターの子宮頸がん検診ガイドラインによりますと、日本で子宮頸がんと診断される人は20歳代後半から増加して40歳代でピークを迎え、その後横ばいになります。そのため、子宮頸がんが増加してくる二十歳からの検診が望ましいとされております。また、乳がんに関しましては40歳から罹患率が増加し、40歳から74歳を対象としてマンモグラフィーの検診を行った結果、死亡率の減少効果を示す証拠があるということで、40歳からの検診が望ましいとされております。また、市で単独で行っております無料クーポン券につきましては、以前国が実施しておりました年齢を、国のほうは廃止というか、助成を、無料クーポン券の配布を停止いたしましたが、市のほうで継続して行っているということです。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。国のほうの対応が中止した後も当市が続け、継続してやっているということは、市民の皆さん方に誇っていいのかなと思いますが、ちょっと国のほうの厚労省の基準を見ますと一応二十歳以上から、あるいは40歳以上から一応隔年検診なのです。隔年検診なのだけれども、無料クーポン券は隔年では交付していませんよね。それは、その理由は恐らく財源的なものなのだろうと思いますが、そうですか。
〇議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
〇健康推進課長(吉川麻子君) お答えいたします。
財源的な部分も含めまして、5歳刻みでクーポン券のほうは発行しております。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。いずれにしましても、現下これだけのいろんな技術が発達しているわけでございますので、DX、デジタルトランスフォーメーションにプラスして、女性の悩みを技術といいますか、テクノロジーで解決するフェムテックが注目されているわけです。このフェムテックで女性が抱える課題も解決できる商品、技術が開発されています。今触れていただきました乳がんですが、年間約9万人の方が乳がんになっていると。罹患率も高いと。今はこれらの検査、マンモグラフィー、確かにあれ痛くて嫌だという方もおられます。ただ、そういうものを解除して体に取り付けるだけで検査ができるとか、あるいは妊産婦の胎児検診、妊婦の方がおなかのところにその装置をつけておくと胎児の状況が全てお医者さんのところに送信されていくとか、今市民病院でも妊産婦の健診、ある程度いろんな関係で制限がかかっておりますが、産婦人科医の方々にも負担が軽減されていくのかなと、双方にとってもいいのかなというふうに感じております。あるいは、前の議会でも述べさせていただきましたが、給水ショーツ、いわゆる避難所でも用意しておいたほうがいいのではないかとかいう話もさせてもらいましたが、これなんかも財政的にも精神的にも女性の負担を軽減できると私は考えているのです。いわゆるデジタルウェルビーイングだと思うのですけれども、ぜひ市民病院と連携してこれらの活用を今後進めてもらえればなというふうに感じております。その辺、課長は女性ですので、女性の立場からでもいいのですが、このフェムテック用品の普及というのは非常に女性にとって優しいと思うのですけれども、課長の考え、感想をお聞かせ願いたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
〇健康推進課長(吉川麻子君) 質問にお答えいたします。
デジタルトランスフォーメーションとフェムテックを市民病院と連携し、活用してはというお話でしたが、議員がおっしゃったように確かに乳がん検診等、フェムテックの技術を活用して、今は服を着たままでも検診ができるような装置も開発されております。女性が健康により快適に過ごすために様々な技術や商品が普及し始めてきていますが、どの商品をどのように活用していけばいいかというところはまた必要に応じて活用していけるように、実際に活用している事例などの情報収集を行ってまいりたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) お願いいたします。フェムテック製品には、一方で規制の壁も立ちはだかっております。広告の取扱いや、例えば生理用品の色は白でなければ駄目だとか、法律が現状に追いついていないというのが実情でございます。この課題解決に向けて、国会議員のほうでフェムテック振興議員連盟が立ち上げられております。それで、骨太方針2021にも初めてフェムテックという文字が盛り込まれたのです。法整備に向けて議論とか環境整備を進めるように、あるいは円滑なフェムテック製品の普及によって結果的に女性が過ごしやすく、あるいは働きやすく、生産性の向上あるいは人口減少、そういうところにも影響が出てくるということで考えております。ただ、何せこの環境整備、法の整備についてまだ追いついていないというのが現状です。会派として政府に意見書を今後、次回の議会で提出したいなとは考えておりますので、その際は各議員の御協力をよろしくお願いしたいと思います。
次に、時間も限られてきましたので、最後、学校部活動への対応についてお伺いしたいと思います。部活動は、日本独特の文化とはいえ、よしあし抜きにしても長く公的な位置づけ、こういう感覚で行われてきたかと思います。これからは、言い換えれば民営化されるということでもあります。いろいろ課題が述べられております。経費は、受益者負担にならざるを得ないという声もあります。この点を踏まえて、これからの議論になると思いますが、提言書の中でも行政、公的機関からの支援が必要だという文言が盛り込まれております。この点についてどう考えているのか、市長のお考えをお願いしたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 部活動の地域移行というか、学校の先生方から地域の方々への指導者の移行、これについては国のほうでも今家計の負担を軽減する意味で助成補助、そういったものが検討されていると認識しております。我々の地域でも今後計画をつくっていく段階で負担が発生するような状況があれば、しっかりと公的補助を検討しながら、全ての子供たちが従来どおり部活動にも取り組める、そういった環境づくりに取り組んでまいりたい、そう考えております。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) 前向きな御答弁をいただきました。大変ありがとうございました。こういうことになれば全員参加的なことでもなくなってまいりますし、あるいは子供と子供の間で溝ができるのも心配しておりますし、いずれにしても丁寧な協議、検討と、それから保護者の方の意見、あるいは担うであろう組織、団体との調整、合意形成が大事だなと考えております。このことをぜひお願いしたいと思っております。
時間が参りました。前半、時間が足りないと思って少し速度を上げて再質問をさせてもらいました。おかげで5分を残して終わることができます。市長、部課長の丁寧な答弁に感謝いたします。ありがとうございました。
〇議長(市川英敏君) これから13時30分まで休憩いたします。
休 憩 (午後 零時04分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
8番、清野栄一さん。
〔8番 清野栄一君登壇〕
〇8番(清野栄一君) 8番、清野でございます。本日は3問通告しております。
まず、1問目であります。重点配分事業、人口減少対策事業についてであります。厚生労働省は6月3日、2021年の全国の人口動態を公表。それによれば出生は約81万人、死亡は144万人となり、出生数の激減、死亡数の増加により人口減少が一段と進展しています。そこで、本市の令和4年度重点配分事業、課題解決に向け財源を集中配分するとある人口減少対策事業における道の駅の室内遊具及び屋外大型遊具の設置が問題解決にどのようにつながるのか。にぎわい創出にはつながると思いますが、人口減少対策と言えるのか。また、地域おこし協力隊による情報発信及び移住、定住ポスターによる取組も含めたそれぞれの想定事業効果について伺います。
2つ目であります。県の地震被害想定についてであります。県は、平成10年に公表した地震被害想定を本年3月に見直し、新たに海域、海の部分でありますが、海域3地区を加え、9つの断層帯別に被害想定を公表しました。それによれば月岡断層帯及び長岡平野西縁断層帯が本市に大きな影響を与える予想となっております。県内においては、木造の50%から60%が古い建物であり、全壊による死者数も多くなると想定されております。本市では、月岡断層帯の地震により1万棟以上が倒壊する予定となっております。予定といいますか、予想となっております。
そこで、今回の県の地震被害想定では、建物の耐震化により顕著な減災効果が見込まれるとあります。本市における一般住宅の現状と対応状況について。
2つ目としましては、全体として過去の地震被害を上回る人的、物的被害が想定されていますが、市民の安全、安心を守り、被害を最小限に抑えるために市民への早急な周知、注意喚起を行ってほしいと思いますが、いかがか伺います。
3つ目であります。し尿処理業務委託についてであります。下水道の整備や人口減少により年々し尿処理業務が減少していることから、本市においても下水道の整備等に伴う一般廃棄物処理業等の合理化に関する特別措置法に基づき、令和元年に将来にわたるし尿等の適切な処理体制の確保とし尿処理業者の経営の安定を図るため、阿賀野市合理化事業計画を策定しております。また、阿賀野市環境事業公社においても同じく同年12月に事業再編計画を策定し、厳しさを増す経営環境の中、市内の衛生環境の保全に努めてもらっているところであります。そこで、本市における過去5年間の年度別処理状況と処理収集体制及び今年の、本年4月中頃からし尿くみ取りの申込み、処理運搬業務が混乱している状況があったことから、その要因と課題について伺います。
以上3問、答弁お願いします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 清野議員の御質問に順次お答えをいたします。
初めに、重点配分事業、人口減少対策事業についてであります。これまで市では、子育て支援センターや病児保育、放課後児童クラブなど子育て支援の拠点となる施設の充実を図ってまいりましたが、子供が自由に遊べる広い公園が少なく、特に雨の日でも遊べる施設が少ないという意見も聞こえております。もうじき完成する道の駅では、芝生の広場と大型遊具を備え、子供たちが伸び伸びと遊ぶことができます。また、室内遊具は雨の日に子供たちを遊ばせる場所がないという保護者の声に応えるものとなります。このように道の駅は子育て支援の拠点となる施設であり、当市の子育て環境を向上させ、ひいては人口減少対策に寄与するものであると考えております。
次に、地域おこし協力隊による情報発信や移住、定住のPRについてでございますが、現在は地域おこし協力隊員を1人採用しており、移住検討者に向けての阿賀野市の情報発信を行っております。さらに、これから開駅する道の駅において移住相談、観光案内、施設案内業務を行ってもらう予定としております。全国的に見れば阿賀野市の知名度は決して高いとは言えません。そのため、当市への転入は居住経験のあるUターン者が多く、Iターン希望者の居住候補地となっていないと考えられます。これまで移住、定住専用サイトでの情報発信や首都圏で行われる移住、定住イベントに参加して移住相談を行っておりましたが、新たにSNSによる情報発信を始めたところで、まずは阿賀野市への移住に興味を持ってもらい、その後のステップとして移住を検討している方の相談に応じることで移住につなげていきたいと考えております。移住、定住については、総合計画において基本事業に掲げ、その進捗を図るため、移住、定住ホームページアクセス数、15歳から64歳までの転出超過数を成果指標としております。適宜成果を評価しながら進捗管理を行ってまいります。なお、地域おこし協力隊は現在追加募集しており、今後は2人体制でその情報発信と道の駅での移住相談、観光案内等業務を推進していく方向で考えております。
次に、県の地震被害想定についてお答えをいたします。まず、本市における一般住宅の現状でありますが、耐震化の進捗率については、令和3年においては77.9%となっており、合併直後に算定した平成18年時点の69%から8.9ポイント増加している状況となっております。耐震化率が上昇した理由は、虹の架け橋住宅取得支援事業による住宅の新築や建て替えが進んだことによるものと考えられます。また、そのほかに住宅の耐震化事業といたしまして、木造住宅の無料耐震診断や耐震改修補助事業を実施しているところであります。
次に、市民への早急な周知、注意喚起についてであります。いつ起きるのか分からない地震による被害を最小限に抑えるためには、市民の皆様から各御家庭において対策を行っていただくことが重要であると考えております。県の被害想定に基づく本市の状況、家具の固定やガラスの飛散対策、家屋の耐震化や火災を防ぐための出火防止対策などを市広報紙7月1日号並びに市のホームページに掲載し、周知を図ってまいります。
最後に、し尿処理業務委託についてお答えをいたします。初めに、過去5年間の年度別処理状況についてでありますが、し尿の処理量は平成29年度が2,608キロリットル、平成30年度が2,337キロリットル、令和元年度が2,152キロリットル、令和2年度が2,222キロリットル、令和3年度が2,196キロリットルでありました。平成29年度と令和3年度の5年間の比較では15.8%の減少となっております。
次に、収集体制でありますが、平成27年に市内のし尿収集業者5社が設立いたしました阿賀野市環境事業公社に収集業務を委託しております。
次に、4月中旬からのくみ取り申込み、処理業務の混乱についてでありますが、例年、年度替わりの時期は一般家庭と仮設トイレの急ぎの依頼が集中し、混雑する傾向にありますが、大型連休の影響で連休前後のくみ取り依頼が殺到したことも加わり、混乱が生じたものと考えております。既に連休後の5月中旬には混乱も収束し、現在は通常の状況に戻っております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それでは、再質問に移りたいと思いますが、その前に一言、この前知事選挙がありましたけれども、投票所における履き替え改善、3か所対応していただきました。ありがとうございました。12月議会と3月議会で要望させていただきましたが、3か所直ったということで報告を受けています。ただ、実際2か所といいますか、お二人の方から要望があったのですけれども、そこは現在対象になっていませんでしたので、引き続きまた改善に向けた取組をお願いしたいと思います。
それでは、本題に入ります。まず、1問目の重点配分事業、人口減少対策事業であります。6月3日に厚労省が全国の状況を公表したわけでありますが、これについてすぐに内閣府の有識者会議の構成員であります日本大学教授の末冨先生がコメントを発表しております。その内容を少し、一部なのですけれども、紹介させていただきますと、超少子化の最大の要因は若者の非正規化、低所得化が明るい未来の展望を奪っていると。若者世代、子育て世代に抜本的に政府が投資しなければ、政府というのはローカルガバメント、当然市町村も入ると思います。事態はますます悪化します。結婚一時金、出産無償化、産後ケア無償化、教育の無償化、医療の無償化、これらが全て今すぐ実現すれば、少子化の改善の可能性があるというようなコメントを出されております。それで、今回の重点配分事業、人口減少対策事業については、3月議会においても、市長の総括質疑においても質問させてもらっていますが、重点配分事業とは課題解決に向け財源を集中配分すると、そういう説明があるのです。課題解決に向け財源を集中配分する。答弁では、ひいては人口減少対策に寄与するものである。ひいてはというのは、反射的にとか副次的にとか結果的にということなのでしょうけれども、世の中こういう状況があるのに、人口減少対策事業と名を打って、子供の遊具を造る。これは、確かににぎわいをつくるのにはいいと思います。別に反対しているわけではありません。ただ、今一番優先するのは、子供がいなくなってしまう。阿賀野市では、昨年1年間に198人しか生まれていないのです。子供がいなくなったら遊具も何も使う人もいなくなります。まず優先すべきは子供が生まれやすい社会、つくる必要があるかと思うのですが、この答弁について、ひいてはということで、どなたが書いたのか分かりませんけれども、その辺私の思いが伝わっていないのかなと思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 西潟企画財政課長。
〇企画財政課長(西潟治子君) 清野議員の質問にお答えいたします。
ひいてはと申し上げまして、大変失礼いたしました。決して副次的に、あるいは間接的に増えることを目指しているものであるものではございません。私ども遊具を設置することにいたしましては、これまで市が行っておりますまちづくりアンケートにおきまして、日頃、雨の日や雪の日に子供を遊ばせる場所がないという保護者の声にお応えしたものでございます。ここにつきましては、先ほど市長答弁申し上げたとおりでございますが、私どもその市民の声を真摯に受けて、このたび設置を目指しておるものでございます。また、議員のおっしゃいますとおり、子供がいなくなる前に何か施策をするべきではないかということについてでございますが、誠にそのとおりと考えております。私ども子供が生まれる前の対策といたしまして、結婚につきましては皆様の縁結び事業を行っておりましたり、そのようなことを進めております。細かいことにつきましては、既に一般会計の予算の説明のところで行っておりますので、省略させていただいておりますが、議員がお考えのとおりにこちらのほうも同じことを考えております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 3月議会の市長総括質疑では、課題解決に向けと言っているのであれば、もっと直球でダイレクトに、先ほど内閣府の有識者会議の構成員の先生がおっしゃったように、子育て世帯とか若者が安心して子供が持てるような施策展開すべきだと思うのです。市長は、出産一時金に対しては非常に否定的で、テレビでは笑って言っていたとか、そんな答弁を前回されましたけれども、今非常時だと思うのです。そういう認識がなければ市町村経営なんかできないと思います。どうなのですか、市長、その辺。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 毎回同じような御質問をいただいておりまして、答弁するのもあれですけれども、はばかられるような気もするのですけれども。それぞれの方々、いろいろなこの少子化問題、出生率をいかにして引き上げていくか、皆さん考えられております。御存じのとおり1.57ショック、あるいは1.27ショック、そういったものが過去に繰り返されて、いろいろな有識者の方、あるいは政府のほうで検討が繰り返し行われてきている。しかし、一向に改善しない。その根本原因がどこにあるのか。端的に今清野議員は、自分なりの分析でしょうか、それを政府のほうに申し上げてみたらいかがかなと思いますけれども、私としては今少子化が進んでいるのは、確かに非正規の方々がやはり結婚をためらう、結婚がなかなか難しいというのが世間で言われておりますから、そういった部分もあるのではないかなとは思いますけれども、そのほかにも若い女性、これから出産を迎えられるような方々、こういった方が都会のほうに出ていかれて、我々の地域あるいは地方のほうにそういった方々が少なくなってきている、こういった部分も大きな原因になっております。ですから、そういった部分も含めて総合的に分析していかなければいけないものと思っておりまして、清野議員の分析力の高さは評価しないわけではありませんけれども、それ一辺倒ではないかと思っております。これからもこういった部分も含めて清野議員からまた分析していただいて、またいろんな御提案をいただければなと思っておりますが、私としては今のところ、清野議員からの提案についてはなかなか賛同できません。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 先ほどの答弁の内容で、ひいては人口減少対策に寄与するものであると。これどの程度寄与するのですか。当然予算をつけるときにはそういう数値的なものは出すわけです、阿賀野市はどうか分かりませんけれども。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) こういったものは、定量的に表せるものではありません。ですから、子育て支援というのは直接的支援、間接的支援、いろいろな形の支援策があるのです。今子供たちを抱えるお母さん方、やはり多くの声は子供たちを遊ばせる場所、そういった部分が非常に阿賀野市の場合少ないということでお聞きしております。そういった部分を解消し、若いお母さん方が精神的負担を軽減し、そして子育てに力を注げる、そういったような場をつくるというのが私どものこの道の駅の遊具の設置でございます。そういった面から寄与するということを述べさせていただいているところであります。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 話はなかなかかみ合わない、乾かないのですが、これ新年度予算の説明には市内外の子育て世帯のためににぎわいの場をつくると、にぎわいのこういう遊具を設置するというような説明があるのです。市内外、阿賀野市以外も想定しているのです。でも、このお金使うのは阿賀野市なのですから、阿賀野市に在住している人たちが出産しやすいような状況、結婚しやすいような状況をまずは優先するべきではないかなと、私はそう思います。それで、この大型遊具を造ったとしても、どれぐらいの子供が生まれるのか、その辺は全く分からない。ということは、遊具の設置が主眼なのですよね、遊具の設置。私反対しませんよ、遊具の設置。ただ、急ぐのはこれ以上子供が減らないように、そこを優先してもらいたいという思いで言っているだけです。これを造ることによって、道の駅もにぎわい増えるでしょう。それはいいことだと思っています。だけれども、今急ぐのは何なのかということで施策展開をすべきではないかなと思っています。厚生労働省のプレスリリースあります。出生数は過去最低、自然増減数は過去最大、まさに非常事態だと思います。そういう中で、子供を育てているお母さん方が遊び場があったほうがいいと。何を優先するのかだと思うのですが、私は遊具の設置には反対はしませんけれども、優先の度合いを考えてもらいたいなと思います。
大型遊具のこの設置、4,000万ということですが、これ屋外と室内のそれぞれの予算分けはどんなようになっていますか。
〇議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
〇産業建設部長(田村大樹君) 清野議員の質問にお答えいたします。
屋外の3歳から6歳対象の施設につきましては2,600万、同じく屋外の1歳から3歳の対象の施設については600万、屋内の対象年齢3歳から6歳の施設につきましては800万という内訳になっております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 維持管理費とかメンテナンスとかかかるものなのでしょうか。一回設置すればそれでいいのか、あるいは定期的なメンテナンスが必要になるのか、その辺はどうなっていますか。
〇議長(市川英敏君) 田村産業建設部長。
〇産業建設部長(田村大樹君) お答えします。
当然屋外施設、雨とか降ってくれば傷みも出てきますので、特に子供の施設でございますので、定期的な点検、それに基づく補修というものはかかってくることになると思います。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 屋外施設の場合、この辺冬期間、12月から3月まではなかなか利用が難しい。それから、雨のことも考えれば年間どれぐらい稼働するのか分かりませんが、ぜひとも有効活用して、この答弁書にあるように人口減少対策に貢献してもらいたいと思いますが、そういうお願いをしておきます。それから、直接的なものをもっとちゃんと考えてほしいなというのも要望しておきます。
次に、し尿処理業務委託であります。し尿処理、今対象戸数って全体で何戸ぐらいあるのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問にお答えいたします。
くみ取り件数で世帯ではないですけれども、令和3年度1,200件、1,200戸ほどでございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 今年のゴールデンウイーク、2日間休める人は長かったのです、非常に。10日間もあったわけでありますが、5月3日に、休みの日なのですけれども、ある自治会の役員から電話が来て、もうあふれる寸前だと、あるいはもうあふれているかもしれないというような御相談がありました。ただ、3日なので、対応のしようがないのです。それで、6日の日にそのお宅に行ってお話を伺わせてもらいました。それで、4月27に来てもらえると思っていたが、来てもらえない。28も来てもらえない。5月2日も来てもらえない。もうあふれていると。あふれさせるわけにいかないので、少し別の場所にくみ取ったというような話を伺いました。6日の日に市役所のほうに電話させてもらいました。何回も電話しました。その辺は課長とやり取りをしているので、お分かりだと思うのですか。なかなか来てもらえないのです。それは、どういう理由なのですか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問にお答えいたします。
連休中は、先ほどの答弁のとおりなのですけれども、今年の連休ですけれども、おっしゃったように間の間日を、2日ありまして、最長休んだ方は10連休、休んだ方もいらっしゃると思うのですけれども、例年連休前、それからお盆、正月という時期は時期的にし尿のくみ取り依頼が殺到するということで、まさに連休の、今年は4月29日からゴールデンウイークが始まったわけでございますけれども、その前日、前々日あたりから依頼が殺到して、一時的にちょっとさばき切れないような形になって混乱が生じたということで、大変御迷惑をおかけしたというふうに思っております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) ゴールデンウイークとかお盆休みとか年末年始が今年だけの事象であればそれは理解できます。これはずっとあることでしょう、ゴールデンウイークとか年末年始とか。何の対策もしていないのですか。
それと、言われたのは、市役所が4月から窓口になったのだと。事前に何の連絡もなかったと。それは、どういうことなのだということなのです。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問にお答えいたします。
まず、今年だけではなくて、例年そういう傾向があるということで、後ほど市役所のほうが受付の窓口になった理由というお話でございましたけれども、それ以前に業者のほうにお聞きすると、例年連休中はそういう混み合う事態というのが毎年あると。それを事情によっては業者のほうで休みの日に対応したりとか夜間対応したりとか、そういうような形で対応していることもあったと聞いております。
それで、4月から、4月といいますか、年度替わりのあたりなのですけれども、市のほうでし尿処理業務の受付を受けたというような今お話でございますけれども、3月、令和3年度の下旬頃から、例年そういう形で混乱するということで苦情が想定されるということで、苦情のほうの窓口は市のほうで受けていただけないかというようなお話がありまして、苦情であればということでお受けしたということでございますが、ちょっと業者間と市の間で行き違いがあったようで、受付の電話のほうも市のほうに回ってきたというようなことでございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 5月にまた業者のほうに、事業公社のほうにまた受付が戻されたようでありますけれども、さっきの説明違いますよ、私が聞いている話と。私は利用者と、それから市役所と、それから事業者、3者の話を聞いて質問させてもらっています。それぞれみんな言うことが違うと困るのです。間違いないですか、今言ったこと。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) 苦情などということで一時的にお受けしたということを聞いております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それは、市役所が受けますよということで、利用者の方にもそういう説明をしているというのを私利用者から聞いています。それ間違いではないのですか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) 4月といいますか、年度の終わりぐらいからそういう予約の電話が市のほうに来るようになりまして、混乱を招いたということは大変申し訳なく思っていますけれども、その中でどうしてそのような、今までそういう公社のほうが窓口だったのに、そういう形になったのだというようなお話が当然たくさんあった中で、説明の方策として結果的に利用者の方にはそういうふうな説明をしたということでございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 話が食い違うようなのですが、私質問の中で処理状況のほかに処理収集体制、どういう体制で対応しているのか、バキュームカー何台で対応しているのか、そういうことを聞いているわけです。これ答えていないのですが、どうですか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問にお答えいたします。
処理体制につきましては、合特法のお話も先ほど出ましたけれども、合理化事業計画に基づくいわゆる計画の体制がありまして、それを受けて事業者のほうが再編の、事業者自ら出す再編計画というのがございまして、それに基づいて実施しているというところでした。合理化事業計画の今令和5年度までの計画ということで、算定上は2台という形で、令和3年度からでしょうか、市のほうは定額制という形で算定台数2台ということで実施していたわけでございますが、実際の業務につきましては、令和3年度までは場合によっては業者のほうでは3台で動いていたときもあるようでございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 先ほどくみ取りを利用しているお宅が1,200戸ほどあるというお話でした。これ2台で実際足りるのでしょうか。どう思いますか。ちょっとなかなか、戸数が減れば飛び飛びになるわけです。移動距離が長くなるのです、全体的な。確かに処理戸数は減るのですけれども、それによってまばらになってくるので、移動時間とかいろいろかかってくると思うのです。そこら辺りもやっぱり加味したり、配慮したりする必要があるのではないかと思うのです。市民に迷惑をかけないために。私さっき困っている人の話をしていましたけれども、その後にも2件連絡が来ました。同じような話です。だから、減れば減るほど困る人が増えるのです。なかなかそれぞれの移動距離が長くなる。だから、市としてもそこら辺りも踏まえて市民が困らないように、今くみ取りを利用している人たちというのは、借家でオーナーが直してくれないとか、あるいは高齢者だけの世帯とか、国民年金だけでとてもその日々の暮らしに手いっぱいだとか、そういう人たちの声が聞こえてくるのです、私に。だから、そこら辺りどのように配慮しているのか、考えたことがあるのかどうか。ありますか、考えたこと。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) 考えたことがあるかどうかというお話でございますけれども、今回に関しては本当に、私も4月に異動してきまして、このような事態になってしまって大変本当に当事者の方には、特に明日明日くみ取っていただきたいという形で切迫していた方もいらっしゃったと思うのですけれども、御迷惑をおかけしたというふうに考えております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それでは、改善に向けて検討していくということでいいでしょうか。今のままではなかなかうまく回らない部分も出てくると思うのです。2台だけで運用すると大丈夫なのかどうかということも考えて、それぞれの移動距離が長くなっている。全体の戸数が減ればまばらになるわけですから。ただ、市町村によっては端数をつけているところもあるではないですか。2台だけでも2.3にするとか2.4とか、全体的にもう一回見直してもらえませんか、そういうところを。駄目ですか。まあいいですけれども、取りあえずそれは要望として言っておきますが、あとこのくみ取り料、手数料ですか、これ。市の公金ですか、何ですか。これ私債権ですか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) くみ取り手数料は、サービスの対価によって利用者の方が条例で定められる料金を納めるということで、市の公金でございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) この公金の処理は、どのようにされているのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問にお答えいたします。
し尿処理の業務につきましては、し尿くみ取りの運搬のほかに、サービスの受益者であるお客様が支払うくみ取り手数料の収集につきましても事業者である環境事業公社のほうでくみ取りに行ったときにその量に応じてお金をいただいて、それが結果的に市の歳入に入るというような形になっております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それでは、公金ということでいいですか。市のホームページを見ますと、し尿の収集、料金は担当業者が後日集金に伺いますとなっているのです。業者が後日集金に伺いますとなっています。これは実態とは違うのですね。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) ちょっと申し訳ございません。ホームページのほうまで私確認しておりませんでしたけれども、基本的にはくみ取りに行かれたときに、そこに利用者の方がいらっしゃればそのときに料金をいただくと。不在の場合は、後日収集に伺った機会などを捉えて料金をいただいているということでございます。
〇議長(市川英敏君) 8番、清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 業者の話を聞くと払ってくれない人もいると。たまたまそのときお金がなくて払えないという方もいらっしゃると。そういう人については、市のほうはあとは市で対応するから1回行けばいいのだよという話になっているという話を聞いていますが、誰が最終的に徴収をするのですか。業者が全て最後までやるわけですか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問にお答えいたします。
業務の契約上は、基本的には手数料の収受につきましては事業者の業務という形になっておりますが、どうしても支払いをされてもらえないとか、そういう方に対しても、ではそれがいつまでも事業者のほうの責務になるのかというようなところもあると思いますので、そこら辺はちょっと事業者のほうとまた協議して整理させていただきたいと思っております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) これ私人による公金徴収だと思うのです。総務部長、私人による公金徴収。これ総務課のほうでホームページに上げていますよね。総務課がホームページに上げていますよ。5月26日、御存じありませんか。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) ちょっと私そこまで確認をしてございません。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) これは、法律に基づいてやる事項なのです。地方自治法に基づいてやる事項なのです。当然起案が上がって決裁もしていると思います。決裁がいっぱいあって一々覚えていられないかもしれませんが、もう一回確認します。覚えていませんか。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 今こうだと聞かれて、明確な記憶は残っておりません。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) この記事に関するお問合せ先、総務課、電話番号も書いてあります。それで、私人による公金を徴収する場合は告示をして、それで公表しなければ駄目なのです。ここにそもそも載っていない。徴収できるのですか、これに載っていないのに。私人が徴収していいのですか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) し尿処理業務に当たる人につきましては、今議員おっしゃったように当然手続を経て、私人による徴収ということで、そういう行為を経て業務に当たらないといけないというふうに考えております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それでは、今も料金徴収等やってもらっていると思うのですけれども、その辺は本来できないことをやらせているということでいいですか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) し尿処理業務に当たる皆様は、私の聞いているところでは、毎年人がそんなに替わるものではありませんので、基本的に業者のほうからその名簿を頂いて、その許可証をそのときに出しているということでございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 公金を徴収するにはその告示がなされていないと駄目なのです。さっきちょっと言い忘れましたけれども、これ告示されていないのです、くみ取り手数料が。ほかの市町村は、くみ取り手数料も告示されて公表されています。阿賀野市、これ総務課がまとめているのですけれども、されていないのです。ホームページ見れば分かります。だから、これ違法行為ではないですか、今やっていることは。権限を逸脱しているのではないのですか。どうなのですか。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) 清野議員の質問に私のほうでお答えさせていただきます。
今ほど清野議員から指摘をいただいた部分につきましては、私ども確認がされておらなかったということでございますが、これまでもそのような形でやらせていただいていた。そして、関係者の皆様からそのような御指摘、また市民の方からも、またくみ取る方からも、私どものほうもそういうことに至らなかったということでございますので、今後至らなかった点は真摯に受け止めまして、あるべき形に直していかなければならないと、今清野議員からの御指摘でそのように感じ取ったところでございます。今後あるべき姿に向けて、関係者とどのようにしてやったらいいか話し合いながら取り組んでまいりたいと、このように考えております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それで、私新潟市と新発田市にも聞いてみました。業者が直接受け取るということではなくて、口座引き落としの口座振替の手続をしてもらっていると。あるいは、市が納付書を発布していると、そういうお話を伺っています。ですから、その辺もしっかり他市町村の状況も見ながら適正な対応をすべきだと思うのです。今までこうしてきたからこれでいいのだとか、そういうことではない。そもそも法律で決められていることもやっていない。法律に抵触していることを公然とやっているわけです。
それから、使用料金10リッター105円、これ高いのですか、安いのですか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) 10リッター当たり105円ということでございますが、10リッター当たり100円という形で合併時からずっと令和元年まで、令和元年10月に消費税の改定がございまして、そのときに消費税の分を転嫁するということで見直しをして現在に至っておりますので、高いか安いかと言われるとちょっと判断はあれですが、適正な金額だと思っております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 適正な金額って何を基準に判断するのですか。周りの市町村の状況分かりますか。五泉、68円、10リッター。新発田市、18リッター122円、これを阿賀野市並みに10リッターに直せば67円です。五泉と新発田は同じです。阿賀野市、高いですよね。かなり高いですよね。だから、その辺もちゃんと周りの情報収集もしてください。自分たちだけの中で考えていると、欠点とか改善すべき事項が見つからないのです。その辺考えていただきたいと思います。いいですよね。納付書にしてもらう、あるいは口座引き落としにしてもらうとか、料金についても本当に適正なのかどうか検討してもらうと。
それから、これは市長にお聞きしますけれども、今までの法律に抵触するようなことをやっていたわけでありますが、その辺について何か御感想ありますか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今ほどの御指摘が事実かどうか承知しておりませんので、調べさせていただいて、機会があれば返答させていただきます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) では、私は事実誤認のことを言っているという意味なのですか。私、市のホームページも見て、確かに法的な手続をされていないなということを確認した上で質問しているのです。それでもなおかつ私の言っていることが信用できないということなのですか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 先回りして信用していないとか言わないでいただけますか。清野議員が御指摘されている部分がどういうことなのか事実確認をさせていただきたいと、そういうことを申し上げております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) では、手続的に問題があれば早急に対応するということでいいですかね。
それとあと、一番重要な部分がこれくみ取り業務、令和4年度まだ契約されていない。契約のないまま業者が仕事をやっているのです。何か問題ありますでしょうか。問題はありませんか。その辺の見解を。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問にお答えいたします。
事業者のほうの今関係がありまして、事業者の中の都合がありまして、現在契約書のほうを今交わしておりません。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 契約書がない中での行為というのはどうなるのですか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) 行政的には本来あってはならないですが、し尿処理業務そのものは待ったなしでございますので、業者のほうには口頭でお願いして今処理業務に当たっていただいているという形です。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 市長に伺いますけれども、契約がされていないまま4月から2か月以上経過しているわけですけれども、その辺のことについては承知していますでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) このし尿のくみ取りの部分で、先ほど5社で組合のようなものをつくって27年からやっているという、この部分は承知しておりましたけれども、それが最近になって少しもめているというようなことは耳にしております。その関係がどういうことなのか、今私も関心を持って聞き取りをしている段階でございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 今関心を持っているということですが、今知り得ている情報ってどんな情報なのですか。言えませんか、今知り得ている情報。関心を持って情報を収集しているということですが。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 別段隠し事をするような案件でありませんので、知り得ているのは今言われている部分、先ほども言いましたけれども、事実確認をさせていただきます。そういったぐらいのレベルしか把握しておりません。ですから、今言っているようにこれからも関心を持ってその部分、分析、解析、そしてまた改善策が、改善すべきところがあれば改善していく、そういうような状況であります。非常に複雑怪奇な話を先ほどからされていますので、なお一層しっかりと関心を持って取組させていただきます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 私よりも市長のほうがいろいろな経過とか事実関係は承知しているのではないかなと思っていますが、まず基本的な契約がなされていない中で業務を委託しているというような形になっているのですが、その辺についてはどのように思いますか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 非常に、笑い事ではないのですけれども、契約がなされないで物事が進められる、行政にはそういったことはほぼありません。民民であれば口約束で動くこともありますけれども、我々の世界ではそういったことはほぼ皆無と理解しております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 同じことを聞きますが、契約書はあるのですね。契約はあるのですね。契約書はあるのですね。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 言われている部分が私としても承知していない部分が非常に多くあるので、先ほど申し上げたとおり、事実関係を調べさせていただきますと、そういうことを先ほどから申し上げております。ですから、清野議員が何をおっしゃりたいのか、歯切れよくしゃべる清野議員が私に対して非常に歯切れが悪いものですから、私自身もなかなか理解が進まないのです。その部分しっかりと言っていただければ、私もその方向でしっかりと取組をさせていただきます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 時間もなくなってくるので、もう一度言いますが、市長はこの業務、し尿処理業務委託、令和4年度、契約書を締結しているかどうか把握していないのですね。把握していますか。把握していないのですよね。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 複雑に何か起きているというのは承知しております。ですから、その関係を、先ほどから申し上げているとおり、事実関係しっかりと調べさせていただきたい、そういうことで申し上げております。そして、なおかつ先ほど言っている、何て言えばいいのだろう。
〔何事か呼ぶ者あり〕
〇市長(田中清善君) 時間はまだ4分もあります。どうぞ。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 私伺っているのは、市長は契約を交わしたことを知っているかどうか、契約を交わしていないのかどうか、今後どうするのか、その辺を十分承知しているのかどうかということを聞いているのです。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 契約の相手方は誰を指して言われているのか、先ほど言っているとおり5社あったのです。それが今公社に移行し、公社の中で少し何かごたごたしているというのはお聞きしております。ですから、契約の相手方を誰を指して言われているのかよく分かりませんけれども、その関係も含めて全体を、事実関係を調べさせていただきたい、そう申し上げております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 合特法とか合理化事業計画に基づく契約の相手方は、事業公社1社なのですよね。事業公社1社なのです。その辺は当然分かることだと思うのですが、あえて私に言わせているのでしょうけれども、そういうことで分かっているけれども、まだ契約は結んでいないということでいいですか。契約の相手方は事業公社1社。
〔何事か呼ぶ者あり〕
〇8番(清野栄一君) いやいや、長年いろいろ関わってきたのではないのですか、それ。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 細かいテクニカルな話は、担当に聞いていただければいいわけですけれども、私自身に契約しているのかしていないのか、そこまで聞かれても、私自身は当然しているでしょうと先ほど申し上げてありますよね。そういう話でございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それでは、担当課長に伺いますが、契約書は締結しているのですか、していないのですか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶市民生活課長。
〇市民生活課長(権瓶勝栄君) ただいまの質問にお答えいたします。
契約に向けて協議中でございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 同じこと言わせてもらいますけれども、2か月以上たってまだ契約していないというのは非常に不自然です。もし問題があるのであれば早急に対応して、改善した上で契約してもらいたいと思います。
それから次に、地震対策でありますけれども、1万棟以上が倒壊するということになっています。それで、母数が3万3,000、昨日県の防災局の防災企画課に電話して確認したところ、阿賀野市の1万戸の倒壊の全体数は、3万3,000戸のうち1万戸以上が倒壊する可能性が高いというようなことであります。それで、先ほどの答弁書では約78%が耐震化が進んでいるということになっています。これ、田村部長、間違いではないのです、多分。これ住宅だけですよね。県の想定は、3万3,000戸は固定資産税台帳にある課税されている建物全部ですので、人家以外のものも入っているということなのですが、それでここで問題になるのはトイレ。大規模な災害が起きたときにトイレ対策をどうするのか。東北大震災で避難者が大勢出ました。そのとき一番困ったのは、アンケートを取ったのです。それで、一番困ったことはトイレが圧倒的に多かったのです。それで、阿賀野市のトイレの準備状況を見ますと非常に少ないなという思いがしますが、トイレのストックについてどのようにお考えでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 清野議員の一般質問、これで終了いたします。
〇議長(市川英敏君) 質問を改めます。
13番、宮脇雅夫さん。
〔13番 宮脇雅夫君登壇〕
〇13番(宮脇雅夫君) 日本共産党の宮脇雅夫でございます。私は、3項目の質問をいたします。
まず最初に、宝珠温泉あかまつ荘について伺います。3月23日に宝珠温泉の利用者3名の代表によります宝珠温泉あかまつ荘の存続を求める陳情書が1,600人余りの賛同署名を集めて市長に提出されました。この陳情書には、宝珠温泉あかまつ荘は毎日のように利用している人も多く、疲れを癒やし、安らぎを与えてくれ、健康にも大変よいと実感しています。こういう施設が近くにあるということに日々感謝していました。この施設の運営維持に様々な困難があると思いますが、市民の心身の健全な保養を図り、福祉の増進のための施設であり、存続されることを切に願って賛同署名を添えて陳情しますと述べております。これに対して市長の回答は、ワーキンググループを立ち上げて検討するということでありましたが、検討内容と経過について伺います。
2つ目に、吉田東伍記念博物館について伺います。吉田東伍記念博物館は、今年9月17日に開館25周年となります。この四半世紀で吉田東伍の偉業は全国、各界に広がり、高く評価されることになり、新潟日報の「新潟ゆかりのめげない偉人たち」にカラー半ページの漫画で2回にわたり紹介されました。これ今日私持ってきましたけれども、こういうので2回にわたって紹介されました。カラーで、こういう大きく半ページですね。これは、もう本当に画期的なことなのです。これを広告出そうとするとすさまじい金がかかると思うのです、カラーですから。こういうので紹介されるということが起きました。中身はあれですけれども、ちょっと時間の都合で後でやりますけれども、これは昨年12月12日、12月19日付であります。また、今年度の高校の国語教科書に掲載され、来年度の日本史の検定にも合格して、第一学習社の教科書に掲載される予定となるとのことであります。これが今年度の高校教科書、これは高校教科書というのはなかなか手に入らないのですけれども、ネットで調べたらこういうのが出ていまして、これよりも実際は大きく、もう今年度から使われているのです。この中で吉田東伍の紹介がされているのです。特に貞観地震のことです。これを発見したのが吉田東伍だと、1,000年前のものを百人一首から場所を特定したと、そういう人物なのだということで教科書に紹介されているのです。それで、これが今使われているのです。来年度に使われる教科書にも載ると、これも検定で合格したということで、これも朝日新聞に紹介されております。そういう点でこのように非常に高く評価されております。しかし、残念ながらこの吉田東伍記念博物館の今後の運営体制が定かでありません。支援者も大変心配しております。今後全国的に有名になる博物館にふさわしい運営にするために計画的な後継者の育成、運営体制の見直しが必要であると思いますが、市の今後の運営方針について伺います。
3点目に、新型コロナウイルス感染対策についてです。当市の新型コロナウイルス感染症は、ほかの市と比較して非常に多く発生しております。小学校はクラスターが度々発生し、学級閉鎖、学校休校を繰り返しているが、なかなか収束できていないと思います。これらの原因はどこにあると認識しておられるのか。
また、なかなか収束しないことにより、子供だけではなくて学校、教師、学童保育、家庭は大変な困難な状況になっております。経済的支援も必要であると思いますが、おのおのの対策について伺います。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 宮脇議員の御質問に順次お答えをいたします。
初めに、宝珠温泉あかまつ荘についてであります。宮脇議員のおっしゃるとおり、3月23日に宝珠温泉あかまつ荘の存続を求める陳情書の提出を受け、関係部署で構成する庁内ワーキンググループを4月中旬に設置したところであります。庁内ワーキンググループにおける検討内容についてでありますが、第1回目を4月20日に開催し、現地確認、これまでの経緯や検討状況を共有するとともに、今後の協議事項やスケジュールなどについて協議したところであり、また第2回目を5月12日に開催し、市職員以外の第三者による検討会の設置及び今後の検討スケジュールなどについて協議したところであります。今後につきましては、市民の皆さんを含む第三者検討会を設置し、宝珠温泉あかまつ荘の在り方に関する議論を深め、その結果を市民の皆様や議会にお示ししたいと考えております。
次に、吉田東伍記念博物館についてお答えをいたします。宮脇議員がおっしゃるとおり、吉田東伍の業績が各方面で紹介され、高く評価されて知名度が上がっていくことは、私どもにとっても大変喜ばしいことと思っております。今後の運営体制につきましては、寄託者や支援者の意向を酌み取りながら、施設がより一層市民に愛され、多方面から支持されるよう、吉田東伍の御遺族が保有する吉田文庫の資料を借用するなどして企画展を開催するほか、歴史民俗資料館や水原代官所など市内に点在する地域の社会、歴史に関する公共施設を紹介し、周遊ルート化を図ることで魅力の向上に努めてまいりたいと考えております。また、後継者については、施設管理のほか一定の専門知識を有し、施設間の連携に関する企画、創造力を有する人材が求められますので、市職員の育成にこだわらず、外部からの登用やアウトソーシングを含め、広く人材の確保に向け取り組んでまいりたいと思っております。
最後に、新型コロナウイルス感染対策についてお答えをいたします。議員が言われるとおり、当市においてはゴールデンウイーク明けから小学校において感染者が増え、小学校2校で臨時休校を行ったほか、学年閉鎖、学級閉鎖の措置により感染拡大を防止してきたところであります。感染拡大の原因といたしましては、特定するのは困難ではありますが、それぞれの行動履歴から学校での合同体育、合同活動、昼休みの運動遊び、学校以外での塾、スポーツクラブでの交流などが考えられております。感染対策としましては、学校に対して基本的な感染予防の徹底を再度通知するとともに、保護者の方々に向け、家庭内での過ごし方についてお願いしたところであります。
今後の学校運営に関する支援については、児童生徒の学びを止めない取組の紹介や、各学校における授業時数の確保について助言するなどして学校を支えてまいりたいと考えております。また、児童クラブに対しても学校と同様に感染予防の徹底をお願いするとともに、消毒液や非接触型体温計など感染予防用品の購入費補助を行っているところであります。なお、感染した児童の家庭への経済的支援につきましては、既にコロナ禍における様々な支援を行っており、新たな支援策については現在特段考えておりません。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) では、再質問させていただきます。
まず、この宝珠温泉あかまつ荘を休館せざるを得なくなったと、休館するという一番大きな要因であります入場者が少なくなったという問題と今後改修が必要だというような点がありますけれども、この入場者の減少要因、これ私3月議会でも確認しましたけれども、1つは、もうこれはどこでもありますけれども、コロナ禍で非常に温泉施設はどこでも苦戦して、それと同じような状況が宝珠温泉でもあったということと、もう一つ特殊な要因として丸山にある養牛場の悪臭が非常にネットにも飛び交って、それで実際に行くともうひどい状況だというふうに驚く人も増えて、悪臭対策がなかなか遅々として進まなかったツケがここに集まった、ここにしわ寄せになったというふうに私は思っているのですけれども、この確認はそれでいいでしょうか。そういう大きな点では。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 今の要因もあるかと思いますけれども、あと加えて申し上げれば、平成16年8月にオープンした、民間の温泉施設が開業したということも大きな要因だと思っております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) これは、やすらぎのこと言っていると思うのですけれども、これは明らかなのです。このやすらぎがオープンしてからもそんなに減っていないのです。だから、客層が違うということなのです。やすらぎは若い人で、あれは850円ですから、それで施設も非常に立派ですから、こちら宝珠温泉のほうはどちらかというと今、年寄りのほうで、この影響なんて、市が出した資料なんて、そんなに受けていないのです。だから、大きな要因としては、それもあるかもしれませんけれども、2つの要因が主だということなのです。そういう点ではどうですか。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) そういう要因もあるかもしれませんが、やはり結局お客様が行くか行かないか、お客様の選択でございますので、私ももう一つやすらぎの温泉の方に電話したら、この頃やっぱりやすらぎのほうは若い方が増えているという議員のおっしゃるとおりのお話をされていましたけれども、施設の老朽化とか、いろんな要因でやはり減っていったのかなというふうに感じております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) そういうのも一因としてはあるのかもしれませんけれども、最大の問題はやはりコロナですよね。これがやっぱり非常に打撃になったということです。それで、庁内のワーキンググループで検討しているということで、答弁でありましたけれども、このワーキンググループの構成人員、何人でやっているのか。それから、今までのどういう協議をしていたのか。今後の検討スケジュールはどうなっているのか、これについてお伺いします。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) こちらの構成員、庁内のワーキンググループ構成員につきましては、市長政策・市民協働課からは政策的な観点から意見や資料整理をお願いしておりまして、あと企画財政課においては将来的な財政負担、既存施設の償還状況や補助金の返還についての整理、あと管財課においては市の公共施設等総合管理計画におけるアクションプランとの整合性について整理、また高齢福祉課については高齢者温浴施設として活用についての整理、農林課につきましては農林水産省の農林総合整備モデル事業を整備した安田農村環境改善センターについて整理をする必要があることから庁内ワーキンググループのメンバーとしたところでございます。全体で10名ほどで一応構成しております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 大体10人ぐらいで各部門から。それで、特にどういう点が協議、中心になったのかというのをちょっとお知らせ願います。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 今回の庁内ワーキンググループにつきましては、幅広く意見を交換しようということで始めて、一番最初にやっぱり現地確認を行うことと、今の経緯や検討状況、それこそ市民からの要望とか、そういうものを一応共有いたしまして、施設の利用目的とか将来的な財政負担の整理について協議を行ったところでございます。それと、今後の考え方として、市民を含めた第三者による検討委員会を設置する方向で進めたほうがいいということで今の状況になっております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) そこで、今後市民を含む第三者検討委員会を設置すると。それで、あかまつ荘の在り方に関する議論を深め、その結果を市民や議会に示すということを言っていますけれども、これも今これからつくるわけですけれども、どういうふうな構成人員を考えているのか。それから、利用者というのは、市民というのは利用者、特に署名を中心になって集めた人、多分十何人ぐらいいるのではないでしょうか。そういう人もやはり入れたほうがいいと思うのですけれども、どういうふうな構成にする予定なのか、それちょっとお知らせ願います。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) ただいま人選中でございますので、具体的なところはちょっと差し控えさせていただきたいと思いますけれども、議員のおっしゃるとおり、そういう要望した方からということも一つの考え方でございますし、あとそれ以外からの市民の方とか、あと識見を有する方とか、その辺のところで10人以内を考えております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) それで、これはいつ頃まで発足して、いつ頃まで検討するということで、めどはあるのでしょう。それ考えていると思うのですけれども、それをお知らせ願います。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) できれば速やかにしたいと思っております。今月中ぐらいには一応人選のほうを終わらせて、すぐ会議を開いて、何回か会議をしなければいけないと思いますので、その会議の状況によって、秋口ぐらいまでには何とかちょっと話をまとめたいなというふうには考えております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 今ちょっと聞こえない部分あったので、今月中ぐらいに発足して、それで秋口までには結論を出したいということを言われたのですか。ちょっと確認します。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 多少前後はするかもしれませんけれども、今月中に人選をして、その人選後にすぐ会議を開いて、何回か会議をすることか、ちょっとまたその状況によりますけれども、なるべく早めに、秋ぐらいまでには何とか皆様に御報告できればなというふうに思っております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 私もよく調べていないのですけれども、今休んでいますけれども、ろ過施設とかボイラーとかいろんな施設があると思うのですけれども、休むと機械が非常に傷んで使い物にならなくなるという話もしている人もいるのですけれども、今お湯はどういうふうにしているのですか。全く止めているのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 今のあかまつ荘の状況でございますが、指定管理者が一応撤退するときに全てお湯は抜いてある状況でございます。それでは再開する場合どうするかということになりますと、いろいろ事業者と私も何回か行ってお話ししたのですが、再開するまでには当然一つずつ機械を点検しながら、ボイラー含めて、ろ過器含めてその点検しながら、ちょっとある程度、1か月程度の期間を設けて点検する必要があるということは聞いております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 今止めているということで、当然開始するときは全部総点検して、補修も必要になるかもしれないということですね。それで、そういう状況でどうするかという私の私見ですね。これ早くやらないと、遅くなればなるほどちょっと大変になるなと私は思っているのです。私の意見では、まず1,600人もの署名ですよね。これいろんなこと言う人いますけれども、やっぱり存続させてくれという声は非常に強いのです。それで、温泉難民になったと。出湯温泉行ったり、村杉温泉行ったり、馬下温泉行ったりしたけれども、やっぱり地元の温泉でゆったりできる温泉は、ここ宝珠温泉が一番いいという声で、温泉難民という言葉が今はやっているのだそうです。あっちに行ったりこっちに行ったり、その人たちは本当に早くやってくれないかなということで、そういうやはり存続をさせるということが大事だなと。それともう一つ、若い人も利用したくなるように、遠藤議員も言われましたけれども、サウナ室とかも今もう全部ついているわけですよね。そういうのもやっぱり設置する必要があるというふうに思います。
それから、市だけで判断しないで、やはり専門業者がいるわけです。ツアーの会社とか事業所もあるわけですよね。非常にいろんな展開をしているのです。私が時々山に行くハミングツアーも温泉もやっていると言いました。バスを使ってそこをつないで、山に行った帰りは必ず温泉に入れるのです。それも契約しているのだと。そういうやはり狭い範囲でなくて、そういうツアー事業者の意見、これも指定管理者のときある程度聞いたと思うのですけれども、そういう我々が視点でないような広い視点でそういう事業者は持っているのです。それと、サントピアワールドも隣にありますので、サントピアワールドとも連携を図って、あそこでお互いにお客をあそこに、宝珠温泉のところまで来れるような仕掛けをつくるということが必要ではないかなと。
それと、ほかにあまりない施設としての強みとして、これ3月議会で言いましたけれども、体育館のステージなのですよ。ああいうステージを持っているところはそんなにないです。村松のさくらんど温泉は持っていますけれども、あのステージを活用しない手はないのです。今申込みがあれば団体で時々活用するという程度だと思うのですけれども、やはりあのステージと広い休憩室、団体も入れるのですよね。ほかの温泉はまねできないのです。だから、カラオケとか舞踊とか演芸グループ、そういうのを発表の場を積極的にPRするということにすれば団体で入るわけですから、そういうのも前もちょっとやっていましたけれども、そういうのを強みとして、ほかの施設にないよさとしてアピールをするということが私は必要だなというふうに思うのですけれども、この点まずどうでしょうか、こういう点で。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 議員からいろんな御提案をいただきましたので、こういうことを踏まえてまたちょっと議論をしていきたいなというふうに考えております。私もそこに行った方がどこかちょっとまた行くのが大変なのかなというふうに感じて、近くの温泉のところに確認したのですが、4月1日から利用者が増えたかということを確認したのですが、現実的には増えていないというお話でございました。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 難民があちこち行っているわけですから、もう大変なのです。
それからもう一つ、財政の問題があるわけですよね。これもやはり地方自治体、福祉の増進という点では合致するわけですけれども、そうばかりは言っていられないなというふうに私は思うのです。特に令和7年、総務省の指針ということで長寿命化改修費3億円があるというふうに言っているわけです。これ令和7年です。この令和7年に必ず3億円規模の改修をせねばならないということなのですか、この指針というのは。そういうことでは私はないと思うのですけれども、これちょっとお伺いしたいのですけれども。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 議員のおっしゃるとおり、3年後にどうしてもやらなければいけないかということでなくて、一つ長寿命化した場合の経費として算定方法がございまして、それに基づいて試算した結果が3億円ということになっております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 安田の役場なんて四十何年も使ったわけですから、これで必ず30年たったら絶対大規模改修しないと駄目だなんていうことはないのですよね。それは財政状況に応じて、やったほうがいいに決まっていますけれども、ですからこれ先延ばしできるのです。すぐ令和7年からやらないともう大変なことになるみたいな受け止めはそんなの全く違うと私は思うのです。それから、修繕費が当然古くなればかかりますけれども、そういう点では私は一挙に出すというのは大変だと思うので、よそのいろんな施設でやっているような、これ大規模施設ですから、基金を計画的に積み立てて、そういう大規模改修とか大規模修繕にも充てれるように基金を計画的に積み立てるということにしたらどうかというふうに思うのです。
それと、問題の利用料ですけれども、私あえて言いますと、過大な負担を、今お年寄りは年金下がる一方ですし、物価も上がる一方ですから、もう大変になっているのですけれども、これはよその公的な温泉施設と比べると、夜間300円とか日中高齢者300円というのは、やっぱりちょっとこれはどう考えても、入湯税そこから100円取って、200円で運営するというのはやはり無理があるなというふうに思うのです。そういう点では、やはり他の公的な温泉施設並みに引き上げて理解をしてもらうと。お年寄りも一般の利用者も、この際リニューアルしながら引き上げて、どうしても存続させたいということなので、利用者の皆さんも協力してくれという形でせざるを得ないのではないかというふうに思うのですけれども、その点どうでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 貴重な御意見ありがとうございます。基金につきましては、私たまたまちょっと去年までやっておったのですけれども、公共施設等整備基金ということで定期的に積ませていただいて、約12億程度、今基金残高があるかなというふうに思っております。ただ、それを全てこちらに使うのではなくて、やはり将来的な公共施設等の総合管理計画がございますので、そこの中で将来的にインフラ整備というのはやはりそのまま試算しますとかなりの額になりますので、そこをやっぱり圧縮しなければいけないという現実もございますので、その辺を市民の皆様、議会の皆様に説明しながら、ちょっと検討していきたいと思っております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) そういう私の意見を述べましたけれども、そういう点をいろいろ検討して、やはり圧倒的には存続してくれというのが圧倒的な声です。これまた廃止するとなると、大反対運動起きるのは間違いないです。1,600というのはよく分からないで勢いでした人もいると思うけれども、私が知っている限り1週間で集まったのです。1週間で1,600の署名集まるなんていうのはないですよ、私の経験でも。だから、これをまた廃止というようなことを言えば、もう必ず大反対運動起きますので、そういうふうにならないようにやはり知恵を絞ってやるということが今求められていると。財政的にも十分検討して、財政調整基金21億円もたまったのですから、それをちょっとずつこういう施設に、もしだったら回せばいいわけです、考え方としては。そういう点でよろしくお願いします。
次に、吉田東伍記念博物館の問題です。これ企画展を行うということで、答弁でありましたが、いつ開催する計画かお伺いします。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) ただいまの御質問にお答えします。
まだ実際の計画を、実施計画を立てている状況ではございませんけれども、遅くとも秋口までには実施したいということで今取組を進めている状況でございます。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) もう25年もたったわけですよね、四半世紀。本当に私は、最初は地元の人も吉田東伍なんて誰だというような感じだったのですけれども、日報にもこういうふうに、教科書にも載るというところまで来たわけです。それで、博物館は一回もリニューアルしていないのですよね。25年間に一回もしていないというのは、それだけ非常にリニューアルしなくてもいいもので展示していたというのもあるし、金をさっぱりかけなかったという両面あると思うのですけれども、それにしてもやはり入場者も少なくなっていますけれども、一回もリニューアルせずにここまでもってきたというのは、やっぱり吉田東伍がいかに優れた学者だったかと、まさに郷土が誇る学者だったかということを示しているというふうに思うのです。それで、こちらがそれを本当に今生かして、大きくそれをまた、偉業もまたどんどんアピールする。博物館を中心にそういう活動を大いに広げる必要があるなというふうに思うのです。その1つが企画展を秋口、久しぶりにやるということで期待していますので、ぜひいいものをやっていただきたいというふうに思います。
それにしても、現在の専任の職員はたった1名です。それも会計年度任用職員で、体制はほかに受付の派遣職員、シルバー人材センター等からですね、しかいないです。常識的に考えても、1人で研究して運営して広報するというのはどだい無理だと思うのです。私は、こういう博物館というのは日本中探してもないのではないかなと思うのですけれども、それは難しいかと思うけれども、新潟県で博物館で専任職員が1名しかいないと、それも会計年度任用職員しかいないという博物館はあるのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) ただいまの質問にお答えいたします。
大変申し訳ありませんが、県内の博物館でそういった状況、ものがあるかというところまでは、申し訳ありません、確認しておりませんでした。至急調べて御報告申し上げたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) これ前も私質問したことあるのです。そしたら、1人なんていうところ一つもありませんでしたと、全国にもないのではないかなというふうに前の課長がそうおっしゃっていました。要するに館を運営して、それで維持して、それで研究もして、特別企画展もやるなんていうのは1人でできるわけないのです。ほとんどやっぱり3人ぐらいいます。それで、今こういう偉業が大きくなったのに、実際は1人しかいないのですと、それでなかなか手が回らないのですよというふうな状況では本当に困ると思うのです。これは一刻も早く、一時2人にしたけれども、たった1年で引き揚げてしまったのです。これは、非常に難しい課題でもありますけれども、それで後継者については市職員の育成にこだわらず、後継者を外部から登用するという答弁ですけれども、これは言わば全国から学芸員的なのを公募をする、してもいいということなのですか。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) 御質問にお答えします。
明確に現段階で体制について説明できる状況ではございませんけれども、市長答弁の繰り返しになりますけれども、現段階ではあらゆる可能性を排除せずに、広く能力を有する人材の確保、育成に取り組むべきだと考えております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) もう一つはアウトソーシング、外部委託ということも言っていますけれども、これも具体的なイメージは持っているのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) ただいまの御質問にお答えいたします。
大変残念ではございますが、具体的なイメージは現在は持ち合わせておりません。アウトソーシングも可能性のところから排除せずにということで考えております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) そういう状況で、私はこれについて再三質問しているのですけれども、一歩も前進しないのですよね。それで、本当に来年度からどうするかも分からないでしょう。来年度からどうするのかというのもまだ決まっていないと。本来は、これはもう何遍も言うように、育成しながら体制を強化していくということをしないと駄目なのです。それと、貞観地震の問題だってあれ非常に大きな問題で、あれはやはり展示を変えてでも積極的に貞観地震の発見をアピールしたほうがいいと思うのです。教科書にも載って、あれが一つの大きな功績になっているのだから。そういうことが必要なのですけれども、来年度からはどうするかというのも全然決まっていないということですか。市長、ちょっとお願いできますか。
〇議長(市川英敏君) 休憩します。
休 憩 (午後 3時10分)
再 開 (午後 3時12分)
〇議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き一般質問を再開いたします。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 吉田東伍の偉業というのは、先ほど来宮脇議員が言われたとおり貞観地震のお話、これって本当に三陸を襲いました津波で非常に大きな被害を受けたという歴史がある。それを紹介している文章でありますけれども、こういったものをもっともっとPRするというのは当然我々もやっておりますし、私も知り合いみんな知っております、貞観地震の話。「吉田東伍」という文献の中にしっかりと記載されていたというのはもう20年ほど前から耳にしておりますし、PRされているものと認識しております。しかし、それ以外にもいろいろな偉業をなされた方でありますので、これからも積極的にPRし、アピールしながら地域のため、まちのためにも生かしていきたい、そう思っております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 来年度からまたどうするかというのももう迫ってくるわけですよね。来年度からは今年度よりも一歩前進の体制をぜひつくれるようにお願いしたいのですけれども、今後の在り方については、いろいろ団体とか後継者の問題とか根本的に論議せんと駄目だと思うのですけれども、ぜひそういうふうにしていただきたいのですけれども、よろしくお願いします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 誰でもがいいというわけではいきませんので、今我々のほうで、今年から嘱託職員になっているのでしょうか、非常にいろいろな知識を持った人ですので、彼から、まだ70前ですので、しっかりと取組していただく。その間に後継の人間を育成していく、あるいは採用していく、そういう方向で取組をさせていただければなと思っております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) ぜひよろしくお願いします。
それから、次に最後、新型コロナウイルス感染症対策の問題です。これ私ちょっと調べましたところ、6月5日までの、日報に載っていますけれども、阿賀野市の感染者数、全市町村のもの載っていますけれども、累計数載っていますよね、日報に。これを私人口で割ってみたのです。阿賀野市は、やっぱり多いのではないかなと。これ今年の1月1日現在の市町村の人口でこの新潟日報に毎日載っています累計感染者数を割ってみたのです、感染状況。これは、もうやられた方もいると思うのですけれども、これはやはり驚くべき結果が出ているのです。市町村で、市の段階で感染率といいますか、感染割合が最も高いのは阿賀野市です。もう断トツです。それと、町も含めると聖籠町が全体市町村で1位になります。聖籠町は、人口で感染者総数を割ると5.03%、2番目が阿賀野市で4.22%、3番目が新潟市、4.05%、4番目が、4位が南魚沼市、3.9%です。県平均は3.3%です。それで、同規模の糸魚川市が大体阿賀野市と人口が非常に似ているので、同規模の糸魚川市は2.1%ですから、阿賀野市の半分です。そういう状況で、やっぱり阿賀野市は異常に高いのです。市では県内トップであります。そういう点で、何でこうなっているのかというのをちょっといろいろ考えておられると思うのですけれども、これについてちょっと認識というかをお聞かせ願いたいなというふうに思うのですけれども。
〇議長(市川英敏君) 休憩します。
休 憩 (午後 3時17分)
再 開 (午後 3時17分)
〇議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き一般質問を再開します。
山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) 宮脇議員の質問にお答えします。
大変難しい質問をいただきました。確かに阿賀野市、率のほうが、割り返した率が高いというのは私のほうも存じております。3月議会にも同様の質問をいただいたかと思いますが、その場でもよくは分からないというお答えをさせていただきました。過去に起こったクラスター云々というその原因云々というのはちゃんと把握しておるわけなのですが、阿賀野市がどうして感染が多いのかということになりますと、これだという決め手はございません。最近においては、確かに5歳、11歳が阿賀野市の場合はほかと比べると、五泉、新発田市と比べると10%ほど若年層は接種率が低うございますが、ただもっと低いところもあるわけで、それが阿賀野市が県内でも結構高い感染率になっているという要因としても考えにくいということで、その仮説も立ててみましたが、なかなかその合理的な回答にはなっていないということで、阿賀野市の市民の皆様方が感染に対して甘いのかということでも、決してそういうこともないのだろうということになると、なぜだということになると本当にこれは霧の中といいますか、私どもも非常に頭が痛い部分でございます。ただ、市長の答弁にもございましたとおり、このたびは子供が感染をして、そして学校である程度拡大をして、それが家庭、同居家族に波及しているという、こういう構図といいますか、傾向というのは読み取れるわけなのですが、ではどこからどういう形で持ってきたのだというその辺のメカニズムというのが依然としてつかめておりません。非常に答弁にはなっておりませんが、それが率直なところでございます。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 私は市が、今の体制というのはやはり国、県とのセットですから、特に県の保健所の体制が問題だなと。阿賀野市だけでそれを本当に防ぐというのはなかなか難しい、阿賀野市独自の問題もあると思うのですけれども、それはなぜ、どういう点が言えるかというと、昨日もちょっと部長に聞いたのですけれども、新潟日報に毎日本県の検査状況、検査をどのぐらいやったのか、入院中はどうなのか、そのうち重症はどうなのか、宿泊療養中は何人なのか、自宅療養中は何人なのか、死亡者は何人なのか、退院済みは何人なのかという表が出ているのです。これが市に知らされているのか、市はそれについて具体的な対策を練る状況になっているのかというふうに聞いたら、ほとんど市は知らされていないのですというふうに答弁されたのですけれども、ちょっと信じられない。これは、内訳分かっているとみんな思っているのですけれども、今保健所、県からの連絡体制がどういうふうになっているのか、ちょっと教えていただきたいのですけれども。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) 宮脇議員の質問にお答えします。
県からの情報といたしましては人数と、そして自宅療養者の数でございます。自宅療養者の数につきましては、危機管理課のほうから情報を得ておりますが、6月3日の時点で51人市内で自宅療養されている方がいらっしゃるとお聞きをしております。あと、公式には人数の報告しかいただいておりませんが、これも先般の3月議会で風間議員のほうから非常に私のほうで元気をいただきまして、いろんな把握に努めましたところ、先般議員の皆様にお伝えした内容の情報はお届けできると、性別であるとか職業であるとか、そういった情報は議員の皆様にお届けさせていただいたところでありますが、そのほかの情報というのは、個人情報は得ているところもあればそうでないところもありますけれども、そういったやはり把握し切れていない部分もあるというのが現実でございます。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) そういう中で市がどういう対策を練れるのかというのは非常に難しいなと、やはり現実的には思うのです。やはり一義的には県の保健所が本当に体制を強化して、最初にやったパニックになる必要はありませんけれども、やっぱり具体的な科学的な根拠も示して指導すると。数字見れば阿賀野市が大変な状況になっているというのは分かるわけだから、それは県がやはりよく現地もやって特別の体制を取るなり、そういうことをするべきだと、私は第一義的にはそう思うのです。本当に子供たち、今学校が相次いでクラスターになりましたけれども、私の近所の若い人の団地もありますけれども、悲惨ですよ、子供を持っている家庭とかは。本当にそういう状況になっているのに、具体的にどうするというのは決定的なのがなかなか見えないなというふうに思うのですけれども。教育長にお伺いしますけれども、学校のクラスターの状況、相次いでいまして、特に安田小学校は後半戦、最近ちょっと収まったかのように見えますけれども、どういう状況で、どういう対策を取ったのかというのをちょっとお聞かせ願えますか。
〇議長(市川英敏君) 神田教育長。
〇教育長(神田武司君) お答えします。
1クラスで7人ぐらい出るのですね。それが2年生と5年生というふうなことで出ていますが、対策というのはこれだという対策はございませんで、やっぱり基本的な感染予防ですか、3密の回避と手洗いと、それから換気、それをしっかり行うというふうなことを再度確認をいたしました。やはり見えないところで接触があるということで、例えば体育館で2個学年交ざらないように1個学年で遊ぶようにするとか、それから友達同士でやっぱり感染している例が多く見られますので、休み時間等はやっぱり距離を取って、子供たちに指導するのは難しいのです、距離を取れというふうなのは。距離を取って、そして遊ぶようにというふうなことです。一番、答弁書にも書いてありますが、やっぱり交ざらないというふうなことは強く指導をいたしました。家庭のほうにもゴールデンウイーク前に1回と、ゴールデンウイーク後にも、また5月半ばでしょうか、お便りを出して、友達とできるだけ接触しないように、土日は家族で、今はやっているから家族で過ごすように御協力をお願いしたいという家庭のほうへの文書も出して注意喚起を行っていると。余談ですが、ここ6日間ぐらい学校から市内発生ございませんで、ほっとしているなというふうなところで、ようやく阿賀野市全体もゼロになりましたし、ちょっと落ち着いてきたかなと思っておるところでございます。
〇議長(市川英敏君) 宮脇議員の質問時間、先ほどのロスタイム15秒追加しますので、よろしくお願いします。
宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) では、15秒使って。15秒入れてもあとちょっとしかありませんので、最後に経済的支援の問題です。先ほど言いましたように、特に子供が感染したら濃厚接触者となる家族全員が7日間の休みを取れというふうになっているわけですよね。もう大変なのです。私も先ほども言いましたように、もう家族全員が外に出られないで7日間なのですよと、商売やっているところはシャッター下ろさないと駄目。7日間の売上げ、食品を売っているところはもうこれでゼロなのですと、誰も助けてくれないと。それと、パートに行っている人はどこも補償してくれないということで、本当にそれも子供をやっと学校にやってもまた休みになるかもしれないと、本当に大変なのですということで、ところが何の補償もその人たちにはないわけですよね。それと、考えられるのは通学バス、学校も急に閉鎖するわけですから、通学バスの運行会社とか学童保育も当然休みにするわけですよね。学童保育も非正規の人も結構いますけれども、そういう人に補償はしなくてもいいのですか。一般的な商品券を発行したからとか今度は5,000円の商品券を配るからいいというふうに答弁していますけれども、そんなのでいいのですか。本当にそういうところまでやはり一緒になって頑張ろうと、その代わり市としてはやれるのやりますと、そのための臨時交付金も来ているわけではないですか。同じことばかり何か単純なのを繰り返しているけれども、こういうきめ細かさが大事だと思うのですけれども、その点どうでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 感染された方の御家庭の経済的な負担、私自身、申し訳ないのですが、全然耳に入ってきておりません。想像では確かに買物もできない、あるいは家に閉じ籠もりながら子供たちの面倒を見たりする、非常に勤めに出られない、そういった部分で仮にパートであったり、臨時で勤められていれば、給料の面でもらえないというような状況も生まれるのかもしれません。ただ、先ほど申し上げましたとおり、具体に私のほうにどういうような状況が生まれていて、どういった支援が欲しいというようなことについては一切届いてきておりません。また、先ほどスクールバスのお話が出たりしておりますけれども、そういったところについては契約金は変更いたしませんので、そのままお支払いはさせていただきます。ですから、そういった面での雇用者への影響というものは全くないというのが状況でございます。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) バスの運行会社はそういうことなのですね。学童保育の非正規の人はどうなのですか。それも補償されるのですか、休んでも。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 休みを取っていただくことはしておりませんので、通常勤務と理解しております。感染していれば別ですよ。学童保育を休園にしていても勤務はしていただきますので、給料のほうはお支払いすると。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) その学童によってちょっと違うかもしれないけれども、休んだというところがあって、補償はないのですというふうに言われていましたので。
それと、市長はなかなかそういう点では若い人の家庭、小さい子供が感染したり、濃厚接触者になって1週間休みになった家庭というの、私はこの間5人に会っているのです、そういう家庭に。それで、大体若い人だからみんなインターホンですよね。インターホンでなかなか出ないけれども、どうも変だなと思って、車あるのに。それで、何回か押すと、すみません、今子供が感染して1週間人と接触できないのですと、今買物もどうしようかということになって、県がくれると聞いたけれども、くれる家庭とくれない家庭があると、食料品ですね。何か基準があるらしいのです。それと、私はパートに出ているのだけれども、パートもとても怖くて、大体会社から来るなと言われるということで、これ収入も減っているし、本当に頭がおかしくなりそうだというのが5件もあったのです。びっくりしました。安田小学校がクラスターになったときがちょうどあれだった。私の裏の団地も結構その人たちがいて、本当にこれは大変だなというふうに思ったので、そんなにいっぱい経済的支援をするということは要らないかもしれないけれども、県の基準の食料支援に当てはまらなかった人とかある程度やっぱり金銭的にも、お見舞い的なていでもいいですから、大変でしたねと、ぜひこれからも気をつけて頑張りましょうというのをやると全然違うと思うのですけれども、その辺やっぱり声が届かないというのはよく分からないのだと思うのですけれども、歩いている人はよく分かりますよ、本当に大変になっているのだと。ぜひその辺のきめ細かさを、やっぱり自治体でしかできないのだから、していただきたいなと最後に思いますけれども、どうでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 宮脇議員の一般質問、これで終了いたします。
〔「15秒です」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 15秒十分に過ぎましたので、休憩挟みながらの質問、ありがとうございました。
これから15時50分まで休憩いたします。
休 憩 (午後 3時35分)
再 開 (午後 3時50分)
〇議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
10番、岡部直史さん。
〔10番 岡部直史君登壇〕
〇10番(岡部直史君) 日本共産党の岡部直史でございます。通告に従いまして、3点質問をいたします。
1番は、ヤングケアラーへの対応についてでございます。午前中も質問がありました。国、県による実態調査が行われ、社会問題として解決する方向性が共通認識になっています。ただ、これは一部の人ですよね。だから、厚労省では社会的認知度を向上させるという、こういう言葉を使っているのですが、私も向上させる、いわゆる大勢の方からこういう制度を、制度ではないけれども、こういう状況を知ってもらうということは基本的に大事なことだというふうに思います。それで、市としての具体的な対応策についてお伺いいたします。
2番は、市の産業振興策と雇用対策についてでございます。
(1)阿賀野市産業経済振興条例が平成21年3月に施行され、平成24年3月、産業経済振興基本計画が策定されたと承知をしております。10年間の検討委員会等の検討の成果を踏まえて、今後の市の産業振興及びまちづくりにどのように生かしていくのかお伺いをいたします。
(2)番、厳しい雇用状況が続いています。特に若年層、女性の就労支援についてお伺いをいたします。
最後3番は、地方創生臨時交付金についてでございます。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を拡充をして、コロナ禍における原油価格、物価高騰対応分が創設をされたところでございます。政府のほうの活用が可能な事業例といたしまして、中小業者支援、子育て支援、農業者支援など26項目が例示をされておりますが、本市での活用についてお伺いをいたします。
以上、よろしくお願いします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 岡部議員の御質問に順次お答えをいたします。
初めに、ヤングケアラーへの対応についてであります。昨年度に国、県が実施した調査結果について精査をいたしました。その結果、全国、全県の傾向は把握できておりますが、県の調査における本市の調査サンプル数が中学生と高校生を合わせて108人と少ないなど、具体的な支援につなげるための情報が不足していることから、改めて市が独自に調査をすることといたしました。調査対象や実施方法などの具体については、健康推進課、高齢福祉課、社会福祉課、生涯学習課、学校教育課の関係各課で協議し、決定してまいりますが、対象者にどのような困り事があるのかなどを調査し、各種の介護サービスや経済支援など個別具体的な支援につなげることを想定しております。今後につきましては、加藤議員にもお答えしたとおり、7月に市独自調査を行い、10月までに調査結果を集約し、11月をめどに施策方針を取りまとめることとしております。したがいまして、具体策について今のところお示しできる状況ではありませんが、施策方針の取りまとめ後に実効性のある支援策をお示しする予定であります。
次に、市の産業振興策、雇用対策についてお答えをいたします。初めに、産業経済振興条例及び産業経済振興基本計画についてであります。まず、平成21年4月施行の産業経済振興条例に基づき、平成24年に産業経済振興基本計画を策定したところであり、将来像には「にぎわいを創出する産業のまち阿賀野」を掲げ、産業振興に取り組んできたところでございます。計画期間については、平成24年度から令和3年度までの10年間としており、この間に検討委員会を4回開催し、取組内容を進捗管理してまいりました。その具体といたしましては、異業種間交流である産業フェアの開催、企業間連携による協業化、地域内の循環、阿賀野ブランドや新ビジネスの創出、個別課題解決の支援、創業支援などに取り組んでおり、今後も引き続き産業経済の活性化に努めてまいりたいと考えております。
次に、若年層や女性の就労支援についてであります。今年度から若者就労促進支援事業といたしまして、下越地域若者サポートステーションが当市に設置している阿賀野サテライトにおいて、就労についての悩みを有する15歳から49歳までの若者を対象とした相談事業に加え、新たに若者就労促進を図るため、市内企業においてジョブトレーニング、就労体験ができるよう協力企業の募集を開始したところであります。加えて、新たに若年層、女性を含む就労希望者に向けた市内事業所の活動内容などを紹介するあがの就活図鑑の策定に取り組んでいるところであり、今後も引き続き若年層や女性の就労を支援してまいります。
最後に、地方創生臨時交付金についてお答えをいたします。議員のおっしゃるとおり、国では従来の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に加えて、新たにコロナ禍における原油価格、物価高騰対応分として1兆円の予算を確保しております。このうち8,000億円を全国に配分し、当市には2億620万円の限度額が示されているところであります。当市におきましては、この交付金を最大限活用するため、全市民の生活支援を目的とした独自の事業について、このたびの補正予算に計上したところであります。具体的には商工会が実施するプレミアム付商品券の販売に必要な費用への補助と、このプレミアム付商品券と同じ店舗で利用できる5,000円分の商品券を全市民に配布する事業であります。これは、燃油価格や物価の高騰が全ての市民の生活に負担がかかるものであることを踏まえたもので、地域経済の活性化と市民生活の負担軽減を同時に図る取組を行うものとなっております。国による4月の消費者物価指数では、食料及び光熱、水道費目を合わせまして、前年同月比14.7%の上昇が見られ、さらに一部の食料品では7月以降も順次値上げが発表されているところであります。これを踏まえまして、当市といたしましては今ほど御説明申し上げました取組の着実な実行を進めながら、引き続き社会情勢の変化による市民生活への影響に注視し、今後も臨機応変に対策を講じてまいります。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) ヤングケアラーの問題について、午前中の加藤議員の質問、答弁がありましたので、ちょっと確認の意味で質問をまずさせていただきたいというふうに思いますが、当市でヤングケアラーというか、困っている人の事例はあるのかという質問に対して、学校のほうからは特にそういう報告はなかったけれども、要保護協議会というのですか、そちらのほうから2人、そういう事例があったというふうに答弁があったと思いますが、要保護何とか協議会という、それについてちょっと説明をしていただきたいというのが1点です。
それから、いわゆるこのお知らせといいますか、啓発で広報に掲載をしたというのがありました。それから、チラシの配布もあったということなのですが、広報は分かるのですが、チラシの配布というのはどういうところに配布をされたのか、まずそれお伺いしたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 吉川健康推進課長。
〇健康推進課長(吉川麻子君) ただいまの質問にお答えいたします。
まず最初に、要保護児童対策地域協議会とはどういうものかということですけれども、児童虐待の事務局となっております。支援が必要なお子さんですとか虐待が疑われるお子さん、養育的に問題のあるお子さんなどを支援をする事務局ということで、関係機関としまして保健所、あとは学校、警察、消防、民生委員等、地域の方たちと連携をしながら虐待の早期発見、予防に努めている協議会でございます。
それから、続きまして広報以外にどのようなチラシの配布をしたかということでありますけれども、広報のほうは5月号のほうに掲載をしておりますし、4月に福祉の関係者、あと民生委員、地区の組織、健康推進員等に対して、県が作成をしていますリーフレットのほうを配布して周知のほうを図っております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) それから、県の調査があり、実態調査の内容については先般新潟日報等でも記事になっておりますけれども、県のこのサンプル数が108人なのですね。県のやった調査のサンプルに該当した人が阿賀野市で108人と、そういう意味だというふうに思うのですが、具体的にその調査の方法というのはどういうふうにやるのでしょうか。普通我々考えるのは、アンケート調査って市のほうから封筒が来て、その封筒を開けると設問の一覧表があって、返信用の封筒が入ってきてという、そういうのを思い浮かべるのですが、県のほうでやったアンケートというのは具体的にどういう方法でやったのか承知していますか。
〇議長(市川英敏君) 神田教育長。
〇教育長(神田武司君) お答えします。
文書でやり取りするのではなくて、とてもやっぱり人に知られたくない情報がいっぱいなわけです。LINEとかSNSといいますか、県独自の電子メールというか、あれを使ってアンケートを取りまとめたと聞いております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 厚労省の調査は、三菱UFJというのですか、大手のそういうところへ調査を丸投げというのだろうか、依頼をしたというふうに聞いておりますし、県のほうもそういう民間でやったのでしょうか。私心配するのは、心配しなくてもいいのかもしれませんけれども、そういう今おっしゃったような形でやった場合、そういう環境が整った家庭が全部ではないわけですよね、恐らく。だから、そこら辺はちょっと心配しているのですけれども、それは後で聞きますけれども、市のほうもやるわけで、やるということなので、当然調査の方法については考えていらっしゃる、7月からやるというのですか。その辺のところで懸念がないのかどうか、ちょっとお答えください。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) 岡部議員の質問にお答えします。
そこがやはり一番心配だったところであります。デリケートな問題でありますので、質問の内容によっては子供を傷つけることにもなりかねません。そこで、どういった、今案の段階でありますが、関係課で今検討しているのは、まずは全子供、小中学校の子供を漏れなく対象にするということが1つと。そして、直接子供とか親御さんにお聞きしたほうがいいのか、それともそれに代わるものが、方法があるのかということを今検討して、一つのイメージとして子供をよく知る、一番長時間長くいて、1日のうちで一番長く接しておられるというのが学校の先生でありますので、学校の先生から見て忘れ物が多くなったとか、あるいは服装の乱れが最近目立つなとか、お風呂に入っているのかなとか、よく居眠りするなとか、そういった普通の日常の学校生活の中で、あれと思って気になる子というのは先生から見れば、プロの先生ですから、お分かりになると。そういった子供を、全部の子供からそういった子供をピックアップして、チェックシートでもってチェックしていくという方法プラス、先ほど申し上げました要対協で把握している子供に対しても行う。そして、独り親でありますとか、家計がなかなか経済的な不安があるという子供を対象に就学援助ということで認定をさせていただいております子供、今370人ほどおられるということでありますが、こういった方、子供を対象に先生方がチェックシートに基づいてチェックをすることによって、直接お聞きするとかしなくても、ある程度の信頼できるデータが集まるのではないかと、このようなことで今考えて取りまとめ、協議を行っているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 健康推進課から学校教育課まで広い方たちが協議をしながら進めていかなければならないという問題なのですが、これらの課といいますか、全体でもいいですが、そもそもヤングケアラーというのはどういうものであるか、定義ですね。定義や、あるいは今部長がおっしゃったような、調査に当たってはいろいろこういう問題があるとか克服していかなければならないとかという、そういう共通認識になるような会議といいますか、協議会というのはこれ阿賀野市ではやられているのですか。
〇議長(市川英敏君) 神田教育長。
〇教育長(神田武司君) 一部分お答えをいたします。
阿賀野市での全体の取組は、健康推進課がリードを取ってやっておりますが、学校教育課といたしましては校園長会で話をいたしました。ヤングケアラーの特徴は、知られたくない、話をしたくないという、自分もヤングケアラーという自覚がないとかであります。ですから、アンケートの回答率は低いのだなと私は思うところでございます。したがいまして、一番頼りになるのは先生方の鋭い目といいましょうか、探し出す、気配りできる目といいますか、だというふうに考えております。したがいまして、ヤングケアラーの早期発見のためのアセスメントシートというものがあるのです。それを全職員でそれに取り組んで、先ほど部長が話ししたようにこういう姿になっているお子さんは危ないぞというふうなのが出てきます。そして、その子供と1対1で今度親密に話を聞き取っていくというふうな方法を取ってもらいたいといいますか、取り組んでもらいたいという話はしております。分かりにくくて申し訳ありません。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) もっと進めて、教員一人一人の方にそういう講演というのでしょうか、共通認識になるような、勉強会と言えばいいのか、そういうのをやっぱりやるべきだというふうに思うのです。アンケートももうすぐやるわけですから。国、それから新潟県もそういう調査とか、こうやるべきと流れてきていますけれども、ここ数年間に一部のやはり自治体では取組を若干先にやっているのです。例えば私聞いているのは埼玉県であるとか、あるいは神戸市、神戸市というのは非常に残念なことなのですけれども、令和2年にヤングケアラーを卒業というか、20代のヤングケアラー経験者の女性の方が祖母に乱暴を働いて、結果的に亡くなったというような事態があって、神戸市は全国に先駆けていろいろなこれに対する対応をしていると。そういうところを聞きますと、今おっしゃったように対象は子供ですよね。それで、これはある意味日本の悪いほうの特性だと思うのだけれども、そういうことというのは自己責任、親の世代というか、大人も半分そう思っているわけで、自己責任、それから家庭の中で処理をするという考えはずっと根強いのです。そうしますと子供は、もう一つはそもそもヤングケアラーとはどういうことなのかというのをヤングケアラーに客観的になっている方、子供も、そうでない子供も分からないのです、自分で。ヤングケアラーになったというか、そういう方はきっかけは家庭の中でお手伝いなのです、きっかけは。だから、自覚がないわけ。家庭の中ではみんな困ったことがあったらお手伝いしなければならないよと、あなたの兄弟が身体的にも精神的にもちょっとついていけないところがあるのだ、あなたいろいろ援助しなければならないとか、それからおじいちゃん、おばあちゃん、そういう形で表れているのが特徴なのだそうです。そうしますと、教育長今言われた教員の方の目といいますか、それはそうだと思うのだけれども、やや上から目線ではないかなという気もしないではないのです。だから、そういう子が置かれた、子供が置かれた実態も含めて、やはり日頃接触している教員の方は、私ここに書いてあるような、市役所の3分の1ぐらいのあれが各課合計するとなるのだけれども、それでも福祉関係の課や、そういうふうに仕事しておられる方はある程度理解はあると思うのです。ただ、これ学校となりますと、全然個々の教員の方は畑違いなわけですよね。さっきもコロナの対応出てきましたけれども、コロナの対応だって保健所から指導なければ、そんな学校の教員の方は専門家ではないわけだし、これも同じですよね。だから、子供と接触している現場の教員の方までこのケアラーに対する認識と対応というものをやはりしっかりと身につけなければ、鋭い目だけでは私は調査はうまくいかないというか、正確な数字は出てこないのではないかと危惧しているのですけれども、どうでしょう。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) お答えいたします。
まさに岡部議員がおっしゃったことが全てでございまして、加藤議員の今朝ほどの一般質問でもお答えしましたとおり、昨年の夏に小中学校の先生と、そして高齢福祉課のケアマネも含めた中で、高齢者がいる家庭でお孫さんに当たる方がケアしているとも限りませんし、ケアマネは高齢者世帯をよく知っているという存在でもありますので、そういった家庭の事情をよく知る人たちが集まって、今岡部議員がおっしゃいました、ヤングケアラーというのはこういう人たちをいうのですよと、基礎の基本を押さえていないと統一した物差しで測ることができません。そこで、ただ単にお手伝いと先ほど岡部議員おっしゃっていましたが、お手伝いの域を超えて、それが子供本来の学業であるとか、遊ぶという大事な過程も、過程というか、時間も奪われてしまっているということが、これが深刻なことでありますので、お手伝いをする云々ではなくて、お手伝いをすることで、それも毎日毎日2時間、3時間というような時間を取られることで、本来宿題、また予習、復習とかの学校の生活に支障が出ている、授業に取り組めない、眠ってしまうという弊害があるということが、概略、ざっくりですが、ヤングケアラーの定義であると。もっと実際は細かいところまで研修をさせていただいておりました。そういった部分を、物差しの目盛りを研修して統一することでこの問題に対して、この課題に対して取り組んでいくということを昨年やってございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 何もかも一遍にということは無理だとは思いますが、しかし19歳になったから解決したということではないですよね。18歳の方までをいわゆるヤングケアラーというふうに位置づけているのですけれども、その方たちが、やはり家庭の中でケアをしている人はずっと続いていくわけですよね、19歳になっても20歳になっても、あるいは30、40になっても。だから、一般的に私たちケアと介護というのは今まで介護保険というのが頭にあって、一定の年齢になれば皆さん身体的にも支障を来してきて、いわゆる介護保険というのがあって、それを使っていこうというのが、今から二十数年前ですか、介護保険制度ができましたね。だから、一般的にはそういうことだと思うのですが、しかし家庭の中で介護を必要とする人というのは必ずしも高齢者だけに限らないという、これは考えてみたら当たり前なのですが、数は少ないけれども、そういう人がいる家庭があるというのは当たり前の話で、そういう中で特にこれからしっかり勉強したり、あるいは人間として育っていくことが必要な、いわゆるヤングの人たちにそういう実態があるということが最近になってこれでいいのかという話になって、現在に至っているというふうに思うのですが、ですからヤングを卒業したと言えばいいのか、一定の20、30、40歳になっても相変わらず家庭の中で介護をやっているという方も、それは調査はしてみないと分かりませんけれども、そういう方は当然いらっしゃるとは思うのですが、そういうことというのは実際把握というよりも、相談というか、そういう事例というのはやっぱりありますか。年齢に関係なくというのですか。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) 岡部議員の質問にお答えします。
この質問の事項とちょっと、ヤングケアラーではなくて8050問題のほうに入ってきているのかなというような部分もございます。80歳の親御さんと50歳の息子さん、もしくは娘さん、どちらかが介護が必要だというような時代、そういう課題にも共通していることなのですが、なかなかこれも見えにくくなっております。私どもの民生部の健康推進課の中にこども若者相談支援係というところがございまして、こちらのほうでひきこもり等も報告をいただいた中で対応させていただいているところでありますが、やはり把握はしてございますが、全数かというとそうでもない部分がありまして、ここも難しい問題でありますので、今岡部議員の質問でそういうことは把握をしているか、分かっているかということについては、ヤングケアラー以外でもそういった事例は、全数でないにしても把握できるところは把握しているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) では次、2番のほうに移ります。
産業政策、雇用対策でございますが、先ほど申しましたように産業経済振興条例、これは非常に優れた条例であり、その条例制定の経過につきましては当時も議員職にありましたので、理解をしているところですが、その途中でといいますか、8年間私議員職をやっておらなかったわけで、その条例とそれに基づく阿賀野市の政策というのはどういうふうになってきたのかなということをちょっと知りたくて、私なりに前の記録を調べたりしているのです。それともう一つ、私今回2年前に議員になってからすぐ道の駅のことも質問しました。それも過去のことがちょっと分からなくて質問した経過があるのですが、そういう道の駅の在り方なんかも私は実はこの産業経済振興条例に基づいて、何かいろいろ行政や議会や、あるいは民間の方が審議をされて、そういうことを道の駅計画につないでいったのかなというふうに、のではないかと思って質問したのですが、あんまりそうでもなかったというようなことが分かりましたけれども、10年間ということで一応の何かめどをつけたというような答弁でありますけれども、しかし非常に優れた内容でありますので、これはやっぱりそういう精神に基づいて、特に今までの質問にもありましたけれども、コロナ禍や、それからいろんなこの振興条例つくった当時は想定していなかった問題が出てきているわけなので、ぜひこの条例の精神を生かしたような産業政策をやっていただきたいというのが私の質問の趣旨であります。その点について1つお伺いしたいのと、もう一つ、具体的にその取組について産業フェアというのは分かります。チラシも入ったり、毎年積極的にやられておりますが、先ほどの答弁の中で具体的に企業間連携による協業化、地域内の循環、阿賀野ブランドや新ビジネスの創出、阿賀野ブランドについてはいろいろ若干承知しておりますけれども、それから個別課題解決の支援、創業支援などに取り組んでおりますという答弁でしたけれども、これかいつまんでそれぞれの項目どんな内容で取り組んでいるのかお知らせください。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 最初に、こちらの計画につきましては、市議会自ら発議によって平成21年3月25日に阿賀野市産業経済振興条例が制定され、4月1日に施行いたしました。この条例に基づきまして平成22年、23年度に計画策定作業を進め、平成24年3月に産業経済振興基本計画を策定したと認識しております。また、条例の目的であります市の産業振興及び産業集積による地域経済の活性化を図るため、市民をはじめ行政、事業者、各関係団体が協働し、にぎわいを創出する産業のまち阿賀野を構築するという基本理念は現在も変わっていないというふうに考えております。しかしながら、計画期間が令和3年度で10年となっており、産業基本計画の具体的な取組計画においては抽象的な内容が多く、平成23年度に成果指標による総合計画を策定し、産業経済基本計画は分野別計画であったことから、その行政経営システムにおいて、成果指標に基づき施策、基本事業、事務を評価、検証し、進捗を現在まで行ってきたところでございます。
次に、現在各取組状況ということでございますが、最初に産業フェアの実績といたしましては、こちらは平成24年度から始まり、毎年11月上旬に開催し、120から150の出展者があり、来場者は1万人程度となっております。その実績としては、取引拡大や産業連携があった事業所は毎年15程度あったものでございます。
次に、企業間連携による協業化、域内循環の実績でございますが、こちらは行政、事業者、各関係団体が連携し、国の地域経済循環創造事業交付金を活用して、平成27年度には阿賀野市産を凝縮させた和風ダイニングレストラン及び新たなクラフトビールの開発、製造販売による地域経済循環事業や、平成29年度には地域資源と新産業を活用した異業種連携による経済活性化プロジェクト、商業施設、瓦テラスを開業したこともございます。
次に、阿賀野ブランド創出、域内循環の実績でございますが、平成29年、30年に阿賀野市発ブランドづくり事業において、お菓子と農業のコラボ商品としておむすびロール、花ティグレなどの商品を開発したほか、28年、29年度にはあがのわくわくドリーム入選者実現化事業において、阿賀野市の食材にこだわったつけ麺、ごずっちょソフトクリームなどの商品を開発したところでございます。
次に、新ビジネスの創出、個別課題の解決支援、創業支援の実績でございますが、こちらは23年度に策定した創業支援事業計画に基づきまして、4商工会、金融機関、にいがた産業創造機構、市が情報共有を行うことで創業相談ワンストップ窓口の設置、事業計画の策定から創業後の経営支援まで一体としてサポートしてきているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 内容が分かってまいりました。これ今までの取組を今お知らせいただきましたが、これの財源というのは全部市単独ですか、それとも何か国、県の補助事業の活用というのはあったのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 例えばでございます。先ほど言った阿賀野市産を凝縮させたダイニングレストラン、こちらの事業とか瓦テラス事業につきましては、国の交付金とか有利なものを使って事業を実施しておりますし、ほかの部分でも補助事業を活用できるものは補助事業を活用して実施しております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 10年間ということで検討委員会は一応終わったわけですね。検討委員会というのはもうなくなったわけですか。こういう立派な計画をつくって、その計画を基にしていろいろなことをやってきたわけなのですが、これを今後進めるという、そういう委員会なり、それは今なくなったというふうな理解でいいのでしょうか。一応10年間の区切りをつけたので、お休みといいますか、また改めてメンバーも変えなければならないでしょうけれども、検討委員会という名前かどうかは分かりませんけれども、そういう委員会的、協議会的なものを今後もやっていくという、そういう計画はあるのでしょうか。それは、全部もう終わったということですか。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 昨年度、令和3年度にこの委員の選出をいたしまして、公募のほうは応募者がなかったわけですが、商業部門、観光部門、農業部門、見識者、県の地域振興局等から6人を委嘱いたしました。こちらの中での第1回目の会議といたしましては、平成26年度から元年までの取組に係る実施報告をし、意見をいただいたところでございます。第2回においては、産業経済振興基本計画の今後の方針について御検討をいただきました。その検討の結果、提言の提出がございまして、提言の内容といたしましては、産業経済基本計画の基本理念は総合計画においても同様の理念が継承されており、年度ごとの成果指標を活用したPDCAサイクルによる施策基本事業の進捗評価が行われている。よって、次期産業経済基本計画については総合計画において位置づけるものとし、事業の検証を行っていくことが望ましいとの内容でございましたことから、提言書のとおり総合計画に包含するということで進めてまいりたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) もう一つ質問しますけれども、その流れというのは、いろいろどういうことをやってきたかというのは大体答弁聞いて分かりましたけれども、農業のこともここには一応入っているわけですよね。今までのこういうことをやってきたというのは、農業に関わるのはちょっとないというか、薄いというか、そういう気がするのですけれども、それはどういうことでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 先ほどお菓子のところでもお話ししたのですけれども、お菓子と農業とのコラボ商品というのもございますけれども、例えば食・農業イノベーション拠点整備事業ということで、地元農産物、食品の高付加価値をつけるため、平成28年度から食品乾燥加工の実証施設を整備し、現在は5つの事業者が食品乾燥加工事業を行っている実績もございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) この立派な計画ができたわけ、ただ当時とまた何年かたって経済状況も違っていると思いますので、ぜひこの計画をベースにしながら様々な振興策を今後も進めていただきたいということをお願いをしておきます。
それから、最後の就労支援の関係ですが、これも私経過やそういうのはちょっと分からない点があるのですが、令和4年度の事業の中で出てきましたけれども、サテライトというのですか、何というのですか、若い人たちへの就業支援というのは今までもあったわけですか、市の政策として。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 地域の若者サポートステーションということで、こちらのほうが県内に設置されておるのですけれども、そこの中で阿賀野サテライトということで、そちらのほうで毎月第1、第3の火曜日にこういう若者の方の相談を受けておりました。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 相談の実績というのはどの程度なのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 実績につきましては、令和2年度の実績になりますが、相談件数は年間43件、そのうち進路決定者数は正社員で3人、正社員以外で3人となっております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 24年度は、一応これ実施計画頂いたのには新規となっているのです。若者就労促進支援事業、新規になっているのですが、ただ事業費的には24万7,000円なのですけれども、なのでこれ具体的にどういうことがやれるのかなということをちょっと疑問に思ったわけなのですけれども、もう少し具体的にそういう相談受付の場所はどこで、具体的に24万幾らだから常駐の人というか、職員を張りつけるわけには、臨時の方も含めていかないのだろうと思いますけれども、そういう形で新規事業だということの表現なのですが、どういうことが期待できるのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 先ほど答弁させていただいた部分は、今やっている部分でございまして、やっている場所は水原公民館でやっております。新たな事業に関しては、先ほど市長答弁にあったとおりジョブトレーニングということで、就労体験というものを今年度新しく事業ということで開始いたします。内容的には、働いた経験の少ない方が就業の適性を知るため、実際に作業に行って確認し、働く意欲を高めるプログラムとなります。今年度は、新たに下越地域若者サポートステーションへ委託し、阿賀野市内の企業においてもジョブトレーニングができるよう、職場の見学や就労体験の受入れ企業の募集を現在開始したところでございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 十分だとは言えませんけれども、新規ということでそういう就労支援を一歩でも進めようという、そういう姿勢は評価をいたしますけれども、これは1年たって、もっとこういう事業は進めていただきたいというふうに思うのです。これは、全然同列には置けないのかもしれませんけれども、たしか五泉市はそういう就労支援というのをかなり前からやっていますよね、これ新津職安管内ではありますけれども。阿賀野市で五泉市並みにとは言いませんけれども、やはり五泉ではそれなりに、あれは職安から来ているのかな、臨時的な職員の方をやっぱり張りつけてやっているということを聞いておりますけれども、やはり行く行くはそういうスタイルに、できるかどうかは別として、県との関係があるとは思うのですけれども、そういう方向づけでやっぱり積極的にやっていくということが必要だというふうに思いますけれども、これからのことになりますけれども、どんなでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 議員のおっしゃるとおり、こういうような取組の検証も必要ですし、また新たに不足な部分の事業とか、今回ちょっと答弁にもございましたが、あがの就活図鑑ということで、市内の有望企業を紹介して魅力を知っていただくことで市内企業の就職につなげるとか、そういうような取組も今進めておりますので、そういうのをまた見ながら考えてまいりたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) では、最後に臨時交付金についてでございます。一部宮脇議員が最後のほうで使い道ということで述べられました。それで、制度の正確な名前はちょっと忘れましたけれども、いわゆるコロナの影響で、さっきの宮脇議員の質問にもあったわけですが、やっぱり休まざるを得ないと、その分賃金がいただけないということに対する国の補填制度というのはたしかあったと思うのですが、ただこれは手続上いろいろ面倒なので、果たしてどれくらいの人がそういう申請をしているのかというのはちょっと疑問な点がありますが、この制度はたしか当初の期間より延長されたというふうに聞いていますけれども、延長されたというのは間違いないですか。
〇議長(市川英敏君) 大橋商工観光課長。
〇商工観光課長(大橋晋一君) 議員がおっしゃる制度かどうかはちょっとあれなのですけれども、今そういう方に対しての制度としては小学校の休業等の対応助成金というのがございます。こちらに関しまして内容的に言うと、小学校休業等の対応、補助金についてはやっぱり厚生労働省における労働者を雇用する事業者向けの助成制度となります。新型コロナウイルス感染症による影響により小学校等が臨時休校となった場合に、その小学校等に通う子供の保護者である労働者の休暇に伴う所得の減少に対応するため、正規、非正規を問わず有給の休暇を取得された事業主へ助成するものと認識しております。こちらにつきましては今期間が延長されて、現在は4月1日から6月30日までの休暇分について、8月31日まで申請ということで把握しております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) これは、事業者に補助を出すということで、そこでネックになっている制度だというふうに思うのです。これがうまくいっていれば、先ほど宮脇議員の質問の中で、やはり休まざるを得ない方が賃金補償されるのですよね、理屈の上では。だけれども、これがうまくいっていない。だけれども、やっぱりそういう要求があるから、コロナが収束して何かそういう人たちが減ってきたという状況ではないものだから、政府のほうでは延長したわけですよね。だから、客観的にそういう要求といいますか、困っている人というのは客観的にはいらっしゃるのです。残念ながらこの制度のやり方が、ちょっと私から言えば欠陥があるといいますか、そういうことであんまり利用されていないと。しかし、困っている人がいるから政府のほうでは延長したということだというふうに私は理解をしております。
それで、市長も直接的になかなかそういう困っているという事例は聞いたことがないというふうな先ほどの答弁でした。ただ、先ほどの答弁の中、最後にやはり市民生活への影響を注視をしながら今後も臨機応変に対策を講じてまいりますと。私提案したいのは給食に対する補助です。個々の父母の皆さんに補助をするという意味ではなくて、私具体的に聞いているのは、たまたま私立保育園の理事をされておられる方が、この間理事会あったけれども、御承知のように諸物価高騰、給食材料も当然高騰しているわけです、十何%とか物によっては。非常に頭が痛いと、頭を抱えていたという、そういうことを具体的には聞いております。給食ということになると、これは当然学校のほうもですね。それで、教育長、あるいは学校教育課長でもいいですが、このコロナの問題云々という話が出る前にいわゆる学校給食の会計で、これは10年かもっと前に私がたまたま議会の総務文教委員していたときの話なのですが、やっぱり払えない御家庭がいて、それであれは独立会計ですから、学校の給食会計。年度末で報告があるのだけれども、未納というのが問題になったということありましたよね。議会の委員会でも問題になりました。そういうことというのは最近はないのかなということが、ないのでしょうかというのが1つと、それから今ほどお話ししましたように学校給食の会計も大変だと思うのです。家庭もみんな大変だけれども、特に会計が別になっているわけですから。その辺は実情というか、どんなふうに認識しておられますか。
〇議長(市川英敏君) 神田教育長。
〇教育長(神田武司君) 過去に給食未納というふうなことで問題になったことがありますが、私の聞き及ぶところによりますと、年度末にはちゃんと納められているというふうな認識でおります。
それから、もう一つは御質問は何でした。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 給食費の……
〔何事か呼ぶ者あり〕
〇10番(岡部直史君) 質問しますから、お座りになって。改めて質問します。過去のことと今とごっちゃになって質問したからちょっとまずかったのですが、過去にそういう問題があったことは事実なのです。それで、最後は何かもう校長先生がポケットマネーでやったとかやらないとかという話まで、過去にですよ、そういうことがあった。いわゆる払えない家庭が存在したということはあったわけですよね。今このコロナの中で、先ほどもいろいろ言いましたけれども、そういう関係で未納ということが発生をしているかどうかということが1つと、一般的に食材も値上げになっているわけですから、今学校給食の会計というのは影響あるでしょうと、ないわけはないのだけれども、その辺の実情はつかんでいますかという、こういう質問です。すみません、ちょっと質問の仕方が。
〇議長(市川英敏君) 神田教育長。
〇教育長(神田武司君) 1点目は把握していないと、把握していないではなくて聞いておらないというふうなことで、未納者はいないというふうな認識でおりまして、物価高、燃料の高騰ということで春先に給食の栄養士と教育委員会と話合いを持ちまして、値上げですね、どうかというふうな話をやりました。結論的に言いますと、今の値段、小学校1食300円、中学校340円で食材の工夫をしながらどうにか賄えるであろうという現場の声でありましたので、値上げの予定はございません。というのは、もともと各市町村と比べると余裕を持って当たれる金額であるというふうなことが理由の一つでありますし、米の価格が、ほかは上がっているところが多いのですが、米の価格が下がっていると、主食が下がっているというふうなことも一つであります。共同購入等工夫しながらやっていけるというふうな話合いの結果でありました。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) それは、値上げしないというのは幸いではありますけれども、これからこの物価高騰がどういう状況になるか分かりませんよね。品物によっては、会社によってはこの間2回値上げしているところもありますし、6月、7月以降もどういう状況になるか予断を許さないといいますか、こればかりはもう分からないということで、私が今後の問題として提案したいのは、それは各方面みんな困っていますよね。給食だけではないわけなのですけれども、しかしこういうところにしわ寄せが及ぶのをやはり防ぐというのもこの臨時の政府の持ち出しの趣旨でもあるのです。26項目の事例の中ではそういう学校、子供への対応云々かんぬんというのがありますので、ぜひ今後検討していただきたいというふうに思うのですけれども、これは市長に最後。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 生活支援についての御質問と理解しておりますけれども、今国のほうでも御存じのとおり低所得世帯への10万円の給付、あるいは子育て世帯への5万円の給付、そういったものもありますし、我々のほうでも生活者全員に対して1人5,000円のプレミアム付商品券の配布、こういったものも予定しておりまして、しっかりと生活への影響を緩和するために対策を取っているところであります。そしてまた、出だしに言われましたとおり、今後状況の変化、そういったものについてもしっかりと注視しながら市民の皆さんの生活、これを守っていきたい、そう思っております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 時間が来ましたけれども、あれも大変、これも大変なのですけれども、私が今考えるに、それと他町村でも事例がありますよね。たしかそう多くはないですけれども、県内でも給食会計へこの金を回したと、負担を軽減すると。それから、本当に今聞きますと、栄養士含めてやりくりがいろいろ大変だろうというふうに思うのです、値上げをしないように。しかし、給食の中身はやっぱり育ち盛りの子供さんたちですから、削るということはできないということで大変だと思いますので、ぜひ再度言いますけれども、保育園の給食、それから特に学校の給食、そこへ一つ目を向けてほしいということをお願いをしまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
〇散会の宣告
〇議長(市川英敏君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれで散会します。
なお、明日6月8日午前10時から本日に引き続き一般質問を行います。
御協力ありがとうございました。
散 会 (午後 4時50分)