令和4年第2回阿賀野市議会定例会議事日程(第2号)
令和4年3月4日(金)午前10時00分開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 諸般の報告
日程第 3 発議第1号 ロシアによるウクライナ侵攻についての決議
日程第 4 一般質問
〇出席議員(15名)
1番 荒 澤 浩 和 君 2番 天 野 市 榮 君
3番 遠 藤 孝 君 4番 加 藤 博 幸 君
5番 百 都 順 也 君 6番 大 滝 勝 君
7番 松 﨑 良 繼 君 8番 清 野 栄 一 君
10番 岡 部 直 史 君 11番 村 上 清 彦 君
12番 風 間 輝 榮 君 13番 宮 脇 雅 夫 君
14番 山 口 功 位 君 15番 遠 藤 智 子 君
16番 市 川 英 敏 君
〇欠席議員(1名)
9番 近 山 修 君
〇地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
市 長 田 中 清 善 君
総 務 部 長 菅 原 博 徳 君
(総 務 課長)
民 生 部 長 山 﨑 善 哉 君
(健康推進課長)
産 業 建設部長 阿 部 一 栄 君
(建 設 課長)
市 長 政 策 ・ 苅 部 一 雄 君
市 民 協働課長
危 機 管理課長 鈴 木 昇 二 君
企 画 財政課長 大 橋 晋 一 君
管 財 課 長 渡 辺 一 雄 君
税 務 課 長 西 潟 治 子 君
市 民 生活課長 宮 嶋 正 憲 君
社 会 福祉課長 塚 野 敏 之 君
高 齢 福祉課長 宮 尾 敦 君
生 涯 学習課長 羽 田 正 佳 君
農 林 課 長 田 邉 徹 君
商 工 観光課長 相 馬 繁 行 君
公 園 管 理 権 瓶 勝 栄 君
事 務 所 長
上 下 水道局長 新 保 浩 松 君
会 計 管 理 者 大 岡 延 子 君
教 育 長 神 田 武 司 君
学 校 教育課長 髙 橋 正 人 君
農業委員会会長 小 嶋 覚 君
農 業 委 員 会 齋 藤 和 彦 君
事 務 局 長
代 表 監査委員 照 田 伸 宏 君
監 査 委 員 遠 海 美 穂 子 君
事 務 局 長
消防本部消防長 加 藤 昭 君
〇本会議に職務のため出席した者の職氏名
事 務 局 長 五 十 嵐 久 美 恵
主 任 井 上 由 美
主 任 坂 井 信 子
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(市川英敏君) おはようございます。定刻になりました。
ただいまの出席議員数は15名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
なお、9番、近山修さんから欠席の届出がありましたので、御報告します。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(市川英敏君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、4番、加藤博幸さん、5番、百都順也さん、6番、大滝勝さん、以上3名を指名します。
〇諸般の報告
〇議長(市川英敏君) 日程第2、諸般の報告を行います。
3月3日に設置いたしました予算審査特別委員会の委員長の互選結果を報告します。
委員長に12番、風間輝榮さん、副委員長に5番、百都順也さんが互選されたことを報告いたします。
本定例会に山口功位議員ほか2名から発議第1号 ロシアによるウクライナ侵攻についての決議が本日提出されました。議会運営委員会で協議いただきましたので、お手元の議事日程により上程してまいります。
以上で諸般の報告を終わります。
〇発議第1号 ロシアによるウクライナ侵攻についての決議
〇議長(市川英敏君) 日程第3、発議第1号 ロシアによるウクライナ侵攻についての決議を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
14番、山口功位さん。
〔14番 山口功位君登壇〕
〇14番(山口功位君) おはようございます。発議第1号、会議規則第14条第1項の規定により、ロシアによるウクライナ侵攻についての決議を提出いたします。令和4年3月4日。阿賀野市市議会議長、市川英敏様。提出者、阿賀野市市議会議員、山口功位ほか記載のとおり2名です。
2月24日に、ロシアはウクライナの軍事侵攻を行いました。このことは、国際社会の平和と秩序、安全を脅かすものです。ロシア軍による攻撃やウクライナの主権侵害に抗議するとともに、世界の恒久平和の実現に向けて、本決議を提案するものです。
よろしく御審議の上、御賛同よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
2番、天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) 私は、大賛成という立場で討論させていただきたいと思います。
〇議長(市川英敏君) すみません。大賛成はそれでいいのですけれども、反対討論の場合の討論ですので、反対、賛成という順番で。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) これで討論を終わります。
これから発議第1号を採決します。
お諮りします。発議第1号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、発議第1号は原案のとおり可決されました。
〇一般質問
〇議長(市川英敏君) 日程第4、一般質問を行います。
あらかじめお知らせしておりますとおり、本日の一般質問は順番4番、宮脇雅夫さんから順番9番、遠藤孝さんまでといたします。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本日の一般質問は順番4番から9番までとすることに決定しました。
それでは、順次発言を許します。
13番、宮脇雅夫さん。
〔13番 宮脇雅夫君登壇〕
〇13番(宮脇雅夫君) 日本共産党の宮脇雅夫でございます。私は、2項目の質問をしたいと思います。
まず最初に、宝珠温泉あかまつ荘について伺います。昨年11月の議員全員協議会で、市は宝珠温泉あかまつ荘及び安田農村環境改善センターの来年度の指定管理者の応募者がなかった、利用者が減少、市にはほかの温泉施設もある、今後維持改修費が多くかかるなどの理由で、今年度に廃止し、貸館や民間譲渡する方針と報告されました。あかまつ荘は、市民の心身の健全な保養を図り、福祉の増進のための施設であり、営利目的の施設ではありません。利用者は令和元年度で7万人、令和2年度のコロナ禍でも4万4,000人もおり、住民の大切な安らぎと憩いの場となっており、利用者から強い反対の声が出ております。市議からも疑問の声が続出しておりました。市は全員協議会後、指定管理者を再公募をすると方針転換をしました。また、市長は新潟日報の取材に対し「仮に指定管理者の応募がなくても直ちに廃止ということはない。1年は様子を見て、市民の意見を聞きながら対応していきたい」としております。
そこで、次の点を質問します。
1番目として、指定管理者の再公募の結果はどうなったのか。
2番目、指定管理者が決まらなかった場合の対応はどうするのか。
次に、城ノ内公園と周辺施設整備について伺います。城ノ内公園は安田の中心部にあり、市民と子供たちにとって大事な公園であります。しかし、ブランコは外されたまま、シーソーも壊れたまま、交通公園としての信号機等がさびついて放置されております。また、堀は草ぼうぼう、樹木が多く、暗くて怖い等々で魅力のない公園になっており、利用者も大変少なくなっていると思われます。子供たちが安心して遊べる魅力ある公園にするため、次の点を伺います。
1つ目、城ノ内公園の今後の整備計画について。
2つ目、旧安田公民館を取り壊し、子供のための新しい施設を建設したらどうか。
以上、伺います。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 宮脇議員の御質問に順次お答えをいたします。
初めに宝珠温泉保養センターあかまつ荘及び安田農村環境改善センターの指定管理についてでありますが、11月に1回目の公募を行い、応募者がなかったことから議員全員協議会の説明となったところであります。市といたしましては、1回目の公募期間が短かったことを踏まえ、再公募を行ったところ、2者から応募がありましたが、指定管理候補者選定審査委員会で審査した結果、あかまつ荘の課題を解決できる事業者の選定には至りませんでした。この結果を踏まえて、今後は議員全員協議会で御説明したとおり、譲渡または貸館に向けて取り組んでまいります。
次に、城ノ内公園と周辺施設整備についてお答えをいたします。まず、城ノ内公園の今後の整備計画についてであります。城ノ内公園は安田地区の中心的な公園ということで、現在遊具の改修を行うとともに、見通し及び景観を改善するため、堀のしゅんせつと樹木の伐採などを行っているところであります。今後の整備につきましては、遊具の改修のほか、引き続き樹木の剪定や除草などの整備を行うことといたします。
次に、旧安田公民館を取り壊し、子供のための新しい施設を建設したらどうかとの御提案についてでありますが、旧安田公民館は解体予定としておりますが、現在安田体育館の管理のために建物の一部を使用していることから、解体時期は未確定としております。また、新たな施設整備を行うとした場合、公園を含めた城ノ内周辺の一体的な整備が有効と考えておりますが、跡地の一部が新潟県が指定する史跡の指定の範囲内であること、それ以外の用地も埋蔵文化財包蔵地であることから、施設整備が大きく制限されることが見込まれております。これらを確認し、今後有効な活用について議論を深めてまいりたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) では、マスクを取らせていただいて、再質問をしたいと思います。
まず、宝珠温泉の件ですが、これは2月28日の全員協議会で説明があった資料に基づき再質問したいと思います。しかし、その前に参考のために、市長と商工観光課長はこの温泉を利用したことがあるのか、まずお伺いしたいというふうに思いますが、どうでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 利用はしたことはありますけれども、全てを入浴から、また体育館の施設の中でいろいろな催し、そういったものに参加したということはありません。
〇議長(市川英敏君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 私も利用したことはございます。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) そういうことで、全体的にはいろいろやっていたわけですけれども、そういうのは参加したことはないと。私が思うのは、本田富雄、前の市長ですが、時代にあそこは建設されたものなのですけれども、よく本田富雄元市長はあそこに風呂に入って、それと体育館に行って碁とか、いろんな催物をよく見ていたというふうに非常に記憶しておりますが、それで市長はこういうものをやっぱり造ってよかったということで言っていたのは記憶ありますけれども、そういう点で再質問します。
まず第1に、指定管理者が決まらなかったので、廃止するというふうにしておりますが、指定管理者の選定審査概要にはA社は募集要件を達成するには指定管理料のほかに施設改修費を受託条件とした提案であり、不適当と判断したというふうにありますが、このA社は施設をどのように改修したいのか、それから必要経費はどのくらい必要としていたのか、ちょっともう少し詳しくお聞かせ願いたいというふうに思いますが。
〇議長(市川英敏君) 渡辺管財課長。
〇管財課長(渡辺一雄君) 御質問にお答えいたします。
A社の提案内容をもう少し詳しくということでございます。その提案内容につきましては、申し訳ございません、詳細につきましては事業者のノウハウ、そういった権利に関わるものということで、内容的なものにつきましては控えさせていただきたいと思います。
なお、A社を無効とした理由といたしましては、提案内容、おっしゃるとおり、計画内容を達成するには指定管理料のほかに相当額の施設改修費を受託条件としており、施設改修費が認められない場合は辞退するとの意思を確認したものです。利用者が減少する中、施設管理費が増大していくことを大きな課題としている状況で、改修ありきの提案であったことであれば幾らでも高いレベルの提案ができ、適正な審査ができないものと判断いたしました。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) この施設改修費というのは、詳しくはあれですけれども、どういう点を特に改修したいということで言ってたのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 渡辺管財課長。
〇管財課長(渡辺一雄君) 内容的なものは、やはり若者の利用者を拡大するための改修というのが主な内容だったと思います。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 大体どのぐらいが必要だということで提案したのですか。必要経費。
〇議長(市川英敏君) 渡辺管財課長。
〇管財課長(渡辺一雄君) 相当な金額ということで、改修費と備品購入費で提案があったわけなのですけれども、金額的には1,000万を超えるような大規模な改修費で提案してまいりました。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) また、B社はあらかじめ定めた評価点に達しなかったというふうにしておりますが、合格の基準点と評価点は具体的にはどういう点数だったのかというのをお聞かせ願いたい。
〇議長(市川英敏君) 渡辺管財課長。
〇管財課長(渡辺一雄君) 審査におきましては、11項目の審査項目にそれぞれ配点をいたしまして、委員が項目ごとに評価した合計点の平均点によって合否を判断いたしました。総合評価点、平均点が最低基準点60点、60%に満たない場合は候補者を選定しないこととしており、これに満たなかったということで選定をしなかったものです。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) では、一応100点満点の60点以下だったということなのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 渡辺管財課長。
〇管財課長(渡辺一雄君) 合計の60%未満だったということでございます。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 次に、利用者がピーク時の50%減少というふうに言っておりますが、平成16年のやすらぎオープン時と比較しても、減少幅は1万から2万人程度で、大幅には減少していないなというふうに私は思うのです。令和2年度から大幅に減っているのは、コロナ禍と養牛場の悪臭が私は原因だと思うのです。それで、ネット、SNSで宝珠温泉を検索すると、口コミの欄に大変休憩所が広くてゆったりできてよかったと評価が非常に高いのもあるのですけれども、一方で外に出たら吐き気がするような悪臭がしたというようなのももう載っているのです。そういうのを結構若い人はもう見ていますから、やはりコロナ禍といろんな要因があるのですけれども、特にコロナ禍と丸山の養牛場の悪臭が減ってきた原因だというふうに思うのですけれども、この減ってきた要因についてはいろいろあると思うのですけれども、どう考えておられるのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 先般の審査会のときも、事業者から今の現状をどう思うかということで質問をしました。その中では、私どもも考えているあかまつ荘については今の日帰り温浴のニーズに対応できていないと、それが利用者の減少、若者が来ない理由であろうということで、同じような考えでありました。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 要するに若い人のニーズに応えていないということを言いたいのですか、課長は。
〇議長(市川英敏君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 若い人も含めた日帰り温泉のニーズ、要は施設がお風呂入るだけで終わりだというようなことが減少の要因であるというふうに思っております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 最近相当急激に減っているという理由は、今私が言った2点だと思う。その点について認識はどうなのですか。
〇議長(市川英敏君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 悪臭ですか。それについては、やはり……
〔「コロナ禍」と呼ぶ者あり〕
〇商工観光課長(相馬繁行君) コロナ禍においては、利用者の大方が高齢者ということで、やっぱり感染が怖いと、また重症化しやすいということで外出を控えていたのかなと思っておりますし、悪臭についてもやはり議員がおっしゃるとおり、投稿されて風評被害になっているというのは、これは事実であります。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) そういうなかなか全体としては難しい状況でありますけれども、私はやっぱり今のいろんな意見に応えて、全員協議会のときもたしか遠藤孝議員がサウナがあるところは人気があるとかいうふうに、それでこんな資料のところではないのはあかまつ荘だけだというようなこと、サウナだけではないのですけれども、そういうことを言って、やはりニーズに合わせた改修をやっていく必要がある施設だというふうに思うのです。それと、私が思うには、強みは体育館とステージを持っているところです。ステージを持っているところはそんなにないので、さくらんど温泉は同じようなのありますけれども、そこで市民団体の方がいろんな趣味のサークル等とか、あそこでやると、それにつられてずっと大勢入浴していたのです。非常にいい催物がずっと続いてきて、発表の場もないわけです。だから、そういうステージがあるという点は、非常に強みだなというふうに私は思うのです。それと、SNSでも広くてゆったりした気分になるというのも、それも非常にいい点なのです。だけれども、先ほど言ったような、よそでどんどん導入しているような、サウナとかそういう若い人に受けるような施設がなかなか整備されていないという問題があるのです。そういうのをいろいろ今後、そう簡単にはいかないかもしれませんけれども、いろいろ知恵を出し合えば、コロナ禍の問題もありますけれども、さっき2つの要因がなくなったら十分私は回復するというふうに思っているのです。ほかの人の意見もすると、場所もそんなに遠くなくて、非常にいいという意見も結構出ているのです。そういう点で、もっとそういうのを活用して、いろいろ市もお任せするのではなくて、いろいろ検討するということが必要なのではないかというふうに思うのですけれども、その点どうでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 温浴として活用するには、今議員がおっしゃったような提案、それが一番利用価値が高まりますし、また経営的にも安定するだろうと思っております。それをするにしましても、財政負担、また機械設備等の老朽化、それらも含めて総合的に検討しないといけないなと思っております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) それともう一点、入湯者が6万人以上が目標だというふうにして、この6万人という数字はどういう根拠でやっているのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 募集の際に令和元年度で指定管理料2,000万円、それで黒字を出しているということで、私どももそれでは損益分岐というのは何人くらいなのかということで計算して、6万人という数字を出しております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 私が思うのは、あかまつ荘の特徴は、ほかいろいろ民間もありますけれども、まず営利目的でないということです。ここで述べているように、目的として市民の心身の健全な保養を図り、福祉増進のための施設というふうに位置づけて、まさに福祉の施設なのです。自治体本来の任務に合致しているというふうに思うのです。民間では福祉の施設というふうには言えないのです。そこが大きな違いだというふうに思うのです。それと、宝珠温泉はほかの温泉と比べて安さが一つの大きな魅力だなと私は思うのです。近隣で、一部はあるようですけれども、ああいう規模でお年寄り300円でやっているというのはないから、やはり好きな人は毎日のように来れると、まさに福祉の施設と、たまに遊び行くという感じではなくて、そういうふうになっているのです。この前私いろんな人と、あそこを利用している人もそうですけれども、利用している方は阿賀野市のお年寄り、我々は幸せだと、こんなすぐ近くで毎日のように安く温泉に入れると、しかもバスで送迎しているなんていうまちはそうないと、本当に長生きして風呂入るとしみじみよかったというふうに感じると。こういう施設は、やっぱり維持管理大変で金もかかるけれども、ぜひ維持してほしいということを、そういうふうに言われる方が非常に多くいるのです。それと、やはり健康増進にも温泉力というのは、最近いろいろなテレビでもやっていますけれども、温泉に毎日入るという方は非常に健康を維持するという点で、高齢者の医療費削減にも寄与するということなのです。こういうことを本当に私はそうだなと、金、金とだけで言っていられないなと、ある程度の経費がかかるのは仕方がないのではないでしょうか。それは、住民合意ということでやるしかないのではないかというふうに思うのですけれども、市長、この点どうでしょうかね。中心点、考え方ですけれども。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 宮脇議員が言われる部分はよく分かります。福祉の施設として、平成8年頃だったですかね、建設したわけでありますけれども、そのときの本田町長、当時安田町で建設をしたと。福祉づくりということで、当時としては温泉ブームといいますか、各地区に野球場と温泉、こういうのが大体セットで至るところに造られた時代でありました。たまたまそのときには、竹下内閣がふるさと創生資金1億円、そういったものを全国の自治体にお配りされたと。それを活用して、保養温泉施設を造られた。その後は、農林省の補助金を使って農村環境改善センター増築して現在に至っているわけでありますが、年数からいいますと当然もう30年、老朽化が進んできている。年々改築費用、非常に大きなお金がかかっている。そしてまた、先ほどから、話が出ていませんけれども、指定管理料という部分の経費、これは税金で賄っている経費であります。ですから、自立した形になっているわけではなくて、あくまでも2,000万円を指定管理料で払い、さらに6万人の方入れて、それが割引なくて500円の値段を払うと3,000万が入り、合計で5,000万、これでようやくとんとんペイするというような話になっております。ですから、宮脇議員は阿賀野市のことを非常に思われる方で、常日頃から財政的に厳しい状況を十分理解された中で物事を考えていただいているので、本当に助かっているのですが、今回は珍しく財源の議論というものをこっちへ置いておいて、別な議論だけされるのが珍しく宮脇議員らしくないなというような思いをしながら今聞かせていただいておりました。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 財源の議論といえば、やはり近辺の温泉施設、規模が違いますけれども、やはり入場者も、入館者数も違いますけれども、この資料を見ますと令和1年ではさくらんど温泉は2,500万円、花の湯館、秋葉区でしたね、3,100万円、ごまどう湯っ多里館2,700万円、それから塩の湯温泉、胎内市ですね、これができたばかり、比較的新しいのです。500万円ということで、結構どこでも指定管理料を払って、規模は違いますけれども。それと温泉というのは、ここでも統計ありますけれども、その住民だけで利用するのではなくて、やはり温泉というのはあっち行ったり、こっち行ったりするというのが特徴で、宝珠温泉は平均市内が44%、市外が56%というふうになっておりますけれども、こういうふうなのが特徴だと思うのです。お互いにいいのを造り合って、そこを行き来できるという、交流しながらやると、それで親睦も深まるという問題が、そういう役割も果たせるのではないかというふうに思いますので、やはり私はこれは金はかかるようですけれども、もうちょっとどうしたらいいのかというのを議会も含めて、市が積極的にやっぱり検討したらどうかというふうに思うのです。いろんな案も出してというふうに思って、別に財政を無視してというふうなことを言っているわけではないのですけれども、そういうやはり市でしかできない非常に重要な役割を担っているというふうに私は思うのです。そういう点で、市長は新潟日報に1年間は様子を見て対応するというふうに言ったそうですけれども、この4月からはどういうふうにやるのですか。検討して、その間は直営でやるということになるのですか。今後4月1日からはどういうふうにする予定なのかお聞かせ願いたい。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 即廃止というのではないのです。あくまでも休止して、その間でいろいろな、今宮脇議員が言われるように、多くの方々からの御意見、あるいは我々の中で知恵を出して、せっかくの施設をどう使うのか、そういったものを議論していきたいなと思っているところであります。ですから、あるものを全て壊してなくす、そういう話ではありません。ただし、運営にはそれなりのお金がかかってくる。ですから、一旦休館させていただいて、その間に議論をさせていただきたい、そういうことで提案させていただいております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 一旦休館で、4月1日から温泉は当面休むという意味なのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 宮脇議員はあの温泉入ったこと、先ほどあるというお話、あの温泉、温度何度だか御存じでしょうか。掘削して上がってくるお湯の温度。沸かし湯である、別名鉱泉とは言いませんけれども、それに近い形で運営経費というのが非常にかかります。それから、技術的にもボイラーマンが必要であったり、いろいろな方々の力を借りないと、なかなか即開館し、従来どおりやれるかというとできません。ですから、そういった部分をやれる人を今回指定管理者募集ということで公募したわけですけれども、該当する方がおられなかった。ですから、4月1日以降は休館せざるを得ない、運営に当たる人がいないということで御理解をいただきたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 私は、知恵を出せば別にそんなに難しい運営ではないわけだから、今やっている人がほとんど地元の方がやっているのです。そのまんま方向が決まるまでずっと、そんな長くはしなくてもいいと思うのですけれども、直営でも十分私はやれるというふうに思うのですけれども、どうなのでしょうかね。特別な技術が必要だとかいう問題でもないと思うのですけれども。
〇議長(市川英敏君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 私どもも直営にした場合、どのくらい経費がかかるかということで試算はしておりますが、今の原油高等も考慮しますとおおむね5,000万円くらいは必要になるだろうと考えております。それで、直営でやるとなるといささか厳しいのかなと思っております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 今原油高でどこでも厳しいわけで、だけれどもそういう原油高だからやめるというふうなところはないのではないかなと思うので、これも含めてもう取りあえず直営でやりながら、議会ともちょっとよく意見交換を詰めてやって、直営で当面やってほしいのですけれども。そんなに長い期間やらなくてもいいから、一旦休むとまたいろいろ大変だと思うのです。その点どうでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 宮脇議員の御意見というのは、本当に拝聴する意義があります。私も本当にせっかくの施設を運営していきたい。だけれども、それには先ほど来言っておりますけれども、運営主体がおりません。ですから、休館せざるを得ない、休止せざるを得ないという、だから公募というのの意味当然分かっていますよね。公募する前にもう休止しますよというわけではないのです。代わりに運営してくれる人いませんかということで募集をかけたわけでありまして、その結果としておられない。ですから、我々としても少しの時間、検討の時間をいただきたい、そういうことを申し上げているのであります。今環境の変化という部分がありますよね。やすらぎという温泉施設がある。確かに入浴料800円、一般の方にしてみれば高過ぎる、こっちのほうの施設は500円、今割引で250円、これならばこっちのほうがいいと思われる人は結構おられるのは分かりますけれども、その分も減っていっているのは事実であります。そして、当時各市町村単位で、先ほど言いましたけれども、温泉、野球場、いろんなものをフルスペックで整備した時代でありました。確かに安田には温泉は本来は咲花に1軒、あれも合併後にできているので、当時としては温泉施設はなかった。ですから、本田元町長にすればやはり温泉が欲しいなという町民の皆さんの希望に沿った形で、そしてまた福祉の町長として充実強化に当たった、本当に大変な思いをされて造られたのだろうと思っておりますけれども、時代が変わり、社会が変わっております。そういったことも踏まえて、先ほど来申し上げて、私も断腸の思いで今回は一回休館、休止して、皆さんと議論を深めていきたい、そう思って提案させていただいております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 議論を深めるというのは、どういう形態を考えているのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 逐一枠組みを全てつくってやっているわけではありません。ついこの間公募した結果が出た。その結果がゼロだった。ですから、これから一旦休止せざるを得ない、その判断の中でどういう枠組みで議論を深めるか、それはこれからつくり上げていくということであります。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 私は本当に残念で残念でならないので、何とか続けながら議論をして、今のままでいいというふうには全く思っていませんけれども、いろんな知恵を出して、どなたかなせばなる、なさねばならぬというふうに言った方もいますけれども、そういう構えでやれば活路は出るし、本当に住民にとっては大事な施設なので、お年寄りは今300円なのです。250円ではなくて、300円ですよね。やすらぎ、庵地にある、あそこは昼間は850円。だから、好きな人は、あっちのほうが設備はいいわけですけれども、毎日行くというのは無理なのです。それと、そういう点ではやはりここがなくなるともう行き場所がなかなか近くにはないというふうになってしまうのです。5万人ぐらいはずっとああいう状況でも維持していたわけですけれども、非常に大きなショックを受けるというふうになるのは見えます。非常に残念でありますが、そういうふうにどうしても中止するというふうな状況ならば非常に残念であります。
では、次に時間もないので城ノ内公園の問題です。今後の遊具の改修や樹木の剪定の計画についてお知らせください。
〇議長(市川英敏君) 権瓶公園管理事務所長。
〇公園管理事務所長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問にお答えいたします。
今後の遊具につきましては、令和4年度の当初予算の審査はこれからになるわけでございますけれども、幼児向けのスプリングの遊具の設置を現在考えております。そして、樹木の剪定のほうでございますけれども、今まさに令和3年度予算で公園のほう整備しておりまして、今年度約80本ぐらいの樹木を伐採したり、剪定したりという作業を進めておりますので、その結果をまた見まして、必要なところを対処してまいりたいというふうに考えております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) たしか決算のときでしたかね、決算の9月議会のとき、私同じような質問したときに、ブランコも今ずっと外されっ放しだったので、あれはどう考えてもうまくないのではないかと言ったら、今年の春までにつけますということだったのですけれども、それはどうなるのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶公園管理事務所長。
〇公園管理事務所長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問にお答えいたします。
ブランコの設置につきましても、9月の決算審査の委員会のときにお答えしたとおり、降雪等の影響もございまして、今まだちょっと完了しておりませんけれども、今年度中に設置を終える予定としております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 今かなり大規模な樹木の剪定を行っていて、どこまでやるのかなと、私もあそこよく通るので見ているわけですが、それから私が言いました交通公園という、正式にはあそこ交通公園というふうになっていますが、信号機や塀とかはもう実態としてはもうぼろぼろで大変な状況で、何か怖いような状況ですけれども、あれは撤去できると思うのですけれども、撤去しないのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶公園管理事務所長。
〇公園管理事務所長(権瓶勝栄君) ただいまの御質問にお答えいたします。
議員おっしゃるとおり、かなり老朽化が進んでおります。現在信号機のほうの機能につきましては、点灯はするのですけれども、実際の教室にちょっと使えるような状況では今ない状態になっておりますので、今後は撤去についても文化財の協議というのは当然必要になってくると思うのですけれども、利用者に危険が及ぼすような状況かどうかということをまた見ながら、必要により撤去のほうを検討していきたいと思っております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 信号機とか塀もあって、一時停止のあれですよね。子供たちに教育するという目的を半分持ってやったと、今はそういう状況ではないと思うのです。もうあの頃造ったときはあまり信号機もなくて、子供も信号機を見たことないと危ないからという発想で、補助金も大きく出てあれをつけたと思うのですけれども、今はもうそういう状況でないので、あれは申請して文化財の上に建っているということもありますけれども、申請すればどうしてももう設置しなければならないなんてことはないということでありますので、ぜひあれはやはり撤去していただきたいなというふうに思うのですけれども、市長さんも前御覧になられて、あそこは一見して、あの交通公園のさびた施設が非常にやはり雰囲気がおかしくなっていると思うのですけれども、あれやはりすぐ撤去したほうがいいと思うのですけれども、どうでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 建設当時、子供たちの交通事故を防ぐために交通公園ということで信号機の使い方、あるいは横断歩道の使い方、そういったものをあの場所で幼稚園児等が勉強されたのでしょうけれども、今もう時代が変わり、いろんなところに信号機もある、横断歩道もある。そして、また学校あるいは幼稚園、そういったところでいろいろな教育がなされている。役割としては終わったなと、私もつくづく思っておりました。ただ、あれをいきなり撤去しますと、前にも言われたことがあるのですけれども、田中は何でも安田地区から公共施設をなくすなと。いきなりはだから言われるものですから、本当に壊したりなくしたりするのが恐縮なものですから、今回はそういう御意見があったということで、自分なりにまたいろんな方に御意見を伺いながら、撤去に向けて検討させていただきたい、そう思っております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) 交通公園の施設を撤去しても、何でもなくするなんて誰も思わない。ようやくみっともないのを、役に立たないようなのを撤去してくれたかというふうに思うのではないでしょうか。おかげさまでトイレも非常に立派なトイレになって、やはり利用者が多いですよね、きれいになったら。前はもうどこ行っていいか分からないというような状況でしたから、あれを撤去して文句、駄目だなんて言う人はいませんので、撤去したらむしろ評価されるというふうに思うのです。それで、参考のためお伺いしますが、県の指定史跡だというようなことでありますけれども、その範囲と県の指定史跡になるとどういうことが制限されるのか、それをちょっと参考のためお聞かせ願いたいのですけれども。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) ただいまの御質問にお答えいたします。
県指定史跡の指定によって制約される部分ということでございますけれども、基本的に史跡として指定された時点で、その時点での底地を壊すような行為は基本的に難しいということになります。具体には、例えば樹木については根元付近での伐採は可能でございますけれども、抜根はできない。また、今回堀のしゅんせつ等も予定しておりますけれども、当時の堀の断面図等の証拠書類によって、それを判断して当時の堀の底より掘り下げることができないなど、基本的には地面をいじめるようなことはできないというものでございます。ただ、確認調査などにより当時の史跡があったときの後に土砂が堆積したとか、盛土をしたとかというところが確認できれば、そこはまた協議をさせていただくような形になろうかと思います。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) あそこが県の指定史跡であるということ自体を、住民はあまり分からないのです。何にも看板も今ないからね。何で城ノ内というふうにいうのだろうという、お城でもあったのだろうかというふうに思うのだけれども、何もないから分からないのですよ、県の指定史跡だということが。どうしてあれはそういうことをちゃんとしていないのでしょうかね。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) ただいまの御質問にお答えします。
説明看板につきましては、非常に目立たなくて申し訳ないのですが、堀の脇の橋のたもとのところに、安田城跡ということで説明看板を設置させていただいております。ただ、プレート自体がちょっと劣化しておりまして読みにくいことは事実でございます。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) もうよく見えなくなっていて、誰も見ていないと思うのです。それから、埋蔵文化財包蔵地ですか、というのも周辺にそれ以外の用地もなっているというふうに言っていますけれども、この範囲はどこまで包蔵地なのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) ただいまの御質問にお答えいたします。
埋蔵文化財包蔵地という形で囲われている範囲は、城ノ内一帯、野球場も含めて一円丸く囲まれております。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) すると、野球場も含めて、周辺はほとんど全部包括するということなのだと思うのですけれども、公民館が建っていますよね。私は壊したほうが。公民館造るとき、発掘調査というのはしていないように聞いたのですけれども、どうなのですか。それで、基礎工事もしているから、もう発掘しようがないのではないか、あってももう散乱していたり、壊れていたりしているのではないかというふうに思うのです。どうしてそういうふうになっていて、今さらもうまた包蔵地だというふうになるのかというのはちょっと不思議な気がするのですけれども、その点どうなのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) ただいまの御質問にお答えいたします。
埋蔵文化財包蔵地として全て破壊されているということになれば煙滅という形になりますけれども、現状では部分的に破壊されている可能性はありますが、残っている部分はある可能性があるということで、埋蔵文化財としての登録は継続されているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) そうすると、例えば私が提案したように、旧公民館を壊して別な施設を造るという場合も基礎の部分の下に埋蔵文化財があるかどうかというのを一応は調査しないと駄目だということになるのでしょうか。ああいう場合でも。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) ただいまの御質問にお答えします。
今ほどお話が出た旧安田公民館の部分につきましては、建物の一部が埋蔵文化財包蔵地だけではなく、さっき話に出ておりました県の指定史跡の指定範囲にもかかってございます。そうしますと、そちらのほうが先ほど説明申し上げましたとおりに史跡として地山を壊すような行為が協議を進めていって許可をいただかなければなかなかできないという制限がかかってまいります。それ以外の埋蔵文化財包蔵地の部分につきましては、確認調査をすれば工事は進められるというふうに考えてございます。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) いずれにしても、あれだけの大きな建物がもう建っているわけだから、どうしてああいうふうなのはなっているのかなというのは、ちょっと私は不思議でならないのですけれども、やはりちゃんとしなくてやったのではないかなというふうに思うのですけれども、でもいずれにしても、あと野球場もずっと整備されているわけでありますので、そういう制約があるにしても、やろうと思えばよく県と協議すれば施設も建設できないということではないというふうに思うのですけれども、その点はどうなのでしょうかね。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) ただいまの御質問にお答えします。
もちろん県の担当部署ときちんと協議して、協議が調えば進められるものと考えてございます。
〇議長(市川英敏君) 宮脇雅夫さん。
〇13番(宮脇雅夫君) これもなかなか面倒なようですけれども、あれをずっと放置しておくというわけにはいかないなというふうに私は思いますし、やっぱり子供の施設としてやればいろんな点で子供たちも集まってくるし、前の議会で提案したスケボーパークというのも、これはもう今造っているところはすごく人気があるのです。だから、そういうのを率先して検討するという市にやはりなってほしいなと。そんなに金もかからぬし、維持しないと駄目なわけですけれども、私が若い人のうちへ行くと、本当に玄関にスケートボードがいっぱい置いてある家庭があります。それだけ人気なのですけれども、なかなか場所がないということで、みんな共通して親御さんはいい場所があるともっと自由に危なくなくて遊べるのにねと、本当にこういうのは今の子供は好きだというふうに言っているので、そういうのも造れる可能性はあるわけですよね、やりようによっては。ぜひそういう新しい施設も建設する方向で積極的に検討していただきたいというふうに思いますが、市長、最後にその点どうでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 宮脇議員は、本当にいろいろ示唆に富んだ御意見が次から次へ出てきて、大変うれしく思っております。風とぴあにも運動器具いっぱい置いて利用していただいて、本当にありがとうございます。ああいった形で皆さんから喜んで利用していただければ、それにこしたことはありませんけれども、一過性で終わる危険性があるのです。今のスケートボード、確かに今子供たちはオリンピックの影響を受けて、かなり熱中している子供たちがいると聞いておりますけれども、その状況も逆の意味の話も聞いております。一般の道路で危険なところでやっていると。あるいは周りの住宅の方々からうるさいという苦情も入っております。そういったことで、利用する方もしっかりとそういった公園を整備すれば、そこで公園でやってくれるとなれば一番いいのですけれども、何せ子供たちは足がありません。移動手段。ですから、なかなかそういった部分も難しいなと思っておるところでございます。しかし、一つの考えとして参考にさせていただければと思います。
〇議長(市川英敏君) 質問を改めます。
12番、風間輝榮さん。
〔12番 風間輝榮君登壇〕
〇12番(風間輝榮君) 12番、風間でございます。今回は、4つの項目についてお尋ねをしたいと思います。
1つ目は、新型コロナウイルスワクチン接種について。新型コロナウイルスとの闘いが3年目を迎えました。感染収束が見えない中で、1月に入ってオミクロン株の全国的な感染急拡大により、第6波に襲われております。新規感染者の急増により、新潟県もまん延防止等重点措置が適用される事態となり、この影響で多忙を極める保健所業務の人手不足、病床逼迫や自宅療養などでの混乱が憂慮される状態になっており、危機感のない政府の判断や決断の遅さなど、一連の対策が後手に回っているとの批判は根強く、無策ぶりが露呈されております。
そこで伺います。第6波の特性と感染拡大の要因はどのように考えているのか。
2つ目、これまでの当市の感染者、年代別状況はどうなっているのか。
3つ目、3回目の接種、予約状況、ワクチン入荷状況など、今後の計画はどうなっているのか。
4つ目、濃厚接触者で自宅療養を余儀なくされた方への支援体制はどのようになっているのか。
5つ目、PCR抗原検査キットの確保はどこが責任を持って調達しているのか。
6つ目、5歳から11歳の子供接種の時期と、5歳以下の子供接種についてはどのように考え、準備をしているのか。
7つ目は、みなし陽性についてはどのように考えているのか。
8つ目、海外から新たな変異株の情報も入っているが、今後の対策の検討も含め、しっかりとした準備をしていただきたい。
2つ目は、アベノマスク申請配布について。不人気だったアベノマスクが大量に残り、保管料だけでも6億円かかり、焼却処分だと6,000万円、希望している方への配送費は約10億円かかるとされております。当市が厚生労働省に申請した希望枚数と確定した配布枚数はどのくらいになるのか。使用目的と活用方法はどのように考えているのか。
3つ目、生活困窮者自立支援事業について。コロナ禍で生活に困窮する人も目立つ中で、経済的な格差が浮き彫りになっているが、当市の相談、支援件数などの現状はどのようになっているのか。
4つ目、制度資金貸付事業について。コロナ禍で売上げが激減している中小事業者の経営もここへ来て一段と厳しさを増しているが、引き続き資金繰りを支援する制度資金の借入れ申込みなどの現状と支援策は考えているのか。
以上、4つの項目についてお尋ねをいたします。よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 風間議員の御質問に順次お答えをいたします。
初めに、新型コロナウイルスワクチン接種についてであります。まず、第6波の特性と感染拡大の要因についてでありますが、オミクロン株の伝播性はデルタ株よりも高く、全国的に爆発的な感染拡大の様相を呈しております。感染拡大の要因についてでありますが、2回目のワクチン接種から早い方では既に8か月を経過し、ワクチンの感染予防効果が低下したこと、冬期間で換気が不十分になりがちであること、ワクチンが未接種である小学生や保育園児が感染し、学校、保育園、認定こども園等でクラスターが発生したことが大きいと考えております。
次に、これまでの当市の感染者の状況についてでありますが、昨年末までの108人については、年代別で10代が7人で6.5%、20代が32人で29.6%、30代が12人で11.1%、40代が17人で15.7%、50代が15人で13.9%、60代が12人で11.1%、70代が6人で5.6%、80代以上が7人で6.5%でありました。なお、1月18日以降は県が情報公開の基準を改めたことにより、当市への情報提供も陽性者数のみとなったことから、詳細な情報は把握しておりません。
次に、3回目接種予約状況、ワクチンの入荷状況についてでありますが、昨日の加藤議員、岡部議員にもお答えしたとおり、3回目の追加接種を2月7日から開始し、集団接種は風とぴあをはじめとして6会場、個別接種は安田診療所及び京ヶ瀬診療所の2つの医療機関で実施しており、2月18日現在の3回目接種者数は2,814人、接種率は7.4%となっております。予約状況につきましては、2月18日現在7,115の予約枠に対して6,464人が予約済みであり、予約率は91%でございます。
次に、ワクチンの供給状況でありますが、3月末までにファイザー社製、武田モデルナ社製がそれぞれ約1万5,500回、合わせて約3万1,000回分入荷の予定となっており、接種対象者3万8,000人に対して81.5%程度の入荷を見込んでおります。また、4月以降も順次国から配分が示される予定となっております。
次に、市民の接種完了時期についてであります。これも加藤議員、岡部議員にもお答えしたとおり、当初4月9日に65歳以上の方の9割の接種を終え、64歳以下の方については7月末までに9割の方の接種を終える予定でありましたが、国からの接種時期の2か月前倒しの要請を受けまして、新潟大学医学部から医師の派遣等の協力をいただいて、3月15日から笹神体育館を会場とした平日600人規模の接種を開始する予定としており、順調に進めば5月の半ばには追加接種を終えられると見込んでおります。
次に、自宅療養者への支援体制についてでありますが、これも岡部議員にお答えしたとおり、当市は県が公表している以上の情報がなく、自宅療養者を把握できておりません。ボランティアによる生活支援サービスであるあがの支え愛隊での家庭内支援、宅配支援及び買物支援や商工会の加盟店で実施中の宅配サービスなどの既存サービスを御利用いただき、これらでは用事が足りない場合について最寄りの支所あるいは市役所へ個別にお問合せをいただきたいと考えているところであります。なお、県では自宅療養となった旨を当事者にお伝えする際に、個々に食料品や日用品の支援の意向を聞き取り、宅配便で支援しているとのことであります。
次に、PCR検査、抗原検査キットの確保についてでありますが、民間調剤薬局での無料検査については県が主体となって行っているものであります。市としては、適切な管理や使用頻度及び消費期限等を考慮して、検査キットを大量に購入し確保することは考えておりません。無症状の市民への検査に関しては、岡部議員にお答えしたとおり、年齢に関わりなく全額を補助する新たな制度の準備を進めているところであります。所要の費用について、新年度予算にも計上し、御審議をいただくこととしております。
次に、5歳から11歳の小児接種についてでありますが、これも加藤議員、岡部議員にお答えしたとおり、3月5日からやまざき小児科、4月4日からあがの市民病院小児科で接種開始予定であります。小児接種に当たっては、保護者がワクチンの感染予防効果と副反応について十分に理解し、納得して接種の決定と判断ができるように情報を提供してまいります。
次に、みなし陽性についてでありますが、全国的に爆発的とも言える感染拡大の状況であり、PCR検査試薬や抗原キットの供給も不足していることから、検査なしでも診断できるようになったことは、診断や治療の遅れを防ぎ、また必要な検査を滞りなく行い、かつ外来診療の逼迫を防ぐという観点から考えますと必要な措置であると捉えております。
次に、新たな変異株への対策についてでありますが、第1にはこれまでどおり個人個人が基本的な感染対策、すなわち手洗い、手指消毒、3密の回避、マスクの着用を徹底していただくことが最も重要であり、効果的であると考えております。また第2に、ワクチン未接種の方には接種をしていただくこと、第3に3回目接種の接種券が送付された方はできるだけ早く接種していただくことが重要となっております。市といたしましては、新たな変異株により4回目接種が必要となった場合は国が定める時期に適切に対応し、市民の皆様が安全にかつ速やかにワクチン接種ができるように引き続き取り組んでまいります。
次に、政府が保管している布製のマスク、いわゆるアベノマスクについての配布希望申請についてお答えをいたします。厚生労働省は、昨年12月24日にそれまで配布していた介護施設などに加え、希望する個人や自治体への配布も受け付けるとし、布製マスクの申請方法を同省のホームページに掲載いたしました。これを受けまして本市でも検討を行い、12月28日に災害備蓄用に3万枚、希望する市民への配布用に2万枚を想定し、5万枚の申請を行ったところであります。当初厚生労働省では、1月14日までを受付期限としていましたが、希望が多くあるということで受付期限を1月28日まで延長し、この間に約8,000万枚の在庫に対し、全国から37万件、2億8,000万枚の申請があったとされています。現在厚生労働省において集計作業中であり、配布枚数を精査の上、配布の仕方を公表し、3月の上旬をめどに順次配送を始めるとしており、配布される枚数の連絡はまだ受けておりません。配布される枚数が確定した段階で、改めて活用方法について検討を行いたいと考えております。
次に、生活困窮者自立支援事業についてお答えをいたします。当市では、同事業について阿賀野市社会福祉協議会に委託し、暮らしサポートセンターにおいてこの事業を実施しております。相談及び支援件数でありますが、令和2年度は相談件数が180件、支援件数が1,136件であったのに対し、令和3年度は1月末現在で相談件数が181件、支援件数が1,255件と前年度より増加しております。このうち新型コロナウイルス感染症の影響と思われる相談は、令和2年度は18件、令和3年度は28件となっております。相談及び支援内容でありますが、収入等が減少したことによる相談が主なものであり、対応といたしましては貸付支援を行っております。新型コロナウイルス感染症の終息が見込めない中、今後も相談が増加することが想定されることから、引き続き生活に不安を抱える市民から安心して生活を送っていただけるよう、暮らしサポートセンターと連携を密にし、支援を行ってまいります。
次に、資金繰りを支援する制度、資金の借入れ申込みなどの現状と支援策についてお答えをいたします。市内金融機関の令和2年3月から令和4年1月までの融資件数は542件で、令和2年6月の133件をピークに徐々に減少し、9月には26件、12月は45件でやや増加に転じたものの、令和3年1月以降は再び減少に転じ、5月以降は借入れ申込みがゼロ件あるいは数件となっており、またそのほとんどが国による実質無利子、無担保、いわゆるゼロゼロ融資の借入れとなっております。市の支援策といたしましては、金融機関からの借入れを事業者が円滑に行えるよう、引き続き融資に必要なセーフティーネット保証の認定を適切かつ迅速に行うとともに、市の制度融資である地方産業育成資金及び中小商工業振興資金についても利用案内と信用保証料の補給による支援を実施したいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
〇12番(風間輝榮君) それでは、再質問をさせていただきます。
今市長から答弁をしていただきましたけれども、データ的には昨年末までのデータ。今3月ですよ、部長。それは、一般質問の通告も2月18日ぐらいですから、しようがないといえばしようがないのだろうけれども、できれば直近のデータというのはお持ちでしょう。ないのですか。
〇議長(市川英敏君) 山﨑民生部長。
〇民生部長(山﨑善哉君) 風間議員の質問にお答えします。
当市で持っているデータの全てがこちらということでございまして、先ほども申し上げましたとおり、1月18日以降は人数だけの情報でございますので、そういった年代等については把握できていないということで御理解いただきたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
〇12番(風間輝榮君) 答弁の中で、1月18日以降、県が情報公開の基準を改めたと、だから私たちは知らないのだという答弁書です。私は、これは違うと思います。阿賀野市民がどういう状況で、例えば自宅療養している方も含めて、それはすぐにデータが出なくても、二、三日遅れても阿賀野市へ県のほうからそういう情報の提供というのはするべきだと思います。そしてまた、山﨑民生部長から県のほうへ何で要請をしないのですか。それは、県のほうも集計だけでもう大変なのは分かります。分かるのだけれども、現場の阿賀野市の民生部長がデータを把握していないなんていうのはとんでもないことです。こんな答弁書を書いて納得する人はいません。一生懸命やっているのは分かります。だけれども、どんな状況にあるか、例えば市長から聞かれたときに、いや、県の情報公開が変わりましたから分からないのですよと済む問題ではないです。あなたが県のほうへ、民生部長のほうへ頼んで電話をして、議会から要求があったと。自宅療養者も分からない、みんな県に任せているなんていうのは、私は担当部署としては失格だと思います。今まで電話したことありますか。
〇議長(市川英敏君) 山﨑民生部長。
〇民生部長(山﨑善哉君) お答えをいたします。
1月18日に保健所の職員が、たしか新潟日報で掲載されたときでありますが、そのときに説明に参りました。このときに今風間議員から言われた同じことを私は申し伝えたところであります。その後も件数は知らせてまいりますので、逐次何度も何度も保健所のほうにはそのようにお伝えをしているところでありますが、保健所のほうからは県の本庁のほうにその旨お話があったことは伝えておくという回答でございます。
〇議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
〇12番(風間輝榮君) 昨日までに既に607人の方が阿賀野市から感染者が出ているのです。私たちは、部長からの情報ではなくて、結局新潟日報だとかほかのマスコミからの情報で分かっているわけです。ただ、接種にしてもやっぱり国、県、市と各自治体が連携をしながら進めないと私は駄目だと思っているのです。それで、市民の協力も得てできるだけ早く集団接種、ワクチン接種をしていただきたい。そういうふうにしていかなければ駄目なのに、県がそうだからこうだなんていう、俺はそれは違うと。何度でも粘り強くお願いをして、多少遅れてもいいのです。今日は何人が出た、いや、それは県の発表でいいと思います。そこから少し落ち着いた段階で情報を提供していただきたいと。もう既に集計している段階で、阿賀野市はどうだというのは出ているはずです、悪いけれども。そんなのは、私たちに非公表でもいいです。担当課として把握すべき状況だと思います。そこは、今まで一生懸命やっていたのは私は見ているのです。だから、山﨑民生部長、私非常に高く評価しているのです。だけれども、言うべきことはきちっと言う。それで、一部長のことを聞かないのであれば、市長の名前で県の民生部長へ要請すればいいことなのです。いや、それは分かります。県のほうも大変だから、情報を変えたという。私は、そういうやり方自体が県民に対する不信にもなると思うのです。ですから、それは何度でもいいではないですか、要請をしてください。せめて、では忙しいから、例えば1週間後になりますとか、10日遅れになりますというのでもいいと思うのです。だけれども、現場ではきちっと把握しておかないと、これは私おかしなことだと思います。県から言われたから県の言うとおりにする、いや、それも大事でしょう。だけれども、阿賀野市民の現状を民生部長が知らないなんていうのは失格だと思います。あまり声を荒立てたくはない、はっきり申し上げて。だけれども、それは本当に与えられた仕事を全うしていない。これは、私あえて言わせてもらいます。仕事だから。それと、最近の予約状況もです。これは、もう既に大分、これ以上に予約状況は進んでいると思います、はっきり申し上げて。それは、今手元に資料ありますか。なければ後でいいです。
〇議長(市川英敏君) 山﨑民生部長。
〇民生部長(山﨑善哉君) 昨日の1時50分時点の予約状況でございますが、予約枠の比でありまして、77%の予約となってございます。
〇議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
〇12番(風間輝榮君) 先ほどの市長の答弁は、2月18日現在、7,115の予約枠に対して6,464人が予約済みであると。予約率は91%ですと。これ以降でもかなり進んでいると思います。予約が上がっていると思います。
〇議長(市川英敏君) 山﨑民生部長。
〇民生部長(山﨑善哉君) それでは、今の質問にお答えします。
予約枠数の合計が1万1,769枠、予約者の合計が9,041名、残枠が2,726枠でございますので、分母と分子がそれぞれ変わってございます。本日例えば枠が空いたばかりですと、予約枠は当然多くなって予約者は少のうございますので、どうしても予約率というのはその一時点では下がるという傾向になります。また、次の予約枠が開く前日である場合は、もうぱんぱんに予約しているわけですので、そういう日々によって予約率は上がるという、その日々変わってございますので、そのような数字が逐次変動しているということを御理解いただきたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
〇12番(風間輝榮君) 詳しい情報は、今議会が開会されておりますので、やはり出せる情報はきちっと私たち議員にも示してもらいたいのです。私たちは、市民から聞かれて、いろんなことを聞かれます。いろんな面で。だけれども、私たちはできるだけ皆さんからの情報はなくても、それなりに市民へ対しての丁寧な説明はしているつもりなのです。ですから、基本的にはやっぱりきちっとしたデータが欲しいのです。それをどうこう使うわけではないけれども、市民の皆さんでもいろいろお尋ねがあります。お電話もいただきます。それはデータとしてきちっと文書で、議会開会中でいいですから、後ほど提出していただきたい。お約束してください。
それから、私も2回目の接種はできるだけ市民の方優先に、私たち議員が早く打とうということだといかがなものかなという私の考えです。それで、1回目も2回目もできるだけ後に延ばして、7月の半ば頃に2回目を打ったわけです。そして、この間ようやく3回目の接種券が来ました。それで、ここの保健センターで予約ができるということで、ただあまり早く行くと、市民の方も大勢待っていて、担当者も大変だろうと思って、私11時に伺ったのです。そしたら1人しかいませんでした。担当者に伺いました。今日は相当混みましたかと聞いたら、朝の30分ぐらいは混みましたけれども、その後はこんな状況ですという話でした。そこで、また担当者の方にお聞きしました。ファイザーとモデルナ、モデルナあまり人気ないのだけれども、どんな状況ですかという話を聞きましたら、正直ファイザーのほうが云々という。私は、モデルナでも構いませんので、どこか空いているところありますかとお尋ねしました。そうしたら、安田の阿賀野病院でしたら3月1日3時からでしたら受けられますよという話だったものですから、3月1日に予約したわけです。それで、3月1日の日に実際安田の阿賀野病院へ行きました。ただ、5分から10分前までに来てくださいということで、できるだけ車で待機をしていたのです。そして、車の駐車場もかなり奥のほうになりましたので、奥で待機していたのですが、私の前にいた人たちは軽自動車からお年寄りを車椅子に乗せて、それで私の前、3時の予約なのです。10分前でした。そうしたら、受付へ行ったのですけれども、早過ぎるとまだ2時半の予約した人がまだ来ていないので、申し訳ないのだけれども、車で待機してくれというのです。私も言ったのです。私たちはいい、車椅子で2人がかりで、お年寄りを乗せてきて、ここでは待機場所はないのですというその言い方はないと思います。私から言わせれば、その車椅子の方は中の隅でちょっとお待ちいただきたいぐらいの配慮をすべきだと思います。私たちはいいです。また戻って。3時ぎりぎりに行きましたら8番目でした。だけれども、みんなやっぱり予約時間よりも早く行くのです、気持ちね。私たちの年代はそういう年代なのです。ですから、今後何かあったらそういう本当に大変な思いをして接種に来てくださる、特に車椅子の方々を待機場所ないなんていう受付も冷たいこと言わないで、ほんのその人だけでもいいのです。ちょっとそこまで待ってくださいと、そういう人に寄り添うような受付対応をしっかりとしていただきたいなと。
それで、私はやっぱり今まで公民館でやった接種も含めて、車の中から時間どのぐらいかかるのかなということで、現場でちょっと待機をして見たのです。ここの水原の公民館は1人早い人で45分、遅い人だと1時間ぐらいで出てきました。年寄りですから歩くのもあれでしょう。私の場合は3時ちょっと前でしたけれども、15分の待機時間を入れて、3時20分には病院から出てきました。そうすると、私一番思うのは、できればそういう予約日が決まっているのであれば、やっぱり65歳以上の方々はできるだけそういう個別の個人病院で接種したほうがあまり負担にならないのではないかなと。それと、私の前に8人いましたけれども、寒いですからやっぱりどうしても長袖を着る。私の場合は、もうコートの中は半袖で行きましたから、コートを脱げば、左腕を出せばすぐ打てる。そういった方というのは少なかったです。皆さんやっぱり寒いですから、長袖で二重、三重に、脱いで接種するまでの時間がかかる。それでも、病院であれば20分です。ですから、今後4回目もあるだろうと私は想定しているのですけれども、できるだけ大型の接種会場は65歳以上の方々で、どうしても都合がつかないという方は後回しでもいいと思いますけれども、仕方ないと思いますけれども、できるだけ個別の病院、近くの病院で接種したほうが時間はかかりませんので、そういう告知もしっかりと指導していただきたい。
それから、国は、私非常に怒っているのです。冒頭では軽く言っておきましたけれども、岸田総理も含めて、ワクチン担当大臣、厚生労働大臣も含めて、国会の答弁を聞いていて情けなくなってきます。現場がどれだけ大変だかというのが分かっていないのです。上のトップは前倒しでやります、言うのは簡単です。それだったら、ワクチンをきちっと規定の量を確保して、その見通しがついたから2か月前倒しにしますよとか各自治体に連絡するのはいいです。国会の辺りで、俺からしますとパフォーマンスですよね。言われたから云々なんていうのは非常に情けない。それと、やっぱり大臣として国民の命を守ろうなんていう、そういった気概を持っている大臣はいません、はっきり申し上げて。私国会中継見ていて、こんなの見ているのあほらしいということで途中でやめましたけれども、国がそういう状態なのです。それで一番困るのは県であり、各自治体が一番困っているわけです。ただ、今回は予約が分散されましたので、順調に来ました。それで、早く希望される方が結構多くなった。だけれども、空いているところがありましたから順調に来たのでしょうけれども、私は今後4回目の接種も視野に入れなければ駄目だと。今の段階では、3回目の接種をきちっと打っていただくというのは、これはもう市長答弁ではそのとおりだと思います。一生懸命一人でも多くの方々に打っていただく。それと、治療薬もそうなのです。物すごく遅くなっているわけです。実際これについても、もう去年の段階できちっと確保するなりしなければ駄目なのに、全く進んでいない。非常にお粗末極まりなかった。ですから、現場の担当者としては、非常にそういった面では混乱もするだろうし、現場が一番困っていることも私も承知しています。だけれども、次の体制としては、できるだけ感覚的にそんなにかからないうちに第7波に入るだろうと。それとBA.2という、もう東京でも出ています。実際高止まりになっていますけれども、これが急激に下がるかというけれども、私はそんなに急激に下がらないような気がするのです。ですから、今までだと大体3か月周期と言われていましたけれども、下手するともっと早い段階で第7波を迎えるのかなと。それから、2類から5類に云々なんていう話も出ています。しかし、これは日本医師会も含めてみんな思惑があるから、何やかんや理由をつけてそんなふうにしていないわけですよね。もう今回のあれを見ても分かるでしょう。重症患者も出ていない、風邪に近い、亡くなる人もインフルエンザよりも軽いのだという人もいるのです。どこが正確か分かりません。だけれども、みんないろんな思惑でやっていて国民のことを全然考えていない、私らからすると。
だから、阿賀野市はせめて市民のために本当に信頼が置ける阿賀野市になっていただきたいと思いますし、やっぱり言うべきことはきちっと言う。どんな結論であっても。それは、徹底してやっていただきたいのです。それやっぱり市民のためなのです。何のあれもないではないですか、利害関係も。市民を守るという第一点ですから。私は、そういう民生部長になってほしいなと期待しております。
それから、小児接種について情報提供するという回答がありましたけれども、具体的に情報はどういうふうな形で提供するのですか。ちょっと教えていただけますか。
〇議長(市川英敏君) 山﨑民生部長。
〇民生部長(山﨑善哉君) まず初めに、小児接種の前に5つ御質問がございました。脳神経の阿賀野病院の対応についてお聞かせいただきましたが、私といたしましてはその事実を確認してございませんでした。ただ、病院という医療機関という立場からすれば、病院内で感染が起きるということを最大限に配慮しての対応であったかなというふうには想像できるところでございます。なおも病院のほうには、そういったことも伝えておきたいと思っております。
あと、2番目でございますが、私自身昨年笹神体育館で接種をいたしました。受付から出てくるまでに25分でございました。非常にスムーズにいけているなという感覚でございました。その当時と今を比較してみますと、60歳未満の私と65歳以上の方とでは違いますし、また厚着ということで若干45分から60分程度かかっておられるということでありますが、その分接種の人員も考慮して計画を立てさせていただいているところでございますので、全体としてはうまく推移しているものではないかと察しているところでございます。
それと、3番目、個別接種にしたらいかがかという御提案でございましたが、これにつきましては、市内の医師会の先生と当市でどのような対応をしていくかということで協議をして、当市では新潟市で見られたような個別接種ですとなかなか遅かったということもございまして、集団接種でいかせていただきたいという医師会との協議でこのような形を取らさせていただいております。
前倒しについての質問もございました。8か月から6か月に短縮されたのは、昨日も答弁させていただきましたが、1月13日の国からの通知でございました。このときには、既に3回目の御案内も1月入って早々に御案内もしていたところでありますので、ある程度65歳以上の方の接種についてはほぼほぼ固まっていたところでございます。当市としては、まず市民に混乱を与えない、要らぬ不安は与えてはならないということから、その時点で前倒しに対してどのようにしたらいいのかということを考えて新潟大学のほうにお話をさせていただいたり、また外注の業者の方と前倒しがどの程度できるのかというようなお話をさせていただく中で、今回の3月15日ということに至ったわけでございます。
続きまして、治療薬に関することでございました。これは、国の制度のほうの動向を注視してまいりたいと考えております。
あとは、第7波について、国から要請がありましたら速やかに接種していただけるよう、当然のことでありますが、対応してまいりたいと考えております。
最後になりましたが、小児接種についてでございますが、5歳から11歳、このときも議論になったと承知しておりますが、様々な保護者の意見が錯綜してございます。やはり最終的には保護者の方、責任はやはり親が持つということで、保護者の方に判断をしていただく。当市としては、保護者の方が判断に困らないように、判断に足る情報をできるだけ示させていただくのが当市の務めだと感じてございます。
次に、5歳未満の接種についてどうお考えかということでありますが、議員のおっしゃるとおり、いろんな思いが錯綜してあるということも察しているところでありますが、まずは国がどのような、国も専門機関、検討会を通じて練り上げてくる計画だと承知をしておりますので、まずは国がどのような形で示されるのか、これに対して当市でできる市民の方が安心して、そして安全に保護者の方が判断できる材料の提供に努めてまいりたいと思います。
最後になりましたが、私があたかも何もしていないかのような御発言がございましたが、決してそうではなくて、言うべきことは先ほど1月18日、保健所から来たときにも攻撃的なような形で県のほうには思いの丈をぶつけさせていただいております。県の方も、承知はしているのだけれどもということで回答をいただいているのですが、なかなか教えていただけなければ分かりません。引き続き今回のこれにつきましては、県のほうに求めていきたいと思っております。
最後になりますが、先ほど議会のほうにも情報をという部分がございました。これにつきましては、議会の皆様、そして市民の皆様へも情報提供が必要ではないかと考えておるところでございまして、これまで一時休止しておりました市の接種状況についても広報担当と今4月1日号から再開をしてはどうかという議論を進めておりますので、市民の方にも月に1回になりますが、そういった情報の提供、安全安心メールにおける市の接種状況につきましてもただいま休止しておりますが、今後復活をすることも念頭に入れて、市長政策のほうと今議論を進めているところでございますので、御案内をさせていただきたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
〇12番(風間輝榮君) 決して山﨑民生部長は何もしないなんて、ほかの議員も私と同じで一生懸命やっているのは皆さん評価しています。担当課の職員も含めてやっているのは分かるのです。それで、一生懸命やっていても結果が出なければ、それはやっぱり立場上、山﨑民生部長を叱るしかないのです。だから、民生部長としてそういうふうに言っても県が動かないのであれば田中市長なのです。市長から話ししていただければすぐです。私はそう思っていますので、市長、ぜひ情報の提供だけ、少し遅れてもいいです。現場が混乱しているのでしょうから。だけれども、データ集積で毎日発表しているのですから、阿賀野市のデータがただ出ないだけであって、少し遅れてもいいので情報提供をしていただきたいと。県と阿賀野市と連携をしながらこのコロナ対策に当たっているという姿をやっぱり出さないと駄目だと思います。ぜひ市長からも県のほうへ要望をしていただきたい。大丈夫だって。民生部長、何でも1人で抱えると鬱になったりするから、そういった面はきちっと市長に申入れをして、市長からお願いしますと。市長やります。元県にいたわけですから、今の部下なんていうのはみんな田中市長の下の人は偉くなったわけですから、そんなのは気にしないで、どんどん、どんどん市長を使ってください。市長、私たち議会も応援します。ぜひ頑張っていただきたいなと。
時間の関係もありますので、次に行きたいと思いますが、アベノマスクの関係です。大分申込み数も、日にちも延長だったですから、もっと今の2億8,000枚から3億を突破しているのではないかなと私は思っているのですけれども、全部が来なくても、少しでも利用価値があるのであれば、これはぜひ確保して、災害用に3万枚を頼んだということなのですけれども、3万枚が来るか分かりませんけれども、あのマスクも私使わないで記念に取ってあるのです。だけれども、この耐用年数というのは、災害用で取っておいてどの程度もつのか、品質的に。封を開けなければもつのかどうか、担当課では分かりますか。
〇議長(市川英敏君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 一般的にマスクの耐用年数は5年と言われています。要は耳のこのゴム、これがやっぱり使わなくても劣化してくるというようなことが言われています。
〇議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
〇12番(風間輝榮君) せっかく無駄にならないように、ぜひ活用方法を検討していただいて、阿賀野市のためにそういったふうにして活用していただきたいなということだけをお伝えしておきます。
それから次に、3番目の生活困窮者の自立支援事業についてであります。ここへ出てくる数字は、私は確かにこれはこの数字なのでしょうけれども、これ以上に厳しくなっているのです。私も相談を受けているのもかなりあるのです。だけれども、正直言ってこんな数字ではないと思います、実態は。出てきたのはこのぐらいの数字だけれども、実態はもっと悪いのではないかなと。かといって、行政としてできることというのはやっぱり限られてくるのです。阿賀野市が財政的に豊かであっても、なかなかそこまで面倒を見るというのは厳しいだろうと。国が関係する、県が関係するということであれば、多少それなりの支援はできるのでしょうけれども、実際これ貸付支援が主だということなのですけれども、具体的に金額的に言ったらどのぐらいのなのか。それから、出したはいいけれども、実際大変な人というのは返せないのです、はっきり申し上げて。その辺も含めてちょっと丁寧な説明をしていただけますか。
〇議長(市川英敏君) 塚野社会福祉課長。
〇社会福祉課長(塚野敏之君) お答えいたします。
今ほどの資金の貸付けにつきましては、人数的には、件数的には今年度、令和3年度は28件というふうなことで、全て資金の関係で相談を受け付けたというような内容でございます。人数的にも28人というふうな中で報告をいただいておりまして、緊急小口資金であるとか、総合支援の資金、こちらのほうを主に借りると、利用するというようなところで相談のほうを受け付けておるところでございます。
〇議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
〇12番(風間輝榮君) 担当課長にお願いしたいのは、私たちは貸付支援、これだというのは分かる。だけれども、一番大事なのはやっぱりそういった関係者の自宅へできるだけ訪問をしていただきたい、状況を話を聞くだけでも大分違うのです。私もそういったことで伺うようにはしていますけれども、今なかなかコロナの感染下の中できめ細かく回れない状況。やっぱり聞いてやるだけでも違うのです。担当課としては、貸付けしかできないということで貸付けのほうの業務をやっているみたいだけれども、それは最終的なものであって、私から言わせるとやっぱりきめ細かく訪問をしていただきたい。それと、私は担当課長にも以前お願いをしたのだけれども、いろんな保健師も含めて女性1人で訪問しているのです。それは、そんなことはないだろうと思うのだけれども、やっぱりその時間帯というか、そのときも含めて大変かもしれないけれども、2人体制で回ってあげていただきたいなと。男性の分についてはそうではないのだけれども、女性が比較的若い方々だとやっぱりなかなか一々話を聞いていくというのも大変だし、保健師の業務を見ていると私も実際その来る頃になると、わざと行ってはいるのだけれども、ちょっと注意しなければ駄目なのかなということで課長にもお願いした経緯があるのだけれども、体制として難しいのであれば、できるだけ2人体制でやっていただきたいということをお願いをしておきたいと思います。
最後になりますけれども、制度資金の貸付事業であります。これもやっぱり市でやれることというのは決まっていますよね。実際信用保証料の補給、金利を負担してあげる。行政としてはその程度かなと。ただ、私が一番心配しているのは、国のゼロゼロ融資の関係でいよいよこれから返済の時期に入るわけですよね。それが大変。目いっぱいみんな借りていますので。それでいて今まん延防止で、いろんな面でなかなか通常の活動ができないということであります。その辺のところを担当課長としては、これからの問題ですね。特に私からお願いしたいのは、商工会からの情報ではなくて、いや、それも大事でしょう。商工会が悪いとは言わないのだけれども、やっぱり点在する商工業者に直接会って、何を支援するのが一番ありがたいかも含めて、忙しいかもしれないけれども、これもさっきの話ではないけれども、できるだけ現場へ出て、直接話を聞いて、情報の収集をしていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) ゼロゼロ融資、既に返済が始まっております。今一番懸念されているのが、議員おっしゃられておる貸倒れ、いわゆる焦げつきです。ゼロゼロ融資につきましては、国が全て担保しておりますので、直接的には金融機関には影響、損失リスクはないのですが、それに伴ってプロパー資金を借りている。要は銀行の資金を借りている。それのほうが心配になっております。これからの支援ということで現場に出ろということでありますが、当然そういう事業者の声を聞いて適正な支援ができるものであれば実施していきたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 風間輝榮さん。
〇12番(風間輝榮君) 担当課長として把握していただきたいのは、このゼロゼロ融資、国の融資ですね、非常にありがたい面もあるのだけれども、私から言わせると各銀行を守るための政策でもあるのです。全部この融資で実行されたものでも、自分の銀行から借りているものを返させたり、実質の支援策ではないのです。自分の銀行を守るためのしかないのです。表向きは皆さんのあれだと言ってんだけれども、銀行の自分のところの負債をできるだけ減らすための政策の方向にきているということだけは頭の隅に置いていただきたいのです。実際聞いていただきたい。すぐに何百万も返すのは駄目だけれども、少しずつ自分の銀行の負債を返してもらう、それは銀行は上手にやっています。だから、この間も支店長に会って、おかしいではないかと、今商工業者が大変なときにそんな自分の銀行を守るためのものというのはおかしいですよと、問題にしますよという話もしたのだけれども、現実はそういう状況にあるということ。これは、課長としてはやっぱり把握していていただきたい。私の言っていることが本当かどうかということも含めて、やっぱり現場へ出て商工業者に直接聞くのが一番いいと思います。どういう状況にあるのかも含めて、できるだけ課長は自分の仕事を部下に任せて、できるだけふらっとやっぱりまちへ出て、いろんな業者がいますから、お茶を飲みながら情報収集するのも私は課長の役目だと思っております。ただ、部内にいないとサボっているのではないかなんて見られるかもしれません。私は情報収集は大事ですので、できるだけそういった形でしっかりと現状はどういうふうになっているのか、やっぱり情報収集に当たっていただきたい。それで政策として取り入れられるものがあれば、しっかりと制度化していただければありがたいなと。
ただ、時代がこういうふうに変わってきました。いろんな面でコロナ禍で大変な思いをしている。それで、限られた予算の中で行政運営をするというのは、どこかを削らなければそれをどこかへ使えない。市長はそれは一番悩みだと思います。金さえあれば何でも考えはあるのでしょうけれども、これからの時代は今までの補助金事業というか、そういう行政運営は私は極力やめるべきだと。やっぱり市長が自由に動かせる金なんていうのは今2億切っているのではないでしょうか。たまたまコロナ禍でいろんな事業が中止になっていますから、金はあるように見えるのだけれども、実際これから先はそういう時代ではないのだ。だから、ある程度利用する人は利用者負担、そういったふうな形で今後動くと私は見ておりますので、非常に余計なことを言っているかもしれませんが、それはあくまでも私の考えであります。そういうふうにならないかもしれませんけれども、しっかりと対応していただきたいなと、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
〇議長(市川英敏君) これから13時30分まで休憩いたします。
休 憩 (午後 零時02分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
〇発言の訂正
〇議長(市川英敏君) 一般質問に入る前に、羽田生涯学習課長から発言の申出がありましたので、許可いたします。
羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) お時間をいただきまして、誠に申し訳ありません。午前中に宮脇議員の再質問の際に私が答弁した内容に誤りがございましたので、訂正させていただきたいと存じます。
県指定史跡安田城跡の説明看板のプレートが劣化していると説明申し上げましたが、私の思い違いであり、看板枠の多少の老朽化は見られますが、プレートは平成26年に更新しており、現在も明瞭に読み取れる状況であることを再度確認させていただきました。訂正させていただき、おわび申し上げるものでございます。大変申し訳ございませんでした。
〇議長(市川英敏君) 一般質問を続けます。
1番、荒澤浩和さん。
〔1番 荒澤浩和君登壇〕
〇1番(荒澤浩和君) 1番、荒澤浩和でございます。まずは3回目ワクチン接種が始まり、医療従事者の方々、市の職員の方々には引き続き身命を賭して働いていただきまして、心から感謝申し上げます。さらに、大規模接種を3月15日に前倒ししていただき、ありがとうございます。体には気をつけて、よろしくお願いいたします。また、皆様におかれましても御自身の大切な御家族の生命や、そして地域社会、経済を守るために引き続き感染対策の取組をお願いいたします。
それでは、一般質問に入りたいと思います。今回は、通告に基づきまして、3つの項目について質問いたします。
質問事項1、新型コロナ感染症について。全国でオミクロン株による感染が広がり、今や第6波の渦中にあります。本県においても、年明け以降感染者が急増しており、既に8割以上がオミクロン株に置き換わっていると思われます。したがって、もはや日常レベルではなく、これまでにない感染を警戒すべき状況にあります。オミクロン株は重症化リスクが低いと言われていますが、今後爆発的に感染者が増加すれば医療体制を揺るがすのみならず、エッセンシャルワーカーの確保、維持が難しくなります。その結果、病院、福祉施設、企業、学校など、社会、経済の基盤となる様々な領域が危機になりかねません。政府は2月9日に14都県に適用している新型コロナ対策のまん延防止等重点措置の延長を固め、13日の期限を3週間延ばし、3月6日まで延長しました。このような中で阿賀野市の対応、状況を伺います。
①大規模ワクチン接種の接種券や予約方法。
②5歳から11歳までの人への新型コロナワクチン接種について。
③モデルナワクチンとファイザーワクチンの接種予約率について。
質問事項2、道の駅について。阿賀野市が整備を進めている「道の駅あがの」が令和4年2月9日に道の駅に登録されました。新潟県では42駅目の、阿賀野市としては初の道の駅となります。道の駅登録とは、道路利用者のため休憩機能、道路利用者や地域の方々のため情報発信機能、市内外の交流を促進する地域振興機能を併せ持つ施設として、国土交通省が審査、登録するものです。また、「道の駅あがの」は防災機能として避難場所としても活用されます。そこで、現在の進捗状況を伺います。
①オープン予定日。
②導入施設の進捗状況。
③公園、多目的広場に導入する主な設備。
質問事項3、学校でのタブレット活用について。令和2年度にGIGAスクール構想を受け、公立小中学校にタブレット端末が整備されました。阿賀野市においても活用されています。また、新型コロナウイルス感染対策のために、臨時休業、学年、学級閉鎖、感染拡大防止に伴い、学校に登校できない児童生徒も増加しています。登校できない期間のタブレット使用について伺います。
①新型コロナウイルス感染症対策のために、小学校、中学校等において臨時休業を行う場合の学習方法。
②自宅でのタブレット使用時のWi―Fi環境の調査結果。
③モバイルWi―Fiルーターの貸出し用の端末数。
以上になります。よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 荒澤議員の御質問に順次お答えをいたします。
初めに、新型コロナ感染症についてであります。まず、大規模ワクチン接種の接種券と予約方法についてでありますが、新潟県では2月19日から3月下旬までの予定で新潟空港に大規模接種会場を設置しております。対象者は、県内在住で市町村が発行する接種券をお持ちで、2回目接種から6か月以上経過している方となります。予約方法は、県の予約専用ウェブサイトから、または県の予約コールセンターに電話で申し込んでいただくことになっております。
次に、5歳から11歳までの小児接種についてでありますが、風間議員、岡部議員にもお答えしたとおり、市内2か所の小児科において個別接種を実施する準備を進め、2月21日に11歳児を対象に接種券を発送したところでございます。接種開始は、やまざき小児科が3月5日、あがの市民病院の小児科が4月4日からの予定になっております。小児接種に当たっては、保護者がワクチンの感染予防効果と副反応について十分に理解し、納得して接種の決定と判断ができるように我々のほうから情報を提供してまいります。
次に、モデルナワクチンとファイザーワクチンの接種予約率についてでありますが、これも風間議員にお答えしましたとおり、2月18日現在、ファイザーの予約枠に対する割合は94%、モデルナの予約枠に対する割合は87%、どちらも高い割合で予約が進んでおります。
次に、道の駅についてお答えをいたします。初めに、道の駅のオープン予定日についてであります。道の駅は、これまでお伝えしているとおり、夏頃のオープンに向けて整備を進めているところでありますが、詳細な予定日につきましては一体整備を行っている国と調整中のため、決定次第御報告させていただきたいと考えております。
次に、導入施設の進捗状況についてであります。地域振興施設として物販や飲食、休憩所として活用する建物につきましては3月末に完成予定となっております。建物周りの外構部分につきましても、整備を進めているところであります。公園施設につきましては、国が施工ヤードとして使用している部分もありますが、造成自体はほぼ完了しており、春から芝張りを行う予定で進めております。国が整備するトイレ施設については、市の建物の新潟市側に隣接して現在工事が進められており、基礎工事が行われているところであります。
次に、公園、多目的広場に導入する主な設備についてであります。公園、多目的広場は、災害発生時に復旧支援部隊の活動拠点としての利用を考えておりますが、ふだんは子供たちが走り回れるよう芝生広場として整備することとしております。また、広場には散策に利用できる園路や遊具の設置を予定しており、遊具につきましてはプロポーザル方式により受注者と契約し、夏までに設置する予定で進めております。
次に、学校でのタブレット活用についてお答えいたします。阿賀野市では、国のGIGAスクール構想に基づき、令和2年度に小中学校の児童生徒に1人1台の学習用タブレット端末を整備し、今年度はその活用を推進してまいりました。現在猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の対策においても、臨時休業や学年閉鎖などにより学校に登校できない児童生徒への学習支援のツールとして、学習用タブレット端末を活用しております。児童生徒の状況に応じ、オンライン授業の実施や授業の様子を動画配信、学習課題の配信、オンラインによる健康観察といった様々なことに活用しております。学校においては、学習用タブレット端末の活用だけにこだわることなく、対象となる学年の学習内容等を考えた上で、児童生徒にそのとき一番ふさわしい学習方法を取り入れ、子供たちの学びを止めないように対応しているところであります。
次に、家庭におけるWi―Fi環境の調査結果についてでありますが、小中学校の児童生徒の家庭では1月14日現在で94%の高い整備率となっております。
最後に、貸出し用に準備しているモバイルWi―Fiルーターの端末数でありますが、現在市では100台を保有しております。新型コロナウイルス感染症の対策として、市内の小中学校で実施している学年閉鎖等への緊急の支援として、2月からWi―Fi環境がない家庭を対象に貸出しを開始しているところであります。貸出し対象世帯数は75のところ、2月18日現在で17世帯へ貸出しを行っております。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 御答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をいたします。ほかの議員と重複しないようにまたしますが、重なりましたら御了承ください。
まずは②の5歳から11歳までの新型コロナワクチン接種についてでありますけれども、5歳から11歳までの接種予約に関しては、直接医療機関に予約という形になっていますけれども、直接医療機関ということは市でもその予約状況、また予約時の問題点などの確認というのはその医療機関と連絡のほうは取り合っている状態でしょうか。
〇議長(市川英敏君) 山﨑民生部長。
〇民生部長(山﨑善哉君) お答えいたします。
市と各医療機関は、密接に連絡を取り合うことにしておりますが、本日現在までのところまだ連絡は取られているのですが、では今現状どうかということにつきましては、まだ今現在私のほうで把握しておりません。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 把握してというのは、問題が別にないというわけではなく、ただ……でしょうかね。
〇議長(市川英敏君) 山﨑民生部長。
〇民生部長(山﨑善哉君) 失礼いたしました。把握していないというのは、3月5日、明日から接種が始まりますものですから、今明日何件接種の予定であるとか、そういった数的なものは今手持ちにないということでございます。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 接種予約時の問題は別にないということですよね。ありがとうございます。先ほど言ったように、3月から接種が、11歳の接種でしょうかね、349人の予約が始まるのですけれども、今現在の予約状況というのをお聞きしても大丈夫ですか。
〇議長(市川英敏君) 山﨑民生部長。
〇民生部長(山﨑善哉君) その予約状況の細かい数字が今手元にありませんので、そういう趣旨で先ほど申し上げました。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 分かりました。
では、③番のモデルナとファイザーの交互接種の予約率についてなのですけれども、市としてはファイザー製のワクチンが限られているため、多くの方に1回目、2回目と異なるワクチン接種をしていただくことをお願いしていると言っていましたけれども、その交互接種後の副反応とかの報告というのは結構上がったりとかしているものですか。
〇議長(市川英敏君) 山﨑民生部長。
〇民生部長(山﨑善哉君) お答えいたします。交互接種、またはその交互接種でない場合にしても様々な報告が寄せられております。ファイザー、ファイザー、ファイザーであったとしても、かなり熱が38度以上、頭痛ということが伴った方もおられますし、またファイザー、ファイザー、モデルナという交互接種された方におかれましても、熱が出た方、頭痛の方もおられるのですが、また一方で何ともなかったという方もおられますので、一概にこうであるとかいうのは、その辺はよく分からないところでございます。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) そんな大きくそういう何かあれはないというような感じでしょうかね。すみません。ありがとうございます。
それでは、次、道の駅についてなのですけれども、お伺いしたいと思います。①のオープン予定日に関してなのですけれども、答弁でも夏頃と言いましたけれども、なかなかはっきり言えないといいますか、理由としては国の一体整備のためという答弁でありましたけれども、指定管理者からもまた同じようにオープン予定日が分からない、把握していないというような話が結構上がるのですけれども、指定管理者とはどのような情報共有、また話をされているのかなというのをちょっとお伺いしてもよろしいでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 阿部産業建設部長。
〇産業建設部長(阿部一栄君) 指定管理者との情報共有という御質問でございます。当然市、また定期的ではございませんけれども、国とも情報共有を3者で行う機会を設けているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 一体整備とはいえ、国の整備に関してもやっぱり市が主導で多分動いている話でありますので、市が幾ら国のほうの整備が工事に関してはころころ変わったりとかの問題がすぐ出てきたりとかして、変わることもあるとは思うのですけれども、やっぱり市が主導で把握して、そこをできる限りのお願いをして整備を進めていってほしいというところなのですけれども、そのオープン日があまりはっきり言えない中で、地場産販売の協力農家等との出荷組合との情報共有とかはどのようにそこら辺も踏まえて話をしているのかなというのをお伺いしてもいいでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 阿部産業建設部長。
〇産業建設部長(阿部一栄君) 農産物の方との協議でございますけれども、まず10月から出荷組合が説明会等を開き始めまして、1月の半ば、13日に設立総会というふうな形でなっております。そのような形で主に当然株式会社あがのがメインで行っておるところでございますけれども、そのような形で準備は進めているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 指定管理者、(株)あがののほうにという話もあるのですけれども、その中で予定日がここまではっきりしない中で、多分組合のほうからも話は上がってきているはずなのですけれども、要は予定日が決まらないと、やっぱり農産物の準備としては組合からの話だと大体2月ぐらいから準備しないと夏頃、その夏頃もいつぐらいかというのも分からない中で準備をしなければいけない。そうなった場合に、もうそろそろオープン日ある程度決めてもらわないと農産物のほうの準備もしづらいという話も上がってきているのですけれども、そういう情報というのは話は上がったりとかはしないのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 阿部産業建設部長。
〇産業建設部長(阿部一栄君) おっしゃるとおり、農産物でございますので、今日言って今日できるものではございません。先ほど来言っているように、夏頃のオープンということで、それを見据えた中で作業をしていただきたいということで準備を進めてもらっているところではございます。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) その見据えてというのが大体どこら辺というのが今農家が多分困っているところだとは思うのですけれども、8月、7月、9月、夏頃といっても、ちょっと嫌みっぽく言うかもしれませんけれども、その夏頃というのは大きく違うところがありますよね。嫌みで言います。夏頃といえば、ちょっと見たのですけれども、一応夏頃というのを調べてみたのですけれども、気象庁の区分では6月から8月が夏頃ですと。ちなみに、体感では5月の初夏から9月上旬ですと、そのように夏頃というのを大きく分けられているはいるのですけれども、やっぱり農家それに合わせて作らなければいけない中で、早くなる、また今度遅くなってしまったときに、その準備した部分の補償問題とかいう話もきっと上がっているはずなのですけれども、そこら辺の話というのはまだ話は進んだりとか、そういう話は出ていませんでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 阿部産業建設部長。
〇産業建設部長(阿部一栄君) 補償問題というのは、ちょっとまだ直接は聞こえてきておりませんが、一般的に夏頃、おおむね8月頃なのかなということではお話はしているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 8月頃というように今明確に言っていただけるのであれば、大体こう絞られて、そのように進めていってくれているのだなというのがあるのでよかったです。
では次に、2番目の導入施設の進捗状況の話なのですけれども、施設の情報提供、またアピール、情報発信が全然行われていないような気がします。市のホームページでは、整備状況の写真を毎月末に更新してくれていますが、やはりこちらも指定管理者のホームページでは昨年の11月22日からは更新されていない状態というのはなぜなのか。それは、指定管理者の問題でもあるかとは思うのですけれども、そこら辺にもやっぱりなぜ情報発信ができないのか、またしていないのかというのも市としてはどう考えているのかなと思ってお聞きしてもいいですか。
〇議長(市川英敏君) 阿部産業建設部長。
〇産業建設部長(阿部一栄君) 情報発信につきましては、まず議員おっしゃられるとおり、市のほうとしましては建物の進捗状況ということでトップページの市政・まちづくりというところから道の駅整備事業というところにリンクを貼りまして、順次毎月の状況、またこの2月9日に登録になったとか、そのようなものについては順次発表しているところでございます。指定管理者であります株式会社あがのにつきましては、確かにホームページ開設しておるところではございますが、今後……今現在としてはどちらかといいますと、先ほど話しした農産物の組合者向けですとか、物販の方向けのものがメインだというのは否めない状況でございますので、今後また情報発信できるようになればさらに発信していただきたいというふうに市としても考えているところでございますし、また指定管理者にもそのように伝えたいと思っているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 阿賀野市の道の駅ですので、やっぱり市民も楽しみにしていますし、また市内外からもたくさんの人が集まっていただけるようによくしていきたいということで、協力しながらやっていかなければいけないのかなと思うのですけれども、指定管理者へのフォローという形で、昨日市長のお話で来年度から地域おこし協力隊のコンシェルジュの総合世話係というのが多分今後そこに関わってくるのかなとは思うのですけれども、逆に返せば令和4年度からというのはちょっと遅過ぎるような気もするのですけれども、もうちょっと早くこの総合世話係というのをしたほうがいいのかなと思うのですけれども、この今に至る、これからというのはどうしてそのようになったのかなとお伺いしてもいいですか。
〇議長(市川英敏君) 大橋企画財政課長。
〇企画財政課長(大橋晋一君) 地域おこし協力隊に関しては、当課が所管しておりますので、御説明させていただきたいと思っております。
地域おこし協力隊については、一応今年度募集して選考を行い、1人が3月17日に赴任することになっております。業務内容は、市役所で行う移住、定住の促進事業業務とか、あと移住、定住関連のSNSやホームページの開設、運営、移住、定住の業務やイベント等の補助を考えております。また、それとプラスして、「道の駅あがの」のコンシェルジュ業務として移住相談の対応や観光案内、道の駅の施設の案内などを提供するということで、その情報発信を全て道の駅の部分をやるのではなくて、半分は市の情報発信を行うということで、半分としてコンシェルジュということで考えております。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 半分は道の駅のほうの世話係という話なのですけれども、先ほど言ったように指定管理者のほうにもなかなか情報発信が、話を聞いても言わないのか、言えないのか、分からないのか、そこら辺もまた指定管理者から話をしても困っているようなところでもありますので、そこら辺も指定管理者とまたさらに密に情報提供していただきながら、早めにこの道の駅の情報発信なりとか進めていってもらいたいなとは思うのですけれども。次に③の遊具のことでお伺いしたいなと思うのですけれども、公園、多目的広場に導入する設備です。こちらも市長からの方針で、子供育成支援の充実のところで、大型遊具を整備した広場と、あと雨天でも子供たちが自由に遊べる室内遊具を備え、子育て世代が集うにぎわいの場としたいと話していましたが、何度もお伺いしておりますが、そろそろ具体的な遊具の説明というのでしょうかね、そこら辺は具体的にお聞きすることってできませんでしょうかね。
〇議長(市川英敏君) 阿部産業建設部長。
〇産業建設部長(阿部一栄君) 遊具につきましては、先ほどの市長答弁にもございましたとおり、プロポーザル方式によって契約をしたところでございまして、ようやく契約先を決めたということで細部について詰めているところでございますので、その辺が固まり次第また皆様にはお伝えできればというふうには考えているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) プロポーザル方式に決まったと言っておりますが、内容が決まらずにそこは決まったと今取り得るのですけれども、そういう話でしょうか。
〇議長(市川英敏君) 阿部産業建設部長。
〇産業建設部長(阿部一栄君) 申し訳ございません。当然プロポーザルにおいては、まず先ほど室内の遊具の内容、それから屋外も1歳から3歳程度の小さい子供向けの遊具、それからそれ以上の遊具ということでちょっとパターンを設けて、それぞれのところに提案をいただいておるところでございます。それに対して総額幾らぐらいであればどんなものができますかというような御主張も受けたところでございます。なお、細かい点というのはおおむねの形は決まっているのですけれども、細部について、例えばより安全性を高めるものですとか、その辺のところを今ちょっと詰めているところでございますので、もうしばらくお時間をいただければということでございます。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) であれば、大体のやつと予算という形で決めているという形で決まっているという形でしょうかね。ぜひその中身もとても楽しみにしていますし、どんなのができるというのをまた皆さんも聞きたいところでもあると思いますので、こちらも早く決まり次第情報を発信していただければと思っておりますので、ぜひよろしくお願いします。
やっぱり道の駅、地域の方、また市民の皆様が楽しみにしていますし、よりよい道の駅にしようと思っています。様々な要望がたくさん上がっている中、やっぱりできること、できないこと、また市長もどうしても必要なものとか、いろいろとあるとは思うのですけれども、その中で必要なもの、できることはできる、できないものはしようがないのですけれども、そのように少しでも一つの形にしていただければなと思っておりますので、道の駅に関しては今後またよろしくお願いいたします。
次、質問事項3の学校でのタブレット活用についてちょっとお伺いしてもよろしいでしょうか。先ほど答弁の中でモバイルルーターの用意が100台してあるとあります。そして、今現在貸出ししているのが17世帯ということなのですけれども、この17世帯というのは、17個機器を貸しているということでいいのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 髙橋学校教育課長。
〇学校教育課長(髙橋正人君) お答えします。17世帯というのは、申込みが教育委員会のほうであった世帯になります。学校ではなくて。よろしくお願いします。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) まず、その機器のルーターの貸出しは市のほうで受付を、教育委員会のほうで受付しているような形でしたよね。学校ではないですよね。それで、17世帯が申込みをして借りているということでいいのでしょうかね。17世帯借りているのですけれども、17世帯借りて、17台貸出ししているというのでいいのでしょうか。なぜ聞くかというと、17世帯だとしても兄弟がもしいる世帯であれば、その世帯によって1台貸しているのか、また2台貸しているのかというのをちょっとお聞きしたかったのですけれども、幾ら兄弟がいてもその世帯には1台しか貸さないのか、申込みによって2台貸すのかというのをお伺いしてもいいでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 髙橋学校教育課長。
〇学校教育課長(髙橋正人君) 基本的には世帯に1台を貸し出しております。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 分かりました。世帯に1台ということなのですけれども、やっぱり兄弟がいて、今回コロナの感染対策で休学になったりした場合、やっぱり兄弟も休むという措置を取っているのですけれども、そうすると上の子と下の子が同時に使うとなると同じ部屋で使わなければいけない形になると思うのです。そんな離れることは、たしかモバイルルーターだとできなかったような気がするのですけれども、もし部屋が違った場合、同じ部屋でモバイルルーターを使えばいいのではないのと思うのですけれども、やっぱり学校の授業だとオンラインで授業をやっている場合に同じ部屋で2人やっているとちょっとかぶるというか、話もあったりするとどうしてもやっぱり別々の部屋でやったりとかすることもあると思うのです。そういうときに限って2台の貸出しというのは可能なのか、それともそのように貸出しすることも可能なのかちょっとお伺いしてもいいですか。
〇議長(市川英敏君) 髙橋学校教育課長。
〇学校教育課長(髙橋正人君) お答えします。
モバイルルーターが部屋のどの辺まで飛ぶかという状況は、ちょっと私のほうで把握はしておらないのですが、今のところ貸し出している世帯につきましてそのような不便をしているという話は聞いておりませんので、もしそのような話があればまた考えて、2台貸すなりの検討をさせていただきたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 分かりました。このルーター、今貸出ししたのが2月18日時点で17世帯お貸ししているという形なのですけれども、この貸出しについて貸出し期間というのは決まっているのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 髙橋課長。
〇学校教育課長(髙橋正人君) お答えいたします。
今コロナ禍の緊急対応ということで貸出しを行っておりますので、2月1日から今年度末の3月31日までの2か月間を一応予定しております。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) ありがとうございます。それであればそうですね。ただ、コロナ禍で2か月間貸出しということなのですけれども、今後また学校で今持ち帰りをしている感じになっているときに毎回貸出しをするのか。かといってずっと貸していくわけにもいかないような気もしますし、ちょっとそこら辺をどう考えているのかなという。今コロナなので、その2か月、3月の末までというのはありがたい話なのですけれども、今後の貸出しについての期間というのでしょうか、そこら辺はどうお考えなのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 髙橋課長。
〇学校教育課長(髙橋正人君) お答えいたします。
当初の予定では就学援助の世帯等で恒久的に貸し出すというようなイメージを持っておったのですが、それ以外の世帯につきましては基本御家庭で整備していただきたいというお願いをしているところなのですが、それでも整備をされておられない家庭もありますので、その辺はまたさっきの緊急対応と絡めながら、また引き続き考えていきたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 分かりました。全ての家庭に端末が用意できればそれでいいとは思うのですけれども、このWi―Fiの貸出しに関しましてもいろんなケースがまたあるとは思うので、ぜひそこら辺柔軟にちょっと対応してもらえればなと思いますし、タブレットに関してですけれども、またちょっと関連づけにお聞きしたいのですけれども、前にもお聞きしたのですけれども、教育長にお話を伺ったのですけれども、1年生から5年生のタブレットケースに関してなのですけれども、ちょっとお伺いしたいのですけれども、この前も1年生から5年生のタブレットケースが大き過ぎるという話で、ランドセルに入れるとタブレット1個しか入らない、ほかの教科書とかが入らない。それで、この前教育長のお話だと、持ち帰り方もちょっと検討しなければいけないという話で、手提げ袋なのか、また手提げ袋だと画面が当たって危ないからという話も私したのですけれども、そこら辺も踏まえてちょっと検討するという話を伺ったのですけれども、今現在また学校持ち帰りが増えてきている中でどのように対応しているか、また各学校に話をしているかというのをあれから検討されたかなというのでお聞きしてもいいですか。
〇議長(市川英敏君) 髙橋学校教育課長。
〇学校教育課長(髙橋正人君) お答えいたします。
ちょっと私も、水原小学校の関係なのですが、今タブレットを、いつ学級閉鎖とか始まるか分からないということで、かなり持ち帰っておる状況でございます。低学年のタブレットも確かにそのままではランドセルに入らないのですが、ちょうどL字型に折り曲げられますので、それでぴったり収まるというような形で、その上で持ち帰っておるというような形でしております。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) そうやって折り畳んで入るのですけれども、全てのランドセルというわけではないのですけれども、ランドセルによっては折り畳んだらそれ以外の道具が入らないランドセルも結構ありまして、そういうときはまず担任の先生が教科書は学校に置いていっていいから、タブレットだけ持ち帰ってくださいというような形を取っているところもあるのです。そうなった場合、タブレットだけ持ち帰るとなると教科書がないわけですよね。コロナ禍のときに、学校が休学になったときにタブレットを持ち帰って、では勉強してください、でも教科書がありません、タブレットしかありませんという状況も結構あったみたいで、そうなったりするとやっぱりなかなかタブレットだけを持ち帰るという状況を毎回続けていると勉強もできない状態というのもあるので、やっぱりそこら辺はもっとタブレットの持ち帰りのときにケースをどうするのか、やっぱり持ち帰り袋としてどうするのかというのを、もう結構タブレット、ほとんど週に何回かは多分持ち帰ったりしているような状況なので、そこら辺のほうも早めに対応とか今後考えてあげないと、本当に教科書を置いていいですよ、その代わりタブレットは持ち帰ってくださいという状況のまま、このままというわけには多分いかないと思いますので、ぜひそこら辺も考えていただければと思っております。
あと、これも関連づけでちょっとお聞きしたいところもあるのですけれども、学校での感染対策の関連づけでお聞きするのですけれども、学校の体育館なのですけれども、体育館使用時に換気で窓を開けたりとかよくしているのですけれども、感染対策のために窓を開けると、体育館に網戸がないので、虫がたくさん入ってきたりとかしてなかなか換気が難しいとか、そういうのが話が上がっているのですけれども、その体育館に関しまして網戸、多分市内の小中学校で網戸がついている体育館というのはそう数はないとは、ほとんどないとは思うのですけれども、そこら辺の検討というか、網戸に関してちょっと学校として、市としてどうお願いしたらできるかなと思うのですけれども、どのようにお考えでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 髙橋学校教育課長。
〇学校教育課長(髙橋正人君) お答えいたします。
現在体育館に網戸のある学校は3校ございまして、安野小学校、京ヶ瀬中学校、水原中学校ということになってございます。学校のほうからも、体育館だけではないのですが、網戸の設置という話もあるのですが、一応メンテナンスがかなり大変になってきます。取替え、張り替え等、あと冬には取り外しをするというようなことで、用務員1人しかおりませんので、かなりの負担がかかるというようなことで、そのメンテナンスの面の大変さがあると。あと、学校の窓は一応基準の一般の家庭の窓とは違いまして、規格外のものなものですから、かなり高額になるというようなことで、網戸よりもほかのものを優先して整備したいというような学校もございまして、その辺を考えながら考えてまいりたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 体育館の窓、大きさもまた様々だと思うし、規定品ではないとは思うのですけれども、また網戸の値段が高額になるということなのですけれども、網戸がない状況で換気をしたりして、例えば虫が入ってきました。その虫を踏んでしまって子供たちが滑ったりとかいう危険もありますし、例えばその虫の死骸踏んでしまったときに、踏まれたせいで体育館の床のワックスとかにも影響が出てくるとは思うのですけれども、そうなると今度ワックスをかける回数を増やしくださいというと、そちらのほうもまた予算のほうがなかなか今順番待ちのような感じで、定期的にできている状況ではないですよね。なので、その体育館のワックスも滑らないようにって大事なのですけれども、それも併せて網戸もまたコロナの感染対策としてやっぱり換気が一番重要だと思いますし、やっぱり網戸があって換気ができるのであれば一番いいことだと思いますので、ぜひそこら辺のほうも検討していただきながら進めていってもらいたいなとは思うのですけれども。市長、最後にそこだけ聞いていいですか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) そういう細かい部分は、テクニカルな部分は学校教育課のほうに任せていただいて考えていただくことにしてはいかがでしょうか。そう思っております。
〇議長(市川英敏君) 荒澤浩和さん。
〇1番(荒澤浩和君) 感染拡大防止ということで市のほうからもちょっと考えてもらえればなと、一言プッシュしてもらえばなと思いながらちょっと伺ってみました。
すみません。以上でこちらの一般質問をさせていただきました。ありがとうございます。
〇議長(市川英敏君) 質問を改めます。
7番、松﨑良繼さん。
〔7番 松﨑良繼君登壇〕
〇7番(松﨑良繼君) 日本共産党の松﨑でございます。私は、大きく3分野、4点にわたって通告をいたしましたので、質問をさせていただきます。
最初に、何人かの方からも質問がありました新型コロナウイルスのこのコロナ禍から市民生活と営業を守る問題ということで質問させていただきます。発生から2年をたちましたが、新たな変異株の出現などによって、依然として終息の兆しはいまだに見えていません。ワクチンの3回目接種が大幅に遅れるなど、岸田内閣による後手後手の対応が、先ほど同僚議員からも指摘がありましたが、今日の事態を招いていると指摘せざるを得ません。このことが低所得者や中小業者など、社会的な弱者により深刻な影響を及ぼし、格差を広げています。国の施策を補う意味から、以下の事項について市独自の対策を提案いたしますが、田中市長の考えを伺います。
1番、生活応援と地域経済対策として一定の効果を上げてきたプレミアム商品券方式ですが、これをさらに改善をして、低所得者にも漏れなく行き渡り、確実に地域業者への消費拡大につながる4,000円から5,000円の商品券を全市民に配布すること。
2番目、飲食店等への時短要請協力金で対象にならない酒店や代行、タクシー業者など、影響を受ける事業者への支援金の支給。
3番目、持続化給付金の半分の規模となった、現在申請が行われています復活支援金受給事業者への上乗せ支援と家賃支援金の実施。
次に、農業問題ですけれども、国の水田活用交付金の見直しについて伺います。国は、新年度予算で、1、今後5年間で一度も水稲を作付しない農地は、2027年以降交付対象から除外をする。2、多年生牧草への助成額、反当3万5,000円を収穫のみの年は1万円に減額をする。3、飼料用米、米粉用米の複数年契約への加算を半分の6,000円に減額し、22年からは廃止をする、を打ち出し、農家や農業団体からは、これは2階に上げてはしごを外すものだという声が上がっていますが、市長の見解を伺います。
これらが実施された場合の阿賀野市農業への影響。あぜや水路が整備されていても過去5年以上水稲を作付されていない水田の面積。
2番目に、多年生牧草栽培の水田面積。
3番目、複数年加算の対象となっている水田面積とそれぞれの交付減額についてお答えください。
次に、プラスチック被覆肥料の対策へ助成をという問題です。プラスチック被覆肥料、一般に一発肥料と言われていますが、これは高齢化、大型化が進んだ稲作農業には今では欠かせない資材となっていますが、分解されない被覆の殻が圃場外に流れ出し、海洋マイクロプラスチックの7割以上を占めるという研究結果もあり、大きな問題となっています。生分解性樹脂やバイオマスプラスチックを使用した環境に優しい被覆肥料の開発もなされてきていますが、価格が高く、助成を求める声があります。市長の考えを伺います。
最後に、公共施設屋根に命綱アンカーの設置をということであります。住宅リフォーム補助事業で、安全な雪下ろし作業のためのアンカー単独設置費用を対象にするということが新年度予算に盛り込まれました。この民間住宅、一般住宅へのアンカー設置の促進のためにも、それから公共施設の屋根へのアンカーの設置を率先して行うべきと思いますが、市長の考えを伺います。
以上、よろしく御答弁お願いします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 松﨑議員の御質問に順次お答えをいたします。
初めに、長引くコロナ禍から市民生活と営業を守る問題についてであります。まず、市の新型コロナウイルス感染症対策につきましては、国、県の対策において手が届かない部分について、市の独自対策を必要に応じて取り組んでおります。松﨑議員御指摘の低所得者への支援といたしましては、直近では原油価格の高騰を踏まえた1世帯当たり1万2,000円の灯油購入費助成金と独り親家庭等において新生活に向けて節目の年に当たる生徒に1人当たり10万円の支給を行いました。また、国では住民税非課税世帯等に対する1世帯当たり10万円の臨時特別給付金を支給しており、時宜に適した支援を行っているところでございます。
一方、このたびのプレミアム付商品券については、新型コロナウイルス感染症の長引く影響により地域経済が低迷していることや、燃料費、原材料費等の高騰、あるいはそれらに起因する4月の生活関連商品の値上げなどによる家計への影響を考慮し、市民生活の支援と事業者の支援による地域経済の活性化を目的として実施するものであります。既に低所得者向けの支援を行われていることと、プレミアム付商品券のこれまでの実績から確実に地域事業者への消費拡大につながるものであることから、全市民への商品券の配布は考えておりません。
次に、飲食店等への時短要請協力金で対象にならない酒店、代行、タクシー業者などの影響を受けている事業者への支援金の支給についてでありますが、新潟県において昨年に引き続き、飲食関連事業者支援金支給の受付を2月28日から開始していることから、市独自の支援金の支給は考えておりません。
次に、持続化給付金の半分の規模となった復活支援金受給事業者への上乗せ支援と家賃支援金の実施については、現時点では実施する予定はありませんが、今後も社会情勢や市内の経済状況を見極めながら必要な対策を講じてまいります。
次に、国の水田活用交付金見直しについてお答えいたします。国の新年度予算における制度の見直しについては、畦畔や水路等の水田機能を有する農地の使途や生産コストの現状を精査し、水田及び畑地をフル活用した将来の産地形成を構築していくことが目的であります。また、飼料用米、米粉用米の複数年契約については、取組率が約9割に達したことから推進する効果が薄れてきていることを減額の理由としています。主食用米の需要減少に歯止めがかからない中、国を挙げてPDCAサイクルを回し、主食用米から非主食用米や高収益作物への転換を促しているところですが、加算されていた交付金が取組途中で減額や廃止となることは、先々を見通して農業経営を試算していた農業者にとりましては少なからず影響があるものと考えております。市といたしましては、農業者の声を速やかに国、県へつなぎ、需要に応じた米生産を進めてまいります。
なお、あぜや水路の整備までは確認できていませんが、過去5年以上水稲作付がなされていない水田面積は268ヘクタールでありました。水稲を作付しない農地に対する交付金の除外は2027年からの予定ですので、すぐには交付金への影響はありません。また、多年生牧草栽培の水田面積は28ヘクタール、複数年加算の対象となっている水田面積は60ヘクタールで、交付金の減少は飼料用米で285万円、米粉用米で78万円と試算しております。
次に、プラスチック被覆肥料対策への助成についてお答えをいたします。プラスチック被覆肥料につきましては、水田経営の規模拡大や農家の高齢化が進んだこともあって追肥の手間が省ける利点などがあり、全国の水田面積の約6割で使われていると言われております。しかし、肥料が溶け出した後に残る被覆からは、紫外線などで分解されるものの、完全に分解する前に水田から河川に流出し、海洋汚染につながると懸念されております。こうした問題に対し、硫黄で被覆した肥料や時間をかけて分解される成分を使った代替肥料での試験が行われているようでありますが、肥料効果のコントロールが難しく、普及は限定的とのことであります。そのため、市といたしましては、現段階での助成への検討は時期尚早と考え、JA全農などが呼びかけ始めた浅水代かきや排水口でのネット設置、殻のすくい取りといった対策を農業団体と協力して農家の皆様に呼びかけてまいります。
次に、公共施設の屋根のアンカー設置についてお答えをいたします。松﨑議員のおっしゃるとおり、アンカーは雪下ろし作業をする人の事故防止措置として必要な設備であり、市の公共施設に率先して設置することは、市民の設置推進を図る上で効果があるものものと考えているところであります。現状では、公共施設へのアンカー設置がないため、今後は公共施設の管理における事故防止の観点から、設置に向けて過去の雪下ろし実績や施設の構造等を判断し、対象施設の絞り込みを行い、実現に向けて課題を整理してまいります。ただ、阿賀野市における公共施設における雪下ろしというのはほぼ実績的にはございませんので、その点も踏まえて検討させていただければと思っております。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) それでは、再質問させていただきます。
コロナ対策ですが、プレミアム商品券、これは今般配られたコロナ対策の実績の中で、昨年8月のプレミアム商品券、第1回販売で1万3,536冊、それで第2回販売までやって完売をいたしました。1人2冊までということでしたけれども、最初の販売でなかなか完売にいく見通しがすぐ立たなかったのか、第2回のときは1人で何冊でもどうぞということで売られたということがあったと思います。結局多い人は、事実上制限をなくして何冊も買えたという実態があったのではないかなと。これは、データは取っていますでしょうか。買い入れた世帯数。商工観光課ですか。
〇議長(市川英敏君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 世帯数まではありませんが、購入者数、これが1万481人となっております。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) 今回は売れ残らないようにということか、1人5冊までというふうにしましたですよね。この理由はどういうことでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) これまでの購入者数の人口割合、それらを見れば1人5冊でも、余ると言うとまたおかしいですけれども、買いたい人には渡り切るだろうという考えであります。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) まさにそこがちょっとやっぱり問題があるのではないかと。プレミアム商品券の役割というのは十分認めているのですが、ただこれは5冊までということですと、4人家族なら20万円分買って、6万円のプレミアムがつくということになるわけですよね。これは、やはり結局手持ち資金のある世帯がそういうまとめて買うということができるけれども、一方で低所得者、灯油の補助などは、これは住民税非課税世帯ということですから、それまででもなくてもなかなかここで10万円、20万円あらかじめ買って、それでプレミアムを得るということができる方というのはそんなに多くないと思うのです。実際に昨年の実績で1万4,000人ということになると、市民の人口からすれば3分の1かそれくらいですよね。ですから、本当に多くの方々、特にコロナで影響を受けている所得の低い方々に行き渡るということからいうと、全員協議会のときも発言しましたけれども、4,000円とか5,000円の、同じ予算を使うのであれば、そういうクーポン券というか、商品券を全市民に配布をするということのほうがいいと思うのですけれども、ここまでどうでしょうか。商工観光課長、全員協議会ではそういうことも検討したいと言っておったのですが、市長のさっきの答弁だとちょっとにべもない感じなのだけれども、いかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 既にプレミアム商品券を発行するということで全員協議会で御説明しました。そこですぐにクーポン券に切り替えるということは、これは全く困難なわけでありまして、またプレミアムの本来の趣旨、市民生活、市民全員の方を対象にして支援しよう、そして事業者支援をしようという目的でありますので、低所得者も大事ですけれども、それはそれでまた市長答弁にありましたが、ほかの分野で支援をしていくという考えでおります。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) 4月から販売始めると、既にもうポスターもできていますし、これについて今これから切り替えてもらいたいということではないのですが、今後もこういうことがあり得ると思うので、プレミアム方式を何回か繰り返してきていますけれども、かなり市民の間からもそういう声が出てきていますので、また今後行うことに当たってはそういう方式をよりよいものにしていってもらいたいというふうに思います。
それから、地元経済の活性化という面においても、これはお金に余裕のある方がそういう10万、20万という商品券を買ってプレミアムがついて、それは消費はもちろんするかもしれないけれども、期限がありますから、その分結局残った分が貯蓄に回ったり、そういうことになると思うのです。低所得の方はこれは余裕がありませんから、やはりそういうプレミアム的なもの、商品券、クーポン券、これがあれば確実にやっぱり消費に結びつきますし、金額的にも地元商工業の売上げ拡大によりつながるというふうに思いますので、ぜひその辺は今後の政策として取る場合にぜひ検討していただきたいというふうに思いますけれども、田中市長、いかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 私の考えとちょっと違うなと思うのが、松﨑議員が言われるものと我々が考えるプレミアム商品券、その商品券の相乗効果を考えてみていただければお分かりだと思うのですが、我々1億5,000万使って6億5,000万の経済効果を生み出すという形になります。それに対して、クーポン券あるいは松﨑議員が全世帯に4,000円ずつの商品券をという話になりますと、その相乗効果という部分がほとんどなくなってしまうわけでありまして、ですから物の考え方、今個人消費が大体1人当たり幾らかというのは把握正確にはしておりませんけれども、今この物価高、原材料費が相当値上がりしている、あるいは原油、灯油が値上がりしている。こういった中で、5万円買いますと1万5,000円がそういった部分で各家庭に配られる。ですから、個人消費を考えますと非常に大きな各世帯の支援に回れる、そういうような理解をしております。ですから、4月1日以降からまたスーパー等で値上がりが予定されております。そういった部分にも商品券が使われるわけでありますので、非常に市民の皆さんの立場から考えると有効かなと思っております。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) これで論争していると時間が幾らあっても足りないことになるので、これでやめますが、6万円のプレミアムで、要するに20万円買って26万円という波及効果というお話なのですけれども、これはそういう大きい金額のものを、しかも地元の商店や地元で使うということになるとなかなか容易でないという声もあります。それで、これはさっきも言いましたけれども、そういうプレミアムの分が、これが消費拡大にはなるのだけれども、それに波及効果が果たしてそこに生まれるのかということね。お金の余裕のある方は、そういうプレミアムがあろうとなかろうと、やはり必要なものは買っていくのであって、ところが食費にもなかなか大変だと、毎月公共料金の支払いに追われているという多くの皆さんは、これは例えば4,000円、5,000円の商品券が5人家族であれば、四五、2万円ですか。そういうものが、これは消費の拡大に確実に結びつくのです。4,000円、5,000円の商品券があったから、その分では使うのをやめようというようなことにはならないのであって、確実に売上げの拡大につながるということなので、ぜひ政策的には考えていただきたいというふうに思います。こればかりやっているとあれですけれども、灯油の話が出ましたので1世帯1万2,000円の灯油の助成、これは大変本当に、それこそ市長の英断があったと思うのですが、これの積算根拠を一度説明いただいたこともあるように思うのですが、民生部長、1万2,000円というのはどういうふうに。
〇議長(市川英敏君) 塚野社会福祉課長。
〇社会福祉課長(塚野敏之君) 今の御質問にお答えいたします。
この1万2,000円につきましては、冬期間の灯油の実績を勘案しまして、実際の消費量、それと勘案した形で1万2,000円を割り出したというふうなところでございます。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) これの灯油代の差額ですよね。はじき出す基になった、それはいつの価格といつの価格を比べてやったのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 塚野社会福祉課長。
〇社会福祉課長(塚野敏之君) 一昨年の数字と、それとあと統計上の数字、そちらのほうを照らし合わせまして算出した内容でございます。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) これを決めたのが12月ですから、11月末なり12月初めの時点の油の価格ということだと思うのですが、御承知のようにその後またさらに上がっていますよね。一時ちょっと1月に下がったのですけれども、また2月からぐっと上がってきて、この先もまたウクライナ危機で原油の値上がりが既に始まって、政府は原油の価格対策ということで予算を出すということもありますけれども、あれもガソリン1リットル幾らというようなのが、即ではガソリンや灯油の値段に跳ね返るのかなと思ったら必ずしもそうではないということも言われていますし、非常にやっぱり消費者から見ますとその後さらにまた値上がりをしているということなので、第二弾も検討すべきではないかなというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 塚野社会福祉課長。
〇社会福祉課長(塚野敏之君) お答えいたします。
今現状といたしまして、まず第一弾のもの、これが2月28日までで申請のほうを終了してございますので、そちらのほうをまずはしっかりと対応していきたいというふうなものと、あと今後さらにそういうふうな状況があるのであればまた検討が必要というふうに考えておりますけれども、今現在においては現状で対応していきたいというふうに考えております。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) よろしくお願いします。
それから、飲食業者、関連事業者の支援です。これは答弁にありました。県が行っています、2月28日から開始をした飲食関連事業者支援金、これは1業者20万円なのです。しかも1回きりで、代行だとかタクシーだとか、もちろん酒店なんかもそうですけれども、非常に大きな影響を受けているという業者に対してこれはあまりにも少ないのではないかなというふうに思います。上乗せ支給をということを要望したのはそういう中身なのですけれども、それから復活支援金についても金額が半分になったということだけでなくて、これも要件も非常にややこしいというか厳しくなって、事前確認ということで、銀行等に継続的な支援を受けている人、具体的には借入れをして返済を1年以上続けている人、そういう人以外の場合、なかなかそういう手続でも大変だということがあります。それから、家賃の支援金はやっていないのです。おととし実施をして、それ以後非常に要望が強いのですけれども、これは農家なども小作料にも対象になるということでかなり喜ばれたのですが、これも実施していないという内容で、国、県、それぞれやっているのですけれども、なかなか本当にこういう困っている事業者に届いていないと、十分でないというのが実態だと思います。何らかのやはり上乗せの助成、支給を考えるべきではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 考え的には市長答弁のとおりであります。まず、国、県の対策、これを優先に扱っていきたいということでありますし、そういう方のためにもこのプレミアム商品券早く発行して、早く経済を回そうということで取り組んでおりますので、その辺を御理解願いたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) 国、県の支援、対策が不十分だから、そういうことを要望しているわけです。そのために地方創生臨時交付金をいろんな使えるメニューを示して、そういう国が補正予算を組んでいるのだと思いますので、まずはというのでなくて、ぜひそういう点を研究をして進めてもらいたいと思います。この灯油の助成にしましても、それから国がやった10万円の低所得者向けの支援金といいますか、これも住民税非課税というのが、これが基準になっています。住民税非課税といいますと、夫婦2人で所得で82万8,000円ですよね。本当に住民税均等割がかかっても、または所得割がかかったお宅でもこの日本の税制というのは生活費に食い込む税金になっていますから、生活にとても余裕があるなんてことは言えないのです。そういう世帯が言わば置き去りになっているということでありますので、ぜひそこは頑張っていただきたいということを要望しておきます。
次に、水田活用の交付金の見直しの問題ですが、市長はこれは少なからず農家に影響があると。今まで何年も何年も米の生産調整、それに頑張って協力をしてきた、そういう農家に対して、今度は5年間の間に田んぼに戻さなければ、稲の作付をしないところはもう交付金の対象から外すと。大豆、飼料、麦などでは3万5,000円、ソバや菜種では国の交付金ですけれども、2万円ですよね。先ほどこのまま水田、稲作を1年でもやらなければ、5年後には交付金の打切りになってしまうというところが268ヘクタールあるというお話でしたけれども、これは頑張って1回ぐらいは田んぼ、稲をやろうというのでやるかもしれませんけれども、もし全部、これは機械的に計算をしますと5,000万から9,000万という大変な金額の交付金の減額になるということになるわけです。この畑作、転作をして何年も大豆や飼料作物や麦などをやってきた、そういうところをいきなり今度は水を入れて、あぜや何かがあったとしてちゃんとしていたとしても、水もちは悪いし、なかなかまともな稲作は取れないのです。さんざん今までそういう米が余るから水田を減らせと、作付減らせと言っておきながら、今度は対象から外すということはあまりにもやっぱり理不尽な、そういう施策ではないかということで、北海道なんかでは各自治体や農協などからたくさんの意見書が上がってきていますが、ぜひその点は自治体としても声を上げていただきたいというふうに思います。なぜこういうことをしたのかということを考えますと、やはり米の需要がだんだん減るから、作付をどんどん減らしていくということを押しつけてきたわけですけれども、それに伴って交付金が逆にまた財政の重荷になるということからこういうことを打ち出してきたと思うのですが、肝腎なそういう作物の価格保障や生産費を賄うことができるような、そういう施策をやらないでおいて米の生産調整を押しつけてきたということに根本的な原因があると思うので、言わば国の農政の失政ではないかというふうに思いますが、市長の見解をもう一度お願いします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 私もこの国の水田活用交付金の見直し、詳細を把握はしておりませんけれども、ただ松﨑議員が言われるように、今の農政というのは言われるのは猫の目農政と、本当にころころ、ころころ制度を変更する。我々地方の地域では、それに翻弄されているというのは私も実感として感じております。したがいまして、先ほど申し上げましたとおり、国に対しまして地方の声をしっかりと申し上げていって、しっかりとした農業支援、そういったものをさせていただければと思っております。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) 市長は、農政については米から園芸への転換、それから規模拡大ということが、2枚看板とは言いませんけれども、主要な主張だったと思いますので、それに対して冷や水をかけるような施策ではないかというふうに思います。
次に、プラスチック被覆肥料問題ですけれども、これは実際にやはり農家自身も本当に知らなかったというか、知らない人が多いのです。最近になって、NHKなどでも特集番組やりましたし、いろんなところから、生協や消費者団体からも声が上がるという中でだんだんクローズアップをされてきたのですが、JAささかみなどは首都圏生協とずっと交流をやっているものですから、かなりその辺では知っている人は知っているということで、先ほども最初の質問でも言いましたけれども、これはそういう被覆材を分解のできるものに、そういうものでつくった肥料というのも開発をされてきているのです。だけれども、やっぱり値段が高いということを農家の方も言っています。浅水代かきとか、それからすくい取りとか、排水口に網を置くとか、そういうことも対策としては言われているのですが、これは実際にはそれではとても防げるものではないということは農家なら分かることなのであります。排水口に網をかけても、わらやいろんなごみがたちまち詰まっていくわけですから。石川県立大学の研究チームが調査をしたというのがありますが、ここでは能登半島の手取川という、その扇状地に沿った海岸で調査をしたわけなのですけれども、特に6月にはそこで発見をされる海岸で打ち上げられているプラスチックゴミの8割以上がこの肥料の被覆がらであったということを……そういう調査研究の発表もありました。これは、第一にはそういうことを農家も本当に知っている人が少ないので、農協と連携をして周知をするということと、先ほども言いましたように、残らない殻を使った肥料とか、使用するそういう農家に対しての助成というものも本当に考えなければならないのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか、農林課長。
〇議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 市長の答弁にもありましたように、私の認識としてはまだ実証段階かなと思っております。そのうち恐らく生分解性の樹脂の被覆肥料が一番早く出てくるのかなと思っております。そんなことでなかなかここまで普及が進むと農家にすぐやめれとは言えないと思いますので、そこはやはりこういう影響もあるなというふうなことを周知しながら、使用をなるべく抑えてもらう、あるいはそういう殻はなるべく流さないというふうな対応を徹底してまいりたいというふうに考えております。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) これは、一番のあれは穂肥なのです。今圃場整備もだんだん進んできますし、大型圃場で6月、7月、この暑い時期に動噴を担いで穂肥を散布するというようなことは今の圃場でも本当に無理、だんだん難しくなっているのに、大型圃場になりますとますますこれが実現できないということになるのです。普及したのは一発肥料なわけなので、課長はちょっとまだ実証段階でないかという話なのだけれども、かなりやっぱり進んでいるみたいです。新潟県でもそういう生産研究をしている、長岡でしたっけ、魚沼のほうにそういう方がいますし、大手の肥料メーカーも急速に今その開発を進めるということになっています。当然やっぱりコストがかかるわけなので、そこに助成をするというのは、ぜひこれから考えていっていただきたいというふうに思います。環境に優しいということは非常に大きな問題ですので、今すぐとは言いませんけれども、ぜひそれこそ来年度に向けてでもそういうことも調査研究をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 肥料のほう、肥料メーカー、今おっしゃったように開発も今かなり急いでいると思っております。そういった中で、本当に手が出ないほどの高額なのかというようなことであれば、その辺は検討の余地があるのかなと思っております。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) それでは、雪下ろし対策でアンカーの問題、何度か私取り上げてまいりまして、住宅リフォーム制度でアンカーの設置単独でも助成の対象にすると。これは、例えば20万円の工事であれば、20%ですから4万円ですか。県内で行われている制度から見ますと、少しまだまだという気がしますが、踏み出していただいたということは大変よかったと思います。公共施設にやはり率先してつけるべきでないかというのは、民間の家屋でほとんどないです。それから、市民の皆さんもそういうものが必要だということはあまり意識がない。あれだけやっぱりラジオ、テレビなんかでも雪下ろしの事故対策はヘルメットとか、それから複数で行うとか、それから命綱をということを言われているのに、なかなかそういうところに考えがいかないというのが今の実態なのです。市長は、阿賀野市の公共施設では、雪下ろしの実績はほぼないのだというふうにおっしゃいましたけれども、これはうららの森の建物で去年の豪雪でひさしがかなり大規模に壊れて、それで修繕をしましたよね。補正予算かなんかでも説明がありましたけれども。全然ないというのはちょっと撤回してください。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 雪下ろしの実績はないというお話をさせていただいたので、今も確認しましたら去年もうららの森での雪下ろしは特段しておりません。確かに被害はあったとは今聞きましたけれども。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) 雪下ろししなかったから被害を受けたのです。それで、今年もやっぱり雪が降ったら、直売所ですけれども、雪下ろししなくてはいけないのではないかと。そうなると、借りているあそこの直売所の組合の人が自分たちでやらなくてはいけないのだろうかという心配をしていたものですから、私は常任委員会ですけれども、確認をしたら、いや、それは市の施設は市が責任を持ってやるのだということでした。去年だけ特別なのかなと思いましたけれども、今年の雪の状況を見ますと、これは最高積雪が、村杉の県が設置している積雪計ね、あのデータ見れるのですけれども、2月18日に87センチ、90センチに迫る。非常に期間が長かったのです。1月22日にも68センチ、それから2月17日に92センチというのが一番高かった。2月25日にもまた減っては降りということで86センチ。そうすると非常に下のほうはもう重いざらめになったり、氷になったり、そういう状態なのです。通常でいいますと、これは雪下ろし必要なのでないかなと。大体1メートル超しますと、山手の場合ですと大抵のうちが雪下ろしします。今年は1メートルにちょっといくかいかないか、私のうちのところに棒立てているのだけれども、そこは1メートル10までいきました。畑江は特に多いところなのかなと改めて思ったのですけれども、山手、290号線沿いですと、全面的な雪下ろししたうちも結構ありますし、それからひさしだけでもやっぱり下ろしたという人もいますし、それから作業場とか、これ人が住んでないものだから、雪が解けないでやはり結局多いのです。そういうところを下ろした人とか、ずっと見ると半数以上のお宅でやっぱり雪下ろししています。そこで、やっぱりこの命綱をつけて作業ができるようにするということは非常に大事なことだと思うのですが、それがなかなかやっぱりたとえ助成が今実現しても進まないと思うのです。それを進めるという意味でも、率先して村杉とか、そういう山手の施設などでは命綱がつけられるような、そういう設備をしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 渡辺管財課長。
〇管財課長(渡辺一雄君) お答えいたします。
公共施設の雪下ろしの現状を言いますと、労働安全衛生法に基づきまして高所作業となることから危険作業といたしまして、危険回避の措置が取れない場合は禁止としているところでございます。よって、職員が公共施設の屋根の雪下ろしをすることを想定すれば、安全対策を施す必要がありますが、現段階で想定しておる課題といたしましては、真に必要な施設の選定、例えばアンカー設置などの対策を行ったといたしましても、大規模な施設の作業は危険度が高く、業者に委託するべきと考えますし、基本的には可能とする規模や高さなどの基準、これによりまして改めて検討いたしまして、対象施設を選定する必要があると。対象施設を選定すれば、そこにどういった対策、器具がふさわしいのか、その辺のところを真に必要な施設に検討をしていくといったことでございます。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) ぜひ検討していただきたいと思います。労働安全衛生法の基準は2メートル以上の高所作業をやる場合は、これは落下防止の設備をしてあるところ以外は命綱をつけて行うということが義務づけられているわけです。去年の雪を考えますと、これは実際にそういう被害を受けているわけだし、やはり雪下ろしが何年に1回かは必要になると、ほっておいてもいいというようなところは山手においてはほとんどないし、平場でも去年はそういう状態だったわけですから、ぜひそういう安全対策を行っていただきたいと思います。市が職員の方なり直接雇って雪下ろしをしていただくという場合には、その法に直接触れるわけですから、もし事故があれば市自身が労働安全衛生法違反を問われるということになりますし、業者に委託するということになればその業者が今度、去年も一般質問で言いましたけれども、長岡などでは建設業協会はアンカーつけられない、アンカーのない、命綱をすぐに取り付けられないそういう屋根の雪下ろしは建設業協会があっせんしないというところもだんだん出てきています。業者に対してそういうことを強いるということになるのも大変な問題のわけですし、ぜひその検討を急いでもらって、来年の冬には間に合うように進めていただきたいと思いますが、再度御答弁お願いします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 松﨑議員、アンカー設置が持論のようでございますけれども、松﨑議員はちなみに畑江に住んでおられて、自宅はアンカーが設置もう既にされているという理解でよろしいのでしょうか。当然アンカーが設置されているようなお宅だと、私は上りのはしご、これも恐らく設置されているのかなと。魚沼のほうに行きますと、ほとんどは年に三、四回屋根雪下ろしをするものですから、その上り下りのはしごがもう設置されている住宅が非常に多いと。そういった中で、このたびは転落防止、はしごからの転落ではなく、屋根の雪下ろし作業中の転落防止、そのためにアンカー設置と、安全帯の設置をお願いするというのが理にかなっているのですけれども、ただアンカーが設置されている住宅というのはほとんどまだないのが現状。ただ、はしごはほとんどが設置されているのが非常に多くあります。畑江の住宅というのは、ちなみにはしごがあり、アンカーもあるという理解でよろしいのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) 私の家は、鉄板で雪が落ちるのです。だから、雪下ろしはしないのですけれども、逆に今度は落ちた雪を処理するので大変難儀というかしていますけれども、民家で今言われたようなアンカーを設置しているお宅は一軒もないです。実際に今この阿賀野市回っても見たことがないのです。ということは、皆さんやっぱりそういう危険の下で雪下ろしをやっているというのが実態なのです。一刻も早くいろんなところで、県もそうだし、マスコミ、NHKなどでも呼びかけていますけれども、そういう雪下ろしの事故をゼロにすると、そういう状態にするためにも、まず命綱をつけて作業ができるようにという、これは急務だと思うのです。それを促進するためにもということで提案をしているのであって、市長はどうも素直にそうですかと言わない人だから困るのだけれども、それはやっぱり進めるべきです。そんなもの必要ないなんていったらとんでもないことになります。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) アンカーの必要性、これは先ほども申し上げましたとおり、必要なのは分かります。ただ、議員が言われるようなアンカーの設置の仕方のほかにも、いろいろと親綱の取り方というのはあるわけです。現在も雪下ろしされている方々、2階というとかなり高所です。あれ上がってみれば分かるとおり、物すごくおっかないです、2階は。1階は大丈夫ですけれども。そうなると、ああいったところでアンカーの取り方というのはいろんな方法で、腰に命綱をつけて、それをどこに引っかけるか、工夫されながら取組をされております。ですから、屋根の両側に柱を立てて親綱を引っ張るというようなやり方だけがアンカーではないと理解しております。適切に労働安全衛生法に違反することのないように、雪下ろし作業に当たっていただけるように、市民の皆さんあるいは業者の皆さん方に徹底してまいりたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 松﨑良繼さん。
〇7番(松﨑良繼君) 屋根に簡単にアンカーを取り付ける、ロープを張れるというのは、これが一番一般的なというかね。確かに何もなくても、反対側のほうに固定をして、そこからロープを渡すというのは、それはできなくはないのだけれども、実際不可能でしょう。大雪の中で逆のほうに回って、そちらに立ち木か何かにロープを結びつけて、屋根を越してこちらのほうからなんていうことは現実的な問題ではないので、それで今アンカーというのは新潟県内でも今十幾つの市町村で補助をやっています。そういうことなので、ぜひそういう認識をしていただきたいというふうに思います。
以上、時間1分ほどありましたけれども、終わりたいと思います。ありがとうございました。
〇議長(市川英敏君) これから15時30分まで休憩します。
休 憩 (午後 3時15分)
再 開 (午後 3時30分)
〇議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
5番、百都順也さん。
〔5番 百都順也君登壇〕
〇5番(百都順也君) 5番、百都順也です。放課後児童クラブと放課後子供教室の運営について、事前の通告に従いながら質問させていただきます。
近年の女性就業率の上昇などにより、児童を取り巻く家庭環境も大きく変化し、共働き世帯や独り親世帯が多くなりました。これまで保育施設に預けていた子供の小学校入学に伴い、子育てと仕事の両立が難しくなる、いわゆる小1の壁という社会課題も生まれています。この小1の壁を打破するとともに、次代を担う人材を育成するという観点の下、厚生労働省と文部科学省が連携して、平成26年7月に放課後子ども総合プランを策定しました。さらに、平成30年9月、これまでの放課後児童対策の取組をさらに推進させるため、向こう5年間の2023年までを対象とする新たなプランとして策定されたのが新・放課後子ども総合プランです。この中では、放課後児童クラブの待機児童の早期解消、放課後児童クラブと放課後子供教室の一体的整備が主な目標として掲げられています。共働き世帯、独り親世帯の保護者が就業形態を維持し、仕事と子育てを両立するために、また地域で連携、協力しながら子供たちの教育活動を支援するためにも、放課後の子供たちの過ごし方を充実させる環境づくりが今後ますます重要になると思われます。そこで、放課後児童クラブと放課後子供教室の運営について、以下の2点お伺いします。
1点目は、放課後児童クラブ及び放課後子供教室の運営状況及び今後の課題についてであります。全国的に児童数が減少しているにもかかわらず、サービスの利用者数は右肩上がりの傾向にある中で、当市においても放課後の多様な過ごし方の提供を基本事業とし、高まる需要に応えるべく整備が進められてきました。放課後児童クラブの待機児童がゼロ人の状態が続いているなど、需要に対する十分な供給体制の整備が進められているものと認識しております。市内で放課後児童クラブが11か所、放課後子供教室は4か所設置、運営されておりますが、施設ごとの運営状況とその状況を踏まえた今後の課題について当市の見解を伺います。
2点目は、新・放課後子ども総合プラン推進に向けた当市の基本的な考え方についてであります。プランの中では、市町村が取り組むべき主な内容として放課後児童クラブ及び放課後子供教室の一体的または連携による実施、小学校の余裕教室等の放課後児童クラブ及び放課後子供教室への活用などがあります。今後はこれらを踏まえながら、遊びの場、生活の場、学びの場を一体的に提供し、施設を利用する子供たちの幅広いつながりや多様な体験に結びつけていくという質的な改善が求められるところでありますが、当市の基本的な考え方を伺います。
以上についてお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 百都議員の御質問にお答えをいたします。
まず、放課後児童クラブの運営状況と今後の課題についてでありますが、当市には指定管理事業所を含む公立3か所、私立8か所の計11か所が運営されており、施設の定員の合計は511人であります。現在利用登録者数が439人で、充足率は85.9%となっており、共働き世帯や独り親世帯が安心して子育てできる環境の一端を担っていると認識しております。今後の課題でありますが、必要としている方が利用できるよう定員枠を確保することと、利用児童がより快適に過ごせるよう施設環境を充実させていくことであります。
次に、放課後子供教室についてであります。放課後子供教室は、小学生を対象に各教室が活動を工夫し、学習やスポーツ、文化芸術活動、地域住民との交流等の機会を提供する文部科学省が推進する事業であると理解しております。一方、当市で運営している放課後スクールは学びたい子供たちが学べるよう、学習環境の場の提供を基本理念とした市独自の取組でありますが、放課後子供教室の一環として捉えることもできるものと考えております。放課後スクールは、安田、京ヶ瀬、水原、笹神の4地区で小学校5、6年生を対象として自主的な学習を支援しております。参加児童数は、ここ数年50人前後でほぼ横ばいとなっておりますが、内容については児童及び保護者アンケートによれば毎年おおむね好評をいただいているところであります。今後の課題でありますが、放課後スクールの理念に基づいた対象者とそのニーズの把握の難しさが挙げられております。
最後に、新・放課後子ども総合プラン推進に向けた市の基本的な考え方についてでありますが、令和2年度から6年度までの5か年計画の第2期阿賀野市子ども・子育て支援事業計画において、同プランの方針に沿って放課後児童クラブと放課後子供教室の事業を一体的または連携して行うことを目標とし、整備の必要性も含め、総合的な見地から協議を行うこととしております。両事業の連携を図りながら役割分担を行うとともに、それぞれの事業の利用者ニーズや社会情勢を見極め、必要な場合は一体的運営を検討するなど、状況に応じ適切に対応してまいりたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 百都順也さん。
〇5番(百都順也君) それでは、再質問させていただきます。
今の子供を取り巻く環境、特に家庭環境を考えますと、放課後の過ごし方、放課後対策というのが大きな課題と言われております。学びの機会、それから体験活動ですとか社会活動の機会の格差が生まれないように、行政と地域が連携、協働してケアしていくと、そういう時代なのだろうと思います。ちょうど先日も市長が加藤議員への答弁の中で、こうした放課後の学びの場についても触れられておりました。無料の塾を今後も確保していくというような旨の御答弁、大変頼もしく感じているところでございます。ただ、利用者少し伸び悩んでいるというようなお話もちらっとおっしゃっておりました。特に今日コロナ禍でございますので、利用者の確保も含め、この運営については大変な御苦労があろうかと思います。
そこで、まずこの2年ほど続くコロナ禍の影響についてお伺いします。児童クラブ、放課後スクール、温故塾、それぞれ運営休止ですとか利用者の減少、感染対策などといった影響があったかと思いますが、そちらについてどの程度あったのかお伺いいたします。
〇議長(市川英敏君) 塚野社会福祉課長。
〇社会福祉課長(塚野敏之君) お答えいたします。
私どものほうは、児童クラブの運営につきましてはコロナ禍の中で非常にワンフロアといいますか、そういった中で多様な学年の児童の方々が一緒に過ごす場でもございますので、各施設のほうには十分な対策のほうを講じていただけるようにということで対応をお願いしているところでございます。そういった中で、コロナの陽性も一部ございましたのですけれども、その後も適切な対応を取っていただいて対応を行ったというふうな状況でございます。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) それでは、放課後スクールのコロナの影響についてお答えさせていただきます。
放課後スクールにつきましては、年度の中を前期、後期と分けて募集して実施しております。8月31日までを前期、それ以降を後期という形でやらせていただいておりまして、令和元年度と比較しますと、延べ回数で前期であると令和元年度50回できたのに対しまして、令和2年度が26回、令和3年度が28回とやっぱり回数が減っております。これは、コロナによる影響で休校という状況でございます。また、後期につきましては令和元年度128回延べでやっておりますのが、令和2年度が110回、令和3年度については、すみません、まだ年度の途中でございますけれども、43回ということで、令和2年度につきましては学校等の措置があったとき止めておりましたし、施設がクローズされていたときもございました。令和3年度におきましては、学校において何らかの学級閉鎖、休業等の措置があったときに併せて放課後スクールも止めているというような状況でございます。
あわせまして、今ほどお話がありました温故塾のほうなのでございますが、温故塾も元年度が前期38回やっているのに対しまして、令和2年度17回、令和3年度は21回、後期に対しましては令和元年度55回に対しまして、令和2年度が44回、令和3年度については24回、令和3年度については年度途中ということでございます。
〇議長(市川英敏君) 百都順也さん。
〇5番(百都順也君) 特に児童クラブについてはニーズもたくさんおりますので、コロナ禍での感染対策、非常に神経をすり減らすような思いで、運営されていらっしゃる支援員の方々には頭が下がる思いであります。年々需要が高まっている中で、しっかりとそれに応える形で受入れ態勢整備支援してこられたということで、その点よりよい子育て環境につながっているのかなと私も感じております。
この放課後児童クラブなのですけれども、市長の御答弁で施設環境の充実が課題として挙げられておりました。私の元にも、利用するママさんたちからこの施設整備についての要望をいただくことがございます。感染症対策で密にならないようなスペースの確保ですとか、トイレ、手洗い場の数というのが学童の数に対して余裕がないのではないかというような意見もあるようなのですけれども、当市としてはこうした利用する保護者の方々ですとか現場からのそうした要望についてというのはどのように把握していらっしゃるでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 塚野社会福祉課長。
〇社会福祉課長(塚野敏之君) お答えいたします。
公立で3つございますし、私立のほうで8つですか、ございます。そうした中で公立のほうにつきましては当然職員一緒でございますので、状況等は十分に何かがあれば要望等確認はできるところではございますけれども、民間のほうにつきましては重要なものがあれば確認をさせていただいているところではございますけれども、民間のほうで対応いただいているものがほとんどでございます。
〇議長(市川英敏君) 百都順也さん。
〇5番(百都順也君) それから、これは児童クラブの範疇を超えているかもしれませんけれども、一部では中学生であっても1人で自宅に帰ってから1人で家にいるということにちょっと不安を覚える生徒もいらっしゃるようで、中学生であっても学習する場だけではなく、児童クラブの延長のような居場所、場所を求めるという声も聞かれます。こうした中学生の放課後の居場所づくりということについてもやはり今後何らかの対策が求められると思うのですけれども、これについて当市としてはどのような認識でしょうか。
〇議長(市川英敏君) 塚野社会福祉課長。
〇社会福祉課長(塚野敏之君) お答えいたします。
今現在中学校等の対応につきましては、確かにそういった問題、これからも起こり得るというふうなことで捉えておりますけれども、今現在適切な対応といいますか、検討のほうは行われていない状況でございます。
〇議長(市川英敏君) 百都順也さん。
〇5番(百都順也君) 潜在的な需要というのもかなりあるのではないかなと思っております。御存じのとおり、阿賀野高校ではA GNUさんの居場所カフェというのも整備されつつありますし、たしか安田小学校でも特別学級のほうででしたかね、そうしたスペースというのが導入が始まっているというふうにもちらっとお聞きしております。市民のこうした動きというのに任せきりにならずに、ぜひ行政でもしっかりとそうした取組していただきたいなと考えております。放課後のこの塾をただ勉強する場だけにとどめないと、もしくは児童クラブ、生活する場というところにだけにとどめないという意味でもこの後触れる一体化の話にもつながってくるのではないかなと思っております。
ということで、放課後の学習支援の話に移らせていただきますけれども、こちらも大分前からだと思いますが、当市では小学校高学年向けの放課後スクールと、そして中学生向けの温故塾と独自で設置、運営されてきたということで大変すばらしい取組であると思っております。独自で取り組まれてきているということなのですが、そもそもの話になるのですが、国が推進しているこの放課後子供教室とどういう点で違って独自性があるのかというところ、私ちょっと区別がつきにくいものですから、御説明いただけますでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) 御質問にお答えいたします。
まず、文部科学省が捉えております放課後子供教室につきましては、小学生を対象に各教室が活動を工夫し、学習だけにとどまらず、スポーツ、文化活動、地域住民との交流等の機会を提供するものというふうに考えております。対しまして、当市が行っている放課後スクールに関しましては、学習したい意欲のある子供、残念ながらそういう環境がなかなか整っていない方も含めて救ってあげたいということで、放課後スクールスタートしたというふうに認識しております。
〇議長(市川英敏君) 百都順也さん。
〇5番(百都順也君) 放課後子供教室はいろんな自治体で実施されていると思うのですが、実施に当たっては児童クラブと同様に国、県からの補助金を活用すれば3分の1ずつの費用負担になると認識しておりますけれども、当市の放課後スクール、温故塾に関してはこちらは活用されていないという認識でよろしいでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) ただいまの御質問にお答えいたします。
文部科学省からの3分の1の補助金は利用してございません。
〇議長(市川英敏君) 百都順也さん。
〇5番(百都順也君) 今後当市の放課後スクール、温故塾の事業を拡大していったり、今規模的にもそんなに大きい予算規模でもないということでありますが、今後軌道修正などする際にこうした補助金を活用していくような準備、お考えというのはあるのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) 御質問にお答えします。
現在ほかの財源を充てて実施しているところもございますので、今後こういうふうな形で放課後子供教室の形に向かっていくのかどうかは現在まだ確定しておりませんけれども、そうなった際に財源についてはもう一度見直す必要もあるかと思いますが、補助率等も考えて判断していく必要があろうかと思います。
〇議長(市川英敏君) 百都順也さん。
〇5番(百都順也君) 放課後スクール、温故塾といった独自の取組であるということ自体は、私は非常にすばらしいことだと思いますし、今後もよりこの方向性で発展させていただきたいというのはもちろんなのですけれども、その際補助金も活用できる要件を満たせるようであればぜひ活用を考えていただきたいなと思っております。
それから、やはり気になるのが利用者数なのですが、スクール、温故塾合わせても大体80人ぐらいということで推移しているという中で若干寂しく感じているところでございます。そこで、お伺いしますけれども、放課後スクールと温故塾、延べ人数の報告はございましたけれども、地区ごとの利用者数ですとか、近年の地区ごとの傾向、あと指導員の確保についてはどのような形で行っているかについてお伺いいたします。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) 御質問にお答えします。
地区ごとのまず参加者数でございますけれども、放課後スクールから申し上げますと水原地区、水原公民館で実施しておりますけれども、前期9名、後期4名となっております。安田地区、これは安田公民館、風とぴあで実施しておりますけれども、こちらについては前期が22名、後期が16名。京ヶ瀬地区につきましては市立図書館で実施しております。前期が14名、後期が12名。笹神地区につきましては、前期が16名、後期が12名、これは笹神保健センターで実施しております。後期の募集に関しましては、ちょうど第5波の流行している時期で参加者がちょっと各地区とも減ったというような状況でございます。温故塾に関しましては、水原地区が水原公民館で実施しております。今年の前期が19名、後期も19名でございます。安田地区は、安田交流センターで実施しております。前期6名、後期6名。京ヶ瀬地区につきましては、市立図書館で実施しております。前期6名、後期はゼロです。笹神地区につきましては、前期、後期ともゼロというふうな形で、後期につきましては2会場での実施となってございます。
〇議長(市川英敏君) 百都順也さん。
〇5番(百都順也君) お伺いしますと、地区ごとにやはりちょっとばらつき、温度差があるのかなというふうにもお見受けいたしますけれども、先ほど市長の答弁にありましたとおり、ニーズの把握の難しさというのが課題とするのであれば、利用者数の傾向というのを今後しっかりとその要因を分析する必要があるのかなと聞いていて感じました。そしてまた、アンケートについてなのですが、おおむね好評をいただいているというような御答弁ありましたので、お伺いいたしますけれども、このアンケートの対象としては利用している児童及び保護者が対象になっているのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 羽田生涯学習課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) 御質問にお答えします。
アンケートにつきましては、利用されている児童生徒本人と保護者、両方に両事業とも行っておりまして、結果につきましては対象者、保護者ともおおむね良好な回答をいただいているというものでございます。
〇議長(市川英敏君) 百都順也さん。
〇5番(百都順也君) 利用者数から考えますと、利用する児童生徒もある程度固定されているでしょうから、この利用者を対象にしたアンケートであれば当然好評、そういう結果になるのは当然だと思うのです。ただ、多くの児童生徒に利用してもらいたい、この事業をより地域に根づかせていきたいということであれば、やはりそれ以外の大多数の方々、さらに言えばこうした事業にあまり関心のなかった方ですとか、よく知らなかったという方から意見を掘り起こしていくということで、ニーズの把握としてより実態がつかめるのではないかなと思うのですけれども、その点についていかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 羽田課長。
〇生涯学習課長(羽田正佳君) 御質問にお答えします。
市長答弁にございましたとおり、ニーズの把握が難しいというところが、まず参加される児童生徒の意思と保護者の意思が必ずしも一致していないというところもございます。当市としての事業の案内につきましては、対象となる子供たち全てに学校を通して案内を配付させていただいておりますので、それ以上のPR方法はなかなかないのかなというふうに考えているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 百都順也さん。
〇5番(百都順也君) ぜひ多くの児童生徒に利用してもらって、にぎわいのある教室にしていくことで交流の場としての機能にも期待したいと思っております。その観点でいくと、現在多くの利用がある児童クラブとの連携、これが大きな鍵を握るのではないかなと個人的には思っております。ということで、この放課後児童クラブと放課後児童教室の一体的整備、連携について二、三点お伺いいたします。
そもそもこの一体的整備また連携については、国が新・放課後子ども総合プランの中で推進しております。県内でも新潟市内を中心に多くの事例があるようでございます。生活の場としての児童クラブ、学びの場としての放課後子供教室、そして様々な遊び、レクリエーションなどを通した交流、体験活動を地域と協働で運営していく、この趣旨としては私よく分かるのですけれども、果たして当市の環境にどれだけ適合するだろうかという疑問というか、問題があろうかと思います。例えばプランの中では、一体型として新たに整備する場合は学校内での余裕教室、またランチルームなどを活用するというのが目標とされています。確かに学校内で一緒に実施されていれば利用しやすいのは間違いないと思いますし、私が以前一般質問で触れたように、学校を核とした地域コミュニティづくりというところにも大きく寄与するものと思っておりますが、例えばうちの娘の話ししますと、うちに帰れば誰かいますから児童クラブには通っていないのですけれども、しかしもし学校内で放課後子供教室と児童クラブが一体で実施されていれば、児童クラブの児童とも交流しながら恐らく放課後子供教室利用しているのだと思います。私の周りにも、やっぱり学校の中にあったらいいよねという声も多く聞かれます。しかし、当市の現況を見ますと、児童クラブの多くをこども園が運営しているというところもございますし、そして放課後スクールも独自で運営しているという事情もあります。これはこれでもちろんいいと思うのですが、国が推進する一体化、特に学校内での実施というのが現状ハードルが高いように感じております。当市では、神山小学校での児童クラブという実績があると先日も課長から聞かせていただきましたけれども、この実績があるということでお伺いしますが、実際この神山児童クラブやってみて学校内でこうした事業を実施するということのメリットですとか難しさ、課題について感じているところございましたらお伺いいたします。
〇議長(市川英敏君) 塚野社会福祉課長。
〇社会福祉課長(塚野敏之君) お答えいたします。
神山児童クラブにつきましては、神山小学校の一部をお借りしまして運営を行っております。その中で利用する児童の低学年のほうになるわけですけれども、放課後になる時間帯と、あと高学年の児童がまだまだ授業をやっている時間帯、そういった交わった時間帯で一部児童クラブのほうを運営しなければならないというふうな時間帯も生じてきます。そうしますと、本当に別になった教室、離れた教室のところで余裕教室が設けられれば、これは問題はないのですけれども、なかなかそういった施設の中ではある程度共有するような部分も出てきますので、そういった時間帯の利用であるとか、そういった使用方法、授業の合間でトイレにどんどん、どんどん行くというふうな時間帯、そういったものも考えられますでしょうし、そういった利用の面で一部制限される部分は出てくるかと思います。ただ、利点といたしましては、当然学校と隣接しておりますので、ほかの民間のこども園のほうで運営されているようにちょっと距離が離れているというようなところまで施設のほうに行かなければならないというふうな安全性の面ではすぐ教室で利用できておりますので、そういった面では特に利点ではないのかなというふうに考えております。
〇議長(市川英敏君) 百都順也さん。
〇5番(百都順也君) 実際に一体的整備に取り組んでいる他自治体の方の話を聞いても、非常に課題が多いと伺っております。一番の課題は、人材の確保だそうでございます。児童クラブと教室では、支援員と指導員それぞれに求められるスキルですとか知見全く違ういうことで、非常に両立が難しいという話を伺っております。そうした意味でも、当市では現状のこれまでのやり方を維持しながら両事業の連携を図っていくというのが現実的に目指す姿なのかなと個人的に考えております。一体型でなくても連携していくことによって、児童クラブを利用している児童を教室のほうにも利用を促せるという点は多くのメリットがあると思いますし、また当市の放課後スクール、温故塾の地域定着を促すだけではなくて、児童クラブに通う子と通っていない子の分断を避けるという意味もあります。そういった点も踏まえて、今後両事業の連携を図っていただきたいと思っているのですが、その点いかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 塚野社会福祉課長。
〇社会福祉課長(塚野敏之君) お答えいたします。今議員おっしゃったとおり、確かに一体的な取組というのは非常に阿賀野市の場合難しいのかなというふうに考えております。そういった中で、児童クラブなどでもイベント的な形で地域の方からいろんな行事であるとか、取組であるとか、そういったものを招いて実施をしたりというふうな特別な対応も行っているところでございます。そうした意味で、また放課後スクール等とも連携をしながら、ニーズを確認をしながら対応していきたいというふうに考えております。
〇議長(市川英敏君) 百都順也さん。
〇5番(百都順也君) 大いに期待申し上げますので、よろしくお願いいたします。
最後になりますが、昨日の話をまたさせていただきますと、市長から施政方針、7つの施策の柱を聞かせていただきました。その中には子どもの育成支援の充実、それから市民協働の推進と2つの柱がございますが、これはまさに今回の放課後児童対策に密接に結びつくという課題であろうかと思います。7つのうち2つですから、大変重要なものであると私も思っております。さらに言えば、市長は自ら福祉の田中というふうに自称なさっております。児童福祉という観点からすれば、これも大いに福祉の一環として重要なものでありますし、その手腕に大いに期待したいなと思っております。ぜひともこの放課後対策を重要な政策課題として位置づけていただいて、子育て環境整備の成果を上げていただきたいなと期待しているのですけれども、市長からいかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 子育て支援の充実と地域の子供たちの健全な育成、私の重要な課題でございます。1点ちょっとその前に説明を、私の基本的な個人的な考えを少し述べさせてもらいますが、放課後児童クラブと放課後スクール、まず大きな違いです。今人数的にも放課後児童クラブのほうは439人が利用している。一方の放課後スクール、温故塾のほうの人数というのは少ないと。これは数の問題なのです。今小学校単位で最低限児童クラブを設置させていただいております。今ないのは分田小学校区だけが児童クラブがないので、ほかは神山小学校、堀越ができましたので、全ての小学校単位で児童クラブがございます。さらにはプラスアルファがあって、計11か所、小学校は8つに対して11の児童クラブがあるという形になっております。ですから、利用が本当に小学校から徒歩で安全に移動できるような地域にしっかりと児童クラブが設置されている。ですから、利用しやすい環境があるので、利用者数も多いというのが実情であります。一方の放課後スクールあるいは温故塾、これ水原、京ヶ瀬、安田、笹神の4地区で基本的にやっている。移動にかなり時間もかかります。ですから、スポ少もそうですけれども、だんだん利用者数が下がる、それは送り迎え、そういった保護者の負担が発生する。この放課後スクールだとか温故塾についても子供が自宅から会場まですぐに歩いて徒歩で安全に行けるかというと、必ずしも全員がそういう環境にはありません。ですから、利用がなかなか進みにくいのが一つあります。そういったところも御理解いただきたいなと思っておりますし、もう一つ、都会でやっている放課後子供教室、この形態ですね、これ横浜の事例がよくテレビで出ておりますけれども、学校の空き校舎を利用して放課後教室、この際には問題としては子供たちがまだ学校の敷地内に、敷地といいますか、教室に出入りしないようにシャッターを設けまして、放課後の時間帯には空き教室で行ったら、そこから元の教室に戻ることのないように設備が改修されております。ですから、そういった中でやる分には非常に、グラウンドも利用できます。そして、空き教室も利用できます。あとは、地域のいろんな方々の支援があれば対応ができるというような環境づくりになっております。
課題は学校の負担、学校の先生方というのはそれでなくても子供の安全、この部分に対して非常に気を使われております。ですから、いっときも早く学校の敷地から外へ出ていただく。そうすれば自分のところの、言い方は悪いですけれども、誤解のないように、決して先生方が無責任で対応しているというのではなくて、やはり先生として負担が非常に発生しているので、できるだけ早く敷地の外に、校舎の外に行っていただく、そういうような環境が先生方には求められている。このミスマッチがなかなか放課後児童教室うまく機能しない。ですから、私としてはできれば空き教室を将来的には全小学校、全中学校、そういったところで利用できるようにしていただければなと思って、先生方との協議、あるいは学教と協議をさせていただいたりしているのですけれども、これにはまだまだ時間がかかるなという思いを持っております。
先ほど百都議員のほうから中学生の話も出ました。今中学校というのは、例えば図書館ですね、京ヶ瀬であれば立派な図書館があります。それから、風とぴあ、あそこも今子供たちが非常に多くおられます。ただ、ないのは笹神のところについては居場所があの図書館でいうとなかなかちょっと難しいのかなと。ただ、水原の図書館、あれも学校と一緒に併設されていますけれども、あの辺の利用が中学生の居場所としてどう利用させるか、してもらうか、そういった部分が少し工夫が要るのかなと思っております。
いずれにしても、子供たちの放課後あるいは放課後子供教室、そういった部分に対しては精いっぱい力を入れながら、子供たちが、そしてまた保護者の皆さんが安心して学び、あるいは遊び、そして体験をしていけるような環境づくり、それに取り組んでまいりたい、そう思っております。
〇議長(市川英敏君) 百都順也さん。
〇5番(百都順也君) 市長の話をお伺いしまして、大変頼もしく感じております。実施箇所ですとか、その場所によっては利用者を大いに増やす余地があるというふうに捉えました。学校での実施にはハードル高いかもしれませんけれども、ぜひ学校の理解、協力得られるような粘り強い取組を続けていただきたいなと思いますし、地域人材の活用、こうした下地も必要になってくると思いますので、こうした体制づくりも必要だと思いますし、また財源的にも先ほど羽田課長からあったように補助金の活用、こうしたところも視野に入れながら、環境づくり、まず土台、土壌をつくっていただきたいなというふうに御期待申し上げます。私としてもこれまで一般質問でGIGAスクールですとか、コミュニティスクールといった学校の取組に関して触れさせてもらいましたけれども、もちろんそれも大事ですけれども、これからの時代は学校任せにしないで学校外の学びを重視して、地域の教育力、これを高めていくような取組が今後は必要なのではないかなと思っておりますので、当市の取組を期待申し上げて私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
〇議長(市川英敏君) 質問を改めます。
3番、遠藤孝さん。
〔3番 遠藤 孝君登壇〕
〇3番(遠藤 孝君) それでは、議長からマスクを外してもいいという承諾を得ましたので、マスクを外して一般質問させていただきます。2日目最後、皆さんもお疲れのことと思いますが、張り切って頑張っていきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。
それでは、今回私の一般質問でありますが、阿賀野市総合計画の基本計画は基本構想を踏まえ、元気で明るく活力のある魅力的なまちを市長は目標に設定しておられます。5つの政策の中から7つの政策に設定されておりました。今回は、その中の信頼される行政経営について3点ほどお伺いしたいと思います。
1番目に、行政経営の推進についてお伺いしたいと思います。令和元年度調べでは、効率的、効果的な行政、財政が行われていると感じた市民の割合は45.9%でしたが、令和2年、3年度の指標はどのような評価がなされているのかお伺いしたいところでございます。
続きまして、2番目に基本事業の構成の中の成果重視の行政経営の推進の目標としてPDCAサイクルが確立され、成果重視の行政運営が行われていると思いますが、その中で成果が向上した事務事業の割合が16.2%、これは令和元年調べではありますが、その成果は向上しているのかお伺いしたいところです。とともに、行政評価と予算、決算が連動していると感じる職員の割合が、これも元年調べではありますが、48.4%と、現在ではこの数字が向上しているのか、重ねてお伺いしたいところでございます。
続きまして、3番目に基本事業の中の公共施設等のマネジメントの推進とありますが公共建築物の保有量、これが令和元年調べでは18万6,430.78平方メートルから18万3,430.78平方メートルに令和6年までに目標値を掲げ減らすというところでありますが、その幾つかの要因はあると思いますが、重ねてそれをお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それと、今回私いろんな要旨上げさせてもらいましたのですが、中身とちょっと合わないところがありますので、その前に私の今回の思いを一言述べさせてもらって下がりたいと思います。政治に優しく、市民に優しい政治をしていただきたいという趣旨の下で1番、2番上げさせてもらいました。3番目に市長も就任11年目に入ったということで、公共物を減らす意味でこれからの市長のビジョンなどを最後にお伺いしたいという趣旨の下からの要旨になりますので、ひとつよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 遠藤議員の御質問にお答えをいたします。
阿賀野市総合計画の基本計画では、7つの政策を実現するための施策及びその下の基本事業ごとに目指す姿と成果指標を設け、行政の見える化をしております。また、その成果についてはまちづくり報告書として公表し、議会、市民の皆様と共にまちづくりの達成状況を共有しているところでございます。政策、信頼される行政経営の中の施策の1番目である行政経営の推進は、効率的、効果的な行財政運営が行われていることを目指す姿として、まちづくりアンケートにおいてそのように感じる市民の割合を指標としております。この指標値の令和2年度の割合は45.8%となり、令和元年度の45.9%とほぼ変わらず、目標値の70%を下回る結果となりました。今後はより一層成果、効果を重視した行政経営を推進するとともに、まちづくり報告書などを通じて行財政運営の状況について積極的にお伝えしてまいります。なお、令和3年度の数値につきましては、現在まちづくりアンケートの集計作業を行っているところでございます。
次に、施策、行政経営の推進の中の基本事業の一つである成果重視の行政経営の推進についてであります。この事業は、行政経営の根幹であるPDCAサイクルの確立を目指す姿としており、指標の一つとして成果が向上した事務事業の割合を用いております。本指標の令和2年度実績値は10.1%となり、令和元年度の16.2%より6.3ポイント減となりました。新型コロナウイルス感染症の影響により事業を実施ができなかったり、外出控えによって利用者が減少したりしたことが低下の要因と考えております。今後ポストコロナ、アフターコロナを見据えた事業に取り組むことで、指標値の向上を目指してまいりたいと考えております。
別の指標である行政評価と予算・決算が連動していると感じる職員の割合は、令和2年度実績値が54.3%となり、令和元年度の48.4%より5.9ポイント向上したものの、目標値の100%に対し全体の6割に満たない数値となっております。事業の評価、検証作業そのものは定着してきておりますが、評価結果に基づく事業の見直し、予算への反映はまだまだ改善の余地があると感じております。今後も引き続きPDCAサイクルの定着を図るとともに、職員への意識づけをより一層強化してまいります。
最後に、公共施設等のマネジメントの推進と削減要因についてであります。阿賀野市総合計画の公共施設等のマネジメントの推進につきましては、人口減少や少子高齢化により財政規模の縮減が予想される中、将来にわたり持続可能で計画的な施設の維持管理を図るため必要なものであります。このため、本市では平成29年に公共施設等総合管理計画を策定し、保有量の適正化、維持管理の適正化、施設運営の適正化の基本方針を定めたところであります。適正な維持管理により長寿命化を図るとともに、町村合併前に建設された類似用途の施設、老朽化に伴う更新時期を迎えているが、利用者が少ない施設などについて、集約や複合化を検討することで財政負担の軽減と平準化、そして適正な維持管理を推進することとしております。なお、阿賀野市総合計画に示しました令和6年度の目標値につきましては、既に廃止となった施設の解体や譲渡、また新たな施設として「道の駅あがの」を想定し設定したものであります。
〇議長(市川英敏君) 遠藤孝さん。
〇3番(遠藤 孝君) 御答弁ありがとうございました。
それでは、順次再質問させていただきますが、冒頭にも申しましたとおり、市民に分かりやすい政治、施策、事業展開ということで、基本計画では7つの政策を実現するための施策とその下の基本事業ごとに目指す姿と成果指標を設け、行政の見える化を図るとありますが、全くそのとおりだと私も思います。その成果をまちづくり報告書として市民の皆さんにお知らせしているということでありますが、公表する、お知らせしているとのことでありますが、市民の皆さんへの公表の仕方はどのようにして公表しているのかお聞かせください。
〇議長(市川英敏君) 大橋企画財政課長。
〇企画財政課長(大橋晋一君) 御質問にお答えいたします。
総合計画のまちづくり報告書につきましては、毎年9月頃に議会にお示しするとともに、あと市民の皆様にはホームページや広報において公表しております。
〇議長(市川英敏君) 遠藤孝さん。
〇3番(遠藤 孝君) 今現在ホームページって今いろいろ活用している方も多いですが、なかなか見られない方も中にはおられるかと思いますが、その中で基本事業を市民皆さんから理解、周知していただけるにはなかなか難しいと思うのでありますが、もしいろんな事情展開の中でそこの部分において該当するような市民の方があるようであればさらに案内を申し上げるとか、周知の徹底を図ればいいのでしょうけれども、なかなか個人的な問題も出てくるかと思いますが、その辺市政、市民に易しく分かっていただけるような事業展開、例えば先ほどもありましたけれども、灯油の助成金10万円、これ客観的に見ればみんなもらえるかと思いますけれども……
〔「灯油は1万2,000円」と呼ぶ者あり〕
〇3番(遠藤 孝君) すみません。灯油1万2,000円、これみんなもらえるかと勘違いされる方も今回あったみたいで、こういう案内等もいろいろと誤解を招く場面もあるので、その辺しかし発する担当課の方々には気配りしていただければまたいいのかなと思いますが、市民皆さんにこの事業展開をもっと易しく周知していただけるには市のほうではどのようにお考えかお聞かせください。
〇議長(市川英敏君) 大橋企画財政課長。
〇企画財政課長(大橋晋一君) 市民の声をどういうふうに反映するかという観点で答弁させていただきますと、先ほど申し上げたとおり毎年まちづくりアンケートにおいて市の住みやすさ、健康状況、社会とのつながり、福祉、教育、社会環境と幅広く市民の皆様の満足度をお聞きしているところでございます。その内容を分析して生かすとともに、まちづくりアンケートの自由意見、市政モニターの意見、市長へのたよりなど、市民の皆様の生の声を踏まえて取り組んでいるところでございます。
〇議長(市川英敏君) 遠藤孝さん。
〇3番(遠藤 孝君) ぜひその取組を今後ともより一層分かりやすく、強化してやっていただければありがたいのかなと思うところであります。信頼される行政経営の中の施策の1番目である行政経営の推進は、効率的、なお効果的な財政運営ということで行われていることを目指す姿とありますが、今ほどまちづくりアンケートというお話がありました。アンケートの使用を図った結果は、市政に対するパーセントでありますが、45.8%、これは令和2年調べになっていますが、このアンケートを、私昨日ちょっと菅原総務部長にお聞きしたら、大体2,000人の方にランダムでアンケート取りしているということなのですが、ランダムで2,000人、どのくらいの返事が返ってくるのかちょっと分かりませんけれども、どうせどっちみちやるのであればもうちょっと細かく、10代から20代、20代から40代、40歳以上、65歳からの高齢者と多少年齢別に色分けして、アンケートの内容も年齢的なもので出せばもうちょっと細かく調べることができるのではないのかなと思いましたけれども、ランダムで出しても半分の方からの市政に関する指標が出ておりますが、その辺菅原部長、大橋課長でもいい、どっちでもいいです、お聞かせください。
〇議長(市川英敏君) 大橋企画財政課長。
〇企画財政課長(大橋晋一君) まちづくりアンケートにつきましては、1月中旬から2月上旬を調査期間として、19の地区、年齢、男女の割合、阿賀野市全体、同様のバランスとなるように調整した上で、20歳以上の2,000人を対象に調査票を送付し、御回答を得ているところでございます。参考までに、令和2年度におきましては、2,000人のうち1,140人の方から御回答を得て、57%の方から御回答を得ているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 遠藤孝さん。
〇3番(遠藤 孝君) ありがとうございました。知らないのは私ばかりだったのでしょうかね。そんなことはないと思いますけれども。ここにおられる方も……分かった。さすが清野議員。清野議員だけは分かったと思いますが、ありがとうございました。そういったわけでいろいろ市のほうでも細かくアンケート取りをして、市政に関する市民の興味深いところ、いろいろ探索しているのかと思います。
それでは、時間も時間なので私ぱっぱっぱっといきたいと思いますので、次に成果重視の行政経営の推進についてでありますが、確かに成果を取るというのは大事なことでありますが、行政経営の根幹であるPDCAサイクルの確立を目指す姿も大事でありますが、その中に従来より言われているPDCAのほかにプラン、P、計画とドゥー、実行の間にディスカッション、話合い、デシジョン、決定という2つの要素を加え、より細かなPDDDCAサイクルというやり方もこれからの市政の中で取って、細かく実績を持ちながらみんなと話し合い、それこそ職員提案型も当然あることですので、政策経営の成功を図るためにもそういったやり方もあるのではないのかなと思いますが、市長のほうも、市政のほうもPDCAサイクルの見直し検討をこれからもしていくということなのですが、その辺またお聞かせください。
〇議長(市川英敏君) 大橋企画財政課長。
〇企画財政課長(大橋晋一君) 議員のおっしゃるとおり、PDCAサイクルにつきましては、当市においては平成28年度から行政経営システムを導入しております。具体としては、毎年4月に前年の検証、チェックを行い、その検証を基に来年度に向けた課題解決するための事業改善や事業立案、アクションを行い、最終的に来年度予算のプランを通じて施策や事業を反映させ、その施策や事業を実施するドゥーといく、いわゆる行政系システムを回っていくことによって市の総合計画を推進しているところでございます。今ほど御提案がありましたアクションの次にディスカッションとかそういう場所を設けるということについては、今現在も当然予算編成の前にいろいろな協議をしているところでございますので、今の御意見を参考にしてより一層そういう議論をした上で予算編成に結びつけたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 遠藤孝さん。
〇3番(遠藤 孝君) ありがとうございます。ぜひいいことはいいと、いろいろときめ細かくやっていただければまたすばらしい事業展開もしていけるかなと思うところであります。
それでは、最後になりますが、公共施設のマネジメントの推進と削減についてお伺いしたいと思いますが、確かに市長のおっしゃるとおり、4か町村合併して、合併時においても重複または老朽化する施設等がもちろんあったわけでありますが、当然維持管理においても財政を圧迫するものでありますから削減するのは分かりますが、やはり公共施設と名のつく公共施設、不特定多数の市民の使用する阿賀野市においても1つしかない公共施設等は、やはり利用者数にかかわらずできるだけ検討し、よい方向づけで残していただきたい。本日も宮脇議員からもそういう施設の一つの話があったかと思いますが、1つ、2つあったかと思いますが、私もそのとおりで、これ以上減らしていくに当たりまして、せっかくあった施設が減っていくということは活力あるまちでなくなり、転入者も人口もこれ以上減らさないためにも、ひとつその辺をよろしくお願いいたします。どうでしょう。
〇議長(市川英敏君) 渡辺管財課長。
〇管財課長(渡辺一雄君) 御質問にお答えいたします。
施設を減らすという公共施設等総合管理計画に施設保有量の削減というものがあるわけですけれども、先ほど市長の答弁にもありましたとおり、全国共通の課題でもある町村合併前に建設した類似施設が幾つも存在していると。このようなことから、人口減少とともに利用者の減少も進んでいることから、施設の改修、建て替えに当たっては市民のニーズや利用実態を考慮して、集約をしてサービスを向上するようなことも考えながら施設の方向性を検討していくこととしております。現在マネジメントを推進するに当たりまして、個別施設計画第1期の計画策定に向けて進めているところでございます。個別施設計画は施設の改修、先ほど申し上げましたとおり、財政を意識した事業化を図るための実施計画となります。基本、検証する上では老朽化と更新費用、重要度、稼働率、経営状況、収支状況、他の施設への代替性を検証の基本的要素としております。当然施設の必要性も大きな要素として、個別施設計画の策定に取り組んでまいりたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 遠藤孝さん。
〇3番(遠藤 孝君) ありがとうございます。全くそのとおりだと思うのです、私も。ただ、あまりあれもこれもやめるというと何かだんだん活気のないまちになっていくような気がしてならないわけでありまして、市民の皆さんからお聞きすると活力がないわねという話もあるし、何か魅力がない話だねという人も結構おります。私さっき年齢的な話もさせてもらった中には、さっき言いそびれたのですけれども、先ほど宮脇議員もおっしゃった遊ぶところ、子供たちにアンケートを取れば恐らく阿賀野市遊ぶところがない、遊具がない、まともな公園もないと子供たち、10代の方々はそうおっしゃると思うのです。20代の人たちに言わせれば、ちっちゃな子を連れて行くところもない、やっぱりどうしても必ずそういうふうな家庭的な面で出てくるかと思います。昨日だったか、市長もおっしゃっていましたけれども、やっぱり働き口があればそこに当然人も集まってくるわけでありますが、そういった観点からも工業団地のほうもこれからいっぱい融資してもらって、いろんな工場が入ってきていただき、そこで仕事をする人たちが増えれば阿賀野市もだんだんよくなっていくのではないかなと。そうすれば、また公共施設も当然造っていかなければならないという話になるわけですが、市長の元気で明るく活力ある魅力的なまちづくり、これ先ほど私も冒頭に申し上げましたが、市長も就任11年目、就任当時からいろんな夢と希望を持ち、いろんなビジョンも当然あるかと思いますが、最後に公共施設削減とともに消滅した公共施設等に関わる多目的かつ複合施設も将来活力ある阿賀野市のまちづくりの大切な建物だと私は思います。昨今から言っていますが、それも市民の声を聞いてから、いろいろ検討してからという返答で、その後基本政策の上にものっかってしまっているのかちょっと分かりませんけれども、必ずしも物を建てるとなれば、5年、10年、20年というスパンが必要なわけで、必要になったから建てるではちょっと遅いかなと。削減していく分、必ず複合的な施設は必要になってくるのかな、多目的な施設も必要になるかなと私は思いますが、その点市長のビジョンとして最後にお聞きしますが、活力あるまちづくり、これから後世に子供たちに何を残すべきか、何をするべきか、最後に市長からお聞きして、私の最後の質問とさせてもらいますが。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 非常に難しい述べ方の御質問でありますけれども、確かに私ももう丸10年市政を担わせていただきまして、この阿賀野市に住む多くの市民の皆さんが夢を持ち、そしてまた心豊かに暮らせるようなまちをつくるということで取り組んでまいりました。そういった中でも、今回のように公共施設、老朽化が進む施設もあれば、利用者が少なくて運営に非常に苦心する施設等も出てまいりました。そういった面から、今回のように先般示した宝珠温泉のような施設を示すことは心苦しいのは重々私も感じておるところでありまして、皆さんからの御理解、御協力を得なければできないものと思っております。ただ、やはり阿賀野市で今若い世代の方々何を求めているか。私も職員にはよく言うのです。この国道49号線走って何かおかしいと思わないかと。店があまりにも少ないと。すき家が1軒あってそこで食事ができるぐらい。ほかにではどこで食事ができるのだと。ミスタードーナツありますか、そのほかにもいろんな店がありますかと。他の自治体に行きますと、大体国道の端というのはいろんな方が店を出して、そこに若い人たちが結構出入りをしている。あの姿を見ますと、やはり若い人というのはそういったまちに憧れるのだろうなと、利便性のといいますか、行き先のあるまち。ですから、私が目指すのは最近は企業誘致も当然重要ですけれども、この沿線にいろんな店を誘致したい、そういうような形でも考えを持っております。ただ、やはり民間企業となりますと営利目的でございますので、そこで果たして本当に商売になるのかという部分で非常に課題は多くありますけれども、そういったところもリサーチしながら、何をすれば来ていただいて、そしてまた若い人たちから喜んでもらえるのか、そういったものも今悶々と検討させて、自分の中で検討をしております。そのほかにも、やはり若い世代が必要とするもの、そしてそういった方々が定住することで、よく言われるように社会減が自然減に結びつく形ですよね、今の人口の動態。結局若い人が外へ行ってしまうと、産み育てられる世代の方々、そして子供さんを持ちたがっている世代の方々がいなくなってくるから出生率が下がっていく。ですから自然減。社会減は自然減に結びつくという形で、このまちからとにかく出ていかないでくれというような取組、これが求められているのだと私は思っております。そういった面も含めて、私としては市民の声をしっかりと市民中心の政治を行う中で取り組んでまいりたいと思っております。
〇議長(市川英敏君) 遠藤孝さん。
〇3番(遠藤 孝君) 最後に市長のお言葉をお聞かせいただきましたが、市長もなかなか悶々としていらっしゃるみたいで、その悶々はこれからの市政に悶々としないような施策をどんどん練って事業展開していってください。それとともに、やはりするべきか、せざるべきかと悩んだときは私はしたほうがいいと思います。やらないのか、やるのかと悩んだときはやったほうがいいと思います。これは、必ず後に後悔するとは言いませんが、あそこでやっておけばよかったな、やっぱりやっておけばよかったなという後悔が来るのは私嫌なので、悩んだときは先行のほうを取ることにしていますので、これは先輩の市長に言う言葉ではありませんが、これで悶々とするならば、かえって悩んだときはそっちの道に進んでいただける政策を取っていただければありがたいかなということで、大変失礼しました。そういうことで私の再質問を終わりたいと思います。皆さん、ありがとうございました。
〇散会の宣告
〇議長(市川英敏君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれで散会します。
なお、来週3月7日午前10時から本日に引き続き一般質問を行います。
御協力ありがとうございました。
散 会 (午後 4時45分)