令和4年第2回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)
令和4年3月3日(木)午前10時00分開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 施政方針・一般行政報告
日程第 5 議案第 4号 阿賀野市教育委員会教育長の任命について(神田武司氏)
日程第 6 議案第 5号 阿賀野市教育委員会委員の任命について(渡邉栄二氏)
日程第 7 議案第 6号 阿賀野市固定資産評価審査委員会委員の選任について(須田幸英氏)
議案第 7号 阿賀野市固定資産評価審査委員会委員の選任について(長谷川香一氏)
議案第 8号 阿賀野市固定資産評価審査委員会委員の選任について(片桐正英氏)
日程第 8 議案第 9号 令和3年度阿賀野市一般会計補正予算(第12号)
日程第 9 議案第10号 令和3年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第10 議案第11号 令和3年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
日程第11 議案第12号 令和3年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程第12 議案第13号 令和3年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算(第2号)
日程第13 議案第14号 令和3年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第2号)
日程第14 議案第15号 令和3年度阿賀野市下水道事業会計補正予算(第3号)
日程第15 議案第16号 令和3年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第2号)
日程第16 議案第17号 令和4年度阿賀野市一般会計予算
議案第18号 令和4年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算
議案第19号 令和4年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算
議案第20号 令和4年度阿賀野市介護保険特別会計予算
議案第21号 令和4年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算
議案第22号 令和4年度阿賀野市少年自然の家特別会計予算
議案第23号 令和4年度阿賀野市水道事業会計予算
議案第24号 令和4年度阿賀野市下水道事業会計予算
議案第25号 令和4年度阿賀野市病院事業会計予算
日程第17 議案第26号 阿賀野市印鑑条例の一部を改正する条例の一部改正について
日程第18 議案第27号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
日程第19 議案第28号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める
条例の一部改正について
日程第20 議案第29号 阿賀野市宿泊施設リズム・ハウス瓢湖の設置及び管理に関する条例の一
部改正について
日程第21 議案第30号 阿賀野市道路占用料徴収条例の一部改正について
日程第22 議案第31号 阿賀野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正
について
日程第23 議案第32号 工事請負契約の変更について(「道の駅(仮称)あがの」建築工事)
日程第24 議案第33号 工事請負契約の変更について(水原小学校大規模改造工事(建築))
日程第25 議案第34号 市道路線の廃止について
議案第35号 市道路線の変更について
議案第36号 市道路線の認定について
日程第26 一般質問
〇出席議員(16名)
1番 荒 澤 浩 和 君 2番 天 野 市 榮 君
3番 遠 藤 孝 君 4番 加 藤 博 幸 君
5番 百 都 順 也 君 6番 大 滝 勝 君
7番 松 ア 良 繼 君 8番 清 野 栄 一 君
9番 近 山 修 君 10番 岡 部 直 史 君
11番 村 上 清 彦 君 12番 風 間 輝 榮 君
13番 宮 脇 雅 夫 君 14番 山 口 功 位 君
15番 遠 藤 智 子 君 16番 市 川 英 敏 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
市 長 田 中 清 善 君
総 務 部 長 菅 原 博 徳 君
(総 務 課長)
民 生 部 長 山 ア 善 哉 君
(健康推進課長)
産 業 建設部長 阿 部 一 栄 君
(建 設 課長)
市 長 政 策 ・ 苅 部 一 雄 君
市 民 協働課長
危 機 管理課長 鈴 木 昇 二 君
企 画 財政課長 大 橋 晋 一 君
管 財 課 長 渡 辺 一 雄 君
税 務 課 長 西 潟 治 子 君
市 民 生活課長 宮 嶋 正 憲 君
社 会 福祉課長 塚 野 敏 之 君
高 齢 福祉課長 宮 尾 敦 君
生 涯 学習課長 羽 田 正 佳 君
農 林 課 長 田 邉 徹 君
商 工 観光課長 相 馬 繁 行 君
公 園 管 理 権 瓶 勝 栄 君
事 務 所 長
上 下 水道局長 新 保 浩 松 君
会 計 管 理 者 大 岡 延 子 君
教 育 長 神 田 武 司 君
学 校 教育課長 橋 正 人 君
農業委員会会長 小 嶋 覚 君
農 業 委 員 会 齋 藤 和 彦 君
事 務 局 長
代 表 監査委員 照 田 伸 宏 君
監 査 委 員 遠 海 美 穂 子 君
事 務 局 長
消防本部消防長 加 藤 昭 君
〇本会議に職務のため出席した者の職氏名
事 務 局 長 五 十 嵐 久 美 恵
主 任 井 上 由 美
主 任 坂 井 信 子
開 会 (午前10時00分)
〇開会の宣告
〇議長(市川英敏君) おはようございます。皆様には御参集いただき、ありがとうございます。
本定例会は、新年度予算案を審議いただく重要な議会でありますので、円滑に進行できますよう、議員各位の御協力をお願い申し上げます。
定刻になりました。
ただいまの出席議員数は16名です。定足数に達しておりますので、これより令和4年第2回阿賀野市議会定例会を開会いたします。
また、新潟日報、あがの新報から写真撮影の申出がありましたので、今会期を通じ、撮影を許可いたしました。
〇開議の宣告
〇議長(市川英敏君) これより本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(市川英敏君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、1番、荒澤浩和さん、2番、天野市榮さん、3番、遠藤孝さん、以上3名を指名します。
〇会期の決定
〇議長(市川英敏君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りします。本定例会の会期は、本日3月3日から3月18日までの16日間としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本定例会の会期は3月3日から3月18日までの16日間に決定いたしました。
〇諸般の報告
〇議長(市川英敏君) 日程第3、諸般の報告を行います。
2月16日から昨日までの主な会議、行事等の状況につきましては、お手元に配付しております会議・行事等の開催状況報告書のとおりです。
本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、田中市長をはじめ25名であります。
本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から議案33件、議会からは請願1件、委員長報告3件、申出関係4件、議員派遣についてです。
受理いたしました請願は、お手元の請願文書表のとおり所管の常任委員会へ付託しましたので、報告いたします。
去る2月21日、議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議いただいた結果、お手元に配付いたしますとおり、会期日程により運営することといたしました。
以上で諸般の報告を終わります。
〇施政方針・一般行政報告
〇議長(市川英敏君) 日程第4、田中市長から施政方針並びに一般行政報告を求めます。
田中市長。
〔市長 田中清善君登壇〕
〇市長(田中清善君) おはようございます。本日、令和4年第2回阿賀野市議会定例会の開催に当たり、議員の皆様の御健勝をお喜び申し上げます。
また、日頃より市政発展のために御尽力をいただいておりますことに、深く敬意を表しますとともに感謝申し上げます。
それでは、初めに施政方針について申し上げます。
本日、令和4年度の予算案並びに関連議案の御審議をお願いするに当たり、市政に取り組む所信の一端を述べさせていただき、議員各位をはじめ市民の皆様の御理解と御支援を賜りたいと存じます。
初めに、現状について申し上げます。
今日、市が直面する最大の課題は、言うまでもなく新型コロナウイルス感染症対策であります。
新型コロナウイルス感染症は、今なお地域の経済活動の大きな制約となっており、この感染症の蔓延は私たちの暮らしや地域経済にとって最大のリスクとなっております。
今後は、これまで継続的に取り組んできた感染症の拡大防止策や地域経済、市民生活の支援などウィズコロナの取組に加え、ポストコロナ社会を見据え、持続可能な新たな日常を構築するための取組を推進する必要があります。
また、長年の課題となっている人口減少、地域活性化に対する取組も重要であります。
地域の活力は人であり、人がいなければまちの活力は失われ、衰退していくことになります。人口問題は、極めて難しい問題であり、その解決は容易ではありませんが、まちの持続性を維持していくためにも、何としても解決していかなければならない大きな課題であると強く認識しているところであります。
社会が変わり、時代も大きく変わろうとしている今日、こうした状況も踏まえて、今年の夏に予定されている国道49号水原バイパスの部分開通や道の駅の開駅を追い風として、国の経済対策や地方創生の政策等を活用し、市の将来につながる人口減少対策、地域活性化対策に積極的に取り組んでまいります。
次に、市を取り巻く環境の変化について申し上げます。
このところ、オミクロン株の拡大による世界景気の減速、ウクライナ問題など地政学リスクも加わり、日本経済の先行きは不透明な状況となっております。
世界的なインフレ基調にある中、国においては成長と分配の好循環による新しい資本主義の実現を図り、その両面から経済を動かし、持続可能な経済をつくることとしております。
また、世界経済が長らく依存してきた化石燃料から脱却する脱炭素社会の実現に向けた取組では、COP26、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議において、日本は30年度、温室効果ガスを13年度比で46%削減を目指すとし、さらに50%減に挑むことを約束し、2050年での排出実質ゼロの目標を掲げたところであります。
災害に目を向ければ、1月中旬、南太平洋のトンガ沖で起きた海底火山の大規模噴火は、太平洋を挟んだ日本や米国にまで津波をもたらしました。
このように地球規模での自然災害、温暖化による気候変動は、世界にとって大きなリスクとなっております。
日本においても毎年のように大雨による水害、大規模な災害が頻発していることから、しっかりと防災・減災対策を行い、危機管理の要諦である万全の備えが急がれるところであります。
その他、デジタル技術の活用では、コロナ対応でもその遅れが浮き彫りになりました。国では、地域が抱える人口減少、高齢化、産業空洞化などの課題を、デジタルの力を活用して解決を図ることとしております。
令和4年度当初予算編成に当たりましては、冒頭申し上げました新型コロナウイルス感染症対応を最重要課題に据え、市民の皆様の健康と暮らしを守り、また市を取り巻く環境変化の観点から、人口減少対策、地域活性化対策、デジタル化の推進、防災・減災対策に重点を置いた予算配分といたしました。
具体的な事業の立案及び実施については、総合計画に掲げた7つの政策の柱、すなわち安全・安心な暮らしの実現、子どもの育成支援の充実、高齢者や障がい者福祉の充実、地域経済の活性化、生活に密着した住環境整備の促進の5つの政策の柱とそれらを支える市民協働の推進及び信頼される行政経営の2つの政策の柱を基本として、まちづくりの目標である「元気で明るく活力のある魅力的なまち」の実現に向け、着実に取組を進めてまいります。
それでは、7つの政策の柱に沿って、重点的に取り組む施策について申し上げます。
初めに、1つ目の政策の柱「安全・安心な暮らしの実現」についてであります。
まず、防災・減災対策では、新たに高齢者のスマートフォンの購入にかかる費用を助成し、市の公式LINEや安全安心メールの登録を促すことで緊急時の速やかな情報伝達体制を強化いたします。
また、消防本署において新たに聴覚、言語障がい者用の緊急通報システムを導入し、緊急通報時の対応を強化いたします。
さらに、消防ポンプ積載車の老朽化した小型動力ポンプの更新や、土砂災害警戒区域に指定された自治会を対象として、防災行政無線の戸別受信機の計画的な配備を継続いたします。
次に、防犯対策では、犯罪の被害に遭われた方などに対する見舞金の支給を新たに開始いたします。これによりまして、被害の早期回復と軽減につなげてまいります。
次に、地域医療体制では、引き続き生活習慣病(糖尿病)予防、消化器疾患及び運動器疾患の3部門で新潟大学医学部による寄附講座を開設するとともに、あがの市民病院の医療機器、設備の計画的な更新を行うことにより、市民の皆様の健康、生命を守り、安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。
次に、健康づくりの推進では、まず新型コロナウイルスワクチンの3回目接種と5歳から11歳までの接種について、速やかに実施することで感染拡大や感染した場合の重症化を防止してまいります。
あわせて、PCR検査の費用を全額助成し、必要な人が検査を受けられるようにいたします。
さらに、インフルエンザ予防接種にかかる費用について、今年度と同様に中学生までの児童生徒及び高齢者を対象に無償化し、新型コロナウイルスとの同時流行を防いでまいります。
加えて、子宮頸がん予防接種について、国による積極的接種勧奨が差し控えられていたことから、接種機会を逃した女子を対象として予防接種にかかる費用を無償化いたします。
特定不妊・不育症治療費助成事業では、不妊治療が公的医療保険の適用となりますが、保険適用後の自己負担分及び保険対象外治療の一部について助成し、これまでの補助事業と同等の支援をしてまいります。
続きまして、2つ目の「子どもの育成支援の充実」についてであります。
まず、子育て支援でありますが、令和4年度開駅予定の「道の駅あがの」では、大型遊具を整備した広場と雨天でも子供たちが自由に遊べる室内遊具を備え、市内外の子育て世帯が集うにぎわいの場といたします。
また、市立図書館では、計画的に児童図書の充実を図っており、令和4年度は読み聞かせスペースや授乳室の整備、館内照明のLED化を行い、たくさんの親子や子供たちが訪れたくなるような魅力的な図書館としてまいります。
次に、学校教育についてであります。
奨学貸付金制度では、経済的な理由による就学困難者に対し、貸付金額の増額を図り、利用者に応じて貸付金額を選択できるよう内容の充実を図ります。
また、非核平和記念事業では、戦争の悲惨さ、平和の尊さ、命の大切さを感じてもらうため、広島平和記念式典に参加する中学生の人数をこれまでの各中学校2人から3人へ拡大いたします。
学校施設の改修では、京ヶ瀬小学校体育館のLED化と笹神中学校体育館及びグラウンドの長寿命化等改修を行い、子供たちの学ぶ環境の整備を進めてまいります。
続きまして、3つ目の「高齢者や障がい者福祉の充実」についてであります。
デジタル化の進展によって社会の利便性は向上しておりますが、その一方で、高齢者をはじめとしてデジタル化の利便性を享受できていない方もおられます。そこで、高齢者のスマートフォン購入にかかる費用を助成するとともに、スマートフォン教室を開催し、高齢者の皆様のスマートフォンの活用を後押ししてまいります。
また、後期高齢者医療保険料及び介護保険料の納付について、これまでの納入方法に加え、コンビニエンスストアでの納付やスマートフォンアプリによるキャッシュレス納付を導入し、納付の利便性を向上させてまいります。
近年、地球規模の気候変動の影響により極端な猛暑が多くなってきております。そこで、新たに家庭にエアコンがない低所得の高齢者世帯や障がい者等の世帯を対象に、エアコンの購入、設置にかかる費用の一部を助成することといたします。
また、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場までのタクシー費用の一部助成を継続いたします。
障がい者福祉では、こどものことばとこころの相談室を地域の障がい児やその家族への相談と施設等への助言を併せて行う児童発達支援センターへ移行し、療育相談体制の強化を図ってまいります。
続きまして、4つ目の「地域経済の活性化」についてであります。
初めに、農業の振興についてでありますが、米の消費が落ち込み、米価も下落しており、就農者人口も大幅な減少が続いております。地域の農業を持続させるためには、圃場整備やデジタル技術の活用などによる農作業の効率化、省力化を進めるとともに、米に頼らない収益性の高い園芸作物の導入による農業経営が必要であります。
また、このような農業を行う意欲のある農業者の育成や食料安全性の確保、環境負荷の低減への取組も重要であり、これらの支援をしっかりと行いながら農業の振興を図ってまいります。
まず、市の公式LINEに新たなカテゴリーとして農業を設け、農業者に必要な情報をプッシュ型で発信するデータを活用した農業経営支援事業に新たに取り組みます。
また、えんだま産地化推進事業では、市内産堆肥を散布した農家に対する経費の2分の1助成に加え、生分解性マルチフィルムの使用にかかる費用についても、国の交付金を活用して一部助成を行ってまいります。
ほ場整備事業では、令和4年度においても引き続き中ノ通、堀耕東、滝沢、発久、勝屋、下里地区の6地区で実施してまいります。
次に、商工業振興、観光振興では、新型コロナウイルス感染症等の影響により燃料費や原材料費が高騰しており、それに起因して生活関連商品の値上げも続いていることから、市民生活を支援するとともに、地域経済の活性化を図るため、令和3年に引き続き、プレミアム商品券を発行いたします。
また、3か年計画の2年目となる安田瓦を核とした地場産業が息づく活力と賑わいのまちづくり事業では、体験型産業観光施設整備、案内ガイドの育成及びプロモーション事業などに取り組んでまいります。
次に、雇用対策では、15歳から49歳までの就労についての悩みを有する若者の就労を促すため、下越地域若者サポートステーション阿賀野サテライトでの就労相談と併せて、新たに企業へのジョブトレーニングを行ってまいります。
続きまして、5つ目の「生活に密着した住環境整備の促進」についてであります。
初めに、令和4年に開駅する「道の駅あがの」では、子育て支援でも述べたとおり、子供たちが自由に遊べる室内遊具や隣接する広場に大型複合遊具などを整備することで、市内外の子育て世帯が集うにぎわいの場とするとともに、国道49号水原バイパスの部分開通と併せて、市内外の人との交流の拠点、阿賀野市の情報発信、地域振興の拠点となる施設としてまいります。
次に、道路環境の充実では、自治会から要望の多い消雪施設について、引き続き計画的に整備を進めるとともに、老朽化した消雪パイプや井戸の修繕についても計画的に実施し、雪や災害に強い道路づくりを進め、併せて市内建設業者の受注機会の確保に努め、地域経済の活性化を図ってまいります。
次に、生活衛生・環境の保全では、地球規模の気候変動を受け、国では2050年カーボンニュートラルを目指し、グリーン社会の実現に取り組むとしており、当市でも本地域での脱炭素化などSDGsに掲げる目標を具現化するため、環境基本計画及び地球温暖化対策実行計画を改定してまいります。
その他、住宅リフォーム補助事業では、冬場の屋根の雪下ろし作業の安全性を確保するため、新たにアンカーを設置する場合についても補助対象に加えることといたします。
続きまして、6つ目の「市民協働の推進」についてであります。
まず、市民によるまちづくり活動の推進と支援についてでありますが、少子高齢化の進展や市民ニーズの多様化が一段と進み、行政だけでは対応が難しい様々な課題が生じており、市民や地域における主体的な課題等の解決に向けた取組が求められております。
地域経済の活性化プロジェクト事業では、新潟日報社の地域活性化プロジェクト「未来のチカラ」と連携して、市民の皆様の声を聴きながら市の魅力を内外に発信してまいります。
また、ふるさと納税促進対策事業では、本市の魅力を全国の方から認知してもらうため、ポータルサイトの充実により寄附金募集の強化を図り、寄附金総額3億5,000万円を目指してまいります。
地域ポイントカード事業では、これまでのAPOカードと併せて、スマートフォンアプリを導入し、利便性の向上と利用の拡大を図ってまいります。
また、自治会活動応援事業では、自治会が抱える課題の解決のために、地域住民が自ら取り組む活動に対して支援を行ってまいります。
次に、生涯学習の充実では、市民団体が中心となり、予定している郷土の偉人、市島春城の生家離れ跡地への胸像の建立に合わせて、市の文化や史跡について広く市民に知っていただくため、案内看板や休憩スペース等を整備いたします。
最後に、7つ目の「信頼される行政経営」についてであります。
これまで述べてきた政策の柱を着実に実行するためには、効率的、効果的な行財政運営を行う必要があります。
まず、これまで以上にPDCAサイクル、計画、実行、評価、改善による行政経営の精度を高め、行政改革の推進によって行政の無駄を省くとともに、将来を見据えた堅実な財政運営に努めてまいります。
次に、行政のデジタル化の推進では、行政手続きオンライン化推進事業において、従来窓口に提出していた申請書などに基づく行政手続を、スマートフォンやパソコンを利用したオンライン申請ができるよう環境整備をしてまいります。
また、AI、人工知能を活用した議事録の作成システムの導入や、職員が行う定型的な事務作業にRPA、ロボティック・プロセス・オートメーション、コンピュータを用いた作業の自動化技術を活用して効率化を図ってまいります。
さらに、引き続きデジタル技術やデータ活用について外部指導者を招き、デジタル・トランスフォーメーション、デジタル技術を浸透させることにより生活をよりよいものに変革することを推進してまいります。
次に、人口減少対策の取組では、市の魅力を積極的に発信するため、市のポスターや移住・定住パンフレットを作成するとともに、関係人口増加を図るため、リズム・ハウス瓢湖に新たにテレワークやワーケーションに対応するワーキングスペースを整備してまいります。
さらに、地域おこし協力隊を任命し、市の移住・定住促進業務と併せて、「道の駅あがの」におけるコンシェルジュ、総合世話係業務を担うことで、移住相談や市の魅力発信を行ってまいります。
ようやく訪れたうららかな春、この春の陽気とは相反したコロナ禍による閉塞感の中で、これから阿賀野市の子供たちは、おとといも卒業式がありましたけれども、卒業式や入学式の時期を迎えます。
それぞれの門出に描く夢、その夢に希望を託しながら成長し、夢を叶える、その未来を展望しながら、私たちは今できることを全力で取り組んでいかなければなりません。
また、これから10年、20年、さらにはもっと先の将来を見据え、阿賀野市は今何をすべきか、そして未来に何を残すのかという問題意識を持ち、地域社会の在り方を見詰め直し、まちを変えていくという決意を持って行動へと移していかなければなりません。
議員各位におかれましては、円滑な市政運営となお一層のお力添えを賜りますよう改めてお願い申し上げまして、令和4年度に向けての施政方針とさせていただきます。
続きまして、一般行政報告を申し上げます。
初めに、コロナワクチンの接種状況について申し上げます。
先日も議員全員協議会において説明を申し上げましたが、1月中旬、新型コロナウイルス感染者の急増を受け、1月21日から今月6日まで再延長を含め約6週間、新潟県では初となる県民の行動を制限したまん延防止等重点措置が適用されました。
現在本市においては、感染防止対策として一般高齢者を対象に、先月7日から3回目の接種を開始しております。
今月1日現在、8,883人の方から予約をいただいており、順調にいけば今月下旬には終了できるものと思っております。
64歳以下の接種につきましては、国の2回目接種後6か月への前倒しの方針を受け、今月15日から接種を開始し、5月末までに接種を終えるよう鋭意準備を進めているところであります。
また、5歳から11歳のワクチン接種では、今月5日から医療機関での個別接種を実施することとしております。
いずれにしても、ワクチン接種業務においては、引き続き市民の皆様に不安を与えることなくしっかりと取り組み、一日も早く本来あるべき日常を取り戻してまいりたいと考えております。
なお、本市における陽性者は今月1日現在、延べ596人となっております。
次に、イベントについて申し上げます。
元旦恒例の市民元旦マラソンが2年ぶりに開催され、今年はゼロ歳から83歳までの総勢198人の方々が参加されました。
元旦という1年の始まりの日に、目標を立ててそれに向かって挑戦することはすばらしいことと感心したところであります。
ウオーキングやランニングなどは、生活習慣病を防いだり、改善したりする効果があります。春は、柔らかな日差しの下、心も弾み、過ごしやすい季節でありますので、コロナ対策を取りながら、市民の皆様から外に出ていただき、自らの健康づくりに取り組んでいただきたいと思っております。
次に、地域医療の取組について申し上げます。
1月上旬、新潟大学医学部11名の教授の皆様を表敬訪問し、5名の先生に直接御挨拶を申し上げてまいりました。
特に新型コロナウイルスワクチン接種や寄附講座、健康講座塾など、各種事業の協力をお願いしたところであります。
当日は、お忙しい中にもかかわらず快く対応していただき、ワクチン接種への医師派遣等について、改めて感謝の言葉を申し上げてまいりました。
最後に、国、県への事業要望について申し上げます。
昨年12月中旬から下旬にかけて、国、県へそれぞれ要望書を提出してまいりました。
私が会長を務めております阿賀野川治水協会におきましては、北陸地方整備局長及び幹部職員に阿賀野川の治水事業に関して、ハード、ソフト両面にわたる対策をお願いいたしました。
また、国道49号水原バイパスの令和4年部分開通、早期全線開通を国土交通省の本省の技監及び道路局長へ直接要望書を提出してまいりました。
県への要望では、一般国道290号(新発田〜五泉間)整備促進期成同盟会、国道460号整備促進期成同盟会において、沿線地域の安全で安心な交通確保のため、整備促進を引き続きお願いしたところであります。
これからも国、県に対しては、機会を捉えて要望活動を行ってまいります。
以上、令和4年第2回議会定例会における一般行政報告とさせていただきます。
結びに、このたびの議会定例会は、令和4年度の予算、市政執行の基本方針を御決定いただく意義深い議会でございます。
提出いたしました全議案に対し、慎重御審議を賜り、その趣旨とするところ十分御理解をいただき、満場の賛同により御承認をお願い申し上げます。
なお、12月7日以降の会議、行事等の主な出席につきましては、お手元に配布させていただいております報告書のとおりでありますので、後ほど御確認くださるようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) 以上で施政方針並びに一般行政報告を終わります。
〇議案第4号 阿賀野市教育委員会教育長の任命について(神田武司氏)
〇議長(市川英敏君) 日程第5、議案第4号 阿賀野市教育委員会教育長の任命について 神田武司氏を議題といたします。
〔教育長 神田武司君退場〕
〇議長(市川英敏君) ただいま神田教育長が退席されました。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第4号、教育長の任命について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、令和4年5月21日で任期満了となる教育委員会教育長の神田武司氏につきまして、再任したいので、議会の同意を求めるものであります。
よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
お諮りします。本案は人事案件ですので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定しました。
これから議案第4号を採決します。
お諮りします。議案第4号、神田武司さんを教育委員会教育長に任命することについて同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第4号は同意することに決定しました。
〔教育長 神田武司君入場〕
〇議長(市川英敏君) ただいま神田教育長が出席されました。
〇議案第5号 阿賀野市教育委員会委員の任命について(渡邉栄二氏)
〇議長(市川英敏君) 日程第6、議案第5号 阿賀野市教育委員会委員の任命について 渡邉栄二氏を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第5号 阿賀野市教育委員会委員の任命について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、令和4年5月21日で任期満了となる教育委員会委員の渡邉栄二氏につきまして、再任したいので、議会の同意を求めるものであります。
よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
お諮りします。本案は人事案件ですので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定しました。
これから議案第5号を採決します。
お諮りします。議案第5号、渡邉栄二さんを教育委員会委員に任命することに同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第5号は同意することに決定しました。
〇議案第6号 阿賀野市固定資産評価審査委員会委員の選任について(須田幸英
氏)
議案第7号 阿賀野市固定資産評価審査委員会委員の選任について(長谷川香
一氏)
議案第8号 阿賀野市固定資産評価審査委員会委員の選任について(片桐正英
氏)
〇議長(市川英敏君) 日程第7、議案第6号から議案第8号までを一括議題といたします。
一括して提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第6号から議案第8号まで、阿賀野市固定資産評価審査委員会委員の選任について提案理由を御説明申し上げます。
初めに、議案第6号であります。固定資産評価審査委員会委員に選任している須田幸英氏が令和4年5月23日をもって任期満了となります。本件は、須田氏を引き続き委員に選任したいというものであります。
次に、議案第7号であります。固定資産評価審査委員会委員に選任している長谷川香一氏が令和4年5月23日をもって任期満了となります。本件は、長谷川氏を引き続き委員に選任したいというものであります。
次に、議案第8号であります。固定資産評価審査委員会委員に選任している菊地修市氏が令和4年5月23日をもって任期満了となります。本件は、後任に片桐正英氏を委員に選任したいというものであります。片桐氏は、市内で土地家屋調査士事務所を開業されており、土地家屋調査士という職業柄、固定資産の評価に精通しておられます。
須田氏、長谷川氏及び片桐氏の3名の方が固定資産評価審査委員会委員に適任であると考えております。よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
お諮りします。本案は人事案件でありますので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定しました。
これから議案第6号から議案第8号までを採決します。
採決は議案ごとに行います。
初めに、議案第6号を採決します。
お諮りします。須田幸英さんを固定資産評価審査委員会委員に選任することについて、同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第6号は同意することに決定しました。
次に、議案第7号を採決します。
お諮りします。長谷川香一さんを固定資産評価審査委員会委員に選任することについて、同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第7号は同意することに決定しました。
次に、議案第8号を採決します。
お諮りします。片桐正英さんを固定資産評価審査委員会委員に選任することについて、同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第8号は同意することに決定しました。
〇議案第9号 令和3年度阿賀野市一般会計補正予算(第12号)
〇議長(市川英敏君) 日程第8、議案第9号 令和3年度阿賀野市一般会計補正予算第12号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第9号 令和3年度阿賀野市一般会計補正予算第12号について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、補正予算第12号として、歳入歳出それぞれ7億625万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ238億2,068万円とするものであります。
主な補正の内容としましては、国の補正予算を活用するため、令和4年度当初予算への計上を予定していた公共事業等について前倒しして計上するほか、今後の財政需要に備えるため、基金への造成費を計上いたします。
歳入につきましては、国の補正予算において増額された普通交付税の追加交付分3億463万5,000円、同じく国の補正予算に基づく前倒し事業のため、社会資本整備総合交付金2億1,851万6,000円の増額を計上いたしました。このほか、新たに保育士や幼稚園教諭等の収入引上げを目的として創設された保育士等処遇改善臨時特例交付金838万9,000円を計上いたしました。
歳出につきましては、国の補正予算に基づく前倒し事業として安野川地区湛水防除事業負担金、かんがい排水事業負担金及び圃場整備事業費負担金について、合わせて1億6,443万3,000円の増額を計上したほか、消雪施設維持修繕工事費3億4,000万円の増額を計上いたしました。また、県内全域を対象としたまん延防止等重点措置の適用に伴い、営業時間の短縮等に協力する市内の飲食店に協力金を交付するため、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金1億9,089万8,000円の増額を計上したほか、財政調整基金積立金4億円を計上いたしました。
第2表の繰越明許費の主なものとしては、国、県との事業内容の調整等により、当年度内に完了することが困難な事業について計上いたしました。
第3表の債務負担行為補正は、令和4年度当初から開始する業務について、3月中に契約事務を行う必要があるものを追加いたしました。
第4表の地方債補正の主なものとしましては、国の補正予算に伴い計上した事業の財源等について調整いたしました。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
2番、天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) この補正予算については、また各常任委員会で審議されることになろうかと思いますが、私が所属していない総務文教関係の補正予算について何点か質問させていただきます。
まず、歳入予算の18、この予算第12号説明書でいいますと6ページにございます。財産収入に土地建物売払収入153万6,000円が計上されております。内容は、旧前山駐在所の跡地ということですが、この売却先というのは個人なのか、法人なのか。あと、この売却で買った方が何か利用計画みたいなのが出ているのかどうなのか、その辺お聞かせいただきたいのですが。
〇議長(市川英敏君) 渡辺管財課長。
〇管財課長(渡辺一雄君) 御質問にお答えいたします。
ただいま御質問の財産の売払収入につきましては、県営かんがい排水事業に伴う管理道路の拡幅用地として新発田地域振興局に売却したものでございます。
〇議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) 同じくこの歳入予算に繰入金ということで、下のほうにインターネット・サービス運用基金繰入金と減額補正があります。そもそもこの基金の設立目的というのは何なのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 大橋企画財政課長。
〇企画財政課長(大橋晋一君) こちらのインターネットサービスに関しましては、笹神地区において市がインターネットサービスの事業を展開しておりましたが、NTT東日本によるインターネットサービスが今年度開始されたことから、廃止ということで減額補正しているものになります。この運用事業に関しましては、基金については使用料をこちらのほうの基金に積み立てているものでございます。その維持管理費に充てている基金でございます。
〇議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) 今度歳出のほうですが、総務費でPCB処理運搬業務委託、あるいはPCB処理業務委託料ということで、いずれも減額補正になっているわけですが、今市内でPCBが保管されている場所とかは多分市のほうで把握されていると思いますし、このPCBの処理は計画的に進められていると私は理解しているのですが、その辺いかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) お答えいたします。
PCBの処理につきましては、計画的な処理が行われることになっておりますが、処理する量が相当増えてきて、処理量が大幅に増えたということで今年度の処理がちょっと難しいというようなことになりまして、来年度にそれを先送りしたいというものでございます。
〇議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) 同じく総務費、この説明書で申し上げまして12ページでございますが、ここに結婚新生活支援事業費で570万減額になっております。この事業の趣旨といいますかはどういう趣旨なのか、そして実績がどうだったのか、その辺お聞かせください。
〇議長(市川英敏君) 大橋企画財政課長。
〇企画財政課長(大橋晋一君) 結婚新生活支援事業につきましては、今年度から開始した事業となります。夫婦となる新生活をスタートする世帯を対象に、結婚に伴う新生活のスタートアップに係る費用、家賃とか引っ越し等に係る支援を行うものでございます。こちら、最大30万まで補助を行うということになっております。今年度の実績でございますが、今のところ3件申請で決定をしておりまして、あと2件ほどの申請が予定されております。
〇議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) 同じくそのページ、12ページの下に市営バスの運行事業費、これも200万減額補正になっております。これは、運行本数が減ったことによるのか、利用者の増減は関係ないと思うのですが、その辺お聞かせください。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) お答えいたします。
運行業務に係る委託につきましては、当初でまず契約をしてそう変わりはないのでございますけれども、例えばバス等の大幅な故障とか、そういうのによって修理費がかかる場合がございますけれども、そういったものを見込んで当初予算を計上してあるわけでございまして、それほどそういった修繕費とか発生しなかったということで減額をさせてもらうものでございます。
〇議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) 同じく12ページ、下に防犯カメラの設置工事費、こちら30万円の減額になっています。やはり犯罪抑止といいますか、犯人の特定を行う上で防犯カメラの設置というのは非常に私は重要だと思うのです、安全、安心なまちづくりを進める上で。当市、阿賀野市においてはこの防犯カメラの設置状況というのは、他市と比較できるかどうか分かりませんけれども、どんな状況なのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) ちょっと他市の状況がどうなっているかというところまでは、私どもリサーチはかけておりません。防犯カメラの設置につきましては、前にも御説明したかと思いますけれども、5年をかけて20か所、年4か所ずつまず整備をしていきたいということで順次整備を進めているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 天野市榮さん。
〇2番(天野市榮君) あと、この13ページに電算システム運用管理事業費ということで、こちらも減額補正ですが、その下のほうに自治体クラウド検討推進協議会負担金というのがございます。私がたしか市長時代に県内の市町村、自治体クラウドをつくるというような動きがあって、それで阿賀野市も検討したのですが、やはり自治体クラウドに参加するのではなくて、あくまでも阿賀野市単独でやっていくというふうな話になっていたと思うのですが、今はやはり自治体クラウドを構築しようというような動きになっているのかどうか、その辺ちょっとお聞かせください。
〇議長(市川英敏君) 大橋企画財政課長。
〇企画財政課長(大橋晋一君) 自治体クラウドに関する今の状況でございますが、こちらの協議会に関しましては国のDX計画によって大きく変わってきているところがございます。その関係で国におけるガバメントクラウドというものや、あと協議会を抜ける自治体、協議会設立に向けて協議したのですが、抜ける自治体が県内出ておりまして、それで設立を見送ったという経緯がございます。
〇議長(市川英敏君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第9号を採決します。
お諮りします。議案第9号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
〇議案第10号 令和3年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
〇議長(市川英敏君) 日程第9、議案第10号 令和3年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第10号 令和3年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第2号について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、補正予算第2号として、歳入歳出それぞれ74万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ44億9,804万2,000円とするものであります。
補正の内容としまして、歳入につきましては、国庫支出金において災害等臨時特例補助金91万4,000円の増額を計上したほか、繰入金において事務費繰入金16万8,000円の減額を計上いたしました。
歳出につきましては、総務費において職員人件費16万8,000円を減額したほか、基金積立金において納付金準備基金造成費91万4,000円の増額を計上いたしました。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第10号を採決します。
お諮りします。議案第10号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
〇議案第11号 令和3年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
〇議長(市川英敏君) 日程第10、議案第11号 令和3年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第11号 令和3年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第2号について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、補正予算第2号として、歳入歳出それぞれ206万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8億7,621万9,000円とするものであります。
補正の内容としまして、歳入につきましては後期高齢者医療保険料で特別徴収保険料524万3,000円を増額する一方、普通徴収保険料510万1,000円を減額し、繰入金では新潟県後期高齢者医療広域連合への納付金額確定による保険基盤安定繰入金90万9,000円、広域連合共通負担経費繰入金129万5,000円の減額を計上いたしました。
歳出につきましては、新潟県後期高齢者医療広域連合への納付金額確定による後期高齢者医療広域連合納付金206万2,000円の減額を計上いたしました。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第11号を採決します。
お諮りします。議案第11号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第11号は原案のとおり可決されました。
〇議案第12号 令和3年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第3号)
〇議長(市川英敏君) 日程第11、議案第12号 令和3年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第3号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第12号 令和3年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第3号について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、補正予算第3号として、歳入歳出それぞれ2,342万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ53億8,393万6,000円とするものであります。
補正予算の主な内容としまして、歳入につきましては介護給付費及び地域支援事業交付金に係る変更申請等により国庫支出金315万8,000円、支払基金交付金2,469万4,000円の減額をいたしました。また、一般会計繰入金では、地域支援事業費等の減額に伴い348万8,000円の減額を計上したほか、補正財源として前年度繰越金5,655万2,000円の増額を計上いたしました。
歳出につきましては、歳入減額に伴う財源調整のほか、執行見込みにより地域支援事業費1,599万円、包括的支援事業・任意事業費110万6,000円の減額を計上いたしました。このほか基金積立金では、介護給付費準備基金造成費3,988万1,000円の増額を計上いたしました。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第12号を採決します。
お諮りします。議案第12号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第12号は原案のとおり可決されました。
〇議案第13号 令和3年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算(第2号)
〇議長(市川英敏君) 日程第12、議案第13号 令和3年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第13号 令和3年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算第2号について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、補正予算第2号として、歳入歳出それぞれ444万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,003万8,000円とするものであります。
補正の主な内容としまして、歳入につきましては利用実績により施設使用料450万円、食事代等実費徴収金370万円の減額を計上したほか、一般会計繰入金262万4,000円の増額を計上いたしました。
歳出につきましては、期末手当の支給率の改定により職員人件費5万円及び事業の実績により調理業務委託料380万円の減額を計上したほか、前年度の決算に基づき、一般会計繰出金136万1,000円の増額を計上いたしました。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第13号を採決します。
お諮りします。議案第13号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第13号は原案のとおり可決されました。
〇議案第14号 令和3年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第2号)
〇議長(市川英敏君) 日程第13、議案第14号 令和3年度阿賀野市水道事業会計補正予算第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第14号 令和3年度阿賀野市水道事業会計補正予算第2号について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、補正予算第2号として、収益的収入及び支出につきまして支出を115万1,000円減額し、総額11億9,149万2,000円とするものであります。
補正の内容としまして、給与改定に伴う職員人件費の減額により営業費用を115万1,000円減額いたしました。
続きまして、資本的収入及び支出につきましては支出を17万8,000円減額し、総額10億7,461万5,000円とするものであります。
補正の内容としましては、給与改定に伴う職員人件費の減額により建設改良費17万8,000円を減額いたしました。この結果、当年度純利益につきましては115万1,000円増加し、6,120万6,000円となる見込みであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第14号を採決します。
お諮りします。議案第14号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第14号は原案のとおり可決されました。
〇議案第15号 令和3年度阿賀野市下水道事業会計補正予算(第3号)
〇議長(市川英敏君) 日程第14、議案第15号 令和3年度阿賀野市下水道事業会計補正予算第3号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第15号 令和3年度阿賀野市下水道事業会計補正予算第3号について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、補正予算第3号として、収益的収入及び支出につきまして、収入を4,118万8,000円減額し、総額19億1,307万5,000円に、支出を1,618万8,000円減額し、総額18億2,661万1,000円とするものであります。
補正の内容としましては、決算見込みにより長期前受金戻入及び減価償却費をそれぞれ1,118万8,000円減額したことに伴い、他会計負担金を3,000万円減額いたしました。
続きまして、資本的収入及び支出につきましては収入を400万円減額し、総額11億2,788万円に、支出を2,900万円減額し、総額16億1,826万円とするものであります。
補正の内容としましては、決算見込みにより工事請負費等を2,900万円減額し、そのほか関連する収入の増減を計上いたしました。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第15号を採決します。
お諮りします。議案第15号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第15号は原案のとおり可決されました。
〇議案第16号 令和3年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第2号)
〇議長(市川英敏君) 日程第15、議案第16号 令和3年度阿賀野市病院事業会計補正予算第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第16号 令和3年度阿賀野市病院事業会計補正予算第2号について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、補正予算第2号として、収益的収入及び支出につきまして、収入を30万9,000円増額し、総額4億5,866万3,000円に、支出を468万9,000円増額し、総額9億3,061万4,000円とするものであります。
主な補正内容としまして、収入につきましては厚生連からの施設使用料収入を30万9,000円増額いたしました。
支出につきましては、給与改定に伴い、給与費11万8,000円を減額した一方、医療機器等の更新に伴い、資産減耗費331万8,000円、消費税の納付予定額の増加に伴い雑損失140万3,000円の増額を計上いたしました。
続きまして、資本的収入及び支出につきましては、収入を1,330万7,000円減額し、収入総額1億8,917万3,000円に、支出を1,436万9,000円減額し、総額1億9,187万4,000円とするものであります。
主な補正内容としまして、収入につきましては固定資産整備に係る一般会計繰入金を1,436万9,000円減額いたしました。
支出につきましては、決算見込みにより固定資産税整備費を1,436万9,000円減額いたしました。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第16号を採決します。
お諮りします。議案第16号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第16号は原案のとおり可決されました。
〇議案第17号 令和4年度阿賀野市一般会計予算
議案第18号 令和4年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算
議案第19号 令和4年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算
議案第20号 令和4年度阿賀野市介護保険特別会計予算
議案第21号 令和4年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算
議案第22号 令和4年度阿賀野市少年自然の家特別会計予算
議案第23号 令和4年度阿賀野市水道事業会計予算
議案第24号 令和4年度阿賀野市下水道事業会計予算
議案第25号 令和4年度阿賀野市病院事業会計予算
〇議長(市川英敏君) 日程第16、議案第17号から議案第25号までを一括議題といたします。
一括して、提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第17号から議案第25号まで、各会計の令和4年度予算について提案理由を御説明申し上げます。
初めに、議案第17号、一般会計予算であります。令和4年度当初予算は、市のまちづくりの目標である元気で明るく活力のある魅力的なまちの具現化に向けた各施策を推進するため、当初予算の総額は204億6,000万円となっております。
特徴点としましては、総合計画に掲げた5つの政策の柱に市民協働の推進及び信頼される行政経営を加えた7つの政策ごとの目標の達成に向けて施策を進めるために、特に人口減少対策、デジタル化の推進、防災・減災対策の3つを重点配分事業として予算計上しております。また、新型コロナウイルス感染症におきましては、新たな変異株の確認などによって、全国で感染者数が過去最多を更新するなど、依然として収束するまでの課題が山積していることを踏まえ、新型コロナウイルス感染症対策を最重要課題と捉え編成いたしました。具体的には、令和3年度補正予算で新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した地域経済対策、生活支援事業のほか、圃場整備、かんがい排水及び消雪施設整備など、大型事業を前倒しで計上し、令和4年度当初予算と一体的に執行することで機動的かつ切れ目のない予算といたしました。安全、安心な暮らしの実現では、緊急時の情報伝達体制を強化するため、高齢者へのスマートフォンの購入に係る費用の助成や使い方教室を開催し、市の公式LINEや安全安心メールへの登録増加を促進してまいります。子供の育成支援の充実では、市立図書館において読み聞かせスペースや授乳室を整備することで、子育て世帯が訪れたくなる特色ある環境を整えてまいります。また、令和4年夏に開駅する「道の駅あがの」では、子供たちが自由に遊べる室内遊具や隣接する広場に大型複合遊具などを整備することで、市内外の子供たちが集うにぎわいの場を創出してまいります。高齢者や障がい者福祉の充実では、御自宅にエアコンがない低所得の高齢者や障がい者世帯の方にエアコンを設置するためにかかる費用への助成を行ってまいります。地域経済の活性化では、農業の収益向上のため、引き続き圃場整備をはじめとした基盤整備を推進するとともに、国の交付金を活用した枝豆農家への支援を強化してまいります。商工業におきましては、地場産業の振興のため、安田瓦協同組合が実施する体験型産業観光施設の整備ややすだ瓦ロードの案内ガイド育成などに係る費用を助成するほか、令和3年度補正予算に計上したプレミアム商品券補助事業について速やかに執行することで、地域経済の早期回復につなげてまいります。生活に密着した住環境整備の促進では、「道の駅あがの」につきまして子育てや農業、観光情報発信の拠点施設として幅広い活用を進めてまいります。また、環境基本計画及び地球温暖化対策実行計画を改定し、環境対策のための取組を具現化してまいります。市民協働の推進では、自治会が自らの課題解決のために取り組む活動への支援を行うほか、自治会集会施設の建設費用やリフォーム費用への助成を行ってまいります。信頼される行政経営では、窓口申請などによる行政手続について、新たにスマートフォンやパソコンを利用したオンライン申請ができるよう必要なシステム整備を進めるほか、引き続きデジタル技術の活用について専門的知識を有する外部専門家を招き、デジタル・トランスフォーメーションのさらなる加速化につなげてまいります。
一方、歳入につきましては、新たに太陽光発電事業所の稼働による固定資産税の増収や、国の地方財政計画に基づき普通交付税の増収を見込んでいるほか、国の交付金事業を最大限に活用した予算編成とし、健全な財政運営に配慮してまいります。
なお、歳入歳出の詳細につきましては、予算書及び予算概要を御覧ください。
次に、議案第18号、国民健康保険特別会計予算であります。国民健康保険の新制度移行から4年が経過し、公費による財源確保が確実となったことにより、安定した国保事業運営が行えるようになりましたが、医療費につきましては団塊の世代の高齢化などにより増加に転じております。引き続き医療費の削減に向け、特定健診の受診勧奨など、被保険者の健康づくり事業に取り組む予算編成としております。令和4年度当初予算は、総額を45億1,235万円とし、前年度比で3億3,622万2,000円、8.1%の増額となっております。
次に、議案第19号、後期高齢者医療特別会計であります。後期高齢者医療制度は、新潟県後期高齢者医療広域連合が保険者の役割を果たし、市町村と事務を分担しながら運営を行っております。制度の円滑な運営を行うため、広域連合と連携を図り、予算編成を行っております。令和4年度当初予算は、総額8億6,233万4,000円とし、前年度比で1,459万7,000円、1.7%の増額となっております。
次に、議案第20号、介護保険特別会計予算であります。第8期介護保険事業計画の2年目となり、達成状況の点検、評価による適切な見直しを行い、健全な介護保険特別会計を維持できるよう配慮しております。また、高齢者の地域での生活を支えるため、引き続き市民の福祉活動に対する支援や介護予防、重度化防止の推進に取り組む予算編成としております。令和4年度当初予算は、介護保険事業計画を基本としつつ、それぞれのサービス費の実績により保険給付費の増額が見込まれることから、総額を52億3,858万5,000円とし、前年度比で6,597万2,000円、1.3%の増額となっております。
次に、議案第21号、押切外四ヶ大字財産区特別会計予算であります。財産区山林の維持管理に要する経費を計上しております。令和4年度当初予算は、総額を506万7,000円とし、前年度比で29万3,000円、5.5%の減額となっております。
次に、議案第22号、少年自然の家特別会計予算であります。豊かな自然の中で、施設や活動エリアの適切な管理に努め、利用者に安全で、地の利を生かした体験活動が可能な環境を提供することで施設の魅力を高め、利用者拡大を図る予算編成としております。令和4年度当初予算は、総額を3,481万1,000円とし、前年度比32万4,000円、0.9%の増額となっております。
次に、議案第23号、水道事業会計予算であります。令和4年度当初予算は、収益的収支につきまして収入12億8,932万円、支出11億8,326万5,000円で、収支差引き1億605万5,000円となっております。収入につきましては、給水収益の減額により、前年度比で713万3,000円、0.6%の減額となっております。支出につきましては、支払利息の減額等により、前年度比で230万2,000円、0.2%の減額となっております。この結果、損益計算における当年度純利益は約5,957万円を計上できる見込みであります。
続きまして、資本的収支につきましては、収入4億2,825万2,000円、支出10億6,445万9,000円となっております。収入につきましては、企業債3億3,350万円、工事負担金4,888万2,000円。緊急連絡管整備事業に係る国庫補助金2,165万円、出資金2,420万円を計上し、収入合計は前年度比で5,083万2,000円、13.5%の増額となっております。支出につきましては、主要な事業として配水設備工事費6,359万2,000円、管路耐震化事業費2億5,603万円、東部産業団地内の緊急連絡管整備費5,733万円、浄水設備改良費1億5,134万4,000円、令和2年度から4か年の継続事業として実施している中央監視設備更新事業費1億400万円を計上したほか、企業債償還金4億2,966万7,000円を計上し、支出合計は前年度比で3,879万3,000円、3.8%の増額となります。この結果、資本的収支差引きで6億3,620万7,000円の不足額が生じますが、損益勘定留保資金等により補填するものであります。
次に、議案第24号、下水道事業会計予算であります。令和4年度当初予算は、公共下水道整備予定区域の早期概成に向けた施設の整備及び既存施設の改築更新並びに安定した下水道サービスの継続に努めるための予算編成としております。収益的収支につきましては、収入18億4,699万4,000円、支出18億1,060万1,000円となっております。収入につきましては、営業収益で下水道使用料等4億7,938万4,000円、営業外収益で一般会計繰入金等13億5,715万3,000円、特別利益1,045万7,000円を計上しております。支出につきましては、維持管理費を中心とした営業費用15億7,500万9,000円、企業債利息等の営業外費用2億3,149万2,000円、特別損失及び予備費で410万円を計上しております。
続きまして、資本的収支につきましては、収入11億3,340万6,000円、支出15億7,563万3,000円となっております。収入につきましては、企業債5億6,980万円、一般会計繰入金4億941万円、国庫補助金1億520万円、受益者負担金及び分担金2,409万1,000円等を計上しております。支出につきましては、主要事業として下水道施設整備等の建設改良費4億3,772万4,000円、企業債償還金11億1,799万9,000円等を計上しております。この結果、資本的収支差引きで4億4,222万7,000円の不足額が生じますが、損益勘定留保資金等により補填するものであります。
最後に、議案第25号、病院事業会計予算であります。令和4年度当初予算は、あがの市民病院で必要な医療機器の購入に係る固定資産整備費及び新病院整備時の起債償還金を計上した予算編成としております。収益的収支につきましては、収入4億2,011万円、支出7億5,016万3,000円となっております。主な収入につきましては、医業収益で一般会計繰入金427万7,000円、医業外収益で一般会計繰入金3,633万7,000円、指定管理者からの施設使用料2億5,035万円、長期前受金の収益化に係る長期前受金戻入1億2,912万6,000円を計上し、収入合計は前年度比で3,638万円、8%の減額となっております。主な支出につきましては、医業費用で給与費585万円、政策的医療等交付金1億5,831万円、医業外費用で企業債支払利息4,230万9,000円を計上し、支出合計は前年度比で9,569万3,000円、11.3%の減額となっております。
続きまして、資本的収支につきましては、収入2億2,900万9,000円、支出2億9,417万円となっております。収入につきましては、一般会計ほか繰入金2億2,900万9,000円を計上し、収入合計は前年度比で5,700万5,000円、33.1%の増額となっております。支出につきましては、建設改良費で固定資産整備費1億468万7,000円、企業債償還金で1億8,948万3,000円計上し、支出合計は前年度比で8,792万7,000円、42.6%の増額となっております。
以上、各会計の令和4年度予算につきまして、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
〇予算審査特別委員会の設置及び付託
〇議長(市川英敏君) お諮りします。
議案第17号から議案第25号までは質疑を省略し、議長を除く議員15人による予算審査特別委員会を設置して、これに付託したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第17号から議案第25号までは質疑を省略し、議長を除く議員15人による予算審査特別委員会を設置して、これに付託することに決定しました。
なお、予算審査特別委員会の正副委員長の互選は改めて行います。
〇議案第26号 阿賀野市印鑑条例の一部を改正する条例の一部改正について
〇議長(市川英敏君) 日程第17、議案第26号 阿賀野市印鑑条例の一部を改正する条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第26号 阿賀野市印鑑条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、印鑑登録証明書のコンビニ交付サービスの要件に地方公共団体と民間事業者以外の設置する多機能端末機の使用による申請を追加するとともに、住民異動等による本サービスの需要の増加に対応する観点からサービス開始日を繰り上げるため、所要の改正を行うものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第26号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第27号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
〇議長(市川英敏君) 日程第18、議案第27号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第27号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、人事院規則の一部改正に準じ、非常勤職員の育児休業、介護休暇、部分休業及び介護時間の取得要件のうち、引き続き在職した期間が1年以上との要件を廃止し、及び子の看護休暇、短期介護休暇の6か月以上継続勤務との要件を6か月以上の任期、または6か月以上継続勤務に緩和することで育児休業を取得しやすい環境整備を行うため、所要の改正を行うものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第27号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第28号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準
を定める条例の一部改正について
〇議長(市川英敏君) 日程第19、議案第28号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第28号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、放課後児童クラブ支援員の資格要件が改正され、新たに採用された支援員の研修受講期限を採用の翌年度末に延長するため、所要の改正を行うものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第28号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第29号 阿賀野市宿泊施設リズム・ハウス瓢湖の設置及び管理に関する
条例の一部改正について
〇議長(市川英敏君) 日程第20、議案第29号 阿賀野市宿泊施設リズム・ハウス瓢湖の設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第29号 阿賀野市宿泊施設リズム・ハウス瓢湖の設置及び管理に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、阿賀野市宿泊施設リズム・ハウス瓢湖の使用料について、テレワーク利用のための施設利用料を新たに追加し、浴場使用料を近隣入浴施設の料金体系に合わせ割引料金を廃止するため、所要の改正を行うものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第29号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第30号 阿賀野市道路占用料徴収条例の一部改正について
〇議長(市川英敏君) 日程第21、議案第30号 阿賀野市道路占用料徴収条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第30号 阿賀野市道路占用料徴収条例の一部改正について、提案理由を御説明申し上げます。
本件は、道路法等が一部改正され、道路の占用許可に係る施設として自動運行補助施設が追加されたことに伴い、国及び県に準じて、自動運行補助施設を設置する場合の占用料の額を定めるため、所要の改正を行うものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第30号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第31号 阿賀野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の
一部改正について
〇議長(市川英敏君) 日程第22、議案第31号 阿賀野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第31号 阿賀野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、消防団員の報酬等の基準の策定等についての通知に基づき、消防団員が本市地域内における各種出動、警戒の職務に従事する場合の費用弁償額について所要の改正を行うものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第31号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第32号 工事請負契約の変更について(「道の駅(仮称)あがの」建築
工事)
〇議長(市川英敏君) 日程第23、議案第32号 工事請負契約の変更について 「道の駅(仮称)あがの」建築工事を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第32号 工事請負契約の締結について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、「道の駅(仮称)あがの」の建築工事につきまして、厨房機器工事に増工が生じたため、契約を変更するものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第32号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第33号 工事請負契約の変更について(水原小学校大規模改造工事(建
築))
〇議長(市川英敏君) 日程第24、議案第33号 工事請負契約の変更について 水原小学校大規模改造工事 建築を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第33号 工事請負契約の変更について提案理由を御説明申し上げます。
本件は、水原小学校大規模改造工事 建築につきまして、直接仮設工事の仕様変更に伴う減額並びに外壁の解体、撤去工事及び塗装、吹きつけ工事に増工が生じたため、契約を変更するものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第33号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第34号 市道路線の廃止について
議案第35号 市道路線の変更について
議案第36号 市道路線の認定について
〇議長(市川英敏君) 日程第25、議案第34号から議案第36号までを一括議題といたします。
一括して提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第34号 市道路線の廃止について、議案第35号 市道路線の変更について、議案第36号 市道路線の認定について提案理由を御説明申し上げます。
初めに、議案第34号でございます。本件は、国道49号阿賀野バイパスへのアクセス道路の改良事業による路線変更に伴い、福田西北線を廃止するものであります。
次に、議案第35号でございます。本件は、国道49号阿賀野バイパス建設工事に伴う市道6路線及び安野川改修工事に伴う市道2路線について変更が生じたため、変更認定するものであります。
最後に、議案第36号でございます。本件は、国道49号阿賀野バイパス建設工事に伴い、再編される5路線及び県道水原亀田線のうち移管を受ける2路線について新規認定するものであります。
よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(市川英敏君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第34号から議案第36号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
これから13時30分まで休憩いたします。
休 憩 (午前11時51分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
〇一般質問
〇議長(市川英敏君) 日程第26、一般質問を行います。
あらかじめお知らせしてありますとおり、本日の一般質問は順番1番、加藤博幸さんから順番3番の清野栄一さんまでといたします。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(市川英敏君) 異議なしと認めます。
したがって、本日の一般質問は順番1番から3番までとすることに決定しました。
それでは、順次発言を許します。
4番、加藤博幸さん。
〔4番 加藤博幸君登壇〕
〇4番(加藤博幸君) 会派新風あがのの加藤です。一般質問の機会を与えていただき感謝申し上げます。
初めに、昨年末から新型コロナウイルス感染症オミクロン株が拡大し、感染による影響を受けられた方に心よりお見舞い申し上げるとともに、医療関係者の方、エッセンシャルワーカーとしてその任に当たっておられる方々に感謝と敬意を表する次第であります。
さて、今年はみずのえのとら、生まれるものが成長する、新しく立ち上がるという縁起のよい意味が込められています。コロナ禍においても社会活動の継続とポストコロナを見据えた政策、事業戦略を立案、実行し、もって若い世代、次の世代につなげるような取組をまさに実践していくスタートの年であると思っております。しかし、日本経済は少子高齢化、働き手の減少、生産性の低下等を起因として、長期に低迷、格差も大きな課題となっている中、コロナ対策費用もかさみ、令和4年度の国の一般会計予算額は107兆5,900億円余となり、高齢化で膨張する社会保障費と国債費の合計は60兆円を超える事態に至っております。
時に当市はお金があるから、使うところに使えばいいという声を聞くことがあります。国と同様に当市の歳入構造を踏まえるとこのような言葉は出てこないと思うのですが、いずれにしてもポストコロナの地域社会を構築するに効率的に、かつ効果的な、加えて合理的な事業執行が一層求められ、市民の方や集落、自治会の協力を得ながら、面的、時間的な広がりのある施策の設定と展開が必要であると考えております。また、ポストコロナのまちづくりを目指して、目の前の社会、経済の課題に対処するには、イノベーション、環境、DX化をキーワードとした事業に取り組み、1人当たりの所得と経済の成長を生み出すとともに、先送りしてきた長期的な問題の解決に取り組まなければ、結果的には恒常的な所得を得る経済成長や、短期的な経済の好循環にもつながらないとも言われております。加えて、潜在成長率を引き上げる試みが重要であり、そのためには出生率低下の歯止め、生産性の引上げ、成長分野への投資・支援、財政の持続可能性という4つが課題になるとも白川前日銀総裁は指摘しております。これは、市長が日頃述べられている元気で明るく活力ある魅力的なまち、選ばれるまちを目指してということと深く連関性を持っております。これを踏まえ、新年度において目標達成のために、ビジョン実現のために、職員の方々と共に取り組む事業に対する基本的考え、方針、また重点的位置づけの予算、事業について伺います。
続いて、新型コロナウイルス、オミクロン株への対応について伺います。さきにオミクロン株は感染力が高い割には病原性が低いと思われることや、インフルエンザウイルスのように変異、出現、流行を繰り返しながら、人の世界で定着、推移していくのではないかと申し上げました。また、感染症の動きは早い場合があるので、応じた検査や体制が必要であり、検査の目的、狙いをしっかり明示しながら、市民の不安の解消に努められるようお伝えいたしました。年明け後、オミクロン株の感染拡大が急激に進み、国も対応に追われていますが、病原性が高かったら、国、県、市町村それぞれがやるべきこともできない事態になっていたと思われます。そこで、改めて昨年末からの推移の中で浮き出た課題と一連の対処状況、今後の対応について伺います。
3点目に、今冬における除雪、消雪対応について、実績概要と春以降の取組、道路の保守、修繕、安全確保の進め方を問い、以上大きく3項目について答弁を求めます。よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 加藤議員の御質問に順次お答えをいたします。
初めに、令和4年度一般会計当初予算・事業執行方針についてであります。まず、新年度において取り組む事業に対する基本的考え、方針についてでありますが、まちづくりの目標である元気で明るく活力のある魅力的なまちを実現するため、総合計画に掲げる安全・安心な暮らしの実現、子どもの育成支援の充実、高齢者や障がい者福祉の充実、地域経済の活性化、生活に密着した住環境整備の促進の5つの政策の柱とそれらを支える市民協働の推進及び信頼される行政経営の2つの政策を基本に据え、予算編成を行ったところであります。また、全ての取組について、成果重視の視点から評価を行い、見直しを行うことで効率的な財源配分となるよう努めております。
次に、重点的位置づけの予算、事業についてでありますが、今ほど申し上げた7つの政策目標を効率的かつ効果的に達成するため、特に人口減少対策、デジタル化の推進、防災・減災対策の3つの取組を重点事業として財源を集中的に投入する予算としております。なお、この3つの重点事業は加藤議員のおっしゃる4つの課題の解決にもつながる重要な施策であると捉えております。具体の事業といたしましては、人口減少対策では出生率の低下への歯止めとなるよう、妊産婦医療費や子ども医療費、不妊治療費への助成など、子育て世帯に係る負担の軽減に努めております。また、市立図書館の児童コーナー改修などにより子育て環境を充実させ、安心して子供を産み育てられる環境を整えてまいります。デジタル化の推進では、成長分野への投資、支援につなげるため、高齢者のスマートフォンの購入費用への助成や使い方教室を開催することで、全ての市民がデジタル技術による利便性を享受できる環境づくりを進めてまいります。さらに、市役所の生産性を向上させる取組として、AIの活用やRPAの導入を進めることとしております。今後も引き続き重点配分事業の執行による限りある財源の効果的な活用と併せ、デジタル技術の活用による行政事務の効率化を推進することで健全な財政運営に努めてまいります。
次に、新型コロナ感染症、オミクロン株への対応についてお答えをいたします。昨年の陽性者数は10月16日の報道発表を最後に累計で108人でありましたが、今年に入って1月8日に2人の陽性が判明して以降、1月には新たに161人、2月は20日までに233人の方の陽性が判明し、2月20日現在では累計で502人の方の陽性が判明しており、これまでとは比較にならない速度で感染が拡大していると懸念しております。幸いにもこれまでのところ、新型コロナウイルス感染症による死亡や重症者の連絡はいただいておらず、また、あがの市民病院においても関係機関の要請に応じ、適切に入院の受入れを行っているところであります。
まず、当市におけるワクチン接種の取組状況についてでありますが、3回目の追加接種を2月7日から開始しており、集団接種は風とぴあをはじめとして6会場、個別接種は安田診療所及び京ヶ瀬診療所の2医療機関にて実施しております。3回目接種者数は、2月18日現在で2,814人、接種率は7.4%となっております。当初の計画では、4月9日に65歳以上の9割の方への接種を終了することとしておりましたが、国から接種時期の2か月前倒しの要請を受けまして、新潟大学医学部から医師の派遣等の協力をいただき、3月15日からの笹神体育館を会場とした平日600人規模の接種に向けて準備中であります。予約については、予約センターへの電話がつながり難かった教訓から、接種券の段階的な発送と予約枠の増設のほか、早期のワクチン接種を希望する方には県のワクチン加速化センターや大規模接種会場の周知に努めております。5歳から11歳の小児接種につきましては、やまざき小児科及びあがの市民病院の2か所における個別接種による実施に向け、2月21日に11歳児を対象に接種券を発送したところであり、やまざき小児科医院では3月5日から、あがの市民病院小児科では4月4日から実際の接種を始めることとしております。また、12歳到達時及び未接種の方を対象とした補完接種は、昨年11月から月1回の頻度で水原保健センターを会場に実施しているところであります。なお、3回目接種の期間が9月末までと定められていることから、これまで一回も接種を受けていない方が3回の接種を希望される場合、明日3月4日に実施する補完接種に1回目接種を受ける必要があるため、注意のお知らせを2月1日号の広報紙に掲載したところでございます。
次に、陽性者、濃厚接触者への対応でありますが、県では1月18日から保健所による疫学調査とその情報公開の基準を改め、当市への情報提供も陽性者数のみとなり、濃厚接触者への対応も陽性者本人が告知することとなりました。市では、自宅療養者を把握できていないことから、県による食料や日用品の宅配支援についてホームページ等により周知しているところでございます。
次に、情報発信についてであります。これまで安全安心メールやLINEにて市内における陽性者の判明状況について発信してまいりましたが、県が1月18日から人数のみの発表としたことに合わせ、本市も、感染者数のみの発信とさせていただいております。また、そのほか多くの方々に影響があると考えられる小中学校の情報や本市職員の感染状況等についても発表することとしており、今後も陽性が判明した方の人権に配慮し、市民の皆様へ注意喚起のための情報を発信してまいります。
最後に、市民病院、市内クリニックとの協議についてでありますが、ワクチン接種のところで申し上げたとおり、緊密に連絡を取りながら協力してコロナ対策に取り組んでいるところであります。
次に、今冬の除雪、消雪対応についてお答えをいたします。昨年冬の大雪を受け、今年度道路除雪に関する検証を実施いたしました。その結果により、除雪計画を見直し、小型除雪機2台の導入及び消雪井戸10基の更新を行ったところであります。除雪対応状況については、12月26日に笹神・安田地区におきまして初回の早朝除雪を行ってから、2月20日時点までに21回の早朝除雪を行いました。除雪の状況に違いもありますが、昨年冬のような大幅な除雪の遅延や大規模な通行止め等は生じておりません。新年度の取組につきましては、今冬の除雪状況を勘案し、除雪計画をさらに検証していきたいと考えております。なお、新年度では消雪井戸8基の更新を予定しており、今後も修繕計画に基づき更新を進めてまいります。
次に、道路の保守、修繕、安全確保についてでありますが、日常の道路パトロールにより危険な箇所の舗装修繕を行い、安全確保に努めているところであります。また、道路の適正な管理を進めるため長寿命化対策に取り組んでおり、新年度は約2.6キロメートルの舗装修繕を実施する予定としております。今後も道路の安全確保を図るため、国の支援事業を活用して道路修繕費の確保に努めてまいりたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 4番、加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) 答弁ありがとうございました。それでは、再質問に移らせていただきます。
最初に、当市の将来ビジョンに関してお聞きいたします。市長も御存じかと思いますが、流山市や越谷市に若い世代が集まっております。まちが活気づいている、人口の多さなど単純な比較はできませんけれども、大いに参考になる取組をしているのかなと私は感じております。交通環境、労働環境、子育て、教育環境、それから医療、健康環境など、ポストコロナの阿賀野市は、例えば交通体系はこうしたい、あるいは市内の産業はこういう方向に持っていきたい、子育て、教育についてはこうしたい、そのためには今年と来年はこれに、それ以降はこれに取り組むなどで、具体的な将来的なビジョンあるいは体系的な取組、市民の皆さんはこういうのを待っているのではないかなと感じております。当市の卓越性をどう生かして、それこそポストコロナのまちづくりを進めるのか、施政方針をフォローする形で改めて市長よりそれを披露する考えはありますでしょうか、お聞きいたします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 以前から私は阿賀野市の特徴として、地理的にも、地形的にも非常に恵まれた環境にあるのだと。この物理的、地形的に恵まれた環境を生かして、阿賀野市を活性化、そして発展させるのだというような思いを持ってまいりました。御承知のとおり、県の中心都市、新潟市から30分ほどでこの阿賀野市に到達できます。そしてまた、地形も平たんで非常に農業等にも適しているし、工場の立地にも向いている、そういった環境下にあります。したがいまして、そういった面を生かしながら、私は若い世代が定住する、そして多くの子供たちが生き生きとここのまちで成長する、そういうような環境をつくりたいと思っております。
まず、1つには、先般も新潟交通から新潟市までの公共交通バス、これが非常に経営的に厳しいということで、経営支援の要請がありましたけれども、我々としても唯一の新潟市までの移動手段である公共交通、しっかりと確保していくことが重要であると考えておりまして、支援をすることを決定させていただきました。
また、地域における若い人たちの定住に向けての取組として、企業、働き口、そういったものをしっかりと誘致してくる。今東部産業団地のほうに19の企業が来ております。ただ、そういった企業の方々の求人情報あるいは職務状況、どういうような仕事をしているのか、そういった部分が発信されていません。したがいまして、若い人たちがなかなか目がそちらのほうに向いていないのも事実でありますし、若い人たちがこれからもそういったところに、職を見つけ定住する、そういうような方向で私としては取組を進めていきたい、そう思っております。また、以前から若い世代の子育て環境、これについては経済的にも、精神的にも負担の軽減、それに精いっぱい今まで努めてきております。周りの市町村と見比べても相当前へ進んでいると思っております。そういったことで、若い世代の方々がこの阿賀野市で子育てするなら阿賀野市と、それぐらいに気持ちが伝わるように今情報発信に努めているところであります。こういった取組を精いっぱい今後も引き続きやっていきたいなと思っております。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。若い世代の方々へのアピールというのは、非常に大事だと思います。よろしくお願いしたいと思います。そこで、プロモーションビデオが今回新しくされております。まちの環境のよさ、いわゆる当市の卓越性を知らせたいのか、あるいは観光に来てもらいたいのか、あるいは定住促進なのか、見直してみると映像と最後のフレーズが何か合致しないような気もいたします。イメージビデオなら仕方ないのですけれども、今市長がおっしゃったような若い世代、子育て世代に向けて発信するのであれば、各種事業、支援策をパッケージ化して示すような取組が必要ではないかと申し上げておきたいと思います。
次に、生産性の向上に関してお伺いいたします。AIの活用、RPAの導入を進めるということでございましたけれども、次世代の働き手のための環境が整わないと組織、地域の成長力、競争力も低下してしまいます。特に人材育成なんかは大事であります。この無限の価値である人材への投資、職員の方の学び直しの機会の確保、それらの実践はなされているのか、新年度予算に反映されているのかお聞きいたします。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 職員の業務のスキルアップと、これをどういうふうにやっているかという御質問かと思いますので、それについてお答えをいたしますと、平成19年に人材育成基本方針というものをつくりまして、職員の人材育成の考え方をお示ししているわけでございますけれども、まず第1はやはり自己開発でございます。第2が職場内での研修、いわゆるOJTと言われている研修でございますけれども、それが基本になろうかと思います。その上で職場外研修ということで、要は業務の専門的な知識、あるいは手法とか、そういったものを研修させる機会を設けてございます。具体の内容を申し上げれば、例えば簿記の基礎の研修、あるいは地方公会計の事務の研修、あるいは説明力を向上するような研修、さらには今いろいろデータがありますけれども、そういったデータを有効に活用して施策を立案していくその手法、こういったものの研修、あるいは当然のことながら法をやはり深く理解してもらうというのも必要になりますので、民法あるいは行政法、それから会社法とか、そういったものをより深く学べるような研修、こういったものに職員を出しておるということでございます。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。若い人たちを確保して、当市で働いていただくには本当に先ほど申し上げたとおり、無限の財産でございますので、しっかりと育成のほうで組織内でよろしくお願いしたいと思います。そこで、間もなく定期人事異動が発令されるかと思いますが、人材の育成、集積を図りながら最適な職場環境を配することが大事だと思うのですけれども、それによりまして職場のパフォーマンスを引き出すことが大事であります。定期人事異動をするに当たってよく聞かれる言葉が適材適所という言葉が出るのですが、市長におかれてこの適材適所を判断する物差しはどんなものが、どんなことを考えておられるのか御披露願います。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 一般的な言い方にちょっと近いですけれども、私個人としては常日頃から意欲と能力と志、この3要素を持ち得た人物、そういった人間が最も阿賀野市のことに対してしっかりと取り組んでいただけるのではないのかなと思っておりまして、そういった方々、先ほどの人材育成もそういった方向に向けて能力開発に取り組んでいるわけですけれども、そこにプラス意欲、そしてまた阿賀野市を発展させるという志、そういった部分を持ち得た人間、それが私の望む職員でございます。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。これにはゴールがありませんので、在任中、それこそ繰り返しのように、人の育成には関わっていかなければならないかと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。以上、将来のビジョンあるいは出生率、あるいは交通体系の話もありました。この後は交通体系の話、あるいは長期的な課題についてはほかの議員の皆さん方から御質問があると思いますので、そちらのほうに譲らせていただきまして、成長分野への投資についてちょっとお伺いしたいと思います。
市長の答弁の中に、ポストコロナを見据えた成長分野への取組の話がちょっと薄かったのかなというふうに感じております。今後当市の活力、生産性向上に直結する、いわゆる環境分野、ウエルネス分野、それからゼロカーボンに取り組む企業や、あるいは新技術の導入を行う農業部門、ここの部分につきましては新年度予算にも盛り込まれておりますが、中小企業など金融機関と連携した支援、これら持続可能性、サステーナビリティー経営を後押しする考えはないのか、それをお聞きしたいと思います。
それと併せて、前々回、以前の議会でゼロカーボン宣言を行うという御答弁がございましたが、これは今現状どんな状況になっているのかお伺いします。
〇議長(市川英敏君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) では、私のほうから企業のほうのお話をさせていただきますが、中小企業等の生産性向上のために今取り組んでいるものですが、地域未来投資促進法というものがございます。それの基本計画を策定して、成長分野、これを伸ばしていこう。これを伸ばすことによって稼ぐ力が回って、周りの企業も牽引されるということで、今阿賀野市内でその計画の承認を受けたのが15事業所ございます。また、国の認定を受けたのが5企業ございまして、そのような分野を伸ばしていこうということで取り組んでおります。
〇議長(市川英敏君) 宮嶋市民生活課長。
〇市民生活課長(宮嶋正憲君) それでは、ゼロカーボンシティ宣言のほうについて私のほうから説明をさせていただきます。
この宣言のほうにつきましては、来年度に当市の環境基本計画と地球温暖化対策実行計画の改定を予定しております。宣言につきましては、これらの策定が終わった後で行いたいということで考えております。よろしくお願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。国のほうも、環境省は地球温暖化対策推進法改正案が出ております。予算に200億円計上されております。国の長期的な支援を担保して、自治体の取組を後押しするというふうになっております。これらの予算の活用も含めて、成長分野あるいはゼロカーボンに取り組む企業への支援を、ぜひ有効的な対策を当市も設定して後押ししていく必要があると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それから、学びへの支援についてお伺いしたいと思います。塾にかかる年間費用が中学3年生で40万ほどかかると言われております。家庭の経済力によって塾に行けるか左右され、学力や受験で不利になるのは平等ではないというふうに考えております。これらの課題を認識しながら、例えばITや英語力を磨いて世界に通用する人材育成、あるいは医師不足が言われておりますが、医学部を目指す生徒への支援など、国の事業に上乗せしながら学びの場を提供していくことも当市の特徴ある事業になり得ると私は考えておりますが、市長の考えをお聞きいたします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 加藤議員御承知だと思うのですが、阿賀野市では無償塾というものを以前からやっております。家庭環境によって塾等に通えない、学ぶ機会を失うようなことのないように、我々としてしっかりと行政が無償の塾を開講してきております。ただ、人数的に頻度とかも含めて参加する子供たちがちょっと伸び悩んでおりますけれども、私としてはそういった機会を通して全ての子供に平等に学ぶ権利を提供できる、そういうようなまちづくりをしているところであります。今後についてももっともっとより利用しやすいような環境づくり、どういうものがあるのか常日頃から考えておりまして、そういったものも今後まとまり次第実践のほうに移しながら取組をさせていただければと思っております。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。いわゆる塾、学びの機会を設定するのは非常にありがたいと思っておりますが、いざ現実今度専門学校、大学へ進学というふうになると経費もかかりますので、そういう奨学金制度の充実というのも今後の課題かと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
それから、財政の持続可能性について1点お聞きいたします。冒頭申し上げたとおり、当市の財源構成を見れば常にこの厳しさを皆さんが意識していく必要があるのかと思います。現行、広報あがの等で予算あるいは決算の状況が市民の皆さん方にお知らせされていると思うのですけれども、国で言うGDP、市民経済計算を示すなどして、もっと分かりやすく市民の皆さんに当市の財政状況をお知らせする必要があるのではないのかなと感じております。現行の指標、目標等も出ておりますけれども、さらに分かりやすく理解を求めるような手法を考えているのかどうかお伺いいたします。
〇議長(市川英敏君) 大橋企画財政課長。
〇企画財政課長(大橋晋一君) ただいまの質問にお答えいたします。
加藤議員のおっしゃるとおり、様々なデータを活用して大局に立った市政運営ということも重要と考えております。市民経済計算につきましては、統計資料の位置づけでございます。この市民経済計算は、市における1年間の経済活動を生産、分配、支出の3面から捉え、市経済全体の規模、構造、所得水準などを明らかにするものであり、新潟県の市町村の計数については県が平成30年度新潟県県民経済計算の計数を各統計指標により市町村別に案分した新潟県市町村民経済計算として令和3年3月に発行しております。その中で、3つの主な指標としては、1つ目の市内総生産額は国のGDP、国民総生産に当たるもので、当市の市内総生産額は1,612億円、2つ目の経済成長率は一定期間における経済規模の変化を表すもので、市の経済成長率はプラス6.4%、3つ目の1人当たりの市民所得は雇用報酬のほか、財産所得や企業所得などの市の住居者が得た所得の合計を市の総人数で割ったもので、当市の1人当たりの市民所得264万9,000円となっているところでございます。この内容については、県のホームページで公表しているとともに、市のホームページにおいても阿賀野市データ集の中で市民経済として市内総生産、1人当たりの国、県、市民所得を公表しております。この市民経済計算については、我々市民においても市経済活動、構造の分析や施策の評価、分析などに活用することで市の課題解決の取組につなげる必要があるというふうに考えております。また、この統計の周知については、統計部局と協議しながら進めたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) この市民経済計算を利用して、それと当市の財政がどう絡んでいるのかというところが大事なのであって、そこの結びつけをしながら市民の皆さんへの周知を図っていただきたいというふうに考えております。
次に、コロナ関係についてお伺いします。1月、年明けから新潟市に関連してクラスターが発生して現在に至っているわけですけれども、この間、先ほど質問いたしましたが、自宅待機が難しい人が急増した場合の対応とか、それから場合によっては市町村が担うかもしれない業務、そんなことをどういうふうに想定していたのか、内部で協議、検討したのか、県とのやり取りがあったのかお聞きいたします。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) 加藤議員の質問にお答えします。
まず、市内での自宅療養者の部分について、高齢福祉課のほうと協議をしてございます。高齢福祉課のほうでは、市では自宅療養者の情報が個人情報ということもあり把握できておりませんので、対応はどうするかということで、高齢福祉課のほうから市内の既にサービスとして提供してございます宅配サービスであるとか、支え合い広場等の事業の中で事業者等にコロナ感染者が拡大していると、ついてはそういった要請があった場合につきましては広く支援をお願いしたいということで促して、これを受けまして商工会を通じてその事業者のほうには周知がなされているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。1月14日には濃厚接触者の待機期間が10日間になりました。この頃から若い世代の感染、同居する子供、児童生徒への感染、学校での広がりが報告されるようになってまいりました。学校での感染者につきましては、PCR検査を中心にして保健所との連携の中でやっておられると思うのですけれども、1月25日には水原中学校が臨時休業になりました。このときいろんなところで確認されているかと思いますが、給食の食材等を準備していたかと思うのですけれども、これらの対応なんかは、例えば食品ロスとならないように対応したのか。あわせて、休校となった場合、DX化ではないですが、オンライン授業で対応したのか、その辺の状況をお聞きしたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 橋学校教育課長。
〇学校教育課長(橋正人君) 加藤議員の質問にお答えいたします。
まず、給食の関係ですが、休校等が発生した場合には止められるものは止めるというような状況でおります。止められなかったものにつきましては、日もちがするものは次回の給食に使うというような対応をしています。日もちがしないものについては、例えば学校教育課の職員とか先生方から購入していただくような格好で対応をしております。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) 突然のことなので、なかなか即応体制を取るというのは難しいかと思うのですけれども、できる範囲の中で取組をよろしくお願いしたいと思います。
あと、オンライン授業のほうは実施したのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 神田教育長。
〇教育長(神田武司君) 詳しいところを聞いてみたのですが、水原中学校におきましては1月17日から2月28日の間、出席停止の生徒、結局濃厚接触者等、家族で陽性が出た等、子供たちが何人もいるわけですが、5教科の授業をオンラインで配信しているというふうな報告を得ております。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。少し時間軸に沿ってお聞きしたいと思います。
1月21日よりエッセンシャルワーカーの待機期間とか、学校の休校あるいは学級閉鎖期間などが短縮になってきたわけです。政府が当初言ってた方針を見直すという始発点だったかと思います。このとき事業者が待機期間の短縮必要と判断した際には、実施する検査費用は事業者負担とされました。当市職員も陽性が何人か出てしまいましたけれども、その場合市職員の検査費用の負担を市で対応したケースがあったのでしょうか。お聞きいたします。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 自宅待機期間を短縮するために検査した事例は今回ございません。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) そうであればよかったなと思います。なかなかなるにしてなりたくないわけでございまして、その間待機している間は本人は非常に大変だったろうと思います。もし何かありましたら柔軟な対応、あるいは検査費用の負担等もし発生するようでありましたら、よろしく対応をお願いしたいというふうに思っています。
それから、5歳から11歳向けの子供への接種が明後日から始まります。市全体の接種率が高まりまして、市全体の感染防御力、これが高まりましたら、春休みを一つの契機にしてウイルスがコントロールできるようになることを期待しているのですが、そこで検査について再確認したいと思います。今日資料で新型コロナウイルス感染症に伴う対策事業の中で、PCR検査の関係のほうが出ていますが、事業の見込みに対する執行率が非常に低くなっている数字も出ております。検査は検査で必要なのですけれども、必要な方、やむを得ずワクチン接種できない方が検査するということが大事でありまして、単に不安だからといって検査するものではないと考えておりますが、市で設定しているPCR検査、基礎疾患を有する方や65歳以上の云々というふうに書いておるわけですけれども、市としての検査に対するPCR検査はどのような観点で設定しているのか再確認したいと思います。よろしくお願いします。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) 加藤議員の質問にお答えします。
現在のPCR検査の事業につきましては、高齢福祉課のほうで65歳以上を対象に、行政検査とならないもの等の歯止めをかけまして、それ以外の方、どこにも該当しないような無症状の方ということを対象にしておるところでありますが、今後来年度には状況に応じて必要な対策を講じていかなければならないと、そして今現在制度設計を作成しているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。ワクチン接種が高まれば、当然検査の位置づけも変わってきますので、それこそ今度オミクロン株の派生型が云々というふうに言われています。不安になる方もおるかと思います。新型コロナが出た頃には、何でも検査、検査、何でもPCR検査、何でもPCR検査というふうになったことがありました。そういうことを主張された方もおられましたけれども、前にも申し上げたとおり、落ち着いて感染症の動態を見極めた上で、目的を持って検査をするというのが大事でありますので、ここの基本はぶれずにぜひ対応をお願いしたいというふうに思います。
それから、新型コロナウイルス感染症に加えて、最近資源高が非常に影響出てきております。会派といたしまして要請を行いまして、支援策の一つとしてプレミアム商品券の発行もなされることになっております。これに関しましては、取組に感謝を申し上げたいと思います。しかし、日用品などの値上げ、資源高の影響、これにウクライナ情勢、国際市場の状況からは、この先もかなり各製品が高くなることが予想されます。全国レベルで産業別、職種別にセーフティーネットがあるのですけれども、今日の新聞報道にもございました。燃油補助、10日からリッター当たり25円、タクシー事業者、農業、輸送、運送業者への対策強化というふうに出ておりました。阿賀野市内、あらゆる業種、市民の方々がこれから切迫することが予想されるわけですけれども、これら国の対策に上乗せして激変緩和策を実施することについて検討する考えはお持ちなのか、市長にお伺いいたします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) この原油、原材料高については、御存じのとおり、阿賀野市1万2,000円の低所得者世帯に対して、住民税非課税世帯に対して支援をさせていただいた経緯がございます。市場の状況、そういったものを的確に把握した中で、市民の生活を守るために何が必要かはしっかりとその状況に応じて対応させていただければと思っております。ですから、今後についても4月1日にはプレミアム商品券発行します。プレミアム率30%。これで灯油の代金、あるいはガソリンの代金、そしてまたそういった市内での消費に使う部分では利用できますので、対応をまずしていただきたい。そして、それでも足りないような状況が発生すれば、しっかりと次の策を練っていきたい、そう思っております。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございます。本当に予断を許さない状況でありますので、アンテナの感度、あるいはアンテナを高く上げていただいて、ぜひできる対応には取り組んでくださるようお願い申し上げたいと思います。
それから、危機管理に関連して1点お伺いしたいと思います。新型コロナウイルスの件もそうですけれども、新たな鳥インフルエンザウイルスが家禽、豚で変異を繰り返しております。前の議会でも申し上げましたが、当市では養豚農家の方がおられませんが、イノシシでは豚熱のウイルスが蔓延しております。実際東北のほうにもどんどん、どんどんエリアが広がっているというような状況であります。鳥インフルエンザにつきましても、あちこちでウイルスが確認されております。人への病原性を高めて、もっと深刻なパンデミックが我々直面する可能性もないとは言えないわけで、常に高いリスクがあることを認識して対応していく必要があるかと思います。
ところで、来訪者が多い瓢湖、この入り口を含めて消毒帯の設置、これはふだんからどのようにしておるのか。冬で雪が積もるので、設置していないということはないと思うのですけれども、この辺はどのような対応をしておられるのか確認したいと思います。
〇議長(市川英敏君) 権瓶公園管理事務所長。
〇公園管理事務所長(権瓶勝栄君) ただいまの議員の御質問にお答えいたします。
現在瓢湖につきまして、鳥インフルエンザの発生に備えまして、発生前から消毒帯の設置をいたしております。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) 恐らく設置している消毒帯は消毒マットですよね。それは、管理事務所側ですよね。管理事務所側に置いてあって、やはりその北側といいますか白鳥の像がある側、水上屋側の前辺りも設置してあるわけでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶公園管理事務所長。
〇公園管理事務所長(権瓶勝栄君) ただいまの質問にお答えいたします。
現在設置してあるのは、ふれあい桟橋に至るまでの経路ということで、南側、それから歓迎門、そして北側のほうから、西側の通路を歩いてきて、ふれあい桟橋の手前のところに設置をしてあります。合計5か所設置しております。北側の水上屋側の入り口のところには現在設置しておりません。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) 人の心理として、マットの消毒帯というのはどちらかというと建物の出入口のところに置いておいたりして、靴の底についている泥とかウイルスとか細菌を消毒する。ああいう屋外のところで消毒帯を置いていても、避ける人がいてあまり意味がない。ほとんどのところといいますか、養鶏業者を含めて、ほかのラムサール条約で認定されているような湖のところで人が来るようなところは、いわゆる石灰消毒帯をやっていますよね。一番強力である。水にぬれても大丈夫。なぜ石灰消毒帯をしないのか。白くなって汚れるからというのもあるのかもしれませんが、逆に石灰消毒帯のほうが衛生意識が高まる、ここから先はしっかり消毒していかなければ駄目なのだな。あるいは、消毒のマットの次にその石灰消毒帯を置くとか、二重にするとか、そういうことがやっぱり必要なのではないかと私は考えるわけです。その辺は、紫雲寺に県の施設もありますので、来られる方の衛生意識を高めることも踏まえて、どんなやり方がいいのか相談して進めるべきだと思いますけれども、その辺はこれから相談しながら適切に対処したいということで理解してよろしいですか。
〇議長(市川英敏君) 権瓶公園管理事務所長。
〇公園管理事務所長(権瓶勝栄君) はい、そのような形で理解していただいて結構でございます。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。せっかく来られる方が不安にならないように、むしろ安心感を持つような形の中で対応をお願いしたいと思います。
時間も少なくなってまいりました。最後の再質問に移らせていただきたいと思います。今年の雪、昨冬に比べまして大分雪も少なかったのでよかったのですが、降ったときは重くて大分やりました。私も朝6時からお昼過ぎまでスノーダンプで雪のけしたのが二、三回ありましたので、少ないとはいえ、やはり市民の皆さん方大変難儀したのだろうなと思っております。御答弁の中にもありましたけれども、1つ確認させてください。確かに道路の補修、あるいは2キロ余のやるということはいいのですけれども、昨年もあまり感じなかったのですが、前にもお聞きしたことありますが、白線引きはしばらく見たことないのですけれども、白線引きはする予定ないのですか。児童生徒の安全のことも考えて。学校周辺はしっかりやるとか、そういう予定はございませんか。
〇議長(市川英敏君) 阿部産業建設部長。
〇産業建設部長(阿部一栄君) 道路のラインという御質問でございます。確かに毎年やってはおるのですけれども、なかなか追いついていないというのが状況ではございます。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) 市長、追いついていないということですが、追いつきたいのだけれども追いつけない理由は問いませんが、追いつけて児童生徒が安心、安全で通れるような通学路はせめて確保できませんでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 阿部産業建設部長。
〇産業建設部長(阿部一栄君) 大変私の発言おかしかったですけれども、必要なところは当然やっております。ただ、どうしても本来新規のときにはライン引いているものがだんだん薄くなっているというものについては優先順位をつけてやらせてもらっておりますので、その辺は御理解いただければと思います。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) 業者の方に頼んで当然引いてもらうわけですけれども、1点だけお願いしたいのは、恐らく専門業者の方ですから、白線を引くノウハウといいますか、やり方というか、あるいはルールといいますか、いろいろあると思うのですけれども、例えば交差点の手前の中心線とか、その辺の位置、あえて何も引かないほうが安全だという場合もあるかもしれませんが、ここに白線を引いてくれると助かるな、事故が起きないのにな、車の飛び出しがないのにな、はみ出さないのになというのが地域の住民の方はよく知っています。例えばここの交差点にもし白線を引くのであれば、事前に自治会にお知らせをし、何か御意見なり要望があるのだったらお聞きして、取り入れられるものは取り入れていく、そのような考えはありませんでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 阿部産業建設部長。
〇産業建設部長(阿部一栄君) 道路のライン、白線の引き方という御質問だと思うのですけれども、一般的には道路指示、正式な名称はすぐ出てこなくて申し訳ないのですけれども、そういう基準がございます。それに基づいてまずやらせていただくのが1点と、当然交差点につきまして、停止線につきましてはあくまで警察、管理者とまた確認をしながらラインを引いている状況でございます。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) 阿賀野警察署に何回かお邪魔してお話も聞かせてもらいましたけれども、御承知のとおり予算が足りない、それを背景にしてやりたくてもできないという面もあるようです。確かに停止線は警察のほうでの対象なのかもしれませんが、そこに至るまでのセンターラインなんかは、警察なのかどうか分かりませんが、ここにセンターラインがしっかりあればはみ出しも防げるのになという声がやっぱり聞こえてまいります。そういう意味でお聞きしたわけですけれども、その辺は当該箇所にライン引きをするときに阿賀野警察ともある程度調整しながら実施しているという理解でよろしいですか。
〇議長(市川英敏君) 阿部産業建設部長。
〇産業建設部長(阿部一栄君) おっしゃるとおり、当然道路、交通の責任者、管理者でもございますので警察と協議はさせていただいているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) これでおしまいにしますが、市のほうも御承知かと思いますが、我々市民の感覚でいうと、ここのところに横断歩道があったらいいのになと思っていても、いや、交通量が少ないだとかいろいろなのがあって横断歩道を設置しないというのも回答ありました。確かにそれはそうなのでしょう。そのためにも、ではそれを受けてどうするかということになるのですけれども、やはりその辺のところ、市民の感覚の、地域住民の方々の感覚にしてみると、いや、交通量少ない、横断歩道ないのだから、左右よく見て渡れということになるのでしょうけれども、何かちょっと、んっというのがあるのです。実際よく見て渡れと言えばそれまでなのでしょうけれども、逆に言えば歩行者優先ですので、ここに交差点があるんなら車のほうは徐行しろ、気をつけろよというような標示をしてくれるかいうとそれもないというふうになると、どうすればいいのだろうというのが市民感覚であります。その辺のところをよくしんしゃくしていただいて、安心、安全なまちづくりの少しでもプラスになるような取組をぜひ阿賀野警察との調整をぜひお願いしたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) そういった横断歩道等の設置の要望とかたまに上がってきます。その要望は、きちんと警察のほうには伝えてございます。ただ、先ほども議員がおっしゃられたとおり、制約のある中で警察のほうで判断するということなのであります。ただ、安全協会というものがございます。安全協会のほうでは道路標識では立てられませんので、注意喚起をするような、例えばその黄色い看板とか、そういったようなものを設置をしてございますので、できる限りそういったもので……要はちゃんとした規制、あるいはそういったものができないところはそういった形での対応をしてまいりたいなと思います。
〇議長(市川英敏君) 加藤博幸さん。
〇4番(加藤博幸君) ありがとうございました。ぜひそういう取組をお願いしたいなと思っております。
時間が少なくなりました。真摯な御答弁をいただきまして、大変ありがとうございました。当市のやはり文化的アイデンティティーを守りながら、次代につなげていくのが大事だと思います。ほかの議員からも質問が出るかと思いますが、やはり市民の人たち、阿賀野市を大事にしたい、文化を大事にしたい、芸術を大事にしたいという思いもあります。そういう夢あるビジョンを作成して、提示していくことが市政に問われているのかと思います。その辺のところもぜひ取組を強化されるようお願いして、私の再質問を終わらせていただきます。大変ありがとうございました。
〇議長(市川英敏君) 質問を改めます。
10番、岡部直史さん。
〔10番 岡部直史君登壇〕
〇10番(岡部直史君) 日本共産党の岡部直史でございます。
1番、新型コロナ感染防止対策について。3回目のワクチン接種が開始され、1日も早い終息が切望されますが、市の感染防止対策、方針等について伺います。
(1)市へのワクチン供給状況、市民の接種完了時期について。
(2)接種を早めるための措置について。大規模接種について検討しているか。ファイザーとモデルナの混合接種、正確には交互接種に対する対応について。
(3)無症状者への検査体制について。民間調剤薬局での無料検査の拡充について。医療及び介護施設関係者への検査体制、教育、保育関係者への検査体制について。
(4)自宅療養者への食料や日用品の供給支援について。
(5)希望する12歳未満の子供、妊産婦へのワクチン接種について。
(6)あがの市民病院の検査等の対応について。
伺います。
2番、道路側溝清掃自治会支援事業について。新型コロナウイルス蔓延防止対策により、自治会による側溝清掃が困難になっています。また、自治会役員、会員、市民の高齢化もこの清掃事業の困難の原因となっているのが現状でございます。側溝清掃を業者に委託した場合、自治会の費用負担額は市の助成上限額を大きく上回っており、助成額の見直しについてお伺いをいたします。
以上、よろしくお願いします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 岡部議員の御質問に順次お答えをいたします。
初めに、新型コロナ感染防止対策についてであります。まず、当市へのワクチン供給状況についてでありますが、3月末までにファイザー社製、武田モデルナ社製がそれぞれ1万5,500回、合わせて約3万1,000回分の入荷予定となっており、接種対象者3万8,000人に対して81.5%程度の入荷を見込んでおります。また、4月以降も順次国から配分が示される予定であります。
次に、市民の接種完了時期についてでありますが、加藤議員にお答えしたとおり、当初4月9日に65歳以上の方の9割の接種を終え、64歳以下の方については7月末までに9割の方の接種を終える予定でおりましたが、国からの接種時期の2か月前倒しの要請を受けまして、新潟大学医学部から医師の派遣等の協力をいただいて、3月15日から笹神体育館を会場とした平日600人規模の接種を開始する予定としており、順調に進めば5月中には追加接種を終えられると見込んでおります。
次に、ファイザー、モデルナの混合接種の対応についてでありますが、現在病院、診療所においてはモデルナ社製のワクチンを使用し、集団特設会場では主にファイザー社製のワクチンを使用しています。2月18日現在のワクチンの種類別予約状況では、ファイザーは予約枠の94%、モデルナは予約枠の87%が埋まっており、一方に偏ることもなく、ともに高い割合で予約が進んでいる状況となっております。
次に、無症状者への検査体制についてでありますが、民間調剤薬局での無料検査の拡充については県が主体となって行っているものであり、これに対しての拡充は考えておりません。市といたしましては、これまでの高齢者に対する上限2万円、PCR検査費用の補助及び高齢者以外に対する上限3,000円の補助を行っておりましたが、新たに年齢に関わることなく全額を補助する制度の準備を進めているところであり、所要の費用について新年度予算に計上し、御審議をいただくこととしております。
次に、自宅療養者への食料や日用品の提供支援についてでありますが、当市では県が公表している以上の情報がなく、自宅療養者を把握できていない状況にあります。自宅療養者に限定したサービスではありませんが、ボランティアによる生活支援サービスであるあがの支え愛隊での家庭内支援、宅配支援及び買物支援や商工会加盟店で実施中の宅配サービスなどの既存のサービスを御利用いただき、これらでは用事が足りない場合は最寄りの支所や市役所へ個別にお問合せいただきたいと考えております。なお、県では自宅療養となった旨を当事者にお伝えする際に、個々に食料品や日用品の支援の意向を聞き取り、宅配便で支援しているとのことであります。
次に、希望する12歳未満の子供へのワクチン接種についてでありますが、加藤議員にもお答えしたとおり、5歳から11歳の小児接種は3月5日からやまざき小児科、4月4日からあがの市民病院小児科で接種開始予定であります。また、妊産婦へのワクチン接種につきましては、子育て世代包括支援センターにおいて個別に相談、問合せの対応をしております。
次に、あがの市民病院の検査等の対応についてでありますが、熱などの症状がある場合、医師の判断によりPCR検査もしくは抗原定性検査を実施しているとのことであります。また、無症状の方には、本人の希望によりまして消費税込み1万5,000円の実費にてPCR検査を受けることができるとのことでありました。なお、PCR検査は外部に検査委託しているため、結果は翌日となりますが、抗原定性検査は30分程度で結果が出るとのことであります。新型コロナウイルス感染症による入院患者につきましては、発症から10日が経過し、症状がなければ退院することになります。
次に、道路側溝清掃自治会支援事業についてお答えをいたします。平成30年第2回定例会における江口議員の質問にお答えしたとおり、毎年多くの自治会の皆様から協力をいただき、生活環境の維持保全が図られているところであります。また、従来は土砂運搬のダンプトラックの手配や側溝の蓋上げ器具の貸出しなどにより、共同作業の支援を行っていたところでありますが、議員御指摘のとおり、高齢化等により自治会が側溝清掃業者に委託せざるを得ないケースも出てきたことから、平成28年度から上限を3万円として経費の一部を補助する制度を創設したところであります。市といたしましては、自治会がまとまってそれぞれできる範囲で協力し合い、作業を実施することが自治会コミュニティーの維持にもつながるものであると捉えており、今後も引き続き現行の制度による支援を継続してまいりたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) マスク外したほうが明瞭になっていいかと思いますので、そうさせていただきますが、私ちょうど去年の3月議会にもコロナ関係で質問させていただきましたし、9月議会には宮脇議員も質問をしてまいりました。私どもは、PCR検査などの検査体制を強化するということを主張してきたわけですが、その当時はワクチン接種が優先だと、ワクチン接種がある程度100%までいかなくても、60、70ぐらいまで到達をすれば自然免疫ができて、何とか終息の方向が見えるというような答弁でございまして、どうもかみ合わなかったのですが、その後徐々に感染者が全国的に広がってきまして、かなり前ですけれども、東京とか、ああいう都会地ですが、かなり感染が広がっている地域にいわゆる検査キットというものを駅前だとか、銀座とか、そういうところで無料で配布をして、大勢の方がやっぱり列をなすという、そういう状況も出てきましたし、今日私質問しておりますように、県のほうもある程度そういうことが重要であるということを認めたのでしょうね。ドラッグストアの中の薬局で、薬剤師が中心になって不特定の方に検査キットで検査をすると。もちろんこれは薬事法等に定められた正確な情報が出てくる、ある程度、100%ではないけれども、正確な検査ができるものだというふうに思いますけれども、そういう状況が出てまいりました。それで、第6波に突入をしたということで、私自身も本当にびっくりしたというか、心配を誰もがしているわけなのでございますけれども、今現在で検査というそのものについては今どういう、先ほど加藤議員の質問にも市のほうでいって準備をしているというお話もありましたけれども、この検査体制の強化、むやみやたらにということではなくて、これ以上広がった場合、職場というか、学校や医療、介護関係、あるいは地域的に集中してクラスター等が出た場合に即座に検査ができるような心構えと、それから予算、それから体制というものは必要だというふうに思うのですが、その辺はどうお考えでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) 岡部議員の再質問についてお答えをいたします。
まずは市なりが大量の検査キットを保有して、そして必要となったときにそれによって検査をしたらいかがかという趣旨の御質問ということで受け止めさせて回答をさせていただきます。先般東京で見られましたような状況につきましては、もうどこに行っても、買物にスーパーに行っても感染してしまう危険があるような状況でございます。そのような地域におきましては、確かに検査キットを大量に購入をして、そして事に当たる。ある意味大変というか、ある意味有効なところと考えておりますが、一方現在も含めまして、当市における状況はまだそういうことにはなっていないのかなと理解でございます。あがの市民病院、また市内で発熱外来を取り扱っている医院が複数ございますが、今のところ発熱ですということをお伝えして検査もしくは受診ができている状況でございますし、市民の皆様方が小売店等の商店に参りまして感染をするというような差し迫った状況には至っていないのかなということも考えておりますので、今検査キットを保有をしてということでは考えてございません。また、検査キットにつきましても様々な制約がある中で、抗原キットにおきましては適切な検査、検体採取をしないと適切な結果が出ない。また、感染しても症状がなければ、ほとんどの場合が陰性ということになるとも言われています。万が一市民の方が無症状の際にそういった検査キットを自分で検査をし、陰性であったことから安心をして、保有しているにもかかわらず通常の生活で拡大をする、こういった誤った受け止め方で当市内が感染していくということが、まさしくそちらのほうが大変危険ではないのかなということも考えられますので、まずはこれまでどおりの手指消毒等の3密回避を含めたそういった対策、そして何かあったらお医者様にかかっていただくということで対応をお願いし、状況を見据えて今現在策定しておりますが、次の手になる制度等に取り組んでまいりたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) それから、先ほどの質問と答弁にありましたように、非常に困ったことだろうというふうに思うのです。県のほうから情報が来ないと、人数のみだということですよね。中身が分からない。これは、皆さん方も困ると思うのだけれども、市民の立場からしたらこういうある意味中途半端な、何々の学校で何人が出た。それから、数は少ないですけれども、市役所の職員何人が出た。これだけだと、すごくいろんなことを考えて心配するのです。今朝方もある人から質問出ました。毎日毎日感染の人数については出ますよね。新聞にも出るし、夕方の3時から4時ぐらいですか、テレビに出ますよね。今朝方質問されたのです。阿賀野市11人と新聞に書いてあったけれども、あれみんな水原小学校なのですかと聞かれるのです。そうではないのだけれども、情報がある意味中途半端なものだから、非常にこれは市民から見たら不安です。特に不安視しているのは、皆さん不安なのだろうけれども、やはり医療関係の方、介護やそういった関係、あるいは学校の職員、保育園の職員の方とか、子供を抱えている人とか非常に不安です。全然それ以外の情報は入らないのですから。例えば年齢別に何人だとか、人数と一緒に同時でなくても、後でとか、まとまってとか、さっき自宅療養者の方は情報が入らないと、情報が入らなければ支援したくてもできませんよね。全然そういう情報というのは入ってこないのですか。例えば今も言いましたけれども、県としては一応ドラッグストア、それからそのほかいろんなことで数は多くないけれども、検査というのはされているわけですよね。阿賀野市で検査が何件ぐらいされているのか、結果はどうなのかという、そういうことも全然情報は入らないのですか。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) お答えをいたします。
県のほうからは、件数以外は全く入ってきておりません。加えまして、それでも陽性者はおられるわけであります。新聞の報道で見られるとおり。陽性者からの情報というのは入ってまいります。例えば市職員で陽性者が出た場合は、その所属する市役所なり上司のほうに一報が入ってまいります。また、市内の事業者におきましては、学校も含めまして、保育園も含めまして、介護も含めまして、各部署からそういった場合においては市のほうにも提供いただきたいという旨の通知、お願いをしておりますので、保育園等の、また介護施設等から情報は、全てとは申せないまでも、入ってきているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) ワクチン接種を早めるために、先ほど答弁あったように、職員の皆さん先頭にいろいろ御苦労なさっているのですが、なさっているのでなかなかお聞きできないのだけれども、どうしてもやっぱり聞きたくなる質問です。これは、やはり医療、介護関係者から私指摘されました。同規模の人口というか規模のほかの市より、それから下越といいますか、昨年選挙ありましたけれども、衆議院の選挙区でいえばこの3区内の近くの市から見て、数だけしか来ないわけだから、人口の割には数が余計だと、パーセントが余計だというふうに指摘されまして、私もちょっと計算してみました。単純に人口で割り返してみると、新潟市、長岡市等の大都市はパーセント大きいのは納得できますよね。その半面、佐渡市なんかは毎日ゼロです。これも何となく理由は納得できますよね。ただ、新発田市が多いのだろうと思ったのですが、やっぱり新発田市より阿賀野市が人口で割り返すとパーセント多いのです。これさっき言ったように、県のほうから何も情報入ってこないから、恐らくこういう質問しても答えようがないとは思うのですけれども、どういうふうに考えているのですか。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) ほかと比べて当市のほうが云々という答えはちょっと私のほうでは思い浮かびませんが、阿賀野市が結構多いのはどうしてかということにつきましては、阿賀野市の市内の皆様方が比較的多くの方が新潟市のほうにお勤めになられているのではないかと。これは、阿賀野市の統計の部分でも、昼間の交流人口のほうで新潟市が結構多い数字が上がっていたかなと。こういうところから見れば、当市の市民の皆様方が新潟市方面にお勤めの方が多ければ、交流人口が多ければそういった危険にさらされ、またそういったところから感染が拡大していくということも見越せるのかなと、そのように考えているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 私も考えてみましたけれども、考えられるのはそういうことしかないですよね。特別ここがよそから大勢人が入ってくる観光地でもないし、それくらいしか考えられない。それにしてもやはり不安ですよね。こういう中で、県のほうはまん延防止を間もなく終了すると。確かに高止まりなのか、これから下がるのか、また上がるのか全然分かりませんけれども、そういう状況ではやはり不安だと思います、市民の皆さんも。ただ、経済のほうもかなり厳しくなっているから、もたなくなっているからということでまん延防止をやめるという方向にかじを切るのかなというような感じはしますけれども、しかしとても不安です。これは、市民もそういうことだというふうに思います。それで、先ほども学校のほうの質問出ましたけれども、もう少し具体的に何々小学校で何人とか、何組のどなたかというのは情報として入ってくるのだろうと思いますけれども、市のほうに入って、それから学校に報告が行って、さっき言ったような感染経路の調査だとか、それから場合によっては検査をやるという状況なのでしょうかね。具体的にはどういう状況になっているのですか、今学校のほうは。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) まずは陽性の連絡を受けた後のことについてお答えをさせていただきます。
陽性ですよということが分かると、医療機関から発生届というものが保健所のほうに提出をされます。お医者さんの判こが押してあるものでありますが、これを受けまして保健所がその方に所属もしくは学校のほうに連絡をしてくださいという案内がなされるものと思っております。市のほう、感染症の数を集計している私のところには直接は入っておりませんので、まず学校、事業所等になろうかと思います。
〇議長(市川英敏君) 橋学校教育課長。
〇学校教育課長(橋正人君) 質問にお答えします。
学校のほうでは、情報提供というのはやはり保護者の方が学校へ連絡をしていただきます。PCR検査を受けたとか、陽性になったとかという連絡は保護者から学校へいただくような格好で把握をしてございます。それを連絡をいただきましたら、当然児童生徒がいつまで登校して、どういった交流をしたのかということを学校のほうで調べまして、それによって措置なし、または学級閉鎖、学年閉鎖、もしくは広がり、交流が大きければ休校という形で措置を取らせていただいておるところでございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 先般私不登校について質問させていただきましたけれども、不登校ということではないのだろうけれども、このコロナの中で登校を控えると。これは子供もそうだし、親御さんもありますよね。登校を控える。これは保育園、認定こども園等もあると思うのですが、そういうコロナ感染ゆえに登校を控える方というのはかなりというか、一定の数いらっしゃるのでしょうかね。そういう方については、さっきも話出たけれども、タブレットによってやるのか、その辺のところちょっと実情を聞かせてください。
〇議長(市川英敏君) 神田教育長。
〇教育長(神田武司君) お答えをいたします。
大変感染するのが不安で欠席させると、大体保護者の方が欠席させるというふうなことになろうかと思いますが、1月27日から2月25日までのデータがありますが、一日一日を見ていくと市内小中学校全部で、1月28日が31人、一番少ないのが2月3日や2月24日で、市内で5人、大体ずっと見て1つの学校で二、三人というふうなあたりで考えていればいいのかなと。やはり近くで学級閉鎖が起きたりとか、学年閉鎖が起きたりとかすると、近くの学年の欠席が多くなるというふうな傾向があるようでございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) それから、保育園、認定こども園ですか、幼稚園もあるのでしょうけれども、最近水原のある保育園ですか、認定こども園ですか、かなり感染者が出た様子で、私の友人ですけれども、お孫さんが、ちょっと登園できなくなって、何日も、しようがないという言い方は悪いけれども、孫を預けられて、保育園行けないものだからいるのですよねという話聞きましたけれども、保育園関係というのはそこだけなのでしょうかね。何件かやっぱりあるのでしょうかね。そういう措置をしたというのは。
〇議長(市川英敏君) 塚野社会福祉課長。
〇社会福祉課長(塚野敏之君) 今の御質問にお答えいたします。
保育園、こども園、こちらのほうも陽性者のほうは発生してございます。園のほうで阿賀野市のほうで16園、私どものほうの民間のほうで確認をさせていただいていますけれども、そのうち陽性者が発生した園は12園ほどになろうかと思います。その中で全部休園になる園であるとか、また一部のクラスのみ休園というふうな措置を取る園もございますし、そういったことで対応のほうは各園のほうで対応を行っている状況でございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) それから、介護施設とか福祉施設、老人ホーム、特養ホームというところでも陽性者皆無ではないと思うのですけれども、やっぱり複数出てちょっと大変になったという事例はありますか。
〇議長(市川英敏君) 宮尾高齢福祉課長。
〇高齢福祉課長(宮尾 敦君) お答えいたします。
当課のほうでも、市内の高齢者福祉サービス事業所にそういった感染者が発生した場合、差し支えない範囲で報告をお願いしたいということで報告を受けております。市内でこの第6波の時期に幾つか発生状況報告がございまして、特養で2施設、グループホームで1施設、デイサービスで1施設、ケアハウスで1施設ということで、また市外の事業所ですけれども、市民が通っているというような施設につきましても3施設報告を受けております。主に感染の内容としましては、職員が感染しているということで、その職員が接する可能性がある、あるいは接した可能性もあるというようなことで、一時事業所のほうでサービスを休止したり、新規の入所者についてはまずお断りしたりというような措置がなされていたというふうに聞いております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) ワクチン接種ですけれども、現在65歳以上の方が今やられているわけですが、優先して接種というのはそれ以前に、いわゆるエッセンシャルワーカーと言われるような方々がやられたと思うのですけれども、具体的にはどういう職種の人が優先接種ということで阿賀野市ではやられましたか。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) 岡部議員の質問にお答えします。
まずは接種をするスタッフでございます。直営の接種会場で当課の保健師をはじめとしたスタッフがおりますが、こういった接種をする側が陽性になってしまっては接種の推進に滞りが出ますので、まずは接種する側の当課の職員を接種をさせていただきました。そのほか、介護施設の入所されている方についても、これも入所者並びに職員の方終えてございます。また、医療従事者、お医者様をはじめとした歯科医師、そして薬剤師、看護師等につきましても接種は終えております。加えまして、消防職員も終えてございます。今後は教職員、そして子育て施設の職員、通所施設の職員へと順次今取り組んでいる最中でございますが、そのような状況でございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 訪問介護系の方、これはある意味施設にいる方はもうなかなか大変なのですけれども、施設内でのそれなりの、全部そういう意味では感染防止の対策というのを立てられていると思うのですが、訪問介護系の方、ホームヘルパーとか、いろんなうちへ行くわけですよね。どういう状況になっているかは分からないって言うと失礼ですけれども、かなりそれは厳しいというふうに思うのです。そういう方たちも優先接種はされているのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) お答えをいたします。
まずはこの優先接種云々ということでございますが、当初は8か月経過しないと接種ができなかったわけです。1月13日、国からの通知がありまして、それまでの8か月が6か月に2か月前倒しになったわけでありますので、2か月たたない前はまだ8か月というふうに進んでおりましたので、当然従事者等も前倒しと言われましても8か月経過しないことにはそういったエッセンシャルワーカーの方も打てない状況でございました。短期間で劇的に2か月前倒しになったものですから、対応が後手に回っているという御指摘は否めませんけれども、まず早期の接種に向けて今取り組んでいるところでございます。市民の方につきましては、通常どおり今取り組んでいて、前倒しにもこれから対応してまいるというところでございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) ワクチンの供給体制、さっき81.5%見込みだと、4月以降も来るだろうと。1日でしたかね、ワクチンの担当大臣の方がこれからこれこれ供給するのだと、全部含めると1億回分だとか言っていましたけれども、阿賀野市の場合は現在は81.5%だけれども、その後100%近くは今現在、それが来れば配分は具体的にこの辺数として来ないのでしょうけれども、満たすという方向というか見通しで安心していてよろしいのかということと、それからもう一つ、交互接種のことですが、幸いといいますか、あまり極端な、世間的にはファイザー2回やったらモデルナは嫌だよというような世間的にはあるのですけれども、あまり差がない、さっき聞いたら。それでも、7%と差があるのですよね。モデルナが低いと、微妙な数字ですけれども、その辺はどういうふうに考えればいいのか、その2点。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) 議員の質問にお答えをいたします。
最初の質問は何でしたか。すみません。まずは最後の質問なのですが、2番目のファイザーとモデルナ、これにつきましてはファイザーのほうが本日現在で79%の方の予約率、モデルナについては74%となっておりますので、これにつきましては薬剤の種類というよりも一刻も早く打っていただくという、そのようにお考えの市民の方が当市においては御理解をいただいているのかなということで、大変ありがたく思っているところでございます。
最初の質問、ワクチンの供給が足りるかということでございました。申し訳ありません。今のところ、国が言っているとおりのそのとおりに入っておりますので、今後もそのような形で予定どおりに入ってくるものと見込んでおりますが、何分昨年の夏の教訓がございます。増やせ、増やせといって入ってこなかったということがありますので、県を通じて国のほうにはそういうことがないように、引き続きワクチン対策推進室のほうから国のほうに求めて、医療調整本部のほうに求めてまいりたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) それから、また検査の話に戻りますけれども、新年度予算にPCR検査の予算組まれていますよね。200万でしたっけね。これやってみないと、200万で足りるかどうかというのは分かりませんけれども、ぜひ積極的にやっていただきたいのです。今までも、さっきもお話出ましたけれども、制限付ではあってもやっぱり執行率が低いですよね。やっぱり情報発信を市民の皆さんにするということと、安心してやれるという、そういう方向があるというふうに思うのですが、それでこの財政措置なのですが、地方創生臨時交付金についての対象になるのかどうかということなのですけれども、私が知り得た範囲では検査促進枠というのがあって、やはり対象になるのではないかと、臨時交付金のPCR検査を促進する枠に当てはまるのではないかというふうに思いますし、2月15日の全国知事会でも国が予算措置をしてほしいということを要望しているというところですが、これについては臨時交付金の対象にならないのですか。
〇議長(市川英敏君) 大橋企画財政課長。
〇企画財政課長(大橋晋一君) 今議員御指摘の事業につきましては、臨時交付金の対象事業になると考えておりますし、今年度国から補正予算でついた交付金分がございますので、1億5,000万程度令和4年度に繰越し予定にしておりますので、令和4年度においてその事業に充てたいと考えております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) ぜひ検査体制強化して、今までの質問でも出ましたけれども、学校でも、あるいは介護施設、すごいことにはなっていないのですけれども、出ていることは確かなのです。今BA.2というのですか、ステルスオミクロンという問題が出てきましたよね。昨日あたりテレビで発言がありましたけれども、東京ではもう1か月ぐらい、4月1日ぐらいにすると感染者の70%以上がステルスに置き換わるというような状況も出ていますので、先ほど言いましたように阿賀野市的に考えても、やはり多分新潟市の人流なのだろうということですけれども、はっきりしたことは分からないわけですよね。だって、県のほうから情報来ないわけだから、どういう状況で感染、こういう数字が出ているかというのは分からないわけですから、せめて分かれば対処できると思うのですけれども、そういう状況でありますので、やはりこの制度を思い切り活用して、できるだけ阿賀野市としても感染を広がらないようにして、いろんな知恵を絞っていただきたいというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) お答えをいたします。
私どもでできることは御用意をさせていただくと。それを利用して、市民の方から広く利用していただくということに徹してまいりたいと思っております。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) それから、関連して今救急搬送困難事例というのが、当然なのですが、全国的には増えていますね。最近消防庁が発表しました。当然ですよね。救急搬送については、阿賀野市もそういうのだけれども、コロナの感染がなくてもかなり厳しいですよね。要するに救急車を呼んでも、いろんな幾つかの医療機関に連絡しても、来てくださいというところを探り当てるまで大変です。来てからその病院へ出発するまでの時間というのもかなりかかるのです、実態は。だから、困難事例というのは何か救急車が来て搬送する先、4つ以上の医療機関に断わられるだとか、ようやく決まって救急車が来てから出発するまでの時間が30分以上でしたっけ、そういう事例なのだそうですが、ふだんでも大変なのにコロナで当然、阿賀野市だけでなくて周辺の新発田病院とか、そういうところへ連絡取るわけで、そういう病院でコロナで結構大変なわけですよね。医療逼迫というところまでいっているかどうか分かりませんけれども、かなり大変だと思うのですが、阿賀野市においてはその困難事例というのはやっぱりあると思いますし、コロナの関係で第5波、第6波で増えているのでしょうか。もし増えていればどの程度でしょうか。
〇議長(市川英敏君) 加藤消防長。
〇消防本部消防長(加藤 昭君) ただいまの御質問にお答えします。
今議員おっしゃられたとおり、救急搬送における困難事例ということで、搬送先の病院の照会回数が4回以上、またその滞在時間ですね、30分を超えるような事案ということは困難事例ということでデータを取っております。当市において、この第6波に向けまして1月3日から1週間ごとのそういった件数を調査しております。2件、9件、1件、ゼロ件、4件、5件、4件、5件、特に増えているというような状況ではございません。なお、このデータにつきましては県内の消防本部共有しておりまして、今後切迫するような事態であれば対応しましょうということで、事前の情報交換はしている状況でございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) これまた県との情報の問題になるのですが、すぐには来ないにしても、やはり一番重いというか、入院した患者というのは数字も全然来ないのですか。先ほどの答弁で、あがの市民病院は何人か受け入れているという話ありましたよね。あれは、必ずしも阿賀野市の人ではないのでしょうかね。例えば新発田病院へ一旦入院するけれども、一定程度回復してあがの市民病院のほうに転院するというか、そういう関係なのですか。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) あがの市民病院の受入れ状況についてお答えをいたします。県のほうから病院のほうに受け入れられるかどうかという、空きはあるかということが照会がありまして、そのベッド、病床を2つ御用意させていただいておりますが、空きのある場合には病院の判断で受け入れているというふうに聞いてございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) それから、さっき病院のコロナに対する対応の中身が報告されましたけれども、いわゆる発熱外来、病院のほうでは当然ですけれども、やっているということなのですが、これ一時そういうところをやっていますよということを公表するかどうかというのも一つ問題というかなりましたよね。なるべく公表したくないという、これは病院ではなくて、個々の診療所、医療機関ですね。これは、阿賀野市において今公表されているのはあがの市民病院以外にも幾つかあるのですか。行けばやってくれるところはあると思うのだけれども、公表。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) あがの市民病院以外にも公表はたしかされていたかなとは思いますが、そのほかに2つもしくは3か所程度あったかと思います。また、各医院に問い合わせていただくと、うちはそういうことをやっていませんと断られるお医者さんもありますし、いや、お越しくださいというお医者様も、やっていればお越しくださいということになろうかと思いますが。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) だんだん引き受けられない医院が個人経営では多くなってきているような感じがします。実は私も1月にせきが止まらなくなったり、喉が痛くなったりして、知っている開業医の方にちょっと聞いたのですけれども、前はやっていたけれども、何か駐車場の車の中に止めてお医者さんがやったりしていましたけれども、ちょっとできないので、市民病院に行ったらどうでしょうかと言われまして、市民病院に電話しまして、実は発熱外来を受診をしたのです。それで、抗体検査で1時間後に陰性だということは分かりましたので、病院がやってくれたのだから間違いないだろうと思って安心したのですが、とにかく経験上、ちょっとでもそういう症状が出たらやはり市民病院に連絡をして、そういう診察を受けたほうがいいと思います。とにかく最初は、建物の中入らないでくださいと、車の中に待避していて、救急外来のあそこで特別検査する場所がつくられて、こういうパーティションがありましたけれども、その前に座って、穴が空いていて検査してもらったというふうなことを私も経験しましたので、宣伝するというとちょっとどうかなと思いますけれども、やっぱり重症にならないため、あるいはさっきも言ったように、民間のキットでは対応にならない部分もありますので、やはり多少なりとも症状が出たなら市民病院に連絡取って専門的な検査をしてもらったほうがいいのではないかと、私は経験上そんなふうに感じましたけれども、その辺どうでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) 質問にお答えします。
市民病院ありきという考えもあろうかと思いますが、昨今かかりつけ医を設けましょうというのが国の求めているところでありまして、当市でもそのような形で広報しているところであります。かかりつけ医、そしてかかりつけ薬局と昨今では言われているようですが、まずはかかりつけ医のおられるようであればかかりつけ医の先生に御相談をしていただきまして、その先生が発熱外来を取り扱っているようであれば、そちらが一番よろしいのではないかなと。そして、そのかかりつけ医の先生から発熱外来を取り扱っている医療機関を紹介していただくなりして、また検査、受診につなげられれば一番よろしいのではないかなというように考えているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) それから、11歳以下の接種についてはいろいろ話が出ましたけれども、それでこれは当然いろんな考えがあることは十分承知をしております。そういうことを主張することも、何か新聞の広告なんか出ましたかね。これも自由だというふうに思いますが、しかし最近課長にも電話しましたけれども、これはちょっとひどいなというのがありまして、ある小学校の下校時ですが、自分のうちへ下校する道路に大変極端な、要するにやると駄目だというようなチラシを、これも一部なのでしょうけれども、配られたということで、非常にこれは困ったことだなということで、すぐ部長にも電話したのですけれども、これしかし中身はもう全然私は問題にならないと思うのだけれども、どういう範囲で……下校する子供に配ったというのもこれも大変な話なのですけれども、その辺はちょっとつかんでいますか。
〇議長(市川英敏君) 山ア民生部長。
〇民生部長(山ア善哉君) 岡部議員の質問にお答えします。
あの後岡部議員から御連絡をいただいた後に、私どものほうでまた確認をさせていただいた事例が1件ございました。岡部議員からいただいたものとほかということで、私どものほうで把握しているのは2件でございますが、後のほうではその物も入手できたもので、どういったものかというものも手元に入手ができたものですから、中身を拝見させていただきますと全く根拠に乏しいのかなと。出典も分かりませんし、誰が出したのかも全く分からないと。根拠も書いてなければというようなところで、どこの誰が出した、どのような形で出したものかというのも一切触れられてございません。願わくばそういったデマにも近いと思われるような情報には、保護者の方ぜひ振り回されないでいただければなというようなことで願っているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 時間が来ましたけれども、道路の側溝清掃の関係ですが、平成27年ですか、この制度、その前はちょっと私も分かりませんけれども、上限3万ですよね、たしか。半額または3万円上限という。これは、通告にも書きましたけれども、確かにこれは地域コミュニティーにとって大切なことではあります。簡単に言えば、私もずっと経験してきましたけれども、みんなで力を出し合って清掃をやって、終わったら一杯飲むと、親睦を強めるという、こういう効果は確かにあったのですけれども、時代の流れとともになかなかそれが困難になってきて、おまけにこのコロナの問題が発生をして、やりたいと思ってもなかなかやれないという状況がありますし、それから実情に合わないという点では、業者の方はいろいろな業者の方ありますけれども、私の町内とかほかの町内も聞きましたけれども、大体メーター500円とか、そういう値段だというふうに思います。もちろん建設課のほうも全部そういう町内から詳細に、写真までだというふうに思いますが、補助金の申請が行っているわけで、この3万円という額はいいのかどうかということは判断がある程度できるのではないかなというふうに私は思って、ぜひということで質問を出したわけなのですが、ちょっとこれは検討はなかなかできませんか。
〇議長(市川英敏君) 阿部産業建設部長。
〇産業建設部長(阿部一栄君) この補助金につきましては、議員おっしゃるとおり、清掃に係る費用の2分の1の額で3万円を上限ということで補助しているものでございます。もともとこの制度をつくった趣旨としましては、自治会の方が出ていただいて、例えば重い側溝を開ける蓋とか上げ下ろし、そういうものについては専門業者にお手伝いしたらどうでしょうかとか、特に深い側溝、なかなか1人では上げられないものについては何らかの補助をしましょうというような趣旨でつくったものでございますので、今現在としましてはこのままの制度でいきたいというふうに考えているところでございます。
〇議長(市川英敏君) 岡部直史さん。
〇10番(岡部直史君) 何人かの自治会長にもお話を聞きました。特にこの道路の清掃の補助金だけではないですけれども、いかんせんコロナの関係で自治会長会議というのはやられているのかな、やられていないというふうに聞いているのですけれども、市のほうの情報は来るのだけれども、なかなかいろんな要望というのは市のほうに上げる機会というのがないというふうなことを聞いて、私今回質問をしたのです。具体的にやはりやってけがをしてしまったという事例もあるわけなので、すぐにとは言いませんけれども、ちょっと1年間検討事項にしていただきたいというふうに最後に質問しますけれども、どうでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 阿部産業建設部長。
〇産業建設部長(阿部一栄君) 私ども、当然実際制度を利用されている自治会おられますし、そのときのお話からでも具体にまだ上げてくださいとかいう要望は受けていない状況ではございますので、当面の間は今の制度をそのまま運用していきたいというふうに考えております。
〇議長(市川英敏君) これから15時45分まで休憩します。
休 憩 (午後 3時30分)
再 開 (午後 3時45分)
〇議長(市川英敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
8番、清野栄一さん。
〔8番 清野栄一君登壇〕
〇8番(清野栄一君) 8番、清野でございます。
4問通告してあります。まず、1つ目であります。加速する少子化への対応。少子化の進行が極めて危機的であり、社会の持続に大きな影響を及ぼすと思われます。朝日新聞の推計では、2021年の日本人の出生数は80万5,000人、社人研の想定よりも7年も早まっており、コロナの影響もあり、前年比約6%もの減少の可能性があります。2016年に100万人を切ってから僅か5年で80万人を割り込む可能性も見えてきております。1997年に120万人を切ってから20万人減るまでに19年かかったことを考えれば、足元での急減ぶりの重大性を安易に見過ごすべきではないと報道されております。ちなみに、本市の本年1月31日現在の住民登録はゼロ歳192人、10歳335人、最多の年齢は71歳で826人、90歳の方は215人となっております。192人の新生児の内訳でありますが、水原84人、京ヶ瀬52人、笹神、安田がそれぞれ28人となっております。
内閣府は、2月7日、日本経済の現状分析や見通しなどをまとめたリポートを公表しております。25〜34歳で非正規雇用の高まりで所得格差が拡大し、若年層は結婚や子供を持つという選択が難しくなっており、所得が500万円未満の世帯は子供を持つ割合が大きく低下していると公表しました。非正規雇用の高まりや低賃金により結婚をためらう、低所得で子供を諦める、残念なことではありますが、これが今の日本の現実であります。日本総研や各シンクタンク等も、出生率の減少を抑制するには出生祝金などの思い切った経済的支援が必要と提言をしております。ここは阿賀野市も一刻もちゅうちょすべきではなく、思い切った出生対策として出生祝金などの経済的支援に取り組むべきと思いますが、所見を伺います。
2つ目であります。路線バス水原・新潟線の維持確保等について。新潟市中央区への通勤、通学、通院などに利用されている重要な路線バス水原・新潟線、一昨年12便が削減され、この3月にも3便程度の削減が予定されており、年々不便を感ずるダイヤになってきております。昨年10月に運行事業者から支援の要請があり、協議が不調に終われば来年全廃の可能性もある中での維持確保に向けた取組を伺います。
@として、運行事業者の支援要請等に対する時系列対応状況。
A新潟市中央区への公共交通確保策。
B立地適正化計画における本路線の位置づけ。
3問目であります。下水道事業について。約600億円もの巨費を投じて、おおむね概成を迎えつつある本市の下水道事業。経営環境は、人口減少や接続率の低迷、過大な設備、多額の企業債残高など、非常に厳しいものがあります。
そこで、
@人口減少が進展している中で料金収入に依拠した自立経営は可能なのか。5年後、10年後の経営シミュレーション。
A安田地区と水原地区のそれぞれの処理原価及び決算状況。
B3省合同の最適化計画の趣旨に沿った見直し効果。
C接続率が低迷する理由及び打開策。
について伺います。
4つ目であります。選挙事務等について。今年も新潟県知事選挙と参議院選挙が予定されております。準備には万全を期して当たっていると思われますが、
@投票所における外履き、内履きの履き替え改善。
A前回の衆議院選では期日前投票が34%と3分の1以上が既に投票済みとなっております。このようなことから、投票時間の繰上げ、他県では多数の市町村が繰上げをやっている県もございます。そこで、繰上げ等を考えるべきと思いますが、いかがか。
伺います。
以上、4問お願いいたします。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 清野議員の御質問に順次お答えをいたします。
初めに、少子化への対応についてであります。思い切った出生対策として、出生祝金などの経済的支援に取り組むべきとの御提案でありますが、さきの令和3年12月定例会においてお答えしたとおり、高額な出産祝金を交付することも一つの考えではありますが、複数の施策による相乗効果や、切れ目のない子育て支援を続けることが、結果として阿賀野市は子育てしやすいまちと認識していただくことにつながり、子育て世帯の方から阿賀野市を定住の地、子育ての地と選んでいただけるものと考えております。当市では、これまでも子育て環境日本一を掲げ、様々な分野で重点的に子育てサービスの充実を図ってまいりました。しかしながら、議員も御指摘のとおり、人口問題の解決は容易なことではありません。直接の少子化対策のみならず、人口減少社会に対応した生産性の向上や地域の活性化などにも総合的に取り組む必要があります。少子高齢化や人口減少が社会の持続に大きな影響を及ぼすことについての危機感は、議員と同じくするところでございます。持続可能な社会の実現に向けて、今後も大きな課題に全力で取り組んでまいります。
次に、路線バス水原・新潟線の維持、確保等についてお答えをいたします。最初に、運行事業者の支援要請への対応状況を申し上げます。昨年10月以来、新潟交通観光バス株式会社から路線バス運行の損失に対する支援の要請を受け、事務レベルの協議を重ねてまいりました。まず、11月に新潟交通観光バス株式会社から水原・新潟線及び沢海線について赤字額に対する支援をいただかなければ、10月に示したとおり、令和4年度末に路線を廃止する手続を取る。また、収支改善のために急行便の通常便への変更や乗客数の少ない急行便等の減便を検討しているが、コロナ禍が終息したとしても乗客者数がコロナ禍以前の水準に戻る見通しは立たないため、運行支援があったとしても減便を行わざるを得ないと説明があり、12月9日に具体の金額は示されませんでしたが、赤字額全額の支援の要請がありました。これに対し、市としては水原・新潟線については市町村界をまたいでいる路線であることから、赤字額全額ではなく、あくまでも阿賀野市域の運行に関わる赤字額を支援の対象とすべきではないか、また沢海線については阿賀野市内の停留所での乗降客がほとんどなく、廃止しても影響がないことから支援は難しいと返答いたしました。これに対し、12月24日に新潟交通観光バスから水原・新潟線の阿賀野市負担分の算出方法と令和3年度の決算額を基に試算した金額が提示され、加えて沢海線への支援は不要であると回答がありました。その後1月から2月にかけて新潟交通観光バスから示された水原・新潟線の阿賀野市負担分の算出方法が理にかなっているか、また市域ごとの距離割合による案分、あるいは市域ごとの利用者数割合による案分など、他の算出方法を市から提案するなどして協議してまいりました。結果として、新潟交通観光バスから示された算出方法が妥当であるとの判断に至り、2月16日の議員全員協議会で議員各位に運行支援について御説明申し上げたところであります。
次に、新潟市中央区への公共交通確保策についてでありますが、現在阿賀野市から新潟市中央区への公共交通としては、鉄道、路線バス、高速バスが運行されており、鉄道は水原駅発で申し上げますと、新津駅まで12本、路線バスは水原発万代シテイバスセンター行きが平日で19本、土曜休日13本、高速バスは安田インター高速バス停から県庁、がんセンターなどを経由して新潟駅まで6本運行されています。これらの公共交通については、まずは運行事業者が利用者ニーズを把握し、利便性の向上や収支改善など、路線の維持確保に向けて企業努力で主体的に取り組むことが最優先と考えております。しかしながら、人口減少や少子化などの影響で乗客が減少し、企業努力にも限界があるならば、行政としても通勤、通学などの生活交通の確保に向けて、利用促進の取組を推進するとともに、状況によっては財政的な支援もやむを得ないと考えております。
最後に、立地適正化計画における本路線の位置づけについてでありますが、立地適正化計画ではコンパクトなまちづくりを進めるために、将来的に医療施設や商業施設などの都市機能や居住を誘導する区域を設定いたしますが、この区域設定の基準の一つとして1日に10本以上停車するバス停から半径300メートル以内との基準を設けており、当該バス路線のバス停も基準となるバス停に該当しております。
次に、下水道事業についてお答えをいたします。まず、5年後、10年後の経営シミュレーションについてであります。下水道事業では、平成31年3月に阿賀野市下水道事業経営戦略を策定し、令和10年度までの財政シミュレーション、投資、財政計画を行っております。本シミュレーションでは、収益的収支において令和5年度まで年間約3,000万円の基準外繰入金が発生する見込みとしており、令和元年度及び令和2年度の実績においても見込みを上回る基準外繰入金が発生しております。また、ほかにも純損失を計上するなど、すぐには自立経営に至らない計画となっていることから、引き続き接続率向上による収益の増加と費用のさらなる圧縮に努めたいと考えております。
次に、安田地区と水原地区等のそれぞれの処理原価及び決算状況についてであります。それぞれで把握した数値と案分した数値を用いて算出していますので、参考値ということでお示しさせていただきます。令和元年度及び令和2年度の実績で比較しますと、汚水処理原価では安田地区で令和元年度が156.1円、令和2年度が152円となり、水原地区等で令和元年度が151.6円、令和2年度が157.8円となっております。また、経費回収率では安田地区で令和元年度が85%、令和2年度が86.8%、水原地区等で令和元年度が86.2%、令和2年度が83.5%で、いずれの地区も経費回収率が100%を下回り、費用が収入を上回っている状況になっております。
次に、3省合同の最適化計画の趣旨に沿った見直し効果についてであります。本市では、平成29年3月に阿賀野市汚水処理施設整備構想見直し案を策定いたしました。本整備構想は、上位計画であります新潟県汚水処理施設整備構想に連動した阿賀野市としての整備構想であり、平成26年1月に策定された国土交通省、農林水産省、環境省の3省統一の持続的な汚水処理システム構築に向けた都道府県構想策定マニュアルを参考としながら、平成26年度に実施した住民意向調査の調査結果を踏まえて策定したものであります。本整備構想に基づき、下水道未普及地域における管渠整備や農業集落排水設備の更新を見直し、合併処理浄化槽で代替することによって、構想策定時の試算値でおよそ34億円の費用軽減効果があるものと考えております。
次に、接続率が低迷する理由及び打開策についてであります。令和2年度末の市全体の下水道接続率は70.1%となっております。接続率が伸び悩む主な要因として、後継者がいない高齢者世帯や空き家住宅が多くなってきていること及び下水道管路整備直前に合併処理浄化槽を設置した世帯や、宅内の配管工事が多額になることにより接続しない、もしくはできない世帯があることが挙げられます。今後将来的な土地活用に際しての下水道接続による付加価値向上や合併処理浄化槽との維持管理費、費用比較などの情報発信に努めるとともに、概成後の早期接続支援事業等、補助制度の見直しを含め、接続率をさらに向上させる取組を行ってまいります。
次に、選挙事務等についてお答えをいたします。初めに、投票所における履き替えについてでありますが、選挙管理委員会には有権者の皆様の投票環境の改善に向けた取組をお願いしているところであり、現在選挙管理委員会において各投票所を確認し、課題の整理中と聞いております。
次に、投票時間の繰上げについてであります。公職選挙法では、投票所の開閉時間を午前7時から午後8時と定めており、閉鎖時刻の繰上げについては選挙人の投票に支障を来さないと認められる特別の事情のある場合に限られておりますので、投票時間の繰上げは有権者の投票機会を損なうことにもなりかねないことから、慎重に対応してまいります。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それでは、再質問をお願いします。
先ほど令和4年度の市長の施政方針で、人口減少に関して言及がありました。グッドニュースがあるかなと思って聞いていましたが、私的には具体の出生対策について何もなかったのかなと思います。直近1年間、192人しか生まれていません。昨年の同期と比べると、40人ほど減っています。それから、10歳ぐらい上の人と比べても百何十人ですかね、減少しています。こういう状況がある中で、市長も施政方針の中では言及しているのですが、市長から一言、今後どうするつもりなのかお伺いしたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 先ほど加藤議員にいろいろと御説明をさせていただきましたけれども、この人口減少問題というのは今始まった話ではなくて、これまでも日本全体、日本全体でいえば平成19年でしょうかね、をピークにして減少に入っている。新潟県は平成9年、阿賀野市は平成7年、これをピークにして、田舎に行くほど早くから人口減少がスタートを切って、これまでも対策が練られ、取組がされてきておりますが、御承知のとおり、いろんな結果、効果が余り出ていない、極めて難しい課題であり、その取組の解決策というのはそう容易なものではないと認識しているところであります。しかし、かといって何もしないわけではありません。やはり若い世代の方々が産み育てやすい環境をつくる、それがまず一番重要であると認識しておりますが、議員も御承知だと思いますが、労働政策研究所が発表している独り親世帯の数とか所得、そういったものも非常に重要になっているのかなと思っております。ですから、子供を持ちたいと思われる方々が夫婦になる、ならない、あるいは別れる、別れない、そういったものも含めて非常に大きな課題になっていると認識しておりまして、これからもそういったところをしっかりと分析しながら、そして全国の取組状況を見ながら対策を取っていきたい。ただ、議員がおっしゃるような出生祝金、そういった一時的なはやり病的な話は私は一切考えておりません。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 現実を見ると、市長の総論はそれは確かにそのとおりかもしれませんが、また一時金をいっぱいくれたからといって、それが即出生の向上につながるかどうかというのも疑問はあります。だけれども、もう打つ手が限られてきているので、時間がなくなっているのです。だから、対応できることは対応すべきかなと。そういうことで日本総研とかほかのシンクタンク、ニッセイ基礎研究所でしたかね、そんなところも、政府にもいろいろ提言はあるのです。だから、そこの部分、一般論は私もいろいろ今までも何回もお聞きしていますので、聞かなくていいのですが、そういうことで言わせてもらいました。これに関しては、また時間の関係もあるので、もし最後のほうで時間があればまた引き続きやりたいと思います。
次に、新潟交通のバスの問題。市長、英断していただきまして、ありがとうございました。これに対して、市長英断した思いがあれば一言お願いできますか。なければいいですけれども。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) この点についても加藤議員に御説明申し上げましたが、この阿賀野市にとって新潟というのは30分の圏内に入っているのに、そこに通える移動手段という公共交通がなくなるというのは非常に大きな問題になります。したがいまして、そういった部分を我々としても理にかなっている部分がありますので、財政支援をやらせていただくということに判断させていただいたところであります。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) ありがとうございます。昨年12月議会で私この問題について質問させてもらいましたが、市民の方からいろんなリアクションがありまして、手紙やはがき、電話、面談、今までにないほどいろんな声をお聞きしました。絶対廃止しないでくれというような思いがいっぱい伝わってきております。それで、運行事業者ともちょっと話をしたら、事業者のほうにもそういう要望が来ているというお話がありました。そこで、市にもそういう要請があったのか、またこのような利用者の思いを市としてどのように受け止めたのか、その辺もあったらお聞かせください。なければいいです。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 私どものほうに直接その後路線の維持、存続についての、電話ですけれども、私の記憶では2件ぐらい来たと記憶してございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) この地域、JRが非常に不便なのです。ただ、市民アンケートではいろんな要望があって、JRで新潟に直行できるようにしてくれとか、あるいはもっと本数を増やしてくれとか、3番目に新潟交通の路線バスを新潟駅直行を増やしてくれと、そういうような要望があるのです。そういうような要望をどのように受け止めているのか分かりませんが、毎年市民アンケートのクエスチョンには出てくるのです。ただ答えを聞いて集計しているだけで、何らかの対応ってしているのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 今回路線バス、水原・新潟線に関しては、それ以前にはまだ存続されるものという認識がございましたので、そこに対して特段アクションは起こしてございません。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それで、この前の全員協議会でもいろいろ報告がありました。その中で、減便になりますが、急行便を減らして普通便にするというようなお話もありました。阿賀野市から利用する人にとっては、急行便のほうがいいのです。早く着くわけで、楽に。それと、急行便のほうが収益率がいいのです。普通便と急行別に、新潟交通観光では収益調査をやっています。それを見れば、急行は黒字なのです。お分かりだと思いますけれども。それであれば、新潟交通観光にとっても、市民にとってもいいわけですから、その辺は急行を減らさないように調整をしてもらえませんか。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 急行便の利用が多い時間帯というのがございまして、当然通勤、通学に使っているのがほとんどでございますので、朝、それから帰りの便、ここは確かに非常に、この間もちょっと言いましたけれども、多いときは大体平均22人ぐらいが乗っているといったような状況でございます。今回急行便をやめて普通便に戻すのは昼間の時間帯で、そこは1桁台の利用が少ないというような状況があるから、そこはまず普通便にして乗れる停車場を増やしてまず収益を上げたいというのが交通の考え方でございますので、それはそのとおりだなということで、そのやり方は致し方ないのかなという捉え方をしてございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 確かにそのとおりなので、それも私はもう理解はしていますけれども、ただ利用する側にとっては急行もあったほうがいいなということで、多少支援が上がってもそれは確保すべきではないのでしょうかね。そう思いませんか。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) さきの全員協議会では、ほかの議員から御指摘があったとおり、やはりきちんと収益改善のためにできることはまずやっていただけなければいけないのかなという考え方でございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それと、今回のバスの減便、廃止の問題ですけれども、最悪廃止の可能性もあったわけですよね。廃止になった場合、廃止代替という手法もあると思うのですが、その辺はお考えになりましたか。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 今廃止代替という言い方をされたようですけれども、今現在その廃止代替という考え方ではなくて、実際の道路運送法上では第4条で運行事業者が運行計画を陸運局に提出して、許可をもらって運行しているという形態になっております。運行するのが運行事業者主体でやれればまず一番いいのですけれども、運行事業者が収益が見込めない赤字の路線だろうというときは廃止の届出で廃止が可能なわけですけれども、それを要は廃止しては困るといったときに、やり方としては運行事業者の運行に対して補助を出すやり方と運行そのものを委託するという2つのやり方がございます。ですので、そういったやり方はありますけれども、そのやり方をやっているのが今の安田方面に向かっているバスということになります。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) この前の全員協議会の資料を見ますと、利用者が22万2,000人というふうに書いてあります。これは、新潟交通観光が出してきた数字なのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) はい、交通から示していただいた数字でございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 先ほどの廃止代替の話で、市が補助金を出しているのが1,400万ぐらいありますよね。17便に対して1,400万出ているのですよね。利用者数は把握していますか。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 今安田方面、それから五泉方面、阿賀町方面に合計で往復で17便運行されておりますけれども、そこの運行欠損額が令和3年度で1,319万9,000円でございます。それから、利用者数でございますけれども、交通からいただいているのは毎年1月と6月で合計で4日間なのですけれども、そこの動態調査といいますか、乗降客調べというデータをいただいてございます。人数でございますか。これは、往復での話になりますけれども、1月2日の調査では令和3年度で104人、6月の調査では94人という状況でございます。これは4日間での話です。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) だから、1日当たり何人ぐらいなのですか。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 1日当たりにいたしますと、約50人でございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 50人弱ですよね。それで年間1,400万近く出ているわけです。私は、廃止代替をやめろとか、そういうことではないのです。それと比べれば、全然今回の支援というのはそんなに問題になるほどの問題ではないと思ったのです。それがいろいろ何回も長引いて、全員協議会2回もやって、市長の英断で決めてくださいましたけれども、ありがたいと思いますけれども、実際はそういうものもあるわけです。それから、あと廃止代替、小松から水原駅へ通う人いるのです。前回もそういう要望を、改善できないのかと要望させてもらいましたけれども、そういう実態等は配慮しないのでしょうかね。私いろいろ何とか水原駅まで来て通うのは親御さんが送ってきているのです。だから、私廃止代替をやめろとかそういうことではなくて、廃止代替もうまく使ってほしい、運用してほしいなと、そういう思いがありますけれども、どうですか。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 水原・新潟線、これについてやはりある程度営業ベースといいますか、収支の部分はやっぱり私どものほうも本当にそうなのかということをきちんと確かめながら、よりよい方法はないかということをお互い意見を出し合って調整してそこまでたどり着いたわけなので、そこは特に運行を継続するためにお互いどういう努力が必要かという部分も含めて協議をさせていただいたところでございます。
それと、安田方面の便でございますけれども、今清野議員がおっしゃられたのはお一人の方のお話かなと思います。実際はその話が出てから、ほかの利用者のほうから変えないでほしいとか、やっぱりそういう御意見もございますので、1つの点だけで絞ってダイヤを改正するということはなかなか難しい、やっぱり総合的に見る必要があります。そういうこともありますし、今のこの金額でもうちょっとやっぱり効率的な運行も考える必要は当然ございますので、そういったところも今後利用者の状況とかニーズ等を踏まえて調整をしていく必要はあるというふうに考えております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それから、適正な支援額にする必要があるわけでありますが、あまりぎりぎり絞っていくとまた減便という悪循環につながる可能性もありますよね。私そういうところも懸念しているのです。運行事業者としては、差引きゼロではそんなのやっている意味がないわけですよね。そもそも運賃の考え方というのは総括原価方式なのです、バスも。だから、多少はある程度余裕というか、ゆとりも出るぐらいの金額で妥結してもらいたいなとは思います。これ以上また減便とかになると、本当に痛みを被るのは市民なのです。皆さんではないのです。市民なのです、実際それを使っている。シフト勤務の方は大変になったと前も言いましたけれども、間が抜けて大変になったと、そういう声もあります。だから、その辺自分が使っている身になって交渉していただきたいなと思います。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 実際今水原・新潟線、約19便の運行でございます。時間を見れば約1時間に1本、朝は30分に1本という時間帯もございます。運行便数が減れば、やはり不便な状況になって、その不便なものが要は利用者を減らすという、そういった悪循環も当然考えられます。安田線についても、今現在片道9便、そういった便、やっぱり最低限の便というのはあろうかと思いますので、そこの見極めも当然必要になりますけれども、公共交通としての利便性の確保というのは、これはまた重要な話になりますので、その辺も十分考慮して対応してまいりたいと思います。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) その辺配慮していただければと思っております。それで、前回、これは2月28日でしたか、交渉経過、協議の経緯、10月19日の要望内容ということで説明がありました。これ天野議員が疑問を呈したところが、10月19日の要望、これの前に前触れが何もないのかというような御質問ありました。私も11月に新潟交通観光へ行って、過去の経緯をいろいろ聞いておりました。そのときなぜ言わなかったかというと、記憶が曖昧だったので、うちへ帰ってメモを確認しました。そしたら、メモを確認すると、運行事業者は6月からこちらにお願いに来ていたというようなメモがありました。間違っていると悪いので、また確認しましたけれども、そういうようなお話でしたが、この10月19日の要望内容の前には以前にそういうアクションがあったわけですよね、相手方の。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 担当レベルで6月のたしか15日に、そういったような厳しい状況なので、そういうことも考えているといったような申出といいますか、そういうものはございました。当然その頃がコロナが非常に感染者が多くて、この先がまず見通せないような状況、そんな中でワクチン接種が徐々に進んで収束の兆しが現れてきたわけです。我々としては、そのコロナが収束すればある程度の乗客は戻ってくるのかなという、その状況の判断をどの時点でするかということがやっぱりあります。当然のことながら、新潟市とまたいでいる路線もございますので、そこら辺の兼ね合いもございますので、その辺の情報収集なりをやっていたということでございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それでは、全員協議会での説明にはそこの部分が、問われた部分は正確な回答ではなかったということでいいですかね。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 実際文書をいただいたのが10月19日だったので、やはり文書として残るものなので、そこからというふうな御説明をさせていただいたところです。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それでは、新潟交通観光の申入れ、向こうは部長と課長が来られたということなのですが、その結果については要請内容は市長に当然伝わっているわけですよね。
〇議長(市川英敏君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) はい、先回の説明のとおり伝わっております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) そうすると、前回の質問のときに市長はそういう話を初めて聞くとか、分からなかったとかというのは、失念をしていたということですかね。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今どの時点の話をされているのか分かりませんが、10月の話にいろいろやり取りが10月という話があり、それは私としては承知しておりませんでした。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 6月に来て、話を、要請をしていたという復命は御覧になっていますよね。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 6月という話は、今初めて知りました。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) これ、相手方との信頼関係の問題になると思うのです。その辺は、しっかり復命を上げたのか、あるいは市長が忘れたのか、今さらもうどうにもならない部分もあるかもしれませんが、ちょっと信頼関係を損ねることにもなりかねないですよね、そういうことだと。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 何を蒸し返しているのか分かりませんが、私としては6月の話は先ほどそういう担当者レベルの話があったというのを初めて承知しました。また、10月の段階のやつについては、私としては認識、承知しておりませんでした。ただ、後で確認すると決裁文で回していたと。ですから、以前天野議員にもお答えしましたが、日々決裁文は非常に多くあります。ですから、その軽重の度合いというのもありますけれども、私としては認識の中には入っておりませんでした。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) バスの件はまた今後質問するかもしれませんが、取りあえずは支援をしていただけるということで継続になりますが、今後さらなる減便にならないように、市長からも向こうの経営者、トップと会って、いろいろ今後不都合が起きないような面談をしていただきたいなと思いますが、無理でしょうか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 聞いていると、非常に何か複雑に絡んでいるような言い回しになっておりますけれども、普通の協議のレベルで今物が進められ、そして最終合意を図ったという段階でございます。ですから、今議員が言われるような筋書は実際の協議の中にはございません。普通の形の協議がなされてきたと認識しております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) ですから、この協議はもうこれで終わったのかどうか分かりませんけれども、今後もまたいろいろ減便とか問題が出てくると思うのです。だから、そういうのは経営者とかトップとか事前に調整をしながら、事前に調整というのは腹のうちを出しながらお互い折衝していただきたいなと、トップ会談してもらいたいなと思います。いかがですか。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) いろいろ思いがあるようですけれども、私どもには皆さんが知らないような事情だっていろいろとあるわけですよね。ですから、我々としては正規の手続の中で協議を進めているのが現在の状況であります。ですから、まだまだ我々としては今後いろいろ議論する中で、利便性の向上に向け、さらなるいろいろな協議の条件が出てまいります。ですから、今清野議員が言われるような、臆測なのか推測なのか分かりませんけれども、ストレートに言わせていただければスムーズな協議が今なされていると思っていただければと思います。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 同じことを言いますけれども、事務的な協議の話はうまく収まったわけですから、ある程度、だから今後いろんなトラブルが起きないように市長と経営者、トップと1回ぐらい面談して、腹のうちをさらけ出して調整をしてもらいたいなと、そういう思いがあるのです。だって、被害を被るのは一般市民なわけですから、減便がされるにしても。そういうことをなるべく減便とか起きないように、事務レベルだけでは解決できない問題もあると思うのです。市長は全部事務レベルで終わると思っているかもしれませんが、私はそうは思っていませんので、その辺市長のお考えを。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 清野議員はそう思われるかもしれませんが、私自身の考え方は今のやり方が正解かなと思っております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それでは、市長からは交通観光の経営者とは会うつもりはないということでよろしいですかね。
〇議長(市川英敏君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 誰もそこまでは言っておりません。ですから、現在の協議の方法は特段問題はないということでございます。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 次に、下水道事業のことについてお聞きします。
先ほどの予算案を見ていましても、収益的収支18億4,600万、このうち使用料収入は4億8,000万、繰入金が13億5,700万というような数字が出ていました。下水道も本来はいろいろ企業会計ということで、それぞれ会計の中で基本的には収支の均衡を図るというような考え方だと思うのですが、ただ現状の中小の市町村においては一般会計からの支援がなければ立ち行かないのが現実だと思うのです。それで、今後もまたさらに資本的収支では企業債の借入れとか出てくるわけですが、企業債も40年、40年でよろしかったですかね。据置きがあって40年でしたかね。ちょっと忘れましたけれども、今の出生の状況を見ていると、劇的に増えない限りはどんどん、どんどん積み上がったものがこれから払う人が大変な思いをするのではないかなという思いがあります。ただし、下水道を否定するわけではないのですが、ですから市町村によっては大胆な見直しをして、それぞれほかの方法で取り組んでいるところもあるわけですが、この改善策、要は繰入金を減らす方法としてはどんな方法があるのですか。使用料を上げる以外に何があるのですか。ないのでしょうか。
〇議長(市川英敏君) 新保上下水道局長。
〇上下水道局長(新保浩松君) ただいまの御質問にお答えいたします。
これからの経営の先行きということで改善する方法がないのかということだと思いますが、今現在既に策定してあります阿賀野市下水道事業経営戦略、これの見直しに着手しております。今現在は、2回迎えました公営企業会計方式による決算をベースとして分析を行い、今後事業費がどれだけかかるのか、本当に適切な事業量なのか、あるいは使用量を上げるには接続率を上げるのが一番の課題でございますが、それがどのくらいの接続率の目標設定が果たしてできるのか、そういったところを今後下水道審議会のほうにお示しをしながら、繰入金といいましても基準内の繰入れについては、大変恐縮でございますが、一般会計からお願いしたい。ただ、基準外も相当いただいておりますが、今なくなるということはちょっと難しいかとは思いますが、これの基準外繰入れについては極力減らしていくような努力を下水道事業としてはしなければいけないのかなというふうに考えております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) それから、この下水道については、さっきも言いましたけれども、5年前に一回質問しております。阿賀野市の整備率92.5%、これ県のホームページの数字ですけれども、20市中2番目なのです。物すごくいいのです。高いのです。長岡市が1番ですが、僅か0.3ポイントの差で、僅差で2番目。それでいて接続率、これが70.1ということで、下から何番目ぐらいでしたかね、県平均89.3ですから、約20ポイントの乖離があるのです。この差というのはどういう結果になるのですか。
〇議長(市川英敏君) 新保上下水道局長。
〇上下水道局長(新保浩松君) 下水道の処理人口普及率が高いが、接続率が低いという、これがどう作用するのだということだと思いますが、まず下水道の普及率が高いということにつきましては、下水道事業は公共水域の水質保全や、あるいは生活環境の改善などに対して非常に大きな役割を果たすと言われております。このようなことから、普及が遅れている市町村の下水道整備は国の重要施策として位置づけられ、阿賀野市としてもこのような方針に沿って下水道の早期概成を目指して事業を進めてきたことで、県内においては高い普及率に達していると思います。接続率が低い要因でありますが、先ほど市長答弁にありましたように、阿賀野市は流域関連公共下水道の上流部に位置しているため、供用開始が京ヶ瀬地区、水原地区においては平成16年度末、笹神地区の一部では平成18年度末と遅くございました。この関係で、既に浄化槽への切替えが進んだこと、また下水道の接続費用が高額なこと、あるいは人口減少に伴う高齢者世帯が接続にちゅうちょしていることなどが要因として挙げられるかと思います。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) さっき答弁ありましたけれども、これというのはほかの市町村も共通する項目だと思うのです。これは、阿賀野市だけの特徴なのですか。違うでしょう。ほかの市町村も同じ状況なのです。高齢化率が高くなっているとか、空き家が増えているとか。ただ、大きな都市のように早く接続しているところは、例えば長岡市なんかは整備率も高いけれども、接続率も高いのです。だけれども、それを分かった上で整備したわけですから、整備した側に責任ありますよね。接続できていない分。
〇議長(市川英敏君) 新保上下水道局長。
〇上下水道局長(新保浩松君) 質問にお答えいたします。
早めに整備したところは、整備が早かったために接続率が高いということは確かにそのとおりかと思います。一つの例とすれば、柏崎市では昭和56年あたりから既に整備を始めている。しかし、先ほど申し上げたように、阿賀野市としては始まったのが16年、18年にやっと供用開始が始まっている。今後ほぼほぼ概成を目指してやってきましたので、徐々に接続率は上がるものかと判断しておりますが、ただ安閑としていることではなく、こちらのほうからいろんな情報を、浄化槽の維持管理費と下水道使用料の払う年間の差額などをもっと積極的に提示しながら、あるいはいろんな新しく接続していただけるような方策を講じながら、何とか先ほど申し上げました基準外の繰入れだけでも少しずつでも減らしていきたいというふうに考えております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 額が大きいので、非常にやっぱり一般会計を逼迫させるので、ぜひよろしく収支の均衡を図るべく進めていただきたいと思いますが、それで見直しをしたところがあったのですよね。3省整備構想、3省の見直しに基づいて見直しをしたところがありました。34億円も効果があったのですよね。これというのは、全体計画のどれぐらいの部分なのですか。全体計画におけるどれぐらいのウエートなのか。
〇議長(市川英敏君) 新保上下水道局長。
〇上下水道局長(新保浩松君) 質問にお答えいたします。
答弁のほうでお示しいたしました34億円というところにつきましては、この汚水処理施設整備構想を見直す際にマニュアルによって経済的効果を考慮した上で判断しなさいというふうになっております。その中で、マニュアルが例えば合併浄化槽でやったときの費用と管渠を整備したときの費用、これを数値をある程度3省のほうで示しておりまして、それに基づいてやっております。ですから、全体というよりはそこの比較の中で申し上げて、明確なものとしては管渠整備がそこをやらないことによっておおよそ28億、29億ぐらい、あとは農業集落排水施設を更新せずに公共のほうにつなげるということで、およそ5億、6億という話になっております。これの結果が34億ということで報告をさせていただきました。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) そんな大きなエリアではないのです、あの地図を見ると。そんな大きなエリアではないのに、見直しをすれば34億も節減できるというようなことで、これはもう過去のことでどうにもならないのですが、将来のことも考えて検討していただければよかったかなと思います、この結果を聞くと。
それから、安田処理区なのですが、平成15年の事業認可のときに処理人口2万9,500人なのです。平成22年に2万1,250人、平成27年に1万6,180人ということで、これ多分産業団地の関係だと思うのですが、そういうふうに計画を見直して減少させていきます。ただ、最初はもう3万人なのです。2万9,500人。もう過大な、膨大な計画だったと思うのですが、これが平成15年から22年の一部減少させるまでの間に何か2万9,500人で設備投資した部分ってあるのですか。
〇議長(市川英敏君) 新保上下水道局長。
〇上下水道局長(新保浩松君) 質問にお答えいたします。
この間におきましては、安田浄化センターについてはたしか平成9年でしたかね、その頃に供用開始といいますか、稼働しております。それ以降の工事につきましては、拡張的な工事は一切しておりません。やったのは管渠整備と管渠整備に伴うマンホール設備、こちらのほうがほとんどでございます。ただ、安田の浄化センターにつきましては、既存施設の電気計装設備の入替え等がどうしても必要であったために、または耐震補強の必要性も出たためにその部分の投資といいますか、事業はやっております。
〇議長(市川英敏君) 清野栄一さん。
〇8番(清野栄一君) 浄化センターは、では2万9,500人で整備をしたということなのですかね。それと今の現状、処理人口についてお聞きします。
〇議長(市川英敏君) 新保上下水道局長。
〇上下水道局長(新保浩松君) その当時二万九千何がしというものは、区域内の人口に計画観光人口を足しておりました。これが非常に多うございます。ただ、これは人口の話でありまして、計画処理水量とすれば処理区域内人口が下がっていると同時に、計画処理水量も下げてきております。
〇散会の宣告
〇議長(市川英敏君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれで散会します。
なお、明日4日午前10時から本日に引き続き、一般質問を行います。
御協力ありがとうございました。
散 会 (午後 4時46分)