令和2年第1回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)

                       令和2年2月28日(金)午前10時00分開会

日程第 1 会議録署名議員の指名                             
日程第 2 会期の決定                                  
日程第 3 諸般の報告                                  
日程第 4 施政方針・一般行政報告                            
日程第 5 諮問第 1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(山川敦子氏) 
      諮問第 2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(田村あつ子氏)
日程第 6 議案第 1号 阿賀野市教育委員会委員の任命について(中野 稔氏)       
日程第 7 議案第 2号 専決処分の承認について(専第11号 新潟県市町村総合事務組合規約
             の変更について)                        
日程第 8 議案第 3号 専決処分の承認について(専第2号 令和元年度阿賀野市一般会計補正
             予算(第6号))                        
日程第 9 議案第 4号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算(第7号)          
日程第10 議案第 5号 令和元年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)    
日程第11 議案第 6号 令和元年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)   
日程第12 議案第 7号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第5号)      
日程第13 議案第 8号 令和元年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算(第1号)    
日程第14 議案第 9号 令和元年度阿賀野市下水道事業会計補正予算(第4号)       
日程第15 議案第10号 令和元年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第2号)        
日程第16 議案第11号 令和2年度阿賀野市一般会計予算                 
      議案第12号 令和2年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算           
      議案第13号 令和2年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算          
      議案第14号 令和2年度阿賀野市介護保険特別会計予算             
      議案第15号 令和2年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算       
      議案第16号 令和2年度阿賀野市少年自然の家特別会計予算           
      議案第17号 令和2年度阿賀野市水道事業会計予算               
      議案第18号 令和2年度阿賀野市下水道事業会計予算              
      議案第19号 令和2年度阿賀野市病院事業会計予算               
日程第17 議案第20号 阿賀野市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について     
日程第18 議案第21号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正に
             ついて                             
日程第19 議案第22号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例
             の一部改正について                       
日程第20 議案第23号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について    
日程第21 議案第24号 阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正
             について                            
日程第22 議案第25号 阿賀野市コミュニティ供用施設設置及び管理に関する条例の一部改正に
             ついて                             
日程第23 議案第26号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める
             条例の一部改正について                     
日程第24 議案第27号 阿賀野市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正について
日程第25 議案第28号 阿賀野市子ども医療費助成に関する条例の一部改正について     
日程第26 議案第29号 阿賀野市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部改正について 
日程第27 議案第30号 阿賀野市集落排水処理施設条例の一部改正について         
日程第28 議案第31号 工事請負契約の変更について(安田中学校長寿命化改良工事)    
日程第29 議案第32号 公の施設に係る指定管理者の指定について(阿賀野市神山児童クラブ)
      議案第33号 公の施設に係る指定管理者の指定について(阿賀野市グリーンアクアセ
             ンター)                            
      議案第34号 公の施設に係る指定管理者の指定について(宝珠温泉保養センターあか
             まつ荘及び安田農村環境改善センター)              
日程第30 報告第 1号 専決処分の報告について(専第9号 損害賠償の額の決定及び和解につ
             いて)                             
      報告第 2号 専決処分の報告について(専第10号 損害賠償の額の決定及び和解に
             ついて)                            
      報告第 3号 専決処分の報告について(専第1号 損害賠償の額の決定及び和解につ
             いて)                             
日程第31 一般質問                                   

出席議員(17名)
   2番   清  野  栄  一  君      3番   天  野  美 三 男  君
   4番   近  山     修  君      5番   市  川  英  敏  君
   6番   山  賀  清  一  君      8番   村  上  清  彦  君
   9番   江  口  卓  王  君     10番   稲  毛     明  君
  11番   宮  脇  雅  夫  君     12番   倉  島  良  司  君
  14番   石  川  恒  夫  君     15番   高  橋  幸  信  君
  16番   山  口  功  位  君     17番   遠  藤  智  子  君
  18番   浅  間  信  一  君     19番   山  崎  正  春  君
  20番   風  間  輝  榮  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
       市     長    田   中   清   善   君

       総 務 部 長    菅   原   博   徳   君
       (総 務 課長)

       民 生 部 長    米   山   和   朗   君

       産 業 建設部長    逢   坂   康   之   君
       (建 設 課長)

       政  策  監    石   原       優   君

       市 長 政 策 ・    苅   部   一   雄   君
       市 民 協働課長

       危 機 管理課長    鈴   木   昇   二   君
       企 画 財政課長    大   橋   晋   一   君
       管 財 課 長    渡   辺   一   雄   君
       税 務 課 長    山   ア       勲   君
       市 民 生活課長    山   嵜   富   夫   君
       健 康 推進課長    菅   井   真 由 美   君
       社 会 福祉課長    山   ア   善   哉   君
       高 齢 福祉課長    宮   尾       敦   君
       生 涯 学習課長    齋   藤   弥   一   君
       農 林 課 長    田   邉       徹   君
       商 工 観光課長    相   馬   繁   行   君

       公 園 管 理    関       隆   男   君
       事 務 所 長

       上 下 水道局長    鈴   木       智   君
       会 計 管 理 者    佐   藤   耕   二   君
       学 校 教育課長    菅   井   裕   治   君
       農業委員会会長    小   嶋       覚   君

       農 業 委 員 会    佐   藤   浩   治   君
       事 務 局 長

       代 表 監査委員    照   田   伸   宏   君

       監 査 委 員    鈴   木       明   君
       事 務 局 長

       消防本部消防長    肥   田   浩   明   君

本会議に職務のため出席した者の職氏名
       事 務 局 長    加   藤   勝   則
       主     任    井   上   由   美
       主     任    網   干   水   季

               開 会 (午前10時00分)
    開会の宣告
議長(風間輝榮君) おはようございます。皆様には、ご参集いただき、ありがとうございます。
  本定例会は、新年度予算を審議いただく重要な議会でありますので、円滑に進行できますよう議員各位のご協力をお願い申し上げます。
  定刻になりました。
  ただいまの出席議員数は17名です。定足数に達しておりますので、これより令和2年第1回阿賀野市議会定例会を開会いたします。
  また、新潟日報さん、あがの新報さんから写真撮影の申出がありましたので、今会期を通じ撮影を許可いたしました。
                                            
    開議の宣告
議長(風間輝榮君) これより本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
議長(風間輝榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、17番、遠藤智子さん、18番、浅間信一さん、19番、山崎正春さん、以上3名を指名します。
                                            
    会期の決定
議長(風間輝榮君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
  お諮りします。本定例会の会期は、本日2月28日から3月19日までの21日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、本定例会の会期は2月28日から3月19日までの21日間に決定いたしました。
                                            
    諸般の報告
議長(風間輝榮君) 日程第3、諸般の報告を行います。
  12月3日から昨日までの主な会議、行事等の状況及び議員派遣につきましては、お手元に配付しております会議・行事等の開催状況報告書並びに議員派遣一覧のとおりです。
  本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、田中市長はじめ27名であります。なお、神田教育長から体調不良のため、事前に欠席の届出がありましたので、ご報告します。
  本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から諮問2件、議案34件、報告3件、議会からは請願1件、発議1件、委員長報告4件、申出関係4件、議員派遣についてです。
  受理いたしました請願は、お手元の請願文書表のとおり、所管の常任委員会へ付託しましたので、報告いたします。
  去る2月17日、横井基至さんから一身上の理由により議員を辞職したい旨の願い出がありましたので、地方自治法第126条の規定により同日これを許可いたしましたので報告いたします。
  また、最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求める陳情書、厚生労働省による地域医療構想推進のための公立・公的病院の再編・統合に抗議し、地域医療の拡充を求める陳情書につきましては、議会運営委員会において協議いただき、それぞれ全議員に写しを配付いたしました。
  去る2月18日、議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議いただいた結果、お手元に配付いたしております会期日程により運営することといたしました。
  以上で諸般の報告を終わります。
                                            
    施政方針・一般行政報告
議長(風間輝榮君) 日程第4、田中市長から施政方針並びに一般行政報告を求めます。
  田中市長。
               〔市長 田中清善君登壇〕
市長(田中清善君) おはようございます。本日、令和2年第1回阿賀野市議会定例会の開催にあたり、議員各位のご健勝をお慶び申し上げます。
  また、日頃より市政発展のためにご尽力をいただいておりますこと、深く敬意を表しますとともに感謝を申し上げます。
  それでは、令和2年度の予算案並びに関連議案のご審議をお願いするにあたりまして、市政運営に臨む私の考えと、重点的に取り組む施策について申し上げ、議員各位をはじめ、市民の皆様のご理解とご支援を賜りたいと存じます。
  令和2年度予算は、私にとりまして就任2期目、結びの予算編成となります。
  これまでの8年間は、公約に掲げた、市民の安全・安心な暮らしや子育て・教育環境の充実、健康づくりの推進、地域経済の活性化などの政策に重点を置き、市民の皆様が当たり前に笑顔になれるよう取り組みを進めてまいりました。
  今日、私たちを取り巻く環境は、大きく変化してまいりました。
  人生100年時代の到来と言われている中、目まぐるしく変化しているモビリティや情報通信技術をはじめ、人口減少に伴い生産性を高める主役として期待されるIoTやロボット及びAIなどにより、これから大きな社会変革が進み、未来の暮らしや働き方に劇的な変化がもたらされようとしております。
  一方で、近年、世界各地で地球温暖化に起因する災害が多発しております。
  日本においても、その影響による異常高温や猛暑日に加え、ゲリラ豪雨の出現数や大雨の発生頻度が増加するなどの気候変動リスクが懸念されるところであります。
  このような自然環境や社会経済環境にある中、阿賀野市の今いる位置を改めて確認するとともに、これからの社会の動向や物事の変容を予測しながら、未来の阿賀野市をしっかりと描くことが大切であると思っております。
  そして、その実現のために山積する課題を解決していかなければなりません。
  なかでも、課題の一つである人口減少、少子高齢化においては、東京一極集中の歯止めがかかっておらず、ますます地方の人口減少が深刻化しております。魅力ある阿賀野市の子育て環境を整え、人口減少にしっかりと取り組むことで歯止めをかけなければなりません。
  一方、団塊の世代が全て75歳に達する2025年を控え、人生100年時代を生きる基盤を整備し、高齢化に対応した健康づくりを一層推し進める必要があります。
  2つ目の課題である市の基幹産業、農業の活性化においては、担い手の育成・確保とともに、生産性を高めながら、農業経営の安定と農業所得の向上を目指す必要があります。
  3つ目の課題である地域経済の活性化では、地域を担うのは、商工業、製造業や観光業などの地場産業であり、生産性の向上により地域産業の振興に努めていかなければなりません。
  さらに、阿賀野市の未来ある子どもたちが、家庭の環境にかかわらず、夢や希望を持つことができるよう、その取り組みを推進していかなければなりません。
  その他にも、災害においては、前段に申し上げました気候変動リスクが高まる中、迅速な状況判断と情報発信が重要になります。
  このことから、より一層、防災・減災対策を進め、災害に強い阿賀野市を創らなければなりません。
  持続可能な阿賀野市としていくためにも、まちづくりの目標である元気で明るく活力のある魅力的なまちの実現に向け、最善を尽くしてまいります。
  それでは、総合計画における5つの政策の柱とそれを支える政策に基づき、令和2年度の市政運営において、重点的に取り組む施策について申し上げます。
  1つ目の政策の柱、安全・安心な暮らしの実現についてであります。
  まず防災・減災対策でありますが、昨年、台風15号、19号のように巨大な台風が毎週のように日本列島を襲い、そのたびに大きな被害が日本各地に相次いだところであります。
  大規模災害時に停電が長引く事例があったことに鑑み、主要な避難所に停電時用の自家発電設備を整備いたします。
  また、土砂災害警戒区域や災害リスクの高い地域の世帯に防災行政無線戸別受信機を計画的に設置し、いち早く正確な情報を確実に伝達してまいります。
  さらに、常備消防の車両更新計画に基づき、防衛省の補助事業による機動力が高く消防活動に最適な資機材を搭載した水槽付きポンプ車を更新いたします。
  次に防犯でございますが、行方不明者の早期発見や保護、児童生徒の通学や公共施設の周辺安全対策として、引き続き防犯カメラを計画的に設置いたします。
  防犯灯、道路照明灯のLED化の推進につきましても、計画に基づき、環境への配慮や維持管理費の削減を図るとともに、地域の安全・安心な環境づくりを進めてまいります。
  高齢者などを狙った特殊詐欺被害を防ぐため、消費生活に関する相談員を専門に配置し、市民の皆様が気軽に相談できる体制づくりをしてまいります。
  次に医療でございますが、新潟大学医学部健康講座塾では、新潟大学の先生や医師による講演を行い新潟大学寄附講座設置事業では、生活習慣病、消化器疾患及び運動器疾患の3講座を引き続き開設いたします。今後も、新潟大学と市、及びあがの市民病院が連携をさらに深め、疾病対策の研究を行うことで、市民の健康寿命の延伸につなげてまいります。
  健康づくりにつきましては、健康・介護・医療に関するデータを一体的に活用するためのヘルスケアシステムを構築することで、そのシステムを活用した健康づくりと介護予防などに新たに取り組んでまいります。
  また、塾のコンビニ事業として、引き続きラジオ体操健康塾では、ラジオ体操の普及を図るとともにフィットネス健康塾では、運動習慣者の増加を目指してまいります。
  また、新潟大学医学部との共同研究である中学生生活習慣病予防事業や20歳の健康プレゼント事業を実施することによって、全ての年代に対する健康寿命の延伸及び健康づくりを医療機関や関係者が一体となって進め、人生100年時代を生きる基盤を整えてまいります。
  2つ目の政策の柱である子どもの育成支援の充実についてであります。
  最初に、子育て支援では、ひとり親家庭家賃助成事業を新たに始めます。ひとり親家庭の経済的安定と児童生徒の健やかな成長を図ることを目的として、民間アパート等を借りている方に対して助成するものであります。
  また、18歳までの子どもが入院した場合の保護者の経済的負担を軽減するため、入院に係る一部負担を無料といたします。
  これまでも実施しておりました乳児の保護者の経済的負担を軽減するため、1歳までの子ども全員に紙おむつ代の助成を引き続き行ってまいります。
  さらに、特定不妊治療費助成に加え、新たに不育症の治療を受けた方に対して助成することで、安心して産み育てられる環境を整えてまいります。
  また、子育て支援センターにこにこで実施しております助産師、栄養士などの専門職による育児健康相談や、市独自の0歳児から2歳児までに対する保育料の負担軽減や副食費の助成も、引き続き実施してまいります。
  神山小学校区の児童クラブにつきましては、神山小学校内での開設に向けた改修工事を終了し、令和2年度から受け入れを開始いたします。
  次に教育環境の整備でありますが、要保護・準要保護児童生徒に対する就学援助として、これまで市が独自の上乗せ補助をしている部活動の初期費用や修学旅行の経費に加え、令和2年度からは、算数セット、書道セット、リコーダーなどの学用品費と、インフルエンザ予防接種経費を加え、拡充いたします。
  また、国のGIGAスクール構想に基づき、3月補正予算に小中学校に高速大容量の通信ネットワーク等の整備費を計上し、令和2年度に学習用タブレットを小学校5年生、6年生、中学校の全学年に1人1台の配備をするとともに、今後も計画的に整備してまいります。
  学習支援では、放課後スクールや温故塾を実施することで、家庭環境に関係なく学ぶ意欲のある子どもたちに学習機会の場を提供してまいります。
  3つ目の政策の柱である高齢者や障がい者福祉の充実についてであります。
  最初に高齢者福祉の充実でありますが、新たに後期高齢者を対象とした歯科健診事業を実施いたします。自分の歯で食事を続けることが大切であることから、虫歯や歯周病などの予防のため76歳、80歳を対象とした歯科健診を実施してまいります。
  続いて交通安全対策事業としまして、75歳以上の方、及び65歳以上で運転免許証を自主返納した方に対しまして、福祉向上と日常活動の支援のため、市営バス利用料を無料とする事業を引き続き実施してまいります。
  次に障がい福祉の充実でありますが、新たに障がい児・者が購入する紙おむつ等の費用助成を始めます。これまで経済的な負担を軽減することを目的として、高齢者や乳児が使用する紙おむつの費用助成を実施してまいりましたが、この助成制度の実施によって、紙おむつを必要とする全年齢の方に対する助成制度があることになり、切れ目のない支援ができるようになります。
  加えて、18歳以上の身体障害者手帳の交付対象とならない軽・中程度の難聴者に対して、補聴器購入費用の補助制度を新設いたします。これは、認知症、うつ病、引きこもり等の予防及び経済的負担の軽減を目的として実施するものであります。
  4つ目の政策の柱である地域経済の活性化についてであります。
  はじめに農業の振興でありますが、特に、農業生産額と農業所得の向上を目指し、園芸栽培に特に力を入れる必要があることから、市内にある二つのJAと協力し、重点品目の作付拡大の取り組みを支援してまいります。
  JAささかみがブランド化を目指している枝豆、いわゆる縁玉の産地化を推進するため、枝豆栽培農家に対し、堆肥散布の費用を助成し、高品質・高付加価値化を図ってまいります。
  さらに、園芸栽培や、複合経営を推進するため、JAが掲げる産地育成品目を作付けする農家を対象として、繁忙期の人材確保のための費用を支援してまいります。
  また、生産性を高めるほ場整備事業につきましては、これまでの中ノ通、堀耕東、滝沢に加え、発久、勝屋においても面整備に着手し、モデル5地区において整備を促進してまいります。
  畜産振興については、がんばる畜産農家応援事業として、今までの乳牛に加え、肉用牛、繁殖牛にも対象を広げ、飼育する規模が比較的小さい畜産農家に対しても牧草種子の購入助成をしてまいります。
  次に地場産業への支援でありますが、いわゆる働き方改革の新たな労働環境に対応するため、雇用関係助成金制度を含む社会保険労務士による雇用・労務相談を商工会と連携して開催し、適切な雇用を確保できるよう支援してまいります。
  また、市内の事業者が行う生産性の向上を目的とした先端設備の導入支援として、地域経済牽引事業計画や先端設備等導入計画の策定支援、あるいは、税優遇措置の適用や、補助金の活用などによって生産性向上による地域経済の活性化を図ってまいります。
  県営東部産業団地においては、新たに2社が令和2年度中の稼働を予定しており、雇用機会の拡大につながるものと期待するところであります。
  5つ目の政策の柱である生活に密着した住環境の促進についてであります。
  はじめに、消雪パイプを整備する道路消雪施設整備・修繕事業では、3月補正予算と併せて前年度を上回る事業費を確保しており、自治会からの要望の多い消雪パイプの新設や老朽化した井戸、消雪パイプの修繕を計画的に進めてまいります。
  また、生活環境の向上及び地域経済の活性化のため実施している住宅リフォーム補助事業、定住人口の促進を図るため実施している虹の架け橋住宅取得支援事業につきましては、引き続き住宅需要が見込まれることから、令和2年度も継続して取り組んでまいります。
  市道や生活道路については、道路パトロールの実施など維持管理に努め、通学路である安野小学校と飯森杉を結ぶ市道に防犯灯を新設し、安全に通学できる環境づくりをいたします。
  観光客などに対する情報発信拠点及び災害発生時の防災拠点として整備する道の駅につきましては、令和2年度は、施設の本格的な整備となる造成工事と建築工事を実施してまいります。
  次に、5つの政策の柱を支える市民協働の推進についてであります。
  私は、市長就任当時に虚心坦懐の心で市民の皆様のご意見を拝聴し、市政運営にあたると申し上げており、これまで市民の皆様とお会いしてお話を伺ってまいりました。
  まちづくりには、地域の様々な活動や交流が育まれることや、新たな人の流れやにぎわいの創出が必要であると改めて感じており、これからも、市民の皆様とともに、協働のまちづくりを推進してまいります。
  また、令和2年度は総合計画前期基本計画の最終年度であり、前期基本計画に搭載された実施事業の総点検を行い、市民の皆様の意見や社会経済動向等の調査結果を踏まえ、令和3年度からの後期基本計画を策定することで、持続可能な地域社会をつくるためのビジョンを描いてまいります。
  これからも、世代間の負担の公平性を保ち、後年度の負担とならないよう効率的かつ効果的な行政経営を目指し、事務事業の成果を評価検証しながら、見直しや人的資源と財源配分をするためPDCAサイクルによるマネジメントを推進してまいります。
  結びになりますが、市民の皆様からの様々なご意見を踏まえ、地域ごとの課題の把握に努めるとともに、中長期的な視点をもって健全財政を維持しながら、スピード感ある市政運営に努めてまいります。
  そして、阿賀野市が輝くとともに、市民の皆様があたり前に、笑顔になれるよう今の時代、そして次の時代のために取り組みを強く進めてまいります。
  議員各位におかれましては、円滑な市政運営ができますよう、なお一層のご指導とご支援を改めてお願い申し上げまして、令和2年度に向けての施政方針といたします。
  長時間にわたりご清聴いただきまして、感謝申し上げます。
  ありがとうございました。
  引き続きまして、一般行政報告を申し上げます。
  はじめに、中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染症は、未だに収束の兆しが見えない状況であります。
  市におきましては、今月中旬と下旬、新型コロナウイルス感染症に関する対策連絡会議を開き、国の基本方針を踏まえ、県の動きや市における罹患、蔓延防止の対応など協議したところであります。また、本日9時に対策本部を立ち上げ、対策の強化に乗り出したところであります。
  これから、入学や就職などの節目のシーズンを迎え、人の移動による感染が心配されている中、引き続き感染の状況を注視しながら、手洗い、うがい、マスクの励行により、その対策を徹底してまいります。
  さて、高校、中学校、小学校の卒業式が相次いで挙行されますが、こういった部分につきましても規模の縮小等を検討をお願いしているところであります。前途ある若い世代が、大きな夢と希望を持って、新しい環境や社会へ力強く進まれることを期待しております。
  それでは、第1回阿賀野市議会定例会に際し、一般行政報告を申し上げます。
  はじめに、今冬の降雪状況について申し上げます。
  消防本部の観測によりますと、今シーズンは昭和50年以降、観測史上もっとも少ない降雪量となっております。
  現在までの累計降雪量は15cmと、これまでの最少記録である昭和63年の40cmを下回る少雪となり、機械除雪も山沿いの一部のみとなったため、除雪請負者への支援策として、待機補償料の前倒しの支払いを行ったところであります。
  次に次代を担う子ども達について申し上げます。
  昨年12月中旬、今回で5回目となるあがのわくわくドリームコンテストの表彰式が水原保健センターにおいて開催されました。
  市内外の小中学生等から、新たなビジネスやサービスの創出に向けたアイデアが多く出され、子どもたちの柔軟な発想に改めて驚かされたところであります。
  今後、多くのアイデアが商品化され、地域の活性化に資することを期待したいと思います。
  他方、同月下旬、市内の小中学生が英語でスピーチする市長杯プレゼンテーションコンテストがふれあい会館で開催され、小学生16名、中学生11名が参加し発表しました。
  子どもたちがジェスチャーを交えながら、学校の紹介や自分の夢、気になったニュースをテーマに、英語で来場者に伝えるなど、スピーチに取り組む姿を見て、大変頼もしく感じたところであります。
  これからも、阿賀野市を担う子ども達に、温かいエールを送り続け、支援してまいりたいと思います。
  次にイベントについて申し上げます。
  元日恒例の市民元旦マラソンが開催されました。
  今年は、昨年の参加者273人より若干少ない参加者でございましたが、0歳から81歳までの総勢271人の方々が参加されました。
  例年に比べ雪はなく、皆さん色とりどりのウエアーを身に着け、それぞれの目標タイムに向かって、元気いっぱい走っておられました。
  まもなく弥生3月、阿賀野市において最も過ごしやすい春がもうすぐそこに来ております。これから桜まつりなど、イベントが目白押しですが、市内外に阿賀野市の魅力をしっかりと情報発信してまいりたいと考えております。
  次に地域医療の取り組みについて申し上げます。
  1月上旬、新潟大学医学部10名の教授の皆様を表敬訪問し、直接ごあいさつを申し上げてまいりました。
  特に、医師の確保によるあがの市民病院の診療機能の向上及び新潟大学医学部健康講座塾など、各種事業の協力をお願いしたところであります。
  当日は、お忙しい中にも関わらず、快く対応していただき、改めて感謝の言葉を申し上げてまいりました。
  最後に事業要望について申し上げます。
  今月上旬、国道290号及び290号馬下橋架け替え・460号整備促進に向けて、県へ要望書を提出してまいりました。
  当日は、土木部長及び担当課長に、より安全に暮らしを支える道づくりをしっかりとお願いしてまいりました。
  また、中旬には大通川河川改修事業促進期成同盟会の設立総会を当市役所で開催し、中原新潟市長とともに県に要望書を提出いたしました。
  今後も、市街地等の浸水被害の解消を図るため、JR羽越本線までの6.1kmの河川改修の早期完了に向け、機会を捉えて要望活動を行ってまいります。
  以上、令和2年第1回議会定例会における一般行政報告とさせていただきます。
  結びに、この度の議会定例会は、令和2年度の予算、市政執行の基本方針をご決定いただく意義深い議会でございます。
  提出いたしました全議案に対し、慎重ご審議を賜り、その趣旨とするところ十分ご理解をいただき、満場の賛同によりご承認をお願い申し上げる次第であります。
  なお、12月3日以降の会議・行事等の主な出席につきましては、お手元に配布させていただいております報告書のとおりでありますので、後ほどご確認くださいますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) 以上で施政方針並びに一般行政報告を終わります。
                                            
    諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(山川敦子
           氏)
     諮問第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(田村あつ
           子氏)

議長(風間輝榮君) 日程第5、諮問第1号、諮問第2号を一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 諮問第1号及び諮問第2号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて提案理由を説明申し上げます。
  本件は、このたび2名の委員が任期満了を迎えることに伴い、それぞれ再任委員として法務大臣に推薦することについて議会の意見を求めるものであります。
  初めに、諮問第1号であります。本件は、山川敦子氏を再任委員として推薦したいので、意見を求めるものであります。山川氏は、阿賀野市男女共同参画計画検討委員会委員や阿賀野市男女共同参画プラン推進協議会委員として、女性の人権と男女共同参画社会の形成を促すプランづくり等に関わってこられました。また、特技のピアノ演奏を生かした小学校での人権啓発授業は学校現場でも評価されており、新しい啓発方法として注目を集め、現在は新津人権擁護委員協議会からの依頼を受け、市外の小学校でも啓発事業を行っておられます。
  次に、諮問第2号であります。本件は、田村あつ子氏を再任委員として推薦したいので、意見を求めるものであります。田村氏は、平成14年6月1日に人権擁護委員に就任以来、特設人権相談所での相談対応や幼保育園での啓発活動など、人権擁護の啓発や相談に力を注ぎ、一般市民が気軽に相談できるよう明るく対応しておられます。また、中学生を対象とした講演会の講師を務めるなど、人権作文の募集等にも尽力しておられます。
  このようなことから、山川氏と田村氏が人権擁護委員に適任と考え、両氏を法務大臣に推薦したいので、よろしくお願い申し上げる次第であります。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本件は人事案件でありますので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定しました。
  これから諮問第1号、第2号を採決します。
  採決は議案ごとに行います。
  初めに、諮問第1号を採決します。
  お諮りします。山川敦子さんを人権擁護委員として適任とすることにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、諮問第1号は適任とすることに決定しました。
  次に、諮問第2号を採決します。
  お諮りします。田村あつ子さんを人権擁護委員として適任とすることにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、諮問第2号は適任とすることに決定しました。
                                            
    議案第1号 阿賀野市教育委員会委員の任命について(中野 稔氏)
議長(風間輝榮君) 日程第6、議案第1号 阿賀野市教育委員会委員の任命について 中野稔氏を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第1号、阿賀野市教育委員会委員の任命について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、令和2年5月21日で任期満了となる教育委員会委員の圓山孝氏の後任として中野稔氏を任命したいので、議会の同意を求めるものであります。
  中野氏は、昭和50年に旧京ヶ瀬村体育指導委員に就任され、合併後も引き続き阿賀野市体育指導委員に就任し、その間住民がスポーツに親しむことを目標に活動され、スポーツ振興の中核メンバーとして長くご尽力をいただきました。現在も、得意のバレーボールではママさんバレーボールの普及や指導者の育成に力を注いでおられます。教育行政を取り巻く課題が山積している中、新たな視点から阿賀野市教育行政の方向性を見極めていただき、本市における教育の発展と推進のために適任であると考え、議会の同意を求めるものであります。よろしくご同意賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は人事案件でありますので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定しました。
  これから議案第1号を採決します。
  お諮りします。議案第1号、中野稔さんを教育委員会委員に任命することに同意することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第1号は同意することに決定しました。
                                            
    議案第2号 専決処分の承認について(専第11号 新潟県市町村総合事務組
           合規約の変更について)

議長(風間輝榮君) 日程第7、議案第2号 専決処分の承認について 専第11号 新潟県市町村総合事務組合規約の変更についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第2号、専決処分の承認について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、令和元年12月26日に専決処分した新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び新潟県市町村総合事務組合規約の変更について、議会の承認を求めるものであります。
  令和2年3月31日限りで新潟県市町村総合事務組合から新発田地域老人福祉保健事務組合を脱退させることとするため、組織する地方公共団体の数を減少し、これに伴って規約を変更することがさきの議会で議決されたところですが、上程した議案に一部誤りがありました。構成団体間の協議の期限までに改めて提出する必要がありましたので、誤りを訂正し、専決処分をしたものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第2号を採決します。
  お諮りします。議案第2号は承認することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第2号は承認することに決定しました。
                                            
    議案第3号 専決処分の承認について(専第2号 令和元年度阿賀野市一般会
           計補正予算(第6号))

議長(風間輝榮君) 日程第8、議案第3号 専決処分の承認について 専第2号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算第6号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第3号、専決処分の承認について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、1月28日に専決処分した補正予算について承認を求めるものであります。
  一般会計補正予算第6号として歳入歳出それぞれ3,609万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ212億7,297万5,000円としたものであります。
  補正の内容としましては、公園への遊具設置を目的とした寄附金があり、この春から遊具を利用できるようにするための工事費や、ふるさと寄附金が好調で3億円程度になる見込みになったことに伴い、返礼品等の経費を計上したものであります。歳入につきましては、福祉寄附金100万円を計上したほか、一般財源の調整として前年度繰越金3,509万3,000円の増額を計上いたしました。歳出につきましては、天朝山公園維持管理事業費120万円、ふるさと納税促進対策事業費3,489万3,000円の増額を計上したものであります。
  今回の補正は、緊急を要する案件のため専決処分をしたものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第3号を採決します。
  お諮りします。議案第3号は承認することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第3号は承認することに決定しました。
                                            
    議案第4号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算(第7号)
議長(風間輝榮君) 日程第9、議案第4号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算第7号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第4号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算第7号について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、補正予算第7号として歳入歳出に2億7,469万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ215億4,767万2,000円とするものであります。
  補正の主な内容は、国の補正予算などに伴う事業費の計上や、決算見込みによる事業費の増額または減額などを計上したものであります。歳入の主なものとしては、国の補正予算などに伴い、堀越小学校長寿命化改修事業の学校施設環境改善交付金9,830万5,000円、市内の小中学校において情報通信ネットワーク環境施設を整備する補助金6,560万9,000円を計上したほか、財産収入については実績に基づき土地建物売払収入3,325万6,000円の増額を計上いたしました。そのほか前年度繰越金3億1,259万7,000円の増額を計上したほか、歳出の増減などに伴い、国県支出金、基金繰入金及び市債などの増額及び減額を計上したものであります。
  歳出の主なものとしては、国の補正予算などに伴い、小学校長寿命化等改修工事費3億4,700万円、小中学校の校内LAN環境整備工事費1億3,400万円を計上したほか、国営附帯県営かんがい排水事業負担金719万3,000円、ほ場整備事業費負担金6,487万4,000円、消雪施設工事費1億6,500万円の増額を計上したものであります。また、病院の赤字補填などのため病院事業会計繰出金6,210万2,000円の増額を計上したほか、医療機器や情報システムの更新に備えるため、あがの市民病院整備基金積立金1億円、学校長寿命化などに備えるため公共施設等整備基金積立金1億3,000万円の増額を計上いたしました。
  第2表の繰越明許費補正では、今回の補正予算などで計上した事業について年度内に完了することが困難なことから計上したものであります。第3表の債務負担行為補正では、令和2年度当初から業務を行うため前年度中に契約しておく必要がある業務及び複数年にわたり協定を結ぶ業務について追加したものであります。第4表の地方債補正では、小中学校長寿命化等改修工事費や校内LAN環境整備工事費、ほ場整備事業費負担金、消雪施設工事費などに充てる地方債の増額及び事業費確定などによる減額を計上したものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  14番、石川恒夫さん。
14番(石川恒夫君) 1点お尋ねをさせていただきます。補正予算7号の説明書、2ページ、最上段、子どものための教育・保育給付費負担金、国の支出の減額補正でありますけれども、説明では加算要件が非該当ということであります。歳出のほうで、保育士の加配ができなかったということで、それぞれ減額補正があるわけでありますけれども、それと関連性があるのかどうか。要はこの非該当の詳しい内容をお聞かせください。
議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
社会福祉課長(山ア善哉君) 石川議員のご質問にお答えいたします。
  非該当とはどういうことかということでございますが、認定こども園が8園でございました。保育園の2園と併せて非該当になったものでございます。これは、加配の要件なのですけれども、必要保育教諭の数を超えて保育教諭を設置した場合に学級編制調整加配加算というものがございますが、これらの加算が、途中入園の増加であったり、保育士の産休、退職などによって必要保育士数を超えて加配することができなくなったということで、加配の要件を満たさなくなったということで減額となっております。先ほど申し上げましたようにこども園が8園、保育園が2園でございました。これによって減額となったもので、歳入のほうにも影響してございます。
議長(風間輝榮君) 14番、石川恒夫さん。
14番(石川恒夫君) そうしますと、この説明書2ページでは認定こども園10園となっておりますけれども、これは8園ということでしょうか。2ページ最上段、2行目。
議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
社会福祉課長(山ア善哉君) 大変失礼いたしました。そのとおりでございます。おとぎのくにこども園、風の子こども園、分田こども園、ほたるこども園、京ヶ瀬こども園、あやめ保育園、たちばなこども園、すみれ保育園の8園になります。保育園は、よろこび保育園、出湯保育園の2園でございます。
議長(風間輝榮君) 14番、石川恒夫さん。
14番(石川恒夫君) これはこれで仕方ないのですよね。要はそれぞれのこども園なりの中で保育士の手当、あるいは入園児ですか、園児の移動等、それは微妙に何か関連性が出てくると思っております。それで、また後で所管の社厚の中でまたお尋ねしていきますけれども、要は従前からいろいろ言われておりますよね。保育士の処遇、非常に低賃金だと。それぞれに資格をお持ちの方は市内でも大勢いらっしゃるとは思いますけれども、なかなか現場に復帰をされない、あるいは保育士として勤務をされない、ほかの職業なりに就かれる方が多いという、要は現場での保育士の確保、そういう処遇面との関連性もあるのかなということで、総体的な部分は今ほど言いましたけれども、改めて所管の委員会の中でまた議論していきますけれども、その辺の関連性をどう捉えておられるのか、お持ちでしたらお聞かせください。
議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
社会福祉課長(山ア善哉君) 石川議員のご質問にお答えいたします。
  石川議員のご指摘のとおりでございます。保育士の資格というものは、こと保育士だけで通用するものではなくて、ほかに保育士資格を持っていることによって様々な職に優遇といいますか、就ける、非常に今社会に引っ張りだこの資格でございますので、保育士でなくても、ほかの児童クラブの支援員であるとか、家庭支援員であるとか、そういった様々なところに就いているものも一つの要因ではないのかなと、こう考えているところでございます。
議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
  2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 補正予算書の38ページですが、道路消雪施設整備事業、消雪パイプを敷設する、補正予算でやるということですが、まず消雪パイプのコストということを考えたときに、機械除雪と比べると10倍のコストがかかると、そういうような文献もございます。それで、この周辺の市町村、新発田市、あるいは五泉市と比較しても、敷設率というのは相当高い数字になっているのではないかなと思っております。その辺も踏まえて、地域から要望があるからということでどんどんやっていいものかどうか、必要性の判断はどういうような判断でやっているのかとか、ほかとの比較とか、人口が大きく減っていく中で30年も耐用年数がある施設をどんどん造っていってもいいのかどうか、その辺のお考えをお聞かせください。
議長(風間輝榮君) 田中市長。
市長(田中清善君) 消雪パイプの整備の基本的な考え方に対するご質問だと思うのですが、予算科目的には建設関係ですけれども、私から見ますと、超高齢化社会を迎えた中では福祉予算だなと思っております。地域の高齢者の皆さんが冬期間大難儀をされている、そういった部分。機械除雪をしますと雪を置いていくのです、脇へ。入り口をみんな塞ぐ。その後、その処理の負担というのは各家の方々の負担になるのです。今高齢化の中で、おばあちゃん、おじいちゃんたちが雪の大きな塊、そしてまた硬い塊をてっぱでどける、これは非常に大難儀であり、日常暮らしていく中で大変な重荷になっている、そういった部分を解消する意味で、今消雪パイプの整備を積極的に推し進めている。魅力ある住みやすい暮らしやすいまちを目指して取組をしているところであります。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 今市長から答えありましたけれども、住民の皆さんにしてみれば、確かにそのほうが楽でいいのです。ただ、さっき言いましたようにコストを考えると、機械除雪に比べると10倍のコストがかかると言われています。人口減少がどんどん進んでいます。そういう中で、本当にやみくもにという言葉がいいのかどうか分かりませんが、新発田市や五泉市と比べても敷設率というのは非常に高いものがあると思うのです。やっぱりその辺も十分考えながら今後の取組をしてもらいたいなと思っております。
  以上、意見です。
議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第4号を採決します。
  お諮りします。議案第4号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第4号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第5号 令和元年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議長(風間輝榮君) 日程第10、議案第5号 令和元年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第5号 令和元年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第3号について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として歳入歳出に1億158万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ42億5,145万7,000円とするものであります。
  補正の内容としては、歳入につきましては、県支出金において保険給付費等交付金の普通交付金分9,883万6,000円、特別交付金分275万円の増額を計上したものであります。歳出につきましては、保険給付費において、医療費の増加に伴い一般被保険者療養給付費8,606万4,000円、一般被保険者高額療養費1,277万2,000円、諸支出金における繰出金については、国民健康保険特別会計で交付を受けた保険給付費等交付金の特別交付金分を病院事業会計へ繰り出すため、275万円の増額を計上したものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第5号を採決します。
  お諮りします。議案第5号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第5号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第6号 令和元年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議長(風間輝榮君) 日程第11、議案第6号 令和元年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第2号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第6号 令和元年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第2号について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、補正予算第2号として歳入歳出から705万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8億2,381万8,000円とするものであります。
  補正の主な内容として、歳入につきましては、後期高齢者医療保険料で特別徴収保険料397万5,000円の増額を計上する一方、後期高齢者医療保険料で普通徴収保険料927万1,000円、繰入金では新潟県後期高齢者医療広域連合への納付金額確定による保険基盤安定繰入金22万7,000円、広域連合共通負担経費繰入金152万8,000円の減額を計上したものであります。歳出につきましては、新潟県後期高齢者医療広域連合への納付金額確定による後期高齢者医療広域連合納付金705万1,000円の減額を計上したものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第6号を採決します。
  お諮りします。議案第6号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第7号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第5号)
議長(風間輝榮君) 日程第12、議案第7号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第5号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第7号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第5号について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、補正予算第5号として歳入歳出に3,408万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ51億4,886万2,000円とするものであります。
  補正の主な内容として、歳入につきましては、介護給付費等に係る交付額確定及び変更申請等により、国庫支出金2,480万5,000円、支払基金交付金2,230万円、県支出金902万6,000円の減額を計上したものであります。また、一般会計繰入金では、変更申請に基づき地域支援事業費繰入金341万6,000円、執行見込みにより事務費繰入金400万円の減額を計上する一方、前年度繰越金として9,763万1,000円の増額を計上したものであります。歳出につきましては、執行見込みにより総務費400万円、地域支援事業費2,530万円の減額を計上したほか、介護給付費準備基金積立金6,338万4,000円の増額を計上したものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第7号を採決します。
  お諮りします。議案第7号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第8号 令和元年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算(第1号)
議長(風間輝榮君) 日程第13、議案第8号 令和元年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算第1号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第8号 令和元年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算第1号について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、補正予算第1号として歳入歳出から218万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,055万円とするものであります。
  補正の主な内容として、歳入につきましては、施設使用料186万円、一般会計繰入金17万1,000円、実績により食事代等実費徴収金168万円の減額を計上する一方、前年度繰越金152万7,000円の増額を計上したものであります。歳出につきましては、実績によりパート賃金50万4,000円、調理業務委託料168万円の減額を計上したものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第8号を採決します。
  お諮りします。議案第8号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第9号 令和元年度阿賀野市下水道事業会計補正予算(第4号)
議長(風間輝榮君) 日程第14、議案第9号 令和元年度阿賀野市下水道事業会計補正予算第4号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第9号 令和元年度阿賀野市下水道事業会計補正予算第4号について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、補正予算第4号として、収益的収入及び支出につきまして、収入を3,800万7,000円減額し、総額18億9,062万2,000円に、支出を420万8,000円減額し、総額19億6,245万1,000円とするものであります。
  補正の内容として、収入につきましては、下水道使用料932万8,000円、他会計負担金4,061万4,000円、他会計補助金83万6,000円の減額を計上した一方、長期前受金戻入250万8,000円、消費税還付金1,000万円の増額を計上し、また予算組替えにより雑収益と特別利益をそれぞれ増減いたしました。支出につきましては、営業費用として管渠費146万3,000円、ポンプ場費50万円、処理場費200万円、総係費614万円を事業費確定、事業見込みによりそれぞれ減額して計上した一方、減価償却費589万5,000円を平成30年度決算により増額して計上したものであります。
  また、資本的収入及び支出につきましては、収入を307万円増額し、総額16億5,249万5,000円に、支出を2,734万2,000円減額し、総額21億6,191万6,000円とするものであります。
  補正の内容として、収入につきましては企業債6,390万円、国庫補助金630万円の減額を計上した一方、他会計補助金1,049万4,000円、受益者負担金及び分担金1,062万円の増額を計上したものであります。また、予算組替えにより、一般会計出資金として5,215万6,000円の増額を計上したものであります。支出につきましては、整備費34万2,000円、改良費2,700万円を事業見込みにより不用残とし、減額計上したものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第9号を採決します。
  お諮りします。議案第9号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第10号 令和元年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第2号)
議長(風間輝榮君) 日程第15、議案第10号 令和元年度阿賀野市病院事業会計補正予算第2号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第10号 令和元年度阿賀野市病院事業会計補正予算第2号について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、補正予算第2号として、収益的収入及び支出につきまして、収入を6,121万8,000円増額し、総額5億3,890万9,000円に、支出を6,162万4,000円増額し、総額9億8,920万2,000円とするものであります。
  補正の主な内容として、収入につきましては、政策的医療等交付金、普通交付税病床割相当額に係る繰入金を125万円減額して計上した一方、あがの市民病院の令和元年度決算見込みにおいて、収支計画の費用に対し収入が不足する額を年度協定に基づき支出するため、政策的医療等交付金に係る一般会計繰入金を6,200万円増額して計上したものであります。支出につきましては、政策的医療等交付金、政策的医療等相当額に係る委託費を125万円減額して計上した一方、赤字補填分の政策的医療等交付金に係る委託費を6,200万円増額して計上したものであります。
  また、資本的収入及び支出につきましては、収入を132万8,000円減額し、総額4,860万1,000円に、支出を107万9,000円減額し、総額4,962万8,000円とするものであります。
  補正の主な内容として、収入につきましては、固定資産整備に係る県補助金の確定により478万5,000円を減額して計上し、医療機器購入費に係る他会計繰入金310万3,000円を増額して計上したものであります。支出につきましては、事業費の精査により建物付属整備事業費233万2,000円を減額して計上し、医療機器購入費125万3,000円を増額して計上したものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  14番、石川恒夫さん。
14番(石川恒夫君) 1点、ちょっと今見させていただいて、おやと思ったのでありますけれども、先ほど採決された一般会計補正予算7号の予算書の中では病院事業会計繰出金ということで6,210万2,000円。ところが、今ほど説明いただいた病院事業会計では他会計からの繰入れが6,121万8,000円ということで、88万4,000円ほどの差が出るのだけれども、これは細目含めて明細表含めてその88万4,000円の差額を探しているのですが、出てこないのでありますけれども、その辺ちょっとご説明お願いいたします。
議長(風間輝榮君) 米山民生部長。
民生部長(米山和朗君) すみません。他会計繰入金なのですけれども、実は国保の国保会計のところに病院事業繰出金ってございまして、ちょっと八十何万ということではなくて、275万円を入れ替えているので、その関係であります。
  個々のほうで、歳出のほうですけれども、7ページ、病院事業会計繰出金ということで275万円というふうなことで、ここにまず上げております。80万円というのがちょっと私のほう、今もう一回見てみないと分からないのですけれども、合わないのは他会計というのはそこがあると思います。
議長(風間輝榮君) 14番、石川恒夫さん。
14番(石川恒夫君) それであれば、この7号、補正予算、一般会計、ここの要は説明欄で、あくまで病院事業会計繰出金で6,200万なわけです。国保であればこれをその部分を除いて国保会計のほうへの繰入れしていかないと、要はこの病院事業会計と一般会計との金額の整合性が取れないのではないですか。いかがでしょうか。
議長(風間輝榮君) 米山民生部長。
民生部長(米山和朗君) 実はこの275万というのは、病院事業会計の当初予算では県補助金と、補助金のほうにいわゆるうちのほうが入れていた、病院事業会計で計上していた金額でございまして、国保連合会から病院基金を、いわゆる補助金を申請して、もらうということで上げていたのですけれども、病院あるいは国保連合会のほうから一旦それは国保会計のほうに入れて、国保会計から病院事業会計に繰り出すというようなシステムを取ってくれということで、今回入れ替えたということでございます。
議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第10号を採決します。
  お諮りします。議案第10号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第11号 令和2年度阿賀野市一般会計予算
     議案第12号 令和2年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算
     議案第13号 令和2年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算
     議案第14号 令和2年度阿賀野市介護保険特別会計予算
     議案第15号 令和2年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算
     議案第16号 令和2年度阿賀野市少年自然の家特別会計予算
     議案第17号 令和2年度阿賀野市水道事業会計予算
     議案第18号 令和2年度阿賀野市下水道事業会計予算
     議案第19号 令和2年度阿賀野市病院事業会計予算

議長(風間輝榮君) 日程第16、議案第11号から議案第19号までを一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第11号から議案第19号まで、各会計の令和2年度予算について提案理由をご説明申し上げます。
  初めに、議案第11号、一般会計予算であります。令和2年度当初予算は、本市のまちづくりの目標である、元気で明るく活力のある魅力的なまちの具現化に向けた各施策を推進していくため、予算総額を210億4,000万円とし、対前年度比較で4億2,000万円、2%の増額となり、3年連続で前年度を上回る積極型予算となっております。本市の最重要課題である少子高齢化、人口減少、防災減災対策を進めながら、新たな財政需要にも応えつつ、選択と集中により、限られた財源を重点的かつ効果的に配分するとともに、健全な財政を維持する予算編成といたしました。また、消雪施設工事や圃場整備、学校長寿命化工事などで国の補正予算などを活用した令和元年度3月補正予算を計上しており、令和2年度当初予算と一体的に執行する、切れ目のない13か月予算を編成しております。
  令和2年度当初予算の特徴としましては、総合計画に掲げた5つの政策の柱と市民協働の推進を加えた6つの基本軸ごとの目標を着実に達成するための施策を予算計上しております。安全・安心な暮らしの実現では、市民の生命を守り、安心して暮らせるまちづくりを進めるため、防災減災対策をはじめ、地域医療の充実と健康づくりを推進してまいります。子どもの育成支援の充実では、子育て世代の負担軽減により、安心して子どもを産み育てる環境を整えてまいります。また、既存の教科に加えて、英語やプログラミングなどの新しい教育にも対応できるように、極めて細やかな学習支援を行うとともに、家庭環境にかかわらず学べる支援を行うことで、子どもたちを誰ひとり取り残すことのない教育環境づくりを進めてまいります。高齢者や障がい者福祉の充実では、住み慣れた地域で不自由を感じることなく安心して暮らし続けるため、生きがいを感じられる充実した生活支援や社会参加への支援に取り組んでまいります。地域経済の活性化では、地場産業の振興のため、基幹産業である農業をはじめ、商工業、観光業などに携わる方々に寄り添ったきめ細やかな支援を行うとともに、地域経済の好循環を生むため、3月補正予算と令和2年度当初予算を一体的に執行することで地域経済の下支えをしてまいります。生活に密着した住環境整備の促進では、生活環境の向上による住みよいまちづくりのため、道路や消雪施設の整備及び転入、定住の支援などに取り組んでまいります。加えて、市民協働の推進では、市民によるまちづくり活動の推進や支援、情報発信の強化による開かれた市政運営を行ってまいります。
  一方、歳入におきましては、地方消費税交付金の増収が見込まれ、さらに国県支出金を積極的に活用することで財源を確保し、市債の発行を抑制することで健全な財政運営に配慮しております。
  なお、歳入歳出の詳細については、予算書及び予算概要を御覧いただきたいと思います。
  次に、議案第12号、国民健康保険特別会計予算であります。国民健康保険の新制度移行から2年が経過し、公費による医療費の財源確保が確実となり、1年を通して安定した医療給付が行えるようになった一方、医療費の増嵩などの影響で、事業費納付金は昨年度に続き増額となっております。そのため、医療費の削減に向けて引き続き特定健診の受診勧奨や人間ドックへの助成など、被保険者の健康づくり事業に取り組む予算編成としております。令和2年度当初予算は、総額を40億8,003万円とし、前年度比で319万6,000円、0.07%の減額となっております。
  次に、議案第13号、後期高齢者医療特別会計予算であります。後期高齢者医療制度は、新潟県後期高齢者医療広域連合が保険者の役割を果たし、市町村と事務を分担しながら運営を行っております。制度の円滑な運営を行うため、同広域連合と連携を図った上での予算編成としております。令和2年度当初予算は、総額を8億5,238万円とし、前年度比で3,319万2,000円、4.1%の増額となっております。
  次に、議案第14号、介護保険特別会計予算であります。第7期介護保険事業計画の最終年度に当たり、3か年の実績状況の確認、点検や強化を行うとともに、第8期介護保険事業計画に向けて適切な見直しを行い、引き続き健全な特別会計を維持できるよう配慮しております。また、市民による福祉活動に対しまして必要な支援や基盤づくりの取組を継続し、阿賀野型地域包括ケアシステムの深化、推進を目標とし、介護予防・日常生活支援総合事業や生活支援体制整備事業の充実にも取り組む予算編成としております。令和2年度当初予算は、介護サービス費及び高額介護サービス費等、介護給付費の増額が見込まれることから、総額を50億5,534万8,000円とし、前年度比で6,617万4,000円、1.3%の増額となっております。
  次に、議案第15号、押切外四ヶ大字財産区特別会計予算であります。令和2年度当初予算は財産区山林の維持管理に要する経費を計上したもので、総額を501万7,000円とし、前年度と同額となっております。
  次に、議案第16号、少年自然の家特別会計予算であります。厳しい財政状況を踏まえ、引き続き経費節減に努めるとともに、地の利を生かした自然体験施設として広く宣伝し、利用者の拡大を目指す予算編成としております。令和2年度当初予算は、総額を3,332万2,000円とし、前年度比で58万8,000円、1.8%の増額となっております。
  次に、議案第17号、水道事業会計予算であります。令和2年度当初予算は、収益的収支につきまして、収入13億547万8,000円、支出12億982万4,000円で、収支差引き9,565万4,000円となっております。収入につきましては、受託工事収益の増額及び消費税の増税等により、前年度比で928万7,000円、0.7%の増額となっております。支出につきましては、人事異動等に伴う職員人件費及び支払利息の減額等により、前年度比で1,781万1,000円、1.5%の減額となっております。この結果、損益計算における当年度純利益は、約5,690万円を計上できる見込みであります。
  資本的収支につきましては、収入3億9,836万円、支出10億307万1,000円となっております。収入につきましては、企業債2億8,500万円、工事負担金1億164万円。緊急連絡管整備事業に係る国庫補助金4,700万円、出資金700万円を計上し、収入合計は前年度比で8,775万9,000円、28.3%の増額となっております。支出につきましては、主要事業として排水設備工事費1億4,403万円、管路耐震化事業費2億5,675万9,000円、新発田市との緊急連絡管整備費2,413万円。浄水設備改良費1億3,610万1,000円、新規事業として4か年の継続事業として実施する中央監視設備更新事業費1,650万円を計上したほか、企業債償還金4億1,757万4,000円を計上し、支出合計は前年度比で8,444万8,000円、9.2%の増額となっております。この結果、資本的収支差引きで6億471万1,000円の不足額が生じておりますが、損益勘定留保資金等により補填し、年度末におきましては約7億7,800万円の財源が繰り越しできる見込みであります。
  次に、議案第18号、下水道事業会計予算であります。令和2年度当初予算は、安定した下水道サービスの継続に努めるための予算を計上しており、収益的収支につきまして、収入19億4,073万3,000円、支出18億6,406万円となっております。収入につきましては、営業収益で下水道使用料4億4,929万6,000円、営業外収益で一般会計繰入金7億6,711万3,000円等を計上しております。支出につきましては、維持管理費が中心となる営業費用を15億9,102万3,000円、企業債利息等の営業外費用2億7,093万7,000円等を計上しております。
  資本的収支につきましては、収入13億9,652万7,000円、支出18億9,932万1,000円となっております。収入につきましては、企業債7億1,540万円、一般会計繰入金2億8,450万1,000円、国庫補助金2億8,600万円、受益者負担金及び分担金4,436万円等を計上しております。支出につきましては、主要事業として、下水道施設等工事費6億2,230万2,000円、安田浄化センター水処理施設更新工事費4,000万円、企業債償還金10億1,593万4,000円等を計上しております。この結果、資本的収支差引きで5億297万4,000円の不足額が生じますが、損益勘定留保資金等により補填するものとしております。
  最後に、議案第19号、病院事業会計予算であります。令和2年度当初予算は、あがの市民病院で必要な医療機器の購入に係る機器整備費や新病院整備時の企業債償還金を計上した予算編成としており、収益的収支につきましては、収入5億163万4,000円、支出9億1,980万7,000円となっております。主な収入につきましては、医業収益で一般会計繰入金134万2,000円、医業外収益で一般会計繰入金4,432万7,000円、指定管理者からの施設使用料2億7,362万3,000円、長期前受金の収益化に係る長期前受金戻入1億8,232万2,000円を計上し、収入合計は前年度比で2,872万8,000円の増額となっております。主な支出につきましては、医業費用で給与費978万2,000円、政策的医療等交付金2億1,314万5,000円、医業外費用で企業債の支払利息4,503万4,000円を計上し、支出合計は前年度比で376万4,000円の減額となっております。
  資本的収支につきましては、収入1億455万9,000円、支出1億2,972万9,000円となっております。収入につきましては、一般会計繰入金1億180万9,000円、国民健康保険特別会計繰入金275万円を計上し、収入合計は、前年度比で7,749万8,000円の増額となっております。支出につきましては、建設改良費で固定資産整備費4,849万3,000円、企業債償還金で企業債償還元金8,123万6,000円を計上し、支出合計は前年度比で1億266万8,000円の増額となっております。
  以上、各会計の令和2年度予算につきまして、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
                                            
    予算審査特別委員会の設置及び付託
議長(風間輝榮君) お諮りします。
  議案第11号から議案第19号までは質疑を省略し、議長を除く議員16人による予算審査特別委員会を設置して、これに付託したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第11号から議案第19号までは質疑を省略し、議長を除く議員16人による予算審査特別委員会を設置して、これに付託することに決定しました。
  なお、予算審査特別委員会の正副委員長の互選は改めて行います。
                                            
    議案第20号 阿賀野市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について
議長(風間輝榮君) 日程第17、議案第20号 阿賀野市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第20号 阿賀野市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、会計年度任用職員の服務の宣誓方法を簡素化することができるよう所要の改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第20号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第21号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一
            部改正について

議長(風間輝榮君) 日程第18、議案第21号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第21号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、阿賀野市特別職報酬等審議会の答申に基づき、市議会議員の報酬額を改定するため所要の改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  11番、宮脇雅夫さん。
11番(宮脇雅夫君) この特別職報酬等審議会の答申ということでありますけれども、特別職報酬等審議会がどういう論議をして答申を出したのか。それと、本来議員の報酬というのは何を基準に考えているのか。今回上げたわけですけれども、そもそもよそは基準をちゃんと設けている、一応目安でしょうか、ありますけれども、阿賀野市の議員報酬というのは何を目安に考えているのか。その2点をお願いします。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 質問にお答えいたします。
  まず、特別職報酬等審議会での議論の中身でございます。答申の内容といたしましては、次期改選で定数が20人から16人に削減されることになることを踏まえ、改選後の11月以降は4%の引上げが適当であると、それまでは据置きという答申内容でございますが、審議の中身でございますけれども、ご意見といたしましては、議会議員の報酬については他市と比較して低い状況であるということ、本来議員活動に専念できる水準まで引き上げることが望ましいというご意見が大勢を占めたということでございます。さらに、先ほど申し上げましたとおり、定数が削減される次期改選までは据置きとして、それ以降は引上げが適当だという、そういったことでございまして、どういった基準で報酬額を決めているかということでございますけれども、特別職報酬等審議会の場におきましては、事務局の側からといたしましては、20市の議員の報酬額並びに人口、それから定数、そういった資料を提示いたしまして議論をしていただいたということと、物価の状況がどうなっているかということなども含めての議論をしたところでございます。
議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
11番(宮脇雅夫君) これは論議がどこでも、結構いろんな見方でなるわけですけれども、一番は人員の定数削減に伴い議員活動を保障するようなという。保障できるような額というふうになると、4%で保障できるというのは、何で4%なのかというのは一つは非常に疑問に思うのと、いつもよそはどうだ、ここはどうだというふうになるけれども、本来阿賀野市の、16人に今度なるわけですけれども、議員の活動を保障するというのはどのレベルが必要なのかと。新潟県は、ご承知のようにかなり低いですよね。よその県へ行くと10万円ほど下がります。考え方も違うし。だけれども、県民の所得の状況とか今の景気動向を見ると、やっぱりもう議員ばっかり何だというふうになるわけですけれども、今の議員の処遇というのは退職金もありませんし、年金もないです、新しいのは。それで活動を保障するというのはどうなのかということと、市民の今の地域経済の状況がどうなのかというのを、やはりそれはよく論議し、その辺をきちっと示して、ただよそがどうだというのは、それだけ示してもなかなか妥当な線というのは出ないのではないかなというふうに思います。一般の市民の方も、今ここで上げるというのは、理解を示す人もいるけれども、令和の大不況が来るなんて言われている中で、議員だけぽっと上げると、その辺の議員を取り巻く状況、活動内容を示さないと、これはなかなか大多数の理解を得るというふうには現状ではならないのではないかなと。市も考え方をやっぱりぴしっと示す必要があると思うのです、議員の報酬というのは本来どうあるべきかというのを。議会で示せといえば、我々もそれなりに論議していますけれども、議会で今のところ示すということはしないということになっておりますので。今、意見。何かありましたら。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) ちょっと先ほど申し忘れたことが1つございまして、議員の皆様の活動の状況等も、その審議会においては紹介をさせていただいております。先ほども他市の状況がどうだかということでございましたけれども、実際人口規模、プラス現在16人程度で議員活動がなされている自治体との比較の辺りも重要視したということでございます。
議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第21号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第22号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関
            する条例の一部改正について

議長(風間輝榮君) 日程第19、議案第22号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第22号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、特別職非常勤職員の任用要件を厳格化することとした地方公務員法の一部改正を受け、これまでその他の委員及び非常勤職員として報酬の額を市長が別に定めることとしていた職のうち、特別職非常勤職員について条例に明記するとともに、労働安全衛生法に規定する市の産業医について特別職非常勤職員として任用することとするため、所要の改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第22号は、総務文教常任委員会に付託します。
  審議の途中でありますが、これより1時30分まで休憩といたします。
               休 憩 (午後 零時02分)
                                            
               再 開 (午後 1時30分)
議長(風間輝榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                            
    議案第23号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について
議長(風間輝榮君) 日程第20、議案第23号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第23号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律により地方公務員法の一部が改正されたことに伴い、成年被後見人等が欠格条項から削除されたため、所要の改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第23号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第24号 阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の
            一部改正について

議長(風間輝榮君) 日程第21、議案第24号 阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第24号 阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、令和元年度人事院勧告を受け、常勤職員の給与改定に係る取扱いに準じて、会計年度任用職員給料表の改正を行うとともに、現条例の規定により難いパートタイム会計年度任用職員の通勤に係る費用弁償について改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  11番、宮脇雅夫さん。
11番(宮脇雅夫君) この点に関して幾つかお聞きしたいのですが、まず会計年度任用職員に当たる、今臨時とか、職員とか、パートとかいると思うのですが、これは何人ここの会計年度任用職員に移行させる計画なのか、それまずお願いします。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) お答えいたします。
  先ほど来年度の当初予算、提案をさせていただいたところでございますけれども、当初予算に計上をさせていただいた人数を申し上げますと、265名でございます。
議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
11番(宮脇雅夫君) それと、この給料表がありますけれども、この給料表で各いろんな職種あるのですけれども、胎内市のホームページとか見ると、その職種はどこに該当するのか等も示しているようですが、阿賀野市もそれはちゃんと決まっているのですか。もう4月からこれに当てはめると思うのですけれども、その点どうなのでしょうか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 最終決定はまだでございますけれども、おおむね決まってございます。
議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
11番(宮脇雅夫君) では、それを募集するに当たっては、それを公表して、職種、あなたはここに当たりますよというのも分かるようにちゃんと提示するということになるのでしょうか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 既にもう2月1日付の広報で募集はかけております。要は会計年度任用職員の登録簿、これに登録して、そこから今度実際に必要な職を選考するという手続がこれから起こるわけですけれども、そういったところで、具体に幾らというところまでは定めていなかったかと思います。
議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
11番(宮脇雅夫君) これは大幅な変更なので、それはちゃんと明確にどこに当てはまるのかというのを示す必要があると思うのです。
  それともう一つは、月給と年給、年間の給与というのはなると思うのですけれども、月給は今の状況とこの会計年度任用職員になると、月給、年給は増えるのですか、減るのですか。月給、特に。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 一例を申し上げます。
  事務の補助職員ということで、一般の事務を補助していただくというところの処遇でございますと、現行の時給が840円という形ですけれども、これが897円ということでございます。今回提案したこの条例のところに給料表が載ってございますけれども、ここの最初の1級1号、14万6,100円が月給ということで考えております。
議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
11番(宮脇雅夫君) これ見ても全然分からないからあれなのですけれども。
  それと、ボーナスとか、退職手当とか、昇給とかもしてもいいというふうになっていますよね。これはどう考えていますか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 国から大体基準が示されてございますけれども、ほぼ国の基準、考え方に沿った形での手当の支給を考えております。
議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
11番(宮脇雅夫君) そうすると、月給も上がるし年給も上がると、これに入れば。この265人の方ですか、ということでなるのですね。
  それと、もう一つ、これを毎年更新しますよね。言わば今と同じわけですね。毎年更新なのですよね。この更新の何回できるかというのもちゃんと制限はしていると思うのですけれども、何回更新できるのですか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 前段の質問ですけれども、全ての職種で全部上がるということではないです。要は現状の職務、職責に照らして、さらには他市の状況等も踏まえて若干調整をかけている部分もございますので、全てが全部上がる……逆に言うと据置きの部分も、そういう職種もございます。
  それから、2点目が……
               〔「更新」と呼ぶ者あり〕
総務部長(菅原博徳君) 更新については、一応原則まず1年の契約になります。その規制はやりません。
議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
11番(宮脇雅夫君) 規制がないということは、国もこれはあくまでも非正規であって、名前は変えたけれども、非正規で毎年更新だと。せいぜい4回が限度にせいというふうなの来ているのではないですか。阿賀野市はそれはないと、もう10年も何でも長くやれるということにするのですか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) そういった制限を設けなさいということは、国のほうからは来ておりません。
議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
11番(宮脇雅夫君) これは委員会付託ですから。
  では、今先ほど言われた点で、要するに移行するに当たって月給が下がるという職員も出ると。今の水準よりも、臨時職員のよりも、月給でやると年給にすると手当も入るから、だけれども月給は下がる人も出てくるということと、パートはどういうふうに。別枠みたいなこと書いてありますけれども、その点お願いします。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 月給が下がるという部分なのでございますけれども、先ほど申し上げました会計年度任用職員の給料表が、正職員の行政職の給料表の1級2級を使うわけなのです。そうしますと、どこに当てはめるかということになるわけですけれども、100円200円で若干相違が出てくるという部分があるので、それは何十円単位という話になろうかと思いますけれども、そういった部分でちょっと下がる職種も中にはあるという、そういう意味でございます。
議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
11番(宮脇雅夫君) この議案見ると、それは下げてはならないよというのも通達来ているでしょう、月給を。いろんな名目で月給、年給でやればいいから延ばせということは駄目ですよというふうになっているのです。それはやっぱりちゃんと守らないと駄目なのだと思うのですけれども。
  口で言ってもあれですから、これ詳しいの、大きな転換するわけですので、詳しい資料をぜひ議員全員に配っていただきたいのですけれども、どうでしょうか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 決裁が終了し次第、配付したいと思います。
議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第24号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第25号 阿賀野市コミュニティ供用施設設置及び管理に関する条例の一
            部改正について

議長(風間輝榮君) 日程第22、議案第25号 阿賀野市コミュニティ供用施設設置及び管理に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第25号 阿賀野市コミュニティ供用施設設置及び管理に関する条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、阿賀野市安田交流センターの供用により、コミュニティセンター城のうちの施設機能を当該施設へ移転することに伴い、コミュニティセンター城のうちの供用を廃止するとともに、阿賀野市福祉会館の一部の室名を変更するため所要の改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第25号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第26号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準
            を定める条例の一部改正について

議長(風間輝榮君) 日程第23、議案第26号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第26号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、第9次一括法が公布され、令和2年4月1日以降、放課後児童クラブの支援員の配置及び資格に係る従うべき基準が参酌すべき基準に見直されたことに伴い、放課後児童クラブ支援員の資格要件の経過措置について改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第26号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第27号 阿賀野市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正
            について

議長(風間輝榮君) 日程第24、議案第27号 阿賀野市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第27号 阿賀野市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、阿賀野市子ども医療費助成に関する条例の一部改正により、18歳に達した日以降の最初の3月31日までの児童に対する助成内容が拡大することに伴い、同様の改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第27号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第28号 阿賀野市子ども医療費助成に関する条例の一部改正について
議長(風間輝榮君) 日程第25、議案第28号 阿賀野市子ども医療費助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第28号 阿賀野市子ども医療費助成に関する条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、これまで入院の自己負担額を1日につき1,200円としていたものを無料にするため、所要の改正を行うとともに文言の整理をするものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第28号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第29号 阿賀野市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部改正に
            ついて

議長(風間輝榮君) 日程第26、議案第29号 阿賀野市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第29号 阿賀野市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、阿賀野市子ども医療費助成に関する条例の一部改正により、18歳に達した日以降の最初の3月31日までの児童に対する助成内容が拡大することに伴い、同様の改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第29号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第30号 阿賀野市集落排水処理施設条例の一部改正について
議長(風間輝榮君) 日程第27、議案第30号 阿賀野市集落排水処理施設条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第30号 阿賀野市集落排水処理施設条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、渡場地区及び小松地区の各集落排水処理施設が令和2年4月1日から公共下水道へ編入されることに伴い、所要の改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第30号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第31号 工事請負契約の変更について(安田中学校長寿命化改良工事)
議長(風間輝榮君) 日程第28、議案第31号 工事請負契約の変更について 安田中学校長寿命化改良工事を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第31号、工事請負契約の変更について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、安田中学校長寿命化改良工事につきまして、直接仮設工事や内装改修工事に増工が生じたため、契約を変更するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第31号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第32号 公の施設に係る指定管理者の指定について(阿賀野市神山児童
            クラブ)
     議案第33号 公の施設に係る指定管理者の指定について(阿賀野市グリーン
            アクアセンター)
     議案第34号 公の施設に係る指定管理者の指定について(宝珠温泉保養セン
            ターあかまつ荘及び安田農村環境改善センター)

議長(風間輝榮君) 日程第29、議案第32号から議案第34号までを一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第32号から議案第34号まで、公の施設に係る指定管理者の指定について提案理由をご説明申し上げます。
  本件は、3つの公の施設につきまして、指定管理者制度により管理を行わせるものであります。議案第32号は阿賀野市神山児童クラブを社会福祉法人みのり会に、議案第33号は阿賀野市グリーンアクアセンターを酪農にいがた農業協同組合に、議案第34号は宝珠温泉保養センターあかまつ荘及び安田農村環境改善センターを株式会社共立メンテナンスに、それぞれ管理を行わせるものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。
  14番、石川恒夫さん。
14番(石川恒夫君) 議案第34号、あかまつ荘について若干お尋ねをさせていただきます。
  この議案によりますと、また来年度も指定管理期間1年間ということでありますけれども、一般論として、こういう商業施設、あるいはある程度採算性を追求する施設については、何年か中期あるいは長期契約の中で指定管理者がしっかりと経営改善するために、安定的に経営するために、要は複数年での契約が一般的なわけでありますけれども、ここ数年単年度契約になっている、その理由。
  それともう一点、指定管理の基本協定あるいは仕様書で、今年度と来年度、変更箇所があるのかどうか。実際に現在の基本協定なり仕様書、比較していないで申し訳ないのですけれども、ありましたらお聞かせください。
議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
商工観光課長(相馬繁行君) まず、単年度契約ということでありますが、私ども現指定管理者と6月から協議を重ねておりました。その中で複数年契約もお願いはしたのですけれども、指定管理者のほうから、建物、設備等の老朽化、そして利用者数が伸び悩んでいるという状況から、1年契約でさせてほしいという話でありましたので、単年度としたところであります。
  また、基本協定の内容につきましては、今までと変わるところはございません。
議長(風間輝榮君) 14番、石川恒夫さん。
14番(石川恒夫君) 以前から指定管理者、経営的に非常に厳しい状況だというお話は耳にはしております。その中で、指定管理料を見ますと、来年度予算でも今年度と同額に2,000万が計上されているわけであります。そうしますと、今回1年契約にしたのは、市から云々ではなくて、指定管理者からの申出で単年度契約になったということですか。
  そうしますと、本当、要は仕様書53ページか、本来、要は53ページの上段C、自主事業に関することということでいろいろ文言が書かれてあります。要は指定管理者の本来の趣旨、先ほど申し上げた商業施設、経済的にある程度採算性等もしっかり確保する施設については、指定管理者の経営努力、それによって独立採算による施設の自主事業を計画し、実施に努めることというのが、これが全てかと思います。そうなると、では今まで共立メンテナンス、指定管理者としてもう何年になるのでしょう。本当にこの辺の独立採算として、あるいは市としては指定管理料を軽減できるような、節減できるような形での経営努力をどこまでされておったのかなと。また、市としてその辺をどの程度指導なり助言含めて、指摘も含めてやられてこられたのかなという部分で若干の疑問を持つわけであります。その点、大ざっぱで結構でありますので、お聞かせいただければありがたいということであります。
議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
商工観光課長(相馬繁行君) 自主事業につきましては、共立メンテナンス、いろいろ取り組んでおりまして、ステージイベントは皆さんご承知かと思いますが、そのほかに、高齢者の利用が多いものですから、その高齢者も買い物になかなか行けない人が多いということで、衣料の販売やら行っております。また来年度、新年度につきましては、高齢者の居場所づくりに取り組もうということで計画をしております。詳しくは、健康長寿に寄与したいと、高齢者の外出機会を増やす取組を行いたいということで計画をもらっております。また、経営努力につきましては先ほども言いましたとおり、先ほどのとおりでありますが、指導についても先ほど言いましたとおり、6月から毎月定例的に定期的に指定管理者と私どものほうで定例会を開催して、その中で何に取り組もうとか、これはやめたほうがいいとか、そのようなものを協議しておりました。
議長(風間輝榮君) 14番、石川恒夫さん。
14番(石川恒夫君) これ前に申し上げたことあるか。実はこの業者さん、最初宝珠温泉が指定管理になったとき、私、産業建設常任委員長でした。それで、現地を見させていただいて、支配人さんですか、からすばらしいお話を頂いた。それで、指定管理料ゼロになるよう、とにかくいろいろな私ども全国的にこういう施設も含めて事業展開をしていると、蓄積したノウハウを最大限発揮しながら独立採算を目指しますという非常に力強いお言葉を頂いて、大丈夫だろうとか頑張ってほしいなという思いがまだ残っているのです。だけれども、なかなかそういうふうに至らないというのが現状なわけでありますので、本当残念な部分あります。では責任どうこうというのは一切申し上げませんけれども、そういうも思いもあるので、ほかの施設、再三先ほど言った商業施設的なものを指定管理する場合についてはしっかりと指定管理者のノウハウを含めて経営改善をしながら、最終的には独立採算、市の指定管理料が要らなくなるような、ゼロになるような形で運営できれば、まさに理想論かも分かりませんけれども、そうあってほしいなという思いはずっと持っております。ですので、ほかの施設を含めて、そういう商業施設的なものはしっかりと指定管理者にお伝えいただいて、しっかりとした経営できるように。指導というとあれなのだけれども、指導する必要ないので、とにかくノウハウをしっかり生かして、独立採算できるような経営してくださいという、しっかりとした指摘なりしていただきたいのであります。市長、よろしくお願いしますが、いかがでしょうか。
議長(風間輝榮君) 田中市長。
市長(田中清善君) 宝珠温泉あかまつ荘を共立メンテナンスが過去からずっと指定管理を請け負っていただいて、お願いをしてきたわけであります。今ほど石川議員が言われるとおり、共立メンテナンスは全国に数多くの公の施設の指定管理を請け負っていまして、かなりノウハウも持っております。それから、やはり類似した施設での創意工夫、そういったものを図りながら、かなり良好な施設の運営に取り組んでおられる会社でございます。我々もそういった面から、数年前に共立メンテナンス応募してきた段階で選定をして、お願いをさせていただきました。ただ、やはり阿賀野市の状況、高齢者の皆さんのみがほとんど利用するというような施設で、なかなか創意工夫といいますか、一時は食堂経営も始めて、経営的には改善の方向に向かったのですけれども、その後長続きしない。どう努力してもなかなかこの地域では、あの場所あるいは施設の設備の状況、そういったものから経営が改善する、収支改善し、指定管理料がゼロになるというような方向が見いだせなかった状況にあります。現在は2,000万という指定管理料でお願いをさせていただいておりますけれども、今後も共立メンテナンスと協議をしながら、要求水準を守るだけではなくて、しっかりと経営改善に向けて努力していただくようお願いをさせていただく予定にしております。
議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
11番(宮脇雅夫君) この施設の目的は、ここに書いてあります。市民の心身の健全な保養を図り、福祉の増進に資するための温泉施設、あとまた農村の環境改善とか、言わば自治体の仕事をやる施設なわけです。それが非常に経営が困難。その一つには、私は、私がいつも取り上げている畜産の臭いがもう強烈だというので、あれを取ればもっと客は入ります。それは確実です。
  それと、1年契約したというのは、このままでいくと、市長はこの前、以前ちらっと言っていたようですけれども、あれを民間に売却したいと、する方向も検討すると言ったのですか、正確には。そういうふうなので1年たってもらち明かなければ、もう売り飛ばすよというのを考えているのですか。私は、あそこは年寄りばっかりだという、今高齢化社会なのだから、ああいう施設が必要なのです。あれは、それでもっといろいろ理由、改善してあれですけれども、あそこに行って本当に、もう安田に行ってよかったと、近くにこんな300円で入れて、毎日来れると、非常に幸せに感じているということで言う人もいっぱいいるのです。だけれども、当面はあの臭いがひどいと。それと、食べるところがないとか、いろいろ言いますけれども、福祉の増進ということを考えれば、そう簡単に切り捨てるとか、経営努力だけを強調するということは、私はならないのではないかなというふうに思うのですけれども、その辺どうお考えでしょうか。
議長(風間輝榮君) 田中市長。
市長(田中清善君) 福祉の面から考えますと、非常にいい施設ではございます。ただ、利用者の実態を見ますと、申し上げにくいのですが、市内の利用者は50%ぐらい、市外の方が50%ぐらい、そしてまた金額、指定管理料から利用者数で逆算しますと、お一人当たり三、四百円の補助に、1回利用するたびにそのぐらいの金額になっております。そういったものを勘案しますと、コミュニティ施設としては継続することがよろしいのだとは思うのですが、温泉機能を引き続き持っていくというのはなかなか経営的には厳しいなと感じているのが正直な気持ちでございます。ですから、そういったところ、実態を含めてみんなで大いに今後の在り方、そういった部分を議論させていただければなと願っているところであります。
議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
11番(宮脇雅夫君) では、そういうどこの温泉でも地域だけで入るなんていうことないのです。やっぱり阿賀野市だと、あっちの阿賀町にもいっぱい行っているのです。だから、地元で完結するなんていうのは温泉ではないのです。それはお互いさまなのです、行ったり来たりで。私は、市長今言われなかったけれども、民営化というのは方向は今のところは考えていないと、要するに民間に売却するというのは、ということなのですか。
議長(風間輝榮君) 田中市長。
市長(田中清善君) 民間のほうからそういう声が上がってこないのです。申し訳ないのですが。民間との引き合いがあれば検討の余地があるのですけれども、我々のほうから積極的に声かけしていない部分もありますけれども、そういった現状がございます。ですから、そういった部分もあれば、今後阿賀野市の活性化のために、観光施設としても大いに利用できるのかなと思っておりますが、声がないのが実態でございます。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) この指定管理については私も以前一般質問させてもらいました。そのときにあかまつ荘の件も話もしましたけれども、指定管理の議案の上程は、ほかの市町村ですとみんな12月なのです。12月。否決されてもまた出し直しができるということで12月だと思うのです。だから、その辺はやっぱりほかのところを見習ってほしいというような要望もしておいたはずなのです。
  それと、今あかまつ荘の話が出ましたけれども、まず指定管理をやるからには、公募もしないで単年度で随契というのはおかしいのではないのですか、指定管理の趣旨からいって。ただ、市長が言ったように、将来買いたい人がいれば、いつでも売れるように1年更新だということであれば話は別なのでしょうけれども、その辺どうなのですか。指定管理の趣旨からいって、今のやり方でいいのでしょうか。
議長(風間輝榮君) 田中市長。
市長(田中清善君) 複数年契約というのが一番経営的には望ましいだろうと思っております。ただ、先ほど担当課長が申し上げましたとおり、交渉の対象者がやはり1年でお願いしたいと。なぜかといえば、やはり施設が老朽化が進んでいる、利用者が減少してきている、そういった中で指定管理料を固定されると、経営的に非常に圧迫されていくわけです。委託を受ける側からすれば、指定管理料というのが変動できるような状況、そういったものがあれば、経営的にも何とかやってみようかというような気持ちになるのだと思いますが、3年間あるいは5年間この金額でやってくださいと、状況が大きく変わる中で非常にリスクが高くなる。そういった部分が民間側の指定管理を受ける側の判断があるのではないのかなと我々は思っております。
  ただ私にやらせてくれ、私にやらせてくれという人たちがいっぱい大勢が来れば、それはまた我々としても非常にありがたく、複数年契約、そしてまた経営改善、収支改善に積極的に取り組むことができますので、そういった状況が生まれるように我々も取り組んでまいりたいと思っております。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) まず随契の前に公募があってしかるべきではないかなと思うのです。公募して応募者がいなければ、それは随契もやむを得ないと思いますけれども。その辺はもう6月から随契の交渉したというのはいかがなものですか。
議長(風間輝榮君) 田中市長。
市長(田中清善君) この契約の過程、プロセス、その部分ちょっと把握していないもので、答弁できないのですけれども、今議員が言われるように、公募をする、そしてその中で選定していく、選定委員会で、それが普通の常識的なやり方でありますので、その部分について今後しっかりと対応させていただきます。
議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第32号は社会厚生常任委員会に、議案第33号、議案第34号は産業建設常任委員会に、それぞれ付託いたします。
                                            
    報告第1号 専決処分の報告について(専第9号 損害賠償の額の決定及び和
           解について)
     報告第2号 専決処分の報告について(専第10号 損害賠償の額の決定及び
           和解について)
     報告第3号 専決処分の報告について(専第1号 損害賠償の額の決定及び和
           解について)

議長(風間輝榮君) 日程第30、報告第1号から報告第3号までを一括して議題といたします。
  一括して報告を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 報告第1号から報告第3号まで、専決処分を行いました損害賠償の額の決定及び和解についてご報告いたします。
  初めに、報告第1号につきましては、昨年11月14日、新潟市中央区において、公用車をバックで駐車しようとした際、駐車車両の確認が不十分だったため、左側に寄り過ぎてしまい、公有車車両左下後方と相手車両の右前方が接触し、損傷させたものであります。
  次に、報告第2号につきましては、昨年11月29日、土橋地内において、市道管理の瑕疵による道路陥没が原因で、相手方車両のタイヤ及びホイールを損傷させたものであります。
  最後に、報告第3号につきましては、昨年12月9日、上一分地内において、市道管理の瑕疵による道路陥没が原因で、相手方車両のタイヤ及びホイールを損傷させたものであります。
  以上3件につきましてご報告申し上げます。
議長(風間輝榮君) これで報告第1号から報告第3号までの報告を終わりました。
                                            
    一般質問
議長(風間輝榮君) 日程第31、一般質問を行います。
  あらかじめお知らせしてありますとおり、本日の一般質問は順番1番、市川英敏さんから順番2番の清野栄一さんまでといたします。これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
  したがって、本日の一般質問は順番1番から2番までとすることに決定しました。
  それでは、順次発言を許します。
  5番、市川英敏さん。
               〔5番 市川英敏君登壇〕
5番(市川英敏君) 5番、市川でございます。このたび2点について質問させていただきます。
  まず最初に、農業政策について。日本の農業は多くの問題を抱えており、その最たるものに農業人口の減少が挙げられます。平成22年の農業就業人口は約260万人で、うち65歳以上が約62%を占めていましたが、平成28年には農業就業人口が約192万人、うち65歳以上が約65%となっており、農業就業人口が大幅な減少を見せているだけでなく、担い手の高齢化が進行しています。農業従事者、新規就農者が減少するということは、食料供給の問題に関わるだけでなく、農村というコミュニティの維持にも関わる問題であります。
  本市においても農業従事者の減少、新潟県最下位の圃場整備率であり、今後の阿賀野市農業の大きな課題でもあります。農業の持続的発展には、優良農地の確保を図るとともに、圃場整備の推進により安定した稲作経営、汎用化による園芸振興を重要施策と認識され、地域の方の理解、地元土地改良区、市長、担当課の方々の努力、熱意により平成30年より圃場整備が本格的にスタートしましたが、現状と今後の見通し並びに園芸振興についてお伺いいたします。
  2点目の空き家対策についてお聞きいたします。近年空き家問題が全国的に社会問題化しており、総住宅数に占める空き家の割合は13.6%にも及び、この20年間で約1.5倍、849万戸に増加しています。全国の空き家を所有している世帯に対して空き家の実態調査をすることにより、国及び地方公共団体における空き家に関する基本的施策を推進する上での基本資料を得ることを目的とし、本市においても平成25年より各自治会の協力を得ながら調査を行い、管理不全等の空き家を中心に指導等を行った結果、少しずつですが、減少しており、担当課の成果と思われます。まだ相当数の空き家があり、それらの現状と対策をお伺いいたします。
  以上2点、よろしくお願いいたします。
議長(風間輝榮君) 田中市長。
市長(田中清善君) 市川議員のご質問に順次お答えをいたします。
  初めに、農業政策についてであります。まず、農林業センサスによる当市の基幹的農業従事者数は、2005年、2,526人でありましたが、2015年では2,463人となり、10年間で約2.5%減少し、うち70歳以上が約48%を占めております。担い手の確保と地域農業の持続を図るため、現在、人・農地プランの実質化を進めております。これは、今後の営農に対する意向調査を実施し、各集落単位で地域の農業を誰が担っていくのかなどを話し合い、将来の計画を立てるものであります。
  また、圃場整備の現状についてでありますが、モデル5地区の計画がおおむね策定され、平成30年度から中ノ通地区、令和元年度からは堀耕東地区、滝沢地区において面工事に着手しております。この3地区は、早期完了に向け、令和2年度も引き続き工事を推進することとしております。令和2年度からは、新たに発久地区、勝屋地区につきましても面工事に取りかかる予定としております。モデル5地区に続く地区として、下里地区において現在調査事業を行っており、令和3年度の事業採択を予定しているほか、関屋地区につきましては令和2年度の調査事業採択に向け準備を進めているところであります。さらに、17地区において仮同意や集落推進同意など、地元の合意形成が進められております。市といたしましては、モデル地区の整備を優先的に行い、その他の地区につきましては圃場の現状や地域の熱意、熟度などを確認した上で、計画的な整備を進めてまいりたいと考えております。
  なお、新潟県が公表している平成29年度の圃場整備率は、県平均が62.6%であり、当市は24%と遅れている状況ではありますが、年間平均50ヘクタールを整備目標とし、農業の省力化に効果的な圃場整備を継続してまいります。
  園芸振興につきましては、令和2年度当初予算において、縁玉、いわゆる枝豆農家の支援のため、土づくりの経費に対して助成する縁玉産地化推進事業や、園芸作物栽培の繁忙期の労働力の確保のため、園芸ヘルパーの経費に対し助成する園芸ヘルパー助成事業などの予算を新たに計上するほか、既存の園芸ハウスリニューアル事業などの園芸振興策も併せて実施してまいります。国、県の施策や制度を活用しながら、JA、土地改良区等との関係機関と連携し、もうかる農業の実現に向け、取組を行ってまいります。
  次に、空き家対策についてお答えをいたします。まず、空き家の現状についてでありますが、平成30年度末で把握している空き家数は578件で、平成26年度と比較し172件減少しております。地区別では、安田地区が32件、京ヶ瀬地区が12件、水原地区が85件、笹神地区が43件の減少となっております。また、管理不全の空き家に対する助言、指導については、本年度は28件を行い、平成26年度からの累計数は296件に達しております。
  次に、対策についてでありますが、空き家の利用促進を図るため、平成25年度に空き家バンクを創設、平成30年度からは全国版も活用し、空き家バンク登録数23件のうち21件の売買契約が成立しております。今後は、法律や不動産、建築等の専門家から構成される空き家対策協議会を設立し、阿賀野市空家対策計画の策定並びに具体的な対策、検討を進めていくとともに、県や協議会等との関係機関と連携を密にし、空き家の解消に向けた取組を進めてまいります。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) それでは、何点か再質問をさせていただきます。
  先ほども申し上げましたが、本格的に阿賀野市においての圃場整備が始まったという中で、本年度25ヘクタール、また次年度より50ヘクタール規模で行っていくという中で、大変厳しい数値かなと。ただ、このたび県の財政難ということで、皆様がご存じのとおりのことでもありますが、現在県の指導の方針の中で、現在行っているところが終了しないと新規採択しないという話も伺っておりますが、この点について、どのようになっているのか教えていただけますか。
議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) お答えいたします。
  昨年12月だったでしょうか、県議会の産業建設委員会の中でそのような議論がなされまして、新聞の記事にもたしか載っていたかと思います。正式にこうですよというふうなことではないですけれども、やはり今着手している地区が終了、1地区が終わったらまた1地区新規採択するような、そういうふうな方針であるというようなことはお聞きしているところでございます。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) その中で分割採択というのも言われておりますが、県の農地指導課長かな、その辺についてご存じでしたら教えていただけますか。
議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) 令和2年度からの新規採択地区については、やはりそのような、40から50ぐらいの面積で分割採択するような動きもあるというようなことはお聞きしております。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 私もこの圃場整備について4回、5回、6回と質問させていただいた中で、毎年毎回角度を少しずつ変えてきて、その中で市長も積極的に予算づけをしていくというふうに言っておられますので、心強く思いながら、また今後の推移を見守りたいと思います。
  今圃場整備では50アールとか1ヘクタールの田んぼでつくっておりまして、またそのあぜを抜くと1枚2ヘクタールにできるというふうな形の中で、大圃場化できるような形で今始めたと聞いております。また、今後それらに対応した営農形態に進んでいく中で、やはり機械の大型化、それに伴う施設の整備など、県の新年度予算案ででもスマート農業のICT、情報通信技術の推進をうたっており、本市においても国、県と連動した対応をしていかなければならないのかと思います。私個人としては、ドローンによる農薬肥料の散布から普及していくのではないかなと思いまして、また圃場整備と並行してドローンの普及に対しての、先ほど言いました国、県などと補助金等の検討も必要なのかなと思われますが、これらのことについてどういうふうに検討されているのかお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) お答えいたします。
  今議員がおっしゃったような形でまずはスマート農業の普及が徐々に図られていくのかなというなことは、同じ考えなところでございます。国、県のほうも、やはりそういうスマート農業に、2025年まではいわゆるデータを活用した、誰しもがやっぱりデータを活用した農業を進めるというようなことを目的にしておりまして、そのようなドローンの整備等につきましては、なかなか個人で導入というのは難しい面がございますので、ぜひ法人あるいは組織でこのような形で取り組みたいというようなことであれば、国、県のほうの事業の紹介とか、私どものできることをやっていきたいなというふうに考えております。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 農水省は、2020年度から施設園芸のICT化を支援する事業に乗り出すとしておりまして、ハウス内の環境を常時把握できるシステムの導入には全額を補助するとしており、市内施設園芸農家に対してこれらの周知、また普及はどのようにされるのか、この点についてお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) やはりスマート農業もとかく稲作のほうに目が行きがちですけれども、そういう園芸ですとか畜産、こういったところも既に取り組まれているところでございます。今議員がおっしゃったような形での園芸に対するICT化、うららのハウスもその一部だというふうに考えておりますけれども、またそういった希望があれば相談受けたいというふうに考えております。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) ぜひそのようによろしくお願いいたします。
  次に、道の駅の建設計画も着々と進んでいるようですが、農産物の販売に関して他市の道の駅では完成の2年前ほどから、2年間って、2年ちょっとかな、前から相当数の農家で販売組合をつくりまして、計画的に出荷できるように準備したとのことですが、本市は露地野菜、施設においても出荷量、また面積的にも少ない中、指定管理するかといって任せっきりではなく、園芸振興の普及も含めてどのように指導を進めるのか、この点についてお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) 市内では、庭先の直売も含めて16か所、スーパーのインショップが3か所ありますので、全体で19か所、私ども直売所を把握しているのですけれども、そういったところに登録している方、重複している方もいらっしゃると思いますけれども、大体600人ぐらいの農業者の方が登録されているようです。そういった方々に、やはり道の駅のほうにもというふうなことで、機会あるごとに話はしております。あと、JAのほうが県の園芸振興基本戦略に基づいて産地育成計画を策定いたしました。その中で、JA北蒲みなみのほうですけれども、露地野菜と施設園芸、この辺を力を入れていこうというようなこともございます。その辺はやっぱり農業団体と一緒に力を合わせながら、農業者の確保、それからそういう技術的な指導をやっていきたいというふうに考えております。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 他市の道の駅では、農産物の確保でもやはり地元産だけでは確保し切れない。また、阿賀野市においても、先ほど言いましたとおり、そういう路地、施設の野菜、園芸を含めてかなり少ない中で、他市でも7割は地元で賄いたいと、3割は他市から購入、またいろいろ集めまして販売しているという中で、阿賀野市の道の駅でもやはり、その比率ですか、7割というのはかなり厳しい数字かもしれませんが、ぜひそのように取り組んでいただきたいなと思っております。
  次に、世界経済フォーラムが政治、経済、教育、健康の4分野14項目において男女間でどれだけの格差があるかを数値化して毎年発表していますが、最近の数値で日本は世界153か国中121位と、かなり低い位置におります。食料・農業・農村基本法、農林水産省の中で女性の参画の推進、第26条、「国は、男女が社会の対等な構成員としてあらゆる活動に参画する機会を確保することが重要であることにかんがみ、女性の農業経営における役割を適正に評価するとともに、女性が自らの意思によって農業経営及びこれに関連する活動に参画する機会を確保するための環境整備を推進するものとする」となっておりますが、本市ではどのような対応、また対策をされているのか、この点についてお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
農林課長(田邉 徹君) 農業経営に対する女性の参画でございますけれども、様々なことが考えられるかと思います。以前は農村生活中心の役割だったものだと思いますけれども、今は営農に積極的に関わったりとか、大型機械にむしろ乗ったりとか、そういうふうなことでございます。特に女性のために特別な施策を用意しているわけではございませんけれども、そういう委員の中には女性を3割以上入れるとか、そういった中で啓発しているような状況でございます。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) その点についても今後ともよろしくお願いいたします。
  続きまして、空き家対策について何点かお伺いいたします。平成26年には818戸あった空き家が669、662、平成30年度には578になり、僅か4年で240の空き家の解消となりました。この成果の裏には、担当職員の地道な努力のたまものであると思っております。ただ、残念なことに危険老朽空き家が前年に比べ26件増の80件となっておりますが、この点について、この変化について、これらの経緯についてお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
産業建設部長(逢坂康之君) 老朽危険空き家の増について説明させていただきたいと思います。
  老朽危険空き家につきましては、うちのほうで現地を確認して、その家屋の状況、外観とかそういうのを判断して、点数化して判断しているところでございますが、やはり現地を調査したところ、経年劣化が進んでいるということで、老朽危険空き家に該当する家が増えたというところでございます。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 年々増えていくのは当然のことかなと思いますが、あまりにもちょっと大きな数字なので、聞いてみました。また、多くの空き家の調査となりますと、大変な作業をされておるみたいですが、通知をしたけれど返事が来ないケースはどのくらいあるのかお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
産業建設部長(逢坂康之君) 大変申し訳ございません。覚知できない件数については、今現在ちょっと把握しておりません。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 調査に入るに当たって、やはりその所有者に通知をすると、その中で調査に入るというふうには、簡単に言えばお聞きしたのですが、中には行方知れずというか、見つからないとか、返事が来ないとか、そういう通知を出して返事が来ないという、そういう件数はどのくらいあるのかということで。
議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
産業建設部長(逢坂康之君) すみません。平成30年度末で、申し訳ございません、送って分からないという件数ではなくて、覚知できていない管理不全の空き家については36戸ございます。それで、そのうち老朽危険空き家につきましては5戸ということで認識しているところでございます。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 通知をしても返事がない場合、調査をどのようにするのか、また立会い調査において、立会いを拒否する場合もあるのか、この点についてお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
産業建設部長(逢坂康之君) 現在のところ、立会い拒否という案件については確認できておりません。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 特に老朽危険空き家については早急に対策を講じていただかねばならない、またそれに伴う所有者不明空き家は何件あるのか、またその追跡調査というか、所有者の追跡調査はどのくらいまで行っているのか、この点についてお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
産業建設部長(逢坂康之君) 所有者の確認につきましては、条例に基づいて調査することができます。基本的には、調査についてはいろいろな、まずは手紙を送って、返ってくるかどうかというのを原則として進めているところでございますが、そのほかにも各種いろいろな方法で覚知するよう努めているところでございます。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 様々な書物を見ますと、所有者が見つからない、勝手にというか、黙ってそういうふうに入って調査しても法的には罰則はないというふうにも書いてありまして、その辺の調査の仕方、またささいなことでそういうトラブルになるとか、そういうのもやっぱり懸念しておりまして、その点は慎重にお願いいたします。
  本市においては特定空家の認定されるような物件がかなりあると思うのですが、この点についてお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
産業建設部長(逢坂康之君) 特定空家につきましては、特措法に基づいて、空家等対策計画に基づいて指定するものでございますが、今後についてはうちの条例に基づいた老朽危険空き家をもとに、今後協議会のほうを開催して、意見を聞いた上で、指定のほうを進めさせていただきたいと考えているところでございます。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 答弁書にも助言、指導は本年度28件行ったというふうになっておりますが、この助言、指導について、相手方所有者はどんな反応を示しているのか、どういうやり取りをされているのか、もしそういう事例がありましたらお願いいたします。
議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
産業建設部長(逢坂康之君) やはり助言、指導、まずは口頭で助言をします。それで、改善がない場合については文書を送って指導等を進めているところでございますが、やはりなかなか改善等をしていただかない方が多うございます。ただ、一方で、指導書を送って、口頭ではなかなか受け付けてくれなかったのですが、指導書で送ることによって、この前除却をしていただいたという事例もございます。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 先ほども申し上げましたが、かなり空き家が解消されていると。危険なというか、空き家を時々市内回ってみますと、いつの間にか更地になっているというふうなところも多々ありまして、今回助言、指導となりますが、27年度の空き家対策特別措置法ですか、その中では助言、指導、次には勧告、命令、最後に最終手段というようなことになるのですが、本市においては勧告とか、命令の手前とか、そうしたいような空き家も結構過程の中であるかと思うのですが、このことについてどういうふうに考えておられますか。
議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
産業建設部長(逢坂康之君) 今までの指導、助言について296件やっているところで、その上の勧告以上については今のところ実績はございません。ただ、今後、審議会等の意見を聞いた上で、勧告、命令、代執行等の進めていかなければならないケースについては、意見を聞いた上で進めてまいりたいと考えているところでございます。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 協議会できてからそういうふうな物事を進めていくというのは、一番大事な部分になってくるのかなと思っております。また、固定資産税の優遇措置の取消しは何件ぐらいあるのか、また金額も含めてお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 山ア税務課長。
税務課長(山ア 勲君) 議員の質問にお答えします。
  そういった勧告が行われていませんので、そういった対象の家屋等はございません。よって金額も税額もございません。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 今のものも、そのような答弁であれば、協議会つくって、それなりの手順を踏んでいった中で、今度は優遇措置を取り消すというのがまた始まってくるのかなと思っております。また、所有者不明ということで固定資産税を納める方がいない場合、一旦課税されますが、保留となって年度末に課税を取り消すことになるというふうになっておりますが、その件数と金額はどのくらいあるのかお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 山ア税務課長。
税務課長(山ア 勲君) ただいまの質問にお答えいたします。
  議員がおっしゃる不明土地でございますけれども、ここ5年の数字を申し上げますと、平成27年が14件、税額にしまして81万円ほどです。平成28年が人数が20件でございまして、税額においては95万円ほどでございます。あと、平成29年におきましては19件、税額で92万6,000円ほどです。平成30年度につきましては21件の、税額で92万4,000円ほどでございます。令和元年度につきましては、人数、件数ですけれども29件で、114万ほどになっております。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) ちゃんと真面目に税金を払っている方が大多数の中で、やはりこれらの方からも追跡調査等行って、少しでも、少しでもと言ったら変な言い方になりますが、やはり頂くというのが基本かなと。また、今年1月に国のほう、総務省、国土交通省の方のお話というか、いろいろレクチャーの中で、絶対そういうのを探しますというふうな国の方針というか、担当の方も言っておられましたので、今後はそのように少しでもお願いいたします。
  空き家ともなりますと、様々な苦情やお話があるかとは思いますが、雑草の繁茂、木の枝や葉っぱのこと、また病害虫、タヌキやハクビシンなどの苦情等も相当あるかと思われますが、その実態について、昨年度なり本年度はどのくらいあるのか、またどのような対策を取っているのか、この点についてお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
産業建設部長(逢坂康之君) 市の条例については、空き家等、プラス敷地という形になっています。今回空き家については578件ございますが、その中に敷地も含まれておりまして、そのうち敷地が幾つかというのはちょっと今、大変申し訳ございませんが、把握していない状況でございます。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 小動物なり、またそういう害獣ですか、そういうのに対して農林課の管轄、担当かなと。また、その辺建設課とはどのようにタイアップしながら行っているのか、その仕組みについてちょっとお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 山嵜市民生活課長。
市民生活課長(山嵜富夫君) お答えいたします。
  空き地につきましては、市民生活課が所管しております。空き地に対しては、毎年梅雨時期から秋にかけて、隣接する住民の皆さんから、先ほどおっしゃったように空き地の雑草繁茂などによる相談が市民生活課のほうに寄せられます。相談件数につきましては、平成29年度が19件、平成30年度は15件、今年度は現在まで20件の相談が寄せられております。今年度の20件の相談のうち、市外在住の土地所有者の空き家というのがありまして、それが7件であります。この7件の内訳なのですが、県内が5件、県外の方が2件であります。
  先ほどのもう1点、ハクビシンの相談件数でありますけれども、これ平成29年度が9件、平成30年度が16件、今年度につきましては現在まだ把握していない、まとめていないところでございます。いずれにしましても市民生活課では現場に行きまして、状況を把握して対応しているところであります。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) そういう時期になりますと、衛生上の問題、様々そういう観点から市民生活課というふうな形の中での対応も大変かなと思いますし、また本年度も多くの苦情等、また対応しなければならないのかなというふうに思っております。
  また、防災の点からお聞きしますが、若葉町を歩いて回りましたが、空き家、空き地が多くあり、水原地区においても古い団地であり、また道路の幅員も狭く、電柱も道路上にありました。救急車での救急搬送、または消防自動車での対応がかなり困難ではないかと思いますが、若葉町をはじめ、このような町内についての対応、また対策はどのようにされているのかお聞きいたします。
議長(風間輝榮君) 肥田消防長。
消防本部消防長(肥田浩明君) お答えをさせていただきます。
  救急隊、消防隊、ともに道路調査等を十分行っております。救急出場時、また火災出場時、どこにどの道路が入れるのか、どの道路が入れないのか、その辺りは十分調査して把握しておるつもりでございます。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) この若葉町、特に昔からある団地ということで、そこに限って言えば、あれだけ狭いところ、普通乗用車でもなかなか通るのが面倒な、また交差点、団地の中の交差点もかなり狭く、大変な場所であります。そういう中での、いかにしたら交通の手段、今車社会で、例えば消防のほうでもそういうふうな対応の中で大変な場所というふうに思っておりまして、またそのような箇所について隅切りですか、昔の団地で隅切りがないのです。ちょっとした隅切りあればかなり違うのかなと。また、電柱もほかのところみたいに敷地の中にお願いして移設という方法等も考えられると思いますし、また地元の役員さんともお話しさせていただきましたが、やはり同じことを言っておられました。電柱と、幅員が狭い。電柱がさらにある。また、交差点、団地の中の交差点ですか、それらも曲がりづらい。隅なければ本当に楽なのですけどねというふうにおっしゃっておりましたが、この辺の対策なりそういうのは検討されたことがあるのか、その点についてお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
産業建設部長(逢坂康之君) 建設課では、市道並びに法定外、通常赤道というものを管理しているところでございますが、電柱等の占用について、やはり道が狭い場合、うちのほうから官地ではちょっと通行に支障になるということで、官から民のほうに移動できないかという指導を電柱管理者に対してやるケースがございます。ただ、そのときにやはり民地の所有者の方から理解を得られないというケースが多うございますので、そこら辺もできる限り、通行の支障になるところについては改善してまいりたいと考えているところでございます。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) その点について、電力会社との協議等も今後ともよろしくお願いいたします。
  本市では、単身高齢世帯については平成27年3月末で1,334世帯が、4年後の平成31年3月末では397世帯増えて1,731世帯となっております。夫婦高齢世帯では270世帯増の1,675世帯となっており、急激に増えているのが現状であります。担当課での訪問、また窓口への将来についての不安など等の相談がどのくらいあるのか、またその対応と現状等をお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 宮尾高齢福祉課長。
高齢福祉課長(宮尾 敦君) それではお答えいたします。
  まず、単身高齢者世帯、あるいは高齢者世帯からの相談状況でございます。訪問の際に様々、連絡先と申しますか、お子さんをはじめとします親戚縁者の方の連絡先のまず登録を高齢福祉課ではお願いしております。また、そうした中で緊急時に備えてのことでございますけれども、そういうことで連絡先、相談先を確保していくということをまず第一に考えております。そうした中で、家庭に訪問等でいろいろな相談を受けるわけでございますけれども、今議員からおっしゃられるような、将来自分たちがいなくなった場合にこの家はどうなるのだろうかとか、どのように管理したらいいのかというような質問というものは、残念ながらございません。しかしながら、家の屋敷、今まで自分が管理してきたのだけれども、動けなくなったのでどこへ頼めばいいだろうかとか、そのようなご相談はあるということで包括のほうからは聞いてございます。
  また、判断能力が、いわゆる判断能力に不安のある単身高齢者の方につきましては、本人に代わって財産管理や契約行為を行う、またあるいはそれらを補助する成年後見人の選任をお勧めしている状況でございます。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 本市においても単身高齢、また夫婦高齢の世帯が増える一方かと思います。人口は減っても世帯数が阿賀野市は減らないという中で、大変な時代が来るのかなというふうに思っております。その点について、親身な、そういう高齢者の相談に乗っていただければなと思います。よろしくお願いいたします。
  空き家においての防犯の部分ではどのように対応されているのか、またその点について先回もお聞きしましたが、警察との連携なり、担当課での考えなり、その辺の連携なり考え等をお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
産業建設部長(逢坂康之君) 空き家に関する防犯についてでございますが、まず基本的には周辺の住民の方、また自治会の方からまず一義的には見ていただくと。それで、何か老朽化が進んで家屋の一部が飛んで飛来するような状況があった場合については、我々は現地を確認して、そうならないような対処をしているところでございますし、また自治会とかそういった連絡来て、防犯上支障があるような場合については警察とも連携を図りながら、空き家の対策のほうを進めているところでございます。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 続きまして、平成30年1月27日の新潟日報の4面に、政府が今国会へ提出する地域再生法改正案に商店街の空き店舗解消策としまして、商売も居住もしていない店舗兼住宅への課税強化を固め、実際に税負担が増えるのは2020年度からの見通しで、物件の所有者に対し市町村が商業施設としての活用を促す勧告制度も新設するとしており、また固定資産税の特例として最大で本来の額の6分の1に軽減されており、空き店舗が放置される一因との指摘もあり、一定の手順を踏み市町村が居住も商売もしていない持ち主に商業利用を勧告し、一定期間応じない場合は本来の税で課税するとなっておりますが、この点について税務課長のほうではどのように認識されているのかお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 山ア税務課長。
税務課長(山ア 勲君) ただいまの議員の質問にお答えします。
  議員がおっしゃっているのは、商店街活性化促進事業計画を定めて、その計画に基づいてそういった空き店舗等について指定をして、そういった空き店舗の有効利用を図るということで促進計画をつくるわけですけれども、実際今のところ阿賀野市でその計画の策定はしておらないかと思いますので、そういったことにおける課税の特例の除外ということで実際今のところやっている事例はございません。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) これ2020年からということなので、今後国のほうからの通達なり、そういうのがありましたらそのような対応はされるのでしょうか。
議長(風間輝榮君) 山ア税務課長。
税務課長(山ア 勲君) その前提として、総務省のほうでその計画が認定をされて、ある程度の相当の期間、一定の期間を終えた後にそういった手続を行うということになっておりますので、今後そういった計画が定められて実施するにしても、相当な期間がかかるものとも思っております。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 次に、空き家・空き地バンクについてですが、本市のホームページを見ますと、2016年から2019年に登録された物件10件のうち、中古物件が5、土地だけというのが5という物件がありました。中には全国の不動産情報サイトにも掲載されていた物件もありますが、この2016年に受け付けた物件が情報サイトでは昨年11月に消えていたにもかかわららず、本市のホームページには2月15日現在まだ掲載されていたというふうに、私いろいろ調べましたらそのようになっておりました。売れたときに連絡があるとか、もういいやというときにお話があるとか、登録されるときにどのような約束事があるのかお伺いいたします。
議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
産業建設部長(逢坂康之君) 空き家バンクにつきましては、市のバージョンと、それと全国版という2つのバージョンで運用しているところでございますが、中に所有者の登録、登録した建物の所有者が、市のほうには登録したいけれども全国版のほうについては消去してくれというような依頼が来るケースがございます。そういった場合については、市のほうは載っていますけれども全国版には載ってないというケースがあるところでございます。
議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
5番(市川英敏君) 空き家というのは大変面倒なお話でありまして、やはり基本的には個人の所有物という中で、所有者の考え方というのがまだまだ浸透しないというか、持って大変だ、ではそれをどういうふうに処分しましょうという中で、かなり思い悩んでいる方も大勢おられるかと思います。そういう中で、もし市のほうに相談に来られたら、親身なる対応をお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
議長(風間輝榮君) これから3時20分まで休憩いたします。
               休 憩 (午後 3時04分)
                                            
               再 開 (午後 3時20分)
議長(風間輝榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  一般質問を続けます。
  2番、清野栄一さん。
               〔2番 清野栄一君登壇〕
2番(清野栄一君) 2番、清野でございます。本日は3問の質問を通告しております。
  まず、1問目であります。将来負担比率について。将来負担比率は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく財政指標の一つで、地方公共団体の借入金など、現在抱えている負債の大きさを財政規模に対する割合で表したものでありますが、当市の指数は平成30年度で147.9%、前年度よりも6ポイントほど改善しましたが、全国平均比率は28.9%、県平均比率は103.4%となっています。そこで、全国比較では約5倍、県内比でも約1.5倍の、順位としては2番目という高い順位となっていますが、この現状認識について。Aとしまして、出生数が激減する中、将来世代にツケを残すべきでないと思いますが、5年後、10年後の指数の見込みと対応策について伺います。
  2問目であります。子どもの貧困について。全国の18歳未満の子どものうち、13.9%が貧困状態にあると言われています。また、このうち独り親家庭では50%以上が貧困状態にあると言われています。国におきましては、平成25年に子どもの貧困対策の推進に関する法律を公布、翌26年には子どもの貧困対策に関する大綱が策定されたところであります。この理念としては、子どもの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、また貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、必要な環境整備と教育の機会均等を図るとうたっております。
  そこで、当市の状況について。@平成29年の当市の調査によると、子どもの貧困率が全国平均と比較して高くなっています。その理由をどのように分析しているのか。A調査結果を受け、どのような取組をしたのか、また今後の課題は何か伺います。
  3問目であります。職員のストレスチェックについてであります。平成26年6月に労働安全衛生法が改正され、労働者が50人以上の事業所には平成27年12月から毎年1回ストレスチェックを義務づけられていますが、このストレスチェックの結果について。@県内他市との比較で高い結果となっていますが、その理由は何か。Aストレスを低減させるための取組状況について伺います。
  以上3問、お願いいたします。
議長(風間輝榮君) 田中市長。
市長(田中清善君) 清野議員のご質問に順次お答えをいたします。
  初めに、将来負担比率についてであります。将来負担比率につきましては、一般会計の地方債残高のほか、債務負担行為に基づく支出見込額、病院や上下水道の企業債残高のうち一般会計が負担すべき見込額、一部事務組合の地方債残高のうち当市が負担すべき見込額並びに職員の退職手当支給予定額などを毎年度の決算時点において集計した債務総額から、基金残高や普通交付税に算入されることが見込まれる金額を控除した金額を分子とし、当市の標準的な一般財源の総額となる標準財政規模を分母として割り返した数字を示すもので、将来の財政負担の大きさを示す指標となっております。この将来負担比率の平成30年度決算に基づく全国市町村平均は28.9%、県内市町村平均は103.4%に対し、当市は147.9%となっており、平均値との単純比較では高い数値でありますが、国が早期健全化基準に規定する350%超は大幅に下回っている状況となっております。
  当市の将来負担比率が高い要因としては、あがの市民病院が利用料金制による指定管理施設であることから、本来は病院事業債を償還すべき医業収益が当市に入らないこと、また下水道の接続率がやや低いことなどから使用料収入が伸び悩んでいることが挙げられ、これらの企業債残高に対する一般会計の負担割合が大きいことが要因であると分析しております。
  次に、今後の将来負担比率の見込みと対応策でありますが、病院及び下水道の企業債は、原則として施設の耐用年数に準じて30年償還となっていることから、短期間で財政指標が直ちに大きく減少するものではないことや、市民生活に必要となる広域ごみ処理施設整備事業、小中学校長寿命化整備事業などを予定していることから、5年後の将来負担比率は139.6%、10年後は122%になるものと推計しております。そのため、一般会計の地方債ではその元利償還金に対して普通交付税措置が手厚い臨時財政対策債、合併特例事業債、緊急防災・減災事業債などの借り入れを中心にしており、また市民1人当たり地方債残高55万6,346円は県内20市中4番目に低い数値を堅持し、基金では将来の財政需要に備えることを考慮しながら、一定規模の基金残高を確保することで後年負担とならないよう努めております。加えて、下水道事業債残高は平成29年度から減少していることなどから、将来負担比率の経年変化も平成29年度決算の154.1%をピークに、平成30年度決算では147.9%に減少し、6.2ポイントの改善傾向であることや、病院事業債残高につきましても現時点がピークであり、令和2年度からあがの市民病院建設に係る元金の償還が始まり、緩やかにその債務が減少していくものと考えておりますが、今後も財政の硬直化が進まないよう十分注視してまいります。
  次に、当市の子どもの貧困についてお答えをいたします。初めに、当市の相対的貧困率は平成29年度に実施した阿賀野市子どもの生活実態調査では17.9%となっており、平成28年に国から報告された全国の13.9%に比べ、貧困率が高くなっています。その主な要因としては、市民1人当たりの所得が低いこと、独り親家庭の場合は養育費を受け取っていない割合が高いことなどが考えられます。平成28年新潟県市町村民経済計算によれば、1人当たりの所得は国が308万7,000円、県が282万6,000円、当市が256万1,000円と、国、県平均よりも低くなっております。また、独り親家庭のうち母子家庭で養育費を受け取っていない子どもの割合は、国が69.8%、当市が78.6%で、国よりも9ポイント近く高いことも子どもの貧困に影響しているものと考えております。
  次に、子どもの生活実態調査後の取組状況についてでありますが、市の独自施策として、ゼロ歳から2歳までの未満児を保育園などに就園させる年収500万円未満の世帯は第3子以降の保育料を無料にするとともに、年収360万円未満の世帯は第2子以降の保育料を無料としております。また、独り親の方が専門性の高い技術や技能、国家資格を取得して自立支援することを目的とした高等職業訓練促進給付事業や、指定する講座の受講料等を一部支給する自立支援教育訓練給付事業を実施しているところでございます。さらに、令和2年度において、新たに独り親家庭の経済的安定と児童生徒の健やかな成長を図るため、民間賃貸住宅の家賃助成するひとり親家庭家賃助成事業や、これまで市が独自に援助しておりました部活動の初期費用や修学旅行費などの上乗せ援助に加え、算数セット、書道セットなどの教材費及びインフルエンザ予防接種経費相当分の援助を拡大する要保護・準要保護児童生徒就学援助事業、入院に係る保護者負担を無料化する子ども医療費助成事業の拡大などを実施することによって、子育て支援を充実させてまいります。
  今後の課題でありますが、市民全体の収入の安定と所得の底上げが必要であることから、地元企業を支援することによる雇用の場の確保や、農業所得の向上などの支援策を充実させた新年度予算を編成しております。今後も子どもたちが夢や将来に希望を持ち、そして子育て世帯の保護者の皆さんが阿賀野市で安心して子育てができるよう、包括的に支援内容を充実してまいります。
  次に、職員のストレスチェックについてお答えをいたします。昨年7月に行ったストレスチェックでは、議員ご指摘のとおり、他市と比べて高ストレスと判定された職員の割合が高い状況にあります。仕事のストレス要因としては、一般的に仕事の量的負担感、仕事の質的負担感、対人関係への負担感、自分のペースで仕事を進めることができるか、仕事の向き不向き、執務室の照明、温度などの職場環境ということが挙げられますが、当市においては仕事の質的負担感、仕事の向き不向き、執務室の照明、温度などの職場環境をストレス要因として感じている職員が多いと分析しております。
  次に、ストレスを低減させるための取組状況でありますが、仕事の質的負担感の低減を図る取組としては、上司や同僚に仕事上の悩みを相談できる体制となっているかなど、所属長にストレスチェックの結果を活用して必要な職場環境の改善策を講じるよう促しております。また、仕事の向き不向きといった仕事の適性が要因のストレス低減については適材適所の人員配置に努めること、執務室の照明、温度などの職場環境については定期的に職場巡視を行って点検し、良好な職場環境の維持に努めているところであります。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) まず、将来負担比率について再質問させていただきます。
  147.9%、この分子と分母の額、ちょっと総額を教えていただけますでしょうか。
議長(風間輝榮君) 大橋企画財政課長。
企画財政課長(大橋晋一君) ただいまのご質問にお答えいたします。
  総額となりますと、分母が約104億円、分子が153億円程度になります。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 分母のほうは標準財政規模の額が127億円ほど、県の決算資料を見ますと、阿賀野市の標準財政規模127億円のこと出ています。そこから元利償還等に係る交付税があるから今104億ということになっているのだと思いますが、まずこの153億の主な要因、内訳を教えていただきたいと思います。
議長(風間輝榮君) 大橋企画財政課長。
企画財政課長(大橋晋一君) ただいまのご質問にお答えします。
  将来負担比率の負担額、分子のほうの負担額の主なものにつきましては、一般会計では237億円、事業会計では病院事業会計で約52億円、下水道水道事業会計169億円、水道事業会計で約1億円、合計で222億円が将来負担比率に基づく負担額となっております。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) ということは、下水道事業が大きな要因になっているということでよろしいでしょうか。
議長(風間輝榮君) 大橋企画財政課長。
企画財政課長(大橋晋一君) ここの数字でいいますと、ほかの自治体との比較をしたことがございまして、他の類似した自治体と比較した資料がございまして、五泉市、見附市、魚沼市、いずれも当市よりも低い自治体でございますが、一般会計の市債及び企業債の残高から国の財源手当を差し引くと、将来負担見込みに関しては、阿賀野市、先ほどとちょっと若干違うのですけれども170億円、五泉市が約110億円、見附市が93億円、魚沼市が99億円となり、阿賀野市が約60億円程度多くなっており、その大きな要因としては、企業債残高が3市よりも当市が100億円程度多くなっていることが考えられます。そのことから、やはり下水、病院の事業の起債残高というものが当市にとって将来負担比率を上げている原因の一つと考えております。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 他市と比べると下水道事業が近年急速に整備率が上がったというような状況が見れるのですが、先ほどの答弁の中で接続率がやや低いことから使用料収入が伸び悩んで、この将来負担比率も多少上がる傾向になると、影響が出ているというような答弁でありますが、下水道の接続率がやや低いということは、想定よりもやや低いということだと思うのですが、想定はどの程度乖離があるのですか。
議長(風間輝榮君) 大橋企画財政課長。
企画財政課長(大橋晋一君) ご質問にお答えします。
  下水道の接続率の目安に関しては、上下水道局長のほうからちょっと答弁お願いいたします。
議長(風間輝榮君) 鈴木上下水道局長。
上下水道局長(鈴木 智君) 今現在、下水道をまだ整備している途中でございまして、毎年毎年整備は、水洗化率、接続も上がっているところではございますが、面的整備のほうも進めているような現状でございます。昨年作成いたしました経営戦略、これに基づきまして私ども10年間のプランを考えているところでございまして、10年後には80%に到達するような考え方で今進めているところでございます。今現在は、今年度に入りましてようやく70.8%まで水洗化率は上がったところでございます。
  以上でございます。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 接続率がやや低いということで、なかなか改善しにくい状況にあると。財政規律等を考えれば、下水道事業を一気に進めるものはいかがなものかなとは思っていますが、それは市長が決めることなので、私はどうこう言えませんけれども、そこら辺りも、では将来負担比率が上がっている大きな要因なのかなと今説明を受けたところでありますが、今後一定規模の基金残高を確保するということで財政計画を見ますと、平成30年度と平成35年の比較では20億円減少見込みになっているのです。この5年間で20億を基金を減らして何をする予定なのかお聞かせください。
議長(風間輝榮君) 大橋企画財政課長。
企画財政課長(大橋晋一君) 基金の取崩しについてでございますけれども、答弁でも申し上げたとおり、今後は広域ごみ処理施設の整備や学校の長寿命化などの事業にある程度基金を充ててまいりたいと思っております。ただ、将来負担比率を算定する上において充当可能な基金残高が多いことによって、将来負担比率が下がることになります。その該当する基金としては、財政調整基金、公共施設等整備基金など14基金、約48億円が充当可能な基金残高となっておりますが、合併市町村振興基金や奨学貸付金など5基金については除かれております。そのため、予算編成において必要となる特定目的基金を充当し、また財源調整によって基金の積み増しをしながら、将来負担率や全体の財政運営を考慮して一定規模の基金を確保したいということで考えております。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) では、20億円の減額予定はごみ処理施設と小中学校の長寿命化整備事業などに充当する予定だということで理解してよろしいでしょうか。
議長(風間輝榮君) 大橋企画財政課長。
企画財政課長(大橋晋一君) 充当する基金に関しましては、おおむね大きなものとしてはそのようになりますが、ほかにもインフラ整備とか、そういうものには充てるものは充てていきたいと思っております。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) それで、5年後10年後の将来負担比率について、推計値を出していただきました。5年後139.6、10年後122、これ今の現状の県平均と比較してもやっぱりちょっと高いなと、そんな思いがあるのですけれども、10年後、122%になっていますが、2030年になりますが、人口減少が著しいのです。社人研の推計でも3万6,000人。ただ、今の現状の減り方ですと、社人研の推計よりもさらに進んでいます。それも若い人たちが、20代から40代の人たちが毎年200人も流出しているわけですから、なかなか財政負担も厳しいものがあると思うのですけれども、この10年後の推計値、5年後の推計値というのは標準財政規模も変わってきますよね。その辺も考慮した上での推計値でしょうか。
議長(風間輝榮君) 大橋企画財政課長。
企画財政課長(大橋晋一君) 標準財政規模につきましては、通常収入と見込まれる一般財源の規模を示すもので、平成30年先ほど議員もおっしゃったとおり、決算で127億円というふうになっております。令和元年度は127億円ということで、中身といたしましては標準財政収入額ということで、そちらと臨時財政対策債、普通交付税などが影響しておりますので、人口が減れば、当然この部分は若干減ってはきますが、令和2年度から一本算定になりますので、前ほどの減り幅はなくて、その分を加味して今回の推計は出しております。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 人口減少とか労働人口とかも配慮した推計になっていますか。
議長(風間輝榮君) 大橋企画財政課長。
企画財政課長(大橋晋一君) ただいまの段階でそういう労働人口とか、その辺まではちょっと精査できていない部分で、その数値に関しては加味していない。全体的なやはり標準財政規模の減り方とか、税収見込みとか、そういう部分での財政的な数値を用いて計算した推計になります。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 一部の政令市ですと、将来負担比率マイナスのところもあるのです。マイナス二十何ポイントとか、二十何%とか。そんなところもある中で、財政構造が違うからそんなことはここではなかなか厳しい、なり得ないと思うのですが、そんなところもあるので、一般の市民の方はかなり心配されている方がいらっしゃいまして、阿賀野市、夕張市みたいになるのではないかねとか、そんないろいろ質問も受けたものですから今回この質問をさせてもらいましたけれども、人口減少が著しいわけなので、将来世代にツケが残ることのないように財政規律をしっかり守って、財政課長がしっかりガードを固めて、事業展開とか予算執行、いろいろしていただきたいなと思います。これについてはここで終わりますけれども。
  次に、子どもの貧困についてであります。子どもの貧困、阿賀野市の状況は全国平均と比べて4ポイント高いのです。5.6人に1人。国は7.2人に1人ということなわけですけれども、この所得水準、当市の貧困率が高いのは全体的に所得水準が低いからという答弁でありましたが、全体的な貧困に該当する者は何名ぐらいいらっしゃるのでしょうか。
議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
社会福祉課長(山ア善哉君) 議員の質問にお答えいたします。
  平成29年度に調査を行ったところでございます。そのデータが、2,083件の有効回答でございました。これによって17.9%ということができてきたわけでございます。それでいくと、2,083件のうち、割り返すと370ちょいぐらいの数字になっておりますが、ただ市内で全体でどれだけ貧困層、貧困の家庭がいらっしゃるのかということになりますと、率で17.9ということでありまして、今どれだけの実人数でいるのかというのは把握してございません。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 子どもの貧困率、当市が高い理由の一つに全体的な所得が低いことと、また養育費を受け取っていない割合が高いという答弁がありましたが、この養育費を受け取っていない割合が高いというのはずっと続いているのかどうか分かりませんが、このことに対して市として何か対策、対応策等を講じているのかどうか伺います。
議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
社会福祉課長(山ア善哉君) 受け取っていない数というのは、実は児童扶養手当の申請のときに聞く項目になっておりまして、そこで聞き取っている数とパーセンテージでございます。そういうことで、もらっていないからというのが今回の議員のご指摘で私どももこういうことに気づかせていただいたと。今後、こういう状態が明らかになりましたので、市の無料相談所等に相談することによりまして、少しでももらえることにつながれば、有効になりますので、そのような形で周知してまいりたいと考えております。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 実は、この受け取りに関して市が関与しているところがあります。養育費の立替払いをしております。そこら辺りも考えていただければ、多少は貧困率も緩和するのではないかなと。立替えを実行しています。立替払いをしています。
  それと、あと厚労省の独り親家庭の養育費確保に関する取組というのがありまして、母子家庭等対策部署と戸籍事務等関係部署との連携を図って取り組むようにという文書があるのですけれども、御覧になったことありますでしょうか。
議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
社会福祉課長(山ア善哉君) お答えいたします。
  私のほうで不案内でございました。存じておりませんでした。見たことはございません。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 養育費に関する規定の創設ということで、15年4月に、これ多分平成15年のことだと思うのですが、施行されています。母子及び寡婦福祉法を改正し、養育費支払いの責務等明記したとあります。それで、強制執行手続も改善しまして、平成15年の民事執行法改正で養育費等の強制執行について、より利用しやすくしたと。1度の申立てで、将来の分についても債権差押えができることになったというようなことが書かれております。
  それで、離婚届の提出のときにおける養育費取決めの促進策の実施ということで17年8月に、離婚するときなどを捉えて子の養育に関する法的義務について周知し、養育費の取決め書の作成を促すことが有効であると考えられることから、養育費に関するリーフレットを作成し、市町村へ配布とあるのです。だから、ここを40万部作ってありますから、配布されているのです。そして、それを活用して、戸籍のところに届出が来た場合は離婚届用紙交付時にリーフレットを配布してくださいねと、担当者にも啓蒙してねという取組がここで示されているのです。だから、そこら辺りの取組がないからなおさら高いのではないかなと思うのですけれども、どうですか。
議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
社会福祉課長(山ア善哉君) ご指摘のこともあろうかと思いますが、私どものほうで把握しているのは、いろんな諸事情を抱えて離婚に至るということで、一刻も早く離婚をしたいということの方もおられるようです。まずは養育費云々よりも今の現状から脱したいというお声もあったと。それ以上踏み込めないという事情もございますので、こういう法律相談もありますよということを今後お勧めして、あとは一つの方法としてお使いいただければなと思っているところでございます。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 立替払いというのはなかなかハードルが高いと思うのですけれども、実際やっぱり前向きにそういう工夫しながら取り組んでいる市町村もありますので、そこら辺りもぜひ検討していただきたいなと思います。
  それから、高等職業訓練促進給付事業、自立支援教育給付事業ですか、これらの利用実態についてお聞かせください。
議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
社会福祉課長(山ア善哉君) 清野議員のご質問にお答えいたします。
  まず初めに、高等職業訓練促進給付金でございますが、国の事業でございまして、平成23年から当市では実施してございます。23年、24年、25年にお一人ずつ記録が残ってございました。そして、26年から29年までは、実はおいでになられませんでした。30年、31年にお二人ずつ、これは同じ方でございます。2年継続してお二人の方がご利用いただいております。1人は社会福祉士を目指しておられる、もう1人は准看護師を目指しておられるということで、2つの職業につきましては資格を取得後、自立に向けた高収入、また就労のほうに即期待しているところでございます。
  続きまして、自立支援教育訓練給付金でございます。これは、医療事務の資格取得であるとか、各種、この研修を受けると企業の中でちょっとお手当が加算するよという、研修等が社内でとか設定されている場合がありますが、これに対してその研修を受けることでお給料が上がればということで給付させてお手伝いさせていただいている事業でございますが、平成30年からお使いいただいております。平成30年には3名の方、令和元年には2名の方からお使いいただいております。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) すみません。今の給付事業の給付額を教えてください。
議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
社会福祉課長(山ア善哉君) 失礼いたしました。給付額についてお伝えをいたします。
  平成23年度から全部お答えしたほうが……
               〔「最新の」と呼ぶ者あり〕
社会福祉課長(山ア善哉君) 最新の。直近2か年の部分でお伝えをいたします。平成30年度、お二人で先ほどの高等職業のほうですが、162万1,500円。令和元年度、今年度でございますが、269万4,000円でございます。上がりましたのは、国の基準額の改定によりまして単価が上がったということが影響してございます。
  続いて、自立支援教育訓練給付金のほうでありますが、平成30年度、お三方に対して19万6,547円、そして令和元年度が24万9,896円となってございます。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 社会的に評価される資格を取れば自立につながるので、ぜひこういう事業の普及も図ってもらいたいなと思います。
  それから、今年度、令和2年度において独り親家庭の家賃補助が新たな事業立てとして出てくるようでありますが、これはどの程度の額なのか、どういう人が対象なのか、その辺をちょっと教えていただけますでしょうか。
議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
社会福祉課長(山ア善哉君) 清野議員のご質問にお答えをいたします。
  まず、対象者でございますが、お一人の親御さんで頑張って養育をされている保護者に対しまして、家賃月額1万円を助成をさせていただこうというものでございます。対象者は300人を見込んでおります。一月1万円、1年で12万円、これが300人……960万円ですので……すみません。80人の方に月額で1万円ずつで、960万円となってございます。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 1万円でも非常にありがたいと思うのですが、市役所職員ですとかなりもらえますよね、家賃手当は。だから、1万円でもありがたいです。ありがたいけれども、皆さんはそこそこいいところに住んで、いい家賃補助もいただけるというようなところで、少し矛盾があるのかなとは思うのですけれども、80人というのはどこから出した数字でしょうか。
議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
社会福祉課長(山ア善哉君) 民間のアパートに実際今住んでおられる方ということで把握してございます。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) この人たちが引っ越した場合でももちろん対象になるわけでしょうけれども、引っ越すときの引っ越し費用とか、その辺は考えていないですよね。
議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
社会福祉課長(山ア善哉君) そこまでは現時点のところ想定はいたしておりません。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 子どもの貧困対策を見ますと、こういうのが内閣府のところで出てくるのですけれども、この中で教育の支援というのがあります。生活困窮世帯の子どもへの学習支援、これがもうメニューとして挙げられているわけでありますが、この辺への取組はどのような対応なのかお聞かせください。
議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
社会福祉課長(山ア善哉君) 国の補助事業で生活困窮者自立支援事業という事業費がございます。私どものほうで予算化をいたしまして、生涯学習課のほうとで温故塾、もしくは放課後スクールということで取り組んでいただいているものがこれに当たるのかなと考えてございます。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) これ多分国の考え方は民間の学習塾に代わるものとして想定しているのではないかと思うのですけれども、その辺は温故塾の質的な面とか、開催回数とか、開きはあるのですか、ないのですか、民間との。
議長(風間輝榮君) 齋藤生涯学習課長。
生涯学習課長(齋藤弥一君) 清野議員のご質問にお答えします。
  温故塾と称しまして、中学生を対象にした塾でございます。これについては現在旧4か町村の各地区に1教室、毎週土曜日、1回開催しております。笹神地区につきましては、今度小学生対象でございますが、小学生対象が週3回、あと京ヶ瀬、水原、安田地区でそれぞれやっております。今年度につきましては分田地区、安野小学校地区に拡大して教室を開いております。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 私、塾の内容、指導内容、民間と乖離があるのかどうか、進学にちゃんと対応できているのかどうか、その辺を確認したかったのですが。
議長(風間輝榮君) 齋藤生涯学習課長。
生涯学習課長(齋藤弥一君) 申し訳ありません。今の質問にお答えします。
  現在は、子どもたちが授業に遅れていく、分からないところを分からないままにしていかないという形で授業の補填と、補足として教えているものでございます。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) それでは、進学のための塾とは違うということですね。
  それと、2017年に厚労省が国民生活基礎調査をやっております。これによりますと、母子世帯の45.1%が生活が大変厳しい、大変苦しいと、やっと生活していると。45.1%です。そのほか、やや苦しいも含めますと、82.7%の人が日々の生活に苦しんでいるという状態があります。母子家庭の8割以上のお母さんが、働いてはいるのですけれども、半分以上が非正規というようなことで、こういう家庭の子どもたちが進学を望めるかというと、なかなか能力があっても、家庭のことを考えると、進学したいとは言えないという状況があるというふうに聞いていますので、何とか学習支援のほうも少し内容的なものを考えていただきたいなと思うのですが、そこをお願いしても大丈夫でしょうか。
議長(風間輝榮君) 齋藤生涯学習課長。
生涯学習課長(齋藤弥一君) 今の質問についてお答えします。
  当初放課後スクールという立ち上がりにつきましては、塾に通えない子どもたちの救済ということで始まってきて、平成25年度からスタートして現在に至っている事業でございます。その中で、子どもたちに教えている展開の中で、先ほども言ったように子どもの学習支援ということで、進学というよりも授業についていけない子どもたちの救済というような形で変化、変遷してきた経緯がございます。ただ、清野議員が言われるように、今現在参加している子どもたちにつきまして、各地区に展開しているという報告をさせていただきましたけれども、なかなか子どもたちの参加が今少ない状況であります。そういう意味では、逆に子どもたちの進学とか、そういった学力の向上、そういうものの需要があるのか、そこら辺は探っていきたいと考えてはおります。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) ちょっと古い、七、八年前のデータなのですけれども、親1人子1人の世帯で173万円が貧困ラインとされていますが、これらは生活するに精いっぱいなのです。173万円、ここから家賃を払って、衣食住、水道光熱を払うと。そんな状況があるわけですから、この金額では学習塾に通うとかなかなか言い出せないと、言えないと、そういうことを調査している団体もありますので、そこら辺り、人は少ないかもしれないのですが、しっかりフォローできるような体制もできないのかなと思いますので、よろしくお願いします。子どもの将来が生まれ育った環境に左右されることのないようしっかりフォローすることがいいまちづくりにつながると思いますので、よろしくお願いします。
  次に、職員のストレスチェックについてであります。今ほど答弁いただきましたけれども、ストレスが高いということですが、これは継続して高いのでしょうか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 今個々の方がどういうふうにストレスを感じている度合いが推移しているかということのデータはございませんので、ちょっとお答えはできません。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 個々の人のことについて私聞いたわけではなくて、少なくとも何回かやっているわけですから、個人的なまとめってしていても普通なのではないかなと思うのですが、違うのでしょうか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) すみません、ちょっと聞き取れなかったところがあるのですけれども。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) ストレスが高い人についてはある程度特定できるわけですけれども、もう何年かやっていますよね。そういう中で、同じような人がずっと続いているのであれば、やっぱりいろいろ対応しないと駄目だと思うのですが、その辺のデータもないということなのですか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) そういう意味ではなくて、どういうふうに推移しているかと今ご質問かというふうに私受け取ったので、それがどういうふうにしているかはちょっとお答え……
               〔何事か呼ぶ者あり〕
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) だから、ストレスの状況がどういうふうに推移しているのか、また個人的に高い状態がずっと続いている人がいるのかどうか、そういうことをちゃんと把握して対応しているのかどうかです。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) ストレスの結果、チェックの結果自体を私が見るというわけにはいかないのです、個々のデータを。ただ、集団、課の単位で、集団分析という言葉を使いますけれども、それで高めに出ているか出ていないかというデータは取っておりまして、そういう高い部署が継続的に高くなっているかどうかということはチェックをしているところでございます。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) では、継続して高いところはあるわけですか、組織的に。それから、またその高いところ、年度によって多少上がったり下がったりするかもしれませんけれども、高いところと、高い場合どのような影響が出てくるのか、そこら辺りをお聞かせください。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) どの部署がというご質問にはちょっとお答えできかねますけれども、集団分析の結果を所属長のほうにお伝えをして、当然所属長自体が職場の中を改善する努力を取ってもらうというのも一つ。それから、やっぱり職場の中で課員なりがいろいろ話合いをして、どういったところに問題があるのだろうねといったような、課内でのやっぱりコミュニケーション、そういったもので課題を共有して、その改善、対応をそれぞれの部署で考えていただいて、それを報告いただいているということでございます。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 先ほどの答弁で、質的負担感の低減を図る取組とかといういろいろありましたけれども、質的負担感というのは具体には何をいうのでしょうか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 端的に申しますと、やはり市民の皆様に対して住民サービスを提供しているわけでございますので、そのサービスのクオリティーといいますか、市民の皆様が受け取る満足度、そういったものを高めると、そこにやっぱり皆さん意識して業務に当たっているわけでございますので、やはりそこに多くのストレスを感じるのかなというふうに考えております。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) この質的負担感を低減させるためにはどうすればいいのですか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 一つの理由として、そのストレスと感じている部分について、例えば自分の担当業務、これはよく熟知しているのですけれども、実際、では隣の職員がほかの人の業務をよく分かっているかという部分になると、やはりそうではないということもございます。ですので、たまたまその職員が休んだりしたときに、市民の皆様からお問合せが来たときに適切にお答えをできなかったりするといったことになれば、当然市民の皆様方の満足度が落ちるわけですので、そういったところでストレスを感じるわけでございますけれども、そういった課の中での仕事の分担を、1人ではなくて複数で対応できるような、そういった体制づくりが必要なのかなというふうに考えております。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) では、確認しますけれども、労安法で求めているストレスチェックというのは、ストレスのある人を特定はできないのですね。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 特定はできます。その結果でストレスが高いというふうに判定された者については産業医の面談を行うといったことで、人事係の担当は承知をしております。それを知っている職員は、ごく少数の限られた人になります。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) では、人事管理をする人が知り得ないということですか。それだったら、なかなか人事配置とかうまくいかないのではないですか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) その部分については、毎年10月、11月頃に職員調書という形で職員のほうから、要は仕事が自分に合っているか、量的なものがどうなのか、仕事に対して自分が興味といいますか、そういったものがあるかという5段階ぐらいのレベルでチェックしていただいて、そういったものを活用しながら人員配置に参考にさせていただいています。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) では、ストレスチェックした結果が人事配置には生かされていないのですね。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) そこの部分は、完全に生かされていないということではございません。ただ、高ストレスかどうかというところの結果自体は、ちょっと私が見るわけにはいきませんのでということです。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) だから、高いストレスがある人が特定できなければ人事配置できないでしょう。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) そういったことについても、職員調書なりにやっぱり書いてあったりもしますので、そういったものを参考にさせてやらせていただいております。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 職員調書とストレスチェックの結果って全く別、同じイコールではないと思います。だから、そこら辺り全然分からないままストレスチェックやったって、なかなか個人が休職に至るような状況には対応できないのではないのですか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) ストレスチェックのそもそもの目的が、要は職員個人がストレスをどの程度感じているかと。感じたときに、それを外のほうに言えるか言えないか、そういった気づきをまずやって、自分の中でほかに相談して、同僚に相談するなりすればストレスは多少軽減されるわけですよね。そういった自分からもストレスに対して気づいていただいて、それなりの解消策を考えてもらうというのがストレスチェックの一つの大きな目的かと思います。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) この職場に衛生委員会というのはあると思いますが、その開催回数、活動状況、メンバー、それからストレスチェックの結果についてはそこに反映されているのかどうか、その辺。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 今年度の衛生委員会の開催状況を申し上げますと、7回だったかなというふうに記憶しております。すみません、今資料探しておりまして……
               〔「じゃ、後で……」と呼ぶ者あり〕
総務部長(菅原博徳君) はい。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) この前出た財界にいがたの記事を見ますと、病休者が多いというふうにありました。これは事実でいいのでしょうか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) あの数字には相違はありません。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) この病休の内訳はどうでしょうか。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 大ざっぱな言い方で申し訳ないですけれども、身体的な病気が4割、ちょっと細かいところはあれですけれども4割で、心の関係のほうが大体6割ぐらいだなというふうに私は見ています。
議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
2番(清野栄一君) 心的な要因の休職者が復帰する場合、どのような配慮をされているのかお聞きします。
議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
総務部長(菅原博徳君) 復帰に際しては数か月間のお試しの出勤をしていただいて、そこでいけそうだといったようなところになれば復帰をしていただくといったことです。
                                            
    散会の宣告
議長(風間輝榮君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれで散会します。
  なお、来週2日午前10時から一般質問を行います。
  ご協力ありがとうございました。
               散 会 (午後 4時21分)