令和元年第4回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)
令和元年12月3日(火)午前10時00分開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 一般行政報告
日程第 5 議案第120号 専決処分の承認について(専第8号 令和元年度阿賀野市一般会計補
正予算(第3号))
日程第 6 議案第121号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算(第4号)
日程第 7 議案第122号 令和元年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第 8 議案第123号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程第 9 議案第124号 令和元年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第2号)
日程第10 議案第125号 令和元年度阿賀野市下水道事業会計補正予算(第3号)
日程第11 議案第126号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条
例等の一部改正について
日程第12 議案第127号 阿賀野市特別会計条例の一部改正について
日程第13 議案第128号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する
基準を定める条例の一部改正について
日程第14 議案第129号 阿賀野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関す
る基準を定める条例の一部改正について
議案第130号 阿賀野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運
営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効
果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
日程第15 議案第131号 阿賀野市下水道条例の一部改正について
日程第16 議案第132号 阿賀野市水道給水条例の一部改正について
日程第17 議案第133号 新発田地域老人福祉保健事務組合の規約の変更について
議案第134号 新発田地域老人福祉保健事務組合の解散について
議案第135号 新発田地域老人福祉保健事務組合の解散に伴う財産処分について
議案第136号 下越障害福祉事務組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更につ
いて
日程第18 議案第137号 新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び新
潟県市町村総合事務組合規約の変更について
日程第19 議案第138号 市道路線の変更について
議案第139号 市道路線の認定について
日程第20 議案第142号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について
議案第143号 阿賀野市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正につい
て
日程第21 議案第140号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算(第5号)
議案第141号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第4号)
日程第22 報告第 26号 専決処分の報告について(専第5号 損害賠償の額の決定及び和解に
ついて)
報告第 27号 専決処分の報告について(専第6号 損害賠償の額の決定及び和解に
ついて)
報告第 28号 専決処分の報告について(専第7号 損害賠償の額の決定及び和解に
ついて)
日程第23 一般質問
〇出席議員(18名)
1番 横 井 基 至 君 2番 清 野 栄 一 君
3番 天 野 美 三 男 君 4番 近 山 修 君
5番 市 川 英 敏 君 6番 山 賀 清 一 君
8番 村 上 清 彦 君 9番 江 口 卓 王 君
10番 稲 毛 明 君 11番 宮 脇 雅 夫 君
12番 倉 島 良 司 君 14番 石 川 恒 夫 君
15番 高 橋 幸 信 君 16番 山 口 功 位 君
17番 遠 藤 智 子 君 18番 浅 間 信 一 君
19番 山 崎 正 春 君 20番 風 間 輝 榮 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
市 長 田 中 清 善 君
総 務 部 長 菅 原 博 徳 君
(総 務 課長)
民 生 部 長 米 山 和 朗 君
産 業 建設部長 逢 坂 康 之 君
(建 設 課長)
政 策 監 石 原 優 君
市 長 政 策 ・ 苅 部 一 雄 君
市 民 協働課長
危 機 管理課長 鈴 木 昇 二 君
企 画 財政課長 大 橋 晋 一 君
管 財 課 長 渡 辺 一 雄 君
税 務 課 長 山 ア 勲 君
市 民 生活課長 山 嵜 富 夫 君
健 康 推進課長 菅 井 真 由 美 君
社 会 福祉課長 山 ア 善 哉 君
高 齢 福祉課長 宮 尾 敦 君
生 涯 学習課長 齋 藤 弥 一 君
農 林 課 長 田 邉 徹 君
商 工 観光課長 相 馬 繁 行 君
公 園 管 理 関 隆 男 君
事 務 所 長
上 下 水道局長 鈴 木 智 君
会 計 管 理 者 佐 藤 耕 二 君
教 育 長 神 田 武 司 君
学 校 教育課長 菅 井 裕 治 君
農 業 委 員 会 佐 藤 浩 治 君
事 務 局 長
監 査 委 員 鈴 木 明 君
事 務 局 長
消防本部消防長 肥 田 浩 明 君
〇本会議に職務のため出席した者の職氏名
事 務 局 長 加 藤 勝 則
主 任 井 上 由 美
主 任 網 干 水 季
開 会 (午前10時00分)
〇開会の宣告
〇議長(風間輝榮君) おはようございます。皆様には、ご参集いただき、ありがとうございます。
また、本定例会につきましては、円滑に進行できますよう議員各位のご協力をお願い申し上げます。
定刻になりました。
ただいまの出席議員数は18名です。定足数に達しておりますので、これより令和元年第4回阿賀野市議会定例会を開会いたします。
また、新潟日報さん、あがの新報さん、毎日新聞社さんから写真撮影の申し出がありましたので、今会期を通じ撮影を許可いたしました。
〇開議の宣告
〇議長(風間輝榮君) これより本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(風間輝榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、3番、天野美三男さん、4番、近山修さん、5番、市川英敏さん、以上3名を指名します。
〇会期の決定
〇議長(風間輝榮君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りします。本定例会の会期は、本日12月3日から12月13日までの11日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
したがって、本定例会の会期は12月3日から12月13日までの11日間に決定いたしました。
〇諸般の報告
〇議長(風間輝榮君) 日程第3、諸般の報告を行います。
9月4日からきのうまでの主な会議、行事等の状況及び議長が決定した議員派遣につきましては、お手元に配付しております会議・行事等の状況報告書並びに議員派遣一覧のとおりです。
本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、田中市長初め25名であります。
本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から議案24件、報告3件です。議会からは、陳情1件、選挙1件、委員長報告3件、申し出4件のほか議員派遣についてです。
受理いたしました陳情は、お手元の陳情文書表のとおり、所管の常任委員会へ付託しましたので、報告いたします。
なお、議員各位に配付のとおり、本定例会に執行部から職員の給与改定にかかわる各会計補正予算2件と条例の一部改正に関する議案2件が追加提出されました。この追加議案につきましては、11月22日開催の議会運営委員会で審議方法をご協議いただいておりますので、お手元の議事日程により上程してまいります。
去る11月22日、議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議いただいた結果、お手元に配付の会期日程により運営することといたしました。
以上で諸般の報告を終わります。
〇一般行政報告
〇議長(風間輝榮君) 日程第4、田中市長から一般行政報告を求めます。
田中市長。
〔市長 田中清善君登壇〕
〇市長(田中清善君) 本日、令和元年第4回阿賀野市議会定例会の開会にあたり、議員各位のご健勝をお慶び申し上げます。
また、日頃より市政発展のためにご尽力をいただいておりますことに、深く敬意を表しますとともに感謝申し上げます。
はじめに、10月中旬、強い勢力を維持して上陸した台風19号により、1都12県に特別警報が発せられ、これまでに経験したことのない記録的な豪雨となり、関東・東北・長野県及び本県におきましても、阿賀町や上中越地方など各地に甚大な被害をもたらしました。この度の災害でお亡くなりになられた方々に、謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災されました皆さまに心からお見舞いを申し上げます。また、市民の皆さまからは災害義援金という心温まるご厚志をいただき、早々、日本赤十字社を通じて現地に送金、お見舞い申し上げたところでございます。被災地においては一日も早く復旧・復興がなされ、被災されました皆さまが早期に普段の生活に戻れるよう、心から願っているところであります。来る年は、災害のない明るい穏やかな年になればと願っております。
それでは、第4回阿賀野市議会定例会に際し、一般行政報告を申し上げます。
はじめに、除雪計画について申し上げます。阿賀野市では、市民の安全・安心な道路交通の確保に向けた除雪体制の確立を図るため、先月、除雪計画を策定し降雪への準備を完了いたしました。計画では、機械除雪を行う市道の延長は、消雪パイプの新設整備等により、昨年度より4.2km減少し293.3km、歩道除雪延長は、昨年度より0.2km増加し27.4kmとなっております。また、除雪機械の出動台数は市保有と業者保有併せて90台により、午前2時30分から出動できる体制を整えたところであります。
一方、消雪パイプ設置による融雪延長は、昨年度より5.7km延伸の220.6kmとなり、機械除雪とともに市民の皆さまの冬期間の道路交通確保を図ってまいります。
次に、文化祭等について申し上げます。9月15日から11月30日まで、天皇陛下御即位記念、第34回国民文化祭・にいがた2019、第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会が開催され、当市では11月9日、風とぴあにおいて、まちあるきをテーマにやすだ瓦ロードを散策、また、匠の職人技を体感する催しが開かれ、市外の方からも大勢の参加をいただいたところであります。また、阿賀野市文化祭では、10月中旬から先月中旬の間、4地区において開催され、展示関係では、絵画、写真、書道、手芸、活花など多くの団体が参加、保育園児や小学生の絵画、中学生の菊など、数多く展示され、子どもたちと保護者の姿も多く見られたところであります。その他、昨年まで代官所で開催していたお茶会は、今年は水原公民館で開催され、あでやかに装った和服姿のご婦人などで賑わっておりました。文化祭、芸能祭は、出演者や出品者及び来場者が和やかに交流しながら、芸術・文化に触れる大切な場となっておりますので、今後も市民による文化の香り高いまちづくりを推進してまいります。
次に、次代を担う子ども達について申し上げます。10月下旬阿賀野市小中学校音楽祭が水原総合体育館において開催されました。小学校は、各校代表による合唱と合奏が、また、中学校は各校の吹奏楽部による合同演奏と各校1年生代表による合唱が行われ、生の合唱や合奏、演奏を聴いてまいりました。子どもたちが友達と心を一つにして、協力して練習を重ねてきた成果の発表は、いずれもすばらしく楽しい発表会となりました。また、ふるさとへの愛着と、阿賀野市の未来を創造する子どもたちの成長を目的に、あがの子ども未来フォーラムが市内中学校区ごとに開催されました。教育活動の中で地域に学び、地域でつながる経験を深めた学習活動の発表が行われ、小中学校とも工夫された発表で、見応えのある内容でした。
次に、あがのわくわく産業フェアについて申し上げます。先月上旬、阿賀野市の産業や特産品をPRする『あがのわくわく産業フェア 2019』がサントピアワールドで開かれました。今回が8回目の開催であり、141の事業者・団体が出展し、昨年同様の約1万1千人が来場されました。農・商・工の事業者が一堂に集い、新たな出会いや発見を通じて、その魅力を発信することを目的とした取り組みであり、市内企業の紹介をはじめ、農畜産物の販売や市内産の食材を使用した飲食物の提供、ものづくり体験等を通じて、阿賀野市の新たな魅力や逸品を広くPRいたしました。
最後に、国県等への事業要望について申し上げます。10月中旬から先月下旬にかけまして安全・安心の道づくりを求める全国大会に参加、また阿賀野バイパス・道の駅整備促進について、国土交通省並びに国会議員へ要望してまいりました。
安全・安心な市民の暮らしを守るため、地域を支える道路整備、道路関係予算の確保、阿賀野バイパス早期開通や道の駅の整備に向けた事業の促進をお願いしたところでございます。また、先月下旬に阿賀野川治水協会において国土交通省に要望書を提出し、河川改修等の治水事業の推進をお願いしたところであります。これからも市民の安全・安心の確保、地域経済の活性化のため、国・県等に対しては、機会を捉えて要望活動を行ってまいります。
以上、令和元年第4回議会定例会における一般行政報告とさせていただきます。
結びに、この度の議会定例会において提出いたしました全議案に対し、慎重ご審議を賜り、その趣旨とするところ十分ご理解をいただき、満場の賛同によりご承認をお願い申し上げる次第であります。
なお、9月4日以降の会議・行事等の主な出席につきましては、お手元に配布させていただいております報告書のとおりでありますので、後ほどご確認くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) 以上で一般行政報告を終わります。
〇議案第120号 専決処分の承認について(専第8号 令和元年度阿賀野市一
般会計補正予算(第3号))
〇議長(風間輝榮君) 日程第5、議案第120号 専決処分の承認について 専第8号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算第3号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第120号 専決処分の承認について、提案理由を説明申し上げます。
本件は、11月15日に専決処分した補正予算について承認を求めるものであります。一般会計補正予算第3号として、歳入歳出それぞれ103万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ209億9,177万2,000円としたものであります。
補正の内容は、教育支援を目的とした寄附があったことから、来年度から小学校で必修化されるプログラミング教育に対応するための経費に充てるため、所要額を歳入歳出にそれぞれ計上したものであります。
歳入につきましては、教育寄附金100万円、財源調整のため前年度繰越金3万円を増額、歳出につきましては、市立図書館にプログラミング教育支援機器を導入するための経費として、コンセント配線工事費6万円、タブレットパソコン等の機器購入費97万円の増額を計上したものであります。今回の補正は、緊急を要する案件のため、専決処分をしたものであり、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) ご異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第120号を採決します。
お諮りします。議案第120号は承認することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第120号は承認することに決定しました。
〇議案第121号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算(第4号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第6、議案第121号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算第4号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第121号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算第4号について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、補正予算第4号として、歳入歳出に2億4,134万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ212億3,311万4,000円とするものであります。
主な補正の内容として、歳入につきましては、交付額確定による普通交付税2億93万2,000円を増額し、国県支出金及び市債においては、事業費の確定や内示等による増減額を計上したほか、今後の財政需要に資するための基金積立金及び一般財源の調整として、前年度繰越金1億9,701万4,000円を増額いたしました。
歳出につきましては、神山小学校区の学童保育施設の開設に向けた整備のため、神山児童クラブ開設準備工事費145万円、やすだ児童クラブの活動場所をコミュニティセンター城のうちに移転するための工事費65万円を増額したほか、西部工業団地において、工場建設の地盤改良に要する費用に助成する企業立地地盤改良奨励助成金1,000万円を増額し、そのほか広域ごみ処理施設整備及び環境センターの延命化に備えたごみ処理施設整備基金積立金2億5,000万円、将来の医療機器更新等に備えたあがの市民病院整備基金積立金1億円を増額したものであります。
第2表におきましては、企業立地地盤改良奨励助成金を令和2年度から令和8年度まで7年間1,000万円ずつ交付するため、7,000万円の債務負担行為を追加するほか、主に令和2年度当初から履行する必要がある業務の契約を行うための債務負担行為補正をするものであります。
第3表におきましては、臨時財政対策債の確定と国営附帯県営かんがい排水事業負担金の増額による地方債補正をするものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) この西部工業団地の地盤改良に関する費用の助成ですけれども、このことについてもう少し詳しくちょっと説明をお願いしたいのですけれども。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) お答えいたします。
西部工業団地、笹神地区にございますが、そこの工業団地に企業進出された場合に、軟弱地盤の対策費として助成金を交付するものであります。これにつきましては、助成金交付要綱に定めておりますので、それに従いまして交付するものであります。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) これは、具体的に言うと、佐藤食肉が増築するというための地盤改良が必要だと、これは国、県の補助金とか、交付金はどういうふうになっているのですか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) おっしゃられるとおり、株式会社佐藤食肉に対する助成でありまして、この地盤改良助成に対して国、県の助成金は入ってございません。市の単独費となっております。
〇議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) これで質疑を終わります。
議案第121号は、お手元の議案付託表のとおり、各常任委員会に付託いたします。
〇議案第122号 令和元年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第7、議案第122号 令和元年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第122号 令和元年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第2号について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、補正予算第2号として、歳入歳出に6,556万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ41億4,987万1,000円とするものであります。
補正の内容として、歳入につきましては、繰入金におきまして、保険基盤安定繰入金1,397万9,000円、事務費繰入金43万円、国庫支出金におきまして、社会保障・税番号制度システム整備費補助金611万6,000円を増額したものであります。また、県支出金におきまして、保険給付費等交付金の特別交付金分388万2,000円、繰入金におきまして、財政安定化支援事業繰入金分394万5,000円を減額した一方、前年度繰越金として5,286万7,000円を増額したものであります。
歳出につきましては、人事異動等に伴う職員人件費43万円、システム改修にかかわる業務委託料611万6,000円、諸支出金におきまして、過誤納還付金40万円を増額しました。また、基金積立金におきまして、前年度繰越金等に余剰金が生じたことによる納付金準備基金積立金4,022万9,000円、県支出金返還金1,070万8,000円、一般会計繰出金768万2,000円を増額したものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第122号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第123号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第3号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第8、議案第123号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第3号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第123号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第3号について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、補正予算第3号として、歳入歳出に1,995万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ51億1,466万円とするものであります。
主な補正の内容として、歳入につきましては、高額介護サービス給付費の増額に伴う国庫負担金400万円、調整交付金122万円、支払基金交付金540万円、県負担金250万円を増額したほか、新たに補助金の交付内示のあった保険者機能強化推進交付金763万円を増額したものであります。また、実績見込みによる基金繰入金3,646万5,000円を減額した一方、前年度繰越金4,089万4,000円を増額したものであります。
歳出につきましては、総務費におきまして、人事異動に伴う職員人件費34万8,000円、保険給付費におきまして、実績見込みにより高額介護サービス給付費2,000万円を増額した一方、地域支援事業費では、人事異動に伴う職員人件費45万4,000円を減額したものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第123号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第124号 令和元年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第2号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第9、議案第124号 令和元年度阿賀野市水道事業会計補正予算第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第124号 令和元年度阿賀野市水道事業会計補正予算第2号について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、補正予算第2号として、収益的収入及び支出につきまして、収入を4,296万7,000円増額し、総額13億4,900万8,000円に、支出を870万2,000円減額し、総額12億1,990万9,000円とするものであります。
補正の内容として、収入につきましては、放射性物質を含む浄水発生土の保管・処分費等の東京電力株式会社に対する賠償請求額確定により、特別利益4,296万7,000円を増額したものであります。
支出につきましては、人事異動等に伴う職員人件費の増減により、営業費用を1,324万9,000円減額したほか、償還利息額確定に伴う企業債利息181万9,000円の減額や消費税再計算に伴う費用636万6,000円の増額により、営業外費用を454万7,000円増額したものであります。
資本的収入及び支出につきましては、支出を14万円減額し、総額9億2,158万3,000円とするものであります。
補正の内容として、職員人件費の精査により、建設改良費14万円を減額したものであります。この結果、当年度純利益につきましては5,485万2,000円増加し、9,962万8,000円となる見込みであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
14番、石川恒夫さん。
〇14番(石川恒夫君) 参考までに内容的なものをお聞かせをください。
特別収益、要は大室浄水場で浄化汚泥の処分にかかわる保管含めてでありますけれども、それに係る東京電力からの賠償金であります。30年度に要は域外処分をした放射性汚泥、100ベクレル以上8,000ベクレル以下、その量はどの程度になっているのか。また、現状でも若干最近ちょっと新聞報道でないのですけれども、最近も発生していると思うのですけれども、現状での要は100ベクレル以上8,000ベクレル未満の汚泥の現状での保管状況はどうなっているのか、量を含めてお聞かせをください。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木上下水道局長。
〇上下水道局長(鈴木 智君) 石川議員の質問にお答えいたします。
現在いまだにまだ保管しているもの、8,000ベクレル以上につきましては、いまだに200トンを現在保管を続けております。これにつきましては、国の方針が決まらない限りは、今後もそのまま継続して保管を続けていかなければならないような状況になっているところでございます。
30年度におきましては、平成29年6月30日から29年9月20日の間に出ましたものに関しまして471.76トン、それから加えまして平成30年1月31日から平成30年5月14日までの間に搬出いたしました処理したものが133トンございました。
〇議長(風間輝榮君) 14番、石川恒夫さん。
〇14番(石川恒夫君) 東日本大震災、福島原発のあの事故からもう8年でしょうか、まだ汚泥に放射性物質が現状でもまだ出ているわけですよね。それと、要は国で処分をするという約束なわけでありますけれども、8,000ベクレル以上、まだ国の最終処分場ですか、それがまだ確定しないということで、もう7年、8年保管状況が続いているわけでありますけれども、早く国のほうでそういう最終処分場の確定をしていただければ、地域住民も安心するのかなと願うところでありますけれども、現状での発生状況、若干31年度4月以降、どの程度発生しているのか、参考までにお聞かせください。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木上下水道局長。
〇上下水道局長(鈴木 智君) 今年度におきましては、第1期分といたしまして、5月13日から22日の間に340トン搬出しております。第2期目といたしまして、今後410トンほど予定しておりまして、合計で今年度におきましては750トンの搬出を予定しているということでございます。先ほど若干説明が私不足しておりましたけれども、今回搬出を予定しておるものは、通常の浄水発生土に伴うものでございまして、放射性濃度に関しましては、100ベクレル以下となっております。
〇議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) これで質疑を終わります。
議案第124号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第125号 令和元年度阿賀野市下水道事業会計補正予算(第3号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第10、議案第125号 令和元年度阿賀野市下水道事業会計補正予算第3号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第125号 令和元年度阿賀野市下水道事業会計補正予算第3号について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、補正予算第3号として、収益的収入及び支出につきまして、収入を540万6,000円減額し、総額19億2,862万9,000円に、支出を1,465万8,000円減額し、総額19億6,665万9,000円とするものであります。
補正の内容として、収入につきましては、事業費組み替えにより国庫補助金を600万円減額した一方、他会計補助金を59万4,000円増額したものであります。
支出につきましては、営業費用として、人事異動により人件費を717万2,000円、早期接続支援事業補助金等補助交付金を600万円それぞれ減額した一方、集落排水処理場の廃止に伴い、汚泥処分費として委託料を26万4,000円、汚泥くみ取り料として手数料を33万円それぞれ増額し、また営業外費用として企業債利息の利率確定により208万円を減額したものであります。
資本的収入及び支出につきましては、収入を52万4,000円増額し、総額16億4,942万5,000円に、支出を977万6,000円増額し、総額21億8,925万8,000円とするものであります。
補正の内容として、収入につきましては、事業費組み替えにより国庫補助金を600万円増額した一方、人件費減額等により、他会計補助金を547万6,000円減額したものであります。
支出につきましては、整備費として、人事異動により人件費を301万6,000円、事業精査により委託料1,000万円、補償費を500万円それぞれ減額した一方、工法変更等により工事請負費を2,700万円増額したものであります。また、パソコンオペレーションシステムの入れかえにより、ソフトの入れかえが必要となったため、賃借料を21万4,000円増額し、改良費として人事異動により人件費として31万3,000円、企業債償還金として企業債利息の利率確定により元金26万5,000円を増額したものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第125号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第126号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に
関する条例等の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第11、議案第126号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例等の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第126号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例等の一部改正について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行により、会計年度任用職員制度が新たに導入されることに伴い、関係条例において法改正の趣旨を踏まえた所要の改正を行うものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第126号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第127号 阿賀野市特別会計条例の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第12、議案第127号 阿賀野市特別会計条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第127号 阿賀野市特別会計条例の一部改正について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、市営西部工業団地造成事業にかかわる市債の元利償還が平成30年度に終了したこと及び市営西部工業団地の用地無償貸し付け期間が令和元年12月31日で満了し、用地売却が終了することから、工業団地造成事業特別会計を廃止するため、これに伴う所要の改正を行うものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第127号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第128号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営
に関する基準を定める条例の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第13、議案第128号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第128号 阿賀野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、本年10月から実施された幼児教育・保育無償化に伴い、所要の改正を行うものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第128号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第129号 阿賀野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運
営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第130号 阿賀野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設
備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介
護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条
例の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第14、議案第129号、議案第130号を一括議題といたします。
一括して提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第129号 阿賀野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第130号 阿賀野市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、長期療養のための医療と介護を提供する介護保険施設である介護医療院が新たに本市において開設されることに伴い、所要の改正を行うものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから一括して質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第129号、議案第130号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第131号 阿賀野市下水道条例の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第15、議案第131号 阿賀野市下水道条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第131号 阿賀野市下水道条例の一部改正について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の公布に伴い、成年後見人等にかかわる欠格条項、その他の権利の制限にかかわる措置の適正化を図る必要が生じたため、所要の改正を行うものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第131号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第132号 阿賀野市水道給水条例の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第16、議案第132号 阿賀野市水道給水条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第132号 阿賀野市水道給水条例の一部改正について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、水道法の一部を改正する法律の公布によって、指定給水装置工事事業者の指定の更新制度が設けられることに伴い、所要の改正を行うとともに、給水装置工事にかかわる設計の審査及び工事検査手数料の規定整備を行うものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第132号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第133号 新発田地域老人福祉保健事務組合の規約の変更について
議案第134号 新発田地域老人福祉保健事務組合の解散について
議案第135号 新発田地域老人福祉保健事務組合の解散に伴う財産処分につ
いて
議案第136号 下越障害福祉事務組合の共同処理する事務の変更及び規約の
変更について
〇議長(風間輝榮君) 日程第17、議案第133号から議案第136号までを一括議題といたします。
一括して提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第133号 新発田地域老人福祉保健事務組合の規約の変更について、議案第134号 新発田地域老人福祉保健事務組合の解散について、議案第135号 新発田地域老人福祉保健事務組合の解散に伴う財産処分について、議案第136号 下越障害福祉事務組合の共同処理する事務の変更及び規約の変更について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、令和2年3月31日限りで新発田地域老人福祉保健事務組合を解散し、これに伴って同組合の事務及び財産を下越障害福祉事務組合に承継し、財産処分についても全て下越障害福祉事務組合に帰属させ、あわせて下越障害福祉事務組合の名称を下越福祉行政組合に変更するものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから一括して質疑を行います。
12番、倉島良司さん。
〇12番(倉島良司君) 一つお尋ね申し上げますが、これは毎年何月ごろだか、新発田のほうから決算書類みたいなのが来る、あの団体のことかと思うのですけれども、これは勉強不足もありまして、詳しいことわからないのですが、せっかくの報告書を見てもなかなかのみ込めない状況もありますので、改めて大ざっぱでいいのですけれども、この団体が現状はどうなっているのか。そして、なぜこの時期に解散することになったのか、その点かいつまんだ説明をお願いしたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
〇社会福祉課長(山ア善哉君) 倉島議員のご質問にお答えいたします。
これまで高齢者の一部事務組合と障がい者に係る一部事務組合を2つ同じ建物の中でやっておったわけなのですが、行政効率が悪いという部分もございまして、1つにまとめて事務処理をしようということで、今回改正するものでございます。障がいにおきましては、やまやの里等を運営している団体でありまして、あとは高齢のほうですと、あやめ、ひめさゆり、そしてやすらぎという高齢施設を運営している団体でございます。
〇議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) これで質疑を終わります。
議案第133号から議案第136号までは、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第137号 新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減
少及び新潟県市町村総合事務組合規約の変更について
〇議長(風間輝榮君) 日程第18、議案第137号 新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び新潟県市町村総合事務組合規約の変更についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第137号 新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び新潟県市町村総合事務組合規約の変更について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、令和2年3月31日限りで新潟県市町村総合事務組合から新発田地域老人福祉保健事務組合を脱退させることとするため、組織する地方公共団体の数を減少し、これに伴って規約を変更するものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第137号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第138号 市道路線の変更について
議案第139号 市道路線の認定について
〇議長(風間輝榮君) 日程第19、議案第138号、議案第139号を一括議題といたします。
一括して提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第138号 市道路線の変更について、議案第139号 市道路線の認定について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、宅地造成により整備された1路線と路線延長に伴う1路線の変更認定を行うとともに、整備済み道路の寄附採納を受けた2路線と宅地造成により整備された2路線をそれぞれ新規認定するものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから一括して質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第138号、議案第139号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第142号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正につい
て
議案第143号 阿賀野市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改
正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第20、議案第142号、議案第143号を一括議題といたします。
一括して提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第142号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について、議案第143号 阿賀野市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、人事院勧告に基づく法律が11月22日付で公布されたことに伴い、この給与改定に準拠して、本市の一般職の給与を改定するため、所要の改正を行うものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから一括して質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第142号、議案第143号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第140号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算(第5号)
議案第141号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第4号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第21、議案第140号、議案第141号を一括議題といたします。
一括して提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第140号の一般会計、議案第141号の介護保険特別会計の補正予算について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、人事院勧告に基づく一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律が11月22日付で公布されたことに伴い、この給与改定に準拠して本市の一般職等の給与を改定することから、職員人件費等を補正計上するものであります。
初めに、議案第140号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算第5号につきまして、歳入歳出に376万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ212億3,688万2,000円とするものであります。
補正の内容として、歳出につきましては、職員人件費の増額と特別会計への職員人件費繰出金を増額したものであります。
歳入につきましては、一般財源の調整として、前年度繰越金を同額増額したものであります。
次に、議案第141号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第4号につきましては、歳入歳出に11万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ51億1,477万8,000円とするものであります。
補正の内容として、歳出につきましては、職員人件費を増額し、歳入につきましては、一般会計からの繰入金を同額増額したものであります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから一括して質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第140号、議案第141号は、お手元の議案付託表のとおり、各常任委員会に付託いたします。
〇報告第26号 専決処分の報告について(専第5号 損害賠償の額の決定及び
和解について)
報告第27号 専決処分の報告について(専第6号 損害賠償の額の決定及び
和解について)
報告第28号 専決処分の報告について(専第7号 損害賠償の額の決定及び
和解について)
〇議長(風間輝榮君) 日程第22、報告第26号から報告第28号までを一括して議題といたします。
一括して報告を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 報告第26号から第28号まで、専決処分を行いました損害賠償の額の決定及び和解について報告いたします。
報告第26号につきましては、9月3日阿賀野市山倉地内において、職員が除草作業をしていた際、草刈り機によって跳びはねた小石が原因で、駐車していた車両の窓ガラスを損傷させたものであります。
報告第27号につきましては、8月17日阿賀野市保田地内において、公用車で企業の構内を通過した際、インターネット配線の高さ確認が不十分であったため、車両上部と配線が接触し、配線及び金具を損傷させたものであります。
報告第28号につきましては、10月1日阿賀野市保田地内において、市施設管理の瑕疵により、防護フェンスの高さ不足が原因で、ソフトボールが民家のガラスに当たり、損傷させたものであります。
以上、3件につきましてご報告申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで報告第26号から報告第28号までの報告を終わります。
〇一般質問
〇議長(風間輝榮君) 日程第23、一般質問を行います。
あらかじめお知らせしてありますとおり、本日の一般質問は順番1番、近山修さんから順番5番の宮脇雅夫さんまでといたします。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
したがって、本日の一般質問は順番1番から5番までとすることに決定しました。
それでは、順次発言を許します。
4番、近山修さん。
〔4番 近山 修君登壇〕
〇4番(近山 修君) おはようございます。4番、近山修です。通告に基づきまして、1点質問させていただきます。
田中市長の2期8年における選挙公約に対する自己評価について伺います。田中市長の2期目の任期もあと4カ月となりました。この間阿賀野市総合計画を策定し、7つの政策を掲げて阿賀野市の発展に向けて努力してこられましたことの自己評価をどのようにされるのか、伺います。よろしくお願いします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 近山議員のご質問にお答えをいたします。
私の2期8年の実績、自己評価についてでありますが、この点について私みずからが言うのは少しおこがましい気がしておりますが、ご質問ですので、申し上げさせていただきます。
就任当初に掲げました安全、安心な暮らしの実現など、5つの政策とそれを支える2つの政策、市民協働の推進、信頼される行政経営、これを基本に、それらの実現のため全力で市政運営に当たってまいりました。その中には、実現できたものや実現に近づいているもの、思ったほどうまくいっていないものなどがありますが、それなりにできたものと考えております。具体的に申し上げますと、1つ目の安全、安心な暮らしの実現では、阿賀野川や安野川など河川改修の整備促進、防災無線の整備及び自主防災組織率の向上など、ハード、ソフト両面で防災、減災対策を強化させていただきました。また、地域医療では必要なときに、必要な医療が受けられるよう、医師の確保に努めるとともに、あがの市民病院内に生活習慣病予防治療センターや消化器病センター、運動器疾患医学講座を開設し、診療機能を強化いたしました。
2つ目の高齢者、障がい者福祉の充実では、水原総合体育館、水原公民館、瓢湖いこいの家の改修や安田交流センターの建設を初め、市立図書館、安田交流センターに運動器具を配置及び高齢者の体育施設の使用料免除、新潟大学医学部健康講座塾の開催、ラジオ体操の普及、促進などソフト両面から高齢者の健康づくりに取り組みをさせていただきました。また、障がい者支援では障がい者基幹相談支援センター、Lプラン及びグループホームを開設するなど、障がい者の自立を支援するとともに、手話普及啓発事業や老人世帯除雪事業、高齢者訪問理美容助成事業及び人工透析通院費助成事業など、障がい者福祉の充実を図ってまいりました。
3つ目の子ども育成支援の充実でありますが、高校卒業までの子ども医療費助成や病児保育、子育て支援センターにこにこの開設、多子世帯の保育料無償化、特定不妊治療費、妊産婦医療費及び産後健診助成など、子育て世代の経済的、精神的負担を軽減し、またふれあい広場、天朝山公園の遊具、園地の整備を行い、子育て環境の充実に取り組んでまいりました。
教育では、放課後スクールや温故塾を開設、奨学金制度に入学準備金を導入、意欲のある全ての子どもがひとしく学べる環境を整備、施設整備においても、学校の耐震化、大規模改修及び安田給食センターを新築するとともに、全校にエアコンを設置し、学習環境を改善、また電子黒板やタブレット端末を配置及び無線LANを整備するなど、IT技術を活用した教育の推進を図ってまいりました。
4つ目の地域経済の活性化におきましては、国道49号阿賀野バイパスと道の駅の供用時期にめどをつけるとともに、住宅リフォーム補助制度や住宅取得支援制度、自治会集会施設建設補助など、地域経済、産業の振興、瓢湖園路の整備など観光振興及び圃場整備の促進など農業振興を推進してまいりました。
5つ目の生活に密着した住環境の整備におきましては、消雪パイプを市道全布設延長221キロメートルのうち43キロメートル、約20%をこの8年間で整備させていただきました。また、市民協働の推進では、道路側溝清掃自治会支援制度を創設、農商工連携によるわくわく産業フェアの支援、文化活動支援など、多くの分野で市民の力を活用した取り組みを行ってまいりました。そして、何といいましても、肝は信頼される行政経営であります。27年度からの合併算定がえの段階的地方交付税の縮減に伴う歳入が減少したにもかかわらず、平成30年度決算では実質公債費比率は10.6%、経常収支比率は88.2%、財政調整基金など主要3基金は54億円を確保、やるべきことはしっかりとやり、節約すべきは節約し、住民福祉の向上と阿賀野市の発展に資する、いわゆる成長戦略と財政健全化の両立を図ってきたところであります。
以上、簡単につらつらと述べさせていただきましたが、それなりにみずからの責任、そして役割は果たせたものと思っているところであります。
〇議長(風間輝榮君) 4番、近山修さん。
〇4番(近山 修君) ありがとうございました。それでは、再質問させていただきます。
答弁は、2期8年にわたる実績が述べられていて、評価するものであります。その中で市の基幹産業である農業振興については、圃場整備等としか挙げられておりませんけれども、そのほか農業振興の関係で何か実績がありましたらお願いします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 農業につきましては、ここに確かに圃場整備、代表的なものを述べさせていただきましたけれども、ご承知のとおり阿賀野市というのは米が中心となって農業が成り立ってきております。ただ、近年米価の下落、そういったものもあって、農業生産額というのが一向に上がっていないのです。そういったことで、私どもとしてはあわせて園芸、こういった部分を振興していきたいということで、園芸振興の補助制度あるいはそれの導入に向けたインセンティブとなるうららの森農業ハウス、トマトハウスです。そういったものを整備させていただきました。これは全てがやはり農家の方々、米プラス園芸、そういった方向にかじを切っていただけるように支援、補助制度を設けたり、あるいはモデル事業をつくったというところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 4番、近山修さん。
〇4番(近山 修君) ありがとうございました。
その中で、細かいことになりますけれども、よく五頭温泉郷に泊まって農業体験をしてもらって、そういうふうな予算の説明のとき結構あったと思うのですけれども、その辺今どういうふうな取り組みがなされているのか、ちょっとお伺いします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) クラインガルテンといいますか、亡くなられた中島議員から再三にわたりまして質問を受けたことを覚えておりますけれども、農業を体験しながら滞在し、観光に回るというようなクラインガルテン、そういった部分今その先駆けとなるべき施設として、うららの森のトマトハウス、それをつくったわけですが、それに付随する宿泊施設、五頭温泉郷、これがいま一つ入り込みが少ないなと、ですからもう少しその部分をこれから強化していかなければならないものと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 4番、近山修さん。
〇4番(近山 修君) その辺を進めていただければもっと五頭温泉郷も活性化しますし、ぜひともその辺進めていただきたいと思います。
あとまた、細かいことなのですけれども、防災行政無線の関係ですけれども、これ常に議会報告会行きますと、防災行政無線が聞こえないとか、ゆっくりしゃべっていて何言っているのかわからないとか、そういうふうなことが上がりまして、結構議会でもいろいろ質問されたりしている方もいるのですけれども、その辺今どういうふうな、常に改良しましたようなことを言っているのですけれども、さっぱり効果が見えないのですが、その辺どんなふうになっているか、課長ひとつよろしくお願いします。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) お答えいたします。
防災行政無線物すごくよく聞こえるというようなところまではなかなか至りません。今現在やっているのは、前から申し上げておりますけれども、例えば言葉の間合いですとか、話すスピード、こういったものの調整かけた上で、隣接し合う子局、スピーカー同士、これがハウリングしないように今実は3系統に分けて無線流すときは流しております。例えば今ここに1カ所、ここに1カ所、ここに1カ所あった場合、こことここを例えば一緒に流すとか、これは後に流すとかいうような3系統立てでもって流して、何とか聞きやすいようなことで取り組みはしておりますけれども、なかなか住民の皆さんからはその辺ご理解いただけない、聞こえないという声はいただいているのは事実でございます。
〇議長(風間輝榮君) 4番、近山修さん。
〇4番(近山 修君) ぜひともその辺改善よくしていただきまして、それとあと今メールですか、ハイカラな器械よくわかりませんけれども、スマホか何かで調べることできるようなあれがあるらしいのです。その辺の周知が徹底されていないということで、ちょっと名前忘れましたけれども、その辺の周知はどうなっているのか。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 私どもも各自治会のほう出ますと、お願いしていることになりますけれども、まず防災無線何か言っていたけれども、聞き取れなかったといった場合は、62―8150、この電話をかけていただきますと、直近の防災無線で流した内容を聞くことができます。これを皆様方例えば外にいて何か言っていたなと思ったら、ここへ電話かけてくださいというお願いが1つ、あともう一つは、安全安心メールになります。防災無線で流した内容というのは、全てが安全安心メールとして流れます。したがいまして、仮に阿賀野市にいない、今新潟にいたとしても、安全安心メールで今何が起こったのだというのをこれ確認することができますので、携帯電話をお持ちの方は、ぜひともその安全安心メールの登録をしてくださいということで、今お願いをしております。
〇議長(風間輝榮君) 4番、近山修さん。
〇4番(近山 修君) ありがとうございました。ぜひともよろしくお願いしたいと思います。
それでまた、市長にお聞きしますけれども、平成30年度の阿賀野市まちづくり報告書によりますと、事業の成果が上がっている報告と上がっていない報告がありますが、その中で組織人事マネジメントの充実では、ポイントの低下が上げられますと、そのようになっているのですけれども、政策を施行していくには、職員との意思疎通が大事だと思っています。今市長に対する職員の評判が非常に悪いのがちょっと聞こえてきますので、その辺今隣の阿賀町の神田町長は、就任以来職員といろいろな、小さい町ですから、一緒にお昼食べたり、いろんな対応をやって、職員との意思疎通に努めていると聞いておりますが、市長は今後職員とのそういう意思疎通をどういうふうにやっていかれるのか、ちょっとお聞きします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 職員との意思疎通に阿賀町の神田町長がカレーライスを食べる、これ以前も県庁のほうの知事が同じような試みをやっていましたけれども、なかなか職員数が多い中では、そしてまたそれを時間を確保するのが非常に難しいのだろうなと、一過性に終わらなければいいなと思っておりますけれども、人ごとですが。我々は、職員とのコミュニケーションというのは、大変重要でありますが、私の市長室、常にオープンになっておりまして、職員は誰でもが自由に入れる、そしていつでもコミュニケーションがとれる、そういうような環境をつくってございます。したがいまして、以前は飲みニケーションというのもやりましたけれども、今ほど申し上げましたとおり、時間等の確保、あるいはそういった状況が全員一致するというのがなかなか難しい、今は市長室をオープンにすることによって、コミュニケーションを確保する、そういうような方向で努めさせていただいております。
〇議長(風間輝榮君) 4番、近山修さん。
〇4番(近山 修君) ありがとうございました。
市長室がオープンとなっていますけれども、職員入りにくいと思うのです。その辺またいろいろな工夫しながら、職員の施策に対する理解を深めていただいて、うまくいくにはやっぱり職員と心を通わさないといけないと思いますので、その辺よろしくお願いしたいと思います。
それと、あと今新潟日報とあがの新報で、出馬を表明されている方がいますけれども、本人聞いたりしますと、まだはっきりしていないと、そういうふうなことを言っているみたいなのですけれども、市長はきょうの新聞にもありますけれども、出馬されるような動きも見えますが、出馬されるのであれば、曖昧な答えではなく、はっきりと表明されたほうがよいと思いますが、いかがですか、その辺。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 非常に難しいご質問、私もきょうの新潟日報の新聞記事、まさかきょうそういう形で出るとは思っていなかったのですが、私としては今出馬の方向で検討をさせていただいている。ですから、二転三転するようなことなく、明確にそのときには表明させていただければと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 4番、近山修さん。
〇4番(近山 修君) どうもありがとうございました。いろいろお聞きしましたけれども、頑張ってください。
質問を終わります。ありがとうございました。
〇議長(風間輝榮君) 質問を改めます。
5番、市川英敏さん。
〔5番 市川英敏君登壇〕
〇5番(市川英敏君) 5番、市川でございます。このたび鳥獣害対策について質問いたします。
鳥獣は、自然環境を構成する重要な要素の一つであり、生活環境を保持、改善する上で欠くことのできない役割を果たしておりますが、近年熊、ニホンジカ、イノシシ、猿、タヌキ、ハクビシン等の生息分布域が拡大しており、中山間地だけにとどまらず、市街地付近でも鳥獣の出没が多く確認され、農作物の被害はもとより、人的被害も多く発生しております。農村では、高齢化や過疎化が進み、捕獲や被害対策の担い手も減少する傾向にあり、これらのことを踏まえ、本市ではどのような対策を行っているのか、お伺いいたします。よろしくお願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 市川議員のご質問にお答えをいたします。
鳥獣害対策についてでありますが、生物多様性の確保や生活環境の保全及び農林水産業の健全な発展に寄与することを通じて、自然環境の恵沢を享受できる国民生活の確保及び地域社会の健全な発展に資することを目的とした鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律が定められ、鳥獣の保護及び管理、狩猟の適正化が図られておりますが、近年は鳥獣の生息域の拡大や増大により、農作物のみならず、人的被害の多発が大きな社会問題になっております。鳥獣害対策につきましては、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律に基づいて、市町村が被害防止計画を作成し、地域の実情に即した対策に取り組んでいるところであります。当市の被害防止計画では、ニホンザル、ツキノワグマ、イノシシを対象鳥獣と定め、個人並びに地域住民の協力による放任果樹などの誘引物の除去、緩衝帯の整備などを実施し、市鳥獣被害対策実施隊による猿の追い上げ、追い払い活動やわなによる捕獲、地域住民への対策指導などの対策を行っております。
また、ツキノワグマ等の人的被害が想定される目撃や被害痕跡発見の通報があった場合には、速やかに警察署、消防本部及び庁内関係課と情報を共有し、防災行政無線や安全安心メール、警戒パトロールなどで注意喚起を実施し、現地確認や必要に応じて実施隊によるわな、おりを設置するなど、被害の拡大防止に努めております。
また、全国的に捕獲の担い手の高齢化や人材不足が深刻な問題となっていることから、市では有害鳥獣の捕獲に協力することを承諾した者に対し、狩猟免許の取得費用を補助する制度を設け、鳥獣害対策の担い手の確保に努めているところであります。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) ありがとうございました。このたび鳥獣害被害の中でも、けもののほうを重点的に何点か再質問させていただきます。
ことしに入り、全国的に熊の出没が例年より多く、農作物の被害はもとより、本市に限っていえば、以前は農村地帯に出没していたのが市街地付近、それも国道49号線より西側、京ヶ瀬地区の中心付近である飯森杉で捕獲されたと聞いたことには、大変な驚きでした。裏を返せば、阿賀野市市内全域どこに出没するのかわからないのが現状でございます。1週間前の11月28日、29日にも笹神地区また安田地区においても出没し、笹神地区では日中工場の敷地におり、安田地区においては、国道49号線を横断したのが目撃されております。そのような場合、今ほどの答弁では速やかに警察署、消防本部及び庁内関係課と情報を共有し、防犯行政無線や安心安全メールなどで注意喚起を実施し、現地確認や必要に応じて実施隊によるわな、おりを設置するなど、拡大防止に努めているという答弁でしたが、人命にかかわることであり、行政無線の音量をもう少し上げることにするとか、その辺についてはどういうふうに考えているのか。また、警戒パトロールの体制と頻度はどのようにされているのか、お伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 今ほど市川議員のおっしゃられたとおり、特に熊に関して言えば、ややもすると人命にかかわる事態、こういったことに発展しかねないということでございます。私どももそういった一報を聞きますと、直ちに防災無線で流す準備をしておりまして、先ほどの質問にもありましたとおり、聞きにくいと、聞こえづらいといった意見等もございますけれども、そういった一報を受けまして、直ちに防災行政無線、それと安全安心メール、こちらのほうの送信をさせていただいているというところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) ありがとうございます。
現在熊、イノシシ等のおり、わなはどのように設置されているのか。その数等わかりましたら、お願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) お答えします。
熊のほうのおりにつきましては、現在笹神地区4カ所、安田地区4カ所に設置しております。これは、設置しておいても、やはりそういうふうな通報がないときには閉めておくようなときもありますけれども、4カ所、4カ所設置しておきました。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) その通報があってから設置するという、その設置期間というのは内部では何か規定とか、決まりとか、そういうのはあるのですか。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 設置に関しては、阿賀野市鳥獣被害対策実施隊と十分協議をした上で、本当に設置による捕獲が効果があるようなときにその許可をとりまして、それから設置するようにしております。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) ありがとうございます。
潜在的にはいつ熊が人里に出てきてもおかしくなく、集落や車が頻繁に通る道など、人間の生活圏に近いやぶの中等にもおります。ことしは、ブナが凶作であり、奥山と人里の緩衝地帯となる里山が整備されなくなったことも一つの要因とされております。本年度ツキノワグマによる人身被害があった県内8市町村で駆除した熊は310頭で、本市では11月5日現在駆除数は9頭となっております。本市の人身被害は平成22年に2人の方が被害に遭って以来なかったのですが、ことし1人の方が人身被害に遭われたとのことですが、その点についてお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 人身被害につきましては、今議員おっしゃったように22年にあってから今まではなかったのでございますけれども、今年度京ヶ瀬地区に熊が出たというよりも、黒いものを見たというふうなことで、熊の可能性もあるというふうなことで、実施隊の方にご協力いただいて、いわゆる現地の痕跡を確認に行ったわけでございます。その際のことでございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) それでは、阿賀野市内の方は被害に遭ったとか、けがしたとか、そういうことではないのですか。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 一般市民ではなく、鳥獣被害対策実施隊の方でございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 鳥獣被害実施隊の方といえども、やはり阿賀野市民の方でございまして、ましてや命がけでその駆除をしていただいている方であれば、やはり大変なことであり、その辺のケアなり、そういう補償等も整備していかなければいけないのかなというふうにも思っております。
以前より猿、イノシシによる畑作物の被害が相次いでおりまして、特に中山間地においては、どうせ被害に遭うのだからと、作付を諦める方が多くおられるのが現状です。このことについての現状と指導対策はどのようにされているのか、詳しい説明をお願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) おっしゃるとおり近年猿に増しまして、イノシシの農作物被害がやっぱり徐々にふえております。なかなか個人で対策をやるのも限界がございます。なるべく地域でそういった市長の答弁でもございましたように、なりっ放しの果樹を放っておかない、要らない木であれば切ってもらう、あるいは家の敷地内に野菜くず等を投げておかないとか、そういったやはり個々の対策の積み上げ、それから地域での取り組み、こういったものをいろんな研修会の場とかではお話をして進めているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) ありがとうございます。
本年度も収穫間際の畑作物の被害、また水田への侵入、イノシシの沼田場として暴れ、米ににおいがつき、その田んぼ全部が出荷できなくなった事例も数多くあると聞いております。これらのことについての認識とことしの被害状況はどのように対応されてきたのか、お願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 先般農業共済組合のほうに問い合わせをいたしまして、損害評価の申告状況をちょっとお尋ねしました。阿賀野市内では、総数で146筆、約16ヘクタールの申告が出ておりますけれども、その中で獣害、約2ヘクタールで、21筆でございます。被害額のほうはちょっとそこまではまだ出ていないというようなことで、承知しておりません。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 後日わかりましたらまたご報告等また教えていただければ大変ありがたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
イノシシは、雄、雌ともに牙がありまして、時速45キロぐらいで走り、人間にも向かってくる大変危険な動物と聞いております。そこで、笹神、水原、安田各地区の被害状況と捕獲数も含めての説明をお願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) イノシシにつきましては、近年年々捕獲数も増加しております。昨年度17頭でございましたけれども、今年度は26頭ございます。狩猟による捕獲は除いております。有害鳥獣でございます。
それから、通報につきましては、目撃とか、被害痕跡の通報でございますが、昨年度25件だったものが今年度11月末現在で29件となっております。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 熊、またイノシシ、猿の生息域がどのように変化しているのか。また、奥山で生まれた猿でなく、中山間、平場で2世、3世、4世というふうに生まれ、今その辺に多くおりますが、それらの性質とか、性格、また行動形態というのは今までよりどのように変わってきているのか、その点についてお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) ちょっとなかなか難しい質問でございますけれども、熊、イノシシもそうなのでございますけれども、やはり昔のような山と里の境の緩衝帯、そういった整備がなかなかできていないというようなこともありまして、里のほうにおりているような状況でございますが、新潟県の平成30年度の生息状況調査によりますと、熊の生息数は県内でちょっと幅があるのですが、757頭から1,191頭と。ただ、県はツキノワグマ管理計画を定めておりまして、その中でツキノワグマは、いわゆる生態系の上位に位置し、生息場所として豊かな自然環境を必要とすると。そのほか繁殖力が高くないと、人と共存を図り、むやみやたらに捕獲はしないというようなことを定めております。ただ、イノシシにつきましては、これもちょっと温暖化の影響もあるのかなと思いますが、年々やっぱり生息域が北上しております。ただ、イノシシは8割とらないと数は減らないというふうなことも言われております。イノシシに関しては、捕獲頭数の目標まではちょっと今定かではないのですけれども、可能な限り捕獲しないとふえるばかりで、被害は減らないというふうに感じております。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 先ほど課長が言われましたとおり緩衝帯、要は以前であれば林業の中で下草刈りとか、木の手入れ、よくしておりますと、そこに熊が来ない、要は熊というのはそういうやぶとか、そういった隠れる場所を好んで、そういうところがないといないという中で、緩衝帯というのがいわゆる人間と熊、けものたちの境目であったと。それが近年林業のほうの衰退等々で、かなり手入れも怠っているところが多くあるとお聞きしておりまして、先ほどの答弁の中で放任果実などの誘引物の撤去、緩衝帯の整備というふうに阿賀野市の鳥獣被害防止計画、ここにも載っておりまして、そういうふうに整備をしているというふうに答弁されましたが、どのような方がどのように整備されているのか、その点についてお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 事例を申し上げれば、昨年大日、村杉自治会のほうで、集落環境診断を実施しております。その中で、4回ほど会合を行うわけでございますが、まず農家の皆さんも非農家の方も、いわゆる畑があろうがなかろうが、田んぼがあろうがなかろうが、出られる方みんなでまず出て、どういう状況なのか、そういう状況確認、これをまず行ってもらったわけでございます。そういった中で、このやぶがなくなればここから人家のほうには寄らないよというふうなことも地図上でわかるわけでございます。実際現場でそれも確認した上で、ではあそこのやぶをきれいにしましょうというようなことで取り組んだ事例がございます。そういったある意味優良事例をことしの8月に笹神地区、それから一部安田地区の方にも声をかけまして、お盆のさなかだったのですけれども、おいでいただいて、そういった事例発表をしていただきました。その後グループワークを行いまして、本当に大事なことだ、いいことだというふうなことで、その場は皆さん帰られたかなと思っております。ただ、その後の取り組みがどの程度進んだかまでは、ちょっと把握はしていませんが、その後のイノシシ勉強会、そういったところにもまたそういった話をした上で、地域ぐるみの取り組みを進めているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 今課長が言われましたとおり、その地域ぐるみの取り組みが大事だというふうに言われておりまして、また追い払う、または来ないようにする、またはそれを防ぐという中の一つに、侵入防止策の中で電気柵というのがありますが、平成25年9月の定例会での答弁では、電気柵あるいはモンキードッグの養成等についてお願いをしたけれども、地元の皆様方からのお声、手が挙がらなかった。電気柵については、自前で皆様方が設置するのであれば、資機材関係100%の補助があり、また業者にお願いするのであれば、2分の1の助成があるとの答弁でしたが、これらは今でも同じなのでしょうか、この点についてお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 電気柵、先ほど申し上げました大日、村杉の集落環境診断、その後にもやはりそういった対策の一つとして電気柵というふうなことも集落の中で話も出ておりました。ただ、なかなか張り方の問題、いわゆる張った場所は来ないけれども、それ以外には来るとか、下の草をきれいに刈っておかないと漏電するとか、特に雪降る前に撤去してまた春になったら取りつけるとか、そういう地元の皆さんの作業もふえるというようなことも事実でございます。そういった中で、効果があればぜひ取り組んでもらいたいというふうなことで、今年度市の単独でイノシシ被害対策支援事業補助金というような制度を設けまして、いわゆる集落合意、ある程度集落でこの部分を張ります、あるいはその対策を行いますというふうな、そういった地域ぐるみの活動については、市も補助制度を設けたところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) それは、その制度100%資機材の補助とか、そういうのは今でもある中での取り組みですよね。その点についてまずお聞きします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 議員おっしゃるその制度に加えまして、市で新たに設けた制度でございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) そうすれば、手を挙げる地区とか、個人的にとか、そういう方がおられればすぐ対応していただけるということになりますね。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) あくまでも個人ではなくて、集落ぐるみの取り組みでございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) そういう集落ぐるみ、大小の集落ございますが、それらの延長とか、そういう戸数とか、そういう制限はあるのですか。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 特にそこまでは設けてございませんけれども、やはり前提といたしまして、環境診断とか、勉強会、こういったものをまず集落でやっていただいて、その中でではこの部分を対策しようというふうな、そういうことを前提として想定しております。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) そういう制度があるというのをやはり各地区周知ですか、いろんな市の広報等、またいろんな場面でPRなり、指導とかしていただきたいと思います。
次に、追い払いとしまして、今追い払い器材の中で、音、光やカプサイシンなどの資機材がありましたが、どれもイノシシがなれてしまうことから、効果的な追い払い策とはなっていませんで、ドローンでの追い払いをしたところ、飛行するドローンは存在そのものより、飛行する音が近づいてくることに警戒して逃げるというのが本能だそうです。そこで、本市においてもドローンでの追い払いを実施したらどうか、またこのことについて検討しておられるのか、この点についてお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 正直ドローンにつきましては、まだ検討しておりませんので、効果があるようであれば、検討してまいりたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) よく調べて検討していただきたいと思います。今農業初め、ICTを用いた職種が多くありまして、鳥獣の監視、操作、捕獲の自動化の融合技術、また人の判断と自動システムによる高効率省力化技術の開発が進んでおります。捕獲となりますと、地道な作業になりますが、新しい技術も取り入れながら進めていくのも大事なのかと思いますが、その点についてお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 確かにその場に行かなくても遠隔でおりが閉まった、わなにかかったとか、そういうのがわかるのもございます。先ほどのドローンとあわせて一緒に考えていきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 最近安田地区においても、今まで見かけなかった国道49号線すぐ脇に10頭ぐらいのイノシシの群れがいたとの目撃情報もあります。また、同じ国道49号線の集落の中を日中鹿が普通に歩いていたとのお話もお伺いいたしました。その地区については、たびたび鹿が出没するみたいで、多くの方が目撃されております。そういう大変な勢いで今けもの類がふえておりまして、このことについての認識、またはその辺近年本市においてこれらの頭数の推移あるいはある程度把握しているのか、また阿賀野市鳥獣被害防止計画には、猿、熊、イノシシの被害状況捕獲計画はありますが、タヌキ、ハクビシンについては一切触れていませんが、他市では鳥獣害防止計画の中では、被害状況、捕獲計画、捕獲頭数まで計画されておりますが、このことについての当市の現状というか、認識またどのようにお考えになっているのか、お伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) タヌキ、ハクビシンにつきましては、確かに市民生活課のほうと協議しまして、必要であれば次期の計画に掲載していきたいと思います。なお、鹿につきましては、直接鹿の被害だよというふうなことでの通報とか、そういうのはございませんけれども、営林署で設置しております防犯カメラにやはり夜間鹿の姿が映っているというふうな、そういう情報は勉強会等で話を聞いておるところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 私のお伺いしていることは、ただ鹿が映っているその程度の話ではなくて、やはり特にイノシシ、熊等の捕獲、人的被害の中での捕獲に対してのICT技術の利用というふうな思いの中で質問させていただいたわけであります。先ほどのこの阿賀野市の鳥獣被害防止計画には、タヌキ、ハクビシン等は載っていない。また、ほかの例えば長岡とか、魚沼、糸魚川の市では、ハクビシン、タヌキ等のこともちゃんと載っておりまして、それらも含めての計画というふうになっております。私の住まいは、阿賀野川の堤防のすぐ脇になりますが、以前よりカラス、タヌキ、ハクビシンと思われる畑作物の被害が多くありました。私も数年前トウモロコシをつくったのですが、一口も食べることができませんでした。網を張り、糸を張っても全滅でした。堤外地から堤内地おりてきて、隣の家の屋敷に入っていくタヌキを見たこともあります。また、ことしの夏ごろ田んぼのあぜを歩いているタヌキも見かけました。堤防の上に車にはねられたであろうタヌキの死骸が年間相当数見かけますが、この辺の認識と対策はどうされているのか、お伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 私ども農林課のほうでは、タヌキ、ハクビシンを捕獲するようなおりはないのでございますけれども、たしか市民生活課のほうに……。
〇議長(風間輝榮君) 山嵜市民生活課長。
〇市民生活課長(山嵜富夫君) お答えさせていただきます。
ハクビシンにつきましては、ハクビシン捕獲等業務委託ということで、猟友会のほうに委託をしております。ちなみに捕獲数なのですけれども、28年度は2頭、29年度が13頭、30年度が18頭というふうなことで、わずかずつですが、伸びている状況でございます。作業そのものも28年度には19回、29年度には26回、30年度には24回というふうな状況であります。市民から通報がありましたら、猟友会のほうにお願いして、私どももできるだけそこに同席しまして、捕獲をしているというような状況であります。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 特にハクビシン等はわずかなすき間からでも侵入してきまして、大変な被害に遭われた家庭も多くあると聞いております。このことについても、さらなる踏み込んだ対応等もお願いいたします。
最近鳥獣害の目撃情報、またつい先日他市において学校への熊の出没等もある中で、教育委員会また各学校では、防犯はもとより、登下校、学校生活の中でどのような指導対策をとられているのか、教育長にお聞きいたします。
〇議長(風間輝榮君) 神田教育長。
〇教育長(神田武司君) お答えをいたします。
大変ことしは熊の出没が多くて、危機感を感じているところであります。熊の通報が入りましたら、学校にすぐ電話、ファクス等で出没の状況を伝えております。あわせて学校のほうには、登下校の職員によるパトロールを実施し、教育委員会のほうも職員が出向いて、全部とまではいきませんが、パトロールをすることもございます。そのような対策をとっております。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) ありがとうございました。児童生徒の安全は、さまざまなことを想定しての対策をとっておられるようですので、今後ともよろしくお願いいたします。
野生の動物といいますと、病気等などさまざまな面でのいろんな角度の中での被害等もあるわけですので、今後ともさらなる鳥獣害対策についてお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
〇議長(風間輝榮君) これから1時30分まで休憩いたします。
休 憩 (午後 零時01分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(風間輝榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
2番、清野栄一さん。
〔2番 清野栄一君登壇〕
〇2番(清野栄一君) 2番、清野でございます。本日は、3問の質問を通告しております。
まず、1つ目、道の駅についてであります。国土交通省の資料によれば、道の駅は平成5年に制度が創設されて以来、全国各地に展開され、ことしの6月現在1,160カ所が登録されています。当初は、通過交通利用者へのサービスが主体でしたが、最近は農業、観光、防災など、地域の個性を利用した取り組みがなされています。これからは、地域の拠点機能の強化とネットワーク化を重視し、道の駅自体が目的となるよう育てていくとあります。一方、ことし3月総務省北海道管区行政評価局が北海道の道の駅の運営管理の実態調査の結果を公表しました。これによりますと、北海道ですので、冬季の集客、売り上げの確保が難しいというようなことや経営面の課題として、行政評価をした11駅のうち10駅が赤字という実態、また設置者からは国が整備した施設の維持管理費用が大きな負担となっているという意見もあったということであります。管理運営に関する評価局のまとめとしましては、道の駅の整備の可否は、十分な検討と慎重な判断が必要と報告しております。
そこで、@道の駅の必要性、どのように考え、判断したのか。
A施設における優先度、30年度の阿賀野市の15歳未満の子どもの人口は、総合計画で定めた人数よりも520人も下振れしている状況があります。そういう状況の中で、施策における優先度はどのようなものなのか。
B商業施設等の面積の考え方。
C経営シミュレーション、黒字経営に向けた見通しをお聞きします。
2つ目であります。地域医療体制の課題等についてであります。厚生労働省は、9月唐突にあがの市民病院も含む全国の424の公立病院等について、統合、再編の対象として実名を公表しました。この議論の背景としては、深刻化する医師、看護師不足、公立病院の赤字が年間8,000億円にも膨らんでいることなどが挙げられていますが、本当のところは地域医療構想に沿った病床削減が進んでいないことによるものと言われております。大都市と地方を同じ基準で判定するのは、そもそも矛盾があり、大きな誤りであると思います。地域で住み続けるためには、重要な医療資源であるあがの市民病院、ぜひ存続維持をしていかなければならないと思います。
そこで、@国の公立病院再編整備案に対して、どのような観点から対応するのか。
A救急搬送の現状と課題、なかなか救急告示がなされないあがの市民病院でございますが、救急告示を目指しているのかどうか。
B休日、夜間における受診状況。
C市民病院の起債等の年間返済額及び完済年度について伺います。
3問目であります。消防団員の処遇改善についてであります。20年間改定されていない消防団員の年報酬、10年間県内最低の年報酬であります。去る10月13日台風19号による阿賀野川上流部の豪雨により、満願寺等の水位観測所においては、氾濫危険水位を超え、平成23年7月の新潟・福島豪雨に次ぐ戦後2番目の出水となりました。下里の羽越線の架橋部において、越水の危険に備え、消防団員の方々が出動されたということを聞いております。地域における防災の重要なマンパワーである消防団員、せめて県平均並みへの処遇改善ができないのか、伺います。
以上、3問よろしくお願いします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 清野議員のご質問に順次お答えをいたします。
初めに、道の駅についてであります。まず、道の駅の必要性についてでありますが、阿賀野市においても人口減少問題は深刻さを増しており、今後もさらに進むことが予想されることから、それに伴う地域経済の縮小や地域活力が弱まっていくことが懸念されております。このような状況の中で、道の駅は当市の新たな地域活性化の拠点として、地場産品の販売促進や市内雇用の創出などの地場産業の振興、そして交流人口拡大などの観光振興に寄与する効果が期待されております。さらに、災害時における物資集配、食料供給などの基地や自衛隊等の支援拠点など、地域防災の拠点として機能し、被災者支援、被災地の早期の復旧、復興につながることが期待されております。
次に、施策における優先度についてでありますが、道の駅は農業の振興、商工業の振興、観光の振興など、市総合計画における政策の柱の一つである地域経済の活性化の施策に広く波及する効果だけでなく、市の重要な課題である人口減少を抑制する効果も期待されることから、優先度の高い施策の一つと考えております。
次に、面積の考え方についてでありますが、道の駅整備計画では、商業施設として農産物直売所、物産販売所、飲食施設を計画しており、各施設の面積につきましては、将来の道路交通量と同規模の道の駅を参考として算定しております。なお、各施設の面積は道の駅の建築基本設計において精査することとしております。
次に、経営シミュレーションについてでありますが、道の駅の経営収支シミュレーションは、推定される売上高と運営コストとの収支で算定されるものであり、売上高や運営コストは将来の道路交通量や既存の道の駅の実績値などから算定しております。しかしながら、商圏人口や立地特性など、売上高に直結する条件や今後決定する指定管理者の運営方針等が反映されていないため、経営シミュレーションについては、9月に行われました全員協議会において回答させていただいたとおり、控えさせていただきます。
次に、地域医療体制の課題等についてお答えをいたします。初めに、厚生労働省の公立病院再編案についてでありますが、厚生労働省の基準は、全国一律の基準による分析に基づいて、機械的に選定されたもので、地域の実情が一切考慮されていないものと認識しております。今後医療圏域ごとに開催される地域医療構想調整会議において、あがの市民病院の維持、存続の必要性をしっかりと主張し、阿賀野市における地域医療体制の確保に努めてまいります。
次に、救急搬送の現状と課題についてでありますが、阿賀野市の救急搬送人員は年間1,500人ほどで推移しており、新病院建設時の平成27年は、全搬送人員1,465人のうち一番多く搬送されたのが県立新発田病院で639人、率にして43.6%、2番目に搬送が多かったのがあがの市民病院で244人、率にして16.7%でありました。その後常勤医師の増員など病院機能の強化を図ったことにより、平成30年は全搬送人員1,605人のうち、一番多く搬送されたのが県立新発田病院で583人、率にして36.3%、2番目があがの市民病院で435人、率にして27.1%となっており、あがの市民病院の受け入れ人員は年々増加してきております。しかしながら、救急搬送人員を受け入れるためには、常勤医師の確保が重要であり、あがの市民病院の常勤医師の高齢化が進んでいることなどから、新潟大学や新潟県に対し、今まで以上に医師配置の働きかけをしてまいりたいと考えております。
次に、休日、夜間における受診状況についてでありますが、あがの市民病院における休日、夜間の時間外受診数は、年間1,000件から1,200件の間で推移しており、当直の医師が可能な限り受け入れを行っているところでありますが、医師の働き方改革によって、労働時間管理の適正化が必要となっていることから、市民の皆様には消防署の電話相談や救急医療の電話相談の活用など、適正受診に向けた周知をしてまいりたいと考えております。
次に、あがの市民病院にかかわる起債等の年間返済額及び完済予定年度についてでありますが、市民病院建設時の起債につきましては、病院企業債で50億9,830万円、合併特例債で16億9,910万円となっております。また、両方の起債とも元金償還は令和2年度から開始となり、年間の元利償還金が最大となるのは令和4年度以降、病院事業債で約2億3,200万円、合併特例債で約6,800万円となっており、完済予定年度はいずれも令和28年度となっております。
次に、消防団員の処遇改善についてお答えをいたします。平成30年第5回議会定例会におきまして、清野議員のご質問にお答えしたとおり、消防団員の年報酬額1万4,000円につきましては、平成22年4月に県内で一番低い年報酬額となっており、今後の人口減少を踏まえ、消防団員の意見を聞きながら、地域防災力の中核として欠くことのできない消防団の組織づくりとあわせて、年報酬、費用弁償、定数等を検討していくことといたしました。しかしながら、消防団会議などにおいて、今後の消防団組織についての議論をしてまいりましたが、新たな消防団組織のあり方を示せるまでには至っていないところであります。現在実施している消防団の装備品整備や小型動力ポンプつき積載車の更新などを進めつつ、今後も引き続き消防団長を初め、消防団員の幅広い意見を集約しながら、年報酬を含めた消防団組織のあり方を検討してまいりたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それでは、再質問をお願いします。
まず、消防団員の処遇改善についてでありますが、今回台風19号で越水の可能性があったということで、消防団員の出動があったようでありますが、何人ほど出たのか、その辺の状況を教えていただければと思いますが。
〇議長(風間輝榮君) 肥田消防長。
〇消防本部消防長(肥田浩明君) お答えをさせていただきます。
水防の土のう積みということで、阿賀野川のJR下の土のう積みの消防団員の出動ですが、正副団長を含めまして76名の団員が作業に従事しております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 昨今異常気象によって、気象災害等が頻発する傾向があります。いざとなれば、やっぱり消防団員に頼らざるを得ない部分も多くなってくると思うのです。それなのに20年間も年報酬が据え置かれたままと、これどうなのかなと思います。午前中の議会の議題にも一般職員の人勧の給与改定の話がありましたが、職員であれば黙っていても第三者機関が提言をしてくれるわけですけれども、消防団員であればなかなかそういう声が上がるところがないのかなと思っております。これからも消防団員の皆さんに頼るところも多々あるかと思いますので、その辺前向きに検討いただけないでしょうか、市長どうでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 先ほども申し上げましたけれども、消防団組織のあり方、現在検討を進めております。以前にもお話ししましたが、消防団の年報酬については、確かに低い部分がありますが、実費弁償、出動した際の手当、そういったものについては、かなり高いレベルになっております。したがいまして、今のところ消防団の皆様からご意見をいただく中では、特別報酬を上げてくれだとか、そういったもののお話はないのが現状でございます。しかし、そうだからといって、それを放置して消防団員のなり手がないような状況をつくってはまずいですから、今後しっかりと意見を聞きながら検討してまいりたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) では、消防団の件についてはよろしくお願いいたします。
次に、厚労省の公立病院再編整備等についてでありますが、この内容を見ますと、過剰の病床があるというようなところが論点になっているのではないかなと思います。それで、新潟県が策定しました地域保健医療計画がございます。ここに阿賀野市も含む新潟圏域一般病床、療養病床の病床数と基準病床数で出ておりますが、二次医療圏で見ると、新潟の場合1,800床過剰になっているということが言われております。本当に1,800過剰なのかどうかわかりませんが、これらに対して病床の削減の調整が来た場合は、どのように対応するのか、伺います。
〇議長(風間輝榮君) 米山民生部長。
〇民生部長(米山和朗君) 削減の具体的な数字というものにつきましては、きょうの新潟日報にもちょっと触れられていたと思うのですけれども、厚生労働省のほうから特にこの新潟圏域に関しましては、この新潟圏域だけで全体で1,766床、これを厚生労働省のほうでは減少せよというふうなことで来ております。それにつきまして、ただその中の内容を見ますと、一番減少する病床ということでは高度急性期病床、これが1,256床ということで、61%の減少を厚労省のほうでは出してきていると。その次には、急性期1,391床というふうなことになっております。そういうことを踏まえまして、ただしうちのほうでは減少というよりも、いわゆるその地域に合った、阿賀野市に合った実情、これに向けて病床を検討していくということにしておりますので、ある意味で回復期、こういうものについて増床をするといいますか、転換をするというようなことも考えていきたいというふうに考えております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 1年ぐらい前に、介護医療院の開設についてという話がありました。これは、まさにその国の意向を先取りしているのかなと、結果的に先取りしているのかなと思いますが、もしこれで介護医療院に転換すれば、病床削減の対象部分からは外れるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 米山民生部長。
〇民生部長(米山和朗君) その対象から外れるかどうかというのは、ちょっとまた国のほうの意見を聞いてみないとわかりませんけれども、それによって54床病床数は減るということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 現状の病床の稼働率、昨年度の状況を見ますと、あがの市民病院75.5となっていまして、厚生連の病院の中でも低いほうといいますか、平均よりは低くなっています。その理由と、それから稼働率を上げるためにどうすればいいのかと、それからこの介護医療院に54床移しますけれども、その辺の影響をちょっと教えていただけますでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 米山民生部長。
〇民生部長(米山和朗君) 確かにちょっとまだ去年の場合は76%ちょいということで、病床の稼働率ちょっと低いほうだったのですけれども、そこにつきましても、先ほどちょっと市長のほうからも答弁ありましたとおり、常勤医師、これの配置をすることによりましてちょっとふえてきたということによりまして、そういうことをやることによって今病床の稼働率につきましては、向上しております。ことしにつきましては、まだ何カ月かありますので、はっきりしたことは申し上げられませんけれども、昨年を超えていくと。特に先月、10月は81%、80%を超えているような病床の稼働率となっているということでございます。今はそういうことでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) この地域は、特に医療資源が少ないところなので、調整会議においても余り妥協することのないように頑張っていただきたいと思います。
次に、救急搬送の件ですが、先ほどの答弁ですと、新発田病院からあがの市民病院の比較が出ております。最近は、1,605人のうち新発田病院が583人で、あがの市民病院が435人ということの答弁がありましたが、これを10年前と比較してみると、比率でいきますと、もちろん搬送された人員は10年前ですからかなり少ないですけれども、搬送された病院別の比率でいきますと、新発田病院が35.1、昨年度は36.3ですから、ほとんど変わっていないのです。あがの市民病院も昨年は27.1ですが、10年前は26.2ということで、何らやっぱりよそに頼まざるを得ないというような状況があると思うのです。それから、搬送人員も平成18年には1,100人台だったのですが、昨年は1,600人台と、右肩上がりで増加傾向にあります。そういうことからいっても、あがの市民病院の救急告示も非常に皆さん待たれているのではないかと思いますが、救急告示の見通しとかはどのようになっていますでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 米山民生部長。
〇民生部長(米山和朗君) 救急告示につきましては、できるだけ早くということで、病院の厚生連側のほうにも伝えてはございますが、ちょっと病院の常勤医師、これの体制というのが非常に少ない、例えば救急に対応する当直ができる医師ということでいきますと、多分21年のころと比べまして、今は20人の今常勤医師ということがいるのですけれども、その中で歯科とか、産科とか、ちょっと健康面とかで当直ができないという医師を除きますと、12人ということでございます。そういう中で、救急告示ということで、24時間365日の体制をとろうとすると、いわゆる当直明けとか、そういう外来の診療ができないとか、その部分でまた休まなくてはいけないとか、そういう部分が出てきまして、今現在その12人の当直の体制では難しいというようなことでございます。その面でこれから先ほども市長の答弁ありましたとおり、常勤医師の確保について、大学等にお願いをしながら進めていきたいというふうに考えております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) これも県の資料なのですが、第7次新潟県地域保健医療計画の中で、新潟圏域救急医療に係る医療連携体制を担う医療機関名一覧表というのがあります。その中で、二次救急病院としてこの周辺では豊栄病院、下越病院とか、亀田第一病院、新潟市民病院とかが列挙されていますが、阿賀野市も特別の枠の中で上記のほか、第二次救急医療の機能を有する医療機関というところに位置づけられています。これわかっていますか。何でここに位置づけられているか、わかっていますか。
〇議長(風間輝榮君) 米山民生部長。
〇民生部長(米山和朗君) いわゆる輪番制病院、輪番制に加盟しているということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それだけなのでしょうか。私県の担当者とも話をしました。話しされたことありますか。話をしたら、それなりの機能がもうあるのだと、だから受け入れる気さえあれば受け入れられるのですよと、そこまで踏み込んだはっきりしたことは言いませんけれども、それなりの答弁を聞いております。そういうことで、もっとしっかり救急医療できるように対応してもらえないですか。
〇議長(風間輝榮君) 米山民生部長。
〇民生部長(米山和朗君) それにつきましては、こちらのほうからも厚生連、あがの市民病院に要請をしていきたいということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それで、しつこいようですけれども、あがの市民病院の救急医療、あがの新報の2016年、平成28年のここの6月議会の模様を特集したものがありまして、復活は2年以内をめどというような市長答弁がここに書かれております。ちょっと読ませていただきますと、病院と課題の整理解決を図り、遅くとも2年以内をめどに救急告示の再開を目指すことにした。厚生連と一日も早い救急医療の再開に向け、詰めの協議を行っていくという答弁が載っています。これについて、市長の見解を伺いたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) それ何年と言いましたでしょうか。
〇2番(清野栄一君) 平成28年です。
〇市長(田中清善君) 大変失礼しました。このあがの市民病院新しくなったのが27年10月でございまして、そのときに医師の確保に向けて病院をつくり、そしてまた新潟大学医学部からもしっかりとした支援体制が築かれるということで、そういったお話をさせていただいたものと思います。といいますのも、当時の状況はやはり新しい病院になりますと、お医者さんがそれなりの立地条件ですので、着任される可能性が非常にありますよという状況をお聞きしておりまして、想定では救急医療体制ができるような人数が確保できる、そのような思いがございました。現実は20人まで来ましたけれども、当時から比べると、かなり5人以上ふえてきているのですが、先ほど申し上げましたとおり、常勤医師、高齢化が進んできている。これが夜間の診療、そういう救急対応が非常に難しい。今院長もいろいろと病院内の会議の際に言われるのですけれども、やはりきつくなるという部分で理解が得られていない。私としては、今後も院長からやはりお医者さんから協力、そしてまた理解が得られるよう取り組みをしていただけるものと思っております。当時としては、そのような状況から2年と申し上げましたが、少しおくれていると。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 答弁書には、医師の高齢化が進んでいるということが記載されていますけれども、隣の豊栄病院、これも厚生連なわけです。そこはもう二次救急医療ずっと受け付けていますが、あがの病院だけが高齢化が進んでいるのかということではないと思うのです。みんな高齢化が進んでいると思うのです。ただ、特に高齢者をこっちにいっぱい回してきているのかどうかわかりませんが、これが本当にできない理由になるのかなという思いはありますが、どうしてもこれ以外は理由はないのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 米山民生部長。
〇民生部長(米山和朗君) 先ほど申し上げましたとおり、今できていない原因というのは、さっきの常勤医の数の少なさということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 私も直接聞いたわけではないのですが、近い人から聞いたのですけれども、あがの市民病院の勤務医の方が通勤に大変なのだと。電車に乗れないし、車で来るしかないと。車で来ると、新潟市内の方なのですけれども、1時間もかかる。できればもっと市内の通勤しやすいところに行きたいというような本音を漏らしたのだそうです。こういうことも実態なのかなと思うのです。そういうこともあって、いろいろ大変な状況はあろうかと思いますが、ぜひとも市民の願いは、救急医療告示だと思います。市長からここで決意を一言今年度中とか、明るい見通しを言っていただければなと思っていますが。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 清野議員から切実な願いというお話ですが、私もそうなのです。本当に切実な私の願いでもあります。先ほど救急の復活、豊栄病院がやっているのになぜこっちがというお話ありました。あらゆるものに共通しているのですけれども、一回看板を外すと、その看板というのは再び出すというのは非常な苦労があるのです。その辺は大体おわかりだと思うのですが、そういったこともあって、今なかなかもう一度看板をといっても、みんなすぐ速やかに理解が進むというわけではございません。粘り強く、根気強くお医者さんの理解を得て、協力を得る、そういった努力が絶対に必要だと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 次に、あがの市民病院の累損のことなのですが、年間の赤字が今5億円近く減価償却が出てきます。それから、過去の累損が70億ぐらいあったのでしょうか。そういう状況で、かなり経営状態も厳しいものがあるのではないかなと思いますが、この累損の解消に向けて、どのような施策をしていくのか、対策をしていくのか、額が間違っていたら勘弁してください。そういうことでお願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 米山民生部長。
〇民生部長(米山和朗君) 今清野議員からあがの市民病院のということでしたけれども、あがの市民病院のではなくて、阿賀野市の病院事業会計の累積欠損金ということでよろしいでしょうか。それでは、累積欠損金ですけれども、未処分利益剰余金ということで、いわゆる30年度の決算書、この中で30年度阿賀野市病院事業余剰金計算書というものをお出しをしているのですけれども、そこの額が72億9,742万5,000円ほどございます。それが未処分利益剰余金ということでなっておりますが、これにつきましては、いわゆる公営企業の場合については、減価償却、これをなかなか縮小といいますか、現金で圧縮するというのはどこの企業でも余りやっているところはなくて、どんどんこの累積欠損金というのが大きくなるということが言われておりまして、平成23年でしたでしょうか、ちょっと公営企業法のほうの法律が変わって、さっきの剰余金のところにございます資本金、いわゆる第4条のところで出資金というのがございます。その出資金の累計ですけれども、その資本金というものが現在80億4,700万ほどございます。その資本金を減じてこの累積欠損金を資本金を損益計算書のところで、利益余剰金ということで計上して、この欠損金を消すというようなことが議会の議決を経てできるというふうに法律が変わっておりまして、そういうやり方でかえることができるということでございます。ただし、今の抜本的な1年必ず減価償却部分で赤字になってくるというものが解消されない限り、同じようなことがまた続きますので、そういう解消の仕方はあるということを認識しております。それもちょっとこれから検討して、時期来ましたら真に必要だということになったときには、議会の議決を経て、そういう措置をしたいというふうに考えているということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 毎年減価償却5億円ぐらい出てきて、今の起債残高が七十数億円あります。なかなか内容を改善するには、相当な努力が必要かと思いますが、この地域にとっては唯一の総合病院でありますので、ぜひ経営改善も含めて、お客様に信頼される病院経営をしていっていただきたいと思いますし、国の先ほどの再編統合案には乗らないようによろしくお願いいたします。
次に、道の駅についてであります。道の駅、私も必ずしも全部反対しているわけではないのです。ただ、道の駅をやったことによって、債務が次の世代にまた残るようでは困るなと、そういうことからいろいろ質問させてもらっていますが、先ほど北海道管区行政評価局の話をさせてもらいました。11行政評価をしたら、10が赤字だったということでございます。市長は、当然に赤字になるなんていうことは想定していないと思いますが、その北海道の行政評価の結果、どのように思われますか。阿賀野市が想定しているものについても、必ずしもずっと黒字でいけるという保証も何もないし、その辺どのように考えているのか、お伺いします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 先ほど冒頭でも説明したとおり、道の駅というのは地域活性化の拠点として建設するわけであります。そして、道の駅本体の部分については、民間の方々の創意と工夫、運営能力、そういったものを活用しながら運営していきたいと思っておりまして、今各地でつくられている道の駅、そういったものをしっかりと勉強し、研究をして、それを参考にこれから基本設計から今度は詳細設計に入っていくというような段階に入っております。したがいまして、当然今の段階、現段階では、黒字を想定したような内容になっております。最初から赤字というような形は誰も計画していないと思います。そして、なおかつそれを実行していけば、大体運営コストとしては黒字になるだろうと想定しております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 市長は、道の駅について以前から思い入れがあるようでありますが、道の駅をやろうと思ったのは、いつごろからなのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 何かどこでそういうような発想になるのか私は不思議なのですが、私は8年前ですか、道の駅事業については元市長の本田市長が合併の段階で4地域連携協力する中で、道の駅をつくるという話が出て、それを引き継いできている。私としては、前の市政の継続、そういった部分に重点を置かせていただきまして、道の駅をやり始めたと。そして、やる以上は精いっぱい第一の取り組みとして今進めている、そういうような状況でございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 以前本田市長が道の駅の構想を打ち上げたことがありました。ただ、その後の市長選挙で一旦リセットになったのかなと思っていますが、その辺はやっぱり私の考えが間違っているのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 単刀直入にお聞きになられるので、私からも単刀直入に間違っております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) よその道の駅の検討委員会とか資料を見ますと、市のほうで何カ所か候補地を挙げているのです。そして、ここはこういう利点がある、ここはこういう問題点があるとか、いろいろそういうもので市民から選ばれた人たちも含めて、何カ所かの中から場所の選定から始まっているのです。ただ、今回の場所については、もう以前からここで決まりなのだと、ここが最適の場所なのだということで進められているような気がするのですが、本当に最適な場所なのかどうなのかというのは、誰がどのように検証したのか、私はちょっと理解できないのですけれども、高規格で来るのが阿賀野市の百津まで高規格で来るわけです。それから、市民が利用しやすいということを考えたときには、やっぱり水原周辺のほうが場所的にはいいのかなと、今さら言ってももう遅いという話になるかもしれませんが、場所のことを考えれば、私はそのほうがいいのかなと思っております。市長は、今の場所最適だと思いますか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 最適だと思っております。機能をどのような機能を持たせるのかは、当然ご理解の上お話しされていると思うのですけれども、やはりそういった機能、いろいろな機能を期待する施設なものですから、その機能が十分発揮できる場所、それがどこなのだと、そういう観点から私としては最適な場所であると考えております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 場所でも何でも決められるのは市長しかいないわけですから、場所についてはこれ以上言いませんけれども、市長は28年6月議会再選されたときも、道の駅については必要不可欠だと、積極的に整備していく、そして阿賀野市の活力を生み出す、活性化させていくというようなことを言っておられまして、特に農業関係者の方から一番要望がありますと、そういう答弁なのです。特に多いのが農産物の直売所、細かいのが17カ所ぐらいあるが、ただ売り上げを見ると、ほかの地域と比べて非常に少ない、だからそういった面から大々的な農産物の直売所が要るのだと。そのために道の駅をつくるのだというようなことが答弁として書かれているのですが、これは今も変わっていないのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 結論から、変わっておりません。そのためにというより、そのためも含めてです。阿賀野市の農業、毎回言いますけれども、稲作が中心、やはり園芸振興していただかないと、農家の方々にとっては今後農業を続けることが非常に不可能になってくる、所得的に。そういった面から園芸振興するにはどうしたらいいかといったときに、やはり販売の拠点、市内に先ほど言われた17カ所、あの当時で17カ所直売所がありました、小さなのが。ただ、あれだけだと農家の方々意欲が湧かないのです。やはり隣の新潟市の旧豊栄のところにあるわくわくであったりすると、あそこ1カ所だけで5億円以上の売り上げがある。ここ全体でも1億あるかないか、そういった小さな販売額なわけでして、農産物の直売が大々的にできるところ、例えば川一本挟んだ向こう側にカガヤキ農園があります。あそこも売り上げがすごいです。やはりああいった形の販売拠点があってこそ、農産物が売れる。農産物が売れれば農家の方々も意欲が湧いてくる。そうすると、園芸が振興されるというような、そういう流れの中で私としては今も変わらずそういったものは必要だと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 確かに今市長おっしゃった産直市場、物すごくはやっています。私もあれだけの品ぞろえがあれば、お客さんも大勢来るなと思います。ただ、阿賀野市の産物を売ることが前提だと思うのですが、それだけ大規模にやれる生産量があるのかどうか、協力事業者がいるのかどうか、その辺はどのように対応される予定ですか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 先ほども言いましたけれども、阿賀野市の園芸作物というのは非常に少ない、これからだから販路をつくることによって伸びていく、その間には今隣がJA新潟みらい、こちらのほうが今JAささかみ、JA北蒲みなみとあるわけですけれども、これがご存じのとおり農協改革によりまして合併がもう既に既定方針になっております。新潟みらいも我々の地域の農協になるわけです。ですから、ここで生産されていない部分は、まず新潟みらいのものをとりあえずこちらのほうに入れてもらう、そしてそれを見習った形でこちらのほうでもまた生産していく、そういうような形で園芸作物が生産拡大していく、生産額の上昇とプラス農業に取り組む方々がふえてくるというような思いでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 阿賀野市の園芸品目重点5品目というのが指定されています。これを見ますと、市長が道の駅平成28年にも答弁したときは、産直の設備を大きくして、そこで売るのだと。28年当時とでは今30年比較すると、販売額落ちているのです。何でこの間では育成しなかったのですか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 育成しなかったのかではなくて、農家の方々高齢化が進んでいるのです。そこに担い手の確保が今最重要課題、それを解決するにはもうかる農業、担い手を育成するには、確保するには、農業がもうからなければ誰も入ってこないのです。そういう意味で、今農業振興をさせていただいていると。今ほど重点5品目、これもほんのわずかしか生産されていないのです、正直言いまして。それは、農業振興作物なのです。お金を出しながら農業を振興しているのですが、なかなかやはり繰り返しになりますが、農家の方々の高齢化、これは非常に厳しいものがあるのです。稲作というのは、もう機械化が進みました。園芸作物は機械化がほとんど進んでいません。体が重労働になっています。それもこれからは機械化をするスマート農業を目指しながら取り組む、高齢者の皆さんも継続して農業ができるように、そういう環境もつくっていかないといけない。そして、なおかつもうかる形を示した形で担い手を確保していく、それが最重要な今の我々の取り組みでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 市長は、先ほど地域活性化のために大規模な農産物の直売所が必要だと、寄与するというような話をされていますけれども、なかなかこの経営体を育成できなければ、そういうことは画餅に終わると思うのです。だから、道の駅については28年ではっきりもうやるのだということを答弁していますので、それとあわせて当然販売品目をつくる人たちも育成すべきだと思うのです。その辺はどうしてそういう部分が手薄になっていたというか、効果が出ていないというか、どこに問題があるのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 点睛を入れさせていただければ、今正直言いまして、いろんな作物をつくり始めている方、若い農家の方おります。いっときは今作物の名前忘れましたけれども、取り組みをしている京ヶ瀬の若手の方あるいは今はたけの座という新聞報道でもよく出ています。若手農家の方10人ほどがはたけの座をつくって、生産者から農産物を買い、それをレストラン、食堂等に卸している、頑張りがあるわけです。そういったものを通しながら、今ようやく芽が出始めている。それをもっともっとやはりもうかる形を示せば、若い方々がもっと入っていく。そして、落ちている生産額が上がっていく、そういう形になるわけなので、いきなりかけ声出したから全てが生産が順調に上がっていく、そういう話ではないです。繰り返しになります。高齢化が進んでいる、機械化が進んだ稲作から重労働の園芸へはなかなかシフトできない、これが現状です。これを解消していくのが今絶対必要なのです。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) ですから、私も同じことを言いますが、現状の問題点をそのように市長頭いいですから、十分理解しているわけです。それで、道の駅を開くときに間に合わせるためには、何としてもやっぱり早目の準備が必要だと思うのです、育成という部分が。だから、そこがなされていないから、平成28年の数値も30年の数値もほぼ変わらないとか、右肩下がりとか、そんな状況になっていると思うのです。ですから、その辺単なるJAから間に合わせで入れればいいということになれば、地域振興にはならないと思うのです。どこでも道の駅がやっぱり課題としているのは、そこにおける地域の生産品が足りない状況が出てくると、そういうところを懸念しているところもいっぱいあるわけです。だから、単につくればいいということではなくて、あわせていかに運営していくかという部分、ソフトの部分もしっかりと一緒に並行してやっていくべきではないかなと思いますが、どうでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 私の言葉足らずなのか、清野さんが頭がよ過ぎるのかわかりませんが、結果農業というのは、当然生産、集荷、販売、こういう3つの流れ、ルートの中で動くわけです。今販売の話なのか、生産の話なのか……
〔「あわせて」と呼ぶ者あり〕
〇市長(田中清善君) だから、今現在の阿賀野市で園芸作物というのは、生産額ベースで言うと6%ぐらいしかないのです。今全体で90億ちょっと、農業生産額。そのうちの7割ちょっとが稲作です。そして、園芸が6%ぐらい、残りが酪農です。そういったような生産額、園芸作物の生産が非常に少ない、これを拡大させないと、農家所得というのは上がっていかないのです。そこに力を入れるには、やはり生産に意欲を持てるような販路、販売所、そういったものをしっかりとつくっていく、これが必要になります。ただ、にわかに販売所をつくりました、では畑に行ってキャベツつくってください、レタスつくってください、トマトつくってください、そういうわけにはいかない、今あるものを並べる中で、生産が順調に進む、それを見ている人は売れるではないか、では私もつくろう、また置く、売れる、その好循環をつくっていく、それが絶対に必要なのです。いきなり最初ゼロから有を生むというのは、なかなか難しい。販売所をまずつくる、そこに農業者の皆さんからつくった作物を置いてもらう、置いたときに利益がしっかりと確保できる、それを見た中でまた続けて農業を継続してあるいは拡大していく、そして若い担い手の方々がそれを見て新たに新規就農される、そういうような流れ、それを今考えているわけでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) どうも同じ話の繰り返しになりますので、これでやめますけれども、私の言うのは、施設整備とあわせて並行してそういう人たちを育成していかなければ、地域の活性化にはつながらないでしょうと。ですから、今もう遅過ぎるぐらいかもしれないのですが、とにかく阿賀野市産のものを売るためには、ソフトの部分、それから販売者の部分、そこらあたり、生産者の部分含めて育成していかなければだめだと、そういうことを言っています。その辺をぜひあわせて一緒に進むような方向で施策展開してもらいたいと思います。
次に、道の駅には公園部分もあります。2ヘクタールでしたでしょうか、その維持管理はどのようにされるのか。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 今道の駅の公園部分、多目的広場の維持管理についてのご質問でございますが、今多目的広場、公園につきましては、維持管理については、今の指定管理とは切り離した形で維持管理を考えているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) まず、阿賀野市の1人当たりの公園面積というのは、県内20市の中でも広いほうなのです。そういう中で、あえて公園をまたつくる必要があるのかどうか、その辺はどうなのですか。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 市内においても都市公園は幾つかございます。ただ、大きな駐車場、そして大きな広場というような公園というのがなかなかないというようなことで、今回道の駅で大きな駐車場があると、それで大きい広場があると、そういった形で道の駅のほうの公園を整備しているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) そうすると、道の駅全体の中のそこの部分は切り離すということになれば維持管理費、指定管理になるかどうかわかりませんが、維持管理費が発生すると、委託料が発生するということでいいですか。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) まだその維持管理についての方式については、委託するのか、それとも自分たちで市で直営でやるのかというのは決まっていないので、ここではまだお答えできない状況でございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 決まっていないから答えられないという答えなのですが、なかなかそういうことだと本当に我々も判断、私の場合は頭悪いので、賛成していいのか、反対していいのかわかりませんけれども、判断しにくいなと思います。
それから、先ほど北海道の行政評価で、国の施設の維持管理費の負担があると、設置者が。それが重荷になっているというような意見もあったわけですけれども、国が設置するトイレ、駐車場は、市は管理費は出さなくてもいいのですよね。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 今回の道の駅で、国の施設でございます駐車場、そしてトイレ、情報発信施設については、国のほうで維持管理をすることは内々で聞いております。ただ、その維持管理の方法が国が直接やるのか、それとも市を通して委託する形でするのか、指定管理者に直接やるのかというのは、まだ決まっていない状況でございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 私は、費用を市が負担しなければだめなのかどうかということをお聞きしていまして、管理方法は別にこだわりませんので、その辺をお聞かせください。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 基本的には国の施設につきましては、市で管理費を払うということは今のところ考えておりません。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 考えていないということですが、現実にほかのところでも設置市町村が払うということはないのですか、その辺の確認をさせてください。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 先ほど1,161というような数字いただきましたが、全ての状況はわかっておりませんが、我々が調べた結果で言うと、市のほうで国の施設を支払っているケースはないというところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) その辺は新国とは話し合いはしていないのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 道路管理者と一緒になって市町村が道の駅をする形式については、一体型といいますが、この一体型については、基本協定を締結する。道路管理者と市町村で基本協定というのを締結します。この基本協定の締結については、担当レベルで進めているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) そこで費用負担とかは出てこないのですよね。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 費用負担についても打ち合わせを進めているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 打ち合わせということは、費用負担があるかもしれないということですか。そこらあたりは早目にはっきりさせてください。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 基本協定はまだ締結しているわけではございませんので、基本的な方向性としては、我々が維持管理を払わない方向で打ち合わせのほうは進めているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 質問を改めます。
10番、稲毛明さん。
〔10番 稲毛 明君登壇〕
〇10番(稲毛 明君) 10番、稲毛であります。今回は、2つのことについて質問をさせていただきます。
1つは、農業振興についてであります。皆さんもご存じのように、ことしも高温、フェーン現象等で農家所得が大幅にダウンしているという方々も多くいらっしゃいます。農協は、その被害は軽くないと見て、緊急融資制度をことしも設定し、その軽減に努めています。それで、ひとつ伺いますが、市ではこれらをどのように受けとめているのか、伺います。
また、基幹産業であるとして、その位置づけは重いと見ているように市長の発言等を聞いているが、疑問に感じる。振興策は幾つか持っているが、4年、5年と同じようなことしかやっていないというふうに私は感じております。有機肥料散布、ラジコン防除等々、全然これらは変わっておりません。幾つかあると思いますが、基本的に変わっていない。もし稲作が市の基幹産業であるならば、もっと手厚い助成措置等をしてもよいのではないか。来年度の予算に何を打ち出して、何を振興策として図っていくのか、まずこの点を伺っていきたいと思います。
2つ目は、人口減についてであります。昨今人口減について、いろいろと論じられております。その中で、合併した市町村ほど人口減が激しいというふうに分析をされております。合併すればいろいろとバラ色の夢があるというふうに強引に合併に持ち込まれたところもある。新潟県は全国トップレベルであるというふうに私は思っております。合併したところで、人口増になったところはあるのか、また合併と人口減について、どのように受けとめているのか、この点を伺っていきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 稲毛議員のご質問に順次お答えをいたします。
初めに、農業振興についてであります。令和元年産水稲の作柄は、8月中旬の猛暑の影響でコシヒカリを中心に高温障害による心白粒が多く確認されましたが、10月31日付北陸農政局の公表では、当市を含む下越北の作況指数は、103のやや良との結果となったところであります。新聞等の報道のとおり、市内でもコシヒカリの1等米比率が低下しましたが、作況指数や仮渡金単価の増額により、農家経営への影響は最小限にとどめられたものと考えております。近年の気候変動が引き起こす異常気象や自然災害への対策については、収入保険などの農業保険制度に農家自身が加入するなど、経営基盤を強化する備えが必要と捉えております。現在来年度予算の編成作業を進めているところでありますが、引き続き圃場整備事業を推進することで、水田の汎用化、低コスト化につながるほか、中山間地域や多面的機能直接支払事業の取り組み支援、環境保全型や安全安心農産物生産のための堆肥散布による土づくりなど、主要事業の継続により、水稲農家を支援してまいります。
また、あわせて農家に対し、園芸の新規導入や生産規模の拡大を支援するため、県市の各種補助事業の活用や関係機関等との連携を一層進め、水稲に偏らない経営を目指し、農家所得の向上を図ってまいります。
次に、人口減についてお答えをいたします。稲毛議員のおっしゃるとおり、総務省の都道府県別合併の進捗状況によると、平成11年3月31日と平成26年4月5日の市町村数を比較した減少率は、長崎県の73.4%、広島県の73.3%、続いて3番目が新潟県の73.2%となり、全国的に見ても市町村合併が大きく進んだ都道府県の一つであると認識しております。平成の市町村合併につきましては、さまざまな検証や議論がされているところであり、11月上旬に日本弁護士連合会から人口4,000人未満の平成の大合併で、合併しなかった町村と合併した町村を比較し、調査した47組のうち9割で合併した自治体の人口減少が加速傾向にあるとの調査結果が公表されました。その調査は、調査条件を満たした47組であることなど、この調査だけでは合併した市町村が人口減少傾向にあるとは言えないと考えております。しかしながら、新潟県の合併市町村においては、合併前と合併後の人口比較で、増加した市町村はない一方で、首都圏の合併市町村や当市と比較的人口規模が近い岐阜県瑞穂市は、岐阜市や大垣市、名古屋市への交通利便性が高く、住宅都市として平成15年5月4万7,449人が令和元年10月で5万4,981人、7,532人の増加となっているところであります。人口減少の要因につきましては、婚姻率の低下や出産世代の転出超過あるいは晩産化の傾向などの要因が複合的に影響しているものであり、市町村合併だけがその原因ではないと考えております。また、人口減少とそれに伴う地域経済縮小が課題となる中、今後どのようにして課題を解決していくかが重要であり、さまざまな施策を講じながら、しっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
なお、先ほどの弁護士会の調査結果、あくまでも人口4,000人未満という非常に小さな自治体、役場庁舎がなくなるような状況の中での人口減少を取り上げたものでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) では、再質問をさせていただきます。
答弁では、ここも含む下越北の作況指数は103、やや良という結果になったというところであるというふうに思いますが、その後の進展ぐあいでかなりこれはダウンしているというふうに私は思っているのですけれども、ここの103、やや良というのは認識は変わっていませんか。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) お答えします。
103の数値は、北陸農政局が10月31日に公表した10月15日現在の状況でございまして、その後については、まだ公表されていないのが現状でございます。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) いつでもこういうのを聞くと、農政局が出したやつとか、いろいろそういうことで当市の作柄はどうかというような判断をよくする場合があるのですが、やっぱり阿賀野市としても単独で、独自にこういうのはやはりきちんと調査して、全員から聞くというよりは、各階層ごとというか、作付面積ごとで何人か抽出して、そこでどうだったかというのをきちんとやはり現場を通じて検証していくということが非常に大事になってくるというふうに私は思っているのです。どうもこの103とやや良なんていうのは、個人的にいえば実感としては合わないというふうに私思っているのですが、そういう今言った阿賀野市の主に水稲をやっている農家の人たちのそういう生の声を聞いたり調べたりというようなことをやっておりますか。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 特に改めて調査をしているわけでございませんけれども、やはり窓口においでになった方あるいは私ども出向いていって、農家の方とお話しできる場合には、そのようなことしはどうだったというふうなことの話は聞いておりますけれども、数字的にはあらわしてはおりません。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) やはり現実は、本当に厳しいのです。ずっとよくてことしだけダウンというのであれば、体力もまだ残っていますので、乗り切っていくことはできますけれども、ここ5年間もうダウン、ダウン、ダウン、ダウンと下がっているのです。だから、ここでどういう体力が残っているのかということをまたひとつ調べていく必要があると思うのです。例えばの話が今農協にこういう緊急融資制度をつくったから何とか融資してもらえないかといっても、あなたは枠がないからだめですということで、窓口で断られているのです。こんな厳しい現実がある中で、これでよしというふうに言えるのかどうかということを私は思っているのです。その点はどうですか。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 農協のほうで緊急融資を設けたというふうなものを承知しておりますし、取り扱いも始めたというのも承知しております。ただ、窓口でだめだったというふうな話までは私どもちょっと把握はしておりません。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) やはり基幹産業の一つであるというふうに位置づけしております稲作、これについてはやはりきちんと現場の声を聞いて、現場に出かけていって、どういうものだったのかというあたりをやっぱり聞いて歩く必要があるのではないかなというふうに思うのです。特に北陸農政局とか、共済が発表する作況指数というのは、くず米も含めた量なのです。今くず米みんなはねた上で製品として出しているわけでしょう。だから、なおさらその実態というのがかみ合わないというふうに私は思っているのです。だから、そういった本当に現場にどういうふうに出ていくか、そしてそこで何を聞いてくるのかというあたりが非常に大事になってくると思います。仮渡金が増額になったというふうに言われておりますけれども、私らのことで申しわけありませんが、コシヒカリ140円です。これで経営が安定、向上するのかというあたりが、とにかくささかみ農協はちょっと上積みして仮渡しつくっていますから、追加はちょっと少ないのだろうというふうに思いますけれども、140円でどうか、助かる人もあるかもしれないけれども、それなりの規模でやっている人はなかなか厳しいです。私の聞いている人は、小作を結構やっているものですから、ことしの小作料が払えないということで、ちょっと待ってくれというふうに謝って歩いているということで、そういう声も聞いております。また、お金を融資してくれといっても、先ほど言いましたように非常に枠がないということで、例えば300万借りたいけれども、五、六十万ぐらいしか借りられないという実例がやっぱり出てきているのです。そこのもっと現実を見きわめていく必要が私はあると思うのですが、市長はそこら辺どうですか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 作況の話から少しさせていただきますと、我々もお米の集荷業者、JAを初めとしたJAあるいは関口さん、いろんな集荷業者おられます、阿賀野市内に。そういった方々のデータを見させていただきますと、この作況というのは確かにいいのです。ただ、1等米比率、2等米比率、そういったものの米の品質の点では、少し悪いというのがことしの作柄になっております。今稲毛議員がそういった状況ではないよというのであれば、できればそういった方々をご紹介いただければ、我々も直接じかに聞きに行ったり、昨年あるいは一昨年のこのデータと突き合わせしながら、本当に作況が悪いのかどうか、そしてほかの方々と何が違うのか、そういった部分を丁寧に調査させていただければ、今後につながっていくのかなと思っております。
また、仮渡金の話もございましたが、仮渡金もご承知のとおり過去に比べると上げてあるわけです。さらに、今回は2等米が多くなったということで、2等米にさらに上乗せをしている。ですから、例年に比べると、品質の面でも買い取り業者がかなり上乗せをして、農家支援に回っておられる。そして、銀行、融資を申し込んだらお断りされたとか、農協に申し込んだら断られたというお話ありますけれども、我々のほうでその点は把握されておりません。ですから、その点についてもどこのどなたがこうですよと、内々に教えていただければ、我々のほうで調査をし、不適切な対応があれば改善をさせると、そのような取り組みをさせていただければと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) ぜひやはり農家に沿ったというか、やっぱりそういう温かみのある農政、農業振興策をぜひつくり上げていく必要が今あるのではないかなと。そして、私の近場でも私もそうですが、あと5年なんてもたないよという話がもうあちこちで頻繁に起きるのです。それは金ばかりではなくて、年齢的にそうするということもあるのですけれども、やはりつくればつくるほど大赤字、こんな企業はないです。ほかであればとっくに倒産してどうのこうのになっていますけれども、農家だからこそ何とか頑張ってやっているのです。そこのやっぱり違いをきちんと見きわめてやっていく必要があると思います。その点もっとやっぱり農家の側に立った本当にこの現実をよく調べて、農林課でもそんな100、200、500というのを全部調べるなんていうことは私も言っておりません。やはり幾つかの層に分けてどうだったかという聞き取り調査をやる必要があるというふうに思うのです。だから、ある意味での一定の規模から法人化しているところが一番厳しいみたいなのです。そこがやっぱり下手すれば何千万という赤字がつくられて、さっき言いましたように、ことしだけ何千万という赤字であればいいのです。毎年、毎年、毎年こうなっていくものですから、どうしようもない、またそういう大手にやっている法人は、バックできないのです。そこら辺をやっぱりよく見ていく必要があるというふうに思います。そういう法人大手にやっている人たちも結構ネギをつくった、あれをつくったりして園芸もやっておりますけれども、間に合わないのです、それでは。
だから、そういう点をちょっと繰り返しで何回も言って申しわけありませんけれども、農家の側に立って、そして現場に出て農家と一緒になって汗を流さなければ、今農家の声はわかりません。企業プランナー雇うということは、あえて言いませんけれども、それだけではもう今だめなのです。だから、本当にさっき市川さんの質問でも獣害対策なんかもいろいろありますけれども、ちょっと余談になりますけれども、私は毎日朝犬の散歩で農道へ行きますが、きょうもイノシシが幾つか集団でうちから見れば羽黒方面へ行ったなとか、そういうのはしょっちゅうなのです、例えば。そういう現実を見ながら手を打っていくということをしないと、建物の中でやる工業製品とはまた違うわけですから、本当に自然相手の商売なわけだから、ぜひその点をわきまえてというか、そういう点をぜひやっていただきたいということで、やはり私は一つは、これは国、県の責任だから、市がどこまでできるかというのはあれですけれども、やはりだめになってきたのは、農家の戸別所得補償が廃止されてからみんな経営がおかしくなってきているのです。やはり戸別所得制度があったときは、補助金頼みではないですけれども、そういう収入があるということで、ではこういうことやろう、こういうことやろうということでやってきたのです。それが今ないわけですから、全く農家にとっては何も手を打つところがないというふうな感じなのです。だから、そういう点で例えばの話が市も市単独の戸別所得補償制度をつくるとか、ことしは大変だったから、来年種もみを補助しようではないかというような取り組みをやったことあるのです、市単独で。だから、そういうことで本当にやれば確かに金のかかることではありますけれども、そういうことになれば農家の側に立てばいろんな手が打てるというふうに私は思っている。これは、来年度予算との絡みも出てきますけれども、ぜひそういう農家の立場に立った上で予算編成をやっていただきたいと。だから、私はここでいや、有機肥料の補助だ、あれだ、これだと、本当に四、五年ほとんどそれが変わっていないのです、はっきり言って。だから、何か一つ目玉つくって、いや、すごいなというようなものをぜひつくり上げていっていただきたいし、私も微々たるものですけれども、もし何か協力できるところがあればしていきたいというふうに思っております。
そういう点で、来年度予算についてのちょっとしたあれが書いてありますけれども、ほとんどこれ以上書けないのか、ないのかわかりませんけれども、私が言ったように、ずっとここ何年も変わっていないのです、やろうとしている補助制度が。もうちょっと市長、何かいいアイデア等ありませんか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 農業については、同じような考えだと思うのです。いかにしてこの阿賀野市の農業を活性化させていくか、そこに尽きるわけですけれども、その中の一部に今稲毛議員が昔の戸別所得補償の話をされたようですけれども、減反政策が始まったのが昭和45年、今から48年前、約50年前にスタートを切ったわけです。それまでの農業、そして45年から減反政策が始まってからの農業、これをよく見きわめると、いろんなものが見えてくる。今の農業、本当に力を失ったなと思うのは、やはり言い方悪いですけれども、何でもかんでも国がコントロールしようとした米余りあるいは食料不足のときにはさんざんつくれ、米が余ればつくるな、こういうようなやり方をやってきた結果が今の状況になっているのではないのかなと思っております。ただ、戸別所得補償を市がどうのこうのというお話もされましたけれども、その前に収入保険とか、新しい制度もございます。それから、共済のほうも品質のほうの掛けもあるわけです。ですから、しっかり自分で自己防衛する方法はあるのです。ですから、まずもって収入保険あるいは共済の品質のほうも掛けて、それでももうどうしようもない、この気候変動が毎年のように繰り返されてやってくると、それではとても農家は維持できない、そしてまた離農者がふえていく、そういうような状況だと言われるのであれば、私もしっかりとその辺は見きわめて考えさせていただきたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 今堆肥の補助金とか、広域防除の補助金とか、いろいろつけていただいて、それはそれで助かっているのです。ただ、そこをもうちょっと厚みを持たせるとか何かするとかいうあたりも含めて、ぜひ来年度予算の中で反映させてもらいたいというふうに思います。
これは、一つ私からのお願いというかあれなのですけれども、ここ中山間地多面的機能直接支払い、これ非常に私もこの2つの制度のもと農家をやっていますけれども、非常に助かっております、実際。このお金を使って30センチ、40センチの農業用水のU字溝をはめかえたり、そういう点非常に助かっております。ただ、それを私も含めて主に運営している側は70過ぎとか、75を過ぎたとか、その運営母体も何年ももたないのです。だから、そういう点で、非常に会計がやっぱり大変なのです。だから、もうちょっとそこら辺の簡素化というのができないのかどうかというあたり、これは阿賀野市だけではできないことですけれども、阿賀野市からも県、国にやっぱり会計の簡素化とか、いろいろ含めて要請をしていただきたいなというふうに思っております。だから、もう会計監査が入るなんていうと、皆さんやっぱりそこ真面目なので、本気になって草刈りやったり、水路整備して会計検査入っても合格という判こをもらうために一生懸命やっているので、そういう点ではあれなので、ぜひ会計の関係本当に簡単だといえば簡単だけれども、やっぱり複雑で面倒くさいのです。全部何かやれば写真つきで説明文をつけるとか、それであれこれして業者に頼むということは、多面的機能からは金は出せないという、結構縛りがあるのです、ないようで。そこら辺ぜひもうちょっと緩和できないのかというあたりも市としても上に要望を上げていただきたいなと、これは全市でなくて、主に290号線沿いが取り組んでいる事業ですので、そう見ればなおさらそういう取り組んでいる中心部隊も年いっているというふうなの皆さん承知していると思いますけれども、その点も含めてぜひ上に対して要望していただきたいなということで、ぜひやっぱり基本的な産業である水稲、これをやはり活力あるものにしていくためにも、来年度予算の中でぜひはずみが出るような予算にしていただきたいと。
例えばささかみ農協では、今麦と枝豆、これを今いっぱいつくろうということで取り組みをして、この2つだと機械化で結構できるのです。だから、そういう点で市としてもあれやこれでなくて、本当にこれを重点として、例えばどこどこで取り組んでみないか、どこどこで取り組んでみないかというあたりをぜひ市からも農協と相談して、提案できるようなそういう施策をとっていただきたいなというふうに思っております。ぜひ来年度予算の中でそういう意味から農業振興策についても、また来年はどんな自然災害が来るかわからないので、今何が起きるかわからないという状態なわけですから、ぜひそういう点を早目、早目に手を打って、来年度予算の中でもやっぱりそういう農業を基本政策というのであれば、そこはもっと政策、予算的にもぜひ頑張っていただきたいというふうに思います。
それから、市長何回もそこ聞いて悪いですけれども、そこはどうですか、来年度予算について。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 先ほども気候変動が加速化してきているわけです。今もCOP25が開催されていますけれども、そういった中で、やはりことしあるいは昨年のような形で、また稲作へ大きな影響があるようなことがあれば、稲作農家の方々本当に農業を継続するという意欲を失ってしまう。そういった面から我々としては皆様方に先ほど申し上げましたとおり、収入保険、こういういい制度がつくられたわけですから、しっかりと入っていただければなと思うわけです。ただ、収入保険の難点は、過去3カ年の平均をとる。ですから、去年が悪い、ことしが悪い、さらにその前の年が悪ければ、今度よくなったときには、大変です。こういった部分で悪かった年が余りにもつながり過ぎているから、入るタイミングがない。こういった部分というのは、やはり国も少し考えていかないといけないのかなというような気もしておりますけれども、そういったことを含めて、来年度も農家の方々がしっかりと農業にいそしめるような方策を余り期待できませんけれども、検討はさせていただきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 私からけちつけるのはいかがかと。総花的な面もいいけれども、やはり何かおおっと思うような、そういうさすが市長はやる気だというような予算づけも私は必要になってくるのだろうというふうに思います。多分全体を引き上げていくために、言葉は悪いですけれども、総花的にやらざるを得ないというのはよくわかります。しかし、それだけおっという農家の人もえっというような驚きを上げるような、声を上げるようなやっぱり政策をぜひつくり上げて、予算をつくり上げていっていただきたいというふうに思います。
そういうことをお願いして、次は人口減についてお願いします。確かに人口減あれしたのは、阿賀野市4万幾らではちょっと比較の対象にならないというところもありますけれども、たしか合併するときに、どういうふうに誘導して合併したのかと。ここをやはり今十四、五年たった中で検証していく必要があるのではないかなというふうに思うのです。絶対に合併そのもの全部間違いだったとは言いませんけれども、何か合併後の二、三年たったら、その後のあれが検証がされていないのです。何かだらっとそのまま過ごしているみたいというような感じがします。ぜひここで何かそういう合併についていいとか悪いとかでなくて、私は悪いほうにあれしているのだけれども、どういうふうにどうなったのかというような検証をぜひ今のうちにやっていただきたいと思いますけれども、市長どうですか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 合併の功罪ということなのでしょうか、よかったのか悪かったのか、合併しないで残ったまちとどうだと。あるいは合併したまちの中ではどうだというような検証、それは確かに必要だろうし、これまでも我々もやってきておりますし、全国各地でやられているわけであります。人口減少というのは、日本全体首都圏を除いてほとんど全てが人口が減っています。この阿賀野市の人口減少率というのが今1.3%ぐらい、以前は1%ぐらい、それが少し上がってきた。ただ、他の地域、特に中山間と言われる地域、過疎地域、そういったところの人口減少比率から比べるとはるかに緩いのです。ですから、我々のほうは合併したことがマイナスになっているというような部分は一切今のところ人口面ではあり得ないです。ただ、観光振興等々例えば合併して今までこの旧水原地区は旧笹神が持っている温泉施設、こういったものは他の自治体だったわけですから連携がなかった。ただ、合併した中で1つの自治体の中に温泉もある、瓢湖もある、こういったものを融合した形の観光振興、観光客の入り込みを増加させる、そういった部分では有効に働いているものと思っております。ただ、やはり行政サービスの面では、合併したことによって、旧役場が今支所という形になり、大体窓口業務を中心に業務が行われている。その他の業務については、本庁へ来なければいけない、そういった点で市民の皆さんは多少不便になっている部分もあるかもしれませんが、我々の調査の中では特段ないという結論になっております。その辺についてもこれからもっともっとまたお聞きする中で、いろいろさせていただければと思っております。
特に子どもの歯科健診といいますか、虫歯予防、フッ素塗布、フッ素塗布なんかは、安田地区の場合は今この水原地区へ来ていただく形になっているのです。こういった部分というのがちょっと不便だという声は聞こえております。そういった部分も今度新しい支所ができました。そこに畳等があれば、乳幼児が来てフッ素塗布の取り組み、そういったものもできますので、住民サービスとしてはマイナスの部分がほとんどなくなるというような思いでございます。本題の人口減少、これ全国の問題ですので、しっかりと我々も頑張ってまいります。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 金が来ない、人口が減るからということで、合併をしなければならないというふうに取り込まれてきたというふうに私は思っているのですが、この2つはでは合併したから解決したかというと、そうでもないというふうに私は思っています。例えば合併しないときも端っこ、端っこ、合併したらなおさら端っこというような、そういう地理的なことが起きているのです。だから、例えば阿賀野市の人口の動き、阿賀野市全体はこれ平成16年です。4万8,775人から平成31年4万2,263人、マイナス6,492人ということです。ただ、ちなみに私が住んでいる笹神地区は端っこの端っこがいっぱいあるのですが、これが合併する平成16年は9,338人いたのですが、今平成31年では7,402、1,936人も減っているのです。だから、やはり減る率が違うのです。京ヶ瀬は減っているけれども、京ヶ瀬は比較的横ばいというような感じで、笹神が大きくて、次が安田ということで、やっぱり町村合併見ても、端っこは端っこで大変です。だから、そういう中ででは本当にやっぱり活力を引き出して、そういう地域に住んでいる方々の力、エネルギーをどう発揮させていくかという点で、私はそんなに多くないけれども、上越市並みまでいかないけれども、やっぱり地域審議会、これは合併直後ちょっとそれが状況によって変わったのですけれども、今もう全くどこにそんなのあったみたいな存在になっているのですが、やっぱり私はこの4つの地区で、地域審議会というのをもう一回立ち上げて、粘り強くその地域でどう阿賀野市をつくり上げていくのかというあたり、本当これこそ住民参加の審議会をつくり上げていくということを私は非常に今この場に立って大事になっているというふうに思うのですが、市長そこら辺どうですか、特に地域審議会の位置づけ。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 地域審議会、合併後10年間存置して、各地区で議論をさせていただいたわけですけれども、その役割として、最も重要だったのが地域振興計画ですか、それの進捗、その部分について議論をさせていただいていたわけでございますが、ある程度10年という期間を限って設置されたと。そして、10年が経過した段階で廃止し、今はその役割を議員の皆さんには申しわけないですが、議員が今肩がわりをしていると、地域の声をしっかりと行政に届けるという形で今取り組みがなされております。私としては、地域回りする中で、審議会を再開してくれというようなお話は今のところ特別直接聞いたことはありませんけれども、稲毛議員が心配されているような事案がもしお聞きする機会があれば、やはりしっかりと耳を傾けながら、審議会についても考える必要があるのかなという気はしないでもないですが、先ほどの人口減少の問題もそうですけれども、過疎地域といいますか、県内でも過疎地域ほど本当に人口が減るのです。稲毛議員が住まわれている今板地域、阿賀野市全体を見ますと、減り方は多くなるような環境にある地域であります。高齢化が進み、若い人が育ってこない、当然のごとくお亡くなりになる方がふえ、出生が減るのですから、全体として集落は大幅に減っていく、その論理でいけばおわかりいただけますとおり、特に合併がどうのこうのというのとは直接影響ありませんし、地域審議会がないから、地域の声が吸い上げられないからそこが疲弊していくのだ、過疎化が進むのだと、そういうような論法にはならないものと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 確かに合併直後は、地域審議会があって、活力持って取り組んで頑張ってきた住民の方々も結構いるのです。ところが、だんだん、だんだん先細りになって、いつの間にかなくなったみたいなことで、やはりそういう意味で地域が本当に活力というか、活性化していかないと、いろんなところで支障が出るのです。一番大きいのは、1つは防災の面でしょうか、消防団員になる方々がいない、少ない、そしてでは避難といったらどうするのだと、年寄りがいっぱいいる中で、今板では誰が誰にどういうふうにしていくのかというのは、そういうルートはつくってはいますけれども、それだって大変なのです。本当にではいざ事が起きればどうなるのかというあたりが非常に心配されるところであって、そういう組織を立ち上げて、やはり各4つがいいのか、それとももっとふやして7つ、8つに細分化したほうがいいのか、それは私はよくわかりませんけれども、ぜひその地域審議会というのは、面倒なことは面倒なのです、運営していく上でも、簡単にはいきませんから。そういう点でやはりそこがまた一つの地域を活性化していく上での私は鍵を握っているというふうに思っているのです。だから、そういう点で例えばの話、笹神地区でももとの笹岡村と神山村ではちょっと違うのです、人間の気質が。だから、そういうのも見ながらこういうふうにちょっと細分化して、やっぱりやりやすいような方法をとっていくとかいうことも含めて、ぜひ検討を加えていっていただきたいと。これは、今言ったようにきょう言われてあしたはい、できましたというふうには私はいかないと思います。時間もかかるし、いろいろ要望等も出てくれば、最終的には予算を伴った金も必要になってくるだろうというふうに思っております。しかし、またそれがそれだけ地域から要望が出れば、それだけまだまだ見捨てたものではないなと、本当にこの地域づくり、その地域を愛している人たちがいっぱいいるなということを感じることができるのではないかなと思います。ぜひそういう点で、それらも人口減の一つとして、それが全てではないですけれども、一つとしてぜひ大きな柱として位置づけてやっていただきたいなというふうに思っておりますということをお願いしまして、私からの一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
〇議長(風間輝榮君) これから3時35分まで休憩いたします。
休 憩 (午後 3時18分)
再 開 (午後 3時35分)
〇議長(風間輝榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
11番、宮脇雅夫さん。
〔11番 宮脇雅夫君登壇〕
〇11番(宮脇雅夫君) 宮脇雅夫でございます。私は、2点の質問をさせていただきます。
まず、最初に、市長の実績及び今後の政治姿勢、政策についてお伺いします。
第1に、田中市長は就任してから間もなく2期8年となりますが、この間の公約と実績についてどう評価しているのか。市長は、市民との対話と共感を広げることを掲げていましたが、今期の市民との対話集会回数と参加者数について、また副市長を任命しなかった理由について伺います。
第2に、市民の平和と生活に根底から大きな影響を及ぼす重要問題について市長の認識、見解を伺います。その1として、さきの参議院選挙で、改憲勢力は発議に必要な3分の2の議席を失いました。期限ありきの早急な改憲には賛成できないというのが国民が示した民意です。しかし、安倍首相は2020年までの改憲に執念を燃やして、憲法9条に自衛隊を明記し、海外での戦闘に自衛隊を参加させる改憲案を準備し、発議を狙っていることについて。
その2、10月から消費税増税が強行されました。経済の6割近くを支えている家計への負担増は、消費不況と国内需要の低迷に悩む日本経済に致命的打撃となります。また、地域経済を担っている中小企業をさらに疲弊させる一方、史上最高の利益を上げ、巨額の内部留保を抱えている大企業には負担を求めない、日本社会で深刻となっている貧困と格差に追い打ちをかけるもので、経済政策としても最悪であると言われていることについて。
その3、2017年に国連で圧倒的多数で採択された核兵器禁止条約は、発効に必要な50カ国の半分を超える33カ国が批准し、現在34カ国になったそうですけれども、発効は時間の問題となっています。しかし、唯一の戦争被爆国である日本政府は批准に反対している問題について。
その4として、1979年の女性差別撤廃条約、89年の子どもの権利条約、90年の移住労働者権利条約、92年の少数者の権利宣言、2006年の障害者権利条約、07年の先住民権利宣言などは、20世紀から21世紀にかけて実現した国際条約、宣言であり、国際的な人権保障は豊かに発展してきています。この人権保障の基準を土台に、女性、子ども、障がい者、少数者、移住労働者への差別をなくし、その尊厳を保障するジェンダー社会的・文化的性差、平等を求める潮流が大きく発展し、経済的、社会的差別をなくすとともに、女性に対するあらゆる形態の暴力を撤廃することが国際社会の課題になっています。この問題についての認識について。
第3に、花角知事は県の財政危機を理由に、新潟県行財政改革案を発表しました。その中では、社会保障費や県立病院への繰出金の負担増が財政危機の大きな要因の一つだとしています。県の有識者会議は、県央基幹病院の整備見直しを提言しています。さらに、9月には厚生労働省が再編、統合が必要であるとして、全国424の公立、公的病院名を公表し、新潟県ではあがの市民病院を含む22病院が挙げられ、全41病院の53.7%と、全国で最も比率が高くなっております。あがの市民病院を初め、公表された病院は、いずれも地域住民の命を支える病院として絶対必要なものだと思いますが、市長の見解と今後の対応を伺います。
第4に、来年度の阿賀野市の重点施策について伺います。
第5に、個別の施策について伺います。その1、気候変動によって過去になかったような大雨による洪水、土砂災害などが全国各地で頻発していますが、当市での対応について。
その2、合計特殊出生率を引き上げるための対策と子育て支援の新たな施策について。
その3、間もなく国保会計の来年度の県の納付金が決まると思われます。現行の市の賦課水準で国保税収入が不足した場合、国保税を引き上げるのか。また、一般会計で補填して引き上げしないのか。また、子どもの均等割を軽減するのかどうか。
その4、ことしの稲作は2等米が圧倒的で、稲作農家は所得が減少し、困窮しています。市としての対策はどう考えているのか。
2番目として、養牛場の悪臭対策について。ことし6月議会で、安田地区と水原地区にある大規模な養牛場の悪臭対策について一般質問しましたが、その後の悪臭防止法による臭気測定の結果と家畜排せつ物法による悪臭防止対策はどのように実施されてきたのか。住民からの苦情はどの程度寄せられているのか、現状認識と今後の対策について伺います。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 宮脇議員のご質問に順次お答えをいたします。
初めに、就任してからの公約と実績、その評価等についてでありますが、午前中近山議員にもお答えしたとおりであります。この点については、再度ご説明する必要がございますでしょうか。この点については、近山議員にお答えしたとおりになっておりますので、省略をさせていただきます。
次に、今期の市民との対話集会回数と参加者数についてでありますが、11月末現在20回開催し、530人の参加をいただいたところであります。また、副市長を任命しなかった理由についてでありますが、1つには経費削減であります。みずからやれるところまでは自分でやる、その結果今日に至っております。さらに、平成25年度より迅速な意思決定、統一的な事業執行や市民対応を図るため、部長制を導入したところであります。3部長においては、各課等の課題解決などにおいて、私と担当課との間の調整や連携、また対外的な会議においても代理出席するなど、十分その任を果たしているという認識を持っております。したがいまして、一時は副市長を置くことも検討しましたが、今のところその任命については見送っているところでございます。
次に、市民の平和と生活に関する重要問題についてであります。まず、憲法改正についてでありますが、現在の憲法については、ご承知のとおり戦後の日本の平和と繁栄に大きく貢献し、国民の間に広く定着しているものと認識しておりますが、憲法改正については国民の幅広い議論と国会における審議が重要であると認識しているところであります。
次に、消費税率の引き上げについてであります。消費税率の引き上げは、少子化、高齢化が進む中、医療、年金、子育て支援など、増大する社会保障費に対応するためには、私の本意ではありませんが、避けて通れない問題と考えております。宮脇議員のご指摘のとおり、消費税については、所得に対する逆進性から格差が広がるとの指摘もありますが、国では低所得者と子育て世帯を対象としたプレミアム商品券やキャッシュレス決済へのポイント還元など、さまざまな対策によって低所得者向けの支援や国内需要の下支えの取り組みを講じているところであり、今後も引き続き市民生活への影響や地域経済の動向に注視してまいりたいと考えております。
次に、国連の核兵器禁止条約の批准についてであります。まず、核兵器禁止条約の意議につきましては、核兵器の使用や保有などを法的に禁止する国際条約であり、核兵器は非人道的で違法なものであると明示し、加盟国に核兵器の開発、実験、製造、備蓄、移譲、使用及び威嚇としての使用禁止とその廃絶に関する大変意議ある条約と認識しております。また、日本は唯一の戦争被爆国でもあり、このたび来日したフランシスコ教皇のメッセージにもあるように、核兵器や大量破壊兵器を持つことは、平和と安定につながらず、むしろ妨げになる。核兵器のない世界の実現に向けて、一致団結して取り組むことを呼びかけましたが、大変重い言葉であり、禁止条約に批准しないという考えにつきましては、理解に苦しむところであります。
最後に、女性の経済的、社会的差別の解消と女性に対する暴力の撤廃についてであります。2015年9月の国連サミットにおいて、将来の世代に持続可能な地球環境と経済、社会を残していくため、2030年までに全ての国が取り組むべき17の目標から成るロードマップとなるSDGsが加盟国193カ国の全会一致で採択されました。その目標の一つとして、ジェンダーの平等を達成し、全ての女性と女児のエンパワーメントを図るとしており、女性に対する差別、暴力、有害な慣行に終止符を打ち、介護や家事などの無償労働を認識、評価することで、意思決定における参加とリーダーシップの機会を確保するとともに、性と生殖に関する健康及び権利への普遍的アクセスを保証するためのさまざまな目標を掲げているところであります。また、SDGsが目指している誰のことも置き去りにしない社会をつくるために、あらゆる人の人権が尊重され、暴力はもちろんのこと、差別のない社会の実現、女性の参画はもとより、持続可能な地域づくりなどの目標実現が必要と認識しております。
次に、厚生労働省が再編、統合が必要であるとしたあがの市民病院についてでありますが、厚生労働省の公表は、地域の実情が一切考慮されていないものと認識しております。今後医療圏ごとに開催される地域医療構想調整会議において、あがの市民病院の維持、存続の必要性をしっかりと主張し、阿賀野市における地域医療体制の確保に努めてまいります。
次に、来年度の重点施策についてであります。当市では、総合計画に掲げた5つの政策の柱、安全・安心な暮らしの実現、子どもの育成支援の充実、高齢者や障がい者福祉の充実、地域経済の活性化、生活に密着した住環境整備の促進とそれを支える市民協働、行政経営を加えた7つの政策を基本に、元気で明るく活力ある魅力的なまちを実現するため、重点的に予算を配分するとともに、効率的な財政運営による事業の着実な推進に取り組んでいるところであります。来年度の予算編成につきましては、人口減少対策、地域活性化対策、防災・減災対策などを重点に取り組むこととしており、総合計画の重点分野である33の基本事業と市の重点取り組み事業の構築や見直しを行っているところであり、その具体につきましては、2月の当初予算説明会において説明をいたします。
次に、個別の施策についてであります。まず、気候変動による災害対応についてでありますが、昨今毎年のように各地で災害が発生し、甚大な被害が出ております。このたびの台風15号による千葉県内での長時間にわたる大規模な停電を含めた災害、そして台風19号による東日本の広域的な災害などは、決して人ごとではないと考えております。当市におきましては、阿賀野川初め安野川、駒林川など、中小河川が多く流れており、それら河川について国、県に対し引き続き河川改修の整備促進の要望を行うとともに、土砂災害の危険箇所についても周知を図るなど、ソフト、ハードの両面で災害から市民の生命を守るための取り組みを続けてまいります。
次に、合計特殊出生率を引き上げるための対策として、子育て支援の新たな施策についてであります。まず、合計特殊出生率が低迷している要因といたしましては、婚姻率の低下や出産世代の転出超過、また晩産化の傾向など、さまざまな要因が複合的に影響していることから、合計特殊出生率を短期的かつ劇的に引き上げることは困難であると考えております。そのため子育て支援、多子世帯への支援、雇用の確保、移住対策など、多岐にわたる施策を継続して実施するとともに、合計特殊出生率や出生数を上げるため、希望する人が子どもを産み育てやすい環境づくりに取り組んでまいります。
次に、国民健康保険についてお答えをいたします。初めに、来年度の県納付金についてでありますが、現在県が算定作業中であります。納付金額が示されるのは1月末の予定でありますが、現在の状況では県に納付する1人当たりの納付金額が増加する見込みとなっております。このため保険税率を据え置いた場合、歳入不足が見込まれますが、基金を取り崩すことで対応したいと考えております。
次に、子どもにかかわる均等割軽減についてでありますが、本年3月議会において、子どもにかかわる均等割軽減についての要望があり、子育て支援の観点から整理させていただきたいと申し上げたところですが、軽減策を実施した場合、国民健康保険の加入者のみに対する子育て支援策となることから、市単独での実施は見合わせたいと考えております。子育て世帯への負担軽減を図るため、子どもにかかわる均等割を軽減する支援制度創設につきましては、全国市長会を通じて引き続き国に要望してまいりたいと考えております。
次に、ことしの稲作についてであります。議員ご指摘のとおり、市内でもコシヒカリの1等米比率が低下したところであります。市では、米の検査状況について、定期的に米集荷業者に対して調査を行っておりますが、9月末時点のコシヒカリ1等米比率が低下している現状から、農家経営の安定化を図るための支援策を検討してまいりました。県の制度である8号資金につきましては、金融機関に確認したところ、その中で相談がない状況でありました。また、JA系統融資では11月28日現在で申し込みが22件、融資貸付額3,500万円と、昨年の63件、融資貸付額8,000万円を下回っていることや作況指数が103のやや良となったこと、仮渡金の増額も行われたことなど、総合的な判断として農家経営の影響は最小限にとどめられたものと考えております。
次に、養牛場の臭気対策についてお答えをいたします。まず、臭気測定の結果についてでありますが、7月10日に実施した安田地区の養牛場敷地境界での測定では、臭気指数は15で、前回3月の測定に続き規制基準値の臭気指数12を超過しておりました。
次に、家畜排せつ物法による悪臭防止対策についてでありますが、臭気測定結果が法定基準を超えたことから、県の新発田農業普及指導センターとともに、養牛場への立ち入りを行い、においの主原因である堆肥の場外への運び出しや敷料増量による臭気抑制などを行うよう指導し、事業者が対策を実施しております。
次に、今年度の苦情についてでありますが、安田地区は近隣自治会で開催した市民対話集会でのものを含めますと6件、水原地区は4件の合計10件の苦情を受けております。現状認識と今後の対策についてでありますが、安田地区に関しては、現在事業者が臭気対策を実施していることから、時期を見て臭気測定を行い、対策の効果を検証することにしております。また、これまでは悪臭防止法の指定区域外のため、臭気測定を実施していない水原地区の養牛場を含めて、引き続き臭気測定による評価を行った上で、新発田農業普及指導センターなど、関係機関と連携して事業者を指導してまいりたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) では、再質問をしたいと思います。
まず、第1にかかわる件ですけれども、新潟日報の11月30日付では、2018年度決算で単年度の収入に対して、将来返済する分を含めた借金総額の比率を示します将来負担比率は、県内自治体平均103.4%で、全国平均の28.9%を大きく上回ると。阿賀野市は、その中で最悪の胎内市の164.3%に続いて147.9%と報道されていました。この将来負担比率が高いことをなぜこういうふうに高いのか、要因について伺いたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 宮脇議員もご承知と思いますが、国の補助事業を実施しますと、当然のごとく地元負担も発生いたします。そういった部分で起債を起こし、地元負担を対応させていただいておりますが、優良起債の中には地元負担分の起債に対して交付税措置がなされます。特に合併振興事業債については、7割が交付税措置されるというような形でなっております。今将来負担比率、確かにワーストツーということで、胎内市に続いて2番目に悪いというような状況になっておりますが、その中には将来交付税措置、すなわち基準財政需要額に繰り入れられるお金の分も含まれております。ですから、これを除きますと、実際実負担額というのは、大幅に減る。私どもの試算では6割以上が軽減されると考えております。宮脇議員からも再三いろんな事業の要望を受けます。その際にまたいろいろと財政状況厳しいので、その辺については少し検討させてくれというようなお話もさせていただいてまいりましたけれども、私どもの今実施しております事業等々については、国からしっかりとした手当てがなされる事業を厳選しながら、そしてまた真に必要なものを実施しておりますので、数字上将来負担比率高く見えますけれども、中身はそう高くないというように認識しておりますし、考えております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 次に、市民との対話集会が20回、530人参加されたというふうに答弁ありましたけれども、その中で私は非常によく覚えているのは、市長が最初に出たとき、対話と共感ということを掲げていました。これは、非常にやはりいいことだなと、車座の集会で住民の意見を聞くと、そして市政を進めるのだということで、私はこれはすごくいいことだなと思って、この対話と共感というのが実際どうなっているのかなというのを非常に注視して見ていたわけですけれども、これだけ行ったわけですけれども、総じて効果はいろいろあると思うのですけれども、この対話集会を通じて市長が感じられていること、また地方自治は国、県の下請でなくて、やはり市民、住民が主人公で、自治なのです。そういう点では、やはり原点がここにあると、住民の意見や考え方、それで自治を行って、国、県の当然財政的なものとか、支援を受けなければなりませんけれども、これがやはり大きく今の憲法で保障された地方自治というのをちゃんと、前はなかったわけです。位置づけられた非常に大事な民主主義の点だなというふうに思うので、その点市長参加されて、感想とか、ご意見ありましたら。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 市民対話集会非常に私も政策立案に当たって、大いに参考になりますし、市民の生の声をいろいろ聞かせていただきまして、元気をもらっているところであります。対話集会冒頭これは要望会、陳情会ではございませんよと。あくまでも政策、施策に対してご意見等をいただくものであって、地域が抱える課題、そういったものをお話しいただきながら、それに対して市がどう考えるか、そういった部分をお話しさせていただいて、直接対話で友好な中で大変有意義な時間を過ごさせていただいているところであります。まさに今言われる民主主義の根幹の部分、我々のまちも市民ファーストといいますか、市民主導、そういった形で今まちづくりを進める、そういうような思いでございまして、この対話集会については、今後も引き続き誰でもが参加できる、自由に物が言える、そういった環境の中で開催されることを私も期待しているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 次に、市長の認識ということでいろいろお尋ねしましたけれども、憲法の問題、市長ははっきりと言われなかったのですけれども、この点についてどうでしょうか。安倍首相は相当困難になってきたようですけれども、今の桜を見る会でとんでもないのが続々と出て、もう逃げに回ってそれどころでないという状況ですけれども、執念はすごく燃やして、自分の使命だとかたく思いまして、今あちこちで集会を開いてこれを押してくれということまで言うぐらい非常に執念を持っています。2020年まで改憲ということを掲げていますし、憲法9条に自衛隊を明記する改憲案の発議をしたいということで狙っています。このことについて、中身について市長の見解はどうでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 先ほども国民の幅広い議論、国会における審議が必要であると述べさせていただきましたけれども、私も中身のほうをよく存じ上げていないので、恐らく広く国民の皆さんも改憲の中身、その辺のことを承知している人がどのぐらいいるのか、私も少し疑問に思っております。ですから、改憲に当たっては、とにかく国民的な議論、そしてまた国会において中身がよくわかるような丁寧な説明の中での議論、審議をしていただければと願っております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) いっぱいあるので、余り深くは言いません。
次に、消費税増税の対策として、キャッシュレス決済、ポイント還元ということが市長も答弁で言っていますけれども、私もきょういろいろ聞いたところ、市でもこういうのを配っているのです、5%還元。これは、経済産業省が配って、こういうのがありますので、ぜひキャッシュレスで5%還元をしてくださいということで、これ説明が書いてあるのです。こういうのがありますけれども、これでこのキャッシュレス決済でポイント還元ができる店は、阿賀野市でどのぐらいあるのかということを担当課だと思われる商工観光課に聞いたけれども、誰もわからないということでありますけれども、これは実際これも新聞に載りまして、これが全くできない自治体も今いっぱいあると、果たしてこれが公平なのだろうかと、5%還元あるあるといっても、そもそもできない自治体もあるし、高齢者はこんな難しいことをいってもわからないと、これは電子マネー、プリペイドカード、デビットカード、クレジットカード、スマートフォン、これでできますよという説明なのですけれども、こんなことを聞いても、高齢者はわからないと思うのです。だから、ほとんどこんなのはカード化もしていないし、5%還元なんていうことは、もう意味がわからないという高齢者があって、これはもう全くそういう低所得者とか、高齢者には全く意味がない。ただ、負担増だけ押しつけるものだというふうに思うのですけれども、これの効用について市長はどうお考えですか。それと、担当課でこのキャッシュレスを使える店が阿賀野市にどの程度あるのかというのをもしわかる人がいたら教えてほしいのですけれども。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今周りを見渡しても誰もいないみたいなので、まずもってそのキャッシュレス決済についてお答えをさせていただきたいと思いますが、この部分というのは本当に個人的な差異がございますので、私の個人的な考えで申し述べさせていただきますけれども、私も今現金主義でございます。というのは、宮脇議員が先ほどご指摘していただきましたように、非常に複雑、わかりにくい部分もある。それから、まだ完全に普及がなされていない、そしてその5%であったり、2%であったり、還元の率も違っていたりする、非常に定着させるにはまだまだ時間がかかるのかなと思っております。国のほうでは、今来年が東京オリンピック・パラリンピックの年、インバウンドが多くの方が来られる。そういった中で外国はみんなもうキャッシュレスですよと、日本がおくれている、それを追いつこうという意味合いも少しあると聞いておりますけれども、まさにメリットはどこにあるのか、私がもしそれをやるとすれば、電子マネーのように一つの方式、簡単な方式を一つ採用して、それを全国に普及させる、そういう方法をとるのですけれども、この事業者多数おられる関係なのです。いろんなやり方を国が採用せざるを得ない、そしてまた採用してきた経緯があるのではないのかなと想像しております。ですから、一応スタートを切っている以上、来年6月までが5%還元でありますので、それがスムーズに円滑に、そして今若者を中心に拡大しているという話ですので、それが伸びていくことを期待申し上げるところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) では、次に、ジェンダー、平等のことについて、これ私質問したら非常に周りの方もこういう質問はどうなのかというような意見もありますけれども、非常にこれはよく見ていますと、重要な問題なのです。それで、一つお伺いしますけれども、夫婦同姓を法律で義務づけている国は日本だけです、世界193カ国ですか、今、国連加盟している。夫婦同姓を法律で義務づけているのは日本だけです。それで、これは婚姻届け時同姓にするか、別姓にするか、自分たちが決めることができる選択的夫婦別姓というそうなのですけれども、実現する民法改正をしたらいいと、何で日本だけがそういうおくれている、世界からかけ離れているのだという声が今非常に高まって、最低選択的夫婦別姓にすべきだという意見が出ているのです。それで、今裁判も起きているのです、これで。そういう点で、どうでしょうか。この辺の選択的夫婦別姓について、市長は個人的な意見でいいですけれども、これについてどう思われて、賛成ですか、反対ですか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今個人的な意見でもいいというようなお話をいただきましたので、個人的な意見を述べさせていただきますが、これも少しずつ拡大してきているやに感じているのですけれども、先般も新聞紙上の中でどなたか書いていたような気がするのですけれども、あとマイナンバーでも自由にまた名前の登録ができるような話もあったりして、徐々に、徐々に進行しているのかなと。過去にも結婚されてもずっと旧姓で出られていた方々かなりおられます。特に違和感もないし、個人の自由だろうと思っております。それを積極的に進めるかどうかというのは、また別な問題でして、違和感は特にないということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) では、選択的夫婦別姓には賛成ということなのですか。
〇市長(田中清善君) どちらでもありません。
〇11番(宮脇雅夫君) どちらでもない。今国会では、安倍首相だけが反対なのです、党首の間では。あとはみんな賛成という状況、どちらでもないと。市長らしいお答えです。
それから、もう一つお尋ねしますけれども、阿賀野市は今16課あります、課だけ見ると。16の課があります。16なのです、数えたら。課長16人いるということです。16でしょう、16だと思うのですけれども、そしてここずっと見ても、女性課長はたった1人なのです。大体歴代1人という状況になっているなと。真っ黒、これはジェンダー、平等ではやっぱりないのかなというふうに、そのあらわれかなと思うのですけれども、これについてどう思われますでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今たまたま課長職におられる女性は1名ということでありますが、それを別にこうしているわけではないのです。実情を申し上げますと、女性の方というのは、やはり仕事のほかに家庭もあったり、子育てもあったり、いろんな課題を抱えているのです。私のほうでなってくれないかという話をするときに、ご遠慮される方が多いのです。やはり今言ったように、男の人は向上心が高いというのですか、そういった部分がある。女性はやはり家庭があるということで、なかなか忙しい立場には立ちたくないというような、あるいは控え目な方々がおられるように思っております。能力的には男女ほとんど同じでありますので、もっともっと女性の方からも課長職になって、この阿賀野市をぐいぐい引っ張っていっていただければなと願っております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 男の課長が多い市長は大体そう言うのです。でも、現実的には都市部では非常に女性を多く登用しているのです。そこは、やはり女性の方をただいいか悪いかということでなくて、全体として女性は不利な状況に置かれていると。家庭を何で女性だけが責任を負うのだと、それと育児も女性の方に多くいっていると、そういうので同じ仕事をせいといってもどだい無理な話なのです、今のそういう状況の中で。
そういう中で、だけれども、市民を見ると、全部ばりばりと仕事をしている人ばっかりでないわけでしょう。いろんな条件を抱えて、まさにジェンダーなのです。いろんな人がいて市民が成り立っているから、そういう気持ちを理解できるには、やはり仕事ファーストということでなくて、いろんな条件を持ちながらやはり市の政策決定にも加わってくるというのをみんながそれを支えるということがあって、初めてきめ細かな、女性が半分ですから、その意見も通るのだと思うのです。やはり男だけだと、どうしてもそういうふうな、私はやっぱり女性の意見というのはなかなか勉強するのが大変だから、ずどんと政策的なところまでわからないけれども、女性の生活から出てくる直感というのは、非常にやはり鋭いものがあると思うのです。ところが、そういうのがこの阿賀野市は、議会もそういう傾向で、私どもできるだけ女性ということで、残念ながら山田早苗さんがああいうふうになってしまったのですけれども、共産党は宣伝するわけでないですけれども、全国の国会議員と地方議員を含めて、半分が女性です。そうしなければやはり本当に国民の意見をよく聞いていくことはできないという立場に立って、そういうことをしているのです。阿賀野市は、残念ながら4人のところ3人はもう男だというちょっと周りからいろいろ言われていますけれども、そういう点で私も反省があれなのですけれども、これはやはり女性の特性でしようがないのだということにしないで、やっぱりこれは意識的に一気にふやすというのは無理だと思うのですけれども、みんなで支えながらやはり女性の課長、管理職を育成をしていくということが必要だと思うのです。ただ、それだけでなくて、いろんな審議会等もあると思うのですけれども、その点どうでしょうか。これはやはり今考えをちょっと、従来はずっとそういうふうだったのですけれども、考えを変えるときなのです、今。そういうふうに思うのですけれども、市長はどうでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) まさにそのとおりだと思います。今男女共同参画社会をつくるために、計画づくりも進めておりますし、その進捗状況等も確認しながら委員会において議論をさせていただいております。先ほど申し上げましたとおり、まだ社会がそこまで育っていないといいますか、そういった部分があって、国も男女雇用機会均等法だとか、男女共同参画社会推進法のような法律で後押ししているわけです。一日も早くそういった社会を醸成していくことが必要なのだろうなと思っております。そういった面からも、この阿賀野市におきましても率先垂範して、女性の方が課長職断ることなくついていただいて、今言われるようにいろんな幅広い考え、知恵を総結集しながらまちづくりに取り組んでいければなと願っております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 次に移ります。
阿賀野市の洪水ハザードマップというのが、災害のことですけれども、これは水防法改正を受けて作成しております。これ私も改めてこれを見たのですけれども、1,000年に1度の確率の阿賀野市の災害雨量を想定して作成されたものということでここに書いてあります。ですけれども、1,000年に1度というふうに今はもう言えない時代になってきたと。地球温暖化がもうすさまじい勢いで進んで、日本海側の海水の温度が世界で一番上昇しているらしいのです。ですから、特に日本列島は本当に災害列島にもっとどんどんなってくるということですから、これ1,000年に1度というのは、もうそういうのは通用しないということでありますが、19号の台風時これ満願寺と馬下の観測所の水位と水位危険度レベル、これが危険だということで避難勧告が出されたと思うのですけれども、これはどういうレベルだったのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) お答えいたします。
馬下につきましては、13日の午前8時氾濫危険水位を超えたということでございます。一方、満願寺につきましては、同じく13日の7時10分、馬下より早かったのですけれども、7時10分に氾濫危険水位を超えたということでございます。それに伴いまして、氾濫危険水位に到達したことを受けまして、市といたしまして、阿賀野川流域の自治会に対して避難勧告の発令、あわせまして水原体育館、安田小学校を避難所として開設すると。また、さらに下里のJR鉄橋下に土のう積みを行うことを決定したということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 水位危険度レベルというのもあります。これは幾つだということになっていますか。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 氾濫危険水位につきましては、馬下が22.8メーター、満願寺が8.3メーターということでございます。先ほど申し上げました氾濫危険水位到達ということで、13日の8時の段階で、馬下では22.81メーター、満願寺では8.31メーターということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 非常に危ない状況になったということで、避難勧告というのも出されたようでありますけれども、それでハザードマップを見ますと、道の駅の地内、これはここ道の駅の建設のところに京ヶ瀬のやつ、ここですけれども、全域に家屋倒壊等氾濫想定区域ということで、氾濫区域になっている、囲ってあるのです。もろに入っています。この点について、前もちょっと私質問した。改めて見たらちゃんとこれは氾濫危険区域ということで、わざわざ線を引いて、棒線で囲ってあるという区域なのですけれども、この辺は十分考えて対策を練っていると思うのですけれども、私は長野の新幹線の車両置き場ですか、あそこが全部埋まって、全くあれが使いものにならない、そういうことが起きるのです。ですから、そういうことになったらもう本当にわざわざつくったのに、ああいうふうに浸水したなんていったなら大変なことになると思うのですけれども、その辺の対策はどうなっているのか。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) このハザードマップによれば、道の駅の位置については、ここで言うと家屋倒壊等氾濫想定区域の氾濫流に該当する網かけがかかっているという状況でございます。この辺については、国並びに県等に確認いたしまして、この場合どういう場合が危険な状態なのかというのを確認したところ、これは今の盛り土をしない状態であれば、そのまま破堤したときに氾濫流がそのまま建物に影響を及ぼす、それで危険な状態になると。ただ、今回につきましては、現地盤から2メーター以上盛っていると。その盛った状態でこの氾濫流が影響を及ぼした場合については、安全だということを確認しておるところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) いずれにしても、非常にいろんなことが対策を練らないとだめだなというふうに思うのですけれども、私つくづく思ったのは、これは策定したのが水防法の改定から何年かたっています。それで、これ全域配られたのですけれども、これをちゃんと見て判断しているとか、いろいろ想定してやっているところはどの程度あるのだろうというふうに思うのです。それで、これは私が見た範囲では、非常によくできたマップだなというふうに思うのです。これよりもっと何か親切でないマップもいっぱいあるみたいなのですけれども、このマップをやはり内容をまずよく知ってもらうことが必要で、ただ配っただけではなかなかこれはだめだなと思うので、先進的なところを見ると、住民にこの読み取る教育的なことをするとか、学校でもこれを教材にして、この地域はこういう危険があって、何かの場合はこういう状況はここが避難所だよという教育をしているところもあって、これは非常にそういう点では大事なものになっていると思うのです。この辺どうでしょうか、このハザードマップを本当に活用して、住民からよく理解してもらうということが必要だと思うのですけれども、その辺どうでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 私ども危機管理課のほうでは、今防災塾ということで、各自治会、要望ある自治会に対しまして出向いて、3回シリーズでこれ防災塾開催しております。その第1回目において、自分の身近な危険を知ろうということで、阿賀野川河川事務所の担当課長からもおいでいただきまして、そのハザードマップを実際に使いまして、あなたのところはこれだけの危険性があるのだよということで、まず身近な危険性を知るということでやっております。第2回目といたしましては、知る、今度は自分で考える。では、そういった危険に対してどうやったら逃げられるのかということで考えるということ、第3回目の実施に際しまして、今度は実際に避難訓練をやって、実際に行動をとるというようなことで、防災塾に関しましては、そのハザードマップについては有効に活用しておるというところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) まだいっぱいあったのですけれども、ちょっと時間がありませんので、これぜひ活用をもっと広く子どもから大人まで生涯学習にも使うと非常にいいと思うのです。せっかくいいものをつくってありますので、ぜひこれはそういう形で徹底できるようにしていただきたいなと思います。
それから、また、別な問題ですけれども、国保の問題ですけれども、歳入不足になったら基金を取り崩して対応するということになっていますけれども、基金が先ほどのあれです、4,000万ほどまた繰り入れして、ちょっと基金が出そうです、繰越金が。それでも足りなかった場合はどうするのでしょうか、その対応はまだわからないですけれども、もしかしてそれで足りなかった場合どうするか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) ご質問の基金というのは、違う趣旨の基金ですので、担当課長からご説明申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) 菅井健康推進課長。
〇健康推進課長(菅井真由美君) 基金のことについてお答えします。
令和元年11月20日現在国民健康保険保険納付金準備基金の残高が約6,000万円ございます。ですので、来年度の国民健康保険税につきましては、今のところはこの基金を取り崩すことで対応したいというふうなことでございます。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) それと今年度の分が繰り越しされたら、それも合わせて運用するということになるのでしょうか。6,000万円ですね。では、これは時間ないので、次に進みたいと思います。
子どもの均等割を軽減するということは、ほかの健保と何か不公平だからということでありますけれども、ほかの協会けんぽとか、組合健保、そもそも均等割というのはないでしょう。何で不公平なのですか。ないものと比べる、国保だけが均等割があって、子どもがオギャーと生まれると3万9,000円の負担になって、こんな不合理ないではないかと。それと高過ぎると、だからここからでもまずほかのところにない均等割というのを子どもからとったほうがいいということで、再三やったのに、全くこの答弁というのは健康保険の仕組みについてそもそもわかっていないなと。国保だけでしょう、この均等割あるのは。何でほかのところと不公平になるのですか。
〇議長(風間輝榮君) 菅井健康推進課長。
〇健康推進課長(菅井真由美君) 子育て支援の観点から考えた場合、子どもさんが生まれたときに国保であったり、社会保険であったり、さまざまな保険に加入されている世帯の子どもさんと思いますので、そのときに国保世帯のお子さんを減免するということについて、平等ということを考えますと、全てのお子さんについての子育て支援という視点で考えることが大切ではないかと思いました。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) そもそも今不平等なのです。不平等だから、その不平等をなくすれば子育て支援にもつながりますよといっているのに、全く意味が私はわかりません。こんな答弁しているのは阿賀野市だけでしょう、この子どもの均等割をなくすというのは。こんなのは不平等なのです、今。だから、なくせば子育て支援にもつながりますよと、特に国保だけなのです、生まれると人数割で、途端に国保税が上がるのは。それをただなくせといっている。これが子育て支援につながりますよということを言っているだけなのです。これはいいです。こんな答弁は初めて聞きました。これよそに見せられません、恥ずかしくてこういう答弁は。何を考えているのだということになります。
最後に、養牛場の悪臭のことについてお尋ねしたいと思います。これ私が6月議会で質問したときの悪臭日誌をまた提供していただきました。本当にきちょうめんな人で、毎日またつけていました。これによりますと、悪臭日は6月14回、7月10回、8月9回、9月7回、10月6回と、それ以前に比べてやや少なくなってきていますけれども、悪臭はなくならないということがはっきりしております。それから、宝珠温泉周辺は毎日のように猛烈な臭さです、この前も言ったように。市長一度でも宝珠温泉行けば絶対ですから、そういう状況で抜本的に改善がされているというふうにはまたとても言えません。それから、水原の養牛場の件も苦情がだんだんふえているという状況です。それで、家畜排せつ物法とか、排せつ物のそれでは野積みや素堀りは禁止と、それから管理施設は雨による流出や地下浸透が起こらない構造にすることと、これに違反した場合は禁錮刑と罰金があるということになっていると思うのですけれども、これにはこの施設はこの点については該当していないのですか。それをまず伺います。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 該当しておりません。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 私は、該当していないと前も言ったけれども、立入検査をして徹底して所有の山もあるのです、裏に。大きな山全部所有物なのです。それで、ある人はあの山のほうからふん尿がまざった、雨降ると道路に物すごく流れてくると。それで具体的にはガソリンスタンドの車があそこへ行くの嫌だと、もう臭くてとても行けないと、雨降ると。道路がぐにゃぐにゃだと、そういうふうに言っていますので、ぜひ立入検査をちゃんとしてほしいのです。
それと、この施設は私は施設改修がなければ今の対策では生ぬる過ぎるというふうに思うのです。やっぱり施設を抜本的に改修させるということをしないと、あそこは財力、資力は持っています。その点どうなのですか。施設まで踏み込まないと、これは解決しないです。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 前回ご質問いただいた6月以降、訪問を何度かやっておりますけれども、そういったことでその施設の整備も含めて、必要なことはやっぱり指導といいますか、提案していきたいと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) ぜひそこまでやらないと、私は毎回やります、これ。今度は写真を撮ってやるという人も出ていますので、よろしくお願いします。
以上で終わります。
〇散会の宣告
〇議長(風間輝榮君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれで散会します。
なお、あす4日午前10時から、本日に引き続き一般質問を行います。
ご協力ありがとうございました。
散 会 (午後 4時36分)