令和元年第3回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)
令和元年9月4日(水)午前10時00分開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 一般行政報告
日程第 5 議案第119号 工事請負契約の締結について(安田中学校長寿命化改良工事)
日程第 6 議案第 91号 平成30年度阿賀野市一般会計決算の認定について
議案第 92号 平成30年度阿賀野市国民健康保険特別会計決算の認定について
議案第 93号 平成30年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計決算の認定について
議案第 94号 平成30年度阿賀野市介護保険特別会計決算の認定について
議案第 95号 平成30年度阿賀野市公共下水道事業特別会計決算の認定について
議案第 96号 平成30年度阿賀野市集落排水事業特別会計決算の認定について
議案第 97号 平成30年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計決算の認定につ
いて
議案第 98号 平成30年度阿賀野市少年自然の家特別会計決算の認定について
議案第 99号 平成30年度阿賀野市工業団地造成事業特別会計決算の認定について
議案第100号 平成30年度阿賀野市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定につ
いて
議案第101号 平成30年度阿賀野市病院事業会計決算の認定について
日程第 7 議案第102号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)
日程第 8 議案第103号 令和元年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
日程第 9 議案第104号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第2号)
日程第10 議案第105号 令和元年度阿賀野市下水道事業会計補正予算(第2号)
日程第11 議案第106号 阿賀野市印鑑条例の一部改正について
日程第12 議案第107号 阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定に
ついて
日程第13 議案第108号 阿賀野市職員定数条例等の一部改正について
日程第14 議案第109号 阿賀野市税条例等の一部を改正する条例の一部改正について
日程第15 議案第110号 阿賀野市立幼稚園設置条例の一部改正について
日程第16 議案第111号 阿賀野市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
日程第17 議案第112号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定め
る条例の一部改正について
日程第18 議案第113号 阿賀野市特定教育・保育に関する利用者負担額を定める条例の一部改
正について
日程第19 議案第114号 阿賀野市子ども・子育て支援法第87条の規定による過料に関する条
例の一部改正について
日程第20 議案第115号 阿賀野市道の駅の設置及び管理に関する条例の制定について
日程第21 議案第116号 阿賀野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改
正について
日程第22 議案第117号 阿賀野市火災予防条例の一部改正について
日程第23 議案第118号 字の変更について
日程第24 発議第 8号 天皇陛下御即位を祝す賀詞に関する決議
日程第25 報告第 20号 平成30年度阿賀野市公共下水道事業特別会計継続費精算報告につい
て
報告第 21号 平成30年度阿賀野市集落排水事業特別会計継続費精算報告について
報告第 22号 平成30年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告に
ついて
報告第 23号 専決処分の報告について(専第2号 損害賠償の額の決定及び和解に
ついて)
報告第 24号 専決処分の報告について(専第3号 損害賠償の額の決定及び和解に
ついて)
報告第 25号 専決処分の報告について(専第4号 損害賠償の額の決定及び和解に
ついて)
日程第26 一般質問
〇出席議員(18名)
1番 横 井 基 至 君 2番 清 野 栄 一 君
3番 天 野 美 三 男 君 4番 近 山 修 君
5番 市 川 英 敏 君 6番 山 賀 清 一 君
8番 村 上 清 彦 君 9番 江 口 卓 王 君
10番 稲 毛 明 君 11番 宮 脇 雅 夫 君
12番 倉 島 良 司 君 14番 石 川 恒 夫 君
15番 高 橋 幸 信 君 16番 山 口 功 位 君
17番 遠 藤 智 子 君 18番 浅 間 信 一 君
19番 山 崎 正 春 君 20番 風 間 輝 榮 君
〇欠席議員(1名)
13番 中 島 正 昭 君
〇地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
市 長 田 中 清 善 君
総 務 部 長 菅 原 博 徳 君
( 総 務課長)
民 生 部 長 米 山 和 朗 君
産 業 建設部長 逢 坂 康 之 君
( 建 設課長)
政 策 監 石 原 優 君
市 長 政 策 ・ 苅 部 一 雄 君
市 民 協働課長
危 機 管理課長 鈴 木 昇 二 君
企 画 財政課長 大 橋 晋 一 君
管 財 課 長 渡 辺 一 雄 君
税 務 課 長 山 ア 勲 君
市 民 生活課長 山 嵜 富 夫 君
健 康 推進課長 菅 井 真 由 美 君
社 会 福祉課長 山 ア 善 哉 君
高 齢 福祉課長 宮 尾 敦 君
生 涯 学習課長 齋 藤 弥 一 君
農 林 課 長 田 邉 徹 君
商 工 観光課長 相 馬 繁 行 君
公 園 管 理 関 隆 男 君
事 務 所 長
上 下 水道局長 鈴 木 智 君
会 計 管 理 者 佐 藤 耕 二 君
教 育 長 神 田 武 司 君
学 校 教育課長 菅 井 裕 治 君
農業委員会会長 小 嶋 覚 君
農 業 委 員 会 佐 藤 浩 治 君
事 務 局 長
代 表 監査委員 照 田 伸 宏 君
監 査 委 員 鈴 木 明 君
事 務 局 長
消防本部消防長 肥 田 浩 明 君
〇本会議に職務のため出席した者の職氏名
事 務 局 長 加 藤 勝 則
主 任 井 上 由 美
主 任 網 干 水 季
開 会 (午前10時00分)
〇開会の宣告
〇議長(風間輝榮君) おはようございます。皆様には、ご参集いただき、ありがとうございます。
本定例会につきましては、円滑に進行できますよう議員各位のご協力をお願い申し上げます。
定刻になりました。
ただいまの出席議員数は18名です。定足数に達しておりますので、これより令和元年第3回阿賀野市議会定例会を開会いたします。
なお、13番、中島正昭さんから遅刻の届け出がありましたので、ご報告します。
また、新潟日報さん、あがの新報さんから写真撮影の申し出がありましたので、今会期を通じ撮影を許可いたしました。
〇開議の宣告
〇議長(風間輝榮君) これより本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(風間輝榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、14番、石川恒夫さん、15番、高橋幸信さん、16番、山口功位さん、以上3名を指名します。
〇会期の決定
〇議長(風間輝榮君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りします。本定例会の会期は、本日9月4日から9月20日までの17日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
したがって、本定例会の会期は9月4日から9月20日までの17日間に決定いたしました。
〇諸般の報告
〇議長(風間輝榮君) 日程第3、諸般の報告を行います。
6月6日から昨日までの主な会議、行事等の状況及び議長が決定した議員派遣につきましては、お手元に配付しております会議・行事等の開催状況報告並びに議員派遣一覧のとおりです。
本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、田中市長初め27名であります。
本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から議案29件、報告6件です。議会からは、請願2件、発議2件、委員長報告4件、申し出関係4件のほか議員派遣についてです。
受理いたしました請願は、お手元の請願文書表のとおり、所管の常任委員会へ付託いたしました。
去る8月23日、議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議いただいた結果、お手元に配付いたしております会期日程により運営することにいたしました。
また、去る8月21日、社会厚生常任委員会が開催され、中島正昭さんから願い出のあった委員長の辞任が許可されました。
直ちに欠員となった委員長の互選が行われ、江口卓王さんが社会厚生常任委員会委員長に互選されましたことをご報告いたします。
以上で諸般の報告を終わります。
〇一般行政報告
〇議長(風間輝榮君) 日程第4、田中市長から一般行政報告を求めます。
田中市長。
〔市長 田中清善君登壇〕
〇市長(田中清善君) それでは、一般行政報告を申し上げます。
本日、令和元年第3回阿賀野市議会定例会の開催に当たり、議員各位のご健勝をお慶び申し上げます。また、日頃より市政発展のためにご尽力をいただいておりますことに、深く敬意を表しますとともに感謝申し上げます。
さて、市内の各地において開催された夏祭りの余韻が残る中、季節の移ろいは早いもので、緑一色であった水田も稲穂が黄金色に染まり、実りの秋を迎えました。ことしの夏、日本列島は猛暑日が続き、県内においても台風10号の影響によるフェーン現象により各地で気温が40度を超えるという記録的な猛暑となりました。市においては、熱中症にならないよう、高齢者や単身高齢者世帯を中心にチラシを配布し、その予防に努めたところでございます。これからもしっかりと市民の皆様に情報提供しながら、安心して安全に暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。
それでは、第3回阿賀野市議会定例会に当たり、6項目につきまして一般行政報告を申し上げます。
初めに、地域経済対策について申し上げます。阿賀野市の公共工事の発注状況は、8月末現在、予算額約44億円のうち発注率は約39%となっております。また、住宅リフォーム補助事業では約45%、虹の架け橋住宅取得支援事業では90%、地場産瓦利用補助事業では約25%、自治会集会施設建設補助事業では約60%の執行状況となっているところでございます。10月には消費税増税が予定されていることから、今後につきましても市内の経済状況を的確に把握しながら商工業の下支えに努めてまいります。
次に、国・県への事業要望について申し上げます。8月上旬、国・県へそれぞれ要望書を提出してまいりました。国土交通省並びに国会議員への要望としては、阿賀野川治水協会、東北横断自動車道会津坂下から新潟間促進期成同盟会及び新潟県国道49号整備促進期成同盟会において来年度の国の予算編成に対する事業の推進並びに防災減災国土強靱化のための3カ年緊急対策以降の予算確保をお願いしたところでございます。また、一般国道290号新発田五泉間整備促進期成同盟会、国道460号整備促進期成同盟会では、沿線地域の安全で安心な交通の確保のため、整備促進を県へ引き続きお願いいたしました。これからも国・県に対しましては、機会を捉えて要望活動を行ってまいります。
次に、平和記念事業について申し上げます。非核平和都市宣言を行っている阿賀野市では、7月下旬から8月中旬までの18日間、安田交流センター風とぴあ、阿賀野市立図書館において、核兵器の廃絶と世界恒久平和の実現を考える機会となるよう原爆絵画展を開催いたしました。期間中は、約3,300人の方が訪れたところでございます。また、戦争の悲惨さ、平和のとうとさ、命の大切さを感じてもらうため、広島で開催された平和記念式典に市内4校の中学生8人を派遣いたしました。平和を願い、平和について考える8月、世界が平和であるために私たち大人ができることは、戦争の事実を風化させず、次の世代へ伝承していくことであると強く感じたところであります。
次に、企業誘致について申し上げます。企業誘致については、就労の場、若年層の定住及び税収の確保など、阿賀野市発展の鍵を握る重要な施策と位置づけております。このような中、8月29日、県営東部産業団地に新たな工場を建設するため、京ヶ瀬工業団地で操業している水島鉄工株式会社が県との間で進出協定を締結いたしました。同社は、水管橋、ガス管橋などの各種構造物の加工、据えつけを手がけている企業であり、来年3月の着工、10月からの操業を目指すとのことであります。今後も雇用の拡大や地域経済の活性化を図るため、市といたしまして可能な限り支援してまいりたいと考えております。
次に、次代を担う子どもたちの活躍について申し上げます。この夏は、当市の小中高校生も各種大会において好成績を上げました。中でも8月下旬に開催された全国中学校体育大会では、水原中学校陸上部、卓球部、笹神中学校バドミントン部の生徒が出場を果たしたところであります。市においては、子どもたちの力をより大きく育むよう、夢をかなえるきっかけづくりを後押ししながら、将来の阿賀野市を担う子どもたちを支援してまいります。
最後に、来年度の予算編成について申し上げます。国の各府省庁における令和2年度予算の概算要求については、先月末をもって締め切られたところであります。各府省庁においては、今年度に引き続き新しい日本のための優先課題推進枠が設けられたところであります。また、消費税率引き上げ前後の需要変動の平準化を図り、経済の回復基調に影響を及ぼさないよう、適切な規模の臨時特別の措置を講ずることとしております。本市といたしましては、これらを踏まえ、年末の予算編成に向けて地方交付税や臨時財政対策債などの一般財源総額の扱いや3カ年計画の最終年度となる防災・減災、国土強靱化のための3カ年緊急対策を初めとした各府省庁の動向を注視しながら、国に対し要望や働きかけを行い、財源確保に向けた取り組みを進めてまいります。
以上、令和元年第3回議会定例会における一般行政報告とさせていただきます。
結びに、このたびの定例議会において提出いたしました全議案に対し、慎重ご審議を賜り、その趣旨とするところ十分ご理解をいただき、満場の賛同によりご承認をお願い申し上げる次第であります。
なお、6月6日以降の会議、行事等の主な出席につきましては、お手元に配付させていただいております報告書のとおりでありますので、後ほどご確認くださいますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) 以上で一般行政報告を終わります。
〇議案第119号 工事請負契約の締結について(安田中学校長寿命化改良工事)
〇議長(風間輝榮君) 日程第5、議案第119号 工事請負契約の締結について 安田中学校長寿命化改良工事を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第119号、安田中学校長寿命化改良工事について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、安田中学校校舎等の長寿命化を図るため、制限付一般競争入札に付した安田中学校長寿命化改良工事について、小林・宇尾野特定共同企業体と1億6,599万6,000円で契約を締結するものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 今安田中学校の長寿命化ということでご説明がありましたけれども、この案件につきましては以前臨時会を開催するというような案内がありました。それがここに延びた理由というのはどういう経緯等があったのか説明願います。
〇議長(風間輝榮君) 菅井学校教育課長。
〇学校教育課長(菅井裕治君) ご説明を申し上げたいと思います。
学教工第1号 安田中学校長寿命化改良工事につきましては、7月4日入札が執行されました。この入札につきましては、阿賀野市低入札価格調査制度実施要綱の規定によりまして、予定価格が1億円以上でありましたので、入札の条件といたしまして低入札価格調査制度が適用された入札でございました。
応札の結果、応札いたしました4JVいずれも低入札価格調査基準価格というものを下回ったことから、7月4日の入札におきましては落札候補者を保留とさせていただきました。その後、管財課、学校教育課のほうで私どもの設計が正しかったのか、大分乖離がございましたので、設計内容の確認、あと4JVからの工事積算明細書等を全て確認させていただいて、私どもが思った設計意図、仕様、お互い間違っていなかったということを確認した結果、要綱にあります入札審査委員会というものに諮りまして、失格になったJVもありましたけれども、この小林・宇尾野共同企業体がしっかりした仕事をしていただけるという結果を得たものでございます。その間、1カ月かかりましたけれども、しっかり検証をさせていただいたところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 積算内容等も再確認されたということでありますが、具体に予定価格とどれぐらいの価格差が、見積もり差があったのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 菅井学校教育課長。
〇学校教育課長(菅井裕治君) 皆様のほうに配付させていただいております資料の30ページ、新旧対照表の一番最後に改良工事の入札結果が出ております。ごらんいただけますでしょうか。それでいきますと、私どもの設計した入札書比較予定価格は1億7,338万円でございます。それがそこと入札された方々は1億5,000万円から1億5,480万円までということで、大分乖離があったということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 指名された業者の方々も実績のある信用度のある人たちなわけですよね。そういう人たちを選んでいるわけですよね。そういう中で示された価格があるのであれば、それでもいいような気もしないでもないのですけれども、どうなのですか。それは制度上そういうわけにはいかないということなのですか。
〇議長(風間輝榮君) 菅井学校教育課長。
〇学校教育課長(菅井裕治君) 阿賀野市で今設定しておりますこの実施要綱ございますので、それにのっとってやらせていただいたというものでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 指名業者もしっかりした業者を選んでいるわけですから、それでその積算の内容ももうチェックしているので、そういう観点からいけば安くても問題ないのではないかなとは思いますが、その仕組みが問題があるということになるわけですか、そうなれば。
〇議長(風間輝榮君) 渡辺管財課長。
〇管財課長(渡辺一雄君) 済みません。では、私のほうから低入札価格の調査制度につきましてちょっとご説明申し上げます。
低入札価格調査制度、これにつきましては当該契約の内容に適合した履行がされないおそれがあるとき、こういった基準を設けまして、これを下回った場合は履行の可能性について調査を実施すると。これの制度につきましては、予算決算及び会計令第85条に規定される制度でございます。また、公共工事の品質確保の促進に関する法律に基づきまして、工事成果品の品質の確保、また安全対策の徹底、適正な労働条件を確保できる落札者をこの制度に基づいて調査をしながら候補者を決定しなさいといった決まりの中で、今回低入札価格調査を実施したものでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 私が言いたいのは、例えば一般競争入札で電子入札とかで、誰もが参加できるのであればそういう可能性はあると思います。だけれども、これは指名競争入札で、事前に実績のある人たち、信用力のある人たちを選んで入札しているわけでしょう。だから、そういう観点からいくとちょっと問題があるのかなと思いました。
〇議長(風間輝榮君) 渡辺管財課長。
〇管財課長(渡辺一雄君) この中学校の長寿命化改良工事の入札につきましては、一般競争入札で行っております。指名ではございません。
〇議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第119号を採決します。
お諮りします。議案第119号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第119号は原案のとおり可決されました。
〇議案第 91号 平成30年度阿賀野市一般会計決算の認定について
議案第 92号 平成30年度阿賀野市国民健康保険特別会計決算の認定につ
いて
議案第 93号 平成30年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計決算の認定に
ついて
議案第 94号 平成30年度阿賀野市介護保険特別会計決算の認定について
議案第 95号 平成30年度阿賀野市公共下水道事業特別会計決算の認定に
ついて
議案第 96号 平成30年度阿賀野市集落排水事業特別会計決算の認定につ
いて
議案第 97号 平成30年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計決算の
認定について
議案第 98号 平成30年度阿賀野市少年自然の家特別会計決算の認定につ
いて
議案第 99号 平成30年度阿賀野市工業団地造成事業特別会計決算の認定
について
議案第100号 平成30年度阿賀野市水道事業会計剰余金の処分及び決算の
認定について
議案第101号 平成30年度阿賀野市病院事業会計決算の認定について
〇議長(風間輝榮君) 日程第6、議案第91号から議案第101号までを一括して議題といたします。
〇決算審査特別委員会の設置及び付託
〇議長(風間輝榮君) お諮りします。
議案第91号から議案第101号までの平成30年度決算の認定議案11件は、提案理由の説明並びに質疑を省略し、議長を除く議員18人による決算審査特別委員会を設置して、これに付託したいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第91号から議案第101号までは提案理由の説明並びに質疑を省略し、議長を除く議員18人による特別委員会を設置して、これに付託することに決定しました。
なお、決算審査特別委員会の正副委員長の互選は、改めて行います。
〇議案第102号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第7、議案第102号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第102号 令和元年度阿賀野市一般会計補正予算第2号について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、補正予算第2号として、歳入歳出に1億2,081万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ209億9,074万2,000円とするものであります。
主な補正の内容としては、歳入につきましては、幼児教育・保育無償化に伴う財源として、一時預かり保育等の経費に充てる子育てのための施設等利用給付負担金336万円、事務経費に充てる子ども・子育て支援事業費補助金339万2,000円を増額したものであります。また、保育園の備品購入のための補助金に充てる保育対策総合支援事業費補助金134万6,000円、保育園の施設整備のための補助金に充てる保育所等整備交付金1,470万6,000円を増額したほか、特別会計の前年度決算による繰入金を計上したものであります。
歳出につきましては、幼児教育・保育無償化に伴い無償化対象外となる副食費について、今まで市独自基準で保育料の免除を行っている世帯において副食費を免除するため、市単副食費助成費について公認保育園分27万円、認定こども園分94万5,000円、幼稚園分16万2,000円を追加したほか、ゼロ歳、1歳児の睡眠中の呼吸を確認する無呼吸アラームを購入するための保育環境改善事業安全対策事業補助金202万円を増額したものであります。また、国の単価改正及び卒業アルバム代の費目追加による要保護・準要保護就学援助費の小学校分104万9,000円、中学校分120万円を増額したほか、ふるさと寄附金が当初見込みより大幅に増加していることから記念品代3,701万5,000円、サイト利用料996万4,000円を増額したものであります。
第2表につきましては、令和2年度から5年間にわたり給食調理業務を委託するに当たり、委託業者の選定手続を今年度中に行うため、債務負担行為補正を行うものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第102号は、お手元の議案付託表のとおり、各常任委員会に付託いたします。
〇議案第103号 令和元年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1
号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第8、議案第103号 令和元年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第1号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第103号 令和元年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第1号について提案理由を説明申し上げます。
本件は、補正予算第1号として、歳入歳出に1,168万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8億3,086万9,000円とするものであります。
補正の内容としては、歳入につきましては前年度の精算により、療養給付費負担金繰入金に393万9,000円、前年度繰越金に774万2,000円を追加したものであります。
歳出につきましては、前年度の精算により、後期高齢者医療保険料精算納付金に672万3,000円、療養費精算納付金393万9,000円を増額し、一般会計繰出金として101万9,000円を追加したものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第103号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第104号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第2号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第9、議案第104号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第104号 令和元年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第2号について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、補正予算第2号として、歳入歳出に1億553万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ50億9,470万9,000円とするものであります。
主な補正の内容として、歳入につきましては前年度の介護給付費交付金及び地域支援事業交付金の確定に伴う精算交付による支払基金交付金1,814万3,000円、前年度繰越金8,738万1,000円の増額等を計上したものであります。
歳出につきましては、前年度の事業費確定に伴い、介護給付費負担金及び地域支援事業交付金の償還金として国庫支出金返還金4,388万7,000円を増額したほか、県支出金返還金3,605万3,000円並びに一般会計繰出金2,559万5,000円を増額したものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第104号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第105号 令和元年度阿賀野市下水道事業会計補正予算(第2号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第10、議案第105号 令和元年度阿賀野市下水道事業会計補正予算第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第105号 令和元年度阿賀野市下水道事業会計補正予算第2号について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、補正予算第2号として、収益的収入及び支出について、収入を14万円減額し、総額19億3,403万5,000円に、支出を86万円増額し、総額19億8,131万7,000円とするものであります。
補正の内容として、収入につきましては県営圃場整備事業による下水道施設移設補償費の発生に伴い、受託工事収益として86万円を増額した一方、緊急修繕費の見直しに伴い、他会計補助金100万円を減額したものであります。
支出につきましては、県営圃場整備事業による下水道移設工事の実施に伴い、工事請負費86万円を増額し、緊急修繕費の見直しに伴い、修繕費の予算組み替えを行ったものであります。
資本的収入及び支出については、収入を100万円増額し、総額16億4,890万1,000円とするものであります。
補正の内容として、収入につきましては、財源の組み替えにより企業債600万円を増額し、他会計補助金500万円を減額したものであります。
支出につきましては、長寿命化対策工事における追加業務の発生に伴い、工事請負費500万円を増額した一方、委託業務内容の精査に伴い、委託料500万円を減額したものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第105号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第106号 阿賀野市印鑑条例の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第11、議案第106号 阿賀野市印鑑条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第106号 阿賀野市印鑑条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、住民基本台帳法施行令等の改正に伴い、旧氏での印鑑登録や印鑑登録証明書への旧氏の併記を可能とする改正を行うものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第106号は、社会厚生常任委員会に付託します。
〇議案第107号 阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例
の制定について
〇議長(風間輝榮君) 日程第12、議案第107号 阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第107号 阿賀野市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関し、必要な事項を定めるため、新たに条例を制定するものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第107号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第108号 阿賀野市職員定数条例等の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第13、議案第108号 阿賀野市職員定数条例等の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第108号 阿賀野市職員定数条例等の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い、阿賀野市職員定数条例を初め、8つの関係条例について所要の改正を行うものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第108号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第109号 阿賀野市税条例等の一部を改正する条例の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第14、議案第109号 阿賀野市税条例等の一部を改正する条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第109号 阿賀野市税条例等の一部を改正する条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、特定非営利活動法人に対する軽自動車税の環境性能割について、新潟県県税条例に規定される自動車税環境性能割の課税免除に準じる改正を行うため、平成28年12月15日に公布した阿賀野市税条例の一部を改正する条例につきまして、新たな条を追加する改正を行うものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第109号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第110号 阿賀野市立幼稚園設置条例の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第15、議案第110号 阿賀野市立幼稚園設置条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第110号 阿賀野市立幼稚園設置条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、本年10月から施行される幼児教育・保育の無償化に伴い、保育料の規定など所要の改正を行うものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第110号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第111号 阿賀野市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正につい
て
〇議長(風間輝榮君) 日程第16、議案第111号 阿賀野市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第111号 阿賀野市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、災害弔慰金の支給等に関する法律及び災害弔慰金の支給等に関する法律施行令において、条の繰り下げ等の改正があったことに伴い、所要の改正を行うものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第111号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第112号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基
準を定める条例の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第17、議案第112号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第112号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、厚生労働省令の一部改正に伴い、放課後児童支援員の資格条件に関する規定について、所要の改正を行うものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第112号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第113号 阿賀野市特定教育・保育に関する利用者負担額を定める条例
の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第18、議案第113号 阿賀野市特定教育・保育に関する利用者負担額を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第113号 阿賀野市特定教育・保育に関する利用者負担額を定める条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、本年10月から実施される幼児教育・保育無償化に伴い、所要の改正を行うものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第113号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第114号 阿賀野市子ども・子育て支援法第87条の規定による過料に
関する条例の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第19、議案第114号 阿賀野市子ども・子育て支援法第87条の規定による過料に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第114号 阿賀野市子ども・子育て支援法第87条の規定による過料に関する条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
本件も、本年10月から実施される幼児教育・保育無償化に伴い、所要の改正を行うものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第114号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第115号 阿賀野市道の駅の設置及び管理に関する条例の制定について
〇議長(風間輝榮君) 日程第20、議案第115号 阿賀野市道の駅の設置及び管理に関する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第115号 阿賀野市道の駅の設置及び管理に関する条例の制定について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、現在整備を進めている道の駅の設置及び管理に関し、必要な事項を地方自治法第244条の2の規定に基づき定めるもので、管理運営について指定管理者による管理を可能とする内容で条例を制定するものであります。
なお、道の駅整備事業の進捗状況及び今後の進め方について、決算審査特別委員会の審議終了後に開催をお願いしております議員全員協議会においてご説明申し上げます。
以上、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
3番、天野美三男さん。
〇3番(天野美三男君) 今ご説明いただきました全員協議会の開催が9月18日ということでお伺いしております。この件につきまして、道の駅の件に関して、そもそも8月に行う内容ではなかったのかなと思いますが、その辺ちょっと、なぜこの日なのかというのをお伺いしたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 道の駅の管理方法については、当初7月のあたりで今回上程するという話をさせていただいているところでございますが、その管理手法の検討等を検討するに当たって、もう少し議論するところがあったものですから、そのためにちょっと遅延したものでございます。
〇議長(風間輝榮君) 3番、天野美三男さん。
〇3番(天野美三男君) 決算審査特別委員会終了後に、内容的にこの件名を今確認させていただいたのですが、道の駅に関する情報提供、大まかにまとめて情報提供ということなので、幅広い質問が出ると思うのですが、そこはしていただくという中で、今条例について気になったものがあったのでちょっと伺いたかったのですが、今市長の説明がありましたように指定管理という枠も入れた中での条例に、14条に書かれているのです。ちょっとこの17条について、ちょっとこの……51ページですか、この議案書の51ページの17条で、これは要は指定管理者がもしやる場合は指定管理者に対して使用者が……当該指定管理者の収入として授受させることができる。この場合において、使用者は、指定管理者に利用料金を支払わなければならないということの内容が書かれておられます。そこで、別表で一番最後の第11条関係のところで、この使用料金というのが駐車場からあるのですけれども、ちょっとこの辺が、これを基準にして使用料金を徴収するということなのかも踏まえて、ちょっと今お聞きしたいのですが。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) こちらのまず利用料金につきましては、ほかの道の駅とか公共施設等の使用料金などを参考に定めたものでございまして、今回の条例についてはそもそも地方自治法244条の2の第1項に基づいて、全ての公の施設に対して設置及びその管理に関する事項を条例で定めなければならない。管理手法は問わずに、全ての公の施設を管理するためにはこの条例が必要だということで、今回上程をさせていただいたところでございます。
指定管理の場合につきましては、この第17条の利用料金の上限に基づいて指定管理者が使用料を定めることができるというもので規定されているものでございまして、我々としては今のところいろいろ検討、管理手法を検討したところ、指定管理の手法が一番すぐれるとして認識しておりまして、この部分については先ほどもちょっと市長からの答弁にありましたとおり、18日の全員協議会並びに常任委員会のほうで説明をさせていただこうというふうに考えているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 3番、天野美三男さん。
〇3番(天野美三男君) では、別表の第11条関係のこの1時間当たりとかという、そういう基本、基準が載っているのですが、これちょっとほかの市町村の別表等を見たのですが、ちょっとこれが細かいことなのかもしれないですけれども、時間帯の制限だったり、1日だったり、多目的な場合、ミーティングルームの場合、テント1張り、青空1区画とか、研修で体験等で使って、その中で販売する場合とか、エアコンの使用料とか、何か結構細かいのが書いてあったり、今後の地方消費税とかというのも書かれているのですけれども、その辺は何か協議されたのかなという。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 道の駅については、原則収益施設が大部分を占めるということで、そういったものを参考にこの金額を参考にさせていただいたのですが、今議員の言われるような細かい使用とか内容につきましては、今後運営管理者が決定次第、そこを細かいところを詰めていきたいと。今時点では、施設についても詳細な図面等まだできていませんので、そういった図面ができた段階で運営管理者と協議して、そういった細かいところを詰めていきたいと考えているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) ちょっと質問内容については天野議員とダブるところがあるかとも思うのですが、そもそもこの道の駅の開業は34年9月でよかったでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 今の質問なのですが、議会で今答弁しているのは33年度ということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) まだ少し時間があるようでありますけれども、何で今この指定管理を前提とした条例をつくる必要があるのか。その前に我々にもいろんな情報を見せてください。絵も見られない中で、こんな条例だけ賛成してくれ、討論してくれなんて言われても、私は能力がないので、そんなできません。何でそんな今こんな条例が出てくるのですか。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 済みません。先ほどもちょっとお話しさせていただいたのですけれども、この条例については公の施設、道の駅を含む公の施設を管理、運営するに当たっては全てつくらなければならないと。まずは管理手法を問わず、まずこの条例を先に上程させていただいて、その内容につきましては常任委員会、そして全員協議会のほうで説明させていただきたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) できるだけ事前に十分な議論ができるように資料提供を細かに提供していただけるようお願いします。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 道の駅につきましては、今までも皆さんに対してできるだけ情報を開示しながら説明して、慎重に説明してきた経緯がございますので、今後ともそういった形で進めさせていただきたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第115号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第116号 阿賀野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例
の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第21、議案第116号 阿賀野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第116号 阿賀野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、所要の改正を行うものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第116号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第117号 阿賀野市火災予防条例の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第22、議案第117号 阿賀野市火災予防条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第117号 阿賀野市火災予防条例の一部改正について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、震災時等における危険物の仮貯蔵、仮取り扱い等の安全対策及び手続についての通知、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第117号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第118号 字の変更について
〇議長(風間輝榮君) 日程第23、議案第118号 字の変更についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第118号 字の変更について提案理由をご説明申し上げます。
本件は、野田前地区土地改良事業共同施行による非補助の区画整理事業施行に当たり、小浮、野田、上江端、分田における区域内の字を変更し整理するため、地方自治法第260条第1項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第118号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇発議第8号 天皇陛下御即位を祝す賀詞に関する決議
〇議長(風間輝榮君) 日程第24、発議第8号 天皇陛下御即位を祝す賀詞に関する決議を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
16番、山口功位さん。
〔16番 山口功位君登壇〕
〇16番(山口功位君) 発議第8号、会議規則第14条第1項の規定により、天皇陛下御即位を祝す賀詞に関する決議を提出します。令和元年9月4日。阿賀野市議会議長、風間輝榮様。提出者、阿賀野市議会議員、山口功位ほか記載のとおり6名です。
天皇陛下は、令和元年5月1日に即位され、令和の御代を迎えることになりました。まずもって新たな時代の幕あけを市民の皆様とともに慶祝の意を表したいと思います。
天皇陛下の御即位をお祝いし、令和の御代が世界の平和と日本の繁栄をもたらすものとなることをお祈りしながら、心からの祝意をささげてまいりたく、本決議を提案するものです。
よろしくご審議の上、ご賛同いただきますようお願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) この決議の案ですか、これを見ますと、こういう文章があるわけです。天皇皇后両陛下が御清祥であられ 令和の御代が世界の平和と我が国の繁栄をもたらすものとなりますようということで、令和の御代というのはどういう意味なのですか。
〇議長(風間輝榮君) 16番、山口功位さん。
〇16番(山口功位君) 令和の代を無事に平和に繁栄してつないでいくと、そういう意味だと解釈しております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) いや、御代ということですよ。御代。令和の御代の御代というのはどういう意味かということ。
〇議長(風間輝榮君) 16番、山口功位さん。
〇16番(山口功位君) 御代というのは、字のごとく、代を無事に令和からまた次に移るようにと、そういう意味を込めておるものと思います。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 御代というのは、そういう意味ではないのです。普通の時代ということ、意味ではないのです。天皇の治世という、天皇がおさめる世の中という意味なのです。この御代というのは。意味わからないで提案したのですか。そういう意味ですよ。これ辞書に調べれば書いてあるのです。その在位期間と。天皇の世の中ですか、今。天皇の時代なのですか。主権は、今国民。憲法には主権在民と書いてあります。これは天皇の治世という意味で使っているのですよ。何でそんな今天皇の治世なのですか。
〇議長(風間輝榮君) 16番、山口功位さん。
〇16番(山口功位君) これはあくまでも日本の国民の象徴というのは天皇陛下。これは、そういう方でない主義の方もおられますが、一般の大方の国民は天皇を国の象徴としてあがめていると、こういうふうに私は解釈して発議をしたわけであります。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 一般がそうだということでなくて、憲法で今の時代というのは主権在民、国民主権だというふうに言っているのです。ところが、これは天皇の世の中だと、天皇が世をおさめているのだという意味で使っているのです、御代という言葉は。これ辞書で調べるとそういうふうに書いてあるのです。これは、令和の御代というのを抜けばいいのです。何でこういう……
〇16番(山口功位君) 令和の代をです。先ほどから言っている……
〔何事か呼ぶ者あり〕
〇16番(山口功位君) そうです。令和の代をつないで、平和で国民の安全を願うという意味を込めていると私は解釈しております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) だから、山口さんの解釈は違うと言っているのです。辞典調べてごらんなさい。御代というなぜ、では代と書けばいいではないですか。何で御代と書くかというと……
〔「今のこの代でしょう」と呼ぶ者あり〕
〇11番(宮脇雅夫君) まだ座っていなさい。令和の時代という意味ではないのです。令和の御代という、今スマホでも調べればすぐ出ます。御代というのは、天皇の治世という、おさめる世という意味でちゃんとなっているのです。だから、これはふさわしくないと。令和の御代というのは抜けばいいではないですか。普通のお祝いというのなら。何で令和の御代という、わざわざ御代というのをつけるかということ。
〇議長(風間輝榮君) 山口功位さん。
〇16番(山口功位君) だから、先ほどから言っておりますように、令和の代を平和と国民の安寧を願う、そういう意味を込めて令和の御代を迎えることになります。代をとにかく平穏無事にこの令和の時代をつないでいっていただきたいと、そういう意味で私はこれ入れました。これは恐らく県も、国会でも立憲民主党の方もみんな役員になったけれども、奉祝委員会というものをつくって、それでやっているのです。共産党だけですよ、はっきり申し上げまして。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 共産党だから言っているのではなくて、あなた答えないではないですか。御代というのはどういう意味かといって聞いているのです。普通の代と違うでしょうと。これ日本語ですよ。日本語出す限りは正確にやらないとだめなのです。共産党だからと、憲法に基づいて、今主権在民でしょうと。天皇のおさめる世の中でないでしょうと。だから、御代というのはそういう言葉だから、これはうまくないと言っているのです。それを何をねじ曲げて言っているのですか。あなた、御代という言葉の意味をわからないで出したということですよ。
〇議長(風間輝榮君) 山口功位さん。
〇16番(山口功位君) これはおたくと幾らやり合っても……
〔何事か呼ぶ者あり〕
〇16番(山口功位君) とにかく私はこれを発議いたしましたので、あとは皆様のご意思にお任せしますので、よろしくご審議をお願いしますと、こういうことであります。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) これは答えないということはうまくないのです。意味がわからないで出したということではないですか。答えられないものは出すべきでないということです。
〇議長(風間輝榮君) 山口功位さん。
〇16番(山口功位君) だから、先ほどから宮脇さんと幾らやり合っても、これおさまりつきませんので、これをとにかく発議いたします。
〇議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
発議第8号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇報告第20号 平成30年度阿賀野市公共下水道事業特別会計継続費精算報告
について
報告第21号 平成30年度阿賀野市集落排水事業特別会計継続費精算報告に
ついて
報告第22号 平成30年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の
報告について
報告第23号 専決処分の報告について(専第2号 損害賠償の額の決定及び
和解について)
報告第24号 専決処分の報告について(専第3号 損害賠償の額の決定及び
和解について)
報告第25号 専決処分の報告について(専第4号 損害賠償の額の決定及び
和解について)
〇議長(風間輝榮君) 日程第25、報告第20号から報告第25号までを一括して議題といたします。
一括して報告を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 報告第20号から第25号までの案件につきまして報告いたします。
初めに、報告第20号 平成30年度阿賀野市公共下水道事業特別会計継続費精算報告についてでございます。本件は、地方公営企業適用事業費において平成28年度から平成30年度までの3カ年の継続事業として実施したもので、継続費精算報告書に示した金額をもって継続事業が完了しましたので、地方自治法施行令第145条第2項の規定により報告するものであります。
次に、報告第21号 平成30年度阿賀野市集落排水事業特別会計継続費精算報告についてでございます。本件も、地方公営企業適用事業費において平成28年度から平成30年度までの3カ年の継続事業として実施したもので、継続費精算報告書に示した金額をもって継続事業が完了しましたので、地方自治法施行令第145条第2項の規定により報告するものであります。
次に、報告第22号 平成30年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告についてであります。健全化判断比率のうち実質赤字比率と連結実質赤字比率につきましては前年度と同様赤字でなかったことから、該当しておりません。実質公債費比率につきましては、前年度より1.8ポイント改善して、10.6%となり、前年度に引き続き記載に当たって県知事の許可が必要となる18%を下回ったところであります。将来負担比率につきましては前年度より6.2ポイント改善して147.9%となり、前年度に引き続き財政の健全性が保たれている結果となっております。資金不足比率につきましては、いずれの公営企業会計においても会計上資金不足が生じていないことを報告するものであります。
次に、報告第23号から第25号まで専決処分を行いました損害賠償の額の決定及び和解について報告いたします。報告第23号につきましては、昨年10月3日、阿賀野市嶋瀬地内において、市道管理の瑕疵による道路陥没が原因で車両の前後タイヤとホイール4本を損傷させたものであります。
報告第24号につきましては、本年4月20日、阿賀野市中島町地内において、職員が公用車をバックした際、後方の確認が不十分だったため車両の左上後方と建物が接触し、建物と窓ガラスを損傷させたものであります。
報告第25号につきましては、本年5月12日、阿賀野市下条町地内において、市道管理の瑕疵による消雪パイプのバルブふたの破損が原因で車両の右前輪タイヤを損傷させたものであります。
以上、6件につきましてご報告申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで報告第20号から報告第25号までの報告を終わります。
〔何事か呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 済みません。今専決処分の報告がありましたけれども、この物損で20万というのがあるのですが、これは相手方の損害であって、市有車の損害額がどれぐらいなのか。また、金額が大きいことから、運転手の方は、運転されていた方はけがをしたのかどうか、その辺をお聞かせください。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) お答えいたします。
車両のほうの損害額については、ちょっと今資料がございませんので、後ほど答えさせていただきたいと思います。運転手のけがでございますけれども、これはございません。
〇議長(風間輝榮君) よろしいでしょうか。
〔「はい、了解」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) これで報告第20号から報告第25号までの報告を終わります。
〇一般質問
〇議長(風間輝榮君) 日程第26、一般質問を行います。
あらかじめお知らせしておりますとおり、本日の一般質問は順番1番、宮脇雅夫さんから順番4番目の稲毛明さんまでといたします。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
したがって、本日の一般質問は順番1番から4番までとすることに決定しました。
それでは、順次発言を許します。
11番、宮脇雅夫さん。
〔11番 宮脇雅夫君登壇〕
〇11番(宮脇雅夫君) 11番、宮脇雅夫でございます。私は、2項目の質問をいたします。
1項目めは、補聴器購入に公的補助をということでありますが、耳が遠くなり、人前に出るのがおっくうになった。補聴器が欲しい。でも、高くて手が出ない。こんな悩みを抱える人は少なくありません。高齢化が進む日本で、難聴者は推定で人口の約1割に当たる1,400万人、補聴器が必要と見られる対象者は820万人に上ると言われております。今や加齢性難聴は隠れた社会問題となっています。補聴器を使えば社会参加のハードルが低くなります。しかし、補聴器購入の補助がある障害者手帳を持っている人は34万人です。しかし、その何十倍もいる中軽度難聴者は公的な補助、支援が全く及んでいなく、全額自己負担になります。片耳でも20万から40万円、両耳で50万円以上にもなり、年金生活者や低所得者には負担が重過ぎます。聴力の衰えは脳の活動に影響し、周囲とのコミュニケーションがとりづらくなれば社会から排除され、認知症にもなりやすくなります。悪循環が悪循環を生んでいる状況です。イギリスやドイツでは、難聴者の3ないし4割が補聴器を使用しておりますが、日本では14%程度で、国の施策の違いが反映していると言われています。そこで、次の点を質問いたします。
1点目、加齢性難聴の問題に対する市長の認識はどうか。
2点目、国の公的補助拡大や障がい者認定の範囲見直しが必要だと思うが、市長の見解はどうか。
3点目、近年補聴器購入の支援制度導入の自治体が徐々にふえておりますが、阿賀野市でも支援制度を創設したらどうか伺いたいと思います。
2項目めには、子育て支援策についてであります。私は、平成28年より一般質問で特に子育て支援分野で多くの提案を行ってきました。具体的には、子どもの貧困対策4回、学校給食の負担軽減と就学援助の拡大、子どもの医療費の無料化2回、保育の質の確保、学校教室のエアコン設置、新生児聴覚検査費用の助成、国保税の子どもの均等割廃止、インフルエンザの予防接種の拡充、学童保育の充実等です。これらの提案は一部が実現していますが、まだ実現していない施策を急速に前進させれば阿賀野市は子育て環境新潟県一と言っても過言ではなくなると思います。阿賀野市の子どもの貧困率、全国16.3%ですが、阿賀野市は17.9%と高い問題の対策、県下ワーストスリーの合計特殊出生率の対策も前進すると確信しております。市長は、子ども医療費無料化に踏み出せとの私の6月議会での一般質問の答弁で、我々この阿賀野市、日本一を目指すということで精神的、経済的な負担軽減にこれまでも取り組んできている。阿賀野市の合計特殊出生率が年によって大きく低下してきている。これを何としても改善していきたいのが私の強い願いである。しっかり常日ごろから分析を進めながら対策を実施してきているところ。また、未就学児の医療費完全無料化についても、鋭意市の財政事情も考えながら検討を進めているところと答弁しております。そこで、以下の点を伺います。
1点目、市長は阿賀野市の子育て世帯の経済状況、市の支援施策の現到達点をどう認識しているのか。
2点目は、今後の子育て支援の具体的施策について、また子どもの医療費無料化に踏み出すのかどうか伺います。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 宮脇議員のご質問に順次お答えをいたします。
初めに、加齢性難聴の問題に対する認識についてお答えをいたします。聴力の衰えは、40歳代から始まり、75歳以上になると約7割が難聴に悩んでいると聞いております。また、聴力の低下は、議員のおっしゃるとおり、さまざまな社会生活に支障を来し、鬱病や認知症のリスクが大きくなると言われており、非常に重要な問題であると認識しております。
次に、国の公的補助拡大や障がい者認定の範囲見直しについてでありますが、鬱病や認知症を予防し、生活の質や活動性を維持していくためには、補聴器購入時の経済的負担軽減も含め、国レベルの議論も必要と考えております。
次に、市単独の支援制度についてでありますが、現在聴覚障がいによる障害者手帳をお持ちの方は250人、そのうち75歳以上の方は190人、率にして76%となっております。仮に75歳以上の方の7割に聴力の低下があると推測した場合、4,800人近い方が支援制度の対象者と見込まれ、市単独の支援制度は難しいと考えております。今後の国や県の動向や他の自治体の状況について情報収集等に努めてまいりたいと考えております。
次に、子育て支援策についてお答えをいたします。初めに、子育て世帯の経済状況についてでありますが、当市の相対的貧困率は、平成29年度に実施した阿賀野市子どもの生活実態調査では17.9%でありました。相対的貧困とは、地域や社会において普通とされている生活ができない状態のことであり、国の基準を参考に判定し算出したものであります。子育て世帯の経済状況については、その世帯に限定した所得調査は実施しておりませんので、単純に比較することはできませんが、貧困世帯とそれ以外の世帯では、所有物の状況、子どもへの支出、朝食の摂取状況、子ども成績、メディアの視聴時間などに差が見られましたが、健康状態には差異は見られませんでした。子どもたちが明るい未来を過ごせるよう、また貧困の連鎖を食いとめるため、所得の向上や子育て費用補助などの施策が急がれるものと認識しております。
また、市の支援策の現到達点につきましては、社会情勢が変化する中、到達点をあらわすことは難しいことでありますが、市の総合計画における目標値を市民の皆様から見た満足度を現到達点と置きかえますと、平成30年度の市民アンケートの子育て環境の充実においては、子育てしやすい環境になっていると感じる市民の割合の目標値は80%、実績値は65%、この地域で子育てをしたいと感じる乳幼児の保護者の割合の目標値は100%、実績値は96%などとなっており、これらの実績値が目標値以上になることが一つの現到達点と考えております。
次に、今後の子育て支援の具体的施策についてでありますが、未就学児の保護者の育児不安の解消に向けた取り組みとして、今年度から子育て支援センターにこにこで開催しているにこにこなんでも相談をさらに充実するとともに、産後鬱や育児不安などについては子育て世代包括支援センターと子育て支援センターにこにこが協力して支援に当たるなど、保護者の精神的なケアの充実に努めているところであります。また、子育て世代へのわかりやすい支援施策の情報発信や未設置となっている小学校区の児童クラブの設置などの取り組みを進めてまいります。
最後に、子どもの医療費無償化につきましては、医療費の膨張が懸念されることから、県内他市町村の動向なども踏まえ、今後検討してまいりたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) では、再質問に入ります。
市長は、聴力の低下は非常に重要な問題であると認識していると。補聴器購入の負担軽減も含め、国レベルの議論も必要と考えるという答弁でありましたが、日本はちょっと言いましたけれども、難聴対策は高齢化、高齢者比率の高い欧米と比べても大変おくれているというのが現状です。幾つかの資料がありますけれども、難聴と補聴器使用の国際比較というのがあるのです。これによりますと、イギリスは難聴者、これは自己申告によるものだそうですが、9.7%。そのうち補聴器使用者は4.1%。ドイツは12.1%で、使用者が4.2%。フランスは9.3%で、3.2%。アメリカは10.6%の3.2%です。日本はどうかというと、日本は11.3%の難聴者率で、1.5%しか補聴器を使用していないということで、要するに欧米の半分以下しか使用、補聴器が普及されていないという実態なのです。その大きな原因は、補聴器の価格の高さと公的な支援が日本は障がい者認定されないと全くないと。欧米ではあるのですよね、その段階で。そういう違いだということが言われているのです。私は、この高齢化による難聴問題、非常に私の周りも議会も非常に広がっているのです。なかなかあの人は何を考えているのか、話ししても答えない、急に無愛想になったなと思うと聞こえていないというので、本当にそういうふうなのが続くと周りが相手にしなくなるのです。非常にこれはやはり隠れた社会問題が今広がっているなというふうに思うのです。ですから、これは今そういう補聴器の質は非常に日本はいいというのですけれども、こういう状況が全く今まで国でもほとんど論議されていないと。我々もいろいろ障がいがあるなというふうに思っているけれども、これを正面から論議してこなかった、問題にしなかったと。年だから仕方がないだろうという程度で終わっていましたけれども、今高齢化社会ですので、これはほうっておけないやはり重大な問題だというふうに思うのです。それで、特に日本は難聴に関する疫学調査というのが欧米では全部やられているのだそうです。難聴になるとどういう影響が出るかというのを科学的に調査して、データも出していると。ところが、日本は全くやられていないという状況で、非常にこの分野はおくれているけれども、重大な問題だというふうになっていると思うのですけれども、市長はこの点でどうでしょうか。先ほど言われましたけれども、今の現状、率直にどうでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 確かに先ほど申し上げましたけれども、この難聴というのは社会生活に大きな影響を与える。そして、また最近は鬱あるいは認知症、そういったものへの影響も出てくると言われております。先般、新潟大学の耳鼻咽喉科の教授をされている堀井先生が支部長の日本耳鼻咽喉科学会新潟県支部のほうからこの難聴に補聴器の補助制度、そういったものの要望をいただいております。その中にもやはり今ほど申し上げましたとおり鬱や認知症、そういったものを発症するリスクが高いということで、県、そして国あるいは本人、それぞれの負担の中でこういう補助制度を設けたらどうだというような要望になっております。私たちもその文章を読みまして、宮脇議員が言われている部分と重なる部分がありますので、その部分でしっかりと県のほうにも要望し、市が、そして本人と3分の1ぐらいずつの負担で補助制度ができるように取り組みをさせていきたいと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) これは、残念ながらこういう欧米と比べてかなりのおくれをとっているのですけれども、国会でも余り議論されていなかったのです。それで、ようやく我が日本共産党の大門実紀史という参議院議員がことしの3月20日の財政金融委員会でこの問題を取り上げたのです。麻生財務大臣に質問しているのです。そしたら、これは日本でも公的補助制度を創設すべきときではないかというふうな質問をしたということで報道されていますが、答弁は、麻生大臣はやらなければならない必要な問題だというふうに認めていて、これから何とかいろいろ検討しないとだめだという意味だと思うのですけれども、そういうふうにようやく議論が始まって、ちょっと動き出そうかなと。やはりこれは潜在的だけれども、非常に大きな問題になってくるということで捉えているようであります。
それで、今市長も言われたけれども、やはりこれはもう日本の全体の問題ですから、あくまでも国がやはり中心にならないとだめなので、ぜひ市長会等でもこの問題、要望を上げていただきたい、国に、というふうに思うのですが、改めてこの点どうでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 先ほども申し上げましたけれども、今その要望を受けまして、内容を精査したところ、適切でありますので、我々としても一緒になって共同歩調の中で要望活動、それに取り組んでいきたい、そう思っております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 国にはそういうことでありますが、自治体も中にはこれは深刻だということで、この補助制度をつくっているところも最近生まれてきているのです。私が調べて、私というか、全日本難聴者中途失聴者団体連合会というところで調査したのです。そしたら、全国で、これは全国くまなくやれたかどうかというのはわかりませんけれども、この団体がわかったのは支援している自治体は全国19市町ですということで、一覧表も私持っていますけれども、一例を挙げますと千葉県の浦安市では65歳以上を対象にして助成額3万5,000円、同じく千葉県の船橋市では助成額2万円、東京江東区では現物支給としているということで、支援制度の中身もいろいろありますけれども、結構やっているところは多いなと、東京は非常にやはりふえてきているという状況があるのです。これら中身は非常にばらばらでありますけれども、全額支給というところも中にはありますけれども、これは相当大変なのではないかというふうに思いますけれども、2万円程度というのも結構多いというふうに思っております。ぜひそういう例もありますので、これも本当に要望して、そんなに無理なこと、1つ30万円もするといいますから、それを市で持てという、そこまで私は言いませんけれども、そういう人にも目配りして、少しでもやるということが大事でないかなというふうに思いますので、この問題を取り上げたものです。
次に、子育て支援策についてです。最初に、市長は子どもの貧困対策では経済支援が必要との認識ですが、合計特殊出生率の低下対策や子育て支援策としては相談体制の充実などの保護者の精神的ケアや情報発信しか述べておられませんでした。私は、こういうのもソフトの面も必要だと思いますけれども、やはり阿賀野市は子どもの貧困の指標を見ても、阿賀野市の青年の所得は非常に新潟県でも低いというのはもうほぼはっきりしているのです。そういう点からしても、こういう相談、精神的なケアだけでなくて、やはり経済的支援がないとこの問題は私は解決しないなというふうに思うのです。これはもう今非常に阿賀野市にとっては非常に重要課題で、市長もこの問題を本当に日々考えているというふうな答弁をされていますけれども、経済的支援がやはり私は思い切ったのが今大事になっているのではないかというふうな認識なのですけれども、市長はどうでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 私どもこれまでも子育て支援、最重要課題として取り組みをしてまいりました。当然今年度消費税増税に伴って、国のほうで幼児教育、保育の無償化がスタートを切りますけれども、それに先駆けた取り組みを阿賀野市はやってきたところであります。また、子どもたちの就学支援、こちらについても他の自治体よりも上回るような取り組みをしてきておりますし、そして子どもを持つ方々の精神的な負担、その部分についてもにこにこを設置して母親の不安を解消するような取り組みもさせていただいてきております。したがいまして、もう議員もおわかりのことだと思いますが、私としてもそこに重点的に可能な限り支援をしていきたい、そのような考えでございます。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) それで、これは6月議会で私も言って、各自治体の実施状況も一覧表をお上げしましたけれども、非常に子どもの医療費の問題というのが急速に進んでいるのです。この前、日報にも報道されていました。非常にこれは多く取り組まれて、あっという間に9割の自治体が実施して、完全無料化のところも踏み出しているということで日報にも大きく載りました。ところが、今市長のこの答弁聞きますと、この子どもの医療費についてはどういう意味で言っているのかなというの、ちょっと真意がよくわからない面があるのですけれども、医療費の膨張が懸念されるということを言っています。これは、何か後ろ向きのような答弁に聞こえるのですけれども、医療費の自己負担の無料化をすると医療費全体が膨張するのではないかということを言われ、そういう意味で言っているのですか。これは、その根拠は何なのですか。根拠があって、無料化したところは医療費がばっと全体としてふえているという状況なのですか。それちょっとお聞かせ願います。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今根拠というお話ですけれども、今手持ちにもございませんが、新聞報道等でもそういった部分というのは取り上げられたことが今までにもあります。そしてまた観念的にも、当然無料であれば、ちょっと子どもが熱がある、すぐ医者へというような感覚というのは当然想像がつくと思うのです。そういった部分から、通院あるいは入院、そういった部分で今一部負担をいただいていると。これを歯どめとして、無差別といいますか、軽い症状から重い症状、いろいろな病気があるわけですけれども、本当の軽微な自宅でちょっと様子を見てもいいぐらいの部分も、場合によっては病院に、医療機関にかかる、そういうようなことが考えられます。それを私は医療費の膨張というような表現をさせていただきました。先ほど他の自治体のお話出ておりますけれども、今他の自治体で通院、この部分を完全無償化というのはほとんどしていないのです。通院というのは、やはり歯どめがきかなくなる。入院というのは、これは検討の余地がある。無理して入院する人はどこにもいません。ですから、際限なく膨張するようなこともないだろうと、それも観念的ですけれども、思われます。したがいまして、今後の検討としてはやはり入院の部分をどうするか。それは検討の余地があるなと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) その医療費を無料化すると医療費全体がはね上がるというのは、よく政府が言っていたことなのです、厚労省が。それでペナルティーを、そんなことしたら医療費がふえて大変だからということでペナルティーの理由になったのです。ところが、幾ら調べても医療費を助成している自治体が医療費が上がっているという証拠がなかったのです。むしろ初期の段階で早目に通院したほうが重症化を防ぐという点で、差異はない。むしろ早期治療で安くなっているところもあったということで、厚労省はペナルティーを撤回したのです。この理由は成り立たなくなりましたと。ですから、今一部ありますけれども、小学校入学前までの自治体がやっているのは今までペナルティーを科していましたけれども、それをやめた理屈は医療費がふえるという根拠はないということがあれなのです。そういうことで、ペナルティーの根拠がなくなったということで、降参したのです、いわば自治体の要求に。市長もそれにのって、何か今ごろそんなこと言っているけれども、では調べてほしいのです。湯沢町は、入院も通院も全部無料にしています。そこが医療費がはね上がっているのかどうか。そういう調べて私は言っているのかなと。根拠はないのです。一般的にそう思えるということで、根拠もなくそういうことは理由にならないと。通院もやっぱり初期の段階で行ったほうが重症化を防ぐわけでしょう。そんな何でもぐあい悪くないのに医者に遊びに行く親、子どもいません。だから、そういう点で見たら、むしろ医療費の抑制につながるということになるのではないですか。これ根拠を持ってこういうことを私は言っているのかなと思ったけれども、何か根拠あったら見せてほしいのですけれども。よく考えてほしいのです、この医療費が上がるというのを。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 宮脇議員の言わんとすることもようわかりますし、お考えもようわかります。ただ、お互いにこれを言い合っていてもパラレル状態は解消しません。今後お互いに根拠を示しながら、また議論をさせていただければなと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 私が医療費の膨張が懸念されるとわざわざ言ったから、6月議会でそういうことを言っていないので、これを言ったから何か資料でも出てきたのかなと思って聞いただけなのです。根拠ないのですね。はい、わかりました。
それで、6月議会でも言いましたけれども、湯沢のように、あれ不交付団体ですよね、交付税の。ああいうところのように一挙に両方というふうには、この前も言ったように阿賀野市はせめて小学校入学前までして、この合計特殊出生率が非常に下がっている問題の一つの歯どめにしてはどうかという提案して、それふえる費用は1,500万円程度でしょう。その程度でできるのです。だから、これ入院だけなんていうのはもうそれをしないで、両方やはりよく考えてやらないと、入院だけというのは余り子育て世帯にインパクトないですから。そういうことで、子育て世帯が阿賀野市はいいよということが言えるようなインパクトのあることをやらないと、この出生率が低下し続けているというのは私はそれだけではだめでしょうけれども、とまらないと思います。ぜひそういう認識をしていただきたいなと。
それともう一つ、きょう新たな問題が今浮かび上がっております。消費増税を財源として保育の利用料の無償化が10月から実施されますが、これで実費として徴収されているのが通園送迎費と食材料費、行事費などは対象外となるということで、阿賀野市のホームページにもう載っています。国の方針もそうであります。特に食材料費、給食費ですね。これは無償化の対象外ですよと。それで、その中でおかずですね。副材料費、これ国基準は月額4,500円、これ公的給付の対象外となっているわけです。それで、これを保育施設が実費徴収をするということになると思うのです。それで、国は年収が360万円以下の世帯の副材料費を免除対象というふうにしましたけれども、360万円を超える世帯はこれが新たな負担になるということです。それで、阿賀野市はこの分野で3子と2子で減免してきましたけれども、その減免の中身にこの副食費はどうなってきたのかと。それから、これからどうするのかと。これ補正にもちょっと出ていますけれども、これは非常にわかりづらいので、ぜひわかりやすく説明していただきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
〇社会福祉課長(山ア善哉君) 宮脇議員のご質問にお答えいたします。
宮脇議員が今おっしゃいましたように国の制度でいえば360万円を超える世帯の副食費は2号園児におきましては今まで保育料として込みで給食費も保育料として支払っていたわけでありますが、その部分が切り取られて本当の預かる部分だけが無償化になるということでございます。既に当市は国を超える制度を運用してございますので、360万円から500万円のおへその世帯についてはこれまでも無償化でございました。この部分が切り取られて、今度は無償化が有料になるのではないか。今まで無料だった世帯がひょっとしてこの制度の導入によって無償化によってかえって副食部分が高くなってしまうのではないかというご懸念のご質問であるとしております。その点は、当市もこの議会で上程をしております条例の改正でまさしくこの部分をこれまでどおり無償化となるような制度の運用にするべく上程をさせていただいたところでございますので、この条例改正によってこれまでと同様に無償化になると認識しているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) そうすると、今まで360万、国基準が360万ですけれども、市は500万で第2子を500万円以下の場合は減免していたと。この500万円の層はどういうふうになるのですか。これも副食費は全部市が負担するということになるのですか。
〇議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
〇社会福祉課長(山ア善哉君) 宮脇議員のお見込みのとおり、これまで市の独自軽減の中でここの部分は保育料を減免をしておった部分でございます。ここの減免をしておった保育料に、国の観念が保育料の中には預かる部分と給食費の部分は別であると、無償化対象はこの預かる部分だけであって、給食費の副食費分に係る部分は有料になりますよという制度でございますが、市はこれまでどおり給食費部分についても減免とするべく、今条例を改正をする条例を上程をさせていただいたというところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) そうすると、今まで減免されていた部分は無理やり国によって分けられるのだけれども、この分けた副食費は市が負担して、それで実質的には無償化を続けるということに、そういうことになるという意味でしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
〇社会福祉課長(山ア善哉君) はい、お見込みのとおりでございます。そこの部分は、市でもって国の制度にのっとって手当をしていくということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) そうすると、この対象者は数とか率はどの程度になるのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
〇社会福祉課長(山ア善哉君) 調べてはあるのですが、今ちょっとうろ覚えでありますので、具体については、しっかりした数字については後ほどお示ししたいと思います。出ていることは、対象の世帯数は現在出ておりますので、後ほどお示ししたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) これ急に言ったから私もそう言うかなと思っていたのです。
それで、この問題、これもやはり秋田県が今先進を切ってこれを副食費の全部、全額無料化に踏み出したのです。これをご存じだったでしょうか。秋田県が県が新たに3から5歳児、それから生活保護世帯は当然そうですけれども、そういうところに月額4,500円を上限に世帯年収に応じて県がこれを副食費を補助するということを制度を今度、もうこれ可決したのかな。多分可決したかもしれないです。それで、これを実施主体は当然市町村になりますので、市が実施する場合はそれを県が半分、市が半分ということでそういう制度をつくったそうです。
それで、横手市はこの県のつくった3歳から5歳児の副食費の助成制度、これを活用して全面無料化に踏み切るということで報道されて、秋田県はこれがずっと広がり、この9月議会にほとんどこれが広がるだろうというふうに、隣の県です。県政によってこんなにも違うのかなというふうに思うのですけれども。横手市は、もう議会前の全員協議会でこれ了承を得て、予算を計上したというニュースがあります。そういうところもあるということです。この阿賀野市もほぼ国の枠内ですけれども、子育て支援の一つの焦点として今保育料無償化と言われたけれども、実際は無償化でないということがありますので、阿賀野市でもこの助成対象を広げたらどうかなというふうに思うのですけれども、この点どうでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今ほど秋田県のお話がありましたけれども、その辺の実態は私もまだ耳にしておりません。ただ、秋田県ですから、農業もそうですけれども、本当に先進的な取り組みをされる県だなということで、今後秋田のことを勉強させていただければなと思っております。今言われた3歳から5歳児の副食費の問題、3歳から5歳児はもう無償化されますので、残るは負担が発生しているのは副食費だけです。これは先ほど担当課長も言いましたとおり、阿賀野市は国に先駆けて所得が500万円以下の世帯については保育料を無償化をしてきておりましたので、人数にもよりますけれども、その中で新たな負担発生をさせないということで今回提案をさせていただいています。ですから、阿賀野市内に住んでいるお子さんは新たな負担は発生しません。確かに副食、おやつ代というのは他県ではもらうところもあるでしょうけれども、我々阿賀野市については今まで以上の負担は発生させないということで取り組みをさせていただきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) それは、私評価しているのですけれども、よりもう一歩突っ込んで、そうすると副食費まで広げるということになるとかなり阿賀野市の保育は非常にもういいということで、聖籠町は幼稚園費だけを引いただけであれだけうわさになって、聖籠に行こうと。若い人は、聖籠にあれだけで非常にインパクトがあって、非常に若い人の人口がふえて、保育園を卒業するとまたどこか引っ越しするとかいう話もありますけれども、非常にアパートもいっぱい建っています。新潟市に近いということもあるのでしょうけれども。そういうふうになるように阿賀野市も頑張っておりますけれども、もう一つこれを契機にもう一歩踏み込むということをしたら阿賀野市の保育負担は非常にいいと、安いということになるのではないでしょうか。その辺を私考えていただきたいなと。それで、もしこれ副食費全部減免したらどのぐらいの所要額となるのかというのを、これも計算していると思うのですけれども、幾らになるのでしょう。
〇議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
〇社会福祉課長(山ア善哉君) 宮脇議員のご質問にお答えします。
まず、先ほどのどの程度になるかという人数でございますが、わかりましたのでお答えさせていただきます。2号の副食費市負担分に該当する世帯は38世帯でございます。
今ほどの全部で副食費の合計どの程度になるのかというものにつきましては後日、これまだ今手元にございませんので、後日お答えさせていただきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 宮脇さん、もしあれでしたら一旦……
〇11番(宮脇雅夫君) もうすぐ終わります。
〇議長(風間輝榮君) 終わります。
〇11番(宮脇雅夫君) はい。
〇議長(風間輝榮君) そうですか。
では、11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 申しわけありません。もうすぐ終わります。
38世帯という状況ですので、市長、もう少しインパクトのあるようなのを。今保育料無償化ということで話題になって、あたかも全部無償化のような宣伝をするものだから、何だこれというふうになると思うのです。それで、今保育園もこの副食費がまた実費負担ということになっているから、またややこしいことになっているのです。これをまた計算して、この保護者は減免だと、この人は徴収だということで全部また保育園としてはそれを計算してどういうふうに徴収するのか、袋で徴収するとか、今までまとめて口座引き落としにしていたけれども、それもまたやり直しだとか、非常に煩雑で保育園からは非常にこれは大変な負担になると。ただでさえ忙しいのに非常に煩雑だということが意見が上がっておりますので、その辺も考慮していただきたいなというふうに思います。
それで、これら後でということになりますけれども、これらの施策は結構財源はそれなりに要ると思うのですけれども、そんなに大きくはならないのではないかなというふうに思うのです。医療費の入学前まで無料化と、この副食費はさらに大きく広げるということをしてもそんなにならないのではないかなというふうに思いますけれども、これは何遍も市長とも言っていますけれども、財政調整基金残高、私決算見ましたら、30年度末で19億6,000万円。この5年間ほぼこの19億6,000万円の水準が維持されてきているのです。それで、市民1人当たりのこの財政調整基金残高は平成27年度末では県内20市中11位だったのです、順位が。そんなに、真ん中より1つ下ということでしたが、この資料を見させてもらうと29年度末は8位に上がっているのです。要するに財政調整基金が1人当たりは相対的に高いという市になっているのです。そういう状況でありますので、私は決してそんな過大なことを言っているわけでないのです。先ほど言ったように1,500万とか、副食費だっても横手市が補正予算で計上したのが2,597万円だということですけれども、これは県がもう入っていますから。この水準でいってもそんなにならないというふうに思うのです。そういう点でこの一部を取り崩せというふうに私はずっと言っているのですけれども、この財政調整基金、市長はもっとためたいというふうにこの前言われたのよう覚えているのですけれども、これは市長の個人的な貯金なら大いにためたほうがいいと、市長は大したものだと、節約を重ねて。しかし、税金は何のためにあるかというと、市民生活を守るために使うわけでしょう。今貯金しておいたって利子なんてつかないわけです。そういう点をよく考えて、やっぱり特に今焦眉の課題、これは子育て支援を抜本的に進めて出生数を上げることなのです。どんどん、どんどん、じりじり、じりじり後退している。これは、子育て支援にもっとこちょこちょしないで、何遍も言いますけれども、思い切ってやって、阿賀野市は大したものだと若い人の話題になるぐらいのことをやれるのですよ、そんなに金をかけなくても。これをちょっと充てたらどうですか。私はいつもそう思うのです。これほとんどずっと同じ、だんだん1人当たり上ってきているのではないですか。そういうふうにしてこそ、この財政調整基金というのは生きてくると、貯金してため込んでいても、こんなにいっぱいため込んでいても何もなりません。そう思うのですけれども、どうでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) まず1点、子育て支援の話、私質問の冒頭、市民アンケート調査の結果をお話しさせていただいたと思うのですが、その中ではこの地域で子育てしたいと感じる乳幼児の保護者の割合、これ96%とほとんどの人がこの地域に乳幼児を育てる環境が整っているという認識を示していただいているのです。ですから、子育て環境、宮脇議員がご質問したことにお答えさせていただいた部分ですけれども、非常に喜んでいただいている、そういう環境にあるということが1つ。
それと、財政調整基金を取り崩して、これちょっと積み過ぎているから取り崩して子育て支援に充てたらどうだというご質問ですけれども、決して積み過ぎではないのです。ご承知だと思うのですが、これもきょう説明した中に将来負担比率、阿賀野市というのは140%を超している。この将来負担比率ワーストツーぐらいの位置であります。この阿賀野市の市民の皆さんが将来どれだけ負担するかという部分で、基金の果たす役割というのは非常に大きいのです。本来私どもは基金に積まないで、起債残高、償還費の財源に充ててもう繰上償還したいところなのですけれども、この繰上償還の部分って認められていないのです。これもっともっと認めていただければ、基金を崩して償還に充て、将来負担比率を下げる。そうすると、市民の暮らしが将来にわたって安定した生活が送れる、そういうような形になります。ですから、私としては今この将来負担を考えたときに、やはり備えておかなければならない部分を財政調整基金、まだまだ足らない。あとざっくり計算しますと7億ぐらい足らないかなと考えております。そういった部分でしっかりと将来に備えた取り組み、これが必要ではないかなと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 市長が言われるこの市民アンケート、それは何を言っているの。私、ネットで調べたのですけれども、30年というのは載っていないですよね。載っていますか、ネットに。29年しか載っていないです。29年の市長が言われた設問のこののは、中学生までのお子さんがいる保護者の方の問いで、阿賀野市は子育てしやすい環境が整っているまちだと思いますかという、これですよね。そう思うが5.9%、どちらかといえばそう思うが44.6%、これ合わせても半分程度です。そんなに圧倒的多数が環境が整っているなんて言っていません。この29年度のやつですよね。新しい資料、それは後で答えてほしいと……まずこれやろうか。これはどなた。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今言われている部分と私が答弁でお話しした部分、私ども言ったのは30年度の総合計画に記載されている市民アンケート、この地域で子育てしたいと感じる乳幼児の保護者の割合、この部分です。今言われた表現が若干私とずれているので、恐らく別な項目のお話と取り違えているかもしれないです。私が言ったのは、もう一度申し上げますけれども、この地域で子育てしたいと感じる乳幼児の保護者の割合、この総合計画における項目、これで96%という、これ30年度の結果でありますけれども、市民からのご意見をいただいている。したがいまして、決して子育て環境が不便を来しているような、そして不安を感じるような状況ではないとこの総合計画のアンケート結果からは私ども読み取っていると。ですから、行き違いはあるかもしれません。これは感覚の世界なので、実態として施策として、果たしてそれらが全て読み取られて腑に落とした中で市民の皆さんがお答えしていれば、また違った結果になるかもしれません。ですから、その辺はご理解をいただきたいなと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 後でしてほしいのですけれども、私がホームページ調べたのはこれが出ているのです。先ほど言った合わせて50%です。同じような項目です。これは29年度ですけれども、そういうふうになっているので、この圧倒的、後ででは何に載っているのか。
それと、そういういい環境ならもっと出生率上がるはずなのです。なぜ上がらないのかという問題があるのです。そんなにいいところならばもっと産み育てればいいねかということになるのですけれども、年々下がっているわけでしょう。そこがやっぱりどう考えるかだと思うのです。
あと6分ありますから。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 1点ちょっとこの出生率、出生率、特に合計特殊出生率の取り扱い、それをもってして非常に産み育てにくい環境だとかいろいろな判断される方が結構いるのですけれども、これそもそも合計特殊出生率というのは15歳から49歳だったですか、の女の方が一生涯において子どもを持つ人の数というような形で計算されていますよね。もう一つ、普通出生率というのがあるのです。人口1,000人当たりの子どもの数、生まれる子どもの数、こういったものを見ると中位なのです。決してこの阿賀野市、子どもの生まれる数が少ないわけではないのです。分母となる女性の割合、これによって大きく差が出てくる。ですから、もう少し精査しながら、我々も今検討を進めている段階にありまして、必ずしもその文言一つ、合計特殊出生率が阿賀野市低いではないかと、これをもってして阿賀野市の子育て環境がいい、悪いという、いろんな議論をするというのはちょっと早合点かなと。ですから、もっともっときょう宮脇議員の、大分というか、ほとんど知っている話なのだと思いますけれども、今後もこの議会を通さない場でもいろいろなディスカッションをさせていただいて、ご理解をいただければなと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) その出生率、合計特殊出生率の限界というのも知っていますけれども、これはずっと統計として出て、全県の比較も比較的わかりやすいし、これのとおりにやっぱり非常に人口は減ってきているわけですよね。それで、この税収の問題ですけれども、やはり人口が減る場合、どうしても税収も減るわけです、長い目で見ると。市長そうおっしゃるけれども、やっぱり人口がふえているところは税収も伸びているのです。ただ、その辺を両面を見てかからないと、将来負担比率が高いから今のうちにいっぱいためておかないとだめだということだけでなくて、もっと底上げを何とかすると、それはもう全国の悩みだと思うのですけれども、もう人口ふえているところは税収がふえて、もうすごくあれです。やっぱり人口がふえるというのはいいことだというふうにみんな言っていますけれども、その両面見て、幾ら将来負担のための金はいっぱいためておいても、その住民自身がもう先細りというのは意味がありませんので、その辺を私は言っているのです。市長の立場になるといっぱいためておいたほうが安心だというふうに思うのもわからぬでもないわけですけれども、総合的に見るとやはりもっとインパクトのある、何遍も言っていますけれども、阿賀野市はこういうことやっていると、聖籠がやったようなことを余りそれだけがやっぱりばっと広がるという状況になっているみたいですけれども、そういうことはやっぱりやったほうが私は非常にいいと思うのです。時間がありませんので、一言言って終わり。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 一言だけ。まだ3分あるではないですか。
聖籠がどうのこうのといろいろと言われますけれども、聖籠というは上手なのです。情報発信ポジティブなのです。我々の情報発信ネガティブなのです。今のような議論をしたのが外へ出ていくと阿賀野市の子育て環境というのはよくないねというのがちまたに走る。逆の質問を多くやっておけばいろんな形で聖籠のような表現がちまたにあふれ出ると。ですから、宮脇議員もわかってご質問されているのはよくわかりますけれども、その辺はポジティブにご質問いただければなと思っております。
〇議長(風間輝榮君) これから1時30分まで休憩いたします。
休 憩 (午後 零時18分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(風間輝榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
なお、13番、中島正昭さんから欠席の届け出がありましたので、ご報告いたします。
午前中の自動車事故について、総務部長から報告があります。
菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 清野議員からのご質問にお答えいたします。
加害車両の修理費でございますけれども、11万7,299円でございます。
〇議長(風間輝榮君) それでは、一般質問を続けます。
それでは、順次発言を許します。
2番、清野栄一さん。
〔2番 清野栄一君登壇〕
〇2番(清野栄一君) 2番、清野でございます。私からは3問の質問を事前通告しております。
まず1問目、産業振興についてであります。全国的に急速な人口減少が進展する中、地域の活力を維持し、人口減少を緩やかにするためには産業振興による地域活性化が重要であると思われます。当市のイメージは、準農村地域というイメージが強くありますが、ことしの7月、県が公表した平成28年の県の主要指標によりますと当市の製造品出荷額は約1,222億円で、県内20市の中では9番目となっておりますが、人口規模は14番目であることから、人口1人当たりに直した場合、当市の製造品出荷額は県内5位前後に来るというところで、かなり健闘しているのではないかなと思います。当市の製造業の特徴は、食品製造出荷額が345億円と全体の約30%近くを占めており、従来からこの傾向が強く、産業振興の方向性として食品産業を核とした関連企業の産業集積、産業育成を図るのも一つの方策かとも思いますが、いかがでしょうか。
次に、若い人たちの転出を抑制するためには安定的にここで暮らすための質の高い仕事がなければなりません。子育て支援、婚活支援、住宅取得支援、医療費助成などの施策展開が図られているところでありますが、雇用創出も大変重要であると思います。新たに企業を誘致する努力が必要と思いますが、企業誘致の活動状況と実績及びどのようなターゲットなのか、取り組み方針について伺います。
また、平成21年に制定されました産業振興条例に基づき、平成24年に策定され、平成33年に計画終期を迎える産業振興基本計画には5つの施策方針に基づき34の取り組みメニューが設定されています。この個別メニューの進行管理及び評価結果について伺います。
次に、2問目でありますが、公共交通についてであります。当市の総合計画によれば公共交通の充実について、@としまして市内の交通手段の確保として、年間11万4,000人の利用をサービスの充実により維持するとあります。このサービスの充実とは何なのか伺います。
A市外への交通手段の確保として、平成26年の水原駅の1日当たりの乗車数を指標として現状を維持するとありますが、どのようにして維持するのか、手法について伺います。
3問目であります。防災行政無線についてであります。ことし6月18日、山形県沖において最大震度6強の地震が発生しました。防災行政無線は、Jアラートに連動していると聞いておりますが、確実に情報が流れたのかどうか。また、最近はゲリラ豪雨や異常熱波などによる気象災害も各地で頻発しております。幸い阿賀野市は今のところ被害等はありませんが、昨年とことしの6月から8月の間の情報発信実績について伺います。
以上3問、よろしくお願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 清野議員のご質問に順次お答えをいたします。
初めに、当市の産業振興策、製造業の方向性についてでありますが、議員ご指摘のとおり当市の全産業における雇用者数、売上高の約3割を製造業が占めており、その中でも食料品製造業が製造品出荷額、従業員比率の約3割を占めているほか、化学工業や電子部品、機械器具製造業などの幅広いものづくり産業が集積しているところであります。また、製造業につきましては、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律、いわゆる地域未来投資促進法の施行を受け、地域の特性を生かした成長性の高い新たな分野に挑戦する取り組みを支援していくために、新潟県と共同で法に基づく基本計画を平成29年12月に策定したところであります。この計画においては、産業集積を生かし、地域内の付加価値を高めるとともに、質の高い雇用創出をすることとしており、食料品製造業を初めとした地域経済を牽引する事業者に対して支援を進めてまいります。
次に、企業誘致の現状と実績及び取り組み方針についてでありますが、平成30年度末の東部産業団地における操業社の数は15社であり、事業所の従業者数は394人となっております。平成28年度末が13社、301人、平成29年度末が14社、339人であり、近年では毎年度1社が進出している状況となっております。今年度につきましても、新潟市に本社を置く金属製品製造会社が本社移転及び工場拡張のため進出することが5月に決定し、来年4月からの操業開始に向け現在工場を建設しており、さらに京ヶ瀬工業団地で操業している金属製品製造会社が東部産業団地に新たな工場を建設するため進出することが8月末に決定したところでございます。今後も新潟県企業局と情報共有を図りながら企業情報の収集、分析に努め、東部産業団地の優位性のPRをするとともに、雇用創出につながる積極的な誘致活動を行ってまいりたいと考えております。
次に、産業経済振興基本計画に登載された取り組みの進行管理及び評価結果についてでありますが、産業経済振興条例に基づき、平成24年に阿賀野市産業経済振興基本計画を策定し、にぎわいを創出する産業のまち阿賀野を将来像に掲げ、地域ブランド化、農業6次産業化、中心市街地活性化の3つを重点戦略と位置づけているところであります。また、3つの重点戦略を進めるため、つながりを広げる取り組み、地域資源を生かす取り組み、にぎわいの基盤を築く取り組み、人や組織を育てる取り組み、情報の仕組みを整える取り組みを推進しており、異業種間交流である産業フェアの開催、企業間連携による協業化、地域内循環、阿賀野ブランド創出、新ビジネスの創出、個別課題解決支援、創業支援など、産業経済の活性化に努めているところであります。
その進行管理及び評価についてでありますが、市では平成28年度から総合計画及び総合戦略の実現に向けた行政経営システムを導入し、全ての事務事業についてPDCAサイクルによる行政運営を実施しており、産業経済振興基本計画に掲げる取り組みについても進捗管理しているところであり、その結果についてはまちづくり報告書で公表しているところであります。産業振興の取り組みについては、第1次、第2次、第3次産業の領域を越えた複数事業者の連携による主体的な取り組みが展開されており、市といたしましても限られた財源の中ではありますが、国、県の支援制度の活用及び民間活力との連携を図りながら、しっかりと施策を推進してまいりたいと考えております。
次に、公共交通についてお答えいたします。市内の交通手段である市営バスは、学生の通学、高齢者の通院、買い物など多様な目的で生活交通としての役割を担っており、市内全域を11路線で運行しています。市営バス利用者のためのサービスの充実は、利用者ニーズに合わせて運行ダイヤ及び運行ルートを設定し、利便性を向上させることと考えており、毎年10月にあがの市民病院や商業施設への乗り入れなど利用者の要望の取り入れ、鉄道や路線バスとの接続を考慮しながら、利用しやすい運行ダイヤとなるよう改正を行っております。また、一部路線では試験的にデマンド運行を取り入れ、自治会を経由しながら運行するルートを予約のある区間のみ走ることで速達性を高める取り組みを行ってまいりました。さらに本年4月には、75歳以上の方について市営バスのフリーパスを発行し、利用者負担の軽減を図り、より利用しやすい環境を整えたところでございます。今後も利用者の要望を踏まえながら改善を行い、平成28年度に策定した阿賀野市地域公共交通網形成計画に基づき、利便性の向上に努めてまいります。
次に、水原駅の利用者数についてでありますが、運行便数の増加が難しい状況の中で、現状の利用者数の維持を図るためには、駅の利用環境と市営バスの接続など交通結節機能の向上が効果的と考えております。駅の利用環境を向上させる取り組みとしては、平成25年に水原駅にパークアンドライド駐車場を設置しており、本年7月の調査では利用率が84%となっていることから、ある程度効果は上がっているものと分析しております。また、交通結節機能の向上の取り組みとしては、前にも述べたとおり、これまで鉄道との接続を考慮しながら市営バスの運行ダイヤの改善を行ってきたところでありますが、今後高校生を対象としたアンケート調査を行い、詳細なニーズを把握して、さらなる改善を図ってまいりたいと考えております。なお、JR東日本新潟支社へは毎年新潟県、新潟県議会、市長会、町村会などで構成する新潟県鉄道整備促進協議会を通じ、通勤通学時間帯の増便、荒天時の定時運行の確保などを要望しているところでありますが、今後鉄道の運行に関する詳細なニーズの把握に努め、要望活動に生かしてまいりたいと考えております。
次に、防災行政無線の使用実績についてお答えいたします。昨年6月から8月までの使用実績は、Jアラートの全国一斉伝達試験放送も含めまして11回となっております。内訳といたしましては、選挙の投票啓発が5回、有害鳥獣の警戒情報が2回、熱中症注意情報が2回、台風20号の接近に関するものが1回、Jアラートの全国一斉伝達試験放送が1回となっております。また、本年6月から8月までの使用実績は15回となっております。内訳といたしましては、選挙の投票啓発が5回、有害鳥獣の警戒情報が9回、6月18日に発生しました山形県沖地震に関するものが1回となっております。今後も引き続き防災行政無線は万一の非常災害から生命を守るためのものであり、適切な使用を行ってまいりたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それでは、再質問をお願いします。
まず、市の産業団地でございますけれども、もうあきがないという状況であるというような話を聞いておりますが、県営の東部産業団地、今どれぐらい容量があるのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 県営東部産業団地につきましては、31.6ヘクタールの未分譲地がございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 30ヘクタール強あるということでありますが、それについて県のほうと誘致の打ち合わせとか何か情報交換とかは頻繁にやられているのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 頻繁とまでは言いませんが、ある程度の期間で情報の共有を図っております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 今ほどの答弁で進出企業が毎年1社、今年度は2社ですか、進出企業、雇用者数順調に伸びていて非常に喜ばしいことだと思いますが、この中で直接市が誘致にかかわったものというのはあるのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 今15社操業してございますが、そのうちの数社、市が直接関係してございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 今ほどの市長の答弁の中で、積極的に誘致活動を行っていくという答弁がありました。以前は企業誘致に関して県のOBがいたというようなことがあったと思いますし、商工観光課に専門の係があったと記憶しています。他市では、よその市では市長みずから企業誘致のトップセールスを行っているところも多々あるというふうに聞いておりますが、市長、今まで企業誘致に行ったことはあるのか、行く予定はあるのか。
また、阿賀野市内においても東証の上場企業の工場とかが幾つかありますけれども、その辺の経営者とか、あるいはそういう幹部の方たちとか意見交換されたことありますでしょうか。
それと、阿賀野市に今亀田製菓の社長がお住まいになっていますけれども、その辺ご存じなのかどうか、あわせてお聞きしたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 幾つか質問いただきましたけれども、まず企業誘致に出向いたことがあるかというご質問ですが、過去に東京へ1度企業を訪問させていただいております。結果は空振りでしたけれども、そういう見込みがあるという事前情報で出向いた。大きな期待を持っていったのですけれども、やはり企業というのはそのときは現実お話を聞きますと、長野県の工業団地とてんびんにかけていました。そして、その中でやはり総合的な判断をされて、結果として長野のほうに行かれたらしいということであります。もう一つ、また最近の話ですけれども、今回東部産業団地に進出する企業、私前々からおつき合いをさせていただいている会社でありまして、これも何月だったでしょうか、事前にキャッチいたしまして、お話をお聞きし、またいいところですよというようなPRもさせていただいた覚えがございます。そのほかにも機会あるごとに阿賀野市のこの恵まれた自然環境、特に春先、新芽が出てくるとき、東部産業団地行ったことあると思うのですけれども、非常に働きやすい環境、そしてまたそこに働く従業員の方も生き生きとされるような環境があります。そういったものをしっかりと見せて、あるいは口で説明をさせていただいているケースが非常に多くあります。
今ほどこの質問はあすのあたりにまた同じように質問出ると思うのですけれども、よく耳ざわりのいい言葉でトップセールスという言葉先ほど使われていますけれども、これというのはほとんどじかに直接セールスするように皆さん言いますけれども、これは現実問題事務方といいますか、行政でいえば市職員、こういった方が事前に何らかの形で合意形成、お膳立てができているところに出向く、それが普通のトップセールスと言われている部分であります。ですから、全く白紙の中、やみくもに当てもなくさまよい歩く、これはあり得ない話ですし、またあっては非効率過ぎる。旅費だってかかります。日当もかかります。あらゆる面で言っては悪いのですが、繰り返しになりますけれども、耳ざわりはいいですけれども、現実としてはないということであります。余りここしゃべって、ちょっと次の質問が何点かありましたよね。何だったっけ。
〔「亀田製菓の社長」と呼ぶ者あり〕
〇市長(田中清善君) それは最後の質問だね。
〇2番(清野栄一君) 組織。県のOBが誘致専門員でいたわけですよね。それがいなくなったと。それから、商工観光課に企業誘致の担当係が、専門の担当係があったというように記憶しているのですが、その辺のことと、それとあと阿賀野市内に上場企業の工場とか、それから亀田製菓の社長とかも阿賀野市にいらっしゃるわけですけれども、その辺と情報交換等やられているのかどうか、そこです。
〇市長(田中清善君) 今ほど2点目のお話、私全く記憶がないのですが、私が来る以前の話なのでしょうか。
〔「いや、最近の話」と呼ぶ者あり〕
〇市長(田中清善君) はい。
〔「亀田製菓の」と呼ぶ者あり〕
〇市長(田中清善君) それ3点目の質問ですね。相対でやると失礼になりますけれども。
2点目の質問は、私がいないところの話だと思うのです。私では全く記憶がありません。
〔何事か呼ぶ者あり〕
〇市長(田中清善君) それは後でまた再質問していただければと思いますので、3点目の話ですが、亀田製菓の佐藤COOとはこれまでに三、四度会っていますでしょうか。2度ほど酒席も一緒になってお話をさせていただいている。それで、以前今もう確定して新しく耐震あるいは老朽化した部分の工事が終わりましたから、今では言えるのでしょうけれども、いっときは亀田のほうに引き揚げるという話がございまして、それを何としても食いとめる。そのためにお会いさせていただいた記憶があります。そして、現在のところに改修工事に入っていただいた。ですから、結果として阿賀野市としては非常に雇用の場もありますし、固定資産税的な部分、税収の部分でいい効果を生んでいただいているなと。そしてまた、いろんなお話も聞かせていただいております。ほかの企業、そういったところの情報というのは余りないのですけれども、有益なお話は聞かせていただいております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 私も亀田製菓が施設が陳腐化してきたことから、ほかに模索をしているというような話を聞きまして、ぜひここにいてもらわないとだめだなというような思いがありまして、いろいろ聞いたりしているところでございます。
次に、先ほど言ったのは、市長の答弁では先ほど上場企業の会社、工場等もいっぱいあるわけですけれども、幾つかありますけれども、その辺とも機会をつくって意見交換をして情報収集をしてもらいたいと思います。
それから、企業誘致の部分については、直接かかわる部分がないかもしれないのですけれども、県営の産業団地ということで、そこらあたりはぜひ阿賀野市民がよくなる、阿賀野市がよくなるということで、その辺の配慮をしていただきたいなとは思っていますので、よろしくお願いします。
それから、7月に公表された県民経済計算というのがあるのですが、先ほど宮脇議員も言っていましたが、阿賀野市の雇用者報酬というのは県内20市の中でも低いほうなのです。20市の中で順位でいくと16番目なのです、雇用者報酬。そういう意味で市民の懐を豊かにし、若者の定住を促進するためにはやっぱりほかの市町村に負けないような企業誘致に取り組んでもらいたい。担当係の強化と、トップセールスをやみくもに行くということではなくて、可能性があればぜひとも積極的に対応してもらいたいなと思って、そういう要望とさせてもらいます。
次に、産業振興計画についてでありますが、計画に記載された34事業ありますが、この進捗管理している事業は幾つあるのか説明をお願いします。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 34の取り組みメニューがございます。行政経営システムでPDCAを回しているのは市が直接行っている事務事業でございまして、34のうち17メニューを評価してございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) この産業振興基本計画ですか、ここの中には評価をするときに計画の達成状況の評価として、事業者アンケート調査などもやるというように記載されていますけれども、事業者アンケートなどはやっておりますでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 今議員おっしゃられるのは、計画の進行管理のページにある評価指標の例として記載されているものでありまして、実際事業者アンケートにつきましては26年度まで行っておりましたが、それ以降行っておりません。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) その辺については、事業者に対してちゃんと説明、理解をしてもらっているのかどうか。一方的にやめるということはないと思うのですが、どうなっていますでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 市長答弁にありますとおり、28年度から行政経営システムが開始されるということで、それまでに行っていた評価にかわるものとして市がそちらのほうに移行したということです。
検討委員のほうには事前に連絡したか否かは聞いておりませんけれども、恐らく自然淘汰に移ったのかなと感じております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) この34事業のうち、私が見た限りですよ。私が見た限りでは自然消滅に近い形のものも幾つかあるように見えますが、でもおおむね今17事業、半分は市がかかわっている部分についてはPDCAをやっているということであります。この中で成功事例があれば2つほどちょっと紹介していただければと思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 成功といいますか、効果のあったものを2つほど紹介させていただきますが、まず1つ目はあがのわくわく産業フェアです。これにつきましては、業者間の垣根を越えた市内の若手経営者50名が阿賀野市産業振興フェア実行委員会というものを立ち上げて、産業フェアを平成24年から開催し、ことしで8回目を迎える、阿賀野市に定着したフェアが開催されております。その産業フェアにおける産業振興への影響ですけれども、市内の各産業が集結しまして、異業種間の交流が図られております。また、そのネットワークから新商品の開発やコラボレーション、阿賀野ブランドの強化、地域素材のマッチングなどが図られております。その取り組みにつきましては、基本計画の34あるメニューのうち、多くにまたがっている活動をしていただいております。また、この産業フェアにつきましては、民間主導で主体的、自主的に取り組みがなされておりますので、今後も大変期待しているところでございます。
もう一つ挙げますと、ビジネスチャンスの創出でございます。毎年朱鷺メッセで開催される展示商談会、食の総合見本市、フードメッセというものがございます。そこに事業者、商工会、そして行政が連携して出展して、これまで延べ82社、平成26年から82社出展して、成果としましてはホテルやスーパーなどと商談が成立し販路の開拓が行われているということであります。成果とすればまだあるのですが、2つ紹介させていただきました。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 今成功事例の報告を受けたわけでありますが、産業フェア、私も何度か行っております。ただ、駐車場のスペースの関係で行っても入れない、また戻ってくるということもありました。そういうこともあったわけですが、大盛況であることは喜ばしいことだと思いますが、参加企業、市内の企業がメーンなのですよね、多分。これを市外とか県外とか、そういうところまで広げるということは考えていないのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 阿賀野市の産業を振興しようという目的でやっておりますので、当分は現状のまま運営されるものと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 同じ仲間内、同じ入れ物の中でやっていても、もう先行き本当に伸びがないのではないかなと私は思うのです。そういう観点から、できれば先進的な市外の企業とか県外の企業とか、どうなのでしょうか。産業振興を図るためにそういうところにも呼びかけをして来てもらうような取り組みも図れないものかなと思いますが、提案してみていただけますでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) ただいまのご提案は実行委員会のほうにお伝えしたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それで、この産業経済振興基本計画、これ平成33年度までなのです。この後の後継の計画、今度どうするのか。継続して計画を策定するのかどうか、その辺を市長お聞かせ願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今取り組んでいる産業振興基本計画、期限が来たときに更新していくのかという質問ですけれども、まだその辺まで精査しておりませんので、しっかりと精査した中で判断していきたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 産業振興条例には、計画をつくるというようなことが書いてありますので、その辺を踏まえて検討してもらえればなと思います。
次に、公共交通でありますが、市営バス、総合計画での記載でありますけれども、年間11万4,000人の利用を確保するとあります。11万4,000人を確保するというこの根拠、裏づけは何なのか。現状は9万人程度になっていると思うのです。年間予算1億円、そういうことであります。少子高齢化で周辺部については人口もかなり減少しておりますが、そういう中でどのように利用者数を確保していくのか、お願いします。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) お答えします。
総合計画で掲げた11万4,000人の利用者を維持するというところの根拠でございますけれども、考え方としては現状の利用者数を何とか維持をしていきたいと。それには当然それなりの経費はかかっておりますので、費用対効果のこともございますので、そういった趣旨で利用者数を維持していきたいという目標を掲げたものでございます。
それから、それに対する対策でございますけれども、先ほどの市長答弁にございましたとおり、利用者のニーズ、どういったニーズがあるのか。これも今までいろいろとアンケートをやったり、やって把握に努めてきたところであります。ただ、毎年総合計画の検証をするために市民アンケートをとっておりますけれども、そこの中でやはり公共交通に対する不満、満足度が低いというような状況が年々続いております。そこをよく分析いたしますと、通学、高校生、若年層の免許を持たない方の交通手段、ここがやっぱり足りないと、そこが非常に不便だということで、その年代の親御さんがいるような年齢層の満足度が低くなっているというふうなことで、今後高校生の部分に焦点を当てて、ここの答弁にもありましたとおり、高校生に直接アンケートをとることを、当然補正予算でも上げさせてもらったのですけれども、そういった取り組みをして、そのニーズを把握した上で対策を立てていきたいなというふうに考えております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) とりあえずは、では現状を何とか運行本数を減らさないで、私も減らしてもらいたくないと思います。そういう中で、高校生の要望とか聞きながら使いやすいようにしていくということですか。ちなみに、高校生というのは、対象の利用している高校生というのは何人ぐらいいるのですか。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) そこについては、正確に何人というふうな把握はできておりません。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 高校生、年々減っていますよね。その辺もやっぱり把握する必要あるのではないかと思うのです。私も安田地区の方からもよく言われるのですけれども、何か使いにくいと、分田回りで使いにくいというような話もよく言われます。だけれども、やみくもにふやすわけにもいかないですし、やっぱりお互いに我慢するところは我慢してもらった中で運用していくということだと思うのですが、路線によっては非常に利用者数が減少しているところがあります。そういうところも現状どおり、今までどおり維持していくということでいいのですね。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 基本は生活交通として運行しているわけですので、それがなくなれば通勤、さらには通院ですか、そういったものの足が奪われるわけですので、そこら辺は十分その現状をちゃんと把握した上で対策をしていきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 利用者が減少していく中で、現状維持というのは基本で大事なことなのですが、やっぱりどんどん経費もかかっていくと思うのです。他市の状況とか研究されていますでしょうか。新発田市ですとコミュニティバスとかありますが、それぞれその地区にNPO法人をつくってもらって、そちらに運行を任せるとか、あるいは新潟市ですと区バスのほかに住民バスというのがありまして、地区住民が運行するバスに対して経費の70%を上限に補助すると、そんなような仕組みもあります。ですから、ほかの市町村の状況とか見ながら、どれがいいのか研究してもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) これまでも新潟市の郊外の運行の状況なんかをいろいろ研究をさせていただいて対策を考えているわけですけれども、やはり地域、地理的な条件等が違っていたりすると、やっぱり即それをそのまま適用するというのは実際効果があるのかなという疑問もございます。議員おっしゃるとおり他の地域のことを調べて、それを研究するのは重要でございますから、それを研究して、さらに私どもの地域でどれが一番いいのかということで研究をさせていただきたいと思います。当然のことながら今までデマンドという運行も取り入れたりしていろいろ試みをやっている、何がこの地域にいいのかという試みをやっておりますので、その試みは今後も継続して続けていきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 今デマンドという言葉が出ましたが、やっぱり利用者からはデマンドは使いにくいと、特に高齢の方からは使いにくいという話が出てきます。デマンドですけれども、誰もいない日もあるわけですか。デマンドの稼働実績はわかりますでしょうか。
時間がもったいないので、後でもいいです。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 細かいところまでちょっと今どうかと言われると、ちょっとお答えできないです。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 次に、水原駅の1日当たりの乗車数815人を維持すると、総合計画にそういうふうに記載されております。ことしの7月にJRが昨年の実績を公表していますが、その辺は承知していますでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 平成30年は767人となっております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 維持するとありますが、維持されていないですよね。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 計画は800人台ですので、年々減少しているという状況にございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 総合計画では維持するとあるけれども、無理なのですね。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 現状の数字、傾向からすると、800まで持っていくということは少し難しいというふうに判断しております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 815人が767人に減りました。ただ、切符利用者、これ減っていません。同じなのです。105人です。ですから、高校生が減った分、主に高校生が減った分減っているのかなと思います。ちなみに、DIDが同じ、水原と同じDIDのところが駅がありました、調べてみたら。小千谷市です。小千谷市では全然減少していなくて、かえってふえています。やっぱり私が思うには、小千谷市の運行本数というのは上下合わせると33本、ここ24本ですから、運行本数に尽きるのかなと思います。それから、新潟駅から水原駅って7駅目なのです。新津駅から2つ目ですけれども。新津駅から2つ目の駅は、以前も言ったことあるのですが、矢代田駅というのが、旧小須戸町の矢代田駅というのが新津駅から2つ目です。これも利用者は2014年と2018年を比べると減少していますけれども、1,000人台を維持しています。2000年で比べると水原駅のほうがずっと利用者は多かったのです。200人ぐらい多かったのです、乗車人数。それから、矢代田駅は56本ありますから、余り減らないと。それから、中条駅、新発田から水原と中条もほぼ同じぐらいの距離だと思うので、中条駅もちょっと検証してみたら、昭和50年には水原駅のほうが300人以上多かったのです、利用者が。それがどんどん水原駅はその3分の1ぐらいに減りましたけれども、中条駅はある程度一定程度維持していまして、この総合計画の平成26年で比べても、中条駅は1,193人の、昨年は1,089人で4人しか減っていないのです。だから、これもやっぱり運行本数、結論は運行本数だと思うのです。ただ、この答弁の中に運行本数をふやすのは難しい状況だということが答弁の中にありますが、難しくても難しいからだめだではなくて、難しくても何とかしなければだめだと思うのです。そこらあたり担当部長としてどのようにお考えか伺います。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務部長。
〇総務部長(菅原博徳君) 議員ご指摘のとおり運行本数が利用者に影響しているということは確かなことだと思います。JRといたしましても、もちろん収益事業者でございますので、赤字が膨らんでは困るわけです。以前JRとちょっとお話をさせていただいたときに、増便するならどこかを減らしてくれと、そういったような、そうでなければなかなか対応できないといったような回答も以前いただいたわけですけれども、JR側としてはそういう基本的なスタンスを持っていたことから、なかなかふやせる状況ではないという答弁をさせていただいたということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 非常に難易度の高い問題だと思っています。私もJR全般について、運行本数について、きょうは運行本数の問題ではないのですけれども、運行本数については市長のほうにお願いをして、言ってくれということも何回か言っていますし、市長の答弁でもあらゆる機会を捉えて要望するというような答弁がありました。本当にそうだったかなと思って、きのうまた議事録等を見て確認をしてきましたけれども。それで、市長にお伺いしますが、あらゆる機会があったのかどうかだけ答弁をお願いします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 機会というのは、そう多くはありません。ただ、今もうJROBになりましたけれども、新潟支社の支社長でした高木さんという方がおられます。今もまだ新潟のほうの別なJR関係の企業におられますけれども、そういった方々にお会いするときにはやはりそういったところのお話を聞かせていただく。ただ、やはり先ほど担当部長が説明したとおり、この案件というのは非常に難しい案件、簡単に一朝一夕にして解決するような問題でもないし、話に乗ってもらえるような問題でもない。先ほど運行本数の増が利用者数の増につながるというお話ありました。これ真逆ではないかな。利用者数の増が運行本数の増につながる。ですから、本数をふやせば利用者がふえるって、こういう論法というのはちょっとJRとして事業採算を考えた中では非常に難しい。我々がそういうお話をしたとしても、ほとんど無視されます。よくよく考えていただければわかると思う。運行本数をふやすにはやっぱり利用者をがんがんとふやしていかないとだめなのです。乗車率をふやせば、当然それをオーバーすれば危険を伴いますので、それに合わせた本数を運行しなければいけなくなる。そしてまた、事業採算面からも考えれば、当然の話になる。ですから、清野議員もわかって質問されているとは思いますけれども、その辺をよくお考えいただければと思います。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それで、先ほどの答弁で、なお書きのところで、要望活動を行っているというような話もありました。これの要望活動というのは、個別のここの部分というのは多分ないと思うのですけれども、全体的な要望だと思うのですが、その辺の要望内容等わかりましたら、後でコピーをいただければと思います。ぜひとも難しい問題ではあると思いますし、利用者が減っている中で、なかなか対応が本当に厳しいと思いますが、ここは何とかしないとやっぱり定住してくれる人も減るのではないかなと思っていますので、ぜひ市長、元気なうちに何とかJR支社に乗り込んでいただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
次に、防災行政無線について伺います。6月18日、山形県沖で、ほとんど新潟県沖と同じですけれども、震度6強の地震がありました。阿賀野市の防災行政無線はJアラートと連動しているということでありますが、その連動の状況、例えば震度5以上は連動するように設定してあるとか、その辺どういう仕組みになっているのかお答えください。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 今ほど議員がおっしゃられたとおり、阿賀野市の場合ですと震度4の揺れを感じた場合、Jアラートの情報が防災行政無線を自動起動かけさせまして放送を流すというような格好になっております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 私、全く気づかなかったのです、防災行政無線が鳴ったというのは。それで、各地区3人ぐらいずつ確認のために聞きました。どなたも気づかないのです。中には寝ている方もいらっしゃいましたけれども、全然わからなかったということでありますが、Jアラートと連動したときは当然連動状況について試験をしていると思いますし、確認もしていると思うのですが、聞こえないというのは、ほとんどの人が聞こえない。15人ぐらい聞いたのですけれども、ほとんどではなくて寝ている人以外は全部聞こえないと言っているのです。だから、その辺はどういうように捉えますか。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 清野議員のお宅からですと一番近い子機というのが代官所の駐車場の場所になるかと思います。実は危機管理課の職員でそこのすぐ近くに住んでいる者がおりまして、当然地震発生と同時に登庁しますので、そのとき、大地震です、大地震ですということで、Jアラートから防災無線が自動起動かかって鳴っていたということで確認しております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それでは、聞こえている人もいるから、聞こえないほうが聞こえるような対応をしていないから悪いということになりますか。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 聞こえないほうが悪い云々という以前に、これ6月18日の深夜10時22分ですので、なるわけです。今のこの時期であれば、まだ窓あけて例えば寝ているとかいうこともあったかもしれませんが、この6月18日の夜間、このときであればまだ窓閉めているというようなことで聞き取りづらかった、もしくは寝ていらっしゃる方は全く気づかないという方もいらっしゃったみたいです。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) では、この辺の対応については新たにでは検証して取り組むということはないわけで、従来どおり成り行き任せということですか。
それで、例えば音量、放送の音量ですけれども、これ非常時と通常の放送の音量というのは違うと思うのですが、どうなっていますか。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 先般も防災訓練行いましたけれども、非常時になりますと、通常チャイムなのですけれども、サイレン吹鳴した上で最大音量に持っていきます。通常の放送のときは2分の1音量です。先ほど午前中の議会の最中にも11時半に時報が鳴ったかと思いますけれども、あの時報は16分の1音量ということになっております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それで、例えばJアラートに連動していれば休日、夜間とか全然お構いなしに関係なく自動で流れると思うのですが、そのほかの案件で休日、夜間とかという案件というのは出てこないのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 例えば大雨ですとか台風が接近しているとかいうことになれば、当然危機管理課の職員が交代で警戒態勢入りますので、警戒態勢入るということになれば当然防災行政無線、こちらのほうの使用ということもこれはあり得ます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 災害準備態勢とかに入れば、それはもうもちろんそこにいるわけでしょうけれども、そうでない場合はないということですね。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 想定されるようなものがなければ、私どもも警戒態勢入るということはございません。ただ、Jアラートが各市町村の防災行政無線に対して自動起動をかけるというような情報というのは実は決まっております。これは消防庁から示されているわけなのですけれども、全部で11項目ございまして、例えば弾道ミサイルの情報ですとか、あとゲリラ特殊部隊の攻撃情報ですとか、今ほど申し上げましたけれども、緊急地震速報、あと大津波警報、津波警報、こういったような場合、こういった11項目定められているのは全て自動起動かかるような設定がなされております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それで、三条市なのですけれども、三条市。三条市でこの前山形沖地震のときに防災行政無線で三条市が独自にその後、地震警報の後に放送をしていました。それは、ネットで検索したら、三条市はこういう対応をしましたというのが出てきたわけでありますが、こういうのは最初に聞き漏らしたとしても、今の地震はどこにあったのだなというのがわかって、非常に親切なのかなと思います。ただ、この放送は市役所からではなくて消防本部から防災三条ですというようなことで、ただいまの地震はどこどこでありましたということであります。ですから、例えば市役所にそういう当直者がいなかったとしても消防本部は常時宿直者もいるわけですから、そういうところも対応として考えてもらえれば非常に市民にとっては親切なのかなと思いました。
次に、この放送基準というのがありますね。放送基準。この放送基準の中には、放送するものと放送しないものというような区分けがされているようであります。それで、先ほどの答弁の中で選挙投票啓発、これを5回やりましたというような答弁がありましたが、この基準を見ると選挙の啓発はしないというふうな区分けをされているのです。されていますよね。その辺どういうふうに捉えるのか。投票啓発も選挙啓発だと思うのです。違うのでしょうか。その辺ちょっとお願いします。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 確かに防災無線の放送要領において、選挙に関するものについては放送しないものというふうになっておりますけれども、市長が特に認めるものとして選挙管理委員会のほうでこれ要請出ておりますので、その市長が特に認めるものという中での放送を行ったということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それでは、ここの部分を直せばいいではないですか。取り扱いのところで。
それと、消防長にお聞きしますけれども、ことしの熱中症の搬送状況についてお答え願いたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 肥田消防長。
〇消防本部消防長(肥田浩明君) お答えをさせていただきます。
本年度の令和元年5月以降に最初の熱中症の搬送事案がございまして、8月の末まで計26名を熱中症と思われる症状で救急搬送しております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 今の答弁のとおり、熱中症の人的な救急搬送の数が出ました。そういう中で、今年度は熱中症予防、放送する区分の中に熱中症予防というのがあるのです。あるけれども、それだけの人が熱中症で救急搬送されながら放送しないのですね。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 熱中症に関しましては、市からの発する情報が、これが全てではないというふうに考えております。当然のことですけれども、熱中症に関しては各ご本人が一番注意していただく、これはもちろんのことだというふうに考えております。特に高齢者等の場合は、なかなかそういっても聞き入れていただけないというようなこともございまして、周りにいる家族の方、こういった方から注意をしていただくということも大切なことと思っております。そんな関係で、ことしにつきましてはメール配信で見守りをちゃんとやってくださいというような中身でメール発信を行っております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) これについては、昨年も市長からも答弁もらいました、適宜適切に対応すると。ただ、私は熱中症で救急搬送されている人が二十何人も出ている中で、何が適宜適切なのかわかりかねますので、言わせてもらいました。
〇議長(風間輝榮君) 質問を改めます。
17番、遠藤智子さん。
〔17番 遠藤智子君登壇〕
〇17番(遠藤智子君) 17番、遠藤でございます。2点につきまして質問をさせていただきます。
まず1点目は、母子子育て支援についてでございます。その中での@不妊治療費助成についてをお伺いします。当市では、特定不妊治療費助成事業が平成21年度より実施され、さらに28年度より行政のご理解で治療費の増額が図られ、子どもを望んでいる人たちへの大きな支援になってきたと認識しておりますが、助成開始から10年目を迎え、県内市町村の助成内容を勉強したところ、助成の範囲が特定治療(体外受精、顕微授精)のみではなく、医師が認めるとした一般不妊治療費助成とセットで助成を実施している自治体が多数ありました。また、医療機関で不育症と診断され、治療の必要が認められた方への不育治療費助成事業も平成26年度の、たしか私の記憶では見附市が一番早い助成をやったと記憶はしておりますが、その質問時点から増加しております。厚生労働省の調査では、10年くらい前には不妊症がどちらかといえば女性を対象でございましたが、10人に1人くらいの割合だったのですが、現在は5.5組に1組程度とのことでございます。当市でも特定不妊治療費助成事業のみではなく、一般不妊治療と不育治療の助成事業を3事業セットとしての検討を提案いたします。
A点でございますが、妊産婦医療費助成事業についてでございます。平成30年度から実施していただいた妊産婦医療費助成につきまして、本年3月議会での答弁で、昨年1年間の実績でございますが、実績をお聞きしたところ、予算額30万円、対象者は非課税世帯で、対象者数及び助成者数はともに1名、助成額は1万5,910円であったとのことでございますが、現在にありまして安心して子どもを産み育てる環境づくりの推進は大切であり、令和2年度からは医療費助成対象者を全妊婦とすべきと考えますが、検討を提案いたします。
2点目は、道の駅整備計画についてでございます。2022年にオープンを目指すとした阿賀野市道の駅整備計画の概要が本年7月9日に新聞報道され、市民の関心も高まっています。私も道の駅ファンで、他地域の道の駅めぐりを楽しみ、当市の道の駅の完成を待ち望む一人でございますが、県内での道の駅は、国土交通省の登録発表されているものが本年1月現在39カ所あり、それぞれの地域の特性を活用した運営がされていると感じられます。先日、道の駅新潟県版2019年春号に特集として、しごとを伝える、そして魅せる道の駅の紹介がございました。そこでは、現在地域の伝統工芸品や民芸品を取り巻く環境は厳しい状態が続くが、道の駅では地元の農産物やお菓子、食べ物だけではなく、その土地に伝わる伝統工芸や民芸品もお土産として人気があり、そのわざと品をより多くの人へ、そして次の世代へ伝えるための取り組みを行っている。道の駅は体験の場を開いて、ものづくりの価値をより多くの人に、そして次の世代に伝える基盤となり得る。その役割に大きな期待がかかっているとありました。当市の道の駅事業の一環に、しごとを伝える魅せる道の駅について検討していただきたいと思います。
以上で1回目の質問を終わります。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 遠藤議員のご質問に順次お答えをいたします。
初めに、母子子育て支援についてであります。当市の特定不妊治療費助成事業につきましては、1治療当たりの上限を10万円から15万円に引き上げ、また同一の年度内の申請回数も制限を設けず、通算5回まで助成しております。これにより、県の助成と合わせまして自己負担額は平成28から30年度平均で2万4,480円となっており、中には自己負担が発生しない方も多く見られ、県内トップクラスの助成額となっております。なお、平成30年度は延べ16人に対し、252万4,000円を助成したところであり、その中で妊娠、出産に至った方は6人でありました。議員からのご提案がありました一般不妊治療及び不育症治療とのセットでの実施でありますが、一般不妊治療費の助成につきましては、平成29年第1回議会の質問でもお答えしたとおり、当市の助成は県の制度との併用を基本としていること、そしてまた不妊治療は保険適用内のものも多く、治療費は比較的低額であることなどから、限られた予算を特定不妊治療費助成に充ててまいりたいと考えております。なお、不育症治療助成につきましては、平成26年度以降に実施する自治体がふえており、県内20市中7市が実施している状況を踏まえまして、令和2年度から新たに実施してまいりたいと考えております。
次に、妊産婦医療費助成事業についてであります。市といたしましては、安心して子を産み育てる環境整備に努めており、市独自の母子支援策である産後母子健診の費用助成や妊婦健診の15回目以降の助成、紙おむつ助成事業などを実施し、子育て世代から喜ばれているところであります。また、当市の子育て支援の事業費は、子どもの予防接種事業や歯科保健事業などを合わせますと、平成29年度決算額は2億3,444万円、平成30年度決算額では2億3,572万円、128万円の増となっており、今年度予算は2億5,889万円、2,317万円の増となっております。妊娠期から子育て期における事業費をこのように年々拡大するとともに子育て支援の充実に取り組んでいるところであります。遠藤議員からは、妊産婦医療費助成を全妊婦に拡大というご提案でありますが、今後全体の予算配分をしっかりと考えながら判断してまいりたいと考えております。
次に、道の駅整備計画についてお答えをいたします。まず、当市の道の駅整備計画では、地域資源を積極的に活用し、地域情報を発信する施設として位置づけております。地場産の野菜や銘菓等に加え、伝統工芸品や民芸品を物産販売所等で販売することを検討しているところでございます。議員のご提案でありますしごとを伝える魅せる道の駅につきましては、道の駅整備検討委員会において、体験教室の開催などの意見をいただいているところであり、他の道の駅の事例を参考に、職人による実演や工芸品づくりの体験教室等、阿賀野市の伝統工芸品の魅力をPRする場となるよう検討を進めるとともに、市内の工芸品等の関係者に対して、道の駅を積極的にご利用いただけるよう促してまいりたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) それでは、再質問させていただきます。
1点目の不妊治療費助成事業についてでございますが、平成30年度は助成を受けている方の延べ人数16人に対し、その中で妊娠、出産に至った方は6名であり、無事出産されたということでございますが、本当に出産まで結構苦しいこともあったと思います。そういう部分を乗り越えまして、本当に出産された方に私は心から本当に喜びを表したいと思っておりますし、また行政の支援に敬意を表したいと思います。ただいまも私も支援を受けて6人の子どもが出生されたということは本当にやっぱりすごいことだと思っておりますし、このことに関するそういう思いといいましょうか、そういう部分につきまして市長はどのようにお考えでしょうか。一言。今助成を受けながら、治療をしながら6名の方が無事出産されたわけでございますが、そのことに対しましてやっぱり市としても当然喜びではあるかと思います。そのことにつきまして一言お願いします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 大変失礼しました。聞いていなかったわけではないのです。しっかりと聞いておりまして、ただ、今のお話、大体16人に対して6人、5割近い方が治療の結果があらわれたと、大変私どもも本当に助成したかいもありましたし、市全体としても大変喜ばしいことだなと思っております。したがいまして、こういった取り組みというのは大変重要なのだなと。先ほど答弁させていただいた中には、県の助成額と合わせて自己負担額2万6,000円ちょっと、これ表現的に非常に何か少ないような見方をされる方もいるのです。県から幾ら、市から幾ら、結果として助成額が幾ら、そのために自己負担は2万6,000円という非常に少ない金だということの表現をちょっと言葉足らずな部分がありまして、大変失礼したなと思いますが、こういった形で、2万6,000円ではない。2万4,000円ですか。非常に助成が充実、強化してきているなというようなところでございまして、今後に向けてもいろいろとまた考えていきたいと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) ありがとうございました。また、今後ともよろしくお願いいたします。
次は、特定不妊治療以外の不妊治療費助成についてでございますが、この件につきましては治療費は比較的少額なことや、保険適用のものも多いので、当面実施の予定は考えていないというふうな理解でよろしいのでしょうか。行政といたしましても、やっぱり限られた予算でのやりくりは、特に担当課は、担当されている推進課長たち、またその職員の方たちもやっぱり予算配分に大変であろうかと推察しておりますが、県内では3分の1の11市町村が特定外の不妊治療助成を実施しておりますし、その中で村上市のそういう方向性でしょうか、特定不妊治療以外の普通の不妊治療費助成につきましてはやっぱりより早い段階、時期から検査や治療を受けるきっかけになるようにとのことからと普通の不妊治療の助成を実施しているということでございます。他市の方も同様の考えもございましたが、この先、何年か先にはやっぱり一般の不妊治療の支援といいましょうか、助成の考えはあるのでしょうか、お聞きします。
〇議長(風間輝榮君) 菅井健康推進課長。
〇健康推進課長(菅井真由美君) 遠藤議員のご質問にお答えいたします。
一般不妊治療のほうは、確かに保険適用内のものが多いということから、阿賀野市のほうでは助成をする考えは今のところはありません。ただし、不育症、何度も流産を繰り返す不育症のほうにつきましては平成26年度以降実施する自治体がふえて、7市実施、20市中県内では7市が実施しておりますので、阿賀野市でも来年度からこの状況を踏まえまして実施してまいりたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) 私、今ちょっと課長、不育症支援につきまして述べていただきましたが、私その前に関連でちょっとお聞きしたいことがございまして、不育症につきましてちょっと再質問が遅くなったのでございますが、不育症につきましてはただいま課長の答弁がありましたとおりでございますが、来年度、令和2年度から実施を考えておられるということでございますが、ここに昨年度、30年度の保健実施計画の資料編の中にも、母子子育て関係の妊婦健康診査の健診データの中にも、本当に近年といいましょうか、昨年は切迫流産とか早産がとてもふえているというふうなそういうデータがございました。不育症につきましては、不育症と言われる方というのは2回以上の流産とか早産を繰り返した等を対象としているということでございますので、ぜひ来年度からの助成の実施を本当に期待いたしております。
それと、不妊症関係の関連で2点ほどお伺いしたいのでございますが、国では不妊のまず原因は夫の側にもあるためということで、ことし、2019年度から妻と同じ助成額としたとありますが、県内では男性不妊症に対しましては19町村が助成があるとなっておりますが、当市での男性不妊の助成の考え方をお聞きしたいと思いますが、今現在はそういう夫側からの問い合わせ等はあるのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 菅井健康推進課長。
〇健康推進課長(菅井真由美君) 確かに県内20市のうちでは13市が男性不妊の助成があります。阿賀野市は現在なしです。ただし、この男性不妊治療助成につきましては平成28年度に遠藤議員おっしゃるように国の制度改正がありまして、特定不妊治療に至る過程の一環として精子を精巣から採取する手術については県の助成対象となりました。当市の場合も特定不妊治療の一環として精子の採取を行った場合などは助成の対象としております。ただし、その採取の手術をしたときに採取できなかった場合は、そこからもう治療がそれで終了となってしまいます。それは、男性不妊治療単独だったということで、阿賀野市では助成の事業助成対象とはいたしませんが、県では助成対象となります。ですから、過去に2例ほど男性不妊治療単独での申請できますかという問い合わせがあったのですけれども、県のほうの助成がありますというご紹介をしまして、市のほうは受けられなかったのでありますが、県のほうだけ受けていただいたということがありました。市としましては、今のところは男性不妊の単独での助成については実施する考えは今のところはございません。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) それでは、当分は男性の方に対しましてはできれば県の助成のほうの利用をしていただくというふうに理解していいでしょうか。
それと、助成を受ける対象者の居住地、住んでいるところの条件なのでございますが、もう県内でもやっぱり3分の2の市町村で夫婦のいずれか一方か両方が、当市であれば阿賀野市に住所がある者となっておりますが、阿賀野市はまだちょっと両方の人が住んでいるのみとなっておりますので、それで近隣の市にちょっとお聞きしましたところ、夫婦であってもやっぱり仕事の都合で単身赴任をされている方もおり、その点に配慮してそういう夫婦のいずれか一方が住所地に居住していればというふうなお話でございましたが、当市の考え方をお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 菅井健康推進課長。
〇健康推進課長(菅井真由美君) 助成対象者の住所地についてでございますけれども、市の実施要項では現在夫婦の両方が申請時において市内に住所を有することとしております。この理由についてですけれども、この制度が開始した当初、平成21年度に開始したのですけれども、その当初は当市の要項も夫婦のいずれか一方が市内に住所を有することとなっていました。そのときに夫婦それぞれの住所地から助成を受けるという方がいらっしゃいまして、結局二重に助成を受けた事案がございました。そのことから、28年度に要項を改正したとき、この住所地につきましても見直しまして、夫婦の両方が阿賀野市内に住所があることというふうに変えた経緯がございます。ご質問のとおり、単身赴任のようなどうしても仕方がない理由がある場合につきましては、申請のときにご相談いただきまして、審査のときにその点を考慮してまいりたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) では、助成を受けたい方からそういう問い合わせ等がございました場合は、市のほうでそういう対応を、そういう受けられるような対応を図ってくださるということでございますね。
次は、妊産婦医療費助成事業についてでございますが、医療費助成事業の拡大につきましては、今後全体の予算配分を考えながら判断したいとのことでございますが、たまたまやっぱり上越市の市長のお話といいましょうか、ちょうど3月の予算時にやっぱりそういう子育て支援というふうなので結構大きなページで出ておりましたのですが、やっぱり安心して子どもを産み育てやすい環境整備をするため、その一つに妊産婦の疾病の早期発見と治療を促すため、ちょうどことしの9月から、今月9月から所得制限をなくし、妊産婦医療費の完全無料化をするという話が新聞に出ておりましたが、また担当課からいただきました資料には現在県内7市町村で一部負担がない。また、所得制限をしていないところが20市あることにちょっとびっくりしましたのですが、できればこの点に妊産婦医療費助成事業につきましても本当に、先ほども申し上げましたが、全体の予算配分を考えながら判断されたいということでございますので、田中市長のご英断を期待しているところでございます。一言。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 妊産婦医療費助成、全妊婦に拡大というご要望でございますが、これにつきましては先ほど答弁させていただきましたとおり、全体の予算を見ながら全体の中で検討させていただければなということでございます。先ほどの説明にも申し上げましたが、今現在この妊産婦関係、子育ての部分で2億6,000ですか、近いお金を今入れております。したがいまして、かなりの他の自治体から比べますと大きな予算を計上させていただいて支援をさせていただいていると。そういった部分、私どもとしてはしっかりと踏まえながら検討をさせていただければなと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) 今市長のおっしゃられますように、子育て関係の助成額をお聞きしますと本当に頭が下がります。ありがとうございます。ただ、私も今回まで結構もう何回も何回もこのそういう出産関係、不妊とかにつきましての質問をさせていただいてきましたが、前にも申し上げたかもしれませんが、私はこの出産につきましての支援というものはやっぱり本当に自分の体に負担がかかっても子どもを望んでいる方や、またそういう母子ともに健全な出産を迎えられるように支援をするべきではないかという思いで申し上げてまいりました。本当に阿賀野市に住まれる方々が安心して子どもを出産できる環境づくりを願い、この件につきましては質問を終わりたいと思います。
2点目の道の駅の整備計画についてでございますが、実は私ちょっと今回質問させていただきましたのは、7月9日に新潟日報の新聞紙上にこういう市の道の駅のそういう概要といいましょうか、そういう運営するような施設とかが出ておりまして、読ませていただきましたところ、ちょっとまだそういう工芸品とか、そういうふうなのどうなるのかなというふうな気持ちから今回質問させていただきましたのですが、答弁をいただきましたところ、伝統工芸品や民芸品の物産販売の検討も現在している。しごとを伝える魅せる道の駅については、ほかの道の駅の事例を参考に阿賀野市の伝統工芸の魅力をPRする場となるよう検討を進めたいということと、市内の工芸をやっていらっしゃる方、その関係者の方に工芸品の販売をぜひ道の駅を利用してくれるよう、これから促していかれるということの理解でいいのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 今の遠藤議員の質問に対してお答えいたします。
まずもって整備計画につきましては、基本的に4つの基本機能がございます。その中でにぎわい交流機能ということが提案されておりまして、その具体の施設として市長答弁にあるように農産物直売所、物産販売所がありまして、そこの位置づけといたしまして阿賀野ブランドの地場産品、特産品の魅力をPRする場という形で位置づけておりますので、それを踏まえまして今回の伝統工芸品等については検討してまいります。また、我々行政だけではなくて、当然運営管理者というところの関係もありますし、またこういった伝統工芸品につきましては市長答弁にありますように関係者、制作者とか関係者の熱意というものは大事でございますので、そこら辺を踏まえまして進めてまいりたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) ぜひよろしくお願いします。道の駅にはふだん工芸などに積極的に触れないような方も訪れることもございます。そういうこともございますので、新たな客層や興味を持たれた人の中から次代の担い手を発掘できる可能性も期待されているとの話も聞かれます。また、当市の道の駅で伝統工芸品のPRする場をつくる場合、つくるといいましょうか、進めていくということでございますが、その工芸品のPRとかにかかわって関連としてちょっとお聞きしたいのでございますが、これはちょっと相馬商工観光課長にお聞きしたいのでございますが、昨年12月議会での一般質問で伝統工芸品の支援について質問させていただきました際に、工芸品の販売が大きな課題であり、販路の開拓支援に取り組みたいと考えているとのことでございましたが、その際伝統工芸品等に対する支援として阿賀野市の物産推奨規則につきましてお聞きしましたところ、答弁では、ちょっとそのときは突然の質問でございましたので勉強しておかれるということでございましたが、現在この規則といいましょうか、はどのように運用されているのかお聞きいたします。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 阿賀野市特産品推奨規則というものがございまして、この規則自体はまだ動いております。ただ、課として制度の周知をしているとか特産品の申請があったとかという動きはございません。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) 私もこれ今ちょっと阿賀野市物産品推奨規則、これでよろしいのですよね。これもちょっと読ませていただいておりますが、この物産品の推奨規則なり、推奨証につきましては、合併前はそれぞれの町村の規則で物産販売の支援に活用されていたと聞いております。合併後に、これ平成16年4月1日となっておりますが、そのときに阿賀野市として定められたものと聞いておりますが、この規則を活用いたしまして現在取り組みを進めております道の駅の物産品等、また工芸品もいろいろございますが、その販売にぜひ活用すべきだと思うのでございますが、そうすることで道の駅を訪れる人たちにも阿賀野市のこれは推奨品であるとかということでやっぱり安心して物産品を買ってもらえるし、また生産者にもすごく励みにもなるのかなというふうに思っておりますが、そういう推奨証の活用につきましてはどのようにお考えでございましょうか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) この推奨品の制度でございますけれども、やはり基本的にはこの制度を運用しまして阿賀野ブランドを創出ができます。大変いい制度だなとは思っております。道の駅に向けて取り組みは進めたいのですが、ただ1つ問題がありまして、過去には多くの品物登録されておりました。ただそれが合併以降一件も申請がない。また、この制度2年越えるとまた再申請という制度になっておりまして、その再申請もない。制度自体が悪いのか、それとも事業者にメリットがないのか、そのような検証を必要と考えております。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) 登録していただくに当たって申請者がいないということでございますが、こちらの行政側からの呼びかけといいますか、そういうふうなのもやっぱり大事なのではないかと思いますし、またその代がかわったりしてでしょうか、やっぱり私お聞きした人もあるのですけれども、そういうふうなのがここにもちょっと丸いマークみたいなのが見本にありますけれども、こういうのがあって、やっぱりこれは阿賀野市の推奨品としてそういうシールとか、そういうふうなのをやっぱりそういう品物、そういうふうに工芸品なんかにでも張れたらいいですかというと、やっぱりそれはあったほうがありがたいというふうなお話も聞いておりますので、やっぱりこれから道の駅も開設に向かっておりますし、行政からもちょっとやっぱり呼びかけすることも必要なのではないかと思っております。それと、これはもうかなり古くなっておりますので、どうしたのかなとか、やらないのかなって、ただそのままで、疑問に思ってそのまま黙ってしまっている方もいるかもしれませんし、それでこの間もこれちょっとここの庁舎の入り口にも見ましたのですけれども、こういうふうなやっぱりいい阿賀野市の土産とか、食べ物もありますけれども、産業とかいろんなこういうのを、こんなすばらしい物産品があるのです。だから、やっぱりこういうところにもこれからぜひ活用したり、私はできないかと思っておりますが、どうでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 先ほども言いましたとおり阿賀野ブランドという面からすれば大いに活用すべきだと思っております。また、言いましたとおり課題がありますので、その課題をまず整理させていただきまして、取り組んでいきたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) ぜひそういう推奨規則を生かせるように検討、努力を重ねていただきたいと思っております。
そして、最後にちょっとお聞きしますけれども、私これちょっとお話、私の耳に入るのがおそくて通告にはちょっとなかったのですが、道の駅にそういう愛犬というか、ワンちゃん、犬、ワンちゃんと訪れたとき、利用できる施設といいますか、何か私もちょっと調べたら和製英語で言うとドッグランというのでしょうか、そして英語だとドッグパークというのだそうでございますが、内容的には皆さんご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ワンちゃん、犬と飼い主の方が一緒にそういう道の駅とかに訪れたときに、その道の駅に隔離されたスペースがつくってありまして、そこにその中で犬、ワンちゃんと飼い主の方が入って、そして綱も引き綱を外して犬を自由に運動させることができる施設なのだそうです。施設の整備としては、やっぱり犬が逃げたりしないように二重ゲートにすることとか、飼い主が一緒に入りますから、その中にベンチ、私もちょっとやっているところ、あるところに見に行ってきたのですけれども、そういうベンチがあったり、いろいろとそこで犬を飼っている同士の情報交換するところとか日陰をつくったりとかというふうな施設なのだそうでございますが、これからはやっぱり犬連れで動く方も結構いらっしゃるのではないかと思いますが。私も友達と一緒に出たとき、たまたま犬を連れていたのです。そしたら、その中へ入れられないのですよね、建物の。困ったことがありましたけれども、そのような施設もある道の駅もあるということでございますが、こういう点につきましてはどのようにお考えでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 今の質問でございますが、ドッグスペースにつきましてはたしか県内の道の駅では加治川で道の駅の建物の裏にそういったドッグスペースを確保しているということで、うちのほうも承知しております。ただ、加治川の事例を参考にすると、かなり大きなスペースが必要でございますので、今現在整備計画についてはそういったドッグスペースを確保できるスペースというのはちょっと予定しておりませんので、今議員の言われるようなドッグスペースについてはちょっと、放し飼いでやるというようなものの施設については今検討はちょっと難しいかなと思っております。ただ、どんな道の駅でもやはり犬とか、そういうのを連れてくるケースがございますので、ほかの道の駅の事例を踏まえまして、どういうような対応をしているのか検討して、ちょっとしたスペースができるのかどうかというのを踏まえ、そういうのも考慮しながら、ちょっと考えていきたいと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) 私ちょっと加治川のほう知らないで山形の飯豊町の道の駅、あそこにあるということでそこまでちょっと一人で車で走っていってきたのですけれども、そこは余り広いスペースはとっていなかったので、あのくらいのスペースであればとれるのかなというふうにちょっと考えましたので、今ちょっとお聞きしましたが、それは道の駅全体の中で検討をしていただきたいと思います。
最後になりますけれども、新聞報道によりますと道の駅は全国に今1,145カ所あり、年間の利用者は延べ2億人を超している。しかし、老朽化や経営戦略の乏しさから集客数が下がり、収益が伸び悩み、厳しい経営を強いられているところもあると聞かれます。これから阿賀野市で建設する道の駅は、阿賀野市の産業の振興や、また技術の継承、文化、観光を発信できる大切な施設となるよう、ぜひ検討を重ねていただきたいと思います。
これで質問を終わります。
〇議長(風間輝榮君) これから3時40分まで休憩いたします。
休 憩 (午後 3時20分)
再 開 (午後 3時40分)
〇議長(風間輝榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
10番、稲毛明さん。
〔10番 稲毛 明君登壇〕
〇10番(稲毛 明君) 10番、稲毛であります。2点につきまして一般質問させていただきます。
1つは、農業の振興についてであります。皆さんご存じのように5月27日開かれた日米首脳会談、トランプ大統領は安倍首相にアメリカ産農産物に市場開放しろと迫ったが、安倍首相の回答は参議院選挙が終われば何でもやる、アメリカ大統領選までにはちゃんとやるから安心してほしいというものでありました。参議院選挙が終われば日本の農業も国益も差し出すことを密約したことは、明々白々であります。こういう日米貿易交渉がやられたというふうに私は思い、またそういうふうに報じられております。これに対しまして田中市長はどういうふうに思われているのか。
園芸を本格的に取り組むとしておりますが、基本である稲作を後景に押しやっている。どういう稲作を取り組もうとしているのかが聞こえてこない。
うららの森の巨大ハウスはどのように検証されてきているのか。
大きく言って農業振興についてはこの3点について質問させてもらいます。
次に、デイサービスはぐろの里問題についてであります。事業を中止してからちょうど1年になろうとしております。この間4月にはやる、6月にはやるということを耳にしておりますが、全然その動きが全く見えてきません。これらのことについて市民、職員の方々に説明をしてこられたのか。中間報告さえもされていないというふうに聞いております。
利用者は、市外の施設に行っている。市はどうするのか。一度はぐろの里を離れると、簡単には戻ってこないというふうに言われております。他では寝たきりの利用者が利用できる施設がないに等しいと聞いておりますが、特に重症の利用者はどうしたのかお聞きしたいと思います。
再開できない最大の原因は何なのか、どこにあるのか。こんな大事なことをどうも風化させようとしているように私は感じております。
以上、2点につきまして質問をさせていただきます。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 稲毛議員のご質問に順次お答えをいたします。
初めに、農業の振興についてであります。マスコミ等でご承知と思いますが、先般行われた日米貿易協定交渉は閣僚級協議で、重要品目の扱いに関して大枠で合意し、日本が求めていた自動車の関税撤廃は見送られましたが、注目された農産品の関税下げ幅はTPPで合意した水準以下になるとしています。当市といたしましては、今度の合意ですぐに影響があるとは考えておりませんが、今後も引き続き農業への影響について注視してまいります。
次に、基本である稲作についてであります。阿賀野市の農業産出額のうち米の占める割合は7割を超えていることからも、稲作が当市の農業の基本であるという考えは以前から変わっておりません。平成30年度から生産者が主体となる米生産がスタートし、これからは需要に応じた米づくりで農業所得の向上を図っていくことが重要であります。しかし、日本全体の主食用米需要量が年間約10万トンのペースで減少している状況から、需要に基づかない生産にならないよう、加工用米や新規需要米などの非主食用米の作付への誘導で米価の安定を図っていくことや、圃場整備などによる生産コストの低減に努めることがさらに必要と考えております。また、地力が低下した土壌は異常気象に弱いと言われていることから、堆肥施用による土づくりとあわせ、減農薬、減化学肥料栽培による付加価値ブランド米の生産拡大を引き続き支援してまいります。
次に、うららの森農園ハウスの検証についてであります。平成29年度から取り組んでまいりましたうららの森農園ハウスにおけるトマト栽培でありますが、栽培技術の向上に努め、収穫量、品質、経営収支など、日々のデータを蓄積してまいりました。今後は2年間の蓄積したデータや得られた栽培ノウハウを生かすため、スケジュール管理や作業内容、販売手法などについて農業者に情報を提供するとともに、トマトの安定生産によるもうかる農業につなげてまいります。
次に、デイサービスセンターはぐろの里についてお答えをいたします。初めに、市ではこれまで阿賀北総合福祉協会に対しデイサービス事業再開に向けて一日も早く再開するよう求めてきたところでありますが、阿賀北総合福祉協会からは、事業再開のため新たに採用した者を含め6人程度職員を確保できたが、同じことを繰り返さないよう人員体制をしっかり整えた上で再開したいとの方針から、県への休止の届け出期間を8月末から11月末まで延長し、必要な人員の確保や定員の変更などの準備を進めていくとの報告がありました。
次に、阿賀北総合福祉協会の職員に対する説明につきましては、施設ごとに開催している運営会議を通じてデイサービス事業の再開に向けた現状を報告しているとのことであります。また休止前の利用者やその家族等の市民への周知は、再開時期がはっきりした段階で行いたいとの意向でありました。その際には、依頼があれば、市の広報等で事業再開の周知も可能と考えております。
次に、はぐろの里デイサービスを利用されていた寝たきりなどの要介護4以上の方につきましては、3人おられましたが、そのうちお一人は訪問入浴サービスを利用し、お二人は寝たままで入浴できる特殊浴槽や、車椅子のまま入浴できる中間浴槽を備えた市内の施設を利用されているとの報告を受けております。
最後に、事業が再開できない原因についてでありますが、阿賀北総合福祉協会の報告によりますと、デイサービス事業の再開に必要な人員の確保ができないことが上げられます。全国的にも介護にかかわる人材不足が問題となっている中で、人員の確保に苦慮されている現状は理解できるところでありますが、市といたしましては、阿賀北総合福祉協会において市民の皆様に信頼される福祉サービスが提供できる体制をしっかりと整えた上で、一日も早くデイサービス事業を再開するよう引き続き要請してまいります。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 日米首脳会談、これ極端なことを言うと、参議院選挙終わったらトランプ大統領の言いなりに全てを預けます、やりますということなのです。その中で聞いているのは、自動車だけ除いて、あと全部もう開放するということで、特に農産物についてはピンからキリまで全て開放するということが言われているのです。どうしてこんなことで本当に日本の農業、果たして日本の国益を守っていくことができるのか。そこはもうちょっと市長からかみ砕いたお答えをいただきたいというふうに思います。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) その点につきましては、以前にもTPPの問題があったときにいろいろと皆様方ご議論、あるいはいろいろとご質問等をいただきました。その内容と全く同じ状況、その際のTPPで話し合われ、大筋合意に達したと。ただ、その後トランプさんがTPPから脱退するという話になって、この話が頓挫していたと。それをただ、今度の日米貿易協定の中で同じ条件、同じ状況で再開しようということで今回合意したわけであります。したがいまして、TPPで合意のときに、ご記憶あると思うのですが、稲作についての影響はほとんどないと。ただ、ミニマムアクセス、77万トンのお米、プラスアルファ7万トンはアメリカから輸入する。それについては備蓄米にするのだということで、稲作農家への影響はないということで国のほうでは説明をして、また大筋ほとんどの農家の方々もご理解をされていたのがTPPのときの問題だと思います。したがいまして、今回もほぼ同じ内容になっておりますので、我々としては直接阿賀野市の農家の方々への影響は特にないと判断しておりますし、ただ先ほど申し上げましたとおり、今後についても注視してまいります。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 市長の最後の言葉、本当に注視していかなければならんと。当然阿賀野市の基幹産業は農業でありますので、ここまで崩壊させられたら大変なことになるという点で、やはり最後の防波堤は市長なのです。そこら辺を本当に頑張ってもらわないとならないというふうに。ただ、今言われているのは自動車の関税はそのままにし、あと全部差し出しますというところまで入り込んでそういうことを約束したというふうに言われているのです。だから、参議院選後、トランプの大統領選までにはトランプに有利な方向に行くのではないかと。非常に日本の国民、農民も、そこら辺がやっぱりはかり知れない怖さを持っているというふうに思っています。ぜひそこら辺が本当に、まさしく国益がどうなるか。確かに稲作を中心とする農産物は、きょうやってあしたということではなくて、7年から10年ぐらいかけて関税がいじられていくということなので、きょうあすはすぐではないのですけれども、やっぱり受ける圧迫感というのは非常に強いと思うのです。そういう点で、やはり市としてといいますか、市長としても日米首脳会談の結果を受けてこういうふうに考えるというような見解を、何かを発表したほうがいいのではないかなというふうに思うのですけれども、いかがでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今稲毛議員が言われる部分が少しわかりづらい部分が私にはあるのですけれども、茂木さんとライトハイザーさんが閣僚級の中で合意し、その後首脳レベルでの握手を交わしている。そういうことで、今後は国会の中で、この次の国会ですか、その中で、合意した内容、それが国会の論戦に移っていく。そこで承認されて初めて効力を発揮する内容になっておりますので、そういったところも含めて、先ほど来申し上げているのは、注視していくという話をさせていただいております。したがいまして、まだ大筋合意、確定した話でもございません。今国会での議論、そういったものを通していろいろな課題がまた見えてくれば、大いに阿賀野市としてもしっかりと、稲毛議員が言われるように、また協議をしながら対策を考えていく。ただ、今現段階においては影響はほとんどないと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 田中市長もいろいろ報道で。とにかく安倍さんはいろんなことについてうそにうそを重ねて、どこが本当の話なのかわけがわからなくなって、本人もわけがわからなくなっているのではないでしょうか。そういう人を本当に信用していいのかどうかということも問われますけれども、今言ったように、やはり市として阿賀野市農業をこういうふうに、守るのではなくて、攻めて育てていくという姿勢がこれから大事になってくるのではないかなというふうに思います。
それから、これらをやっていく上で、私はいろいろあるけれども、答弁にもありますけれども、基本はやっぱり稲作なのです。答弁にもあるように、7割を超えていると。農産物生産の米が占める割合が7割と。前よりも落ちたなというふうに思っているのですが、やはりここを稲作をベースにした複合経営、これが非常に今求められているのではないかなと思いますが、そこら辺について、市長は稲作をベースにした複合経営についてはどういう見解をお持ちですか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 先ほどもご説明しましたが、やはり需要に応じた米づくり、ここが一番重要であります。我々農業再生協議会におきまして、作付面積、作付数量、そういったものを議論しながら、実需者であります関係者の皆様とも話しながら、農家の方々へお知らせをさせていただいている。今その結果集計をしていると、若干主食用米の作付数量が計画を上回っている。ことしは、ご承知のとおり作況指数102ぐらいになりそうだというようなお話が出ております。全国的には西日本、九州方面がやや不良。ただ、北海道や青森、秋田、山形、そういった東北方面、米の産地が全部豊作が予想されているということで、我々としてはことしの米価、非常にちょっと気になるのですけれども、ただ農協等の話を聞きますと、先般新聞にも出ておりますとおり、仮渡金200円でしたか、上げると、昨年に比べて。それは、生産でどうのこうのはしないと、ほぼ。生産で調整はしないで、仮渡金というのはほぼ農家の方々へ直接渡るような形になるということでありますので、私もとらぬタヌキの皮算用で、大体阿賀野市内の農家の方、1億5,000万円ちょっと所得が上がるかなというぐらいにもくろんでところでありまして、非常に市内の消費にはいいことではないのかなと思っているところであります。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) この間ずっと稲作振興のことになるとビニールハウス、園芸、これがどうもそれしか聞こえてこないみたいで、本当に稲作が基本なのだと、そこをやはりきちっとベースにしながら阿賀野市農業の振興を尽くしていくというあたりがちょっと、私自身だけなのか、そこが聞こえてこなかったものですから、あえてこういう質問をさせてもらいました。
何でもかんでも補助金出せということではないのだけれども、これらを本当にしていく上でも圃場整備、これもなかなか大変なのです。確かに市は圃場整備を推進しようと。私も、それは反対とか何かありませんけれども、地域農家の皆さんとともに歩んでいきたいというふうに思うのですが、一、二年ではできないのです。やっぱり10年から15年のスパンで見ないと、これはできないので。特に私が住んでいる中山間地というのは地形も不定形でありますので、また期間も長くなる、お金もかかるだろうというふうにも言われているのです。そこら辺は、やはり市として平場と違うというあたりをどうやはり農家の皆さんにアピールしていくのかということが、今これから取りかかろうとしているところ、私たちの集落もそうですけれども、でき上がるころには私はこの世にはいないなというふうに思っているのですけれども、それくらい長期にわたるのですけれども、そういう中でやっぱり後継者づくりというのが今急いでやらなければならないのですが、必須条件が幾つかあるというふうに言われていて、それをクリアしていくというのが非常に容易でないというふうに言われていて、そこにやはり足踏みをするというところがあるみたいです。私たちの地域でも、では後継者にみんな委託していくといったって、後継者は誰と誰なのだというと、私の頭に思い浮かぶのは3人だけです。それも50代前半ですから、10年もすると60歳代。その後に続く今の中学生や子どもたちにそれを、農業というのはこういうものだと、いいものだというふうにどう啓蒙していくのか、そこら辺が一つの大きなかなめであるというふうに私は思っているのですが、そこら辺のやはり中学生、高校生に対する農業問題についてのアピールといいますか、啓発といいますか、そこら辺はまだ考えているかいないかはわかりませんけれども、どのような展望を持って取り組んでいこうとしているのか、ひとつ聞かせてください。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 中学生や高校生への啓発をどうするかというご質問、非常に難しい悩ましい話です。今確かに農家の方々の高齢化、そして今言われる後継者、担い手がほとんどいなくなるような状況、これを何としても解消していく、そのためにはこれからの担い手になる可能性の高い中学生、高校生、そういった方々に農業というものの必要性、あるいは農業というものの仕事としての楽しさ、そういった部分を広めていく、これは重要なことだなと思っております。
今そういったものに直接は関係ありませんけれども、食育という、学校の中で教育を実施しております。食育教育を通す中で、農業の大切さ、食料の大切さ、そういったものを、食べ、食を通して実感していただいていると。今農業の自給率が、日本37%というお話ありますよね、カロリーベースで。非常にそういった厳しい部分もしっかりと教育の中で教えていく。そして、なおかつもうかる農業、これを実現しないと、なかなか中学生、高校生、魅力ある農業だとわかったとしても、もうからなければ、生活ができなければ、どうしてもそこに新規就農しようという気にはなりません。ですから、いかにしてもうかる農業を実践していくか、これが今の大きな課題。その一つが圃場整備であります。区画を大きくすることで生産性を高める。今までかかっていた費用を抑える。生産額というのはほとんど変わらないのです、わかるとおり。もうお米の値段というのが固定化されているに近いわけですから、どんなにお米の量を生産したとしても、食べる量は毎年10万トンずつ減っていく。そういった中で、加工用米に回しても限界がある。そういうようなことで、ほかの作物、そういったものも当然栽培していく。区画も大きくしていく。そして、規模も拡大していく。そして、やり方も共同化等を進めていく。そのような形をとらないと、もうかる農業を実践できません。そういった面で、今一生懸命そういった部分も取り組みをし、今後は中学生や高校生、そういった方々にも教育の中で説明をさせていただければなと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 今市長がおっしゃいましたように、本当に1年2年での仕事ではないのです。極端に言えば15年ぐらいかかる仕事ですので、その中でやっぱりどう後を、我々の言葉で後釜をどうつくっていくのかというあたりは常にそこを離さずにやっていかないと、圃場整備はできたけれども誰もいないようになったということになりかねない。では、その返済金をどうするかといったって、それだってもうままならないというようなことで、圃場整備はしたけれども農家が全部ひっくり返ったという危険性もなきにしもあらずなので、そうならないように手は打っていくだろうと思いますけれども、今の本当に中学生、高校生に、そういう意味からも本当に農業をやっていこうという夢といいますか、そういう現実的なものをやはりつかんでもらうということが非常に大事だというふうに思います。
あとあわせて、圃場整備はそういうことでやっていただくということで、異常気象に強いことから堆肥をまこうということで答弁言っているのですが、堆肥が高くてまけないのです。そこら辺は。どうでしょうかね、全然補助金の出し率が変わっていないのだけれども。最初のころは結構補助金が、俺の記憶で半分ぐらい出たのです。だから、俺でもほぼ全耕地まいていたのです。それがだんだん、だんだんこうなったものだから、半分、3分の1、それからどんどん、今ほとんどそれに手ついていないという状態だけれども、ぜひ堆肥の問題についてどういうふうに、これから将来的に堆肥の補助の問題、どう考えているかと。本当に異常気象とかそういうのに対して、堆肥まけば非常に本当にいい稲が育つというのは、これ誰もが認めていることなのですけれども、そこら辺がどうもこう。だから私が言うのは、どうも稲作は後ろに追いやられているのではないかというふうに感じるところの一つがそれなのです。堆肥の補助制度はどのように考えていらっしゃるのかお願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 堆肥散布については、確かにいっとき右肩上がりでふえ、今右肩下がりになっている。反当たりたしか8,000円ぐらいかかるということで、やっぱり費用負担が大きいのか、希望者が少なくなっている、そういうふうな現状は理解しております。環境保全型農業として補助金も入れておりますけれども、堆肥散布の効能、効果、そういった部分がより広く普及すれば、その金額というのは安いと感じていただいて、希望者がふえる、そういうような環境づくりも必要ではないのかなと思っております。いきなりまず補助金ありきというような議論ではなくて、やはり土づくり、その基本が堆肥散布、そしてその効果はこうだというようなことをご理解いただきながら、取り組みを強化していきたい、そう思っております。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 次に、うららの森のビニールハウスの問題についてですが、29年から取り組んで、今3年目を迎えているかな。やっぱり今のうちに、簡単に言えば赤字なのか黒字なのかということになると思うのですが、そこら辺の具体的な検証は、この言葉だけ見るとこれからやっていくということなのですが、具体的なやはりデータもそろえて検証していくということが大事だというふうに思うのですが、あわせてビッグハウスを見てきて視察して、ハウスができた以降、何人の農家の方がハウス園芸、ハウスをやり始めたのか、その人数わかったら教えてください。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) お答えします。
ハウスができてからトマト栽培を始めた方は、市内で2名です。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 2名ということ。多分ああいうビッグハウスではなくて普通のビニールハウスだと思います。そのくらいしかやれる体力がないのだ。あんな大きいのができるわけがないのであって。頭からできるわけないなんて言って申しわけないのですけれども、やはり農家の方ができる範囲内のあれを提供していくということがない限り、特に販路もまたなければ、これできないわけなので、そこら辺はやはりきちんともうちょっとかみ砕いて検証していかないと、ただやりましょう、あれしましょうということではだめなのです。それで、このハウスも含めた園芸栽培というのは、稲作よりも手間暇、頭数がかかるのです。ここら辺はどういうふうにクリアしていこうと思っているか、お願いします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) 確かに園芸は手間暇かかるというふうなこともございます。そのかわり、稲作よりも見返りも少しは大きくなるというふうなこともございますので、やはり最初稲作と園芸の複合というようなことで始められた方の中には、むしろ園芸のほうがおもしろい、もうかるというふうなことで、稲作を人にお願いして、園芸を中心にやる方も中にはおりますので、そういったことでまたご理解いただければなと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 国際的に家族農業10年と言われて、やはり家族農業というのは本当に家族でやる農業ということで、それが一つは人を雇用しないで家族でなし遂げていくというところにまた喜びともうけがあるのだろうというふうに思います。今言ったように、園芸となると本当に雇用する人もいっぱい要る、そして手間暇かかるというようなことで、もう家族農業では絶対にできないという私なりに思っているところなのです。
そこと家族農業をどうやはり結合していくのか、それは頭の痛いところであるというふうに思いますけれども、やはり稲作をベースにした家族農業をやって、言っては悪いけれども、仕事終わってきてから田んぼに走る、また土日になったら田んぼに走るという方々が非常に多いわけなので、そこら辺と、そこに園芸となると、365日畑に行っていなければならないというところの矛盾といいますかが出てくるというふうに思うのですけれども、そこら辺は多分簡単にきょうあす答えが出るという問題ではないと思いますが、ちょっとやはりどうしたら……省力化といっても、では5人でやったのが1人できるかと、そうはいかないのです。そこはやはり見て、どうしたら、園芸もそういう範囲内でやりながらやっていく。だから、園芸そのもの、畑を大規模にやってしまうと、それができなくなるのです。機械を使える農家しか残らないということで、今の畑作プラスアルファでじいちゃん、ばあちゃんも含めてやっていくというあたりの畑作農業をやっていかないと。その発展として、今の物産、百円市か、発展したわけなのだけれども、そういうふうにしてじいちゃん、ばあちゃんたちの高齢化の人たちの機会をそこでさらにどうやっぱり見つけていくかということは、今ちょっと余りにも百円市が専門的になって、品ぞろえよ過ぎて、うちのでは出せないなというじいちゃん、ばあちゃんがちょっとふえているのです。いいのを出すなとは言わないけれども、もうちょっと幅広く出していかないと。多分その人たちだって後継者問題があるわけですから、倒れればもうタマネギもジャガイモもつくれないというところにはまってしまうので、そこら辺はもうちょっとやはり、できましたら農林課のほうでも具体的なやっぱり方向づけを持って、私のほうでもいろいろまた考えて、提案するところは提案していきたいというふうに思っていますけれども、再度そこら辺、整合性をどう見ているのか、ちょっと課長にお聞きします。
〇議長(風間輝榮君) 田邉農林課長。
〇農林課長(田邉 徹君) なかなか難しい問題だと思います。家族農業は非常に大事な、家族農業がなくなると、地域の農業も多分崩壊すると思います。家族農業で一生懸命やれる世帯があってもいいと思います。ただ、やっぱり今時代の流れで、会社的な、いわゆる企業的な感覚での組織、法人というようなのも必要になってきております。そういったところをやっぱり力を合わせながら地域農業を守っていく、これが非常に大事なことかなというふうに考えております。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) ぜひ農業の振興、私も質問しました、皆さんから答弁もいただいた、そこら辺をやっぱりもう一回精査しながら、どういうふうにして阿賀野市の農業振興をつくり上げていくのかと。これ当然両方の農協の最大の協力を得ないとだめなわけなので、そこの点は十分周知してやっていただきたいと。
次に、はぐろの里の問題ですが、最初8月いっぱいで休止しました。1年後には再開しますという、途中で4月から6月にもなったけれども、結果的にはもう1年たってしまいました。これがさらに11月末にはやれるのではないかなというふうに答弁では言われているのですが、大丈夫でしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 宮尾高齢福祉課長。
〇高齢福祉課長(宮尾 敦君) 議員おっしゃるとおり、今11月末といいますのは再開のめどではございませんで、休止期間の延長期間でございますので、その辺ご承知おきいただきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 必要な人員がそろわないからなかなか再開できないというふうにここでは述べているのですが、必要な人員というのは何人でしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 宮尾高齢福祉課長。
〇高齢福祉課長(宮尾 敦君) 阿賀北総合福祉協会からの話ですと、現在の定員を縮小した中でも、最低10人は必要ではないかという見込みだそうでございます。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 私が聞いた話では、8月いっぱいで1人、この9月いっぱいでまたもう一人と、2人やめる予定だという話を聞いているのです。なぜこんなことが起きるのだろうと。そして、募集してもなかなか集まらないということで、何が原因なのか私もよくわからない面もあるのですが、やっぱり余りいい評判が立っていないのかなというふうに危惧しているのですが、市長はそこら辺どうですか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 阿賀北総合福祉協会というのは、ご承知のとおり独立した一つの法人ですよね。市がかかわれる部分、あるいは市が口出しといいますか、できる部分というのは限られている。本来であれば、そういった部分というのは、これ社会福祉法人ですから、組織的には理事会があり、評議委員会がある。ですから、理事会の施設運営、そういったところに問題があれば、評議委員会が指摘をし、理事会で議論をする。そういった中で、今言われるような問題も含めて検討がなされればいいのではないのかなと思っております。したがいまして、現在は施設が一日も早く再開できる、そのように要請をかけて様子を見ていくというような状況でございます。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) たしか阿賀北総合福祉協会は県の関係、あれはこれの関係であって、市が直接手を下すとかはなかなかないと思うのですが、しかしそれはそれとして、阿賀野市としてはこういう点で非常に今困っているのだと、だから早くこうこうこういうことで再開してもらいたいのだということで、ぜひ関係するところに具体的に意見を上げてほしいのです。私はそう思っているのですが、いかがでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 市全体の需要といいますか、高齢者施設を利用される方、これは計画で今不足が発生しているというような報告にはなってございません。辛うじて今の現状の中で、サービスを必要とされる方々の需要に対してはしっかりと応えている状況にあります。ただ、今後について、やはりはぐろの里、出発点、笹神村時代に福祉施設として開所していると、そしてまた地域、身近なところにそういった福祉施設が必要だというようなニーズも声も届いておりますので、そういったところにしっかりと一日も早く応えていってほしいというような状況でございます。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 市長が言ったように、本当にはぐろの里そのものは、周りに施設をつくったり、いろんな施設と刺激になってきていることは否めないのです。だから、そういう意味ではリーダー的なあれを果たしてきたのですけれども、今逆にそうではないような感じで残念なことなのですけれども、もうちょっとやはりはぐろの里としてデイサービスも特養も本当に市民が望むような形で再開ないしは前進できるような方向づけで、これはやっぱり市も直接は関係ないのだけれども、ちょっと繰り返しになりますが、そういう観点から、ぜひ県に対してもいろいろやっぱり物を申していただきたいなというふうに思っているのですが、ここにも何回か県にも言ったけれどもと述べてありますけれども、もっとやはり具体的に、阿賀野市はこう思っているのだけれども県のほうではどうしてくれるのだというあたりを具体的にやっぱり方向づけを持って提案をしていったらいかがでしょうかというように思うのですが、どうでしょう。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 我々、県とは違いまして、市民の皆さんに最も身近な基礎自治体であります。今稲毛議員が言われるような部分、確かにおせっかいかもしれませんが、しっかりとできることはお手伝いをしながら、阿賀北総合福祉協会と連携をしながら、地域のニーズにしっかりと応える、そういうような対応ができるように今後も阿賀北総合福祉協会に要請をさせていただきます。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 最後に、監査のことについてちょっと伺います。
私も監査というのは1つではないかと思っていろいろ聞いたら、法人監査と施設監査と2つあって、法人監査は阿賀北総合福祉協会の関係だと、施設監査は、ちょっと余りよく聞かなかったのだけれども、それとはまたちょっと違うのだということを言われているのですが、どうもばらばらにやってはいないと思うけれども、我々からすると監査というのは1つだと思っているのです。中身を見ると法人だ施設だと2つに分かれていて、なおさら複雑性があるのだけれども、そこら辺の、組織が違うから一緒にということはなかなか難しいのだろうと思いますけれども、まず監査の仕組みやそういうものについて、市民がわかるような、わかりやすいような方法というのはないものかどうか、そこら辺ひとつわかったらお願いします。
〇議長(風間輝榮君) 宮尾高齢福祉課長。
〇高齢福祉課長(宮尾 敦君) それでは、市が行う監査指導につきましてお答えいたします。
1つは、議員がおっしゃったとおり、高齢福祉課が行います介護保険法に基づく市の実地指導でございます。この実地指導につきましては、6年に1度、市が指定するサービス事業所に対しまして、介護報酬の請求に係る適正化や介護サービスの質について、例えば拘束あるいは虐待の理解度などの確認のために行っております。もう一つは、社会福祉課が行っております社会福祉法人に対する監査でございます。こちらのほうは、法人が定款に基づいて適正に法人運営がなされているのか、あるいはその法人の会計は適正かというようなことを監査するものでございます。したがいまして、それぞれの対象、目的が異なっておりますので、どうしても別々にという形で現在は監査をしております。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 私の望むところは2年に1回はやって、それは本当に市民の皆さんに監査内容をやっぱり公開していくということが、私なりにですよ、考えているのは。それが定款か何かでできないというものもあるかもしれませんけれども、私なりに四、五年ではちょっと長いなと、その間で大分変化が起きますので、2年ほど置きにやっていくということが必要なのでないかなと。そしてその結果、こういう形で監査をやられましたと、その結果はこれがこういうことがありましたというあたりをもっと市民の皆さんに公開をしていく必要があるというふうに私は思っているのですが、そこら辺どうでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
〇社会福祉課長(山ア善哉君) 法人監査の担当が社会福祉課でございますので、議員のただいまの法人監査についてお答えをさせていただきます。
法人監査につきましては、定款に基づいている、先ほど申し上げましたように運営がなされているか、会計は適切に運用されているかということでございます。これは、平成25年に県から市が移譲を受けたものでございまして、県で要綱が定められております。この要綱に基づきまして私どもが監査をさせていただいているところでございます。そして、監査の頻度についてでございますが、法人監査について毎年とか2年に1遍ぐらいの頻度でどうかというご質問でございますが、頻度につきましては厚生労働省から平成29年4月21日発出の通知、社会福祉法人指導監査実施要綱の指導監査の一般監査の周期に係る記載及び新潟県社会福祉法人監査実施要綱第8条第2項の規定により、3年に1回という規定がございますので、この規定に基づきまして市が監査しているところでございますので、なかなか2年に1遍ということにはならないのかなと認識しているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 定款でそういうふうになっているということはなかなか厳しいと思うのですが、言ったように、繰り返しますが、監査の結果、やはりこれを市民に公開していくということが、監査だから秘密にというふうにしないで、ぜひ大いにそれらを公開して、なるほどはぐろの里のデイサービスはこういったことで今とまっているのか、今ここでこんなのがあるのかということが市民の皆さんにわかるように。逆のことを言えば、何やっているのだというお叱りも受ける場合もあると思いますけれども、ぜひそこ、せっかく3年なら3年に1回監査するわけですから、やはりそれを市民に情報公開として公表すべきだというふうに思います。ぜひその点検討してみてください。
〇議長(風間輝榮君) 山ア社会福祉課長。
〇社会福祉課長(山ア善哉君) 議員の質問についてお答えいたします。
既に監査につきましては公表させていただいているかと思っております。
〇散会の宣告
〇議長(風間輝榮君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれで散会します。
なお、あす5日午前10時から、本日に引き続き一般質問を行います。
ご協力ありがとうございました。
散 会 (午後 4時30分)