平成30年第5回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)
平成30年12月4日(火)午前10時00分開会
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 会期の決定
日程第 3 諸般の報告
日程第 4 一般行政報告
日程第 5 諮問第 2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(小林留美子氏)
諮問第 3号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(石川博英氏)
日程第 6 議案第103号 平成30年度阿賀野市一般会計補正予算(第5号)
日程第 7 議案第104号 平成30年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第 8 議案第105号 平成30年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第2号)
日程第 9 議案第106号 平成30年度阿賀野市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
日程第10 議案第107号 平成30年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第1号)
日程第11 議案第108号 平成30年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第1号)
日程第12 議案第109号 阿賀野市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例の
一部改正について
日程第13 議案第110号 阿賀野市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例
の一部改正について
日程第14 議案第111号 阿賀野市下水道事業の設置等に関する条例の制定について
日程第15 議案第112号 市道路線の認定について
日程第16 議案第113号 工事請負契約の変更について(安田地区複合施設建築工事)
日程第17 議案第114号 財産の取得の変更について(防災行政無線戸別受信機)
日程第18 一般質問
〇出席議員(19名)
1番 横 井 基 至 君 2番 清 野 栄 一 君
3番 天 野 美 三 男 君 4番 近 山 修 君
5番 市 川 英 敏 君 6番 山 賀 清 一 君
8番 村 上 清 彦 君 9番 江 口 卓 王 君
10番 稲 毛 明 君 11番 宮 脇 雅 夫 君
12番 倉 島 良 司 君 13番 中 島 正 昭 君
14番 石 川 恒 夫 君 15番 高 橋 幸 信 君
16番 山 口 功 位 君 17番 遠 藤 智 子 君
18番 浅 間 信 一 君 19番 山 崎 正 春 君
20番 風 間 輝 榮 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
市 長 田 中 清 善 君
総 務 部 長 小 菅 章 義 君
民 生 部 長 米 山 和 朗 君
(地域医療推進課長)
産 業 建設部長 逢 坂 康 之 君
(建 設 課長)
市 長 政 策 ・ 苅 部 一 雄 君
市 民 協働課長
総 務 課 長 菅 原 博 徳 君
危 機 管理課長 鈴 木 昇 二 君
企 画 財政課長 羽 賀 存 君
管 財 課 長 渡 辺 一 雄 君
税 務 課 長 田 邊 裕 君
市 民 生活課長 山 嵜 富 夫 君
健 康 推進課長 横 山 修 君
社 会 福祉課長 山 ア 善 哉 君
高 齢 福祉課長 本 間 健 司 君
生 涯 学習課長 齋 藤 弥 一 君
農 林 課 長 遠 藤 孝 栄 君
商 工 観光課長 相 馬 繁 行 君
公 園 管 理 関 隆 男 君
事 務 所 長
上 下 水道局長 仁 谷 邦 男 君
会 計 管 理 者 佐 藤 耕 二 君
教 育 長 岩 村 弘 一 君
学 校 教育課長 菅 井 裕 治 君
農 業 委 員 会 前 田 義 博 君
事 務 局 長
監 査 委 員 長 谷 川 洋 悦 君
事 務 局 長
消防本部消防長 肥 田 浩 明 君
〇本会議に職務のため出席した者の職氏名
事 務 局 長 加 藤 勝 則
主 幹 渡 辺 康 恵
主 任 網 干 水 季
開 会 (午前10時00分)
〇開会の宣告
〇議長(風間輝榮君) おはようございます。皆様には、ご参集いただき、ありがとうございます。また、本定例会につきましては、円滑に進行できますよう議員各位のご協力をお願い申し上げます。
定刻になりました。
ただいまの出席議員数は19名です。定足数に達しておりますので、これより平成30年第5回阿賀野市議会定例会を開会いたします。
なお、新潟日報さん、あがの新報さんから写真撮影の申し出がありましたので、今会期を通じ撮影を許可いたしました。
〇開議の宣告
〇議長(風間輝榮君) これより本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(風間輝榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、16番、山口功位さん、17番、遠藤智子さん、18番、浅間信一さん、以上3名を指名します。
〇会期の決定
〇議長(風間輝榮君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りします。本定例会の会期は、本日12月4日から12月14日までの11日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
したがって、本定例会の会期は12月4日から12月14日までの11日間に決定いたしました。
〇諸般の報告
〇議長(風間輝榮君) 日程第3、諸般の報告を行います。
11月13日からきのうまでの主な会議、行事等の状況につきましては、お手元に配付しております諸般の報告のとおりです。
本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、田中市長初め25名であります。
本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から人事案件2件、議案12件です。議会からは、請願1件、委員長報告3件、申し出4件のほか、議員派遣についてです。
受理いたしました請願は、お手元の請願文書表のとおり、所管の常任委員会へ付託しましたので、報告いたします。
去る11月22日、議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議いただいた結果、お手元に配付の会期日程により運営することといたしました。
以上で諸般の報告を終わります。
〇一般行政報告
〇議長(風間輝榮君) 日程第4、田中市長から一般行政報告を求めます。
田中市長。
〔市長 田中清善君登壇〕
〇市長(田中清善君) 本日、平成30年第5回阿賀野市議会定例会の開催にあたり、議員各位のご健勝をお慶び申し上げます。
また、日頃より市政発展のためにご尽力をいただいておりますことに、深く敬意を表しますとともに感謝申し上げます。
さて、今年も残すところあと僅かとなりました。今年は戌年「いぬ大いに笑う」との格言で期待された年ではありましたが、豪雪、猛暑、台風、洪水、そして地震など、災害の多い年になりました。来る年は、災害のない明るい穏やかな年になればと願っております。
それでは、第5回阿賀野市議会定例会に際し、一般行政報告を申し上げます。
初めに、除雪計画について申し上げます。阿賀野市では、市民の安全・安心な道路交通の確保に向けた除雪体制の確立を図るため、先月、除雪計画を策定し、降雪への準備を完了いたしました。計画では、機械除雪を行う市道の延長は、消雪パイプの新設整備等により、昨年度より4.7km減少し、297.5km、歩道除雪延長は、昨年度より0.4km増加し、27.2kmとなっております。また、除雪機械の出動台数は市保有と業者保有合わせて昨年と同じ92台、出動時間は、昨年から30分早めて午前2時30分から出動できる体制を整えたところであります。一方、消雪パイプの設置による融雪延長は、昨年度より7.2km延伸の214.9kmとなり、機械除雪とともに市民の皆さまの冬期間の道路交通確保を図ってまいります。
次に、防災の強化について申し上げます。9月の下旬、堀越小学校を会場に堀越小学校児童及び堀越地区の住民約500人の参加を得て阿賀野市地域防災訓練を実施いたしました。この訓練は、阿賀野川の増水による洪水被害を想定し、各自治会での安否確認や避難訓練、土のう積みを初め、災害時に必要な技術講習や倒壊家屋からの救出訓練などを実施いたしました。また、先月中旬、新潟地方気象台の広域防災管理官をお招きし、市の幹部職員を対象に防災気象情報に関する研修会を開催いたしました。特に五頭山系を抱える当市においては、土砂災害等において迅速な対応が必要となることから、危険度分布と気象情報の活用について職員とともに認識を共有したところであります。これからも防災、減災対策をより一層強化し、発生時の避難及び防災体制に万全を期し、市民の生命と財産を守ってまいります。
次に、文化祭等について申し上げます。今年も、さまざまな趣向を凝らした阿賀野市文化祭が、10月の中旬から先月中旬の間、4地区において盛大に開催されました。展示関係では、絵画、写真、書道、手芸、活花など多くの団体が参加しており、保育園児や小学生の絵画、中学生の菊など、子どもたちの作品も数多く展示され、子どもたちの成長を願う保護者の姿も多く見られたところであります。また、代官所で開催された市民茶会は、今年も正門からの入場とし、あでやかに装った和服姿のご婦人などで賑わっておりました。文化祭、芸能祭は、出演者や出品者及び来場者が和やかに交流しながら、芸術・文化に触れる大切な場となっておりますので、今後も市民による文化の香り高いまちづくりを推進してまいります。
次に、健康と温泉フォーラムについて申し上げます。10月の中旬、当市におきまして、全国のラジウム・ラドン温泉地の関係者が一堂に会し、各温泉地の情報発信と地域活性化を目的として健康と温泉フォーラム 2018が開催されました。当日は、記念講演、日本温泉首長サミット会議及びレセプションにおいて、各市や町のトップと交流を深めたところであります。また、市民フォーラムでは、笹岡小学校4年生の皆さんが、総合学習で学んだ五頭温泉郷の歴史や魅力など、寸劇を交えて発表いたしました。この学習を通じて、ふるさとへの愛着や誇りを抱いてくれた子どもたちです。大人になっても五頭温泉郷、そして阿賀野市をPRしていただけるものと頼もしく感じたところであります。また、日本温泉首長サミット会議では、官民連携の取り組みについて検討が行われ、自然と調和した豊かで活力ある温泉地づくりを市民と一緒に推進することを新たな決意として、参加首長による阿賀野市宣言を行ったところであります。引き続き、五頭温泉郷の効能や温泉地としての魅力を伝えるとともに、温泉利用型健康増進施設の認定に向けて取り組んでまいります。
次に、観光振興における情報発信について申し上げます。来年2019年には、本県と山形県庄内地方を対象としたJR東日本によるデスティネーションキャンペーンが開催されます。それに先立ちまして、10月中旬、新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーンの全国宣伝販売促進会議が朱鷺メッセにおいて開催され、全国のJR関係者や旅行代理店などへ新潟・庄内ガストロノミーを売り込んだところであります。当市へのエクスカーションでは、皆さまから好評をいただきましたので、旅行プランに載ることを期待しているところであります。
次に、次代を担う子どもたちについて申し上げます。10月の下旬、阿賀野市小学校音楽祭が水原総合体育館におきまして開催されました。小学校では、各校代表による合唱と合奏が、また、中学校は各校の吹奏楽部による4校合同演奏と1年生による合唱を行い、生の合唱や合奏、演奏を聴いてまいりました。子どもたちが友達と心を一つにし、協力して練習を重ねてきた成果の発表は、いずれも素晴らしく楽しい発表会となりました。また、ふるさとに愛着を持ち、阿賀野市の未来を創造する子どもたちの成長を目的に、あがの子ども未来フォーラムが京ヶ瀬中学校体育館で開催されました。教育活動の中で地域に学び、地域でつながる経験を深めた学習活動の発表が行われ、小中学校とも工夫された発表で、見応えのある内容でありました。また、越後府開府150年記念事業として市内の小学校5・6年生を対象に、4つのお題による習字コンクールを開催いたしました。この開催に合わせ、明治初期の阿賀野市の出来事などを記載したパンフレットを配布させていただいたところであります。
次に、あがのわくわく産業フェアについて申し上げます。先月上旬、阿賀野市の産業や特産品をPRする『あがのわくわく産業フェア 2018』がサントピアワールドで開かれました。114の事業者・出展団体を数え、昨年同様の約1万1千人が訪れたところであります。市産業振興フェア実行委員会主催のもと、市内で製造される製品や企業の紹介をはじめ、あがのわくわくドリームコンテストのアイデアを具現化したソフトクリームの試験販売や特産品、農畜産物の販売、ものづくり体験等を通じて、まだ知られていない阿賀野市の魅力や逸品を広くPRしたところであります。また、当日は高知県安田町からも出店をいただき、新たな交流が生まれたところであります。
最後に、国県等への事業要望について申し上げます。10月中旬から先月下旬にかけまして、東北横断自動車道会津坂下新潟間の促進期成同盟会、新潟県国道49号整備促進期成同盟会、一般国道290号新発田五泉間整備促進期成同盟会、国道460号整備促進期成同盟会及び阿賀野川治水協会におきまして、県、国土交通省にそれぞれ要望書を提出してまいりました。安全・安心な市民の暮らしを守るため、歩道や融雪施設の整備促進、河川改修等の治水事業の推進をお願いしたところであります。また、10月下旬から先月上旬にかけまして、磐越自動車道4車線化促進総決起大会、安全・安心の道づくりを求める全国大会及び磐越自動車道4車線化など、国土交通省本省並びに国会議員への中央要望を行ってまいりました。これからも、国・県等に対しまして、機会を捉えて要望活動を行ってまいります。
以上、平成30年第5回議会定例会における一般行政報告とさせていただきます。
結びに、この度の議会定例会におきまして提出いたしました全議案に対し、慎重ご審議を賜り、その趣旨とするところ十分ご理解をいただき、満場の賛同によりご承認をお願い申し上げる次第であります。
なお、9月5日以降の会議・行事等の主な出席につきましては、お手元に配布させていただいております報告書のとおりでありますので、後ほどご確認くださるようお願いを申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) 以上で一般行政報告を終わります。
〇諮問第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(小林留美
子氏)
諮問第3号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(石川博英
氏)
〇議長(風間輝榮君) 日程第5、諮問第2号、諮問第3号を一括議題といたします。
一括して提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 諮問第2号及び諮問第3号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、提案理由をご説明申し上げます。
初めに、諮問第2号であります。本件は、人権擁護委員の任期満了に伴い、現在委嘱されております中野富子氏の後任に、小林留美子氏を新委員の候補者として法務大臣に推薦したいので、議会の意見を求めるものであります。
小林氏は、長年保育にかかわる現場に勤めていた経験があり、平成29年4月からは京ヶ瀬こども園に勤務されております。子どもの人権など弱者に対する問題に尽力を注ぎたいと考えておられます。
次に、諮問第3号であります。阿賀野市における人権擁護委員の定数は9人で現在1人欠員となっておりますが、本件はその補充を行うため、石川博英氏を新委員の候補者として法務大臣に推薦したいので、議会の意見を求めるものであります。
石川氏は、昭和50年4月から長年にわたり新潟県公立学校の教諭として勤務し、平成23年3月に退職されました。特別支援学級の担当経験があり、障がいのある方に関する知識や経験がございます。平成27年4月からは阿賀野市放課後スクールの指導者を務めており、曹洞宗頼勝寺の住職でもあります。
このようなことから、小林氏、石川氏が人権擁護委員に適任と考え、両氏を法務大臣に推薦したいので、よろしくお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
お諮りします。本件は人事案件でありますので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定いたしました。
これから諮問第2号、諮問第3号を採決します。
採決は議案ごとに行います。
初めに、諮問第2号を採決します。
お諮りします。小林留美子さんを人権擁護委員として適任とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
したがって、諮問第2号は小林留美子さんを適任とすることに決定しました。
次に、諮問第3号を採決します。
お諮りします。石川博英さんを人権擁護委員として適任とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
したがって、諮問第3号は石川博英さんを適任とすることに決定しました。
〇議案第103号 平成30年度阿賀野市一般会計補正予算(第5号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第6、議案第103号 平成30年度阿賀野市一般会計補正予算第5号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第103号 平成30年度阿賀野市一般会計補正予算第5号について、提案理由を説明申し上げます。
本件は、補正予算第5号として歳入歳出に4,863万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ210億4,462万円とするものであります。
主な補正の内容として、歳入につきましては障がい児通所サービスの利用者増加により、障害児入所給付費等負担金の国庫支出金1,010万5,000円、県支出金505万2,000円を増額したほか、県支出金におきまして新たな農業法人の設立により、農業経営法人化支援事業補助金120万円、一般財源の調整として前年度繰越金1億7,194万6,000円を増額した一方、国庫支出金におきまして国の内示により社会資本整備総合交付金1億9,073万5,000円を減額したものであります。
歳出につきましては、今後の医療機器更新に備えるため、あがの市民病院整備基金造成費1億円を増額したほか、ふるさと寄附金が好調なため、返礼品等の経費としてふるさと納税促進対策事業費4,306万1,000円、医療扶助の増大に伴い生活保護扶助費1,836万3,000円を増額した一方、社会資本整備総合交付金の減額による事業費調整のため、道路改良事業費等を減額したものであります。
第2表におきましては、債務負担行為補正として、ごみ処理焼却施設運転管理業務委託料につきまして、平成31年度から平成33年度までの3年間、限度額1億2,700万円を追加したほか、平成31年度当初から履行するもので、かつ限度額が確定した業務等につきまして追加したものであります。
第3表におきましては、地方債補正として、国の算定額確定により臨時財政対策債843万4,000円を減額したほか、社会資本整備総合交付金の減額による事業費調整に伴い、合併特例事業債3,160万円を減額したものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
14番、石川恒夫さん。
〇14番(石川恒夫君) 1点お尋ねをさせていただきます。
土木費、歳入で社会資本整備総合交付金約1億9,000万強の減額になったわけでありますけれども、この予算書を見ますとそれに伴っての減額が道路維持費、道路新設改良費、それから交通安全施設整備費、道路除雪費という2目から5目までの中で減額されたわけであります。そのうち道路除雪費と道路維持費については一般財源で充当して減額部分の補填と言ったらいいのか、それはやっておられるようなのでありますけれども、当初予算で計上されたそれぞれの整備箇所、どこがどのように変更になるのか、要するに一部なのか、全路線なのか、もしできましたら一覧で、後ほどで結構ですので、ご提示いただければありがたいということでありますが、いかがでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) お答えいたします。
後ほどでは一覧という形でお渡ししたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 14番、石川恒夫さん。
〇14番(石川恒夫君) よろしくお願いをさせていただきます。
当然、特に道路除雪関係、先ほどといいますか、今年度の除雪計画いただいているわけでありますけれども、道路除雪費、整備関係でこれの影響、もうそれを見てこの計画ができているのか、それとも一部変更があり得るのか、その点ちょっと確認させてください。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 基本的に予算については、例年どおり平均的な予算を踏まえて整備計画のほうを立てているところでございます。
〔「道路除雪」と呼ぶ者あり〕
〇産業建設部長(逢坂康之君) 道路除雪につきましてその……
〔「影響」と呼ぶ者あり〕
〇産業建設部長(逢坂康之君) 基本的に、昨年はちょっとかなり降雪量も多かったということありますけれども、通常の降雪量については予算を踏まえて除雪計画を立てているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 14番、石川恒夫さん。
〇14番(石川恒夫君) 質問の仕方が悪いのかどうかですけれども、要は当初予算で社会資本整備交付金を見込んでそれぞれの当初予算を組んでいるわけです。それで、当初予算に見込んだ社会資本整備交付金が約1億9,000万円減額になったと。それに合わせてそれぞれ今回減額補正されているわけです。当初予算で積算、それぞれの消雪パイプであり、維持修繕であり、道路の新設であり、それぞれに影響、要は当初予定した例えば路線が全部今回計画がゼロになるのか、一部分だけ修正といいますか、なるのか、それから先ほど申し上げた、どの箇所が当初予算で計画を上げた路線なりが変更になるのか、それを先ほど後ほどで結構ですので、ご提示いただくということなのですが、それら、特に除雪でこの除雪計画をいただいておりますけれども、この減額補正に伴って変更になる整備、例えば消雪パイプの路線が消雪パイプの施工ができなくなれば機械除雪になるわけです。だから、ここへの影響はあるのかないのか。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 大変失礼いたしました。今回当初予算は確かに減ってはいるのですけれども、29年度補正を加えて昨年度比106%の予算をいただいております。それを踏まえて実施しておりますので、今回減額されても特に支障はないのですが、当然一部減った分はあります。それは全部除雪計画に反映させております。
〇議長(風間輝榮君) 14番、石川恒夫さん。
〇14番(石川恒夫君) ありがとうございます。
それで、先ほどの工事の変更箇所、道路であり、除雪であり、消雪パイプ含めてですけれども。それについて今年度交付金の減額でできないというのは31年度に優先的にその路線の整備に当たるのか、その辺の基本的なお考えをお聞かせいただきとうございます。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) ことし当初予算に計上されなかった分については、来年度最優先で行う予定で考えているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) これで質疑を終わります。
議案第103号は、お手元の議案付託表のとおり各常任委員会に付託いたします。
〇議案第104号 平成30年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第2
号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第7、議案第104号 平成30年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第104号 平成30年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第2号について、提案理由を説明申し上げます。
本件は、補正予算第2号として歳入歳出に2,349万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ41億6,284万1,000円とするものであります。
補正の内容として、歳入につきましては、県支出金におきまして保険給付費等交付金33万8,000円を減額した一方、保険基盤安定繰入金1,473万1,000円、事務費繰入金421万1,000円、財政安定化支援事業繰入金488万8,000円を増額したものであります。
歳出につきましては、人事異動等に伴う職員人件費421万1,000円、一般被保険者療養給付費1,928万1,000円を増額したものであります。
第2表におきましては、債務負担行為補正として、市税等コンビニエンスストア収納業務委託料につきまして平成31年度から平成35年度までの5年間、限度額108万7,000円を追加したものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第104号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第105号 平成30年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第2号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第8、議案第105号 平成30年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第105号 平成30年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第2号について、提案理由を説明申し上げます。
本件は、補正予算第2号として歳入歳出に861万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ51億2,317万3,000円とするものであります。
主な補正の内容として、歳入につきましては地域支援事業交付金包括的支援事業・任意事業の国庫支出金116万6,000円、県支出金58万3,000円、繰入金58万3,000円を増額したほか、事務費繰入金252万円、前年度繰越金375万3,000円を増額したものであります。
歳出につきましては、総務費と地域支援事業費におきまして人事異動等に伴う職員人件費829万9,000円を増額したほか、保険給付費におきまして実績見込みにより介護サービス給付事業費2,000万円を減額した一方、介護予防サービス給付事業費2,000万円を増額したものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第105号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第106号 平成30年度阿賀野市公共下水道事業特別会計補正予算(第
2号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第9、議案第106号 平成30年度阿賀野市公共下水道事業特別会計補正予算第2号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第106号 平成30年度阿賀野市公共下水道事業特別会計補正予算第2号について、提案理由を説明申し上げます。
本件は、補正予算第2号として歳入歳出に4,075万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ26億9,780万5,000円とするものであります。
主な補正の内容として、歳入につきましては、国庫支出金におきまして社会資本整備総合交付金1,295万円、諸収入におきまして消費税還付金913万1,000円を減額したほか、国庫補助金交付額確定と事業費調整により、公共下水道整備事業債2,200万円を減額、特定環境保全公共下水道事業債1,600万円を増額した一方、借入額確定により資本費平準化債2,850万円、公営企業会計適用債270万円を減額し、一般財源の調整として一般会計繰入金1,853万円を増額したものであります。
歳出につきましては、安田浄化センター長寿命化施設整備工事費2,107万5,000円、人事異動等に伴う職員人件費904万6,000円、笹岡地区農業集落排水処理施設における汚泥処分業務委託料701万7,000円、汚泥引抜等業務委託料223万4,000円を減額したものであります。
第2表におきましては、継続費補正として、安田浄化センター長寿命化施設整備工事費につきまして総額と平成30年度の年割額を371万1,000円減額したものであります。
第3表におきましては、地方債補正として、歳出で増減を行った4つの下水道事業債の限度額につきまして同額を増減したものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第106号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第107号 平成30年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第1号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第10、議案第107号 平成30年度阿賀野市水道事業会計補正予算第1号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第107号 平成30年度阿賀野市水道事業会計補正予算第1号について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、補正予算第1号として、収益的収入及び支出につきまして、収入を3,702万8,000円増額し、総額13億4,771万7,000円に、支出を33万6,000円減額し、総額12億2,198万9,000円とするものであります。
補正の内容として、収入につきましては、児童手当減少に伴う一般会計からの負担金減額により、営業外収益18万8,000円を減額した一方、放射性物質を含む浄水発生土の保管、処分費等の東京電力株式会社に対する賠償請求額確定により、特別利益3,721万6,000円を増額したものであります。
支出につきましては、人事異動等に伴う職員人件費の増減により、営業費用459万2,000円を減額したほか、償還利息額確定に伴う企業債利息の減額や消費税の再計算に伴う関連費用の増額により、営業外費用425万6,000円を増額したものであります。
資本的収入及び支出につきましては、支出を35万2,000円増額し、総額10億1,670万9,000円とするものであります。
補正の内容として、職員人件費の精査により、建設改良費35万2,000円を増額したものであります。
この結果、当年度純利益につきましては3,736万4,000円増加し、9,522万3,000円となる見込みであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
14番、石川恒夫さん。
〇14番(石川恒夫君) 1点、直接的には補正予算とはかかわりはないのでありますけれども、特別収入ということで放射性汚泥土の処分に関する経費ということで東京電力から交付があったわけでありますけれども、現状での大室浄水場での放射性汚泥の保管状況、どのように推移しているのか、ちょっとお聞かせください。
〇議長(風間輝榮君) 仁谷上下水道局長。
〇上下水道局長(仁谷邦男君) お答えいたします。
大室浄水場で保管しております浄水発生土、放射性物質を含む浄水発生土でございますが、これまでは比較的線度の低い特定産業廃棄物と、それから濃度の高い指定廃棄物と、国が管理するものでございますが、2種類ございました。特定産業廃棄物につきましては前年度、今年度で全て処分できましたが、残念ながら指定廃棄物につきましてはいまだ国のほうの処分体制整っておりませんので、厳重な管理ということで私ども毎週線量をはかったり、年に1遍環境省が現場調査をしたりというふうな体制でまだ保管を余儀なくされておるのが実態でございます。
〇議長(風間輝榮君) 14番、石川恒夫さん。
〇14番(石川恒夫君) ありがとうございます。本当にあれ8,000ベクレル以上でしたっけ。国の処分地といいますか、それが決まらないためにもう何年、7年くらいになるでしょうか、保管しているわけであります。本当に早く国の処分場といいますか、処分方法を含めて確定して、危険なそういう指定の廃棄物が一日も早く大室浄水場から撤去できればそれにこしたことないのでありますけれども、市長、何か国の動き、あるいは市長会等でそういう現地は当然なのですけれども、そういう動きなり市長会として国への直接的な要望とか、その辺の状況がもしありましたらお聞かせいただければ幸いなのでありますが。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今ほどの8,000ベクレルを超す指定廃棄物、常日ごろから我々あるいは関係自治体も気にしておりまして、県のほうにその都度要望をさせていただいております。ただ、これは議員もご承知のとおり、県のほうでも非常に苦慮されているのが現状であります。やはり受け入れ先となりますと、なかなか私どもというような形はあり得ない。ですから、これについてはまだまだ解決のめどは今のところ立っていないと、そのように考えておりますが、引き続き県にしっかりと要望をさせていただきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 12番、倉島良司さん。
〇12番(倉島良司君) 直接この第1号の補正予算とかかわるわけではありませんけれども、今新聞等ニュースによりますと、水道事業民営化の問題が物議を醸している地域があちこちであるわけでありますけれども、当市においてはこの点については市長のほうはどのように構想を持っておるのか、あるいは考えがあるのかないのか、この点もし差し支えない範囲でご答弁いただければありがたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) この件につきましては、先般も定例記者会見の際ご質問を受けました。この水道法の改正というのはもう大分前に改正されておりまして、一部自治体の中で、それは横浜だとか広島のほうの大規模な自治体、そういったところが民営化に踏み切ったような私としては認識を持っております。ただ、我々の地域給水人口今阿賀野市と旧豊浦町の一部が4万5,000人ぐらいですか、そのレベルですと民間の方々参入したとしてもなかなか採算的なものは非常に難しいだろうと私自身は思っておりまして、そういった結果は当然おのずと安全でおいしい水を安定的に供給する、その辺に都合が悪い状況が生まれるような可能性がございます。したがいまして、今もし仮にそういうような話があったとしても、我々の地域としてはしっかりと今の現状で維持させていただければと思っております。
〇議長(風間輝榮君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第107号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第108号 平成30年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第1号)
〇議長(風間輝榮君) 日程第11、議案第108号 平成30年度阿賀野市病院事業会計補正予算第1号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第108号 平成30年度阿賀野市病院事業会計補正予算第1号について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、補正予算第1号として、収益的収入及び支出につきまして、支出を3,983万6,000円増額し、総額9億8,558万5,000円とするものであります。
補正の内容として、収入につきましては、政策的医療等交付金普通交付税病床割相当数にかかわる繰入金の減額と厚生連施設使用料分の減額にかかわる繰入金の増額により相殺され、医業外収益は増減なしとしたものであります。
支出につきましては、政策的医療等交付金政策的医療等相当額の減額により、医業費用125万円を減額した一方、平成29年度政策的医療等交付金等の精算により一般会計への返還金として特別損失4,108万6,000円を増額したものであります。
資本的収入及び支出につきましては、収入を392万6,000円減額し、総額3,557万4,000円に、支出を270万3,000円増加し、総額7,714万円とするものであります。
補正の内容として、収入につきましては、固定資産整備にかかわる繰入金の減額や厚生連施設使用料分の減額にかかわる繰入金の減額、在宅歯科診療機器等整備事業補助金の増額により、補助金139万8,000円、固定資産整備にかかわる繰入金の減額により、出資金252万8,000円を減額したものであります。
支出につきましては、老人保健施設のエレベーター改修費の減額や在宅歯科診療の機器購入費の増額などにより、建設改良費267万6,000円を減額した一方、平成29年度消費税及び地方消費税の確定申告により、出資金返還金537万9,000円を増額したものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第108号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第109号 阿賀野市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正す
る条例の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第12、議案第109号 阿賀野市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第109号 阿賀野市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、平成30年6月26日に公布した阿賀野市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部を改正する条例の附則中におきまして、法律名に誤りがあったため、改正するものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第109号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第110号 阿賀野市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定
める条例の一部改正について
〇議長(風間輝榮君) 日程第13、議案第110号 阿賀野市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第110号 阿賀野市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準が一部改正されたことに伴い、代替保育の提供にかかわる連携施設の確保が著しく困難な場合の規定等を定めるため、改正するものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第110号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
〇議案第111号 阿賀野市下水道事業の設置等に関する条例の制定について
〇議長(風間輝榮君) 日程第14、議案第111号 阿賀野市下水道事業の設置等に関する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第111号 阿賀野市下水道事業の設置等に関する条例の制定について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、平成31年4月から公共下水道事業と集落排水事業を下水道事業として地方公営企業法の一部財務規定等を適用するため、その設置等に関する条例を制定するものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第111号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第112号 市道路線の認定について
〇議長(風間輝榮君) 日程第15、議案第112号 市道路線の認定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第112号 市道路線の認定について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、姥ケ橋の宅地造成により整備された路線を新規認定するものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第112号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
〇議案第113号 工事請負契約の変更について(安田地区複合施設建築工事)
〇議長(風間輝榮君) 日程第16、議案第113号 工事請負契約の変更について 安田地区複合施設建築工事を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第113号 工事請負契約の変更 安田地区複合施設建築工事について、提案理由をご説明申し上げます。
本件は、安田地区複合施設建築工事につきまして、土工事や躯体の構造変更による鉄筋、鉄骨工事等に増工が生じたため、契約を変更するものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 幾つか質問しますけれども、この竣工予定はいつに予定されているのかということと、先日利用者説明会をやったようですけれども、そこで出されたような意見と参加状況どうだったのかということを、まずそちらからお尋ねします。
〇議長(風間輝榮君) 渡辺管財課長。
〇管財課長(渡辺一雄君) お答えいたします。
新しい施設、安田交流センター竣工を、正式なオープンは3月25日を予定しております。竣工式を3月21日、春分の日に行う予定としております。
あと、先般の説明会につきましては生涯学習課のほうで行っておりますので、そちらのほうから回答をお願いしたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 齋藤生涯学習課長。
〇生涯学習課長(齋藤弥一君) それでは、私のほうから説明させていただきます。
去る11月28日に、午後と夕にかけて2回説明を行いました。詳しい参加人数と内容についてはちょっときょう資料をお持ちしていないのですが、後ほど提出することでお願いしたいと思います。ただ、報告を受けているものにつきましては、施設の使用料金、これにつきましての説明を行いまして、面積がふえたことによる料金のことについての質問はないようで、施設の利用方法とかについての質問があったというふうに聞いております。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) これは、利用予定の団体はみんな参加しているということなのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 齋藤生涯学習課長。
〇生涯学習課長(齋藤弥一君) 申しわけありません。それにつきましても、資料は後ほど提示させていただきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) もう一つ、この複合施設というのは、出先というか、複合ということですけれども、施設によって公民館の性格を持つのか、それとも一般的な交流、何でもいいというのになるのか。例えば1階にホールできますけれども、あそこに一般の人が教育目的でなくても、安田は集会所がないのです。集会ができるのかどうか、その辺はどういうふうな性格を持つようになるのか、お願いします。
〇議長(風間輝榮君) 齋藤生涯学習課長。
〇生涯学習課長(齋藤弥一君) それでは、お答えします。
地域交流センターと称しておりますが、中身の実質的な利用は公民館でございます。公民館の通常の利用というふうに考えていただければ差し支えないかと思います。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) そうすると、一般の人が集会やるとかというのはもう安田は施設がないということになりますね。これは、柔軟にしたほうがいいのではないでしょうか。それでなければ、結局亀田屋でやるしかないとかというふうになってしまいます。コミュニティセンターもちょっと狭いから。その点どうでしょうか。これ余り機械的にしないで、一般の人も何かの集まりで使えるようにしたらどうでしょうか、交流センターなのだから。市長、どうでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 建設前にご説明申し上げたとおり、1階にホールができ上がるのです。ただ、その壁は従来のような固定した壁ではなくて、スライドで動く柔軟な対応ができるような施設づくりになっております。したがいまして、今の公民館にもホールがございます。そこで集会あるいは演芸鑑賞、そういったものをやられているわけですけれども、その場所で同様に会議等も持てます。人数によっては小規模であれば上のほうの会議室等の使用になりますけれども、ホールの利用もできますので、その辺はよろしくお願いします。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 私が言うのは、教育的な性格、厳密に言えば教育施設なわけだから、教育の目的に沿わなければ貸せないというふうになると思うのです。そうではないですか。公民館法が適用になるのではないのか。水原公民館だって、それは目的に反しますので、貸せないというの結構あるようですけれども、その辺はどういうふうになるのかということなのです。
〇議長(風間輝榮君) 齋藤生涯学習課長。
〇生涯学習課長(齋藤弥一君) それでは、公民館の利用方法についてお話しします。
議員がお尋ねの自治会として公民館を使えないかということでございますが、使えます。
〔「自治会」と呼ぶ者あり〕
〇生涯学習課長(齋藤弥一君) はい。自治会の集会場所として使えないですよねという話でしたので、使えます。
〔「自治会とは言っていないです。一般の人がいろんな
催し物で使える……」と呼ぶ者あり〕
〇生涯学習課長(齋藤弥一君) それにつきましては、使用内容を検討させていただきます。使用内容につきまして減免対象になりましたら減免対象となりますけれども、公民館は誰でも機械的には使える施設であります。拒むものは数少ない条件、宗教の布教とか、そういったことでしかありませんので、誰でも公民館は使えます。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) 例えば比較的大きい施設で、具体的に言いますと演説会をやるというふうな例があるとすると、水原公民館はだめですよと、教育でないからだめですよというふうになっているのです。それでしようがなくて、どこがいいか、福祉会館ぐらいしか、ああいう小さいところ。場所がないのです。それは一つの例ですけれども、そういうだめだというのは宗教とか、政治団体もだめだということに厳格にそういうふうになるのでしょうか。それだと政治活動の自由というのはなかなか実際は保障されないのですよね、地域によっては。この辺どうでしょう。
〇議長(風間輝榮君) 齋藤生涯学習課長。
〇生涯学習課長(齋藤弥一君) 今までの解釈ということでそういう捉え方をしておられるようですが、一定の政党を拒否することはできませんが、政党全般を平等に扱うことによって使用をいただくことはできます。
〇議長(風間輝榮君) よろしいですか。ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第113号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇議案第114号 財産の取得の変更について(防災行政無線戸別受信機)
〇議長(風間輝榮君) 日程第17、議案第114号 財産の取得の変更について 防災行政無線戸別受信機を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
田中市長。
〇市長(田中清善君) 議案第114号 財産の取得の変更 防災行政無線戸別受信機について、提案理由をご説明申し上げます。
防災行政無線の戸別受信機につきまして、市内の土砂災害警戒区域内にある人家等に対し、年次計画を立てて貸与しておりますが、本件は湯沢、折居、上一分、笹岡の4自治会34世帯に対し前倒しで貸与するため契約を変更するものであります。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
〇議長(風間輝榮君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) これ34世帯で1台当たり14万円近くということになりますけれども、これは当初予算でも確保して、これを追加するということなのでしょうけれども、今後この戸別受信機はどの程度広げる計画なのでしょう。これで打ちどめなのでしょうか。今後の計画について。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) お答えいたします。
年次計画でいわゆる今回イエローゾーンと言われるところに整備やってきております。30年度だけではまだ終わりません。今回追加でもって湯沢、折居、上一分、笹岡、この34世帯に配備するわけですけれども、31年度も引き続きイエローゾーンの区域に対してまだ配備を進めていく予定であります。その後については、今のところ計画はございません。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) そうするとあとイエローゾーンと言われるのは、概要でいいですけれども、どのぐらいあるのかということと、1台当たりに直すと非常に高くなるわけです。どうして高くなるのか。これは業者がみんな各家庭に設置するということになるのですか。非常に単価高くなりますよね。何でこういうふうに高いのかというのはちょっとお願いします。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 来年度においては、笹神地区の女堂、羽黒、貝喰、それと真光寺、これらの地区合わせまして合計で82台程度を予定しております。何で高いのかということでございますけれども、議員もおわかりのとおり、ここ、今市役所の屋上から無線の電波というのはこれ発信します。今までこの整備やってきた、またこれからやるところについては、これ全て山際になっております。それで、受信機本体にもロットアンテナというのがついているのですけれども、その附属のロットアンテナで電波を拾うことはできません。無線そのものというのは常時電波が出ておりません。ラジオ、テレビとは違いまして電波が出ておりませんので、まずそれぞれの取りつける予定のお宅に行きましてここから試験電波を出す。その電波を今度は拾う、確認する、やりとりする、これ3人必要になります。そういった1軒ずつのまず対応。それでもって初めてその人家のここの場所にアンテナを取りつければ良好な状態で電波が拾えるということが確定されます。それから、今度実際のアンテナ取りつけ工事、あとそのアンテナから受信機を置く場所、そこまでの今度ケーブル設置工事、こういったものが重なりまして、議員がおっしゃられるとおり、最終的に消費税込みで15万2,500円程度の金額になるということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 11番、宮脇雅夫さん。
〇11番(宮脇雅夫君) これは住民に議会報告に行くと必ず、特に安田地区は何で戸別受信機つけないのだという質問がもう非常に出るものですから、そうすると山間部はそういういろんな設備をしないとだめだけれども、平野部ならもっと、設置するとなれば直接電波が届くところは安くなるという、そういう理屈なのですか。
〇議長(風間輝榮君) 鈴木危機管理課長。
〇危機管理課長(鈴木昇二君) 前回9月議会の一般質問でもお答えいたしましたけれども、実は信越総合通信局から割り当てられている出力数というのが1ワットなのです。ここから飛ばす電波というのは、1ワットの出力しかもらっておりません。したがいまして、その1ワットで室内において、そのロットアンテナを立てて拾える範囲というのはたかだか知れていると思います。例えば安田のまちなかここから電波飛ばすわけですけれども、安田のまちなかあたりでも室内のロットアンテナで拾うということはちょっと厳しいのかなというふうに考えております。
〇議長(風間輝榮君) よろしいでしょうか。ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第114号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
〇一般質問
〇議長(風間輝榮君) 日程第18、一般質問を行います。
あらかじめお知らせしておりますとおり、本日の一般質問は順番1番、市川英敏さんから順番5番の遠藤智子さんまでといたします。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(風間輝榮君) 異議なしと認めます。
したがって、本日の一般質問は順番1番から5番までとすることに決定しました。
それでは、順次発言を許します。
5番、市川英敏さん。
〔5番 市川英敏君登壇〕
〇5番(市川英敏君) 5番、市川でございます。今回農業振興ということで1点質問いたします。
農業農村は、食料を安定的に供給する重要な機能に加え、国土保全や水田の涵養、美しい景観、伝統文化の継承などにも大きく貢献しており、こうした農業農村の持つ機能や価値の多くは、農村の住民とその営農活動等によって守られており、それらを支える農業生産の維持発展が重要であり、これまでの農業情勢の変化や農業農村に対する県民の期待などを踏まえ、農業生産に不可欠な用水等の施設整備、生産性向上や担い手育成のための農地の整備、農村の生活環境改善のための汚水処理施設等の整備などを計画的に推進していかなければいけません。
世界的な食料需給の逼迫、地球温暖化や地球環境保全等の世界規模の課題に加え、食の安全、安心などに対する関心の高まり、また担い手不足や多くの農村集落がその存続や集落機能低下に直面するなど、農業農村をめぐる状況は大きく変化する中、農業を支える担い手の確保、育成や消費者の求める安全、安心でおいしい食の提供を基本に、生産に加え、加工や直接販売などを組み合わせた農業の6次産業化による付加価値の向上、農産物品質向上、ブランド力の強化、非主食米や大豆の生産等による水田の有効活用、園芸などを取り入れた複合経営の取り組み拡大など、戦略的な施策の推進により若者が希望を持って農業経営できる産業として成り立つ魅力ある農業の実現へ向けた取り組みを進めていく必要があります。
食料の安定供給や農業の持続的な発展には、優良農地の確保を図るとともに圃場整備の推進等により、農業生産にとっても最も基礎的な資源である農地の効率的かつ総合的な利用の促進を図ることが重要であると考えられます。
田中市長も平成24年4月に就任以来、圃場整備の必要性または重要性を強く認識され、地元土地改良区、市長、担当職員の方々の努力、熱意により、本年度より本格的な工事がスタートしたところであります。今後圃場整備を進めていく中で、市長の構想、計画をお伺いいたします。
1、希望される地区が多い中、毎年どのくらいの事業量、面積で進めていくのか。
2、平成31年度からの実施される地区において、県からの指導である2割の畑作物について、実施される地区の計画、市としての役割、指導等に対してどのように対応していくのか、以上の点についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 市川議員のご質問にお答えをいたします。
農業者の高齢化に伴う担い手不足が深刻化する中、担い手の確保、育成には農地集約、規模拡大による農業の効率化、生産性の向上に向けた圃場整備などが必要と考えております。このようなことから、平成25年度に今年度面工事に着手した中ノ通地区を初めモデル5地区を選定し、県、土地改良区とともに推進に現在努めているところであります。
今後の整備についてでありますが、当市の圃場整備率は現在約24%で、県平均62%に比べ大きくおくれており、県平均に少しでも近づけるよう、面積ベースになりますが、年平均50ヘクタール程度を目標として計画的に取り組みを進めてまいりたいと考えております。
なお、モデル地区以外の候補地につきましては、地域の要望を受けた中で圃場の現状や地域の熱意、合意形成の熟度などを考慮した上で選定してまいりたいと考えております。
次に、県から取り組み目標と示されております面整備2割の園芸作物の導入についてでありますが、示されてからまだ間もなく、検討を始めた段階にございます。今後県の指導を受けながら地元の方々と協議をしてまいりたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) それでは、何点か再質問させていただきます。
本市の農地約7,100ヘクタール、また水田として6,330ヘクタール、現在の整備率23.9%にすぎず、先行5地区完了したとしても27.1%でしかなく、やはり今後計画的に進めていく上である程度の面積を確保していかなければならない。その中で、今の答弁の中で年平均約50ヘクタールというふうな答弁でございますが、それに続く地区、またどのような今後計画で進めていくのか、もうちょっと具体的にご説明お願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) お答えしたいと思います。
先行5地区以降につきましては、現在下里地区が調査事業の採択を受けております。次年度以降につきましては、候補地としまして関屋地区を考えてございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 圃場整備をしたいという要望のある地区にお邪魔し、また説明会やら勉強会をされていると思うのですが、これもまた大変な仕事の中で、どのようなご意見または問題等があり、どのような説明をされているのか、この点についてお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) 現在、土地改良区の職員と一緒に、推進地区のほうについては一緒に勉強会あるいは推進地区の説明をさせていただいております。内容でございますが、先行地区の状況あるいは地区の圃場の現状あるいは圃場整備についての内容、方法、農家負担等、そして農地の集積、集約等々、推進手順を含めまして事業全般にわたり説明をさせていただいております。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 地元の要望を受け、例えば説明会、勉強会をし、100%の同意を受け、申請し、事業採択を受け、工事を行う。また、この事業を完了する中で、地元関係者の役割、また土地改良区の役割、そして市の役割等どのような体制で進めていくのか、この点についてお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) 推進地区におきましては、最初に推進の集落の皆様の意思確認をいただきまして、推進地区ということで進めさせていただいております。それで、地区の皆さんからについては、進行度合いに応じまして推進委員会あるいは工事委員会、換地委員会等の委員の選考と従事をお願いをさせていただいております。土地改良区については、あと私ども農林課についてもそれぞれの各種工事委員会の事務局を担わせていただいております。市の役割というふうなことでございますが、圃場整備がいち早く完了するように、地域の皆様と一緒に土地改良区とあわせまして推進を図っていきたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) この圃場整備事業というのは、面工事にかかる前の大変な作業からまた面工事を行い、また換地を行いながら最後の手続等を行うわけですが、この点についてそれこそ今の課長のご説明の中で市の役割という部分でどの部分にどのようにされているか、もうちょっと具体的にご説明お願いできますか。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) 各種地域のほうの説明あるいは勉強会については、土地改良区の職員と一緒に市の職員も同席をさせていただいております。その中で、よりよい進め方等について一緒にタイアップをさせて、従事をさせていただいているというところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) ありがとうございます。
また、今後圃場整備を進めていく上で問題になろうと予測される農地の未相続、また所有者不明、これらについて先行5地区にあったのか。また、今後のそれらの対応、今後の地区についてまたそういう問題等も懸念されることが予測されますので、この点についてお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) 今議員がお尋ねの件でございます。農地等の相続が不明の方あるいは登記がされていないという事例でございますが、現在先行5地区についてはそのような農地があるということは、現在は私のほうでは伺っておりません。今後のそういうふうな発生した場合の対応でございますが、今現在国のほうでは相続未登記あるいは所有者不明の農地についても、農地の貸し借りができるような方向で見直しを進めているというふうに聞いておりますというところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 未相続または未登記の農地というのは全国的にかなり多くありまして、全農地の2割、面積にしますと93.4ヘクタールを占めております。かなりの量でありまして、また今後進める中でそれらの問題等も出てくるかと思いますが、その点についてもよろしくお願いいたします。
続きまして、今後の阿賀野市の農業において重要な部分の一つである耕作放棄地、また新規就農者、認定農業者の推移についてお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 前田農業委員会事務局長。
〇農業委員会事務局長(前田義博君) では、お答えいたします。
最初に、認定農業者の推移でありますが、平成28年度末で552名、平成29年度末で561名、平成30年11月末で554名となっております。増減はございますが、更新していない方や法人化によるものが影響していると思われます。
あと、耕作放棄地の数でありますが、平成30年度は再生利用が可能な荒廃農地は27筆1万5,808平方メートルございました。また、転作等で保全管理が十分でない農地が64筆、3万4,315平方メートルでした。これらの農地につきましては、8月21日に農地パトロールを行いまして現状を確認しております。適正な管理がされていないものにつきましては、文書等で管理をお願いしているところであります。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 今後阿賀野市の農業、またはこの圃場整備を進めていく上で、耕作放棄地、また認定農業者、新規就農者というのは連結した大事な問題かと思います。
4年前県が打ち出しました地権者の10%負担、これに対しまして連檐率、集積率に応じまして限りなくゼロになるわけでございますが、現在またこれからの地区においての現状等をお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) 圃場整備に対します地元負担10%の軽減というふうな取り組みということだと思います。農家負担10%については、農地の集積、それから集約に基づきまして農家負担を圧縮することができるということでございます。現在中ノ通地区のほうで農地の集積、集約を進めておりまして、6%から7%の圧縮ができるということでお聞きしているところでございます。今後事業予定といいますか、面工事を予定しています堀耕東地区、それから滝沢地区についても、同様に促進費の有効活用を取り組んでいるというところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) ありがとうございます。
また、国、県が関係しています圃場整備は大きく分けまして従来からの方法、そしてまた中間管理事業での方法がありまして、本市では従来型での方式でございますが、田畑の貸し借りにより、計画的に中間管理機構にお願いした農地がある場合、あくまで土地所有者の許可でいいのか、また中間管理機構等もございますし、この点についてお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) 議員今お尋ねの中間管理機構のほうに農地を貸し付けをしている、農地の取り扱い、圃場整備に関する取り扱いというふうなことでございますが、大変申しわけありません。ちょっと詳細までは把握しておりません。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 今国では中間管理機構ということで、数年前より中間管理事業としまして、または中間管理事業の中での圃場整備、それで貸した人はその圃場整備する場合は所有者の許可なくして、同意なくして進めていけるという方式もございますし、またその中間管理機構にお貸しした農地が点在しておる場合、従来の今進めている当市での圃場整備にそれらがあった場合、中間管理機構とのかかわりで支障があるのか、ないのか。また、今はなくとも今後数多くそれらに対して関係してくるかと思うのです。この点についてお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) 大変申しわけございませんでした。今議員がお話しいただきました件につきましてはちょっと確認をさせてもらいまして、後ほどご報告をさせていただきたいと思います。申しわけございません。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) その点について後日よろしくお願いいたします。
国が最近言い出しているといったらちょっと失礼な言い方かもしれませんが、農地利用集積円滑化事業、これにおいても今までJA経由で貸し借りを行ってきたのを中間管理機構で行うとなった場合に、今本市で行っている圃場整備に支障が出てくるのか、またどのくらいの面積があるのか、この点についてお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) 農協が中心になって取り組んでいただきます農地利用集積円滑化事業が圃場整備に際しまして影響があるかというふうなご質問でございますが、私の考えているところでは影響がないというふうに考えております。考えていないということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 前田農業委員会事務局長。
〇農業委員会事務局長(前田義博君) では、私のほうから農協が担っている農用地利用円滑化事業の面積をちょっとご紹介いたしたいと思います。全部で252ヘクタールございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) ありがとうございました。農林課長のご答弁では支障はないというふうなご答弁でございまして、なければ幸いというふうに私も思っております。
昨年県の農林水産部長、また農地部長より案内がありました2割の園芸作物、あくまで努力目標というふうになっておりますが、今後の対象地区におきましてはどのような計画、また面積等もございますが、最初の答弁の中で今後県の指導を受けながらやっていくというふうにご答弁ございましたが、やはりこれから面工事進んでおりまして、また今始まっているところはその畑作物2割というのはセーフという、極端な話しなくてもいいという地区ではございますが、今後来年、再来年と面工事が進んでいきますとやはりこれら半年や1年で計画はできないと。今後例えば100ヘクタールやった場合、20ヘクタールというふうな面積になりまして、1,000平方メートルになれば200平方メートルという大変膨大な面積でございまして、やはりこの点についても各地区農家に任せっきりではなく、JA、また農業改良普及所、また市としてどのようにかかわっていくのか。今後、先ほど言いましたが、相当な面積の中で対応するのは大変な話でございまして、広域連携というのも視野に入れていくのか、そういう総合的な今から計画なり、検討を早急にすべきではないかと思いますけれども、この点ご説明お願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) お答えしたいと思います。
議員がお話しいただきましたとおり、そのとおりだと思っております。現在、2割品目の導入という対象地区としましては、来年度事業着手、採択予定の発久地区と勝屋地区から該当はなります。そこの地区につきましては、昨年の11月に県のほうから2割園芸導入の通知をいただきました。直ちに関係地区、発久地区と勝屋地区にはその方針をお伝えをさせてもらいまして、2回ほど現在まで農協、それから土地改良区、県を含めまして、園芸導入検討会議を2回開催をしてございます。現在につきましては、さらに県のほうが農業振興担当部局と農村整備担当部局のほうをあわせまして、私どもと農家、市町村、JA、土地改良区を加えた園芸産地化を検討する推進体制を組んでいくということで取り組んでございます。その一環でございますが、7月には圃場整備先進地視察、あわせましてその地区で取り組んでおります、園芸を取り組んでおります法人の取り組みを勉強をさせてもらっているということでございます。これらのものを含めまして、地域に根差す取り組みを進めてまいりたいと考えております。具体的には、今後の詳細な打ち合わせあるいは協議を重ねていくということになりますけれども、園芸品目のものにつきましてはもうかる品目あるいは売れる品目、地域特性を生かした品目、経営形態に合わせた品目あるいは機械化が一貫体系できる品目等々を協議をしながら、面積についても協議をしてまいりたいと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) ありがとうございました。
圃場整備、また計画申請の中で2割の畑作物、ただ麦、ソバ、大豆を除くとなっております。この点についてお聞きしましたら、この3つの作物については補助金が入っているからちょっとうまくないということですが、特に大豆については笹神地区を中心に多く栽培されておりまして、この点について県に申し入れなどの検討も必要かと思われますが、先ほども言いましたとおり、補助金関係等言われましても、もう一ひねり、二ひねりした中で申し入れしていくのも大事かなと思うのですが、この点についてお伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) 今現在笹神地区のほうでは、大豆の生産を広く取り組んでおります。ただ、今議員がおっしゃいましたとおり、園芸品目には大豆は含まれないというふうな県の方針でございます。今ほど議員のほうからお話もいただいておりますけれども、地元の実情を私どもを通じまして県のほうにお伝えをしながら、よりよいものになるように取り組んでいきたいというふうに考えてございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 今課長が言われましたとおり、旧4町村におきましても地区の大変、例えば安田であれば年がら年中風が吹いていくと。また、中山間地においては鳥獣の被害とか、いろんなさまざまな面もございますし、またその地区、地区によった適地適作というのは一番大事な部分でございまして、この点も含めまして県のほうに申し入れ等よろしくお願いいたします。
続きまして、阿賀野市の水田約6,330ヘクタール、今回新たにスタートした圃場整備においては多くの地区が意欲を示している中かなり年数もかかるかと思いますが、何年で全体の何%を目標にしているのか、お伺いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) お答えしたいと思います。
現在推進同意という形で同意をいただいた地区が現在12地区、1,200ヘクタールほどということで聞いております。この地区先ほども答弁でございましたが、地区の状況あるいは熱意、合意形成等の熟度を考慮した上で事業化という形で取り組みを進めていくというふうに考えてございますが、仮に県平均が62.2%でございます。そうしますと、現在の私どもの達成整備率から申し上げますとあと2,400町歩ほどが必要になります。2,420町歩ほどなのでございますが、これを年間50ヘクタールで整備をしていきますと48年かかります。年100ヘクタール整備でということであると、24年がかかるというふうに考えているところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) ありがとうございました。今後先行5地区プラス今勉強会とか説明会、またいろんな書類的なものを進めている地区数40近くございまして、かなりの盛り上がりで私も大変よいことだなというふうに喜んでおりまして、今後ともそのように進めていただくようお願いいたします。
また、従来からの水稲作物だけでは、農閑期等の問題もありまして、農業経営が難しくなっており、高収益作物と言われる園芸作物の導入について、市としても今後も安定した農業経営の継続に向けてご支援をお願いしたいと思います。この点については、市長からのご答弁よろしくお願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 冒頭の市川議員からのお話、24年就任して以来、園芸振興を含めた複合営農を積極的に進めていくということを毎年繰り返し申し上げております。この部分で先ほど来お話があったとおり、今後の圃場整備に当たっては2割以上の園芸を振興していくという方向で私も精力的に関係団体あるいは地権者、そして農協等と協議をしながら推進してまいりたいと考えております。まだその実績がない関係もありまして、今現在稲作で農業をやられている方々多少懐疑的あるいは消極的な部分が見えますけれども、やはり年数を、年を追うごとに理解は深まっていく、そのように思っております。
〇議長(風間輝榮君) 5番、市川英敏さん。
〇5番(市川英敏君) 私も平成24年から毎年この農業問題、また圃場整備、農業政策等について質問させてきていただいたわけでございますが、毎回市長から前向きなご答弁をいただきまして、またこの圃場整備に対しても今までどおりよろしくお願い申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
〇議長(風間輝榮君) これから1時30分まで休憩いたします。
休 憩 (午前11時50分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(風間輝榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
10番、稲毛明さん。
〔10番 稲毛 明君登壇〕
〇10番(稲毛 明君) では、2項目につきまして一般質問をさせていただきます。
1つは、福祉行政でありますが、その中でのデイサービスセンターはぐろの里が、皆さんご存じのように事業を今休止されております。あれから2カ月、9、10になり、2カ月間以上続いております。施設からの回覧文書では、職員の不足、体調不良による長期療養者が多く、中止せざるを得ないとしております。しかし、市民から多くの声が寄せられております。それらを総じて見ますと、やっぱり上司のパワハラ、耐えられない暴言等で、私の知っている方残念ですけれども、20代の青年お二方が亡くなっており、鬱、適応障がいで5名の職員が治療で通院して休職しているということであります。市長はこの現実を知っているのか、どういう対応をとってきたのかを伺いたいというふうに思います。
2つ目は、農業行政についてであります。ことしは自然災害で非常事態が起きております。下越北は90の不良と言われておりますが、現実はもっとひどい状態にあると私は思っております。そこで伺います。市の調査では、被害額はどの程度に及んでいるのか。毎年こういうふうに繰り返される災害について、市としては具体的、抜本的対策は何を考えているのか。そして、私はこの間、ずっと何年もこういう状態が続いているという中で、提案として山手地区にため池ないしは井戸をつくって対応してはどうかということを提案をしたいというふうに思っております。
以上、2点につきまして答弁のほうよろしくお願いをいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 稲毛議員のご質問に順次お答えをいたします。
初めに、デイサービスセンターはぐろの里休止についてでありますが、9月10日付で社会福祉法人阿賀北総合福祉協会から文書により報告がありました。市内の通所介護事業所は15事業所があり、うち5事業所は地域密着型として市が指定、指導権者となっております。はぐろの里は定員が25人で、通常規模の通所介護事業所として県が指定し、指導権限を有しております。市といたしましては、一日も早いデイサービスセンターはぐろの里の再開及び阿賀北総合福祉協会の職員の皆さんが安心して働ける職場環境に向け、社会福祉法人としての信頼回復及び再発防止に努め、市民が安心して暮らせる福祉サービスの提供を目指すよう、事業所運営について要請をいたしているところでございます。
次に、農業行政についてお答えをいたします。まず、平成30年産水稲の被害についてでありますが、ことしは8月下旬からの日照不足により登熟が抑制され、特にコシヒカリのふるい下が多くなった面はありましたが、品質においては市内産コシヒカリ1等米比率は県平均77%を上回る81.3%と高い結果となっております。農業に大きな被害を与えた平成27年は、台風15号の影響による減収に加え、コシヒカリ1等米比率が2.5%と農業においては近年にない甚大な被害となり、また水稲だけの被害でなく、園芸や畜産、施設ハウス等にも被害が及び、農業全体に大きな影響がありました。このことと比較しますと、主食用米の作付面積や多収性品種の取り組み増加などもあり、このたびの被害は平成27年のような状況ではないと判断しているところであります。
次に、毎年繰り返される災害についての対策についてでありますが、そもそも農業は自然条件に大きく左右される産業であり、自然災害を避けることはできないと考えております。こうした農業災害から農家を守るために農業保険制度があり、新たに始まる収入保険制度等に加入することが一番の備えであると考えております。
次に、山手地区にため池や井戸を整備してはとの提案についてでありますが、確かに天水に頼る地域にとりましてため池や井戸の整備は有効なものと考えておりますが、農業の高付加価値化、担い手への農地の集積、集約化及び水管理の省力化などを考慮しますと、市内各地で取り組みが始められた圃場整備が地域にとってより効果的な手段であると考えております。今後県営圃場整備が進められる勝屋地区では、農業用水の配水調整及び渇水対策としてファームポンド、いわゆるため池並びに補水用井戸、ポンプが整備されることから、ことしのような猛暑においても水の心配がなくなるものと考えており、ほかの山手地区においても勝屋地区同様に圃場整備の取り組みを支援するとともに、渇水対策のみならず、労働生産性の向上や担い手の確保に努めてまいりたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) まず、これだけ市民の間にも話題になっておりますはぐろの里のデイサービス問題があるわけなのですが、このことについて田中市長はこの状況というのは把握しているのか、また把握しているとすればいつごろ把握したのか、まずそこからお答えください。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 先ほど申し上げましたが、9月10日付で阿賀北総合福祉協会から文書によりデイサービスの休止の知らせを受けたところでございます。内容等については、把握しておりません。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 私は非常に心配しているのは、また第3、第4の自殺者が出た。また、休んでいる人がいっぱいいるわけなのですが、これはどういうふうにするのか。ぜひそういう意味では、特に休職を余儀なくされている人たちに対して励ましていくことが非常に重要ではないかなというふうに思っているのです。それ以上に第3、第4の犠牲者が出ないようにしていくことが今非常に具体性を持って取り組みが強められていくことが必要だと思います。
市のほうは10日付でこの状況を報告されて把握しましたということなのですが、福祉協会の理事長の名前で「職員の皆さんへ」ということで回覧が回してあるわけであります。この中止されたことにつきまして、「長期にわたり激しい労働環境の中での業務に従事させたことを深くおわび申し上げます」ということを述べているのですが、こんなの当たり前の話で、さらにこれ大事なのは、こういう多くの声が寄せられていると同時に、休む期間は今月の9月1日から来年の8月31日までにすると。この期間に対してはこの文書によると、なおこれは県、市の指導により中止予定期間を今言ったような期間に設定したということなのですが、市長はこれ県と相談しながら1年間休むのやむを得ないというふうに判断したのでありますか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 先ほどからお話を聞いておりますと、その文書を私自身は見ておりません。そして、なおかつ先ほど申し上げましたとおり、市には権限等がございませんので、いついつまで休めとかどうのこうのを市のほうから言った覚えはございません。その辺の部分は少しちょっと違っているのかなと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 例えば本当にまじめに働いて、まじめに頑張っていこうということで、やっぱりいろいろこうしたほうがいいというような形で提案している職員に対しては降格させているのです。だから、そういう意味で非常に昔流でいう恐怖的な情勢がやられていると。これではそこに働いている職員は誰も声を上げることはできないです。特に女性の鬱病で、私が知っているのは5人の方が長期に休んでいるということで、本当にもう大変な状況にあって、人間性をやっぱり奪うようなパワハラ、暴言等が出ているわけなのです。
そういう点では、これは今市長が言ったように、確かに私も阿賀北のことですから、市の社会福祉協議会みたいな市が直接、直轄的にやるという部署ではないというふうに思っておりますが、いずれにしてもどこかの市町村であれば私は何も言えないですけれども、これは阿賀野市での施設で起きていることなのです。私の心情からいうと、はぐろの里なんていうのは笹神村がどれだけの資金をつぎ込んで、本当やっとの思いでつくった施設なのか。また、はぐろの里なんかも市として20億、30億も金を提供して今の施設をつくったということで、どれをとっても私は関係ないみたいな顔はできないところであるし、市民の皆さんも「はぐろの里以外行きたくない。早く復帰してほしい」という声がすごく渦巻いているのです。そういう状況で、確かに市長の責任云々というのはないというふうに思うのですが、道義的にそこら辺はどういうふうに思っていらっしゃいますか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 大変恐縮なのですが、いろいろの今阿賀北さんがさもいろんなことをしているような印象を与えるご質問、私自身はその辺が確認もしておりませんし、今パワハラというような表現いろいろと使われておりますし、職員がどうのこうのというお話もされておりますけれども、何かもしそのような事実関係の根拠となるものがあるのであればお知らせしていただきたいなと思いますし、私自身それに対してそのような阿賀北さんの信用あるいは名誉にかかわるようなお話に対してこのような場で根拠もなく答弁する、これは差し控えたいと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) これにつきましてはうわさでこうなったのではなくて、私じかに幹部職員から訴えられまして、実情を全部聞いております。それに基づいて私は質問しております。だから、この文書もその人から提供していただいて、これ見ると9月7日付なのです。だから、市のほうに来た文書よりもちょっと早いということで、同じ文書なのかわからない。これは「職員の皆さんへ」ということで回してあるのです。だから、同じ回覧文書回すにしても、やっぱり休む前に職員の皆さんにこうこう、こういうことで、事情で休みたいのだけれども、どうだろうということだけれども、結果休んでいるからこういう文書出るということ自体が逆さまではないかなというふうに私は思っているのです。これは市長に幾ら私がどうのこうの口説いても、直轄ではないということになればそれまでなのですけれども、やっぱり先ほど私言いましたように、この施設は本当に阿賀野市にとってなくてはならない施設なのです。だから、これはどこが運営しているとかいないとかの以前の問題で、この施設が市民が望む施設として現在利用されてきた人も、はぐろの里以外行きたくないと、ぜひまたこの施設をすぐ復活させてほしいという声がすごく多いのです。だから、そういう意味で、言葉は悪いのですけれども、市長としても道義的に責任を持って解決する手だてを講じていかなければならないのではないかなというふうに思っております。そういう点でそこの点を、本当に何回も言いますけれども、このはぐろの里は本当になくてはならない施設で、この施設がつくられてからあちこちで今の特養なんかもでき始めてきたわけなのであって、ここをやはりきちっとしていくということが私は非常に求められていると思います。
市長は県からこういう事情があるというのを先聞いたのか、それとも市長のほうから県のほうにこういうことがはぐろの里で起きているのだけれども、承知しているのか、どういう手をとろうとしているのかということを問い合わせないしはそういうことがあると意見を述べたことは県に対してありますか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) また再三同じような答弁になりますけれども、今言われている部分が非常に私としては理解ができないのです。ご質問されている部分、県から文書とか何かお話があったり、9月7日の文書がどうのこうのというものを先ほど言われておりますけれども、私が聞きたいのは先ほどから議員がいろんなパワー的な言葉を使われてお話しされておりますけれども、その根拠は何なのかなということをお聞きしているので、この9月7日というのは先ほど、私は見ていませんけれども、理事長名で「職員の皆さんへ」の文書なのですよね。それはオープンになっている文書なのでしょう。それ以外のものを私は何をもってそう言われているのかなということが理解できていないということでございます。したがいまして、県からどうのこうのというのも一切ございませんし、私としては9月10日付の文書、休止しますと、その文書を唯一公の文書として理解しているところであります。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) ちょっとすごくしつこいような聞き方で申しわけないのですけれども、ここに県、市の指導により中止予定期間を定めたということなのですが、おおむね1年間休みたいということについて市のほうでは、ここにある市の指導という、市も指導したというふうになっているのですが、これは市長が責任を持って指導されたのですか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) もしその文章が市、県の指導という言葉になっているとすれば、それはその書いた施設の関係者が誤解、間違っていると思います。県の指導権限ならば理解できますけれども、市がああだこうだという話は一切しておりません。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) そうすると、仮に田中市長がおっしゃられるようなことであればちょっと大事な問題です。やっぱり市が知らないのに市が指導したという文章になっているわけですから、これは後で市長に1枚コピーしたので、やりますけれども、私はこれを見て、私は9月議会のときにちょっと関連としてこの前聞いたときに、たしかそのとき市長は阿賀北の問題であるから私はこれ以上は述べることできないというようなことで、ましてやその時点でこういう文書が出回っていたのです。だから、そこら辺の事実関係等々やっぱりきちんと把握して対応していかないとうまくないのではないかなというふうに思っているのです。ですから、これは今何回も繰り返して申しわけないのですけれども、本当にこの利用されていた方が、この施設はもう私たちにとってはなくてはならない、このはぐろの里は出たくないという思いを持ってほかに回されたという利用者の方々が多くいるのです。そういう市民の声に市長を初め行政のほうがやっぱりそれに応えて、手を打っていく必要があるのではないか。確かにちょっと繰り返して申しわけないですけれども、阿賀北のことですから、市がどこまで口出せるかという問題点もありますけれども、もっとやはりそこをやっぱり市の、市民のサイドに立ってこの問題どう解決するのかということが今、あそこの管轄だから、ここの管轄だから俺は知らないという態度は、市長は絶対そういう態度はとらない市長だというふうに私は思っておるのですけれども、ただ今言ったようにその情報がうまく入っていなかったということもあるのですが、やはりこの種のそういう意味では市民の命と財産を守るというのはちょっと繰り返しになって申しわけないですが、これはもう本当に市長としての責務であるというふうに私は思っております。そこで、やはり県、市が入るか、ほかは何人どうなるかわからないけれども、やっぱりこれを早く対応していかないと、今休んでいる職員の皆さんも回復しないままやめてしまうというおそれもあるのです。やっぱり今休んでいる職員の皆さんなんかも早く回復していただいて、現場に復帰できるように私たちが本当にいろんな意味でサポートしていかなければならないというふうに私は思っているのです。
ですから、ちょっと結論めいたことを言って申しわけないのですけれども、市長が積極的に第三者委員会といいますか、やはりこれらをつくろうということで県や関係者等にやっぱり働きかけて、早く解決のめど立つためにも私は第三者委員会をつくることを提案しながら事を進めていってもらいたいなと。それがこの阿賀野市にある施設の責任者として私は当然のことであるかなというふうに思っているのですが、そこら辺は第三者委員会を設置するために市長は一肌脱いでいただけますか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 本当に恐縮なのですが、冒頭にも申し上げましたが、これは一つの法人の信用、信頼性、そういったものにかかわる大きな問題であります。今ほどお話がいろいろありますけれども、私として理解しているのは、介護職員が、介護に当たる職員が不足している。不足すれば何が起きるか。利用者の安全、そういった部分に影響を与える。だから、そういった面から休止されたのだろうという、最適な判断をされたのだろうと理解しているわけですけれども、いろいろと先ほどからお話聞いていますと何を根拠にいろいろな話をされているのかなと。例えば今休んでいる方がどうのこうのとかお話しされていますし、ほかに回された方々がどうのこうのという話もされています。私自身は直接そういうお話は1回も聞いたことがないのです。何が言いたいかといいますと、私にもその方に会わせていただければ、私自身もお話を聞いて、今第三者委員会とかどうのこうのとおっしゃりますけれども、そういったものはその中で判断をさせていただければと。それで、一番の問題は、やはりこういったセンシティブな話はこういう場で根拠も示さずにご質問されるのは、本当に私としても答弁しにくいのです。その辺だけはご理解いただきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) ぜひそういうのであれば、今言った幹部職員や職員の方何人かとお話しできるような場所をつくってもらうように、こちらからその方たちに提案をしていきたいというふうに思っております。ぜひそういう場が設定されましたら市長積極的に出ていただいて、当然出ていただくと思うのですけれども、いろんな角度からやっぱり事実関係について聞いていただいて、それで私が言っております第三者委員会がいいのか、それともまた別な形がいいのか、それについてやはりここの阿賀野市の田中市長としても労を、いろいろ力を注いでいっていただきたいということをひとつお願いいたしまして、とりあえずこれは今言ったようにちょっとずれが幾らやってもありますので、そういう、私のほうからも私に訴えてきた幹部職員と職員の皆さんに市長が会いたいということを言っていたということで、いつのいつとは言いませんけれども、向こうの都合もありますから、ぜひ面会したいということで私のほうからも連絡とって、日にちが決まったら田中市長に連絡をしたいというふうに思っております。ぜひ早くこれ解決しないと、そんなことないさと俺も否定して歩いているのだけれども、いや、おおむろの丘も何か変になっているとか、いろんなそういう話が飛び火してきているのです。これはちょっとうわさの域を出ませんからどこまでのあれだかわからないけれども、社会福祉協議会の施設にまでそういうあれが波及しなければいいなというふうに私は私なりに心配をしているわけなので、先般の中ではおおむろの丘を初め阿賀野市が指定管理にしている施設ではそういうことはないと、起きていないということは明言しておりましたけれども、あれから2カ月たっておりますけれども、今年度いっぱいで一応期限、あれが切れるのですね、契約が。違いますか、30年度いっぱいで。違ったっけ。失礼しました。そういうあれもあるので、ぜひそれらのあれを打ち消す上でもやっぱり早くこれをきちっとおさめていくなんていう言い方悪いですけれども、市長はやはり手だてをとっていく必要があるなというふうに思いますので、ぜひ市長からそういう意味でもう一苦労、二苦労していただきたいというふうに思いますが、そういう点の決意といいますか、それはいかがでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) いや、非常にこれを聞いている人がイメージが悪いまちだなという印象を持つのではないのかなと思います。私どもはもう明るい元気なまちにということで売っているわけですけれども、ですから何度も申し上げますけれども、本当にそれが事実なのかどうか。事実でもないものをこういう場でご質問されると私としても答弁もできませんし、イメージ低下に対してなぜそういうことを言われるのかなと不快感を持つところでございます。ですから、今後はできればそういうご質問は事前に根拠等を私に示していただいてご質問していただければなと思っているところであります。おおむろの丘にしても、3月31日でただ指定管理の期間が切れますよと、その後はまた続投で社会福祉協議会のほうが運営されると聞いておりますし、特段何も問題はないのです。問題なのは、今全国はどこでも同じように介護職員が不足している、この現実があるだけでありまして、それをもってこうだ、ああだというのはなかなか私としては納得がいかないなというような思いでございます。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 全国的にこういう施設に関係する職員の皆さんが非常に苦労しているということ、難儀しているということで、やっぱりそういう意味からも本当に早く改善の方向をつくっていただいていくということと、前のときも言ったけれども、国に対して介護職員の手当は厚くせいというあたりも一声やっぱり上げていただきたいと。市長から云々ではなくて、田中市長個人としてもぜひ意見も上げてもらいたいなというふうに思っております。
では、続きまして、農業問題に移らせていただきます。答弁見ますと、余り大した被害なかったというふうに捉えかねない答弁なのです。27年度から比べれば余り大したことないわいということで、全県平均1等米比率は77%で、阿賀野市は81.3%で、悪い中でもよかったということで締められているわけなのですが、あちこちに聞くと今回のものは稲だけでなくて、本当に園芸とかいろんなところにも日照り、水枯れで、やっぱり被害起きていると。特に露地栽培の野菜なんかは結構大変だったというふうに聞いております。そういう点で私はそのために山手でそういうことを提案しているのですが、その前にこういうことのために、備えるために、31年からですか、収入保険に変わるというのは。そうなると、今順次説明会を開きながらやっているというふうに聞いているのですが、何十%というとあれだね。今何%の方が収入保険に加入を表明されておりますか。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) 新年度から収入保険制度が始まりますが、その加入割合ということでしょうか。基準……
〔「加入割合」と呼ぶ者あり〕
〇農林課長(遠藤孝栄君) 加入割合。制度がどういうものかということでよろしいでしょうか。
〔何事か呼ぶ者あり〕
〇農林課長(遠藤孝栄君) わかりました。NOSAIのほうに確認をさせていただきました。阿賀野市の関係者は、11月末でお一人でございました。1名です。
〔「1人」と呼ぶ者あり〕
〇農林課長(遠藤孝栄君) お一人。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) まだこれからですから、皆さん慎重に考えているのだろうと思いますし、また具体的な説明会等まだこれからやられていくと思うのですけれども、やはり一つのネックになっているのが、この収入保険というのは青色でなければだめだと、白ではだめなのですよということなのです。その前提になるのは当然認定農家でなければだめなのですけれども、無理して認定でなくても青であればいいみたいな話も聞いておるのですが、とにかく白から青に変えて、青でなければだめだというところにかなり困難があって、そこが一つの私は考えるには足を踏み出せない大きな要因があるのではないかなと思いますが、そこらは市としてちょっといろいろ意見を聞いたことありますか。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) 今回の予定されています新制度、収入保険制度でございますが、青色申告の方が対象になるということでございます。白色の方についてのご意見については、特に私のほうはお伺いはしてございません。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) ぜひこのあれを改めて、改善していただいて、白色の人でも加入できるということをやっぱり強く意見を上げてほしいのです。ただ、ほら今度は規模がどうだとかああだでなくて、いわば全農家が対象ですよね、この収入保険、いわば今の共済制度というのは。それも加入しない方もちょっといますけれども、だからやっぱり白も加入できますよというふうにぜひ改善してくれということを、阿賀野市の強い意見だということでやっぱり上のほうに意見を申し上げるべきだと思いますけれども、そこら辺は不可能ですか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) この収入保険というのは、減収を補填するわけです。そうすると、基準所得がないと減収が判断できないわけです。やはり白では基準所得がわからないのです。それはもう議員もおわかりのとおりだと思うのです。青色でなければ基準所得がわからない。そうすると、減収補償、補填をしようにも白ではできなくなりますよということで、国としては青色申告を前提にしているというのは議員も重々承知してご質問されていると思うのですが、それをあえて市のほうから国に対して白も認めてくれというようなアクションというのは起こす気もございませんし、今現在ももうナラシがあるわけです。皆さん大分多くの方がナラシ入られていると思うのです。それで、今回の被害多少あったと。私どもの判断では大体共済のほうへの申請件数を見ますと1.3%ぐらいが被害が多少あったなと。多少ですよ。100%被害がありましたというわけではなくて、70%、10俵とれるところ7俵しかとれなかったというような感じの、3割ぐらい減収になったというような方が1.3%ぐらいおられると、こういう状況はわかりますけれども、そういった方についてもナラシに入っていればまた9割補償、補填されるわけなので、そういったところも重々承知していると思いますが、そういったことも考慮した中でご理解をいただきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) この収入保険の制度について、確かに新年度からこうなる、変更しなければならぬですけれども、よくわからない人が多いのです。そういう点でやはり説明会等を開いてやっぱり周知を徹底していくということを本格的に進めていってもらわないと間に合わないのです。だから、稲刈り終わってから入りますではだめなわけなので、そういう意味で早目早目に手だてをとってもらいたいというふうに思います。
それから、被害の関係についてなのですが、81.3%というのは阿賀野市全体の平均値でおっしゃっていると思うのですが、これを地域別にやっぱり相当違いがあるというふうに思っているのです。ですから、こちらから申し上げたように、これで大分調べがつくかなと思うのですけれども、旧小学校区単位でぜひ作況指数と、それから収量について調べていただけないかなと。多分そういう形はまだ調べてはいないと思うのですけれども、旧小学校笹神でいえば5つありますし、ほかも相当いっぱいあるのですけれども、そうするとかなり地域に密着した形なのですね、旧小学校単位でいうと。そういう点で、やはり地域的に見て言わないと本当の意味での被害状況がわからないというふうに思っているのです。平均で81.3と言ったって、いいところも悪いところもならせばこうですから、やはりもうちょっと具体的に調べていくと。というのは、先般ここにもお邪魔して、遠藤課長からも対応していただきましたけれども、農協・自治体キャラバンであちこち回らさせていただいて、五泉市なんかも本当に悪い地域は戸倉だとか、わかります、戸倉地区。旧村松町のすごく山奥なのです。あと、阿賀町ではやっぱり上川が悪いとか、かなり地域を限定して調べているのです。言っては悪いが、ここだけですね、大まかにしか見ていないのは。だから、私が言うように旧小学校区単位で面倒でもそこを調査していただけないかなというふうに思うのです。市長、そういう統計というか、調査の仕方いかがでしょう。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 我々行政をつかさどる立場からは、確かにそういったものを把握する必要性はあろうかとも思いますけれども、むしろ組合員であります農協のほうに確認されれば大体おわかりになるのではないのかなと思っております。この場で旧小学校単位での作況あるいは被害、できばえ、そういったものをご質問するのならば、むしろ手っ取り早いのは農協のほうに確認されたほうがいいと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 10番、稲毛明さん。
〇10番(稲毛 明君) 確かに農協行って聞けばわかると思う。私行政としてきちんと調べて押さえておるというものがこれは大事なことではないかなと。これ必ずその後またいろんな形でこの調査結果が生きてくるといいますか、統計学的に比較する材料としてなっていくというふうに思いますので、そういう点で面倒だろうと思うのですが、ぜひ努力をしていただきたいなと。もうそろそろほとんど米も出し終わりまして、検査もほとんど終わっているというふうに思いますので、ちょっと繰り返して申しわけないですけれども、旧小学校区単位でぜひ調べていただけば、なお一層はっきりしてくるのではないかなというふうに思いますということをお願いを申し上げます。
以上をもちまして私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
〇議長(風間輝榮君) 質問を改めます。
4番、近山修さん。
〔4番 近山 修君登壇〕
〇4番(近山 修君) 4番、近山修です。2項目について質問いたします。
1項目めは、県道へのガードレールの設置について伺います。分田県道は片側にガードレールが設置されていますが、今分田から水原に向かってきますと、左側ですが、ほとんどついています。反対側には余りついていません。分田県道は、道路と田んぼの落差が2メートルぐらい続いていて、非常に危険なところがあります。なぜ設置されていないのかわかりません。設置基準を伺います。
また、分田バイパスの交差点で事故が多発しています。分田バイパスまだできて何年もたっておりませんけれども、しょっちゅう事故が起きています。今後の市の対応策について伺います。
2項目めは、冬期の機械除雪について伺います。9月議会の一般質問で機械除雪の際のタイヤチェーンの装着について質問しました。後日、作業効率は4輪装着より2輪装着がよいとの回答がありました。その根拠を伺います。どうかよろしくお願いします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 近山議員のご質問に順次お答えをいたします。
初めに、県道へのガードレールの設置についてであります。ガードレール等の防護柵は、主に車両の路外への逸脱による乗員や歩行者等の人的被害の防止を目的とし、盛り土や崖、擁壁などからの落下等による被害が懸念される区間に設置するものとされております。県では、防護柵の設置基準に基づき、路外の地盤高から路面までの路側高やのり勾配を勘案し、危険度の高い区間において優先的に防護柵を設置しているとのことであります。ご質問の緑町から分田までの県道については路側高が約2メートル以上で、急なのり勾配を呈しているため、比較的危険度が高い区間と推察されることから、改めて市と県で現地調査を行ってまいりたいと考えております。
次に、分田バイパスの交差点の事故対策につきましては、市道分田新座線と県道交差点における今年度の事故原因を阿賀野警察署に確認したところ、10月末時点で全5件のうち、一時不停止1件、安全確認不足2件、ハンドル操作誤り2件であり、道路の構造的な原因ではないということでありました。今後も阿賀野警察署や道路管理者である県と連携を図りながら効果的な交通安全対策を検討するとともに、交通事故の防止に努めてまいりたいと考えております。
次に、冬期の機械除雪についてお答えをいたします。降雪時の機械除雪では、機械の横滑りを防ぐとともに駆動力を路面に伝えるためタイヤチェーンを装着しており、雪の多い山間部の作業では除雪機械が大きな駆動力を得るため、4輪のチェーン装着が必要となります。一方、市街地など平地の除雪作業の場合、積雪も少なく、早期に除雪作業を完了する必要もあるため、効率性を重視し、2輪装着による除雪作業を実施していることがあります。なお、2輪のチェーン装着は、労働基準監督署に確認したところ、労働安全衛生法上の問題はないとのことでありました。市といたしましては、除雪路線の降雪量や場所、路面や地形等の状況により、引き続き効率的な作業と安全に配慮しながら除雪作業に努めるよう除雪業者を指導してまいりたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 4番、近山修さん。
〇4番(近山 修君) それでは、再質問させていただきます。
分田県道はふだん利用している道路なので、気にもとめないで車で通っていたのですが、安田地区の敬老会で、多分大和地区の方だったと思うのですけれども、分田県道が道路と田んぼの落差がひどくて、怖くて遠回りして49号通って水原のほうに来ると、そういうようなことを言われまして、認識不足だったのですけれども、初めて危険なところだなと気づいたのでありますが、改めてこれ気にしながら通ってみましたら、非常に新江用水のあたりとか、中潟入る手前とか、非常に落差の大きいところがありまして、分田から行くと中潟に行く昔の地蔵様のあたりですけれども、その辺にこの間稲刈り前にはダンプが落ちていましたし、非常にそういう危険なところが何カ所かあるのです。答弁では県と現地調査を行っていくというような形で答弁ありましたけれども、現地調査だけではなくて、それ以降の、私よくわかる。ガードレールってあるのですけれども、先ほど市川議員から聞きましたらガードロープといいますか、そういうのもあるので、今結構分田から中潟に行くとガードロープになっていますので、除雪の邪魔にならないようなそういうガードロープの設置でもいいですので、その辺県と現地調査を行って設置していただくようなことになっていただきたいと思うのですけれども、その辺いかがでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 県のほうにもちょっと確認したところ、まず基本的にガードレール、車両用防護柵といいますが、車両用防護柵の設置基準については、基本的にまず路面の高さから下の盛り土の場合だとのり尻までの高さがまず2メーター以上、ルールからいうと4メーター以上でのり勾配が1割未満の場合については、これはもうはっきり言ってガードレールをつけなさいという部分になっていますが、2メーターからその間については基本的にのり勾配とかによってちょっと設置する設置しないというのがまた分かれるのですけれども、それについてこういう基準に基づいてちょっと県のほうと調査をして、また交通事故の原因というのが、本当に道路の構造上の問題なのか、それとも運転手の不注意なのか、そういった事故原因を含めて現地調査を行って設置するかしないかという判断をしたいと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 4番、近山修さん。
〇4番(近山 修君) 先ほどダンプカー落ちていたと言ったところなのですけれども、あそこ市営バスも半分落ちかかりまして、ひっかかっていたこともあるのですよね、下まで落ちなくて。結構カーブがあって、水原のほうから来るとちょうど下っているのでしょうか、そんな関係で結構そのまま真っすぐ行って落ちてしまうというような形で、そのところは結構車の事故のあるところなのです。
そんな関係でぜひとも善処をお願いしたいということと、あと先ほど新座とバイパスの交差点、これ5件ほどありますけれども、そのほかにもそろばん塾のあたりとか、ちょうどあれ交差点で結構事故あるのです。やっぱり直角の十字路ではなくて、ちょっと斜めの十字路になっているものですから、左側が見にくいといいますか、そんな感じもあるので、結構交差点で事故あるのですが、新座のその交差点のところ田んぼであればそんなしょっちゅう行っていないのですけれども、すぐそのちょうど角のところに畑があるのです。その畑の方がそれこそ何回も車落ちてこられて、畑はほら作付しているとほとんど毎日のように畑に行って手入れしなければならないといいますか、草取りしたり。そんな関係で怖くておちおち畑にいられないと、そんなことを言われまして、何とかガードレールかガードロープでもいいですけれども、何かそんなのつけてもらえないのだろうかというようなことを言われていますが、いろいろその前にも建設課に相談したのですが、ちょっと幅がどうとかこうとか言われまして、ただ地権者の方が非常におちおち畑にいられないということでありますので、その辺の何とか善処をお願いできないものでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 分田保育園の交差点でございますよね。今回ことし発生した交通事故について警察にちょっと確認したところ、全て保育園側から出て、それで水原側から来た車と事故が発生したという原因でございまして、その反対側の新座のほうについては見通しがいいということで余り事故が発生しないのですけれども、その反対側についてはやはり保育園と県道の間に畑があって、ちょうど青い仕切り板というか、あれが遮蔽物になっていて、大変見にくい状況になっております。私現地も見させていただいたのですけれども、うちとしては警察等と協議しまして、市道のほうで必要な看板等は必要であれば設置する考えはありますが、ただ現地やはり信号がもうボタン式なのです。それであれば、はっきり言って完全な信号制御、赤、青ということで完全にもうとめるという手もありますので、そこはまた警察と協議しまして、原因が原因でありますので、そこはしっかりと確認して今後対応を行ってまいりたいと考えております。
〇議長(風間輝榮君) 4番、近山修さん。
〇4番(近山 修君) 私言ったこの間突っ込んだ車、クリーン産業の車ですけれども、それが落ちていたのです。そういう大型車が、中型ですか、そういうのが新座寄りのほうの畑に落ちるのです。そこの人がそういうふうに言っているので、分田保育園のほうから来るだけではなくて、新座のほうから来たのもそういうふうに事故が起きていますので、その辺何とか善処をお願いしたいと思いますが、よろしくお願いします。
続きまして、機械除雪のタイヤチェーンの装着について伺います。この間津川のあたり通りましたら、準備している除雪車でしょうか、4輪つけてもう走っていたのです。そんな感じで、津川は確かに阿賀野市よりは雪いっぱいありますから、多分4輪装着が義務づけられているのかなとは思いますが、阿賀野市でも例えば笹神の山手のほう行きますと多分雪はこの辺よりは多いと思うのですけれども、その辺は4輪装着とかそういうのは、指導というか、契約とかそういうのはなっているのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 逢坂産業建設部長。
〇産業建設部長(逢坂康之君) 業者に委託する契約の範囲内で4輪装着というものはございません。業者のほうにいろいろこのチェーンの運用についてちょっと確認したところ、やはり今議員の言われるとおり、笹神、安田の山手については確かにほとんど4輪装着になっておりました。それに対して水原と京ヶ瀬については雪が少ないとき、そのときについてはやはり効率性を重視して2輪装着。ただ、その2輪装着でも、残っている2輪については当然スノータイヤで対応しているという状況でございました。
〇議長(風間輝榮君) 4番、近山修さん。
〇4番(近山 修君) どうもありがとうございました。たまたま土建会社の方と、知り合いいまして、その人とこの間話したら、いや、議会のあれで9月議会のときの答弁、2輪装着のほうが効率がいいのだと言われたら、何言っている、4輪つけたほうがよっほどいいことだと、そんなことを言われまして、それで再度質問させていただいたわけでありますけれども、今後ともそういう山手地区で4輪装着になっているのであれば安心いたしますが、ことしの春みたいな雪だとその辺また平場のところでもそういうふうなの必要になることもあるかもしれませんが、そういうときはぜひともそういう業者の方にちょっと連絡でもして、危険性のないような装着で作業していただきたいと思いますので、ぜひともその辺指導よろしくお願いしたいと思います。
後もありますので、以上で終わります。どうもありがとうございました。
〇議長(風間輝榮君) 質問を改めます。
2番、清野栄一さん。
〔2番 清野栄一君登壇〕
〇2番(清野栄一君) 2番、清野でございます。私のほうからは、4問の事前通告をしております。
まず、1つ目でございます。上水道経営について。日本政策投資銀行は、昨年、2017年4月、「水道事業の将来予測と経営改革」という調査研究レポートを公表しました。これによりますと、日本の水道事業は人口減少による給水人口の減少、1人当たりの使用量の減少、巨額に上る維持更新費用、耐震化投資、高い有利子負債の水準、職員の高齢化、技術承継の問題など、さまざまな複合的課題について言及しております。また、将来への取り組みとして、持続的に水道事業を継続するには、継続的、段階的な料金値上げ、長期の事業計画に基づいたキャッシュ・フロー・コントロール、広域化、PPPによる抜本的経営改革が必要であるとしています。そこで、当市における事業経営の現状と課題、給水区別施設利用率、これはピーク、5年前、最新の状況について、それから施設、設備の改良計画と財政収支予測について伺います。
次に、2問目でございます。30年産米の作況について。10月31日公表の農林水産統計によりますと、県別の作況では、新潟県95、北海道90、秋田、山形が96と、いわゆる米どころでよくない数値となっています。当市の属する下越北の作況は、9月公表の95から90に大きく下方修正され、作況が公表される県内7地域のうち、佐渡の86に次ぐ著しい不作となっており、戸別所得補償が廃止されたことによる収入減と不作による収量減で農家経済への影響が危惧されるところであります。この作況指数が90となったことによる減収の影響、実態をどのように把握、判断しているのか。また、農業団体等からの支援要請はあるのか、あった場合の対応について伺います。
次に、3問目でありますが、消防団員の年報酬についてであります。ことしの3月議会において、地域防災と消防団についてという質問の項目の中で、消防団の車両、装備等については計画的に整備されているという答弁をいただいたところでありますが、消防団員の年報酬については他市町村の状況を見ながら検討するという回答でありました。そこで、改めてお聞きします。消防団員の年報酬は1万4,000円と県内最下位でありますが、その理由と改定の見通しについて伺います。
最後に、4問目でございます。防犯カメラ設置についてであります。近年、防犯カメラはさまざまな場所で普及し、都市部では駅や道路、公園などの公共空間で見かけることが多くなりました。ことしの7月公表の平成30年の警察白書によれば、国内における刑法犯は平成14年の285万3,000件をピークに平成29年には91万5,000件まで大幅に減少、防犯カメラの設置などにより街頭犯罪への抑止効果があると指摘しているところであります。また、新発田市では防犯カメラを設置し、カメラ管理運用規程で通学路や犯罪の発生する可能性の高い市街地等の公共施設等における犯罪の未然防止を目的として設置すると定め、犯罪の抑止に向け、設置に取り組んでいます。当市においても設置する場合は、子どもを守り、犯罪の起きにくい地域、環境づくりという観点で通学路を中心に人々の往来の多い場所など、警察や学校関係者、自治会等の意見も踏まえ、客観的妥当性のある優先度の高いところから設置すべきと思います。そこで、設置場所の選定方法、基準及び今後の取り組み方針について伺います。よろしくお願いいたします。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 清野議員のご質問に順次お答えをいたします。
初めに、上水道経営についてであります。まず、事業経営の現状と課題についてでありますが、水道事業の現状は給水人口の減少や節水型社会への移行などによって給水量が平成12年度をピークに減少傾向にあり、これに伴って水道料金収入の減少も続いている状況であります。一方、水需要の上昇期に布設した水道管、浄水場などの水道施設については耐震化や更新工事が必要不可欠となっていることから、今後は所要の事業費を確保しながら安定した経営を持続していくことが大きな課題になっております。
次に、給水区別の施設利用率の状況についてでありますが、給水能力に対する1日平均給水量の割合は、安田給水区が現在の能力となった平成18年度以降のピーク時は平成26年度が37.18%、5年前の24年度が36.1%、29年度が33.4%でありました。阿賀野給水区は、ピーク時は平成12年度が71%、5年前の24年度が58.83%、29年度が55.46%でありました。
次に、施設、設備の改良計画と財政収支予測についてでありますが、水道事業経営の基本計画としては厚生労働省が掲げております将来を見据えた水道事業の理想像とその具現化により取り組むべき事項、方策に基づいた阿賀野市新水道ビジョンを策定しております。この新水道ビジョンは、平成28年度から10カ年を計画期間として、諸施設の耐震化等を中心に主要事業の事業費総額を約50億円と見込んでおり、ロードマップに基づき順次事業を進めているところであります。財政収支については、これら事業計画の進捗に伴う財源見込みを加えた将来予測をしたところ、平成33年度から赤字が発生し、41年度に内部留保資金がなくなるものと予測しております。次年度は新水道ビジョンの見直し年度に当たるため、決算の実績、改良計画の変更などによって財政収支計画を見直すこととしております。今後も水道事業経営を持続していくため、事務事業の効率化等による健全経営を堅持しながら計画的に事業を進めてまいります。
次に、30年産米の作況についてお答えをいたします。当市の状況につきましては先ほど稲毛議員のご質問にお答えしたとおりであり、市の農業全体に対する被害は平成27年のような状況にはないと考えております。
次に、農業団体等からの支援策の要請についてでありますが、現在までのところ正式な要請はいただいておりません。なお、新潟県はいち早く農林水産業振興資金の8号資金制度を創設し、干ばつ、台風等による被害農林漁業者に対応する方針を示しましたが、市内金融機関に利用状況を確認しておりますが、現時点で8号資金の申し込みはございません。また、JA北蒲みなみ、JAささかみ両農協に確認したところ、融資申し込みの件数は合計13件、約2,300万円となっております。
次に、消防団員の年報酬についてお答えをいたします。消防団員の年報酬額につきましては、平成9年4月に階級ごとの改定を行っており、階級が団員については1万3,800円から現在の年報酬額である1万4,000円に改定をいたしました。また、その年報酬額については、県内109消防団中84番目でしたが、その後県内他の消防団の改定によって、平成22年4月に県内で一番低い年報酬額となったところであります。一方、年報酬額とは別に支給される災害出動や訓練に対する費用弁償については県内他の消防団と比較しても手厚い金額となっており、そのことが年報酬額の改定を行わなかった理由の一つと考えております。
次に、年報酬額の改定についてでありますが、3月議会の一般質問において清野議員から同様のご質問をいただき、他市町村の取り組み状況等を参考にするため調査をしたところであり、その中で年報酬額の改定については費用弁償や定数とあわせた見直しなどの状況を確認しているところであります。当市においては、今後の人口減少を踏まえ、消防団員の意見を聞きながら地域防災力の中核として欠くことのできない消防団の組織づくりとあわせて年報酬、費用弁償、定数等を検討しているところであります。
次に、防犯カメラの設置についてお答えをいたします。今年度高齢者の行方不明事案が発生した際の早期発見、保護につなげる取り組みとして、過去に事案が発生した折居地内の市道に見守りカメラ1台を設置したところであります。平成25年4月から本年11月末までに高齢者の行方不明事案は18件発生しておりますが、高齢化の進展に伴い、今後の事案増加を懸念しているところであり、来年度も見守りカメラの設置を推進してまいりたいと考えております。ご質問のカメラの設置場所の選定方法、基準及び今後の取り組み方針についてでありますが、設置場所は人口の密集状況、高齢化率を勘案して、主要な道路の交差点や橋梁付近に設置することとしております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それでは、再質問をお願いします。
まず、上水道経営についてであります。施設利用率、先ほど答弁ございましたが、安田給水区29年度が33.4、ピークが37.18。100に対して37.18あるいは現状33.4というのは3分の1の状況でありますが、これはどのような理由でこんな低い数値になっているのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 仁谷上下水道局長。
〇上下水道局長(仁谷邦男君) お答えいたします。
答弁にもありましたが、平成18年度から安田の給水区が現在の施設能力になりました。この理由といたしましては、安田の産業団地に新たに給水をするための施設を稼働させたということでございまして、その分が今のところ余りうまく稼働できていないという状況がございまして、余剰になっている要因になっているかと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) その施設の能力ですけれども、どういう判断でそんな大きなものをつくったのか。今にして思えば物すごい過大なものになっているのではないかなと思いますけれども、これ以前の安田の施設利用率というのはわかりますでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 仁谷上下水道局長。
〇上下水道局長(仁谷邦男君) それ以前のものというのが、ちょっと申しわけありません。持っておりませんが、この18年度に加算された能力というのが日量3,500トンだというふうに判断しております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それでは、阿賀野給水区について伺います。
阿賀野給水区も、平成12年度が71%ありました。現状55%ということで、これも半分近くまで落ちているわけですけれども、これは単なる人口減少だけなのか、あるいは将来的にもまたさらに落ち込むのか、その辺を教えてください。
〇議長(風間輝榮君) 仁谷上下水道局長。
〇上下水道局長(仁谷邦男君) 一番大きい要因は、おっしゃるとおり人口の減少だというふうに判断しております。生活用水が一番落ち込んでいるところでございます。その次に、旅館用水もやはり落ちているというのが実態でございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) そうすると、これが限りなく100%に近づく可能性というのはもうほぼ見込めないということでよろしいでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 仁谷上下水道局長。
〇上下水道局長(仁谷邦男君) 施設利用率というのは、平均の水量に対する能力の割合でございます。それにまた別な指数がございまして、私ども水道の施設をつくる際には最大稼働率というものをまず念頭に置きながら施設をつくるということでございます。最大稼働率というものは、1年のうちで一番使う量、それがどれなのかと、どこぐらいなのかというのを基本にするものですから、そうなりますと今の施設利用率よりも皆数字のほうが少し上回っておりますが、いずれにせよ数値としては施設利用率と同じくどんどん右肩下がりになっているというのは実態でございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 最初の質問の中でも言わせてもらいましたが、施設設備、管路の更新とかいろいろ課題があると思いますが、今の管路の年間における更新率というのはどの程度事業をやっているのか。
〇議長(風間輝榮君) 仁谷上下水道局長。
〇上下水道局長(仁谷邦男君) こちらも答弁のほうにございましたとおり、28年度に水道ビジョンを策定いたしまして、そこで事業計画を入れさせていただいておりますが、策定しておりますが、その中である程度の10年間の事業費確定しております。毎年管路の更新におきましては、3キロ前後を行っていこうというふうな計画でございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 比率にするとどれぐらいになるのですか。
〇議長(風間輝榮君) 仁谷上下水道局長。
〇上下水道局長(仁谷邦男君) 総延長が454キロメートルございまして、そのうちの3キロということになりますと0.66%だったかというふうに承知しております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 管路の法定耐用年数が40年ということで、逆算していった場合到底間に合わない率だと思うのです。それから、実用的な実耐用年数、1.5倍程度、60年ぐらいを見込んでいいのかなと思うのですが、それにしたとしても全然間に合わないわけです。そうすると、管路の破損とか漏水とかいろいろ起きる可能性は、危険性が高まるのではないかと思いますが、その辺はどのように対処される予定でしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 仁谷上下水道局長。
〇上下水道局長(仁谷邦男君) おっしゃるとおり、なかなかこのスピードでは単純計算すると150年ぐらいかかってしまうというふうな計算になってしまいますが、今のところ事業の健全性と、それからそういった施設の安全性、それを両方バランスをとりながら進めておるというふうなところで、今の状況ではこの程度が手いっぱいなのかなというふうに思っております。ただし、平成元年度から、当時本当にもろい管で石綿セメント管という管が存在しておりまして、それが130キロから150キロ程度私どもの管内では布設されておりました。それについては大体59億円の総額かけまして、元年から27年度まででほぼ布設がえ終わっておりますので、その布設がえをした際には丈夫な管を入れておりますので、そこまで心配する必要はないのかなというふうにも思っております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それでは、耐震化率、耐震対応についてどのように取り組むのか、お聞かせください。
〇議長(風間輝榮君) 仁谷上下水道局長。
〇上下水道局長(仁谷邦男君) 耐震につきましては今現在総管路に対しまして9.2%という数字でございまして、この数字の位置といたしましては、県の平均が27年度で15.4%ということでございます。それに比べてかなり低い数字になっておりますが、先ほど申し上げた年間3キロずつで、この水道ビジョンが策定の一番最終年度が37年度でございますので、その時点ではこれと匹敵する15.5%まで持ってこようというふうな計画でございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) いずれにしても、相当の費用がかかるというようなことが想定されますけれども、今の阿賀野市水道事業の有利子負債、それと給水収益の比率で見た場合、この水道ビジョンに出ていますけれども、約6倍になっているのです。それで、全国の平均は3倍なのです。そうすると、全国と比べると物すごく数値が2倍ですから、倍以上悪いということが言えるのでしょうか。それから、県内と比較しても4倍程度ということでここに水道ビジョン出ていますけれども、県内と比較しても悪い数字なのです。こういう中でどのように経営していくかというのは非常に課題になると思いますが、この要因というのは何なのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 仁谷上下水道局長。
〇上下水道局長(仁谷邦男君) 私どもの事業体が高い要因といたしましては、先ほど申し上げました石綿セメント管の更新、これが総額で59億円ほどでございましたので、これが今現在も残債として残っております。今残債として残っているのが全体で59億7,000万円でございますので、その38%を占める22億5,000万円ほどが石綿セメント管の更新に使ったものということで、この更新を積極的に行ったというのが残債にもつながっているというふうに判断しております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) でも、石綿管を鋳鉄管にかえるとかフレキシブル管にかえるというのは、これはでもどこでもやっていることですよね。阿賀野市だけが石綿管を鋳鉄管にかえたわけではないでしょう。
〇議長(風間輝榮君) 仁谷上下水道局長。
〇上下水道局長(仁谷邦男君) おっしゃるとおりでございますが、石綿管の保有延長が私どもかなり長かったというふうに把握しておりまして、それをある程度の期間でやり上げたということで一時的に残債が膨れているというふうに判断しております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 水道ビジョンを見ますと、これ以上企業債残高と給水収益比率を上げないようなやり方を進めていくということが書いてあるわけでありますが、非常にやっぱり事業を進めるには難しいところがあると思うのです。そういう中で、では最後にそうなってくると料金を上げざるを得ないのかなということも出てくるかと思うのですけれども、料金格差もかなりこれ全国的に見ても安いところと高いところ10倍ぐらいの開きがあるのです。阿賀野市の現状というのはまずこの周辺と比較してどの程度なのか、お聞かせいただきます。
〇議長(風間輝榮君) 仁谷上下水道局長。
〇上下水道局長(仁谷邦男君) 平均は月当たり20トンということなのですが、まず10トンというレベルでの比較でありますが、近隣ということでまず新発田市が1,215円で、五泉市は五泉地区と村松地区まだ2つに分かれておりまして、五泉地区で1,404円で、村松地区が経過措置期間でございまして、1,296円。新潟市が1,350円、胎内市と阿賀野市が1,944円で、この中では一番高いレベルになっております。なお、県の平均が1,450円ということでございます。20トンになりますと少しランクのほうも下がりますが、10トンということで見ると今の数字になります。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 今お聞きすると阿賀野市民はよそよりも高い水道料金を、その分おいしい水なのかもしれませんけれども、高い水道料金を払っているということになると思うのですが、今後また値上げをしていくにしても現状高いレベルにある中でなかなか難しい部分もあるのかなと思いますが、水道局としてはその辺は阿賀野市の水道料金の位置としてはどの程度だと思っていますか。
〇議長(風間輝榮君) 仁谷上下水道局長。
〇上下水道局長(仁谷邦男君) 阿賀野市全体の料金改定の最終年度が平成5年でございまして、そこからは消費税分しか上げておらず、安田地区が20年から22年にかけて今の旧企業団の地区のエリアの水道料金に合わせたというのが経緯でございまして、先ほど近隣の実態もお話ししたとおりでございますので、決して安いという料金ではないというふうに判断はしております。そういう判断でございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 水道については先ほども申し上げましたように、本当にその地域間格差が大きいのです。いいところは、安いところはいいのかどうかわかりませんけれども、安い料金を比較しても10倍もの開きがある。これがそのまま住民に転嫁されてくるわけです。さっき施設利用率についてもお聞きしましたけれども、つくったときから三十数%なんていうのはちょっとやっぱりおかしいのではないかなと。私がおかしいのかもしれませんけれども、本当に問題があるのではないかなと思っています。阿賀野給水区のように、70だったものが人口減少あるいは旅館の縮小により五十幾つになったというのはある程度理解できるのですけれども、能力を増設して、それで最初から三十数%なんていうのはおかしいと思います。でも、それは皆さんに責任あることではないのですけれども、そういうのがみんな積もり積もって料金にはね返っているのかなというようには思っていますけれども、この日本政策投資銀行でシミュレーションをしているのです。30年間のシミュレーションをしていまして、給水人口50万程度の中核市。それから、給水人口4万ちょっとの農村都市、ちょうど阿賀野市みたいなところ。それから全国平均。全国平均で30年間シミュレーションすると、約6割水道料金を上げないとやっていけないと。それから、中核市については50%程度ということなのですが、こういう弱小の給水人口4万人程度、今4万人程度のところが30年後になると3.5倍ぐらいに料金を上げないとやっていけないというような試算をしているのです。そうするとやっぱり阿賀野市においても市民のためにはどうやれば効率的な経営ができて、どうやれば安い水道料金を維持できるのかということもやっぱり考えていかなければだめだと思うのです。それで、政策投資銀行の提言では広域化とか広域連携、そういう提言もあるわけです。民営化もありますけれども、先ほど市長もおっしゃいましたが、民営化には私もなじまない、本当に命の水ですから、そういう部分はなじまないと思っています。公営で続けていくには広域連携あるいは広域化というのがあると思うのですが、その辺について動きがあれば教えていただけますでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 仁谷上下水道局長。
〇上下水道局長(仁谷邦男君) 私どもが含まれるような具体的な動きというのが余りないのですが、これもご承知のことかと思われますが、県内では2020年の4月を目標に燕市と弥彦村が水道事業の統合ということを今計画しておるというのが県内の具体的な唯一の事例かなというふうに思っておりますが、私ども県が主体的に水道事業の基盤強化検討会というものをことしから始めまして、県内6つのブロックに分けまして、私ども新潟市とともに14団体から成る新潟ブロックに入っております。それがまず第1回の会議をせんだって行ったばかりで、年1回ぐらいの会合は少なくとも開いていこうというふうな流れにあるようでございますが、今のところ具体的な取り組みというのもそこではまだ出ていないというふうなのが実態でございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 本当に水道事業だけではないのですけれども、人口減少による経営環境というのは物すごく悪化しているわけで、そういう中で市民に安全、安心な水を廉価で提供してもらいたいと思いますので、ぜひ広域化とかそういうものについても検討していきながら、同じことを言いますけれども、安全、安心な水を廉価で提供していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
次に、米の作況についてであります。私も何人か農業者、基幹的農業者、同級生とか知人がいるのですけれども、話を聞くとやっぱりかなり悪いという人と、そんなに悪くないという人がいましてなかなか判断に迷うところもあるのですが、先ほどの答弁の中で平成27年のような状況にはないというようなお答えがありましたけれども、これは何をもとに27年のような状況にはないという判断なのか、その根拠を教えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今ほどこの27年を対比して答弁したことの根拠という理解なのですが、それでよろしいのでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
〇市長(田中清善君) 27年というのは、ご承知のとおり台風等の被害が多く発生しまして、先ほど申し上げましたとおり、1等米比率が非常に低かった。農家の方が大きな疲弊状態に陥っているというお話をいっぱいいただきました。それを救済するために我々としては3,000万円を拠出して、農家の方意欲を落とさずに翌年度も稲作を続けていただけるように、種の、苗を買うお金を補助させていただいた。それが今回も大きな被害があるよと。そして、ご質問の中にも団体等から支援要請ございませんかというようなご質問等もいただいており、それを前提にそんなことはありませんよというような形で対比してご説明を申し上げたところでございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それでは、感じとしてそういうような状況に見えるということで、具体の比較といいますか、数字的な比較とか、そういうものはないわけですね。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 明確な根拠にはなるかわかりませんが、先ほども稲毛議員のご質問の中でお答えしたと思うのですが、農業共済のほうの被害申請が約80ヘクタール弱。我々のところで6,000町歩前後の作付をしておりますので、それからカウントしますと1.3%ぐらいしかならない。そういったものを数字で考える中で、被害は軽微なものであろうという判断をさせていただいております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 市長もよくおわかりだと思うのですけれども、農業共済というのは3割の足切りがあるわけで、その中でその3割に満たない被害の場合はなかなか補償の対象にはならないわけでありまして、広く薄く今回の被害はあったのかななんても思ったりしているのですが、さっきも言ったように農家によっては反当2俵ぐらい悪いという人もおられるのですけれども、そういうところからいくと実態把握をしてもらいたいなとは思っています。いかがでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 十分農協とも連携をしながら実態の把握に努めているところでありまして、これも先ほど申し上げましたが、ナラシの補償もございます。ナラシの加入率かなり高い状況でありますので、その部分でも補填等がありますので、十分今回の収入の減少を補えると考えております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それと、答弁の中で、現在までのところ農業団体等からの正式な要請はないというような答弁をいただいておりますが、私の知り合いの話だと市長にもお会いしてお願いをしたのだけれども、どうなったのだろうかねとかというような話もつい二、三日前に確認しているのですけれども、その辺は正式なというところがみそなのかどうかわかりませんが、その辺を教えていただきたいと思いますが。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) またどなたからお聞きしたかその辺を明確にしていただければ、私も酒の席で言ったのか、正式に市長室でどなたかとお会いして言ったのか、その辺が明確でありませんので、どなたが言っていたのかなと示していただければ、私も思い出してお話を、答弁させていただきますので、よろしくお願いします。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 基幹的な20ヘクタールぐらいの経営者なのですけれども、今本人から了解をもらっていないので、名前は言えませんが、そういう中で支援要請もしていると聞いているというような話も聞いていました。それで、そういうことで最近確認もしましたけれども、市長が正式な要請はいただいておりませんという回答でありますが、正式でない要請はあったわけですか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 先ほどの27年の話を引き合いに、無保証というか、信用保証、保証費を補填していただけないかというような話もちらっとあったことは事実ですが、今回のものも27年もそうなのですが、きょうも農業関係者の方おられますので、これ一義的に農協が本来支援要請を受け、無保証で対応してあげるのが筋ではないのかなと常日ごろから思っておりまして、やはり今の話私自身は正式な場でなく、今回の農業というものを取り巻く全体の中の話の中で少し述べたかもしれません。いずれにしても、無保証融資が今の時代基本であります。保証料をかけてまで融資する、これ自体が金余りのだぶついている時代になって何となく時代錯誤かなというような気もしておりますし、一義的には誰がすべきかという部分もお考えいただければなと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) さっき人によっては2俵ぐらい、それから少ない人は1俵ぐらいという話を聞いておりますけれども、耕作面積が多いとかなりやっぱり減収になってくるわけです。それで融資の申し込みもしようかと考えているのだけれども、27年の融資の残が残っているためになかなか踏み切れないというような話も聞いております。ですから、例えば27年の不作の関係の融資残がなければ今回融資を受けたのではないかなと、受けたかったというような状況があります。聞いております。ですから、その辺も本当はやっぱり丁寧に不作の状況を確認してもらいたいなと思っています。
それから、年度早目に出荷契約するわけですけれども、出荷契約に対する出荷状況というのは把握しておられますか。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) 直接的にはお話は、どのくらいの集荷状況かということは聞いておりますが、その程度でございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) これ一部の、1つの農協だけに聞いたのですけれども、予約よりも16%減っているという話は聞いております。金額にするとかなりの額になるのではないかなと思いますけれども、あとことしから所得補償が全廃になりましたけれども、それの影響と今回の減収による影響それぞれ試算していると思うのですが、その辺数字を教えていただければと思いますが。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) 平成29年度までございました米の直接支払交付金でございますが、額といたしましては1億8,000万ほどの交付がございました。30年度については制度が変わりまして、国による生産調整が廃止に伴いまして、新しい需要に応じた米づくりというふうな制度に伴いまして廃止されたというところでございます。
それから、そのことが直接ではないかと思うのですけれども、29年度と平成30年度を見てみますと主食用米の作付が450町歩ほどふえているという状況を把握してございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 減収による影響というのは試算していないですか、減収による影響。
〇議長(風間輝榮君) 遠藤農林課長。
〇農林課長(遠藤孝栄君) 具体的な減収までは試算してはございません。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 私は直接農業経営にかかわっているわけでもなくて、過去に農業もやったことはないのですけれども、日本の農業本当に考えたときに、カロリーベースですが、食料自給率38%になっているのです。それでいて諸外国、ヨーロッパとかアメリカなんていうのは、もう100とか200とか自分たちの余剰しているものを押しつけてくるわけです。そのために日本に関税を引き下げるとか、そしてアメリカなんかは輸出したものに対してさらに相当額の助成金、補助金を出しているのです。これは、イギリス、フランスにしても直接所得補償で農家収入の9割ぐらい。だから、日本の農家が日本の国民のために安全、安心な食料をつくっているのに非常に虐げられているなという気持ちがするのです、個人的に。将来的にも日本の農業はやっぱり一定程度守っていかなければだめだと思っていますし、本当に農業と商業は全く別物であって、もう命を守る最大のものだと思っています。そういう意味では皆さんにとっては直接関係ないかもしれませんけれども、食料を生産してくれている農家の皆さんにやっぱり気持ちだけでも寄り添っていただきたいなと思って今回の質問をしました。何とか優しい農政にしてもらいたいなと思っています。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 日ごろから私が言っている部分を今逆転させて言われているものですから、私が今清野議員が言っている部分が、園芸振興を図りながら農業を振興していかないとだめなときに言っている話を今逆さにとられて言われているものですから、なぜかなというような疑問に思ったものですから、今ちょっと答弁させてもらいました。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 次に移ります。
消防団員の年報酬についてでありますが、これは3月議会でも質問させてもらいました。今回丁寧にいつから今の額なのかというのが答弁されていますけれども、平成22年に1万4,000円に変えたということですか。1万3,800円から200円も上げてくれたということなのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 肥田消防長。
〇消防本部消防長(肥田浩明君) お答えをさせていただきます。
1万3,800円から200円の値上げ、1万4,000円になりましたのは、平成9年でございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) ことし平成30年なわけですから、200円というものを考慮しないと20年以上現状の報酬ということで、阿賀野市ともあろうものが県下最低でいいのかどうか。改定すべく検討していただいていると思いますが、何でこんなに長い間低く抑えられているのですか。手当等をよくしているからというような話がありますけれども、手当等も特別いいわけではないのです。その辺は消防関係者、消防長のお考えもあろうかと思いますが、特別いいのであればそれも理由として納得できますけれども、真ん中ぐらいではないかなと。個別に一つ一つ挙げていくと時間かかりますけれども、ざっと見ると真ん中ぐらいの感じがするのですけれども、どうですか。
〇議長(風間輝榮君) 肥田消防長。
〇消防本部消防長(肥田浩明君) お答えをさせていただきます。
平成9年に現在の1万4,000円になってから改定をしていないというのは、議員おっしゃるとおりでございます。その間、市長の答弁にもございましたが、手厚くはないというお話でございましたが、費用弁償に関して手厚い方向だということでこの改定は行われなかったということが一つの要因であるというふうにして市長からも答弁いただいたところでございますが、そのほかに考えられるということでありますれば、消防団の中からそういう報酬関係についての改定の意見が消防団長以下初め副団長、その方々に十分伝わっていなかったといいますか、そういう要望が上がってきていなかったということも原因の一つではないかというふうに思っております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 前回3月にこの質問をさせていただきました。そのときもちょっと話をさせていただきましたけれども、末端議員の私ごときに消防団の方が、報酬が低過ぎるのですよね、何とかできないでしょうかというようなお話が何人かからいただいたのです。そういうことを考えると、やっぱりそういう話というのは団員を管轄している消防署のほうにも上がっていたのではないかと思われるし、ほかの議員とかあるいは阿賀野市の執行部のほうにも来ていたのではないかなと思いますけれども、これを機に何とか地域防災のマンパワー、地域防災の中核になる人たちでありますので、せめて笑われないような金額、この周辺の平均ぐらい、平均ざっと計算してみますと2万円ぐらいなのですけれども、何とかそこらあたり対応できないのかということでお願いをして終わりたいと思います。よろしくお願いします。
次に、防犯カメラであります。まず、菅原課長に伺いますが、市民の方から防犯カメラの設置について要望とかご意見とかありますでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務課長。
〇総務課長(菅原博徳君) お答えします。
私のところに直接来ているのは、1名の方から要望をいただいております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) それ具体の内容は、どんな内容になっていますか。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務課長。
〇総務課長(菅原博徳君) 小学校の通学路にまず防犯カメラを設置してもらえないかと。これも特定の場所の要望でございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 次に、学校教育課長に伺いますけれども、小学校周辺とか小学校の通学路とか、あるいはPTAなどの学校関係者からの要望とかご意見ありますでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 菅井学校教育課長。
〇学校教育課長(菅井裕治君) お答えをさせていただきたいと思います。
議員の皆様ご存じのとおり、新潟市での痛ましい事件がありました。8月に起きまして、学校、警察、市の関係課、あと地元の自治会、皆さんで防犯の観点から通学路の一斉点検を全ての学校を実施させていただきました。当然暗いだとか、木が茂っているとか、いろんなご意見いただいたのですが、その中でやっぱり防犯カメラが一番いいのではないかというご要望は実際ございます。台数的にいいますと22台、私どもでは要望上がったのはそれだけを今把握してございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 今具体的な台数のご提示がありましたけれども、これは全小学校を対象にした台数でしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 菅井学校教育課長。
〇学校教育課長(菅井裕治君) 小学校8校全部を足した台数でございます。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 隣接の新発田市では、何年か前から防犯カメラを設置しております。新発田市の場合は、通学路、それから市街地の人通りの多い場所というようなところで、具体の設置場所は新発田、それから西新発田駅前です。それから、小学校は、外ケ輪小学校、猿橋小学校、住吉小学校ということで市街地の小学校を対象にしてやっていまして、あとは新道の小便小僧前と、それから大栄町の南公園あるいは市の施設2つというようなところで今つけているのです。
それから、これは他県の例ですけれども、東京都とか大都市部についてはもうほとんど全部つけていると。それもかなりの台数をつけています。例えば東京の小金井市、小学校9校27年から29年で40台設置とか、あるいは兵庫県川西市、小学校16校あるのですが、160台。それから、兵庫県の三田市、小学校20校、200台ということで、大都市部あるいは中核都市についてはそれなりの台数を設置しています。
確かに警察庁の白書でも抑止効果があるということを言っておりまして、これは平成30年の警察白書だけではなくて、ここ数年過去の警察白書を見ても防犯カメラは抑止効果があるということで説明されていますので何とか、高齢者を守るという考えも、見守りカメラということで高齢者も大事ですからわかるのですけれども、小学生の通学路とかその辺も配慮して考えていただきたいなと思うのですが、いかがでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 防犯についてのご質問、阿賀野市というのは非常に今人口が4万2,000ちょっとでありますけれども、市民の皆さん非常に高尚なお考えの方が多くて、阿賀野警察署とも連携をしながら現在防犯パトロール防犯協会と一緒になって対応をさせていただいておりまして、非常に地域の方から喜ばれている状況にございます。そういった面から考えますと、他の市町村というのは非常にそういった活動が低いなと。市民協働という部分が少しちょっと小さいのではないのかな、それを補う意味でそういうような対応もされているのかなというような気がしておりますけれども、私ども本当に阿賀野市民、すばらしい市民の方が多くおられまして、防犯活動精いっぱい取り組んでいただいている。
したがいまして、何を言わんかというのは大体想像がついていると思いますけれども、清野議員のご質問の趣旨、どなたかからも私もお聞きいたしました。特定の方が特定の場所に自分のお孫さんが通られるというようなことで、このたび議員の方にお願いをしたというような話を人づてで聞いております。したがいまして、そういった面を捉えてこのたびはご質問されているのだろうと思いますけれども、そのような考えはいかがかなというような気持ちでございます。今地域の方が一生懸命になって子どもたちも見守り、そして防犯活動に取り組んでおります。そういった面を十分また目を向けていただければなと思っているところでありまして、清野議員も間もなくまた下校時間になります。ぜひ学校の前あるいは地域へ出て、防犯活動の状況、そういったものを見ていただければなと思っているところでございます。特定の人にだけ耳を向けるのではなくて、しっかり地域に目を向けていただければと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 2番、清野栄一さん。
〇2番(清野栄一君) 今特定の方から要望があったから質問したのだろうというような話をいただきましたけれども、それ話を聞いたのは事実であります。だけれども、この周辺新発田市でも防犯カメラ小学校の通学路とかいろいろ人の集まる犯罪予防という観点から設置しておるところでありまして、先ほど学校教育課長の答弁にもあったように学校関係者も要望しているということでありますので、その辺は特定の人が言ったからとか、そういうことではなくて、広く市民の安全、安心を図るためにも、子どもの安全、安心を図るためにも検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今回先ほど学校教育課長答弁されたのは、過去を思い出していただければわかるのですが、昔京都のあたりで小学生の列に車が突っ込んだというような事案が、京都を含めて全国で結構多くありました。そのときに交通安全の緊急点検というのを国が、国交省が主導してやりました。今回も、新潟の事案もそうです。全国の事案もあります。そういったことを含めて国が主導して緊急点検を実施したと。半ば強制的に保護者、そして学校、そして行政が地域に出て、危険な箇所はどこにあるのだと、何をすればいいのだろうか、そういうような点検をしたのが今回の結果でございます。したがいまして、それらは今後さらに検証を深めて取り組みを考えていかなければならないだろうと。まずその前に交通事故を減らす、そのための緊急点検の結果を実施していくことも重要であると考えております。
〇議長(風間輝榮君) 3時45分まで休憩いたします。
休 憩 (午後 3時30分)
再 開 (午後 3時45分)
〇議長(風間輝榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
17番、遠藤智子さん。
〔17番 遠藤智子君登壇〕
〇17番(遠藤智子君) 17番、遠藤でございます。3点質問させていただきます。
1点目は、人工透析通院助成事業についてでございます。1年前の平成29年度12月定例会の質問の答弁で、週2回から3回の人工透析治療の通院に係る経済的負担は大きく、支援が必要であると考えているので、人工透析患者へのニーズ調査を平成30年度4月から5月くらいに実施し、人工透析通院助成事業の実施等について検討したいと考えているとのことでございました。本年6月ごろにニーズ調査が実施されたと聞かれますが、調査から見ました市の助成事業の考え方についてお伺いいたします。
2点目は、伝統工芸の伝承支援についてでございます。本年6月定例会の質問に対し、答弁では当市の伝統工芸品は地域独自の原材料や技術、技法により受け継がれてきたものとして、山口人形、竹かご、焼き物、染め物などが現在子どもや孫などの親族で継承されているが、高齢化や後継者問題、工芸品のみでの生活不安等の課題が聞かれており、課題解決に向け、地域おこし協力隊に準ずる支援を含め聞き取りをし、効果的な支援につなげていきたいと考えている。それには、他自治体の取り組みを参考に検討したいとのことでございました。現在までの検討について伺います。
3点目は、市役所駐車場の拡張についてでございます。当市では、市役所、保健センター、体育館も並んでおりますが、そこでスポーツ、会議、講演会と交流の場として多様な事業が活発に展開されており、とても喜ばしく思っている一人でございますが、行事が活発になるほど駐車場不足となっている現状で、利用される方から駐車スペースを広くできないものかとの声も聞かれますが、見解をお伺いいたします。
以上3点、1回目の質問を終わります。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 遠藤議員のご質問に順次お答えをいたします。
初めに、人工透析通院助成事業についてであります。平成29年12月議会におきましてご質問にお答えしたとおり、人工透析患者へのニーズ調査について、ことし4月から6月まで透析治療を受けている市民90人を対象に実施したところであります。内訳として、76人から回答があり、回答率は84.4%でありました。その調査結果によりますと、通院の方は74人おられ、うち市内通院は60人、市外通院は14人となっており、またあがの市民病院に通院の方が81%、片道10キロメートル未満の方が74%、交通手段は自家用車を利用する方が65%など、通院の現状を把握したところでございます。しかしながら、人工透析の治療をされている皆様の通院助成事業につきましては、生活困窮者支援あるいは妊婦加算助成、ひとり親支援など、多くの課題が市にはございます。公正、公平の観点を踏まえ、しっかりと優先順位づけをしながら今後検討してまいりたいと考えております。
次に、伝統工芸の伝承支援についてお答えをいたします。現在までの伝統工芸の伝承支援に向けた検討状況につきましては、事業者を訪問して現状及び課題の聞き取りを行っており、具体には、庵地焼、安田焼、笹神焼、山口人形、竹かご、染め物の制作者から、現在の制作人数や活動の状況、承継に関する課題、行政への支援要望、国、県、市の文化財指定状況や文化財指定希望の有無などをお聞きしたところであります。今後の承継に対する考え方につきましては、承継そのものを希望しない方や行政による支援を待つのではなく、承継する意思を持った者が計画的に行うべきなど、事業者によって考え方が異なるものでありました。また、多くの事業者は、販路の開拓や拡大、国、県、市の支援制度を引き続き活用していきたいなど、工芸品の販売が大きな課題であると認識したところであり、長岡市のような後継者に支払う給与を対象とした事業者への補助制度や地域おこし協力隊に準じる支援制度について現状では要望がありませんので、引き続き新商品開発や展示会出展等による販路開拓支援の取り組みを行ってまいりたいと考えております。なお、事業者からの聞き取りについて、今後は定期的な訪問をすることによって信頼関係を築くとともに、正確な現状及び課題、要望の把握に努めてまいります。
次に、市役所駐車場の拡張についてお答えをいたします。市役所や水原総合体育館、水原保健センターの駐車場につきましては、241台分の駐車スペースがあります。そのうち、平日については、公用車で45台、市職員の通勤車両で40台分を使用しており、来庁者用の駐車スペースは156台分であります。このほか、職員駐車場として、市役所前の国道49号沿線に30台、水原小学校前にある旧店舗に51台、国道を挟んで少し離れた場所に90台、合計171台分の駐車スペースがあります。市役所等においては、ご指摘のとおり、催し物や各種大会などで来庁者が多い日には駐車場が満車になる場合があり、ご不便をおかけしていることは承知しております。あらかじめ混雑が予想される場合、市役所等の駐車場や国道49号沿線の職員駐車場については市職員の駐車規制を行うとともに、場合によっては市役所等の駐車場に駐車している公用車を国道49号沿線の職員駐車場に移動するなど、市役所等への来庁者の駐車スペースの確保に努めているところであります。また、催し物や各種大会などは主に休日や平日の午後6時以降に行われることが多く、この時間帯においては職員駐車場を使用することが可能なことから、多少ご不便をおかけいたしますが、職員駐車場もご利用いただいているところであります。加えて大きな催し物や大会などであらかじめ駐車場が足りないと予想される場合は、同じ日に他の施設の利用が重ならないように調整も行っております。市役所等においては慢性的に駐車場の不足が生じている状態でないことから、現時点では市役所等の周辺にある現有駐車場を有効活用することにより、駐車場の確保を図ってまいります。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) それでは、再質問させていただきます。
1点目の人工透析通院助成事業についてでございますが、1年前の質問時の答弁では週に2回から3回の人工透析治療の通院に係る経済的な負担は大きく、ニーズ調査後支援策を検討するとのことでございましたが、生活困窮者支援、妊婦加算助成、ひとり親支援など多くの課題があり、公正、公平の観点からしっかりと優先順位づけをして検討したいとのことでございますが、人工透析通院事業につきましての支援の実施は考えてはいるが、決定にはまだ時間がかかるということでございましょうか。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今議員がおっしゃったとおり、いろんな課題がある中で、どれを優先的にまず手当てをしていくか、それを今考えているところで、もうしばらく時間をいただければなということでございます。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) この透析治療は、終生血液療法が必要であります。その人によっては、透析終了後の帰り、体調が厳しくなる方もおられるとお聞きしておりますし、心身の負担が大変大きなことだとも患者からも聞いております。できるだけ早く支援の検討を急いでいただきたいと思います。この1点目の質問につきましてはこれで終わりますので、よろしくお願いいたします。
2点目の伝統工芸の伝承支援についてでございますが、事業者への訪問、聞き取り、ご苦労さまでございました。聞き取りでの結果は、今後の承継については、承継を希望しない方や継承はその仕事についている人が自身で行うべきとのことについての事業者の考え方はいろいろありましたということでございますが、事業の承継につきましては私も基本的にはやっぱり事業者が考えるべき問題が大事だとその分には思っております。それと、ちょっと残念なことではございますが、承継は難しいとの業者もございましたということでございますが、その職種につきましてはもし差し支えなければちょっと答弁いただきたいのでございますが、もし差し支えがあればよろしゅうございますが。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) お答えいたします。
やはりそれぞれの考えがありますので、この場では差し控えさせていただきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) わかりました。
聞き取りをされまして、市としての見解は、事業者の方は販売の開拓や拡大に国、県、市の支援制度を引き続き活用することを望んでいることや、また工芸品の販売が大きな課題と認識されたとのことでございますが、また今後におきましては新商品開発や展示会出展等で販路拡大の支援に市としては取り組まれるとの認識でいいのでございましょうか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 議員お見込みのとおりでありまして、やはり聞き取りをした中で、商品が売れないとやはり生計が成り立たないというものが一番大きな課題でございました。その辺を取り組んでまいりたいという考えであります。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) ぜひ販路拡大に支援をお願いするものですが、その販路拡大につきましてちょっと関連といいましょうか、ここ平成16年に阿賀野市になる前の旧町村では、こういう伝承の工芸品に対しまして推奨証とかがやっぱりその町村でそういう制度がつくられて、その工芸品の販売等に使われていたとお聞きしていますし、実際私もその推奨証を手元には持っておりますが、これから市がまず支援していく上におきましてはそういう推奨証をつくるとか、そういうふうな必要性もあるのではないかと思いますが、あとこの阿賀野市になりましてもちょっとそういうふうな推奨証の点につきまして考えられたというふうにもお聞きしたことがございますのですけれども、現在はどのようになっておりますでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) 大変申しわけありませんが、その辺は私個人では現在把握しておりませんので、後でまたちょっと勉強したいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) それでは、この推奨証の件につきましては、では一応検討してみられるということでございますが、私はこの推奨証はやっぱり役に立つと考えておりますので、よろしく検討をお願いいたします。
それと、聞き取りの中に、長岡市の伝統工芸の後継者に支払う給与を対象とした事業者への補助制度や地域おこし協力隊に準ずる支援制度は現状では要望がなかった、そういう観点から今は考えていないというふうな理解でよろしいのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) そのような考えでお願いいたしたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) それでは、今後におきまして例えば要望があった場合などにつきましてはまた検討していただけるとの理解でよろしゅうございましょうか。
〇議長(風間輝榮君) 相馬商工観光課長。
〇商工観光課長(相馬繁行君) やはりその時代、時代で課題というのは変わっていくと思います。その辺適時に対応というか、検討もしなければならないと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) 私去る11月24日に、喜多方市の雄国地域にあります福島県の伝統工芸になっております雄国の竹を、根曲がりを使いました竹細工保存会の人たち8名くらいと福島県と喜多方市が共同で委嘱されている地域おこし協力隊員の若い女性が今板の小林ミドリ竹籠店に視察研修に来られました。私も8月末ごろに雄国の竹細工を新潟市の市議2人と視察させていただいたことからそこにも同席させていただきましたが、その視察の方たちはやっぱり小林ミドリ竹籠店の竹籠等を見られて、本当にまたその人たちとは違う細やかさとか優雅さを感じ、感心して帰っておられました。他市への販路拡大につきましては、本当に市の支援は大きいと思っております。それがまた阿賀野市の知名度にもつながっているのではないかと思っておりますので、支援を期待し、この件につきましてきょうはこれで終わらせていただきます。
3点目の市役所駐車場の拡張についてでございますが、答弁では結論からいいますと、現在の駐車場体制は催し物や各種大会で来庁者が多い日には駐車場が満車になり、多少不便をかけることは承知している。しかし、平日とか毎日ではそのような状況ではないから、当面はこの状態で利用してほしいとして理解すればよろしいのでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務課長。
〇総務課長(菅原博徳君) 市長答弁のとおりでございます。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) この駐車場の満杯状態は何度も見かけており、どうにかならないかなと思っているのは私一人ではないかと思っておりますし、また市民の方からの声も聞かれます。そして、たまたま去る11月の中旬過ぎに、やっぱり乳がん検診とか認知症のサポートの講演会、またバドミントンの大会等の試合が重なり、私も検診に間に合うように時間に合わせてうちから出てきたのでございますが、駐車場はもう満杯で、入り口の職員の皆さんは一生懸命案内していてくださるのですが、そのとおり行ってもとめるところはないのです。そして、あっ、ではここ言われたのだから、よし、ここでいいかなととめたら新潟交通のバスが来るのです。そうすると、バスの邪魔になってまたそこにもいられないとぐるぐると二、三回駐車場の周りを回ったりしまして、しようがないなんてあれですけれども、私は悪いと思いつつ、受け付け時間も迫っていますので、自転車小屋の前にちょっととめさせてもらいましたが、市民の皆さんももう駐車禁止とか構っていられなくて、あちこちにとめておりました。そこはバスが通るからというふうに注意もすればよかったのですけれども、ちょっと注意する勇気もございませんでしたが、本当に事故の部分を考えてもやっぱりちょっと駐車場の拡張は必要なのではないかと思っておりました。市民の皆さんが今いろんな行事に参加することは本当に大歓迎でございますが、その都度また担当の職員の方は、市民からは駐車場不足の指摘の声を受けたりして大変だと思いました。
そこで、駐車場の拡張についてでございますが、答弁では現在民間からお借りしている駐車場は141台分等の認識でいいのですよね。それはいいのでございますけれども、ただ私もちょっと考えましたら、民間の所有であればずっとでは借りていられるかというふうな問題もあるのではないかと思います。また、地主の都合によりましてやっぱりちょっと今度は使えないようになるかもしれないというふうな部分も考えたりしておりますが、どのようにお考えでしょうか。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務課長。
〇総務課長(菅原博徳君) 今ご質問の駐車場でございますけれども、台数的には51台でございます。これは、ご質問のとおり借り上げておるわけでございますけれども、今のところ貸すことはできないよという話はまだ全くありません。そんなことで、ここの部分は時期がどうなのかということはまだないわけなので、引き続き借用をさせていただけるものと捉えております。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) 済みません。今私ではちょっと間違って覚えていたのかなと思ったのですけれども、今お借りしている駐車場というのは向こうの小学校前の51、その分のみなのですか。あとの2カ所はこっちの市のもの。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務課長。
〇総務課長(菅原博徳君) 失礼いたしました。もう一カ所ございます。井上土木の裏の駐車場、ここも借用をしてございます。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) では、小学校の前といいますか、そこともう一カ所でやっぱり約141台分ということになるのでございますよね。
〔「そうです」と呼ぶ者あり〕
〇17番(遠藤智子君) わかりました。
また、今の課長のお話では、今のところはずっと使ってもらっていてもいいというふうなお話でございますが、ただ私はいつやっぱり違うところを使ってくれと言われることもあることも想定しておいたほうがいいのかなというふうにも思ったものですから今お聞きしました。
それと、次は市役所の隣にあります体育館です。ただ、市役所と体育館一緒に駐車を考えないで、市役所、体育館そのものを単体として考えた場合、催し物や各種大会をそこでやるのであればやっぱり駐車場がちょっと足りないのではないかというふうにも思っております。また、災害時には体育館は避難所となっているわけでございますが、そういうことを考えまして駐車場の拡張につきまして、今体育館正面にあります民間所有の土地がございますが、その土地の購入などの検討は考えられないものでございましょうか。
〇議長(風間輝榮君) 菅原総務課長。
〇総務課長(菅原博徳君) 先ほどの市長の答弁のとおり、現状のままで何とか融通をして対応をしていきたいという考えでございます。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) 私も今すぐそうしたほういいとかというよりも、少しずつそういうふうなこともちょっとやっぱり頭の隅に置かれながら駐車場対策というものを考えていただきたいと思っております。もし仮に、でもこれは土地の購入してはどうかといいましてもそれは相手あってのことでございますから、そんなすぐにというふうなことは私もできないとは思っております。でも、やっぱり検討をしてみる余地はあるのではないかと思っております。
あと、仮に駐車場の拡張ができた場合、駐車時の混雑や、また駐車場内を走るバスの走行における安全性の確保や駐車場利用者の安全に配慮できると思っております。駐車場拡張につきましては、市民からの声もあるということを念頭に検討してくださることを強く要望したいと思いますが、市長、一言お声を聞いておきたいと思います。
〇議長(風間輝榮君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 対面にあります民有地、あれは以前星野自動車が使われていた場所。それから、清田製材所が使われていた土地。その後私が聞いているには、民間のビップでしょうか、セレモニーホールを建設するのだというようなお話聞いていたものですから、依然としてそれが建設されないし、土地の活用がされていない、どうしてかなというような思いを持っておりました。今ご提案いただきましたので、今後あの土地を今所有している、管理は若月商店が管理されていると聞いておりますので、その辺を通しながら今後の土地活用あるいは売却の意思あるいは価格の面での問題、そういったものを調査させていただければなと思っております。
〇議長(風間輝榮君) 17番、遠藤智子さん。
〇17番(遠藤智子君) ただいま市長はいろいろな角度から調査してくださると、検討してくださるということでございますので、期待を申し上げまして今回は質問を終わらせていただきたいと思います。
〇散会の宣告
〇議長(風間輝榮君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
本日は、これで散会します。
なお、あす5日午前10時から、本日に引き続き一般質問を行います。
ご協力大変ありがとうございました。
散 会 (午後 4時19分)