平成29年第1回阿賀野市議会定例会議事日程(第5号)
平成29年3月7日(火)午前10時00分開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 諸般の報告
日程第 3 一般質問
〇出席議員(20名)
1番 横 井 基 至 君 2番 清 野 栄 一 君
3番 天 野 美 三 男 君 4番 近 山 修 君
5番 市 川 英 敏 君 6番 山 賀 清 一 君
7番 雪 正 文 君 8番 村 上 清 彦 君
9番 風 間 輝 栄 君 10番 江 口 卓 王 君
11番 稲 毛 明 君 12番 宮 脇 雅 夫 君
13番 倉 島 良 司 君 14番 中 島 正 昭 君
15番 石 川 恒 夫 君 16番 山 口 功 位 君
17番 遠 藤 智 子 君 18番 浅 間 信 一 君
19番 山 崎 正 春 君 20番 高 橋 幸 信 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
市 長 田 中 清 善 君
総 務 部 長 圓 山 知 君
民 生 部 長 井 上 秀 子 君
産 業 建設部長 土 岐 昇 君
産 業 建 設 部 小 林 正 男 君
農 林 担当部長
市 長 政策課長 中 野 孝 英 君
危 機 管 理 監 長 川 繁 晴 君
市 民 協 働 遠 藤 孝 栄 君
推 進 課 長
財 政 課 長 羽 賀 存 君
管 財 課 長 西 村 和 幸 君
税 務 課 長 遠 藤 勝 君
市 民 生活課長 関 川 嗣 雄 君
健 康 推進課長 横 山 修 君
地 域 医 療 米 山 和 朗 君
推 進 課 長
社 会 福祉課長 小 菅 章 義 君
高 齢 福祉課長 本 間 健 司 君
生 涯 学習課長 田 澤 紀 雄 君
農 林 課 長 小 林 広 君
商 工 観光課長 飯 野 喜 夫 君
建 設 課 長 佐 藤 恵 介 君
上 下 水道局長 荒 木 秀 樹 君
会 計 管 理 者 佐 藤 耕 二 君
教 育 長 岩 村 弘 一 君
学 校 教育課長 五 十 嵐 勝 哉 君
農業委員会会長 小 嶋 覚 君
農 業 委 員 会 片 桐 秀 一 君
事 務 局 長
代 表 監査委員 土 橋 伴 二 君
監 査 委 員 星 直 也 君
事 務 局 長
消防本部消防長 唐 橋 繁 英 君
〇本会議に職務のため出席した者の職氏名
事 務 局 長 加 藤 勝 則
主 任 渡 辺 康 恵
主 任 網 干 水 季
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(高橋幸信君) おはようございます。定刻になりました。
ただいまの出席議員数は20名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(高橋幸信君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、9番、風間輝栄さん、10番、江口卓王さん、11番、稲毛明さん、以上3名を指名いたします。
〇諸般の報告
〇議長(高橋幸信君) 日程第2、諸般の報告を行います。
本定例会に執行部から教育委員会委員の任命についての人事案件2件がお手元に配付の議案書のとおり追加提出されました。
この追加議案につきましては、議会運営委員会であらかじめ協議いただいておりますので、最終日に上程してまいります。
以上で諸般の報告を終わります。
〇一般質問
〇議長(高橋幸信君) 日程第3、きのうに引き続き一般質問を行います。
本日の一般質問は、順番15番、山賀清一さんと最終番、横井基至さんといたします。これにご異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
したがいまして、本日の一般質問は順番、15番と最終番とすることに決定いたしました。
それでは、順次発言を許します。
6番、山賀清一さん。
〔6番 山賀清一君登壇〕
〇6番(山賀清一君) 6番、山賀清一でございます。3点について質問をさせていただきたいと思います。
まず最初に、防災対策の件でお願いしたいと思うのです。県内初め県外にも甚大な被害が発生をいたしました。地変の予測予想は本当に不可能であります。当市としてもいろいろと細心の方策で最小限の努力は認めるところでありますが、市民住民にはこれで万全とは言い切れない面がまだまだ多くあります。その後の対応策は教訓をもとにどのように考えているのか伺いたいと思います。
次に、今や日本列島には春夏秋冬はない、異常な気象条件のため、これだけ被害災害が発生し、生活、経済に大きく影響を及ぼしております。大変な損害をこうむっている状態なのであります。隣接近隣の連携協定欠如の何者にもないと考えるところでありますが、自衛隊、消防関係に頼る事態、これだって限界があります。さらに、身近に可能なことは地元の自治会、各種団体、クラブ等々が多く存在しているわけですから、これらを効率的によく協力していただく体制が必要であろうと思います。これらをきっちりと行政が先頭になって話し合えば、今は互助の精神という観点から理解を示していただけるものと思っております。この立ち上げ組織には協力可能と考えるがどうか、この覚悟はどの程度あるのかお伺いしたいと思います。
次に、消防団員が近年急速に減員になっております。団員は大変苦労をいたしておりますが、原因は明確でございます。それなりに消防団員のいろいろ要望、要求も多くあります。本年7月2日に三市北蒲の大会が当市で実施され、活動服はセットされておりますが、その他もろもろ作業に対する作業衣として、Tシャツの購入がぜひ必要なためにこれを要望したいと思います。
次に、市は明るいPRをというようなことで通告したのでございますが、阿賀野市は昔から歴史文化のゆかりの地です。これほどに国民的な人気のあるテレビ番組初め、市は以前にも開催した実績もあり、それほどに経費予算上も無理なく、市民が少しでも元気に活力が出るのであれば、今度お宝鑑定団を誘致する考えはどの程度持っておられるのか伺いたいと思います。
次に、災害対応にドローンをということで伺いたいと思います。災害の被害を迅速に状況を把握するには、安全な小型無線機で性能のよいドローンは最適だと思います。現場に立ち入れない場所の状況確認などに大いに活用し、正確な情報収集につなげ、消防団員の負担を減らすにも効果的と思います。ドローンはあらゆる活動、広範囲な目的に使うことが十分できます。河川の氾濫や土砂崩れといった災害を想定し、適正な使い方を前提に、人が立ち入れない場所での活用に期待するわけでありますが、この点の当面の認識、検討はどうなっているのか、これを答弁願いたいと思います。
よろしくお願いします。
〇議長(高橋幸信君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 山賀議員のご質問に順次お答えをいたします。
初めに、防災対応策についてであります。東日本大震災発生から間もなく6年になります。昨年は熊本地震、鳥取地震、北海道の豪雨災害など予測できない災害が発生し、自助、共助、公助によるふだんからの備えや対策の必要性が一層クローズアップされたところであります。市におきましては、熊本地震の教訓から来年度の地域防災訓練において防災関係機関との連携訓練に加え、災害時に円滑な対応を図るため、地域の皆様や地元中学生からも参加をいただく避難所運営訓練についても取り組むこととしたところであります。
また、市民の皆様からは昨年度自治会に出向いて実施した防災塾を通じて、市の防災対策の周知や各家庭、自治会での備えについてご理解をいただくとともに、具体的な取り組みについても周知、実践していただいたところであり、今後もこの取り組みを継続することで自主防災組織の組織率向上やその活動の活性化に向け取り組んでまいりたいと考えております。
さらに、異常気象による災害が懸念される中、災害発生時の初動対応については、市や関係防災機関、自治会の共助による活動を基本に、市民の皆様の安否確認や迅速な避難体制を強化するとともに、その後の被災者支援については地域の団体やクラブなどで何ができるのか、ボランティア団体を取りまとめております阿賀野市社会福祉協議会などと連携協力をして検討を進めてまいりたいと考えております。
次に、消防大会用のTシャツの購入についてであります。消防団の正副団長会議におきまして、本年7月2日に当市で実施される三市北蒲原地区消防大会のスタッフとして、各部から1名出動する消防団員75名分のTシャツ作成予算の要望がありました。阿賀野市消防団では平成24年にオリジナルTシャツを作成してから毎年消防団員が実費で購入していることから、同様の取り扱いをすることで、その後の正副団長会議におきましてご理解をいただいたところであります。今後につきましてもよろしくお願いいたします。
次に、お宝鑑定団の誘致のご提案についてであります。お宝鑑定団については、さまざまな人が持っているお宝を専門家が鑑定し、値段づけを行い、意外なものが高価な鑑定結果を得たり、高価だと思われているものが安かったりと、司会者とのやりとりの中で会場にいる皆さんや視聴者の皆さんの驚きと笑いを誘う人気テレビ番組と認識しているところであります。山賀議員のご指摘のとおり、約20年前水原公民館におきまして、水原商工会青年部を中心に協賛金を募りお宝鑑定団を開催し、そのときは地域の皆さんがテレビに出たということで盛り上がったとお聞きしております。市の知名度アップとしては有効な方策の一つでありますが、これを一過性に終わらせることなく、地域の連携や協働につながるよう模索しながら今後検討してまいりたいと考えております。
次に、災害対応としてのドローンの活用についてお答えをいたします。国を初めとする関係機関が防災に向けてさまざまな取り組みを行っておりますが、近年無人航空機、いわゆるドローンの活用が注目を集めております。平成27年9月の東北関東豪雨や昨年4月に発生した熊本地震では、国土交通省が堤防決壊など浸水区域の状況、土砂崩れの状況、橋梁の状況など、容易に人が立ち入れない場所で被害状況の収集等に一定の効果があったと聞いております。また、遭難者の捜索、救助、救援物資の輸送などの救助活動としても期待されているところであります。河川氾濫などの災害が発生したときには迅速で的確な被災状況の把握が必要となることから、先進事例などを参考に、その機動性を生かしたドローンによる被災情報の収集も検討していかなければならないものと考えております。
〇議長(高橋幸信君) 6番、山賀清一さん。
〇6番(山賀清一君) それでは、順次再質問をさせていただきたいと思います。
災害についてそれはマニュアルどおりにはなかなか思うようにいかないことは十分承知しております。この点についていろんな教訓をもとに当然ながらいろんな準備体制を組んであるわけでございますが、いざ発生した場合、どこの県、市町村でもみんなパニック状態です、ごらんのとおり。当市として近隣市町村に協力、共助のお願いの体制の状態、現在どこまで近隣市町村とどのような協定をなされておるのか、これを詳しく説明願います。
〇議長(高橋幸信君) 長川危機管理監。
〇危機管理監(長川繁晴君) お答えいたします。
新潟県と県内市町村では今現在3年前からですか、ワーキングチームをつくりまして、被災に対応するときの共同作業について検討してまいりました。このたび共同のシステムの導入とか共同の話を進めているところでございます。来年度に向けて具体的な取り組みが進められると思いますので、強化されることは間違いないというふうに思っています。また、議員がご質問の近隣市町村との連携の話なのですけれども、近隣市町村とは、ちょっと協定の名前を忘れてしまいましたけれども、10年ぐらい前でしょうか、市町村の連携協定、それから磐越道の沿線の協定と、各市町村と連携も協定を結んでおります。しかしながら、協定を結んだからといってそれがうまく運用ができるかというのは非常に問題でございまして、先ほど申し上げました県と県内市町村では3年前からはワーキングチームをつくって、具体的に起きたときにどうするのだということを検討してまいっておりまして、来年度そのシステムを入れて具体的に訓練も始めるというふうにしていますので、よろしくお願いします。
〇議長(高橋幸信君) 6番、山賀清一さん。
〇6番(山賀清一君) この点、災害の場合に十分機能できれば、それは三重丸ですよ。でもまだまだこれは不足しているものと思っております。
何で私そのようなことを申し上げているかというと、大雨、大洪水になった場合、阿賀野川の上流のほうではかさ上げをされております。私の申し上げたいのは、以前から阿賀野川の土手、L字型、L字型のところのあそこに押してくると、土手が軟弱のために非常に危険な状態であると、これは以前から指摘されておるのです。この点どこまでどう調査して、現在市民に安心、安全だと言える状況なのでございましょうか。
〇議長(高橋幸信君) 長川危機管理監。
〇危機管理監(長川繁晴君) お答えします。
今ほど議員からご指摘いただきました箇所につきましても、毎年阿賀野川の河川事務所、それから私どもと、それから自治会の役員の皆さんと阿賀野川の危険箇所の点検作業を始めております。一昨年も9月ごろでしたか、やらせていただきました。具体的に今議員のおっしゃった場所の改修とか、そういう話はちょっと私も今存じ上げないところでございますけれども、河川事務所のほうの言い方をすれば、順次そういう危険箇所の整備を進めているということでございますし、今現在法柳地区で堤防下の漏水をとめるような工事をやっているというふうに承知しております。後でまたちょっとその辺の具体的な場所につきましては、個々に確認をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
〇議長(高橋幸信君) 6番、山賀清一さん。
〇6番(山賀清一君) あの土手に関して非常に私は不安を持っております。非常に土手が軟弱であるということはもうご指摘のとおりなのです。それであれを範囲の管轄がちょっと違うのですが、国・県に十分要望してもらわないといけないけれども、あそこの通行量は非常に今現在あるのです。あの道路を2車線にして、そしてあの土手を頑丈にすると。2車線にした場合、1メーターぐらいかさ上げして住民に安心を与えると、こういうことをしてもらわないと非常に、もうそろそろ、今度阿賀野市の番ですよ、災害が来るというのは。これはいつ来るかわかりません。ですから、危険を感じ取ってやらないと大変なことになると。あの土手が破れた場合、大変なことです。全部堤外地ですから、大した災害になりますよ、災害に。それぐらい想定をしておっても別に不足はないと思うのです。この点の考えはどういうお考えですか。
〇議長(高橋幸信君) 長川危機管理監。
〇危機管理監(長川繁晴君) お答えします。
今ほどの土手の2車線化、かさ上げにつきましては、私どものほうもそういうご意見があるということを機会があったときに、河川事務所のほうにもお伝えしたいと思いますし、また部内でも検討していきたいと思っております。
また、土手が壊れたときという話を今いただきました。実は昨年の5月に河川事務所が最大想定規模の浸水深を発表しました、国は。今年度そのハザードマップをつくって住民の皆さんに周知をしていきたいというふうに考えているところでございますが、議員おっしゃるとおり、市内では最大、浸水深が5メーターほどになるというエリアも想定されているようなところもございますので、確かに破堤というのは非常に怖い話でございますので、ハード的な対策も含め、また今現在私どもとしましてはソフト的な住民の避難ができるようにという、ソフト対策につきましてもこれから力を入れて取り組んでいきたいと思っております。
よろしくお願いいたします。
〇議長(高橋幸信君) 6番、山賀清一さん。
〇6番(山賀清一君) よろしく頼みます。
それで消防のことについてお伺いしたいと思うのです。現在消防の消火栓、阿賀野市に何本設置されておるのか。消防法では居住地域には600メーターに1本というような規則になっておると思うのですが、この点は十分クリアしているのでしょうか。
〇議長(高橋幸信君) 唐橋消防長。
〇消防本部消防長(唐橋繁英君) それでは、私のほうからお答えさせていただきます。
市内の消火栓の数でございますが、1,400本強ございます。そのエリアにつきましては、市街地に関しては120メーターの円で包含。そのほかで140メーターということで市内全域包含しているべきところを数本現在エリアでカバーできていないところがございますので、それにつきましては設置計画をつくっておりまして、今後数年でエリアをカバーするという方向で現在進めてございます。
〇議長(高橋幸信君) 6番、山賀清一さん。
〇6番(山賀清一君) それはそれで頼みます。
それと次に消防団員も本当に減っておりますし、団員そのものも困っていることは間違いございません。先日もこれに関連した質問がございましたが、私はあえてこれを別な角度で質問したいと思います。現在消防団はそれなりに組織されております。それは報酬もいただいておるのです。消防団員はその報酬だけでは足りないということで、各町内、自治会から協力費ということで、いろいろそのほかに徴収お願いをされておるわけです。ある町内によっては1戸5,000円負担をされておるのです。それでもなかなかで団員は運営は大変であるということで、それを1万円に値上げするというようなことをお話をされたら、それだったら団員はもう必要ないと、こういうことまで、そういうご意見も出ているわけなのですが、この点先般質問ございましたように、私は団員にお願いされたのは、三市北蒲の大会でいろいろ活動するにはそれなりのものを支給してもらいたいと、これは微々たるお金でございますが、その点は答弁書にもありますが、もう一回再考する考えはございますか。
〇議長(高橋幸信君) 唐橋消防長。
〇消防本部消防長(唐橋繁英君) 今ほどのご質問でございますが、答弁書のとおりTシャツは実は平成24年から希望をとって個人購入していただいています。それは当初は周辺の消防団を見ますと、そろいのTシャツを着ているということもありまして、士気の高揚、団結の証といいますか、そういった形で消防団のほうから声が上がりましてTシャツをつくろうという話になりました。24年から希望をとりながら、今年度も希望をとりましたが、トータルすると大体団員480着ぐらい個人購入していただいております。そういった中で正副団長会議、月に1回会議してございますが、答弁書のとおり要望がございましたが、過去の経緯から同様の扱いということで正副団長会議にはご理解をいただいているところでありまして、よろしくお願いしたいと思います。
〇議長(高橋幸信君) 6番、山賀清一さん。
〇6番(山賀清一君) それでは、最後にドローンのところに入りたいと思います。
ドローンについては全国いろいろな話題になっております。これは非常に小型で性能がよくて、非常に活動範囲が広く利用価値が非常にあるということなのです。それは1機いろいろな価格がございますが、それはそれなりに性能が持っておるわけなのでございますので、これをぜひ阿賀野市も早く購入して、それを操作する訓練をさせると。このことが準備体制に必要なことだと思うのです。さらに申し上げるならば、このドローンで、非常に熊も影響しております。猿も影響しております。これで威嚇態勢は幾らでもできるのだと、野鳥に対しても。非常に効果があるということなのですが、もう一回この認識をお聞きしたいと思います。
〇議長(高橋幸信君) 長川危機管理監。
〇危機管理監(長川繁晴君) お答えいたします。
今議員がおっしゃいましたように、無人航空機ドローンでございますけれども、非常に多方面での活躍が期待されているところでございます。防災対策としましても、市長の答弁にもございましたが、国土交通省なり、そういうところで実績もあるという話でございます。ただ、近隣等でちょっとまだ具体的なものが見えなかったもので、今後答弁書にもありますように、他市の状況を見ながら、また私ども山岳遭難とかそういうところもありますので、その辺を含めた中で導入に向けて検討をさせていただきたいと思います。
〇議長(高橋幸信君) 6番、山賀清一さん。
〇6番(山賀清一君) ちょっと順序逆になったけれども、それでは今度お宝鑑定団のことに入りたいと思います。
答弁書には、それはよく理解をしておりますが、このお宝鑑定団、これを開催した場合、非常に有意義なことだと思うのです。市長がいつも言っておられるように、笑いの絶えないまちとか、楽しいまちとか、にぎわいのあるまちとか、こういうことも言っておられるのですから、これをお宝鑑定団も非常にこれは興味のあるところだと思うのです。それをぜひ計画をしてもらいたいのでございますが、一過性であると、一過性という表現についてはちょっと問題あると思うのです。一過性なんていうのであれば、何ひとつ行事はできないと思うのです。そういうことを開催をして、持続可能なことをさらに肉づけをして検討していくのが行政ではないですか。一過性なんてとんでもない話です。どういうことなのかちょっと説明してください。
〇議長(高橋幸信君) 中野市長政策課長。
〇市長政策課長(中野孝英君) 実はこのお宝鑑定団のとき、私もちょっと具体的な場所にいたわけではないのですけれども、政策として一時楽しいということだけで、その後例えばまちの発展とかいわゆるにぎわいの創出に具体的にどのような形でつながるかということが頭の中に整理できておりませんので、こういう表現とさせていただいたところでございます。
よろしくお願いいたします。
〇議長(高橋幸信君) 6番、山賀清一さん。
〇6番(山賀清一君) こういうイベントに関してPR、阿賀野市をするには非常に予算も少ないのでございますが、これ情けないなと思っておるのです。これを阿賀野市が元気を出す、潤いのあるまちをつくるということであれば、もう少し考えを視点を変えて大局的にこれは考えるべきでなかろうかと思うのです。
私はいろいろお話しされてもなかなか思うようにかみ合わないですから、これで質問を終わりたいと思います。
〇議長(高橋幸信君) 質問を改めます。
1番、横井基至さん。
〔1番 横井基至君登壇〕
〇1番(横井基至君) 1番、横井基至、一般質問をさせていただきます。
質問の1つ目、社会全体の教育力向上を目指して、社会全体の教育力向上を目指すには、学校、家庭、地域の連携が必要であります。連携するに当たりまして、それぞれ学校、家庭、地域に期待する役割とは何か。また、行政はどのように教育にかかわるべきか、市長のお考えを伺いたいと思います。
阿賀野市総合計画には子どもの育成支援の充実政策として、学校、家庭、地域の協働体制の推進事業が行われております。本事業の実績や成果を伺います。また、学習、スポーツ、文化芸術などで早期に天才的な才能を見せる子どもがいた場合、さらに才能を伸ばすための才能教育についてどのような授業が考えられるかを伺います。
2つ目の質問です。糸魚川市駅北大火を教訓にした防災減災対策について。2016年12月22日に発生した糸魚川市駅北大火の延焼の原因に強風が上げられます。阿賀野市もだしの風など台風並みの強風が吹き荒れるときがあります。糸魚川市駅北大火を教訓にした阿賀野市の防災減災対策について伺います。
よろしくお願いいたします。
〇議長(高橋幸信君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 横井議員からのご質問に順次お答えをいたします。
最初に、社会全体の教育力向上についてであります。社会全体の教育力の向上を目指すために、学校に求められる役割としては、地域の人、もの、ことにかかわる活動に児童生徒が参画して、地域の歴史、文化、産業等に触れ、ふるさとに対する愛着心を培うとともに、将来地域をリードする人材の素地を養うことではないかと認識しております。また、地域や家庭においては、学校を地域の核と捉え、学校からの要請に応えるだけでなく、地域、家庭が求める学校のあり方に積極的にかかわっていくことが求められております。
このような学校、地域、家庭のかかわり方を促進する観点から、市では今年度から学校の要請に応じた地域連携の後方支援を充実させるため、社会教育指導員を学校と地域とのつなぎ役を担う地域連携コーディネーターとして配置しているところであります。また、次年度においては学校、地域、そして保護者が協働して学校運営に取り組む手法の一つであるコミュニティ・スクールの設置を検討するため、2校をモデル校に指定して、コミュニティ・スクールのあり方を研究してまいりたいと考えております。
次に、阿賀野市総合計画における学校、家庭、地域の協働体制の推進に向けた具体の事業としては、今年度から地域連携プログラムの作成活用事業を実施しております。この事業の趣旨は、児童生徒の郷土への理解や愛着心を深めてもらうことを狙いとし、地域の人、もの、ことを学習の教材として取り上げることにより、児童生徒が地域から学ぶという地域連携の協働体制が構築されていくことを目指しております。今年度はその成果として、各校の地域連携プログラムを冊子にまとめ、それぞれの学校が互いの実践に学び合い、次年度の地域連携学習に活用できるよう体制を整備したところであります。
次に、幼少のころから各分野で秀でた能力を示す子の才能を、さらに伸ばすための才能教育に関する事業についてのご質問でありますが、学校現場では全ての児童生徒を対象とした教育活動が原点であるため、障がい等を抱えた児童生徒に対する特別な支援を除いては、特定の個人を対象とする限定した教育活動は特に考えておりません。
次に、糸魚川市の大火を教訓にした防災減災対策についてであります。議員のご指摘のとおり、阿賀野市ではしばしばだしの風と呼ばれる南寄りの強い風が吹くことから、火災が発生した場合、糸魚川市の大火と同様に被害が拡大することが予測されるところであります。糸魚川市が配置している消防ポンプ車の台数は、総務省消防庁が示している市町村の消防力の整備指針を上回る台数が配置されておりましたが、このたびの火災では建物が密集している市街地で発生したこと、平均風速が20メートルを超える強い風が吹いていたことなど悪条件が重なれば、燃えにくい建築材料の普及や都市の不燃化が進んだ昨今でもこのような大火が起きてしまうということを、改めて認識させられたところであります。
火災による被害の軽減を図るためには、言うまでもなく初期消火が大切となります。消防本部では自治会や事業所などを対象に、消火栓、消火器の取り扱いの周知を図るための防災教室の開催や、火災の発生をいち早く知らせる住宅用火災警報器の普及に取り組んでいるところであり、今後一層の推進を図ってまいります。また、現在総務省消防庁が糸魚川市の大火を踏まえ、消火体制や発生要因の検証を進めておりますが、今後示される消防力の整備指針や基準の見直しを踏まえ、地域の実情及び時代に即した消防力はどうあるべきか、このたびの火災から見えた教訓を防災減災体制の整備、充実に生かしてまいりたいと考えております。
〇議長(高橋幸信君) 1番、横井基至さん。
〇1番(横井基至君) それでは、順次再質問をさせていただきたいと思います。
まず1点目、社会全体の教育力向上についてでございますが、市長よりご回答いただいたとおり、今学校の現場では大変多くのことが求められるようになっておりまして、これをやはり地域全体で学校教育を支援する体制づくりが必要であるという、これは市長もご認識されており、市政にも反映されていることだと思います。
また、一方新しい道徳教育というものが始まりまして、これもひとつ学校の先生方を悩ませていると申しますか、新しい体制を全体的につくらなければいけなくなってきているところであると思います。この新しい道徳教育について、これは理念としては全ての教科に道徳的な教育を入れていくと、全ての教科において子どもたちの人格形成を行っていくという、そういった理念のもとで行われるということで、大変幅の広いものでございます。
学校が終わった後の私生活についても、当然こういった道徳教育を含めていく必要があると思われますし、また聞くところによると家庭に帰ると学校で習った道徳とは真逆のことをたまに教えられるというのがありまして、子どもの中で混乱をしているという、こういったものもございますので、積極的に家庭、地域に道徳教育の共通の土台というものをつくっていかなければいけないんではないかなと思っております。
というところで、家庭のやはり役割といたしましては、市長からもご回答いただいたところがあると思いますが、私はもう一段、基本的な生活習慣とかこういったものをしっかりと身につける場がひとつ家庭の重要な役割ではないかなと考えております。さらに地域でいいますと、子どもたちにさまざまな体験活動の場を提供する、さらに子どもたちの居場所をつくって安心、安全な社会をつくっていくと。さらに団塊世代また高齢者の方の地域のボランティアの参加を促進させるなど、こういった機能が今後の地域連携にとって必要になってくると思っております。
よって、市民の皆様にも新たな道徳教育というものに参画をしていただく、こういうことが必要になってくるのだと思います。学校、地域、保護者の連携を単なる役割分担、こういったものに考えるだけではなくて、地域の皆様にもお手伝いをいただいて、みんなで子どもたちの道徳的な成長を応援するという、こういうスタンスでいく必要があるのではないかなと考えております。
そこで市長といたしましては、ぜひ学校、地域、家庭、これらの全てに対して社会的な教育力向上のための共通の道徳教育の理念のようなものを、いま一度出していただく必要があるのではないかなと考えております。これが学校、家庭、地域、これをさらに有機的に結びつけて教育力の向上をさせていく重要な要素になっていくのではないかなと考えております。これは学校の教育の新しい教育基準のほうでもこういう形で道徳教育を進めていくというものがございますので、ぜひこれも市もこれに対応して、そういう体制をつくっていく必要があるのではないかなと思います。
そこで市長にお伺いをしたいと思いますが、このような市全体に向けての市長からの発信、教育の機会、また道徳的な土台を市としてつくっていく、このようなことに対しての市長のお考えを伺いたいと思います。
〇議長(高橋幸信君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 非常に難しいご質問でございますが、私としても今子どもたちを地域が育てるんだと、基本的な考え方のもとで市民の皆さんに広く呼びかけをしているわけですけれども、なかなか市民の関心のほうが、やはり子どもたちを育てている年代はそれなりに関心を持つ場合もありますけれども、それ以外の方々というのはなかなかもう自分の立場から離れている関係もあるのでしょうか、余り関心を示してもらえない、そのような今状況でございます。私としても今言われるような社会規範をしっかりと子どもたちに、小中学校のときに考えていただけるような機会をふやしていければと考えておりまして、今回地域の皆さんとの連携ということで、社会教育指導員ですかを学校に配置して地域との連携コーディネート、こういった部分で活躍、活動していただきたいというような状況でございます。今後に向けましても地域との連携、それを強化してまいりたいと考えております。
〇議長(高橋幸信君) 1番、横井基至さん。
〇1番(横井基至君) ありがとうございます。新しい道徳教育というのは本当に幅の広いものでございまして、これをどういうふうに対応していくかというところが市の特色にもなっていくのではないかと思いますので、ぜひ前向きにご検討をお願いいたしたいと思います。
また、子育てをしているお母さんの悩みとしましては、自分の子どもたちがいかなる長所があり、またどのような才能を持っているかというのを早期に発見をしていきたいと。それによって一般的な義務教育は受けさせながらも、さらにそこを伸ばすようなことをしてあげたいというのが強いニーズでございます。それと同時に、地域の中でお母さんたちは今結構孤立をしているような感じを受けているようなところがございます。子育ての悩みとして子どもたちに対するどういった教育をしてあげればいいのかという悩みが多くありまして、地域コミュニティをつくって周りの方からいろいろな助言などをいただければいいのですが、やはり悩んだお母さん同士が集まって、悩みの中にコミュニティをつくってしまって、さらにどんどん、どんどん悩みを深くしていくような、そういったちょっと悪いスパイラルのようなものもあると思います。ここにもやはり地域の力、また先人の知恵といいますか、先輩方の知恵を入れていくことによって、子育ての悩みというものも解決していけると思いますので、地域連携コーディネーターというお仕事は今後も大変重要な位置になってくるのではないかなと思います。今現在地域連携コーディネーターは1名の方が携わっていらっしゃるということですが、今後この地域連携コーディネーターをふやしていくというお考えはございますでしょうか。
〇議長(高橋幸信君) 岩村教育長。
〇教育長(岩村弘一君) お答えいたします。
議員おっしゃるように、今阿賀野市の教育委員会としましても、学校だけで子どもは育たないのだ。地域や家庭と一緒に学校が連携しながら子どもたちを育てると、そういったところで子どもたちに確かな力をつけていくということを考えているわけです。そのために地域のお力をおかりする、そしていろんな学校の諸活動に応援をいただく、それも大変重要視しておりまして、そういう意味で地域の人材に詳しい方あるいは地域の事情に詳しい方、そういった方をコーディネーターとしてお願いをして学校と結びつけやすくする、こういったことを考えております。
とりあえず予算もございますので、平成29年度に1名増員のことで要望しております。暫時今後そこにも掲げましたように、コミュニティ・スクールとかそういった形で地域の連携を深めようと考えておりますので、ふやしていきたいと、こう考えております。
〇議長(高橋幸信君) 1番、横井基至さん。
〇1番(横井基至君) ありがとうございます。ほかの市や県の先進的な事例を見ますと、各学校区に1人ずつというようなところもあるようです。それだけ大変負担も多い仕事になると思いますので、その辺人員、また予算の拡充のほうを検討していく必要があると考えております。
教育に関することで次の質問に移りたいと思います。先日駒林の特別支援学校のほうに見学をさせていただいてまいりました。そのときに出たお話としまして、これもひとつ地域のつながりということに関係しているのですけれども、子どもたちは実習期間というときに細かい作業などを外部の業者から委託をしてもらって、それを実習をするということで、子どもたちのスキルアップをして、卒業した後に就職するという、そういった訓練をする一環として実習資材として各業者から、例えば袋詰めをするなど、また簡単な組み立てのものなど、そういったものをいただいて、それでそれなりの対価もいただいてやるということなのですけれども、実習資材の集め方というのが支援学校の先生がお一人でやられているということで、ここがなかなか大変だということを聞いております。というのも子どもたちにほとんどつきっきりに学校の先生方一日中いらっしゃいますので、そこからさらに外のところに出て企業を探して仕事内容を見てマッチングをさせてお願いをするという、こういったところは大変な苦労になるということを伺っておりますので、ここを何とか市、行政の力を使ってマッチングのところをスムーズに行えないかどうかということでございますが、これについてはいかがでしょうか。
〇議長(高橋幸信君) 小菅社会福祉課長。
〇社会福祉課長(小菅章義君) 駒林特別支援学校の校内での実習のマッチングということで、今現在先生のほうで一生懸命頑張られているということでございますが、私どもの障がい者総合、今障がい者基幹相談支援センターになりましたけれども、こちらの職員とか市内の関係する作業所の事業所の方々と連携をとりまして、市内の業者のほうに橋渡しつないで、マッチングのお手伝いをするということは可能でございます。過去にもペットボトルのふたを締めるという作業も訓練に当たるということで、私ども市の職員に協力いただきまして、ペットボトルをきれいに洗ってためては私どものほうのボランティアの方が駒林まで運ぶというようなことも実際にやっておりましたので、今後先生方のほうとの協議の中で必要であればいつからでもお手伝いはできるかと思います。
〇議長(高橋幸信君) 1番、横井基至さん。
〇1番(横井基至君) ぜひその方向で進めていただきまして、子どもたちがよりよい実習ができるように、そして社会進出ができるようにしていっていただきたいなと思っております。
続きまして、2つ目の質問の糸魚川大火のことについて再質問をさせていただきます。今糸魚川大火の教訓を得まして、全国で有識者会議が開かれておりまして、新潟県内でも会議が開かれており、29年度、次年度には変更して、30年には体制を構築するというような流れでいっているということを伺っております。そこで調査研究をする必要があると思います。阿賀野市も風の強いところでございまして、通り一遍の消火活動だけでは火の拡大をとめるということは強風のときにはなかなか難しいのではないかなと。
そこでやはり市の特色のある、そういう特色を生かしたといいますか、それに対応するような消火の仕方というのを、阿賀野市消防局でも独自に研究をしていかなければいけないのではないかなと思っております。そこでこれに対しまして、やはりチーム編成というものが必要になってきます。この体制を構築するためのチーム編成、そしてそれに対しての予算の拡充というものが必要となってくると思いますが、この点の市としてのお考えをお伺いしたいと思います。
〇議長(高橋幸信君) 唐橋消防長。
〇消防本部消防長(唐橋繁英君) 今ほどの質問にお答えさせていただきます。
チーム編成、阿賀野市独自のチーム編成体制の構築ということを考えなければというご指摘でございます。現状としまして、県内応援をいただきながら、応援しながら補完し合っているという部分がございまして、消防力の整備指針により人員、車両等整備しておりますが、足りない部分については周辺の消防本部と相互応援協定、消防相互応援協定で協定を結んでおります。普通応援と特別応援ということで協定を結んでいます。その次に新潟県の相互応援協定がございます。第1要請、第2要請、第3要請という形で要請基準も決まっておりますが、そういった中では管内で完結できない部分につきましては、周辺の消防本部、県内の消防本部、大規模になった場合は国の緊急消防援助隊という形で動いているところでございますが、確かに通り一遍の消火ではなかなか対応し切れないというのはもっともでございます。今回の糸魚川の大火におきましても、今までにない同時多発的な、1カ所ではなく飛び火で100メートル、200メートルのところに数カ所に飛び火して同時多発したという部分で、非常に苦慮したところでございますが、消防本部として特別なチームを組んでというのは今頭の中にないですけれども、今の阿賀野市の現状の中で水利の確保、消防力、今の現状での配置、消防団を含めまして周辺の消防本部との協力体制、それをしっかりと構築していって、特別な大規模火災に対応する手段をこれから、今県でも動いていますが、国でも動いていますが、当消防本部としましても構築に向けて検討していくつもりでおります。
よろしくお願いします。
〇議長(高橋幸信君) 1番、横井基至さん。
〇1番(横井基至君) 済みません。チーム編成というところでチーム編成という言葉だけがちょっと強調してしまったので。新たな体制をつくるための、糸魚川大火の教訓を得ての新たな対策をとるための調査研究と、こういったところを進めるためのプロジェクトチームという意味合いでさせていただきましたので、今消防長からいただきましたお答えでしっかりと、広げないための他地域の連携というところも、こういったところも徐々に、徐々にガイドラインなどもつくっていく必要がもしあるならば、その現場のニーズに応じてしていただきたいなと思っております。
この新たな体制づくりというところに入ると思うのですが、これをやはり消防局の方だけで例えばハザードマップをつくり、水利のまち図をつくり、市民の皆様にそういった防災を呼びかけるという全てのコンテンツをつくるというのは大変な作業になると思うのですが、こういったところを危機管理室と広報的なところとかを連携をして、その業務の一端を担ってやっていただいて、消防の方には最前線の消火の仕方のところの研究というのをどんどんと進めていっていただきたいなと思うのですが、その点はいかがでしょうか。
〇議長(高橋幸信君) 長川危機管理監。
〇危機管理監(長川繁晴君) お答えいたします。
今現在も住宅火災の場合は私どもも現場に行かせてもらっていまして、火災のご家庭の皆さんの支援は今でもやっているところでございます。その延長ではないのですけれども、今議員がおっしゃいましたように、大火に対する対応策、プロジェクトチームではないのだけれども、その研究ということですか、そういうところにも消防長とお話をしながら、私どももかかわっていきたいと思っております。
〇議長(高橋幸信君) 1番、横井基至さん。
〇1番(横井基至君) ありがとうございます。
続きまして、今度は避難場所、実際もしそういった災害級の火災が起こったときの避難場所の件でございますけれども、五頭連峰少年自然の家がございます。ここはご存じのとおり宿泊から飲食とか住むところ、それから食べる物とか全てが整っておりまして、何かの災害が起きたときにはすぐそこに行って避難ができるような、そういった施設になっております。しかし、ここを今維持をするための建物の改修というのが必要になってくると思うのですが、これが今回予算づけなどもされてはおりませんので、ぜひここの五頭連峰少年自然の家、こういったところの防災減災の面から利用価値というものを見直していただきまして、進めていっていただきたいなと感じているところでございます。
また、五頭連峰少年自然の家の利用価値のところなのですけれども、県の原子力災害対策重点区域以遠の市町村別避難施設とか、済みません、話が飛びました、原子力災害に備えた新潟県広域避難の行動指針という中に、阿賀野市としまして市町村別の避難施設数というのが上げられていまして、受け入れ人数としまして阿賀野市としては2万2,466人を万が一のときには受け入れるという、こういった態勢をとると県のほうで示しております。これに対して阿賀野市としましては、学校や体育館、こういったものを使っての2万2,466名収容ということを考えておりまして、その他という項目があるのですけれども、ここのところが恐らく公共施設の五頭連峰少年自然の家のようなものが入ると思うのですけれども、ここは全くゼロになっているというところがございます。前回起こりました3.11の福島の第一原発の爆発のときも、そこからやはり阿賀野市として五頭連峰少年自然の家に被災者を受け入れたという実績があるということを伺っておりますので、こういった原子力災害も含めての災害対応としまして、今後もう一度五頭連峰少年自然の家というものを、利用価値として見直しをしていっていただきたいと思いますが、今後必要な工事改修等があると思いますが、その点進め方としてはどのようなお考えであるかをお伺いしたいと思います。
〇議長(高橋幸信君) 田澤生涯学習課長。
〇生涯学習課長(田澤紀雄君) ただいまのご質問でございますけれども、少年自然の家につきましては、昭和50年に開設されまして40年以上経過した古い施設になっております。今年度耐震基準ということで予算化いたしまして、診断をいたしました。結果としまして、宿泊棟につきましては基準は満たされておりましたけれども、体育館につきましては基準に満たされずに耐震補強の工事が必要だという結果が出ました。生涯学習課としましては、やはり施設の耐震部分もあるのですけれども、長く施設の設備の老朽化もありましたので、補強工事と改修の部分を一緒に事業化できればなということで考えておりました。改修部分につきましても、やはり40年も経過しておりますので、非常に設備的にふぐあいといいますか、老朽化しているということで、項目出しを担当のほうからしていただきましたのですけれども、かなりの項目、こうしたほうがいいという要望がたくさんあり過ぎまして、当然ふえるということは事業費もふえるというふうな結果になります。そのあたりの事業費の調整とあと財源をどういう形で持っていくかということで、改修部分につきましてちょっと調整が最終的にまとめることができなくて、今回予算計上を見送ったものでございます。再度、耐震につきましては既に悪いところは出ておりますので、至急やりますけれども、改修部分についてもやはり施設のいろんな今後の災害等の対応のためも含めまして、施設の長寿命化を図りたいと考えておりますので、29年度に再度制度設計をいたしまして、予算化を目指していきたいというふうに考えております。
〇議長(高橋幸信君) 1番、横井基至さん。
〇1番(横井基至君) ぜひ施設の延命化また今後も必要になる施設等ありましたら、ご検討いただければと思っております。
私糸魚川大火のときには現場のほうに急行しまして、状況等視察をさせていただきました。そうすると、やはりそのときに、災害が起こってすぐ避難する場所というのはなかなか確保できないという現状があるということがわかりました。先ほどの原発災害に対しての市の受け入れ場所、これは小学校体育館が主となっているものでございますけれども、もし火事が起きて例えば一つの集落20軒ぐらいがもし被災をしたというふうになりますと、その人たちをどこに避難させるのかとなると、近くの体育館に、そこからわざわざ毛布を運び込んで、食料を運び込んで市の職員を派遣してという、そういったことを考えますと、五頭連峰少年自然の家というのは全てそれが整っている状態であるということですので、大変高い災害対応能力があるものと思われます。どうかいま一度五頭連峰少年自然の家の重要性というものを見直していただきまして、市政に反映していっていただきたいなと思っております。
以上で、2つ目の糸魚川大火についての我が市の防災減災対策についての再質問を終わらせていただきます。
申しわけございませんが、もう一点、社会全体の教育力向上を目指してというところに関しまして、再質問させていただきたいと思いますので、お時間を頂戴したいと思います。最後になりますが、才能教育のところでございますけれども、確かにこれは義務教育の9年間の中での才能教育というのはやはり規定はされておりませんので、どちらかというとキャリア教育というところになるのでしょうか。これはやはり高校以降のお話になるということであると認識しております。そのように市としても考えられているのだと認識しました。
しかし、一方特別な支援を要するお子様方、その中には健常者よりも秀でた能力を部分的に持つ子というのがいらっしゃいます。例えば数の計算が物すごく早かったりとか、物すごく記憶力がいい、人の車のナンバーを全て覚えているとか、あと西暦の二千何十何年とかそういうところの日付も曜日をすぐ言い当てられるとか、そういったすごい特殊な能力を持っている子たちがいます。そういった方を学校の現場の先生方見られておりまして、こういったところを何か能力を伸ばしていければ社会的に十分社会にも通用していくのではないかなと、そういった期待も持って見られておりますけれども、いかんせんそれは学校から離れた家庭の中でさらに一部の才能を伸ばしていくという教育になりますので、ご家庭の負担というのが大変ふえるということでございます。ここのところをふだんの生活ケアに対しては本当にお父さん、お母さんにやっていただくところがあると思うのですけれども、ここのところを市の行政として何か一歩進めてその子たちに才能教育、その能力の進展をさせるような事業、例えば温故塾の中で時間を区切って、特に数学に強い子でしたら数学のことを教えてあげるとか、こういった対応というのは考えられるのかどうかをお伺いしたいと思います。
〇議長(高橋幸信君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 非常にすばらしい発想のご質問をいただきまして、ありがとうございます。
私も日ごろからそういうのは重々承知しております。テレビでよく全国の発達障がいをお持ちのお子さんがすばらしい能力を発揮されている、あるいは障がいをお持ちの方が音楽の関係等で大変すばらしい能力を発揮されているそういったものが非常によく取り上げられております。ただ、それらは全て学校というよりもむしろ家庭のほうでの教育が優先して行われているというように認識しております。我々のほうで温故塾あるいは放課後スクールそういったものでそういったことが取り組めるかというと、現段階では非常に難しいのかなと思っています。我々としてもそういった方がいればまたご相談に乗りながら才能を伸ばす、そういうためにはどういう手法があるのか考えさせていただければと思います。
〇議長(高橋幸信君) 1番、横井基至さん。
〇1番(横井基至君) ご回答をいただいたとおり、急にはなかなか難しい話ではございますけれども、そういった目でもって支援学級のお子さんたちを地域みんなで育てていくというところも、市の市民協働の一環として今後進めていければと思っております。
以上で再質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
〇散会の宣告
〇議長(高橋幸信君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれで散会いたします。
3月17日金曜日、午前10時から議案審議を行います。
ご協力ありがとうございました。
散 会 (午前11時12分)