平成29年第1回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)

                       平成29年3月1日(水)午前10時00分開会


日程第 1 会議録署名議員の指名                             
日程第 2 会期の決定                                  
日程第 3 諸般の報告                                  
日程第 4 一般行政報告・施政方針                            
日程第 5 諮問第 1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(山川敦子氏) 
      諮問第 2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(田村あつ子氏)
日程第 6 議案第 1号 専決処分の承認について(専第1号 平成28年度阿賀野市一般会計補
             正予算(第5号))                        
日程第 7 議案第 2号 平成28年度阿賀野市一般会計補正予算(第6号)         
日程第 8 議案第 3号 平成28年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)   
日程第 9 議案第 4号 平成28年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)  
日程第10 議案第 5号 平成28年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第3号)     
日程第11 議案第 6号 平成28年度阿賀野市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)  
日程第12 議案第 7号 平成28年度阿賀野市集落排水事業特別会計補正予算(第3号)   
日程第13 議案第 8号 平成28年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算(第2号)   
日程第14 議案第 9号 平成28年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第1号)       
日程第15 議案第10号 平成29年度阿賀野市一般会計予算                
      議案第11号 平成29年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算          
      議案第12号 平成29年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算         
      議案第13号 平成29年度阿賀野市介護保険特別会計予算            
      議案第14号 平成29年度阿賀野市公共下水道事業特別会計予算         
      議案第15号 平成29年度阿賀野市集落排水事業特別会計予算          
      議案第16号 平成29年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算      
      議案第17号 平成29年度阿賀野市少年自然の家特別会計予算          
      議案第18号 平成29年度阿賀野市工業団地造成事業特別会計予算        
      議案第19号 平成29年度阿賀野市水道事業会計予算              
      議案第20号 平成29年度阿賀野市病院事業会計予算              
日程第16 議案第21号 阿賀野市行政組織条例の一部改正について             
      議案第23号 阿賀野市防災会議条例の一部改正について             
      議案第24号 阿賀野市総合計画審議会条例の一部改正について          
日程第17 議案第22号 阿賀野市個人情報保護条例等の一部改正について          
日程第18 議案第25号 阿賀野市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について  
      議案第27号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について     
      議案第30号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について    
日程第19 議案第26号 阿賀野市職員の配偶者同行休業に関する条例の一部改正について   
日程第20 議案第28号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正に
             ついて                             
日程第21 議案第29号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例
             の一部改正について                       
日程第22 議案第31号 阿賀野市税条例等の一部改正について               
日程第23 議案第32号 阿賀野市ふるさと・水と土保全基金条例の廃止について       
日程第24 議案第33号 阿賀野市体育施設条例の一部改正について             
      議案第34号 阿賀野市立学校施設使用条例の一部改正について          
日程第25 議案第35号 阿賀野市コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の廃止につ
             いて                              
      議案第44号 不動産の譲与について(コミュニティセンター「つべた」)      
日程第26 議案第36号 阿賀野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する
             基準を定める条例の一部改正について               
日程第27 議案第37号 阿賀野市食品乾燥施設の設置及び管理に関する条例の制定について  
日程第28 議案第38号 阿賀野市農業基盤整備促進事業負担金徴収条例の制定について    
日程第29 議案第39号 阿賀野市うららの森農園の設置及び管理に関する条例の制定について 
日程第30 議案第40号 阿賀野市下水道条例の一部改正について              
日程第31 議案第41号 阿賀野市集落排水処理施設条例の一部改正について         
日程第32 議案第42号 阿賀野市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について     
日程第33 議案第43号 新潟市及び阿賀野市における連携中枢都市圏の形成に係る連携協約の締
             結に関する協議について                     
日程第34 議案第45号 公の施設に係る指定管理者の指定について(阿賀野市京ヶ瀬地区農産物
             加工センター)                         
日程第35 議案第46号 市道路線の認定について                     
日程第36 報告第 1号 阿賀野市国民保護計画の変更について               
日程第37 一般質問                                   

出席議員(20名)
   1番   横  井  基  至  君      2番   清  野  栄  一  君
   3番   天  野  美 三 男  君      4番   近  山     修  君
   5番   市  川  英  敏  君      6番   山  賀  清  一  君
   7番   雪     正  文  君      8番   村  上  清  彦  君
   9番   風  間  輝  栄  君     10番   江  口  卓  王  君
  11番   稲  毛     明  君     12番   宮  脇  雅  夫  君
  13番   倉  島  良  司  君     14番   中  島  正  昭  君
  15番   石  川  恒  夫  君     16番   山  口  功  位  君
  17番   遠  藤  智  子  君     18番   浅  間  信  一  君
  19番   山  崎  正  春  君     20番   高  橋  幸  信  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
       市     長    田   中   清   善   君
       総 務 部 長    圓   山       知   君
       民 生 部 長    井   上   秀   子   君
       産 業 建設部長    土   岐       昇   君

       産 業 建 設 部    小   林   正   男   君
       農 林 担当部長

       市 長 政策課長    中   野   孝   英   君
       危 機 管 理 監    長   川   繁   晴   君

       市 民 協 働    遠   藤   孝   栄   君
       推 進 課 長

       財 政 課 長    羽   賀       存   君
       管 財 課 長    西   村   和   幸   君
       税 務 課 長    遠   藤       勝   君
       市 民 生活課長    関   川   嗣   雄   君
       健 康 推進課長    横   山       修   君

       地 域 医 療    米   山   和   朗   君
       推 進 課 長

       社 会 福祉課長    小   菅   章   義   君
       高 齢 福祉課長    本   間   健   司   君
       生 涯 学習課長    田   澤   紀   雄   君
       農 林 課 長    小   林       広   君
       商 工 観光課長    飯   野   喜   夫   君
       建 設 課 長    佐   藤   恵   介   君
       上 下 水道局長    荒   木   秀   樹   君
       会 計 管 理 者    佐   藤   耕   二   君
       教  育  長    岩   村   弘   一   君
       学 校 教育課長    五 十 嵐   勝   哉   君
       農業委員会会長    小   嶋       覚   君

       農 業 委 員 会    片   桐   秀   一   君
       事 務 局 長

       代 表 監査委員    土   橋   伴   二   君

       監 査 委 員    星       直   也   君
       事 務 局 長

       消防本部消防長    唐   橋   繁   英   君

本会議に職務のため出席した者の職氏名
       事 務 局 長    加   藤   勝   則
       主     任    渡   辺   康   恵
       主     任    網   干   水   季

               開 会 (午前10時00分)
    開会の宣告
議長(高橋幸信君) おはようございます。きょうから弥生3月、本当に春近しといったところでございます。皆様方におかれましては、何かとご多用のところ、ご参集をいただきまして、まことにありがとうございます。
  本定例会は、新年度予算を審議いただく重要な議会でありますので、円滑に進行できますよう議員各位のご協力をお願いを申し上げます。
  定刻になりました。
  ただいまの出席議員数は20名です。定足数に達しておりますので、これより平成29年第1回阿賀野市議会定例会を開会いたします。
  なお、新潟日報さん、あがの新報さんから写真撮影の申し出がありましたので、今会期を通じ撮影を許可いたしました。
                                            
    開議の宣告
議長(高橋幸信君) これより本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
議長(高橋幸信君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、16番、山口功位さん、17番、遠藤智子さん、18番、浅間信一さん、以上3名を指名いたします。
                                            
    会期の決定
議長(高橋幸信君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
  お諮りいたします。本定例会の会期は、本日3月1日から3月17日までの17日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、本定例会の会期は3月1日から3月17日までの17日間に決定いたしました。
                                            
    諸般の報告
議長(高橋幸信君) 日程第3、諸般の報告を行います。
  12月2日からきのうまでの主な会議、行事等の状況及び議長が決定した議員派遣につきましては、お手元に配付しております諸般の報告並びに議員派遣一覧のとおりでございます。
  本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、田中市長を初め29名であります。
  本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から議案48件、報告1件、議会からは請願2件、選挙1件、委員長報告4件、申出関係4件でございます。
  受理いたしました請願は、お手元の請願文書表のとおり、所管の常任委員会へ付託しましたので報告いたします。
  去る2月17日、議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議いただいた結果、お手元に配付いたしましております会期日程により運営することといたしました。
  以上で諸般の報告を終わります。
                                            
    一般行政報告・施政方針
議長(高橋幸信君) 日程第4、田中市長から一般行政報告並びに施政方針を求めます。
  田中市長。
               〔市長 田中清善君登壇〕
市長(田中清善君) 皆様、おはようございます。寒さの中にも春の空気が入りまじる本格的な春が間もなく始まろうとしております。本日、平成29年度の予算案並びに関連議案のご審議をお願いするに当たり、市政に取り組む所信の一端を述べさせていただき、議員各位を初め、市民の皆様のご理解とご支援を賜りたいと存じます。
  ご承知のとおり、昨年4月の阿賀野市長選挙で市民の皆さんに信託を得て、市長として2期目のスタートを切りました。平成29年度予算は、私にとりまして5度目の編成となりますが、引き続き市政運営に当たっては市の発展と市民の暮らしを第一に誠心誠意努めてまいります。
  まず、地方を取り巻く環境について私の認識を述べさせていただきます。
  ご承知のとおり、今日日本の社会は人口減少、少子高齢化社会を迎え、とりわけ地方にとってはその影響が大きいものがあります。これまで当たり前であったことが通用しなくなる大きな変化の時代、我々はその扉の前に立っていることを改めて実感しているところでございます。これから先10年後、20年後の社会を見据え、今やらなければならないことを着実に進めていかなければなりません。昨年阿賀野市まち・ひと・しごと創生総合戦略、阿賀野市総合計画を策定いたしました。この戦略、計画を基本とし、目まぐるしく変化する社会状況の中、少子化の流れを容易には変えることはできませんが、今できることを果断なく取り組み、努力してまいる所存でございます。
  また、市の魅力ある地域資源を磨き上げ、新たな魅力を発掘し、多様な参画・連携・協働により、元気で明るく活力のある魅力的なまちの実現を目指し、努力を重ねていくことが重要であります。地域を維持・活性化させていくために、山積する課題に対してどれだけの知恵を出せるのか、どれだけの勇気と決断をもって新たな挑戦ができるのかが試される、まったなしの重要な局面であると捉えております。
  このような認識のもと、平成29年度は重点的な政策展開を行う上での軸になる考え方として、昨年に引き続き6つのKを基本に据え、メリハリのある施策の展開を図ってまいります。
  はじめに、子育て・教育についてであります。
  赤ちゃんの輝く笑顔は、私たちに生命の尊さを教えてくれると同時に、阿賀野市の未来の希望でございます。お母さんやお子さんの笑顔や笑い声を増やすため、今まで以上に子育て支援に力を入れてまいります。
  まずは、結婚を希望する人への応援事業として、引き続き婚活サポーターによる結婚相談や引き合わせなどを行う素敵な出会い応援事業に取り組むほか、高度不妊治療の経済的負担軽減を図る特定不妊治療費助成事業、生まれてから1年間紙おむつ代を助成する紙おむつプレゼント事業、産後1か月の健診費用を無料化する産後健診助成事業などについては、継続して取り組むこととし、結婚、妊娠、出産、子育てを切れ目なくサポートいたしてまいります。
  子育て家庭を支える保育料の無料化については、昨年に続き年収500万円以下の世帯に対して、上の子の年齢に関わらず第3子以降は無料とする一方で、この度、新たに年収360万円未満の世帯に対し、兄弟の年齢制限なく第2子、第3子以降を無料とし、子育て期にある保護者の経済的負担をさらに軽減いたしてまいります。
  また、子育てに関するさまざまな情報は、インターネット等を通じて入手できますが、それぞれの家庭の事情やお母さんの健康状態、職業の有無、子どもの数などによって悩みの内容も異なり、それらの情報だけでは解決できないこともあります。
  このため、気軽に相談ができ、遊びや交流の場である子育て支援センターにこにこのサービスをさらに充実させるとともに、新たに、屋外での遊び場・交流の場を整備し、お子さんやママ友の交流の輪を広げてまいります。
  加えて、笹神保健センター改修整備事業に取り組み、子育て・遊び・食を通じて、笹神地区の元気と賑わいの場を創出いたします。
  そのほか、児童生徒に宿題や予習・復習などの自主学習を指導する放課後スクール・温故塾事業を継続、拡大することとし、児童生徒のやる気を引き出しながら、放課後における学習機会を幅広く提供してまいります。
  次に、教育でございます。
  例えば苦しいことやつらいことを経験した人は、それを生涯忘れることはありません。困難から逃げないで取り組む姿勢が、その後の生き方によい形で表れてくると考えられています。おかれた環境でいかに自分なりに力を尽くせるかどうかが大切であります。阿賀野市の教育においては、さらなる学力の向上を図る取り組みと誘導により、子どもたちの夢と希望ある未来の実現に向け、その環境を整え、地域のナンバーワンを目指してまいります。
  まずは、学校施設の整備において、国の第2次補正予算を活用し、平成28年度3月補正予算に計上した安田学校給食センター本体工事と一体的に、平成29年度当初予算で外構工事などを計上、安田学校給食センター移転改築事業に取り組んでまいります。
  学習環境の新たな事業としては、児童生徒が学びの場として地域とのつながりを深めるために、地域で展開するボランティア活動を支援する児童生徒ボランティア活動事業に取り組みます。
  また、未来を担う子どもたちへの施策として、奨学貸付基金の充実を図るため、ふるさと阿賀野市応援寄附金を財源に奨学貸付基金の造成(積み増し)を行ってまいります。
  拡大事業では、情報教育の推進として安田中学校ICT教育モデル事業に取り組み、タブレット型パソコンなどを使った効果的な授業の進め方や、子どもの学習意欲の高め方などについて研究してまいります。
  要保護及び準要保護児童生徒就学援助事業では、昨年の修学旅行費の拡充に加え、中学校部活動に必要なユニフォーム等も援助の対象となるよう拡大いたします。
  継続事業では、子どもたちが家庭、学校そして地域に育てられ、愛されているという環境づくりを促進するため、引き続き地域連携プログラム作成活用支援事業に取り組んでまいります。
  また、英語学習を小学校から充実するほか、スピーチコンテストなどの開催により、英語が楽しくなる学習環境を整え、英語力のアップを図る英語力向上推進事業に取り組む一方で、阿賀野市の未来を創造する児童生徒の育成を図るため、あがの子ども未来フォーラムを実施いたします。
  さらに、児童生徒の部活動の振興と競技技術の向上を図るため児童生徒各種大会参加費助成事業に取り組み、県大会以上の競技会参加費の一部を助成いたします。
  このほか、阿賀野市への定住を促す取り組みとしては、阿賀野市Uターン奨学金補助制度により、奨学金返済の一部支援や奨学金における入学準備金の貸付を行うほか、子どもたちの校外活動を支援する体育施設、学校の体育館及び公民館など、公共施設使用料の全額免除を継続することとし、子どもたちの夢を未来につなげるよう後押しし、学校、家庭、地域連携のもと、子どもたちの生きる力を育んでまいります。
  次に健康でございます。
  健康は、すべての人にとってかけがえのないものであります。目的を持って何かに取り組む場合でも、健康でなければ前向きにもなれず何もできません。健康づくりを推進し、介護予防など高齢者福祉の充実を図り、元気な高齢者を増やす取り組みを進めてまいります。
  市民の誰もが身近な場所で、手軽な運動、健康に良い食事、健康チェック等ができ、改善効果を実感できるようにすることが、健康づくりへの継続につながるものと考えております。がん、脳卒中、糖尿病等の重症化を予防するため、特定健診・特定保健指導やがん検診・特定健診の受診率の向上を図る健康増進対策事業として、行政ポイントの付与や無料クーポン券の配布を拡大いたします。
  また、健康寿命延伸・生活習慣病予防治療医学講座や、あがの市民病院内の糖尿病・生活習慣病予防治療センターを関係機関と連携を図りながらフルに活用し、生活習慣病対策を進めてまいります。
  さらに、中学2年生を対象とした中学生生活習慣病予防事業をはじめ、新成人を対象とした20歳の健康プレゼント事業を継続するとともに、新たに健康意識の向上と特定健診等の受診率の向上を図るため、特定健診の未受診者に対して、戸別訪問を行う働きざかり健康プレゼント事業に取り組みます。
  そのほか、健康と運動を意識して日常的に運動する市民が増えるよう元気長生き応援事業を通して、フィットネス体操やけんこつ体操、ラジオ体操を普及、啓発し、対象者の拡大と参加者の増加を図ってまいります。
  高齢者福祉では、団塊の世代が75歳となる2025年に向け、生活支援や介護等の公的サービスのニーズが高まることが想定されることから、高齢者が介護状態になってもいつまでも住み慣れた地域で可能な限り自立した生活を送れるよう、また、増加傾向にある認知症の方を地域で支えることができるよう、生活支援サービスの提供体制の整備を進めてまいります。具体的には、昨年発足した生活支援協議体における生活支援コーディネーターの充実を図り、生活支援協議体と協働して高齢者ニーズの把握や担い手の発掘、養成を行い、生活支援サービスを提供する仕組みをつくってまいります。
  また、高齢者の体力向上、健康増進や生きがい対策をさらに推し進めるため、引き続き高齢者の体育施設の使用料を全額免除いたします。
  さらに、自力除雪が困難な避難行動要支援者の除雪作業を行う自治会に補助する高齢者等地域見守り支援事業を継続する一方、屋根の雪下ろし作業についても、老人世帯の経済的な負担を軽減する老人世帯等除雪事業の充実を図ります。
  そのほか、新たに居宅で生活する寝たきりの高齢者を対象に、訪問による理美容サービスを受ける経費を助成する訪問理美容サービス助成事業に取り組みます。
  障がい者福祉では、障害者差別解消法が昨年4月から施行されました。この目的は、障がいのある方への差別をなくすことで障がいの有無にかかわらず、お互いに尊重し合いながら共生できる社会をつくることとしております。障がい者が自立した日常生活、社会生活を送ることができるよう地域生活支援事業を拡大し、手話奉仕者等の派遣事業や育成を行うほか、ひきこもり対策では、相談窓口として水原保健センターの2階に児童・若者相談センターを設置し、ひきこもりに関する相談や支援を充実いたしてまいります。
  次に暮らしでございます。
  市民が必要とするときに、必要な医療が受けられるよう地域医療体制の充実を引き続き図ってまいります。
  また、災害のない安全な暮らしを実現し、市民の皆さまが不安なく安心して暮らせるよう、防災減災体制の充実や生活環境の改善を図ります。
  地域医療体制の充実では、あがの市民病院において、この4月、新院長が赴任いたします。新院長は、地域医療に理解と熱意のある方とお聞きしております。地域医療啓発事業として地域医療フォーラムを開催し、市民の皆様の意識啓発に努めてまいります。
  また、救急告示については、できるだけ早期に院内のコンセンサスを得て、復活したいと考えております。
  いずれにいたしましても、医療環境を整え、地域の医療を守り、支えようという市民の強い機運を醸成し、市民から愛される病院づくりに全力を傾注してまいります。
  防災減災体制の充実では、昨年、震度7を記録した熊本地震をはじめ、東北、北海道に被害を与えた台風、また、年の瀬に起きた糸魚川での大規模火災など、各地において災害が多発し、甚大な被害をもたらしております。これらを教訓として、いつ起きるとも分からない大地震など、大災害の発生に備え、職員による避難所設営訓練や住民参加による総合防災訓練をそれぞれ実施いたします。
  また、県の備蓄基準に対する充足率を100%にする災害対策備蓄事業の拡大や、新たに災害時の拠点となる施設に迅速な情報収集ができる公衆無線LAN(Wi―Fi)整備事業に取り組みます。
  さらに、昨年の阿賀野川の浸水想定区域の見直しを踏まえて、新たなハザードマップ作成事業に取り組み、併せて、土砂災害警戒区域内の自治会に危険箇所を周知する看板を設置する一方、新たに、特別警戒区域に設置している戸別受信機を警戒区域まで拡大する防災行政無線戸別受信機整備事業や、緊急告知FMラジオ購入を希望する住民や事業所に対して緊急告知FMラジオ購入支援事業に取り組みます。
  迅速な情報の提供により、地域住民や自主防災組織等の連携と併せ、防災力を高めながら、災害に対して不安なく暮らせるよう、防災減災体制の充実を図ってまいります。
  消防施設等の充実につきましては、消防団小型動力ポンプ付積載車更新事業、消防水利整備事業に取り組み、経年使用による事故防止や消防水利状況が厳しい地域について、消火栓を設置いたします。
  また、高規格救急車整備事業により、老朽化した救急自動車を更新いたします。このことにより、市の救急自動車4台すべて高規格救急自動車となり、救急事案が重複した場合でも即応体制が整うこととなります。
  その他、湛水・浸水対策につきましては、安野川地区の湛水防除事業、県営ですが、そして塚田川、旧小里川の国営付帯県営かん排事業、駒林川の河川改修事業など、引き続き事業の促進について県のほうに取り組みを求めてまいります。
  防犯対策の充実では、神奈川県相模原市の障がい者福祉施設で発生いたしました痛ましい事件を受けて、保育園等防犯体制強化事業に取り組み、自動ドアや防犯カメラを設置し、市内保育園等の防犯対策を強化いたします。
  また、防犯灯LED化の促進については、新設も含めた防犯灯維持・整備事業を拡大することとし、市管理の防犯灯については5年で、自治会管理の防犯灯については10年を目途にLED化を進め、維持管理費の低減を図るとともに、地域の安全・安心な環境づくりを推進してまいります。
  近年、高齢者などを狙った特殊詐欺や悪徳商法は、年々手口を巧妙化しており、その被害は後を絶ちません。被害の未然防止や早期解決に向けた体制を強化するため、昨年から市の嘱託員として消費生活相談員を配置し、市民の消費生活に関する相談や迅速な対応に努めているところであり、今後も高齢者の被害防止を図るため、防犯、地域包括支援担当との連携を強化してまいります。
  生活に密着した住環境整備の促進につきましては、市外からの転入促進策として、引き続き、子育て世代や多世代の定住化を促進する虹の架け橋住宅取得支援事業に取り組みます。
  そのほか、空き家対策事業として空き家リフォーム補助制度により活用を促進、管理不十分な空き家等については、解消を促す取り組みを強化し、空き家等の解消に努めてまいります。
  自治会からの要望が多い消雪施設については、引き続き計画的に整備しながら、雪害に強い道路づくりを進めてまいります。
  公共交通の充実においては、バスを利用する方の利便環境を整え、天候に左右されず安心して乗降できるバス待ち環境整備事業に取り組み、市民の皆様が利用しやすい市営バスの運行に努めてまいります。
  次に経済でございます。
  地域経済の活性化を図るためには、基幹産業である農業をはじめ、商工業、地場産業及び観光など産業振興を一層推進していかなければなりません。
  農業においては、阿賀野市は7,000ヘクタールもの農地を有していますが、稲作主体のため農業総生産額、農業所得は低い水準にあります。
  加えて、農業者の高齢化、担い手不足などで離農や未利用農地が増加傾向にあります。農地の集積、集約化による規模拡大や経営の強化、法人化を推し進めるとともに、農業経営の安定化、儲かる農業に向け、複合営農や施設園芸を推進してまいります。
  具体的には、施設園芸のパイロット事業として整備しておりますICTを導入した大型園芸ハウスを活用し、若手農業者の確保育成を図り、儲かる農業の実践とともに、都市部との交流促進により農業の活性化を図ります。
  また、このハウスを起爆剤として、園芸作物導入による複合営農へ誘導するため、がんばる農家応援複合営農推進事業、園芸振興等推進事業に取り組み、園芸品目の産地化を目指してまいります。
  さらに、担い手の確保に向け地域おこし協力隊の活用を継続するほか、がんばる農家応援新規就農者等確保事業により、新規就農者を支援してまいります。
  農地の大区画化、汎用化と農道や用排水路などの生産基盤の整備では、中ノ通地区の整備着工をはじめ、4地区(滝沢、堀耕東、勝屋、発久)の調査費の一部を助成する圃場整備事業の拡大に取り組んでまいります。
  商工業においては、商工業の活性化に向け、企業間連携や地域内協力体制の強化と情報発信、ネットワークの構築、資源の発掘とその活用を推進してまいります。
  具体的には、創業や事業開発の相談をワンストップで対応するほか、阿賀野市産業振興フェアの開催を支援する創業・事業展開支援事業やクラウドファンディングの活用による創業等を後押しする創業・中小企業成長支援事業に引き続き取り組みます。
  また、地域ブランドである安田瓦を使用して、新築、増築葺きかえに際し、瓦代金を補助する安田瓦普及支援事業に加え、新たな事業として、安田瓦の営業、製造などのPRに対して後押しをする安田瓦強化推進事業に取り組みます。
  そのほか、商店街の賑わいを創出し、また、元気な高齢者を増やすため、水原露店市場の開催日に、市場や商店街で買い物、おんこ茶屋で休憩ができる送迎車を運行する買い物支援事業に取り組んでまいります。
  観光振興では、また訪れたいと思わせる魅力ある観光地とするため、観光施設の整備と併せ、うららの森の市民交流農園ハウス、国民保養温泉地の指定を受けたラジウム温泉を生かして、地域資源である自然、温泉、農業による観光の活性化を推進してまいります。
  そのほか、隣接する五頭山麓いこいの森では、快適にキャンプ場を利用していただくため、キャンプ場維持管理事業として老朽化した管理棟の改修工事に取りかかります。
  瓢湖においては、観光客の増加による賑いの創出を図るため瓢湖水きん公園整備事業により、周回できる園路、木橋や休養施設の改築等を行い、また、環境面では、白鳥が降り立つための湖面の確保、水質改善、悪臭の改善等を図る観点から、水質検査や瓢湖のハス刈りを実施いたします。
  天朝山公園においては、公園としての魅力の向上と賑わいの創出を図るため、造園や芝貼りなど天朝山公園再生整備事業に取り組んでまいります。
  次に協働でございます。
  地域は、市民の皆さまの暮らしの場です。豊かで住みよい地域づくりを進めていくためには、さまざまな立場の人々がお互いを尊重し、理解し協力していくことが重要であります。
  社会経済の変化、市民ニーズが多様化する中、さまざまな課題等が生じており、地域に住む市民の皆さまの自主的・主体的な解決の取り組みが求められております。引き続き、市民団体等が自主的に行う公益的な活動を後押しするあがの市民活動補助事業に取り組む一方、地域の皆様が快適な住環境を維持するため、自治会の皆さん自ら行う側溝清掃に対して支援する道路側溝清掃自治会支援事業に取り組みます。
  そのほか、市民の皆さまからたいへん好評を得ている英語塾、親子遊び塾・親子英語塾・情報発信塾、健康塾フィットネス教室、健康塾ラジオ体操、新潟大学医学部健康講座塾、まちあるきガイド養成塾、防災塾、まちづくり塾など塾のコンビニを継続し、行政ポイントとも連動しながら、さらなるPRの強化と参加者の増加を図ってまいります。
  以上、主な施策を申し上げましたが、輝ける未来のためにも、人口減少の克服と定住・交流人口の拡大によりみんなあたり前に笑顔になれるまちを目指して、失敗を恐れることなく果断に挑戦し続けてまいります。
  議員各位におかれましては、円滑な市政運営ができますよう、なお一層のご指導とご支援をあらためてお願い申し上げまして、平成29年度に向けての私の施政方針といたします。長時間にわたり、ご清聴いただきまして感謝申し上げます。
  引き続きまして、一般行政報告を申し上げます。
  はじめに、昨年、年の瀬に起きた糸魚川の大規模火災により、被災されました皆さまに心からお見舞いを申し上げます。
  この度の災害に際しましては、市においては、火災発生直後から消防自動車1台、支援車1台が現地に赴き、消火活動に当たり、また、市民の皆さまからは災害義援金という心温まるご厚志をいただき、早々、糸魚川市へお届けし、お見舞い申し上げたところでございます。
  被災地においては一日も早く復旧・復興がなされ、被災されました皆さまが早期に普段の生活に戻れるよう、心から願っているところであります。
  さて、日が長くなるにつれ、春の足音も聞こえてまいりました。3月は別れのシーズン、明日は、阿賀野高校の卒業式でございます。少子化の中、将来、阿賀野市を背負って立つ前途ある若い世代に、大きな期待と阿賀野市からもエールを送りたいと思っております。
  それでは、第1回阿賀野市議会定例会に際し、一般行政報告を申し上げます。
  はじめに、降雪状況等について申し上げます。1月中旬、強い冬型の気圧配置が続き、各地でまとまった雪が降りました。当市においても、最大積雪深は平場で79センチ、山手で86センチを観測するなど、市では、大雪警戒体制を編成し対応に当たったところであります。
  このため、除雪経費の追加予算が必要となり、先月1日に8,000万円の専決処分を行ったところでございます。
  なお、先月17日現在の除雪費は、現計予算約3億円に対し、2億1,000万円、約7割の執行状況となっております。
  次に交通安全対策について申し上げます。
  既に報道等でご承知のことと思いますが、市内における2016年の交通死亡者がゼロとなり、1年を通して死亡者数がゼロだった1956年以来60年ぶりのこととなりました。このことは、まさに、市交通安全協会をはじめ、関係団体やボランティアの皆さまの地道な活動、努力の結果と思うところでございます。
  市内において、交通事故発生件数は減少傾向にある中、高齢者が関係する事故の増加が懸念されており、引き続き、関係機関と連携して、交通安全教室の開催や高齢者に向けての街頭啓発活動など、事故防止に向けた取り組みを強化してまいります。
  次に地域医療の取り組みについて申し上げます。
  1月の中旬、新潟大学医学部18名の教授の皆さまを表敬訪問し、ごあいさつを申し上げてまいりました。特に、医師の確保について協力をお願いしたところでございます。当日は、お忙しい中にも関わらず、快く対応していただき、改めて感謝の言葉を申し上げてまいりました。
  次にインフルエンザ対策について申し上げます。
  1月下旬から2月上旬にかけて、保育園等や小中学校においてインフルエンザの患者数が急増したため、登園自粛や学級閉鎖を実施し、感染の拡大防止を図ったところでございます。今後も引き続き注視しながら、手洗い、うがい、マスクの励行により、その対策を徹底してまいります。
  次に市民元旦マラソンについて申し上げます。
  最近、健康づくりを目的として、市内を歩く人、走る人が増えてきたように感じております。そんな中、元日に市民元旦マラソンが開催され、今年は昨年の参加者195人を大幅に上回る、総勢244人の方々が参加されました。ウォーキングやランニングなどは、生活習慣病を防いだり改善したり、また、どこに向かって歩くとか、何のために走るとか理由がなくとも、そのこと自体が心身ともに喜びを感じるものであります。これから春に向け過ごしやすい季節となりますので、ぜひ大勢の市民の皆さまから外に出ていただき、お互い声をかけ合いながら、自らの健康づくりに取り組んでほしいものであります。
  最後に行政組織の改編について申し上げます。
  冒頭申し上げました、糸魚川の大規模火災をはじめ、近年、全国各地で想定以上の災害が多発しております。このような危機感から、今まで以上に防災減災体制を充実し、災害対応を迅速にするため、総務課内の危機管理部門を独立させ、危機管理課を設置いたします。
  また、総合計画を実現する手段として、現在、行政経営サイクル、PDCAサイクルによる進行管理を行っておりますが、企画、財政それぞれの視点から、資源配分や見直しといったチェック機能を円滑に働かせるため市長政策課の企画部門と財政課を統合し、企画財政課といたします。
  なお、市長政策課においては、今までどおり総合計画・地方創生総合戦略・市長特命事項などといった政策の遂行部門を担うこととなります。詳細については、これからまた制度設計をさせていただく予定にしております。
  次に、市内には瓢湖をはじめとした約100か所の大小さまざまな公園があります。その管理を一元化することで、効率的な維持管理や効果的な対策を打つことができると考えております。このことから、産業建設部内に課と同等の公園管理事務所を新設いたします。
  これら組織改編により、迅速かつ機動的な対応に努め、今まで以上に住民サービスを向上してまいります。
  結びに、市議会3月定例会は、平成29年度の予算、市政執行の基本方針をご決定いただく意義深い議会でございます。提出いたしました全議案に対し、慎重ご審議を賜り、その趣旨とするところ十分ご理解をいただき、満場の賛同によりご承認をお願い申し上げる次第であります。
  なお、12月2日以降の会議・行事等の主な出席につきまして、お手元に配布させていただいております報告書のとおりでありますので、後ほどご確認くださいますようお願いを申し上げまして、一般行政報告とさせていただきます。
  施政方針並びに一般行政報告、長時間大変ありがとうございました。
議長(高橋幸信君) 以上で施政方針並びに一般行政報告を終わります。
                                            
    諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(山川敦子
           氏)                           
     諮問第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて(田村あつ
           子氏)                          

議長(高橋幸信君) 日程第5、諮問第1号、諮問第2号を一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 諮問第1号及び諮問第2号、人権擁護委員の推薦について意見を求めることについて提案理由を説明申し上げます。
  初めに、諮問第1号であります。本件は、人権擁護委員の任期満了に伴い、現在委嘱されている山川敦子氏を再任することとし、法務大臣に推薦したいので、意見を求めるものであります。
  山川氏は、阿賀野市男女共同参画計画検討委員会委員や阿賀野市男女共同参画プラン推進協議会委員として、女性の人権と男女共同参画社会形成の促進を促すプランづくり等にかかわってこられました。また、特技のピアノ演奏を生かした小学校での人権啓発授業は、学校現場でも評価されており、新しい啓発方法として注目を集め、現在は新津人権擁護委員協議会からの依頼を受け、市外の小学校でも啓発授業を行っておられます。
  次に、諮問第2号であります。本件は、人権擁護委員の任期満了に伴い、現在委嘱されている田村あつ子氏を再任することとし、法務大臣に推薦したいので、意見を求めるものであります。
  田村氏は、平成14年6月1日に人権擁護委員に就任以来、特設人権相談所での相談対応や幼保育園での啓発活動など、人権擁護の啓発や相談に力を注ぎ、一般市民が気軽に相談できるよう明るく対応しておられます。また、中学生を対象とした講演会の講師を務めるなど、人権作文の募集等にも尽力しておられます。
  このようなことから、山川氏及び田村氏が人権擁護委員に適任と考え、両氏を法務大臣に推薦したいので、よろしくお願いを申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りいたします。本件は人事案件でありますので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。ご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定いたしました。
  これから諮問第1号、諮問第2号を採決いたします。
  採決は議案ごとに行います。
  初めに、諮問第1号を採決いたします。
  お諮りいたします。山川敦子さんを人権擁護委員として適任とすることにご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、諮問第1号は山川敦子さんを適任とすることに決定いたしました。
  次に、諮問第2号を採決いたします。
  お諮りいたします。田村あつ子さんを人権擁護委員として適任とすることにご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、諮問第2号は田村あつ子さんを適任とすることに決定いたしました。
                                            
    議案第1号 専決処分の承認について(専第1号 平成28年度阿賀野市一般
           会計補正予算(第5号))                 

議長(高橋幸信君) 日程第6、議案第1号 専決処分の承認について 専第1号 平成28年度阿賀野市一般会計補正予算第5号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第1号、専決処分の承認について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、平成29年2月1日に専決処分した補正予算について承認を求めるものであります。補正予算第5号として、歳入歳出に8,270万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ209億4,727万6,000円としたものであります。
  補正の内容は、道路除雪費の除排雪作業委託料が不足する見込みが生じたことから、その費用を計上したものであります。
  歳入につきましては、前年度繰越金8,270万円、歳出につきましても道路除雪費8,270万円を計上したものであります。
  今回の補正は、緊急を要する案件のため、専決処分としたものであります。何とぞご承認くださいますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。ないでしょうか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第1号を採決いたします。
  お諮りいたします。議案第1号は承認することにご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第1号は承認することに決定いたしました。
                                            
    議案第2号 平成28年度阿賀野市一般会計補正予算(第6号)
議長(高橋幸信君) 日程第7、議案第2号 平成28年度阿賀野市一般会計補正予算第6号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第2号、一般会計補正予算について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、補正予算第6号として、歳入歳出に15億1,114万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ224億5,842万3,000円とするものであります。
  補正の主な内容は、平成29年度当初予算と連動させた15カ月予算を前提とした予算編成とし、12月補正予算に引き続き国の第2次補正予算を活用してコミュニティセンター瓢湖憩の家リニューアル工事などを通じて、まちのにぎわいを創出するハクチョウの湖瓢湖周辺魅力向上事業費7,430万円や子ども育成支援充実の一環として整備する安田学校給食センター移転改築事業費6億9,738万円など、今やらなければならない課題に対して積極的な投資を行うものであります。
  また、病院事業会計補正予算第1号に計上したあがの市民病院への赤字補填等のため、病院事業会計繰出金4億914万8,000円を増額したほか、国民健康保険特別会計でも赤字補填のため、同特別会計繰出金2億7,000万円の増額並びに平成29年度あがの市民病院での医療情報システム整備費に充てるため、同病院整備基金積立金4億1,100万円の増額等を計上するものであります。
  歳入につきましては、国の補正予算に伴う未来への投資につながる地方創生拠点整備に交付される交付金3,713万4,000円、病院事業会計における平成27年度の消費税還付金や赤字補填精算による繰入金5億3,971万8,000円を計上したほか、赤字補填や一般財源の調整として、前年度繰越金5億6,612万9,000円の増額等を計上するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  9番、風間輝栄さん。
9番(風間輝栄君) 病院事業の赤字補填で4億914万、それから国保の赤字補填で2億7,000万と。毎年年度末になりますとこういう多額な赤字補填のが出てくるのですけれども、この病院と国保というのはある程度当初予算の中に、見込みと言うと悪いのですけれども、それなりの予算を予算化できないものなのでしょうか。
議長(高橋幸信君) 米山地域医療推進課長。
地域医療推進課長(米山和朗君) 病院事業の関係でございますけれども、当初に赤字というのはうちのほうとしてはいわゆる経営努力、これをとにかく進めていただくということでございますので、赤字をそれこそそのまま予算化ということは、当初予算でやるということは考えておりません。
議長(高橋幸信君) 9番、風間輝栄さん。
9番(風間輝栄君) 名目がどうあろうと、当初から赤字補填のための3億だ、4億だと言っているのではないのです。年度末においていつものようにこういったふうな形で3億だ、4億だで出てくるわけでしょう。そうすると、資金繰り的なものを考えたときに、私は担当課としては非常に大変だと思うのです。ですから、ある程度どういう項目であろうが、例えば病院事業については3億だったら3億、国保会計であれば2億だったら2億というものを当初予算の中にきちっと組み込んでおけば、余れば返せばいいわけですから、そういったほうがわかりやすいし、当初から赤字出るのを見込んでしたくないというのは気持ちわかります。だけれども、その資金繰りを担当する会計課も含めて、財政課も含めてこれ大変だと思います。そのときになって出てくるわけですから。だから、その辺のところを言っているのです。別に赤字補填のために3億だ、4億だと言っているのではないのです。別名目できちっと予算化をして当初予算の中に入れておくことができないのですかという話なのです。
議長(高橋幸信君) 米山地域医療推進課長。
地域医療推進課長(米山和朗君) 当初予算のところに入れておくかどうか、これについてはまだちょっと私のほうからは言えないところがあるのですが、ただ財政課のほうにつきましては、一応うちのほうの経営状況等を見ながら、半年後にまた財政課のほうに今こういう状態だというふうな報告をしておりますし、また年度末このぐらいになりそうだという話についても割合早目に財政課のほうと話をして協議をするというふうなことをしております。それで、財政課のほうとしましても資金繰りということで調整をしていただいているということでございます。
議長(高橋幸信君) 9番、風間輝栄さん。
9番(風間輝栄君) ぜひ検討していただきたいということだけにとどめておきたいと思います。
  それと、29年度のあがの市民病院での医療情報システムの整備費として4億1,100万円が上がっているのです。これの内訳というか、積算根拠というのはどういったのなのかちょっと教えていただけませんか。
議長(高橋幸信君) 米山地域医療推進課長。
地域医療推進課長(米山和朗君) ちょっとざっくりでございますけれども、いわゆるこれはあくまで本当に積算の見積もりでございます。これから本当の中身のほうの精査に入るわけですが、1つ既存のものといたしまして基幹系のシステム、これについては約6,600万。端末周辺機器、これの入れかえということでございますけれども、それで5,100万。アプリケーションソフト、いわゆる既存のものでございますけれども、それの更新については7,900万。約8,000万です。それから、導入支援事業支援費、作業、これが3,700万。それから、附帯作業が400万。あと、部門系といいまして、それぞれの看護部門とか検査部門、その部門系の機械の支援、それが1,000万。それにプラスしまして、いわゆる追加部分の導入関係につきまして、周辺機器のほうで3,300万。それから、追加の導入作業で700万。それから、あともう一つ、新規の追加の導入作業で1億2,000万というようなこれが、大ざっぱでございますが、上がっております。
  なお、これ全部また中身について精査するということにしております。
議長(高橋幸信君) 9番、風間輝栄さん。
9番(風間輝栄君) これもなぜ私こういったふうな質問をさせていただくのかというと、厚生連というのは16病院あるわけですから、単純にあがの市民病院の負担が4億1,100万だとすると60億から65億のシステム整備費になるのです。そして、私もコンピューター関係の知り合いの方にも、そういったふうな方々にもちょっと聞いてみましたけれども、60億から65億のシステム整備というのはよほど新たに云々だとか、そういうことがない限りこんなにかかるはずがないのだと言うのです。それは、厚生連が主導して多分そういった内容も含めて検討しているのだと思いますけれども、私からするとやはりきちっとこの辺のところは精査をしていかないと、何でもかんでも厚生連から要望あって、確かに4億ぐらいだと思えば少ないような感じもするのだけれども、厚生連全体としては60億から65億の予算になっているわけですから、私はお願いしたいのはただでさえ赤字で4億出ているわけでしょう。ですから、そういった意味でもきちっと言うべきことは厚生連に対してやっぱり言っていただかないと、こっちのほうがそういったふうな面で経営状況を把握できるような状況でないのだから、阿賀野市は言えばすぐ出すのだなという感じのものでは困るわけです。ただでさえ阿賀野市というのは財源的にも厳しい中で、病院関係の予算というのはある程度配慮しながら来ているわけですけれども、やはり少しでも安くできるように。今課長がおっしゃったように、これが最終的なものではないということであれば、これから予算審議をするわけですから、その中で私たち議員に対してもその明細を、先ほど今課長が申された内容のもので、こういったもので4億1,100万なのだという積算根拠を、それからできれば厚生連の中で、多分規模に応じて予算来るのだと思いますけれども、その辺の阿賀野市がどうしてこの4億1,100万になったのかという16病院の内訳がわかれば一番ありがたいです。例えば60億から65億かかる中で、阿賀野市は4億1,100万だけれども、もっと大きな病院はどのぐらい出しているのかも含めて16病院のシステム整備費の内訳がわかれば非常にありがたいなと思いますので、まだ時間がございますので、ぜひ予算審議までの間に……
               〔「違うところだ。補正予算だよね」と呼ぶ者あり〕
9番(風間輝栄君) これは、29年度の積立金でしょう。
               〔「違うよ。28年」と呼ぶ者あり〕
9番(風間輝栄君) いや、だけれども29年度に支出する分ですよね。どっちみち予算審議の中で話をしますよね、この4億1,100万円の。そのぐらいまで間に合うようにもしあれだったら出していただければありがたいなと思いますが、いかがでしょうか。
議長(高橋幸信君) 米山地域医療推進課長。
地域医療推進課長(米山和朗君) それについては、私のほうですぐに出せるとはちょっと言えないのですけれども、日程的なもので。ただ、この内容につきましては、わかり次第また議会の皆様方には説明をしていきたいというふうには思っております。ただし、さっき言われたように他の病院が幾らぐらいになっていてというものにつきましては、他の病院がどういうシステムを入れているかとか、どういうものがうちになくてどの病院には入っているかとか、そういう一覧表というのはございます。ただ、それが幾らになっているかというのはうちのほうではまだ把握をしておりませんけれども、それが厚生連が出せるか、出せないかというのについてはうちのほうはちょっと協議をしてみたいと思います。
議長(高橋幸信君) 9番、風間輝栄さん。
9番(風間輝栄君) 議会でそういった話があったというだけでも、少し牽制する意味ではやっぱりきちっとしたものを請求していただきたい。それで、必要であればやっぱり認めなければだめなのでしょうけれども、ぜひその辺のところを少しでも安く上がるような形でやっていただかないと困るなという感じがしたものですから、余計なことかもしれませんけれども、一言申し上げておきます。
議長(高橋幸信君) ほかにございませんか。
  17番、遠藤智子さん。
17番(遠藤智子君) ちょっと考え方をお聞きしたいと思います。
  補正予算説明書の27ページに学校給食センターの移転改築事業費、約7億ぐらいの金額が上がっておりますが、この給食センターはお昼をつくるというのが目的でありまして、そしてその給食の調理の時間外にそういうほかの民間業者からも活用してもらう、そのような計画というよりもそういう考え方は考えたことございますでしょうか。
議長(高橋幸信君) 五十嵐学校教育課長。
学校教育課長(五十嵐勝哉君) 申しわけございません。今の質問の要旨をもう一度お願いしたいと思います。
議長(高橋幸信君) 17番、遠藤智子さん。
17番(遠藤智子君) 済みません、ちょっと舌足らずで。といいますのはまず学校の給食調理の時間外、昼食をつくってしまったその時間外にそういうほかの民間業者からもその給食センターを活用してもらうといいますか、それは当然今度給食ではないのですけれども、ほかのあれなのです。そういう食といいますか、そういうふうな使用に活用してもらうような考え方もあれでしょうかということで、といいますのは、お聞きしましたあれは、これちょっと見附市さんの載っていたのですけれども、給食センターの運営の運営コストの低減策といいますか、を探るために、そういう給食調理の時間外に民間業者からも活用してもらうこととしたというふうな記事がちょっと目につきましたもので、ただ当市のそういうお考え方をちょっと今お聞きしたわけです。それしてくださいというよりも、そういうふうな方法も考えられたことありますでしょうかという。
議長(高橋幸信君) 五十嵐学校教育課長。
学校教育課長(五十嵐勝哉君) 今のご質問にお答えいたします。
  新しく建設予定の安田学校給食センターの調理業務終了後に他の民間の業者が他の調理を行うことができるのかというような内容かと思います。見附市の事例については私存じ上げておりませんが、今現在安田学校給食センターで行う業務については、午前中に調理、その後昼食を挟んで、あと後片づけがおよそ午後4時ぐらいまでかかります。食器の洗浄、また機器の洗浄を含めて4時近くまで業務が入っておりますので、ほぼ丸一日、約8時間のうちその時間帯は全て学校給食の調理、後始末に係る業務でほぼ費やすというようなことが想定されておりますので、今議員のおっしゃったような案件につきましては検討していないところでございます。
議長(高橋幸信君) よろしいですか。
               〔「はい」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ほかにございませんか。
  15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) 今ほどの遠藤議員の関連で1点お尋ねをさせていただきます。
  その前に、先般の全協で五十嵐課長に給食の調理数、費用推計ということでお願いしたわけでありますけれども、資料をいただきました。ありがとうございます。
  まず、1点確認をさせていただきます。現在調理業務委託ということで業者に調理業務を委託しているわけでありますけれども、新しくなる給食センターも同様な形で運営する方向性でいるのかどうか、その点まず確認をお願いいたします。
議長(高橋幸信君) 五十嵐学校教育課長。
学校教育課長(五十嵐勝哉君) 長期の継続契約を行っておるために、現業者でもって同様に調理を委託する予定でございます。
議長(高橋幸信君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) ありがとうございます。
  今ほど申し上げましたいただいた資料を見ますと、30年度からですね、供用は。30年度の調理予定数が888、約900と。それで、平成35年では約800ということであります。それで、施設は1,000人の調理を前提としての施設整備ということでありますけれども、私それが将来推計の中で過大だとか、そんなのは申し上げる気毛頭ございません。給食センターの果たすべき使命、役割、そして一番それに力を入れるべき点はどこなのか、その点まずどういうふうなお考えかお尋ねをさせていただきます。
議長(高橋幸信君) 五十嵐学校教育課長。
学校教育課長(五十嵐勝哉君) 新しい安田学校給食センターの最大の目的といいますのは、現在の大規模給食、給食の衛生基準に適合した施設をつくるということが一番の目的であると私は思っております。
議長(高橋幸信君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) まず、それが大前提だと思っております。要は子どもさんたち、園児であり、児童生徒さんであり、食の安全を最大限に確保する、そのためにそれを担保するための施設であり、設備であり、万全を期した形でのセンターをつくる、それがこの工事に当たっての大前提であり、それを今言いましたとおり担保する、確保するためにしっかりとした業者、あるいは資材というか、設備の納入業者にもしっかりとお伝えをしながら、いい給食センターをつくっていただきたいと。これは要望になります。それで、ただ、今ほど遠藤議員のほうからいろいろありました。要は将来、今現在は1,000人規模の配食予定でセンターを建てる。平成35年になれば約800人と。2割減るわけです。ただ、その中で調理業務委託料なり当然、この表にもありますけれども、そこに働く人員等がその数に合わせて減員していく、あるいは減額していくことになるのだと思いますけれども、法定外といいますか、目的外使用云々はここでは申し上げません。将来は、そういう設備をしたのだから、いろんな手段、方法は考えられると思います。要は補助金等々の返還が発生しない段階で、それは将来のことでありますので、その辺も将来見込みの中で一応頭に置きながら、しっかりとした今ほど申し上げましたいい設備、施設をつくっていただくようお願いをさせていただきます。お考え、ひとつお願いをいたします。
議長(高橋幸信君) 五十嵐学校教育課長。
学校教育課長(五十嵐勝哉君) 議員のおっしゃるとおり、その目的にしっかりと沿った施設の運営、整備を行ってまいりたいと、このように思っております。
議長(高橋幸信君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第2号を採決いたします。
  お諮りいたします。議案第2号は原案のとおり決することにご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第2号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第3号 平成28年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議長(高橋幸信君) 日程第8、議案第3号 平成28年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第3号、国民健康保険特別会計補正予算について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、歳入歳出に3億291万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ52億8,955万9,000円とするものであります。
  補正の内容は、歳入につきましては、一般分の医療費の増加等により国庫支出金のうち療養給付費等負担金を4,499万7,000円、財政調整交付金を1,049万2,000円それぞれ増額し、退職者分の医療費の減少により療養給付費等交付金を7,107万4,000円減額、保険財政共同安定化事業交付金を2,202万5,000円減額するものであります。繰入金では、赤字補填の繰入金2億7,000万円を増額し、前年度繰越金として5,648万4,000円を増額するものであります。
  歳出につきましては、保険給付費では医療費の増加に伴い、一般被保険者療養給付費を1億1,206万3,000円増額し、出産数の見込み減により出産育児一時金を294万円減額するものであります。共同事業拠出金では、保険財政共同安定化事業拠出金3,445万4,000円を増額するものであります。諸支出金では、実績報告による償還金として、国庫支出金分9,697万6,000円、繰出金では前年度一般会計繰入金にかかわる精算として、一般会計繰出金5,648万5,000円をそれぞれ増額するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  9番、風間輝栄さん。
9番(風間輝栄君) この2億7,000万増額、赤字補填をされるわけですけれども、この赤字補填の最大の要因というのはどういうふうに認識していらっしゃるのか教えていただきたいと思います。
議長(高橋幸信君) 横山健康推進課長。
健康推進課長(横山 修君) 今年度におきましては、まず歳入面につきまして、保険税のもとになっておりますのが平成27年分の農業所得等があるわけですけれども、農業所得が減少したことによって保険税1人当たりの部分が減少していると認識しております。
  あと、歳出面におきましては、高額な薬剤というふうなことで、C型肝炎あるいは肺がんの薬剤が高額なものが使用されておりますので、歳出が増加しておるということでございます。
  あともう一点、先ほどの説明にもありましたけれども、実績報告による返還金が9,000万円もありましたので、その部分、去年もらい過ぎたというふうな部分なのですけれども、これも今回の赤字補填の大きな原因だとは思っております。
議長(高橋幸信君) 9番、風間輝栄さん。
9番(風間輝栄君) 先月ですか、高額医療の明細も出していただいたのですけれども、最新のがん治療で1億1,000万ぐらいの予算は食っているわけですけれども、このもの自体にかかったのと、前年度と比較して高額のがん治療費がかかっているのか、それとも高額医療というのは大体毎年このぐらいの額なのかも含めてちょっと教えていただければありがたいのですが。
議長(高橋幸信君) 横山健康推進課長。
健康推進課長(横山 修君) 前年度と比較してなのですけれども、11月末現在では15%くらいの金額で50万以上の医療費が増加しているということでございます。
  あと、高額な部分について明細を配付させていただいたわけなのですけれども、そのほとんどが高額療養費制度というものがございますので、費用額に対して大体1人4万円とか8万円とかの高額部分ありますので、それを超えた部分は保険者負担ということで国保が負担しているということになりますので、その明細の大部分が国民健康保険が負担しているということでございますので、非常に厳しい状況でございます。
議長(高橋幸信君) 9番、風間輝栄さん。
9番(風間輝栄君) そうしますと、担当課としては今後もこういう高額医療を使われる患者さんがふえてくるとなれば、大体この2億7,000万から3億ぐらいの赤字は見ないとだめな状態なのでしょうか。
議長(高橋幸信君) 横山健康推進課長。
健康推進課長(横山 修君) まず、医療の部分だけではなくて、歳入の部分は2年連続で農業所得等が減少したということなのですけれども、今現在申告をしておりますけれども、この申告自体で1人当たりの保険税が上がるのかどうかという部分もございます。
  あと、この高額な薬剤がどのくらいの使用率になっていくのかという部分がありますが、これ実質1年半で1億円くらいでしたので、単年度でいけばそんなに、どのくらいまでというふうなのは予測は難しいのですけれども、とにかく私どもとしては特定健診とかがん検診、こういうものを早期発見のために推進していくというふうなことを考えるしかないということが実情でございます。
議長(高橋幸信君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第3号を採決いたします。
  お諮りいたします。議案第3号は原案のとおり決することにご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第3号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第4号 平成28年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議長(高橋幸信君) 日程第9、議案第4号 平成28年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第4号、後期高齢者医療特別会計補正予算について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、歳入歳出を2,275万5,000円減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7億7,484万6,000円とするものであります。
  補正の内容は、歳入につきましては、保険料の収入見込み額の減分として、特別徴収保険料115万8,000円、普通徴収保険料86万円をそれぞれ減額し、一般会計繰入金では広域連合納付額の確定により療養給付費負担金繰入金1,923万円、広域連合共通負担経費繰入金160万7,000円をそれぞれ減額するものであります。
  歳出につきましては、広域連合納付金のうち保険料収入見込み額の減により後期高齢者医療保険料納付金201万8,000円、納付額の確定により療養給付費納付金1,922万9,000円、事務費共通経費納付金160万7,000円をそれぞれ減額するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第4号を採決いたします。
  お諮りいたします。議案第4号は原案のとおり決することにご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第4号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第5号 平成28年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議長(高橋幸信君) 日程第10、議案第5号 平成28年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第5号、介護保険特別会計補正予算について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、歳入歳出1億5,251万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ48億8,577万3,000円とするものであります。
  補正の内容は、歳入につきましては、介護給付費等にかかわる変更交付申請により介護給付費国庫負担金2,975万5,000円、調整交付金2,421万6,000円、支払基金交付金9,054万円及び県負担金2,691万9,000円をそれぞれ減額、一般会計繰入金では介護予防・日常生活圏域ニーズ調査委託料の確定等の執行見込みにより事務費180万円を減額、変更交付申請により地域支援事業交付金517万5,000円を減額、前年度繰越金として2,414万6,000円を増額するものであります。
  歳出につきましては、介護給付額等見込みにより保険給付費等1億7,155万8,000円、介護給付費準備基金積立金として2,414万8,000円を増額するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) 単純素朴な疑問でございます。
  説明書の39ページか、先ほどの市長のご説明でもありました居宅介護サービス給付費が2億2,000万の減額補正、その理由が特養等入所者数の増加によって要は減ったと。ところが、給付費の中身を見てみますと、その部分がふえていないのです。高額介護サービスであろうが、高額サービス事業費は466万2,000円の減額、特定入所介護サービス事業費、給付費関係が約2,500万の増。ということは、差っ引き約2億円がどこへ行ったのかなという単純な疑問を感ずるわけでありますけれども、その内容等がどう把握しておられるかお尋ねをさせていただきます。
議長(高橋幸信君) 本間高齢福祉課長。
高齢福祉課長(本間健司君) 給付費総額では、今年度前年度比約1%の増で推移しております。予算上では、7%増で見込んでおったわけでございます。変更、諸事情によりまして、給付費のほうが介護予防等、そういった部分もあるかと思いますし、予想して、見込みよりもふえていないというのが一番大きな要因だと思います。
議長(高橋幸信君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) 本当は介護予防サービス事業等、あるいは先ほどの市長の施政方針なり、要は健康な形で、いろいろな事業をやって、その成果として介護施設なり、在宅なり施設介護なり受ける方が少なくなって給付費が減ったというのであれば大いに結構なことなのです。だから、その辺の見込みも含めて予防事業等がどう実績が出て、効果が出てどうなるということは、要はこれから29年度予算の審議に入るわけでありますけれども、その辺をしっかり見ながら予算編成をしていくという手順といいますか、手続をしっかりとっていただいて、それで減額補正なり増額補正のときはその理由をより明確に根拠を示していただきたい、そのような形で今後とも対応していただきたいと。要望であり、またそれに対してのご意見いただければありがたいところであります。
議長(高橋幸信君) 本間高齢福祉課長。
高齢福祉課長(本間健司君) 議員申されましたとおり、明確な根拠等を今後お示ししていきたいと思います。
議長(高橋幸信君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第5号を採決いたします。
  お諮りいたします。議案第5号は原案のとおり決することにご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第5号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第6号 平成28年度阿賀野市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議長(高橋幸信君) 日程第11、議案第6号 平成28年度阿賀野市公共下水道事業特別会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第6号、公共下水道事業特別会計補正予算について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、歳入歳出から579万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ29億6,215万円とするものであります。
  補正の内容は、歳入につきましては、分担金及び負担金について現年度納付分230万円、滞納繰越分260万円をそれぞれ増額し、使用料及び手数料の下水道使用料については、現年度分400万円を増額、また対象事業費の確定に伴い、市債510万円を増額、受託事業収入677万8,000円を減額、前年度繰越額の確定により繰越金4,704万6,000円を増額し、歳入歳出補正額の調整として、一般会計繰入金6,006万6,000円を減額計上するものであります。
  歳出につきましては、市債の償還財源の積立として下水道事業償還基金造成費4,704万7,000円を増額、また公共下水道事業費の執行見込みにより、工事請負費2,200万円、補償補填及び賠償金150万円をそれぞれ減額、流域下水道事業費の県通知の執行見込額として工事負担金を620万円減額するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第6号を採決いたします。
  お諮りいたします。議案第6号は原案のとおり決することにご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第6号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第7号 平成28年度阿賀野市集落排水事業特別会計補正予算(第3号)
議長(高橋幸信君) 日程第12、議案第7号 平成28年度阿賀野市集落排水事業特別会計補正予算第3号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第7号、集落排水事業特別会計補正予算について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、補正予算第3号として、歳入歳出から55万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億9,092万3,000円とするものであります。
  補正の内容は、歳入につきましては、集落排水事業償還基金繰入金について歳出削減により927万9,000円を減額、前年度繰越額の確定により繰越金767万9,000円を増額、また対象事業費の確定に伴い、公営企業会計適用債10万円を減額計上するものであります。
  歳出につきましては、市債の償還財源の積立として、集落排水事業償還基金積立金768万円を増額、また施設管理費の執行見込みにより渡場地区施設維持管理費110万円、小松地区施設維持管理費140万円、大和地区施設維持管理費140万円、分田地区施設維持管理費40万円、笹岡地区施設維持管理費270万円、大室地区施設維持管理費で60万円をそれぞれ減額、また集落排水施設無線監視システムデジタル化整備事業費の確定により53万円を減額計上するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第7号を採決いたします。
  お諮りいたします。議案第7号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第8号 平成28年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算(第2号)
議長(高橋幸信君) 日程第13、議案第8号 平成28年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算第2号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第8号、少年自然の家特別会計補正予算について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、補正予算第2号として、歳入歳出を88万5,000円減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4,548万6,000円とするものであります。
  補正の内容は、耐震補強更新事業費の確定により、業務委託料を88万5,000円減額するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第8号を採決いたします。
  お諮りいたします。議案第8号は原案のとおり決することにご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第8号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第9号 平成28年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第1号)
議長(高橋幸信君) 日程第14、議案第9号 平成28年度阿賀野市病院事業会計補正予算第1号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第9号、病院事業会計補正予算について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、補正予算第1号として、収益的収支につきましては収入を3億5,874万2,000円増額し、総額8億8,933万8,000円に、支出を4億9,571万2,000円増額し、総額14億3,774万8,000円に、資本的収支につきましては、支出を4億322万8,000円増額し、5億7,224万1,000円とするものであります。
  補正の主な内容は、政策的医療等交付金のうち、平成28年度あがの市民病院の決算見込みにおいて、収支計画の費用に対して収入が不足する額を年度協定に基づき支出するため、収益的収入の一般会計繰入金及び収益的支出の医業費用委託料をそれぞれ3億4,392万5,000円増額するものであります。そのほか収益的支出につきましては、地方交付税病床数1床当たりの単価の増に伴い、政策的医療等交付金を1,422万円増額、平成27年度の政策的医療等交付金赤字補填分の精算に伴う一般会計への返還金として、過年度損益修正損1億3,649万円をそれぞれ計上するものであります。
  また、収益的支出に必要な収益的収入の一般会計繰入金4億914万8,000円を増額するものであります。資本的支出につきましては、平成27年度消費税還付金の一般会計への返還金として、出資金返還金を4億322万8,000円増額するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。ございませんでしょうか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第9号を採決いたします。
  お諮りいたします。議案第9号は原案のとおり決することにご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第9号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第10号 平成29年度阿賀野市一般会計予算          
     議案第11号 平成29年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算    
     議案第12号 平成29年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算   
     議案第13号 平成29年度阿賀野市介護保険特別会計予算      
     議案第14号 平成29年度阿賀野市公共下水道事業特別会計予算   
     議案第15号 平成29年度阿賀野市集落排水事業特別会計予算    
     議案第16号 平成29年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算
     議案第17号 平成29年度阿賀野市少年自然の家特別会計予算    
     議案第18号 平成29年度阿賀野市工業団地造成事業特別会計予算  
     議案第19号 平成29年度阿賀野市水道事業会計予算        
     議案第20号 平成29年度阿賀野市病院事業会計予算        

議長(高橋幸信君) 日程第15、議案第10号から議案第20号までを一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第10号から第20号まで、一般会計ほか10の特別会計等の平成29年度予算について提案理由を説明申し上げます。
  初めに、議案第10号、一般会計であります。平成29年度当初予算は、総額を197億5,000万円とし、対前年度比較で3億9,000万円、1.9%減となりますが、国の補正予算を活用した切れ目のない15カ月予算を編成することで、実質予算は対前年度比較で3.2%増となっております。また、本市の持つ特性、魅力を生かしながら、人口、経済、地域社会の課題に取り組み、市のまちづくりの目標である元気で明るく活力のある魅力的なまちを実現するため、成果指標重視の視点に立った各種施策を進めるため、最重点事業へ優先的に財源配分を図るとともに、選択と集中により、限られた財源の重点的かつ効果的に活用する予算編成としたところであります。
  平成29年度予算の特徴点として、国の補正予算に伴う市の補正予算と連動した15カ月予算を編成するとともに、地方創生関連事業を通じて引き続き子育て、教育、健康、暮らし、経済、協働の6つのKを基本軸に据えた市の活力となる施策を推進することにより、安心して結婚、妊娠、出産、子育てができる環境づくりと併せ、未来ある子どもたちが自由に学習や活動ができる教育環境づくりを進めるほか、健康づくりを推進するため、日常的に運動できる環境整備をいたします。また、市民が安心して暮らせるまちづくりのため、地域医療体制や防災減災体制の充実、生活に密着した住環境整備を促進するとともに、市の特徴を生かした産業振興や農業関連施設整備を実施し、新規就農者支援や交流人口の拡大を図ることや、市民協働の拠点となる市民活動やボランティア活動の基盤づくりに関連する予算を計上いたします。
  一方、歳入につきましては、個人、法人市民税等の緩やかな回復基調や東部産業団地の3号系列メガソーラーの本格稼働に伴う固定資産税の増収を見積もりましたが、地方交付税では合併特例措置が段階的に縮減することなどから、一定の減収を見積もりました。また、教育関連予算の維持、拡充のため、合併市町村振興基金繰入金を計上するほか、あがの市民病院の情報システム整備に充てるため、同病院整備基金繰入金を計上いたしました。
  次に、議案第11号、国保会計であります。国民健康保険事業は、前期高齢者の増加と薬価の高額化等により被保険者1人当たりの医療費が増加し、全体の医療費を押し上げる要因となっております。また、被保険者数は減少している状況にあり、それに伴う保険税収入についても減少が見込まれるため、厳しい事業運営が続いております。医療費の削減につなげる取り組みとして、引き続きジェネリック医薬品の普及促進事業を行うとともに、新たに働き盛りの方への受診勧奨事業を進めてまいります。平成29年度当初予算は、総額を49億7,278万円とし、対前年度比較で1,089万8,000円、0.2%の増となります。
  次に、議案第12号、後期高齢者医療会計であります。後期高齢者医療制度は、新潟県後期高齢者医療広域連合が保険者の役割を果たし、市町村と事務を分担しながら運営を行っております。制度の円滑な運営を行うため、広域連合と連携を図り、予算編成をいたしました。平成29年度当初予算は、総額を7億6,227万1,000円とし、対前年度比較で3,004万2,000円、3.8%の減となります。
  次に、議案第13号、介護保険会計であります。平成12年4月に介護を社会全体で支えていくという目的で施行された介護保険制度は18年目を迎え、介護サービスの基盤整備は進み、サービス利用者が増加しており、介護を支える仕組みとして介護保険は市民になくてはならない制度として定着してきております。平成29年度は、第6期介護保険事業計画の最終年度に当たり、昨年度に引き続き介護給付費等対象サービスや地域支援事業サービス等の円滑な提供を図るための施策を行うとともに、引き続き健全な介護保険特別会計を維持できるよう配慮いたしました。また、介護を必要とする高齢者の増加に対応するため、サービスの充実や低所得である被保険者の救済を図り、阿賀野市の地域包括ケアシステムの構築に向けて体制整備や強化に努め、平成29年度から実施する介護予防・日常生活支援総合事業に積極的に取り組む予算編成といたしました。平成29年度当初予算は、総額を50億9,774万円とし、対前年度比較で1億4,279万6,000円、2.9%の増となります。
  次に、議案第14号、公共下水道事業会計であります。平成29年度当初予算は、厳しい財政状況を踏まえ、より一層効率的、効果的な施設整備を進める予算編成とし、総額を27億7,873万9,000円とし、対前年度比較で2億7,537万9,000円、9.0%の減となります。本市の平成28年度末における汚水処理人口普及率は約91.7%となる見込みであり、前年度末と比較した場合約0.2ポイント程度上昇するものと考えております。事業の執行に当たり、引き続き未整備地区の整備促進を図るとともに、これまで整備してきた汚水処理施設等についても長寿命化対策等を図ることにより、安定的な下水道事業の運営を目指すものであります。今後も市民の皆様へ生活環境の改善や公共用水域の水質保全等、下水道の必要性と事業効果についてきめ細やかな情報発信に努め、下水道の事業運営の基盤となる下水道への接続率についても向上を目指してまいります。
  次に、議案第15号、集落排水事業会計であります。平成29年度当初予算は、整備済み施設の維持管理を主たる目的とした予算編成とし、総額を2億6,658万2,000円とし、対前年度比較で2,080万4,000円、7.2%の減となります。事業の執行に当たり、施設の老朽化による修繕等が増加している中、今後も汚水処理施設の適切な管理運営、保守点検に努め、耐用年数の長期化等を図るとともに、効率的な稼働によるコスト削減を図りつつ、維持管理に努めてまいります。
  次に、議案第16号、押切外四ヶ大字財産区会計であります。財産区山林の維持管理に要する経費を計上したもので、平成29年度当初予算は総額を502万円とし、前年度と同額となります。
  次に、議案第17号、少年自然の家会計であります。引き続き厳しい財政状況の中、自立した特別会計を目指し、利用率の向上と経費節減に努めるとともに、自然体験施設として利用者拡大を目指し、安全に利用していただくための管理運営を図る予算といたしました。平成29年度当初予算は、総額を3,178万9,000円とし、対前年度比較で1,412万7,000円、30.8%の減となります。減額の要因は、前年度に用地取得と耐震補強更新事業を実施し、それらが完了したことによるものであります。今後も自然を活用した体験学習の場としての特性を生かして、青少年の健全育成に寄与してまいります。
  次に、議案第18号、工業団地造成事業会計であります。平成29年度当初予算は、予算総額を1億2,363万7,000円とし、対前年度比較で8,012万1,000円、184.1%の増となります。増加要因は、西部工業団地の用地について、1企業分に対する無償貸付期間が平成29年10月に満了することから、契約に基づき当該企業に用地を売却することによるもので、歳入の財産収入に工業用地売払収入1億2,363万5,000円を計上いたしました。
  歳出につきましては、この売払収入を財源として公債費1,815万2,000円を計上したほか、前年度まで一般会計が実質的に負担していた公債費の一部精算として、一般会計繰出金1億547万7,000円を計上いたしました。
  次に、議案第19号、水道事業会計であります。平成29年度当初予算は、収益的収支につきましては、収入13億4,248万9,000円、支出12億6,239万5,000円で、収支差し引き8,009万4,000円となります。収入については、給水人口の減少等に伴い、給水収益は大幅に減少しますが、放射性物質を含む浄水発生土処理負担金の増額等により、前年度と比較して1,865万円、1.4%の増となります。支出については、浄水発生土処理関連費用の増額により、営業費用は増加しますが、企業債利息及び納付消費税等、営業外費用の減少により、前年度と比較して898万3,000円、0.7%の減となります。この結果、損益計算における当年度純利益は、約5,000万円を計上できる見込みであります。
  資本的収支につきましては、収入3億5,358万2,000円、支出9億6,331万4,000円となります。収入については、企業債2億9,300万円、管路耐震化事業にかかわる国庫補助金1,700万円、工事負担金4,356万2,000円を計上し、収入合計は前年度と比較して1億2,640万円、55.6%の増となります。支出については、主要事業として排水設備工事費に4,432万円、管路耐震化事業費に3億470万1,000円、浄水設備改良費に1億8,335万円、計5億3,237万1,000円、企業債償還金4億2,867万円を計上し、支出合計は前年度と比較して2億434万9,000円、26.9%の増となります。この結果、資本的収支差し引きで6億973万2,000円の不足額が生じますが、これについては損益勘定留保資金等により補填をし、年度末では約7億2,900万円の財源繰り越しが可能であると見込んでおります。
  最後に、議案第20号、病院事業会計であります。平成29年度当初予算は、あがの市民病院の情報システム更新費及び医療機器購入費を計上した予算としております。収益的収支につきましては、収入5億495万9,000円、支出9億3,442万8,000円となります。収入については、主なものとして、医業収益では一般会計繰入金889万4,000円、医業外収益では一般会計繰入金2,431万5,000円、指定管理者からの施設使用料3億22万円、長期前受金の収益化にかかわる長期前受金戻入1億7,151万円をそれぞれ計上し、収入合計は前年度と比較して2,563万7,000円の減となります。支出については、主なものとして、医業費用では給与費436万2,000円、政策的医療等交付金1億9,115万円、医業外費用では企業債の支払利息4,777万3,000円をそれぞれ計上し、支出合計は前年度と比較して760万8,000円の減となります。
  資本的収支につきましては、収入4億4,843万9,000円、支出5億2,693万4,000円となります。収入については、一般会計繰入金として4億4,843万9,000円を計上し、収入合計は前年度と比較して3億4,510万7,000円の増となります。支出については、建設改良費として、固定資産整備費4億
  5,303万8,000円、企業債の元金償還金として7,389万6,000円を計上し、支出合計は前年度と比較して3億5,792万1,000円の増となります。この結果、資本的収支差し引きで7,849万5,000円の不足額が生じますが、これについては損益勘定留保資金等により補填するものであります。
  以上、平成29年度の当初予算について概略を説明申し上げました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
                                            
    予算審査特別委員会の設置及び付託
議長(高橋幸信君) お諮りいたします。
  議案第10号から議案第20号までは質疑を省略をし、議長を除く議員19人による予算審査特別委員会を設置して、これに付託して審査することにしたいと思います。ご異議ございませんでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第10号から議案第20号までは質疑を省略し、議長を除く議員19人による予算審査特別委員会を設置して、これに付託して審査することに決定いたしました。
  なお、予算審査特別委員会の正副委員長の互選は改めて行いたいと思います。
  1時30分まで休憩したいと思います。
               休 憩 (午後 零時02分)
                                            
               再 開 (午後 1時30分)
議長(高橋幸信君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                            
    議案第21号 阿賀野市行政組織条例の一部改正について         
     議案第23号 阿賀野市防災会議条例の一部改正について         
     議案第24号 阿賀野市総合計画審議会条例の一部改正について      

議長(高橋幸信君) 日程第16、議案第21号、議案第23号、議案第24号を一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第21号、行政組織条例の一部改正について、議案第23号、防災会議条例の一部改正について及び議案第24号、総合計画審議会条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、ともに平成29年4月1日からの組織改編に伴い、所要の改正をするものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第21号、議案第23号、議案第24号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第22号 阿賀野市個人情報保護条例等の一部改正について
議長(高橋幸信君) 日程第17、議案第22号 阿賀野市個人情報保護条例等の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第22号、個人情報保護条例等の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律による行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴い、所要の改正をするものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第22号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第25号 阿賀野市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正につ
            いて                          
     議案第27号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について 
     議案第30号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について

議長(高橋幸信君) 日程第18、議案第25号、議案第27号、議案第30号を一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第25号、職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、議案第27号、職員の育児休業等に関する条例の一部改正について及び議案第30号、一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、ともに地方公務員の育児休業等に関する法律及び育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正をするものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。ございませんね。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第25号、議案第27号、議案第30号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第26号 阿賀野市職員の配偶者同行休業に関する条例の一部改正につい
            て                           

議長(高橋幸信君) 日程第19、議案第26号 阿賀野市職員の配偶者同行休業に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第26号、職員の配偶者同行休業に関する条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、配偶者同行休業に関し、再度の延長を認める事情について、人事院規則の改正に伴い、所要の改正をするものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第26号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第28号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一
            部改正について                     

議長(高橋幸信君) 日程第20、議案第28号 阿賀野市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第28号、議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、特別職報酬等審議会の答申に基づき議員報酬を改定するため、改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第28号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第29号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関
            する条例の一部改正について               

議長(高橋幸信君) 日程第21、議案第29号 阿賀野市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第29号、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、国会議員の選挙等の執行経費基準に関する法律が改正され、選挙長等の費用弁償額について項目が追加されたことに伴い、改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) これ別表見てもちょっとわかりづらいので、どういうことか、もう少し具体的に説明をお願いします。
議長(高橋幸信君) 圓山総務部長。
総務部長(圓山 知君) それでは、私のほうからお答えを申し上げます。
  特別職で非常勤のものの報酬及び費用弁償ということで、これに関しましては国会議員の選挙の基準に関する法律が改正されたことによりまして、選挙の投票所の投票管理者という者の中に共通投票所というのが新たに設けられまして、その共通投票所の投票管理者という項目が追加されましたので、引用条項を1号ずつ繰り下げるものでございます。共通投票所につきましては、通常の投票所は投票する区域が定められておりますが、例えば、阿賀野市は設けておりませんけれども、阿賀野市で共通投票所として設ければ、阿賀野市民であればどこの地域に住んでいる方でもそこで投票ができるという、それが共通投票所になります。そういうものを設けた場合の投票管理者という項目が設けられたということでございますので、よろしくお願いいたします。
議長(高橋幸信君) 宮脇さん、社厚なので、委員会の中で質問していただきたいと思います。
               〔「はい」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) よろしくお願いします。
  では、ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第29号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第31号 阿賀野市税条例等の一部改正について
議長(高橋幸信君) 日程第22、議案第31号 阿賀野市税条例等の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第31号、税条例等の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、個人市民税における住宅ローン控除の適用期限の延長、仮認定特定非営利活動法人を特例認定特定非営利活動法人に名称変更したこと、軽自動車税の環境性能割の導入の時期変更及びこれに関連しグリーン化特例の1年延長措置がなされたこと等に伴い、所要の改正をするものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。ございませんね。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第31号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第32号 阿賀野市ふるさと・水と土保全基金条例の廃止について
議長(高橋幸信君) 日程第23、議案第32号 阿賀野市ふるさと・水と土保全基金条例の廃止についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第32号、ふるさと・水と土保全基金条例の廃止について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、ふるさと・水と土保全基金が平成19年度末残高で基金額がゼロとなっており、今後も取り組む予定がないことから、廃止するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第32号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第33号 阿賀野市体育施設条例の一部改正について         
     議案第34号 阿賀野市立学校施設使用条例の一部改正について      

議長(高橋幸信君) 日程第24、議案第33号、議案第34号を一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第33号、体育施設条例の一部改正について及び議案第34号、市立学校施設使用条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、ともに山手小学校が平成28年度をもって閉校になることに伴い、所要の改正をするものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。
  12番……これも社厚ですよ。
               〔「これも社厚」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) はい。
               〔「はい」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第33号、議案第34号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第35号 阿賀野市コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の
            廃止について                      
     議案第44号 不動産の譲与について(コミュニティセンター「つべた」)

議長(高橋幸信君) 日程第25、議案第35号、議案第44号を一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第35号、コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例の廃止について及び議案第44号、不動産の譲与について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、コミュニティセンター「つべた」を管理運営の効率化を図るため、現在の指定管理者であるツベタ自治会に譲渡するため、公の施設の条例廃止をするとともに、無償で譲渡したいというものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第35号、議案第44号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第36号 阿賀野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営
            に関する基準を定める条例の一部改正について       

議長(高橋幸信君) 日程第26、議案第36号 阿賀野市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第36号、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、平成28年4月1日から地域密着型通所介護が創設され、国の指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準の一部改正が施行されたことに伴い、所要の改正をするものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第36号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第37号 阿賀野市食品乾燥施設の設置及び管理に関する条例の制定につ
            いて                          

議長(高橋幸信君) 日程第27、議案第37号 阿賀野市食品乾燥施設の設置及び管理に関する条例の制定についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第37号、食品乾燥施設の設置及び管理に関する条例の制定について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、園芸農業の拡大及び食産業の振興を図るため、食品乾燥施設が設置されることに伴い、施設を適正に運営するため、新たに制定するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) この設置場所とどういう規模、どういうものか、ちょっと説明お願いします。
議長(高橋幸信君) 中野市長政策課長。
市長政策課長(中野孝英君) 今ほどの宮脇議員のご質問に対してお答えいたします。
  場所につきましては、旧大和小学校の1階の一番奥の部屋にあります旧音楽室の一角を改修するものでございます。
  主な入れる機械等についてでございますけれども、ここにつきましてはいわゆる常温乾燥機1台、冷蔵庫、クリーンブースを設置しまして、作業台、あと加熱乾燥式水分計、水分活性測定装置、デジタル台ばかり等を考えているところでございます。
議長(高橋幸信君) 宮脇さん、よろしいですか。
               〔「はい」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第37号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第38号 阿賀野市農業基盤整備促進事業負担金徴収条例の制定について
議長(高橋幸信君) 日程第28、議案第38号 阿賀野市農業基盤整備促進事業負担金徴収条例の制定についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第38号、農業基盤整備促進事業負担金徴収条例の制定について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、農業基盤整備促進事業要綱及び要領の一部改正に伴い、事業受益者である耕作者からの事業負担金の徴収について定めるため、新たに制定するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第38号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第39号 阿賀野市うららの森農園の設置及び管理に関する条例の制定に
            ついて                         

議長(高橋幸信君) 日程第29、議案第39号 阿賀野市うららの森農園の設置及び管理に関する条例の制定についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第39号、うららの森農園の設置及び管理に関する条例の制定について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、施設園芸及び露地園芸に取り組む若手就農者の確保、育成と新たな園芸農産物の産地化、特産化、交流人口の増加による地域活性化を目指した農園を整備し、良好な管理運営を行うため、新たに制定するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) 議案第39号に関して質問させてもらいます。
  かねてからこれを急ぐべきだ、地域活性化のためにというようなことで再三質問をしてきたところであります。これで条例を制定して、いよいよゴーサイン、発進するのかなということなのですけれども、これについては当然産建に付託するわけだよね。産建ではない人にもある程度この条例の趣旨等々を説明して、どう展開するのかという旨を。このたびの産建ではこの条例の一部始終、細かいところまで提示されて審議するのですか。その辺の中身はいかがなものか。
議長(高橋幸信君) 小林農林課長。
農林課長(小林 広君) このうららの森農園の設置及び管理に関する条例でありますけれども、目的につきましては今市長が説明したとおりであります。
  条例の中身としては、その設置の目的、それから名称と位置、場所につきましては今ハウスをつくっているところ、それから露地農園を整備しているところ、その場所ということにしておりますし、管理については良好に管理するというふうな、そういった内容になっております。そういったところ、条例の中身としてはそういうふうな内容になっております。
議長(高橋幸信君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) 小林課長、条例の中身はその程度で済まないでしょう。例えば賃貸が発生すれば契約金とか、年会費とかいろんな項目が発生してくるわけだ。その辺を聞いているの。条例となれば、その辺まで細部にわたってきちっとしたものを提出して初めて収納するとか、賃貸するとかというの出てくるのです。そんな目的だの、場所だのなんてそんなの全然、今までよっぱら聞いたのです。その中身を急ぐべきだとかねてから言ってきたし、それはちゃんとできているのでしょう、だから条例の制定で今回の議会に提出するのでしょうと聞いているのです。全然まだだったら提出の意味ないよ。
議長(高橋幸信君) 小林農林課長。
農林課長(小林 広君) 賃貸の条件とかにつきましては、まだこれからの内容になります。といいますのは、露地農園につきましてはまず市のほうで試験栽培をしてみるということにしております。その結果を見ながら、オーナー制というふうなことで考えておりまして、その時点で賃貸の条件とかは検討していきたいというふうに思っております。よろしいでしょうか。
議長(高橋幸信君) いいですか。
               〔「はい」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第39号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第40号 阿賀野市下水道条例の一部改正について
議長(高橋幸信君) 日程第30、議案第40号 阿賀野市下水道条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。 
市長(田中清善君) 議案第40号、下水道条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、アパート等貸家について上水道の開閉栓の届け出をした者は、各種届があったものとみなすことで事務手続の簡略化を図るとともに、罰則について施工者に一切の権限を委任したものについてはこの規定が適用されないこととするため、改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第40号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第41号 阿賀野市集落排水処理施設条例の一部改正について
議長(高橋幸信君) 日程第31、議案第41号 阿賀野市集落排水処理施設条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第41号、集落排水処理施設条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、申請者及び指定工事店の利便性を図るため、罰則について施工者に一切の権限を委任した者についてはこの規定が適用されないこととするため、並びに平成29年3月31日に財産処分を行う分田地区及び大室地区を別表から削除するため、改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第41号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第42号 阿賀野市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
議長(高橋幸信君) 日程第32、議案第42号 阿賀野市水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第42号、水道事業の設置等に関する条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、阿賀野市と五泉市との境界変更及び阿賀野市の字の区域変更に伴い、改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第42号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第43号 新潟市及び阿賀野市における連携中枢都市圏の形成に係る連携
            協約の締結に関する協議について             

議長(高橋幸信君) 日程第33、議案第43号 新潟市及び阿賀野市における連携中枢都市圏の形成に係る連携協約の締結に関する協議についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第43号、新潟市及び阿賀野市における連携中枢都市圏の形成に係る連携協約の締結に関する協議について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、新潟市及び阿賀野市における連携中枢都市圏の形成に係る連携協約を締結することに関する協議について、地方自治法第252条の2第3項の規定により議決を求めるものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) この案件も、せんだって会派の打ち合わせ勉強会の折に説明をいただいたところであります。その中で、連携するに及ばない、阿賀野市においてメリットがないから取り組まない等々の項目が多数見られたのです。それについて、そのとき担当の課長等々にそれはちょっと考え方が違うのではないかというふうなことで提案もしたところであります。それがまだ締結に及ぶための前段の段階だからということで説明はいただいたのですけれども、総体的に今何が阿賀野市にとって大事なことかとなれば、いろんな交流、県外だけではなくて圏域、隣接の都市部の、農村部でも構いませんけれども、そういった方々との交流も大いに必要なための施策は打つべきだと。そんな中で、これに関しては項目は、今ちょっと資料手元にないので、多数あったのです。例えば体育施設の貸与については、市民に弊害が出るからとありました。また、信濃川のその活用については、連携して大いに産業振興すべきだ等々についても阿賀野市としてはメリットがない等々の説明なのです。それについて今後どういうふうに取り組むか。このまま行ってしまうのかというずるずるした懸念があるものですから、あえて聞くのですけれども、総務文教常任委員会でこれ審議する、盛りだくさんの審議総文にかかっているわけなので、ちょっとそれらについても注視したいなと思うのですけれども、基本的な考え方として、せんだっての市長政策課、中野課長にはとくと話ししたところでありますけれども、その辺の考え方はその後市長と懇談してどう対処すべきか等々のミーティングはされたのかどうか。その辺はどうなのか。ないようであれば、これまた困ったものだなと、これは大いにまた発言していかなければならないところであると思っていますので。どうですか。
議長(高橋幸信君) 中野市長政策課長。
市長政策課長(中野孝英君) 先般各会派の方々のほうにこの件につきましての資料を提示して、今現段階での考え方をちょっとお示しさせていただいた経過があります。
  それで、実は中島さんが所属される会派以外にも中島議員と同じような意見をいただいた経緯がございまして、今そのもろもろのいただいた意見をまとめて、これを近々市長のほうに上げるというような形で今事務作業をしているところでございます。ですから、現在市長のほうにもうその資料が行っているかということになればまだでございますが、そんな形で今事務処理をしているところでございますので、ご理解のほうよろしくお願いいたします。
議長(高橋幸信君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) ご理解をよろしくということはわかるのですけれども、3月議会始まって、3月の最終日あたりに多分同じような形で今後の検討課題ですなんていうようなことで来るような気がしてならないから、あえてここで苦言を呈したわけですけれども、最終的には市長の判断だと思っています。その辺を私だけではない、心配している人はほかにもいるというようなことですから、大いにこれについては積極的に連携すべきところはする、阿賀野市にメリットがないからなんていう、そういう後ろを向いた考え方ではなくて、多少の犠牲を払っても飛び込んでいってというふうな考え方を私はしていただきたいという旨そのときも話ししましたけれども、ぜひすぐ話しして、どうしましょうということでとんとん、とんとん進めてくださいよ。同じですよ、答えは。いつまでたってもそんなことを言っていると。一応またその次にも話しする機会、一般質問にもできたら触れようかななんて思っていますけれども。
議長(高橋幸信君) 答弁いいですか。
               〔「はい、結構です」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ほかにございませんか。
  7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) 中島議員と同じ発言をした者ですけれども、今中島議員が言われたとおりなのです。この連携都市構想、強力に推し進めていただきたい。担当課長のほうからも本当に今現段階での踏み込んだ市当局のお話を聞かせてもらった中で、いろんな事業名がございました。いろんな事業名があった中で、その連携する、しないの理由の項目に私どもはちょっとひっかかったわけでございます。これ連携するに当たってしっかりその辺も関係課と協議していただいて、まだ市長にも報告していないということでありますので、その辺中野課長のほうでリーダーシップをとって、しっかり血の通った内容で委員会のあたりでまた協議していただければありがたいなと思いますので、その辺強力にひとつよろしくお願いいたします。
議長(高橋幸信君) 答弁いいですか。
               〔「もしあれだったらスケジュールなんかも」と呼ぶ者
                 あり〕                    
議長(高橋幸信君) 田中市長。
市長(田中清善君) 後ほど皆様方からいただいた意見については私のほうも聞かせていただく予定にしておりますけれども、大ざっぱに申し上げまして、参加しないデメリットって、デメリットとメリットを比較しますと、はるかに参加しないほうが不利になります。今連携中枢都市圏、我々にとっては都市機能というものを分散して配置するのではなくて、新潟市を中心に配置する、それを周りの周辺部の市町村が一緒になって利用していくというような形が基本になっております。我々としては、それに対して現段階で参加しないほうが得かというと、そういうことは決してないだろうと考えております。その辺につきましては、今後皆様からいただいた意見等を見させていただきまして、また自分なりの考えを整理してまたご説明をさせていただければと思っております。
議長(高橋幸信君) よろしいですか、雪さん。
               〔「はい」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第43号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第45号 公の施設に係る指定管理者の指定について(阿賀野市京ヶ瀬地
            区農産物加工センター)                 

議長(高橋幸信君) 日程第34、議案第45号 公の施設に係る指定管理者の指定について 阿賀野市京ヶ瀬地区農産物加工センターを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第45号、公の施設に係る指定管理者の指定について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、公の施設である京ヶ瀬地区農産物加工センターを地方自治法第244条の2第3項に規定する指定管理者制度にのっとり、北蒲みなみ農業協同組合に管理を行わせることについて、同条第6項の規定に基づき議決を求めるものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第45号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第46号 市道路線の認定について
議長(高橋幸信君) 日程第35、議案第46号 市道路線の認定についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第46号 市道路線の認定について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、地元要望による1路線、県営湛水防除事業により整備される1路線及び近年不特定多数の利用者が増加している農道で、市道認定により適切な維持管理ができると判断される4路線を新規認定するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(高橋幸信君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) ないようでございますので、これで質疑を終わります。
  議案第46号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    報告第1号 阿賀野市国民保護計画の変更について
議長(高橋幸信君) 日程第36、報告第1号 阿賀野市国民保護計画の変更についてを議題といたします。
  報告を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 報告第1号、国民保護計画の変更について報告いたします。
  本件は、国民保護計画について組織名称の変更等が生じたことに伴い、計画内容を一部変更したものであります。
  変更内容につきましては、国の国民保護基本指針の変更や災害対策基本法の改正に伴う記述名称の変更、防災行政無線整備に伴う記述の追加、組織名称の改正などが主な変更点であります。
  以上、報告いたします。
議長(高橋幸信君) これで報告第1号の報告を終わります。
                                            
    一般質問
議長(高橋幸信君) 日程第37、一般質問を行います。
  あらかじめお知らせしておりますとおり、本日の一般質問は順番1番、石川恒夫さんと順番2番、近山修さんといたします。これにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 異議なしと認めます。
  したがいまして、本日の一般質問は順番1番と2番とすることに決定いたしました。
  それでは、順次発言を許します。
  15番、石川恒夫さん。
               〔15番 石川恒夫君登壇〕
15番(石川恒夫君) 15番、石川でございます。事前に2点通告しておりますので、順次一般質問を行わさせていただきます。
  まず、1点目でございます。新公立病院改革ガイドライン、総務省から出されたわけでありますけれども、そのガイドラインと地域包括ケアシステム、これは厚労省でございます。それぞれ一昨年、27年3月31日、両それぞれ局長通知で出されたガイドラインでございます。その内容について、基本的事項についてお尋ねをさせていただきます。
  まず、(1)として、新ガイドラインに基づく改革プラン策定に向けての現況及び見通しについてお伺いをさせていただきます。
  2点目、新ガイドラインは、前ガイドライン、2007年12月に出されたわけでありますけれども、基本的にはその踏襲ではありますが、幾つかのポイントがあります。それらの影響と対応についてお伺いをいたします。
  その1として、地域医療ビジョンを踏まえ、役割の明確化が求められておりますが、どのようにお考えでしょうか。
  2点目、病院新築、改築等に係る起債の元利償還金の地方交付税算入割合の変更がなされております。それらの影響が当市にあるのか、ないのかお聞かせをいただきとうございます。
  3点目、病床1床当たりの地方交付税算入基準の見直し、改定による影響はどうでしょうか。基本的には、今までの許可病床数から稼働病床数に変更になったわけであります。その影響をお伺いさせていただきます。
  4点目、財務指標偏重から、医療の質向上への目標設定が盛り込まれましたが、ガイドラインではどのような対応をされるのかお伺いをさせていただきます。
  5点目、その他経営指標に関し、経常収支比率と医業収支比率のみの設定とすべきとされておりますが、今後どのように対応されるのかお伺いをさせていただきます。
  6点目、収入確保に係る指標として、DPC機能評価係数など医療報酬に関する指標が示されております。その対応はどのようにお考えでしょうか、お尋ねをさせていただきます。
  7点目、経営指標の目標達成に向けた具体的な取り組み例として、職員採用の柔軟化、勤務環境の整備、研修機能の充実など医師と医療スタッフ確保をする取り組みを強化すべきと盛り込まれましたが、その対応方針についてお伺いをいたします。
  (3)でございます。厚労省の地域医療構想、根拠法は医療介護総合確保推進法でございますけれども、そのガイドラインについての対応についてお伺いをいたします。
  @県が策定する地域医療構想の求める機能分化や許可病床数の縮減等が可能性として考えられますが、見通しはどのようにお持ちでしょうか。
  2点目、地域包括ケア病床への考え方、また対応方針はどのようにお考えでしょうか。内容的には、看護師配置基準13対1以上、専従の理学療法士、作業療法士、または言語聴覚士1人以上、さらには選任の在宅復帰支援担当者1名以上が必要となっております。また、データ届け出がなされるということも要件となっております。
  Bとして、地域包括ケアの最終的責任者は誰か。そもそも論ではございますけれども、このシステムの政策推進の最終責任は国なのか、県なのか、市なのか、不明確と思いますが、ご見解をお尋ねさせていただきます。
  4点目、市町村は介護保険事業計画の策定、実施を通じて地域包括ケアシステムの構築をすべきとありますが、医療計画の義務づけがなされておりません。地域包括ケアシステムが十分に機能し、成果を上げるには医療、介護の実体的連携が必須であり、そのためにも介護保険事業計画と併せ、医療計画の策定も重要と考えますが、ご見解をお尋ねいたします。
  大項目の2点目であります。高齢者の交通事故軽減対策についてお伺いをさせていただきます。昨年来高齢者による乗用車の誤操作による人身事故が多発している状況下にあります。この事件を受け、関係機関がそれぞれ対応、対策について鋭意検討、協議がなされておりますけれども、今回はこの高齢者の運転免許自主返納1本に絞り、お尋ねをさせていただきます。
  その@として、本市における高齢者の返納割合の現況、A返納者に対する優遇策の現状と拡充についてどのようにお考えかお尋ねをさせていただきます。
  3点目、周知に対する具体的な取り組みについて、どのような形で現在なされておられるのかお伺いをさせていただきます。
議長(高橋幸信君) 田中市長。
市長(田中清善君) 石川議員のご質問に順次お答えをいたします。
  初めに、新公立病院改革ガイドラインと地域包括ケアシステムについてお答えをいたします。新公立病院改革ガイドラインに基づく改革プランの策定に向けて現況及びその見通しについてでありますが、新公立病院改革プランは新潟県が作成する地域医療構想や阿賀野市の地域包括ケアシステムなど、地域を取り巻く環境や実情を踏まえ、公立病院としての役割を再構築し、経営収支の安定化を図ることを目的として、平成28年度中の策定が求められております。あがの市民病院改革プランにつきましては、病院の副院長以下、職員のグループワークを経て素案を作成し、この素案を厚生連本部職員や病院の幹部職員、市職員の内部委員のほか、県立新発田病院事務長や新発田北蒲原医師会阿賀野支部長などの外部委員で組織する新公立病院改革プラン策定委員会において協議、検討しており、素案がまとまり次第議会に説明したいと考えております。
  次に、新公立病院改革ガイドラインにおける影響と対応についてお答えをいたします。まず、地域医療構想を踏まえた役割の明確化についてでありますが、先ほども申し上げました新潟県が作成する地域医療構想では、医療計画における医療圏をそのまま地域医療構想の圏域としており、圏域ごとに人口減少や医療需要の推移を勘案し、高度急性期、急性期、回復期、慢性期の病床機能ごとに病床数の過不足を推計しております。あがの市民病院は新潟2次保健医療圏に所属しておりますが、この圏域では高度急性期、急性期病床が過剰となっており、回復期病床が不足しているとの推計が出ております。このことを踏まえ、あがの市民病院においては近隣に高度急性期病院が複数立地していることなどから、地域包括ケア病床を活用した回復期を中心に担っていく方向で検討しているところであります。
  地域包括ケア病床は、急性期病院で急性期治療を終えた後あがの市民病院へ転院していただき、継続的に医療を受けながらしっかりリハビリなどを行い、日常生活に戻っていただくことを主な機能としており、健康寿命を延伸していくためにも重要な役割であると認識しております。
  次に、病院新築、改築等にかかわる起債の元利償還金の地方交付税算入割合の変更による影響でありますが、あがの市民病院の建設時における起債は、事業費割として元利償還金の22.5%、病床割として7.5%の計30%が地方交付税措置されております。平成28年度以降に起債を行う場合、通常の施設整備は25%に減額され、また病床数の削減や複数の病院を統合することを前提とした施設整備は40%に引き上げられるものであり、あがの市民病院整備分については影響を受けることはありません。
  次に、病床当たりの地方交付税算入基準の見直しによる影響でありますが、地方交付税の算入基礎としている病床数については、平成26年度までは許可病床数としていたものを平成27年度からは実際に使っているベッド数、いわゆる稼働病床数に変更されました。これにより、あがの市民病院では許可病床321床から稼働病床228床に病床削減された形で計算されることになり、年間で約7,000万円の減額が見込まれるところであります。しかし、一定期間削減された病床数を復元する激変緩和措置により、平成27年度は約630万円、平成28年度は約2,800万円の減額となったところであります。なお、今後は許可病床数と稼働病床数が同数の250床で地方交付税措置されることとなり、見直しの影響は特にありません。
  次に、新公立病院改革プランにおける進捗管理のための指標設定並びに目標設定に向けた具体的取り組みについてでありますが、今回の新公立病院改革ガイドラインで示されている設定指標並びに具体的取り組みの内容としましては、医療の質向上、病院の果たすべき役割、機能についてと経営指標、経営の効率化、安定化についての2つの大きな柱があり、さまざまな指標が例示されております。あがの市民病院の公立病院改革プランには、この例示を参考に指標設定並びに目標設定に向けた具体的取り組みを盛り込んでおります。まず、医療の質向上、病院の果たすべき役割、機能についての指標並びに目標設定につきましては、地域医療の質の向上に向け、病病、病診連携や病院と介護サービス事業者との連携に関する指標や在宅医療支援に向けた機能強化に関する指標と目標を設定し、実現するための取り組みを盛り込んでおります。具体的には、地域の開業医の先生方からの紹介率の向上や特別養護老人ホームからの急変時の受け入れ要請件数の増加、訪問看護ステーションの訪問看護、リハビリ件数の増加などを目標設定し、地域ニーズに的確に対応していくこととしております。
  次に、経営指標、経営の効率化、安定化についての指標並びに目標設定につきましては、経常黒字化に向け、経常収支比率の向上に関する指標と目標を設定し、実現するための取り組みを盛り込んでおります。具体的には、入院経路の拡大、確保による病床利用率向上などの増収策や収支の見通しに応じた施設整備費の抑制による経費削減策などを目標設定し、早期の経営安定化に取り組んでいくこととしております。今後あがの市民病院経営改革審議会において、具体の取り組みが着実に実行され、目標が達成されているかを毎年検証しながら、市民の医療サービス向上とともに、収支の早期黒字化を目指していくこととしております。
  なお、収入確保にかかわる指標の一つであるDPC機能評価係数を用いた指標設定については、急性期入院医療を中心とした病院が設定するものであり、今回のプランには盛り込んでおりません。また、職員採用の柔軟化、勤務環境の整備、研修機能の充実などの医師等医療スタッフ確保に関しては、退院支援専任看護師の配置や理学療法士の増員等について新潟県厚生連と協働で取り組みを進めております。
  次に、地域医療構想ガイドラインについての対応についてであります。まず、新潟県が策定する地域医療構想の求める機能分化や許可病床数の縮減等の見通しについてでありますが、県が策定する地域医療構想の前提は、各医療機関の自主的な取り組みを支援するものであり、病床数の縮減を前提としていないとしております。このことから、県では人口減少や医療需要を勘案し、それぞれの病床の将来推計を公表し、各圏域において病院がどのような役割を担っていくかをそれぞれの病院が検討することを求め、移行していくための財政的な支援や技術的な支援を行うこととしております。あがの市民病院におきましては、回復期機能を中心として現在の250床の病床数を維持していくこととしておりますが、医療情勢や市民の受療動向の変化などを踏まえた病床数のあり方について随時検討を行っていくこととしております。
  次に、地域包括ケア病床の考え方、対応方針でありますが、現在あがの市民病院の病床数250床のうち104床を地域包括ケア病床として運用しており、施設基準である看護師や理学療法士などの専任職員を配置し、入院患者の皆様の円滑な日常生活復帰に向けた支援を行っているところであります。
  次に、地域包括ケアシステムの最終責任者でありますが、国は地域における医療及び介護の総合的な確保に関する法律、いわゆる医療介護総合確保推進法に規定する総合確保方針に即して介護保険事業にかかわる保険給付の円滑な実施を確保するための基本的な指針を定めております。市町村は、この基本的な指針に則して介護保険事業にかかわる保険給付の円滑な実施に関する計画を定めることとされています。なお、県においては、広域的な観点から、サービスの適正配置が行われるよう7圏域を設定し、介護給付等対象サービスの種類ごとの量を定め、介護事業支援計画を策定し、市町村に対し介護保険事業計画の作成上の技術的事項について必要な助言をすることができるとされております。地域包括ケアシステムの構築は、基本的な指針に掲げられた項目の一つであり、阿賀野市の第5期介護保険計画では、高齢者が地域で自立した生活を営めるよう地域包括ケアシステムの実現に向けた取り組みを推進していくスタートの段階として位置づけていましたが、第6期介護保険事業計画ではさらに推進していく段階として盛り込んでおり、最終責任者は阿賀野市であります。
  次に、医療計画の策定についてでありますが、医療計画につきましては広域的な視点で医療提供体制の構築や連携が必要なことから、県において医療圏を設定し、策定しているところであります。また、地域の医療と介護の連携については介護保険事業計画で記載するとともに、あがの市民病院の機能、役割を明確化するための計画として新公立病院改革プランを策定し、在宅医療支援や地域連携の内容を記載しているところであり、今後各計画も着実に実行していくことにより、地域包括ケアシステムが十分に機能し、成果を上げていくものと考えております。
  次に、2点目の高齢者の交通事故軽減対策についてお答えをいたします。市内における交通事故の発生件数は減少傾向にありますが、加齢による運動機能、認知機能の低下が原因と思われる65歳以上の高齢者が関係する事故の割合が高くなっております。ご質問の本市における高齢者の運転免許保有者数に対する免許返納者の割合は1.3%となっており、新潟県全体の1.6%と比較するとわずかながら低い状況であります。
  次に、自主返納者に対する優遇策の現状でありますが、市からは市営バスを2年間無料で利用できるフリーパス券の発行と市内タクシー券が利用できる5,000円分の利用券を交付しております。そのほかに市内タクシー事業者がタクシー料金の1割割引の支援を実施しているところであります。
  なお、制度の拡充については、部内で検討しておりますが、本事業が運転に不安を感じている方や家族から返納を勧められている方などが運転免許を返納するきっかけとして活用いただいていること、高齢者の事故発生件数が交通安全計画の目標値を下回っていることなどから、現時点では制度の拡充について特に考えていないところであります。
  また、周知の具体的な取り組みについては、交通安全教室や高齢者家庭訪問等において制度の周知を図るとともに、高齢者の免許更新の窓口となる交通安全協会において対象者へ免許更新時に制度のチラシを配布しているところであります。警察署においても、信号無視など一定の違反行為があり、免許の返納が望ましいと思われる方がいた場合には、積極的に本制度の説明をしていただいております。今後とも関係機関との連携により、さまざまな機会を通じて本制度の周知を図ってまいります。
議長(高橋幸信君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) それでは、再質問をさせていただきます。
  一般質問、私にとって約3年ぶり、平成26年の6月議会が、農業関係が最後だと思っております。いささか緊張もいたしておりますし、今回は事前通告の手法といいますか、方法を若干変えさせていただきました。私なりに。要はより議論がかみ合うように、しかも限られた時間でありますので、より端的な形でのキャッチボールしたいという意味でございます。
  それで、通告の順番を変えて、2番目のほうから若干再質問させていただきたいと思います。先ほどの市長の一般行政報告の中でも触れられておりました。それで、昨年は久方ぶりといいますか、死亡事故が阿賀野署管内、旧でありますと水原署管内、ゼロになったと。ただ、一昨日、お隣のトップの方とお会いして、「いや、石川さん、昭和60年から31年ぶりに死亡事故ゼロになりました」というお話を伺ったのでありますけれども、先ほど行政報告ですと1956年以来60年ぶりということで、どちらなのかなと。トップの方が間違っておられるのか、その辺ちょっとおやっと思ったわけであります。これは大したことでありませんので、あれであります。
  それで、今ほどご答弁をいただきました。市の優遇策、市営バスの利用料の免除2年間、タクシーの利用券5,000円分、有効期限2年ということで、この市のやられている優遇策は県内30市町村の中でも高いレベルだということで理解をいたしております。ただ、先ほどの答弁の中で、市内のタクシー事業者の方が1割減免というお話もいただいたわけでありますけれども、市としては今言いましたとおり県内で30市町村の中でも高いレベルという中で、改めて云々、拡充というのはあれですけれども、警察署あるいは交通安全協会、関係機関と協力しながら、民間の事業者からタクシー業者と同じような形でのご協力をいただけるような形での何かの機会がありましたら、そういうそれぞれ関係機関が協力をしながら、今言った民間の事業者から優遇的な部分を取り入れていただけるような声かけも時には必要なのかなと思っておりますので、その点お考えありましたらお聞かせいただきたいと思います。
議長(高橋幸信君) 長川危機管理監。
危機管理監(長川繁晴君) お答えします。
  今ほど議員からもお話がありましたように、県内多くの市で対策をとっておりますが、本市でやっているものは平準といいますか、上位に来ているものと思っております。今ほどのご質問の民間の企業の皆さんからも事業者の皆さんからも優遇措置をというお話がありました。私どものほうもそういう形でご協力いただければ、ご高齢になって免許を返納しようと考えていた方の後押しがでいるといいますか、きっかけになると思いますので、考えていきたいと思っております。
議長(高橋幸信君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) よろしくお願いをさせていただきます。
  1度たまたま昨年、9月でしたか、市役所の玄関口で私の知り合いのおばあちゃんとお会いをいたしまして、「おばあちゃん、どうしたばね」と言ったら、「いや、もうじいちゃん、ちょっともう弱ったんで、免許証返納したいんで、どこへ行けばいいろうね」というお話を伺いまして、2階総務課のほうまでご案内した経緯がございます。そのときもしっかりと的確に対応していただいたということで、本当に死亡事故ゼロ等含めて担当の方々のご配慮といいますか、ご努力に敬意を表させていただきます。
  それでは、本題といいますか、公立病院改革ガイドラインの中身に入らさせていただきます。その前に、先ほど申し上げましたとおり若干質問の通告を変えさせていただきました。その中で、2点ほど所管課のほうへ再質問に当たってということで通告もさせていただいたのですけれども、時間がありませんので、1点目は省かせていただきます。
  2点目、先ほども新潟圏域中核都市構想のお話があったわけであります。さきの全員協議会の中で、新潟県広域都市圏ビジョン素案の中でありますけれども、各種情報、資料10ページ、11ページで、(3)都市機能の集積状況、ア、医療機関として10の機能区分がなされております。それぞれ公立病院を含め、民間を含め、多くの病院の固有名詞が記載されているわけでありますが、いずれにもあがの市民病院の記載がない。私自身非常に残念な気持ちと、これが今のあがの市民病院の対外的な評価なのかなと、そんな部分も感じたわけであります。100億近い経費を投入して、しかも災害時のトリアージ機能も含んだ病院を建設したわけであります。その部分を考えると、本当いち早くこういう中にあがの市民病院の固有名詞が記載されるような病院になってほしいという思いも感じたわけでありますけれども、この点について市長はどのようにお感じになられたか、ご見解をお尋ねさせていただきます。
議長(高橋幸信君) 田中市長。
市長(田中清善君) 私としては、それは事務方が取りまとめたものでありまして、単純に大規模な、規模の大きい病院、そういったものを列挙して表に載せてあると認識しておりまして、あがの市民病院が載っている、載っていないで大きな問題ではないと私は現段階では考えております。
議長(高橋幸信君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) どう感じたかは、それぞれ個々の主観の違いですので。要は病床規模も含めてあがの市民病院自体も上がっているのです。それと、この資料のもとが新潟医療情報ネット、ウエブサイトからのものですので。だから、先ほども言いましたとおり、いち早くこういうところにしっかりとした診療機能を持った病院として、災害であろうが、2次救急であろうが、あがの市民病院が記載されるような病院になってほしいと先ほど言いました。そのために今回の質問を通告させていただいた経緯がありますので、お願いをさせていただきます。
  まず、公立病院改革ガイドライン、これ先ほど言いましたとおり総務省の自治財務局長通知ですか、27年3月31日に出されたものであります。事前通告いたしております1から4、これはこのガイドラインの中で策定に当たってということで、これが重要な点なのです。だけれども、5番からは総務省が特に強調していない部分なのです。だけれども、物すごく経営改善含め診療機能を充実していく中で大きな役割を持っている部分であります。ですので、1から4については、いただいた答弁は想定の範囲内であります。ただし、5からについては若干、あれ、この程度なのかなという私なりの実感を持たさせていただきました。ですので、1から4まで、後で4番の、要は今までの財務指標偏重から診療の質、機能の質向上へシフトしていると、それが後、5番からも全部つながってきますので、要は今まで経常収支比率のほか医業収支比率、それらのほか、要するに病床稼働率とかいろいろな財政指標が旧ガイドラインであったわけであります。それをこれだけでいいですよという形に変えられているということであります。
  それで、6番のDPC機能評価係数、答弁ではどうなっていました、急性期医療とか、そういう病院が採用しているだけだという答弁になっております。ちなみに、これ米山地域医療推進課長にお聞きすればいいのかな、厚労省が病院を3区分しておりますけれども、ご存じでしょうか。
議長(高橋幸信君) 米山地域医療推進課長。
地域医療推進課長(米山和朗君) 申しわけございません。その3区分については病院の区分ということで、DPCのいわゆる計算をするときに病院区分ということでそこで盛られているということでしか私のほうは承知しておりません。ちょっと詳しくは答えられません。
議長(高橋幸信君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) そのDPC評価係数の基礎係数の中に、病院を3つの群に分けているのです。T群が大学病院等、U群が大学病院並みの診療機能を有する病院、それでV群としてその他の病院という。ちなみに、約1,700の病院がございます。それで、自治体病院が、要はV群に分けたとき、T群で大学病院約80ちょっと、U群で140、V群が約1,500です。それで、T群、U群はほぼ100%DPC診療係数を使って、入院の関係ですからね、やっています。それで、V群も百幾つですか、やっておられるのです。あがの市民病院がV群にも入らないのかなと。逆に七百幾つの要は公立病院の位置づけになっているわけであります。だから、本来この答弁ちょっとおかしいなと。しかも、具体的な事例を申し上げさせていただきます。今言いましたU群の中で、140病院中、公立病院が46病院。要はランクづけの中で。ちなみに、これは2016年の要は地方公営企業年鑑の資料です。新潟市民病院がU群の80位、140病院中。県立新発田が109位になっている。それで、V群……申しわけありません。V群100病院ありますけれども、県内の公立、民間含めてランクに入っていないというのが実態です。だから、その点のお考え、理解、認識、もう一度お聞かせください。
議長(高橋幸信君) 米山地域医療推進課長。
地域医療推進課長(米山和朗君) DPCにつきましては、いわゆる急性期病院がほとんどこれを採用すると。いわゆる入院日数が急性期の場合はある程度短いと。そういう中で、診療収益を確保するためにこのDPCの制度を採用して、いわゆる短い中でも入院と、それから検査、投薬、注射、画像診断、これがもうセットに1つになって、入院料と、包括評価ということで、それで点数がもらえるというふうになっていると思うのです。そこにプラスして、本来急性期ですと手術とか内科処理、カテーテル、リハビリ、そういうものが別枠でそこに付加されるということで、本当に急性期の病院についてはこれをいわゆる導入することによってメリットがあると。ただ、今あがの市民病院ですと、その点ちょっと急性期の患者というのは少ない。いわゆる回復期の患者が多いということがありまして、うちの病院につきましては地域包括ケア病棟、これを導入して、市長の答弁にもありましたとおり回復期からの患者さんを受け入れて、いわゆるしっかりリハビリして在宅に戻すと、そういうことの今取り組みという中でやっていると。地域包括ケア病棟につきましても、いわゆる包括的点数がございます。ある程度診療報酬がもう決まっていると。そういう中で治療ができるというようなことになっておりまして、その部分を担っているというような認識でおります。
議長(高橋幸信君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) それはわかるのです。さっきの新潟広域圏中枢都市構想も含めてそうだけれども、現状のあがの市民病院の中でDPCでも、ちょっと無理なのだわ。申しわけないけども。それで、今おっしゃること全部わかっています。だけれども、冒頭言いました、そういう病院になってもらいたいという願いなのです。現実医療費1件当たり、要するに入院の医療費、これもまた2009年の資料でちょっと古いので申しわけないのだけれども、構成割合、入院の医療費の1件当たり、かつては投薬が37%を占めていた、これちょっと古いですけれども、1965年は。2009年では約12%。それで、DPCが2009年の段階で全体の入院医療費のうち11%に。一気にもう大きくふえているのです。要はいろんなスタッフを含めて、お医者さんであり、看護師であり、それだけではなくて、より研修とかそれ積みながら、キャリアアップ、スキルアップしながら先生方の雑務を取り除く、看護師さんがより確実に自分の仕事に誇り持って働けるような、要はキャリアアップをしながらやっていけば、将来的にはDPC含めて市民からより信頼される病院になっていく。本当にあがの市民病院は大変なのです。申しわけないけれども。本当にガイドラインを含めて、恐らく地域医療推進課の米山課長以下スタッフが一生懸命、先ほど答弁にもありました、いろんな関係機関と調整をしながら、意見をいただきながらやっておられると思う。本当に大変。しかも、指定管理施設として病院当局、医局含め、指定管理者というまた1つの高いハードルがあるのです。その中で本当に一生懸命やっておられる、それは最大限評価をし、敬意を表します。ですので、皆さんを批判しようとか、病院批判しようという気は毛頭ございません。頑張っておられるのだから、より成果の出る、しかも診療機能を含めてしっかりとした、要は以前から申し上げております、経費節減なんてのは限度があるのよ。だから、収入ふやす方法をしっかりとっていただきたい。そのためには、今言ったDPC含めてしっかりとした収入確保をできるような、先生方も含めてキャリアアップをしながら加算とれるような病院体制をつくっていただきたいという大きな願いを含んでおりますので、申しわけありませんけれども、その辺今後の対応を含めてお聞かせいただければと思います。
議長(高橋幸信君) 米山地域医療推進課長。
地域医療推進課長(米山和朗君) ありがとうございます。今ほどいろいろご提案いただいたところでございますけれども、そのとおりでございまして、今うちのほうである程度医師だけではなくてスタッフの配置、それから教育ということでありましたけれども、そういう配置によって加算がとれるものがかなりございます。そういう意味で、さっきDPCの話がございましたけれども、いわゆる外部評価の点数をまず、外部評価点数というのがあって、それはDPCをしていなくてもレセプトとか診療状況の報告、これによってまた加算がつくというものがございまして、そういうものも今あがの市民病院で取り組んで加算をとるべくやっておりますし、あと退院支援の専任看護師、それから地域包括ケア病棟においてリハビリ理学療法士の配置、こういうものを今進めて、少しでも加算がとれて、いわゆる皆様方の、市民の皆様方がそれによって満足度を上げるといいますか、サービスを上げると、そういうものをやっていきたいと思っております。
議長(高橋幸信君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) 3月7日ですか、全員協議会、新公立病院改革ガイドラインの内容説明があるということで、きょうは露払いのつもりで、深い中身には入りません。そのときなり、社会厚生常任委員会の中でまたしっかりお尋ねをさせていただきたいと思います。
  それで、要は先ほど市長もおっしゃっておられました医療介護総合確保推進法、それが26年の6月、成立が。それで、先ほどの地域医療構想ビジョン策定の通知が出されたのが27年3月31日。病院局長通知でしょうか、出されております。それで、それから約2年近くなるわけなので、当然さっき言いました28年度中、3月に当然そのあれは説明がなされるということで楽しみにしております。
  それで、基本的に地域包括ケア含めて医療介護総合確保推進法、基本的には、いいか悪いかは別として、国が病床数の減少なのです。実はこれ平成27年6月15日の第5回医療・介護情報の活用による改革の推進に関する専門委員会、厚労省の専門委員会であります。そこで示された資料では、現状として2013年、一般病床、療養介護病床含めて約135万床、それを2025年には約20万床削減をしようと。だから、県の地域医療構想、素案いただきました。それらを含めてしっかりしていたとき、いろいろな状況の中で病床の減少、要は在宅医療へシフトしようというのが国の基本的な考え方ですので、病床の削減もあり得ると。その辺の認識も持っておられたほうがいいのかなと。逆に後方支援病院、回復病院として需要がふえて、満床になって、増築しなければならないような状況になればそれにこしたことないわけであります。
  それから、お聞きいたしたいのが、そもそも論、要は最終責任者は誰ですかと。明確なご答弁をいただきました。最終責任は市だと。それは、もう市長は十分ご存じだと思います。2000年4月に地方分権一括法が施行されて、団体委任事務、機関委任事務含めて廃止になったわけで、一部法定受託事務で残りましたけれども、要はこれは全て地方自治体の事務なのです。自治事務なのです。だから、最終的には市が責任をとらなければならない、責任あるプランニングをしなければならないということになると思います。何か一方的に話だけで恐縮なのでありますけれども、そういう形になろうかと思います。
  それで、最後の医療改革、残り10分ちょっとでありますので。実はご存じですよね、29年度介護保険法の改正と30年度に第7次の介護保険事業計画策定がなります。そのときに一緒に医療計画、これ基本的には医療法が根拠法になるわけでありますけれども、そこまで厳密にとは思っておりません。改めてその辺の整合性をとりながら検討する気は全くございませんでしょうか。
議長(高橋幸信君) 本間高齢福祉課長。
高齢福祉課長(本間健司君) 医療計画につきましては、当然県のほうで策定するものを用いて、調和のとれたものというようなことで既にやっておるところであります。現制度の中では、そういった市町村においては策定の医療計画については義務がないというようなことであります。ただ、施策として医療、介護連携については当然包括ケアシステム構築の重要な部分を含めておりますので、介護保険事業計画の中ではその辺を、第5期から包括ケアについては触れておりますし、第6期に地域医療連携、在宅医療、介護の連携についても記載して設定しているところでございます。第7期には……
               〔「いや、いいです。いいです」と呼ぶ者あり〕
議長(高橋幸信君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) ここにある市の医療ビジョン、医療構想あります。参考になるかどうか、この市は平成23年に医療構想ということで策定してあります。
  ちょっと1点、これどこになるのかな。本間高齢福祉課長になるのか、井上部長になるのか。先月あたりに県から29年度、先ほど言いました介護保険法の改正含めて地域包括ケアシステムについての会議があったでしょうか。
議長(高橋幸信君) 井上民生部長。
民生部長(井上秀子君) 今ほど会議と言われるのは、県の会議ということでしょうか。ちょっと私のほうでは出席しておりませんので、承知をしておりません。
議長(高橋幸信君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) 実は一昨日ですか、国の29年度予算が衆議院を通過したということで、年内に予算が成立するわけであります。その中で、厚労省の、1月19、20日に全国の都道府県の部局長会議ということで招集をかけてあります。ここで資料あります。その中で、今ほど申し上げました29年度の介護保健法の改正の方針、中身あるいは地域包括ケア構築に向けてのより内容の深化に向けての説明会があったわけであります。それで、その中に、今予算云々言いました。実は地域包括ケア、本当に高齢福祉課なり社会福祉課を含めて、地域医療推進課を含めてほんの一部だと思います。本来は全庁体制、単なる2025年度団塊の世代が後期高齢者になる高齢者対策ではないのです。地域の活性化につなげる部分なので、本当全庁的にチーム田中で取り組んでほしいという希望があるのです。その中で、29年度予算で20億、我が事・丸ごと地域づくりの強化に向けた取組の推進ということで、地域力強化推進事業、補助率4分の3です。わずか20億。全国で100市町村を指定すると。だから、1市町村2,000万です。こういう2025年度の地域包括ケア、しっかりとした形をその地域、阿賀野市であれば阿賀野市が地域ごと、要は人ごとではなくて自分事としていろんな分野、いろんな立場の方々が協力をして、地域の仕組みづくり、活性化づくり、高齢者対策づくり、障がい者も含めて、そういうのをつくり上げているソフト事業があります。だから、その辺をしっかりと情報を得ながら、手を挙げるか挙げないかは市長のご判断だと思いますけれども、それも1つの手段だと思います。もしよかったら資料提供いたしますが、どうでしょうか。
議長(高橋幸信君) 田中市長。
市長(田中清善君) その資料をまだ見ていないので、いただければと思っております。
  昨日ですか、どこのまちだか、やはり介護の特別な取り組みが紹介されておりました。その中では、やはりNPOあるいは企業、そしてまた一般住民の方々も一緒になって介護認定率を引き下げると。2012年、今現在の介護システムができ上がってから割合を20%ぐらい下げているのです。新聞紹介では。そういった取り組みというのは非常に重要だなと思っておりまして、私も今介護認定率を引き下げる健康づくりを積極的に推し進めるのだと、そしてまたあわせて医療費を削減していく、そういう取り組みを昨年から進めております。ただ、それが今言われるように全庁的に、そしてまた一般市民、一般の企業の皆さん巻き込んだ形でまだ成り立っていない。それを今の資料を見させていただいた中で、今後総務省の、厚生労働省ですか、その制度が利用できるのであれば、それを活用しながらさらに取り組みを強化していきたい、そう思っております。
議長(高橋幸信君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) もう一点、申しわけありません、横山課長、要は平成30年度から国保の会計が県単化ということで予定されておりますけれども、先ほど来予算、補正予算の中でも出ていました。そうなったとき、赤字額の縮小なり、改善なりは見込めますか。
議長(高橋幸信君) 横山健康推進課長。
健康推進課長(横山 修君) 国保の県単化がおっしゃるとおり30年度からということになっております。県と市が共同で国保事業を行うということにはなっておりますけれども、財政面においては県が行うということですので、県から配分された納付金を私どもは保険税という形で皆さんからお願いするということになります。配分された金額がそっくり集まらなかった場合を除いては、財政面については県がやるということですので、赤字というものは原則出ないというふうな認識でおります。
議長(高橋幸信君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) では、絶対出ないということですか。
議長(高橋幸信君) 横山健康推進課長。
健康推進課長(横山 修君) 会計そのものが県のほうで財政というか、医療費の総額をこれぐらいかかるだろうということを想定して各市町村に税金相当を配分するわけですので、配分したものがそっくり入ればそこで、県は赤字は存在して、翌年多く配分が来るのかどうかはわかりませんが、市町村としては赤字というものはないものと思っております。
議長(高橋幸信君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) 実は何で質問したかというのは、本当に病院の赤字で3億幾ら、国保の赤字補填で2億7,000万、今回、合わせれば6億の要は赤字補填が出ているのです。それが市長、よろしいですか。病院の赤字補填で3億余り、国保の赤字補填で2億7,000万、合わせれば6億、それが半分になれば、例えば給食費の無料化とか、給付型の奨学金とかいろんな市民のサービスのほうへ向けられるお金が財源として浮いてくるのです。そのために、公立病院改革ガイドラインを含め、それが実効あるように持っていく、あわせて地域包括ケアをしっかりしたものに組み立てて、実践して、健康づくりあるいは地域づくりに持っていく。そうすれば本当厳しい交付税が削減される、そういう中でまさに自前の財源ではないですか。それが生まれるという、ありますので、その点しっかりとやっていただきたいのですが、最後に市長のご見解をお伺いいたします。
議長(高橋幸信君) 田中市長。
市長(田中清善君) 私も常日ごろから、表現が悪いのですけれども、埋蔵金と言っているのです。今現在の6億円近いお金、6億を超すようなお金、こういったものがそれぞれの立場、立場の人が一緒になって頑張れば結果として浮いてくる、我々の一般財源としていろんなまた別な事業に活用していける、計算上はそうなってまいります。したがいまして、私も積極的にそういうような方向で全員力を合わせて取り組みを進めていきたいと考えております。
議長(高橋幸信君) 3時25分まで休憩いたします。
               休 憩 (午後 3時13分)
                                            
               再 開 (午後 3時25分)
議長(高橋幸信君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  一般質問を続けます。
  4番、近山修さん。
               〔4番 近川 修君登壇〕
4番(近山 修君) 4番、近山修です。私のほうから1点、阿賀野市の消防力についてお伺いします。
  日ごろの消防活動に敬意を表します。昨年の12月22日に発生した糸魚川大火災は、住宅密集地で発生し、強風にあおられて147軒が災害に遭う大災害となりました。糸魚川市消防署の会見では、消防力が不足だったと述べていました。誰が見ても糸魚川市消防署独自での消火はできないものは、テレビの画面から見て伝わってきました。阿賀野市や県内各地の消防署や富山県の消防署からも応援に入り、懸命な努力で消火されました。阿賀野市でこのような状況になった場合の消防力と想定してのマニュアルがあるのかお伺いします。どうかよろしくお願いします。
議長(高橋幸信君) 田中市長。
市長(田中清善君) 近山議員のご質問にお答えいたします。
  まず、阿賀野市の消防体制について申し上げますと、常備消防としては消防本部及び消防署に職員56名、消防ポンプ車2台、水槽つきポンプ車、タンク車1台、ポンプつき救助工作車1台、ポンプつきはしご車1台、救急車2台、またかがやき分署には職員28名、消防ポンプ車2台、救急車2台を配置、非常備消防としては773名の消防団員を任命し、消防ポンプ車1台、小型ポンプ積載車76台を配置しております。市では、総務省消防庁が示している市町村が目標とすべき消防力の整備指針に基づき、消防力の整備を行っているところであります。なお、消防ポンプ車につきましては、火災等の災害に非番職員も対応できるようにするため、また車両故障時の備えとして基準より1台多く配置しております。
  昨年12月22日に発生した糸魚川市における大規模火災について、糸魚川市消防本部では火災の拡大につながった要因として、発生場所が住宅密集地であったこと、平均風速が20メートルを超える非常に強い風が吹いていたこと、保有する消防力がこの火災に対しては十分ではなかったことを挙げております。阿賀野市におきましては、しばしばダシの風と呼ばれる南よりの強い風が吹き、過去に農作物や建物などに大きな被害を受けた事案が発生したことを考えれば、糸魚川市の大規模火災と同様の災害が起き得ることを想定しておかなければならないと考えております。糸魚川市の大規模火災のように消防力が不足する事態とならないように、対策としては非番の消防職員及び消防団員の早期の招集によるマンパワーの確保、近隣市町村との消防相互応援協定及び県内19消防本部が相互に不足する消防力を補完し合う新潟県消防相互応援協定、さらには全国規模で展開する緊急消防援助隊の出動要請などの対策を講じており、機を逸することなく応援要請など的確、迅速に判断し、対処してまいりたいと考えております。
  次に、マニュアルの整備についてでありますが、市では糸魚川市と同規模の火災に特化したマニュアルは整備しておりません。現在この火災発生を受けて行われている国の有識者検討会で議論されておりますが、今後国が示す消防力に関する現在の指針や基準の見直しを踏まえ、マニュアルを整備してまいりたいと考えております。
  また、火災の拡大を防ぐということでは、発生初期における初動消火が大切となりますので、市民の皆様に防災教室の開催を通じて消火栓、消火器の取り扱い方法の一層の周知を図るとともに、消火栓、防火水槽、自然水利など有効な消防水利を常時安定的に確保することに努めてまいります。
議長(高橋幸信君) 4番、近山修さん。
4番(近山 修君) ありがとうございました。それでは、再質問させていただきます。
  阿賀野市も先ほど言われたようにダシの風が強くて、風の強いところで有名でありますけれども、昔何の時代かわかりませんけれども、江戸時代かどうかわかりませんけれども、安田での大火災があったということで、火除土手というのが今記念として残っているのです。そんな関係で、風が強い場合の大火というのはあるわけでありますけれども、阿賀野市で実際火災が起きたときに、大火災が起きた場合、市内各所にある消火栓を一定の地域で一斉に使用した場合、強い圧力で放水できるのかどうか、その辺伺いますし、また防火水槽もところどころにありますけれども、そういうふうな大火災に遭った場合の対応する数を設置してあるのか、その辺お伺いします。
議長(高橋幸信君) 唐橋消防長。
消防本部消防長(唐橋繁英君) 今ほど近山議員のご質問にお答えさせていただきます。
  大火災発生した場合の水利の確保ということでご質問でありますが、消火栓及び貯水槽がございます。そのほかに、自然水利として、阿賀野市の地域柄から農業用水が農繁期には豊富でございます。市内、阿賀野市市街地、このまちなかを考えますと、山口用水、大通川、駒林川と3本ありますが、その川の利用も考えております。それで、農閑期になりますと実際その農業用水流れませんので、阿賀野川土地改良区連合でしょうか、負担金という形で支払いしながら、冬期間の農業用水の消防水利の利用ということで確保させていただいております。確かに夏場よりも、農繁期よりも水量は不足でございますが、水を向けることによって確保は可能と思っております。
  消火栓と貯水槽の件でございますが、消火栓は市内に1,400カ所強あります。貯水槽は110ございますが、現状過去の火災の例からも見まして、基本的に上水道の管を利用して消火栓立ち上げてございますので、実際幾らあってもループの配管の中でありますと両サイド使えば真ん中の消火栓は使えないというような形の中で、共倒れする可能性もございますので、それを考慮しながら消防車両を配置して消火に当たるということでございます。貯水槽につきましては110市内にございますが、その110しかございませんので、ある部分では使いますが、基本的には消火栓をベースとして作戦を組んでいるところでございます。
議長(高橋幸信君) 4番、近山修さん。
4番(近山 修君) ありがとうございました。
  糸魚川の大火災で、テレビで見ていますと、被災に遭われた方がたまたま、生コン会社の従業員だったかと思いますけれども、その方が機転をきかせて生コン車を何十台も使って、車の台数は何台かわかりませんけれども、往復して何十台も使っていたのですけれども、阿賀野市でもそういうふうな生コン会社とか砂利屋さんだとか、そういうふうな水を運ぶような会社が幾つかありますけれども、そういうところにそうした場合応援をお願いして消火に協力してもらうとか、そういうふうな体制を考えられるかどうかお伺いします。
議長(高橋幸信君) 唐橋消防長。
消防本部消防長(唐橋繁英君) 提言ありがとうございます。実際糸魚川の大火の際にたまたま、皆さんインターから見れると思いますけれども、明星生コンというプラントがございまして、そこのプラントののも使わせてもらったという話ですが、過去に山火事等で実際コンクリートミキサー車を使わせてもらって消火に当たったという過去の経緯が糸魚川消防であるそうです。そういった中で、今回もそういったまたお願いするということで、協定結んでいるとか、それはちょっと理解しておりませんけれども、三十数台協力していただいたということです。今の近山議員のご提案の市内の建設会社等ございますので、そこでのコンクリートミキサー車の使用につきましては、糸魚川の事例を見まして、ああ、こういった方法もあるのだなと初めて認識したようなことでございまして、今後考えていかないといけないかなと思っております。
議長(高橋幸信君) 4番、近山修さん。
4番(近山 修君) ありがとうございました。
  先ほど土地改良区の、農繁期以外も用水路に水をある程度流されているようなことを伺いましたけれども、例えば私の地元の分田の古川あたりですと、ほとんど冬場は水流れてきていません。そんなあれで、土地改良区との協力関係もあるかと思いますけれども、どこでも流せというわけではありませんけれども、住宅密集地にあるような、そういうふうな用水路についてはある程度やっぱり土地改良区と話し合いしていただいて、もっと水をもうちょっと豊富に流していただけるような対応をお願いしたいのですけれども、いかがでしょうか。
議長(高橋幸信君) 唐橋消防長。
消防本部消防長(唐橋繁英君) 阿賀野川土地改良区から西部幹線用水、福島潟西部幹線用水、あと西部幹線用水と物見山で分かれてございますが、そのほかにその手前で新江用水も流していただいております。そういった中で、堰等を見ますと、我々鍵管理をしておりませんが、水を多目に供給できる形になっていると思いますので、その辺実際阿賀野川土地改良区と協議しながら、いざというときに消火のための水の確保というようなものをまた協議していきたいと思っておりますし、今分田地区、あそこも準市街地になっておりますが、分田地区におきましては確かに古川、新古川と、排水なのでしょうか、排水の川がございます。そこに関しては、実際今の現状で農閑期で水を向けるということは今のところ手段がございません。1点、分田から稗河原場でしょうか、そちらへの途中で1つ農業用水ございますが、そこに関しては今現状では流れておりませんが、ずっとその上流、どこから取水するかと考えますと、西部幹線用水からの取り入れ口がたしかあると思いますので、有事の際はそこに消防用水流すと。あとは、新江用水ございますので、分田と江端の間に新江用水ございますけれども、その新江用水は今豊富に流していただいておりますので、そこから中継送水で消火に当たるというような形であると思います。よろしくお願いします。
議長(高橋幸信君) 4番、近山修さん。
4番(近山 修君) ありがとうございました。
  それで、糸魚川大火災は、地域の避難訓練が頻繁に行われていたのか、あれだけの大火災においても人的被害が全然ありませんでした。阿賀野市でも常に避難訓練とか、自主防災組織等の設立とか、そういうふうなのを今一生懸命取り組んでおられますけれども、今後も避難訓練等、例えば自主防災組織の今現在の組織率わかりましたら、長川さん、ひとつお願いします。
議長(高橋幸信君) 長川危機管理監。
危機管理監(長川繁晴君) お答えいたします。
  ちょうど1年前の数字でしかないのですけれども、昨年の3月の末時点で組織率で83.1%、組織の数で二百……申しわけありません。済みません、数がちょっと今すぐに出ないのですけれども、83.1%というふうに、世帯数の加入割合なのですけれども、なっているところでございます。
議長(高橋幸信君) 4番、近山修さん。
4番(近山 修君) どうもありがとうございました。今後も避難訓練等、常に行われていますけれども、取り組むに当たって、参加される自治体の皆さんからも危機感を持って避難訓練をしていただきたいと思います。
  以上をもちまして質問終わらせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
                                            
    散会の宣告
議長(高橋幸信君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
  本日は、これで散会いたします。
  なお、あす2日、午後1時30分から本日に引き続き一般質問を行います。
  ご協力ありがとうございました。
               散 会 (午後 3時41分)