平成28年第2回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)

                       平成28年6月9日(木)午前10時05分開会

日程第 1 会議録署名議員の指名                             
日程第 2 会期の決定                                  
日程第 3 諸般の報告                                  
日程第 4 一般行政報告                                 
日程第 5 選挙第  1号 阿賀野市選挙管理委員並びに補充員の選挙            
日程第 6 議案第 74号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(阿部萬紀夫氏)     
      議案第 75号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(荒澤 等氏)      
      議案第 76号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(五十嵐栄一氏)     
      議案第 77号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(五十嵐佐敏氏)     
      議案第 78号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(上松千恵氏)      
      議案第 79号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(大堀哲男氏)      
      議案第 80号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(笠原尚美氏)      
      議案第 81号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(小嶋 覚氏)      
      議案第 82号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(小林章男氏)      
      議案第 83号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(齋藤瑞穂氏)      
      議案第 84号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(菅井 茂氏)      
      議案第 85号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(相馬重男氏)      
      議案第 86号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(田中朋子氏)      
      議案第 87号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(遠山 登氏)      
      議案第 88号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(松田昭悦氏)      
      議案第 89号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(見尾田正行氏)     
      議案第 90号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(蛛@壽一氏)      
      議案第 91号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(渡邉 悟氏)      
      議案第 92号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(渡邉正人氏)      
日程第 7 議案第 93号 専決処分の承認について(専第5号 阿賀野市税条例等の一部改正に
              ついて)                           
      議案第 94号 専決処分の承認について(専第6号 阿賀野市国民健康保険税条例の
              一部改正について)                      
日程第 8 議案第 95号 専決処分の承認について(専第7号 阿賀野市固定資産評価審査委員
              会条例の一部を改正する条例の一部改正について)        
日程第 9 議案第 96号 専決処分の承認について(専第8号 平成27年度阿賀野市一般会計
              補正予算(第9号))                     
日程第10 議案第 97号 専決処分の承認について(専第10号 平成28年度阿賀野市一般会
              計補正予算(第1号))                    
日程第11 議案第 98号 平成28年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)        
日程第12 議案第 99号 阿賀野市議会議員及び阿賀野市長の選挙における選挙運動の公費負担
              に関する条例の一部改正について                
      議案第100号 阿賀野市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の一部
              改正について                         
日程第13 議案第101号 阿賀野市立小・中学校設置条例等の一部改正について       
日程第14 議案第102号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定め
              る条例の一部改正について                   
日程第15 議案第103号 阿賀野市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例
              の一部改正について                      
日程第16 議案第104号 阿賀野市農業振興地域整備計画促進協議会条例の廃止について   
日程第17 議案第105号 阿賀野市下水道条例の一部改正について             
日程第18 議案第106号 阿賀野市準用河川流水占用料等徴収条例の制定について      
      議案第107号 阿賀野市準用河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例の制定
              について                           
日程第19 議案第108号 市道路線の認定について                    
日程第20 議案第109号 字の変更について(嶋瀬・上江端・分田・東町・新座)      
日程第21 議案第110号 市の境界変更について                     
      議案第111号 字の変更について(荻野島・論瀬・新保)            
日程第22 議案第112号 財産の取得について(小型動力ポンプ付積載車)         
      議案第113号 財産の取得について(消防ポンプ自動車)            
日程第23 報告第  3号 平成27年度阿賀野市一般会計繰越明許費繰越報告について    
      報告第  4号 平成27年度阿賀野市公共下水道事業特別会計継続費繰越報告につい
              て                              
      報告第  5号 平成27年度阿賀野市病院事業会計継続費繰越報告について    
日程第24 報告第  6号 専決処分の報告について(専第3号 損害賠償の額の決定及び和解に
              ついて)                           
      報告第  7号 専決処分の報告について(専第4号 損害賠償の額の決定及び和解に
              ついて)                           
      報告第  8号 専決処分の報告について(専第9号 損害賠償の額の決定及び和解に
              ついて)                           
      報告第  9号 専決処分の報告について(専第11号 損害賠償の額の決定及び和解
              について)                          
日程第25 一般質問                                   

出席議員(20名)
   1番   天  野  美 三 男  君      2番   近  山     修  君
   3番   山  田  早  苗  君      4番   市  川  英  敏  君
   5番   佐  竹  政  志  君      6番   山  賀  清  一  君
   7番   雪     正  文  君      8番   村  上  清  彦  君
   9番   風  間  輝  栄  君     10番   江  口  卓  王  君
  11番   稲  毛     明  君     12番   宮  脇  雅  夫  君
  13番   倉  島  良  司  君     14番   中  島  正  昭  君
  15番   高  橋  幸  信  君     16番   山  口  功  位  君
  17番   遠  藤  智  子  君     18番   浅  間  信  一  君
  19番   山  崎  正  春  君     20番   石  川  恒  夫  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
       市     長    田   中   清   善   君
       総 務 部 長    圓   山       知   君
       民 生 部 長    井   上   秀   子   君
       産 業 建設部長    土   岐       昇   君
       市 長 政策課長    中   野   孝   英   君
       総 務 課 長    小   林   正   男   君
       危 機 管 理 監    長   川   繁   晴   君

       市 民 協 働    遠   藤   孝   栄   君
       推 進 課 長

       財 政 課 長    羽   賀       存   君
       管 財 課 長    西   村   和   幸   君
       税 務 課 長    遠   藤       勝   君
       市 民 生活課長    関   川   嗣   雄   君
       健 康 推進課長    横   山       修   君

       地 域 医 療    米   山   和   朗   君
       推 進 課 長

       社 会 福祉課長    小   菅   章   義   君
       高 齢 福祉課長    本   間   健   司   君
       生 涯 学習課長    田   澤   紀   雄   君
       農 林 課 長    小   林       広   君
       商 工 観光課長    飯   野   喜   夫   君
       建 設 課 長    佐   藤   恵   介   君
       上 下 水道局長    荒   木   秀   樹   君
       会 計 管 理 者    佐   藤   耕   二   君
       教  育  長    岩   村   弘   一   君
       学 校 教育課長    五 十 嵐   勝   哉   君

       農 業 委 員 会    片   桐   秀   一   君
       事 務 局 長

       監 査 委 員    星       直   也   君
       事 務 局 長

       消防本部消防長    唐   橋   繁   英   君

本会議に職務のため出席した者の職氏名
       事 務 局 長    加   藤   勝   則
       主     任    渡   辺   康   恵
       主     任    網   干   水   季

               開 会 (午前10時05分)
    開会の宣告
議長(石川恒夫君) それでは、改めましておはようございます。皆様には何かとご多用の中ご参集をいただき、大変ご苦労さまでございます。
  また、本定例会運営につきましては、円滑に進行できますよう議員各位のご協力をよろしくお願いを申し上げます。
  定刻になりました。
  ただいまの出席議員数は20名であります。定足数に達しておりますので、これより平成28年第2回阿賀野市議会定例会を開会をいたします。
  また、新潟日報さん、あがの新報さんから写真撮影の申し出がございますので、今会期を通じ撮影を許可をいたしました。
                                            
    開議の宣告
議長(石川恒夫君) これより本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
議長(石川恒夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、7番、雪正文さん、8番、村上清彦さん、9番、風間輝栄さん、以上3名を指名をいたします。
                                            
    会期の決定
議長(石川恒夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
  お諮りします。本定例会の会期は、本日6月9日から6月21日までの13日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、本定例会の会期は6月9日から6月21日までの13日間に決定をいたしました。
                                            
    諸般の報告
議長(石川恒夫君) 日程第3、諸般の報告を行います。
  3月2日から昨日までの主な会議、行事等の状況及び議長が決定した議員派遣につきましては、お手元に配付しております諸般の報告並びに議員派遣一覧のとおりであります。
  本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、田中市長を初め27名であります。
  本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から人事案件を含む議案40件、報告7件、議会からは選挙1件、請願1件、発議1件、委員長報告4件、申し出関係4件であります。
  受理いたしました請願は、お手元の請願文書表のとおり、所管の常任委員会へ付託をいたしましたので、報告いたします。
  去る5月30日、議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議をいただいた結果、お手元に配付いたしております会期日程により運営をすることといたしました。
  以上で諸般の報告を終わります。
                                            
    一般行政報告
議長(石川恒夫君) 日程第4、田中市長から一般行政報告を求めます。
  田中市長。
               〔市長 田中清善君登壇〕
市長(田中清善君) 本日、平成28年第2回阿賀野市議会定例会の開催にあたり、議員各位のご健勝をお慶び申し上げます。
  また、日頃より市政発展のためにご尽力をいただいておりますことに、深く敬意を表しますとともに感謝申し上げます。
  まずはじめに、去る4月の14日熊本県益城町において震度7の地震を観測、2日後には本震となるマグニチュード7.3という阪神大震災と同規模の大地震が発生し、広範囲に渡って被害が拡大したところでございます。
  この震災によりお亡くなりになられた方々に、謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災されました皆さまに心からお見舞い申し上げ、また、被災地においては、一日も早い復旧・復興がなされるようお祈りいたしております。
  また、この度の震災に際しまして、市民の皆さまから日本赤十字社の災害義援金に多額のご厚志をいただきましたことに、心より厚く感謝を申し上げます。
  さて、この度の阿賀野市長選挙におきましては、再度、市民の皆さまの信託をいただき、引き続き市政を担当させていただくことになりました。
  私に寄せられました温かいご支援に心から感謝申し上げますとともに、市民の生活を守っていく使命とその責任の重さに身の引き締まる思いでございます。
  これからも市民の皆さまと真摯に向き合い、ご意見を拝聴しながら阿賀野市の発展と市民生活向上のため、全力で市政運営にあたり、しっかりと期待に応えてまいりますので、引き続きご支援・ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
  それでは、第2回阿賀野市議会定例会にあたり、一般行政報告を申し上げます。
  はじめに、地域経済対策でございます。
  新潟県の地域経済指標によれば、県内経済は、踊り場の様相を呈している。加えて、中国をはじめとする海外経済情勢や為替の動向に留意する必要があるとしております。
  このような中、阿賀野市の一般会計と特別会計の公共工事の発注状況は、5月末現在、予算額41億円のうち、発注率18.6%となっております。
  また、住宅リフォーム補助事業では6割、虹の架け橋住宅取得支援事業、地場産瓦利用補助金事業でも4割ほどの執行状況となっているところでございます。
  今後につきましても引き続き、市内の経済状況を的確に把握し、商工業の下支え策を講じてまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  次に、観光振興における情報発信について申し上げます。
  3月下旬、ご当地ソングの女王として知られる演歌歌手の水森かおりさんが当市にお出でになりました。
  当日は、新曲「越後水原」発売イベントが開催され、同時に阿賀野市観光親善大使第1号の任命として、委嘱状を手渡させていただきました。
  これから、阿賀野市のイベントや市外での特産品のPRなど、魅力発信と併せて、歌に込めた阿賀野市の情景を全国に広めていただければと大いに期待しているところでございます。
  また、4月中旬、新潟県が実施している第4回新潟県観光地満足度調査の結果が発表され、県内の観光地・温泉地の中で、五頭温泉郷が昨年に引き続き、総合満足度で第1位に輝きました。
  更に、先月下旬、丸川環境大臣より全国で93番目となる保健休養に重要な役割を果たす温泉地として、五頭温泉郷が『国民保養温泉地』に指定されたところであります。
  このことは、観光振興を進めるうえで大きな追い風になりますので、阿賀野市の知名度、魅力を高め、しっかりと情報発信してまいりたいと考えております。
  次に、成人式について申し上げます。
  先月4日のみどりの日、水原総合体育館において成人式を開催し、色鮮やかな振袖やスーツに身を包んだ362名の新成人が参加いたしました。
  また、市と新潟大学との間で生活習慣病予防の共同研究の一環として、新成人の皆さんに将来に渡り健康を維持していただくことを目的として、血液検査や血圧測定等を受けていただく二十歳の健康プレゼント事業を昨年に引き続き実施したところであります。
  健診は、約150人の方が受診いたしましたが、私からは、健康でなければ何事にも挑戦できないことから、これからも節目ごとの健康チェックを心がけて欲しいというような言葉をかけさせていただきました。
  人生90年時代を迎えている今、20歳を迎えた青年たちの活力、笑顔、そして未来への希望は、阿賀野市をより一層元気にいたします。
  これからも、新成人の皆さまから、阿賀野市政やまちづくりに積極的に参加していただき、新しい時代の阿賀野市を共に築き上げて行ってほしいとお願いしたところでございます。
  次に、国への事業要望について申し上げます。
  先月下旬、北陸国道協議会総会において、阿賀野バイパスの早期完成に向けた予算確保について、国土交通省道路局官房審議官に要望書を提出し、更に今月上旬、財務省、国土交通省に赴き、麻生財務大臣はじめ、国土交通省事務次官等へ直接、要望書を手渡してまいったところでございます。
  これからも、国に対してはあらゆる機会を捉えて要望活動を行ってまいります。
  最後に、水防工法演習について申し上げます。
  新潟地方気象台発表の3か月予報によりますと、向こう3か月の気温は平年並みか高く、7月は平年に比べ曇りや雨の日が多いということであり、梅雨前線の活発な動きに伴う集中豪雨が懸念されるところであります。
  梅雨の季節を控え、先月下旬、阿賀野川防災ステーションにおいて、水害の未然防止と被害の軽減を図ることを目的に、地元消防団員による積土のう工、月の輪工など、実践さながらの水防工法演習を行いました。
  この演習における消防団員の迅速な行動やチームワークは、心強い限りであり、市民の安全安心な生活の確保には、消防団の組織力が重要な役割を果たすことから、これからも消防団員の確保、育成に努めるとともに、災害のない地域を築き、市民が安心して暮らせるまちづくりにこれからも全力で取り組んでまいる所存でございます。
  結びになりますが、この度の定例議会において提出いたしました全議案に対し、慎重ご審議を賜り、その趣旨とするところを十分ご理解をいただき、満場の賛同によりご承認をお願い申し上げる次第であります。
  なお、3月2日以降の会議・行事等の主な出席につきまして、お手元に配布させていただいております報告書のとおりでありますので、後ほど確認くださるようお願い申し上げまして、一般行政報告とさせていただきます。
議長(石川恒夫君) 以上で一般行政報告を終わります。
                                            
    選挙第1号 阿賀野市選挙管理委員並びに補充員の選挙
議長(石川恒夫君) 日程第5、選挙第1号 阿賀野市選挙管理委員並びに補充員の選挙を行います。
  任期満了に伴い、地方自治法第182条第1項及び同条第2項の規定による選挙を行います。
  お諮りします。選挙管理委員並びに補充員とも選挙の方法については地方自治法第118条第2項の規定により指名推選にしたいと思います。ご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定をいたしました。
  お諮りします。指名の方法については、議長が指名することにしたいと思います。ご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、議長が指名することに決定をいたしました。
  選挙管理委員には、五十嵐英雄さん、徳永和夫さん、小林壽英さん、丸山一男さん、以上の方を指名いたします。
  お諮りします。ただいま議長が指名した方を阿賀野市選挙管理委員の当選人と定めることにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、ただいま指名いたしました五十嵐英雄さん、徳永和夫さん、小林壽英さん、丸山一男さんが阿賀野市選挙管理委員に当選をされました。
  次に、選挙管理委員補充員に次の方を指名いたします。第1順位、八木美代子さん、第2順位、佐藤晃一さん、第3順位、橋公衛さん、第4順位、渡邊善行さん、以上の方を指名いたします。
  お諮りします。ただいま議長が指名した方を阿賀野市選挙管理委員補充員の当選人と定めることにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、ただいま指名いたしました第1順位、八木美代子さん、第2順位、佐藤晃一さん、第3順位、橋公衛さん、第4順位、渡邊善行さんが阿賀野市選挙管理委員補充員に当選をされました。
                                            
    議案第74号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(阿部萬紀夫氏)
     議案第75号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(荒澤 等氏)
     議案第76号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(五十嵐栄一氏)
     議案第77号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(五十嵐佐敏氏)
     議案第78号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(上松千恵氏)
     議案第79号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(大堀哲男氏)
     議案第80号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(笠原尚美氏)
     議案第81号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(小嶋 覚氏)
     議案第82号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(小林章男氏)
     議案第83号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(齋藤瑞穂氏)
     議案第84号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(菅井 茂氏)
     議案第85号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(相馬重男氏)
     議案第86号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(田中朋子氏)
     議案第87号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(遠山 登氏)
     議案第88号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(松田昭悦氏)
     議案第89号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(見尾田正行氏)
     議案第90号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(蛛@壽一氏)
     議案第91号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(渡邉 悟氏)
     議案第92号 阿賀野市農業委員会委員の任命について(渡邉正人氏)

議長(石川恒夫君) 日程第6、議案第74号から議案第92号までを一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第74号から議案第92号まで、農業委員会委員の任命について提案理由を説明申し上げます。
  農業委員会委員が平成28年7月19日をもって任期満了となります。農業委員会等に関する法律の改正に伴い、農業委員会委員の選出方法が公選制から市町村議会の同意を要件とする市町村長の任命制に移行することとなりました。本件は、去る3月議会定例会において農業委員会の委員等の定数に関する条例を議決いただき、定数に当たる19名を選定したので、農業委員会委員に任命することについて同意をお願いしたいというものであります。
  議案第74号は、阿部萬紀夫氏について同意を求めるものであります。
  議案第75号は、荒澤等氏について同意を求めるものであります。
  議案第76号は、五十嵐栄一氏について同意を求めるものであります。
  議案第77号は、五十嵐佐敏氏について同意を求めるものであります。
  議案第78号は、上松千恵氏について同意を求めるものであります。
  議案第79号は、大堀哲男氏について同意を求めるものであります。
  議案第80号は、笠原尚美氏について同意を求めるものであります。
  議案第81号は、小嶋覚氏について同意を求めるものであります。
  議案第82号は、小林章男氏について同意を求めるものであります。
  議案第83号は、齋藤瑞穂氏について同意を求めるものであります。
  議案第84号は、菅井茂氏について同意を求めるものであります。
  議案第85号は、相馬重男氏について同意を求めるものであります。
  議案第86号は、田中朋子氏について同意を求めるものであります。
  議案第87号は、遠山登氏について同意を求めるものであります。
  議案第88号は、松田昭悦氏について同意を求めるものであります。
  議案第89号は、見尾田正行氏について同意を求めるものであります。
  議案第90号は、蝴謌齊≠ノついて同意を求めるものであります。
  議案第91号は、渡邉悟氏について同意を求めるものであります。
  議案第92号は、渡邉正人氏について同意を求めるものであります。
  以上19件につきましてよろしくご同意賜りますようお願いを申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は人事案件でありますので、委員会付託並びに質疑、討論を省略したいと思います。ご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、委員会付託並びに質疑、討論を省略することに決定をいたしました。
  これから議案第74号から議案第92号までを一括して採決いたします。
  お諮りします。議案第74号から議案第92号までは同意することにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第74号から議案第92号までは同意することに決定をいたしました。
                                            
    議案第93号 専決処分の承認について(専第5号 阿賀野市税条例等の一部
            改正について)
     議案第94号 専決処分の承認について(専第6号 阿賀野市国民健康保険税
            条例の一部改正について)

議長(石川恒夫君) 日程第7、議案第93号、議案第94号を一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第93号及び議案第94号、専決処分の承認について提案理由を説明申し上げます。
  まず、議案第93号であります。本件は、3月31日に専決処分した税条例等の一部改正について承認を求めるものであります。
  地方税法の一部を改正する法律及び地方税法施行令の一部を改正する政令の3月31日公布に伴い改正したもので、施行日が4月1日であることから専決処分をしたものであります。
  主な改正内容につきましては、第1条関係では、行政不服審査法の改正に伴う文言の整備、固定資産税の非課税適用団体のうち一部団体の名称等が改められたこと、わがまち特例の適用条項の項目の追加、新築住宅等にかかわる固定資産税の減額措置に関する規定を整備したものであります。
  第2条関係では、市のたばこ税の経過措置に関する規定等を整備したものであります。
  次に、議案第94号であります。本件は、3月31日に専決処分した国民健康保険税条例の一部改正について承認を求めるものであります。
  地方税法施行令の一部を改正する政令の3月31日公布に伴い改正したもので、施行日が4月1日であることから専決処分をしたものであります。
  主な改正内容につきましては、国民健康保険税の基礎課税額を54万円に、後期高齢者支援金等課税額を19万円に、軽減措置では乗ずべき金額を5割軽減では26万5,000円に、2割軽減では48万円にそれぞれ引き上げる規定等を整備したものであります。
  何とぞご承認くださるようお願いを申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。
  12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 議案第94号についてお尋ねいたします。
  課税限度額を引き上げるということが一つですが、この引き上げに伴う対象世帯がどのぐらいになるのか。それと、軽減をちょっと広げるということであります。これおのおのどのぐらいの世帯が対象になるのかということを、対象増ですね、それをちょっとお聞かせ願います。
議長(石川恒夫君) 遠藤税務課長。
税務課長(遠藤 勝君) 今回の国保税の一部改正につきましての対象の世帯数でございますが、医療給付分では課税限度額の超過世帯におきましては86世帯、それと後期高齢者支援金が73世帯ですが、これをそれぞれ2万円ずつ引き上げた結果、医療給付分では86世帯が79世帯、後期高齢では73世帯が54世帯ということになります。それと、軽減措置でございますが、これにつきましては27年度の本算の時点のときの数字になりますが、2割軽減では748世帯のところ763世帯ということで、15世帯増ということになります。5割軽減につきましては、1,013世帯のところ1,031世帯ということで、18世帯増となります。
議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定をいたしました。
  これから討論を行います。
  最初に、議案第93号について討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  次に、議案第94号について討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第93号、議案第94号を採決いたします。
  最初に、議案第93号を採決いたします。
  お諮りします。議案第93号は承認することにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第93号は承認することに決定をいたしました。
  次に、議案第94号を採決いたします。
  お諮りします。議案第94号は承認することにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第94号は承認することに決定をいたしました。
                                            
    議案第95号 専決処分の承認について(専第7号 阿賀野市固定資産評価審
            査委員会条例の一部を改正する条例の一部改正について)

議長(石川恒夫君) 日程第8、議案第95号 専決処分の承認について 専第7号 阿賀野市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第95号、専決処分の承認について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、行政不服審査法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律における地方税法の一部改正の施行に伴い、国の行政不服審査制度に合わせ、附則の適用区分を改正したものであります。
  何とぞご承認くださるようお願い申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定をいたしました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第95号を採決いたします。
  お諮りします。議案第95号は承認することにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第95号は承認することに決定をいたしました。
                                            
    議案第96号 専決処分の承認について(専第8号 平成27年度阿賀野市一
            般会計補正予算(第9号))

議長(石川恒夫君) 日程第9、議案第96号 専決処分の承認について 専第8号 平成27年度阿賀野市一般会計補正予算第9号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第96号、専決処分の承認について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、3月31日に専決処分した補正予算について承認を求めるものであります。
  一般会計補正予算第9号として、歳入歳出それぞれ2億3,489万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ226億7,455万9,000円としたものであります。
  主な補正内容につきましては、歳入については、歳出予算に計上した基金積立金等に充てる財源調整として、特別交付税2億6,371万7,000円を計上したほか、実績見込みに伴い、ふるさと寄附金3,456万8,000円を増額した一方、特別交付税などにおいて一定の財源確保ができたことに伴い、合併市町村振興基金繰入金6,388万円の減額を計上したものであります。
  歳出については、今後の財政需要に備えるため、財政調整基金積立金2億円を計上したほか、ふるさと阿賀野市応援基金、インターネット・サービス運用基金、地域福祉基金についても指定寄附金の実績や事業費の精算に基づいて所要の積立金を計上したものであります。
  第2表の繰越明許費補正については、繰越額が未確定のため、3月議会定例議会に提出した補正予算に計上できなかった繰越明許費を計上したものであります。
  今回の補正は、歳入の主な財源である特別交付税の確定から年度末までの時間がなく、緊急を要する案件のため、専決処分したものであります。
  何とぞご承認くださるようお願いを申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  3番、山田早苗さん。
3番(山田早苗君) 財政調整基金に積み立てを上乗せしたというふうなことだと思うのですけれども、この財政調整基金というものの額ですか、それって何か市の一般財政の総支出に対しどのぐらいの割合を積み立てていくということが望ましいというような、そういう基準のようなものというのはあるものなのでしょうか。
議長(石川恒夫君) 羽賀財政課長。
財政課長(羽賀 存君) お答えさせていただきます。
  国のほうの指導では、交付税の算定の中で標準財政規模というふうなものがございまして、一般的な団体の一般財源を集計したものでございますけれども、一般財源と申しますのは市税のほか地方交付税あるいは各種剰余金、交付金等々でございますけれども、おおむね阿賀野市の規模ですと毎年135億円程度という形になります。国のほうの指導ではこれの10%程度は確保するようにというふうな指導がございますけれども、ただ現実的な姿といたしましては、平成23年の東日本大震災以降、全国の各地方自治体では財政調整基金を少しふやすような方向になっておりまして、平成26年度の県内20市の平均ですと標準財政規模の15%程度が平均値という形になっておりまして、阿賀野市はちょうどその真ん中あたりに位置しているというふうな現状になっております。
議長(石川恒夫君) 3番、山田早苗さん。
3番(山田早苗君) 行政が何か緊急なことがあったために貯蓄をしておかなければならないということはわかるのですけれども、国のほうの基準としては10%だけれども、県の平均が15%だということがわかりました。阿賀野市は10%確保するということで、今回の2億の積立金をすることで10%の確保に至っているということでしょうか。
議長(石川恒夫君) 羽賀財政課長。
財政課長(羽賀 存君) ご質問のとおり10%は確保しておりまして、平成27年度の決算正確にまだ締まっておりませんけれども、おおむね15%程度は確保できる見通しになっております。
議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
  19番、山崎正春さん。
19番(山崎正春君) ふるさと阿賀野市応援基金、今回3,456万9,000円予算とのあれで上げたというようなことで今説明があったわけでありますが、そうしますとこれで大体27年度の補正も終わるかと思いますが、今のところの総額はどれぐらいなのか。それと、もう一つ、きょうの新聞にも出ていましたが、県も今までのお礼品を大幅にアップしてこのふるさと基金を勧誘したいと、こういうふうな新聞記事でございますが、阿賀野市としてはどのような増額というか、はされたのか、あるいはその中身をちょっとご説明願いたいと、こう思います。
議長(石川恒夫君) 羽賀財政課長。
財政課長(羽賀 存君) それでは、私のほうから最初のご質問にございました平成27年度末のふるさと阿賀野市応援基金の残高見込みについてお答えをさせていただきたいと思います。
  残高見込みといたしましては、1億1,200万円近い金額になる見通しでございます。
議長(石川恒夫君) 中野市長政策課長。
市長政策課長(中野孝英君) ふるさと納税の関係でございますけれども、ちなみに平成27年度につきましては全部で件数としましては3,385件の寄附をいただいたところでございます。寄附していただいた金額については5,188万円ということでございまして、昨年よりも増額となっておるところでございます。
  どのような取り組みをしたかということなのですが、11月から12月にかけましてふるさと納税キャンペーンということで、いわゆるお得感のある取り組みとしまして、1万円で3,000円のものが買えるという状況なのですけれども……
議長(石川恒夫君) 圓山総務部長。
総務部長(圓山 知君) それでは、私のほうからかわってお答えさせていただきます。
  昨年度の取り組みといたしましては、ふるさと寄附金の金額を倍増するにはどうすればいいかという考え方のもとで、1つには件数を倍にするという考え方、もう一つには金額を倍にするという考え方がございまして、その中の金額を倍にするということで、1万円をご寄附いただく方が全体の75%を超えるぐらいの数になっておりますので、その方々から倍の2万円寄附していただいたらどうなのかということで、今ほど課長が申し上げました11月、12月のお歳暮といいますか、そういった時期に申し込みが多くなっておりますので、その時期に2万円を寄附していただいた場合には1万円が2つよりもさらに特典があるといったようなキャンペーンをさせていただきまして、その2カ月間で2万円の寄附というのが全体でトップ、6割を超える程度の2万円という寄附をいただいたということで、その辺でトータル金額がふえてきたということで考えております。
議長(石川恒夫君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) 今山崎さんのふるさと納税に関して市の納税者が大幅にふえている、取り組みも満足するようなものであるというのを説明をいただきました。去年でしたか、ことしでしたか、総文の委員会のときにふるさと納税の案件出たとき、委員ではなくて議長のほうから逆に阿賀野市から他市へのふるさと納税、その辺の実態というのはどんなものですかという質問あったのですけれども、私もそれは大いに知りたいなと思っていたところ、その後何の報告やら実態も聞かせてもらっていませんので、その辺その後逆のふるさと納税、市からどれほどのものか等々の数字把握されているのかどうか教えていただけたらありがたいです。
議長(石川恒夫君) 中野市長政策課長。
市長政策課長(中野孝英君) お手元にはっきりした資料はございませんけれども、前に税務課のほうから聞いたところによりますと、200万円程度ということで記憶しております。よろしくお願いいたします。
議長(石川恒夫君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) その辺程度で済むのかどうかというのはまた別にして、大いに勧誘するのも結構だけれども、阻止するのは他市への妨害になるのか、その辺懸念するところもあるのですけれども、その程度であればバランス的に市にとっては大いにいい傾向なのかなという感じしております。市の財政的に、市民の懐ぐあい的に果たして他市まで納税する余裕があるのかというようなこともつながらないということはいささかちょっと残念な気もしないわけでもないのですけれども、その辺アバウトにぐらいなんて言っていないで把握できないものなのかどうか。やっぱりはっきりした数字はある程度、ある程度なんて言うとアバウトだけれども、はっきりした数字は把握していたほうがいいのではないですか。
議長(石川恒夫君) 意見ということでよろしいですか。答弁。
14番(中島正昭君) 今後取り組んでいただきたい。要望です。
議長(石川恒夫君) 遠藤税務課長。
税務課長(遠藤 勝君) ふるさと納税の寄附金の申告額、件数等でございますが、先ほど市長政策課長よりも200万程度というようなお話なのですが、申告については地方税法の22条で守秘義務というのがございまして、件数的に云々となると、大体のおおむねの数字を担当課のほうに報告させていただきましておいたものですから、法的にその辺許される範囲での報告という形でおおむね200万ということで出させてもらったということであります。
議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定をいたしました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第96号を採決いたします。
  お諮りします。議案第96号は承認することにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第96号は承認することに決定をいたしました。
                                            
    議案第97号 専決処分の承認について(専第10号 平成28年度阿賀野市
            一般会計補正予算(第1号))

議長(石川恒夫君) 日程第10、議案第97号 専決処分の承認について 専第10号 平成28年度阿賀野市一般会計補正予算第1号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第97号、専決処分の承認について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、4月の14日に専決処分した補正予算について承認を求めるものであります。
  一般会計補正予算第1号として、歳入歳出それぞれ1,792万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ201億5,792万5,000円としたものであります。
  補正の内容につきましては、平成26年度国の補正予算の地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金などで実施した事業の実績に伴い、国に不用額を返還する必要が生じたことから、その費用を計上したものであります。
  歳入については、前年度繰越金1,792万5,000円を増額、歳出についても地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金返還金1,792万5,000円を計上したものであります。
  今回の補正は緊急を要する案件のため、専決処分したものであります。
  何とぞご承認くださるようお願い申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定をいたしました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第97号を採決いたします。
  お諮りします。議案第97号は承認することにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第97号は承認することに決定をいたしました。
                                            
    議案第98号 平成28年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)
議長(石川恒夫君) 日程第11、議案第98号 平成28年度阿賀野市一般会計補正予算第2号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第98号、平成28年度一般会計補正予算について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、補正予算第2号として、歳入歳出に8,605万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ202億4,397万8,000円とするものであります。
  補正の主な内容につきましては、歳入については、国、県の各補助事業の採択内示により、地域少子化対策重点推進補助金1,450万円、農業法人の育成促進のため農林水産業総合振興事業費補助金3,176万8,000円を計上するものであります。
  また、京ヶ瀬支所耐震補強・改修工事費に充当するため、公共施設等整備基金繰入金8,000万円、保田小学校増築・大規模改修事業において、国の平成27年度補正予算の事業採択による事業費減額のため、市債を5,260万円減額したほか、一般財源の調整として前年度繰越金2,898万9,000円の増額等を計上するものであります。
  歳出については、地域コミュニティ活動の中心となる集会施設の修繕に対する補助を拡大する集会施設建設補助金500万円を増額したほか、婚活を支援するため、多様な出会いの場を提供する素敵な出会い支援業務委託料1,450万円、京ヶ瀬支所耐震補強・改修事業費として1億2,560万円を計上するものであります。
  その他では、国の平成27年度補正予算の事業採択による保田小学校増築・改修等事業費1億1,383万7,000円、安田中学校屋内体育館天井改修事業費3,738万円の減額等を計上するものであります。
  第2表では、地方債補正として、国の平成27年度補正予算の事業採択による歳出補正に伴う合併特例事業債を補正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  17番、遠藤智子さん。
17番(遠藤智子君) 予算書の18ページでございます。農業振興費といたしまして経営体発展総合支援事業費879万2,000円、それと農林水産業総合振興事業費3,176万8,000円が計上されておりますが、こちらの説明欄では1番目の経営体発展総合支援事業費の中には、その説明の中ではパイプハウス施設整備とか農業機械について、県の事業採択に伴い新規計上というふうになっておりますし、もう一点は農林水産業総合振興事業費の中の農地所有適格法人育成促進事業費補助金3,176万8,000円で、その内容的には2件の施設整備、また農業用機械購入についてというふうに出ておりますが、その事業の内容と、あと事業者はどちらの方でいらっしゃいますのかお聞きいたします。
議長(石川恒夫君) 小林農林課長。
農林課長(小林 広君) それでは、今ほどの質問にお答えさせていただきたいと思います。
  まず、内容でありますけれども、1つ目の経営体発展総合支援事業費、これにつきましては農地中間管理事業の制度を活用して農地を借り受け、規模拡大をしようとする農業者、これに対して規模拡大に必要な機械、それから施設、そういったものを支援するという県単事業であります。要件としましては、3年間の間に10ヘクタールを経営拡大するというふうな要件があります。
  それで、どなたかということでありますけれども、パイプハウスにつきましては下条町の小林章男さん、こちらが育苗ハウス、こちらを導入するということで採択されたというものでございます。また、もう一件につきましては、農業法人でありますけれども、米杜氏農場、かがやきのほうにありますけれども、そちらのほうがトラクターやコンバイン、肥料散布機、そういった機械を導入する取り組みが県に採択されたというものでありまして、いずれも補助率は2分の1、県からの補助金をそのまま事業者に交付するというものでございます。
  それから、もう一点の農林水産業総合振興事業費、こちらも県単事業で、こちらは設立から5年以内の農地所有適格法人、農業法人でありますけれども、農業法人の経営発展を図ることを目的としているという事業でございます。
  この対象者でありますけれども、1件は分田地区の米工房和さんであります。こちらのほうは乾燥調製施設、建物と乾燥機を導入するというものでございますし、またもう一件はこちらもかがやきのほうにあります米杜氏農場さん、こちらのほうがライスセンターを建設するというふうなものでございます。こちらのほうは、施設については10分の4.5、機械については3分の1というふうな補助割合になっております。
議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
  11番、稲毛明さん。
11番(稲毛 明君) 素敵な出会い支援業務委託1,450万円と上がっていますが、これは国から地域少子化対策重点推進補助金1,450万をそっくりこちらのほうに利用するという形だと思うのですが、これは全面委託というふうになると思うのですが、どういうところに委託して、どういうようなイメージを持った支援事業を図ろうとしているのか、そこら辺もうちょっと詳しく聞かせていただければと。
議長(石川恒夫君) 中野市長政策課長。
市長政策課長(中野孝英君) 今回の素敵な出会い支援事業の関係でございますけれども、これにつきましては、まず当市が行う事業につきまして、結婚に対する取り組みのうち、すてきな出会いの機会の創出を行うことを目的としておりまして、その内容が国から先駆性があるということで、効果が大きいということで採択を受けて実施する事業でございます。実際に事業に当たりましては、独特の民間のコンテンツを有している会社が1社ございまして、会社名についてはディグラム・ラボ株式会社という東京に本社のある会社に委託をしたいというふうに考えております。
  実際私どもの今回の素敵な出会い支援事業の考え方でございますけれども、過去に行った市の婚活支援というものが単なる出会いのためのイベント開催とか情報提供にとどまったということで、総合的な取り組みとなっていなかったということから、継続性に乏しいという問題点がございました。このような反省に立ちまして、本年度につきましては結婚の支援のための総合的な施策を考えておりまして、例えば婚活イベントと魅力アップセミナーを一体的に実施したり、婚活イベント後に婚活サポーターによる相談やフォローアップが受けられる体制を構築するなど、それぞれの取り組みが有機的な連携を持って個々のニーズに応じた多様な出会いの場の提供ができるというふうに考えておるものでございます。特に本事業につきましては膨大な数のアンケートデータ、ビッグデータなのですけれども、これを分析しまして、エゴグラムという心理学と統計学による性格診断を行う民間のコンテンツを活用しながら各事業を行うもので、例えば婚活イベントでも多くのカップル成立が期待できるというものでございます。よろしくお願いいたします。
議長(石川恒夫君) 11番、稲毛明さん。
11番(稲毛 明君) 今までのイメージからするとほとんど成功した試しがないというのが大方のあれなのですけれども、この会社の1つは実績はどの程度あるのかというあたりちょっと聞かせてもらいたいのですが。
議長(石川恒夫君) 中野市長政策課長。
市長政策課長(中野孝英君) この会社なのですけれども、設立が比較的新しいということなのですが、結構マスコミ露出度、東京のほうのフジテレビとか、そういうマスコミ関係に出ている人が会社を立ち上げたというような会社でございまして、特に統計データ分析や心理学のリサーチ経験があるということで、例えば広島県で広島式ディグラム性格&適職診断など、広島県の働く女性を応援する女性向けの就職診断コンテンツとか、あと住友生命、ライオン、ユーキャンなど、民間の大手のそういう各種のコンテンツを提供しているという実績がある会社でございます。
議長(石川恒夫君) 11番、稲毛明さん。
11番(稲毛 明君) これらは非常に継続性が求められるものというふうに私は思っているのですが、これは単年度で終わるのか、それとも引き続き予算化をしながら取り組みを強めていくのか、そこら辺もうちょっと聞かせてもらいたいのですが。
議長(石川恒夫君) 中野市長政策課長。
市長政策課長(中野孝英君) 今回の事業の実際の具体的な内容なのですけれども、例えばホームページの作成とかいうのもございまして、こういうものについては今年度つくれば毎年更新していくというようなことで継続性ございますし、今回はそういう婚活サポーターの育成セミナーとか、そんなことを考えておりまして、ある程度ノウハウを今回教えていただいて、来年以降に独自でも続けてやっていければなというふうには考えております。よろしくお願いいたします。
議長(石川恒夫君) 11番、稲毛明さん。
11番(稲毛 明君) そういう事業を含めましていつごろからそれは開設されて動きが始まっていくのか、もうちょっと具体的にいつごろをめどにやりたいということなのか聞かせてもらいたいのですが。
議長(石川恒夫君) 中野市長政策課長。
市長政策課長(中野孝英君) 詳細はこれからというような形になりますが、一応9月ぐらいには実施したいと。ですから、その前にイベントであれば7月ぐらいには事前予告というような形で何らかの活動ができるのではないかというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
議長(石川恒夫君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) 稲毛議員に私の一般質問と答弁出尽くした感じがいたしますので、一般質問1時間かからないから、いいのかなという気もしますけれども、それはそれとして、この2号の先ほど遠藤議員が質問した掘り下げた質問をさせていただきます。
  やる気のある法人には国も県も市も支援するのだというその方針は前々から示されておりましたし、国もそのように予算配分して、市の予算は10分の10、ほぼ持ち出しはないというようなことで、非常に農業振興のためにはいい方向かなと思う部分と、はた実際のところ常々農業振興は小規模農家の振興も考えなければならない等々という話が市長の答弁の中で再三あるわけですけれども、適格法人というのはそもそもどういう法人なのかというようなことも聞きたいのですけれども、そういった大規模化、大規模化で進めていくと、今話しした小規模農家なんていうのは本当委託だけのペーパー農家、ペーパーアグリカルチャーぐらいにしかならないというふうな方向になっていく。大規模化で農地が活性化することが果たして農業の振興なのかとなると、これまた考えるところがありますよね。その辺、これについても当然ヘルス&アグリの中で一般質問するつもりだったのですけれども、法人化そのものにシフトしていくことがどうなのかなということ、その辺をお聞きします。
議長(石川恒夫君) 小林農林課長。
農林課長(小林 広君) 法人化についてですけれども、米につきましてはなかなか米価が上がらないというか、下がったままだということでありますので、やっぱり米で農業経営をしていこうとするとどうしても効率化といいますか、規模拡大、そういったものが必要になってくるのかなというふうに思っております。ただ、小規模農家につきましては例えば集落営農をやっていただくとか、そういった形で共同で経営していくとか、そういったことも考えられますので、そういったことをまたうちのほうとしては誘導していきたいなというふうには考えております。
議長(石川恒夫君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) この補助制度イコール米、水稲だけなのかどうか。これからはそれこそ新規就農者支援について等々の話の中でやっぱり畑作でしょうというふうな考え方、折々の質疑の中で出てくるわけなのですけれども、その辺この補助金は水稲に限定されるのかどうか、畑作には適用にならないのかどうか、その辺というのは深い意味があると思うのです。奨励するのであれば畑作に限定するとか、その辺は考えなかったのかどうか、またこの制度自体が考えられるのかどうか、鼻が詰まって息苦しくて聞こえにくいかもしれないけれども、お願いします。
議長(石川恒夫君) 小林農林課長。
農林課長(小林 広君) 水稲だけかというご質問でありますけれども、水稲の規模拡大、そのほかにも水田を使った園芸あるいは主食用米だけではなくて飼料用米の取り組みでありますとか、そういったメニューも県のほうではいろいろなメニューがございます。ちょっと今メニューの表持っていないので、あれですけれども、園芸に対しても県の補助金はあるということでございますので、そういった取り組みをされる農家があれば同じように支援をしていきたいというふうに考えております。
議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
  3番、山田早苗さん。
3番(山田早苗君) その下のところの防犯対策のところで防犯灯を、30万円の寄附があったので、その30万円を使って新設工事をするという補正なのですけれども、どのあたりに新設されるのか……
議長(石川恒夫君) 山田議員、98号はそれぞれ所管の委員会に付託しますので、総文の付託でございますので、お願いいたします。
3番(山田早苗君) わかりました。
議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
  12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 安田中学校の天井改修事業費の件ですけれども、これはつり天井の改修というのは私もすべきだということで、これはこれでいいのですけれども、安田中学校というのは非常に古い体育館なのです。私が子どものころ建設して、私のうちの前ですので、ああいう体育館はいつまで使うつもりなのかというのが非常に疑問なのです。いつ建設したのかというのと、こういうふうに補修、補修を重ねていつまでも使うつもりなのかというのを、ちょっと素朴な疑問ですけれども、お聞きしたいのですけれども。
議長(石川恒夫君) 五十嵐学校教育課長。
学校教育課長(五十嵐勝哉君) 各学校施設の今後の整備計画のお話だろうと思います。このたび安田中学校は補助金を得ましてつり天井の改修を行います。そのほかに、どの学校もいろんなところで修繕が必要な箇所出てまいります。30年度以降ですか、各学校の大規模修繕計画を事務局としては一応計画は立ててございます。その計画に基づいて何年次にはどの学校の大規模改修、何年次にはこの学校というような計画に基づいて今後順次改修を行っていきたいと、このように考えてございます。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) それはそれでいいのですけれども、安田中学校というのはいつ建設したということになっているのですか。
議長(石川恒夫君) 五十嵐学校教育課長。
学校教育課長(五十嵐勝哉君) 大変申しわけありません。建設年度までの今お答えできないところでございます。申しわけありません。
議長(石川恒夫君) 後で確認して提供してください。
  ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第98号は、お手元の議案付託表のとおり各常任委員会に付託をいたします。
                                            
    議案第 99号 阿賀野市議会議員及び阿賀野市長の選挙における選挙運動の
             公費負担に関する条例の一部改正について
     議案第100号 阿賀野市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条
             例の一部改正について

議長(石川恒夫君) 日程第12、議案第99号、議案第100号を一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第99号 阿賀野市議会議員及び阿賀野市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について及び議案第100号 阿賀野市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  まず、議案第99号であります。本件は、公職選挙法施行令に規定する公営単価の改正に伴い改正するものであります。公営単価につきましては、3年に1度見直すことが通例とされており、今回は平成26年4月施行の消費税の増税を踏まえ、限度額の改正が行われたものであります。
  主な改正点は、選挙運動にかかわる自動車の借り入れ限度額を1日当たり1万5,300円から1万5,800円に、自動車燃料代を7,350円から7,560円に、ポスター作成費を1枚当たり510円48銭から525円6銭に、ポスター作成企画費を9万7,000円から9万9,800円にそれぞれ引き上げるものであります。
  次に、議案第100号であります。本件につきましても公営単価の改正に伴い改正するもので、主な改正点は阿賀野市長選挙における選挙運動用ビラ作成にかかわる公費負担限度額を1枚当たり7円30銭から7円51銭に引き上げるものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第99号、議案第100号は、社会厚生常任委員会に付託をいたします。
                                            
    議案第101号 阿賀野市立小・中学校設置条例等の一部改正について
議長(石川恒夫君) 日程第13、議案第101号 阿賀野市立小・中学校設置条例等の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第101号 阿賀野市立小・中学校設置条例等の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、保田小学校を安田小学校に名称を変更することに伴い、関係条例を改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第101号は、総務文教常任委員会に付託をいたします。
                                            
    議案第102号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基
             準を定める条例の一部改正について

議長(石川恒夫君) 日程第14、議案第102号 阿賀野市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第102号、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う義務教育学校にかかわる学校教育法等の一部を改正する法律が平成28年4月1日から施行されたことに伴い、放課後児童支援員となり得る有資格者として義務教育学校の教諭を条文に加えるものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  13番、倉島良司さん。
13番(倉島良司君) 簡単な質問で恐縮なのですけれども、義務教育学校の教諭を条文に加えるという、そういう条項があるわけですが、普通の小学校、中学校の先生方はこの中に入っていないのでしょうか。新たにこの条文を加えないと放課後の児童支援員としての資格は持たないわけなのですか。そこらあたりちょっと説明お願いします。
議長(石川恒夫君) 小菅社会福祉課長。
社会福祉課長(小菅章義君) 学校教育法の一部改正におきまして、新たな学校の種類として義務教育学校ということで、小学校、中学校の一貫校を種類として認定したものですから、今までも大丈夫だったのですけれども、きちっとした形で条例のほうで反映させたという形でご理解いただきたいと。
               〔何事か呼ぶ者あり〕
社会福祉課長(小菅章義君) 普通の小学校、中学校の先生も大丈夫ですし、今言った義務教育学校の先生も大丈夫ということできちっと明記をしたという形でご理解いただきたいと思います。
議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第102号は、社会厚生常任委員会に付託をいたします。
                                            
    議案第103号 阿賀野市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定
             める条例の一部改正について

議長(石川恒夫君) 日程第15、議案第103号 阿賀野市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第103号、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、全国的な保育士不足に対応し、小規模保育事業所A型及び保育所型事業所内保育事業所の保育士の配置基準の弾力化を図るため、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準が改正されたことに伴い改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  3番、山田早苗さん。
3番(山田早苗君) ゼロ歳児保育のことでちょっと教えていただきたいのですけれども、今阿賀野市では途中に保育所に入るということでゼロ歳で入りたいとなった場合の受け入れ態勢みたいなものというのはなかなか厳しいのではないかという声があるのですけれども、現状はどんなでしょうか、教えてください。
議長(石川恒夫君) 小菅社会福祉課長。
社会福祉課長(小菅章義君) 4月以降途中でゼロ歳児の方を受け入れるということになりますと、一部安田地域のほうではちょっと場合によってはすぐ受け入れできないという状況もたまに生じることがありますが、私どもの今後の見通しの中では来年、再来年にはそれらもなくなるというような形で見込んでございます。
議長(石川恒夫君) 3番、山田早苗さん。
3番(山田早苗君) 途中で受け入れなければならなくなったというときに、やっぱり保育の体制というのがなかなかとりにくいという状況なのかなと思うのですけれども、この条例の変更によって保育士でなくても保育士とみなすという形で、保育の質が下がるのではないかというような、そういう懸念も持たれる状況があると思うのです。この辺はなかなか、人数を必要な保育士の数から規定されている数を引いて、残りの保育士は全てみなされる保育士でいいというような、そういう条例になっているかと思うのですけれども、その辺保育の質ということに関してはどのような考えでしょうか。
議長(石川恒夫君) 小菅社会福祉課長。
社会福祉課長(小菅章義君) このみなしにつきましては賛否分かれるところでございまして、例えば子育ての終わった奥様方をマンパワーとして子育て方面に活躍いただくということで非常に評価される一方、今ほどお話のあったとおり、専門職である保育士さんのほうからは保育の専門性を少し冒涜するのではないかというようなご意見もいろいろあります。ただ、私どものほうで、今のところここで規定するような小規模保育所というのは阿賀野市にはございませんが、今後できてくる場合は県の研修等を受けた方、きちっとした方を認定していきたいと思いますし、またそこにいらっしゃる専門職である保育士さんとのきちっとした連携のもとできちっとした保育ができるように市としても指導していきたいというふうに考えております。
議長(石川恒夫君) 3番、山田早苗さん。
3番(山田早苗君) ぜひとも講習をしっかりと受けていただいて、それにしても2年間、3年間保育の何たるかというものを受けて入ってきた保育士さんとやはり何日かの講習を受けてというか、短時間での講習を受けた方との保育に関する対応というのは大分違うのではないかというふうに心配するわけです。それと、義務教育の資格を持った小学校の先生とか養護の先生とかもそういうふうな保育に当たってもよいというようなみなしがありますけれども、私は義務教育の先生方にもぜひ聞きたいのですけれども、保育と義務教育の先生方との違いというのは大きいのではないかと思うのですけれども、そこら辺学校教育課のほうはどのようなあれがありますでしょうか。
議長(石川恒夫君) 岩村教育長。
教育長(岩村弘一君) 保育士さんと、それから学校の教諭とでは養成課程が当然違いますし、与えられる免許状も違うわけです。しかしながら、幼保小の連携、そのつなぎのことを考えますと、やはり教員の方についても幼児教育というのについては大学等で受ける単位の中で実習してきておりますので、いわゆる常識の範囲については学んできているというふうに判断できます。しかしながら、あくまでも専門性が違うということは確かでございますので、その辺はご勘案いただきたいと思います。
議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第103号は、社会厚生常任委員会に付託をいたします。
                                            
    議案第104号 阿賀野市農業振興地域整備計画促進協議会条例の廃止につい
             て

議長(石川恒夫君) 日程第16、議案第104号 阿賀野市農業振興地域整備計画促進協議会条例の廃止についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第104号、農業振興地域整備計画促進協議会条例の廃止について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、農業振興地域の整備に関する法律施行令及び農業振興地域の整備に関する法律施行規則に基づき行う阿賀野市の農業振興地域整備計画の策定及び変更について、協議会設置について法律上定めがないこと、協議会構成委員が法律に基づいた意見聴取先とほぼ同じことから廃止するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第104号は、産業建設常任委員会に付託をいたします。
                                            
    議案第105号 阿賀野市下水道条例の一部改正について
議長(石川恒夫君) 日程第17、議案第105号 阿賀野市下水道条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第105号、下水道条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、排水設備指定工事店の指定にかかわる申請時の規定を一部現状に合わせ変更するとともに、下水使用料の算定方法で水道水以外の水の排水量を下水排水参考メーターを設置することにより確知し、使用料を算定する場合の規定を追加するため改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第105号は、産業建設常任委員会に付託をいたします。
                                            
    議案第106号 阿賀野市準用河川流水占用料等徴収条例の制定について
     議案第107号 阿賀野市準用河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条
             例の制定について

議長(石川恒夫君) 日程第18、議案第106号、議案第107号を一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第106号、準用河川流水占用料等徴収条例の制定について及び議案第107号、準用河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例の制定について提案理由を説明申し上げます。
  初めに、議案第106号であります。本件は、新潟県管理の1級河川を市管理の普通河川として引き受けるに当たり、準用河川として管理するため新たに制定するものであります。料金を決定するに当たり、県が管理している河川を準用河川として引き継ぐことから、県の料金と同額とし、共架電線、地下に設ける電線については道路占用徴収条例と均衡を図っております。
  次に、議案第107号であります。本件につきましても準用河川として管理するため新たに制定するもので、これまで国が定めていた河川管理施設等構造令を準用するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。
  13番、倉島良司さん。
13番(倉島良司君) わからないのですけれども、今県管理の1級河川を市管理の普通河川として引き受ける、市が県にかわってやるということなのでしょうけれども、いっぱいあるのでしょうか。
議長(石川恒夫君) 土岐産業建設部長。
産業建設部長(土岐 昇君) 今の該当の件なのですが、この河川につきましては上関口と山倉にあります旧塚田川、旧山倉川でございまして、新たに折居川をつくりまして、県のほうは折居川を管理して、旧1級河川でありました集落内を流れる昔の塚田川と昔の山倉川を市が管理するような形で、今のところこの2つの河川でございます。
議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第106号、議案第107号は、産業建設常任委員会に付託をいたします。
                                            
    議案第108号 市道路線の認定について
議長(石川恒夫君) 日程第19、議案第108号 市道路線の認定についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第108号 市道路線の認定について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、保田の宅地開発による1路線と地元要望による1路線を新規認定するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第108号は、産業建設常任委員会に付託をいたします。
                                            
    議案第109号 字の変更について(嶋瀬・上江端・分田・東町・新座)
議長(石川恒夫君) 日程第20、議案第109号 字の変更についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第109号 字の変更について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、山王新座下地区土地改良事業共同施行による団体営ほ場整備事業の施行に当たり、当市の区域内の字を変更及び整理するため、地方自治法の規定により議決を求めるものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第109号は、総務文教常任委員会に付託をいたします。
                                            
    議案第110号 市の境界変更について
     議案第111号 字の変更について(荻野島・論瀬・新保)

議長(石川恒夫君) 日程第21、議案第110号、議案第111号を一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第110号 市の境界変更について及び議案第111号 字の変更について提案理由を説明申し上げます。
  初めに、議案第110号であります。本件は、土地改良事業計画認可により施行され、平成26年度に面工事が完了した非補助土地改良事業菱池地区の施行に伴い、地方自治法の規定により五泉市と阿賀野市との境界を変更する旨、新潟県知事に申請することについて議決を求めるものであります。
  次に、議案第111号であります。本件は、早出川土地改良区による非補助土地改良事業菱池地区の施行に当たり、字の区域を変更及び整理することについて、地方自治法の規定により議決を求めるものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第110号、議案第111号は、総務文教常任委員会に付託をいたします。
                                            
    議案第112号 財産の取得について(小型動力ポンプ付積載車)
     議案第113号 財産の取得について(消防ポンプ自動車)

議長(石川恒夫君) 日程第22、議案第112号、議案第113号を一括して議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第112号及び議案第113号 財産の取得について提案理由を説明申し上げます。
  初めに、議案第112号であります。本件は、阿賀野市消防団に配置の小型動力ポンプ付積載車の老朽化が進行しているため、機動力を強化し、消防団員の活動環境の向上を図るため、小型動力ポンプ付積載車10台を取得するものであります。
  次に、議案第113号であります。本件は、平成12年度に整備し、かがやき分署に配置している消防ポンプ自動車が老朽化により機能維持が困難となっているため、消防ポンプ自動車1台を取得するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。
  11番、稲毛明さん。
11番(稲毛 明君) ちょっとわからないので、聞かせてもらいたいのです。特に113号の消防ポンプ自動車CD―Tというのがあるのですけれども、これはどういう意味のことなのか、それと老朽化されたものとどのくらいの性能の違いがあるのか、この点あたりを聞かせてください。
議長(石川恒夫君) 唐橋消防長。
消防本部消防長(唐橋繁英君) CD―TとかCD―Uとか車の機種がございますが、CD―Tというのは比較的小型の、能力的な部分は十分でございますが、ダブルキャブの小型の車のことをCD―Tといいます。
  もう一点の質問でございます。この車両に関しましては、平成12年に整備した車両でございます。走行距離約16万キロ。16年経過しておりますので、ポンプ故障等たまに出まして、そういった中で有事の際に対応が困難になることを事前に防ぐという形で、同じCD―Tですので、性能自体は同じでございます。
議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第112号、議案第113号は、総務文教常任委員会に付託をいたします。
                                            
    報告第3号 平成27年度阿賀野市一般会計繰越明許費繰越報告について
     報告第4号 平成27年度阿賀野市公共下水道事業特別会計継続費繰越報告に
           ついて
     報告第5号 平成27年度阿賀野市病院事業会計継続費繰越報告について

議長(石川恒夫君) 日程第23、報告第3号から報告第5号までを一括議題といたします。
  一括して報告を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 報告第3号から第5号まで、平成27年度の一般会計等において予算の繰り越しを行ったことについて報告いたします。
  まず、報告第3号でありますが、病院事業会計の新病院整備事業に伴う一般会計出資債の繰出金や国の補正予算に基づき3月補正で計上した事業等について、実施期間や工期等の理由から18件の事業について翌年度へ繰り越すことにしたので、お手元の計算書のとおり報告いたします。
  次に、報告第4号でありますが、安田浄化センターの長寿命化対策事業費の年割額と実績見込み額との差額を翌年度に繰り越しするもので、平成29年度まで事業を継続中のため、継続費逓次繰り越しとしてお手元の計算書のとおり報告いたします。
  次に、報告第5号でありますが、新病院整備事業について翌年度への繰越額が確定したので、お手元の計算書のとおり報告いたします。
  以上、予算繰り越し3件について報告申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで報告第3号から報告第5号までの報告を終わります。
                                            
    報告第6号 専決処分の報告について(専第3号 損害賠償の額の決定及び和
           解について)
     報告第7号 専決処分の報告について(専第4号 損害賠償の額の決定及び和
           解について)
     報告第8号 専決処分の報告について(専第9号 損害賠償の額の決定及び和
           解について)
     報告第9号 専決処分の報告について(専第11号 損害賠償の額の決定及び
           和解について)

議長(石川恒夫君) 日程第24、報告第6号から報告第9号までを一括議題といたします。
  一括して報告を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 報告第6号から第9号まで、専決処分について報告いたします。
  まず、報告第6号でありますが、平成28年3月1日、阿賀野市分田地内において、市道の管理不備による道路陥没で相手方車両の左前輪を損傷させたものであります。
  次に、報告第7号でありますが、平成28年2月17日、阿賀野市稲荷町地内の施設駐車場内において、当市の車両が後退の際、停車中の相手方車両を損傷させたものであります。
  次に、報告第8号でありますが、平成28年1月30日、阿賀野市上江端地内において、除雪作業中の除雪車が方向転換の際、前方の安全確認を怠り、相手方の標識を損傷させたものであります。
  次に、報告第9号でありますが、平成28年1月15日、阿賀野市市野山地内において、除雪作業中の除雪車から脱落した部品により相手方車両を損傷させたものであります。それぞれ相手方に対して損害賠償することを決定し、和解することについて専決処分したものであります。
  以上、専決処分4件についてご報告申し上げます。
議長(石川恒夫君) これで報告第6号から報告第9号までの報告を終わります。
                                            
    一般質問
議長(石川恒夫君) 日程第25、一般質問を行います。
  あらかじめお知らせしてありますとおり、本日の一般質問は順番1番、近山修さんから順番4番、宮脇雅夫さんまでといたします。これにご異議ございませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
  したがって、本日の一般質問は順番1番から4番までとすることに決定をいたしました。
  それでは、順次発言を許します。
  2番、近山修さん。
               〔2番 近山 修君登壇〕
2番(近山 修君) 2番、近山修です。それでは、2点について質問させていただきます。
  まず初めに、熊本地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、災害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。
  まず、1点目は屋根がわらの風評被害についてであります。4月14日に発生した熊本地震における最初のテレビ報道では、かわら屋根の家が潰れている様子が報道されました。阿賀野市のかわら産業に風評被害が出てきていると思われます。市としての実情把握と対策を伺います。
  2点目には、消防団の活動についてお伺いします。日ごろの消防団活動に敬意を表します。火災や各種災害での活動は献身的にやられていて、敬意を表します。災害現場だけでなく、予防活動についての消防団活動についてお伺いします。どうかよろしくお願いします。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 近山議員からのご質問に順次お答えをいたします。
  初めに、屋根がわらの風評被害についてお答えをいたします。大きな地震のたびにかわらの散乱や倒壊した家屋の映像がテレビ画面から流れることで、かわら屋根は地震に弱いという誤った風評が広がりますが、4月14日と16日未明の2度にわたる震度7を観測した熊本地震でも数え切れないほどの被害映像が映し出され、過去の震災と同様にかわら屋根に対する風評被害の発生を懸念しているところであります。安田瓦協同組合に伺ったところでは、県内他市の屋根工事業者の話ではありますが、熊本地震後にかわら屋根を板金屋根にかえたいという依頼があったと聞いております。
  一般社団法人全日本瓦工事業連盟では、ホームページに阪神・淡路大震災及び東日本大震災と同等の振動で行ったかわらの耐震実験を動画で紹介し、棟の崩落やかわらの脱落を防ぐ工法の耐震性能の高さをアピールしております。また、安田瓦協同組合では新規に作成したパンフレット、リニューアルしたホームページ及びSNSなどで安田瓦のPR及び風評被害の払拭に取り組むこととしており、市といたしましても安田瓦協同組合の取り組みが円滑に進むよう情報交換しながら支援に努めてまいりたいと考えております。
  次に、消防団の予防活動についてお答えをいたします。各分団の主な活動としては、春と秋の火災予防運動期間中に午前7時と午後8時にサイレンの吹き鳴らしを行っているほか、夜間積載車で警鐘を鳴らし、防火パトロールを実施しております。また、年間を通して自治会、自主防災組織の訓練では、消防団員が主体となり、初期消火のための消火栓取り扱い訓練を実施し、火災の際の被害軽減、防火意識の啓発に努めているところであります。
  また、女性部阿賀さくらの昨年度の活動実績を申し上げますと、4月に住宅用火災警報器の設置状況の調査と指導、新江さくらまつりでの防火PR、9月に園児とその保護者を対象とした防火講習、11月に防火PRイベントの開催、12月に高齢者1人世帯への防火指導、1月に園児とその保護者を対象とした防火ビデオの上映、手づくり紙芝居を使った防火教室と幼児から高齢者まで幅広く防火意識の啓発を目的とした予防活動を実施しております。今後も地域防災力の向上のため、消防団の活動を活性化してまいりたいと考えております。
議長(石川恒夫君) 2番、近山修さん。
2番(近山 修君) それでは、再質問させていただきます。
  まず、屋根がわらの風評被害でありますけれども、阿賀野市のかわら工場に伺ったところ、実際屋根がわらを使用する予定だったけれども、テレビの報道を見て不安になって、屋根がわらではなくて今のハイカラな屋根といいますか、屋根がわら以外を使用することになったと、そういうような話を聞きました。それで、市の今答弁書見ますと、安田瓦協同組合の取り組みを円滑に進むようにし、情報交換しながら支援を進めていくというようなことになっておりますけれども、そういうふうな情報交換だけではなくて、具体的に例えば市のホームページで取り上げて何かPRするとか、そういうふうなことができないものか、具体的に何かできることがありましたらお伺いしたいと思います。
議長(石川恒夫君) 飯野商工観光課長。
商工観光課長(飯野喜夫君) まず、最初の阿賀野市での被害の関係でございますが、昨日連絡をいただきまして、阿賀野市にも今ほど議員が言われましたセメントがわらだったものを鋼板にかえたいというふうなことが1件あったと。そのほかに三条市、秋葉区のほうでセメントがわら、三州瓦が上がっていたものを鋼板にかえたいというふうな連絡を瓦協同組合のほうからきのういただいたところであります。
  それと、阿賀野市としまして瓦協同組合への支援の関係でございますが、今市のホームページでございますけれども、その中に瓦アートを訪ねてという部分がございます。この部分につきましては、安田瓦の魅力、優秀性、それと鬼がわらでありますとか平がわら、瓦協同組合の状況、施工実績とか、よくある質問ですとか、地震には弱くはないのだよというふうな情報ですとか、盛りだくさんに載っております。この情報につきましては、市のホームページから阿賀野市観光情報へ行って、観光協会のホームページ、これがリンクしておりますので、そちらのほうへ入っていくような形になっております。このホームページをもっとわかりやすく、入りやすく市のホームページからすぐにかわらの情報に入れるような改善を進めていきたいというふうに考えております。
  なお、市の取り組みといたしましては、地場産かわら、安田瓦でございますが、マスコミの露出を高める瓦協同組合、かわら産業のほうで展開を進めているところでありますけれども、新パンフレットをつくって、本当に今までと違ったわかりやすいパンフレット、これの発信でありますとか、あと最近ではNHKの「610」、5月12日でございました。テレビ放映がございました。NHKの「旅ラジ!」、4月19日でございました。UX「まるどりっ!」、6月4日。このように安田瓦の性能のよさでありますとか安全性、長い目で見れば本当にお得ですよというふうな情報を発信しているところでありますが、行政として一緒になって進めていきたいというふうに考えております。
議長(石川恒夫君) 2番、近山修さん。
2番(近山 修君) 地震の災害のたびに、テレビ報道の仕方が悪いのでしょうけれども、潰れた屋根がわらの建物を映して、隣に最近建てた新しいうちをまだ潰れていないということで映すのですけれども、これはやっぱりかわら自体が原因で倒れるのではなくて、要するに最近の新しい家は大体耐震構造でできていますけれども、昔の家は耐震構造していないというような形で、そういうような報道が一番風評被害につながってくるのでありますけれども、阿賀野市としてもかわら産業の地場産かわらの振興、普及というような形で取り組んでおりますので、今後とも地震災害にかかわらず地場産かわらの普及について市としても頑張っていただきたいと思います。
  続きまして、消防団の活動についてでありますけれども、本当に消防団はいろいろな活動で予防活動についても頑張っているなというふうなことよくわかります。ただ、今市内各所に消火栓多数あるかと思いますけれども、その近くに大体消防のホースと格納している箱があると思うのです。その管理自体が消防団が見回りしてホースの点検をするのか、それとも格納箱壊れた場合の修理はどこでやるのかとか、そういうふうなのが実際今回私の地元のほうにおきまして消防団なのか自治会なのかどうかというような形でわからないことがありました。そんな関係でそういうふうな消火栓の格納庫とホースについてどこが責任を持って管理しているのか、その辺ちょっとお伺いします。
議長(石川恒夫君) 唐橋消防長。
消防本部消防長(唐橋繁英君) それでは、今のご質問ですが、消火栓の格納箱等にホース、筒先とハンドルとか入っておりますが、それにつきましては基本的には自治会管理ということにしてございます。助成制度もございますので、今年度も結構出てきておりますが、1回につき最高8万円、費用の5分の4という助成をしておりまして、自治会さんから要望いただいて、自治会さんで整備していただくという形をとっております。消火栓自体は消防本部、市の管理で、今6月から、各市内に1,400本ぐらいありますが、それについて点検を始めましたけれども、消火栓については消防本部、市で管理して、消火栓ホース格納箱につきましては自治会管理ということでありますので、消防団とのかかわりですが、自治会の中の消防団員ということで自治会長さんと消防団員の皆さんと協議していただいて、特別市のほうで消防団で消火栓ホース箱を管理しなさいという話はしておりませんので。ただ、消防団にお願いしてありますのは、初期消火訓練、各自治会でしていただいておりますが、その中で初期消火訓練について消防団員、地元にいらっしゃると思いますので、主体となって指導していくようにという話はさせていただいておりますが、箱、ホース、ハンドル等に関しましては自治会管理ということでさせていただいておりますので、ご理解お願いしたいと思います。
議長(石川恒夫君) 2番、近山修さん。
2番(近山 修君) ありがとうございました。それでは、自治会が管理するというような形になっていると伺いましたけれども、実際自治会のほうでそういうのが多分わからないと思うのです。だから、その辺の周知を徹底していただきたいということと、あとホースですけれども、あれは何年も構わないでおいても傷まないものなのですか。その辺、例えば今消防団に伺いましたけれども、そういうふうなホースの点検等はやったこともないというような形で聞いていますので、その辺何十年たってもすぐ使えるのかどうか、その辺ちょっとお願いします。
議長(石川恒夫君) 唐橋消防長。
消防本部消防長(唐橋繁英君) 今のご質問は2点だと思いますが、自治会の管理の周知ということで1点目でございますが、それに関しましては自治会長会議にも自治会長の皆さんにご案内しておりまして、あとは広報等でも今後また周知していきたいと思っております。
  ホースの傷みでございますが、やはり実際に水を通してみないとわからない部分がございますので、それも消防団の皆さんにも積極的に地元の消火栓のホース、水通してみて、自治会長さんと協議しながら、不備があれば交換していただくように話はしておりますので、今後とも消防団、地元に根差しておりますので、協力してもらいながら進めたいと思いますが、水通してみないと実際わかりませんので、何年という規定はございませんので、実際水通してみて確認していただくというのが一番いいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(石川恒夫君) 2番、近山修さん。
2番(近山 修君) 実際消防ホースの関係ですけれども、うちの近くにあるのはほとんど何十年と多分点検していないように思われますので、ぜひともその辺消防団の方々に対して点検等をお願いしたいということで指導よろしくお願いしたいと思います。
  それとあと、個別的なあれなのですけれども、実はこの間自宅にある消火器、その処分方法がわからないと、どうしたらいいのだろうというような形で聞かれたのですけれども、私もよくわからなくて、実際昔は消防団の方々が何年かに1度回ってこられて、消火器の交換しますかどうとかというような、そんな形で古くなったのを持っていって、新しいのを設置したというようなことはあるのですけれども、今そういうふうな活動はやられているのかやられていないのか、その辺と、もしやられていないのであれば、古い消火器は多分一般のごみというか、そういうのに出していいのかどうか、その辺お伺いします。
議長(石川恒夫君) 唐橋消防長。
消防本部消防長(唐橋繁英君) 古い消火器の処分方法でございますが、一般ごみには出せません。消火器の構造としましては、消化器の中に消火器の消火薬が入っておりまして、これぐらいのボンベが入っております。そのボンベの圧力で粉を出すという消火器のシステムですので、一般ごみで以前、結構前ですが、爆発でけがという話もありましたので、今は消火器の取り扱い業者に引き取っていただくという形にしております。費用が、処分料がかかりまして、1本につき1,500円という費用がかかりますが、それを消火器取り扱い業者に支払いして処分していただくということで、春と秋の火災予防運動中に広報等にも載せさせていただいておりますが、消防署へ持ってきていただいて、業者が引き取っていく、そんな形をとっております。
  もう一点、消防団が消火器のあっせんという話もありましたが、何年前かちょっと私も記憶ありませんが、現在のところ消火器の消防団でのあっせんはしておりませんので、そういった形で業者が来たら、不法で売っていく方もいらっしゃいますので、その辺十分気をつけていただきたいと思います。よろしくお願いします。
議長(石川恒夫君) 2番、近山修さん。
2番(近山 修君) 本当予防活動というのは重要かと思いますので、ぜひともその辺消防署のほうから消防団員とか自治会に対しての防火意識といいますか、そういうようなのをぜひとも徹底していただいて、阿賀野市から火災のないようにお願いしたいと思います。
  以上で私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
議長(石川恒夫君) これから13時30分まで休憩といたします。
               休 憩 (正  午)
                                            
               再 開 (午後 1時30分)
議長(石川恒夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  質問を改めます。
  14番、中島正昭さん。
               〔14番 中島正昭君登壇〕
14番(中島正昭君) 一般質問の2番手賜りました中島でございます。質問させていただきます。
  過去4年間、1期全うされた田中市長が先般2期目の信託を受けて発足したところであります。イの一番に、おくればせながらおめでとうございます。低調な投票率の中といえども圧倒的な勝利だったかなと思っておるところであります。1期目の率直な感想といたしまして、掲げた市長のキャッチフレーズ、対話と共感、また市民の信頼なくして行政なし、その打ち出し方は耳ざわりのいい公約だけでなく、まさに市民の声を真摯によく聞き、市民本位の、上から目線でなく、配慮と心遣いの市長と感心したところであります。4年間はともかく、今年度及び今後4年間の具体的施策等々、今年度は6つのKということで打ち出した、それらも市民の声を反映させた政策ではないかと評価もし、今後応援も惜しまないつもりでございます。しかし、八方満遍なく政策をまくことも必要不可欠でしょうが、聞こえてくる声として、個性というものの観点から1つの特化したやりたいものが見えないとの声も聞こえてくるのも事実であります。
  そこで、3月議会の予算審査で大まかな計画は説明をいただきました。重点施策の中から次の気になる4点に絞り、市長のポリシーと実際の計画、行動手順を伺いたいと思います。1つとして、ヘルス&アグリツーリズム事業、2つ目、市民総活躍のまちづくり事業、3つ目、人口減対策として婚活支援、子育て支援事業、4つ目、道路側溝清掃自治会支援事業、以上の4点集中して伺わせていただきたい。
  一般質問終わります。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 中島議員のご質問に順次お答えをいたします。
  初めに、ヘルス&アグリツーリズム事業についてであります。去る5月の20日、五頭温泉郷は、一般行政報告でも申し上げましたが、環境省から全国で93番目となる国民保養温泉地の指定を受けました。指定状には、保健休養に重要な役割を果たす温泉地として五頭温泉郷を国民保養温泉地に指定するとあり、まさに五頭温泉郷の泉質や自然環境、歴史、文化、まち並み等が国民の保養や休養に適しているものであると国から認められたわけでありますが、この全国に誇れる温泉環境と基幹産業の農業、豊かな自然環境を活用し、健康、保養、農業をテーマに温泉に泊まって農作業を楽しみ、健康になれる農のある暮らしで交流、定住人口の拡大を目指すのがヘルス&アグリツーリズム事業であります。今年度うららの森の大型園芸ハウスの整備とあわせ、露地での市民農園、阿賀野市版のクラインガルテンとでもいいますか、こういったものを整備する予定にしております。
  次に、2点目の市民総活躍のまちづくり事業についてであります。この事業は、人の流れ、地域の活力、まちのにぎわい、市民の健康づくりを目的にいつでもどこでも身近なところにコンビニがあるように、市内のあちこちに身近な塾を整備、開設し、子どもから高齢者まで市民の皆様が家の中にだけ閉じこもるのではなく、積極的に外に出て学んでいただくことで地域に活力とにぎわい、健康を生み出していくものであります。現在塾のコンビニとしては親子遊び塾、英語塾、観光塾、防災塾、新大医学部健康講座塾など、実施計画づくりを進めているところであります。
  次に、3点目の人口減少対策としての婚活支援、子育て支援についてお答えをいたします。阿賀野市まち・ひと・しごと創生総合戦略においては、基本目標1として子育て環境日本一のまちづくりを掲げ、結婚、子育て支援の充実に努めているところであります。まず、婚活支援についてでありますが、今年度国の地域少子化対策重点推進交付金1,450万円、これは補助率が10分の10でございます。を活用して婚活専用ホームページの作成や出会いのイベントを10回程度開催するほか、結婚相談や交際後のフォローアップができる人材を養成するための婚活サポーター養成セミナーを開催することにしております。この婚活サポーター養成セミナーには、独身の子を持つ親御さんからも我が子のサポーターとして参加してもらい、サポーター同士で我が子や知人を紹介し合える場としての役割も考えているところであります。
  なお、これらの事業の予算につきましては、本6月議会に補正予算案を上程しておりますので、よろしくお願いいたします。
  次に、子育て支援事業についてであります。本年度よりさらなる子どもの医療費助成の拡大を図り、昨年度までは3子以上の子どもがいる世帯においては第3子以降高校3年生まで、それ以外の世帯においては中学3年生までを助成対象にしてきたものを、子どもの数にかかわらず高校3年生までを助成対象にし、子育て世帯の経済的負担の軽減を図ったところであります。
  また、保育料についても、国の新たな制度では年収で約360万円までの世帯について、子どもの年齢にかかわらず第2子半額、第3子以降無料としたものを、市の独自施策としてさらに拡充し、年収500万円以下の世帯について、子どもの年齢にかかわらず第3子以降を無料とし、子育て世帯の負担軽減を図りました。
  さらに、病児保育事業についても、これまであがの市民病院の小児科医が午後から不在となる水曜日について受け入れできなかったものを、小児科医との協議により受け入れできるように改善を図りました。
  また、子育て中の保護者から多くの要望が寄せられておりました雨や雪の日でも遊べる施設として、旧水原郷病院健康管理センターを改修し、4月からあがの子育て支援センターにこにこを開設し、連日多くの親子連れでにぎわっており、子育て世帯の精神的な負担の軽減等に大変好評をいただいております。にこにこの特徴としては、持参したものを自由に飲食でき、保護者同士が交流できるスペースがあることや、市の保健師、助産師、管理栄養士等が週1回、さらに今年度は新潟県助産師会の協力により、第1、第3土曜日に相談日を設け、日ごろの子育てに関する悩みを気軽に相談できる体制を整えていることなどが挙げられます。子育て支援に関する保護者ニーズは個々の事情により相違がありますが、これまで行ってきたものをしっかりと検証し、費用対効果も見きわめた上で、安心して子どもを産み育てられるよう事業を進めてまいりたいと考えております。
  最後に、4点目の道路側溝清掃自治会支援事業についてであります。道路の側溝清掃には毎年多くの自治会の皆様からご協力をいただき、生活環境の維持、向上に努めているところでございます。その際、市では側溝のふた上げ器具の貸し出しや、土砂を運搬するダンプトラックの手配などの支援を行ってまいりました。しかしながら、高齢化等により自治会の共同作業が難しくなっている現状を鑑み、今年度から道路側溝清掃補助金交付制度を創設することといたしました。この支援制度は、自治会が側溝清掃を業者に委託したとき、市がその経費の一部を補助するものであります。市といたしましては、地域の生活環境の維持、向上のため、今後とも自治会の皆様の活動を積極的に側面から支援してまいりたいと考えております。
議長(石川恒夫君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) それでは、再質問させていただきます。
  2年ほど前からこの事業には重点事業として推し進めるのだというようなことで市長の思い入れも感じてきたところであります。というのも、今回も質問させていただきながら、また今答弁いただきました。答弁の前段ですか、ヘルス&アグリツーリズムとはこういうものであります等々の説明、何を今さら、そんなことを私聞いているのではないのですぐらいのことは言いたい。問題は、どうタイムスケジュールをつくりながら、どこで、どの規模で、どれぐらいのスペースでというようなことをもう発表してもいい時期ではないかという観点からお聞きしているのです。ヘルス&アグリツーリズム事業は、農作業をして、健康に留意して脳の活性化につなげ、ヘルスは温泉につかっていただこう。ずっと前から聞いています。そうでしょう。せっかくですから、この節国の指定、保養温泉地ということで指定を受けたということで、非常におめでたいなというか、うれしいことでもあります。これをどう生かすかということも追って質問いたしますけれども、何せ九十幾つからある、93番目ですか。既に92も前例があるわけなので、その辺をいかに参考にしながら、それらに負けない特色のある保養地の地域づくりというか、そういうものを考えていかなければならないだろうしというようなことでも質問させていただきます。
  まず、アグリ、農の関係でいわゆる新規就農者支援を兼ねてということで、折に触れそういった説明を受けておりました。それも大事なことでしょうけれども、さっきの農業活性化支援の中で法人化の大規模化を目指す人には支援しますけれどもというふうなことありました。その辺がこのツーリズムに関しては大いに矛盾したところもあるなと、これは感じざるを得ません、実際のところ。施策だから、悪いと言っているのではないのです。それはそれ、これはこれ、分けられるものではないでしょうけれども、農業に興味を持ち、新規就農にも結びつけるような施策を打ち出したいというのがアグリツーリズムだった、そう理解しますし、それはいいことだということで来たわけです。その辺まず第1に農の関係、アグリに関しては今言ったようにどの規模で、どこで、どういった展開で、いつ、その辺は何度も聞いているのですけれども、きょうも答弁にあったようなアグリツーリズムとはこういうものです。何度同じこと言っているのですか。その辺ちょっとお聞きします。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 私も十分これまで説明をしてきたつもりでございましたが、なかなか私の考えが浸透していないということが今わかりましたので、再度ご説明をさせていただきますが、まずどこでの部分ですが、うららの森の下に市有地がございます。その市有地を活用して園芸ハウス、そしてまた露地の園芸ができる畑を確保する予定にしております。また、どの程度ということでございますが、園芸については現在精査をしておりますけれども、ハウスを試験的なハウスを含めて2棟計画をしております。まず、大きさとしては0.3反程度のハウスを1つ、そしてまた0.7反ぐらいのハウスも今後建設をしていきたい、そのような考えでございます。露地といいますか、畑については現在ある面積が今詳細な数字ちょっと覚えておりませんけれども、相応の区画を確保できる畑をつくっていく予定にしております。そしてまた、温泉との組み合わせになりますけれども、うららの森はご承知のとおり村杉温泉のすぐ直下にございます。ですから、農業をしながら温泉の中でまた休養もとれる、そして国民保養温泉地の指定を受けるぐらいの泉質を持っておりますので、そこでしっかりと体もコントロールしながら、栄養食材といいますか、健康にいい食材を食べ、休養をしていただく、そういったものが組み合わさった形で農業を暮らしの中に取り入れた、そしてまた温泉とセットになったツーリズム事業、そういったものがヘルス&アグリツーリズム事業でございます。私としては、こういった事業を今までも本来やっておかねばいけなかったのですけれども、交流人口が非常に少なくなっています。そういったことも含めて、こういったネーミングも含めて、多くの方からこの阿賀野市においでいただいて、そして農業のある生活が非常に楽しいと思っていただいて、定住にも結びつけていければと思っているところでございます。
議長(石川恒夫君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) 今の答弁の冒頭、何度も繰り返し説明をしたつもりですと。私がのみ込みが悪いのでしょうか。ともかく今の話は当然承知していますし、ではそこまでハウスには0.3、0.7反、具体的な数字が出てきましたけれども、その前にあそこ、うららの森の裏の市有地、それはもう聞いています。わかります。そろそろ青写真というか、図面というか、パーツというか、そういったものも出てもいいのではないですかというふうなことで聞いているわけです。さんざんしたけれども、あなたちょっとのみ込み悪過ぎますよみたいな感じで私とりましたけれども、その辺一度として出ていないでしょう。立場上あちこちの自治体の関係者や観光関連業者や農業関係者との話なんかもしてきますけれども、新潟市内でも市営貸し農園といいますか、そこは引く手あまた、とにかく高齢者、60歳以上の方々がめじろ押しの申し込みだということなのです。だから、そういった観点からゆっくりしていられないです。高齢者もいつまでも高齢者ではなくて、そのうち動けなくなるということも出てきますから。そんなしているうちに高齢者も少なくなって、借り手もなくなるかもしれない。その辺はしばらくは大丈夫でしょうけれども、その辺のことを言っているのであって、うららの森の総面積の中でではどういうイメージを描いたらいいのかなというふうな、どういうふうなパーツを描いているのかな、もう既に打ち出してもいいのではないかなぐらいのことを聞きたかったのです。
  温泉の利用というふうなこともありました。当然農作業をすれば汗かく。泥まみれ。いい温泉がすぐ控えていますから、こんな立地的には、ロケーション的には手だてしてよそにない、打ち出し方によっては絶対負けないと思うのです。では、そういう温泉地を利用して皆様からゆっくりしてもらおう、ヘルスにつなげていただこうというのであれば、今でも温泉に来たお客さんの車のとめ場がないのです。その辺も考えないで簡単に言ってほしくないなというのが率直な今の答弁でした。そうでしょう。言うは易し、行うは難し、その辺こういうのであればこういうことも必要になってくるよ、想定するでしょう、普通。さっきの計画、図面、パーツ等、温泉を利用する、温泉のお客様に対応する展開、その2点お願いします。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 図面につきましては、平面的なものはもうある程度でき上がっておりますので、できればきょうにでもお配りさせていただければと思います。イメージ図的なものはまだないので、それはできるだけ早くまたつくらせていただければと思っております。
  もう一方のお客様の駐車場等についても、その図面の中に駐車場のスペース拡張計画も載っておりますので、その辺も見てまた理解を進めるような取り組みにさせていただければと思いますので、まずは本当に言葉でやりとりしますと理解も進むものも進みません。ですから、できるだけイメージが湧きやすいような今あるものを用意させていただければと思います。よろしくお願いします。
議長(石川恒夫君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) やっとかみ合ってきたかなという感じします。何せのみ込みが悪いものですから、その辺はよろしくお願いしたいと思います。余り何度も言うと嫌みになるかもしれないけれども。ということで、これについては市長も政策を打ち出すと同時に、私はこの地域には欠かせない政策だということで、とにかく協力も惜しまないし、進めるべきだということを言ってきたわけですから、とにかくお手伝いするところはさせていただくつもりでおります。後で図面見ながらもまた将来に向けてどのような方向づけといいますか、計画もしっかり議論をしていきたいなと、させてもらいたいなと思っていますので、よろしくお願いします。
  後段のクラインガルテン阿賀野市版、初めて、私もせいぜい小千谷とか、二、三日前、きのうだったか、おとといだったかな、小千谷のクラインガルテンの記事出ていましたよね。私なんかも視察に行かせてもらいました。ちょうど時期的に今ごろだったかな。何十棟ある全部満室で、しかも高齢者の皆さんが汗かいて農作業にいそしんでおられた。そういう宿泊施設というか、バンガロー施設というか、そこまでやれれば行く行くは、何年後かにはやっていただきたいなという私は希望もしていくつもりですし、やるべきだとは思いますけれども、今言ったクラインガルテンというのは、まさに今市長が説明したことイコール阿賀野市版クラインガルテンなのだと思います。何度も話しますようにすぐにでも、今年度もそれこそ予算づけも大いなるものがあるわけですし、ぜひ温泉利用、また地域医療の病院活用というようなことも計画にはあったわけですから、大いに各課連携しながら進めていかなければならないし、べきだと思いますので、このクラインガルテン、ヘルス&アグリツーリズムに関してはわかりやすい、なるほどと、よし、もっとというふうな形の気持ちになるようなものを示していただきたいと思います。また思いついたらさかのぼってまでこの辺の話にもなることもあるかもしれませんですけれども、いっぱい質問項目ありますので、次に移らせていただきます。
  2点目の市民総活躍のまちづくり、何かアベノミクスの1億総活躍の阿賀野市版かななんていうふうな感覚で当初お聞きしたのですけれども、どうしてどうして、塾、親子遊び塾、英語塾、観光塾、防災塾、健康塾、ここまで間口を広げて、各階層に、各年代層、階層、ベース一緒ですけれども、業種かかわらず老若男女、これらに阿賀野市の住民にこれは学習塾というか、かえがたい政策だと思っておりますし、そこでどう展開していくかというようなこと、確かにあがの市民病院の脇の今既に4月から始めた、何でしたっけ。それについては、聞くところによるとにぎわっている、大いに活用していただいている。非常にうれしいことだなと思っております。関連になるのでしょうか、親子遊び塾、英語塾、これもかねてからおっしゃっていました。観光塾、防災塾、健康塾、簡単でいいですけれども、かいつまんだ各塾の特色、方向性等々をお聞かせください。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) かいつまんでというお話でございますけれども、まず第1点、一番私が強調したいのは、新潟大学医学部の健康講座塾でございます。これは、新潟大学の医学部の教授、多くの教室がございますが、その中から阿賀野市にとって高齢者の皆さん高齢化しておりますので、高齢者の皆さんに健康につながる出前の講座みたいなものをやっていただきたいということで先生方にお願いをさせていただいたら、数名の先生からご協力をいただけるということになりました。第1弾がもう広報あがのに載せてあると思うのですが、まだ少しPR不足なので、あれですけれども、市民病院のほうで来ていただいて、そこに定員70名で講座を開かせていただく予定です。第1回目が整形外科の遠藤先生が来て5回シリーズ、そういったものをしていただきますし、そのほかの先生方からも順次来ていただいて、スケジュール調整がありますけれども、そういったところを調整しながら講義をしていただく。そして、しっかりと高齢者の皆さんに健康意識を高め、そして健康についての取り組みを強化していただくことをさせていただく予定にしています。これが一番の私としてやりたかった大きな目標、目的になっております。
  そのほかの親子遊び塾については、今ご質問いただきましたが、先般開設したにこにこ、あの施設を使いながら、小さなお子さんをどう育児していくのか、そういったようなものを塾を通しながら若いお母さん方、そしておばあちゃん、おじいちゃん、育児に携わる方々にしっかりと一緒になって遊びながら学んでいただく、そういうようなものを予定しております。
  そのほか英語塾、これは言葉どおりでございます。阿賀野市民総英語が話せるぐらいに、国際化しております。私自身も英語物すごく苦手でございます。ただ、そういった方々も気軽にALTのような外国人、ネーティブの英語をじかに聞いていただいたり話したりする環境をつくって、英語に親しめる環境づくり、そして英語に興味、関心を持っていただく、そして積極的に英語が話せるような、聞けるような、書けるような、そういった人たちを多く育てていく、国際化した阿賀野市をつくっていく、そういうようなことでございます。
  また、観光塾、これは今まちあるきガイド等もございますが、そういったものを含めながら、そしてまた瓢湖には白鳥が来ます。しかし、灯台もと暗しといいますか、白鳥についてどれだけみんなが正確な知識を持っているのか、大概よく言われる、ちょっと余談話になりますけれども、新潟県人というのは東京のほうから聞かれると、全員スキーが上手だと思われているのです。白鳥についても当然飛来地、皆さん白鳥については全て知っているとはたから見られている。ただ、実際問題先ほどのスキーについてもできない人が非常に多くいますよね。それと同じように白鳥のことを説明できる人がどのぐらいいるのか。オオハクチョウとコハクチョウの違いすら説明できる人がどのぐらいいるのかもわかりません。そういったことも含めて、白鳥の里でしたか、あの施設の中でやはりいろいろと学んでいただく、そのような取り組みをさせていただければと思っております。とにかく交流人口の拡大、観光振興につながるような取り組みに持っていければと思っております。
  また、防災塾、これももう言わずともですが、今自主防災組織幾つか、70%ぐらいでしょうか、各自治会での組織率が。まだまだ低い状況にはあります。ただ、現実として自主防災組織をつくられているけれども、なかなか防災、いざといったときに役に立つ防災力というのが本当にでき上がっているのかといいますと、そうとは言えません。したがいまして、そういったことを集会場、希望のある集会施設へ行って、地域の自主防災組織の方々等に集まっていただく中で、将来の防災士の資格取得にもつながるような、防災意識の対応能力を高めるような講座をさせていただければと考えているところであります。いつ起きるともわからない災害にしっかりと備えていくまち、それが阿賀野市であるというような状況でございます。
  このほかにもまだまだ予定をしております。それが市民総活躍のまちづくり、確かに安倍総理が言われている1億総活躍と似たり寄ったりでございますけれども、こういったものは全員が参加するのだぞと、そしてまた予算を確保する中では、やはり予算づけするのは国でございます。国の方々からしっかりと何をしたいのだというのが1行、2行、1つ、2つの言葉から連想できるようなイメージを持っていかないとなかなか予算づけも難しいということで、市民総活躍のまちづくりという言葉を使わせていただいている。この言葉から連想するのを想像してみていただければ大体おわかりだと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(石川恒夫君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) アベノミクスの1億総活躍なんかよりも数段市長上いっていますから。自負しているのでしょう、実際。本当にそうですよ。これらを一つ一つ市長が思い描く成就するためには向こう4年ぐらいではだめですから、多分向こう8年近く、もう2期ぐらい要るのではないかと思う。それはどうでもいいのだけれども、とにかくそれだけ目配りができる、市民の声を大事にする、そういったことですから、欲張りといったら欲張りだし、八方ばらまきといったら八方ばらまきだし、それだけレベルを市長の頭脳には描いているのでしょうから、とにかく変な批判には、私が言うように八方美人というか、それだとみんな一方つけば七方だめになるというようなことではないような、市長だったらやれると思いますから、この総活躍には頑張っていただきたいということであります。
  次の3点目に行きます。人口減少対策の中での婚活、子育てというようなことで、子育てに関しては今期の議会の補正予算でというようなことで、議案説明でいいところ質疑終わったみたいなので、甚だ残念な気もいたしたところでありますけれども、私なりにちょっと伺います。婚活支援といえばいわゆる婚活パーティーとか、相手と相手があるわけなので、その相手たるや片方は市内の男子、片方は市内を含めた多方面からの女子になるわけですよね、大半が。お婿さん取りなんていうのもあればまたその逆もありますけれども。そのときに、さっきの稲毛議員の質問の答弁では中身が問題、私も中身についてはこだわって質問しようと思っていましたけれども、またまたコンサルに委託するというのですね。そうかな。中身を一番よく知っているのは市役所の執行部の皆さん初め市役所の職員の皆さんですよと思います。それを、今回ばかりではないですけれども、とにかくコンサル依存。そうでしょう。阿賀野市のいいところを他市から婚活に出向いてくれる人に説明する、見せる、利用してもらうといったときに、ではここだよというのは地域の人たちでしょう。それを主催した職員の皆さんでしょう。そういう意識なくして、今まで結果的に成就した、結婚に至った、皆無でした。では、やらなければいいでしょう。10分の10だから、補助金もついたのでしょうけれども、10分の10ついたらやり方を一番知っている皆さんと、私どもも含めてですけれども、ここでこういうことをやったら、例えば阿賀野市でいえば山あり、美田あり、川あり、その中で今観光協会でも山歩き、里山活用、2泊3日なり1泊2日なりの宿泊プラン一生懸命外に向けてPR出しています。そうしたら、1泊で補助金を宿泊費に補填してやって、泊まっていただいてぐらいのことを考えられるでしょう、普通だったら。コンサルに依存して、中身もどうするか決定しておりません。こんな話聞きたくない。どうですか、これ聞いて。市長。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 今のお話は、定例記者会見でも某新聞社からご質問を受けました。我々としては、方針、方向性は市職員がしっかりとマネジメントします。ただ、中身のコーディネートといいますか、プロデュースは専門的な知識を持つ、ノウハウを持つ民間のほうに委託したほうがより効率的であり、また幅広く実効性の高い案が、また時間的な制約の中で実施できるのではないのかなという判断の中で委託をするということでさせていただいております。やはり先ほどのうちの担当課長がお話ししましたが、まだその委託する相手様、全国に余りこういった事例というのがないから、そういった会社というのはほとんどありません。そして、この実績というものもほとんどの会社が持っていない。ただ、我々としては今何が何でも出会いの機会をふやし、そしてまた結婚に結びつくような形に持っていく、そういう取り組みを今待ったなしの状態であるというような認識の中で今取り組みをさせていただいているところであります。ですから、今後の成果についてははっきり明言はできませんけれども、これまでのような婚活パーティー、ほとんどがいつも同じ人しか来ません、正直言いまして。ですから、我々の昔の状況、言葉適切かどうかはありますけれども、おせっかいおばさん、おせっかいおじさん、こういった昔のようにいろいろな取り持ちをできるような、仲立ちができるような環境も必要になっております。今回の中には親御さんからも出てきていただく。そういった方々が今までせがれや娘がなかなか恥ずかしがって出ていかない。ただ、今度はお父さん、お母さんが子どもにかわって出てくる可能性もあります。そういった方々同士の交流というのが新たな婚活の機会を生み出す可能性としてもありますので、私はそこに大きな期待を持っているところであります。とにかく婚活支援パーティーもそうでございましたが、なかなか普及しません。それを一日も早く普及させる、そしてまた誰でもが自由におまえさんのところの娘さんいたよねと言えるような、おまえさんのところの息子幾つになったねと言えるような環境をしっかりとつくっていく、そして良縁を多くつくっていくのが今回の取り組みでございますので、よろしくお願いいたします。
議長(石川恒夫君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) この問題も次の子育て支援も全国一律、どこの自治体も抱えた課題、難問だと思っております。ここ二、三日のニュースで県も婚活支援にということで、新潟県ゆかりのコメディアン、タレントを活用して、あの彼女見たことあるのかないのかちょっとわからないですけれども、コメディアンということですが、課長、見たことありますか。名前もよくわからないけれども。その方をコーディネーターというか、要するにパーティーか何か、出会いの場というか、そのときの進行役といいますか、それに任命したなんて出ていましたよね。そうなのです。市長、聞きました。聞いていない。新聞見られた。確かにそれだってやっぱり苦肉の策でありながら特色のある、同じやるならということだと思うのです。言われたようにコンサルでそれは効率のいいどうのこうのあるかもしれない。やっぱり私ら民間、貧乏上がりからするとそれはお役人発想、そんな気がしてならない。もっと着眼点が別なところにあるような、そんな気がしてならない。まただめかなんていうようなことを想定してやっているのかななんていうことはないでしょうけれども、そんなことすら感じられます。面倒くさいことですから、当然人のうちの冷蔵庫までのぞかねばならないようなこともあるかもしれない。だから、それはコーディネーターなりなんなり絶対難しい話だと思いますけれども、課題は課題。やるときはやると言ったらやるというようなことで頑張っていただきたい。また追って結果等々の発表もあるかと思いますけれども、楽しみに報告をお聞きしたいなと思っております。
  次の子育て支援であります。これもさっき言ったように一律、東京都を除いてというか、どこでも抱えた人口減少問題。子どもがとにかく生まれなければ人口減少に結びつく一方だということ。今回もそうですし、今までも打ち出した市長の施策は本当に他よりも手厚いと思っております。果たしてさすが阿賀野市長と、子育て支援が充実しているよということで、阿賀野市で子育てしたいというふうな形で移住してきた人、多分皆無に近いと思います。これからはわかりませんけれども、それは子育て支援の具体的に子どもに幾ら、子どもに何ぼ、無料なんていうふうなことよりも、総体的な要するに暮らしやすさ、当然地域税、住民税等々いろんな兼ね合いがあると思う。そんな中でも隣のまちと言われるところは隣の市から子育てのために移住してきているというのは数字的にも顕著に出ているのです。決して阿賀野市よりも子育て支援の一つ一つがハイクラスかといったらそうでない。この辺も難しいところではありますけれども、市長の手だてした子育て支援策は他市にない手厚いものですよ。それはPRもしているでしょうけれども、結びついていない。ただ生まれてくる子にこうしよう、こうしようよりも、移住してまでも当市で子どもを育みたいのだというふうなつくり方しなければならないのです。それとともに何年か前から虹の架け橋住宅取得支援事業、その関連で空き家に対してどう市が手だてするか。使えるもの、これはもう廃棄に値するもの、リニューアルしたらこれ住居可能だといったときにどう手だてするか。来ていただこう、そのためにはリニューアル必要でしょう、多少の予算もかかるでしょうというような話もありました。その辺と連動してこそ今の税金問題とかいろんな問題も含めて子育て支援というのは成就するのではないですか。住宅支援の関係で空き家の実態、それと空き家の実態もいいけれども、そういう考え方、今お話ししたここで子育てしてみようといったときに対応できるかどうか、その辺ちょっと触れてみたので、お聞きします。
議長(石川恒夫君) 土岐産業建設部長。
産業建設部長(土岐 昇君) 空き家につきましては、建設課のほうで調査しておりまして、使える空き家は有効に利用してもらうように空き家リフォームという形で助成事業も行っております。また、虹の架け橋住宅支援事業といたしまして、市外から市内へ転入してきた方には手厚い助成を行っております。そのような結果で虹の架け橋につきましては今年度昨年の同時期より出足がよくて、今40%程度がご利用になっております。虹の架け橋につきましては、実績といたしまして、ほとんどが市外から転入してくる方は新潟市関係でございまして、県外からも一昨年は1件ございました。昨年は、県外からはございませんで、市外から新潟市ほとんどなのですが、18件、65名ほどの転入者がいます。このような形で虹の架け橋を有効に利用していただいて、市外から市内のほうへ転入していただく方をふやしていき、また市外へ出ていく方を防止するために、同じような形で住宅を取得した方に虹の架け橋住宅支援事業として助成することによりまして、市外への転出防止になるかと思っております。また、空き家につきましても空き家リフォームという形で有効に利用してもらって、使っていただき、助成するような制度もございますので、これらをPRしていって、子育て支援、また阿賀野市の人口減少を防止するような形に連携してつなげてまいりたいと考えております。
議長(石川恒夫君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) 私が思っていたよりも18件、65名の転入者があったと。もっと早く教えてくれればいいのにとお聞きしていたのですけれども、これはやっぱり積極的に今後も推進していくべきだと思いますので、頑張ってください。
  さっきの婚活ですけれども、観光塾ってありましたよね。ちょっと戻ってしまうけれども。観光塾に関して、当然白鳥のPRだ、何のPRだとおっしゃっていましたけれども、それはもちろんのこと、だからそういったものを婚活にも生かしていただきたいな、連動しながら。そのためにはコンサルではないでしょう。ここに優秀な商工観光課長もいらっしゃるし、職員もいらっしゃるし、議員なんかもっといっぱい知っている人もいるかもしれない。それらを大いに活用していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。
  4番目に行きます。側溝支援事業、市長がお話ししましたように、老人世帯がふえて、側溝清掃等々に労力負担がとてもではないけれどもという声が前からありました。若手がいっぱいいて、重たい側溝のふたみんなであっという間に終わった時代もありました。でも、今はそうでないから、着眼して、わずかながら、わずかと言ったら失礼かもしれない。支援してきれいにしていただきたい。行政の手だてでいいことだと思います。ただ、3月の市長政策座談会ですか、言い方気をつけないと。そのときにも一般住民の方から質問ございました。非常にありがたい話だけれども、かえってやりにくさが出てくる面もある。それは、広い町内で15組もあって、1組3万円、これが限度でしょうと。そうしたら、終わるまで15年かかります。老老世帯でなかなか自前の清掃をするとなればですよ。だから、そのときに市長のお話はいい方法をもう少し考えてお話しできることもあるかもしれないと言ったのです。そんな関係でこの節ある自治会の議会報告会ですか、それについてもこの話が出まして、同じような質問でした。全く同じと言ってもいいほど。ありがたい。これは迷惑だなんて言ったら大変なことになるから。ありがたいのだけれども、やりにくいと。では、ほんの一部だけでいいのかとなる。そういうわけにもいかない。その辺の課題は側溝清掃だけではなくて、老人世帯も1人世帯、老老世帯、子どものいない世帯が数あるわけだ。そういうときにいい知恵検討しますと言った。何かいい知恵出ましたか、市長。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 私の知恵というのは限界がございますが、これは当然今一生懸命考えている案件なのですけれども、ただ町内によっては確かに道路の側溝の延長、大小あります。大なところというのは町内の数、自治会の世帯数の数が多いのです、正直言いまして。つまり何が言いたいかといいますと、自治会の会費が非常に大きいのです。ところが、一方側溝の延長が小さいという自治会に至っては世帯数が少ない。とてもではないけれども、自治会費で側溝清掃を業者さんにお願いできるような余力はないと、そういうような面があるのです。その部分をお話しするのは意外と控えている方々が非常に多いのです。と私は思っております。ですから、もう少し自治会の中で正直言って自治会費、200世帯、300世帯もある自治会もあるわけですよね。当然側溝の延長非常に多くなります。ただし、自治会費も非常に大きな予算がございます。そういったものの考え方を自治会内でも議論をして、大いに問題点、そういったものを言っていただければなと思っております。もう一点、やはり高齢化率というのも非常に大きな問題であります。今阿賀野市で最大、最も高齢化率が高い自治会が44%。こういったところに無理やり側溝の清掃も同じ一律で、二十数%の自治会と44%の自治会が同じようにして側溝清掃を一律にやってくださいというのは非常に酷がある。そういったところも含めながら、やはりこういった側溝清掃のあり方、そしてまた市民協働という観点、そういったものを含めて大いに議論をして制度設計をしていければなと思っているところであります。
議長(石川恒夫君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) 最後になると思いますけれども、側溝清掃問題も100%下水道接続していればこんな問題も出てこないのです。それこそ交通量の多い通りに面した、私どもの町内なんか特にそうなのですけれども、下水道につないでいない。しかも、業界が食堂だったり理美容院だったりすると、これ排水垂れ流しです。その辺が課題だと思うのです、側溝清掃の以前に。これについては最近余り質問も出ないし、報告もないので、順調に各家庭は下水道接続率上がっているのですか。簡単に、もう一回質問するから、どうですか、今の状況。
議長(石川恒夫君) 荒木上下水道局長。
上下水道局長(荒木秀樹君) 下水道の接続率というご質問ですので、お答えをさせていただきます。
  毎年毎年普及は促進させていただいているのですが、接続率がなかなか上がってこないというのが現状でございます。後段山賀議員からもご質問を頂戴しておりますが、それは課題と考えております。
議長(石川恒夫君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) やっぱりこれ市民の義務だという指導というか、していかないといつまでもこれは進まないと思う。税金面でペナルティー、離婚したらペナルティーなんていうこといつだったか聞いたことあるけれども、そんなことよりも本当に考えなければならない、進捗してもらわなければ困るという状況だと思います。広報なりなんなりでやっぱり訴えてつないでいただきたい。また、いい知恵が側溝清掃、河川の草取りなんかも自治会に任せられたりしているところなんか本当に大変な話聞くわけです。これも大きな課題いっぱいあるわけですから、全てきょう質問した事項においては課題、難問だと思います。ぜひ一緒に頑張りましょう。そう言って終わらせていただきます。ありがとうございました。
                                            
議長(石川恒夫君) 質問を改めます。
  7番、雪正文さん。
               〔7番 雪 正文君登壇〕
7番(雪 正文君) 7番、雪でございます。どうかよろしくお願いいたします。4月の市長選においては、田中市長、大変お疲れさまでした。多くの市民の支持を得てのご当選、まことにおめでとうございます。その後疲れがたまって腰を痛めたようでございますけれども、調子はいかがでしょうか。2期目に入り、ますますやる気満々とお見受けしているところであり、きょうは2期目を迎えた田中市政のこれからの課題解決に向けた取り組み方針や具体的な手法について質問させていただきます。
  大きな課題として上げましたけれども、いろんな課題がありますけれども、本格的な取り組みについてお伺いいたします。一部中島議員と重複している部分もございますので、その部分は何とぞご了解をお願いいたします。救急医療の復活であります。新潟大学医学部への働きかけとその反応はどうでしょうか。厚生連、あがの市民病院の意向はどうでしょうか。院長が救急告示に難色を示しているとお聞きしますが、理解が得られるのか、これからどんな手法でこれらを実現していくのかお伺いいたします。
  続きまして、国道49号バイパスでございます。そろそろ完成時期を見通せると思いますが、完成は何年度と考えているのか、バイパスの関連施設である道の駅の構想はどうなっているのか、関連する市道の整備状況はどうなのかお伺いいたします。
  続きまして、人口減少対策、少子高齢化対策についてでございます。人口減少対策と少子高齢化対策については、総合戦略の目標の実現が必要と考えますが、その実現の可能性はどうなのでしょうか、お伺いいたします。
  続きまして、市民交流農園ハウス、新規就農者支援ハウスであります。この事業に対する地元農家や市民の反応はどうなのでしょうか。賛同が得られるのか、運営方法や経費の捻出をどう考えておられるのかお聞きいたします。
  大項目の2でありますけれども、職員の皆さんとの良好な関係づくり、きずなづくりについてであります。以前の議会一般質問の場などで、市長と市役所の職員の関係がうまくいっていないなどと言われたこともありました。私は実際にはそのようなことはないと思いますし、組織としてよい仕事を進めるためには、一人一人の意欲や努力が必要なことは言うまでもありません。やはりトップである市長との信頼関係や心と心の触れ合い、この人とだったら、この人のためならば最大限の努力を惜しまないと職員が思うような良好な関係づくりが大切だと考えます。そのために田中市長はどのような考え方でどのようなかかわり方をし、どのような方法で職員を育成し、実績を上げ、市民のために目標を達成できる組織とするのか、お考えをお聞かせください。
  以上、よろしくお願いいたします。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 雪議員のご質問に順次お答えをいたします。
  初めに、救急医療の復活についてであります。救急医療の復活には十分な医師の確保が前提であり、新潟大学医学部へは幾度となく足を運び、先生方との面識を深めるとともに、先生方との意思の疎通に努めてきており、医師の確保は少しずつ進んできております。あがの市民病院からは、平成28年度事業実施方針において、救急医療の早期復活に向けた取り組みを行うとの報告を受けており、救急告示の再開に向けて、現体制の中でできる救急医療のあり方について病院と課題の整理、解決を図り、遅くとも2年以内をめどに救急告示の再開を目指すこととしたものであります。今後も新潟大学医学部に対し、これまでの取り組みや関係を生かし、協力、支援要請を行い、しっかりとした医療体制を整え、医師の過剰負担をなくし、理解を得た上で厚生連と一日も早い救急医療の再開に向け、詰めの協議を行ってまいりたいと考えております。
  次に、国道49号阿賀野バイパスについてお答えをいたします。国からは供用開始について具体的な年次は示されておりませんが、今年度の事業費は昨年同額の10億円が確保され、平成28年度の事業費ベースでの進捗率は約44%と見込んでおります。これまで遺跡の出土による埋蔵文化財調査に時間を要しておりましたが、今年度調査完了の見込みと聞いており、今後事業促進が大きく図られるものと期待しており、供用開始は早くて3年、遅くとも5年と考えているところであります。また、道の駅につきましては、今年度中に新たな検討委員会を立ち上げ、専門的、学術的見地や利用者の立場から助言をいただきながら道の駅の基本構想を策定する予定であります。地域活性化に資する市民から喜んでもらえる施設として、バイパス事業と調整を図りながら円滑に事業を進めてまいりたいと考えております。
  次に、バイパスに関連する市道の整備状況であります。バイパスに接続する市道は、水原地区の野地城中潟線と牧島小境線の2路線となっております。平成28年度末の事業費ベースでの進捗率は、野地城中潟線では約47%、牧島小境線では約38%と見込んでおります。先ほど申し上げましたとおり、国からはバイパスの供用開始について具体的な年次は示されておりませんが、供用時のバイパスへのアクセスに支障を来さないよう、引き続き新潟国道事務所と調整しながら整備を進めてまいります。
  次に、人口減少、少子高齢化対策についてお答えをいたします。ご承知のとおり、急速に進む人口減少、少子高齢化対策は、地方にとって持続可能な社会の構築に向け喫緊の課題となっております。このようなことから、昨年地方創生総合戦略を策定、若い世代が安心して子育てができる環境づくりや雇用の場の確保、高齢者がいつまでも元気に活躍できる健康づくりなど、課題の克服に向けた取り組みを始めたところであります。しかし、いずれの施策もその成果や効果が発現するには相応の時間がかかるものであり、またその時々の社会経済環境にも影響を受けるものと認識しているところであります。いずれにいたしましても、総合戦略の目標は実現していかなければならない課題であり、しっかりとPDCAサイクルを回し、成果、効果の早期出現に取り組んでまいります。
  次に、市民交流農園ハウス、新規就農者支援ハウスについてであります。この事業は、うららの森の未利用地を活用して、先進技術を導入した大型の施設園芸ハウスを整備するものであります。地元農家や市民の反応はどうか、賛同は得られるのかというご質問でございますが、この事業は高齢化が進む農家の担い手の育成、確保、施設園芸を取り入れた複合営農へ誘導するパイロット事業として整備するもので、あわせて収穫体験など観光交流人口の拡大も目指しているものであり、このことをしっかりと説明し、農家や地元関係者の皆様から協力が得られるよう努めてまいりたいと考えております。また、施設の運営方法、予算につきましては、市のパイロット事業ということでもあり、当面市営の施設とし、当初予算に必要額を計上しているところであります。
  次に、職員との良好な関係づくり、きずなづくりについてであります。ご指摘のとおり、私も組織としてよい仕事を進めるには、職員一人一人の意欲やスキルを上げるための努力が重要と考えております。つまり職員のモチベーションの向上であり、個々の人間がいかにして高い目標を持ち、それに向かってどう取り組むかであります。これらについては、市長ではなく、それぞれの役割、役職についている職員がしっかりとモチベーションを引き出す努力をしていると思っております。
  また、私と職員との信頼関係をより深くするためには、職員が今何を考えているかを知るためにも、職員とのコミュニケーションをより深めることが大切なことと考えております。私は、常日ごろいつも市長室のドアをオープンにするだけでなく、心もオープンにし、虚心坦懐に職員と接し、いつでも風通しのいい状態にしているつもりであります。職員には先を見通す力をつけてもらい、市民のために働いていただきたいと思っております。できるだけ職員の自主性を尊重しながら、コミュニケーションを重ね、信頼関係をより深めてまいりたいと考えております。
  なお、以前広報あがのの「心の道」の欄で「役所のあり方」と題し短文を掲載させていただいたことがございます。雪議員においても記憶におありかもしれませんが、私はその中で役所とは人の役に立つところとか、形式的で時間がかかり、実効の上がらない仕事に対して皮肉ってお役所仕事などとよく言われていますが、住民の方から信頼され、真に役に立つ役所となるためには何が必要か、役所仕事の構造的な要因を探り、そのヒントは何かを考えてみました。複雑、多様化する社会にあっては、前例にとらわれない、役所の常識を打ち破るくらいの発想や行動は、役所の体質を大きく変える原動力になるのではないでしょうか。また、不断の改革、イノベーションです。頑張ろうだけでは物事は前には進みません。精神論で諭すのではなく、自己満足に陥っていないかなど、常に主体的に自己を省み、業務においてもPDCAサイクルを働かせ、改善に努める習慣を身につけてもらうことも重要となっております。
  お役所はみんなよくやっているとの評価もありますが、一方でお役所仕事はこんなものと安住しているのではないかとの意見もございます。食事がまずかったらおいしくなる工夫をするように、当たり前のことを当たり前にする、さらにプラスアルファがあってもよいのではないでしょうか。市民のため、まちのために頑張る気概を持った人が集まるところが役所になるよういま一度考えてみる必要があるようでございます。
  また、新潟日報の連載「河井継之助 龍が哭く」ではこんなくだりがありました。時代はもう変わったのだ、もう今までのしきたりも常識も通じない、なぜそれがわからないのか、なぜいまだに変化を感じ取れないのか、わからぬなら俺がわからせるしかない、しょせん改革者は理解されないどころか、人の恨みを一身に受けて生きていかなければならないものだ、俺さえ迷わねばついてくる者も出よう、いや、そういう者が一人も出ずとも俺は長岡を変えていこうというようなくだりがございました。
  また、最近話題になっている本にアドラーの「嫌われる勇気」があります。ご質問の趣旨からそれたかもしれませんが、一考してみていただければと思います。嫌われるということはつらいことでもあり、喜びでもあるかもしれません。
議長(石川恒夫君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) それでは、少し再質問させていただきますけれども、今回2期目の田中市政の第1回目の定例会ということで、大分似たような質問がありますので、なるべく重複しないように、また私の後にも江口議員が同じような質問をしておりますので。
  きのう答弁書をいただきまして、大項目の1、大きな課題への本格的な取り組みについてというふうなので読ませていただきましたけれども、正直申しますと、例えば救急医療の復活についても、2年というふうに一つの期限を切っておりますけれども、病院側との課題の整理とか、その辺ももっと詳しくこの答弁の中に盛り込んでいただければなおよかったなというふうに感じておりますし、そして49号バイパス、これについてもことしは何とか10億円の予算を確保できましたけれども、当初概略の予算では3,000万からたしか7億程度でしたか。そういった中で、市長を中心とした中で、多くの阿賀野市の関係する方々の力を得た中で今回の10億円という予算がついたものと私は理解しております。そういう状況の中で供用開始は3年から遅くとも5年。ただ、現実まだ国は示しておりません。そういった状況の中でも引き続き新国との協議は重ねていくということでありますので、これも経緯を見守っていかなくてはいけないのかなというふうに思いました。
  そして、人口減少、少子高齢化対策についてでもありますけれども、これは総合戦略の目標を一歩ずつでも実現するべく、当然PDCAサイクルを回すわけでございますけれども、それらの効果を早期に検証して取り組んでいくと、これもこれからなのかなと思いました。
  そして、最後の市民交流農園ハウスですか、前の議会ではたしかこの6月定例会までにはある程度具体的な方向性を示すというふうな市長からの説明があったわけですけれども、先ほど中島議員のほうに平面図はあるから、それはきょうにでもお示しできますよということで、一歩は前進したのかなというふうに感じましたけれども、いずれにしてもまだまだこれからなのかなという感が否めません。何人かの議員が同じような内容の質問をしているわけでございます。いずれにしても私も今回重要課題の4つを取り上げてさせてもらったわけでございますが、恐らくここにいられる議員はみんな同じような認識でいるかと思います。先ほど中島さんも言いました。言うはやすし、でも行うは大変難しいもので、それは私どもも理解しておりますので、今この答弁で再質問してもなかなか我々が納得できるような答えは返ってこないのかなというのが正直なところだと思います。これは、これらの問題も含めてもう幾つかの重要課題ございます。私どもも議会としてしっかりその辺注視をしてこれから見ていきたいと思いますので、議会と執行部は車の両輪とも言われておりますけれども、私もさっき議長から表彰状いただいたときに申し上げましたけれども、執行部とは緊張感を持ってというふうなことも言わせていただきました。その辺もしっかり、市長はもちろんですけれども、担当課の皆様も頭に入れておいていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。これに対して市長、どうですか。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 今ほどの再質問に雪議員のほうからほとんど私の答えまで言っていただいたような感じを受けております。今1番目の救急医療についても明確に課題はどんな課題があって、なぜこうなのだ、そしてそれをどう克服するのだというようなことを申し上げればよりわかりやすいというようなお話でございますけれども、これも対外的に相手がいることでございます。厚生連が今市民病院の指定管理ということで取り組みをしているわけでありますが、厚生連内部の事情もいろいろとございますので、その辺の課題を具体に申し上げたりしますと、また厚生連さんのほうに場合によってはご迷惑等もかかりますので、その辺はいましばらく課題等を整理した後、また取り組みの中で生かしていければと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
  また、49号、これも同じく国の予算次第で整備の進捗も決まってまいります。私もおとといですか、国土交通省のほうに要望に行ってまいりました。議員のほうからご指摘ありましたとおり、28年度予算、当初は3,000万から7億の範囲というような、そういった中で予算内示があった中、結果として10億をいただけるまで復活できたと、そういうことでこれからもしっかりと地域の先生方等にもお願いをする中で、国にしっかり予算確保の面で要望をさせていただければと思っております。そして、先ほど申し上げましたとおり、早くて3年、遅くとも5年、この中で供用できるように取り組みを強化してまいる所存でございます。また、道の駅についても間もなく検討委員会のほうを立ち上げさせていただいて、具体の整備の方向性、そういったものを基本構想をまとめていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
  また、3点目の人口減少、少子高齢化、これは先ほども申し上げましたとおりまだ始めたばかりでございます。今後成果、効果、そういったものが少しずつ出てまいります。そういったものをまた検証しながら、さらにスピードを高めながら取り組みを進めていく所存でございますので、よろしくお願いいたします。
  そして、もう一つが市民交流農園ハウス、これについては今議員ご指摘のとおりきょうにでも平面図のほうをお上げさせていただくということで、まずイメージを働かせていただけるような資料提供、そしてまたそれに基づいた考え方のすり合わせ、そしてご質問に十分に答えられるような説明を今後させていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(石川恒夫君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) では、その辺もしっかり見ていきたいと思いますので、継続してよろしくお願いしたいと思います。
  続いてなのですけれども、今大きな課題の4つの質問をして答弁をいただきました。いずれにしても、これらを実際に進めていくためには市長をトップとした役所の雰囲気づくりというのが大事なのかなと思って今回質問させていただきました。ずっと答弁書を読ませていただいて、ずっと終わりのほうの市民のため、まちのため頑張る気概を持った人が集まるところが役所になるよういま一度考えてみる必要もありますと、ここで終わっていればその次の質問はなく、多分これで私の一般質問終わったと思うのですけれども、その続きに河井継之助さんの「龍が哭く」のくだりを引用した文言があります。いま一度読ませていただきますけれども、時代は変わったのだ、もう今までのしきたりも常識も通じない、なぜそれがわからないのか、なぜいまだに変化を感じ取れないのか、わからぬなら俺がわからせるしかない、しょせん改革者は理解されないどころか、人の恨みを一身に受けて生きていかなければならないものだ、俺さえ迷わねばついてくる者も出よう、いや、そういう者が一人も出ずとも俺は長岡を変えていこうと、こういうふうに答弁書には書かれております。これきのう読ませていただきまして、最後にそういう者が一人も出ずとも俺は、田中清善は阿賀野市を変えていこう、こういうふうに解釈すればいいのか、その次のアドラーにもかかわってくるのですけれども、これはどういうふうに、気持ちなのですか。そういう思いなのでしょうか。市長、どうでしょうか。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 私の気持ちというよりも、前に私としていっとき思ったことを「心の道」に書かせていただいた。今回記憶のどこかにありましたので、ご質問に若干それるかもしれませんが、答弁をさせていただいたところでございます。ただ、アドラーの「嫌われる勇気」、みずからが変わることで相手も変えることができるというのが嫌われる勇気の基本だと私は認識しております。河井継之助の部分でもやはりみずからが改革者というのは嫌われてもみずからを変え、そして周りを変えていくというような取り組みであったと思っております。私は今の社会情勢の中で今までの行政非常に十分やってこれているわけですけれども、これからの時代にはなかなか今までのやり方では難しい、そういうような思いがございます。そういった面を職員さんは理解しているのでしょうけれども、そこを強く期待してこういうような檄文的なお話を時々させていただいているという思いでございます。少しずつ少しずつ、今幹部職員の方々の顔を見ていただければわかるとおり、阿賀野市が未来に向かって確実に前進していると思っております。
議長(石川恒夫君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) そうですね。ぜひ皆さんから気概を持って、やる気のある人間が集まるところが市役所なのだというふうな方向に行っていただきたいなと思いますけれども、アドラーの「嫌われる勇気」、実際前に私読ませてもらったのです、たまたま。そこで、市長も読んだのかと思って意外だったのですけれども、職員さんの中で読んだ方どなたかいらっしゃいますか。なかなか手挙げられないですわね。なかなか、私も読みましたけれども、最初は正直嫌われる勇気、誰だって人間嫌われたくないですよね。でも、市長も市長選を通していろんなご経験なさったかと思いますし、私自身も滑ったり転んだりしながらいろんな経験させていただきました。誰だって嫌われるのは嫌です。そこで、やっぱりタイトルが目に入ってたまたま買ったのです。そういうところからこの本がベストセラーにまでなったのかなというふうに考えましたけれども、これ読んでいくと大分危険な本だなという一部分も感じました。中身ちょこっと言いますけれども、皆さんもそうだと思いますけれども、私自身もそうです。子どものころはもちろんでありますけれども、大人になっても人のどうしてもやっぱり顔色を見ながら生きているのが現実だと思います。大人になって長時間、市長もそうでしょう。対外的にいろんな人と会う時間がたくさんあるかと思います。長時間人の顔色を見ながらいろんなところに出ていくと、どんどん、どんどん精神的に疲れがたまってくるというのは、これは市長に限らず皆さんそうだと思いますけれども、今こういう世の中の中であって、そういった人がたくさんいるから、この本が売れたのかなというふうに私は私なりに感じております。
  そこで、これ余り長く話しませんけれども、嫌われる勇気というのは非常に重要なことだし、大事なことだと思います。これ私自身一番気をつけなくてはいけないなと思ったのは、嫌われる勇気と嫌われようとする勇気というのは違うのだなというのをこの本を読ませていただいて感じたところであります。その中身まで入ると大分長くなってしまいますので、この辺でやめておきますけれども、いずれにしても逆に市長の答弁からまたいいことを再認識させてもらったということなのですけれども、1つはこの本は非常に私自身危険だなと思いました。そういったところから嫌われる勇気を持つ人と嫌われようとする勇気を持つ人、この意味合いは言葉は似ていますけれども、意味合いは全然違うというのをまた再認識させていただきましたので、今後とも、市長もこの本は熟読されたかと思いますけれども、その辺を気をつけながらお互い市政発展のため頑張っていきたいと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。それを申し上げて私の一般質問終わらせていただきます。
議長(石川恒夫君) ただいまから3時15分まで休憩といたします。
               休 憩 (午後 3時00分)
                                            
               再 開 (午後 3時15分)
議長(石川恒夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                            
    発言の訂正
議長(石川恒夫君) 一般質問に入る前に、市長から発言の申し出がありますので、許可いたします。
  田中市長。
市長(田中清善君) 大変失礼いたしました。先ほど中島議員にお答えしたときに図面を、平面図程度ですけれども、お配りさせていただくということで、今お手元にお配りさせていただきました。ただ、先ほどの中に私0.3反のハウスと0.7反のハウスという表現使いましたけれども、訂正させていただきたいと思います。1つはここに図面に表示していますとおり1.2反のハウス、もう一つは表示されておりませんけれども、今現在火祭りをやっていた場所、ここに将来的に3反のハウスを予定しております。したがいまして、0.3と0.7を1.2と3に訂正させていただければと思います。そしてあと、図面のご説明は申し上げませんけれども、またわかりづらい部分がございましたらご質問いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(石川恒夫君) 今ほどの市長の説明でありますけれども、細部については後日の産業建設常任委員会の中でそれぞれまた詳しく説明をいただければと思っております。
                                            
議長(石川恒夫君) それでは、質問を改めます。
  12番、宮脇雅夫さん。
               〔12番 宮脇雅夫君登壇〕
12番(宮脇雅夫君) 12番、宮脇雅夫でございます。最初に、子どもの貧困対策についてお伺いします。
  3月議会での子どもの貧困問題での私の一般質問に、市長は子どもの貧困については以前から私も非常に問題だと認識しておりました。子どもたちというのは、生まれる場所、住む場所を選べません。したがいまして、阿賀野の子はしっかりと支援してまいりたいと答弁いたしました。子どもの貧困を自己責任でなく社会全体の問題として取り組むとともに、阿賀野市も待ったなしの課題として子どもの貧困打開に焦点を当て、一貫した施策を推進することが非常に重要になっていると思います。
  子どもの貧困打開の具体的対策については、1つ目として、子どもの貧困の実態を具体的に掌握するために、市各課を初め学校、保育園、社会福祉協議会の協力も得て実態調査を実施する。また、相談窓口を設置する。2つ目は、国の貧困対策大綱、県貧困対策推進計画に準じて市の貧困対策推進計画を作成する。3つ目、全国各地で始まっている生活必需品支給や子ども夕食会などの支援活動を阿賀野市でも始められるように呼びかけ、活動を援助する。4、当面の対策として、ひとり親家庭の学童保育料、保育料の軽減、無料化、市営、県営住宅の優先入居、就学援助の支給対象を生活保護基準の1.5倍に拡大する。また、学校給食の助成を実施すること。以上を提案し、市長に答弁を求めます。
  2つ目に、安田地区複合施設の建設計画について伺います。安田支所と公民館の複合施設建設の基本設計費が今年度計上され、来年度に建設が計画されております。この複合施設は安田地区の活性化の拠点施設にするとしていますが、現在示されている計画では、農業委員会は移転、建設案に示されている部屋の配置はほとんど従来型であり、活性化の拠点施設とする根拠が乏しく、にぎわいの創出、まちづくりの中心施設にはなりません。一旦建設したら40年間も活用される施設です。土地の拡張が無理なら増高、4階建てということになりますが、して、農業委員会は存続し、住民の多様な要求に応え、気軽に利用できる健康増進、文化教養フロア等も確保できるよう計画を見直す必要があると思いますが、市長の見解をお伺いします。
  3点目に、介護職員の処遇改善についてお伺いします。介護職員の重労働、低賃金で慢性的な職員不足が続いていると聞いていますが、阿賀野市の介護事業所数、職員数、賃金水準及び介護職員不足の実態について伺います。安心できる介護の充実、地域経済の活性化のために国に介護報酬の引き上げや介護職員の処遇の抜本的改善を強く求めることが求められていると思いますが、市長の見解を伺います。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 宮脇議員のご質問に順次お答えをいたします。
  最初に、子どもの貧困対策についてであります。議員からは、子どもの貧困を打開する具体的な対策として4つの提言をいただきました。まず、子どもの貧困に関する実態調査の実施についてであります。市では、生活保護や就学援助などの事務を通して部分的に把握しているといった状況であります。このため、市における子どもの貧困対策を積極的に進める上で実態を十分把握する必要があると認識しており、調査の実施に向けて関係機関との調整を進めてまいりたいと考えております。また、相談窓口の設置については、関係各課で子どもの貧困も含めたさまざまな困り事の相談を受けており、昨年度からは生活困窮者自立支援事業の一環で社会福祉協議会でも相談窓口を設け、関係機関と連携しながら支援を行っていることから、今のところ専門窓口を設置することは考えていないところであります。
  次に、市の貧困対策推進計画の作成についてでありますが、子どもの貧困対策推進に関する法律では、市町村が計画を定めることを規定していないことから、当面は国の大綱と県の計画を踏まえて取り組みを進めることとしております。
  次に、生活必需品支給、子ども夕食会活動への市の援助についてでありますが、県内では新潟市にフードバンクにいがたが設立され、余剰食料等を個人や企業から引き取り、生活困窮世帯や福祉施設等へ提供する取り組みを行っており、市社会福祉協議会が会員となって活動をしております。市では、生活困窮者自立支援事業としてその活動を支援しており、今後も生活必需品等への提供が広がるよう積極的に協力、支援してまいりたいと考えております。
  また、経済的理由で十分な食事がとれなかったり、1人で夕食をとったりする子どもたちに無料または格安で食事を提供する子ども夕食会や子ども食堂は全国で100カ所を超える勢いでふえており、県内でも新潟市に2カ所開設されております。この取り組みは、単に貧しく食事に困っている子どもを救うというだけでなく、食事の提供のほか、勉強したり一緒に遊んだりすることができるなど、子どもの居場所や大人を含めた地域のつながりをつくって、子どもたちの心を育んでいく取り組みであります。当市においてこのような取り組みが開始されるよう呼びかけることは、需要や地域性、問題点などを整理する必要があることから、今後の課題とさせていただきたいと考えております。
  次に、ひとり親家庭への各種対策についてでありますが、放課後児童クラブにおける利用負担金につきましては、民間の児童クラブも含め市の減免基準で運用しており、ひとり親世帯においては50%の減免を行っております。また、保育料については国の制度に準じ、ひとり親世帯については、第1子は基準となる保育料から1,000円を差し引き、さらにその額に対する50%の減免を行い、第2子以降については無料とし、保護者の負担軽減に努めているところであります。このほか、病児保育室においても放課後児童クラブ同様、ひとり親世帯については50%の減免を行い、また市営、県営住宅における入居抽せんにおいては、当せん確率が上がるよう2回の抽せん回数とし、優先入居ができるよう配慮しているところであります。
  次に、就学援助基準につきましては、平成25年度から認定基準を生活保護基準額の1.3倍以下に緩和しているところでありますが、基準を1.5倍へ拡大することにつきましては、今年度の就学援助申請者524人のうち、所得要件の調査対象となっている214人の調査結果を検証する必要があることから、今後の課題とさせていただきたいと考えております。
  また、学校給食費の助成につきましては、無償化した場合の財源確保が課題となります。制度として、国や県として財源を分担するなどの手だてがとれるようであれば実現の余地はありますが、現在の当市の財政状況ではその実施は困難であると考えております。
  参考となりますが、学校給食費は小中学校合わせて1年間で約1億9,600万円であり、半額助成としても9,800万円の一般財源が必要となりますので、ご理解をいただきたいと思います。
  次に、安田地区複合施設の建設計画についてお答えをいたします。このたびの計画につきましては、議員もご承知と思いますが、老朽化した安田支所及び公民館の改築が大きな目的でございます。本来であればそれぞれの目的に合わせ建設するところですが、安田支所のこれまでの歴史や文化、規模や費用などを総合的に判断し、現在の位置、複合施設とすること、農業委員会の笹神支所移転に決定したところであります。なお、計画に当たりましては、地元市民から成る検討委員会を設置し、これまで5回にわたり審議を重ねてまいりました。厳しい財政状況ではありますが、今後詳細を詰める中で、多くの市民の皆様が集う施設となるよう利用環境を整えてまいりたいと考えております。
  次に、介護職員の処遇改善についてお答えをいたします。まず、阿賀野市の介護事業所の状況でありますが、事業所数を申し上げますと、特別養護老人ホームが8事業所、老人保健施設が2事業所、介護療養型医療施設が1事業所、短期入所生活介護が7事業所、訪問看護が2事業所、小規模多機能型居宅介護が1事業所、認知症対応型共同生活介護、いわゆるグループホームが5事業所、通所リハビリテーションが2事業所、通所介護が18事業所、訪問介護が6事業所、特定入居者生活介護、いわゆる有料老人ホームが2事業所の合計54事業所であります。
  また、介護職員数、賃金の水準、介護職員不足の実態については、このたび各事業所にアンケート調査を行ったところであります。調査項目でありますが、職員数については正規職員、臨時職員、パート職員別の人数を、賃金水準については全事業所で経験年数10年の場合の1カ月の基本給を尋ね、介護職員の雇用状況については満足、ほぼ満足、適数、不足の選択肢を設け、不足の場合は人数も記載いただくよう依頼いたしました。全事業所からの回答は得られませんでしたが、調査結果につきましてはお配りした事業所概要のとおりであります。
  54事業所のうち24の事業所から回答をいただきました。基本給について回答された事業所は4事業所で、平均額が17万9,800円、雇用状況については、特別養護老人ホーム等の施設では回答された8事業所の全てが満足、ほぼ満足に対し、認知症対応型共同生活介護、グループホーム、通所介護事業所等から不足しているとの回答を得ております。
  介護職員のみのデータではないので、あくまで参考となりますが、平成22年国勢調査の産業、職業別15歳以上就業者数の県内の状況では、阿賀野市の医療、福祉の就業人数は2,183人で、県内30市町村のうち15番目の人数になっております。また、平成26年7月の毎月勤労統計調査、厚生労働省の調査でありますが、常用労働者1人平均現金給与額の決まって支給される現金給与額について、県内の産業別8業種中、医療、福祉分野は上から4番目で20万1,937円となっております。
  次に、安心できる介護の充実、地域経済の活性化のために、国に介護報酬の引き上げや介護職員の処遇の抜本的改善を強く求めることが求められていることについてでありますが、平成27年度の報酬改定では、中重度の要介護者や認知症高齢者への対応のさらなる強化として加算の新設、並びに介護人材確保対策の推進として、介護職員処遇改善加算の充実とサービス提供体制強化加算等の拡大がなされております。また、平成28年4月26日開催された1億総活躍社会国民会議で安倍総理が介護人材の処遇改善策として、現在の平均月給26万2,000円、賞与を含んでおりますが、を飲食店など対人サービス業の平均27万4,000円に近づけるよう、平成29年度から平均で月額1万円上げることを明らかにしており、今後の動向を見て、必要であれば市長会等を通して国へ要望してまいりたいと考えております。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) では、再質問をしたいと思います。
  私は、子どもの貧困対策、前回の一般質問に続きまして連続してやるわけでありますが、これは非常に深くて重要な問題だということで再度質問させていただいたということです。その中で特に母子家庭の問題、貧困が大きく拡大しているということが、これが最大の問題ですけれども、これを全体的な今の到達状況を見ると、自己責任というふうに言う人がそれなりにいるのです。議会でもそういうのに近いことを言っている方がいるようでありますが、この自己責任論について市長はどう思われますでしょうか。この原因は、私は特に最近急増しているという問題はアベノミクスが1つ大きくこれは原因があるというふうに思いますけれども、市長の認識について、自己責任論についてどう考えるか、お願いします。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 自己責任論というお話初めて聞くのですけれども、私としては議員がご指摘のとおり、子どもたちは住む場所も選ぶことができません。ですから、ひとり親家庭に育った、育たない、それも含めまして子どもには何ら責任がありません。自己責任論というのは親を責めているのかもしれませんけれども、私としては子どもをいかにして貧困から救うか、そしてまた子どもらしく生活を送り、そして将来に向かって希望と夢を持って、学校も含めまして、食も含めて生活を送っていただけるように支援することが基本ではないかと考えております。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 私もそういう認識にあるのですけれども、要するに母子家庭というのは離婚が多いということで、離婚した責任を負っているだけだというふうに、だから自己責任だというのは、結構そういう考えに立っていると、そんなのに何で行政が手を出す必要あるというふうになっているのです。それで、私も離婚の問題について、今いろいろこの原因について、フリー百科事典というのがありますけれども、ここの統計によりますと、離婚の原因は性格の不一致が約半分、あとDVが半分ぐらいあるということで、必ずしも一般的にわがままだとか、そういう状況ではないと。特にDVが非常にふえてきて、離婚したほうがいいという事例もどんどん出てきているということで、自己責任というのは成り立たないのではないかというのがいろんな統計で出て、弁護士もそういうふうに言っておりますので、これは市長が言うように社会全体の問題、政治が特にこの深刻な状況を解決するということが大事だと思うのです。
  この根底にはアベノミクスと言われる、急速にふえたのはやはりこの間大企業はどんどん、どんどんもうけてきて、内部留保300兆円もなっているわけです。その一方で個人消費は非常に下がって、2年連続マイナスに個人消費はなっているし、実質賃金に至っては5年連続マイナスになっているというこの影響、実質賃金がマイナスになっているというのは非正規雇用の労働者が何と4割も占めるという状況で、実質賃金がこんな5年連続マイナスになっているなんていうのは世界でもないというぐらい非常に、こういう状況があって、これが一番弱い母子家庭に一番降りかかっているというふうに考えるというのが、これが普通ですよね。いろんなの見てもこれが原因だというふうになっております。
  その中でも貧困の連鎖という問題で母子世帯の学歴は2人親世帯の学歴より低く、中卒は同世代の女性の約3から4倍となっており、母子世帯の貧困や諸困難の背景に低学歴という課題がある。学歴が低いほど就職率が低く、正規雇用率が低い。非婚世帯は中卒割合が22.5%で、全世代女性の6倍強で増加傾向にあるということで、貧困が低学歴になって、それでまた非正規雇用に流れていると、それがまた貧困を生むという状況が顕著になってきているということを述べておりますが、これは教育長、この点について子どもたちの問題どう考えるでしょうか。子どもへの貧困の連鎖が教育にどうあらわれているのかと。
議長(石川恒夫君) 岩村教育長。
教育長(岩村弘一君) おっしゃるように貧困の問題は大変子どもたちにも大きな影響をもたらしているなと思います。貧困世帯の再生産といいますか、なかなかその危機を脱せないという現状が現実にはあるのだと思います。阿賀野市の学校へ来ているお子さんの中にもそういった家庭のお子さんがいらっしゃるということは事実であります。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) それで、もう一つお伺いしますけれども、子どもの貧困率、これを出してくれということで頼んだけれども、なかなかこれは難しいということで、数を実態を掌握するのは。全国で16.3%、子ども6人に1人が貧困状況だというふうに言われていますけれども、こういうので推察すると阿賀野市はどのぐらいの子どもの貧困率、何人ぐらいになるというふうに推察されるのでしょうか。
議長(石川恒夫君) 小菅社会福祉課長。
社会福祉課長(小菅章義君) 厚生労働省がやっております国民生活基礎調査のもとで貧困率が16.3%という数字が出てございます。阿賀野市の28年3月末の住民基本台帳のゼロ歳から17歳までが6,360人ございます。ここに国の貧困率を掛けますと、およそ1,036人が阿賀野市において貧困の子どもさんがいらっしゃるというような形になります。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 1,036人、1,000人もいるというふうに推測されるということで、非常に大きなあれですよね。貧困層がいっぱいいると。なかなか今子どもの服装とか外見では、昔は非常によくわかったのですけれども、人よりぼろを着ているとか。今そういうのは全然ないですよね。そういう点では非常にこれは進行しているのではないかというふうに思います。
  それで、もう一つ伺いたいのですけれども、こういう実態を見て、私は推進計画を作成したほうがいいというふうに質問したのですけれども、貧困対策推進法ではたしか末端の自治体については義務というふうには言っていないですけれども、国、県との密接な連携のもとで総合的に取り組むというふうになっているのです。ですから、そういう実態を踏まえて、特に義務化はされていないけれども、阿賀野市は市長が子育て環境日本一というふうに銘打っているわけだから、これに準じた計画やっぱり調査して、これはすぐには解決しない問題だと思うのですけれども、計画をやっぱり立てて、我々にも示して、その実践状況をずっと示してくれれば非常にこの問題焦点当てて取り組んでいるなというのがわかるので、その点どうでしょうか。計画をやっぱり私は立てたほうがやりやすいというふうに思うのですけれども、どうでしょうか。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) その点については、先ほど申し上げましたとおり、今議員もご指摘のとおり、市としては国、県の計画に従って取り組みを進めていきたいと現段階では考えております。なお、我々としてはあらゆる全ての子どもたちが普通に生活が送れるようにということで、先ほど言いましたとおり、取り組みを進めております。ただ、一部我々の取り組みが広く周知されていないような部分もあるのかなというようには思っております。よりほとんど負担なく、普通の子と同じように進学等ができるのだということを広くPRをしながら周知を図り、子どもたちが夢、希望を失うことなく進んでいけるような環境整備、頑張らせていただければと思っております。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 当面そういう点踏まえて全国見ますと、子ども食堂が非常に今浸透しておりますけれども、答弁ではフードバンクにいがたへ市の社会福祉協議会が協力しているということを言っておりますけれども、それと子ども食堂も新潟県もずっと広がっていると、2つというふうに書いてありますけれども、ずっと今見ると広がっているという状況になっていると思うので、その辺最近の状況、それから市の社会福祉協議会がどういう協力をしているかという点1つ。
  それと、もう一つは放課後スクールといいますか、無料塾、この取り組み、これは非常にいいことだと思うのですけれども、この取り組みの現状がどうなっているのかというのをちょっと教えていただきたいのですけれども。
議長(石川恒夫君) 小菅社会福祉課長。
社会福祉課長(小菅章義君) フードバンクにつきましては、いわゆる未利用食品を個人の方々とか企業の方からいただいて、それを福祉施設とか生活困窮者の方に回すというような作業をやっているところでございますが、新潟県では柏崎が第1号でございまして、その後新潟市ができ、ことしに新発田市にもできるというような動きでございます。生活困窮者自立支援事業の中で市の社会福祉協議会が会員となりましてご支援をしております。フードバンクのところまで市民の方々からご協力をいただいて食料を集めるときに、社会福祉協議会は昨年2回ほどいろんな大会のところにテントを張りまして周知をして、ご自宅にあるものを持ってきてくださいという形で集めまして、それをフードバンクにいがたの方が新潟まで運ぶというような形の協力をさせてもらっております。
  子ども食堂につきましては、新潟市で2件ほど開設が確認をされておりまして、新発田市でもそのような動きがあるというのは聞いてございますが、この辺はまだ未確認でございます。今のところそのような状況でございます。
議長(石川恒夫君) 田澤生涯学習課長。
生涯学習課長(田澤紀雄君) 子どもの貧困対策についての学習支援ということで、生涯学習課では温故塾と放課後スクールを取り組んでおります。温故塾の事業に当たりましては、子ども貧困対策のための学習支援ということを余り前面に出さないで、塾に通っていない生徒というようなことで募集をしております。対象者が市内中学生ということで、毎週土曜日午後1時半から午後3時半まで、会場につきましては水原公民館と安田公民館で行っております。
  なお、放課後スクールにつきましても無償でやっておりまして、対象が水原小学校、安野小学校、保田小学校の5、6年生で希望する児童ということであります。こちらにつきましても毎週月曜日3時20分から4時20分まで、会場につきましては水原総合体育館と吉田東伍記念博物館で行っております。これにつきましても貧困のための対策というふうなことは余り前面に出さないで、放課後塾やスポーツ等の習い事がなく、家に帰っても勉強を教える家族がいないという児童ということで募集して実施しているところでございます。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 貧困対策というふうにいうかどうかは別として、最近この問題がクローズアップされましたから、ただ一般的に市長が言ったから、やるということでなくて、これに照準を当てたので、こういう放課後スクールとか温故塾でそういう子どもが必ずいるのです。学校でも、先ほど教育長が言われたように、学校の教師もよく見るとそういうふうな子どもがいるなというのがわかると思うのです。そういう点でリアルに実態をつかんで、できるところからやって、さらにそういう実態をリアルにつかんでいくというために、それでそれを支援するということがこういうツールになるのではないかということで私は考えるわけであります。
  それから、フードバンクは個人だけでなくて企業からも協力してもらって、企業は大量に消費期限、3分の1法則というのがあって、消費期限が切れる3分の1前になると大量に破棄するとか、よそにやるという状況もあるそうなので、企業からもぜひ協力してもらえば個人よりも大量にこれが出るという状況があるので、その辺もぜひ協力をしてやっていただきたいなというふうに思うのです。それから、当面の対策として学童保育料、保育料の無料化ということを私は言いましたけれども、これに必要な予算と、これはまずどのぐらいになるのかというのをお聞かせ願います。
議長(石川恒夫君) 小菅社会福祉課長。
社会福祉課長(小菅章義君) ひとり親世帯の学童保育について全部無料にするということになりますと、年間でおやつ代を抜きますと約300万ほど市が負担するというような形で試算してございます。保育料につきましては、ひとり親世帯の方の第1子分も含めて無料化するということになりますと、年間におきまして約90万から100万円ぐらいの市の負担になるというふうに試算してございます。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) それと、就学援助の問題ですけれども、これは1.3倍というのは県内の自治体見ても大体平均ぐらいですよね。実質これは保護費の基準が下がっていますから、実際は前の1.3倍より下がっているのです、必要な予算は。必要額は下がっているのです。それで、この前もちょっと聞きましたけれども、1.5倍にしてもそんなに保護基準が下がっているから、大きくは私はふえないのではないかと、必要な予算。と思うのですけれども、大ざっぱに言って、正確にはちょっとわからない面があると思うのですけれども、どのぐらいの予算増が必要なのかということをお聞かせ願います。
議長(石川恒夫君) 五十嵐学校教育課長。
学校教育課長(五十嵐勝哉君) 1.5倍に引き上げた場合の大まかな概算的な費用になります。平成27年度で1.3から1.5の間に該当した方が11人おられました。その方の状況を見ると、およそ80万から90万の費用を要すると計算してございます。その前、平成26年ですと7人の方が該当されると判断します。この方の分の費用がおよそ60万から70万という計算はしております。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) そういう点で学童保育が300万程度ですか。保育料が多くて100万円。就学援助も100万程度ですか。合わせますと500万ぐらいというふうになるわけです。学校給食費は5割の負担をすると9,800万円が増になるという答弁でありますけれども、これを3割にすると必要予算約6,000万円ですよね。これも大きいといえば大きい。経常経費になりますから。そういうふうには一見見えるのですけれども、やっぱり本当に子育て環境日本一という点でここで踏み込むかどうかだと思うのです。はっきり言って子育て環境日本一、いろんな点で細かくやっていますけれども、日本一と言われる施策はないです。新潟県見ても大体やっている水準なのです。ですから、市長、ここで一歩踏み込んで先んじるということが私は必要だと思うのです。例えば先ほどののをやっても500万円程度でしょう。それで、それは財政調整基金を取り崩してきていますけれども、まだ18億円もあるわけです。500万円を毎年やったって、10年やったって5,000万円しかならないのです。そういう点でこれはやっぱり使いようだと。学校給食費も新潟県内では学校給食費の助成をしているところありません。そういう点ではいきなり半分というのは、これはちょっと私も相当な額になるなというふうに思うのですけれども、一部からでも助成をして、足を踏み出せば県内でもトップクラスになるのです、これだけでも。そういう点でどうでしょうか。これ真剣に考えて、もう一つ踏み込むということをぜひすべきだと思うのですけれども、市長、どうでしょうか。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 今議員がご質問の案件が子どもの貧困対策としてのご質問なのか、阿賀野市の子育て環境、子ども全般についてのご質問なのか、その部分についてちょっと不明なものですから、そしてまた先ほど来の計算が子どもの貧困の実態の問題としての捉え方なのか、また繰り返しになりますが、子ども全般のお答えなのか、その辺の精査をさせていただいた中で私としては今後に向けての取り組みとさせていただければと思います。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) この学童保育と保育料は母子家庭に限ったので聞きましたから。母子家庭は圧倒的に貧困ラインなのです。そういう点ではこれは明確に当てはまりますけれども、学校の子どもたちをいきなり差をつけるということはいかがかなということで、学校給食費はせめて全生徒、全児童に助成をするというところから始めてはどうかという提案なのです。ぜひそういう点で、別にごちゃごちゃはしていないです。矛盾はしないのです。就学援助を高めるということと、学校給食費も底上げをすることになりますから、そういう点でこの問題を何遍も私は言っていますけれども、今回は割かし絞ったつもりなのですけれども、ぜひその点を見て検討していただきたいなというふうに思うのです。財政調整基金18億円あるわけでしょう。これをそんなにいっぱい使わなくてできるのです、これは。どうでしょうか。もう一度お願いします。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 時々財政調整基金、基金というお話しされますけれども、財政調整基金の使途については今後の新しい行政需要あるいは災害等、そういったときに備えた基金でございますので、別途取り扱いを考えていただければと思っておりますが、今阿賀野市で我々として生活実態、こういった部分が十分に把握されておりません。そういったものを今後把握する中で真に必要なもの、そういったものを実施していきますし、また子育て環境がすぐれたまち、若いお母さんたち、若い世代の方々が安心して子育てができるまちとして取り組まなければいけないもの、そういったものについてはしっかりと、財源の問題もありますけれども、そういったところを精査しながら取り組みをさせていただければと思っております。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 1,000人程度いると推測されるこの対策、これ新しい課題なのです。そういう点では新しい行政課題ですから、これを多少、全部充てろなんて全然言っていない。ほんの一部でぐっと前進するわけですから、ぜひそういう点で考えていただきたいというふうに思うのです。それはそれであれです。
  次に、安田地区の複合施設の建設計画についてお伺いします。農業委員会の移転については検討委員会でも論議したそうでありますが、異論が出ているということを聞いていますけれども、了承したというふうに我々には報告が出ていますけれども、これは実態はどうなのですか。どういう意見が出たのですか。本当に全員が了承したというふうになっているのですか。
議長(石川恒夫君) 西村管財課長。
管財課長(西村和幸君) 検討委員会の状況ということでのご質問でございますけれども、全員、10名でございますけれども、皆さんのご了承をいただいたというふうに私どものほうは考えております。そのような結果というふうなことでご報告させていただいております。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 委員からはそんなことは言っていないというふうに意見ありますが、私は議事録を見ているわけでないので、議事録あるのですか、これは。
議長(石川恒夫君) 西村管財課長。
管財課長(西村和幸君) 私どものほうで録音とっておりますので、そちらのほうでは保管してありますけれども、まだちょっと内容までは精査しておりませんけれども、私どものほう、事務局もそうですけれども、一緒に当委員会で諮っておりますので、事務局もそうですし、委員の方もそうですから、同じ認識で了承したというふうな考えでおりますので、よろしくお願いいたします。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 農業委員会が移転すると、職員もいますし、会議等も減るわけですよね。それで、活性化の拠点にするということを言っているわけでありますけれども、普通考えるとたった支所6人ばかりで、公民館の職員も何人かしかいない中で活性化にはならないなというふうに普通考えるのは当然ですよね。それを覆すような活性化の拠点というふうにするのはどういうことを実際やろうとしているのか、これから具体的な中身は検討するということなのですけれども、どういうことで、活性化の切り札は何だというふうに考えているのですか。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 逆に活性化、活性化、農業委員会がいると活性化しますという、農業委員会があれば、そこに来た方あるいは農業委員会の職員さんが地域で食堂を利用して大いに地域にお金を落としているというような実態があれば、農業委員会が移転するとそこにいる職員数のお昼代が地域から失われる、あるいは農業委員会の会議等があったときに地域でお弁当だとか、また会合をその地域内で飲食等をする、それでお金が落ちて活性化すると言われているのかなというような思いがあるのですけれども、実態としては弁当などはほとんど食べていないと理解しておりますし、会議で飲食等をやっているというような実態もない。むしろ農業委員会をまたそこに置きますと、そのスペースを確保する上で別なことを犠牲にしていかなければならない。逆に言えば市民交流スペースだとか公民館機能、社会教育機関のスペースを縮小、小さくしていかなければいけない。にぎわいを失うような結果につながるのではないかということを私は従来から申し上げているわけであります。もう一方で笹神支所には大変まだすばらしい公共施設としての機能がございます。それを無駄にするようなことがあっては阿賀野市の損失でございます。有効に活用することが市としての最大に注意を払っていかなければならない案件であると理解しておりまして、そういったものを総合的に判断した結果、農業委員会を笹神支所に移転するという。ただ、安田地区のにぎわい、活性化についてもしっかりと取り組みを進めていく、二兎を追わせていただくということでご理解をいただきたいと思います。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) これは今後の全員協議会等でもまた説明をされるというので、今ここで細かい設計とかの話をしてもあれですけれども、私はやはり住民の本当に多様な要求に応えられる施設にするにはこれではちょっとだめだなというふうに思ったので、質問したわけであります。
  次に、介護職員の処遇改善の問題について伺います。今答弁あったわけですけれども、阿賀野市の医療、福祉関係の従業者数は平成26年の経済センサス基礎調査によりますと2,055人というふうになっております。全産業に占める割合は12.4%であります。この数値を見ますと、建設業関係は2,540人で15.3%です。ですから、産業別のは建設業に続いて4番目に高い比率を医療、福祉関係者が占めているのです。非常に高い比率なのです。特に阿賀野市は賃金水準が若干高く出ているなというのは、これは病院のせいだと思うのです。病院の職員もこれ入っていると思うので。そういう点では賃金水準は地域経済に非常に大きく影響を与えているなというふうに思うのですけれども、この比率について非常に多いという認識、地域経済に大きな影響を与えるという認識について市長、どう思われるでしょうか。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 今ほど数字で言っていただきましたけれども、阿賀野市の場合、雇用者数でいえば今言われたとおりです。そして、伸び率が医療、介護関係非常に大きいのです。建設業関係に比べましてもはるかに従業員数が伸びてきていると。ですから、今後の人口増加あるいは雇用の場の確保の上で医療、介護というのは非常に重要な要素であろうかと理解しております。したがいまして、そういった部分については今後も引き続き注意深く見ていきたいと考えております。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 地域経済に与える影響が非常に大きいというのは、誰が見ても阿賀野市の場合特に明確にあると思うのです。それで、そういう点で市が調査をしたわけですけれども、これ皆さんにお配りしたようでありますが、調査結果、これみんなに配っているのですね。これを見ますと幾つかの特徴があるのです。賃金については、4事業所のみが答えていると。基本給は月額17万9,800円ということですね。これはどこかというのは大体想像つきますよね。阿賀北福祉協会ではないかというふうに思うのですけれども、これは比較的高い賃金水準なのです。ですから、ほかの事業所回答はしていないようですけれども、相当低いというふうに私は思うのです。全国の状況を調べますと、全国の全産業の平均賃金は29万9,600円だと。約30万円と。それから比べますと少なくとも10万円以上、特に介護の分野、医療と介護一緒にすると医療は比較的高いですので、介護は10万低いというのが、これはほとんどそういうふうに見ているのです。その上介護というのは長時間労働やサービス残業が非常に蔓延しているところもあります。それから、何とかみんなの役に立ちたい、福祉の心で頑張りたいと学校で習って、一生懸命やろうというその初心を生かせない、非常に労働環境が悪いところもあります。この調査を見ても特にグループホーム、認知症対応型施設、それから通所介護施設、これはデイサービスに入ると思うのですけれども、ここは非常に在宅介護のかなめですよね。ここで職員不足が非常に慢性化しているという特徴が見られると思うのですけれども、その点についてどうでしょうか。私が今言った点はどうなのか。
議長(石川恒夫君) 本間高齢福祉課長。
高齢福祉課長(本間健司君) 今ほど議員が申されたとおり、グループホーム、それから通所介護の事業者からは不足等の状況についての回答を得たところであります。グループホームの要因といいますか、思われる、推測になるわけでございますが、やはり泊まりの部分が出てくること、また通所介護の部分につきましても、泊まりはないのですけれども、やはり賃金体系がほかの業種、特別養護老人ホーム等に比較して低いのが原因かなということが推測されます。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) ですから、地域経済にもこういう労働条件が悪ければ結局利用者、介護全体の質も低下するというのは明らかなのです。そうすれば家族も仕事もやめなくてはならないというような介護の崩壊も、これがずっと続けばそういう状況になるというのも危惧されるというふうに思うのです。ですから、私はそういう危機感を持って見る場合、現状を見れば、答弁はいろいろな手だてをするから、様子見ろということでありますけれども、介護職員の処遇改善加算とか1億総活躍社会での対策、最近1億総活躍社会の対策、これはたった1万円なのです。それも財源がないということで、選挙前に言っておこうかという感じだと私は思うのですけれども、たった1万円でこういう状況が打開できるなんていうものでないのです。やはりこれは国保でやったように全国の市長会とか、この問題を強くやはり要望するというふうな立場でないとだめだと思うのです。今後の動向を見て必要あればというふうな、そういう態度でなくて、やはりこれは深刻な事態だということで、介護報酬の引き上げとともに処遇の抜本的改善がどうしても必要だというのを地方から、特に地方の地域経済にも大きな影響を与えますので、これが必要だと思うのですけれども、市長、どうでしょうか。
議長(石川恒夫君) 田中市長。
市長(田中清善君) 介護職員の報酬が非常に低いというのは、前々から問題視されてきたわけでございます。そしてまた、今議員もご指摘のとおり、今職員数が高齢化が進む中で職員不足が非常に懸念されている。処遇改善何としてもやっていかなければこれからの社会が成り立たなくなってくる。そういったことで安倍総理のほうは一億総活躍社会国民会議の中で安心につながる社会保障ということを打ち出しています。新3本の矢の一つです。これは保育士の問題と同じで、保育士のほうでも夢を紡ぐ子育て支援、この2つ何としてもやはり実現していただかなければなりません。私としては、このたびの骨太の方針、そちらのほうに盛り込んだというような話も新聞報道に出ておりますので、若干1万とはいえ処遇改善が図られていく、そういったことが今後の介護職員の人材不足あるいは処遇改善、そういった面につながっていくものと理解しておりました。ただ、今言われるようにそれでは低い、そういった部分に対していろんな機会を捉えて我々としても言っていかなければならないと思っております。
議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) この問題は非常に私は重要だというふうに思うのです。特に阿賀野市の場合この2つの事業所、グループホームと特に通所介護の施設、ここは介護報酬でも大きく減らして、それで規模が小さいところたくさんあるわけですから、加算の体制をとれといってもそれがとりにくいのです。加算というのは厳しいのです。それで、たった1万円という状況では、1万円上げたってここは非常に厳しい仕事ですから、そう簡単にここが介護職員不足が解決するという状況にはならないと思うのです。保育士もそうですし、介護職員も約10万の差があるわけです、全産業から比べて。全産業から見てそんなに劣る仕事なのかというと、決して劣らない、これから最も重要になってくる職員だと思うのです。そういう点では、1万円なんて言わずに、やはり半分ぐらいは抜本的に上げるということを声を上げないと非常に私はこれはうまくいかないなと。保育士だって見ると詰め込むのはいっぱい詰め込んで、保育士の処遇改善はほとんど本格的にやらないと。これでは納得しない。利用者もみんな納得していませんよね。そういう点で同じふうな轍になるのではないかというふうに思いますので、ぜひその辺は積極的な声を上げていただきたいなというふうに要望いたしまして、時間ですので、終わりたいと思います。
                                            
    散会の宣告
議長(石川恒夫君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会といたします。
  なお、明日10日午前10時から本日に引き続き一般質問を行います。
  ご協力大変ありがとうございました。
               散 会 (午後 4時16分)