平成27年第2回阿賀野市議会定例会議事日程(第4号)
平成27年6月19日(金)午前10時00分開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 議案第70号 平成27年度阿賀野市一般会計補正予算(第1号)のうち総務文教常任
委員会所管分
議案第72号 阿賀野市立小・中学校設置条例の一部改正について
議案第73号 阿賀野市いじめ問題対策連絡協議会等条例の制定について
請願第 5号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見
書の採択を求める請願
請願第 7号 「安全保障関連法」制定の中止を求める意見書の提出を求める請願
追加日程1 日程第1 発議第6号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に
係る意見書の提出について
日程第 3 議案第70号 平成27年度阿賀野市一般会計補正予算(第1号)のうち社会厚生常任
委員会所管分
議案第71号 平成27年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第1号)
議案第74号 阿賀野市介護保険条例の一部改正について
請願第 4号 ウイルス性肝炎による肝硬変・肝がん患者に対する医療費助成等を求め
る意見書提出に関する請願
請願第 6号 年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する
意見書(決議)の採択を求める請願
追加日程2 日程第1 発議第8号 ウイルス性肝炎による肝硬変・肝がん患者に対する医療費助成
等を求める意見書の提出について
日程第 4 議案第70号 平成27年度阿賀野市一般会計補正予算(第1号)のうち産業建設常任
委員会所管分
議案第77号 市道路線の変更について
議案第78号 市道路線の認定について
発議第 5号 働き過ぎの防止と良質な雇用の確立、中小企業支援の強化を求める意見
書の提出について
日程第 5 発議第 4号 阿賀野市議会委員会条例の一部改正について
日程第 6 委員長報告第5号 閉会中の所管事務調査報告(総務文教常任委員会)
委員長報告第6号 閉会中の所管事務調査報告(社会厚生常任委員会)
委員長報告第7号 閉会中の所管事務調査報告(産業建設常任委員会)
委員長報告第8号 所管事務調査報告(産業建設常任委員会)
日程第 7 閉会中の継続調査申出について(総務文教常任委員会)
閉会中の継続調査申出について(社会厚生常任委員会)
閉会中の継続調査申出について(産業建設常任委員会)
閉会中の継続調査申出について(議会運営委員会)
〇出席議員(19名)
1番 天 野 美 三 男 君 2番 近 山 修 君
3番 山 田 早 苗 君 4番 市 川 英 敏 君
5番 佐 竹 政 志 君 6番 山 賀 清 一 君
7番 雪 正 文 君 8番 村 上 清 彦 君
9番 風 間 輝 栄 君 10番 江 口 卓 王 君
11番 稲 毛 明 君 12番 宮 脇 雅 夫 君
13番 倉 島 良 司 君 14番 中 島 正 昭 君
15番 高 橋 幸 信 君 16番 山 口 功 位 君
17番 遠 藤 智 子 君 19番 山 崎 正 春 君
20番 石 川 恒 夫 君
〇欠席議員(1名)
18番 浅 間 信 一 君
〇地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
市 長 田 中 清 善 君
総 務 部 長 圓 山 知 君
民 生 部 長 井 上 秀 子 君
産業建設部長 土 岐 昇 君
市長政策課長 中 野 孝 英 君
総 務 課 長 小 林 正 男 君
市 民 協 働 遠 藤 孝 栄 君
推 進 課 長
財 政 課 長 羽 賀 存 君
管 財 課 長 西 村 和 幸 君
税 務 課 長 遠 藤 勝 君
市民生活課長 関 川 嗣 雄 君
健康推進課長 横 山 修 君
地域医療 米 山 和 朗 君
推進課長
社会福祉課長 小 菅 章 義 君
高齢福祉課長 目 黒 裕 君
生涯学習課長 見 原 健 司 君
農 林 課 長 小 林 広 君
商工観光課長 飯 野 喜 夫 君
建 設 課 長 清 田 仁 君
上下水道局長 荒 木 秀 樹 君
会 計 管 理 者 長 谷 部 教 秀 君
教 育 長 岩 村 弘 一 君
学校教育課長 五 十 嵐 勝 哉 君
農 業 委 員 会 片 桐 秀 一 君
事 務 局 長
監 査 委 員 渡 辺 滝 雄 君
事 務 局 長
消防本部消防長 唐 橋 繁 英 君
〇本会議に職務のため出席した者の職氏名
事 務 局 長 小 林 定 次
主 任 渡 辺 康 恵
主 任 網 干 水 季
開 議 (午前10時12分)
〇開議の宣告
〇議長(石川恒夫君) 定刻となりました。
ただいまの出席議員数は19名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
なお、18番、浅間信一さんから前もって欠席の届け出がございますので、ご報告をさせていただきます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(石川恒夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、15番、高橋幸信さん、1番、天野美三男さん、2番、近山修さん、以上3名を指名いたします。
〇議案第70号 平成27年度阿賀野市一般会計補正予算(第1号)のうち総務
文教常任委員会所管分
議案第72号 阿賀野市立小・中学校設置条例の一部改正について
議案第73号 阿賀野市いじめ問題対策連絡協議会等条例の制定について
請願第 5号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に
係る意見書の採択を求める請願
請願第 7号 「安全保障関連法」制定の中止を求める意見書の提出を求める
請願
〇議長(石川恒夫君) 日程第2、議案第70号のうち総務文教常任委員会所管分、議案第72号、議案第73号、請願第5号、請願第7号を一括して議題といたします。
総務文教常任委員会への付託事件でありますので、委員長の報告を求めます。
13番、倉島良司さん。
〔13番 倉島良司君登壇〕
〇13番(倉島良司君) 委員会審査報告書。平成27年6月19日。阿賀野市議会議長、石川恒夫様。総務文教常任委員会委員長、倉島良司。
平成27年6月15日、総務文教常任委員会を開催し、本委員会に付託された議案について審査した結果、議案第70号は賛成多数により、議案第72号、議案第73号はいずれも全会一致で原案のとおり可決と決定したので、会議規則第110条の規定により報告いたします。
なお、請願第5号については全会一致により、請願第7号については可否同数のため委員長裁決により採択することに決定しましたので、会議規則143条第1項の規定により報告いたします。
以上であります。
〇議長(石川恒夫君) これで委員長の報告を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第70号については、関係常任委員会の報告後、自由討議、討論、採決を行います。
これから請願第7号 「安全保障関連法」制定の中止を求める意見書の提出を求める請願について自由討議を行います。
12番、宮脇雅夫さん。
〇12番(宮脇雅夫君) 自由討議ということで、せっかくこの制度が設けられたのですけれども、余り最近活発にやっていられないので、私は一般質問でもこれをやりましたけれども、ちょっと時間の関係で中身について触れられなかったので、若干。
この間国会でいろいろ論議してきまして、1カ月やったら審議中断が史上最高になったり、資料提出せよと言ったのに資料が出されないという事態になって、これはますますこの法案というのは政府の解釈次第で幾らでも拡大して、地球のどこにでも行って戦争できるという本質が非常に明らかになって、提出者も右往左往しているけれども、やでもか通すという姿勢でいて、私は本当にこういうので果たして憲法というのはどうなるのかというので非常に危惧をいたしております。
市長には言わなかったのですが、この間明らかになったのは、米軍とかに後方支援するから、後方支援だから、大丈夫なんだと、非戦闘地域から戦闘地域に行っても安全なところで後方支援するから、大丈夫だということを言い続けてきたわけです。これは、現実後方支援という言葉は日本でしかなくて、国際法上は前方も戦闘部隊も後方も、そんなのなくて、全部兵たんというと。一番狙われやすいのは武器の輸送だとか、食料の供給とか、弾薬の補給、こういう部隊、いわば日本が勝手につくり上げた後方部隊が一番狙われやすいということがはっきりしているわけです。そういう点では後方だから、大丈夫だと、どこ広げても安全なところにやるのだというのは全く、安全かどうかというのは敵が判断するわけです。要するにそういう補給部隊がいるところは一番弱いと。戦闘部隊なんてアメリカは最強ですから、そんなところ戦うわけないのです。一番そういうところに狙うと。そうしたら、逃げればいいではないかなんて言っていますけれども、そんな逃げるわけにいかないのです、攻撃されたら。それで、最低それを守るというのが認められると。これは武力行使でないとか、わけのわからない、全く戦争のイロハもわからない現実離れしたことを言葉をいろいろつくり出して、やでもか戦争をするという体制をやるという、これは私は許されないということだと思うのです。今言った武器の使用とか武力行使、それも武器使用で武力行使でないということを先ほど言ったように、これも全く通用しない。守りであろうが何であろうが武器使用すればもう武力行使なのです。
そうやって見ればこれは憲法に違反するというのは明瞭でありまして、俺たちが、政治家が憲法、その問題を判断するのだとかということを言っていますけれども、こんなことしたら憲法の意味がなくなるわけです。全く憲法に基づかないで、時の政権が全部判断するなんていったら、日本なんていうのは日本国憲法なんてなくなるのです。ですから、学者が3人全部反対して、それから潮目が変わったというふうに言われていますけれども、今学者3,000人以上が憲法を守れという声明を出しました。憲法どおりだと言っている学者は10人に満たないというほど圧倒的に憲法を守れという世論は強いのです。
それで、この前も言いましたけれども、いろんな世論調査見てもやはり憲法違反だというふうに考える国民が圧倒的で、今国会は絶対こんなのを成立させてはだめだという国民も圧倒的に今なっているのです。ぜひそういう声に応えて、やはり若い人が、今の非戦闘地域でもイラク、アフガンに特措法で派遣されたわけです。それで、直接はそのとき戦死はしなかったのですけれども、帰ってきて54人の派遣された自衛隊員が自殺しているのです、余りの恐怖に。これを戦闘地域にやるということになったら、自衛隊のリスクなんていうのは変わらないなんていうふうに言っているようですけれども、そんな事態には絶対ならないと、必ず犠牲者が出るし、大変な後遺症が残るというのをはっきりさせて、我々の責務だと思うのです。若者を、日本を守るためではないのです。アメリカが行う先制攻撃に一緒に参加すると、それから表面上は休戦協定を結んでいるようなところもほかの国と一緒に軍隊となって参加するという法案なわけです。これをしたら絶対被害が出るし、やはり殺し、殺される国に大きく転換するというのは誰が見ても明らかだと思うので、これは私は請願に賛成です。
一部に中国とか北朝鮮とかいうふうに言っているのですけれども、日本の憲法だってちゃんと自衛権というのあるわけです。攻撃されてきたら守るというのは、ちゃんとこれは憲法上の解釈でも定着しているのです。だから、あそこが恐ろしい、ここが恐ろしいということでどんどん、どんどん拡張していくと、これは最悪の事態なのです。これは、やっぱり最大限外交に力を尽くすということが今求められていると思うのです。戦争に手を出したらだめです。紛争はもっと大きくなる。もっと被害が大きくなる。テロももっといっぱいになる。こういう泥沼に陥ると。そういういろんな懸念があっても武力で解決するというのしか頭にないというのは、日本の最大の弱点なのです。アメリカには全く逆らえないという度を超した従属性、これが今あらわになっていると思うのです。そういうことで賛成討論ということで、自由討議の時間としたいというふうに思います。
〇議長(石川恒夫君) 宮脇議員、討論でありませんので、自由討議でございます。その辺勘違いしないように。
〇12番(宮脇雅夫君) ちょっと言葉を間違えました。
〇議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
19番、山崎正春さん。
〇19番(山崎正春君) 今宮脇議員から請願第7号についていろいろお話がありました。決して否定するものではありませんが、私は安全保障関連法の制定の中止を求めるという意見書の提出については反対の……
〇議長(石川恒夫君) 山崎議員、自由討議でありますので、あくまで山崎議員としてのこの請願に対する意見ということでご発言お願いいたします。討論は後ほど行います。
〇19番(山崎正春君) いろいろ話が出ましたが、自衛隊を戦闘地域に派遣するというようなこともありますが、国会の特別委員会の政府の答弁等を見てみると、聞いている関係においては、自衛隊は外国に派遣する場合はあくまでも後方支援であって、いわゆる補給とか輸送あるいは医療などを円滑に実施するための後方支援であって、PKOと同様であると政府側は答弁しているわけであります。あるいはまた、今この法案が可決されればいわゆる戦闘地域に自衛隊をすぐ派遣して、しかも戦闘が始まるようなお話もありますが、全くそのようなことはありませんというような政府の答弁であります。また、国際貢献であってもやはり参加する5原則というのがあるわけでありますが、武力行使をするというようなことは考えられません。もし武力行使をするというようなことであれば、新しい3要件を満たすかどうかを判断し、また国会の承認が必要となるというようなことでありますので、私はそのような心配はないというふうに考えております。そのようなことで今国会で議論がされているわけでありますが、そういうのを十分やっぱり聞いて、また新聞等で見て判断すべきものであるというようなことを考えておりますので、この内容等については私は余り解釈はできないと、こういうふうに考えています。
〇議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
14番、中島正昭さん。
〇14番(中島正昭君) 今お二方から自由討議ということでご意見お聞きいたしました。最初の宮脇議員の討議、まさに90%近くはそうかなとは感じられます。というのも、自衛隊のリスクがふえる、戦争にまっしぐら、これについては若干私の異論といいますか、ちょっと違うのだなという考え方を申し述べたいと思います。
戦争にまっしぐらというよりも、日本が戦争で自衛隊員がリスクをしょうよりも、油等々の輸入がテロ等々で断った場合、これ戦争のリスク、自衛隊員が勝負をかけるリスク等々よりも日本人そのものが、国民そのものがいわゆる生活の営みができなくなるという懸念、そういった懸念が今まさに起ころうとしている国際情勢なのだということを感じざるを得ません。そのときに、では指をくわえて今まで70年日本は戦争をしないで平和だったのだから、それでいいのだということにはつながらない。そういう世界情勢の真っただ中にあるのだということをもう少し考える必要があるのではないかというふうに思っております。そのためには、今法案を審議していることの真意というものをそれなりに考えるべき。国民としても必要があるのではないか。
また、近隣の中国、北朝鮮については、それはそれで今までなかったのだから、そんなことはないだろうという話もありました。とんでもない話であります。100遍まともなようにうそをつけばうそも本当になるのだという国です。まさに公海である南シナ海を我が物のように経済背景、軍事力背景に軍事施設を建設しているという事実、これについては各国も当然懸念だけでは済ませない状況というのも芽生えている。それに対処する必要もあります。その辺も考えまして、リスクは当然ふえるというふうな話は私はもっともだと思っております。といえども、それ以上のリスクは国民が今背負わなければならない危機的な世界情勢が迫っているのだという観点も考えなければならないというふうに思っておりますので、人それぞれの考えですから、決してそれは違う等々は、同じ議論ですから、お互い尊重してこそ次のステップにつながると思っていますので、私なりの意見ですけれども、また折に触れ発言することもあるでしょうけれども、ということで討議させていただきました。
〇議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
3番、山田早苗さん。
〇3番(山田早苗君) 今中島議員のほうから経済的な問題が大きくあって、日本人が大変危機的な状況になるということとか、近隣の諸国が日本に対しての脅威になっているのではないかというようなことでの議論がありましたけれども、私はそういうことに関してはやっぱり戦争というか、武力というか、そういう戦いということで解決すべき問題ではないというふうに思うのです。それで、憲法の9条でもそこはしっかりと9条の1項のところで国際紛争の解決を武力でやってはいけないのだということを言っているわけです。そういう意味で私たちがそこのところをしっかり守っていかなければ本当にどんどん、どんどん拡大してしまうという、そして自衛隊員一人一人の命も私たちの命と同じ重みを持って、経済的なことよりも自衛隊員の命を守り、若い人たちの命を守るということのほうがよほど重要であるというふうに思うのです。それは当たり前のことだと思うのです。そういう経済上のリスクというのは、今までも日本はいろんな形で話し合いをしたりしながら解決をしてきているのだと思うのです。ここで私たちが武器を持って出かけていくことができるという道を開くということは、相手の国にとっては逆に日本が物すごく脅威な国になってしまうのではないかという、そのことのほうがよほど相手にとって大きなリスクになるというふうに思うのです。そういう意味でそこら辺は命の問題と経済の問題をてんびんにかけるということは違うのではないかというふうに、原発のときにも裁判官がそのようなことを言ったと思うのですけれども、経済的なことと人間の命というものをてんびんにかけるような問題ではないのだというふうに言っていましたけれども、ここでもそれは同じ理屈が言えるのではないかなというふうに考えます。
〇議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
10番、江口卓王さん。
〇10番(江口卓王君) このたびの安全保障関連法制定の中止を求める意見書の請願ということで、私も紹介議員の一人として加えていただきました。私のほうから、自由討議ということですので、お話しさせていただきますが、この請願の一員になって以来、私もテレビの中継あるいは新聞、ニュース等を眺めながら、この阿賀野市民の人たちも真剣にどのように考えているのかなということがいつも気になってまいりました。先週実は瓢湖でニホンカモシカが1頭迷い込んできて、無事に捕獲されて、また五頭山麓に放たれたことは新聞報道で大きく報道されたわけです。そのときに2度ばかり実は大きな拍手が湧き起こったところであります。1度目は、瓢湖の東側、岸辺の近くのガツボで消防署員あるいは市役所の職員の方、それと猟友会の皆さんでずぶぬれになりながら捕獲され、それを見ていた市民の方々、岸辺で小学生の方も見ておりました、心配しながら。その捕獲する前には、1度はまた瓢湖の中心部に向かって泳ごうとして、これはまたもしかして夜になったら大変だなと、そんなような状況もありました。そして、無事捕獲されて、思わず小学生の方を中心にして拍手が湧き起こりました。それから、今度ガツボから岸辺に上げて、おりに入れて無事に今度五頭山麓へ職員の方から放したいということでおりが運ばれてきて、そこへまた載せる際も非常に苦労なされて、無事おりの中でニホンカモシカが立ち上がって、無事に自由といいますか、獲得したとき、これもまた小学生が思わず今度ようやく安心されて、放されるのだなということもあったのでしょう。そんな思いで私は一部始終見ていながら、この阿賀野市の自然、また今こうやって議場から見れば山々が見える。もしかすればそこからカモシカも見ているかもしれない。感謝しているかもしれない。こうした大地の自然の豊かさ、それからそこに集まっていた市民にまじっている子どもたちの将来、これもこの法案が場合によっては通れば、また将来戦場に向かうことになるかもしれない。そういったことを考えたとき、私はやはりこのままこの阿賀野市がいつまでも平和であるよう、そんな思いできょうはまた自由討議ということで一言意見を述べさせていただきました。
以上であります。
〇議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) なしと認めます。
これで自由討議を終わります。
これから議案第70号以外について討論を行います。
初めに、議案第72号、議案第73号、請願第5号について討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
次に、請願第7号について討論を行います。
まず、請願に反対の方の討論を行います。
8番、村上清彦さん。
〇8番(村上清彦君) 私は、請願第7号に対し反対の立場で討論をさせていただきます。
現在日本に対して核兵器、弾道ミサイルなど大量破壊兵器の脅威があり、しかもそれが拡散しております。また、軍事技術も著しく高度化しております。我が国の近隣でも弾道ミサイルの発射実験を繰り返し、核開発疑惑を否定できない国があります。国際テロやサイバーテロの脅威も深刻です。こうした中で国と国民を守ることは政治の最も大事な仕事であり、どのような状況であっても対応できるすき間のない安全保障体制を構築するとともに、抑止力を強化する必要があります。一方で国際社会の平和と安全に対する貢献も重要であります。与党は、これらの視点から安全保障法制整備の議論を重ねてきました。海外での武力の行使を禁じた憲法第9条の解釈は変えず、専守防衛の理念を堅持し、これまでどおり専ら他国防衛のための集団的自衛権の行使は一切認められません。その上で国民を守るためには自衛の措置がどこまで認められるのか、その限界はどこにあるのかを突き詰めて議論した結果が昨年7月の閣議決定でありました。
この閣議決定では、憲法第9条のもとで許される自衛の措置発動の新3要件が定められ、法案に全て明記されました。この新3要件では、日本への武力攻撃が発生した場合だけでなく、日本と密接な関係にある他国に対する攻撃が発生した場合でも、これにより日本の存立が脅かされ、国民の権利が根底から覆される明白な危険がある場合に限って自衛の措置をとることができるとしております。明白な危険とは、国民に日本が武力攻撃を受けた場合と同様な深刻、重大な被害が及ぶことが明らかな状況をいいます。しかも、自衛権の発動に当たっては国の存立を全うし、国民を守るためにほかに適当な手段のない場合にのみ許されます。あくまで専守防衛、自国防衛に限って許されるという厳しい条件がついております。さらに、隊員の安全確保のため、国会承認の前提となる基本計画の段階で安全性が確保されているかなどもチェックできるようになっております。そして、海外派遣の3原則として、国際法上の正当性の確保、国民の理解と国会関与など民主的統制、自衛隊員の安全確保を明確に定めているところであります。こうしたことから、日本を海外で戦争できる国にする戦争立法という批判がありますけれども、これは全く根拠のない言いがかりであります。1992年成立のPKO協力法のときも戦争に巻き込まれるなど、実態に基づかない一方的な批判が起こりましたが、こうした批判のための批判は長続きせず、現在PKOは国民の大半の支持を受けております。
また、世界のどこへでも自衛隊を派遣し、米軍を支援するなどの批判は、支援の目的、趣旨や厳格に定められた要件、手続などを全く無視した極めて短絡的な主張であります。米軍等に対する支援は、重要影響事態法によるものと一般法として制定する国際平和支援法によるものの2種類があります。重要影響事態法は、日本の防衛のため活動している米軍等への支援であり、あくまで日本の平和と安全のためです。一方、国際平和支援法は国際社会の平和と安全のために活動している外国軍隊への支援です。アメリカのための支援ではなく、国連決議によって国際法上の正当性が確保されたものに限られます。日本が主体的に行う国際貢献としての支援です。しかも、両方とも自衛隊が実施するのは後方支援に限られ、武力行使は許されません。また、自衛隊の派遣には国会の承認が不可欠であります。米軍のためにどこまでも一緒に行くなどという批判は全く当たりません。
我が国の防衛は、主として自衛隊と日米安保条約に基づく米軍との2つの実力組織によって確保されており、そもそも自衛隊や日米安保条約には違憲の疑いがあるという立場の人は別として、このこと自体を否定する人は少ないと思います。この日米安全保障条約を軸にして国民の生命を守る体制をより一層強化するとともに、人道復興支援など国際社会から高い評価を得ている平和協力の分野でさらなる貢献を目指すための平和安全法制であると私は認識しておりますので、このたびの意見書提出には異議を唱え、反対討論とさせていただきます。
〇議長(石川恒夫君) 次に、請願に賛成の方の討論を行います。
13番、倉島良司さん。
〇13番(倉島良司君) 私は、請願第7号に賛成の立場から討論に参加いたします。難しいことは抜きに、理屈っぽく言わないで、感情に訴えながら言わせていただきますので、よろしくお願いいたします。
私は、もともと性格的にもおとなしく、戦争などという殺し合いは全く性に合いません。テレビのインタビューなどでも、70歳を超えた人は今まで続いた70年という平和な時代をこれからも続けてほしい、そういう声が圧倒的であり、マスコミ等の調査においても80%を優に超えていると聞いております。大分以前になりますけれども、私は農家の友人、七、八人でしたけれども、中国へ農業研修に行く機会があり、昔でいう満州地区へ行ってまいりましたところ、ある駅の花壇に明かりをともし、お参りをしている一緒に行った仲間がおるのを偶然見かけ、後で知ったことでありますけれども、その方の母親が日報に連載されている満州開拓団の方だったのでしょう。母親からあそこへ行ったらお参りをしてきてくれ、その地にはおまえの兄弟が眠っているところだからと涙ながらに頼まれ、母の願いを実現したのだそうであります。詳細は省きますけれども、本当にせつない戦争の悲劇を目の当たりに見た思いがいたしました。日報の連載を読んで再びそのことを思い出しております。
私のおじも中国戦線で亡くなっております。私の父親はシベリア抑留組であります。私は戦後の生まれでありますから、戦争そのものの実体験はございません。しかし、戦後の物不足や貧困生活は私なりに知っているつもりであります。しかし、最近暮らしていますと、何か若者に未来への希望があのころと比べるとないような、そんな印象を受けております。私だけの印象かもしれませんけれども、未来への輝くような希望が今の若者になかなか感じられる機会が少ないように、そんな気がしてなりません。ですから、戦争に道を開くようなことは絶対に反対であります。その他ありますけれども、結論としては請願7号の採択に賛成することで討論を終わらせていただきます。ありがとうございました。
〇議長(石川恒夫君) ほかに討論ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第72号、議案第73号、請願第5号、請願第7号を採決します。
初めに、議案第72号、議案第73号、請願第5号を採決します。
お諮りします。本案は委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第72号、議案第73号、請願第5号は委員長報告のとおり決定をいたしました。
次に、請願第7号を採決します。
この採決は、起立によって行います。
本件に対する委員長の報告は採択です。
お諮りします。請願第7号は委員長報告のとおり決することに賛成の方はご起立をお願いをいたします。
〔可否同数〕
〇議長(石川恒夫君) 採決の結果、賛成、反対とも9名、賛否同数であります。
よって、地方自治法第116条第1項、普通議決、過半数議決可否同数の場合は議長が決するということになってございます。
議長が決する議長裁決は、阿賀野市議会始まって以来初の事例でございます。また、今回傍聴の方もおられますので、その内容について若干ご説明をさせていただきます。
今ほど申し上げましたとおり、地方自治法第116条第2項で議長は表決権を有しません。そのかわり普通議決、過半数議決で今ほどのように可否同数となった場合、議長がこれを決するというのが地方自治法第116条であります。そのときの議長の判断の原則、現状維持の原則というのがございます。これについて若干ご説明をさせていただきます。
表決、今ほどのように可否同数になり、議長裁決が行われる場合、これは現状維持に行使されるべきだという原則であります。これは、議案の、請願も含みます。補正とか条例改正、それから請願、人事案件の同意議案、全てその議案の内容にかかわらず否決をしていく、要は現状で積極的に賛成者が多数を占めない状況はまだ審議が尽くされていないという判断、その現状を維持しておくというのが現状維持の原則であります。
今回、先ほど申し上げましたとおり、阿賀野市議会初めての事例でございます。どこのどなたとは申し上げません。自己の私心、信条で法解釈を拡大することは私は好まない、避けたい。あくまで今ほどご説明をいたしました現状維持の原則を忠実に守る、その立場で判断をさせていただきます。
よって、この請願第7号は不採択とさせていただきます。
〔何事か呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 現状維持、要は全て議案の内容にかかわらず否としておく、執行部提案の議案であれば否決、請願であれば不採択、人事案件であれば不同意、当該議会での審議の機会を残しておく、それが現状維持の原則であります。その観点で今ほど申し上げましたとおり、この請願第7号は不採択と裁決をいたします。
12番、宮脇雅夫さん。
〇12番(宮脇雅夫君) 現状維持というのは、そういう解釈というのはどこに書いてあるのですか。
〇議長(石川恒夫君) それは、皆さんご案内だと思います。会議規則あるいは議員必携等にそれは現状維持の原則というのがしっかり説明をされてあります。
〇12番(宮脇雅夫君) それがこれに適用されるのか。
〇議長(石川恒夫君) 要は先ほど申し上げました根拠法、地方自治法第116条に基づく議長裁定であります。その根拠は、今ほど申し上げました現状維持の原則、それに基づいて厳格に法解釈を採用させていただいたということであります。
〇12番(宮脇雅夫君) それは俺ちょっと異議あるな。
〇議長(石川恒夫君) それはもう裁決しましたので。
〇12番(宮脇雅夫君) 異議がある、その解釈に。
〇日程の追加
〇議長(石川恒夫君) 続きまして、請願第5号が採択をされましたので、ただいま総務文教常任委員会委員長から発議第6号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書をお手元に配付をさせていただいております。
お諮りします。発議第6号を日程に追加し、追加日程1として日程の順序を変更し、直ちに議題といたしたいと思います。ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
したがって、発議第6号を日程に追加し、追加日程1として直ちに議題とすることに決定をいたしました。
〇発議第6号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係
る意見書の提出について
〇議長(石川恒夫君) 追加日程1、日程第1、発議第6号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書の提出についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
13番、倉島総務文教常任委員会委員長。
〔13番 倉島良司君登壇〕
〇13番(倉島良司君) 発議第6号 30人以下学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書について、別紙のとおり会議規則第14条第2項の規定により提出する。平成27年6月19日。提出者、阿賀野市議会総務文教常任委員会委員長、倉島良司。
提出先につきましては、内閣総理大臣、内閣官房長官、財務大臣、文部科学大臣、総務大臣であります。
なお、意見書につきましては、お手元に配付いたしましたとおり、ただいま採択いただいた請願第5号と同趣旨のものでございますので、朗読を省略させていただきます。よろしくご審議の上、ご承認くださるようお願いいたします。
〇議長(石川恒夫君) これで説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
本案は、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略といたします。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから発議第6号を採決いたします。
お諮りします。発議第6号は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
したがって、発議第6号は原案のとおり決し、意見書を関係省庁に提出することに決定をいたしました。
〇議案第70号 平成27年度阿賀野市一般会計補正予算(第1号)のうち社会
厚生常任委員会所管分
議案第71号 平成27年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第1号)
議案第74号 阿賀野市介護保険条例の一部改正について
請願第 4号 ウイルス性肝炎による肝硬変・肝がん患者に対する医療費助成
等を求める意見書提出に関する請願
請願第 6号 年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用
に関する意見書(決議)の採択を求める請願
〇議長(石川恒夫君) 日程第3、議案第70号のうち社会厚生常任委員会所管分、議案第71号、議案第74号、請願第4号、請願第6号を一括して議題といたします。
社会厚生常任委員会への付託事件でありますので、委員長の報告を求めます。
17番、遠藤社会厚生常任委員会委員長。
〔17番 遠藤智子君登壇〕
〇17番(遠藤智子君) 委員会審査報告書。平成27年6月19日。阿賀野市議会議長、石川恒夫様。社会厚生常任委員会委員長、遠藤智子。
平成27年6月16日に社会厚生常任委員会を開催し、本委員会に付託された議案第70号、議案第71号、議案第74号の議案3件について審査した結果、議案第70号は賛成多数、議案第71号、議案第74号は全会一致で原案のとおり可決と決定したので、会議規則第110条の規定により報告いたします。
なお、請願第4号につきましては全会一致、請願第6号につきましては委員長裁決で採択することに決定いたしましたので、会議規則第143条第1項の規定により報告いたします。
〇議長(石川恒夫君) これで委員長の報告を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
議案第70号については、関係常任委員会の報告後、自由討議、討論、採決を行います。
これから請願第6号 年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書(決議)の採択を求める請願について自由討議を行います。ございませんか。
3番、山田早苗さん。
〇3番(山田早苗君) 年金の積立金をどのようにしてふやして年金受給者を喜ばせようかというようなことでの運用ということに関する私たちの意見かなというふうに思うのですけれども、実際この運用に当たっては、株とかそういったところに私たちの積み立てた年金が投資されて、そこでもって多少なりともの利益が出たのを配分していくというような、そういう考え方かなというふうに思うのです。年金の額は大変大きくて、積立金は100兆円以上もあるというふうに言われています。そして、その運用に対する積立金は流動性が確保できる10兆円程度で十分であるのではないかというようなことを経済学者も言っているわけですけれども、日本の今の年金に対する国民の信頼度というのは大変おとしめられているというか、毎年毎年年金が下がってしまうという現実があるわけです。そして、今回のような年金の情報の流出があったりとかということで、それから記載漏れがあったりとか、消えた年金などといった形で年金に対する国民の不信というか、そういうのはすごく多いのではないかと思うのです。そういった中でまたこういう運用に関して、株取引というのはあくまでももうかるところがあればもうからないところが必ず出てくるというばくちのようなものだというふうに思うのですけれども、そういうところに、私たちの本当に毎月毎月働いて得たものの中からわずかずつでも積み立てていっているものを、投資という形で確実に安全とは言えないところにやらないようにしてくださいよという、本当に国民の願いではないかなというふうに思います。年金は本当に今年金受給者も国民年金だけでは暮らせない状況とか、厚生年金でも本当に生活保護ぎりぎりの受給しかないというふうな状況があって、本来であれば生活できる年金が欲しいところですし、国としてそこをきちんと保障してもらいたいというのが私たちの願いであるし、そういうことを訴えるわけですけれども、年金に対する国民の信頼を得るためにも今回のこういう請願をやはり議会として上げていくというのは必要なことではないかなというふうな思いを持ちました。
以上です。
〇議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) これで自由討議を終わります。
これから議案第70号以外について討論を行います。
初めに、議案第71号、議案第74号、請願第4号について討論を行います。ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
次に、請願第6号について討論を行います。
まず、請願に反対の方の討論を行います。
7番、雪正文さん。
〇7番(雪 正文君) 請願6号についてですが、年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用に関する意見書の採択を求める請願について、反対の立場で討論をさせていただきます。
公的年金は、今現役世代から高齢者への仕送りであり、急激な少子高齢化が進むと、支え手の減少から保険収入が減ってくるわけです。高齢者の増加からも給付がふえてくることに当然なってくるわけでありますし、積立金の運用により得られた収入も活用して安定的な年金給付をしなければ、現在の年金制度というのは保たれないのではないでしょうか。運用を堅持することからも、分散することによってリスクは防げるものだと私は考えております。現在この方法で運用益を実際上げていることを考えたときに、あえてこの請願を提出することには反対です。議員各位のご理解を得られることを期待し、反対の立場で討論とさせていただきます。
〇議長(石川恒夫君) 次に、請願に賛成の方の討論を行います。
2番、近山修さん。
〇2番(近山 修君) 今年金機構は非常に情報漏えい問題とかいろいろと指摘されていますし、この前にも年金が消えたというような形でいろんな問題を抱えている年金積立金でありますけれども、年金積立金は厚生年金保険法等の規定に基づき、専ら被保険者の利益のために長期的な観点から安全かつ確実な運用を検討すべきものであるというふうに言われています。今検討されているのは、長期的ではなくて、日本経済の立て直しのために年金積立金を運用していくというような立場で政府が今出してきている問題であります。この問題、確かにいろんな面で、一時的には利益が上がるかもしれませんけれども、こういうリスクの大きい運用をしていきますと、長期的にこういうふうなのが続くとは考えられません。よって、慎重な運営をしていくために、連合と経団連のほうでも慎重に運用していくべきだという形で、年金積立金管理運用独立行政法人に対して、年金積立金を検討する部会があるのですけれども、その中で今ほど言いましたように連合の委員と使用者側の経団連のほうで慎重に運用していくべきだというような意見が出まして、年金積立金部会でもまだ政府のほうで意見がまとまらないというような形になっていますので、ぜひとも年金の積立金に対しては慎重に運用していくべきであって、リスクの高いところに日本経済立て直しのために使うべきではないというふうな賛成の立場で討論をさせていただきました。
〇議長(石川恒夫君) ほかに討論ありませんか。
12番、宮脇雅夫さん。
〇12番(宮脇雅夫君) 今近山さんが言った点で私も賛成の立場で、反対ないのでしょう。反対あれば。
〇議長(石川恒夫君) 反対、賛成、反対、賛成交互にいきますので、次は反対の方の討論あればお受けをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇12番(宮脇雅夫君) 言論の府だからいいのでないか。
〇議長(石川恒夫君) 要は会議規則でありますので……
〇12番(宮脇雅夫君) 順序はわかる。
〇議長(石川恒夫君) それでやるということでありますので、よろしくご理解、ご協力をお願いをいたします。
討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第71号、議案第74号、請願第4号、請願第6号を採決いたします。
初めに、議案第71号、議案第74号、請願第4号を採決いたします。
お諮りします。本案は委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第71号、議案第74号、請願第4号は委員長報告のとおり決定をいたしました。
次に、請願第6号を採決いたします。
この採決は、起立によって行います。
本件に対する委員長報告は採択です。
お諮りします。請願第6号は委員長報告のとおり決することに賛成の方はご起立をお願いをいたします。
〔可否同数〕
〇議長(石川恒夫君) ただいまの起立採決の結果は、賛成、反対同数であります。
したがって、先ほどの請願第7号と同じく、地方自治法第116条第1項の規定により、議長が本件に対し裁決をいたします。
請願第6号については、先ほどの請願第7号と同様、現状維持の原則に基づき、議長として不採択と裁決をいたします。
〇日程の追加
〇議長(石川恒夫君) ただいま社会厚生常任委員会委員長から請願第4号につきまして、発議第8号 ウイルス性肝炎による肝硬変・肝がん患者に対する医療費助成等を求める意見書がお手元に配付のとおり提出をされました。
お諮りします。発議第8号を日程に追加し、追加日程2として日程の順序を変更し、直ちに議題といたします。ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
したがって、発議第8号を日程に追加し、追加日程2として直ちに議題とすることに決定をいたしました。
〇発議第8号 ウイルス性肝炎による肝硬変・肝がん患者に対する医療費助成等
を求める意見書の提出について
〇議長(石川恒夫君) 追加日程2、日程第1、発議第8号 ウイルス性肝炎による肝硬変・肝がん患者に対する医療費助成等を求める意見書の提出についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
遠藤社会厚生常任委員会委員長。
〔17番 遠藤智子君登壇〕
〇17番(遠藤智子君) 発議第8号、ウイルス性肝炎による肝硬変・肝がん患者に対する医療費助成等を求める意見書について、別紙のとおり会議規則第14条第2項の規定により提出する。平成27年6月19日。提出者、阿賀野市議会社会厚生常任委員会委員長、遠藤智子。
提出先につきましては、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣でございます。
なお、意見書につきましては、お手元に配付いたしましたとおり、ただいま採択いただいた請願第4号と同趣旨のものでございますので、朗読を省略させていただきます。よろしくご審議の上、ご承認くださいますようお願いいたします。
〇議長(石川恒夫君) これで説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
本案は、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略といたします。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから発議第8号を採決いたします。
お諮りします。発議第8号は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
したがって、発議第8号は原案のとおり決し、意見書を関係省庁に提出することに決定をいたしました。
〇議案第70号 平成27年度阿賀野市一般会計補正予算(第1号)のうち産業
建設常任委員会所管分
議案第77号 市道路線の変更について
議案第78号 市道路線の認定について
発議第 5号 働き過ぎの防止と良質な雇用の確立、中小企業支援の強化を求
める意見書の提出について
〇議長(石川恒夫君) 日程第4、議案第70号のうち産業建設常任委員会所管分、議案第77号、議案第78号、発議第5号を一括議題といたします。
産業建設常任委員会への付託事件であります。委員長の報告を求めます。
その前に、皆様、お手元に配付の委員会審査報告書産業建設常任委員会分の最下段、発議第5号が請願第5号となっておりますので、請願を発議にご訂正をお願いをいたします。
委員長の報告を求めます。
山崎産業建設常任委員会委員長。
〔19番 山崎正春君登壇〕
〇19番(山崎正春君) 委員会審査報告書。平成27年6月19日。阿賀野市議会議長、石川恒夫様。産業建設常任委員会委員長、山崎正春。
6月18日に産業建設常任委員会を開催し、本委員会に付託された議案第70号、77号、78号、発議第5号の議案4件について審査した結果、議案第70号、議案第77号、議案第78号は全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
なお、発議第5号は賛成少数で否決すべきものと決定したので、会議規則第110条の規定により報告いたします。
〇議長(石川恒夫君) これで委員長の報告を終わります。
これから質疑を行います。
12番、宮脇雅夫さん。
〇12番(宮脇雅夫君) ちょっと委員長にお聞きしますが、発議第5号、私が発議者の一人になっているのですけれども、発議者として出席しなくても論議できるということで行かなかったのですが、よく中身がどういう論議をされたかというのがわからないのですけれども、論議の中身、どこが問題なのかというのをちょっと聞かせていただきたい。
〇議長(石川恒夫君) 山崎産業建設常任委員会委員長。
〇19番(山崎正春君) お答えします。
発議第5号についてのご質問でありますが、委員各位から質問等が出たわけでありますが、紹介議員の方もおられませんでしたし、答弁が思うようにできないというような状態でございましたので、そのようなことを委員各位が認識されたのではなかろうかなというふうなことで、賛成少数で否決ということになったわけであります。
〇議長(石川恒夫君) 12番、宮脇雅夫さん。
〇12番(宮脇雅夫君) 答弁が発議者がいないでよくできない、どういうところの答弁ができないということなのですか。具体的には何が答弁できなかったと。
〇議長(石川恒夫君) 山崎産業建設常任委員会委員長。
〇19番(山崎正春君) それらの経過についてはちょっと認識しておりませんが、先ほど話したとおりの結果でございまして、当然紹介議員も出席要請もあるべきではなかろうかなと、こう思いましたが、事務局に問い合わせましたら、それもなかったと、こういうことでありましたので、先ほどお話ししたとおりの結果になったのではなかろうかなと、こういうふうに委員長としては認識しております。
〇12番(宮脇雅夫君) だから……
〇議長(石川恒夫君) 宮脇議員、後ほど自由討議あるいは討論を行いますので、その中でそれぞれご意見等あるいは質疑があれば質疑をやってください。委員同士で。
〇12番(宮脇雅夫君) やり方が、これ委員長に聞いているのだ。
〇議長(石川恒夫君) それはわかりますけれども。
〇12番(宮脇雅夫君) 何だかわけわからない。どういう中身で何がわからなかったのかと、答弁者がいないの何が困ったのかということを聞いているのに全然答えないから、言っているのです。答えなさい。それ責任あるよ、委員長が。よくわからないなんて言っているのではだめ。
〇議長(石川恒夫君) 山崎産業建設常任委員会委員長。
〇19番(山崎正春君) 結果は先ほど申し上げたとおりでありまして、なぜそうなったかとか、具体的に私は委員各位から聞いているわけではありませんけれども、私の個人的な考えを申し上げたわけでありますので。
〇議長(石川恒夫君) 逆です。個人的な意見は発言はしないでください。
〇19番(山崎正春君) 私の委員長としての考え方を述べたわけであります。
〔「議長、休憩お願いします」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 暫時休憩をいたします。
休 憩 (午前11時24分)
再 開 (午前11時26分)
〇議長(石川恒夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これで質疑を終わりといたします。
議案第70号については、最後に自由討議、討論、採決を行います。
これから発議第5号 働き過ぎの防止と良質な雇用の確立、中小企業支援の強化を求める意見書の提出について自由討議を行います。
11番、稲毛明さん。
〇11番(稲毛 明君) 所属している委員会のものなのですが、ここには確かに働き過ぎの防止とか雇用の問題が大きく取り上げられているわけなのですが、その中でも今やっとブラック企業にメスが入り始めて、雇用の問題、不安定雇用がどうなっているかということで、さらにそれらをメスを入れていくということと、あわせて常任委員会でも出たのですが、これだと雇用の雇われるほうにばかり厚くて、雇う側が大変だというような声もあったのですが、ここへちゃんと中小企業支援のため、両方に求めるという意見書になっているわけなので、今の労働条件見た場合にやはりここをきちんとしていかないと、またここで中小企業の支援策が練られていかないと大変なことになっていくというふうに私は思っております。だから、こういう点ではこの意見書の内容は非常に今のあれに合った意見書であるというふうに思っております。
以上です。
〇議長(石川恒夫君) ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) ないようでございますので、これで自由討議を終わりといたします。
これから議案第70号以外について討論を行います。
初めに、議案第77号、議案第78号について討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
次に、発議第5号 働き過ぎの防止と良質な雇用の確立、中小企業支援の強化を求める意見書の提出について討論を行います。
まず、発議に賛成の方の討論を行います。
3番、山田早苗さん。
〇3番(山田早苗君) 私は、議会でもさまざまな場所で若者の働き場所がやはり今なくなっているということで、経済状況、それから少子化の問題、高齢化の問題などもそこのところが大きなネックだということは、この議会の中でも随分いろいろな方が発言されてきたというふうに思っています。働き場所の問題でいえば、阿賀野市でも努力をしながら、工業団地や笹神の西部工業団地などに企業を誘致しながら働き場所を誘致しているわけですけれども、働く場所があればいいという問題ではなくて、若者がそこでしっかりと生活を支えるだけの賃金を得られるということが、やはりそれが重要になってくるというふうに思うのです。
今派遣業が大変広がってしまって、なかなか結婚もできない、子育てもできないというような年収200万円以下のワーキングプアと言われる人々の増大が問題になっています。私も何人もそういう方を知っていますけれども、不安定な雇用の中ではやはり相手がいてもなかなか結婚できないというような状況があって、そうなれば当然少子化の問題にも結びついていってしまうという、この貧困の連鎖というのも発生してくるというふうに思うのです。
新潟県の最低賃金が今715円、フルタイムで働いてもやっと10万そこそこ、なかなか派遣労働者はフルタイムでは働けないという現実があります。そうなればやはり暮らしは憲法で保障された健康で文化的な最低限の生活など望める状況ではないのではないかというふうに思うのです。私は、この働き過ぎの防止と良質な雇用、この良質な雇用というのが大変重要だというふうに思います。阿賀野市内でもいろいろな方の話の中には、あそこはブラックだというようなことも聞かれるような状況が昨今あります。そういったところに対してもメスを入れていかなければ、阿賀野市に定住して子育てをして、子育て環境日本一だと言えるような阿賀野市にすることも大変厳しい状況なのではないかというふうに、全てにつながっているのがこの雇用の問題だというふうに思います。
最低賃金1,000円というのは、計算をしてみますと、例えば5日制、週5日働いて、8時間働いたとしても17万円弱です。そうなると、やはりなかなか厳しい状況ではないか。だけれども、今現状715円よりはずっと若者に未来を見通す、そういう光が当たるのではないかというふうに考えます。ぜひとも最低賃金1,000円、それを目指して国がやっぱりやっていかなければ、地方がそこのところを独自にやるというのはなかなか厳しいと思いますし、中小零細企業を支援するという国の政策がなければ厳しい問題だと思いますので、国の施策としてそこをぜひやってもらいたいということを阿賀野市からも発信していくということは大変重要な問題だというふうに思います。ぜひともこの請願を通していただいて、国の施策に反映させていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
〇議長(石川恒夫君) 次に、発議に反対の方の討論を行います。
1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) 働き過ぎ防止と良質な雇用の確立ということで、そこの部分に関しては、今山田議員がおっしゃったある部分に関しては同調するところはあるのですが、ただ先ほどの最低賃金の問題、これは新潟が715円、東京が888円という金額になっているのですが、まずそれが実際現実的に今の段階で、水準を1,000円以上というふうに書かれていますので、1,000円以上というのは果たして、委員会でも私お話ししたのですが、現実的にそれは可能なのかどうかというのがまず問題として、中小企業が果たしてそれで体力的に問題ないのかというのがまず思うというのが1点と、これ先進国で一般的なという部分というのは、先進国というのは国連で出した資料をもとに多分その金額が出てきたのかなというふうに思っておるのですが、この件に関してもやはり日本が先進国というふうなことであれば、途上国のほうが貨幣価値の低い労働者の方というのはいらっしゃると思うのですが、現実的にこれが時給1時間1,000円以上となると、果たしてその人たちが、今どうしても貨幣価値の低い方というのは日本に労働に来られている方というのが多いと思うのですが、私は何を言いたいかといいますと、要は今先進国と言われるところは発展途上国のところに仕事のアウトソーシングを依頼しているというのが現実だと思っておりますので、そこをまず改善する方法から入っていくべきだというふうに私は個人的には思っておりますので、まずは貨幣価値の低い途上国が貨幣価値が高い先進国に近い経済状況になってからでないと、そこはクリアできない部分もあると思いますし、むしろ地域から雇用が流出している原因というのが全て国内での問題ではないのではないかというふうに認識しておりますので、そこの部分に関して私は非常に違和感があったというのが1つと、国でも最低賃金法というのがありまして、地域最低賃金の決定という、こういった地域の審議して、ある程度そこで議論された金額だというふうに認識しておりますので、そういった観点から見て、ここの部分が非常に違和感があるということです。働き過ぎの防止と良質な雇用という問題、そういう問題に対しては何ら問題ないというふうに自分では認識しております。
以上です。
〇議長(石川恒夫君) ほかに討論ございませんか。
13番、倉島良司さん。
〇13番(倉島良司君) 発言する順番でなかったのですが、手を挙げて済みません。私は、今話を聞いていまして、さっきの戦争の問題ではありませんけれども、どのような理屈をつけてもまさに非人道的なものだと、働き過ぎのこの問題についても。私は、ニュースや何かで子どもの貧困化という言葉前に聞いたとき、意味が最初わからなかったのですけれども、本当に貧困化によって義務教育すら受けられない子どもたちが大勢いるというような、そういう内容だったのです。世界第3位の経済大国と言われている日本がこんなことでいいのかという、人道的な問題からしても非常に問題があると、大いにみんなで考えて正していかなければならない大きな課題だというふうに思いますし、ここに書いてある一つ一つの問題いろいろあるでしょう。そういう細かいことでなくて、本当に人間が幸せにみんなで暮らせる世の中をどうつくるかという立場から立った場合、本当に大きな問題だというふうに感じましたので、みんなで一緒に考えていければなというふうに思って発言させていただきました。この原案賛成の立場で。
〇議長(石川恒夫君) ほかに討論ございませんか。
4番、市川英敏さん。
〇4番(市川英敏君) それでは、反対の立場から一言意見申し述べます。
労働時間、また労働者の身分ですか、それと最低賃金、私としましてもかなりこういうふうになったらいいなとは思いますが、現実考えますと、国でもさまざまな企業とか地方への支援策等を講じておりますが、まだまだ地方には届いていない。地方において、当市、阿賀野市においても中小零細企業がほとんどの中、これを当てはめますと、かなり疲弊しながら、やっとやりくりしながら頑張っている企業も大変なことになるという可能性があるかと思います。それに関してこの意見書に対しては提出するのにはまだ時期尚早かなと私は思います。
以上です。
〇議長(石川恒夫君) ほかに討論ありませんか。
12番、宮脇雅夫さん。
〇12番(宮脇雅夫君) 今いろいろなことを言われていますけれども、私は賛成の立場。今焦点は、最低賃金もありますけれども、派遣なのです。派遣を原則1年以内、それで最長3年で、それで延長する場合は現在は正社員にしないとだめなのです。それを部署をかえるとか、ほかの人間にかえれば永久に派遣をできるということ、これは大改悪なのです。ここで言っているように、こういうふうにすれば企業側から見れば本当に安上がりの労働なのです。派遣というのは、期限を切ってやればいつでも切り捨てることができますから、本当にこれは経営者にとってはまさにもうかる、大企業なんてうはうはなのです。そういうことで今労働者本当に苦しんでいるのです。
それと、もう一つは過労死の原因である8時間労働制が大きく崩れていると。実質的に8時間、私の子どもも東京にいますけれども、9時に出社して11時なのです。それで、何だ、その働き方はと言うと、東京ではそういうのが蔓延して8時間労働制なんてないと。それが嫌なら給料半分だというふうにおどかされると。今はそういうことをして会社に奉仕するものだということですから、鬱病が物すごくふえているのです。まさにそういうことを歯どめがやはり私は必要だと。
それと、地域の疲弊も大きな一つは給料が低いということです、地域は。今セブンイレブンなんてまさに最低賃金で張り出していますよね。あんなにもうかっているところでも、地域もいっぱい出ていますけれども、最低賃金に張りつけているのです。これは今世界的に、先ほど言いましたけれども、景気をよくするには大企業をもうからせるとか、金持ち優遇はもうだめだと。底辺から上げねばならないということで、今アメリカが積極的に最低賃金を上げているのです。そうしないと、日本だって賃金が下がりっ放しという状況、実質賃金ですね。ここでちゃんとそれにふさわしい中小企業も同時に支援して、中小企業も最低賃金に沿って上げられるように支援をするということで明記しているではないですか。私も、この辺は中小企業が多いですから、よく知っていますよ、中小企業がもうぎりぎりやっているのを。明記しているのです、ここでは。
そういう点では、本当に働き方、日本の先ほどの戦争法案と並んで日本のあり方を変える、これを抜きにして労働法制をどんどん悪化して地域創生なんてないです。市長もよく言われるように、結婚しないのは派遣労働者がふえて安定しない、低賃金だからと、これをまさにもっと際限のない派遣労働の道に開くわけです。そうしたら、幾ら地方創生なんていったってそんなのはあり得ないです。この問題を解決しないと、若い人の労働条件をちゃんと生活できる、結婚できて子どもを産み育てる、そういう基礎を労働でつくらせるようにしなければ地域なんてないと私は思うのです。それで、この意見書を、いろいろ請願とかもありましたけれども、これはぜひ出すべきだということでやった。
1,000円というのは、いろんな家計調査をして、最低1,000円がないと暮らせないよというような実体験でこの1,000円というのが出てきたのです。そんなに高過ぎないです。さっき山田さん言ったけれども。月収にしてみれば幾らもないでしょう。ボーナスもないわけだから。これは、最低賃金を1,000円にすればぐんと経済効果が私は出ると思うのです。そういう中身ですので、ぜひお願いしたいというふうに思います。賛成の立場から討論参加しました。
〇議長(石川恒夫君) ほかに討論ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第77号、議案第78号、発議第5号を採決します。
初めに、議案第77号、議案第78号を採決します。
お諮りします。本案は委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
したがって、議案第77号、議案第78号は委員長報告のとおり決定をいたしました。
次に、発議第5号を採決します。
この採決は、起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は否決です。
お諮りします。発議第5号に賛成の方は起立をお願いをいたします。
〔起立少数〕
〇議長(石川恒夫君) 発議第5号は起立少数であります。
よって、発議第5号は否決と決定をいたしました。
これから議案第70号 平成27年度阿賀野市一般会計補正予算第1号について自由討議を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 自由討議なしと認めます。
これで自由討議を終わります。
これから議案第70号 平成27年度阿賀野市一般会計補正予算第1号について討論を行います。
まず、原案に反対の方の討論を行います。
12番、宮脇雅夫さん。
〇12番(宮脇雅夫君) 私は、この予算についてマイナンバーの問題、これ1,561万円補助金として出てそれを使うということで、法定事務ということで、市長の立場立てばわかりますけれども、これ今余りにも問題が大き過ぎるというふうに思うのです。年金だけであれほどの情報流出、まだもっと流出しているのではないかと。協会けんぽですよね。3,400万でしたか、あれも情報流出している可能性があるということで、いずれもそんなこと管理して大丈夫かと、もう絶対漏れないのだと、流出しないのだということでみんなやっているのですけれども、それがああいう事態になって流出したら、もうその流出情報というのはどこにでも全部流れますから、取り返しがつかないということです。
マイナンバーは、そんなレベルのものではなくて、これは今基礎的なのを今度やりますけれども、小さいわけです、今のところ10月1日からの始めるのは。ところが、それに大きく産むということで、小さく産んで大きく産むというのが、今予定されているのは所得税でしょう、それに載せるの。住民税、医療保険料、銀行預金口座、メタボ健診のデータ、これを最低載せると。それから、もっといっぱい載せると。どんどん、どんどんこれに載せる。これは最高の、それを見れば全部がわかるということです。所得も全部掌握できますから、一銭も逃さないということです。ですから、課税強化をするという社会保障削減の準備でもあるのです、これは。明瞭なのです。どんどん削減メニューが出てきて、確実に削減できるように一人も逃がさないと、一部の金持ちはしようがないと、そこには手が及ばないので、手をつけないで減税をするという、こんなでたらめなのはないし、これほど危険なのはないから、こういうのは私どもは絶対、こういうのに莫大なお金、これで済まないわけです。住民から見ればメリットというのは本当少ないのです。多少便利になるぐらいで、こんなリスクを冒してこんなお金をかけるというのは、よく知らせれば、住民だってよく知らないうちに進んでいるわけだ。住民だってそんなのは要らないというふうに言うと思うのですけれども、さっぱりわからないうちにこれもどんどん進めているということでありまして、私はこのこういうのを含んだ補正予算に反対でございます。
〇議長(石川恒夫君) 次に、原案に賛成の方の討論を行います。
15番、高橋幸信さん。
〇15番(高橋幸信君) 議案第70号について賛成の立場で討論をさせていただきます。
この補正予算は、現時点において当初予算編成後の状況変化への対応や国、県の補助金、交付金等の交付決定に対応した適正な補正予算であると認識しております。今宮脇議員が言われました特にマイナンバー関連の予算については、法律と国の予算に基づいた適切な予算計上であり、阿賀野市がマイナンバー制度の実施までに行わなければならない準備に不可欠な予算と考えております。もしこの補正予算の否決によりマイナンバー制度における準備が整わなくなった場合は、市民の皆様に大きな不利益と迷惑をかけることになると考えることから、この補正予算に賛成するものであります。
以上です。
〇議長(石川恒夫君) ほかに討論ありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから議案第70号を採決いたします。
この採決は、起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決であります。
お諮りします。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立をお願いいたします。
〔起立多数〕
〇議長(石川恒夫君) 起立多数であります。
したがって、議案第70号は委員長報告のとおり可決されました。
〇発議第4号 阿賀野市議会委員会条例の一部改正について
〇議長(石川恒夫君) 日程第5、発議第4号 阿賀野市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。
村上議会運営委員会委員長。
〔8番 村上清彦君登壇〕
〇8番(村上清彦君) 発議第4号、会議規則第14条第2項の規定により、阿賀野市議会委員会条例の一部を改正する条例を別紙のとおり提出します。
平成27年6月8日。阿賀野市議会議長、石川恒夫様。阿賀野市議会運営委員会委員長、村上清彦。
本案は、教育委員長と教育長を一本化した新たな責任者を置くことなどを内容とする地方教育行政の組織及び運営に関する法律が施行されたために改正するものです。よろしくご審議の上、ご賛同いただきますようお願いいたします。
〇議長(石川恒夫君) これで提案理由の説明を終わります。
これから質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 質疑なしと認めます。
これで質疑を終わります。
本案は、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略といたします。
これから討論を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これから発議第4号を採決いたします。
お諮りします。発議第4号は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
したがって、発議第4号は原案のとおり可決されました。
〇委員長報告第5号 閉会中の所管事務調査報告(総務文教常任委員会)
委員長報告第6号 閉会中の所管事務調査報告(社会厚生常任委員会)
委員長報告第7号 閉会中の所管事務調査報告(産業建設常任委員会)
委員長報告第8号 所管事務調査報告(産業建設常任委員会)
〇議長(石川恒夫君) 日程第6、委員長報告第5号から委員長報告第8号までを一括議題といたします。
各常任委員会の閉会中の所管事務調査報告、産業建設常任委員会の所管事務調査報告については、お手元に配付いたしましたとおりであります。
これで委員長報告第5号から委員長報告第8号までの報告を終わりといたします。
〇閉会中の継続調査申出について(総務文教常任委員会)
閉会中の継続調査申出について(社会厚生常任委員会)
閉会中の継続調査申出について(産業建設常任委員会)
閉会中の継続調査申出について(議会運営委員会)
〇議長(石川恒夫君) 日程第7、閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
各常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長から会議規則第111条の規定により、お手元のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りします。各常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(石川恒夫君) 異議なしと認めます。
したがって、各常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
〇閉会の宣告
〇議長(石川恒夫君) これで本日の日程は全て終了いたしました。
以上をもちまして本定例会の会議に付された事件は全て終了いたしました。
慎重かつ闊達なご審議をいただき、まことにありがとうございました。
これで本日の会議を閉じ、平成27年第2回阿賀野市議会定例会を閉会といたします。
ご苦労さまでございました。
閉 会 (午前11時55分)