平成25年第5回阿賀野市議会臨時会議事日程(第1号)

                      平成25年11月22日(金)午後1時30分開会

日程第 1 会議録署名議員の指名                             
日程第 2 会期の決定                                  
日程第 3 諸般の報告                                  
日程第 4 議案第111号 平成25年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第2号)      
日程第 5 報告第 16号 専決処分の報告について(専第18号 損害賠償の額の決定及び和解
              について)                          
      報告第 17号 専決処分の報告について(専第19号 損害賠償の額の決定及び和解
              について)                          

出席議員(20名)
   1番   天  野  美 三 男  君      2番   近  山     修  君
   3番   山  田  早  苗  君      4番   市  川  英  敏  君
   5番   佐  竹  政  志  君      6番   山  賀  清  一  君
   7番   雪     正  文  君      8番   村  上  清  彦  君
   9番   風  間  輝  栄  君     10番   江  口  卓  王  君
  11番   稲  毛     明  君     12番   宮  脇  雅  夫  君
  13番   倉  島  良  司  君     14番   中  島  正  昭  君
  15番   石  川  恒  夫  君     16番   高  橋  幸  信  君
  17番   遠  藤  智  子  君     18番   浅  間  信  一  君
  19番   山  崎  正  春  君     20番   山  口  功  位  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
       市     長    田   中   清   善   君
       教  育  長    田   村       仁   君
       総 務 部 長    吉   野   晴   記   君
       民 生 部 長    中   村   彰   男   君
       産 業 建設部長    小   川       稔   君
       市 長 政策課長    中   野   孝   英   君
       総 務 課 長    圓   山       知   君
       市 民 協 働    遠   藤   孝   栄   君
       推 進 課 長

       財 政 課 長    立   川       久   君
       税 務 課 長    遠   藤       勝   君
       市 民 生活課長    関   川   嗣   雄   君
       健 康 推進課長    折   居   千 恵 子   君
       地 域 医 療    井   上   秀   子   君
       推 進 課 長

       社 会 福祉課長    小   菅   章   義   君
       高 齢 福祉課長    目   黒       裕   君
       農 林 課 長    披 田 野   勝   幸   君
       商 工 観光課長    飯   野   喜   夫   君
       建 設 課 長    土   岐       昇   君
       上 下 水道局長    荒   木   秀   樹   君
       会 計 管 理 者    長 谷 部   教   秀   君
       農 業 委 員 会    片   桐   秀   一   君
       事 務 局 長

       学 校 教育課長    折   笠   朝   美   君
       生 涯 学習課長    見   原   健   司   君
       安 田 支 所 長    廣   田       彰   君
       京 ヶ 瀬支所長    菅   井   平   治   君
       笹 神 支 所 長    渡   辺   滝   雄   君
       監 査 委 員    小   林   正   男   君
       事 務 局 長

       消防本部消防長    三   澤   誠   一   君

本会議に職務のため出席した者の職氏名
       事 務 局 長    小   林   定   次
       係     長    五 十 嵐   久 美 恵
       主     任    渡   辺   康   恵


               開 会 (午後 1時30分)
    開会の宣告
議長(山口功位君) ご苦労さまです。皆様にはご多忙のところ、ご参集をいただきましてありがとうございました。
  定刻になりました。
  ただいまの出席議員数は19名です。定足数に達しておりますので、これより平成25年第5回阿賀野市議会臨時会を開会いたします。
  なお、18番、浅間信一さんから前もって遅刻の届け出がありましたので、ご報告します。
  また、新潟日報さん、あがの新報さんから写真撮影の申し出がありましたので、許可いたします。
                                            
    開議の宣告
議長(山口功位君) これより本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
議長(山口功位君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、1番、天野美三男さん、2番、近山 修さん、3番、山田早苗さん、以上3名を指名します。
                                            
    会期の決定
議長(山口功位君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
  お諮りします。本臨時会の会期は、本日11月22日の1日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、会期は本日11月22日の1日間に決定いたしました。
  ただいま浅間議員さんが出席されまして、ただいまの出席議員数は20名であります。
                                            
    諸般の報告
議長(山口功位君) 日程第3、諸般の報告を行います。
  9月5日からきのうまでの主な会議、行事等の状況及び議長が決定した議員派遣につきましては、お手元に配付しております諸般の報告並びに議員派遣一覧のとおりです。
  本臨時会の会議事件説明のため出席を求めた者は、田中市長を初め28名であります。
  本臨時会の審議に付される事件は、執行部から議案等3件です。
  去る11月15日議会運営委員会が開催され、本臨時会の運営について協議いただいた結果、お手元に配付されております会期日程により運営することにいたしました。
  以上で諸般の報告を終わります。
                                            
    議案第111号 平成25年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第2号)
議長(山口功位君) 日程第4、議案第111号 平成25年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第111号 平成25年度病院事業会計補正予算について、提案理由を説明申し上げます。
  補正予算第2号として、新病院整備事業にかかわる継続費の総額を増額し、年割額についてもそれぞれ増額するものであります。
  補正の内容は、新病院建築にかかわる面積の増、資材及び労務単価の高騰による増並びに消費税及び地方消費税の引き上げに伴う建設事業費の増等により、当該事業の継続費総額並びに年割額を変更するものであります。継続費の年割額につきましては、平成26年度を20億2,386万8,000円、平成27年度を2億4,202万4,000円、それぞれ増額するものであります。これに伴いまして、22億6,589万2,000円を増額し、総額96億8,269万1,000円とするものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。ございませんか。
  1番、天野美三男さん。
1番(天野美三男君) 先般の病院の特別委員会でも一応お話しさせていただいたのですが、トリアージスペースについてでありますが、このトリアージスペースについて、新しくできる新病院として地域の災害、いろいろな災害も考えられます。前回台風30号でフィリピンのレイテ島には、やはり死者4,000人を超えるというふうな大きな災害があったというふうに報道されております。水原郷病院の役割というか、災害とかに関するどういったトリアージスペース等を考えておられるのかというのを、また議会のほうにお示ししていただきたいと思いますし、また市民の皆様もそういった災害時の病院の果たす役割について非常にわからないで考えておられる方もいらっしゃるというふうに聞いております。その辺を踏まえて、慎重にまた議会のほうにもお示しいただきたいというのが1つと、やはり事業費が総額約99億円という大きい金額になっております。やはり市民の安全、安心をこれから考えて、きっちりと病院建設に向けていただきたいというふうに思います。また、これからの市民の皆さんがやはり望んでおられます休日、夜間診療に関しても、今の状態では非常に難しい状況の中で、やはり市民の安全と安心を守るために水原郷病院の新築事業費の増額もあったというふうに認識しておりますが、市長の見解をお聞かせください。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) まず、トリアージスペースの関係でございます。先般の特別委員会におきましても説明をさせていただいておりますが、いろいろな種類の災害が発生する可能性が非常に高いということで、その際に負傷等をされた傷病者を一日も早く搬送し、そしてそこで手当てをする、そのためのスペース、それをエントランスのほうで、あるいは待合室等々でそのスペースを確保するというような基本的な考えでございます。その大きさ等について質問されているということだと思いますが、傷病者の数というのは災害にもよっては大小さまざまでございます。例えば今阿賀野市内というのは、木造家屋、耐震化率は7割ちょっとと。もし阪神・淡路クラスの大震災が発生したとき、そしてまた発生した時間、夜間であるとか、早朝であるとか、あるいは日中であるとか、夕方発生、いろいろなケースが考えられるわけですが、それら最大の場合だと、もうとても病院だけでは収容を賄い切れません。今考えてあるのは、今現在の病院建設計画の中で最大限可能となれるスペースを確保した、そういうような状況でございます。ですから、大きさが何人収容できる、どうのこうのというようなことではございません。まず、そのスペースを有効に活用しながら、初期の治療に当たりたいと。そしてそこで、言葉が適切かどうかわかりませんが、仕分けをさせていただく、そのためのスペースということでご理解をいただきたい。
  もう一つ、市民の安全、安心につながる診療体制でございます。これにつきましても、私どもでこの新病院の建設を機にしっかりとした医療体制を整えるために最善の努力を続けていく予定にしております。議員がご指摘の夜間、休日診療、そういったものも含めながら、地域医療、市民の皆様の安全、安心につながる体制づくりに頑張ってまいります。
議長(山口功位君) 16番、高橋幸信さん。
16番(高橋幸信君) 予算関連ということで、ちょっとお尋ねしたいのですけれども、きのう、おとといですか、新潟日報の記事で妙高市の体育館建てかえ一時中断、こういうふうな記事が載っておったのですが、この記事によりますと、体育館総工費で約9億円の増ということで、市長が建設を一時中断した、こういう記事が載っておったのですが、今の病院の資材あるいは労務費の増というか、4億円の増になるわけなのですが、今後の見通しとしてまたその増嵩というのは考えられると思うのですが、そこらあたり市長の見通し。今でも23億という非常な大きな増嵩分でいろいろ市民からも批判を受けているわけなのですが、今後また追加補正ということになれば、なお一層のこの市民の批判というのもあると思うのですが、そこらあたり市長のお考えとあわせてお尋ねします。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 妙高市の案件につきましては、私も新聞で読んで驚いております。あそこまで増額になるというのは、なかなか考えられないと思っております。建設というのは、今労務、それから資材でございますが、特に資材、私がつかんでいる情報によりますと、非常に価格交渉といいますか、資材の調達コストには大小さまざまあると。日ごろからの取引関係が大きい企業にとっては、資材を安く安価に調達が可能である。ただ、日ごろの取引が少ない企業にとっては、調達コストは上がる傾向にある。そういったものが、今回の妙高の案件では出たのかなと思っております。我々の事業の規模からしますと、やはりそれなりの企業が参入してくることを前提にしております。したがいまして、資材の調達コスト等はある一定程度で抑えることができるものと考えております。完全に妙高と同様のようにならないとは保証できませんけれども、今の見通しとしては、請け負う企業は出てくると考えております。
議長(山口功位君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) 市長にお考えを1点だけお尋ねさせていただきます。
  顧みますと、この病院問題、平成17年から18年にかけての医師の大量退職を受け、救急告示病院の指定を返上したと。それ以来、私ども阿賀野市議会も、水原郷病院の再生を目指していろいろ議論を重ねてきて7年余り経過するわけであります。まさに郷病院の問題の原点は、市民から信頼をされる水原郷病院の再生が私ども議会に課せられた大命題であったわけであります。そういう分を考えますと、私先般厚労省の今回の税と社会保障の一体改革のセミナーを受けてまいったわけでありますけれども、いろいろの中で、二、三日前ですか、要はそれに関するプログラム法案が衆議院を通過したわけであります。それを見ますと、医療の部分で病院機能の再編あるいは機能分担ということが打ち出されておるわけであります。都道府県、要するに新潟県が主体性を持って、県内の病院機能を高度救急医療から回復期までのそれぞれ分担していくわけでありますけれども、要は水原郷病院がどこに位置づけをし、しかも県が主導をとりながらそういう形で機能分担を進めていくわけであります。要は医師の確保を含め、ソフト面の充実には新潟大学附属病院、新潟大学のご意向、信頼関係の構築も大事でありますけれども、今後は県との協議の中で、要は郷病院の位置づけをしっかり県からもサポートしていただく体制をより強く構築していく、それらができれば、まさに冒頭申し上げました水原郷病院の再生にも大きな力になるのかなと私なりに理解をして帰ってきたところでございます。そういう面を含めて、今後の要はソフト面での充実に向け、市長としての不退転のご決意を含めてお聞かせいただければありがたいのであります。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 国が進めております医療制度改革についてでございますが、私が承知しているのは、確かに機能をそれぞれの地域で県が主導して、県の地域医療計画の中で役割分担を定めていく方向で検討されていると聞いております。その後、実施につきましては2015年、要するに平成27年実施に向けて検討を進めていると聞いております。その中では、急性期医療、それから慢性期医療、回復期医療、いろいろさまざまな機能があるわけですけれども、4項目で分類しながら、それぞれの病院に役割分担を定めると。ただ、それはあくまでも病院側からの申し出、それを重視しながら定めていくと聞いております。私どものこの水原郷病院、地域医療としては今の状況は救急から慢性期まで全てを対応していると。ただ、高度医療については新発田の県立のほうにお願いをするような役割分担になっております。今後については、そういった地域医療に関する県あるいは国の考え方の方針が明確に出た段階で考えていかざるを得ないと思っておりますが、できるだけオールマイティーといいますか、急性期から慢性期まで全てが対応できるような病院、それを目指していければなと考えております。
議長(山口功位君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) 先般執行部と議員の懇談会4階で開催した折に、市長にトリアージスペースに関してお伺いしました。病院の中身、いわゆる体制の問題については、今さらこの場に及んでどうこう申し上げるつもりはありません。そのときの市長の答弁は、ないにこしたことはないけれども、もし想定外の災害時には各地域からの駆けつけてくれる医師の手当てが必要になるだろうし、そうなるだろうというお話をされましたよね。それはそれで結構なのですけれども、その想定外の災害の折に、さっきの天野議員の答弁で市民の安心、安全のために最善を尽くす。そんな大きな災害時に市民だけの、市民病院ですけれども、もうおさまらないぐらいの災害があるから、そのトリアージという活用区分なのでしょうけれども、実際のところ近隣の公立病院にしても、大きな私立病院にしても、こういった施設を抱えて災害時には取り組もうという手だてをしている病院というのは現にあるのかないのか、その辺の情報はつかめているのか、その辺ちょっとまずお聞かせください。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) どの病院がどうのこうのというのはつかんでおりません。ただ、ご存じのとおりこれまで大きな災害が何度となく日本を襲っております。その中でDMAT、要するに医療支援チームが活動されているのはご承知だと思うのですが、我々災害の大小、想定外のものも含めまして、どのような災害を想定するかというと、やはり大規模地震が一番我々にとっては大きな被害が発生するものと思っております。そういった中では、阿賀野市だけが局所的に襲われるということはあり得ないだろうと。広範囲にわたって被害が発生する。したがいまして、その広範囲な範囲内にある病院は全てが恐らくトリアージの体制に入ります。その一環として、我々水原郷病院についても同様に、1階のエントランスホール、待合スペースを活用した初動の救急医療体制を整えると、そのような考え方でおります。
議長(山口功位君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) もっともな答弁だと思います。実際のところ今の話で、よその病院がどう取り組んでいるかは知らないで済むのかどうかという問題は、当然その場に及んだときに、そのときにそっちがどうする、こっちがどうするなんていうことよりも、ある程度関係者であればその辺は把握しておく必要が、私は必要だと思います。市民だけの収容体制ということではなくて、今も話したように、市内だけにとどまらず、もう広域的な災害ということに当然なるわけです、想定外の災害なのですから。そのときの話をしているのです。だから、最善を尽くすというのは、それはもちろんの話です。当然の話だし、もっともだとは思います。ですから、この構想を着目し、現実に予算を最大限使って取り組むときに、そういった各他市町村の連携とか、どういう内容なのかというのをある程度知っておいて、ここではこれぐらいしようというふうな段取りといいますか、手順というか、そういった計画性というのは、私はあってしかるべきだと思うのです。今の市長の話では、よそは知らない、うちは最大限尽くす。そういうことではやっぱりちょっと話は、ああ、なるほど、トリアージ用意しておくべきだとかということよりも、納得する話のあれにはならないなという気がします。その辺本当によそはどうなのですか、よそはどうなのだろうということで、調べようとも思わなかったし、調べてもいないしということなのですか。担当者、どうですか。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 言葉足らずで申しわけありません。トリアージは、災害発生時に最寄り、一番傷病者と近いところへ搬送し、そこで、先ほど言いましたのは仕分けします。そのときに、トリアージスペース云々というのは、通常は先ほど言ったようにエントランスホールになっている、あるいは待合になっている、どこの病院も同じ形態をとっているのです。その大きさ、それを最大限確保すると、それの差でしかない。ですから、トリアージはどの病院でも必ず実施されます。待合にあります椅子をずらす、あるいは椅子を使って救急のベッドに改造する、そういった形で対応は全ての病院がするものと考えております。ただ、運ぶ搬送先について、傷病者の位置と病院との関係、そしてまたその重度のけがの程度、そういったものでまた搬送先も、高度医療が必要な病院に運ぶか運ばないか、最初の仕分けをトリアージでやるということでございます。ですから、ちょっと誤解があったかもしれませんが、どこの病院でも大体災害対応病院は必ずそういうような業務に入るということでございます。
議長(山口功位君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) ですから、そういう話されると、話がまた戻ってしまいます。どこの病院でもエントランスホールなり待合室なり、そういったスペースを応急的にそのスペースに充てるのだという話ですよね。郷病院もそうすればいいのではないですか。
               〔何事か呼ぶ者あり〕
14番(中島正昭君) いや、それはわかります。だから、この財政、この話になると、また原点の近くにまで行ってしまいます。わかりました、せいぜい頑張ってくださいと言えばそれでいいかもしれないけれども、なかなか踏ん切りがつかないというか、もやもやしたままに可否を問われるということになってしまいます。気持ちはわかる、ただ予算が伴うものはいかがなものかというような最初の原点にずっと来ているわけですから、ではそういう応急処置的な待合室なりエントランスホールなり、はたまた駐車場にテントを張るなんていうのも、これはトリアージだと思うのです。そういったことを最大限利用していただくように活用するという考え方であるならば、わざわざスペース的に20億も増額してというふうなことにも今までもしてきたのだけれども、ただ私が今回聞きたかったのは、よその病院はただあるものを有効にトリアージスペースとして活用しているのだという話であれば、では阿賀野市はよそにない、もう想定外の災害時にも備えています、他に誇れる、大きな声を出して言えますが、全然中身には伴っていないけれども、今のところ。そうでしょう。ただ、個人的な話の中でも市長とは話しして、1歩でも2歩でも進んでいるのだ、これから先の結果を見てくださいということですから、そうせざるを得ないのかなと思ったりもしていますけれども、その辺ただ市長が答えるよりも、前の担当でも結構です。トリアージに関して、今のスペースを確保してまでもというようなことに対してどういう感覚で聞いたのか、トリアージに関して決断するときの担当者としての決意、気持ち、お聞かせください。
議長(山口功位君) 井上地域医療推進課長。
地域医療推進課長(井上秀子君) ただいまの中島議員のご質問にお答えさせていただきます。
  今トリアージスペースということがちょっと話題になっておりますけれども、面積が広がった全部がトリアージスペースではなく、10月23日の特別委員会に資料1のCということで、要因を1枚整理してお上げしたかと思います。その項目が大体12項目ぐらいでしょうか、ある中の一つがトリアージスペースということで、その項目を見ていただければおわかりのように、外来スペースだとか、あとは人工透析をされている患者さんが快適に過ごせるスペースとか、あとは研修会の講堂とか、いろんな要因です。そこら辺が最初に示された図面よりも、やはり市民病院としての役割を考えたときに、これは必要かなというところで少しずつふえていったもので、決してトリアージスペースが大きく取り上げられているものではありませんので、そこのところをご理解いただきたいと思いますのと、あと全体に災害のときどのように対応するのかというあたりでは、非常に新潟県は災害を多く経験しておりますので、新潟県はそういった仕組みが整っております。とにかく大災害になると、県、あとは大学病院が前面に動きます。そして、圏域ごと、ここは下越メディカルコントロールということで協議会もできておりまして、阿賀野市、市町村、あとは県、病院、医師会、消防、そういった方の代表がすぐ集まって会議を開ける体制ができて、協力体制もできていますし、あとは訓練なども毎年行っておりますので、そこら辺ご理解いただければと思います。
  以上です。
議長(山口功位君) ほかにございませんか。
  9番、風間輝栄さん。
9番(風間輝栄君) 今回の新病院建設費の件なのですけれども、当初公設民営化する以前は200床の60億ということであったわけです。それは、いろいろな経過があって、当時は100億から120億かかるというふうな話だったのです。何度も同じことを言って大変申しわけないのですけれども、当時はそういうことだったのです。市の財政がこれではもたないということで、急遽その当時の市長を初め執行部の皆さんは、200床60億にしたいということで建設費を私たちに提示して、公設民営化の議決を得たという経緯があるわけです。その後、昨年の何月でしたか、病床数を250床にしたいと、大ざっぱに76億円という提示をしました。ことしに入って、追加分概算で約18億を追加してきた。それで正式に出てきたのは、そこにまた解体費と外構費を含んで5億を追加して、23億を追加してきたというのが経緯だったと思いますが、結果としてこの事業の進め方がずさんだったのではないかということだけは、やっぱり言わざるを得ません。いろんな要因、説明を聞いて、ああ、なるほどなと、面積がふえた、いろいろそのふえた話を個々に聞けば、なるほどなというふうに納得はできますけれども、正直言って約100億円の病院になるわけですから、これはやっぱり市民の皆さんからも手厳しい意見が来るのは当たり前だと、私はそういうふうに思っています。ですから、当然市長以下執行部の皆さんには反省をしていただきたいし、本来であればやっぱり市長以下関係各課の幹部職員のけじめをつける意味でも、何らかの厳しい処分があっても私はいいような気がするのです。それはそれなりに市長の考えもあるでしょうけれども、やっぱり市民の皆さんは、この新病院建設に100億もかけて市の財政は大丈夫なのかということ、それから当初の約束でありました万が一の救急体制だけはしっかりやってほしいという、市民の皆さんは圧倒的にそういった声が多いのです。ですから、歩いてみますと、市民からいただく声というのは非常に私が思っている以上に手厳しいご意見をいただいているのが現状であります。先日のあがの新報を見ましたら、尾ア院長が救急輪番制の復帰を新病院開院までに何とか実現したいというふうな記事が載っておりました。それは、院長としてはそういう気持ちでいらっしゃるかもしれませんけれども、いつも医師の確保が大前提でありますから、私たちはそれで今までだまされてきた経緯がある。公設民営化のときもそうだったのです。当面は4人の医師を確保してこういうふうにやりたい、最終的には新病院建設時には24時間の救急体制のほうへ行くという話で、厚生連というのは県内に阿賀野市を入れて17病院を経営しているわけですから、何とかその中から医師を集約して救急体制に持っていけるのかなという、大変期待を持ってきたわけです。しかし、今振り返ってみますと、特別何ら公設民営化しても、その事情が全然変わっていない。はっきり申し上げて金の面で云々なんて言いますけれども、出ている金なんかはほとんど民営化以前と同じような金です。それで、病院の尾ア院長がいわく、そのやりたいという気持ちはありがたいのですが、それにはやっぱり魅力がある病院でなければ絶対研修医は集まらない。これはやっぱりいろんなところでお話を聞いてみてもわかるのですが、そこに研修医が集まる病院には必ずといって優秀な指導医がいらっしゃるのです。ですから、今後の私たちの課題は、いい病院にするためには、救急体制をしくには、優秀な指導医をいかに阿賀野市の病院に招致できるかが私はポイントだと思っているのです。それは私の口から言うまでもなく、病院のプロの厚生連はよくわかっているはずなのです。その辺の話は、ぜひ市長からやっぱりトップ会談でお願いしないと話が進まないような気がするのです。今までは関係課の人たちが一生懸命やっていただきました。だけれども、これからの交渉については、市長みずからがやっぱり出ていって厚生連のトップとの交渉を強化していただきたい。それが27年度の開院に向けて、中身のある充実した病院になるのではないかなと思っておりますけれども、市長はどのような考えでしょうか。よろしくお願いします。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) いい病院、魅力ある病院、我々はそれを目指しているわけでございますが、常日ごろ言っておりますのは、医療環境が充実していること、また社会環境が充実していること、いわゆる市民もみんなが一丸となって病院を支えようという環境ができ上がっているという、それが私は医師から見たときに魅力ある病院である、いい病院であると考えております。そういった魅力ある病院ができ上がれば、おのずと立派な指導医さんも、今現在も指導医さんおられます。さらに立派なというか、若手の指導医もこの水原郷病院に対して赴任をしたいというような気持ちになってもらえるものと考えております。したがいまして、以前に申し上げましたが、そういった病院の再生に向けては、最も近道は全員阿賀野市民が一つです、一つになってまとまって水原郷病院を再生させるのだと、そういう強い気持ち、それが再生に向けての最善の道であり、最も近道であると考えております。先ほど過去の200床、60億というようなお話もありましたが、前回の懇談会のときでしょうか、申し上げましたが、病院の基本計画、その中で事業費76億円というものが示されておりました。そのとき申し上げたのは、そのときの経済環境、社会環境、そういったものを考慮した中で、平米25万円という単価ではじき出すと76億円という数字が出ていた。それがおおよそ、あくまでもつかみという数字、俗に言う、それがひとり歩きをしてしまっていた部分が、私としては非常におわびをしなければいけないなということで、冒頭におわびを前回させていただいたわけでございます。今回の経過、経緯の中では、特段不適切な事務処理もございません。私としては、経済の環境を読み間違えたと、あるいはコンサルタントさんを過大に評価してしまった部分が、今回皆様方にご心配をおかけしている点であろうと思っております。とにかくいい病院をつくる、魅力ある病院をつくる、その方向に向けて頑張っていく所存でございます。
議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
9番(風間輝栄君) 市長のおっしゃるのはわかるのです。地域一丸となってやっていくというのは、それは大事でしょうし、大前提だと思いますけれども、現実問題として具体的に見ていきますと、優秀な指導医のところに研修医が集まってきているわけですから、その辺のところは厚生連とトップ会談でそういった先生を招致するような交渉をしていかなければ、ただ医師の確保ができないからとか、そういう話では市民は納得しないと思います。一生懸命やった結果できないのであればしようがないと思いますけれども、やっぱりそういった努力を市長みずからやっていただきたいということなのです。
  それと、当初今その60億円の話が出ましたけれども、私たちはその当時公設民営化のときに反対した一人ですけれども、正直言いまして、誰も60億円でできるなんて思っていませんでした。ただ、それは公設民営化を急ぐ市長初め執行部が苦肉の策として現在地60億って出しただけで、単純に3,000万掛ける200床ということでの60億円だったと思います。だけれども、大半の議員の皆さんは、それで病院ができるなんて思っていませんでした。ただ、財政的にもたない、市の財政がもたないのだということで、当時はそういう議論の中からそういう結果になった。ですから、私たちも機会あるごとに、例の水原中学校の例もあって、基礎工事だって地盤が悪いわけですから、当然増額になるでしょうと、早く出しなさいということで、概算でいいのだからということを機会あるごとに話をしてきて、ずるずる、ずるずる先延ばししてきた結果がこういう結果になったわけです、はっきり申し上げて。市長だって設計屋上がりなのだから、大体病院が1床当たりどのぐらいでできるかなんか、概算でできるはずなのです。わかっているはずなのです。ただ、精査もしないから云々ということで、今まで先送りしてきたのが現実ではないですか。そうでしょう。大体一切合財、金利も入れれば1床当たり5,000万と言われているのです、病院なんて。それを3,000万と言っていたのは、建設費のほうは3,000万という単位だったのでしょうけれども、中をとって4,000万でいけば大体100億かかるというのは、誰が考えたってわかるはずなのです。とにかくここまで来て、私たち議会としても今まで全会一致でやっぱり賛成してきた経緯があるわけですから、いかに市民の望む病院にするためにどうするかということで知恵を出さなければ、私はだめだと思います。今この場しのぎだけで、頑張りますなんて言ったって、何のあれもないではないですか。せめて市長みずから厚生連に乗り込んで、ぜひ私たち市民のそういった願いを厚生連とやっぱりトップ会談でやっていただきたいのです。ここまで来ますと、市長しかいません。私は、そういう意気込みを市長に聞いているのだ。いま一度お願いします。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 何か同じようなところにぐるぐると回り始めたので、申し上げますが、私は常日ごろから厚生連の理事長さんとは懇意にさせていただいております。交渉もしております。良好な関係の中で共通の認識を持ちながら、水原郷病院の再生に向けて取り組んでいるところであります。
議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
9番(風間輝栄君) 市長、わかるのだけれども、現実私たちは建物を建てる、市は建物を建てる。病院を経営するのは、厚生連がプロでありますから、厚生連に委託しているわけです。ですから、私たちがどうこう言ったって、その辺の声を厚生連に上げなければ、わかってもらえません。100億もかけた病院をつくるのです。やっぱりそれなりに担保がある前向きの話を聞けないと、なかなか納得してもらえないと思います。せめて市長のその熱い思いを私聞きたいのです。一生懸命頑張ります、厚生連についても今後できるだけ通って皆さんの意向を聞いていきたい、そういった思いを市長から話を聞きたいのだけれども、淡々としていて、全然私たちからすると伝わってこない、はっきり申し上げて。そういう熱い思いを示してもらいたいということなのです、私今市長にお願いしているのは。これだけの金をかけるのです。財政的に大丈夫なんて言っていますけれども、私は大丈夫なんて思っていません。あくまでも机上の上でのシミュレーションだけですから。そうでしょう。今まで葬斎場にしたってそうでしょう、12億かけて、そのうちの半分の6億。水原中学校で38億です。消防署では幾らかかっているのですか、5億5,000万円から6億になるでしょう。そして、この病院に100億です。元金で150億から金利を入れれば190億です。単純に割ったって、幾ら交付金からもらえるなんていったって、毎年単純に割れば6億から6億四、五千万の金になるのです。財政シミュレーションを示して大丈夫なんて言うけれども、私からすると大丈夫ではないです、はっきり申し上げて。だから、せめて市民が望むそういった病院にするために、市長としてこういったふうに頑張りますという、そういった姿勢が私欲しいなと思って今質問をしているのです。いま一度お願いします。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 大分一生懸命勉強されていて、数字が出てまいりましたが、私も当然のごとく市政運営を進める中で財政は把握しているつもりでございます。しっかりとした財政運営には自信を持っております。
  なお1点、物をつくれば形は日に日に見える形になると。今回の病院の再生というのは、物ではございません。まずは人の確保というなかなか目にも見えない案件でございます。そういったものの取り組み一歩一歩進めていることは重々承知していただいているものと思っております。それが形となってあらわれるのは、やはり2割、3割、その辺まで物事が進んだ段階。そういった段階でそういったものをお示ししながら、皆様のほうにわかっていただけるのかなと思っております。そういった過程は、十分ご理解をいただいているものと思っております。
議長(山口功位君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) 私のほうからも2点ほど質問させていただきますけれども、今までの病院の特別委員会の中でいろんな角度から議論させていただきました。若干わからないところは、担当部署のほうにお伺いして、私なりに理解はさせていただきました。そういったところから、再確認の意味で若干お聞きいたしますが、市民の皆様は今回のこの病院新築の必要性については、これは私の考えですけれども、大多数の方はおおむね理解していただけているのかなというふうに考えております。そういった状況の中で、この新しい病院のオープンまでの間、例えば救急医療の早期回復のための工程をどうしていくのか、また診療機能のそのあり方というのを、それを現状どういうふうに把握して、どのような対策をいつまでにとっていくのか。今回新たに出てきましたけれども、災害時のトリアージスペースですか、そういったのも横文字がありますので、非常にわかりにくいがゆえに、皆さんもいろんな質問が出ておりますので、そういったところを市民の皆様にどういうふうに説明していくのかという考え方と、現実にどういうふうに取り組んでいくのかというのがまず1点です。
  そして、もう一点でありますけれども、この阿賀野市、4万5,000人余りのまちでありますけれども、そういった小さな自治体が、約100億円もの巨額のお金を投資をして病院建設に着手する以上、市民の皆様方からも私ども議会に対するチェック機関としての仕事をしっかりせよと、こういった厳しいご意見が飛んでくるわけでございます。そういった中で、刻々と病院建設にかかわる状況も変わってくるかと思いますけれども、執行部として当然議会に対してその都度その状況を説明をする責務があると私は考えておりますけれども、その辺議会に対する対応は市長はどのように考え、どのように行っていくのか、その2点をお聞かせください。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 私としては、これまでも広報あがのを通じながら市民の皆様に最大限情報を提供してまいりました。これからについても、今回の増額になった部分につきましても、今予定しておりますのが作業の関係で1月号になりますけれども、そこの中でも市民の皆さんにお知らせをしていくというような段取りで取り組んでおります。議会の皆様にもしっかりとその都度大きな変更があったり、あるいは皆様に必ずお知らせしなければならないような内容が出てまいりましたら、必ず特別委員会を招集していただけるようお願いをするなりしながら、皆様にお知らせをしてまいりたいと考えております。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
  12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 私は、病院問題を今回一般質問で出しておりますけれども、この新病院建設の問題は、考えれば本当にいろんな過程を通じてジグザグありましたけれども、当初から見れば金額的には非常にふえるという状況がありましたけれども、最新のいろんな心配の声は市民からたくさん寄せられております。だけれども、市が出したシミュレーションで見る限り、そんな大きな心配は要らないという状況なので、ぜひとも中途半端な病院をつくるよりも、あと30年、40年この病院をもたせて、本当に市民の中核病院としての役割を果たさなければならないので、やはり中途半端でなくてしっかりとした建物をつくるというのが大きな出発点になるし、公共の建物ですので、やはり採算だけでなくて、いろんな面を考えて建設せんとだめだというふうに思いますので、ぜひきちっとした立派な病院を私は一刻も早くつくってほしいということであります。
  それともう一つは、やはり何といっても中身の問題で、これは私は非常に特に医師確保は難しい課題だと、誰かにやれやれということで誰かが動けば、はいということでなるような、そういう甘い情勢ではないというふうに私は思うのです。厚生連にどんどん頼めば、厚生連が何とかしてくれるという状況でもありませんし、新潟大学だけに何回行ってもそれもまた限度がある話で、やはり総力を挙げて今取り組むと。議会もやはりどうしたら医師確保ができるのかというのを知恵を出して、それと一緒になって動くということをして、市民もただ要望だけでなくて、市民自身もよく考えて動くと。市はもちろんそうだと思うのですけれども、厚生連ももっともっと市民に愛されるような病院になれるように頑張ると。その合成力でやるしか私は方法はないと。1つの手を打てば医師確保できるのだったら、どこの病院だってそれを手を打っています。だけれども、できないという状況をやはり冷静に見る必要があるというふうに私は思うのです。そういう点で、これから議会、特別委員会で今論議しているわけですけれども、やはり議会もどうしたら医師確保ができるのかという真剣な論議をして、具体的な方法も出すと、そして動くということが私は強く求められているなというふうに思うのです。きょうの、特に新病院が建設するということが決まったら、直ちに我々議会もみずからの問題として、様子見とかそういう状況をしないで一緒になって汗をかくということが今本当に求められているというふうに思います。ぜひこの計画どおりきちっとどこの市にも誇れるような病院をつくっていただきたいというふうに強くお願いするところであります。
議長(山口功位君) 答弁は要りませんね。
12番(宮脇雅夫君) もしあったら。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 大変心強いご意見をいただきまして、大変ありがとうございます。今宮脇議員からいただいた言葉のとおり、合成力いわゆるベクトルを合わせながら、しっかりと取り組みを進めてまいります。ありがとうございました。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
  3番、山田早苗さん。
3番(山田早苗君) 私は、郷病院が今のような状況になる前に、先ほど風間議員のほうから説明があったように、医師の大量退職があったり、いろいろしたというふうなことの経過を踏まえて、今の状況がなっているわけですけれども、そもそも病院がそういう大変な状況になったということがどこから来ているのかというのは、私たちは肝に銘じる必要があると思うのです。それは、自民党が進めてきた、医療費が物すごくかかって、お医者さんを減らすというところから始まっていると思うのです。そこのところをしっかりと私たちは踏まえた上で、やはり国がやってきたことを市民を守るためには行政もしっかりとそこのつい立てになって、市民を守るために頑張らなければならないということが、いろんなところで今起きているというのを、やっぱりこの病院の問題だけではないと思うのですけれども、しっかりと肝に銘じていろんなことの判断をしていかなければならないのではないかというふうに思うのです。全国的には、郷病院のような病院がどんどん潰されてしまって、私たち阿賀野市民は、この郷病院が残ったということを、議会も物すごい力を発揮して全員が力を尽くして残すために奮闘されてきたということに、私はまだそのときは議員でもありませんでしたし、一市民としてすごい敬意を持って見ておりました。そういった意味で、郷病院をしっかりと建て直してつくっていくというふうなことは、やっぱり議会としても大変大事な仕事だというふうに思っています。厚生連も、いろいろな市民の方から聞きますと、やはりまだまだ市民の立場に立って病院医療に携わっていくということに対して、ちょっと大きな不安も残る部分があると思うのです。厚生連の中ででも、やっぱりそうではなくて、市民と一緒になって病院をしっかりとつくっていこうというふうな人たちも大勢いると思いますので、そういう方たちとも力を合わせながら、やっぱり全体として病院経営をいい方向に向かわせていくということにこれから力を尽くしていかなければいけないというふうに思うのです。市民は本当に郷病院が残ったことを喜んでいますし、それから、できることであればやっぱり救急医療を回復してほしいと思っています。でも、今の段階でなかなか医師の確保が難しいということも多くの市民が理解をしつつあると思うのです。そういう意味では、やはり行政も一緒になって市民にそういうことをしっかりと伝えながら、市民の力もかりながら、医療関係の家族を持っている方も市民の中には大勢おられると思いますので、そういったところにもやっぱりきめ細かく声をかけながら、郷病院を守っていくというか、郷病院を発展させていくというふうな方向でやっていかなければいけないのではというふうに思っています。
  財政的には、とても私たち一主婦の目から見れば大変大きな負担になると思いますが、やはりこの市民、阿賀野市周辺の市民も含めて、新潟県は医療圏という形で郷病院のような自治体病院を守るというところからちょっと手を引いてしまっているような状況があったかとは思うのですけれども、そうではなくてその地域の人々の命と健康を守るというところにしっかりと足を据えて、やはり取り組んでいかなければならないということも、県やそれから国に対してもやっぱりどんどん、どんどん声を上げていくということが今すごく必要ではないかというふうに思います。ぜひそういった意味で、行政も国の言うとおりだとか、それから、決まってしまったから仕方がないとかということではなくて、やっぱり市民を代表して国や県に向けてもっとどんどん声を上げていくというふうな立場で頑張っていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
議長(山口功位君) 何かほかにあとございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第111号を採決します。
  お諮りします。議案第111号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第111号は原案のとおり可決されました。
                                            
    報告第16号 専決処分の報告について(専第18号 損害賠償の額の決定及
            び和解について)                    
     報告第17号 専決処分の報告について(専第19号 損害賠償の額の決定及
            び和解について)                    

議長(山口功位君) 日程第5、報告第16号、報告第17号を一括して議題といたします。
  一括して報告を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 報告第16号及び第17号、専決処分について報告申し上げます。
  初めに、報告第16号でありますが、平成25年5月28日に、阿賀野市大室どんぐりの森付近の路上おいて、当市の車両と、新発田市在住の男性の車両が接触し、双方の車両が損傷したものであります。相手方に対して損害賠償をすることを決定し、和解することにつきまして専決処分を行いました。
  次に、報告第17号でありますが、平成25年6月17日に、阿賀野市笹岡の路上において、当市の車両と、阿賀野市在住の男性の車両が衝突し、双方の車両が損傷したものであります。相手方に対して損害賠償をすることを決定し、和解することにつきまして専決処分を行いました。
  以上、専決処分2件について報告申し上げます。
議長(山口功位君) これで報告第16号、報告第17号の報告を終わります。
                                            
    閉会の宣告
議長(山口功位君) 以上をもちまして、本臨時会の会議に付された事件は全て終了いたしました。
  慎重なご審議をいただき、まことにありがとうございました。
  これで本日の会議を閉じ、平成25年第5回阿賀野市議会臨時会を閉会といたします。
  ご協力ありがとうございました。
               閉 会 (午後 2時30分)