平成25年第2回阿賀野市議会定例会議事日程(第4号)

                      平成25年6月20日(木)午前10時00分開議

日程第 1 会議録署名議員の指名                             
日程第 2 議案第66号 平成25年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)のうち総務文教常任
             委員会所管分                                                   
      議案第74号 字の変更について                                               
      議案第78号 阿賀野市職員等の給与の臨時特例に関する条例の制定について       
      請願第 1号 防犯灯設置の請願                                               
      請願第 3号 憲法96条改定に反対する意見書の提出を求める請願               
      請願第 4号 消費税増税の中止を求める意見書の提出を求める請願               
      陳情第 3号 適正規模の少人数学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係
             る意見書の採択を求める陳情                                     
追加日程第1 日程第1 発議第2号 憲法96条改定に反対する意見書の提出について         
       日程第2 発議第3号 適正規模の少人数学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の
                  1復元に係る意見書の提出について                     
日程第 3 議案第66号 平成25年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)のうち社会厚生常任
             委員会所管分                                                  
      議案第67号 阿賀野市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正について
      議案第68号 阿賀野市子ども・子育て会議条例の制定について                   
      議案第69号 阿賀野市老人医療費助成に関する条例の一部改正について           
      議案第70号 阿賀野市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部改正について 
      議案第73号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について         
日程第 4 議案第66号 平成25年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)のうち産業建設常任
             委員会所管分                                                   
      議案第71号 阿賀野市農村環境改善センター条例の一部改正について             
      議案第72号 阿賀野市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性
             化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部
             改正について                                                   
      議案第75号 市道路線の変更について                                         
      議案第76号 市道路線の認定について                                         
      請願第 2号 TPP交渉参加反対に関する請願                                 
追加日程第2 日程第1 発議第4号 TPP交渉参加反対に関する意見書の提出について        
日程第 5 陳情第 4号 阿賀野市議会議場に国旗の掲揚を求める陳情                       
日程第 6 委員長報告第5号 閉会中の所管事務調査報告(総務文教常任委員会)             
      委員長報告第6号 閉会中の所管事務調査報告(社会厚生常任委員会)             
      委員長報告第7号 閉会中の所管事務調査報告(産業建設常任委員会)             
日程第 7 閉会中の継続調査申出について(総務文教常任委員会)                           
      閉会中の継続調査申出について(社会厚生常任委員会)                           
      閉会中の継続調査申出について(産業建設常任委員会)                           
      閉会中の継続調査申出について(議会運営委員会)                               

出席議員(20名)
   1番   天  野  美 三 男  君      2番   近  山     修  君
   3番   山  田  早  苗  君      4番    市  川  英  敏  君
   5番   佐  竹  政  志  君      6番   山  賀  清  一  君
   7番   雪     正  文  君      8番   村  上  清  彦  君
   9番   風  間  輝  栄  君     10番   江  口  卓  王  君
  11番   稲  毛     明  君     12番   宮  脇  雅  夫  君
  13番   倉  島  良  司  君     14番   中  島  正  昭  君
  15番   石  川  恒  夫  君     16番   高  橋  幸  信  君
  17番   遠  藤  智  子  君     18番   浅  間  信  一  君
  19番   山  崎  正  春  君     20番   山  口  功  位  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
       市     長    田   中   清   善   君
       教  育  長    田   村       仁   君
       総 務 部 長    吉   野   晴   記   君
       民 生 部 長    中   村   彰   男   君
       産業建設部長     小   川       稔   君
       市長政策課長     中   野   孝   英   君
       総 務 課 長    圓   山       知   君
       市 民 協 働    遠   藤   孝   栄   君
       推 進 課 長

       財 政 課 長    立   川       久   君
       税 務 課 長    遠   藤       勝   君
       市民生活課長     関   川   嗣   雄   君
       健康推進課長     折   居   千 恵 子   君
       地域医療       井   上   秀   子   君
       推進課長

       社会福祉課長     小   菅   章   義   君
       高齢福祉課長     目   黒       裕   君
       農 林 課 長    披 田 野   勝   幸   君
       商工観光課長     飯   野   喜   夫   君
       建 設 課 長    土   岐       昇   君
       上下水道局長     荒   木   秀   樹   君
       会 計 管 理 者    長 谷 部   教   秀   君
       農 業 委 員 会    片   桐   秀   一   君
       事 務 局 長

       学校教育課長     折   笠   朝   美   君
       生涯学習課長     見   原   健   司   君
       安 田 支 所 長    廣   田       彰   君
       京ヶ瀬支所長     菅   井   平   治   君
       笹 神 支 所 長    渡   辺   滝   雄   君
       監 査 委 員    小   林   正   男   君
       事 務 局 長

       消防本部消防長    三   澤   誠   一   君

本会議に職務のため出席した者の職氏名
       事 務 局 長    小   林   定   次
       係     長    五 十 嵐   久 美 恵
       主     任    渡   辺   康   恵

               開 議 (午前10時00分)
    開議の宣告
議長(山口功位君) おはようございます。6月定例会も最終日となりました。それでは、定刻になりました。
  ただいまの出席議員数は20名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
議長(山口功位君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、5番、佐竹政志さん、6番、山賀清一さん、7番、雪正文さん、以上3名を指名します。
                                            
    議案第66号 平成25年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)のうち総務
            文教常任委員会所管分
     議案第74号 字の変更について
     議案第78号 阿賀野市職員等の給与の臨時特例に関する条例の制定について
     請願第 1号 防犯灯設置の請願
     請願第 3号 憲法96条改定に反対する意見書の提出を求める請願
     請願第 4号 消費税増税の中止を求める意見書の提出を求める請願
     陳情第 3号 適正規模の少人数学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1
            復元に係る意見書の採択を求める陳情

議長(山口功位君) 日程第2、議案第66号のうち総務文教常任委員会所管分、議案第74号、議案第78号、請願第1号、請願第3号、請願第4号、陳情第3号を一括して議題といたします。
  総務文教常任委員会への付託事件でありますので、委員長の報告を求めます。
  倉島総務文教常任委員会委員長。
               〔13番 倉島良司君登壇〕
13番(倉島良司君) それでは、委員会審査報告書を朗読をもって報告申し上げます。
  委員会審査報告書。
  阿賀野市議会議長、山口功位様。総務文教常任委員会委員長、倉島良司。
  平成25年6月14日、総務文教常任委員会を開催し、本委員会に付託された議案第66号、議案第74号、議案第78号について審査した結果、議案第66号及び議案第74号は全会一致で原案のとおり可決と決定、議案第78号は賛成多数で原案のとおり可決と決定したので、会議規則第110条の規定により報告いたします。
  なお、請願第1号については、全会一致で採択することに決定、請願第3号は賛成多数により採択することに決定、請願第4号は委員長裁決で採択することに決定しましたので、会議規則第143条の規定により報告いたします。
  陳情第3号については、全会一致で採択することに決定したので、会議規則第145条の規定により報告いたします。
  以上であります。
議長(山口功位君) これで委員長の報告を終わります。
  これから質疑を行います。
  15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) 請願第3号について若干お尋ねをさせていただきます。
  私自身この請願の内容、要は改正も現行の堅持も両方疑問を持っております。と申しますのは、私自身余計なことでありますけれども、特定の政党政派に全く属しておりませんし、あらゆる面でフリーハンドの立場で若干疑問がございますので、どういうふうな協議が行われたかについてお尋ねをさせていただきます。
  ご案内のとおり96条の本文、大きく分けて2つになっております。要は、発議要件と国民投票。今論議されているのは、あるいはマスコミで報道されているのは、96条の発議要件、衆参両院での3分の2を2分の1と、私自身はこれに疑問を持っております。かわりに国民投票なぜ過半数なのかな、そのハードルを上げるべきだ。それはなぜかといいますと、要は現憲法、国民主権をうたっております。要は、発議要件をより緩和をしながら、広く国民に選択権あるいは議論を与えるべきだ。逆に現行の中で、国民のまさに国民主権の国民に全く選択権さえ与えないような私は条項だと思っています。ただ下げればいいのではなくて、発議要件を下げるだけでなく、さっき言いましたとおり国民投票の要件を私はもっとハードルを上げるべきだ。その中で徹底して国民の間で論議を交わしながら、よりいい形での憲法をつくり上げていく、そういうスタンスも必要なのかなという部分を持っておりますので、その点の議論が総務文教常任委員会の中で交わされたのかどうか、お伺いをさせていただきます。
議長(山口功位君) 倉島総務文教常任委員会委員長。
13番(倉島良司君) 石川議員さんの質問に、答えになるかならないかわかりませんが、どういう論議があったかということについて、要点だけ報告しておきたいと思います。
  確かに今石川議員の疑問視するような形での96条の内容は、2つを持っておるわけですが、それについてはやっぱりこういう意見もございました。ただ過半数ということを言っているけれども、それに関してはやっぱり一般の法と同じであって、果たしてそれがどうなのかという部分があると。96条は、しょせん手続論であるが、改正だけだと非常に国民もわかりづらいので、中身の論議が一切伴っていないのでこの改正には疑問を持っていると、そういう意見であり、3分の2をしっかり形成していく努力をすればいいのではないかというまさに正論もありましたし、結果から申し上げますと、賛成多数ということになりまして、この結果にはまた立憲主義というものもきちんと見据えた上での3分の2という大事な条項だというふうには考えるので、これについては賛成するという意見もございました。
  あと今の質問のとおりの答えにならないかもしれませんが、ある委員は現状維持、立派な憲法なのでそのままにすべきだという発言もございました。いうことでいろいろ意見ありましたけれども、国民投票の半数の問題については意見がありませんでした。
  以上であります。
議長(山口功位君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) 先ほど言いましたように、私としては若干物足りないなと、その辺の議論もしていただきたかったなと。まさに先ほど言いましたとおり国民主権、現憲法の基本的人権、国民主権、それから戦争の放棄、三原則があるわけでありますけれども、それは私は尊重すべきだという立場であります。しかしながら、より現実的に、日本国憲法、補則まで入れると103条で構成されているわけであります。それぞれ例えば92条であれば地方自治もうたっているわけでありますので、それらを時代に合わせた形の中でしっかり議論をしながら国民に選択権を与えると、まさにそれが国民主権かと思いますので、その辺も今後自由討議があればまた内容によっては発言をさせていただきます。
  ありがとうございました。
議長(山口功位君) 倉島総務文教常任委員会委員長。
13番(倉島良司君) では、もう一点だけ、論議があったことだけ一言だけ言っておきますと、ある委員はこの請願に賛成しますと、なぜ今憲法改定が必要なのか、国民的議論がほとんどなされていない中で憲法の重要な部分を改定するというのは乱暴過ぎるのではないかという意見の方もございましたので、結論として委員会の請願採択が多数だったということでございます。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第66号については、関係常任委員会の報告後に自由討議、討論、採決を行います。
  初めに、議案第78号 阿賀野市職員等の給与の臨時特例に関する条例の制定についてを自由討議行います。ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 自由討議なしと認めます。
  これで自由討議を終わります。
  次に、請願第3号 憲法96条改定に反対する意見書の提出を求める請願について自由討議を行います。ありませんか。
  13番、倉島良司さん。
13番(倉島良司君) 自由討議ということでございますので、私の所属する委員会で先ほど質問あったような論議がございましたが、私は96条については、学者でも専門家でもありませんが、いろいろ皆さんの意見を聞く中で、いかに96条というのが大切な条文なのかということのいろんな論議の中で感じたところであります。そもそもこの96条というのは、そう注目されていた条文では、私自身としては思っていなかったわけでありますが、今度の参議院選挙の争点にするという政権党の発言などがあったりして大きな問題になったと、国民的論議が交わされそうになったわけでありますが、一番肝心なのは最も改憲論者として有名な慶應大学の教授が「このやり方は裏口入学のようなものだ」というようなことを新聞やテレビ等で発言しておりまして、ああ、なるほどそうなのかなというふうに感じたこともありますし、またかつて自民党の幹部でありました野中元官房長官や古賀幹事長なども、こういう戦争のむごさを知っている人たちが戦争はいけないと、平和憲法を守らなければいかぬということなど、かつての自民党の最高幹部が発言してというようなこともありまして、本当に私は日本の国民の良識も捨てたものではないなと思っているというか、ほっとして喜んだ次第であります。ということからいたしまして、喜んだりほっとしたりしたわけでありますけれども、特に今回は立憲主義と、近代立憲主義ということも学ばせていただきました。ということからしても、ぜひこの議会でもこの請願については採択されることを望んでいる一人として発言させていただきました。
  ありがとうございました。
議長(山口功位君) ほかにありますか。
  14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) 今国民的議論が深まりつつあるというふうな状況、ただ一般の国民の皆さんがどこまで理解しているかとなると甚だ疑念の部分が多い。それはなぜかといいますと、私なりの解釈なのですけれども、戦後安定期に入るころからもう40年、50年になりますけれども、改定論議ということで、浮上しては消え、浮上しては消え、そんな中で日本は安保の傘の中で自由謳歌、経済も順調に発展した等々の中で置き去りにされた部分、勉強しなかった部分というのが非常に大きかったというふうに思うところであります。まさに押しつけられた憲法。今立憲という形で、みずからの憲法を立てますかというふうな言い方も倉島議員からありまして、決してそうでない。押しつけられた、GHQから日本はこうしなさい、天皇制にしかり、軍備しかり、押しつけられた憲法だということで、私なりの感覚ですけれども、思っていた部分がずっとありました。ここでそういった議論がこの阿賀野市議会に請願が出てきたということ自体、私自身ちょっと中身を本当に把握し、その上での請願なのか、その上での議論なのか。先ほどの委員長の報告を伺っても、ただただ漠然とした中での議論の中でというふうな感覚が否めません。
  そういうことですから、今自由討議ですから、これ討論、賛成討論はまた後でやるのですか。そういうことですから、ここに上がってくること自体もう少しみんなで議論を深めた上で請願上げるかどうかという、その辺の配慮も私は欲しい、すべきだというふうに思っております。今の私の発言からしてどういう判断を下すか、私なりにはしてみたいと思っていますけれども、ただちょっと深まっている論議がない中での請願でありますというふうな認識は否めません。
  以上です。
議長(山口功位君) ほかにございませんか。
  12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 今中島さんからのがありました。深まっていないというのは、もともと出してきたのがこれ深まっていないで、9条がなかなか困難だから、ハードルがこれ低いだろうということでぽっと出したので、深まりようがないというのが96条だと思うのです。それで私もこれいろいろ調べる中で、今まで96条というのは余り問題にもされなかった面もあるのですけれども、9条とか人権条項とか、25条とか、そういうのが焦点になっていったわけですが、96条はこれはやはり根本的な問題を言っていると思うのです。要するに国家権力が暴走すると、それを抑えるために国民が国家権力を縛るために96条というのを制定したと、あるということで、憲法を守る義務があるのは国民ではないわけです、この趣旨は。国家権力と国会議員とか公務員が守るべきであって、国民はこれで調整するというか縛るという、そういう非常にやはりこれは96条というのはよくできた条項で、世界でもこの文が96条に匹敵するのがあって、みんな3分の2とか、厳しいところは4分の3、5分の4というところもあるというふうに聞いていますけれども、これはやはりそういう点では最低のルールだというふうに思うのです。根本的な憲法の性格を決めるものであって、これは至極当然のことだから、9条を変えたほういいとか思う人たちも96条をこういう形で変えるのは、過半数というのは全く問題にならないということを言って反対しておられるの、これはもう至極真っ当な意見だなというふうに思います。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
  3番、山田早苗さん。
3番(山田早苗君) 私は、96条を変えるという手続の方法をより憲法を変えやすくするというふうなことでの発議になっていると思うのです。今安倍内閣というか、安倍自民党が出してきている憲法の改定案というのがあるのですけれども、それを見ると9条の2項をなくしてしまって国防軍にするとか、とても私にとっては今まで日本は戦争をしないということを世界に向けて約束をしたその条項をしっかり持って、戦争をずっと太平洋戦争以後、どこの国へも出かけていかなかったし、日本人が銃を持ってどこの国の人も殺さなかったし、私たちも戦争で殺されることはなかったという大変誇り高い9条であるわけですけれども、それを変えると明言しているわけです。そのために96条の3分の2という高いハードルを2分の1にしたいというふうに、そこまではっきり言っているわけですから、やはりこの96条を変えてほしくないという請願が出てくるというのは当然のことではないかというふうに思うのです。その憲法9条ばかりでなくて、安倍自民党の憲法改定の中では、基本的人権すらなくそうというような、そういう案が出ているわけです、実際に。だからもっと私たちも憲法というものをしっかりと学んで、基本的人権をしっかりと認めていくという憲法を守っていくという立場で、やはり市民の命と暮らし、それから平和を守っていくためにはこの憲法をしっかり守っていかなければいけないのではないかというふうに思っていますので、その時の権力者によってころころと権力者の都合のいいように変えていける、そういう2分の1というふうにハードを下げるということにはやはり反対をしていきたいというふうに思っています。ですから、ぜひこの請願、意見書ということで国のほうに私たちの意思として上げていただきたいというふうに思っています。
  よろしくお願いします。
議長(山口功位君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) 先ほど申し上げたとおり、私は全くフリーハンド、リベラルを自認しております。その中で先ほど申し上げましたとおり、主権者たる国民の選択権さえ奪っている。この請願が今妥当かどうかは別問題です。単純、素朴な疑問として思います。ただ一時期そういう議論ありました。しかしながら出ていたのが、「国民は時の風に流される。だから発議要件を緩和するのはだめなのだ」、まさに主権者たる国民を愚弄するような論議が一部マスコミにも流れた経緯がございます。私は、今改憲論者ではございません。しかし、しっかりとした96条、今山田さんは9条2項と言いましたけれども、96条1項、本文の中に発議要件と国民投票が混在しているわけであります。主権者たる国民にしっかりとした選択権あるいは議論をする権限をしっかり与えて、国民の裁量権、判断基準を私は上げるべきだ。だからこの請願に賛成、反対の立場でありません。どっちも理解するけれども、しっかりとした96条全体を論議していただきたい。そういう機が熟したら上げてもいいのかなという思いがございますので、今ほどお三方発言されましたけれども、お三方のお考えお聞かせいただければありがたいと思います。
議長(山口功位君) 3人のお考え聞きますか。
15番(石川恒夫君) 考えがお持ちでありましたらご発言いただければありがたい。
議長(山口功位君) ということですが、発言された方。
  12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 国民主権で立憲主義ということは、それと3分の2条項というのは、要するに過半数だと法律は国民が守る義務があるわけですよね。憲法に基づいて法律つくるわけですが、憲法が基本になって法律をつくるわけで、それがころころ、ころころ変えられないようにするということがこの3分の2という趣旨だと思うのです。国民の選択権を与えない、どうしても変える必要があるということで、国会が3分の2以上賛成すると、両院で、そしたらそれを今度は国民が投票するということになるわけで、そう簡単に国民に、今の状況だともう憲法1つずつ過半数、過半数ということで全部国民投票と、そんな軽いものではやはりしないということで3分の2というの決めると思うのです。圧倒的多数がやはりこれを与えたほういいということでして、初めて国民投票に移ると思うのです。そうしなければ、これ過半数とかに落とせばもうしょっちゅう基本が変えられるということになって、立憲主義というのはそういう点では過半数にするとやはり崩れてしまうというふうに思うので……
               〔何事か呼ぶ者あり〕
12番(宮脇雅夫君) 国民投票のハードルだから、よっぽどの理由がなければ国民投票にかけないという趣旨なのではないかね、国会で3分の2というのは。多数ですよね、圧倒的に。それでないと国民投票までしないということでないかなと思うのです。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) これで自由討議を終わります。
  次に、請願第4号 消費税増税の中止を求める意見書の提出を求める請願について自由討議を行います。ありませんか。
  12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) これも論議になると思うので、ぜひ自由討議をしたほうがいいと思うので、呼び水的にやりたいと思います。
  最後にあれですから。要するに来年の4月から8%、再来年の10月から10%上げるという計画ですよね。そうすると、13.5兆円に負担増に、国民の負担増というのは13.5兆円になると。それにおまけに実質的にいろいろ理由は述べていますけれども、年金の削減もずっとやられますよね、2.5%。それから今予定されているのは、医療費の自己負担増も予定されていますよね。それと介護保険も軽い要支援1、2とか要介護1、2は、できるだけ介護保険から外すというようなことがやられていますし、生活保護も削減ということでやられていますが、それで合わせると20兆円ぐらいになる。それでこういう今まだデフレ不況が深刻な状況の中で、この20兆円の負担増というのは、大体サラリーマンの4人世帯、平均で30万円ぐらいの負担増になるということですから、約1カ月分の給与が税金と負担増に消えてしまうということになると、景気がよくなっている中で若干の負担増というのはある可能性はありますけれども、今こういう景気が悪くなって収入がずっと減っている中で、15年間で70万円も減ったわけですから、さらにそれをかぶせるというのになると、もっと不況に陥るというは、私はもう確実だなというふうに思うのです。そうした場合は、橋本内閣のときの経験でわかるように、あのときも消費税上げたですよね。あのときは、結局景気がちょっとよくなってきたのを景気がむしろがんと落ちて、それで税収も消費税増税分は上がりますけれども、ほかの税収が全部下がって、総体的には税収が減って、それで大変な状況になったのです。それをもっと大規模に繰り返すと、再現するというのは、これはもう私は間違いないということで思うのです。だから今消費税増税にしないで、やはりもうかっている企業から応分の負担をしてもらうとか、それから大株主、それと給料、もうかっている企業から率先して上げるということをしないと、これはもう果てしなく不況のどん底に陥るというのは目に見えているというふうに思います。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
  3番、山田早苗さん。
3番(山田早苗君) 今宮脇さんは、消費者にとっての消費税の問題を話されましたけれども、私は地域の業者の方たちがこの消費税に大変重圧を感じているということで、地域経済というか、そういう意味では本当に消費税の増税というのは、倒産を招く大きな原因になってしまうのではないかというふうに思っています。今5%でも4割近くの業者の方がなかなか払い切れなくて、分納で努力をしながら納める人もいますけれども、ずっと滞納になってしまっているという状況が出てきているわけです。4割もの人が納められないような消費税の仕組みというそのものがもう大変大きな矛盾ではないかというふうに、要するにもうからなくても納めなければいけないという。小さい業者の方たちは、自分の売り上げに対して消費税をしっかりと転化できないという方たちが7割を超えているわけです。大手は、しっかりと自分が売るものに対して消費税をかけますし、下請の人たちに対しても消費税をしっかりともらうというようなことができるわけ、力の強い企業はそういうふうにして、消費税に何の負担も感じず、もらった消費税から払った消費税を引いて残りを納めるという、そういう仕組みが十分できるわけですけれども、小さい企業に至ってはそれがなかなかできないというのが実態なわけです。ですから、阿賀野市の地域の業種の皆さんは、大変そういう意味では厳しい状況を今までも経験されてきていますし、これが10%になっていくということは、本当に商売をやっていけないというふうなことが生じてくるというふうに思います。そうすると、この阿賀野市の地域経済は本当に冷え込んでしまうということが見えてくるのではないかというふうに思います。
  そういう意味でもぜひともこの消費税増税中止を求める請願、議会で上げて、国に対して上げないでほしいという声を届けてほしいというふうに思います。よろしくお願いします。
議長(山口功位君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) 反対か賛成か、上げるべきか上げざるべきかとなれば、これは絶対上げないほうがいいし、今山田議員がおっしゃったようにまさにそのとおり、国民負担、自己負担、各家庭の負担がどんどんふえてしまう。ますますそれこそ家計に負担がかかる。日本の経済も回らないという懸念もあります。ところが、それこそただ私は上げなければ上げないで済むにこしたことはないと思っておりますし、ただ今1,000兆円を超える国の借金の中で、結論から申し上げれば日本が埋没する懸念、その辺をどうお考えなのかなということも一つあると思うのです。実際のところ先ほど宮脇さんから3%から5%等々の政権のときに、国の審判、国民の審判はノーだった。それは、確かにノー、べた負けいわゆる総選挙で、だとしてもやらなければならなかったというその時の政権の選択は、これやらなかったら今どうなっていましたかというふうなことも考えなければならないのではないか。この5年前、民主党の鳩山、菅、野田政権の折に、本当に何にもしなかった。何にもしなかった、失われた5年間と言われていますけれども、苦渋の選択で消費税だけは上げますという、それは国会通しました。何にもしなかった民主党政権に、これだけは、ああ、立派だったなという声はあるのです。実際その辺を考えていかなければならないのが国民の義務であるのではないかと。負担が多いからやめてくれ、大変だからやめてくれではなくて、国の行く末、これからどう日本が政権として導いてくれるのかということを見守ること、それも国民としての義務だと思うし、地方自治体の議会の中での議論、これちょっさっきも申し上げたけれども、ちょっとはかじってどうのこうのというのは必要でしょうけれども、下からこの議会で反対と言ったからその辺どうなのかなと私常々思うのですけれども、議論しないよりもしたほうがいいと思いますからあえて話ししますけれども、その辺を考える必要があるのではないかと。ただただ反対、反対だけではなくて、ではしかるべきその上げなかった折の行く末とか、その辺も考えるべきではないかなと、あえて自由討議の中で論議させていただきました。
議長(山口功位君) 13番、倉島良司さん。
13番(倉島良司君) ほんの一言だけ。消費税、うちの私の所属する総務文教常任委員会でもいろいろこれ論議ありましたけれども、消費税というのは私は、それは確かに毎日毎日物を買うとき、いつの間にやら納めているという形でやっていますけれども、この消費税が4割近くも滞納したり、あるいは分割納入になっているというこういう事実、いかにこの消費税というものが負担になっているかということだと思うのです。ほかにないですよね、4割近くも滞納あったり、あるいは分割を強要させられたりという、非常に税金を納める人に大きな負担をかけているという税金は、この消費税以外ないです。そういう意味からして、いかに日本の国民に対する生活を圧迫する、納める人にとって非常に大きな負担になっているという、こういう税制だということからして、私はこれ以上上げないでいただきたいということに賛成いたします。賛成、反対ではないね。
議長(山口功位君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 自由討議なので、ぜひ皆さんも活発に、何でも言いたいことを言うというのがあれなので。中島さんが言われた点も借金がたくさんある中でやむを得ないのではないかというのはありますけれども、確かに借金はたくさんありますが、この借金がではこれで減るかというと、別に減るという見通しは全くないで、かえって私はふえるのではないかと。消費税を上げるという方向を出したら、途端に公共事業がどんどんやられて、15年間で200兆円やるという計画を出しましたよね。国土強靱化、そういう名目で、それは防災というのは必要だし、今地方も非常に老朽化が進んで大変なのですけれども、中身を見ると圧倒的に元気交付金がもっといっぱい来ると思ったらさっぱり来ないで、圧倒的に大型公共事業に使われるというのがもうはっきりしてきたのではないかと思うのです。首都圏の外環道、あれだけで3キロで3,000億円ですか、そういうのたった6分を短縮するためにそういうのをやるし、八ツ場ダムも目的がもうないということを言われながら、またいつの間にか復活しているとか、そういう結局借金をまたして、また公共事業をどんどん、どんどんやるということをやれば、むしろこの借金というのなくならないで、さっき言ったように税収は私は減ると思うのです、総体としては。そういう中で、借金をして大型公共事業また復活させればもっと借金はふえるというのは、これはもう目に見えていると思うのです。ですから、本当にまじめに考えれば、そういうのをやっぱり積極的に財源として取れるところから取るという、先ほど言った、もうかっているところいっぱいあるわけです、大株主とか大きい企業。余り減税、減税しないで、そういうところからまともな税金を払ってもらうということが国民のために、企業はそれぐらいまともな税金を払うというのは、やっぱりきちっとやったほういいというふうに思うのです。
  以上です。
議長(山口功位君) 8番、村上清彦さん。
8番(村上清彦君) この消費税の増税に反対という件については、やはり消費税というのは社会保障の不安をなくしていくための安定した財源を得るための手段ということで、その社会保障、これから超高齢化社会になっていくわけですけれども、老後が心配だからお金を使わないので景気が悪いという面もあるわけで、そういう部分でこの社会保障、安心した社会保障システムを確立して、国民の皆さんからそれを理解してもらって消費を喚起するという一つの政策効果を求めているというふうに思います。やはりこういう消費税という徴収システムの安定性、公平性の担保という2つの点でこの社会保障財源には消費税が合っているということで、多くの先進国で取り上げられていますけれども、その先進国ではやはり高い消費税率であっても老後のためにということで、皆さん納得して払っているということであります。逆進性の問題ということもありますけれども、これも国のほうでも軽減税率ですとか、そういう低所得者対策も検討されていますので、こういう意見書を出すのであれば、消費税増税した分しっかり社会保障システムを安心できるシステムに確立せよというような意見書がいいのかなというふうに思っております。
議長(山口功位君) 11番、稲毛明君さん。
11番(稲毛 明君) 今社会保障の問題が出たのですが、皆さんご存じの消費税が導入されるときに社会保障を充実させたいと、そっちのほうに向けるから消費税を上げさせてくれと、簡単に言えば。そういうことでこの消費税というものが導入されてきたのですが、導入されて15年になるのでしょうか。国民から吸い上げた消費税と大企業、大資本家の法人税を、それを非常に低くしてきたのです。だから国民から吸い上げた消費税と大企業等におまけした法人税の額がほとんど同じなのです。だから社会保障に回すからというのがどこに回ったのかと、本当に説明がつかないという感じなのです。そして今回もではそれらを理由にして8%、3%上げるということなのですけれども、皆さんご存じのようにこれから社会保障制度ががたがたにされようという政策が待ち受けているのです。だからどこにやはり消費税が社会保障に回ったのかということがさっぱり見えないと。本当にそういうのであれば、それきちんとした形の目に見えるような成果品をやっぱり出すべきであって、消費税、社会保障というとなかなか消費税反対なのだということを言いづらくする、そういう国民に対する空気を漂わせているところにもう一つのやっぱり大きな間違いの方向性があるだろうというふうに思うのです。
  だから本当に社会保障に回っていないという、そういうことから見ても、やっぱり今回の8%にするというのはいかがなものかというふうに私は思っております。
議長(山口功位君) 19番、山崎正春さん。
19番(山崎正春君) 今いろいろ議論出ていますが、先ほどもちょっと話がありましたように、やはり国が安定した財源をどうするか、それからまた市町村も今阿賀野市では約4億1,000万の地方消費税が入っているわけであります。そのものが福祉に使われたり、あるいはまた老人対策、あるいは教育に使われたりいろいろしているわけでありまして、今の積算からしますと約4分の1、地方消費税は4分の1が該当しているわけでありますが、これがやはり来年の4月1日になれば8%、10月1日が10%というふうに上がることは、これは余り好ましくないことは当然なわけでありますが、しかしやらなければならないことが、当然やってもらわなければならないのがまたこれは行政であります。そういう点から総文でもなかなか賛成、反対同数であったわけでありますが、委員長の裁決によって採択することになったわけでありますが、そういう大企業から取れとか、もうけた人からいっぱい取れというような意見もありますが、税でありますので、国民はやっぱり等しく当然納入していただかなければならないのがこの税金ではなかろうかなと、こういうふうに私は思っているわけでありますので、もう既に消費税の増税は前政権で決まっているわけでありますので、それをどういうふうに生かすか、これはやはり地方は地方の考え方あるいはまた相談の中でのものではなかろうかなと、こういうふうに考えていますので、これについては好ましくないと、採択することについては余り好ましくないと、こういうふうに考えています。
議長(山口功位君) 大体出尽くしたようでありますので、これ以上やってもおそらく時間の無駄だろうと思いますので、これでよろしいでしょうか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) これで自由討議を終わります。
  これから議案第66号以外について討論を行います。
  初めに、議案第74号、請願第1号、陳情第3号について討論を行います。討論ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  次に、議案第78号 阿賀野市職員等の給与の臨時特例に関する条例の制定について討論を行います。
  11番、稲毛明さん。
11番(稲毛 明君) 私は、この議案第78号について反対の立場で討論に参加させていただきます。
  私は、この地方公務員の賃下げについては、2つの狙いと3つの問題があるというふうに思っております。1つの狙いは、公務員の賃下げをすることによって、労働者全体の賃金水準を押さえ込むということが一つの大きな狙いであります。
  2つ目の狙いは、政府が先ほどの消費税のところでも述べましたが、消費税増税や生活保護、こういうものの社会保障全般を改悪していくという中で、当然そうなれば国民に負担を押しつけるわけですから、国民と公務員を対立させて、そしていくための露払いとしてやっていくというこの2つの狙いがあるというふうに思っております。
  3つ目の3つの問題は、1つはこれだけの大きな賃下げになりますと、やっぱり地域経済に大きなダメージを与えていくということです。2つ目が地方自治の原則を土足で踏みにじるというものなのです。これは、地方公務員の賃金、労働条件というのは、自治体での労使交渉踏まえて議会の議決を経て決めるということが法律でも明記されているのですが、ここをもう踏みにじられようとしていると。3つ目は、国の地方に対する財源確保の責任を投げ出す。やはり地方交付税を削減して、だから賃金のほうで抑えるというようなことで、こういう簡単に言えば3つの大きな問題があるというふうに思います。
  それと同時に、この前の産業建設常任委員会で、市の職員組合の態度についての要望書が来たのですが、労使では私たち合意していないという要望書なのです。何か前に聞いたときは、したような話だけを報告したみたいな、何かもっと違うイメージの報告されたような気がするのですが、ここやっぱりきちっと労使間のまだ合意がされていないという中で、時間が早いのではないかということです。
  それからもう一つは、やはり最近あちこち回ってしているのですが、ゆうべある集落に行きましたら、同じ阿賀野市の職員なのだそうですが、子どもがちょうど今中学3年生で、来年高校入試なのだそうです。そしてお母さんの給与が3.7%下げられるということを知ったその子は、私立の高校を進学するのも諦めたと、お母さんに負担をかけられないということで、今度こういうところにも、昔からよく言う15の春泣かせるなということを言われてきているのですが、そういうところにまで波及している。このこと自体が子どもの未来、将来の計画を踏みにじっていっているというふうに、非常にきのう話を聞いて怒りを持ったところであります。
  以上をもって反対の討論にさせていただきます。
議長(山口功位君) 次に、賛成の方の討論。
  16番、高橋幸信さん。
16番(高橋幸信君) 私は、賛成の立場で賛成意見を述べさせていただきます。
  概算で1億2,000万円の交付税の削減、自主財源であります地方交付税が減る事態となり、これはもう市民サービスの低下は避けられない状況になると思われます。しかしながら、市民への行政サービスの低下はあってはならないことであります。市長は、その苦渋の選択であり、断腸の思いで削減に決断したと思います。この市長の英断に対して敬意を表し、簡単でございますが、賛成の意見とさせていただきます。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) これで討論を終わります。
  次に、請願第3号 憲法96条改定に反対する意見書の提出を求める請願について討論を行います。ありませんか。
  14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) 憲法の改定に反対する意見書に反対の立場で討論いたします。
  先ほどフリートークの中で、4人の皆さんから特にいろんな意見ございました。確かにこんないい憲法を何で改定するのか、私も物心つくころから日本の憲法は、これ世界に誇れるすばらしい憲法だとずっと思ってまいりました。それは、時代が許せば、社会背景が許せばという前提のもとであり、今見渡してみれば日ソ両国の二極の対立なんていう時代ではなくなったと、数十年前から。そのときに新興国、特に隣の国、大国が日本を追い越すまでの経済、追い越したまでの経済大国になったという状況、また東南アジア含む中東の諸国が非常に石油等々の関係で発展の勢いがすごい。そんなときに情勢を見ると、必ずや紛争が起きており、その紛争のときに日本も安保の条約上、支援ということで後方支援に回るわけですけれども、その折に給油だけか道路整備等々の支援に限られる。現に支援に行った自衛官が襲われる、いわゆる攻撃を受ける等々の事例が多くあるわけです。そのとき、この9条の話になってしまうのですけれども、それでやむやむ撤退する等々の話。また近くを見渡してみれば、東シナ海、南シナ海、この状況は時の正しい豊かな憲法、すばらしい憲法なんて言っている状況ではなくなっている時代に突入したのではないかと思わなければならない、考えなければならない部分でないのかなというふうに思っております。私当然戦争を賛成したなんていうことはありません。戦争なんていうのはなくする、してはいけない、当然の話であります。その改定をもってして、ああ、軍国主義者だとか、右翼家だとか、それらの論議とは違うのではないか、観点が違うのではないかと思います。あくまでも防衛のための国防軍、それらの設置も踏まえた議論は、今々するということではないですから、当然国民投票あるわけですから。そういった議論を投げていただく、投げたら受ける、キャッチボールで返す、そういった感じの感覚を国民一人一人として磨いていかなければならない、そういう時期ではないかなと思うわけであります。
  長くなってもなんですので、討論、そういった観点からして、これについては反対の討論といたします。
  以上です。
議長(山口功位君) 次に、請願に賛成の方の討論。
  13番、倉島良司さん。
13番(倉島良司君) この請願に賛成の立場から討論に参加いたしたいと思います。
  私ごとになりますけれども、我が家でも1人戦死者がいます。それから、私の父も中国戦線というか、満州のほうへ引っ張り出されていって、最終的にはシベリアの抑留に遭い、それを終えてからようやく帰ってきて、我が家の私が生まれたということになるわけでありますけれども、そういうことで戦争というものは直接私は知っていませんが、家族を通してそれなりに戦争というのは大変なのだなということを子どものとき以上に大人になってからなおさら感じるようになりました。そして憲法も押しつけ憲法だとかいろいろな意見もありますけれども、やっぱりアジアで2,000万人もの人たちが戦争の犠牲になったと、それらを受けて戦後二度とこういう戦争繰り返さないということでできた憲法だと私は認識しておる一人であります。この憲法があるからこそ、また戦後70年近くたっても日本は外国に出ていって一人も殺していませんし、また日本の国民も殺されていないというのはやっぱりこの憲法の大きな力だろうと私は思っております。それで今世界の情勢の中、日本の憲法はそぐわなくなっているのではないかという意見もあるようでありますけれども、やっぱり憲法が世界に合わせるのでなく、日本の憲法を世界に合わせていくという国の大きな仕事があろうかと私は思っております。
  そういう意味からいたしましても、今回の96条、この問題についてはあくまでも96条だけを見ていれば単なるルールの変更というふうに見えるかもしれませんけれども、その背景には憲法9条との絡みが密接に絡んでいるということは、もう衆目の一致するところでありますので、そういう意味からしても平和な国土、平和な国家にあって初めて私たちも安心して生活できるわけでありますので、そういう意味からしてこの請願の趣旨を酌んでやっぱり私どもは採択すべきであろうというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) これで討論を終わります。
  次に、請願第4号 消費税増税の中止を求める意見書の提出を求める請願について討論を行います。
  まず、請願に反対の方の討論を行います。ありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第74号、議案第78号、請願第1号、請願第3号、請願第4号、陳情第3号を採決します。
  初めに、議案第74号、請願第1号、陳情第3号を採決します。
  お諮りします。本案は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第74号、請願第1号、陳情第3号は委員長の報告のとおり決定しました。
  次に、議案第78号 阿賀野市職員等の給与の臨時特例に関する条例の制定についてを採決します。
  この採決は、起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は可決です。
  お諮りします。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。
               〔起立多数〕
議長(山口功位君) 起立多数です。
  したがって、議案第78号は委員長報告のとおり可決されました。
  次に、請願第3号 憲法96条改定に反対する意見書の提出を求める請願を採決します。
  この採決は、起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は採択です。
  お諮りします。請願第3号は、委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
               〔起立多数〕
議長(山口功位君) 12名だそうです。したがって、起立多数です。
  したがって、請願第3号は委員長報告のとおり採択することに決定しました。
  休憩します。
               休 憩 (午前11時00分)
                                            
               再 開 (午前11時02分)
議長(山口功位君) 会議を再開します。
  次に、請願第4号 消費税増税の中止を求める意見書の提出を求める請願を採決します。
  この採決は、起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は採択です。
  お諮りします。請願第4号は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立をお願いします。
               〔起立少数〕
議長(山口功位君) 起立少数です。
  したがって、請願第4号は不採択とすることに決定しました。
  それでは、休憩いたします。
               休 憩 (午前11時03分)
                                            
               再 開 (午前11時10分)
議長(山口功位君) 休憩前に引き続き会議を再開します。
                                            
    日程の追加
議長(山口功位君) 憲法96条改定に反対する意見書の提出についてでありますが、発議者に5名上がっておりますが、その中で山賀議員が発議者となっておりましたが、本人の申し出によりその発議者を削除するということでご了承願います。
  ただいま村上清彦さん外3名から発議第2号 憲法96条改定に反対する意見書が、総務文教常任委員会委員長から、発議第3号 適正規模の少人数学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書が提出されました。発議第2号、発議第3号を日程に追加し、追加日程1として日程の順序を変更し、直ちに議題としたいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、発議第2号、発議第3号を日程に追加して、追加日程1として直ちに議題とすることに決定します。
                                            
    発議第2号 憲法96条改定に反対する意見書の提出について
議長(山口功位君) 追加日程第1、日程第1、発議第2号 憲法96条改定に反対する意見書の提出についてを議題といたします。
  提出者の説明を求めます。
  8番、村上清彦さん。
8番(村上清彦君) 発議第2号 憲法96条改定に反対する意見書の提出について、別紙のとおり会議規則第14条第1項の規定により提出する。
  平成25年6月20日。
  提出者、阿賀野市議会議員、村上清彦、高橋幸信、江口卓王、山田早苗。
  提出先につきましては、内閣総理大臣、法務大臣です。
  なお、意見書につきましては、お手元に配付いたしましたとおり、ただいま採択いただいた請願第3号と同趣旨のものですので、朗読を省略させていただきます。
  よろしくご審議の上、ご承認くださるようお願いいたします。
議長(山口功位君) これで説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから発議第2号を採決します。
  この採決は、起立によって行います。
  発議第2号は原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
               〔起立多数〕
議長(山口功位君) 起立多数です。
  したがって、発議第2号は原案のとおり決し、意見書を関係省庁に提出することに決定しました。
                                            
    発議第3号 適正規模の少人数学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復
           元に係る意見書の提出について

議長(山口功位君) 追加日程第1、日程第2、発議第3号 適正規模の少人数学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書の提出についてを議題といたします。
  提出者の説明を求めます。
  13番、倉島総務文教常任委員会委員長。
               〔13番 倉島良司君登壇〕
13番(倉島良司君) 発議第3号 適正規模の少人数学級実現、義務教育費国庫負担制度2分の1復元に係る意見書について、別紙のとおり会議規則第14条第2項の規定により提出いたします。
  平成25年6月20日。
  提出者、阿賀野市議会総務文教常任委員長、倉島良司。
  なお、提出先につきましては、内閣総理大臣、内閣官房長官、財務大臣、文部科学大臣、総務大臣であります。
  意見書につきましては、お手元に配付いたしましたとおり、ただいま採択いただいた陳情第3号と同趣旨のものでございますので、朗読を省略させていただきます。
  よろしくご審議の上、ご承認くださるようお願いいたします。
議長(山口功位君) これで説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  本案は、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略します。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから発議第3号を採決します。
  お諮りします。発議第3号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、発議第3号は原案のとおり決し、意見書を関係省庁に提出することに決定しました。
                                            
    議案第66号 平成25年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)のうち社会
            厚生常任委員会所管分
     議案第67号 阿賀野市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正
            について
     議案第68号 阿賀野市子ども・子育て会議条例の制定について
     議案第69号 阿賀野市老人医療費助成に関する条例の一部改正について
     議案第70号 阿賀野市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部改正に
            ついて
     議案第73号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について
 
議長(山口功位君) 日程第3、議案第66号のうち社会厚生常任委員会所管分、議案第67号から議案第70号まで、議案第73号を一括して議題といたします。
  社会厚生常任委員会への付託事件でありますので、委員長の報告を求めます。
  17番、遠藤社会厚生常任委員会委員長。
               〔17番 遠藤智子君登壇〕
17番(遠藤智子君) 委員会審査報告書。
  平成25年6月20日、阿賀野市議会議長、山口功位様。社会厚生常任委員会委員長、遠藤智子。
  平成25年6月17日に社会厚生常任委員会を開催し、本委員会に付託された議案第66号、議案第67号、議案第68号、議案第69号、議案第70号、議案第73号の議案6件につきまして審査いたしました結果、いずれも全会一致で原案のとおり可決と決定したので、会議規則第110条の規定により報告いたします。
議長(山口功位君) これで委員長の報告を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第66号については、関係常任委員会の報告後に自由討議、討論、採決を行います。
  これから議案第66号以外について討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第67号から議案第70号まで、議案第73号を一括して採決します。
  お諮りします。本案は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第67号から議案第70号まで、議案第73号は委員長報告のとおり決定しました。
                                            
    議案第66号 平成25年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)のうち産業
            建設常任委員会所管分
     議案第71号 阿賀野市農村環境改善センター条例の一部改正について
     議案第72号 阿賀野市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成
            及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を
            定める条例の一部改正について
     議案第75号 市道路線の変更について
     議案第76号 市道路線の認定について
     請願第 2号 TPP交渉参加反対に関する請願

議長(山口功位君) 日程第4、議案第66号のうち産業建設常任委員会所管分、議案第71号、議案第72号、議案第75号、議案第76号、請願第2号を一括して議題といたします。
  産業建設常任委員会への付託事件でありますので、委員長の報告を求めます。
  15番、石川産業建設常任委員会委員長。
               〔15番 石川恒夫君登壇〕
15番(石川恒夫君) 委員会審査報告書。
  平成25年6月20日、阿賀野市議会議長、山口功位様。産業建設常任委員会委員長、石川恒夫。
  6月18日に産業建設常任委員会を開催し、本委員会に付託された議案第66号、71号、72号、75号、76号の議案5件について審査した結果、いずれも全会一致で可決すべきものと決定いたしましたので、会議規則第110条の規定により報告をいたします。
  また、請願第2号についても同様、全会一致で採択すべきものと決定をいたしましたので、会議規則第143条の規定により報告をいたします。
  以上であります。
議長(山口功位君) これで委員長の報告を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第66号については、最後に自由討議、討論、採決を行います。
  これから請願第2号 TPP交渉参加反対に関する請願について自由討議を行います。
  8番、村上清彦さん。
8番(村上清彦君) このTPPに関する請願についてなのですけれども、この内容を見ますと、タイトルがTPP交渉参加反対に関する請願となっているのですが、実際に記されている3項目の要請を見ますと、交渉に関しての要請というふうになっているのですが、このタイトルとその内容についてちょっと意味が違ってくるのかなというふうに私自身は思うのですけれども、この請願に請願者から紹介議員のところに、紹介議員の方も内容を確認されたと思うのですけれども、この点について紹介議員3名いらっしゃいますけれども、どのようにお考えになられたのでしょうか、お聞かせください。
議長(山口功位君) 13番、倉島良司さん。
13番(倉島良司君) ただいまの村上議員さんからの質問でございますけれども、TPPについてちょっと手元今ありませんけれども、そう言われれば今村上さんが疑問に思うのもそれはもっともかもしれませんが、TPP交渉参加の中身が、今までの交渉経過の国自体がほとんど中身一切公開していないという今までの経過もございますので、運動の成果の中で現時点での重要事項として3つの事項に集約したというふうに私は理解しています。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) これで自由討議を終わります。
  これから議案第66号以外について討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第71号、議案第72号、議案第75号、議案第76号、請願第2号を一括して採決します。
  お諮りします。本案は委員長報告のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第71号、議案第72号、議案第75号、議案第76号、請願第2号は委員長報告のとおり決定しました。
  休憩いたします。
               休 憩 (午前11時26分)
                                            
               再 開 (午前11時27分)
議長(山口功位君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
                                            
    日程の追加
議長(山口功位君) ただいま産業建設常任委員会委員長から発議第4号 TPP交渉参加反対に関する意見書が提出されました。これを日程に追加し、追加日程2、日程第1として日程の順序を変更し、直ちに議題としたいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、これを日程に追加し、追加日程2、日程第1として直ちに議題とすることに決定しました。
                                            
    発議第4号 TPP交渉参加反対に関する意見書の提出について
議長(山口功位君) 追加日程2、日程第1、発議第4号 TPP交渉参加反対に関する意見書の提出についてを議題といたします。
  提出者の説明を求めます。
  石川産業建設常任委員会委員長。
               〔15番 石川恒夫君登壇〕
15番(石川恒夫君) 発議第4号。
  会議規則第14条第2項の規定により、TPP交渉参加反対に関する意見書を別紙のとおり提出する。
  平成25年6月20日。
  阿賀野市議会議長、山口功位様。
  阿賀野市議会産業建設常任委員会委員長、石川恒夫。
  提出先につきましては、内閣総理大臣、外務大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、内閣官房長官です。
  なお、意見書の内容につきましては、先ほどご採択をいただきました請願第2号と同様でございますので、内容の説明、朗読は省略をさせていただきます。
  よろしくご審議の上、ご賛同いただきますようお願いをいたします。
議長(山口功位君) これで説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  8番、村上清彦さん。
8番(村上清彦君) 先ほどの自由討議の中でも申し上げましたけれども、タイトルとその内容3項目の要請がやはり内容的にはちょっと合わないのかなというふうに思うのですけれども、この修正でTPP交渉参加反対という「反対」という言葉をとって「TPP交渉参加に関する意見書」としてはいかがなものかなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。
議長(山口功位君) 石川委員長。
15番(石川恒夫君) まことにご指摘のとおりでございます。
  若干補足説明をさせていただきますと、実はTPP交渉参加反対に関する請願につきましては、平成22年11月に同じくJA北蒲みなみ、JAささかみさんから提出をされまして、22年12月議会で全会一致をもって採択をした経緯がございます。そういう中で、今回提出者並びに紹介議員の方からの意見聴取等は委員長判断の中で聴取はしなかったと、そういう中で今ほど村上議員がご指摘のとおり、表題と意見書の内容が合わない部分がございます。しかしながら、両農協、JAさんの基本的な立場はTPP交渉参加反対、しかしながら現状認識を踏まえながら、その要請内容3項目については、今ほど申し上げました現状を踏まえながら、より柔軟なやわらかい文言になっているのかなという形での善意に解釈をしながら、全会一致で採択をして今回のこの意見書になったと、そういう経緯でございます。
議長(山口功位君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  本案は、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略します。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから発議第4号を採決します。
  お諮りします。発議第4号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、発議第4号は原案のとおり決し、意見書を関係省庁に提出することに決定しました。
  最後に、議案第66号 平成25年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)について自由討議を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 自由討議なしと認めます。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第66号を採決します。
  お諮りします。議案第66号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第66号は原案のとおり可決されました。
                                            
    陳情第4号 阿賀野市議会議場に国旗の掲揚を求める陳情
議長(山口功位君) 日程第5、陳情第4号 阿賀野市議会議場に国旗の掲揚を求める陳情を議題といたします。
  議会運営委員会への付託事件でありますので、委員長の報告を求めます。
  雪議会運営委員会委員長。
               〔7番 雪正文君登壇〕
7番(雪 正文君) 委員会審査報告書。
  平成25年6月20日、阿賀野市議会議長、山口功位様。議会運営委員会委員長、雪正文。
  6月11日に議会運営委員会を開催し、本委員会に付託された陳情第4号について、賛成多数で採決するべきものと決定しましたので、会議規則第145条の規定により報告いたします。
議長(山口功位君) これで委員長の報告を終わります。
  これから質疑を行います。
  12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 手続の問題ですけれども、これは通常当初の議運の前に提出するということですよね。というふうになっていない。これは、たしかその後に陳情が提出されたということだと思うのです。そういう点と、陳情だから紹介議員もないと。今後こういう問題が出てくると、みんなそういうふうに、では期限は要らないのだということになって、途中で議運開くということになると思うのですけれども、その辺はどういうふうに考えているのか。
議長(山口功位君) 雪委員長。
7番(雪 正文君) 議運の中でもそういう議論は当然出てまいりました。原則としては、定例会の招集に伴い開催される議運、今回で言えば5月の31日でしたかの前日の正午までに提出するというのが原理原則でございます。本来であればこの請願は、そのまま追加議案がなければ9月議会まで持ち越しというふうになるかと思いますけれども、今回執行部から職員給料削減の追加議案がなされました。そういった中で、この議案に併せて陳情を協議することにしましたので、ご理解いただきたいと思います。
議長(山口功位君) 14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) 提出の手続上の話までされると、これまあへ理屈になるのではないかななんていうふうな感じもしないわけではないのですけれども、議論の中身を委員長からちょっと教えていただきたい。なぜなら「賛成多数です」という報告です。私なんかは不思議な感じがするわけです。子どものころから、また子どものころから出ますけれども、祭日に国旗掲揚するのは当然だと、今でも私は祭日には玄関に国旗を掲げており、それが日本人として当然だと、国旗、国家、家の国家を愛する当然の行動だと考えておるわけで、今回議運の皆さんから討議していただいて、賛成、反対ともあったわけでありましょうけれども、その議論の中身について、かいつまんで結構ですので、ちょっと教えていただけますか。
議長(山口功位君) 雪委員長。
7番(雪 正文君) 中島議員さんの質問にお答えします。
  大分委員皆様から活発な意見が出ましたけれども、要約して申し上げますと、皆さん、各議員さんいろんな自治体に研修視察やら行っているわけでございますけれども、そういった中で当然役所に行くと議場も皆さん見学するわけでありますけれども、全国どの自治体に行ってもほとんどと言っていいほど国旗が掲揚されているというご意見もございました。続いて、法律で定められたものとはいえ、主権在民の憲法のもと、国旗、国歌に対して反感もあると。阿賀野市議会にこれまで掲揚されなかったのは、国旗、国歌に縛られないという意味があるのではないか。自由な発想が議会の中では必要ではないのか。これに対する意見としては、議会においては国旗が掲揚されたからといえども別に発言を縛るのではないと。発言の自由は保障されていると。国旗の掲揚にかかわらず、掲揚には左右されないというご意見もございました。そして国旗、国歌に対しては、それぞれ思いがある。よいイメージを持っていない人もいるというようなご意見もありました。そして国旗国歌法の制定もなされており、議会として掲揚することに支障はないと。最終的にはいろんな議論ありましたけれども、これは当たり前のことであると、日本人であればというようなご意見が多数ございました。
  以上でございます。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  これから自由討議を行います。ありませんか。
  12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 今審議の状況聞きましたけれども、私もこれ国旗国歌問題というのは余り論議することないので、一応法律はどうなっているかということで調べましたら、第1条、国旗は日章旗とすると、それから第2条、国歌、国歌は君が代とすると、この2つだけなのです。あとは何にも書いていないという状況で、別に掲揚せいとか、今学校で問題になっている君が代を歌わないのは処罰するとか、そういうのは全く書いていないわけです。そういう点では、これはやはり先ほどどなたかの意見ありましたよね。特に国旗に対しては、いろんな思いがあるわけですよね。やはり侵略戦争のまさに国旗が先頭に立ってきたあれを見ると、またああいう時代が来るのではないかというふうに思う人もいるし、また国旗を上げるとやはり日本だということで、じいんとくるとかいう人もいろいろいるわけですが、それをもって、ですからいろいろこれは思想信条の自由というふうにかかわる問題と密接だと思うので、そういう点ではわざわざここに金かけて掲揚はしなくてもそういう思いがあるということで尊重して、国旗は明確に法律で決まっているわけだから、わざわざそれを掲げてそこにおじぎまでして、今おじぎは議長にするわけですけれども、あそこに日の丸あると日の丸におじぎするみたいにどうしてもなって、何かやはり違和感を覚えるというふうに私は思うのです。議長とか当局の皆さんにおじぎをするのは幾らしてもいいですけれども、そういう点ではやはり今の自由な討論とか議会改革を目指している点では、ちょっとそぐわないのではないかなというふうに思いますし、今でも別に国旗を掲げなかったから何か重大な愛国心が失われたとかいう話も聞いたことありませんので、これは別に採択して掲揚しなくてもいいのではないかというふうに思いますけれども。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
  10番、江口卓王さん。
10番(江口卓王君) 今ほどは、雪委員長のほうから委員会の中身ということでありがとうございました。
  今回の陳情に関して反対の立場で意見を申し上げたいと思います。
議長(山口功位君) これ討論でありませんので、それは控えていただきたい。
10番(江口卓王君) 私の自由討議ということで。
  国旗に関してということでありますが、昭和39年に東京にオリンピックが開催されて、日紡貝塚中心とする全日本バレーボールがソ連を破って金メダルをとりました。また、重量挙げの三宅選手あるいは新潟県代表のレスリングの渡辺選手、また柔道におかれましては無差別級で神永昭夫選手がオランダのアントン・ヘーシンク選手に破れたときの悔しさ、その表彰台に上がり日章旗、国旗が掲揚され、まさに私はそういった選手の皆さんとともに国旗にも敬意を表している者の一人であります。昨年のロンドンオリンピックまで卓球の福原愛さん、そういった方々の選手の活躍、それと同時に国旗が掲揚される、これには本当にうれしくもあり、掲揚する立場であります。
  また、私はこの本会議場、町会、町の時代、今こうして阿賀野市合併されて4期目になります。国旗の掲揚って今回初めてでございます。この4期の中にも多くの議員の皆さんの自由な議論、またそれぞれの市長及び執行部の意見、議論、そうした市民のための議論がなされてきたと思っております。特にまた前市長の天野市長の時代におかれましての自由闊達なる、これでもかというぐらいの議論がなされてきたことも皆さんまた承知のことと思います。これからも市民のためにこの議論、自由であり、また闊達なる議論、意見が闘わせられて市民のための市政が行われる、そんな思いで意見であります。
  以上であります。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) ないようですので、これで自由討議を終わります。
  これから討論を行います。
  まず、陳情に反対の方の討論を行います。
  3番、山田早苗さん。
3番(山田早苗君) 私は、昭和27年に生まれておりますので、戦争の経験は本当に全くないわけですけれども、父親や母親から子どものころ随分と戦争の経験を聞かされました。近所のおばさんたちも集まってきては、戦争のとき大変だったというふうな話を随分とたくさん聞かせてもらって大きくなってきました。しかし、小学校当時は君が代、日の丸については何の違和感もなく、かえって国旗掲揚のときの役についたり、君が代を歌うときの指揮棒を振るったりという形で、その国旗、君が代などに対する違和感というのは持っていなかったのですけれども、やはり戦争の道具として日章旗が使われ、そのもとで多くの犠牲が払われたということをきちんと歴史的に学ぶことで、やはり日章旗に対する違和感というのを覚えていったというふうに思うのです。戦争の大変さと日章旗に対する違和感というのは、また違った意味できちんと学ばなければなかなかわからないものかなというぼやきもしています。
  今この日章旗をぜひともここに掲げてほしいという方たちは、多分日章旗に対するものと国に対する思いが一致しているのではないかと思うのですが、私は日章旗に対する思いと国、日本に対する思いというのは別物だというふうに思っています。愛国心があるとかないとかということを日章旗を掲げることではかるものではないというふうに思うのです。日章旗に対する思いというのは、また別だというふうに思いますし、ここで言っている「サンフランシスコ講和条約の発効で主権が回復され独立国家として今日を迎えています」というふうにありますが、このサンフランシスコ条約に至っても、1つは沖縄に海兵隊、軍隊を、基地を残したまま、それからサハリンや北方領土を日本にきちんと戻さないというような、そういう不公平なことを残したままの条約でしたから、やはり主権がきちんと日本に戻されたというふうには思っていません。これもやはり学んでいかなければわからないのかなというふうに思います。
  今教育の現場でそういった戦後処理の問題を学ぶ時間がとても少なくなっていて、子どもたちは多分そのようなことを感じることがないまま育ってしまうのではないかと思うのですが、韓国やほかの国ではそれらをきちんと子どものころから学んでいるからこそ、日本の日章旗に対する反感というのは強いというふうに聞いています。そして日章旗をこの議場に掲げるということについても、先ほど宮脇議員も言ったように、今まで掲げなくても何の不都合もなかったわけで、この阿賀野市の住民にとって、やはり生活と暮らしを守り、命を守るために、この議会で十分な討議をなしていくことが私たちの仕事でありますし、そこに日の丸がないことでもそのことは十分果たしていけるというふうに考えています。
  そういった意味で、あえて議会に日章旗を上げることには反対をします。そして私たち日本が第二次世界大戦一緒に戦ったドイツ、イタリアでは、そういった戦争の反省を踏まえて国旗をその後変えています。日本は変えられなかったということは、そういう国民の意思統一というか、そういったものができなかったということで、国旗が新しく生み出すことができなかったというふうに思うのですけれども、海外では戦争の反省をして、国旗を変えて、新しい思いで国をつくり始めたというふうな歴史を持っているというふうに思います。ですから、私たちももっともっと戦争の悲惨さをしっかりと学んで、そしてその反省の立場に立ってこれからの政治をしていくという意味で、あえてこの議会に日章旗を掲げることはしなくてもよいというふうに思っています。
  以上です。
議長(山口功位君) 次に、陳情に賛成の方の討論を行います。
  14番、中島正昭さん。
14番(中島正昭君) 先ほど委員長に質問のとおり、これについては賛成の立場で述べさせていただきます。
  今反対の山田議員の話ですと、日の丸、国歌と戦争に直結している。納得できないわけ。日の丸がなぜ戦争と直結するのか。教育に日の丸が障害を及ぼすのか。これは、政策、政策の中で当然反省と施策を施してきた中での反省、何も日の丸を掲げることが戦争に対する反省の事項ではない。これまさに私は不思議でならないわけで。それと、日の丸イコールアイデンティティー、なくてもあってもいいではないかというけれども、なかったらではどうするのですか。先ほど江口議員から各種スポーツ大会、国際大会で、優勝すればうれしい、感動する。ましてや日の丸を上げればそれ以上に感動する。これが国民のアイデンティティーではないですか。そういうものを否定して、なぜ戦争に結びつけるのか、そのこと自体が到底納得できないわけで、私は今までも当然そういった声がなかったというか、議会から発議はなかったのですけれども、機会をうかがっていたということ自体は考えていたことは事実であります。
  それはそれとして、今回のこの願意、いわゆる陳情の文言には一つとして反対はありません。よって、これについては賛成の立場で討論いたします。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
  12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) この日本の国旗というのは、普通の国の国旗とは違うのです。それは、やはりこれは戦後のあり方あるのだけれども、ああいう戦争したというのを反省しないところから今いろんな問題が出てきている。この国旗も一つなのだ。やはり国旗をもって侵略戦争の旗にしたものだから、先ほど言ったけれども、山田さんもイタリアはそれを反省したから国旗も変えますよということで、日本は基本的に反省していないから国旗も変えなかったのです。本来は、あれだけの悲惨な侵略戦争をやったわけだから、きちっと反省をして、清算をして、ドイツのように、やるというのが筋だけれども、それをしないでまたそれがもこもこと今盛り上げてきたというところに問題があるわけだ。そういう点言っているのです。普通の国旗ではないと。普通の国旗なら別にこんな問題にはならないのです。よその国の、そういう問題でないような国旗なら。そういう性格があるから、こういうのはわざわざ掲示するというのはいかがなものかということで言っているというのが本質ではないかなというふうに思いますので、反対です。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) 賛成の意見を述べさせていただきます。
  私の父親も大正14年生まれで、先ほどわかったのですが、倉島さんのお父様とご一緒だったかどうかわかりませんが、終戦シベリアへ行きまして、戦後2年半ほど抑留されて帰ってまいりまして、今まだ健在でございます。私54歳になりまして、寮生活3年間の空白ありましたが、この51年間、その父親から日の丸のことについて嫌だとかどうとか、一切お話はございません。また、私も去年初当選させていただきまして、5月に臨時議会ということでこの場に座ったときに何かが足りないと思ったときに、国旗と市旗がないと。やはり執行部と私ども市民の皆さんから選ばれた議員は、この阿賀野市において神聖なる議場において緊張感を持ちながら議論を交わす、その上でもやはり国旗、市旗の掲揚は当たり前のことかと思っておりましたので、このたび賛成意見として述べさせていただきました。
  以上です。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) これで討論を終わります。
  これから陳情第4号を採決します。
  この採決は起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は採択です。
  お諮りします。陳情第4号は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
               〔起立多数〕
議長(山口功位君) 起立多数です。
  したがって、陳情第4号は採択することに決定しました。
                                            
    委員長報告第5号 閉会中の所管事務調査報告(総務文教常任委員会)
     委員長報告第6号 閉会中の所管事務調査報告(社会厚生常任委員会)
     委員長報告第7号 閉会中の所管事務調査報告(産業建設常任委員会)

議長(山口功位君) 日程第6、委員長報告第5号から委員長報告第7号までを一括議題といたします。
  各常任委員会の閉会中の所管事務調査報告については、お手元に配付いたしましたとおりです。
  これで委員長報告第5号から委員長報告第7号までの報告を終わります。
                                            
    閉会中の継続調査申出について(総務文教常任委員会)
     閉会中の継続調査申出について(社会厚生常任委員会)
     閉会中の継続調査申出について(産業建設常任委員会)
     閉会中の継続調査申出について(議会運営委員会)

議長(山口功位君) 日程第7、閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。
  各常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長から会議規則第111条の規定により、お手元のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。
  お諮りします。各常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、各常任委員会委員長及び議会運営委員会委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。
                                            
    閉会の宣告
議長(山口功位君) これで本日の日程は全て終了しました。
  以上をもちまして本定例会の会議に付された事件は全て終了いたしました。
  慎重なご審議をいただき、まことにありがとうございました。
  これで本日の会議を閉じ、平成25年第2回阿賀野市議会定例会を閉会いたします。
  ありがとうございました。
               閉 会 (午前11時58分)