平成25年第2回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)

                      平成25年6月10日(月)午前10時05分開会

日程第 1 会議録署名議員の指名                             
日程第 2 会期の決定                                  
日程第 3 諸般の報告                                  
日程第 4 一般行政報告                                 
日程第 5 推薦第 1号 阿賀野市農業委員会委員の推薦について              
日程第 6 議案第59号 専決処分の承認について(専第5号 阿賀野市一般職の職員の給与に関
             する条例の一部を改正する条例の一部改正について)        
日程第 7 議案第60号 専決処分の承認について(専第6号 平成24年度阿賀野市一般会計補
             正予算(第9号))                        
日程第 8 議案第61号 専決処分の承認について(専第7号 平成24年度阿賀野市病院事業会
             計補正予算(第4号))                      
日程第 9 議案第62号 専決処分の承認について(専第8号 阿賀野市税条例の一部改正につい
             て)                              
日程第10 議案第63号 専決処分の承認について(専第9号 阿賀野市国民健康保険税条例の一
             部改正について)                        
日程第11 議案第64号 専決処分の承認について(専第14号 平成25年度阿賀野市一般会計
             補正予算(第1号))                       
日程第12 議案第65号 専決処分の承認について(専第15号 平成25年度阿賀野市国民健康
             保険特別会計補正予算(第1号))                 
日程第13 議案第77号 工事請負契約の締結について(消防分署建築工事)         
日程第14 議案第66号 平成25年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)         
日程第15 議案第67号 阿賀野市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正について
日程第16 議案第68号 阿賀野市子ども・子育て会議条例の制定について          
日程第17 議案第69号 阿賀野市老人医療費助成に関する条例の一部改正について      
日程第18 議案第70号 阿賀野市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部改正について 
日程第19 議案第71号 阿賀野市農村環境改善センター条例の一部改正について       
日程第20 議案第72号 阿賀野市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性
             化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部
             改正について                          
日程第21 議案第73号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について     
日程第22 議案第74号 字の変更について                        
日程第23 議案第75号 市道路線の変更について                     
      議案第76号 市道路線の認定について                     
日程第24 報告第 3号 平成24年度阿賀野市一般会計継続費繰越報告について       
      報告第 4号 平成24年度阿賀野市一般会計繰越明許費繰越報告について     
      報告第 5号 平成24年度阿賀野市水道事業会計継続費繰越報告について     
      報告第 6号 平成24年度阿賀野市病院事業会計建設改良費の繰越報告について  
      報告第 7号 専決処分の報告について(専第4号 損害賠償の額の決定及び和解につ
             いて)                             
      報告第 8号 専決処分の報告について(専第10号 損害賠償の額の決定及び和解に
             ついて)                            
      報告第 9号 専決処分の報告について(専第11号 損害賠償の額の決定について)
      報告第10号 専決処分の報告について(専第12号 損害賠償の額の決定について)
      報告第11号 専決処分の報告について(専第13号 損害賠償の額の決定及び和解に
             ついて)                            
日程第25 一般質問                                   

出席議員(19名)
   1番   天  野  美 三 男  君      2番   近  山     修  君
   3番   山  田  早  苗  君      4番    市  川  英  敏  君
   5番   佐  竹  政  志  君      6番   山  賀  清  一  君
   7番   雪     正  文  君      8番   村  上  清  彦  君
   9番   風  間  輝  栄  君     10番   江  口  卓  王  君
  11番   稲  毛     明  君     12番   宮  脇  雅  夫  君
  13番   倉  島  良  司  君     14番   中  島  正  昭  君
  15番   石  川  恒  夫  君     16番   高  橋  幸  信  君
  17番   遠  藤  智  子  君     19番   山  崎  正  春  君
  20番   山  口  功  位  君                        

欠席議員(1名)
  18番   浅  間  信  一  君

地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
       市     長    田   中   清   善   君
       教  育  長    田   村       仁   君
       総 務 部 長    吉   野   晴   記   君
       民 生 部 長    中   村   彰   男   君
       産業建設部長     小   川       稔   君
       市長政策課長     中   野   孝   英   君
       総 務 課 長    圓   山       知   君
       市 民 協 働    遠   藤   孝   栄   君
       推 進 課 長

       財 政 課 長    立   川       久   君
       税 務 課 長    遠   藤       勝   君
       市民生活課長     関   川   嗣   雄   君
       健康推進課長     折   居   千 恵 子   君
       地域医療       井   上   秀   子   君
       推進課長

       社会福祉課長     小   菅   章   義   君
       高齢福祉課長     目   黒       裕   君
       農 林 課 長    披 田 野   勝   幸   君
       商工観光課長     飯   野   喜   夫   君
       建 設 課 長    土   岐       昇   君
       上下水道局長     荒   木   秀   樹   君
       会 計 管 理 者    長 谷 部   教   秀   君
       農 業 委 員 会    片   桐   秀   一   君
       事 務 局 長

       学校教育課長     折   笠   朝   美   君
       生涯学習課長     見   原   健   司   君
       安 田 支 所 長    廣   田       彰   君
       京ヶ瀬支所長     菅   井   平   治   君
       笹 神 支 所 長    渡   辺   滝   雄   君
       監 査 委 員    小   林   正   男   君
       事 務 局 長

       消防本部消防長    三   澤   誠   一   君

本会議に職務のため出席した者の職氏名
       事 務 局 長    小   林   定   次
       係     長    五 十 嵐   久 美 恵
       主     任    渡   辺   康   恵


               開 会 (午前10時05分)
    開会の宣告
議長(山口功位君) おはようございます。皆様には公私ともご多用のところご参集いただき、ありがとうございます。
  本定例会につきましては、円滑に進行できますよう議員各位のご協力をお願い申し上げます。
  定刻になりました。
  ただいまの出席議員数は19名です。定足数に達しておりますので、これより平成25年第2回阿賀野市議会定例会を開会いたします。
  なお、18番、浅間信一さんから欠席の届け出がありましたので、ご報告します。
  また、新潟日報さん、あがの新報さんから写真撮影の申し出がありましたので、今会期を通じ撮影を許可いたしました。
                                            
    開議の宣告
議長(山口功位君) これより本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
議長(山口功位君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、15番、石川恒夫さん、16番、高橋幸信さん、17番、遠藤智子さん、以上3名を指名します。
                                            
    会期の決定
議長(山口功位君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
  お諮りします。本定例会の会期は、本日6月10日から6月20日までの11日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、本定例会の会期は6月10日から6月20日までの11日間に決定いたしました。
                                            
    諸般の報告
議長(山口功位君) 日程第3、諸般の報告を行います。
  3月1日からきのうまでの主な会議、行事等の状況及び議長が決定した議員派遣につきましては、お手元に配付しております諸般の報告並びに議員派遣一覧のとおりであります。
  本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、田中市長を初め28名であります。
  本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から議案19件、報告9件、議会からは推薦1件、請願4件、陳情1件、委員長報告3件、申出関係4件です。
  受理いたしました請願4件、陳情1件は、お手元の請願文書表、陳情文書表のとおり、所管の常任委員会へ付託しましたので、報告いたします。
  また、郵送により送付された陳情等2件については、議会運営委員会で協議いただき、全議員に写しを配付いたしました。
  去る5月31日、議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議いただいた結果、お手元に配付いたしております会期日程により運営することといたしました。
  以上で諸般の報告を終わります。
                                            
    一般行政報告
議長(山口功位君) 日程第4、田中市長から一般行政報告を求めます。
  田中市長。
               〔市長 田中清善君登壇〕
市長(田中清善君) おはようございます。本日、平成25年第2回阿賀野市議会定例会の開催に当たり、議員各位のご健勝をお喜び申し上げます。また、日ごろより市政発展のためにご尽力いただいておりますことに深く敬意を表しますとともに感謝を申し上げます。
  6月に入り、暦の上ではあすはもう入梅であります。ふるさとの田んぼは、一面緑のじゅうたんを敷き詰めたかのように姿を変え、豊穣の秋に向けて着々と営みを進めております。阿賀野市も3月議会でご承認をいただいた平成25年度予算に基づく各種事務事業の取り組みを開始し、はや2カ月が経過いたしました。今年度最初の定例議会ということで、これらの進捗状況についての一般質問も数多くいただいているところでございます。
  さて、現下における経済情勢は、先月内閣府が発表したGDP1―3月期の速報値では、1年続いた場合の年率換算で3.5%となり、市場の予想2.7%を上回りました。なお、本日2次速報値が出ておりますが、そこにおきましては4.1%となっております。また、先月政府が発表した5月の月例経済報告によれば、国内景気の総括判断として「緩やかに持ち直している」との上方修正がなされております。
  一方で、新発田管内の有効求人倍率においては、ここ数カ月0.7〜0.8倍で推移しておりますが、成長戦略のもと企業収益の回復、個人消費、内需の活性化により、さらなる雇用の確保が図られるよう大いに期待するものであります。
  関連して、今まさに経済の立て直しが待ったなしの中、参議院議員総選挙は来月4日公示、21日投票予定となっております。国、地方が抱えているさまざまな課題への対応など、その動向をしっかりと注視してまいりたいと考えております。
  昨日は、阿賀野市合併10周年記念事業である「NHKのど自慢」が水原総合体育館において開催されました。平成16年の町村合併から10年目を迎え、これを記念しての一大イベントでありましたが、私も大勢の市民の皆さんと一緒に楽しいひとときを過ごさせていただきました。また、ふるさとを離れて暮らしておられる阿賀野市出身の方々にもテレビやラジオを通して、市民の皆さんの歌声や元気な姿をお届けできたのではないかと思っています。
  日にちが前後いたしますが、先週の4日、5日にかけて全国市長会総会に出席してまいりました。席上、現職である森長岡市長が全国市長会の会長に正式決定され、3期目がスタートすることとなりました。東日本大震災の復興を初め、国と地方の協働による地域主権の実現、さらには社会保障と税の一体改革など、行政課題が山積しておりますが、地方の代弁者として森会長には声を大にして国へ政策提言を行っていただけるよう期待をし、また側面的支援も惜しまないものであります。
  それでは、第2回阿賀野市議会定例会に当たり、一般行政報告を申し上げます。
  最初に、政策目標の設定と管理について申し上げます。私は、時々市民の皆さんから、市役所が何をやっているのか見えてこないというご指摘をいただいております。これは、従来から市の政策目標が非常に抽象的であり、さらにはそれが十分に発信されていないということがその要因ではないかと思っておりました。
  そこで、新年度早々の幹部会議において、阿賀野市の目指すべき方向性を明確にし、「何を、いつまでに、どうするのか」を市民の皆さんにお示しをすることが重要であるとして、それぞれの部課長に対し、目標設定とその管理の徹底を指示したところであります。これにより従来の前例踏襲型の行政ではない、常に問題意識、当事者意識を持って、市民目線に立った市民サービスをよりスピード感を持って行うことができるものと思っております。この目標設定とその管理については、今現在精査をかけておりますので、近いうちに議会や市民の皆様にお示しできると考えております。
  次に、成人式について申し上げます。先月4日のみどりの日、水原総合体育館において成人式が開催され、該当者482名のうち約7割に当たる342名の参加がありました。人生の大きな節目を迎えた皆さんは、笑顔の中にも決意を新たにしている様子が見られ、大変頼もしく思ったところであります。「これからもふるさとに誇りと愛着を持ってください」、「いつのときでもふるさとのことを心にとどめておいてください」、そして「夢と希望を持って活躍してください」、そう言葉をかけたところであります。
  次に、水防工法演習について申し上げます。この時期は、梅雨前線の活発な動きに伴う集中豪雨、いわばゲリラ豪雨が懸念されるところであります。先月26日、阿賀野川防災ステーションにおいて、水害の未然防止と被害の軽減を図ることを目的に、地元消防団員による「積土のう工」、「月の輪工」など、実践さながらの水防工法演習を行いました。この演習における消防団員の迅速な行動、一糸乱れぬチームワークは大変に心強い限りであり、市民の安全・安心な生活の確保にはこの組織力が重要な役割を果たしていると改めて感じたところであります。これからも市民が安心して暮らせる災害のないまちづくりに全力で取り組んでまいります。
  次に、水原中学校改築工事の進捗状況について申し上げます。5月末における出来高は、全体で約52%となっており、おおむね計画どおりに工事は進捗しております。国道49号側からごらんいただけますとおり、ほぼ鉄骨工事を終了し、現在は各階の床の土間コンクリート工事を進めており、順次内部及び外部の仕上げに取りかかっていくことになっております。
  先月24日には、私も現場に出向き、外壁の色の協議を行ってまいりました。全体をややシルバーを含んだ白色系とし、昇降口の屋根に乗る安田の本瓦の色を外壁にも部分的に取り入れていくことといたしました。本年は、太陽光発電設備工事と外構工事も発注して、竣工に向け加速してまいりますが、今後とも安全確保には十分留意し、学校運営及び近隣の皆様にご迷惑がかからないよう配慮しながら、工事を進めてまいります。
  最後に、市内経済の活性化について申し上げます。アベノミクス効果で株価が上がったとか経済が好転したなどと言われておりますが、まだまだ一部特定の業界だけの話であって、またここに来て、株価や円安など調整色が強まっており、市内の景況感はなかなか上がってこないというのが実感であります。起死回生の策はないのか模索を続けている日々でありますが、このたび新潟県が実施した第32回新潟県観光地満足度調査において、並みいる県内の観光地を退け、五頭温泉郷が総合満足度で第1位に輝きました。これもひとえに、関係各位の日ごろの努力のたまものであると深く敬意を表する次第でありますが、同時にここに地元経済の活性化を探る大きな手がかりの一つがあると思っています。今議会の一般質問においても、3人の議員より観光に関するご質問をいただいておりますので、その中で私の具体的な考えについてお話をさせていただきたいと思います。議員各位におかれましては、市政運営に対し、一層のご意見、ご提言を賜りますようお願いいたします。
  結びに、今次の定例議会において上程いたしました全議案に対し、慎重なるご審議を賜り、その趣旨とするところを十分にご理解いただき、満場の賛同によりご承認をお願い申し上げる次第であります。
  なお、3月1日以降の会議、行事等の主な出席につきましては、お手元に配付させていただいております報告書のとおりであります。後ほどご確認くださるようお願い申し上げまして、一般行政報告とさせていただきます。
議長(山口功位君) 以上で一般行政報告を終わります。
                                            
    推薦第1号 阿賀野市農業委員会委員の推薦について
議長(山口功位君) 日程第5、推薦第1号 阿賀野市農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。
  お諮りします。農業委員会に関する法律第12条第1項第2号の規定による議会推薦の農業委員会委員は2名とし、齋藤瑞穂さん、本間多佳子さん、以上の方を推薦したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、議会推薦の農業委員会委員は2名とし、齋藤瑞穂さん、本間多佳子さんを推薦することに決定しました。
                                            
    議案第59号 専決処分の承認について(専第5号 阿賀野市一般職の職員の
            給与に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について)

議長(山口功位君) 日程第6、議案第59号 専決処分の承認について(専第5号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について)を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第59号 専決処分の承認について、提案理由を説明申し上げます。
  本件は、平成25年3月27日に専決処分した阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の一部改正について承認を求めるものであります。
  給与構造改革における経過措置額を段階的に廃止するもので、平成25年度は2分の1を減額し、平成26年4月1日に廃止するものであります。
  なお、1月下旬に国から地方公務員も国に準じた給与削減措置を実施するよう要請があり、3月中旬まで国、県の動向を見守ってまいりましたが、4月1日実施が見送られたことから、本案件のみ専決処分したものであります。
  何とぞご承認くださいますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第59号を採決します。
  お諮りします。議案第59号は承認することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第59号は承認することに決定しました。
                                            
    議案第60号 専決処分の承認について(専第6号 平成24年度阿賀野市一
            般会計補正予算(第9号))

議長(山口功位君) 日程第7、議案第60号 専決処分の承認について(専第6号 平成24年度阿賀野市一般会計補正予算(第9号))を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第60号 専決処分の承認について、提案理由を説明申し上げます。
  本件は、平成25年3月29日に専決処分した補正予算について承認を求めるものであります。
  平成24年度一般会計補正予算(第9号)として、歳入歳出それぞれ1億9,322万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ207億8,000万3,000円といたしました。
  主な補正の内容は、歳入につきましては、歳出予算に計上した基金積立金等に充てる財源調整として、特別交付税2億169万5,000円を計上したほか、国からの増額に伴い、笹神中学校耐震補強大規模改修事業国庫補助金3,009万2,000円、交通安全施設整備事業等の社会資本整備総合国庫交付金2,721万6,000円等を計上いたしました。
  歳出につきましては、今後の財政需要に備えるため財政調整基金積立金2億円を追加したほか、ふるさと阿賀野市応援基金積立金、インターネット・サービス運用基金、地域福祉基金についても指定寄附金の実績や事業費の精算に基づいて所要の積立金を計上し、また五泉地域衛生施設組合負担金の精算に伴い、同組合負担金1,039万8,000円の減額を計上いたしました。
  第2表の繰越明許費補正につきましては、繰越額が未確定のため、3月定例議会の補正に計上できなかった繰越明許費を計上いたしました。
  第3表の地方債補正につきましては、歳入予算に計上した笹神中学校耐震補強大規模改修事業国庫補助金や社会資本整備総合国庫交付金の増額等に伴い、地方債の減額を計上いたしました。
  今回の補正は、歳入の主な財源であります特別交付税の確定から年度末までの時間がなく、緊急を要する案件でありましたので専決処分をいたしました。
  何とぞご承認くださいますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第60号を採決します。
  お諮りします。議案第60号は承認することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第60号は承認することに決定しました。
                                            
    議案第61号 専決処分の承認について(専第7号 平成24年度阿賀野市病
            院事業会計補正予算(第4号))

議長(山口功位君) 日程第8、議案第61号 専決処分の承認について(専第7号 平成24年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第4号))を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第61号 専決処分の承認について、提案理由を説明申し上げます。
  本件は、平成25年3月29日に専決処分した補正予算について承認を求めるものであります。
  平成24年度病院事業会計補正予算(第4号)として、収益的収入を126万円増額し、総額4億6,975万4,000円とし、収益的支出を59万4,000円増額し、総額6億1,681万7,000円といたしました。
  補正の主な内容は、収益的収入につきましては、民営化以前に受けた治療等に対する損害賠償請求事件に係る弁護士事務委任による着手金を病院賠償責任保険で賄うため、特別収益126万円を増額いたしました。
  収益的支出につきましては、公設民営化以前分として引き継いできている過年度医業未収金のうち、行方不明等の理由により徴収不能と判断されるものなどについて、不納欠損処分とすることにより特別損失59万4,000円を増額いたしました。
  今回の補正は、緊急を要する案件でありましたので専決処分をしたものであります。
  何とぞご承認くださいますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第61号を採決します。
  お諮りします。議案第61号は承認することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第61号は承認することに決定しました。
                                            
    議案第62号 専決処分の承認について(専第8号 阿賀野市税条例の一部改
            正について)

議長(山口功位君) 日程第9、議案第62号 専決処分の承認について(専第8号 阿賀野市税条例の一部改正について)を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第62号 専決処分の承認について、提案理由を説明申し上げます。
  本件は、平成25年3月31日に専決処分した税条例の一部改正について承認を求めるものであります。
  地方税法の一部を改正する法律の平成25年3月31日公布に伴い、税条例の一部を改正するものでありますが、施行日が平成25年4月1日であることから専決処分をしたものであります。
  主な改正内容は、独立行政法人森林研究所が行う一定の事業の施行に伴い、指定された仮換地等に係る固定資産税等の納税義務者の特例の廃止等、延滞金の割合の見直し、当該地の公益法人等に対して寄附時の譲渡所得等に係る個人の都道府県税の所得割及び個人の市町村民税の所得割を課すこと、住宅借入金等特別税額控除について適用期限を居住年が4年間延長すること等の措置を講ずること、東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限の延長等の特例の改正により規定を整備するものであります。
  何とぞご承認くださいますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第62号を採決します。
  お諮りします。議案第62号は承認することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第62号は承認することに決定しました。
                                            
    議案第63号 専決処分の承認について(専第9号 阿賀野市国民健康保険税
            条例の一部改正について)

議長(山口功位君) 日程第10、議案第63号 専決処分の承認について(専第9号 阿賀野市国民健康保険税条例の一部改正について)を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第63号 専決処分の承認について、提案理由を説明申し上げます。
  本件は、平成25年3月31日に専決処分した国民健康保険税条例の一部改正について承認を求めるものであります。
  地方税法の一部を改正する法律の平成25年3月31日公布に伴い、国民健康保険税条例の一部を改正するものですが、施行日が平成25年4月1日であることから専決処分をしたものであります。
  主な改正内容は、国民健康保険から後期高齢者医療に移行した者と同一の世帯に属する国民健康保険の被保険者の属する世帯の国民健康保険税について、移行後5年目までの間の世帯別平等割額の2分の1を軽減する措置に加え、移行後6年目から8年目までの間において、世帯別平等割額の4分の1を軽減する措置を講ずることなどにより、規定を整備するものであります。
  何とぞご承認くださいますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第63号を採決します。
  お諮りします。議案第63号は承認することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第63号は承認することに決定しました。
                                            
    議案第64号 専決処分の承認について(専第14号 平成25年度阿賀野市
            一般会計補正予算(第1号))

議長(山口功位君) 日程第11、議案第64号 専決処分の承認について(専第14号 平成25年度阿賀野市一般会計補正予算(第1号))を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第64号 専決処分の承認について、提案理由を説明申し上げます。
  本件は、5月17日に専決処分した補正予算について承認を求めるものであります。
  平成25年度一般会計補正予算(第1号)として、歳入歳出それぞれ2,263万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ218億2,263万円といたしました。
  補正の内容は、4月6日、7日の暴風被害や4月27日の落雷被害等に対応するため、その費用を計上したものであります。
  歳入につきましては、被害のあった公有建物共済金500万8,000円、一般財源の調整として前年度繰越金1,762万2,000円を計上いたしました。
  歳出につきましては、暴風被害として、笹神中学校武道場屋根の破損による改修工事費1,443万8,000円、ゆうきセンターシャッターの破損による施設修繕料43万1,000円、落雷被害として笹神支所の自動火災報知設備の故障による修繕工事費223万7,000円、並びに市役所本庁舎の空調熱源機器の破損による空調設備修繕工事費495万6,000円等を計上いたしました。
  また、債務負担行為の追加として、4月6日、7日に発生した暴風のため、農家のビニールハウス等に被害が生じたことから、経営安定化を図る農林水産業振興資金を設定し、農家等に貸し付けした融資機関に対して利子補給を行う内容により、第2表のとおり計上いたしました。
  今回の補正は、緊急を要する案件でありましたので、専決処分したものであります。
  何とぞご承認くださいますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) ご異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第64号を採決します。
  お諮りします。議案第64号は承認することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第64号は承認することに決定しました。
                                            
    議案第65号 専決処分の承認について(専第15号 平成25年度阿賀野市
            国民健康保険特別会計補正予算(第1号))

議長(山口功位君) 日程第12、議案第65号 専決処分の承認について(専第15号 平成25年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号))を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第65号 専決処分の承認について、提案理由を説明申し上げます。
  本件は、5月24日に専決処分した補正予算について承認を求めるものであります。
  平成25年度国民健康保険特別会計補正予算(第1号)として、歳入歳出それぞれ2億3,350万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ47億2,799万7,000円といたしました。
  補正の内容は、平成24年度会計が歳入不足となることから、平成25年度会計から繰り上げ充用を行う必要が生じたもので、歳入につきましては歳入欠かん補填収入を、歳出につきましては前年度繰上充用金をそれぞれ2億3,350万円を増額いたしました。
  今回の補正は、緊急を要する案件でありましたので、専決処分したものであります。
  何とぞご承認くださいますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから質疑を行います。ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第65号を採決します。
  お諮りします。議案第65号は承認することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第65号は承認することに決定しました。
                                            
    議案第77号 工事請負契約の締結について(消防分署建築工事)
議長(山口功位君) 日程第13、議案第77号 工事請負契約の締結について(消防分署建築工事)を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第77号、工事請負契約の締結について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、制限付一般競争入札に付した消防分署建築工事について、株式会社坂詰組と2億9,820万円で請負契約を締結したいので、議会の議決をお願いするものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  11番、稲毛明さん。
11番(稲毛 明君) 文章にするとたった3行ぐらいなのですけれども、きちんとやはり議会に対して入札の経過とか、何社がしたのかとか、もうちょっと具体的な入札の経過を全議員にきちんとやっぱり示してもらうということが必要ではないかなというふうに思います。
議長(山口功位君) 立川財政課長。
財政課長(立川 久君) 済みませんでした。後で皆さんのほうに入札経過配付したいと思いますので、よろしくお願いします。
               〔何事か呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 立川財政課長。
財政課長(立川 久君) 今では取り寄せますので、お待ちください。
議長(山口功位君) 休憩します。
               休 憩 (午前10時45分)
                                            
               再 開 (午前10時51分)
議長(山口功位君) それでは、再開します。
  稲毛さん、それでいいですか。
11番(稲毛 明君) はい。
議長(山口功位君) では、ほかございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第77号を採決します。
  お諮りします。議案第77号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第77号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第66号 平成25年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)
議長(山口功位君) 日程第14、議案第66号 平成25年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第66号、平成25年度一般会計補正予算について提案理由を説明申し上げます。
  平成25年度一般会計補正予算(第2号)として、歳入歳出に1億4,787万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ219億7,050万4,000円とするものであります。
  補正の主な内容は、歳入につきましては、各補助事業の採択内示により、市内農家や農事組合法人の設備投資を支援する農林水産業総合振興事業県補助金1,453万9,000円、消費者行政の相談や啓発などにより、安心して暮らせる環境づくりを目指す消費者行政活性化事業県補助金160万5,000円のほか、一般財源の調整として前年度繰越金4,389万4,000円等を計上いたしました。
  歳出につきましては、緊急対策として風しん予防接種に助成し、妊婦への感染予防をすることにより、安心して出産できる環境を整えるため予防費511万8,000円、ふるさと納税制度の寄附促進や地元特産品のPRを推進するため、新たに5,000円の特産品や五頭温泉郷利用助成券を追加する記念品代90万円、水原中学校駐輪場屋根にも地元特産の瓦ぶきを追加する水原中学校外構工事費1,463万3,000円、工事の労務単価や資材単価の上昇による消防分署建設工事費4,654万8,000円、並びに環境センターのダイオキシン類対策としてさらなる改善を図るため、環境センター施設の改修工事費や修繕料などごみ処理施設費2,729万4,000円等を計上いたしました。
  また、第2表では継続費補正として、水原中学校外構工事の駐輪場屋根にも瓦ぶきを追加することに伴い、事業費を増額いたしました。
  第3表では、地方債補正として、消防機能再編事業費や水原中学校整備事業費の増額に伴い、合併特例事業債を増額いたしました。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わりました。
  これから質疑を行います。
  9番、風間輝栄さん。
9番(風間輝栄君) それでは、ちょっとお尋ねしたいと思いますが、水原中学校の駐輪場の件です。この経過について、ちょっと丁寧な説明をしていただけますか。
議長(山口功位君) 折笠学校教育課長。
学校教育課長(折笠朝美君) 水原中学校の駐輪場の瓦ぶきについてでございますが、従来は折板ぶきというふうなことで計画をしておりましたが、やはり地域産業の振興といいますか、そういった観点から地場産業の振興といいますか、そういうふうな観点からやはり瓦ぶきというふうなことに変更をしたいというふうなことで考えてございました。また、地元組合のほうからもそういったふうなことについての瓦ぶきについてお願いをしたいというふうなこともございましたので、そういった観点からもこれは瓦ぶきに変更をしたいというふうなことでこのたびお願いをするものでございます。
  よろしくお願いいたします。
議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
9番(風間輝栄君) 新中学校の建設に当たっては、いろいろと二転三転をして、この議会でもいろんな議論がなされたわけです。そして当初の計画よりも大幅に予算がかかることになって、執行部のほうもいろいろ削れるところは削って、それで決まるかなと思ったら、いや、実は地元産の安田瓦を入れるのは忘れていたと、太陽光も取り入れましょうということで、最終的にはそういったものを取り入れて、安田瓦についても正面玄関のほうにするということで決着がついて議決していると思うのです。そのときに私は聞いているはずなのです。今後そういった追加のはないですよねと、立派な学校をつくるのにはお金がかかるのだけれども、これ以上はないのですねと確認をしているはずなのだ、私。ところが、今ここへ来て、今説明を聞けば、駐輪場にやることになった。だって4月の23日に総文でやるということは、それ以前にもう計画していたわけでしょう。そうしたら、やっぱり確かに委員会主義ではあるものの、やはり議員全員にそういう追加工事の説明はしておくべきだったと私思うのです。安田瓦使いなさんなとか、そういう話ではないのです。その辺の進め方というのがこの中学校の新築問題でいろいろ経験したではないですか、教育長初め折笠課長も。簡単に1,463万3,000円を上げてきているけれども、それはあなた方の懐が痛むわけではないから簡単に出すのでしょうけれども、大変な額なのです。もう少し慎重な仕事の進め方というのを俺はやるべきだと思います。そう思いませんか。金額的には幾らでもないかもしれないけれども、だって総額的にこれがふえることによって、また中学校の建設資金もふえるわけだし、これもだって幾らいろいろ書いてあるけれども、合併特例債を充当するとか、地方債を充当するなんていったって、借金は借金なのです。もう少し慎重な仕事の進め方等はあってもいいような気がするのだけれども、いかがでしょうか。
議長(山口功位君) 折笠学校教育課長。
学校教育課長(折笠朝美君) 要望といいますか、そういうふうなものは従来からございましたし、また地域産業の振興というふうなことはずっと思っていたわけなのですが、なかなか3月議会ではちょっと間に合わないというふうな状況でございましたし、またそういった観点から新年度になってこのたびというふうなことになったわけでございますが、委員会のほうには報告といいますか、説明をさせていただきましたが、ほかの方々にはなかなかこういった内容のことを説明することがなくて大変申しわけございませんでした。本体といいますか、校舎のほうにはこれと別な瓦を本瓦というふうなものを乗せるわけですけれども、このたびのところは平瓦というふうなことで、住宅のほうにも一般的に使われている瓦というふうなことで、一般的なものというふうなことで、精いっぱい景観とマッチして、また地元のためにもなるというふうなことで考えてございますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。
議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
9番(風間輝栄君) 安田瓦がどうこうと言っているのではないのです。仕事の進め方がまずいのではないか。安田瓦使いなさんなとか、そういうことを言っているのではないのです。過去にそういうこの中学の問題というのは、いろいろ議会でも問題になって、いろいろやったではないですか。経過があったでしょう。教育長も初め折笠さんもそういう経験してきたではないですか。進め方がまずいのではないかと言っているのです。誰もその安田瓦を使いなさんなとか私は言うつもりもないし、地場産業を育成するためにはそういったものを使うのはいいのです。ただ私が見たって、駐輪場のこれ見たって、非常に無理があるような気がするのです、つくり方も含めて。その場しのぎでそこへでは使ってやろうというふうにしか見えない。何でもそういったふうなやり方で今まで進めてきているではないですか。そういった進め方がまずいのではないですかと言っているのです。特に何も問題なくて今まで来たのだったら私言いませんよ。この中学というのは、いろいろあったではないですか。教育長も初め課長も大変な思いをして、この議会で議決してきた経緯があるわけです。だから進めるに当たっては、やっぱり慎重に事を運んでいくべきだと。3月に間に合わなかったのだと言ったって、いろんな機会に全員協議会だって開けたはずです。課長は、総務文教常任委員会で報告したからそれでいいというふうな、委員会主義だからそれはそれでいいのです。だけれども、やっぱり事その水原中学校の新築というのはいろんな経緯があったわけですから、やっぱりより慎重に事を運ぶべきだったのではないかということで聞いているのです。安田瓦を使いなさんなとか、そういう話ではないのです。仕事の進め方がまずいのではないですかということなので、もう一度お願いします。
議長(山口功位君) 折笠学校教育課長。
学校教育課長(折笠朝美君) 委員会のほうには、説明を申し上げたところでございますが、ほかの方々には伝えることができなかったといいますか、結果的にしていなかったというふうなことになりまして、突然こういったふうなものをこの場でごらんになるというふうな方もいらっしゃったかと思います。大変申しわけございません。地域産業の振興というふうな観点から、瓦を使いたいというふうなことで、このたびの補正で地場のものを使うというふうなことでございますので、何とぞご理解のほどをよろしくお願いしたいと思います。
議長(山口功位君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) この関連ですが、水原中学校にはあと詳しいの私担当の常任委員会でないのであれなのですが、校内の敷き板、ブロック、それも使うという話を聞いていますけれども、結局安田瓦はどことどこを使うということになったのですか。それで敷き板というのは、どの辺に使うということなのでしょうか。
議長(山口功位君) 折笠学校教育課長。
学校教育課長(折笠朝美君) 安田瓦を使う場所というふうな部分でございましょうか。安田瓦につきましては、まず一番目立つところが昇降口の屋上部分、そこが先ほど申し上げました本瓦というふうなことでの仕上げになっております。あと校舎周りのちょうど屋上のところをぐるっと回すような立ち上げの部分、パラペットというふうな呼び名で呼ばれておりますけれども、そこの部分、それから階段の1階から2階に上がる階段の踏み板の部分というふうなことで、瓦自体としての機能というよりは、瓦を使った新しい校舎の中で使い方があるというふうなことでの提案といいますか、使用の部分でございます。
  よろしくお願いいたします。
議長(山口功位君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 今1階から2階のところに使うということで、私も瓦産業のほういろいろ聞いたら、従来の瓦からまた技術開発して、平板を今つくって、従来はあれはゆがむということでなかなかあれだったのですが、成功して、薄くてどこでも使えるような、そういうのも開発しているということで、非常に頑張っているなというふうに思うのですけれども、これに関連して今追加という形で、これはやはり最初からきちっと使うということが本来の筋だと私思うのです。こういうことを二度と繰り返さないように、私ども新病院について、難しいかもしれないけれども、ちゃんと最初から瓦をきちっと使うという設計をして、議会にも示してくれということで要望していたのですけれども、その辺今設計中だと思うのですけれども、ちゃんとまた途中で手直しなんていうのならないように、瓦組合も非常に期待しているようですけれども、どうなっているでしょう。
議長(山口功位君) 小川産業建設部長。
産業建設部長(小川 稔君) 病院の設計につきましては、今現在まだ実施設計中でありますので、今まだお示しできるような段階ではありませんが、中学校のときにそういう話があったというので私も承知していますので、ただかなり建物が大きくなりますので、どの程度採用できるのか、それは当然検討しているところでございます。今まだお示しできる状況ではございません。
  以上でございます。
議長(山口功位君) 11番、稲毛明さん。
11番(稲毛 明君) この詳細説明書によりますとなんですが、環境センター運営費、こののが出ると非常に周辺住民の方々今過敏になっていてあれなのですが、ここ内訳を見ますと委託契約解除とか、委託見直しとか等々いろいろあるのですが、どういうのが解除され、見直ししたのか、ここまずちょっとお聞かせください。
議長(山口功位君) 関川市民生活課長。
市民生活課長(関川嗣雄君) ごみ焼却施設の環境センターの件でございますけれども、実は環境センターの運営に当たりましては、市の職員のほかに業者に委託しているところがございました。これは、平成23年度から3カ年契約で契約したわけでございますけれども、平成24年度の末に環境センター内のプラントの中におけるダイオキシンという濃度が高いという、そういうものが発覚したわけであります。それに基づきまして、そこで働いておりました委託業者の方が健康上の心配をされまして、やめたいというそういう申し入れがあったわけでございます。それを受けまして、業者のほうもこの機会に1年を残して24年度末で解約させていただきたいという、代替の職員といいますか、作業員を手当てすることができなくなるという、そういう理由で解約申し出てまいりました。私どもといたしまして、残り1年あるわけですし、また急にそのかわりの職員を探すというものも大変なわけでございまして、何とか契約を継続するようにお願いしたわけでございますけれども、どうしても見つけることができなかったということがございました。それで急遽私どものほうとしても、公募するというわけにももう時間ないわけなので、急遽私どもで直接やってくれそうな方を見つけまして、臨時職員として今やってもらっておるところでございます。そんなことで、今回業務委託料を減額をいたしまして、賃金という形で今回組み替えさせたいただいたというものでございます。
  それからもう一つ、シルバー人材センターのほうにお願いをしておりました前処理作業といいますか、粗大ごみの前処理作業あるわけでございますけれども、やはり毎年見ておりますと、どうしても職員1人がそこにつかないと、危険な作業でございますので、職員がつかないといけないという状況でございました。そんなことで、その職員、充てられた職員だけで作業できるような体制を組みたいということで、今回新年度で予算を組み替えまして、臨時職員を若い職員といいますかを雇いまして今回対応しようという、そんなことで急遽でございますけれども、組み替えさせていただいたというものでございます。
  以上です。
議長(山口功位君) 11番、稲毛明さん。
11番(稲毛 明君) ダイオキシン類検査業務の追加ということで76万7,000円計上されていますが、これは今度1カ月に1回とか、そういう定期的にやるために計上されたやつなのか、ただ1回だけのことなのか。今までの経過見ると、やっぱり定期的にやっていくという必要性が私あるというふうに思っているのですが、もうちょっと中身をお願いします。
議長(山口功位君) 関川市民生活課長。
市民生活課長(関川嗣雄君) ダイオキシン類の測定につきましては、大きく分けまして、2つございます。1つは、排ガスの検査でございます。これについては、排ガスと先回、昨年度末に判明いたしました焼却灰からのダイオキシン類の検出、排出ガスと焼却灰の検査、これが年1回義務づけられております。これについては、もう当初予算で計上させていただいております。
  それから、もう一つが作業員の要するにプラント内のダイオキシン濃度の検査というものがございまして、これについてはダイオキシン類のばく露防止対策要綱というものがございます。労働関係のほう、労働安全衛生法関係の検査でございますけれども、これにつきまして昨年の11月に労働基準監督署のほうから指摘があったわけでございますけれども、ダイオキシン類の濃度が高いと、それによって作業に当たる人については、それに沿った作業服、マスクの着用をしなさいと、そういう話があったわけでございますけれども、それに伴いまして私どものほうとしては今回対策をとったわけでございますけれども、やはり今現在ダイオキシンの濃度によって第1、第2、第3という区分に分けられております。通常ですと、第1区分になっているわけでございますけれども、阿賀野市の環境センターにおいては、数年前から第3管理区分ということで、エアラインを着用しないと、マスクを着用しないと作業ができないような環境になっているということでございます。これの問題は、作業をするプラント内に排気ガスが漏れ出ているというものが原因でございます。それについては、昨年の末からその原因を特定して、原因と思われるところを修繕をしてきたわけでございますけれども、ずっとそれやってきたわけでございますけれども、次から次へと新しいところが出てくるという、そういう状況でございます。
  それで今回5月の連休にかけまして、抜本的な改修やったわけでございます。それを受けて、今回もう大丈夫だろうと思って検査をさせていただいたところですので、まだやはり基準値を下回ることができなかったという状況でございました。それで再度さまざま配管部分について検査をいたしまして、修繕をいたしましたけれども、2回目の検査においてもクリアできなかったという状況でございまして、今現在まだ検査やった結果、基準値を下回っていないという状況で、これから夏場に向けて作業をする従業員の健康状態が心配されるという、そういうところもございます。
  そして今も進めながら、そういうところを調査をしながら進めている状況でございまして、ある程度原因しているところが修繕できたという段階で測定をさせていただきたいということで、今回臨時的にやったわけでございますので、通常年2回でいいところを今もう追加で2回追加してやっていると、そういうような状況でございまして、そんなことで今回ちょっと金額かさばりますけれども、計上させていただいているということでございます。
  以上です。
議長(山口功位君) 11番、稲毛明さん。
11番(稲毛 明君) 前にもこの問題について聞いたのですけれども、将来的な見地からかなりこういう修理が重なるということは、先が見えてきているのかなというような感じもするのですが、そういう問題も含めて将来的な計画が検討され始めたのか、まだそこまでの領域達しないのか、そこら辺ちょっと参考のために聞かせてください。
議長(山口功位君) 関川市民生活課長。
市民生活課長(関川嗣雄君) 将来的な計画につきましては、今年度予算で計上しております精密機能検査を実施して、将来的にどれだけもつのかという、そういったような延命計画をつくるということにしておりますけれども、ただその発注についてもまだやっておりませんで、現在修繕、修繕に追われているという状況でございます。その検査のためには、炉をとめてやらないという、そういう必要がございますので、抜本的な対策工事とあわせて精密機能検査もやるという、その日程調査を今現在やっているということでございます。炉をとめてしまいますと、またごみの焼却やめるというわけにいきませんので、ほかの施設にお願いするという、そういったようなものも出てまいりますので、できれば7月中には何とか実施したいなと考えております。その検査を受けて今後どうすればいいのか、そういったようなものをこれから検討していくということになると思います。
議長(山口功位君) 19番、山崎正春さん。
19番(山崎正春君) 1つお聞きしたいわけでありますが、19ページ、自殺予防対策推進委員の報酬2万4,000円上がっているわけでありますが、二、三日前にも県の状況等々新聞にも発表されまして、新潟県は全国2位だという、1位から2位になったというようなことも載っていたわけでありますが、阿賀野市の現状というかはどのようなのかというようなことと、それから何名ぐらい任命されて、どのような方々から委員になっていただくのか、それともう一つはやっぱり進め方がどのようなことをやるのか、その辺をちょっとお知らせ願いたいと、こう思います。
議長(山口功位君) 折居健康推進課長。
健康推進課長(折居千恵子君) 自殺対策につきましてお答えしたいと思います。
  現状といたしましては、平成24年に残念ながら自殺された方というのは13名いらっしゃいます。傾向を見ますと、男性であれば40代、50代の働き盛りの方、それから女性であれば比較的高齢の方ということで、ちょっと男性と女性の差が出てきております。あと地区別に見ますと、多いのが笹神地区というふうになっております。原因につきましては、それぞれ働き盛りの方につきましては経済的なもの、それから健康面のこと、そのようなものが見受けられますし、女性につきましてもやはり健康面のこと、それからちょっと孤独というようなものが見受けられるような状況になっております。
  それから、対策推進協議会につきましては、通常年2回予定しておりますけれども、本年度につきましてはもう一回プラスして実施する予定になっております。6月の末を予定しております。これにつきましては、自殺の対策条例というものを検討しておりますので、その推進協議会の中でそういうものの内容についても検討していただきたいということで、プラス1回というふうに予定しております。一般公募の方につきまして、2名予定しております。
  以上です。
議長(山口功位君) 19番、山崎正春さん。
19番(山崎正春君) 私なぜかなということなのですけれども、私も実は前の日非常に私どもはいろいろお話しして、お茶飲んだりなんかしていた方が翌日そんなことになりまして、私もちょっとショックを受けたわけでありまして、なぜなのだかな、私一言もそんな話も、すればまたなのでしょうけれども、そんなことでやはり今男の方が余計なわけでありますけれども、そんなことでぜひひとつあらゆる、こうすればこうなるというようなことはなかなか難しいのでしょうけれども、ぜひこういう組織を通じまして、成果の出るようにひとつ頑張っていただきたいなというようなことを要望をして終わります。
議長(山口功位君) ほかにありませんか。
  15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) 子細なことでありますけれども、2点お尋ねをさせていただきます。
  予算書の12ページ、13ページ、ふるさと納税に関する件でありますけれども、90万円の記念品代ということで補正計上なっております。この件につきましては、ふるさと納税制度の中で阿賀野市の出身者、あるいは出身者のみならず広く地方の阿賀野市の財政、あるいはしっかり応援団という意味合いの中での大変な制度であります。ありがたい制度であります。ただ平成23年度のふるさと納税の寄附の実績が50万7,000円、それで24年度、先ほどの24年度一般会計補正予算(第9号)を見ますと287万3,000円、それで今年度、25年度の当初予算を見ますと127万という金額的な流れになっているわけであります。これは、せっかくのご厚意に対する、しっかり地元阿賀野市として礼を尽くすので、費用対効果だけで物事しんしゃくはできないとは理解しておりますけれども、今言いました25年度当初予算の127万、24年度は今のところ287万、それで新たにいろいろな記念品のバリエーションを設けながら、それぞれ基準があるわけでありますけれども、それに基づいて90万の補正となったとき、見込みとして当初予算127万見込んでいるけれども、もっとふえそうだと、あるいは広く見込めそうだという、そういう希望的な部分も含めての状況はどう捉えておられますか、1点お尋ねをさせていただきます。
議長(山口功位君) 中野市長政策課長。
市長政策課長(中野孝英君) 今ほどのふるさと納税の目標金額でございますが、私どものほうで今回大分力を入れまして大幅にバージョンアップするということで、最終的には目標件数を約300件、それで寄附金額については約1,000万から1,200万ぐらいに大幅にふやしたいというふうに思っております。それで実際市のそうした場合の記念品代、負担額については、最終的にはそんな目標からすると300万円ぐらいにはなるかもしれないというような試算はしてございます。そうしますと、差し引きで1,200万から300万円の記念品代を引きますと、900万円ぐらい増収になるのかなというふうな計画は持っております。
  以上です。
議長(山口功位君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) 先ほども言いましたとおり別にこれ費用対効果云々で論ずるだけではないので、いろいろな面での効果が期待できるわけでありますので、今ほど課長がおっしゃられた目標値がクリアできますようにご検討よろしくお願いをいたします。
  それからもう一点、同じくその下ですか、市民相談費ということで消費者行政活性化事業補助金絡みの中で予算計上されております。この仕組み、内容どうなっているのか。要は悪徳商法含めて消費者がいろいろな面で被害が出ている、それらの早目の相談を受け付けて対応、対策をとっていくという形なのか、それともまた違う消費者行政云々なのか、その辺の内容的な部分をご説明をお願いをいたします。
議長(山口功位君) 関川市民生活課長。
市民生活課長(関川嗣雄君) 消費者行政活性化事業補助金に関するご質問でございますけれども、消費者に関するトラブルというものが最近ふえております。特に高齢者の方が被害に遭っているという状況が出ておりまして、こういったような相談については、県の消費者センターのほうに窓口を設けてありますので、そちらのほうに相談してもらうというのが今現在の方法ですけれども、各市町村においては独自に相談窓口を設置をするという、また国のほうも、消費者庁のほうも各市町村にそういう窓口を設置するようにということで求めております。そんなことで今回国のほうでは基金をつくって、その基金を活用した相談窓口の体制整備を図るという、そういうような事業をやっているということでございます。
  阿賀野市においても、臨時職員を毎日ではないですけれども、週に1度程度雇ってやっているということを昨年度やりました。今年度についてもそれを実施する予定でございまして、ただやはり相談に来られる方々については、プライバシーの関係ございまして、個室なわけでございますけれども、そういうところで実施をするということを考えております。ただ、今福祉課の前に相談室2つありますけれども、そこだとどうしても職員の前を通っていくのがどうもちょっと気まずいというようなものもございまして、私ども今考えておりますのが正面玄関から入った真っすぐ行ったところにもとの喫煙所がございます。そこを今使われていないわけでございますので、そこを相談所に改築をしたいなと、そういったようなものを県のほうに要望を出しましたら、今回決定いただきまして、その基金事業を利用して今回やってみようかなと、そういうような内容を今回補正予算にさせていただいているということでございますので、よろしくお願いいたします。
議長(山口功位君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) 今答弁をお聞きをいたしておりまして、もとの喫煙室を改造ということなのであれですけれども、どうかなと、ちょっと首をかしげたくなります。本当狭い、非常に閉鎖的なといいますか、場所なので、特に今答弁ありましたとおり、そういう悪徳商法の被害を受ける方というのはお年寄りが多いわけだと思います。そういう中で、そういう閉鎖的なというか、そういう中で果たして不安を感じながら相談に来られた方を対応するに果たして適当な場所なのかなという、要はちょっと今首をかしげたというところであります。
  あといろんな照明とか、あといろんな部分の中でレイアウトを考える中で、よりご相談に来られる方が平安でといいますか、心を落ちつけて相談できるような雰囲気づくりもまた大切かと思いますので、その辺を十分配慮しながら、的確な対応をするようにお願いをさせていただきます。
  答弁は必要ございません。
議長(山口功位君) ほかに。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) ないようでありますね。質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第66号は、お手元の議案付託表のとおり各常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第67号 阿賀野市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正
            について

議長(山口功位君) 日程第15、議案第67号 阿賀野市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第67号、ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、児童扶養手当法施行令の改正に伴い、本条例の対象条項に変更が生じたため、条文内容の整理とあわせて改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第67号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                             
    議案第68号 阿賀野市子ども・子育て会議条例の制定について
議長(山口功位君) 日程第16、議案第68号 阿賀野市子ども・子育て会議条例の制定についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第68号、子ども・子育て会議条例の制定について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、国が制定した子ども・子育て支援法を踏まえた、同法第77条第1項各号に掲げる事務を処理するとともに、市が実施する児童福祉法その他の子どもに関する法律による施策について調査審議する機関として、子ども・子育て会議を設置するため制定をするものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) これも考え方についてお尋ねをさせていただきます。
  要は国の法律に基づいて市もこういう条例を制定しながら、審議会ですかを設置するということでありますけれども、この条例の内容を見ますと、第3条で要するに組織、委員の任命であります。2項で子ども・子育て支援に関し、学識経験のある者、その他市長が必要と認める者のうちから市長が任命すると、要は10人以内という形になっております。具体的にどういう方を現状で想定しておられるのか。それと、この条例は公布の日から施行するということになっております。公布はいつなのか。要は6月20日最終日、本議会で議会議決を受けて直ちに公布するのか、その先なのか、その辺の見込み、見通しについてお尋ねをさせていただきます。
議長(山口功位君) 小菅社会福祉課長。
社会福祉課長(小菅章義君) 実は、今現在次世代育成支援協議会というのがございまして、この中で行動計画を作成しております。この行動計画が26年度末、平成27年3月末で終わりまして、その後この子ども・子育て会議で検討いたします子ども・子育て支援計画を実施する予定になってございます。このため、今現在の次世代育成行動計画の協議会のメンバーの方をそのまま今回の子ども・子育て会議の委員の方にお願いしようと今現在考えてございます。
  なお、公布の日につきましては、一応7月1日を予定で進めております。
  以上です。
議長(山口功位君) 15番、石川恒夫さん。
15番(石川恒夫君) 現存の委員会、協議会ですか、それの方を横滑りということですね。余りいろんな審議会だ、協議会だ、いろいろ立ち上げたとすると、みんなそれぞれが横の連携がうまくいかなかったりして、実際の成果、効果が出にくいという部分があるのです。だからある部分こういう子育て支援、要は少子化対策、大きな目標は少子化対策にもあるわけでありますけれども、しっかりそれらを実効ある形で機能するような組織づくり、それが原点だと思っております。ですので、横滑りがいいかは別として、しっかりとして機能するような組織にしてください。
  よろしくお願いをいたします。
議長(山口功位君) 答弁は要りませんね。
15番(石川恒夫君) 要りません。
議長(山口功位君) ほかにございませんか。
  8番、村上清彦さん。
8番(村上清彦君) 石川議員の質問にちょっと関連してなのですけれども、今子ども・子育て会議の委員はそのまま次世代の審議会の方がそのままスライドするということだったのですけれども、この件については私も去年一般質問で取り上げさせていただきましたけれども、ここのポイントとしてはやっぱり子育て当事者を入れるというのが重要な部分だと思うのですが、そういったことはしないということなのでしょうか。
議長(山口功位君) 小菅社会福祉課長。
社会福祉課長(小菅章義君) このメンバーにつきましては、今現在の子育て当事者の方が3人ほど入ってございますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(山口功位君) ほかに。
  3番、山田早苗さん。
3番(山田早苗君) 要望のようなことでもよろしいでしょうか。今の子育て会議のことなのですけれども……
議長(山口功位君) 余り要望よろしくないのですけれども、質問していただければあれなのですが。
3番(山田早苗君) せっかく新しい子育て会議ということで、スライドをするという、今までの子育て育成会の方たちの活躍もあったとは思うのですけれども、国の条例の変更で名前が変わるということだけだというふうな認識でよろしいのでしょうか。
議長(山口功位君) 小菅社会福祉課長。
社会福祉課長(小菅章義君) このたびの子ども・子育て支援法につきましては、税と社会保障の一体改革の中で取り進められているものでございますので、単純に名前が変わるということではございませんで、法にのっとりました趣旨に基づきまして、例えば保育所等の利用定員とか、今申し上げました地域での子育て支援のサービスの内容等の審議とか、そういうものも入ってございますので、今やっている施策を踏まえた上で、さらに一歩進展するという中身でございますので、そのためにも今の委員の皆様方をスライドするというようなことを考えてございます。
  よろしくお願いします。
議長(山口功位君) 3番、山田早苗さん。
3番(山田早苗君) 今の新委員の方たちからも今までと引き続き頑張っていただくということももちろんいいと思うのですが、できれば公募という形で新たなメンバーを加えるというふうな考えは全くないのでしょうか。
議長(山口功位君) 小菅社会福祉課長。
社会福祉課長(小菅章義君) 現時点では、ちょっと公募ということでは予定してございません。
  よろしくお願いします。
議長(山口功位君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第68号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第69号 阿賀野市老人医療費助成に関する条例の一部改正について
議長(山口功位君) 日程第17、議案第69号 阿賀野市老人医療費助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第69号、老人医療費助成に関する条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、老人医療費助成事業の受給者が訪問看護を利用した際の医療費の助成方法を償還払い方式から現物給付方式へ変更されたことによる新潟県老人医療費助成事業実施要領の一部改正に伴い、改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第69号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第70号 阿賀野市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部改正に
            ついて

議長(山口功位君) 日程第18、議案第70号 阿賀野市重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第70号、重度心身障害者医療費助成に関する条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、県単医療費助成事業の一部改正に伴い、医療費の助成方法が変更となることにより、改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。質疑ありませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第70号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第71号 阿賀野市農村環境改善センター条例の一部改正について
議長(山口功位君) 日程第19、議案第71号 阿賀野市農村環境改善センター条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第71号、農村環境改善センター条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、宝珠温泉あかまつ荘と一体となった安田農村環境改善センター利用者の利便性向上を図るため、民間活力による運営を導入するに当たり、農産加工実習室及び農事研修室の使用料について改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) これは、農産加工実習室と農事研修室ですか、これを利用料、使用料なしにするということでありますが、これは今後は指定管理者か何かに指定するための準備ということになるのでしょうか。
議長(山口功位君) 飯野商工観光課長。
商工観光課長(飯野喜夫君) 24ページの農産加工実習室と農事研修室の2,000円の部分を削除するものでありますが、指定管理を視野に入れたものかということでございますが、今までも一般質問がございまして、食堂の部分を早目にしなければいけないというふうには考えております。あわせまして、委員ご質問のとおり指定管理もその中に視野に入れて、どちらが有利なのか、どちらがうまくいくのか、どちらが入り込み数がふえるのかも検討しながら進めていきたいというふうに考えております。
議長(山口功位君) 12番、宮脇雅夫さん。
12番(宮脇雅夫君) 指定管理するに当たっては、いろいろな補助金との関係で障害があって、目的外使用という状況もこの食堂というふうになるとあって、指定管理というのは障害があってちょっと微妙なところだということありましたが、それは指定管理を導入してもいいというふうになったのか、それと食堂経営というの待たれているわけですが、これある程度目星がついているのかという点、お願いいたします。
議長(山口功位君) 飯野商工観光課長。
商工観光課長(飯野喜夫君) 今まで縛りがあったのではないかということでございましたが、この件につきましては国の許可を得まして、要は縛りが外れたということでございますので、食堂単独で募集すべきか、それとも食堂を含めた指定管理をすべきか、阿賀野市にとってはどちらがいいか、お客様にとってどちらがいいかを考えながら進めたいというのでございます。
               〔「食堂のめど」と呼ぶ者あり〕
商工観光課長(飯野喜夫君) 失礼しました。
  めどは、これからでございます。
議長(山口功位君) あとほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第71号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第72号 阿賀野市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成
            及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を
            定める条例の一部改正について

議長(山口功位君) 日程第20、議案第72号 阿賀野市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第72号、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律に基づく阿賀野市基本計画の平成25年4月1日付での同意を受け、市内工業団地での投資を促進させる市内経済の活性化に資するため、基本計画内の企業立地重点促進区域と本条例の緑地面積率等を緩和できる区域の範囲を同一にするため、改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第72号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第73号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について
議長(山口功位君) 日程第21、議案第73号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第73号、病院事業の設置等に関する条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、水原郷病院において新たに新生児聴力検査を実施することに伴い、改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第73号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第74号 字の変更について
議長(山口功位君) 日程第22、議案第74号 字の変更についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第74号 字の変更について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、平成22年度より実施している国土調査事業第33計画区の一部である阿賀野市水原及び阿賀野市外城の区域内において字が混在しており、国土調査事業の目的である地積の明確化を図る必要があるため、字の変更を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第74号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第75号 市道路線の変更について
     議案第76号 市道路線の認定について
議長(山口功位君) 日程第23、議案第75号、議案第76号を一括して議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 議案第75号及び第76号、市道路線の変更及び認定について提案理由を説明申し上げます。
  まず、議案第75号につきましては、緑町の開発に伴い延伸または組みかえした3路線、赤水押切線の道路改良工事に伴い組みかえした2路線、計5路線を変更するものであります。
  次に、議案第76号につきましては、幹線市道と主要観光地を結ぶ1路線、緑町と北本町の開発による2路線、赤水押切線の改良に伴う市道の組みかえによる1路線、計4路線を新たに認定するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(山口功位君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第75号、議案第76号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    報告第 3号 平成24年度阿賀野市一般会計継続費繰越報告について   
     報告第 4号 平成24年度阿賀野市一般会計繰越明許費繰越報告について 
     報告第 5号 平成24年度阿賀野市水道事業会計継続費繰越報告について 
     報告第 6号 平成24年度阿賀野市病院事業会計建設改良費繰越報告につい
            て       
     報告第 7号 専決処分の報告について(専第4号 損害賠償の額の決定及び
            和解について)  
     報告第 8号 専決処分の報告について(専第10号 損害賠償の額の決定及
            び和解について)  
     報告第 9号 専決処分の報告について(専第11号 損害賠償の額の決定に
            ついて)  
     報告第10号 専決処分の報告について(専第12号 損害賠償の額の決定に
            ついて)  
     報告第11号 専決処分の報告について(専第13号 損害賠償の額の決定及
            び和解について)

議長(山口功位君) 日程第24、報告第3号から報告第11号までを一括議題といたします。
  一括して報告を求めます。
  田中市長。
市長(田中清善君) 報告第3号から第11号について、平成24年度の一般会計等において予算の繰り越しを行ったこと及び損害賠償について専決処分を行ったことにつきまして報告いたします。
  まず、報告第3号についてでありますが、水原中学校整備事業費では、国の予備費充用により国庫補助金の追加配分を受けた給食棟の前倒し分を本年3月補正で計上いたしましたが、工期等の理由から翌年度へ繰り越すものであり、石船戸遺跡発掘調査事業費では、出来高実績により一部の予算を翌年度に繰り越しするものであります。
  次に、報告第4号につきましては、昨年12月補正で計上した笹神中学校耐震化大規模改修事業や国の補正予算に基づいて本年3月補正で計上した事業費等について、工期等の理由から翌年度に繰り越しして執行することとしたので、お手元の計算書のとおり報告いたします。
  次に、報告第5号につきましては、第4期の水道施設整備事業について、翌年度への繰越額が確定したので、お手元の計算書のとおり報告いたします。
  次に、報告第6号につきましては、医療機器整備支援業務委託契約の移行期間延長に伴い、翌年度に繰り越して執行することとしたので、お手元の計算書のとおり報告いたします。
  次に、報告第7号でありますが、平成25年1月11日に阿賀野市緑岡の路上において、当市の車両と市内在住の女性の車両が衝突し、双方の車両が損傷したものであります。相手方に対して損害賠償をすることを決定し、和解することにつきまして専決処分を行いました。
  次に、報告第8号でありますが、平成25年1月6日に阿賀野市水原の路上において、当市の車両と南蒲原郡田上町在住の男性の車両が衝突し、双方の車両のほか、当市所有の反射鏡、新潟県公安委員会所有の標識、阿賀野川土地改良区所有の用水路が損傷したものであります。このうち南蒲原郡田上町在住の男性に対して損害賠償をすることを決定し、和解することにつきまして専決処分を行いました。
  次に、報告第9号でありますが、報告第8号のうち新潟県公安委員会所有の標識の損傷について、損害賠償をすることを決定し、専決処分を行いました。
  次に、報告第10号でありますが、報告第8号のうち阿賀野川土地改良区所有の用水路の損傷について損害賠償をすることを決定し、専決処分を行いました。
  最後に、報告第11号でありますが、平成25年3月29日に阿賀野市稲荷町の路上において、市内在住の男性が道路拡幅工事が完了したばかりの道路を徐行により走行した際、舗装面と砂利面との間に段差が生じていたため、車両が損傷したものであります。施設管理の瑕疵を認め、相手方に対して損害賠償をすることを決定し、和解することにつきまして専決処分を行いました。
  以上、予算繰り越し4件、専決処分5件について報告申し上げます。
議長(山口功位君) これで報告第3号から報告第11号までの報告を終わります。
  15番、石川恒夫さん、どうぞ。
15番(石川恒夫君) 1件内容をお聞かせいただきたいと思います。
  消防本部の事故の件であります。この件は、要は一般車両なのか緊急車両なのか、それと一般走行のときだったのか緊急出動のときだったのか、その辺の細部若干ご説明をお願いをいたします。
議長(山口功位君) 三澤消防長。
消防本部消防長(三澤誠一君) 1月の6日に発生しました事故についてご説明いたします。
  車両は、救急車でございます。1月6日出初め式に出動しまして、その帰りでございます。普通走行中でございました。それで北本町地内の交差点、市道交差点でございますが、そこで相手方と衝突したということでございます。
  なお、相手方のほうにはとまれの標識がございました。
  以上でございます。
議長(山口功位君) よろしいですか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) それでは、1時半まで休憩したいと思います。
               休 憩 (午前11時58分)
                                            
               再 開 (午後 1時30分)
議長(山口功位君) 本議会を再開いたします。
                                            
    一般質問
議長(山口功位君) 日程第25、一般質問を行います。
  あらかじめお知らせしておりますとおり、本日の一般質問は順番1番、雪正文さんから順番4番の佐竹政志さんまでといたします。これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
  したがって、本日の一般質問は順番1番から4番までとすることに決定しました。
  それでは、順次発言を許します。
  7番、雪正文さん。
               〔7番 雪 正文君登壇〕
7番(雪 正文君) 7番の雪でございます。この議会の一般質問のトップバッターを務めさせていただきます。
  まず最初に、きのう、おととい大きなイベントがございました。土曜の敬老会ときのうのNHKの「のど自慢」、市長を初め関係職員の皆様には大変お疲れさまでございました。NHKの「のど自慢」を通して、全国にこの阿賀野市のよさを発信できたことと大変うれしく思っておりますし、今後も当市がさらに発展するべく、一議員としてこれからも鋭意頑張っていかなければとかたく心に誓ったところでございます。それでは、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。
  今回は、活力あるまちづくりに向けて、その手段の一つとしての観光の振興についてでございます。その前に、阿賀野市の社会を取り巻く背景を市長はどう捉えておりますか。人口減少の進展、長引く景気低迷と税収の減少、超高齢社会の到来、社会保障負担の増大、高度成長期以降大量に整備された公共施設の維持管理費の増大、混沌とした社会情勢の中での行政への市民不満の増大等問題は山積しております。この中でも今、将来に向けて阿賀野市の抱える大きな課題としては、第1に人口減少が掲げられます。国立社会保障・人口問題研究所によれば、約17年後の人口は3万6,700人ほどと推計され、ことしの4月1日現在の人口約4万5,500人から8,600人ほど、約2割も減少することになります。今後日本の人口は急激に減少し、先進国としてこれまでどこの国も経験したことのない人口減少社会が到来すると言われております。この見方としては、労働力の減少などにより、日本経済を縮小の方向に向かわせ、GDP国内総生産を減少させ、国力を減衰させていくという悲観論がある一方、生産性を向上させるチャンスと捉え、豊かな生活、社会へと転換できるチャンスと捉える楽観論の見方もあります。
  国は、少子高齢化社会への対策を積極的に取り組んでいますが、効果的な政策を打ち出せないのが現状のようです。阿賀野市も国と同様に、少子高齢化社会への決め手となる政策を持ち合わせていないのではないかと懸念されております。今から10年、20年先のことを考え、知恵を出し合って行動するなど、人口減少に伴う影響を少しでも軽減させる施策づくりや、この機会をチャンスと捉え、阿賀野市の宝である自然、文化、各種産業を生かし、個性のあるまちづくりを進めるための努力を怠ることがあってはならないと考えております。
  今後は、これらの阿賀野市の社会を取り巻く背景を直視しながら、危機感を持って自治体経営をしていかなければなりません。これからの自治体経営としては、今まで以上に支出、経費を抑えるとともに収入をふやしていくこと、これは当たり前のことです。言葉にするのは簡単でありますが、実際目標達成のためには、並大抵の頑張り方では不可能であります。我々は、この阿賀野市を高みに持っていくために、常に前を見て進んでいかなければなりません。その中で、特に自立的な稼ぎを生み出していくこと、これが強く求められてくると私は考えております。
  自立的な稼ぎを生み出していくこと、そのための手段の一つとして、市内には基幹産業の農業を初め、製造業、建設関連産業が大きな柱としてございますが、もう一つこれからの地域活性化の切り札は観光であると言えます。観光は、来訪者が地域に来て落とすお金としての直接的経済効果に加えて、関連産業への波及効果が期待でき、結果として税収効果、雇用誘発効果、雇用所得誘発効果などが発生いたします。さらには、多くの来訪者が地域を訪れ、評価してくれることで、地元住民たちの心の中でも誇りが生まれ、それにより地域への愛着心がさらに向上し、結果としてみずからの地域をより大切にしていこうという好循環によって地域や住民も輝いてくるのではないのでしょうか。
  以上、私の考えを述べさせていただきましたが、市長は阿賀野市の社会を取り巻く背景をどう捉え、そしてその現状をどう理解し、自治体経営をしていくのか、自立的な稼ぎを生み出していくための地域活性化の一つとしての観光の振興についてどのように取り組んでいくのか、お伺いいたします。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 雪議員の質問にお答えをいたします。
  ご指摘のとおり、阿賀野市を取り巻く現状は、急速な少子高齢化や人口流出などにより、地域経済の縮小が懸念されており、活力ある地域経済を再生するためには、ヒト、モノ、カネを市に呼び込むことが重要であり、交流人口の拡大と若者の定住促進を図っていかなければならないと考えております。その中で、観光の振興についてでございますが、阿賀野市の活性化を進めていく上で大変重要な柱の一つであり、五頭温泉郷などの観光業は、阿賀野市にとって地域経済を支える重要な産業でございます。市の観光入り込み客数は、ピーク時の平成7年以降減少傾向にあり、平成23年は平成7年の約55%の115万1,000人となっております。これは、長引く不況による影響が大きいほか、旅行の形態が団体旅行から個人や家族での少人数旅行が多くなっていることなどが一因となっていると考えられます。
  また、平成27年春には北陸新幹線が金沢まで開業しますが、JR関連会社の試算によれば、開業後1年間に上越地方を訪れる旅行者は85万人増加するのに対し、阿賀野市を含む新潟地域への旅行者は71万人減少する見込みが出ております。新潟地域への旅行者が北陸新幹線開業後に上越や北陸へと分散するというものであり、厳しい数字ですが、危機感をばねにマイナス要因をプラスに転じるべく、阿賀野市が有する資源である五頭連峰などの豊かな自然、農畜産物、瓢湖、五頭温泉郷などの観光資源、水原代官所や越後七不思議の孝順寺や梅護寺などの歴史、文化資源、そして地域に根差した特産品、風土を生かした瓦や酒造等の地場産業等々これら誇れる魅力を周遊できる動線で結び、また近隣都市と連携を進め、近くなった関西方面からの旅行者の誘致に取り組んでいかなければならないと考えております。
  先般も日本自動車連盟、いわゆるJAFでございますが、この新潟支部と包括協定を締結したところでありますが、これは相互の連携を強化し、双方の資源や情報ツールを有効に活用することにより、1,700万人のJAF会員に阿賀野市の情報を無料でPRでき、JAF会員が阿賀野市を訪れることにより、交流人口の増加や地元商店街の活性化を図ることが期待できます。
  また、平成26年春には、JR6社が協力して実施する大型観光キャンペーン、デスティネーションキャンペーンでございますが、新潟県で開催されますので、誘客の展開を進めているところであります。
  阿賀野市の代表的な観光資源としては、日本有数のラジウム含有量を誇る五頭温泉郷とラムサール条約登録湿地の瓢湖があります。まず、五頭温泉郷における取り組みですが、全国のラジウム、ラドン温泉関係者が連携したラジウム温泉サミットの開催を五頭温泉郷旅館協同組合が中心となって進めております。また、村杉温泉に続き、出湯温泉の街灯を環境に配慮したLED化を進めてまいります。加えてこのたび五頭温泉郷が新潟県観光地域満足度調査で1位となったことなども積極的に発信してまいります。こうしたことにより、ラジウム温泉の効能とあわせ、五頭温泉郷の魅力であるおもてなしを発信し、観光客の誘致を図ってまいります。
  一方、瓢湖についての取り組みですが、3代目の白鳥おじさんが復活し、その懐かしい呼び声は白鳥とともに多くの観光客をも呼び寄せました。また、旧管理事務所を白鳥観察舎として開放したところ、訪れた方からは、天候を気にせずに、また臨場感ある野鳥観察ができると好評を得たことから、白鳥観察舎を通年利用いただけるように改修し、白鳥おじさんの一層のPRとあわせ、さらなる誘客を図ってまいります。
  今後は、特産品販売の拡大や瓢湖を起点とした市内の多くの観光資源へ誘導するため、資源を線で結ぶ取り組みも進めてまいります。また、個人や家族での少人数旅行、体験や健康志向など、時代とともに変化する観光客のニーズに応えるため、情報の収集、発信に努め、まち歩きガイドとの連携により、阿賀野市の魅力を味わい、体験してもらう魅力体験日帰りツアーを開催するなど、阿賀野市の知名度や印象を向上させ、市全体の観光の活性化につなげてまいります。
議長(山口功位君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) 答弁ありがとうございました。
  大体考え方はわかりましたけれども、できればもっと具体的に突っ込んでいただければありがたかったかなと、その辺は再質問を通して、市長とのやりとりの中で提案も含めましていろいろやりとりをしたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。
  今回は、活力あるまちづくりに向けてでございますけれども、そこでポイントとしては、自立的な稼ぎを生み出していくためには、まず阿賀野市の今の社会情勢をどういうふうに見ているのか。その上でこれからの自治体経営というのをどういうふうにしていくのか。自立的な稼ぎを生み出していくためには、どうしても支出構造というのも改善していかなくてはいけない。そういった中で自立的な稼ぎを生み出していくための一つの手段としての今回は観光についてをお伺いするわけでございますけれども、当市を取り巻く背景として、まず冒頭にも私述べましたけれども、人口減少の進展、これは大変大きな問題でございます。平成7年、4万8,828人、これをピークにして、今は4万5,500人程度になっております。長引く景気低迷と税収の減少、平成19年には税収が市税が45億円ほどありましたけれども、24年度では約40億と。高齢社会の到来では、他市とも同じ割合でございますけれども、今27%ぐらいまでいっているでしょうか、近々30%を超える勢いでございます。3人に1人と、こういうふうな状況であります。
  社会保障負担の増大、24年度ベースで見ますと、一般会計が184億円のうち民生費が約55億円、これ率にして30%ぐらいです。土木費が21億円、率にしますと11%ほど、そして今回テーマにした観光、それにかかわってくる商工費でございますけれども、これ24年度の予算ベースで見ると4.9%、9億円ほどなのです。ことしは、その商工費に関しては約5,000万円ほど前年度より上乗せされておりますけれども、一般会計で占める中学校と病院、これ大きく金額かかっておりますので、予算が膨らんだ関係、比率でいえば4.3%と去年より下がっているのが現状でございます。
  そして春先にも担当課のほうから出ましたけれども、高度成長期以降に大量に整備された公共施設への維持管理費増大ですね。道路、橋梁、これ橋でいえば489ぐらいあるそうですけれども、あと下水道、公園、市営住宅、学校、役所、体育館、そういった公共建築物が大分古くなってきております。これにかかわるお金も今後大変な金額になるものと見込まれます。そういった中で、混沌とした社会情勢の中での行政への市民の皆様の不安が増大しているというのもこれ否めない事実でございます。
  そうした中で、これからの自治体経営の視点でございますけれども、当たり前のことでありますが、これからの自治体経営としては今まで以上に支出経費、これを抑えるとともに収入をふやしていくこと、そこで特に自立的な稼ぎを生み出していくことが強く求められてくるわけでございます。そして支出抑制に関しては、これもまた難しい問題でありますけれども、市民へのサービスレベル、生活の安全、安心を維持しながらも、いかにうまく支出構造を改善していくかがこれが重要になってくるわけでございますけれども、国のほうからこれ総務省の資料でございますけれども、「地方財政の改革に向けて」と、地方財政を健全化し、ここでもポイントが自立を促す、促進するというふうに書かれております。
  国から見た地方はどうなっているのかと。全国的な表がありますけれども、今まで阿賀野市も合併して10年目を迎えるわけでございますけれども、非常に地方は財政健全化に相当な努力をしてきたという数字が如実にあらわれております。例えば給料関係では、平成13年、これ歳出のピークでございましたけれども、そこで給料関係費が23.7%だったのですけれども、この25年では19.7%、人数でいいますと平成6年、地方公務員の数は328万人でございました。そして去年の24年には277万人、51万人の削減をしております。そういった中で、少子高齢化が進むによって、どうしても社会保障費関係、これ一般行政経費に計上されておりますけれども、それがどんどん、どんどん膨らんでいって、そうしますと人件費をずっと地方が抑制してきて、これ少子高齢化によって社会保障費がふえていく、そして公債費は大体現状維持のままです。そうすると、減ってくるのが投資的な経費、どうしても新しい事業にお金を回せない、こういった現状でございます。
  そういった状況の中で、国のほうも何とかしなくてはいけないと。地方財政を健全化し、自立を促進するというところで、取り組み方針を出しております。歳入を充実し、歳出を抑制する、これ当たり前のことでございますけれども、自前の財源を充実し、不交付団体を今の3倍に持っていくと、こういうふうに書いております。歳入の改革としては、成長戦略、地域の元気創造プランの推進により、自分で稼いでくださいと、こういったアプローチをしております。そしてここが怖いところですけれども、歳出改革の中で国の取り組みと歩調を合わせ、経費全般について見直す。めり張りをきかせて歳出を抑制する。そして頑張る地方には支援をすると。アイデアを出してこういう事業をやりたいと、そういうところにはどんどんとお金をつけますよと。簡単に言うと、地方交付税において地域経済の活性化に資する算定を導入して、頑張る地方を息長く支援していくと。行政改革の取り組みと活性化、これをセットにした自治体には重点的にお金を回しますよと、そういうふうな考えがあるようでございます。
  一方的に私のほうからるる言いましたけれども、今この話を聞いていまして、まず市長としてこの阿賀野市の現況をどう捉え、今国が示しているこういう方向性もございます。それとあわせまして、お考えを聞かせていただければありがたいのですけれども。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) いろいろとお話をいただきましたが、まさに私も雪議員のご指摘のとおりだと思っております。今のまま人口が減りますと、そして少子高齢化が進みますと、働き手がいなくなります。その結果、何が起きるかといいますと、税収が減ります。また、地域経済が縮小していきます。そのようなことが結果として市の財政を一段と厳しくしていくというのは想像にかたくありません。
  それともう一方、高齢者が増加していくというのがございます。社会保障費の増加が当然懸念されてまいります。ですから、このようなときに私がいろいろ同じような質問もいただいておりまして、その中でも言うつもりでございましたが、この阿賀野市いろいろな恵まれた環境にございます。1つには、やはり新潟から非常に近い、地理的に恵まれた環境にある。もう一つには、やはり地形的にも中山間地に比べますと平たんな部分が非常に多いと。そしてまた自然環境も非常に多く恵まれている。そういった地理的、地形的、環境的に恵まれたこの地域特性、それをしっかりと生かしながら、阿賀野市の地域の活性化、そういったものを今推し進める重要な時期に来ているだろうと思っております。先ほどのご指摘の中で、決め手となる部分、はっきり申し上げまして今模索中でございます。これからしっかりとその辺を検討してまいりたいと考えております。
  そしてもう一点、国のほうが今経済財政諮問会議のほうですか、そちらのほうで確かに地方のほうで行革を進め、さらに地域を活性化させる、そういういろいろな取り組みをした自治体、地方についてはしっかりと交付税で手厚く手当てをして、できる限り早く自立できるような自治体を、不交付団体、それをふやしていきたいというような部分が新聞報道等で読まさせていただきました。まさに国のほうも非常に今財政状況が厳しい、そういった中でアベノミクスがいかに機能をし、そして経済がデフレから脱却し、日本経済再生、景気が上向くか、それも阿賀野市にとっては非常に大きな一部でございます。そういったものも通しながら、しっかりと阿賀野市の経営というものを考えた中で推し進めていきたい。これを推し進める中で、やはり何といっても成長戦略、これが必要であります。財政の健全化も当然必要でありまして、私も市長になる前から財政の健全化と成長戦略、これを両立させるのだということで申し上げてまいりましたが、1年を経過し、いろいろと思うところはありますけれども、しっかりとその辺を今後お示しできるように取り組みを進めてまいりたい、そう思っております。
議長(山口功位君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) 全くそのとおりだと思います。国のほうからいろいろ示してありますけれども、本当にこの我がまちが自立していくためには、これ総務省が示した歳出改革、国の取り組みと歩調を合わせ、経費全般について見直す、めり張りをきかせて歳出を抑制、言葉はやわらかいですけれども、国の言うこと聞かないと交付税減らしますよと、そういうふうなふうに私はとっているわけでございますけれども、そしてその算定の基準として行革の努力の取り組み、これ国の総務省が示した資料によりますと、人件費の削減の取り組みというのも大上段に掲げております。当市もこれから議案はまだ出てきておりませんけれども、国家公務員に並んでの地方公務員の人件費の削減等々の問題もございますけれども、しっかりこれら国の対応を見きわめた中で、やっぱり自分で歩いていかくなくてはいけないのかなと、言いなりになるばかりではなくて、確かに75%というお金の依存率は高いですけれども、しっかりとして前を向いて歩いていかなければいけないと考えております。
  そこでどうしても先ほど冒頭でも言いましたけれども、全体の一般会計の中で、今回は観光でございますけれども、そこにかかわる商工費213億円でしたっけ、210億円一般会計当初予算で、それに対して約9.5億円、比率にして4.4%ちょっとです。多いか少ないか、それは別として、いずれにしても支出構造を改善して、浮いたお金で新たな種をまいていかなければいけない。そのために自治体予算の歳出というのを性質別に見ますと、最も大きいのは人件費でございます。人件費が今年度は当初予算が200億超えましたので、分母が大きくなりましたので、人件費の比率は約18%ぐらいでありますけれども、ラスでいくと103.7ですか、今削減前で。これは類似団体と比べても平均的な値ではあります。ただそういったところから総人件費というのはやっぱり抑えていかなければいけないのかな、私は常々そういうふうに考えております。ただ職員さん一人一人の給料を下げるという意味ではございません。全部の総人件費でございますので、一人一人の職員さんの給料を下げますと、どうしても仕事に対するモチベーションの低下は間違いないですし、作業効率の低下、そして市民サービスへの低下という悪循環を招くおそれもありますし、実施に当たっては慎重な検討をしていただきたい。むしろ職員さん一人一人が市民へのサービス提供者であるという意識を高め、結果として市民満足度の向上に直結するような取り組みを考案するべきだと私は考えております。
  予算の執行に当たっては、常に無駄を廃して経費を抑える。うちにおける各家庭のやりくりと同じような感覚で実行していっていただきたいと。財政歳出において懸念されることが、先ほども言いましたけれども、公共施設の維持管理費の負担の問題であります。これは、高度成長期に大量に建設された公民館、体育館、学校、公共建築物、道路、橋、下水道、これがもう50年を迎えようとしている、もうひいひい言っている状態でございます。今後これらの公共建築物を放置することは、当然大事故の発生により市民への損害を与える、こういった意味にもなってきますし、税収減の中で地方交付税の減少により財政の先細りが懸念されている中で、これらの大量のインフラを長期的に、また適切に維持管理、延命していける、これが大きなポイントになってくるのかなと、そういうふうに考えております。今後阿賀野市における公共建築物や道路、インフラの実態を今も洗い出して資料をいただいておりますけれども、総合的な視点でライフサイクルコスト、これを抑制して維持管理計画を構築すると、で運用していくこと、長期的な財政支出を抑制していかなければいけないと思っておりますけれども、その辺の市長のまず覚悟をお聞かせ願いたいと思いますが。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 今後発生するであろう行政需要、新規需要が相当伸びてきます。その代表的なのがこれまでにつくられてきた公共施設の老朽化であることは間違いないところであります。国もそういったことで今までの対症療法を改めて計画的な老朽化対策を進める、その代表的なのが長寿命化計画の策定でございます。この阿賀野市におきましても、公共施設、下水道、道路、橋梁、そういったものにつきまして、学校施設も含めて長寿命化という部分で今計画の策定を進めております。今後のライフサイクルコストの低減、これは大変重要なものでございまして、新規行政需要をある程度財政面からは抑制できるような計画をしっかりと進めて、そして行政サービスの低下を招かない取り組みに結びつけていきたい、そう思っているところであります。それと、長期的にはしっかりと市の財政というものを確実に確保する、それが大変重要であると考えております。
議長(山口功位君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) いずれにしても大変厳しい道のりでございますけれども、これはもう避けては通れないことでございますので、いろんな産業の振興の活性化につなげる意味でもまず財源を確保しなくてはいけない。大体これでもう半分ぐらい時間を費やしてしまいましたけれども、まずそれがそもそも一番大事なのかなというふうに思いますので、大変厳しい道のりではございますけれども、議会も一緒になってこの問題は取り組んでいかなければいけないと私自身も思っておりますので、何とぞよろしくお願いいたします。
  では、観光のほうに今度入ってまいりますけれども、自立的な稼ぎを生み出していくための工夫として、農業、製造業、建設関連産業、これがこの当市によって大きな産業の3本柱というふうに言われておりますけれども、観光業、これが地域活性化のこれからは新しい新たな切り札になるのではないかなと。観光と一口で言いますけれども、観光者がこの阿賀野市に来て、落とす金としての直接効果、泊まる宿泊代、お土産、小売業、飲食業、サービス業、運輸業、それなどに加えて関連産業への波及効果、食品の卸売業、備品の販売業、製造業、リース業、建築メンテナンス業、ありとあらゆる多種多様な職種に結果として税収効果が上がってくるだろうし、雇用の誘発の効果も期待できます。また、そこに勤めている方々の所得の誘発効果などが発生するわけでございます。さらには、多くの来訪者がこの地域を訪れてくれる、そして評価してもらうことによって、地元住民たちの心の中でも当然誇りが生まれてくる、こういった好循環が期待できると思います。市長も答弁の中で、さっとでございますけれども、答弁なされましたけれども、ここでまた1つ切りますけれども、こういった中でもう一度さらに踏み込んだご答弁がいただければありがたいのでありますが。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 今阿賀野市には、いろいろな資源ございます。その代表的なのが観光資源でございますが、私の考え方の中には、今までそれが十分に生かされていなかった、いわゆる原石が原石のままであったのかなと。よりそれを磨きながら、新規誘客に結びつける。そしてそれが雇用に結びつき、市民の皆さんの所得向上につながるというような好循環を生み出せればと思っているところでありますが、先ほども少し述べましたが、議員からもご指摘のとおり、決め手という部分が今のところ検討の段階にまだあるというのが非常に今自分としてもちょっとはがゆい部分ございますが、できるだけ早く原石を磨いた結果を示していければなと思っております。
  また、あとこういう議論を重ねるというのは非常にいいことだなと思っておりまして、議論があればあるほどまたいいアイデア、いい考え方が出てまいりますので、それもまた生かしながらしっかりと観光産業の振興にその部分を生かしていければなと思っております。議論の重ねる回数が多ければ多いほど阿賀野市の未来は開けるものと思っております。
議長(山口功位君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) いや、全く私もそうだと思います。どんどんと議論を重ねて、そして高みに持っていって、結果的には阿賀野市がよくなっている。全く異論はございません。そういった意味でもだんだん中に入っていきたいと思いますけれども、市長は私が言うまでもなく、観光客はどんどん、どんどん減っていますよね。これちょっと古いのですけれども、平成21年の調査によりますと144万人ほどです。ことしの4月現在のデータによりますと130万人ほど、やっぱり減ってきております。内訳を見ますと、県内客が約ほとんど、80%強、県外客が20%弱ですか、そして訪れる一番多いところが瓢湖、瓢湖の水きん公園、そしてサントピアワールド、うららの森、村杉温泉というふうになっておりますけれども、こういった魅力ある観光地づくりに生かせる貴重な資源が阿賀野市には豊富に存在するわけでありますけれども、市長も先ほど言われましたように、これがみんな点になっているのです。答弁にもありましたように、これ線にしていかなければいけないと。言うのは簡単なのですけれども、なかなかそれが難しい。答弁書の中にもいろんな資源が書いております。五頭連峰、農産畜産物、瓢湖とか代官所とかいっぱいあります。例えば食べ物で言えば米もそうです。野菜、牛乳、有機農業の取り組みをしている生協さんとの関係も連携をしているささかみさん、安田瓦もありますし、ラジウムの温泉、サントピアワールド、酪農発祥の地としての歴史、ヤスダヨーグルト、自治体初の太陽光メガ発電、代官所もあります。天朝山もあります。越後七不思議の孝順寺、梅護寺、無為信寺、吉田東伍記念館、竹久夢二のコレクションなど、さまざまなのが展開しております。
  今回この観光について私調べたので、1つおもしろいのがあったのですけれども、弘法大師と1,200年の歴史の、修行したお寺があるのですけれども、これが海満寺、五頭山の麓にあったそうです。海満寺、これと永平寺の関係なんかも歴史の好きな方は興味があるのかなというふうに思っております。そこの笹神の郷土史なんか見ますと、山口議長のお膝元のあたりは、当時は物すごく栄えていたそうで、大正時代の初めぐらいまでは五頭山を「ゴズサン」と呼ばなかったそうです。「イツツムリ」とかそういうふうに呼んでいたそうです。大正時代、その後地元の方々が「ゴズサン、ゴズサン」というふうになって今に至っていると、そういったことでございますけれども、この点を線に持っていく、そこに新たなストーリーを設けた中で発信をしていく、それをしていかなければならないと市長は答弁書にもそういうふうに書かれておりますし、本人も何回かそういったので意見交換をさせてもらいましたけれども、イメージでもよろしいので、もっと具体的にお聞かせ願いたいと思います。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 私もイメージと言われても、確かに点を線に、線を面に、今いろいろと議員ご指摘のとおり細かい資源いっぱいあるのです。メジャーな、こういうどでかいものがないのがこの阿賀野市の特徴なのですけれども、それをメジャー的なやつがあれば、それだけでもうじっとしていても多くの観光客が来ると思うのです、そこの仕掛け次第で。だからこういう細かい観光資源ですので、それをいかにやはり結びつけるかが重要な話だと私も思っております。それを今イメージ、非常に表現が難しいのですが、まさに点を線に、線を面にというのが今のイメージしている姿でありまして、先ほど申し上げましたが、まず原石を磨き上げる、魅力を高めるということです、それぞれの個々の資源を。そしてさらにそれを結びつけていく。阿賀野市全体が来たくなるような観光地にしていく、そういうような取り組み、それが私が描いている、うまく表現できませんが、イメージでございます。
議長(山口功位君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) それでは、またさらに入らせてもらいますけれども、阿賀野市に訪れる観光客の一番多いところが瓢湖でございます。この瓢湖についてでございますけれども、かねてから市のほうではこの瓢湖の周辺整備と、それと誘客をセットで考えているようでございます。これは、まちを活性化につなげるための観光拠点としての整備をしていくと。平成11年ですか、46万7,000人ほどこの瓢湖に訪れてくれたのが、去年、おととしのデータによりますと、もう30万人切ってしまっています。これに何とか歯どめをかけたいということで、市のほうもこれを45万人まで伸ばしたいというような計画はあったかのように聞いております。現在瓢湖のこっちにある公園、あやめ公園と、そっちのほうがちょうど南西側の入り口から施設や樹木があって、水きん公園やあやめ園、その辺が眺望することができず、見過ごされることも多い。非常にもったいないというような考え方もあったようでございます。そしてそこに訪れる人たちは、ほとんど市内の方々。市外に対してなかなか発信できていない。そういったことで観光の一つの点なのですけれども、その点、大きい点の一つとしての瓢湖の整備と、それと誘客等を結びつけた計画があるように思われますけれども、市長現在今どのような考えを持っておられますか、この問題につきまして。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) あやめ公園のほうが現在あそこにある県道から憩の家が障害になって見えないと、それが原因で市外からの観光客があやめ園のほうに余り来ていないというのが現状だというような議員のご指摘でございますが、決して憩の家が障害となって市外の人が入らないのではないと私は思っております。やはり今山形の何町でしたか、アヤメが非常に有名になっていますしまた新発田の清水園のアヤメ、これもまたかなり大々的に有名になってきています。そういった中で、瓢湖のアヤメのほうがいまいち伸びていないと私は認識しておりまして、それは取り組み次第で変化があるものと思っております。今までの漫然とした取り組みではなくて、もっともっと積極的に打って出る攻めの観光を今後は進めていきたい、そう思っております。
議長(山口功位君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) いや、市長、勘違いしないでください。私がそれが邪魔だから見えない、来ないというのではなくて、市の現状の認識としてそういうふうに市側が言っているわけでございますので、それに対して去年いろいろこの観光の問題について、当然瓢湖は目玉でございますので、いろいろ担当課のほうからも資料をいただきながら、今の現状認識をどういうふうになさっておりますかというので勉強をしました。そういった中で市の考え方として、現況はラムサール条約の関係上、瓢湖の中はいじられませんけれども、傷病白鳥を保護する、そういう小屋といいますか、ありますよね。その瓢湖憩の家ですか、それも含めての話ですけれども、その辺瓢湖にやっぱり人間を呼ぶためには、そこもどうなのかなというような考えもあったようです。そういった中で、今現状どういうふうな考えを持っているのか、そしてその点と点を結ぶための一つの大きな核の点としての瓢湖の再計画、整備計画というのをどういうふうに持っていきたいのか、市長のお考えをもう一回お願いします。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 私のあやめまつりといいますか、あやめ公園、これにつきましてはやはりPR不足、これに尽きると思っております。
議長(山口功位君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) 周辺の整備なんかはどういうふうに考えていますか。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 決して今の現状の瓢湖周辺施設、見劣りするようなものではないと思っております。今のものを少し言葉は適切かどうかわかりませんが、小ぎれいにすると、そのレベルで十分に私は誘客にはつながるものと思っております。あとはPR、取り組みです。そうだと思っております。
議長(山口功位君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) わかりました。
  いずれにしてもそれ1カ所だけとって云々くんぬんという話ではございませんので、点と点を結んで線になって、そして将来的には面になっていく上で、柔軟な考えを持ってこの問題には取り組んでいっていただきたいですし、そしてその財源を生むためにもやっぱり自治体経営というのを抜本的にこれからは変えていかなければいけないのかなというふうに考えておりますので、その辺は異存はないと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。
  時間も10分、11分となりましたので、提言を含めてまとめのほうに入らせていただきますけれども、これ私個人的な考えもありますけれども、こういった観光を強力に振興していくための5つのポイントとして、まず観光資源自体をおのおのレベルアップしていかなければいけないのかな、そういうふうに考えております。それは、観光に生かせる貴重な資源の存在を我々がもう一回再認識するとともに、それら質を磨いて高めていく、これがまず1つでございます。
  そして地域資源の発掘、阿賀野市において観光要素として生かせる潜在資源をもっともっと掘り起こしたらどうでしょうか。さっきの海満寺もございます。そこで大師様が布教活動した中で、五頭山の5つの峰にいろんな菩薩を添えたそうです。そういったのも意外と昔を知る上で、この地域を愛する上で大事なのかなという部分もございますので。
  そして次に、これは市長も言っておりますけれども、一体化と資源の連携、市内の観光資源同士を連携させて観光の展開を図り、一体的な観光地としての相乗効果、これを高めていかなければいけない、これが3つ目です。
  4つ目として、市長も言われましたけれども、情報をもっと発信していかなくてはだめであります。市内はもちろんでございますけれども、特に外。隣の新潟市はもちろんのことでありますけれども、ターゲットを明確にした販売戦略というのを練っていったらどうでしょうか。これが4つ目の柱でございます。
  最後の5つ目でございますけれども、シティープロモーション、阿賀野市のイメージを高めるシティープロモーション、これを展開し、積極的に市を、この阿賀野市を売っていかなければいけないのではないかな、そのように考えておりますけれども、これは私の提案でございますけれども、市長、どういうふうな感想ございますか。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 大変貴重な提言をいただきまして、大変ありがとうございます。まさに今この5つ全てが私も同じような認識を持っております。そういったものを一番大きいのが質を高めていく、あるいはレベルアップしていくという部分、これを積極的に推し進め、また情報の発信を積極的に進めていく、そういった取り組みの中で結果がおのずとついてくるだろうということで、これからはより今まで以上に気を引き締めて、この部分について取り組みを進めていきたいと考えております。
議長(山口功位君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) これで終わりなわけではございません。ずっとずっと続いていくわけでございますけれども、これはたまたま私の考えでございますけれども、そういった先ほど言いましたけれども、議論どんどん、どんどん積み重ねて、そして高みに持っていく、そういう作業をこれから地道にやっていかなくてはいけないのかなというふうに思っております。
  今5つ提言しましたけれども、担当課長さん、どうでしょうか。これらを踏まえまして、何かいい、逆に補足するようなことがあればお聞かせ願えればありがたいのですけれども。
議長(山口功位君) 飯野商工観光課長。
商工観光課長(飯野喜夫君) なりたての商工観光課長でありますので、今ほど5つ提言いただきました。全くそのとおりと考えております。私ども今一生懸命情報の発信、先ほど市長の答弁にもございましたが、JAFとの連携、これ1,700万人経費をかけずに宣伝できる。7月になったらJAFが会員向けへJAFナビというものを立ち上げて、阿賀野市の一日の観光ルートの紹介とかをします。その中でプレゼントの提供みたいなものも盛り込みます。それは、単なる阿賀野市の特産品のプレゼントであれば、来なくてもそれをゲットできるというふうな形のものなのです。やっぱり来てもらいたいということで、阿賀野市の観光地の入場券のプレゼント等を提案しました。来なければ使えない、この辺の申し込み状況も見ながら、どのようにお客様が見ているのかをやっぱり検証しながら進めていかなければいけない、そういうふうに考えますし、先ほどターゲットを決めて行きなさいというふうな、行ったほうがいいというお話もありましたが、先般新潟市の広報の担当の方に連絡をして、例えば先般薬草園の園開きがありました。100人程度の誘客なのですが、新潟市の広報にこれを無料で掲載できないだろうかという相談をしました。もうけるための広報ではなくて、新潟市民も楽しんでいただけるのではないかということで相談をしたところですが、やっぱり有料、新聞広告ぐらいの経費がかかるというふうな回答でありましたので、いろんなことをやっぱり考えながら発信していきたい。それと、おっしゃるとおり一つ一つをレベルアップさせて、また資源を発掘していく、肝に命じて進めていきたいと思います。
議長(山口功位君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) ありがとうございます。
  一般行政報告の中で市長も言われておりますけれども、市の政策目標が非常に抽象的であり、さらにそれが十分に発信されていない。それその続きで、この阿賀野市の目指すべき方向性を明確にし、何をいつまでにどうするのかを市民の皆様にお示しすることが重要であると、全く私もそう思います。この観光に関しても、そういった意味でも強力にこれを進めていって、夢が持たれるような施策展開をしていただきたい。この一般行政報告の中でちょっとひっかかったのが、近いうちに議会や市民の皆様にお示しいたしますと。この「近いうち」というのがどこかの党の党首さんが使って、非常に悪いイメージがありますので、本当に隠し看板なしに、近いうちにこれらの方向性を示していただきたいなというふうに思っております。
  いずれにしてもいろんな考え方をまとめて、いろんな委員会等の合意形成とかもそういうのも必要でありますけれども、この阿賀野市の観光に特化した、いろんなジャンルのいろんな分野の方々から参加してもらって、そういった実行計画、そういったのも努めながら、地道な作業になると思いますけれども、まず夢を語り合うことから始まっていくのかなというふうに思いますけれども、本気になってやるのだというのを私どもも初め市民の皆様にも、ましてこの業界の方々にもやる気を示していただきたいなと。
  最後にそれについてお伺いしまして、質問を終わりたいと思いますが。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) まず、目的、目標管理、これにつきましては、確かに表現的に近いうちにというのは、もうたたき台は私の手元にあります。ただ、私正直言いまして、まだ自分で納得のいけるものではないということで、相当な大きな手直しをするつもりがございまして、その部分で明確にお示しできない、その部分が表現としてやや後退したような表現で発信してしまっていると、近いうちという部分で。だからできるだけ早くというのが私の本音でございます。
  また、観光に特化させたその部分、いろんな方から参加していただいて議論をし、いいものをつくり上げればなと思ってはおります。先ほども申し上げましたとおり、本当にいろんな方の意見を議論を重ねる、重ねるだけ、その数だけ必ずいい展開が待っていると私は思っておりまして、積極的にいろんな方から参加していただきながら、意見をお伺いしたいと今思っております。
議長(山口功位君) 7番、雪正文さん。
7番(雪 正文君) それでは、近いうちに精力的な、高みに行けるような話を聞けることを期待しております。この後私どものグループの市川さん、また村上さんも観光についてさらに中身の濃い質問をなされるかと思いますので、またよろしくお願いいたします。
  大変ありがとうございました。
                                            
議長(山口功位君) 質問を改めます。
  17番、遠藤智子さん。
               〔17番 遠藤智子君登壇〕
17番(遠藤智子君) 17番の遠藤でございます。2点質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
  1点目は、風しん予防接種補助事業について伺います。風しんは、妊娠初期の妊婦さんに感染しますと、先天性風しん症候群と呼ばれる白内障や心臓疾患、聴力低下などの障害を持った赤ちゃんが生まれるリスクが高まることや、ことしの発生状況は、パートナーとなる30から40歳の男性患者が目立つのが特徴と言われ、流行をとめるには免疫をつけることが重要であります。その予防対策におきまして、厚生労働省は適齢期の20歳から40歳代の人においてワクチン接種率が低い、男女ともに95%が十分な免疫がないと言われており、20歳から40歳代を中心に予防接種の必要性を呼びかけております。幸い当市にありましては、感染者の発生は聞かれず喜んでおりますが、今後も注視が大切であると思います。
  さて、県内ではことしの風しん感染者数が5月22日現在で31人と、昨年1年間の4倍近い罹患数を重視した県は、風しん予防接種補助制度を創設しまして、予防接種事業を実施する市町村に対し、接種費用、約9,000円くらいと聞いておりますが、そのうち県3分の1、市3分の1の補助、本人3分の1負担での方向性を示して、各市町村との協議を進め、調ったところから順次導入したいと聞いております。県内では、既に接種補助を決定済みの市町村もあります。当市の基本的な取り組みについて伺います。
  2点目は、奨学金制度について伺います。現在市の奨学金貸付制度の運用に当たりましては、条例に基づいて大学、短大、高等専門学校、専門学校が月額4万円、高等学校は月額1万5,000円が貸与されて奨学生に教育支援がなされておりますが、田中市長さんは昨年、当選後でございますが、5月16日の第3回臨時会におきまして、当選の挨拶と所信表明の席上で子育て支援の充実の一環として、修学、奨学制度の充実を図り、子どもたちの夢の実現のために教育の機会を支援したいと明言なされました。私も奨学金制度につきまして、利用したいという希望者の方から条例の相談を受ける中で、奨学生の募集時期の見直しや入学一時金の貸付制度の創設等について、現代社会におけます保護者の労働環境の変化等を考慮するなど、使いやすい奨学金制度への見直しの必要性を感じたものであります。市長さんの見解をお伺いいたします。
  以上で1回目の質問を終わります。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 遠藤議員からは、2つの項目についてご質問をいただきました。
  まず、風しん予防接種補助事業についてお答えをいたします。議員のご質問のとおり、風しんが全国的に流行し、特に関東地区、関西地区で多く発症しているとの報道があります。本市では、先月5月15日の新潟県の風しん予防接種の緊急対策の発表を受け、市内在住の妊婦への感染防止することは極めて重要であると考え、風しん予防接種助成の実施に向けて準備を進めており、先ほど説明申し上げました一般会計補正予算(第2号)に関係経費として511万円を計上させていただきました。
  取り組みの方針としましては、県の風しん予防接種緊急対策事業補助金も活用し、予防接種費用に係る自己負担の一部を助成したいと考えております。助成対象者は、妊娠を予定または妊娠を希望する女性と妊婦の夫及び同居する家族とし、助成期間につきましては、平成25年4月1日からの遡及も含め、平成26年3月31日までを考えております。
  また、市民への周知方法としましては、全戸にチラシを配布するとともに、市のホームページや広報を利用しまして、広く接種を呼びかけてまいります。今後事業の円滑な実施に向けて早急に医療機関と調整を図りながら、準備を進めてまいります。
  次に、奨学金制度についてお答えをいたします。議員が言われるとおり、昨年5月の所信表明において、子育て支援施策の一環として、奨学金制度の充実を図りたいということを申し上げました。学生たちが自立して学ぶことを支援する奨学金については、学生本人に貸し、卒業後本人が返還していくものでありますが、経済情勢も含めて実情に合った見直しが必要であると考えております。このことについては、現在実務レベルでの検討を指示しておりますが、具体的な内容としては、1つは募集時期の見直しであります。例年3月15日に発行の広報でお知らせし、募集を開始しておりますが、これを早めたいと考えております。
  また、貸付限度額の引き上げや返還方法の見直しに係る検討。さらには、今現在制度そのものがない、入学時の負担を軽減するための入学準備金についても制度の創設を考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
議長(山口功位君) 17番、遠藤智子さん。
17番(遠藤智子君) それでは、再質問させていただきます。
  1点目の風しん予防接種事業についてでございますが、感染防止の重要性を鑑み、近隣市町村の状況を見てなどと言わず、早い対応に敬意を表するものであります。そこでお聞きいたします。接種費用につきまして、県と当市2分の1負担で511万8,000円が今議会に予算計上されました。そして助成対象者に接種費用にかかわる自己負担の一部助成を考えておられるとのことでございますが、この答弁中には助成額が示してありませんでしたのでお聞きしたいと思いますが、25年度補正予算の説明欄にでしょうか、説明は1人分の助成額、6,000円というふうに計上されていると思いますが、その認識でよろしいでしょうか。
議長(山口功位君) 折居健康推進課長。
健康推進課長(折居千恵子君) 今ほどのご質問ですけれども、助成額は1人6,000円ということで考えております。そのうち3,000円が県の補助金ということで、市の持ち出しにつきましては3,000円というふうに考えております。風しん単独のワクチンが非常に品が品薄になっておりまして、多分手に入らないだろうということで、麻しん風しん混合ワクチンというものを考えておりまして、そのような数値になっております。
議長(山口功位君) 17番、遠藤智子さん。
17番(遠藤智子君) よろしくお願いいたします。
  次は、厚生労働省は20歳から40歳代を中心にワクチン接種を呼びかけておりますが、当市では接種対象年齢でしょうか、どのようにお考えでございましょうか。他市では、19歳以上とか23歳以上とかも聞かれますが、当市の考えをお聞きいたします。
議長(山口功位君) 折居健康推進課長。
健康推進課長(折居千恵子君) ただいまのご質問ですけれども、阿賀野市におきましては年齢制限というものは設けないで考えております。なるべく広く、こういう年度の緊急対策補助事業のほうを利用していただきたいということで、2回接種している方は除かれますけれども、それ以外の方につきましては、1回接種の方も含めて、まだ受け忘れていたりとかという方もいらっしゃるのですけれども、そういう方も含めまして年齢制限は設けないで対象としていきたいと思っております。
議長(山口功位君) 17番、遠藤智子さん。
17番(遠藤智子君) 接種対象者につきましては、年齢制限を設けられないというか、広く窓口を広げるということでございますが、よろしくお願いいたします。
  次は、接種助成対象者につきましては、同年代、例えば今回ちょっと結婚している方とか、いろんな縛りございますが、それの今の年齢制限は設けないということと……済みません。設けないということにつきましては、大勢の方が対象になるわけでございますけれども、それとあと助成対象者は妊娠を予定または希望する女性と妊婦の夫、その同居する家族というふうにはなっておりますが、同じ年代でありましても、そういうでは独身の方といいますか、そういう方はそういう対象には、対象外というふうなことになっているかとは思うのでございますが、いささか不公平感でしょうか、も否めないところもございますが、これからもまたこういうふうな助成制度もあるかと思いますので、今回はそのようにやっていただきたいと思っております。
  また、この接種期間につきましては、一応4月にさかのぼりまして、それで1年間というふうになっておりますけれども、この期間の1年間というものは一応緊急性のあるものであるということで理解はできますが、今後来年度以降とかそういうふうな部分につきましては、市としてはどのようにお考えになっておりますでしょうか。
議長(山口功位君) 折居健康推進課長。
健康推進課長(折居千恵子君) 本年度の事業につきましては、補助事業ということで、本当に緊急性を要するという県の補助金を使わせていただいて、それを最大限に活用させていただくということで、年齢制限等を設けないで、今年度とにかく広ませていただきたいということで、PRのほうもこれからどんどん広報等で行わせていただきたいと思っておりますが、今年度たまたま千葉県のほうで大流行しているということで、この補助事業が新潟県のほうでもできたというふうに考えます。来年度以降につきましても、その状況に合わせた対応が必要かと思いますけれども、来年度以降につきましては、まだそちらのほうではっきりお答えするような段階ではないかなと思っております。
議長(山口功位君) 17番、遠藤智子さん。
17番(遠藤智子君) 来年度以降につきましては、またその都度考えるという言い方はちょっと悪いかもしれませんけれども、やっぱり一応考えて、胸のうちで考えてはいらっしゃるというふうにでは理解させていただきたいと思います。
  風しんの流行につきましては、昨年10月から始まった流行によりまして、既に10人の先天性風しん症症候群の赤ちゃんが産まれていると聞いております。赤ちゃんは、それを一生といいましょうか、抱えて生きていかなければならないと思っております。また、ご存じのように県内では私がこの質問を上げた時点より、もう感染者の方が5名ほどふえて、今36名くらいとなりまして、昨年の1年間に発生しました感染者の4倍を超えているという新聞報道でございました。本当に予防にまさる薬なしということわざがございますが、本当にこういう流行するものに対しましては、早いうちでの予防が流行の拡大を防ぐもとであると思っておりますし、本当に大切だと思っております。
  それから、市民の皆様方への広報の一つといたしましては、これからそういう予防接種といいましょうか、予防接種の大切さを市民の方へ広く呼びかけていかれるということでございますが、私が申すまででもなくお考えになっていらっしゃるかと思いますが、その際やっぱり接種できる医療機関、そういう機関名も紹介をしながら、皆さんに広報していただきたいと、そのように思っておりますので、よろしくお願いをいたします。
  次は、2点目の奨学金制度についてでありますが、その再質問の前に確認させていただきたいのでございますが、私質問の中には入学一時金というふうに書かせていただきましたが、この答弁書にございます入学の準備金と入学一時金というものは、内容的には同じものとして、そういうふうに理解させていただいて、再質問させてよろしゅうございましょうか。それでは、再質問させていただきます。
  奨学金の募集時期を早める考え方につきましては、前に、相当何年も前になりますが、風間議員よりも質問されて、私も記憶いたしております。市長さんの答弁では、奨学金の募集時期につきましては、現行の制度より早める、そして利便性を図りたい、それともう一点の入学時にかかわる経費の負担を軽減するために、入学一時金、市長さんの答弁では準備金になっておりますが、その制度に、それにつきましては制度を創設しますと、そういう認識をさせていただいてよろしゅうございましょうか。一言お願いします。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) そのとおりでございます。入学一時金につきまして、しっかりと対応していきたいと思っております。
議長(山口功位君) 17番、遠藤智子さん。
17番(遠藤智子君) 大変ありがとうございます。
  それでは、奨学金の募集時期の見直し、また準備金の創設につきましては、いつごろまでにとお考えでしょうか。来年26年度の入学生があるわけでございますが、その26年度入学予定者の方に利用できるように考えておられますでしょうか、お聞かせください。
議長(山口功位君) 折笠学校教育課長。
学校教育課長(折笠朝美君) 来年度、26年度からそういった形で入学時の経費の軽減というふうなことで、それに間に合うような形で検討を進めていきたいというふうに思いますが、募集の時期については、4月段階で間に合うか、間に合う時期についてはまだはっきりしてございませんが、その時期について、4月に支給できるような形での対応というふうなことに検討していきたいというふうに思います。
  ほかの他市の状況などもそういった形で支給しておるというふうな市もあるようですので、その辺のことなども調査しながら、研究を進めながら対応していきたいというふうに考えております。
  以上です。
議長(山口功位君) 17番、遠藤智子さん。
17番(遠藤智子君) 奨学金の募集時期や、また入学準備金の制度につきましては、26年度の入学生から使っていただくようにしたいということで、これから他市の状況などを見ながら検討されたいということでございますが、私も今回質問に際しまして、県内市町村の奨学金制度を閲覧させていただきました。募集時期の早いところや、また入学一時金の創設してあるところの市町村にさらに詳細を伺わせていただきました。その中で、ああ、これはすごくいい制度だなというふうに、そんなふうに感じましたものをちょっとここで読み上げさせていただきたいと思います。
  入学一時金制度に……済みません。先のあれです。奨学金の受け付けの募集時期でございますが、その制度につきましては、結構いろんなそういう4月もあり、3月、5月、10月、いろいろございましたが、私はこの佐渡市の事例でございますが、佐渡市は8月ごろに広報に出すのだそうでございます。それで10月ごろに募集を開始する。それで奨学金の貸与の決定でしょうか、それは大体12月ごろに行うということなのでございます。早くて、もうではそういう奨学金申し込みの方も安心ですねというふうに私お聞きしましたら、やっぱり余裕を持って、借りる方、使う方がやっぱり余裕を持ってそういうじっくりと考えて、そういう対応できるように、そんなふうに答弁はございました。それでもしそんな早くやりまして、それで3月、4月になってちょっとうまくなかったときはどういうふうなのでしょうかというふうにお聞きしましたら、それはそのときでやっぱりいろんな対応、そこへ初めの申し込みのときのところへ行けなかった場合は、違うところでも皆さんやっぱり相談に乗っています。そんなふうな対応がございました。
  それとあと加茂市は、やっぱり奨学金の申し込み時期、随時といいますか、例えば3月、4月にはそういう必要としていなかったのでありますが、その後何らかの事情がございまして、7月、8月ぐらいに必要になってしまったと、そのときはまた随時受けている、そんなふうな答弁でございました。
  それと、済みません。入学一時金についてでございますが、県内で入学一時金を今実際やっておられるというところは、県内で5市ございました。その中でもやっぱり佐渡市の実例は、入学一時金、大学生、専修大学、短大におきましては、一時金は50万円ということでございます。それと、私はちょっと目を引きましたのが、まず高校のみではなくて、高校と、それから中高一貫とでしょうか、それと特別支援学校に対しては10万円の入学一時金をお貸ししている、そんな状況でございました。
  それと、あと妙高市にもちょっとお聞きしましたら、一部返還、特別免除制度ありというふうなのがございましたので、その部分をどういうふうなときにそういう一部返還特別の免除というものがあるのでしょうかというふうにお聞きしましたら、例えば県外の学校に行って、卒業後に地元に戻り、またその地元にずっと住んでもらえるという方には、そういう貸与額の2分の1を免除する、そんなこれは毎月の貸与額が対象になっておりました。
  済みません。あとちょっと逆になりましたけれども、入学準備金制度として新潟市は高等学校に入学する、そののみにしか、大学には出していなくて、高校の入学者のみに貸付制度をつくってあるということで、その中で私立15万から30万、公立は15万円、それとこの入学準備貸付制度は長い5年、10年という返済ではなくて、この新潟市は高校の卒業までに返還していただく、そんな制度にもなっておりました。
  あとほかの市町村の状況も聞いてみましたが、やっぱり入学一時金制度というものは、大学であると50万、高校でも20万というふうなところもございました。中には、刈羽村、刈羽村にちょっとお聞きしましたら、刈羽村は今見直しの最中ということで、逆に阿賀野市の制度はどうなっていますかなんていうふうに聞かれましたが、本当にもしこれから詰めていかれるというのであれば、やっぱりこういう県内といいますか、参考にしていただければ本当にありがたいと思います。
  また、皆様もご存じのように、当市では本年度、25年度の春、4月に一応認定されたわけでございますが、要保護の児童生徒数は阿賀野市内の小中学校、全部、生徒総数が今3,559人くらいでございましょうか、その中の10%まではいっておりませんが、やっぱり8.5%ぐらいの303名くらいの方がやっぱり保護者の労働環境の変化で、こういう認定、申請をなさっているわけでございます。その方たちもこれから制度を利用されたいというふうに、制度を利用して勉強したいというふうな方も私はいらっしゃるかと思います。そういう方のために、やっぱり使いやすい制度をつくっていただきたいな、そんなふうにも思っております。
  あと市長さん、答弁書によりますれば、貸付限度額の引き上げやまた返還方法の見直し等もこれから検討されるということでございますが、第一はやっぱり利用しやすい制度が一番大切かと思っております。先進事例を参考にいたしまして……
議長(山口功位君) 済みません。遠藤議員、質問中で申しわけないですけれども、報告会でもありませんので、具体的に質問の要旨言っていただけないでしょうか。何だか報告会みたいになって時間が過ぎますので、ひとつよろしくお願いしますが。
17番(遠藤智子君) 済みません。はい。
  では、それではこの件につきましては、最後に市長さんは貸付限度額の引き上げ、また返還方法の見直し等も検討されることでございます。利用しやすい制度へ先進事例を参考にいたしまして、子育て環境、日本一の県内トップの奨学金制度をぜひつくり上げていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
  それと、ちょっとお聞きしたいのですが、今奨学金の滞納につきましてですが、ちょっと失礼なことをお聞きするかもしれませんが、滞納状況とかはどのように、なければ一番よろしいことでございますし、もしわかりましたら教えてください。
議長(山口功位君) 折笠学校教育課長。
学校教育課長(折笠朝美君) 奨学金の返済の滞納の方ですけれども、現在はっきりした何名というふうなのは、ちょっと今この場では資料はないのですが、やっぱり出てきております。やはり本人が返還するというふうなことが原則なのですけれども、本人でなくて親、両親が返済しているというふうなことが多々あるわけでして、そうしますと親の労働環境といいますか、経済状況などによって、なかなか返済がちょっと滞るような状態も見受けられるようです。今後そういったことがないように対応をしていきたいというふうに思っております。
  以上です。
議長(山口功位君) 17番、遠藤智子さん。
17番(遠藤智子君) 最後にちょっと関連でお聞かせ、市長さんにお伺いさせていただきたいのでございますが、ちょうど今奨学金の見直しの件でございますので、医学生修学金の貸付金についてでございますが、私この関連質問させていただくに当たりまして、県内の奨学金制度を見ておりましたら、糸魚川市では医師の奨学制度を設けておりまして、お聞きいたしましたら、1名の方がやっぱり今その制度を利用していらっしゃるということでございました。そしてこれ募集、採用人数も1人程度なのですけれども、その1人枠の中で1人の方が利用していらっしゃるということでございましたので、市長さんにお聞かせいただきたいと思いますが、ここの阿賀野市の医学生修学資金貸付金につきましては、昨年24年の12月補正で一応減額なさいました。現在は、予算計上はありませんが、制度は残してあるので、貸付金を必要とする学生さんから申し出があった場合は予算づけをして利用してもらうというふうに認識いたしておりますが、今回の奨学金制度の中で糸魚川市で医学生貸付金制度があったことは先ほど申し上げましたが、当市でも制度の申し込みがあった場合、予算づけをしますので利用してくださいよりも、私予算づけがしてありますから利用してください。卒業後は、阿賀野市の医療機関に来て努力してくださいと、そういうふうな制度のほうが利用しやすいのではないかと考えますが、市長さん、いかがでございましょう。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 医学生の奨学金制度ですが、確かに今議員ご指摘のとおり、制度は残してあります。予算計上がなされていないというだけで、そういった方がもし出てまいりますれば、議会のほうにお諮りをして予算を計上させていただきたい、そう思っております。
議長(山口功位君) 17番、遠藤智子さん。
17番(遠藤智子君) 奨学金制度を利用される方は、目的を持って志望校を選ばれると思っております。また、制度はそういう志を持った人に利用してもらう、そして人材育成を補助する制度であると思っております。それには、利用しやすい制度であらねばと考えております。執行部の皆様方のご努力をお願い申し上げまして、質問を終わります。
議長(山口功位君) これより20分まで休憩いたします。
               休 憩 (午後 3時10分)
                                            
               再 開 (午後 3時20分)
議長(山口功位君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  一般質問を続けます。
  4番、市川英敏さん。
               〔4番 市川英敏君登壇〕
4番(市川英敏君) 4番、市川でございます。通告どおり2点について質問させていただきます。
  最初に、太陽光発電の公共施設屋根貸し事業についてですが、このたびの阿賀野市において、教育施設に公共施設屋根貸し事業として太陽光発電の設置についての目的等をお伺いします。
  2点目ですが、産業振興について、阿賀野市の観光施策について。平成16年4月1日に4カ町村の合併により、一層歴史と文化のある阿賀野市として生まれ変わり、日々関係団体、また事業者各位が奮闘されている中、今後の阿賀野市の観光の方向性、また振興についてお伺いします。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 市川議員からは、2つの項目についてご質問をいただきました。
  まず、太陽光発電公共施設屋根貸し事業についてのご質問にお答えをいたします。この事業は、公共施設の屋根等を活用した太陽光発電の普及を図るため、民間事業者に対して、県と市町村の公共施設の屋根を提供し、民間事業者は太陽光パネルの設置、運用を行うとともに、固定価格買取制度に基づき売電し、屋根を提供した県と市町村に賃料を支払う事業でございます。
  また、県は事業者を募集する上で、地元企業の活用を要件化し、地域産業の活性化と市町村と連携し、太陽光発電の導入促進を図るものとしております。当市においては、阿賀野市地域新エネルギービジョンにおいて、公共施設への太陽エネルギー導入プランを定め、葬斎場や建設中の水原中学校に太陽光発電システムの導入を行っているもので、施設の状況に応じて可能な限り公共施設に太陽光発電システムの設置を進めるものであります。
  県は、昨年の10月、この事業を開始する上で、市町村等に対して対象施設の募集を行い、当市としては耐震化済み、もしくは耐震化不要、耐用年数の残年数が15年以上、設置可能面積がおおむね500平方メートル以上を要件として、市役所本庁舎を初め市内10施設を県に提案したところであり、県に提案のあった施設は、県、市町村合わせて198施設となっております。ことし3月、県がプロポーザルにより事業者の選定を行い、株式会社JCサービスと新潟スマートコミュニティ事業株式会社による共同企業体に決定したところであります。
  事業者は、提案のあった対象施設の中から屋根面積500平方メートル以上、今後20年間で建設から50年を超過しない施設を選び、当市の5施設を含む県内68施設を屋根貸しの事業対象施設として選定したところであります。4月から事業者が施設所有者に対して、事業の説明や対象施設について構造上の詳細調査を進めております。当市としては、事業者が実施した詳細調査の結果に基づき、設置可能施設の公共施設について屋根貸し事業を進めてまいりたいと考えております。今後屋根貸し施設が決定した後に事業者との契約、電気事業者との接続契約を経て、平成25年度中に事業を完了する予定であります。
  また、市のメリットとしては、5施設全てが屋根貸し施設となった場合の賃料として、年間約70万円程度見込めること、また市内の1施設には災害時の非常電源用として利用できる蓄電池が設置される予定であります。
  次に、観光施策についてお答えをいたします。議員の言われるとおり、阿賀野市は4カ町村の合併により、観光資源についても多様性が増大しました。五頭連峰など豊かな自然、瓢湖や五頭温泉郷、うららの森など観光資源、歴史文化資源、地域に根差した特産品、風土を生かした瓦等の地場産業等々たくさんあります。また、祭りやイベントなど、にぎわいのあるまちをつくっていることや、高齢者の力などが手軽でゆっくり過ごせる宝珠温泉あかまつ荘なども大切な資源であると思っております。これらをいかに発信し、多くの方に魅力を感じてもらえるかがポイントでありますが、まだ生かし切れていないのが現状であると認識いたしております。これら多様な観光資源を結びつけ、それぞれの魅力の相乗効果を発揮させる仕掛けが必要であり、阿賀野市の魅力を満喫できる一日周遊コースや宿泊コースなど、積極的に宣伝、発信していく必要があると思っております。情報を発信していくには、観光客や消費者のニーズをつかんでいくことが重要となりますが、市の観光協会からも積極的に取り組んでいただいております。市内での活動はもとより、首都圏や県内のイベント等に参加され、阿賀野市の紹介や特産品等の販売、そしてその販売を通じ阿賀野市の魅力を発信しながら、来場された方々の動向やニーズの把握にも努めていただいております。このように、特産品等の販売組合の皆様を中心に活動いただいておりますが、今後は阿賀野市ならではの味覚や健康づくりに目を向けた特産品の開発などにも取り組んでいただき、より魅力を高めていただければと思っております。
  また、今の観光客や消費者は、目も舌も情報にも肥えているため、情報を発信していく中で、商品、サービス等の割引やプレゼントを盛り込むなど、満足感やお得感を感じてもらうことも重要と思います。消費者にとってお得感は、心を揺さぶるものでございます。いずれにいたしましても、阿賀野市の最大の資源である頑張っている市民、団体の力をおかりして、先ほど申し上げましたが、特産品や体験、健康づくりに目を向け、時代とともに変化する観光客、消費者のニーズの的確な把握に努め、観光の振興を展開していきたいと考えております。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) それでは、1点目について再質問いたします。
  3月の第1回定例会でも触れましたが、東のほうを見れば五頭連峰、菱ケ岳などの広大な山並みが広がり、また廊下に出れば水原小学校の校舎、体育館の屋根のすばらしいいらかの波があります。江戸時代より約200年の歴史のある、今では日本最北端の瓦生産地であります。阿賀野市において大事な産業の一つであると思いますが、市長の考えをお聞かせください。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 瓦産業につきましては、阿賀野市の重要な基幹産業であると考えております。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) このたびの屋根貸し事業では、契約年数は何年となっておりますか。
議長(山口功位君) 関川市民生活課長。
市民生活課長(関川嗣雄君) 契約年数は、20年ということでございます。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) このたび20年ということで検討、また契約というふうになるかと思うのですが、その20年後はどのような形になりますか。他の会社では、20年後、その施設をその自治体に無償提供し、もう10年使えるようなメンテを施して、その後売電、当初のこのたびは年間5施設で70万となっておりますが、おおむねその8倍ぐらいの売電料が入るというふうになっておりますが、その辺ご説明お願いします。
議長(山口功位君) 関川市民生活課長。
市民生活課長(関川嗣雄君) 今回提案のあったJCサービス企業体からは、20年後のどうするかというような提案は出ておりません。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) では、20年たったらどうなるか。多分ここにおられる方は、あらかたいないと思います。その中で、20年たって、では業者が無償で撤去、修繕していくのか、また市のほうでいただいて処理するのか、その辺の年間70万、20年間入るという、そういう大事なそこまでの試算というのが一番大事なのではないかと。ましてやいただいた場合、撤去費用、それで撤去した後の修繕、その撤去したものの産業廃棄物としての処理、その辺のお考え等お聞かせいただけますか。
議長(山口功位君) 関川市民生活課長。
市民生活課長(関川嗣雄君) 私どもが県のほうから聞いておりますのは、20年後については契約がそれで打ち切りでございますので、事業者の責任でもって撤去するという考えでおります。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) その点、契約の中できちんとした形の中でお願いいたします。
  それでは、その件について2点目なのですが、危険性についてお聞きしますが、台風などの強風による飛来落下、また雪による落雪事故、今回の水原小学校、京ヶ瀬小学校、また京ヶ瀬中学校には多くの児童生徒が学ぶ、また弱者が利用する施設等においての設置ということで大変危惧しております。太陽光パネルでは、落雪の場合、遠くまで雪が落ちるとなっており、今回5カ所の施設を見てまいりましたが、京ヶ瀬小学校の体育館脇は職員駐車場になっており、また京ヶ瀬中学校体育館は市道に面してあり、大変危険の伴う場所であり、心配してまいりました。これらのことについてのご検討なりお考えお願いいたします。
議長(山口功位君) 関川市民生活課長。
市民生活課長(関川嗣雄君) まず、屋根の構造でございます。今回JCサービスがこの4月に各施設の調査をやっているわけでございますけれども、そのときに私どもの阿賀野市の施設も見てまいりました。ただ、そのときに瓦屋根であったということは承知していなくて、再調査を要するというようなコメントを出していったということでございます。瓦屋根については、落雪の対策とか、それから強度が果たして保てるのかどうかといったようなお話をしておりまして、もう少しこれについての結論については時間をいただきたいという、そういう話をしていたということでございます。私どもといたしましては、その辺の落雪の防止対策なり、強度をちゃんと保てるのかどうかといったような、そういう提案を踏まえた上で最終決定しないといけないのかなというふうに思っております。現在のところ、まだその調査結果が私どものほうに来ておりませんので、来た段階で判断せざるを得ないという、そういうことで考えております。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) 私は、これからの時代、原子力発電にかわる太陽光発電と、また環境に優しい安全なエネルギー事業には賛成であり、ただ手法について慎重に検討していただきたい。また、個々の自覚の中で私も節電を心がけていきたいと思っております。20年4月から進められていますPPSですか、電力の自由化について、市としては検討されていますか。お願いいたします。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 電力自由化については、まだ議論の途上にあるものですから、具体の検討は一切しておりません。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) これらについて、私も少し調べてみましたら、例えば自治体ではこのような庁舎ですと1から3%、学校等の施設で2から5%、また公民館、体育館、グラウンドでは3から15%と、利用頻度によりかなり違いますが、阿賀野市に当てはめますと、年間約1億円の電気料からしますと、約2から3%ですか、大きな節電に、また大きな金額になります。PPSの電気管理ですが、このような取り組みにより市の財政の75%を交付税で賄っている中、阿賀野市では何百という項目があり、このような形、またさまざまな形の中で検討、工夫で大きな金額になると確信しておりますが、市長のお考えお聞かせいただけますか。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 今の電力自由化で1億ぐらいこの庁舎で節約できるというような見込み、今議員のほうからお伺いしましたが、非常に大きなものと思っております。私のほう今検討進めているのがデマンドメーターといいまして、基本電力量、契約電力量、それを引き下げるような方策で節約、そういったものも今検討しておりますし、今後も省エネ、節電に努めてまいりたい、そう思っております。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) さらなるご検討お願いしまして、2点目の再質問に移ります。
  観光についてですが、先ほど雪議員と若干文言が重なる部分もございますが、この辺ご理解いただきながらのご答弁お願いいたします。
  阿賀野市の観光施策についてですが、3月の第1回定例会において市長の施政方針の中で、観光資源を生かしたはつらつな元気なまちづくり、情報収集や県内外に向けての情報発信の取り組み強化に努める。答弁の中で、市内での活動はもとより、首都圏や県内のイベント等に参加され、阿賀野市の紹介や特産品等の販売をされたとなっており、阿賀野市の観光協会としまして、1月には東京日本橋のブリッジにいがたにおいて4日間にわたり越後阿賀野市物産フェア、2月、5月には東京、渋谷、表参道・新潟館ネスパスでの阿賀野市大観光物産フェア、また中野区では花と緑の祭典に参加し、市の商工観光課の職員さんも泊まりがけで手伝いに参加されていましたが、これらの感触、またこれら足がかりとして今後どのように結びつけていくのか、お伺いいたします。
議長(山口功位君) 飯野商工観光課長。
商工観光課長(飯野喜夫君) 議員言われるとおり、ブリッジにいがた、ネスパス、中野区というふうに行ってまいりました。ただ、ことしはブリッジにいがたには物産展には参加する予定はございません。先ほど市長の答弁のとおり、特産品を販売するばかりでなく、阿賀野市の魅力、価値を宣伝しながら、また観光パンフ等を使いながら、じかにお客様と接しながら阿賀野市の魅力を発信していきたい。そしてお客様が口コミ等で広げていってもらう、そういう地道な活動が必要だし、今後も機会を見て取り組んでいかなければいけないと思っております。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) 実は、私も1月の日本橋のブリッジにいがた、また2月の表参道のネスパスへどのような場所でどのように催しているのか見に行ってまいりました。ネスパスは、新潟県の常設の会場で県内の特産品が多くあり、1日2,200人から5,800人の来場者があり、それよりも繁華街でなく、どちらかというとビジネス街に近いブリッジにいがたで阿賀野市の旗を二、三本入り口に立てただけで、1日多い日で900人前後の人が来てくれたと。やはり東京だと思いましたが、東京には首都圏安田会、また京ヶ瀬会、東京水原会、笹神会がありまして、阿賀野市出身の方が多くおられるわけではございますが、この方々からまたリピーター、また阿賀野市の営業マンになっていただき、大勢の皆さんから阿賀野市のよさを知っていただくのも一つの方法ではないかと思いますが、この点について市長の考えお尋ねいたします。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 大変申しわけないのですが、私日本橋のほうのブリッジにいがたあるいはネスパスのほうでのキャラバン、まだ見たことがないのです。どのような形で阿賀野市のPR、観光戦略を進めているのか、今年度はじかに見ながら対策を立てていきたいと考えているのが1つ。それと、今1日大体ネスパスの場合、900人の来場者がいるというお話でしたが、そういった中でこの阿賀野市をどう引き立たせるか。県内30自治体がネスパスを活用していると思うのですが、そういった中で阿賀野市をどう際立たせられるかが重要であると考えておりまして、先ほど申し上げましたとおり今年度確認をしながら、その中でまた再度検討をさせていただきたい、そう思っております。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) 阿賀野市観光基本計画、また観光戦略プランというのがございまして、その中に観光戦略プラン推進評価委員会を設置し、委員10名による年度ごとのプランの実践、推進、状況点検、評価を行うとなっておりますが、平成23年、24年はどのような点検評価となっておりますか、お伺いいたします。
議長(山口功位君) 飯野商工観光課長。
商工観光課長(飯野喜夫君) 大変遅くなりました。観光戦略プランに関する件でございますが、議員おっしゃるとおり委員委嘱申し上げまして、この推進プランの進捗状況を検討、検証しております。1年に1回評価、検証を行い、新たな取り組み等のご提案をいただいておりまして、ことしが最終年度になりますので、これをいただいた意見を次に生かしていきたいというふうに考えております。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) やはり施政方針の中で、市内の観光地を点から線に、またその線が幾つもの太いパイプとなるような、魅力ある観光づくりに努めると市長が言われた中で、私もまさにそのとおりと思うところであります。阿賀野市には、越後七不思議、数珠掛桜と八房の梅がある梅護寺と、あと三度栗がある孝順寺、上杉謙信が中興したと言われる観音寺、ほかたくさんの神社、仏閣があり、日本有数のラジウム含有量を誇る村杉温泉、また県内最古の出湯温泉、今板温泉を含むこのたびの第2回新潟県観光地満足度調査で総合1位に輝いた五頭温泉郷、中心地に目を移しますと、ラムサール条約登録湿地の瓢湖、そして水原代官所、中央商店街を通りますと、新潟県政発祥の地、越後府天朝山公園、明治2年、7月に水原県として新潟は新潟局となり、翌明治3年4月1日からは新潟県となり、水原は新潟県水原局としてわずか8カ月ではありますが、歴史的事実であります。県が作成しています「新潟県の歴史」という中で、新潟県の成立、藩、県の返還の部分で水原県が削除されており、やはり阿賀野市の観光の拠点の一つとしてとても大変なことであり、県に申し入れていただきたいと思いますが、市長の見解をお願いいたします。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 今ほどのご質問というのは、「新潟県の歴史」という資料の中に、この水原県庁が置かれていたという歴史の部分が載せられていないのではないかというようなご指摘でしょうか。それについて、県のほうにしっかりと申し入れるべきだというご意見と承ってよろしいでしょうか。まさに私この文書、資料、初めて見させていただきましたが、このような状況がやはりほかへのPR不足が招いた結果ではないのかなと思っております。したがいまして、もっともっと積極的にこの阿賀野市が置かれていた歴史という部分をしっかりとまた観光に生かしていけるような形で情報発信、PRに努めていきたい。また、県にも申し入れをしていきたい、そう思っております。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) ありがとうございました。ぜひお願いいたします。
  先ほどの代官所、また天朝山、中央町を中心とした商店街、いずれを見ても駐車場がほとんどなく、観光、買い物に来たくても来れないというふうに、市の統計でも市内の商店街へは80%以上の方が車で来られており、また郊外というか大型店には90%以上の方が車で来店しているというふうな数字が出ている中で、山形県の鶴岡市にある鶴岡銀座商店街、ここでは既に30年以上も前から商店街が一体となり、アーケードはもとより個々の店づくり、またそこに一定間隔で商店街が管理している駐車場と市の管理している駐車場がたくさんありまして、阿賀野市の観光地、また地元商店街の活性化の方法の一つとして駐車場の整備はいかがかなと思いますが、この辺についてお伺いいたします。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 駐車場の整備につきましては、中心商店街を見てもわかるとおり、以前に比べると空き店舗の部分が取り壊され空き地になり、それが今駐車場として活用されている部分がかなり多くあります。なかなかそういった部分が利用者に見えていない部分もあるかもしれませんが、以前に比べるとふえている。そしてまた今後も逆なのですが、中心商店街で空き地がふえると、そういった部分を活用するというの、ちょっと矛盾しているのですけれども、そういった部分も考えながら工夫をし、中心商店街の来店をふやす取り組みを進めたいとは考えております。ただ、それにつきましても相当な工夫が要りますので、今後検討をさせていただきたいと思います。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) ぜひお願いいたしまして、県に関してもう一点、県庁の隅々までご存じの市長にまたお願いなのですが、市の職員の方に県庁に何で県内市町村の物産品を展示しているスペースがないのかとお聞きしましたら、いや、実はあるのだと。場所をお聞きしましたら、県庁から自治会館ですか、隣の道路挟んで、そこへ通ずる地下通路のところにあるのだと初めて教えていただきまして、私早速その日の午後見に行きましたが、あることはあそこにあったのですが、絶え間なく人が行き交う県庁において、そこに私15分から20分ぐらいじっくり見ていまして、いろんなどのようなものがあるのかとか、阿賀野市の展示品はかなり古くなっているとか、色があせているとかいろいろ見ていたその20分ですか、その間誰ひとり通りませんでした。そこで市長にお願いなのですが、県庁において来訪者の目立つところでの展示、これを申し入れ、または提案として要望してはいかがかと、その辺についてお願いいたします。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 物産品の展示、確かに今言われるとおり、県庁本館、自治会館の結ぶ地下通路に各県内の30自治体の物産を展示されています。そういった中で、あそこの通行者少ない中で、ああいうところに展示しても効果があるのかというようなお話だと思うのですが、そして改めて別な場所、もっと人通りの多い場所で積極的にPRに努めるべきだと、そういうのを提案していったらどうだというようなご指摘だと思うのですけれども、雨天の日には結構通る人がいるのです。晴れた日には、大概の人は外側を通っていくということでございます。あと県庁の中の建物のスペースを考えますと、おそらく現状が精いっぱい有効利用しながら、合わせた形での取り組みをしているのかなという感じは受けておりますけれども、今お話しいただいたような部分、改善を提案はさせていただきたいと思っております。
  あと1点、やはり我が市のほうも展示品今古くなっているのではないかというお話ですが、まさにそのとおりだと思います。一切誰もがメンテナンス、誰が行って、どのような形でメンテナンスをしているのか、その部分が不明なものですから、そういった部分もあわせて確認をしながら、今後の阿賀野市のための検討に生かしていきたい、そう思っております。
議長(山口功位君) 4番、市川英敏さん。
4番(市川英敏君) ありがとうございました。
  また、今後ともまた市内外、県外に向けて情報発信をお願いいたしまして、私の今回の一般質問を終わります。
  ありがとうございました。
                                            
議長(山口功位君) 質問を改めます。
  5番、佐竹政志さん。
               〔5番 佐竹政志君登壇〕
5番(佐竹政志君) それでは、私のほうからあらかじめ2点の質問について通告してありますので、質問させていただきます。
  1つの公共事業の進捗見通しについてでありますが、地方の時代と言われ、地方分権を国としては推進させてまいりました。地方に権限がおりても財源が地方にはおりてきていないのが現状であります。そして特に道路や河川は、幾つかの市町村にまたがるような関係から、それぞれ関係自治体等が連帯して国県に要望して事業化されてきました。事業の実施主体が国や県ということもあり、バイパス事業のように長い年月を要するものもあります。市民の声も事業が実施されますと、いつ完成するのか、いつから利用可になるのかという声を我々もよく聞かれます。そこでいろいろ情報を求めながら、市民に私どもも情報提供する意味もございますので、特に本年度につきましては5月15日に国の予算が成立したところであります。安全、安心で快適なまちをつくるために、当市も先ほど述べましたように、多くの公共事業の要望を実施してまいりました。現在実施している事業、またこれから工事実施予定の下記事業について着工年度、事業費、竣工予定年度、進捗見通しをお聞きします。1つは、国道49号阿賀野バイパスであります。また、主要地方道新潟安田線、京ヶ瀬地内の歩道整備、分田地内のバイパス工事、安田小松地内の阿賀野川改修工事、安野川改修工事、小里川改修工事、駒林川改修工事、割石川改修工事等についてお聞かせをお願いしたいと思います。
  2番目につきましては、国民健康保険特別会計の赤字解消についてであります。今回の議案の中でも赤字額が繰り越しが補正予算の形で出てまいりましたけれども、平成24年度会計において3月補正で2億5,000万を一般会計より赤字補填繰り入れを実施しました。しかし、さっき言いましたように2億3,000万を超える赤字が平成25年度に繰り越されたわけであります。そこで今後の赤字解消策をお伺いいたします。
  以上についてよろしくお願い申し上げます。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 佐竹議員から2つの項目についてご質問いただきました。
  まず、国、県で現在実施している8事業のお尋ねでありますが、1点目の国道49号阿賀野バイパスにつきましては、着工年度が平成12年度、全体事業費が平成24年度に再評価の結果、軟弱地盤対策や埋蔵文化財調査の増加等により、当初事業費227億円から350億円と大幅な増額となりました。ただし、この総事業費につきましては、4車線化された完成断面での金額であり、当面は暫定2車線での供用開始を目指して事業を進めています。平成24年度末での13カ年では、約120億円の事業費が投入され、進捗率約34%となっております。平成25年度は3億円で、主に埋蔵文化財調査や道路盛り土等を推進することになっています。また、竣工見通しにつきましては、遺跡の発掘調査もまだ半分近くが未実施で、不確定要素多く、所管する国土交通省、北陸地方整備局、新潟国道事務所からは示されておりません。
  次に、主要地方道新潟安田線の京ヶ瀬地区の歩道整備についてでありますが、県では国道49号阿賀野バイパスを挟む姥ヶ橋から京ヶ島の間、約730メートルを道路西側に3.5メートルの歩道を含む道路拡幅事業を平成21年度から事業化しています。昨年度末で用地買収が終了し、今年度から本格的な工事を実施する運びとなっていると聞いております。竣工のめどにつきましては、今後の予算にもよりますが、おおむね平成27年ごろと伺っています。
  次に、主要地方道新潟安田線、水原地区分田地内のバイパス工事についてでありますが、この事業は現在の分田地内は狭隘で線形も悪く、これらの危険回避のため、分田保育園付近から阿賀野アスコンまでの約1.6キロメートルを東側にショートカットして、新たにバイパス整備を行うものであります。事業着手年度は平成23年度で、全体事業費約8億円、昨年度までに用地買収を終了し、今年度から工事発注が行われ、おおむね平成27年ごろ開通の見込みと伺っております。
  次に、安田地区小松地内の1級河川阿賀野川の築堤工事についてであります。この事業は、阿賀野川の小松から草水にかけての右岸側に河川堤防がなく、いわゆる無堤地区となっています。そのため、一昨年7月末の新潟・福島豪雨では、阿賀野川が溢水し、国道49号線が通行どめとなり、周辺地域に大きな被害をもたらしました。このことから阿賀野川を管理する国土交通省、北陸地方整備局、阿賀野川河川事務所では、国道49号に沿った河川側の約1.3キロメートル区間に新たに築堤することとし、昨年度から調査、測量等を実施し、全体事業費約7億円、今年度は用地測量、用地買収後に盛り土を行い、来年度完成に向け、スピード感を持って取り組んでいると伺っております。
  次に、安野川並びに小里川改修についてでありますが、大荒川も合わせ3河川、総延長13.9キロメートルを県営安野川湛水防除事業として平成10年度から着手し、全体事業費で398億円となっています。現在の工事の取り組み状況ですが、安野川本川につきましては、下流法柳新田から工事に着手し、本年度で百津地内小里川合流部までが完了いたします。また、小里川につきましては、現在土橋付近の石船戸遺跡調査を行っていますが、本年度で調査が終了し、来年度から引き続き工事が進められると伺っております。なお、工事の進捗率につきましては62%となっており、平成32年度の完了を目指すとされております。
  次に、1級河川駒林川改修工事についてであります。水原地区の市街地の中央部を流れ、市街地の大半が集水区域となっている駒林川につきましては、これまで数多くの浸水被害が発生しており、特に平成10年8月洪水を契機に、水原地区南安野町から山口町地内の旧小里川合流点までの1.1キロメートル区間の改修計画を策定し、事業が進められております。平成21年度着手で全体事業費は約14億円、23年度までに河川改修に必要な用地買収が終了し、昨年度は従来の川幅の約3から4倍とする河川掘削を実施し、今年度は残る既存の橋のかけかえ4橋のうち2橋を行い、平成30年度完了を目指すとされております。
  次に、笹神地区勝屋地内の1級河川割石川改修工事についてでありますが、この河川も平成10年8月洪水により、国道290号沿線で溢水し、周辺家屋43戸に浸水被害が発生しました。そのため、同地内の白山川合流点から上流の国道290号までの700メーター区間の改修計画を策定し、平成22年度から着手し、全体事業費約2億8,000万円で改修が実施されております。平成23年度で用地買収が終了し、昨年は一部河川の拡幅を行い、今年度は農道橋2橋のかけかえを予定しており、平成30年度の完了を目指しているとお聞きしております。
  次に、国民健康保険特別会計の赤字解消策についてお答えをいたします。国民健康保険特別会計は、議員のご指摘のとおり、平成24年度の収支は約2億3,000万円の赤字であり、この早期解消が求められております。解消策としましては、特定健診、がん検診の受診率を上げ、疾病の重症化予防に重点を置いた保健指導を行うことで、5年後には高血圧性疾患やがん疾患の医療費を5%、金額にして約4,300万円を削減する目標を掲げております。この方策として、今年度から特定健診の結果、危険因子が多く、緊急に保健指導が必要な人を抽出するシステムの導入や一部のがん検診について自己負担額の引き下げを行うこととしております。また、医療費の適正化対策として、ジェネリック医薬品のなお一層の普及促進やレセプト点検、重複、多受診者への保健師の訪問等を引き続き行い、広報活動をさらに充実することで医療費の削減、節約に努めてまいりたいと考えております。
  一方、収入改善の取り組みといたしましては、一層の保険税の収納率向上に努めるとともに、少しでも国保の負担軽減を図られるよう、医療給付費や被用者保険で賄われる退職者医療制度該当者の的確な把握に努め、複数年かけて収支を改善してまいりたいと考えております。ただし、累積赤字の解消には一般会計から繰り入れることも必要ではないかと考えております。
  なお、平成27年度から国の施策として全国で2,200億円規模の国保財政基盤強化策が予定されておりますので、国保財政の健全化に向け大いに期待するものであります。
議長(山口功位君) 5番、佐竹政志さん。
5番(佐竹政志君) それでは、まず国道49号阿賀野バイパスの関係でお聞きいたしますけれども、発掘調査がなかなか思うように進んでいないので、まだまだもうちょっと時間が要するのではないかというお話でありますけれども、何か聞くところによると、発掘業者もなかなかいなくて、なかなかそれを集中的に進展させることが難しいというような話も聞きますけれども、その辺の現状はどうなっているのでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。
議長(山口功位君) 土岐建設課長。
建設課長(土岐 昇君) それでは、発掘調査の現状についてお答えいたします。
  新潟国道事務所の発表によりますと、現在発掘調査、昨年度現在なのですが、全体で8.1キロの間で遺跡が11カ所ございます。現在7遺跡が調査中または未調査ということで、進捗率が約50%という形で伸びておりません。この発掘調査につきましては、県が発掘調査を行っておりまして、県内でも発掘調査をする業者というのが限られておりまして、ここだけでありませんので、あちこちやっているかと思いますが、この発掘調査については、当然これが終わらないとなかなか事業のめどが立たないということで、国のほうにはこの発掘調査の進捗を急ぐように申し入れてございます。
議長(山口功位君) 5番、佐竹政志さん。
5番(佐竹政志君) わかりました。
  いかんせん事業の内容が国県なものですから、市のほうで進めますとか早急にというのがなかなか言いにくいだろうというふうに思いますので、私につきましては現状認識についてお聞きしていきたいと思います。
  安田小松地区の阿賀野川の改修工事なのですけれども、これ堤防がない状態なので新たに堤防ということでありますし、ただ私ども一昨年の洪水、水害のときは阿賀町のほうで本当に堤防越えて大きな被害が出たということで承知しておりますし、阿賀町のほうで大変なのだろうなというふうに思います。ただ幸いなことに、小松地内のほうでの被害状況でありますけれども、これは私の認識であれば山のほうから来た水が小松地内のほうにたまって、なかなか阿賀野川に排水されないということで、国道49号線沿いの上にポンプを何台か設置をして、フルにポンプを利用して山からのたまった水を阿賀野川に排水をしているというふうに記憶しているのでありますけれども、この辺の改善の見通しというか、そういうふうなのについてはどうでしょうか。
議長(山口功位君) 土岐建設課長。
建設課長(土岐 昇君) おっしゃるとおり一昨年の7月末の新潟・福島豪雨につきましては、阿賀野川が過去に最高の水位を計測いたしまして、草水小松地区の方々には床下浸水等、大変大きな被害をもたらしました。これの原因につきましては、阿賀野川の増水によりまして、山からの内水位、1級河川藤戸川、それから大沢川等の小松、草水地区に流れている河川の水が阿賀野川へはけ切れないということでの原因でございます。小松地区につきましては、逆流防止弁といって、阿賀野川の水位が上がると阿賀野川の水が1級河川のほうに、在来河川のほうに流れ込まないように逆流防止弁を閉めて内水位を変えて排除しているような状態でございますが、草水の1級河川藤戸川につきましては、その逆流防止弁がございませんで、阿賀野川の増水によって逆に県管理の1級河川のほうへ水が流れ込んだというような状態でございまして、その改修についても今県のほうにはお願いしてございます。
  なお、今のそのようなことから、阿賀野川の堤防が今49号線がちょうど堤防のような形になっておりまして、全く堤防のないような状態でございまして、これから小松草水間に設置する堤防につきましては、1.1キロメートル区間、国道49号線と並行して阿賀野川の右岸側に暫定断面として今国道より約1メーター高い堤防を築立する計画でございますが、最終的には国道より2メーター近い高さの堤防、幅が9メーターございます。そのような堤防を築立していく計画となっております。
議長(山口功位君) 5番、佐竹政志さん。
5番(佐竹政志君) 関連して阿賀野川のほうの関係についてお聞きしますが、今回小松草水地区の阿賀野川の堤防工事ということでのっていたわけですけれども、実は一昨年その水害のときに、私自身もあるいは地元の人も恐怖感を感じたというのは、京ヶ瀬地内のほうの堤防のほうの下のほうから水が噴き出しといいますか、そういう状況で、消防団が多く出て土のうを積んだという経過があるみたいです。京ヶ瀬について言えば、阿賀野川沿線には例えば七島だとか粕島とか、いろいろそういうふうな「島」のつくような地名がありますけれども、要するに昔で言えば阿賀野川そのものが毎年流れが変わるというような状況で、今の形になって私どもが覚えている記憶では、今の阿賀野川の堤防というのがずっと昔からのような感じで思っておりますけれども、案外堤防自身が弱いのではないかというふうに危機感を持っている人もおります。その辺についての危険性はないのかというようなこと。実際京ヶ瀬、阿賀野川の沿川に住んでいる人たちとお話しするときには、今まであんなに恐怖感を感じたということはなかったと。また、実際京ヶ瀬の方が水原地区の体育館等に避難をしたというのは初めてだったと思うのですけれども、非常に大変な時代にあるのではないかという不安感があったということなのですけれども、その辺は今回の工事等にはのっていませんけれども、課長自身あるいは市長はどのように考えておるのか、お聞かせ願いたいと思います。
議長(山口功位君) 土岐建設課長。
建設課長(土岐 昇君) 一昨年の7月の新潟・福島豪雨で実質的な阿賀野川の河川におきましても嘉瀬島で漏水が発生しましたし、法柳新田のほうにおきましては盤ぶくれというか、田んぼが盛り上がるような状態になっております。また、渡場、小松地区におきましても護岸が崩れるというような状態になりました。これにつきましては、既にもう災害復旧工事として嘉瀬島も終了しておりますし、法柳のほうも終了しておりますし、今の小松、草水のほうもやってございます。国の河川事務所のほうで阿賀野川の抜本的な改修計画というような形を今立てておるところでございますが、このような過去にない水位になったということで、基本的には堤防をつくる、それからスーパー堤防、下流部へ行きますと、新潟市のほうに行きますと、液状化対策とかそのような対策も講じておるところでございますが、あと非常に阿賀野川が蛇行しておりまして、水のぶつかるところ、水衝部というところが非常に危険な箇所が二、三カ所ありまして、その辺の改善も進めておるところでございます。順次河川事務所のほうで危険なところを調査して、阿賀野市におきましては渡場の床固め、それから細かいお話ししますと、河床掘削、伐木除去等環境改善も兼ねておるところですが、水の適正な流下を確保しているような状態になってございます。
議長(山口功位君) 5番、佐竹政志さん。
5番(佐竹政志君) では、その次の安野川の改修なのですけれども、安野川の改修のほうの関係で、私の地元のほうでは大野地とか荒屋とか、そういうところは以前に大変な水害に遭って、そういうこともあって合併前の町村の中で、南部郷の4カ町村長が一体となって安野川の改修工事を要望してきたという経過があるわけであります。今回は、安野川につきましては、国道49号線までというような形で工事が始まるという答弁なのですけれども、そこから先については32年度でしたか、完成見通しと、完成を予定しているというようなことでありますけれども、実は私ども周辺につきましては、サムズウオロクだとか、あるいは国道沿線に商店ができて、あるいは住みよいという形なのでしょう。あやめ保育園の周辺部にあやめ町内会とかすみれ町内会とかいろんな町内会が宅地造成が進みまして、今まで私ども前のイメージからすると、ちょっと雨が降るとすぐ一気に水が出ると、押し寄せて来るという状況が目にしておりました。そういう関係で、安野川周辺に住んでいる人たちは、以前よりはちょっと雨降るとおっかないというか、そういう思いでやってきていますので、なるべく早い改修が進みますということで、これ川ですので、下流からでないとなかなか、上流部だけ直すというわけにいきませんので期待しているけれども、もう一つ、安野川の改修の関係で荒屋から弥生町へ抜ける市道ありますけれども、非常に狭くて、さっき言いました国道沿線に店舗ができた関係もあって、国道を通らないで真っすぐ行くように、あるいは通勤の関係で交通量が余計なのですけれども、実際事故も起きていますけれども、ただ河川の改修が進むと安野川から弥生町の外れのほうに新たに道路、橋という計画で聞いていますけれども、その点についてはいつごろになるのか。これは、地元でも話に出るのですけれども、ちょっと私自身も答えようはないという状態なものですから、計画お聞かせ願いたいと思います。
議長(山口功位君) 披田野農林課長。
農林課長(披田野勝幸君) 湛水防除事業につきましては、農林課が担当でございますので、ちょっとお答えさせていただきます。
  今ほどの荒屋地内のところでございますけれども、こちら6期地区というようなことで25年度、本年度採択されまして、現在用地交渉のほうを進めることにしてございまして、この橋の関係につきましては、まだ具体的にいつというのはございません。ただ、市道の整備で赤水押切線でしょうか、そちらのほうから土橋のほうへ抜けていくこの道路整備とあわせて、今後取り組みを進めていくということでございますので、もう少し時間がかかります。
  よろしくお願いします。
議長(山口功位君) 5番、佐竹政志さん。
5番(佐竹政志君) なるべく早い供用開始ができますように、道路関係供用ができますように改修工事が進むことを期待いたします。
  駒林川の改修工事も、これも堰場とかあるいは新橋とか松井町、安野町のほう、常に雨が降ると水が出るという前からの問題があったわけでありますので、これらにつきましても早期に進むことを期待いたしますし、割石川の関係では、これは折居川の上流部にある川ということで、下流部の工事といいますか改修が進んだということで、この折居川も合併前の水害ではありましたけれども、神山地区のほうには大変な被害があって、幸いにもそれぞれ市町村長並びにいろんな関係の人たちが一生懸命になって折居川早急に形になったということで、これから本格的に割石川のほうが進んでいくというふうに期待しておりますので、安全、安心なためにもよろしくお願いしたいと思います。
  公共事業の関係について言えば、たまたま49号線のバイパスが当時は水原バイパスといって、合併しましたから阿賀野バイパスということなのだそうですけれども、事業化されたときに国のほうの関係機関の方から当時の水原町のほうに来たときに、どの程度の進展の予定なのかという質問も私させていただいたのですけれども、簡単に言えば国のほうのお役人の言い方からすれば、要するにそこに集まった市町村長や議員や、要するに国会議員や県会議員や市町村議員、市町村長の頑張り方によっては早くもなるし、そういう努力がないと長くかかりますよというふうなニュアンスで私は聞きました。そういうことで、もっとこういう問題につきましては、与党とか野党とか関係なしに、本当に市長と議員が腹を割って一緒に進行できるものについては頑張っていかなければなというふうに思っていますので、その辺の決意について一言お願いしたいと思います。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 阿賀野バイパスにつきましては、一日も早い供用開始を目指して、国のほうに今働きかけを行っておりますし、国のほうからも相応の理解を得られております。ただ、今先ほどの質問の中にもありましたが、遺跡調査のほうがかなりの障害になっておりまして、なかなか思うように事業が進まないのが現状であります。今後につきましては、やはり地元の熱意というのが大変重要になりますので、引き続き国のほうに働きかけてまいりますが、議員の皆さんとも一緒になって行動をしていきたいと思っておりますので、その節にはご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。
議長(山口功位君) 5番、佐竹政志さん。
5番(佐竹政志君) それでは、国保の関係でお聞きいたします。
  5月末の出納閉鎖期になって、先ほど言いましたように赤字の繰越額が確定したのでということで、今回の予算にのっているわけでありますけれども、昨年の我々にも決算については決算認定ということで9月議会に提案されるわけですけれども、昨年の国保の決算の状況を見ますと、税収として見込んだものが147億の調定に対しまして、赤字額が……滞納額が、済みません。間違いました。調定額14億7,000万の収入を見込んだ税収を見込んでおりましたけれども、未納額が3億8,000万ということで、少なくとも未納がなければ赤字繰り越しというようなことはないのですけれども、これは未納額ゼロというわけにいかないというのは重々承知しておりますし、皆さんが苦労されていることは承知しておりますけれども、今年度の収納未済額についての状況についてどうなっているのか、税務課長でしょうか、お聞きいたします。
議長(山口功位君) 遠藤税務課長。
税務課長(遠藤 勝君) 収納率、24年度分の5月末現在の収納状況でございますが、収納率では現年度分につきましては93.86%、前年度より1.11%の増となっております。滞納繰越分については、前年度より6.32%の増で、全体では75.1%、前年度の収納率より2.7%の増となっております。
  以上です。
議長(山口功位君) 5番、佐竹政志さん。
5番(佐竹政志君) 具体的に金額は幾ら、未納額は幾らあるのですかということです。
議長(山口功位君) 遠藤税務課長。
税務課長(遠藤 勝君) 現年度分につきましては、6,676万121円になっております。滞納繰越分につきましては、未収入額が2億7,463万6,496円ということになっております。
議長(山口功位君) 5番、佐竹政志さん。
5番(佐竹政志君) 赤字の解消策の中に収納率の向上、いろいろ健診等もやりますということでのっていますし、収納額も向上に努力しますということなのですけれども、具体的に収納は上がったということで、それは評価していいと思うのですけれども、より一層の収納効果というようなことで何か考えが、その考えておられることがあればお聞かせ願いたいと思います。
議長(山口功位君) 遠藤税務課長。
税務課長(遠藤 勝君) 現年度分につきましては、今までも行っております口座振替の推進、それとコンビニ収納における納税の利便性の向上でしょうか、これに努めております。特にコンビニ収納におきましては、国保税では口座振り込み額を抜いた現金収納では、国保税においては9.74%ということで、まだ1割弱でございますが、軽自動車では26%ということで、大変コンビニ収納では若い世代から利用いただいていることで、今後期待しているところであります。
  あと滞納繰越分につきましては、滞納額の圧縮を図るために、納税催告や財産調査を初め納税折衝を早期の段階で実施しまして、必要な場合は厳正な滞納処分の執行あるいは生活困窮者などの場合には執行停止を行うなど、法の定めによりまして公正、公平な収納に努めてまいります。
議長(山口功位君) 5番、佐竹政志さん。
5番(佐竹政志君) よろしくお願いいたします。
  それでは、各種検診の推進をして、医療費の抑制5%削減を目指すということで載っておりますけれども、具体的には健診をしやすいといいますか、そういう受け入れやすいような、健診に行こうというような成果を期待してどのようなことを考えておるのか、お聞かせ願いたいと思います。
議長(山口功位君) 折居健康推進課長。
健康推進課長(折居千恵子君) 健診につきましては、なかなかリピーターの方はいらっしゃるのですけれども、新規の方がなかなかいらっしゃらないということで、その辺をターゲットにして取り組みをしていきたいと思っております。集団健診につきましては、特定健診とそれからがん検診、同時に集団健診として実施しております。今年度につきましては、がん検診の中で今まで自己負担額が高かったものにつきましては、自己負担額を安くして受けやすい環境をつくるということで、胃がん検診、それから大腸がん検診、それから乳がん検診につきましては自己負担額を下げさせていただきました。これにつきましては、7月の広報等で大きく、7月から集団健診始まりますので、それに間に合うようにということで大きく取り上げさせていただいて、なるべく一人でも多くの方に受けていただきたいということで考えておるのが今年度新しい取り組みになっております。今までやっております土曜、日曜の健診でありますとか、朝早く早朝健診をしてから仕事に行っていただくとか、保育ルームを設置するとか、そういうものにつきましては引き続き継続で実施していきたいと思っております。
議長(山口功位君) 5番、佐竹政志さん。
5番(佐竹政志君) ぜひいろいろ、これだという決め手はないと思うのですけれども、いろんな施策を複合的にやって成果を上げるという形しかないと思うのです。県内30市町村の状況を見ましても、どこも国保については大変な苦労をしているというのがわかるわけでありますし、実際一般会計から繰り入れ等を毎年行っている新潟市のもありますけれども、逆に7億とか幾らも基金を積み立て、残高があるという自治体もあるという状況であります。ぜひ国保の加入者の仕組みの状況からいって、いろいろ赤字が出やすいというのも重々わかるのですけれども、そうかといって21年度に大幅に税率を改正をしまして、国保税をアップしているという経過がありますし、これ以上上げても、なかなか税率上げても税収に結びついていかないという実態もあるのですので、ぜひその辺をよろしくお願いしたいと思います。
  特に私市長のほうから昨年ちょっと決算といいますか、3月議会のときに補正のときにも話したのですけれども、2億5,000万の一般会計から繰り入れられたというの非常に評価できます。ただ国保というのは27%ぐらいの人、市民全体の27%ぐらいの人が加入しているわけでありますけれども、全体の一般会計から繰り入れしても、では社会保険中心の七十何%の人は恩恵がないではないかという考え方もできるということで、不公平ではないかという議論もあるのですけれども、そういうことでなかなかもろ手を挙げて賛成という形ではないということが今までいろいろ議論してきたわけですけれども、では現実問題税金上げてもなかなか収納率が落ちて大変な赤字が毎年繰り越しになる、繰上充用で大変だという状況をやっぱり改善していかなければなりませんので、ある程度金額になったら一般会計の繰り入れということもここに答弁の最後に載っていますので、その辺のことを市長自身のお考えをお聞かせ願って最後の質問にしたいと思います。
  よろしくお願いします。
議長(山口功位君) 田中市長。
市長(田中清善君) 私の基本的な考え方、今申し上げますと、今阿賀野市高齢化が進んでおります。このまま放置していますと、より一層赤字幅がふえるだろうと見込んでおりまして、いかにして健康な方を多くふやすかということが一番重要だろうということで、今健康寿命日本一を掲げながら食の改善、そしてまた運動の促進、そしてさらには生きがい対策、それと何よりも先ほどから話が出ております健診、この4つの部分を重点的に推し進めて、国保会計に限らず健康な方、幸せな生活が送れるような状況、それを多くつくっていく、それが結果として国保会計の赤字幅の削減にもつながるものと考えておりまして、より健康対策を進めていきたいと考えております。
5番(佐竹政志君) 担当の皆さんのますますの努力されて成果が上がることを期待しまして、私の質問を終わります。
  ありがとうございました。
                                            
    散会の宣告
議長(山口功位君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれで散会します。
  なお、あす11日午前10時から本日に引き続き一般質問を行います。
  ご協力ありがとうございました。
               散 会 (午後 4時35分)