平成24年第8回阿賀野市議会定例会議事日程(第3号)
平成24年12月5日(水)午前10時00分開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 一般質問
〇出席議員(20名)
1番 天 野 美 三 男 君 2番 近 山 修 君
3番 山 田 早 苗 君 4番 市 川 英 敏 君
5番 佐 竹 政 志 君 6番 山 賀 清 一 君
7番 雪 正 文 君 8番 村 上 清 彦 君
9番 風 間 輝 栄 君 10番 江 口 卓 王 君
11番 稲 毛 明 君 12番 宮 脇 雅 夫 君
13番 倉 島 良 司 君 14番 中 島 正 昭 君
15番 石 川 恒 夫 君 16番 高 橋 幸 信 君
17番 遠 藤 智 子 君 18番 浅 間 信 一 君
19番 山 崎 正 春 君 20番 山 口 功 位 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
市 長 田 中 清 善 君
教 育 長 田 村 仁 君
総 務 課 長 圓 山 知 君
企画政策課長 吉 野 晴 記 君
財 政 課 長 小 林 正 男 君
税 務 課 長 中 野 孝 英 君
市民生活課長 関 川 嗣 雄 君
健康推進課長 本 間 昭 一 君
福 祉 課 長 中 村 彰 男 君
農 林 課 長 披 田 野 勝 幸 君
商工観光課長 渡 辺 滝 雄 君
建 設 課 長 土 岐 昇 君
上下水道局長 小 川 稔 君
会 計 管 理 者 斎 藤 忠 雄 君
農 業 委 員 会 片 桐 秀 一 君
事 務 局 長
学校教育課長 折 笠 朝 美 君
生涯学習課長 見 原 健 司 君
安 田 支 所 長 荻 野 正 治 君
京ヶ瀬支所長 菅 井 平 治 君
笹 神 支 所 長 長 谷 部 教 秀 君
監 査 委 員 山 嵜 勝 之 君
事 務 局 長
消防本部消防長 曽 我 昇 君
〇本会議に職務のため出席した者の職氏名
事 務 局 長 飯 野 喜 夫
主 幹 五 十 嵐 久 美 恵
主 任 涌 井 知 恵
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(山口功位君) 定刻になりました。
ただいまの出席議員数は20名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(山口功位君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、10番、江口卓王さん、11番、稲毛明さん、12番、宮脇雅夫さん、以上3名を指名します。
〇一般質問
〇議長(山口功位君) 日程第2、きのうに引き続き一般質問を行います。
本日の一般質問は、順番10番、天野美三男さんから最終番、風間輝栄さんまでといたします。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(山口功位君) 異議なしと認めます。
したがって、本日の一般質問は順番10番から最終番までとすることに決定しました。
それでは、順次発言を許します。
1番、天野美三男さん。
〔1番 天野美三男君登壇〕
〇1番(天野美三男君) 1番、天野美三男でございます。このたび市民の皆様からご信任を賜り、市議会議員の職責を担わせていただきました天野と申します。改めてよろしくお願いいたします。
私の市議会議員選挙におきまして、私は「市民の声を責任を持って市政に届けます」をモットーに、地元中心に阿賀野市全般をくまなく声を聞きに回りました。そして、集落内の1軒1軒を訪ね、市民の皆様から地域の抱える多くの問題点や課題をお聞きすることができました。私の好きな言葉で、「思いは手法の上流にあり」という言葉があります。どんなにすぐれた手法であっても、その上流に思いがなければ役に立たないという意味です。まさに私が市議会議員としての責任と思いを大切にして課題解決に向け挑戦していくことが阿賀野市の未来を切り開いていくものと確信しております。これからの考えは、私は4年間の取り組みを具現化していく最重点課題としまして、農産物の産地ブランド化推進、活気ある産業が根づくまちをつくる、地域福祉の推進、子育て支援の推進、食育の推進の5つを柱に掲げ、実施してまいります。私は、阿賀野市議会基本条例にのっとった議員活動に努めてまいります。すなわち、第1条の市政の情報公開と市民参加を原則とした自主、自立の分権時代にふさわしい市民に身近な議会及び議員活動の活性化と充実に努め、第3条の議員活動原則に掲げる市政全般についての課題及び市民の意見、要望を的確に把握するとともに、市議会議員としての資質の向上に努め、市民の代表としてふさわしい活動をいたします。本日は、初めての一般質問とさせていただきます。不手際がございましたら、了解いただきますようよろしくお願いいたします。
それでは、本日2つの項目について質問させていただきます。1つとして、阿賀野市営バスについてでございます。阿賀野市営バスの利用状況について伺いたいと思います。近年利用者が減少されておられます。何が原因として考えられるのか、それに対する対策をどのように講じておられるのかを伺いたいと思います。
2つ目に、阿賀野市営バス利用者のニーズをどのように把握しているのかを伺いたいと思います。
2つ目に、水原郷病院についてであります。1つ目に、水原郷病院の外来、入院の動向について伺いたいと思います。23年度、24年度上期の4月から9月の外来、入院患者が減少しておられます。特に科目別で見ると内科、外科が著しく減少しているように思われます。この原因についてどのように考えているのか、伺いたいと思います。
2つ目に、水原郷病院の医師住宅、戸建てについて伺いたいと思います。現在8棟あります。厚生連管理が6棟、阿賀野市管理が2棟となっておられます。厚生連管理住宅においては、使用実態がないと思われました。また、阿賀野市管理住宅に関しては、駐車場のみ貸し出しと聞いております。今後どのように住宅の活用、または利用を考えておられるのか、お伺いしたいと思います。
以上で1回目の質問を終わります。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 天野議員からは、2つの項目についてご質問をいただきました。
初めに、市営バスの利用状況についてのご質問にお答えをいたします。阿賀野市が運行する市営バスは、平成16年の合併を機に運行を開始し、ことしで9年目を迎えております。市営バスは、朝、夕は主に学生の通学に、日中は移動の手段を持たない高齢者を中心に通院や買い物、日帰り入浴などに利用されております。利用者数は、運行当初の年間延べ9万5,000人から年々増加を続け、平成21年度には13万2,000人を数えました。しかしながら、平成21年度を境に利用者が減少し始め、平成23年度には12万1,000人と、ピーク時に比べ約1万人減少しております。減少の原因は、利用者の約3割を占める学生が少子化により減少していること、車の運転をできる高齢者が増加し、移動の手段に自家用車を使用していることなどが考えられます。減少に歯どめをかける対策としては、毎年10月に行うダイヤ改正の際に利用者の要望を反映し、医療機関やスーパー周辺等への経路変更や運行時刻の調整を行っております。また、公共施設や水原郷病院などでの時刻表を配布、運転免許証を自主返納した65歳以上の方に市営バスの利用料が2年間免除となるフリーパスの発行も行っております。
次に、市営バス利用者のニーズ把握方法ですが、主にアンケート調査により利用者や市民の皆様から要望をお聞きするとともに、日ごろ利用者の声を直接聞いているバスの運転員からの聞き取りを行っているところであります。
次に、水原郷病院の外来、入院についての動向にかかわるご質問にお答えをいたします。今年度の外来及び入院患者の数は、お手元に配付させていただきました資料のとおり、昨年度の上半期と比べるとかなり減少しております。特に内科、外科の減少が著しく、内科については医師1名の体調不良により患者を受け入れることができなかったことが大きな要因であり、外科は内科と密接な関係があることから、同様に減少しております。
次に、医師住宅についてでございます。指定管理者である厚生連が管理している戸建て住宅についてでございますが、6棟のうち3棟については現在使用されております。ただし、常時住居として使用されているのは1棟で、あとの2棟は夜勤時、または待機時に医師が使用しているものであります。また、現在市が管理している医師住宅でございますが、今後も病院関連施設として使用する見込みが薄いことから、来年度には一般会計の所管とし、活用、利用を進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いをいたします。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) それでは、1項目めについて再質問させていただきます。
平成16年4月の合併を機に運行いたしました阿賀野市市営バスは、通学や通勤、買い物などで日常生活で多くの人からご利用いただき、平成24年9月3日に利用者延べ100万人を超えまして、市民の皆さんに大変必要な交通機関だと私も思います。現在は、市民の皆様、特に多くの高齢者が日中主に利用されていると私は思っているのですが、いかがでしょうか。
〇議長(山口功位君) 圓山総務課長。
〇総務課長(圓山 知君) ただいまのご質問でございます。ご指摘のとおり、多くの高齢者の皆様からご利用いただいていると思っております。
なお、今現在のその利用している方の中身を見ますと、小中高校生、学生が約3割、一般の方が7割といったような状況でございますが、この一般の7割の方の大半は比較的高齢の方というふうに把握しているところでございます。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) 地元地域を回ってよくわかったことなのですが、やはり多くのご年配の方が市営バスで買い物や病院はもちろん、市役所等も行かれて、やはり大変助かっておられました。しかし、地元地区のある利用者からいただいたお話なのですが、その地域の集落では中心部にバス停が1つあるところでございました。もちろんその方は集落の中心部にあるバス停をご利用になられておられるのですが、やはり高齢者の方で、現在軽い足の治療で水原の病院のほうに通院中でございます。通院後にやはりお買い物を済ませて、バスでご帰宅されております。その方の家の前を、またバス通りでございまして、たまたま、わざわざそのバス停まで歩いていかなくてはならないということでした。私もその方からお話聞きまして、現在その集落の真ん中にあるバス停からご自宅まで実際どれぐらいの距離があるのかなということで、概算なのですが、約300メートルと。私は長い距離と思いました。それで、私が実際歩いてみましたら、その約300メートルなのですが、私の足で4分ほどかかりました。450歩ぐらいだったと思われます。その住まわれている高齢者の方がせっかく家の前をバスが通るものに乗ることもできず、乗りおりすることができず大変不便を感じているというお話をお伺いしました。こういったご相談はどのように対処したらいいかなとか考えたらいいか、お聞かせいただけますでしょうか。
〇議長(山口功位君) 圓山総務課長。
〇総務課長(圓山 知君) ただいまのご質問のように、バス停があっても足の不自由な方が300メートル歩くというのはなかなか大変なことだというふうに私どもも認識しております。また、同様なご要望といいますか、もう少し近くにバス停ができないのかといったようなご要望もいただいている部分ございます。
そこで、私どもが今後の取り組み予定ということで、今検討段階でございますが、フリー乗降区間の設置ということで、バス停ではないところであってもご希望があれば乗りおりができるという、この辺につきましても事前に一定の区間、ここからここまでの間はそのフリー乗降車ができるというようなことに指定をする必要があるのでございますけれども、そういったようなことで今のご要望に応えられるのではないかなということで、現在今後の改善点ということで検討しているところでございますので、その対応ができるようになるまでもうしばらくお待ちいただければと思っております。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) 今回いただいた答弁書の中でちょっとご確認したいことがあったので、お伺いいたします。
ご説明いただきました車の運転をできる高齢者が増加しているということですが、実際私は高齢者がふえているのではないかと認識しておりますし、運転をやめる女性の高齢者が多いと聞きますけれども、もしデータがあったらお聞かせいただけますか。そういった関連に関して。
〇議長(山口功位君) 圓山総務課長。
〇総務課長(圓山 知君) 運転免許を持っている方で、その運転免許をこれから運転しないというということで返納される方というのが最近確かにふえてございます。ちょっと今手元に数字までは持っていないのでございますが、はっきりとそういう方が多くなってきているなということを日々の仕事の中で実感しております。
なお、阿賀野市内の市民の方での運転免許の保有状況といいますか、こちらのほうを見ますと平成19年度では66.3%という保有率になっているのですけれども、昨年、平成23年、この5年間で68.3%ということで、その保有率が2%ふえております。この辺については、比較的例えば70代ぐらいの方でも最近は運転免許を持っておられますので、10年前、市営バス運行時には運転免許を持っている年齢ではなかったのだけれども、10年たったことによって比較的高齢の方でも運転免許を持っているというふうになってきているのかなということはこの辺からも、少しではございますが、うかがえるというふうに見ているところでございます。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) ありがとうございます。
もう何点かお聞きしたいことがありまして、この答弁書の中にお答えいただいた運転免許証の自主返納をした65歳以上の方に市営バスの利用料が2年間免除となる、こういうフリーパス券を発行されており、利用者にとっては非常に大変ありがたいパス券だと私も思っております。実際どれぐらいあったのかというのをお聞かせいただければ助かります。
〇議長(山口功位君) 圓山総務課長。
〇総務課長(圓山 知君) ほとんどのその返納される方については、この市営バスのフリーパスあるいはタクシーの5,000円分の利用券というものを差し上げておりまして、返納される方についてはそれをほとんどの方がご利用いただいているという状況でございます。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) あと、市営バス利用者のニーズ把握方法で、アンケート調査をされているということなので、どのような形でやっておるのか、主にどういった要望が多かったのかというか、わかればお聞かせいただけますでしょうか。
〇議長(山口功位君) 圓山総務課長。
〇総務課長(圓山 知君) 市営バスの運行開始以来、何回かアンケート調査等を行ってきているわけでございますが、1つには利用者の方、直接バスに乗る方からアンケートをご記入いただいて回収するというような方法、それからもう一点は市民の皆様から、3,000人等抽出した方からご意見をお聞かせいただくという方法、それから一番最近やりましたのは、主に安田方面あるいは阿賀町も含めた中での、さらには新潟交通が運行するバスも含めたアンケート調査というようなことで、安田方面の自治会の方あるいは阿賀町の方一部含むような、そういった調査も実施したところでございます。その中でのご要望でございますが、やはり多いのが医療機関、特に新しい診療所等が開設した場合、そこを回っていただきたいとか、あるいは商店街とかスーパー等商業施設へ回ってもらいたいというようなご要望、それから先ほどもございました停留所をもっと近くに設置してほしいといったご要望、それから運行時刻のほうについてももう少し早くしてほしいあるいは遅くしてほしい、それによって例えば病院の帰りにちょうどいい時間になるといったようなことがありまして、そういったご要望を主にいただいているところでございます。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) ありがとうございます。
あと、直接利用者から聞いておられるそのバスの運転手さんからはどのような声が多かったのかというのも、もしわかればお聞かせいただきたいと思います。
〇議長(山口功位君) 圓山総務課長。
〇総務課長(圓山 知君) バスの運転員からについては、今ほど申し上げたご要望と同様なご要望等もあるわけでございますが、それ以外につきましては特に運行に対する、運行していただいてありがたいというような声ですとか安全運転に努めていただきたいとか、いつも笑顔で接してもらうとかというようなこと、また時には運転員の対応が余りよろしくなかったとかいう、そういった直接的な部分も含めて、利用者の方の声を聞いているところでございます。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) ありがとうございました。多くの情報収集、要望等聞いておられるのかなというように感じました。
私、実は7月に粟島浦村のほうにちょっと行ったときがございまして、粟島浦村も実は高齢者率が65歳以上の人がやはり47%、11月の段階でおられました。一例、粟島浦村のお話がちょっと私感じたことなので、お話をしたいと思うのですが、粟島浦村もやはり内浦と釜谷という大きく2つ分かれた集落が点在、大きく分かれていまして、そこの交通機関等において、粟島浦村にもやはりコミュニティバスが走られておられました。やはりそういった高齢者の方が多いのと、観光シーズンがやっぱりありますので、観光シーズンと一般の皆様、住民の皆様を合わせて結構多い人数だったり、少ない人数だったりしているところでかなり苦慮されている中でも、やはりそのコミュニティバスをいかに多くの住民の方から使っていただけるかなというふうな展開を情報収集だったり、ニーズの把握をかなりやられているなというのは感じました。そのときもやっぱりこういったチラシをいただきましたし、やはりこれはできる、可能かどうか難しい問題かとは思うのですけれども、運行内容で予約制を取り入れたりするような方法もとられておられました。ただ、それが現実的に可能かどうかというのは別なのですが、そういった活動をしておられたというのはかなり私もすばらしいことだなと思いました。ですので、我々阿賀野市におかれても、また再度情報の収集と要望とニーズの把握をして、より多くの皆様から活用していただきたいなというふうに思います。
あと、国道290号線沿いの集落地におきましてもやはりバス停がございますが、こちらのお住まいもやはり高齢の方は同じように結構住宅までかなり遠い距離があると聞きました。さらに、上り坂もありますので、大変な地域もあると思います。こういった地域に関しては、ちょっとまた私も法律勉強を余り、まだ不足なのですが、さらに小型の車両、バスを使ったりして、集落においては一巡できる集落もあると思われますので、そういった集落であれば真ん中にバス停を設けて設置するのも可能かと思われますので、その辺もご検討していただきたいなと思います。いかがでしょうか。
〇議長(山口功位君) 圓山総務課長。
〇総務課長(圓山 知君) ご指摘のように、1つは予約制という部分で、いわゆるデマンド交通というようなことで私どものほうでも検討した経過もございますが、今のところ予約システムあるいはオペレーター等の関係でなかなか導入までには至っていないところでございますが、今後ともこれについては実施に向けた形での検討を進めていきたいなというふうに思っております。
それから、今ほどの小型のバスでの小回りよく回るというようなことにつきましても、今持っているバス車両との兼ね合いですとか、借り上げ等いろんな方法あるかと思いますけれども、その辺また研究させていただきまして対応させていただければと思っております。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。マイクちょっと近づけてしゃべってくれますか。
〇1番(天野美三男君) ありがとうございます。
あと、もう一点気になった点なのですが、ほかの路線等も私もいろいろ調べてみたのですが、前山線に関しては23年度延べ利用者数が3万2,066人と、路線別に見てもかなり利用者が少ないと思われました。私もそこを実際走ってみたのですが、ちょっと原因がよくわからない状況でした。さらなる調査と利用者の要望とニーズ把握をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
〇議長(山口功位君) 圓山総務課長。
〇総務課長(圓山 知君) 前山線に限らず、比較的利用者の少ない路線あるいは以前に比べて利用者数が減ってきている路線等ございますので、それぞれの理由なり状況なりというものを分析しているところでございますが、前山線につきましては特にこの市役所等ございます水原地区へのつながりがつながりにくいというような部分がございましてこういった結果になっているのかなと思っておりますので、さらにその辺の運行経路ですとか利用者の状況なんかをこれからも分析して、効率のよい運行に努めていきたいというふうに考えております。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) 1項目めにつきましては、前向きな回答をいただきまして大変ありがとうございます。
では、2つ目の水原郷病院についてお伺いしたいと思います。「内科については、医師1名の体調不良により患者を受け入れることができなかったのが大きな要因であり、外科、内科は密接な関係にある」とのことですが、やはり内科と外科を両方治療される患者さんが多いというふうに考えてよろしいのでしょうか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) ケース・バイ・ケースでございますけれども、やっぱり内科の先生から診療をいただいて、場合によっては処置があるいは手術が外科の先生になるということで密接な関係があるというふうにお答えしております。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) ありがとうございます。
いただいた資料の中で、その他の診療科目も患者さんが減っているので、何かほかにも考えられる要因とかあるのか、お聞かせいただけますでしょうか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 全県的な傾向ということも実はあるのですけれども、患者さんはやっぱり減少傾向にございます。それが景気の動向なのかあるいはほかに原因があるのかはちょっとつかみ切れていないのでございますけれども、患者さん、入院患者も含めて、入院患者の場合は介護施設にシフトされる場合がございますので、これはある程度わかるのでございますけれども、全県的に患者さんが減っているという傾向は新潟県ではございます。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) ありがとうございました。
それと、今体調不良等々ありますので、大変な状況なのかなというのは感じております。その間非常勤医師での対応とか厚生連から、ほかの病院からのバックアップ体制などはどのようになっているのか、お聞かせください。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 厚生連内部でのローテーションではなかなか難しいと、どこも厚生連傘下の病院も医師が不足している病院が多うございますので、それは難しいということで、そこでの補充はなされておりませんけれども、たまたま福島で9月末から開業される先生、これを春先から9月18日までだったでしょうか、お願いをしたりして一生懸命サポート体制を整えているところでございます。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) ありがとうございました。いろいろな外的要因もあるというふうにお伺いいたしましたし、かなりやはり大変なご苦労されているのだなということは認識しました。
私は、やはり危惧しております。250床の新病院を建てて、これから本当に大丈夫なのか非常に心配です。新病院に必要な、いただいている資料もあるのですが、常勤医師は何人で考えられておられるか、お聞かせいただけますでしょうか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 私どもは、2次救急の復活、今二十一、二%でございますけれども、このためにはやはり常勤医師、特に内科の先生方の数が大事だと思っております。最低でも8人、9人、当然これに付随して外科、整形外科、産科等の先生方ということで、トータルでは25人ぐらいというふうに目標に掲げております。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) ありがとうございました。
では、27年度の新病院に、やはり当然開業に間に合うように努力していただけると認識しておりますが、その辺いかがでしょうか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) こればかりは確約はできませんけれども、宮脇議員、それから石川議員からもご指摘をいただいておりますように、市民、市議会の先生方、私ども行政一体となってこれに向けて取り組んでまいりたいと思います。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) ありがとうございました。
引き続きまして、2項目めの再質問をさせていただきます。厚生連さん管理している戸建ての家が6棟のうち3棟はご利用になられているということですが、あとの3棟というのはどういう状況か、これからどうされるのかをお伺いしたいと思います。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 厚生連さんもお医者さんに対して戸建て、指定管理の中の施設でございますので、ぜひ住んでほしいという話をされているそうでございますけれども、やっぱり時代の変遷といいますか、今はアパート住まいが主流だということで、戸建ての場合はやっぱり維持管理とかいろいろあるものでございますので、場合によっては指定管理から外させてもらいたいという話も厚生連さんから聞いております。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) ありがとうございました。
あと、市の管理している住宅が2棟ありますよね。これ来年度は一般会計の所管とされるということですが、これはどちらの課に所管されるということでしょうか。
〇議長(山口功位君) 小林財政課長。
〇財政課長(小林正男君) 普通の一般会計といいますか、普通財産になった場合は財政課のほうで一応管理をさせていただきます。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) ありがとうございます。
私も現地のほうに状況がどうなのかというのがあって、外観ではございますが、ちょっと見に行かせていただきました。やはり近隣の住民の方も、ちょっといない状況がありますので、結構心配しておられているのかなというのは感じられました。私としては、どういう状況でまず使用されているのかというのがちょっと余りわからなかったものですから、きょう質問させていただいたのですが、せっかくそういった建物がございますので、私としては小型のグループホームの活用とか、今福島のほうから避難されておられている方にも活用を検討するとかというのはいかがかと思われます。実際阿賀野市に自主避難されておられる方で、ちょっとお会いした方で、阿賀野市の皆様は大変親切に接していただいて、非常に環境もよく、移住したいなと考えておられている方もいらっしゃると私はお聞きいたしました。また、自主避難されておられる方から、福島から知人、友人、親戚の方が阿賀野市に来られたとき、今お住まいのところで、福島のほうから時間をかけてこちらのほうに来られまして、滞在する時間が短いものですから、やはりすぐ帰らなければいけない状況の人もあるというふうにお聞きいたしましたので、こういった点からもほかの活用の方法等もご検討いただければなと思いますが、市長、いかがでしょうか。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 私どものほうも今のところ適応指導教室、通常の学校へ行けない不登校の子どもたち、そういった方々の今施設が1カ所あるのですけれども、それがちょっと手狭になっていますので、そういう利用も今考えていたのですが、今天野議員からの小型のグループホームの利用あるいは福島からの避難者の方々の受け入れ施設としてという話、そちらも参考に、視野に入れながら今後検討を進めてまいりたいと考えております。
〇議長(山口功位君) 1番、天野美三男さん。
〇1番(天野美三男君) ありがとうございました。
初めての一般質問でございまして、不手際があったかと思いますが、ありがとうございました。
〇議長(山口功位君) 質問を改めます。
8番、村上清彦さん。
〔8番 村上清彦君登壇〕
〇8番(村上清彦君) 8番、村上清彦でございます。10月に執行されました市議会議員選挙で多くの市民の皆様、支持者の皆様からご支援をいただき、私に3期目の機会をいただきました。気構えは初心に、原点に立ち返って市の発展のために一層の努力をしてまいりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
初めに、子ども・子育て支援法についてお尋ねいたします。社会保障と税の一体改革の重要な柱の一つとして、子ども・子育て関連3法が今夏成立いたしました。具体的な制度運用に当たっては、自治体が重要な役目を担い、幼児教育、保育、地域の子育て支援の質、量の充実を図ることとなっております。当市としても、国の動向を見きわめつつ、できる限り円滑に新制度を導入できるよう万全の準備をしていくべきであると思いますので、以下4点質問をいたします。
1つ目に、この法律では子ども・子育て会議を設置することを努力義務化しております。子育て家庭のニーズを把握して施策を行う仕組みは極めて重要であります。当市においても、子育て家庭のニーズがより一層反映できるよう、来年度から子育て当事者などをメンバーとする審議会を新たに設置することが必要ではないでしょうか。
2つ目に、全ての自治体が子ども・子育て支援事業計画を策定しなければならないこととなっておりますが、そのためには地域の子どもや子育てに関するニーズをきちんと把握することが何より大切であります。平成25年度予算において、事業計画策定に向けたニーズ調査のための経費を計上することが必要だと思いますが、いかがでしょうか。
3つ目に、新制度への移行に当たり、事業計画や条例の策定など、関係する各課の連携での準備が必要になると思います。円滑な移行を目指し、当市においても速やかに準備組織を立ち上げて対応すべきだと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
4つ目は、利用者に対して新たな制度についての情報を丁寧に提供するとともに、地域子育て支援拠点などの身近な場所で利用者の気軽な相談にも応じられる体制を整えていくことが必要だと思いますが、見解をお伺いいたします。
次に、支援事業について2点お尋ねいたします。1つは、ごみを所定の集積場所まで排出することが困難なひとり暮らしの高齢者や障害者を対象に、敷地内や玄関先から直接ごみ収集を行う事業が各地で行われております。当市でもニーズがあると思いますが、事業についての見解を伺います。
もう一つは、買い物バスについて伺います。買い物弱者への支援には、自宅で注文して宅配してもらうものや地域に自動車で出向いて販売するものがありますが、自身が実際に店へ行き、自分の欲しいものを選んで買い物をしたいというニーズがあります。買い物バスの運行は、高齢者のみならず誰でも気軽に利用できることや環境にも優しいことを考えると検討する価値はあると思いますが、見解を伺います。
以上、よろしくお願いをいたします。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 村上議員からは、2つの項目についてご質問をいただきました。
初めに、子ども・子育て支援法についてお答えをいたします。1つ目の子ども・子育て会議の設置につきましては、既存の阿賀野市次世代育成支援対策地域行動計画協議会の委員構成に、来年度から子育ての当事者等の公募委員を加えた組織に再編する方向で考えております。
2つ目のニーズ調査費の予算計上につきましては、調査の具体的な方針が今年度末ごろに示される予定で、内容が現段階では定かでないため、平成25年度の当初予算への計上は見送ることとしております。
3つ目の新たな制度対応のために速やかな準備組織立ち上げをとのご提案でございますが、当面は関係部署で情報の共有と連携を密にし、おくれないように対応させていただきます。
4つ目の相談体制の整備につきましては、ご指摘のように新たな制度についての市民への周知は非常に大切であり、丁寧な情報提供に努めてまいりたいと考えております。また、相談体制の整備、強化につきましては、当市における就園前の在宅子育て家庭への子育て支援拠点として大きな役割を果たしております既存の支援センターの充実、強化に努め、さらにきめ細かな体制整備のため、新たな支援センターの設置についても進めてまいります。
次に、高齢者、障害者への支援事業についてお答えいたします。議員お尋ねの玄関先からごみ収集を行う事業につきましては、都市部では実績があるようですが、この阿賀野市の場合、道路から玄関までの距離が比較的長いこと、収集時間までの保管対策が必要なこと、収集委託費用が上昇することなど、難しい面があります。したがいまして、玄関先からごみ収集を行う事業の実施は今のところ考えておりませんが、障害者や高齢者の方で制度に基づく要介護や要支援、障害区分認定を受けていて、ひとり暮らし等で自力でごみを排出できない方については、介護保険法、障害者自立支援法等に基づくホームヘルプサービスとして適切な支援に努めているところであります。また、介護保険等に該当しない方については、市内2つの訪問介護事業所が保険外の有償ボランティアとしてサービスを実施しておりますので、こうしたことも利用していただけることを周知してまいります。
次に、買い物弱者のためのバス運行については、現在当市における買い物弱者支援は高齢者、障害者福祉サービスとして福祉タクシー券の交付とホームヘルプサービス事業を行っており、あわせて市営バスもご利用いただいているところであります。一方、民間では大手スーパーやNPO法人等が独自のサービスを展開しており、買い物弱者対策についてはバス運行だけでなくいろいろな対応策が考えられることから、今後総合的な支援体制の構築について検討していきたいと考えております。
〇議長(山口功位君) 8番、村上清彦さん。
〇8番(村上清彦君) それでは、再質問に入らさせていただきます。
最初の子ども・子育て会議の設置についてですけれども、来年度から子育て当事者も含めるということでご答弁をいただいております。この法で示す子育て当事者のニーズ調査の部分ということなのですけれども、これ3歳未満で保育園に預けているか、預けていないか、また3歳以上で保育園に預けているか、預けていないかという4パターンが示されているわけですけれども、そういういろいろなニーズを吸収するという部分で、公募する際それを踏まえた形で考えたほうがよいと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。
〇議長(山口功位君) 中村福祉課長。
〇福祉課長(中村彰男君) お答えさせていただきます。
今ほど市長の答弁のほうでございましたように、既存の次世代育成対策支援協議会、そちらのほうの委員さんを基本的には考えておりまして、そちらのほうにさらに子育ての当事者、そういった方を数名加えて組織を強化していきたいというようなことで考えております。参考でありますが、現在の次世代育成対策の委員さんの中にはそういった直接子育てに関係する方というふうなことで保育園の保護者会あるいは幼稚園の保護者会、そういった代表の方、あるいは直接サービスを現在提供しております保育園、幼稚園の関係者、あるいは小学校の先生方とか、そういった関係者で構成されております。さらに、そういったところに子育ての当事者をもう少し多く加えていくというふうなことで考えております。議員の提案のような形で進めさせていただきたいと思います。
〇議長(山口功位君) 8番、村上清彦さん。
〇8番(村上清彦君) 今までそういうことで、ニーズがあっても実際にその施策に反映されづらかったという部分もあって、今回それを反省点として改善してきたのがこの法律の内容だと思いますので、その点を考慮していただきたいというふうに思います。
次の事業計画の策定についてなのですけれども、これは内容がわかり次第補正で対応するということでよろしいでしょうか。
〇議長(山口功位君) 中村福祉課長。
〇福祉課長(中村彰男君) 今現在ニーズ調査については、来年度の後半以降というようなことで大方のスケジュールとなって示されております。当然調査方法、内容等についても今ほどの答弁のように年度末あたりには示されるというふうなことでありますので、年度内の早い時期の補正予算というふうなことになろうかと思います。
〇議長(山口功位君) 8番、村上清彦さん。
〇8番(村上清彦君) 次の準備組織の件についてなのですけれども、実際に本格施行のときにその役割を担うようにしていくこと、円滑で速やかな移行となることで、その新制度を一元的に管轄できる体制を整備することが求められていると思いますけれども、これで当面は関係部署で情報の共有と連携をしていくということですけれども、これは将来的にといいますか、一応子育て支援のワンストップ化という、その構築を前提としているというようなことで考えてよろしいでしょうか。
〇議長(山口功位君) 中村福祉課長。
〇福祉課長(中村彰男君) この制度の基本となります幼保一元化というような部分もあります。今現在教育委員会で所管しております幼稚園の部分について保育所機能も担うというふうな根本的な部分もございますので、当然今現在幼稚園を担当しております教育委員会等とも連携を密にするといいますか、最終的には1つの窓口で仕事をしなければならないというふうな形になろうかと思いますので、そういったことを頭に入れながら進めさせていただきたいと思います。
〇議長(山口功位君) 8番、村上清彦さん。
〇8番(村上清彦君) 今回の子ども・子育て関連3法のそのこども園というのがメーンになるわけですけれども、今市内でこども園が1園ありますけれども、それが23年の4月だったでしょうか、それからの入園の状況ですとか、今のこども園に移行してからの状況というのをちょっとお聞かせいただきたいと思います。
〇議長(山口功位君) 中村福祉課長。
〇福祉課長(中村彰男君) 今現在議員さんご指摘のように、ひまわり幼稚園さんが平成23年度から認定こども園というふうなことで幼稚園型のこども園として運営をなされております。その幼稚園の運営については、今現在教育委員会のほうで所管しておりますので、私どものほうでそういったその後の状況というのは把握しておりません。
〇議長(山口功位君) 折笠学校教育課長。
〇学校教育課長(折笠朝美君) こども園の入園の状況について、今こちらのほうで調査してございませんので、ちょっとまた後ほど、では調査してお知らせするようにいたします。
〇議長(山口功位君) 8番、村上清彦さん。
〇8番(村上清彦君) いろいろと当初この子ども・子育て関連3法、そのいわゆる関係団体からいろいろな反対ですとか、そういったことがあって見直されてきた経緯がありますけれども、今阿賀野市でもこども園が1園、将来的に親のニーズとして、今保育園が阿賀野市内多いわけですけれども、そういう幼児教育といいますか、幼稚園の要素を入れた、また保育園からこども園に移行してほしいというようなニーズもこれから出てくるのかなというような感じもするのですが、その点の移行について市のほうではどのように考えていますでしょうか。
〇議長(山口功位君) 中村福祉課長。
〇福祉課長(中村彰男君) それにつきましては、平成27年度の制度スタートまでに既存の民間の幼稚園さんどういった意向があるか、それについても今回の計画の中身になろうかと思います。幼稚園さんにもそういった情報といいますか、こういった法の改正に伴う対応については既に連絡が行っておると思いますので、実際運営をされている学校法人さんなり、そういった組織のほうで検討されていると思います。これから、先ほども申し上げましたが、こちらの福祉、保育園部門と教育に係る幼稚園部門、お互いやはりお話し合いしながら、制度開始まで市内のニーズ等もはっきり把握した中で対応させていただきたいと思います。
〇議長(山口功位君) 8番、村上清彦さん。
〇8番(村上清彦君) 4番目の相談体制の整備についてお尋ねしますけれども、地域のその子ども・子育て支援事業の一つに利用者支援というのが法定化されているわけですけれども、この新制度では利用者の身近な場所において利用者の相談に応じ、情報提供を行う支援に対して国、県で3分の2の補助が出るということであります。今現在ほかの自治体では既に今保育コンシェルジュ、また子育てコーディネーターといった事業を実施しているところもあります。先ほどの答弁にも子育て支援センターをまた新設していくということも考えておられるということなのですけれども、それも非常に有効で大事なことだと思いますけれども、実際にその子育て支援センターに行かない方もやはり多くいらっしゃるわけですが、その方にもその支援、情報が行き届くようなことを考えていくべきだと思うのですけれども、そういったアウトリーチ事業といいますか、そういったことに関してはどのようにお考えでしょうか。
〇議長(山口功位君) 中村福祉課長。
〇福祉課長(中村彰男君) 今現在そういった支援体制、子育て支援センターが中心となって対応しているわけでございますが、この法の中でいう子育て支援拠点というのは、子育てセンターも当然でございますが、それぞれ保育園あるいは幼稚園、さらには阿賀野市であると余り対象ないのですが、事業所内保育所とか地域での小規模保育所とか、またNPOで子育てを実施しているそういった団体、いろんなそういった組織が全体として子育て支援組織というふうなことで解されると思いますので、そういったところにも今まで以上に市の支援といいますか、いろんな意味で協力をして、地域の皆さんが子育てしやすい環境、そういった相談ができる環境等、きめ細かに実施できるよう検討していきたいと思います。
〇議長(山口功位君) 8番、村上清彦さん。
〇8番(村上清彦君) 今回のこの法律について、市長は子育て環境日本一ということをうたっておられますけれども、どのような考え方に基づいて子どもの支援の充実にこれから取り組んでいかれるのかをお聞かせいただきたいと思います。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 議員もご存じのとおり、この子育て関連3法できてからまだ間もないということで、私どものほうもまだ内容的なものを十分把握してございません。先月の10月の10日ですか、説明会が国のほうであったものを受けて県のほうから説明があったり、まだそういった段階にあります。したがいまして、これからこの内容等を十分に詰めながら、しっかりとした計画をつくりながら子ども、子育ての支援体制をつくっていきたい、そう思っております。この法律の趣旨の中に、やはり子ども、子育て支援は父母、その他の保護者が子育てについて第一義的に責任を有するという基本的認識のもとに、家庭、学校、地域、職域、その他の社会のあらゆる分野における全ての構成員がそれぞれの役割を果たすとともに、相互に協力して行わなければならないと基本理念でうたっておりますけれども、そういったことを十分踏まえながら、適切な子育て環境の構築に取り組んでまいりたい、そう思っております。
〇議長(山口功位君) 8番、村上清彦さん。
〇8番(村上清彦君) どうもありがとうございます。
今回のその子育てについての関連でちょっと1点質問させていただきたいのですけれども、来春で勤続5年以上の臨時職員の方が全て解雇されるというような話をお聞きしたのですけれども、そのあたりはちょっと確認させていただきたいと思います。
〇議長(山口功位君) 圓山総務課長。
〇総務課長(圓山 知君) 臨時職員の方々に対するその取り扱いということで、今回労働関係の法律の一部改正等もございまして、また余り同じ方が長期間勤務いただくということについてもいろんな問題点がございますので、今回市の方針といたしまして臨時の方の雇用期間、継続して5年を上限とするという方針ということで定めさせていただきました。あくまでも市としての方針でございます。ただし、一律にといいますか、全て5年という年数だけで判断をするということではございませんで、やはりその職場、職場等での状況も異なるかと思います。さらには、所によっては例えば子どもたちと接するような仕事であったりですとか、人と人との関係の部分、そういった重要な要素を中に含んでいるというようなところもございますので、そういった部分については十分配慮をした中で、画一的な5年ということにこだわらないといいますか、基本は基本でございますが、あくまでもその状況に応じた対応をしてまいりたいということでの方針を定めたというところでございます。
〇議長(山口功位君) 8番、村上清彦さん。
〇8番(村上清彦君) そこで、教育委員会のほうにお尋ねしたいと思うのですけれども、学校においては臨時職員となりますと介助員や、また給食の調理員さんになると思うのですけれども、現場でかなり混乱しているということをお聞きしたのですけれども、今のその状況というのはどんな感じなのでしょうか。
〇議長(山口功位君) 田村教育長。
〇教育長(田村 仁君) ただいま市のほうの臨時職員及び嘱託職員の雇用に関する新しい方向ということで、大変重大なものとして受けとめております。学校関係では、用務員関係、調理師の関係。一番心配していることの一つは、発達障害等の関係で小中学校に約32名の介護職員を臨時で雇用させていただいています。この発達障害のものですが、そもそも人間関係や対人関係の障害の困難でありまして、制度が変わったからといってぱっと違う人が行って対応できるというものではありません。非常に時間をかけて人間関係をつくってきているところがございますし、それからもう一つ、そういう一定の専門性や経験を要する職種でありながら、それを担う方が市内に非常に少ないと、そういった中で非常に苦労をして取り組んでいるところであります。今ほどの総務課長さんのほうのお話で、そういったものを考慮しながら暫定期間の運用もあるというふうにお聞きしていますので、そういった中で現場に大きな支障がないように教育委員会としても対応をお願いしていきたいし、取り組んでいきたいというふうに考えております。
〇議長(山口功位君) 8番、村上清彦さん。
〇8番(村上清彦君) 実際その介助員の方を一律解雇ってなると本当に多分すごく大変なことになると思いますので、その点そういったことはやはり最大限配慮していただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
次に、支援事業についてですけれども、先ほどの答弁の中に自力でごみを排出できない方についてホームヘルプサービスで適切な支援に努めているということなのですけれども、これごみ捨てだけでもホームヘルプサービスというのは使えるのでしょうか。
〇議長(山口功位君) 中村福祉課長。
〇福祉課長(中村彰男君) ホームヘルプサービスの中の生活援助というふうな中にいろいろな調理とか食事の準備とかいろいろありますが、そういった中に後片づけとかごみ捨て、そういったものも含まれますので、ごみ捨てだけというふうなことで頼む方はなかなかおらないと思いますが、一連の家事援助、そういった中でご利用いただいているというふうなことになろうかと思います。
〇議長(山口功位君) 8番、村上清彦さん。
〇8番(村上清彦君) また、その次に、介護保険に該当しない方については有償ボランティアでサービスを実施しているということなのですけれども、これは費用はどれぐらいでお願いできるものなのでしょうか。
〇議長(山口功位君) 中村福祉課長。
〇福祉課長(中村彰男君) 今現在そういった有償ボランティアで対応されている介護事業所が2事業所市内にございます。1事業所については、これ水原地区だけになるのですが、ごみ捨てについては1回100円というふうな金額になっておるそうであります。そのほかに、先ほど申し上げましたようにごみ捨てを含む家事援助というふうなことでお願いをすると、30分750円、短い時間単位ですと30分750円というようなことでやっておられる事業所があるというようなことであります。
〇議長(山口功位君) 8番、村上清彦さん。
〇8番(村上清彦君) 実際そういうのがあるのちょっとわからなかったのですけれども、そういったことを必要とされている方にぜひサービスを周知していただきたいなというふうに思いますし、山形市で個別収集のほかにその地域コミュニティ、地元の近隣自治会で1カ月1,000円の協力金を支給して実施しているというやり方をしているところもあります。そういったことも含めて、ぜひそのごみ捨てが困難な方への支援というのをちょっとご検討いただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
最後に、買い物バスについてですけれども、これは本当に自分で、さっきも言いましたけれども、店に行って商品を選ぶということが楽しい、そういう楽しみがあるとやっぱり生きがいにつながっていきますし、また自分で出歩くということで介護予防にもなっていきます。本当にバス路線の見直し、また市内の大手スーパーがありますけれども、そことの協力で運行することも考えられるのではないのかなというふうに思うのですけれども、その点はいかがでしょうか。
〇議長(山口功位君) 中村福祉課長。
〇福祉課長(中村彰男君) 今ほどの買い物バスの件でありますが、先ほど市営バスの関係で総務課長から答弁がございましたように、利用アンケートの中でも商業施設への運行を希望されている高齢者が多くいるというふうな実態もございますので、そういった商業振興なり市営バスの有効活用、そういった部分もトータルして総合的に検討させていただきたいということで考えております。
〇議長(山口功位君) 8番、村上清彦さん。
〇8番(村上清彦君) 私が住んでいる停2自治会、またあの駅周辺の自治会、かなり市内でも高齢化率が高い地域ということですので、もしできたらそういう地域を対象にモデル事業としてでも検討していただきたいなというふうに思います。ぜひよろしくお願いいたします。
以上で質問終わります。
〇議長(山口功位君) 質問を改めます。
16番、高橋幸信さん。
〔16番 高橋幸信君登壇〕
〇16番(高橋幸信君) 16番、高橋でございます。3点通告しておりますので、よろしくお願いいたします。
まず、1点目は水原バイパスの25年度の予算についてでございます。水原バイパスの早期開通は、言うまでもなく地域産業の活性化あるいは東部産業団地の企業誘致の面においても重要な課題でございます。今回の衆議院の解散により、予算編成は年を越すようでありますが、25年度の予算要求に北陸地方整備局や新潟国道事務所に何度か出向いておられると思いますが、予算のめどあるいは感触としてはどうなのか、きのう中島議員からの質問もございましたが、なおまたお伺いしたいと思います。
2点目についてでございますが、選挙の際の投票所の減少についてであります。4月の市長選挙やこの10月に行われました市議会議員の選挙において、投票所が4年前から比べると減少されました。廃止された地区の方々、特に70歳代後半から80歳代、90歳代の車の運転ができないお年寄りや足の不自由な方々から苦情の声が寄せられております。投票率の低下あるいは市民サービスの観点からして、市長はどう思っておられるのか。
最後、3点目は6次産業についてでございます。国や県では6次産業化を推進しているということですが、この阿賀野市でも10月と11月に勉強会を兼ねた講演会を開催された、また12月にも予定されておるということでございますが、10月と11月には十三、四名の方が参加されたということを聞いております。25年度以降に向けての農業面での取り組み、推進についての市長の考え方をお伺いしたいと思います。
以上、よろしくお願いいたします。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 高橋議員から3つの項目についてご質問をいただきました。
初めに、阿賀野バイパスの平成25年度予算についてお答えをいたします。今ほど議員からもご指摘がございましたが、昨日中島議員にもお答えさせていただいておりますので、一部重複いたしますが、よろしくお願いをいたします。阿賀野バイパスの今年度予算は約2億円で、主に遺跡の発掘調査を行っており、全体事業費約227億円に対する年度末の進捗率は約46%となる見込みでございます。ご質問の来年度予算でございますが、ご承知のとおり衆議院が解散されたことに伴い、国の予算編成は非常に不透明な状況でございます。新潟国道事務所といたしましても、現段階では予算を示すことができないという状況にございます。ただ、新潟国道事務所管内の国道整備としては、阿賀町の揚川バイパスの改良工事が今年度で完了いたしますことから、阿賀野バイパスにかかわる来年度以降の大きな予算づけの期待がございます。いずれにいたしましても、阿賀野バイパスの開通がもたらす波及効果にははかり知れないものがあり、早期開通は全市民の願いでもあることから、私も就任以来幾度となく北陸地方整備局、また新潟国道事務所に赴き、予算確保のお願いをしているところでございます。今後も引き続き粘り強い要望活動を行ってまいります。
高橋議員の2つ目の質問にありました選挙における投票所の減少についてお答えをいたします。議員ご指摘のとおり、ことし4月の市長選挙、市議会議員補欠選挙及び10月の新潟県知事選挙、市議会議員一般選挙においては、有権者の関心も高く、廃止となった投票所の近隣の方からは投票所が遠くなったとの意見を数件いただいております。こうしたことから、不便になった地域があるということは認識しておりますが、市全体としての投票率につきましては大きな低下はないようであります。選挙権は、国民にとって基本的な権利であり、選挙は市民の最も重要な政治参加の機会であることから、民主主義の根幹をなすものであります。ただ、投票所の再編に関しましては、選挙管理委員会の所管事項であり、首長としてこれに言及することは難しい部分がございますが、行政としましては有権者の皆さんが投票に行っていただきやすい投票所の環境を整えることが重要であると考えております。
なお、投票所再編の経過など、詳細につきましては、後ほど選挙管理委員会の書記長である市民生活課長から答弁をさせていただきます。
次に、6次産業化についてお答えをいたします。阿賀野市内でも、地域の農産物を活用して農産加工、農家民宿など6次産業化に取り組み、地域活性化、所得の向上、雇用の拡大に成功している農家や法人がおられますが、これらの事例紹介を含め、10月から3回シリーズで農業の6次産業化勉強会を開催し、意欲的な農家への情報提供と発想力、計画力の向上に努めているところでございます。来年度も6次産業化に取り組んでいる方々からの講演会や先進事例研修会を計画的に開催することにしております。これから取り組みを考えたい農家には県からのプランナーの派遣を行い、また具体的な計画を持って施設整備を行いたい農家には国、県の有利な融資や補助制度の活用など、積極的に支援してまいりたいと考えております。6次産業化につきましては、農林畜産物の活用のほか、前段でも申し上げましたが、バイオマス資源や自然エネルギーの活用もございますので、民間の活力を生かしながら、あわせて活性化を図ってまいります。
〇議長(山口功位君) 関川市民生活課長。
〇市民生活課長(関川嗣雄君) それでは、高橋議員から投票所の減少につきまして、選挙管理委員会の書記長としてお答えをいたします。
投票所の再編につきましては、障害者や高齢者のための段差等の解消、バリアフリー施設の確保、路上駐車解消のための駐車場完備の施設の確保、投票事務従事者が行う市職員の減少対策の3つの課題解決を図る観点から、再編をいたしたところでございます。投票所の段差解消や駐車場の確保につきましては、選挙のたびごとに市民の皆様から市選管にご意見を頂戴しており、これらの課題解決のために平成21年から市選管において検討に入りました。検討に当たっては、各投票所の状況を調べ、条件を満たす投票所に再編することとし、合併当初は46カ所あった投票所を平成22年の参議院議員選挙において42カ所に、平成23年の新潟県議会議員選挙において現在の31カ所へと2段階に分けて移行いたしたところでございます。再編に当たりましては、自治会長会議において再編の趣旨などを事前に説明申し上げ、関係自治会等へはチラシ等で事前にお知らせをいたし、ご理解をお願いしたところでございます。
また、投票率につきましては、期日前投票や不在者投票制度の周知が図られつつあり、特にここ数年は期日前投票制度を利用される方々がふえてきていることなどから、制度が定着しつつあるものと考えられ、投票所の減少が投票率に著しく影響を及ぼしているとは考えておらないところでございます。
以上であります。
〇議長(山口功位君) 16番、高橋幸信さん。
〇16番(高橋幸信君) それでは、何点かについて再質問をさせていただきます。
衆議院の総選挙きのう公示になったわけでありますが、ある政党の政権公約、いわゆるマニフェストの中で、震災復興を絡めた公共事業への大幅な投資、これ10年間で200兆円ですか、大幅な投資が盛り込まれているわけですが、これ市長も見られていると思いますが、これたらればの話になりますけれども、もしこの党が政権を奪還するということになれば、このバイパス関連の予算も少しは期待が持てるのではないかと思うのですが、ここらあたり、市長見られていると思うのですが、どういうふうに受けとめておられますか。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 10年間で200兆円というような公共投資を計画している党のマニフェスト、私も目にさせていただきました。地域経済今非常に弱っている、低下している中で、そういった公共事業に依存する部分というのは非常に期待する部分は大きいわけですが、この阿賀野バイパス、既に平成12年に着工しまして、もう12年経過しているということです。ご存じのとおり、遺跡調査が今半分ぐらい進んで、残り半分ぐらいまだ残っているというようなことから、予算をつけてもなかなか事業のほうが進められない、そういう物理的な状況がございまして、この大型公共投資が実際あったとしても予算執行では限られた予算しかつけられないのではないのかなと思っております。まず、今はとにかく遺跡調査の発掘、それの進捗、それを願うだけでございます。
〇議長(山口功位君) 16番、高橋幸信さん。
〇16番(高橋幸信君) 今までの予算からすると、50年、60年も先の完成、我々が生きているうちにはバイパスの完成がない、そんなふうに捉えているわけでございますけれども、予算編成は来年に持ち越すということになろうかと思いますが、早期開通に向けて今後もまた少しでも多くの予算が獲得できますよう、整備局や新国のほうへ足しげく通っていっていただきたいと思います。これすなわち道の駅の整備事業、これに大きく影響してきますので。
そこで、この道の駅の整備事業について少しお伺いしたいと思います。9月議会において、この件に関しまして、市長は休止という言葉をお使いになられました。この休止という言葉の意味合い非常に大きいものがございまして、地元ではもうやめたんだ、やめるんだ、こういう話になっておりまして、選挙のときに田中さんがやると言うから、我々は応援したんだ、どうなってるんだということで、私も非常に責められております。字にあらわせば、「休む」、「止まる」。しかし、口伝いにいきますと「中」の「止まる」。いろんな誤解を生んでいるわけでございます。日本語のこれが非常に難しいところでございまして、私から言わせれば少し休ませていただきたい、こういうやわらかい言葉を使っていただきたいと、こう思ったのですが、市長、いかがですか。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) たしかにおっしゃるとおりでございます。私も舌足らずな部分がありまして、中止、休止というのがちょっと発音の関係で誤解を招く場合がございますので。私が9月で申し上げたのは、検討の部分を休止、少し休ませていただきたいと。阿賀野バイパスの供用開始のめどがない中で、検討だけを先に進めても、また社会状況の変化が今目まぐるしく変わっておりますので、そういった部分を考慮した形で検討したほうがより立派な効率的な施設整備につながるのだろうということで、少しの間休ませていただきたいと申し上げたところでございます。
〇議長(山口功位君) 16番、高橋幸信さん。
〇16番(高橋幸信君) それから、もう一点お尋ねしたいのですけれども、この6月議会に私お願いしたのですが、まず地元へ行っていただきたい。市長は非常に頭のよいお方でございますので、深い考え、意味合いがあって行かないと思うのですけれども、行かなければ先ほどのような誤解を生む。市長のキャッチフレーズでございます「信頼なくして行政なし」、そのための対話と共感、まず地元へ行って膝を交えてゆっくりと話し合っていただき、信頼関係を築いていただきたいと思うのですけれども、いかがですか。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 議員のお気持ちはよくわかります。ただ、今地元に行ってお話できる十分な内容のものが一切ございません。先ほど言いましたとおり。阿賀野バイパス、遺跡調査がいつごろまでに終われるのか、それから今後まだ50%ちょっとの残事業が残っておりますその予算づけ、そういったものがある程度はっきりした中でできれば地元に入ってお話をさせていただいたほうがいろんな誤解あるいは混乱、そしてまた期待、そういったものが発生しないと私は考えておりますので、もうしばらくの間地元に入るのはご遠慮させていただきたいなと思っております。
〇議長(山口功位君) 16番、高橋幸信さん。
〇16番(高橋幸信君) もうしばらくの間といっても、このバイパスの予算、これといろいろ関係してくると思うのですけれども、例えば今までのような2億、3億の予算であれば地元へ行っても今市長が言ったとおり説明しようがないわけでしょう。そこらあたり、市長がこの任期、あともう3年ちょっとあるわけですけれども、このままとはいかないと思うのですけれども、その3年ちょっとの任期中に何らかのやっぱり姿を見せておかないと地元の方が納得しないと思うのです。そこらあたりどうなのですか。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) おっしゃるとおりでございます。来年度予算、予算編成が越年になっておりますけれども、どんな遅くても2月あるいは3月にはどの程度の予算がつくのかははっきりいたします。今、残事業が約100億ちょっと。ですから、年間10億入れたとしても10年かかると。それを20億なら5年と。その辺の見きわめ、それができればついた段階である程度お話できるような状況であれば参りたいと考えております。
〇議長(山口功位君) 16番、高橋幸信さん。
〇16番(高橋幸信君) なるべく早い段階に地元へ行っていただきたいと思います。これ強く要望しておきます。
それから、2点目のこの投票所の件についてでございますが、合併当初から比べると15カ所減少したということになるわけですが、先ほどの関川課長の答弁、「投票所の減少が投票率に著しく影響を及ぼしているとは考えていない」、こういう答弁でございますが、私ちょっとおもしろくないのですよね。一人でも多くの方から投票に行っていただけるようにするならば、悪いところは当然改善していかなければならないと思うのですけれども、市長の先ほどの答弁からすれば「有権者の皆さんが投票に行っていただきやすいよう、投票所等の環境を整えることが重要である」、どっちかといえば改善も必要ではないかと、私はニュアンス的にはそういうふうに受けとめているのですけれども、選管ではこの改善する気は全くないのかどうなのか、まずお尋ねしたいと思います。
〇議長(山口功位君) 関川市民生活課長。
〇市民生活課長(関川嗣雄君) 投票所の環境を整えるという、そういうことは非常に重要だと考えております。今回再編をやったその理由には、先ほど申し上げましたようにまずはバリアフリー化のある施設、そして道路での駐車をしているものの解消、駐車場の確保、それから職員が減ってきているという、それに対応するという、そういう3つの観点から再編をしたということでございまして、投票所にいえば、やはり昔からのといいますか、集落内の集会施設を利用させていただいているというものがありまして、なかなかそういうものについては段差等、それからまた駐車場の確保が難しいという状況がございます。そういったことを市でやりますというのもなかなか難しいところもございまして再編をさせていただいたという、そういう経過がございます。そんなことで、市のほうとしてもそういう各集会所において段差を解消するなり、また駐車場を確保いたしますということもできればよろしいのですけれども、なかなかやはりその用地の取得等難しいものもございますので、このぐらいだったら何とかお許しいただけるのではないかという範囲で再編をしたというふうに聞いておりますので、ご理解いただきたいと思います。
〇議長(山口功位君) 16番、高橋幸信さん。
〇16番(高橋幸信君) 市民の感覚と選管との感覚が非常にずれがあるような気がしてならないのですけれども、4月の市長選挙が終わって1カ月ぐらいたってからですか、投票所が廃止されたある集落のおばあさんからこんな話をお聞きしたのです。「たまたまうちの父ちゃん、母ちゃん、投票日の日親戚の騒ぎがあるため、私を置いて2日前に投票に行ってきた」、これ期日前投票ですが、「しかし、当日誰も私を車に乗せてってくれる人がいないんで、行かれなかった。今までであれば押し車を押してでも行けたのに、行きたくても前山まではとても遠くて行かれない。我々年寄りのことをちっとも考えてくんねえ。ほんに悪い世の中になったもんだ。新しい市長さんによく言ってくださいよ」と、地元産直の言葉で今申しわけないのですけれども、こういうふうなお話を聞いて、またこのほかにもいろんな意見が寄せられているわけなのですが、確かに数字だけを見れば投票率は余り落ち込んでいないかもしれません。しかし、行きたくても遠くて行けない、こういうお年寄りの声を無視していいのかどうなのか。極端な言い方をすれば弱者切り捨て、こういう言い方をされても仕方がないと思うのですけれども、市長、こういうお年寄りの生の声は聞いたことないかもしれませんけれども、どういうふうに感じますか。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 私もそういう声はしっかりと聞いております。いろいろと全地域回っている中で、高齢の方が投票に行ってくださいねという中でやはり「足腰が弱いし、投票所が遠くなったんで、なかなか面倒ですけども、せがれが帰ってきたら連れてってもらいますわ」と。ですから、まさにそのとおりなのです。ただ、1点は以前と変わっているのが不在者投票あるいは期日前投票、同じですけれども、この部分でご家族の方が都合がつけばその時期にできれば一緒に連れていってあげて投票していただければなと。ただ、今言われるように、家族が先に行って知りませんというような社会環境もでき上がって非常にちょっと嘆かわしいのですが、そちらのほうも十分踏まえて家族のあり方、そういった部分の検討もさせていただければなと思っております。
〇議長(山口功位君) 16番、高橋幸信さん。
〇16番(高橋幸信君) 確かに市長が言われたとおり家族環境ですか、そういうのがあって行かれない家庭がたくさんあるわけですよね。確かに独立機関なので、選管はね、市長がいろんな申し開きというか、権限はないかもしれませんけれども、ただやっぱり市民の皆様からこういう話があるのだ、こういう苦情が出ているのだということで申し立てぐらいはできるかと思うのですけれども、その点いかがでしょうか。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) そのとおりだと思います。ですから、私の考え方しっかりと伝えていきたいというふうに思います。
〇議長(山口功位君) 16番、高橋幸信さん。
〇16番(高橋幸信君) ひとつよろしくお願いします。
それから、最後6次産業化についてでございますが、これについて私も非常に興味があるのですけれども、2日にわたり勉強会が行われたというわけですが、参加された方々の年代層、若い世代の方々も参加されたと思うのですけれども、年代層はどうなのか。
〇議長(山口功位君) 披田野農林課長。
〇農林課長(披田野勝幸君) 私のほうから勉強会への出席の皆様方の状況について説明をさせていただきます。
10月の12日に開催されたときは、全員で15名の出席でございました。男性が11名、女性が4名でございます。年代別には、20代の方が2名、40代が1名、50代が3名、60代が8名、70歳代が1名ということでございます。11月の12日につきましては、11名の出席でございまして、男性が7名、女性が4名でございます。年代別では、20代の方が3名、30代、40代がいらっしゃいませんで、50代が2名、60歳代が5名、70歳代が1名ということでございます。2回を通じまして全部出席していただいておりますのが8名でございまして、うち3名の方が女性ということでございます。女性の年代別の内訳では、40歳代が1名、50歳代が1名、60歳代が3名ということで、全回を通じて5名出席をしていただいております。
以上でございます。
〇議長(山口功位君) 16番、高橋幸信さん。
〇16番(高橋幸信君) 20代の方が2名、女性が4名ということで、非常に興味を持って参加された方々がたくさんいるということで非常に頼もしく思うのですが、この6次産業の成功事例たくさんあろうかと思うのですが、阿賀野市でも成功されている方々はおられますが、これらの成功例を生かして産地化に結びつけていこうとするとなかなか面倒な面で、また相当なエネルギーが必要であろうかと思うのですが、この成功している先進地、私らも何回か視察に行っていますが、共通して言えることは仕掛人がいること。どの品目がその地域に適しているのか、それを見きわめる目と感覚、アイデア、そして熱意、そしてまた粘り強さを持った仕掛人。この仕掛人が大きく作用していると思うのです。行政においてもあるいはJAにおいても、この仕掛人の人材発掘、これが成功する必要不可欠要素だと思うのですけれども、市長はどう思いますか。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今議員がおっしゃったとおりだと思うのです。やはりリーダーがそういったものをアイデアを提供し、それに興味のある方々が参加し、そこからスタートを切るのだろうと思っております。
もう一点は、やはり地域の連携です。ですから、例えば生産、加工、販売にしても、生産、加工まではできたとしても販売の部門でなかなか場所がないあるいはそれを独自につくるというのは非常に難しいという、そういうような関係があります。また、加工所の部分で同じように連携ないというケースがありますので、リーダーの育成、さらにはそういった生産、加工、販売の横の連携、そういったものを構築していくことが重要かなと思っております。
〇議長(山口功位君) 16番、高橋幸信さん。
〇16番(高橋幸信君) まさにそのとおりだと思います。この6次産業化に取り組むには、まず売れる品物、そしてお金になる品物、いわゆる安心で安全なおいしい米や野菜、これらをつくっていかなければならないと思うのですが、そのための土台づくり、いわゆる土づくり、これが一番基礎となるわけなのですが、その土づくりの今年度の予算額は1,325万円。来年度のこの土づくりに関しての予算額、市長はどのようにお考えですか。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 土づくり、非常に米、水稲栽培においては重要であると考えておりまして、減農薬、無農薬、そういった安全で安心して食べられるおいしいお米を安定的に供給する、そういうことが重要な取り組みの一つであります。また、付加価値を上げるということです。それにはやはり基本となるのが土づくり。ですから、そういった肥料、肥料というのですか、牛ふん、そういったものを使って土づくりを進める、非常に大切であると私も思っておりまして、その面から予算、今年度1,325万ですか、それに対して来年度どのぐらいつけられるか、今のところまだ編成作業中なものですから、明確なお答えはできませんが、できるだけ頑張ってまいりたいと思っております。
〇議長(山口功位君) 16番、高橋幸信さん。
〇16番(高橋幸信君) ありがとうございます。先月の11月の30日に、経済対策の第2弾が閣議決定されました。この6次産業化を促進するための農地、水利施設緊急整備事業費として87億円が計上されております。今後この6次産業化について大きく注目されてくると思いますので、市としても大いに取り組んでいきたいと思います。期待しておりますので、よろしくお願いします。
質問終わります。
〇議長(山口功位君) これから13時30分まで休憩いたします。
休 憩 (午前11時39分)
再 開 (午後 1時30分)
〇議長(山口功位君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
18番、浅間信一さん。
〔18番 浅間信一君登壇〕
〇18番(浅間信一君) 浅間でございます。質問順番が13番なのですけれども、13番ということは既にもう12人終わったということですよね。その中で、私の質問も大分皆さんされております。ですから、私の質問することは余りないのかなとは思いますが、あるように市長から答弁していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
市長は、政策として5本柱を掲げておられます。その中から1番と5番を抜かしました。それはまた後でもいいかなと。一挙に5本やると、この後ことしの分は終わってしまうということで3つだけ出させていただきましたが、1つは子ども育成支援の充実、2番目が高齢者や障害者福祉の充実、3つ目が地域経済の活性化です。このことは市長が言われたわけですから、相当なプランをお持ちかなと思って期待をしておりますので、ぜひ披露していただきたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 浅間議員からの質問にお答えをいたします。
田中カラーと5本の政策の柱のうち、3つの柱のプランについてご質問でございます。私が掲げた5つの柱については、6月議会で所信を表明してからその実現に向け、鋭意各種事業に積極的に取り組んでいるところでございます。ご質問の子ども育成支援の充実では、子ども医療費助成の拡充、病後児保育など、既に実施いたしました。また、高齢者や障害者福祉の充実では、障害者グループホームの開設支援などを、また地域経済の活性化ではプレミアム商品券、住宅リフォーム支援事業及び計画的な消雪パイプの整備など、新規事業を含めさまざまな事業を行ってまいりました。しかしながら、事業の効果の分析、検証を初め、次につなげる横断的な連携など、十分機能していない面がございました。このことから、組織の改編により子育て環境、障害者支援及び高齢者福祉のさらなる充実を図り、またスピード感を持って元気ある農林業、商工業の発展を目指し、地域経済の活性化に取り組むこととしております。子ども育成支援の充実、高齢者や障害者福祉の充実、地域経済の活性化におけるプランでございますが、これらの課題の背景にあるものはやはり少子高齢化、人口流出などによる地域経済の縮小であります。これらの課題解決に向け、まずは安心して子どもを産み、育てることができる環境と子どもがみずから学ぶ楽しさを実感する環境の整備が必要です。一方で、高齢者の方々がいつまでも住みなれた自宅で健康で安心して暮らせる取り組みとあわせ、障害者の就労及び社会参加の支援も欠かせません。また、経済の活性化においては、タイムリーに地域経済を把握しながらその対策を打つ一方、人、物、金を市に呼び込む取り組みといたしまして魅力ある農業、商工業を軸にして若者の定住促進を図っていかなければなりません。このように、政策の柱の推進に当たっては、効果の検証による即効性のある施策と将来を見据えた中長期的な施策を柔軟にバランスよく盛り込みながら進めていくこととしております。
なお、田中カラーということでございますが、改めて共通課題の中の重点テーマとして次の4つを掲げさせていただきました。1つ目が意思決定のスピード化、ワンストップ化の推進、2つ目として子育て環境日本一のまちづくりの推進、3つ目といたしまして健康寿命日本一のまちづくりの推進、4つ目といたしまして市民の安全を守り、安心して暮らせるまちづくりの推進であります。私は、この4つの重点テーマと現在の組織を照らし合わせて大幅に見直し、来年度から事業の効率性と機動性のある戦略的な組織に改編することといたしました。このように、今までにない組織改革や職員の意識改革を通じ、日々変化する諸情勢を的確に捉え対応することにより、市民サービスの一層の向上を目指すことにしております。いずれにいたしましても、重点テーマ、新しい組織のもとで新規事業を盛り込みながら、各種事業を推し進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
〇議長(山口功位君) 18番、浅間信一さん。
〇18番(浅間信一君) 市長、全くそのとおりでございます。
この市長のここにも書いてありますが、安心して子どもを産み、育てるというところから入りたいと思います。生まれるというのがゼロ歳ですよね、生まれると。それで、子育て支援というのはゼロ歳から入るわけですし、もう一つの高齢者というのは死ぬまでということになります。そして、真ん中に経済というのが入っているわけです。子どもは、どっちかというと親がお金を投資するという部分だと思いますし、真ん中のその間親は何をするかというと、自分が産んだ子どもですから、当然結婚するわけですけれども、その間に結婚するまでには車を買って借金をしたり、もうちょっと年いったから土地買おうかなとか土地買っておこうかなと、土地買うと、では家建てようかなということになってきて、しまいには地獄の結婚をするわけですけれども、そうしますと子どもが生まれると、今のこの制度からいきますと簡単に言えば保育園も幼稚園もあるわけです。また、そこに入れなくて家で育てたいという人は子育て支援というのがありまして、非常にいい制度になっているなと、こう思っております。この場合はまだそれほど経費、子育ての場合はゼロ円でいいのだよという話聞いていますから、親の持ち出しはないようですが、保育園に入れた途端に収入に応じた負担をしなければならないわけです。もう既に金がかかり始めるわけです。そのお金はどこから持ってくるかというと、真ん中に働き盛りのということになりますが、働いて、それで税金を払って、それで御飯を食べながら車買ったり、土地を買ったり、子育てをするわけですけれども。そして、今度は小学校に入ると、親はそのとおりで借金を多くしています。あっちに使ったり、こっちに使ったりしますから。そうすると、共稼ぎしたほうがいいなと、そうすれば収入もあるからなということで働きたいなと、2人で稼ごうぜというけれども、お父さんは仕事あるかもしれませんけれども、子どもを産み終わった嫁さんがすぐに仕事見つかればいいのですけれども、とりあえずパートでも何でも。そういうところで、見つかって、では働くとなると今度は、では子ども誰面倒見るのだねということになるわけですけれども、そうすると都合のいいことに学童クラブというのがあって、6,000円か7,000円払うと1日2時間か3時間面倒見てもらえると。そういうところで、非常に、私もこの主要施策の概要と成果すらすらっと見せてもらったのですけれども、まあいろんな事業やられていますよね。そういうことになると、義務的経費がどどどどっと上がっているから、皆さんの意見を聞いて市長が、うん、いいことだね、やりましょうと言うと本当に全部大丈夫なのかなというような心配もなってくるわけですけれども、そこらあたりはおおむねやるというわけではありませんから、今のところは勘でやれるかななんて思うかもしれませんけれども、これから予算編成に入ったら数字と向かうと、これができる、これができないという判別していかなければならないのですけれども、そのことできのうもまたいろんな人たちからそういう質問が出ました。そしたら、阿賀野市は周回おくれのような、ですねという発言ございましたけれども、周回おくれというとちょっと俺も情けないなと、どうして周回おくれになってしまったのだろうなという感じを持っています。阿賀野市の同規模の市税がどのぐらいあるかというの調べてきませんでしたので、阿賀野市がどのぐらいの規模で、そんなに他市よりもそういう仕事ができないのかなというようなことでありますし、また投資的なでは政策で何やっているのだろうなと。ほとんど凍結していますから。政策的資本も余り使っていないのに、我が市は1周おくれだなんておかしいなとは思っているところ、きのうはそんなふうに感じました。そんなところで、今度市長が……今度中学になると、小学校はそうやって子どものころは学童クラブで遊んでもらえるからいいのですが、それから4年生ぐらいになると今度はスポーツ少年団入ったりなんだりとまたここで親金かかるわけですが、それから今度中学校入るわけですね。子どもが。そうしますと、今度親はいい高校入れたいよねということになってきて、学校の授業だけではだめだねかねと、では塾へやるべかと。そうすると、さらにまたお金かかるのですけれども、そこで市長が言い始めたのが放課後塾を開催したいということで、非常にいい政策だなと思っておりますが、そのことについて市長は今現在どの程度のやる気があるかどうかちょっと聞かせていただきたい、こう思っております。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) いろいろとお話をいただきまして、ありがとうございます。
私も小さなお子さんから高齢者まで、またどこかの人が言っていましたけれども、男の人も女の人も、それから障害のある方もない方も、全ての市民の皆さんが安心して豊かに暮らせるまち、それを目指して取り組みを進めていきたいと私は考えております。そういった中で、お子さん、先ほど小学校3年までは児童、学童クラブですか、それから先になりますと小4からはスポーツ少年団、そしていよいよ中学生になると塾通い、高校に向けて勉強という中で、やはり経済的に恵まれない方々はなかなかそういう一つの流れの中では子どもたちが進んでいくことができない環境がございます。私は、それらの環境をとにかく改善したい、あらゆる全ての子どもが自分の夢をかなえる機会を平等に受けられるような社会をつくる、そのために言っていたことでございまして、1つには学童クラブあるいはスポーツ少年団、そういったものも充実させていただく、それなりに費用もかけないでですね、そして塾、いよいよ塾の話ですが、できれば放課後塾、学校が3時以降になればあくわけです。そういった施設を使うあるいは中心商店街に空き店舗があるわけです。そういったところを使いながら、子どもたちが経済的にちょっと一般の塾に行くのは難しい方でもしっかりと塾通いができる、そういった環境づくりを進めていきたい。その手法として、ボランティアあるいは大学生、そういった方々のお力をおかりしようかなと思っております。ただ、まだまだそこまでの計画についてはしっかりしたものがまだできておりませんので、今構想の段階、これからいよいよそういった方々を募集するなり、そういった方々に声をかけるなりしながら取り組みを進めていきたいと。とにかく無償塾あるいは放課後塾、そういったものには取り組んでまいりたいと考えております。
〇議長(山口功位君) 18番、浅間信一さん。
〇18番(浅間信一君) これまた話はよくわかりましたけれども、工程というか、日程というか、具現化する工程がないと、俺はやりたいという話だけだとやはり迫力欠くかなと。今のところ、さっきも市長とちょっとお話しさせていただきましたが、寝るにちょうどいい答弁だねと。ですから、もうちょっとはっきりと物事を、やる気があって市長みずから唱えた政策ですから、もっと積極的に詰めていただかないと、結局しないで済むと、しないで終わるという形になっても困りますから、こういういい政策はやはり。確かにお金もかかるようになると思います。
それで、学童クラブもちょっと人数だけは調べてみたのです。そうしたら、平成16年に学童クラブで面倒見てもらおうかなと、子どもさんたちが68人でした。そのまた8年後の24年、ことしですけれども、278人になっているわけです。そうしますと、その塾も多分物すごく人気が出るかもしれませんから、並大抵の心構えでは維持が非常に困難だと思われます。当然多少は父兄負担もしなければならないのかなとは思われますけれども、せっかく市長が唱えた阿賀野市の人材づくりに着手するわけですから、お金に糸目をつけられないと、こういうふうになると思いますけれども、今からその予算が相当かかるなという心構えをしながらやっていただきたいと、こう思っております。聞くところによると、今市長もボランティアなり大学生から講師になっていただいてって、庁内でも議論したらしいですよね。だけれども、残念ながら阿賀野市内ではそんなに大勢の大学生も在住していないということで、なかなか大学生は難しいみたいですよというのは議論の結果ですが、そのほかまた退職者の先生だったりということ考えられますけれども、それはそちらにお任せします。俺誰だの、これだのなんて、銭出すわけではありませんので、考えませんけれども、お任せしますけれども、ぜひそういうものをもっと庁内を、機構改革も来年になればするわけですから、私にすればベストテンの上位に入れてほしいなという政策ですので、市長からもぜひ、ゆったりしていないで、1番目とは言いません、1番目はまだいろいろあると思われますので、しっかりとスピード感を持って具体案を出すということを望みますが、いかがでしょう。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 確かにいろいろな行政ニーズがあります。あれもこれもというわけにはもういかない。ただ、それだからといって何も取り組まないと、この阿賀野市全く魅力のない、新しく定住しようにも誰も来たがらない、誰からも見向きもされない、そういうまちになります。ですから、そういったところで地域の特性を生かしながら、私はまちを魅力的なまちにする、活力のあるまちにすると、その一つの取り組みがここの子どもたちは非常に優秀だよと言われるような取り組みとして今無償塾を提案させていただいているわけですが、そういった場合にはやはり予算のめり張りというものが出てまいります。多少今までやってきて効果の薄いようなものについてはカット、削減、そういったものも当然検討していかなければなりません。そういった中で、財源を生み出して、しっかりと着実に構想を実現させていきたい、そう思っております。
〇議長(山口功位君) 18番、浅間信一さん。
〇18番(浅間信一君) 来年の3月が予算審査に入るわけですけれども、そこでということは難しいのかなとは思われますけれども、ただそれに次ぐぐらいのスピードでぜひやっていっていただきたいと、こう思っております。
それから次、今度市長、今ゼロ歳の子どもが学校入るまでの話ししました。親が今度そういうふうにして子どもにお金がかかるということで仕事しなければならないのですけれども、今皆さん話ししているように経済が非常に停滞しているということで、この前も新聞でちょっと見たような気がするのですが、阿賀野市の有効求人倍率が0.5を切ったとかというのを見たような気がしますけれども、これ誰か。財政課長、ご存じですか。商工観光課長。
〇議長(山口功位君) 渡辺商工観光課長。
〇商工観光課長(渡辺滝雄君) 私の記憶しているところでは、0.82という枠でと思っていますが。
〔「いつごろ出た」と呼ぶ者あり〕
〇商工観光課長(渡辺滝雄君) 最近の部分の中で、新発田のところで発表になった数字でありますけれども。
〇議長(山口功位君) 18番、浅間信一さん。
〇18番(浅間信一君) 0.5から見ると、多少よくなっているということですね。私は、そんなに良化していないかなと思うので、下手すればもっと悪くなっているかなというような気がしているのですけれども、よくなったというのは簡単に言えば、ここにも書いてありますけれども、緊急雇用対策なんか言うて1年間だけ、1年半だの2年だけ補助金出るから雇用してくださいというような形で、政府が発表するように何万人、何十万人は雇用できましたと、そういうのは私にすればカウントに入らないのかなと思っております。本当はやはり通年雇用してもらうのが一番安定しているわけですから、その中で、またちょっと今度先へ進みますけれども、先ほど言いましたように私の前に12人の方が質問しているわけです。そこには石川さんの特養の話、また高橋さんのバイパスの話が出ています。特養の話というのは、私もちょっと聞いてみたのですけれども、150人の特養、これ今待機者が4と5で163人とかになっていますよね。福祉課長、存じていますか。4、5で。介護認定4、5で。1から全部ですと五百何十人もいるのですけれどもね。どうでしょう。163人というのはそんなに違いありません。
〇議長(山口功位君) 中村福祉課長。
〇福祉課長(中村彰男君) 待機者といいますか、特養に申し込みをしている方というふうなことで、要介護4と5の方合わせまして、24年7月1日現在なのですが、238人いらっしゃいます。
〇議長(山口功位君) 18番、浅間信一さん。
〇18番(浅間信一君) 市長、このとおり私は163人って数字でいたのですが、230人。それで、150人を5期でゼロにしたものですから、これ丸々残るわけですけれども、そこで前倒しであったり、6期を早めるとかいった話なのですけれども、これを150ベッドもう一つつくるとほぼゼロに近くなるわけですし、あとは、言葉が悪いですけれども、いかに回転するかと。そうしますと、阿賀野市の介護計画は、それはケアハウスへ入れたり、在宅サービスしたり、有料老人ホームと合致合わせの話なのですけれども、完成に近くなるのでないのかなと。そうしますと、この議論はもうしなくていいと。それに、さらに私が言いたいのは、そこにやはり雇用が発生するということなのですよね。給料が安くて余り応募者もないし、途中下車する人も多いという話も聞きますけれども、それでも従事している方も阿賀野市内でも何百人も、500人も600人もいると思われますけれども、そういうふうにしてこの……経済の活性化するというのは、要するに雇用の場がないということだと思われます。ついでに言わせてもらうと、高橋さんがバイパスにかこつけた道の駅を話ししましたけれども、あれ本田市政のときには300人を雇用するよという計画だったわけです。それをぱぱっとやめてしまって、今でもまだずっとゼロ地点で、足踏みばかりしているわけですけれども、今ごろやっていれば300人雇用ができているはずです。ですから、それと同じものをつくれとは言いませんけれども、阿賀野市にとっていろんな角度から見てこれが有益なのだというものをぜひ早目につくっていただいて、市長も今ほど言いましたけれども、時代の流れによって施設って変化するし、流行も変化するからねという答弁されていますけれども、我々もそれはそういうことを危惧してその1,000万を設計を、否決ではないので、修正して基金に積み立てたわけです。市長もかわるかどうかの瀬戸際で発注してもまずいだろうと、前市長が、天野氏が残っても、新市長がなっても、新たにその時点で発注すればいいねかやというところで基金積み立てしているわけですけれども、そのようにしてそういう一つの雇用の場をつくるのだという、道路もつくるけれども、同時に雇用の場もつくるのだという意欲が市長から余り見えないなと。国から予算つかねばできないわねということで、ただただ自然の成り行きに任せながら進む人かなと。市長、余りおもしろくない顔しないでさ。そんなふうに見えますので、もっと体から気力が出るぐらいでないと、もっと気力を我々に見せてくれないと余り我々も元気出ませんので、そういうふうにして、300人でも200人でも結構ですが、道の駅のあたりの計画を立てて、そういう一つのロマンが事実に近くなるように、それでやったらできたと、雇用もできて活性化したと、そういう話、そこにまた特別養護老人ホームつくれば70人ぐらいの雇用が発生するわけですよ。それと、今阿賀野市の現在ある某企業が増築すると、すると三、四十人新入社員募集しますという話市長も耳にしていると思われますから、そういうものをやる気を出して一つ一つ確実にやっていけば、400人や500人の雇用が発生するわけですよ。まして市のお金なんて、多少はこうしてくれ、ああしてくれと要望は出てくるかもしれませんけれども、それほど大きなお金が必要になるわけでもないでしょう。どこが悪いのだろうなと思って聞いていますけれどもね。なぜゼロにしたのかというのは一番問題なのですけれども。ゼロにしておかなければ本当よかったのですけれども。そうすれば雇用もできる、活気帯びてくる。ただつくれ、つくれと言っているわけではないのですよ。できれば企業進出も来るだろう、誘致もできるだろうし、そういう一つの経済の活性化で、いつまでたってもプレミアム商品券だの、かわらだの、そんなことばかり、それはそれでいいですけれども、そんなのばかり目玉に政策的な方針でぴかぴか、ぴかぴか光らせて、毎年毎年、毎年毎年同じことばかり出たって仕方ないでしょう。もっと根本的にやっぱり阿賀野市が景気よくなるように、職場がいっぱい出てきて雇用がみんなされると、そういう市はどうかなと思われますが、市長、どうですか。早ううち帰って考えみて、早うするかなんて思いませんか。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) いや、全くおっしゃるとおりでございます。私も今地域の、阿賀野市内の地域経済、非常に心配しております。先ほど有効求人倍率の話がありましたが、先般新潟日報にも出ていたとおり、新発田のハローワークから出た下越全体の有効求人倍率、うちの商工観光課長が申し上げたとおり0.82と。ですから、0.5幾らというのは、阿賀野市内自体がどうなのかというのはちょっと……
〔「新聞の切り抜きあるのですけど、持ってこなかった」
と呼ぶ者あり〕
〇市長(田中清善君) そうですか。0.82だと私も。
〔「俺0.5以下だと。それで雇用促進……」と呼ぶ者あり〕
〇議長(山口功位君) 答弁してから言ってください。
〇市長(田中清善君) それは、中心議題ではございませんので。この阿賀野市内の経済をどうしていくか、働く人、若者にどうやって夢を与えていくのか、豊かな暮らしを与えていくのかという大きなテーマなものですから、私も雇用環境をとにかく心配しているところであります。その中で、今提案されたのが介護施設。待機者がいる、そして雇用の場にもつながる、そういうことで、つくってはどうだと、計画の前倒しあるいは現計画の変更で早急につくればそれなりの雇用が生まれるのではないかというお話がありました。確かに雇用の場はふえます。ただ、1点、きのうのお話の中にもあったと思うのですが、なかなか介護報酬制度の中で決められた給料体系、そのためにすぐやめていくような環境もございます。それから、関東では雇用のミスマッチという形で、希望とちょっとずれている関係で、求人は多いのに誰も行かないというようなことも出るようになっていると。だから、その辺が必ずしも雇用の場にすぐつながるかという部分ちょっとあれなのですが、それともう一点は、介護施設をつくります、そのときには当然介護を受ける方のサービス水準が上がれば介護保険料が上がっていく。ですから、1号被保険者の方々、市民の方々の理解がまず前提になるのかなと。昨年引き上げたばかりでございます……昨年ですね。ことしか。24年度。そのときに三十何%も上がったということで、かなり、額的には大した額ではなかったのでしょうけれども、率的にかなり高かったということで、多くの方から批判等が出ました。これをまた3年後の見直し、その前にまた引き上げるというような状況であれば、必ずやはりその保険者の方のご理解というのが必要になると思います。それが300円であろうが500円であろうがですね。その辺の段取りも当然今頭の中にはございます。
それと、先ほど言いましたが、一部企業が今増設を計画しておりまして、そこでまた雇用が生まれるという話も聞いておりますから、それを今支援するという形で取り組みを進めております。ただ、一番今この阿賀野市で必要なのは、農業、もうかる農業にしていく、地域の就農者をふやしていく。ですから、雇用の場として農業が大いに魅力的なものであると私は思っておりまして、この辺に相当力を入れていきたいのだと思っております。とにかく市民の皆さんが働く場所を多分に確保する、そしてまたそれなりの所得を確保していく、好循環に結びつけるような取り組み、それを考えておりますので、もうしばらく待っていただきたいと思います。
〇議長(山口功位君) 18番、浅間信一さん。
〇18番(浅間信一君) いや、市長の言うとおりです。介護保険料というのは、介護士の給与が安いとか保険料が高いとか、総論は皆さんわかるのですけれども、各論になると、保険料に入ると高いねかと。特にここらあたりの人、反対ばかりしているような人もいますけれども。しかしながら、この150の特養を試算しますと、255円程度で済むという話なのです。それで、阿賀野市の介護計画完成すれば、この人たちも300円ぐらい上がったって嫌だなんては言わないでしょう。それでもまだ従事する人たちは給料安いわけですから、本当のこと言えばもうちょっと上げてやりたいというのが、そういう考え方もあるわけです。ですから、低料金で24時間体制の中の一部を受け持って、交代しながらでも深夜含めて朝までとか、そういう仕事をしている割合に給料が安いからやめていく子が多いのだということらしいですけれども、その辺はやはり上げなければ維持できないわけですから、それはやはり一生懸命話し合いして協力得ながら、やはり上げなければならないときは上げなければならないわけでしょう。それも上げるな……これ山田さんに言わせると、給食費ただにしてなんて言ってひどいなと思っているのですが。ですけれども、要るお金は要るわけですから、それはそれで使えばいいわけです。使うけれども上げるなというのが一番むちゃくちゃなので、そういう話に市長乗らないで、正当な簿記で運営してください。ですから、さっさと150を努力したほうがいいと思いますよ。それと同時に、そんなのんびりしないで、バイパスも早く頼むと、阿賀野市潰れそうだと、そういうふうにして市長が一生懸命やってくれれば、今度は新潟のどこだかわからないけれども、議会もしてくれやと、陳情に行けやと言われれば、あそこに顔のでっかい議長もいるし、そういう人を連れていけばそれなりにまた誠意も伝わりますから、そういう部分のことも考えてもいいのかなと思っております。あと思いつき余りないので、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。
〇議長(山口功位君) 質問を改めます。
9番、風間輝栄さん。
〔9番 風間輝栄君登壇〕
〇9番(風間輝栄君) 平成24年度第8回議会定例会最後の一般質問をさせていただきます9番、風間でございます。皆様におかれましても、お疲れとは思いますが、もうしばらくの間おつき合いいただきたいと思います。
まず初めに、阿賀野市民の命と健康を守るために日夜ご努力をいただいております厚生連初め、現場の第一線で頑張っておられます職員の皆様にこの場をおかりいたしまして敬意を表しますとともに、感謝を申し上げたいと思います。水原郷病院は、昭和29年12月に水原国保直営病院として発足、以来58年の長きにわたり住民の健康を守る病院として地域医療の中心的な役割を果たしてまいりました。平成17年度途中の医師の大量退職によりまして危機的な経営状況に陥り、診療機能の大幅な低下、特に救急体制が維持できなくなりました。そこで、抜本的な経営改善を行うために、平成18年度から地方公営企業法を全部適用し、病棟の見直しや人件費の抑制など、さまざまな改善策を講じてきたところであります。そして、平成21年3月に阿賀野市公立病院改革プランを策定し、平成22年10月1日から指定管理者制度を導入いたしまして、現在の厚生連に病院運営を委託し、現在に至っているところであります。この公設民営化することで、県内において17病院を運営、経営する厚生連に病院運営を委託することが医師の確保、24時間の救急体制が復活することができると大変期待されたところであります。しかし、その期待もむなしく、現在に至っております。そんな中で、財政難の阿賀野市において、75億円を投入する新病院建設だけが進行しております。新病院建設の絶対条件でありました医師の確保、24時間の救急体制が実現できる見込みのない中で、老朽化、耐震性だけの理由だけで新病院建設を進めていいのでしょうか。市民のアンケート調査によりましても、万が一の救急体制に大変不安を抱いております。市民の声が反映されない新病院建設に75億円もの多額な資金を投入するのは、私は絶対反対であります。
そこで、事前通告しております次の質問をさせていただきます。新病院建設について、@、新病院建設の第一条件である24時間の救急体制は実現可能なのか、A、夜間診療体制の取り組みは現在どのようになっているのか、お伺いいたします。よろしくお願いいたします。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 風間議員のご質問にお答えをいたします。
初めに、新病院の24時間救急体制の実現についてでございます。ご承知のとおり、新潟県は全体に医師の数が少なく、県内のほとんどの中核病院が医師不足の様相を呈している状況でございます。当面各病院とも現状の医師数を維持することにきゅうきゅうしているのではないかと思っております。さらに、平成27年度に開院予定の魚沼基幹病院では、70人から90人の医師を招致する計画となっており、今後県内の医師不足にさらに拍車がかかるものと懸念しているところでございます。このような情勢から、現段階では新水原郷病院の開院時に24時間の救急医療体制を構築するための医師数の確保は難しいと判断いたしております。ただ、市民の皆さんが一刻も早い救急の復活を願っておられることは十分承知しております。この市民の願いに応えるためにも、指定管理者である厚生連と協力しながら新潟大学とのつながりを深め、医師の確保に全力を傾注してまいります。また、同時に新病院の医療環境を整え、医師が赴任したくなるような病院を目指すとともに、市民、議会、そして病院、行政がまずは地域医療に対する認識を共有するとともに、力を合わせて地域の病院を守ろうとする機運の醸成に努めてまいりたいと考えております。
次に、夜間診療体制の取り組みについてのご質問にお答えをいたします。市内では、医師会の先生方のご協力のもと、現在休日の午前中診療を実施しておりますが、残念ながら夜間についてはその手だてがございません。休日診療にご協力いただいている医師の数や年齢などからして、阿賀野市だけでは夜間の救急診療体制を構築するのは大変厳しいと考えております。阿賀野市の周辺では、当市も出資している新発田地区救急診療所や五泉市東蒲原医師会夜間診療所があり、この両者については平日夜10時まで診察を行っております。これらのことを積極的に市民に周知することで、決して十分とは言えませんが、少しでも市民の皆さんが安心してもらえるのではないかと考えております。また、ほかにも市民が利用できる診療所がありますので、これらについても市の消防本部を通じて情報提供をしてまいりたいと考えております。よろしくお願いをいたします。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) それでは、再質問させていただきます。
まず、本題に入ります前に幾つかの確認をさせていただきたいと思いますが、新病院の建設場所は現在地で変わりないのでしょうか。その確認をさせていただきたいと思います。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 基本計画でお示ししたとおり、現在地でございます。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) 次に、今基本設計に入っているわけですけれども、その建設場所の地盤調査なさいましたでしょうか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) はい、やっております。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) その結果、どういう状況というか、地盤調査をされたということは、この間も水原中学校で問題になりましたくいの長さ、31メートルが41メートルに変わったということなのですけれども、その病院の建設場所のくい、どの程度の長さが必要なのか、基本設計の段階で把握はしていらっしゃるのでしょうね。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 最終的な結論はまだ出しておりませんけれども、想定よりもやっぱり若干支持層が深うございました。水原小学校がそばだということで、その辺を想定しての計画であったのでございますけれども、想定した支持層よりも部分がちょっと頼りないということで、もう少し基本設計の中で詰める必要があるかという今途中でございます。
〔「具体的にわかります」と呼ぶ者あり〕
〇企画政策課長(吉野晴記君) ちょっと数字は。すぐ用意できますけれども。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) 水原中学校のときもそうなのですが、確かにその予算も75億円、これ以上はみ出ると悪いから、余りそういったところには触れないで、議会の議決が終わってからでもやるつもりなのかしれませんけれども、私は正直に出していただきたいのです。といいますのは、あそこは30メートル、40メートルではきかないはずなの。それなりのくいも必要なわけです。そうしますと、当然それにかかる、今回は少し今まで以上に高層になるわけですから、それなりの荷重がかかるわけですから、基礎工事も今まで予定していた以上にかかるはずなのです。既にご存じではないのですか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 石川議員からもご指摘をいただきましたけれども、社会厚生常任委員会でお話をさせていただく予定にしてございます。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) 今ここで話はできない。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 先ほどもお話ししましたけれども、予定したよりも支持層は深うございました。ただ、そこで事業費を増嵩するようなことは今考えておりません。いろんな部分でそれは調整は可能だと考えております。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) では、その件につきましては、社会厚生常任委員会で説明した後に全議員に説明をしていただけるのでしょうか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 社厚でご説明するのは結論ではございませんけれども、入り口は社厚常任委員会かなと思ってございます。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) では、あえて私のほうからはここの質問は避けますけれども。
先日の会派説明会、各会派説明会で説明をいただいたわけなのですけれども、3つのタイトルがありました。「間違いではなかった公設民営化」、「なくてはならない水原郷病院」、「新病院建設をしても阿賀野市は大丈夫」というタイトルで立派な資料ができ上がった。しかし、私は、この中で一番肝心かなめの大事な視点が抜けている、それは会派説明会でも吉野課長さんにも申し上げました。今の市長の答弁でもそうですが、医師が足りない、そのためにできない、夜間診療体制もできないという話もありましたけれども、ではどうしたら医師が、研修医が集まる病院にするのかというその先の話が全く入っていない。できないことの理由づけはしっかりとここで述べています。だけれども、いつもそうなのですけれども、やる気がない。本当にこの新病院建設に当たって市民の要望するその救急体制、せめて24時間の救急体制をしくことができなくても5時から11時までの夜間診療体制をしくことを、しくためにはどういうことが問題なのだという視点が抜けているのですよ。非常に残念であります。建設ありきでつくられた資料だと。市民のそういう不安を一刻も早く解消するために、行政が、市長を初めトップがどうしたら市民の期待に応える病院をつくれるのか、本当に努力されたのであれば、私はあえてそういうことは言いません。市長も4月に就任をして時間も間もない、まだいろいろと交渉事もあるだろうから、微妙な段階に入っているのだろうから、議会のほうも余りせせくってはいないのです。情報何でも入ってくる。それで、このままいきますと、来年の3月に議決をしてほしいという。進め方を見ましても非常に強引なやり方だと思います。では、逆に3月議会で議会がこんなのではだめなのだと否決したら、どういう影響が出るのですか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 新病院建設に向けてのその事業予算、それが私どもの努力が足りなくて否決ということになれば、これ私どもとしては病院建設をおくらせてもやらせていただきたいと思っております。ただ、山田議員のご質問にもあったように、遅くなりますと消費税の影響、さらには合併特例債の延伸が一、二年ということであれば後年度の市の財政負担、これがかなり違うということになります。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) では、今の話はまた後でさせていただきますけれども。
22年の10月1日から厚生連に病院運営を委託したわけでありますけれども、政策医療交付金というのは今年度まで入れてどのぐらいの額が入っているのですか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 国から交付されるもの、これを全てということで協定がなされておりますので、概算でございますけれども、今年度が2億2,700万。昨年度もほとんど同様、一昨年度はその半分というふうに考えていただければいいと思います。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) それでは、この件につきましてもまた本題に入りましてから質問させていただきたいと思います。
今市長の答弁をお聞きしましたけれども、非常に残念であります。できない理由だけはきちっと書いてありますけれども、どういう努力をしたのかとか、そういうのが全く伝わってこないし、非常にがっかりしました。
そこで、今市長に確認させていただきますけれども、この答弁書を見る限り、24時間の救急体制はできない、夜間診療体制もできないということで結論づけてもよろしいでしょうか。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 夜間診療あるいは24時間の救急診療、先ほど申し上げましたが、決して十分ではありませんけれども、市民の安心を確保する視点からはそれなりの体制は整えてあると思っております。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) 市長、整えている……今現在のままで、先に改善する見込みもないわけでしょう。見込みもないわけなのだから、今現在は24時間の救急体制は、今の現状のままでの24時間体制はできるけれども、これ以上の体制はできないということなのでしょう。はっきりしてくださいよ。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今そごがあるのかもしれませんが、水原郷病院としてはありません。ただ、周辺部の医療機関等を含めまして、ここの阿賀野市の場合は新潟から23キロという非常に恵まれた場所に位置しており、周辺部にはそれなりの中核病院もございます。最近になれば、下越病院も阿賀野市側に移ってまいりました。そういったものも含めまして、先ほど申し上げたとおりでございます。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) 市長、この新病院建設というのは、公設民営化するときの第一条件だったのです。先ほど私冒頭で申し上げましたけれども、公設民営化して厚生連に委託することが医師の確保初め救急体制がしけるということで、議会もけんけんがくがくの議論をした上で厚生連にお願いしたわけです。しかし、いまだかつてそういった条件も満たされていないわけです。その中で、この75億円の新病院建設だけが着々と進んでいるわけです。だから、私が今お聞きしたのは、24時間の救急体制も水原郷病院としてはしけない、夜間診療体制もしかないのでいいのですねという確認を今させてもらっているのです。どうでしょうか。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) きのうの石川議員のご質問の中にもありましたが、私どもからの情報が一部皆さん方のほうにほとんど行っていないと。例えば水原郷病院経営会議ですか、あるいはもう一つ運営会議、この2つの会議の結果がどうなったのか全くそちらのほうに行っていないというお話をきのういただきまして、その辺の情報の、正確に情報が行っていない、その部分でちょっと若干行き違いがあるのかもしれませんが、私の今考えの中には今160人近い、160人超すのでしょうか、方が入院されております。あの病院、今正直言いまして昭和39年にできた、一番古い部分でですね、もう……
〔「できるのか、できないのかという答え」と呼ぶ者あ
り〕
〇市長(田中清善君) ですから、若干、私も4月に就任するその前までは公設民営したときに厚生連さんのネットワーク、それから経営ノウハウ、これらを活用しながら、今風間議員がおっしゃるような部分を改善しながら、市民の皆さんが求める救急診療、そういったものの提供という部分で私も考えておりましたが、4月から7カ月、その間いろいろなことを勉強させていただきました。今の医師不足の現状、それから救急車の待機時間、先般も新聞に救急車の全国の待機時間の時間数が載っておりましたが、40分、四十数分というのがね、そういったような部分も含めまして、今以前考えていたような社会環境からむしろ医者をいかにしてふやすのではなく、医者をいかにして減らさないでいくのかという、どこの病院もそういうような取り組みを今やっておられる状況が私もわかってまいりました。ですから、今水原郷病院いきなり全て医者を増員して市民が求める救急診療、郷病院だけが昔のように24時間、夜中に病気になってもいつでも行ける、そういうような体制ができるかと申し上げますと、非常に難しい今社会環境になっているなと理解しているところです。ただし、一日も早くそれが実現のために最大限の努力をさせていただきたいという状況でございます。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) 市長、それは言葉から聞きますと、最大限努力するとか何かというのはもうこの6年間いろんな中での議論してきて、誰も、この議員さんの中でもそんな、新病院つくって病院が新しくなったから医者が集まるのだというような考えを持っている人は少ないですよ。だから、さっき吉野課長さんにもお聞きしたときに、ではどうしたら内科医、研修医が集まる病院にするのかと。新病院建設するのだから、チャンスなのですよ。だから、今までのことで、ただこういうふうに答弁すれば将来的にはできるのかなと思うのだけれども、私自身は公設民営化で厚生連に大変期待をしたのです。反対はしましたけれども。だけれども、現実問題改善されていないわけです。ですから、このままいけば当然新病院つくったってこの24時間の体制なんて私はできないと思っています。いや、それは市長は一生懸命努力すると言うかもしれませんけれども、今までのような考え方でいったら絶対できません。はっきり申し上げておきます。だから、どうしたら研修医が集まる病院にするのか、それにはどうしたらいいかという議論をやっぱり執行部もそうだし、議会も含めて市民も巻き込んだ中で議論をするのがいいのです。だって、市民の大半の皆さんなんていうのは、新病院建設があるなんてわからない方が圧倒的に多いですよ、はっきり申し上げて。ましてや75億円もかけて新病院つくる、立派な病院ができたって私たちの要望、希望するその万が一の救急体制はしっかりやってくれるのでしょうねという意見が多いのです。だから、今お聞きしたのは、今現在冷静に考えても24時間の救急体制はしくことができない、ましてやその5時から11時までの夜間診療体制も、これもできないと。やっぱり今の現在がそうなのだから、認めるべきではないのでしょうか。私はそう思うのです。何も隠す必要ない。現状はこうなのだということをやはり市民の皆さんにもわかってもらいたいのです。何も隠す必要はないと思いますよ、できないのはできないのだから。ただ、市長にお伺いしたいのは、では24時間の救急体制もできない、夜間診療体制もしくことができないけれども、老朽化、耐震性に問題があるから、新病院の建設だけはさせてほしいというのが市長の考えだということでいいのでしょうか。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 全く風間議員のご質問のとおりでございまして、私が言いたかった部分も全部言っていただきましたが、先ほど答弁の中で市民、議会、病院、行政がまずは地域医療に対する認識を共有するとともに、力を合わせて地域の病院を守ろうとする機運の醸成、これがまず必要であろうと。議員のところに行っている部分に議会という部分が抜けているかもしれませんが、私は先ほど部分も言ってありますが、市民全体でまずこの病院が必要なのか、必要でないのか、必要ならばみんなで守ろうではないかと、そこがスタート台だと私は思っております。そこができて、そしてまた新しい病院もできて、いろんな医療環境が整えば、それなりに医師の方々からも、今新潟市周辺、聞くところによりますと医師の過剰時代に入りつつあると。新潟だけですよ。みんな地域遍在していますので。僻地には行けないという、お子さんを育てていられるお医者さんの中には、やはり子供の教育の関係で行けないという、そういったものも私も大学のほうへお邪魔したときにお話は伺っております。ですから、23キロしか離れていないこんなすばらしい立地条件、必ず取り組みによっては救急医療も復活できると私は確信しているのです。ですから、とにかく市民全体で郷病院を再生させようではないかの取り組み、そこに力点を置きながら、議員の皆さんのご協力もご理解も得ながら頑張っていきたいなと思っております。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) いや、市長のおっしゃるのはわかるけれども、現実問題今まで6年も議論してきて、いろんな状況も変わっています。医師の確保なんていうのはそんな簡単にいきませんよ、正直言って。だから、前にもお話ししたのだけれども、どうしたら優秀な、優秀というか、研修医が集まる、どうした病院にするのかという議論をもっとやっぱり一生懸命議論した中で、どういう方法もあるのかといろんな人の話を聞くことが大事なのだと思います。ただ突然のように16日に、さっきも申し上げましたけれども、こういうふうにして新病院事業に関する議会会派説明ということで、この資料を見る限りはそういう議論が抜けているのですよ。そういういろんな議論をした上で最終的にこういった会派説明するのはいいのだけれども、もう建設ありきの、もう既成事実をつくるための説明会だ。私、ぱっと見たときにもうそう思いましたよ。何でそうだったらもっと議会のほうにも声をかけて、いろんな話を聞かせてくれということで、それこそ何回議論したっていいではないですか。そういう姿勢が執行部から見られない。特に市長の姿勢が見られない。本当に市長はどういう病院つくりたいかというのがわからない。だから、私たちも応援しようがない。厚生連と協議したけれども、厚生連がだめだから、新潟大学へ行ったけれども、新潟大学も魚沼でいっぱいだからだめなのだと。では、阿賀野市としてはどうするのだという議論をね。だから、私は正直言って、この9月議会も病院問題は質問しなかったのです。それは、市長もまだ4月に就任して、市長は市長なりの考えがあって、新潟大学の信頼関係を構築するために新潟大学へ行ったり、厚生連との信頼関係を築くためにやっているので、余り議場でそういう議論をしますと、今インターネット中継ですから、いながらにして関係者も見ているはずなのですよ、はっきり申し上げて。本来こういった場でなくても別なところでけんけんがくがくのやっぱり議論をすべきなのです。吉野課長からすれば、担当課長ですから、どうしても建設着々と進める仕事柄こういう資料しかつくれないのだと思うのだけれども、どうしたらいいのだというふうな話をやっぱりもっと皆さんとざっくばらんに話し合いをして、協力を求めるべきだと思いますよ。ある程度そういったように煮詰まれば、市民の皆さんからも入っていただいて、現状を説明して、こういうふうな病院をつくっていきたいのだという話のほうが私は理解を得られると思う。今のやり方ですと、来年の3月に、この資料程度で予算関連の、病院の関連予算を3月議会でお願いしますなんて言ったって、皆さんと議論はしていないけれども、議決なんかできるわけないですよ、はっきり申し上げて。3つ目のところには、阿賀野市の場合は新病院建設をしても阿賀野市は大丈夫だ。今阿賀野市は、葬斎場が新潟市と阿賀野市で8億ずつ出して16億円、今年度中に完成をして、来年の1月2日から供用開始になるわけですけれども、そこに水原中学校の38億円があるわけですよね。そして、もし仮にこの75億円を投入すれば、それなりにこの3つの大型事業だけで毎年払う金額というのはかなりになると思います。ましてや、多分30年ぐらいの償還なのだろうけれども、例えば100億ぐらい、ざっと計算したって120億ぐらいあるのでしょうか、3つの大型事業だけで、そうしますと30年といいますと幾ら金利が安いったってこの倍ぐらいはかかるのですよ。大丈夫なんていうのが断言できるのですか。では、毎年払う金額は、その3つの事業を入れてどのぐらいの金額になるのですか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 済みません。全体を承知していなくて本当に申しわけないのでございますけれども、病院の場合は2億から2億5,000万という想定をして、実質公債費比率に影響がなるべくないようにということで計算はしております。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) 3つの事業入れば、病院だけで2億5,000万で済むわけないのです。3億近くかかるのです。そこに中学校入り、葬斎場入るわけですから。それなりの金額はあると思うのですよ。いや、それは大丈夫かもしれないけれども、では4億から5億ぐらいの金を毎年返していかなければ、30年にわたって、そうしたときに、ただでさえ阿賀野市が財政的に厳しい中でですよ、ではどこのところを削って4億も5億も予算捻出するのですか。例えば本当に市民のその要望というのはアンケート調査でも7割方がそういう不安を抱いている。だけれども、今度この病院はそういった皆さんの要望を取り入れた立派な病院にしますから、こっちの事業は勘弁してもらいたいけれども、病院に投入したいのだという話であれば市民も理解しますよ。何もない中で新しい病院つくってどうするのだという話です。このデータ見たってそうですよ。将来的には65歳以上の人がふえるから、郷病院は必要なのだと。誰も病院なんて要らないなんて言っている人いないのです。必要だと思っているのです。だけれども、下越病院もでき上がり、いろんな意味で市民は自分の病気を判断して、ここへ頼っていない人が多いのです。ここを頼るというのは、自分の足で行けたり、自転車で行けたり、車の運転ができない人たちが頼っているのは確かにそうです。必要な病院なのです。だけれども、高度な病気などになりますと、みんな新潟初め新発田県立から含めて、それの自分の病気に合った症状で選んで病院行っているわけでしょう。確かにさっき市長言うように耐震性とか老朽化している、病院は必要かもしれない、だけれども中身のない病院つくってどうするのですかと私はあえて申し上げたい。だから、時間的には来年の3月議決してほしいのであれば、やっぱりもっと議会との話し合い、ざっくばらんな話し合いね、理解を得る、納得できないものでも丁寧な説明をする、そういう努力をしない限り、3月議会の議決なんかまずあり得ないと思います。私は、もう先頭に立って反対させていただきます。しっかりしていただきたいのですよ。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 風間議員から現在の議会のお考え、実情というものをじかにお聞かせいただきまして、私も若干甘かったのかなと今深く反省しております。もっともっと早目から情報をしっかりと皆様方にお示しして、皆様と意見を交換しながら、この水原郷病院をいかにして再生させていくのか、市民を巻き込んだ形の中でご議論をさせていただければよかったのかなと思っております。済んでしまった話ああだ、こうだ言っても一歩も前へ進まないのであれなのですが、今時間があと4カ月ぐらいしかありませんけれども、今言われたような形で頻繁に皆様方のほうに情報を出して意見を詳細に細かく打ち合わせをさせていただきながら、まだこんな説明行くのかぐらいのつもりで取り組みをさせていただきたい、そう思っております。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) それと、もう一つ確認しておきたいのですけれども、実際の病院運営する厚生連とは大分突っ込んだやりとりはあったのでしょう。何回ぐらいそういった協議をやっているのですか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) もう頻繁でございます。何回ということは言えません。来年4月1日は協定の見直しでございますので、頻繁に開催しておりまして、今週も実は予定をしております。
それから、前に戻って恐縮でございますけれども、実は市長から非常に今精力的に動いてもらっております。議員おっしゃるとおり、相手様があることですので、軽々にお話をすることはできませんけれども、そうしたことも含めて救急、24時間が全部復活というわけにはいかないですけれども、今の21%を少しでも開院時に上げるように頑張っておりますので、救急告示の復活ということには至らないかもしれませんけれども、その辺はお酌み取りいただきたいと思います。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) いや、それは厚生連としては公設民営化するときの大契約なのです。阿賀野市は、真面目に新病院建設に向けて今着々と進んでいるわけですから、やっぱり何とか厚生連さんからも特段の配慮をしていただいて、新病院建設中止なんてならないようにしっかりやっていただきたいのですよ。
それと、この新病院建設がチャンスで、この機会を逃ししますともう救急体制できませんよ、はっきり申し上げて。どんなに言葉で丁寧な説明して、努力します、頑張りますなんて言ったってできないと思います。だって、この間の説明会でもそうでしょう。市長の話も今聞いていると、阿賀野市ではそういった救急体制はできないけれども、夜間診療体制だって近くの新発田でも五泉でも新潟でも急患センターがあるから、そちらへ行ってくださいと。できないから、そっちへ行ってください、それで済むと思っているのですか。私は違うと思いますよ。それは、努力してできなければ、結果としてはこういうふうにお願いしなければだめだけれども、やっぱりそういうやっている姿が見えない。今最近市長は今度頑張って出ているみたいですけれども、この問題は市長みずからがやっぱり腹を据えてかからないと救急体制なんていうのは一生できませんよ。私は、逆に言えば市長はチャンスだと思っているのです。市民の皆さんがそういった新病院建設に当たって救急体制を何とかしてほしいという要望が通れば、これは市長にとっては物すごい……大変な事業だけれども。だけれども、今までのような発想で厚生連が、新潟大学がなんていう発想をやっていたら絶対できませんよ、はっきり申し上げて。私も正直言っていろんな意味で市長が本当にやる気あるのであれば協力しようということでそれなりの下準備はしていたけれども、市長はちょっと待ってくれって言うから、あえて私はこの間も話をしなかったのだけれども、やはり今までのように厚生連とまず一生懸命話し合いをした上で、何としても一歩でも二歩でも進めるような。やっぱり頑張ってほしいのですよ。それができないのだったら中止するぐらいの覚悟を持ってやってもらいたいのです。24時間体制、夜間診療体制はできないけれども、新病院建設だけはさせてくれなんていうのは、私は大変残念ですよね。最悪の場合、新病院建設はやめてもいいのだ、いうぐらいの気構えで交渉しなければ相手方なんて動きませんよ。
それと、あえて申し上げておきますけれども、政策医療交付金ですよね、それが入っても形上は若干の黒字が出ています。来年度は1億数千万の赤字になる予定なのだ。政策医療交付金が2億数千万入っても1億数千万。政策医療交付金が入らなければ3億四、五千万ぐらいの赤字なのですよ。公設民営化したときもそう。1億9,000万ぐらい入っているはずなのですよね。それも入って少し若干の黒字が出た。23年度もそうだと。見た目は黒字になって、あ、公設民営化したから、なかなか厚生連さん頑張っているなと。そこの決算書だけ見るとですね。だけれども、実質上赤字なのです。それで、契約も政策医療交付金、政策医療ったって救急体制も何もやっていないのに払っているわけですから、私は来年の見直しの時期に、それはそれとしてやっていないのであれば、ある程度その辺のところもやっぱり払う必要がないのではないかと。ただ、契約上は赤字になれば市が補填しなければだめだから同じなのだけれども、その辺のところはけじめをつけてもらいたいのですよ。あれを見る限り、知らない人は、おお、厚生連になったから、黒字経営になっていいなというふうに見るのだけれども、見る人が見ると何言っているのだと、政策医療交付金が入っているから、若干の黒字は出ているのだという。前市長の段階でそういう契約したものだから、政策医療交付金をやらなくても、最終的に赤字になれば阿賀野市の負担になるわけだから、どっちも同じみたいなのだけれども、その辺のところはできないのだったらできないなりにけじめをつけていただきたい。それは絶対譲るべきではないと思います。最終的に赤字補填してもいいのだから。見た目上はそうなるのですよね。
それと、私が心配しているのは、来年、では1億数千万の赤字、政策医療交付金が入らなければ3億四、五千万の赤字ですよね。そうなったときに、例えば新病院建設に当たってお金のほうは間違いなく出していただけるのですか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 起債の許可が一番に問題になろうかと思います。運用要綱では、事業開始後一定期間を経たら、一定期間を経たらという裏にはどうしても短期償還の医療機器の部分が早い年度に集中するものですから、その辺の黒字化は難しいにしても、その後黒字化の方向に向かっていくというふうな収支計画が、現在厚生連と協議中でございますけれども、そういういわゆる健全な収支計画、これにどれだけ根拠を持たせられるか、これが起債の許可がおりるかどうかだとこちらのほうは思ってございます。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) 課長、事実公設民営化して、今まで政策医療交付金が入っているから、黒字はなっているわけだけれども、実質赤字なのですよね。専門家が見ればわかるでしょう。そんな中で、病院建てたいから、ぜひ借金をしたいので、よろしくといったときに果たして金が出るのかなというのが私クエスチョンだと思っているのです。数字上で決算書ではきれいな決算書をつくっているけれども、3年間黒字でなければだめだったという話だったのではなかったですか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) そういったことはございません。あくまで開院後の収支見込みでございます。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) それと、病院建設しても大丈夫だというのだけれども、関連してお聞きしたいのだけれども、本当に大丈夫なのですか。例えばそういったふうな3億、4億の金が毎年コンスタントに30年も続くわけですよね。そんな中で、自主財源なんて限られているわけだし、どこかの事業を削らなければ4億、5億の金なんて捻出できないでしょう。何か突発的なもので交付金がふえるとか、ほかの事業、市長交際費の3億なんて吹っ飛んでしまうわけだし、その辺のところは財政課長的にはどういうふうに見ているのですか。いやいや、いいですか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 先ほど言葉が足りませんでしたけれども、私2億から2億5,000万の償還があるとお話ししましたけれども、厚生連からの施設使用料はカウントしておりませんので、そこは来年4月1日以降……
〔「カウントする必要ない」と呼ぶ者あり〕
〇企画政策課長(吉野晴記君) いやいや、カウントしなければいけませんので、その辺は……
〔「阿賀野市としてはどのぐらい払うか」と呼ぶ者あり〕
〇企画政策課長(吉野晴記君) はい。
〇議長(山口功位君) 小林財政課長。
〇財政課長(小林正男君) 市としての合併特例の起債ができれば大丈夫なのですけれども、その辺で赤字とか、そういうふうなものがなった場合の許可が得られるかどうかによっては若干問題もありますけれども、やはり今の段階の中でのシミュレーションの中ではいけるというような段階でありますけれども、今後どれだけ経費的なもの、またはっきりした数字的なものが上がってこない限り、ちょっと何ともご説明というか、説明のしようがない、いうような感じでございます。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今財政課長のほうから今の財政運営計画、その辺の話をしてもらおうかなと思ったのですが。きのうお示ししましたが、どなただったかに、財源ですね、起債で何%ぐらいだったか……基金と一財が数億円、残りは全部合併特例債と病院事業債、起債を充当させていただくと。
〔何事か呼ぶ者あり〕
〇市長(田中清善君) そうでしたかね。その返済計画、償還計画については、しっかりと今市の財政運営計画の中に盛り込んでおります。
それと、もう一点。政策交付金、あれはどうしても今全国どこでも地方の病院というのは都市部の病院に比べて公共の福祉のために赤字が出る、その分を特交で、特別交付税で措置するという制度的なものがあります。その部分をいただいたものを病院運営にかかわっている厚生連さんにただお渡ししているというものでありまして、当初から高度医療だとか僻地医療だとか、それから阿賀野市のようなこういう病院に対してはもう赤字が前提になっているのです。交付税措置があって初めて帳尻が合う、そういう形になっておりまして、ですから必ずしも病院の今後の事業収支計画の中で赤字が出るから、起債許可がおりないと、そういう話ではないと、それらを含んだ中でトータルで今後の収支改善が見込みがあれば起債許可がおりると、そういうような制度になっておりますので、その辺少し大分話が複雑に絡んでいるものですから、こういった部分も含めて今後議会の方々にそれぞれ説明をさせていただいて、もう一度丁寧な説明の中からご理解をいただく努力をさせていただきたいと、そう思っております。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) 私は、その政策医療交付金をはっきりさせてくれというのは、形上はそれが入っているなんていうのは一般の市民ってわからないのです。ただ、結果として黒字経営になっているから、公設民営化してよかったと。でも、逆に質問させてもらいたいのだけれども、公設民営化してよかった点、公設民営化して、だめだと言うと言葉変だけれども、どういうふうに課長はでは判断しているのですか。
〇議長(山口功位君) 吉野企画政策課長。
〇企画政策課長(吉野晴記君) 病院会計は、厚生連さんそのもの指定管理者の収支と、それから私どもの企業会計があるわけでございますけれども、やっぱり公設民営化の前はもう償還をするのにいっぱい、かつ赤字補填をしていて、なかなか投資的経費も出なかったわけでございまして、それでも公設民営化になってから4億、5億と医療器械の購入なんかもしておりますので、その辺は同じ繰り出しにしたってお金の使い道としては投資的経費に回っているというふうに理解をしております。ただ、残念なのは、やっぱり医師の確保、これが思ったように進んでいないと。実質公設民営化前と1人しか医師がふえておりません。ただ、市長も答弁させていただきましたように、現状を考えると、評価と言うとまた議員に叱られますけれども、現状の中で頑張っていただいている部分もあるのではないかというふうに思ってございます。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) いや、私は厚生連は厚生連なりに、病院のプロなのだから、それは頑張っていると思います。ただ、当初私たちと約束した医師の確保、24時間の告示病院の復活ができそうもないというところに私は今指摘をしているのです。だから、これを見ていらっしゃるのであれば、厚生連の皆さんにも頑張っていただきたいのですよ、はっきり言って。そういう市民の要望が通るような病院づくりであれば、その建設資金に金がかかっても市民は納得していただけると思うのだけれども、それがない中で新しい病院つくってどうするのだという意見が多いのです。これ事実です。それは、市長には言わないかもしれないけれども、話を聞きますと大半の皆さんがそうおっしゃいます。ただでさえ阿賀野市は財源がない、そんな中で75億円もどうするのだ。自分の車でそれらしき新潟行ったり新発田へ行ったりできる人はいいし、できない人はここを頼っている、現実このデータ見たってそういうのはわかります。大事な病院なのです。そんなのわかっています。だから、公設民営化して一番よかったのは市職員の身分から民間の身分にかえたのが最大の公設民営化の功績だというふうにおっしゃりたいのではないのですか。だって、それも3年間身分保障してやっているのでしょうから。退職金だってそうでしょう。だけれども、本当にそういった人たち、犠牲と言うと言葉は悪いのだけれども、本当に長年ここへ勤めて水原郷病院のために一生懸命頑張ってきた人たちが涙をのんで早期退職に応じていったわけですよね。そういった人の思いも含めて、本当に新病院つくるとなればこれほど絶好のチャンスはないわけですよ、いい病院つくるには。だから、さっきも、何回も言うようだけれども、もっと議会ともそうだし、市民を巻き込んで、本当にどうしたらこの市民の願いがかなう病院がつくれるのかという議論がないのが残念だと。何回も申し上げますけれどもね。これからやっていただけると思うのだろうけれども、私は時間的にないけれども、やっぱりもう少し議会とも市民とも本当に本音で話し合える……目玉がなければどうしようもないでしょう。老朽化したから、耐震性になったから云々なんていうことで市民は納得しないと思いますよ。今は市長みずから動いているみたいですから、ぜひしっかりとやっていただきたいなと。情報を隠していませんよね。情報を開示しないように指示しているのですか。市長。
〇議長(山口功位君) 田中市長。
〇市長(田中清善君) 今風間議員の目の向いているほうを見たものですが、私のほうに向いていないものですから、誰に言っているのかなと思いましたが、私は一切情報を隠している覚えはございません。ですから、むしろきょう本当にいいご意見をいただいたなと。これだけ皆さん方、議会のほうが病院のことを真剣にお考えになっていただいていると、これならば市民の皆さんも入れながら議員の皆さんとともにこの郷病院、病院の再生を図っていけると私はきょう確信を持ったところでございます。これからも情報を積極的に出しながら、活発な、活発といいますか、闊達な意見交換をさせていただければと思っております。
〇議長(山口功位君) 9番、風間輝栄さん。
〇9番(風間輝栄君) 最後に、市長にお願いなのですが、確かに今の現状は厳しいと思います。医師の確保も含めて24時間の救急体制も厳しい、そして夜間診療体制も厳しい。それは何でかというと、やっぱり医師の、研修医が集まる病院、そういった議論をこれから、時間もまだありますから、ぜひ議員の皆さんからも理解できるように活発な議論をさせていただくその場をしっかりと設けていただきたいのです。来年の3月、このままいきますと本当に、何度も言いますけれども、否決ですよ、そんなの。悪いのですけれども、否決だと思います。そういうことのないように、市民の要望が通るような病院にするために、では今ここにいる職員の皆さんを初め、議員の皆さんがどういうふうにしていい病院にするために行動を起こさなければだめなのかなということで、お互いやっぱり情報を共有しながら、いい病院にしようではありませんか。せっかく75億円もかけるのだもの。
それと、最後に言わせてもらうけれども、基礎工事は相当かかりますよ、はっきり申し上げて。私も概算させてもらったけれども、とても75億円ではおさまりそうもない。それは一言申し上げておきます。社会厚生常任委員会で説明するということでありますけれども、私は、それも仕方ないのです、正直に話してもらいたいのです、隠さないで。中学校の例ではないけれども、ああいうことはやめていただきたい。かかるのはかかる。立派な病院をつくるにも金がかかるのです。隠す必要はないのです。調査した結果こういう結果で、このぐらいの額がかかるのですということをやっぱり出して、議決をもらった後にちょこちょこと出して補正組ませてくれなんていうやり方は絶対やめていただきたい。それをお願いして私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
〇散会の宣告
〇議長(山口功位君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれで散会します。
なお、12日午前10時から議案審議を行います。
ご協力ありがとうございました。
散 会 (午後 3時05分)