平成24年第2回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)

                      平成24年3月1日(木)午前10時00分開会


日程第 1 会議録署名議員の指名                             
日程第 2 会期の決定                                  
日程第 3 諸般の報告                                  
日程第 4 一般行政報告・施政方針                            
日程第 5 議案第 4号 平成23年度阿賀野市一般会計補正予算(第11号)        
日程第 6 議案第 5号 平成23年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)   
      議案第 6号 平成23年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)  
日程第 7 議案第 7号 平成23年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第5号)     
日程第 8 議案第 8号 平成23年度阿賀野市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)  
      議案第 9号 平成23年度阿賀野市集落排水事業特別会計補正予算(第3号)   
日程第 9 議案第10号 平成23年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算(第3号)   
日程第10 議案第11号 平成23年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第4号)       
日程第11 議案第12号 平成23年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第4号)       
日程第12 議案第13号 平成24年度阿賀野市一般会計予算                
      議案第14号 平成24年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算          
      議案第15号 平成24年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算         
      議案第16号 平成24年度阿賀野市介護保険特別会計予算            
      議案第17号 平成24年度阿賀野市公共下水道事業特別会計予算         
      議案第18号 平成24年度阿賀野市集落排水事業特別会計予算          
      議案第19号 平成24年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算      
      議案第20号 平成24年度阿賀野市少年自然の家特別会計予算          
      議案第21号 平成24年度阿賀野市工業団地造成事業特別会計予算        
      議案第22号 平成24年度阿賀野市水道事業会計予算              
      議案第23号 平成24年度阿賀野市病院事業会計予算              
日程第13 議案第24号 阿賀野市営バスの運行及び管理に関する条例の一部改正について   
日程第14 議案第25号 阿賀野市給料の調整額に関する条例の制定について         
日程第15 議案第26号 阿賀野市職員等の旅費に関する条例の一部改正について       
日程第16 議案第27号 阿賀野市税条例の一部改正について                
日程第17 議案第28号 阿賀野市まつざわホタル基金条例の廃止について          
日程第18 議案第29号 阿賀野市公民館条例の一部改正について              
      議案第30号 阿賀野市立図書館協議会条例の一部改正について          
      議案第31号 阿賀野市立吉田東伍記念博物館協議会条例の一部改正について    
日程第19 議案第32号 阿賀野市体育施設条例の一部改正について             
日程第20 議案第33号 阿賀野市医学生修学資金貸与条例の制定について          
日程第21 議案第34号 阿賀野市子どもの医療費助成に関する条例の一部改正について    
日程第22 議案第35号 阿賀野市介護保険条例の一部改正について             
日程第23 議案第36号 阿賀野市墓地等の設置場所及び構造設備の基準に関する条例の制定につ
             いて                              
日程第24 議案第37号 阿賀野市公有地の拡大の推進に関する法律施行令第3条第3項ただし書
             に規定する区域及び規模を定める条例の制定について        
日程第25 議案第38号 阿賀野市道路占用料徴収条例の一部改正について          
日程第26 議案第39号 阿賀野市市営住宅条例の一部改正について             
日程第27 議案第40号 阿賀野市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について     
      議案第41号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について     
日程第28 議案第42号 阿賀野市火災予防条例の一部改正について             
日程第29 議案第43号 新市建設計画の変更について                   
日程第30 議案第44号 損害賠償の額の決定について                   
日程第31 議案第45号 阿賀野市大豆乾燥調製施設の指定管理者の指定期間の変更について  
      議案第46号 阿賀野市農機具格納庫の指定管理者の指定期間の変更について    
日程第32 議案第47号 下越障害福祉事務組合規約の変更について             
日程第33 報告第 2号 阿賀野市障害者計画の変更について                
      報告第 3号 専決処分の報告について(専第2号 損害賠償の額の決定及び和解につ
             いて)                             
      報告第 4号 専決処分の報告について(専第3号 損害賠償の額の決定及び和解につ
             いて)                             
      報告第 5号 専決処分の報告について(専第4号 損害賠償の額の決定及び和解につ
             いて)                             
      報告第 6号 専決処分の報告について(専第5号 損害賠償の額の決定及び和解につ
             いて)                             
日程第34 一般質問                                   

出席議員(20名)
   1番   佐  竹  政  志  君      2番   山  賀  清  一  君
   3番   村  上  清  彦  君      5番   風  間  輝  栄  君
   6番   江  口  卓  王  君      7番   稲  毛     明  君
   8番   宮  脇  雅  夫  君      9番   倉  島  良  司  君
  10番   中  島  正  昭  君     11番   石  川  恒  夫  君
  12番   高  橋  幸  信  君     13番   岡  部  直  史  君
  14番   山  口  功  位  君     15番   遠  藤  智  子  君
  16番   浅  間  信  一  君     17番   池  田     強  君
  18番   泉     誠  蔵  君     19番   福  住  つ ゆ 子  君
  21番   山  崎  正  春  君     22番   清  水  友  行  君

欠席議員(なし)

地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
       市     長    天   野   市   榮   君
       教  育  長    田   村       仁   君
       総 務 課 長    関   川   嗣   雄   君
       企画政策課長     圓   山       知   君
       財 政 課 長    小   林   正   男   君
       税 務 課 長    中   野   孝   英   君
       市民生活課長     見   原   健   司   君
       健康推進課長     本   間   昭   一   君
       福祉課長補佐     菅   井   平   治   君
       農 林 課 長    披 田 野   勝   幸   君
       商工観光課長     渡   辺   滝   雄   君
       建 設 課 長    土   岐       昇   君
       上下水道局長     小   川       稔   君
       会 計 管 理 者    斎   藤   忠   雄   君
       農 業 委 員 会    廣   田   裕   平   君
       事 務 局 長
       学校教育課長     折   笠   朝   美   君
       生涯学習課長     吉   野   晴   記   君
       安 田 支 所 長    荻   野   正   治   君
       京ヶ瀬支所長     本   多   啓   一   君
       笹 神 支 所 長    長 谷 部   教   秀   君
       監 査 委 員    山   嵜   勝   之   君
       事 務 局 長
       消防本部消防長    曽   我       昇   君
       農業委員会会長    古   川   重   夫   君
       代表監査委員     土   橋   伴   二   君
       教育委員長      五 十 嵐   要   市   君

本会議に職務のため出席した者の職氏名
       事 務 局 長    飯   野   喜   夫
       主     幹    五 十 嵐   久 美 恵
       主     事    涌   井   知   恵

               開 会 (午前10時00分)
    開会の宣告
議長(清水友行君) おはようございます。皆様には公私ご多用のところご参集いただきまして、まことにありがとうございます。本定例会は、新年度予算を審議いただく重要な議会でありますので、円滑に進行できますよう議員各位のご協力をお願い申し上げます。
  定刻になりました。
  ただいまの出席議員数は20名です。定足数に達しておりますので、これより平成24年第2回阿賀野市議会定例会を開会いたします。
  また、新潟日報さん、あがの新報さんから写真撮影の申し出がありましたので、今会期を通じ撮影を許可いたしました。
                                            
    開議の宣告
議長(清水友行君) これより本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
議長(清水友行君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、7番、稲毛明さん、8番、宮脇雅夫さん、9番、倉島良司さん、以上3名を指名します。
                                            
    会期の決定
議長(清水友行君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
  お諮りします。本定例会の会期は、本日3月1日から3月19日までの19日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、本定例会の会期は3月1日から3月19日までの19日間に決定いたしました。
                                            
    諸般の報告
議長(清水友行君) 日程第3、諸般の報告を行います。
  1月30日から昨日までの主な会議、行事等の状況及び議長が決定した議員派遣につきましては、お手元に配付しております諸般の報告並びに議員派遣一覧のとおりでございます。
  本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、天野市長初め25名であります。
  本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から議案44件、報告5件、議会からは発議2件、委員長報告3件、申し出関係4件です。
  また、陳情者が持参された議場に国旗・市旗を掲揚することを求める陳情並びに郵送による地球社会建設決議に関する陳情につきましては、議会運営委員会において協議いただき、全議員に写しを配付いたしました。
  去る2月20日議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議をいただいた結果、お手元に配付しております会期日程により運営することといたしました。
  以上諸般の報告を終わります。
                                            
    一般行政報告・施政方針
議長(清水友行君) 日程第4、天野市長から一般行政報告並びに施政方針を求めます。
  天野市長。
               〔市長 天野市榮君登壇〕
市長(天野市榮君) 本日、平成24年第2回阿賀野市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私ともご繁忙の中をご出席いただきまことにありがとうございました。
  本定例会招集の趣旨につきましては、お手元に送付させていただいております議案書でご承知のことと存じますが、議案49件につきましてのご審議をいただくものであります。会期は、先ほどご決定されました本日から19日までの19日間ということであります。
  寒さ厳しい冬も終わりを告げ、きょうから3月、春の気配を間近に感じるころとなりました。阿賀野市は、平成16年4月に合併誕生してから早いもので8年目の締めくくりを迎え、平成24年度は、市長に就任した私の任期ももうあと1カ月余りとなりました。私としては、任期結びの市議会定例会になるわけであります。顧みれば、この4年間、阿賀野市のまちづくりに東奔西走してまいりましたが、時には困難な事象もあり、至らない点が多々あった中、その都度、議員各位の皆様の高邁なるご指導、ご協力によりここまで来られたこと、深く感謝申し上げる次第でございます。
  さて、年明け1月末から2月中旬にかけて、県内を襲った寒波により、例年にない大雪に見舞われ、JRの運休を初め市内においても各交通機関に混乱が生じたところでございます。
  また、妙高市においては、平成18年豪雪を超える地域も出ていたことから、妙高市より県を通じて、除雪応援派遣の要請があり、先月3日、6名の消防団員が出動したところでございます。阿賀野市においても、今後の春雪の状況にもよりますが、雪崩や雪解けによる河川の増水などの危険性もあり、危険箇所の把握に努めるなど、安全確保をしっかり行いたいと考えております。
  2月初旬から下旬にかけて、市内の保育園、小中学校にインフルエンザの患者数が急増いたしました。これに伴う臨時休業措置(学校閉鎖、学年閉鎖など)を実施したところでありますが、今も学級閉鎖中の学校もあり、今後も引き続き注視しながら、手洗い、うがい、マスクの励行により、その対策を徹底してまいります。
  改めまして、3月はさまざまな意味においての異動や旅立ちによるお別れのシーズンでもございます。市内においても、明日の阿賀野高校の卒業式を初め、各小中学校の卒業式がとり行われますが、未来ある子供たちは、これからの阿賀野市を背負う大切な宝でありますので、いつも希望を胸に、大きく夢の実現に向け、羽ばたいていただきたいと思うところであります。
  また、国の平成24年度予算においては、年度内の成立が微妙な情勢となっており、暫定予算の取り組みを検討している状況にあります。暫定予算となれば、経済を初め各自治体の行財政運営や住民生活にも大きな影響を及ぼす恐れがあることから、政府においては、予算の年度内成立に向け、全力で取り組んでいただきたいと願うところでございます。
  市の新年度予算においては、阿賀野市の健全財政の堅持は揺るぎない方針のもと、新たな事業を模索しながら、聖域を設けずに事務事業の全般的な再評価と見直しを行い、予算案を編成したところでございます。阿賀野市の明るい未来を築くためには、執行部、議会とも切磋琢磨しながら、阿賀野市民のためにお互い協力、理解することが大切であると認識しております。
  このため、市民代表であり、地域代表である議員各位におかれましては、市政運営に対し一層のご意見、ご提言を賜りますようお願いいたします。
  なお、この市議会3月定例会は、平成24年度の市政執行の基本方針をご決定いただく意義深い議会でございます。
  施政方針はこの後引き続き、また、重点事業等は新年度予算(案)を初め、各種の議案を上程し、慎重なるご審議の上満場の賛同を賜りますようお願い申し上げます。
  引き続き、12月2日以降の会議、行事等の主な出席につきまして、お手元に配付させていただいております報告書のとおりでありますので、後ほどご確認くださるようお願い申し上げます。
  以上、一般行政報告とさせていただきます。
  引き続き、施政方針を述べさせていただきます。
  本年は、私においても市民の皆さまから負託を受けました任期の結びの年となりました。
  ご承知のとおり、新年度がスタートして間もなく、市長の職が満期という状況下での施政方針となりましたが、平成24年度予算におきましては、継続かつ円滑に市民サービスを提供する観点から、通年予算を編成いたしたところでございます。
  ここに、その市政に取り組む所信の一端を述べさせていただき、議員各位をはじめ市民の皆さまのご理解とご支援を賜りたいと存じます。
  昨年、国難ともいえる東日本大震災をはじめ、新潟・福島豪雨など災害の多い年となりました。
  他方、昨年から今年にかけての世界経済の情勢は、ギリシャの金融危機から端を発し、欧州各国の財政状況を指標として金融市場が動き、信用が落ちている国債の利率が上昇、これにより債務不履行の懸念などにより、世界同時不況の様相を呈しており、今後の動向が気になるところでございます。
  また、日本経済においても国内の長引くデフレと円高が追い打ちをかけ、景気、雇用の両面において先行き不透明な状況となっており、加えて、国債及び長期債務残高が約996兆円(対GDP比210.5%)と非常に多い中、なおも赤字国債を発行し続けている現下で、市場での国債格下げという低い評価をいただいたことは記憶に新しいところでございます。
  このような景気の停滞とともに、国政においては社会保障と税の一体改革などの不透明な状況も加わり、依然として日本の経済・財政両面において不安定な状況が続いております。
  しかしながら、明るい兆しも見えつつあります。東日本大震災により、多くの尊い命と穏やかな生活や故郷が一瞬のうちに奪われた現実の中にも、地域の絆を携えながら、被災者が顔を上げて前へ進む力と、数多の支援のもとで力強く復興、再生する明日への希望の力であります。
  今、まさに国が担う役割は、確かなリーダーシップのもと、強い意志を結集し、国民生活の保障と未来の国家の創造、その実現を目指すことにあるのではないでしょうか。
  このような中、私たち阿賀野市のまちづくりは、世の中が不安定、不透明な状況にあっても、直面する課題を解決するための具体的な施策に果敢に取り組み、強い意志とともに更なる改革を実行することが求められております。
  私は、前にも触れましたが、今や金融市場は一国をも揺るがす巨大なマネーが動き、その金融システム自体、賛否がある中、利益だけを求めるその市場に、人としての気薄さを重ねておりました。
  それは、先の読めない混沌とした中で、一人一人が孤立し、自分のこと身近なことを中心に考え生活していくような状態が強いように思われ、また、このことにより、社会全体に対しての役割を果たすという気概がなくなってきていると思うところでございます。
  私たちは、基本的に一人では生きていけません。だからこそ『お互いさま』の精神で、それぞれ協力したり、支え合ったりすることが大切に思います。
  それが、家族であったり、隣組であったり、自治会であったり、助け合う心が必要と感じております。
  未来ある子どもたちのために、このまちで安心して暮らしていくために、そして、心豊かにみんなにやさしくできるよう、人間味あふれる温かみを持ったまちづくりを進めていかなければならないと考えております。
  私は、これをなすために、今ある阿賀野市の幾多の課題を、市民の皆さまと議会の皆さまとで共有し、この課題解決に向け誠心誠意、力を尽くす覚悟でございます。
  それでは、市の将来像である『人・まち・自然が輝く 幸福祉都市』を実現するため、主なる事業についてこれから基本とする目標ごとに申し上げたいと存じます。
  はじめに『一人ひとりが生き生きと安心して暮らせるまち』でございます。
  医療体制の整備でございますが、先般、1月末に阿賀野市新病院建設検討協議会会長より新病院整備基本計画案の報告をいただいたところであります。
  今後、この基本計画に沿いながら市の案をまとめ上げ、厚生連との協議を経て、市民の皆さまへの説明会を開く予定としておりますが、いずれにしても、皆さま方のご意見をいただきながら、平成26年度開院を目指して全力で取り組む所存でございます。
  また、課題となっております医師の確保でございますが、県内を含めた全国の医学生を対象に、水原郷病院に一定期間勤務することを条件として、奨学金を貸与する市独自の医学生修学資金貸付制度を新設することにしております。
  総じてみますと、安定的な医療提供体制の整備のもと、引き続き、厚生連との二人三脚により、水原郷病院を地域と連携した拠点病院として、また、地域に必要な医療サービスを安定的に提供できるよう取り組んでまいります。
  子育て支援の推進でございますが、阿賀野市の出生率は、県平均より年々低下傾向にある中、近年の社会情勢を背景に、核家族化や生活様式の多様化により、地域との交流が少なくなり、孤立した中で子育てをしている人が増えております。
  加えまして、保育園においては『気になる子』が年々増加の傾向にあり、現在の保育士配置基準では、十分な対応ができていない現状にあります。
  このため、乳児期においては、育児相談や育児支援を充実させ、子どもの成長発達とともにその時期に必要な子育て支援を展開し、他方、幼児期では、就学前に早期発見、早期支援のもとで適切な保育を実施し、その支援体制を強化いたします。
  併せまして、柔軟かつ多様な保育サービスを提供するため、保護者と協議を進めながら、引き続き市立保育園の民営化を推進してまいります。
  また、子どもたちの健康保持の観点から、昨年と同様、乳幼児の髄膜炎、肺炎球菌の予防接種を実施する一方、子ども医療費(通院)助成を小学3年生までから小学6年生までに拡充することとしております。
  このように、阿賀野市の将来を担う子ども達の環境を整えつつ、さらにその取り組みを強化してまいります。
  健康づくりの推進においては、もはや、急速に進む少子高齢化に歯止めをかける手立ては見つからない現状において、これからさらに増える介護が課題となっているところでございます。
  心身ともに健康で長生きするため、健康教育、介護予防事業をはじめ、元気づくりのシャキいき健康法とともに、『お世話一辺倒のケア』から『できることを引き出すケア』への転換を図りながら、生活の質の向上を目指します。
  また、子宮頸がんは20代から30代の女性に最も多いがんとされておりますが、今年も中学1年生から高校1年生までを対象に、子宮頸がんワクチンの接種を実施し、確実にその予防を図りたいと考えております。
  例年、実施している特定検診・各種がん検診でございますが、本年度はさらに、医師会、医療機関をはじめ、商工会及び市内企業との連携や協力により受診勧奨に努め、一次予防とともにその取り組みを推進いたします。
  一方、食においては、毎日、生涯にわたり食べるものでありますので、食の安全確保のもとで、各団体と連携を図りながら、地産地消を基本とした食生活の栄養バランス、生活習慣を改善する取り組みを一体となって進めます。
  次に、『人をはぐくみ、教育と文化が輝くまち』でございます。
  教育においては、子どもたちの安全確保を第一とした学校施設の改築、耐震補強について計画的に実施してまいります。
  なかでも、水原中学校の改築事業をはじめ、大規模改造の安野小学校耐震補強・大規模改造工事並びに笹神中学校耐震第2次診断・補強設計・大規模設計業務委託経費につきましては、昨年、国の第3次補正予算事業として採択を得て、1月の臨時議会において継続費及び事業予算をご議決いただいたところでございます。
  これにより、財源的な後押しとともに、何よりも小・中学校耐震補強・大規模改造が計画どおりに進み、速やかに安全で安心な教育環境を整えることができるものと考えております。
  他方、小・中学校の普通教室の机、椅子及び給食用食器については、耐用年数が大幅に経過し、痛みなども目立ちはじめていることから、このたび、それぞれ修繕張替と取り替えを行うことといたしました。
  また、ソフト面においては、児童生徒をサポートする教員を配置することにより、学級全体が円滑な授業を実施できるよう改善を図ることとし、一方で児童生徒学力テスト実施事業に取り組み、学力向上施策に結びつけたいと考えております。
  いずれにしても、生きる力と学力の育つまちづくりに向け、引き続き取り組んでまいります。
  次に、『人と自然が共生する安全なまち』でございます。
  災害と一口に言っても多種多様な災害があるわけですが、いかなる災害においてもかならず迅速な避難行動が求められるところでございます。
  昨年の東日本大震災の放射能汚染や水害を教訓とし、原子力事故及び土砂災害において、それぞれ防護対策、警戒避難計画などを整備策定し、現在の組織機構に適合した地域防災計画の改正を行い、迅速な避難と被害の軽減を図ることにしております。
  救急体制の整備においては、市内どこの地区においても、また、救急事案が重複した場合でも即応体制がとれる高規格救急車を購入する一方、大規模災害や消防・救急活動において、速やかに正確な情報を効率的に伝達するため、消防救急無線デジタル化事業の整備を図ることとしております。
  これにより、救急及び避難誘導の体制とともに、市民の皆さんが安心して暮らせるまちづくりをさらに進めてまいります。
  原子力発電所の電力需要を踏まえて、各般においてエネルギー問題や温暖化対策などが課題となっております。
  そこで、地球にやさしい環境をつくる観点から、一般家庭から排出される生ごみについても資源の循環ができないかということで、本年度、生ごみ資源循環モデル事業に取り組むことにしております。
  このモデル事業で検証した後には、市内全域に広げ、生ごみの減量とともに、食のイメージアップ、環境意識の醸成に努めたいと考えております。
  ハード面でございますが、昨年の新潟・福島豪雨災害により、阿賀野市としても国・県事業について要望をいたしました。
  その結果、阿賀野川の災害復旧工事や県管理の一級河川工事などが採択、洪水対策としての河川改修整備では、駒林川、大通川、割石川などの一級河川が事業採択され、これから、本格的な整備に着手する計画となっております。
  市といたしましても、引き続きいつ起きるかわからない災害に対し、迅速かつ確実に対応し、市民の皆さんが安全で安心した生活ができるようその環境を整備してまいります。
  次に、『にぎわいを創出する産業のまち』でございます。
  はじめに、農業でございますが、今般の国の農業政策においては、TPP問題をはじめ食料自給率や減反政策など、将来の日本農業のあり方をどのように展望し、どの方向に導くのかなど、その総括とともに、かかる課題が山積しております。
  その一方で、阿賀野市の食の環境は、阿賀野川と五頭連峰を背にした肥沃な土地を背景とし、豊かな風土と相まって、資源循環・環境保全型農業に取り組んでいるところでございます。
  また、パルシステム連合会、JAささかみ並びに阿賀野市は、長い間、信頼関係を築きながら、各種体験イベントや自然環境の保護をはじめ、安全・安心な農産物の産直交流事業を進めてまいりました。
  このように、農業の持続的な発展を目指すためには、担い手が誇りを持って農業に取り組むことができる基盤の整備と併せて、販売先の確保と安定的な収入のもと、安心して子供たちに経営を引き継ぐことができる環境を構築しなければなりません。
  私は、豊かな四季を織りなす阿賀野市の自然と田園風景を後世に残すため、担い手が笑顔と誇りを持って農業に取り組むことができるよう全力で取り組んでまいります。
  商工業及び観光の振興においては、現在策定中であります『阿賀野市産業経済振興基本計画』により、阿賀野市の元気を取り戻す施策を構築し、地域産業の振興を推進いたします。
  この一環として、産業経済振興事業では、新商品開発に伴う講演会や実技の講習会を開催し、農商工連携の6次産業化に向けての経営基盤を構築することに加え、中心市街地の活性化を目的として、まちなかに誘客するための駐車場整備などにより、経済の地域内循環による産業の振興につなげたいと考えております。
  なお、昨年より事業を立ち上げました地場産瓦普及助成事業、住宅用太陽光発電設備設置補助事業については、引き続き本年度も取り組むこととしております。
  さて、四季折々の姿を見せる自然豊かな阿賀野市は、五頭温泉郷、瓢湖をはじめ、うららの森、サントピアワールドなど、市内においても観光施設が整っておるところでございます。
  この観光地をより多くの人に知っていただくため、市のイメージキャラクター『ごずっちょ』とともにPRし、県内外に向けて積極的に情報発信をしてまいります。
  特に、瓢湖においては、ラムサール条約の理念を踏まえ、各種講演会やイベントの開催による交流、環境学習の教材提供を行い、また、地産地消による特産品の販売などにより、瓢湖をパワースポットにしたいと考えております。
  一方、企業誘致の促進でございますが、県営東部産業団地においては、昨年、『メガソーラー』が営業運転を開始し、今年7月には2基目が稼働する中、バイオマスの利活用により、資源循環型社会の推進役となる『バイオマスエコセンター』が4月の本格稼働に向け準備を進めております。
  また、団地内に立地した観光農園を持ち合わせたイチゴハウスで『越後姫』が収穫されるのを契機に、エネルギーや環境分野での先進地づくりの取り組みを県内外に発信し、環境、新エネ分野の企業誘致につなげ、雇用の創出と併せて税収の確保を図りたいと考えております。
  次に、『豊かな都市環境を創造するまち』でございます。
  昨年、大変好評をいただいた住宅リフォーム助成事業でありますが、本年度も引き続き実施してまいります。
  このメリットとしては、市民の住環境の向上に加え、地域経済の活性化に大きな経済効果を得ていることはもちろんでありますが、昨年の内容を見てみますと、リフォームの際の火災報知器の設置件数や下水道接続件数が大幅に増加いたしました。
  このことからも、安全対策と住環境改善にも寄与しており、住環境の安全・安心の向上を目的としたメリハリのある支援事業と認識しております。
  さらに、市道の狭隘箇所や変形交差点の解消をはじめ、危険箇所の改良を行い、安全な通行の確保を図るとともに、地域の要望に応える側溝補修、道路拡幅・舗装及び排水路整備など、中小建設業者支援と併せて地域の活性化を図ることとしております。
  このように、先の読めない経済の現下において、阿賀野市独自の経済対策を実施することにより、少しでも地域経済の支えになることが重要であると考えております。
  次に、『ともに歩み、みんなで支えあう融和のまち』でございます。
  先月中旬、滋賀県において『ファザーリング全国フォーラム』に出席してまいりました。このイベントはイクメンを「ブーム」から「ムーブメント」に進展されることを背景として、父親支援の取り組みが一層進むよう開催されたものでありまして、子育て支援、男女共同参画、ワークライフバランスなどの観点から、既成概念をどう変えていくのか議論がなされたところでございます。
  阿賀野市の男女共同参画社会の実現においては、男女がともに家庭生活と地域活動を両立できる環境の整備を目標として、今年も、子育てや家族について考える機会を提供し、市民一人一人の意識を変えていただくための講演会を開くことにしております。
  また、市の各種審議会などに女性の登用を図ることに加え、市内企業・事業所における普及促進に向けた支援を強化いたします。
  一方、市民主体のまちづくりでは、市政ポスト、市長へのたより、あがの夢づくりトークを拡充させ、パブリックコメントを制度化することに加えまして、今年は、市民アンケートを実施することにしております。
  市民のニーズを的確に把握して、これからの阿賀野市の指針となる各種計画に反映するよう努めてまいります。
  今昔を問わず『入るを量りて出ずるを為す』が財政の要諦となっているところであります。
  市においても、依存財源である地方交付税の減額を間近にひかえ、各種基金の積み立てを行いつつも、新たな政策課題及び臨時的な財政需要に対応するため、安定的な自主財源の確保と更なる行政経費の削減がその課題となっております。
  このため、歳入においては、前段に申し上げました企業誘致並びに地域経済対策などにより、市税の増収を目指すこととし、併せて、税の徴収においては納税者サービスの充実を図る観点から、コンビニでの収納委託を実施することにしております。
  一方、歳出の削減でございますが、人件費では採用の抑制と職員の定員適正化計画により総人件費を削減し、行政経費においても事業仕分け、いわゆる事業評価プロジェクトを強化して経費を削減いたします。
  いずれにしても、自主財源の確保を図りながら、歳出の見直しを行い、財政構造の健全化を実現してまいります。
  以上、大まかな事業を申し上げましたが、それ以外の詳細については、平成24年度予算案の審議においてご説明させていただきますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
  最後になりましたが、国の財政事情を斟酌すれば、今後、県と政令指定都市の二重行政の解消をはじめ、地域主権改革が急速に進展することは必至であります。
  この地域主権により権限と税財源の移譲が行われ、地方における行財政運営の自立性が拡大された場合、これをどのように活用していくかは、行政だけでなく地域社会全体の課題であると考えております。
  平たく言えば、地方自治の本旨が地域住民の生活の安定と福祉の向上にあるならば、地域主権の趣旨を住民に浸透させ、地方自治体の自立とともに、自立した地域社会を作り上げていこうとする住民を増やしていくことが、地域主権社会の確立とこれからのまちづくりに必要なことと思うところでございます。
  阿賀野市といたしましても、来るこの時に備え、人材の育成を図り、地方公共団体の責務の増加、重要な行政課題をはじめ、多様化する住民ニーズへの的確な対応など、市民誰もが幸せを実感できる福祉の充実したまちづくりを「阿賀野市まちづくり基本条例」のもとでその実現を図ってまいりたいと考えております。
  議員各位におかれましては、円滑な市政運営ができますよう、なお一層のご指導とご支援をあらためてお願い申し上げまして、平成24年度に向けての私の所信といたします。
  しばらくの間、ご清聴ありがとうございました。
議長(清水友行君) 以上で一般行政報告並びに施政方針を終わります。
                                            
    議案第4号 平成23年度阿賀野市一般会計補正予算(第11号)     
議長(清水友行君) 日程第5、議案第4号 平成23年度阿賀野市一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第4号、平成23年度一般会計補正予算について提案理由を説明申し上げます。
  補正予算(第11号)につきましては、歳入歳出それぞれ2億3,002万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ226億7,213万円とするものであります。
  補正の主な内容は、歳入の増額分では、交付額の確定に伴う地方特例交付金1,859万6,000円、事業費の増額に伴う障害者自立支援事業負担金の増額や国の第4次補正予算に基づく農業体質強化基盤整備促進事業費交付金などの影響により国庫支出金725万円のほか、平成21年度に国から交付された公共投資臨時交付金を原資として当該年度に積み立てした消防施設整備基金3,000万円と学校整備基金8,000万円に関しては、今年度が執行期限となることから当初予算より一部を基金繰入金に予算化していましたが、今回の補正予算では原資の未予算化部分の全額と利子分の確定額の全額を所定の公共事業の財源に充てるための基金繰入金168万3,000円を措置するとともに、公認保育園の市外園児利用の増加に伴う児童運営費受託収入や平成22年度生活保護費国庫負担金の精算交付などに伴う諸収入2,620万8,000円を計上し、国の第3次補正予算に基づいて歳出補正に計上した県営湛水防除事業負担金と県営基幹水利施設補修事業負担金は、震災復興特別交付税の対象となることから特別交付税を5,588万円、並びに一般財源の調整として普通交付税2億8,757万8,000円等を計上いたしました。
  減額分としては、交付額の確定に伴い、国有提供施設等所在市町村助成交付金29万2,000円のほか、養護老人ホーム入所負担金や公認保育園保育負担金、し尿収集運搬手数料などの調定ベースから分担金及び負担金275万8,000円、使用料及び手数料262万5,000円、県支出金では特別保育事業や緊急雇用創出事業、ふるさと雇用再生事業などの歳出減額に伴い1,870万5,000円、市債においても阿賀北広域組合の葬斎施設建設事業費の年次計画変更に伴う負担金の減額や各事業費の確定見込みにより1億4,230万円等を計上いたしました。
  歳出については、増額分では、赤字補てんとして国民健康保険特別会計繰出金3億円、障害者や高齢者に対する介護給付費の増加に伴い障害者自立支援事業扶助費1,375万9,000円、介護保険特別会計繰出金3,775万1,000円、将来的な施設・設備の更新や再編の財源や市債抑制を目的として、ごみ処理施設整備基金積立金と消防施設整備基金積立金にそれぞれ新規積み立て分として5,000万円、国の第3次補正予算等に基づく島田地区県営湛水防除事業負担金4,443万円、小浮用水の県営基幹水利施設補修事業負担金1,405万4,000円、並びに道路除雪費の追加として1億3,050万9,000円等を計上いたしました。
  減額分では、人件費の精査や各事業の実績見込み等に基づいて、各目に所要の補正を行うものであります。
  また、第2表の繰越明許費は、既決予算の中で平成24年度に予算を繰り越して使用を予定している事業のうち、現時点で繰り越し予定額が確定した事業について計上したものであります。
  次に、第3表の債務負担行為補正では、平成24年度当初より契約の締結が必要となる事業や、ハローワーク等を通じて平成23年度中より人材募集を行い、平成24年度当初より雇用を予定する緊急雇用創出事業を既定の債務負担行為に追加するものであります。
  続いて、第4表の地方債補正では、「1 変更」については、各事業の歳出減額に伴い、既定の市債借り入れの限度額を減額するものであり、「2 廃止」については当初予算に財源調整のため計上した農業基盤整備事業債320万円は償還財源に交付税措置が見込めないことから、最終的に市債抑制のため廃止するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。ありませんか。
  15番、遠藤智子さん。
15番(遠藤智子君) 16ページの母子衛生費の中でございますが、ちょっと確認も含めましてお聞きしたいと思います。
  負担金補助及び交付金の中で、特定不妊治療費助成事業費の20万円の増額となっておりますが、23年度の当初予算では10人くらいの見込みで予算が上がっておりましたが、今回は2名の追加ということでございますが、そうしますと当初予算と合わせまして12名の方より申請があったというふうに理解してよろしいのでしょうか、お願いします。
議長(清水友行君) 本間健康推進課長。
健康推進課長(本間昭一君) 今ほど遠藤議員さん、16ページと申し上げたと思うのですが、歳出のほうで特定不妊治療2人分、2件分でございます。20万今回追加で補正いたしてございます。
議長(清水友行君) 15番、遠藤智子さん。
15番(遠藤智子君) 済みません。私人数、当初予算ではまず10名程度ということでございましたよね。それで今回の補正でもう2名追加の20万の補正となっているわけでございますが、そうしますと12名の方というふうに理解してもよろしいのでしょうかということでございます。
議長(清水友行君) 本間健康推進課長。
健康推進課長(本間昭一君) はい、そのとおりでございます。
議長(清水友行君) 15番、遠藤智子さん。
15番(遠藤智子君) この特定不妊治療助成金につきましては、22年度が7名程度でございました。今回は、では当初と補正合わせますと12名で、増員といいましょうか、5人の方の増加となっております。数字的に見ますれば、5という数字は大きな数字ではないかもしれませんが、この7名から5名の増加というの私すごく大きな数字であると思っております。子どもを授かりたいという方が1人でも多くこの制度を利用してくださり、我が子を胸に抱けるよう今後も制度の周知をお願いするものです。
  以上でございます。
議長(清水友行君) ほかにございますか。
  11番、石川恒夫さん。
11番(石川恒夫君) この補正予算、委員会付託なしでありますので、所管の中ででは1点だけお尋ねをさせていただきます。
  48ページでしょうか、ごみ処理施設の基金造成5,000万計上されているわけでありますけれども、要は要するに何年前ですか、大規模改修をしながらそれぞれ今稼働しているわけでありますけれども、これは以前この議会でもお尋ねした、あるいは委員会でもお尋ねした経緯がございます、ごみ処理の現状の阿賀野市の焼却場、それと広域での例えば安田地域は五泉地域衛生施設組合、そこの施設も大分老朽化してございます。だからいろんな面で当然基金造成するのだから、将来的なその辺の方向性も踏まえて何か予定といいますか計画をお持ちなのか、とりあえず財政的ないろんな面あるので、今のうちに5,000万円基金造成をしながら、具体的な施設整備あるいは新築になるのか含めてその辺の整備計画を立てていくのか、現状での計画といいますか、取り組みの状況、どういう前提で5,000万の基金造成をするのかということをお聞かせいただきたいと思います。
議長(清水友行君) 見原市民生活課長。
市民生活課長(見原健司君) 今のご質問ですが、環境センターをこれからどうするかということと、五泉地域衛生施設組合の焼却炉の関係でございますが、計画的に申しますと、その五泉地域衛生施設組合と環境センターが一つになったほうがよりよいのではないかというふうな方向があります。人口10万人規模ということで県内の計画あるわけですけれども、阿賀野市は新潟市に、聖籠のほうにつくか、それとも五泉地域衛生施設組合のほうにつくかというふうな2つの選択があるわけですが、今のところ五泉地域衛生施設組合のほうと一緒になることが自然であるというような観点を持っております。今年度、五泉地域衛生施設組合のほうで施設の点検をいたしまして、とりあえず5年の施設整備を図っていくという計画が出されたところであります。そういった計画を踏まえまして、うちの環境センターとどのような形で一緒になっていくのかということを含めて、もっと突っ込んだ話し合いをこれから進めていかなければならないというふうな状況でございます。
  計画については、以上でございますが。
議長(清水友行君) 11番、石川恒夫さん。
11番(石川恒夫君) 課長からご答弁いただいた内容で、これから進んでいくのだろうとは思います。ただ、広域での処理のメリット、またデメリット、災害時での昨年の東日本大震災で例えるわけではありませんけれども、例えば五泉地域衛生施設組合の管轄が阿賀野市と五泉市、阿賀町になっているわけであります。それが今現在は3カ所あるわけです、焼却場は。阿賀町は単独で持っておられますし、五泉、それから阿賀野市と、例え話です。例えばそれが広域処理のために、あるいはいろんなコストを下げるために広域化した場合、例えば大災害あったとき、1カ所やられたら要は今言った阿賀野市、五泉市、阿賀町の焼却処理が不可能になる場合もあり得るので、その辺の要はメリット、デメリットいろいろあると思いますので、しっかりと関係市町村と協議をしながら、あるいは県、国との協議をしながら、よりリスクの少ない形での施設整備のほうへ行っていただくよう、これ要望だけにさせていただきます。お願いをいたします。
議長(清水友行君) 小林財政課長。
財政課長(小林正男君) 先ほどの石川議員さんのご質問の中で、この5,000万の積み立てについての積み立て理由ということで、ただいま計画を担当課長のほうから申し上げましたけれども、この5,000万につきましては、笹岡にあります環境センターの施設がかなり老朽化しております。新年度予算の中で修繕費としてある程度の金額は予算づけはしておりますけれども、平成23年度におきましてもかなり予想もしない箇所の修繕がいっぱい出ております。ですので、今現在、先ほど石川議員が言われましたとおり、若干余裕のある時点でその修繕費をとりあえず積み立てておきたいというような形での考えから今回5,000万円、使うか使わないかは別としましても積み立てをして備えさせていただきたいという意味で補正をさせてもらったわけでございます。
  以上です。
議長(清水友行君) 19番、福住つゆ子さん。
19番(福住つゆ子君) 26ページの支所の安田支所費のところにあります、これは議案第44号の金額でしょうか。
議長(清水友行君) 荻野安田支所長。
安田支所長(荻野正治君) 今福住議員さんが言われたとおり、議案の関係が賠償金の関係がございます。
議長(清水友行君) 19番、福住つゆ子さん。
19番(福住つゆ子君) そうしますと、議案44号のところに詳しくお尋ねしますけれども、市が間違ってもらっていたということですので、これをここの場所でどうのこうのと言ったってしようがないわけですので、議案44号のところにご質問させていただきますけれども、この議案書によりますと6年間もわからないでいたということと、それからこれに対する契約書みたいなのはどうなっている、どうしてこんなことが起きたのかということをこの議案44号のときに詳しくお聞かせいただきたいと思います。
議長(清水友行君) 荻野安田支所長。
安田支所長(荻野正治君) わかりました。ちょっと答えさせてもらいたいと思います。
               〔「44号のところでいいです」と呼ぶ者あり〕
安田支所長(荻野正治君) はい、済みません。そのときお答えさせていただきます。
議長(清水友行君) 7番、稲毛明さん。
7番(稲毛 明君) ちょっと2つほど聞かせてもらいたいのですが、国庫支出金の中で農業体質強化基盤整備促進事業補助金3,650万計上されて、これは4次補正で取り上げられたということを言った途端に、もう枠を超えるぐらい希望者は殺到したというふうに聞いているのですが、最終的にこれは土地改良区単位で多分やっていくという形になっていくと思うのですが、それぞれ阿賀野川土地改良区と笹岡土地改良区で何本承認といいますか、計画が実行される件数があるのか、それだけまず聞かせてください。
議長(清水友行君) 披田野農林課長。
農林課長(披田野勝幸君) 稲毛議員さんのご質問にお答えさせていただきます。
  一応この事業、国の4次補正というふうなことで、戸別所得補償制度の大変失礼な言い方ですけれども、余った分でこの基盤整備のほうに回すというものでございますが、一応それぞれの土地改良区から定率補助の部分でありますけれども、要望が上がっているものでございますが、阿賀野川土地改良区につきましては、これ本数というよりも用水路と排水路の総延長になりますけれども、用水路の整備で6,600メートル、それから排水路の整備では総延長で5,100メートルということでございまして、総額で1億6,800万の事業費要望しているということでございます。
  それから、笹岡土地改良区につきましては、排水路の工事というようなことで1,028メートルでございます。事業費では、1,038万を要求していると。このほか阿賀右岸連合、こちらのほうも管水路の整備というようなことで1,130メートルほど、1億4,360万の要求している状況でございます。
議長(清水友行君) 7番、稲毛明さん。
7番(稲毛 明君) 次に、衛生費の健康増進対策費500万減額になっているのですが、その理由が受診者、この漢字が間違っていますけれども、受診者数の減によるものということなのですが、500万といえば相当な受診減だというふうに私は思っているのですが、なぜこういうふうになるのか。負担を求めるようになってからやっぱり下降線をたどっているのではないかなというふうに心配しているのですが、そこら辺はいかがでしょう。
議長(清水友行君) 本間健康推進課長。
健康推進課長(本間昭一君) 明細につきましては、75歳以上の一般健診が158名ぐらい、それ以外にがん検診関係でございまして、胃がん、大腸がん、肺がんが当初予定よりかなりの数で減ってきたという実態でございます。中でも大腸がん検診の見込みが843人ということで、大幅に減少いたしてございます。確かに議員さんおっしゃるとおり、一部負担もございます。胃がんであれば2,000円とか、いろいろ負担金も確かにございますので、その辺が受診を抑えているということになるかと思います。ただし、市もこういう状況ですから最低限の受益者の負担ということで、健康保持のために受益者負担というのは、本来そのものがいかがなものかという論議あると思うのですが、安定財政のために必要な応分の負担をお願いしているというのが現実でございます。結果的に減額、見込みより受診者が減少したというふうなことでございます。
議長(清水友行君) 7番、稲毛明さん。
7番(稲毛 明君) 医療費を抑制するには、やっぱり予防を進めていくということが非常に重要だということ、笹神時代も保健婦さんをふやして訪問、予防とかいろんなこと通じながら医療費を抑制してきたという背景があるのですが、このままでいくと予防措置がやっぱりいまいちなのか、それとも今言った一部負担が重荷になっていて受診者が減る傾向にあるのか、そこら辺はやっぱり幾つか分析なんかしたことあります。さっきの答弁の中でちょこっと触れてはいますけれども。
議長(清水友行君) 本間健康推進課長。
健康推進課長(本間昭一君) 先回も国保の運協の中で、宮脇議員さん会長さんなのですが、からもご指摘をたしかいただいた件でございます。確かに近隣市町村と比較した場合、例えば胃がん検診であれば2,000円の負担金ということで結構高額な部分ございます。それ以外については、800円とかあるいはほぼ近隣市町村と同等の金額になってございます。それで何で阿賀野市がこれだけ受診率が低いかという部分は、私ども非常にそこら辺が詳細な分析までまだ行っていないのですが、地域における産業構造とか、あるいは所得の状況とか、特に最近不況に伴う収入あるいは所得の減というのも少なからず影響しているというふうに思っております。一方、この検診受けることによって、早期疾病を予防、発見して、治療によって結果的には医療費を抑制効果あるというのも、どちらもはかりにかけた場合、むしろプラス志向であれば負担金の見直しとあわせて受診率の向上に向けて検討すべき状況もあるかなというのは、今内部のほうでその辺は問題意識を持って精査しながら、この原因をつかんでいきたいというふうに考えております。
議長(清水友行君) 7番、稲毛明さん。
7番(稲毛 明君) なかなか相手のある事業ですので、いいアイデア、いい方向性をとったとしてもなかなか理解してもらえないという部分もあるかとは思いますけれども、ちょっとそこらは本当に市民の健康を守っていくという立場から、やっぱりよりよいこの事業をぜひ進めていってほしいという大方希望であります。よろしく。
議長(清水友行君) ほかにございますか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第4号を採決します。
  お諮りします。議案第4号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第4号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第5号 平成23年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
     議案第6号 平成23年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)

議長(清水友行君) 日程第6、議案第5号、議案第6号を一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第5号及び第6号、平成23年度の国民健康保険並びに後期高齢者医療特別会計補正予算について提案理由を説明申し上げます。
  まず、国保会計についてでありますが、歳入歳出に9,716万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ51億7,943万6,000円とするものであります。
  補正の主な内容は、歳入については、被保険者数の減少等により国民健康保険税2,470万6,000円、交付額確定により前期高齢者交付金1億2,916万3,000円、保険財政共同安定化事業交付金等の共同事業交付金9,809万1,000円等を減額し、前期高齢者交付金の減額等に伴う療養給付費等負担金の増額等により国庫支出金5,129万7,000円、赤字補てんとして一般会計繰入金3億円等を増額するものであります。
  歳出については、保険給付費のうち療養給付費6,685万9,000円、高額療養費4,600万円、諸支出金のうち実績報告に基づく国庫支出金返還金3,791万円等を増額し、共同事業拠出金のうち保険財政共同安定化事業拠出金3,785万6,000円等を減額するものであります。
  続いて、後期高齢者医療会計についてであります。歳入歳出それぞれ1,314万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ7億690万8,000円とするものであります。
  補正の内容は、歳入については、後期高齢者医療保険料903万4,000円、一般会計繰入金441万2,000円を減額し、諸収入を30万円増額するものであります。
  歳出については、後期高齢者医療広域連合納付金1,344万6,000円を減額し、保健事業費を30万円増額するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。
  16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) 今一般会計から3億円の繰り入れということですけれども、この繰り入れた3億円はどうなるのでしょう。ここへ使うのでしょうけれども、一般会計のほうの扱い、受け入れたわけですので、返済はどうするつもりですか。
議長(清水友行君) 小林財政課長。
財政課長(小林正男君) 3億円の繰り入れにつきましての返済については、一応補てんという形での一般会計からの繰り出しでございますので、返済については一応ございません。
議長(清水友行君) 16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) ないということは、出しっ放しということですか。将来も返済しなくて済むということですか。
議長(清水友行君) 小林財政課長。
財政課長(小林正男君) 財政課といたしまして、大変苦しい中での3億円というのは大変大きいものでございます。国保会計がこの後制度の改正等々によりまして余裕が出てくれば、当然ながら返済をしていただければ私は幸いだと思っております。
議長(清水友行君) 16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) そういう追っかけ合いしていますと、よくなったら返すということですけれども、よくならないと返さないということですので、何らかの方法あるはず。あるのですよね、返さなくて済む方法。何かあるのでしょう。
議長(清水友行君) 小林財政課長。
財政課長(小林正男君) ここの項目にもございますように、これ貸付金ではございませんので、赤字の補てん金という扱いの中での一般会計繰り出しでございますので、ご理解のほうよろしくお願いいたします。
議長(清水友行君) 16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) そうなりますと、来年度も見込まれるわけですが、こういう状態がよし悪しは別として、繰り出しというだけではなくて、もうちょっと市民にもわかりやすく、一般会計から入れたのだけれども、これはもうこういう扱いで、もう返す見込みもないし、皆さんからもいただく気もないというきっちりした扱いで処理はする気ないのですか。いつまでも繰り入れ繰り入れ繰り入れと言いますと、どこで最後どうなるのだねという結果になると思いますから、処理する方法があるならきちんと処理をして、説明するなら説明をして、片づけてしまったらどうなのですか。
議長(清水友行君) 小林財政課長。
財政課長(小林正男君) 浅間議員さん言われるとおり、早い時点でのけりというか、あれはつけたいとは思っておりますけれども、今回3億円を一般会計から繰り出したわけでございますけれども、これについてはあくまでも今後計画的に繰り入れるというようなものではなく、単年度の繰り入れというふうな理解の中で、今後につきましては財政状況を見ながら、計画的ではなく、その辺の一般会計の財政状況を見ながら検討をさせていただくということで、今後またやりますよという約束はしてございません。ですので、今回は単年度処理というようなご理解の中でご了解いただければなというふうに思っております。
議長(清水友行君) 16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) そういう説明ですと、なかなか納得できないわけです。また、来年度といったって、保険料上げない限り良化というか状況がよくなるという見通しは立たないわけです。そういうものをいつまでもこういう形で、赤字が出たら一般会計から補てんする、補てんするという形になってきていますから、もうちょっと出すけれども、それを被保険者からいただくという考え方ができないのであれば、ないような形で毎年単年度でもう処分してしまうという形にはいかないのですか。
議長(清水友行君) 小林財政課長。
財政課長(小林正男君) この赤字についての今までの累積の中含めまして、単年度処理というのは大変難しい金額にもなってございますので、それはちょっと無理だと思います。ただ、今後の国保の運営につきましては、きちっと国保運営協議会の中で十分ご審議をいただいた中で、それと執行部の中での協議で対応をしていただきたいというふうに私は切に思っているところであります。
議長(清水友行君) 16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) いや、結局そこに今課長話されましたので話しますが、累積とは言いながら戻ってくる可能性がないということでしょう。そうしたらその時点、どこかの時点できちっとけじめつけないと、いつまでも累積は幾らあるのだけれども、幾らあるのだけれども、ことしまで幾ら赤字出たけれどもという、その単年度の説明はいいでしょうけれども、累積をではどうするのだと言われるとこのとおりですから、それを何か議会が必要なのかどうかわかりませんけれども、国保のほうでもう処理をしてしまうという形はいつまでもならないわけですか。いつかの時点でしなければならないのかなと私は思っていますけれども。
議長(清水友行君) 本間健康推進課長。
健康推進課長(本間昭一君) 私ども健康推進課が国保会計の事務局になってございます。今ほどのご質問も関係しますので、近隣市の状況について情報として一応報告しておきますが、例えば21年度の当市と今回と同じ考え方の基準外繰り出し、いわゆる赤字補てんなのですが、21年度では20市のうち8市が赤字補てんをやっております。22年度は7つの市、今年度はおおむね10市が約半分基準外繰り出し、いわゆる赤字補てんをやる予定になってございます。
  なお、同市の部分なのですが、基準外繰り出しではなくて基金への繰り入れやっている市もございまして、これも21年度で8市、22年度で10市、23年度も当然予定ございます。といったように、各市がそれぞれの20市、19市もみんな同じ状況で、直接赤字部分を財政を一応投入するか、あるいは基金という形で間接的に補てんしていくか、いずれかの方法で県内の20市の国保運営というのはみんなほぼ同じような状況で、相当厳しい財政運営を強いられてございます。この件については、政府民主党あるいは野党である自民党もかなり危機感を抱いてございまして、先回も東京で決起集会ございまして、とにかくもう制度疲労、制度自体が成り立たないと、国保会計自体は市町村会計でやること自体がもう無理だと、最低限県レベルの全県1区の財政運営すべきだというふうなことで今動いてございますので、その間一応予定ですと、平成30年に全県1区の財政基盤になる予定です。後期高齢と同じような形になるわけですが、その間当然29年度までに繰り上げ充用金、実質的な資金ベースの赤字部分を各保険者が責任持って解消しなければだめだという部分でございます。当然保険料等の関係も出てきますが、少なからず19市においても本市と同じような赤字補てんあるいは基金の繰り入れをやってございます。
  情報ということで、以上でございます。
議長(清水友行君) 16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) 情報は聞かせていただきましたけれども、解決にはなっていないということで、今ほど話されましたように29年度ですか、全県が1つになる。全県というのは、県1つになる。そのときのでは会計処理どうなるのですか、市に対しての。累積は、どういう処理をしてゼロにするのですか。
議長(清水友行君) 本間健康推進課長。
健康推進課長(本間昭一君) 先回全協のとき、事前に皆様に、当日時間なかったものですから、細かいご説明しなかったのですが、29年度までに現在抱えている2億5,000万の実質赤字分の解消計画、当然保険料との関係も出てきます。その計画案をつくりながら、阿賀野市で今できる財政支援はどこまでかということで、財政状況を勘案しながら今回補正の提案させてもらったわけですが、当然当初予定の部分を今年度すら単年度が急激に夏以降医療費が高騰いたしまして、今のところ2億から2億4,000万の単年度赤字になりそうな状況です。これは、あくまでも見込みでございます。ですから……
議長(清水友行君) 16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) そういう説明があるから赤字になるので、このような状況を毎年毎年繰り返して、累積、累積、累積といっても結局被保険者さんに負担できない金額になっていますよね。こういうものをいつまでも野放しにほっかむりしていいのかという話ししている。きちっとした処理、市長やったらどうですか。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 今担当課長のほうから説明ありましたように、国保会計については今の民主党政権では、平成30年をめどに県単位で財政を一本化しようというようなことで検討を進めているところでございます。そうなれば、その時点で国保の会計、これ赤字を解消していかなければいけないわけです。今年度補正で一般会計から国保会計に繰入金3億入れますが、これは本年度で発生した2億の赤字と累積でたしか4億ですか、そのうちの1億を3億で解消しようということで上げたわけでございます。残りの累積の赤字をどうするかでございますが、これはすべて一般会計から繰り出して補てんするということは、これはやっぱり市民の理解得られないというふうに考えております。当然国保としての自助努力が私は必要だと思っておりますので、保険料率の引き上げといいますか、見直しとセットでこの累積の赤字を遅くても県単位で一本化する前に解消する必要があるというふうに考えております。
  以上です。
議長(清水友行君) 16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) 市長の話はわかるのです、話は。ですから、その結果をどうするのです。今現状でもいいですし、29年度のその時点でもいいです。どっちでもいいのでしょうけれども、こういうものは29年度までに累積、累積で多額のお金をつくってからでもいいでしょうけれども、これは毎年の話ですから、その都度被保険者さんに全部負担せいと私言っているわけでありませんし、保険料上げれと言っているわけではないのです。貸して返ってこないものならさっさとくれてしまいなさいということなのです、わかりやすく言えば。毎年つくってばかりいたって仕方ないでしょう。取れない借金おれ幾らあるのだなんて、財産として考えているのですか、まだ。財産として考えられなければ、処理する以外ないわけでしょう。ですから、その分はすかっとしなさいという話を私しているので、こういう話が市長に通じるかどうかわかりませんけれども、毎年同じことを繰り返して、累積額だけいっぱいつくったってしようがないでしょうということであります。取れなかったら一般会計で欠損か何かに上げてしまって、消せばいいでしょう。いつまでもおまえさん、幾らある、幾らあるなんて話ばかり毎年説明聞いていたって仕方ない話ですから、上げる、被保険者さんが容認できる程度の上げ幅はいいです。これ以上に見込みないものなら欠損か何かに落としたらどうなのですか。一般でしたらそうです。取れない借金いつまでも上げていたって仕方ないでしょうと私は考えますが、市長は本当に29年まで投げておくのですか。そういう方法を研究したらどうですかということです。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 今ほど浅間議員さんのほうから取れない借金なら、借金ではないのですけれども、あきらめてすぐ補てんしたらどうだということでございます。今回3億円を投入するというのも、今年度の予算の中でこれくらいなら何とかできるという中で用意したものでございます。来年またどうなるかわかりませんので、その市の全体の予算の運営の中でまた国保の赤字、決してこれはふやすことはできませんので、減らしていくという形で、それは何年先になるか今はっきりは申し上げられませんが、とにかく確実に減らしていくという形で、また減らすお金、一般会計のお金もその年のやっぱり財政状況を見ながらやはり考えていかなければいけないと思っています。余り先延ばしはするつもりはございません。
議長(清水友行君) 16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) ですから市長、毎年そういうことで、毎年少しずつでも減らしますよということは、被保険者さんが負担するということなのでしょう。それも限度あるでしょう。年間何十万も払っているのに、さらにまたそこへ10万、20万と上乗せ保険料できないはずです。はずって、できますけれども、払うほうが大変なわけですから、限度があると思います。そういう部分の現実の現状を考えてみれば、そういう市長のような言葉だけで先送りしたって何も解決しませんよということなのです。ですから、精算するものは精算して、欠損に落とすものは落として、それで単年度で今度しっかりやっていける保険料を提示すればすかっとするのではないのですか。と思っていますが、市長、最後にではもう一回。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) この累積の赤字の解消でございます。当然今浅間議員おっしゃったように、すべて保険者にそれを保険料値上げで負担してもらうと、これは無理な話でございますので、保険者さんからではさらにどの程度なら負担していただけるのか、それをしっかり見きわめながら、あと残りは一般会計から補てんしていくということになろうかと思っております。
議長(清水友行君) 16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) そういう形にならないと、政府の動きについていけませんよ。そういうものを読みながら、その時点ではもうすかっとしているという形にしておかないと大変な話になると思いますから、急にその時点になってから保険料を負担していただきますなんていかないのですから、現実問題として。なるべく単年度で決着つけるような方法をとったほうがいいのかなと私は思います。
議長(清水友行君) ほかにございますか。
  11番、石川恒夫さん。
11番(石川恒夫君) 1点さらりとお尋ねをさせていただきます。
  14、15ページ、国保のレセプト審査委託料、これは例年800万ちょっとくらい程度の経費をかけ、要はレセプト審査をやっているわけでありますけれども、実際23年度この審査をして、不正とは言わぬけれども、過誤なりの実績的な部分は出てきておりますか、その辺の状況をお聞かせください。
議長(清水友行君) 本間健康推進課長。
健康推進課長(本間昭一君) 手元に詳細な資料ございませんけれども、今、年度の最終的な今月、に3月入ったわけでございまして、年度の精算は当然まだ終わってございませんし、その都度の審査は毎月やってございますし、後ほどデータのほうを議員さんのほうにお渡ししたいと思います。現在手持ちちょっと持ってございません。
議長(清水友行君) 11番、石川恒夫さん。
11番(石川恒夫君) 先ほどの浅間議員さんのご意見も含めてですけれども、要は先ほど入るをはかって出るをなす、会計の原則だけれども、それ以前に市長にお話ししたら、逆のことをおっしゃられていたことをさっき思い出したわけでありますけれども、まずいろんな部分で入る部分が国保は国県からと被保険者さんからの保険税、それと市の一般会計からの基準内、基準外繰り入れ、基本的には3つしかないわけです。他方で出るほうをどうしていくかの中で、本当にレセプト審査含めいろんな経費項目、歳出項目しっかり検討しながら、まさに出るをなす、そういう部分をしっかり見ていくのもまた重要な部分なので、実際800万かけて審査それぞれやって、どの程度の実績があるのかなという、その部分もしっかり把握していただきたいと思います。今3月1日ですので、12月分まで終わっているのかな。12月分まで全部終わっていますよね。その辺の状況、第3・四半期までどの程度の形で、先ほど言ったとおり不正請求とは言いません。過誤の請求があったのか、その辺の実績をでは後ほど資料としてご提示お願いをいたします。
議長(清水友行君) ほかにございますか。
  19番、福住つゆ子さん。
19番(福住つゆ子君) 市長さんにいつも苦言を呈していますが、きょうは3億円の決断なさったことはとてもいい決断だったと思っております。お褒めの言葉。というのは、特別委員会に市長出なさらないから今言っておかないと。いい決断でしたよね、これは。
  それから、滞納金を未収金、これをどうにかしなければ、保険料を上げることの、いや、一般会計からどうのこうのという問題の前に滞納金に対してしっかりとした取り組みをすれば、こんな赤字すぐ解消になりますもの。だからその辺のところをきちっとしないで一般会計、それから保険料値上げ、こんなことにはならないようにお願いをしておきます。
議長(清水友行君) ほかにございますか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) これで質疑を終わります。
  お諮りします。議案第5号、議案第6号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第5号、議案第6号は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第5号、議案第6号を一括して採決します。
  お諮りします。議案第5号、議案第6号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第5号、議案第6号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第7号 平成23年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第5号)  
議長(清水友行君) 日程第7、議案第7号 平成23年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第5号)を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第7号、平成23年度介護保険特別会計補正予算について提案理由を説明申し上げます。
  補正予算第5号として、歳入歳出それぞれ2億3,833万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ40億9,929万6,000円とするものであります。
  補正の主な内容は、歳入については、保険料で現年度分特別徴収保険料1,392万5,000円、現年度分普通徴収保険料1,200万円、国庫支出金で国庫補助金の地域支援事業交付金として介護予防事業が32万6,000円、包括的支援事業・任意事業が59万円、県支出金で県補助金の地域支援事業交付金として介護予防事業が16万3,000円、包括的支援事業・任意事業が29万5,000円、一般会計繰入金の現年度分地域支援事業繰入金として介護予防事業が94万2,000円、包括的支援事業・任意事業が8万4,000円、諸収入の雑入2,000円を減額し、使用料及び手数料で28万6,000円、国庫支出金の介護給付費に係る国庫負担金4,492万7,000円、国庫補助金の調整交付金3,146万9,000円、介護給付費に係る支払基金交付金6,464万3,000円、地域支援事業支援交付金49万4,000円、介護給付費に係る県負担金2,703万1,000円、繰入金として事業実績見込みによる一般会計繰入金の現年度分介護給付費繰入金3,877万7,000円、繰越金1,883万9,000円、市債として財政安定化基金借入金4,020万円を増額するものであります。
  歳出については、総務費の計画策定委員会費の需用費78万1,000円、地域支援事業費では2次予防事業費の介護予防事業に係る共済費6万1,000円、賃金39万円、介護予防普及啓発事業費の需用費17万円、委託料10万円、包括的支援事業費の包括的・継続的マネジメント支援事業に係る旅費1万円、任意事業の家族介護継続支援事業費の扶助費77万8,000円を減額し、保険給付費では、介護サービス利用が増加したことによる介護サービス給付事業費2億1,523万8,000円、高額介護サービス事業費971万4,000円、特定入所者介護サービス事業費1,524万9,000円、その他諸費として審査支払手数料7万1,000円、介護予防普及啓発事業費の負担金9万7,000円、地域支援事業費として介護予防普及啓発事業費の共済費25万円、包括的・継続的ケアマネジメント支援事業費の旅費1万円を増額するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第7号を採決します。
  お諮りします。議案第7号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第7号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第8号 平成23年度阿賀野市公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)
     議案第9号 平成23年度阿賀野市集落排水事業特別会計補正予算(第3号)

議長(清水友行君) 日程第8、議案第8号、議案第9号を一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第8号及び第9号、平成23年度の公共下水道並びに集落排水事業特別会計補正予算について提案理由を説明申し上げます。
  まず、公共下水道事業会計につきましては、歳入歳出それぞれ1,057万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ22億8,042万6,000円とするものであります。
  補正の主な内容は、歳入については、分担金及び負担金の受益者負担金で現年度納付分の実績により2,100万円を増額し、下水道事業の進捗による額の確定により、市債の流域下水道事業債を170万円及び一般会計繰入金を872万2,000円減額するものであります。
  歳出については、事業の進捗による額の確定により下水道総務費の職員人件費を16万円増額し、接続効果促進事業費の浄化槽撤去費等助成金を314万円、排水設備設置資金利子補給補助金を157万8,000円減額し、下水道事業償還基金造成費に積立金として2,100万円を増額するものであります。
  また、施設管理費において施設維持管理費の需用費を280万円減額、下水道事業費の人件費を5万円増額し、流域下水道県工事負担金を186万4,000円、公債費の一時借入金償還利子を125万円減額するものであります。
  続いて、集落排水事業会計につきましては、歳入歳出それぞれ238万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億9,627万3,000円とするものであります。
  補正の主な内容は、歳入については、使用料及び手数料において分田地区集落排水施設使用料の現年度納付分を実績により300万円増額し、事業の進捗により一般会計繰入金を538万2,000円減額するものであります。
  歳出については、事業の進捗による額の確定に伴い、下水道普及対策費の浄化槽撤去費等助成金を276万円、排水設備設置資金利子補給補助金を31万1,000円減額し、集落排水処理施設営繕基金造成費に積立金として300万円を増額するものです。また、施設維持管理費の工事請負費を、渡場地区、小松地区及び大室地区についてはそれぞれ50万円、大和地区については31万1,000円、公債費の一時借入金償還利子を50万円減額するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。議案第8号、議案第9号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第8号、議案第9号は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第8号、議案第9号を一括して採決します。
  お諮りします。議案第8号、議案第9号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第8号、議案第9号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第10号 平成23年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算(第3号)
議長(清水友行君) 日程第9、議案第10号 平成23年度阿賀野市少年自然の家特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第10号、少年自然の家特別会計補正予算につきまして提案理由を説明申し上げます。
  補正予算(第3号)として、歳入歳出それぞれ85万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,874万8,000円とするものであります。
  補正の内容は、歳入については、一般会計繰入金を83万1,000円、まき等販売収入を2万4,000円減額し、歳出については、管理運営費を90万5,000円減額、職員人件費を5万円増額するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第10号を採決します。
  お諮りします。議案第10号は原案のとおり決することに異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第10号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第11号 平成23年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第4号)
議長(清水友行君) 日程第10、議案第11号 平成23年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第11号、水道事業会計補正予算につきまして提案理由を説明申し上げます。
  補正予算(第4号)として、収益的支出を121万円増額し、支出合計を11億5,217万8,000円とするとともに、資本的支出を22万円増額し、支出合計9億6,534万2,000円とするものであります。
  補正の内容は、収益的支出、資本的支出とも、地方公務員等共済組合法の一部改正による負担金率の増加に伴う市町村職員共済組合負担金増額分について、関連する目区分の法定福利費に増額計上し、また、人件費の精査により手当を増減計上するものであります。
  この結果、当年度純利益は現予算での計上額から121万円減少し、1,300万9,000円と見込んでおります。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第11号を採決します。
  お諮りします。議案第11号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第11号は原案のとおり可決されました。
                                            
    議案第12号 平成23年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第4号)
議長(清水友行君) 日程第11、議案第12号 平成23年度阿賀野市病院事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第12号、病院事業会計補正予算につきまして提案理由を説明申し上げます。
  補正予算(第4号)として、収益的収入を5,291万9,000円減額し、収入合計を4億4,385万円に、収益的支出を851万3,000円減額し、支出合計を5億5,728万円に、資本的収入を1億935万3,000円減額し、収入合計を8億2,371万1,000円に、資本的支出を1億5,350万6,000円減額し、支出合計を9億3,484万3,000円にするものであります。
  補正の主な内容は、収益的収入については、一般会計繰入金として、建設改良費の確定に伴う減価償却費に係る繰入金4,415万3,000円、職員現給保障額が確定したことに伴う政策的医療等交付金に係る繰入金326万1,000円を減額し、厚生連施設使用料見合い額として計上する繰入金を264万8,000円を増額するものであります。また、収入、支出に係る消費税額の見込額を精査した結果、消費税還付金554万9,000円を減額するものであります。
  次に、収益的支出については、職員現給保障分の減額見込みにより、政策的医療等交付金326万1,000円、既設病院施設等改修工事費及び医療機器整備費が確定したことに伴い、減価償却費529万6,000円を減額するものであります。
  次に、資本的収入については、本年度の建設改良費に係る支出額が確定したことに伴い企業債を6,520万円、建設改良費に係る一般会計繰入金4,415万3,000円を減額するものであります。
  次に、資本的支出については、入札による費用圧縮等に伴い既設病院施設等改修工事費6,427万円、医療機器整備費5,978万6,000円を減額、また、基本設計業務費を平成24年度当初予算に計上することとしたことに伴い、新病院整備事業費2,960万円を減額するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) ちょっと探したけれども、説明はこれかなと思って聞いていたのですが、職員さんが身分変わったということで差額補てんしているのが減額になっていますよね、幾らだったかちょっと。その理由は、ちょっと。
議長(清水友行君) 圓山企画政策課長。
企画政策課長(圓山 知君) それでは、政策的医療交付金のうちの職員現給保障分が減額になっている理由ということでございますが、お手元に病院事業会計補正予算(第4号)に係る支出の概要という参考資料をお届けしているかと思います。こちらをごらんいただきますとおわかりいただけるかと思うのでございますが、資料のほう、(1)番、政策的医療交付金、職員現給保障相当額月別表ということで表をお示ししてございます。こちらのほう、年度当初、4月には116名その対象者がおりましたが、年度の途中のところで7月とか10月のところで人数が減っているのがごらんいただけるかと思うのですけれども、昇級、昇格等によりまして差額分がなくなる、あるいは差額が縮まるといったようなことがございまして、当初予定していたものよりも結果的に減ってきたということで、当初5,909万3,000円の予定が実質的には5,580万程度ということで、その差額326万1,000円を今回減額という形をさせていただくものでございます。
  よろしくお願いいたします。
議長(清水友行君) 16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) こればかありがたい話なのですけれども、昇級したり昇格すると、この分消失するのですか。補てんはなしということになるのですか。
議長(清水友行君) 圓山企画政策課長。
企画政策課長(圓山 知君) 例えばちょっと簡単な例で申し上げますけれども、民営化する前10万円もらっていた方が民営化して9万円になっていたと、その差額の1万円を市が補てんするということをしているわけですけれども、昇級したことによって10万円を超える給料をもらえることになったとしますと、その差額がなくなったということで、こういう方については市からの補てんはなくなると、こういう仕組みでございますので、よろしくお願いします。
議長(清水友行君) 16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) この人数減るというのは、その人たちの分も減っているということなのですよね。ということで、職員さんが退職したというような形跡はあるのですか。
議長(清水友行君) 圓山企画政策課長。
企画政策課長(圓山 知君) この年度当初の116人から12月で107人ということで9人減っている形なのですけれども、ほとんどが今申し上げた昇級、昇格によるものでございます。ただ、一、二対象の方が退職をされている方もあるというふうに聞いております。
議長(清水友行君) 16番、浅間信一さん。
16番(浅間信一君) 病院側としては、看護師さんの募集というチラシ入っていますから、そういう部分の補てんかなという感覚でチラシ見ているのですけれども、そんなに多くは退職していないけれども、まだまだ足りないという状態ということなのですよね、では。はい、わかりました。
議長(清水友行君) ほかにございますか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  お諮りします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第12号を採決します。
  お諮りします。議案第12号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第12号は原案のとおり可決されました。
  これから1時半まで休憩いたします。
               休 憩 (午前11時56分)
                                            
               再 開 (午後 1時30分)
議長(清水友行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                            
    議案第13号 平成24年度阿賀野市一般会計予算            
     議案第14号 平成24年度阿賀野市国民健康保険特別会計予算      
     議案第15号 平成24年度阿賀野市後期高齢者医療特別会計予算     
     議案第16号 平成24年度阿賀野市介護保険特別会計予算        
     議案第17号 平成24年度阿賀野市公共下水道事業特別会計予算     
     議案第18号 平成24年度阿賀野市集落排水事業特別会計予算      
     議案第19号 平成24年度阿賀野市押切外四ヶ大字財産区特別会計予算  
     議案第20号 平成24年度阿賀野市少年自然の家特別会計予算      
     議案第21号 平成24年度阿賀野市工業団地造成事業特別会計予算    
     議案第22号 平成24年度阿賀野市水道事業会計予算          
     議案第23号 平成24年度阿賀野市病院事業会計予算

議長(清水友行君) 日程第12、議案第13号から議案第23号までを一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第13号から23号までの一般会計ほか10の特別会計等の平成24年度予算について提案理由を説明申し上げます。
  最初に、議案第13号、一般会計についてであります。平成24年度一般会計予算は、新市建設計画の集大成とも言える水原中学校や水原郷病院の整備事業が本格化することから、今後の財政状況や合併特例期間が終了する中期的な将来を見据え、引き続き財政の健全化を堅持することを最重要課題として編成に取り組んだところであります。
  また、市税を初めとする自主財源の確保に当たっては依然として厳しい情勢にあることから、経常的経費については原則として前年度予算額を上限とするなどの一定の制約を設けた領域もありますが、総合計画の後期基本計画や実施計画の推進に当たっては重点的な予算配分に努めました。
  平成24年度の予算総額は184億200万で、前年度当初と比較して5億5,400万円、率にして2.9%の大幅な減額となっておりますが、主な要因としては国の制度改正に伴う子ども手当の減額や、地域バイオマス利活用補助金などの事業の終了によるものであります。
  ただし、平成24年1月の臨時議会で議決いただいた補正予算に計上した消防救急無線デジタル化実施設計業務、小中学校施設耐震化大規模改修事業及び水原中学校整備事業の大半は、予算繰り越しにより平成24年度予算と一体的に執行する予定であり、これらの事業費を含めると実質的な予算総額は203億4,000万円程度となり、前年度当初と比較して約13億8,400万円、率にして7.3%増の予算規模となります。
  歳入面における予算の特徴として、自主財源の根幹である市税では、個人市町村民税において国の税制改正により満15歳以下の年少扶養控除等が廃止されることから一定の増収を見込みましたが、固定資産税においては評価替えなどの影響により大幅な減収となる見込みであり、市税全体では平成20年度以降5年連続の減少となりました。
  また、土地開発基金については一定の役割を終えたことから、平成24年度内に基金を廃止し、その財源を福祉関係の扶助費などに有効に活用することとしております。一方、依存財源の根幹である地方交付税においては、引き続き堅調な収入が見込まれることから前年度を上回る予算額を計上いたしました。
  歳出面における新規事業としては、議会インターネット中継システムを導入するほか、原子力安全対策などを含めた地域防災計画改正事業、市税のコンビニエンスストア収納事務委託、障害者自立支援事業における相談支援体制の構築、福祉会館玄関自動ドア新設工事、医学生修学資金貸し付け、村杉温泉街LED照明化工事、高規格救急車購入事業、安田図書館改修工事などを実施する予算を計上いたしました。
  また、継続事業においても、子ども医療費助成事業における通院助成対象の拡充のほか、阿賀北広域組合の葬斎場建設費の負担、有機堆肥による土づくり促進事業、住宅用太陽光発電設備補助事業、地場産瓦普及助成事業、中小企業振興資金貸し付け、阿賀野バイパスとのアクセス道路の整備、住宅リフォーム支援事業、小中学校の机・いすや給食用食器を一斉更新する教育環境設備等の改善など、幅広い分野で所要の予算を計上いたしました。
  次に、議案第14号、国保会計であります。国民健康保険事業においては、景気低迷による課税所得の減少と医療給付費の増加等により、依然として厳しい事業運営となりますが、被保険者の健康診査事業等にも配慮し、予算を編成いたしました。平成24年度の予算規模は44億7,015万1,000円で、前年度当初に比し4,550万3,000円、率にして1.01%の減となります。
  次に、議案第15号 後期高齢者医療会計であります。後期高齢者医療制度は、新潟県後期高齢者医療広域連合が保険者となり、市町村と事務を分担しながら運営を行っております。制度の円滑な運営を行うため、広域連合と連携を図り、予算を編成しました。平成24年度の予算規模は7億928万7,000円で、前年度当初に比し309万5,000円、率にして0.4%の増となります。
  次に、議案第16号、介護保険会計であります。平成12年4月から介護を社会全体で支えていくという目的で施行された介護保険制度も13年目を迎え、介護保険制度が市民の間に定着してきました。平成24年度は、第5期介護保険事業計画の初年度に当たり、この計画で示した介護給付等対象サービスや地域支援事業やサービス等の円滑な提供を図るための施策を行うとともに、引き続き健全な介護保険特別会計を維持できるように配慮し、介護を必要とする高齢者の増加に対応するため、一層のサービス充実と制度浸透を図り、介護予防事業等にも積極的に取り組む予算といたしました。平成24年度の予算規模は41億9,596万9,000円で、前年度当初に比し4億2,977万8,000円、率にして11.4%の増となります。
  次に、議案第17号、公共下水道事業会計であります。当市の下水道を使うことが可能な人口の割合は、平成23年度で82.9%となり、100人のうちおよそ83人が使える状況になりました。このような状況で、平成24年度の当初予算は、厳しい財政状況や起債枠制限を踏まえ、より一層効率的かつ重点的な整備の推進を念頭に編成いたしました。事業の執行に当たっては、確実な財政運営により、公共用水域の水質保全や生活環境の改善を目的とした早期事業効果発揮のため、各地区での均衡ある整備促進を目指すものであります。また、市民の皆様から下水道の必要性と事業効果について、正しく理解していただくための説明責任ときめ細かな情報発信に努め、下水道への接続率向上を図ってまいります。平成24年度の予算規模は28億736万2,000円で、前年度当初に比し2億8,123万4,000円、率にして11.1%の増となります。
  次に、議案第18号、集落排水事業会計であります。平成24年度の当初予算は、整備済み施設の維持管理に要する経費を計上いたしました。現在稼働中の処理施設の適切な管理運営や保守点検により、耐用年数の長期化等、効率的な稼働と有効な利活用を図り、さらなるコスト縮減に努めてまいります。平成24年度の予算規模は2億6,883万9,000円で、前年度当初に比し1,302万2,000円、率にして4.6%の減となります。
  次に、議案第19号、押切外四ヶ大字財産区会計であります。平成24年度の当初予算は、財産区山林の維持管理に要する経費を計上したものであり、予算規模は540万円で、前年度当初に比し40万円、率にして6.9%の減となります。
  次に、議案第20号、少年自然の家会計であります。平成24年度の当初予算は、例年に引き続き厳しい財政状況の中、自立した特別会計を目指し、経費節減に努めるとともに自然体験施設として利用者から安全に利用していただくための施設維持管理を図る予算といたしました。
  また、施設の運営につきましては、施設利用者の活動に対し積極的に支援することで、利用者から支持される施設づくりと青少年の健全育成に努めてまいります。平成24年度の予算総額は2,479万2,000円で、前年度当初に比し687万5,000円、率にして38.4%の増となります。
  次に、議案第21号、工業団地造成事業会計であります。平成24年度の当初予算は、主に市営西部工業団地の造成事業に伴う借入金の償還金を計上するものであります。平成24年度の予算規模は4,630万8,000円で、前年度当初に比し70万4,000円、率にして1.5%の減となります。
  次に、議案第22号、水道事業会計であります。平成24年度の当初予算は、収益的収支においては、収入11億6,833万5,000円、支出11億2,690万4,000円とし、収支差し引き4,143万1,000円といたしました。収入については、給水件数は増加傾向にありますが、近年の節水傾向に加え、震災後の節電等の影響により工場等の需要の減少が予測されることから、給水量の減少傾向は加速するものと見込んでおります。このため、前年度と比べ、給水収益を3,400万円と大幅に減額するものとし、受託工事収益については、移設工事の減少が見込まれることから610万円の減額とし、収入合計は前年度と比べ3,878万円減の予算といたしました。支出における増減内訳は、営業費用では減価償却費、固定資産税除却費等が増加しましたが、浄水場における工事請負費や受託工事費の減額により、前年度と比べ786万2,000円の減額となります。また、営業外費用では、平成21年度までの高金利企業債の借りかえにより、支払利息等が減少したことから1,037万9,000円の減額となり、支出合計は前年度と比べ1,824万1,000円減額となります。その結果、年度末においては当年度純利益として、約2,600万円を計上できる見込みであります。次に、資本的収支においては、収入4億496万円、支出9億4,684万4,000円といたしました。収入については、企業債3億250万円、耐震化事業に係る国庫補助金4,900万円、工事負担金1,426万円、耐震化事業に係る出資金3,700万円等を見込み、支出については、建設改良事業で老朽管の更新対策に係る第8次配水管整備事業費として1億8,348万9,000円、配水管の改良及び補償工事関連の配水設備工事費として2,771万6,000円、主要配水池の耐震補強工事等に係る水道施設整備事業費(第4期)として2億6,050万円、業務用車両購入等に係る固定資産購入費として1,313万3,000円等を計上いたしました。また、企業債の元金償還金は、財政融資資金及び金融機構融資資金並びに民間融資資金を合わせて4億6,056万8,000円を計上いたしました。その結果、資本的収支差し引きでは5億4,188万4,000円の不足が生じますが、この不足額については、損益勘定留保資金等により補てんを行い、年度末では約4億5,200万円の財源繰り越しが可能であると見込んでおります。
  最後に、議案第23号、病院事業会計であります。平成24年度の当初予算は、平成26年度中の新病院開院を目指し、本年1月31日付新病院建設検討協議会の報告を受け策定した基本計画に基づいた新病院建設設計業務等の新病院整備事業費を盛り込んだ予算となっております。収益的収支については、収入4億75万6,000円、支出5億6,944万7,000円といたしました。収入については、医業収益では一般会計繰入金1,725万2,000円、医業外収益では一般会計繰入金3億1,420万9,000円、指定管理者からの施設使用料6,430万4,000円を計上し、収入合計は前年度と比較して6,204万8,000円の増となります。支出については、医業費用では給与費694万7,000円、政策的医療等交付金の普通交付税相当額2億2,855万2,000円、職員現給保障相当額4,817万9,000円、医業外費用では企業債等の支払利息1,858万6,000円を計上し、支出合計は前年度と比較して3,606万円の増となります。その結果、収益的収支差し引きで1億6,869万1,000円の赤字となりますが、現金支出を伴わない減価償却費、資産減耗費の合計2億6,190万円の範囲内であり、資金の不足は生じず、残額8,822万5,000円については損益勘定留保資金として4条予算の補てん財源となります。次に、資本的収支については、収入3億5,565万8,000円、支出4億4,388万3,000円といたしました。収入については、企業債として固定資産購入費分6,930万円、新病院整備事業費分1億5,910万円、一般会計繰入金として1億2,725万8,000円を計上し、収入合計は前年度と比較して3億6,887万8,000円の減となります。支出については、建設改良費として既設病院施設等改修費1,394万2,000円、医療機器整備費6,932万8,000円、新病院整備事業費1億8,093万8,000円、企業債の元金償還金として1億7,967万5,000円を計上し、支出合計は前年度と比較して2億8,065万3,000円の減となります。その結果、資本的収支差し引きで8,822万5,000円の不足が生じますが、この不足額については、損益勘定留保資金等で補てんするものであります。
  以上、平成24年度の当初予算について概略を説明申し上げました。何とぞよろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
                                            
    予算審査特別委員会の設置及び付託
議長(清水友行君) お諮りします。
  議案第13号から議案第23号までは質疑を省略し、議長を除く議員全員による特別委員会を設置して、これに付託したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第13号から議案第23号までは質疑を省略し、議長を除く議員全員による特別委員会を設置して、これに付託することに決定しました。
  お諮りします。特別委員会の名称は予算審査特別委員会とすることに異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、特別委員会の名称は予算審査特別委員会と決定しました。
  しばらく休憩します。
               休 憩 (午後 1時54分)
                                            
               再 開 (午後 1時54分)
議長(清水友行君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
                                            
    予算審査特別委員会正副委員長の互選結果報告
議長(清水友行君) 休憩中に予算審査特別委員会の正副委員長が互選されましたので、報告いたします。
  委員長に11番、石川恒夫さん、副委員長に3番、村上清彦さんが互選されたことを報告いたします。
                                            
    議案第24号 阿賀野市営バスの運行及び管理に関する条例の一部改正につい
            て

議長(清水友行君) 日程第13、議案第24号 阿賀野市営バスの運行及び管理に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第24号、市営バスの運行及び管理に関する条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、市営バスを通学で利用する小学生の利便性の向上と安全を確保する観点から、定期利用券を発行できるよう改正するものであります。乗車の際に利用料を現金で納付することに限定した現在の利用方法に加えて、小学生を対象として発行する定期利用券での利用を可能にすることによって、学校に現金を持参する必要性を減らし、利便性の向上とあわせて、紛失や盗難等の未然防止といった安全性の確保を図るものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第24号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第25号 阿賀野市給料の調整額に関する条例の制定について     
議長(清水友行君) 日程第14、議案第25号 阿賀野市給料の調整額に関する条例の制定についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第25号、給料の調整額に関する条例の制定について提案理由を申し上げます。
  本件は、県からの割愛採用により教育委員会に配置される管理指導主事について、前職の教員時に支給されていた給料月額が一般職の職員の給与に関する条例で規定する行政職給料表の最高月額を上回る場合、それらの差額の範囲内で調整額を支給することができるよう条例を制定するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第25号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第26号 阿賀野市職員等の旅費に関する条例の一部改正について   
議長(清水友行君) 日程第15、議案第26号 阿賀野市職員等の旅費に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第26号、職員等の旅費に関する条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、市職員等の在勤地内の旅費のうち、公共交通機関利用に係る実費支給について実情に合わないことからこれを廃止するとともに、宿泊料について会議の事務局を担当すること等の事由により公務上宿泊する必要がある場合において、任命権者が特に認めるときは実費を支給することができるよう改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第26号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第27号 阿賀野市税条例の一部改正について            
議長(清水友行君) 日程第16、議案第27号 阿賀野市税条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第27号、税条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための地方税法及び地方法人特別税等に関する暫定措置法の一部を改正する法律が平成23年12月2日に、地方税法の一部を改正する法律が平成23年12月14日に公布されたことを受け、法人実効税率の引き下げと課税ベースの拡大に伴う都道府県と市区町村の増減収分の調整のための道府県たばこ税の一部の市町村たばこ税への移譲、退職所得に係る税額控除の廃止及び東日本大震災に係る雑損控除額等の特例についての規定を整備するため改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第27号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第28号 阿賀野市まつざわホタル基金条例の廃止について      
議長(清水友行君) 日程第17、議案第28号 阿賀野市まつざわホタル基金条例の廃止について議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第28号、まつざわホタル基金条例の廃止について提案理由を説明申し上げます。
  まつざわホタル基金は、安田町当時に個人の寄附金をもとに設立され、その後、基金の取り崩しを行い、平成19年度には残っていた積立金もすべて生活環境整備基金に編入したところでありますが、寄附者の意思に配慮し、基金設置条例は廃止せずにいたものであります。本件は、既に寄附者が死亡されていること及び類似する基金に積立金を編入し同基金の役割を終えていることから条例を廃止するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第28号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
     議案第29号 阿賀野市公民館条例の一部改正について          
      議案第30号 阿賀野市立図書館協議会条例の一部改正について      
      議案第31号 阿賀野市立吉田東伍記念博物館協議会条例の一部改正について

議長(清水友行君) 日程第18、議案第29号から議案第31号までを一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第29号から31号、公民館条例、市立図書館協議会条例及び市立吉田東伍記念博物館条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、いわゆる第2次一括法により、公民館運営審議会の委員の委嘱、図書館協議会及び博物館協議会の委員の任命に当たり満たすべき基準を地方公共団体の条例へ委任することとされたことを受け、関係する条例について所要の改正を行うものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。
  8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) この図書館協議会委員と吉田東伍の委員も同じなわけですが、これ見ますと学識経験者というふうになっておりますが、一般市民でもこれは参加できるようにもっと門戸を広げたほうがいいと思うのですけれども、その点どうでしょう。
議長(清水友行君) 吉野生涯学習課長。
生涯学習課長(吉野晴記君) おっしゃるとおりでございます。現在は、条例にこの委員さんの基準の定めはございませんけれども、これを条例の中に入れる段階で学識経験の皆さんももちろんでございますけれども、一般市民の皆様もお入りいただくような配慮をいたしたいと思っております。
議長(清水友行君) ほかにないですか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) これで質疑を終わります。
  議案第29号から議案第31号までは、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第32号 阿賀野市体育施設条例の一部改正について         
議長(清水友行君) 日程第19、議案第32号 阿賀野市体育施設条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第32号、体育施設条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、安野川水門公園について、市民の使用が減少している実態と設置施設の経年劣化の状況をかんがみ、維持管理費の軽減を図る観点から同公園を廃止するため改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第32号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第33号 阿賀野市医学生修学資金貸与条例の制定について      
議長(清水友行君) 日程第20、議案第33号 阿賀野市医学生修学資金貸与条例の制定についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第33号、医学生修学資金貸与条例の制定について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、将来市立病院に従事しようとする医学生に対し修学に要する資金を貸与することにより、市立病院に勤務する医師を確保し、当市における安定的な医療提供体制の整備を図るため条例を制定するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) これは、一般的にはいいことなのですけれども、今新大の医歯学部がみんな実質的にやっているわけですよね。動かしているわけですよね。それでこの奨学金の貸与は、そこに限らないということですよね。新大に限らないということになっていますよね。それで新大の医歯学部のほうもこういう制度でいいと、どこからでも引っ張ってきてよろしいですよということで、ちゃんとその点は話し合ってそうなっているのですか。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 医師の人事というのは、県内でいえば新大の医学部が医師の人事を元締めといいますか、やっているという実態はもちろんございます。ただ、この医師の修学資金貸付制度は、広く医学生に募ることで将来の郷病院の医師確保につなげていこうというものでありますので、その新大医学部と調整した上でということはまだしておりませんが、今後これが運用という段階になればどういった形で、実際まだこの修学資金受けても6年間は最長で必要なわけでございますので、今後のやはり医師の供給という面において必要があれば新大の医学部との調整も必要かなというふうに考えております。
議長(清水友行君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) 一般的には、あってはならないことですよね。なのですが、現実的には足りないからといって、よその大学から連れてくるとその分をもうやらないぞというふうになっているわけですよね。ですから、これ貸与した後で実は困るのだというふうにはならないと思うのです、これ発足させるわけですから。その辺あってはならないことなのだけれども、現実としてはやっぱりそういうふうになって、大変な目に遭っているところあるわけです。この点をよく考えないと、これは非常に今積極的で私はいいことだと思うのですけれども、そういう状況の中で今度は今阿賀野市だけでなくて各自治体も非常に深刻な状況なので、こういう制度をずっとつくっていくと思うとなおさらどこからでもいいとなると、いわば新大の今の状況が根本から崩されるということでなっているわけです。そういう点では、これやはりちゃんとそうしなければもうやっていけない状況なので、ということでこちらの立場もよく話をして、新大からもちゃんとこれを容認するということをしていかないと、後でやはりこれは必ず私はもめる要因になるというふうに思うのですけれども、始めてから実はだめなのですというわけにはいかないわけです。その辺どうですか。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 医師の修学資金貸付制度については、県とあと阿賀野市、あと阿賀町、魚沼市でもこれやっております。県もそういう制度を設けておりますし、また県内の市においても独自の医師の医学生を対象に修学資金貸付制度もやっているところもございますので、そういったところからまたいろいろ情報収集して、この修学資金貸し付けして、いざ郷病院に行きたいと思っていても、その新大との関係で行けないというようなことがないように、しっかりそこは新大の医学部とその辺の詰めは必要かなというふうに思っております。
議長(清水友行君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) 県の奨学金貸与もこうなって、医師になっている人もいますけれども、その方はどこの大学出るということで、そういう対象者はどういう人になっているのかご存じですか。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 今現在県と2市1町での修学資金を貸し付けを受けている医学生の詳細な、どこの医学部に行っているかというのは、臨床研修に入っている医師の方もいらっしゃるという話は聞いておりますが、詳細は存じておりません。
議長(清水友行君) 19番、福住つゆ子さん。
19番(福住つゆ子君) 私も宮脇さんの続きなのですけれども、これはその医学部に受かった人が申し込むわけでしょう。受けるからといって、受けるからその受ける段階で医学部に受かった人が対象なのでしょう。それは、全国ということ、新潟の新大医学部ということに限定しなければ、全国の医学生に情報をどういうふうに提供しているのか。
  それから、これやることにしたよと、この条例に基づきやることにしたよと言ったら本人と契約を結ぶのですか。契約を結ぶとここに書いてありますけれども、その契約はどんなものになるのでしょうか。
  それから、規則で定めると、ここに12条ありますが、どんな規則を定めるおつもりですか。
議長(清水友行君) 所管だから。
19番(福住つゆ子君) 所管で説明ね。今質問したことを所管の委員会でぜひ明快に答えていただくようにお願いいたします。
議長(清水友行君) ほかにないですか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) これで質疑を終わります。
  議案第33号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第34号 阿賀野市子どもの医療費助成に関する条例の一部改正について
議長(清水友行君) 日程第21、議案第34号 阿賀野市子どもの医療費助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第34号、子どもの医療費助成に関する条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、子育て支援と若い世代の定住促進のため、子どもに係る通院の場合の医療費助成の対象を現行の小学校3年生までを小学校6年生までに拡大するため、あわせて第7条の文言を訂正するため改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第34号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第35号 阿賀野市介護保険条例の一部改正について         
議長(清水友行君) 日程第22、議案第35号 阿賀野市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第35号、介護保険条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、介護保険法第129条の規定により、65歳以上の第1号被保険者の介護保険料を定めるものであります。平成24年度から始まる第5期介護保険事業計画における介護保険料は、第5段階の基準額で第4期との比較で1,327円上昇し5,586円となります。上昇率は31.2%となり、保険料上昇の要因として、サービス利用料の増加に加え介護報酬の改定や第4期における介護給付費実績の増加による財政安定化基金の償還金を措置したことが挙げられます。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第35号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第36号 阿賀野市墓地等の設置場所及び構造設備の基準に関する条例の
            制定について

議長(清水友行君) 日程第23、議案第36号 阿賀野市墓地等の設置場所及び構造設備の基準に関する条例の制定についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第36号、墓地等の設置場所及び構造設備の基準に関する条例の制定について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、いわゆる第2次一括法による墓地、埋葬等に関する法律の一部改正に伴う権限移譲により、平成24年4月1日以降、新潟県墓地等の設置場所及び構造設備の基準に関する条例による運用ができなくなることから、当市における基準を定めるため条例を制定するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第36号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第37号 阿賀野市公有地の拡大の推進に関する法律施行令第3条第3項
            ただし書に規定する区域及び規模を定める条例の制定について

議長(清水友行君) 日程第24、議案第37号 阿賀野市公有地の拡大の推進に関する法律施行令第3条第3項ただし書に規定する区域及び規模を定める条例の制定についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第37号、公有地の拡大の推進に関する法律施行令第3条第3項ただし書に規定する区域及び規模を定める条例の制定について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、公有地の拡大の推進に関する法律、略して公拡法と呼ばれておりますが、第2次一括法による公拡法の一部改正に伴い、公拡法に規定する届け出に関する事務のすべてが新潟県から市に移譲されることから、公拡法施行令第3条第3項ただし書きに規定する区域及び届け出面積の規模を定めるため条例を制定するものであります。なお、届け出面積の規模は、県条例と同様の規模としております。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第37号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第38号 阿賀野市道路占用料徴収条例の一部改正について      
議長(清水友行君) 日程第25、議案第38号 阿賀野市道路占用料徴収条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第38号、道路占用料徴収条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、道路法施行令の一部改正により、国及び県の道路占用料が見直されたことを受け、当市の道路占用料を国及び県に準じて改定するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第38号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第39号 阿賀野市市営住宅条例の一部改正について         
議長(清水友行君) 日程第26、議案第39号 阿賀野市市営住宅条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第39号、市営住宅条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、この場合は第1次一括法のほうでありますが、この法律により公営住宅法の一部改正が行われ、これにより入居における同居親族要件が廃止され、この要件は地方自治体の裁量によることとされたため、これまでどおり入居者資格としての同居親族要件を課すこととしている新潟県に準じて適用するよう改正するものであります。改正の趣旨は、同居親族要件を保ちつつ、高齢者、身体障害者等の特に居住の安定を図る必要がある単身者とそれ以外の単身者に分け、それぞれ面積に応じて入居できるようにするものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  21番、山崎正春さん。
21番(山崎正春君) この条例により、今入っておられる方々がこの条例に基づいて入居ということではないわけなのですけれども、改正、自分はこういうことで今度は条例ができたからこの条例に基づいて再度入居したいというようなことの変更はどうなのでしょう。
議長(清水友行君) 菅井福祉課長補佐。
福祉課長補佐(菅井平治君) ただいまの現在市営住宅に入居されている方がこの条例にあわせて再度入居する場合、あるいはそのまま継続する場合ということでしょうか。その場合は、特に一たん退去をして、再度その条例に合わせて入居をし直すという手続は特に必要ございません。そのまま入居していただいてもらって結構だと、こういうことであります。
議長(清水友行君) 21番、山崎正春さん。
21番(山崎正春君) そうすると、特別今の入居者には改正による問題点はないと、こういうことで理解してもいいわけですね。
議長(清水友行君) 菅井福祉課長補佐。
福祉課長補佐(菅井平治君) そのとおりでございます。これによって、特に退去せねばならないとか、こういうご心配はする必要ないということでお伝え願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(清水友行君) よろしいですか。
21番(山崎正春君) はい、いいです。
議長(清水友行君) これで質疑を終わります。
  議案第39号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第40号 阿賀野市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について 
     議案第41号 阿賀野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について
 
議長(清水友行君) 日程第27、議案第40号、議案第41号を一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第40号及び41号、水道事業並びに病院事業の設置等に関する条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、いずれも地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、第1次一括法でありますが、この法律により地方公営企業法の一部改正が行われ、これにより資本剰余金の処分規定等が廃止され、資本剰余金の処分に関しては、条例の定めまたは議会の議決を経て行うこととなったことから、この処分のうち、資産の廃止等に係る損失補てんに限定し、改正前の地方公営企業法及び同法施行令に相当する基準を規定し、従前の経理処理を行うため改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第40号は産業建設常任委員会に、議案第41号は社会厚生常任委員会にそれぞれ付託いたします。
                                            
    議案第42号 阿賀野市火災予防条例の一部改正について         
議長(清水友行君) 日程第28、議案第42号 阿賀野市火災予防条例の一部改正についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第42号、火災予防条例の一部改正について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、危険物の規制に関する政令の一部を改正する政令の公布により、炭酸ナトリウム過酸化水素付加物が消防法上の第1類の危険物に追加されることを受け、新たに製造所等として許可を受けなければならない施設や既に許可を受けている製造所等のうち、設備等について新たに技術基準を満たす必要がある施設について、所要の経過措置を設けることとあわせ、同政令により浮きぶたつきの特定屋外タンク貯蔵所の位置、構造及び設備の技術上の基準の規定が追加され、当該基準に係る審査業務が新たに発生することから、地方公共団体の手数料の標準に関する政令及び地方公共団体の手数料の標準に関する政令に規定する総務省令で定める金額等を定める省令の内容に基づき、審査手数料を新たに設定するため改正するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第42号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第43号 新市建設計画の変更について               
議長(清水友行君) 日程第29、議案第43号 新市建設計画の変更についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第43号、新市建設計画の変更について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、旧市町村の合併の特例に関する法律に基づき、合併市町村の一体性の速やかな確立及び住民の福祉の向上等を図るとともに、合併市町村の均衡ある発展に資するため合併時に策定した新市建設計画について所要の変更を行うものであります。変更内容は、計画期間の延長で平成25年度までとしていたものを平成26年までと1年延長するほか、学校施設耐震化、水原中学校整備、新病院整備、消防本部署所の再編等に係る計画事業の変更及び文言の整理等を行うものであります。
  何とぞご承認くださいますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第43号は、総務文教常任委員会へ付託いたします。
                                            
    議案第44号 損害賠償の額の決定について               
議長(清水友行君) 日程第30、議案第44号 損害賠償の額の決定についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第44号、損害賠償の額の決定について提案理由を説明申し上げます。
  安田保健センターの一部について建物賃貸借契約を締結している医療法人社団安田診療所に対し、建物の維持管理費の一部の負担をお願いしているところでありますが、平成17年10月から平成23年3月までの間、本来市が負担すべき安田支所庁舎と安田保健センターの電気料基本料金も含め維持管理費として市が請求し、既に納付を受けていたことが判明いたしました。このため、過誤納付された電気料相当分を返還することといたしましたが、これにつきましてご承認くださいますようお願い申し上げます。
  なお、このたび判明した過誤納付は、事務上のミスにより過誤納付となったものであり、関係各位に深くおわび申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  19番、福住つゆ子さん。
19番(福住つゆ子君) 先ほど補正予算のときにも申し上げましたけれども、これは契約書があるわけでしょう。その契約書はどうなっていたのかということと、それから6年間も不明だったというのはどういうわけなのでしょうか。それも診療所の先生のほうから言われるまでわからなかったというのはどういうことなのでしょうか。管理責任というのは、どうお考えなのでしょう。契約書にはどうなっている、その2点、それだけ答えてください。
議長(清水友行君) 荻野安田支所長。
安田支所長(荻野正治君) お答えします。
  契約書の内容につきましては、建物の物件の使用料、それから駐車場、それから使っている実費、維持管理費としましては、電気業務委託から各上下水道料、それからガス料金というような形で使った分負担を願うということで契約書は交わしてございます。
  それから、6年間不明だったということでありますけれども、わからなかったということですけれども、このたび私も安田支所のほう着任したわけですけれども、そのときに一部計算の、電気料の今回節電等いろいろやっていたわけですけれども、電気料がちょっと高いねということで、ちょっと調べてもらわないかということで調べていったら、平成17年の下期から今お手元の資料に1月の30日の協議会の資料でありますけれども、あくまでも電気基本料の算定誤りが当時担当者の考え方の誤りで、それを17年の下期から改正をやっていたということが判明しました。それから、管理責任につきましては、私ども上期と下期にその診療所に対して請求するわけですけれども、その管理につきまして今までのなれというか、そういう形でそのままの計算式でやっていたということになるかと思います。大変申しわけございませんでした。
議長(清水友行君) 19番、福住つゆ子さん。
19番(福住つゆ子君) これらの今おっしゃった管理の明細というので、電気保安業務委託料とかいろいろ書いてありますけれども、こういうものは明快に支所分とそれから診療所分というふうなのは契約にどうなっているのですか。それは、はっきりと契約書に初めからおおたいず、おおたいずで来たのでしょうか。
議長(清水友行君) 荻野安田支所長。
安田支所長(荻野正治君) 維持管理費のものにつきましては、まず委託料、電気保安料とか、それから貯水槽の清掃、これにつきましては面積案分とかやりますよと。冷暖房の熱量、燃料費、それから今回の電気料につきましても使用料割合にするということで明記をしてございます。契約書の中で。
議長(清水友行君) 19番、福住つゆ子さん。
19番(福住つゆ子君) 案分、案分というけれども、それはおおたいずという非常に三六、十八というか、非常にもうずさんな配分ということになりますよね。そんなことで来たというのは、自治体としては非常にまずいのではないでしょうか。これからはどうなさるのですか。
議長(清水友行君) 荻野安田支所長。
安田支所長(荻野正治君) これからにつきまして、今議員さんがおっしゃったとおり、担当者がかわってもわかるような方法をきちっとして、今回の一番の原因は電気の基本料金の案分の関係ですけれども、これにつきましても安田支所のところにある電気のトランスの中にきちっと明示してそういうふうな表示をするということ、それから事務引き継ぎにつきましてもだれでもわかるような方法で事務引き継ぎをやるということで今後対策を考えていきたいと思っております。
議長(清水友行君) 19番、福住つゆ子さん。
19番(福住つゆ子君) 対策をしたのでなくて、これから考えるということですか。
議長(清水友行君) 荻野安田支所長。
安田支所長(荻野正治君) 大変申しわけありません、説明不足で。ことしの平成23年度の上期からそういうふうにやってございます。
議長(清水友行君) 19番、福住つゆ子さん。
19番(福住つゆ子君) こういうふうなずさんなことは、もう二度と起こらないようによく注意してほしいと思いますし、ここの部署だけで、この支所のこのことだけではなくて、こういうふうな共有に使っているようなところがありましたら早急に全部点検して、そして今後しっかりとした対応をしていただきたいと思います。
議長(清水友行君) これで質疑を終わります。
  議案第44号は、総務文教常任委員会へ付託いたします。
                                            
    議案第45号 阿賀野市大豆乾燥調製施設の指定管理者の指定期間の変更につ
            いて                          
     議案第46号 阿賀野市農機具格納庫の指定管理者の指定期間の変更について

議長(清水友行君) 日程第31、議案第45号、議案第46号を一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第45号及び第46号、大豆乾燥調製施設並びに農機具格納庫の指定管理者の指定期間の変更について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、大豆乾燥調製施設並びに農機具格納庫について、平成23年12月13日にささかみ農業協同組合を指定管理者とすることについて議決をいただいたところでありますが、指定期間を変更する必要が生じたため議会の議決を求めるものであります。指定管理者に当該施設を譲与するため、指定管理者であるささかみ農業協同組合の通常総会における議決を経るまでの期間として、指定期間を「平成24年4月1日から平成24年4月30日まで」としたところでありますが、ささかみ農業協同組合の議決後に当該施設の譲与について議会の議決を経る必要があることから、指定期間を「平成24年4月1日から平成24年9月30日まで」に変更するものであります。
  何とぞご承認くださいますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから一括して質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第45号、議案第46号は、産業建設常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第47号 下越障害福祉事務組合規約の変更について         
議長(清水友行君) 日程第32、議案第47号 下越障害福祉事務組合規約の変更についてを議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第47号 下越障害福祉事務組合規約の変更について提案理由を説明申し上げます。
  本件は、下越障害福祉事務組合規約中において組合の共同処理を定義、規定している児童福祉法が改正されることから、引用法令等の変更の必要が生じたため規約を変更するものであります。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(清水友行君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第47号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    報告第2号 阿賀野市障害者計画の変更について             
     報告第3号 専決処分の報告について(専第2号 損害賠償の額の決定及び和
           解について)                       
     報告第4号 専決処分の報告について(専第3号 損害賠償の額の決定及び和
           解について)                       
     報告第5号 専決処分の報告について(専第4号 損害賠償の額の決定及び和
           解について)                       
     報告第6号 専決処分の報告について(専第5号 損害賠償の額の決定及び和
           解について)

議長(清水友行君) 日程第33、報告第2号から報告第6号までを一括議題といたします。
  一括して報告を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 報告第2号から6号について報告いたします。
  まず、第2号の障害者計画の変更についてであります。障害者基本法に基づき、本市における障害者施策の基本的方針を定めた現行の障害者計画は、平成23年度を最終年度としていることから、平成24年度を初年度とする新たな計画を策定することとしておりましたが、現在国において障害者制度改革が進められている途中であるため、この改革の動向を見きわめてから新計画を策定することとしたもので、当面は現計画の計画期間を2年延長し、平成25年度までの計画に変更いたしましたので、報告いたします。
  次に、第3号から第6号についてであります。いずれの案件も公用車の接触等の事故により与えた損害について、相手方に損害賠償することを決定し、和解することを専決処分いたしましたので、報告いたします。
  まず、第3号でありますが、平成23年12月8日、阿賀野市緑岡地内において、交差点を直進する市営バスが左側から交差点に進入してきた相手車両と衝突し、双方の車両が損傷した事故で、市側の過失を2割として和解いたしました。
  次に、第4号でありますが、平成23年12月20日、阿賀野市六野瀬地内において、走行中の市営バスが降雪によって後輪がスリップし、停車していた相手車両に接触し、双方の車両が損傷した事故で、市側の過失を100%とし、賠償いたしました。
  次に、第5号及び第6号でありますが、いずれも除雪作業中に発生したもので、第5号は2月4日に阿賀野市前山において市の除雪車両に押された雪によって民家の風除室のガラスが破損したものであります。また、第6号は2月2日に安田支所駐車場において、市の除雪車両が後退の際、駐車中の相手車両に接触し、損傷させたものであります。いずれも市側の過失を100%とし、賠償いたしました。
  以上、報告申し上げます。
議長(清水友行君) これで報告第2号から報告第6号までの報告を終わります。
  3時まで休憩いたします。
               休 憩 (午後 2時48分)
                                            
               再 開 (午後 3時00分)
議長(清水友行君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                            
    一般質問
議長(清水友行君) 日程第34、一般質問を行います。
  あらかじめお知らせしておりますとおり、本日の一般質問は順番1番、石川恒夫さんから順番2番目、岡部直史さんまでといたします。これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(清水友行君) 異議なしと認めます。
  したがって、本日の一般質問は順番1番から2番までとすることに決定しました。
  それでは、順次発言を許します。
  11番、石川恒夫さん。
               〔11番 石川恒夫君登壇〕
11番(石川恒夫君) 石川恒夫でございます。本3月定例会一般質問のトップバッターを相務めさせていただきます。2点通告をさせていただいておりますので、順次質問をさせていただきます。
  まず1点目、五頭連峰少年自然の家の借地問題についてお伺いをさせていただきます。この件に関し、12月定例議会で市長はみずからこの問題解決に向け、関係者との協議交渉に当たると言明をされております。その後、いつ地権者の方々とお会いをしたのか、またお会いしたのであればその内容はどうであったのかお伺いをいたします。
  もう一点、この用地につきまして、買収を仮定した場合、少年自然の家の利活用プラン、将来構想と大きく連動すると考えますが、現状での市としてのお考えをお尋ねをいたします。
  2点目、中学校における新学習指導要領の完全実施対応についてお伺いをいたします。昨年の小学校に続き、中学校でも本年4月より新学習指導要領へと移行いたします。これについて、当然あと1カ月ちょっとでございますので、準備万端整えておられるとは思いますけれども、授業内容や時数配分等一律各中学校の取り組みの現況についてお尋ねをいたします。
  また、新たに中学校において武道が必修化されます。その対応についてどう取り組んでおられるのかお尋ねをさせていただきます。
  なお、市立4校での取り入れる種目や指導体制についてもお尋ねをさせていただきます。
  以上であります。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 石川議員さんから2点質問項目いただいております。最初の五頭連峰少年自然の家の借地問題については私から答弁させていただき、2番目の中学校における新学習指導要領の完全実施の対応については教育委員会から答弁いたします。
  まず、この五頭連峰少年自然の家に関するご質問でございますが、阿賀北広域組合時代から借地をしている土地、約6,000平方メートルございますが、これに関する畑江開拓農業協同組合との協議、交渉の件であります。12月議会で補正予算をお願いした当該地の不動産鑑定の結果がようやく昨日届きました。この数字をもとに、市としてのおおむねの買い取り価格を定め、基本的には購入させていただくということを前提に、できるだけ早い機会に私みずから協議のテーブルに着かせていただく予定でございます。
  次に、用地買収とした場合、少年自然の家の利活用ビジョンと大きく連動すると思うが、現状でのプランはというご質問であります。昨年の3月議会でも同種のご質問に教育長がお答えしておりますので、一部重複する部分があるかと思いますが、ご容赦いただきたいと思います。この自然の家に関する検討については、現在教育委員会内部の検討組織である生涯学習施設再編整備検討委員会ではもちろんのこと、今も附属機関を初めとした多くの場面で検討いただいております。その検討の中身でございますが、何といっても自然の家の利用者の構成と年々進行する施設の老朽化対策でございます。たびたび申し上げておりますが、当該施設は市内利用の割合が極端に低いということであります。ちなみに、市内利用の割合は、昨年度は約31%、今年度は約23%であります。言いかえますと、自然の家の利用者の4人に3人は市外の子どもたちということになります。市外利用の割合が高い施設としては、ほかにも立川記念屋内球技練習場、京ヶ瀬屋内運動場などがありますが、それにしてもこれほど高い割合ではありません。阿賀野市の施設でありながら、現状は市外の子どもたちのために運営している部分が大きいということは否めない現実でございます。
  それでは、市内利用をふやし、市外の利用を制限すればいいのではないかということになりますが、市内の利用はここ数年3,000から4,000人で推移しており、少子化の時代、これをふやすというのは容易ではありません。さらに、利用料収入の問題もございます。市内利用は無料としておりますので、毎年の約900から1,000万の利用料収入は全額市外利用分であり、これらは施設運営のための大事な財源となっています。
  一方、老朽化に関しては、築35年を経過し、大きな経費を要する修繕箇所が数多く出てまいりました。その筆頭が屋根の修繕でございます。ご承知のとおり、管理棟、宿泊棟、体育館と3年連続でこれを実施しております。総工事費で約2,000万でございますが、幸いこのうちの約1,400万円は国の経済対策交付金を充てることができました。こうした幾多の問題を抱えながらも、所管の教育委員会では、青少年の大自然の中における希少な宿泊体験施設という有為性にかんがみ、向こう10年間は現状を堅持としており、現段階では私もこの考え方に同意するところであります。ただ、これからも大規模修繕を要する工事が幾つも想定されており、さらに少子化の傾向にも歯どめがかからないところから、議会の皆様初めあらゆる機会を通して市民の皆様のご意見をいただきながら、当該施設の方向性について市としての方針を定めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(清水友行君) 田村教育長。
教育長(田村 仁君) 石川議員の2つ目のご質問に教育委員会のほうからお答えいたします。
  最初に、中学校の新学習指導要領完全実施に向けた準備状況についてであります。新しい指導要領は、生徒に生きる力をはぐくむことを目指して、基礎的、基本的な知識及び技能を確実に習得させ、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力をはぐくむことを眼目の一つとしております。そのために、各教科の指導内容が質、量ともにレベルアップし、教科の配当時数もかなり増大しております。平成20年3月の告示以降、各種の説明会、伝達講習会、研修会を重ねてまいりましたが、昨年の8月には市内の4中学校で指導計画作成手順の共通理解を図り、12月の1次点検を経てこの3月完成を目指して検討を進めているところでございます。時数配分については、これまで選択教科と総合的な学習時間として位置づけていた部分の300時間を各教科に個別配分し、さらに105時間の時間数を盛り込んでおります。その結果、各教科の授業時数は、2年生の国語が週1時間、3年生の社会が週1.6時間、1年生と3年生の数学がそれぞれ週1時間ずつ、それから2年生の理科が週1時間、3年生の理科が週1.7時間、保健体育も3学年にわたり週0.4時間、さらに全学年の英語が週1時間ずつの増加となり、指導法の工夫と改善が求められております。また、1週間の校時表で見ますと、週2日あった5限放課の日が1日だけとなり、放課後の諸活動にも影響が出たり、授業時数確保もかなり厳しくなることが想定されております。こうした事態を踏まえ、各中学校では既に時間板の工夫や前倒しを実施しておりまして、また夏季休業日数の短縮なども工夫しているところであります。
  次に、保健体育における武道必修化への対応状況についてお答えいたします。4つの中学校ともに、種目は柔道を指定しており、早い学校では2学期の後半に、また多くは3学期中に、冬場ということでございます。いずれも約10時間程度を充てて複数の教員によるTT、ティームティーチングの方式で計画を進めております。
  問題点の一つは、ご指摘の指導体制及び安全面での対応、配慮でありますが、笹神中学校と京ヶ瀬中学校ではおおむね校内対応が可能であり、水原中と安田中ではやや手薄な状況にあるととらえております。今後は、まず県教育委員会の保健体育課が実施しております学校体育実技指導者派遣事業を利用したり、柔道に焦点を当てた研修などへの積極的な参加や校内努力を促すとともに、教育委員会としても実技指導への配慮、支援を検討したいと考えております。具体的な対応は、今後の推移の中で固めてまいりますが、大変ありがたいことに阿賀野市の柔道連盟や体育協会のほうも中学校の柔道指導に強い関心をお持ちだと伺っております。教育委員会としても中学校や柔道関係者との連携、協議を丁寧に進めまして、各中学校にふさわしい安全な指導体制ができ、武道学習の成果が上がるよう努めていく所存であります。
議長(清水友行君) 11番、石川恒夫さん。
11番(石川恒夫君) それでは、再質問に入らさせていただきます。
  天野市長、任期最後の議会でございますので、軽いジャブ程度で終わらせたいなと思っておりますので、おつき合いのほどよろしくお願いをいたします。
  まず1点目、私は要するに五頭連峰少年自然の家、この一般質問通告をする際、1点目、12月議会で市長が言明をされたことに対してどう具体的に、かつ可及的速やかに対応されたのかなと、それを中心に中身をお伺いしたわけでありますけれども、聞くところによると行ったとか行かないとか、いろいろ情報がちょっとはっきりした部分が私なりに入ってきていないのが事実でありますので、今現在全く地権者の方々とお会いはしていないということでしょうか、確認をさせていただきます。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) ご存じのとおり、まさにおっしゃるとおりでございます。まだ地権者組合との交渉の場には着いておりません。
議長(清水友行君) 11番、石川恒夫さん。
11番(石川恒夫君) いえ、私記憶違いがあると悪いので、12月議会の議事録を持ってきたのです。この借地問題に関して、12月議会で4人の方が質問されております、私のほかに3人。その方のそれぞれの発言を改めて議事録で確認しますと、ある議員さんには前の佐藤副市長がご自身の考え方で清算人会と接触されていたので、今は私がもう責任者ですと、しっかりと地権者の方と清算人会と向き合って。それは、本当に交渉する気はむしろ私は大いにあります。胸襟を開いて、過去のことはいろいろあるかもわからないが、前向きに対応したいと。しかも語気を強めて、私の責任で早急に対応しますと、ただし12月議会中なので、議会が終わったら、対応していくと発言されているのです。しかも非常にエキサイトされまして、ある議員からはもっと冷静にきちっと、顔を真っ赤にしないで普通の顔で交渉していかないとだめですよと助言までいただいているのです。それからもう3カ月になろうとしています。この問題は、過去いろいろな中で非常に感情的な部分があったり、地権者の当事者の方々と行政の間で不信感が増強してきた件なのです。それは、市長も十分ご認識のことと思います。だからこそ早く、しかもその議員さんが指摘されるように、冷静に感情論にならぬように市長として対応すべきだと、そこまでほかの議員さん方も忠告をされているのです。もう一度お答えください。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 12月の質問の中では、そのように答弁させていただきました。ただ、私が行くにしても、ただ行って話をしても、要は先に進まないわけです。最終的には、市が購入する方向で交渉に入りますという答弁はさせていただきました。購入するとなれば、単価、最終的には幾らで市は買うのか、あるいは畑江の開拓協同組合がでは幾らでなら売るのかと、最終的にはここに行き着くわけでございますので、そこが市としてはでは幾らから単価交渉入っていくのか、その資料がなかったということでございます。ようやく不動産鑑定の結果が出てまいりましたので、その価格等を参考にしながら、最終的には単価交渉になろうかと思っています。今後また交渉に入りたいと思っておりますが、ただ残りの任期も私1カ月少しなものですから、その日程がとれるかどうかという点もございます。
  以上でございます。
議長(清水友行君) 11番、石川恒夫さん。
11番(石川恒夫君) みんなそう言うのです、あなたのこの4年間見ていると。みんな問題の先送り。あと2カ月ではないです。では、後ろに何カ月、何年あったのですか。先ほどの12月議会での議事録、先ほど読み上げさせていただきました。要はこの問題、直接的にあなたに目に入ったのが、要は23年度予算、市長裁量枠、その中で前佐藤副市長が裁量枠を利用して1,800万予算要望上げてきたと、そこであなたがあれなのでしょう。もう1年以上前です。しかも先ほど言いましたとおり、12月議会で私が責任者ですと、そこまで断言されているのです。だから2カ月ではなくて、もうただ無駄にというとちょっと言い過ぎかわかりませんけれども、月日だけが過ぎてしまって問題の解決になっていない。あえて指摘をさせていただきます。
  それと、価格交渉、最初から価格交渉でどうなるのですか。同じこと言いますけれども、要は五頭連峰少年自然の家、昭和50年代初頭に建築、建設をされて、阿賀北広域組合で管理運営をされ、平成12年、旧笹神村に移管されたのです。そして合併16年4月1日、阿賀野市が管理を引き継いでいくと、そういう中で先ほど言いました借地問題での地権者との間でのいろいろないきさつ、感情的なこじれもあった。だからまずそれを解くのが先決でしょう。評価のあれが出たから価格交渉でなくて、過去の何年にもさかのぼる部分の、同じことを言います。感情的なこじれ、地権者の方々とのずれ、それを解消していかないで、ぽんと価格交渉に入って、当事者の方受けていただけると思っていらっしゃいますか。どうでしょう。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 正直言って、私が市政担当しました。これほど重要な課題が前市長さんから引き継ぎを受けていなかった。それがぽっと佐藤副市長さんがなったときに出てきたというの、私も非常に不思議に思いました。それでいろいろいきさつがあった。阿賀北広域組合から笹神村に行って、今度合併して阿賀野市になったわけです。ですから、私は本当その中でどんな感情的なものがあったのか、これは当時の責任者の方今市役所にいないので非常に困ったなと思っていますが、今の責任者は私でございます。ただ、過去のいきさつはいろいろあるわけでございますが、私は最終的にはこの清算しなければならないという中で、では幾らで市は買えるのか、また開拓協同組合は幾らならでは売ることができるのかという、行き着くところ私は最終的には単価交渉だというふうに考える。過去の歴史の部分は、確かにいろいろ感情的なこじれあるでしょうけれども、当時の責任者もいろいろ交代して今私になっておるわけです。地権者のほうも世代交代をしたという話も聞いておりますので、やはり過去は過去としてしっかりこれは受けとめていかなければいけないでしょうけれども、これからどうするのかというのをやはり考えていかないと、過去のいきさつばかりこだわっていればこの問題はいつまでたっても解決できないというふうに私は思っています。
  以上でございます。
議長(清水友行君) 11番、石川恒夫さん。
11番(石川恒夫君) この話をやると、今の市長の答弁をお聞きすると、また12月議会の私が申し上げた、読まさせていただいた前の話になってしまうのです。物事前に進めましょうよ。ずっと12月議会でも一般質問で私は市長に申し上げました。私は、批判ではないと、あなたにエールを送っているのだと、こういうふうにしたらいかがですか、こういうふうな形にしたらもっとスムーズに事が進むのではないですか、私はあなたに提言しているつもりです。あなたの揚げ足取りは、私はしていないと自覚しています。だから何でやらないのですかということです。しっかり現状を認識をされて、あなたのお立場でしっかりと事に対処していく、それも言ったように価格交渉が最初から前面に出たら、それは事がうまく進まない可能性のほうがより高いですよと、それは私の感覚かわからない。あなたと違うかわからぬ。だけれども、世の中一般的にはそうではないですか。過去がどうあろうと、そういう地権者の方々と感情的な、あるいは認識の違い、行政に対する不信感、それらをまず少しでも解消しながら、改めて信頼関係をつくりながら価格交渉に入っていくというのが私は一般的なプロセスだと認識しています。そういうような形で対応をお願いしたいな。あと2カ月ではないです。どうですか。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 当然価格交渉の前段の中には、過去のそういった経緯も踏まえた中での話し合いの機会は当然必要だというふうに考えております。
議長(清水友行君) 11番、石川恒夫さん。
11番(石川恒夫君) 天野市長が4月の選挙で改めてまたそこにお座りになられれば、しっかりまた指摘をさせていただく、そのつもりでおりますので。
  では、次の利活用の部分に入らさせていただきます。これについても今ほどご答弁をいただきました。ただ、総体としてこれも私の石川の独断的な感性の中で申し上げます。市内の利用者が少ない、市外の利用者が4分の3だ、だから市の施設として市が財政負担するのはおかしい、そういう私は観点ではないのです、申しわけないけれども。逆に市外の皆様、子どもさんたちが利用してくれて、今もこの少年自然の家とずっと私もかかわり合い、もうそれこそ30年余りあります。そういう中で市外に行きますと、例えば「阿賀野市の石川です」と言うと、ああ、ちっちゃいころ、小学生のころ、五頭少年自然の家に行って、いや、テントで泊まった、沢で遊んだ、秋取山に登った、みんな思い出してくれるのです。思い出してくれるというか、逆にそういう方の子どもさんがリピーターとして現状の子どもさんたちが自然の家もまた利用していただけるから、逆に4分の3が市外かもわからない。それと、もう一つあれなのは、この五頭少年自然の家の有為性ということで、青少年の大自然の中における希少な宿泊体験施設と、そういう位置づけをしっかりお持ちなのであれば、本当直線的にというか、目先と言うとちょっと失礼な言い方ですけれども、そういう財政的な負担で評価をするのか、もっと長いスパンの中で評価をしながら、まさに私は阿賀野市の数少ないというとちょっと語弊でありますけれども、本当に立派なイメージを上げる施設でもあるのかなと思っております。ただ答弁にありましたとおり、施設がもう30年余り経過して非常に老朽化している中で、ではその維持管理費含めてどうするかという、また問題はあることは重々知っていますけれども、だからその辺のバランスをどう評価をしながら、自然の家をより有効な活用の手段をもっと検討すべきなのかな。財政は、財政課長は厳しい、そんなのやっていられない、予算つけられないと言うかわからぬけれども、教育委員会として教育的な観点の中でしっかりとしたそういう希少な宿泊体験施設だというご認識をお持ちなのであれば、もっと阿賀野市をアピールする施設としての利活用の仕方があるのかなという、ではおまえどういうあれあるかと言われるとちょっとあれですけれども、その点のもう一度考え方についてお尋ねをさせていただきます。
議長(清水友行君) 吉野生涯学習課長。
生涯学習課長(吉野晴記君) 市長も答弁の中で、私ども教育委員会の考え方に同意するというふうにお答えになっておりますけれども、私どもは向こう10年間は何とか今の形態を堅持させていただきたいとお願いをしております。ただ、10年一区切り、同じ市の経営、私ども生涯学習課が所管する教育施設としてではなくても、例えば観光施設あるいは福祉施設といった転用、こういうことをやっぱり10年後ぐらいに検討していただきたいという私どものお願いでございますので、実際に市内の子どもたちは無料にして、市外の収入で運営をしている、あるいは市内の実は子どもたちでもどうせバスをチャーターするのであれば乙行ったほうがいい、あるいは巻や妙高行ったほうがいいという学校があるのも事実なのでございます。少子化の中で、ますます市内利用がなかなか、市外利用は重複をしてお断りしているのですが、市内利用は優先ですので、希望を100%かなえています。でもこの少子化の状況だと、この三、四千人はまだ減っていくかもしれません。でも10年間は何とか堅持させていただきたいと。市長も同意とおっしゃっておられますので、私どもも同じ考えでございます。
議長(清水友行君) 11番、石川恒夫さん。
11番(石川恒夫君) 要は10年、先ほど生涯学習計画でしたっけ、私どもいただいたの。その中でも要は五頭少年自然の家、現有施設の有効活用という中で記載されてありまして、私なりに安堵したという部分がございます。ありがたいことだと思っております。ただ、先ほどの借地との絡みの中で、今生涯学習課長10年スパンということをおっしゃられました。もし10年後閉鎖した場合、要は跡地利用を含めて借地を購入したとき、その借地も含めて跡地利用をどうやるか。逆に跡地利用ができなければ、単なる遊休資産として公費が幾らになりますか、単価が、それによってはその買収した金額が、税金が全く無になってしまうという部分がございます。ですので、その辺の長期的な視点に立っての利活用も含めて、土地も含めて十分検討しながら買収に当たっていただきたいなと。買収が前提という答弁いただいておりますので、その点もう一度振ります、こちらのほう。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 今ほど生涯学習課長のほうから10年スパンという中で、とりあえず現状での利用を考えてということでございますが、ただ土地を買えばもうその10年先どうするのだということも出てまいります。ただ、今後利用状況また見きわめながら、先ほど担当課長のほう話もありましたように、生涯学習施設というよりは観光施設というようなまた位置づけで、大規模な修繕をした上でまた維持するということになれば、そういった展開も必要でしょうし、また私は今市外の利用、特に新潟市の子どもたちの利用が多いという話も聞いております。なのであれば、もともと阿賀北広域組合、これは旧豊栄市、そして合併前の4町村で運営していたわけでございます。それがその後いろんな経緯があって笹神村に移って、最終的には合併して阿賀野市になった。市外の利用も今ふえている実態があれば、また阿賀北広域での施設という展開も、今後そういう検討もあってもいいのかなというふうには考えております。
議長(清水友行君) 11番、石川恒夫さん。
11番(石川恒夫君) そういう広域での利用、裏返しは広域的な財政負担という部分の含みを持ったご発言かなと思っております。旧豊栄、現在の新潟市北区と一時は豊浦、要は現新発田市も広域組合の構成町村であったわけであります。それは、もう十分過去をしっかり認識をして、プロセスをしっかり自覚をして、借地問題も含め、自然の家の管理運営も含め、利活用を含め、しっかりとした線として物事を組み立てをしていかないと物事はスムーズに運ばないのかなという、常に私申し上げてあります。点ではない。特に行政はすべて線です。予算、決算は単年度だかわからぬけれども、やっていることはすべて線です。線の中で物事をしっかりと見詰めながら、市政運営に当たっていただくという自覚をしっかりお持ちをいただきたいなと、あえて苦言めいたといいますか、失礼な言い方しましたけれども、1点申し上げさせて、次に進まさせていただきます。
  新学習指導要領について若干お尋ねをさせていただきます。週5限が1回になってしまうと。それは、強いて言えばいろいろな部活動へも影響してくる、特に冬場、夕暮れ時が早い時期の登下校、今遠方はそれぞれ通学バス等で対応しているわけでありますけれども、それにしても通学バス対応区外の子どもさんたちの下校時、そういう夕暮れの早い冬場の安全対策もしっかりしていかなければならないのかなと。各地区で子どもさんたちの見守り隊ということで、自治防犯組織もしっかりしてきております。その辺もしっかりとまたより網の目といいますか、破れがないようにしっかりと、これは総務課の所管でもあるかわかりません。それぞれ縦割りではなくて、横の連携をとりながら、そういう部分での子どもの安全対策もしっかりと確保するような方法を講じていただくようにお願いをさせていただきます。
  先ほど登壇した際も申し上げました。もう1カ月、4月、新年度から新学期からもうこれに完全に移るわけであります。当然のごとく、学校、先生方と指導体制しっかりと準備をされて、スムーズに移行できるものと確信をしております。何とぞ保護者、子どもさんたちが戸惑うことなく、しっかりするように教育委員会としてサポートしていただくことをあえてお願いをさせていただきます。まさにこの新学習指導要領、ゆとり教育の弊害ということで学力の低下が叫ばれて、こういう形にまた戻ったわけであります。ゆとりも大事だけれども、学力も大事、二兎追うもの一兎も得ずという格言もございます。しっかりとした方向性を教育委員会として持ちながら、各学校をご指導お願いしたいなと、これもお願いだけにさせていただきます。
  次に、武道であります。ご答弁によりますと、4中学校すべて柔道と。これについては、いろいろマスコミ等でも最近非常に取り上げられている事案でございます。特に柔道の場合、文科省は頭部に打撃といいますか、打撲の危険性のある大外刈り等は禁止だというあれ出ていますよね。それも大事かなとは思います。これもマスコミの資料なのであれですけれども、過去二十何年ですか、28年かな、中学、高校で柔道による死亡事案が114件全国で発生しているそうです。中、高です。それと重症、要は後遺症が残ったり、もう植物人間的な形で正常な生活ができない方等々の重症の事案が275件全国で発生しているそうです。幸いにしてもこの阿賀野市内でそういう事案、事件が発生したというのは、私耳にはしておりませんけれども、これから今までなかったからこれから起きないという確証はありませんので、しっかり対応していただきたいなと思うわけでございます。
  それで、答弁によりますと、笹中と京ヶ瀬中はおおむね校内対応で可能ということでありますが、水中と安中は手薄であると、その辺の、いや、民間から柔道連盟あるいは地域での柔道の指導者をサポート役として依頼なりするお考えにあるのかどうか、その点1点お尋ねをさせていただきます。
議長(清水友行君) 田村教育長。
教育長(田村 仁君) お答えいたします。
  依頼する考えがあります。柔道に限りませんけれども、各学校ではみんなやっぱりそれぞれの特色がありまして、柔道相当やってきている、そういう意味で笹中さん、京ヶ瀬さん、もちろん部活動との関係もありますし、手薄なところはそういう意味ではやっぱり取り扱いが薄かったということなのですが、今回女子も含めてやるわけでございますので、そういう意味では特に初めてやる1年生段階あるいは2年生、3年生でも女子の初めて柔道に向き合うというような子にとっては相当なプレッシャーもちろんあるでしょうし、興味、関心もあると思います。大変ありがたいことに、柔道連盟は阿賀野市においてもそうですし、県レベルでも安全のための講習会等をもう既に開いて、免許というようなものではないと思うのですけれども、そういう一定のガイドラインをつくりまして、学校を支援しようという体制でいてくれますし、先般は中学校の代表校長2人と柔道連盟とお話し合いもさせていただきました。私たちとしては、学校によってかげんは違いますけれども、やはり柔道の持っているのは、1つは礼法の問題もあると思うのです。日本の武道が持っている。そういった部分というのもやっぱり柔道を専門にやってきている方の対応がそこに入ってくると、やっぱりいいものになってくるのかなという期待もあります。それから、あともう一つは安全の問題であります。そういったことを含めて考えておりますし、こういう一つの指導要領の改訂というのは、きっかけではあるのですけれども、本当に地域の人たちと学校が具体的な課題を共有しながらかかわりを持てるという一つのチャンスでもあるのかなという見方もしております。そんなことで取り組みを進めていきたいと考えているところでございます。
議長(清水友行君) 11番、石川恒夫さん。
11番(石川恒夫君) いみじくも教育長からお話がといいますか、ありました。まさに日本の武道含め、伝統文化の部分でもあるわけでありますけれども、礼に始まって礼に終わる、まさに学校現場で、あるいは家庭の現場でいう基本的な生活習慣、礼に始まって礼に終わる、そういうモラル的な部分も含めてしっかりと子どもさんたちから身につけてもらう、そのために私は武道の必修化につながってきた部分が大きいのかなと、私なりには独善的な解釈でありますけれども、持っております。その辺もしっかりと指導していただけば大変ありがたいなと。そういう中で、安全確保対策、いろいろお話もございました。民間からの地域での指導者のお助けもいただくと、大いに結構なことであります。まさに総合学習的な部分も若干加味するのかなと。ただ、非常に阿賀野市、先ほどの答弁ありましたとおり、少年スポーツ関連の中で柔道あるいは剣道も非常に盛んでございます。各地区、地域でスポーツ少年団として柔道を取り組みながら、日々活動しておられる子どもさんたち、要するに小学生が中心ですけれども、あるわけでありますけれども、そうしますとそういう子どもさんたちは最低限の柔道に対する基本的なというか、基礎的な技術なり技量なりは持っているはずです。だから全く必修化になれば男性も女性も女子生徒もすべてが対象になりますので、個人差が技量の面でも体力的な面でも非常に個人的な差が大きいのかなと、中学生の場合。そのときの安全対策というのは、TTなり、最大限複数での指導体制、要は授業を実施する、授業に入る、それ事前での生徒さんに対する指導も含めてしっかりとしていかないと、ややもすれば先ほど申し上げられたような重大な事案、事件にもつながりかねないので、その辺の対応もしっかりとっていただきたいわけでありますけれども、4中学校の柔道に指導に当たられる先生方の共通といいますか、一堂に会してその辺の対応とか、指導方針とか、相談なり協議をされたことはおありでしょうか。
議長(清水友行君) 田村教育長。
教育長(田村 仁君) 新しい教育課程が発表されましたのは、20年の3月でございまして、その間いろいろな研修会といいますか、県教委指導の伝達講習的なものも含めてプロセスは幾つかございました。ことしの4月の体育主任の研修、これはもう県が号令をかけまして、全校から招集して、柔道に特化した対応、安全も含めて力を入れて指導すると言っていますが、そういった県教委サイドの動きというのはもちろんでありますが、今石川議員さん言われた、自分たちがやっぱり向き合って工夫していく、そこの要素というのは非常に大事だろうと思います。今現在そういう会を教育委員会が指導してやったということではございませんが、自分たちの中ではいろんな形で協議を進めているというふうに受けとめておりますが、そういったこともいい意味で促していきたいなというふうに思っております。
議長(清水友行君) 11番、石川恒夫さん。
11番(石川恒夫君) ありがとうございます。要するに、また話が戻りますけれども、4月から実際に運用といいますか、取り組みがされるわけであります。今ほど要するに事前での4中学校、それぞれの指導に当たる先生方の一堂に会しての協議なりの機会はなかったということでありますけれども、これからおとりいただきたいなと。というのは、要は実際に4月から始めて、それで6カ月あるいは例えば1学期やってみて、それぞれの学校での実際問題点なりあるいはではどういうふうに改善したとか、そういう事例をお互い持ち寄りながら比較検討して、また各学校に持ち帰りながら、そういう安全対策も含めてしっかりと現場で対応する、それくらいのきめ細かなといいますか、対応も私は必要ではないのかなと。私に権限ございませんので、教育委員会さんが、あるいは学校教育課さんがどういうふうな形でおやりになるかはご一任しますけれども、そんなこともご検討いただければなと思いますが、いかがでしょう。
議長(清水友行君) 田村教育長。
教育長(田村 仁君) 具体的な今プランを持っているわけではないのですが、そういった趣旨も受けとめて考えていきたいと思います。
議長(清水友行君) 11番、石川恒夫さん。
11番(石川恒夫君) 私の今期、任期、恐らく1時間の時間を余して終わるのは初めてかなと思っております。残り13分30秒になりました。持ち時間もあわせてこれで私の今回の一般質問を終わらさせていただきます。
  ありがとうございました。
                                            
議長(清水友行君) 質問を改めます。
  13番、岡部直史さん。
               〔13番 岡部直史君登壇〕
13番(岡部直史君) 通告しておりました3点について質問をさせていただきます。
  第1点目は、市内建設業者の工事受注機会の拡大でございます。先般建設業協会さんとお話をする機会がありましたけれども、やはり阿賀野市の建設業協会入っていらっしゃる会員さん、近年一時は60件台が今40件台に落ち込んでいるというようなお話も聞いております。阿賀野市の建設業界、これは一つの地場産業でもありますし、あるいは農家の皆さんの農閑期の雇用、仕事の確保という点でも重要であります。当然ですが、若い人の雇用にも貢献をしているところでございます。これまでもこの種の質問をずっとさせていただきました。工事の分割発注や下請の市内業者の参入拡大について議会で提言をしてまいりました。平成21年の3月議会には私岡部、それから22年の3月議会には宮脇議員、それから昨年の23年の3月議会には私岡部、そのほか予算、決算審査委員会でも発言をさせていただいたところでございますが、今回予算編成期に当たりまして改めて受注機会の拡大策についてお伺いをしたいというふうに思います。
  また、2番は消費税増税が与える影響についてでございます。きょうから3月になったわけでございますが、中小業者の皆さんは3月15日が確定申告、それから消費税納税の該当する業者の皆さんは3月末が消費税の申告でございます。ことしは土日がかかりまして、4月2日だそうでございますが、昨年の当市議会におきまして、9月定例会で消費税の増税を行わないことを求める意見書が賛成多数で採択をされているところでございますが、しかしご承知のとおり野田内閣はあくまでも消費税増税を行おうとしております。仮に増税が実行された場合におきまして、私ども阿賀野市の財政、これは一般会計、特別会計、企業会計がございますが、こういうものに対してどういう影響があるのか、そして地域経済に与える影響についてお伺いをいたします。
  3番目は、災害時の市の対応についてでございます。これも私何回か今までも質問してまいりましたが、昨年7月末の豪雨に対する対応や、先月、ちょうど1カ月ほど前ですが、豪雪がありまして、対する対応についてやはり市としての対応を検証の上、改善すべき事項があるかどうかお伺いをいたします。あわせて災害時の医療体制についてお尋ねをいたします。幸い当市には、大勢のけが人、負傷者が出る災害や病人が出る災害というのは、過去にはなかったかと思いますが、しかし予期しない災害というのはいつ来るかわからない状況でありますので、そういう場合の負傷者に対する対応、臨時的な診療所ということになるのでしょうか、あるいはそういう場合は医療器材や薬剤等をどういうふうにするのかというようなことについてお考えがありましたらお聞かせをいただきたいと思います。
  以上、よろしくお願いします。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 岡部議員からは、3つの項目についてご質問いただきました。
  初めに、市内建設業者の工事受注機会の拡大についてお答えします。まず、市内建設業者への受注機会確保について現状を報告させていただきます。平成16年度に制定した阿賀野市建設工事指名業者選定要綱第2条第2項では、地域産業の振興を図るため、市内有資格業者を優先的に指名することを基本とし、中小建設業者の受注機会の確保に配慮することを規定しておりますし、議会からの提言もあり、請負工事等指名委員会で市内業者を優先的に指名しているものと認識しております。また、制限つき一般競争入札におきましても、入札に参加するための資格要件に、市内に営業所を有する者と条件をつけておりますし、共同企業体を組織させる場合には、地元業者の参加を義務づけております。こうした取り組みを進めてきた結果、建設業に分類される入札において、市内業者が受注した受注率を申し上げますと、平成20年度では84.2%、平成21年度では88.5%、平成22年度では90.4%と市内業者の受注率は向上しております。また、本年度につきましては、2月8日執行までの入札におきまして、建設業関係の入札177件、契約額約16億円のうち、市内業者が受注した件数は166件、受注率では93.8%、15億8,000万円を超える契約額となっているところです。
  次に、工事の分離分割発注については、発注ロットを細分化することによるコストや工期、業者ランクなどを考慮の上、可能な限りに分離分割発注し、受注機会の拡大に努めているところです。なお、下請への市内業者の参入拡大については、発注者は請負業者に対し下請業者の指示や強要はできませんが、入札公告の際に、「下請発注する場合は、本市建設産業支援のため、可能な限り市内業者の採用を希望する」と明記しており、協力を仰いでいるところであります。
  最後に、予算編成期に当たり受注機会の拡大策については、今ほど申し上げた取り組みを維持するとともに、可能な限り市内業者に入札にかかわられるよう分離分割発注も一つの手法として推進し、工事の内容、規模などにより異なりますが、市内業者への優先発注に努めてまいりたいと考えております。
  次に、消費税増税が与える影響について申し上げます。ご承知のように、現行の消費税5%のうち、1%を地方に対して人口及び従業者数に応じて案分され、地方消費税として交付されるほか、残り4%分について地方交付税の原資のうち29.5%分が算入されております。平成22年度決算において、地方消費税として4億900万円の交付を受けております。マスコミ等の情報によれば、現時点では民主党税調において、平成26年4月に8%、平成27年10月に10%とする案を了承しており、その増税分の全額を社会保障費に充てるとされておりますが、一部では国と地方の協議の場では増税分の地方自治体の取り分は1.54%とすることで政府と全国知事会など地方6団体が合意したとも報道されておりますが、具体的な法案は今月国会に提出される予定であり、詳細は不明であります。
  議員のご質問であります消費税増税による影響については、平成22年度一般会計決算ベースで約2億3,600万円、特別会計並びに企業会計決算ベースで約1億500万円の消費税を支払っていると推測されることから、仮に10%となった場合は単純に2倍となり、一般会計では約4億7,000万円、特別会計並びに企業会計では約2億1,000万円の支払いとなり、増税分が社会保障費に全額充てられた場合は影響は大変大きなものがありますが、いまだ増税に対する方針が不透明なため、情勢を見きわめたいと考えております。
  次に、災害時の市の対応についてお答えいたします。昨年は、3月の東日本大震災、7月の新潟・福島豪雨、そしてことし2月の大雪など大規模な自然災害が相次いで発生し、当市においてもその災害対策に全庁挙げて対処してきたところであります。特に新潟・福島豪雨災害の際は、阿賀野市地域防災計画やハザードマップ等に基づき、災害対策本部を設置し、避難勧告の発令、そして避難所の開設、運営等、その対応に当たってまいりました。しかしながら、次年度に予定している地域防災計画の改正に向けて、改めてこれまでの当市の災害対策について検証する必要があることから、新潟・福島豪雨時の対応に限らず東日本大震災や大雪対策に関しても全職員から災害対策全般について意見を徴し、今後の当市の災害対策について課長会議において協議を行ったところであります。
  協議事項の主なものは、職員の動員体制、災害時の業務分掌など、特に避難情報の伝達手段や避難所の運営等について幾つかの改善すべき点が洗い出されたところであります。災害対策は、基本となる阿賀野市地域防災計画やそれに付随する各種のマニュアルなどに沿って実施されるものですが、災害時の状況により臨機応変に対処することも必要であることから、このたびの災害対策の検証を踏まえ、改善すべきところはよりよい方策に改善し、災害発生時に速やかに、そして的確に対処できるよう、災害対策本部体制の強化に取り組んでまいりたいと考えております。
  災害時の医療体制についてでありますが、阿賀野市では大きな災害が発生した場合に、災害の規模に応じて避難所が開設されます。また、災害により多くの負傷者が出た場合には、その避難所に応急救護所を設置し、市の保健師等が応急的な処置に当たります。地区の中心となる避難所には救護所を設置し、医師会や医療機関等の協力により、負傷者の処置に当たっていく予定です。一方、災害規模が甚大な場合、県内外から多くの専門的な研修を受けたDMATチームが派遣され、救護所の業務を行っていただくことになります。新発田保健所長が医療コーディネーターとなり、管内で医療コーディネートチームが組織され、その調整をすることになります。このような場合、地元の医師会や医療機関には、本来の業務をできるだけ早く再開することを優先していただくことが大切と考えております。水原郷病院とは、既に災害時における医療救護活動に関する協定を締結しておりますが、救護所の設置に関しては、地元医師会と現在調整中であり、今後とも災害医療救護対策の充実に向け、協議、調整を図っていく予定であります。
議長(清水友行君) 13番、岡部直史さん。
13番(岡部直史君) では、工事発注、特に分割発注について具体的に二、三お伺いいたしますが、まずこれから阿賀野市のいろいろな建設工事予定されているものとして、1つは学校の耐震化がありますよね。安野小学校が既に予算化されて、6日ですか、入札というふうに聞いておりますが、5億1,000万という予算ですが、こういう点で分割発注の考え方、それから平成25年度、来年度は笹神中学校の大規模耐震工事、それから翌26年度には分田小学校の大規模耐震工事、これは金額は正確でありませんが、相当の金額になると思うのですが、まず学校の耐震化工事についてちょっと考え方をお聞きしたいと思います。
議長(清水友行君) 小林財政課長。
財政課長(小林正男君) まず、安野小学校の耐震化の工事でございます。基本的に先ほど市長からも答弁がありましたように、可能な限り分割発注を行いたいというようなご答弁がありましたが、そのような形で最終的には本体工事と体育館の工事を2つに分けまして、あとは電気関係、管工事関係等を分けまして発注を行いたいというふうに今考えています。
議長(清水友行君) 13番、岡部直史さん。
13番(岡部直史君) 今、では本体工事のほうでも、では校舎と体育館を分離するということですが、先ほども言いましたけれども、笹中、分田小学校、どの規模なのか、来年度、再来年度ありますけれども、基本的にはそういう安野小学校の今回のような形、考え方でやるということでよろしいですか。
議長(清水友行君) 小林財政課長。
財政課長(小林正男君) 市長の答弁にあるとおり、要綱にのりまして、なるべく市内業者に受注機会を、入っていただきたいという趣旨の中で、そのような形で進めていきたいと思っております。
議長(清水友行君) 13番、岡部直史さん。
13番(岡部直史君) それから次に、水原中学校の改築が始まるわけなのですが、総額38億四千何がしですが、これはいろんな種類の工事が重なるということですが、この辺についてはどのように基本的にお考えか。まず、建築する前に解体がかなりありますよね。中学校のプール、テニスコート、ナイター設備、解体、それから現校舎の解体等ありますけれども、それが一つの解体工事、それからグラウンドの整備というのは、工事というのがありますし、それから水原中学校そのものの当然建築工事があるわけなのですが、その辺については基本的にどのような考え方で考えておられますか。
議長(清水友行君) 折笠学校教育課長。
学校教育課長(折笠朝美君) 水中の工事でございますけれども、これにつきましても校舎、それから体育館、あるいは外構とか造園とか、そういったものについては極力細分化して、校舎等については電気、それから設備とか、そういったものになるべく細分化して発注してまいりたいというふうに考えております。
議長(清水友行君) 13番、岡部直史さん。
13番(岡部直史君) 水中のあれについては、入札の方法や何かについては指名委員会ですか、入札の、それはいつごろ予定されているのですか。
議長(清水友行君) 小林財政課長。
財政課長(小林正男君) 今月中早々に一応予定を、各委員の日程調整もございますので、早々に行いたいと思っています。
議長(清水友行君) 13番、岡部直史さん。
13番(岡部直史君) では、ぜひそういう場で地元企業のために、仕事が行き渡るようにぜひ話し合って実行していただきたいと思います。
  それでもう一つ、受注の機会の確保ということに関連してお伺いしますが、小規模工事登録制度、ご承知のようにありまして、それでこれは天野市長就任前からこういう制度があったわけですが、それで市長就任された後にこの限度額が130万円というふうに上げていただいたわけなのですが、ただ総額といいますか、総工事量というか、この登録者に出ている工事については、必ずしもやはり期待されたような中身になっていないのではないかなというふうに私考えるのですが、近年の実績ちょっとお伺いをしたいと思います。
議長(清水友行君) 小林財政課長。
財政課長(小林正男君) 近年の実績でございます。今ほど岡部議員のほうからも合併後50万から130万に一応金額は上限が変わって今は行われているというようなことで、その変わったのが約21年の2月から一応130万というような形でなってございます。なお、21年度からの一応実績といたしましては、小規模で、まず21年度は24件の153万、22年度については77件の497万、本年度、23年度の見込みですけれども、今現在で54件の615万というような形で近年徐々ではございますけれども、実績的にはふえております。
議長(清水友行君) 13番、岡部直史さん。
13番(岡部直史君) これも時々聞いているのですが、20年、21年はちょっと下がっておりましたけれども、そういう限度額が超えたことによって受注額も上がっているという、こういう姿勢をぜひ今後もやはり貫いて、地元の方たちの住宅リフォームも続いてやるということですけれども、ぜひそういう立場で地元の業者の皆さんの受注の機会を広げていく、こういう姿勢を貫いていっていただきたいというふうに思います。
  次に、消費税の問題でございますが、先ほどの答弁によりますと、影響額はこれは22年度決算ベースで、先ほどの答弁、一般会計、そのほかの会計合計しますと3億4,100万円なのです、現在。これが仮にですが、10%になれば市の消費税の支払金額は倍ですから6億8,000万ですか、こういうことになるという試算でありますし、加えて市長も午前中述べられましたけれども、我が阿賀野市はもう合併の特例が外れてしまって、地方交付税がこれから下がっていくと。地方交付税は、どんどん下がっていくけれども、仮に消費税が8%、10%に上げられれば市の歳出が6億8,000万ふえるという、こういう数字、あくまでもこれは政府の方針が不透明という条件つきでありますが、こういう状況は市長は基本的にどんなように認識をされておりますか。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 先ほどの答弁でもお答えしたように、今民主党の税調によって段階的に消費税を最終的には10%にするというような案が出ているようでございます。これをもとに試算すると、約6億、7億円近いのが支払いと出てくるわけでございます。一方、消費税また5%上げることで、地方消費税として地方に交付されるのもございますし、また交付税特会に入って、またそれを通じて地方に地方交付税として入ってくる部分あります。この辺の出るのは、非常に先ほど申し上げた額ふえてくるのですけれども、入る額がなかなかこれ見えていない中で、消費税10%になったときに、本当に入ってくるお金もふえればいいのですけれども、どうもそういうふうな試算がはっきり見えない中で非常に不安に感じているところでございます。
議長(清水友行君) 13番、岡部直史さん。
13番(岡部直史君) 午前中入るをはかって出るをとかいう話ありましたけれども、これは全く出るのほうははっきりしているのだけれども、入ってくるほうは全然当てにならないと。ややもすると、今言っているのは社会保障が足りないから全部回すのだということになれば、丸々阿賀野市は6億円も出ていくだけで入ってくるものはないという状況にあります。これは、本当にやられたら大変なことだと思います。
  それから、地域経済に与える影響ということで、これはちょっと抽象的な問いかけでございますが、数字的なものはなかなか上げられないというふうに思いますが、そういうことについてはどのように認識をされておるのか、いらっしゃるのか、お伺いをしたいと思います。
  それで、これは先般、これは政府のほうの内閣府の景気ウオッチャー調査というのがやられているのです。全国のこれは特に業者の方やいろんな小売業の経営者の方、あるいは量販店、スーパー等の販売の担当者等に聞いているのですが、懸念する声、共通しているのは、もう今不況で消費者の皆さんは少しでも安いものを買いたいと、これは当たり前の話なのですけれども、そういう中で今非常にマスコミが毎日のように、あるいは国会でも消費税増税の話が出てきていると、そういう話だけで、テレビを見ているだけでも消費が冷え込んできているというのが共通をしているのです。そういうこれは政府の調べた統計ですけれども、実際私たちの地域経済、どんなふうなことが考えられるのか、その辺の認識をちょっとお伺いしたいと思います。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 消費税がさらに5%上がるということで、例えば地域経済の影響、地方は中小の業者さん多いわけでございます。その消費税増税分をそっくり価格に転嫁できるかというと、これは大変厳しいものがあるというふうに認識しております。そうしますと、増税分を例えばお菓子屋さんあたりですと、その分量を減らすとか、そういったこともせざるを得ないでしょうし、またそれを今度消費者に転嫁するのでなく、生産者なり販売している人たちがみずからかぶるというようなことになれば、事業所の収益環境も悪化するわけでございます。そんなことで、特に地方の地場の中小の業者さんにとっては、この消費税、まともに価格に転嫁すれば消費が落ちてきますし、さりとて内部に吸収できるほどの体力もないわけなので、大変大きな影響があるのかなというふうに認識いたしております。
議長(清水友行君) 13番、岡部直史さん。
13番(岡部直史君) まさにそのとおりだと思います。問題は、やはり中小業者の方は価格にこれ転嫁できないという、今市長も何か分量を少なくするとか、まんじゅうで言えばちょっと中のあんこを消費税分減らすとか、いろいろやっぱりやらなければ、もうやっていけないということになるというふうに思うのです。これ阿賀野市ではありませんけれども、ある商店街にアンケート、「消費税を価格に転嫁できますか」というアンケートで、何とか消費税をそれなりにお客さんからもらえるというのは、101件中47件なのです。あとの方は、やっぱりできないのです、今市長がおっしゃったように。だって皆さんが希望するような利益も含めたような形で品物が売れればいいです。なかなか売れなければ、やっぱり値札を下げるよりほかないわけです。では、その分消費税はどうするかというと、結局身銭を切るような形にならざるを得ない。今いろんな税金が滞納がされていますが、これは国の調査ですけれども、滞納総額、いろんな税金滞納総額の中で、消費税の滞納がやっぱり半分です。50%。だからいかにこれひどい税金だということは明らかでありますし、それから商店に限らず先ほども私建設業の話しましたけれども、下請ですよね。今まで言ってきたけれども、下請の問題が1つあるわけなのですが、下請の皆さんだってもそれはやはり大変で、消費税分やっぱり転嫁できないという、そういう形になっているのがこの消費税でありますので、やはりこういうものがやられたら私たちの地域経済大変だと。
  それからもう一つは、今度の予算を見ましても、あるいは今まで市内の業者、経済対策というのは天野市長はそれなりにやってこられたわけですよね。住宅リフォームやあるいは市長裁量で、地元のやはり大きな工事ではないけれども、側溝修繕とかなんとかということで景気対策としていろいろやられてきましたけれども、さっき言ったように阿賀野市だけで6億何千万、あるいはまた地域の経済を冷え込ませるという大変な消費税というのは、これはやるべきではないし、そういうふうに私は思うわけでございますが、もう一度そのことについて、国政の問題ですけれども、最後に市長の考え方、見解をお伺いしたいと思います。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 地域の経済を考えたとき、さらにまた増税すると、消費税上げるというのは厳しいものがあるというふうには認識いたしております。ただ、今国のほうでは社会保障と税の一体改革の中でこれを議論しております。非常に今社会保障費が毎年1兆円ずつふえております。そして一方で、税収がどんどん、どんどん減ってきている。ふえているのは赤字国債です。赤字国債というのは、資産見合いのものはございません。この国債がどんどん、どんどん建設国債以上に積み上がってまいります。国の長期債務も入れた負債が1,000兆円近くになっているという、この現状もあります。では、これだれがいつ返すのだというのも、これも大きな問題でございます。なかなか消費税のタイミングの時期等々もございますし、一方で積み上がる国の借金、1,000兆円近くもなる。これをだれが、いつ、どういうのに返していくかという議論も、これもやっぱり必要な部分でございます。これは、特に国債となれば次の世代、借金を返さざるを得ないという厳しい現実もございます。なかなかすぐ社会保障と税を関連を考えたときに、簡単には結論が出てこないのかなというふうには考えております。
議長(清水友行君) 13番、岡部直史さん。
13番(岡部直史君) この問題については、あすまた関連して、宮脇議員が質問をされます。
  それで、3番の災害時の市の対応についてですが、たまたま今気づいたのですけれども、国道から市役所のほうへ入ってくるところに、私も前に質問しましたけれども、モニタリングでしょうか、可搬式の。今はもう設備というかされておりますけれども、これについては具体的な可動やどういうことに役立つのかと。せっかくもう据えつけがされておりますので、その点についてお伺いをしたいと思います。
議長(清水友行君) 関川総務課長。
総務課長(関川嗣雄君) 今現在阿賀野警察署のわきの入り口の前の空き地といいますか、緑地帯のところにモニタリングポスト、可搬式でございますけれども、設置工事をやっておるところでございます。もう既にごらんになった方もおられると思いますけれども、数字については大きく表示されるような状況になっておりますが、文部科学省が設置するというものでございまして、福島県ではもう既に設置終わっていますけれども、隣接する県にも設置すると。新潟県には、可搬式は10基設置をされるということでございます。その阿賀野市が1基今回設置をしているわけでございます。これにつきましては、10分間隔においてリアルタイムで情報を提供するというものでございまして、携帯電話を通じて随時文科省のほうにデータが送られるというようなものでございまして、この結果については文科省のホームページで公表されるというものでございます。ただ、ちょっと私どももよくわからないのですけれども、単位がシーベルトではなくてグレイという、その体内に取り組まれる量といいますか、そういったような単位を使うということでございまして、その辺の情報についてはちょっと私どもよくわからないのですけれども、そんなような説明を受けておるというところでございます。
議長(清水友行君) 13番、岡部直史さん。
13番(岡部直史君) せっかくついたのでありますから、やっぱり今聞いていてもちょっとわからない部分もあります。私も専門家でありませんから。やっぱり市民の皆さんによくどういうものなのかというようなことは、今後広報等で説明していくのでしょうけれども、その辺は丁寧に説明をしていったほうがいいというように思います。せっかくついたものであります。
  それで災害時の対応について、先ほどご答弁があったわけなのでございますが、どうもやっぱり抽象的なのです。余りさらっとして、一番の災害対策の問題は、市のほうでは防災計画もある、ハザードマップもある、いざという場合にはこういうふうにやるという、そういうマニュアルはあるのだけれども、実際なかなかそういう場面になるとマニュアルどおりにいかないというのが特徴だと思うのです。今回の原発事故は、その代表的な問題でありますけれども。それでもう少し具体的にお話はお聞きできませんかね。だから職員の皆さん、課長会議等、職員の皆さんがいろいろ協議された職員の増員体制云々と。今までの前も私質問しましたけれども、豪雨、それから先般の豪雪、もう少し具体的にやってみたら、ここがこういう問題があったし、もう少しよくやればよかったなというのが職員の皆さんのミーティングの中で出てきて、それをもう少しこういうふうに改善を今したいと思っているのだというようなことをちょっと突っ込んでお話をお聞かせをいただきたい。
議長(清水友行君) 関川総務課長。
総務課長(関川嗣雄君) 防災対策でございますけれども、昨年の震災から始まって、7月末の豪雨災害と、このたびの豪雪ということで、さまざまな災害を今回経験したわけでございますけれども、結果的に大事にはまず至らなくてよかったという点がございます。ただこれが例えば豪雨災害であれば、阿賀野川が決壊した場合についてはどうなったのだろうということを考えますと、非常に恐ろしいわけでございますけれども、今回そういう点を踏まえて、実際に今回以上の災害が来たときの対応ということを本当にしっかりと準備しないといけないというふうに感じたところでございます。それを踏まえまして、24年度に当たっては、ちゃんとした職員体制で臨まれるようにということで、今回検証させていただいたということでございます。特にこのたび一番職員の皆さんからいただいた意見の中で多かったのが、避難所の運営体制でございます。実際にこのたび9%といえども1,000人を超える方々避難していただいたわけでございますので、その中における避難者に対する対応という形で、もう少しこうしたほうがよかったとか、そういう部分足りなかったというような、そういうご意見を具体的にいただきました。例えば避難されている方々に対する災害の状況、どれだけの今水位があって、どういう状況なのかといったようなものは、避難している方々はわからないと。そういうときは、ちゃんとした情報提供するべきだといったご意見ですとか、ペットを連れてきている方々もいるので、そのような対応が必要だとか、それから現場のほうに行っている方々については、携帯電話使っているけれども、恐らくこれ以上の大きな状況になったときは携帯も使えなくなってしまうと、その辺の無線の準備とかそういうものも必要になってくるのではないでしょうかといった具体的な意見が出ております。そしてあと多かったのが現場でも避難所でもそうですけれども、指示命令系統がよくわからないという、そういったようなもの。実際には、こういう避難所運営マニュアルというものは市でもうつくってあります。このものを見ていただければ、大体のことはできるというふうに思っていたわけですけれども、これが実際のところ市の職員には伝わっていなかったという、そういう状況があると。これ反省点として、これは毎年毎年職員には何らかの形で説明して熟知していただく必要があるという、そんなようなことを感じたところでございます。特にまた自治会長さんからも意見いただきましたし、自治会長さんからはやはり自治会ごとに避難すべき避難所を指定してほしいとか、それから避難勧告の伝達方法をもう少し徹底してほしい、それから要支援者、要援護者の対応について、ちゃんと決めていたわけでございますけれども、実際なってみたらなかなか人がいなくて対応できなかったといったような、そんなようなご意見をいただいたところでございます。こういったようなところを反省点として、今後の災害には対策をちゃんととってもらいたいなという考えでございます。
議長(清水友行君) 13番、岡部直史さん。
13番(岡部直史君) 災害時の医療体制についてですが、ご答弁ではまず郷病院と災害時における協定を結んだということ、締結しておるということなのですが、これは厚生連にゆだねる前からなのでしょうか。もちろん改めて厚生連さんというか郷病院とこれを結んだと、結んでいるということだというふうに認識しておりますが、その辺のことと、それから医師会さんと今調整中、どんなことを今、どんな問題といいますか、あれがあるのか、どんなことを調整しているのか、それをお聞かせいただきたいと思います。
議長(清水友行君) 本間健康推進課長。
健康推進課長(本間昭一君) それでは、お答え申し上げます。
  郷病院との災害協定でございますが、22年の10月1日の指定管理の時点で基本協定の17条の規定に基づきまして災害協定を締結いたしてございます。なお、きのうも病院の運営会議ございまして、厚生連の幹部及び院長、事務長、それから総務課長の席上、改めてこの協定の確認も含めて再確認していただきたいという要請を行っております。
  郡市の医師会の関係でございます。新発田北蒲原医師会について同様の災害協定を19年の11月1日に締結いたしてございます。私ども今市のほうとして、そういったものとは別に地元医師会としまして、救護所の協力要請を具体的に提案をいたしてございます。あくまでも災害の規模に応じまして、本当に激甚的な、阿賀野市のみならず下越全体が被災したような状況だと完全に県外からのDMATチームになります。阿賀野市だけであれば、郡市の医師会の応援いただくと、その協定に基づきまして、それでも足りない場合は、県の派遣要請で県のDMATチームが派遣されるかと思います。そのとき一番大事なのは、なるべく地元の医師会については、災害救護所ではなくて、むしろ早く通常の診療業務を再開するように、そこの災害時の現場については郡市医師会のほうでなるべく手当てするので、地元の医師会のほうとしては営業のほう、本来の業務に一刻も早く営業できるように復興していただきたいというのを基本的に今考えてございます。
  なお、詳細は会長を通して今内部で詰めてございます。
議長(清水友行君) 13番、岡部直史さん。
13番(岡部直史君) 最後に、では率直にお伺いしたいことが1点あります。それは、2月の4日、5日でしたか、特に豪雪、結果的にこれは平成に入ってからの一番の豪雪であり、この阿賀野市におきましては平成になる昭和59年、60年の連続豪雪に匹敵するような豪雪に結果的にはなったわけでございますが、しかしながらやはり大変市民の皆さんいろんな面で困るということになると、頼りはやっぱり市役所なのですよね、当たり前の話なのだけれども。2月4日の朝、恐らく皆さん同じだと思うのですが、朝起きて大変な雪だということで、皆さんびっくりしたと思うのですが、それで私も何時だったか忘れましたけれども、午前中に市役所に来て、土曜日だったわけですけれども、市役所に来て、それはもう大変な状況でした。もう何とかしてくれという電話がじゃんじゃんかかってくると。総務課の課長さん、建設課の課長さん、それから何人かの職員の方は、とにかく電話の応対だけで大変なのです。本当に修羅場と言ってもいいくらい。それは、本当に大変難儀されたのですが、しかし私何回も防災対策は質問しているわけです。その都度いろいろマニュアルどおりにいかない問題、いろいろな問題を経験をして、今度はそういうふうな対応をすると。いずれも早朝といいますか、時間的にはそういう状況だったのですけれども、もう少しやっぱり職員の体制が何とかあのときにならないものかなと、経験しているわけですよね。部内でもいろいろ話し合いしているのに、突然の大雪と言えばそれまでなのですが、しかし地震等と違ってある程度の予想はつくのではないかというふうに、気象等を見れば。その辺非常に市役所何をやっているのかというおしかりの言葉もいただきました。それは、そのとおりいかない面確かにあります。重機の運搬とってみても、さっき言いましたように建設業者の皆さんの、建設業者さんそのものが減っているわけだから、運転手さんも減っていますから、できないのはわかるのだけれども、それにしてもあの場合の状況というのは何とかならなかったのかなというふうに私は考えていたのですけれども、市長はどのように認識されておりますか。
議長(清水友行君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 2月4日、私も朝起きたら物すごい雪で、これは大変なことになったなというふうには私も認識いたしております。多分市役所のほうにもこういう状況を見て、いろいろな問い合わせ等の電話もいただいていると。私自身も市役所からそういう電話をいただいておりながら、また自宅のほうの雪も大変だったものですから、作業やりながら、これは多分相当雪が降っているなというふうに認識いたしております。ただ、正直言って道路の除雪もままならない状況で、自宅の雪も降っていると。多分市民の方も慌てて市役所のほうに集中的に電話を入れたというふうに考えています。正直言って一度にこういった雪が降りますと、皆さん慌てて、しばらくこういった雪が降っていないだけに、皆さん驚いて市役所のほうにお電話いただいたというふうに思っております。ただ、この集中したお電話に対して、では市の職員全員登庁して電話応対すればいいのかと言われますと、電話を受けることはできても、正直言って相談になかなか乗れないのもあるわけです。まず人材の確保なり、重機の手配です。建設業協会に除雪をお願いしていますが、そちらでもう手いっぱいですので、重機の手配も人の手配もできない。シルバー人材さんもまさにそういう状況でございます。ですから、非常に今回集中的に豪雪があったということで、一部パニックのような状況もあったのかなとは思っています。ただ、その後また若干雪の降り方も少なくなってきておりますので、そういったものをまたやはり検討しながら、確かに今まで少雪が続いていたというなれもあったわけです。私は、やはりまず自分でやれる部分は自分でやると、あるいは地域で対応できるものは地域でやっていただくということも大事なのかなと思っています。すぐ市役所のほうに問い合わせしても、市役所のほうもなかなか電話を受けることはできても、人の手配なり、重機の手配をすぐできるわけではないという現状もまたご理解をいただきたいというふうに考えております。
議長(清水友行君) 13番、岡部直史さん。
13番(岡部直史君) そういうことを言う前に、自宅の除雪も大切だけれども、イの一番に来てくださいよ。今まで同じようなこと何回も言っております。それから、昨年の3.11の後で間を置いて、どこでしたっけ、福島のいわきのあたりで地震があって、ここも大きく揺れましたよね。そのときは、いろいろな事情があって駆けつけられなかった。しかし、あのとき福住さんから大分きついおしかりがあったというふうに記憶しております。きょうは、お褒めの言葉もありましたけれども。あのとき市長は、もう想定外とは言わせないと、それが災害対策の基本だということ、2月の豪雪はまさにそういう意味では想定外だったわけです。確かに電話で全部解決するものではないけれども、しかし本当に私も電話応対して、職員の皆さんがもうメモを書いて、メモを書き終わるかどうかわからないうちにまた電話が来ると、そういうメモはひとり暮らしでもう大変だという非常に悲痛な市民の皆さんの声なのです。それが確かに職員も当然出てただうまくいくというものではないけれども、やっぱりその電話を聞くことすらも満足にできないという状況でありますので、そういう状況をやっぱりどういうふうに認識をしておられるのかなというふうに非常に疑問に思いますが、これ以上お聞きしてもちょっとしようがないかなと思います。やはり頼るところは市でありますし、最大限の職員の皆さんをそういう対応させるには、トップの方のやっぱり姿勢というのは非常に大事だと思いますので、それを最後に申し述べて私の質問を終わりたいと思います。
  どうもありがとうございました。
                                            
    散会の宣告
議長(清水友行君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
  本日は、これで散会します。
  なお、明日2日午後1時半から本日に引き続き一般質問を行います。
  ご協力ありがとうございました。
               散 会 (午後 4時39分)