平成22年第7回阿賀野市議会定例会議事日程(第3号)
平成22年9月9日(木)午前10時00分開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 一般質問
〇出席議員(21名)
1番 佐 竹 政 志 君 2番 山 賀 清 一 君
3番 村 上 清 彦 君 4番 雪 正 文 君
5番 風 間 輝 栄 君 6番 江 口 卓 王 君
7番 稲 毛 明 君 8番 宮 脇 雅 夫 君
9番 清 水 友 行 君 10番 倉 島 良 司 君
11番 中 島 正 昭 君 12番 石 川 恒 夫 君
13番 高 橋 幸 信 君 14番 岡 部 直 史 君
15番 山 口 功 位 君 16番 遠 藤 智 子 君
17番 池 田 強 君 18番 泉 誠 蔵 君
19番 福 住 つ ゆ 子 君 21番 山 崎 正 春 君
22番 浅 間 信 一 君
〇欠席議員(1名)
20番 帆 苅 剛 君
〇地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
市 長 天 野 市 榮 君
副 市 長 佐 藤 一 宇 君
教 育 長 田 村 仁 君
病院事業管理者 加 藤 有 三 君
総 務 課 長 加 藤 一 男 君
企画政策課長 関 川 嗣 雄 君
財 政 課 長 小 林 正 男 君
税 務 課 長 中 澤 峰 子 君
市民生活課長 中 村 彰 男 君
健康推進課長 小 林 寿 英 君
福 祉 課 長 圓 山 知 君
農 林 課 長 披 田 野 勝 幸 君
商工観光課長 渡 辺 滝 雄 君
建 設 課 長 佐 藤 芳 男 君
上下水道局長 小 川 稔 君
会 計 管 理 者 斎 藤 忠 雄 君
農 業 委 員 会 田 代 盛 一 君
事 務 局 長
学校教育課長 折 笠 朝 美 君
生涯学習課長 吉 野 晴 記 君
安 田 支 所 長 小 野 明 夫 君
京ヶ瀬支所長 本 多 啓 一 君
笹 神 支 所 長 丸 山 一 男 君
監 査 委 員 廣 田 耕 造 君
事 務 局 長
消防本部消防長 清 野 信 夫 君
農業委員会会長 古 川 重 夫 君
代表監査委員 齋 藤 紀 生 君
教育委員長 五 十 嵐 要 市 君
〇本会議に職務のため出席した者の職氏名
事 務 局 長 飯 野 喜 夫
主 幹 五 十 嵐 久 美 恵
主 事 涌 井 知 恵
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(浅間信一君) おはようございます。定刻になりました。
ただいまの出席議員数は21名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
20番、帆苅剛さんから欠席の届け出がありましたので、ご報告します。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(浅間信一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、11番、中島正昭さん……
〔何事か呼ぶ者あり〕
〇議長(浅間信一君) きのう遅刻だったから。15番、山口功位さん、16番、遠藤智子さん、以上3名を指名します。
〇一般質問
〇議長(浅間信一君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
本日の一般質問は、順番11番、山賀清一さんと最終番、山崎正春さんといたします。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(浅間信一君) 異議なしと認めます。
したがって、本日の一般質問は順番11番から最終番までとすることに決定しました。
それでは、順次発言を許します。
2番、山賀清一さん。
〔2番 山賀清一君登壇〕
〇2番(山賀清一君) おはようございます。2番、山賀清一でございます。2点について質問をさせていただきたいと思います。
最初に、スポーツ振興についてということでお尋ねをいたします。1、実際に体育協会の独立、活動に関して市としてどのような評価で見ておられるのかを伺いたいと思います。
2番目に、各団体、各部の父兄の皆さんは仕事の上、さらにボランティア活動、その上負担増と経費の増大で指導者初め大変悲鳴を上げている状態であります。この点の認識を市としてどういうふうにとらえておられるのか伺いたいと思います。
3、毎年体育協会への補助金カットの真意が理解できないが、納得のいく説明を求めたいと思います。
4、体育協会としてはこのような社会状況から見た場合、これ以上は体力の限界とも言えるほど消化不良の現状であるということを認めたいと私は思います。例えば丸ごと市にお返しをする覚悟、補助金増額要求を強く求めるところですが、こうなった場合、市として英断はどの程度考えられるのか伺いたいと思います。
2番目の質問について。命の大切さということでとらえたわけなのですが、1番目には市の総合計画には一人一人が生き生きと安心して暮らせるまち、みんなで支え合うまちとうたってあるが、実際に具体的に実施している点を説明を願いたいと思います。
2つ目、毎年多くの人が犯罪によって殺され、大けがをしている状況です。不幸にして犯罪に遭われた方、その遺族はこれまでの生活基盤が一挙に崩壊し、経済的にも精神的にも大変苦しい生活を強いられてしまうわけであります。そのような方はどこに相談していいかわからない、あるいは相談する気力もない状態にあることが非常に多いわけでございます。この点、手厚い支援体制が実際になされているのかどうかを伺いたいと思います。
3、年間3万人以上も十数年以上自殺者が出ておるわけでございます。県も全国平均より高く、当阿賀野市も県内でワースト何ぼの状況でございます。この高い数字を単純にとらえること自体が軽々と考えるが、市として徹底した予防策はこれであるという方法論を具体的に述べていただきたいと思います。その点伺いたいと思います。よろしくお願いします。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 山賀議員からは2項目のご質問をいただいております。最初に、私の方から答弁を申し上げ、次に教育委員会からお願い申し上げます。
まず、命の大切さについてであります。まちづくりの基本目標の一つに一人一人が生き生きと安心して暮らせるまちを掲げており、さまざまな分野の連携によりサービスの充実とともに、支え合い助け合って生活できる環境づくりを推進し、だれもが住みたくなるまちづくりを目指しています。福祉分野では、高齢者も障害を持つ方も子どもも安心して暮らせるよう介護予防や在宅サービスの充実、施設サービスの整備では特別養護老人ホーム、グループホーム、障害者通所授産施設や精神障害者の憩いの家等の整備、療育事業などの相談支援体制の整備、各種保育サービスの拡充等に向けて取り組んでまいりました。また、健康分野では健康で暮らせる心の通うまちをつくるとして健康づくりの推進に取り組んでおり、地区担当保健師によるこころの健康相談として訪問や電話等で個別の相談に応じております。また、地区組織として297人の健康推進員が各自治会に組織されており、地域のつながりが希薄化している中、地域全体の体と心の健康づくりに取り組んでいただいています。具体的には健診の受診勧奨等をする中で、子どもから高齢者まで地域の人に声をかけ合うことで少しでも人と人がつながり、ともに支え合うまちづくりを目指しているところです。
次に、自殺対策についてですが、近年の経済状況の悪化やゆとりのない職場環境、家族や地域のつながりの希薄化により、身体的にも精神的にもストレスを抱える人がふえている状況で、うつ症状に陥り残念ながら自殺に至る人も近年増加傾向です。市の自殺者は平成19年から増加に転じ、19年は18人、20年は19人、21年は20人となっていて、10万人当たりの自殺者数を自殺率といいますが、平成20年で41.4と県平均の27.6を大きく上回っており、県が公表している1998年から2005年までの合計の数値においては34市町村中10位となっております。市の実態としましては、男性は女性の2.5倍で50歳代を中心に働き盛りの方が多く、経済的な理由が背景にある方が多いように思います。また、女性は70歳以上の方が7割を占め、健康上の問題等によりうつ状態に陥っていた方が多いようです。自殺対策としましては、第1点目にはこころの健康相談の実施です。毎週水曜日、保健センターで保健師が健康相談に応じていますが、今年度は第2、第3水曜日には在宅の保健師を増員し、予約によるこころの電話相談を実施しています。2点目には、自殺の実態とうつ病の対応について広く市民に啓発することです。そのため、1点目、広報に自殺の記事の掲載やエフエム新津による啓発、2点目に相談期間一覧表のファイルを民生委員、健康推進員、商工会会員等へ配付並びにチラシを全世帯へ配布、3点目に自殺予防の講演会の開催、3点目といたしまして、昨今より自殺対策推進協議会を開催し、関係機関並びに関係者で実態の共有化を図り情報交換を行い、予防対策に向けて取り組んでいます。また、県では毎年9月を自殺予防月間としていることから、市では第2、第4水曜日は夜間のこころの電話相談を計画しているところです。今後も関係機関と連携しながら自殺対策をより一層推進してまいり、自殺者を一人でも少なくしてまいりたいと思っております。
次に、犯罪被害者支援制度についての質問でありますが、だれもが被害者となり得る現代社会においては、犯罪被害者の支援に対する取り組みは当市においても喫緊の課題としてとらえているところであります。犯罪被害者支援制度に関しましては、平成16年に犯罪被害者等基本法が制定され、この中で地方公共団体に対し相談、情報提供、保健医療、福祉サービスの提供、安全居住の確保等、地域の実情に応じた施策を実施する責務が課されました。これを受けまして、当市では平成21年に策定した阿賀野市犯罪のない安全で安心なまちづくり推進計画の中に犯罪被害者支援に関する項目を設け、相談窓口の拡充による相談しやすい環境づくりや、被害者の相談に応じ警察や民間の支援団体等の関係機関と連携した支援体制の整備に努めると規定したところです。しかしながら、犯罪被害は千差万別であり、また相談内容もその方のプライバシーを含む私的な生活内容にまで及ぶことから、相談に当たっては被害者の心情に配慮した的確な対応が求められるため、受ける側といたしましては一般の行政職員で対応するにはかなり厳しい状況があるものと考えております。このような事情を考慮し、犯罪被害に関する市民の相談窓口として市役所総務課や市民生活課または警察署、あるいは専門のカウンセラーが対応する新潟被害者支援センターを広報紙やホームページを通して周知することにより、相談が円滑に行われるように被害者の支援を行ってまいりたいと考えております。
〇議長(浅間信一君) 田村教育長。
〇教育長(田村 仁君) 最後になりましたが、スポーツ振興に関し4点のご質問をいただきました。
初めに、体育協会の独立、活動に関して市としてどのように見ているのかということについてでございます。ご承知のとおり、体協に関しましては関係各位のご努力により平成16年の市町村合併と同時に阿賀野市体育協会が発足しております。そして、発足当初から専任の事務局職員を置くなど、自主的運営体制を堅持しつつ、阿賀野市のスポーツ振興に大きな役割を担っていただいていると認識をいたしております。
次に、各団体の皆さんは仕事を持つ中でのボランティア活動、その上負担増と経費増で悲鳴を上げている状態というご指摘でありますが、これに関しては体協とあわせてスポーツ少年団のことにも言及されているかと思います。また、これらは次のご質問である毎年の補助金カットの真意が理解できない、納得のいく説明を求めるということにも関連すると思いますので、あわせてお答えさせていただきます。確かに昨年度から体育施設の使用料の一部を値上げさせていただきました。また、毎年のように両団体の補助金の額も削減させていただいております。厳しい市の財政事情にかんがみてのこととはいえ、大変申しわけなく思っております。こうした状況は、体協にあっては活動に支障が出る部分もあろうかと思いますし、スポーツ少年団にあっては指導者の皆様がほぼボランティアで献身的に活動してくださっているわけで、これまた団運営に支障が出ることもあろうかと存じます。しかしながら、依然として厳しい財政状況が続く中直ちに復活とはいかないわけでありまして、市の財政状況の好転を待って対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
最後の質問でございますが、体協の体力の限界として丸ごと市にお返しする覚悟もあるとのことでございますが、以前に体協の役員の方々からは非公式ではございますが、教育委員会で体協の事務局を引き受けてもらえないかとの打診もいただいたことがございます。しかしながら、体育協会はあくまでも外郭団体であり、その事務局を教育委員会が担うということには問題がございます。現実に子ども会、文化協会、総合型クラブなど教育委員会の外郭団体のほとんどが会員みずからが事務局を務めておられます。したがいまして、行政と民間との役割分担の中での現体制が望ましいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) それでは、再質問をさせていただきたいと思います。
答弁書をちょうだいいたしてありますが、それなりに理解もできないわけではないわけなのでございますが、私がこれから質問するのに対してそれのみに答弁を願いたいと思います。答弁書は答弁書で結構でございますので、よろしくお願いしたいと思います。スポーツ振興策は基礎的、基本的なことが確立されております。国民みんなが健康で健全なスポーツを楽しみ、平和に暮らすことが不可欠であるということは申されるまでもございません。阿賀野市もそれなりにある一定の施設が整っていますが、市民が長年要望しております屋外用の総合グラウンドを要望しているわけでございます。400メートルトラックの陸上競技場でございます。今はこの件を非常に必要としておりますが、さらにはプールもありません。以前は水原町時代には計画がありました。現在の野球場付近を全体像の中でスポーツゾーンということである程度の設計計画もあったわけでございます。この点、市民プールとあわせてセットし、天野市長としてご自分の使命としてとらえ本格的に取り組む姿勢があるのかどうか、阿賀野市の活性化のためにも最初に伺いたいと思います。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 今ほど山賀議員さんからスポーツ振興という観点から総合陸上競技場ですか、それとプールについてどうかというご質問でございます。大変今市のほうも財政が厳しい中で正直言って箱物を新規に整備ということはなかなか厳しい現状にございます。既存のある施設をまず有効に活用していく中で、スポーツの振興を図っていただければなというふうに考えております。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) このような施設が阿賀野市にないということはまことに残念なことであります。市民にとっては大変な損失であり、また大変な不満のあるところです。今の時代にプールもないということは子どもたち、市民を犠牲にしているわけですが、予算上はそれほどの額にはならないわけであります。ぜひともスポーツ振興のために、また市が元気が出るように、市民も元気が出るようにスポーツゾーンのエリアを広げ確立し、実現可能性大として検討に入っていくことのお約束を要求するわけですが、その決意はどの程度現在お持ちなのか伺いたいと思います。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 先ほど申し上げましたように、なかなか限られた財源で行政運営をやっていっていかなければいけないわけでございまして、特に箱物の新規になると莫大な予算が必要となるわけでございますので、財政の状況が好転するといいますか、税収がどんどんふえてくるというような状況になれば改めて検討する余地はあろうかと思っております。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) 先ほども触れましたが、次に体育協会が独立して数年経過をいたしました。独立の趣旨は、多少なりとも行政に対して正面からお手伝いをしてやろうという趣意で設立したわけであります。これも大変な努力をいたしてきたわけでございますが、体協の組織体の中ではスポーツ少年団もあり独立活動をしている。独立は全国的に見ても県内においても数少ない独立組織活動体です。もっと市としても高く評価してよいのではないかと、このような認識をいただいてもよいものではないかと思います。さらなる応援、側面が、さらに協力、支援の認識は、もう一回伺いますが、どの辺に置いておられるのか伺いたいと思います。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 阿賀野市が発足したと同時にこの体育協会が発足したわけでございます。この体育協会の自主性を重んじるという意味では、余り市が財政的に関与するというのはその自主性を損なうことにもなりかねませんので、その辺の兼ね合いもございます。市としても先ほど教育長のほうから答弁させてもらいましたけれども、なかなか市の財政状況が非常に厳しい中で団体補助を少しずつ削減してきた経緯があるわけでございます。財政状況が好転すれば、ある程度復活という検討もできようかと思っております。ただ、余り行政が財政的に支援することでその独自性、独立性が損なわれるようなことがあっては、これはまた逆効果なのかなということも考えております。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) 体協の中では、先ほどから申し上げましたようにいろいろな組織団体があります。各部の役員からも父兄の方々からも数多く要求、要望が出ておるわけでございます。要望というより、ご不満のほうが何年も前から寄せられておるのが実情でございます。皆さんはお仕事を持っておられ、ボランティア活動でございます。ボランティアといっても、ボランティアにも限界がございます。この点、奉仕活動イコール無償、無料で頑張っていただき、これでよいのかとも考えるところなのでございますが、実際にさまざまな面で本当に悲鳴を上げている状況下なのでございます。この大きな負担もいろいろな消耗品、消耗的なものが多く、お金も相当かかっております。大変だと言っておるわけなのでございますが、この点を本当にどうとらえておるのか、担当課として認識を伺いたいと思います。
〇議長(浅間信一君) 吉野生涯学習課長。
〇生涯学習課長(吉野晴記君) スポーツ少年団のことを主におっしゃっておられると思いますけれども、確かに団によってはやっぱり全国大会にも行くチームもございますし、それから競技によっては非常に用具代がかかるというのもございます。ご父兄の負担が大きいのは承知してございますけれども、保護者会という組織の中で会計を持たれてやっておられるところが多いと思いますので、私どもとしては一括スポーツ少年団本部に対して補助金を交付させていただいているというのが現状でございます。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) まず、市長は行革の一環ととらえまして画一的に一律にすべての補助金制度を見直す、カットするということ自体、私はこの点大きな問題があろうかと思います。余りにも無責任ではありませんでしょうか。まず、担当能力の応用問題だと私は思っております。すべてが条例に当てはめて物事をさばこうとするのであれば、キャッチフレーズのよいまちづくりなどとうたっても空文に等しいことと私は解釈されても無理からぬことではなかろうかと思います。立派に独立活動を展開しているわけですから、体協にこの際大幅に補助金の予算をするというお考えと覚悟を伺いたいと思います。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 今市の財政改革の中で各種補助金の、特に法令に基づかない補助金事業について見直し、検討を行っているわけでございます。そういう中でこういった体育協会に対する助成、こういったものがその検討課題にのっております。決して一律に削減しているわけではございません。いろいろ検討した中でやっているわけでございます。削減しているのは、主に団体の運営補助と言われる部分なわけです。ですから、団体の運営補助から事業への補助への転換といった観点での見直しもやっているところでございますので、完全にすべて一律に削減するということではございません。体育協会あるいはスポーツ少年団のいろいろ活動については私も十分承知しております。次の世代を担う子どもたちの健全育成には大きな貢献をしているということは存じておりますので、団体に対する補助金から事業に対する補助という中で市としても支援を続けてまいりたいというふうに考えております。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) 県下でも数少ない独立協会が努力、活動を市が十分に認識してもらう以外何物もありません。現在の事務局体制も少ない体協の報酬で2人で頑張っていただいておるわけでございます。各部の皆さんに少ない補助で分配し、父兄の方には相当な負担をしてもらい、非常に無理が生じている、これも景気がよければ賛助会費も相当賛同を得やすいのでありますが、ごらんのとおりの状況下でございますので、この点も非常に無理でございます。体協の組織を運営していくには、先ほど来から私言っているように限界の感もあります。市は、この件について十分に掘り下げて検討する必要があろうかと思うわけでございます。例えば仮に体協が消化不良となった場合、市にお返しした場合、市は職員を何倍も動員しなければこの業務は成り立たぬと思いますし、活動もできないと思います。今の何倍も人件費が必要になります。それこそまた昔の人員配置に戻り、予算上もっともっと財政負担が大きくなり大変な状況になろうかと思います。このことを想定しただけでもおわかりのように、この点だけは別格とは申し上げません。十分に読み取り、補助金の増額を強く要求を求めるものでございます。市の本意と判断を伺いたいと思います。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 先ほど来お答えしておりますとおり、市の財政状況も非常に厳しい中で今やりくりをしていると、各種の団体への補助金を調整といいますか、見直しいたしております。財政が非常によくなってくれば少しでも体協への助成のほうも検討できるかと思っておりますが、今限りある財源を優先順位をつけて配分している状況でございますので、今後の財政状況の推移を見ながらまた検討させていただきたいと思っております。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) 物事には錯覚が履き違えが起きると大変なことが起こると思います。国も生涯スポーツ社会実現に向けスポーツの実施率を現在の45%から少なくとも65%までに引き上げると、しかもその中でスポーツ基本法も制定する、地方自治体のスポーツ関係団体の責務とはっきりと明記されておるわけであります。文部科学省が策定した今後10年間のスポーツ政策の方向性を示してあります。スポーツ立国戦略の骨子はでき上がっているわけでございます。阿賀野市はこのことに逆行するようなことではないでしょうか。こんなことでは問題にならぬと思うのです。どうですか、この点。よく伺います。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 今国のほうでスポーツ立国というようなことで取り組んでいると、市もそれくらいの気構えで取り組んではいかがかと、まさにそういうご意見もございます。ただ、要は市として財政的な支援でそれで終わりということでなくて、それ以外にもいろんな財政以外の支援もやっているつもりでおりますので、そういう中で阿賀野市のスポーツの競技のレベルアップ等々も図られるのではないかなと思っております。一番いいのは財政的な支援なのかもしれませんけれども、なかなかこれについては十分な支援ができていないというのが今の現状でございますが、財政以外のいろんな支援のやり方があろうかと思っておりますので、そういう中で阿賀野市のスポーツ振興を進めてまいりたいというふうに考えております。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) それでは、次に移りたいと思います。
今の世の中は、非常にごらんのとおり異常な状況下でございます。地球までも怒りに怒って、こんな状況でございます。こういうありさまなのでございますが、この猛暑続きで熱中症となり、多くの方の命が亡くなりました。まだまだ続くでしょう。この点についても単純に亡くなりましたでは済まされない問題だと私は考えます。これは、もっと早く手を打つべきであり、救う道は幾らでもあったと思います。すべてが表現は悪いとしても他力本願的なとらえ方でおるから、こういうことがどんどん起こって死亡されると思います。こんなのはもっと気配り、目配りをして、クーラーがなかったらクーラーをつけてやるとか、いろいろな制度を十分に活用して救う道は幾らでもあるわけなのでございます。この熱中症に対して。ただ温度が上がりました、記録的な猛暑ですなどといって何ら手だてをせず、死亡の数だけを勘定して示している状況なわけでございます。これはまことに残念至極で情けない限りでございますが、そこで市としてはこの長期間の暑さに対して、阿賀野市で死亡した人はおられないのだと思いますが、それなりに救急車に乗ったりいろんなことをおやりになったと思いますが、この点の対応といいますか、検討をどの程度までされたのか伺いたいと思います。
〇議長(浅間信一君) 小林健康推進課長。
〇健康推進課長(小林寿英君) 熱中症の関係でございますが、本当にことしは例年にない暑さ、真夏日が続いたというのが状況でございます。また、今現在も続いているところでございます。熱中症につきましては、7月後半に県から熱中症予防対策というふうなことで指示が来ております。それに基づきまして、健康推進課のほうでは各自治会に配付をしまして注意喚起をさせていただきました。それとあわせて、消防署による広報、熱中症の注意喚起というふうなことで広報に回っていただいております。また、老人クラブ等にもそれぞれ各団体に通知を出しまして、熱中症の取り組みについて注意喚起をしていただいたところでございます。おかげさまで阿賀野市では死亡された方はおりません。そんなこととあわせて、各福祉施設につきましてもそれぞれ注意喚起をしたところでございます。
以上でございます。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) 一口に命の大切さと言っても非常に奥行きの深いものであります。しかも自殺者にはこれであるという特効薬、妙薬はなかなかないものと思い、難しい問題だと思います。また効果や実績も上がっていない状態、全国でこの十数年以上も3万人以上も自殺をしているわけでございます。こんな無策なことは、私本当に残念でならないと思います。これは自殺した人が悪いのだというような考えのもとが大半だと思っております。こんな後手後手な政治行政であれば、幾らいいようなことを口に唱えても問題にならぬと思います。県としても全国ワースト何ぼ、阿賀野市も御多分に漏れずとは申しわけない表現だと思いますが、十数年以上も県内でもワースト何ぼであります。原因はいろいろであります。それはよく承知しています。この件については、行政も地域も情報の共有で早期に発見して解決すべき、その上クリアできる方法は幾らでもあったわけでございます。ある評論家はこう言っているのです。自殺は人災であると言っております。やるべきことをやらないから起こるべくして起こるのだともうたっています。十数年来の中で何十万人という人が自殺され、しかも40代、50代、その中が一番多いわけでございます。この人口減少の中にもこれほど大きく影響することはありません。市もさらにこの件を重大にとらえ、新たな決意とそのことを認め、このままだとまだまだ表現は悪いのですが続きます。本当に先ほど答弁書にもいろいろあったのでございますが、健康推進員何とか云々といういろいろなことで手だてをしていますということなのですが、そんな生ぬるいことではどうにもならないです。本当のこうであると、こうするのだと、今後どうするのだということを言ってください。どうぞ。
〇議長(浅間信一君) 小林健康推進課長。
〇健康推進課長(小林寿英君) 山賀議員さんが言われたとおり、平成10年から自殺された方が3万人を超えております。交通事故の4倍という方が亡くなっているというふうなお話を聞いております。県でも今現在ワースト10以内に入っているというふうなことで、自殺されている方が多くいらっしゃいます。また、阿賀野市も先ほど市長から答弁があったとおり、19年、20年とふえてきている状況でございます。これに伴いまして、私どもも健康推進課として、また市全体として自殺予防対策というふうなことで取り組みを行ったところでございます。なかなか自殺といいますと今まで余り公表を差し控えていた部分がございます。まず、そこのことから自殺の実態を市民の皆さんにお知らせをしたいというふうなことで、昨年来から今の現状、阿賀野市の状況、県内の状況等を踏まえて広報しているところでございます。また、自殺をされる方、また遺族の方の心痛を考えますと、本当に今後自殺を一人でも少なくしていきたいというふうなこと、またゼロにしていきたいというふうなことで今後も取り組んでいきたいと思っております。自殺された方の90%ぐらいの人がうつ病を発症しているというふうなのが現状でございます。まず、自殺者を少なくするためにはそのうつ病の発見をしていただきたいというふうなことで私ども考えております。うつ病の発見をしていただいて、発見したらすぐ専門医のほうに通院をしていただくというふうなことの取り組みがまず先決ではないかというふうに思っております。最初に皆様方のほうにもこういうふうなファイルを差し上げたと思いますが、最初に今言ったようにうつ病に対して周りの家族が気づこうと、気づいていただきたいと。気づきましたら、その悩みを聞いていただく、また早目に専門家、専門医に相談してもらうと、その後じっくり見守っていただきたいというふうなことで自殺予防の効果が、こういうふうな4つの点に気をつけていけばある程度自殺については減らすことができるのではないかというふうに思っております。この辺については、市民の皆さんに広報でお知らせをし、また相談窓口等でいろいろなそういうふうな悩み事等についても対応していきたいというふうに思っておりますので、今後皆様方にまたいろいろな点でそういうふうなご指導をしていただければなというふうに思っているところでございます。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) これだけ自殺者が出ておるわけでございます。原因はうつ病だとか精神疾患を抱える人が激増しているわけなのでございますが、そのために負担になり、家庭崩壊になる状況、1つの物差しだけでははかるには大きな無理があろうかと思います。だから、多角的な物の見方が必要なわけでございますが、全国で生活保護の受給者が250万世帯以上にもなると。この事態がやはりこの生む原因にもあろうかと思います。この6カ月間だけでも30万世帯も増加しておるという数字です。これも倒産、リストラ、失業といろいろ、その上にさらに輪をかけて、この原因のために虐待をされた相談件数だけでも六、七万件以上もあると。また、社会状況が悪いためにひきこもりも70万人以上もあると、これも問題だと思います。その予備軍も160万人以上にも上ると推定されているのであります。この点の重大問題を自治体として他人事にようにとらえるのでなく、阿賀野市もワースト何ぼの状態の中でございますから、本当に真剣にとらえてもらわなければどうにもならぬと思います。個々人の問題でなく、行政が深くかかわり、その責任もあると言っておるわけなのでございます。この件について、この取り組みの方向性をどう認識されているのか伺います。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 本当に今山賀議員さんがおっしゃったように、自殺というのは国挙げてももちろん取り組んでおります。もちろん県も市も取り組んでおります。先般新聞にありました記事で、自殺による社会損失がすごい金額になるというような記事が載っておりました。本当に働き盛りの方が自殺、命を落とされるということで、社会全体から見れば大きな経済損失になっているという実態が初めて明らかになったわけでございます。市といたしましても先ほどの答弁で申し上げましたように、まずは大体自殺に至るまでにうつ病を発症している方が多いというわけで、まずうつ病の早期発見、またご自身もそういううつ病になっているのだという気づきといいますか、そういったものを早く気づいてもらう、そして専門機関のほうに相談してもらうということがやはり自殺予防につながるのかなと思っております。ですから、市といたしましても県内でも10位という大変不名誉な順位になっておりますので、これまで以上にそういった方への相談体制を強化してまいりたいというふうに考えています。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) まず、最初は先ほどから繰り返して言っているわけでございますが、3万人以上、この自殺未遂者だけでも年間30万人以上もあるとのことなのでございます。さらに自殺者が拍車をかけ、これも全部経済的な困難にぶつかり、そして悩み、自分を責め立て、あげくの果て死を選ぶわけでございますが、それも中高年者が一番多い。なぜとめることができないのか。本人は何らかのジェスチャーがあるのだと、こういうことは周囲はもう察知できるわけだと言っているのです。死の最後発信しているはずなのにそれを受信できない、周りの人々がいわゆるそれだけ現在無関心な状態なのでございます。もっとアンテナを立て見てもらえばクリアできるはずです。それがだれがするかという問題なのです。地域内におれば、絶対にその人はにおいがするわけなのです。私も現在この3年の間で、親戚も友達もいろんなことでもうやせこけまして自殺しそうなのだという親類、お友達の相談を受けまして、私それをクリアしてやりました、その2名の方。今元気で非常にばんばんとお仕事をされております。だから、このことは絶対ににおいはするわけなのです。ただ、問題は先ほど来からお話のあるように、個人情報の件であるとかプライバシーの件であるとか、いろいろなことで問題が多少あるわけなのですが、周りでお茶飲み話しておっただけでも十分に察知はできるわけなのです。可能なのです。今の時代、すぐに人権問題だとかなんとか言ってブレーキがかかるわけです。それだったらほうっておけというような社会風潮がたくさんあるわけです。市は127自治会か128自治会あるわけですが、その中で民生委員が100名配置されておるわけでございます。その人たちの中で職務を一生懸命おやりになっておられる方も大半ございます。ただ、私もいろんな地域に伺って話を聞いたところ、その民生委員すらわからない人たちが大勢おられるのです。この点の指導体制と教育はどうなっておるのか伺いたいと思います。民生委員は住民と行政を橋渡しする地域福祉の大切な担い手、児童委員を兼務するその仕事は幅広い。担当地域の生活相談や支援のほか、虐待などにもかかわるのだということなのですが、この点その民生委員の話をちょっと。
〇議長(浅間信一君) 圓山福祉課長。
〇福祉課長(圓山 知君) 民生委員についてのご質問でございます。お話のとおり阿賀野市には今民生委員、児童委員合わせましてちょうど100名の方から活動していただいております。特にこの自殺予防等の関連ということで、今年度新潟いのちの電話というところでこの自殺予防のための相談等を受けているボランティア組織でございますが、そちらのいのちの電話の事務局長等を招きまして民生委員の皆さんから研修を受けていただいたということでございます。その中で今ご指摘のとおりそういった危険性といいますか、疑いのあるような方があった場合の相談体制というようなことでの話もございまして、それぞれ民生委員の皆さんから自殺予防ということについてもご認識をいただいたというところでございます。ただし、今民生委員の仕事といいますか、その内容が本当に多岐にわたっております。特に近年ひとり暮らしのお年寄りあるいはお年寄りのみの世帯、そういったものがふえております。さらには災害時の要援護世帯ということで、そういった名簿もすべて民生委員の皆さんのところに配付をして対応していただくということになっておりますので、そういった中で今回ご指摘のとおりその自殺ということが大きな問題となっているということで、今年度それを取り上げた研修というようなことで本当に苦慮されているといいますか、仕事が多過ぎてというような悲鳴を民生委員の皆さんからもお聞きしておるわけですけれども、そこに加えて今回自殺予防についてまた勉強していただいてお願いをしたところでございます。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) 時間もないから、最後にしたいと思います。
まず、これは経済的な困難が一番の問題なわけなのです。情報難民に対するケア体制をいかに手厚く構築できるかが問われるわけでございます。それには、自殺については自殺対策基本法もあり、その件十分に活用、応用するべきと考えるわけなのでございます。もっと細やかに社会的サポート体制の整備が市としても必要なわけでございます。これを徹底すべきであり、何か起きてから後手後手行政というようなことは私常々思っております。さらにはもっと司法組織を利用して、市民にもっともっと安心を与えるべきです。それには、現在弁護士も世の中過剰ぎみなのであります。この阿賀野市としてもいろんな相談窓口もあるわけなのですが、それよりもせっぱ詰まった人はやっぱり弁護士なのです。そんなの二束三文とは言いたくありませんが、やはり弁護士事務所を市として誘致して、そして市として補助金、助成をしてやるべきであります。そうすれば、そのせっぱ詰まった人もその弁護士さんに実際にご相談に行かれる。そのことが一番よい方法と私は思っております。この辺の司法の応援を得て、迅速に対応してあげれば最悪の事態は幾らでも避けられるはずであります。法律は政治を執行する手段でもありますが、市民に司法を開くのは行政の務めとも言えるわけなのでございます。最後にご答弁願います。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 弁護士事務所を阿賀野市に誘致してはどうかということでございます。自殺の原因いろいろございますが、特に経済問題で自殺される方が昨今この不景気でふえているという話も聞いております。そういう方はやはり債務超過、多重債務とかそういったものも原因になっているケースはあろうかと思います。そういう相談については、確かに弁護士さんによる相談が有効かというに考えています。市でも定期的に弁護士さんによる法律相談をやっておりますので、そういったところに気軽に来ていただいて相談をしていただくと、そういったことも自殺予防につながるのかなというふうに思っております。わざわざ弁護士事務所を誘致しなくても、そういう法律相談に来ていただくということである程度は足りるのではないかなというふうに考えております。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) ありがとうございました。
終わります。
〇議長(浅間信一君) 質問を改めます。
21番、山崎正春さん。
〔21番 山崎正春君登壇〕
〇21番(山崎正春君) 21番、山崎でございます。今回の9月定例会の一般質問も私12番でございますので、これで終わりとなりますが、しばらくご清聴願いたいと、こう思います。私は、国道49号阿賀野バイパスの早期開通を願いつつ、1点のみ通告しておりますので、よろしくご答弁をお願いします。なお、この49号のバイパスについては、3月議会で山賀議員からも質問があったようでございますが、私も全部読ませていただきましたけれども、また角度を変えて質問をしたいと思います。
ご承知のように阿賀野バイパスは約8.1キロメートルありますが、これは旧水原バイパスからの継続事業でございます。恐らく昭和50年代からの事業であることは市長もよくご存じであると思いますが、そこから数えますと約35年ぐらい前になるのではなかろうかなと、こんなふうに思うわけであります。特に今回の阿賀野バイパスは、平成12年度に事業化が決定しまして、平成15年度より予算化がなされ用地買収が始まり、17年度には14億2,000万、18年度には17億5,000万、19年度には13億6,000万、20年度には21億7,000万と順調に予算づけがなされ、工事も順調に進み、平成二十五、六年には全線開通するのではなかろうかなという期待もございました。ところが、21年度には約3分の1のわずか17億1,000万と大きく減額されまして、今年度に至っては何と14分の1のわずか1億6,000万の予算の配分しかなかったわけでございます。現在総事業費約250億円と言われておりますが、阿賀野バイパスはいつになったら供用開始となるのか全く想像すらできないぐらい現在工事が停滞しているところであります。しかも埋蔵文化財の発掘調査、これが7カ所か8カ所ぐらいあると言われておりますが、平成22年度はそのうちの1カ所を実施して予算が消化するというようなことだそうでございます。我々が知らされていたのは、横越バイパスが新潟国体等もありますので、これは早急にやらなければならないというようなことで、横越バイパスが終われば阿賀野バイパスに全精力を挙げて着工するということの説明が新潟国道事務所、あるいはまた北陸整備局、若干名前は変わりましたが、説明があったと思っております。ところが、関係者の話を聞けば、阿賀町の揚川バイパスが阿賀野バイパスより遅く始まって早く終わるようなお話でございます。24年か25年、その後阿賀野バイパスというようなことも聞きますが、しかしその中にまた新潟市の白根バイパスがいわゆる重要度、緊急度が上がりランクが上がって、阿賀野バイパスが重要度からランクが下げられると、こんな話も聞かれるわけでありますが、本当かどうか、これはまた聞きに行ってもそうですかということはなかなか教えてくれないかもわかりません。特に阿賀野バイパスは、ご承知のように1日約2万1,000台の車が往来しているわけでありますが、これは国土交通事務所の調査でございますので、水原と安田の間がこれぐらい通るというようなことでありますので、これは一日も早いバイパスの開通が阿賀野市としても緊急の課題ではないかなと、こんなことを考えていますし、また市長のいつもの発言にありますように活力あるまちづくり、それとご承知のように東部産業団地に企業誘致するためには阿賀野バイパスが開通しないと困ると常々こういうお話はされておりますが、そのほかにまた観光客の誘客拡大ということもございますが、そのような事柄について市長の所見をお伺いしたいというようなことであります。
特に4つの点を挙げましてご質問するわけでありますが、このような現状を市長は大体どういうふうに考えているのかなと。特に国道は国の直轄事業でございますので、市、地元に対する負担は一銭もございません。そういうようなことで、2番目といたしましては大体この原因というか要因がわからなければ解決の方法はないわけでありますが、どこにあると思っておられるのかなと、こういうふうに考えています。特に関係者の話を聞くと、福祉の道の駅を一方的に中止してまた頼むなんていうことはできないではないですかと、こんなふうに私も言われました。そんなことで要因はどこにあるのかなというふうに考えています。
それからもう一つ、阿賀野バイパスを早期に開通させるために今まで市長はどのような対応をとってこられたのか。国なり、あるいは県なり、あるいは直属の担当であります北陸地方建設局や新潟国道事務所などへの要請、あるいはまた要望書等々を出していられるのか。また、私も議会と一緒に行ったなんていうことをまだ聞いていませんけれども、そのような議会は市民の代表でありますので、やはりこういう市にとって重要なバイパスでありますので、そういうことがなぜ今まで声をかけられなかったのかなと、こんなふうに考えています。その辺もひとつお伺いしたいと、こう思います。
最後でありますが、このまま眺めていても早くなりません。やはり実行、それから手段を考えなければならないかと思いますので、早期開通、供用開始するためにどのような手段を考えておられるのか。例えば市民の決起集会や、国土交通省の局長さんまではいかないとしても課長さんを呼んで現場はこうなのですよと、ここ何年かこのとおりなのですよというようなことで実態を見ていただいて、それで市民の決起集会に出ていただいていろいろな情報と今後の方策をすべきではなかろうかなと、私はこう考えています。これも一つは水原バイパスのとき10年も20年もそのままにされて、そういうことの一つのいわゆる起点として決起集会や国土交通省の、あのころは建設省だったわけでありますが、担当課長を呼んでいろいろ町民の意見を申し上げたのが都市計画区域を制定し、あるいはまた事業化にこぎつけたと言われておりますので、そのようなことを今申し上げるわけであります。
以上、よろしくひとつご答弁をお願いしまして、私の質問を終わりたいと、こう思います。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 山崎議員からの国道49号阿賀野バイパスの進捗状況と今後の見通し並びに供用開始時期についての質問であります。まず、国道49号阿賀野バイパスの進捗状況につきましては、国土交通省北陸地方整備局の新潟国道事務所から説明を受けている内容といたしまして、平成21年度末での進捗率は約41%となっております。この事業の経過概要につきましては、阿賀野市寺社から下黒瀬の間、延長8.1キロメートルの区間が平成10年度に水原バイパスとして都市計画決定がなされ、平成12年度に事業化となり、平成15年度から用地買収に着手し、平成17年度から工事に着手して現在に至っております。全体計画事業費が約227億円で、平成12年度に事業化され平成21年度までの10年間での事業投資額は92億円となっております。執行済額92億円のうち用地買収に要した費用は約44億円となっており、用地買収は99.6%が既に完了しております。
次に、今後の見通しと供用開始時期についてのお尋ねであります。今後の見通しにつきましては、用地はほぼ取得済みで現在埋蔵文化財調査等を行っている最中であり、この埋蔵文化財の調査を早期に完了させ工事の推進を図っていくものと考えております。ただ、国の施策等により公共事業費の抑制や見直し、シーリング等での今後の予算づけや予算配分が不透明である中、より危険度や緊急性の高い箇所への重点整備等によるめり張りをつけた予算配分として費用対効果の発揮や事業効果の実現を目指していると聞いております。今後市といたしましても阿賀野バイパス開通による早期の事業効果が発揮できるよう、事業費の大幅な伸びによる事業促進の期待をし、強く働きかけてまいる所存です。このような中、阿賀野バイパスの供用開始時期についての明確な発言はございません。進捗率が41%であることから、埋蔵文化財調査が進み支障なく工事が実施できる状態となるあと数年後、進捗率が半分を超えてくれば開通のめども立ち、その開通に合わせたアクセス道路等の調整整備が急がれることになろうかと考えております。
次に、これら状況についての私の所見でありますが、現状をどのようにとらえているかにつきましては、国も厳しい財政状況であることは十分認識しているところですが、現況の予算状況ではいつ開通するかも不明であり、阿賀野バイパスに関連する施策の展開にも支障が生ずることとなり、これらの打開策を検討し、予算の増額確保を国に強く要望してまいります。
次に、このような要因はどこにあるかというお尋ねですが、私の努力不足も一因であるとは思いますが、昨今の公共事業の見直しや抑制による予算の削減が大きな要因と考えています。道の駅との関係につきましては、現在市民交流エリアとし活用方法を市民が参画して事業計画案を策定中であります。いずれその骨格が固まり次第、道の駅計画の再構築と市民交流エリアの整合性を図るため、国道事務所と協議、調整を行って一体となって進めていく必要があろうかと考えております。
次に、阿賀野バイパスの早期開通のためどのような対応をとってこられたかについてでありますが、まず毎年国道49号整備促進期成同盟会、これは加盟が新潟市、阿賀野市、阿賀町の2市1町となっておりますが、を開催し、北陸地方整備局や新潟国道事務所へ整備促進の要望活動を行っております。去る8月26日に阿賀町長や建設課長も同行し、直接北陸地方整備局長や新潟国道事務所長に事業の促進を強く要望してまいりました。また、新潟下越地区国道事業促進協議会や新潟県道路整備協会、北陸国道協議会を通じて毎年国の道路事業予算確保に向けた要望活動等を実施しております。さらに、懸案事項等の機会をとらえ直接出向いて実情を報告し、事業促進に結びつける等の活動を行っています。
さらに、今後早期開通のためどのような対策を考えているのかとのお尋ねでありますが、要望活動が要望だけで終わることなく、北陸地方整備局や新潟国道事務所の担当課長等から現地の視察による現状の把握や懸案事項の確認、また市民の熱い思いを直接聞いてもらえる場を設けることなども重要なことと考えております。今後の国の道路予算の推移や動向には深く注意を払い、機会を逃さずに的確な要望や粘り強く継続した要望活動を実施し、阿賀野バイパスを根幹としたまちづくり、市民の利便性や安全、安心の向上、県営産業団地の活性化を促す産業振興、緊急災害時での物流輸送経路といった市の中央部を通過し、市の将来計画に大きくかかわる大動脈道路としてできるだけ早くの解決を強く訴えていくものであります。
〇議長(浅間信一君) 21番、山崎正春さん。
〇21番(山崎正春君) まず、お聞きしたいと思いますのは、大体今京ヶ瀬にできる予定のいわゆる道の駅、これは何で京ヶ瀬にできることになったのか市長、わかりますか。そこからまず言ってください。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 阿賀野バイパスが法線が決まって事業が決定になったという段階で、道の駅をその延長線上につくったほうがいいというような要望があって、幾つか何か候補地があったそうですけれども、最終的には今の下黒瀬のほうに落ちついたといいますか、決まったということは聞いております。
〇議長(浅間信一君) 21番、山崎正春さん。
〇21番(山崎正春君) 副市長もいますので、副市長から聞けば一番よくわかるのですけれども、水原バイパスのときは、これは水原に1カ所、それで京ヶ瀬に1カ所と、こういう申請が北陸地方整備局に上がっていたわけです。ところが、16年に合併ということになりまして、それで同じ市に2カ所も道の駅は要らないと、つくれないと、こういうようなこともありまして、今副市長いますが、4カ町村の首長が相談して水原にするか、京ヶ瀬にするか、そういうことで相談の結果、京ヶ瀬に道の駅をつくるということで新潟国道事務所を通じて北陸地方整備局いわゆる国のほうへ上げて、ここへひとつ道の駅をつくってくださいと、こういうような経過なのです。副市長、間違いありますか。
〇議長(浅間信一君) 佐藤副市長。
〇副市長(佐藤一宇君) 山崎議員さんのおっしゃるとおりであります。
〇議長(浅間信一君) 21番、山崎正春さん。
〇21番(山崎正春君) そういうような合併前からの、これはもちろんさっき私言いましたように水原バイパスなんか、それともう一つ、水原バイパスがなぜ10年も20年もおくれたかというのを市長、わかりますか。それもお聞きします。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 当初の旧水原バイパスの法線が何か集落を二分するような法線が引かれていたということで、そこの集落といいますか、その地区の方が反対の意向を表明し、それは議会のほうに請願書という形で持ち込まれたと。それで、いろいろ議論されて、それが今日のおくれにつながったというふうなことは聞いております。
〇議長(浅間信一君) 21番、山崎正春さん。
〇21番(山崎正春君) 今市長が言われたように、いわゆる法線が決まったのです。あとは事業化、あるいは都市計画の区域ということの中でいたところが、ある集落からうちの集落を分断するからこの法線はやめてくださいと、こういうふうに議会に陳情が出たわけです。請願が出たのです。その請願を議会が全会一致だかどうか、私議員でなかったからわかりませんけれども、それを採択して法線を変えてくださいと、こういうことで国のほうへ意見書を出したわけです。そうしたところが、国は今ごろ何を言っている、国道バイパスをつくってくれと言っていて、今度はここへつくるのはうまくない、だめだなんていう、やはり議会というのは先ほど話したとおり市民の代表なのだと、代表の議会がうまくないということであれば、それはあなた方の勝手だと、どうぞそうしてくださいというようなことで、いわゆる法線は発表になってはいたのですけれども、阿賀野バイパスと同じでそういう手順が全然踏まれなかったのです。それで、当時の首長も先になってそうでないのだということをいろいろ言ったのですけれども、それはうまくないと、こんなことが、それで10年、20年と経過したと。私たち議員も整備局へも何回か数はわかりませんが、しょっちゅうお願いに行ったという経過なのです。きのうも倉島議員からも交流エリアのことを、今市長が交流エリアの活用方法を市民が参画して事業計画案策定中ということをおっしゃったわけでありますが、この交流エリアの事業計画ができれば道の駅はいいですよということになるのですか。その辺のことを強調されていたようでありますがお聞きしたいと、こう思います。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) きのう倉島議員から交流エリアについて進捗状況について質問があったわけでございますが、これは今検討委員会で検討しています。どういう内容でまとまるかまだ固まっておりませんので、それについては私としては回答できなかったわけでございます。ただ、あの福祉の道の駅には国交省さんがつくる道の駅の機能も入っていたわけなので、市民交流エリアの中には当然国交省さんが福祉の道の駅で予定していた通常の道の駅の機能は入っていくような形ででき上がるというふうに考えております。
〇議長(浅間信一君) 21番、山崎正春さん。
〇21番(山崎正春君) その辺が私も不安に思っていることであります。あくまでも交流エリアのここに答弁書にも書かれておりますとおり、計画とか、あるいはまた完成図とかいろいろあるのでしょうが、そういうのは市でできます。だけれども、これを認めてくださいと、今度福祉の道の駅をやめましてこれにしましたので、これでひとつお願いしますと、きのうもそんな質問が出たわけでありますが、協議、調整当然あると思います。では、それができたとしても、それができれば調整すればこういう予算が削られたと言えば悪いですけれども、こういう減額になるのがとめられるというか、復活するというふうにお考えなのでしょうか。その辺。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 阿賀野バイパスの工事の予算と市民交流エリアで今検討しています道の駅、それとは私は別問題であるというふうに考えております。バイパスの工事は国が直轄事業でやっております。前の福祉の道の駅は、国の補助事業で市が事業主体になって計画されていたわけでございます。その中で国交省も道の駅の機能をその中に入れるということで決定されていたわけです。ですから、今度新しく市民交流エリアがどういう形で出てくるかわかりませんけれども、それが出てきた段階で当然国交省がかかわる分は通常の道の駅の部分ですから、その部分の調整は出てこようかと思っております。バイパスの工事予算が今年度大幅に減ったというのは、道の駅の関係で減ったということでなくて、先ほど答弁で申し上げましたように国の公共事業予算が大幅に削減されたわけです。ご存じのとおり政権がかわって、特にそれが大きくなったわけです。国交省の道路関係の予算3割も削減されております。当然そうなりますと、国交省も箇所づけ、予算配分においては当然優先順位をつけてまいります。49号も実際は阿賀町のほうに揚川バイパスをやっております。これが三十数億かな、予算がすごくついているわけです。これは、ご存じのとおり今大変がけ崩れのある区間を49号は阿賀町走っております。ここを何とかトンネルを掘ってバイパスをつくって、そこに車のほうを誘導しようということでやっております。ここがやはり緊急度、優先度としては高いということで、どうしても予算のほうをたくさんつけて、そこまで早期に完成させて、そしてその後に阿賀野バイパス、今水原バイパスですけれども、そこのほうに予算を振り向けたいという話は北陸地方整備局のほうから聞いております。全体的な予算が削減された中で、残念ながらことしは予算が少なかったと。埋蔵文化財の調査もあるということでなかなか工事が入れないという面ももちろんございます。
以上です。
〇議長(浅間信一君) 21番、山崎正春さん。
〇21番(山崎正春君) その辺が市長も役人上がりですから、役人の心得というのか何かはわかると思いますが、その辺いいですか。先ほど私も質問でお話ししましたけれども、私は水原バイパスのときは、あのころ国道工事事務所ですけれども、今新潟国道事務所、よっぱら行きました。そのときは、先ほど言ったように横雲バイパスが、いわゆる国体が21年度にあるので、それまで4車線化しなければだめだと、京ヶ瀬のほうも当然4車線化せねばならないけれども、水原バイパスがあるのでそれまで待ってくださいということをよっぱら言われたのです。それは、私は恐らく水原におまえさんのところは言うこと聞かないから金くれないということは言われないからそういうことを言ったのでしょうけれども、そうしたらさっき話したとおりいい道路できました、バイパスできました。本当に私ども新潟に20分、30分で行くわけですけれども、今度はやっと20年度に21億7,000万の、今度は順調かなと、こう思っていたところがばたばたと下がりことしは1億6,000万、それと先ほど市長も答弁されたように、このバイパスには運がいいのか悪いのかわかりませんけれども、いわゆる埋蔵文化財がたくさんございまして、7カ所も8カ所もあるのです。ことし私も聞きに行きましたが、1億6,000万何に使うのですかと、こうお聞きしたところが埋蔵文化財を発掘するのに平方メートル約6,000円以上かかると。そうすると、その他いろいろなのも、草刈りもいろいろあるわけですが、約1億ぐらいしか使えないと。この約8カ所の中で面積は11万7,000平方メートルがあるのだそうです。そうすると、6,000円掛けても約10億くらいかかるわけです。1億7,000万配分をもらっても埋蔵文化財だけで10年もかかるのです。だから、私はそういうことでは東部産業団地に市長の努力によってメガソーラー、100万キロワットアワー、約300戸の家庭であれば使われると。ところが、供給先が本当は地元やあそこにある工場に使われれば、本当に阿賀野市もいわゆるエコ対策の中で非常によくなると思います。だけれども、供給先が市長の報告からするとまだ決まっていないと。100万キロワットも発電するのに決まっていないなんていうのは、やっぱり地元で使ってくださいと、こういうことの県の意図かなと聞いて思っているわけです。その産業団地も新潟から来るとき、夕方なんか来られないでしょう。1時間もかかります。普通今ごろであれば大体30分から40分。バイパスができれば亀田のインターから大体15分から20分です。そうすれば、市長が言ったように東部産業団地も来る企業が私はふえてくると思うのです。
だから、そういうことでやっぱり市長今答弁されていましたけれども、いわゆる市長が言っておりますが、請願、陳情、あるいはまた要望、いろいろあるでしょう。それに終わるのでなくて、1回でなくて5回、5回でだめだったら10回、議会と一緒に行くとか、そんなことをしなかったらなかなかこれは1年や2年で20億も30億も、今話されたように揚川バイパス、今工事中です。トンネル掘っています。ちょうど今言われたように揚川ができれば阿賀野バイパスがなんて言いますけど、また担当がかわればそんなこと私聞いていませんと言われればそれで終わりなのですよ。それが役人ですよ。だから、やっぱりそういうことを市長が、役人上がりなのだから裏の裏をかいていくぐらいのことでないと私はだめかなと、こう思っていますが、市長のお答えお願いします。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 先ほど答弁で申し上げましたように、これまでもいろんな機会をとらえて要望に参っております。私単独で行くこともございました。ただ、今議員さんおっしゃるようにもっとしっかり要望のほうもやってほしいということでございます。私も今までもやっておりましたが、さらにやはり阿賀野市民の総意ということでしっかりバイパス工事の促進に向けてさらに要望活動をやりたいというふうに思っております。今ほど議会を挙げてというふうな提案もいただきましたので、そういった形であればなお国のほうも地元としての熱い要望、思いが伝わるのかなというふうに考えておりますので、もう少し工夫を凝らして要望活動をやって確実な予算獲得に向けて努力してまいりたいというふうに考えております。
〇議長(浅間信一君) 21番、山崎正春さん。
〇21番(山崎正春君) ここで私と市長がこうだああだと言っても、これは実行に移すしか私はないと思います。それで、先ほどご答弁いただいたように、やはり市民挙げて阿賀野バイパスはどうしても要るのだと、阿賀野市の基盤づくり、活性化のために、あるいは産業団地の工場誘致のためにもどうしても要るのだよというようなことを、ここに答弁にありますようにそういうことをやって、それでも一、二年おくれるかもわかりませんけれども、阿賀野市の皆さんはそういう気持ちなのかと、特に今ご答弁にあったように国土交通省の担当課長さんなり部長さんから来てもらって現地見てもらってこのとおりですよと、まるっきり、草は刈りますけれども全然進んでいない。先ほども答弁あったように、埋蔵文化財終わってからでは、市長、あなたの任期中に、あなたはもう1年半しかないのだから、それくらい頑張ってくださいよ。そういうことなのです。だから、ぜひここに書いてあるような方法は幾らでもあるでしょう。もちろん建設課長はプロですから、なおさらあのときの水原バイパスの決起大会のときもちゃんと建設課にいたわけだからよくわかると思いますので、そういうことをいいですか、早くやるように。どうですか、市長。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 大変心強い提案といいますか、提言をいただきありがとうございました。先ほども答弁させていただきましたが、やはり私一人が行ったところでなかなか伝え切れていない部分もあると思いますので、市民の熱い思いを直接聞いてもらえるような場を、例えば決起集会、旧水原町時代もやったそうですが、そういったものを阿賀野市でやって、本当に地元の熱い思いを国の担当の方に聞いてもらうということが一番いいのかなとは思っています。具体的にどういう形がいいのかはこれからまた検討させていただきますけれども、非常に貴重な提案、提言いただいて本当にありがとうございます。
〇議長(浅間信一君) 21番、山崎正春さん。
〇21番(山崎正春君) そういうことを、やっぱりもうここまで来れば今市長が言われたように交流エリアを今市民参加で、あるいは市民の皆さんの意見を聞いて、だって例えばまだ答申されているわけではありませんけれども、5回の経過を見ると検討委員の皆さん方もでは何がいいのだというようなこと、私も会って聞きました。だから、例えばこういうもの、あるいはこういうもの、それはたしか村杉のうららの森のようなものをつくりたいというようなことは議会でも言われました。だけれども、そういうものが本当に国土交通省がいいですねと、それでは今までの予算は少なかったけれども、では次からは10億、20億やって、約250億でしょう、総事業費。だから、とにかくさっき市長が言われたように埋蔵文化財の調査をやらなければ全線開通なんてしないのです。だけれども、まずそれを終わったところから工事にかかるとかなんとかという方法一番あるわけなのです。
それともう一つ、ここに緊急災害時というようなことも言われていますが、今まで寺社から小里まで、あるいは阿賀野川まで行く49号で何人交通事故の犠牲になられたか。ここで何人だと私聞いてはきましたけれども、それほどもう横断できないのです。朝晩。特に朝はもうスピードが出ていますので、だからそういう本当に生活面も、あるいは先ほど山賀議員から質問がありましたようにそういうことが実際阿賀野市で起きているわけです。その阿賀野市の市長はあなたなのですよ。それは責任とらねばならないです。では、どういうふうにすればいいのか。いや、車が来るのはそれはしようがないやと。2万1,000台ですがね。これは、もう行き帰りで2万1,000、片方を数えれば1万1,000台なのかどうかはわかりませんけれども、そういう非常に深刻な問題が今阿賀野市で起きているということを市長はやっぱりみずから、特に副市長なんかは4年間もここで副市長をしたのだからよくわかるのです。だから、そういうことをぜひこれから、もういつだということでなくて、交流エリアができてからいきましょうなんていうような話ではとてもとてももう10年、20年かかりますわ。市長がいればいいども、どうなるかわかりませんよ、そんなの。だから、私たちももちろんそうです。4年ごとに選挙あるわけだから、私もう10年いますなんていうわけにはいかないわけです。だから、そういうことでぜひ市長から先頭に立って、特に先ほど話したように国土交通省の担当の部長、課長、あるいはまた係長、副所長さんでもいいです。だから、そういう何回となくやらなければなかなか私は今までの経験からして、また来たかねと、もう北陸整備局は新しい国の合同庁舎へ行って今はいいかもわかりませんが、もとの白山浦にあったときなんか10人行くと入られないぐらいの小さい応接間でした。それほどまで一生懸命にやらないと、相手は3年もいればまた交代するのですから、我々と違うのです。我々は、でも4年いられますのでいいですけれども、役人なんていうのは大体早ければ2年、3年でもういないのですから、だからそういう集中的にしていただきたいということをお願い、要望をいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
〇散会の宣告
〇議長(浅間信一君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
本日は、これで散会します。
なお、9月22日午前10時から議案審議を行います。
本日は、ご協力ありがとうございました。
散 会 (午前11時50分)