平成22年第5回阿賀野市議会定例会議事日程(第1号)

平成22年6月10日(木)午前10時13分開会

日程第 1 会議録署名議員の指名                             
日程第 2 会期の決定                                  
日程第 3 諸般の報告                                  
日程第 4 一般行政報告                                 
日程第 5 推薦第 1号 阿賀野市農業委員会委員の推薦について              
日程第 6 議案第62号 専決処分の承認について(専第11号 平成22年度阿賀野市国民
             健康保険特別会計補正予算(第1号))                 
日程第 7 議案第63号 平成22年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)         
日程第 8 議案第64号 平成22年度阿賀野市老人保健特別会計補正予算(第1号)     
      議案第65号 平成22年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第1号)     
      議案第66号 平成22年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第1号)       
日程第 9 議案第67号 平成22年度阿賀野市病院事業会計予算              
日程第10 議案第68号 阿賀野市交通安全条例の一部改正について             
      議案第69号 阿賀野市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について  
      議案第70号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について     
      議案第71号 阿賀野市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部改正
             について                              
      議案第72号 阿賀野市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一
             部改正について                           
      議案第73号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について    
      議案第74号 阿賀野市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正につ
             いて
      議案第75号 阿賀野市乳児子どもの医療費助成に関する条例の一部改正について  
      議案第76号 阿賀野市上下水道局企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の
             一部改正について                          
      議案第77号 阿賀野市火災予防条例の一部改正について             
      議案第78号 阿賀野市病院事業管理者の給与、勤務時間その他勤務条件に関する
             条例の一部改正について                       
日程第11 発議第 4号 子宮頸がん予防ワクチンの公費接種を求める意見書の提出について  
日程第12 報告第 4号 平成21年度阿賀野市一般会計繰越明許費繰越報告について     
      報告第 5号 平成21年度阿賀野市介護保険特別会計繰越明許費繰越報告につい
             て 
      報告第 6号 平成21年度阿賀野市少年自然の家特別会計繰越明許費繰越報告に
             ついて                               
      報告第 7号 専決処分の報告について(専第10号 損害賠償の額の決定及び和
             解について)                            
日程第13 一般質問                                   

出席議員(20名)
   1番   佐  竹  政  志  君    3番   村  上  清  彦  君
   4番   雪     正  文  君    5番   風  間  輝  栄  君
   6番   江  口  卓  王  君    7番   稲  毛     明  君
   8番   宮  脇  雅  夫  君    9番   清  水  友  行  君
  10番   倉  島  良  司  君   11番   中  島  正  昭  君
  12番   石  川  恒  夫  君   13番   高  橋  幸  信  君
  14番   岡  部  直  史  君   16番   遠  藤  智  子  君
  17番   池  田     強  君   18番   泉     誠  蔵  君
  19番   福  住  つ ゆ 子  君   20番   帆  苅     剛  君
  21番   山  崎  正  春  君   22番   浅  間  信  一  君

欠席議員(2名)
   2番   山  賀  清  一  君   15番   山  口  功  位  君

地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
       市     長    天   野   市   榮   君
       副  市  長    佐   藤   一   宇   君
       教  育  長    田   村       仁   君
       病院事業管理者    加   藤   有   三   君
       総 務 課 長    加   藤   一   男   君
       企画政策課長     関   川   嗣   雄   君
       財 政 課 長    小   林   正   男   君
       税 務 課 長    中   澤   峰   子   君
       市民生活課長     中   村   彰   男   君
       健康推進課長     小   林   寿   英   君
       福 祉 課 長    圓   山       知   君
       農 林 課 長    披 田 野   勝   幸   君
       商工観光課長     渡   辺   滝   雄   君
       建 設 課 長    佐   藤   芳   男   君
       上下水道局長     小   川       稔   君
       会 計 管 理 者    斎   藤   忠   雄   君
       農 業 委 員 会    田   代   盛   一   君
       事 務 局 長
       学校教育課長     折   笠   朝   美   君
       生涯学習課長     吉   野   晴   記   君
       安 田 支 所 長    小   野   明   夫   君
       安田支所       小 野 里       浩   君
       地域市民室長
       京ヶ瀬支所長     本   多   啓   一   君
       笹 神 支 所 長    丸   山   一   男   君
       監 査 委 員    廣   田   耕   造   君
       事 務 局 長
       消防本部消防長    清   野   信   夫   君

本会議に職務のため出席した者の職氏名
       事 務 局 長    飯   野   喜   夫
       主     幹    五 十 嵐   久 美 恵
       主     事    涌   井   知   恵

               開 会 (午前10時13分)
    開会の宣告
議長(浅間信一君) それでは、おはようございます。皆様におかれましては、公私ともご多用のところご出席いただき、ありがとうございました。また、ただいま受賞された皆様は大変おめでとうございます。今後のご活躍をご期待申し上げます。
  それでは、定刻は過ぎておりますが、ただいまの出席議員数は20名です。定足数に達しておりますので、これより平成22年第5回阿賀野市議会定例会を開会いたします。
  なお、15番、山口功位さん、2番、山賀清一さんから欠席の届け出がありましたので、ご報告いたします。また、新潟日報さん、あがの新報さんから写真撮影の申し出があり、許可をいたしましたので、ご報告いたします。
                                            
    開議の宣告
議長(浅間信一君) これより本日の会議を開きます。
                                            
    会議録署名議員の指名
議長(浅間信一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、16番、遠藤智子さん、17番、池田強さん、18番、泉誠蔵さん、以上3名を指名します。
                                            
    会期の決定
議長(浅間信一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
  お諮りします。本定例会の会期は、本日6月10日から6月22日までの13日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 異議なしと認めます。
  したがって、本定例会の会期は本日6月10日から6月22日までの13日間に決定いたしました。
                                            
    諸般の報告
議長(浅間信一君) 日程第3、諸般の報告を行います。
  5月11日から昨日までの主な会議、行事等の状況及び議長が決定した議員派遣につきましては、お手元に配付しております諸般の報告並びに議員派遣一覧のとおりです。
  本定例会の会議事件説明のため出席を求めた者は、天野市長初め24名です。
  本定例会の審議に付される議案等の提出状況は、執行部から議案17件、報告4件、議会からは推薦1件、発議1件、委員長報告3件、申し出関係4件です。
  なお、本日までに受理した請願2件、陳情1件は、お手元に配付いたしました請願、陳情各文書表のとおり所管の常任委員会へ付託いたしましたので、ご報告いたします。
  本定例会の書記は、飯野事務局長、五十嵐主幹、涌井主事の3名です。
  去る5月31日並びに本日議会運営委員会が開催され、本定例会の運営について協議いただいた結果、お手元に配付されております会期日程により運営することといたしました。
  以上で諸般の報告を終わります。
                                            
    一般行政報告
議長(浅間信一君) 日程第4、天野市長から一般行政報告を求めます。
  天野市長。
               〔市長 天野市榮君登壇〕
市長(天野市榮君) おはようございます。早いもので、阿賀野市においてはまばゆい初夏の陽光が瓢湖の水面に踊り、間もなく開花するアヤメやアジサイが梅雨の訪れを告げるころとなりました。
  本日、平成22年第5回阿賀野市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私ともご繁忙の中をご出席いただき、まことにありがとうございました。
  本定例会招集の趣旨につきましては、お手元に送付させていただいております議案書でご承知のことと存じますが、議案等21件につきましてのご審議をいただくものであります。会期は、先ほどご決定されました本日から22日までの13日間ということであります。
  国政においては、先週鳩山内閣の退陣を受け、菅政権へと引き継がれたわけでございますが、国への要望としては景気の回復基調が鮮明となってきたとは言いつつも、地域の雇用環境はまだまだ厳しい状況にあることから、一刻も早く経済対策、新産業分野での成長戦略を示していただくとともに、引き続き地域主権改革の継続をお願いしたいと考えるところでございます。いずれにしても国、地方合わせて862兆円という膨大な債務残高を抱えており、年金、医療、介護を含めた社会保障費の増加などをかんがみれば新たな財源論議が必須と考えますが、阿賀野市においてもこれから歳入が減り、歳出がふえる構図を変えるため、さらなる行財政改革を推進することとしております。
  さて、火災のことを申し上げますと、昨年市では20件の火災が発生し、1名の方が亡くなられたところでありますが、ことしに入り、残念なことに火災が5件発生し、不幸にも高齢者の方が3名お亡くなりになりました。火災で犠牲になられた方のほとんどが逃げおくれによるものであったことから、早々に消防本部、危機管理室、福祉課と対策を協議し、これ以上犠牲者を出さないようにと出火防止対策を明記した「緊急のお知らせ」チラシを市内の全世帯に配布いたしました。さらに、民生委員さんを通じ、高齢者世帯の訪問の際にも同様のチラシを配付していただき、火災予防の周知徹底を図ったところでございます。
  また、すべての住宅に住宅用火災報知機の設置及び維持が平成16年6月の消防法改正により義務づけされたところでありますが、新築住宅については平成18年6月1日から先行して義務化されました。市の条例により既存の住宅についても平成23年5月31日までに住宅用火災報知機を設置しなければなりませんが、できるだけ早い時期に設置していただけますよう市民の皆様にお願い申し上げる次第でございます。
  今月に入り、しばらく晴天が続いておりましたが、昨年からことしにかけて大雪となり、4月から5月にかけても記録的な低温が続き、加えて数年前から時期を問わないゲリラ豪雨の発生などにより、少なからず四季折々の季節感が徐々に薄れていくように感じられるところであります。このような中、春先、市民2人が親子グマに襲われけがをするなど、また先月においてはヘリコプターにより無事救助されましたが、例年にない雪が多く残る五頭山系の松平山での遭難があったわけでございます。これらのことを踏まえ、引き続きあらゆる場面で地域住民の安全、安心の確保のため、万全の対策を講ずる所存であります。
  また、前段の気象の変化に加え、気象庁の3カ月予報によりますとことしは冷夏になりそうだという発表がありました。低温と強風続きでダメージを受けた苗の生育が心配されているところでありますが、それでも今月からは初夏の日差しが降り注ぎ、これまでのおくれを取り戻そうと力強く成長し始めた若苗の緑がたくましく成長し、農家の皆さんが豊穣の黄金色の秋を迎えられることを願っております。
  阿賀野市発展のかぎを握る県営東部産業団地への企業誘致につきましては、昨年度は景気回復が地方までは届かず、なかなか成果が上がらないところではありますが、先月17日に有限会社阿部鐵工所と産業団地進出の正式調印を行ったところであります。同社は、NC工作機において難削材の多品種少ロット品の製造を手がけている企業でありますが、このたび新たな受注に対応するため、本社を団地に移転するものでございます。今後の計画につきましては、着工は6月中旬、11月末には完成する運びとなっており、12月からの操業開始を目指しております。今後も自主財源の確保と雇用の場の確保を目的に、情報収集に努めながら企業誘致活動を展開してまいる所存でありますので、議員各位におかれましても情報提供などご協力くださるようお願い申し上げます。議員各位におかれましては、市政運営に対し、一層のご意見、ご提言を賜りますようお願いいたします。
  最後に、定例議会において上程いたしました全議案に対し、慎重にご審議を賜り、原案の承認をお願い申し上げる次第であります。
  引き続き3月3日以降の会議、行事等の主な出席につきましては、お手元に配付させていただいております報告書のとおりでありますので、後ほどご確認くださるようお願い申し上げまして、一般行政報告とさせていただきます。
議長(浅間信一君) 以上で一般行政報告を終わります。
                                            
    推薦第1号 阿賀野市農業委員会委員の推薦について
議長(浅間信一君) 日程第5、推薦第1号 阿賀野市農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。
  お諮りします。農業委員会等に関する法律第12条第2項の規定による議会推薦の農業委員会委員は2名とし、笠原尚美さん、齋藤瑞穂さん、以上の方を推薦したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 異議なしと認めます。
  したがって、議会推薦の農業委員会委員は2名とし、笠原尚美さん、齋藤瑞穂さんを推薦することに決定しました。
                                            
    議案第62号 専決処分の承認について(専第11号 平成22年度阿賀野市
            国民健康保険特別会計補正予算(第1号))
        
議長(浅間信一君) 日程第6、議案第62号 専決処分の承認について(専第11号 平成22年度阿賀野市国民健康保険特別会計補正予算(第1号))を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第62号、専決処分の承認について提案理由の説明を申し上げます。
  本件は、平成22年5月28日に専決処分した国保特別会計の補正予算について承認をお願いするものであります。
  平成22年度の補正予算(第1号)として、歳入歳出それぞれ4億3,742万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ49億5,492万9,000円といたしました。
  補正の内容は、平成21年度会計が歳入不足となったことから、平成22年度会計から繰り上げ充用を行う必要が生じたもので、歳入については歳入欠陥補てん収入を、歳出については前年度繰り上げ充用金をそれぞれ4億3,742万8,000円増額いたしました。
  この補正につきましては緊急を要する案件であったため、専決処分を行ったものであります。
  よろしくご審議の上、ご承認くださるようお願いいたします。
議長(浅間信一君) これで提案理由の説明を終わります。
  お諮りします。本案は委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 異議なしと認めます。
  したがって、本案は委員会付託を省略することに決定しました。
  これから質疑を行います。
  12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) 委員会付託が省略されましたので、委員会付託になれば、専決ですので、あれですけれども、これ以前から申し上げているのですけれども、要は過年度の累積赤字を、要するに21年度までの累積赤字を22年度から繰り上げ充用ということで帳じり合わせという表現あれですけれども、するわけであります。基本的には運協を経由して、将来的な繰り上げ充用金、要は繰り越し赤字の解消をどうやっていくかというのが決められていくわけでありますけれども、市としての基本的な今の考え、社厚あるいは前の議会では21年度保険税の値上げもしたわけでありますけれども、何年か後には一部保険税のさらなる値上げをしながら、あるいは一般会計からの繰り入れ等々をしながら繰り上げ充用、累積赤字を解消していくという一応の方向性は示されてあるわけでありますけれども、今時点で結構であります。具体的にしっかりとした方針、方向性をお持ちなのかどうか。本来は持っていただきたいという願いもあるわけでありますけれども、今時点でのお考えをお聞かせいただければありがたいところであります。市長ですね。よろしくお願いします。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 本当に毎年繰り上げ充用金で多額な補正をしているわけでございます。この繰り上げ充用金、今後どういうふうに累積赤字を解消していくかにつきましては以前にも申し上げておりますように、まず保険料率の見直し等も今後また必要になってこようかと思っていますし、またそれだけで解消できるかというとこれはなかなか難しい面ございます。もちろん収納率を上げるというのも大事でございます。それをやってもなかなか解消できないということになれば、やはり一般会計からの補てんといったことも今後検討していかざるを得ないのかなというふうに考えております。いずれにしましても、計画的に累積赤字の解消を図ってまいりたいと思っております。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) 非具体的な答弁といいますか、何ら前進していないなという答弁しか返ってきません。しっかりとした方向性を持ちながら繰り上げ充用金の解消に当たっていただきたい。本当財政厳しい中であります。将来展望を含めて、しっかりした方針を定めておかないといつまでたっても解消できませんし、逆に状況によっては被保険者への負担増、先ほど言いましたとおり21年度、結果としては23%ぐらいでしたか。当初は25だけれども、結果として23くらいでしたか。値上げもうしたのです。それを22年度まず一たんこのままで、例えば23年度また上げるということになると現状の阿賀野市の国保の税額決して低いほうではないです。逆に高いほうなのです、県の他の市町村と比べても。そうなると、被保険者の負担増だけで逆に批判が起きかねない。あるいは、徴収率の悪化にもつながりかねない状況もありますので、しっかりとした方針を示して運協にかけて、方向性を定めていただきたい。要望しておきます。
議長(浅間信一君) ほかにございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) これで質疑を終わります。
  これから討論を行います。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 討論なしと認めます。
  これで討論を終わります。
  これから議案第62号を採決します。
  お諮りします。議案第62号は承認することにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 異議なしと認めます。
  したがって、議案第62号は承認することに決定しました。
                                            
    議案第63号 平成22年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)
議長(浅間信一君) 日程第7、議案第63号 平成22年度阿賀野市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第63号、平成22年度一般会計補正予算について提案理由の説明を申し上げます。
  補正予算(第2号)として、歳入歳出に5億4,399万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ177億5,331万5,000円とするものです。
  補正の主な内容は、歳入につきましては、減額分としては国の制度改正に伴い、児童手当国庫負担金1億2,694万7,000円、同じく県負担金7,749万5,000円等を計上いたしました。増額分としては、子ども手当国庫負担金5億8,903万9,000円、同じく県負担金8,174万9,000円、9月からの制度改正に伴う子ども医療費助成事業県補助金208万8,000円、笹神屋内ゲートボール、テニス場の整備事業に対して日本宝くじ協会よりの多目的スポーツ施設整備助成事業助成金2,572万5,000円等を増額するものです。
  歳出につきましては、減額分としては、病院事業会計の通年予算への繰出金と自治会要望事業への充当財源として財政調整基金積立金4億4,856万2,000円、児童手当給付事業費2億8,149万円等を計上いたしました。増額分としては、当初予算において財政調整基金積立金として実質的に保留した予算額のうち、調整可能額を財源として自治会要望にこたえるため、集会施設建設補助金250万円、道路施設補修工事2,340万6,000円、排水路整備工事130万円を計上したほか、電算管理費においては乳児子ども医療費助成事業、国民健康保険レセプト審査支払いシステムの改修委託料等として484万7,000円、来年度よりオンライン化が予定される生活保護システム導入事業に要する諸費用として161万7,000円、民営化移行準備に伴う保育園用地測量業務委託料500万円、子ども手当給付事業費7億5,255万7,000円、病院事業会計通年予算に要する同会計への繰出金4億2,135万6,000円、県の制度改正と市の独自の拡充制度を盛り込んだ乳児子ども医療費助成事業費1,084万5,000円、笹神屋内ゲートボール、テニス場の人工芝設置工事や施設備品の整備などに2,657万円等を計上するものです。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(浅間信一君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  質疑は、所管の委員会事項以外について行うようお願いします。
  13番、高橋幸信さん。
13番(高橋幸信君) 予算書の17ページ、保育園の民営化ですね、これ。保育園用地測量業務委託料500万円。これ内容的によくわからないのですけれども、どういうことなのでしょうか。
  それと、もう一点、その下の子ども手当給付事業費。5項目に分けられてありますけれども、この対象者どれくらいの人数がいるのか、これ2点お願いします。
議長(浅間信一君) 圓山福祉課長。
福祉課長(圓山 知君) それではお答えいたします。
  まず最初に、保育園の用地の測量業務委託料500万円でございます。こちらにつきましては、これから民営化に移管をしていきたいということで計画しております市立保育園、ほたる、あやめ、京ヶ瀬の3保育園でございますが、こちらを民営化する際にその用地の面積ですとか境界等はっきりしておりませんと運営を受ける法人等に移管できないということがございまして、実質的にそれぞれ外見的にはフェンス等で境界が隔てられているわけですけれども、実際の登記簿上といいますか、図面上はまだ田んぼのままであったりとか、境界が定かでなかったりとか、そういう実態、実情がございます。これを民営化するに当たりましては、きっちり測量等して面積の確定、境界確定等をしておかなければならないということで、3園分合わせたものがこのような金額になっております。
  ちなみに、面積といたしましては安田地区にございますほたる保育園が4,300平方メートル、堀越にありますあやめ保育園が6,400平方メートル、京ヶ瀬の京ヶ瀬保育園が9,300平方メートルというような面積になってございます。
  それから、もう一点のご質問でございます子ども手当の給付事業費7億5,255万7,000円のそれぞれ被用者、非被用者あるいは小学校修了前、その被用者、非被用者、中学生というようなことで分けられております。この区分につきましては、子ども手当の制度的なものとして、今年度はこれまでございました児童手当の制度とあわせた形での事業展開ということで、児童手当のほうでの国、県、市の負担それぞれの区分に合わせてそれぞれの負担割合が異なるものですから、このような分け方をして支出をするというような形になっておりまして、ちなみに来年度以降は国が100%支出するということであればこういった区分は全くしなくてよくなるというものでございます。
  ちなみに、対象の人数なのでございますが、ちょっと被用者、非被用者という分け方ではなくて申しわけないのですけれども、ゼロから3歳までのところについては986人、それから3歳から小学校修了までが3,606人、中学生が1,371人、合計で5,963人となっておりまして、さらに保護者が勤め人なのか、それとも自営業等ほかのものなのかということで被用者、非被用者というようなことでの区分がなされております。よろしくお願いいたします。
議長(浅間信一君) 11番、中島正昭さん。
11番(中島正昭君) 2点ほど伺います。
  歳入に関して、宝くじ協会より多目的スポーツ施設振興事業ということで2,500万ほど。このシステムそのものがちょっとどういうことなのだろうということでわからない。説明お願いしたいと。かつて過去にもこういった補助金等々というのはあったのかどうか。
  それと、今回笹神の屋内体育館ということで、なぜ笹神なのか、その辺の説明お願いできますか。
議長(浅間信一君) 吉野生涯学習課長。
生涯学習課長(吉野晴記君) まず、補助金、助成金の性格でございますけれども、あくまでこれは国、県の事業ではございません。先般事業仕分けでちょっと問題になりました日本宝くじ協会の助成金でございます。ですから、経由は県でございますけれども、あくまでダイレクトの助成金でございます。
11番(中島正昭君) 直接ということね。
生涯学習課長(吉野晴記君) そうです。国県の補助事業ではございません。それで、この宝くじ協会、なかなかかねてから笹神の屋内運動場についてはクレーコートが少し傷んでおりまして、なおかつ現在はゲートボールとテニスしか使用してございません。それをフットサル、いわゆるサッカーと、それから野球、多目的に利用したいということで人工芝化を図るものでございます。
  以上でございます。
議長(浅間信一君) 11番、中島正昭さん。
11番(中島正昭君) 吉野課長、国県の補助ではないというのは、それは承知です。だから、宝くじ協会が全国に、自治体にこういった補助金、スポーツ振興のためにということでやっているのでしょうけれども、阿賀野市になぜ突然降ってきたのかどうか、過去にもそういう事例があったのかどうか、それ聞いているのです。申請して、ぜひ阿賀野市にこの補助金をお願いしたいというふうな誘致活動ではないけれども、獲得活動したのかどうか、その辺聞いているのです。
議長(浅間信一君) 吉野生涯学習課長。
生涯学習課長(吉野晴記君) 私ども申請したのは初めてでございます。3月に行いまして、いろんなお願い、いわゆる空中戦も含めていろんなお願いをいたしました。このたび採択が決定したということでございます。
11番(中島正昭君) 全国にどれくらいの額で配っているかわかる。
議長(浅間信一君) 吉野生涯学習課長。
生涯学習課長(吉野晴記君) 承知してございません。県内では三、四カ所の採択と聞いております。
議長(浅間信一君) 11番、中島正昭さん。
11番(中島正昭君) ぜひそういった国県の補助金だけではなくて、あらゆる手だてをして財源確保に努める。非常に大事なことと思うので、これらの問題についてはあすの私の出番の一般質問でも財源確保については執行部にお話お聞きしたいなと思っておりますので、お願いしたい。
  では次に、今話ありましたが、子ども手当について。国のそれこそ見直し等々で満額はちょっと無理だろうみたいな話もなってしまいましたけれども、ただとりあえず間もなくしたのか、されたのか、間もなくするのか、されたのか、その辺はよしとして、対象の家庭、子どもさんたち。当然子どもさんたちがとりに来るわけではない。当然親御さんたちが申請して、支給するのだと思いますけれども、要はその中身、どういった感覚で受け取るのかというようなことをやっぱり行政として把握して、その本来の意味たるものをやっぱり周知する必要があるのではないかというふうなことは、3月議会で私もその辺は大事なことですよというようなことで話しさせてもらったのですけれども、実際阿賀野市の対象者今話あったのですけれども、受け取る側の意識として果たしてどうなのか。国の意向としては、こういった少子化の中で子どもを育てる意味合いの手だてというようなことで補助するのだと思っているのですけれども、そこまで本当に踏み込んで市として説明しているかどうか。その辺含めてもらう側の意識と支給する側、市の予算ではないですけれども、そういったことも含めてやっぱりある程度データ的なものは、あすあす廃止するかもわからない補助金ですけれども、その辺について見解お願いします。
議長(浅間信一君) 圓山福祉課長。
福祉課長(圓山 知君) 子ども手当につきましては、阿賀野市は今回4月、5月の2カ月分を今月11日にそれぞれ対象者に支給しているところでございます。
  それで、今ほどの手当をもらってからの使い方といいますか、そういった部分につきましては、確かに国のほうでも広報等しておりますが、市としても一応広報の中では子育て支援のための手当であるということで、そういったことに使っていただきたいということは広報でさせていただいておりますし、それから現況届ということで、受給されている保護者の現在の保険の加入状況といいますか、被用者なのか、非被用者なのかといったようなことも含めてそういった確認を行っております。そういった際にもそういった使い道のことについてはお話をさせていただくということにしております。ただし、残念ながらお願いなり周知というところまでで、そこから先についてはなかなか保護者の判断になってしまうというようなことは確かにあろうかと思います。
  それから、ほかの市等では子ども手当の支給の際に、例えば学校の給食費でありますとか保育園の保育料等についての未納等がある方については別な取り扱い等を行っているというようなところもございますので、そういったことも今後は阿賀野市としても必要になってくる場面もあるのかなということで今考えているところでございます。
議長(浅間信一君) 16番、遠藤智子さん。
16番(遠藤智子君) 24ページ、25ページになりますが、商工費でございます。観光費の中で観光案内板修繕工事費とございますが、ここと、あとその下の企業誘致等対策費で25ページに企業誘致活動費として3項目ございますけれども、この説明をお願いいたします。
議長(浅間信一君) 渡辺商工観光課長。
商工観光課長(渡辺滝雄君) それでは、25ページの観光事務費でございますが、案内板の修繕工事費でございます。35万4,000円という補正を今回お願いするわけでありますが、これにつきましては去る4月27日、28日の強風による被害がございました。場所につきましては、国道49号線沿いの旧豊栄市のほうへ向かうコメリさんございますけれども、あそこに観光案内板がかなり大きなものがございます。それが今ほど申し上げたように強風で完全に破損いたしまして、これの修繕ということで今回お願いをするものであります。
  それから、19節の負担金補助及び交付金でございますけれども、企業誘致活動ということで112万5,000円ということでの補助金でありますが、この部分につきましてはまず1つは工業用地の取得利子補給金、これ2社ございますが、該当が2社ございますけれども、大変申しわけなかったのですが、これ当初予算の段階で積算誤りがございました。額にいたしますと7万9,000円ということでございますけれども、こちらが23年度のもので積算をしてしまったというふうなことで、今回訂正お願いしたいというものであります。
  それから、水道料の助成金でありますが、これは該当が1社でございますが、88万円の補正額。使用量が増加をしたというものでございます。
  それから、下水道の助成金でありますが、こちらについては3社該当がございます。これにつきましても対象月数の増加等によりましての増減がございまして、今回3社の中での精算をしていただいた助成金の補正ということでございますので、お願いいたします。
  以上です。
議長(浅間信一君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) この補正予算と一般会計当初予算の関係で、ことしに非核自治体宣言をやるということで聞いて、そういう計画だということで答弁あったのですけれども、これ予算見る限りどうもそれ関係の事業費が見当たらないのですけれども、これについてはどういう考えなのかちょっとお願いしたいと思います。
議長(浅間信一君) 関川企画政策課長。
企画政策課長(関川嗣雄君) この件につきましては、先般説明申し上げたところでございますけれども、お盆ころにですか、お盆といいますか、終戦記念日あたりにそういったような催し物をやりたいなと思って考えておりますけれども、特に経費をかけての開催というものは今のところ考えていないということでございまして、関係者からお集まりいただいて宣言をするという程度にとどめようかなというような考えでございます。
議長(浅間信一君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) 関係者を集めて宣言をするという、ちょっとそれだけではやっぱりうまくないのではないかというふうに私は思うのです。今NPT再検討会議も開かれて、もう核兵器廃絶の機運が非常に前よりも大きく前進している中で、ただ関係者集めて宣言して、それが何になるかということです。ですから、それはもう少し考えて、やはりそんなに金はかけるだけがあれですけれども、やっぱり阿賀野市売り出すまた絶好のチャンスなわけです。阿賀野市がこういう宣言を遅まきながらしたということで、テレビにも映るような状況をやっぱりつくったほうがいい。そんなに金要らないと思うのです。例えばよそは形としては看板大体掲げていたり、横断幕掲げていたり、この前お話ししたように修学旅行に送ったり、いろんな催し物して、すると大きくやっぱりマスコミも取り上げるのです、そういう問題。ですから、そういう点で大いにアピールできるようなのをぜひ考えてほしいなと。それにはやっぱり金もかけないとだめです、ある程度。何にも金かけないでやるということは、ちょっとそれはうまくないので、議会で議決した問題ですから、そんな金かけないでさっとやるということはちょっと再検討していただきたいなというふうに思いますけれども、市長はどうでしょうか。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 宮脇議員おっしゃるとおりせっかく非核都市宣言をしたわけでございますので、これやはり内外に大いにPRしたいと考えておりますので、そのための必要な経費は今後どういうものがいいのか検討いたしまして、また予算案等で計上して、また皆さんからご審議いただきたいなと思っております。
議長(浅間信一君) ほかに。
  12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) ちょっと細かいことで恐縮なのでありますけれども、2点お尋ねをさせていただきます。
  まず、歳入、7ページの財産売払収入、土地、建物売払収入ということで262万5,000円が計上されてございます。具体的な場所といいますか、どういう土地なのか、建物なのか具体的な部分をお聞かせをいただきたいと思います。
  それから、もう一点、11ページ、コミュニティ事業補助金250万。これ財団法人自治総合センターからの助成金でありますけれども、この事業の趣旨、目的含め、どういう内容の事業なのか、この2点お尋ねをします。
議長(浅間信一君) 小林財政課長。
財政課長(小林正男君) それでは、最初の財産収入の関係でございます。これにつきましては、2カ所の市有財産を売り払ってございます。まず、1カ所は前山小学校の隣の前山分館があった跡地でございます。あそこに山崎さんという方がいらっしゃると。その方が全部ではないのですけれども、一部を欲しいということで、約1畝かそのくらいですけれども、その部分を譲渡させていただいたと。それが約110万ぐらいになりますか。
  それと、あともう一つは綿善商店さんというか、変形の5差路ありますけれども、あの阿部さんの宅地の中に旧の赤道がございました。その部分を実は道があってはちょっとうまくないので、払い下げをしたいということで払い下げをいたしまして、阿部さんのほうにお渡ししたということで、残りの金額でございます。合わせまして262万5,000円の収入を得たということで、とりあえず売り払いを終わりましたので、ご報告ということで補正をさせていただきました。
               〔「もう一点」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 小林財政課長。
財政課長(小林正男君) もう一点ですけれども、コミュニティ助成事業の関係ですけれども、これにつきましては財団法人の自治総合センターの交付金ということで、久保自治会にあります公園の遊具の関係の補助交付金をいただいて、そこに設置をするというふうに聞いてございます。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) では、コミュニティ助成事業は、要するに旧安田地区の久保の集落センターか。
財政課長(小林正男君) 公園の遊具ということで。
12番(石川恒夫君) だから、久保の……
財政課長(小林正男君) 自治会公園。自治会の公園。
12番(石川恒夫君) 自治会の集会所があって、その前が公園になっておるわけですけれども、そこの遊具を整備すると。結構大きいのだけれども、では具体的にどういう遊具を、結構広い場所ですし、結構幾つか古い遊具も、何か滑り台とかそんなのあったのかな。ありますけれども、具体的にどういう遊具を設置するのか。申しわけありません。細かいことでありますが、お聞かせください。
議長(浅間信一君) 関川企画政策課長。
企画政策課長(関川嗣雄君) 整備する遊具でございますけれども、まず鉄棒が1基、滑り台が1基、ベンチが1基ということでございます。たったこれだけで250万ということに思われるかもしれませんけれども、工事費も全部含んでのものでございます。合わせて250万ということでございます。
議長(浅間信一君) ほかにございませんか。
  11番、中島正昭さん。
11番(中島正昭君) 小林課長、今の全く同じ話なのだけれども、確認。綿善さんの変形5差路の赤道と言ったよね。具体的に変形5差路の赤道ってどの辺ですか。後でいいわ、では。図面、長さと。
               〔「はい、わかりました」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 10番、倉島良司さん。
10番(倉島良司君) 21ページの乳児子ども医療費助成事業、県の制度改正と市独自の拡充制度を盛り込んだと。私ども大いに賛成なわけでありますし、今までも要望してきた経過もあるわけでありますが、この機会に県を上回る制度を拡充したという理念といいますか、市長の考え方でこうやったと思うのですけれども、それについて若干説明していただきたいと思います。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 私も2年前の市長選挙時にやはり少子高齢化対策ということで、子育て世代のやはり支援をしてやりたいということで書いてございます。最初のころは妊婦健診の無料化、無料の回数ふやす。あるいは、特定不妊治療費の助成事業。これは、もう既に市として助成制度確立したわけでございます。そうしますと、あとはお子さんが生まれてからのやはり支援も必要ではないかということで、もともと乳幼児の子ども医療費については市は県の水準上回る拡充をしてきたわけでございますけれども、こういう流れもございますので、私としてはやはり少しでも子育て世帯の負担を軽減する意味で市独自で上乗せをしたいという思いはかねてからございました。ようやくちょうど県も助成水準上げるということで、であればでは市のほうもということで、今回こういう形での独自支援を実施したいということで予算計上させていただきました。
  以上です。
               〔何事か呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) では、暫時休憩いたします。
               休 憩 (午前11時00分)
                                            
               再 開 (午前11時07分)
議長(浅間信一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  質疑を続けます。ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) それでは、質疑を終わります。
  議案第63号は、お手元の議案付託表のとおり各常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第64号 平成22年度阿賀野市老人保健特別会計補正予算(第1号)
     議案第65号 平成22年度阿賀野市介護保険特別会計補正予算(第1号)
     議案第66号 平成22年度阿賀野市水道事業会計補正予算(第1号)

議長(浅間信一君) 日程第8、議案第64号から議案第66号までを一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第64号から66号の老人保健及び介護保険の特別会計並びに水道事業会計の補正予算について提案理由の説明を申し上げます。
  まず、老人保健特別会計につきましては、補正予算(第1号)として歳入歳出それぞれ5万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ40万4,000円とするものです。補正の内容は、歳入につきましては一般会計繰入金1万円、支払基金交付金2万5,000円、医療費国庫負担金1万5,000円等を増額し、歳出につきましては医療諸費のうち保険給付費等負担金として5万円等を増額いたしました。
  次に、介護保険特別会計につきましては、補正予算(第1号)として歳入歳出それぞれ18万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ35億2,136万9,000円とするものです。補正の内容は、歳入につきましては一般会計繰入金18万9,000円を補正財源として増額し、歳出につきましては認定調査事業費の介護認定調査委託料として18万9,000円を増額するものです。
  最後に、水道事業会計につきましては補正予算(第1号)として、収益的収入及び支出について、支出を991万円減額し、支出合計11億4,196万8,000円とするものです。補正の内訳は、営業費用につきましては給料3%削減等による人件費関連の減額分と阿賀野川頭首工改修工事の一部繰り越しに係る負担金増額分の差引額694万1,000円を減額し、営業外費用につきましては平成21年度の企業債借り入れ利率が予定を下回ったことによる企業債利息の減額分及び消費税の再計算による減額分の合計296万9,000円を減額するものです。
  また、資本的収入及び支出については、支出を8万円減額し、支出総額9億6,956万9,000円とするものです。補正の内訳は、人件費関連の削減に伴い、建設改良費を32万6,000円減額し、企業債償還金については借りかえ企業債の償還期間短縮及び元利均等返済から元金均等返済への償還方法切りかえにより元金償還金を24万6,000円増額するものです。この結果、当年度純利益は当初予算での予定計上額から891万1,000円増額し、6,120万円計上できる見込みであります。
  以上、補正予算につきまして、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(浅間信一君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  質疑は、所管の委員会事項以外について行うようお願いします。質疑ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第64号から議案第66号までは、お手元の議案付託表のとおり各常任委員会に付託いたします。
                                            
    議案第67号 平成22年度阿賀野市病院事業会計予算
議長(浅間信一君) 日程第9、議案第67号 平成22年度阿賀野市病院事業会計予算を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第67号 平成22年度病院事業会計予算について提案理由の説明を申し上げます。
  平成22年度は、4月以降暫定予算により運営してまいりましたが、このたび指定管理者の指定を行ったことから、9月末までは公設公営の、10月以降は公設民営の運営形態とし、通年予算を編成いたしました。
  収益的収支についてでありますが、収入は医業収益15億240万1,000円、医業外収益2億9,981万3,000円、訪問看護ステーション収益2,942万6,000円、介護老人保健施設収益1億1,826万7,000円並びに特別利益10万円とし、事業収益の総額は19億5,000万7,000円といたしました。
  また、支出は医業費用が19億1,712万円で、うち給与費は給与削減を含み、10億2,786万3,000円、材料費2億2,513万円を見込み、医業外費用は3,668万円で、企業債利息2,286万7,000円とし、訪問看護ステーション費用3,224万9,000円、介護老人保健施設費用1億1,908万2,000円、特別損失8億5,220万円、予備費100万円を計上して、事業費用の総額は29億5,833万1,000円といたしました。収支差し引きで10億832万4,000円の赤字となりますが、補てん財源の充当により資金不足は生じないものと見込んでおります。
  また、資本的収支についてでありますが、収入は企業債11億2,210万円、出資金1億4,368万9,000円、補助金6,418万2,000円とし、収入の総額を13億2,997万1,000円といたしました。
  支出は、建設改良費3億8,500万円、企業債償還金1億2,928万3,000円とし、支出の総額を5億1,428万3,000円といたしました。
  なお、収支差し引きで8億1,568万8,000円の収入超過となりますが、収益的収支での資金不足額に充てることにしております。
  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(浅間信一君) これで提案理由の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  質疑は、所管の委員会事項以外について行うようお願いいたします。質疑ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  議案第67号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
  休憩いたします。
               休 憩 (午前11時16分)
                                            
               再 開 (午前11時16分)
議長(浅間信一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
                                            
    議案第68号 阿賀野市交通安全条例の一部改正について         
     議案第69号 阿賀野市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正につ
            いて                          
     議案第70号 阿賀野市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について 
     議案第71号 阿賀野市特別職の職員で常勤のものの給与に関する条例の一部
            改正について                      
     議案第72号 阿賀野市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例
            の一部改正について                   
     議案第73号 阿賀野市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について
     議案第74号 阿賀野市ひとり親家庭等の医療費助成に関する条例の一部改正
            について                        
     議案第75号 阿賀野市乳児子どもの医療費助成に関する条例の一部改正につ
            いて                          
     議案第76号 阿賀野市上下水道局企業職員の給与の種類及び基準に関する条
            例の一部改正について                  
     議案第77号 阿賀野市火災予防条例の一部改正について         
     議案第78号 阿賀野市病院事業管理者の給与、勤務時間その他勤務条件に関
            する条例の一部改正について
               
議長(浅間信一君) 日程第10、議案第68号から議案第78号までを一括議題といたします。
  一括して提案理由の説明を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 議案第68号から78号までの条例の一部改正について提案理由の説明を申し上げます。
  まず、議案第68号は平成17年10月に日本道路公団等道路関連4公団が廃止され、高速道路株式会社が設立されたことに伴い、交通安全対策会議の特別委員に委嘱できる者を日本道路公団の職員から東日本高速道路株式会社職員に改めるものです。
  次に、議案第69号及び70号は、国家公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律が平成22年6月30日から施行され、同法附則第5条の規定により地方公務員の育児休業等に関する法律が一部改正されることに伴い、改正するものです。主な改正点を説明申し上げますと、第69号は職員の配偶者の就業等の状況にかかわらず、職員は育児のための早出、遅出勤務及び時間外勤務の制限を請求することができるように、また第70号は職員の配偶者の就業の有無や育児休業の取得状況にかかわらず、職員は育児休業をすることができるように改めるものです。
  次に、議案第71号及び72号は、市長、副市長並びに教育長への寒冷地手当の支給について平成21年度まで経過措置が設けられていましたが、経過措置が終了したことから、条文を改めるものです。
  次に、議案第73号は慣例的に実施してきた法令で定めるもの以外の給与からの控除について、地方公務員法に基づき、条例でこれを定めるとともに、再任用短時間勤務職員及び育児短時間勤務職員等の月60時間を超える場合の時間外勤務手当を定めるため、改正するものです。
  次に、議案第74号は新潟県ひとり親家庭等医療費助成事業実施要領の一部改正を受け、里親に委託されている児童のみならず、児童福祉法第27条第1項第3号及び同条第2項に規定する措置を受けた者については措置費で医療費が支弁されることから、医療費助成の対象としないこととするため、文言を改め、議案第75号は通院の医療費助成について3人以上の子どもを有する世帯に関して、全市小学校6年生まで拡大するとした新潟県子ども医療費助成事業実施要領の一部改正を受け、同様に改正するとともに、あわせて3人以上の子どもを有する世帯と3人未満の子どもを有する世帯との助成格差を解消するため、市単独で通院の医療費助成の対象を3人未満の子どもを有する世帯について、全市小学校3年生までに拡大し、安心して子どもを産み育てることができる環境づくりの一環として改正するものです。
  次に、議案第76号は上下水道局企業職員への寒冷地手当の支給について、平成21年まで経過措置が設けられていましたが、経過措置が終了したことから、並びに引用している法律名が改正されたことから、条文を改めるものです。
  次に、議案第77号は個体酸化物型燃料電池の実用化及び商品化に一定の進捗が見られたことにより、この燃料電池による発電設備が消防法に規定する火器設備等に加えられたことから、この発電設備について位置、構造及び管理の基準を新たに定めるとともに、特定共同住宅等における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令の一部改正が行われたことにより、引用している条項にずれが生じたため、条文を改めるものです。
  最後に、議案第78号は病院事業管理者の平成22年7月から9月までの給料月額の削減を行うため、改正するものであります。現行条例では病院事業管理者に支給する給料月額について、その額を平成22年6月まで30%の削減を行うことにしていましたが、7月以降の病院事業経営においても依然として厳しい状況にあることから、7月以降に支給する給料についてもこれまでと同様に30%の削減を行うものであります。
  以上、条例の一部改正についてよろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
議長(浅間信一君) これで提案理由の説明を終わります。
  ここで休憩いたします。
               休 憩 (午前11時23分)
                                            
               再 開 (午前11時23分)
議長(浅間信一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  その78号も含めても結構ですが、これから一括して質疑を行います。
  質疑は、所管の委員会事項以外について行うようお願いいたします。
  21番、山崎正春さん。
21番(山崎正春君) 議案第75号、これ改正非常にいいことなのでございますが、この対象者というか、予算額というか、それを含めて内容もうちょっと説明をお願いしたいと、こう思います。
議長(浅間信一君) 圓山福祉課長。
福祉課長(圓山 知君) それでは、議案第75号についてもう少し詳しくということで、説明を申し上げます。
  子どもの医療費の助成事業につきましては、国の制度がございませんので、今は全国の都道府県、それから市町村がそれぞれ制度を設けまして実施しているということが実情でございまして、それぞれ各都道府県なり市町村で競争的にといいますか、そこの政策として制度を引き上げてきているといいますか、そういった段階にございます。
  今回この9月1日から県の制度改正がまずございまして、県の制度では3人以上子どもがいる世帯に関してのみ、今まで小学校3学年までを通院、医療費助成の対象としておりましたが、今回それを6年生までに引き上げるということで、県の制度が変わりますと自動的に阿賀野市もそこの県の制度の部分についてはその制度に従うということになります。それから、それについては子どもが3人以上いる世帯ということなのでございますが、子どもが3人以上いる世帯ではなくて1人、2人という世帯の方のほうがむしろ多いということで、おおむね3人以上子どもがいる世帯が40%、1人もしくは2人子どもがいるという世帯が60%ございます。ですから、その60%の世帯の方から子どもが1人や2人でも助成の対象にしてもらいたいという要望がかなり強いものがございます。それと、先ほど市長がお答えしたように子育て支援、あるいは若年層の定住といったような広い観点も含めまして今回阿賀野市の独自で、県のほうは小学校就学前どころか3歳児までなのです、県の制度としては。それを今まで阿賀野市の制度は就学前までということで、既に県よりも上回っておったのですが、今回さらに小学校3年生までに引き上げたいということで改正をお願いするものでございます。ただし、県内の他市の状況等見ますと小学校3年生までということにいたしましても、県内の半数以上のところとようやく肩を並べるといったような実情がございまして、さらに小学校卒業まで、あるいは中学校卒業までといったような制度にしている市町村、特に小さい町村は制度が先行しているといったような状況でございます。
  それから、人数的なものなのでございますが、ことしの4月1日現在の数字になりますが、阿賀野市内で就学前の子どもさん、ゼロ歳から5歳までになります。2,062人。それから、小学生が6歳から12歳までで2,530人、そのうち1年生から3年生までが1,181人。その中で3人以上子どものいる世帯の子どもさんが530人といったような数字になってございまして、一応今回の小学校3年生までの方全員を対象とするという形になりますと、市の一般財源の持ち出しといたしましては年額にしますと1,300万ほど必要になってくるというものでございます。今回は9月1日からの半年分の改正でございますので、それの半分、それと県の制度改正分ということで、合わせて1,000万強の補正予算という形で上げさせていただいております。
  なお、さらに近隣市、特に近い市の状況を申し上げますと新潟市、こちらが一番阿賀野市との人口の行ったり来たりといいますか、転入、転出の3分の2は新潟市なのでございますが、こちらが既に小学校3年生まで、阿賀野市がこれからやろうとしているものと同じ制度を既に実施しております。それから、胎内市も既に小学校3年生までという状況でございます。それから、村上市はこの9月から小学校6年生までに引き上げると。それから、五泉市が阿賀野市と同様、9月から小学校3年生まで。一応近隣ではそういう状況で、ただ隣の新発田市さんだけが今までどおりということで、小学校就学前までということで今のところは考えているといったような状況でございます。
  以上でございます。
議長(浅間信一君) ほかにございませんか。ご発言ございませんようですので……
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) はい。これで質疑を終わります。
  議案第68号から議案第78号までは、お手元の議案付託表のとおり各常任委員会に付託いたします。
                                            
    発議第4号 子宮頸がん予防ワクチンの公費接種を求める意見書の提出につい
           て
                            
議長(浅間信一君) 日程第11、発議第4号 子宮頸がん予防ワクチンの公費接種を求める意見書の提出についてを議題といたします。
  提出者の説明を求めます。
  16番、遠藤智子さん。
               〔16番 遠藤智子君登壇〕
16番(遠藤智子君) 発議第4号、会議規則第14条第1項の規定により、子宮頸がん予防ワクチンの公費接種を求める意見書を別紙のとおり提出いたします。
  平成22年6月10日。阿賀野市議会議員、遠藤智子。同、福住つゆ子。同、高橋幸信。
  提出先につきましては、衆参両院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣でございます。
  意見書は、お手元に配付いたしましたとおり、女性の特有のがんであります子宮頸がんは死亡率が高く、毎年およそ3,500人の方が亡くなられています。平成21年10月に子宮頸がんを予防するワクチンの使用が承認され、初めてがんを積極的に予防することが可能となりました。しかし、予防ワクチンは3回の接種に合計約5万円前後の費用が必要となります。すべての女性、特に接種が効果的とされる若い世代が平等にワクチンを接種できるように公費接種を国に求めるものでございます。
  よろしくご審議の上、ご賛同くださるようお願いいたします。
議長(浅間信一君) これで提出者の説明を終わります。
  これから質疑を行います。
  質疑は、所管の委員会事項以外について行うようお願いします。質疑ございませんか。
               〔「なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 質疑なしと認めます。
  これで質疑を終わります。
  発議第4号は、社会厚生常任委員会に付託いたします。
                                            
    報告第4号 平成21年度阿賀野市一般会計繰越明許費繰越報告について
     報告第5号 平成21年度阿賀野市介護保険特別会計繰越明許費繰越報告につ
           いて                           
     報告第6号 平成21年度阿賀野市少年自然の家特別会計繰越明許費繰越報告
           について                         
     報告第7号 専決処分の報告について(専決第10号 損害賠償の額の決定及
           び和解について)
                     
議長(浅間信一君) 日程第12、報告第4号から報告第7号までを一括議題といたします。
  一括して報告を求めます。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 報告第4号から7号について報告申し上げます。
  まず、報告第4号、第5号並びに第6号についてでありますが、平成21年度の一般会計予算、介護保険特別会計予算並びに少年自然の家特別会計予算の一部の経費について、年度内に支出を終えられない見込みとなったため、繰越明許費を設定いたしましたので、その繰越額をお手元の報告書のとおり報告いたします。
  次に、報告第7号でありますが、平成22年5月11日に自動車事故により与えた損害について、相手方に対して損害賠償することを決定し、和解することについて専決処分を行いましたので、報告いたします。事故の状況は、平成22年3月19日、市営バスが水原郷病院駐車場入り口のゲートバーに衝突し、それを破損させたというものであります。市営バスは、安全運行が第一でございます。今後とも事故防止を徹底してまいります。
  以上、報告いたします。
議長(浅間信一君) これで報告第4号から報告第7号までの報告を終わります。
  ここで一般質問に入るのですが、休憩にいたしましょうか。
               〔「休憩」と呼ぶ者あり〕
               〔「質問だけ」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 何。頭だけ。
               〔「質問だけ」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 質問だけ終われ。では、そうしましょう。
               〔何事か呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 中断しないで続けてね。
  それでは、これより1時まで休憩いたします。
               休 憩 (午前11時36分)
                                            
               再 開 (午後 1時09分)
議長(浅間信一君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
                                            
    一般質問
議長(浅間信一君) 日程第13、一般質問を行います。
  あらかじめお知らせしておりますとおり、本日の一般質問は順番1番、山崎正春さんから4番目の岡部直史さんまでといたします。これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 異議なしと認めます。
  したがって、本日の一般質問は順番1番から4番までとすることに決定しました。
  それでは、順次発言を許します。
  21番、山崎正春さん。山崎さん、ちょっと時間短縮になりましたので、2時までということでお願いいたします。
               〔21番 山崎正春君登壇〕
21番(山崎正春君) 大変遅刻しましたこと、まずおわび申し上げます。
  21番、山崎でございます。今回は市民に対しての危機管理体制がどうなっているのかについてを通告しておりますので、よろしくご答弁をお願いいたします。
  災害は、忘れたころにやってくるとのことわざがありますが、新潟県では近年新潟県中越地震や中越沖地震、それに中越水害と立て続けに大きな災害があり、近年では災害はいつ来るかわからないとの状況で、特に震度2から3の身に感ずる地震は何回か発生しているのが現状であります。
  当市においても過去の記録を見ると、水害では昭和41年の7.17水害、続いて翌年の昭和42年の8月28日、8.28水害と2年連続の大水害、いわゆる羽越水害に見舞われました。その上、またもや平成10年8月4日には下越水害という大水害に3回も被災したのでございます。新潟気象台観測史上初めての、旧安田町では246ミリという大雨の結果であったわけであります。また、地震においても平成7年4月1日、たまたま日曜日でございましたが、午後12時49分、震度6強の大地震、いわゆる新潟県北部地震に襲われ、大きな大きな被害をこうむり、市民の皆さん方は苦しい苦しい被災を経験し、ようやく現在のように復興されたのでございます。
  このような経験から、旧水原町では水原小学校の新築のときにあわせて、当時としては珍しい消火栓の具備されている60トンの循環型の飲料水兼防火水槽の耐震型貯水槽を建設して、災害時は町民約2万人が1日1人が2リットルのペットボトル1本で、3日間しのげるようにいたしました。しかもまた、非常食倉庫もあわせて建設したところであります。当市としても、先般水害時での目安となる洪水避難地図を安野川東部版と駒林川西部版に分けて、また地震についてはハザードマップを配布され、しかも説明会を実施されたことは時期を得た企画であったと思ってはおります。市民にとって、災害時での避難や高齢者や要援護者などの誘導に今後大いに参考になるものと思っております。
  当市では、過去に中越地震級の新潟県北部地震を経験したことから、災害時で上水道が断水しても、当面の飲料水が確保され、救援隊が到着するまでの間4万7,000人の市民がしのぐことができ、けが人などの応急処置ができるよう市民に安心、安全を与えることが最も重要ではなかろうかと思います。今回水原中学校の耐震化工事での全面改築にあわせて、ぜひとも消火栓兼用の循環型の飲料水兼防火水槽の耐震型貯水槽を設置すべきであると思いますが、市長のご所見をお伺いいたします。
  以上、1点でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) ただいま山崎議員からご質問いただきました水原中学校改築事業にあわせた飲料水兼用耐震性貯水槽の設置についてであります。
  水原中学校改築基本構想の中で、教育施設であるとともに、地域に開かれた地域と共生する学校を基本コンセプトの一つに掲げ、公共機能の観点から災害時における指定避難所としての機能の充実など防災、災害対策にも配慮した学校づくりを目指しております。具体的には屋内運動場に多目的トイレや避難活動エリアへの和室の設置など避難活動を想定した施設配置を検討しているところですが、現時点では改築の基本構想の中に飲料水兼用耐震性貯水槽の設置は考えていないところです。しかしながら、飲料水兼用耐震性貯水槽はご指摘のように災害時における飲料水として有効に活用できることから、今後水原中学校改築事業を進める中で防災、災害対策におけるさらなる施策強化の観点から、飲用水兼用耐震性貯水槽の設置について検討を行ってまいりたいと考えております。
議長(浅間信一君) 21番、山崎正春さん。
21番(山崎正春君) それでは、再質問させていただきます。
  この問題について今市長から答弁があったわけでありますが、実現するように検討したいというご答弁でありましたが、非常にありがたい答弁であるなというようなことでありますが、やはり今現在60トンの飲料水があるわけでありますが、先ほども申し上げましたように約2リッターのペットボトルで約3万本しかございません。そうしますと、どうしても阿賀野市、今約4万7,000人ちょっと切れるわけでありますが、それではほんの一時的な応急処置的な水量しかございません。市民の皆さんからは、やはり相当に安心、安全の対策がどうなっているのかというようなことでございますので、ぜひこれから水原中学校の基本構想はできたわけでありますが、基本計画の中に今ほど申し上げたようにぜひひとつ追加して、実現に向かって努力をお願いしたいと、こう思います。
  先ほど申し上げましたように災害はいつ来るかわからないわけでありまして、私たち初めそうですが、みんなうちの近くでなかったというような安堵感もあるわけでありますが、先ほど話したように平成7年の、これ副市長がつくった、旧笹神村でつくった実際でありますが、恐らく市長も見ておられると思いますが、このような、これ旧笹神だけでなくて、旧水原町でも大きな被害があったわけでございます。特に水原中学校の避難区域、当然市長もわかっていなさると思いますが、非常に大きいわけであります。学校町はもちろんでありますが、近辺の桜木町とか弥生町とか、あるいは中島あるいは百津あるいは金田町というようなことで、非常に大きな自治会が避難区域になっているわけでございますので、防災上からも十分なやっぱり設備を備えていなければならないと、こう思うわけであります。先ほども市長が答弁なされたわけでありますが、やはりそういうことをこれから基本設計の中にぜひ入れていただいて、市民の安全、安心の援助を、あるいはまたそのために、ひとつぜひ実現していただきたいと、こう思っているわけであります。
  特に今安野川改修が進んでいるわけであります。特に百津町、学校町、桜木町の地域は第5工区で、市長よくわかると思いますが、今現在水原中学校の裏に大きな排水路がございます。この排水路は、一番もとは二本松あるいは福井方面からの山水を含めて田んぼの用排水が落ちて、これは一年じゅう枯れることはないわけです。そういう点からいっても、水原中学校の今現在の状態は非常に防火用水というか、そういうのには非常に恵まれているわけであります。しかし、この第5工区の工事説明によると、今安野川の下をくぐってきているわけでありますが、そのサイホンを取っ払って、それで全部安野川に落とすと、こういう説明が今されているわけであります。そういうことからすると、今のあれだけの排水路が一滴も流れてこないというようなことになるわけでありますので、今の耐震性貯水槽をつくることは中学校そのものの防火対策に非常に有効ではなかろうかなと、こういうふうに考えておるわけでありますので、そういう点からもぜひこの機会をやはり逃しては新たにつくるということはなかなかできないわけでありますので、ぜひ先ほど話したように実現に向かっていっていただきたいというようなことでありますが、その辺の計画、いわゆる排水路がなくなるというようなこと等も承知はしているとは思いますが、その点ひとつ含めてもう一回ご答弁願いたいと思います。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 今ほど防火用にも貯水槽有用であるというような話がございました。私も詳しくは聞いていないのですけれども、安野川の改修工事で消防水利がとれなくなるというような話もちらっと聞いておりますので、その辺の観点からも必要性について検討してまいりたいと思っています。
議長(浅間信一君) 21番、山崎正春さん。
21番(山崎正春君) よろしくひとつお願いします。
  それから、もう一つはいわゆる危機管理体制というようなことでありますが、現在阿賀野市の災害時の非常食の現状、これどうなっているのかというようなことで、市長おわかりになればひとつお答え願いたいと思いますが、余りあれですか。
議長(浅間信一君) 加藤総務課長。
総務課長(加藤一男君) 非常食につきましては、今阿賀野市のほうで乾パンとか、そういうふうな保存のきくものを一定量は用意してございます。
議長(浅間信一君) 21番、山崎正春さん。
21番(山崎正春君) それは、当然乾パンとかいろいろあるわけでありますが、私の調べた中では今阿賀野市が非常食として倉庫に備蓄している数は大型乾パン、これが450食、食ですよ。450人でなくて450食。それから、アルファ米、やっぱり非常に災害のときすぐ御飯できるということで、これが7,400食。その他いろいろありますが、1万5,000食程度しかございません。そうしますと、1万5,000食といえば子どもも大人も全部あれですが、1万5,000人の方が1回食べればなくなるということであります。局部的な災害であればまあまあ何とか1日ぐらい、5,000人ぐらいであれば1日はもつわけでありますが、全体から考えればほんの1日4万7,000人おられるわけでありますので、そこからすると大体3分の1程度しか割り当たらないというようなことでありますので、それらもやはり当然年度、あるいは乾パンも5年、10年は保存はできないわけでありますので、大体3年か4年で交換というかしているわけでありますが、そういうことで今1万5,000食程度しかないわけでありますので、その辺の備蓄の必要は私はあるのではなかろうかなと、こう思っておりますので、災害があってからすぐなんていう準備はできないわけでありますので、そういう点の考え方、市長、どういう考え方持っていなさるのかひとつご答弁願いたいと思います。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) すべて行政が災害時の食料を備蓄するというのは事実上困難なわけでございますので、ある程度の量は確保しておきますけれども、そのほかに災害時の援助協定ということで民間企業さんとの協定等結んでおりますので、そういったまたご支援も当然あるわけでございます。
  そして、あとはお願いしたいのは、各家庭、世帯でしっかりまずは自分たちでできることはやっていただくというのがやはり大事であろうかなと思っています。まず、みずからのそういう災害時に当たってのやはり家族の食料、まず自分たちでできる分はやっていただくというのも大事かなと思っています。
議長(浅間信一君) 21番、山崎正春さん。
21番(山崎正春君) これは、非常に生命に、いや、どっちも生命にかかわるわけでありますが、食事は牛乳やら粉ミルク等もあるわけでありますけれども、ぜひやはりこれからいつ災害があるかわかりませんが、あってからではだめなわけでございますので、ぜひせめて市民が、4万7,000人の市民の皆さん方が1日ぐらいの非常食はやはり準備しておくべきではなかろうかなと、こう私は思っているわけでありますので、この機会に水原中学校にそういう、もし今答弁のようにつくっていただけるのであれば、その機会をとらえてぜひそういう非常食についても、非常食だけではないのですけれども、いろいろなのがありますけれども、特に食事についてはもう一番大切なことでありますので、ぜひ十分これからも検討されて、またつくってからのお話でありますから、それもあわせてひとつ検討をしていただきたいと、こういうふうに思うわけであります。ただ、そういう貯水槽にしても、あるいは非常食にしても、やはり保存という、いざという場合は本当に大切なわけでありますけれども、やはり保存ということであれば多少の財源も必要なわけでありますが、水害にしろ、あるいは地震にしろ非常にいつ来るか、特にことしのようにこういう不順な天候であれば、そういう点も踏まえながら検討してもらいたいと、こういうふうに考えております。これやはり準備、私たちも家庭でもそういうわけでありますが、防災袋に必要なものを入れておいても、やはり1年というようなわけにもいかない品物もたくさんあります。そういうようなことで、保存ということになるとなかなか大変なのですけれども、しかしそれがまた大事な市民の安全、安心につながる大事な施策ではなかろうかなと、こう思っておりますので、ぜひそういう点も踏まえてお願い申し上げたいと、あるいは実現していただきたいと。特に非常食についてはまだ余裕があるようで、いや、置く場所ね。置く場所の余裕があるようでありますので、ぜひそういうことも踏まえながらこれからの防災対策、災害対策に取り組んでいっていただきたいなというようなことを要望して終わりたいと、こう思います。
  どうもありがとうございました。ちょっと時間ばかり気になって。
                                            
議長(浅間信一君) 質問を改めます。
  16番、遠藤智子さん。
               〔16番 遠藤智子君登壇〕
16番(遠藤智子君) いつも質問の順番のびり争いをしております私が、きょうはなぜか2番目という質問者になってしまいました。遠藤でございます。よろしくお願いいたします。
  それでは、2点質問いたします。1点目は、障害を持たれた方の共同生活援助、グループホームでございますが、その進捗状況について伺います。本市では、阿賀野市障害者計画を一層推進していくため、昨年21年度に第2期阿賀野市障害福祉計画が策定されました。それに基づきまして、多様な支援が図られており、利用されておられる皆様方に喜ばれております。さらに、その策定中には就労等の日中活動を利用しておられる障害を持たれた方が地域で共同生活を営む方に住居における相談や日常生活上の支援を提供するためにグループホームの整備を図りたいとあり、平成23年度における目標利用者人数は21人となっております。現在グループホームの整備に当たりまして、職員の皆様方、事業者の参入に努力されておられると伺っておりますが、昨年の6月議会における私の一般質問の答弁で、障害を持たれた方が地域で共同生活を営むことができるには居住環境の整備が前提であると考えている。しかし、当市には障害者の方が利用できるグループホームやケアホームはなく、近隣市町の施設を利用させていただいている現状です。市内の社会福祉法人より居住サービスとなるグループホーム、ケアホームの提供計画の申し入れを受けて、設置場所、事業内容を検討中であり、早ければ21年度中の実現も考えられます。しかし、障害者施設の設置には周辺地域の理解と支援が不可欠であるとのことでございました。その後の進捗状況について伺います。
  2点目は、橋梁長寿命化修繕計画策定について伺います。国は、地方公共団体が管理する橋梁において、今後老朽化する橋梁の増大に対応するため、従来の事後的な修繕及びかけかえから予防的な修繕及び計画的なかけかえへと円滑な政策転換を図るとともに、橋梁の長寿命化並びに橋梁の修繕及びかけかえにかかわる費用の縮減を図りながら地域の道路網の安全性、信頼性を確保する目的といたしまして、橋梁長寿命化修繕計画の策定を平成19年度から進めており、市町村であれば25年までの7年間であります。その策定にかかわる費用を2分の1補助で進めており、地方公共団体に進めるようにしておりますが、当市においても橋梁長寿命化修繕計画により市道にかかる橋梁の調査が進められており、全橋梁の調査は終了していないが、市管理の橋梁490橋の大多数が架橋後数十年が経過している。そのために安全が危惧されているということでございます。予防的な修繕、計画的かけかえの計画を策定し、道路交通の安全の確保が必要であり、本年度も調査の継続が示されておりますが、橋梁は市民の安心、安全な生活を守る重要な役目を担っております。早期の対応が安全なまちづくりにつながり、コストの縮減も図れることは言うまでもありません。しかしながら、橋梁の修繕、かけかえ工事は費用も多額となり、予算上において長期計画策定の上での整備事業として推進が図られると思いますが、今後の推進計画について伺います。
  以上で1回目の質問を終わります。よろしくお願いいたします。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 遠藤議員から2項目についてのご質問いただいております。最初に、共同生活援助、グループホームの進捗状況についてでありますが、昨年の6月議会における遠藤議員からの一般質問でお答えしました市内社会福祉法人による知的障害者のグループホーム設置の進捗状況ですが、計画した法人では県へ補助金の申請手続を進めるとともに、21年度中の設置に向け、具体的な場所を選定し、周辺自治会へ打診をいたしましたが、理解が得られず、その場所での計画は断念せざるを得なかったところであります。市では、相談業務等を通して、グループホームがあれば地域で生活できる方や他市のグループホームを利用している方の状況についても把握しており、今後も知的障害者の住環境整備に対するニーズは高まるものと考えています。このため、難しい要素もございますが、市内外の社会福祉法人との連携、設置場所の再検討、地域住民の理解を得るための働きかけ等を行い、今後もグループホーム等の設置に向けて努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
  次に、橋梁長寿命化修繕計画策定について、今後の推進計画についての質問であります。橋梁長寿命化修繕計画策定の目的や意義、効果につきましては、遠藤議員のご指摘のとおりであります。市の橋梁長寿命化修繕計画の策定期間は、平成21年度から平成25年度までの5カ年を予定しております。市が管理する道路橋490橋すべてを調査、点検し、修繕計画を策定するものです。橋の長さに応じて15メートル以上の橋梁66橋は、国の補助金50%を活用し、2メートル以上15メートル未満の市道1級、2級の橋梁244橋は国の交付金55%を活用し、その他市道の5メートル未満の小規模な橋梁180橋につきましては職員が直営で独自に点検する予定でおります。5カ年で行う490橋の点検調査、修繕計画に要する総事業費は6,727万円の計画であり、このうち国の補助金、交付金は約半分の3,200万円を見込んでおります。今後の計画につきましては、平成21年度から実施しております点検調査を平成24年度までに完了し、23年度からは点検調査の終了した橋から順次修繕計画の策定を行い、平成25年度までに490橋すべての修繕計画の策定を終了する予定となっております。
  なお、昨年度から実施しております橋梁の調査、点検につきましては、その結果について市民への説明責任や公表が義務づけされており、市のホームページに掲載しております。
議長(浅間信一君) 16番、遠藤智子さん。
16番(遠藤智子君) 1点目のグループホームの進捗状況についてでございますが、21年度中には残念ながら場所の選定等で思うようにいかず、ニーズに対応できなかったとのことでございますが、本当に関係職員の皆さんご苦労なさったのではないかと思っておりますが、本当にそのご努力には感謝いたします。障害を持たれた方のニーズに対応できるよう、これからもグループホームの設置に努力していかれるということでございますが、期待をいたしております。
  私が再度質問に至りました経緯は、福祉課の皆さんは承知しておられますが、数カ月前にも私の住んでおります安田地域で障害を持たれた子どもさん、成人はしていらっしゃいますが、その方と高齢のお母さん、2人暮らしの方がいらっしゃいました。突然お母さんが亡くなってしまったわけでございますが、そうしますといつもお母さんと一緒に暮らしていた方が突然1人になってしまうということは、その人が安心してもうその地域社会で暮らしていくには本当に大変なことだと思うのでございます。それで、なお本当にこのグループホームの整備は大変な部分があるかもしれませんが、急いでいただくべきではないかなと思いまして、それで今回その結果をお聞きする状況に至ったわけでございますが、21年度中はちょっとうまくいかなかったということなのでございますが、現在またそのグループホームの設置に対してそういう、ここには市内外の社会福祉法人さんと連携をとりながら設置に向けていきたいというふうな答弁でございますが、今現在はそういう検討に入って、新しい場所といいますか、検討に入っておられますでしょうか。
議長(浅間信一君) 圓山福祉課長。
福祉課長(圓山 知君) それでは、グループホーム設置の検討状況ということでございますけれども、今のところまだ具体的な法人さんなり、具体的な場所というところの話まではまだ至っていないという状況でございます。ただし、市内にも例えば老人ホーム等運営しております阿賀北総合福祉協会さんにおいても通所の施設でございますゆうきの里ですとか宝珠苑といったような障害者の施設も運営されておりますので、そういった法人へのグループホーム等への参入といいますか、そういった働きかけも行っておりますし、もう一点社会福祉法人ではないのですけれども、病院を経営されている医療法人のほうでグループホームを運営したいというような動きが、こちらのほうがどちらかというと実現しそうな部分もあるのですけれども、そういった動き、それから昨年度断念をされたという法人、こちらは本部が胎内市にある法人なのでございますけれども、こちらのほうでも完全にあきらめたわけではないということでございますので、その辺の条件等の整備に力を入れていきたいなというふうに思っております。
議長(浅間信一君) 16番、遠藤智子さん。
16番(遠藤智子君) では、これからでございますが、いろいろと大変なこともあるかもございませんが、福祉課長さんを先頭に職員の皆さんのご協力ももちろんでございます。また、福祉課の皆さんも大変かと思いますが、ぜひ頑張ってグループホームの実現ができるように努力をしていただきたいと願っております。
  また、私は今回の質問に際して、ある保護者の方とお話をさせていただきました。その方は、親御さんである自分たちも高齢になりました。これから先を生きる子どもたちのことを考えると本当にやっぱり助け合い、励まし合える共同生活のできる場所の必要性、グループホームの一日も早い完成を心から望んでおりますという言葉がございました。障害を持たれた方の自立した生活支援ができるように、ぜひ実現に向かって頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。この件は、これで終わります。
  2点目の橋梁長寿命化修繕計画策定についてでございますが、市管理の490橋を平成21年度から24年度までに点検調査を完了し、点検調査の終了した橋から23年度より修繕計画に入りたい。そして、25年度までにすべての修繕計画の策定を終了予定とのことでございますが、21年度中に終えた調査結果とその中で橋梁構造の安全性の観点から、緊急対応の必要な橋等についてはどのような調査結果でございましたでしょうか。
議長(浅間信一君) 佐藤建設課長。
建設課長(佐藤芳男君) 点検結果ですけれども、橋梁の21年度で終わっておりますのは、先ほどもお話ししましたように47橋でございます。内訳は水原、安田地区が13橋ずつ、京ヶ瀬地区が8橋、笹神地区が10橋でございます。点検方法は、橋梁の部材ごとに点検をしまして、その部材の状態を点検要領に従いまして6段階で判断しております。部材の判断においては各地区の橋梁のほとんどが詳細調査が必要だというふうな結果なのですけれども、劣化、損傷が早急に進行し、早急な対応が必要だというふうな危険な橋、早くしなければならないというのはそのうち8橋が、8つの橋が早急にしたほうがいいというふうな結果が出ております。それで、種別にしますと鉄の橋、コンクリート橋はほとんど部材の損傷はなかったのですけれども、鋼材でつくっております橋につきましてはさびによる損傷等が多く見られました。今回の調査においては、つくってからほとんど修繕がなされないというふうな結果の中でそういうふうな調査結果でございましたので、今回の結果を踏まえて修繕計画をつくるというふうなことですので、先ほどの8橋については早急に修繕計画をつくっていきたいと、そういうふうに思っております。また、ホームページでも公開しておりますので、機会があれば見ていただきたいと、そういうふうにも思っております。
議長(浅間信一君) 16番、遠藤智子さん。
16番(遠藤智子君) ふだんは何げなく通行しておりますが、今の課長さんのご答弁で本当に対策優先度といいますか、の高いと判定された橋が8橋もあったと聞いて、ちょっとびっくりしております。早急に修繕計画を立てたいということでございますが、よろしくお願いいたします。
  それから、対策優先度の高い橋というものは、今後の調査もあるわけでございますが、今後の調査でも出てくるかとは思われますが、点検の調査、修繕計画に要する費用につきましては国の補助金、交付金で約2分の1が見込まれるということでございますが、それでは点検調査の結果でございますが、修繕、かけかえの必要な橋にかかる修繕工事費等につきましては国の補助金、助成金制度といいましょうかはどのようになっておりますでしょうか。
議長(浅間信一君) 佐藤建設課長。
建設課長(佐藤芳男君) 国の支援の方法ですけれども、長寿命化計画ということで、21年度に橋梁長寿命化事業として新規採択されたところでございます。ただ、政権がかわりまして、22年度からは社会資本整備総合交付金といいますか、交付金事業の一つだというふうな位置づけされていまして、全部統合されてしまいました。先ほど市長のほうからお話も、議員のほうからもお話あったのですけれども、50%という制度の中で出発したわけでございますけれども、交付金制度につきましては当市におきましては55%補助をしていただけるというふうな今形になっておりまして、前のよりは使い勝手がいいのでないかと思っております。ただ、最初の採択基準がかけかえの場合ですと事業規模で5億円以上、修繕の場合ですと2,000万以上、市で計画する総事業費になるのですけれども、修繕については2,000万円以上が対象でございますので、全部の計画立ててどれくらいになるかちょっと今のところ予想がつかないのでございますけれども、そういう採択要件というのはまだそのまま続くのでないかというふうに予想されております。しばらく交付金事業の流れといいますか、採択基準等は注意して見ていかないと、一概に今言ったのとまた変わる可能性もございますので、注意しながら申請していきたいと、そういうふうに思っております。
議長(浅間信一君) 16番、遠藤智子さん。
16番(遠藤智子君) 済みません。今ちょっと確認でございますが、かけかえの場合は事業費が5億円以上と。それから、修繕の場合は1つの、1カ所が2,000万ではなくて、何カ所か集めるではないですけれども、何カ所かを合わせて2,000万以上で可能ということでございますね。
議長(浅間信一君) 佐藤建設課長。
建設課長(佐藤芳男君) おっしゃるとおりでございます。今私なんかが理解しているのは、計画を立てて、それのかけかえの場合何カ所かあって、合わせたのが5億円以上と。修繕につきましても何カ所か合わせたのが2,000万以上が対象になるというふうに理解しております。
議長(浅間信一君) 16番、遠藤智子さん。
16番(遠藤智子君) それでは、やっぱりしっかり調査していただいて、交付金が活用できるものであればそれらを精いっぱい使っていただいて修繕、補修ができるようにお願いいたします。
  それから、市が管理する橋の中で、建設から50年以上経過した高齢化橋梁が10年後には32%ぐらいに増大し、それが劣化、損傷が多発する危険性の高さが心配されております。また、耐震化の強度などの対応や今回の対策優先度の高い部分に入っている8つの橋、また今後の調査結果によりまして修繕が必要な橋が出てくるかと思われますが、私が言うまでもなく橋梁の修繕、かけかえ工事は交付金も対応できるとはいえ、やっぱり市の負担ももう高額の費用が見込まれるのではないかと思っております。
  そこで、長期計画の策定が不可欠であるとは考えておりますが、これから阿賀野市総合計画の後期基本計画が23年度から27年度の対応となりますが、その計画に入ると思うのでございますが、この橋梁長寿命化計画、修繕計画を阿賀野市のやっぱり主要事業といたしまして後期基本計画にきちっと明記していただいて、事業の推進に当たるべきではないかと考えておりますが、その点はどのようにお考えでございましょうか。
議長(浅間信一君) 佐藤建設課長。
建設課長(佐藤芳男君) 先ほどもちょっとお話ししましたけれども、490橋すべて長寿命化計画が、点検と整備が終わりますのは25年度までかかります。それ以後、26年度以降橋梁の計画的な修繕計画、つくったものを順次やっていかなければならないというふうなことでございます。今私の手元に第5次実施計画ということで、22年度から24年度まではございます。それ以降の、ここは点検だけ載っておりまして、実施については全然載っておりませんので、おっしゃるとおりきちっとある程度の事業費が確定した段階で掲載させていただいて、ぜひ年次計画どおり進められるように、それからまたこの点検も1回で終わるわけでございませんで、5年なり10年なりのサイクルでまた続けさせていただかないと宝の持ち腐れというふうなことになりますので、その辺についても整備計画の中できちっとうたっていきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
議長(浅間信一君) 16番、遠藤智子さん。
16番(遠藤智子君) では、よろしくお願いいたします。
  あと、ちょっと要望になりますけれども、市内にかかっている橋は照明のあるところもございますが、暗い橋も多数見られます。自治会や通学路になっている橋は、自治会の防犯灯が橋の近くに設置されてあったりしておりますが、照明が自治会の防犯灯では暗く、橋を照らすというふうにはちょっと光が足りないという部分がございます。しかし、道路照明灯を自治会の皆さんが設置できますかといった場合やっぱり費用が防犯灯と違いまして、道路照明灯は費用が高額となっておりますので、自治会負担での私設置は無理だと思っております。
  そこで、修繕計画策定の調査で道路照明灯の設置について、そういう現場を見られたときにそういう部分につきまして、道路照明灯につきまして考慮をしていただきたいと思っているのでございますが、いかがなものでございましょうか。
議長(浅間信一君) 佐藤建設課長。
建設課長(佐藤芳男君) ただいまの道路照明でございます。今回の点検では道路照明が現在ついているか、それから現在ついているのがどういう、きちっと維持されているかというのが調査対象でございます。それで、暗いとか、そこで必要かというのはちょっと調査対象になってございません。それで、議員のおっしゃるように通学路等で必要、危ないなというふうに思われるものは、これとは別個に個別に建設課なり総務課のほうにちょっとお話をしていただいて、そういう中でまた建設課のほうでも道路照明として対応していきたいと思いますので、個別にご相談、できれば教えていただきたいと、そういうふうに思っております。
  以上でございます。
議長(浅間信一君) 16番、遠藤智子さん。
16番(遠藤智子君) 今回の計画にはちょっと入れるのは、入れるといいますか、入ってはおらないということでございますが、この計画とは別にもしそういう箇所があれば建設課なり申し出てほしいということでございますが、大変前向きな答弁をいただきましてありがとうございます。
  私が今要望として申し上げましたのには先月、5月でしたでしょうか。防犯協会の安田地区の総会に議長さんが職務の都合でできないということでございまして、私が代理に行ってほしいということで出席させていただきました折に、阿賀野市警察署の刑事さんのお一人でいらっしゃいます方とたまたま席が近くなりましたとき、防犯につきましていろいろお話ししておりましたときに、防犯灯というものはやっぱり犯罪を防ぐにはとてもいいことであります、結構効果もありますというふうなお話でございました。その中で、いや、まだまだ暗いですねというふうに、そんなふうにもうちょっと指摘も受けました経緯がございますので、それで今回要望というふうな件でお話しさせていただきました。よろしくお願いをいたします。
  あと、最後になりますけれども、私は今回実施されております橋梁長寿命化修繕計画の策定事業はとても本当によいものと思っております。橋は、落下してからの対応では本当に大変でございます。橋梁の状態を把握して、予防的な修繕等を行うことで修繕、かけかえにかかわる高コスト化が回避され、しかし何よりも市民の安心、安全が図られるということであると思っております。関係課職員の皆さんの今後のまたご努力をお願いいたしまして、私の質問を終わります。
  ありがとうございました。
                                            
議長(浅間信一君) 質問を改めます。
  8番、宮脇雅夫さん。
               〔8番 宮脇雅夫君登壇〕
8番(宮脇雅夫君) 8番、宮脇でございます。まず最初に、郷病院についてお伺いします。
  4月23日の臨時議会におきまして、厚生連を郷病院の指定管理者とする議案が可決され、10月1日から郷病院は厚生連によって運営されることになりましたが、公設民営化準備の進捗状況及び今後の課題と問題点について伺います。
  2つ目に、市町村合併の評価についてお伺いいたします。4カ町村の合併で阿賀野市が誕生しましてから6年余りが経過いたしました。また、合併特例法がことしの3月末期限で一区切りとなり、県内では長岡市と川口町の合併で平成の大合併が一段落しました。
  そこで、次の点について伺います。1つ目、阿賀野市の合併の評価を行う必要があるのではないか。
  2つ目として、現時点での合併に対する市長の見解について。
  3つ目として、市町村合併には光と影の両面があると言われておりますが、影の部分の評価と何らかの対策が必要でないか。
  以上、伺います。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 宮脇議員から2項目についてご質問いただきました。最初に、郷病院についてであります。公設民営化準備の進捗状況及び今後の課題と問題点についてでありますが、これについては5月19日の議会全員協議会の場をおかりしてご説明しました公設民営化に向けた標準的なスケジュールの中にもございましたが、6月28日に開催を予定しております厚生連総会の決定を経た後正式に基本協定書を締結し、7月以降からようやく本格的な民営化に向けた準備に入れるものと考えております。現在市と厚生連は、民営化以降日の前後を通して病院事業の運営に不都合が発生しないよう双方事務レベルでの詳細な課題を整理し、病院運営に遺漏ないよう最終的な調整をしているところです。
  次に、合併の評価についてであります。初めに、市の合併の評価を行う必要があるのではないかということでございますが、旧4町村が合併した背景としましては平成12年4月に地方分権一括法が施行され、住民に一番身近な市町村にはあらゆる行政分野において専門的、広域的な取り組みが求められる時代を迎えた中、もともと財政基盤が弱かった旧4町村のままでは行政改革による行政コストの切り下げにも限界があり、合併によって効率的な行政運営と行財政能力の強化を図ることが最善だったと考えており、この点につきましては評価できるものと考えております。しかしながら、合併時には予想もしなかった国の三位一体改革の影響があり、公共事業予算の減額や行政制度の一部見直しなどを余儀なくされているところであり、さらなる事務事業の評価を行ってまいりますとともに、今年度中に策定することとしております市総合計画後期基本計画の策定に当たりましても合併してからの6年間の成果を検証し、それぞれの施策を抜本的に見直した上で計画策定を行ってまいります。
  また、現時点での合併に対する見解でありますが、先ほど申し上げたとおり合併時には予想もしなかったような三位一体改革などの影響により過去に経験したことのないような財政危機を迎えておりますが、このような難局は旧4町村の体制のままでは恐らく対処できなかったものと考えております。また、今後もさらなる厳しい財政状況が予想されるところから、合併当初のサービスは高く、負担は低くという施策を継続することが極めて難しい状況となっております。しかしながら、合併によって行政だけでなく、市民全体がまちの現状を認識し、また将来の市の姿を考える機会となり、市全体にまちづくりの意識の高まりをもたらしたものと考えております。
  最後に、合併の影と言われる部分の評価と何らかの対策が必要ではないかということでございます。合併の弊害として、周辺部が衰退するといったことや旧町村の特色がなくなるといったことが懸念されていたところでありますが、均衡のとれた発展を目指してそれぞれの地区でおくれていた都市基盤や生活環境などの整備について集中的に整備を進めてきたことによって、周辺部の衰退といったことは生じていないと考えておりますし、また旧町村の特色についても交流範囲の広がりによって他の地区を知り、自分たちの地区のよさを再確認し、それを守っていこうという機運が盛り上がってきたのではないかと考えております。しかしながら、行政が気づかない点もあろうかと思われますので、今後も地域審議会など組織を挙げて情報の収集を行ってまいりたいと考えております。いずれにしましても、さまざまな場面で議会や市民の皆様からのご意見を伺いながら行政運営を図り、合併してよかったと感じてもらえるような阿賀野市となるよう努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
議長(浅間信一君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) では、再質問をしたいと思います。
  この病院問題は、通告を出してから全員協議会が開かれて一定の説明を受けましたので、大きくまた新たに聞くということは余りないのですが、1つは5月31日と6月1日に病院職員に移行後のモデル賃金等の説明をしたというふうにこの前の全員協議会で聞いておりますが、今病院職員全体の公設民営化とか移行後の賃金、それに対する受けとめの状況はどういうふうな、受けとめ等はどういうふうになっているのかということです。これを1つお願いします。
  それと、これを機にもうやめてしまおうというふうに思っておる職員もいるように聞いておりますが、それはどのくらいの方がそういうふうな状況に、表明している方がもしいましたら教えていただきたいというふうに思います。
議長(浅間信一君) 加藤病院事業管理者。
病院事業管理者(加藤有三君) それでは、私からお答えさせていただきます。
  前回の職員説明会におきまして、厚生連と協議した結果として公設民営化の採用時における採用条件の説明を行いました。特に職員の皆さんが関心持っておられますいわゆるモデル賃金について説明を行いました。そのモデル賃金を算定する根拠になります中途採用時における経験年数の換算率の問題でございます。若干申し上げますと、医師につきましては経験年数10割を換算すると。保健師、看護師等については採用時の年齢に応じて、例えば満30歳までについては9割、40歳までは8割、48歳までは7割、48歳を超える場合は5割と。それから、医療技術員、事務員につきましては、これも採用時年齢に応じまして満30歳までは8割、満35歳までは7割、満35歳を超えると5割と、そういう換算になっておりまして、これをそれぞれ職員の経験年数に当てはめて決定するわけでございますが、一人一人の経験年数等が異なりますので、モデル賃金ということで職員説明をさせていただきました。しかも、職種別、年齢別に厚生連のプロパー職員としての標準的な給料月額、調整額含めての額をお示しをして、説明いたしました。例えば20年の経験年数を持っておられて、48歳を超えている看護師については5割換算ですので、20年を10年の経験年数というふうに見るわけでございます。仮にその方が50歳とすれば、50歳から10年の経験年数が減額されますので、40歳の厚生連のモデル賃金の月額を見ていただければおおむね採用時における給料月額ということになるわけでございまして、そういった説明をさせていただきました。その結果としては、当然今ほど申し上げたように経験年数が職種、年齢によって最高10割、最低5割ということで、非常に現在の給料月額と比べればダウンするわけでございますので、その激変緩和策として市としては3年間給料月額で平均12%のレベルまでは差額保障という形で激変緩和を図りたいと、そういう説明をさせていただいているところでございます。そういうことで、それでも平均12%カットになるわけでございますので、3年間はそういう状態になりますので、職員にとっては非常に厳しい採用条件の中で厚生連への就職を希望しなければならないということで、今ほど宮脇議員さんがおっしゃっているように職員の中にはいろんな不安を抱えている職員もいるというふうに私は聞いております。具体的に何名おられるかというところまでは把握してございませんが、そういった不安の声があることについては職員説明会等でじかに聞いておりますので、そのとおりだというふうに受けとめております。
  以上でございます。
議長(浅間信一君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) 全体として職員の受けとめ、公設民営化の議決したことに対して、要するにもうそれに向かって、あとはできるだけいい労働条件で、働きやすい環境のもとで移行していこうという雰囲気なのか、それとももうこれはだめだということで、最後までいろいろ抵抗して頑張ろうというふうな気持ちになっているのか、その辺、それは正確にはわからないと思う。雰囲気的にはどう感じておられるのでしょう。
議長(浅間信一君) 加藤病院事業管理者。
病院事業管理者(加藤有三君) 私、現場預かる者としての受けている印象については、職員の皆さんは今ほど申し上げました採用条件が厳しい状況になっておりますので、不安を抱えているというふうな受けとめ方されているような認識を持っております。ただ、もう既に指定管理者に関する指定の議決がされている事実というものも職員の方承知をしているわけでございますので、職員を代表される労働組合の皆さんも特に採用条件、あるいはまた市の激変緩和策についての関心を高めておりまして、それらについては企画政策課と水面下で話し合いもされたということで聞いております。その中でやはり労働組合としても公設民営化そのものについてはもう議会が議決されたことなので、そういった採用条件の面で改善する方向で話し合いを進めていきたいなと、そんなニュアンスで市の担当と話されたということは報告受けております。
議長(浅間信一君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) 5月31日、病院当局は給与削減の改正規定を6月1日から実施をするという事業管理規定を告示したわけでありますが、これに対して労働組合は労使合意のない規定改正の撤回を求めているということと、移行までの給与削減と公設民営化後の雇用労働条件について団交を申し入れたというふうに言っておりますが、今組合というのは全職員に対して占める割合がどのぐらいになっているのかということと、組合の動向、今後組合はどういうふうに考えて、今後どういうふうにこれに対して、要するに管理規定を告示したのに対して、どういうふうに態度をとろうとしているのかという点についてちょっと組合の今後予想されるという点、それについてお知らせ願いたいと思います。
議長(浅間信一君) 加藤病院事業管理者。
病院事業管理者(加藤有三君) まず、病院職員の中で組合に加入されている組合員の割合でございますが、これについては組合から名簿等の提出がございませんので、確かな数字は申し上げられませんが、いろいろと組合関係の資料見ておりますと約180名の組合員がおられるというふうに私は認識しております。現在240名近くの職員の中での180名ということでございます。
  それから、6月1日付で労働組合からの団体交渉の申し入れがございました。当時病院長が職務代理者になっておりましたので、組合から求められた団体交渉の中で市長の出席等もございまして、公務の関係等もございまして、組合からの団交日についてのお答えができないということで回答していたわけでございますが、きょう改めて労働組合に対しまして14日に団体交渉応諾する旨の回答をさせていただきました。団体交渉の事項については給与削減の件と、それから民営化に係る職員の処遇等についてでございます。特に給与削減については、今ほど宮脇議員さんおっしゃったように労使合意を得られていない中での管理規定の制定ということで、組合から撤回の申し出を受けておりますし、当然次回の団体交渉でそういった交渉になるというふうに思っております。
  それから、労働組合のいろんな機関紙等も発行されているわけでございますが、これは聞くところによりますと訴訟等も検討しなければならないというふうなことも耳にはしておりますけれども、確かなことではございませんし、また文書等でそういった申し出があるわけでございませんので、私としてはそれ以上の情報把握をしているわけでございません。そういうことでご説明にかえさせていただきます。
議長(浅間信一君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) 病院のことは、また14日にもあるというので、細かいことはそれにまたしたいというふうに思います。
  次に、2つ目の合併の評価についてでございます。この点で評価をするという点で、総務省はことしの3月5日付で平成の合併についてという中間総括を公表しているのです。それを見ますとこういうふうに書いているわけです。合併本来の効果があらわれるまでには10年程度の期間が必要と考えられるというふうに一応しつつ、多くの合併市町村の合併の評価は大きく分かれていると。行政側の評価と住民側の評価が必ずしも同じものとならず、住民側の評価としてはいろいろ書いてありますが、総体的に合併に否定的評価がされているというふうに総務省は言っているのです、この中間総括で。ですから、総務省でも言っているように合併の評価は行政だけでなくて、市民がどう評価しているかという点もよく見る必要があるというふうに思うのです。あれだけもういろんな時間をかけて合併を選択、合併の道に進んだわけですので、それが今やはり必要ではないかというふうに思うのです。これ全体としてはやむを得なかったみたいな書き方をしておりますが、それで市として合併に対する市民アンケートとか、ヒアリングとか、ただ紙だけではあれですので、ヒアリングを実施した上で、市として正式に合併の評価をこの時点で、やはりもう6年もたちましたので、したらどうかというふうに思うのですが、そういう方向はどうでしょうか。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 合併直後の18年にたしか市民アンケート調査をやっております。ただ、あのときはたしか余り合併に対しては市民の皆さんの評価は高くなかったように思っていますが、もう合併して7年目を迎えておりますので、その後市民の方がどういうふうに評価されているのかということを探る意味でもそういったアンケート調査は必要かなというふうには考えております。
議長(浅間信一君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) 要するに私が、総務省もやりましたし、県もやっているわけです、この合併の評価という点で。そういう点では阿賀野市はもう先陣を切って、ほかのところよりももう6年もたっているわけですので、正式にこの合併は市としてはどういうふうな状況でしたという、要するにただアンケートを実施するという、それは1つの手段であって、評価をするということが大事だと思うのですけれども、評価をちゃんとするのかどうかということなのです。それが必要ではないですかということなのです。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 評価が必要ということでございますが、それは私も同じ考えでございます。問題は、その評価の軸です。その項目です。これをどういうところに項目とるかという部分があろうかと思っておりますので、その項目のとり方によってはいろんな結果が出てくると思いますので、どういう項目で評価をしていくかという点、こういったことも詰めないといけないのかなというふうに考えています。
議長(浅間信一君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) 項目については、県のほうでも幾つか項目設定をしているのです。これまだごらんになっていないですか、平成19年度合併市町村実態調査。県の20年1月に発表しているのです。
               〔何事か呼ぶ者あり〕
8番(宮脇雅夫君) まだ見ていないですか。これは重要なやつなので、ぜひこれを参考にして、私はそれを1つの参考にしてきょう質問しているのです。
  ここで、今の答弁だと合併に対する影の部分という認識が非常にないような答弁でしたけれども、総務省も中間総括をしているわけでありまして、総務省の中間総括の合併による問題点と課題というところがあるのです。そこではどういうことを言っているかというと、1つ目は周辺部の町村の活力が喪失したと。2つ目は、住民の声が届きにくくなっていると。それから、3つ目は住民サービスが低下したと。4つ目が旧市町村地域の伝統、文化、歴史的な地名などの喪失という点が要するに合併による主な問題点と課題にあるのだということで指摘しているのです。これもホームページにも出ていると思うのですけれども、平成の合併についての概要というのが載っているのです。これについてはあれですか、これも認識していないのかな。こういうふうになっているのです。
  それで、県の、先ほど合併市町村実態調査。先ほど言いました20年1月では、こういうふうに言っているのです。周辺の部の問題だけ言いますと、周辺部の活性化について、これは課題があるというふうに回答している点で、具体的にどういう課題が合併したところの周辺部にあるかというと、1つは旧町村役場がなくなり、職員減少や出先事務所の縮小、撤退により商店街などの購買力が低下したと。それから、2つ目は合併前にあった首長を交えての住民懇談会がなくなり、住民と職員のつながりが少なくなってきたと。それから、3つ目は周辺部の過疎化、高齢化が加速的に進み、限界集落が現実的問題となってきているところもあると。4つ目は、少子化に歯どめがかからず、学校統合、保育園再編で過疎化を一層加速させる懸念があると。5つ目が支所の職員数が年々削減され、支所の権限、機能が小さくなり、地域独自の事業実施が難しくなることが懸念されると、こういう代表的なの、もうちょっと幾つかあるのですけれども、こういうことが回答されているのです、県の調査では。これは、阿賀野市は新潟県で見ると比較的狭い地域で4カ町村ということで、矛盾は上越とか新潟よりもそんな激化していないのですけれども、こういう点はやっぱり共通して私は見られるのではないかというふうに思うのです。今述べましたような、いわばこれが影の部分だと私は思うのですけれども、こういう点が今やはり阿賀野市の合併でも私はずっと出てきているなというふうに思うのですけれども、この辺の影の部分の認識についてどうお考えでしょうか。今具体的に言いましたけれども。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 今宮脇議員さんから県の調査した結果について、合併の影という点でお話あったわけでございます。これは、私の認識ということでお話、確かに幾つか今説明されたものについては当たっているところもあるのかなとは思っております。ただ、実際市民アンケートまだやっておりませんので、どのような評価をされるのかというのはまだちょっと予測はついていないというところでございます。
議長(浅間信一君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) そういう点ももう県もいろいろ材料提供していますので、ぜひこれはやはりこれからの地域づくりにとっても非常に大事なこれ回答だと思うのです、中間総括的なの。県もこれを正式にまとめた上で、どうしたらいいかというのを今後計画を立てるというふうにしているのです。ぜひこういう点で、これもういっぱい資料としてはその気になればありますので、やっていただきたいというふうに思うのです。
  それで、やはり特に地域の活性化というのは今後も非常に大事になってくると思うのです。それで、私は地域審議会の役割が非常に大事だなと。要するに地域審議会というのは、影の部分がどうしてもあらわれるから、その影の部分をできるだけ克服しようということで地域審議会をつくろうと、10年間ということになっているのです。そういう点で、この地域審議会をどう活性化させるかというのが私は1つのかぎだなと思うのですけれども、今この地域審議会の合併のとき定めた事項を見ますと、これは1つは特徴があるのです。市長の諮問に応じて審議するということで、市長がこういう問題を論議してくれというのだけ審議するみたいな面もありますけれども、でもよく見るともう一つ、地域審議会は必要と認める事項について審議し、市長に対して意見を述べることができるということで、決まったものだけでなくて、これをよく積極的に活用すれば、自由に地域をどうするかというのも審議することができるというふうに思うのです。そういう点で全体として現在地域審議会もう何回かやったと思うのですけれども、地域そのものをどう活性化させるか、合併の弊害をどう取り除くかという点で論議をされている状況なのか。それとも、市長がこれについて意見を聞かせてくださいということだけ意見を言って、それで終わりなのか、全体としてですよ。どういう役割を果たしていると認識しているのか、その点ちょっとお伺いしたいのですけれども。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 今現在地域審議会は、合併建設計画の進捗状況を審議といいますか、やっていただいていると。これ年1回、各4地区のほうで説明、審議会のほうで進捗状況説明させていただいております。そういう中でいろいろご意見をいただいているというのが現状での地域審議会の活動状況でございますが、今ほど答弁で申し上げましたように市の総合計画後期基本計画が23年度からスタートします。この後期基本計画の策定に当たっては、地域審議会からの意見もいただくということも考えております。
議長(浅間信一君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) やはり地域のことは地域の人が一番よく知っているわけなのでありまして、これが合併の影の部分を克服するという1つのかぎを握っているのです、地域審議会的なもの。これは、有名なので、最近有名になった上越市の地域協議会という制度が今ありますけれども、それについて知っておられるでしょうか。これは、どなたでもいいですけれども。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 私もそんな詳細に知っているわけでは、新聞報道等で聞いている範囲でございますが、確かに上越市のほうは地域協議会でしたっけ。そこに何か予算を配分して、そこで地域のことは地域で、その予算使ってやってくださいというような自主的な組織というようなことで、上越市のほうはそれを育成していくといいますか、そういう形で取り組んでいるのかなという程度の認識でございます。
議長(浅間信一君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) 県の中間総括的なのを見ても、上越市からのアンケート、これ行政から戻ったのだと思うのですけれども、上越市の場合は地域の、そういう周辺地域でもそんなに不満がないというのが特徴なのです。あとほかのところは今やっぱりいろいろさっき言ったようなのが非常にあるという。ところが、上越はご存じのとおり13町村を合併したのです。もう物すごく広大なところで、本来は周辺町村というのは大変な状況にあるというのが、不満が出てくるというのが通則、通例なのです。全国の事例なのですけれども、そこが非常にやはり地域協議会があるおかげでそういう地域の声も届くという評価が住民からもされているのです。
  それで、余りご存じないようでしたので、ちょっと若干特徴を紹介しますと1つ目は、先ほど言いましたように13町村を編入してつくったわけです。1つは、地域自治組織というのがあるわけですが、このかなめとして地域協議会の委員がいるわけですが、この人たちは公募公選制によって選出されていると。要するに選挙でやられるのです。そういうことです。それで、この定数は合併前の旧町村の議員の数で選ぶと。そこで選挙等で選ばれた委員を市長が選任するということで、これも非常にすぐれているのです。地域の人が選ぶのです。
  そういう点ともう一つ、今阿賀野市では地域審議会は有力団体の長とか、その他の人は大体充て職という感じになっていますが、ここがもう1つは全然違うということと、もう一つ、2つ目はただのガス抜きという組織にならないで、協議委員が自主的な、もう熱心な論議を自由にできるというようなことをして、市長とか教育委員会に意見を述べることができると。それで、その意見は市長とか教育委員会は聞かなければならないというふうにきちっとなって、それを非常に尊重すると。ですから、市がいろんな方向決めても、地域協議会がそれは地域の実情に合いませんよと言って、幾つか変更になった事例もあるのです。そういう点では非常にやはり権限もあるという点です。ここで一部財政もそのときの予算に応じて、財政も配られているようです。自由にできるようです。
  それと、3つ目には地域協議会の地域に住民が組織をつくって、そこで論議されたことを行政任せにしないで、実際に住民がそれを実行していくという組織も同時につくっているというところが特徴なのです。
  それと、4つ目にはこういう地域自治組織、この規定を条例でやっているということです。条例でずっと継続的にやると。それで、去年あたりからですか、13の周辺だけでなくて旧上越市にもこれを設置したのです。非常にこれはいいことだという認識が一致して。
  そういう状況になって、非常にこれは今上越は注目されていて、地域自治が非常にそういう点ではもうずっと盛り上がってきているということなのですけれども、これがそのまま、ああいう非常に広域合併だということと住民組織が非常に前からいろいろ運動していたとか、いろんな条件があると思うのですけれども、こういう点を参考にして地域審議会があるわけですから、地域審議会が自主的にそういう地域のことをもっともっと活発に論議して、いろいろ提言をするということです。それを議会も踏まえてやれるような、そういう仕組みをこれからつくる必要があるのではないかというふうに思いますけれども、今ちょっとお話ししましたけれども、どうでしょうか。こういう精神で今後この問題を取り組んだほういいのではないかというふうに思うのですけれども。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 今上越市の事例ということでいろいろお話しいただいたわけでございますので、地域審議会、先ほど申し上げましたように今阿賀野市の地域審議会は合併建設計画の進捗状況を審議といいますか、要は当局から話を聞いて、質問なり意見をいただいているという程度の活動しかないわけなので、もう少し主体的になって地域のことをいろいろ審議していただくというような、やはり活性化をやっていただくと、つなげるようなやはり市も働きかけが必要なのかなというふうに考えております。
議長(浅間信一君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) ぜひこれも検討していただきたいというふうに思います。
  それと、もう一つ、やはり地域自治という点ではすぐできること、これ前も言いましたけれども、ここでも県のアンケートにもいろんな各自治体答えがありますけれども、そういうなかなか声が届かないというのがどうしても生まれてくるので、首長みずからが全小学校区に行って懇談会を開いていると、そうしたら大分違ってきたというのも出ているのです。そういう点で、これはやる気になればすぐできると思うので、阿賀野市も小学校区そんなに今統合もしてないわけなのですけれども、そういうことで直接やはり年に1遍は小学校区ごとに懇談会を開くというのは、これは難しいことでもないと思うので、こういうことをして、直接声も聞いたらどうかというふうに思うのですけれども、その点どうでしょう。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) どういう形がいいのかあれですが、今現在あがの夢づくりトークというのが今年度スタートしました。これ市の職員がいろんな行政課題について、小グループの団体さんから要請にこたえて説明に行くわけでございます。これも土、日あるいは夜もかかわらず行くわけなので、その中に市長にお任せトークというのもあるのです。ですから、こういったものを活用していただくというのも方法としてはあるのかなと思っております。
議長(浅間信一君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) 私そういう特定のではなくて、そういう合併の影の部分を意識して、やはりどうしても遠くなるわけですから、それを直接やはりこちらから出かけていって聞くという点が大事だなと。面としてですよ。そういうふうに思うわけであります。これもぜひそういう点で提案しましたので、ご検討いただきたいというふうに思います。
  それと、もう一つ合併の問題については、合併した10年間はいろんな合併特例がありまして優遇されるわけです。財政的にも膨らむわけです、どうしても。借金も有利にできますし。ところが、10年後になってから急に減るという、5年間で。そういう問題があるわけです。だから、合併しないところも減ります、段階補正がだんだん締められていますから。だけれども、合併しないところは徐々に徐々に大変になってきているから、だんだん住民もそういう点では一時ぱあっと膨れ上がってしぼむのではなくて、徐々に徐々に財政的にはしぼむから、いろんな知恵を発揮するのです。それと、声も直接身近に聞こえるから。むしろ今はあれではないでしょうか。先ほども言いましたように、合併しない自治体のほうが福祉水準とかいうのは高くなってきているという状況があるのです。そういう点で阿賀野市の合併も26年からもうどんどん、どんどん確実に財政的にも縮まるわけです。このときただ財政的に削るだけでは済まないわけです。本当にこの状況を知って、地域自治を確立して、阿賀野市を本当にどうするかという大論議をして一挙に縮小するという、これ合併の1つの宿命ですよね。という事態をもう26年度から迎えるわけでありますので、その辺をちゃんと見据えて先ほど言ったような周辺部に対しても地域自治をやはり確立していくということが私は非常に重要だというふうに思うのですけれども、その辺はどうでしょうか。もうこれは現実のものとして、だってこれが合併したところの非常に困難性だと思うのです。一時大きく膨らんで、今度はもう一挙に縮むという点が。この点を見据えて考えて計画を立てていかないとだめだと思うのですが、その辺のお考えどうです。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 議員ご指摘のとおり合併に伴うあめの部分というのが10年間でなくなるわけです、交付税の特例措置も合併特例債の活用も。そうしますと、急激に財政としてはしぼんでくるわけでございますので、そういう中でそれでは何を選択してやっていくかというところが大事なのかと思っております。当然いろんな市民の声を聞きながら何を優先してやっていくのか、身の丈に合ったやはり市の運営を考えていかなければならない。ただ、やはり今議員ご指摘のように周辺部といいますか、そういったところの声がややもすると切り捨てられてしまうというのも、そういう懸念もあるわけでございますので、私もできるだけいろんな方からご意見を伺いながら、本当にこれから厳しくなる財政状況の中で、何をでは優先的に進めていくのかということをしっかりと検討して示したいというふうに考えています。
議長(浅間信一君) 8番、宮脇雅夫さん。
8番(宮脇雅夫君) これは、淡々と進めて、財政だけがどんどん縮んでいくというふうになると結局当面人間、職員が減るわけです。当然支所とかは、通常の市ならこんなに支所はないわけ、要らないわけです。ないものとして計算されてくるわけです。だから、非常にその点も地域自治がないとこれをぽんと切り捨てたらもう一挙にさらに矛盾を切り捨てるということになるし、住民もその覚悟をして、自分たちで何ができるのかということをよく考えて、何でも行政任せにはできないなということを考えて、自分たちでやれることはやろうという機運がならないとこれは大変な矛盾に私はなってくるというふうに思うのです。幸い合併しないところはもうそういうことを想定して、かなり住民の皆さんと密着して、住民と協働していくと。住民も役場に言えば何でも解決するというもう状況ではないというのをだんだん知ってきて、みずからも汗を流してやれるのはやろうというふうになっているのですけれども、阿賀野市の場合はやっぱりその辺のはないで、ただ財政だけに立ってもこれは解決しないわけで、切り捨てるだけで解決するならだれでもできるわけで、その辺ちょっと、私はその点でこの合併問題というのをちゃんとよく総括した上で、今後10年経過した後のことを考えてちゃんと手を打っていかないと今までの延長線ではいかないよということできょう言ったので、その辺をぜひよく考えて、今後明確なやはり方向を出してもらいたいなというふうに思うのです。ただ、一般論ではもう済まない時点に来ておりますので、その辺もう一度お願いして終わりたいと思います。答弁お願いします。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 今議員おっしゃるとおりにこれからすべて行政がやれる時代ではないわけです。財政が当然しぼんでまいりますので、そうしますと今まで行政やっていたものを地域住民の方からやっていただくということも出てこようかと思っております。やはり地方自治というのは団体自治と住民自治の、これは両輪になっているわけでございます。ややもするとすべて団体のほうにお任せという面があったわけですが、やはり住民自治という部分をこれからどういうふうに強化していくかというふうな、これはやはり地域の人たちがみずから考えてみずから実行していくと。それに必要な、財源が必要となれば市から、行政から支援をいただくというのもあろうかと思っておりますが、基本はやはり自分たちの地域は自分たちでよくしていくのだという、やはりそういう気構えという部分がまだ弱いのかなと思っておりますので、そういった皆さんと意見交換をしながら、自立した地方自治をやはり目指していくべきではないかなというふうに考えております。
議長(浅間信一君) これより3時20分まで休憩いたします。
               休 憩 (午後 3時03分)
                                            
               再 開 (午後 3時20分)
議長(浅間信一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  一般質問を続けます。
  14番、岡部直史さん。
               〔14番 岡部直史君登壇〕
14番(岡部直史君) 岡部でございます。3点にわたって質問いたします。
  1点目は、国民健康保険についてでございます。保険税の滞納者に対する納税相談の現状についてお伺いします。また、督促状発送件数とそのうち相談件数についてお伺いをいたします。
  2番として、阿賀野市国民健康保険税減免基準が昨年できました。これに基づく市民の方からの申請件数及びそのうちの実際に減免をした件数についてお伺いをいたします。
  3番目でございますが、保険税滞納者の保険証の返還についてはこれまでたびたび政府からの通達等、いろいろ資格証の制度ができまして、それから強制的にこれをやることができるという、約10年前ですか、そういうことになったわけなのですが、その後いろいろ政府のほうからもその取り扱いについては通達等出ているところでありますが、先般の3月の参議院予算委員会におきまして長妻厚生労働大臣がこの件について、払えるのに払わないということが本当に証明できた場合以外は慎重に取り扱っていただきたいということを市町村に対して答弁をしているわけでありますが、現在のこの点についての市の実情について、国民健康保険については以上3点についてお伺いをいたします。
  次に、2番、遊具の維持管理についてでございます。これにつきましては、この3月にいただきました阿賀野市次世代育成支援対策地域行動計画後期計画、こういうものがありますが、そこの中の基本目標5として子育てを支援する生活環境の整備というふうにありまして、子どもが安心して遊ぶことのできる場の確保というのがございます。阿賀野市は、1人当たり公園面積が他地域に比べて広いです、面積は。県内で広いほうから2番目です。それで、親子の遊び場、憩いの場となっております。市では自治体等が管理する児童公園や市が設置している公園の遊具の点検、修繕を行い、安全に遊ぶことのできる環境づくりを推進しており、今後も引き続き安全性に配慮した遊び場づくりを推進していく必要がありますと、こういう立場で市のほうで出しているわけでありますが、それに関連してお伺いをいたします。
  遊具の維持管理についてでございます。公園、広場、学校内の遊具の総点検を行い、腐食や劣化、部品の欠落などの修理を進めるべきと考えますが、市の考えをお聞かせください。
  3番目は、水原中学校改築についてでございます。これから基本設計案の検討が行われます。今年度予算化しているわけでありますが、もちろん学校でありますので、学校教育機能は、これはもちろんでございますが、地域の生涯学習機能についての考え方をお伺いをいたします。
  関連いたしまして、市内の図書館ないしは図書室の地域別利用者数をお聞かせをいただきたいと思います。
  以上、よろしくお願いします。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 岡部議員から3項目についてのご質問いただきました。初めに、国民健康保険についてお答えいたします。
  まず、保険税滞納者に対する納税相談の現状についてでありますが、督促状発送件数は平成21年度においては8,851通で、1期当たり平均885通でした。相談件数については、分割納付の誓約等で246名となっております。
  次に、市国民健康保険税減免基準に基づく申請件数と減免件数についてでありますが、平成21年度では減免申請件数15件であり、申請のための相談を含めますと38件でありました。なお、申請があった15件のうち承認が11件、不承認が4件となっております。また、減免額は43万8,400円となっております。
  次に、滞納者の保険証の返還についてでありますが、保険税を納付できない特別な事情がないにもかかわらず、長期にわたり保険税を滞納している方に保険証を返還していただき、資格証を交付しているものであります。資格証の交付に当たりましては、納税相談等でお話を聞き、払いたくても払えないなどの事情であれば分納の相談に応じるなど慎重に対応しているところであります。
  なお、納税相談に応じない場合は確認ができないため、資格証を発行する場合もありますが、今後も資格証の交付につきましては慎重に対応していきたいと考えております。
  次に、遊具の維持管理についてであります。まず、市内の公園や広場等は建設課が管理する84カ所の公園のほか福祉課11カ所、商工観光課4カ所、生涯学習課3カ所、安田支所1カ所の計103カ所の公園があります。それらの公園にある遊具施設は、建設課の管理する131基のほか53基、さらに小学校にある遊具施設等142基、保育園、幼稚園等の遊具施設等44基、計370基と多数の遊具施設があります。
  遊具の維持管理状況につきましては、遊具の種類や大小、設置目的等によりそれぞれ各課で点検や補修を行っており、その管理体制の強化が重要となっております。老朽化した遊具や劣化した部品等につきましては、修繕できる遊具、改築しなければならない遊具、使用禁止、撤去する遊具とその都度利用者や関係者と協議、対応しています。しかし、職員や関係者による目視の点検確認だけでは判断し切れない金属疲労や経年劣化等もあることや平成20年度に遊具事故等の多発化により国の安全基準や遊具の点検項目が改定、強化されたこと等による専門業者等からの安全基準に基づいた定期的な保守点検等を実施する必要性も強く感じております。一度にすべての点検を業務委託するには多額の予算が必要となることから、数カ所ずつ数カ年かけ、継続的なサイクルによる専門業者の点検と今までどおりに目視による小まめな点検を定期的に関係各課で行ってまいりたいと考えております。所管する遊具の総点検の実施により遊具の健全な度合い等を把握し、それら遊具の管理台帳を作成した計画的な修繕や維持管理等各課横の連携を図った市が一体となった遊具管理を実施して、公園や学校の遊具を利用する人たちの安全性、信頼性を確保してまいる所存であります。
  最後に、水原中学校改築についてのご質問にお答えいたします。水原中学校改築におきましては、基本構想に取りまとめたとおり学校活動機能の整備向上に加え、地域に開かれた地域と共生する水中づくりを掲げたところです。また、地域、言いかえれば市民の皆様と新しい水原中学校とのかかわりでは、ご質問のとおり市民の生涯学習施設と災害時の避難所を柱としています。近年学校施設整備に関する国からの通知や資料を見ますと、環境への配慮や地域との連携機能が大きく取り上げられており、水原中学校整備の方向性はまさに時代の要請に整合するものであると考えています。本年はいよいよ基本構想をもとにして基本設計を作成しますが、今後決定する設計者と市の関係各課、水原中学校及び地域の皆様との連携を密にし、全国の先進事例を調査研究して、文部科学省の指導など受けながら柔軟な発想で広範な意見交換を行い、市民の皆様から愛される水原中学校をつくっていきたいと考えています。
  なお、新水原中学校における生涯学習機能についてでありますが、改築基本構想の中では従来どおりの体育館、屋外グラウンドの地域開放のほか、それに加えて図書室や多目的ルーム、会議室なども市民への開放を前提とした設計とすることとしております。特に図書室については生徒の利用はもちろんのこと、老朽化が著しい水原図書館の代替機能をもあわせ持つ図書室にしたいと考えております。したがいまして、学校活動エリアと地域開放エリアの明確な区分について基本設計作成の過程で慎重に検討してまいります。依然として少子化傾向が続く社会情勢ではありますが、中学生を持たない市民であっても気軽に訪れ、施設の有効利用の恩恵を受けることができる新水原中学校にしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
  次に、市内4つの図書館の市域別利用者数でございます。ご承知のとおり教育委員会では、京ヶ瀬地区に存する市立図書館のほか水原図書館、安田図書館、笹神図書館と一応合併前の旧4町村地区に図書館を配しております。
  ご質問の地域別の利用者数でございますが、昨年の実績で申し上げますと市立図書館で延べ5万4,861人、水原図書館で延べ1万4,108人、安田図書館で延べ1,514人であり、笹神図書館については特に入館者の統計はとっておりませんが、貸し出し実績などから推察いたしますと年間2,500人くらいと思われます。
  以上、よろしくお願いいたします。
議長(浅間信一君) 14番、岡部直史さん。
14番(岡部直史君) 国民健康保険税の特別会計については午前中補正がありまして、繰り上げ充用というような話がありまして、運営も大変なわけでございますが、一方では昨年二十数%保険税が引き上げが行われて、加入者であります市民の方も大変な状況になっているということで質問をきょうはさせていただくわけでございますが、まずそういう状況がどういうふうになっているのかというのを若干加えまして、数字的な問題若干まずお聞かせいただきたいと思います。
  1つは、今減免基準がありまして、申請件数15件のうち承認11件ですが、不承認が4件というのは、この不承認の4件についてはどういう理由なのかということをまずお聞かせをいただきたいと思います。
  それから、滞納の状況でございますが、これも予算、決算でよく質問出るのですけれども、二十数%値上げになったということで改めて聞くので、今の滞納者の数、それから加入者との関係で何%の方が滞納されているのかというその数字をまずお聞かせをいただきたいと思います。
議長(浅間信一君) 中澤税務課長。
税務課長(中澤峰子君) それでは、最初の不承認の理由でございますが、所得の激変世帯に該当しなかったということでございます。
  あと、その次の督促世帯数ちょっと私手元に資料ございませんので、後ほど示させていただきます。
議長(浅間信一君) 14番、岡部直史さん。
14番(岡部直史君) 今までの例ですと滞納は大体千数百人、パーセントでは14とか13%ぐらいでなかったかというふうに思うのですが、これは引き上げになってどういうふうになっているかということをお聞きしたのですが、後ほどではお知らせをいただくことにしまして、それからもう一つ、保険証の関係でございますが、今現在短期の保険証発行は何人、何件。それから、資格証明書の発行は何件になっておりますでしょうか。質問の趣旨は、国会でもこういう答弁があるわけなので、慎重に取り扱いをしなければならない。発行についてゼロというのは一番望ましい、私はそう思いますけれども、現実には発行が、今までも質問しましたけれども、発行しているという。数としては年々少なくなっているような気がしますが、今現在の数字ちょっと聞かせてください。
議長(浅間信一君) 小林健康推進課長。
健康推進課長(小林寿英君) 5月28日現在でございますが、3カ月の有効の短期証発行世帯につきましては171世帯、人数にしまして415人。資格証の発行世帯につきましては41世帯、68人となっております。よろしくお願いします。
議長(浅間信一君) 14番、岡部直史さん。
14番(岡部直史君) この問題についてはずっとたびたびの定例会で質問をされておりまして、私もちょっと調べたのですが、平成18年の質問では短期証が260人も発行されておりまして、資格証明が90人と。それから、年々少なくなってきてはいるのですが、今ではお聞きしますと171の41人ですが、問題はこの特に資格証です。41人の方というのは、今言ったように明らかにこれは、まずこの方は納税相談とか、そういう接触はあるのでしょうか。あるいは、皆さんが訪問して、そういう状況をやはり把握した上で出しているのかどうか、それまずお聞きします。
議長(浅間信一君) 小林健康推進課長。
健康推進課長(小林寿英君) 短期証、その次に資格証というふうな格好になりますが、あくまでも資格証いくまでには短期証の発行が先になります。1年ほど督促をしていたが、全く1年間納める気がないと、未納だったというふうなことで初めてご本人を呼び出しまして、このままいきますと3カ月の短期証になりますよというふうなことで、ぜひ納税相談に伺ってくださいというふうなことでご通知を出します。それで、納税相談に応じていただいて分割で納めると、また納入計画等を指示をしていただければ正常な保険証になります。約束をしていながらそこからまた半年間全く未納であったというふうなことになりますと資格証の発行というふうなことになります。これもあくまでも資格証を発行するというふうなことでご本人に通知を出します。このままいきますとまた資格証の発行になるので、ぜひ納税相談に応じてもらいたいというふうなことでご通知を出します。そこでまた納税相談に来庁していただいて、本当に今後の納税計画とか分割納入等の申し出をしていただければまた3カ月有効の短期証に、そのまま短期証になるわけですが、その納税相談にも応じない、全く誠意がないというふうなことになりますと資格証の発行というふうな格好になります。そんなことで、その都度短期証の発行、また発行の時点でも納税相談の依頼をするわけですが、全く音信不通。資格証の発行の通知につきましても全く誠意を感じられない、また納税相談にも応じないというふうなことになった時点で資格証の発行というふうなことで、ほとんど納税相談に応じてくれないというふうな方が資格証の発行世帯になっている状況でございます。
議長(浅間信一君) 14番、岡部直史さん。
14番(岡部直史君) 要するにいろいろ今おっしゃいましたけれども、来てくださいと言って接触がないということですか、簡単に言いますと。短期証のときはそれなりにお話をして、やむを得ず短期証出すのだけれども。そういうふうに理解をしていいのでしょうか。接触をしたときには皆さんのほうはやっぱりそれなりに事情を聞いて、判断をしなければならないと私は思うのです。だから、その辺は念を押しますけれども、そういう状況なのでしょうか。
議長(浅間信一君) 小林健康推進課長。
健康推進課長(小林寿英君) はい。接触ができて、納税相談に応じていただければ、いただいた時点で当然分納計画なり分割計画なりを教えていただくことになりますので、そうなれば資格証の発行ではなく、短期証になるというふうなことになります。
議長(浅間信一君) 14番、岡部直史さん。
14番(岡部直史君) 慎重にやりたいということで、先ほども言いましたように件数としては少なくなっているのですかね。
  それで、ちょうど昨年の6月議会にも倉島議員がこの問題に対して質問をしております。その中で最近はインフルエンザの流行や、あるいは資格証発行世帯でも子どもさんが病院行きになった場合どうするのかということで、一定の改善といいますか、柔軟な対応が国や県も市もとるということができたわけなのですが、それで昨年の6月の質問の中で1月20日付で資格証の世帯でもやはり医療費の一時支払い困難であるという、そういう世帯については特別な事情に準ずる状況であるということで緊急的な対応として短期証を発行するという、そういうことができるということで、それは承知しているのですけれども、実際そういう例ありましたでしょうか。この1年間といいますか、そういう通達が来た後で。
議長(浅間信一君) 小林健康推進課長。
健康推進課長(小林寿英君) 今岡部議員さんが言われたとおり本人から申し出ありまして、医者にかかりたいと。ただ、それに対して今休職中で勤めることもなく、収入も得ることができないというふうなことで相談に来られれば、医療のほうが優先されますので、短期証を発行をいたします。ただ、今現在そういうふうな申し出はございません。
議長(浅間信一君) 14番、岡部直史さん。
14番(岡部直史君) これは、阿賀野市だけではなくてこの保険証の問題、それからとても国保税が高くて耐えられないというのが全国的な問題になっているわけなのですが、これは繰り返し国の出すべきお金が削られてきているということに原因があるわけなのでございます。
  それで、厚生省の国民健康保険実態調査という資料があるわけなのですが、1890年代、これは国保、阿賀野市もみんな同じだと思うのですが、加入世帯の所得がここ10年、20年で見ますと91年ごろが一番多いのです。二百六十何万ぐらいなのです、平均所得が。これが07年で見ますともう半分近くです。百六十数万、半分というか、百数十万ぐらい加入者の平均所得は下がっているにもかかわらず保険料そのものは下がらないと。単純なのです。下がらない。むしろ上がるという。所得は下がるけれども、保険料負担するものは下がらないということでこういう矛盾が出てきているということで、私ども繰り返し保険証の取り上げはまずいのではないかということで質問をしているわけなのですが、構造的にこういうふうになっているということです。強制的にやることができるようになったのは約10年前ですか。介護保険が導入をされて、40歳から64歳までの人は国保に介護保険料がプラスになると。そうなった場合恐らく滞納とかそういうものがふえるだろうということで、強制的に保険証を取り上げることができるというふうになった経過があるわけなのでございます。佐藤さん、副市長さんは、その当時旧笹神村の村長さんになっていますから、その辺の経過はよくおわかりだと思います。たしか旧笹神村では保険証の短期も、そういうものは発行していなかったと思いますけれども、そういう改正があってやむを得ずやるようになって、合併になったということでございますが、最後に市長にお伺いしますけれども、これも市長会等で十分国等に要望していることだというふうに思いますが、構造的にこういう形になってきておりまして、預かっている職員というか、担当の皆さんも、それから加入しております市民の皆さんもそういう大変な状況になっているということですから、市長会等通して、これはぜひ国等にこういう問題が起きないように改善を、やっぱり国がお金を出さないからということが1つと、こういう強制的にやっても、何かこういうこと一生懸命やって、この10年間このことによって滞納が改善されたということ余りないのです。制裁的なことをやったから、滞納がうまくいったということではない。やはり担当の方のきめ細かなさっき言った相談活動や場合によっては訪問をして、その方がどういう状況になっているのかということの相談と、あわせてこういう問題は解決をしていかなければ根本的な解決にならないと思うのですが、やはり国へ向けてそういうことは市長会等を通じてぜひ声を大にして意見を上げていっていただきたいと思うのですが、市長の考えをお伺いしたいと思います。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 国保会計につきましては、本当に今阿賀野市も大変な状況でございます。阿賀野市に限らず、市町村が国保会計を運営しているということには非常に限界があるわけでございます。阿賀野市も一昨年保険料を引き上げしたわけですが、大幅に引き上げたことによりまして滞納、収納率も若干落ちております。国の支援がなかなかふえない中で、国保会計は非常にもう厳しいわけでございますので、市長会といたしましても市町村単位でやるのではなくて、これは都道府県単位の広域的なやはり運営がむしろいいだろうということで、今後期高齢者医療制度も見直ししておりますので、それとの連動で国保会計についても広域的な運用をやるように国のほうに要望いたしておりますし、またやはり国への国保会計への財政支援、こういったことも市長会としてはやはり要望いたしておるところでございます。
議長(浅間信一君) 14番、岡部直史さん。
14番(岡部直史君) 今広域化という問題出ましたので、これは一言言っておきますが、これはまたそれはそれで非常に矛盾が出てくるというふうに私は思いますので、必ずしもこれを解決する手段として広域化というのはいいやり方ではないということは一言述べさせていただいて、2番のほうに入りたいというふうに思います。
  それで、私考えたよりかなり何カ所もあるのですね、そういう公園は。これ5月に企画政策課から出た「数字で見る阿賀野市」、県内の20市の中でいろんな指標がどういう位置を占めるかということなのですが、公園面積、人口1人当たりでは、さっきも言いましたけれども、県内で村上市に次いで阿賀野市が広い面積を持っていると。これはこれでいいことだというように思うのです。さっきも言いましたけれども、子育てする上でこういう環境というのは非常に有利だろうというふうに思うのですが、問題はその中で遊具だけということではありませんけれども、やはりそういう恵まれた環境の中で子どもさんが遊べる、家族で遊べるという、そこに行くと遊具というのが1つのあれになってくるのですが、答弁にもありましたように全国的にいろいろな事故等が起こりまして、平成20年度に国の安全基準が改定、強化されたと。いわゆる安全基準がハードルが上がったということです。そうしますと、ハードルが上がったのだから、それに満たない、安全基準に満たない遊具は使用禁止とか、そういうふうになるわけなのです。でも、私の質問の趣旨は、それは承知しているのですが、それは安全基準が上がったからこの遊具はちょっとだめです、使えません、これは使えません、あれは使えませんと。問題は、そのまんまにするのか、これをどうするのかということが一番今問われているわけなのですが、それでまず今年度でもいいですが、22年度でもいいですが、20年度でもいいですが、それか21年度、それからこの基準が変わった20年度、この3カ年ぐらいでまず今の答弁では建設課所管、それから学校教育、小学校、それから商工観光課所管、そのほかありますけれども、この3人の課長さん、ここ3年ぐらいで安全基準が上がって使えなくなったのですが、それをまた使えるように修理やったというようなのが具体的にどのくらいありますか。3人の課長さん、ちょっとお答えいただきたいと思います。
議長(浅間信一君) 佐藤建設課長さんからどうぞ。
建設課長(佐藤芳男君) 安全点検についてお尋ねでございます。数のほうはちょっと申しわけないのですけれども、撤去した分については把握しておりません。それで、点検の仕方についてちょっと補足説明をさせていただきたいと思います。点検については日常点検というものと、それから精密点検、そういうものがございます。それで、うちのほうがふだんやっておりますのは日常点検を年三、四回、草刈りの時期とか、トイレ掃除とか、そういうので大体3回から4回。それは、台帳、安全をしましたと、点検、目視をしましたというふうな点検ございます。それから、そのほかに定期点検というのがございます。これは、定期点検ですので、1年で全部やると相当なお金かかりますので、建設課のほうでは4年から5年かけて分割で、分割でというか、その年数で、サイクルで点検をやっております。その中で日常点検で目視で異常が出たと、これはちょっと見なければ、修理しなければならないとか、撤去しなければならないというのは先ほど言いました精密点検に移ります。精密点検をした段階で補修するか、撤去するか、それから撤去しても、何といいますか、補修では間に合わなくて撤去するかという判断をさせていただいております。
  今までの建設課の対応申しますと、修繕でできるというのは自分なんかでできる範囲でやらせていただいて、それ以上にもう部品とか、もう撤去しなければならないということはもう地域の自治会と相談させていただきまして、ほとんど撤去の方向でやらせていただいている実情でございます。それから、新しくはほとんど入れていないというのが、そういうふうな年数経過がございます。
  それで、先ほども言いましたご質問のもう一回あれなのですけれども、20年度で強化されまして、うちのほうそういう中で日常点検、それから精密点検やっているわけなのですけれども、現実的に何件撤去したかというのはございませんので、現実的に建設課で撤去はしていると思うのですけれども、何件というのがございません。そんなことでご了承願いたいと思います。
議長(浅間信一君) 続けますか。
               〔「はい」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 次は、渡辺商工観光課長。
商工観光課長(渡辺滝雄君) それでは、商工観光課の管理の部分でお答えをいたします。
  先ほど答弁の中で4カ所というふうにお答えをいたしましたけれども、今現在管理をしているのは3カ所でございます。まず、1つが瓢湖水きん公園でございます。それから、天朝山公園、それとじゅんさい池公園がございますけれども、このじゅんさい池公園については旧笹神村の村岡という場所でありますが、遊具はございません。したがって、今現在遊具が現存しておるのが2カ所ということになります。
  まず、瓢湖水きん公園でございますけれども、この場所には13台の遊具がございます。点検につきましては毎年実施をしておるわけでございますが、今のところ使用禁止というものはございません。したがって、逐次ふぐあいなところがあれば点検をした中でそれぞれ使用しておるという現状であります。
  続いて、天朝山公園でございますが、これにつきましては今4台の遊具がございます。4台の中で使用禁止という部分が2台ございます。この部分につきましては、地域の自治会の反応も見ながら、また使用をされる頻度も見ながらということで今考えておりますけれども、いずれにいたしましても使用禁止の2台につきましては、これから直すにしても抜本的な直しが必要なのかなと、こんなふうに点検の結果として見ております。
  以上であります。
議長(浅間信一君) 折笠学校教育課長。
学校教育課長(折笠朝美君) それでは、学校教育課の管轄のものでございますが、少し古くはなりますけれども、平成18年度に相当広範囲にやってございます。18年に6つの小学校で10の遊具の修繕をしてございます。主立った修繕の方法といたしましては、地面からの立ち上げの部分、どうしても屋外にあるものですから、そこのところが腐食して、腐食が進んで破損するというふうなことで、そこに金属などを当てたり、あるいはさびを落として塗装を十分やるとか、そういったものでございます。それから、20年度に1つの小学校で2つの遊具を修繕してございます。それから、ことし、平成22年度1つの幼稚園で1つのブランコになるわけですけれども、それを全く新しく新規にしたというふうなものがございます。
  点検の方法といたしましては、業者が定められた点検項目に従って目視、あるいはいろいろな目視、それからちょっと破損の状況をよく、何ミリ離れているとか、そういったことで点検しているものがございますし、また管理者である小学校のほうで不定期ではありますけれども、小まめに点検をして、児童等にけががないように点検しておるといったところでございます。
  以上です。
議長(浅間信一君) 14番、岡部直史さん。
14番(岡部直史君) 非常にたくさんあるわけなのですが、今の答弁で逐次やっているということですが、先ほども言いましたようにでも入ってくる声としては、さっきも言いましたけれども、安全性に問題があるので撤去するとか、なかなか修繕ができなくて使えないというような声を聞きますので、全然何でもやっていないわけではない。これはわかりますけれども、全体として総点検を行って、やはり計画的にスピードを上げてといいますか、やるべきことではないかなというふうに思いますので、これ答弁のとおりぜひ進めていっていただきたいというふうに思います。
  それから、商工観光課でさっきたまたま天朝山公園というのが出まして、私も近くなのですが、やはりそうなのですよね。せっかくあるのに、ずっと使われないでいるということで、先ほど課長さんは周辺自治体の声を聞いてという、それはそれでいいのですが、あの場所は決して周辺の方だけではなくて、むしろウオロクさんもあったり、国道沿いに面していますので、全阿賀野市的というか、そういう方が使用しておりますので、速やかにそれは直すようしていただきたいというふうに思います。
  要望して2番の問題は終わって、水原中学校のほうに話がいきますけれども、先ほど山崎議員から災害対応ということで質問が出まして、もちろんこれは水中の計画の中には災害対応と、それから生涯学習設備としての位置づけという、こういうことが検討委員会等で議論をされているようでございますし、私もそういう考えには賛成でございます。ぜひ答弁の中にありましたけれども、図書館機能が私はその地域に住んでいる者として必要だろうと。地域の方たちもそういうものが要望としてあるのではないかということであります。図書館のことを聞いたわけなのでございますが、ちょっと私の4カ町村ごとという質問の趣旨がちょっと説明不足で申しわけなかったのですが、確かに京ヶ瀬の市立図書館がこれこれ、水原の図書館これこれという数字が出てまいりました。それと、平成21年に生涯学習課のほうで図書館の利用実態調査やりましたよね。私も図書館行ったときにぜひこれ出してくださいということで実態調査、アンケートに応じた一人なのですが、その調査結果をいろいろ見ますとそれは市立のほうが大きくて、スペースもゆっくりですし、比べて水原の図書館はああいうふうにちょっと狭いしということなのですが、それでもかなりその割には水原の図書館は利用がされているという、そういう実態も明らかになったのです。
  それで、参考にお聞きするのですが、京ヶ瀬の市立図書館と水原の図書館比べた場合の蔵書の数、それからスペース、これは圧倒的に差があるわけなのですが、その辺ちょっとわかりましたらお聞かせをいただきたいと思います。
議長(浅間信一君) 田村教育長。
教育長(田村 仁君) 今の再質問でございますが、図書館等のいろんな機能や面積にかかわることで、後で生涯学習課長のほうからお話しさせていただきますが、水中という、非常に大きな水中建設という、新しい時代の水中建設という大きな事業でございまして、特に地域と直接密接にかかわる観点では災害時の避難所ということと、それから市民の生涯学習施設と学校機能の複合的な活用という、この2つのコンセプトを掲げているわけでありますが、災害時の対応につきましてはこれから改革チーム等つくっていきますが、消防署、あるいは各課から専門の方入っていただいていろんな検討をやっていくということになると思いますし、それから生涯学習と学校機能の活用というのは言葉で言うのは比較的簡単なのですけれども、学校は子どもたちが安心して、学校としての基本機能がございまして、その中に生涯学習機能というのをどういうふうに組み入れたり活用を図っていくかということで、いろいろな工夫が必要でございます。そういった点では、最近の文科省のいろいろな資料なんか見せていただきますとこれからの小中学校の施設というようなことで、地域とのかかわりをどういうふうに積極的に考えていくかというのはいろいろな材料が出てきたり、全国でも施行されていると。そういうのを活用しながらこれから精力的に検討を進めて取り組んでいきたいと、そんなふうに考えておりますので、よろしくお願いします。
  それでは、図書館のほう生涯学習課長からお答えさせていただきます。
議長(浅間信一君) 吉野生涯学習課長。
生涯学習課長(吉野晴記君) それでは、市立と水原のまず蔵書数でございますけれども、市立が約6万9,000冊でございます。水原が2万6,900冊。図書館のスペースとしては、これもう圧倒的に実は違うのですけれども、坪数で言ったほうがわかりやすいでしょうか。
14番(岡部直史君) いいです、いいです。
生涯学習課長(吉野晴記君) 市立が約320坪でございます。水原が70坪。顕著なのは年間の貸し出し冊数が市立図書館が5万4,000冊ぐらいなのですけれども、水原が約3万冊でございます。つまり水原はスペースが少なくて、お借りになってすぐ帰る。市立図書館の場合は当然新聞、雑誌、いろんなもの置いてございますので、おいでになってそれらを閲覧したり、あるいは勉強でおいでになる中学生、高校生、大学生がいますので、そんな特色があろうかと思うのですけれども、私どもとしては市立に集約をするというのは今の状況では厳しいのかなというふうに思ってございます。
議長(浅間信一君) 14番、岡部直史さん。
14番(岡部直史君) 先ほど宮脇議員が合併の光と影ということで質問しましたけれども、何でもかんでも集約してしまうという考えは、これはまさに合併の影の部分でありまして、確かに京ヶ瀬の図書館は非常に環境的にも公園の中にあるということでいいのですが、水原図書館も、これはやはり面積や蔵書の数とか、それは劣っているのですが、やっぱり合併前から独特のあそこにいる職員さんの応対も含めてやはり努力を、町の時代から努力をしてきたというのが私はあるというふうに思うのです。ですから、そういう教訓をやっぱり生かしながらまた別な場所といいますか、水原中学校これから建てられるであろう場所というのはある意味では旧水原から合併して、新しい住宅地ですよね、周辺。新しい住宅地の中でのやっぱりそういう役割ということから見ても、非常に生涯学習機能、図書館の機能というのは重要だというふうに思います。
  それから、もう一つ、だんだん話が大きくなると取りとめなくなりますけれども、先般総務文教常任委員会に生涯学習施設を今後阿賀野市の各体育施設、生涯学習施設全体でかなりあるのですが、それをこのままでは成り立たないわけで、どういうふうにやっぱり持っていくかということが若干出ました。まだ未定稿なので、あれの計画案を余りぱっと出すとなかなか大変になるので、皆さんのほうでも回収しましたけれども、それをどうするのかということも、生涯学習施設を阿賀野市全体でこれからどうするのかということもかかわってくる。水原中学校で図書館も含めて生涯学習機能をあわせ持つ施設をつくるのだということになりますと、その問題ともかかわってくるのではないかと思うのです。それこそさっき宮脇議員が言ったように地域審議会でこういう問題を本来ならよく議論をしながら進めていくべきだというふうに思うのですが、質問は水原中学校の問題でありますので、そういうことも考えながらぜひ進めていっていただきたいと思います。
  答弁の中で、老朽化が著しい水原図書館の代替機能をあわせ持つ図書室にしたいと、これはこれでいいのですが、そうすると今の公民館図書室というのは将来的にあそこはどういうふうに考えているのですか、今現在。両方ということでしょうか。余りそこまで結論は出ていませんか。
議長(浅間信一君) 吉野生涯学習課長。
生涯学習課長(吉野晴記君) 今議員がお話をされた生涯学習施設の再編整備計画の中では、実は私どもは言及しているのですけれども、これ市長部局も含めてオーソライズされたわけではございません。ただ、私どもとしては水原中学校の中に市民をも対象とした図書館機能ができるということであれば、職員体制もございますので、水原公民館のほうは閉鎖をさせていただきたいというふうには現時点では考えております。
議長(浅間信一君) 14番、岡部直史さん。
14番(岡部直史君) 今後の問題ですので、一言意見を言わせてもらいますが、やっぱりそれはそれとして特色があるわけですし、やはり絵本等子どもさんのためのほかいろいろ読み聞かせ等があるわけですから、それはそれでやはり特色として今まで積み重ねてきたものがありますから、それはそれで残しながらその教訓を生かして、やはり水原中学校にそういう機能を持たせるのであれば、周辺の人たちも含めてやるというのが私はいいのではないかというふうに思います。
  先ほど言いました利用実態調査の中でも例えば土、日以外の平日によく行きますか、土、日によく行きますか、あるいは特にそういうこと考えないで図書館行きますかという実態調査の問いに対して、平日よく行きますが169人、土、日よく行きます、169人、同じ、特には決めていない、201人ということで、例えば土、日学校休みだけれども、土、日という希望もあります。それから、今京ヶ瀬の図書館と水原の図書館、どういう交通手段で行くか、どういうふうに行くかという設問があります。これに対して徒歩、または自転車で行くというのが京ヶ瀬の場合32人、水原の場合59人。ある意味では当たり前なのですが、ようするに京ヶ瀬の図書館だから、京ヶ瀬の人たちが行くわけではなくて、主には数的には水原から行く人当然自転車とか徒歩ではないわけなのですが、ただ水原の図書館が徒歩、または自転車が多いということはそれだけ周辺の人たちがやっぱり利用しているという、利用頻度といいますか、そういうものが、そういう実態があるわけですから、そういうこともぜひ考えて将来的な生涯学習施設をどうするのかと。それから、水原中学校にどういう機能を持たせるのかということもぜひ市民の皆さんの声をもっと聞きながら、どうすれば本当にいいものができるのかということをぜひお考えをいただいて、これから設計をつくっていただきたいと思うのですが、最後にそういう立場でちょっと答弁お願いします。
議長(浅間信一君) 田村教育長。
教育長(田村 仁君) 岡部議員さんから今後の取り組みについての幾つかの要点をご指摘いただきました。そのとおりだというふうに考えています。冒頭申しましたようにいろんなゾーンを分けて考えるとか、それからセキュリティーの問題をどういうふうにするか、そういう意味では空間の分け方、それから時間の分け方、それから人の出入りの管理等のこと、その辺に知恵を絞っていく必要があろうかというふうに考えています。今のご指摘大事にさせていただいて、取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いします。
                                            
    散会の宣告
議長(浅間信一君) 以上で本日の日程はすべて終了いたしました。
  本日は、これで散会します。
  なお、明日11日午前10時から本日に引き続き一般質問を行います。
  ご協力ありがとうございました。
               散 会 (午後 4時14分)