平成22年第1回阿賀野市議会定例会議事日程(第4号)

 平成22年3月8日(月)午前10時00分開議

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 一般質問

出席議員(20名)
   1番   佐  竹  政  志  君      2番   山  賀  清  一  君
   3番   村  上  清  彦  君      4番   雪     正  文  君
   5番   風  間  輝  栄  君      6番   江  口  卓  王  君
   7番   稲  毛     明  君      8番   宮  脇  雅  夫  君
   9番   清  水  友  行  君     10番   倉  島  良  司  君
  11番   中  島  正  昭  君     12番   石  川  恒  夫  君
  13番   高  橋  幸  信  君     14番   岡  部  直  史  君
  15番   山  口  功  位  君     16番   遠  藤  智  子  君
  17番   池  田     強  君     18番   泉     誠  蔵  君
  19番   福  住  つ ゆ 子  君     22番   浅  間  信  一  君

欠席議員(2名)
  20番   帆  苅     剛  君     21番   山  崎  正  春  君

地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
       市     長    天   野   市   榮   君
       教  育  長    田   村       仁   君
       病院事業管理者    加   藤   有   三   君
       総 務 課 長    加   藤   一   男   君
       企画政策課長     関   川   嗣   雄   君
       財 政 課 長    小   林   正   男   君
       税 務 課 長    中   澤   峰   子   君
       市民生活課長     中   村   彰   男   君
       健康推進課長     小   林   寿   英   君
       福 祉 課 長    圓   山       知   君
       農 林 課 長    五 十 嵐   文   一   君
       商工観光課長     渡   辺   滝   雄   君
       建 設 課 長    折   笠   朝   美   君
       上下水道局長     佐   藤   和   夫   君
       会 計 管 理 者    中   澤   雄   一   君
       農 業 委 員 会    田   代   盛   一   君
       事 務 局 長
       学校教育課長     小   野   明   夫   君
       生涯学習課長     吉   野   晴   記   君
       安 田 支 所 長    神   田   誠   一   君
       京ヶ瀬支所長     若   月       進   君
       笹 神 支 所 長    丸   山   一   男   君
       監 査 委 員    廣   田   耕   造   君
       事 務 局 長
       消防本部消防長    前   田   賢   一   君
       農業委員会会長    古   川   重   夫   君
       代表監査委員     齋   藤   紀   生   君
       教 育 委 員 長    提   中   宗   雄   君

本会議に職務のため出席した者の職氏名
       事 務 局 長    小   林       徳
       主     幹    五 十 嵐   久 美 恵
       主     任    田   中   友   美

               開 議 (午前10時00分)
    開議の宣告
議長(浅間信一君) おはようございます。定刻になりました。
  ただいまの出席議員数は20名です。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
  なお、20番、帆苅剛さん、21番、山崎正春さんから前もって欠席の届け出がありましたので、ご報告いたします。
                                            
    諸般の報告
議長(浅間信一君) 会議事件説明のため出席を求めた者は、天野市長を初め26名であります。
  本日の書記は、小林事務局長、五十嵐主幹、田中主任の3名です。
  また、新潟日報さん、あがの新報さんから写真撮影の申し出があり、許可をいたしましたので、ご報告いたします。
                                            
    会議録署名議員の指名
議長(浅間信一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、1番、佐竹政志さん、2番、山賀清一さん、3番、村上清彦さん、以上3名を指名します。
                                            
    一般質問
議長(浅間信一君) 日程第2、先週に引き続き一般質問を行います。
  本日の一般質問は、順番14番、山賀清一さんと最終番、石川恒夫さんといたします。これにご異議ありませんか。
               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅間信一君) 異議なしと認めます。
  したがって、本日の一般質問は順番14番から最終番までとすることに決定しました。
  それでは、順次発言を許します。
  2番、山賀清一さん。
               〔2番 山賀清一君登壇〕
2番(山賀清一君) 2番、山賀清一です。それでは、質問させていただきます。
  2点についてお願いしたいと思います。1点目は、水稲の広域防除についてということで、この点について、散布時期のタイミングが時期的に問題があると農家の皆さんは指摘している点についてどう考えておられるのか、この点を説明願いたいと思います。
  2、区域内での参加、不参加のため、非常に隣接地の方々は効率効果が悪いとの声が多くあるが、どのように考えておられるのか。
  3、散布料金の反当たりの単価を大幅に負担軽減してほしいとの要望があります。この点の補助金を増額すべきと考えていますが、いかがでしょうか。
  2番、国道49号バイパスについて。1、本年度の事業計画内容について、どの程度の発注額見込みと見通しを伺います。
  2、この件は何十年も前からの住民の要望で、懸案事項であったわけでございます。これも二転三転してようやくというところで、今休眠状態です。現地では荒れ放題、放置状態。市長は、どのような努力をされているのか伺いたいと思います。
  よろしくお願いします。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 山賀議員からは、2項目についてご質問をいただきました。
  初めに、水稲の広域防除、ラジヘリについてであります。1点目の防除実施時期が散布適期ではないのではとのご質問でありますが、ラジヘリによる水稲広域防除は、阿賀野市農業振興協議会が主体で、基幹防除として年1回実施をしております。実施に当たりましては、栽培面積の一番多いコシヒカリの生育後半期を対象とし、例年の病害虫の発生予察情報をもとに防除請負業者と日程調整、ダイヤ編成をしながら計画を立て、水稲の生育の早い平場から順次実施しております。しかし、雨天等の天候不順によっては、計画どおりに実施できない場合もございます。水稲病害虫防除につきましては、本来肥料施用と同じく、農家みずからが行う農業生産の一作業でありますし、今ほども申し上げましたとおり、広域病害虫防除はあくまでも基幹防除でありますので、コシヒカリ以外のわせ種の対応や病害虫の発生が懸念されるときは、農家の皆さんが自主的に防除を行っていただくよう山賀議員さんからもご助言をお願いできればと考えております。
  2点目についてでありますが、確かに農家みずからが防除を行うことや農薬を散布しない減減栽培以上の面積の拡大等によりまして、虫食い状態となってきており、作業効率の悪い地域が年々多くなっております。私といたしましては、むしろ安全、安心で消費者ニーズにこたえた減減栽培以上の米づくりがふえ、また一般住宅にも迷惑をかけております環境負荷の高い水稲病害虫防除の縮小は歓迎するところであり、将来的には中止も視野に入れ、検討していきたいと考えております。
  3点目の補助金を増額すべきとのことですが、再三申し上げておりますとおり、水稲病害虫防除は農家みずからが行う農作業、農業生産手段でありますし、当市の農業振興は環境保全型農業を基本方針として推進しており、方針に逆行し、むしろ水稲広域防除面積の拡大を進行するような補助金の増額は考えておりません。農家の皆さんが病害虫防除にこだわるのであれば、上空から農薬が飛散し、一般住宅にも迷惑のかかるような広域防除ではなく、田植え時の箱施用や水稲生育期の粒剤の本田施用対応等、極力環境負荷の少ない方法に切りかえられないものかと思っております。
  次に、国道49号バイパスについてであります。まず、本年度事業計画内容、どの程度の発注額、見込みと見通しにつきましては、新潟国道事務所より説明を受けている内容といたしまして、新潟県埋蔵文化財調査事業団に委託実施している遺跡の発掘調査で、水原地区百津地内の境塚遺跡調査1件、京ヶ瀬地区小里、飯森杉地内の柄目木、村前東遺跡調査1件の計2件であります。また、工事に関しましては、17工区改良その4工事として、京ヶ瀬地区の窪川原地先と百津地先の盛り土工事1件を実施しております。今年度の事業予算は、総額で7億1,000万円となっております。
  次に、今後の見込みと見通しということですが、国においては公共事業費の削減を受け、限られた財源の中で、緊急性を要する、数年以内に開通するなど、事業効果が早期に見込める箇所等から優先的に予算を配分し、進めることとしております。国道49号では、阿賀町地内の揚川改良事業としてトンネルや橋に重点配分し、平成24年度の完成を目指しております。このようなことから、阿賀野バイパスの平成22年度事業予算は約2億円程度になろうかと思われます。なお、来年度の事業内容につきましては、下ノ橋から六日野地区の埋蔵文化財調査及び月崎地区の安野川改修に伴うJR移設の関連工事等が予定されております。
  阿賀野バイパスは全区間に遺跡が存在し、今後も遺跡調査が続くようでありますが、市の活性化、東部産業団地への企業進出も考慮し、できるだけ早く阿賀野バイパス事業が進められるよう、国土交通省北陸地方整備局、新潟国道事務所へ出向き、直接整備局長、国道事務所長に要望をいたしております。今後とも国道49号整備促進期成同盟会を含め、いろいろな場を通じ、早期に供用開始となるよう最大限の努力を傾注してまいる所存であります。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) それでは、再質問させていただきます。なお、今市長から答弁をいただきましたが、繰り返しの質問で確認の意味も兼ねまして、よろしくお願いしたいと思います。
  市長は、施政方針でうたっているように、本年度の予算も大変苦労したような感じも見受けられるわけでございますが、ようやくというよりも、天野カラーも少しは見えてくるというような感じもしないでもないわけでございます。でも、予算は減額、減額で、ちょっと情けないなというような感じも否めないのでございます。
  そこで、今の時代こそ、食の問題に関しては国民が非常に敏感であります。これは関心を持っているときでございます。無農薬とか低農薬、有機栽培といったいろんな作つくりが多様化している時代です。当阿賀野市全体でもいろいろでありますが、国民の主食である米が自給率が全く上がらず、品種、品質管理においても、いろいろ収穫高に努力をしている農家の皆さんの声も切実でありますが、諸経費増で悲鳴を上げているのが実態であろうかと思います。阿賀野市も米が基幹産業であるというようなことは申されるまでもなく、基本であると考えていますが、一向にいろいろな面で成果が上がらない原因は何だととらえておられるのか、この辺、市長のお考えをまず最初に伺いたいと思います。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) いろいろな見方、考え方があろうかと思います。阿賀野市は、本当に農業の中でも稲作農業が中心になっております。稲作農業というのは、今米価が大変下がっておるということで、米余りなのです。そうしますと、要はいかにして付加価値をつけて売らないと、単に新潟のコシヒカリですということでは売れなくなっているわけです。一部、魚沼コシとか一部の産地、ブランド化されている産地はありますけれども、いわゆる一般の新潟コシというだけでは売れない。値段も若干高いということで、敬遠されているというのも実態でございます。本当にその中で地域間競争を勝ち抜くには、お米に関していえばやはりこの付加価値を上げていく、当市阿賀野市におきましては有機の堆肥をつくって、それを田んぼに散布して有機の米づくりをしていて、農薬もできるだけ使わないという安全、安心な米づくりをやっているわけでございます。そういった取り組みも徐々にではありますが、つながっておりますので、そういうものを広めながら、お米に対して付加価値をつけていく必要があろうかなというふうに思っております。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) それでは、防除について質問いたします。
  以前は、年2回の散布防除を実施いたしてまいりました。そういう経緯がございます。それはそれなりの効果もあったことでありますが、現在は年1回のヘリ散布です。それはそれなりの理由があってのことだと思います。市全体の管掌区域内での面積地、お聞きするところによりますと、農家の750人ぐらいですか、1,000ヘクタールぐらいだと。参加、不参加に分かれているわけでございます。そういう農家が大変目につくわけでございますが、現在の農家数はどのぐらいでございましょうか。農家の皆さんからいろいろな苦情と意見が寄せられていることは間違いないです。この点、担当課としてどの程度把握されているのかお聞きします。
議長(浅間信一君) 五十嵐農林課長。
農林課長(五十嵐文一君) 参加農家ということでございますが、参加農家までちょっと調べてこなかったものですけれども、防除面積が、水張り面積で6,250ヘクタールのところを防除されている面積が3,137ヘクタール、これはことしの21年度の数字でございますが、半分ぐらいしかないということでございます。この辺につきましては、40%ぐらいの生産調整もございますし、先ほど答弁の中にもございましたが、減減、それから有機栽培のものもございますので、水田面積に対する割合が半分ぐらいになっているということで、作業効率も相当悪くなっているということでございます。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) こういう問題も生じていることは承知の上なのですが、市も県も補助金を出しておりながら、このような散布状況では問題があろうかと思います。公平性にも欠けます。不公平であることは間違いないと思います。このばらつきについては、相当な努力が必要であろうかと思います。今後の対応策としてどんな方策を考えておられるのか、協議会のことはよく私知っていますよ。それは別として、どういうお考えなのか言ってください。
議長(浅間信一君) 五十嵐農林課長。
農林課長(五十嵐文一君) 補助金につきましては、市からは補助金は出しておりません。若干あるものにつきましてはNOSAIのほうと、これ下越農業共済なのですが、それからあと2農協さんから若干の補助金が出ているというふうなことでございます。それから、答弁書にもございましたけれども、これからの方針につきましては、今阿賀野市で進めております循環型農業を考えた場合、やはり防除につきましては、広域よりまた個人のほうに戻っていただくのがいいのかなというふうな考えもございますので、ここ数年の間でアンケート等をとりまして、また方向性を考えていきたいと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) では、今の説明だと、補助金は出していないということですか。
議長(浅間信一君) 五十嵐農林課長。
農林課長(五十嵐文一君) 市からは補助金は出ておりません。
  以上でございます。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) では、それ本当なのね。そうですか。
  まず、では管掌区域内で、今面積の参加、不参加の数字は出たのでございますが、補助金は出していないということは、どういう支援を、協力はしているのですか、市として、この広域防除に対して。
議長(浅間信一君) 五十嵐農林課長。
農林課長(五十嵐文一君) 市としての支援でございますけれども、この農業振興協議会の事務局を市が担当しておりますので、その広域防除の事務局も市が今のところ担当してございます。その担当に基づきまして、農家の皆様から防除のやる、やらないの参加、不参加をいただきまして、図面に落として、それから予察、病害虫の予察でございますが、それも実施しながらその散布時期を定めて、人夫配置からそういうのも全部市のほうでやって、防除を実施していると。人的なものだけでございますが、支援についてはそのような格好でやらせていただいております。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) それは、以前の話はしたくないのですが、年2回やっておるころは、まちも農協もいろいろ補助金を出しておやりになったのです。それは、いつごろからそういう制度はなしにしたのですか。
議長(浅間信一君) 五十嵐農林課長。
農林課長(五十嵐文一君) 市のほうの補助金をなしにしたのは、ちょっと私も勉強不足で今のところわからないのですけれども、それこそ当初であれば、昭和50年のころからこの共同防除が始まったと思うのですが、ダスターで年3回ぐらいはやっていたと思うのですけれども、それが環境に悪いというふうな格好もございまして、今度は有人ヘリになったと思うのですけれども、その有人ヘリについても音もやかましいし、飛散も大分あるということで、それから無人ヘリになったということと思うのですが、ただ先ほども申しましたけれども、農業もだんだん変わってきておりまして、消費者の好む米をつくるためには、やはり減減とか、そういうふうに環境の負荷を最小限にするのが今消費者も望んでいるということでございますので、だんだん共同防除のほうは少なくなっていくのかなというふうに感じているところでございます。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) 農家の方の思いは、米は年々下落して、経費は増大していると、とても現在の反当たり2,500円では非常に負担が大きいと、なかなか参加、不参加、仲間になれないと言っているのです。この点を考えるならば、当然行政としても、大量に仕入れをするわけですから、当然単価も安くなるわけでございますし、皆さんの審議会でどのようないろんな協議されているのかわからぬけれども、この点はやっぱりもう少し経費軽減というようなことで、補助金はないというようなことなのですが、どうせそういうヘリ散布をやるのであれば、中途半端なことではなく、反当たり半分ぐらいになるくらいの金額に努力、検討する必要があろうと思いますよ。こんなやった、やらないところがあって、まばらなことして、効率効果なんていうのは問題にならぬと思うのです。だから、それは責任もありますよ、行政としても、やる以上。この点、今の状況では農家同志の皆さんの感情論まで発展しているわけですから、やはり補助金出す、出さないは別としても、やはりその点の指導は十分に発揮するべきだが、どういうような審議会でいろんなお話をしているのですか、これだけのパーセントしか上がらないのに。
議長(浅間信一君) 五十嵐農林課長。
農林課長(五十嵐文一君) パーセントの上がらないものにつきましては、先ほども申しましたけれども、40%ほどのそれこそ生産調整がございます。それについては、稲を作付しないのがほとんどでございますし、それから減減と有機で1,300町歩ほどございますので、そうなりますと農地の虫食いがございます。なおさら経費負担がかかるような格好で、作業効率も悪くなってきております。これは年々作業効率が悪くなってきているようでございます。それを団地化するようにしていけばいいというふうなお話だと思うのですけれども、その団地化も難しいような今の状態でございます。と申しますのは、阿賀野市については方針作成者という米の売る業者がございますが、それが19ほどございますので、その方針作成者によってわせつくるところもあれば、コシヒカリのところもあるし、それから植える時期を遅くするようなところもございますので、そのときによって大分虫食いもありますし、それから米を作付していただいたところでも、減減であるから、それは防除しませんよというところもございますので、これから団地化していくよりも、共同防除を縮小していくほうがいいのかなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) 私の申し上げたいのは、やはりこれは必要なことは必要なのですよ、防除は。だから、全区域、全面積一斉にやれるように、そういう方法の努力は必要だと私は今一生懸命言っているのです。だから、補助金をつけておらないのであれば、補助金制度でコスト単価をぐっと下げてやって、全員参加、全面積を散布するというようなことでやってもらわないと困ると思いますし、そのことがやっぱり結果は100倍に出るわけでございますから、何か今はやればいいというような場当たり主義的な、そういう義務化の感じもしてならないわけでございます。本当に農家を思い、経費軽減に努めてやるということであれば、行政としても、先ほどから言っているように徹底してやるべきだと思います。そして、しないのであればいっそしない、中止するのだという考えも選択肢の一つと考えますが、私は中止をやりなさいというようなことは言ってはいないのだけれども、やはりやる方向に努力をしてくださいと、この努力する担当課としては、どんな手法を考えているのですか。
議長(浅間信一君) 五十嵐農林課長。
農林課長(五十嵐文一君) 共同防除を全員の方がやれということでございますけれども、先ほども申しましたけれども、減減のやっている農家もございますし、有機のやっている農家もございますので、共同防除に参加しない農家がたくさんございます。それであれば、いっこ中止にするか何かして、個人防除でお願いしたいと、先ほども答弁の中にございましたけれども、箱施用とか、それから本田の粒状施用とか、そういう方法もございますので、そういう方式のほうに変更していただくような格好にならないかなというふうに逆に考えているところでございます。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) 大体はわかりました。
  この点の苦情は、非常に大変なことだと思うのです。防除屋さんも非常に朝早くから作業をされて、大変なご苦労はしておることはよくわかります。ただ、ヘリ散布で学校の子どもたちも興味を持って、登校時に子どもたちも見ているというようなことで、その点防除の時間調整をするべきでないかと思います。たとえ一部であっても、危険と薬害のおそれがあることは指摘されているわけですから、この点皆さんどのようにとらえているのかわかりません。ほとんどの担当の地区では、その区域内では朝食休憩時間帯を持って休んでおるわけでございますが、なかなかこれは、それも場所によって、状況によって徹底はできないと、こういうことで、この点1つ説明してください。
  もう一点は、ヘリが作業小屋付近とか車庫の付近とか、いわゆる家屋の付近まで入り込んできているわけです。万が一、人間のやることですから、リモコンで遠隔操作でやっているわけですから、コンピューターも誤操作起きる場合もあります。非常に危険なことは間違いない。それで、火災も起きる原因もあろうと思います。そこで、消防長のご認識は、この点どのようなことを考えているのか。消火器の設置もないのですよ。そうすると、どうしているのですか。
議長(浅間信一君) 五十嵐農林課長。
農林課長(五十嵐文一君) 通学路につきましては、先ほど山賀議員がおっしゃったとおりに、7時から8時までの間については朝食時間ということで、その時間はヘリは飛ばないようにというふうな約束でやっております。ただ、今の住宅の消火器については、まだ入っているかどうかは私は確かめておりませんけれども、確かに住宅と田んぼが入り組んでいるところについても飛んでいるところはございます。それにつきましては、今後やはり見直しをしながら、そういうところは除外していかねばならないのかなというふうに考えております。先ほど山賀議員がおっしゃったとおり、人間のやることでございますので、いつ何どき、どういうような事故が起きるかわかりませんので、それも含めて数年の間に中止か続行かというのを考えていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
2番(山賀清一君) 消防長の見解も教えてください。
議長(浅間信一君) 前田消防長。
消防本部消防長(前田賢一君) 消火器の設置でありますけれども、航空機に関しましては消防法とはちょっと関係がございませんし、そのヘリコプター自体についての消火器の設置義務というものは消防法上にはありません。しかしながら、今農林課長も言っておられたとおり、やはりいつ事故があるかわかりませんので、その消火器の設置については、そういうのは協議会とか、そういうような場を通しまして設置していただけるように、これからもそういうような機会がありましたらやっていきたいと思います。
  以上であります。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) では、わかりました。次に質問を移ります。
  それでは、49号バイパスに移りたいと思います。国も昨年度、政権交代をされて、大変革期に入ってしまったわけなのですが、政権担当者も現在は右往左往の状態を感ずるところなのですが、政権党はコンクリートから人へと大転換をされ、かじを切ったわけでございます。それによって、公共事業の減少、我が阿賀野市もそれなりの打撃があろうかと思います。事この49号バイパスは、コンクリートでは私ないと思うのです。コンクリートには間違いないけれども、コンクリートではないと思いますので、影響はないと思いますが、この市長のご認識はどのようにとらえておられますか、これ。もう一回ひとつ説明願いたいと思います。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 今ほど山賀議員さんのほうから、民主党の政権がコンクリートから人へということで、公共事業費を大幅に事業仕分け等によりまして削減したところでございます。その被害を受けたのが、やはりこの49号のバイパスもその影響を受けているのかなというふうに考えております。ただ、49号バイパスにつきましては、これは国の直轄事業でやっているわけですが、決して無駄な事業ではないわけであります。既にあの49号の費用対効果については検証されております。交通渋滞の解消、あるいは交通事故の縮減、あるいはスムーズに物流を通すと、そんないろんな面でこのバイパスの工事の有用性は検証されているわけでございますので、私はやはり49号バイパスを一刻も早く供用開始をしていただきたいなというふうには思っています。
  ただ、現実問題といたしまして、その道路関係の予算、国交省の関係の予算、3割程度削減されたというような話も聞いております。そういう中で、国交省としては都市集中という観点で優先順位をつけたと。49号に関していえば、当面はまず24年に開通予定の阿賀町地内の揚川の改良事業、こちらのほうに予算を振り向けたということで、結果的には阿賀野バイパスの予算、22年度2億円程度しかついておりませんが、この揚川改良工事がめどがつけば、今度は49号のバイパスのほうに事業のほうを集中していただけるのかなというふうに期待いたしているところでございますし、私といたしましても北陸地方整備局あるいは新潟国道事務所のほうに行って、事業の推進、事業費の獲得について今後ともまた引き続き要望してまいりたいというふうに考えております。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) この49号は、言うまでもなく以前からの念願であったわけです。何年か前は、この49号、24時間の往来の時点で2万台ぐらい往来しておったと、今は経済がちょっと低迷しているために、少しは少ないのかなと思いますが、それにしても大変重要な道路なことは間違いない。今市長が言われましたように、産業にしても、通勤にされましても、医療経費の観点からしても必要不可欠な道路であります。市長としての努力は余り見えないのですが、この努力の見せどころというようなことで、今の答弁からすると、一歩を踏み出して、もう少し努力する方法はあるのだと思います。市長のその手法を伺います。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 先ほど答弁にも申し上げましたように、私が直接北陸地方整備局あるいは新潟国道事務所に参りまして、事業の早期供用開始をお願いしておるところでございます。
  ただ、今政権が民主党にかわってから、政治主導ということで、官僚主導から政治主導って大きく変わりまして、やはり政治家を通じた働きかけ、こういったものも非常に重要になってくるのかなというふうに思っております。ですから、地元の選出の国会議員さんを通じて、とにかく早期の供用開始に向けて、今度は政治家を大いに活用といいますか、お願いして、事業予算の確保に努めてまいりたいというふうに考えております。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) わかりました。
  国は、とにかくやる気はないのだと思います、全体に。やらなければ一番国はいいと、金もかからぬし、金もないしというようなことだと思うのです。だから、そこ市長としての任務にもあることは間違いないわけでございますが、実際に本年度の箇所づけはどうなっているのかと、先ほどの答弁では2億ぐらいの予算措置しかされていないと、もっとその内訳を具体的にちょっと教えてくれませんか。
議長(浅間信一君) 折笠建設課長。
建設課長(折笠朝美君) 2億円の箇所づけの内容ということでございますけれども、これにつきましては、事業内容といたしましては埋蔵文化財の調査というのがまずメーンになっております。それから、月崎地区の改良ということでございます。
  まず、埋蔵文化財についてでございますけれども、これは下ノ橋から六日野の間の埋蔵文化財の調査というふうなことでございます。それから、月崎地区の改良というふうなことにつきましては、これについてはJR関係の跨線橋についての調査関係といったふうなものが主なものでございます。
  以上でございます。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) これだけのスパンの中で、2億の予算なんて問題にならない予算だと私は思いますが、つかないよりもついたほうがいいというような感じもするのですけれども、よく昔から言ったものです、人の痛みは3年も我慢できると。まさにそのとおりでなかろうかと思います。事業計画など、あって本当にないようなものであるというような考えも私しているわけです。このとおり、一向に工事が進まないのですよ。どうですか。工事をやった場所はさんざん今では草三昧で、荒れ放題になっておるのですよ。国土交通省の本当の腹は現在はどの程度なのか、市長に再度伺いますが、余り阿賀野バイパスにエネルギーを注がないというような感触は受けているのですか。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 先ほどもお答えいたしましたように、今国土交通省も道路予算が大幅に削減されたということで、全国いろんな路線がありまして、そこを優先順位をつけて予算を配分しているわけでございます。今はとにかく49号に関していえば、阿賀町のほうにある揚川の改良工事、こちらが24年に完成を目指しておりますので、ここに予算を投入して、早く完成をすると。その後に、今度は49号のバイパスのほうに予算を振り向けるということで説明をいただきましたので、そういう意味では、やはりこの順番からいえばそちらのほうが先なのかなと思っています。
  49号につきましては、まだ一部造成も始まっていない区間があり、議員おっしゃるとおり雑草が生い茂っているような区間もございますが、ほかはそれなりの土砂といいますか、土があると、盛られているような状況でございますので、あと22年度も揚川の工事で発生した残土を、山土、こういったものを49号のバイパスのほうに持ってくるというお話も聞いておりますので、そういう意味では、予算的には2億ですけれども、盛り土が少しずつふえていくという意味では、少しずつではありますが、その事業の進捗が図られるのではないかというふうに期待いたしているところでございます。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) まず、そのとおりですね。
  市長としてこの2年間、国の前政権と現政権について、49号バイパスは事業が全くますます進捗しないというように何か見受けられるのですが、その原因と理由は何だと思いますか。この49号バイパスに関して率直なところ、市長の最大のネックは何なのか、この腹をひとつ教えてください。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) まず、やはり新政権が大幅に公共事業を削減してきたというのが一番大きな原因でございます。本当に国が直接直轄管理している国道いっぱいあるわけですけれども、それこそゼロになったところもあるわけです、直轄国道。そういう意味では、2億円ついたということは、これはその中でもそれだけやはり49号バイパスは、有用性というのは認められたのかなとは思っております。
  ただ、どうしてもやはり予算が絞られれば、その限られた予算をどういうふうに振り向けていくかと、今までは満遍なく全国の直轄国道に予算を配分しておったのを、それが満遍なくできなくなったのです。そうすると、優先順位をつけてそこに少し多目にやるというのは、当然予算が少なくなればそういう、特に大幅に削減されれば、そういった形をとらざるを得ないわけでございますので、これは本当にやむを得ないのかなとは思っておりますが、ただ先ほど申し上げましたように、49号のバイパス、これは非常に事業効果の高い工事でございますので、何としても市といたしましても、先ほど申し上げた効用だけでなくて、その先には安田地区にございます県営東部産業団地もございますので、ここにしっかりつながるバイパスでございますので、早く供用開始をしていただいて、産業団地への企業誘致、こういったものも弾みがつくのかなというふうに思っております。これは阿賀野バイパスに限らず、もう全国の直轄国道が直面している課題でございますので、そういう中でも優先的に予算、事業を振り向けてもらえるよう、県選出の国会議員を通じて国のほうに働きかけをしてまいりたいというふうに考えております。
  以上でございます。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) だれしもが早期完成を願っておるわけでございますが、道路整備はすべて活性化にもつながりますし、産業、商工には大きなプラスになることは間違いない。ただ、私申し上げたいのは、東部産業団地のためにも早く環境整備、条件整備をして、あれだけ180億も税金をつぎ込んで、あんなところで遊んでいる。前の答弁だと太陽光云々ということもありましたが、それはそれとして、まずこの条件整備を早くしてやるという、こういう努力、認識が市長として身にしみておらなければ、これは本当に問題にならぬと思うのです。
  それで、私は歴史、文化も伝統も非常に必要だということはよくわかります。否定もしません。でも、この点が大きな問題もあることは間違いない。市民も非常にいろんなことを言っているのです。この阿賀野バイパスのところで、何カ所もおやりになった。それは、お仕事屋さんはお仕事屋さんでいいのです、私は。それはおやりになればいい。アルバイトはアルバイトで、それはおやりになればいいのです。それは結構なのです。そんなこと悪いとかいいとかって言っていないのです。それも結構。ただ、文化庁のやることについて、私非常に疑問と矛盾を感じているのです。いろんな不動産屋さんも盛んにそういう苦情出ます。造成をやるに、買収をいたしましたと。それについては、担当の農業委員会もそうですが、県へ上げてやっている。県から許可をもらってくるわけです。それで、許可もらってその後、文化庁がストップをかけてしまうのです、この遺跡発掘があるから。では、不動産屋さんの場合は、金は払った。では、お仕事は造成できない。そして、金利は食う。それで、また3年、4年待ってから、今度は土地の価格変動が起きてきて、上昇するのであれば下がってきたと。この文化庁のやり方、ここは問題は非常にあると思います。
  だから、当阿賀野市としても、農業委員会ですか、農林課だか、そういうのを非常に検討されまして、県へ上げてやるわけですから、県は許可すると、その後文化庁と。この点の、文化庁はそれは別予算で、別枠なのでございますが、でもこの阿賀野バイパスで4億も5億も投資して、皆さんが言っているように、さっき私否定はしませんと言ったのですが、皿の1枚や2枚出てどうなるのだと。それで、いや、柱の立てるところありました、いや、炊事場もありました、トイレがありました、写真撮ってと。では、非常に世の中の景気がよくて、国も県もどこも金があり余って仕事がないから、遺跡発掘調査でもやろうかというようなことでは、これはまた別なのです。この点、農業委員会としてそういう許可してそういうことをやっているわけですか。どういうことなのですか。そんな無責任な話ないと思いますよ。
議長(浅間信一君) 古川農業委員会会長。
農業委員会会長(古川重夫君) 基本的に白地にする、農業振興地域を開発できるようにするのは農林課のほうでありますけれども、その後転用に関して出てきたのは、農業委員会で慎重審査をしております。文化財に関しては農業委員会の範囲外ということでご理解いただきたいと思います。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) いや、そんなのわかっているのですよ。農地法は3条も4条も5条もわかりますよ。ただ、私の言いたいのは、どういう努力をしているのだと。これは農林課でもいいのですよ。農林課も答弁いただかねばないですが、縦の組織、横の組織の連携がないと、こういう無駄なことが起きてくるのです。先ほど冒頭に答弁されましたように、いや、遺跡発掘があるから、49号バイパスの工事がおくれているのだと、とんでもない話だと思います。こんなの買収時点ですぐわかったわけですから、すぐ着手するべきだ。この点、縦と横が連携が悪いから、この行政、日の丸会社の無駄遣いのこの問題にならないやり方をしていると、私はそれをご指摘したいです。遺跡発掘調査が悪いなんて私言っていないのです。だから、農地法では、異があれば行政庁に建議、答申はできるとちゃんと農地法に載っているのです。そういうこともありながら、ただ県からこうやってきたから、これはやればいいのだと、ただそういう場当たり主義的なことは私はいかがなものかと、通り過ぎているからどうだと、では農林課にどういう努力、何がどうしているのか言ってください。
議長(浅間信一君) 五十嵐農林課長。
農林課長(五十嵐文一君) 努力と申しましても、私どものほうでは農業振興地域整備計画のほうの白地にするものでございまして、その場所が国の管轄で、国道であればお国でございますので、その手続も要らないというふうな格好でございますので、その前文のものについては私どもの所管ではなく、教育委員会のほうの所管でございますので、そこまでは私のほうで答弁はちょっとできないのかなというふうに考えております。
議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
2番(山賀清一君) まず、皆さんもご承知のように、ここは昔白河というか河だったわけですから、今はこんな立派になっておるのですけれども、そんな何千年も前からここを住みかにされておるなんてことは、私は考えられないです。先ほど言ったように、市民の皆さんも不動産屋さんも言っているように、皿の1枚、2枚出てどうするのだと、そんな4億、5億の皿のかけらではないねかと、こういうお話をよく聞くものですから、私今ここにバイパスと絡めまして質問をいたしたわけなのでございます。
  そういうことで、どうあれ、この地権者も困っていることは、もとの旧地権者も困っていることは間違いないのですよ、工事が進まないために。とにかく隣接の田畑も非常に困るということを言っているのです。だから、一刻も早く供用開始に向けて、さらなる努力を願いたいと思いますが、これも阿賀野バイパスの中で埋蔵品が何か宝でも入っておるのなら別です。八ツ場ダムみたいに、大変な宝が今度は出てきたわけですから、これも大変な責任があろうと思います。それはそれで別として、49バイパスも遺跡調査のためにおくれるのだということについては、私は非常に異を唱えるものであります。今後、さらなる努力をお願いしたいと思います。
  それで、49号バイパスはある程度の年次計画の見通しは示してもらったのですが、阿賀野市として49号バイパスにちなんで、完成すれば、そんなこと余り言いたくないのだけれども、安田の皆さん、水原の皆さん、京ヶ瀬の皆さんはある程度の効果、メリットはあるのですが、旧というとちょっと語弊あるかもしれません。笹岡の皆さん、神山の皆さんも、49号に出るこの大動脈道路、これは阿賀野市として、天野市長として、長期計画の中でもいいのですが、都市計画の中でもいいのですが、これをしっかりと、この2本なら2本の動脈道路、これを計画され、この青写真をお示しして、今後努力していくということで天野市長からやってもらいたいのですが、それは名前は天野道路でも何でもいいですよ。いいのですが、この笹岡から49、神山から49にぱっと入るこの計画、どのようにお考えなのかひとつ言ってください。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 49号バイパスにアクセスする道路ということでしょうか。市道の整備ということでしょうか。今後どうするかということでしょうか。
2番(山賀清一君) いや、49バイパスが完成したら、笹岡から極端な話がこの道路をばんと1本突き出るとか、神山の皆さんも49にぱっと来るとか、こういう計画をどの程度考えておるのか、どういう気持ちなのか、天野市長として、こんなこちょこちょ、こちょこちょした政策なんかばっかりしていないで、もっと大局的な見地に立ってやるのだと、これを私求めているのです。
市長(天野市榮君) 笹神地区から49号に直接接続する道路の整備という話でございますが、今現在、県営の事業ですが、広域農道という形で290号から今の49号に接続する道路の整備をしておりますし、また市道につきましても、直接49号という形ではないまでも、その近くに接続するような道路整備をしておりますので、まずこちらをしっかりやっていくというのがまず最初なのかなと思っております。49号、今度はバイパスになれば、交差点といいますか、タッチできる箇所というのは限られてくるわけでございますので、そうむやみに市道をつけることで、逆にまたバイパスも渋滞してしまうということもあるわけでございますので、その辺を見きわめながら、やはりその道路の整備はやっていく必要があるのかなというふうに考えております。
  以上です。
2番(山賀清一君) これで質問を終わります。ありがとうございました。
                                            
議長(浅間信一君) 質問を改めます。
  12番、石川恒夫さん。
               〔12番 石川恒夫君登壇〕
12番(石川恒夫君) 12番、石川恒夫であります。本3月定例議会一般質問最後であります。よろしくお願いをいたします。
  水原郷病院の経営状況とその経営責任の所在ということで事前通告してあります。それぞれ読み上げさせていただきます。まず1点目、平成20年度までの経営改善3カ年計画をどう総括し、平成21年度に向けどのように反映されたのか、具体的にお尋ねをいたします。
  2点目、平成21年度の経営実態について、直近数値によりお示しください。
  3点目、市の財政負担の軽減は霧散と化し、経営状況は悪化の一途をたどっているといっても過言でない現状について、どのような当事者責任をお持ちかお尋ねをいたします。とりわけ財政面及び組織体制の一体性の欠如であります。この3項目につきましては、市長及び管理者それぞれの立場でのご見解をお尋ねをいたします。
  4点目、市長としてその時々の現況を踏まえ、どのような指示をされてこられたのか、具体的にご答弁をお願いをいたします。
  5点目であります。視点を変えまして、代表監査委員にお尋ねをさせていただきます。郷病院の経営状況につきましては、例月出納検査等を通じまして、常に経営状況に注視してこられた監査委員として、具体的にどう指示あるいは指摘事項をされてこられたのか、また総体としてのご所見をお聞かせをいただきたいと思います。
  以上であります。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 石川議員から水原郷病院の経営状況とその経営責任の所在についてのご質問をいただきました。
  1点目と2点目に関しましては病院事業管理者の所掌事務と思われますので、まず病院事業管理者がお答えし、次に私がお答え申し上げ、最後に代表監査委員にお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(浅間信一君) 加藤病院事業管理者。
病院事業管理者(加藤有三君) 石川議員さんからのご質問にお答えいたします。
  まず、平成20年度までの経営改善3カ年計画をどう総括したのかについてでございます。石川議員さんより、平成21年第10回定例会において、経営改善の成果としてどのような認識と評価をしているのかというご質問を受け、お答えしておりますが、改めて経営改善3カ年計画を総論的に総括した場合、第1に18年度、19年度は一定の成果を上げたものと考えておりますが、最終年度に当たる20年度は約2億8,000万余の赤字が発生し、市から2億円の赤字補てんを受けたこと。第2に、医業収益の根幹である診療体制においては、新患制限並びに救急医療について改善することができなかったこと。第3に、平成21年度の経営改善に反映させるための条件整備が不十分であったことなどを総合的に判断すれば、計画が十分に達成されたとの認識は持っておりません。なお、答弁の時間上総論的に申し上げましたが、石川議員さんから再質問ございましたら、具体的な総括を申し上げたいというふうに考えております。
  次に、21年度に向けてどのように反映をされたのかについてであります。大変言いわけがましくなりますが、平成20年2月以降、市の方針に基づいて、21年4月実施を目標に公設民営化への準備を進めてきたことから、21年度における経営改善に向けての条件整備の取り組みを十分に行うことができなかったことに伴い、結果的に経営改善3カ年計画の総括とその成果を次年度へ反映させることが不十分になったものと反省をいたしております。
  経営改善の方策としては、経費節減策がある程度限界に達している中で、診療体制の改善による医業収益の増加を図ることが本来の経営改善策であるとの認識をいたしておりますが、これらの改善をなし遂げることができなかったことへの経営責任を重く受けとめております。
  最後に、結果として市の財政負担増を招く事態となったことに対し、議会の皆様を初め、市民の皆様におわび申し上げますとともに、私の経営責任を真摯に受けとめ、深く反省しているところであります。
  次に、21年度の経営実態における直近の数値については、1月末での説明とさせていただきます。まず、収益的収支での累積赤字は4億2,636万3,000円で、前年度に比べて1億4,689万9,000円の増額となっております。赤字の要因としては、事業収入が前年度に比べて8,082万3,000円の減額で、このうち入院収益7,030万6,000円の減額、外来収益1,076万9,000円の増額となっております。この入院収益の減額の主たる要因は、病床利用率の低迷であります。前年度に比べて11月は6.7%、12月は11.8%、1月は13.8%と連続して減少しており、1月分は全体で66.6%に低下いたしましたが、2月の22日は78.6%、直近の3月4日は81.1%で現在推移をしているところでございます。この要因としては、4年前からの内科の新患並びに救急患者さんの受け入れ制限を継続していることで、この間の風評が市民、患者さんに広まり、受診動態に影響を及ぼしているものと考えております。
  一方、事業費用は前年度に比べて6,607万6,000円増額し、うち、うちというよりもそのほかでございます、給与費が8,180万8,000円の増額となっております。
  次に、運転資金については、2月末の一時借入金残高は5億2,000万円で、今後の借り入れとして3月に8,000万を予定しており、年度末に6億円程度になる見込みであります。
  以上、非常に厳しい経営実態の説明となりましたが、現在病床利用率の向上を図るため、産婦人科では11月から午後の外来診療を2回ふやしてきましたが、3月からはさらに週4回にふやすなどの改善策を実施いたしますので、よろしくお願いいたします。
  次に、経営状況の悪化の現状についてどのような当事者責任を持っているかのご質問にお答えいたします。私は、現在の厳しい経営状況を踏まえ、地方公営企業としての病院事業は独立採算制のもとに経営される自立的な一個の経営体であり、その責任者としての自主性、責任態勢が明らかにされていることについての自覚を持つべきものと考えております。しかしながら、常にその合理的かつ能率的な経営が確保されるよう、管理者の権限をもって病院事業の自立性を保持する機能を果たすことが私の責務であることへの自覚が不足していたものと反省をいたしております。
  現在の赤字の要因としては、病院の機能として急性期疾患に対応すべく、医療スタッフの配置、施設・設備、医療機器を備えておりますが、疾病動態といたしましては慢性期疾患の患者さんが大半を占めていることから、入院の診療単価が非常に低くなっていることが挙げられます。なお、現在の赤字の増加要因としては、診療収入の減少は強いて言えば診療体制の改善が進まないことや、給与費の増額も給与削減が計画どおり行うことができなかったことによるもので、この結果責任は管理者の経営責任として認識をいたしております。
  管理者は、組織上市長の補助機関として位置づけられており、特に市長の権限として留保されたものを除き、経営の責任者として業務を執行しなければなりませんが、ご指摘のとおり市の財政面や組織体制の一体性を高めるための努力が不足していたのではないかと反省をいたしております。以上、病院事業の経営に関し反省すべき点が多く、管理者としての識見を有していないとのご指摘があれば、私はそれを真摯に受けとめなければならないものと考えております。
  最後に、現在の市の厳しい財政事情も承知をいたしておりますが、多額の財政支出をお願いしなければならない事態に至っていることに対し、ここに改めておわび申し上げます。
  以上、私の答弁とさせていただきます。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 次に、経営状況悪化に対する当事者責任についてでありますが、病院の経営状況の悪化については、病院設置者としての責任の重さを痛感いたしているところであります。議員ご承知のとおり、病院事業は公営企業であり、その管理、運営は地方公営企業法等の規程により経営されております。また、公営企業は独立採算を原則に経営されることを常とし、しかも平成18年7月からは事業管理者を任命し、その経営をゆだねているところであります。
  しかしながら、自治体病院の大多数が赤字経営といった実態から、その経営は国の医療政策などの影響も受け、苦慮している実態であります。このような状況から、病院経営、医療サービスなどにおいて、議会、市民の皆様に多大なるご心配、ご迷惑をおかけしていることに対し、改めておわび申し上げます。
  次に、市長としてどのような指示をされてきたかの点についてであります。地方公営企業法第16条において、病院事業管理者と市長の関係を定義してあります。この条文を読み上げますと、地方公共団体の長は、当該地方公共団体の住民の福祉に重大な影響がある公営企業の業務の執行に関し、その福祉を確保するため必要があるときなど、当該管理者に対し公営企業の業務の執行について必要な指示をすることができるとされております。このことからしても、市長としての指示がどこまで可能なのかについては判断の分かれるところでありますが、その指示の範囲はわずかであると私としては認識しているところでございます。よって、これらの範囲の中で、必要な意見は直接または会議等の協議の中で申し上げてきたものであります。
議長(浅間信一君) 齋藤代表監査委員。
代表監査委員(齋藤紀生君) それでは、石川議員にお答えを申し上げたいと思います。
  例月出納検査を通じて経営状況を注視してこられた監査委員として、指示、指摘等でございますが、これはその時点で問題等が発生しておれば、指示、指摘をしてきたところでございます。
  次に、総体として所見というのはるるございますので、その点でお答えをさせていただきます。まず、予算について申し上げたいと思います。平成21年度当初予算の否決、暫定予算のスタート、次に暫定補正予算の修正、その後は原案否決、専決処分での予算執行となっております。異常な状態ではなかったかなと、こういうふうに申し上げたいと思います。
  平成17年度末よりの多数の医師の退職により、診療機能の縮小を余儀なくされた以降、収支は年ごとに厳しさを増しております。当院は、現在地方公営企業法の適用を全部に移行し、管理者を置き、経営の強化を図ることになっております。地方公営企業法第3条によれば、地方公営企業は常に企業の経済性を発揮するとともに、その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければならないと規定されております。企業が継続し成長していくには、収益を確保し、再投資しなければなりません。利益計上できる体質が何よりも大切と思っております。
  しかし、当院の経営状況の推移では、通常の政策的助成金のほかに、この4年間で多額(10億5,000万)の赤字補てんがなされております。さらに赤字は年々増加し、平成20年度末での累積欠損金では約30億円にも達しようかとしております。大変憂慮せずにはいられない状況と思っております。このしわ寄せが一般会計、特別会計の予算額の削減などにも波及し、一般事業等にもその影響が生じるのではないかと危惧しているところでもございます。また、抜本的な経営改善の方策として、指定管理者制度の導入による公設民営化も当初計画の21年4月からの実施が見送られました。結果として21年度も現行の運営となり、多額の債務の発生が予想されます。まことに残念であり、遺憾であると申し上げるところでございます。
  以上でございます。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) 先ほど登壇の際も申し上げました。1から3については市長、管理者、それぞれの立場でのご回答をということで通告させていただいております。時間がもう残り少ないのでありまして、時間をとめていただきたい。なぜお二方に通告したか、その根拠を申し上げます。要は通告の内容に入れません。議長、とめていただきたいのですが。
議長(浅間信一君) ちょっとストップしてください。
  ちょっと休憩ということですか。
12番(石川恒夫君) 休憩でもいいです。
議長(浅間信一君) では、どうぞ。それでは休憩します。
               休 憩 (午前11時21分)
                                            
               再 開 (午前11時25分)
議長(浅間信一君) では、再開します。
  天野市長。
市長(天野市榮君) 1点目、2点目についての私からの見解といいますか、申し述べれば、今病院事業管理者から事業管理者としての報告といいますか、あったわけです。私も同じような認識でおります。やはり郷病院がどうしてこういうふうな形になったのかというのは、あの18年の医師の大量退職、これがやはり直接の経営悪化の引き金になったのかなと思っています。ただ、その背景としては、やはり社会保障費といいますか、診療報酬のマイナス改定があったというのが、これは別に公立病院であろうが民間の病院でも同じなわけですが、これがあるし、その社会保障費の大幅削減という国の医療政策に対する、あったわけです。特に小泉構造改革のころにあったわけです。それと、あとは全国的な今医師不足というのが背景としてあります。そういう中で、水原郷病院の医師の大量退職があった。これがやはりこの経営悪化を引き起こした大きな引き金ではなかろうかなというふうに思っております。いろいろ病院としては公営企業法の全部適用等をやりまして、事業管理者を定めて経営改善に当たってきたわけでございますけれども、なかなか今ほど申し上げたそういったものが、特に医師の確保がないと、なかなか増収のほうには結びつかない面があるわけでございます。
  経費の削減については、これまでもいろいろやってはまいりましたけれども、ここもある程度限界に近くなったと。そうなると、収入をふやすほう、収入をふやすにはどうしたらいいかというと、やはり医師を確保していくというのしかないわけでございますので、診療制限、新患あるいは救急医療の受け入れができないというのも、これもやはり内科の医師が十分な数がいないというのもあるわけでございますので、そういったのがやはり今の経営状況の悪化につながっているのかなというふうに考えております。そういうことで、このたび究極といいますか、この経営改善、公営のままではなかなかできないわけでございますので、公設民営化といった手法を使って経営改善をやっていこうということで今進めておるわけでございます。なかなか公立病院としての……
12番(石川恒夫君) 簡潔にお願いします。時間が……
市長(天野市榮君) はい。改革は、非常に限界があったのではないかというふうに考えております。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) 事前にいただいた答弁書もすべて責任回避の内容であります。
  では、時間がありませんので、質問も端的に、答弁も端的にお願いをいたします。では、市長にお尋ねをいたします。18年度から20年度までの経営3カ年、要するに改善計画、いつお知りになりましたか、またどのようにそれに対して、今ほどの答弁に全くありませんでした。ただみんな責任転嫁。どう評価されていますか。いつお知りになって、要するに知っていたのか、知っていないのかから入って結構です。お願いいたします。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 一昨年私が市長に就任してから、公設民営化という、今郷病院が公設民営化に向けて取り組んでいるという話がございましたので、その時期でございます。私が……
               〔「就任した」と呼ぶ者あり〕
市長(天野市榮君) ええ、就任した後です。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) 要は就任後、管理者なりからレクチャーを受けたということですよね。それで、どうお感じになりましたか。先ほどの答弁のとおりですか。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 厚生連から幹部職員も派遣いただいて、例えば一つの例としては、薬剤の、薬の購入ですね。これを厚生連と共同で購入することによって、少しでも経費のほうを削減しているというようなお話もいただいております。その都度経営改善、今どういうふうな形で取り組んでいるかという話は私も聞いておりますし、基本的には病院のいろいろ状況を考えての話でございますので、私はやっていただきたいということで、指示といいますか、そういう話はいたしました。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) 要するに20年度までの3カ年計画の総括なり、その内容については、答弁書のとおり昨年の9月議会でいろいろ申し上げてあります。私の感覚は、答弁の内容と全く違うと、余りにも、何回も言いますけれども、非常に責任回避、それで結果を美化し過ぎ、現実を見詰めていない、しっかり的確に把握していない、それを改めて指摘をさせていただきます。
  時間が35分あれです。では、21年度、現在もう残りわずかであります。それをどう21年度経営成績に反映されたのか、要は総括をしてどう反映されたのか、それでどのような手続、手順を踏んで病院内部で情報なり目標の共有を図ったのか、具体的な行動を含めてお尋ねをします。
議長(浅間信一君) 加藤病院事業管理者。
病院事業管理者(加藤有三君) 先ほども答弁申し上げましたように、21年度の経営改善に向けての反映が十分なかったことをおわび申し上げました。繰り返すようで申しわけございませんが、条件整備の不十分な点と申し上げますのは、具体的に言えば22年度予算の編成がおくれたと、その結果、その後の給与改善の労使交渉に大きな影響が及びました。それと、病院運営の安定化なしに医師の確保も難しいわけでございます。労使交渉を含めて、病院がある意味で混乱状態に陥ったことの私の責任もあろうかと思います。そういったことで、経営改善に関する経営計画の作成が十分に取り組みができなかったということが反省の点でございます。
  なお、毎年度予算編成方針、あるいはまた経営計画等策定としまして、病院連絡会議、これは職場長の会議でございます。そういった場で、そういった資料に基づいて説明を申し上げておりますし、また同時に各職場単位に部門別の経営改善目標、これは数値を目標として、それぞれ職場から上げていただいて、上半期で一たんまず中間総括した上で、年度末で総括すると、そういったことを18年度から取り組んでいるわけでございまして、そういった細かい部分については、それぞれ各職場において経営計画の作成を指示をしているところでございます。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) 本当に非常にあいまい。申しわけありません。不十分という表現、本当にやられたのですか。やられていないではないですか。要は経営改善3カ年計画を年度終了後速やかに総括をし、それをどう21年度へ反映していくか。私、この一般質問通告を議会事務局に出したのが2月22日であります。今、2月25日の文章があるのです。経営改善3カ年計画の総括と平成21年度への成果の反映についてということで、3月3日まで分析レポート出してくださいという文章があるのですよ。それで、庶務課、医事課、それぞれ、要は一般質問を通告したから、こういう文章を出したのでしょう。
病院事業管理者(加藤有三君) その文章、私見ていないです。
12番(石川恒夫君) 見ていない。あなたの名前ですよ。あなたが発信した文章になっていますよ。
病院事業管理者(加藤有三君) その現物見せてください。
12番(石川恒夫君) お見せします。
議長(浅間信一君) 加藤病院事業管理者。
病院事業管理者(加藤有三君) これは、石川議員さんの事前の質問を受けまして、3カ年間の経営改善の具体的な総括、冒頭私申し上げたように現在用意してございますので、これからでは説明させてもらいます。
12番(石川恒夫君) いや、いいです。
病院事業管理者(加藤有三君) 用意してございます。そのための……
12番(石川恒夫君) では、後で資料下さい。
病院事業管理者(加藤有三君) はい、そのための資料でございます。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) いや、だから本当に3カ年をしっかり総括をしてやるのであれば、既にその資料はもう21年4月か5月の頭にはできていなければならないことですよ。何で今わざわざこんなことしなければならないのですか。それを把握するのがあなたの立場ですよ。だから、そんなその場しのぎのあれしないでくださいよ。なぜ今、要は21年度にどう反映したかというのを……
病院事業管理者(加藤有三君) なぜそういう文書を議員さんが持っておられるのですか、おかしいではないですか。
12番(石川恒夫君) いえいえ、違うって。それはだから今言ったとおり、もうその終わった年度、速やかにそういうのをして21年度の経営に反映しなければ、では何のための3カ年計画だったのですか。やることが逆。市長、どう思われますか。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 突然質問されて、ちょっと私も非常に戸惑っておりますけれども、いずれにしても事業管理者から経営改善3カ年計画も総括してあるわけでございますので、私はそれを聞くというのが第一かなと思っております。ただ、ちょっと質問の趣旨がわからない。本当に管理者としてしっかり総括してあるわけでございますので、私はそれはそれでいいと思っていますので。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) いや、本当にこの1年、それ以前からですよね。加藤さんは、管理者として3年何カ月だか、9カ月ですか、今月で。3年9カ月になりますね、ことしの22年6月末までが任期だから。要は何をやってこられたのですかということですよ。こういう事態を踏まえ、しかもすべて民営化協議のために云々というみんな理由づけ、言い逃れ。だから、先般の2月4日の社会厚生常任委員会でも最後申し上げました、意見として。公設民営化と経営改善、今の経営状況をどうするかは別次元、ごっちゃにしないでくれと。何のために18年4月1日から厚生連から職員を派遣をしていただいて、経営改善に取り組んだのですか。しかも、あなたその先頭に立ったわけでしょう。市長が平成20年4月末に就任されて、先ほど言いました地方自治法147条の統括代表権持ったわけです。その時点、その時点で的確に把握しながら、それに対して的確に指示していく、それがあなたの立場、責任なのですよ。何回も言います。みんなすべて言い逃れ、責任転嫁。
  それと、すぐもうどこかへ飛びます。企画政策課長、こういう文章、答弁書、本当に企画政策課が書かれたのか、こういうふうな手段でやられたのか、市長の本当の考えでこういう当初の一番最初の答弁書になったのか、その経緯若干ご説明ください。
議長(浅間信一君) 関川企画政策課長。
企画政策課長(関川嗣雄君) 今回の答弁書につきましては、企画政策課が原案を作成をしております。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) 初日でしたか、後ろにおられる議員、リーダーの資質云々、いろいろおっしゃられました。私は、失礼なこと申し上げないので、あれなのですけれども、みんなすばらしいご発言だった、リーダーとしての資質。その中で、私なりの考えの中で、1点落ちていたのかなと、要はいろんな識見も含め、プラスあとは人間としての度量です。いろんな意見ある。議員もそうです。世の中も十人十色という表現あります。いろんな考えを持っている。それをまとめ上げるのがあなたです。しかも、皆さん方は地方公務員法の中で、全体の奉仕者という根本原則あります。だから、みんな一緒にそういういろんな意見を持ち寄りながら、今阿賀野市の財政状況を悪化させている病院どうするか、いろんな意見を集約しながら改善方法を日々とっていくのがあなたの立場なのです。公営企業法で管理者を設置して任せたから、私は知りません、指示できる範囲はごく限定的ですなんていうことを言わないでください。恥ずかしいです。病院はあなたが設置したのではないですよ。設置者は阿賀野市。その阿賀野市の今統括代表権を持つのはあなた、天野市榮さん、天野市榮市長。その立場をしっかり自覚してください。こんな一般質問の中で市長さんに説教めいたのは、非常に恐縮なのであります。本当はそんなこと言いたくないです。余りにも、今回の議会もほとんどの議員さんから答弁書の内容、答弁の内容に対して異論、異議が出されております。全く学習能力おありなのかなという、失礼な表現で恐縮ですけれども、そんな思いさえいたします。
  では、今現在の21年度の状況。先般、平成21年度の決算見込みということで、資料が管理者のほうから私どものほうへ提示をされております。年度末では不良債務比率8.7%、累積欠損比率、医業収入に対して127.9、もう130%。これは確認ですけれども、3日の日可決した21年度の一般会計補正予算(第9号)、6億円の繰り入れで一借は解消するのですか。不良債務は解消するのですか。
議長(浅間信一君) 加藤病院事業管理者。
病院事業管理者(加藤有三君) 議員の皆様にお配りいたしました、水原郷病院平成21年度決算見込みという資料かと思いますが、先般21年度病院会計補正予算(第1号)におきまして、6億円の補助金を市から受けることでご議決いただきまして、大変市の財政が厳しい中で大きな負担をお願いしたわけでございまして、大変申しわけないと思っております。
12番(石川恒夫君) 管理者、短く質問事項だけ答えてください。
病院事業管理者(加藤有三君) はい。6億円の今後の対応でございますが、不良債務というのはご承知のように流動資産から流動負債を差し引きますと、決算見込みでは約2億3,000万ほど見込まれております。当然、流動負債には6億円の一借を含んでの話でございます。仮に3月31日で病院会計を閉鎖したといたしますと、ご承知のように診療報酬で2カ月分未収金になっております。これは当然流動資産になってございまして……
12番(石川恒夫君) いや、だから質問したことだけ答えてください。時間がないですよ、時間が。
病院事業管理者(加藤有三君) そういったことを含みますと、流動資産から流動負債等を考えますと、2億から3億程度は今年度において未収金の回収という形で6億円に充てることが可能だと思っております。2億から3億円程度は。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) この問題またちょっとおきます。
  先ほどの経営改善3カ年計画、18年4月以降、厚生連さんから受け入れとあわせて、郷病院から厚生連さんに研修ということで職員を派遣されております。では、21年度、厚生連に出向し、研修を積んでこられた方、何名の方が郷病院に戻られて、どうその研修成果を発揮されてこういう数字になったのか、どうご認識ですか。
議長(浅間信一君) 加藤病院事業管理者。
病院事業管理者(加藤有三君) 20年度に派遣していた職員は、看護師、それから事務職員等でございました。
12番(石川恒夫君) 21年度、何人戻りましたか。
病院事業管理者(加藤有三君) それが21年度に研修を解いて復職したわけでございまして、当然それぞれの職場に配置をさせまして、厚生連で研修で学び得た成果をそれぞれ職場で発揮させてもらっているということでございます。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) ところが、現在どうかわかりませんよ、現状。今、21年度当初予算では、厚生連から派遣をされた、要は厚生連に籍を置く職員さんのを郷病院が全額負担しているわけであります。その金額が20年度と比較して1,500万ふえています。ということは、増員したということでしょう。では、20年度まで研修して、さっき言ったとおり何人の方が戻ってこられたのですか。その数まずお願いします。
議長(浅間信一君) 加藤病院事業管理者。
病院事業管理者(加藤有三君) 今、手元にその具体的な数字持っておりませんが、21年度は看護師のいわゆる不足によりまして、厚生連から2名の看護師派遣を受けたと、それから事務部門に公設民営化に向けた準備といったことで1名を受け入れたということで、20年度に比べて21年度が増員した理由でございます。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) いや、全く答えておられないですよ。要するに研修に派遣をして、厚生連で研修を積まれて、何人の方が21年度戻ってこられて、その方がどういう形で郷病院の経営改善に成果を上げられましたかということをお尋ねしているのですよ。
議長(浅間信一君) 加藤病院事業管理者。
病院事業管理者(加藤有三君) それは、個々に研修に戻ってこられたから、ではどういった成果上げたというのは、これは数値とか何かでお答えすることは難しいと思います。やはり厚生連の病院、本部等で学び得たものをそれぞれの職場の中で自分の能力のアップという形で貢献されたと、そういうことを私お答えすることしかできません。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) 前にも市長さんに発言させていただいたことです。非常にポジティブ、しかもそれはご自分の立場に都合のいいように解釈しておられる、そう私は感じさせていただきました、改めて。
  では、申しわけありません。財政課長さんにお尋ねをさせていただきます。この決算見込みで、21年度あるいは22年度、どういうふうな市の財政に影響を及ぼすのか、及ぼすと予想されるのか、把握なり検討なりされておられましたら、お答えをお願いします。
議長(浅間信一君) 小林財政課長。
財政課長(小林正男君) 21年度につきましては、先ほど管理者のほうからありましたように赤字補てん6億、これにつきましては一般財源でございます。それと、22年度予算の中では、4月1日公設民営化という前提の中で6億7,000万ほどの繰出金を見込んでおります。これも一般財源でございます。一般財源の中でこれほどの大きな一財を病院のほうに投入するということになりますと、大変市全体の中での運営というのは厳しくなろうかと思いますし、またそういうふうな形での予算をつくらざるを得なかったというようなことに対して、各課、局長さんには大変申しわけなく思っているところであります。ですので、この一財の金額そのものからいけば、大変市としては厳しい金額でございます。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) 本当に21年度決算の中で、どういうふうな財政健全化法に基づくそれぞれの財政指標、阿賀野市の指標が出てくるのかなと、特に連結実質赤字比率、その辺の実質赤字比率も含めてでありますけれども、あわせて資金不足比率、その点がどうなっていくのかなと。ただ、私は監査時代もいろいろ国に対して嫌み的なことを申し上げた経緯があります。今回の財政健全化法に基づく各財政指標、その計算根拠、非常に手ぬるい。逆に手ぬるくしたのは、厳しくやると健全化団体あるいは再建団体が、現在ですと1,800切りました、地方の公共団体の数。恐らく相当な数が出るだろうということで、相当鉛筆をなめて緩くしたのかな、そんな感じをいたしております。その中で、実質収支等を含め、要するに一般会計、特別会計、病院、企業会計を除く分です。変な形での操作をしないでほしいので、本当の明らかな市の実態を正確に提示していただきたい。代表監査委員初め、監査委員事務局がしっかり監査をしていただけるものと期待をいたしておりますけれども、特に債務、要するに不良債務比率なんていうのは流動資産、先ほど医業未収金、要はその中に市税と同じように不良債権、不良資産あるのです。それまではすべて未収金入っているのですよね。だから、それを果たして、払った部分も入るということで計算しているのです、細かくというと。だから、その辺をどう的確に反映をし、決算数値を出していくか、しっかりやっていただきたいと要望させていただきます。
  時間がありません。それと、先ほど若干申し上げました、3月3日の平成21年度一般会計補正予算(第9号)、6億円の繰り入れを、そのときもいろいろ議員各位からご意見がありました。苦渋の決断ということで、結果として全会一致で可決をいたしました。それをどう市長さん、管理者、認識をされ、その結果をどう例えば病院当局に伝えましたか。短く的確にご答弁お願いします。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 今年度の病院会計6億円の赤字補てんといいますか、一般会計からの補てんということで、大変残念に思っております。この結果については、私が伝えるまでもなく、一番病院のほうは重く受けとめているというふうに認識いたしております。
12番(石川恒夫君) 管理者、いかがですか。
議長(浅間信一君) 加藤病院事業管理者。
病院事業管理者(加藤有三君) 先ほども触れましたように、市の財政が厳しい中で6億円の一般会計からの補助につきましては、本当に申しわけないと思っております。その経営責任は、何回も申し上げているように私の責任でございますので、おわび申し上げるとともに、市長に指示や進退のお伺いを立てているところでございます。
  なお、病院職員への説明としましては、まだ行っておりませんけれども、職員説明会等でその状況について説明を申し上げていきたいというふうに考えております。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) 時間がありません。要は議員個々、どういうふうな観点で可決、賛成をされたかはわかりません。私自身の気持ちをお伝えさせていただきます。
  要は昨年11月4日、市長と議会が公設民営化がどうなろうとも、協議が例えば白紙になろうとも、市と市長と市議会は一丸となって水原郷病院を存続しますと、郷病院医局含め、職員組合含め、職員にメッセージを発信したのです。それはただ単に補正予算可決になった、ああ、よかったではないのです。そういうメッセージを病院のそれぞれ全体にお伝えをして、こういう一財を、一般会計繰り入れをしなければならない状況を一日も早く改善するために何をするか。もうすぐ翌日から動かなければないのです。それくらいの当事者責任感じてください。どなたか言っておられましたけれども、毎日200万余り、21年度は約9億です、その6億含めると。それを一般会計から入れているのです。真水でも6億何千万になります。7億円近くになります。そういう重大な状況だというのをみんな当事者にお伝えしなければならないのですよ。民営化云々なんて言いわけしないで、しっかり当事者責任感じてください。
  それと、結果責任として、非常に私自身厳しい判断をいたしております。いろいろな情報もいただいておりますけれども、要は不作為、本当にみずからの職責を忠実に実行されたのか、作為な部分があったのではないか。ややもすれば、下手をすれば住民からその損害について、市のこうむった損害について返還請求だってあり得ます。さらに、議会としては百条委員会という手もあります。私一人で百条委員会の設置はできませんけれども、本当に経営責任どこにあったのか、しっかり我々議会、聞く機関です。チェックしていく責任がある。そういう現況もしっかり自覚していただきたい。いかがですか、市長。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 本当に結果としてこれだけ多額の赤字を一般会計から補てんせざるを得なくなったという状況は、非常に私も重く認識いたしております。ただ、確かに結果こうなのでございますが、私は病院なりに努力してきた結果として、残念ながらこういう数字になったというふうに考えておりますので、数字の大きさだけで申し上げれば、確かに一般会計からの繰り出しが多いということは私も十分に認識しております。ただ、やはり病院を存続していくという大前提があるわけでございますので、その辺は市民の皆様からもご理解いただけるように、これからも十分情報提供といいますか、して、市民の方のご理解を得ながら、今まさに病院の経営改革をしているわけでございますので、そういう方向で少しでも病院経営が改善できるように、私といたしましては努力してまいりたいというふうに考えております。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) 詳しいのはまた、民営化あるいは新年度予算にも関連してまいりますので、予算審査特別委員会あるいは病院の調査特別委員会の中で、より内容的なものは質問なり質疑をさせていただきます。
  それと、ずっと市長、管理者、あるいは民営化の所管の企画政策課から発言されるのが不採算部門、救急医療は不採算だと、ごくごく当たり前のように発言されます。それについては、一昨年の12月議会、千葉県の柏市名戸ケ谷病院、民間です。その結果を昨年の6月議会に一般質問でお話をさせていただいております。その病院がこの1月20日、要するに昨年5月3日は新潟日報、ことしの1月20日、民放の番組で紹介をされておられました。そこの理事長、「救急はもうかります」、だからそういう病院もあるのです。だから、救急をやって黒字にせいなんて言いませんよ。そういう優良事例もあるのだから、大いに学びなさいと。いろんな経営改善やっているのをシビアに情報収集をしながらそれを反映していく、それが管理者の責任であり、職務であり、市長が指示する責任者の立場なのですよ。
  それと、昨年12月議会に私ども社会厚生常任委員会の閉会中の所管事務調査で報告書を提供させていただきました。宮城県涌谷町、岩手県藤沢町のそれぞれの公立病院、目を通されましたか、市長。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) ちょっと申しわけございませんけれども、目は通しておりません。概略、話は聞いております。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) 本当に残念です。公費を使わせていただいて、2つの病院、しかもそれぞれ病院長からご説明、ご指導いただきました。その概略を報告書でまとめて、12月議会でお示ししているのですよ。もう時間がないので、詳しいことは申し上げません。藤沢町は、平成5年ですか、開院後2年目だけ赤字、あとはすべて黒字経営。それで、病床100床当たり云々の経営分析の資料を管理者にお願いしましたけれども、それを言っている時間がありません。それらも含め、しっかり今の、以前含めて他の病院なり先進事例、優良事例なりをしっかり検証して、市として何を取り入れられるか判断をし、取り入れたら病院内部、医局含め、職員含め、すべて情報を共有し、目的も共有して、それでそれぞれの部署が何をすべきかを実感を持っていただいて、行動していかなければならない。そういう体制が全くとれていないという、崩れてしまっているのですよ。そういう認識ございませんか、市長。
議長(浅間信一君) 天野市長。
市長(天野市榮君) 今の厚生連との公設民営化の中で、経営改善をどういうふうにやっていくかということで病院の中では検討しておりますが、今ほど石川議員さんがおっしゃったような先進事例、救急のほうも赤字といいますか、もうからない救急がもうかるというような先進事例も報告いただいておりますので、そういったものもまた踏まえまして、本当に水原郷病院、どうやったら一番いいやり方があるのか検討していただきたいなと思っておりますし、本当にそういう意味ではいい先進事例を紹介いただきまして、本当に感謝申し上げます。
議長(浅間信一君) 12番、石川恒夫さん。
12番(石川恒夫君) いや、読んでおられなかったのに感謝を申し上げられたって、もう返しようがないです。
  特に藤沢町の公立病院の院長先生、私どもがお邪魔したのは午前中でした。本当は外来診療のお忙しい中で、当初は私どもにご指導なりご説明できないというお話だったのですけれども、外来診療をほかの医師にお任せして、私どものほうへ来ていただきました。ご説明いただきました。その方の基本、公立病院が赤字で当然ではない、水原郷病院がこういう状況なのは、時代の変革に対応できなかったことではないですかという大きな2つの指摘をいただきました。
  それと、もう時間がありませんので、1点だけ実例を挙げさせていただきます。全く病院とは関係ありません。昨年度、景気対策という国からの交付金、約40%、2億円を病院事業会計へ投入しました。今回もまた基準外繰り入れで6億、市民のサービス非常に落ちています、現実として。土建屋さん云々は言いません。実は昨年、瓢湖あやめまつり、骨髄バンク、ずっとグッズ販売ということで、19年、20年度までは無料で出店をさせていただいてまいりました。ところが、昨年は3,000円、出店料徴収をされました。それで、先般2月28日、打合会、私も骨髄バンクの立ち上げからずっとかかわってまいりました。たかが3,000円だけれども、そういう市の、あるいは行政の取り組みに対して抗議の意味で、22年度、今年度は参加は拒否する決定をさせていただきました。ただ、これについては昨年度、渡辺商工観光課長さんが大変骨折りをしていただいたという報告はいただいております。しかし、現実ならなかった。そういう状況もあるという。わずか3,000円です。100円、200円のグッズをボランティアで手づくりでつくって、1日瓢湖でいて買っていただく金額、1万円なりません。6,000円か7,000円です。そこから半分近く出店料を納めなければならない。それはすべて骨髄バンク、骨髄移植に全額寄附されます。そういう状況をしっかり認識して対応していただくように忠告をして、終わらさせていただきます。ありがとうございました。
議長(浅間信一君) 以上で通告された質問はすべて終了しました。
  これで一般質問を終わります。
                                            
    散会の宣告
議長(浅間信一君) 本日の日程はすべて終了いたしました。
  本日はこれで散会します。
  なお、最終日3月19日午後1時30分から議案の審議を行います。
  大変ご協力ありがとうございました。
               散 会 (午後 零時07分)