平成20年第8回阿賀野市議会定例会議事日程(第3号)
平成20年12月5日(金)午前10時00分開議
日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 一般質問
〇出席議員(22名)
1番 佐 竹 政 志 君 2番 山 賀 清 一 君
3番 村 上 清 彦 君 4番 雪 正 文 君
5番 風 間 輝 栄 君 6番 江 口 卓 王 君
7番 稲 毛 明 君 8番 宮 脇 雅 夫 君
9番 清 水 友 行 君 10番 倉 島 良 司 君
11番 中 島 正 昭 君 12番 石 川 恒 夫 君
13番 高 橋 幸 信 君 14番 岡 部 直 史 君
15番 山 口 功 位 君 16番 遠 藤 智 子 君
17番 浅 間 信 一 君 18番 池 田 強 君
19番 泉 誠 蔵 君 20番 福 住 つ ゆ 子 君
21番 帆 苅 剛 君 22番 山 崎 正 春 君
〇欠席議員(なし)
〇地方自治法第121条の規定により会議に出席した者の職氏名
市 長 天 野 市 榮 君
教 育 長 田 村 仁 君
病院事業管理者 加 藤 有 三 君
総 務 課 長 小 林 徳 君
企画政策課長 山 口 篤 君
財 政 課 長 圓 山 知 君
行 政 改 革 関 川 嗣 雄 君
推 進 課 長
税 務 課 長 廣 田 耕 造 君
市民生活課長 中 澤 峰 子 君
健康推進課長 丸 山 一 男 君
福 祉 課 長 小 林 寿 英 君
農 林 課 長 佐 藤 和 夫 君
商工観光課長 井 上 正 君
建 設 課 長 折 笠 朝 美 君
上下水道局長 加 藤 一 男 君
会計管理者 中 澤 雄 一 君
農業委員会 近 藤 利 晴 君
事 務 局 長
学校教育課長 小 野 明 夫 君
生涯学習課長 中 村 彰 男 君
安田支所長 田 代 盛 一 君
京ヶ瀬支所長 諸 橋 勝 芳 君
笹神支所長 若 月 進 君
監 査 委 員 神 田 誠 一 君
事 務 局 長
消防本部消防長 白 尾 光 蔵 君
〇本会議に職務のため出席した者の職氏名
事 務 局 長 小 林 正 男
係 長 加 藤 勝 則
主 任 田 中 友 美
開 議 (午前10時00分)
〇開議の宣告
〇議長(浅間信一君) おはようございます。定刻になりました。
ただいまの出席者は22名であります。定足数に達しておりますので、4日に引き続きこれより本日の会議を開きます。
〇諸般の報告
〇議長(浅間信一君) 会議事件説明のため出席を求めた者は、天野市長を初め24名であります。
本日の書記は、小林事務局長、加藤係長、田中主任の3名です。
〇会議録署名議員の指名
〇議長(浅間信一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第81条の規定により、10番、倉島良司さん、11番、中島正昭さん、12番、石川恒夫さん、以上3名を指名いたします。
〇一般質問
〇議長(浅間信一君) 日程第2、一般質問を行います。
それでは、4日に引き続き順次発言を許します。
19番、泉誠蔵さん。
〔19番 泉 誠蔵君登壇〕
〇19番(泉 誠蔵君) おはようございます。きょうのトップバッター、19番、泉であります。生産調整について1点だけお伺いいたします。
本年当初より過剰作付面積の解消は厳しいという状況が続いているところであり、市町村協議会、方針作成者、行政機関等々連絡を密にして、重点指導地域での未実施者に対する訪問活動を徹底し、加工米調整水田、青刈り、飼料米等への転換を働きかけてきたところでありますが、残念ながら当阿賀野市の生産調整達成率約63%は、県下ワーストワンということであります。また、本年産米の作況指数も、下越北では104と豊作であり、なお一層の米余りが心配されるところであり、来年度の生産調整の影響が大きいものと思われます。このように当市の生産調整の不参加者が多い理由はどこにあると思われますか。市長の見解をお聞かせください。また、このような状況下での次年度への影響やさらに未達成者に対する姿勢、今後の対応についてどう取り組んでいかれますか。
次に、産地づくり交付金についてお伺いいたします。当初見込まれていた交付金額より3,000円から7,600円余り減額されるということであります。昨年もかなり減額され、今年度は十分な面積をとっているから、減額されないという当初のお話であり、生産調整の参加者もふえたわけでもないのに、どこに見込み違いがあったのでしょうか。また、このように産地づくり交付金が減額され、農家にとって大変厳しいものと思われます。生産調整に協力、参加された方へ用水を利用しない転作作物に対し、水利費の助成をしていただければ、生産調整参加者は不公平感もなく、助かると思います。いかがでしょうか、お伺いいたします。
以上、よろしくお願いいたします。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 泉議員からは、生産調整にかかわる3つの質問をいただきました。
最初に、生産調整に参加しない原因と未達成者に対する今後の対応ということであります。ことし2月以降集落説明会や不参加者に対する戸別協力要請を実施し、市水田農業推進協議会において、意見の集約を行いましたが、合併以前の町村の推進に温度差があり、特に達成率の低い地域では、過剰作付に対して抵抗感がない。また、国の交付金をもらうよりも作付したほうが得であり、参加することにメリットがない。次に、個人への直接的なペナルティーがなく、協力する義務もないという意識がある。4点目に方針作成者やそれ以外の業者など、不参加者には販路が確保されている等の要因が挙げられ、推進に当たっては苦慮しているのが現状であります。
旧食管法から新食糧法の移行により、生産者や集荷登録業者の自主的責任のもと、さらには地方自治体をも取り込み、国主体から地方主体の取り組みとする方向転換がなされたものであり、流通に係るルールの整備や達成者の公平感が保持できる対策が明確にされないまま業務が移管されたため、農家の方々から理解を得られないのが最大の原因と考えております。こうした現状を踏まえますと、来年度以降も依然厳しい状況が予想されるところでありますが、国策であれば避けて通れないことから、引き続き関係機関との協力により、未達成者への取り扱いも含めて検討しながら、一人でも多く参加いただけるよう推進していかなければならないと考えております。
次に、産地づくり交付金の減額についてであります。昨年に引き続きの減額調整ということで、参加農家の方々に対し大変ご迷惑をおかけすることになり、申しわけなく思っております。産地づくり交付金については、当該年度ごとに県協議会から総枠が配分され、その範囲内で各作物の作付面積を想定しながら助成単価を予定し、農家にお知らせしております。平成20年度の計画では、過去の助成金交付対象面積の増加水準20ヘクタールから30ヘクタールを勘案して、平成19年度交付実績に加えて、約47ヘクタールを見込み、助成単価を提示させていただいたところでありますが、これを大きく上回る88ヘクタールの対象面積が増加いたしました。要因といたしましては、参加者はほぼ横ばいではありますが、作付面積では、特に大豆の増加が著しく、生産調整の面積強化分とこれまでの交付対象以外の手法で取り組まれていたものが大豆にシフトしたことが挙げられます。あらかじめ助成単価を低く設定して、農家にお知らせしてはとの意見もあろうかと思いますが、一度設定した助成単価は、実績に応じて増額することができない仕組みとなっており、仮に予算が余った場合は翌年度に繰り越されることになります。こうした場合、当該年度に取り組んだ農家に対して、本来交付できる額が届かず、翌年度の取り組み者へ融通されることになり、公平性を踏まえて疑問が残るところであります。ご指摘のとおり交付金の減額は、農家の方々にご迷惑をおかけすることになりますので、今後の予算設計には十分注意し、適切な見積もりに努めてまいります。
最後に、用水を使わない転作作物に対する水利費の助成の提案であります。市内の山間部の農地では、自然水を用水として利用しております。また、生産調整の手法には、加工米も大きく影響しておることから、水利費に限定した支援は難しいものと考えるところでありますので、ご理解をお願いいたします。
〇議長(浅間信一君) 19番、泉誠蔵さん。
〇19番(泉 誠蔵君) 今市長から4点ほど見解を伺ったわけでありますが、市長は参加した人へのメリットは、どのようなものがあると思いますか。それまず第1点をお聞かせ願えますか。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) まさにこの生産調整に参加していただくということで、産地づくり交付金、これが交付されるという、そういった財政的な支援もありましょうし、やはりそれ以外にでは参加することのメリットというのですか、やはり結局皆さんが逆に参加しないでつくるも自由、売るも自由という形になれば、もう米はどんどん、どんどん余ってくるわけです。そうすれば、必然的に米価も下落してくるというわけです。ですから、参加することのメリットと言われたときに、つくればそれだけお金になると、つくらなければお金にならないというようなのがあります。ですから、参加することにメリットを感じる制度にしなければならないということは、私も思っております。産地づくり交付金というのも一つの参加していただくためのインセンティブの部分であろうかと思っています。ちょっと答えになっていないかもしれませんが。
〇議長(浅間信一君) 19番、泉誠蔵さん。
〇19番(泉 誠蔵君) 参加するメリット、なかなかこれは厳しいものがあると思われますが、当然給料であれば40%もカットされていると同じようなことでありますので、なかなかこれはメリットの出ないものかなとは思っております。当然のことながら、市長も今言われたように、参加することに今我々は当然米価の下落を防ぐために参加していることであって、協力しない人はそれだけ収入が余計あるというようなことになるわけであります。当然我々だって産地づくり交付金をもらいながら少しでもという形の中で協力していくということでありますので、当然国の方策であって、市もそれに取り組みながら、皆様から協力いただくような方法をとって、何かメリットのあるような支援策を講じてもらいたいと思いますが、そういうものに対するやっぱり市の考え方といいますか、そういうものは何かお持ちでしょうか。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) まだ私個人の考え方でございますけれども、まずはやはり無理なく生産調整に参加していただけるやっぱり環境づくりといいますか、そういったものも大事でしょうし、あとは本当今阿賀野市ですと、大豆を転作でつくっている農家がふえていると、これも非常に大事なことだと思うのですけれども、もう一つは米粉が今非常に注目されているという中で、阿賀野市においても米粉稲の栽培を広げていければなと思っています。当然、では農家の方にすぐお願いしますというわけにはまいりませんので、そのためのいろんな支援策をやっていく、これは国なり、県なり、また市もそうですけれども、今たしかR10ですか、米粉のいわゆる普及ということで、県も取り組んでおりますので、そういった機運が出てくれば、市としても米粉稲の作付の拡大に向けた支援といったものも考えてもいいのかなというふうに考えております。要は、皆さんから理解、協力をいただきながら生産調整をやっていただくという部分、そこが一番ポイントだと思っております。逆に言うと、どういう形であれば皆さんが参加しやすくなるのかという意見もお聞かせいただければなと思っています。お金をやってお願いしますというだけでなくて、やはり知恵を出し合っていくというのが大事かなというふうに考えています。
以上でございます。
〇議長(浅間信一君) 19番、泉誠蔵さん。
〇19番(泉 誠蔵君) ありがとうございました。次に、来年度への影響を聞いておったわけですが、これについての回答がなかったわけでありますが、この辺についてまず1点お伺いします。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 先ほどの答弁にもありましたように、来年度も恐らく依然厳しい状況が予想されるというふうに考えております。ただ、ことしもワーストワンだったので、手をこまねいていてはいけないというふうに考えておりますので、先ほど来申し上げましたように、いわゆる農家の方が生産調整に協力していただけるような支援策、一つの例として、今阿賀野市酪農家もおるのですけれども、今非常に輸入飼料の高騰とか、乳価の下落ということで、酪農農家の経営も大分厳しくなっています。そういう中で、飼料を輸入の飼料にほとんど頼っているのですけれども、国産でその飼料を提供できれば、少しでも生産費を抑えることができるわけなので、そういう意味では阿賀野市の稲作農家のほうから協力していただいて、いわゆるホールクロップというのですか、いわゆるそういった飼料用の作物をつくっていただくという形で、少しでも転作面積を広げていくという取り組みも考えておりますし、それを推進するに当たっては、まずそういった生産組織を見つけるといいますか、必要があるので、そしてホールクロップを収穫といいますか、するための機械設備とか、そういったものが必要になってくるわけなので、そういう導入についていろいろ市としても支援していきながら、これ一つの例でございますけれども、一気には達成率を改善するということは難しいかもしれませんけれども、そういった少しでもやれるところからやっていって、ワーストワンというものをちょっと返上できるような体制に持っていきたいというふうに考えております。
以上です。
〇議長(浅間信一君) 19番、泉誠蔵さん。
〇19番(泉 誠蔵君) 今影響を聞いているわけでありますが、そういう転作の問題ではなくて、来年度市から当然農家の方にペナルティーという、そういう影響はあるのかないのかということを聞いているわけでありますので、その辺をひとつお願いしますが。
〇議長(浅間信一君) 佐藤農林課長。
〇農林課長(佐藤和夫君) 来年度の生産調整の配分については、我々も強く関心を持っているところであります。先般国のほうから21年度分の買い上げ数量が決まったということで、県配分がなされたようであります。遠からず県内の各市町村にも配分があるかと思いますので、それに期待をしておりますけれども、来年度県からどの程度のペナルティー配分が来るか、そのペナルティー分を来年度市内の農家の皆様にどうやって配分するのか、これから水田農業推進協議会、この幹事会でもってこれから大いにまた議論をしていくことになるかと思います。具体的配分につきましては、例年のとおり2月上旬には各農家の皆様方のほうに配分できるように努めてまいりたいと思っております。
〇議長(浅間信一君) 19番、泉誠蔵さん。
〇19番(泉 誠蔵君) 影響ということなので、今何かそんなの聞いているあれではないけれども、当然きのう清水さんが言われたように、集落営農もしくは法人化、担い手等々に対しての補助とか、助成金に関しての率が減るとか、当然生産調整しなければ順番が遅くなるとか、認定が遅くなるとかいうさまざまな影響が出てくるものと思われますが、きのうちょっと農協さんのほうの座談会もあったものでお聞きしたところ、来年度の配分当然1,490トンが不足されたわけでありますので、その分0.3%減るというようなことを言われておりましたので、その辺について今後水田協議会か何かで詰めていくと思われますが、そのような影響、特にこれから担い手等を進めていくに対しての影響等についてちょこっとお聞かせ願いますが。
〇議長(浅間信一君) 佐藤農林課長。
〇農林課長(佐藤和夫君) 具体的影響というふうなことでちょっと説明をさせていただきますと、県からは今までもそうでしたけれども、来年からはより強く未達成町村については差もつけますよというお達しはいただいておりますし、実際そういうふうにするよと、口頭でも言われております。ただ、泉議員さんご存じのとおり、非常にうちは達成率が低いと。また、先ほど市長答弁にもございましたとおり、市長もホールクロップを何とか導入したいと、そういうお考えも我々も持っております。そうすると、その分だけ補助率、県単であれ、国庫であれ、優先順位が低くなるのかと、それは十分予想されます。ただ、我々も市として生産調整何とか農家の皆様に説明をして、理解をいただいて、努力をしたいのだと、そういう熱意を県のほうに大いに伝えていきまして、市長を先頭にして、補助金獲得、採択に向けてことし以上に活動を強めていきたいと、そうすれば多少の採択順番というのも入れかわるとは申し上げられませんけれども、ならないように努めていきたいと思っております。
〇議長(浅間信一君) 19番、泉誠蔵さん。
〇19番(泉 誠蔵君) 生産調整の参加しない人なんか幾らいっぱい割り当てもらっても参加しないのだから、関係ないわけでありますので、参加する人に対しての配分というのは、どのようになるのか。当然県のほうから0.3%減らされてきますよということになれば、生産調整に参加しない人にだけ当然ペナルティーとして余計やって、生産調整に参加した人には昨年度と同じのになるのかどうか。その辺に対してのお考えはどうお持ちでしょうか。
〇議長(浅間信一君) 佐藤農林課長。
〇農林課長(佐藤和夫君) まだ具体的に県から配分をいただいていないので、詳しい話は申し上げられませんですけれども、先般も水田農業推進協議会の幹事会ということで、各集荷業者の皆様からお集まりをいただきまして、いろいろ検討させていただきました。ただ、県のほうといたしましても、ご存じだと思うのですけれども、裁量枠というのがございます。この裁量枠というものを我々も申請をさせていただきまして、20年度は担い手枠ということで、若干生産調整の配分率を低く抑えさせていただいた農家の方もございます。その辺の裁量枠について、21年度はどうするのか。また、ペナルティー部分、先ほど泉議員さんおっしゃるように、従前のとおりのペナルティーでいくのか、極端な話が県から来たペナルティーをそっくりだけで済むのか、そういう問題もございます。これからそういう立ち入った話と申しますか、より細かい阿賀野市ならではの配分方法というものをいろいろ検討していかなければならないと思いますので、これらについていましばらくお時間をいただきたいと思いますが。
〇議長(浅間信一君) 19番、泉誠蔵さん。
〇19番(泉 誠蔵君) そのようにひとつよろしくお願いいたします。
次に、産地づくり交付金についてでありますが、本年度と同じようにまた来年度も大豆にシフトを置くのか、それとも新しい転作作物を加えていくのか、その辺について当然のことながら、転作作物が余計になれば、また産地づくり交付金が減るという格好になると思いますが、その辺について市の助成もいただけるものかどうか、その辺ひとつお願いいたしますが、当然産地づくり交付金が減ってくれば、またそれに協力しない人が余計になると思いますので、ひとつその辺についてよろしくお願いします。
〇議長(浅間信一君) 佐藤農林課長。
〇農林課長(佐藤和夫君) 来年度の産地づくり交付金についてでございますけれども、ご存じのとおり国からいただきます産地づくり交付金、うちの場合2億ちょっとということで、その内訳でございますけれども、3年間固定の基礎部分と流動部分ということで、2階建てになっております。達成率が低くなりますと、流動部分が若干落ちてまいります。すなわち2億ちょっとあった交付金が若干落ちるのではなかろうかということで予想はしております。ただ、国も新しい産地づくりとは別個に、きのうもご質問いただきましたとおり、米粉に対する新しい制度ですとか、いろいろ国も工夫をしております。また、大豆の単価についても、余りにも全国的にばらつきがあるということから、大豆の価格についてもある程度の制限を設けるようであります。そこいらを加味しながら設定させていただくということになるかと思います。
また、市の単独支援部分でございますけれども、財政が非常に厳しい中ではございますので、できれば先ほど市長が申し上げましたとおり、そのための工夫策と申しますか、ホールクロップですとか、そういうふうなものに集中した市の支援体制をとるべきではなかろうかということで考えているところではございます。
以上であります。
〇議長(浅間信一君) 19番、泉誠蔵さん。
〇19番(泉 誠蔵君) 今市長もさっき述べられたように、米粉に対する助成、そういうものも当然考えられるというようなことをさっき言われたわけでありますが、今年度県下で約50ヘクタールの米粉稲が栽培されたということでありますが、県のほうでの助成単価を10アール約4万円ということで載っておりますが、それは米を売るのは、それは別に本人のところに加算されるのかどうか、その辺少しお聞かせ願えますか。
〇議長(浅間信一君) 佐藤農林課長。
〇農林課長(佐藤和夫君) 米粉につきましては、国も新しい制度ということで立ち上げしております。詳細についてまだ未知数の部分もございますけれども、とりあえずきのうもお話しした水田等云々という新しい米粉の制度もございます。これらにつきましては、従前の面積から拡大した部分だよと、そんな言われた方を今しているところでございます。また、単価についても、これから阿賀野市の単価を設定するわけでございますけれども、米粉の場合作付する前から集荷業者と申しますか、生産業者と契約をする必要がございます。その上で農家の方が栽培するということになると思いますので、具体的に集荷業者の皆様方が米粉を加工する業者をいかに見つけるか、いかに流通ルートを確保するかというのがまず先決になってまいりますので、その辺のところの調整というのも必要になってくるかと思います。米粉の市の単価につきましては、これから調整をさせていただきたいと思っております。
〇議長(浅間信一君) 19番、泉誠蔵さん。
〇19番(泉 誠蔵君) 今の米粉の件でありますが、それは幾らでもいいというわけではなくて、何かこれちょっと資料を見ますと、1ヘクタール以上やっていなければだめだというようなことも書かれておりますが、個人で2反、3反、4反というようなわけにはなかなかこれはいかないものかなとは思っておりますが、その辺についての取り組み方法といいますか、市のほうでのまとめはどういう考えをお持ちでしょうか。
〇議長(浅間信一君) 佐藤農林課長。
〇農林課長(佐藤和夫君) 具体的な話になってくるかと思いますけれども、実際ある程度の団地化というのも当然出てこようかと思いますので、まずは集荷業者の皆様方、先ほど申し上げましたとおり、どの程度まで売ることができるのかというところから各集荷業者の皆様から努力をいただきまして、農家の皆様のほうにつないでいただくということになるかと思いますので、市としてはそこいらの状況を見ながら、交付単価の設定もしていく必要があるかと思っております。
〇議長(浅間信一君) 19番、泉誠蔵さん。
〇19番(泉 誠蔵君) 次に、用水の件についてでありますが、それは私が聞いているのは、山水のあたりは水利費なんか全然かからないわけですから、そういうのを聞いているわけでないので、あくまでも水利費のかかる田んぼと、こういうことを聞いているわけでありますので、その辺について山水と一緒にしてもらっても、経費かからない場合ですから、山水の場合は。うちらの場合は水利費を取られるから何とかそれを助成してくれということを聞いているのであって、その点についてもう一回ご答弁願いますが。
〇議長(浅間信一君) 佐藤農林課長。
〇農林課長(佐藤和夫君) それでは、もう少し水利費について詳しい話をさせていただきます。
通常水利費と申しますと、用水の維持管理経費と配水の維持管理経費がこれに当たるのだそうであります。そうすると、各今阿賀野市では土地改良区が2つございます。笹岡土地改良区では約20地区、阿賀野川土地改良区では六十数区がございます。トータル約80地区の工区がございまして、それぞれ単価が異なります。また、今ほど市長答弁にもございましたとおり、山水利用の水田も多くございます。そんなことから、水利費そのものが発生していない地区もございますし、また水利費の中で配水維持管理費だけいただいている地区もあるそうでございます。それに加えまして、生産調整の方法として、加工用米これが約10%ほどトータルとして影響しております。この辺を考慮させていただきますと、水利費に限定をした支援というのは、非常に難しいというのが我々の検討結果ということで、ご理解をいただきたいと思います。
〇議長(浅間信一君) 19番、泉誠蔵さん。
〇19番(泉 誠蔵君) では、市のほうの考えでは、どういうのであれば支援をしていただけるのか。それ1点お聞きしますが。
〇議長(浅間信一君) 佐藤農林課長。
〇農林課長(佐藤和夫君) 何に支援するかということでございますけれども、ご存じのとおり阿賀野市の財政非常に厳しゅうございます。我々も予算獲得に向けまして、ただいま新年度予算編成中でございます。メーンとして考えておりますのが先ほど市長答弁にありましたとおり、酪農家の皆さんと稲作農家の皆さんといかに連携していただくかと、そのためにはホールクロップというハードの機械を導入して、両方の農家の皆様が連携をとれる体制をとってくると。それを進めることによって生産調整は後からついてくると、そんなことを理想として考えております。そんなことから、個別の対応というのも非常に大切なものとは思いますけれども、ハード事業を導入いたしますと、補助金も非常に多額になってまいります。そんなことから、次年度に向けては、とりあえずホールクロップをメーンに考えているところでございますので、ご理解をお願いいたします。
〇議長(浅間信一君) 19番、泉誠蔵さん。
〇19番(泉 誠蔵君) 最後になりますが、来年度の生産調整への取り組み、これについて具体的にひとつご説明願いますが。
〇議長(浅間信一君) 佐藤農林課長。
〇農林課長(佐藤和夫君) 具体的取り組みということで、非常に難しい質問なのでありますけれども、先ほど来市長にも質問がございましたメリットですとかということもございます。農家の皆様方からいかに生産調整についてご理解をいただくか。各農家の皆様方からいかに単価を守ろうか、やったことによる達成感をいかに充実していただけるかと、その辺のところも大変大事なものかと思います。また、財政厳しい中ではありますけれども、市としても農家の皆様方と豊作をともに喜べるような施策になるように努めてまいりたいと思っております。そのためにも生産調整に参加をしていただきまして、ともに豊作を喜べるように努めてまいりたいと思いますので、具体的配分については、これから水田農業推進協議会の中で検討される事項でございますので、その辺を念頭に置きまして、調整してまいりたいと思っております。
〇議長(浅間信一君) 19番、泉誠蔵さん。
〇19番(泉 誠蔵君) ぜひ行政の方々も農協さんにお任せするのではなくて、一生懸命になって頑張って、生産調整達成率ワーストワンにならないようにやってもらいたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。終わります。
〇議長(浅間信一君) 質問を改めます。
2番、山賀清一さん。
〔2番 山賀清一君登壇〕
〇2番(山賀清一君) 2番、山賀清一でございます。質問に入る前に一言だけお願いを申し上げたいと思います。
私は、天野市長とは全く初めてでございまして、質問も初めてでございます。したがって、同僚議員の皆さんと今後重複するようなことも多々あろうかと思いますが、それはそれなりに丁寧にご答弁をひとつお願いを申し上げたいと思います。この3日間でいろいろ皆さん質問おやりになっておりますが、答弁のほうも口開けば財政難、財政難というようなことで、とにかく金に困っているようなことで、ではこの4年間、将来またどうするのだということになろうかと思うのです。こんなことで、阿賀野市民は不安だらけだと思うのです。したがって、何かみんなでもっともっと知恵を出して、大いにこのエネルギー、力を発揮していかなければ、当然この阿賀野市というのは持ちこたえられないと思います。いろいろこの状態であれば、子どもさんには夢、何は夢なんていっても、物語のように聞こえてこないわけでございます。したがって、天野市長もこれから相当な英断を持って、研究、勉強していただきまして、阿賀野市はこういうふうになるのだというようなビジョン、青写真をしかっと持っていただきたいと、かように考えるわけでございます。天野市長の責任ではないわけでございますが、これだけの負の財産を抱えまして、これは大変だろうと、こう思っております。ここに加藤郷病院の管理者もおられますが、郷病院も壊れてしまって、この壊れたのを修復するなんていうのは、これは並大抵の努力ではないと思います。お二人に敬意を払って、私2点ほど通告をいたしておりますが、天野市長に通告外でございますけれども、実際に市を担当して、想定外であったのか、想定内であったのか、この点を冒頭にお話を伺いたいと思います。それによって、私の質問内容がいろいろあるわけでございますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。
それでは、質問に入らせていただきます。第1点目は、百も二百も承知で私質問をするわけでございますが、県の県営産業団地阿賀野テクノタウンということで質問させていただきます。なるほど新潟県も阿賀野市民もあれだけ立派に完成を見たこの産業団地でございます。県内に4カ所の団地がございます。なかなか悩みの多い等々でございます。もちろん地価の下落、崩壊などで売却がなかなか思うように進みません。県の損失見通しも大幅に含み損が発生をしているし、これからもするでしょう。特に東部産団地の面積が4%強、4ヘクタールぐらいしか売れておらないと。県は、毎年6ヘクタール以上の販売目標でなければ困るのだと、平成26年まで完売してというような計画をとっておったのですが、答弁書の中では平成36年というようなこと、こういうことでは二転三転をされまして、あれだけの膨大な資本投資をされまして、しかも県民の血税でございます。皆さんの税金でございます。なかなか今後の景気動向からいたしまして、販売というようなことになりますと、どだい不可能と判断した場合、これはやはり産業団地から大転換と改革をする必要が大であろうと、こんなことでこの点市長として決断と決意ということで、文言を載せたわけでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
2点目に通学バスの運行についてということでございます。ご承知のように時代の流れのため、少子化現象で各学校の統廃合が進む中、阿賀野市もご多分に漏れず小学校、中学校の生徒に大変な負担をかけ、世の中に安全、安心の場所はどこを見てもないと思います。危険箇所が蔓延をしていると、こう思います。そこで、歩いて通学した場合、どの程度責任の持てる通学が可能であるのかという保証はあるのかどうか。これは大きな問題と疑問点であろうかと思います。責任の持てる答弁をお願いいたしたいと思います。
阿賀野市に生まれ変わった現在、天野市長は従来の慣行とか、前例にとらわれず、時代の変化に対応していくのだという方法を述べておられましたが、子は宝、大切に重要視し、財政面だけでどうこうというようなことでは、事重大問題が発生した場合後手後手にならないように、この点いろいろ内容はわかるわけでございますが、大胆にここは阿賀野市全体を見た場合改革をしていただきたいと、この面についての決意のほどを伺いたいと思います。よろしくお願いします。
〇議長(浅間信一君) ただいま通告外の質問がございますが、これは申し合わせで通告外の質問は認めないということになっておりますので、この質問はまた次か、いつかの機会をとらえてやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、市長。
〇市長(天野市榮君) それでは、山賀議員から通告いただいた質問について答弁いたします。
最初に、東部産業団地の件について、私のほうからお答え申し上げ、引き続いて教育委員会に答弁をお願いします。
県内4カ所の県営産業団地の中で、最も分譲がおくれているのが東部産業団地であり、12月1日現在の状況は分譲面積は4.58ヘクタール、全体の分譲面積がちょうど100ヘクタールでございますので、分譲率は4.58%となっております。申し上げるまでもございませんが、この工業団地は新潟県営であることから、東部産業団地の分譲計画と分譲方針については、先般県に確認をいたしました。それによると、分譲計画については毎年度予算ベースで10ヘクタールを業務予定量として計画を立てており、会計を閉鎖する平成39年度までには売却を完了し、損失を解消するということであります。また、分譲方針については、世界的な経済不況下において、設備投資の抑制、生産計画の見直し、また計画中の新工場建設では一時中止を決定するなど、企業を取り巻く環境は非常に厳しいものがあり、とりわけ企業誘致においては、強い逆風が吹いているが、東部産業団地の分譲促進に向けて、重点的な企業誘致の強化を図っていくということでありました。
したがいまして、市といたしましても、この県の計画、方針を十分に尊重し、ともに企業立地に取り組んでいくことが重要であるというふうに認識しておりますので、ご質問にありました決断、決意といったものは、現在のところ想定いたしておりません。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
〇議長(浅間信一君) 田村教育長。
〇教育長(田村 仁君) 山賀議員さんの第2項目の通学バス運行についてお答えいたします。
児童生徒の登下校のあり方につきましては、今日の社会環境状況から見ますと、犯罪を含む身の回りの事件、また交通事故等から子どもの安全を守ること、そういった重要性が高まってきているというふうに思いますし、徒歩通学をしている児童生徒の保護者からも幾たびか通学バス運行に対するご要望をいただいております。しかしながら、通学のあり方を考えるには、教育的な観点からの認識も大切であります。徒歩通学による登下校では、高学年が低学年の面倒を見るなど、互いに異年齢児と交流することで人間関係を学ぶこと、地域の自然や季節の移ろいなどを体感して、感性を磨いたり、また体力や忍耐力を培うこと、また交通安全教育の実践の場ともなっていることなどから、その意義と重要性が再認識されており、各学校においても児童生徒の発達段階に応じた通学団指導を行っているところであります。
そうした状況を踏まえて、適切かつ安全、安心な通学を確保していくため、一定のバス通学基準を設けて行政的に対応する一方、各学校区の地域、自治会、PTA等から格段のご協力をいただき、各学区ごとにスクールガードやパトレンジャー等をお願いしたり、青少年育成センターを中心とする愛の呼びかけ運動による地区巡回なども並行して実施されているところであります。時代は変わりましても、地域の方々のご協力をいただきながら、適切なバス運行基準と並行して、徒歩通学という生活習慣の意義をも生かしながら、たくましく成長していくことが基本的に望ましいと、こんなふうに考えております。
したがいまして、従来の慣習や財政的な面からのみ判断しているのではなく、さまざまな角度からの教育的配慮を踏まえて、現在3キロメートル以上の遠距離通学児童は年間を通してバス通学、また2から3キロの生徒には冬期間のバス通学補助という現行の対応に至っているわけであります。こうした経緯やまた9月議会での附帯意見を十分踏まえながら、各方面のご意見を聴取し、その上で時代に合ったより適切な通学方法あるいは通学バスの基準づくりを検討していきたいというふうに決意しております。
議員のお話のとおり子どもは家庭にとっても、地域にとっても、そしてまた阿賀野市にとりましてもまさに将来を支えてくれる大切な人材であり、生きる力をしっかりと身につけた立派な社会人として成長していただきたいと願っております。そのためには家庭、地域、市が連携し、それぞれの役割を分担し合っていくことが真に求められているのだと思います。極めて限られた財政運営を行わなければならないこともご理解いただきまして、保護者や地域の皆様とともに、阿賀野市の子育てを発展させていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) それでは、東部産業団地についてなお詳しくお伺いしたいと思います。
できた当時は、トップセールスマンというようなことで、その努力はすると。そして、北は北海道、南は沖縄までいろんな角度で営業活動をおやりになったと思うのです。なかなかごらんのとおり現時点ではごらんの状態でございます。そこで、何が一番ネックになっておるのか、何が原因なのか、本当に立地条件が悪いのかと、こういうこと、市長どういうぐあいに認識をされておるか、伺いたいと思います。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 私の認識ということでお答えしたいと思います。
東部産業団地の立地については、私は決して悪い場所ではないというふうに考えております。高速道路の磐越道の安田インターからも近い距離にありますし、あと新潟と隣接していると。今49号のバイパス工事やっていますけれども、あれが完成すれば、非常に新潟とこの工業団地のアクセスがよくなるわけです。それはどういうことをでは意味するかといいますと、今新潟の東港から北東アジアに向けた物流が非常に活発になってきているわけです。今輸入するほうが多くて、東港から輸出する量の貨物は少ないのですけれども、今後その北東アジアの経済発展に伴って、非常に私は今東港の優位性というのは高まっていくのかなと思っています。そうしますと、北東アジアに向けた輸出関連の企業の進出する機会というのは出てくるのかなと思っております。そうしますと、まとまった用地があるというのは、東港はもうかなりほとんど売れておりますので、そうしますと東部産業団地、あと中条にもありますが、距離的には東部産業団地のほうが東港へのアクセスが非常に、特に49号のバイパスが開通すれば非常によくなるのかなと思っております。
そういう意味で、確かに今は国内経済の景気後退ということで、企業も設備投資が非常に減退しております。非常に厳しい状況ではございますが、私は将来的には非常に東部産業団地は、本当に可能性のある場所であるというふうに私は認識しております。
〇議長(浅間信一君) あがの新報さんより写真撮影の申し出がありました。許可いたしました。
2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) 市長として、この約8カ月間東部産業団地について、どの程度ご自身は努力をされ、営業も兼ねまして、県といろいろプラス志向になることの努力はされたのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 私も就任してから直接誘致にまだつながる話ではありませんけれども、今市内に立地していただいている企業様のほうに訪問しまして、産業団地への移転といいますか、そういったお話もさせていただいていますし、あとは東部産業団地といいますか、阿賀野市の企業立地で集積したい業種ということで、食料品製造、バイオ関連の産業が一つあるわけですが、特にバイオの関係で隣の新潟市の秋葉区に薬科大学がございますので、そこの関連の団体といいますか、そちらのトップの方とお話しして、そのバイオ関連の業種、企業の東部産業団地への立地の可能性、そういったものについての意見交換等々をさせていただいております。直接私が産業団地の誘致に出向いたというのは、今申し上げた部分になります。私が出る場面もあれば、積極的に今後とも出ていきたいと思っております。その辺担当者のほうがいろいろ情報収集に県内あるいは県外の企業のほうに訪問しておりますので、時期を見て私も直接訪問してお願いしてまいるということも考えてまいりたいというふうに思っています。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) 市長も担当されまして、首長としてまだ月日も浅いものですから、それは無理難題だと思うのでございます。この東部産業団地に限らず、ごらんのとおり日本の経済というか、日本の企業の動向を見ますと、現在は外国に依存しまして、外国でどんどん、どんどん品物をつくって、日本の国内であれだけの低コストで100円の商品が出回るというような状況なのです。したがって、今後日本の企業はまだまだ世界に進出していきまして、商品をつくって持ってくると。これは、まだまだ相当年数がかかると思うのです。日本に追いつけ、追い越せというような勢いで今頑張っておりますけれども、そういうことからまいりますと、どだいなかなかあれだけ投資をいたしましたところに日本の企業が来て、会社を経営するということは、ちょっと私はしばらくの年数は無理だろうと、こんなことを考えておるわけなのでございますが、この宝の持ち腐れにならないように、天野市長はこの立派な東部産業団地をどういうふうにしたほうがいいと、県税です。県の団地だと言いながら、天野市長としてどんな青写真を大体描いておられるのか、ちょっとお聞かせください。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 市としては、企業立地についてのいわゆる誘致主体業種ということで、先ほど申し上げました食料品製造、バイオ関連産業、それと先端型の加工組み立て、輸送機械、器具関連産業をいわゆる集積したいということで計画をつくっているわけですが、特に輸送機械ですと、やはり輸出関連の産業になりますし、今円高ということもあって、大変厳しい状況があります。ですから、こういった市としてはそういう業種を指定して誘致活動もしているわけですが、現実の問題として大変厳しい状況であります。であれば、私は別に業種にこだわらずに東部産業団地のほうに誘致していただける企業、基本的には製造業を念頭に置いているのですけれども、今本当に製造業は減産体制ということで、厳しい状況でございますので、製造業に限らないもので来ていただけるのであれば、そういったものも含めて企業誘致を図っていきたいなと思っています。具体的な例を申し上げますと、資源循環型の産業、そういったものも今やはり特に日本において、そういった産業というのはまだまだ育ってきていないのかなと思っています。特に環境、今いわゆる低炭素社会というのが求められておりますので、そういった中でいかに資源循環を図っていくかと、そしてその過程の中でエネルギーも出てくれば、そういったものともまた関連づけできるわけなので、そういう新しい産業を誘致するという方法もあろうかと思います。だから、これはという、ずっとやるのだという一応先ほど申し上げた業種で企業誘致は進めたいとは思っておりますが、それにこだわり過ぎると、なかなか来ていただけないという面もありますので、それを基本に置きつつ、やはり状況に応じてといいますか、産業、業種をその時々のまさに状況に応じた企業誘致も進めていきたいと思っております。基本的にはあくまでも今ある産業団地をしっかり企業誘致をして、雇用の場を確保できるようにしてまいりたいというふうに考えています。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) わかりました。そこで、東部産業団地については、あそこは風が非常にあるわけでございますし、非常に風力発電もいいのではないかというようなことなのですが、これもいろいろ検討したら、ちょっとあそこは無理なのだと、こういうお話も聞くのです。これは、どういうことかよくわかりませんが、この辺も含めまして、よく研究、検討していただければこれはいいなと私は思っております。
そこで、冒頭に申し上げましたように、口をあければ財政難、お金がないということでございます。なかなか明るいお話が聞けないし、本当にみんな市民も不安だらけだと思います。そこで、私提案というよりも、どういうふうに表現、要望すればいいかわからないのですが、本来ならば国から要望、要請を受け、県がそれをつなげると。県が今度阿賀野市にそれを橋渡しをするという本来のことであれば一番いいのでございましょうけれども、日本全国どこを見ても安全なところはないと、このとおり先ほど教育長もお話しされましたように、非常に犯罪等もいろいろたくさんございます。日本全国で、お話を今しました皆さんも驚くかもしれません。刑務所がごらんのとおり非常に満員でございます。定員オーバーいたしております。先ほど市長がお話しされましたように、聖籠町のお話もされました。聖籠町、柏崎というようなことも十分承知しています。それと同じようなことをやれと私はお話をしているわけではないのです。したがって、先ほどお話ししましたように刑務所、刑務所も調べてみましたら、全国で5種類の刑務所があると。最高は北海道の網走みたいなのからずっとあるのだと。とにかく定員オーバー満員なのだと、こういうのをさっきお話ししたように、本来ならば国がやればいいのです。これを逆方向から天野市長から努力をしていただいて、呼びかけをしていただく、こういうお気持ちはどの程度おありになりますか。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 今ほど山賀議員のほうから産業団地のほうに刑務所を誘致してはどうかというお話でございますが、その辺が刑務所というのは迷惑施設になるかなと、非常に東京都ですか、原宿に拘置所を石原都知事がそこにつくるのだといったら、地域の住民の方が猛反発が何かあったというような私も記憶にあるのですけれども、要はそういった施設を受け入れるかどうかというのは、住民の方の感情といいますか、理解、協力がやはりないと、なかなか進まないのかなと思っております。刑務所については、昨今PFIで民間が刑務所を建てて運営している。山口県でしたか、大分立派な刑務所が何か前テレビで出ておりましたけれども、刑務所に対するイメージというのは、皆さん余りいいイメージは持っていないと思うのです。そういったものを工業団地のほうに誘致するということについて、まずは住民の、市民の方の理解、協力が得られるのかどうか、その辺がやはりポイントだと思います。理解が得られるのであれば、私も実際にではそういうところを探しているのかどうか、その辺の情報も私は持っておりませんけれども、まずそれが大前提だと思います、誘致を進めるに当たっての。ですから、今ほどいただいた山賀議員さんの提案もいろいろまた検討の一つの材料ということにはなろうかと思いますが、いずれにしても、市民の方のあるいはその周辺住民の方の理解、協力が不可欠であるというふうに考えております。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) いや、私笑い事やお茶飲み話で言っているのではないのです。真剣に言っているのです。これというものは、将来阿賀野市が何とか裕福ないい方向にいくだろうと、こういう方法、手段もいいだろうと、こういうようなことで今お話をしているわけですから、その方法論については天野市長が先頭になっておやりになっていただきたいと、こういうことをお願いしているのです。この県の含み損も私調べたところによると、平成26年だったのです。何が二転三転したのか、今度は39年だと。こんな息の長い話をしまして、だれが国、県に対して信用しますか、こんなこと。こんなことであれば、企業なんて一遍に吹っ飛んでしまいます。こんな悠長な行政をやるのであれば、だれでもできます、こんなの。こんなばからしいことをおやりになって、それを立派に今度こうだなんて言ってもらっても、本当困るのはみんな市民、住民なのです、実際に。だから、こういう状態が起きているわけです。だから、その辺のとらえ方、私からいえば問題にならない、やはりやり方だと思います。もう少しやっぱり企業的な感覚、経営感覚で物事をやっていただかなければ、ますます困っていくわけです。
ごらんのように、みんな不景気でございます、リストラだ何だ。それは、工場来てもらってどんどん雇用していただければ一番いい。ごらんのとおりみんなリストラだの、どうのこうの、こういう状態、企業なんてものは非常に無責任なのです。もう利用価値がなくなればお払い箱ですから、こんなような時代に、ではそういうことであれば、さっきから申し述べましたように、将来阿賀野市としてどうあるべき姿なのか、どうその写真を描くのかということで、みんなで一汗も二汗もかきまして、努力したほうがいいと思います。ただ、私さっきお話ししたのは、刑務所というだけでもそれはイメージはよくはないと思います。でも、昔の木造の刑務所とは違って、それこそ安心、安全の施設の中の刑務所でございまして、私も入りたいぐらいな施設でございます。むしろ特老よりも本当にいいような施設で、こんなことを要望したいのだけれども、これはずっと先の話でございまして、そういうことからいって、私は大改革、大転換をしてもらいたいのだということを言っているのです。ですから、もう一回天野市長の努力の以後どういうふうにされるか、ちょっと聞かせてください。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 本当に山賀議員の提案、私も非常にそれに対して今すぐお答えできませんけれども、いわゆる産業団地の有効活用という中での非常に貴重なご提案をいただいたなと思っております。あそこは造成したのは県でございますので、県のいろいろ考え方もありましょうし、市にはまた市としての考え方がありましょうし、いろんな方のまた意見を聞きながら、とにかく今ああいうふうな状況でございますので、なるべく埋められるような形で今後ともいろんな方面の方のご意見も聞きながら進めてまいりたいなと思っております。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) とにかく将来、今後阿賀野市も足腰の強い阿賀野市にするには、それくらいの覚悟がないと、なかなか今の場当たり的なようなこの状況の中で、創意工夫、試行錯誤されても無理だと思います。ですから、今後天野市長からそのことで努力をしてもらいたいと思います。それは、市長としては隣接の人、地元の人、議会、いろいろ説明責任はございます。その説明責任の話というものを市民の皆さんからも十分理解、納得していただけるような努力をしてもらいたいと、こういうことを私願っているわけなのです。今後の課題でございますが、その辺よくひとつよろしくお願いしたいと思います。
そういうことで、この質問を終わりまして、次に移らせていただきます。統廃合がされまして、これは歩くのも私わからぬわけでございません。それは、メリットもたくさんございます。でも、デメリットのほうが大きいのではないかというような私はとらえ方をいたしておるわけなのでございます。それで、いろいろ答弁していただきましたが、実際に歩いて通学となったら、本当に安全面の今現在点検されまして、確保、これは安全に通学できるような状況下にあるのかどうか。この辺ちょっと詳しく説明願いたいと思います。
〇議長(浅間信一君) 田村教育長。
〇教育長(田村 仁君) 安全、安心のことに関して、いわゆる文字どおり100%とかということというのは、簡単に言えません。横断歩道を渡っていても、思いもかけないような状況がございまして、そういう意味では大変昔のゆったりと時間が過ぎた時代と大きく違ってきているということは、私たちも認識しております。しかし、そういう中で子どもたちの通学ということに非常にいろんな視野から目をかけて心配している一つの役割を担っているのが学校でございます。それから、地域の皆さん、そして保護者の方それぞれ、そしてまた議会の方々も含めて、いろいろご心配をいただいていることでありますが、一つの手法によって100%ということは簡単に言えないそういう問題だと思います。
そういう意味では、本当にこの時代にあったあの手、この手というのを活用しながら、みんなの力で子どもたちの安全というものをできるだけ確保しながら、その中で子どもたちのたくましさ、生きる力というものを培っていく長い時間のスパンを見た対応ということが必要であるというふうに私たちは考えております。そういった中で、各学校ごとに動いておりますスクールガードというのもございますし、それから青少年育成センター中心に、地区ごとにいろいろな動きをして、声かけをやったり、いろいろな心配な場所を見て回ったりしております。そういったことを決してそれで万全だということではありませんし、それから時代が大きく変わっていく中で、時間の流れというのが非常に忙しくなっていると思うのです。そういった意味では、適正な通学方法ということについても、今までは歩いて可能だったところを例えばもう少し短縮しなければいけないという側面もあろうかと思います。そういったことについては、私たちだけが判断するのではなくて、学校のほうあるいは地域の方々からもご意見を賜りながら、やっぱり適正な方法ということを最大限追求していくということで、考えておりまして、議員さんのお答えに直接ぴったり合う形ではないかもしれませんが、とりあえずそういうことでお答えをさせていただきたいと思います。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) それは今答弁されましたように、安全な場所は100%はそれはどこもございません。したがって、最少、最低限にどういうふうにしたほうがいいのかと、いろんな手法、方法論があうろかと思います。ですから、この統廃合が決まって、来年の4月からこういう段階に入るわけでございますし、その通学路に対してどんな方法で青写真をされましたのか、あったら私いただきたいのです。こういうふうにして安全な通学路を確保いたしましたと。現時点であるのですか、それをお聞きします。
〇議長(浅間信一君) 田村教育長。
〇教育長(田村 仁君) 安全、安心一般の問題ももちろんございますが、とりあえず今直接的に議会のほうからも提言をいただきまして、私たち検討に着手しているのが統合問題の絡みの中ではございますが、寺社学区が保田小へ来年4月から通うようになると。それから、寺社学区の一部の生徒は堀越のほうに通うということで、それらについての問題が今提起されております。私たちのほうでは、現段階でやっておりますのは、一つは小学校長会のほうから通学団の指導、それから学校周辺のいろんな通学についての安全上の問題等含めて、現在の対応でどういう問題点があるか、どういう点で改善を図る必要があるか、そういったことについての基本的な考えを聞かせて、諮問をさせていただきまして、提言をいただいております。それから、通学路について配慮をお願いしたいという要望書が寺社学区のほうから出ておりますので、先般の11月末の教育委員会には要望書を提出いただいたPTA会長さんや各自治会の皆さんからどういう点がどういうふうに心配なのか、いろいろな基本的な考えも含めて教育委員会として聞かせていただきました。そういう点で、具体的な改善点ということも徒歩通学の場合にどうか、そういったことも含めて出てきております。現在そういうことについて着手している段階でありまして、要望のあった地区に対しては、4月1日から実際にそういう通学が始まるわけですので、それにおくれることがないよう具体的な対応を固めて対処したいということでお話をさせていただきました。
なお、4月に先立ってこの冬場の問題もあるわけでありまして、これについてはかねてより検討をさせていただいた中で、2キロから3キロの生徒については、冬期間バス通学補助ということを整理しまして、従来では通学の手法によっては、交通手段の違いによっては、保護者の負担もかなりまちまちの面があったわけですが、今回議会のご理解もいただきまして、3カ月小学生であれば5,000円程度の負担の中でどの方法をとっても冬場の対応ができるというようなことを配慮させていただきました。そういったことで、どの方法をとっても万全ということはございませんが、そういうお考えで進めさせていただいております。
なお、ある自治会といいますか、学区のほうでは、冬場のバス通学の利用についても、朝登校するときにはやはり上級生、下級生一緒になって通学団として対応するのがやっぱりいいのではないかと。しかし、下校する段階では下級生と上級生必ずしも一緒ではないと。そういった意味では、この冬場のバス通学補助の形を下校時に利用するほうがやっぱり低学年の子どもたちなんかにとってはいいのではないかということで、学区の皆さんが学校と話し合いしながら、私たち教育委員会のほうにもそういう手法でいきたいというお考えも聞かせいただいております。なかなかこれが絶対というふうに言えない部分がいっぱいございまして、しかしやはり知恵を出し合って、できるだけいい手法を設定していくということで、今後も進みたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) それは、では要望、提言があったのは、そのとおりこれ切実な願いでございますから、切実な願いを要望、提言皆さんしているわけですから、その件について4月から当然間に合うようになっているのですか。これ一つ。
それと、地域の皆さん、僕もそういうのですが、メリットはよくわかるのです、歩いて通学というメリット。でも、雨の日、風の日、雪の日、冬場は通学バスを補助出しますよという答弁なのですが、これ自体低学年は非常に無理だと思うのです、2キロも2.5キロも歩かせると。それは、体力には非常にいいのだということもよくわかります。地域もよく見聞、見策しながら歩いてくると、これはいいことだと思います。でも、現在はごらんのとおりこんなに犯罪が起きておるわけでございますし、車の突っ込みもございます。今の時代どんなふうにどう切れるのかわかりませんが、非常に突発的なことが起きてまいります。そういう重大な時点に直面しましてから、後手後手行政では困るということを私申し上げておるわけでございます。
それで、先ほど来から2キロ、3キロというようなことは旧町村のこれは条例もあったわけでございますし、そのことで事態は今現在これで網張っておるということは大きな私間違いだと思っております。こんな昔のものを今の時点で統廃合、旧学校がみんなそのまま存在しておったときだったらいいでしょう。でも、統廃合になって、今度はこの学校、あの学校なんて言われて、時代に即さないのだと思います。私これをただ質問したいために、この通学ということを質問したのです。網を張ってあるのをとにかく撤廃をすると。これを改正してもらう。この点教育長には非常に重いのであれば、天野市長からも見解を聞きたいと思います。この点の勇気、英断あるのかどうか。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 教育行政については、教育委員会の専権事項でございますので、私が答弁するという立場でございますが、ただいわゆる通学バスの私が小学校のころはこういうのありませんでした。みんな徒歩通学でした。今学校の統合ということもあって、通学バスを運行しているのでしょうけれども、もっとやはり議論を大いに深めていく必要があるのかなと思っています。ですから、要は保護者とか、地域の人とか、今多分山賀議員はことしで閉校になります寺社小学校を念頭に置いたご質問なのでしょうけれども、同じような状況にあるのは市内にも幾つもあるわけです。では、そういうところはどうなのかというのを含めて、全体を見てやはり議論していくべきだと思うのです。ですから、その一部の人たちの議論で結論を出すのではなくて、いろんな観点から、いろんな方から議論してもらうと。そこでコンセンサスをつくっていくという部分が必要であろうかと思うのです。
ですから、正直言って私の個人的な見解から言えば、私は小学校はまさに徒歩通学でありましたし、本当冬になると大雪降りましたし、朝の通学路確保するために周辺の人といいますか、住民の方早く起きて通学路を確保してくれました。そこを我々集団で学校に行ったわけですが、非常にありがたいなと思っています。そういうのが非常に記憶にあるのです。だから、徒歩通学というのも非常に大事だなというふうな実感を持っています。そういう冬場の特に道路の確保で、親初め、地域人たちが一生懸命やってもらったということで、また地域とのつながりというのですか、親子の触れ合いといいますか、そういったものもやっぱり実感できた。集団で登校することによって、そこの社会性といいますか、そういったものが身についてきたわけなので、これは私の今の感じ方でございます。今は違うまた見方、さっき安全面でどうかという観点もあろうかと。いずれにせよ、いろんな方からいろんな方面で議論していただいて、それで結論といいますか、合意を形成していただくということが大事かなと思っております。
〇議長(浅間信一君) 2番、山賀清一さん。
〇2番(山賀清一君) 今時間がないと伺ったのでございますけれども、とにかく基本的には私は網を張ってある2キロ、3キロを取っ払うと。表現はちょっと悪いのですが、撤廃してもらうと、こういうことで十分検討してもらって、その覚悟をお願いを私いたしたいと思います。それは、先ほど教育長が説明されましたように、PTAも頑張れ、地域も頑張れ、何も頑張れなんていったって、そんな頑張れるものでございません。1週間に1遍、1カ月に1遍、2遍ぐらいだったらいいのでございますが、そんなことどだい不可能でございます。そういうことからいきますと、それで地域の保護者の皆さんが悲鳴を上げておるのは、相乗りをして親切に乗せていってやると。でも、交通事故が起きた場合大変な親切があだになって困るのですよと、こんなことをよく話を聞くのですから、いろんなことで事故が起きてしまってから、阿賀野市の対応、消化不良が起きない程度のこういうことであればいいのですが、大変な事態に発展した場合は、マイクロバスなんてあんなの安いのですから、年間の経費だって安いです。ですから、そういうことで大きく転換をしてもらって、覚悟は大にしてもらって、ひとつこれを実施していただきたいと思います。まだお話しすることはいっぱいあるのですが、時間だそうですから、では私の質問を終わります。
〇議長(浅間信一君) 質問を改めます。
22番、山崎正春さん。
〔22番 山崎正春君登壇〕
〇22番(山崎正春君) 22番、山崎正春でございます。一般質問3日目になりまして、私がちょうど16番目の最後になりましたわけでありますが、時間も経過しておりますが、また執行部の皆さん方もお疲れのことと思いますが、最後でありますので、よろしくひとつ詳しくまたご答弁をお願いしたいと、こう思います。私は、今回2点について通告しておりますので、よろしくお願いいたします。
まず第1点は、阿賀野市の危機管理体制がどうなっているのかということでございます。この件については、今さら特に言うべきものではありませんが、行政は常に市民の安全と安心、それに財産を守るために、その先頭に立って行動しなければならないことはご承知のとおりでございます。災害はいつ襲ってくるかわかりません。とっさの判断と行動がなければ住民の安全な生活は守れないものと私は思います。地震に台風、もちろん強風を含めて、それに水害や火災など予期できない事件がある日突然襲いかかってくるのが災害であると思います。そのため市としては、これからの災害に対して危機管理体制、いわゆるマニュアルを常に整備して、訓練を行い、市民に対して常に安心で安全な生活が確保できるよう、その体制を整備し、いつ発生しても市民の救済と不安の解消、それに指導と誘導を適切に実施しなければならない義務と責任があるのは当然であります。これらの危機管理体制、いわゆるマニュアルはどうなっているのかをまずお伺いいたします。
それに、去る10月19日に発生いたしました切梅新田のあの大火災、25度もある連日の乾燥、それに運悪く南東の風が風速10メーターも吹いたと思われるあの安田名物とも言われるダシの風、田んぼのわらやもみ殻まで火の粉が飛散して燃え出すといういまだかってない現状を見たとき、切梅新田集落始まって以来の大火災でありますと同時に、一時は集落全体が全焼するのではないかとも心配されたことであります。消防車が20台も出動する大火災となり、住民はどう対処すればよいのか、一時は路頭に迷ったとも言われております。市としては、あのような大火災のときにいわゆる危機管理体制はどのような対応をとられたのか。また、どのような指導と不安解消策をとられたのか。市の危機管理体制を改めて市長にお伺いしたいと思います。
2点目は、水原中学校の全面改築計画は予定どおり実施できるのかということでございます。市立小中学校施設の耐震診断結果は、さきの広報あがの7月号で公表されましたが、その結果を見る限り笹神中学校を除く水原、安田、京ヶ瀬中学校がいずれも安全性評価基準からして、耐震補強または改築を要する最低のCとの評価基準の診断結果であるとのことであります。京ヶ瀬と安田中学は21年度、または22年度で改築する予定とのことでありますが、ご承知のとおり各学校施設は災害時での市民の緊急避難場所に指定されておりまして、災害時などは市民からしても、重要な安全で安心な避難場所でなければならないものと考えております。その避難場所が耐震基準で最低のCということでは、市民が安心して避難する場所が確保されないということになり、しかも地震等があればなおさらであります。一刻も早い時期での着工をしなければならないものと思いますが、いかがでございましょうか。水原中学校の建設計画については、昨日雪議員の答弁にもありましたが、改めてお伺いしたいと思います。
また、一般質問でも私も再三再四取り上げ、その都度議論をさせていただいているわけでありますが、そのほかにも市長や教育委員会に何回となく要望書を提出させていただいております水原中学校グラウンドの砂じんによる周辺住民への公害と言われている被害問題は、あれ以来少しも解決の方向へ進んでいないのが現状であります。いろいろな方策はしていますが、基本的な解決には至っておりません。今回の改築計画で完全に解消できると認識してよろしいのか。また、完成するまでの期間はどうするのか。年間何回あるかわからないあのダシの風のグラウンドの砂じん被害、我慢しなさいということで過ごすことでは私はないと思います。何らかの方策を早急にやっていかなければ、住民が安心して生活ができないと。特に最近の新しいサッシを入れて取りかえても、この被害はなかなかおさまらないということであります。今後の方策を含めてお伺いいたしたいと思います。
以上でございますので、よろしくお願いします。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 山崎議員の質問にお答えいたします。
まず、当市の危機管理体制のあり方についてお答えします。人と自然が共生する安全なまちを総合計画の基本目標の一つとして掲げ、市全体で安全に暮らせるまちをつくるための施策を推進しており、特に災害に強いまちづくりに関しては、阿賀野市地域防災計画に基づき災害時の危機管理体制の強化を図っているところです。この地域防災計画には、火災の予防及び消火計画について規定しておりますが、具体的な行動計画までは策定していないため、先般の切梅新田における火災では、消火活動以外の現地での安全対策に不備があったものと認識しております。このときの対応を教訓としまして、今後は火災現場における安全対策について、現地の状況やその時々の気象状況等を的確に判断し、被害の拡大防止はもとより、市民の生命と財産を守ることを第一に対策を講じてまいりたいと考えております。
なお、10月19日当日の詳細については、消防長より答弁させます。
〇議長(浅間信一君) 白尾消防長。
〇消防本部消防長(白尾光蔵君) それでは、私のほうから10月19日の火災についてお答えします。
常備消防の出動体制は、阿賀野市消防署火災警防規程に基づき本部、署の出動体制を定めております。また、消防団については、阿賀野市消防団の組織等に関する規則及び阿賀野市消防団の運営に関する規程により出動体制を定めております。10月19日9時19分ごろ、市内切梅新田141番地で発生した建物火災、当日の気象状況は晴れで、東の風3.3メーター/セコンド、気温21.4度、乾燥注意報と火災気象通報が発令中でありました。消防隊が現場到着したとき、出火建物は火災の最盛期で、隣接の作業小屋にも延焼し、また火災が風下の集落になびいている大変危険な状態であり、田んぼの稲わらやもみ殻に延焼しているのを確認はしておりましたが、集落への飛び火を警戒しながら消防署は延焼建物を消火することに傾注し、田んぼの稲わらやもみ殻については、消防団に消火を命じました。
消防団は、当日1日郊外講習と機関講習が阿賀野市防災センターで開催しておりましたので、団長以下30名ぐらいと団のポンプ積載車十数台をその場から出動させました。現場到着と同時に、現場直近にタンク車1台、風上に大規模用水に消防車両10台、風下側にも消防車両10台と救急車1台の配備を命じたわけであります。放水台数は署のポンプ車5台、団のポンプ16台に消火作業と延焼阻止を命じました。出火建物はもちろん、付近建物及び風下側への延焼防止を最重点に筒先配備を命じ、何としてでも延焼を阻止する体制で臨み、危険な状態を脱することができました。切梅新田の自治会の皆さんには、飛び火や延焼のご心配があったと思いますが、消防署、消防団とも全力で消火作業に当たったところであります。
以上です。
〇議長(浅間信一君) 田村教育長。
〇教育長(田村 仁君) 山崎議員さんの水原中学校の全面改築計画についてのご質問でありますが、結論から申し上げますと、さきに雪議員さんにお答えしておりますとおり、検討組織の立ち上げ、市議会、学校、保護者、市民の皆様から広くご意見、要望などをいただきたいと考えております。これらを基本に事務等を進めていく考えであります。
議員も指摘されているとおり、災害時においては学校が地域避難所としての役割が位置づけられております。したがいまして、特に屋内体育館は耐震強度を十分に備えた安心、安全な施設であるとともに、緊急時には一時避難所として円滑に機能し得るための施設設備を備えていることが大切な要件であるというふうに認識しております。
また、グラウンドの問題でありますが、気象条件に起因しまして、飛砂防止が大きな課題になっております。それらに向けて、いろいろな試みはやってきてはおるのですけれども、有効な対策には至っておりません。新しい建築の全体計画、立案におきましては、このことを重要な配慮事項として位置づける必要があるというふうに考えております。このたびの全面改築計画は、いろいろな課題解決のための大きなチャンスととらえて、生徒が安心して学業に励み、部活動、生徒会活動等に打ち込めるため、またさまざまな形で水原中学校にかかわりを持っていただく方々からも、賛同とご支援をいただくことができるよう、水原中学の新校舎完成を推進していきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
〇議長(浅間信一君) 22番、山崎正春さん。
〇22番(山崎正春君) それでは、再質問をさせていただきますが、今市長並びに消防長からご答弁がありましたが、やはり災害はいつ、どこで、何が発生するかは全く予想がつかないものであります。何事もそうでありますが、やはり初期体制、初期消火、これが一番大切なわけでありまして、特に火災については、いわゆる隣接への延焼拡大があってはならないものでありまして、今回の切梅新田の火災の場合も、乾燥注意報と火災注意報が発令中の事故であったため、集落は非常に危険を感じられたと思います。先ほど消防長の答弁のとおり、消防団の機関講習中であったため、現場へ駆けつけていただく時間が非常に短かったと。しかも、何十台も一緒に来ていただいたというようなことで、被害が先ほどご説明のとおりまあまああれで終わらせていただいたということについては、改めて関係者に感謝申し上げるわけであります。
しかしながら、市長の答弁にもありましたように、防災計画に予防や消火計画は定められておりますが、具体的な行動計画が策定されていないというようなことは、今回の火災を通じて、全く残念でならなかったということと、防災計画も大切でありますので、隅から隅まで目を通しておけばよかったのでしょうけれども、そんなことで本当に防災計画が十分生かされていないと。何のための危機管理かというようことも考えるわけでありますが、そういうことはいつ防災計画の改正というか、行動計画を挿入というのか、改正というのか、入れられるのか、その辺からまずお聞きしたいと、こう思います。
〇議長(浅間信一君) 小林総務課長。
〇総務課長(小林 徳君) ただいまの質問でございます。火災につきましては、防災計画上もそうですけれども、現実問題として消防署あるいは消防団という機関がありますので、我々市の職員がどうのこうのという前に、基本的には消防機関が対応に当たるということになっておりますので、それ以外のいわゆる危機管理ということでございます。危機管理と言われますと、風、それから水害、それから地震、こういうものが考えられます。それから、最近は新型インフルエンザも危機管理の一つだという概念を言われておりまして、県も保健分野から危機管理に切りかえたというようなことで、阿賀野市としてもその対策の行動計画をこれから考えざるを得ないということで、今検討しております。そこで、風水害、それから地震に対する危機管理行動計画でございますけれども、確かに防災計画上は細かく規定されておりませんが、それを補完する意味で、今市役所を中心にそういった災害時の対応、行動計画をつくっております。
そこで、一例を申し上げますけれども、例えば風水害については、それぞれの発令基準に基づいて、警戒本部体制、それから第1配備、第2配備、それから第3配備ということで、災害対策本部を設置するということで、それぞれの発令現状に基づいて行動計画をつくっております。地震も同様で、第1、第2、それから第3配備体制で災害対策本部を設置するということで、地震の場合ですと、震度4の地震が起きた場合は第1配備体制ということで、それぞれの職員を中心とした行動計画を立てております。以下震度5になりますと、第2配備体制ということで、これまたそれぞれの行動計画を立てているということで、地域防災計画上は細かく規定されておらないのですけれども、このようにきちっと行動計画を立てておりますので、危機管理という意味では、それなりに対応できるというふうに考えておりますので、ただ市民の皆さんに細かくこういった危機管理体制はまだ公表はしていないわけですけれども、今後市民の皆さんがそういうご心配であれば、何らかの機会にこういった行動計画がありますというようなこともお知らせをする必要があるのかなということで、今考えておりますので、よろしくご理解いただければと思います。
〇議長(浅間信一君) 22番、山崎正春さん。
〇22番(山崎正春君) 特に先ほど話したように、今回はこのとおり終わったわけでありますが、いわゆるちょっと思い出すと、ちょうど平成6年の12月私記憶がちょっとどうかと思うのですが、12月8日だと思うのですが、水原の下町の大火災があったわけであります。非常に住宅が10軒近くも被害をこうむったわけでありますが、あのようないわゆる火災になると、やはり行政、特に今回の火災は119番が入ったのが9時19分、それから消防署から市役所へ連絡が入ったのが9時37分、市長と総務課長へ恐らく連絡がいったと思いますが、大体9時39分ごろと、こんなことでございます。もちろん発生でありますので、どれぐらい燃えるかなんていうのは、あるいは延焼するかなんていうのは、予測はつきませんが、やはり住宅でなかったということが幸いでありまして、消防長は現場本部で指揮はとっておられましたけれども、指揮が精いっぱいなわけであります。そんなことで、作業場であろうと、住宅であろうと、やはり消防署、消防本部に云々と今話のとおりでなくて、やはり市の担当者が行くと、あるいは駆けつけるということがこれが本当の初動捜査であり、初動行動だと私は思うわけです。
特に総務課長にお聞きしたいのですけれども、今まで各自治会の連絡係というのか、担当者というのかわかりませんが、ございまして、自治会の中で職員がいれば、その職員がその災害の場合、地震であろうが、風だろうが、火災であろうが、雪であろうが、何でも連絡調整係をしていたわけなのです。そうしますと、集落の方もあるいは町内の方も自治会の方も非常に気安く、いわゆる市役所まで行かなくともそういう方でいられるということが非常によかったわけでありますが、ことしの自治会長会議には、そういうのは一切なかったわけであります。どうなのかな、忘れたのかなと、こう思ったら、いや、取りやめましたと、こんなことでありますが、そういうやはり特に災害は携帯電話はつながる可能性はありますが、一般電話はつながらないという状況があるわけでありますから、そういう点も踏まえて、やはり今までのいい点をカットするのでなくて、災害との地震とか、何か大きくなれば職員もみんな来なければならないと思いますが、せめてそういう体制はやっぱり復活というのか、体制をとって私はいたほうが市としての市長への報告が十分にできるのではないかと。翌日の新聞見て、いや、ひどかったななんていうようなことでは、災害は済まされないわけでありますので、そういう点ひとつどういうふうに考えているのか、これはお答えいただきたいと思います。
それからもう一つ、消防長にお聞きしたいのですけれども、風速3.3メーターというような今ご報告があったわけでありますが、現場へ行ってみたらとてもとても安田のダシの風は安田と分田が主でありますが、けさの風もそうでありますが、これはどこの安田の分遣所の数値なのか、水原の署の数値なのか、やっぱりその辺もちょっとお伺いしておきたいと、こう思いますので、よろしくお願いします。
〇議長(浅間信一君) 小林総務課長。
〇総務課長(小林 徳君) 最初に、火災現場のお話でございますけれども、これは消防署と総務課のほうで約束事というか、決め事というか、ですけれども、現場での最高責任者は消防長でございます。消防長は、団長にも命ずることができるということになっているわけですが、その際にいわゆる市長初め、市役所の職員初め、そういった方々の出動を求めるか求めないかというのは、あくまでも現場の指揮官の判断ということに実は話し合いをしておりました。そこで、今回はそういう形で現場での判断でこういう形になったということと考えております。
それからもう一つは、ちょっと消防あるいは消火作業とは別の観点での質問かと思います。いわゆる自治会に災害の際の連絡員といいますか、担当職員を置いていたけれども、どうなったということなのですけれども、それは昨年まではそういう形で、各自治会に担当職員を配置していたということでございました。ただ、何年かやってみて、なかなか機能しない部分があるというふうなことも含めまして、再検討いたしたわけでございます。そこで、どういうふうに衣がえしたかといいますと、それぞれの旧町村ごとに阿賀野市の市役所の防災隊の任命ということで、各旧町村ごとに8人から10人の職員を任命をしております。そこでは、班長、副班長を定めまして、一朝有事の際はそういった防災隊員が担当区域を班長のもとで速やかに点検調査をすると、こういうふうに改めたわけでございます。それで、非常にフットワークをよくして、むしろこれまでの自治会担当職員が一々自治会長さんと相談しながら活動するということよりも、むしろ消防隊の判断で現場に急行したり、初期の応急対策を講じたほうがより機動的だということで、これまでの自治会担当職員の任命にかえて、今話したとおり、阿賀野市の職員による消防隊員の任命ということで、改めて任命しておりますので、私どもとしてはこれまで以上にフットワークがよくなるといいますか、そういった機動的に活動できる体制を整備したということでございますので、ご理解をいただければと思います。
〇議長(浅間信一君) 白尾消防長。
〇消防本部消防長(白尾光蔵君) 東の風3.3メーターと先ほど言いましたのは、うちのほうのとっているのは水原の本署でとって、これは平均でありまして、山崎議員さんが10メーターぐらいという質問のものは、瞬間最大風速が10メーターぐらいではないかなと、こう思います。うちのほうでも瞬間最大風速は10.1となっておりますので、その最大かなと、こう思います。
〇議長(浅間信一君) 22番、山崎正春さん。
〇22番(山崎正春君) 今総務課長から答弁あったわけでありますが、市長にお聞きして、この項目はこれで終わりますが、そうちょいちょい、たびたび防災隊出れの、いや、職員集まれの災害がないから機能していないのであって、やはり機能するということは、それだけ阿賀野市に対して何かの災害があったからそういうふうになるのだと思うのです、雪であろうが、何であろうが。だから、機能しなくなったから要らないなんていうことでは、災害の瞬時の対応ができないのです。だから、やはり組織は組織として残しておいて、防災隊と組織と同じで、防災隊も新潟県には阿賀野市しかないのです。だから、さっぱりできなかったとか、あるいはこうだとかなんていうようなことで、これも廃止なんていうような話では、災害時の瞬時の対応、特に平成7年の笹神地震、4月1日だったでしょう。あの対応なんかとてもとても日曜日で、どうするかというようなことが非常に大変だったわけです。だけれども、先ほど話したように、防災隊というものがあって、消防団とともに一緒にいわゆる被害調査なり、実態調査なりいろいろやらせていただいたと。だから、そういう機能しなかったのを喜んでいねばだめなのです。機能しないからすぐ解散だの、要らないなんていうような話では困ります。その辺一言だけ、市長。
〇議長(浅間信一君) 天野市長。
〇市長(天野市榮君) 山崎議員おっしゃるとおり、災害はないことにこしたことはないわけなので、少なかったということで、それをやめたということであれば、それは違うと思います。ただ、今の防災隊というのも新しい形でできておりますので、そういう形でまた機能しやすい形に持っていければなとは思っておりますので、これで完成形ということではございませんので、どうしたら一番有効にといいますか、機能する組織なり、体制になるのかというのは、今後もやはり検討してまいりたいと思っておりますので、以上でございます。
〇議長(浅間信一君) 22番、山崎正春さん。
〇22番(山崎正春君) ぜひ私たちもそれがあるからもういいのだというふうな考えなんか毛頭ございません。常に水害、水害で福住議員もいつもおっしゃっているわけでありますが、やっぱり地元となれば大変なのです。だから、やっぱりそういう初期体制がやはりうまくいったかいかないかというのがやっぱり市民のいわゆる先ほど市長が言った市民の生命と財産を守る大事なことに私はつながるかなと、こう思っていますので、ぜひひとつそんなことで、これを契機として、市民の安全、安心あるいは生命と財産を今後も守っていっていただきたいということをお願いして、私の1番目の質問を終わります。
2番目の水原中学校の全面改築でありますが、大体わかりました。きのうも基本構想の策定委員会を立ち上げていくというようなことで、そのスケジュールは大体わかりましたが、ただグラウンドの砂じん問題、これは検討しても何しても、これも災害と同じでいつ吹くかなんていうのは、特に台風であればわかるのですけれども、ダシの風はどこも予測していないわけでありますので、いわゆる周辺住民としては、非常に困っていることの大きな問題なわけでありますので、その間今までいろいろスプリンクラーなり、あるいはホースなり、いろいろ私たちの町内のほうもあるいは周辺住民も体制を整えて、ボランティアグループをつくったり、いろいろやっています。やっていますが、その間いわゆる3年かかるのか、4年かかるのかわかりませんが、そういう点非常に悪く言えば私も先ほど述べましたけれども、我慢して待っていなさいと、こういうことでは私は行政としてのやはり対応ではなかろうかと。何かやっぱり消防長も言っておられましたけれども、先ほど火災も切梅新田の消火栓2個あるのです。1個のときはばか元気がよかったのだけれども、2個にしたら行きどまりですので、なかなか思うように放水しないと、これと同じで水原中学校のグラウンドも行きどまりですから、1個のときはスプリンクラーも回りますけれども、2個になると全然2つとも回らないと、こんなことでございますので、この点仮設でも何でもいいですが、やっぱりその対応、目に見えた対応をして初めて、ああ、考えているのだなと、やっているのだなと、これが大事なのです。考えています、先ほど山賀議員も言われたように、銭ありません。財政がうまくありませんなんかばっかり言っていても、税金払っているわけですから、それではだめなのです。
だから、そういうふうなことで、特にうちの町内でも高齢化が進みまして、おじいちゃん、おばあちゃんがたくさんおられますが、山崎さんいつになるとこのほこりのうなるのだばねと、おらこののうなってからあっちへ行きたいわねというようなことまで出るような状態なのです。それほどせつないのです、あの砂じんは。もうぴったり閉めれば空気も入らないから、今度自分たち中にいる人も困るでしょう、そういうのです。サッシなんていってもだめなのです。今みんな二重サッシなのです。だから、そういうことで最後にひとつ私さっき言ったように、市長さんにもよくお願いしました。教育長さんにもよくお願いし、教育委員会の委員長さんにもお願い何回もしました。だけれども、全然具体的な経過がないということで、その点1点だけお聞きしまして、私の質問は終わりたいと、こう思いますので、よろしくお願いします。
〇議長(浅間信一君) 田村教育長。
〇教育長(田村 仁君) 大変苦しんでいる状態が継続していて、教育委員会あるいは行政のほうとしても一定の手は打たせていただいたわけですが、有効な手だてに現在なっていないということで、今後さらに最善の工夫を具体的にするようにという強い要望をいただきました。その言葉どおり受けとめさせていただいて、努力したいというふうに考えております。大変申しわけありませんが、よろしくお願いいたします。
〇議長(浅間信一君) 22番、山崎正春さん。
〇22番(山崎正春君) 質問でありませんので、そういうことでぜひひとつ前向きで考えていただいて、やはり市民が先ほどの火災と同じように、市の対応をああ、あれだなと、やっぱり評価されるような方向へひとつ持っていっていただければありがたいと、こう思いますので、本当にありがとうございました。これで本当に終わります。
〇議長(浅間信一君) 以上で通告された質問はすべて終了いたしました。
これで一般質問を終わります。
〇散会の宣告
〇議長(浅間信一君) 本日の日程はすべて終了いたしました。
本日は、これで散会といたします。
なお、最終日の12月12日は午前10時から本会議を行います。
ご協力ありがとうございました。
散 会 (午後 零時12分)