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平成29年度埋蔵文化財の活用

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印刷用ページを表示する 掲載日:2019年5月7日更新

平成29年度 埋蔵文化財活用事業の実施状況

生涯学習課では、遺跡発掘調査や出土品の整理・収蔵・展示などについて、多くの市民の方々に活用していただけるような取り組みを実践しています。

平成29年度に行った活動をご紹介します。

【PDF版】
  ・埋蔵文化財の活用(1) [PDFファイル/286KB]
  ・埋蔵文化財の活用(2) [PDFファイル/266KB]
  ・埋蔵文化財の活用(3) [PDFファイル/245KB]
  ・埋蔵文化財の活用(4) [PDFファイル/267KB]

 

普及・啓発活動(遺跡見学、体験学習)

遺跡の見学や発掘作業の体験など、埋蔵文化財に少しでも興味や親しみを持っていただけるよう活動を行いました。

「こだま夏休み企画 ~きみも考古学博士になろう!~」

平成29年8月18日(金曜日)、社会教育係主催「こだま夏休み企画~きみも考古学博士になろう!~」が開催され、市内小学生5・6年生10名が参加しました。

遺跡整理事務所で、石船戸遺跡出土品の整理作業の体験を行いました。今回の体験学習では、(1)土器をくっつける「接合作業」、(2)土器の模様を魚拓のように墨で写しだす「拓本作業」、(3)プロのカメラマンのようにきれいに土器の写真をとる「写真撮影作業」にチャレンジしました。

ドイツ・チュービンゲン大学から研修に来ている留学生2名も、子供たちと一緒に体験に参加しました。最初は戸惑っていた子どもたちもすぐに慣れて、仲良く体験に取り組んでいました。

当日はNSTの取材もあり、夕方のニュースで放送されました。

  拓本作業体験    土器識別クイズ
 

「いせきへGo!」

平成29年9月8日(金曜日)、「いせきへGo!」というテーマで、新潟大学附属新潟小学校1・2年生15名が村北遺跡と遺跡整理事務所を見学しました。

村北遺跡の見学では、はじめての発掘調査現場に少し緊張気味でしたが、土のなかから出土している土器や石器を見て、とても興味を持ったようです。出土品の展示見学では、本物に触れる機会も持ち、調査担当者にたくさん質問をしていました。

遺跡整理事務所では、報告書に載せる実測図を見て、どの土器か探すクイズに挑戦しました。みんな真剣に土器を観察する姿がとても印象的でした。

子どもたちは、今回見学して学んだことをもとにして、これから授業で土器づくりに挑戦するそうです。

  現場見学    土器観察
 

「まちづくり塾 ~阿賀野市の遺跡を身近に感じてみよう!~」

平成29年9月21日(木曜日)・10月5日(木曜日)の2日間、市公民館が主催する成人講座「まちづくり塾 阿賀野市の遺跡を身近に感じてみよう!」が開催され、市民9名の方が参加しました。

1回目は、発掘調査がすすむ土橋北遺跡、村北遺跡を見学しました。発掘調査が行われている昔の大きな川跡やたくさんの土器・石器を見た皆さんは少々興奮気味でした。現場見学の後、出土品展示ではたくさん質問がありました。

2回目は、市内遺跡出土品の収蔵庫である旧大和小学校、報告書を作成するための遺跡整理事務所を見学しました。収蔵庫に収蔵・保管されている出土品は、これまで考古学研究者の調査・研究に役立ってきましたが、市民の皆さんにとっては普段見たり、触れたりすることができない縁遠いものになっています。

当日は、これらをこれからどのように活用していくべきか、多くのご意見をいただきました。今後の参考にしていきたいと思います。

  遺跡発掘現場見学    遺跡出土品収蔵庫見学
 

「阿賀野市市内遺跡出土品展示会」

平成29年10月21日(土曜日)に、土橋北遺跡現場事務所で阿賀野市内遺跡出土品展示会を開催され、市民を中心に76名の方が参加しました。

会場には、昨年度から市内で発掘調査を実施している土橋北遺跡、村北遺跡、砂田遺跡の出土品や写真パネルが展示されました。

見学者の皆さんは、土橋北遺跡から出土した約3,500年前の宝ヶ峯式土器の破片、村北遺跡で見つかった竪穴住居炉跡、砂田遺跡に残っていた火葬土坑内の人骨など、とても興味深そうに見入っていました。

当日は、市とともに土橋遺跡の発掘調査を行っている(公財)新潟県埋蔵文化財調査事業団の現地説明会も開催されており、同日開催による相乗効果が表れたと思います。

市内遺跡出土品展示会
 

大学など研究機関への協力、博物館などへの資料貸し出し

平成29年8月7日(月曜日)~18日(金曜日)の2週間、ドイツ・チュービンゲン大学から2名の留学生が研修に来ました。大学で日本学を専攻している学生です。2名のうちの1人は、将来考古学を専攻する予定で、昨年度はフランスでも発掘調査の研修を受けたそうです。

初日は36℃の炎天下でした。ヨーロッパの発掘調査の方法とのちがいに戸惑いながらも、発掘調査に取り組んでいました。研修では発掘調査のほかに、出土品の基礎整理、出土した土器の接合・復元、拓本などについて学びました。

最終日には、市内小学生と一緒に体験学習をしました。研修とともに、良い思い出になったと思います。

  発掘研修    接合研修
 

9月1日(金曜日)には、岩手大学教育学部の佐藤由紀男教授が猫山遺跡出土資料(出土磨製石斧の比重調査)の研究に来ました。

9月5日(火曜日)には、埼玉県立嵐山史跡の博物館の浅野晴樹氏、岩手県平泉町まちづくり推進課の八重樫忠郎氏、新潟県教育庁文化行政課小田由美子氏が、狼沢1号窯をはじめとした市内の中世窯跡出土資料・境塚遺跡出土資料の見学に来ました。みなさん、第一級の資料の多さに驚いていました。

  資料研究
 

このほかに、9月には市教育員会が収蔵・展示している資料について、県内・外の博物館・資料館への貸し出しを行いました。貸し出し内容・貸し出し先などは以下のとおりです。

  1. 腰廻遺跡出土資料18点/新潟市文化財センター/新潟市弥生の丘展示館企画展のため
  2. 上野林J遺跡出土資料14点・写真1点/群馬県みどり市岩宿博物館/第64回企画展のため
  3. 貝喰平遺跡出土資料1点/十日町市博物館/秋季特別展のため
     

旧大和小学校の埋蔵文化財収蔵庫の状況

昨年12月に、埋蔵文化財の収蔵・管理の一元化を行った旧大和小学校の埋蔵文化財収蔵庫の状況についてお伝えします。

収蔵庫は2階のフロアを利用しています。かつての教室・図書室は、それぞれ収蔵庫1~4として利用しています。

収蔵庫1は、「ツベタ遺跡」の出土品など旧安田町の出土品を収蔵しています。収蔵庫2・3は「猫山遺跡」、「村下遺跡」など旧京ヶ瀬村の出土品を収蔵しています。収蔵庫4には、今年度整理作業が完了した「石船戸遺跡」の出土品が収蔵されました。

  出土品の収蔵状況    ツベタ遺跡の出土品


収蔵したのちは、全ての保存箱に番号を付して、写真撮影を行い、入っているものの概要を記入して、収蔵・管理台帳を作成しました。収蔵庫4の石船戸遺跡の出土品については、これから台帳づくりの作業が始まります。

昨年10月には、市民の皆さんから収蔵庫を見学していただきました。わかりやすい収蔵庫の見学ができるように、収蔵品の一部を展示しました。「ツベタ遺跡」では、火炎土器(かえんどき)の展示、「石船戸遺跡」では、乳幼児のお墓と考えられている埋設土器(まいせつどき)を展示しています。理科室は、出土した木製品の収蔵室になっていて、たくさんの井戸の曲物(まげもの)などは一見の価値があります。

このように、今後も収蔵されている埋蔵文化財を活用する工夫をしていきたいと考えています。

また、収蔵物の適切な管理を行うため、見学者の皆さんに気持ちよく見学していただけるよう、定期的に清掃を実施しています。今年度は不定期でしたが、5・8・3月に大清掃を実施しました。

  木製品の収蔵状況    清掃実施状況
 

他年度の埋蔵文化財の活用状況

  ・令和元年度「埋蔵文化財の活用」のページへ
  ・平成30年度「埋蔵文化財の活用」のページへ
 

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